生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあるようです。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。読者からの感想は『不正出血や腹部膨満感があって、それが卵巣嚢腫で早めに手術をして助かったことは良かったです。無自覚なのも怖いですね。』『やはり自己判断で放置するのは良くないなと改めて気づきました。私はしばらく婦人科検診を受けていないので、今度検診に行ってこようと思います。』『そんなに腹部が膨張するのは怖いです。食べた後胃下垂で割とお腹は出るタイプですが、こういうパターンでお腹か出ることがあるんですね。』『私もよく不正出血がありますが、2~3日で落ち着くのでいつも気にしてませんでした。不正出血を甘くみたらいけないと思いました。』など、さまざまなコメントが読者から寄せられました。卵巣嚢腫って?Sさんの不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったそうです。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、違和感を感じたら早めに婦人科で受診することをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月29日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」となります。「生理に慣れているので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。読者の感想は『思い切って病院に行かれたことで病気がわかり治療もできてよかったと思います。ただいくつになっても産婦人科は行きづらいなと思ってしまうところです。』『どの程度の不正出血で病気の兆候なのかぼんやりとしか分からず、婦人科関連の話は友人からも聞きにくいことなので大変参考になりました。婦人科を受診することって大切ですね。』『生理のとき以外に出血すること自体が体に何らかの症状が出ていることであり、すぐに病院へ行くべきだと感じました。安心感を得るため、そして病気を発見・治療するためにも受診は大事だと感じました。』など、病院に受診することが大切だというコメントが多く寄せられました。1人で悩まず婦人科へ……Sさんは不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群が原因だったようです。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみることをおすすめします。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月25日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言夫のクレジットカードを不正利用した人物の正体主人公は新婚で、義母と同居しています。同居といっても、未婚でシングルマザーの義母はほとんど彼氏の家に入り浸っており…。夫いわく、幼少期から家事と育児を放棄し、彼氏の家に入り浸っていたそうです。それにもかかわらず、夫に寄生する義母は、新婚旅行にもついてくることに。新婚旅行先でのこと…出典:モナ・リザの戯言主人公夫婦は義母と別行動で新婚旅行を楽しんでいました。すると、夫のもとにクレジットカード会社から電話が…。なんと夫のクレジットカードが不正利用され、止められたというのです。問題さあ、ここで問題です。利用停止の原因とは何でしょうか?ヒント不正利用したのは身近な人物でした。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「義母が息子である夫のクレジットカードで散財していた」でした。夫の財布からクレジットカードを盗んでいた義母。その後も謝罪どころか、言い訳ばかりする義母に呆れた主人公なのでした。夫に寄生し続ける義母幼少期から散々夫を放置しておきながら、寄生し続ける義母。自分勝手な行動の数々に言葉を失ってしまいますね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです
2023年08月24日生理の期間や出血量がいつもと違うと感じた経験はありますか?少しの変化でも婦人科で受診することで思はぬ疾患が判明するケースもあるようです。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Aさんの場合……良性ではありますが、ポリープが見つかったことがあります。きっかけは、生理後も2週間ほどの出血があったためです。本当に少量で、ティッシュで拭いても付くか付かないかくらいの出血でした。また、子宮内膜が厚くなっていることも指摘されました。どんな治療を受けましたか?受診したその場ですぐに摘出していただき、内膜が厚くなっていたので子宮体癌の検査も同時に受けました。結果は陰性でしたが、自分では気づけない症状もあるのだと実感しました。すぐ検査していただける設備は大事だと思います。少しでも違和感があったら、そのままにせず病院に行くことをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『少量の出血だといいやと思って見過ごすこともありますが、やはり病気が潜んでいるんですね。私も良性ポリープが見つかったことがあったので他人事ではないなと思いました。』『私も生理の後に出血するので、婦人科に行こうと思いました。』『ティッシュに付くか付かないかの少量だと見逃してしまう可能性があり、もしそのまま見過ごしていたらと思うと怖くなります。』『自分の体調は自分しかわからないので普段からよく見ておこうと思います。』など、コメントが寄せられました。違和感を感じたら……生理後も続いた出血は、ポリープが原因だったというAさん。少しでも「おかしいな」と感じたら、近くの婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月19日ぶつけた覚えがないのに内出血ができているということはありませんか?気付かないうちにぶつけていることもあるかもしれませんが、病気のサインであることも。そこで今回は、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Hさんの場合……特発性血小板減少性紫斑病に罹りました。4年ほど前、足に内出血がよくできていました。最初は指先ほどの大きさの内出血。覚えていないだけでどこかにぶつけたのだと思っていました。しかし、ある日直径5cm大の内出血が。さすがにこの大きさの内出血ができるほどの勢いでぶつけたら覚えているはずなのにおかしいな?と思いました。長年生理関係にはトラブルがなく、生理痛も軽くPMSや排卵痛もなく30代まで来たのですが、足の内出血に気づいた少し後から出血量が多くなったように思い始め……。ある生理中に座っていられないほどの寒気と吐き気、下腹部の痛みに襲われ、怖くなって即日産婦人科を受診。その際、内診台での検査で足の内出血に気づいた看護師さんに「足どうしたの?ぶつけた?」と尋ねられ、「ぶつけた覚えがないのに最近やたら足に内出血できるんですよね」と返答。「じゃあついでだから血液検査していく?」と言われたのでお願いしたところ、血小板の数値が低すぎるからすぐに血液内科を受診しなさいと紹介状を出されました。産婦人科を後にしたその足で紹介された血液内科を受診し、再度血液検査。特発性血小板減少性紫斑病と判明しました。どんな治療を受けましたか?ステロイド内服薬の投与で一時的に血小板の数値は上がりましたが、減薬とともにまた数値が下がってきてしまい継続的な効果が見られなかったため、その後点滴によるリツキシマブの投与を行いました。投与後、ステロイドは徐々に減薬し最終的に服用をやめましたが、そのまま血小板の数値は正常値内を保っています。伝えたいことは?足に内出血ができるのは、気が付かないうちにどこかにぶつけているのだと思いました。歯ぐきから出血するのは、歯周病が原因だと。通常の定期健康診断には血小板数値の項目がなく、たまたま産婦人科で血液検査をするまでまったく気が付きませんでした。また、病気が判明する4年ほど前に受けた妊娠中の血液検査では、血小板数値に異常はなく、いつから何がきっかけで発症したのかまったくわかりません。もしこの症状に心当たりがありましたら、一度内科で詳細な血液検査を受けてみてください。違和感があるときは早めに専門家へ足の内出血がきっかけで血液検査をした結果、特発性血小板減少性紫斑病と衝撃の病気が判明したHさん。体の異変を感じたら、早めに専門家に相談することが大切です。皆さんも、違和感を覚えたら専門家へ受診してみてくださいね。