数々のメガヒット作を送り出してきたマーベルが創り上げた、世界初のヒーロー・ユニットの誕生を描く『ファンタスティック・フォー』。いよいよ10月9日(金)に公開が迫った本作から、人気マンガ「ONE PIECE」のファンも必見の“ゴムゴム”な特殊能力が描かれた映像が到着した。マーベルが初めて創造したヒーローチームとして、後のディズニー/ピクサー『Mr.インクレディブル』を始め、数多くのキャラクターにも影響を与えた“ファンタスティック・フォー”。主人公の4人は、どこにでもいそうなごく普通の若者たち。本作では、ある国家機密の実験による大事故で、肉体に超人的パワーがもたらされてしまった彼らの葛藤や使命感を描き出していく。その“ファンタスティック・フォー”のリーダーとなるのが、マイルズ・テラー演じる天才発明オタクのリード・リチャーズことMr.ファンタスティックだ。今回、到着したのは、Mr.ファンタスティックが手足をゴムのように伸縮させ、ありえない身体に変化していく、「ONE PIECE」のルフィもびっくりのワンシーン。さらに、彼だけではない。女性科学者スー・ストーム(ケイト・マーラ)は、透明化する体を持つ「インビジブル・ウーマン」へ。スーの弟ジョニー・ストーム(マイケル ・B・ ジョーダン)は、瞬時に灼熱の炎へ変化させ、空を飛べる体を持つ「ヒューマン・トーチ」へ。ベン・グリム(ジェイミー・ベル)は、圧倒的怪力と鋼鉄のような頑丈な岩の体を持つ「ザ・シング」へ。彼らは、その能力にとまどい、悩みながらも、やがて自らの使命を受け止め、“ファンタスティック・フォー”へと成長を遂げていく。「一緒に経験すること、人生で出会うすべてを一緒に乗り越え、人との協力を大切にして目標にたどり着くこと」が、本作の核となるメッセージであることを監督を務めたジョシュ・トランクは明かす。映像でも、変身のきっかけとなった事故の後、4人はお互いに助け合いながら、彼らにしか理解できない絆で結ばれていく。この“仲間”という点でも、「ONE PIECE」ファンはさらに楽しめる要素となるはずだ。『セッション』のマイルズ・テラーも語る「衝撃的」な、そのパワーと身体の変化を、こちらから目の当たりにしてみて。『ファンタスティック・フォー』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・フォー 2015年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開(C) 2015 MARVEL & Subs. (C) 2015 Twentieth Century Fox
2015年10月01日来日中のキアヌ・リーブスが9月30日(水)、都内で行われた主演作『ジョン・ウィック』のジャパンプレミアに出席した。キアヌの来日は、7月25日(土)、26日(日)に鈴鹿サーキットで開催された“鈴鹿8耐”レースに参加して以来、約2か月ぶりとなる。銃とカンフーを融合させた新たなアクションスタイル「ガンフー」も話題の本作。ジャパンプレミアには柔道の男子60キロ級で、3大会連続の五輪金メダルを獲得し、8月に現役引退を表明した野村忠宏氏がゲストとして来場し、キアヌに“黒帯”をプレゼント。映画のタイトルもしっかり入っており、キアヌはすっかり上機嫌だった。「撮影を前に3~4か月はトレーニングを積んだよ。細かな動きを組み合わせた斬新なアクションに仕上がったと思うし、監督も編集やカット割りでごまかさず、長回しにこだわっていた」と自信を示すキアヌ。これに対し、野村さんは「銃を手に持ったまま、相手を投げるのは難しいはず。柔道家として、(劇中の)技はチェックさせてもらったが、どれもお上手で相当訓練したのがわかる」と太鼓判を押していた。さらに野村さんは「今回の映画では背負い投げ、払い腰、飛び関節も出てきますね。続編があるなら、次は大外狩りをアクションに取り入れるのはどうですか?」と提案。実際、この秋から『ジョン・ウィック』続編の撮影が始まるだけに、「オオソトガリ!ワオ、いいですね。ぜひ、教えていただきたいです」(キアヌ)、「リップサービスだとは思いますけど(笑)、僕なら一番の師匠になれると思いますよ」(野村さん)と意気投合する場面もあった。本作でキアヌが演じるのは、裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていたが、ある日、愛するものすべてを奪ったロシアン・マフィアを相手に、華麗かつ壮絶な“復讐劇”に身を投じる。会場には約600人のファンが集まり、キアヌは「とにかく脚本がすばらしく、情熱的でコメディ要素もある新しいタイプの作品に仕上がったよ」と誇らしげにアピールしていた。『ジョン・ウィック』は10月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork (C) 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C) David Lee
2015年09月30日“犯罪が最も多かった”1981年のニューヨークを舞台に、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のオスカー・アイザックと、『ゼロ・ダーク・サーティ』のジェシカ・チャステインが夫婦役を演じる社会派ヒューマンドラマ『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』。実は、このハリウッド屈指の演技派2人は演劇学校時代の同窓生で、本作で10年来の初共演の夢を実現させていることが分かった。今日も不穏な事件のニュースで1日が始まる1981年のニューヨーク。一代で築き上げたオイルカンパニーの社長として、脇目も振らず働いてきたイタリア系移民のアベル・モラレス(オスカー・アイザック)は、人生を賭けた大切な契約の日を迎えていた。ちょうどそのころ、アベルの会社で働くトラック運転手のジュリアン(エリス・ガベル)が襲われ、積荷のオイルごとトラックを奪われる。その後、何度も続く強奪事件に、ブルックリンのギャングを父に持つ妻のアナ(ジェシカ・チャステイン)は、「これは“戦争”よ」と親族に相談しようとするが、クリーンなビジネスが信条のアベルはキッパリと制止。一方、長らくアベルの会社に疑惑を抱いていた検事のローレンス(デヴィッド・オイェロウォ)は、ついに脱税と詐欺でアベルを告訴すること――。ハリウッドの次世代を担う旗手と称えられる『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』のJ・C・チャンダー監督が、危険なビジネスの現場で経営者が強いられる壮絶な危機とその葛藤を、全編、圧倒的な緊迫感で描いた本作。今回到着したのは、本作で初共演となったオスカー&ジェシカの対談の模様と、本編の一部を収めた特別映像。実はこの2人は、名門ジュリアード学院でともに演劇を学んだ同窓生。まずはチャンダー監督のファンだったジェシカが本作の脚本を読み、すぐに出演を快諾。『インサイド・ウーィン・ディヴィス 名もなき男の歌』で世界的に名が知られるようになる直前のオスカーを起用するよう、監督に熱心に持ちかけ、4ページにわたるメールを送ったという。映像では、学生時代から共演を願い、ずっと連絡をとり合ってきたという2人が、懐かしい学生時代の話から、初共演を果たした思いを笑顔で語り合っている。主人公の経営者アベルと、夫の成功を支えつつも家族を守りたい妻アナを絶妙な呼吸で演じた彼らが映像中でもふり返る、クライマックスの演技合戦は必見だ。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』は10月1日(木)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ドリーマー理想の代償 2015年10月1日TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 PM/IN Finance.LLC
2015年09月30日俳優の佐藤健と神木隆之介が9月某日、東京・新宿のシネマカフェ編集部を電撃訪問!10月3日(土)から公開される共演作『バクマン。』をアピールし、“努力”の汗を流した。「デスノート」の大場つぐみ×小畑健コンビによる累計発行部数1,500万部を超える大人気コミックを映画化した本作。優れた作画能力を持つサイコーこと真城最高(佐藤さん)と、巧みな物語を書くシュージンこと高木秋人(神木さん)の高校生漫画家コンビが、日本一の発行部数を誇る「週刊少年ジャンプ」誌上で、個性あふれるライバルとしのぎを削る青春ストーリーだ。当日は週刊少年ジャンプの三大原則とされる“友情・勝利・努力”のうち、努力にスポットをあて、佐藤さん&神木さんコンビが体を張ったPR活動を展開。劇中、サイコー&シュージンがジャンプ編集部に原稿を持ち込むシーンにちなみ、ふたりが映画のチラシやサイン入りのポスターを手に、シネマカフェ編集部に参上すると、フロアのあちこちから熱烈歓迎の大歓声があがった。「お世話になります。映画『バクマン。』に出演している佐藤です!」「神木です!」と自己紹介を終えると、早速ふたりは二手に分かれて、次々と編集部員らに直接チラシを配り「ぜひ、よろしくお願いします」と熱のこもったアピール。さらに神木さんは、10月3日(土)に都内で開催される初日舞台挨拶のリリース(メディアに向けた案内状)を担当者に手渡し「ぜひ取材をお願いします!」とプロ顔負けの宣伝マンぶりを発揮した。「日本を代表する漫画雑誌の裏側や、漫画づくりの裏側を見ることができます」(佐藤さん)、「映像や音楽はもちろん、ジャンプ編集部に置いてある原稿やフィギュアなど細かいところにもこだわっています」(神木さん)と見どころのアピールにも余念がない。もちろん、シネマカフェ編集部も「全力で応援させていただきます」と確約!最後は編集部員らと一緒に記念撮影し、佐藤さん&神木さんによる“努力”のPR活動は幕を閉じた。『バクマン。』は10月3日(土)より全国東宝系にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バクマン。 2015年10月3日より全国東宝系にて公開(C) 2015映画「バクマン。」製作委員会
2015年09月30日みなさんは、制服に何か思い出はあるでしょうか。私は、幼稚園から高校まで同じデザインの制服(しかもセーラー服)を着続けていた経験を持つ者。はっきり言って、小学校の終り頃から、早く脱ぎ捨ててしまいたいと思うばかりで、良い思い出はほとんどありません。しかも、規則が厳しくアレンジはほぼ不可。「皆同じ服装なんてキモい」と思い続けていました。でも、高校卒業から早○○年。すっかり大人になった今では、制服が持っていた意味のようなものに気づくようになりました。そんな流れでの『ボーイ・ソプラノただひとつの歌声』です。本作は、愛を知らなかった少年が、合唱との出会いを通して成長していく物語。よくある少年の成長物語かと思いきや、少年合唱団の内部というかなり特殊な世界を描いた作品は、成長の描写も興味深いものになっているのです。逮捕歴があり、やや荒れた生活を送る母親と暮らす12歳のステットが主人公。ある日、校長に類い稀なるボーイ・ソプラノを高く評価され、その才能を活かせる学校への転校を勧められます。新しい学校とは、全米一の国立少年合唱団の付属という名門校。母のことが心配な上、礼儀知らずのステットは、初めは無礼にも大人たちの提案を一蹴し拒否するのですが、やがてそうもしていられないのっぴきならない事情により付属校へ移ることになります。そこには、厳しい規律と盛りだくさんの勉学が待っていました。とまといながらも、変化を余儀なくされるステット。はじめは無理やり、やがて自分の意志で成長していくことになるのです。そんな彼の微妙な変化を映し出していくのが、彼が途中から着ることになる制服。子どもの身なりというものは、やはり親によるものが多く、どうしても生活環境や親の価値観を表してしまうのなのでしょう。転校前は、ちょっとだらしない格好をしていた彼でしたが、厳しい校風の学校では、常に制服を着ることを求められます。新しい生活に馴染めないうちは、借りてきた衣裳をいやいや着ているかのようなステットでしたが、やがて才能に目覚めてやる気を出してきた頃には、かなり様になっていき、ついには選ばれたメンバーのために用意されたツアー用制服に目を輝かせるようにさえなるのです。実力重視の才能の世界と言えど、才能を見出されたり、誰かと手を取り合って才能を活かしたりしていくためにも礼儀は必要。ということで、合唱団付属校が規律を重んじるのはそのせいなのでしょう。制服は、そのひとつの象徴。仲間たちとひとつになろうとすればするほど、合唱という世界が自分の暮らす場所だと自覚すればするほど、制服は彼にとって大きな意味を持ち始めるのです。ただ、学校の制服ともなると、やがてそれを脱ぐ日が必ずやってきます。驚くほどあっさりと。その日に見せる態度にこそ、ステットの確かな成長を感じさせるあたりが、本作の憎いところ。卒業しても、あえて制服を着て皆で遊びに行くというのが一時流行したようですね。仲間とのつながりを大事にしたい、楽しい学生時代を今一度、という気持ちもわからなくはありません。でも本作を観ていると、自分の成長をしっかりと受け止め、潔く子ども時代から脱皮する決心をしたステットの姿に、1票入れたくなるのです。(text:June Makiguchi)■関連作品:ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声 2015年9月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 BOYCHOIR MOVIE, LLC. All Rights Reserved.
