料理への期待が膨らむ、ナチュラルテイストな空間「季節と記憶の食卓」をコンセプトとした料理を提供ワインや食器類などにもこだわりが光る料理への期待が膨らむ、ナチュラルテイストな空間店内に足を踏み入れると、一気に【Fujiya1935】の世界へと誘われますOsaka Metro堺筋本町駅から徒歩7分のところにある【Fujiya1935】。樹齢100年の欅のテーブルが置かれたウェイティングルームをはじめ、木や土壁などの自然素材の風合いを活かした店内は、独自の世界観に満たされながらも、どこか心落ち着く優しさに満ちています。独自の世界観が広がる落ち着いた店内ウェイティングルームでお茶をいただき、オープンキッチンを通って2階のテーブル席へ。料理を味わうまでのアプローチにもこだわった、【Fujiya1935】ならではの空間づくりが随所に見られます。プライベートな時間を心置きなく楽しめる、個室も完備されています。「季節と記憶の食卓」をコンセプトとした料理を提供スペイン・カタルーニャの名店【レスグアルド】で修行を積んだ藤原哲也氏が生み出すのは、洋と和の良さが融合したイノベーティブな料理。脳神経外科医でもあるシェフの元で学んだ技術と料理への哲学が活かされた料理は、見ただけで心躍るものばかりです。その中でも、お店オススメのメニュー3つをご紹介します!『ホタルイカとグリーンアスパラガスのソース リングイネ』『ホタルイカとグリーンアスパラガスのソース リングイネ』富山産のホタルイカをたっぷりと使った、自慢のリングイネ。アサリとホタテの貝柱で取っただしに、イカスミ、トマトペーストを加えてじっくり乳化させたソースは、まさに旬を凝縮したような風味に満ちています。上にはスチームしたホタルイカ、下にはホタルイカのペーストが忍んでいるのも、うれしい驚きです。『金柑とその皮を使ったクリーム バニラのパルフェ』『金柑とその皮を使ったクリーム バニラのパルフェ』サクサクした食感のブリゼ生地に、カダイフや金柑クリームを添えて。ホワイトチョコとクリームチーズを混ぜた生クリーム、自家製キャラメルなどをあしらい、見た目も華やかな仕上がりに。金柑の甘味や酸味をはじめ、さまざまな味や香り、食感が見事なハーモニーを奏でる、重層的な味わいが魅力です。『本ミル貝 三島独活』『本ミル貝 三島独活』手間のかかる製法から、現在では一軒の農家でしか栽培されていない大阪の伝統野菜・三島独活(みしまうど)。春先のおよそ1ヶ月しか出回らない貴重な食材を使った、ほかでは味わえない料理です。香り高く優しい味わいの独活と、ミル貝の食感が不思議とマッチ。緑鮮やかな、フキノトウのソースでいただきます。ワインや食器類などにもこだわりが光る自然派や国産も含め、約150種のワインをセレクトおよそ150種のワインは、おもにソムリエがセレクト。ブルゴーニュとシャンパーニュを中心に、スペインやイタリアワインも豊富に用意されています。オーナーシェフ藤原氏の意向で、自然派ワインと国産ワインも取り揃えられており、食材や気分によっていろいろなマリアージュが楽しめます。料理を引き立てる、食器やカトラリーもシェフ自らが厳選一見シンプルではありながらも、個性的で実用的なお皿や器たち。シェフ自身が、自分の目で見て、触れて、カッコいいと思えたものだけを取り揃えているそうで、日本各地で活躍している作家の作品がほとんどです。お皿や器からインスピレーションを受け、新しい料理が生まれることもあるとのこと。スペインでの修行時代、脳神経外科医でもあるシェフから学んだ「舌で感じた味を脳で集約し、そこに食べ手の経験や知識が結びついて人は始めて美味しいと感じる」との教えを活かした料理の数々。「季節と記憶の食卓」がコンセプトというのも、納得できる味わいが堪能できます。大切な人と、大切な時間を過ごしたくなるお店です。料理人プロフィール:藤原哲也さん1974年、大阪府生まれ。ホテル勤務を経て、24歳で渡伊。その後、スペインで先進的な料理に魅せられ、バルセロナ近郊にある【レスグアルド】にて修業を積む。2003年に帰国し、実家である【洋食 ふじ家】の名を継承した【Fujiya1935】をオープン。先代からのファンも含め、多くの人の心をつかんでいる。Fujiya1935【エリア】谷町/谷町四丁目【ジャンル】創作和食【ランチ平均予算】14000円【ディナー平均予算】25000円【アクセス】堺筋本町駅 徒歩7分※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。
2021年09月11日銀座【銀座しんのう】銀座【Renge equriosity】日比谷【中国料理礼華四君子草】銀座【厲家菜銀座】新富町【Furuta】銀座【銀座しんのう】体のバランスを整えたいときに頼りになる薬膳ダイニング銀座駅から徒歩5分、一軒家を改装したこちらの薬膳ダイニングでは、カウンター席とテーブル席を完備日常の中にもっと薬膳の概念を取り入れてほしいというオーナーシェフの思いからオープンした【銀座しんのう】。薬膳をベースとした創作料理で人気を博しています。苔、黒竹、石積みなどの天然素材で包まれた店内は、自然の中にいるような癒やしの空間。落ち着くカウンター席に座れば、会話も自然と盛り上がるはずです。見た目にも楽しい『オーダーメイド薬酒』は常時約30種類が用意されています日本人初の「世界美食薬膳名師」であるシェフのオススメが、生薬をウォッカに漬け込んだ『オーダーメイド薬酒』。飲む人の体調や体質に合わせて最適な薬酒をブレンドしてもらえます。ロック、ソーダ割り、お湯割りなど、好きな割り方で飲めるので、楽しみ方も広がりますね。銀座しんのう【エリア】銀座【ジャンル】洋食【ランチ平均予算】1200円【ディナー平均予算】6000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分銀座【Renge equriosity】自由な発想から生まれた中国料理をおいしいワインと共にカウンター席に座れば調理を目の前で見ることができ、待ち時間も楽しいものに【Renge equriosity】は中国料理の名店【シェフス】をはじめ、イタリア料理、スペイン料理と多様なレストランで修業を積んだシェフが腕を振るうお店です。その経験から生まれた固定概念にとらわれない中国料理で、ゲストから支持を得ています。ワインとの相性も良く、重たすぎない料理も人気の理由の一つ。『キントア豚の蓮の葉蒸し』に使用するキントア豚は希少性から世界一高級な豚と言われています『キントア豚の蓮の葉蒸し』は米粉をまぶした豚を素揚げし、甜麺醤と豆鼓と馴染ませ、蓮の葉にくるんで蒸した料理です。使用するのは年に2,000頭しか生産されないバスク原産の希少な豚。香り高い脂とさっぱりとした口溶けを味わえる豚は、ワインのお供としても最適です。Rengeequriosity【エリア】銀座【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】20000円【アクセス】銀座駅 徒歩5分日比谷【中国料理礼華四君子草】和洋の要素を取り入れた繊細な中国料理に美食家の舌も唸る木の温もりが伝わるカウンターは居心地の良さ抜群。和やかな雰囲気のデートを楽しめること間違いありません日比谷駅から徒歩2分、2018年にオープンした話題のスポットの東京ミッドタウン日比谷にあるのが【中国料理礼華四君子草】です。和の食材や洋食の技術を取り入れた新しい中国料理で評判を呼んでいます。ウェルカムドリンクやお祝いメッセージ入りデザートプレートのサービスもあるため、記念日を祝うのにもぴったりです。仕上がりに卵が加わる『天然海老のチリソース 4切』はチリの赤身が強すぎず、見た目も優しい印象にお店がオススメする料理の一つが、中国料理の定番でもある『天然海老のチリソース 4切』です。使用する海老はすべて天然もの。弾けるような海老の食感と程よい辛みのチリソースを堪能できる一品です。仕上げに絡める卵がマイルドさを演出。辛いものが得意でない人でも楽しめます。中国料理礼華四君子草【エリア】有楽町/日比谷【ジャンル】上海料理【ランチ平均予算】3000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】日比谷駅 徒歩2分銀座【厲家菜銀座】清朝から伝わる宮廷料理を山水画のような気品あふれる空間で席は独立性が強いため、二人きりの親密な時間を過ごしたいときに最適です【厲家菜銀座】は北京に本店を置く、清朝時代の宮廷料理を楽しめるお店です。席ごとに異なる曲線を持つ翡翠色のハイバックのイスは中国の山麓を再現。雲をイメージしたライトシェードや霞のようなカーテンと相まって、山水画のような美しい空間が広がっています。『芙蓉の花の様な海老と卵白の炒め』は素材の旨みをシンプルに引き出した、こちらのお店の象徴のような料理です豪華絢爛なイメージのある宮廷料理ですが、こちらのお店で食べられるのは、きらびやかさよりも素材の持ち味を大切にしたものばかり。『芙蓉の花の様な海老と卵白の炒め』は揚げた海老と卵白を、老鶏を使用した香り豊かなスープの餡かけ仕立てにしています。海老とメレンゲの柔らかな弾力と滋味深さを堪能できる料理です。厲家菜銀座(レイ家菜銀座)【エリア】銀座【ジャンル】北京料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】20000円【アクセス】銀座一丁目駅 徒歩1分新富町【Furuta】高級食材の旨みを最大限に引き出した唯一無二の創作中華を堪能料理に集中できるシンプルな店内。オープンキッチンから漂う香りに期待感が膨らみます銀座エリアの端に店を構える【Furuta】。白壁に掲げられた表札は、うっかりしていたら見逃してしまうほどの小ささで、隠れ家のような雰囲気もデートでの利用にオススメできる理由です。ジビエ、干し鮑、クマの手といった高級食材をふんだんに取り入れた創作中華は特別な日を迎えるのにふさわしい品の良さがあります。『春キャベツと桑名の蛤の煮込みそば』は動物性と植物性の旨みが凝縮された一杯オーナーシェフの独創性が光る料理の一つがこちらの『春キャベツと桑名の蛤の煮込みそば』。動物性の食材から丁寧につくった上湯スープに春キャベツの甘さが溶けあい、優しい味に。もちろん麺との絡みも抜群です。水、醤油、砂糖の3つのみでシンプルに煮込まれた蛤からは、噛めば噛むほど旨みがあふれます。Furuta【エリア】銀座【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】40000円【アクセス】新富町駅 徒歩5分
2021年08月24日中華【中国料理 新北京】メキシコ料理【フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ】ポルトガル料理【マル・デ・クリスチアノ】タイ料理【センディーテラス】多国籍料理【ドンシー亜細亜香辛料理店】中華【中国料理 新北京】伝統の味を守り、贅沢な食材でつくられる中国料理に舌鼓家族のハレの日にふさわしい、円卓の個室。5名~12名までOKでゆったりと食事を楽しめます御茶ノ水駅にある山の上ホテル地下1階にあるのが中華料理【中国料理 新北京】。日本のホテルに中国料理店が少なかった頃に創業し、伝統のレシピを今も変わらぬ味でもてなしてくれます。2019年にリニューアルされたラグジュアリーな個室も素敵です。贅沢な食材をふんだんに使い、手間暇惜しまずにつくられた料理が絶品。『大型フカヒレの姿煮(一枚約90g)』の上湯スープは、煮込みすぎず澄んだ色で仕上げるのが新北京流フカヒレや鮑、蟹といった贅沢な食材をふんだんに使った伝統ある中国料理が自慢です。目の前での料理の取り分けや北京ダックの切り分け、紹興酒を甕からくみ出す心のこもった演出も、伝統のあるホテルならでは。このほか、皮のパリパリ食感がクセになる『北京ダック』や、『海老の北京風チリソース』もオススメです。中国料理 新北京【エリア】御茶ノ水【ジャンル】中華料理【ランチ平均予算】4000円【ディナー平均予算】10000円【アクセス】御茶ノ水駅 徒歩5分メキシコ料理【フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ】生のラテン音楽が店内に響き渡るなかでメキシコ料理を堪能生のラテン音楽が店内に響き渡るなか、メキシコ人シェフがつくる本場のメキシコ料理を堪能本場のメキシコ料理を堪能したいときは、原宿にある【フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ】を訪ねてみましょう。3人組楽団「マリアッチ」が本場の音楽を奏で、美しい歌声が披露される店内は、異国ムードたっぷり。日本にいながらメキシコへ旅に出たかのような気分を味わえます。有頭エビにテキーラを利かせたクリームソースをかけた『カマローネス アル テキーラ』メニューは、ナチョスやタコスなどの日本でもなじみ深いメキシコ料理から、トトボス、ひよこ豆、アボカドなどたくさんの具材を使った野菜スープや、新鮮な魚介類や肉料理まで幅広いラインナップ。生のラテン音楽が響き渡り異国情緒あふれる店内で、特別なひとときを過ごしてみるのもいいでしょう。フォンダ・デ・ラ・マドゥルガーダ【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】メキシコ・中南米料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7000円【アクセス】原宿駅 徒歩7分ポルトガル料理【マル・デ・クリスチアノ】初めてなのにどこか懐かしい!日本とポルトガルに共通する魚料理の魅力を再発見数々のCDジャケットなどを手がけるアーティストが壁に直接描いた壁画も必見人気ポルトガル料理店【クリスチアノ】の2号店として誕生した代々木八幡の【マル デ クリスチアノ】。