今回は「疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月17日生理は毎月安定していると安心ですが、ときには急な出血に驚いてしまう方もいるでしょう。何か病気なのではないかと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。Rさんの場合……私の場合は、カンジダ、ストレス性の不正出血でした。20歳の頃、なんの前触れもなく赤黒い出血がありました。初めは、色はおかしいけれど生理だと思っていました。けれど、2週間経っても出血は止まらず、病院に行くと中が炎症を起こしていて出血しているとのこと。そして、免疫が落ちているようでカンジダにもなっていると言われました。どんな治療を受けましたか?内部を洗浄し、薬を服用しました。それから、カンジダを悪化させないために、定期的に病院へ通い処置をしてもらいました。私の場合は、洗浄してもらい不正出血は止まりましたが、それから何度も繰り返すようになりました。その度に病院に行くのですが、そのとき思ったことは異変があったら、たいしたことがないと思っても、すぐ病院に行ったほうがいいということです。放っておくと、悪化することはあっても良くなることはありません。世の女性陣へ伝えたいことは?不正出血は痛みがなければ、たいしたことないと思って放置してしまう方が多いと思います。私はたまたま早めに行ったのでこの程度で済みましたが、放置するとカンジダだけではすまないと先生に言われました。痛みがないからと甘く考えず、気になったら病院で検査をしてもらった方がいいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。違和感を覚えたときは婦人科へ不正出血は、カンジダとストレスによるものだったというRさん。Rさんは内部の洗浄と薬の服用で出血とカンジダは治ったようですね。皆さんも、「たいしたことない」と思わずに、少しでもいつもと違うと感じることがあったら、早めに婦人科で医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修医:新見正則医院院長、新見正則1985年慶應義塾大学医学部卒業。1998年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。新見正則医院では世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬「フアイア」を使用。最新刊『フローチャート整形外科漢方薬』はAmazonで三冠(臨床外科、整形外科、東洋医学)。下記も好評発売中。「しあわせの見つけ方 予測不能な時代を生きる愛しき娘に贈る書簡32通」(MOREDOOR編集部)
2023年08月14日皆さんは不正出血を経験したことはありますか?いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。読者の感想は……『高校生で不正出血の違和感に気づき受診できる勇気がすごいです。』(32歳/会社員)『おりものの変化は比較的分かりやすい分、異常があったらすぐ受診してもらった方が良いという事が分かりました。油断大敵ですね。』(35歳/会社員)『「早期発見」が大事なことなので婦人科には定期的に検査したほうがいいと思いました。』(25歳/会社員)『私も、時々出血するのが気になっていた頃があり、健診でポリープだと言われました。やはり健診の必要性、重要性を感じさせられます。』(47歳/主婦)など、さまざまなコメントが寄せられました。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年08月01日皆さんは、嘘をついたことがありますか?今回は「不正行為に手を染めてしまった男の末路」を紹介します!モナ・リザの戯言原作者:モナ・リザの戯言水増し工事自宅マンションの理事長をしている主人公、自身の建築会社の経営難に悩んでいました。そんなとき同じ組合の人から、理事長の権限で工事を水増しし、自分の会社で受注したらどうかと不正を提案されます。不安だった主人公ですが、この計画がバレずにうまくいったため、次は大胆に水増しすることに。しかし、突然羽振りがよくなった主人公に疑問を抱く住民たち。理事の1人である男性が調べてみることにしました。調べていくうちに怪しいと感じた男性は、理事会で主人公に確認します。主人公は、内心怯えながらも、強気に言い返しその場を乗り切ったのでした。掲示板の貼り紙出典:モナ・リザの戯言後日、マンションの掲示板に1枚の紙が貼られました。そこには、不正を調べていた男性の部屋が仮差押えされていると書かれています。犯人は、水増し工事を提案した組合の人。不正を暴かれそうになったことで焦った主人公は、その後も嘘に嘘を重ね、実刑判決となってしまうのでした…。経営難を乗り越えるための不正経営難を乗り越えるために不正をする主人公。結局、実刑判決にまで至ってしまった驚愕のエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年08月01日生理周期が長く、生理を待つことも多かった私。しかし、生理予定日は先にかかわらず思わぬタイミングで出血が。不正出血に気が動転してしまい、病気かもしれないという気持ちが消えず、インターネットで調べても不安は増すばかり。ひとりで悩んでも解決しないと思った私はレディースクリニックを受診することにしました。 突然の出血にビックリ私は普段の生理周期が35日前後と長めで、遅れることはあっても生理が早まることはほとんどありません。生理痛のような腹痛や体のだるさを感じると「そろそろ生理かな?」と思うのですが、実際に生理がくるまでは数日かかります。生理前の症状はつらいものの、事前に生理のタイミングがわかるので心の準備ができていました。 しかしある日、トイレにいくと何の前ぶれもなくドロッとした血のかたまりが出てきたのです。生理予定日も1週間以上あとで、生理前の症状も特にありませんでした。出血はその日から翌日だけでしたが、「不正出血かもしれない……」という思いが脳内をめぐっていました。 不安は消えず…私がとった行動一度不安になるとなかなか落ち着かず、スマホで「不正出血」と調べるとがんや重い病気かもしれないという情報が。デリケートな悩みなので、人に話すのも抵抗がありました。ただ、ちょうど結婚を間近に控えていた時期だったので、子宮に病気が見つかればパートナーにも打ち明けなければいけません。 そして「こんなことで受診してもいいのだろうか?」とは感じつつも、不安を取り除きたいと思った私は、レディースクリニックを受診することに決めました。 すると、受診したクリニックでは医師が丁寧に話を聞いてくれて……。 結果は問題なし! 受診して思ったこと内診や細胞の検査をひと通り受けましたが、結果は異常なし。出血の理由を医師に聞くと「子宮の壁がつくられる過程で、一部がはがれたのではないか」と言われました。 その後は通常通りの周期通り生理がきて、今も問題なく過ごしています。「こんなことで……」と受診する際は思っていましたが、モヤモヤした気持ちのまま過ごすより、思い切って受診してみてよかったと思っています。 今はインターネットが普及したことで誰でもいろいろな情報を得ることができますが、自分の体の場合、すべて当てはまるとは限りません。ネットの情報は参考にしながらも、不安になった際は「こんなことで……」と思わず、専門家に相談するということが大事なのだと感じました。私の場合は、専門家に相談したことで、気持ちがとてもラクになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者/柏あかり作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!
2023年07月23日夏に生理でつらい思いをした経験はありますか?外出しているときにナプキンが蒸れてしまったり、体調の変化から突然出血が出てきてしまったりとさまざまな症状が発生するケースもあるようで……。そこで今回は、「生理でつらい思いをしたエピソード」を2つご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。旅行先で……沖縄の旅行先で海水浴を楽しんでいると、突然不正出血に。泳ぎたいのに泳げなかった体験はとてもつらかったです。旅行のスケジュールも、生理の期間と旅行の日程がかぶらないように組んでいたので予想外の出来事でした。(25歳/会社員)海水浴を楽しんでいたら……大学のサークル仲間と海水浴を楽しんでいる最中、予定日ではないのに生理が……。せっかく思いっきり羽をのばして海水浴を楽しもうとしていた矢先でしたので、ショックでした。予定日でもないのに生理が始まった理由は不思議でしたが、後日婦人科を受診すると、小さな子宮筋腫ができていることがわかりました。(36歳/会社員)トラブルに備えて……外出しているときに、いきなり生理がくると困惑してしまいますよね。このようなトラブルが起きても対処できるように、事前に準備をしておくことが大切ですね。今回は「生理でつらい思いをしたエピソード」をお届けしました。※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※この記事は実際に募集したエピソードを記事化しています。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医を持つのもよいので、検討してみてください。(MOREDOOR編集部)