2015年09月29日鈴鹿8耐で自身のプロデュースするバイクで走るため、7月に電撃来日したキアヌ・リーブスが、主演作『ジョン・ウィック』のプロモーションのため、64日ぶりに再来日を果たした。裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え心の奥底に封じ込めた”殺し屋の魂”を解き放つジョン・ウィック。今見惚れるほど華麗で壮絶な復讐劇の幕が上がる。この日空港には、キアヌの到着を心待ちにしたファン300人が詰めかけた。キアヌの姿が見えるとファンの黄色い歓声が飛び交い、偶然空港に居合わせた人々からも驚きと歓声が上がるなど、シルバーウィークで落ち着いていた空港内のボルテージは最高潮に!キアヌの姿を一目見ようとする人たちで空港は賑わった。ヒゲ姿に黒のジャケット、パンツというカジュアルな装いのリラックスした様子で現れたキアヌ。彼の到着を待ちわびたファンから、「ずっと待ってました!」「会えてうれしい」と話しかけられると、「ありがとう」と丁寧に返していた。さらに、集まった報道陣からたくさんのフラッシュを浴びてもいやな顔をせず、「How are you?」と笑顔で独特なポーズをとり、その場をなごませていた。映画のPRでは『47RONIN』以来、約2年ぶりの来日となるが、「『ジョン・ウィック』のPRに来たんだ!プレミアに登場するよ!」とキアヌもやる気満々の様子。9月30日(水)に開催する本作のジャパンプレミアでは、キアヌ演じるジョン・ウィックの愛車でもあるマスタングとともにレッドカーペットに登場し、ファンとの交流を行う予定だ。『ジョン・ウィック』は10月16日(金)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork (C) 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C) David Lee
2015年09月28日『スターウォーズ/フォースの覚醒』の出演でも注目を集める実力派俳優オスカー・アイザックが主演を務め、24の映画賞に40ノミネート・6部門を受賞した『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』が10月1日(木)より公開される。このほど、80年代のニューヨークを舞台にした緊迫の社会派ヒューマンドラマに、俳優の坂上忍を始め、“成功とは何かを知る大人の男たち”から“共鳴”のコメントが到着した。1981年、犯罪と暴力が氾濫するニューヨークのオイル業界。クリーンなビジネスを信条に一代でオイルカンパニーを築きあげた移民のアベルとその妻アナ。事業拡大のため、ある土地購入の頭金として全財産を投入した直後、何者かの手によって、オイルを積んだトラックの強奪が相次ぎ、脱税による嫌疑、家族への脅威など、次々にトラブルがのしかかる。悪いうわさは一気に広まり、ついに銀行から融資を断られ、信頼していた妻との間にも亀裂が。刻一刻と破産が迫るなか、孤立無援のアベルはトラブル解決のために奔走する――。『インサイド・ルーウィン・ディヴィス 名もなき男の歌』や『スターウォーズ/フォースの覚醒』などで、いま注目度&人気ともに急上昇中のオスカー・アイザックが主人公のアベル役を務め、妻アナ役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『インターステラー』のジェシカ・チャステイン、さらに、アベルを追い詰める検事役を『グローリー/明日への行進』のデヴィッド・オイェロウォと演技派が集結する本作。オイルビジネスの世界で経営者が強いられる壮絶な危機を、圧倒的クオリティと息もつかせぬ緊迫感で描き、本年度の映画賞を席巻。監督を、デビュー作『マージン・コール』とロバート・レッドフォード主演の『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』の2作品でハリウッドの次世代を担う旗手と称えられたJ・C・チャンダーが務めている。この、いまの世代にも通じるリアルな人間ドラマは、俳優の坂上さん、ジャーナリストの鳥越俊太郎、映画監督の崔洋一といった、社会での酸いも甘いもかみ分け、“成功”とは何かを知る大人の男たちをすっかり魅了した様子だ。<コメント>・坂上忍(俳優)最も正しい道…。誰もが通りたくても、なかなか通れない道。でも、目指さなきゃいけない道。監督のブレが一切ない、信念の映画だ!・鳥越俊太郎(ジャーナリスト)アメリカン・ドリームという甘美な響き。しかし、現実は厳しい。正直一途な移民夫婦は会社経営で成功を夢見るが、危機が迫る!・崔洋一(映画監督)夢に漂う男と女。掌から溢れ落ちる雫はあまりにも切ない。『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』は10月1日(木)よりTOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・ドリーマー理想の代償 2015年10月1日TOHO シネマズ シャンテほか全国にて公開(C) 2014 PM/IN Finance.LLC
2015年09月28日いまCM界では “白戸家”パパや、“金太郎”のクマなど、しゃべる動物たちが大人気。そして映画界でも、ライアン・レイノルズ、アナ・ケンドリック、ジェマ・アータートンらが出演する『ハッピーボイス・キラー』には、おしゃべりするペットの犬と猫が重要なキャラクターとして登場しており、注目を集めている。そこで、これから要チェックのしゃべる動物が楽しい映画をご紹介!まず、『ハッピーボイス・キラー』は、この秋、『白い沈黙』『黄金のアデーレ 名画の帰還』と公開作が相次ぐライアン・レイノルズ主演のハイテンションでポップな、不気味なスリラー。『ピッチ・パーフェクト2』の公開が控えるアナ・ケンドリック、『ボヴァリー夫人とパン屋』のジェマ・アータートンが共演する。ライアン演じる風変わりな魅力を持った青年ジェリーは、精神科医の助けを借りながら、職場で片思いしている女性(アータートン)に接近するが、彼女がデートをすっぽかしたことをきっかけに、突如、殺人事件へと発展してしまう…。そんな本作に登場するのは、邪悪な猫と慈悲深い犬というジェリーのペット。猫は殺しをそそのかし、犬は優しい言葉をかける。その声(ボイス)もレイノルズ自身が巧みに演じ分けており、キュートなはずの実写の猫の表情すら、そう見えてくるから不思議。なぜ、彼にはそんな怪しい声が聞こえるのか!? 気にならずにいられない。また、英国俳優ブームを牽引する1人、ベン・ウィショーが“映画史上もっとも紳士なクマ”の声を務めるのが、2016年1月15日より日本公開の『パディントン』。世界40ヶ国語に翻訳され、全世界でロングセラーの児童小説シリーズを実写映画化した本作は、大都会ロンドンを舞台に、ペルーのジャングル奥地からやってきたパディントンの大冒険が繰り広げられる。『007 スペクター』でも“Q”役を演じるウィショーが、どんなパディントンを見せてくれるのか、いまからも楽しみ。さらに、忘れてはならないのが、『ジュラシック・ワールド』のクリス・プラットの出世作となったマーベル作品『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の“宇宙一凶暴”アライグマ、ロケット。声を務めていたのは、まさかのブラッドリー・クーパーだ。宇宙を舞台に、はみ出し者のスーパーヒーロー・チームの痛快アクション・アドベンチャーを、主人公が肌身離さず持ち歩くウォークマンから流れる70年代のヒットナンバーとともに描き、現在大ヒット中の『アントマン』のようにユーモアが満載。続編『Guardians of the Galaxy Vol. 2』(原題)が2017年5月5日に全米公開予定となっている。『ハッピーボイス・キラー』はシネマート新宿・シネマート心斎橋ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハッピーボイス・キラー 2015年9月19日よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開(C) 2014 SERIAL KILLER, LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2015年09月28日2011年秋にスタートした『とある』シリーズ×立川市のコラボ企画「とある自治体の地域振興」は、今年2015年11月7日(土)、8日(日)に開催される「たちかわ楽市」で5周年を迎える。それを記念して、『とある』シリーズの声優陣が出演する特別イベントが開催される。『とある』シリーズ×立川市のコラボ企画「とある自治体の地域振興」では、描き下ろしのイラストを使用した地域限定グッズの販売をはじめ、地元のお店とコラボした「ゲコ太どらやき」「ゲコ太せんべい」「小萌茶」など、今やすっかり定番化したお土産の開発、そして2014年から展開され現在10カ所で稼働している「とあるシリーズ」デザインのオリジナルラッピング自動販売機での立川限定オリジナル飲料「ヤシの実&パインサイダー」の販売など、完全地域密着型で、イベント時だけでなく日常的にもファンを立川に誘導し続けるプロモーションは、全国の自治体から注目を集めている。今回、コラボ開始から5周年を記念して『とある』シリーズ出演声優の阿部敦(上条当麻役)、井口裕香(インデックス役)、佐藤利奈(御坂美琴役)の3名による昭和記念公園特設ステージでの「とある自治体の地域振興」5周年お祝いメッセージ(雨天の場合は中止)と立川シネマ・ツーでのトークショー付『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』記念上映会が実施される。