女優の土屋太鳳が12月16日(土)、丸の内ピカデリーにて行われた映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』初日舞台挨拶に佐藤健、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督と共に登壇した。土屋さんは佐藤さんから心のこもった労いの手紙をもらうと目に涙を浮かべ「作品が続いて気持ちが追いついていかないときがあったのですが、素敵な作品で健先輩と一緒に仕事ができることを励みに踏ん張っていました」と撮影の日々を述懐。最後は笑顔で「この手紙を家宝にします」と語っていた。■佐藤さんの手紙に「一緒の時代に生きられて心から幸せ」本作は、「8年越しの結婚式」というYouTube動画が話題を呼び、ドキュメンタリーや書籍化もされた実話を、佐藤健&土屋太鳳のW主演で映画化。結婚式直前で病に倒れて意識不明になった花嫁と、彼女を8年間待ち続けた新郎の奇跡を描く。佐藤さんと土屋さんは、映画『るろうに剣心』シリーズで初共演を果たしたが、佐藤さんは手紙で「初めて共演したとき、僕から刀を盗んで、陸上選手ばりのダッシュで走っていくあなたの姿をみながら『ヤバイ子が現われたな』と思っていました」と土屋との第一印象を振り返ると「作品のプロモーションで、いつも僕のことを『尊敬している』や『唯一無二の役者』なんて言ってくれました。本当はそんなことないのに、そういってもらえるたびに、強くなれたし自信が持てました。さらに尊敬してもらえる先輩でいようと自分を震えたたせることができました」と感謝を述べる。さらに佐藤さんは「全力でぶつかってきてくれて、信じてくれてありがとう。僕にかけてくれた言葉のぶんだけ自分を褒めてください。本当に難しい役だったと思いますが、命というものに本当に意味で向き合うことができる唯一無二の女優さんだと思います」と最大級の賛辞を贈ると、土屋さんも「こんなにすばらしい役者さんと同じ時代に生きられたことを心から幸せに思います」と感慨深い表情で語っていた。■佐藤さん、初ファーストバイトこの日は、公開初日を祝い、題名にちなみ、8層にコーティングされた特製ケーキが登場。土屋さんから佐藤さんへファーストバイトが行われると、佐藤さんは「実は初めてです」と照れ笑いを浮かべる。クリスマスシーズンも近いということで、理想のクリスマスを問われた土屋さんは「イルミネーションが大好きなのですが、この時期は人が多いので、お家でケーキや料理を作って、ホームパーティをしたい。そこで飾りつけをイルミネーションみたいにモリモリにしたい」と語ると、佐藤さんは「両思いだけれど付き合っていないカップル」という設定で、ロマンティックなクリスマスプランを披露して客席を沸かせていた。『8年越しの花嫁』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2017年12月16日女優の土屋太鳳が16日、都内で行われた映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の公開初日舞台挨拶に、佐藤健、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督とともに登場した。土屋太鳳同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。クリスマスカラーを取り入れた衣装で登場した出演者陣。男性陣は赤のチーフを挿し色にして現れ、土屋は赤のミニスカドレスで登場した。アクセサリーもせずに美しいデコルテを輝かせ、肩出し・美脚の健康美を見せた。理想のクリスマスデートを聞かれた土屋は、「イルミネーションがすごく好きで、でも人が多いでしょう?」と心配する。土屋は「なので、ちょっと(映画の)尚志さんとか麻衣さんみたいに家でやりたいなって。そこでイルミネーションを盛り盛りにして、手作りのケーキを飾ったりして、手作り感を出す」と、クリスマスの過ごし方を語った。
2017年12月16日映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』(12月16日公開)の公開初日舞台挨拶が16日に都内で行われ、佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が登場した。同作はYouTubeに投稿された動画をきっかけに「奇跡の結婚式」として数多くのメディアに取り上げられた実話をベースに、『64 ロクヨン前・後編』(16年)などで知られる瀬々敬久監督がメガホンを取る。結婚式を間近に控えながら原因不明の病で昏睡状態となってしまった麻衣(土屋)と、諦めずに回復を祈り続けた尚志(佐藤)の姿を描く。舞台挨拶では、8段のクリスマスケーキが登場。花嫁にちなみ、土屋が佐藤にファーストバイトを行うこととなった。観客からは「大きめ〜!」などと声がかかり、佐藤は「みんなグルか?」と苦笑していた。また、最後にはサプライズで佐藤から土屋へ手紙が読み上げられる。「とっても一生懸命やってもらって、とってもお世話になったので、感謝の気持ちを込めて書かせていただきました」とかしこまる佐藤に、土屋は「ドキドキしてきました」と落ち着かない雰囲気に。佐藤は改めて、土屋が「尊敬する先輩」「唯一無二の役者さん」とたくさん褒めてくれたことが役作りに影響したと感謝の手紙を読み上げた。向き合って聞いていた土屋は「去年はすごくいろんな作品をやっていて、気持ちが追いつかなくて、辛い部分もあったんですけど、こんな素敵な物語で、健先輩と一緒に作品を作ることができることを励みに踏ん張っていたところもありました」と目を潤ませた。土屋はさらに「こんな素晴らしい役者さんと同じ時代に生きれて、本当に間に合ってよかったって思います」と語り、「このお手紙を家宝にして……」と言い出すと、佐藤は「家族ぐるみで!?」と驚きながらも嬉しそうなリアクション。土屋は「健先輩と取り組んだ時間を大切にして、生きていきたいと思います」と頭を下げた。○佐藤健手紙全文太鳳へ。今でもよく覚えています。『るろうに剣心』で共演した時に、僕から刀を盗んで、ウシシと笑い、陸上選手ばりのダッシュで走り去っていくあなたの背中を見ながら「やばい子が現れたな」と思いました。当時、土屋太鳳で検索してみたりすると、直筆アンケートに書かれた文章の長さ、信じられないほど几帳面に並ぶ文字の列に衝撃を受けたり、何時間かけて書いたんだってブログの長さに衝撃を受けたり。その当時あなたはいわゆる単館系と言われる映画の主演を多くやっていたのですが、それらの作品を片っ端から観たりしていくうちに、その時ビビッと感じだあの思いは確信に変わっていきました。そんなあなたと、4年越しですか。夫婦役として、こんなにも素敵な作品で共に人生を歩めたこと、心から嬉しく思います。しかし、一つだけ心残りがあります。それは主に宣伝の時のことなのですが、君はことあるごとにずっと「背中を追いかけてきた」「本当に尊敬している方だ」「健先輩には本当に感謝している」などと、何度も言ってくれて、その度にどうしても上手にリアクションが取れずごめんなさい。もちろん嬉しいのですが、と言うのも、本当に感謝したいのは僕の方なんです。君が僕をそんな風に言ってくれるのは今に始まったことじゃなくて、出会ってから今まで、もちろん今回の撮影中も何度も「健先輩は本当にすごいです」「健先輩は唯一無二の役者さんです」とかなんとか言ってくれて、でも本当は全然そんなことなくて、むしろ君がそんなことを言ってくれた数だけ、僕は強くなれました。土屋さんにそんなことを言ってもらえる自分に自信を持てました。尊敬してもらえる先輩でい続けられるように、自分を奮い立たせることもできました。そして現場であなたが僕に向けてくれたそのエネルギーが、僕のガソリンであり、もはや役作りの全てでした。あなたはこうも言ってくれました。「健先輩の尚志さん、素敵です」。もし、健先輩の尚志さんが素敵なのだったとしたら、それは麻衣が太鳳だったからです。麻衣さんが太鳳だったから、僕は尚志として、麻衣へのこの思いは本物なのだと自信を持てました。本物の気持ちを胸に、あとは立っていただけです。麻衣へのその思いを胸に持ってさえいれば、あとは立ってるだけで、たとえ本番中どうなろうとも、その芝居は真実なんだと、間違いじゃないんだと本気で思っていました。何も怖いものはありませんでした。こんな僕に全力でぶつかってきてくれて、こんな僕を信じてくれて、ありがとう。だから、僕にかけてくれた言葉の分だけ、自分を褒めてあげてください。本当に難しい役だったと思います。心から、お疲れさま。命というものに本当の意味で向き合うことのできる、唯一無二の女優さん。この作品を終えた今、僕があなたに抱く印象です。ともに生きたあの時間、その記録、この作品。『8年越しの花嫁』僕の宝物です。たくさんの方に愛していただくことを願って。2017年12月16日、佐藤健
2017年12月16日笑福亭鶴瓶と「ViVi」モデル・emmaがMCを務め、ゲストの友人や関係者に徹底取材することでその素顔に迫っていくバラエティー「A-Studio」の12月15日(金)今夜の放送回に俳優の北村一輝がゲスト出演。4年ぶりの番組登場となる北村さんの素顔に鶴瓶さんが迫る。幼少期より映画好きだったという北村さんは1999年公開の望月六郎監督作の『皆月』や三池崇史監督による『日本黒社会 LEY LINES』で注目され『キル・ビル Vol.1』や『あずみ』、ドラマ「あなたの隣に誰かいる」などへの出演でその知名度を高めていくと、『龍が如く 劇場版』『舞妓Haaaan!!!』『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』などの「ガリレオ」シリーズ、「医龍」シリーズなどで実績を積み上げていく。最近ではその日本人離れした顔立ちで『テルマエ・ロマエ』シリーズをはじめ、独特の世界観が人気の『猫侍』シリーズや『寄生獣』『無限の住人』「世界一難しい恋」など幅広い作品に出演。日本映画、ドラマ界になくてはならない存在になっている。そんな北村さんがおよそ4年ぶりに「A-Studio」に登場。今回鶴瓶さんは北村さんと同居する息子に取材。親子仲がとても良いというが、その関係性とは?また、かつては父が有名人のためにイジメを受けたことや、いまではダンサーとして立派に大舞台に立つ息子の成長を目の当たりにして感動のあまり泣いたと告白するという。そしてオシャレな手料理や家事を軽々とこなす北村さんの日常や型破りな教育法も明らかに!“父親”としての北村さんの姿にせまるほか、同い年の親友である宮迫博之、『テルマエ・ロマエ』でも共演した阿部寛、谷原章介、妻夫木聡ら交友関係のある俳優たちにも取材、その素顔を解き明かしていく。北村さんの出演舞台「欲望という名の電車」は12月28日(木)までBunkamuraシアターコクーンで上演中。テネシー・ウィリアムズによる不朽の名作を大竹しのぶが主演し、北村さんのほか『花とアリス』や大河ドラマ「花燃ゆ」の鈴木杏、「ミス・サイゴン」や「ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~」など数々の舞台で活躍する藤岡正明らの出演で描き出す。いま最も注目を集める演出家の一人、フィリップ・ブリーンが演出を務めることも話題だ。また映画最新作となる『8年越しの花嫁奇跡の実話』も12月16日(土)より全国にて公開。岡山県に住む実在のカップルに起きた奇跡をもとにした感動のラブストーリーを、佐藤健と土屋太鳳の共演で描く同作。北村さんは佐藤さん演じる尚志が働く会社の社長・柴田役で出演している。北村さんの“父”としての姿とは!?「A-Studio」は12月15日(金)23時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年12月15日突然ですが、「まだまだ自分は若いから病気のことは気にしなくても大丈夫」と思っていませんか?そこで、誰にでも起こりうる原因不明の病に襲われた若い女性を描いた注目作をご紹介します。その作品とは……。衝撃の実話を映画化した『彼女が目覚めるその日まで』!【映画、ときどき私】 vol. 131憧れていたニューヨーク・ポスト紙で働く21歳のスザンナ。1面を飾る記者になる夢へと着実に進みながら、ミュージシャンのスティーヴンとも付き合い始め、まさに仕事も恋も順風満帆だった。ところが、突然物忘れがひどくなり、重要な取材でもまさかの大失態。次第に幻覚や幻聴にも悩まされ、全身がけいれんする激しい発作を起こしてついに入院することに。