2023年07月19日ホルモンバランスの乱れなどにより、不正出血を経験したことがある方も多いのでは?なかには、不正出血がきっかけで病気が判明した方もいるようです。そこで今回は、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Bさんの場合……Bさんが気づいたきっかけは、不正出血だったそうです。初めはそれほど気に留めていませんでしたが、頻度と量が増えていくにつれて恐怖を感じ、婦人科を受診。そこで、子宮頸がん一歩手前の高度異形成という診断を受けることになったのです。どんな治療を受けましたか?経過観察も選択肢にはあったものの、早まった進行やがんへの発展、転移の可能性を考慮し、手術を勧められたそうです。手術は子宮頸部円錐切除という方法で、子宮の入口周囲を切除するもの。全身麻酔で痛みを感じず、意識が飛ぶため記憶も残らないということです。世の女性陣へ伝えたいことは?子宮頸がんは、健康診断の婦人科検診で早期に発見が可能な病気です。しかしBさんの場合、新型コロナウイルス感染症の影響で健康診断の日程が延び、その間に病状が進行してしまったそうです。早期発見の場合、経過観察から始まり、進行しないケースもあるとのこと。もし何か異常を感じたら、慌てず病院へ行くことをおすすめしています。違和感があるときは早めに婦人科へ不正出血の量と頻度が増えたのは、子宮頸がん一歩手前の高度異形成が原因だったというBさん。体に何か違和感がある時は、早期発見のためにも婦人科に足を運ぶことが大切です。皆さんも、違和感を覚えたときは早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけのお話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年07月11日皆さんは家族の身勝手な行動に困ったことはありますか? 今回は「金にとらわれクレカを不正利用する妹」を紹介します!Lineドラマ『金にとらわれクレカを不正利用する妹』ある日、1人暮らしの家に妹の荷物が届き、不思議に思った主人公。妹に確認するとなんと主人公のカードを不正利用し、勝手に買い物をしていたことが発覚したのです。妹はまったく反省しておらず、無料で買い物ができたことをラッキーとしか思っていません。勝手にお金が引き落とされ、困った主人公は弁護士に相談することに。家族であってもお金の請求はできるようで…。合計110万円!?出典:Youtube「Lineドラマ」家族だから払わなくていいと思っていた妹は、焦り出します。しかしきっちりと請求し、無事回収できたのでした。勝手にカードを使うのは…家族であっても、他人のカードを使うのは抵抗がありますね。妹はバレないと思っていたのでしょうか…。 ※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年07月05日疲れや頭痛の更年期症状をなんとか改善したいと、46歳でレディースクリニックを受診しホルモン補充療法を開始した私。1年は順調だったのですが、不正出血から念のためにと子宮がん検査をしたところ異常が出ました。そこから大病院で精密検査を2回することになった一部始終をお話しします。★関連記事:子宮頸がん検査後、病院からの突然の連絡にパニック! 職場にかかってきた電話で告げられた驚きの内容更年期症状からホルモン補充療法に挑戦40代半ばに体がめっきり疲れやすくなってから、更年期症状を疑い始めた私。46歳でレディースクリニックに相談に行ったところ、女性ホルモン補充療法なら改善できるかもしれないということでした。ホルモン剤を服用すると子宮体がんのリスクが少し高まる懸念があるからと、子宮頸がんと子宮体がんの検査をしたところ、結果は陰性。ホルモン補充療法のGOサインが出ました。2種類の錠剤の服用で生理の周期を整えていくことになりました。生理が終わってから1種類の錠剤を晩に飲み始め、2週間くらいたったときからもう1種類を朝晩に追加。1カ月分として渡された錠剤をすべて飲み切ったときに生理が始まるという流れができました。あんなに疲れやすかったのに、ホルモン補充療法を始めると疲れやすさに改善が見られ、頭痛も治まりひと安心。以後2カ月に1度レディースクリニックに通い、薬を処方してもらっていました。不正出血が起き、子宮体がん検査で異常がところが1年後に問題が起きたのです。いつもなら1週間で終わるはずの生理が2週間終わりませんでした。「今回の生理はやけに長いな。年だからかな」と軽く考えていたところ、友人に「それは不正出血の可能性があるからドクターに相談したほうが良い!」と強く勧められたのです。生理と不正出血……血の色は同じなのでピンとこなかったのですが、いつものレディースクリニックのドクターに相談したところ、診断の結果はやはり不正出血でした。「前回の検査から1年たったし、良い機会だから子宮頸がんと子宮体がんの検査をしましょうか」と医師から言われ、検査することに。そして検査の結果「子宮体がんの検査で異常が出ました」との言葉。ショックでした……。「このまま、早めに大病院に行って診断を受けてください」と紹介状を渡され、プチパニックです!大病院で2回の検査。結果は陰性大病院での問診では、30代の男性ドクターに「ホルモン補充療法をしていたとのことだったけれど、更年期の症状はどんなものがあったの?」と尋ねられました。「頭痛と疲れやすさ、だるさです」「ホットフラッシュは?」「……ありません」。更年期なのにホットフラッシュがないの?とドクターは不思議そうでした。1回目の検査で子宮から細胞を採取し検査します。2週間後に検査結果が出て「子宮体がんの可能性は低いでしょう」と言われましたが、念のため3カ月後に2回目の検査を実施。2回目も「問題なし」でした。ああ、よかった……!大病院での検査の間、ずっとホルモン補充療法はやめていたのですが「もう錠剤を飲まなくても大丈夫そうなら、子宮がんのリスクも消したいからここでホルモン補充療法はやめましょう」とのアドバイスでホルモン剤の服用はストップとなりました。まとめ40代半ばで更年期症状が出始めてから、1年ほどお世話になったホルモン補充療法。不正出血が起こるまでは、生理も定期的になり体調も改善し、良いことずくめに感じましたが、現在はホルモン剤は一切飲まずになんとか乗り切っています。子宮体がんではないと診断されたものの、毎日の生活のストレスが消えたわけではなく、疲れやすく、すぐにソファに横になりたくなる状況に変わりはありません。病気のもとはどこにでも転がっている気がするのです。自分の体調は自分が一番よくわかっていると思っていましたが、実際はわかっていないことも多いのかもしれません。わが家は子どももまだ小学生。ちょっと不安があったら早めに病院を受診して対処することが大事だと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/塩り著者/みやまこ(49歳)夫と小学生2人、物忘れがひどくなりつつある実母との生活。高齢で産んだ子どもはまだまだ手がかかる、母は毎日同じことを聞いてくる、夫は「かまってちゃん」でてんやわんやのワンオペ状態。最近めっきり疲れやすいし、作業効率も落ちてきているし、目はしょぼしょぼで白髪もしっかり。家族に隠れてお菓子を食べながらサスペンスドラマを見ているときだけが唯一の休息。
