ギンザ シックス(GINZA SIX)5階のアートギャラリー、アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)では「草間彌生と世界の現代アート作家展」を2月1日から14日まで開催する。アンディ・ウォーホル, Andy WarholCommittee 2000 1982年シルクスクリーン、額 76.35 x 50.95 cm戦後美術史に大きな足跡を残し続け、日本を代表する前衛現代アート作家となった草間彌生の作品を中心に、同時代からそれ以降に活躍した世界の著名な現代アート作家の作品を集め紹介。アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)やデビッド・ホックニー(David Hockney)など、60年代に全盛期を迎えたポップアートや、それ以降ポップアートの影響を受け現れたミニマルアート、80〜90年代に活躍したジェフ・クーンズ(Jeff Koons)やジュリアン・オピー(Julian Opie)など様々な現代アートを展示する。【イベント情報】草間彌生と世界の現代アート作家展会期:2月1日〜2月14日会場:ギンザ シックス 5階 アールグロリュー ギャラリーオブトーキョー
2018年02月02日都会にある「秘密の花園」で日本一早いお花見を数々のアートイベントで話題を集めているクリエイティブカンパニーNAKEDが手がける花のアート展「FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲」は、日本一早いお花見を日本橋で実現します。期間は2018年1月23日(火)〜2月26日(月)。コンセプトは「都会で見つけた秘密の花園」。今まで25万人をも虜にした五感で楽しむ花の芸術は、ひらひらと舞う花と音楽のマリアージュによるものです。デジタルとアナログで作られた花の世界に入ると、まるで自分が主人公になったかのような体験ができます。体験型アートの中には、「自分で撮影した花の写真」がトリガーとなって、 様々なアート体験を起こす作品も登場します。目の前に広がる花畑の中からお気に入りの花を撮影して、あなただけのアート作品を残してみて。※撮影体験は、 先着5万名の特典です。美しい光景が次々に展開する魔法のような体験エリアごとにさまざまな体験ができるのが本展の魅力。『花畑collaboration with LANVIN en Bleuエリア』では、自分の動作をきっかけに美しい自然現象に包まれる体験ができます。たとえば、ハスの葉の下に立つだけで、雨が降ってきたり、鮮やかな虹がかかったりと鮮やかな自然現象が起こります。ふわふわと宙に浮かぶ不思議なタネに手をかざせば、花畑全体が光で満たされていく幻想的な風景が広がり、うっとり夢見心地に。壁に空いた穴に指を入れると、綿毛が噴き出してくる演出もあります。さらに、巨大なタンポポの綿毛のオブジェに息を吹きかけると、綿毛が舞い上がって花畑を吹き抜けていくプロジェクションマッピングが起動。まるで魔法の世界に迷い込んだような気分になります。花畑をイメージした「桜彩BAR」の華やかドリンク本展の作品「花畑」からインスピレーションを受けたアーティスティックなドリンクを扱うバー「桜彩BAR」も登場。幻想的な美しさのドリンクに魅了されます。ティータイムにぴったりなのは「花咲く抹茶ラテ」。NY発のペイストリーショップ「DOMINIQUE ANSEL BAKERY JAPAN」の大人気ドリンクが本展限定で登場しました。桜のマシュマロをのせると、蕾が花咲くようにふわりと花が開く抹茶ラテです。もちろんアルコールも扱っていて、白ワインベースでほんのり桜香る甘酸っぱいサングリア「桜のサングリア」は女性好みの甘やかな味わい。ほかにも春の花をテーマにしたオリジナルカクテルを提供し、華やかな花のようなカクテルを嗜む優雅なひとときを過ごせます。オリジナルパッケージの日本酒もあるので、好きなドリンクをオーダーしてお花見気分を盛り上げましょう。文/萩原かおりイベント情報イベント名:FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲催行期間:2018年01月23日 〜 2018年02月26日住所:東京都中央区日本橋室町2-2-1 日本橋三井ホール COREDO室町1 5F(エントランスは4F)電話番号:03-6380-9102
2018年01月22日東京・東神田にあるギャラリーのタロウナス(TARO NASU)では、タイポグラフィによる作品制作で知られるローレンス・ウィナー(Lawrence Weiner)の作品展「WATER & SOME OF ITS FORMS」を、1月13日から2月10日まで開催している。"LEFT IN A CLEFT OF A TREE”© 2017 Lawrence Weiner / ARS, New York / JASPAR, Tokyo, Courtesy of TARO NASUローレンス・ウィナーはニューヨークを拠点に制作活動をしている。60年代から一貫して自身の芸術を「インフォメーション」と称し、言語や記号、それらが喚起する想像力に関心を寄せてきた。今回発表される新作は、水、塩水、淡水、中性子、黒鉛といった単語と、それらを関係付ける文や記号、図形などによって成り立っている。また本展では、ウィナーが用意した英語のテキストに対して画廊側が複数の日本語訳を用意し、翻訳のニュアンスに踏み込んだディスカッションの結果、彼が日本語訳を選択するというやり方で作品が完成。言葉と文字が容器となって運ぶ意味や心象の、翻訳しようとしてもしきれない何かこそが、文化の本質であるというウィナーの確信が、こうした制作を生んだといえる。【イベント情報】「WATER & SOME OF ITS FORMS」会期:1月13日〜2月10日会場:TARO NASU住所:東京都千代田区東神田1-2-11時間:10:00~18:00休廊日:日曜月曜祝日
2018年01月18日展覧会「資生堂アートハウス名品展 開館40周年記念 後期 洋画・現代美術・陶芸・金工・ガラス」が、静岡・資生堂アートハウスにて開催される。会期は2018年1月16日(火)から4月1日(日)まで。資生堂アートハウスは、資生堂(SHISEIDO)の芸術への理解と共感、「美しい生活文化の創造」という企業理念を体現した美術館だ。美術館の開館40周年を記念した今回の展覧会では、日本画と漆芸などを展示した前期展に引き続き、東京・銀座の資生堂ギャラリーを会場に1947年から現在まで断続的に催している「椿会美術展」と、1975年から1995年に渡り開催した「現代工藝展」の出品作を中心に、洋画、陶芸、ガラス工芸、金工、現代美術など約80点を紹介する。洋画からは梅原龍三郎の「薔薇圖」、現代美術からは舟越桂の「唐突な山」、工芸からは岩田久利の「硝子大鉢 牡丹」などを楽しむことができる。また2018年1月26日(金)、2月23日(金)、3月23日(金)には、学芸員によるギャラリートークが実施される。【概要】展覧会「資生堂アートハウス名品展 開館40周年記念 後期 洋画・現代美術・陶芸・金工・ガラス」会期:2018年1月16日(火)~4月1日(日)※月曜休館(月曜祝日の場合その翌日)開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)場所:資生堂アートハウス(静岡県掛川市下俣751-1)TEL:0537-23-6122入場料:無料■関連企画「学芸員によるギャラリートーク」日時:2018年1月26日(金)、2月23日(金)、3月23日(金)時間:14:00~14:30参加費:無料申込み:不要
2018年01月08日ネイキッドが企画・演出する花の体験型アート展「FLOWERS by NAKED 2018-輪舞曲-(フワラーズバイネイキッド 2018 ロンド)」が、1月23日(火)より日本橋三井ホールにて開催決定。今回は会場の使用率を過去最大級に拡大、新たなコンテンツを展開しバージョンアップして開催する。“日本一早いお花見を、日本橋で。”がキャッチコピーの花の体験型アート展「FLOWERS by NAKED 2018-輪舞曲-」。日本橋での開催は2018年で3回目となり、これまでの通算動員数は25万人以上、インスタグラムでのイベントハッシュタグは47,000件以上投稿(12月1日付)されている人気展だ。2018年は来場者が鑑賞者から「主役」に!「都会で見つけた秘密の庭園」をコンセプトに、生花やアーティフィシャルフラワー、プリザーブドフラワー、プロジェクションマッピング、造作オブジェ、センシング技術、音、香りなどを組み合わせ、未だかつてない五感で楽しむ花のアート空間・体験を生み出してきた本展。前年までの鑑賞中心のコンテンツ、巡回型の会場構成から今回は一新し、来場者がまるで映画の主人公のように、幻想的な花の世界に迷い込み、テクノロジーを使って自分だけの花を咲かせるアートなど、来場者が参加することによって完成する作品で構成されているという。人気ブランド「LANVIN en Bleu(ランバン オン ブルー)」とのコラボレーションアートとして、来場者が会場にある花の写真を撮影し、幾何学の白い花のオブジェにその写真をかざすと、写真の色が伝わり、花のオブジェが色づいたり揺れたり、自分だけの花が咲くアートを楽しめるほか、またフォトスポットにもなる春の生花で彩られた花畑アートなど、来場者が参加して成立する10の参加型コンテンツを展開。いち早く春気分! 都会ならではのお花見体験を「輪舞曲」をテーマにエンタテイメント性をアップした本展。会場内では、春の精霊に扮したダンサーたちが目の前で舞い、30分に1回のペースでヴァイオリンの生演奏を、精霊の舞とインタラクティブに連動する花畑ステージで展開。さらに、会場内の桜のアート「桜彩(おうさい)」では、代々木上原の人気レストラン「9STORIES(ナインストーリーズ)」監修の桜のワインクーラーや、花畑をイメージしたノンアルコールカクテルなど、花のオリジナルドリンクや日本酒などを提供。まさにいち早い、都会ならではのお花見体験が楽しめるようだ。「FLOWERS by NAKED 2018 輪舞曲(フワラーズバイネイキッド 2018 ロンド)」は2018年1月23日(火)~2月26日(月)日本橋三井ホールにて開催。※前売券は1月22日(月)まで販売中。(cinemacafe.net)