■「とある自治体の地域振興」5周年お祝いメッセージ【日時】2015年11月7日(土)13:00~13:10(予定 / 雨天の場合は中止)【場所】花みどり文化センター横 特設ステージ【出演】阿部敦(上条当麻役)、井口裕香(インデックス役)、佐藤利奈(御坂美琴役)【進行】太田勝也(NBCユニバーサル・エンターテイメント・ジャパン)【入場料】無料■トークショー付『劇場版 とある魔術の禁書目録-エンデュミオンの奇蹟-』【日時】2015年11月7日(土)※開場13:30 / 上映13:45~15:15(90分) / トークショー15:20~15:50(約30分)【場所】シネマ・ツー〈a studio〉382席 / 全席指定【出演】阿部 敦(上条当麻役)、井口裕香(インデックス役)、佐藤利奈(御坂美琴役)【進行】中山信宏(ワーナー・ブラザース・ホーム・エンターテイメント)【チケット】2,500円 (10/9(金)0:01よりPAYDESIGNにて発売予定 / 先着順)※購入方法や詳細については、後日、立川観光協会のTwitter・HPなどで告知される。※コンビニエンスストア決済につき、別途手数料がかかる。※直前に一部変更となる場合がある。なお、「とある自治体の地域振興」5周年お祝いメッセージのステージには、「ゲコ太」が応援に現れる予定となっている。11月7日(土)、8日(日)の両日は、花みどり文化センター内にて「とある自治体の地域振興」オリジナルグッズも多数販売されるが、グッズ購入1,000円ごとに抽選券が配布され、声優陣のサイン入りグッズをはじめ、「とある自治体の地域振興」グッズが当たる抽選会に参加できる。抽選会は11月8日(日)の15:00から花みどり文化センター内で実施予定。この抽選会に参加できない場合は抽選券は無効となる。そのほかイベントに関する詳細は立川観光協会にて。(C)鎌池和馬/アスキー・メディアワークス/PROJECT-INDEX MOVIE(C)鎌池和馬/冬川基/アスキー・メディアワークス/PROJECT-RAILGUN S
2015年09月28日東京国立博物館で10月2日と3日に、移動映画館のキノ・イグルーと共催で「博物館で野外シネマ」が開催される。昨年行われた第1回目では、2日間で計8,600人の来場者を迎え、大好評を博した「博物館で野外シネマ」。第2回目となる今年は、宮沢賢治による名作を、ますむらひろしによる猫のキャラクターで長編アニメーション化した、杉井ギザブロー監督作『銀河鉄道の夜』を上映。より多くの人々が楽しめるよう、前回よりも大きなスクリーンで上映される予定だ。なお、同作の上映日限定で、夜間開館も実施。特別展「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」などを、映画鑑賞後に観覧することが出来る。その他、当日は「博物館でアジアの旅」も開催しており、アジアの展示やイベントとともに、アジア料理やアジアビール、コーヒーなども楽しめる。【イベント情報】「博物館で野外シネマ」会場:東京国立博物館本館前住所:東京都台東区上野公園13-9会期:10月2日~3日時間:19:00~料金:無料 ※当日の入館料は有
2015年09月28日シネマヴェーラ渋谷で開催中の特集企画“カンヌ凱旋記念 黒沢清レトロスペクティブ”で23日に、『ビューティフル・ニュー・ベイエリア・プロジェクト』の上映が行われ、本作に出演した柄本佑がトークイベントに登壇。10月1日(木)より公開される監督の新作『岸辺の旅』について熱く語った。その他の写真父・柄本明は『ドッペルゲンガー』や『岸辺の旅』に、妻の安藤サクラは『贖罪』に出演。姉は『リアル~完全なる首長竜の日~』に製作スタッフとして参加するなど、黒沢監督作品とは深い縁がある柄本一家。柄本は「柄本家は全員、黒沢監督のファン」だといい、「だからうちの姉が製作部で『リアル…』の現場に入るって聞いたときには、家族で『いいなぁ』とうらやましがった」と明かした。現場での黒沢監督は、俳優にはっきりとした指示を出さず、丁寧な物言いで「こんな風にしてみてもいいですけれども、別にやらなくても良いです」というような演出の仕方をすると説明。監督から「『勝手にしやがれ』という映画でジャン=ポール・ベルモンドがこんな風に走っていくんですよね」と指示を出された際、「そういう風に引き合いに出すので、僕も何か出さないと、と思って『撃たれてはいませんけどね』と返しました」と撮影でのエピソードを次々に披露し、場内からは笑い声が上がった。そして話題は今年のカンヌ映画祭“ある視点”部門で日本人初の“監督賞”に輝いた『岸辺の旅』へ。関係者でぎゅうぎゅう詰めの試写室でいち早く本作を観たという柄本。「プレッシャーを感じながらだったので、まだ冷静に観られてはいないのですが…」と前置きしながら、「オープニングからなんだか泣けたんです。途中で曲がかかるときにも涙腺が緩みましたが、冒頭からぐっとくるというのは初めてでしたね」と話し、「いつも黒沢監督の映画には、現実の中の異世界を感じるんですが、今作は真逆で、異世界の人が普通にいるというか、それがすごく不思議で、幽霊がそもそも異質なものだからなのか、ほかの黒沢監督の作品の中でも普通すぎるほど普通で、それに逆に緊張感を感じました」と語った。特集企画“カンヌ凱旋記念 黒沢清レトロスペクティブ”10月9日(金)までシネマヴェーラ渋谷にて開催中『岸辺の旅』10月1日(木)テアトル新宿ほか全国ロードショー
2015年09月24日韓国で視聴率No.1を記録し、日本でも人気を博したドラマ「相続者たち」。今秋、この大ヒット青春ロマンスに出演したイ・ミンホ、パク・シネ、キム・ウビンという3人の人気スターが、それぞれ新たな一面を見せる新作映画が3作連続で公開され、ファンの間では密かな話題となっている。名門私立貴族学校「帝国高校」を舞台に、富裕層の高校生たちの苦難と成長、そしてロマンティックで熱い恋模様を描いた「相続者たち」は、本国で“相続シンドローム”という一大ブームを巻き起こし、2013年SBS演技大賞「最優秀演技賞」(イ・ミンホ)ほか8冠を獲得した大ヒットドラマ。同作で主演を務めたイ・ミンホの、待望の映画初主演作として『江南ブルース』が10月17日(土)より全国公開される。「花より男子~Boys Over Flower~」「シティーハンター in Seoul」「シンイ-信義-」など、数々のロマンティックな役どころで、世の女性たちを虜にしてきたイ・ミンホが、本作では一転、バイオレンスアクションに挑戦。人生の成功を夢見てヤクザの世界に入り、江南の土地開発を巡った利権争いに飛び込む若者を熱演する。また、「相続者たち」のヒロイン、パク・シネは、11月7日(土)公開のハン・ソッキュ×コ・ス競演の『尚衣院-サンイウォン-』で、朝鮮王朝の時代劇に初出演。朝鮮王室の衣装を手がける秘密の空間・尚衣院を舞台に、新旧デザイナーの美をかけた対決と王室を揺るがす運命の行方を描いた本作で、その美貌で天才仕立て師ゴンジンや王をも虜にする、王妃を好演している。さらに、「相続者たち」でイ・ミンホのライバル役を演じ、韓流次世代のエースとして高い人気を誇るキム・ウビンは、主演最新作『技術者たち』が11月28日(土)より公開される。本作は、金庫破りに人材調達、ハッカーと優れた技術を併せ持つ最強の犯罪チームが挑む、かつてない壮大な強奪計画をハリウッド映画を凌ぐスケールで描くエンターテインメント大作。犯罪チームのリーダーで、金庫破りのジヒョクを演じたキム・ウビンは、モデル出身なだけにその長身と鍛え上げられた身体を駆使した華麗なアクションシーンも披露。さらに彼は、同日公開の「2PM」ジュノ主演の最新映画『二十歳』でも、俳優としての才能を改めて開花させている。逃れられない運命の中でひたむきに愛を貫く、キラキラした甘く切ないラブストーリー「相続者たち」の世界から、それぞれがまったく別の世界で自らの運命を賭けたバトルを繰り広げる姿に、ファンはハラハラ、ドキドキすること間違いなし。ぜひ劇場で見比べてみて。『江南ブルース』は10月17日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。『尚衣院 -サンイウォン-』は11月7日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。『技術者たち』は11月28日(土)よりシネマート新宿、シネマート心斎橋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月24日シネマカフェがおすすめするサントラ入門盤紹介。第5回目の今回は、“芸術の秋”の訪れを感じる日々におすすめしたい、どっぷりと映画と音楽の世界に浸れる3枚をご紹介。■『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』“ベルセバ”こと「ベル&セバスチャン」のフロントマンとして活躍するスチュアード・マードックが初の脚本・監督デビューを果たした本作は、もともとスチュアートが2009年にソロプロジェクトとして発表した同名アルバムをもとに、映画として語り直したもの。少女“イブ”を主人公に、ミュージカル映画としてポップな楽曲が全編を彩っている。これまでにもさまざまなミュージカル映画のサウンドトラックをご紹介したけれど、本作はもともとはひとつのアルバム作品として発表されている楽曲ばかりで構成されているということもあり、楽曲それぞれがストーリーを語りながらも、それぞれに独立した魅力を放っている。それになにより、スチュアートの書く楽曲はまったくぶれることなく、スウィングするリズムに豊穣なハーモニー、そしてメランコリックに響くメロディには終始うっとりさせれらる。劇中で結成されるポップグループが鳴らすサウンドは、どれもどこか懐かしくて、胸を躍らせるようなものばかり。それは、この映画の最後にジェームズが言う“この夏は僕の最高傑作だ”という言葉のように、いつか過ごした夏に思いを馳せ、当時の胸の高鳴りを気恥ずかしさと切なさが混ざり合ったような感覚と共に思い出すような、そんな気持ちにさせられる音楽ばかりだ。この夏に過ごした時間を思い出しながら、少しずつ訪れる秋を感じるためのサウンドトラックとしてぜひ手にとってほしい一枚。■『ラブ&マーシー』「ザ・ビーチ・ボーイズ」のメインソングライターとして、数多くの名曲を世に送り出したブライアン・ウィルソンの生涯を描く本作。もちろんサウンドトラックには「ザ・ビーチ・ボーイズ」の豊かなサウンドやハーモニーが堪能できる楽曲の数々が収録され、インストゥルメンタルパートはアッティカス・ロスの楽曲が並んでいる。