2023年06月25日生理でもないのに膣から出血がある場合は「不正出血」です。「毎月あるので気にしない」という方もいるかもしれませんが、もしかしたら病気のサインかもしれません。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……20代後半の頃、生理が終わった1週間後くらいに下着に血液が付着していました。それが2週間続き、その後も生理ではない周期で出血することが続きました。ホルモンバランスの乱れだと思い、市販の薬を飲んでみましたが変化は見られず、不安になり婦人科で診てもらうことにしました。どんな治療を受けましたか?血液検査と問診、エコー検査を受け、多嚢胞性卵巣症候群と診断され、男性ホルモンの値が高くなっているとも言われました。そのためホルモンバランスを整えるために低用量ピルを処方され、しばらく飲み続けて様子を見ることになりました。世の女性陣へ伝えたいことは?自分1人で悩んでいても不安なだけなので、思いきって病院に行った方がすっきりするかもしれません。優しいドクターもたくさんいます。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。1人で悩まず婦人科へ……不正出血の原因は多嚢胞性卵巣症候群とが原因だったというSさん。Sさんはホルモンバランスを整えるために、低用量ピルを服用を続けているようですね。皆さんも、気になる症状があるときは、1人で悩まず医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月24日生理の出血は毎月のことなので、慣れてしまっているという方は多いでしょう。しかし、生理以外の日に出血があるとちょっと不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Aさんの場合……20代の頃から生理痛は重く、PMSもあり、生理が4、5日ほど遅れることもありました。それが30代に入った頃から、排卵日や生理前に出血をするようになりました。そのことが気になり、半年ごとの通院をしていたら卵巣の肥大が見つかりました。どんな治療を受けましたか?初めは定期検診のエコーで見つかり、その後MRI撮影で精密検査をしました。結果、チョコレート嚢胞だったので低用量ピルの服用をして、今は小さくなってきています。大したことのない症状でも、定期通院をすすめてくれる医院でよかったです。世の女性陣へ伝えたいことは?いつもと違うことが起きたら、なるべく早く診てもらってください。大したことないと感じる症状でも、それが病気に発展してしまうこともあります。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理で違和感を覚えたときは医師に相談を排卵日や生理前の出血は、チョコレート嚢胞だったというAさん。Aさんはピルの服用によって症状がよくなってきているようです。皆さんも、毎月の生理で違和感を覚えたときは、早めに医師に相談してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理痛や不正出血があっても「よくあること」と放置していませんか?生理痛や不正出血は、婦人科疾患が原因で起こることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Tさんの場合……私の場合は、子宮内膜ポリープでした。20代の頃から生理痛がひどく、20代後半になってからは、生理ではないときに少量の出血が見られるようになりました。しかし、排卵の時期に出血することは通常でもあると知り、しばらく放置していました。その後、職場の方が結婚する際にブライダルチェックを受けるという話を聞き、自分もそろそろ妊娠のことを考えて婦人科で受診してみることに。少量ではあるが不正出血があると医者に告げ、エコーで見てもらったところポリープがあることが判明。子宮鏡検査で見てもらうとポリープが複数あることがわかり、医者から「この状態だと望んでも妊娠は不可能だっただろう」と言われました。妊娠を本格的に考える前に産婦人科で受診し、ポリープを見つけることができたので本当によかったです。どんな治療を受けましたか?子宮鏡検査でポリープを確認した後、局所麻酔(点滴からの麻酔で意識もなし)を使い、子宮鏡下手術でポリープ切除を行いました。子宮内膜掻爬術(子宮鏡を使わず子宮内膜を目視せず医師の感覚でポリープを掻き取る簡単な手術)もあると言われましたが、きちんと目視しながら切除したほうが確実だと言われたので子宮鏡下手術を選択しました。世の女性陣へ伝えたいことは?生理の異変は人に相談しにくいと思いますが、将来の自分のためにも病院で診てもらった方が安心だと思います。がん検診でエコーの検査を受けるだけでも自分の子宮の異変を発見できることもあります。不要と判断せずに受けた方がよいと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。生理に異変を感じたら婦人科へ生理痛と不正出血は、ポリープが原因だったというTさん。Tさんは子宮鏡下手術を選択し、ポリープ切除したようですね。皆さんも、いつもと違うと感じたときは、早めに病院で診てもらってくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月21日生理でもないのに出血があるとびっくりしてしまいますよね。異常がなければいいのですが、中には婦人科疾患が隠れているケースもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Kさんの場合……現在、40代のシングルマザーで、子どもが3人います。20代の頃、3人目を産んだ後、膣の出入り口辺りから少量の不正出血がありました。当時出産も兼ねて通っていた婦人科で診てもらったところ、「異常はないので、様子見でいい」と言われました。とくに目立つ症状もなかったので、気にしていませんでした。それから20年経ち、子育てが落ち着いてきたので、友人の紹介で知り合った男性とお付き合いすることに。その方に「膣の不正出血が気になるから病院に行こう」と言われました。正直めんどくさいと思い、適当に誤魔化していたのですが、「一緒に行くから!」と何度も言われたので、渋々行くことに。子宮がんの検査をし、結果は子宮頸部高度異形成と言われました。症状としては、彼と付き合う前から下着に着くか着かないかの少量の出血がありました。当時、たまたま低用量ピルを使用する機会があり、使っていたところ出血がなくなったため、余計に大したことはないと思ってしまっていました。それからもとくに大きい症状がなかったため、受診を促してくれた彼には本当に感謝しています。どんな治療を受けましたか?家の近くの個人産院で子宮がんの検査をした後、先生に「紹介状を書くので大きい病院に行って再検査して下さい」と言われ大きい病院で再検査しました。その結果、子宮の一部摘出か全摘出かと言われました。一部摘出でもよいけど、ごくまれに5〜10年後、再発という可能性もゼロではないと言われたので、全摘出を選びました。世の女性陣へ伝えたいことは?この病気は、まったく症状のない方もいるようなので、家族やパートナーのアドバイスや定期的な健診はとても大事だと思います。一部でごくまれに、再発や進行で苦しんでいる方もいらっしゃるみたいです。子宮頸部高度異形成は5〜10年ほどで進行する場合、子宮頚がんになることもあるそうです。痛みなどの症状がなかった上に、シングルマザーだったので、毎日育児と仕事でバタバタしていて気にもしていませんでした。自分には関係ないことだと思い込んでいましたが、定期的に検診に行くことは、大事だと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。身体に異変を感じたときは早めに病院へ不正出血は、子宮頸部高度異形成が原因だったというKさん。Kさんは再発の可能性も考慮し、全摘出を選択したようですね。皆さんも忙しい日々の中でも、身体に異変を感じたときは病院で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月19日皆さんは、生理の予定じゃないのに出血を経験したことはありますか?排卵による出血などもありますが、中には疾患が隠れていることもあります。そこで今回のMOREDOORでは、「婦人科疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医Sさんの場合……私の場合は、卵巣嚢腫でした。気づいたきっかけは、生理でもないときに出血をしたこと(いわゆる不正出血)です。なぜ不正出血を起こしたのか、その当時はわかりませんでした。ただ、お腹が妊婦さんと同じくらいパンパンに膨らんでいたので、病気を疑いました。どんな治療を受けましたか?最初にかかりつけ医へ行き、お腹を診てもらいました。その結果、「卵巣が腫れている。卵巣嚢腫だと思うからすぐに大きい病院へ」と言われ、紹介状を書いていただきました。近隣で一番大きい隣市の総合病院の婦人科へ行き、内診、腹部エコー、CT、MRを受けました。血液検査などすべての検査をした結果、「巨大腫瘍で卵巣嚢腫だと思うがお腹を開いてみないとわからない。卵巣がんの可能性も高いから開腹手術となります」と言われ、開腹手術となりました。開腹手術をして、左側の卵巣を全摘出。世の女性陣へ伝えたいことは?卵巣嚢腫は、私のように不正出血や腹部膨満感、お腹の膨らみが出てくるまでわからない怖い病気です。私の場合、幸いにも命は助かりましたが、このまま不正出血も何も起きず放置していたら「卵巣破裂を起こして危険な状態だった」とはっきり言われました。大事なことは、年に一度の婦人科検診を受けることです。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。