トム・ハンクスの最新主演作『A Beautiful Day in the Neighborhood』が、トロント映画祭で世界プレミアされた。ハンクスが演じるのは、60年代末から長年にわたって子供向け番組の司会者を務めたフレッド・ロジャース。歌ったり、踊ったり、ぬいぐるみを使って話しかけたりしながら、ミスター・ロジャースは、子供たちにポジティブなメッセージを送り続けた。彼の人生全体については、昨年アメリカで公開され、スマッシュヒットとなったドキュメンタリー『Won’t You Be My Neighbor?』があるが、今作は、彼を取材した『Esquire』誌のライターの記事をもとに、彼の視点から語るものだ。映画ではロイドという名前になったそのライターは、他人に対して批判的になりがちで、それが記事にも表れる。それだけに、彼にインタビューされることを拒否する人物は多いのだが、ミスター・ロジャースは、喜んで引き受けてくれた。彼とのインタビューは奇妙なことだらけだったが、そうやって接触していくうちに、ロイドの生き方は大きく変わっていくのである。監督は、昨年トロントで上映されて好評を得た『Can You Ever Forgive Me?』のマリエル・ヘラー。プレミアの翌朝の記者会見でヘラーは、プレミアが終わった深夜1時半頃にミスター・ロジャースの妻であるジョアンから「あなたが彼に直接会えることがあったらよかったのにと思います。あなたたちはとても良い会話をしたでしょう。そして彼はこの映画をとても誇りに思うことでしょう」とのメールが届いたと、感激しながら報告をした(ロジャースは2003年に74歳で亡くなっている)。1956年生まれのハンクスは、ミスター・ロジャースの番組が人気になる頃にはすでにティーンエイジャーだったため、個人的な思い入れはそれほどなかったという。しかし、ミスター・ロジャースと車椅子の子供が対話する映像を近年見た時には、心から感動させられたと語った。とは言え、ミスター・ロジャースのおなじみの歌、振り付けをそのとおりに再現するのは「生き地獄だった」とまで言っては記者たちを笑わせている。意外にも苦労させられたのは、カーディガンのファスナーを引き上げるタイミングだったそうだ。ミスター・ロジャースが実際に着ていたのは妻の手編みで、そのニュアンスを出すためにハンクスの衣装も手編みで作られたため、ファスナーがすんなりと上がりにくかったのだそうである。あのオープニングシークエンスは「何度テイクをしたかわからないが、たくさんだった」とハンクスが言うと、横からヘラーが「22回テイクをやったわよ」とフォローした。また、言ってみれば有名な歌のお兄さんを演じる上では、「自意識過剰にならないようにすること、キャラっぽくならず、人間らしさを出すこと」に注意したとも振り返っている。今作のアメリカ公開は11月22日。日本公開も決まっている。取材・文=猿渡由紀
2019年09月10日トム・ハンクスが『Major Matt Mason』に主演する方向だ。マテルのアクションフィギュアに基づく映画で、プロデュースと脚本を手がけるのはアキヴァ・ゴールズマン。パラマウントが製作配給する。このアクションフィギュアは宇宙飛行士で、1960年代にデビューし、人気を集めた。過去にはロバート・ゼメキス監督で映画化の話が進んだことがあり、その時もハンクスは興味を示していた。今回はいよいよ実現となるのか、注目されるところだ。ハンクスの最新作は、現在開催中のトロント映画祭で世界プレミアを果たした『A Beautiful Day in the Neighborhood』。彼は、実在の子供番組ホスト、フレッド・ロジャースを演じている。文=猿渡由紀
2019年09月09日トム ブラウン(THOM BROWNE)のチョコレートストア「トム ブラウン チョコレート(THOM BROWNE CHOCOLATE)」が、2019年8月16日(金)から本格的にスタート。大阪・阪急うめだ本店3Fに登場する。トム ブラウン世界初のチョコレートストアが大阪に誕生。ニューヨークの老舗チョコレートブランド として知られるルイス・シェリーニューヨーク(Louis Sherry NY)とコラボレーションしたチョコレートを販売する。チョコレートは全12種類のフレーバーを用意。甘さ控えめなルイス・シェリーニューヨークのチョコレートをトム ブラウンオリジナルパッケージに詰め込んだ。ボックスの中央にはブランドロゴ、縁にはアイコニックなストライプ模様を配している。なお「トム ブラウン チョコレート」では、チョコレート以外にも大阪・阪急ストア限定販売の雑貨も取り扱う。チョコレートとトム ブラウンのファッションが融合した空間を楽しめるのは、世界でもここだけだ。【詳細】「トム ブラウン チョコレート(THOM BROWNE CHOCOLATE)」オープン日:2019年8月16日(金)住所:大阪府大阪市北区角田町 8-7 阪急うめだ本店3F
2019年08月18日トム ブラウン(THOM BROWNE)が、ブランドとして世界初のチョコレートストア「トム ブラウン チョコレート(THOM BROWNE CHOCOLATE)」を、阪急うめだ本店3階にて8月16日より本格的に始動する。4月に阪急うめだ本店3階にソフトオープンした同ストア。トム ブラウンの世界観を体現したブラインドの中に広がる30㎡の空間の中央では、大理石のチョコレートカウンターが出迎えてくれる。チョコレートカウンターには、ニューヨークの老舗チョコレートブランドとして知られる、ルイス・シェリー ニューヨーク(Louis Sherry NY)とコラボレーションしたチョコレートが12種類のフレーバーで登場。価格は、2個入り(2,000円)、12個入り(5,500円)、24個入り(9,500円)。パッケージもオリジナルデザインで提供される。チョコレートの他に阪急ストア限定販売の雑貨も取り扱い、世界でもここでしか体験できないチョコレートとファッションの融合が楽しめる。【店舗情報】トム ブラウン チョコレート(THOM BROWNE CHOCOLATE)住所:大阪府大阪市北区角田町8-7 阪急うめだ本店3階オープン日:8月16日
2019年08月16日トム・ヒドルストンが「MTV」に、「Disney+」で配信される主演ドラマ「ロキ」について語った。メディアにおいて同ドラマの制作が報じられたのはおよそ1年前だが、トムはずっと前から知らされていたという。「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が世界で公開される6週間くらい前から、知っていたんだ」と告白している。ひそかにプレッシャーを抱えながら、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のプロモーションを行わなければならなかったとのこと。2011年の『マイティ・ソー』から8年以上に渡ってロキを演じているトムは、「いまは彼のことをよく理解している」といい、「観客も彼のことをわかっている」と感じているそうだ。「彼を忠実に演じながら、彼が新しい挑戦に立ち向かう姿を見せていく。いろんな方法で彼の演じ方を変えていく必要があるというのが、すごく楽しい点だね」とやりがいを語った。また、「彼には知性、裏切り、いたずら、魔法といった特別な才能がある。そんな彼にとっても手に負えない、いままでに見たこともないような敵と戦うことになる」と、ドラマでの強敵との対峙を匂わせている。「ロキ」は「Disney+」で2021年春に配信開始となる。(Hiromi Kaku)
2019年08月15日1940年代に制作されたアニメーション映画(カートゥーン)『トムとジェリー』は、1960年代以降日本でも何度もテレビ放映され、多くのファンを持つ人気作品だ。そのポイントは「笑い」と「音楽」。アニメーションと音楽をシンクロさせる手法だ。1話約8分が色彩感豊かなオーケストラ・サウンドに満たされているのだから素晴らしい。その『トムとジェリー』が大スクリーンで上映されて、生のオーケストラの演奏付き!と聞いたらこれは気になる。プログラムには「ただいまお昼寝中」「ワルツの王様」「土曜の夜は」&「ネズミとり必勝法」に「ピアノコンサート」など、人気作がずらりと並び、トムとジェリーの動きに合わせてオーケストラが名曲の数々を奏でるというのだから楽しみだ。ナビゲータ−・ナレーターには、人気声優の駒田航と上水樽力が登場するのも話題の一つ。オリジナル・スコアによるゴージャスなステージがさらに楽しくなりそうだ。*公演は9月1日(日)14:00〜東京オペラシティ・コンサートホール。●サイモン・ラトルも大ファン!2015年、世界的指揮者サイモン・ラトルがベルリン・フィルのコンサートで音楽だけを取り上げて演奏したところ、お客に大ヒット!躍動的で、トムとジェリーのドタバタ劇を華麗に、ユーモラスにオーケストレーションされた音楽が見事に繰り広げられ、音楽だけでも楽しめることが立証された。以来、独立した音楽としての価値が再評価されてきて、なんと、近年ではその魅力に取りつかれ、トムとジェリーの音楽を研究対象として博士号を取得した学者まで現れているのだとか。●天才音楽家スコットブラッドリー『トムとジェリー』のオーケストラ音楽を書いたのが、スコット・ブラッドリー(1891年- 1977年)。天才的なアイデアによって、アニメーションの登場人物の動きや表情に合わせて音楽がシンクロする世界観を確立したのだ。●誕生80周年を前にして、今年は、東京と大阪で過去最大級の『トムとジェリー』の展覧会が開かれ、音楽劇『トムとジェリー〜夢をもう一度』が上演。また、NHKテレビの「らららクラシック」ではトムとジェリー音楽特集が2回も組まれたりと、異様な盛り上がりを見せています。●2020年は『トムとジェリー』誕生80周年のメモリアルイヤー誕生80周年となる2020年は、世界各国で『トムとジェリー』がさらに盛り上がるのは必至。2021年には『トムとジェリー』の実写版映画の制作も決定している。
