世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が世界最速で公開されている。本作は日本限定のオリジナルポスターを制作しており、切り絵画家の蒼山日菜がシルク・ドゥ・ソレイユの象徴である太陽マークをアレンジしたオリジナルのロゴを作成した。本作の製作総指揮を務めたジャック・メテも魅了したロゴはどのようにして生まれたのだろうか? 蒼山に話を聞いた。本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。『シュレック』や『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務めている。その他の画像蒼山はフランスに在住し、日仏だけでなく世界的に活躍する切り絵画家で、繊細なタッチで生み出される“切り絵”のテクニックはもちろん、大胆な構成、観る者を魅了するイマジネーションあふれる作風が大きな特徴だ。「シルクの本拠地はカナダの中でもフランス語圏ですし、彼らが初めてフランスで公演するときにも大きなニュースになったのをおぼえています」という蒼山にとって、今回のオファーは“まさに驚嘆”の出来事。「本当にビックリしました。最初に息子に『シルク・ドゥ・ソレイユの仕事が来たよ』って報告したんですけど、ひとこと『は? 何言ってんの』って信じてもらえなくて(笑)」。ちなみに今回のロゴは迷わずに完成したという。「私は用紙を前にすると迷わないタイプなんです。難しい題材でも『これを一体、どうすればいいんだろう?』と思いながら、どんどんアイデアがわいてくるんです。シルクのパフォーマンスは人間の身体を使ってこの世ではないような世界を作り出してしまう。それに技だけではなくて感覚とセンスがないとあそこまでは可憐に見えないと思うんです。この映画は、そんなシルクの超絶的な技を見るもよし、恋愛映画としてみるもよし、楽しいことが3つ4つ一度に体験できる映画。それに観終わったら必ずシルクのショーを観に行きたくなると思います」。ちなみに蒼山は先ごろ行われた東京国際映画祭のグリーンカーペットにも登場し、シルクのパフォーマーたちとグリーンカーペットを歩いた。「歩くまでは何とも思ってなかったんですけど、知り合いから『画家が映画祭のカーペットを歩くなんて前代未聞だ』って言われて(笑)。でも、シルクのパフォーマンスを間近で観ることができましたし、アンドリュー・アダムソンさんやジャック・メテさんともお話をさせていただいて『こんなこともう一生ないよな』って。だからこそ『いい思い出だった』とは言いたくないですし、これを励みにもっといい作品を作りたい。今回の仕事は、人生で最高の励みになりました」。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』公開中
2012年11月13日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が本日から世界最速で公開されている。ドキュメンタリーでも、舞台の記録映像でもない本作。そこで描かれるのは幻想的な世界を舞台にしたラブ・ストーリーだという。そんな本作の一端が垣間見える本編映像の一部が公開された。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』動画本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。『シュレック』や『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務めている。映画はシルクが米ラスベガスで行っている7つのショーを題材にしている。そこでアダムソン監督は、これらの異なるショーを1本の映画にするために中心に物語を据えることにした。主人公はサーカスに迷い込んだ女性ミアと空中ブランコ乗りの青年で、異世界へと迷い込んでしまった青年を追って、ミアもまた不思議な世界へと足を踏み入れる。生と死が混ざり合った場所でふたりは互いを探し続ける。劇中にセリフは存在しないが、巧妙な構成とダイナミックな表現でふたりの恋の物語が綴られていく。このほど公開された映像は、物語の冒頭のシーンだ。サーカスのテント内でブランコから落下した青年が不思議な世界へと滑り落ち、彼に恋をしたミアはそれを追う。現実ではない世界に投げ出された彼女は広大な空間にひとり取り残され、そこで月明かりに照らされた色とりどりの巨大なテントを発見する。主人公ふたりを演じたのは、19歳でシルクに入団したエリカ・リンツと、11歳から空中アクロバットをやってきたというイゴール・ザリポフ。ふたりともシルクのパフォーマーだが、本作の製作総指揮を務めたジャック・メテは「どのシルク・ドゥ・ソレイユのショーにおいても、出演者全員がキャラクターであり、何らかの役を演じている。だからシルク・ドゥ・ソレイユで長年演じてきた彼らに演技力があることがわかっていた」という。本作は壮大な映像と華麗な技で観る者を魅了する作品だが、そこで描かれる“物語”も重要な役割を果たしているようだ。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー
2012年11月09日1億人超。1984年の創立以来、世界中で行われてきた「シルク・ドゥ・ソレイユ」の公演に足を運んだ人々の数である。まさに世界最大のエンターテイメント集団と呼ぶにふさわしいシルクの魅力を深く掘り下げると同時に、より多くの人に伝えるべく誕生した映画『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』がまもなく公開となる。『タイタニック』、『アバター』の巨匠ジェームズ・キャメロン監督とのコラボレーションによって、単なるドキュメンタリーとして彼らのパフォーマンスをカメラで捉えるのではなく、全く新しいラブストーリーとして作り上げられた本作。主演を務めたエリカ・リンツは「シルクに10年ほど在籍していたけど、完成した映画を観て初めて知って驚いたことや魔法のように感じられる瞬間があった」と語る。この映画ならではの知られざるシルクの魅力とは?さらにシルクのメンバーたちは日々どのような努力を重ね、どんな思いでパフォーマンスに臨んでいるのか?エリカに話を聞いた。「ステージでのショーでは一番遠いところで100フィート(約30メートル)ほど離れたお客さんに演技を届けなければいけない。そうすると例えば、『うん、聞こえたよ』ということを表現するにも顔、足、頭とまさに全身を使って動作をしないといけないわけで、常に過大な表現をしているんです」と通常のシルクの公演での表現について語るエリカ。映画と普段のステージでの最も大きな違いはこの表現の露出の大きさだった。「映画、特に3Dでジェームズ・キャメロンが持って来た細部まで映し出せるカメラを前に演技するときは、すごく抑えて演技しないといけなかったので、感情さえも内面に留めて表現しないといけませんでした。それはすごいチャレンジで、最初は大変でした」。彼女が演じたのは、主人公・ミア。ふと立ち寄ったサーカスで出会った青年を追いかけ、めくるめく不思議な世界を旅するが、通常のシルクの公演と同様、セリフは一切なし。カメラの前で普段よりも動きを抑えながらも、言葉を使わず身体一つでミアの内面を表現しなくてはいけなかったというわけだ。演じる上でエリカはミアに過去の自分を重ねたという。「部分的にですが、ミアは私と似ているところがあります。彼女の存在を映画の中でひとりの女性として生かすために、私自身がシルクに入りたての頃にどんな気持ちでいたかというのを思い出しながら演じていました。初めてシルクを見たときどんなに感激し、それはどれほど素晴らしい経験だったか?当時に戻ってその驚きの気持ちを思い出そうとしました」。そして何と言っても最大の見どころは肉体を駆使したアクロバティックなパフォーマンス。エリカもクライマックスで青年役のイゴール・ザリポフと華麗なエアリアル・ストラップ・バレエを披露しており、2人のパフォーマンスそれ自体がこの映画の軸となる“愛”を体現しているとも言えるほど圧倒的なエネルギーと感情にあふれている。どのようにしてこうしたアクロバティックな技術を習得していくのか?月並みな質問だが、どうやって恐怖を克服していくのか?彼女の答えは「何年にもわたるトレーニングの積み重ね」だった。「スキルを習うときはだいたい最初の6日間くらいは空中ではなく地面でのトレーニングからを始めます。それから2フィート(約60センチ)の高さで100回くらい練習したら、次は10フィート(約3メートル)まで上げる。そうやって積み重ねて、ステージで演技をする頃には2フィートでも40フィートでも差を感じないようになっています。それからパートナーとの信頼関係もなくてはならないものです。イゴールとは(デュエットで)一緒にパフォーマンスをしたことはありませんでしたが、彼のことは友人として知っていたし、彼に対する周囲の高い評価もよく知っていて強い信頼がありました。もう一つ言えるのは、互いに自分たちがしていることが大好きだということ。そうしたパートナーに対する感情がパフォーマンスを通じて伝わると思います。これまで友情や尊敬の念を持って彼に接していましたが、それをこの物語の中ではロマンティックな感情として表現しました」。幼少の頃から体操に親しみ、ミュージカルなどにも出演してきたエリカがシルクに入団したのは高校を卒業した19歳のとき。それから10年の歳月が流れたが、今回の映画に出演したことで改めてシルクの魅力、その存在の大きさを再認識したという。「映画には私の知っている何百人もの人たちが出てきます。私たちは世界中から集まってシルク・ドゥ・ソレイユを作っていますが、(公演の本拠地の)ラスベガスには私たちの家族が住んでるわけではありません。シルクのメンバーこそが本当の意味で“家族”なんです。この映画のおかげで“魔法”がもう一度蘇ったような気持ちになりました。この映画は最も美しい記念アルバムのような存在であり、かけがえのないものです」。彼女の発する言葉の一つ一つからシルク・ドゥ・ソレイユの一員として名を連ねることへの誇り、そしてプロフェッショナルとしての高い意識が伺える。「私たちが毎晩パフォーマンスを披露するその瞬間が、見ていただくみなさんにとって特別で最高の時間でなくてはいけません。結婚記念日で足を運んだカップルもいるかもしれないし、お金を貯めて来てくださった家族もいるかもしれない。その全ての観客にとって最高のショーを見せなくてはいけないのですが、毎晩のようにパフォーマンスを行なう中で当然、調子の出ないときもあれば悲しい気持ちのときもあります。でもステージに上がる前には全てを忘れて、規律をもって演技しないといけません。ステージは聖域なんです」。何より彼女自身が演じることを楽しんでいる。鍛え上げられた美しい肉体に話が及ぶと「私は完璧な例とは言えないわ。太りそうな食べものやビールも大好きだし、ジムでのトレーニングは嫌いなんです」と笑いつつ「でも…」と続ける。「常に新しいものを学びたいという気持ちを欠かしたことはないです。痛いことも汗をかくこともケガをするかもしれないという恐怖も『絶対にこれをできるようになりたい』という気持ちの前では、たいした問題じゃありません。常にチャレンジする気持ちを持ち続けています」。取材の前日には歌舞伎を鑑賞したというエリカ。興奮した面持ちで感想を語る姿を見て、彼女が本作の主役に抜擢された理由、そしてシルク・ドゥ・ソレイユが30年近くにわたり常に斬新なアイディアで人々を魅了し続けてきた理由が分かったような気がした。