アッティカス・ロスといえば、フェイスブックの創設者マーク・ザッカーバーグを描いたデヴィッド・フィンチャー監督作『ソーシャル・ネットワーク』の音楽を「ナイン・インチ・ネイルズ」のトレント・レズナーと共同で手掛けアカデミー賞を受賞したほか、同じくデヴィッド・フィンチャー監督作『ゴーン・ガール』や『ドラゴン・タトゥーの女』の音楽を手掛け、どちらかといえばシリアスでミステリアスな作風が特徴。爽やかな「ザ・ビーチ・ボーイズ」を描く映画に、なぜアッティカス・ロスが?と鑑賞前は思ってしまうかもしれないけれど、本編で描かれるブライアンをすっぽりと包む孤独や彼の心の闇には、アッティカス・ロスの緊迫感のあるトラックとてもマッチし、物語に情感を与えている。多くの幻聴に悩まされていたブライアンが、実際に聞いていたであろう“音”を想像して制作されたという楽曲の数々は、サンプリングされた「ザ・ビーチ・ボーイズ」のさまざまな楽曲の断片を再び再構成するというかなり実験的な内容。そこにアッティカス・ロスならではの空間を包み込むようなメランコリックな空気が加わり、「ザ・ビーチ・ボーイズ」の楽曲と並べられた本作の中でも聞き応えのあるものばかり。とはいえ、まずなによりブライアンの楽曲はどれもすばらしく、本作をきっかけに「ザ・ビーチ・ボーイズ」のアルバム(特に本編で制作される「ペット・サウンズ」をぜひ)や彼のソロ作に手を伸ばすことを強くおすすめする。壮絶な日々が描かれた物語のラスト、ブライアンとメリンダが見つめあう中で流れる「素敵じゃないか」に涙したひとも少なくないのではないだろうか。■『フリーダ・カーロの遺品―石内都、織るように』佐野洋子の名作絵本『100万回生きたねこ』のドキュメンタリー作品『ドキュメンタリー100万回生きたねこ』で注目を集めた小谷忠典監督の新作として公開された本作。前作ではコーネリアスが音楽を担当していたが、本作ではギタリストの磯端伸一がサウンドトラックを手掛けている。ギターという表現の境界をすり抜けるように、美しくミステリアスで透明感のある磯端伸一のサウンドは、夏の終わりに振る雨のようにひんやりと、スピーカーから空気の中に溶け込んでいく。繊細なメロディが流れはじめたかと思えば、思わぬ方向へとハーモニーが展開していく静謐なギターの音色と、薬子尚代が弾く瑞々しいピアノが絡み合う本作は、長雨の続く秋に室内でゆったりと過ごすのに最適な一枚としてぜひおすすめしたい。(text:Toshihiro Horiai)
2015年09月23日ロシアン・マフィアに全てを奪われた元殺し屋がニューヨークを舞台にたった独りで組織に立ち向かい壮絶な復讐劇を繰り広げるノンストップ・キリング・アクション『ジョン・ウィック』。“キアヌ・リーブス完全復活”と謳われる本作から『マトリックス』ナレーションの遠藤憲一と、キアヌ・リーブス吹き替え声優の森川智之がそれぞれの声で収録した特別予告編が公開された。裏社会に語り継がれる一騎当千・伝説の殺し屋ジョン・ウィック。愛を知り、表の世界へと足を洗い平穏な日々を送っていた彼は、ある日、不運にも彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震え心の奥底に封じ込めた”殺し屋の魂”を解き放つジョン・ウィック。今見惚れるほど華麗で壮絶な復讐劇の幕が上がる――。『マトリックス』シリーズなど多くの大作を手掛け、独自のアクション世界を創造し続けるチャド・スタエルスキ監督をはじめ、『マトリックス』の伝説的キャスト&スタッフが、究極のアクション新銃術“ガン・フー”を引っ提げて強力タッグを結成した本作。今回公開された特別予告編では、日本でキアヌ・リーブスに縁の深い2人が本作とタッグを組み、劇場限定で上映される予告編のナレーションを担当した。遠藤さんは、キアヌ・リーブスの代表作『マトリックス』の日本版予告ナレーションを担当し、列島全体に強烈なインパクトを与えた。今回の“遠藤憲一ver.”では『マトリックス』当時のイメージをそのままに、遠藤さんのクールで力強いささやきで語り上げる映像に。遠藤さんは「初めて(マトリックスの)予告を観たときは、見たことのない斬新なアクションに驚きました。どんな映画なんだろうと、とてもワクワクしたことを覚えています」と当時をふり返る。もう一人のナレーター・森川さんは、多くのキアヌ作品でキアヌ・リーブスの吹き替えを務める“Mr.キアヌ”。「いま思い起こせば、『チェーンリアクション』から数々の作品の吹き替えをやらせていただいています。思い出はやはり、『マトリックス』シリーズでしょうか。この『ジョン・ウィック』がキアヌファン待望の完全復活の狼煙となることは間違いないと思います。やはり彼は孤高のヒーローとアクションが似合う。再び格好いいキアヌ・リーブスに会えることに期待が膨らんでいます!」と本作への期待を語った。彼が贈る“森川智之ver.”は、本作の主人公、全てを奪われ怒りに震えるジョン・ウィックの心情を熱く語りあげる吹き替えバーション。本作の劇場公開時には吹き替え版の上映はないので、森川さんの演じるキアヌが聞ける貴重な映像になっている。“遠藤憲一ver.”は全国のユナイテッドシネマにて、“森川智之ver.”は全国の109シネマズにて限定公開される。『ジョン・ウィック』は10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月22日アナ・ケンドリックやレベル・ウィルソン、新加入のヘイリー・スタインフェルドら豪華キャストが出演し、世界中に再び“ピッチ旋風”を巻き起こしている『ピッチ・パーフェクト2』。アナやレベルたち“ピッチ女子”が大ブレイクを果たしている中、もちろん男優陣からもイケメン俳優が…と言いたいところだが、ネクストブレイク必至とハリウッドから注目を集めているのが、レベル演じるファット・エイミーと微妙な恋愛関係になるバンパーを演じたアダム・ディヴァインだ。“ぶさメン”&ナルシストな“ぶさナル”男子にして、歌わせると歌唱力バツグンの彼に迫った。本作は、全米チャンピオンの女子アカペラチーム“バーデン・ベラーズ”がスキャンダルを起こしてしまい、大会出場禁止のピンチに陥ってしまうところから始まる物語。友情で結ばれた“ベラーズ”解散の危機、それぞれが抱える問題に悩み、揺れながらも成長していく様子や、選曲のセンスが光るアカペラバトルが魅力的に描かれ、女子が“アガる”必見の作品となっている。そんな本作で、要チェックな男子の1人が、コメディ界の新星アダム・ディヴァイン。彼が演じるバンパーは、抜群の歌唱力と軽快なパフォーマンスを誇る男子アカペラグループ“トレブルメーカーズ”の元リーダーにして、本作では“トーンハンガーズ”を率いている。バンパーみたいな人が自分の周りにいたら、ちょっとイラッと思ってしまうぐらいの小憎らしさでナルシストぶりを発揮しているが、アダムのインスタグラムを見ると、彼自身もナルシスト!?と思うような節が随所に。そんな彼をお茶目と見るか、キモイと感じるか(?)は人それぞれ微妙なところだが、“自分大好き”な写真や動画を常にアップしており、SNS上では「Ewwww」「I hate you」とキモがられる一方、「so cute」「marry me」といった書き込みもあるほど注目を集めている。人気があるのかどうなのか、イマイチ分からないアダムだが、前作の『ピッチ・パーフェクト』出演以降、TVシリーズを中心に活躍の場が広がり、本作以外にも、アン・ハサウェイ&ロバート・デ・ニーロ共演の『マイ・インターン』に出演、ロバート演じるシニア・インターンと“つるむ”若手社員を演じているほか、来年全米公開予定の『Mike and Dave Need Wedding Date』(原題)ではザック・エフロンと兄弟役で共演するなど、いまや映画やTVにひっぱりだこ。“ポスト”セス・ローゲン、はたまたジェイムス・コーデンともいえるほど、ハリウッドに欠かせない俳優として期待されている。『ピッチ・パーフェクト2』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト 2015年5月29日TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年09月22日『マッド・マックス 怒りのデス・ロード』など大作を抑えて全米第1位を獲得し、“ピッチ旋風”を巻き起こした『ピッチ・パーフェクト2』が、いよいよ10月より日本公開される。このほど、本作の代名詞ともいえる、世界中で一大現象を巻き起こした「CUPS(カップス)」についてまとめた特別映像が到着した。女性のみのアカペラチームとして全米大会で初優勝を果たした、ベッカ(アナ・ケンドリック)やファット・エイミー(レベル・ウィルソン)たちの“バーデン・ベラーズ”。だが、それから3年、彼女たちはあるスキャンダルを起こし、大会出場禁止の処分に。新メンバーとしてエミリー(ヘイリー・スタインフェルド)が加わったが、やっと手に入れた一度きりの名誉挽回のチャンスも、勝たなければいけないというプレッシャーや、卒業後の進路の不安などから、みんなの心はバラバラ。そんなときに、ドイツから史上最強のライバル、ダス・サウンド・マシーン(DSM)が現れ、“ベラーズ”は窮地に追い込まれることに――。あの『レ・ミゼラブル』や『マンマ・ミーア!』を超え、全米のみならず全世界でメガヒットを記録している本作。もちろん、この“ピッチ旋風”を巻き起こすきっかけとなったのは、2012年に公開された前作『ピッチ・パーフェクト』だが、大ヒットの一番の要因こそ、劇中でアナ・ケンドリック演じるベッカが披露した、プラスチックのカップを使いながら歌う演奏スタイルの「CUPS」だ。アナは、“ベラーズ”のオーディションのシーンで、カップを鳴らす音と手拍子だけを伴奏に、アメリカのカントリー・バンド「カーター・ファミリー」が1931年に発売した曲「When I’m Gone」を、UKバンド「Landshapes」から生まれたユニット「Lulu and the Lampshades」がリワークしたものをカバー。この手作りの音にのせた美声は、瞬時に世界中へと発信された。