2019年08月15日トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)は、「アイ カラー クォード」の新色3種と、「エモーションプルーフ ライナー」全12色、「エモーションプルーフ アイカラー」全10色を、8月16日に発売する。「アイ カラー クォード」03A ボディ ヒート(9,200円)ブランドのメークアップ コレクションのセンターピースである「アイ カラー クォード」(9,200円)は、息を呑むような魅惑的な目もとを演出するリュクスなアイ カラー セット。シアー スパークル、サテン、シマー、マットの4つのカラー シェードで、それぞれのカラーを引き立て合い、自在な仕上がりを創りだすことが可能だ。その「アイ カラー クォード」のなかでも、凝縮されたピグメントを包み込む独自のテクノロジーを採用したプリズマ フォーミュラのカラー バリエーションが登場。新色となる「03A ボディ ヒート」、「04A サスピション」、「05A ダブル インデムニティー」はドライ&ウェット両用で、見たままの発色、上質なツヤ、立体的なルックの実現はもちろんのこと、濡らして使うことで、さらなるボールド ルックを創ることもできる。先端技術で開発された独自のテクスチャーが、素晴らしい発色と色持ちをもたらす。2つのカスタム アプリケーター付き。「エモーションプルーフ ライナー」01 ドミナトゥール(4,300円)新作アイライナー「エモーションプルーフ ライナー」(4,300円)と新作アイシャドウ「エモーションプルーフ アイカラー」(5,000円)も登場。「エモーションプルーフ ライナー」は、濃縮されたピグメントを豊富に配合し、滲みや色移りがなく、湿気にも強い、耐久性にすぐれたロングウェアリング処方で、まぶたの上でなめらかに伸び、美しい発色が一日中続く。クリーミーな「01 ドミナトゥール」がつくる漆黒の目もと、「08 モトシクレット」のシックな青灰色から、煌くゴールドの「10 ジゴロ」、ブロンズの「12 ビザンチウム」を始めとする光を反射する貴金属のようなシェードにいたるまで、全12色がラインアップ。使いやすい繰り出し式で、シャープナー付き。「エモーションプルーフ アイカラー」04 ブリュット ロゼ(5,000円)クリーミー、サテン、メタリックなどの仕上がりがそろう「エモーションプルーフ アイカラー」は、あらゆる肌の色に完璧にマッチし、エフォートレスに、シックなヌードカラーやモーブカラーで目もとを美しく彩る全10色がラインアップ。至福のなめらかなつけ心地、かつ長時間発色の美しさがつづく魅惑のニュートラルなクリーム アイシャドウは、どのシェードも使いやすく、他の色とのブレンドや重ねづけが可能なクリーミーな色とテクスチャー。湿気にも強く、滲まず、固まらず、よれたりせず、生き生きとした発色が一日中続く。トム フォード ビューティの新作アイテムで、昼夜問わずどんな場面でも、つけたての美しさを失わない最高のアイメークを叶えて。
2019年08月07日日本だけでなく、世界中で記録的興収を打ち出している『トイ・ストーリー4』。監督のジョシュ・クーリーとプロデューサーのマーク・ニールセンに、世界中の老若男女に愛される秘訣を聞きました。「“万人に愛される”ように作るってこと自体は難しいんだよね。だからこそ、そこは考えないようにするのが秘訣かな。それよりも何よりも、いいストーリーだったら子どもでも大人でもみんなが好きになってくれるはず。だから、僕自身が自己投影できるような物語にすることが、愛される作品を作る第一歩だったのかもしれないね」(クーリー)「本作にはタイプの違う新キャラクターを登場させたけど、世代ごとのウケが違うよね。子どもが好きになってくれるのはフォーキーだけど、毒舌ぬいぐるみのダッキー&バニーやシュールなライダーのデューク・カブーンは大人に響いているはず。特にダッキー&バニーは、3年も射的で残っているから、お金を巻き上げられる子どもたちをたくさん見てきた、社会の苦いところを知っているキャラ」(ニールセン)本作のキャラはどれも愛らしくかわいいけど、一方で本物っぽいリアル感もあり。これって矛盾しているんだけど、どうやってるの?「’90年代の旧作を観るとわかるけど、当時は技術が今ほどなかったから、リアルじゃないんだよね。でも、だからといって、最新技術で超リアルにおもちゃたちを作り込んでしまうと、きれいには見えるけどかわいさは失われちゃう。あくまでアニメーションのおもちゃであって、本物らしさはそこそこに。そのバランスをとるのが、その矛盾に立ち向かう一番の難しさだね」(クーリー)「たとえばボー・ピープ。彼女は1作目と2作目に出てそれきり。今の技術でアップデートした姿を作ってしまうと、以前のかわいらしさがなくなっちゃう。だから、ボーに関しては0スタートで最初から作り直しているんだよ」(ニールセン)ちなみに旧作のアーカイブは、どの程度参考にしたの、監督!「ピクサーにはありとあらゆる資料が残っているからね。と言っておいてなんだけど、じつはピクサー・アーカイブスに入ったことがないんだよね(笑)」(クーリー)「みんなが資料を持ち込んでくれたから行く必要がなかったんだよね。それに、1作目で中心人物だったスタッフがまだたくさん働いているから、彼らの知恵が最大の宝物だったと思うよ」(ニールセン)マーク・ニールセン(Mark Nielsen・右)’98年の『バグズ・ライフ』からピクサーに参加し、’06年の『カーズ』でストーリー・マネージャー、’15年の『インサイド・ヘッド』ではプロデューサー補を務めた。ジョシュ・クーリー(Josh Cooley・左)インターンとしてピクサーに入り、’04年の『Mr.インクレディブル』でキャリアをスタート。その後、短編の監督・脚本を経て、本作で長編監督デビュー。『トイ・ストーリー4』20年以上続く長寿シリーズ最新作。おなじみの声優陣が続投する中、新キャラの声も超豪華。監督/ジョシュ・クーリー声の出演/トム・ハンクス、ティム・アレン、キアヌ・リーヴス日本版声優/唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、森川智之ほか全国公開中。©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.よしひろまさみちオネエ系映画ライター。弊誌ほか女性誌、情報誌で連載するほか、テレビやラジオなどでも映画紹介を担当。※『anan』2019年8月7日号より。写真・小笠原真紀取材、文・よしひろまさみち(by anan編集部)
2019年08月06日魅力あるアニメーションの数々を生み出しているピクサー。絶賛公開中の『トイ・ストーリー4』をはじめ、名作アニメーションが生まれる舞台裏とは?ライターのよしひろまさみちさんがレポートしてくれました。名作アニメーションが生まれる舞台裏ピクサーに勤めるスタッフが1000人超ということからもわかるように、どの作品でもシステマティックに分業しています。実際は各作業を監督にフィードバックして“三歩進んで二歩下がる”方式ですが、名作が生まれるプロセスをいくつかに分けてざっくりと解説します。モデリング:魅力あふれるキャラが生まれるまで。9年前の『トイ~3』には登場しなかったボー・ピープを、今作で復帰させるために、ボーの担当スタッフが苦労したのは「『トイ~2』までのボーを復活させるだけではダメ」だったこと。というのも、『トイ~2』を最後に登場しなかったキャラクターということは、イコール、ボーを作った映像技術は20年前のものだから。ボーのモデリングを担当したスタッフは、「とにかく1作目のデッサンまでさかのぼって、キャラクターを再研究することから始めた」とか。それもそのはずですよ…。だって、ブルーレイで旧作を観れば一目瞭然だもん。『トイ~2』までのボーは完全に作り物(それも磁器製でテカりまくり)。しかも、メインキャラではなかったため、リギングやモデリングも今のピクサー作品ほど細かく作り込まれていなかったという事実も発覚。よって、旧作のデータは全く使わずに、ボーは新しく作り直しとなりました。イチからよ!作り直すとなったら、今作ることができる最高のキャラクターモデルにするのが使命。ということで、デザイナーが描いたデッサンをもとに、以前より表現豊かなキャラクターにすべく、ディテールを作り込んでいったそうな。たとえば、眉毛が少し溶けているのは実際の磁器の特徴によるなど、本物の磁器人形により近く、それでいてアクションもキレキレにできるようモデリングしたんですって。初期デッサン。ブラッシュアップしたデッサン。パンツルックで躍動的なキャラに。セット&カメラ:CGアニメーションの舞台裏。今作でもっともセット&カメラに苦心したシーンは、移動遊園地?それとも大騒ぎな幼稚園?いえいえ、じつはアンティークショップ。ボーの電気スタンドがあり、ギャビー・ギャビーと恐怖人形ベンソンがいるあのショップです。なぜかというと、とにかく物が多いから!みなさん、CGアニメーションと聞いたら「ボタン一つで世界ができるんじゃないの?」と思うかもしれませんが、ノンノン。キャラクターのみならず、ギャビー・ギャビーの乳母車や店内の商品全て、それを飾っている棚も全て、ぜ~んぶ作らないといけないんですよ。これ、本当に気の遠くなる作業で、どこに何を配置して、どうキャラクターが動いて物語が進行するかを考えながら、店内のレイアウトを決めないといけないんですね。しかも、商品は骨董品だから古ぼけてないといけないし、そんなに客の往来がないから蜘蛛の巣があったり。セットのチームは監督から「これも作ってね。がんばってー」とサラッと言われたそうな。恐怖。細かく言うと、写真にあるギャビー・ギャビーの登場シーンは90ショットあり、ショップ内にあるアイテムは1万超(数え切れないらしい)。でも、ストーリーが決まらないことには先に進まないパートでもあるので、最初の4年は「本当に使うかどうかわからないけど、とにかく作り始めなければ」と、祈りながら作ったそうです。くわばらくわばら。コンテから読み取ってカメラ位置も決める。ここは不気味さを重視。夢のような空間、アーカイブルーム!社屋Cの「クィーンズ」には、これまでのピクサー全作品の資料を作品ごとのエリアに分けて保管している「ピクサー・アーカイブス」という部署が。主にCG化する前のデッサンやアートワーク、粘土モデル、CGにしたときのポリゴン(モデリング時の線画)を想定した立体モデルなどなど、リアルな資料がわんさか収蔵されています。