(photo/text:Naoki Kurozu)特集:芸術の秋、『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』でワンランク上の素敵ガール■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年11月09日『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の世界最速公開を記念し、本作の世界を彩る“門外不出”のコスチュームが、東京・お台場の商業施設ヴィーナスフォートにて展示されている(11月25日まで)。このコスチューム展示会開催を記念し8日、同所で2012年ミス・インターナショナルのグランプリを日本人で初めて受賞した吉松育美がトークショーを実施。大ファンだというシルク・ドゥ・ソレイユの魅力や、衣装の感想を語った。その他の写真『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D撮影で映像化。ドキュメンタリーではなく、サーカスに迷いこんだ少女と、空中ブランコ乗りの青年が織りなすラブストーリーが幻想的に描かれる。『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務め、『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソン監督がメガホンを執った。日本初上陸となるシルクの衣装を目の当たりにし、吉松は「どれも独特でユニーク。カラフルで素敵ですね」とうっとり。パフォーマーの体型に合わせて、すべてオーダーメイドで製作されると知り「本当に大変なこと。でもその分、パフォーマーたちは衣装からパワーと信頼感をもらっているはず」と衣装の重要性を熱弁した。本場ラスベガスでのショーも鑑賞したといい「同じ人間なのかなと驚くほどの柔軟性。映画では(ショーと違って)いろんな角度からシルクを体験できるので、公開がとても楽しみです」と胸を踊らせた。この日は本作にインスパイアされた特別な“シルクバージョン・イルミネーション”の点灯式にも参加し「とても美しく幻想的。一足先にクリスマス気分を味わえた」とご満悦だった。イルミネーションは、館内合計約34万球のLEDライトが、幻想的な世界観を醸し出し、来場者を映画と同じ異空間に誘う。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー
2012年11月08日『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』の公開を記念し、本作の衣裳展がヴィーナスフォート(東京・台場)で行われており、さらに11月8日(木)より映画にインスパイアされたクリスマスイルミネーションもスタート。同日行われた点灯式に先日開催されたミス・インターナショナルで日本人で初めてグランプリを獲得した吉松育美が来場した。ジェームズ・キャメロンとシルク・ドゥ・ソレイユのコラボレーションで実現した今回の3D映画。人気の7つの公演を軸に映画ならではの映像で幻想的な恋の物語が展開する。吉松さんは元々、ラスベガスでの公演を見て以来のシルクの大ファン。さらにジェームズ・キャメロン監督の映画も大好きということで「2つのファンのものが一緒になって映画化ということで、いろんな角度でシルクが体験できるということでワクワクしています」と語る。この日はイルミネーションに合う色彩で作品をイメージしたという白いドレスをまとい、総カラット数8.9のダイヤモンドが散りばめられたティアラを着けて登場し、「触るのが怖いです」とハニかんだ。衣裳展にはカラフルなシルクの衣裳が展示されているが、これらは全て手づくりで長ければ半年もの期間をかけて制作される。吉松さんは「私がミス・インターナショナルの世界大会ファイナルで着たドレスも、世界に一着しかない私のデザインのものです。自分の体形やパフォーマンスに合った衣裳を着ると自分のオーラを出しやすいし、衣裳への信頼がパフォーマンスに繋がる」とサイズ、そしてデザインも含め自分に合った衣裳の重要性を熱く語った。「小さい頃からクリスマスが大好き」という吉松さん。「家で父が毎年、デコレーションをしていて、クリスマスのたびに家族を思い出します」と明かし、映画さながらの幻想的な輝きを見せるイルミネーションを前に、「家族を連れてきて見せたいです」とウットリとした表情で語った。グランプリ獲得後「私がというよりも、周りの反応が変わりました。いろんな人に『おめでとう』と言ってもらえてよかったです」と明かすが、世界No.1の称号を背負い「責任を感じています」とも。「これからは自分のためではなくみんなのため、世の中のためになることを頑張りたい」と力強い笑顔を浮かべ語った。『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』は11月9日(金)より公開。特集:芸術の秋、『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』でワンランク上の素敵ガール■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年11月08日キャメロン・ディアス(40)が、ロバート・パティンソン(26)に目を付けているようだ。パーティで彼を必死に魅了しようとする姿が、複数の人に目撃されているらしい。ディアスとパティンソンが出席していたのは、グッチがスポンサーになっているロサンゼルス群立美術館のパーティ。ふたりは同じディナーテーブルで隣に着席。食事の間、ディアスは、やたらとパティンソンに触ったり、パティンソンが何かを言うたびに大袈裟に笑ったりして、気を引こうとしていたという。パティンソンはそんなディアスに親切に接していたが、心を動かされている様子はまるでなかったらしい。ディアスがパティンソンを獲得するチャンスは、かなり少なそうだ。クリステン・スチュワートの浮気騒動のせいで、しばらくシングルだったパティンソンだが、最近はまたスチュワートとの熱々ぶりを見せつけている。このパーティの数日前には、パティンソンとスチュワートがコンサート会場で人目もはばからずキスする姿が目撃されている。かつては関係を公にすることを嫌っていたふたりだが、困難を乗りこえた今は、愛し合うカップルであることをむしろ宣言したいようだ。文:猿渡由紀
2012年11月07日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が9日(金)から世界最速で公開される前に、本作を手がけたアンドリュー・アダムソン監督がインタビューに応じた。その他の画像本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。ドキュメンタリーではなく、シルクの幻想的な世界を舞台に、サーカスに迷いこんだ少女と、空中ブランコ乗りの青年の恋の物語を描くもので、『アバター』のジェームズ・キャメロンがプロデューサーを務めている。アダムソン監督は『シュレック』や『ナルニア国物語』で世界的な成功をおさめたフィルム・メイカーで、本作のオファーは『ナルニア…』の製作会社の元CEOで、本作の製作総指揮を務めたケイリー・グラナットから持ち込まれたという。「実は最初は『あまりいいアイデアじゃないな』と思ったんだ。映画が扱ったラスベガスの7つのショーはそれぞれがあまりにも違う内容だからね。でも自分がシルクのショーを観た時のことを振り返ってみると『まるで夢みたいだ』と思った。そこで、映画もそのようにすればいいんじゃないかと思ったんだ。黒澤明監督の『夢』や『不思議の国のアリス』のことも思い出したよ。だから大事なのは“何でもアリ”の世界に観客を惹きつけるストーリーを見つけることだった」。そのために監督は、シルクの世界観を損なわないためにセリフを用いず、事前に脚本を用意せずに撮影と編集作業を行き来しながらストーリーを紡いでいったという。「シルクの創造性をこれ以上拡大することはできないんだ。彼らはアーティストの集団で、その創造性をいかんなく発揮できる環境をすでに作り上げている。いろんな才能のある人たちが協力して創造性を発揮しているんだ。僕たちが映画を作り上げる過程にとても似ていると思ったよ。だから、基本的な物語だけを用意して、緩急をつけながら語ることに注意した」。アダムソン監督はシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスを「人間の限界を見せてくれるもの」だと評する。「彼らは単にパフォーマンスをするだけではなくて、衣装や美術、音楽などのすべてが創造性をもって表現されていて、そのいずれもが極限まで高められている。そういうものを観ると“人間賛歌”ではないけれど、人間というのは何だって出来るんだ、という気持ちになるんだよ」。圧倒的な身体能力と芸術性がいかんなく発揮された世界を、ラブストーリーを軸に描き出した映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』。そこには、驚きや楽しみだけでなく、観る者の胸をうつ大きなメッセージも隠されているようだ。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー
2012年11月07日8月に40歳の誕生日を迎えたキャメロン・ディアス。現在シングル生活を満喫中で、20代の頃よりも快適な人生を送っていると語った彼女が、パーティ会場でクリステン・スチュワートとの破局危機を乗り越えたばかりのロバート・パティンソンに猛アプローチを仕かけたという。先月27日(現地時間)、ロサンゼルス郡立美術館で行われたグッチ主催の「Art+Film」ガラ・パーティでのことだ。ディナーの席でキャメロンはロブの隣りに座っていた。「彼女は彼の腕に触りながら、彼の言うことにいちいち大げさに反応して、お得意の笑顔を見せていました」と目撃者は語る。ロブはというと、「礼儀正しく接していましたが、あまり相手はしたくないようでした」。7月にクリステンの浮気が発覚した際はショックのあまり彼女と距離を置いたロブだが、共演作『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2』の宣伝活動を前に破局を乗り越えたとされている。ガラ・パーティの数日前には一緒にプリンスのコンサートにも出かけた。ずっと手を繋ぎ合い、キスをする2人を「まるで映画を観ているみたいだった」と居合わせた観客は語っている。キャメロンのロブへのアプローチは「かなり露骨でした」と目撃者は評しているが、これではあまり脈はなさそうだ。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン part2 2012年12月28日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2011 SUMMIT ENTERTAINMENT, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.バッド・ティーチャー 2012年5月19日より渋谷HUMAXシネマほか全国にて公開© Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.