卵巣嚢腫って?不正出血とお腹の膨らみは、卵巣嚢腫が原因だったというSさん。Sさんは手術を受け、事なきを得られたようですね。卵巣嚢腫は、子宮の左右に一つずつある卵巣は通常2~3cmぐらいの大きさですが、ここに発生した腫瘍が「卵巣嚢腫」となります。症状として、お腹が張って苦しくなったり頻尿になったりなどあるようです。しかし、小さいうちは無症状で経過することが多いようです。皆さんも、「いつもと違う」と感じたときは、早めに婦人科で受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました。※監修医:新見正則医院院長、新見正則※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年06月18日皆さんは、予定日ではないのに生理のような出血があったことはありますか?楽しみにしていたのに生理がきたことで予定が狂ってしまうと、一緒に予定を立てていた相手にも申し訳なく残念な気持ちになってしまいますよね……。そこで今回は、累計再生数3,500万回突破したMOREDOORの大人気SNSより、オリジナル漫画「なんで予定日じゃないのに」をご紹介します。※再生回数は2023年6月12日時点の情報です。予定日じゃないのに生理!?読者の感想は……『男女問わず、生理への理解が広まればいいなと思いました。』『彼女の体の事を気遣ってくれる本当に優しい彼氏』『若いとき、グアム旅行の時にパートナーがなってしまって……。女性は本当大変』と様々なコメントが寄せられました。中でも、主人公の女性に対するパートナーの優しい気遣いが素敵と反響がありました。思いやりが大切生理は必ずしも決まった日に来るとは限りません。漫画でもご紹介したように、ホルモンの異常などで不正出血が起こってしまう場合もあります。そのため、約束していた予定が変わってしまったとしても、周囲の生理に対する理解や思いやりのある声かけに、心が救われる方もいるかもしれません。皆さんは、この漫画を読んでどう感じましたか?※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのもよいので、検討してみてください。■作画: @makimaki.san(MOREDOOR編集部)
2023年06月12日皆さんは家族の身勝手な行動に困ったことはありますか? 今回は「金にとらわれクレカを不正利用する妹」を紹介します!Lineドラマ『金にとらわれクレカを不正利用する妹』ある日、1人暮らしの家に妹の荷物が届き、不思議に思った主人公。妹に確認するとなんと主人公のカードを不正利用し、勝手に買い物をしていたことが発覚したのです。妹はまったく反省しておらず、無料で買い物ができたことをラッキーとしか思っていません。勝手にお金が引き落とされ、困った主人公は弁護士に相談することに。家族であってもお金の請求はできるようで…。合計110万円!?出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」家族だから払わなくていいと思っていた妹は、焦り出します。しかしきっちりと請求し、無事回収できたのでした。勝手にカードを使うのは…家族であっても、他人のカードを使うのは抵抗がありますね。妹はバレないと思っていたのでしょうか…。以上「金にとらわれクレカを不正利用する妹」の紹介でした!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年06月05日生理の周期には乱れがある場合があり、時には出血が長く続くこともあるでしょう。一方、いつもの生理と違う状態になったとしたら不安になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Dさんの場合……子宮頸管ポリープと診断されたことがあります。高校を卒業して1年後くらいに不正出血がありました。おりものに少量混じるくらいだったので、最初は生理の残りかなと軽く思っていましたが、それが数日ずっと続いていたので念のため産婦人科で診てもらいました。どんな治療を受けましたか?通常は外来で取ることが可能なのですが、2cmくらいと大きいものだったので、取った後の出血の心配や、痛みの心配があり全身麻酔で子宮鏡を使った手術で摘出しました。ポリープを発見した病院では大き過ぎて手術できないとのことで、子宮鏡での手術をしてくれる病院を紹介してもらいました。世の女性陣へ伝えたいことは?私は手術が必要でしたが、早期発見は大事だと思います。「いつもと違うな」と感じることがあれば、婦人科に行くことをおすすめします。何もなければそれはそれで良いのですから。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感に気づいて早期発見を数日間続いた不正出血は、子宮頸管ポリープが原因だったというDさん。Dさんは手術で無事摘出したようですが、いつもの生理と違うところはないか変化を感じ取ることで、病が隠れていれば早期発見につながるかもしれません。もし生理時や前後で違和感がある場合には、婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月30日生理の悩みは、人によって種類も程度も千差万別です。もしあなたの症状が“月経困難症”に当てはまっていると知ったら……?今回は、ぴおっぷ(@pioppu_tegakipop_manga)さんの体験談を描いた人気漫画『ピルユーザーになった話』から、話の展開を予想していただく漫画クイズをお届けします!※この記事は作者の実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。生理中に倒れて……酷いPMSと生理痛に悩まされていたある日、生理中の“激しい腹痛”で倒れてしまったぴおっぷさん。自分が『月経困難症』に当てはまると知った彼女は、産婦人科で処方されたピルを服用し始めたのですが……?他のピルを服用……ここでクイズです!この後ぴおっぷさんは、生理中の体の“ある異変”に気づきます。その内容とは、一体どんなものだったでしょうか?ヒントとして、ピルの服用で“月経困難症”の症状が改善されたはずですが……!?体に起きた異変とは?正解は「ピルを飲む前の体調に戻っている」他の種類のピルを服用した結果、出血は収まったけれど、月経困難症の症状がでてしまったぴおっぷさん。その後のお話でぴおっぷさんは、副作用に苦しみながらも服用を続け、数ヶ月にやっと体調が落ち着くのでした。こんなときどうする?一度よくなった体調が再び悪くなるのは辛いですね。今回のぴおっぷさんは、ピルの種類を変えると体調がリセットされること知らずに、別のピルを服用してしまいました。不正出血が続くのは心配だけれど、元の体調に戻るのも耐えられない……、あなただったら、こんなときどう対処しますか?※この記事は実話を元に作成されていますが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。〈記事監修医師プロフィール〉『はらメディカルクリニック(不妊治療専門クリニック)』院長の宮﨑薫ノースウェスタン大学産婦人科(米国シカゴ)研究助教授を経て、帰国後は生殖医療専門医として「最先端の医療で、最短の妊娠を」という方針のもと、患者様それぞれの身体の状態、さらには社会的状況などに応じて、患者様一人ひとりに合った治療にあたっている。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@pioppu_tegakipop_manga)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年05月29日ストレスなどでホルモンバランスが乱れて、排卵時や生理時に体の調子が悪いこともあるかもしれません。それでも「いつもと違う」と感じるときには、心配になってしまいますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Hさんの場合……排卵の時期に急にひどい下腹部痛があり、痛くてたまりませんでした。それから不正出血が止まらなくなり、ナプキンが外せなくなりました。心配になり婦人科を受診したところ、排卵出血と分かりました。どんな治療を受けましたか?とくに薬などによる治療はせず、1週間ごとに卵巣の腫れを診てもらうために受診をするだけでした。最初の2ヶ月はなかなか腫れがひきませんでしたが、時が経つにつれてなくなりました。世の女性陣へ伝えたいことは?ちょっとでも変だと思ったら、安心するためにも婦人科に行くべきです。「いつもと違う」と感じたら婦人科で受診を下腹部痛の原因は、排卵出血だと判明したHさん。Hさんは無事症状が改善したようですが、痛みや違和感がある場合には、我慢せずに病院の受診を検討した方が良いかもしれません。