検査結果では「異状なし」と診断されるものの、症状が悪化して会話もできなくなったスザンナは、医師たちから精神科への転院をすすめられてしまう。しかし、スザンナの心の叫びを感じ取った両親と恋人だけは諦めなかった……。本作は2012年に全米でベストセラーとなったノンフィクション『脳に棲む魔物』を映画化した作品ですが、その経緯を少しでも多くの人に知って欲しいという思いを抱えたある方にお話を聞いてきました。それは……。原作者であるスザンナ・キャハランさん!今回描かれているのは、おそらくほとんどの人が聞いたことのない「抗NMDA受容体脳炎」という急性脳炎のひとつといわれている病気。スザンナさんは世界で217番目の患者となり、7か月にわたる闘病生活を実際に経験されています。2007年になってようやく病名が付けられましたが、それまでは精神病や悪魔憑きと誤って診断されてきた可能性も指摘されている難しい病気なのです。とはいえ、現在の日本でも年間1000人ほどが発症しているといわれているだけに、もはや他人事ではないこの病気について、克服した心境や発見に必要なことなどについて語ってもらいました。まずは、映像として自分の物語を観たときはどう思いましたか?スザンナ自分の名前や出来事がスクリーン上で展開していて、最初は奇妙な感じたと思ったわ。でも、主演のクロエ(・グレース・モレッツ)がすごくいいお芝居をしてくれていて、私の経験したことを見事に再現してくれていたので、やっぱりすごく感動したわね。そのなかでも特に印象に残っているシーンは?スザンナ私の病気を発見してくれたナジャー先生が「僕は君がそこにいるのをちゃんとわかっているからね」みたいなセリフを言うところがあるんだけど、それを見たときには泣いたわ。というのも、私はそのときは意識がなくて、リアルタイムで体験していなかったから、それが再現されるのを見たときにはすごく感動したの。人生において一番辛い時期にもう一度自分で向き合いながら執筆するというのは、かなり苦しい作業だったはず。本を書き上げるなかで自分を支えていたものとは?スザンナ一番のモチベーションになったのは、「この病気についての認識を広げていかないといけない」という目的意識。というのも、最初に書いた記事に対する反響が想像以上のものだったので、これは語らなければならないものであり、世の中にはそれを読みたいというニーズがあるんだということがわかったからなのよ。だから、熱にうなされるようにして、1年でいっきに本を書き上げたんだけど、もちろん挑戦的な作業ではあったわ。でも、苦しいときに自分の支えとなったのは、これは世のためになっているという意識や一刻も早くこのストーリーをみなさんに開示して人々を救いたいという思いね。ただ、ここまでの世の中にインパクトを与えるものになるとは思っていなかったけれど、そういう使命感はあったわ。病気になる前といまとで人生観や考え方が変わったと思うことはありますか?スザンナこういう病気をすると、「今日が人生最後の日であるかのように生きる」とか、「小さいことは気にしない」とか、そういう領域に達するのかなと思われがちなんだけど、全然そんなことはなくて、いまだに小さなことは気になるのよ(笑)。ただ、自分が一番変わった部分はどこかというと、ある種の目的意識と情熱を持っていま生きていること。そして、この病気について語らなければならないという記者としての方向性も決定づけられたことかしら。それらは人の生死に関わるテーマだから、確かにそのほかのことがたいしたことないように感じられて、そういう意味では物事の見方は変わったかなとは思うわ。ただ、行列に誰かが割り込んできたら腹が立つし、そういうちっちゃいところはいまだにあるけどね(笑)。映画を見ていると、家族や恋人など自分を支えてくれる存在がいかに大きいかを改めて感じさせられるもの。その経験を経て、逆に自分が周りへの接し方や向き合い方に変化はありましたか?スザンナ変わったはずだと思うわ。というのも、まずは誰と時間を過ごしたいかというその相手を厳選するようにはなったわね。やっぱり自分が一番親しくしている人、信頼している人、愛している人に時間を費やしたいし、気にかけたいと思うようになったのよ。それと、自分が病気を経験したことによって、本当に周りが支えてくれたので、そういうみんなからも学んだわ。実は数年前に父が交通事故にあって大けがをしたり、母も一時期がんを患ったりしていたんだけど、私が病気の間は両親がこういうふうに看病してくれたんだなというのを見習って、同じようにケアできるように意識するようになったの。そうやって自分の経験を通して、病気やけがをしている相手をどのように面倒を見ればいいのかわかってきたからそういうところは変わってきたわね。今回、クロエ・グレース・モレッツがみせる迫真の演技は私たちによりリアルさを持って訴えかけ、この作品にとっても核となっているところ。自身の役にクロエが決まったときはどう思いましたか?スザンナ数年前にちょうど映画化の企画が持ち上がっていたとき、オフブロードウェイの舞台でクロエのお芝居を初めて見たんだけど、そのとき一緒にいた友人に、「彼女の年齢がもう少し上なら、この役にぴったりだったのにね」って話していたの。だから、最終的にちょうどよく年月が経って、この役をやってくれたことは私もすごくうれしかったわ。役作りでアドバイスしたことは?スザンナ最初はスカイプでやりとりしてたんだけど、クロエのお母さんが看護師さんということで、彼女は医療にまつわるいろんなディテールに興味があったのよ。だから、こちらからは私自身のビデオに録画された記録や医療上のいろんなカルテとかそういうものを送ったりしたわ。そうやって役作りをしてもらったんだけど、クロエは繊細で的を射た質問が多く、この病気を患うというのはどういうことなのか、というのを真摯に考えながらアプローチしてくれたわ。日本でもスザンナさんと同じ病気で苦しんだある女性の実話が、佐藤健さんと土屋太鳳さんの主演作『8年越しの花嫁』として映画化されたことが話題となっていますが、なんと偶然にもこの2作品は同日公開。それだけに、日本でもより多くの人が「抗NMDA受容体脳炎」へ関心を寄せることが期待されているところ。そのことに対してどのように感じていますか?スザンナ10年前はこの病気のことを誰も知らなかったのに、ここにきてこの病気を患ったキャラクターを主人公にすえた大がかりな2本の映画が同時公開されるというのは私にとってはまるで信じられない気持ちよ!こんなふうに真摯に描いてくれる映画がでてきてくれるのは私にとってはうれしいことだし、医療界だけでなく一般の人たちにとっても認知を広げるという意味ではすごく力になると思うわ。それらが、「もしかしたらこの病気かもしれない」というひとつの気づきにもなるし、声高に訴えるひとつの力に繋がると期待しているところよ。この病気は自分で発見することが難しい病気だけに、自分の家族や友人など、いかにお互いのことを気にかけられるかが大きなわかれ道。最後にこの病気に早く気がつける注意点があれば教えてください。スザンナこの病気の特徴を時系列的にあげるなら、最初は節々が痛かったり、倦怠感があったり、インフルエンザのような症状。それが進んでいくと態度や気分が急に変わったりしてきて、さらにエスカレートしていくと精神病のような状況になって、幻聴や幻覚が始まって暴力的なことを起こしたりするの。そして、硬直状態が続いて口もきけなくなったり、同じ動作を繰り返したりするのが主な症状なのよ。あと、一番顕著なことのひとつとしては、突然の発作というのもあるわね。もちろん必ずしもみんなが同じ症状を見せるとは限らないけど、とにかくいままでに見たことのない態度を見せるときは気を付けたほうがいいと思うから、そのときはできれば検査を受けて欲しいわ。インタビューを終えてみて……。壮絶な経験をしてきたことが想像できないほど明るく、まるで女優のようにかわいらしいスザンナさん。自分の経験で多くの人を救いたいという強い思いがひしひしと伝わってくるのと同時に、その様子を隣で優しく見つめている旦那さんの存在の大きさも感じました。これからもジャーナリストとしてさらなる活躍を楽しみにしたいと思います。自分を支えてくれる人との絆が生命を救う!先が見えない暗闇に希望を生み出すことができた愛の力、そして諦めずに信じ続けてきた家族に起きた奇跡には、思わず込み上げてくるものがあるはず。いつ誰に襲いかかるかわからない病の現状を知るという意味においても、ひとりでも多くの人に観てもらいたい作品です。感動を呼ぶ予告編はこちら!作品情報『彼女が目覚めるその日まで』12月16日(土)より角川シネマ有楽町他全国ロードショー配給:KADOKAWA© 2016 On Fire Productions Inc.
2017年12月14日今週末から公開の映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』に出演している俳優の佐藤健、女優の土屋太鳳が12月11日(月)今夜放送の「関ジャニ∞」によるグルメバラエティ「ペコジャニ∞!」にゲスト出演。今夜は「明日絶対に食べたくなる!究極の丼 対決」をお届けする。本番組では毎回餃子やカツサンドといった老若男女“誰もが好きな人気メニュー”をテーマに据え、芸能界屈指の食通たちが“日本一美味しい”と思う一品を熱くプレゼン。番組認定の「芸能界グルメ四天王」、芸能界の“知られざる”「新グルメスター」、そして「関ジャニ∞メンバー+専門家」の3組がバトルを繰り広げ、腹ペコなパネラーである「ペコラー」が一番食べたい一品に投票し、多数決1位になったメニューに投票した人だけがそのグルメを食べられるという“腹ペコ”ガチバトルが展開する。MCは「関ジャニ∞」村上信五が担当、今回「関ジャニ∞」からプレゼンターとして登場するメンバーは丸山隆平と錦戸亮の2名。また佐藤さんと土屋さんのほか「関ジャニ∞」横山裕、渋谷すばる、安田章大、大倉忠義の4名と高橋英樹が「ペコラー」として出演。アシスタントMCはTBS・江藤愛アナが務める。また今回はスペシャルプレゼンターとして“大人気歌手”が登場するとのこと。予告映像では芸能界屈指の“食通”として知られる渡部建が「ド変態」と言う、“飲食代月100万”を誇る「グルメ最終兵器」が出演。一体誰なのか!?今回のゲストである佐藤さんと土屋さんが出演している映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開される。同作で佐藤さんと土屋さんが演じるのは岡山県在住の実在の夫婦。2人のほか、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、杉本哲太、薬師丸ひろ子、古舘寛治といった俳優陣が脇をかためる。結婚を約束したカップル、尚志と麻衣。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が2人を待ち受けていた。そして2人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――。佐藤さん、土屋さんが登場する「ペコジャニ∞!」は12月11日(月)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年12月11日今回は、12月から年明けにかけて公開される映画の中から、女性におすすめしたい3本をピックアップしてみようと思います。気になる映画があれば、ぜひ大切な人や気になる人を誘ってくださいね。■涙なしには観られない純愛映画佐藤健さんと土屋太鳳さん主演の話題の映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』。12月16日公開のこの作品は、実話をベースにしています。結婚目前のカップルが経験した、厳しい現実を描く物語。新婦・麻衣は突然の病魔に倒れますが、なんとか病気を克服します。しかし結婚を誓ったふたりには、さらなる試練が待ち受けていました。婚約から8年にも及ぶ苦しい日々。その結末は果たして…。メディアで話題になっているため、モデルとなったカップルをご存知の方も多いかもしれませんね。知っていても知らなくても、映画を観たら心揺れること間違いなし。ぜひ劇場で鑑賞してみましょう。