申し訳なさ半分、微笑み半分の表情で、「ソーリー(笑)」と声を揃えてくれたのは、大ヒットドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」を手掛けたクリエイターコンビ、デイヴィッド・ベニオフ&D.B.ワイス。シリーズが惜しまれつつ幕を閉じてから3か月、企画責任者として作品のすべての鍵を握る2人が来日した。愛されるドラマになったのは「決して平坦ではない旅を描けたこと」広大なウェスタロス大陸の玉座を巡り、複数の名家が壮絶な覇権争いを繰り広げる「ゲーム・オブ・スローンズ」。その容赦ない展開はもはや誰もが知るところで、劇中では主要登場人物さえ命の保証はない。視聴者は放送開始以来、愛したキャラクターたちの死を目の当たりにし、心を打ち砕かれてきた。その恨み節(?)に応える形で返ってきたのが、冒頭の「ソーリー(笑)」。ベニオフが続ける。「殺したくなかった登場人物は大勢いる。それは、俳優に会えなくなるのが寂しいから。例えば、カール・ドロゴ役のジェイソン・モモアは一緒にいて本当に楽しい人だし、世界に2人といない存在。でも、カール・ドロゴの物語はあそこで終わるべきだった。ものすごく寂しかったし、撮影現場でもう一度会いたかったから、役の死後にも少しだけ登場させたけどね(笑)。キャトリン・スターク役のミシェル・フェアリーやロブ・スターク役のリチャード・マッデンもそう。彼らとずっと一緒に撮影したかった。この業界にいると、恐ろしい話もよく聞く。気分屋の俳優たちの話をね。でも、僕らの作品に集まったのは、ほんのちょっとの例外を除いて素晴らしい人ばかりだった」。スリリングな展開、迫力の映像など、作品の魅力は語り尽くせない。だが、「ゲーム・オブ・スローンズ」がここまで愛されるドラマになったのは、やはりキャストたちの作り上げた登場人物の魅力によるところが大きい。それが、先のベニオフの言葉からも分かる。「僕らのドラマはキャストと共に成長してきた。スターク家の子たちなんて、最初はみんな可愛い子供だったのに。先日、僕らは(サンサ・スターク役の)ソフィー・ターナーの結婚式に出席した。(ブラン・スターク役の)アイザック・ヘンプステッド=ライトは背が伸び過ぎた(笑)。(アリア・スターク役の)メイジー・ウィリアムズも立派なレディになった」と溜め息交じりに、けれども嬉しそうに話すワイスを見ながら、ベニオフが登場人物の重要性に触れる。「物語を綴るうえで、作り手が何に惹かれるか。視聴者を飽きさせないために必要なものは何か。愛されるドラマというものは、それら2つが一致しているのだと思う。僕らは登場人物たちに思い入れを抱いている。その思い入れを視聴者にも持たせることができれば、人物がどこに向かっても視聴者はついていく。だからこそ、つらい思いをさせることもあるけど(笑)。あるいは、大好きな登場人物がこんなにも酷いことをするなんて!と絶望することもあるだろう。僕らが恵まれていたのは、73時間をかけて登場人物たちの決して平坦ではない旅を描けたこと。大勢の登場人物たちの交わり合った旅をね」。“普通のやり方ではない”とは知らず最後まで貫いた“現場主義”計8シーズン全73話で物語は完結。このフォーマットも、2人にとっては意味がある。連続ドラマ化が決まる以前、原作者ジョージ・R・R・マーティンのもとには映画化のオファーも殺到していた。「僕らはどうしても映像化権を手に入れたかった。こんなにも興奮させられた物語はないからね。LAのステーキハウス、ザ・パームで初めてジョージに会ったのだけど、ステーキを食べた彼の髭にバターがちょっぴりついたのを覚えている。その席で、ジョージが言ったんだ。“ジョン・スノウの母親は誰だと思う?”とね。読者の間では話題にされてきたことだけど、作中では明かされていない。でも、僕らはその件について、偶然にも前日に議論していた。だから、ある人物の名前を即答したんだ。正解だったよ。ただし、映像化を許可されたのは正解したからではなく、熱意が伝わったからだと思いたいね(笑)。有名な映画プロデューサーからのオファーも舞い込んでいるという中、僕らは連続ドラマにすべきだと主張した。素晴らしい人物たちの物語をカットすることなど考えられなかったから」。「シーズンごとのストーリーラインを考える。それを長めのサマリー(概要)にまとめる。ここからは僕ら2人を含めた脚本家4人ほどでの共同作業で、エピソードごとのあらすじを分担して書く。誰がどの回を書くか、野球のドラフトみたいに希望を出し合ったりしてね。その後、それぞれが書き上げたものを共有し、リライトし合う。もともとは誰が書き始めたものか、分からなくなるほど推敲を重ねるのが理想」と、脚本執筆のプロセスを説明するワイス。「そうして、書き手のエゴを排除していくんだ」と言い、壮大で濃密な73時間が出来上がった秘訣を明かす。さらに、脚本が完成した後も、ベニオフ&ワイスの役目は続く。“現場主義”であり、フットワークの軽い彼らにとっては、「どの制作過程においても、常に“現場”にいる。それがこだわりだった」とワイスが語る。「『ゲーム・オブ・スローンズ』の現場には、多大な時間と労力をかけ、最高の衣装や最高のクリーチャーを作ってくれるプロたちが集まっている。そんな彼らの疑問にすぐ答え、全体像を指し示す人間が現場にいるべき。でも、2シーズンほど過ぎたころだったかな…。それが普通のやり方じゃないと知った。大多数のクリエイターは、来る日も来る日も撮影に立ち会うわけじゃないとね。もちろん、スタッフは全員それを知っていたけど、あえて黙っていたらしい(笑)。でも、だからと言って家でのんびりしていようとは思わなかったし、後悔もない。ベストな作品を作るためには、何度でもそうすると思う」。<「ゲーム・オブ・スローンズ 最終章」リリース情報>10月2日(水)ブルーレイ&DVDレンタル開始/12月4日(水) ブルーレイ&DVD発売■【初回限定生産】ブルーレイ コンプリート・ボックス ¥11,818 +税■【初回限定生産】 DVD コンプリート・ボックス ¥10,000 +税■レンタル ブルーレイ&DVDVol.1~5※Vol.1のみ2話収録「ゲーム・オブ・スローンズ」コンプリート・シリーズ 12月4日(水)ブルーレイ DVD 発売■【初回限定生産】ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章>ブルーレイコンプリート・シリーズ ¥ 42,727 税■【初回限定生産】ゲーム・オブ・スローンズ<第一章~最終章>DVDコンプリート・シリーズ ¥ 34,545 税発売・販売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメントGame of Thrones (C) 2019 Home Box Office, Inc. All rights reserved.HBO(C) and related service marks are the property of HomeBox Office, Inc.Distributed by Warner Bros. Entertainment Inc.(text:Hikaru Watanabe)■関連作品:ゲーム・オブ・スローンズ[海外TVドラマ]© 2012 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
2019年10月06日映画館にライブ・コンサート向けの音響設備をセッティングし、大音量&高音質で映画を楽しむ映画ファンにはおなじみの人気企画“爆音映画祭”が本日から新宿ピカデリーでスタートする。本イベントは単に音量をあげるだけではなく、微細にセッティングを調整することで“映画の音”を追求。知っているはずの映画の新たな側面が見えてくる催しだ。いまはなき吉祥寺バウスシアターでスタートした爆音上映は、シアターに備え付けられていたコンサート用の音響設備を使って映画を上映するところから始まった。近年、この映画祭の成功に触発されて様々な大音量上映が増えているが、爆音映画祭は単に音量をアップさせるだけでなく、映画の音を丁寧に調整することで、映画に新たな印象をもたらす=爆音によって映画の見え方が変わる可能性を追求している。つまり、爆音上映は音楽や爆発音が主役の映画ばかりではなく、静謐な作品や立体的な音響が存在しなかった古い映画でも存分に効果を発揮する。耳が痛くないように調整しながら音量をアップさせ、高音質で古い映画を上映することで、それまで記憶になかった音が聞こえ、何度も観たはずの映画を“再発見”できるのだ。今回の映画祭でも『ボヘミアン・ラプソディ』や『グレイテスト・ショーマン』など近年の定番プログラムだけでなく、1980年製作の『ブルース・ブラザース』や、名作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』などクラシック作品も数多く登場。何度も観たはずの映画にさらに深く没入できる、新しい発見がある……爆音上映の醍醐味を存分に堪能できる9日間になりそうだ。新宿ピカデリー爆音映画祭『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』『レディ・プレイヤー1』『アド・アストラ』『ラ・ラ・ランド』『レ・ミゼラブル』『バーレスク』『ブルース・ブラザース』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『マッドマックス怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』『バーフバリ 伝説誕生 完全版』『バーフバリ 王の凱旋 完全版』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』10月3日(木)まで新宿ピカデリーで開催中爆音上映:2000円(税込)爆音絶叫上映:2200円(税込)