2012年11月07日全世界で3,500万部を売り上げ、「アメリカ全妊婦のバイブル」と言われたベストセラーを原作に映画化した『恋愛だけじゃダメかしら?』。このほど、キャメロン・ディアスやジェニファー・ロペスら豪華女優陣出演する本作の予告編映像が到着した。TV番組で人気のフィットネスの女王・ジュールズは、ダンサーのエヴァンとリアリティ番組で3か月間、一緒に生活をすることとなり、なんとエヴァンの子を妊娠。2人は本当のパートナーになることを決意するが…。親になるという難題に取り組む5組のカップルの姿を通して、“妊娠”から生まれる不満や葛藤と共に、パートナーたちとの悲喜こもごもを描いたアンサンブルムービーだ。今回届いた予告編では、予期せぬ妊娠に慌てふためくキャメロンを始め、養子をもらうことを決意するジェニファーのカップル、そして妊娠したことをパートナーに告げ「マズイな…」と呟かれてしまうアナ・ケンドリック、さらにお腹の子を過保護にするあまり、“有害電波”と他人の携帯を叩き壊してしまうエリザベス・バンクスと、それぞれに問題を抱えた男女の葛藤が映し出される。実際、プライベートでも妊娠を経験したことがあるのはジェニファーだけだが、ポッコリと突き出したお腹を抱えたキャメロンを、夫・エヴァン役のマシュー・モリソンが励ます様子はまるで本当の夫婦のよう。プライベートでは、当分は独身を楽しむと公言していたキャメロンだが、この映画に出演してもその心は動かずなのだろうか。まずは、こちらの映像からキャメロンらの豪華キャストたちのドタバタな“新米ママ”ぶりを覗いてみて。『恋愛だけじゃダメかしら?』は12月15日(土)より全国にて公開。※こちらの予告編映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:恋愛だけじゃダメかしら? 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Lions Gate Films Inc. and Alcon Entertainment, LLC. All rights reserved.
2012年10月29日12歳年下の女優と交際中と報じられたジェームズ・フランコがブログでこれを否定、併せて最近相次いでうわさになったハリウッドの若手女優たちとの仲も否定した。先日、TVシリーズ「プリティ・リトル・ライアーズ」のアシュレイ・ベンソンと交際中と報じられたジェームズ。今月初めにニューヨークのワシントン・スクエア・パークを散歩していた彼女とは、先週ロサンゼルスで手を繋いで歩いているのも目撃されたが、彼女は新しい恋人ではないと否定した。「The Huffington Post Entertainment」のブログでジェームズ自身が以下のように綴っている。「僕がセレーナ・ゴメス、クリステン・スチュワート、そしてアシュレイ・ベンソンとデートしているといううわさを耳にした。なんてラッキーな男なんだ、僕は。実際、トロントの劇場で13列目の座席から『On the Road』(原題)のQ&Aセッションに参加しているクリステンを見たときより、もっと彼女に近づきたかった。でも、そうはならなかった。彼女と話したこともないし、僕が彼女をデートに誘ったというソーホーの家にも行ったことはない」。ちなみにジェームズは数年前、ジョシュ・ハートネットと一緒に同作のオーディションを受けたが、2人とも落選したそうだ。ブログ上では、セレーナとアシュレイについて「(ジャスティン・)ビーバーの女の子たち」と綴ったジェームズ。セレーナは、もちろんジャスティンの恋人。そしてアシュレイはジャスティンの親友と交際していたが、『Spring Breakers』(原題)の共演をきっかけにジェームズと恋のうわさが立ったのだ。ジェームズは「彼女たちとあえて絡もうなんて思わない。彼(ジャスティン)に蹴飛ばされるよ!」と結んでいる。(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開プリティ・リトル・ライアーズ [海外TVドラマ]© 2012 Warner Bros.Entertainment Inc.All rights reserved.
2012年10月26日ゴシック風の怪奇・幻想小説などで一世を風靡し、世界初の推理作家として名を刻む孤高の作家、エドガー・アラン・ポー。自らの小説模倣犯と対峙したポー最期の日々を、史実とフィクションを融合した大胆な発想とスタイリッシュな映像でダイナミックに描き出した極上のミステリー、それが現在公開中の、『推理作家ポー 最期の5日間』だ。監督のジェームズ・マクティーグにインタビューを行った。■本作は、作家エドガー・アラン・ポーの最期の数日間をモチーフにした作品となっていますが、本作を製作するきっかけを教えていただけますか?もともとポーの文学作品はお好きだったのですか?プロデューサーのアーロン・ライダーから話をもらったんだが、彼はこれまでにも『メメント』や『プレステージ』といった興味深い作品の数々を手掛けてきた人物で、個人的に注目していたんだ。僕自身、もともとポーのファンだったし、ポーの人生そのものと彼の作品が巧みに交差するストーリーにも大いに惹きつけられた。作品のほとんどが短編小説だったことや、彼の人生がかなり陰鬱で悲惨なものだったこともある。それに、ポーを題材にした映画の決定版、といったような作品がこれまでになかったという点でも意義あるチャレンジになると思った。彼の人生と物語を組み合わせて、今までにないユニークな映画が出来るんじゃないかと思ったんだ。■繊細なところもありつつ、芸術家として我の強いジョン・キューザックのポー役はハマリ役だと感じたのですがどのようにしてキャストを決めたのでしょうか? また、役作りの上でそれぞれのキャストに何かアドバイスをしたことはありましたか?ジョンはバラエティ豊かなジャンルの映画に出演してきた素晴らしい俳優だけど、彼のダークな部分が存分に活かされた作品はこれまでになかったように思う。意外かもしれないけれど、ジョンはアメリカの有名な作家ハンター・S・トンプソンやイギリスのアーティスト、ダミアン・ハーストといったダークな作風で知られる人々と親交が深くて、彼自身もかなりダークな一面を持ち合わせているんだ。そういった彼の側面をつつけば、興味深いポー像が出来上がるんじゃないかと思ったし、本人も大いに乗り気で役作りに熱を注いでいたよ。やつれた風貌にするため減量して髪をボサボサにしたり、ゲッソリした顔に見せるために不健康そうな黄色いメイクを施したりと、見た目的にもあれこれ工夫を凝らしていたけれど、実際のポーに似すぎていないのがよかったね。外見をそっくり真似するのではなく、もっと内面的な、ポーの“精神”のようなものを体現していたのが素晴らしかった。「ポーは実際にこんな事を言っていた」とか「実際のポーならこんな風には振る舞わないだろう」とか、ジョンとはあれこれ話し合ったとは言え、彼が演じるのはあくまでポーをベースにした想像上のキャラクターであって、そっくりそのままポーというわけじゃないし、映画のストーリーにしても史実に基づいているわけじゃないからね。この映画に登場するポーは、殺人鬼によって自らの小説の世界に身を投じ、危険なゲームに巻き込まれる哀れな1人の男というだけだし、ポーをめぐる歴史上の事実や出来事を忠実に再現しようだなんて、はなから考えていなかったよ。■では実際にジョン・キューザックと仕事してみていかがでしたか?また、フィールズ刑事役を熱演したルーク・エヴァンスについても聞かせて下さい。ジョンはアイデアも豊富で、本当にすばらしい俳優だよ。僕が間違った意見を言った時には、真っ先に遠慮なく指摘してくれたしね(笑)。他の役者なら考えつかないようなユニークな視点で、ニュアンスたっぷりにこの役を演じてくれた。すごく興味深いアプローチで、演出する側としても楽しかったよ。ルークは今後大スターになる可能性を秘めた、聡明で才能豊かな役者だし、エミリー役のアリス・イヴもすばらしい演技を見せてくれた。ブレンダン・グリーソンのことは昔から大ファンだったんだけれど、演じる役柄さながらの存在感でスクリーンに華を添えてくれた。すばらしいキャストに恵まれて、本当にラッキーだったと思うよ。■最後に、日本で公開を楽しみしているファンへ本作品の見所とメッセージをお願いいたします。日本の観客は僕がこれまで手掛けた作品も熱狂的に支持してくれたし、すごく感謝しているんだ。今までの作品とはちょっと毛色が違うとは言え、この映画にはホラーや心理スリラー、アクションといった日本で人気の高いジャンルの要素が詰まっているし、「落とし穴と振り子」をモチーフにした殺人などショッキングなシーンも含めたスリリングなストーリー展開に、日本の観客もきっと喜んでくれるはずだよ。作品情報『推理作家ポー 最期の5日間』 公式サイト 監督:ジェームズ・マクティーグ出演:ジョン・キューザック、ルーク・エヴァンス、アリス・イヴ、ブレンダン・グリーソン配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン大ヒット上映中!(C)2011 Incentive Film Productions, LLC. All rights reserved.
2012年10月24日ジェームズ・フランコがTVシリーズ「プリティ・リトル・ライアーズ」のアシュレイ・ベンソンと交際中だという。「プリティ・リトル・ライアーズ」でハンナ・マリンを演じているアシュレイとジェームズは「1か月と少し前から会うようになりました。いい感じですよ」と「New York Post」紙に関係者が語っている。ジェームズは昨年、5年間付き合った女優のアーナ・オライリーと破局した。ジェームズはコネティカット州のイェール大学で学び、アーナはロサンゼルス在住。「4、5年、付き合った。ロサンゼルスでは同棲してたよ。それから僕は大学に行くために、まずニューヨークで2年過ごした。その後、イェールに登録したんだけど、彼女はそれで(別れを)決めたみたいだ」とジェームズはアーナとの関係について語っている。シャイな性格ゆえに、昔から女の子との付き合いがなかなかうまくいかないと語るジェームズは34歳。「短期間付き合って、いつもふられるんだ。たぶん、僕が奥手なんだと思う」と言うが、今度のお相手、11歳年下のアシュレイとはうまくいくだろうか?(text:Yuki Tominaga)© ロイター/AFLO■関連作品:プリティ・リトル・ライアーズ [海外TVドラマ]© 2012 Warner Bros.Entertainment Inc.All rights reserved.