そして、前作の公開に合わせて制作されたアナ主演のミュージックビデオは、YouTubeで現在までに再生回数2億回以上を突破という驚異的な数字を叩きだし、世界中から「CUPS」をパフォーマンスする投稿が相次ぐという異例の出来事が起きている。日本でも中高生を中心に注目を集め、同様にパフォーマンスを真似る人が続出。『ピッチ・パーフェクト』という映画タイトルにピンと来なくても、「CUPS」は知っているという人も多かったことだろう。今回は、その続編となる『ピッチ・パーフェクト2』の公開に合わせ、前作を観てない人でも「CUPS」が世界中の人にどれだけ愛されているナンバーかを知ることができる特別映像が完成。アナ版のミュージックビデオの一部や、さまざまな国の人が「CUPS」のパフォーマンスをコピーした映像が盛り込まれ、『ピッチ・パーフェクト2』で披露される“ベラーズ”メンバーによる印象的なアカペラのシーンも収録されている。『ピッチ・パーフェクト2』は10月9日(金)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズにて先行公開、10月16日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピッチ・パーフェクト 2015年5月29日TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国(C) 2012 UNIVERSAL STUDIOS All Rights Reserved.ピッチ・パーフェクト2 2015年10月16日より全国にて公開(C) Universal Pictures
2015年09月19日『CASSHERN』『GOEMON』の紀里谷和明監督最新作にしてハリウッド進出作『ラスト・ナイツ』のポスターが完成。さらに、第28回東京国際映画祭パノラマ部門への正式出品がこのほど決定した。戦士の時代は終わりを迎え、よこしまな政治が栄誉に取って変わろうとしていた封建的な帝国。権力欲に取り憑かれた非道な大臣への不正な賄賂を堂々と断り、刀を向けたバルトーク卿(モーガン・フリーマン)は反逆罪に問われ、最も残忍な処刑による死罪を勧告される。それは、愛弟子であり、自身の後継者として信頼するライデン(クライヴ・オーウェン)による斬首。絶対に出来ないと断るライデンに対しバルトーク卿は、騎士の掟を全うし、自身亡き後の一族を守れと諭す。ライデンは震える手で主君の首を落とした。一年後。気高い騎士達は、その日が来るまで刀を捨て、身分を隠していた。隊長であるライデンは酒浸りの日々を過ごし、宿敵の目を欺く。すべては、忠誠を誓った主君バルトーク卿の仇を討ち、堕落し、不正がはびこる権力への報復のために…。『ミリオンダラー・ベイビー』でアカデミー賞を受賞した名優モーガン・フリーマンと、英国アカデミー賞受賞とアカデミー賞ノミネートの経歴を持つ『クローサー』『シン・シティ』のクライヴ・オーウェンを主演に迎え、紀里谷監督が5年の歳月をかけて完成させた『ラスト・ナイツ』。このほど本作の正式出品が決定した東京国際映画祭パノラマ部門は、先日「Perfume」のドキュメンタリー映画の正式招待が報じられ話題にもなった、今年初めて新設される部門。人間ドラマから、ホラー、アニメーションなど、映画の多様性が体感できる刺激的かつ個性的な様々な作品が出品され、日本公開前の最新作がプレミア上映される。そして完成した最新ポスターには、江口洋介やGACKT、岩井俊二、MIYAVIなど、アスリートから役者、アーティストに至るまで、多くの各界著名人からの絶賛コメントが掲載させている。<『ラスト・ナイツ』ポスター掲載コメント>■第69代横綱白鵬 翔この台詞が気に入りました。名誉は持って生まれるもの、誰もそれを奪えず、与えもできない!失ってもならぬ、 敵は騎士の掟が絶対であることを思い知る!民と国の魂を再生させるのだ!人生は、我慢した者が勝つのだと教えてくれた気がします!■江口洋介(俳優)誇り高き伝統と忠誠心を奪われた瞬間の、男達の逆転劇を見逃すな。紀里谷監督が打ち出すサムライスピリットが、ハリウッドのスケールの中で爆発する。■GACKT(アーティスト)この作品を見よ。そしてこの日本の美しい魂を、見事に紀里谷監督がどうやって世界に届けているかを感じてみよ。そして何よりこの作品を通して、日本人として忘れてはならない魂を自らの心に呼び戻せ。■岩井俊二(映画監督)正義とは何か?それは人間の生きる美学だ。欲望のままに増殖し収奪し続ける悪しき強者に対するプロテスタント。弱きを助け強きを挫く。強くなければ生きられないが、優しくなければ生きる資格もないのだ。■SUGIZO(LUNA SEA、X JAPAN)信頼、忠誠、良心。漢として永遠に守るべき最重要な精神性が全編で光を放っている。世界に果敢に挑みをかける紀里谷監督のアティテュードを心から讃えたい。■武論尊(漫画「北斗の拳」原作者)映像の奇才に魂が舞い降りた。この作品は日本人の魂の源流が描かれている!■奥田瑛二(俳優・映画監督)日本人が失いかけている美しき心がここにある。壮大で優美な映像とドラマが騎士道と武士道の融合によって見事に蘇った。KIRIYA KAZUAKI ハリウッド監督誕生だ!さらに、現在、紀里谷監督を見つけたらチケットが抽選で当たるという大サービスも。明日19日(土)15:00ごろ、品川プリンスシネマ劇場ロビーにて紀里谷監督が訪問するとのことだ。『ラスト・ナイツ』は11月14日(土)、TOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日もしも幼い兄弟が深夜の町をさまよっていたら、大人としてどうすべきだろうか。一般論では声をかけ、手を差し伸べるのが正解かもしれないが、たとえ善意の行動であれ、状況次第で犯罪者扱いされる可能性もあり、判断が難しい時代になってしまった。そんなことを考えながら、10歳の少年が幼い弟とともに、行方知れずになった母親を探す3日間を描くドイツ映画『ぼくらの家路』を見た。主人公のジャックは、家を留守にしがちな若い母親の代わりに、家事や6歳になる弟・マヌエルの面倒に明け暮れる毎日だったが、ある出来事をきっかけに養護施設に預けられている。やっと夏休みを迎えるが、母は不在で家に入ることもできず、別の預け先にいた弟の手を取り、ふたりの“家路”が始まった。妖艶な光を放つベルリンの街をさまよいながら、カフェで手に入れた砂糖とミルクで空腹を満たし、温かいベッドの中で夢を見ているはずの兄弟は、地下駐車場の廃車で眠りにつくのだ。印象的なのは、ジャックの視点に徹したカメラワークが、大人たちの同情や悪意を寄せ付けず、「成長せざるをえない」主人公に寄り添っている点。育児放棄といった現代的なテーマを背景にしながらも、シンプルに人間の弱さとたくましさを焼き付けている。「骨太な、しなやかさ」優れたドイツ映画に共通する魅力だ。特に今年は豊作である。70歳を過ぎた伝説の金メダリストが人生の再チャレンジに臨む『陽だまりハウスでマラソンを』、夫婦愛の真価を問うサスペンス『あの日のように抱きしめて』といった秀作がファンの心をつかんだ。現在公開中の『ピエロがお前を嘲笑う』は満席を記録する回もある盛況ぶりだ。10月にはアウシュビッツ裁判を題材に、若き検事が奮闘する『顔のないヒトラーたち』、知られざる史実に光を当てる『ヒトラー暗殺、13分の誤算』が日本公開を迎える。もちろん『ぼくらの家路』も、そんな秀作群のひとつに挙げたいヒューマンドラマ。超大作が立て続けに公開され少々“夏バテ”気味の映画ファンには、この秋、真正面から人間を見つめ、リアルな感情を掘り下げるドイツ映画の歯ごたえを味わってほしい。『ぼくらの家路』は9月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:Ryo Uchida)
2015年09月18日今年デビュー55周年を迎えるささきいさおが、ニューシングル「ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER/悠久浪漫」を、日本コロムビアより2015年10月7日に発売する。価格は1,200円(税別)。「ミッドナイトデカレンジャー 10 YEARS AFTER」は、『特捜戦隊デカレンジャー』放送終了から10年を記念し、同日10月7日にBlu-ray&DVDが発売となるVシネマ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』(発売元:東映 / 販売元:東映ビデオ)のエンディングテーマとして新たにレコーディングした楽曲。カップリングの「悠久浪漫」は、自身が作詞を手掛けた最新オリジナル作品となっている。なお、Vシネマ『特捜戦隊デカレンジャー 10 YEARS AFTER』では、声での出演も決定。「宇宙戦艦ヤマト」「銀河鉄道999」などのアニメソングはもちろん、「秘密戦隊ゴレンジャー」などの特撮ソングでも常に時代を彩り続けてきた、ささきいさお。今年5月に開催された「ささきいさお デビュー55周年記念バースデーライブ」も、2016年3月6日に待望のアンコール公演が決定するなど、今後の活躍もますます注目したい。