多彩なポルトガル料理が揃う本店に対し、こちらは魚料理に特化していることが特徴です。店内は異国情緒漂う趣深い空間に。窓に目を向けると西新宿のビル群が一望できて、ムーディな雰囲気に魅了されます。岩手県産のタラを干した後、塩漬けにして旨みを凝縮させる『自家製バカリャウのオーブン焼き』国の半分が海に面したポルトガルは「魚とご飯が中心」という日本と似通った食文化を持っています。店主自ら足を運んだ独自のルートから厳選された魚介を、干物や塩焼きなど日本料理で使われる技法で、ポルトガルの魚料理に。初めてなのにどこか懐かしいポルトガルの魚料理を食せば、魚食文化の素晴らしさを再確認することができるでしょう。マル・デ・クリスチアノ【エリア】新宿南口/代々木【ジャンル】スペイン料理・地中海料理【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】5000円【アクセス】代々木公園駅 徒歩1分銀座駅 タイ料理【センディーテラス】銀座駅直結!タイ王室公認シンハービールと本格タイ料理を満喫“大人の遊び場”をコンセプトにしたエキゾチックな店内東京メトロ銀座駅直結・東急プラザ10階にあるタイ料理店【センディーテラス】は、タイのNo.1ビールメーカーである「シンハー」の日本で唯一の直営店です。ランチタイムは、ランチビュッフェを提供し、タイ料理の定番メニューからオリジナルメニューまで、タイ好きなゲストからタイ料理初心者の方まで幅広く楽しめます。個性的なオリジナルビールと本格タイ料理を囲めば自然と気分が高まるここでは、ハーブやスパイスをふんだんに取り入れたタイ・イサーン地方の料理がいただけます。本場の辛さはそのままに、日本人好みの味付けが好評。なかでも、ソフトシェルクラブをカレー味の玉子で炒めた『プーニムパッポンカリー』は、ピリ辛の味わいが後を引き、ビールが格別においしくなるオススメの一皿です。センディーテラス【エリア】銀座【ジャンル】多国籍料理【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】銀座駅 徒歩1分多国籍料理【ドンシー亜細亜香辛料理店】アジアの「東と西のあいだ」の食文化を独自にアレンジ。新ジャンルの食体験を空間設計やサウンドなど、細部までこだわった大人のための空間。ガラス張りの店内は夜になると夜景が楽しめる2020年8月、渋谷に新たにオープンした“MIYASHITA PARK”を見下ろせるオトナの空間が、【ドンシー亜細亜香辛料理店】。西洋と東洋をつなぐシルクロードのように地域や時間軸を越え、まだ“名前のない料理”を目指すことで、ウィットとユーモアに富んだ多国籍料理を堪能できます。ハーブやスパイス、発酵調味料を丁寧に掛け合わせることで生み出される新ジャンルの味ここは、アジアの“東と西のあいだ”にある各国・地域のルーツを大切にしながら、国産のヘルスコンシャスな食材をセレクトする新ジャンルのレストランです。また、“酒場(SAKABA)”としての一面も持ち合わせている点もユニーク。クラフトカクテルを肩肘張らずカジュアルに楽しめるので、二軒目として訪ねるのもいいでしょう。Dōngxī 亜細亜香辛料理店【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】アジア料理【ランチ平均予算】2530円【ディナー平均予算】4400円【アクセス】渋谷駅 徒歩5分
2021年07月25日スパイシーな仕掛けたっぷり!多国籍な単品料理たち【SPICEHOLIC】が考える“広義のスパイス”もちろんお酒も料理の“スパイス”思わず鼻奥がツンと刺激される異国情緒溢れる店内中目黒の駅近く、ビルの5階。エレベーターを降りると、すぐに広がる【SPICEHOLIC】の店内。まるで東南アジアにワープしたかのような感覚に陥り、その異国情緒溢れる店内の雰囲気とツンと鼻をつくスパイシーな薫りに気持ちが高まります。この時点ですでに、同店がうたう“広義のスパイス”、そのマジックにかけられていることは後に分かることです。アジアの夜の屋台街を感じさせるエキゾチックな店内オレンジのネオンを基調とした落ち着きある店内。屋台チックな背の高いテーブルとスツール席を中心にボックスソファ席などが並ぶ。アジア特有の熱気と纏わりつくような湿気がいまにも伝わってきそう。巧みに陳列された香辛料はインテリアとしても存在感を放つ店内には所狭しと香辛料や漬け込まれたお酒の瓶が並びます。これらはもちろん料理の素材ですが、同時に【SPICEHOLIC】というお店を象徴するインテリアアイテムとしても機能。この辺りの作り込みがまた同店ならではのスタイルであり、唯一無二な雰囲気を生み出しています。スパイシーな仕掛けたっぷり!多国籍な単品料理たちさっぱり料理の代名詞、カルパッチョもスパイシーに料理メニューも店内さながら屋台チックな単品料理がラインナップ。いろんな料理を少しずつシェアして食べるもよし、お気に入りの一品料理を頼んで掻き込むもよし。どんなスタイルにも対応できる豊富な多国籍料理がメニューに揃っているのです。そしていずれの料理もピリッと痺れる“仕掛け”を持ち、その存在感がクセになること請け合いです。【SPICEHOLIC】の料理長を務める上口さん2021年4月から【SPICEHOLIC】の料理長を務める上口さんは、もともと和食畑を歩んできたシェフ。スパイス料理に関して「カルチャーや洋服同様に料理にも流行があり、今はスパイスが流行のど真ん中。だからスパイス料理を作りたかったのです。試作すればするほど深みにハマって困っていますが、その奥深さが魅力ですね。和食を得意とする自分だからこそ作れる一品もあるので、いろんな料理をワイワイと楽しんでもらいたいです」と言います。口の中にどう入れるかで味が変わる『鮮魚の旨味カルパッチョ』ということで一皿目から早速、和食を得意とする上口さんならではのスパイスが効いたカルパッチョを作っていただきました。和食を得意とする上口さんならではの発想でまとめられたスパイシーな一品『鮮魚の旨味カルパッチョ』900円愛媛県で獲れた天然の真鯛に、直七と呼ばれる鮮魚に抜群の相性を見せるスダチを絞り、トリュフオイルとトリュフ塩で味を調えたカルパッチョ。これだけでも間違いなくおいしいですが、その上には4種類のスパイスが流れています。左から「塩昆布」、「カツオパウダー」、「黒七味」そして「味噌パウダー」。日本由来の食材を味の決め手となる“スパイス”として使っているのです。一度口に入れるとそれぞれのスパイスが舌の上で抜群の存在感を見せるため、口への入れ方一つでいろんな味の変化が楽しめます。そして最終的には鯛ならではの甘さと直七の爽快さでさっぱりとした旨味が口の中に残るのです。優しい食感とは裏腹に刺激的たっぷりの『クレイジースペアリブ』3時間煮込み続けることで骨離れがよく、まるで角煮のようにお口の中でホロホロとほどけるスペアリブを2皿目に紹介。決め手はたっぷり乗った薬味とピリ辛スパイスです。たっぷりの薬味と見るからに辛そうスパイスがまぶされた『クレイジースペアリブ』1,600円スペアリブといったら甘辛いBBQソースにどっぷりと漬けられていて、手をベタベタにしながら齧りつく!そんな大胆な食べ方で食欲をそそるイメージですが、こちらのスペアリブは塩ダレベースでなんともさっぱり。しかも上にはクミン、唐辛子、ガーリックチップまぶし、さらに水菜、赤からし菜、黄ニラ、パクチー、三つ葉、みょうが、ムラ芽、フォアジャオスプラウト、赤カイワレスプラウト、赤キャベツスプラウトといった緑を使った薬味がたっぷり。噛むほどにさまざま味があらわれ、お肉料理とは思えない爽快さを残します。スパイス料理の代名詞!『土鍋麻婆豆腐』は痺れ重視お待たせいたしました!スパイス料理の大本命でもありファンも多い麻婆豆腐が3皿目に登場!【SPICE HOLIC】の麻婆豆腐は痺れ重視のレシピ。ですがやっぱり辛さを求める人も多く、別添えパウダーで辛さの調節も可能となります。フォアジャオを使った麻婆豆腐は辛さよりも痺れがポイント『土鍋麻婆豆腐』900円本格的な麻婆豆腐を追求した結果、辛さよりも痺れ重視の味わいとなった【SPICEHOLIC】の麻婆豆腐。本場でも使われる刺激的痺れが特徴のフォアジャオの実を使い、甜麺醤、豆I醤、豆板醤で味を整えます。下に心地いい痺れと絹豆腐の甘み、お肉の旨味がバランスよく合わさり気がつくとスプーン山盛りに掬って口の中に放り込んでいます。なんとも中毒性の高い一品です。オリジナルの辛味スパイス(300円)で料理の辛さを自分好みに調節痺れ重視といっても中華料理きってのメジャー料理である麻婆豆腐といえば、反射的に辛さを求めるファンが多いということはもちろんお店も承知。そこで【SPICEHOLIC】では別添えのオリジナル辛味パウダーを準備しています。キャロライナリーパー、韓国唐辛子、マジョラム、エルブドプロバンスをブレンドしたこちらのパウダーは、わずか小さじ一杯で火を噴く辛さ!体中の汗腺から汗が噴き出してきます。まずは痺れを楽しんで、その後は徐々に辛味をプラス。そんな刺激的な調整を楽しみながら食せるのもスパイス料理ならではですね。【SPICEHOLIC】が考える“広義のスパイス”スパイスといえば胡椒や唐辛子、山椒といった刺激的な食材をイメージします。しかし実際のところ香辛料には、具体的な定義付けがなくその基準も国や地域によってまちまちなのです。「【SPICEHOLIC】では広い意味でスパイスを考えています」と上口さんは言います。【SPICEHOLIC】が定義する“スパイス”はなんとも自由で個性的!「例えばぼくがずっと研鑽してきた和食では、すべての基礎となるだしを何よりも大事にします。そして【SPICEHOLIC】的に言えば、そのだしですらスパイスです。さらに言えば実際に口に入るものだけではないです。例えば夏限定で藁焼きのメニューを出しているのですが、その藁焼きによって食材に染み込む独特な風味、それもまたスパイスとして考えています。究極的に言ったら店内の内装や雰囲気など、間そのものも“スパイス”なのです。つまりメインの食材の味に関わるもの、そしてそれを食べる人の五感を刺激するもの、その全てがスパイスだと考えているのです」。一般的にスパイスとして捉えられている食材はもちろん、それ以外の薬味や調理方法、はたまたお店の雰囲気にいたるまであらゆるものが食材の味に影響します。【SPICEHOLIC】はそれらすべてをスパイスとして捉えることで、あらゆる料理をスパイス料理へとアジャストさせているということです。最初に店内に入って、花奥にスパイスの刺激を感じ、ネオンやインテリアといった空間デザインに胸をときめかせている時点で【SPICEHOLIC】によるスパイスのマジックにかかっていたというワケです。もちろんお酒も料理の“スパイス”中央カウンターの周囲には漬け込み酒が多く並んでいます。食材に影響を与えるものや食べる人の五感を刺激するものなどあらゆるものをスパイスとして捉える【SPICEHOLIC】にとって、お酒ももちろん重要な“スパイス”のひとつなのです。バーカウンターには漬け込み途中のお酒が数多並ぶ「高級料理店がペアリングを実施するように、うちでもスパイス料理にあった刺激的なお酒を多数準備しています。ビールなどの既製品もございますが、オススメはやはりオリジナルの漬け込み酒ですね。うちではソムリエ資格を持つ金子が料理にあったお酒を提案、提供しています」と上口さんは続けます。漬け込みを始めお酒のすべてを担当する店長の金子さんワインバーでソムリエとしての勤務歴を持つ金子さんは、プライベートでも趣味として漬け込み酒を作っていたという。その縁あって【SPICEHOLIC】の店長に。公私にわたってお酒への造詣の深さがうかがえます。そんな金子さんがオススメする3杯がこちら。選りすぐりのオリジナル漬け込み酒。中でも今時期オススメだという3杯左から『季節の果実酒のソニック』、『ベリーベリーブリーズ』、『リモンチェッロのレモンサワー』。それぞれのポイントについて金子さんに聞きました。「まず季節の果実酒はその季節一番オススメの果物をウォッカに漬け込んだお酒なのですが、いまはキンカン(取材時は6月初旬)です。これをソーダとトニックで割って飲みます。すっきりとした味わいの中に果実の甘みが感じられるので脂っこい食べ物と一緒に飲んでいただければと思います。漬け込む分、市場の旬のものとはちょっとタイムラグができますが次はどんなお酒が登場するのか聞いていただければアナウンスすることができますよ。ちなみにいまは最高の梅が手に入ったので漬け込む準備をしています」これからウォッカに付け込まれる梅の実。提供時期に関しては店舗にお問い合わせください「真ん中の『ベリーベリーブリーズ』はその名の通りベリーを使った果実酒です。ラズベリー、グズベリー、ストロベリー、クランベリーをウォッカに漬け込んだお酒を、グレープフルーツジュースで割って提供します。ウォッカの無垢なさにベリーの果汁がよく染み込んでくれるので、果実酒としての醍醐味を感じられる一杯です。割とどんな料理にもハマりますが、スイーツとの相性はことさらいいですね」漬け込み最中のオリジナル、リモンチェッロ「一番右がレモンの皮を一枚一枚剥いで、中の白い皮もすべて削って黄色い部分だけをスピリタスに一ヶ月以上漬け込み、最終的にシロップやレモン果汁などで味をととのえたオリジナルのリモンチェッロを使ったレモンサワーです。これは“とりあえずの一杯目”にオススメしたいです。どんなレモンサワーよりもフルーティでのど越し爽やかなので喉の渇きも潤してくれます」大甘裁定のスパイスがピリッと響き、中毒者増加中何がスパイスなのか?と問われた時、【SPICEHOLIC】の示すスパイスはかなりの大甘裁定です。他の料理屋では到底スパイスとして認められないでしょう。しかし先にも述べた通りスパイスには明確な定義がないのも事実。瓶詰めされた陳列される香辛料。【SPICEHOLIC】を象徴する眺め現に【SPICEHOLIC】はコロナ禍でのオープンにも関わらず順調に客足を伸ばしており、それは同店がうたう“広義のスパイス”に痺れた中毒者を増やし続けています。しっかりと料理に効き、来店した人の五感にもピリッと響くそんな“スパイス”、ぜひと味わってみたいなんて思いませんか?SPICEHOLIC【エリア】中目黒【ジャンル】ダイニングバー【ランチ平均予算】1000円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】中目黒駅 徒歩2分