悩んでいることがあれば、まずは婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月29日生理の期間や出血量は、人により大きく異なります。同じ人でも月により差があることもあるため、少しの変化ならつい放置してしまうこともあるでしょう。そこで今回のMOREDOORは、「疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修医:新見正則新見正則医院院長。1985年慶應義塾大学医学部卒業。98年移植免疫学にて英国オックスフォード大学医学博士取得(Doctor of Philosophy)。2002年より帝京大学医学部博士課程指導教授(外科学、移植免疫学、東洋医学)。2013年イグノーベル医学賞受賞(脳と免疫)。20代は外科医、30代は免疫学者、40代は漢方医として研鑽を積む。現在は、世界初の抗がんエビデンスを獲得した生薬フアイアの啓蒙普及のために自由診療のクリニックでがん、難病・難症の治療を行っている。最新刊『フローチャートコロナ後遺症漢方薬』はAmazonでベストセラーに。Aさんの場合……良性ではありますが、ポリープが見つかったことがあります。きっかけは、生理後も2週間ほどの出血があったためです。本当に少量で、ティッシュで拭いても付くか付かないかくらいの出血でした。また、子宮内膜が厚くなっていることも指摘されました。どんな治療を受けましたか?受診したその場ですぐに摘出していただき、内膜が厚くなっていたので子宮体癌の検査も同時に受けました。結果は陰性でしたが、自分では気づけない症状もあるのだと実感しました。すぐ検査していただける設備は大事だと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?少しでも違和感があったら、そのままにせず病院に行くことをおすすめします。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。違和感があるのなら病院を受診しよう生理後も続いた出血は、ポリープが原因だったというAさん。Aさんは無事に適切な治療を受けることができたようですが、少量でもあまりにも長い期間出血が続くのなら何か原因があるのかもしれません。少しでも「おかしいな」と感じたら、近くの婦人科を受診してみてくださいね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※監修医:新見正則医院院長、新見正則※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。不安なときは必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月21日皆さんは婦人科の検診を定期的に受けていますか?中には、子宮頸がん検診を受けて、疾患が見つかった方もいるようで……。そこで今回は、読者の方から寄せられた「婦人科系の疾患に気づいたきっかけエピソード」をご紹介します。監修者:ひなたクリニック院長、三橋 裕一1964年生まれ。福島県会津若松市出身で2007年に札幌でひなたクリニックを開業。産婦人科医の傍ら、総合格闘技のリングドクターとしても活動。新事業の『内診台を使用したVIO脱毛』に日々奮闘中。Sさんの場合……10代から20代の頃に酷い生理痛があったのですが、当時の私はそれが当たり前だと思っていました。さらに、30代になって生理痛が軽減したことで、婦人系の病気に対してより無関心に。しかし、そんなときに不正出血が!年齢的にも受けておいた方が良いと思い、子宮頸がん検診を受けることにしました。その検診で医師から「大きな子宮筋腫が見つかった」と言われ、すぐに大きな病院を紹介してもらって手術。今思えば気づくチャンスはたくさんあったのですが「自分は大丈夫!」と過信して病院から遠退いていました。「もっと早く行けば良かった……」と後悔しています。どんな治療を受けましたか?半年間、筋腫を小さくするための薬を服用。半年しか継続できない薬だったため、ギリギリまで服用してから手術を受けました。女性の医師だったので、寄り添ってくれてとても安心感がありました。口コミが良い病院を選びましたが、改めて他の方の声は大事だと実感しました。世の女性陣へ伝えたいことは?少しでも気になる症状があれば婦人科を受診してください。何かあっても早い方が良いですし、何もなければ安心を得られます。受診に対して抵抗感の強い人が多いかと思いますが、経験者としては不安を抱えたまま生活するよりも、安心を得られる方が良いと思います。※毎月の生理が「いつもと違う」「量が多い」と感じたり、「健診や他の病院で貧血がある」と言われたら、なるべく早めに婦人科に行くことをおすすめします。かかりつけの婦人科医をもつのも良いので、検討してみてください。気になる症状を放置せずに病院へ10代の頃から気になる症状があったものの、放置してしまったというSさん。30代で受けた子宮頸がん検診により、不正出血の原因が「子宮筋腫」によるものだったことが判明したようです。婦人科はどうしても敬遠してしまいがちですが、気になる症状がある方は早めに受診すると安心かもしれませんね。今回は「婦人科の疾患に気づいたきっかけの話」をご紹介しました!※監修医:ひなたクリニック院長、三橋裕一※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。※この記事は編集部に寄せられた実話ですが、すべての方が当てはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。(MOREDOOR編集部)
2023年05月15日皆さんは、家族と金銭面でトラブルになったことはありますか? 今回は「クレカを不正利用する妹の末路」を紹介します。クレカを不正利用する妹の末路ある日、見慣れない荷物が家に届いた主人公。なんとそれは、妹が主人公名義の家族カードを不正利用して買い物した荷物でした。しかも、妹はこちらに荷物を送ってほしいと言ってきて…。さすがに送る義理はないと感じた主人公は、妹に家まで取りに来るように伝えました。ところが主人公が借りているマンションを気に入った妹は、勝手に鍵を付け替えて家を乗っ取ってしまいます。ちょうど引っ越しを考えていたこともあり、主人公はこれを機に彼氏と同棲することに。妹に15日後には出ていくように伝えますが、既読はつかないまま…。能天気な妹出典:Youtube「Lineドラマ」出典:Youtube「Lineドラマ」いつまでも能天気な妹に、主人公はちゃんとLINEをみたか確認するも「どうせ嘘でしょ!」と聞く耳持たず。おまけに家賃を払うつもりもないと言う始末。そして15日後、家にマンションの管理人がきて焦る妹から連絡がきます。当然、主人公は引っ越すことは事前に伝えていたと返答。さらに、今まで家族カードで不正利用された額を妹にきっちり請求するのでした。自業自得の結果に主人公の家族カードを不正利用するだけではなく家まで奪うなんて、あまりの図々しさに呆れてしまいますね。人の忠告を聞かない能天気な妹の自業自得な末路を描いたエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年05月12日40歳を過ぎて、生理周期が早まってきた感じがありました。以前は28日周期でしたが25日を切り始め、たまに22日のことも。産婦人科医のママ友に相談したり、受診している漢方内科の先生に話したりはしましたが、産婦人科の受診には踏み切れず。さらに1年前から不正出血を疑う兆候もあり、様子を見ていたのですが……。★関連記事:生理ではないときに出る微量の不正出血…その原因は「子宮内膜ポリープ」だった!「ギャー!」一体この出血は何?今回、生理周期よりも5日ほど早く、生理を思わせるような鮮血の出血が! それまでの不正出血っぽいものは 、3カ月に1度ぐらいの頻度の茶色のおりものだったので、それとは明らかに違う兆候。しかも朝の出勤前で大変驚いてしまいました。これは婦人科を受診しないとまずいのではと思い、ネットで調べることに。受診しようと思っている近所のクリニックの口コミを見ていると、「不正出血が起こったそのときに受診しないと意味がないと医師に言われた」というコメントを見て、今すぐに受診しなければまずいのではないだろうかと心配が増してしまいました。とりあえず会社に出勤しましたが、「婦人科系のトラブルが発生したので病院を受診したい」と上司に正直に言って、夕方早退させてもらうことにしました。上司は男性なので、ストレートに言うのはかなり嫌でしたが、相手が既婚者だったため、まだ言いやすいところはあったかもしれません。また、今後のためにそういうお年ごろなんだとあえて理解してもらおうと思ったのです。考えたくないが更年期は近づいている婦人科にて問診や内診を受け、その日は帰宅。検査内容には子宮がん検診なども含まれていました。