発案者のジョナス・リヴェラ曰く「せっかくでかい倉庫があるんだったら、そこに全部収納すれば、クリエイターも見に来られるし」ということで作られたそう。というか、この大量の資料、今までどこにあったのよ…という物量なの。もっともお宝なのは、’95年の『トイ・ストーリー』の制作初期段階で作られた、ウッディとバズの粘土モデルと、アイデア段階のストーリーボード(簡単なマンガ風にまとめられてるヤツ)ね。粘土モデルは、正直「これ、全然イメージ違う…」というアイデア段階のものまで残っているの。また、ピクサーが設立されたとき、ウォルト・ディズニー社に買収されたときなど、歴史的瞬間の新聞記事なども、美しい状態で保存されているので、そのうちピクサー美術館が建てられるんじゃないの?っていうレベル。というか、「PIXARのひみつ展」が大成功しているんだから、アーカイブ展「クィーンズへようこそ(仮)」をやってもいいんじゃない?旧作のアートワークの数々。日本人スタッフも活躍中!ピクサーで働く、原島朋幸さんと成田裕明さんにお話を伺いました。原島:ピクサーで仕事したい、と思ったきっかけが’95年の『トイ・ストーリー』だったから、今作に関われたのは本当に幸せでね。成田:いや、僕もそうですよ!ピクサーにいるからには一度は関わりたいシリーズ。原島:ですよね。僕はこれまで『ファインディング・ドリー』でニモやドリー、『カーズ/クロスロード』でライトニング・マックィーンのアニメーションは体験できたけど、ウッディとバズを動かしたときはやっぱり感動しましたよ。成田:僕は冒頭のシーンに、キャラクターが総出演するんで、とてもうれしかったですね。ウッディやボーが雨に濡れるとか、その雨粒の反射とか細かいところだったけど。原島:それにしても、あのシーンは本当に水浸しで、成田さん大活躍でしたね。成田:しかもシーンの担当スタッフが当初の想定より少なかったんですよね。そのせいで1人当たりの作業量が多くなったんです。原島:でも、多くのところを担当できるのはうれしいですよね。成田:結果的には(笑)。雨で情緒的なシーンなので、すごく考えさせられたんですよ。原島:日本のアニメを参考にしたり?成田:そうそう。水しぶきとか、日本のアニメでの雨の表現に通じるところがあって。原島:それにしても、完成して良かった。僕らにとって特別な一作になりましたよ!原島朋幸さん(右)2015年入社。アニメーターとして『アーロと少年』から参加。『トイ~4』では冒頭の回想シーンのキャラクターを動かしている。成田裕明さん(左)2017年入社。エフェクト・テクニカル・ディレクター。『トイ~4』では冒頭の雨のシーンで、雨に関する全ての視覚効果を担当。『トイ・ストーリー4』20年以上続く長寿シリーズ最新作。おなじみの声優陣が続投する中、新キャラの声も超豪華。監督/ジョシュ・クーリー声の出演/トム・ハンクス、ティム・アレン、キアヌ・リーヴス日本版声優/唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、森川智之ほか全国公開中。©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.よしひろまさみちオネエ系映画ライター。弊誌ほか女性誌、情報誌で連載するほか、テレビやラジオなどでも映画紹介を担当。じつはピクサー来訪は今回で13回目(日本のプレスでは最多らしい)。※『anan』2019年8月7日号より。写真・Kaori Suzuki(ピクサー)取材、文・よしひろまさみち(by anan編集部)
2019年08月05日絶賛公開中の『トイ・ストーリー4』のほか、数々の名作アニメーションを世に送り出してきたピクサー。そのスタジオ内部を、ライターのよしひろまさみちさんが徹底レポート!子どもだけでなく、大人の心をもわしづかみにするアニメーション映画を輩出し続ける、ピクサー・アニメーション・スタジオ(以下、ピクサー)。ピクサーがあるのは、全米一多様性のある街として知られるサンフランシスコのベイエリア、エメリーヴィルという街。なんの変哲もない街並みのなか、いきなり巨大なスタジオの入り口がドドーンと現れます。ここは普段、一般には開放されていないものの、ときおり行われるゲスト招待やスタッフの紹介によるゲスト、マスコミ取材などで外部の人も入ることができます。1000人を超すスタッフが勤めており、敷地は野球場一つ分程度。じつは、この社屋が建つ前、この場所は本当に野球場だったそう。社内には、建設中に発掘された野球関連の歴史的アイテムが飾られている場所もあります。社屋は「ザ・スティーブ・ジョブズ・ビルディング」(以下、社屋A)、「ブルックリン」(以下、社屋B)、「クィーンズ」(以下、社屋C)など。社屋によって役割が違っています。社屋Aはここにピクサーが建てられた当初からあるビルで、デザインを担当したアップル社の元CEOにして、ピクサーの創業者の一人であるスティーブ・ジョブズが亡くなった後、彼の名前を冠しました。ガラス張りのビルに入ると、巨大な吹き抜けと広場のようなスペースにまず驚かされますが、これにも意味があります。ここを全社員が往来するため、あらゆるスタッフが意見交換をできるように配慮されているんですね。それがクリエイターの創造力向上につながる、という仕組み。奧には社員食堂「ルクソーカフェ」(ピザ用の石窯も!)と、街の映画館と同サイズ級の試写室があるほか、ここでしか買えないグッズを売っているスタジオショップもあります。社屋Bは新しい社屋で、主に制作中の作品を担当するスタッフが勤める場所。よって、取材時も入れるエリアは限定されています。こちらにも試写室と社員食堂「V8カフェ」(こちらはサラダバーが自慢)があるほか、吹き替えの収録用スタジオや、VIPを招いた際の隠し部屋などがあります。社屋Cは一見倉庫で、本当に倉庫をリノベした建屋。ここにはこれまでの作品制作で作られた彫刻やスケッチ、アートワークなどの資料がまとめてあり、「ピクサー・アーカイブス」という部署が管理しています。温度・湿度・照明・塵などが一定にキープされ、お宝アーカイブを守り抜いているんですね。ちなみにここを作ったのは最近のことで、発案者は『トイ・ストーリー4』のプロデューサーの一人であるジョナス・リヴェラ。アート部門出身の彼ならではのアイデアで、設立されたそう。作品を紡ぎ出すスタッフの環境は整っているうえ、しょっぱい話だけど、福利厚生も完璧(と、他スタジオの人の間で有名)。広大な敷地内には、ジム、サッカーコート、プール、バスケットボールコートなどもあり、なんと託児所も併設されているんだとか。スタッフに最高の環境を提供し、最高の作品を作り出そうというのが、アニメーションスタジオの最強ブランド、ピクサーの強み。創業時から活躍しているスタッフが今でも大勢勤め続けているのもうなずけますよね。社屋Aの玄関にはウッディ&バズの人物大レゴ(右)とインクレディブル・ファミリー(左)が。社屋Aを入り口から。左が「ルクソーカフェ」、奥の壁の向こうは巨大な試写室。社屋Bから社屋Aに続く道。右はサッカー場なんですよ。『トイ・ストーリー4』20年以上続く長寿シリーズ最新作。おなじみの声優陣が続投する中、新キャラの声も超豪華。監督/ジョシュ・クーリー声の出演/トム・ハンクス、ティム・アレン、キアヌ・リーヴス日本版声優/唐沢寿明、所ジョージ、戸田恵子、森川智之ほか全国公開中。©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.よしひろまさみちオネエ系映画ライター。弊誌ほか女性誌、情報誌で連載するほか、テレビやラジオなどでも映画紹介を担当。じつはピクサー来訪は今回で13回目(日本のプレスでは最多らしい)。※『anan』2019年8月7日号より。写真・Kaori Suzuki(ピクサー)取材、文・よしひろまさみち(by anan編集部)
2019年08月03日城田優が演出を手掛けるミュージカル『ファントム』が11月・12月に上演される。その製作発表会見が開かれ、ファントム/エリック役の加藤和樹と城田優、ヒロイン・クリスティーヌ役の愛希れいかと木下晴香、ファントムの恋敵・シャンドン伯爵役の廣瀬友祐と木村達成(それぞれWキャスト)が出席した。ミュージカル「ファントム」チケット情報本作は、ガストン・ルルーの小説『オペラ座の怪人』を原作に、アーサー・コピットが脚本、モーリー・イェストンが作詞・作曲を手掛け、アメリカで1991年に初演されたミュージカル。今回の上演は、2014年にファントム/エリック役を演じた城田が演出を手掛ける新演出版。城田はファントム役も演じる。加藤、城田、愛希、木下による劇中歌『You are music』の美しいハーモニーからスタートした会見では、モーリー・イェストンから「(今回の新演出版では)今まで観たことのない、城田優ならではのオリジナリティが生きた『ファントム』を期待しています」というメッセージも。城田は今回の演出について「歌を歌いあげるミュージカルではなく、心情を歌い上げるミュージカルをつくりたい。いかに“心”に届けられるかが一番大事だと僕は思っています」と語る。城田とWキャストでファントム/エリックを演じる加藤は「城田優とは僕の初舞台でご一緒しました。僕を知っている彼だからこそ、一緒につくり上げられる役だと思います。城田は『「今までで一番加藤和樹がいい」と言わせる作品にする』と言いました。この言葉は自分にとってもプレッシャーです。演出家・城田優に最後までついていきたい。ご期待ください」と熱く語った。愛希は「この作品、そしてクリスティーヌという役にはずっと憧れがありました」と明かし、木下は「自分の新しい一面を出して、衝撃的なクリスティーヌを皆様にお届けできるよう精一杯つとめていきたいです」と意気込み、廣瀬は「プレイボーイでもあるシャンドンがいかにクリスティーヌに惹かれていくか、そこにある純粋さもみせていきたい」、木村は「こんなに勉強させていただける座組はなかなかない。いろんなことを吸収しながら、作品の一員として素晴らしいものにできるようがんばっていきたい」とそれぞれコメントした。城田が「オペラ座の怪人…つまりオペラ座に住んでいるお化けがどうして誕生したのか、彼がどうしてそうならなければならなかったのかを描いたストーリーに心打たれる」と語る公演は、11月9日(土)から12月1日(日)まで東京・TBS赤坂ACTシアター、12月7日(土)から16日(月)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。取材・文:中川實穗