2019年09月25日映画『仮面病棟』が、2020年3月6日(金)に公開。坂口健太郎×永野芽郁が共演。“現役医師”が病院を舞台に描く、ノンストップ脱出ミステリー原作は、作家・知念実希人による同名小説。現役医師も同時に務める知念ならではの精巧で緻密な病院ミステリーで、今回は自身初の映画化となる。物語の舞台は、鉄格子で閉ざされた元精神科病院。その⽇、病院は凶悪犯のピエロに占拠された。閉じ込められたのは、⼀夜限りの当直医の速⽔と凶悪犯に撃たれた⼥⼦⼤⽣の瞳。密室と化した病院から脱出を試みる2⼈は、次々と不可解な異変に遭遇する。この病院には、何かある――。病院≪なぞ≫の仮⾯に隠された<衝撃の真実>とは︕︖謎を解くまで逃れられない、ノンストップ脱出ミステリーが描かれる。登場人物(キャスト)紹介坂口健太郎×永野芽郁が共演!映画でメインキャラクターを演じるのは、今を時めく人気俳優。『今夜、ロマンス劇場で』『劇場版 ファイナルファンタジー XIV 光のお父さん』の坂口健太郎が単独初主演に挑むほか、ヒロインには『君は月夜に光り輝く』の永野芽郁が抜擢されている。速水秀悟(坂口健太郎)主人公の医師・速水秀悟。当直を変わったことから事件に巻き込まれる。凶悪犯に占拠された危険な病院から、脱出を試みる。川崎瞳(永野芽郁)凶悪犯に襲われ傷を負った女子大生。医師・速水に助けられ、共に病院からの生還を図る。ピエロピエロのマスクを被った謎の凶悪犯。夜の病棟を占拠し、患者や病院スタッフを恐怖へと陥れる。敵か味方か?!謎に包まれた病職員凶悪犯に拘束された病職員役には、高嶋政伸や内田理央といった面々が揃う。聖職者のはずなのに銃⼝を向ける院長や、ひそひそと耳打ちをする看護婦…。怪しく危険な病院の謎を深めていく彼らの正体とは一体…?田所院長(高嶋政伸):警察への通報を頑なに拒む佐々木香(内田理央):院長と共に何かをひた隠す怪しい看護師東野良子(江口のりこ):佐々木とともに勤務する看護師医師・小堺司(大谷亮平):事件当日に突如、速水に当直医の担当変更を依頼した医師監督に、木村ひさし監督は、映画『屍人荘の殺人』の公開を控える木村ひさしが担当。ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士-」シリーズなど、数々のサスペンスミステリーを手掛けてきた木村が、人気小説をどのように映像化するのか。今後のアップデート情報にも是非注目してほしい。UVERworldが主題歌を担当主題歌を手掛けるのは、人気ロックバンドのUVERworld。本作の為に描き下ろした楽曲「AS ONE」で映画「仮⾯病棟」で登場人物に“次々と押し寄せる<謎>と“ノンストップ脱出ミステリー の疾⾛感”をさらに加速させる。なおボーカルの TAKUYA∞は、「⾳楽を⽿にした⼈が⽣きる世界の中で、ある種の勢いが⾝体中に充満するような楽曲に 仕上がっています。映画はもちろんのこと、楽曲も楽しみにしていてください。」とコメントを残している。【詳細】映画『仮面病棟』公開日:2020年3月6日(金) 全国公開監督:木村ひさしキャスト:坂口健太郎、永野芽郁、内田理央、江口のりこ、大谷亮平、高嶋政伸原作:知念実希人「仮面病棟」(実業之日本社文庫)配給:ワーナー・ブラザース映画
2019年09月23日タレントの小林麻耶が18日、東京・銀座ロフトで行われた海外ドラマ『フレンズ』25周年記念イベントに出席した。ワーナー・ブラザース テレビジョン&ホームエンターテイメントは、人気海外TVシリーズ『フレンズ』の放送開始25周年を迎える今年、アニバーサリー仕様のブルーレイBOXをこの日より発売。これを記念したイベントが行われ、同ドラマの大ファンだという小林麻耶が登場した。同ドラマの名物カフェ「セントラル・パーク」を忠実に再現したイベント会場には、実際にドラマで使用されたカウチが登場。日本初上陸となったカウチに日本人で初めて座った小林は「緊張感がありますが、高級感がありますね。柔らかくていい硬さもあります」と絶賛し、「フレンズの一員になったような感じでテンションが上がりました」と笑顔を見せた。続いて同ドラマの話題となり、「何といっても会話が面白いんですよ。笑いありホロリとする場面もあって、様々なことが起きるんですが、常に前向きで肩の力を抜いて人生を楽しんでいるところが好きでしたね」とあげながら、「付き合ったり別れたりするんですけど、でも友だちは続いていく。日本では中々あそこまで仲の良いフレンズはいないので、そこはさすがアメリカだなと思いましたね」と同ドラマの好きな理由を説明した。7月12日の誕生日で40歳となった小林。「ちょうどキリが良くなりました(笑)」と自虐的にしつつ、誕生日は「どう過ごしたんだっけ?(結婚してから)初めての誕生日なのに忘れちゃった(笑)。何したっけ? インスタを見てもらえたら分かるんですけど」としばらく思い出せず、関係者に聞く場面も。ようやく思い出した小林は「自宅で旦那とご飯を食べました。実は夫と誕生日(旦那が7月19日)が近くて、40歳だしレストランに行ったり大きな誕生日会を開こうかという話をしてくれましたが、日常が自分の中ではありがたいと思っているので、普通の生活をして一日を過ごしたいと思いました」と明かしていた。
2019年09月19日アリシア・ヴィキャンデルが主役のララ・クロフトを演じた『トゥームレイダー ファースト・ミッション』の続編製作が決定した。2018年に公開された前作は、北米での興業成績がやや振るわなかったため、続編の製作が危ぶまれていた。「Digital Spy」によると、MGMとワーナー・ブラザースがすでに脚本家にエイミー・ジャンプを起用。エイミーは、マーティン・スコセッシが製作総指揮に名を連ねたイギリス映画『フリー・ファイア』の脚本で名を知らしめ、アリシアのお気に入りの脚本家だという。監督には『フリー・ファイア』の監督を務め、エイミーと脚本を共同執筆したベン・ウィートリーが決定している。エイミーとベンは『Kill List』(原題)、『サイトシアーズ ~殺人者のための英国観光ガイド~』でもタッグを組んでおり、映画製作におけるパートナーとして阿吽の呼吸を見せている。1作目が公開される前から、今後も「ララを演じていきたい」と語っていたアリシアは当然続投だろう。そのほかのキャストの出演についてはいまのところ明らかになっていない。撮影は2020年の早い時期に開始となり、2021年3月19日公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:トゥームレイダー ファースト・ミッション 2018年3月21日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC.
2019年09月05日ブラッド・ピット主演『アド・アストラ』が爆音映画祭に初登場!開催4回目となる「新宿ピカデリー爆音映画祭」にて『ボヘミアン・ラプソディ』『グレイテスト・ショーマン』などとともに上映されることになった。新宿ピカデリーで開催された過去3回の爆音映画祭が大反響を呼び、今回は4回目。総合的にプロデュースするのは、2004年から東京・吉祥寺バウスシアター、そして日本全国各地にて、音楽用のライヴ音響システムを使用しての数々の爆音上映を企画・上映し、まさに“爆音”という「新しい映画の楽しみ方」を創出した樋口泰人氏(株式会社boid代表)。今回もこれぞ“爆音”で堪能してほしいと考える14本の名作を、新作・旧作織り交ぜ選出し、作品それぞれに適した音響調整を実施している。9月20日より公開されるブラット・ピット主演、ジェームズ・グレイ監督最新作『アド・アストラ』が爆音映画祭に初登場。いまだ人気冷めやらぬ『ボヘミアン・ラプソディ』をはじめ、『レ・ミゼラブル』『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』『バーレスク』『ブルース・ブラザース』と多くの人々に愛される音楽・ミュージカル作品や、『レディ・プレイヤー1』『バーフバリ 伝説誕生 <完全版> 』『バーフバリ 王の凱旋 <完全版>』『バジュランギおじさんと、小さな迷子』など、“爆音”の醍醐味を存分に味わえる人気作まで、映画ファン垂涎の幅広いラインアップが勢揃い。また、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』はジョージ・ミラー監督自らが「ベスト・バージョン」と豪語する、幻のモノクロ版『マッドマックス 怒りのデス・ロード ブラック&クロームエディション』も爆音上映されることに!そして巨匠セルジオ・レオーネによる超大作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト』のオリジナル版が、日本公開初日の9月27日(金)に公開記念として爆音上映されることに。さらには9月28日(土)『グレイテスト・ショーマン』、29日(日)『ボヘミアン・ラプソディ』、10月2日(水)『バーフバリ 伝説誕生 <完全版>』『バーフバリ 王の凱旋 <完全版>』上映回には“爆音絶叫上映”も開催される。迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるよう、作品、シーンそれぞれに合わせ、繊細に音量・音圧を調整していく爆音映画祭で、新たな感動を体験することができそうだ。『アド・アストラ』は9月20日(金)より全国にて公開。第4回「新宿ピカデリー爆音映画祭」は9月25日(水)~10月3日(木)開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アド・アストラ 2019年9月20日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2019年08月30日1作目の公開から20周年を迎えた『マトリックス』が、4作目を製作するという。ワーナー・ブラザース・ピクチャーズの会長トビー・エメリッヒが発表した。主演のキアヌ・リーブスとキャリー=アン・モスが、ネオとトリニティーとして再び出演する。前3作はウォシャウスキー兄弟が監督と脚本を務めたが、4作目は兄(現在は姉)のラリー(現在はラナ)が両方を務める。また、ラナはシリーズ2作で製作総指揮を務めたグラント・ヒルとともにプロデューサーにも名を連ねる。「ラナは先を見通す力がある。豊かな才能とオリジナリティを持つ、クリエイティヴなフィルムメーカーです。彼女が監督、脚本家、プロデューサーとして『マトリックス』の世界の最新章を手掛けることを私たちはとても楽しみにしています」とエメリッヒはラナに対する期待を語っている。ラナは「20年前に私と弟(現在は妹)が掘り下げていた現実性に関するアイディアは、いまはもっと身近に感じます。私の人生に、あのキャラクターたちが戻ってくるのがすごくうれしいですし、素晴らしい友人たちとまた働くチャンスをいただけて、感謝しています」と語った。(Hiromi Kaku)