2015年09月18日第3回野性時代フロンティア文学賞を受賞した芦沢央の同名小説を映画化した『罪の余白』の完成披露試写会が9月17日(木)、都内で行われ、主演の内野聖陽、吉本実憂、谷村美月、大塚祐吉監督が出席した。娘を亡くし暴走していく父親と、美しすぎる邪悪な女子高生が対峙する心理サスペンス。行動心理学者として教鞭を取る安藤(内野さん)は、高校生の娘・加奈の突然の転落死を受け止められずにいた。娘の死は事件か、事故か…。自らを責めながらも、その真相を追い始める安藤の前に、加奈のクラスメート・咲(吉本さん)が現れる。「いい大人が子どもに翻ろうされる構図が面白い、本当にね、すごく怖くて邪悪な女子高生なんですよ。殺意を感じたもん」と“自覚もない美しきモンスター”の咲に対して、戦々恐々の内野さん。一方、演じた吉本さんも「最初はこんな子、本当にいるのかなって思ったんですが、監督から『自分の手を汚さず、相手を傷つける役柄を楽しみなさい』と言われて…。それからは、ジャマな内野さん(笑)をどう消すかばかり考えていた」と役作りをふり返った。内野さんは「あまりしゃべらないようにしたんですよ。かわいい吉本実憂を見たくないし、人のいい内野さん(笑)を知られるのもねえ…。イヤな感じだったでしょ?」と釈明&平謝り。吉本さんも「内野さんに肩をポンと叩かれるだけで、私が怒っちゃって。それくらい、咲になりきっていた」そうで、現場はストーリー同様の緊張感に包まれていたようだ。谷村さんは、安藤の同僚で咲の本性におぼえる女性・小沢役。咲から暴言を浴びせられるシーンもあるが、「とても気温が寒くて、そっちのほうが気になってしまった」と余裕の表情。大塚監督は「役者さんを怒らせ、傷つけ、泣かせることが、今回のボクの仕事だった」と語っていた。『罪の余白』は10月3日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:罪の余白 2015年10月3日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開(C) 2015「罪の余白」フィルムパートナーズ
2015年09月17日ドイツ・ベルリンを舞台に、突然消えた母親を捜し回る10歳と6歳の兄弟の成長と冒険を描いた『ぼくらの家路』が、ついに今週末、9月19日(土)より公開となる。このほど、行方知れずの母親に向けて10歳の少年が書いた置き手紙が胸を打つ本編映像が、シネマカフェにて解禁となった。本作は、現代のドイツを舞台に、行方の分からなくなった母親を探して幼い兄弟が街を昼夜奔走する3日間の物語。シリアスな現実を目の当たりにし、傷つきながらも少しずつ逞しくなってゆく少年の心の機微を丁寧に描き、ベルリン国際映画祭をはじめ世界各国の映画祭で絶賛。本作が俳優デビューながら、兄のジャックを演じたイヴォ・ピッツカーも大きな注目を集めた。不在がちの母親に代わって家事を一手に引き受けていたが、ある事件をきっかけに施設に預けられてしまったジャック。やがて、待ち望んだ夏休みが訪れる。しかし、迎えが数日遅れるという電話を最後に母親の行方が分からなくなり、ジャックは弟のマヌエルを連れて探し始める。今回届いたのは、そんな2人がバスに乗っているシーンから始まる本編映像。マヌエルが疲れて眠ってしまい、ジャックは自分のバッグを枕にしてあげ、兄としての優しさを垣間見せる。マヌエルを下に残し、家に戻ってきたジャックだが、いつもなら鍵や伝言をしまっている下駄箱には何もなく、中に入ることができない。ノックや呼びかけも、薄暗い通路にむなしく響くだけ…。ジャックは仕方なく「ママを捜してる」と伝言を残すが、よく見ると、施設を飛び出し、すでに一晩野宿をしているジャックの爪はひどく汚れている。それでも、彼は明日も訪ねるつもりなのだ。彼の痛切な想いは、母親に届くのだろうか?そしてラストにジャックの下した意外な決断とは?この映像で強い印象を与えるのが、主人公ジャックを演じるイヴォ・ピッツカーだ。エドワード・ベルガ―監督をはじめとするスタッフは、6か月間にわたってベルリン中で行われたオーディションで、ようやく彼にたどり着いたという。そのオーディションでは、こんなエピソードがあったと監督は明かす。“友人たちが外でサッカーをしているのに、自分だけ先生に宿題をさせられている”設定で即興を課せられたピッツカーは、サッカーが彼の人生でどれだけ重要なのか、なぜそんなに外にいる友人たちの元へ行かねばならないのかを、血管が浮き出るほど顔を真っ赤にさせ、監督に向かって叫び始めたというのだ。誰よりも早く大人にならなくてはならなかった少年の複雑な感情と、“母親捜し”の先にある成長を凛然と演じきった小さな主演俳優に、ぜひ注目してみて。『ぼくらの家路』は9月19日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ぼくらの家路 2015年9月19日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) PORT-AU-PRINCE Film & Kultur Produktion GmbH
2015年09月17日第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ軍によって強奪されたヨーロッパ各国の美術品を奪還すべく結成された特殊部隊を描く衝撃の実話『ミケランジェロ・プロジェクト』。本作には、製作・監督・脚本・主演を務めるジョージ・クルーニーのもと、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ケイト・ブランシェットなど超豪華オスカー俳優が多数集結し、さながら“実話版”『オーシャンズ』ともいうべき強力チームとなっていることが分かった。レオナルド・ダ・ヴィンチ、ルノワール、ロダン、フェルメール、そしてミケランジェロ…。誰もが知る世紀の美術品の運命を変えた、知られざる英雄たちの実話を描く本作。その英雄とは、戦争経験は“ゼロ”ながら、さまざまな芸術の専門知識を持つその道のプロたちで結成された特殊部隊“モニュメンツ・メン”だ。ジョージを筆頭に、美術館の学芸員を演じるのは、『ボーン』シリーズやリドリー・スコット監督『オデッセイ』のマット、略奪された美術品の数々の行方のカギを握るパリの美術館秘書を演じるのは『ブルージャスミン』のケイト、さらに『アーティスト』のジャン、『ヴィンセントが教えてくれたこと』のビル、『アルゴ』のジョン、ジョージがファンを公言する「ダウントン・アビー」のグランサム伯爵ことロバート・クローリーなど、名優中の名優が夢の競演を果たしている。この「事実は小説より奇なり」を地で行く衝撃の実話に心惹かれたジョージは、すぐさま映画化のため映画会社に連絡をし、その2日後にはGOサインを取り付け、次にキャスティングのため友人たちに直接交渉を行ったという。「ケイトには、僕が電話した。マットには脚本を直接送りつけたよ。ビルは友人だし、ジョンに関しては『アルゴ』のパーティで会ったときに『まあ、とにかく後で脚本送るから』って伝えただけだったな」と彼は言う。「だから結局ほぼ全員、知り合いというか、友人だね。結局その方が簡単なんだよ。ほとんどの場合、映画の企画に完全なGOサインが出るまで、エージェントたちもビッグな出演者に掛け合うことをしないんだ。今回みたいなのはもっと単純で、みんなのところをまわって『こうこうこういうわけで、この日程で撮影する予定です、ギャラは何月何日に振り込まれます。さあ、やる? やらない? どっち?』って言えばいいんだから!」。また、「このメンツはとにかくすごいよ」と興奮した様子のマットは、ジョージとの共演は本作で6度目となるが、彼が監督を務める作品での共演はほぼ初めて。「この物語については何も知らなかったから、実話だったと聞かされてすごく驚いた」と明かしている。ベテラン建築家を演じたビルは、ジョージから本作の構想を初めて聞いた時点で、この作品に参加することを決意していたという。「撮影を始める2年前くらいかな、“すごくいいね。ぜひ出演したい”と思った。盗まれたアート作品を取り戻すために大戦中を奔走する、っていう物語がすごく気に入った。イイ奴らが美しくて素晴らしいもののために冒険を繰り広げるなんて、絶対に最高の作品になると確信していたよ」と、親友の話を聞いた当時をふり返って語る。これだけの豪華キャストが参加すれば、ジョージにとっては心強い反面、実際のところ、個性の強い大スターたちをバランスよくまとめるのは大変そうに思えてしまうが、彼は首を横に振る。「彼らは全員、普段は作品の全てを担って動かしていかなければならない立場にいる役者たちだ。でも一方で、出演シーンで自分が誰よりも目立ってやろうなんて思わず、それぞれのキャラクターをリラックスして演じることも出来る。全員が、ほかの役者と演技することを楽しんでくれ、誰もが前向きにこの映画に参加してくれたんだ」。略奪された数々の美術品を救出すべく、芸術家、歴史学者、建築家、美術館・博物館キュレーターなど、戦場ではまったくのド素人だった芸術の専門家で結成された彼らが、史上最高額にして最も偉大なトレジャー・ハンティングに挑んだ本作。それはまさに、クルーニーやデイモンを始め、ブラット・ピットら豪華俳優陣がさまざまな分野のスペシャリストに扮して犯罪チームを結成し、大胆不敵な強奪計画を実行した『オーシャンズ』シリーズの実話版そのもの。知られざる彼らの活躍を、楽しみにしていて。『ミケランジェロ・プロジェクト』は11月6日(金)よりりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミケランジェロ・プロジェクト 2015年11月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年09月17日“香港のスピルバーグ”との異名を持つツイ・ハークと、『グリーン・ディスティニー』でアカデミー賞「撮影賞」を受賞したピーター・パウという、現代の中国・香港映画界を代表する2人の最新作が、2016年1月、「冬の中華祭り」と題して特集上映されることに決まった。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ」シリーズ、『セブンソード』『ドラゴンゲート』など、映画監督・脚本家・プロデューサーとして知られるツイ・ハーク監督が次に挑んだのは、中国の有名小説「林海雪原」を基にした京劇を原作にした『タイガー・マウンテン~雪原の死闘~』。『戦場のレクイエム』『孫文の義士団』のチャン・ハンユー、『エレクション』『愛人/ラマン』レオン・カーフェイらトップ俳優たちに交じり、元「SUPER JUNIOR」の俳優ハンギョンも参加。第5回北京国際映画祭では、レオン・カーフェイが見事「助演男優賞」を獲得している。舞台は、1946年、国民党と共産党が争い、非情な匪賊たちが中国東北地方を占領し、民衆を脅かしていた国共内戦時代。難攻不落の要塞であり、強力な大砲で武装された恐ろしい威虎山(タイガー・マウンテン)には、山賊のなかで最も強大な力を持つ「ハゲワシ」という名で恐れられる男(レオン・カーフェイ)がいた。