2021年07月24日コンセプトは「ホルモン×ガストロノミー」シックでおしゃれな店内はデート向きホルモン料理の常識を覆す、おしゃれな料理の数々極上の国産黒毛和牛のホルモン創作ガストロノミーに昇華させた、「ホルモン×ガストロノミー」黒塗りの壁に、かわいいフォントで店名が記されたおしゃれな外観が目印京浜東北線「大井町」駅から商店街を抜けて徒歩5分に誕生したのが【ザ・ホルモンクラブ・トウキョウ】。ホルモンのお店にありがちな派手な看板もなく、目印になるものは外壁に小さく刻まれてる店名のロゴのみ。外観はオールブラックで、一見何の店か分からないようなシックなつくりになっています。デートにも最適なテーブル席は、まるで古民家カフェのようなくつろげる空間築85年の一軒家をリノベーションした店内は、木のぬくもりを感じられるよう落ち着いた空間になっています。1階にはキッチンの臨場感も楽しめるカウンター席、そして2階にはゆったりと食事が楽しめるテーブル席を用意。梁などはそのまま残し、アンティークのイスを配置した空間はまるでおしゃれなカフェのようです。「極上ハラミ」コンセプトは“ホルモン×ガストロノミー”。 ホルモンの中でも希少な国産黒毛和牛のハラミ 、ハツ、レバー、ホホ肉などを、多彩な調理法で味わえます。自慢の和牛ホルモンは芝浦市場から厳選して直接仕入れ。銀座や六本木の高級焼肉店で出されるものと同等の最高品質のホルモンを提供しています。前菜『冷製赤身ホルモン5点盛り』1,500円※内容は仕入れによって変わりますこの極上ハラミが真価を発揮するスペシャリテ『極上赤身ホルモンの冷製5点盛り』は、絶対に食べていただきたい一皿です!『ハツ』『ハラミ』『レバー』など、その日のオススメを最も新鮮な状態でいただけます。部位別に、ワサビ醤油やカラシなど、最適な調味料が添えられているのもうれしい限り。『極上ハラミの塊グリル』150g 4,000円極上ハラミは、シンプルなグリル焼きもオススメ。かたまりをあえてレア気味に焼くことで、口いっぱいに芳醇な脂が広がり、上質な和牛の香りに身も心も満たされます。食感も、しっかりとした歯ごたえがありながら、噛めば口の中ですっと溶けていきます。『ハツのロースト』150g 1,500円使用するホルモンは、内臓自体の質がきわめて高く、また鮮度の高さが段違いのため、臭みがほぼありません。この点に着目したシェフがつくったのが、ハツを香ばしく焼き上げたロースト。ほかにも牛ホホ肉で作ったコンビーフを挟んだハンバーガーなど、バリエーション豊かなメニューを展開しています。神谷桂吾シェフこれらのバラエティ豊かなメニューを生み出すのが神谷桂吾シェフ。フレンチとイタリアンを中心に10年以上のキャリアを積み、豪快な肉料理から、季節の旬を活かした繊細な一皿まで、あらゆる味覚を操るオールラウンダーです。おしゃれな店内で、ホルモンの旨さに惚れ込んだシェフがお届けする料理は絶品!ぜひ、ホルモン好きを誘ってお店に足を運んでみてください!ザ・ホルモンクラブ・トウキョウ【エリア】大井町【ジャンル】焼肉【ランチ平均予算】~【ディナー平均予算】6000円 ~ 7999円ディナーコースは、「ザ・ホルモンクラブ・東京スペシャルコース」5,500円(税込)※別途席料&お通し代として1名につき300円
2021年06月08日池松壮亮やオダギリジョーが出演する、優しさと力強さが調和した人間ドラマであり、誰も見たことのないアジアの家族映画『アジアの天使』より、3種類のメインビジュアルが到着した。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たちという、どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族を描く本作。今回公開されたビジュアルは、池松さん演じる主人公・青木剛の背中に天使の羽が生えている写真や、2つの家族がおんぼろトラックと一緒に写るカットが使用されている。また、韓国語版のタイトル『あなたは信じないだろうけど』がハングルで表記されたビジュアルでは、砂浜でそれぞれが上を見上げるカットが使用され、“天使と出会った”というキャッチコピーも添えられた。今回、このビジュアルのデザインを手掛けたのは、昨今、日本の多くの映画ファンから注目されている韓国のデザイン会社「propaganda」(プロパガンダ)。できる限り文字情報などをそぎ落とし、余白が多く、シンプルなことがデザインの特徴としてあげられ、『溺れるナイフ』、『愚行録』、『あん』などの日本映画や、『はちどり』、『新感染ファイナル・エクスプレス』、ドラマ「愛の不時着」の韓国版ビジュアルが話題となった。本作は韓国チームとタッグを組み、韓国オールロケを敢行しており、宣伝ビジュアルにおいても日本と韓国のコラボレーションが実現した。『アジアの天使』は7月2日(金)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アジアの天使 2021年7月2日よりテアトル新宿ほか全国にて公開
2021年05月18日「ミークアン」とはベトナム中部の都市ダナンの名物麺料理。米粉や小麦粉から作られた幅広麺に、魚介・肉・卵などの具材をのせた甘辛タレの汁なし麺です。ダナンでは専門店や屋台でも多くありますが、おうちで食べる家庭料理だそうです。今回ご紹介しているレシピのトッピング以外にも、パリパリに焼いたライスペーパーやピーナッツ、ライム、生野菜など様々あり、組み合わせは無限です。ぜひお好みのトッピングで楽しんでみてくださいね。■鶏のミークアン調理時間 30分レシピ制作:保田 美幸<材料 2人分>フォー(乾麺) 150g鶏もも肉 1枚 塩 少々エビ 8尾トマト 1個ニンニク(みじん切り) 1片分サラダ油 大さじ1 水 120ml 酒 大さじ2 砂糖 大さじ1 ナンプラー 大さじ1 砂糖 大さじ2 ナンプラー 大さじ2塩 適量 ネギ(刻み) 大さじ2 パクチー(香菜)(刻み) 適量 アーモンド(刻み) 15粒分 フライドオニオン 大さじ3 赤唐辛子(刻み) 適量 レモン 1/4個<下準備>・フォーはぬるま湯に30分浸す。 調理時間に浸す時間は含みません。・鶏もも肉は太い筋と余分な脂を切り取り、ひとくち大に切って塩少々をもみ込む。・エビは殻と背ワタを取り除き、分量外の塩水で洗って水気をきる。殻は水洗いしてお茶パックに詰める。・トマトはヘタを切り取ってザク切りにする。レモンは半分のくし切りにする。<作り方>1、小鍋またはフライパンに<タレ>の材料を入れて強火にかけ、強めのトロミがついたら器に分け入れる。2、鍋にサラダ油を強火で熱し、鶏もも肉を炒める。肉の色が変わったらトマト、ニンニクを加えてしんなりするまで炒め合わせる。3、<スープ>の材料とエビの殻を加え、煮たったら鍋に蓋をして弱火で8分蒸し煮にし、エビの殻を取り出し、塩で味を調える。4、フォーをザルにあげて水気をきり、(3)の鍋に加え、エビも加える。火を強めて煮からめ、(1)の器に盛り、<トッピング>をのせる。フォーがかたければさらに煮てください。汁気が足りなければ分量外の水を加えてください。かき混ぜて色々な食感を楽しみながら食べられるのも魅力ですね。
2021年04月29日20世紀の巨匠が遺した創作の秘密が今、明らかに。『フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる』をご紹介します。20世紀を代表する画家として、死後もその評価と人気は高まるばかり。アイルランド生まれのフランシス・ベーコン(1909~1992)は、20世紀という時代の息吹を誰よりも敏感に感じ取りながら、独自の画風を確立した。その画風とは、本人がよく口にしていた言葉で言い表すなら“ghostly”(「ゾッとするような、おぞましい」)。「単なる美しさではない、人間のシリアスな部分がベーコンの作品には露骨に表れていると思います。そういうところが我々の目を惹きつけてやまないのかもしれません」と神奈川県立近代美術館学芸員の髙嶋雄一郎さん。本展に来日するのは、彼と親交のあったバリー・ジュール氏がベーコンの死の10日前に譲り受けたコレクションの一部。ロンドンのアトリエに残されていた、まさに遺産とも呼べる約1500点の作品群で、当時、その存在が公表されるやたちまち論争に。なぜならそこには画家が描かないと公言していた素描やスケッチ、破棄されたと考えられていたごく初期の作品など、生前の言動から考えると、あるはずのないものが数多く含まれていたから。「ベーコンは独学で、20代の頃はキュビスムやシュルレアリスムなど当時のムーブメントに影響を受けた作風でしたが、’44年の作品から突如、今のスタイルに。なぜそうなったかは謎めいているとも言っていいほど、飛躍的な進化です。ジュール・コレクションには、歴史的人物や著名芸能人、ボクシングの試合の写真の上からドローイングしたものなどがたくさん残されています。それらを見ると、彼が人の体や顔の極限の姿に深い関心を寄せていたこと、テレビや映画、雑誌など20世紀に登場した視覚メディアから得たものを自分の絵にフィードバックしていた可能性がうかがえるのです」もしかしたら、それこそがベーコンの創作の秘密といえるのかも。「画家が人に見せるつもりがなかったものが白日にさらされる。その生々しさに圧倒されます。ぜひ目撃していただきたいですね」フランシス・ベーコン《『戦艦ポチョムキン』の中の乳母の写真上のドローイング》 1970年代‐1980年代頃©The Barry Joule Collection映画史上、最も有名といわれる『戦艦ポチョムキン』の乳母車が階段を落ちていくシーン。悲鳴を上げる乳母の表情は「叫ぶ教皇」シリーズのモチーフになったとされる。フランシス・ベーコン《Xアルバム9裏―叫ぶ教皇》 1950年代後半‐1960年代前半©The Barry Joule Collection従来、神聖視されてきた「教皇」が叫び、感情がむき出しになった極限状態を描く。ベーコンは叫ぶ人物を数多く描いているが、共通しているのは“根源的な存在”として描いている点。フランシス・ベーコン《2人のボクサーの写真上のドローイング》 1970年代‐1980年代頃©The Barry Joule Collectionボクシングやレスリングなど、運動する人体の肉眼では捉えきれない筋肉や骨格の動きに注目した。『フランシス・ベーコン バリー・ジュール・コレクションによる』渋谷区立松濤美術館東京都渋谷区松濤2‐14‐14開催中~6月13日(日)10時~18時(入館は閉館の30分前まで)※土・日・祝日、最終週は日時指定制月曜(5/3は開館)、5/6休一般1000円ほかTEL:03・3465・9421本展は、神奈川県立近代美術館 葉山からの巡回展です。※『anan』2021年4月28日号より。取材、文・松本あかね(by anan編集部)
2021年04月26日フードライター・平野紗季子さんの「MY STANDARD GOURMET」。今回は『ピポンペン』のアジア屋台料理です。春のある日、奥渋谷のビルの2階にぼんやりと浮かぶカラフルなホイアンランタンを見た。幻みたいだった。導かれるように階段を上がると『ピポンペン』と書いてあって何が何だかわからないが、扉の向こうにアジア惣菜天国が待っていた。ベトナムの大衆食堂“コムビンザン”を彷彿とさせるショーケースにずらりと並ぶのは、台湾風焼きそばに玉葱焼売に麻婆豆腐にベトナムソーセージ。お弁当に入っていたら我こそが主役!なスターおかずの勢ぞろい(しかもそのいくつかは、植松良枝さんや小堀紀代美さんら名料理研究家さんたちによるレシピなのだ!)に舞い上がって興奮しながら、あれこれ選んでごはんの上にどっさりのせてもらう。炭水化物on炭水化物、米の上に焼きそばなんて夢のよう。一見わんぱくなボリューム感だが、するする食べられてしまうのは辣白菜(ラーパーツァイ)に潜む花椒や、蓮根なますのカルダモンが爽やかに香るから。食べ進めて味が混ざるたびに、アジアのスパイスやハーブが織り重なり、おいしさが深まっていく。油分や味付けの加減も絶妙で、冷めてもしっかりおいしいのに胃に重たくないのがありがたい。つまりテイクアウトも無敵。デザートにほわんほわんの自家製台湾カステラまで買い込んで(お気に入りはバナナ味)、そのまま代々木公園でピクニックなんてのも最高だ。写真左・選べるメイン3品+おまかせお惣菜4品¥1,350、右・台湾カステラ1カット¥200~。夜は惣菜の単品オーダーが可能。小皿つまみとベトナムビールな楽しみ方も。手がけるのは、ベトナム料理の『ヨヨナム』、カフェビストロ『mimet』など、代々木公園エリアを中心に魅力的なお店を運営する「puhura」。ピポンペン東京都渋谷区神山町40-1鈴井ビル2FTEL:03・6407・834511:30~21:00(4月22日以降は要確認)不定休ひらの・さきこ1991年生まれ。フードエッセイスト。著書にエッセイ集『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)。※『anan』2021年4月21日号より。写真・清水奈緒取材、文・平野紗季子(by anan編集部)