2018年01月03日12月も残りあと少し。年末年始はどこに行こうかな~と迷っている人におすすめしたいのが、六本木ヒルズで開催中のアート展。見るだけでなく、作品の中に入ったり写真を撮ったり、とにかく楽しい体験がいろいろできちゃうのです。元旦もオープンしている話題のスポットをレポートします!楽しすぎ~!『レアンドロ・エルリッヒ展』【女子的アートナビ】vol. 94まずは超楽しい体験ができる『レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル』をご紹介。六本木ヒルズ森タワー53階の森美術館で開かれています。アルゼンチン出身の現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒ(1973~)による過去最大規模の個展で、新作を含む作品44点を展示。そのほとんどが日本初公開です。エルリッヒは錯覚の効果などを使ってウィットに富んだ作品を作っているアーティスト。金沢21世紀美術館に恒久展示されている人気作品《スイミング・プール》は代表作のひとつです。彼の作品を見ると、思わず「えっ? 何? どーなってるの?」という言葉が出てしまうほど、楽しいスパイスの効いた仕掛けが満載なのです。例えば、上の写真は最初の部屋に展示されている作品《反射する港》。水の中にボートが何艘か浮かんでいるように見えますが、実は違うのです。ネタバレになるので詳しくは実際に見てのお楽しみですが、彼の作品は必ずネタが仕込まれているので、ぜひ会場でじっくり観察してみてください。目の前に見える景色をそのまま素直に信じてしまうと、楽しいネタに気づけないかもしれません!こちらの作品は《試着室》。鏡に向かって写真を撮っている私の姿が写っていますが、このように鏡が入っている個室もあれば、鏡の部分が空洞になっていて、通り抜けられるようになっている個室もあり、それらの個室がいくつもつながっていて迷路のようになっています。実際に個室のなかに入って写真を撮ったり、出口がわからなくなり迷ったりして、ワクワク感たっぷり。子どもから大人まで、みなさん楽しそうに体験していました。そして、極めつけはこちらの大型インスタレーション作品《建物》。窓から落ちそうになっているのは私です。この仕掛けも、ネタバレになるので明かせませんが、とにかく体験してみてください。ポーズを工夫すれば、いろいろ楽しい写真が撮れちゃいます。このアート展は、友だちや彼を誘って行くのがベスト。かなり盛り上がると思います!話題沸騰途中!『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』次にご紹介するのは、すでに話題沸騰中の『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』。みんな大好きなドラえもんをテーマに国内外で活躍する現代アーティスト28組が作品を制作。絵画をはじめ、彫刻や写真、さらには書道など、さまざまな技法で手がけた新作が展示されています。参加作家がとにかくゴージャス。世界で活躍する村上隆や奈良美智、森村泰昌をはじめ、梅佳代、しりあがり寿、蜷川実花、増田セバスチャンなど錚々たるアーティストたちの作品がそろっているのです。まずは、こちら。展覧会のメインヴィジュアルにも使われている村上隆の作品《あんなこといいな 出来たらいいな》。ドラえもんの登場キャラと村上作品の定番モチーフがコラボしています。近くでじっくり見ると、ジャイアンが木箱の上に乗って歌っている絵やしずかちゃんのヌードなど、おなじみの場面がちりばめられていてワクワクします。こちらは個人的に大好きな作品、奈良美智の《依然としてジャイアンにリボンをとられたままのドラミちゃん@真夜中》。このドラミちゃんの顔は、一度見たら絶対忘れられません!増田セバスチャンの作品《さいごのウエポン》も見ごたえあります。きゃりーぱみゅぱみゅの演出・美術なども担当し、日本の「kawaii」文化を発信している彼が手がけたドラえもんは、高さが3メートル近くもある巨大サイズのぬいぐるみ。色もカラフルなので、うまく撮ればインスタ映えすること間違いなし!『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』は2018年1月8日までの開催なので、まだ見ていない人はこの年末年始が最後のチャンスです。『レアンドロ・エルリッヒ展』と同じ六本木ヒルズ内で開かれているので、ぜひ二つまとめて楽しんでみてくださいね!Information『レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル』会期:~2018年4月1日(日)会期中無休時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)会場:森美術館料金:一般 1,800円/大学生・高校生1,200円/4歳~中学生 600円/シニア(65歳以上)1,500円『THE ドラえもん展 TOKYO 2017』会期:~2018年1月8日(月・祝)会期中無休時間:10:00~20:00(最終入館 19:30)※12 月 26 日(火)のみ 17 時閉館(最終入館 16:30)会場:森アーツセンターギャラリー料金:一般 1,800円/中学生・高校生1,400円/4歳~小学生 800円
2017年12月23日『呑むアート展』が、2018年1月13日(土)、14日(日)の2日間、東京・六本木ヒルズで開催される。『呑むアート展』とは、国内外で高い評価を受けている陶芸家・古賀崇洋のアート作品である20種類の器を実際に利用して、日本酒や甘酒を飲む体験型アートイベント。会場では、古賀の作品からインスピレーションを受けて選ばれた日本酒や甘酒を準備。また、気に入った作品はその場で購入することも可能だ。金やプラチナ、青銅を使用し、意匠をこらした作品で飲むお酒では、いつもと違った味を楽しめる事間違いなし。是非、会場に足を運んで、"非日常的"な体験をしてみてはいかがだろうか。【詳細】『呑むアート展』開催期間:2018年1月13日(土)、14日(日)開催時間:11:00~22:00(最終入館21:30)会場:六本木ヒルズ 森タワー52階「カフェ ザ サン(Cafe THE SUN)」住所:東京都港区六本木6-10-1価格:ドリンクのみ 1,000円~1,500円、アート購入 10,000円~300,000円
2017年12月22日人気キャラクターのスヌーピーを、心あたたまるサイエンスを通して表現するサイエンスアート展「SNOOPY™ FANTARATION」が開催。2018年3月1日より開催される東京展を皮切りに、全国へ巡回する。© 2017 Peanuts Worldwide LLC第一線で活躍する日本のフィギュア作家達が制作した作品の他に、愛知工業大学からはスヌーピーがダンスする「スヌーピーダンスロボ」、4足から2足歩行へと進化する「スヌーピーロボ」など3作品が出展。そして、『ピーナッツ』の4コマ漫画を約5,000枚使った4Dモザイクアートなど、本展のために約3年の歳月をかけて準備された作品が会場を飾る。さらに、本展の総合プロデューサーである大谷芳照が、原作者のチャールズ M. シュルツと出会うきっかけともなった、大阪の商業施設「スヌーピータウン」プロジェクトのために制作、その後アメリカに寄贈されたオブジェが約4半世紀ぶりに凱旋帰国し、展示される。また、グッズコーナーでは、約100アイテムを越える本展オリジナルグッズも多数発売予定。第1弾は2018年3月1日から19日まで、松屋銀座にて開催。その後、ジェイアール名古屋タカシマヤ、阪急うめだ本店、広島三越ほか、全国への巡回が決定している。以降の会場は順次発表。前売り券は各プレイガイドにて、2月28日まで販売予定。サイエンスアートが繰り広げる新しいスヌーピーの世界を楽しんで。【イベント情報】スヌーピー × おもしろサイエンスアート展「SNOOPY™ FANTARATION」東京展会期:2018年3月1日〜3月19日時間:10:00〜20:00(入場は閉場の30分前まで、最終日は17時閉場)会場:松屋銀座 8階イベントスクエア入場料:一般 1,000円、高校生700円、中学生500円、小学生300円
2017年12月05日クリスマスシーズンの夜デートにぴったりなアート展、『パリ♥グラフィック展』に行ってきました。会場の三菱一号館美術館には、おしゃれでセンス抜群なグラフィック・アートがいっぱい! 美術を楽しんだあとは、シャンパンゴールドの光がきらめく丸の内エリアを散策。イルミネーション&かわいいツリーのオブジェも楽しめます!おしゃれなアートが満載!『パリ♥グラフィック展』【女子的アートナビ】vol. 93『パリ♥グラフィック─ロートレックとアートになった版画・ポスター展』は、19世紀末の版画にスポットをあてた展覧会。ポスターや挿絵などのおしゃれなグラフィック・アートを中心に、油彩画や挿絵本など含めた計約170点が紹介されています。ポスターや版画ってアートなの? と思うかもしれませんが、19世紀末のパリで急速に技術が発達した版画は当時の最先端メディア。今のインスタグラムみたいな感じかもしれません。芸術家たちはその新しい表現方法に魅了され、次々とカラフルでステキな作品を生み出しました。芸術レベルになった美しい版画作品は、ポスターや本の挿絵という形で日常生活にも浸透。一般の人たちも気軽にアートを楽しめるようになっていったのです。この会場では、三菱一号館美術館が誇るコレクションに加えて、版画作品を多数所有するファン・ゴッホ美術館(オランダ)のお宝コレクションも展示。充実の展覧会になっています。パリの街並みも再現!見どころいっぱいの同展ですが、そのなかでも特に感激したのは、パリの街並みが再現されている広い展示室。入った瞬間「わ~」っと声を上げそうになりました。こちらは、写真撮影もOK。当時のパリはこんな雰囲気だったのかな~と想像できて、とても楽しいです。ポスターのジャンルで有名な芸術家といえば、トゥールーズ=ロートレック。彼はパリの娼婦や庶民の姿、さらに人気のあった有名人などを独特の視点で描いたことで知られています。例えば、上の写真(左)に写っているポスターは、ロートレックが名声を確立するきっかけとなった《ムーラン・ルージュ、ラ・グーリュ》。当時の有名な踊り子をモデルに描いたもので、しなやかな線描と鮮やかな色彩の美しさはもちろん、絵と文字の配置の仕方なども抜群です。こんなおしゃれなポスターが街に貼られていたなんて、やっぱりパリはすごい!ほかにも、男女の怪しい関係を描いたフェリックス・ヴァロットンの版画連作《アンティミテ》や、やわらかな色彩が美しいピエール・ボナールのポスターなど、さまざまなグラフィック・アートを見ることができます。