12月16日(土)全国ロードショー『8年越しの花嫁奇跡の実話』監督:瀬々敬久脚本:岡田惠和原作:中原尚志・麻衣『8年越しの花嫁キミの目が覚めたなら』(主婦の友社)出演:佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、他配給:松竹(C)2017映画「8年越しの花嫁」製作委員会■残念美女が奮起するお洒落ラブコメ自身も高学歴で、女優のかたわらキャスターを務めるなどハイスペックな桐谷美玲さんが、東大主席、ミスキャンパスながら性格が残念すぎるヒロインを演じる『リベンジgirl』は12月23日スタート。その性格ゆえに大失恋した彼女が、恋のリベンジのために選んだのは総理大臣を目指すこと。そんな彼女を支える政治秘書役には『あなたのことはそれほど』で話題を呼んだ鈴木伸之さんがキャスティングされています。『あなそれ』とは一味違い、寡黙ながら強い信念を持つ男らしい役どころにキュンキュンしちゃう人も多いかも。作中でヒロインが身に着けるファッションにも要注目の、とびっきりお洒落でロマンチックなラブストーリーです。12月23日(土)全国ロードショー『リベンジgirl』監督:三木康一郎脚本監修:吉田恵里香脚本:おかざきさとこ原作:清智英・吉田恵里香『リベンジgirl』(KADOKAWA)出演:桐谷美玲、鈴木伸之、清原翔、馬場ふみか、他配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント(C)2017 「リベンジgirl」製作委員会■超モンスター級「痛い男」が登場人の恋愛を覗き見しているようなヒリヒリ感とリアルさで話題沸騰したドラマが映画化!岡田将生さんが容姿端麗で自意識過剰のフリーターを、木村文乃さんがなりふり構わず再起を狙う落ち目の脚本家を演じるW主演作品『伊藤くん A to E』が1月12日に公開されます。原作は、無自覚に女性たちを振り回す“伊藤”を軸に、5人の女子の無様な恋愛と成長を1章ずつのエピソードで描いた柚木麻子さんの傑作小説。“伊藤”に振り回される女子たちを演じるのは【A】都合のいい女=佐々木希さん、【B】自己防衛女=志田未来さん、【C】愛されたい女=池田エライザさん、【D】ヘビー級処女=夏帆さんと豪華な面々。【痛男】“伊藤”を通して描かれる嫉妬、執着、優越感…女子たちの欲望があふれ出す、誰も観たことがない恋愛ミステリーに乞うご期待です!1月12日(金)全国ロードショー『伊藤くん A to E』監督:廣木隆一脚本:青塚美穂原作:柚木麻子『伊藤くん A to E』(幻冬舎文庫)出演:岡田将生、木村文乃、佐々木希、志田未来、池田エライザ、夏帆、他配給:ショウゲート(C)「伊藤くん A to E」製作委員会■キュンキュンしたいなら!既に公開している作品の中にも、オススメはたくさんあります。その一部をご紹介しますね。まずはこちら。『先生!、、、好きになってもいいですか?』。大人女子のみなさんは「先生への恋」と聞くだけで、胸がキュッとしませんか?『先生!~』で広瀬すずさん演じる響が初めて好きになった相手は世界史教師・伊藤(生田斗真さん)。好きだとストレートにアピールする響に対し、教師という立場ゆえにためらう伊藤。ふたりの恋の行方を見届けてください。本作は漫画家・河原和音さんが描く『先生』が原作。10月28日から公開しています。■猫好きにはたまらない一本♪とにかく猫が好きな人を誘って!『劇場版岩合光昭の世界ネコ歩きコトラ家族と世界のいいコたち』。あまり大々的に上映をしている映画ではありませんが、無類の猫好きさんと一緒に観るなら、ぜひこの作品を!動物写真家・岩合光昭さんがあちこちの猫を、猫の目線で撮影した作品です。ベースとなっているのは、NHK BSプレミアム「岩合光昭の世界ネコ歩き」。ただただほっこりしたい。癒されたい。そんなふたりに超絶おすすめ♪2017年10月21日から公開中。劇場をリサーチしてみてくださいね。■終わりに最後は完全に個人的な趣味でチョイスした感じになりましたが、冬の映画は話題作や良作が目白押し。普段あまり観ないジャンルにも挑戦してみてほしいなと思います。観賞後は、ふたりの共通話題にして盛り上がっていただければ幸いです。ライタープロフィールsakiたまに毒舌なコラムニスト。一度ハマるとどっぷり浸かるB型アラサー。アロマとコーヒーと舞浜の某レジャースポットをこよなく愛しています。
2017年12月08日映画『8年越しの花嫁』でW主演を務める俳優の佐藤健と女優の土屋太鳳が12月7日(木)今夜オンエアされるTBS系バラエティ「櫻井・有吉THE夜会」にゲスト出演。番組には土屋さんの弟で、アニメ「ボールルームへようこそ」で主役に抜擢された声優の土屋神葉も登場し、土屋さんの素顔を“暴露”する。本番組は櫻井翔と有吉弘行がいま話題の人物や一流芸能人をゲストに迎え、彼らの願望・疑問・悩みを、出演者の力やスタッフの力、そして視聴者の力を結集して様々な手段で解決・実現していくバラエティ番組。今回ゲストに迎える佐藤さんは「仮面ライダー電王」で若手俳優ファンから熱い注目を浴び、その後「メイちゃんの執事」や映画『ROOKIES-卒業-』『BECK』などで俳優として大きく飛躍。さらに主演を務めた『るろうに剣心』シリーズや『バクマン。』『何者』『亜人』とコンスタントにヒット作を世に送り出し続けてきた。また「天皇の料理番」でみせた代役なしの料理シーンなど、最近では実力派俳優として映画、ドラマ界からその才能を高く評価されている。また土屋さんはNHK連続テレビ小説「まれ」の主人公役で注目。『orange』『青空エール』『トリガール!』などの映画から、「下町ロケット」「お迎えデス。」「IQ246」「兄に愛されすぎて困ってます」などのドラマまでここ数年で一気に急成長を遂げた。またその身体能力の高さが話題になることも多く、過去に本番組に出演した際にみせたストイックすぎるライフスタイルも大きな反響を呼んだ。番組には土屋さんの“イケメン弟”神葉さんがVTRで登場し、姉の“素顔”を暴露。弟の神葉さんが明かす“姉”としての土屋さんの姿にも注目だ。今夜ゲストとして出演する2人がW主演を務める映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』は岡山県に住む実在のカップルに起きた奇跡をもとにした感動のラブストーリー。佐藤さんと土屋さんが演じる結婚を約束したカップルだが、結婚式を間近に控えたある日、土屋さん演じる麻衣が難病に侵され意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態となった麻衣の両親は「もう麻衣のことは忘れてほしい」と佐藤さん演じる尚志に告げるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続け、そしてようやく麻衣が目を覚ますもののさらなる試練が2人を待ち受ける。2人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――という物語。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。「櫻井・有吉THE夜会」は12月7日(木)22時~TBS系にて放送。(笠緒)
2017年12月07日「嵐」とゲストチームが体感型ゲームで対戦する「VS嵐」の12月7日(木)今夜の放送回に、佐藤健、土屋太鳳、浜野謙太、中村ゆり、堀部圭亮、松本来夢ら『8年越しの花嫁奇跡の実話』キャスト陣が参戦。佐藤さん&土屋さんの驚異的な身体能力に「嵐」がピンチに…!?なんといっても今回の見どころは「嵐」から身体能力が高いと絶賛されている土屋さんと、番組で過去2連勝を果たしている佐藤さんの“運動神経最強コンビ”との対決。彼らと対戦する「嵐」チームにはプラスワンゲストとしてバブル芸人・平野ノラと、これまたバブル時代を感じさせるスーツ姿の東幹久という“バブル助っ人”が加わる。これまで2度「キッキングスナイパー」に挑戦し得点ゼロ。しかも滑り落ちてしまった赤面の過去も持っている東さんだが、今回は「(ターゲットを)今回は倒したいと思います」と意気込む。また平野さんは小中高とバレーボールをやっていた経歴から「自信があります」という「ピンボールランナー」に走者として挑戦。平野さんの櫻井翔に対するムチャぶりにも注目。そして「クリフクライム」での前回パーフェクトを達成している土屋さんと佐藤さんの“運動神経最強コンビ”によるプレイも必見だ。今回ゲストチームとして参戦した俳優陣が出演する映画『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。結婚を約束したカップル、尚志と麻衣。結婚式を間近に控え幸せ絶頂だったある日、原因不明の病が突然麻衣を襲い、意識不明となってしまう。いつ目が覚めるかわからない状態に、麻衣の両親からは「もう麻衣のことは忘れてほしい」と言われるが、尚志は諦めず麻衣の側で回復を祈り続ける。長い年月の末、ようやく麻衣は目を覚ますが、さらなる試練が2人を待ち受けていた。そして2人が結婚を約束してから8年、ついに最高の奇跡が訪れる――。尚志を佐藤さんが、麻衣を土屋さんが演じ、浜野さん、中村さん、堀部さん、松本さんのほか、北村一輝、杉本哲太、薬師丸ひろ子、古舘寛治らも出演。『64 -ロクヨン-』の瀬々敬久監督がメガホンを取って感動の実話を映像化した。驚異の身体能力を持つ2人を前に「嵐」はどう対抗するのか?「VS嵐」は12月7日(木)19時~フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年12月07日YouTubeの動画をきっかけに数々のメディアで取り上げられ、書籍化もされたあるカップルに起きた奇跡の実話を、佐藤健&土屋太鳳W主演で映画化した『8年越しの花嫁奇跡の実話』。この度、来週の公開に先駆け、土屋さん演じる麻衣の“8年”が感じられるような、表情豊かな新場面写真がシネマカフェに到着した。今回到着したのは、土屋さん演じる麻衣のそれぞれ異なる3つの表情を捉えた場面写真。まず1枚目の写真は、土屋さんがヒロインを演じた連続テレビ小説「まれ」を彷彿とさせるような、料理人姿の麻衣が捉えられている。続いて2枚目は、病院で友人と談笑するシーン。笑顔を見せるものの、明るく快活というよりどこか落ち着いていて少し切なげな様子…。そして最後は、泣き出しそうな表情で遠くを見つめる、そんな麻衣の表情がアップで切り取られた一枚。誰かに想いを馳せている横顔は大人っぽく、時間の経過を感じさせる。今年、『PとJK』『兄に愛されすぎて困ってます』『トリガール』『フェリシーと夢のトウシューズ』と多くの作品に出演し、元気なイメージが強い土屋さんだが、今作ではリアルな時間の経過を体現する新境地に挑んだ。そんな新境地の役柄で魅せる、土屋さんの様々な表情もぜひ映画館でチェックしてみて。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年12月07日女優の美山加恋が24日、東京・天王洲銀河劇場で行われた舞台『何者』の公開ゲネプロに、共演の阿部顕嵐(Love-tune)、長妻怜央(Love-tune)、鈴木勝大、宮崎香蓮、小野田龍之介、演出の丸尾丸一郎とともに登場した。同作は作家・朝井リョウによる同名の直木賞受賞作を映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。2016年10月には、佐藤健主演で映画化された。舞台版の脚本は黒岩勉、演出は劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が務める。美山は意識高い系女子・小早川理香を演じ、主演の阿部と緊迫感のあるシーンを演じきった。作品に合わせて、もしこの職業に就いていなかったらどの仕事がしたいか? という質問に、美山は「物心つく頃からこのお仕事してたので……」と悩みつつ、「『パティシエになりたい』って思った気がします。甘いもの作るのが好きだったので」と明かす。声優を務める『キラキラ☆プリキュアアラモード』でもパティシエに縁がある美山だが、稽古場には手作りの菓子などの差し入れをしていない様子で、阿部は「ケーキ待ってます」と期待を寄せた。また、阿部が「僕たちの仕事は家にいる以外は面接のようなもの。面接には慣れてると自負はしているんですけど……美容師ですかね」と答えると、小野田が「前置きはなんだったんだ!?」と的確なツッコミを入れる。さらに「すごい、いいのありますよ!」と自信を見せた長妻が「お母さんが履歴書を送ってしまったのが事務所に入ったきっかけだったので、最初の雑誌で将来みんなが『デビューしたい』とか書いているのに、俺、『消防士になりたい』って書きました」と明かすと、鈴木から「それとっておきの話だったの?」、小野田から「長妻くんが『いいことあります』と言った時は大概こんな感じ」とつっこまれていた。しかし小野田も「強いて言えば焼き鳥屋さん。串に鳥を刺す時、気持ちよさそうじゃないですか」と答え、周囲から「怖い怖い!」と総ツッコミを受ける。一方宮崎は「普段スーツを着ることないので、なんでもいいからスーツを着る仕事をしたいなと思います」と希望を語った。“高いビルフェチ”で「きれいな女性を見るのと同じ感覚でビルを見ている」という鈴木は、「職業というよりも、高層ビルで働いてみたいなと思います」と願望を明かす。「入構証をもらって、改札機みたいな機械に入って、外から透けて見えるエレベーターに乗りたい」と語り、「エリアでいうと、汐留が好き」と告白していた。