2012年10月23日第25回東京国際映画祭(TIFF)が10月20日、公式オープニング作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の上映をもって開幕した。今や“名物”となった東京・六本木けやき坂通りのグリーンカーペットには、本年度のTIFFアンバサダーを務める元AKB48の前田敦子ら国内外のスターをはじめ、スタッフや関係者が闊歩。沿道に集まったファン約6000人から大歓声を浴びていた。その他の写真特に注目を集めたのが、本作の主役でもあるエンタテインメント集団“シルク・ドゥ・ソレイユ”のパフォーマーたちによる世界初披露の演目『夢の小舟』。これはグリーンカーペットを緑色の川に見立て、パラソル形の“小舟”に乗った映画の主演女優エリカ・リンツと、彼女を取り囲むパフォーマーがまるで川面を歩くかのような華麗な動きを披露するというもの。その幻想的かつ超人的なパフォーマンスに、本作のオフィシャルナビゲーターを務める女優の上戸彩も「今日皆さんと、一緒にグリーンカーペットを歩かせていただいて、改めてこの映画が注目されていると感じた」と感激しきり。映画は異世界に迷い込んだヒロインが運命の青年を探し求めるラブファンタジーで、製作総指揮を務めるジェームズ・キャメロンは「“シルク・ドゥ・ソレイユ”という最高のエンターテインメントを、ぜひ3Dでお楽しみください」とビデオメッセージを寄せた。映画祭の目玉はやはり、コンペティション部門。昨年、最高賞“東京サクラグランプリ”を受賞した仏映画『最強のふたり』が、今年に入り世界中で大ヒットを記録したことで、俄然国際的な注目が集まっている。その証拠に本年度のコンペティション部門へのエントリーは1332作品で、昨年よりも36%増加。5年前(第21回)のエントリー数690本から比較すると、なんと倍増している計算だ。“今こそ、映画の力”をスローガンに、昨年に引き続き、震災復興への取り組みも継続。期間中は東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズをメイン会場に、コンペティション部門15作品をはじめ、約300本の映画が上映され、最終日の28日には“東京サクラグランプリ”など各賞が発表される。第25回東京国際映画祭10月20日(土)~10月28日(日)取材・文・写真:内田 涼
2012年10月22日アジア最大規模の映画祭であり、今年で25回目を迎える「東京国際映画祭」が10月20日(土)に開幕した。豪華ゲストによるグリーンカーペット・イベントに続き、東京・六本木のTOHO シネマズ六本木でオープニングセレモニーが開催。オープニング作品として『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』のワールド・プレミア上映が行われ、主演のエリカ・リンツ、アンドリュー・アダムソン監督、そして本作の日本公開オフィシャル・ナビゲーターを務める上戸彩が舞台挨拶に登壇した。グリーンカーペットイベントでは、パフォーマーたちも加わって魅惑的なパフォーマンスで喝采を浴びた『シルク・ドゥ・ソレイユ』の面々。映画では不思議な世界に迷いこんだ主人公のミアの愛を巡る旅路をシルクが誇る7つのショーと共に描き出す。アダムソン監督は「最初に映画化のお話をいただいたときは、なぜ“シルク・ドゥ・ソレイユ”を映画化する必要があるのか?と疑問に思いましたが、考える内にそれは素晴らしい機会だと思えてきました。何より私も長年の『シルク』の大ファンでしたから」とふり返る。そして「初めてシルクのパフォーマンスを見たときは、明かりがついて音楽が流れた瞬間、全く別の世界、夢の世界へと連れて行かれたような気がしたものです。そして今回、そのパフォーマーたちと一緒に仕事をさせていただきましたが、彼らは無理だと思うようなことをいとも簡単にやってのけてくれました。でもその裏には努力があり、危険も孕んでいます。この映画ではその全てを映像化しています」と語り、自信を持って作品を送り出した。主演のエリカは「私はコロラド(アメリカ)で幼少時代を過ごしましたが、その頃はもちろん、世界を旅することも世界中を見ることもできませんでしたし、シルク・ドゥ・ソレイユのショーを見に行くようなお金もありませんでした。でも初めてシルクを見て、私の人生は変わりました。こうして東京を訪れ、いまここに立っていること、何よりこの映画で世界中の人々とシルクを共有できることを嬉しく思います」と笑顔で語りかけた。上戸さんは「元々、私はシルクの大ファンで日本でのナビゲーターを務めて舞台裏にまで密着したこともありますが、今回の3Dの映画はステージで見るのとまたスケールが違い、深いストーリーテリングがあり、またアンティークでおしゃれなカフェに遊びに来たような気持ちになります。世代によっても楽しみ方が違ってくる素晴らしい作品です」とその魅力を力強くアピールした。製作総指揮を務めたジェームズ・キャメロンは、仕事の都合で来日は叶わなかったが、ビデオメッセージを送ってくれた。『タイタニック』、『アバター』のスペシャルイベントが東京国際映画祭で開催されるなど本映画祭と深い縁を持つキャメロン監督は「『タイタニック』から15年、きっと今回もみなさんに夢中になって楽しんでもらえるはず。大好きなシルクをこれまでにない映像でお届けします」と完成した作品への自信を覗かせていた。セレモニーでは依田巽チェアマンが開幕を宣言。続いてゲストとして来場した枝野幸男経産相も登壇し、「文化や芸術の力が一番強く表れるのが映画。脚本、音楽など“クール・ジャパン”の力を結集しないと成り立たないものであると思っています。クール・ジャパンに潜在能力があるということは日本の映画にもまだまだ潜在能力があるということ。その力を引っ張る最大のイベントがこの東京国際映画祭」と本映画祭の存在意義の大きさを訴えた。『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』は11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座ほか全国にて公開。東京国際映画祭は10月28日(日)までTOHOシネマズ六本木ヒルズほかにて開催中。特集:芸術の秋、『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』でワンランク上の素敵ガール特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年10月20日陽気な性格と人懐っこい笑顔。完璧なボディとそれを存分に生かす抜群のファッションセンス。キャメロン・ディアスは、女性たちの永遠のアイドルと言えるでしょう。『マスク』(’95)でスクリーン・デビューを果たし、『メリーに首ったけ』(’99)で注目を集めた彼女にとって、コメディは得意分野。以前、来日時にインタビューした際には、彼女が生粋のコメディエンヌであることをこの目と耳で確認済み。底抜けに明るい彼女らしさが存分に発揮されるジャンルはやっぱり、コメディなのだと、そのとき確信しました。そんなキャメロンのラブ・コメディの最新作が『バッド・ティーチャー』。キャメロンの役どころは、玉の輿を狙う小悪魔教師・エリザベス。授業や生徒そっちのけで、狙った獲物(臨時教師=つまり同僚)のスコット相手に型破りな婚活に大暴走していくという大爆笑の婚活ストーリーです。獲物のスコットを演じるのが、キャメロンの元カレのジャスティン・ティンバーレイクというのがまた面白い。別れたとはいえ、2人は息の合った絶妙な間合いで観る者の笑いのツボを刺激してくれるのです。エリザベスの言動から、女子たちは婚活におけるNGを確認してみるもよし、男子たちは女子を見る目を養ってもよし。教師を目指す若者たちは彼女を反面教師にするもよし。と、人生勉強になる見どころいっぱいですが、何と言っても女子にとって気になるのが、エリザベスのカッコいいファッション。彼女の人格はさておき、ファション“だけ”は、クリーンな印象の中にもセクシーなテイストの入った、ぜひ真似したくなる洗練のオフィススタイル。時には、レザーのマイクロミニスカートやメッシュのブーティ、下着の透けて見えるカットソーなどちょっと大胆なアイテムを取り入れてはいるのだけれど、合わせるものを上品なブラウスやコンサバなタイトスカートにすることで、全体を好印象にまとめています。この合わせ技は、ぜひエリザベスをお手本に習得したいもの。ほかにも、肌の色、髪の色に映えるレッドとイエローを多用しつつも、それらの明るい色をより効果的に見せる黒との合わせ方もお見事。さらには、柔らかそうなニットやカットソーといった素材にレザーを合わせて質感にコントラストを作る技などは、これからの季節にもお手本にできそうです。彼女のファションのポイントは、出会った人に好印象を与えるエレガントさと健康的なセクシーさ。でも、実はこの組み合わせを“正解”のバランスで作り出すのは上級者のワザではありますが、これを成功させている一つのポイントが、トレンドにも敏感な高級志向にあるのかもしれません。彼女のお気に入りは、「バレンシアガ」のバッグや、「クリスチャン・ルブタン」のシューズなど、アイコニックなアイテム。とは言え彼女はブランド好きというよりは、上質好みのファッショニスタ。それは、誰もが認識できるシグネチャー系のアイテムではなく、見る人が見れば分かるというアイテムを選んでいることからも分かります。本当に良質なものだけが作り出す雰囲気を愛するからこそ、エレガントなセクシーさが演出できるのかもしれません。でも、ここで疑問が湧いてきます。アメリカの教師ってそんなに稼ぐものかと。そんなことはありません。彼女以外の多くの教師は、ブランドものとは縁遠い服を着ています。つまり、彼女のファッションはいわば分不相応で完全に場違い。実は、彼女は物語の冒頭で大金持ちの婚約者から破談を言い渡されています。理由はお金を使いすぎるから。浪費家だからなのか、高級志向だからなのかは分かりませんが、彼女が望んでいるのは、もちろん玉の輿。そこで、スイスの高級腕時計「ジャガー・ルクルト」を身に着けた臨時教師・スコットに肉食獣のごとく近づくのですが、彼の母の旧姓がルクルトであることを知ると、俄然前のめりになるのです。性格も教師としての志も、正反対であるにもかかわらず。そんなエリザベスは、女として自分を「10点満点中8点だ」と言っています。そして、足りないものは中身や心ではなく、大きな胸なのだと。素敵な男性を誘惑するために、セクシーなファッションのダメ押しとして、また、足りない2点分として、彼女が求めるのが巨乳。彼女にとって、巨乳はある種の高級ブランド。何としてでも欲しいアイテムだというわけです。ちなみに、エリザベスが巨乳を求めて出かけた美容外科では、お値段しめて9,300ドル!浪費家の彼女には、そんな蓄えなどあるはずもなく、またまた教師らしからぬ悪知恵を働かせるのですが…この先は観てのお楽しみ。実はこのエピソードに絡んでエリザベスが見せるファッションが、一番可愛かったりして。それは、キャメロン自身がプライベートでも愛用していそうな、デニムのマイクロショーツとチェック柄のシャツの組み合わせ。シャツは胸のすぐ下で裾を縛って、おへそを見せてしまうあれです。高そうな女風情も確かにカッコいいけれど、こんなカジュアルなファッションで、太陽の下、溌剌と笑っているエリザベスの方が好感を持てるのですが、実際のところ、このシーン自体は決してエリザベスの健全性を強調するものではありませんのであしからず。とことん性悪で同性にはほぼ99.9%嫌われそうな最悪の教師・エリザベス。必死すぎる彼女には、ユーモアのセンスなどみじんもありません。だからこそ、彼女の婚活騒動は滑稽で笑いを誘います。そんなエリザベスを、キャメロンはさぞ楽しんで演じたことでしょう。そんな片鱗も見えてくる『バッド・ティーチャー』、女子が集まる家飲み会などで、わいわい言いながら観たら、かなり盛り上がること間違いなしです。(text:June Makiguchi)『バッド・ティーチャー』[Blu-ray]価格:4,935円(税込)『バッド・ティーチャー』[DVD]価格:3,990円(税込)発売中 ※レンタル中発売元/販売元:エイベックス・マーケティング公式サイト:© 2011Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.■関連作品:バッド・ティーチャー 2012年5月19日より渋谷HUMAXシネマほか全国にて公開© Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.