グッズも超おしゃれ♡展示を楽しんだあとは、ミュージアムショップへ。こちらの美術館には、いつもセンスのいいグッズが並んでいますが、今回は特にステキ。おしゃれなセレクトショップみたいになっています。ロートレックの作品などを素材にしたバッグやTシャツなど欲しくなるものばかり。とりあえず、トートをひとつゲットしましたが、まだまだ何度か通ってしまいそう…。女子にうれしいサービスも!さらに、女子にうれしいサービスもたくさんあります。そのひとつが、「アフター5(ファイブ)女子割」。毎月第2水曜日の17時以降に行くと、当日入館料がなんと1,000円になります。今回の『パリ♥グラフィック展』は1,700円なので、700円もお得。毎月第2水曜日は開館時間が21時まで延長されているので、ゆっくり楽しめますよ。ちなみに、私は三菱一号館美術館サポーター制度の会員になっているので、開催中の展覧会に何度でも行くことができます。この制度も、かなりお得。年会費10,260円(税込)を払えばだれでも(18歳以上であれば)サポーター制度に入会できて、さまざまなサービスが受けられます。例えば、会員本人だけでなく同伴者1名も無料で入館できるので、友だちや家族と一緒に何度でも展覧会を見ることができるんです。ご招待券4枚プレゼントや貸切鑑賞会、提携施設での優待サービスなどもあって、いろいろ楽しめますよ。丸の内イルミネーションを堪能!三菱一号館美術館を出たら、そのまま丸の内のイルミネーション散歩に出かけてみませんか?まず、美術館の目の前にある丸の内ブリックスクエアのツリーをチェック。こちらは泡をイメージしたバブルツリーです。丸の内・有楽町エリアに登場するクリスマスツリーを手がけているのは、あの有名なフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏。丸ビルや丸の内オアゾなど、いくつかのスポットで見ることができます。そして、丸の内仲通りにはシャンパンゴールドのイルミネーションがキラキラ!「夜デートなう」な写真がいっぱい撮れます!ぜひこの時期は丸の内でイルミ&アートを楽しんでみてくださいね。Information『パリ♥グラフィック─ロートレックとアートになった版画・ポスター展』会期:~2018年1月8日(月・祝)休館日:月曜日(ただし、1月8日と、「トークフリーデー」の12月25日(月)は開館)、年末年始休館:2017年12月29日~2018年1月1日時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、12月13日、1月4日、1月5日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで会場:三菱一号館美術館料金:一般 1,700円/大学生・高校生1,000円/小・中学生 500円※展示室の写真は許可をいただいて撮影しております。
2017年12月02日人気のイラストレーター、長場雄(ながばゆう)さんのアーカイブ展、「YU NAGABA EXHIBITION 『 I DID 』」が12月2日から渋谷パルコのGallery X BY PARCOではじまります。展覧会には、イラスト原画とあわせてオリジナルグッズも多数登場!その気になる内容をご紹介します!YU NAGABA EXHIBITION 『 I DID 』まもなく開催!【女子的アートナビ】vol. 92長場雄さんは、雑誌や書籍、広告、さらにはアパレルブランドにもデザインワークを提供するなど幅広い分野で活躍されている大人気のイラストレーター。12月2日よりスタートする「YU NAGABA EXHIBITION 『 I DID 』」は、長場さんにとって初となるアーカイブ展。会場では、2014年から2017年の約3年の間に描かれた原画約100点が展示されるほか、映像インスタレーションなども紹介されます。シンプル&クールなイラストがかっこいい!長場さんが描くイラストの特徴は、とことん “シンプル”。無駄なものをそぎ落とした究極の線で、親しみやすく共感の持てる作品を次々と生み出しています。シンプルでミニマルな絵というのは、ごまかしがきかないので実はとてもハイレベル。長場さんがこの作風を確立されたのは2014年ごろとのことで、以来、彼のイラストは日本だけでなく海外でも支持され、欧米のセレクトショップで個展も開かれています。おなじみのイラストも登場!ここまで、長場さんの作品をいくつかご紹介してきましたが、「どこかで見たかも…」と気づかれた方もいるのではないでしょうか。そう、関東の人なら『東京メトロ』のマナーポスターでご覧になったことがあると思います。2016年4月から2017年3月までの1年間、駅や車内に貼られていたポスターのイラストを描かれていたのが長場さんです。すごく印象に残る絵で、私もメトロに乗るたびに楽しみにしていました。そして、我々『anan』の人気連載、「鈴木亮平の中学英語で世界一周!」のイラストも担当していただいています。長場さんのイラストと鈴木さんの写真がコラージュされていて、誌面がとても親しみやすい雰囲気になっています。また、上のイラストは雑誌『POPEYE』(2014年09月号)の表紙を飾った作品。超クールです!この絵が評判となり長場さんのファンがどんどん増えていったそうですよ。過去作品が収録された作品集を先行発売!この展覧会で、原画鑑賞と並んで楽しみなのがグッズのコーナー。Tシャツをはじめ、マグカップやトートバッグなどさまざまなものが揃う予定です。長場さんのおしゃれなイラストがデザインされたグッズを持っていたら、高感度な女子に見えること間違いなし!そしてもうひとつ気になるのが、作品集 『 I DID 』(税別3,000円)の先行発売。この作品集には、BEAMSや東京メトロなどに提供したクライアントワークを含めた約800点の作品が収録されています。限定300冊だけ刊行されるオリジナルテキスタイルを用いた豪華特装版(税別6,000円)も会場で先行販売されるそうです。さらに、特装版の作品集を買われた先着100名限定で「似顔絵サイン会」も実施。長場さんに自分のイラストを描いてもらえるなんて、かなり貴重なチャンスです!売り切れ必至なので、ぜひお早めにお出かけください。展覧会は12月2日の土曜日、11時からスタート。入場は無料です。どうぞお見逃しなく!Information会期:12月2日(土)~12月12日(火)時間:11:00 ~ 20:00会場:Gallery X BY PARCO(渋谷区宇田川町13-17)料金:入場無料・長場雄作品集『 I DID 』¥3,000(税別)会場で先行販売・展覧会記念特装版 長場雄作品集『 I DID 』¥6,000(税別)特装版仕様:上製本オリジナルクロス貼り・箔押し・長場雄さんのInstagram(@kaerusensei)には、毎日1点、作品がアップされています!
2017年11月28日東京オペラシティ アートギャラリーでは、2018年1月13日から3月25日までの期間に渡り「谷川俊太郎展」を開催する。谷川俊太郎 / photo:深堀瑞穂谷川俊太郎は1952年に詩集『二十億光年の孤独』で鮮烈なデビューを果たした詩人。85歳の現在も、わかりやすく、読み手一人一人の心に届くみずみずしい言葉によって、子どもからお年寄りまで多くの人々を魅了し続けている。本展は、谷川俊太郎が影響を受けた音楽や「もの」、家族写真、大切な人たちとの書簡、ラジオのコレクション、自ら撮影した暮らしの断片等を選りすぐりの詩作品とともに展示する。本展のための書き下ろしの詩や、特別出品となる音楽家の小山田圭吾(コーネリアス)と、インターフェイスデザイナーの中村勇吾(tha ltd.)とのコラボレーションも発表。実生活を基盤に詩をつむぎ出してきた谷川俊太郎の、暮らしの周辺のものごとに焦点をあて、そこからダイレクトに谷川像を立ち上がらせる。関連企画として、「開催記念対談」と「スペシャルライブ 谷川俊太郎&DiVa『よしなしうた』」を開催。「開催記念対談」は、東京オペラシティビルの7階にある会議室にて2018年1月27日と2月10日に行われ、1月27日には都築響一(編集者)と谷川俊太郎が、2月10日には小山田圭吾(コーネリアス)(音楽家)と谷川俊太郎が対談する。なお、時間は各回14時開演、13時45分開場、定員は160名(全席自由)で参加費は無料(展覧会の入場は別料金)。参加方法は開催当日の11時より、アートギャラリー入口にて配布される整理券が必要。「スペシャルライブ 谷川俊太郎&DiVa『よしなしうた』」は、東京オペラシティ リサイタルホールにて、谷川俊太郎による詩の朗読と高瀬"makoring"麻里子(Vo)、谷川賢作(Pf)、大坪寛彦(B)からなる現代詩を歌うバンド・DiVaのスペシャルライブを2018年3月10日に行う。開演は14時から、全自由席(税込3,500円)。スペシャルライブのチケット予約は東京オペラシティ チケットセンターにて。【展覧会情報】谷川俊太郎展 TANIKAWA Shuntaro会期:2018年1月13日〜3月25日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、いずれも最終入場は閉館30分前まで)休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月11日、13日入場料:一般1,200円 大学・高校生800円 中学生以下無料
