出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、自分の健康を考える、がっつかない女性、「食べ放題で野菜を頼む女」になりきり。量より楽しさを優先できる余裕のある女が素敵。おいしい食事やスイーツをリーズナブルにいただける食べ放題のお店って、いいですよね~。私も大好きでよく行くのですが、お鍋や焼き肉といった肉メニューも用意されている食べ放題で野菜を注文する女性を見て、ハッとしたことがあります。私にとっての食べ放題とは、お店との勝負。「この店にあるもの全部食べてやる!」くらいの気合と勢いで乗り込むので、単価が高いと思われる肉ばかりを狙って食べる。そういう行動をしている身からすると、野菜を頼む人が菩薩に見えました…。その人は、食べ放題であっても普通の食事と同じように自分の健康を第一に考えてオーダーをしている。その様子からは、気持ちにゆとりがあることが感じ取れ、とてもスマートに映ったのです。きっと彼女にとって食べ放題というのは、“おいしかったね!”“みんなでワイワイできてよかった”と思える楽しい場所。きっと、食べすぎて“一生、お肉なんて食べたくな~い!”という気持ちになることこそが損であると思うだろうし、間違っても、胃に食べ物を入れる空間を作ろうとしてジャンプしたり、「アイスを食べて口の中をサッパリさせたら肉がもう一度いける」などと作戦を立てることもありません。お目当てのメニュー目がけて店内で小走りになるといった、残念な行動もしないはず。そんな、がっついていない女性になるために、いつでも“腹八分目”を念頭に置くことから始めます!人からお菓子を勧められたときには、「ひとつだけ、いただきます!」と最初から決め、欲望をセーブしてみるのも効果があるはず。これからは“食べ放題”と“食べ溜め”は違うということを意識して、自分のキャパシティ内で、おいしく食べられる量を見極められる女性を目指します!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月14日号より。写真・中島慶子イラスト・別府麻衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年02月11日柔軟な思考の源とは?仕事柄、思考回路を切り替えることが多い、俳優の岩永徹也さんにお話を聞きました。ゴールからハシゴを下ろす感覚で行動しています。「小学生の頃、『週刊少年ジャンプ』を読んだ後に、一冊の内容すべてを記憶していることに気づいたんです。頭の中でページがめくれるし、“あのコマはここにあった”とわかる。学校の勉強もその方法で行えばいいんだと思い、教科書の内容を全部覚えてテストに臨んでいたので、カンニングしている感じでした(笑)」と話す岩永徹也さんは、なんとIQ148以上。認定薬剤師など様々な資格を持ち、クイズ番組でも大活躍。その一方、『仮面ライダーエグゼイド』での演技も話題に。「演じるときは、最初に作品の完成形を想像して、面白くするための種を蒔く方法を考えます。自分に求められているポジションを考えて、互いの役の魅力が輝くようなキャラ作りをしたり、笑ってもらえるようなアドリブを考えて入れたりする。演技のときもそうですが、僕の思考は常にゴールにあって、そこから今いる場所にハシゴを下ろすという感覚で行動しています。“100年後には自分はいない”と思うと、スタート地点で悩む時間って、すごくもったいないじゃないですか。それに、目標から逆算して動くと、ただゴールに向かうよりも少し先に到達できる。自分の成長や作品の仕上がりが想像を超える体験は、僕にとって楽しいものなんです」岩永さんの思考に影響を与えたもの【自分の考えを伝える方法の大切さを、本で学びました】母が図書館員で、子供の頃から読書好き。「『ブッタとシッタカブッタ』(小泉吉宏著KADOKAWA)は、難解な仏教の考えを簡単な言葉とかわいいキャラクターで説明しているのがスゴい。自分でもこういう本を書いてみたいです。外山滋比古さんの本は、『思考の整理学』(ちくま文庫)をはじめ全部読みました。考えや物事の真理だけを並べても、人は聞いてくれない。興味を持ってもらうため、伝え方を料理する方法を見つけることが大切だと教えられました」いわなが・てつや1986年10月16日生まれ。『メンズノンノ』専属モデルとしてデビュー。人口上位2%のIQを持つ人だけが入れる「JAPAN MENSA」の会員。3/14に初の写真集が発売決定。衣装協力・MACKINTOSH PHILOSOPHY/SANYO SHOKAITEL:0120・340・460※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・中村 剛ヘア&メイク・只友謙也(P-cott)(by anan編集部)
2018年02月11日目下、ドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』で、ちょっとあざとい、でも超キュートな執事見習いを演じ、全女子の心をキュンキュンさせている、千葉雄大さん。撮影中も優しい眼差しでカメラを見つめるたび、その場にいた女性スタッフの口から無意識に「…かわいい」というつぶやきがこぼれまくり。なんて罪作りな28歳!その魅力的なルックスの下に隠れる素顔とは、いったいどんなものなのでしょう…。――撮影中、カメラマン含め私たち女性陣から、キャーキャーと声がかかっていましたが、いったいどんなことを考えながら、写真を撮られているんですか?千葉:え?!そんなこと聞かれると思わなかった(笑)。何考えているんだろう…、光の入り方とかを見てたり、あと「こうしてください」ってことには応えたいので、その辺はしっかり耳を傾けつつ…。でもあんまり何も考えてないかも。――カメラマン以外からの「すてきー!!」みたいな歓声は?千葉:聞いてない…わけじゃないんですけれど(笑)、あんまり気にならない、気にしないというか。周りに人がいても、結構カメラマンさんと二人の世界になります。カメラマンさんが言うことに集中したいので。――学生時代は読者モデルとして活躍されましたが、モデルとしてと、役者として、ポートレート写真を撮られるのは、違いますか?千葉:違いますね。ファッションのときは、服の動かし方とかが大事で、“こう撮ってもらいたい”みたいなものがあるんですが、ポートレートのときは、ただ“そこに佇む姿”を、切り取ってもらうというか。あの、役者の人って、そんなに動かなくても絵になると思うんです。自分もそうかどうかは、また別の話ですが(笑)。僕はまだまだ、カメラマンさんにお任せかもしれません。――読者モデルから俳優の道に進まれたわけですが、どんな志を持ってその世界に入ったのですか?千葉:僕、大学3年生のときに今の事務所に入ったんですが、自分的には、今の事務所に“就職した”という気持ちだったんです。当時普通に就活もしていて、スーツ着て企業説明会とかも行ってましたし、エントリーシートを書く寸前で、今の事務所に入ったというか。――どんな業界を目指していたんですか?千葉:まず映像の制作に興味があったので、制作会社、配給会社、テレビ局。アナウンサーにもちょっと興味がありました。それから客室乗務員、ウェディング業界、あ、あとラジオ局も考えてましたね。――そんな就活生が、なぜ芸能界にお入りに?決め手はなんだったんですか?千葉:昔から表に立つのは得意じゃなかったんです。でも、嫌いではなかったんですよ。たぶん、結構好きだった気もします(笑)。その、“自己顕示欲はあるのに、でも引っ込み思案”というところを、今の事務所の方が見抜いてくれて、それで、“僕一人では絶対に出せない自分”というのを、上手く引っ張り出してくれた。事務所に入るか決断をするまで、すごく時間をかけて待ってくれましたし。それがなかったら、こういう仕事には就いてなかったと思います。――役者としてやっていこうと、覚悟を決めたのはいつですか?千葉:事務所に入って最初に受けたのが、戦隊モノのオーディションで、最終くらいまで残ったときに、「受かりたいな」って気持ちが出てきたんです。そこで、“自分は役者でやっていこう”って思ったんです。なので、結構早い段階から腹は括っていたというか。そこで合格し、『天装戦隊ゴセイジャー』で芝居の仕事を始めることになったんですが、その現場がなんというか、言い方は難しいんですが、新人俳優にとっては“学校”みたいな場所で。1年の間にドラマとして芝居をする、アクションもある、アフレコもある。CMもやらせてもらえるし、ヒーローショーで舞台も経験できる。ものすごくしごかれましたけれど、おかげで、本当に経験値が上がりました。その全てが、今も役に立ってます。――ヒーローショーって、なかなか経験できないですよね。千葉:そう。ヒーロー、というか僕がピンチに陥ると、小さい子たちが本気で応援してくれるんですよ、「頑張れー!!」って。あの生の、計算されていない雰囲気っていうのは、あそこでしか感じられないものでしたね。“こういう子たちのために、僕は仕事をしているんだ”という意識が、すごく芽生えました。なかにはよく来てくれるから僕が顔を覚えたちびっこもいたんですけど、成長が早くて、“あれ、この間まですごい可愛い顔をしてたのに、反抗期みたいな顔になってる!なんでだ?!”とか気づいたりして(笑)。そういうのも、貴重な経験でした。ちば・ゆうだい1989年生まれ、宮城県出身。大学時代に雑誌の専属モデルとして活躍し、スカウトを経て’10年にテレビの戦隊モノシリーズ『天装戦隊ゴセイジャー』の主人公で俳優デビュー。その後はドラマ、映画、舞台と幅広く活躍中。’17年には7本もの映画に出演した。素顔が見られるブログも人気。現在、日本テレビ系で放送中のドラマ『もみ消して冬~わが家の問題なかったことに~』(土曜22時~)に出演中。また29歳の誕生日でもある3/9には、写真集『横顔』がワニブックスより発売予定。1万2000字にも及ぶインタビューや、実家での親子対談なども収録。※『anan』2018年2月14日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・寒河江 健(Yolken)ヘア&メイク・堤 紗也香(by anan編集部)
2018年02月10日柔軟な思考力を持つために心がけていることとは?俳優・鈴木伸之さんに語ってもらいました。思考をスイッチしたり、刺激する方法を自分にも応用してみませんか?予想外の結果が生み出す、爆発力がたまらなく好き。演じる役には理性的に向き合うという、鈴木伸之さん。「準備が大事なお仕事だと思っているので、台本を読み、物語の流れや演じる人物の役柄を考え、大枠を決めてから現場へ行きます。でも、一人で決め込まず、余白を残すことも意識しています。予定調和より、何が起こるかわからないハラハラ感があるほうが、作品が面白くなると思うんです。“1+1は2ではなく、3でも4でもいいだろ!”って考え方。予想外だからこその爆発力が、たまらなく好きです。初の写真集を作るときにも、思いつきで撮影したシーンがたくさんありました。クールさも、ラフさも、素顔の瞬間も出せたんじゃないかなと」長年打ち込んでいた野球も、仕事に影響している。「スポーツもお芝居も、チームプレーという点では一緒。だから、共演者の方やスタッフさんとも垣根なしに楽しく、いい作品を作り上げたいんです」そんな意識はありつつも、他人からの意見に左右されることは“全くない”と、きっぱり言い切れる。「人に興味がないのかもしれませんね(笑)。自分と違う意見には、“俺は違うな”と思うだけ。何かあったときに“あの人のせいで…”と思うのが嫌なんです。いい結果も悪い結果も責任を取るのが役者だと思っています」鈴木さんの思考に影響を与えたもの【くだらないことが最高だと教えてくれた漫画です】毎日のように読んでいたというギャグ漫画『元祖!浦安鉄筋家族』。「くだらないものって最高だし、笑うことはいいなと知ることができた作品でもある。そして、人を笑わせるのって、本当に難しいよなとも感じます。初のカラーページが収録されている7巻がおすすめ!(笑)」すずき・のぶゆき1992年10月14日生まれ。劇団EXILEのメンバーとして、数々の映画やドラマに出演。自身で衣装のリースやスタイリングを手がけたファースト写真集『FACE』が発売中。ジャケット¥64,000シャツ¥38,000パンツ¥59,000(以上スタジオ ニコルソン/キーロTEL:03・3710・9696)※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・平本兼一ヘア&メイク・下川真矢(by anan編集部)
2018年02月10日様々な役を演じ分け、思考回路を切り替えることが多い、俳優という職業。柔軟な思考力を持つために心がけていることについて村上虹郎さんに教えてもらいました。左脳と右脳、そして直感。この3つが行動の基準です。舞台稽古に取り組んでいるときは、普段の何倍も脳を使っている、という村上虹郎さん。「セリフの意味を咀嚼し、共演者のことを考え、演出家の言葉に耳を傾け、客観的にどうしたら面白い“製品”になるか意識しながら、臨機応変に自分の役として動く。今まさに、舞台『密やかな結晶』の稽古中なのですが、スポーツよりもずっと疲れるんです。でも、そういうところが舞台の醍醐味ですし、とても楽しい。もちろん、コテンパンにされて辛いときもありますけど(笑)」悩んだり、辛いときは、自分の心に尋ねる。「感情と理論の両面から“本当はどう思っているの?”と自分に聞いてみます。両方ともが“理にかなっている”と思ったら、ストンと納得できる。頭ではわかっていても感情が整理できなければダメだし、逆もそう」感情と理論に加え、もう一つ大事なものが。「絶対的に、自分の直感を信じています。だから、左脳と右脳と心の3つが行動の判断基準になっています。このあいだ、地球外生命体について調べていて、直感に従って考え続けていたら、右目だけめっちゃ充血したんです!右脳を使いすぎたからだと言われて驚いたけど、直感型なんだなと自覚しました」村上さんの思考に影響を与えたもの【競争社会で生き抜くための方法が勉強になります】「僕の好みではないですが、今の日本は競争社会でもある。生き抜く方法を身につけることは大事だと思っています。漫画『キングダム』は、5~6割が中国の文献に基づいて描かれていることもあり、戦術的な思考が参考になります。ちなみに、僕の風呂上がりは、登場人物の秦王・えい政にそっくりです(笑)」むらかみ・にじろう1997年3月17日生まれ。現在、東京芸術劇場にて上演中の舞台『密やかな結晶』(富山、大阪、福岡公演もあり)では、“おじいさん”役を演じている。カーディガン¥24,000右手のブレスレット¥40,000(共にSURR by LAILATEL:03・5468・5966)パンツ¥27,000(WACKO MARIA/PARADISE TOKYOTEL:03・5708・5277)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・松田稜平ヘア&メイク・矢口憲一(by anan編集部)