共産党軍の隊長 (ケニー・リン)率いる203部隊は、「ハゲワシ」の手下たちがある村を襲撃しているところに遭遇。203隊長はその地に留まり、「ハゲワシ」一味と戦うことを決断する。共産党軍司令部も優秀な偵察員であるヤン(チャン・ハンユー)を派遣し、スパイとして「ハゲワシ」の一味に潜入させる。203隊長とヤンは、雪原の奥深くで、冷血な「ハゲワシ」との知略をめぐらせた戦いに挑んでいくが…。また、『グリーン・ディスティニー』でオスカーを獲得し、チェン・カイコー監督の『PROMISE』、金城武主演の『ウィンター・ソング』、ジャッキー・チェン×ジェット・リーの『ドラゴン・キングダム』、チョウ・ユンファの『孔子の教え』などで撮影を務めてきたピーター・パウが、自ら撮影と製作・監督を務めた『魔界戦記~雪の精と闇のクリスタル~』は、圧倒的な映像美で伝説上のアンチヒーローを描き出していく。妖魔の攻撃から人々を護るため、鍾馗(しょうき)は、仙人の導きによって斬妖士となり、全妖魔たちのエネルギーの源である魔石を盗むため魔界へと乗り込む。彼は、魔界を消し去り、人間界に永遠の平和をもたらすため、1,000年もの間、誰も成し遂げたことのない試みに挑んできた。一方で、妖魔たちは自分たちの力を失うまいと、鍾馗を追っていた。鍾馗は妖魔たちとの戦いに臨むが、途中で、自分が信じてきた魔界と人間界の明確な違いに気付き、事態はより複雑化していることを知る。また、予期していなかった愛が自らの命を危険にさらすことになり…。観る者を圧倒し、またたく間にその世界観に誘う2人の名匠の渾身作を、この冬、楽しみにしていて。『タイガー・マウンテン~雪原の死闘~』『魔界戦記~雪の精と闇のクリスタル~』は2016年1月、シネマート新宿、シネマート心斎橋にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月17日ザック・エフロンと、『ファンタスティック・フォー』に出演するマイルズ・テラー&マイケル・B・ジョーダンというハリウッド注目の若手俳優たちが、いまどきアラサーのリアルな恋愛を演じるラブコメディ『恋人まで1%』。本作でプロデューサーと主演を務めたザックと、友達以上・恋人未満のヒロインを演じた英国女優イモージェン・プーツが、本作について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。NYに住むアラサー男子、ジェイソン(ザック・エフロン)は、真剣な恋人を作る気はなく、バーやクラブで知り合った女子と一夜限りの関係を貫いていた。しかし、彼らの親友マイキー(マイケル・B・ジョーダン)が妻の浮気が原因で離婚することになり、落ち込む彼のために“シングル同盟”を結成した矢先、ジェイソンはバーで出会ったエリー(イモージェン・プーツ)と意気投合。いつも通りの軽い関係のつもりが、魅力的なエリーにどんどん惹かれていく。彼の同僚ダニエル(マイルズ・テラー)もまた、女友達のチェルシーと一線を越えた関係に。さらにはマイキーも、元妻を取り戻そうと必死。シングル同盟を結成した以上、“彼女とはつき合っていない”というスタンスを主張し、お互いにうそを重ねていく3人だったが…。結婚を視野に入れ、真面目な付き合いを求める女子に対して、将来のことから目を逸らし、都合の良い関係を望む男子のリアルな本音と実情を描き、全米初登場3位のスマッシュヒットとなった本作。「ずっとこういう映画を作りたかった。ストーリーがいままでになくユニークで気に入った。25歳になってようやく等身大の若者の映画が作れたんだ」と、ザックは明かす。共演のテラー、ジョーダンとは撮影が終わるころにはすっかり親友になっていたという。「1980年代っぽい、男3人の成長物語だけど、イマドキの若者のセリフがきちんと書けているからすごくリアルなんだ」とストーリーを絶賛する。また、ザックとは古い友達だというイモージェン・プーツは、「ザックもほかのみんなも、頭が良くて気さくな人ばかり。2014年に出演した作品のなかで一番気楽にやれた」と、楽しかった撮影をふり返る。彼女の好きなシーンは「男3人の部屋にエリーが遊びに行ったとき」だそう。セックスしていて、週に2回以上会っていて、男友達にも紹介されて、「もうこれは恋人だよね?」と女性なら誰もが思ってしまうが、どうしても彼ら男たちは、それを「恋人として付き合っている」とは人に言えないでいるのだ。そんな男子目線のラブコメには、ちょっぴりリアル過ぎるスパイスも効いていて、どちらかといえば『ハングオーバー!』シリーズや『テッド』シリーズなどに近いノリ。「ハイスクール・ミュージカル」でキラキラしていたザックが、セクシーな大人のプレイボーイに成長し、全裸になったり、おバカな格好をしてパーティに出たりとやりたい放題の本作を、ぜひ女子同士でも楽しんでみては?『恋人まで1%』は9月19日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋人まで1% 2015年9月19日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開(C) 2013 AWOD Productions, LLC. All Rights Reserved
2015年09月16日若杉公徳の大人気コミックを原作に、2013年4月の連続ドラマ化を経て、園子温監督、染谷将太主演で映画化された『映画 みんな!エスパーだよ!』。本作で史上最強ヒロインと話題になっている浅見沙英役の真野恵里菜が、9月15日(火)、大ヒットを記念しTOHOシネマズ新宿にて舞台挨拶を実施。染谷さんや共演者のマキタさんとの撮影秘話を明かした。真野さん演じる浅見紗英は、TVシリーズから登場する人気キャラクターのひとり。見た目の可愛さとは裏腹に、心の中で毒づくというニ面性ある役どころで、映画では惜しげもなくパンチラを披露していることで話題を呼んでいる。この日、客席は男性客を中心に満席に。それを見た真野さんは「急な告知になったしまいましたけどみなさんが集まってくれてほんとに嬉しいです。今日は初めて一人する舞台挨拶なので緊張してます!」と感謝を述べるも、「違うよ~」などとファンに突っ込まれ、笑いを誘う一幕もあった。テレビシリーズに引き続き浅見紗英を演じた真野さんは、映画化について全く予想していなかったそうで、「ある日家でテレビを見ているときに映画化ニュースを発見して『あれ?私は?』とそこで初めて知ったので驚きました(笑)」とコメント。さらに、「ドラマの頃は周りが(ドラマ見たよなど)言ってこなかったけど映画になってやっとみんな言ってくれるようになりました!小学校の同級生は『なんで真野のパンツを見なきゃいけないんだ』と思ってたみたいです。ただせっかくやったので観て頂かないと(笑)」と、作品が大きくなるにつれて周りからの反応が変化したことも明かした。共演者の染谷さんやマキタさんについて聞かれると、「染谷君は親戚にみたいな感覚ですね、あったら近況報告なんかしてました!マキタさんはご近所の人ですね。ちょっと離れていてほしいです(笑)。ドラマのときに『これ持ってみな~』『これ触ってみな~』とTENGAを持ちながら言ってくるんです。でも一番みんなをよく観ていて、体調悪かったりすると真っ先に声をかけてくれたのはマキタさんでした。優しい方です」と回答。また、映画版からの参戦で話題を呼んだ池田エライザとは、よく似ていると言われるそうで、「並ぶと私がお姉ちゃんに見えると言われるのが嬉しかったです。いきなりこんな現場に放り込まれて大変だと思うからフラットに真野恵里菜として接しましたね」と、共演者たちと良い雰囲気で撮影が行われたと話した。“パンチラ”描写が話題の本作の現場を経た真野さんは「パンチラは下ネタだと思わなくなりました」と大胆告白。「普段撮影場所にいないスタッフの方がパンチラ撮影になると呼ばれてきて、『パンチラ技師』『風師』『風の貴公子』なんて言われてました(笑)。最初はプレッシャーでしたが現場では気にせず、撮影に取り組めましたね!」と撮影現場の様子を語った。「でもエスパーを見た業界の人からは『童貞殺しなイメージで』と注文されることが増えました(笑)。あまり気にしないようにしてるんですけど、業界でもエスパーの影響は大きいなと思いました。初めて会う人から『面白いことやってるね』と多くなり、『お芝居がうまいね』と言われるより嬉しいです」と、本作の影響力の大きさについてもコメントした。最後に「この映画とともに成長できたので、続編があればやりたいですね」と続編への意欲も覗かせ、イベントは大盛況のうちに終了した。『映画 みんな!エスパーだよ!』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:映画 みんな!エスパーだよ! 2015年9月4日よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開(C) 若杉公徳/講談社 (C) 2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会