後日、医師の診断で「やはり不正出血ではあるが、婦人科的には問題はなかったので様子を見て」となり、終わりました。その後、3カ月たち相変わらず生理周期は短いままですが、今のところ不正出血は起こっていません。風邪をひきやすくて体力がない私も、30代までは生理痛はそこまでつらくはなく、婦人科系トラブルともほぼ無縁だったため、今回の不正出血は意外でした。以前、帰省したとき母に「更年期の始まりはいつごろだった?」と聞いたところ、「うーん、45歳? 40代後半かな」という答えが。私は現在44歳なので、もう私も更年期が来てもおかしくない時期なのかと、がく然としてしまいました 。女優でも一般人でも更年期は来るあるネット記事を目にしました。私より10歳上の女優さんが更年期の最中だけれど、体がしんどいことを受け入れながら仕事をしているという内容。その女優さんは45歳ごろに「気分が重い」「頭痛がする」などの「なんとなく不調」な症状を経験したともありました。30年以上前にはアイドルとしてキラッキラに輝いていた方でも、女優さんだからどうにか更年期をコントロールできるというわけではなく、同じようにもだえるのかとなんだか励まされました。職場でも、不正出血での婦人科受診の件を同年代の女性に打ち明けたところ、「一緒に更年期を乗り越えよう!」と言われました。今回の不正出血によって更年期が近いこと、もう体は若くないのだ、確実に老化しているんだと痛感しましたが、先輩や仲間がいると思うのは少しうれしかったのです。まとめ不正出血での受診をきっかけに、更年期は近づいているのだなと実感しました。ネットの中には先輩方がたくさんいます。不安に感じるよりも自分の体と相談しながら、楽しく働いたり暮らしたりできたら良いなと考えました。とても難しいことではありますが、あらがうのではなく、老化を受け入れて健やかに生きていけたらと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/ぼーちゃん(43歳)通年性のアレルギー性鼻炎、肩凝り、腰痛、頭痛、胃痛、腹痛をローテーションもしくは併発しながらも、なんとか動いているパートママ。やりたいことはたくさんあるのに、日々エネルギーの減少と記憶力の減退を感じ、若いころにもっと遊んでおけばよかったと思う今日このごろを過ごす。
2023年04月28日おりものとは?おりものは、子宮内膜や子宮頸管(しきゅうけいかん)、腟壁、皮脂腺、汗腺などの分泌物が集まってできた液体です。女性ホルモンのはたらきによって分泌されます。おりものは何のためにある?自浄作用があるおりものには、「自浄作用」と呼ばれる役割があります。自浄作用によって、腟が清潔でうるおいのある状態に保たれるとともに、細菌が腟から身体に入ってくるのを防ぐことができます。受精を促進する排卵期になると、おりものは透明で伸びやすいゼリーのような状態になり、精子が卵子のもとに到達するのを助けてくれます。これによって受精が促されます。出産をサポートする妊娠後期~臨月には、おりものの分泌量が増加しやすい傾向があります。おりもののはたらきによって産道がうるおい、赤ちゃんが母体から出てきやすい状態になります。正常なおりものはどんな色?通常のおりものは、透明や半透明、白、クリーム色です。女性ホルモンのはたらきによって毎日少しずつ変化しています。黄体期には白く濁った状態になり、下着にこびりついて黄色く見える場合もあるでしょう。白濁色でカッテージチーズのようにボロボロした状態の場合や、鮮やかな黄色や黄緑に変化している場合には、病気の可能性があります。おりものの異変を見逃さないようにしましょう。おりものが茶色になる原因4つおりものが茶色になるのは、酸化した血液がおりものに混ざるためです。血液が混ざる原因としては、主に次の4つが考えられます。1.生理による出血2.妊娠初期の「着床出血」や臨月の「おしるし」3.ホルモンバランスの乱れによる不正出血(機能性出血)4.腟や子宮の病気による不正出血(器質性出血)生理前後に茶色のおりものが出るのは異常?生理前後は、生理の経血の影響でおりものが茶色くなりやすい傾向があります。生理前後の数日間に茶色いおりものが出たとしても、その後すぐに普段のおりものの状態に戻る場合には、それほど心配する必要はないでしょう。茶色いおりものが長期間出続けるときは病院へ行くことをおすすめします。茶色のおりものが妊娠や出産の兆候になることも妊娠超初期~初期は茶色いおりものが出やすい時期妊娠すると、着床時に子宮内膜が傷ついて出血する「着床出血」が起こったり、胎児が成長するときに子宮内の毛細血管が切れて出血したりすることがあります。出血すると血液が体内で酸化しておりものに混ざり、茶色くなって出てくる場合があるでしょう。臨月の茶色いおりものは「おしるし」の可能性も妊娠後期~臨月には、出産が間近であることを知らせる「おしるし」の影響で、おりものが茶色や赤、ピンクになることがあります。少量のおしるしの場合には、慌てずに様子を見ることが大切です。陣痛が始まったりや破水したりしたら、すみやかに病院に連絡しましょう。また、婦人科健診の直後には、検査器具によって性器に傷がついて出血する「内診出血」が起こる場合もあります。出血量が多すぎる場合を除いては、落ち着いて様子を見ましょう。ストレスや生活習慣の乱れが原因の場合もストレスや生活習慣の乱れによってホルモンバランスが崩れてしまうと、「機能性出血」と呼ばれる不正出血が起こる場合があります。代表的なものとしては、排卵されずに出血する「無排卵月経」や、黄体の機能が低下して女性ホルモンが正常に分泌されなくなる「黄体機能不全」による出血があげられます。これらの出血によって血液がおりものに混ざると、おりものが茶色くなる可能性があります。おりものの色の変化に加えて、生理前に出血が続く、生理周期が短くなって月に何度も来る、といった症状がある場合には、ホルモンバランスが影響しているかもしれません。生活習慣を整えたり、ストレスを発散したりすることで良くなる場合もありますが、症状がなかなか良くならないときは病院に相談しましょう。茶色いおりものと病気の可能性病気が原因で起こる不正出血のことを「器質性出血」と呼び、器質性出血が原因でおりものが茶色くなることがあります。「器質性出血」が起こる可能性のある病気には、進行すると不妊の原因になるものや、命に関わるものもあります。できるだけ早く異常に気付いて治療を始めることが大切です。茶色いおりものからわかる腟の病気萎縮性腟炎「老人性腟炎」とも呼ばれる「萎縮性腟炎」は、更年期にかかりやすい病気であるといわれています。萎縮性腟炎になると、女性ホルモンの分泌量が低下することにより腟壁が萎縮・乾燥し、腟内に細菌が繁殖しやすくなります。炎症が起こって腟が傷つきやすい状態になるため、性交時に出血を伴うのが特徴です。性交時出血に加え、悪臭のある茶褐色や赤褐色、ピンクのおりものが出たり、細菌の影響でおりものが黄色っぽく見えたりする場合には、萎縮性腟炎の可能性があるでしょう。細菌性腟症「細菌性腟症」は、特定の原因菌が特定されない腟の病気で、「非特異性腟症」とも呼ばれています。灰色がかった水っぽいおりもので、腐敗臭がある場合が多いですが、不正出血を伴う場合には、血液が混ざって茶褐色や赤褐色に見えることもあるでしょう。症状として下腹部痛を伴う場合がありますが、ほとんど症状がないことが多いため、おりものの変化に気を付けることが大切です。子宮内膜炎や卵管炎、骨盤腹膜炎につながる場合があるほか、妊娠後期に細菌性腟症になると、早産や新生児の病気のリスクが高まるともいわれています。免疫システムの働きを良い状態に保ち、細菌に感染しにくい身体を作りましょう。茶色いおりものからわかる子宮の病気子宮頸管炎(しきゅうけいかんえん)子宮頸管が性交や外的刺激の影響で細菌に感染し、炎症が起こってしまうことを「子宮頸管炎」と呼びます。子宮頸管炎になると、おりものが不正出血の影響で茶色くなったり、膿状になったり、性器にかゆみが出たりする可能性があります。子宮内膜炎や骨盤腹膜炎などに進展することがあり、その場合には腹痛や発熱を伴うことが多いです。子宮頸管ポリープ「子宮頸管ポリープ」は、子宮と腟をつなぐ子宮頸管にできる腫瘍です。良性の場合が多いですが、まれにがんの場合もあるといわれています。子宮頸管ポリープの組織は充血しやすく、傷つきやすいため、ちょっとした刺激でも出血しやすくなる傾向があります。性交や排便、運動による刺激で出血したり、悪臭のある茶褐色や赤褐色のおりものが出たりするときは、子宮頸管ポリープを疑って良いでしょう。通院すれば、内診の際に簡単な処置により切除してもらうことも可能です。子宮頸がん子宮頸がんは、「子宮頸部」と呼ばれる子宮の入り口部分にできるがんです。症状としては、おりものが茶褐色や赤褐色に変化し、悪臭を伴うようになることに加え、性交時の出血や、月経時の経血量の増加があげられます。早く発見することができれば治療しやすく、完治する場合もある病気ですが、進行してしまうと治療が難しくなるといわれています。