2019年08月21日『ロジャー・ラビット』、『ピンク・パンサー』のアニメーターとして知られるリチャード・ウィリアムズが亡くなった。享年86。「The Independent」によれば、イギリス・ブリストルの自宅で息を引き取ったという。6人の子どものひとり、ナターシャ・サットンは、死因をがんと明かしている。1933年にカナダに生まれたリチャードは1955年にイギリスへ移住。幼い頃に観たディズニーの『白雪姫』に感銘を受け、アニメーターを志したといわれている。一時期はアニメへの興味を失い、アートに没頭したとのことだが、23歳になると「自分が描く絵は、一生懸命動こうとする」と気づいたことからアニメの世界へ飛び込んだ。初監督作の短編アニメ『The Little Island』、短編アニメ『クリスマス・キャロル』、『ロジャー・ラビット』を合わせて3つのオスカーと3つのBAFTA賞を受賞した。『ロジャー・ラビット』はボブ・ホスキンスとクリストファー・ロイドが主演を務めた実写とアニメのハイブリッド映画で、リチャードはアニメキャラのロジャー・ラビットやジェシカ・ラビットのクリエイターとして貢献した。豊かな才能を後世に引き継いでいくことにも熱心で、1990年代にはディズニー、ピクサー、ILM、ドリームワークス、ワーナー・ブラザースから受講生を募り、特別講座を開いたこともあった。2001年にはベストセラーとなった「The Animator’s Survival Kit」(原題)を発売した。(Hiromi Kaku)
2019年08月19日ジェームズ・ワンが、タイトル未定のホラー映画を製作、監督することになった。世界配給はワーナー・ブラザースが手がけるが、資本は別から集めてきたインディーズ映画。低予算インディーズホラー『ソウ』で大ブレイクした彼が、ルーツに戻る作品とも言える。撮影はこの秋、L.A.で行う予定。話の設定、キャストは明らかになっていない。ワンはこの冬大ヒットした『アクアマン』の続編の監督にも決まっている。また、『死霊館』シリーズ次回作のプロデューサーも務める。さらに、クリス・ロックのアイデアで新たにローンチされることになった「ソウ」のエグゼクティブ・プロデューサーにも名を連ねている。文=猿渡由紀
2019年08月01日ジェームズ・マカヴォイとアリシア・ヴィキャンデルを迎え、『パリ、テキサス』『ベルリン・天使の詩』などで知られるヴィム・ヴェンダース監督が描く、狂おしくも切ないラブサスペンス『世界の涯ての鼓動』。この度、マカヴォイが本作の魅力について語るインタビュー映像がシネマカフェに到着した。TVミニシリーズの「バンド・オブ・ブラザース」や『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』で注目される存在となり、『ラストキング・オブ・スコットランド』『つぐない』などで各映画賞を席巻、実力派として認められたマカヴォイ。世界的に人気の高い『X-MEN』シリーズをはじめ、M・ナイト・シャマラン監督の『スプリット』『ミスター・ガラス』などに次々に出演、今年は『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』も待機している。本作では、無法地帯の南ソマリアに潜入し爆弾テロを阻止する任務が待つMI-6の諜報員に。その一方でアリシアは、グリーンランドの深海で地球上の生命の起源を解明する調査に臨む生物学者を演じた。「まずは美しい愛の物語に感動してほしい」とマカヴォイ。「だが それだけじゃない。驚きに満ちあふれた作品」と語り、「自分の任務、信念、そして地球への愛と、男女間の愛と、神への愛も描かれている。いろいろな形の愛が登場するんだよ。かなり感動してもらえる作品だと思う」と断言。「僕の出演シーンは手に汗を握るよ。たぶんアリシアのシーンもね」と、偶然と呼ぶにはあまりにも深い出逢いを果たした2人に待ち受ける運命についても語っている。『世界の涯ての鼓動』は8月2日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:世界の涯ての鼓動 2019年8月2日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて順次公開©2017 BACKUP STUDIO NEUE ROAD MOVIES MORENA FILMS SUBMERGENCE AIE
2019年07月26日『ワイルド・スピード』の最新作『Fast and Furious 9』(原題)の撮影が、事故により中断された。ユニバーサル・ピクチャーズの代理人は「『Fast and Furious 9』のセットにおいて、スタントマンの1人が負傷しました。製作を中断し、現場の対応にあたっています」と発表した。同作はイギリスにあるワーナー・ブラザースのリーブスデンスタジオで撮影を行っており、月曜の正午過ぎ(現地時間)、落下により頭部に深刻なダメージを受けたというスタントマンがドクターヘリで病院に搬送された。「The Sun」紙によると、現地警察も「初動捜査と支援のため現場に駆け付けた」という。事故当時、スタジオには負傷したスタントマンの家族が、撮影を見学するためにいたとのこと。ヴィン・ディーゼル、ミシェル・ロドリゲスらキャストが現場にいたかどうかは明らかになっていない。同スタジオは、『ハリー・ポッター』シリーズ、『007』シリーズ、『ミッション・インポッシブル』シリーズなどの撮影スタジオとして有名。今月10日には火災が発生し、18台の消防車が出動し、15時間かけて鎮火するというアクシデントもあった。(Hiromi Kaku)
2019年07月23日グレタ・ガーウィグ&ノア・バームバックのカップルコンビが、マーゴット・ロビー主演『Barbie』(原題)の脚本を手掛けることになったという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。グレタは監督・脚本を務めて名を知らしめた『レディ・バード』や待機作のリメイク版『若草物語』と同様、『Barbie』でも監督の座に興味を示しているとのこと。バービー人形を実写化する今作は、数年前から企画が始まっていた。当初はソニーのプロデュースの元、エイミー・シューマーが主演するはずだったが、後にアン・ハサウェイが主演、アレシア・ジョーンズが監督を務めるという情報が流れた。しかし結局企画倒れとなり、昨年ワーナー・ブラザースとバービー人形の販売会社「マテル」がパートナーシップを組んで新たに映画化の企画化が進行。主演&プロデューサーにマーゴット・ロビーが決定した。監督には『ワンダーウーマン』のパティ・ジェンキンスの名が挙がっていが具体的な話にはならなかったようだ。グレタとノアは8年間ほど交際しており、今年3月には男児が誕生。ともにオスカーのノミネーションを受けたことがある実力派監督&脚本家だ。『フランシス・ハ』や『ミストレス・アメリカ』ですでにコラボ経験もある。(Hiromi Kaku)
2019年07月16日『IT/イット』シリーズや『死霊館』ユニバースなど、ワーナー・ブラザース映画のホラー作品をより多くの方に楽しんでもらうべく、「ワーナー ホラーエンターテイメント」が本日7月12日(金)より発足。『アナベル 死霊博物館』監督でもあるホラー界のヒットメーカー、ゲイリー・ドーベルマンからコメントが到着した。ワーナー・ブラザース(WB)のホラー映画の歴史は長く、第46回アカデミー賞脚色賞・音響賞を受賞したホラー映画の金字塔『エクソシスト』(’74)を筆頭に、誰もが知る恐怖のキャラクター、ジェイソンを生み出し、ホラー映画でのルールを提示したパイオニア的作品『13日の金曜日』(’80)、鉤爪を持ち夢の中に襲い来る殺人鬼フレディの恐怖を描き、“設定ホラー”の道を切り開いた『エルム街の悪夢』(’84)などの名作ホラーを世に贈り出してきた。近年では、アメリカの超常現象研究家が実際に体験した事件を元にした『死霊館』(’13)は、低予算ながら全世界で360億円以上の興行収入を上げる大ヒットを記録。以降、その世界観は受け継がれ、『死霊館』の恐怖のアナベル人形を描いた『アナベル 死霊館の人形』も誕生してユニバース化。『死霊館』シリーズは世界興行収入累計1,650億円を超える世界的人気ホラーエンタメとなっている。また、『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(’17)は全米で興行収入777億円超えという異例の記録を打ち立て、R指定のホラー映画としては史上最大のヒットを記録!日本でも22億円超えのヒットとなり、社会現象化するほどの盛り上がりとなったことも記憶に新しい。そして2019年は、5月10日公開『ラ・ヨローナ ~泣く女~』が全米初登場1位を記録し、9月20日公開『アナベル 死霊博物館』も全米公開から5日間で興収3,100万ドルという大ヒットの快挙、今秋には『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が11月1日に公開を控えている。今回、「ワーナー ホラーエンターテイメント」の発足にともなって公式ロゴも完成。『IT/イット』を連想させる風船をシンボルにあしらったデザインからは、アトラクション満載の遊園地を想像できるロゴに。今後、WBが誇る数々の名作&劇場公開ホラー作品を包括的にプロモーションしていくことになるという。ゲイリー・ドーベルマン(『アナベル 死霊博物館』監督・『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』脚本)ホラー映画は映画館へ行って、知らない人たちと一緒に座って、みんなで一緒に怖がるもの。そういう体験をみんなにさせられるからホラー映画を作るのは大好きだ。日本でもホラー映画を見に行く人が増えると嬉しいな!土合朋宏(ワーナー ブラザース ジャパン合同会社 バイスプレジデント 上席執行役員 マーケティング本部統括)世界中でホラー映画が親しまれ、その存在感が日に日に増している昨今、世界に先駆けてホラーをエンターテイメント化し、シリーズの枠組みを超えた形で楽しんでいただくべく、「ワーナー ホラーエンターテイメント」を立ち上げられることを大変嬉しく思います。ハリウッドをはじめ、世界各国でホラー映画は、家族や友達と一緒に非日常を気軽に体験して楽しめる、身近な娯楽として認識されておりますが、日本でも『アナベル 死霊博物館』や『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』の公開を控える今、ホラー映画がより身近なエンタメとして多くの皆さんに楽しんでいただけるよう「ワーナー ホラーエンターテイメント」が大きく羽ばたいていくことを願っています。なお、公式Twitterアカウント「ワーナーホラー部」も始動。今後は、WBホラー過去作品の上映会や新作ホラー映画の試写会を予定しており、記念すべきホラー部活動第1回目は『エクソシスト』上映会に決定している。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アナベル 死霊博物館 2019年9月20日より全国にて公開© 2019 Warner Bros. Ent. All Rights ReservedIT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。 