2021年04月14日映画『アジアの天使』が2021年7月2日(金)にテアトル新宿ほかにて全国公開される。石井裕也監督最新作『アジアの天使』映画『アジアの天使』は、『舟を編む』で日本アカデミー賞監督賞を最年少で受賞し、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』ではアジア・フィルム・アワード、アジア最優秀監督賞を受賞、その他にも『町田くんの世界』『生きちゃった』など話題作を発表し続けている石井裕也監督の最新作。95%以上のスタッフ・キャストが韓国チームで、ロケ地はすべて韓国という意欲作となっている。新しい家族の形を模索する人間ドラマ“元々異国の地で映画を作ることに興味はあった”という石井裕也監督が『アジアの天使』で描くのは、日本と韓国の2つの家族がソウルで出会い、新しい家族の形を模索するという人間ドラマだ。物語には、作品タイトルにもなっている“天使”が登場。主人公の剛とソルはお互いに“天使”に会ったことがあり、その天使は東洋のおじさんのような姿で人の肩を噛むという、一風変わった天使だった。“人を噛む天使”はオダギリジョー主演のTVドラマ「おかしの家」(2015年10月/TBS系)にも登場したキャラクターで、本作では2つの家族をつなぐ要素として登場させている。天使は一般的に西洋の美しい少年のようなイメージを持つ人が多いが、この“ヘンテコな天使”は「天使というのはこうあるべきだ」という、既存の価値観や固定観念に囚われなくてもいいという作品全体のメタファーになっている。主演に池松壮亮そんな本作『アジアの天使』で主演を務めるのは、『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』をはじめ数々の作品で石井裕也監督とタッグを組んできた池松壮亮。8歳のひとり息子・学と共に、疎遠になっていた兄が住むソウルへと渡る主人公・青木剛役を演じる。オダギリジョーや実力派女優チェ・ヒソもまた、青木の兄役には、池松との本格的な競演が初となるオダギリジョーを起用。ヒロイン チェ・ソル役は、『金子文子と朴烈』で長編映画初主演を果たし、第23回 釜山国際映画祭では俳優賞に輝いた実力派女優チェ・ヒソが務める。映画『アジアの天使』<ストーリー>8歳のひとり息子の学を持つ青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。日本から逃げるように。「韓国で仕事がある」と兄から告げられていた剛だったが、兄の生活はその日暮らしで貧しく、想像していたものとは違った。ほとんど韓国語も話せない中、怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。一方、ソウルでタレント活動を行っているが、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかないチェ・ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に心を悩ませていた。しかし、その時彼らはまだ知らない。事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち ── どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩んでいき、奇跡を目の当たりにすることを・・・。作品情報『アジアの天使』公開日:2021年7月2日(金) テアトル新宿ほかにて全国公開出演:池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー、キム・ミンジェ、キム・イェウン、佐藤凌脚本・監督:石井裕也エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン撮影監督:キム・ジョンソン音楽:パク・イニョン制作プロダクション:RIKIプロジェクト、SECONDWIND FILM製作:『アジアの天使』フィルムパートナーズ配給・宣伝:クロックワークス助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会、KOFIC、ソウルフィルムコミッション、カンウォンドフィルムコミッション
2021年04月05日本格ベトナム料理をお得な日替りコースで自家製タレやハーブ使いが味の決め手にベトナムを食べ歩き、多種多様なレシピを今なお追求本格ベトナム料理をお得な日替りコースでアジアンテイストなピンクのファサードが目印。風が心地いいテラス席も地下鉄烏丸御池駅から徒歩2分。世界遺産 二条城からも徒歩圏内の【フォーンヴィエット】は、本格ベトナム料理を日替りコースでリーズナブルに提供する店です。頑丈で品質の高い、ベトナム製紫檀家具を使った、異国情緒たっぷりの店内店主の越田正勝さんの前職はデザイナー。ですが、実家が元々飲食店で、飲食店経営に自然に惹かれたそう。退職後にベトナムに旅行し、ベトナム料理のおいしさにはまったことをきっかけに、何度も現地に通い、現地のレシピを1つずつ学んで開店しました。店の奥には隠れ家のような半個室も。最大10人まで使用できる自家製タレやハーブ使いが味の決め手に日替りコースは基本、4,300円(税込)と5,400円(税込)の2種類を用意。ベトナム直送の食材や調味料、地元の旬菜などを駆使した皿が、デザートまで8~9品も登場します。5,400円のコースでは、カエルやハトなどジビエが出されることも。『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。青マンゴーは、おやつ、おかず感覚で親しまれるポピュラーなフルーツなのだそうこちらは本日のコースのサラダ、『青マンゴーと手羽先のヌクチャム漬け』。しっとりボイルした手羽先とシャキシャキの青マンゴーを、魚、砂糖、ベトナムの唐辛子などを合わせた自家製タレ「ヌクチャム」に漬け込んだひと皿です。甘酸っぱくホットな味わいですが、タレに漬け込まれたレモングラスとライムの葉、トッピングのパクチーが爽やかで、箸が止まらなくなります。『バイ貝のココナッツミルク煮』。ベトナムでは、もっと小さな貝を大量に煮込むこともベトナムでよく食べられるという貝料理は、この日は『バイ貝のココナッツミルク煮』。まろやかで甘いココナッツミルクがバイ貝の風味を際立て、あと口に唐辛子の辛味が心地よく残るひと皿です。『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』。自家製の「レモングラス塩」は、ボトル970円(税込)で販売もビールのアテにもぴったりな『牛肉とポテトの素揚げ レモングラス塩和え』は、サッと素揚げした牛肉とホクホクポテトが絶妙にマッチ。牛肉からは噛むほどに肉汁が染み出します。味付けは、炒ったレモングラス、塩、唐辛子を合わせたオリジナルスパイス「レモングラス塩」。爽快な辛さと塩気が食欲を刺激します。左から、『サイゴンビール』770円(税込)、『ハノイビール』770円(税込)、もち米の焼酎『ネプモイ』G550円(税込)ベトナムのドリンクも提供しており、アルコールでは、現地で親しまれるビールやもち米焼酎がスタンバイ。ノンアルコールなら、はす茶やジャスミンティーが楽しめます。ジャスミンティーは、日本のものより香りが強いのが特長です。ベトナムを食べ歩き、多種多様なレシピを今なお追求実は南と北、そして中央で、全く食文化が異なるというベトナム。しかしながら、その基本には共通して多種多様なタレがあるのだそう。実際に食べて味と材料を確認しながら、コロナ前は年に2回、これまで50回以上も現地に赴き、自家製タレのレパートリーを増やしてきたという越田さん。「飽きっぽい性格だから、毎日違う料理を考える今のスタイルが合っている」と笑う、店主の越田さんそんな探求を続けているからこそ、仕入れにより調理法を変えて、全て異なるタレでメニューを組み立てる『日替りコース』というスタイルで提供ができるのです。【フォーンヴィエット】に訪れればこれまでの「ベトナム料理」という概念が覆る、そんな料理に出会えるお店です。ベトナム料理フォーンヴィェット【エリア】四条烏丸/烏丸御池【ジャンル】タイ・ベトナム料理【ランチ平均予算】5000円【ディナー平均予算】5000円【アクセス】烏丸御池駅 徒歩2分
2021年03月21日ヨルシカが1月27日にリリースするEP『創作』の全曲クロスフェード試聴映像を公開した。公開された映像では、大成建設TVCMソング「春泥棒」、映画『泣きたい私は猫をかぶる』エンドソング「嘘月」、TBS系『NEWS23』エンディングテーマ「風を食む」に加え、新曲「強盗と花束」とインスト楽曲「創作」含む、“春”をテーマにした全5曲を少しずつ楽しむことができる。ヨルシカ EP『創作』全曲クロスフェード映像また1月25日~1月28日には、TOKYO FM / JFN38局ネット『SCHOOL OF LOCK!』内で、ヨルシカが初めてラジオパーソナリティをつとめる『ヨルシカLOCKS!』がオンエアされる。10代リスナーからの募集した音楽や文章、絵や写真といった「創作物」をヨルシカが見ていくほか、「春に向けての悩み」にも応える内容を予定している。現在特設ホームページでは、ヨルシカへの質問・メッセージ・相談や「見てほしい創作物」を募集中だ。番組情報TOKYO FM / JFN38局ネット『SCHOOL OF LOCK!』ヨルシカによる期間限定コーナー『ヨルシカLOCKS!』1月25日(月)~1月28日(月) 22:15頃~オンエア※ヨルシカへの質問・メッセージ・相談、「見てほしい創作物」の投稿はこちらからリリース情報EP「創作」発売日:2021年1月27日形態:Type A(CD付き)、Type B(CDなし)価格:【Type A】1,900円(税抜)【Type B】1,000円(税抜)ヨルシカ EP『創作』ジャケット【CD収録内容】01. 強盗と花束02. 春泥棒※大成建設CMソング03. 創作(Inst)04. 風を食む※TBS系『NEWS23』エンディングテーマ05. 嘘月※アニメーション映画『泣きたい私は猫をかぶる』エンドソング※Type Bには音源メディアは収納されておりません。※Type A、Type B共にジャケットなどのデザインは共通です。【EP「創作」特設サイト】※アルバム発売まで更新関連リンクヨルシカ公式サイトヨルシカ / n-buna YouTube
2021年01月19日豪徳寺に突如現れた、ネパール料理専門店【OLD NEPAL TOKYO】スパイスに対する概念が変わった。野菜には様々なスパイスが調合されている。食べれば刺激的な香りや独特の風味が口いっぱいに広がってと思いきや……確かにターメリックや自家製のガラムマサラといったスパイスが口中に広がる。しかしそれは想像以上に穏やかで、むしろキュウリやカブといった野菜たちのしっかりした味わいに驚かされる。スパイスによって野菜のおいしさが引き出されている。『南瓜のタルカリ(野菜料理)』。南瓜を濃厚なスープ仕立てにし、グリーンチリのアチャールをのせて辛味のアクセントを加えているカレーも同様だ。スパイスの香り、鮮烈な味わいを楽しませつつ、そのスパイスによって肉の風味や旨味、コクをもしっかりと楽しませてくれるのだ。臭み消しのためではない。スパイスという名脇役が演出する素朴かつ複雑なおいしさの数々に舌鼓の連打だ。レンガを効果的に取り入れることで、カトマンドゥの街並みの雰囲気を演出。木材を多く使用し落ち着いた空間となっている世田谷区豪徳寺駅から伸びる商店街を1分ほど歩くと、目指す『OLD NEPAL TOKYO』が見えてくる。2020年7月にオープンした新店だ。5年前、大阪に開業して以来、人気を博し続けている【ダルバート食堂】。そのオーナーシェフの本田遼氏が東京に初出店した店である。「Khaja/カジャ」~前菜~大阪で提供していたのは“ダルバート”(豆のスープ“ダル”と、ご飯“バート”そしてアチャールやカレーがワンプレートにのったもの)のみだが、東京では単品ではなくコース仕立てで楽しんでほしいと、数種の“カジャ”からスタートする。コースの最初は「Khaja/カジャ」から始まる。カジャとは、メイン以外の軽食のようなものの総称“カジャ”は主に白ごはん以外と食べるもののことを指す言葉で、同店ではネパールを俯瞰でみたカジャを用意。たとえば取材した月はネワール族スタイルで、別の月はシェルパ族、また別の月はポカラ地方など、前菜としてカジャを用意し、様々なアチャールとのペアリングで提供してくれる。ネパールの家庭で一般的なロティ(薄焼きパン)は素朴な味わい。酸味の効いたジャガイモのアチャールと一緒に『グンドゥルックのアチャール』。周りは紅真大根、ビーツ、ピスタチオなど。よく混ぜていただく。グンドゥルックの酸味が野菜の味を引き立てるこれらもすべて“カジャ”。いただいたのは、『ヒエのロティ×じゃが芋のアチャール』、『南瓜のタルカリ×グリーンチリのアチャール』、『里芋とウラド豆のマショウラ×黒ニンニクのアチャール』、『グンドゥルック(乳酸発酵させた青菜を乾燥させて戻したもの)のアチャール』。どれも野菜の素朴なおいしさをアチャールが引き出す組み合わせ。合わせて頼んだナチュラルワインが止まらない。『ポークセクワ』。マリネ後にローストし、ネパール山椒とトマトのアチャールなどを添えて提供そしてカジャの最後に出されたのが『ポークセクワ×ネパール山椒とトマトのアチャール』、『フレッシュコリアンダーのアチャール』。セクワは現地ではスパイスでマリネした肉を串焼きしたものを指すが、【OLD NEPAL TOKYO】では絶妙に火入れしたローストで提供。こちらもネパール山椒が豚肉の甘味を引き立て、コリアンダーが豚の濃厚な旨味にさわやかな味わいを添える。なんと絶妙な味の組み合わせ! 正直、もっと食べたいのですが……とお願いしたくなるほどで、このカジャで一気にネパール料理のファンになる。「Khana/ダルバート」~メイン~こちらがコースのメインであり、ネパールの国民食でもある「ダルバート」。