おりものの変化や不正出血がないかを確認するとともに、定期的にがん検診を受け、早期に発見できるようにしましょう。子宮体がん子宮体がんは「子宮内膜がん」とも呼ばれており、子宮内膜にできるがんです。代表的な症状としては不正出血があるほか、排尿時や性交時の痛みや骨盤の周辺の痛みを伴うことがあります。おりものが茶褐色や赤褐色になるとともに、悪臭がしたり、膿のような状態になったりした場合には、子宮体がんが原因かもしれません。特に、閉経後にも出血が続く場合には、子宮体がんの検査を受けると良いでしょう。子宮筋腫子宮の内側や子宮の筋肉の中、子宮の外側にできる良性の腫瘍のことを「子宮筋腫」と呼びます。子宮筋腫の代表的な症状は経血量の増加と月経痛ですが、不正出血や頻尿、腰痛などの症状を伴う場合があります。不正出血を伴う場合には、おりものが茶色くなることがあるでしょう。子宮内膜症子宮以外の場所に子宮内膜の組織ができてしまう「子宮内膜症」も不正出血を伴う病気です。病気が進行すると激しい月経痛や貧血といった症状が出たり、不妊につながったりする場合があります。おりものの変色や月経痛、貧血に気付いた場合は、医師に相談しましょう。子宮腟部びらん子宮腟部の内側にある粘膜が外に広がっている状態のことを「子宮腟部びらん」と呼びます。子宮腟部びらんは、女性ホルモンの分泌が活発な時期には誰もがなりうる状態ですが、おりものが多すぎて不都合なときや不正出血が多いときは治療を行います。出血していない場合は、粘り気のある白や黄色のおりものが大量に出る場合が多いですが、不正出血を伴う場合には、茶褐色や赤に変色する可能性があるでしょう。茶色いおりものが出たらどうする?病院に行く目安は?生理前後の出血やホルモンバランスの乱れなどによる一時的な変色の場合は、しばらく様子を見てもとに戻るようなら病院に行かなくても良いでしょう。しかし、次のような症状が出た場合には、必ず病院に行ってください。茶色いおりものが長期間続く、あるいは大量に出る茶色いおりものが何日も続く場合や大量に出る場合には、病気が原因で出血しているのかもしれません。生理前後や妊娠初期であっても、一時的な出血で治まらないときは病院に行きましょう。においや状態など、色以外の変化もあるおりものから悪臭がする、膿のように見えるといった変化がある場合には、身体に異常が生じている可能性があります。おりものの色だけでなく、においや状態にも注意しましょう。性交時の出血や陰部の腫れ、かゆみがあるおりものの変化に加え、性交時の出血や陰部の腫れ、かゆみといったほかの症状があるときは、病気が原因で不正出血を起こしている可能性が高いでしょう。すみやかに病院に行き、検査を受けてください。不正出血を予防するには?病気やホルモンバランスの乱れによる不正出血を防ぐためには、基本的な生活習慣を整えたり、ストレスをためないようにしたりすることがもっとも大切です。十分な睡眠と適度な運動、栄養バランスのとれた食事で、免疫の働きを良くするよう心がけましょう。また、ホルモンバランスが乱れている場合は、ナッツ類やアボカド、植物油などに多く含まれるビタミンEや、大豆イソフラボン、マカと呼ばれる植物に含まれる成分などを積極的に摂取すると良いでしょう。ただし、体質により効果がない人もいるので注意が必要です。おりものシートを上手に活用しようおりものの色が変色すると、下着についたときに目立ってしまい、洗うのが大変ですよね。下着の汚れが気になる場合は、おりものシート(パンティライナー)を使うと便利ですよ。おりものは、長時間放っておくとにおいが強くなってしまったり、細菌が繁殖しやすくなったりします。おりものシートはこまめに取り換え、下着の中をできるだけ清潔に保ちましょう。においやかゆみ、痛みも合わせてチェックして、早く病気に気付こうおりものが茶色いからといって、必ずしも身体に異常があるとは限りません。しかし異常があるのに放っておくと、病気が進行してしまうかもしれません。おりものの色だけでなく、においや状態、かゆみ、性交痛といったほかの症状もチェックすることで、病院に行くかどうか判断しやすくなります。病気の症状と重なる場合には、すみやかに病院に行って治療を始めましょう。おりものについて不正出血についてホルモンについて
2023年04月14日ホルモンバランスが変化すると、女性の体にはさまざまな変化が表れます。症状は個人により大きく異なるものの、生理の出血量が増えてくると一体何があったんだろうと心配になってしまうこともありますよね。そこで今回のMOREDOORは、「疾患にきづいたきっかけエピソード」をご紹介します。主婦Cさんの場合……40代になりホルモンバランスが変化した影響からか、あまりに生理の出血量が多くなり病院を受診しました。結果「過月経」と診断され、このような症状にも名前があることをはじめて知りました。どんな治療を受けましたか?投薬治療により、生理の症状を軽くすることができました。半年ごとに検査をし、閉経まで投薬することで驚くほど楽になりました。きちんと検査をして、データで体の状態を確かめてもらえる病院を選ぶといいと思います。世の女性陣へ伝えたいことは?「生理にはつらい症状があって当たり前」と思い我慢をしていました。しかし、年齢など色々な事情から妊娠を望んでいないのなら、薬などの治療でとても楽になりますよ。痛みなどのつらい症状を我慢する必要はない出血量が多く検査をしたら、過月経というはじめて聞く症状が判明したCさん。Cさんは症状が改善し本当に良かったですが、生理やPMSでのつらい症状を我慢する必要はありません。治療で改善できる場合もあることをぜひ覚えておき、婦人科医に相談するのも躊躇しないようにしたいですね。今回は「婦人科系疾患に気づいたきっかけの話」をお届けしました!※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。治療に関するコメントはあくまでCさんの感想で、治療の効果には個人差があります。(MOREDOOR編集部)
2023年04月10日Instagramで子育て中のダイエット記録などを発信している、ばにさん。避妊方法に悩んでいるときにインターネットでミレーナの存在を知り、2021年9月に婦人科でミレーナを装着するまでの、ばにさんのミレーナ体験記をムーンカレンダー編集部がマンガでご紹介! ミレーナを入れるか悩んでいる方や、ミレーナに興味がある方は、ぜひ参考にしてくださいね。 不正出血の原因は?産後の避妊方法をどうするか悩んでいたとき、ミレーナの存在を知ったばにさん。夫に「ミレーナを試してみたい」と伝えるものの、反対されてしまい、ばにさんはミレーナの装着をあきらめることに。それから半年が経過したある日、ばにさんの体に突如異変が現れて……。 ばにさんの体に突如起こった異変とは、原因不明の不正出血でした。最初のころは「少し経てば出血も止まるはず」と軽く考えていたのですが、その後もしばらく出血が続き、気がつけば3カ月が経過。「もしかしたら病気かもしれない」と、さすがに怖くなったばにさんは婦人科を訪れます。 婦人科では、生理前と生理後のタイミングに合わせていくつかの検査が実施され、生理後におこなった超音波検査で子宮にポリープがあると判明。医師には「3人目の妊娠を希望するのなら手術をしましょう。このポリープが不妊の原因になっているようです。不正出血を止めたいだけなら、ピルかミレーナでの治療となります」と言われ、“不妊”という言葉に、ばにさんは大きなショックを受けたそうです。 その後、じっくりと時間をとって、今後の妊活をどうするか話し合ったばにさん夫婦。「3人目の妊娠は希望しないので、今すぐに手術をする必要はないだろう」という結論に至ったため、次にピルとミレーナを比較し、最終的にミレーナを入れることを決断しました。 医師が「不正出血を止めたいだけならピルかミレーナで治療しましょう」と提案したのは、ピルやミレーナにはホルモンバランスを整える作用があり、不正出血の治療につながるからです。子宮ポリープができた場合は、症状やポリープの大きさにもよりますが、基本的には切除手術が推奨されます。ただ、ばにさんとしては、手術は最終手段と考え、まずは不正出血を止めるために、ピルかミレーナで治療をしたいと考えたようですね。 以前はミレーナを入れることに反対していた夫も、今回の話し合いでは、ばにさんの意思を尊重し、ミレーナの装着に賛同してくれました。あとは婦人科でその意思を伝えてミレーナの処置をしてもらうだけです。これ以上、不正出血が続くのは精神的にも身体的にもつらいですし、一刻も早く出血が止まるといいですね。 原案/ばに作画/ちゃこ監修/助産師 松田玲子 ばにさんのミレーナ体験談はInstagramでも紹介されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター ちゃこ漫画のお仕事をしています。インスタグラムでグルメ備忘録を更新中。
2023年03月26日