2019年07月25日トム・クルーズをハリウッドのスターダムへと押し上げた『トップガン』の最新作が、『トップガン マーヴェリック』の邦題で2020年夏に日本公開されることが決定。トムが現在開催中の米サンディエゴ・コミコンにサプライズ登壇し、お披露目された初映像が到着した。アメリカ海軍のエリート・パイロット養成学校“トップガン”に所属するエースパイロット候補生の挫折と栄光の日々を、戦闘機による迫力のスカイ・アクションと、瑞々しい青春と恋の群像を合わせて描き、世界中そして日本でも空前の大ヒットを記録した伝説の作品『トップガン』(’86)。今回、トムは前作の撮影地でもある聖地・サンディエゴで現地時間7月18日~21日に開催された全米最大規模を誇るポップカルチャーの祭典「コミコン・インターナショナル2019」にサプライズ登壇、会場を大いに沸かせるとともに、本作初の映像となる特報を初お披露目した。その映像は、軍の高官(エド・ハリス)から30年以上にわたり輝かしい功績を残しながら、未だ昇進も引退もしないマーヴェリックが疑問を投げかけられるシーンで幕を開ける。そして、爆音を鳴らし高速飛行する戦闘機の姿が映し出されると、お馴染みのフライトジャケット、サングラスに、バイクで戦闘機を横目に疾走する姿と『トップガン』を象徴するシーンが連続して映し出され、聞き覚えあるメロディが流れると盛り上がりは最高潮に!山脈を連なって飛行する戦闘機や、コクピットでトムが操縦し、超高速飛行する戦闘機のシーンは見る者の手に汗を握らせ、マーヴェリックが1人佇むカットは、胸を熱くさせる。さらにティザーポスターでは、トム扮するマーヴェリックとおぼしき後ろ姿と、彼方の大空を飛行する戦闘機の姿が捉えられている。コミコンにサプライズ登壇を果たしたトムは、思い入れ深いタイトルを再び手掛ける喜びを隠さず「僕にとって、『トップガン』とは、競い合い。『トップガン』とは家族。自らを捧げること。英雄的な勇気。それから、空を飛ぶこと。僕は空を飛ぶことを愛してやまない。映画は、空を飛ぶことへのラブレターかもしれない」と熱くコメント。『ミッション:インポッシブル』シリーズのイーサン・ハント役と並ぶ彼の代表的キャラクターである、伝説のパイロット・マーヴェリック役としてカムバックを果たした。そのほか、『セッション』のマイルズ・テラーや、アカデミー賞女優ジェニファー・コネリー、名優エド・ハリスといった豪華キャストが集結。さらに前作でマーヴェリックのライバル“アイスマン”を演じたヴァル・キルマーの出演も決定している。監督には、トムとタッグを組んだ『オブリビオン』の独創的なSFアクションが好評を得、マイルズやジェニファーも出演した『オンリー・ザ・ブレイブ』で熱い人間ドラマを描いたジョセフ・コシンスキーが抜擢。プロデューサーはトム自身とともに、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどでの敏腕プロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーが務める。『ミッション:インポッシブル』シリーズの監督で知られ、トムの盟友として信頼の厚いアカデミー賞受賞者でもあるクリストファー・マッカリーが脚本に加わるなど、ハリウッドきってのクリエイターが映画史に残る名作の最新作を実現させた。『トップガン マーヴェリック』は2020年夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年07月22日洋画アニメーション歴代No.1のオープニングを記録し、公開4日間で24億円を突破する大ヒットとなっている『トイ・ストーリー4』。この度、字幕版ウッディを演じるハリウッドスター、トム・ハンクスと『トイ・ストーリー2』以来の登場となるボー・ピープを演じるアニー・ポッツが、シリーズ4作目にして初めて一緒に声の収録を行ったことが分かった。通常ピクサーの場合、声の収録はひとりずつ行われることが多いのだが、今作で異例の方法が取られた理由は、ウッディとボー・ピープの関係性が物語においてとても重要になるから。ジョシュ・クーリー監督は「子供のそばにいることが一番大切だと思っていたウッディにとって、ボー・ピープとの再会は衝撃で、大きな決断を下すことになるんだ。だから2人の関係をよりリアルに描く必要があったので、トム・ハンクスとアニー・ポッツには一緒に声の収録を行ってもらったよ」と語る。だからこそ、この2人の息の合った掛け合いによって、ウッディとボー・ピープに感情移入できる物語が出来上がっていったのだ。1作目の『トイ・ストーリー』、『トイ・ストーリー2』に登場し、いつもウッディのことを気にかけていたヒロインのボー・ピープ。2作品合わせて登場時間がわずかだったにも関わらず、ファンからは人気が高かったが、『トイ・ストーリー3』では「ボーはほかの子供部屋に行ってしまった」というウッディの台詞で語られるだけで、ウッディやバズらおもちゃたちと離れ離れになっていた。しかし、今作ではウッディたちと別れてしまった過去、そしてウッディとの運命的な再会が描かれ、広い世界を知ったボー・ピープがウッディに大きな影響を与えるキャラクターとして登場している。クーリー監督は「この映画の制作初期段階では、ボー・ピープが再登場することは決まっていたよ。もしウッディに『人生で一番思い出に残る瞬間は?』と聞いたらきっと『ボー・ピープと再会した時』と答えると思ったんだ。ウッディにとってボーとの別れはかなり辛いものだった。そんな2人が再会し、ボーの存在はウッディ自身が変化する原動力になると思った」と明かし、ウッディとボーの関係を丁寧に描く必要があったことに触れる。そこでトム・ハンクスとアニー・ポッツがシリーズ史上初めて、一緒に声の収録を行うことに。トムとアニーのアドリブを交えた収録はとても息がぴったり合ったものとなり、2人のユーモアたっぷりの掛け合いがキャラクターを描く上ですごく役に立ったとクーリー監督は明かしている。「2人とも頭の回転が速くて、ユーモアのセンスがたっぷりなんだ。2人の掛け合いは、まるでボクシングマッチを見ているようだった。最初からトムとアニーは劇中のウッディとボー・ピープのように最高のコンビだったよ」と語る。トムとアニーのリアルな仲の良い関係性が劇中のウッディとボー・ピープの掛け合いを軽快にし、結果的に2人の関係にいい影響を与えたようだ。ウッディは広い外の世界を知ったボー・ピープと再会することで、最終的に大きな決断を下すことに。衝撃的ともいえる結末は、劇場で確かめてみてほしい。『トイ・ストーリー4』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2019年07月19日現在大ヒット中の「トイ・ストーリー」シリーズの最新作『トイ・ストーリー4』から、お笑いコンビ「チョコレートプラネット」が声優を務める“ふわもふ”で毒舌コンビのダッキー&バニーの吹き替え本編映像が解禁となった。ふわもふで可愛い見た目だが、実は毒舌でしゃべり倒す、ユーモアに溢れたぬいぐるみダッキー&バニー。今回公開されたのは、「チョコレートプラネット」が声優を務めるダッキー&バニーが、所ジョージ演じるバズと初めて出会い、ユーモアたっぷりの掛け合いを見せる本編シーン。ダッキー&バニーは移動遊園地の射的の景品のぬいぐるみだが、ずっと当ててもらえずに残っており、いつか子どもに持ち帰ってもらうことを夢見ているキャラクター。とても可愛らしい見た目だが、実はウッディやバズたちを呆れさせるほど喋り倒す。公開された本編シーンでも、短い足でバズを蹴ろうとして、バニーに助けを求めるダッキー。しかしそれを楽しんで見ていたバニーは、分かっていながらも「ちゃんと言わないと分かんないよダッキー」とちょっと意地悪。そんなバニーにダッキーが「足の長さが届かないの!まったく。いつもやってるだろ。付き合い長いんだ。空気で分かれ」とツッコミを入れる様は、長年一緒にいる独特の“空気感”があり、息の合ったコンビでないと演じられないキャラクター。オリジナル版も、アメリカの人気コメディ番組「キー&ピール」のキーガン=マイケル・キーとジョーダン・ピールが声優を務めており、日本版ではコンビ愛が強く、コントでも絶妙な掛け合いを見せる「チョコレートプラネット」が熱演する。「チョコプラ違和感無いし、上手いな!」「チョコレートプラネットさんの吹き替え最高でした!ダッキー&バニーの事が大好きになりました」「チョコプラの吹き替えめちゃくちゃ合ってるやん!」と、早くも大好評。オーディションを勝ち抜いて選ばれただけあって、実力もさながらユーモアとコンビ愛に溢れるダッキー&バニーのイメージにぴったりのようだ。製作のジョナス・リヴェラは「ピクサーが求めている声優は、どういう声が必要とされているのかを考えられる人」だそうで、「トム・ハンクスやティム・アレンなど声優たちには漫画的な声を演じてもらいたいわけではない。私たちが求めているのは、演じる人がもたらしてくれる人間味だよ」と解説、「演じるキャラクターのことを深く掘り下げて命を吹き込んでくれるからこそ、キャラクターが魅力的になるんだ」と語っている。劇中でも陽気に歌を歌い出したり、とんでもない妄想をしながら作戦を立てたりなど、ユーモアに溢れた強烈な個性を放つダッキー&バニー。彼らとウッディやバズと掛け合い、そして活躍ぶりにも注目だ。『トイ・ストーリー4』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2019年07月18日●『トイ・ストーリー』アフレコ秘話女優・モデルの新木優子が、ディズニー/ピクサー映画『トイ・ストーリー4』(7月12日公開)に登場する新キャラクター“ギャビー・ギャビー”の日本語吹き替えで声優に初挑戦した。おもちゃたちと子どもたちが織りなす感動のドラマを描く本作での経験を「すべての作業がすごく新鮮で楽しかった」と振り返る新木に、アフレコの舞台裏、声に抱いていたコンプレックス、演技の楽しさを教わった恩師との出会い、女優としての転機などについて語ってもらった。