2017年11月24日ジャニーズJr.内のユニット・Love-tuneの阿部顕嵐が24日、東京・天王洲銀河劇場で行われた主演舞台『何者』の公開ゲネプロに、共演の美山加恋、長妻怜央(Love-tune)、鈴木勝大、宮崎香蓮、小野田龍之介、演出の丸尾丸一郎とともに登場した。同作は作家・朝井リョウによる同名の直木賞受賞作を映画化。就職活動を通して自分が何者かを模索する大学生の姿をヒリヒリと描く。2016年10月には、佐藤健主演で映画化された。舞台版の脚本は黒岩勉、演出は劇団鹿殺しの丸尾丸一郎が務める。歌やダンス、映像を駆使して若者たちの苦悩を描いた同作。途中には阿部の生着替えも行われた。着替えシーンに話が及ぶと、小野田は「あれはいいですよ」と太鼓判を押し、阿部は「内心焦ってまして。間に合うか間に合わないかギリギリのところなので、見られていることに対しての恥は一切ないですね」と男らしく語る。阿部が「裸を見られるよりも、内面を見られる方が恥ずかしいです」と言うと、共演者たちは「ごちそうさまです!」と頭を下げた。演出の丸尾は「キャストのいろんな面を楽しめるように」という意図を明かし、ダンスシーンについても「舞台特有の表現方法に落とし込めないかなというのを考えていて、TAKAHIROさんに振付をお願いした」という。阿部は「生着替えは丸尾さんに捧げてます」と驚きの発言で、「すいません、ファンの皆さん」と謝罪した。外部舞台に初挑戦となる長妻は、ジャニーズの公演では「ライブだったり舞台だったり、自分がどれだけ目立てるかが勝負」だったという。しかし「この舞台ではみなさんと協力して、言葉と言葉の対話や、舞台なので大きく動くというのを意識するようにと教えていただいて、意識が変わりましたね」と稽古を振り返り、「人生レベルで得をした」と表すと、小野田も「規模がすげえな」と感心していた。また、阿部と長妻の”保護者”を自称する小野田は「長妻くんとか、阿部ちゃんとか、普段のLove-tuneなキラキラな感じとは違うエネルギーを感じていただけると思いますし、男として非常に熱くエネルギッシュにお芝居をしているので、観に来る方は鼻血ブーですよね」とアピール。一方、鈴木は不慣れなダンスに苦戦したことを告白し、「『そういう振りね』って気付いた時には、他の皆さんは先に行っている。だいたい5日目くらいに気づいたら、みんなが3ステップくらい先にいて、パンク寸前なんです」と苦笑した。しかし「特に顕嵐とかは、ほぼはけずにやりきってて、体力的にしんどいと思うんですよ。頑張ってる姿を近くで見れるので、僕もしっかり最後までやりきらなきゃな、という思いはあります」と語った。公開ゲネプロを終えて「今やっと、スタートラインに立った」という阿部は、「何回観ても考えさせられる舞台でありたいと思います」と改めて意気込む。「一つ一つの体の動きや場面で意味があるので、一回では見切れない」と同作について説明し、「明日から本当に、就活がんばります!」と、就活生を演じることへの意気込みを表した。
2017年11月24日12月16日公開の映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の完成披露試写会が16日、都内で行われ、佐藤健、土屋太鳳、薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が出席した。YouTubeに投稿された動画をきっかけに、"奇跡の結婚式"、"号泣する実話"として一気に話題が広がった一組のカップルの実話を映画化した本作。結婚式の直前に病に倒れて意識不明となった花嫁・麻衣(土屋太鳳)と、その彼女を8年間待ち続けた新郎・尚志(佐藤健)の姿を感動的に描く。完成披露試写会の前に行われた舞台あいさつに、2月のクランクアップ以来、キャスト陣と瀬々監督が再集結。笑顔が溢れる尚志というキャラクターに佐藤は「実際にいらっしゃる方を演じるということで、尚志さんにお会いしたんですが、ずっとニコニコされているような笑顔が素敵な方でした。僕は笑うのが苦手だったりするので、芝居でも苦手意識があってそこがハードルでしたね」と明かすも、土屋は「ご本人はそう思っているみたいですけど、ちゃんと笑われる方なんです。尚志さんも笑顔が素敵な方だから、健先輩の笑顔が合わさって最高でした」とフォロー。また、この日は佐藤から青いバラの冠を贈呈された土屋は「病気のシーンも体重の増減もコントロールが必要でしたが、その時も常に気にかけてくれました。試合に臨むボクサーとコーチのような気持ちでしたね」と佐藤に心遣いに礼を述べ、佐藤も「この作品を映画化すると聞いて、土屋さんしか思い浮かびませんでした。念願が叶って嬉しいですし、確かに土屋さんをサポートしたい気持ちはありましたが、それを考える時間が役作りのすべてだと思うので、感謝したいのは僕の方ですね」と感謝していた。映画のタイトルにちなみ、この日は8年前の写真を披露された佐藤と土屋。23歳だった当時のことを「気合という武器だけで戦ってましたね。芝居もテクニックは皆無で、とにかく気持ちでやっていました」と佐藤が振り返り、NHK大河ドラマ『龍馬伝』の撮影の合間に撮った写真を披露された土屋は「坂本乙女さんの幼少期を演じさせてもらいました。この時がある意味、健先輩と初めての共演です。衣裳部屋でお会いして、私が着替えようとした時に健先輩もいて、健先輩が『お先にどうぞ』と言ってくれました。その時からとても紳士で優しい方だなと思いましたね」と当時から好印象の様子だった。映画『8年越しの花嫁 奇跡の実話』は、12月16日より全国公開。
2017年11月17日YouTube動画が話題を集め、書籍化もされた感動の実話を映画化した『8年越しの花嫁奇跡の実話』の完成披露試写会が11月16日(木)、都内で行われ、夫婦役でダブル主演を果たした佐藤健と土屋太鳳が出席した。結婚を約束し、幸せの絶頂にいた尚志(佐藤さん)と麻衣(土屋さん)のカップル。しかし、結婚式を3か月後に控えたある日、麻衣が難病「抗NMDA受容体脳炎」を発症し昏睡状態に。数年後、麻衣は少しずつ意識を取り戻すが、記憶障害により、尚志に関する記憶を失っていた…。この日はタイトルにちなみ、佐藤さんと土屋さんの“8年前”の写真が紹介され、「20歳ですね。この頃は気合いだけが武器でした」(佐藤さん)、「ちょうど『龍馬伝』に出演させていただいた頃です」(土屋さん)と当時を回想。共演シーンこそなかったが、2人は「龍馬伝」に出演しており、それがちょうど8年前!衣装部屋で対面していたそうで、タイトル通り、8年越しで夫婦役を演じる“運命”には互いに感慨しきりだった。実在の人物を演じることについて、佐藤さんは「尚志さんはずっとニコニコしている、笑顔がすてきな方。僕は笑顔に苦手意識があるので、高いハードルでした」。土屋さんは「麻衣さんは女子力が高くて、可愛らしくて、お茶目で元気。病気と戦う演技でも、そんな麻衣さんの魅力を表現したかった」と役作りを語った。その後、佐藤さんは“奇跡”を花言葉にもつ青いバラで編まれた花冠を土屋さんにプレゼント。「体重の増減など大変でしたが、佐藤さんが気にかけてくださり、まるで試合に臨むボクサーとコーチのような関係でした」(土屋さん)、「この役を演じられるのは、土屋さんしか思い浮かばない。僕の方こそ、土屋さんのことを考えることで、自分の役作りができたので、感謝したいです」(佐藤さん)と夫婦役を通して、相思相愛ぶりを披露していた。完成披露試写会には佐藤さん、土屋さんをはじめ、共演する薬師丸ひろ子、杉本哲太、北村一輝、浜野謙太、中村ゆり、瀬々敬久監督が出席した。『8年越しの花嫁奇跡の実話』は12月16日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年11月16日●苦悩を身体で表現するアプローチも就職活動中の大学生たちが繰り広げる関係を、SNSなどの要素を絡めて描き、第148回直木三十五賞を受賞した朝井リョウの傑作『何者』。2016年10月には、佐藤健主演で映画化もされた同作が、11月25日より舞台で上演される。ジャニーズJr.内のユニット・Love-tuneの阿部顕嵐(あらん)が主演を務める同作は、キャストを実際に大学生に近い同年代でそろえ、新たな表現を見せるという。就職活動がひとつのフックともなっている同作は、マイナビニュースとしても気になる存在。今回は、演出を務める丸尾丸一郎(劇団鹿殺し)に話を聞いた。○現代的な切り口に新たな挑戦――今回は朝井リョウさんの小説の舞台化ですが、原作についての印象はいかがでしたか?ビシバシと、物語と感情と人格が伝わってくる、すごく現代的な作品で面白かったですね。就活やSNSという部分を切り取ることで、生きるスタンスを表現できるんだ、と思って。映画版も観に行ったら満席で、若者から共感を呼んでいる作品だなと実感しましたね。――そういう「現代的な切り口」を舞台上でどう表していくのでしょうか。ふだんの舞台で映像を使ったことなかったんですが、今回は新しいことにもチャレンジしなきゃいけないと強く思いました。Twitterという現代的な感覚を、いかに舞台装置に落とし込むかという点が大きくて、これは映像を使わない手はないな、と。その上で映像だけに頼らず、様々な演出でお客さんと感情を共有できるように、原作を舞台に落とし込んでいきたいと考えています。――今回は出ている方も、もしかしたら観に来る方も作中の人物と同年代くらいなのかなと思いましたが、どうアプローチされるんですか?キャストに最初に伝えたのは「僕は演出家だけど、一方的な先生みたいなことはできないし、わからないことはキャストに聞くよ」ということでした。「君だったらどういう感情になるの?」とキャストに聞いて、一緒に作っていく感覚ですね。今の22歳の感覚なら、僕より顕嵐くんの方が絶対に知っているだろうし。――キャストから出てきたことで、はっとさせられたことなどはありましたか?例えば拓人の立ち位置についての議論や、キャラクターがどういうスタンスでいるのか、周りで起こっている出来事をどう見ているかといったことは、キャストの言葉で、はっとさせられることが多いです。特に大きかったことで言うと、舞台上では今回出てこない、烏丸銀次という役をどうするかは、話し合いを進める上で、最初に考えていたプランとは変わりました。○各キャストの印象は――今回出演される6名についてお話を伺えればと思います。二宮拓人役として主演を務める、阿部顕嵐さんについての印象はいかがですか?顕嵐くん、実は最初は心配はしていたんです。拓人の物語が一本の筋となっているので、顕嵐くんがどういう人かによって舞台が大きく変わるなと思っていて。でも、僕がイメージしていた表現ができるし、今回最後にやろうとしている、拓人の苦悩を身体で表現するということのアプローチも、できそうだと思う。だからすごく舞台『何者』の可能性が広がりました。顕嵐くんは、可能性の男だなと思っています。――阿部さんの存在が作品の可能性を広げているんですね。舞台の王道である、笑って泣いて共感して、何か新しいものを持って帰ってもらうということ、お客さんが劇場を出たときに、入る前と変わった気持ちを渡すということ。それが、顕嵐くんを通してできる気がしています。顕嵐くんは僕が行こうとしているところも理解してくれているし、顕嵐くんの行きたいところも僕は理解していて、お互いに明確に行先が見えている感じです。――続いて小早川理香役の美山加恋さん、今回は意識高い系女子ということで。お芝居の基礎ができているし、求心力がある女優さんだなと思います。あとは加恋ちゃんの新しいものを見せたいですよね。せっかく演出をさせてもらって、この舞台に出ているのであれば、なにかしら今までの加恋ちゃんにないものが、お客さんの中で作られるような部分を見せてあげたい。壊れる加恋ちゃんを見せたいなと思っています。●就活独特の強迫観念や焦りを理解してもらう○出演者に化学反応を――ちょっと斜に構えている宮本隆良役の、長妻怜央さん。