2015年09月16日“食でつながる人と人を描いた映画”“ごはんが印象的な映画”を一堂に集め、“ごはん”と“映画”をこよなく愛する人たちの心と胃袋を満たし、“おいしい時間”を提供する「東京ごはん映画祭」。このほど、第6回目となる今年の全23作品におよぶラインナップとポスタービジュアルが決定。人気レストランやバーが一夜限りの“映画館”になる、好評企画の“レストラン&カフェ上映会”がさらに充実することが分かった。例年、“ごはん”と“映画”をこよなく愛する人たちに“おいしい映画とごはんの時間”を提供し、好評を博している「東京ごはん映画祭」。今年の映画館上映(シアター・イメージフォーラム)では、ペルーの国民的シェフを追った新作『料理人ガストン・アクリオ美食を超えたおいしい革命』を始め、海外でも高い評価を得ている『あん』『深夜食堂』、近年の話題作『グランド・ブダペスト・ホテル』『シェフ三ツ星フードトラック始めました』、不朽の名作『赤い薔薇ソースの伝説』『フライド・グリーン・トマト』『キッチン・ストーリー』など、幅広く厳選された全15作品を一挙上映。スペインで9月18日~26日まで開催されるサン・セバスチャン国際映画祭「キュリナリー・シネマ部門」の「最優秀作品賞(TOKYO GOHAN AWARD)」受賞作品のアジア・プレミア上映も行われる。また、各店舗のオーナーやシェフがセレクトした“ごはんと一緒に観たい映画”を楽しめる「レストラン&カフェ上映会」は、完売必至の大人気企画。映画館での上映よりひと足早く、10月18日(日)に人気ビストロ「BEARD」(目黒)にて『ニュー・シネマ・パラダイス』の上映からスタート。そのほか、蔵前のホステル「Nui.」のラウンジを活かした上映や「cafe104.5」(御茶ノ水)の料理教室つき上映なども実施する。さらに、11月9日(月)には、惜しまれつつも2013年に閉店したおいしい珈琲の名店「大坊珈琲店」が、1日限定で復活。8日(日)には「PADDLERS COFFEE」(西原)で、そのオーナーの大坊勝次氏が出演するドキュメンタリー映画『A FILM ABOUT COFFEE』にまつわる貴重なセッションを開催。映画の余韻とともに深煎り珈琲を味わえる、贅沢な時間と空間が登場する。映画や料理、あるいは“空間”からチョイスしながら、それぞれの楽しみ方で映画祭を味わってみて。第6回東京ごはん映画祭は10月31日(土)~11月13日(金)、渋谷シアター・イメージフォーラムほか都内レストランなどにて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月15日10月3日(土)と4日(日)、西伊豆のプライベートキャンプ場「REN VILLAGE」にて、DIY 野外シネマキャンプフェス「MUJINTO cinema CAMP2015」が開催される。「REN VILLAGE」は、“大人の秘密基地”をコンセプトに、一日一組限定の船でしか行くことのできない“無人島”のプライベートキャンプ場。本イベントでは、この無人島を舞台に映画上映のほか、日没までバーベキューやカヤック、キャンドル作りワークショップなど様々なコンテンツが実施される。現在上映作品には、『アバウト・タイム愛おしい時間について』のリチャード・カーティスが監督を手掛け、故フィリップ・シーモア・ホフマンが主演を務めた『パイレーツロック』がラインアップ。ほかの作品が決定次第順次発表される。さらに本イベントは、“フェス2.0”として約2年間かけてシネマキャンプを参加者全員で盛り上げていくとのこと。映画好きの間だけでなく、アウトドア好きからも大きな注目を集めそうだ。「MUJINTO cinema CAMP2015」は、10月3日(土)、4日(日)「REN VILLAGE」にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日巨大迷路から記憶を失った若者たちが脱出を試みる『メイズ・ランナー』の待望の続編『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』が、10月23日(金)より日本公開となる。このほど、本作の撮影の裏側に迫るメイキングと若き次世代スターたちが語る特別映像が、いち早くシネマカフェに到着した。全世界55か国でNo.1ヒットを記録、日本でも大ヒットを記録した『メイズ・ランナー』。地下から上昇してくるエレベーターで“グレード(広場)”に送り込まれた、記憶を失った若者たち。グレードの周囲にそびえ立つ壁の内部は巨大迷路。夜ごと構造を変えるその迷路に入り、走り、外の世界への脱出法を探った。その“第2ステージ”となる本作では、巨大迷路の出口を見つけた主人公のトーマスたちを次なる迷宮が待ち受ける。そこは、灼熱の太陽に焼きつくされ、すべてが崩壊した砂漠のような地球の光景。彼らは、前作のラストで姿を現した巨大組織によって“選ばれし者”の過酷な運命をさらされる。別のメイズの生存者とともに、新たな逃亡劇がスタートする――。今回の到着した映像は、巨大迷路から砂漠にステージを変え、過酷さをいっそう増した撮影を新旧キャストが語る本作の裏側。実際に灼熱の砂漠を歩く姿や、爆風に吹っ飛ばされるアクションシーンの撮影に挑んでいる様子が映し出されていく。「やっと迷路(メイズ)を脱出できてもう走らないかと思いきや、砂嵐の中を走ったり砂丘を登ったりしたよ」とふり返るのは、前作に引き続きトーマスを演じるディラン・オブライエン。さらに『ワイルド・スピード SKY MISSION』でスターの仲間入りを果たし、本作では新キャラクターのハリエット役を務めるナタリー・エマニュエルは、「アクションは初めての経験だったからすごく楽しかった!」と語る。子役からイケメン俳優へと成長したニュート役トーマス・ブロディ=サングスターも、「かなりキツかった。前作よりも走った」と明かしている。生き残りをかけて迷宮へと歩みを進めるランナーたち。脱出成功率0%のステージに挑む彼らは、決して特別な存在ではなく、観客と同じ普通の若者であることが重要だと、ディランは言う。「トーマスたちは決してヒーローではない。それが物語の重要な核だ。帰る家を探してるんだ」。ランナーは新たなステージを攻略できるのか?若手スターたちが奮闘する姿を、まずはこちらからチェックしてみて。『メイズ・ランナー2:砂漠の迷宮』10月23日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月11日無人戦闘機ドローンを使った現代の戦争を描く『ドローン・オブ・ウォー』。このほど、対テロ戦争の知られざる真実と“兵士”の異常な日常をリアルに映し出した本作から、主人公のドローン操縦士を演じたイーサン・ホーク、副操縦士を演じたゾーイ・クラヴィッツら、豪華キャスト陣のインタビュー映像がシネマカフェに到着した。アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐(イーサン・ホーク)は、ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人機ドローンを遠隔操作し、1万キロ余りも離れた異国でのミッションを遂行している。1日の任務を終えると、車でラスベガスの歓楽街を通り抜け、整然と区画された住宅街のマイホームへ帰り、美しい妻・モリーとふたりの幼い子どもとの生活に舞い戻るトミー。こうした毎日が、彼の日常であり、異常な現代の戦争の姿だった…。アメリカ本土から遠隔操作によるドローンを使った現代の戦争は、操縦士自身に危険が及ばない、ターゲットに気付かれずに攻撃可能、だが、罪のない民間人を巻き添えにする可能性が高いという利点と問題を抱えていた。本作では、その恐ろしい実態をあぶり出し、アメリカ国内の“戦地”と“家庭”を行き来するドローン操縦士がPTSDに悩まされる様子を描く。イーサンが演じるトミー・イーガン少佐は、かつて有人戦闘機F-16のパイロットとして、200回以上の出撃を経験してきたベテランパイロット。しかし、現在では、家族の待つ自宅とエアコンの効いた空軍基地内のコンテナを行きする生活を送りながら、クリックひとつで殺害するドローン操縦士の任務に違和感を感じている。上官であるジョンズ中佐(ブルース・グリーンウッド)に実機パイロットへの復帰を懇願するも、トミーのドローン操縦の腕前は高く評価され、受け入れてもらえない。そんな中、過酷なミッションの連続に次第に精神が蝕まれ、アルコールに依存するようになる役どころだ。本作でトミーを支える副操縦士役・スアレス役を演じ、『マッド・マックス 怒りのデスロード』での好演も記憶も新しいゾーイ・クラヴィッツは、そんなトミーのキャラクターを「“箱”に閉じ込められた実戦のパイロット」と評し、「多くの人のように彼も新しい方向性に順応しようとするも抵抗がある」と、職場でのトミーの心情について語っている。一方で、トミーの妻役を演じ、今年のエミー賞ノミネート作品「マッドメン」に出演するジャニュアリー・ジョーンズは、安定した生活の中で愛し合っていた夫が何もできないほど壊れていく様子をもの悲しく語る。イーサン自身も、今回の役どころについて「彼が抱える問題は共感できると思うよ、兵士のプライドの問題だ」と語り、続けて「国や信条のために命を捧げる覚悟でいるが、前線から距離をおいてみると、国のために人を殺していいのか疑念がわく」と、PTSDにとらわれながら葛藤する兵士の心情に言及する。トミーが、自身の人生を取り戻すために選んだ選択とは…?この問題作が問いかける真実を、彼らが語る映像からも確かめてみて。『ドローン・オブ・ウォー』は10月1日(木)よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年09月10日10月2日(金)と3日(土)、東京国立博物館にて野外上映イベント「博物館で野外シネマ」が開催。杉井ギサブロー監督作のアニメーション『銀河鉄道の夜』が上映される。今年で2回目の開催を迎える「博物館で野外シネマ」。第一回目開催時には、『バケモノの子』が公開中の細田守監督作『時をかける少女』を上映し、8,600人もの来場者数を記録した。昨年と同様、移動映画館として活動する「キノ・イグルー」との共催で実施される今年は、1985年公開のアニメーション『銀河鉄道の夜』を上映。本作は、猫のキャラクターを登場人物に、多くの宮沢賢治原作の漫画化を手掛けるますむらひろしの漫画原作を、『タッチ』『あらしのよるに』などの杉井ギサブローが映画した作品。来年生誕120周年を迎える宮沢賢治は、東京国立博物館を愛し、足しげく通ったことが短歌や手紙に残されていることから、本作がセレクトされた。また、開催日の2日間は特別展「アート オブ ブルガリ 130年にわたるイタリアの美の至宝」を含め、22時までの特別夜間開館を実施。さらに、同じく特別展の「博物館でアジアの旅」期間中つき、アジアの展示やイベントとともに、アジア料理の屋台やアジアビール、コーヒーなども楽しむことができる。秋の夜長のお出かけ先としてチェックしてみて。「博物館で野外シネマ」は、10月2日(金)、3日(土)東京国立博物館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2015年09月10日