2017年11月23日金沢21世紀美術館に恒久設置された「スイミング・プール」の作家として知られるアルゼンチン出身の現代アーティスト、レアンドロ・エルリッヒの個展「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」が2018年4月1日まで、六本木・森美術館で開催中。新作を含む44点の体験型作品が楽しめる本展の見どころをレポートしよう。大型インスタレーションから映像まで、視覚的な錯覚を用いて見る人の常識に揺さぶりをかけるエルリッヒの作品は、現代アートになじみがなくても、大人から子供まで誰もが気軽に楽しめるものばかり。しかも、体験型の作品は写真撮影が可能だ。入口を入るとすぐに現れる「反射する港」は、まるで本当の水の上にボートが浮かび、揺れているように見える立体作品。ここからもうあなたは、エルリッヒの作り出す“不思議な世界”に足を踏み入れている。次の部屋には国や島の形を雲で表現した「雲」、本展のために新たに作られた「教室」、そして隣のマンションの住人たちの日常生活が窓越しに眺められるビデオインスタレーション作品の「眺め」や、玄関のドアの小さな覗き穴から見える映像を確認する「隣人」など、日常の中にある行為や風景をアートにした作品が続く。また、本展では、30もの部屋が迷路のように設置された日本初公開の「試着室」、“鏡と対面すると自分の顔が見えるに違いない”という思い込みを利用した「美容院」、重力に逆らって建物にぶら下がったり立ったりしている様子を楽しめる参加型のインスタレーション「建物」など、鑑賞者がパフォーマーとなる目玉作品も多数公開されている。44点の展示作品のうち8割が日本初公開となり、エルリッヒのキャリアの全容を紹介する世界でも過去最大規模の個展となっている。30もの部屋が迷路のように設置された日本初公開の「試着室」「美容院」「習慣や既成概念は恐ろしいほどの耐久性で、私たちがおそらく気付かないくらいに、私たちのリアル、現実認識をコントロールしている。そうした事実について、鑑賞者が作品を通じて考えるきっかけになれば良いと思っている」とエルリッヒが語る通り、本展を体験すればきっと新しい「現実(リアル)」感覚が生まれるのではないだろうか。なお、会期中は同時開催プログラムとして「MAMコレクション006:物質と境界―ハンディウィルマン・サプトラ+千葉正也」、「MAMスクリーン007:山本篤」、「MAMプロジェクト024:デイン・ミッチェル」の展示も行われる。【展覧会情報】「レアンドロ・エルリッヒ展:見ることのリアル」会期:2017年11月18日~2018年4月1日 会期中無休会場:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階、53階 時間:10:00~22:00(最終入館 21:30)※火曜日のみ、17:00まで(最終入館 16:30)料金:一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
2017年11月22日アンリアレイジ(ANREALAGE)が富山県美術館で行われる「素材と対話するアートとデザイン」展に参加。会期は、2017年11月16日(木)から2018年1月8日(月)まで。「素材と対話するアートとデザイン」展は、木や金属から最先端のものまで、様々な「素材」の魅力や可能性を探るもの。4つのセクションを通して、素材の魅力とそれに触発されて生まれるアートとデザインを紹介する。アンリアレイジのアイテムが展示されるのは「革新×素材」、「素材のきほん」の2パート。2016年春夏コレクション「REFLECT」のドレスが「革新×素材」に登場する。受けた光を跳ね返し色や柄が現れるという再帰性反射を応用した特殊な素材を使用したものだ。「素材のきほん」に展示されている「PHOTOCHROMIC AGING PANTS」は、光を浴びると新品のホワイトデニムが古着のインディゴブルーデニムの表情に変化する、フォトクロミック技術を採用したデニムパンツ。高岡伝統産業青年の為に製作をした特別な逸品だ。本来は時間をかけて経年変化し古着になっていく過程を見せることで、古着と新品の境界線を越えるような表現に挑戦した。同展示会にはリアリティ・ラボ イッセイ ミヤケ(REALITY LAB. ISSEY MIYAKE)やゴールドウイン(GOLDWIN)なども参加する。【展示会概要】「素材と対話するアートとデザイン」展会場:富山県美術館住所:富山県富山市木場町3-20TEL:076-431-2711会期:2017年11月16日(木)~2018年1月8日(月)時間:9:30〜18:00(入館は17:30まで)入場料:当日券一般1,300(1,000)円/大学生950(750)円/前売券一般1,000円※高校生以下無料、括弧内は20名以上の団体料金
2017年11月20日現代アートとドラえもんの出会いあなたのドラえもんをつくってください――子供の頃に誰もが夢見たドラえもんの世界観を、今を駆ける気鋭アーティストらがそれぞれの手法で表現した前代未聞の特別展「ドラえもん展 TOKYO 2017」が満を持してはじまりました。六本木ヒルズ・森アーツセンターギャラリーで開催中の「ドラえもん展TOKYO 2017」は、2017年11月1日(水)から1月8日(月・祝)まで開催中。絵画や立体、映像作品など多岐にわたるアート作品の展示はもちろん、会場限定のオリジナルグッズやひみつ道具をイメージした期間限定メニューなど、特別コラボレーション目白押しです。“未来の国からはるばると”やってきたドラえもんの世界へ、足を踏み出しましょう。自分だけのドラえもんを探して真っ青なドラえもんカラーに包まれたエントランスをくぐり抜ければ、そこはもう22世紀の空間。各アーティストが“ドラえもん”というひみつ道具を駆使して作り上げる独創的な世界観に注目です。世界的に著名なアート描き続ける奈良美智や、日本の現代美術界の異端児 会田誠など豪華作家陣の作品がずらりと登場。平面作品や立体作品、空間アートや映像など、唯一無二のドラえもんワールドを全身で体感できます。巨大なピンク色のドラえもん「さいごのウエポン」は原宿の“かわいい”文化の先駆者、増田セバスチャンの作品。よく目を凝らせばカラフルなおもちゃがポップな世界観を造り上げています。「ドラえもんがいてくれたら…」世代を超えて誰もが抱く夢を胸に、新たなドラえもんの一面を発見できるかも?取材・文/おゝしろ実結イベント情報イベント名:ドラえもん展 TOKYO 2017催行期間:2017年11月01日 〜 2018年01月08日住所:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階電話番号:03-5777-8600
2017年11月17日2017年夏、シンガポールのアートサイエンスミュージアムで成功をおさめた「セルペンティフォーム」が、都会の絶景を臨める六本木ヒルズ展望台 東京シティビューにて11月25日〜12月25日まで開催されます。■「セルペンティフォーム」概要「セルペンティフォーム」は、2016年ローマから始まった巡回展であり、ブルガリで最も成功したモチーフのひとつである「セルペンティ」(イタリア語で蛇の意)に賛辞を贈るものです。誘惑、再生、変容を象徴するシンボルとしての蛇は、何世紀にもわたり人類の物語と絡み合いながら世界中で神話や伝説を生み出してきました。1940年代、ブルガリはそうした示唆に富むこのシンボルの表現力を捉え、しなやかなブレスレットウォッチにあしらわれたジュエリーに新解釈を吹き込みました。そして数十年の間に、「セルペンティ」はブランドに大胆な創造性のアイコンとしてその地位を確立していったのです。ブルガリは「セルペンティフォーム」の多岐にわたる刺激的な展示内容を通して、いかに蛇が現代のアート、デザインや写真で中心的な役割を担う多くのアーティストたちをインスパイアしてきたかを物語ります。■展示以外の「体験」も楽しんで本展覧会では、ブルガリの創造性の中でこのモチーフがいかに豊かな進化を遂げてきたかを伝えます。展示では、トゥボガス技法による初期の様式的な作品からゴールドのうろこやマルチカラーのエナメルを施したより写実的な作品まで幅広く揃えています。また、ホワイトゴールドにレッドのコーラルビーズ、エメラルド、オニキス、ダイヤモンドをあしらった華麗なネックレスなど、東京での展示に向けて特別にデザインされたジュエリークリエーションもディスプレイされます。「セルペンティフォーム」では、展示ルートに関する特別なコンテンツを提供するウェブアプリを通じた「デザイン ユア セルペンティ」の体験ができます。来場者は、ユーザーフレンドリーな最先端のテクノロジーを使って、カスタマイズ可能な「セルペンティ」のクリエーションをデザインし展覧会場にて投影することができます。さらに会場に「隠された」蛇の芸術作品を拡張現実体験を通じて発見することで、インタラクティブな展示をお楽しみいただけます。また開催中、展覧会会場内にブルガリのカフェも特別に登場し、ドリンクと共に特別フレーバーのチョコレートなどもお楽しみいただけます。[52階屋内展望台]10:00~23:00(最終入館22:30) 金・土・休前日は25:00(最終入館24:00)まで[展望台入館料]一般 1800円 高校・大学生 1200円 4歳~中学生 600円 シニア(65歳以上) 1500円(お問い合わせ先)六本木ヒルズ展望台 東京シティビューTEL 03-6406-6652
2017年11月15日ネイキッドによるAI(人工知能)を活用した体験型イベント「視線で花咲くアート展」が、東京駅直結の行幸地下通路にて開催される。期間は2017年11月13日(月)から26日(日)まで。「視線で花咲くアート展」には、「NEC the WISE(エヌイーシーザワイズ)」とのコラボレーションによるアート作品が登場する。最先端AI技術群の名称である「NEC」、賢者たちという意味をもつ「The WISE」を名に冠する「NEC the WISE」は、 人とAIが協調しながら問題を解決していこうという想いが込められた最先端AI技術だ。今回のコラボレーションはそのひとつである、カメラで離れた場所から人の視線の向きをリアルタイムかつ高精度に検知できる「遠隔視線推定技術」を組み合わせて実現した。訪れた人が作品を見ると、視線を向けた先のスクリーンで花が生まれ育ち、さらには蝶が飛ぶなど、さまざまな生命の誕生が映像によってうかがえる。 鑑賞者が多くなればなるほど、それぞれの視線で生み出す生命が重なり合う幻想的な世界を楽しむことができる。作品は、日本画をモチーフとしており、人によって異なる視線の機微を精密で柔らかな描写で表現した。 視線の先で花が咲いた後、色鮮やかに生命が宿る世界のストーリーが展開される。【開催概要】視線で花咲くアート展会期:2017年11月13日(月)~11月26日(日)時間:11:00~19:00場所:東京駅直結の行幸地下通路住所:東京都千代田区丸の内