2012年10月19日東映創立60周年記念作品として製作された『北のカナリアたち』の公開を記念し、Apple Store, Ginzaにて阪本順治監督を招いてのトークイベントが行われた。その他の写真今回の企画は海外のApple Storeで開催されている「Meet the Filmmaker」の日本版。本国アメリカではこれまでにメリル・ストリープ、トム・ハンクス、ジェームズ・キャメロン監督ら著名な映画人が登場し、その模様がPodcastで配信されるなど大きな反響を呼んでいる。登場した阪本監督は、映画監督になるきっかけとなった事柄からトークをスタート。「実家の真向かいが東映の映画館だったんですよ。当時はまさか自分が60周年を託されるとは思っていなかったですね(笑)」と、東映との運命ともいえる出会いについて振り返った。また、「初めてフィルムで映したのは、近所の施設に慰問に来られた今生天皇と皇后様でした」と、意外な映画の原体験を語った。その後、話題は最新作の『北のカナリアたち』へ。大女優・吉永小百合を迎えて映画を撮ることが決まったときには、「後ろからひざカックンされた気持ち。いつもJRの看板にはごあいさつさせていただいてました(笑)」と、冗談を交えて語りながらも、「一般の方が思っている通り清楚で可憐。それに加えて思ったのは勇ましい方だなということでした」とその印象についてコメント。「映画は僕の中でエンドマークをつけても本当の完成ではなくて、大勢の人が見てその反応も含めて出来上がるもの。僕らのさまざまな思いがみなさんに伝わればいいなと思う」と作品への想いを語り、イベントを締めくくった。本作は『告白』の湊かなえ氏による短編作品の実写化。離島の分校で教師をしていた女性が、20年前に起こった事件の真相を知るべくかつての教え子たちを尋ねる旅が描かれる。『北のカナリアたち』11月3日(土・祝)より全国ロードショー取材・文・写真:渡部あきこ
2012年10月17日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が11月9日(金)から公開される。本作は、シルク・ドゥ・ソレイユの7つの世界を一度に観賞できる作品で、日本では公演を行っていない演目のパフォーマンスが映画館で“日本初披露”される。その他の写真本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。ドキュメンタリーではなく、『ナルニア国物語』を手がけたアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンが製作を担当し、シルク・ドゥ・ソレイユの幻想的な世界を舞台に、サーカスに迷いこんだ少女と、空中ブランコ乗りの青年の恋の物語を描く。日本でも数々の公演を行い、熱狂的なファンを多くもつシルク・ドゥ・ソレイユだが、彼らは全世界で公演活動を行っており、日本に上陸していない作品も数多く存在する。しかし、映画では男女の恋の行方を追いながら、日本ではまだ公演が行われていない『O オー』『KA カー』『ミスティア』『ビバ・エルビス』『クリス・エンジェル ビリーブ』『ズーマニティ』『ザ・ビートルズ・ラブ』の世界を描くという。アダムソン監督は「シルクの世界に入ってゆくために、自然かつ映画的な手法を見つけなければならなかった。シルクのショーには“物語の細い糸”が織り込まれていながら、様々なアクトがちゃんと存在している。映画でも同じことができるんじゃないかと思ったんだ」と振り返る。その結果、新たに紡がれた“物語の細い糸”が全編に織り込まれた本作は、単なるドキュメンタリーではなく、日本未公開のパフォーマンスを盛り込んだ“シルク・ドゥ・ソレイユの新作公演”というべき作品に仕上がった。ちなみに、映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』は日本が世界最速の公開となり、今週末の東京国際映画祭での公式オープニング上映がワールド・プレミアとなる。なお、来年よりシルクのラスベガス公演を完全制覇するツアー企画もスタート。公演のパフォーマンスがどのように活かされて、映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D』という“新作”が誕生したのか確認できる楽しみも生まれそうだ。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー映画公開記念“シルク・ドゥ・ソレイユ完全制覇ラスベガス6日間”の旅2013年1月15日(火)~4月5日(木)・ラスベガスで公演中のシルクの7つのショーを全て鑑賞・滞在中1回、バックステージツアーにご案内・参加者全員に、シルク・オリジナルグッズプレゼント(以上すべて予定。詳細は店頭にてお問合せください。)旅行企画・実施:近畿日本ツーリスト
2012年10月15日今年で記念すべき25回目を迎える、アジア最大の国際映画祭「東京国際映画祭」(以下、TIFF)が10月20日(土)より開幕する。例年以上に盛り上がりが期待される今年も、海外から多くの俳優や監督が来日の予定だが、このアニバーサリー・イヤーとなる今年、これまでに来日したゲストたちの貴重な写真を発見!レオナルド・ディカプリオやブラッド・ピット、まで豪華ゲストたちをふり返り。まずは、いまから27年前の1985年に開催された記念すべき第1回目のTIFFに参加した、ハリソン・フォード。何とも年代を感じさせるモノクロ写真だが、この時代のハリソンと言えば、『スター・ウォーズ』や『インディー・ジョーンズ』の人気シリーズでの成功、さらに『ブレード・ランナー』(’82)とまさにハリウッドのトップに上り詰めた頃の彼なのだ。この年の日本では、渋谷に16もの映画館がオープンし、世界有数の“映画の街”として大きなブームを巻き起こしていた年でもある。次にふり返るのは、第9回目(’96)に参加したウィル・スミ。代表作となった『インデペンデンス・デイ』(’96)を引っ提げての来日となったが、この当時のウィルはまだ20代後半!ファッションももちろん“B-BOY”スタイルでキメ、まだまだヤンチャ盛りといった様子の彼の若さがうかがえる写真だ。続くは、“絶世の美男子”と謳われ、世界中の女子の心を鷲掴みにしたレオナルド・ディカプリオ。1997年に行われた第10回目のTIFFに、ジェームズ・キャメロン監督と共に『『タイタニック』のワールド・プレミアのために来日したレオ。いまでこそ髭を生やし、骨太なイメージの役者となった彼だが、23歳当時の彼はまさに“美麗”の一言に尽きる。誰もが見惚れ、会場は女子たちの歓喜する声で騒然となっていたとのこと。さらに、もう一人、翌年に開催された第11回TIFFの特別招待作品となった『ジョー・ブラックによろしく』のPRのために来日していたブラッド・ピットだ。写真を見る限りでは、短髪にスーツと、いまと雰囲気は変わらないものの、『セブン』での好演に続き、『12モンキーズ』ではアカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、俳優として人気・実力ともに急成長を遂げ始めた頃の彼の貴重な一枚なのだ。さらに、この年は『アルマゲドン』を引っ提げて来日したブルース・ウィリスやベン・アフレック、マイケル・ベイ監督などハリウッドが誇るスターたちの参加が数多く見られた年でもある。また、世界に誇る日本の巨匠・黒澤清監督がこの世を去った年でもある。2000年代に入っても来日ゲストたちの豪華さは衰えず、第13回(’00)にはアーノルド・シュワルツェネッガーにエドワード・ノートン、第15回(’02)にはトム・クルーズ&スティーヴン・スピルバーグ監督を始めナオミ・ワッツにエイドリアン・ブロディと挙げていけば切りがないほど。果たして、25回目を迎えた今年はどんなゲストが観客を沸かせるのだろうか。開幕はもう目前!ぜひ、あなたも一度会場に足を運んでみて。「第25回東京国際映画祭」開催期間:10月20日(土)~28日(日)会場:TOHOシネマズ六本木ヒルズ・シネマート六本木・TOHOシネマズシャンテほか公式サイト:特集「東京国際映画祭のススメ2012」■関連作品:第25回東京国際映画祭 [映画祭] 2012年10月20日から10月28日まで東京にて開催
2012年10月12日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が11月9日(金)から世界最速で公開される前に、日本で本作のオフィシャル・ナビゲーターを務める女優の上戸彩が本作の注目ポイントについて語った。その他の画像映画は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。ドキュメンタリーではなく、『ナルニア国物語』や『シュレック』を手がけたアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンが製作を担当し、シルク・ドゥ・ソレイユの幻想的な世界を舞台に、サーカスに迷いこんだ少女と、空中ブランコ乗りの青年の恋の物語を描いている。以前、シルク・ドゥ・ソレイユが日本で公演を行った際に舞台裏を取材した経験を持つ上戸は「舞台裏では、すごくみなさん仲が良かったんですよ。命を預けるわけですから信頼関係がないと。その関係性があってステージが成り立っているんです」と分析し、「シルクのステージを見たことのある方はこの世界を身近に感じられるでしょうし、観たことのない方もすんなりとこの世界に入っていけると思います」という。本作ではそんなシルクのパフォーマンスを通常の公演では観られないほどの近い場所から、様々なアングルで撮影している。「映像はこだわっていると思いました。なかなか繰り返しできるパフォーマンスではないので『何台のカメラで撮っているのかなぁ』とか『1回のパフォーマンスを撮っているのか、何回もやってもらっているのか』とか考えながら見ちゃいました。ふだんはカメラで撮影するためにパフォーマンスしてるわけじゃないから、撮られるとなると新しい緊張感が生まれるだろうし、こうして映像に遺せることはシルクのみなさんにとっても貴重なことだと思います」。ちなみに本作は、基本的にはセリフがなく、身体表現と華麗な美術、そして様々なジャンルの音楽によって物語が紡がれていく。上戸は「パフォーマンスと表情だけで観る人に色んなことを伝えるというのは新しい映画だと思いましたし、観る人によって感じ方は違うと思います」と述べ「でも、観た人がみんな子どもに戻れるというのは一緒かなぁ」と笑顔を見せる。そんな彼女が本作を一緒に観たい相手は、10歳の甥っ子だそうだ。「子どもだけど鋭いところもあるし、現実的なところもあるので意見をきいてみたいですよね。この映画は、大人と子どもが一緒に観に行ける映画だし、それぞれの楽しみ方ができる映画ですので、どんな人を連れて行っても、どんな人と観ても間違いのない映画だと思います」。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー
2012年10月11日アーノルド・シュワルツェネッガーは、自身の有名なセリフである「I’ll be back(また戻ってくる)」を劇中でセリフにするかどうかを巡って、『ターミネーター』シリーズを手がけたジェームズ・キャメロン監督と激論を交わしていたことを告白した。先日、自叙伝「トータル・リコール:マイ・アンビリーバブリー・トゥルー・ライフ・ストーリー」を出版したばかりのシュワルツェネッガーだが、自身のオーストリア訛りの英語を心配し、「I’ll be back」を「I will be back」に変えてもらうようにキャメロン監督に頼み込んでいたと同書で明かしている。「僕とジェームズが一番意見が合わなかったのは、『I’ll be back』のセリフについてなんだ。僕としては『I will be back』の方がいいと思ったんだよ。縮めない方がよりマシーンっぽいし、怖い感じも出るしね。それに『I’ll』って言うのはちょっと女っぽいと思ったんだよ。だからジェームズにその問題に気がついてもらうために、何度も『I’ll、I’ll、I’ll…』って繰り返し言って、文句も言ったんだ。『I’ll』にはターミネーターのイカツイ感じがしなかったんだよ。でもジェームズは、僕の方がおかしいっていう感じで僕を睨むんだ」と明かし、また「そしたらジェームズは『いや、I’ll be backでいこう』って譲らないんだよ。でも僕としてはそれを言う心の準備はできていなかったから、その後ずっとお互いに綱引き状態だったね。そしたら結局ジェームズが『いいかい、ただ僕を信用しろよ。いいね?君には演技指導しないから、君も僕の脚本にケチをつけないでくれるか!』って大声で叫んできたんだよ。でも実際に僕の英語のアクセントで発してみると、やっぱり変だったんだ。でもジェームズは『僕は全然気にしないよ。10通りの言い方で試してみて、その内一つは上手くいくから』って感じさ。まあ、2人でこんなモメ方をしてたんだよ」と記している。そんな心配をしていたシュワルツェネッガーだが、実際「I’ll be back」は人気を博し、1984年公開の『ターミネーター』以降、『バトルランナー』『ツインズ』『トータル・リコール』『キンダガートン・コップ』『ジングル・オール・ザ・ウェイ』などほかの多くの主演作でも同じセリフを発しており、20日(土)に日本公開予定の『エクスペンダブルズ2』でもお馴染みのセリフを耳にすることができるという。■関連作品:エクスペンダブルズ2 2012年10月20日より全国にて公開© 2012 Barney’s Christmas, Inc.
2012年10月05日第25回東京国際映画祭で公式オープニング作品として上映される、世界最高峰のパフォーマンス集団“シルク・ドゥ・ソレイユ”初の映画化作品『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が、12月21日(現地時間)の全米公開に先駆けて、11月9日(金)より日本で世界最速公開を迎える。そしてこのたび、全国14か所のスクリーンにおいて本作がIMAX上映されることが決定!人間の限界を超えた究極のパフォーマンスで世界中の人々を魅了し続けている世界最大のサーカス・カンパニー、シルク・ドゥ・ソレイユ。本作はドキュメンタリーではなく、シルク・ドゥ・ソレイユの中の最高レベルのショーと賞賛されるラスベガスのレジデントショー、「O(オー)」「KA(カー)」「LOVE(ラブ)」を中心に、不思議な異世界へと迷い込んだ主人公・ミアの物語を描く。『タイタニック』、『アバター』のジェームズ・キャメロンが製作総指揮として参加している本作。3Dカメラを駆使した驚きの映像美は、シルク・ドゥ・ソレイユの新たな魅力を引き出している。「IMAX® 3D」と言えば、独自の3D技術と視界いっぱいの大型スクリーンで映画を鑑賞できるのが特徴。究極のパフォーマンスと最先端の映像が見事な融合を見せる本作では、これまでに体験したことのない映像の美しさと臨場感を堪能することができるはず。ぜひ劇場に足を運んで、かつてない映像世界に酔いしれてみて。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』は11月9日(金)よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開。■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.
2012年10月04日クリエイターがライブペインティングによって腕を競う国際的イベント「Cut&Paste」の東京大会が、ラフォーレミュージアム原宿にて行われた。同イベントは2005年、ニューヨークを起点に発足されたもので、アジア地区、南米地区、北米地区、ヨーロッパ地区、中東地区といった5つの地域の主要都市で予選が行われる。今回行われた東京大会の勝者は、各地の優勝者が集うニューヨークでの世界大会への切符を手にすることになる。このイベントの特徴は、参加者たちがひとつのテーマに沿ってリアルタイムで作品を仕上げていくところ。制作の一部始終を審査員と観客に見守られながら作業するのが、他のコンペティションとは大きく違うところだろう。部門は2D/3Dとモーション/アニメーションの2部門。2D/3D部門のテーマは「実在する映画のオープニング・タイトルシーケンスの再解釈」。参加者は2人1組のチームを組み、第1ラウンド「コンセプトスケッチ」(15分)、第2ラウンド「3Dモデリング」(20分)、第3ラウンド「最終仕上げ」(20分)と全3回の工程ごとに時間を区切り、しかもラウンド毎に交代して作業する。個人の技術力だけでなく、チームプレイも試される内容だ。本レポートでは、2D/3D部門に参加した3組の工程ダイジェストを追いかけていきたい。下書きレベルから最終段階を見比べると、数時間で、しかもバトンタッチしながら描いたものとは思えない出来栄えのものとなった。○桟敷大祐 & 水野貴信桟敷大祐 & 水野貴信チームは、スティーヴン・スピルバーグ監督作品の『E.T.』をテーマに作品を制作した。原作の雰囲気とはがらりと趣向を変え、E.T.が地球を侵略しにきたイメージで仕上げた。宇宙船やE.T.などを見ると、その描写力の高さがうかがえる。○JESSE FRANKLIN & 福田完治JESSE FRANKLIN & 福田完治チームがテーマに選んだのは、ジェームズ・キャメロン監督作品の『アバター』。原作に忠実な画風とレイアウトを実現したのは、第2ラウンドの3Dモデリング。その手さばきは圧巻で、会場の注目を集めていた。○與座巧 & 山本太陽與座巧 & 山本太陽がテーマとしたのは、クリストファー・ノーラン監督作品の『メメント』。物語中における主人公の記憶を表現するために繊細な描写を用いている。筆で描いた花の絵をその場でスキャンし、それまで作成していた画像に配置するという手法で、東北新社の中島信也氏やデジタルハリウッド大学の杉山知之学長をはじめとした審査員や観客を驚かせていた。各チームとも、リアルタイムでの描画という緊迫した状況の中、三者三様の実力を見せつけた。審査の結果、『メメント』の與座巧 & 山本太陽チームが優勝となり、世界大会への切符を手に入れた。○観客参加型ブースも盛況ライブトーナメントの傍ら、今大会にワークステーション「HP Z1 Workstation」を提供した日本HPが自社ブースを展開し、一般参加者が取り組めるコンペティション「"Mess with Jess"フォトデザインチャレンジ」を同時開催。参加者が友人・知人と撮った写真を取り込んで「HP Z1 Workstation」上で加工し、「いたずらやジョーク」を思わせるユニークな表現を競っていた。○世界大会は11月にNYで開催優勝した2D/3D部門の與座巧 & 山本太陽チームは、11月にニューヨークで開催される世界大会に出場する権利が与えられた。世界中から新進気鋭のクリエイターが集う大会の様子は、同イベントのFacebookページにて随時更新されるとのことなので、彼らの奮闘ぶりはこちらでチェックしてみてほしい。
2012年10月04日昨年9月にニューヨーク・ヤンキースのアレックス・ロドリゲス選手と破局したキャメロン・ディアスが、雑誌インタビューでシングル生活を楽しんでいると語った。英版「Esquire」11月号の表紙を飾ったキャメロンは、結婚について「興味が持てなかった。特に20代の頃は全然。30代になっても変わらなかったわ」と語った。8月30日(現地時間)に40歳の誕生日を迎えたが、「生まれて初めて充実感を味わっているの」と言うキャメロン。「歳を重ねていくことは人生において素晴らしいことよ。自分のことがよく分かるようになった。器が大きくなった気もしているの。25歳のときより、いまの方が心地よく過ごしているわ」。いまは子供を欲しいとは思わないというキャメロンだが、母親になることについては「可能性はまだあるわ。まだそれほど歳じゃないもの」とも話した。親友のドリュー・バリモアの結婚と出産に触発されたのか、今後の結婚の可能性についても「どうなるかしらね(笑)」と完全否定は避けた回答をした。理想の相手について聞かれると、「自分で自分の面倒を見られる、強い人」と答えた。(text:Yuki Tominaga)© Splash/AFLO■関連作品:バッド・ティーチャー 2012年5月19日より渋谷HUMAXシネマほか全国にて公開© Columbia Pictures Industries,Inc.All Rights Reserved.