2018年02月10日女子にとって一大イベントといえば、まもなくやってくるバレンタインデー。そんななか、ロマンチックな気分をさらに高めてくれる映画としてご紹介したいのは、今“泣ける”と話題のラブストーリー『今夜、ロマンス劇場で』です。今回は、本作で初共演となったこちらの方々にお話を聞いてきました。それは……。綾瀬はるかさん&坂口健太郎さん!【映画、ときどき私】 vol. 141綾瀬さんが演じるのは、モノクロ映画のなから飛び出してきたお姫様の美雪。そして、坂口さんは美雪に密かに想いを寄せる映画監督志望の青年・健司を演じています。そこで、お互いのことや撮影の裏話などについて語ってもらいました。まずは今回が初共演となりましたが、お互いの印象はどうでしたか?坂口さんこれまで何度か同じ作品に出演させていただいたことはありましたが、がっつりお芝居をさせていただくのは初めてだったので、印象は変わりましたね。それまでは、テレビや映画で見る綾瀬さんのふわっとした柔らかい女性というイメージが強かったですが、一緒にお仕事をしてみると、芯のある、ぶれない方なんだというのをすごく感じました。綾瀬さん坂口さんは、すごく優しくて柔らかいんですけど、客観的にいろいろなことを見ているので、勘が鋭くて頭のいい人だなと思いました。あとは、笑顔がかわいいからずるいなとも感じましたね(笑)。最近では原作ありきの映画が多いなか、今回はオリジナルの脚本でしたが、読んだときの感想は?坂口さん僕は最初に台本をもらったとき、ファンタジー要素のすごく強い作品なのかなと思って読み始めたんです。でも、どちらかというとそれはおまけで、美雪と健司の愛の形というのを丁寧に描いているなという印象のほうが強かったですね。綾瀬さん私もファンタジーというよりは、ひとりの人を想う気持ちのまっすぐさが本当に美しくて、心がきれいになるというか、温かくなる作品だなというふうに思いました。奇跡的に運命の出会いをする美雪と健司ですが、ある理由からどうしても触れ合うことのできない2人。好きなのに相手に触れられない恋愛というのは、どう思いましたか?綾瀬さんなかなか難しいですよね。坂口さん僕もやっぱり肌は触れたいし、ぬくもりを感じたいと思ってしまうので、お芝居をしていても、2人の気持ちを考えるとすごいなと感じました。もし、自分がそういう状況になってしまったら、難しいなとは思います。ただ、だからこそ2人の関係性がすごく美しいものに見えるんですよね。綾瀬さんでも、いまよりも娯楽がなくて、物がない時代とかだったら、会話だけで楽しいことが幸せと思うかもしれないですよね。ご飯は一緒に食べられるし、デートもできるし。坂口さん確かに、もっと細かいところにある小さな愛に気がつきそうだなとは思います。たとえば、いままで普通に触れていたことでおざなりになっていた部分とかにもう少し意識が向くというのもあるかもしれないですよね。そんな2人の印象的なシーンが多いなか、特にロマンチックなのがガラス越しのキスシーン。実際に演じていてどう感じましたか?綾瀬さん私は普通のキスシーンよりもすごく恥ずかしかったです!坂口さんそうですね。意外とこっちのほうがドキドキするので、僕も目を閉じて待っているときは緊張しました。透明なものを一枚通すことによって、してはいけないことをしているみたいな感覚になるのかもしれないですね。綾瀬さんあとは、2人だけの特別な感じがするのかな。とにかくすごくドキドキしました。坂口さんは、女性として美雪のようなタイプはどう思いますか?坂口さん僕は好きですね。前半はすごく強い女性にも見えるし、健司は振り回されてはいるけれど、どうしてそういう態度を取っていたのかという理由がわかる瞬間に、全部クリアになって、美雪がすごく愛しくてかわいらしいなと思いました。綾瀬さんにとって健司みたいな男性はどうですか?綾瀬さん一生懸命だし、誠実だし、私も好きですね。あとは、いじったりしてもおもしろそうだなと思いました(笑)。劇中において女子が見逃せないところといえば、綾瀬さんが着こなす25種類もの衣装の数々。どれもステキな衣装でしたが、お気に入りのスタイルは?綾瀬さん今回はいろいろな衣装を着られて楽しかったですが、なかでもピンク色のシルクのブラウスは、レースや縫い目がすごく繊細で、絶妙な色合いも含めてとても好きでした。坂口さん着ているシーンとしては短かったですけど、あれは本当に美しかったですよね。綾瀬さんあとは、ワンピースも好きでしたけど、シャツを入れてウエストをきゅっと細くするスタイルがいくつかあって、それがお気に入りでした。王女を演じるうえで意識していたことはありますか?綾瀬さんヒールを履いて、威厳のある凛とした感じで、王女っぽく美しく歩くのが何気に難しかったです。というのも、やりすぎると慣れていない人がすごくがんばってやってるみたいになってしまうので、そういう意味でも歩くのが一番苦労したかもしれないですね。最後に、本作の舞台でもある映画館の思い出やなかに入ってみたい映画があれば教えてください。坂口さん昔は、僕にとって映画館というのは、アトラクションやアミューズメントパークみたいな感じでしたね。『平成狸合戦ぽんぽこ』が好きだったので、なれるならあのたぬきになりたいです(笑)。綾瀬さん私も子どもの頃は、自分ひとりでは行けない特別な場所だったので、家族でテーマパークに行くのと同じくらいワクワクするようなところでした。なかでも、小さいときは『オズの魔法使い』が好きで、どうしてもあのなかに入って、ほうきで空を飛んでみたいと思っていましたね。インタビューを終えてみて……。初共演だったとは思えないほど、絶妙なやりとりを見せていた綾瀬さんと坂口さん。おふたりのほわっとしたかわいらしい魅力と天然っぷりに、最初から最後まで笑いの絶えない取材となりました。そんな最強コンビの綾瀬さんと坂口さんが繰り広げる息の合ったやりとりは、ぜひスクリーンでもお楽しみください。切なすぎる愛の姿に胸が熱くなる!大人になると、ただ好きな人を想うというピュアな気持ちをつい忘れがちですが、その大切さを思い出させてくれる本作。美雪と健司のように隣にいるだけで幸せを感じられる人と出会えたなら、いますぐその思いを伝えてみては?ストーリー映画監督を夢見る青年の健司。ある日、通い慣れたロマンス劇場という映画館の映写室で古いモノクロ映画を発見し、そこに映し出されたお姫様の美雪に恋してしまうのだった。いまや誰も見なくなったその映画を毎日のように見ていた健司だったが、突然奇跡が起き、美雪がスクリーンから飛び出してきた。その日から不思議な同居生活を始め、同じ時間を過ごすなかで徐々に惹かれあっていく美雪と健司。しかし、美雪には人のぬくもりに触れることができないという秘密があったのだ。好きなのに触れられない2人が出した答えとは……?キュンとする予告編はこちら!作品情報『今夜、ロマンス劇場で』2月10日(土)、大ヒット公開中!!監督:武内英樹脚本:宇山佳佑音楽:住友紀人主題歌:シェネル「奇跡」(ユニバーサル ミュージック)キャスト:綾瀬はるか坂口健太郎 本田翼北村一輝中尾明慶石橋杏奈西岡德馬柄本明加藤剛配給:ワーナー・ブラザース映画©2018 映画「今夜、ロマンス劇場で」製作委員会
2018年02月10日役の切り替えから、アドリブまで!人気俳優たちの柔軟な思考の源とは?今回は窪田正孝さんに自身の思考について語っていただきました。苦しみ、もがいた時間が自分の糧になると思う。以前に比べ、演じる役に引きずられることが少なくなったという窪田正孝さん。「場数を踏ませていただいたこともありますが、日常に役の影響が出てしまうのが怖く、気持ちが楽になれる方法を考え始めたことがきっかけです。先輩の役者さんを見ていると、それぞれに切り替えや、仕事での不安との向き合い方を持っていて、僕の場合は現実逃避でした。映画を観たり、ドライブをすることが大切な時間です」映画『犬猿』で演じる“クソ真面目”な性格の金山和成役には、自分を重ねるところもあったそう。「自分を理性で抑える現代の男の子という感じには共感できたし、本能のままに生きる正反対の性格を持つ兄に憧れる気持ちも、わかります。つい慎重になりがちですが、人生は一度きり。やりたいことを、人目を気にせずできればいいですよね。たとえ失敗して苦しんだり、もがく結果になっても、そういう時間が後で糧になるのかなと。それに、僕にも役と同様、兄弟がいますが、ぶつかっても一緒にいられる、人という“家”があるのはいいことです。その相手は親や友人など人それぞれでしょうが、考えや本音を話すことで思考がまとまると、自分自身を理解でき、人として成長できると思っています」窪田さんの思考に影響を与えたもの【邦画を観ていると、俳優としての考え方や心が揺さぶられます】「最近は、『百円の恋』や『君の名は。』など、邦画に触れる機会が多いです。仕事から気持ちを切り替えるために観ますが、“こういう役をやってみたい”とヒントになったり、心を揺さぶられるなど、役者としての自分について考える刺激やきっかけに」。DVD『百円の恋』¥3,800発売元:東映ビデオ販売元:東映くぼた・まさたか1988年8月6日生まれ。2月10日公開の映画『犬猿』では、凶暴な兄の卓司(新井浩文)に振り回される真面目な弟の金山和成を演じる。ドラマ『アンナチュラル』(TBS)に出演中。カットソー¥42,000上に羽織ったカットソー¥42,000パンツ¥62,000(以上YOHJI YAMAMOTO/ヨウジヤマモト プレスルームTEL:03・5463・1500)※『anan』2018年2月14日号より。スタイリスト・戸倉祥仁(holy.)ヘア&メイク・糟谷美紀(by anan編集部)
2018年02月10日まだまだ寒さの厳しい日が続いていますが、そんなときこそ熱量の高い映画で気持ちだけでも熱くしたいところ。そこでオススメしたい話題作とは、衝撃のサスペンス・アクション『マンハント』です。今回は、劇中に起きる事件で、ある重大な秘密を握っている役どころを演じたあの方にお話を聞いてきました。それは……。アジアでも人気の池内博之さん!【映画、ときどき私】 vol. 14010年前からアジア圏にも活動の場をひろげ、国内外の作品に積極的に参加している池内さん。今回は、『レッドクリフ』シリーズや『ミッション:インポッシブル2』で知られる巨匠ジョン・ウー監督の現場で感じたことや主演を務めた福山雅治さんとのエピソード、そして本作の見どころについて語ってもらいました。まずは、でき上がった作品をご覧になった感想は?池内さんやっぱりアクションシーンはすごかったですね!特に福山さんとチャン・ハンユーさんが水上バイクに乗っているところは、日本でもこういうシーンが撮れるんだなと思いながら見ていました。ご自分の出演しているシーンに関してはいかがですか?池内さん僕は自分のシーンになると、そわそわして縮こまっちゃっうんですよね。なので、そこはもう一回劇場でちゃんと観ようと思います(笑)。今回、この作品に出演することになったきっかけを教えていただけますか?池内さんもともとはオーディションでしたが、演技をするということではなく、監督にお会いして、面接みたいな感じだったんです。監督はあのまんまの雰囲気で、巨匠感がわーっと漂っていましたが、「ぜひ使ってください!」とだけ言いました。出演が決まったときはいかがでしたか?池内さんちょうど他の撮影中だったんですけど、マネージャーさんから「決まりました」と聞いて、それはうれしかったですよね。「おおー! 決まったー!」って思わず周りの人に言ってました(笑)。ただ、決まったのはいいけど、どんな役をやるのか、そして乗り越えなきゃいけない課題は何かというのを考えました。もともとは違う役でお話をいただいていたんですが、途中でこういう役を作るからこっちをやってもらえないかという話になったんです。その役がどういうふうに作品に関わっていくのかは見えなかったですが、一緒に仕事ができることのほうが大事だったので、そこは監督に任せようと思っていました。そんな池内さんが演じることになったのは、製薬会社の社長の息子にして、次期社長の座を狙う野心家の酒井宏という役。役が決まってからは、どのようにして役作りをしていきましたか?池内さん普通、脚本にはセリフのやりとりやシーンが書いてあるんですが、今回事前にいただいたのは脚本というか大まかな流れと状況説明しかないものでした。なので、セリフは現場で覚えながら演じていたんです。これまで海外の作品をやっていて思うのは、海外はすごく流動的で現場で変わることも多いので、その場その場で対応していくということですね。本作ではジョン・ウー監督が日本でのオールロケにこだわったそうですが、現場の雰囲気はどうでしたか?