2017年11月10日19世紀末のパリを彩った作品の数々を一挙公開2017年10月18日から2018年1月8日まで三菱一号館美術館で開催されているのが「パリグラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」です。19世紀末のパリ、これまで情報伝達の手段だった版画は、多くのアーティストの手によって芸術の域にまで高められました。今回は三菱一号美術館とファン・ゴッホ美術館の所有する貴重なコレクションのうち、版画、リトグラフ、ポスターなど、約140点を楽しむことが出来ます。パリの街中や劇場内を彩っていたポスターや版画を見て、当時の空気感を感じてみましょう。この展示会が開催されている三菱一号館美術館は、千代田区丸の内にあります。JR東京駅の丸の内南口から徒歩5分です。東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)からは徒歩3分と、アクセスも良好。展示をもっと楽しめる「トークフリーデー」三菱一号館美術館ではこの展示会の会期中、これまで休館日だった月曜日を活用して、声の大きさを気にせずに展示を楽しめる「トークフリーデー」を実施します。このような展示会は静かにじっくり作品をと向き合って楽しむのが醍醐味ではありますが、そのために小さい子供を連れていけなかったり、一緒に行った人と作品について語りたくても、遠慮してしまうこともしばしば。この「トークフリーデー」は、10月30日(月)、11月27日(月)、12月25日(月)の3日間で、時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)となっております。女性だけのお得なチケットプランまた、原則として開館時間は18:00までですが、祝日を除く金曜日、第2水曜日、会期最終週の平日は21:00まで開館していますので、仕事終わりでも楽しむことが出来ますね。当日券の一般料金が1700円のところ「アフター5女子割」として第2水曜日の17:00以降は、女性は1,000円で入場できるのも見逃せないポイント。その他、前売り券に関する情報は、公式サイトをご確認ください。お土産選びもじっくりと会場ではオリジナルグッズも多数販売されています。特にほぼ原寸大のトート&ポーチは抜群の存在感。気になるアイテムがあれは、実際に手にとってみてくださいね。来年まで都内で楽しむことが出来る展示会は、芸術の秋を楽しみたい方にオススメ。何度も足を運んで、新しい発見をしましょう。イベント情報イベント名:パリグラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展催行期間:2017年10月08日 〜 2018年01月08日
2017年11月07日2012年に世界遺産条約採択40周年を記念してスタートした「PIECE OF PEACE-『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-3」。これまでに約300万人を集めた話題の展覧会が、東京・松坂屋上野店の本館6階 催事場にて10月28日から11月9日まで開催している。今回の展覧会は、11月4日にグランドオープンを迎えるPARCO_yaと松坂屋上野店、初の共同企画となっており、メイン会場となる松坂屋上野店に加え、サテライト会場としてPARCO_ya 2F 特設スペースでも開催(11月4日から、無料)。メインは「LOVE EARTH/LOVE ASIA『レゴ®ブロック』で作った世界遺産」と題し、レゴ®ブロックで作った世界34カ国の世界遺産50作品が展示される。他にも、ユネスコ世界遺産活動紹介コーナーや、レゴ®グッズを中心にたくさんのアイテムが揃う「レゴ®ブロック期間限定ショップ」、来場者参加企画「みんなで作るPEACE!プレイコーナー!」を展開。また、「未来に残したい、私のたからもの」をテーマに、参加アーティストによる作品と文化人によるメッセージの展示も開催される。こちらでは、国内・外で活躍中のアーティスト、クリエイター、写真家、イラストレーター、現代美術家などからのメッセージアートの共演。文化人・ミュージシャン・著名人からのメッセージの紹介を行う。参加アーティストは、AMKK<東信、花樹研究所>/石川直樹/伊藤桂司/今井淳裕<株式会社千總>/楳図かずお/エンライトメント/大岩Larry正志/リリー・フランキー/Rolito/河森正治/Candle JUNE/季里<きり>/Kinpro<新矢千里>/黒田征太郎/小宮山秀明<TGB design.>/坂口恭平/さとうりさ/SUNDAY VISION/JEFFREY FULVIMARI/地主晋/タイクーングラフィックス/大日本タイポ組合(タイポ組合員)/髙橋理子/高橋正実/立本倫子<コロボックル>/タナカカツキ/土屋アンナ/土屋秋恆/Daisy Balloon/デビルロボッツ/でんぱ組.inc/TOMATO/生意気/ひびのこづえ/Hastings International Airport’<HIA><Karl Hyde/Underworld, John Warwicker/tomato, ToruYoshikawa>/本城直季/牧かほり・南志保/MATTHEW WALDMAN+NOOKA/松山智一/みうらじゅん<withビルダー 三井淳平>/宮下マキ(写真家)/ロドニー・アラン・グリーンブラット(アーティスト)となっており、展示内容は一部変更になる場合もある。なお、11月4日からはPARCO_yaが本展のサテライト会場となり、無料で一部モデルの展示が行われる。【イベント情報】「PIECE OF PEACE-『レゴ®ブロック』で作った世界遺産展 PART-3」会期:10月28日〜11月9日会場:松坂屋上野店 本館6階 催事場住所:東京都台東区上野3丁目29番5号時間:10:00〜20:00(最終入場は閉場の30分前まで、最終日は16:00閉場)入場料:大人(中学生以上)600円(500円)、小学生300円(200円)、小学生未満無料※( )内は大丸松坂屋のクレジットカード等やパルコカードを持っている方が対象の優待料金
2017年11月02日不思議な空間が特徴の「養老天命反転地」を始めとする個性的なスポットが点在する養老公園(岐阜県)を舞台に、ピクニック感覚でアートを楽しむ「養老アート・ピクニック」が11月18日と19日の2日間にわたり開催される。総合ディレクションを担当するのは、音楽や映像作品、近年は自転車等の移動体をテーマに活動しているメディア作家であり、岐阜県が世界に誇る情報科学芸術大学院大学(IAMAS)の教授でもある赤松正行。赤松は本イベントについて「舞台はなだらかな芝生の広場。いくつものテントが並び、賑やかな催しが繰り広げられます。無心に体を動かして汗を流すこともあれば、楽しい驚きに目を見張ることもあるでしょう。色鮮やかな紅葉を渡る秋風に吹かれながら、過去と現在を繋ぎ、生命と健康を繋いで未来を垣間見ます」とコメント。会場では、赤松正行による空中をゆっくりと昇り降りする巨大な目玉型のバルーン作品「空の目」や、携帯端末をかざすと目の前の絵画や彫刻が動き出すAR(拡張 現実感)技術による展覧会「ARアート・ピクニック」など、多様なジャンルのアーティストが体験型のアートプロジェクトを展開。養老のシンボルである“ひょうたん”をモチーフに、竹と和紙を使って大型行灯をつくり、それに本物のひょうたんを使って装飾を施す「ひょうたん・アートプロジェクト」、自然物や様々な素材を使って子どもたちが自由に表現できる空間づくりに挑戦する「森の子どものアートなひろば」など、アート好きはもちろん親子連れからシニアまで幅広い世代が、ピクニックをするような感覚で、気軽にアートに触れられる。18日の17時から21時には、一夜限りのライトアップされた会場で参加アーティスト(赤松正行/日比野克彦/クワクボリョウタ/安田綾香+Cameron Allan Mckean & Daphne Mohajer va Pesaran/Astrid Klein他)がパフォーマンスやトークで交流する「養老アート・ナイト」も行われる。また、養老公園 不動橋~養老の滝では、11月11日・12日・18日・19日・23日・25日・26日の17時から21時まで(最終入場20時半)「養老の滝 ひょうたん イルミネーション」も同時開催中。【イベント情報】養老アート・ピクニック会期:11月18日~11月19日会場:養老公園一帯(芝生広場、養老天命反転地)住所:岐阜県養老郡養老町高林1298-2時間:18日 10:00〜21:00/19日 10:00〜16:30料金:無料(養老天命反転地への入場は有料)
2017年10月31日みんな、生きている。ねこも、鳥も、葉っぱも、土も、いろんな動物たちも。そんな気持ちを力強く感じさせる、画家であり絵本作家、ミロコマチコさん。デビュー作でいきなり日本絵本賞大賞を受賞したという 『オオカミがとぶひ』 (イーストプレス)や、愛猫との日々を描いた 『てつぞうはね』 (ブロンズ新社)、土のなかのおはなし 『つちたち』 (学研プラス)などで描かれるダイナミックないきものたち。みなさんも一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。現在、アルフレックス東京では「ミロコマチコ いきもののおまじない」展が開催されており、新作原画の数々が展示されています。鮮やかな色使いで、不思議な動物たちを描いた作品は、子どもたちの想像力をきっと刺激するはず。親子でアートないきものたちに、会いにいってみませんか?原画やライブペインティングは絵本とは違う魅力がいっぱいミロコマチコさんが日本だけでなく、世界からも注目されるようになったのは、絵本 「オレときいろ」 (WAVE出版)で2015年、ブラティスラヴァ世界絵本原画展 金のりんご賞を受賞したのがきっかけでした。続いて今年2017年には 「けもののにおいがしてきたぞ」 (岩崎書店)で同原画展 金牌を受賞、世界が認める絵本作家となりました。いきもののおまじない展オープニングの10月19日には、ミロコマチコさんが来場。会場にて、食と音楽とのコラボ、ライブフーズ&ペインティングが行われました。パーカッションの演奏とともに、山フーズさんの料理、そしてミロコマチコさんのライブペインティングという五感を刺激する組み合わせに、観客もわくわく、ドキドキ。森を連想させる緑や、太陽みたいな赤、鮮やかな色が次々と繰り出され、最後には毛の生えた不思議な動物が描かれていきました。「自分でも、何を描いたのかわからないんです。ただ、その場の音や空気から、イメージを膨らませて描きました」(ミロコマチコさん)わずか1時間半ほどの短時間で、壁一面にペインティングしていく力強いパフォーマンスに、大人も子どもたちも大興奮! 音楽とともに子どもの声や、赤ちゃんの泣き声も混じって、和やかな空気を生み出していました。「手のひらで絵の具を塗るのって気持ち良さそう、やってみたい」「お絵描き大好き。ミロコちゃんみたいな絵を描いてみたい」などと、子どもたちも大いに創作意欲を刺激されていました。今回展示された「いきもののおまじない」の作品は、ミロコマチコさんが奄美大島の自然にインスパイアされて描いたものも多数。作品には、南の島特有の植物も描かれています。「奄美の自然が好きで、好きで、もう今年は3回、島に出かけています。森の中を歩くと、いろんないきものに出会えるのが、楽しいんです。