――アンティークショップで暮らすギャビー・ギャビー役で声優初挑戦となりました。多面的なキャラクターであるギャビー・ギャビーからは、可愛らしさや切ない思いが感じ取れますが、収録ではどんな面を楽しめましたか?私にとっては全てが初めての経験だったので、すべての作業がすごく新鮮で楽しかったんですけど、中でも特に楽しかったのは、自分の声を収録した後にその声が映像とともに流れてくることですね。すごくうれしかったですし、「これが皆様に届く映像になるんだ」と実感できました。自分の声を改めて画と照らし合わせて聞くことによって、より一層、どんな風に表現しようとイメージすることもできました。――以前から声のお仕事もしてみたいとおっしゃってきたかと思います。今回の作品を通じて、自分の声をもっと好きになれたり、自信を持てたといった、ポジティブな変化はありましたか?もともと、普通の人よりも1トーン低い声がコンプレックスではあったんです。でも自分の声を「いいね」と褒めていただけるようになって「自分の声はコンプレックスに思うようなものではないんだな。むしろ、人とは違う強みにしていけたらいいな」と、ずっと思っていました。そうやって褒めていただくことがうれしかったんですけど、今一歩、自分の自信につながるものがなかったんですよね。でも今回、ギャビー・ギャビーを演じ、完成品を見せていただいたことで、自分の声に対して自信が持てるようになったというか、彼女の魅力の一つになれていたのかなと思うことによって、自分の声も受け入れることができたんです。それは今回のお仕事のお陰だなと思っていますね。――ギャビー・ギャビーも、自分の声を出すための「ボイスボックス」がうまく作動しないことが、おもちゃとしてのコンプレックスになっていますよね。そういう意味で、ギャビー・ギャビーに共感できました?共感できる部分はすごくありました。声以外にも、私には細かい部分で女の子らしいコンプレックスがあったりするんです。そういう悩みは人一倍ケアするんですけど、それが逆に楽しかったりもするんですよね。むしろ、悩みがあったからこそプラスの経験をたくさんさせてもらっているなあとも思うんです。ギャビー・ギャビーも後々に気づくけど、コンプレックスをいかに次のステップとして進んでいけるかが大事だと思うので、コンプレックスを活かしてこれからも向上していきたいです。この作品によって自分の声を受け入れることができたので、どんどん強みに変えていけたらいいなと思います。――ギャビー・ギャビーには印象的なシーンがたくさんありますが、新木さんのお気に入りのシーンは?ボニーのためにフォーキーを取り返さなきゃいけないと思い、1人でもやることをやると決めたときに、ウッディとギャビー・ギャビーが話すシーンです。ギャビー・ギャビーの思いがすごく強いこともわかるし、それを聞いているウッディも、ちゃんと心が動かされている感じがあるんですよね。私自身、夢のようなシーンでした。『トイ・ストーリー』の中でしっかりとギャビー・ギャビーの思いを声に乗せて表現できたのかなと思うシーンでもあったので、すごく印象に残っています。――ウッディとの掛け合いは、唐沢寿明さんの声がすでに入っていた状態でしたか?最初に自分の声を合わせたのは、英語版声優のトム・ハンクスさんのお芝居でした。自分の声を入れ終わった後で聞くときに、ウッディの声が唐沢さんの声になっているという感じだったので、リアルなお芝居の間とかは英語版だったので、ちょっと難しい部分はあったんです。でも、照らし合わせるときには唐沢さんの声が入っていたので、すごくイメージしやすかったですし、楽しくやらせていただきました。――本作で声優を務めたことは、女優としてのキャリアにどんな面でプラスになっていくと思いますか?今回挑戦してみて、声だけで表現することがすごく大変だと学べました。今までは映像で出させていただいて、声だけじゃなく、表情や仕草で表現していて、どれだけ助けられていたか、頼りすぎてしまっていたかということをすごく感じましたね。本作を通じて、声に説得力があることはすごく大切なんだなと思いましたし、声のトーンや表現一つで、相手への伝わり方が変わることを実感できたので、この経験を映像でも活かしていきたいなと思いました。●少女時代から大切にしているもの――ボニーやギャビー・ギャビーが出会う子たちも含め、本作では女の子の姿が印象的に描かれています。新木さんは子どもの頃、どんな女の子で、どんなことをして遊んでいましたか?活発でしたね。どちらかというと、中で遊ぶよりも外に出ていました。おままごとよりも、木登りしたり(笑)。割とそういう遊びの方が好きでした。――そんな新木さんが、子どもの頃から大切にし続けているものはありますか?すごく小さい頃に買ってもらった豚のお人形があって、それは今もありますね。――いくつぐらいの時に買ってもらったものなんですか?5歳くらいかなあ。今年で26歳になるんですけど、20年以上もずっとそばにいるんです。――どういうところが気に入っていますか?すごく癒やされるというか…。親豚の上に2匹、子どもがいるんですよね。なぜかそれまでは物を欲しがらなかったらしいんですけど、ある日にお出かけしたときに、珍しく、その人形だけ手放さずに動かなかったらしくて。それくらい、物心ついた頃から安心感があったのかな(笑)。今でも見ると癒やされますし、すごくほっこりします。――『トイ・ストーリー』はシリーズを通じて、観客の子供たちが成長できる物語になっています。新木さんが「大人になったなあ」と実感したエピソードはありますか?すべての感覚が違いますよね。金銭感覚だったり、人間関係も。本作のボニーは、保育園に行っても友達がいなくて葛藤しているんです。そういうのって大人になってもあることですけど、経験を積み重ねていくことによって自分なりに苦じゃない人との距離感を学習していったりする。最初はボニーのように「怖い」と思っていたことを「今思うと、何で怖がっていたんだろう?」と思うようになったのは、すごく大人になったなあと感じます。人との距離感は、小さいときとは全く違うし、学生の時と比べても全然違いますね。あの頃は友達がすべてというか、自分だけじゃなくて周りにいる人たちがすべてでしたけど、今は自分のことをしっかり中心に据えて考えられるようになりました。もちろん、周りの人も大事だけど、自分も大事だと思うようになったのは、すごく大きいかなと思います。●恩師から教わった芝居の楽しさ――新木さんは小学生の頃にスカウトされて芸能界入りし、モデル・女優として活躍されてきました。最初にお芝居の楽しさを実感したのはいつのことでしたか?中学生の頃に、事務所の演技レッスンに通わせていただいていたんです。あの頃はすべてが新鮮で、その時の先生がすごく厳しかったんですけど、一人の役者・女性として扱ってくださる先生だったんです。その時は「怖い」と思っていたけど(笑)、自分の中で「先生がどうやったら楽しんでくれるかな?」「どうやったら先生を驚かせられるかな?」と、頭の中で方向転換していけた時期がありました。レッスンに行く電車の中とかで「今日の演技レッスンでどういう風に先生を面白く思わせよう?」と考えていたときは、すごく楽しかったです。演じる楽しさは、その先生から教えていただけていたかなと思いますね。――その後、様々な作品に出演してきたわけですが、これまでのキャリアを振り返って、ご自身の転機になった出来事や作品は?より一層自分に自信がついたのは『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』ですかね。本当に全く経験がない中で、大御所の先輩の方々とご一緒する機会がありました。その後、すぐに『コード・ブルー』に出させていただいて。『コード・ブルー』でも大先輩の方々とご一緒させていただく機会がありました。それまでも気を抜いていたわけではなかったですけど、より一層気を張って、脇を締めて、しっかり自分の役と向き合わなきゃいけない!という状況に、作品を通して置いていただいていたのが、私の中ではすごく大きかったかなと思います。――ピクサー作品は世界的なコンテンツです。世界的と言えば、先日にはDiorのショーを鑑賞するために、フランスのパリを訪れていましたよね。そういった国際的なお仕事は、どんな面で刺激的なのでしょうか?本当にすごく貴重な経験だなと思います。海外に行くと不思議なことに「なんで自分ってこんなに小さいんだろう」と感じますし、自分の存在がまだまだどれだけ小さいかに気づいて「もっともっと大きくなりたい、ならないといけない!」と、自分が今まで想像もできなかったような自信が漲るんです。それが海外のパワーですね。悩んでいたり、仕事で不安だったり、そういうことも「なんでこんなに不安に思っていたんだろう?」と、海外に行くことによって思考が全く変わるんです。世界のフィルターを通して見ると、自分が思っているよりも自分が悩んでいることはちっぽけで、どれだけ狭い視野の中で不安になったり、落ち込んだりしているんだろうと思えますね。落ち込んでいるときに行くと、すごく元気になるし、元気な時に行くと、より一層「もっと頑張りたい!」「もっと色々なことをしたい!」というポジティブな気持ちになります。もともとそんなに悲観的ではないんですけど、そういう気持ちにさせてくれるので、定期的に行かせていただく機会があることは、すごくありがたいなと思います。とは言っても、お仕事で自信がない時期もあったりするんですよね。そういう時に、どれだけ忙しくても海外のお仕事があると、自分の気持ちをリフレッシュできるし「頑張ろう!」と思えるので、すごく大切ですし、これからもご縁があれば、どんどん海外のお仕事も挑戦させていただきたいですし、頑張りたいなと思っています。■プロフィール新木優子1993年12月15日生まれ。東京都出身。小学生の時にスカウトされたことがきっかけで芸能界入り。2014年から女性ファッション誌『non-no』の専属モデルとして活動中。Diorのコレクションなどにも出席している。『錨を投げろ』(08)で映画初主演、ドラマ『ラブラブエイリアン』(16)で連ドラ初主演。映画では『あのコの、トリコ。』(18)、『劇場版コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(2018)、『悪と仮面のルール』(18)などにも出演。ドラマでは『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(2017)、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(17)、『SUITS/スーツ』(18)、『トレース~科捜研の男~』(19)などに出演してきた。