ごはん、豆のスープ、おかずなどをあわせてこう呼ぶついで提供されるのが「Khana/ダルバート」だ。中央に『ライス』、奥に『ダール(豆のスープ)』、『猪カレー』と『チキンカレー』、手前にじゃが芋、なす、グリーンピース、カリフラワーを使った『本日の“タルカリ”(野菜の炒め煮)』。さらに大根、りんご、フレッシュトマト、発酵させたひなのかぶ、そして『本日のアチャール』が5種と、その日の青菜の炒め物がある。メニュー名を聞いているだけでお腹いっぱいになってしまいそう(笑)。ご飯は中粒米と長粒米をブレンドし使用。手前が猪カレー、奥がチキンカレー、その右隣がダール、周りには5種のアチャールが並ぶまずはダールをひと口。とろりとして、素朴ながら食欲を掻き立てられる味わいだ。ついで、そのダールを香りよいライスにかけ、あとは気分でカレー、タルカリ、サーグを加えて混ぜ合わせ口に運んでいくだけ。カレーだけならスパイシーで、タルカリも混ぜればやさしい味わいが加わるし、ザーグまで混ぜれば様々な素材の味とスパイスが幾重にも絡み合う複雑で贅沢な味わいに。そのバランス次第で、噛むたびにいろんな表情を見せてくれる。それがおいしくて、楽しくて、ワインに合って……すっかりネパール料理の虜だ。「Mithai/デザート」最後は、ネパール産ピーナッツバターのクルフィ(アイス)がデザートとして供される。アイスとその上にふられたシナモンなどのスパイスが口のかなで溶け合い絡まり合う、甘さと様々な香りの一体感にあぁ至福。あくまで“ネパール料理”の枠内で、新たな魅力を引き出すシェフの本田遼氏。「料理の文献が少なく、現地での会話を通じてネパール料理を探って行くのが難しくも楽しい」と語る聞けば、本来ネパール料理はコースでは食べられないと言う。しかしネパールに魅せられた本田遼氏は、ネパール料理、ひいてはネパールの食文化の魅力を広く知ってもらいたいと敢えてコースとして提供しているという。ネパールでは外でどれだけ“カジャ”を食べても、家に帰ってご飯である“カナ” (ダルバート)を食べる。そこに目を付け、カジャによる前菜、ダルバートをメインにというコースを構成。里芋とウラド豆のマショウラ(ベジミート)。フライ仕立てにし、黒ニンニクのアチャールを添える。黒ニンニクの香りがほどよいアクセントに「目指すのはネパールの人に『これはネパール料理だね』と言われつつも、日本の人には『ネパール料理ってこんなに美味しいんですね』というふたつの味の実現」と本田氏。そのために過剰にスパイスを使わず、余計な素材を加えず。しかし、それと同じくらい洗練された一品に仕上げることにも留意している。カジャはもちろん、手のかかるアチャールも自家製なのはそのためだ。香りのマリアージュも楽しんでほしいと、白とオレンジの自然派ワインを多数揃える。グラス800円0。他にネパールのラムなども用意また「ネパールではあまり飲まれないナチュラルワインを揃えることで、食文化の広がりの提案もしていきたい」とも。香り豊かで余韻が穏やかなナチュラルワイン、特にオレンジを含めた白は、やはり香り豊かなネパール料理と好相性で、味だけでなく香りのペアリングが堪能できる。ネパールの街かどで見かける鉄板をイメージした扉のエントランス。商店街を歩くこと数分、ムーディーに照らされた同店が佇む「いつか…できれば5年後くらいにネパールで店を出したいんです。東京で成功したネパール料理ということで、現地の注目も集めるだろうし、その店を模倣した店も増えると思うんです。それがネパール料理のレベルアップにつながれば……そうやってネパールに恩返しが出来たら嬉しいですよね」。開店して半年ながら、この味、サービス、哲学さえあれば東京での成功も、ネパールでの成功も必ず掴めるはずだ。本田 遼氏1983年、兵庫県神戸市生まれ。専門学校を卒業した後、様々な職を経験しつつ、世界を旅して回る。23歳の時に「こんなに感動した料理は初めて」というネパール料理と出合う。日本に戻り、料理人としてのスタート。2015年、大阪に「ダルバート食堂」を、2020年東京に「OLD NEPAL TOKYO」を出店。著書に「ダルバートとネパール料理」(柴田書店)がある。OLD NEPAL TOKYO【エリア】豪徳寺/経堂【ジャンル】ネパール料理【ランチ平均予算】2000円【ディナー平均予算】8000円【アクセス】豪徳寺駅 徒歩2分
2020年12月02日「東と西のあいだ」に位置するアジアの食文化を体験シルクロードを旅する料理がテーマ食に集中できる空間づくり渋谷の新ホテル「sequence MIYASHITA PARK」内に、和食でも洋食でもない、かと言って、一言で「○○料理」とも表現し難い...。そこでしか食べられない料理に出会えるおしゃれなレストランがあるという噂を聞き、居てもたってもいられず、さっそく向かった【Dōngxī Restaurant & Sakaba】。ホテルの中にあるおしゃれなレストランということで、少し緊張をしながら店内へ...。黒を基調としたシックな雰囲気で大きな窓からは夜景も望める「わああ、ステキ」と思わず感嘆の声が漏れてしまうほど、おしゃれな雰囲気! 店内は黒を基調としたシックなつくりで、大きな窓からは渋谷の夜景も一望できます。それでいて、テーブルや椅子は木で揃えられており親しみやすく、温もりも感じられます。隣の席との間隔も広いので、会話も周りを気にせずゆったりと過ごせるので、デートや女子会、友人との食事会など、幅広いシーンで訪れたくなる空間です。おしゃれな店内を見渡しながら、“まだ名前のない料理”って何だろう? “シルクロードを旅できる料理”ってどういうことだろう? とワクワクしていると、いよいよ料理の説明を聞くことに。「東と西のあいだ」に位置するアジアの食文化を体験国産の新鮮な食材やアジア各地のスパイスによって仕上げられた“まだ名前のない料理”【Dōngxī Restaurant & Sakaba】で供される料理のコンセプトは「シルクロードによって混ざり合った東西文明が根付く、アジアの個性豊かな食文化を体験する」こと。実際にアジアを旅したシェフが、その土地の歴史や根付く食文化から料理のルーツを紐解き、各国のエッセンスを加えながら新たな料理を生み出します。食べてみるまで味が想像できないのも楽しいポイントこの日注文していたFULL MOONコースのメニューには『焼き茄子とぶどうのサラダ』、『アボカドグリルと平飼い卵、豚肉の土鍋ご飯』など、聞き馴染みのある食材がつかわれた料理がたくさん。でも、どんな見た目なのか、どんな味なのか想像がつきません。シェフが紡ぎだす新しい食感や味わいを持つ料理をご紹介していきます!シルクロードを旅する料理がテーマ『Dōngxī ナッツ』と『季節のフルーツ海老チリ塩』、『鴨のレタスカップ』コースが始まる前に「味付けは東と西どちらにしますか?」と店員さんに尋ねられます。このお店ではコースのはじめに登場する『Dōngxī ナッツ』や『農園ディップ』などの小皿メニューの味付けを選べるのです。東は辛くスパイシーな味わい、西はフムスで甘みのある味わいです。鮮やかで新鮮な野菜が食べられる『農園ディップ』この日は『Dōngxī ナッツ』を東の味付け、『農園ディップ』を西の味付けで注文しました。東の味付けはかなりスパイシーで辛いです! 「辛い~」と言いながら食べる手が止まらなくなるようなクセになる味わい。西の味付けは甘味はあるけれどさっぱりとした後味。野菜本来の味を十分に楽しめます。小皿メニューは乾杯酒と合わせて、ちょこちょこつまみながらいただくのがオススメです。『焼き茄子とぶどうのサラダ』『焼き茄子とぶどうのサラダ』はイスラエルにルーツをもつ料理。そこに、ゴマのペーストやヨーグルトソースを合わせることで、日本人に馴染みのある味わいに仕立てています。焼き茄子とぶどう、一見、味が交わることのないような組み合わせですが、ゴマの風味が強く感じられる酸味のあるソースが全体をまとめあげており、さっぱりと食べられる一品です。『ラム肉マンティー(トルコ風水餃子)』『マンティー』とは日本で言う餃子のこと。日本でもよく食べられる餃子をルーツに持つ料理で、中国から入ってきた餃子の文化がアジアとヨーロッパの接点でもあるトルコに伝わったのだとか。ひと口サイズでワンタンのようなモチモチとした食感。やみつきになること間違いなしです。『アボカドグリルと平飼い卵、豚肉の土鍋ご飯』“多様な文化と価値観が混ざり合う「東京」は、時空を超えたシルクロードの終着点なのではないだろうか。” という、ひとつの答えに沿って組み立てられたコース料理のシメは『土鍋ごはん』。台湾の土鍋ごはんをベースに仕上げられており、お米は黒米などの雑穀米がつかわれています。京都の平飼い卵の卵黄や生姜、ネギなどを一緒に混ぜていただきます。アボカドのやわらかい食感に薬味のシャキシャキ感、豚肉ミンチの甘みやナンプラーの旨み、一口で楽しくておいしい! 忘れられない料理です。食に集中できる空間づくり料理が運ばれてくるたびに「これは何だろう」「どんな味だろう」と、つい食べることに夢中になっていた2時間。ボリュームたっぷりで品数も多いはずなのに、飽きることも疲れることもありませんでした。お店の方にお話しを伺うと、行き届いたサービスのほかにも「食に集中」するための工夫があったのです。料理を際立たせるスポットライトのような照明【Dōngxī Restaurant & Sakaba】の料理はアジア各国のエッセンスを掛け算でつくりあげられますが、空間は引き算で設計されています。デザイナーの柳原照弘が手掛けた店内は、最小限の光でテーブルの料理を際立たせるように工夫。そのことによって、自然と意識も料理に向けられるのです!マスクケースや除菌ウェットティッシュなど行き届いたサービス店内に流れるBGMは渾身のオリジナルリスト。「西洋と東洋のエッセンスの心地よい融合」をコンセプトに時間帯によってヒップホップやジャズなど曲が変化していきます。雰囲気に合った音楽が心地よく体に響き、ゆっくりとリラックスできるのです。アジア各国の料理にインスピレーションを受け、シェフの斬新なアイデアで紡がれた料理はぜひとも味わっていただきたい逸品ばかり。その料理に集中できるように設計されたおしゃれな空間で過ごすひとときは、まるで食を通して旅をしているかのような非日常を体験できます。季節によってコースの種類やメニューの内容は変わるとのこと。これは何度でも訪れたくなりますね。Dōngxī Restaurant & Sakaba【エリア】原宿/明治神宮前【ジャンル】アジア料理【ランチ平均予算】2300円【ディナー平均予算】4000円【アクセス】渋谷駅 徒歩5分
2020年11月16日東京・代々木公園で「ベトナムフェスティバル 2020~ベトナム・アジアの心~」が、2020年11月7日(土)・8日(日)に開催される。アジア各国の料理を堪能!「ベトナムフェスティバル 2020」が代々木公園で「ベトナムフェスティバル 2020~ベトナム・アジアの心~」では、ベトナム料理、タイ料理、中華料理などアジア各国の料理店舗が約30ブースで出店予定。ベトナム料理からは、人気のフォーやベトナム風サンドイッチの“バインミー”、揚げ春巻き、バトナムゼンザイなどが登場する。また、ベトナムコーヒーやベトナムの国民的ビールともいわれる「333(バーバーバー)」も一緒に楽しむことができる。フードだけでなく、特別ステージでのイベントも「ベトナムフェスティバル」の魅力。メインステージでは、サンプラザ中野くんとパッパラー河合が登壇。毎年好評を博している「ランナー」のベトナム語版を披露する予定だ。なお、本イベントは、ベトナム政府が海外で開催する唯一の公認交流イベントとして開催してきた「ベトナムフェスティバル」をベースとしている。【詳細】ベトナムフェスティバル 2020~ベトナム・アジアの心~開催日程:2020年11月7日(土)・8日(日) 10:00~19:00※開会式 7日(土) 11:00~場所:代々木公園 イベント広場※雨天決行、荒天中止。出店数:約50ブース(飲食店 30ブース、物販・企業・団体 20ブース)