奄美大島は、手つかずの自然が残された美しい島で、その自然にふれると私もこの世界の一部なんだと感じます」とミロコマチコさん。「わたしたち人間も“いきもの”だけど、いろいろなことにとらわれていて、生きているということが実感しにくいですよね。でも動物たちは生きることに集中している。生きるためにいろいろな行動をしている。そこに憧れを抱き、その姿を描くことによってミロコマチコさんは自分も“いきもの”になれると感じている。ライブペインティングでは表現するとともに、ミロコ自身の中に“いきもの”が入っていく様子を感じていただけることでしょう」(展覧会キュレーター noie.cc の鷹箸廉さん)原画作品には、ミロコマチコさんの体温や息づかいが感じられる存在感があります。絵本とは違う魅力がいっぱい。子どもたちの感性には、それが素直に響くはず。ぜひ、お子さんと一緒に “いきものたち” に会いにでかけてみてください。(10/28ライブペインティングは入場無料)▼「ミロコマチコ いきもののおなじない」展会期:開催中~2017年10月31日(火)まで会場:アルフレックス東京 東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエア1FTEL: 03-3486-8899★ライブペインティング★2017年10月28日(土)19:00~21:00ミロコマチコ × haruka nakamura ※予約不要&参加は無料です。 ▼同時開催:絵本『ヒワとゾウガメ』原画展会期:開催中~2017年10月31日(火)まで会場:アルフレックス玉川 東京都世田谷区玉川1-14-1 二子玉川ライズS.C.テラスマーケット2FTEL:03-5717-9222 アルフレックスInstagram: @arflexjapan Facebook: @arflexjapan 協力: noie.cc ミロコマチコ mirocomachiko1981年、大阪府生まれ。画家・絵本作家。いきものの姿を伸びやかに描き、国内外で個展を開催。絵本『オオカミがとぶひ』(イースト・プレス)で第18回日本絵本賞大賞を受賞。『てつぞうはね』(ブロンズ新社)で第45回講談社出版文化賞絵本賞、『ぼくのふとんは うみでできている』(あかね書房)で第63回小学館児童出版文化賞をそれぞれ受賞。最新作は絵本『まっくらやみのまっくろ』(小学館)。その他の著書に画文集『ホロホロチョウのよる』(港の人)、画集『けだらけ』(筑摩書房)、『ねこまみれ帳』(ブロンズ新社)などがある。2015年、絵本『オレときいろ』(WAVE出版)でブラティスラヴァ世界絵本原画ビエンナーレ(BIB)金のりんご賞を受賞、2017年、絵本『けもののにおいがしてきたぞ』(岩崎書店)で同原画展金牌受賞。Eテレ『コレナンデ商会』に作画で参加。現在、展覧会「いきものたちの音がきこえる」(毎日新聞社主催)が全国を巡回中。HP: Instagram: @mirocomachiko Information▼ミロコマチコ展 『いきものまもり展』会期:開催中~10月29日(日)11:00~18:00 ※火曜休廊会場:JIKE STUDIO 神奈川県横浜市青葉区寺家町435-1TEL:045-350-3804 ▼『猫は、うれしかったことしか覚えていない』原画展装画や挿し絵を担当した『猫は、うれしかったことしか覚えていない』著・石黒由紀子(幻冬舎)の原画を展示。会期:2017年10月25日(水)~2017年11月3日(祝) 11:00~20:00 ※火・木定休会場:collabon 石川県金沢市安江町1-14TEL:076-265-6273 取材/東みちよ
2017年10月25日合同展「神の手●ニッポン展III」がホテル雅叙園東京にて開催される。会期は2017年12月1日(金)から12月24日(日)まで。「神の手●ニッポン展III」は、日本人ならではの感性と手先の器用さを活かした、まさに“神の手”のような技巧を持つアーティストたちの作品が集合する合同巡回展。第3弾となる今回の展示では、海外でも高い評価を受ける「シャドーボックス」をはじめ「立体切り文字」「現代切絵アート」などの紙のスペシャリストや、「組み木絵」「ペットボトルアート」など素材に新たな命を吹き込む新たなアーティストを中心に、過去2回の参加アーティストの人気作品も見ることができる。日本人の感性や手先の器用さを堪能できる作品約80点が集結する。芥川龍之介の世界を立体で表現立体切り文字アーティスト・笹尾 真は、文学作品の名文を切り取り、本来二次元である文字の世界を立体化する。芥川龍之介の『地獄変』の冒頭文章を題材とし、数百枚もの紙を重ねた立体文字が生み出す世界を是非会場で体験してはいかがだろうか。端材や資源ゴミで葛飾北斎を表現一切着色をしていない数十種類の木材を、厚さ5.5mmの板材に揃え、色味や木目の違いを活かしながら絵として組み込んでいく組み木絵アート。展示される中村 道雄の作品は、半年以上の時間をかけて素材を探し抜き、葛飾北斎をカバーしたものだ。「源氏物語」の原画を再現、平面の絵に命を吹き込むシャドーボックスは、ヨーロッパ各国をはじめ、近年では日本でも芸術として高い評価を受けているハンドクラフト作品だ。日本におけるシャドーボックスの第一人者、大橋 禾苗は、7~8枚の原画を使い、絵を忠実に再現し立体化。本展では、会場である「百段階段」からインスピレーションを受けた「源氏物語」を初公開する。詳細神の手●ニッポン展III開催期間: 2017年12月1日(金)~12月24日(日) ※会期中無休。開催時間:10:00~18:00(最終入館17:30)会場:ホテル雅叙園東京 東京都指定有形文化財「百段階段」住所: 東京都目黒区下目黒1-8-1入場料: 当日 1,500円、前売 1,200円(学生800円※要学生証呈示※小学生以下無料)チケット販売窓口: ホテル雅叙園東京内、ローソンチケット、セブンチケット、JTB各店、JTBレジャーチケット、イープラスTEL:03-5434-3140(10:00~18:00)
2017年10月23日お店のコンセプトは「現代美術コレクターの自宅」「SUNDAY CAFE ART RESTAURANT(サンデーカフェアートレストラン)」は、東京・三軒茶屋にあるカフェレストランです。店舗づくりのコンセプトは、「現代美術コレクターの自宅」。店内は、リビングや書斎などの部屋に見立ててエリア分けがされており、それぞれにアート作品が飾られています。お店の外には、テラス席も。モノトーンのおしゃれな外観にセンス良く緑が配置されており、のんびり食事を楽しみたくなるような居心地の良い空間です。塩味と甘味が絶妙にマッチした「赤豚のグリル」お店イチオシのメニューは、自社養蜂ハチミツを使った「赤豚のグリル」です。赤豚はみずみずしいやわらかな身が特徴。香ばしく焼き上げた赤豚の塩気を、ハチミツやイチジクの甘味が引き立てます。ソースのアクセントとなるゴルゴンゾーラチーズは、ハチミツとの相性もバツグン。コク深い味わいとなります。しっかり食べたい日にもピッタリのメニューです。こだわり野菜を堪能するなら「鎌倉野菜のロースト」この店ならではのの良さを味わいたいのなら、「鎌倉野菜のロースト」は押さえておきたい一品です。こちらのカフェは、厳選した有機野菜が自慢。使用している鎌倉野菜は、朝市で直接仕入れをしています。野菜それぞれが持つ素材の味を存分に楽しめるひと皿。色とりどりの野菜が美しく盛られ、思わずカメラを向けてしまうようなフォトジェニックな一品です。地域密着型のカフェレストランを目指すお店の思いお店の料理には、鎌倉野菜だけでなく葉山の農家から直送される有機野菜など、こだわりの素材がふんだんに使われています。そこに込められているのは、地域客を気づかうお店の思いやりです。「SUNDAY CAFE ART RESTAURANT」は、東急田園都市線「三軒茶屋駅」と「池尻大橋駅」の間にあります。どちらの駅からも、徒歩で12分程度です。アートギャラリーさながらのおしゃれな空間で、日曜日のようなゆっくりと流れる時間を楽しみませんか。スポット情報スポット名:SUNDAY CAFE ART RESTAURANT住所:東京都世田谷区池尻2-7-12 B1F電話番号:03-6413-8055
2017年10月18日木曜日連載、アート・ブックショップ「NADiff(ナディッフ)」各店による今読むべき1冊。今週は、現在愛知県美術館にて開催されている「長沢芦雪」展の公式図録『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』。愛知・名古屋の支店・ナディッフ愛知(愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター地下2階)によるご紹介です。■『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』本書は、現在愛知県美術館にて開催されている「長沢芦雪」展の公式図録。江戸時代中期に京都で活躍した絵師長沢芦雪は、円山応挙の門下生で、今日では伊藤若冲や曾我蕭白と共に「奇想」の画家と称され、その人を驚かせ楽しませるエンターテイナーとしての資質を特徴とする画家の一人。展覧会では、46年の生涯の中で描かれた、最初期の作品から最晩年までの作品80点超が展示され、本書はその全作品をカラーで掲載。図録の表紙や展覧会ポスターに採用されている虎は無量寺(和歌山県)の襖絵に描かれたもの。一見迫力のある虎のようで、実は水辺の魚の目線から描かれた子猫を表したのだという。その構想の裏付けを解説するため、展示室では畳・柱・鴨居を設置してオリジナルに近い状態で鑑賞できるよう工夫されている。芦雪が「白像黒牛図屏風」で黒牛の足下に描いた子犬の愛くるしさは高い人気を集め、展覧会の解説役としても子犬が度々登場する。芦雪の絵画には他にも多くの動物が描かれており、その豊かな表情の表現力も注目される点である。ナディッフ愛知では、関連書籍や雑貨と共に、芦雪の絵画に登場する動物たちをHANSAのぬいぐるみで構成するフェアを開催中。なお、愛知県美術館の改修工事休館に伴い、ナディッフ愛知は11月20日より休業となる。【書籍情報】『開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー』執筆:山下裕二、金子信久(府中市美術館)、岡田秀之(嵯峨嵐山日本美術研究所)、深山孝彰(愛知県美術館)、佐藤晃子(ライター)版元: 長沢芦雪展実行委員会言語:日本語ソフトカバー/220ページ/297×226mm発売:2017年価格:2,222円【展覧会情報】「開館25周年記念 長沢芦雪展 京(みやこ)のエンターテイナー」展会場:愛知県立美術館住所:愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター10階会期:10月6日~11月19日開館時間:10:00~18:00(金曜日は20:00まで、入場は閉館の30分前まで)料金:一般 1,400円、高大生 1,100円、中学生以下無料休館日:月曜日愛知県美術館「長沢芦雪」展公式サイト