2019年11月1日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年07月12日バレエ界の鬼才マシュー・ボーンが演出・振付を務めた「Mattew Bourne’s Swan Lake」(原題)が、『マシュー・ボーン IN CINEMA/白鳥の湖』として10月に日本でも公開決定。ポスタービジュアルが到着した。主人公は、母の愛を知らずに育った王子。彼は母である女王に、ガールフレンドとの仲を反対され、拒絶される。ある日、ガールフレンドを追いかけ、ナイト・クラブへ入った王子はほかの客と揉め、つまみ出されたところをパパラッチに撮られてしまう。そして、いつしか夜の公園にたどり着き、途方に暮れる王子は生きることに疲れ、命を絶とうとする。そのとき、彼の前に一羽の凛々しい白鳥が現れる。その美しく力強い姿に王子の心は癒され、彼は生きる気力を取り戻すのだった。一方宮殿では、各国の王女たちを招いた舞踏会が行われていた。そこに遅れてやってきた1人の男を見て、王子は激しく動揺。その男は、公園で出会った白鳥と瓜二つだったのだ。男は次々に人々を誘惑していき、ついには女王の心までも虜にしてしまう。その光景に耐えられず起こした王子の行動が、さらなる悲劇を招くことに――。ローレンス・オリヴィエ賞を5回受賞し、トニー賞の優秀振付賞と最優秀ミュージカル演出賞の両方を受賞した唯一のイギリス人、マシュー・ボーン(演出・振付)。そして、トニー賞最優秀衣裳デザイン賞を受賞したレズ・ブラザーストン(舞台・衣装デザイン)らが手掛ける本作。喝采を浴びた、あのロンドン公演がついにスクリーンに舞い降りる!公開決定と同時に到着したポスタービジュアルでは、満月を背に凛々しく舞う、どこか妖しげな、これまでのイメージとはガラリと変わる1枚となっている。なお、マシュー・ボーンの「白鳥の湖~スワン・レイク~」来日公演が、7月11日(木)から21日(日)までBunkamura オーチャードホールにて上演される。『マシュー・ボーン IN CINEMA/白鳥の湖』は10月、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて順次公開予定。(cinemacafe.net)
2019年07月11日女優の生駒里奈、タレントのDAIGO、声優の小野賢章が2日、都内で行われた世界的大ベストセラー『ハリー・ポッター』シリーズを題材にした位置情報ゲーム『ハリー・ポッター:魔法同盟』リリース記念発表会に出席した。同ゲームは、位置データを基盤としたAR(拡張現実)技術を活用し「ポケモンGO」を開発したナイアンティックと、ワーナー・ブラザース傘下のWB Games San Franciscoが手がけたスマートフォン向けゲーム。6月21日にアメリカやイギリスなど、世界20ヶ国以上の国と地域ですでに配信されているが、日本でも今日から提供を開始した。舞台は、非魔法族であるマグルの世界。マグルの世界に、魔法界の道具や生物などがあふれてしまう大災厄が起こるところから物語は始まる。主人公(プレイヤー)は、魔法省と国際魔法使い連盟によって設立された「国際機密保持法特別部隊」の新人となって、災厄の謎を解き明かすために冒険をする設定だ。『ハリー・ポッター』シリーズの小説もすべて読んでいるという生駒は、呪文のかけ声をお願いされる無茶ぶりに「小野さんの前では言えないです……」と、主人公・ハリー・ポッターの吹き替えを担当していた“本物”を前に恐縮気味。それでも「エクスペクトパトローナム」と呪文を唱えると、小野から「エクペクトパトローナム!」と生声で呪文のアドバイスをもらうと「違うね生だと」とDAIGOと共に興奮していた。
2019年07月02日家の中で楽しめるエンタメや流行を本誌記者が体験する“おこもりエンタメ”のコーナー。2月公開の映画『雪の華』が早くもBlu-ray&DVD化。そこで今回、胸キュンポイント多しの本作をキャーキャー言いながら観賞しました!■『雪の華』Blu-ray&DVD7月3日発売。【プレミアム・エディション】Blu-ray7,549円、DVD6,469円(価格はともに税込み)。発売/ワーナー・ブラザース ホームエンターテインメント中島美嘉が歌う『雪の華』をモチーフにした本作。主人公は余命宣告を受けた美雪(中条あやみ)と、美雪が思いを寄せる悠輔(登坂広臣)の2人です。胸キュンポイントは恋愛の描かれ方。美雪は人生初の恋愛をするために悠輔に期間限定で恋人になるよう申し出ます。彼女のリクエストに応え、少女漫画のような恋を実現させようとする悠輔の一挙手一投足に、キャーッと声をあげたくなります。その悠輔のキャラクターも胸キュンポイント。不器用だけど優しくて、まさに少女漫画から出てきた王子様そのもの。ややもすると白けてしまいそうな展開も、美男美女が演じるとそんなことをみじんも感じさせないのが不思議なところ。終盤、美雪は両親が出会ったというフィンランドへオーロラを見に行きます。それを追いかける形で極寒のフィンランドの森林の中を走り出す悠輔。「危険、自然を甘くみちゃだめ!」と、ツッコミを入れつつも、そんな雑念は瞬時に吹き飛び2人の恋の行方を見守ることになるのです。そしてエンドロールで『雪の華』を記者は一人熱唱。自宅だからこそ可能なこのシチュエーション。見れば切なくも甘い物語の世界から、しばし抜け出せなくなることでしょう。
2019年07月01日『シャイニング』の続編、マイク・フラナガン監督作『Doctor Sleep』(原題)の予告編が公開された。主演はユアン・マクレガーで、『シャイニング』(スタンリー・キューブリック監督作)では子どもだったジャック・トランスの息子ダニーを演じている。予告編は、ダニーが黒板を通じて自分と同じような能力を持つ少女アブラ・ストーン(カイリー・カラン)とコミュニケーションを取っているところから始まる。実際にアブラと会ったダニーは、「世界は暗い。ぼくらみたいな人には2、3人しか会ったことがないが、みんな死んでしまった」とアブラに警告する。そのほか、レベッカ・ファーガソン演じるカルト集団のミステリアスなリーダーも登場。まるで映画『シャイニング』の映像そのものと思わせるようなシーンやセットがあるが、キューブリック監督の大ファンであるフラナガン監督が注意深く作り込んだものだという。予告編を見て本編に期待を寄せるファンが多数で、「『サイレンス』や『ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス』の、ホラー・サスペンスを得意とするフラナガン監督だから楽しみ」というコメントも見られた。また、アメリカでは9月に『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』、10月に『ジョーカー』、11月に今作と3か月続けてワーナー・ブラザースのホラー映画が公開になることから、「ワーナー、グッドジョブ!」という声も上がっている。(Hiromi Kaku)
2019年06月14日アカデミー賞にノミネートされること19回。うち8回オスカー像を手にしている映画音楽界の名匠、アラン・メンケンがプロモーション来日を果たし、最新作『アラジン』にまつわる秘話を語ってくれた。名曲「ホール・ニュー・ワールド」誕生のいきさつとは?仮タイトルに天才作詞家がダメ出し!?1990年代を彩った“ディズニー・ルネサンス”の1作である『アラジン』(1992年)の音楽は、メンケンと、彼の盟友だった天才作詞家ハワード・アシュマン、そして急死したアシュマンの遺志を継いで参加したミュージカル界の大御所ティム・ライス(『ジーザス・クライスト・スーパースター』『エビータ』)の奇跡的なコラボレーションによって生み出された。メンケンがわずか2時間で作曲した3曲のうちの1曲が、かの「ホール・ニュー・ワールド」である。「作曲の段階で、“The World At My Feet”という仮タイトルをつけていた。直訳すると『足元に世界が広がっている』という意味で、一種の万能感を表現したフレーズなんだ。これに対して、賢明なティムは『ラブソングの題名に“足”はないな』って(笑)。確かにその通りだよね。そこから彼が自由に作詞をしていった。楽曲が完成したときは、率直に『これはいけるぞ』と興奮したよ」。その言葉通り、同曲はアカデミー賞に輝いたほか、グラミー賞の最優秀楽曲賞も受賞。数あるディズニーソングのなかで、オンリーワンの快挙を成し遂げた。『ラ・ラ・ランド』の名コンビと新たなコラボレーション「ホール・ニュー・ワールド」をはじめ、お馴染みの楽曲が新たなアレンジで生まれ変わったが、それと同じくらいファンが期待を寄せるのが、本作のために書き下ろされた“新曲”の存在だ。メンケンが作曲を手がけ、作詞は『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』で一躍脚光を浴びるベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当する。それだけでも「もう最高!」なコラボレーションではないか。「実は彼らが大学生の頃から知っていたんだ。わたしの娘が同じミシガン大学に通っていて、いろいろ話を聞いていたからね。その後(2012年に上演された)彼らが作詞作曲を手がけたブロードウェイ・ミュージカル“A Christmas Story The Musical”を見て、『すごい才能だな』って注目するようになった。今回、コラボレーションの話が持ち上がり、まず、わたしのスタジオで会ってみることになったんだ」『ラ・ラ・ランド』の“City of Stars”でオスカーを受賞した若き俊英コンビだが、音楽界のレジェンドと対面すると「ありがたいことに、彼ら、ファン心が全開だったよ(笑)。過去の思い出をいろいろ話してあげると、『ワオ!』『そうなんだ』って大喜びしてくれた」そうだ。もちろん、共同作業が始まると「情熱的で聡明なチーム。わたしと含めて、まさに三位一体という言葉がふさわしい、すばらしいコラボレーションだった」と言い、「彼らがジャスミンのために作った楽曲『スピーチレス~心の声』は、聞く人を勇気づける名曲だと思う」と賛辞を惜しまない。ジーニー役のウィル・スミスは「パーフェクト!」20数年の歳月を超えて、実写映画として生まれ変わった本作に「大満足している」と太鼓判を押すメンケン。ランプの魔人“ジーニー”を演じるウィル・スミスに対しては、「パーフェクト!」と即答し「俳優とミュージシャン、両方の魅力…。つまり、ジーニーに必要な要素をすべて持っているから、こちらから何か注文することはなかった」のだとか。ヒップホップの要素が加味された人気曲「フレンド・ライク・ミー」は今回の大きな“聞きどころ”だ。『美女と野獣』に続き、自身が関わったアニメーション作品が実写化されたことには「すごく良いことだと思うよ。