2019年07月12日オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回は映画『トイ・ストーリー4』です。『トイ・ストーリー4』をまさかの続編と呼ばずに何をそう呼ぶ!と言いたくもなるわよねー。だって、前作は完璧すぎる、最高のシリーズ終幕&108億円超えの大ヒットだったから。あたしも続編企画があることを知った時点で「いったいどうやってこの先を作るのよ!」と思ったもんですわ。いや、素人妄想でいけば、アンディからボニーに引き継がれたおもちゃたちのその後を描いて、潮時ってときにまた別れのエピソードでつないで…って無限ループにしかなんないしー!(するとマンネリ化して、無残に終わるの)ところがよ。そんな危惧はやはり天才集団のピクサーには不要だったことを思い知ったわ。物語は『~2』の後の回想劇からスタート。なんでそこまで過去にさかのぼるかっていうと、そのときウッディたちと別れたボー・ピープという磁器のお人形が物語のヒロインだから。ウッディたちに、ボニーが幼稚園で作った先割れスプーンのおもちゃ・フォーキーが仲間入り。ところが、フォーキーはゴミ箱にあった材料からできているせいで「自分はおもちゃじゃないー!」と自覚なし。そのため、ボニー一家のキャンプ旅行中に、車から飛び降りちゃうの。で、ウッディが代表してフォーキーを連れ戻しに行ったところ、たまたま見つけたのよ、ボー・ピープの消息の手がかりを!これだけだと、昔のキャラクターの再会~みんな一緒に幸せに暮らしましたとさ、めでたしめでたしってなりそうなもんじゃない?違うの、全く違うの!細かいことはさておき、本作のテーマ。それは「独立心と帰属意識」。これって子供には分からないけど大人になればなるほど考えさせられる人生のテーマ。どっちにも幸せと厳しさがあるし、選択は本人の自由(向き不向きもありますし)。それを考えさせられるのよ。こんな続編ができるなんて想定外。って、涙しながら思うはずよ!『トイ・ストーリー4』フォーキーだけでなく新キャラも魅力的よ。監督/ジョシュ・クーリー声の出演/トム・ハンクス、ティム・アレンほか吹替/唐沢寿明、所ジョージほか7月12日より全国ロードショー。©2019 Disney/Pixar. All Rights Reserved.※『anan』2019年7月10日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)(by anan編集部)
2019年07月03日ジェイク・ギレンホール演じるニューヒーロー“ミステリオ”の登場でも話題を呼ぶ、トム・ホランド主演『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。この度、「アベンジャーズ」のあの戦いが生んだ新たな脅威が明らかになる、期待高鳴る本編映像が公開された。今回解禁となる映像は、トム・ホランド演じるスパイダーマンことピーター・パーカーと、ニューヒーロー、ミステリオ(=クウェンティン・ベック)とのファーストコンタクト。ミステリオを演じるのは、カメレオン俳優として知られ、MCU作品初参戦となるジェイク・ギレンホール。元S.H.I.E.L.Dの長官ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)は、新たなる脅威と戦うためにスパイダーマンの力が必要だとピーターに告げている。それは、それぞれ風、水、火、土の四大元素のうちの一つを操る、“エレメンタルズ”と呼ばれる巨大なクリーチャーたち。この怪物たちは、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アベンジャーズ/エンドゲーム』での出来事によって宇宙にできたブラックホールから、地球上に現れたのだ。別の地球からやってきたミステリオは、スパイダーマンと共闘し、このエレメンタルズという脅威に立ち向かおうとするが、「僕は“親愛なる隣人”ですよ」とピーター。前作『スパイダーマン:ホームカミング』から引き続きメガホンをとるジョン・ワッツ監督は、ミステリオについて、「コミックの中では魅力的なヴィランだった。だからヒーローとして描かれる彼は、今まで誰も見たことがないんだ。スパイダーマンとミステリオとニック・フューリーがチームとなって、全世界に対する脅威と戦うというアイデアがエキサイティングだ」と語る。映像冒頭、ミステリオが初めてスパイダーマンと向い合い、その活躍をねぎらうとき、ピーターの瞳はかつてアイアンマンに向けられていた尊敬の眼差しのようにも感じられる。自分のことを誰よりも信じてくれた人がいない世界で、ヒーローとして葛藤するスパイダーマンを前に、新たなヒーロー・ミステリオは共にエレメンタルズに立ち向かい、スパイダーマンを“親愛なる隣人”から“真のヒーロー”へと導くことはできるのだろうか?『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』は6月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年夏、全国にて公開予定
2019年06月24日トム ブラウン(Thom Browne)がパリで2020年春夏メンズコレクションを発表した。
2019年06月24日ゲイアートの先駆者である、フィンランドの国民的芸術家トム・オブ・フィンランドの波乱の半生を描いた映画『トム・オブ・フィンランド』の本ビジュアルと予告編が解禁となった。「クイーン」のフレディ・マーキュリー、ファションデザイナーのトム・フォード、写真家のロバート・メイプルソープをはじめ、無数の人々に勇気とインスピレーションを与えた伝説のアーティストの知らざれる生涯を描く本作。今回届いた予告編では、同性愛者に対しての軽蔑や無理解がまだまだ強かった時代、たった1本の筆やペンで勇敢に立ち向かった芸術家トウコ・ラークソネンの苦難、そして生涯のパートナーとの出会い、自らの信念を貫き栄光をつかんでいく姿を活写。上下のレザーに身を包み、ワイルドな髭をたくわえた筋骨隆々の男たちなど、身内にも隠れて自らの本能的な欲望をドローイングとして表現し続けていたトウコが、やがてトムと名乗り、アメリカの雑誌で表紙を飾ったことをきっかけに、その名がアンダーグラウンドからアートの表舞台へと一気に知れ渡っていく様子を垣間見ることができる。フィンランドを代表する監督が没後に評価された母国のヒーローを映画化監督を務めたのは、ニコラス・ホルトが主演するJ・R・R・トールキンの伝記映画『トールキン 旅のはじまり』の公開が控えるドメ・カルコスキ。2000年代半ばに長編デビューして以来、これまで監督した長編7本全てが興行と批評の両面で大成功を収め、本作を含む2本が米アカデミー賞外国語映画部門フィンランド代表作品に選ばれるなど、いま最も勢いに乗る監督。2014年にトム・オブ・フィンランドの絵は記念切手になり、国の先進性を象徴する英雄に。これまでの作品でもアウトサイダーの視点から社会を描いてきたカルコスキ監督は、綿密なリサーチをもとにトウコ・ラークソネンの知られざる内面に光をあてながら、歴史背景をも鮮やかに描き出している。『トム・オブ・フィンランド』は8月2日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トム・オブ・フィンランド 2019年8月2日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開© Helsinki-filmi Oy, 2017
2019年06月20日個性的なおもちゃたちを描くシリーズ最新作『トイ・ストーリー4』のワールドプレミアが、日本時間の本日6月12日ハリウッドで行われ、ウッディ役トム・ハンクスをはじめ、ティム・アレン、アニー・ポッツ、キアヌ・リーヴスと、キャラクターに声をあてるキャストたちが登場した。6月21日の全米公開に先駆けて行われたワールドプレミアの会場となったのは、本シリーズお馴染みのハリウッドのエル・キャピタン・シアター。まるでおもちゃの世界に入り込んだような装飾が施され、ウッディやバズ、今回新たに登場するフォーキーもレッドカーペットに登場した。同じく新たにシリーズに仲間入りしたデューク・カブーン役のキアヌが姿を見せると、会場からは大歓声が。そしてキアヌは、サービス精神に溢れた神対応で来場した何百人ものファンを喜ばせていた。「『トイ・ストーリー』は僕にとって特別な作品だ」と明かすキアヌは、「物語、キャラクターはどれも本当に面白く秀逸で感情に訴えかけてくる。たくさんのキャラクターがあり、物語があり、感情があり、キャラクターの願いであったり、おもちゃ同士またはおもちゃと子どもの繋がりを見ることができるんだ。本作に関われたことが本当に嬉しいよ」と本作への参加を喜ぶ。カナダ出身のスタントマンのおもちゃで、過去に子どもから飽きられてしまい自信を喪失しているデュークというキャラクターについては「ピクサー・スタジオで監督たちに会ったとき、 彼からとてつもないエネルギーを感じ取ることができた。デュークはとても素晴らしいキャラクターだよ」と語った。さらに、主人公のウッディを演じるトムが登場すると、会場の熱気はさらにヒートアップ!シリーズの魅力についてトムは「一番の魅力はおもちゃが経験する全てのことへの親しみやすさと、おもちゃが持つ感情だと思う。おもちゃの物語だけど彼らが経験することは、人間である私たちにも通じているものなんだ」と明かし、「僕たちはウッディたちの持ち主への愛情を見て羨ましさを感じずにはいられないよね」と熱弁。24年以上もウッディを演じてきたことについては「毎回大きな責任を感じているよ」とプレッシャーを語り、「“トイ・ストーリー“は数年制作に費やしている間に物語が変わっていく。