2012年10月04日今年で25回目を迎える東京国際映画祭(以下、TIFF)の記者会見が、9月20日(木)、東京・六本木で行われ、上映作品の選定に携わった代表の矢田部吉彦やチェアマンの依田巽らTIFF関係者に加え、今年のアンバサダーに就任した女優・前田敦子、コンペティション部門に出品することとなった映画監督・松江哲明が出席した。毎年、ハリウッドスターや著名な監督たちが国内外から数多く参加し、大きな盛り上がりを見せるアジア最大級の映画の祭典である本映画祭。この日、前田さんは「AKB48」を卒業し、アイドルではなく女優として登壇。「25回目の開催、本当におめでとうございます。今回、TIFFアンバサダーに選んで頂いて、とっても嬉しいです。でもとっても緊張しています」と、映画祭の“顔”となった胸の内を明かした。「本当に映画が大好きで、映画館に1人で行ったり、DVDを借りて家で見たりしてます。映画館に行ったら、隣にいるかも(笑)」と“会いに行ける女優”であると明かし報道陣を沸かせた。さらに、今後どんな“女優”になりたいかとMCに問われると、「いま、素敵なスタートラインに立たせて頂いていると思います。(人々に)求められる女優になりたいです」と意気込みを語った。今年は世界中から、映画祭史上最多となる1,332本もの中から選ばれた作品がコンペティション部門で上映される。昨年、同映画祭の「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した『トーキョードリフター』の松江哲明監督は、今回『フラッシュバックメモリーズ 3D』でコンペティション部門への出品となったが「昨年からの流れがあって、コンペに出させて頂けたので、非常に嬉しいです」と感激を隠せない様子。そのほかにも、『きみに読む物語』などで知られるニック・カサヴェテス監督の新作『イエロー』など、例年以上にバラエティーに富んだラインナップ。この日の会見では、今年のオープニング作品に決定した『シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語』で製作総指揮を務めたジェームズ・キャメロン監督からのメッセージも上映。「『タイタニック』が映画祭で上映されてから15年。東京国際映画祭とは、『タイタニック』、『アバター』と長年深いご縁があります。きっと今回の作品もみなさんに夢中になってもらえるはずです」と自信をうかがわせるコメント。また、クロージング作品となるクリント・イーストウッド主演作『人生の特等席』や、特別オープニング作品としてオスカー受賞監督のリドリー・スコットが製作総指揮を務め、東日本大震災から1年たった2012年3月11日の日常の投稿映像を繋いで製作された映画『JAPAN IN A DAY』の上映に加え、この日新たに、生誕50周年となる『007』シリーズの最新作『007スカイフォール』のフッテージ上映が行われることも発表された。さらに現在、国際情勢上での不和が取り沙汰されている中国や韓国などからも作品が出品されるとあって、報道陣からは政治的な事情が影響の質問が飛ぶなど国際映画祭ならではの会見となった。第25回東京国際映画祭期間:10月20日(土)~28日(日)まで場所:六本木ヒルズほか公式サイト:■関連作品:シルク・ドゥ・ソレイユ 3D 彼方からの物語 2012年11月9日よりTOHOシネマズ 有楽座ほか全国にて公開© 2011 Cirque du Soleil Burlesco LLC. All Rights Reserved.人生の特等席 2012年11月23日より丸の内ピカデリー3ほか全国にて公開© 2012 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.JAPAN IN A DAY 2012年11月3日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2012 FUJI TELEVISION NETWORK, JAPAN IN A DAY FILMS LTD.
2012年09月20日1985年に劇場公開され、後に多くのファンを生み出したSFアクション映画『ターミネーター』のブルーレイが12月19日(水)に発売されることが決定した。意外にも今回が初のブルーレイ化となるが、画像・音響ともにグレードアップ作業を経た状態でリリースされる。その他の写真『ターミネーター』は、主演のアーノルド・シュワルツェネッガーと、ジェームズ・キャメロン監督の名前を世に知らしめた歴史的な作品。人工知能スカイネットが異様に発達して人間に反乱を起こした近未来からやってきた冷徹な殺人機械“ターミネーター”(シュワルツェネッガー)に命を狙われるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)と、彼女を守るために未来からやってきた戦士カイル・リース(マイケル・ビーン)の死闘を描いた作品で、大ヒットを記録した結果、現在までに3作の映画続編とテレビシリーズが製作されている。圧倒的な人気を誇る本作だが、意外にもブルーレイ化は今回が初。BD化にあたっては丹念なレストア(修復)作業が行われ、音響も5.1chで収録される。報道陣に配布された資料には「フィルム撮影ならではの質感を再現すると同時に、鮮明な画像にブラッシュアップされ、アクションシーンでの臨場感や低音の迫力も、劇場公開時の印象を超えるサウンドミックスで仕上げられています」との記載があり、往年のファンも懐かしく、同時に驚きのあるマスターに仕上がっているようだ。また初回生産限定仕様には特典として“劇場公開時プレスシート復刻版”を封入。裏面には、映画のロゴの“紙焼き”が掲載されるなど、時代を感じさせる貴重な資料で、ファンにはたまらない特典になっている。ブルーレイ『ターミネーター』12月19日(水) ブルーレイ発売価格4935円(税込)発売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
2012年09月20日「コンニチハ!」と満面の笑みをたたえてミラ・ジョヴォヴィッチがインタビュールームに入ってきた。8人ものインタビュアーが半径1.5メートルほどの距離で彼女を取り囲むように腰かける。この人数、この間合いなら得意の鋭いキックで全員をなぎ倒すことなど彼女にとっては朝飯前なのだろうか?長く美しい脚を見つめながらそんな想像をしてしまう。“美しい”ということに加えて彼女の持つ“強い”というイメージを確立させることになった『バイオハザード』シリーズの第5作となる『バイオハザードV:リトリビューション』が公開を迎える。これまでと何が違うのか?あの激しいアクションの秘密は?彼女の女優人生そのものとも言える本シリーズへの強い思いをミラが語ってくれた。女優から一つ先へ第1作目の『バイオハザード』公開から節目の10年目、5作目となる本作で何よりミラと彼女の最愛の夫でメガホンを握るポール・W・S・アンダーソンが重視したのは、「ノンストップであること」だったという。「前作では刑務所に入っていたこともあって落ち着いたシーンが多かったけど、今回は常に動き回ってることを意識したわ。喋って、走って、銃をぶっ放して、また動いての繰り返しね(笑)。ポールはジェームズ・キャメロンの『エイリアン2』を意識し、参考にしたらしいわ。シリーズ5作の中でも、物語が1本の線上にないという点では群を抜いてるわよ。東京、モスクワと物語の舞台も世界中のあちこちを飛び回るの。主婦のアリスもいれば、戦うアリスもいて、どれが本物なのかも分からない。朝食を作るアリスまでいてごく普通の情景に見えるけど当然、普通であるわけがないでしょ?アブノーマルな世界なの。そこを常に飛び回っている面白さがあると思う」。夫のポールとは常に映画のアイディアについて話し合っているそうで、彼女の突飛なアイディアを彼が優しく受け止めてくれるのだとか。劇中の平穏な家庭シーンさながら、幼い娘の世話をしながら「ポール、あのシーンなんだけど…」と凄惨なアクションシーンについて夫に相談する彼女の姿を思い浮かべると、何だか笑ってしまいそうだが…。実際、本作に関して彼女は“主演女優”という枠組みを大きく飛び越え、シーンの構成から衣裳や小道具に至るまで様々なアイディアを提案し、それらが数多く取り入れられている。「今回モスクワを舞台にすることが決まったとき、モスクワの地下鉄の駅に長いエスカレーターがあるんだけど、そこをアクションシーンに入れられたらいいねということは彼に伝えたわ。子供の頃からエンターテイメントの世界で生きてきたけど、ファッションや音楽、デザインや映画についてリサーチしていくのが大好きなのよ。いろんなものを見たり、読んだりして、どうやってフレームの中に収まるのか?ということを学んできたの。例えば『フィフス・エレメント』の頃はそんなことはほとんど理解してなかったから、リュック(・ベッソン監督)のことを信頼して全て彼の言う通りにやっていたわ。でも大人になっていろんなことを勉強して照明やカメラのアングル、3Dのことまで分かるようになって、自分がフレームの中にどう映り、どんな役割をしないといけないのか?カメラの存在を常に意識して考えるようになったの」。歳を重ね、より激しく、より鋭く今年の12月に誕生日を迎えると、37歳。普通に考えれば肉体的なピークはすでに超えているはずだが、シリーズを重ねるごとに彼女のアクションはより激しく、そして鋭くなっている。どのようなトレーニングを積めばあんな動きが可能になるのだろう?「今回は9月に撮影が始まるということが決まって、2月からトレーニングを開始したの。最初は1日16時間もの長丁場の撮影に耐えうる体を作るところから始めたわ。食事制限もして白米やパン、砂糖といった白い食品は全く摂らないようにしたの。撮影が近づくと武術の先生について格闘の練習をするんだけど、キックをするにも抵抗力のあるゴムをつけて練習したわ。第3ステージはスタジオに入ってからのコレオグラフィー(振り付け)ね。小さな1シーンでも100を超える振り付けがあったりしたの。3か月の撮影の間も、私だけでなくミシェル(・ロドリゲス)やシエンナ(・ギロリー)、リー(・ビンビン)も一切オフはなしで、週末も次の撮影に臨む準備をするという本当に厳しい現場だったわ」。アクションと言えば現在、アクションを得意とする女優陣を集めて“女性版”『エクスペンダブルズ』の製作が実現するのでは?というウワサがまことしやかに囁かれている。キャストとしてインターネット上などでは、ミラやミシェルといった『バイオハザード』メンバーの名が候補として挙がっているそうだが…。そんな話題を振ってみると、ミラからは驚きの答えが!「そういう話をミシェルともしたの!アクションができる女優を集めて何かやろうって。ただ『エクスペンダブルズ』は80年代のスターを集めたコンセプトムービーでもあるし、もし女性版をやるならもっとスマートで知的な感じでやりたいと思ってるわ。実は、ポールが私やほかの女優のために『エクスペンダブルズ』に近いプロジェクトとして考えているものがあるようなの。とってもクールだけど、これ以上は言えないわ(笑)」。そんなプロジェクトが『バイオハザード』の裏で進行していたとは驚きだが、肝心の本シリーズにおける最終決戦のときが刻一刻と迫っていることをこの最新作は示している。ミラ自身、10年にわたって演じてきたアリスという役との別れの瞬間が近づいていることを感じているのだろうか?「この『バイオハザード』シリーズで新しい作品に臨むたびに、いつも『これが最後』という気持ちでいるので、あまりその“次”について話すことはないの。常に最後という意識だから、この役柄から離れることには毎回、少しの寂しさを感じるわ。ただ、ポールはスタジオに請われてではなく、常に自分でインスピレーションが沸いたときに作品を作るの。そうやって情熱と愛情が注がれているから、この作品は1本1本が特別なのね。『VI』のアイディアはもうポールの頭の中にあるはずよ。でもいまはまだこれから公開になる『V』に気持ちを集中していたいの。でもファンが望むならきっと次はあるはずよ」。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:バイオハザードV:リトリビューション 2012年9月14日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開エクスペンダブルズ2 2012年10月20日より全国にて公開© 2012 Barney’s Christmas, Inc.