過去の作品に立ち戻って、新たなアレンジを含めて、楽曲に再アプローチできるのは、ワクワクできるしね」と声を弾ませる。同時に「一から新しい企画に取り組みたい気持ちもあるけどね」と本音も。これは長年、第一線で活躍し続けるヒットメーカーならではの悩みと言えそうだ。今後も実写版『リトル・マーメイド』『ノートルダムの鐘』、『魔法にかけられて』の続編、ワーナー・ブラザースが手がける『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』のリメイクなど、数多くの仕事が控えている。「正式にゴーサインが出ているのは『リトル・マーメイド』くらいかな。奇妙なことに、自分の新たな仕事をニュースで初めて知ることも多いよ(笑)。恵まれている証拠だけどね。原動力?仕事を愛しているし、そこからエネルギーももらっている。48年間連れ添う妻、2人の娘たちも大きな支えだよ」。魔法のランプは3つの望みをかなえてくれるが、メンケンが奏でる魔法のメロディはわたしたちを何度でも、“新しい世界”へと誘ってくれるのだ。『アラジン』は6月7日(金)より全国にて公開。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:アラジン(2019) 2019年6月7日より全国にて公開© 2018 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年06月10日多彩なこだわりカレーを味わえるだけでなく、豪華アーティストの音楽ライブも満喫できる欲張りなイベント「CURRY&MUSIC JAPAN 2019」が、2019年6月29日(土)~30日(日)の2日間に渡って、横浜赤レンガ倉庫にて開催されます。初開催!「CURRY&MUSIC JAPAN 2019」についてカレーが日本に伝わった起源のひとつに、1859年の横浜開港により設置された居留地の外国人から日本人に伝えられたという説があります。そんなカレーとゆかりの深い横浜の地で、今や国民食となったカレーライスと、カレーや横浜に縁のあるミュージシャンによるライブ&トークショーが楽しめる“カレーフェス×音楽ライブのコラボイベント”です。約15店舗のこだわりカレーが集結神奈川のカレー専門店をはじめ、約15店舗が出店。マイルドなものから本格的な旨辛カレーまで、多彩なカレーメニューを提供します。2種類のカレーを盛り付けられるライス付きプレートも販売されます。気になるカレーの食べ比べも楽しんで。参加店舗&メニューの一例■四川咖喱専門店「担々咖喱」600円(税込)■マサラカリーハウス英印堂「ビーフ&ダールマサラカリー」600円(税込)■SoLella ソレラ「タイ風グリーンカレー」600円(税込)■一石二鳥「湘南豚の冷し桃色カレーうどん」930円(税込)/カレー単品 800円(税込)■RISE Cafe「比内地鶏もつとお豆の薬膳カレー」600円(税込)■TAP×TAP「“W(ダブル)”スパイスカレー」700円(税込)■横浜DeNAベイスターズ「青星寮カレー」500円(税込)■J.S.CURRY「J.S.CURRY(十穀米セット)」850円(税込)/カレー単品 550円(税込)■カレークラブキュイエール「湘南ポークとズワイガニのキーマカレー」500円(税込)■ちぃりんご&みのりんご「温玉のせキーマカレー」500円(税込)/大盛り 700円(税込)■カレーハウス キッチンY「ビーフカレー」500円(税込)■シナモンガーデン「スリランカスタイルワンプレートカレー」1,300円(税込)/カレー単品 400円~(税込)■インド料理ムンバイ「バターチキンカレー&ナンセット(甘口)」700円(税込)/カレー単品 500円(税込)おみやげにぴったりなレトルトカレーも登場日本全国のご当地レトルトカレー専門店「浅草カレーランド」が作ったオリジナルカレーが物販として登場。北海道産黒毛和牛とクリームチーズのバランスが最高のレトルトカレーを、おみやげにいかがですか。■「カレーランドのカレーですよ」750円(税込)豪華アーティストが会場を盛り上げる!2日間に渡り、総勢15組のアーティストがライブステージに登場。会場を熱く、華麗に盛り上げます。2019年6月29日(土)出演アーティスト関内デビル/サンプラザ中野くん/DJ To-i/原田珠々華/ホフディラン/KIRINJI/TOKYO HEALTH CLUB/TRI4TH計8組関内デビルサンプラザ中野くんDJ To-i2019年6月30日(日)出演アーティストCaravan/真心ブラザーズ/PUFFY/ライトガールズ/FIVE NEW OLD/TENDOUJI/the band apart(naked) 計7組Caravan真心ブラザースPUFFYライトガールズカレーにまつわるトークショースペシャルゲストに横濱カレーミュージアム初代名誉館長である小野員裕さんを迎え、各界のカレー好きが集まって、カレーにまつわるトークショーを開催。2019年6月29日(土)出演者小野員裕(横濱カレーミュージアム初代名誉館長)/Megu(from Negicco)/小宮山雄飛(ホフディラン2019年6月30日(日)出演者小野員裕(横濱カレーミュージアム初代名誉館長)/村田倫子/水野仁輔(東京カリ~番長)「CURRY&MUSIC JAPAN 2019」概要開催期間2019年6月29日(土)~30日(日)※2019年6月28日(金)15:00よりプレオープン予定開催時間【フードエリア】11:00~21:30(ラストオーダー 21:00)【ライブエリア】開場 11:00/開演 12:00/終演 20:00会場横浜赤レンガ倉庫イベント広場入場料■フード&ライブエリア入場料:4,300円(税込)/1日■フードエリア入場料:300円(税込)/1日※フード&ライブエリア入横領は、保護者同伴に限り中学生以下無料(身分証の提示が必要)※ライブエリアご入場の際は、別途ドリンク代500円が必要ですチケット各種プレイガイドにて販売中イベント情報イベント名:CURRY&MUSIC JAPAN 2019催行期間:2019年06月29日 〜 2019年06月30日住所:神奈川県横浜市中区新港1-1横浜赤レンガ倉庫イベント広場電話番号:045-227-2002
2019年05月24日『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の公開から約半年が経ち、シリーズ第3弾の公開日がついに発表された。『ハリー・ポッター』シリーズの公式サイト「ポッターモア」が、「ワーナーが3作目の公開日を2021年11月12日に決定、来年の春に撮影開始である」ことをニュース欄で伝えた。ワーナーの世界配給とホームエンターテイメントのトップを務めるロン・サンダース氏は、「J・K・ローリングはすべての世代をとりこにする威風堂々たる世界観を創り上げ、私たちを素晴らしい魔法の旅に連れ出してきました」と原作者で脚本を担当しているローリングを称えた。そして、「ワーナー・ブラザースは、その魔法の世界が展開する映画のホームであることを大変誇りに思っていますし、『ファンタスティック・ビースト』シリーズの未来についても期待しています。2021年11月、全世界の観客にシリーズ5作品のうち3作目を見てもらうのが楽しみです」と語った。前作から約3年も空けた公開日となることに、ワーナー・ブラザース・ピクチャーズの会長トビー・エメリッヒ氏は「この公開日は、映画製作者たちに芸術性を発揮するのに十分な時間と期間を与え、ファンに最高の形で映画をお届けできると強く信じています」と説明している。なお、ローリングは昨年12月に『ファンタスティック・ビースト』第3弾の脚本を書き終えたことをツイッターで明かしている。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2019年04月30日1954年に日本でゴジラが“誕生”してから65年。日本発、ハリウッド製作の世界最大級の超大作『GODZILLA ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が5月31日(金)に世界同時公開される。この度、日本語吹替版キャストを芦田愛菜、木村佳乃、田中圭の3名が務めることが決定した。ワーナー・ブラザース、レジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携し、2014年公開の映画『GODZILLA ゴジラ』より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』がクロスオーバーする「モンスター・ヴァース」シリーズ。その第3弾となる本作は、『X-MEN2』や『スーパーマン リターンズ』などの脚本で知られるマイケル・ドハティがメガホンを取り、前作『GODZILLA ゴジラ』から引き続き、芹沢猪四郎博士役を演じた渡辺謙が出演するほか、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』のカイル・チャンドラー、『トレイン・ミッション』のヴェラ・ファーミガ、『ストレンジャー・シングス』のミリー・ボビー・ブラウン、『シェイプ・オブ・ウォーター』のサリー・ホーキンス、『グリーン・デスティニー』のチャン・ツィイーなどが集結する。日本語吹替版キャストとして、ミリー・ボビー・ブラウンを芦田、ヴェラ・ファーミガを木村、カイル・チャンドラーを田中がそれぞれ担当する。情報発表にともない、下記コメントが寄せられた。■芦田愛菜(マディソン・ラッセル役)コメント昔から皆さんに愛されていて、続編を皆さんが待ちわびているゴジラに参加出来て嬉しく思います。吹き替えは、自分の演技の表現ではなくて、マディソン役を演じられたミリー・ボビー・ブラウンさんの演技、声、表情に合わせて表現するので難しかったです。彼女の演技に合った声を出すことを心がけました。この作品は、人間たちによって自然が汚染されていて、地球が破滅へ向かっていることへの警鐘を鳴らしていると感じて深く考えさせられました。幼いころは、ゴジラに対して怖い印象があって触れずに来ましたが奥が深くてもっとゴジラについて知りたいと思いました。モスラも印象的で、すごく美しくて優雅なのに強い。カッコいいと思いました。そして、とにかく迫力が満点でラスト15分は息をするのを忘れるくらい見入ってしまい、ゴジラだけでなくモスラ、ラドン、キングギドラと次から次へと怪獣が出てきて圧倒されました。早く皆さんにもこの迫力を映画館のスクリーンで体感して欲しいと思います!■木村佳乃(エマ・ラッセル役)コメントエマ役のヴェラ・ファーミガさんのファンだったので、その役の吹き替えを行うことが出来て嬉しかったです。