池内さんとにかくスタッフの人数が多かったですし、向こうと日本とでは撮影スタイルも違うので、最初はなかなかスタッフサイドでもうまく連携が取れないところもあったとは思います。でも、後半になるにつれて、だんだんみんなが打ち解けてすごく仲良くなっていく姿も見ていたので、そうやって現場の雰囲気もよくなっていったんだろうなという気がしました。これまでに海外の現場も経験している池内さんが、ジョン・ウー監督の現場で驚いたことはありますか?池内さんこれは聞いた話なんですけど、監督があるシーンで「ここで実弾使えないかな?」と言っていたらしいです(笑)。さすがにそれは無理ですよとなったそうですが、そういう発想をすること自体がジョン・ウー監督ならではなのかなとは思いました。池内さんが演じる役について、監督から直接演出されたこともありましたか?池内さんそれもけっこうありましたよ。たとえば、ここではこういうオーケストラの曲が流れてすごく盛り上がっていくところだから、愛と憎しみを出して欲しいとか、イメージをちゃんと伝えてくれていました。ただ、基本的には役者が好きなように演じていいよという感じではありましたね。今回は豪華な俳優陣が揃っていますが、共演者の方との印象に残っているエピソードはありますか?池内さんみなさんと話すことは、だいたい「お店見つけました」とか、ご飯の話なんですけど、福山さんとは餃子の王将の話で盛り上がってましたね(笑)。あとは、大阪ではあまり時間がなかったんですが、岡山での撮影が長かったので、そのときは僕の父親役である國村隼さんとご飯に行ったりもしていました。現在41歳の池内さんは、俳優としては1997年のテレビドラマでデビューしてからすでに20年以上のキャリア。改めて振り返ってみてどう感じていますか?池内さん最近は海外の作品にも少しずつからめるようになってきたのかなと思っていますが、大事なのはこれから。もっといろいろな作品にも出たいと思うし、それを続けるためにはどんな仕事でもちゃんと結果を残して、しっかりと向き合わなければいけないと思っています。前の作品でご一緒した人とまた別の作品で一緒になったりするようなことも増えてきたので、自分も海外の作品でもちゃんと仕事できてるかなという気がしているところです。ただ、もっと勉強しなければいけないこともあるし、課題も多いなとは感じています。40代に入って心境の変化というのもありますか?池内さん確かに、精神的にも肉体的にもリアルにいろいろと感じることはありますね。ただ、仕事でもプライベートでも、いまやっていることにちゃんと結果を出せたらいいなと思っていますし、まだまだやりたいこともいっぱいありますよ。最後に、この作品でananweb読者に注目してもらいたいオススメポイントをお願いします!池内さんアクションシーンの部分とかはスカッとするところもあるので、見ていて気持ちいい作品になっているんじゃないかなと思っています。事件の真相がどうなっていくのかというところも見どころのひとつですが、僕が演じた酒井という人間がそこにどう関わっていくのかというところもぜひ注目して欲しいですね。インタビューを終えてみて……。まっすぐな瞳と大人の雰囲気が魅力の池内さん。これからも国境を超えた作品で、日本のみならず、アジアのファンを楽しませてくれそうです。本作では、事件解明に欠かせない重要な役どころを演じているだけに、一挙手一投足をお見逃しなく!満を持していよいよ日本に上陸!日本をはじめ、アジアを代表する実力派スターたちが集結して作り上げられた本作。ジョン・ウー監督の集大成ともいわれている圧巻のアクションシーンの連続に、思わず息をするのも忘れてしまいそうなほど。次々と繰り広げられる迫力のシーンは、ぜひスクリーンで堪能してください。ストーリー天神製薬の顧問弁護士として信頼を集めていたドゥ・チウ。ある朝、目を覚ますと隣に女の死体が横たわっており、無実の罪を着せられてしまう。何者かにハメられたことに気が付き逃亡するドゥ・チウだったが、敏腕刑事である矢村の捜査によって徐々に追い詰められていくことに。そんななか、事件のカギを握る謎の美女・真由美も姿を現し、新たな事実が発覚する。製薬業界を牛耳る酒井が目論んでいる陰謀とは一体何なのか。事件解明へ向けてそれぞれが立ち上がるのだった……。心を撃ち抜かれる予告編はこちら!作品情報『マンハント』2月9日(金)TOHOシネマズ新宿他日本公開!!監督:ジョン・ウー出演:チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン友情出演:國村隼特別出演:竹中直人、倉田保昭、斎藤工共演:アンジェルス・ウー、桜庭ななみ、池内博之、TAO、トクナガクニハル、矢島健一、田中圭、ジョーナカムラ、吉沢悠配給:ギャガ©2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.ヘアメイク:UEJI ARiSAスタイリスト:Tsuyoshi Kurata衣装:ブルゾン 参考商品/ティシャツ ¥12,000(全て The Letters Tel 03-6427-0280)/パンツ スタイリスト私物写真・大嶋千尋(池内博之)
2018年02月08日頑張る、なんでも頑張る。やる気ゆえに仕事を詰め込み、結果的に時間&余裕がなくなり、仕事の質も低下。そんなあなたは、2つのステップで、仕事にかけるキャパを広げるレッスンを。バラエティプロデューサーの角田陽一郎さんに聞きました。順序をつけたり選ぶことをやめ、環境に身を委ねて仕事をしよう。あれもやらなきゃいけない、こっちも片付けなきゃ。今あるタスクだけでもいっぱいいっぱいなのに、さらなる案件が降ってくる…。頑張りやさんが陥りがちなこのループ。混乱した状況を、なんとか自分でコントロールして乗り越えたいと思うものですが…。「そもそも仕事とは、往々にして“他者の都合”にコントロールされるもの。自分の都合だけでは調整できません。例えば僕の仕事である“テレビ番組作り”なら、タレントさんの撮影時間が1時間しか頂けない場合は、その1時間でできることを考えるのが仕事なわけです。そこで“2時間ないと作れない”みたいな、こちら側の都合を持ち出してコントロールすることは、不可能なんです。環境的なマイナス要因は、どの仕事にも必ずある。ならば抗うのではなく、環境に身を委ね、そこでできることを考えるような思考法へと変えたらいいんです。その枠の中で最も心地よい状況は何か、が大事なんです。また、何を先にやると効率が良いか、といった順序もあえて考えない。来たものからただ順番にこなす。結果的には、それが一番効率が良い方法だと思います」フルに詰め込まず、埋める率は7割程度。バッファを持つと、一つ一つの質が向上。でも、環境に身を委ねまくってしまうと、頼まれた仕事を全部受けることになり、逆にいっぱいいっぱいになるのでは…?「そこで覚えたいのが、まずは“詰め込みすぎない”ということ。理想は、自分のキャパの7割程度にし、残りの3割は“バッファ”としてキープしておくことが、カギです」例えば多忙な人の場合、2時間あれば30分の打ち合わせを3本入れられる…と思うものですが、そこを2本にしてみる。「間に30分の空き時間が生まれますが、そこがバッファ。まず時間が空いていることで心に余裕が生まれ、心が落ち着きますし、次の打ち合わせに向けて頭の中もゆっくりと準備ができる。打ち合わせの本数が減るので、仕事量は減っていますが、打ち合わせの質は上がるので、結果的にはこっちのほうが、“いい仕事”ができると思います」とはいえ、キャパの7割にとどめるためには、仕事を断るという覚悟も必要になるのだが…。「断っていいんです。大事なのは断り方。“忙しいから無理です!”と正論をかざすのではなく、笑顔や言葉遣いでチャーミングさを持って断る。ぜひその術を身につけてください」角田陽一郎さんバラエティプロデューサー。TBS を経てフリーに。著書『「好きなことだけやって生きていく」という提案』(アスコム)など。※『anan』2018年2月14日号より。イラスト・小迎裕美子(by anan編集部)
2018年02月07日今『バーフバリ』の勢いがとにかくヤバイ!『バーフバリ』は前後編からなるインド映画で、現地ではまるで暴動のように盛り上がったというのもうなずけるほどハチャメチャにおもしろくて血湧き肉躍る、壮大なスケールの王道エンターテインメント作品。一度観たらやみつきになり、何度も劇場に足を運ぶ中毒者が続出。さらには『バーフバリ』を観て健康になったという報告が相次ぐなど、映画の感想とは思えない様子のおかしさは『バーフバリ』未体験者の興味をかきたて、さらに中毒者を増やし続けているのです。写真・文 尹秀姫『バーフバリ』旋風が日本にも!そんな熱に浮かされた人々が「バーフバリ」を唱え続けるなか、現地の映画館と同じような環境で上映される “マサラ上映会” が続々開催。私語厳禁な通常の上映と違って、マサラシステムは声出しOK、鳴り物・紙吹雪などを使ってみんなで映画を楽しもう! というもの。これが『バーフバリ』との相性バツグン! というわけで今回は、マサラ上映の東の聖地・キネカ大森で2月3日に開催された「『バーフバリ 伝説誕生』&『バーフバリ 王の凱旋』2作連続絶叫爆裂マサラ上映~宣誓!マヒシュマティ三代のWooooow!!(王)篇~」をレポートします!コスプレ、鳴り物、ツッコミ何でもアリの上映会当日は開演1時間前にキネカ大森に到着。この日はクラッカーと鈴、お掃除セットを用意しました。時間が足りなくて紙吹雪を作れなかったのが心残りではあるものの、クラッカーは自分なりに想定していた倍の数を用意。しかし24個では全然足りなかった…。自前のお掃除セットとクラッカー、鈴。しばらくすると、さっそくコスプレした方々を発見! 敵役バラーラデーヴァの武器は本物と同じく伸びる仕様だったり、女性陣のサリーは劇中登場する衣装を模して作られていたりと、みなさん愛の火力が高すぎです!バラーラデーヴァの武器、鉄のモーニングスターは伸縮自在。3本の矢を使った弓射シーンを再現。うるわしい女性陣のサリーは、映画を観ればアレ!とわかる。手作りうちわがまるでアイドル現場のよう。かっこよすぎるバーフバリ2名は王の貫禄たっぷり。バーフバリがモチーフになっているサリーはこのために誂えたそう。バーフバリが治める国・マヒシュマティ国民お手製の小物が飾られたスペースもあり、映画への期待を盛り上げてくれます。なかには手作りハンコで王国のモチーフを彫った方も! 入場前、手に押していただきました。ファンが作ったグッズの数々が奉納され、祭壇化。手作りとは思えないほどクオリティの高いハンコ。何も用意してない、という人もご安心を! キネカ大森のスタッフが作った紙吹雪とクラッカーがもらえます。鳴り物の貸出もあり。紙吹雪を作るキネカ大森スタッフ。声を出すのはちょっと…という人には鳴り物が〇。インドビールも冷えてます!上映に先立って、まずはマサラ3原則に関する説明が。マサラ3原則とは、「壊さず、盗まず、喧嘩せず」。この3つを守れば、あとは大声で笑おうが泣こうが、一緒に歌い叫ぼうがかまわないというのがマサラシステムのいいところです。予行演習も済ませ、いよいよレッツ・バーフバリ!マサラ3原則を説明するスウィーティーせんきちさん。上映前、コスプレ勢のみなさんで記念写真をパチリ。上映中はいたる場面でクラッカーが飛び散り、タンバリンや鈴が打ち鳴らされ、紙吹雪が舞い、ペンライトが光り、「バーフバリ」「私だ!」の声がこだまする楽しい上映会でした。アヴァンティカが初めて登場するシーンでは彼女にまとわりつく蝶と同じ青の紙吹雪が舞ったり、敵役ビッジャラデーヴァがお酒を飲むたびに「また酒を飲んで!」と叱咤する声が聞こえたり、自由な雰囲気の中にもバーフバリを心底楽しみたい、さらにおもしろくしたいという愛と工夫がてんこもり。約5時間にも渡る2本連続上映を楽しみ尽くしたみなさんの笑顔が、イベントの楽しさを物語っていますよね!終演後も興奮冷めやらず、紙吹雪が舞い散る!そして終演後、ありえないほど積もった紙吹雪は、みんなできれいにお片付け。片付けまでがマサラです!マサラ上映としてもありえない量の紙吹雪。今回『バーフバリ』☓マサラ上映に参加してみて、この楽しみを味わってしまったらもう普通の上映には戻れないのではないか、と心配になるほど楽しみました。通常上映で観た時は、漏れそうになる心の声を我慢するのに必死だったのですが、声を出してもOKなマサラシステムはとてもストレスフリー。すでに10回以上劇場で観ているというマサラの達人から、今日が初めてという初心者まで、一緒に楽しめるのもいいところ。興味を持ったら、ぜひマサラ上映に参加してみてください!そして今回、取材させていただくにあたってご協力いただいた映画会社ツインさま、キネカ大森さま、そして何より「王のためなら!」と快く撮影にご協力いただいたマヒシュマティ国民のみなさまに感謝します! なかにはこの後、チネチッタ川崎ので “追いバーフバリ” する強者もいたようです(笑)。ちょうどこの原稿を書いている最中、映画会社ツインのTさんより「バーフバリの曲をBGMにするとはかどりますよ」と言われたのでやってみたところ、本当に原稿の進みが早かったことを報告して、レポートを終えたいと思います。バーフバリ! ジャイホー!Informationまだまだ上映中! 『バーフバリ 王の凱旋』前編最後に明かされる最大の謎に対する答えが今、明らかに! インド映画史上、最高興行収入達成。インドの神話「マハーバーラタ」を元に、数奇な運命に翻弄される伝説の王バーフバリの物語。上映館については公式サイトをご確認ください。DVD&Blu-ray発売中 『バーフバリ 伝説誕生』王の伝説はこうして生まれた--。これを観ずには語れない、『バーフバリ』シリーズ前編。インドでは前編から後編上映までに2年もかかったそうで、この衝撃のラストから2年も待ったインドの人は本当によく耐えたと思います。価格:4,700円+税発売・販売元 ツイン©ARKA MEDIAWORKS PROPERTY, ALL RIGHTS RESERVED.キネカ大森『バーフバリ 王の凱旋』のほか、『バーフバリ 伝説誕生』もアンコール上映中!東京都品川区南大井 6-27-25 西友大森店 5FSNSではこちらの#でチェック!#バーフバリ #バーフバリ王の凱旋 #Baahubali #Baahubali2 #バーフバリ連続絶爆マサラ #マサラ上映 #マヒシュマティ