阿部さんと同じユニットのメンバーなんですね。怜央くんも、本当にポテンシャルがすごいんですよ。つい見ちゃう。もちろんまだ、演技について知らないこともあるし、基礎を固めていかないといけない部分はあるんですが、怜央くんがそういう武器を持った時の強さが見えるから、少しでも高みに連れていけるような演出家になりたいなと思っています。顕嵐くんと怜央くんの同じユニットの安井(謙太郎)くんとは前に作品で一緒になったことがあるんですが、安井くんからは「うちの顕嵐と怜央がお世話になるのでよろしくお願いします」って、保護者みたいなメールがきました(笑)。――舞台経験はあまりないけど、それだけポテンシャルがあるんですね。まず、持って生まれたものがある子なんです。神様からのギフトを持っているから、まだ経験値がないだけであって、経験さえ積めば僕らでは手の届かないところに辿り着けるんじゃないかなと思います。――神谷光太郎役の鈴木勝大さんは、映画『帝一の國』などでも注目されていますね。勝ちゃんは、今回すごく頼りにしています。ガラッと場の空気を変えられる役者さんなんです。光太郎という役も実際そういうキャラクターだし、勝ちゃんが現れることによって、冷たい部屋が明るくなったり暖かくなったり、笑っちゃうような景色が見えたりする。笑える部分の雰囲気は、勝ちゃんが作ってくれますね。――それは、本人の資質も関係するものですか?ありますね。パンっと声が出て、カラッと心の状態を変えられる役者さんなんです。役者さんにもいろんなタイプがいて、徐々に変えていける人もいれば、ベタッとしたところが持ち味の人もいますが、勝ちゃんはカラッと変えていける人だと思います。――拓人から思いを寄せられる、田名部瑞月役の宮崎香蓮さんについてはいかがですか。ザッキーはすごく等身大の人、という印象です。もともとの才能よりも、努力で進んできた人だと思うんです。だから真摯に役に向き合えば、お客さんが最も感情を入れやすく、そこが武器になるはずです。ザッキーが舞台上で輝くと、お客さんはすごく勇気を持てるんじゃないかな。――サワ先輩役の小野田龍之介さんは、もうかなり経験も豊富で。もう、演出家にとって、役者というだけではなくて"参謀"みたいな感じですね。的確なことを言ってくれるし、この座組にいてくれてよかった。龍ちゃんには、みんなの声のトレーニングもやってもらっているんです。昔、鴻上(尚史)さんに「小劇場出身の役者は、無免許運転みたいなもの」と言われたことがあるんですが、僕らは演劇研修所とかでトレーニングを積んだわけじゃなくて、「アクセルふんだら進むから!」みたいな感じで公道を走っている状態(笑)。でも龍ちゃんは子どもの時からトレーニングを積んできていて、いわば免許皆伝です。だから、免許を持った参謀です。――色々なバックグラウンドの方がいる舞台ですよね。そうなんです。だから化学反応を起こさせて、強い作品をつくりあげていけたらと思います。○就職活動のリアリティも必要――「就職活動」がキーになる作品をステージ上で表すにあたって、演出でのポイントや、難しさはどのようなところですか?ショーアップされて見せる演出も考えています。しかし就活独特の強迫観念や焦り、そして同じ就活生でも色んなスタンスの人がいるという雰囲気を、6人がうまく表現していかないと、間口の狭い作品になってしまう。また、いかに就活をしたことない方にも彼らの気持ちを理解してもらうかは大きなチャレンジですね。エントリーシートとか、僕自身もものすごく悩んだ思い出があります。「自分の長所は?」とか、突きつけられるじゃないですか。人生でそういった場面は就活以外にももちろんいっぱいあるとは思いますが、多くの人にとって最初に来るものだし、日本は終身雇用みたいなイメージもあるから「今後の一生を決めるんだ」ということを思うと、震えて足がすくむ感覚です。――出てらっしゃるみなさんも、日々の選択はされていそうですよね。顕嵐くんも、タレントというのは「毎日就職活動しているようなもの」と言っていました。毎日評価を受けて、自分を良く見せることに立ち向かっているから。就活経験はなくても、あの6人の気持ちは、絶対キャスト自身も持っている感情だと思うんです。ただ、就活独特のあの雰囲気や空気感などがわかると、より舞台に重みやリアリティが出てくると思います。――拓人にとって、心の拠り所としての演劇という面があると思うのですが、丸尾さんも共感する部分はありますか?ありますね。演劇って、一月以上も役者やスタッフ、皆で作品に向き合うんで、終わった頃には家族みたいになってる。僕は劇団出身ですが、劇団なんて言いたいことを言い合う若干仲の悪い家族ですよ。今もそんな家族と演劇でご飯を食べていけたらいいなと思って、劇団を続けていますし。実は僕は就活で内定をもらってから劇団鹿殺しを旗揚げしたので、本当に就職するか悩んだんですよ。親からは「とりあえず就職してみたら。嫌だったらやめたらいいと思う。でもやらないのは食わず嫌いみたいなものだから」と言われて、旅行会社の営業部に入りました。営業自体は得意だったんですが、2年位経って、この先この仕事は僕よりも旅行に使命感を持っている人がやるべきだ、そんな自分がこのまま会社いたとしてもトップにはなれないし、僕は僕の好きな演劇に戻ろうと思って、今に至ります。――最後に、作品を観た方に、こういうことを感じてもらえるんじゃないか、という点を教えてください。役としての6人って、特別なギフトを持ってない人たちで、多くの方にとって近い存在なんです。その人たちが、結局は自分という頼りない情けない存在でも、前に進んでいくしかないと認めた時に、一つ大きな階段を昇って見える景色がかわってくる。お客さんが劇場を出たときに、身軽になって飛び立てるような舞台にしたいなと思います。
2017年11月14日女優・永野芽郁がヒロインを務める、平成30年前期連続テレビ小説「半分、青い。」。本日11月10日(金)、本作の岐阜ロケ取材会が行われ、永野さんが出席。「寒い季節も楽しみながら撮影できています」とコメントを寄せた。連続テレビ小説第98作目となる「半分、青い。」は、“恋愛の神様”北川悦吏子が脚本を務める注目作。大阪万博の翌年、1971年に生まれ、小学生のときに病気で方耳を失聴したヒロイン・楡野鈴愛が、持ち前のユニークな感性を生かして少女漫画家を目指し、バブル真っ只中の東京でもまれ、結婚や出産、離婚を経験する人生を描いていく。岐阜県恵那市岩村町にて行われた今回の会見。ヒロインを演じる永野さんは、「ものすごく空気がきれい」と岐阜県に足を踏み入れた印象を語り、「岐阜のことばは難しいですが、指導の先生と会話しているうちに少しずつできるようになりました」と言葉遣いに少し苦労した様子。さらに、「地元の皆さんがとても優しくて、かけ寄って来てくれて『風邪には気をつけて』と言ってくれたり、皆さんとの交流もあったりしてリラックスして楽しく撮影しています」と順調な撮影を物語るコメントを残した。なお永野さんのほかにも、鈴愛の母・晴を松雪泰子、父・宇太郎を滝藤賢一、鈴愛の幼なじみ・萩尾律を佐藤健が演じるほか、中村雅俊、原田知世、谷原章介、風吹ジュン、余貴美子が出演。また、本作には鈴愛の弟・草太を演じる上村海成、鈴愛の同級生・西園寺龍之介を演じる矢本悠馬、同じく同級生・木田原菜生を演じる奈緒と、フレッシュな若手俳優が参加しているのも注目だ。連続テレビ小説 「半分、青い。」は2018年4月2日(月)~9月29日(土)NHKにて放送(全156回予定)。(cinemacafe.net)
2017年11月10日塚田英明プロデューサー(以下・塚田)「僕は、最初の『仮面ライダー』放送年の’71年に生まれました。その自分が『アギト』(’01年)『フォーゼ』(’11年)などの仮面ライダーシリーズに携わっているのは、不思議な気分でした」 大森敬仁プロデューサー(以下・大森)「僕の子どもの時代は、ちょうど仮面ライダーシリーズは放送していなかったんです。僕はこれまで、アシスタント時代を含めると、『電王』『キバ』はじめ、シリーズ6作品。スーパー戦隊も入れると11作品に関わりましたね」 塚田「僕は8作品。後輩なのに僕よりたくさんやっているのか(笑)」 こう和やかに笑いあうのは、平成の『仮面ライダー』を手がける2人のプロデューサー(ともに東映所属)。平成の仮面ライダーといえば、それまで役者の経験がなかった竹内涼真(24)、菅田将暉(24)らがオーディションを勝ち抜き、歴代の主演に抜擢されているシリーズ。まさに、今をときめく人気俳優の“登竜門”でもある。“子どものヒーロー”という枠を飛び越え、ママたちの心もつかんで離さないライダー俳優たち。制作陣たけが知る彼らの“素顔”を2人が明かしてくれた。 塚田「『アギト』に出た要潤くんも、当時はまだ素人に近かった。でも、現場で監督にしごかれて力をつけて、今では文句なしの活躍ぶりです」 仮面ライダーは、1年かけて撮影・放送する長丁場。“主演抜擢”のポイントはどこにあるのだろうか。 塚田「やはり子どもにとってのヒーローなので、子どもに好かれる笑顔かどうかはポイントです。あとはママにも好きになってもらえるか(笑)」 大森「お芝居ももちろんですが、オーディションで見るのは、その人独自のオーラがあるか。そして目ヂカラ!水嶋ヒロさん、佐藤健くんは目ヂカラがすごかった……」 塚田「“最年少ライダー”菅田将暉くんも、当時はまだ16歳だったけど、目ヂカラがあったなぁ」 平成ライダーももうすぐ20年、かつての“昭和のライダー”からヒーロー像も変化してきた。 大森「今は2世代、3世代で楽しんでもらえるように作っています。子どもにはカッコいい存在、パパやおじいちゃんに伝えたいのは、ライダー本来のヒロイックな魅力。そしてママにとっては、イケメン発掘(笑)。松坂桃李くんは『侍戦隊シンケンジャー』というスーパー戦隊の主演でしたが、彼にはうちの奥さんも一目ぼれしてました」 塚田「作り手としては、子どもたちの意見も大事にしています。以前のスーパー戦隊で、ヒーローの一人が最終回間近に死んでしまって、子どもたちが『すごいショック。もうおもちゃでも遊ばない』と反応したと聞いて。『フォーゼ』では、福士(蒼汰)くん演じる主人公は復活するものの、途中で死んでしまう回があって、そのときの反響は心配しました」 1年もの期間、世間の反響を肌で感じ続けるのはライダー俳優も同じだ。過酷なぶん、その思い入れは深くなる。 塚田「現場を卒業して、俳優としてブレークした後も、ライダーのことを気にかけてくれる人、多いよね。とある主演俳優は、次の映画『平成ジェネレーションズFINAL』(12月9日公開)で再登場してくれるし」 大森「はい。本人たちは相当忙しいにもかかわらず……。僕はいつもオーディションで『この業界で何をやりたいですか』と聞くんです。“ライダーになって終わり”はよろしくない。その先も含めて何を表現していきたいか、というのが大事だと思います」