叫び声のセリフが多かったですが、優秀な博士の役所なのとヴェラさんのトーンに合わせて落ち着いた声で演じました。ただ、本編の映像の迫力が凄くて、画面を見入ってしまいセリフのタイミングを間違いまくってしまいました(笑)。今作は、迫力ある映像に加えて、博士たちの専門用語がたくさん出てくる会話など子供から大人まで楽しめる要素がたくさん入っています。関係が壊れてしまったところから始まる夫婦や反抗期の年頃の娘との家族ドラマも見所で、あっと驚く展開が最後に待ち構えているのでお楽しみにしてくださいね。怪獣では多くが飛ぶ中で、地道に二足歩行で、まさに地に足が付いたゴジラが一番好きで、『シン・ゴジラ』の野村萬斎さん(ゴジラのモーションキャプチャー演者)の動きをよく真似をしていたくらい(笑)。そんなゴジラをはじめ怪獣たちが登場する今作はもの凄い映画となっていますので是非劇場でご覧になってください。■田中圭(マーク・ラッセル役)コメント吹き替えは、初めての経験でしたので楽しみで興味を持っていました。実際にやってみると、自分が吹き替えたマーク役を演じたカイル・チャンドラーさんが演技で作った感情をどこまで掴んでそれを吹き替えとして反映させたら効果的かを考えました。さらに年齢差もあったので役に合うようになるべく低い声を心がけましたが、そうすると表現できる感情の幅が限られてくる。すごく楽しかったのですがすごく難しかったです。ゴジラは子供の頃、自分にとってはヒーローの存在でした。リアリティとフィクションの狭間にいて、ずっと僕らの心に居続け、いつもワクワクして見たいと思わせてくれるキャラクター。この先ももっと愛され続けていくのだろうと思います。今回登場するモンスターではキングギドラのフィギュアを持っていたくらい好きです。そんなゴジラに関われて本当に嬉しいです。初めて吹き替えに挑戦して未熟な所がありましたが、ゴジラは全然未熟でないので映画を楽しんでご覧ください(笑)。『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』5月31日(金)世界同時公開
2019年04月19日ホラー映画『アナベル 死霊博物館』が、2019年9月20日(金)全国ロードショー。実在する呪いの“アナベル人形”再び2013年公開の映画『死霊館』に初登場した“アナベル”は、アメリカ・コネティカット州にある博物館で実際に保管されている呪いの人形。現在もなお月に2回ほど、神父による祈祷が行われているというアナベル人形は、その恐ろしい誕生と経緯について、『死霊館』に続く『アナベル 死霊館の人形』(2014)、『アナベル 死霊人形の誕生』(2017)で描かれている。あらすじそんなアナベル人形が再びスクリーンにカムバックする『アナベル 死霊博物館』は、『死霊館』と『アナベル』を繋ぐ重要な位置づけとなる作品。かつて、とある夫婦を恐怖のどん底に陥れたアナベル人形を、『死霊館』シリーズお馴染みの超常現象研究家・ウォーレン夫妻が引き取ることからストーリーは始まる。自宅の地下の保管室は、夫妻がこれまで回収してきた“死霊の呪い付き”の禁断の品々が眠る場所。その中でも強大な呪いを持つアナベル人形は、神父の立ち合いのもと、ガラスケースの中に厳重に封印されたはずだったーー。しかし夫妻の留守中、愛娘のジュディのもとにやって来たクラスメートによって、再びアナベル人形が保管室の中に放たれてしまう。あらゆる展示物に夥しい死霊が憑依したその保管室は、まさに“死霊の博物館”。逃げ場のない館で、狙われた少女たちに最恐の呪いが襲いかかる…!!メインキャストウォーレン夫妻役は、『死霊館』シリーズ 同様、パトリック・ウィルソンとベラ・ファーミガが続役。また夫妻の娘であり、今回主人公となるジュディ役を、『ギフテッド』や『アイ、ト ーニャ』、『キャプテン・マーベル』に出演する注目子役、マッケナ・グレイスが演じる。ホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のゲイリー・ドーベルマンが監督監督・脚本を務めるのは、ホラー映画史上No.1のヒットを記録した『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』のゲイリー・ドーベルマン。また、『死霊館』『ワイルド・スピード SKY MISSION』『アクアマン』を手掛けたジェームズ・ワンが製作を務める。ScrrenX版も上映決定さらに公開に合わせて、視界270度を覆いつくす3面スクリーンの「ScrrenX」での上映も決定。画面の四方八方から現れる悪霊たちの逃げ場のない恐怖を是非体感してみてはいかがだろう。【詳細】映画『アナベル 死霊博物館』公開日:2019年9月20日(金)監督・脚本:ゲイリー・ドーベルマン製作:ジェームズ・ワン出演:マッケナ・グレイス、マディソン・アイズマン、ケイティ・サリフ、パトリック・ウィルソン、ベラ・ファーミガ ほか配給:ワーナー・ブラザース映画原題:Annabelle Comes Home
2019年04月04日世界興収では2019年初の週末でNo.1を記録! 快進撃を続ける『バンブルビー』(公開中)のプロデューサー、ロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラが来日した。ボナヴェンチュラ自身、本シリーズ全作でプロデューサーを務めてきた『トランスフォーマー』プロジェクトの中心人物であり、ワーナー・ブラザース社の副社長時代には、『マトリックス』『ハリー・ポッターと賢者の石』などを世に放ったハリウッドを代表する映画人だ。その彼がどうしていまバンブルビーを映画化したのか、そして映画史に残るような一大シリーズを育て上げる秘訣について聞いた。――バンブルビーをいま映画化しようと思ったのはなぜですか?本家本元の『トランスフォーマー』のシリーズは、もう限界に達したよね。一区切りという感じでいったん落ち着いて、これまでとはぜんぜん違う方向転換をして、このシリーズを再生したいという思いが漠然とあったわけだけど、そのなかでもいろいろプレゼンがあり、今回の脚本家が準備稿を持ってきて、皆で一目惚れという感じでぜひやろうじゃないかと。――確かに、そういう作品だと思います。ご存知のようにマイケル・ベイだから、本家本元の『トランスフォーマー』は一作ごとにデカく、さらにデカく、どんどんどんどん巨大化していって、収拾がつかないくらいデカくなったので、逆にコンパクトなものをやりたいという思いもあった。――本線は、なにが限界だと?『スター・ウォーズ』であれば宇宙や銀河全体が舞台なので、もっともっとたくさんのストーリーが展開できるけれど、『トランスフォーマー』の世界観はどこかで限界が見えると言うか……。――え!?『トランスフォーマー』の世界観の中で同じストーリーを何年にも渡って紡ぎ続けることは、けっこうな制約が生じるものでね。縛りのようなものを感じるものがあって、今回はその鎖から解き放たれ、ある種の解放感のようなものも感じたよ。――監督とも話したのですが、今作では映像やスペクタクルはキープしつつも、ドラマがすごく深い。なのでミニマムみたいな表現をしていましたが、むしろ今作のほうがスケールアップしたのでは?自分としては大きい、深いというよりは、より焦点が定まったというような表現を使いたい。いままでの『トランスフォーマー』はかなりとっ散らかった印象があり、特に最後の映画は、あまりにもオートボットの数が多すぎて、アクションが同時にいろいろなところで展開しすぎて、観客もおそらくどこを見ていいのやら目のやり場に困ったことだろう。ブレた部分があった。その意味で、今回はきっちりとしたストーリーがあることで、焦点が定まったと思う。あとは『トランスフォーマー』のキャラクターそのものを、もっと観客に知ってほしかった。実際問題、今回はメインのキャラクターは3体しか出てこない。バンブルビーと、彼を追ってくる2体のディセプティコンだね。それだけをしっかり描くことでアクションの質、表現方法なども変わってくる。そういう意味でもかなり大きな変化があったとは思うよ。――シリーズは長く続くとスピンオフなどを作りがちで、『スター・ウォーズ』などは、なかなか思うようにはいかないような……マーベルでもMCUが過渡期ですよね。その意味で『バンブルビー』は、大成功と言っていいのではないでしょうか?その通りでね。バランスが実に難しくて、皆がそれぞれ違うことを求めているので、『トランスフォーマー』のファンは“コレがないと『トランスフォーマー』じゃない”というような言い方をするので、1作目で人々を魅了した要素をキープしながらも、まったく新しい要素を入れてイチから立ち上げることをやってみたわけだ。――新しいアイデアをプロデューサーとして注入する一方で、マイケル・ベイやトラヴィス・ナイト監督の意見も尊重していますよね。先ほど同シリーズはとっ散らかってしまったと言われていましたが、それもベイがやりたいことを優先したからで、今回も監督のパーソナルな体験が入っている。やるべきことはわかってはいるものの、監督の要望も入れないといけない、その采配が大変そうですね。一般に、監督のビジョンって言うよね? 僕はその言葉が嫌いでね。僕はそうは思わない。俗にみなさんが言う作品のビジョンは、撮影監督のものだと思っている。なぜなら、観客がスクリーンで観るものは、撮影監督の頭の中にあるもの、レンズを通して観るものだからだ。自分が監督に一番求めているものは、作品で何を一番伝えたいかは大前提として、作品のトーンと雰囲気、フィーリングだ。それをしっかりつかんで出せる人が、いい監督の基準だと思っている。そして、何十日間の撮影期間、それを首尾一貫して保てるかどうか。作品としての一貫性を保てるかどうかが、僕には一番重要なこと。それがきちんとできるように監修するというのが、僕の一番の仕事だね。たとえばマイケル・ベイの場合は、デカイ! ババン! みたいなスペクタクルが一番得意な監督なわけで、それが彼のトーンであり雰囲気なわけで、それが保てるようにサポートするが、トラヴィスはそれとは正反対。非常に親密で、エモーショナルなこぢんまりとしたストーリーにフォーカスを当てていく。それが上手く今回いったということだろう。――今回の作品はもちろん面白かったですが、マイケル・ベイの、先ほど言われたデカイ! ババン! みたいな。無駄に強い日差しとかハーレーにまたがる美女とか強いぞアメリカ! とか、ああいうベイ作品もまた観たいのですが、この先のシリーズはどうですか?わかるわかる(笑)。それ、全員が同じ意見だから! この映画を観たファンは、これはこれでいい、でもマイケル・ベイのドッカーン! がまた観たいってね。あの時はボロカス言っていたけれど、あれはあれで必要だったことを改めて感じるファンの声を聞いていて、なるほどなと思う部分もあるのでね。