2018年02月07日沖縄アクターズスクール出身で、Folder、Folder5のメンバーとして活躍し、現在はアーティスト・タレントとして活動するAKINAさん。デビュー20周年を迎えた昨年12月、作詞やプロデュースにも挑戦し、自主制作したミニアルバム「Flash」をリリースしました。自身の名義で14年ぶりとなるアーティスト活動の再開。なぜ今、あらためて歌おうと思ったのでしょうか?アルバムの制作秘話や、引退を発表した先輩アーティストの安室奈美恵さん、さらに昨年、紅白にも出場して圧巻のパフォーマンスを見せた“戦友” 三浦大知さんとのエピソードなどについても語っていただきました。沖縄アクターズスクールで磨いた感性と実力ーーオーディションに合格したのは小学生のときですよね。なぜ沖縄アクターズスクールを受けてみようと?AKINAさん安室奈美恵さんが大好きだったので、迷うことなく選びました。オーディションで歌ったのも、「You’re my sunshine」や「Chase the Chance」や「Body Feels EXIT」など、安室さんの曲ばかり。合格したときは、「これで安室奈美恵になれる!」「カリスマだ!」と嬉しかったですね。子どもならではの考えなんですけど(笑)。ーー沖縄アクターズスクールといえば、安室さんだけでなく、MAX、SPEEDなど超人気グループを排出した名門。AKINAさんが所属したFolderは男女混合のグループで、メンバーにはアーティストの三浦大知さんや、女優の満島ひかりさんもいらっしゃいましたよね。何か当時のエピソードがあれば教えてください。AKINAさんレコーディングのとき、大知のことをからかって泣かせてしまったんです。プロデューサーに「仕事中だぞ!」と、こっぴどく叱られました。小学生だったこともあり、どこか部活みたいな感覚があったのかもしれません。ただし、活動を続けていくうちにプロ意識やライバル意識が芽生え、心の中ではいつも「私が一番うまく歌える!」「ダンスだってうまい!」と思っていました。メインボーカルだった大知よりも2歳年上で、姉の影響もあり海外アーティストの楽曲をたくさん聴いていた自負もあったんです。今思うと恥ずかしい限りですが……(笑)。忘れられない出来事は、あるイベントで安室さんと同じステージに立ち、名曲「NEVER END」を一緒に歌わせてもらったこと。しかも会場の沖縄コンベンションセンターは、私が人生で初めて安室さんのコンサートを見た場所でした。勝手に運命を感じて、震えるくらい感動したことを覚えています。「生音」に触れられる環境が作りたかったーーFolderの女性メンバー5名で結成したFolder5。代表曲の「Belive」は、TVアニメ「ワンピース」の主題歌となり大ヒットしました。ユーロビートに乗せた軽快なダンスとAKINAさんの伸びやかな高音ボイスが印象的でしたが、今でもファンが多いそうですね。AKINAさんお会いした方に「当時、ダンスを完コピしました!」とか「初めて買ったCDです」などと言ってもらうことが多くて嬉しいです。私にとっても思い入れのある大切な曲なので。ーー去年、AKINAさんが主催した「親子のための音楽会」のステージでも、「パラシューター」や「Belive」などグループ時代の曲を歌われたそうですね。そもそも「親子のための音楽会」を始めたきっかけは?AKINAさんライブや演劇を鑑賞するのが好きで、独身時代や子どもを産む前はよく出かけていたんです。でも子連れだと行ける場所がほとんどありません。ライブの多くは夕方以降に行われるし、そもそも子連れNGということも多い。私自身、12歳でデビューして以来、良質な音楽を聴いて育ったので、自分の娘だけでなく、子どもたちには「生音」を聴いて何か感じたり、「音楽は楽しい」と知ってほしかったんです。また子育てを頑張っているママやパパにも、リラックスして音楽を楽しんでほしいな、と。「そんな会がないのならば作ってしまえ!」と企画しました。ライブの間、会場では授乳やおむつ替えなどの出入りも自由ですし、子どもたちが動きやすいように、椅子ではなく座布団などに座ってもらうスタイルにしています。実際に会場を走りまわる子や、ステージに上がってくる子もいて、すごく微笑ましいです(笑)。自分が歌いたい曲を自主制作したアルバムーー2017年12月20日、ご自身名義としては14年ぶりとなるミニアルバム「Flash」をリリースされました。自主制作とのことですが、なぜこのタイミングで作られたのでしょうか。AKINAさん「親子のための音楽会」を開いたことで、私自身、音楽の力を再認識したんです。まだ言葉をうまく話せない年齢でも、子どもたちはライブが始まると食い入るように見つめ、音に合わせて踊っている。それを見ながら、心の底から「歌うことって楽しいな!」と思ったんです。そして「今、自分が歌いたい曲」や「今だから歌える曲」に挑戦してみたいと思いました。シンガーソングライターのイナダミホさん(プロデュース)と、バンド「all about paradise」の飛田興一さん(サウンドプロデュース)という才能豊かなおふたりの力を借りて、楽曲作りからレコーディング、ミュージックビデオの撮影に至るまで、すべて自分たちの手で作り上げました。タイトルの「Flash」には、「過去と未来がクロスして輝く今」という意味があります。グループ時代の経験と、ソロになってからの日々、そして結婚・出産を経て感じたこと、未来への希望……。すべてが溶け合って、自分らしいアルバムが完成したんじゃないかと思っています。まるで浮気をしてしまったような気分!?ーー「246」では、SPONTANIA/アスタラビスタのMCMASSATTACK(マサタック)さんがラッパーとして参加されています。楽曲を聴いて惚れ込み、急きょ、名乗りを上げられたとか。AKINAさんそうなんですよ!夢を追いかけながら都会で生きる女性の心情をつづった歌詞にあわせ、MCMASSATTACKさんが男性側からエールを送るようなラップ歌詞を書いてくださって。すごくかっこよくて、都会的な曲に仕上がっています。ただし、大知以外の男性とコラボするのは初めてだったので、なんだか浮気したような気分になりました(笑)。「City Of Stars」は、さまざまなファッション(私服)に身を包んだAKINAさんが、颯爽と街を歩くミュージックビデオ(※下に動画あり)も素敵です。さらに、歌詞には安室さんを思わせるフレーズもありますよね?AKINAさんアルバムを作り始めてしばらくした頃、引退のニュースが流れたんです。かなり動揺したし、涙が止まらなかった。でも私は自分のできることを丁寧にやるだけだと、気持ちを引き締めて制作を続けました。私が安室さんの曲を聴いて励まされたように、私の曲を聴いた方が少しだけ笑顔になったり、一歩前に歩き出すきっかけになったら嬉しいですね。ワンマンライブにはサプライズゲストも登場!ーーちなみに、夫のビビる大木さんからはCDを聴いた感想などはありましたか?AKINAさんそれが、ないんですよ! スルーです!(笑)。でも、出演したラジオ番組でいつのまにか宣伝してくれていたり、CDの発売日に突然、花束を買ってきてくれたり……。彼なりに気にかけてくれているのでしょうね。それで十分です(笑)。ーーさて最後になりましたが、2月12日(月・祝)の昼と夜に、CDリリースパーティ(ワンマンライブ)を下北沢で開催されるとのこと。どんなライブになりそうですか?AKINAさん「Flash」の楽曲はもちろん、グループ時代の楽曲や思い出の曲などをバンドやダンサーを交えてお披露目します。そして昼公演にはサプライズゲストが出演することも決まりました!「あの人があの曲を……!?」という、本当の意味での “サプライズ” になっていると思いますので(笑)、ぜひ遊びに来てください!Informationミニアルバム「Flash」¥2,300「花とポップス」オンラインショップ(
2018年02月07日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回は女優の深川麻衣さんです。乃木坂46卒業後、女優の道へ。今月、初主演映画が公開に!2月17日公開の『パンとバスと2度目のハツコイ』で主演を務める深川さん。映画に出ることは、長年の夢だったとか。「エンドロールで自分の名前を見た時はジーンとこみ上げてくるものがありました。監督が自由に演じさせてくださる方だったこともあり、みんなで創り上げていく感覚が強かったんです。いい空気の中で初主演に挑めたのは、本当に幸せでした」。春には、初の朗読劇に挑戦する。「今からドキドキしています。イラストを描くのが好きで、チラシの絵も担当させていただきました!」私服ではヒールよりもスニーカー派。かわいいデザインを発見すると、ついついチェックしちゃいます。お笑いコンビ“和牛”に注目!ライブDVDを買いました。「手料理」という漫才がたまらなく面白い!お米が大好き!家では土釜を使用。お米がもっちりつやつやに!いろんな銘柄を食べ比べています。ふかがわ・まい1991年生まれ。初のフォトマガジン『MY magazine』(宝島社)が2月22日に発売。4月20日、草月ホールにて開催の朗読劇、SONG&PLAY『ふじ子の恋』に出演。※『anan』2018年2月14日号より。写真・土佐麻理子文・間宮寧子(by anan編集部)
2018年02月07日「anan」2089号2/7水曜日発売「思考の整理術。」特集、表紙には平昌五輪直前の羽生結弦選手が登場。今回の表紙撮影の様子を紹介します。anan編集部羽生結弦選手、anan3度目の表紙です!ファンの方でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、2015年のグランプリファイナル、2017年の世界選手権どちらも試合直前に羽生選手に表紙を飾っていただいております。そして、いよいよ、2018年。平昌五輪前。何が何でも、表紙を飾っていただきたい! と約半年前からプロジェクトを開始いたしました。今回の独占シューティングのカメラマンはずっと羽生選手をとり続けていらっしゃる能登直さん。昨秋に行われたカナダ・トロントにあるクリケットクラブの公開練習からはじまり、9月のオータムクラシック、10月のロステレコム杯まで、追いかけていただきました。長年、取材に携わっている能登さんは、羽生選手ともすっかり顔なじみ。目が合うと、手を振ってくれたり、笑顔でカメラを見てくれるそうで、試合中や練習中には見れない、無邪気な表情の写真なども。いまの拠点、カナダでの練習中のストイックながらもリラックスした表情にも注目です!インタビューでも「やっぱり勝ちたい!という気持ちはありますね」と語る羽生選手。ケガを乗り越えて、どんな演技でワタシたちを感動させてくれるのか、今から楽しみでなりません。もちろん羽生選手だけでなく、平昌五輪での日本代表選手のみなさんをanan編集部は心より応援しています!(HK)
2018年02月06日石原さとみさんが、4年ぶりに舞台に出演。そこには、自身の気持ちの変化やタイミングが重なったよう。本を読んだ時、これを舞台化したい、と思いました。「30歳になった頃からいろんな欲が出てきて、より演劇的な舞台に出たいとずっと思っていました。今の自分から背伸びをするわけでも、若くするわけでもない等身大の役で、面白い本に出合いたい…そんな気持ちの時に読んだ小説が『密やかな結晶』。今の私が求めていたものにぴったりの世界観で、あっという間にのめり込んで読み切ってしまい、これを演じたいって思いました」鄭義信(チョンウィシン)さん作・演出の舞台を観て以来抱いていた「いつか鄭さんとご一緒したい」という願いも叶った。「鄭さんの作品には、冷たさの中にもみなぎる生命力みたいなものや、ほんのりとした温かさをいつも感じていて、すごく惹きつけられていました。いつか私も鄭さんの作品に出てみたいと思っていたから、まさか実現するなんて。自分から発信したことが形になっているので、前に進んでいる感じがして、すごく贅沢な気分だし、稽古が楽しみ!」ドラマや映画でアウトプットを続けてきたという石原さんが、そろそろインプットしたい、そう思った時に戻ったのが、舞台の稽古場だった。「ドラマの現場は時間もたっぷりあるわけではないし、なかなか立ち止まることってできないから、私自身、インプットが足りないとも思っていて。だから舞台に立ちたかったんです。そもそも私は、舞台の稽古が大好きなんですね。1回の本番に向けて、毎日稽古をして叱られて、恥をかいて、やり直して。何かひとつでも偽っていると一瞬でバレるから、演者たちはすっぴんで自分をさらけ出して、がむしゃらに稽古をする。そんな姿を見るのも、そこにいる自分も好きだし、それこそが私にとってすごく大切な時間なんです」30代になり、ものづくりの面白さをひしひしと感じているんだとか。「今までは、好きとか可愛いとか夢だけで本能的に突っ走ってきたけど、それではこの先、すごく狭い世界でしか生きられないような気がして。プライベートも含めてこの先も充実した人生を送りたいから、自分発信で好きな人たちと好きな作品に出て、自分をもっと広げていきたいと思うようになりました」主人公の“わたし”については、等身大だからこその人物像を描く。「純粋で優しくて、柔らかい人でありたい。この物語は、自分の身の回りにあるものが次々に消え、その記憶も消えていくという話なんですが、ピュアな人間であるほどその事実が明確に伝わると思うし、その後何事もなく生活していく無情さ、一方で大切な人を亡くした時に抱く感情、そして未来への恐怖みたいなものが伝わるのかな、と思っています」ところで、作品に絡めて、石原さんが失くしたら困るものとは一体…。「そっか、それ今後の取材でもたくさん聞かれそうですね(笑)。そうだなぁ…幼馴染みかな。親以外に私の過去をよく知ってくれているのは、幼馴染みたちだけ。今でもプライベートで一緒に過ごす時間が多いから、安心して帰れる場所なんです」いしはら・さとみ1986年生まれ。東京都出身。ドラマ『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』などの人気作に出演。現在、ドラマ『アンナチュラル』(TBS系)に出演中。ワンピースはスタイリスト私物鳥や香水など、昨日まで存在していたものが消え、人々は物が存在していた記憶も失くしていくという島に住む、小説家の“わたし”。しかし、記憶が消滅しない人たちがいることがわかる…。2月2日(金)~25日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス原作/小川洋子脚本・演出/鄭義信出演/石原さとみ、村上虹郎、鈴木浩介、山内圭哉、ベンガルほかS席9000円サイドシート7000円*共に税込み3月に富山、大阪、福岡公演あり。ホリプロチケットセンターTEL:03・3490・4949※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・宮澤敬子(WHITNEY)ヘア&メイク・菊地美香子(TRON)インタビュー、文・若山あや(by anan編集部)