2017年10月15日平成の『仮面ライダー』シリーズは、今をときめく人気俳優の“登竜門”でもある。“子どものヒーロー”という枠を飛び越え、ママたちの心もつかんで離さないライダー俳優たち。制作陣たけが知る彼らの“素顔”に、引っ張りだこの秘密が見えた! 多くの“売れっ子俳優”の素質を見抜いてきた『仮面ライダー』プロデューサーの塚田英明さんと大森敬仁さん(ともに東映所属)。それぞれが制作を手がけた作品について、主演俳優たちの“新人時代”を語ってくれた。 「『電王』のオーディションは、主役選びがすごく難航していました。そんなときに現れた佐藤健さんを一目見て、『もう電王がいる!』と誰もが納得したことを覚えています。『健くん、来てくれてありがとう』って(笑)」(大森さん) 佐藤健(28)は、平成の新たな明るいライダー像が人気を博した『仮面ライダー電王』(’07年)でドラマ初主演を果たした。そのオーディションを手配していたのが、アシスタントプロデューサー時代の大森さんだった。 「電王の主人公は、一人の人間で人格が4つに分かれるという難しい役ですが、撮影当初から、見事にそれを演じ分けてくれました。彼は芝居が始まるととたんにオーラが鋭くなり、現場に緊張感を生むことができる俳優なんです」(大森さん) 劇場版『さらば仮面ライダー電王ファイナル・カウントダウン』(’08年)の撮影では、すっかり現場の“座長”になっていたという。 「監督が納得するまで何度も録り直しが続き、深夜にスタッフも『いつまで続くんだ』とざわついていたときです。健くんの『みんなで最後まで頑張りましょう!』の一言が、空気を変えました。今年に開いた『電王』10周年イベントにも、本人の希望で電話出演をしてくれたんです」(大森さん) 『仮面ライダーW』(’09年)で高校生だった菅田将暉を抜擢したのは、塚田さんだ。菅田は本作がドラマ初出演&主演デビュー作になる。 「たまたまマネージャーに連れられてこられた菅田くんはフツーの高校生でしたが、ピュアさが際立っていたことを覚えています。急きょ、『明日時間ある?』と声をかけて最終オーディションに参加してもらい、そのまま彼が主演の座を勝ち取ることに。すぐに上京し、撮影所近くで一人暮らしをはじめていましたね」(塚田さん) 撮影前には監督が、「この作品がうまくいかなかったら、平成のライダーシリーズが終わるかもしれないんだぞ」と、菅田にハッパをかけたという。 「菅田くんは、その熱い思いをくんでくれました。芝居も初めてでしたが、ライダーを小手先で演じるのではなく、役に100%なりきろうと懸命でした。今では“カメレオン俳優”と呼ばれていますが、役づくりへのアプローチは、ライダーのときのままなのだと思います」(塚田さん) オーディションでライダーへのあこがれを熱弁する俳優の卵も増えている、と語る塚田さん。だが、ライダーを「見たこともない」と告白しながらも、『仮面ライダーフォーゼ』(’11年)の主演に選ばれたのが、福士蒼汰(24)だった。 「『ライダーに興味がない』とサラッと言えるんだけど、嫌みじゃなかった。身長も高く顔もいい。何より、はにかんだ笑顔がよかったですね」(塚田さん) 『フォーゼ』は、宇宙をテーマにした学園青春もの。劇中での福士は、変わったリーゼント頭だった。 「『これ変!やりたくない』と言われるのではと心配していました。でも、彼は嫌な顔も一切せず、笑って対応してくれました。『このコ、すごいな』とその人柄に惹かれました」(塚田さん) 数多く行ってきたオーディションの中で、「今までにない若者が来た」と大森さんが当時を振り返るのは、竹内涼真(24)が主演した『仮面ライダードライブ』(’14年)のオーディションだ。 「『ドライブ』は刑事が主人公でした。竹内くんは、Jリーグを目指していたほどの体育会系でもあるし、さわやかさもあったので起用しました。でも、芝居に不安は感じていましたね。ついしぐさに出る癖があったようで、撮影でそれが出てしまうと、毎回注意されていました。それでも、スポンジのような吸収力で力をつけていったんです」(大森さん) 顔だけではない、仮面の下に隠れた“素顔”が、ライダー俳優の人気を呼ぶ秘密なのかもしれない。
2017年10月15日映画『恋と嘘』(10月14日公開)の公開初日舞台挨拶が14日に行われ、森川葵、北村匠海、佐藤寛太、浅川梨奈、田辺桃子、阪本奨悟、古澤健監督が登場した。同作はムサヲによる同名コミックを、キャラクターを変えたアナザーストーリーとして実写化。超少子化対策のために政府が遺伝子マッチングを行い運命の相手を通知するという未来の日本で、幼馴染の司馬(北村)と政府通知の相手である高千穂(佐藤)の間で揺れる女子高生・葵(森川)の恋模様を描く。人見知りの出演者が多い中、現場を盛り上げていたという佐藤。森川は「寛太くんが『水族館のシーンが好きだ』って言うんですよ。で、『今日そのシーン撮影だよね』って言ったら、『え、今日なの?』って、自分の好きなシーンの撮影日忘れてるんですよ!」と天然エピソードを披露した。北村が「寛太、それはな、いかん」と諭すと、佐藤は「言い訳すると、イン前に台本覚えてるので、シーンの確認の紙をあんま確認しないんだよね。悪い癖なんだけどさ」と弁解。北村は「これは悪い記事でるな」とつっこんでいた。また「政府通知」という設定はありかなしかを出演者陣で投票することに。森川、北村、佐藤、浅川は”あり”、田辺、阪本、古澤監督は”なし”に手を挙げた。森川は「生きていて、運命の相手に出会えてる可能性はかなり低いから、どういう人が合ってるのか確かめられるからいいな」と語る。浅川は「政府通知ないと結婚できる気がしないので。人性安パイやなと思って」とインパクトのある言葉を残した。北村は「素敵な制度だと思うし、平等に幸せを分け与えるなら素敵」、佐藤は「提示してくれるなら、会ってみたい」と好奇心を見せた。一方、古澤監督は「正解を提示してもらえたら楽だけど、振り返ると、間違えるチャンスがあってよかったなと思うんですよね」と諭す。また、田辺も「教えてもらうのは楽だと思うんですよ。でも私は結構自分で、後悔しない道を歩きたいなと思っちゃうので」、阪本は「人に決められてうまくいかなかった場合って、決めた人のせいにしちゃうんじゃないかな。自分で決めたから責任を取れるという気もする」と意見を示した。
2017年10月14日アミューズの若手俳優によるファン感謝祭、通称『ハンサム』が今年も12月25日(月)から27日(水)まで東京・TOKYO DOME CITY HALLで行われる。2005年に始まり、三浦春馬や佐藤健らも参加してきた年末恒例行事が、今年は『HANDSOME FILM FESTIVAL 2017』と題し、新たなチャレンジを行う。小関裕太、富田健太郎、正木郁、溝口琢矢に話を聞いた。HANDSOME FILM FESTIVAL 2017 チケット情報昨年までのLIVE中心から、フィルム(映像)が中心となる今年の『ハンサム』。脚本・構成に鈴木おさむを迎え、映像クリエイター7人とコラボレーションしてつくる映像とともに企画を展開するといい、彼らの本業・俳優の姿が全面に出る内容になりそうだ。今年の出演者は、石賀和輝、石原壮馬、太田将熙、甲斐翔真、金子大地、神木隆之介、小関裕太、富田健太郎、正木郁、松岡広大、溝口琢矢、吉沢亮(※石賀は25日、松岡は26日のみの出演)。20~24歳(公演時)という同世代が揃った。小関は「今回は“僕らの時代”という気持ちがすごくあります。先輩方から受け継いでいるもの、ハンサムへの愛も持ちながら、ワクワクする新しいハンサムのあり方を、この年代でつくりたいです」。映像で共演することを「楽しみ」と語る4人。溝口は「初めに“フィルム”って聞いたときは普段の仕事と一緒だと思いました。でもそうじゃない。鈴木おさむさんと映像クリエイターの方々というものすごいお力添えに対して、経験の浅い僕らはきっと全員で“一枚岩”となって戦うことでやっと成立するんじゃないかと思うんです。通常、映像の仕事で共演者に関与するってほとんどないので、(“一枚岩”になることで)普段とは全く違うカタチで取り組めると思います」。富田も「先輩方のような経験値がない分、軽はずみな気持ちでやるとどうしようもない作品になってしまう可能性もあるわけで。だけど一歩引くようなことはせず、全力でぶつかり合っていいものをつくりたい。そうしたらこの年代にしかできない何かが生まれるんじゃないかな。そこにすごくワクワクします!」。この10月でアミューズに入って2年の正木は「去年のハンサムは僕にとって全てが挑戦で、精一杯でした。まだやっぱり経験は浅いですが、年代は同じなので。新人っていう枠に甘えたくないですし、負けたくない。今年も新しいことにぶつかりながら、ハンサムを愛してくれる人に、僕なりの感謝やしあわせを届けていけたらと思います」。それに対して芸歴が長い小関は「対等でいたいです。『こうしたほうがいいんじゃない?』って言われたいし。逆に隆さん(神木)は尊敬する先輩だけど、ここでは真っ向からいくつもりです!」と笑顔を見せた。公演は12月25日(月)から27日(水)までTOKYO DOME CITY HALLにて。チケットぴあでは10月13日(金)11:00から15日(日)23:59まで、二次プレリザーブを受付。取材・文:中川實穗
2017年10月12日「実写版の序盤に出てくる、永井圭に対する人体実験のシーンに惹きつけられました。僕がアニメ版・永井圭を演じたときも、すごくキツいシーンだったんです。亜人を演じるうえでなにがいちばん大変かというと、“命を繰り返す”つまり“死ねない”ということを、どう理解していけばいいのか…実際には誰も理解できないじゃないですか。それを佐藤さんが自らの身体を使って演じられている姿を観て、本当に感動しました」そう語るのは、アニメ版『亜人』で主人公の永井圭を演じた声優・宮野真守だ。隣には、実写版『亜人』で同じく永井圭を演じた俳優・佐藤健が座っている。この日このとき初めて対面したという二人だったが、“亜人”という未知なる存在と“永井圭”という独特な個性を演じるにあたってそれぞれに導き出したものは、アウトプットが違えども大きく重なっていた──。■“佐藤健”を完全に排除したくて、アニメ版をコピーしようと思ったそもそも、今回の実写版『亜人』で永井圭を演じるにあたり、佐藤さんはアニメ版での宮野さんの芝居を“がっつり”参考にしたという。「アニメの声優さんに、ここまで近づけようと思ったことは初めて」と語る佐藤さん。その理由として、「永井圭という別人になりたい」という思いに、宮野さんの“実写版に近い芝居”がハマったことが大きかったと明かす。佐藤:まず、アニメーション自体が実写に近い画の作り方をしていると思ったんですね。さらに宮野さんのお芝居も、いわゆる“声優さんの芝居”というよりは、実写に近いなと思いました。それで…僕が永井圭を演じるときに、自分のなかから出てきたものだけでやると、どうしても “佐藤健が演じている人”にしかならない。でも僕は、別人になりたいんです。佐藤健を完全に排除して、永井圭というまったくの別人になりたいと思ったときに、自分のなかから出てきたものだけじゃ限界があって。それで、何かないか探していたときに、宮野さんの圭を観て、これをコピーしようと思ったんですね。宮野:セリフの間合いとかが、たぶん違いますもんね。佐藤:そうそう。間合いや強弱が“僕のなかにはないエキス”だと思いました。だからこれを僕がコピーして、近づけようとすることで、別人になれるかなと思って。そういう意味でアニメをすごい観ましたね。撮影現場でも観ていたし、喋り方を近づけられそうなところは、そのまま近づけようっていう意識でやっていました。宮野:『亜人』という作品の質感自体ももちろんですが、僕はそういうお芝居にチャレンジするのが好きなので、それが許される現場では率先してやるんです。特にアニメ版『亜人』は、先に声を録って、そこに画をつける“プレスコ”という形でやっていたので…。佐藤:あ、そうなんですか!宮野:より“自分の間合い”でセリフを言える作品なんですね。ですから、『亜人』の世界観におけるナチュラルな雰囲気も試しましたし、そこに自然に存在できたらなあと思って演じていました。■ アクションシーンでの“リアリティの度合いとバランス”“新感覚アクション超大作”と謳われるように、実写版『亜人』の見どころのひとつがバトルアクションのシーンだ。命を繰り返す亜人同士のエンドレスリピートバトルは次第に熱を増し、クライマックスに向けて激しいアクションシーンが畳み掛けるように続いていく。宮野:特殊な性質を持っている難しい役だと思うので、佐藤さんが永井圭を、ご自身の肉体を使ってどう表現するんだろう?って思っていたんです。そしたら…もちろんたくさん苦労されたと思いますが、難なく演じられているように見えて、かっこいいなあって思ったし、なによりも、永井圭がめっちゃ強い(笑)。特に後半、どんどんアクションが激しくなっていくなかで、彼のクレバーな部分にフィジカルの強さがプラスされた実写映画版の永井圭は、非常にかっこよかったですね。佐藤:ありがとうございます。やっぱり、ひとつのエンターテインメント作品なので、リアリティを追求していくだけじゃダメなんですよね。僕が漫画やアニメで把握した永井圭という人物を、リアリティを追求しながら役作りしていくというよりは、アクションエンターテインメントにしたかったので。だから、言ってしまえば…「いやおまえ、なんでそんな動けんねん!」っていうところなんですけど(笑)。宮野:ふふふ。ですよね(笑)。佐藤:でもそこは…僕がアクションをしたほうがいい映画になるって思ったんです。だから、バランスは難しかったですよ。戦いまくったりすると、お客さんが離れちゃうだろうなあって思って。お客さんが乗っかっていける、離れていかないギリギリの、でもかっこいいアクションっていうのを探るのが難しかったかもしれないですね。宮野:すごいなあ。肉体で演じるなかで、リアリティをどこまで持っていくか…アクションひとつ取っても追求されているっていうのは、すごく面白いお話だなあと思います。「リアリティ」って「リアル」って事ではないから…たしかに、急に格闘センスがアップすると、おかしいことになるんですよね。佐藤:そうなんです。僕ね、具体的に言うと、パンチや蹴りは、ナシだったんですよ。宮野:なるほどー!佐藤:でも、銃はアリだったんです。