『バンブルビー』の続編を撮る構想を練ってはいるので、トラヴィスも続投したがっているし、続投してもらおうと思っているけれど、おそらく彼は今回の教訓を経て、もうちょっとアクション寄り気味の映画になっていくと思う。――マイケル・ベイは、いなくなるとその大切さに気づくんですよね。そうなんだよ。ちょっとドラッグみたいなものでね(笑)!――そもそもなのですが、本線があってスピンオフがあって、映画に残りそうな超大作を作って、それこそ『マトリックス』や『ハリー・ポッター』みたいな巨大シリーズにしたい野望みたいなものは?基本的に今回で成し遂げた感はあるけれども、それ以外にということで言うと、自分はリスクを恐れていなくて、むしろ冒険家でバクチが好きなところがあるので、わりと新しいものでも挑戦したいという気持ちがある。ワーナー時代に『マトリックス』や『ハリー・ポッター』の大作を手掛けているわけだけれど、当時はファミリー向けの映画やアニメーションが主流の時代で、ああいう映画は市場に存在さえしていなかった。最初はみんな「え?」って顔をしていたけれど、大成功を収めたわけだ。そもそもシリーズ化を念頭に置いて作るということはあり得なくて、1本当たってシリーズに発展していくことが多いわけだけれど、自分がなによりもわくわくすることは大胆なアイデアだ。「でもこれはちょっと」というものにあえて挑戦していくことが興奮する部分で、『マトリックス』は超画期的だったし、『トランスフォーマー』は最初は「あれが実写に? おもちゃでしょ? ロボットだよね?」ってみんなにツッコまれたけれど、絶対に上手くいくと確信していた。そういう革命をもたらすような大胆で新しい斬新なアイデアに惹かれていて、もうすぐ撮影に入る新しいパラマウントの映画も、それもかなり革命的な映画になっている。『インフィニット(原題)』という映画で、完全にオリジナルのアイデアだ。ハリウッドでは稀だけれど、よくパラマントもお金を出したよね、と自分でも思うほど(笑)。わくわくしているよ!■プロフィールロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラ1957年生まれ。ワーナー・ブラザース時代に『マトリックス』『ハリー・ポッターと賢者の石』などを手掛け、メガヒットシリーズに育て上げる。そのほか、『トランスフォーマー』シリーズ、『G.I.ジョー』シリーズ、『RED』シリーズを担当するなど、映画プロデューサーとして確固たる地位を確立。自身の製作会社ディ・ボナベンチュラ・ピクチャーズは、『ザ・シューター/極大射程』『1408号室』『ソルト』『バーニング・オーシャン』など、30作品を超える映画を製作してきた。(C)2018 Paramount Pictures. All Rights Reserved. HASBRO, TRANSFORMERS, and all related characters are trademarks of Hasbro.(C)2018 Hasbro. All Rights Reserved.
2019年04月02日GU(ジーユー)より、ワーナー・ブラザースの人気キャラクターたちとのコラボレーションTシャツが登場。2019年4月1日(月)より全国のGU店舗およびオンラインストアで発売する。コラボレーションアイテムには、『トムとジェリー』や『ルーニー・テューンズ』などの人気キャラクターたちを、シンプルなワンポイントロゴや、ビンテージ風といったデザインで配した。トゥイ―ティーを前面にプリントしたビックTの他、ワンピースタイプも多数あり、カラーもホワイト、ブラック、オリーブなどバリエーション豊富だ。また、ウィメンズとキッズで用意しており、親子でリンクコーディネートをしておでかけも良いだろう。【詳細】GU×ワーナー・ブラザース コラボレーションTシャツ発売日:2019年4月1日(月)取扱店舗:全国のGU店舗、およびオンラインストア価格帯:・ウィメンズTシャツ 790~1,990円+税・キッズTシャツ 690円+税
2019年03月31日映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』が、2019年11月1日(金)に公開される。ホラー映画史上最大のヒットを記録した『IT/イット』続編本作は、ホラー小説の金字塔であるスティーヴン・キングによる小説『IT/イット』を原作に、アンディ・ムスキエティが実写映画化した映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編。子供を襲う殺人ピエロ“ペニーワイズ”の恐怖に立ち向かうはみ出し者の子供たち「ルーザーズクラブ」を描いた前作は、全世界の興行収入777億円越えを達成し、映画『シックスセンス』や『エクソシスト』シリーズを超える、ホラー映画史上大ヒットを記録。その偉大な記録と共に、世界中の人々に強烈なトラウマを植えつけた。『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』は、ホラー小説の金字塔であるスティーヴン・キングによる小説『IT/イット』を原作に、アンディ・ムスキエティが実写映画化した映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』の続編。子供を襲う殺人ピエロ“ペニーワイズ”の恐怖に立ち向かうはみ出し者の子供たち「ルーザーズクラブ」を描いた前作は、全世界の興行収入777億円越えを達成し、映画『シックスセンス』や『エクソシスト』シリーズを超える、ホラー映画史上大ヒットを記録。その偉大な記録と共に、世界中の人々に強烈なトラウマを植えつけた。続編 THE END “それ”が見えたら、終わり。の舞台は27年後続編の舞台は、前作から27年後。次々と子供たちが消えてしまう「連続児童失踪事件」が再び発生し、「COME HOME COME HOME(帰っておいで...)」という不穏なメッセージが、かつて“それ”と対峙した27年後の子供たちに届く。「再び“それ”が現れたら僕たちも戻る」と誓った27年前の約束を守るため、忌まわしき町デリーに帰ってくるルーザーズ・クラブの仲間たち。なぜ再び“それ”は現れたのか?27年前の連続児童失踪事件の真相とは?そして、“それ”の正体と目的とは?絶望的な恐怖とともに、その全てが明らかになる。ビル役にジェームズ・マカヴォイ、ベバリー役にジェシカ・チャスティン27年後のビル役を務めるのは、ジェームズ・マカヴォイ。前作でビル役を演じたジェイデン・リーベラーはマカヴォイを、ベバリー役のソフェイア・リリスはジェシカ・チャスティンをそれぞれ27年後の自分役に熱望したと言い、その夢のキャスティングがそのまま実現した形となる。監督&脚本タッグは前作から続投監督はギレルモ・デル・トロ製作総指揮の新感覚ホラー『MAMA』で監督を務めて頭角を現したアンディ・ムスキエティ、脚本は『アナベル 死霊館の人形』などを手がけたゲイリー・ドーベルマンと、前作の監督&脚本コンビが再びタッグを組む。IMAXや4Dでさらに恐怖度UP『IT/イットTHE END “それ”が見えたら、終わり。』は2D(字幕版&吹替版)、4D、IMAX、DOLBY CINEMA、ScreenXほか各フォーマットでも上映される。日本では前作上映の無かった吹替版、IMAXでの上映は本作が初となる。最新技術の投入で、前作を超越する恐怖体験を味わえそうだ。サンリオピューロランドとコラボも公開に先駆け、映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』がサンリオピューロランドとコラボレーションを実現。9月13日(金)から10月31日(木)まで、パーク内で開催されるハロウィンイベント「PURO HALLOWEEN PARTY ~ KAWAII MASQUERADE~」において、コラボレーションを祝したコンテンツを用意する。コラボフード「KITTY の赤い風船ムースケーキ」の販売や、赤い風船の装飾が施されたスポットの登場など、普段とは一味違うちょっぴり“不気味”なパークは、ハロウィン気分を盛り上げてくれるはずだ。作品情報映画『IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。』公開日:2019年11月1日(金)監督:アンディ・ムスキエティ原作:スティーヴン・キング脚本:ゲイリー・ドーベルマン出演:ビル・スカルスガルド、ジェームズ・マカヴォイ、ジェシカ・チャスティン、ビル・ヘイダー、イザイア・ムスタファ、ジェイ・ライアン、ジェームズ・ランソン、アンディ・ビーンほか配給:ワーナー・ブラザース映画©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2019年03月29日“アメコミ史上最も笑える”映画『シャザム!』の吹き替え監修・演出を、『銀魂』シリーズや「今日から俺は!!」の福田雄一が担当することが決定。併せて、声優の杉田智和がナレーションを務める特別映像も到着した。福田監督、映画史上初の試みに「やらないわけにはいきません!」“日本語吹き替えの監修・演出”の両方を日本の映画監督が担当するのは、映画史上初の試み!今回、福田監督自身が大のアメコミ好きであることから実現したそうで、福田監督は「猛烈なアメコミファンで、アメリカンギャグコメディが大好物!なところに!ワーナーさんから、こんなお話頂いたらやらないわけにはいきません!」と大興奮。「この!弱い者が強く変身して活躍するという王道がたまらない!しかも今回、子供ですからね!子供!その変身の振れ幅がガチ大きいわけです!興行的にも強敵ひしめくゴールデンウィーク!笑って笑って笑った後にがっちり感動できますよ!」アピールしている。「史上最大級に豪華なキャスト」そして、配給のワーナー・ブラザース映画は「福田監督からは、声優陣のアイデアを頂き、吹替版“アベンジャーズ”?!的に史上最大級に豪華なキャストを揃えることができました。吹替版をご覧になって『くだらねぇ~』って言って頂くことが最高の褒め言葉かと思っております(笑)。吹替版、字幕版で違う楽しみ方ができるはずなので、是非、両バージョンともにご期待頂けたらと思っております」とコメントしており、果たして、本作にはどんな声優陣が集結するのか?続報にも注目だ。杉田智和「どうするシャザム! 頑張れシャザム!」90秒で分かる特別映像さらにTVアニメ「銀魂」(坂田銀時役)をはじめ、「涼宮ハルヒの憂鬱」「マクロスF」、また海外ドラマ「SCORPION/スコーピオン」では吹き替えなどを務める声優・杉田智和がナレーションを担当する『シャザム!』紹介映像が公開。突如、スーパーパワーを手に入れたシャザムが、フレディと一緒に悪ノリ全開でスーパーパワーをテストしたり、宿敵Dr.シヴァナと対決したりと、本作の見どころが詰まった映像と共に杉田さんが解説していく。