2018年02月06日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、面倒くさがらずにお手入れができる「好きな家事がアイロンがけの女」になりきり。便利な世の中に、あえて手間をかけるのがいい女。「好きな家事って何?」と聞かれたとき、何と答えますか?洗濯や料理、掃除などいろいろな種類があるけど、私が「おっ!」と思うのは、アイロンがけと答える女性。他の家事よりも、一歩進んでいる感じがするんです。だって、今はシャツやジャケットなど、服に形状記憶機能が備わっていることが多い時代。にもかかわらず、自分でアイロンをかけて形を整えようとする“手間”をいとわないところに、きちんとした女性像を感じます。きっと彼女は、友達の服にシワがあると「アイロンかけようか」と聞くでしょうし、アイロンがけが好きな理由を聞くと、「かけているときの匂いがよくない?」と、思いもよらない答えを返してきそう。でもそれは、普段アイロンがけをしているからこそ言えること。ちなみに、私の家にもスチームアイロンがありますが、家電のセット販売の中に入っていただけで、なかなか出番なし。そもそも、服がシワシワで、洗濯してみてもダメなら「こういう素材だ」と割り切って着るタイプなもので…。この前なんて、久々に使おうとしたら、いつ使ったか覚えていないくらい前の水が入ったままという恐怖体験をしました。こんな私ですが、アイロンがけを日常の一部にするために、比較的時間がかからないハンカチからアイロンがけを始め、習慣づけてみようかなと思います。アイロンがけが好きな人たちを見ていると、タオル地ではないハンカチを使っていたり、かちっとしたブラウスなどを着ている人が多い気が。どちらもシワになりやすくて敬遠しがちなものなのに、ケアを面倒くさがらずに愛用する、なんていい女なんでしょう。習慣づけて、「ハンカチくらいなら、余熱でサッとできるよ」と人に言える女性を目指して、頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年02月06日シリーズ累計400万部を突破した大ヒット漫画『賭ケグルイ』が実写ドラマ化。物語の舞台は政財界の子女たちが数多く通う私立百花王学園。ここで生徒たちの階級を決定づけるのは、ギャンブルの強さ。勝った者は学園の支配者に、負けた者は奴隷同然となる。ある日、この学園に転校してきた謎の美少女・蛇喰(じゃばみ)夢子を演じているのが浜辺美波さん。「最近はお仕事のためにも、女の子が主人公の本や漫画は積極的に読むようにしていて。『賭ケグルイ』も面白そうなカバーに惹かれて、手に取ったことがあった作品のひとつ。だからどんなストーリーで、どういう女の子が出てきて…っていうことは知っていたんです。でも夢子はもっと大人できれいな女性のイメージがあったので、自分が演じるなんて思ってもみませんでした」夢子は清楚でかわいらしい外見とは裏腹に、リスクを負うことに快感を覚える“賭ケグルイ”。浜辺さんはその強烈なキャラクターを、見事なまでに“狂演”している。「お話をいただいたときから、漫画で見たあの狂気的な表情を再現できるようにしたいなって思っていました。ちょっと振り向くときに真顔になったり、最後までどんな女の子かわからないようにするのも、演じるときに気をつけたことのひとつです。実際の私は夢子と正反対で、駆け引きも苦手ですし、ババ抜きの最後の心理戦では絶対に負けちゃうタイプ(笑)。でもだからこそ、夢子の魅力がよくわかりましたし、最初から最後まで演じていてとても楽しかったです。セリフの量と長さに、最初は苦戦していたんですけど(笑)」ギャンブルがテーマなだけあり、思わず見入ってしまうスリリングな展開も見どころのひとつ。「テンポよくスピード感もあるので、夜見てすっきり朝を迎えられるような作品に仕上がっていると思います。賭け狂う人間たちの心理戦を楽しみつつ、大どんでん返しの爽快感を味わっていただけたら嬉しいです」はまべ・みなみ2000年8月29日生まれ、石川県出身。女優。出演映画『咲‐Saki‐阿知賀編 episode of side‐A』が公開中のほか、『となりの怪物くん』と『センセイ君主』が待機中。ギャンブルに支配された学園に転校してきた蛇喰夢子(浜辺美波)。彼女の正体は学園の頂点に立つ生徒会をも脅かすギャンブル狂だった…。出演/浜辺美波、高杉真宙、森川葵ほかTBSにて毎週火曜25:28~放送中。※『anan』2018年2月7日号より。写真・内山めぐみスタイリスト・有咲ヘア&メイク・鎌田順子インタビュー、文・菅野綾子(by anan編集部)
2018年02月03日今、注目の女の子を紹介する『anan』で連載中の「イットガール」。今回はモデル、女優の宮野陽名さんです。大躍進を遂げるイットガールから2018年も目が離せない!昨年、ファッション誌の専属モデルに決まり、ドラマやMV出演と華々しい活躍が続く宮野さん。元々芸能界に憧れがあったそう。「小学校3年生のときに姉がレッスンしている姿を見て、私もモデルになりたいと思っていました。夢だった専属モデルにもなれて嬉しいです!」。現在は鹿児島と東京を行き来している。「南日本新聞という鹿児島のローカル新聞で連載をさせていただくことになりました。大好きな鹿児島の魅力をお伝えしていきます」。今後の目標は?「学園ドラマに出演したいです!」実家にいるときはいつも遊んでます!黒柴犬のクッキーくん。眠そうなときに私がちょっかいを出します(笑)。大好きなバラエティをYouTubeで!ホテルで寂しいときは、最近大好きな「東京03」さんのコントを観ます。地元感溢れる風景に癒されています。実家から近い桜島。桜島近くの公園までクッキーとよく散歩に行きます。みやの・ひな2003年生まれ。’17年、雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルオーディションでグランプリを受賞。※『anan』2018年2月7日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年02月03日殺人容疑をかけられて逃亡した弁護士ドゥ・チウと、彼を追う刑事・矢村。その攻防を描くジョン・ウー監督の新作『マンハント』は、‘70年代に映画化された人気小説『君よ憤怒の河を渉れ』を再映画化したサスペンス・アクション。ウー監督が今回、力を入れたのが、福山雅治さん演じる刑事の描き方だ。福山さんとの出会いで、矢村刑事がリアルな存在になりました。「福山さんが演じた矢村は決して冷徹ではなく、人間味たっぷりで温かみのある男。歌手としても活躍する福山さんですが、その歌には人類の平和や地球への愛をテーマにしたものが多い。彼自身もそういう理念を持ち、ファンに希望を与えています。そんな彼が演じたから役に説得力が生まれたと思います」逃亡した弁護士を追跡するうちに矢村の心にはある疑念が浮かび始める…。その微妙な心の変化が、演技のなかに垣間見える。「実は脚本に書かれていた矢村はもっと二次元的なキャラでした。でも実際に福山さんに会って、謙虚で人間味豊かな人だと知りました。そこで脚本家が矢村というキャラクターを書き直したんです。だから矢村という男を自然に演じてもらえたはず。むしろ、彼自身を表現してもらえればいいという状況でした」ド派手な銃撃戦はもちろん、水上バイクの追跡劇や手錠でつながれた男たちの白兵戦があり、白い鳩も飛ぶ。福山さんも水上バイクの免許を取得し、スタントなしでアクションに挑んだという。「演技はもちろん、アクションもかっこよくきめてくれてとても満足です。チャン・ハンユーとの息もぴったりでした」ウー監督が、オリジナル版を観て以来、杜丘(中国語読みするとドゥ・チウ)を演じた高倉健のファンというのは有名。もし健さんがご存命なら、どんな役をオファーした?「もちろん逃亡してもらいます(笑)。ベテラン刑事が濡れ衣を着せられ、彼を追う若手刑事も陥れられたことで心を通わせる。健さんと福山さんがタッグを組んで巨悪に立ち向かうなんて最高ですね」殺人容疑をかけられた男と彼を追う刑事。その攻防の行方は…。監督/ジョン・ウー出演/チャン・ハンユー、福山雅治、チー・ウェイ、ハ・ジウォン、國村隼(友情出演)ほか2月9日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国公開。(C)2017 Media Asia Film Production Limited All Rights Reserved.1946年、中国生まれ。23歳で映画界入りし、『カラテ愚連隊』で監督デビュー。『男たちの挽歌』シリーズで世界的に知名度を上げ、ハリウッドでも『フェイス/オフ』などを次々にヒットさせた。※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀文・山縣みどり(by anan編集部)
2018年02月01日岡崎体育の連載「体育ですけど、オンガクです」。今回のテーマは「MVとYouTube」です。僕たちが子供のころに観ていたMV(=ミュージック・ビデオ。当時はプロモーション・ビデオなんていわれていました)って、出ている人も作っている人もプロ。流れるのもテレビの中だけのもの。それが今の時代だと誰でも動画を撮影できるし、動画投稿サイトやSNSに簡単にアップロードできる。そして、それを「これが自分のMVだ」と言えばそうなってしまう時代。動画サイトにMVを投稿して全世界に公開するというところまでなら、メジャーもインディーズも垣根がなくなったわけです。もちろんメジャーは予算がたくさんあるから、高価な撮影機材を使い、スタッフも潤沢に用意してクオリティの高い映像を作ることもできる。有名な女優やモデルをキャスティングすることも可能です。ただ、それだけでMVのアクセス数が上がる時代ではないというのも忘れてはいけないところ。インディーズの人たちが寝首を掻けるチャンスかなと思います。僕が作った「MUSIC VIDEO」という曲は、まさにそれを狙ったものでした。MV界に出尽くした演出技法や映像技術を並べて歌にする。世の中にすでにあるものに対して違う角度で見て、逆手にとって新しい視点を投げかける。そういう、コンセプト自体に面白みがないとみんな面白がってくれないんですよね。ミュージシャンにとってMVは最高のプレゼンテーションの場所です。自分たちの存在を世に出していくもっとも身近でやりやすい“広告”だと思うので、ここに力を入れないミュージシャン、アーティストはあかんと思います。だから、僕は自分で考えるということを大切にしています。だって、ユーチューバーの人は全部自分たちでやってるでしょ?彼ら、めちゃめちゃ面白いですから。ミュージシャンにはない発想のセンスや表現力を持っている。この間、地元のお祭りに行ったら、子供たちに「ユーチューバーが来た!」と言われました。子供たちからしたら、YouTubeでなんかやってる人らは全部、ユーチューバー。ミュージシャンも芸人もユーチューバーもみんな横一列で同じなんです。その中で自己表現して頭ひとつ抜けるには、自分のありどころをきちんと模索して考え、先を読んでいかないといけない。メジャーだからって他人に甘えて任せきりで自分の脳みそ動かさないっていうのは、許されない時代なんだと思います。おかざき・たいいく2016年メジャーデビュー。NHKEテレ『天才てれびくんYOU』にレギュラー出演中。3/25より岡崎体育ワンマンツアーがスタート!※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀ヘア&メイク・村田真弓文・梅原加奈(by anan編集部)