2012年09月12日健康美を手に入れて!40歳とは思えない美貌の体型を維持し、セクシーさ、ナチュラルな健康美をみせている女優、キャメロン・ディアス(Cameron Michelle Diaz)。元モデルでもあり、「スクリーン」誌のベストドレッサーランキング首位や、オリコンの「オシャレな海外スター」1位の座を獲得したこともある。日本でも高く支持されるその美しさ。そんな美の秘訣が詰め込まれることになるであろう、彼女の栄養学とライフスタイルをまとめたフィットネス本がリリースされる予定であることが分かった。若い世代にも読んでほしいかねてから発売に向け準備が進んでいると噂されていたが、今回、大手出版社のハーパーコリンズ社(HarperCollins Publishers)が発売することを正式に認めたという。来年秋にも全米の書店には並べられるものとなるようだ。キャメロンは10代~20代の若い世代にもぜひこれを読んで、健康的で美しい身体をつくることに活かしてほしいと希望しているそう。彼女が実践しているという栄養学や健康の基本テクが指南されるそうで、幅広く女性の健康美をサポートする1冊となりそうだ。元の記事を読む
2012年09月10日ミラ・ジョヴォヴィッチが人気シリーズの最新作『バイオハザードV:リトリビューション』を引っさげ来日し、取材に応じた。親日家として知られ、昨年に続き日本の地を踏んだミラは、終始にこやかに作品の見どころや撮影の舞台裏を披露し「あら、答えが長すぎちゃったかしら。でももう少し聞いて」と語り足りない様子。終了予定時間を過ぎてもなかなか席を立たず、配給会社のスタッフをやきもきさせる場面も。シリーズは5作目を数えるが「毎回、新鮮なものにしたいと思っているし、今回も“ネクストレベル”に挑んだわ」と語る表情には、自信がみなぎっていた。その他の写真アンブレラ社が開発したT-ウイルスが蔓延した世界を舞台に、ミラ演じる主人公アリスが新たな仲間とともに再び戦いを挑む姿を3Dで描き出す。「『世界』を壊せ。地球を救うために。」というキャッチコピーが示すとおり、シリーズ完結を控えた最終決戦への“覚悟”が感じ取れるノンストップアクションに仕上がった。撮影中の合言葉は「立ち止まらない」だったといい、「常に走りながら、何かをしていたという記憶ね。アリス本人も次の展開が分からないほどで、まるでゲームをやっている感覚だったわ」。東京、モスクワ、ニューヨークと世界中をまたにかけたような展開も「立ち止まらない」という本作の魅力を際立たせる。夫でメガホンをとるポール・W・S・アンダーソン監督とは、自宅でもアイデアを出し合うそうで「今回、モスクワが登場すると聞いて『モスクワの地下鉄にある長いエスカレーターでアクションをしたら、絶対カッコ良いシーンになるわ』って提案したの。それを聞いたポールが私のアイデアをうまく活かしてくれたわ」と夫婦の“共同作業”を述懐。ちなみにミラは、本作でアンダーソン監督が『エイリアン2』(ジェームズ・キャメロン監督)を意識していたとこっそり教えてくれた。ちなみにハリウッドでは最近、女性版『エクスペンダブルズ』の始動が報じられたばかり。シルベスター・スタローンやジェイソン・ステイサムら新旧スターが集結したアクション大作の女性版だけに、アクション経験が豊富なミラの参戦にも期待が寄せられている。興味があるかと質問すると「実は報じられた企画とは別に、ポールが女性を主役にした『エクスペンダブルズ』的なアクション映画の企画を考えているの。今、お話できるのはここまでで、これ以上は何も言えないけど……」と映画ファンにとっては興味深い情報が飛び出した。『バイオハザード』シリーズで鍛え上げられたミラの身体能力が、“ネクストレベル”の活躍を見せる日も近いかもしれない。『バイオハザードV:リトリビューション』9月14日(金)より丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2012年09月07日世界最高峰のパフォーマンス集団の世界を3D映画化した『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』の最新ポスター画像と、8日(土)から全国で発売される前売り券の特典がこのほど発表された。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』予告編本作は、『サルティンバンコ』や『ZED』などの作品で知られるパフォーマンス集団シルク・ドゥ・ソレイユの世界を最新の3D映像で捉えた作品。ドキュメンタリーではなく、『ナルニア国物語』を手がけたアンドリュー・アダムソンが監督を、『アバター』のジェームズ・キャメロンが製作を担当し、シルク・ドゥ・ソレイユの幻想的な世界を舞台に、サーカスに迷いこんだ少女と、空中ブランコ乗りの青年の恋の物語を描く。このほど公開されたポスターは、砂漠に並ぶサーカスのテントのような建物に、本作の主人公である少女が足を踏み入れようとする瞬間をとらえた絵柄。空には蒼い月がのぼり、空間を幻想的に照らし出しているのがわかる。さらに“一歩踏み出せば、その世界は待っている”というコピーが記載されており、これから彼女と観客が体験する不思議な世界と物語に期待が高まるデザインに仕上がっている。本作の前売り鑑賞券は明日より全国の劇場で発売されることが決定していたが、このほど本作の“グロッシートートバック”が特典としてプレゼントされることが発表された。これは、光沢感のある素材でできた黒地のバッグに、切り絵画家の蒼山日菜氏が手がけたロゴがデザインされたもので、TOHOシネマズ有楽座の窓口のみ、ゴールドのバッグがプレゼントされる。配給会社によるとこれらのアイテムは、本作に関する唯一の公式グッズになる予定で、発売以降、多くのファンが特典を求めてチケットを購入することが予想される。ちなみに、このバッグに関する情報は先日公開された予告編でも紹介されている。この新予告は、このほど本作のオフィシャル・ナビゲーターに就任した女優の上戸彩が、日本の観客にシルク・ドゥ・ソレイユの概要や作品の魅力を紹介していく映像が付加されたもので、この映画が初の“シルク体験”になる観客にとって最適な内容になっている。『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』11月9日(金)より、TOHOシネマズ有楽座他、全国ロードショー※数量限定『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』グロッシートートバッグ付き前売券9月8日(土)より全国上映劇場(一部劇場のぞく)で発売開始
2012年09月07日『127時間』、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』のジェームズ・フランコが、在籍していたニューヨーク大学(NYU)の元講師から訴えられていることが明らかになった。訴訟を起こしたのはNYUで昨年9月まで映画制作の授業の講師を務めたホセ・アンヘル・サンタナ氏。同氏は昨年、長年勤めた職場を不当解雇されたとして大学に訴えを起こした。訴状によると、ジェームズが氏の講義を何度も欠席したために成績を「D」と判定したことで解雇されたという。サンタナ氏は、ジェームズは全14回の授業を12回欠席し、それを反映した評価を与えたが、ほかの教授や講師たちはジェームズに対して甘かったと話している。サンタナ氏は4日(現地時間)、マンハッタンの裁判所で今度はジェームズを相手どって提訴。ジェームズは大学が訴えられた直後はリアクションをせずにいたが、今年4月に出演映画『The Broken Tower』(原題)のプロモーション活動中に受けた取材で、サンタナ氏について「ひどい」、「駄目な教師のために時間を無駄にしたくない」、「今後、彼を雇う教育機関なんてないだろう」などと語った。サンタナ氏はジェームズの一連の発言により多大なダメージを受けたとして、今回の訴訟に踏み切った。「New York Post」紙上でサンタナ氏は、ジェームズについて「彼は名声を利用して、自分を評価しない人間のことを苦しめるのです」と酷評し、大学側が彼におもねるような態度をとっていたと語る。ちなみにジェームズは、サンタナ氏が解雇された昨年9月からNYUで講師として授業を受け持った。(text:Yuki Tominaga)© Broadimage/AFLO■関連作品:オズ はじまりの戦い 2013年3月8日より全国にて公開
2012年09月06日