「まったく~思春期ですな~この野郎」「ヤバい!時間がなくなってきた!」「頑張れシャザム!」など、熱の入ったナレーションで魅せた杉田さん。果たして、本編にも出演するのか?気になるところだ。映像最後には、シャザム役のザッカリー・リーヴァイ、突如スーパーヒーローになってしまう少年ビリー役のアッシャー・エンジェル、そしてビリーの相棒フレディ役のジャック・ディラン・グレイザーが登場。ザッカリーが「『シャザム!』は『名探偵コナン』の逆、だから『逆コナン』ってあだ名がついてるんだ」とコメントし、和気あいあいな様子が映し出されている。『シャザム!』は4月19日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シャザム! 2019年4月19日より全国にて公開©2019 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2019年03月20日ワーナー・ブラザースが映画版「セサミストリート」の全米公開日が2021年1月15日に決定したことを発表した。タイトルは未定で、今年7月に撮影がスタート。「Deadline」などのメディアによれば、アン・ハサウェイが出演する方向で企画が進んでいるという。エルモ、ビッグバード、クッキーモンスターなどのキャラクターが人気の「セサミストリート」。今年、初放送から50周年を迎える長寿番組であり、これまでに『セサミストリート ザ・ムービー:おうちに帰ろう、ビッグバード!』と『エルモと毛布の大冒険』の2本の映画が製作されている。最新作となる3作目は「Portlandia」(原題)の共同監督や脚本を務めてきたジョナサン・クリゼルがメガホンを取る。ワーナーは、実写とアニメのハイブリッド映画版「トムとジェリー」の全米公開日も発表。こちらは2021年4月16日に公開予定とのこと。ウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラが作っていた1940年代から50年代の「トムとジェリー」の短編シリーズをベースとし、『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』などのティム・ストーリーが監督する。(Hiromi Kaku)
2019年03月13日サンリオキャラクター初、ハローキティがハリウッド映画化。米アニメ界で高い評価を得ているジェニファー・コイル(Jennifer Coyle)とレオ・マツダ(Leo Matsuda)の共同監督による、実写とアニメのハイブリッド劇場用長編作品が制作される。サンリオキャラクター初、ハローキティがハリウッド映画に!サンリオが、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作で知られる米ワーナー・ブラザース・ エンターテイ メント ・グループのニュー・ライン・シネマ社と、ボー・フリン(Beau Flynn)率いるフリン・ピクチャー社とともに進めてきた今回の企画。1974年に誕生して以降、日本のみならず世界でも不動の人気を誇るハローキティが、アニメ映画・テレビシリーズで長年にわたり活躍してきた2人によってワールドワイドに映画化されることとなった。映画の中には、ハローキティをはじめとする、サンリオの人気キャラクターたちが登場する予定だという。監督を務めるのは米アニメ界期待の2人ジェニファー・コイルは、動画配信サービス HBO Maxのアニメ『Harley Quinn(原題)』 シリーズのほか、アニメシリーズ『Bobs Burgers(原題)』のうち6シーズンで監督を務める人物。初期には『King of the Hill(原題)』や『スペクタキュラー・スパイダーマン』といった人気テレビアニメにも携わってきた。レオ・マツダは、ウォルト・ディズニー・アニメーションでキャリアをスタートさせ、『モアナと伝説の海』と併映されたディズニーのハートフルな短編アニメ『インナー・ワーキング』でデビュー。同作は2017年第89回米アカデミー賞短編アニメーション部門の最終選考作品に選出されている。また、『ベイマックス』『ズートピア』『シュガー・ラッシュ:オンライン』などの人気作にも携わっていた。『トランスフォーマー/最後の騎士王』などを手掛けた「ノウン・ユニバース」のリンジー・ビア脚本脚本を務めるのは、『トランスフォーマー/最後の騎士王』『ゴジラVSコング』などの制作に携わってきた脚本家プロダクション「ノウン・ユニバース 」の共同創立者の一人であり脚本家であるリンジー・ビア(Lindsey Beer)。「ノウン・ユニバース 」は、エグゼクティブ・プロデュースも務める。【詳細】ハローキティのハリウッド映画化(タイトル未定)公開時期:未定
2019年03月09日サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」の映画化が企画進行中のようだ。ニュー・ライン・シネマとサンリオ、フリン・ピクチャー社らは、「ハローキティ」の仲間である「ぐでたま」や「マイメロディ」、「リトルツインスターズ」なども登場する映画の製作に取り組んでいるという。サンリオの創業者である辻信太郎代表取締役社長は、こう声明を発表している。「友情のシンボル、ハローキティを始めとした多くのサンリオキャラクターたちがハリウッドで映画化されることになり、非常に喜んでおります。この映画を通して、世界の隅々までに仲良しの輪、友情の輪が広がっていくことを心から願っております」またニュー・ラインのプレジデント兼チーフ・クリエイティブ・オフィサーであるリチャード・ブレナーと同プレジデント兼チーフ・コンテント・オフィサーのキャロリン・ブラックウッドは共同で、「私たちはサンリオとともに、この世界中で愛されてやまないキャラクターの映画化に携われることを大変嬉しく思っております。このような、時代を超える知的財産の可能性を探求できる機会を得たことは、大変な名誉で貴重なものと感じています。ハローキティと彼女の仲間たちは数十年にも渡り世界共通の文化の一部となっており、今後彼女がこの新しい冒険でどこへ向かうのか、とても楽しみにしています」とコメントしている。一方で本作では、フリン社のボー・フリン社長がプロデューサーを、同じくウェンディ・ジェイコブソンがエグゼクティブ・プロデューサーを務める。フリンはこう話している。「ハローキティは過去40年以上の間、世界中で最も愛されているキャラクターの一つです。この度、史上初となるこのキャラクターのストーリーを世界中の映画館に届けるという重大な責務に対し、サンリオの辻社長が私共を信用してくださったことを大変光栄に思っております。そして、ニュー・ライン・シネマ社とワーナー・ブラザースという長年のパートナーと共に実現できるのは夢のようです。ハローキティとサンリオはポジティブで家族向けの価値観を体現する存在であり、今こそハローキティのメッセージを世界に発信するには絶好のタイミングだと思います!」(C)BANG Media International
2019年03月09日昨日、ワーナー ブラザース ジャパンから正式発表された「ハローキティ」のハリウッド映画化。ところが、そのプロデューサーがボー・フリンという人物であることから、映画ファンを中心に大きな波紋(!?)を呼んでいる。ボー・フリンが社長を務める映画製作プロダクション「フリン・ピクチャー」は、現在、『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』や『IT/イット“それ”が見えたら、終わり。』などのニュー・ライン・シネマ社、米ワーナー・ブラザース映画と3年間のプロダクション契約に入っており、この3社で「ハローキティ」をはじめとしたサンリオキャラクターの初のハリウッド映画製作企画を進めている。その「フリン・ピクチャー」作品といえば、『カリフォルニア・ダウン』『ランペイジ 巨獣大乱闘』に『スカイスクレイパー』、さらに2020年7月に世界公開予定のディズニー『ジャングル・クルーズ』(エミリー・ブラント出演)の撮影が終了したばかり。『レッド・ノーティス』(原題/ガル・ガドット出演)の撮影を今年10月より開始するという。これらの映画に共通する“顔”といえば、“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンだ。SNSには本発表があってからというもの、「ということはロック様出演確定?」「キティ姐さんとロックさまのバディ物アクション娯楽巨編」といった声が出始め、映画評論家の町山智浩氏も「ロック様がキティちゃんとからむ以外に考えられん」とツイート。「脇にキティ先輩抱えて爆撃の中を走るロック様観たい」「ロック様とモモアマン、キティさんとコラボしないかな(欲張り」「ハローキティと共闘するロック様。まさかの二大スターがピンチに!そこへまさかのステイサムが助けに来た! 『待たせたな』 という所まで妄想」と、なかなかいいところをついた声もチラホラ。映画や海外ドラマなどに詳しい声優・歌手の野水伊織もこのニュースを受け、「キティさんが巨獣化してロック様と闘うとか、キティさんが鍛えてライフガードになったり(『ベイウォッチ』)とか考えてしまうよねやっぱり」とツイート。多くのファンと同じ感想をもった様子だ。さらには、「ガチャピンのように、キティちゃんの中に入っていろいろやったら面白い」「キティちゃんがアバター的なアレで中身がロック様っていう『ジュマンジ』展開だってあるかも」といった声から、「つまりハリウッド版キティはロック様」「名探偵ピカチュウみたいな感じでロック様がハローキティ」、「もうロック様の声で喋るキティさんしか思いつかない」など、キティちゃん=ロック様と脳内変換したコメントが続々とアップ。先日から話題沸騰中の『名探偵ピカチュウ』が引き合いに出されたことで、「ハローキティもしわしわになるの?」「しわしわキティで中身はロック様やぞ」という声も上げられている。誕生45周年を迎え、初めて海外で映画化される「ハローキティ」。実写、アニメ、CG、もしくはこれらのハイブリッドなど、形式はまだ不明だが、果たしてどうなるのか?そして、ますます加速する日本発コンテンツのハリウッド映画化。現在は『アリータ:バトル・エンジェル』が大ヒット中で、5月には『名探偵ピカチュウ』『ゴジラキング・オブ・モンスターズ』が公開するほか、『ソニック・ザ・ムービー』が11月全米公開予定、日本から山崎紘菜が出演するミラ・ジョヴォヴィッチ主演『モンスターハンター』が2020年東宝系にて公開予定。「機動戦士ガンダム」に「進撃の巨人」「僕のヒーローアカデミア」や『君の名は。』なども控えている。(text:Reiko Uehara)
2019年03月07日