2020年10月09日米エンタメ界を賑わす、アジア男子たちに注目します!「ブラック・ライブズ・マター」運動の拡大からもわかるが、多様性を受け入れて、平和に共存したいと考える人は世界中に増えている。ハリウッドで最近、アジア系スターの活躍が目立つのも自然な流れだ。黒人ヒーローを生んだマーベルが新たに世に送り出すのは、中国人ヒーローのシャンチー。抜擢されたシム・リウには同輩からの期待も大きい。今までのアジア系俳優はアクション演技や学者タイプの役をオファーされがち。しかし最近はイケメン枠にも進出し、ラブコメ作品にも堂々と主演している。美の基準も観客ターゲット層も多様化している証拠だろう。世界の人口の半分以上が実はアジア人。今後はより多くのアジア系俳優が世界中で活躍するに違いない。ルイス・タン(SINGAPORE)シンガポール人の父と、イギリス人モデルの母から受け継いだエキゾティックな美貌が圧倒的。『バットマン』などのスタント・コーディネーターとして活躍した父親からカンフーを仕込まれたほかにも、ムエタイや空手もマスター級。恵まれた肉体から繰り出されるパンチやキックはとてもパワフルで、既存のカンフー俳優にはない魅力だ。スタントマンとして業界入りし、ドラマの脇役を経て、『五行の刺客』でメインキャストに昇格!写真・Getty Imagesシム・リウ(CHINA)若い頃の中井貴一を彷彿させる涼しげな眼差しのシム・リウ。エキストラとしてエンタメ界入りし、『ニキータ』などの脇役を経て、『キムズ・コンビニエンス』でようやく注目された苦労人だ。イケメンすぎず、ずっこけた言動で笑いをとるコメディ俳優として開花。2021年公開予定の映画『シャンチー・アンド・ザ・レジェンド・オブ・テン・リングス』では、マーベル初のアジア系ヒーロー、シャンチー役に大抜擢され注目度急上昇!写真・Getty Imagesロス・バトラー(SINGAPORE)中華系DNAを持つキアヌ・リーブスを見れば納得だが、アジア系俳優の魅力のひとつが、若々しさ。実年齢よりも遥かに若く見られがちだ。『リバーデイル』や『13の理由』で瑞々しい高校生を熱演したロスは、その特性を存分に活用している。が、オタク風なアジア系ティーンではなく、主役と並ぶ明るいジョック系を演じられるのがロスの持ち味。『好きだった君へ:P.S.まだ大好きです』ではラクロス部員として親友の恋もサポート!写真・Getty Imagesヘンリー・ゴールディング(MALAYSIA)ロンドンで美容師として働いた後にマレーシアでタレント活動をスタート。俳優デビュー作『クレイジー・リッチ!』で知的な庶民女性を愛する富豪青年を演じ、女性のシンデレラ願望に火をつけた。続いて『シンプル・フェイバー』『ラスト・クリスマス』と立て続けに人気女優の相手役に抜擢されている。ガイ・リッチー監督の新作と『G.I.ジョー』シリーズ最新作が公開待機中で、スターダムを駆け上るアジア系俳優のひとりだ。写真・Getty Imagesアレックス・ランディ(KOREA)医療ドラマ『グレイズ・アナトミー』シリーズ初のゲイ&アジア系外科医ニコを演じるアレックス。韓国とイタリアのハーフで、長身と均整のとれた肉体美の持ち主。モデルとしても活躍する彼が演じる外科医は陽気でセクシーなキャラで、ロッカールームで美しすぎる半裸も披露する。第15シーズンから登場するや、世界中の女子のみならずLGBTQ界も全面的にアレックスを応援。番組レギュラー入りも近いはず。写真・Getty Imagesマニー・ハシント(PHILIPPINES)フィリピン系カナダ人のマニー。『グッド・プレイス』のジェイソン役で人気ブレイク。優しい顔立ちと細マッチョな肉体のアンバランスさもセクシーだ。修行僧と間違われたが実際は麻薬売買などの悪事に手を染めた享楽的なDJというキャラで、コミカルな演技でアジア人のステレオタイプを打破している。今後、超大作『トップガン』の続編や、ニコール・キッドマンと共演するTVドラマでますます注目度がUPしそう。写真・Getty Imagesアンドリュー・コージ(JAPAN)故ブルース・リーが企画していたTVシリーズ『ウォリアー』で、アメリカ人祖父を持つカンフーの達人ア・サームを演じ、注目されたアンドリュー。イギリスと日本のハーフの彼は、アジア系のDNAが濃く出た外見のために演じる役柄に限界を感じ、引退を考えていたというから、まさに運命の逆転!育ててくれた母親のために頑張るという親思いな発言も素敵だし、日本語も話せるというから、日本映画でも活躍できるかも。©2020 Home Box Office, Inc. All Rights Reserved. Cinemax(R)and related channels and service marks are the property of Home Box Office, Inc.アジア男子…エンタメ界でアジアの男たちの勢いが止まらない。SNSやストリーミングサービスの普及で、その熱狂は国境を超えますますグローバルなものになっている。ドラマ『2gether』がツイッターで世界トレンド1位になり、タイのBLドラマに沼落ちする人が続出という一大ムーブメントを巻き起こしているのを筆頭に、俳優としても目覚ましい活躍を見せるボーイズグループメンバーや、華流イケメンの台頭など、今、アジア男子に世界が夢中!※『anan』2020年9月30日号より。取材、文・山縣みどり(by anan編集部)
2020年09月29日歌とダンスはもちろん、巧みな演技を高評価される“演技ドル”がワールドワイドに活躍!今、世界が熱視線を送る“アジア男子”に注目します。韓国のエンタメ界が発祥の、歌も演技もダンスもできて、バラエティ番組もこなす“演技ドル”。人気ボーイズグループのメンバーの大半がドラマや映画でも活躍するし、防弾少年団のVが出演した『花郎〈ファラン〉』などは演技ドル競演で話題となった。副業感覚ではなく、演技も勉強して作品ごとに役者としても成長する。「ビジュアルはいいし、演技力もある。ファンは新しい魅力を次々に発見できます」(編集者、ライター・川口恭子さん)神は二物も三物も与えるのだとうらやましくなるほど。その流れが、もともと俳優兼シンガーが多かった中華圏にも飛び火。韓国の芸能事務所で練習生となり、帰国後にデビューしたホウ・ミンハオなど、多くの演技ドルが誕生している。イー・ヤンチェンシー(CHINA)ファッション誌『Harper’s BAZAAR』中国版の表紙をKoki,と飾った子役出身の元アイドル。英語も達者で、グラミー賞授賞式にゲスト出演したり、WHOでスピーチしたことも。「TFBOYSの一員で、ダンスが得意。中国版『24‐TWENTY FOUR‐』といわれるアクション時代劇『長安二十四時』にダブル主演し、高い演技力を評価された人気スターです。映画『少年の君』(日本では映画祭上映のみ)でも熱演し、目が離せない一人」(編集者、ライター・小俣悦子さん)ビー・ウェンジュン(CHINA)抜群の歌唱力とダンスで人気の中国ボーイズグループ楽華七子NEXTメンバー。「ドラマ『お嬢様飄々拳~プリンセスと御曹司~』(LaLaTVにて10月から放送開始)で、おとなしそうに見えて実は武道のカリスマ的達人、ツンデレな大学生を自然体で演じている。本作の主役に抜擢された後、韓国ドラマ『トキメキ成均館スキャンダル』の中国リメイク版『漂亮書生(原題)』では、ソン・ウェイロンとのイケメン共演を果たしています」(小俣さん)チャ・ウヌ(KOREA)ボーイズグループASTROのビジュアル担当で、歌手デビュー前に映画『世界で一番いとしい君へ』でカン・ドンウォン演じる主人公の息子役として俳優デビューしていた。初主演ドラマ『私のIDはカンナム美人』では、韓国ドラマ賞新人賞など多数の賞を獲得。「アイドル屈指のビジュアルから“顔天才”と呼ばれる一方、俳優としての才能も見事に開花!ドラマ『新米史官ク・ヘリョン』では、繊細な演技が大きな話題に」(川口さん)イム・シワン(KOREA)『ミセン~未生~』の大ヒットで若手演技派の筆頭格になった、元祖演技ドル。除隊後初となる主演ドラマ『他人は地獄だ』が日本でもDVDとデジタル配信でリリースされたばかり。「元ZE:Aのメンバーですが、早くから俳優活動を始めて、様々なジャンルの作品に挑戦していて、高いプロ意識を感じます。ベテランの実力派ソル・ギョングと共演した映画『名もなき野良犬の輪舞』で、また別の顔を見せてくれました」(ライター・西森路代さん)ロウン(KOREA)ボーイズグループSF9リードボーカルで身長約190cmの彼は、グループのビジュアル担当で男性ファンも多い。リアリティ番組やバラエティ、映画と幅広く活躍。「SF9のメンバーでありながら、最近はドラマに引っ張りだこ。MBCドラマ・アワード最優秀新人賞に輝いた『偶然見つけたハル』では、ヒロインに名付けられて自我が芽生える二次元のイケメンキャラを見事に体現!現在の演技ドル代表ともいえる存在です」(川口さん)ホウ・ミンハオ(CHINA)「韓国のSMエンタテインメント練習生を経て、中国のボーイズグループfresh極客少年団でデビュー。若いのにコメディからサスペンスまで幅広くこなせる実力派です。ぐっと大人びてきているので、今後が楽しみ」(川口さん)。『笑林足球』で映画デビュー後、初主演ドラマ『カンブリア紀』では演技力を高く評価された。青春ドラマ『駆け抜けろ1996』や『盗墓筆記II:怒海潜沙&秦嶺神樹』など、今後もドラマ6本に出演予定だ。アジア男子…エンタメ界でアジアの男たちの勢いが止まらない。SNSやストリーミングサービスの普及で、その熱狂は国境を超えますますグローバルなものになっている。ドラマ『2gether』がツイッターで世界トレンド1位になり、タイのBLドラマに沼落ちする人が続出という一大ムーブメントを巻き起こしているのを筆頭に、俳優としても目覚ましい活躍を見せるボーイズグループメンバーや、華流イケメンの台頭など、今、アジア男子に世界が夢中!おまた・えつこ編集者、ライター。編プロで数年、出版社で10年勤務の後フリーランスに。台湾が大好きで『台湾エンタメパラダイス』(キネマ旬報社)20号分を企画・編集。その他『華流日和』『華流スター&ドラマガイド2020』(共にコスミック出版)などを編集。かわぐち・きょうこ編集者、ライター。1989年生まれ、愛知県出身。映画・ドラマをこよなく愛し、ファッション誌でカルチャーニュースを執筆中。ステイホームをきっかけに、人生最大のアジアブーム到来。やりたいことは、ドラマ『梨泰院クラス』と『2gether』のロケ地巡り。にしもり・みちよライター。愛媛県出身。テレビ局勤務を経て上京。2000年代から編集・ライターの仕事を始める。アジアのエンターテインメントを伝えるラジオ番組のディレクターなどを経て、現在は、特に韓国映画と日本のドラマについて数多く執筆している。※『anan』2020年9月30日号より。取材、文・山縣みどり写真・Getty Images(by anan編集部)
2020年09月27日パラマウント・アニメーションの『The Tiger’s Apprentice』に、アジア系のビッグスターが集まってきている。現在までに声の出演が決まっているのは、ミシェル・ヨー、ヘンリー・ゴールディング、サンドラ・オー、『Saturday Night Live』にレギュラー出演するコメディアン、ボーウェン・ヤンなど。サンフランシスコに住む少年が、言葉を喋れる、ミスター・フーという名のトラに出会うという物語。ミスター・フーの声はゴールディングが務める。監督は元ピクサーのカルロス・バエナ。北米公開は2023年2月10日の予定。文=猿渡由紀
2020年09月15日ドーナツチェーン店『ミスタードーナツ(略称・ミスド)』は、さまざまな種類の商品を発売しています。その中の1つである、生地がモチモチな『ポン・デ・リング』の人気は高く、「店に行ったら必ず買う」という人も少なくないほど。2020年8月25日には、そんなポン・デ・リングを使用した創作料理をミスドがTwitterに投稿しました。その料理とは…。 #ミスド の #アレンジドーナツ 「ポン・デ・揚げだし」ひと粒ずつちぎったポン・デ・リングに片栗粉をまぶし、油で揚げて大根おろしを添え、めんつゆと七味をかければできあがり今晩の夕食の一品にいかがですか☺❓詳しくはコチラ #ミスタードーナツ #おうちミスド pic.twitter.com/mXL1K80Y3I — ミスタードーナツ (@misterdonut_jp) August 25, 2020 『ポン・デ・揚げだし』って…おかず系!?ドーナツの概念を吹き飛ばすような料理だったため、ネット上が騒然となりました。公式ウェブサイトに掲載されたレシピによると、必要な材料はこちらの7点。ポン・デ・リング…1個片栗粉…大さじ1サラダ油…適量軽く水を切った大根おろし…50g三つ葉…2本めんつゆ…約20cc七味…少々ミスタードーナツーより引用作り方は簡単で、ポン・デ・リングに衣を付けてから油で揚げて、大根おろしなどを乗せるだけ。詳しい方法は動画で紹介されていますよ。初めは「えっ!?」と思っても、完成形を見たら、なんだかおいしそうに思えてきますね…。「一度揚げて、甘いグレーズをかけたドーナツを、また揚げて、しょっぱいめんつゆをかける!?」など混乱の声を上げつつ、多くの人が興味を持っている『ポン・デ・揚げだし』。ポン・デ・リングを購入した際には、試してみるといいかもしれません!どうしても甘いのが嫌な人は、グレーズがかかっていないプレーンを使ってくださいね。[文・構成/grape編集部]
2020年08月26日「博物館でアジアの旅 アジアのレジェンド」が、2020年9月8日(火)から10月11日(日)までの期間、東京国立博物館 東洋館で開催される。「博物館でアジアの旅」2020年は“レジェンド”がテーマ今回で7度目の開催となる「博物館でアジアの旅」。東洋の美術・工芸・考古遺物を展示する東京国立博物館の「東洋館」を舞台に、毎回テーマにちなんだ名品の数々を紹介する、東京国立博物館の毎年秋の恒例企画だ。2020年のテーマは“レジェンド”。元々“伝説”という意味を持ち、近年では“偉人”や“殿堂入り”を果たした人物を指す際にも用いられる“レジェンド”という言葉にまつわるアジア各地の美術作品を3つの観点から紹介していく。東洋館の中に散在する“レジェンド”にちなんだ作品を鑑賞しながら、アジアを旅しているかのような気分を味わえそうだ。レジェンドを表わしたもの1つ目のカテゴリー「レジェンドを表したもの」としては、神話上の英雄や古代都市国家の領主など伝説的存在に関する作品を展示。インド神話のクリシュナを描いた絵画、ギリシャ神話のヘーラクレースの像などを鑑賞できる。レジェンドが作ったもの2つ目のカテゴリー「レジェンドが作ったもの」としては、レジェンドと称えられる人物が創作した書跡作品が登場。中でも注目は、“書の巨匠”として後世に多大な影響を及ぼした、中国・唐時代の顔真卿による『顔氏家廟碑』。革新的な書人として現在まで伝わる彼の代表作であるこちらの作品は、9月22日(火・祝)までの展示となる。レジェンドが集めたものそして、「レジェンドが集めたもの」として、東京国立博物館が誇る東洋陶磁コレクションの中核を担う、建築家・横河民輔の寄贈品を多数紹介。中国・南宋時代の重要文化財『青磁輪花鉢』や朝鮮・朝鮮時代の『白磁壺』といった、東洋陶磁収集のレジェンドである横河が集めた貴重な美術品を見ることが出来る。【詳細】博物館でアジアの旅 アジアのレジェンド会期:2020年9月8日(火)~10月11日(日)時間:9:30~17:00(最終入館は閉館の30分前まで)会場:東京国立博物館 東洋館住所:東京都台東区上野公園13-9観覧料:一般 1,000円、大学生 500円休館日:月曜日、9月23日(水)※金・土曜日は21:00まで開館。※9月21日(月・祝)は開館。※入館は事前予約制。入館予約の詳細については東京国立博物館公式サイトを要確認。※高校生以下、および満18歳未満と満70歳以上、障がい者とその介護者1名は入館無料。要証明書。ただし、オンラインでの事前予約(日時指定券)が必要。※会期・開館日・開館時間・展示作品・展示期間などについては、今後の諸事情により変更する場合あり。最新の情報は、東京国立博物館公式ウェブサイトにて確認を推奨。公式ウェブサイトURL:【問い合わせ先】東京国立博物館TEL:03-5777-8600