あと、走ったり、飛んだり跳ねたりもアリ。これをやったらさすがに「おまえ誰なんだよ?」って思われちゃうだろうなっていうラインのギリギリですね。本当にリアルにすると、あんなに走れたり、高いところに飛べたり、銃を撃てたりできないはずなんですけど、ある程度は見せていったほうが、映画として楽しめる作品になると思ったから、バランスをみながらやってましたね。宮野:だから違和感がないのかもしれないですよね。そういう意味では、アニメーションってけっこう無茶できちゃうんです。撃たれながらも走れたり(笑)、すごい勢いで追っ手から逃げたりっていうのも、意外とできるので。そう考えると今回の実写版は、“亜人という世界観のなかでのリアリティ”というところで成立されているんだなあと思いました。■「正しい選択ができる」永井圭の「合理的な正義」『亜人』の主人公・永井圭は、頭脳明晰のうえ、徹底した合理主義者として描かれている。ともすれば「利己的で冷たい」印象を観るものに与える主人公のパーソナリティーについて、演じる身として分析し表現した二人の言葉はほとんど同義だった。佐藤:冷たく見えるっていうのは結果論なんですよね。僕が演じるときには「冷たさ」っていうのは一切意識してないんです。彼の賢いところと合理的なところ、自分のことを客観的に見て、感情をしっかりコントロールできるところ…中でも僕がいちばん大切にしたことは、「正しい選択ができる人」という部分です。賢くて、感情をコントロールできて、そのときの自分の最善策を見つけて、それを実行できる人。そういうことの結果が冷たさにつながると思っていたので、僕はつねに永井圭が、いまなにをするのが最善なのかっていうことを考えながら演じていました。宮野:アニメシリーズが始まった頃に僕が言ってたことと、いま同じことを言ってらっしゃったので(笑)、びっくりしたし、とても嬉しく思いました。その通りだなって。僕はアニメ版のときに、そういった永井圭の性質が、ある意味いまの新しいヒーロー像なんじゃないかって思って演じたんですね。アニメ版ではただ真っ直ぐ根拠のない正義を掲げるキャラクターもいて、「だって、やらなきゃダメだろう!」って言うんですが、永井圭は結果を成し遂げられると思わないとGOを出さないんですよね。それは非常に合理的な正義だなと思って。佐藤:うん、そうですね。宮野:なので、演じていて非常に面白かったですし、人間の本質的な部分を永井圭から感じさせてもらいましたね。「自分がまずより良く生きていくためにはどうするか」っていうところが根本で。突き詰めると、きっとみんなそうなんですが、「正義のために」とかって掲げがちですよね。でも永井圭はそうではなく、非常にクレバーにその本質へ向かっていくので、ある意味正しいのかなって思います。それで冷たく見えてしまう…アニメのほうではよく「クズ」って言われてましたが(笑)、僕はそういう彼を理解したので、全然クズだと思えなくて。佐藤:僕も漫画とアニメを観たときから、誰よりも永井圭に共感していたし、自分とかけ離れているキャラクターだとは全然思っていないので、そういう意味ではやりやすかったですね。今回、宮野さんは実写版『亜人』で永井圭のIBM(インビジブル・ブラック・マター=亜人が分身として操る、人には不可視の存在)として声の出演をしている。アフレコでは様々なパターンを録ったと話す宮野さん。取材時には「まだ僕、どれが採用されているか知らないんですよ(笑)」と前置きしてから、今回の抜てきについて語ってくれた。宮野:アニメ版だとIBMの声は、そのIBMを出す本人が喋っているんですね。永井圭のIBMは命令を聞かず自立して勝手に喋っちゃうんですけど、そのうえで彼の思念みたいなものがポロポロ出るっていう…永井圭の声で勝手に喋っちゃうみたいなイメージだったんです。ですから今回の実写版も、まず佐藤さんの喋った言葉を、そのまま真似するパターンを録りました。永井圭のIBMなので、佐藤さんのお芝居をそのままトレースしたパターンですね。佐藤:僕観ましたが、宮野さんのIBMはすごく馴染んでいました。宮野:どれだったんだろう(笑)?佐藤:どれを使われたのかわかんないですけど、いい意味で馴染んでいて、ナチュラルなお芝居だなあと思いました。宮野:よかったです(笑)!佐藤:いやでも本当に、実写版『亜人』が決まってから僕、宮野さんに一度正式にご挨拶させていただきたいと思っていました。こうやって一緒に実写映画で関われたのは、本当に嬉しいですよね。宮野:僕も嬉しいです。さっきご挨拶させていただいたときに、「本物の佐藤健さんだー!」って、思いましたもん(笑)。永井圭と佐藤(綾野剛)の壮絶なガチバトルはもちろん、宮野真守のエキスを身体に取り込み“永井圭という別人”になった、佐藤健の表現のすべてに注目したい。(text:とみた まい/photo:You Ishii)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年10月06日この秋の新ドラマ「コウノドリ」で主演を務める俳優・綾野剛と、同作で綾野さんと共演している女優・松岡茉優、俳優・宮沢氷魚が揃って、10月5日(木)今夜オンエアされるTBS系「櫻井・有吉THE夜会」にゲスト出演する。本番組は「嵐」櫻井翔と有吉弘行が、いま話題の人物や一流芸能人をゲストに迎え、彼らの願望・疑問・悩みを、出演者の力、スタッフの力、そして視聴者の力を結集して様々な手段で解決・実現していくバラエティ。今回のゲストの綾野さんといえば三池崇史監督の『クローズ ZERO II』や映画『GANTZ』、大河ドラマ「八重の桜」などで脚光を浴びると、『横道世之介』『夏の終り』で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞受賞を受賞。最近では「フランケンシュタインの恋」で演じた“怪物”役も記憶に新しいところ。先月末からは佐藤健と共演する映画『亜人』が絶賛公開中の綾野さんの連ドラ主演作が「コウノドリ」である。また松岡さんはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で注目され、2015年4月期のドラマ「She」で連続ドラマ初主演を果たすと同年には映画『ストレイヤーズ・クロニクル』にも出演。翌年には大河ドラマ「真田丸」や『ちはやふる 下の句』に出演するなど着実に実績を重ねてきた。そして宮沢さんはモデルとして活動、今回の「コウノドリ」がドラマ初出演という期待の若手俳優だ。この3人をゲストに迎えた今回の放送、綾野さんが憧れの人と対面、まさかの涙する場面をはじめ、宮沢さんの出身校であるICU(国際基督教大学)にTVが初潜入ロケするなど、見どころ盛りだくさんとなっているのでお見逃しなく。綾野さん、松岡さん、宮沢さんが出演する「コウノドリ」は「モーニング」(講談社)にて現在連載中の鈴ノ木ユウが描く同名コミックが原作。2015年秋に綾野さんの主演でドラマ化。リアルな産科医療の現場を描いた物語で大きな反響を巻き起こし、この秋再びドラマ新シリーズとして帰ってきた。3人のほか、吉田羊、坂口健太郎、浅野和之、江口のりこ、星野源、大森南朋、佐々木蔵之介ら豪華な俳優陣が共演、今回は産婦人科医としてベテランの域に入った鴻鳥サクラ(綾野さん)がかつての恩師である荻島勝秀(佐々木さん)がいる離島の病院へ行く…という展開。「コウノドリ」は10月13日(金)22時~からTBS系で放送開始。※初回15分拡大「櫻井・有吉THE夜会」は10月5日(木)22時~TBS系で放送。(笠緒)
2017年10月05日幸せな恋をしたい女子のみなさま、こんにちは。「恋愛・婚活研究所」主宰のにらさわあきこです。「恋がなかなかうまくいかない」人たちに話を聞いていると、「手に入らないから好き」という感情に支配されている場合が多い気がします。「もともとはそんなに好きではなかったんだけど、追いかけられたから気になり始めた」とか、「嫌われてきたから興味を持った」など。しかし、そんな恋愛スタイルでは、幸せになりづらいのも事実。そこで今回は、「追いかける」スタイルを卒業するコツについてです。頑張り屋さんは追いかけるそもそも、向上心のある頑張り屋さんには、追いかけるスタイルの恋愛をする人が多いです。わが研究所に相談にいらっしゃる方の中でも、高学歴やキャリアUPを目指している人に、片思いの人が多いです。しかも話を聞いていると、必ずしも最初から「いい」と思ったわけでないというケースがとても多いです。つまり男性から「好き」と言われて、その気になったところで、去られるから「なぜ?」と気になり始めるのですが、努力が好きな女性ほど「なんか失敗した?」と自分を反省し、「直したい」と思うからはまってゆくのです。手に入りそうなものが入らないからそれに、恋を盛り上げる秘訣は、「手に入りそうで入らない状態を作ること」とよく言われますから、このように、最初は「手に入りそう」と思えたものが「手に入らない」と思った時点で心が奪われてしまうのは、仕方のないことではあるのです。というのも、相手がいくら素敵でも、自分に一ミリも興味を示してくれなかったら、普通はあきらめる…というよりも気にも止まらないものなのです。「そういや、イケメンがいたな」と簡単に終えて、ひっかかりさえしないのです。つまり、諦められないほど心に火が付くのは「向こうにその気があった」、つまりは、「気が合った」と思えたからで、そんな相手をみすみす「自分の失策によって」失ったと思ってしまうから、「取り戻したくなる」のです。特に「努力好き」な頑張り屋さんほど、頑張りゴコロに火がつけられるので、片思いに陥りやすいです。恋は頑張るものではないしかし、恋ってそもそもあまり頑張るものでもないですし、努力で結果が出るものでもない。それは皆さんもわかっていますよね。「こんなに頑張ったのに好きになってくれないなんてひどい」とはさすがに誰も思わないはずです。なので、努力好きな人ほど、努力を使う方向を意識しなければなりません。つまり「片思い相手を振り向かせる」方向に力を注ぐのではなくて、「両想いになる方向」にシフトチェンジするのです。候補を複数持つのがオススメそのために一番オススメしたいのが、「彼氏候補を複数作る」こと。対象を一人に絞るとどうしてもその一人に執着し、追いかけるスタイルになりやすい。だから恋人候補を3~4人作り、力を分散させるのです。とはいえ、努力は必要です。というのも、候補を3~4人作るといっても「好きでない人」を入れては意味がないからです。「わあ、付き合いたい」と思えるほどに素敵な異性を3~4人、常に身近に作るってかなり大変です。簡単にできるものではありません。けれど、一人の「自分を振り向いてくれない男性」を追いかけるパワーがあるなら、そのパワーは絶対に、「ほかの素敵な人との関係づくり」に費やしたほうがいいのです。俳優を思い浮かべて頑張るべし「そんなに素敵な人なんて世の中に早々いるはずがない」「私は一人しか好きになれない」という人は、イケている俳優を思い浮かべてみてください。例えば、竹内涼真とか星野源とか、福士蒼汰とか佐藤健とか、この全員と付き合えるとしたら、好み云々は置いておいたとしてもちょっと悩んでしまいませんか?わかりやすくするために俳優の例を出しましたが、身近な世界にだってイケている男性は星の数ほどいます。だから、そのイケている人たちと交流できるように努力していきましょう。恋を成功させるための努力とは、一人の人に執着し、追いかけることではありません。大勢のイケている男性と交流し、関係をキープすることなのです。まとめ・追いかける努力よりも「イケている」交流男性の人数を増やそう。・「イケメンズ」と常に交流すべし。written by にらさわ あきこ