2017年10月12日秋デート、どこに行こうか迷ったら『ヨコハマトリエンナーレ2017』はいかがでしょう?横浜にある3つの会場を周りながら楽しめるアート展で、作品を見るだけでなく、マッサージ椅子に座ったり、真っ暗な地下室に入ったり……とおもしろ展示もいっぱいです。各会場を見てきましたので、レポートします。『ヨコハマトリエンナーレ2017「島と星座とガラパゴス」』へ!【女子的アートナビ】vol. 86“横浜トリエンナーレ”は3年に1度、横浜で開かれているアートの国際展です。横浜美術館と横浜赤レンガ倉庫1号館、横浜市開港記念会館の3会場などで、世界中から集まったアーティストたち約40組の作品が展示されています。2017年のタイトルは「島と星座とガラパゴス」。そしてコンセプトは“「接続」と「孤立」から世界を考える” …ということで、まずはメイン会場の横浜美術館に行ってみます!美術館そのものが作品に?!こちらは、横浜美術館。まだ無料エリアですが、さっそく展示作品が目に飛び込んできました。建物の外壁にオレンジの物体がついていますが、これらは“救命ボート”。そして正面入口の2本の柱には、難民が実際に使ったという救命胴衣がびっしりついています。このインスタレーション作品を手がけたのは、中国出身で今はドイツで暮らすアイ・ウェイウェイ。社会状況をテーマにしたアートを発表しているアーティストで、本作品ではヨーロッパで起きている難民問題を扱っています。この救命胴衣を身につけていた人のなかには、助からなかった人も多くいるはず……。いきなり、重いテーマを突きつけられ、しばし立ちすくんでしまいました。作品を見ながらいろいろ思考する……これが現代アートの味わい方なのかもしれません。オタクカルチャーも楽しめる館内へ!救命胴衣に心を揺さぶられながら、ようやく館内へ。吹き抜けになっているグランドギャラリーには、巨大なしめ縄のような作品が展示されています。こちらは、約2000本のインドネシアの竹を日本に持ち込み編んだ作品。作者のジョコ・アヴィアントが日本のしめ縄からインスピレーションを得てつくったそうです。インドネシアでは、竹素材を使った文化が失われつつあるとのこと。この作品には伝統への強い思いが詰め込まれています。グランドギャラリーからエスカレーターで上がっていくと、今度はオタクな雰囲気が漂ってきました。こちらの作品を制作したのは、美少女系のアニメなどを現代美術作品にしているアーティスト、ミスター。日本独自のガラパゴス文化にどっぷり浸れる空間で、最初はちょっとした違和感があるのですが、見ているとだんだんこの世界が心地よくなってきます…。こちらはパオラ・ピヴィの作品。カラフルな動物たちはとってもキュート!女子に大人気で、みんな楽しそうに写真を撮っていました。ほかにも横浜美術館には展示作品がたくさんありますが、そろそろ次の会場に移動します。マッサージ椅子のある横浜赤レンガ倉庫1号館へ会期中、ヨコハマトリエンナーレ2017チケットを持っていれば、横浜美術館から会場間を走る無料バスに乗ることができます。運が良ければ、ニューヨーク在住のアーティスト、ジェニー・ホルツァーのメッセージが記された作品ラッピングバスに乗れるかもしれません!横浜赤レンガ倉庫1号館では、10組の作品が展示されています。特におもしろいと思ったのがクリスチャン・ヤンコフスキーの作品。マッサージ師が横浜の公共彫刻を揉みほぐそうとしている写真があったり、マッサージ椅子に座りながら映像を見たりと、作品も鑑賞方法もシュールなんです。椅子に座って完全にリラックス状態で鑑賞している人もいました。カップルにおすすめの横浜市開港記念会館へそして、3つ目の会場である横浜市開港記念会館に移動。こちらでは、アーティスト、柳幸典によるゴジラをモチーフにした作品が展示されています。入口から階段を下りていくと……真っ暗な部屋に目玉がぎょろり。急にお化け屋敷に来た感じで、一人で歩くとかなり怖いです。逆に、カップルの人たちには最適。付き合いたての二人なら、はじめて抱き着くチャンスが訪れるかもしれません。少し歩いていくと、ようやく写真が撮れるような部屋に着きました。でも、相変わらず怖い雰囲気です。閉所&暗所が苦手な私にはちょっとハードな環境でした。ヨコハマトリエンナーレでは、ほかにもワークショップなどのプログラムが用意されています。このアート展はひとりで来るより、誰かを誘ったほうが何倍も楽しめます。ぜひ彼とのデートに使ってみてくださいね!Information会期:~11月5日(日)※休場日:10月12日、10月26日時間:10:00 ~ 18:00 (最終入場17:30)[10/27(金)、10/28(土)、10/29(日)、11/2(木)、11/3(金・祝)、11/4(土)は20:30まで開場(最終入場20:00)]会場:横浜美術館/横浜赤レンガ倉庫1号館/横浜市開港記念会館 地下 ほか料金:一般 1,800円/大学・専門学校生 1,200円/高校生 800円/中学生以下無料
2017年10月06日© 2017 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reservedウォルト・ディズニー・ジャパン配給の映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の公開を記念したアートショー「STARWARS THE LAST JEDI ART SHOW TOKYO」が、10月7日から15日まで原宿VACANTにて開催される。映画史上において空前のエンターテインメントといわれる『スター・ウォーズ』シリーズ。日本でも社会現象となった2015年公開の『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を描いた最新作『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』が、12月15日に公開される。同映画の公開を記念し行われる今回のアートショーには、アート、ファッション、日本伝統工芸といった様々な分野のクリエイターが、それぞれの表現方法で制作した『スター・ウォーズ』にまつわる作品が出展される。参加アーティストは、ヘアスタイリストでメイクアップアーティストの加茂克也、シャンデリアアーティストのキム・ソンへ(Kim songhe)、コラージュアーティストでグラフィックデザイナーの河村康輔、ファッションスタイリストの高橋ラムダ、陶芸家の青木良太、ペインターでカリグラフィーアーティストの薄黒(Usugrow)、グラフィックアーティストでアートディレクター、デザイナーのヨシロットン(Yoshirotten)、イラストレーターの馬場雄の8名となっている。【イベント情報】「STARWARS THE LAST JEDI ART SHOW TOKYO」会期:10月7日~15日会場:原宿VACANT住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13時間:12:00~19:00入場無料
2017年10月03日「アートたけし展」が、松坂屋名古屋店にて2017年9月30日(土)から11月18日(土)まで開催される。漫才師として一時代を築き、「コマネチ!」など伝説のギャグを次々と生み出してきたお笑い芸人「ビートたけし」。今では、俳優として、『アウトレイジ』などを手掛ける映画監督としても名を馳せ、「世界のキタノ」とも呼ばれる存在だ。漫才、お笑い、コメンテーター、司会者、俳優、映画監督、作家、歌手など、枚挙に暇もない程の様々な顔をもつ彼の出発点。それは、脳内に浮かぶ様々な一枚のビジュアルだという。「映画を撮るときは、まず1枚の絵もしくは写真が頭に浮かんで、そこからストーリーを作っていく」という北野の制作秘話は有名。また、「コマネチ!」も、あのポーズ=北野武の脳内に浮かんだ1枚のビジュアルといえる。本展覧会では、北野武の最も素に近い世界=「絵画」約100点を一堂に会する。 彼自らが手を動かし、ただただ「楽しいなぁ!」と夢中になり、無心で表現した世界が繰り広げられる。また、同展は、北野の希望により展示はノンコンセプト、作品はノンタイトル。「ビート」でも「キタノ」でもない第三の“たけし”、「アートたけし」の作品の数々を堪能できることだろう。【詳細】会期:2017年9月30日(土)~11月18日(土) 50日間(会期中無休)開場時間:10:00~19:30(最終日は18:00閉館、 入館は閉館30分前まで)会場:松坂屋名古屋店南館7階 松坂屋美術館住所:愛知県名古屋市中区栄3-16-1入館料:一般 1,200円、 高・大学生 800円、 小・中学生 500円(税込)※未就学児童無料