2018年01月31日ぶりっ子妄想キャラの誠子さんと、元ヤンキーで男前キャラの渚さん。両極端の個性でブレイク中の尼神インター。全国区の人気を獲得した売れっ子の胸中とは、いかに?「テレビに出続ければ、いつかは飽きられる」(渚)、「大胆な変化は必要だなって」(誠子)関西での実績と人気を引っ提げて上京しても、東京進出した途端、足踏みしてしまう。そんな芸人も少なくない中、芸歴10年目の節目で東京に進出し、見事、ブレイクを果たした尼神インター。劇場での出番直後に行われたインタビューでは、さっきまで舞台で大きな笑いを起こしていた張本人たちとは思えないほど、淡々としていておだやか。今の人気に舞い上がることもなく、自分たちの立ち位置を冷静に見ていました。――突然ですけど、おふたりの肌がすごくキレイ。スキンケアやメイクのこだわりは?誠子:ありがとうございます♪化粧はほとんどしないんですけど、スキンケアはこだわってるんですよ。最近は、リッチな化粧水を惜しみなく使えるようになりました(笑)。美容院は、“あゆ”と同じ表参道のお店に通ってます。――そのスウェット、たしか女優の吉岡里帆さんも着ているブランドですね。誠子:本当に!?うわ~、めっちゃ嬉しい。SNSにあげなきゃ。渚:(興味なさげに)メイクは自分でやってます。メイクさんにしてもらうと気を遣っちゃうんで、ならセルフでいいやと。――美容院で話しかけられるのも苦手ですか?渚:すぐ寝ます。なのにすごい話しかけてくるんですよ。美容師さんも仕事なんでしょうけど、プライベートを話したり、裏話みたいなことを期待されるのがイヤなんです。聞かれると、ホンマのことしか答えられないから。正直に話してるのに「意外ですね」とか返されると、「じゃ、何て答えてほしかったんやろ?」とも思う。だったら、目つぶっとこうと。――ちょっとお話を聞いただけでも、おふたりのキャラの違いが鮮明です。渚:お互いの中にある要素が、わかりやすく出てるってことだと思います。作ったキャラクターは続かないから。普段から、例えば腹が立ったら、全部素直に出します。誠子:渚は、常に感情表現がガチなんです。怒った時は100レベルで怒って、ちゃんと引く。100か0かみたいなところがあって、バランスがとれてます。私には、「オラァ~!」って感情は全然ないんですけど。――今、お笑い界もコンプライアンスとは無縁でいられないですよね。やりにくくないですか?渚:たしかに制限は多いけど、昔のテレビの現場を知っているわけじゃないし、とくに窮屈ではないです。まあ、見てる人が楽しいんかなと思うことはありますね。――渚さんがダウンタウンの浜田雅功さんなど、大物をも果敢にどつくのはすごく面白いです。でも「さすがにこの人はヤバいな」と躊躇することは?渚:ないです。イラッとしたその瞬間に、そのまま手が出てます。手加減もしないです。確信を持ってどつくことはありますけどね。たぶん私が女やから、先輩に噛みついても許されるんですよ。背も小さいし。見てる人たちも「こいつがどんだけ暴れても怖くない」って、無意識のうちに脳で安心してるんじゃないですかね。――女芸人でよかったと?渚:そうですね。誠子:私も女芸人として、得したことしか思いつかないです。絶対的に男の芸人の方が面白い人が多いのに、どの番組でも「1枠は女芸人が欲しい」「女の子がカラダを張ってるのが面白い」と呼んでもらえるんで。女の子であることにだいぶ助けられてます。渚:でも、恋愛のことを聞かれるのは困る。「女は常に恋してる」と思われてんのかな。――申し訳ないんですけど、やっぱり恋愛事情は気になります。渚:私、そこに対して興味がないから、聞かれたとしても、求められてる答えを言えないんです。一生懸命好きな人を探す意味もわからんし、人見知りだから合コンも苦手。好きな人ができたら、ふつうに「います」って言うけど、今は「いてないです」としか答えられないし、答えた後の「そうですか…」って、残念がられるあの感じも息苦しい。誠子:私はKinKi Kidsと堤真一さんが好きなので、ぜひ、共演したいです♪渚:こうやって答えてくれる相方がいるのはありがたいですね。コンビじゃなかったら、間違いなくこの仕事、続けられてないです。――渚さんは、女性にモテそうですよね。渚:女の人からファンレターやSNSにメッセージをもらうことはあります。「返しません」と言ってるんですけどね。「腕組んで写真撮ってください」って言われることもあるなあ。頼まれれば撮りますけど、愛想はよくないですよ。――こうして大量の露出が続く現状をどう考えてますか?誠子:「ブレイクしましたね」と言われても、「いえいえ、とんでもない」って感じで。運よく流れにのって、東京でもお仕事させてもらえてるのは、ただただラッキーだから。ただ、ある程度、テレビに出してもらえるようになってはいるので、ガラッと違うこともしないといけないと思ってます。最近、「それはせえへん」って自分たちで決めつけないようにしてるんです。例えば、ボケとツッコミを交代するくらい大胆なことをしてもいいのかも。渚:テレビって、出ればいいというわけでもないんかなと思いますね。いつかは飽きられるだろうし、私たちはずっと出続けられる枠じゃない。でも、たいして深く考えてないです。どういう時代になるかもわからないのに、考えても答えは出ないですし。だから、来たお仕事を楽しくさせてもらって、あとは、給与明細を見てマネージャーさんとはしゃぐ!――お給料が増えて、贅沢したことは?誠子:中目黒に家賃12万円の部屋を借りたこと。中目は、私のバイブル『ロンバケ』のロケ地なんですよ。ほんとうにどこを歩いても素敵!だって、フレッシュネスバーガーが2つもあるんですよ。ドラマティックな恋が生まれる予感がします!渚:私はひとり暮らしで寂しくなるのがわかってたので、知ってる人が多い幡ヶ谷にしました。ひたすら近所で飲んでます。――NSC出身ですが、通いはじめる前に、イメージする芸人像はあったんですか?誠子:当時はまだ、自分がそれほどブスやという認識がなくて、ツッコミをやろうと思ってました。千鳥のノブさんみたいに、言葉巧みにツッコミをやるぞと。渚:誠子はコンビを解散しては組み直してたんですけど、どのコンビでも面白かった。――同期の星みたいな?渚:うーん…そうなのかな。ですね、はい(苦笑)。――(笑)。互いに相方を変え続けてたのに、尼神インターが続いたのは、手応えがあったから?誠子:NSCは面白い順に、A、B、Cにクラス分けされるんです。私たちはAにはいけなかったけど、すぐBに上がれて、先生の評価も同期の反応もよかったし、いけるかなという感触はありました。――真面目に通ってました?誠子:ちゃんと通ってました。渚:私は、体操とか発声練習の授業はあんまり。滑舌悪いし、どうせ早口言葉も言われへんし、行かんとこうと。――今、ネタを作っているのは誠子さんですよね。誠子さんが意識していることや、渚さんからリクエストすることは?誠子:渚は台詞覚えが苦手なんで、削ぎ落とせるだけ落としてます。渚:私からは何もないです。面白いと思ってやるだけです。たった3分のネタの中で、ものすごく計算して、ネタを作る人は大変やなと思いますよ。初めてネタを出す時はドキドキもするだろうし、そのプレッシャーに、私は勝てない。――では、ネタを作る人・誠子さんをねぎらうことも?渚:…1回もないです(笑)。誠子:ネタで揉めないのは、私の作ったものを面白いと思ってくれてるから。それは伝わってます。あまこういんたーNSCの同期生で、2007年コンビ結成。‘15年、オールザッツ漫才優勝。右・渚、1984年8月6日生まれ、兵庫県尼崎市出身。ツッコミ。NSCの入学金を貯めるため、約5年間、大工をしていた。左・誠子、1988年12月4日生まれ、兵庫県神戸市出身。ボケ。「M-1」のチュートリアルを見て漫才のカッコよさに目覚め、芸人を志す。‘18年の抱負は「念願の女優業。芸人にありがちなヒロインのブスな友達役ではなく、桐谷美玲さんとかが演じるような本当のキレイどころをやりたい。相手役は高橋一生さんで」(誠子)。「ショベルカーとフォークリフトの運転資格取得。軽鉄材を切る工具の資格はあるけど、知名度が低いんで、次はメジャーなやつを取りたい」(渚)※『anan』2018年2月7日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年01月31日昨年末に紅白の初出場も果たし、抜群の歌唱力と卓越したダンス技術で国内でも傑出した存在となっている、三浦大知さん。三浦さんのステージを長年ともに作り続けるほか、いち“ダンサー”の域を超えて世界を舞台に活躍する4人組ダンスパフォーマンスチーム、s**t kingz(シットキングス)。ダンスを選んだ2組のスペシャルトークをお届けします。――三浦さんがシットキングス(シッキン)と共演したいと思ったきっかけは何でしたか?三浦:すごいダンスユニットがいるという噂を聞き、クラブのショーを見に行ったんですよ。ダンスのうまさはもちろんだけど、4人はすごく仲がいいし、家族のような空気感がいいなぁって。それでNOPPOさんに『Inside Your Head』(2008年リリースのシングル)のMVに出演していただいて、続いてのイベントは全員一緒に出たんだよね。shoji:オファーをいただいたときは、ワオ!僕らが昔から憧れていた大知君と共演!そこに行っていいんですかー、って、相当興奮しました。Kazuki:知り合う前はめちゃライバル視していたんですよ。オレらはアンダーグラウンドで頑張るから、メジャーでどうぞ、って。でもいざ会ってみたら、ヨロシク~、と一瞬で気持ちが変わった(笑)。三浦:そうだったんだ(笑)。NOPPO:大知は接し方でもなんでも、すごくダンサーを尊重してくれるんですよ。“アーティスト”という感じがしない。友達同士の感じなんです。シッキン一同:そうそう。Oguri:アーティストから振付をもらう経験も、大知がはじめて。普通はダンサーが先に振付して、後でアーティストさんに憶えてもらうんですが、大知のリハーサルは、本人がいないと始まらない。現場でコミュニケーションがたくさん取れるのが楽しくて。kazuki:しかも上手な振付を持ってくるんだよね。Oguri:自分で振付するときも、“あ、やべえ、大知の影響を受けちゃってる”って思うこともよくある。三浦:それは僕の作戦にまんまと引っかかってる!実は先にみんなのエッセンスをいただいているんだよ。あれ、似てる?と感じるのは、もともと4人の振りだったりするよ。Oguri:マジで!?巧妙すぎる(笑)。とはいえ、大知のフィルターを通して作られているので、新鮮に感じるな。三浦:出会って10年近く経つけど、会うたびに4人それぞれが刺激を持ってきてくれるチームだよね。どこの世界でも、メンバーが固まると多少マンネリ化することがあるけど、シッキンにはそれがない。そういう関係があるから楽しいし、一緒に踊れる喜びを感じるんです。――三浦さんの作る振付は、やはり歌を第一に考えたものなのでしょうか?三浦:歌のためのダンス、が大前提ですが、その感覚が彼らと似ていると感じています。普通は、いい意味でも悪い意味でも、ダンサーによって聴いている音が全く違うと感じるのですが、4人とは感じているものがとても近い気がします。shoji:普通、昔作った振付の曲を踊ると、“この感じ、ちょっと恥ずかし~!”って感じることがある。でも、大知が振り付けた曲って、振りが古いと感じたことがないんですよね。毎回、その時どきの新しいエッセンスが入っているのに、古くならない。それってすごいことだと思う。Oguri:ベーシックなことを大事にしているからかな。基本がなくて中途半端な振付だと、踊っていても楽しくない。大知の振りは、いつ踊っても古さを感じないんだよね。三浦:おおー。ここはぜひ詳しく書いておいてくださいね。シッキン一同:(笑)みうら・だいち‘87年8月24 日、沖縄県生まれ。‘05年ソロデビュー。天性の歌唱力に加え、抜群のリズム感を見せるダンスで国内外の人々を魅了する、日本を代表するエンターテイナー。昨年末の『第68回NHK紅白歌合戦』に初出場を果たした。シットキングス‘07年結成。米コンテスト「BODY ROCK」で2年連続優勝を果たして以来、世界中から注目を浴びるユニット。海外イベントへの出演から単独舞台公演、夏フェスまでボーダーレスに活躍中。振付家としても引っ張りだこ。通称シッキン。三浦/ベスト¥60,000シャツ¥42,000(共にオールモストブラック/アイデア バイ ソスウTEL:03・3478・3480)ジャケット¥49,000(エトセンス/エトセンス オブ ホワイト ソースTEL:03・6809・0470)パンツ¥22,000(イロコイ/イロコイ ヘッドショップTEL:03・3791・5033)シューズ 参考商品(ディーゼル ブラック ゴールド/ディーゼル ジャパンTEL:0120・55・1978)shoji/ジャケット¥287,000※スーツセット価格ポロシャツ¥42,000(共にディースクエアード/ディースクエアード 東京TEL:03・3573・5731)kazuki/ジャケット¥269,000シャツ¥208,000スカーフ¥19,000(以上ディースクエアード/ディースクエアード 東京)NOPPO/シャツ¥71,000スカーフ¥22,000(共にディースクエアード/ディースクエアード 東京)Oguri/ジャケット 参考商品パンツ 参考商品チュールレイヤードシャツ¥68,000スカーフ¥22,000(以上ディースクエアード/ディースクエアード 東京)その他はすべてスタイリスト私物※『anan』2018年1月31日号より。写真・関 信行スタイリスト・村田友哉(SMB international./三浦さん)Babymix(s**t kingz)ヘア&メイク・外山龍助(KIDMAN/三浦さん)新宮利彦(VRAI/s**t kingz)取材、文・北條尚子