2020年08月22日レストランジャーナリスト・犬養裕美子さんの「今日、どこで何、食べる?」。今回ご紹介するのは、『Neki(ネキ)』の創作フレンチです。「奥渋谷の『ビストロ ロジウラ』で活躍した西恭平シェフが、兜町で新しくビストロを始めたらしいよ」。そんな情報が入って、「なんで兜町?」と不思議に思ったのでさっそく出掛けてみた。驚いたのは、この街にかつての金融街の面影がなかったこと。そこかしこに工事中のビルが建ち並び、その一角に『Neki』がオープンしていた。実はこのあたり、数年後に新しく生まれ変わるという。そこにいち早く乗り込んだというわけ。メニューを見ると、アペタイザー(軽いおつまみ)から、パスタ、魚、肉とアラカルトで楽しめる。気軽なビストロから2ツ星のイノベーティブな店まで、幅広い仕事を身につけた西シェフだからこそ「自分らしい料理でやっていきたい」という意欲が伝わる。「自分らしさとは?」と聞くと「和の素材が好きなんですよね」。シマアジのタルタルにはオクラ、キュウリ、ミョウガを混ぜてあるし、穴子のフリットには焼きナスとカラスミがソースとして添えられている。「もちろん、味はちゃんとフレンチに着地しています」。味だけでなく器もオリジナルという贅沢さ。予算は2人で6皿前後をシェアして、ワインを飲んで1人1万円前後。料理の素材、仕事の細かさ、ワインの選択、音楽も含めた空間など総合力に納得。左前から時計回りに、フランス産鴨胸肉の炭火タレ焼き¥3,500、シマアジのタルタル カツオの出汁と発酵トマトとパセリのソース¥1,800、トロフィエ(ねじれたショートパスタ)のジェノベーゼ¥1,800、穴子のフリット 焼きナスとカラスミ¥2,000。グラスワイン¥900~¥1,200。料理は一皿で2人前。2人でシェアをするなら2皿に分けて出してくれる。チャージ¥500、アミューズ付き。Neki東京都中央区日本橋兜町8‐1兜町第4平和ビル1FTEL:03・6231・1988ランチ11:30~14:30(14:00LO)、ディナー18:00~23:00(22:00LO)日曜休いぬかい・ゆみこレストランジャーナリスト。東京を中心に、国内外の食文化、レストラン事情をレポート。※『anan』2020年8月5日号より。写真・清水奈緒取材、文・犬養裕美子(by anan編集部)
2020年07月29日大の納豆好きが高じて開いた納豆料理専門店個性あふれる「納豆創作料理」がズラリねばねば感を活かした「納豆スイーツ」も大の納豆好きが高じて開いた納豆料理専門店お店があるのは、八坂神社や花見小路にもほど近い京都・祇園。ホテルや京都らしい雑貨店が点在する場所で、コンクリート打ちっぱなしの壁に、「納豆と酒」という提灯がひと際目立っています。店前には、外国人観光客向けに「KEEP CALM AND TRY NATTO」というメッセージが店内は、昔ながらの小料理店のような風情ある空間で、入ってすぐのカウンター席と奥の小上がりにはテーブルが2つ。「一日に5パック食べる納豆好き」を自負する店主の夏見さんが腕を振るっています。店主の夏見さん。「納豆麻婆豆腐など、日替わりメニューにもご期待ください」「納豆料理のお店を開きたい」という夢のため、SNSで納豆を使った創作料理を発信しながらメニューを考案。納豆ファンの間で知られる福岡の専門店【納豆家 粘ランド】に弟子入りし、納豆の知識や取り扱い方を学んで【納豆創作料理 夏豆】のオープンに至ったのだそう。「わら納豆」の箸置きは、小さいながらも存在感満点店内で、ふと目を奪われたのがこちらのわら納豆型の箸置き! メニューはもちろんですが、こんな風に、店の端々で納豆愛が感じられるので、全国から納豆ファンが集まるというのも納得です。個性あふれる「納豆創作料理」がズラリ『野菜とフルーツのパワーサラダ 自家製納豆ドレッシング』780円(税抜)※写真はランチに付いているミニサイズまずいただいたのは、野菜とフルーツのパワーサラダ。一見レタスやカブ入りのただのサラダ……と思いきや、味わってびっくり。人参などの香味野菜と納豆を合わせたドレッシングが使われていて、野菜のジューシーで爽やかな甘さと共に、納豆の旨味がしっかりと主張してきます。名物!『五味薬味でたべる納豆飯』1,200円(税抜)次に登場したのはこの店の名物!『五味薬味で食べる納豆飯(なっとうはん)』です。味わってみると、豚肉や香味野菜の風味の中に、納豆がしっかりと感じられます。そこに好みで、かいわれ大根、柴漬け、大葉、ミョウガ、九条ネギの5種の薬味を合わせれば、各々に趣きの異なる爽やかなニュアンスが生まれます。味付けは、粗びき豚と玉ねぎをオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪で炒め、醤油や砂糖で和風に。火を止めてから納豆を混ぜ合わせ、味の濃い「濃紅」という卵の黄身を落としてご飯にトッピング。そこに店主が厳選した薬味が添えられています。『自家製納豆餃子』(6個)580円(税抜)先ほどの『納豆飯』のそぼろをベースにした餡を餃子の皮で包んだのが、こちらの『自家製納豆餃子』。九条ねぎと酢コショウでさっぱりと味わいます。ビールと相性抜群で、アテに必ずと言っていいほど注文されるそうです。『濃厚和風ねばボナーラ』1,200円(税抜)一方、カルボナーラを和風に味付け、大粒納豆を加えたその名も『ねばボナーラ』は、納豆のねばりが強く出ていて、あと口までしっかり納豆味。生クリームと納豆による濃厚でクリーミーな組み合わせが、なんともクセになりそうです。『トリュフ薫る究極の納豆TKG』680円(税抜)ご飯と玉子の白身、納豆をふわふわに混ぜ合わせ、「濃紅」の黄身を落としたTKGは、トリュフオイルがふわりと香り、食欲を誘います。卵黄と納豆の風味が際立ちつつも、ふんわりまろやかなやさしい味わいで、呑んだ後の〆にもぴったり。ねばねば感を活かした「納豆スイーツ」も!『納豆アイス最中』抹茶味 380円(税抜)サラダやパスタだけでなく、なんとデザートまで納豆尽くし! バニラまたは抹茶アイスに納豆を混ぜた『納豆アイス最中』は、ねばねば感が非常に強く、トルコアイスのように伸びて食べ応え十分。時々カリっと歯に当たる凍った納豆の粒と、ふりかけた粉納豆が心地いいアクセントです。『二層の京抹茶ソイラテ』500円(税抜)『納豆アイス最中』にドリンクを合わせるなら、こちらの抹茶ラテを。注文後に点てる京都・宇治の抹茶を豆乳と合わせた『二層の京抹茶ソイラテ』は、豆乳の風味、そして抹茶の旨味と苦みが、クセのある納豆とマッチします! お酒を飲まない方には、納豆料理のお供にもおすすめなのだそう。黒豆焼酎『黒丹波』900円(税抜)では納豆に合うお酒は……と夏見さんに聞いたところ、イチオシだったのがこちらの黒豆焼酎。香りも味も「豆!」と思わず言ってしまいそうなほど豆の風味たっぷりで、納豆料理と合わせれば、お互いの豆の甘味や旨味を引き立て合ってくれます。産地や粒の大きさが異なる納豆を、メニューごとに適材適所で使って提供している【納豆創作料理 夏豆】。納豆の知見が広い夏見さんに、それぞれの味や楽しみ方について聞けるのも、ここならではの楽しみかもしれません。納豆創作料理 夏豆【エリア】祇園【ジャンル】創作和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】祇園四条駅
2020年07月22日MONAのダイエットレシピ 紀文のロカボ麺を使った酸っぱ辛い焼きソバ人気の美容ブロガーMONAが、「【ダイエット中OKエスニック】焼きソバ。酸っぱ辛くて、癖になる~!」という記事で、2020年6月21日に自身のブログを更新した。MONAは、自身のブログ「MONAの産後ダイエットで愛されBODYに」で、ダイエットに関するあれこれの記事を、日々更新している。自身が作るダイエットご飯についての記事も多く、人気の美容ブログとなっている。今回は、紀文の「糖質0g麺」を使って「お酒にも合う糖質0g麺でトムヤム焼きソバ」を作ったところ、「酸っぱ辛くて病みつき!!エスニック好きすぎるし、お酒にも合います。」と絶賛している。ただし、「日頃のお楽しみとしてのアルコールは、糖質量低めのものを選ぶ。」「一緒に食べるものも、なるべく糖質や脂質が低めの食材を選ぶ。」と付け加えることを忘れないのは、さすがである。今回のトムヤム焼きソバのレシピは、紀文の公式サイト「糖質0g麺 紀文deロカボ」に、MONAのアレンジレシピとして掲載されており、興味のある人は必見だ。人気の美容ブロガーMONAMONAは、ダイエットアドバイザー&ベジフルビューティーセルフアドバイザーであり、骨盤インストラクター 、ピラティスインストラクター 、二ツ星栄養コンシェルジュでもある。産後太りでオバサン化した自分をどうにかしたいと思い、人生初の本気のダイエットを決意。糖質オフダイエットや自宅でなるべくお金をかけずにできるトレーニングを実践し、自身のブログで公開している。(画像はMONAの公式ブログ「MONAの産後ダイエットで愛されBODYに」より)【参考】※MONAの公式ブログ「MONAの産後ダイエットで愛されBODYに」※糖質0g麺 紀文deロカボ
2020年06月28日エスニックなアクセサリーは、暑い季節のマストアイテム!今季選びたいのは、プリミティブなムードと洗練さを兼ね備えたデザイン。肌露出の多い夏スタイルをブラッシュアップする、逸品をご紹介。1.力強いフォルムのバングルで着こなしのテンションをUP!スクエア型シェイプが個性的。コーディネートしやすいアースカラーで、ボリューミーなデザインが手元を華奢に見せてくれる。バングル各¥6,800(エルク)カゴバッグ¥7,500(ジャーディン デルシエロ)キーリング¥3,800(メイド イン マダ)以上ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム TEL:03・3401・50012.オパールを思わせる色のゆらめきが視線を奪う。色のパワー、そして手仕事が生む繊細さを感じさせるネックレスは、今季デビューの新シリーズ“メソ・オパール”から。首に沿うタイトなデザインも今の気分にマッチ。¥64,000(プティローブノアー TEL:03・6662・5436)3.石にシルバーを纏わせたオブジェのようなネックレス。デザイナー自ら石を探し求め、その形に合わせた一点もののシルバージュエリーを製作。質感のコントラストが新鮮で、アートピースのような存在感が。¥65,000(コールムーン/ハルミ ショールーム TEL:03・6433・5395)4.まるでレースのよう!繊細な透かし模様にうっとり。ヴィクトリアンジュエリーからインスピレーションを得たピアスは、マットな純金コーティングでほどよい華やかさに。中心にはシードパールをあしらい可憐な味付けを。¥30,000(チェリーブラウン TEL:03・3409・9227)5.鮮やかなボーダーが夏の空気にお似合い。職人の手で丁寧に編み込んで作られたフープピアスは、ナチュラルでありながら洗練された印象。椰子の軽快な素材感も、夏気分を盛り上げる。¥28,000(Caimana/エスケーパーズオンライン TEL:03・5464・9945)6.天然石の美しさを引き立てるミニマムなデザイン。宝石鑑定の第一人者を祖父に持つデザイナーによるブランド。厳選したラブラードーライトに絶妙なカッティングを施したピアスは、内側から輝く神秘的なブルーが魅力。¥30,000(レヴ トーキョー)7.重厚感のあるシルバーの輝きが装いのクールなアクセントに。Tシャツ&デニムなど、夏のシンプルスタイルを格上げしてくれるワイドなバングル。プリミティブなムードの飾り彫りも、こなれ感を高めるポイント。¥35,000(ノース ワークス/UTS PR TEL:03・6427・1030)※『anan』2020年6月24日号より。写真・多田 寛スタイリスト・木津明子文・間宮寧子(by anan編集部)
2020年06月17日シンプルな家具にエスニックテイストのファブリックや小物をたっぷりと。スパイスが効いた演出には、アジアやアフリカの旅先で味わうようなリラックス感と発見に満ちた新鮮な感覚があります。トレンドを取り入れて、非日常感を醸し出す個性的な空間を。リビングテーブルソファ周りのあれこれを収納するのにちょうどいいフルスライドの引き出しと、オープンスペースの組み合わせのリビングテーブル。使いやすいサイズ感にもこだわりました。(素材/アルダー)カバーリングソファ丸みを施したフレームとゆったり優しい掛け心地。耐久性を兼ね備えるために、座面にポケットコイルを採用した、ウォッシャブルカバーリングソファです。(素材/アルダー+ファブリック)クッション単色だからさり気なく、主張し過ぎない幾何学模様のクッション。ざっくりとしたコットンの質感は、落ち着いた面持ちながらスタイリングのアクセントにピッタリです。テレビボード背面コード類を通しやすい構造。足を外しても使えます。両サイドは使いやすい引き出し収納。中央の透かし前扉は赤外線を通すため、閉じたままで使用できます。(素材/アルダー)ダイニングセットテーブルは便利な引き出し付き。ラダーバックスタイルのチェアは、軽量でやさしい掛け心地のウェービングベルト仕様。チェアとベンチは選択できるカバータイプ。カバーを外した状態でもお使いいただけます。カウンターボード家具収納に便利なスライド棚のあるカウンターボード。収納するものを考慮したサイズ感の引き出しは、奥の物も出し入れしやすい全段フルスライドレール付きです。(素材/アルダー)