だから僕たちがスタジオに入る時は毎回、変更点や新しいことが湧き上がってくるんだ。僕が愛するウッディの声を演じることは、ウッディ達が経験する全てのことへの解釈にも関わってくる程、とても大切なんだよ」とコメントした。そして、本作の監督ジョシュ・クーリーは「僕もみんなと同じように3作目が大好きだし、最高の形のラストだった」と前作をふり返り、「でもウッディがボニーの手に渡り、これからどうなってしまうんだろうか?と思ったら、いろんなアイデアが湧いてきたんだよ。“終わりはいつだって新しい始まり”だと思うし、『トイ・ストーリー4』と呼ぶにふさわしいクオリティの映画ができたと思う」と本作への自信を語っている。『トイ・ストーリー4』は7月12日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:トイ・ストーリー4 2019年7月12日より全国にて公開©2018 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2019年06月12日ジャスティン・ビーバーが、突然トム・クルーズに挑戦状を叩きつけた。「トム・クルーズとオクタゴンで試合がしたい。トム、もしこの闘いに応じなければ、あなたは臆病者であり、一生後悔することになるよ」とツイートしたのだ。オクタゴンとは、アメリカの総合格闘技大会「UFC」の試合場のこと。「この試合を前向きに考えてくれる人は? @ダナホワイト」と、「UFC」の代表で名プロモーターのダナ・ホワイトに向けてツイートするという、なかなかの本気っぷり。ジャスティンが、なぜトムに突然ケンカを売るように闘いを挑んでいるのか、理由は不明だ。ジャスティンのツイートのコメント欄では、元UFCのチャンピオン、コナー・マクレガーは「トムが挑戦を受けるほどの男であれば、わが社が試合を主催する」と表明し、あるファンは「31歳も年上の人に、一体何を言っているの。トムはきみのお父さんより12歳も上だよ」とジャスティンの行動を疑問視した。数時間後、ジャスティンはファンが作った動画をツイッターで投稿した。それは、トムが昔出演した『遥かなる大地へ』のファイトシーン。トムが相手をコテンパンに打ちのめすのだが、その相手の顔にジャスティンの写真が貼られており、ジャスティンがやられてしまう結果に。ジャスティンは「勘弁してくれよ、トム。ぼくの予定していたことと違う」とツイートしている。(Hiromi Kaku)
2019年06月11日シンガーのジャスティン・ビーバー(25)がTwitterで突如「トム・クルーズと戦いたい」と言いだし、失笑を買っている。「トム・クルーズとオクタゴンで戦ってみたい。トム、もしビビっちゃって戦えなくても落ち込まなくていいからね」と、なぜか上から目線で挑発。オクタゴンとは総合格闘技団体「UFC」が採用している八角形のリングの通称だ。当該ツイートのコメント欄を眺めると、「戦う前から負け犬感がすごい」「彼が何にビビるって?」など、ビーバーがあっと言う間にリングに沈むと考える人が大多数を占めている。25歳のビーバーに対してクルーズは56歳だが、『ミッション:インポッシブル』シリーズなどのアクション映画でほとんどのスタントを自らこなす驚異的な体力の持ち主だけに当然の反応とも言えよう。また、ツイート内で「you’re」を「your」とミスしている点にも激しくツッコミが入っており、情けなさが倍増している。クルーズ側から一切のリアクションはないが、今年3月に現役を引退した元総合格闘技選手のコナー・マクレガーは、自身の会社でこの興行を主催したいと名乗りを上げている。
2019年06月10日6月1日、23歳の誕生日を迎えたトム・ホランドが、「今日はぼくの誕生日。それと、発表の日」というキャプションと動画をインスタグラムに投稿した。トムは動画で誕生日はダイビングを楽しみ、素晴らしい1日だったと語り、お祝いメッセージを送ってくれたファンに感謝を述べた。「発表の日」については、トムの両親が運営しているチャリティー団体「The Brothers Trust」が開催したコンテストの優勝者について発表を行った。トムは、実生活では4人兄弟の長男でありながら、スパイダーマンを演じている『アベンジャーズ』シリーズでは最年少の末っ子キャラ。ソー役のクリス・ヘムズワースから「誕生日おめでとう、おまえは最高だ」、スター・ロード役のクリス・プラットからは「かわいい弟、トム。誕生日おめでとう。きみの将来性はすごいよ。素敵な一日を!!」と祝福コメントが寄せられた。ほかにも『アベンジャーズ』シリーズのほか『スパイダーマン:ホーム・カミング』で共演したロバート・ダウニー・Jr、『スパイダーマン』シリーズのゼンデイヤもトムの誕生日を祝った。『インポッシブル』でトムの母親役を演じたナオミ・ワッツは、同作のタイでの撮影現場から懐かしの写真を掲載。「切り傷やあざを作っても、すごく楽しかったよね。フェイクの傷もあったし」とふり返り「お誕生日おめでとう。大好きよ」と綴った。(Hiromi Kaku)
2019年06月03日「トム フォード ビューティ」といえば、モードかつ洗練されたメイクアップを楽しめる高級ブランド。そんなトムフォードのコスメで、テクニック要らずで上質なツヤ肌を手に入れることができるんです。その魅力的なコスメを詳しくご紹介します!「トム フォード ビューティ」はどんなブランド?トムフォードはブティックで有名ですが、コスメブランドとしては2006年にフレグランスから始まりました。2011年頃にフルラインナップのコスメティクスが揃い、モードで高級感のあるパッケージは持っているだけでも幸せになるような、そんな特徴があります。今では、洗練されたおしゃれな雰囲気を楽しみたい女性にとても人気があるコスメティックブランドとなりました。関東や関西などの限られた百貨店にしか取り扱いがありませんでしたが、最近では九州にも上陸し、ますますたくさんの方がトム フォード ビューティの魅力に触れることになるかと思います。そこで、これからの季節にぜひオススメしたい、上質なツヤ肌をテクニック要らずで手に入れることができる、トムフォードの優秀コスメをご紹介します!トム フォード ビューティで叶うメイクアップの仕上がりとは?お店の雰囲気はモードでかっこいいイメージのあるブランドなので、落ち着いたカラーのコスメがほとんどかと思いきや、ビビッドなピンクの口紅や、鮮やかなオレンジとパープルがセットになったアイシャドウパレットなど、個性的なメイクが楽しめるメイクアップアイテムがたくさんあります。もちろん上品な仕上がりにしたい時にぴったりな、ブラウンカラーやベージュ系のコスメも揃っていますが、いつものメイクをアップデートしたい時や、トレンドのカラーメイクを楽しみたい方もきっとワクワクするはず!ありそうでなかった色の組み合わせのアイシャドウや、同じブラウンでも微妙にニュアンスの違うリップアイテムが揃っていますので、メイクを楽しみたい方はぜひ覗いてみてくださいね。トム フォード ビューティで上質なツヤ肌を手に入れよう!たくさんあるメイクアップアイテムの中でも、特に優秀だと感じたのが“ツヤ系アイテム”。例えばアイシャドウのラメ感は高級感があり、パウダーなのに濡れたようなみずみずしいツヤを感じることができます。またベースメイクアイテムでも同じようにみずみずしいツヤ感を手に入れることができ、いつものメイクに加えるだけで肌の質感が一気にランクアップします。ぜひいつものメイクに取り入れて欲しいツヤ系アイテムを、次にご紹介します。これがオススメ!ツヤ感コスメ2選スキン イルミネイティング パウダー デュオ出典:byBirth出典:byBirthハイライトとシェーディングが一つになったパレットです。今までたくさんのハイライトを使用してきましたが、こんなにも満足のいく仕上がりは初めてです!まずハイライトの方ですが、白っぽさが無く肌から浮いたような仕上がりにはなりません。繊細なラメが肌の上で輝き、みずみずしいツヤを感じることができます。薄づきなので、少しずつ重ねてツヤ感を調節することができます。ぜひ目周りのCゾーンに馴染ませて、立体感のある仕上がりを楽しんでください!シェーディングの方にも同じ繊細なラメが入っており、シェーディング兼チークとして使うのがオススメです。こめかみからお顔の中心に向かって斜めに入れるとクールな仕上がりになり、フェイスラインもすっきり見えます。肌に乗せるとブラウンの暗さが柔らぎ、肌の色と馴染んで自然な血色を与えることができます。2色を組み合わせて使うと、光が集まりとても綺麗なツヤ肌を楽しむことができます。クリーム アンド パウダー アイ カラー01 ネイキッドブロンズ出典:byBirth蓋がついた上の段には大粒のラメがぎっしりと詰まったパウダーアイシャドウが、そして下の段には伸ばすとさらりとするクリーム状のアイシャドウがセットされています。乗せ方としては、まずはクリームアイシャドウをベースに、アイホール全体に伸ばして上からふわっとパウダーアイシャドウを重ねます。クリームの方は密着感がとても高く、時間が経っても崩れたり、色がくすんできたりしにくいタイプです。ややメタリックな質感なので、これだけでも存在感がアップします!出典:byBirthさらに上からラメぎっしりのパウダーアイシャドウを重ねると、どの角度から見ても美しいツヤ感を楽しむことができます。夏の太陽の下で映えるような、華やかなツヤアイメクを楽しむなら1つ持っていても損はないアイシャドウです!出典:byBirth輝く太陽の下で映えるツヤを手に入れよう!上のオススメアイテムを使ってメイクをするなら、ベースメイクはリキッドやクッションファンデーションを使って、思いっきりツヤ感を出しましょう!フェイスパウダーは崩れやすいTゾーンや目の下のみに馴染ませ、他のパーツはそのままにすると、たくさんの方が憧れる水光肌を作ることができます。アイシャドウはラメがとても華やかで目立ちますので、アイラインは控えめに、マスカラで目元の存在感をプラスしましょう。チークやリップはモードな雰囲気に仕上げるため、ブラウンオレンジやブラウンベージュなど彩度の低いカラーを使うのがオススメです。ぜひいつもと違う、上質なツヤ感を手に入れて、洗練されたおしゃれなメイクを楽しんでくださいね!