2018年01月30日世界の映画祭で話題沸騰の長編映画『blank 13』。公開を前に、監督をつとめた齊藤工さんと主演・高橋一生さんの対談が実現しました。齊藤:今回、映画でご一緒させていただきましたが、一生さんが主演じゃなかったら『blank 13』はこのかたちになってなかった。音信不通だった父親との再会は、放送作家はしもとこうじさんの実体験ですけど、僕らが一方向からしか見ていなかった物語に、一生さんご自身の角度を加えて、台本を立体的にしてくださって。高橋:それは以前、僕自身にもこの作品に近いことが起きてしまって、脚本が肉薄していたんです。脚本の生々しさとはまた違う、自分の生々しさも話させてもらえたのは工さんの心の広さです。齊藤:悲しいときに誰もが泣くわけじゃない。感情がどう転ぶかは本人にしかわからない。そういう話し合いから物語が深くなっていったし、一生さんは「表現しない表現」で何層にもなっている主人公の心に感情移入させてくださる。高橋:余白を残すお芝居は、わかりづらいと言われることもあるんですが、工さんは受け止めてくれました。試写を観たあと、別の場所でお会いしたときに、「僕、これ以降は余生です」と言ったんです(笑)。ここまで余白を許してもらえるんだという充実感もそうですが、この作品の頃には自分がしたかった表現に到達できている感じがあったんです。齊藤:撮影前からエモーショナルな交流をしてしまったし(笑)。高橋:言ってみれば、摩擦で皮膚が剥けちゃった手で「痛い!痛い!」と言いながらガチッと握り合っているみたいな(笑)。お互い、そんな感覚があるのではないかと。齊藤:テレパシーじゃないけど、言葉で必要以上にコミュニケーションをとらなくていいという交流をさせていただきましたから。高橋:ちょっと特殊な関係なのかもしれない(笑)。齊藤:もともと映画ファンとしても、一生さんは大好きな俳優さん。1年間に朝ドラと大河と月9をやる俳優さんがかつていただろうかっていうぐらいのウェーブにも飄々と冷静に乗っている感じがイカしている。一生さんて、年代とかでくくる次元じゃないんです。似ているというわけじゃないけど、マインド的にちょっとかぶるのがライアン・ゴズリング。すごく成熟した心が宿っていて、あの人には何か日本的な要素を感じる。高橋:そうそう、最小限に抑えますからね。齊藤:奥行きありますよね。まったく平たい部分がないというか。そういうところが、映画ファンとしては重なる二人です。高橋:僕がライアン・ゴズリングかはさておき(笑)、僕も彼は大好きなので、影響されている部分があるかもしれない。確かに奥行きがあるというか。3DSの立体感が、前に飛び出してくるんじゃなくて、奥行きの表現みたいな。ライアン・ゴズリングを3DSにたとえるのもなんですが(笑)。齊藤:そんな大好きな俳優さんである一生さんやキャストみんなの才能を、海外の人たちに知らしめたい。それが僕のミッションだという意識はあります。さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、監督業にも挑戦。長編初監督作『blank 13』が2月3日シネマート新宿にて公開。2月24日より全国順次公開。たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ、東京都出身。『blank 13』では、主役の松田コウジを演じている。現在、映画『嘘を愛する女』が上映中。また『空飛ぶタイヤ』の公開が控えている。高橋さん・ジャケット¥233,000シャツ 参考商品パンツ¥132,000(以上ジル・サンダー/オンワードグローバルファッションTEL:0120・919・256)齊藤さん・レザージャケット¥345,000シャツ¥62,000パンツ¥71,000ベルト¥36,000(以上ディースクエアード/ディースクエアード 東京TEL:03・3573・5731)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月30日俳優・高橋一生さんが主演し、齊藤工さんがメガホンをとった長編映画『blank 13』。この作品への思いを、齊藤さんに聞きました。「恥をかきたくないのは人の当然の心理ですが、挑戦しなかったという内なる後悔が続いてしまうのが嫌なんです。怖いという感情より、好奇心やその先の自分に期待する選択肢を選ぶ。今、好奇心を優先せずに保身していたら、その先は細っていくだけ。クリエイターは拡大を続けていくべきだと思うので、恥をかくギアを恐れずに入れて楽しむ。そのほうが40代50代が豊かになるんじゃないかな」そんな思いを持って、いつも何かを決めているという齊藤工さん。「映画を撮ったことも、“よくそんな怖いことしたね”と同業者に言われます。でも、この数年、海外の映画祭に行く機会を頂いて、文化の違いを超える映画の力を感じました。自分もそういう作品を作って海外へ届けたいという憧れがずっとあって。今回、“今だ!”という決断をしたのは大きかったです」結果を恐れない挑戦は、各国の映画祭で高い評価を得ている。「人生が1本の映画だとしたら、自分が主人公じゃないですか。そう考えれば、何でもあり。ただ、自分の心に主軸を置きすぎるとつい保身に走ってしまいますよね。だから傷つきたくないという軟弱な精神をコーティングするんです。そしてそのうえで新たに、どうするかと考えることにしています」雑誌やドラマなどで、思い切った企画や役に挑むときも同じ?「そうですね。そのうえで、僕だからこそ成立するものを何か残したいという気持ちはいつもあります。そうじゃないと選んでくださった人に失礼ですよね」さいとう・たくみ1981年8月22日生まれ、東京都出身。俳優として活躍する一方、監督業にも挑戦。長編初監督作『blank 13』が2月3日シネマート新宿にて公開。2月24日より全国順次公開。高橋さん・シャツ¥77,000パンツ¥97,000ベルト 参考商品シューズ[予定価格]¥115,000(以上ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパンTEL03・6419・2220)サングラス¥35,000(ドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ アイウエアTEL03・3514・2947)齊藤さん・シャツ¥77,000パンツ¥299,000(共にドルチェ&ガッバーナ/ドルチェ&ガッバーナ ジャパン)高橋さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)齊藤さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月30日齊藤工さんが監督をつとめた長編映画『blank 13』に主演した俳優・高橋一生さんにインタビュー。役柄について、自身の変化について聞きました。映画『blank 13』で高橋一生さんが演じる松田コウジは、蒸発した父親が見つかったとき、家族で唯一、会うことを選択する。「彼の中で、引っかかっている何かがあったのでしょう。肉親への感情って複雑に絡み合っていると思うんです。父に対しての憎しみや愛情、顔が見たいとか、いろんな気持ちが。選択したというよりも、会いに行くしか道がなかったのではないか。そもそも、人生における選択って、そういうものだと思います。僕自身、人生で“こうしよう”と選んだことはありませんから。思考を挟まず、川を流れる中で藁をつかむような、反射的な行動。その動きこそが真実だと思うし、常に反射できる状態にはいたいです」“選択=反射の繰り返し”だと考えるのは、生きていくうえでは必ず、人との関わりが生まれるから。「行動をするときには、自分の肉体や心以外に、必ず他者が介在しています。アクションではなく、リアクション。会った人や起きた出来事によって選択の幅は狭まるし、“これしかない”と、おのずと決まっていきます。そんな感覚がはっきりしてきたのは30歳を越えてからです」そして37歳になった今、行動をするときの基準がひとつ増えた。「若い頃より、裏づけがされていないものを選びがちだと思います。ヤケになっているといえばそれまでですが(笑)、ヤケって自信のあるなしを飛び越えた、何か二元的ではない瞬間だと思うから。そのときの行動には自分の本質が出ていて、面白くて好きなんです」たかはし・いっせい1980年12月9日生まれ、東京都出身。『blank 13』では、主役の松田コウジを演じている。現在、映画『嘘を愛する女』が上映中。また『空飛ぶタイヤ』の公開が控えている。高橋さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTEL:03・6274・7070)齊藤さん・スーツ¥309,000~(オーダー価格)シャツ¥52,000ネクタイ¥20,000シューズ¥78,000(以上ジョルジオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパン)※『anan』2018年1月31日号より。写真・笠井爾示(MILD)スタイリスト・藤長祥平ヘア&メイク・田中真維(MARVEE/高橋さん)赤塚修二(メーキャップルーム/齊藤さん)文・杉谷伸子重信 綾
2018年01月29日AKBグループをはじめ乃木坂46の総合プロデューサーである秋元康さんが初めて劇団をプロデュースするということで、立ち上げから何かと話題になっていた劇団4ドル50セント。その正体に迫ります!文・尹 秀姫秋元康プロデュースの新劇団『4ドル50セント』って?約5000名のなかからオーディションで選ばれた30人の劇団員は、元AKBメンバーから現役の植木屋さんというバリエーション豊かな人たちが集まったものの、9割が演技経験ゼロという素人集団。にもかかわらず、昨年11月に行われたプレ公演『The Making of $4.50 夢を見たけりゃ、目を開けろ。』はチケットが即日完売となるほど大人気。そこには、今までにない新しい仕掛けがありました。演劇以外にも幅広い活動を行うエンタテインメント集団秋元康さんがプロデュースしているだけあって、劇団4ドル50セントは演劇というステージのみにこだわらず、モデルやバラエティ、音楽活動などさまざまなジャンルに活動の場を広げているのも大きな特徴。2月の本公演でメインキャストに選出された福島雪菜さんは、SHOWROOMでの個人配信閲覧者数が1万人を突破する記録を打ち立て、週刊「ヤングマガジン」(1月22日発売号)の表紙にもなるなど活躍目覚ましい看板女優のひとり。他にも、ぽっちゃり女子ファッション誌「la farfa」のモデルとしても活躍している隅田杏花さんなど、いろんな魅力を持った役者が集っているのも大きな魅力です。ファンがキャストを選ぶ斬新なシステムもそして、2月8日~12日に紀伊国屋ホールで行われる旗揚げ本公演『新しき国』では、メインキャストをYouTubeによるファン投票と審査員投票で行うという、今までにないスタイルでキャストが決定。舞台に上がる役者をファンが選ぶという新しいスタイルで、演劇界に革命を起こします。なお、この投票ではメインキャスト8名のうち、7名が決定。残り1名の枠をかけて4名が争っており、この結果にも注目が集まっています。7名のメインキャスト。糸原美波、福島雪菜、蕪祐典、岡田帆乃佳、前田悠雅、本西彩希帆、中村碧十。Information劇団4ドル50セント 旗揚げ本公演『新しい国』2018年2月8日(木)~12日(月・祝)東京都 紀伊國屋ホールトータルプロデューサー:秋元康クリエイティブディレクター:近山知史脚本:丸尾丸一郎音楽:和田俊輔振付:CRE8BOYあらすじ寂れた地方都市、夢沢町にある「夢沢銀座」はシャッター商店街になっている。昼は堅くシャッターを閉ざしているが、夜になると賑わう。お金は価値を持たない。夢を売り買いする不思議な商店街であった。ある日、夢に破れたミュージカル女優が死に場所を求めてやって来る。彼女と商店街の住人たちは、夢沢町を守るためにオリジナルミュージカルを創作する。しかし、雨の日に演じられたのは夢沢銀座の悲しき物語であった。
2018年01月29日出会った女性がネタの源という横澤夏子さんが、街で見つけたいい女を実演。今回は、人の変化に敏感な気遣いができる女性、「人の不調に気づく女」になりきり。目標は、甘えたいと人に思わせる保健室の先生。幼稚園に通っているとき、先生に「夏子ちゃん、体調が悪いんじゃない?」と心配してもらうことが好きでした。“この人は私を見ていて、変化に気づいてくれた!”と感じられたのが嬉しく、そのセリフを聞くために調子が悪いフリをしていたこともあるほどです(笑)。幼い頃に出会ったいい女だなと思う行動は、大人になった今も変わらないもの。だから私は、「なんだか手が熱くない?」と体温に敏感だったり、「最近、湯船にちゃんと浸かってる?」と冷えを心配するなど、おばあちゃんのように気遣ってくれる女性に会うと、つい甘えたくなってしまいます。本能的に、“私のことを何でも知っているお天道様みたいな存在。この人の前では悪いことができないな…”となってしまうんですよね~。そんな人が、私の友達にもいるのですが、彼女は頭痛薬や胃腸薬だけでなく、漢方など「薬剤師やってるの?」というくらい薬を常備しているんです。きっと、そういう女性は周囲の人の少しの変化にも気づき、健康が何よりも大事と、神社にお参りするときも「みんなが元気でいられますように」と世界人類の健康を願っているのではないでしょうか…。そんな“保健室の先生”のようになるための最短距離を考えたところ…、薬局に行ってみたらどうかな、と思いました。様々な種類の薬をポーチに入れ、周囲の人に気が配れるように敏感になる。そんな、国民の保健室の先生的な女性って素敵だし、周りの人から愛されるはず。しかも、そうして常に一歩引いた視点から物事を見ていると、人の体調や体温の変化だけでなく、場の空気や温度感にも気づきやすくなりますよね。私もそんな、“甘える”だけでなく、“甘えられる”女性を目指して頑張ります!よこさわ・なつこ芸人。“ちょっとイラッとくる女”のモノマネで大ブレイク。『バイキング』(フジテレビ系)や『王様のブランチ』(TBS系)など、数多くのバラエティ番組にレギュラー出演している。※『anan』2018年1月31日号より。写真・中島慶子イラスト・別府真衣文・重信 綾(by anan編集部)