2020年05月28日トリュフ、松茸、雲丹など高級食材をふんだんに使用しているのにコースはなんと6000円。このコスパの良さにお店をリピートする人続出。そのコースの一部をご紹介します。フレンチの技法を取り入れた創作料理には日本酒がオススメ契約漁港より届けられる『海の幸』。シェフ特製のジュレがより雲丹のおいしさを引き立てます一品目から贅沢と呼ぶのに相応しい料理がでてくる『おまかせのコース』全12品 6,000円。コースはこの1つのみで、月ごとに内容を一新するスタイル。その時期ならではの和の素材が、ゲストの五感を魅了します。和牛やジビエ、選び抜かれたメインの肉料理も絶品前菜、お刺身、お肉…と、リズムよくどんどん出てくる料理たちは、どれも「もう一口食べたい…!」と思ってしまうほどよいポーションとおいしさ。また食べたいと思う料理ばかり出てきますが、月ごとにコースの内容が変わるため、食べられるのはどの料理も一期一会。訪れる度に新鮮な感動を届けてくれるのも魅力です。〆は『雲丹の炊き込みご飯』素材にもこだわっており、和牛や猪など厳選したお肉を使用して丁寧に下処理を施し、肉の持つ魅力をシンプルに表現してくれます。海の幸は、契約漁港から仕入れ『雲丹のコンソメゼリー』をはじめ、さまざまな調理方法で堪能できます。その時期の味わうべき旬の素材を味わうことで、料理で季節が感じられます。居心地のいいカウンター。デート使いにもぴったりな落ち着いた空間落ち着いた雰囲気の店内で飲むお酒もまた格別。日本酒にボトルワイン、シャンパーニュまで豊富に取り揃えいます。席は、テーブル・カウンター席に加え個室も完備。デートや接待などさまざまな場面に活躍してくれます。シックな空間のなか味わう大人のひととき。大切な人と過ごす夜に足を運んでいただきたい一軒です。最後の一品には『モンブラン』。最後まで美味しくて至福のひとときCuisine SHINGO 日本橋【エリア】三越前【ジャンル】和食【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】7500円【アクセス】三越前駅 徒歩3分
2019年11月18日陶芸家リサ・ラーソンの展覧会「リサ・ラーソン展 創作と出会いをめぐる旅」が、2020年2月23日(祝・日)から3月4日(水)まで、東京・松屋銀座にて開催される。松屋銀座に「リサ・ラーソン展」再びスウェーデンを代表する人気陶芸家、リサ・ラーソン。コケティッシュな動物や素朴で温かみのある表情豊かな作品で世界中に多くのファンを持ち、2019年に米寿を迎えた現在も、芸術一家という創造的な環境の中、自分のペースで楽しみながらユニークピース(一点もの作品)の制作を続けている。彼女と日本との関係性は深く、松屋でもこれまでに2回の展覧会を開催。東京・松屋会場を皮切りに全国7会場を巡った2017年の展覧会では、累計15万人以上の観客を動員している。創作と出会いの旅路をたどる約220点の作品を展示今回の会場には、リサ・ラーソンの初期から近年に至る約200点の作品に加え、彼女を見出した北欧を代表するデザイナーのスティグ・リンドベリをはじめとする他作家たちの作品約20点を合わせて展示。幼少時代からヨーテボリでの学生時代、グスタフスベリの工房時代と年代を追いながら、彼女が創作において影響を受けた諸文化や作家たちとの出会いと、そこで培われた想像豊かな作品群を通して、その魅力に迫る。会場には、リサ・ラーソン初期の動物モチーフであるトリの作品や、自宅アトリエで制作された最新作のイヌの作品、日本の文化からインスピレーションを得た作品などが登場。また、リサ・ラーソンが旅行先で購入した動物の人形や塑像、おもちゃのコレクションの一部も公開される。陶器の先行発売や展覧会グッズもスウェーデンより、同展から先行発売となる陶器が登場。その他、展覧会グッズや新作グッズなど、物販も充実。チャーミングなぞうのティーポットなども揃える。全国を巡回予定なお、同展は約2年間をかけて全国を巡回予定。2020年3月に滋賀県立陶芸の森、2020年7月にいわき市立美術館での開催が決定している(2020年1月現在)。開催概要「リサ・ラーソン展 創作と出会いをめぐる旅」開催期間:2020年2月23日(祝・日)〜3月4日(水)時間:10:00〜20:00※入場は閉場の30分前まで。最終日は17:00閉場。※一部開場時間が変更になる日あり。会場:松屋銀座8階イベントスクエア入場料:一般1,000(700)円、高校生700(500)円、中学生500(400)円、小学生300(300)円※( )内は前売料金。前売券は、ヤフーパスマーケット、ローソンチケット(Lコード:31442)、セブンイレブンにて2020年2月22日(土)まで販売。<問い合わせ先>松屋銀座TE:03-3567-1211(大代表)<今後の巡回先>2020年3月 滋賀県立陶芸の森2020年7月 いわき市立美術館※約2年間で全国を巡回予定。
2019年11月17日東京都庭園美術館では『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」』が、2020年1月13日(月・祝)まで開催されている。1910年〜60年頃、日本の知識人、美術愛好家、美術作家たちがアジアの古典美術に憧れた時期があった。朝鮮半島や中国では鉄道敷設、革命、発掘調査などによって、大量の古美術品が出土。日本に流入したそれらのアジア古美術を初めて目にした芸術家たちは、その「新しい」古美術の力強さや美しさに魅了されたという。同展は、こうした背景のもとに生み出された工芸品や絵画と、その発想の源となった古美術品など約100点を、3章構成で紹介する。第1章「アジアへの再帰」では、絵画に現れたアジアのイメージに注目。杉山寧による雲岡石窟の優しく微笑む石仏画や、安井曾太郎などによるチャイナドレスをまとった婦人画をはじめ、岸田劉生、前田青邨、バーナード・リーチによる静物画が並ぶ。第2章「古典復興」では、アジア古美術に影響を受けた工芸品を取り上げる。古代中国の青銅器である鳥型祭器からインスパイアされた香取秀眞の《鳩香炉》、李朝の白磁に描かれた即興性ある絵柄に心打たれた河井寛次郎、唐三彩において自然に流れ落ちる釉薬の美しさに魅了された石黒宗麿の陶芸など、古美術がもっている即興性や自然性をあえて意識的につくりだすことで完成させた作品が紹介される。こうしたアジアの憧憬は、1960年代ごろに表舞台からフェードアウトしたというが、今を生きるアーティストたちにアジアはどのように映るのだろうか。展覧会の最後を飾る第3章「幻想のアジア」では、3名の現代作家がアジアのイメージを表現。古代青銅器の地紋から着想を得て伝説上の霊獣を描いた岡村桂三郎の絵画作品、アジアを大きく意識した田中信行による漆芸のオブジェ、70年代の日米繊維交渉をテーマにした山縣良和によるデザインを発表する。作家たちによるアジアへの憧れと尊敬、そして新たな創造力を、多様な作品から感じとってほしい。【開催情報】『アジアのイメージ:日本美術の「東洋憧憬」』2020年1月13日(月・祝)まで東京都庭園美術館にて開催【関連リンク】 東京都庭園美術館()《染付魚藻文壺》 元時代14世紀東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives《白釉鉄絵束蓮文瓶》 金時代東京国立博物館所蔵Image:TNM Image Archives《鴟鴞尊》 商後期泉屋博古館所蔵※会期後半(12月12日)より展示香取秀眞《鳩香炉》 1949年千葉県立美術館所蔵飯塚琅玕齋《花籃》 1936年頃 斎藤正光氏所蔵 (c)T.MINAMOTO安井曾太郎《金蓉》 1934年 東京国立近代美術館所蔵
2019年10月25日俳優の斎藤工が“齊藤工”名義で約50分の中編映画『TATAMI』を完成させた。米ケーブルテレビ放送局HBOのアジア部門である“HBOアジア”が、アジア6カ国を舞台に製作したホラーアンソロジー『フォークロア』シリーズの“日本代表”。各国の民間伝承をベースにした恐怖の競演は、シンガポール映画界の巨匠で、齊藤が主演した『家族のレシピ』のエリック・クー監督が製作総指揮を務めている。すでに長編監督デビュー作『blank13』で、その手腕が高く評価された齊藤が、日本のホラーという“縛り”の中で選んだのが、畳という題材だった。「スポーツのアジア予選じゃないですけど、他の5作品との“勝負”は意識しましたね。勝ち負けではありませんが、作品への評価は如実に出ますから。その上で、各国の特性を表現するプロジェクトなので、日本なら畳かなと。畳(TATAMI)そのものが世界共通語でもあるし、目には見えない畳の裏側に、漠然とした恐怖が宿るという感覚は、とても日本らしいと思いました」(齊藤)。ホラー映画に初挑戦し「恐怖の強度を盛り込み、どこに力点を置くべきか考えた。やはり、ジャンル映画は、客席が沸くような描写が必要ですから」と振り返る。主演を務めるのは、日本映画界には欠かせない存在の北村一輝。最近では『アラジン』の日本語ボイスキャストとして、悪役ジャファーを演じ話題を集めたが、いち早く海外に目を向け、『KILLERS キラーズ』(日本・インドネシア合作)、『ザ・レイド GOKUDO』(インドネシア)に出演したアジア進出の先駆者でもある。「国により、恐怖の対象にいろいろなパターンがあり面白いし、畳に目をつける齊藤さんのセンスも“らしいな”と。例えば『KILLERS キラーズ』では、人が人を殺す恐怖を描いていますしね」(北村)。本作では、殺人事件を追うフリーライターの主人公を演じ、父親の急死をきっかけに、“畳に沁みついた”家族の忌まわしい真実に向き合う難役に挑んだ。役作りについて聞くと「ホラー映画は観客がどう見るか、そこを考えないといけない。だから、役作りはもちろん大切ですが、“自分がそこにいる”そのこと自体が大事かなと思いますね」と答えてくれた。「アジア、そして世界への挑戦」とも言うべき今回のタッグ。実現の裏には、齊藤と北村が育んだ20年来の親交があった。「僕がほぼ初めて足を踏み入れた映画の現場に、北村さんがいらっしゃった。それ以来、背中を見続けています。今回も本当にお忙しい中、徹夜で台本と向き合ってくださり、共犯関係を築きながら、クランクインできた。タイトな撮影でしたが、信頼と安ど感がありましたね」(齊藤)。それでは北村の目には、監督“齊藤工”はどのように映ったのだろうか?「アーティストだよね。まるで絵を描いている感覚。現場で声を荒げるようなこともなく、すごくコツコツ積み上げていくタイプ。監督をやっていくうえで必要な技術とセンスを持っていると思いますね。もちろん、俳優の目線もあるし、“これって、やりにくくないですか?”といったディスカッションもしやすい。やればやるほど、悩むことも多いでしょうけど、今後も監督業を続けてほしいと思いますよ」(北村)『フォークロア』(全6話)BS10スターチャンネル【STAR2 字幕版】11月10日(日)午後2:45~ 一挙放送 ほか※齋藤工監督『TATAMI』は11月10日(日)15:45~取材・文:内田 涼スタイリスト:【北村】中村剛(ハレテル)、【齊藤】川田力也【北村衣装】ジャケット400000円、Tシャツ55000円、パンツ140000円、シューズ105000円 以上全てグッチ(グッチ ジャパン)(問い合わせ先)グッチ ジャパン クライアントサービス(グッチ)0120-99-2177【齊藤衣装】オールインワン 210000円(Kazuki Nagayama/STUDIO FABWORK)
2019年10月10日アジアNo.1の韓流イベント『釜山ワンアジアフェスティバル(BOF)』が、10月19日(土)から25日(金)までの7日間、韓国・釜山で開催される。今年で4回目を迎える同イベントは、K-POPアイドルの公演やファンミーティングをはじめ、美容、ファッション、メディカルまで、韓国の今を体験できるフェスティバルだ。「2019釜山ワンアジアフェスティバルK-POPコンサート」チケット情報先日、追加アーティストとしてStray Kids、ATEEZ、(G)I-DLE、MAMAMOO、GFRIEND、SUPER JUNIORの出演が発表された。今年も釜山が熱くなるシーズンが到来。話題のK-POPスターがそろうBOFに注目だ。『釜山ワンアジアフェスティバル(BOF)』▼2019年10月19日(土)~25日(金)韓国・釜山華明生態公園、海雲台亀南路など釜山全域『釜山ワンアジアフェスティバルK-POPコンサート』チケット発売中Pコード:162-940▼10月19日(土) 19:00華明生態公園B(STANDING)-4000円(整理番号付)C(STANDING)-3000円(整理番号付)D(RESERVED SEAT)-1000円[出演]HA SUNG WOON/AB6IX/KIM JAE HWAN/ITZY/Stray Kids/ATEEZ/(G)I-DLE/MAMAMOO/GFRIEND/SUPER JUNIOR/他※A(STANDING)は取り扱いなし。※日本国外では本券の発券はできません。必ず日本国内にて発券をお済ませの上、本券を持ってご来場ください。※日本国在住の方・日本語が読める方・日本国内にて発券することが可能な方のみご購入下さい。※会場までの交通、宿泊手配は含まれません。ご自身でご手配下さい。※開演・開場日時は現地時間です。※本券を紛失・お忘れの場合、対応は一切できません。※入場者は全員(お子様も)本券が必要となります。※当日本人確認あり。要身分証明書。※転売チケットはご入場できません。/お問合せ先【ハナチケット:Mail:bof2019@hanatour.com】
2019年09月30日