2017年10月01日1200個の風鈴が奏でる地球への警鐘フェリックス・バコロール《荒れそうな空模様》2009/2017年東南アジアで頻繁に見られる、天気雨を意味するタイトルがつけられた本展には、空間全体を使用した大型インスタレーション作品が、豊富に展示されています。その中でもひときわ目を引くのが、森美術館に展示されている、天井から1200個もの色鮮やかな風鈴をつるして作られたこちらの作品。膨大な数の風鈴が風によって揺れ動く姿は、東南アジアの祝祭性や、大量生産を支えるグローバル経済の現状を映しており、鋭さと儚さを同時に奏でる美しい音色は、我々の聴覚と視覚を通じて地球温暖化に対する警告を意味しているのかもしれません。環境問題に着目した壮麗なインスタレーションを、ぜひご自身の目と耳で体感してください。SNS映えバツグン! 5トンの糸に酔いしれながら宝探しスラシー・クソンウォン《黄金の亡霊(どうして私はあなたがいるところにいないのか)》2017年本展の作品は、そのほとんどが写真撮影可能となっており、連日多くの人が自身のアート体験をSNSに投稿しています。続いてご紹介するのは、国立新美術館に展示中のこちらの作品。床全体を覆う、色とりどりの糸が創り出すアート空間は、SNS映えバツグンです!5トンもの糸に隠されているのは、黄金の亡霊をあしらった、最初は全部で9本あった金のネックレス。それを見つけた来場者は、なんと持ち帰りが可能!大人から子供まで楽しめる体験型の作品となっています。ネックレス探しに熱中するもよし、糸の感触を楽しむもよし。思い思いの過ごし方ができる魅力的な空間に、時間が経つのを忘れてしまいそう。指文字が織り成す民主主義への叫びFX ハルソノ《声なき声》1993-94年飾り気のない、どこか寂し気でシンプルな空間にたたずむ9つの手。国立新美術館に展示されている9枚のパネル作品は、指文字で「DEMOKRASI」、インドネシア語で「民主主義」を表現しています。巨大なパネルの手前に置かれている、それぞれの指文字に対応するアルファベットが刻まれたスタンプは、自由に押印が可能。左から順番に押していくと、紙の上に民主主義の文字が完成する仕組みです。一番右のパネルが表現しているのは、言論や思想の自由に対する抑圧に縛られる民衆の声なき声。無骨で力強い9枚の白黒写真から聞こえてくる静かな脅威に、耳を傾けてみてください。訪れた誰もが作品制作の一部を担える、参加型作品が満載の本展。アジア各国から集結したアーティストによる現代アートの競演を、とくとご覧あれ♪文/千祈(Kazuki)イベント情報イベント名:サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで(2館同時開催/国立新美術館)催行期間:2017年07月05日 〜 2017年10月23日住所:東京都港区六本木7-22-2電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)イベント情報イベント名:サンシャワー:東南アジアの現代美術展 1980年代から現在まで(2館同時開催/森美術館)催行期間:2017年07月05日 〜 2017年10月23日住所:森美術館東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー53階電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
2017年09月15日神奈川県・川崎市の大型ショッピングモール「グランツリー武蔵小杉」にて、日本初となる世界有数のAQUARIST6名が共同監修した“生物×アート“が創る大自然の水槽世界「グリーンアクアリウム展」を9月13日(水)から10月9日(月)まで期間限定で開催!◆アクアリウムを創る“AQUARIST“とは?水槽の中に熱帯魚や淡水魚、水草、サンゴ、岩などを配置して美しい水槽世界を創り上げるアクアリウム。そのアクアリウムを創り出すのがAQUARIST(アクアリスト)だ。幻想的でエンターテイメントな水中世界を創造するAQUARISTたちは欧米を中心に世界中で活躍している。◆日本初のグリーンアクアリウム展今回「グランツリー武蔵小杉」で開催される「グリーンアクアリウム展」は、代表の早坂誠氏をはじめ、奥田英将氏、助川浩之氏、轟元気氏、西名柳二氏、森翔太氏ら、アクアリウム業界を牽引するAQUARIST6人が共同監修し、都心で暮らす人々に“水と緑あふれる世界の美しさを再体感”させるような作品世界を創り上げた。モチーフは、グリーン(水草・木・海苔および魚などの生物)に特化し、まるで大自然の森のような世界を水槽内にアート作品として表現した日本初のアクアリウムイベントだ。◆水と緑が織りなす日本ならではの世界観作品は、8つの異なる風景からインスパイアされた日本ならではの水景、滝を演出した「日本八景の滝」、大きな平型水槽の中に水と緑の楽園をイメージし、さまざまな色や種類の水草や流木、約1,000匹の魚や生物で作り上げた「緑彩の池」など、普段の生活で何気なく目にしている草木・水・生き物を、美しいアートの中で再発見するとともに、水と緑が創り上げる日本ならではの懐かしい原風景に出会えそうだ。さらに期間中6回に渡り、ガラスの容器に流木や石をレイアウトして小さなアクアリウムが製作できるワークショップ「グラスアクアリウム~小さなアクアリウムをつくろう~」も実施される。グラスの中に自分だけのグリーンアクアリウムを表現して、自宅で楽しんでみてはいかが?イベント概要「グリーンアクアリウム展」場所:「グランツリー武蔵小杉」1F「アクアドロップ」期間:9月13日(水)~10月9日(月・祝)時間:10:00~21:00(最終入場20:30)観覧料:一般(中学生以上)500円/小学生300円、幼児(小学生未満)無料(text:cinemacafe.net)
2017年09月14日京都の二条城と京都芸術センターで開催中の「アジア回廊現代美術展」では、8月19日から10月15日の日程で、日中韓のアーティスト25組、約33点の展示が行われている。歴史的建造物×東アジア現代美術が織り成す、幻想的な展示の見どころをお届けしよう。「アジア回廊 現代美術展」は、毎年、日本・中国・韓国の各国政府から一都市が選定され、文化の力で東アジアの相互理解を促進し、開催都市のさらなる発展を目指すプロジェクトのメインプログラムで、2017年は京都市で8月から11月にかけて現代美術の展示の他、舞台、音楽、マンガやアニメなど多様な展示やイベントが催される。二条城の会場で最初に目に飛び込んでくるのは、ソウル在住のアーティスト、チェ・ジョンファの「フルーツの木」。「台所」の前庭に展示されているこの巨大なバルーンは、フルーツや野菜がたわわに実った木で“異次元の憩いの空間を提供する”意図が込められているのだそう。チェ・ジョンファ《フルーツの木》(2015)ほの暗い「台所」に足を踏み入れると、チェ・ジョンファによる2点の作品が出迎えてくれる。普段は非公開となっている「台所」の、高い天井と風通しよく設計された建築に感動しつつ、プラスチック製のボウルを組み合わせてクリスタルのオブジェのように設えた「アルケミー(錬金術)」と、入口の背後に横たわる巨大な大根のバルーン「涅槃」に目を奪われることだろう。「涅槃」は、チェ氏が敬愛する伊藤若冲の「果蔬涅槃図」に描かれている大根をモチーフにしているのだという。チェ・ジョンファ《涅槃》(2017)続いて、草間彌生の「無限の網のうちに消滅するミロのヴィーナス」と、一筋の糸にさまざまな海の水から育てられた塩の結晶が結ばれた、宮永愛子の「結〈二条城〉」。隣の展示室には、キム・スージャによる鏡張りの作品「遭遇 ー 鏡の女」が展示されている。草間彌生《無限の網のうちに消滅するミロのビーナス》(1998)日中韓の3人のアーティストグループ西京人が架空の国「西京」について語る映像作品「第4章:アイラブ西京ー西京国大統領の日常」、台所から望む中庭に展示されているツァイ・グオチャンの「盆栽の舟:東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト」も必見だ。「盆栽の舟」は、東アジア文化都市2016奈良市で、東大寺の境内の池に設置していた木造船を移築したもので、この展覧会のテーマである“東アジアの国々の文化の相互存続”を象徴する作品といえるだろう。ツァイ・グオチャン《盆栽の舟》2017東アジア文化都市2017京都のためのプロジェクト広大な二の丸庭園と本丸庭園を抜けた先にある、お堀の池に展示されている三嶋りつ惠の「光はいつでもそこにある」も印象的な作品だ。水面に浮かぶ約600個のヴェネツィアンガラスがきらきらと輝く様を眺めていると、遥か昔の時代へタイムスリップしたような気分に浸れる。世界遺産「元離宮二条城」の敷地内に忽然と現れた現代美術の展示は、重厚な雰囲気の会場とのコントラストが鮮やかで、忘れ難いアート体験をもたらしてくれることだろう。屋外展示が多く、写真撮影可能な作品も多数あるため、散策しながら“東アジアのアート回廊”を歩く楽しみを満喫してほしい。また、登録有形文化財でもある元小学校をリノベーションしたアート施設「京都芸術センター」にも多数の作品が展示されている。三嶋りつ惠《光はいつでもそこにある》(2017)【イベント情報】「東アジア文化都市 2017京都 アジア回廊 現代美術展」■元離宮二条城会期:8月19日~10月15日住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町541時間:8:45~17:00(最終入城16:00)なお二の丸御殿台所・東南隅櫓は9:00~16:45入場料:現代美術展600円(別途二条城の入場料が必要)■京都芸術センター会期:8月19日~10月15日住所:京都市中京区室町通蛸薬師下る山伏山町546-2時間:10:00〜20:00入場料:無料
2017年09月07日生物×アートで創る自然の水槽世界を紹介する「グリーンアクアリウム展」が、2017年9月13日(水)から10月9日(月)まで、神奈川・グランツリー武蔵小杉で開催される。通常アクアリウムといえば、熱帯魚や淡水魚・水草・サンゴ・岩などが連想されるが、本展ではグリーン(水草・木・海苔および魚などの生物)にフィーチャー。まるで大自然の森のような世界を水槽内で表現したアート作品を展示する、今までにないアクアリウムイベントとなっている。「グリーンアクアリウム展」には、水草職人としてアクアリウム業界を牽引している早坂 誠ら6名のアクアリストが参加。8つの異なる風景からインスパイアされた<日本八景の滝>、2m×2mの大きな平型水槽の中に水と緑の楽園を表現した<緑彩の池>など、普段の生活で何気なく目にしている草木・水・生き物を、美しいアートとして表現した“生態系アート"が楽しめる。また、イベント期間中は、ガラスの容器に流木や石をレイアウトして小さなアクアリウムが製作できるワークショップも実施予定。イベントの鑑賞と合わせて、是非水槽作りにもチャレンジしてみてはいかがだろう。【開催概要】グリーンアクアリウム展開催期間:2017年9月13日(水)〜2017年10月9日(月・祝)営業時間:10:00〜21:00 (最終入場 20:30)観覧料:一般(中学生以上) 500円/小学生 300円/幼児(小学生未満) 無料チケット販売:・8月21日(月)〜 セブンチケットにて販売・9月13日(水)〜 グランツリー武蔵小杉内チケットカウンターにて販売参加アクアリスト:早坂 誠/奥田 英将/助川 裕之/轟 元気/西名 柳二/森 翔太■ワークショップ開催日:2017年9月17日(日)、9月18日(月・祝)、9月24日(日)、10月1日(日)、10月8日(日)、10月9日(月・祝)の6日間時間:10:00〜/11:00〜/13:00〜/14:30〜/16:00〜/17:30〜(所要時間 約1時間)定員:各回12名 ※混雑時には予約制参加料:3,000〜5,000円+税 ※グラス水槽・材料込み支払い方法:参加時にワークショップ会場にて現金での支払い
2017年09月02日