2018年01月29日今、注目の女の子を紹介する『anan』連載の「イットガール」。今回は女優の田中真琴さんです。まさにSNSドリーム! 女優の道を切り拓いたシンデレラガール。大学在学中にミスコンでグランプリに輝いたことが人生の転機になったという田中さん。ミュージックビデオ出演から始まり、ドラマや舞台と活動の幅を広げている。「ミュージックビデオ出演も、東京の事務所に入ったのも、SNSのメッセージでお声掛けいただいたことがきっかけ。将来は映画のバイヤーになりたいなと思っていたけど、この世界でやってみようと決意しました」。現在、初の連続ドラマに出演中。目指している将来像は?「個性的な顔を持ち味にして、存在感のある女優になりたいです」本は、文通友達から借りて読んでいます。昨年から読書家に。心にゆとりができ、イライラすることが減りました!地元・京都で陶芸。本格的に習いたい!大きいお碗をつくりました。集中して、焦らずゆっくりやるのがコツです。チャーハンも上手にできました!自炊が大好き。試行錯誤しながら、オリジナルの味付けを身につけてます。たなか・まこと1995年生まれ。TBS系ドラマ『きみが心に棲みついた』に為末れいか役で出演中。アートな投稿も話題のInstagram(@mac0tter)で新情報をチェック!※『anan』2018年1月31日号より。写真・土佐麻理子文・松下侑衣花(by anan編集部)
2018年01月28日転機をチャンスにする人生の変え方とは。乃木坂46から女優へ転身した深川麻衣さんにインタビューしました。“卒業ライブの翌朝、すごく清々しかったんです”20歳から5年間、アイドルグループ乃木坂46のメンバーとして「第二の青春」を過ごし、今は女優として歩み出した深川麻衣さん。中学時代から漠然と芸能界に憧れがあったけれど、実際に決心したのは、専門学校卒業後。「ここで上京しなきゃ、何かにつけて『挑戦しておけばよかった』と後悔する人生を送ることになる。それは嫌だと思ったんです」20歳という年齢はアイドルとして遅咲き。グループ最年長だった。「10代で始めた子たちに比べると、『卒業したらどうするんだろう』という想像は、早くからしていたかもしれません」具体的に“卒業”について考え始めたのは、4年目。「現在、やりたいことは?」と自分に問いかけ、出てきた答えが女優だった。「元々、作品が大好きだった中島哲也監督のカラフルな世界に『走れ!Bicycle』のMVで入れたことが、すごく嬉しくて。映像の楽しさを知り、演技を勉強したいと思うようになりました」卒業を相談したメンバーは、橋本奈々未さん(’17年卒業)。「橋本ちゃんとは年が近いこともあって、卒業後の話をよくしていたんです。私の想いを知ってくれていたから、報告をした時は、『やっと決めたんだね』という反応。ただ、『私より先に卒業するとは思わなかったよ』って(笑)」色々な方からはもう少し考えることを提案されたが、自らの意志を貫いた。「乃木坂は居心地がよくて、本当に大好きな場所でした。でも、25歳という年齢を迎える、その時に決断しました」新しい道を選ぶことは、勇気がいる。乃木坂46での実績がある深川さんにとっても例外ではない。「“乃木坂”の看板がはずれてもひとりでやっていけるのか、不安でした。でも飛び込んでみなきゃ、失敗するかさえわからない。一度きりの人生、心配ばかりして動かないのはもったいないですよね。芸能界入りも女優への道も、“後悔しない選択”をしてきたつもりです。だから今も、後悔はありません。卒業ライブの翌朝、すごく清々しかったんですよ。『ああ、乃木坂でやり切ったんだな。心置きなく次の道に行ける』ってほっとしました」ふかがわ・まい1991年3月29日、静岡県生まれ。乃木坂46の1期生。’16年、卒業。2/ 17に初主演映画『パンとバスと2度目のハツコイ』が全国公開、4/20に朗読劇『ふじ子の恋』が上演予定。ブラウス¥42,000(ZADIG&VOLTAIRE/ZADIG&VOLTAIRETEL:03・6427・4348)その他はスタイリスト私物※『anan』2018年1月31日号より。写真・土佐麻理子スタイリスト・堀 継予ヘア&メイク・横山雷志郎インタビュー、文・小泉咲子(by anan編集部)
2018年01月27日映画『不能犯』で新人刑事を演じる、新田真剣佑さんにお話を伺いました!“不能犯”とは、思い込みやマインドコントロールで殺人を犯すなど、犯罪を目的としながらも、一般的には限りなく実現が難しい行為のこと。まもなく公開される映画『不能犯』は、都会のど真ん中で次々と起きる変死事件をきっかけに、現場に毎回訪れる謎の“黒スーツの男”の正体を追う、[立証不可能犯罪]を扱うエンターテインメントだ。「はじめて台本を読んだ時、とてもミステリアスな映画だと思いました。松坂桃李さん演じる主人公の宇相吹正(うそぶきただし)は、〈思い込み〉や〈マインドコントロール〉で、あらゆる人を死へ導く男。彼がどんな手口で殺人を犯し、どうやって人をマインドコントロールしていくのか、その犯行の描き方も見どころのひとつだと思います」この作品で新田真剣佑さんが演じるのは、新人刑事の百々瀬麻雄。性格は素直で、努力を惜しまない熱血漢。沢尻エリカさん扮する女刑事の多田友子とバディを組み、宇相吹の犯罪を体当たりで捜査する。「百々瀬は最初、多田刑事に『新人!』と怒鳴られ、なかなか名前を呼んでもらえません。なので、僕も新人らしくハキハキとしていこうと思いました。監督からは“爽やかに”という指示をいただいていたので、とにかく一生懸命な姿を見せようと、ひたすら走り続けました。たぶん4日間くらい、ずっと走っていたんじゃないかな(笑)。今までも刑事は何度か演じていますが、日本の刑事は難しいなと思いました。どういう点がと言われると、上手く説明できないのですが…」沢尻エリカさんとは今回が初共演。嘘と曲がったことが大嫌いで、面倒見のいい女刑事を演じる沢尻さんの姿は、新田さんの目にどのように映ったのだろうか。「多田刑事が百々瀬にとって、“ついていきたい!”と思える上司なのと同じく、沢尻さん自身もカッコよくて、思わずついていきたくなる素敵な役者さんでした。沢尻さんとは現場で一緒のことも多かったので、いろんな話をさせていただきました。短い間でしたが楽しかったです」劇中で多田刑事は唯一、宇相吹のマインドコントロールが効かない存在として描かれるが、新田さん自身も暗示には絶対にかからない自信があるんだとか。では逆に、自分に何かを操れるパワーがあるとしたら?「難しい質問ですね…。強いて言うなら、“時間”は操ってみたいかな。時間を巻き戻して過去に行ってみたいし未来にも行ってみたい。未来で何をするかは…パワーを得られたら、ぜひ考えてみたいと思います(笑)」あらた・まっけんゆう1996年11月16日生まれ、アメリカ・ロサンゼルス出身。今年は『ちはやふる ‐結び‐』『OVER DRIVE』など、出演映画の公開が続々と控える。ニット¥168,000タートルネックニット¥151,000パンツ¥162,000(以上エルメネジルド ゼニア クチュール/ゼニアカスタマーサービス TEL:03・5114・5300)絶対に立証不可能な方法で人を死に導く男・宇相吹正が、世の中に“ダークな正義”を突きつける。原作は青年漫画誌で連載中の人気コミック。監督/白石晃士出演/松坂桃李、沢尻エリカほか2月1日(木)より全国公開。(C)宮月新・神崎裕也/集英社2018「不能犯」製作委員会※『anan』2018年1月31日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・伊藤省吾ヘア&メイク・粕谷ゆーすけインタビュー、文・瀬尾麻美(by anan編集部)
2018年01月26日ロングヘアとサングラス姿でおなじみ。「ゆるキャラ」や「マイブーム」の名付け親。と、存在は当然知っているけど何をしてる人?そんな、みうらじゅんさんに迫ります。イラストレーターや作家、ミュージシャンなど数多くの肩書を持ち、自身が使っていた「マイブーム」という言葉が新語・流行語大賞を受賞。また、そのひとつである「仏像」や「ゆるキャラ」をはじめ、さまざまなブームを生み出し、牽引してきた、みうらじゅんさん。時に“サブカルの帝王”と称される彼が、来月、還暦を迎える。――“みうらじゅんさんが還暦”というフレーズは、不思議な感じがします。みうらじゅん:困りますよね。今、人間って長生きでしょ。だから、還暦も後ろにずれ込まないといけないよね。正直、普通の誕生日と何が違うんだって。今年、戌年じゃないですか。で、僕も戌年なんですが、還暦って干支が回ることだと初めて気づいたんですよ。自分が回っていたつもりだったのに干支が回っていただけなんだって(笑)。――とはいえ、還暦を記念した大規模な展覧会が、初めて公立美術館で行われるなど盛り上がっています。みうらじゅん:僕ね、こういうときに陽気にしていないといけないキャラなんです。自分で作ってしまったのも悪いけど、ひらがなの“みうらじゅん”と本人のあいだにはズレがある。ひらがなは「還暦のイベントをやりましょう」と言われれば、「やりましょう!」と言うんです。――ひらがなの“みうらじゅんさん”という存在は、いつ誕生したのですか?みうらじゅん:小学校1年生の頃からいます。自分でエッセイを書いて和綴じにしたときには、“みうらじゅん”をペンネームにしていました。僕は怪獣にはじまり、仏像からエロまでスクラップをしていますが、人に見せることを前提として作っているんです。なので、僕がしていることは単なるスクラップじゃなく、スクラッパー。人に喜んでもらう、面白がってもらうということをご褒美にしているから、趣味とは呼べないところがあって。本名は純粋の“純”ですけど、もっと不純な感じがするんです。スクラップは作る度に人に見せて、「情報が多すぎ」と言われると見せ方を変える。読者というか周りの意見を取り込んで作ってきたものだから、ポリシーはないんです。小さい頃から“好きなことをしているのとは違う”という意識があったし、スクラッパーは辛い日もありますしね。――辛いというのは?みうらじゅん:スクラップするものとの出合いは一期一会だから、ゆっくりと本が読みたいのに、その中にいいものが見つかると“貼りたい”という欲望がわいてくる。結局、切って貼ってから中身を読むということになるんです。そんな、スクラッパーという自分が勝手に作り上げた職業に振り回されて、生きてきました。それを後に「ない仕事」と言っていたんですけど、そうして名前をつけた瞬間に、「ない仕事」なのに「ある」気がするんです。それを身の回りだけじゃなく、もっと多い人数に発表して、お金をいただくようになった感じです。“そんなものが仕事になるわけない”と思われるけど、数やればいいんです。一個じゃなく百個。百個より千個って具合に。「あの人はどうやって食ってるんだろう?」と思われながら還暦を迎えられるなんて、めでたいことですよ(笑)。――どのような方法で「ない仕事」を「ある」ものにするのでしょうか。みうらじゅん:「ある」と思い込むことです。僕はブームを生み出すんじゃなく、気になったものをブームにしたいと思っているだけ。なので、気になるものを見つけたら、とにかく数を集めます。マイブームのための起爆剤として量が欲しいので。買えば買うほど、「こんなに買ってるんだから好きだろう」と思い込めるんですよ。よくコレクターとかオタクみたいに言われるけど、そうじゃない。自分をだますためです。たとえば、駐車場にある「空あり」という文字に仏教の神髄を見て、般若心経の「空」の字が書いてある街の看板を集めていたんです。すると、ある温泉地に行ったときに、井上陽水さんの声にそっくりの人が夢枕に立って、「なぜ、般若心経の他の文字も集めないの?じゅん」と言われ、思わず「集めます」と答えたけど、結局、揃うのに4年以上かかりました。でも、その間、だんだんと視野が広くなっていき、最初は全く見つからなかったのに、しまいには文字が向こうから飛び込んでくるようになってきたんです。人はそれをノイローゼというんですけどね(笑)。――ノイローゼ…!みうらじゅん:まともな自分が「それ、何の意味があるの?」と問うてくるので、戦う必要があるんです。いわば、レジスタンスと帝国軍が戦うわけだけど、前者は人数が少ないから対抗するにはノイローゼになるしかない。それをフォースと呼びます(笑)。で、ある日、ジェダイとなって人に「これがきてる」と発表すると、だいたいの場合「おかしいんじゃない?」と言われるけど、ジェダイにとっては「どうかしてるよ!」というのは絶賛なわけです。そんなDS(どうかしてるよ)状態に入れると最強だけど、やっぱり、そこまで到達するのには時間がかかる。前よりは早くノイローゼになれるようになりましたけどね。――その結果として、仏像やゆるキャラなどの大ブームが誕生したのですね。みうらじゅん:小学4年生のときに仏像がくると思ってスクラップを始めたけど、周りは変わり者扱いだったから。それが、阿修羅ファンクラブの会長になったときに、第二期仏像ブームが訪れたわけです。第一期が飛鳥~鎌倉時代だとすれば、平成のブームが2回目ですね(笑)。考えついてからすぐにブームがくるものもあれば、30~40年経ってからくるものもあって、熟し方がそれぞれ違うんです。でも、最初に面白いとかくると感じたものは、間違ってないと思っています。1958年2月1日生まれ、京都府出身。’80年、武蔵野美術大学在学中に漫画家デビュー。以後、雑誌やTVなど、多方面で活躍し続けている。『やりにげ』(ぶんか社)、『マイ仏教』(新潮新書)、『人生エロエロ』(文藝春秋)など、著作多数。現在は、『週刊プレイボーイ』(集英社)での「大人になってもわからない」をはじめ、数々の連載を持つ。「MJ’s FES みうらじゅんフェス!マイブームの全貌展 SINCE 1958」が、川崎市市民ミュージアムで1/27~3/25に開催。幼少期から手がけたスクラップブックや、デビュー後の作品、“冷マ”をはじめコレクションを公開。トークショーや、携わった映画4作品の上映イベントなども。※『anan』2018年1月31日号より。写真・内山めぐみインタビュー、文・重信 綾(by anan編集部)
2018年01月24日