2019年04月29日月曜日(現地時間)に開催された『アベンジャーズ/エンドゲーム』のプレミアに、姿を現さなかったスパイダーマン役のトム・ホランド。これまでマーベル映画の公開前に、ネタバレばかりしてきた“前科”があるため、「ついにプレミアへの出席を禁じられたのでは…」との憶測がファンの間で広がっていたが、単にスケジュールの都合だったようだ。トム本人がインスタグラムのストーリーで明かした。「みんなにメッセージを届けたくて。昨日はプレミアに参加できなくてごめんね。ぼくはいまアラバマ…いや違う違う、アトランタで『Chaos Walking』の撮影中なんだ」とファンにプレミア不参加の理由を説明した。また、「素晴らしいファンのみんなにありがとうと言いたい。マーベルの旅にぼくを一員として参加させてくれたことを」とファンに感謝を伝えた。そして監督のルッソ兄弟を称え、最後に「ぜひ『アベンジャーズ/エンドゲーム』を観に行ってね!」と宣伝することも忘れなかった。トムは、2016年に『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で3代目スパイダーマンとしてMCU映画に初登場。『エンドゲーム』の後は夏に『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』の公開を控えている。(Hiromi Kaku)■関連作品:スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年夏、全国にて公開予定アベンジャーズ/エンドゲーム 2019年4月26日より全国にて公開©Marvel Studios 2019
2019年04月25日アーティスト、トム・サックス(Tom Sachs)と、ナイキ(NIKE)のコラボレーションコレクション「ナイキクラフト」の新作が、4月27日に発売。東京オペラシティ アートギャラリーでは、4月20日からトム・サックスの「ティーセレモニー」展が開催されている。2012年に初めて発表された両者のコラボ。今回発売される新作は、シューズ「ナイキ マーズ ヤード オーバーシュー」(5万9,400円)とポンチョ「ナイキ x トム・サックス ポンチョ」(5万4,000円)、「ナイキ x トム・サックス ビーニー」(6,480円)の3型。悪天候によって濡れて冷たくなった足へのフラストレーションに対応する、というサックスの考えを発端に生まれた「マーズ ヤード オーバーシュー」。雨などから防ぐ役割をするオーバーシュー部分には、ボートのロープや帆に使われている高強力な繊維のダイニーマ素材を用い、それは折り返すことで寒暖差による内部のムレを解消することが可能。アウトソールは分厚く、接地面に小さな切れ込みを入れグリップ性を高めた仕様に。「ナイキ x トム・サックス ポンチョ」は一見ウエストバッグに見えるが、前部にある安全ボタンを解除し色つきのコードを引くと、雨風を遮るポンチョがパラシュートのように開く仕組みとなっている。背面には、大きく“MADE IN VIETNAM”の文字がプリントであしらわれている。アイテムは、NIKE.COM/NIKELAB、SNKRS、南青山の旗艦店ナイキラボ MA5(NIKELAB MA5)、ドーバー ストリート マーケット ギンザにて順次展開予定。
2019年04月24日世界から注目を集めるアーティスト、トム・サックス(Tom Sachs)の企画展「トム・サックス ティーセレモニー」が、東京オペラシティアートギャラリーで、4月20日から6月23日まで開催される。《Bonsai》 2016 /《Stupa》 2013 ©Tom SachsCourtesy of Tomio Koyama Galleryニューヨーク在住のトム・サックスは、プラダ(PRADA)のロゴで作られた便器、エルメス(HERMÈS)の包装紙によるマクドナルドのバリューセットなど、「手作り(ハンドメイド)の既製品(レディメイド)」とも評される作品を制作し、世界各地で数多くの展覧会に参加。日本ではハローキティ誕生30周年記念「KittyEX.」に巨大なキティ像を出品して話題になった。ミラノサローネやヴェネチア・ビエンナーレ建築展への出品や、ナイキ(NIKE)とのコラボレーションでも世界中から注目を集める。本展は、独自のまなざしで日本の文化に深いリスペクトを向ける彼が、ティーセレモニー(茶会、茶道)に本格的に取り組む展覧会。外国人の彼の目に真新しく映る、楽しい日本の姿は、私たち日本人が見落としてきた価値観や世界観にあらためて気づかせてくれる貴重な機会となる。【展覧会情報】トム・サックス ティーセレモニー(Tom Sachs: Tea Ceremony)会期:4月20日〜6月23日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2 時間:11:00〜19:00(金・土は20:00まで、最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(祝日の場合は翌火曜日)料金:一般1,400円(1,200円)、大・高生1,000円(800円)、中学生以下無料※()内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料、割引の併用および入場料の払い戻しは不可
2019年04月19日お笑いコンビのトム・ブラウンが、20日(27:00~)に放送されるニッポン放送『トム・ブラウンのオールナイトニッポン0(ZERO)』でパーソナリティを務めることが決定した。2018年に行われた『M-1グランプリ』のファイナリストで、「ダメー!」のツッコミでもおなじみのトム・ブラウンが『オールナイトニッポン』に初登場し、生放送でパーソナリティを担当する。土曜日は深夜1時から『オードリーのオールナイトニッポン』が放送されており、同じ事務所(ケイダッシュステージ)の先輩から放送のバトンを受ける形となる。番組では「『ダメー!』に代わるツッコミを募集するコーナー」、スノーボードのインストラクターの資格を持つみちおに「スノボに関する質問をぶつけるコーナー」などを行う予定だ。布川ひろきは「見た目8割でやっている僕らが『オールナイトニッポン』をやらせていただくなんて悶絶です! 北海道の『福永俊介のアタックヤング』でハガキを送ってたパワーを出せたらと思います!」と語り、みちおは「若手の登竜門として、華々しく君臨し続ける『オールナイトニッポン』。たいして面白い話はできないかもしれませんが、楽しんで気合い入れて100%でやりたいと思います。聴いてくれなきゃ、ダメー!」とコメントを寄せた。
2019年04月08日FC バルセロナに所属するプレイヤーが、2018/2019シーズンのオフィシャルチームポートレートでトム ブラウン(THOM BROWNE)のスーツを着用した。チームポートレートの撮影に際して、リオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ジェラール・ピケ、サミュエル・ユムティティ、イヴァン・ラキティッチを始めとするFC バルセロナのスタープレイヤー達は、チームのトレーニング場が位置するサント・ジョアン・デスピのシウタエスポティヴァにスーツ姿で集結。クラブの代名詞的な存在であるレッド&ブルーストライプのユニフォームに変わって選手たちが身につけたのは、メード・トゥ・メジャーで制作された、トムブラウンを象徴するミディアムグレーのスーツ。これに、同じくミディアムグレーの4BAR カシミアベスト、ネクタイ、白のオックスフォードシャツ、定番のペブルグレインレザーシューズ、トリコロールのタイピン等を合わせて、完璧なトム ブラウンスタイルを披露した。<プレイヤー>後列(左から右):マルク・アンドレ・テア・シュテーゲン、ジャン=クレール・トディボ、ケヴィン=プリンス・ボアテング、サミュエル・、ユムティティ、クレマン・ラングレ、トーマス・フェルメーレン、ヤスパー・シレッセン中央列:アルトゥール・メロ、ジェイソン・ムリーリョ、イヴァン・ラキティッチ、アルトゥーロ・ヴィダル、ウスマン・デンべレ、カルラス・アレニャ、ラファエル”ラフィーニャ”・アルカンタラ前列:マルコム・シウヴァ、ジョルディ・アルバ、セルジ・ロベルト、リオネル・メッシ、セルジオ・ブスケツ、ジェラール・ピケ、ルイス・スアレス、フィリペ・コウニーチョ
2019年03月29日3月9日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」では、トム・ハンクス主演の人気ミステリーシリーズ第3弾として2016年に公開された『インフェルノ』を本編ノーカットで地上波初放送する。本作はダン・ブラウン原作の大人気ミステリー小説を『アポロ13』『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』のロン・ハワード監督がメガホンを取って映像化する大ヒットシリーズの3作目。トム・ハンクス演じるロバート・ラングドン教授が歴史の裏に隠された秘密や陰謀を巡る壮大な謎を解き明かしていく本シリーズの1作目『ダ・ヴィンチ・コード』ではイエス・キリストの生誕にまつわる謎をテーマに、2作目『天使と悪魔』では“反物質”をめぐる秘密結社とバチカンの戦いが描かれた。今回放送される『インフェルノ』は人口増加という地球の未来に関わる危機を解決しようと、“ウイルス”を生み出し伝染病を利用して人類を淘汰しようとする大富豪ゾブリスト(ベン・フォスター)が、詩人ダンテの叙事詩「神曲」<地獄篇(インフェルノ)>に隠した暗号(コード)の謎を解きウイルス拡散を防ごうと、ラングドンがフィレンツェからヴェネチア、トルコのイスタンブールへと謎解きと冒険をくり開げる…というストーリー。共演には『博士と彼女のセオリー』でアカデミー賞主演女優賞やゴールデングローブ賞にノミネート、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』などで知られるフェリシティ・ジョーンズをはじめ、『ジュラシック・ワールド』のイルファン・カーン、同じく『ジュラシック・ワールド』などのオマール・シーなどが出演。また今回の放送にあたっては「春の超大作映画SP地上波初放送祭り」第2弾として、旅行券が当たるデータ放送プレゼントキャンペーンも実施。こちらもお楽しみに。土曜プレミアム『インフェルノ』は3月9日(土) 21時~フジテレビ系で本編ノーカット地上波初放送。(笠緒)
2019年03月09日