2017年10月04日日本テレビ系「火曜サプライズ」の4時間スペシャルが10月10日(火)19時からオンエアされ、「アポなし旅」に女優の有村架純と坂口健太郎が出演。かねてから有村さんを「将来の結婚相手」と公言している番組MCのウエンツ瑛士からの“再びの告白”に有村さんの反応は…!?今回映画『ナラタージュ』で共演した有村さんと坂口さんが「アポなし旅」で訪れるのは、坂口さんが学生時代によく訪れたという国分寺。番組MCのウエンツ瑛士は以前、ロケ中に有村さんを「自分の将来の結婚相手だと思ってる」と発言したり、有村さんと佐藤健と共に赤羽でロケした際もロケを忘れ有村さんにデレデレしてしまうほど“気になる存在”。しかし有村さんが「行列ができる法律相談所」出演の際に「勝手に私を結婚相手だと言いふらしていて困る」とTVを通して“クレーム”を入れたこともあり、ウエンツさんは“二度と共演できない”と諦めていたそうだが、なんと今回再びロケで共演できるということで大喜び。ロケ中も度々暴走しそうになるものの、坂口さんが静止して距離を縮められないままロケは終盤へ。意を決して“大胆告白”したウエンツさんに対する有村さんの答えは…!?今回の放送では有村さん、坂口さんによる国分寺ロケのほか、綾瀬はるかが北綾瀬駅から3分以内に行けるグルメを巡る「3分歩けばウマいものに当たる!」や、玉山鉄二と佐々木希の2人も北浦和で「アポなし旅」を繰り広げる。さらに新垣結衣と瑛太を番組レギュラーのDAIGO&石塚英彦が肉料理でおもてなししたり、井川遥は獲れたての秋の味覚を使った手料理を披露してくれるなど、色々なロケ企画をたっぷりとお届け。そのほか「有名人が住む海外の豪邸」ではウエンツさんとDAIGOさんがハワイに、山瀬まみがサンフランシスコに、さらにウエンツさんがパリにも向かい、有名人の豪邸を訪問。果たして誰の豪邸が登場するのか。こちらもお楽しみに。またディーン・フジオカ、ブルゾンちえみの2人がスタジオゲストとして参加、番組をさらに盛り上げてくれる。今回のゲスト、有村さんと坂口さんが出演する映画映画『ナラタージュ』は10月7日(土)より全国にて公開。綾瀬さんが主演を務めるドラマ「奥様は、取り扱い注意」は10月4日(水)22時~日本テレビ系で放送開始。初回10分拡大。玉山さんと佐々木さんが共演しているHuluのオリジナルドラマ「雨が降ると君は優しい」は現在毎週土曜に配信中。新垣さんと瑛太さんがW主演を務める映画『ミックス。』は10月21日(土)より全国東宝系にて公開。井川さんが出演する「先に生まれただけの僕」は10月14日(土)22時~日本テレビ系で放送開始。初回14分拡大。ディーンさんが出演する「今からあなたを脅迫します」は10月15日(日)22時30分~日本テレビ系で放送「火曜サプライズ有名人の海外豪邸&豪華ぶらり大連発4時間SP」は10月10日(火)19時~日本テレビ系にて放送。(笠緒)
2017年10月03日女優の川栄李奈が30日、都内で行われた映画『亜人』(9月30日公開)の公開初日舞台挨拶に、佐藤健、綾野剛、玉山鉄二、城田優、千葉雄大、浜辺美波、本広克行監督とともに登場した。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。作中の綾野の裸が話題になると、綾野は「後ろにカメラがあったので、肌色のトランクスなどのせいで映る範囲を決めてしまうのが嫌だったので、『まあいっか』と思って脱いで(銃を)撃ってたら、しっかりケツも撮られてた」と明かした。一方川栄は、「ここにいる全女子は、綾野さんと佐藤さんの裸が」と女子の声を代表。「1,800円で2人の裸を見れる! 安くないですか!?」と語りかけると、会場からは大きく拍手が起こった。城田が「裸を見るための映画じゃないから!」と突っ込むも、川栄は「10回くらい見たいです。女子を代表して言いたかった」と満足そうにしていた。佐藤は「本当に、どのCM見ても最後に裸! 裸! なので。そういうつもりではなかったんですよね」と苦笑。「僕とか、2カットくらいしか映らないのに、裸押しで宣伝されるとは思わなかった」と振り返ると、綾野は「そこまで行くなら全部裸のCMを作って欲しい。『裸だ! 裸だ! 裸だ! そして裸だ!』みたいな」と希望を述べた。また、同作のMX4D版を体験した佐藤は「匂いの特殊効果もあるんですけど、一番好きな演出があって。綾野さんが裸のシーンで薔薇の香りがする」と明かす。佐藤が「綾野剛が脱いだら、薔薇の香りがする! 嗅ぎに行って欲しい。これが綾野剛の匂いだと!」アピールすると、綾野は「おかしいでしょ」と苦笑していた。
2017年09月30日桜井画門の大ヒット漫画を同名映画化した『亜人』の初日舞台挨拶が9月30日(土)、都内にて行われ、主演の佐藤健、共演の綾野剛らが登壇した。予告編でも解禁している佐藤さん&綾野さんの筋肉美も話題になっている本作で、川栄李奈が「1,800円でふたりの裸が見られるって贅沢ですよね?安くないですか!?私、10回くらい観たいです」と女子的目線で解説すると、佐藤さんが「どのCMを見ても裸、裸、みたいで。そういうつもりではなかったんですよね…裸押しとは…」と惑うも、綾野さんは「しっかりケツも撮ってもらいました!全裸のカットだけの予告作ってくれればよかったのに」と開き直っていた。本広克行監督も裸のシーンがお気に入りのようで、「CGも使っていないので本当にすごい裸で、撮影40分前にパンプアップタイムがあって。スタッフもテンションが上がって『撮れ、撮れ~!』って」と結局は尽きない裸ネタで盛り上がっていた。さらに、MX4Dでは綾野さんの裸シーンで、場内がバラの香りで満ちるという演出もなされていると、佐藤さんが押す。この日、初めてその演出を聞いたという綾野さんは、「おかしいでしょう!」と照れ笑いを浮かべたが、観客からはどよめきと共に「もう一度観る!」という掛け声が飛んでいた。『亜人』は絶対に死なない新人類・亜人が繰り広げる驚天動地のバトルアクション。研修医の永井圭(佐藤さん)は、ある日、事故で死亡したが、直後に生き返り亜人であることが発覚。そのため、国家に追われ続け、非人道的な実験のモルモットとなってしまう。そんな圭の前に突如、人類に牙をむく亜人最凶のテロリスト佐藤(綾野さん)が現れる。完成披露イベントでも話題になった千葉雄大のかわいさには、この日も注目が集まった。綾野さんは「基本、何もかもかわいいもんね」とメロメロ。ただ千葉さん本人は頑張って(?)、「上目遣いをしない」と宣言をした。しかし、直後に玉山鉄二が「絶対してるじゃん(笑)。大好きだと思う、俺も好きだもん!本当にチワワみたいでかわいいじゃん」と、上目遣いを推奨した。千葉さんは「もう28歳なんで、ちゃんとしたいなあ。お願いするとき『上目遣いしますよ』と言われて、無意識で(自分が)まじきもいな、って」とふり返ったが、佐藤さんや綾野さんなど皆に上目遣いをリクエストされると、ちゃっかり決めるというサービス精神旺盛な千葉さんだった。そのほか、初日舞台挨拶には城田優、浜辺美波が登壇した。『亜人』は全国にて公開中。(cinamacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月30日人気コミックを実写映画化する『亜人』で、城田優と川栄李奈が“身長差40cm”のバトルに挑んだ。2人を直撃すると、「川栄さんを壊しちゃいそうで怖かった」(城田さん)、「城田さんの背中に乗ったりすると、『でかっ!』って。大きさを実感しました」(川栄さん)と楽しそうな笑顔。迫力の肉弾戦をふり返るとともに、役者業のモットーを語り合ってもらった。命を繰り返す新人類=“亜人”だとわかった青年・圭(佐藤健)が、亜人最凶のテロリスト・佐藤(綾野剛)との壮絶な戦いに巻き込まれていく姿を描く本作。城田さんは、佐藤と行動をともにする亜人の田中役。川栄さんは、亜人でありながら、亜人管理委員会のトップを務める戸崎(玉山鉄二)のボディガードを務める下村泉役を演じており、対立する立場の田中と泉は激しいバトルを繰り広げることとなる。城田さんは「やっぱり小さいね」、川栄さんはその言葉を受けて大笑いをするなど、当人同士もその差に驚きつつ、楽しんでいる様子。新感覚のアクションが炸裂する本作のなかでも、2人が真正面からぶつかり合うシーンは、インパクト大。圧巻のシーンとなっている。城田さんは「やるからには本気でやりたい。でもこちらは体も大きくて、力も強いのに、相手は女の子で、しかもこんなに小さくてかわいらしい子。大変でした」と葛藤もあった様子。しかしながら、川栄さんが主演を務めた舞台「あずみ 戦国編」を観ていたそうで、「アクションがうまいことはわかっていました。お芝居もうまいと思っていたので、今回の共演もすごく楽しみだった」とワクワクした思いを明かす。川栄さんは「城田さんは大きいので、安心感があって。何をやっても大丈夫だという気持ちがありました。私はチビだし、城田さんの方が大変だろうなと…」と城田さんを気遣う。「実際に城田さんとお会いして、背中に乗ったりすると『でかっ!』て(笑)。大きさを実感しました。この並びだけを見ると、完全に私が負ける。アクションチームの方が、私が城田さんの背中に乗ったり、関節技を入れたりなど、体が小さいからこそできる技をたくさん入れてくれたので、それがよかったなと思います」。その言葉通り、話し合いを重ねるなかで大事にしたのが、“体格差を活かした戦い”を見せるということ。城田さんは「こちらは大振りで当てに行く。でも川栄さんはすばしっこく逃げて、後ろからダメージを与えてくる。アクションチームが優秀で、すべてをわかりやすく説明してくれるんです。とてもやりやすかったし、それだけにやりがいもあって、本当に楽しかった」と述懐。川栄さんも「私は映像でこんなにガッツリとアクションをやるのは初めて。大変でしたが、とても楽しかったです」と声を弾ませる。城田さんが「バトルのシーンは2日間、朝から夜中までやっていました。後半は記憶がないくらい。ボロボロです」というように過酷な撮影となったが、それだけに絆は深まった。城田さんは「本番は本気でやらせてもらいました。川栄さんは飲み込みも早いし、すごく動ける女優さん。2日間を一緒に乗り越えて、川栄さんが相手で本当によかったと思えたし、息も合っていたんじゃないかな」とニッコリ。川栄さんは「私は以前、城田さんの舞台『ファントム』を観に行かせていただいたことがあって。それまで私は舞台を観て泣いたことがなかったんですが、その舞台で号泣してしまったんです。城田さんはすごく好きな俳優さんだったので、一緒にお芝居できてうれしかった」と告白。今回の共演を経て、「すごく優しい方」とまるで兄妹のような信頼感を見せる。明るい笑い声とともに、生き生きと話す姿からも仕事への充実ぶりが伝わる2人。しかし城田さんは「僕の20代はダサかった。プロ意識が欠けていた」と自分にダメ出し。「20代の頃は、同じドラマの撮影期間でも平気で太ったり、やせたりしていた。ドラマ『 ROOKIES (ルーキーズ) 』 をやっていた頃は、芝居がメインじゃなくて、自分がメインだという意識が若干あって。とにかくダサかった」と苦笑いで、「30代に入る頃にやっと、それではいけないと気づいた。それからは自分に『これでいいのか』と問いかけるようになりました。いつでも自分という審判が見張っているわけですから、つらいですよ」と俳優業への姿勢に大きな変化があったという。「つらいけれど、楽しい」といまの心境を吐露。「『100点をとったら終わり』とよく言いますが、本当にそう思います。毎日『もっとできる』と悔いしか残らない。でもそう思わなくなったら成長も止まる。それは歌、ダンスにしても同じです。役者としては新しいことをどんどん吸収しなければいけないし、常にハングリーでいたい。役者をやるのはそんなに簡単なことではないと、やっと気づけたんです」と意欲をみなぎらせる。川栄さんは「私は『女優になる』と言って2年前にAKB48を辞めたので、前に進むしかない。色々な作品に出させていただけて、すごくうれしいです」と前進する意気込み。「いつも低姿勢でいるようにしているんです」と意外なモットーを明かすが、「やっぱりAKBから来た人が、色々な作品に出たりするのって、ほかの女優さんや俳優さんからしたら、あまりいい気分がしないのかな…と。女優さんをやらせていただくようになった頃は、“元AKB”という目で見られることも多かったので、なるべく低姿勢でいるようにしている」のだとか。すると城田さんは「芝居が全部、証明してくれる!だからいま、こんなに引っ張りだこなんだから」と熱いエールを送っていた。(text/photo:Orie Narita)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月29日●戦闘シーンのセリフはすべてアドリブ死んだ直後に肉体が復活し生き返る新人類・亜人。その設定ゆえに、自分を殺しながら戦っていくという新たなアクション映画『亜人』が9月30日に公開される。桜井画門による原作コミックは累計発行部数750万部を超え、アニメ映画、テレビアニメも話題を呼んだ。亜人だと発覚した研修医の永井圭(佐藤健)と、最凶の亜人として仲間を率いて人類に戦いを挑む男・佐藤(綾野剛)のバトルは、亜人の様々な特性を生かした頭脳戦の面も持ち、観客にも新たな感覚を引き起こす。その最凶亜人・佐藤チームの一員として強烈なインパクトを残すのが、高橋役の山田裕貴だ。今回は、山田に同作の魅力や役作りについて話を聞いた。○まさか『亜人』に出演できるとは――今回山田さんが演じられた高橋は、けっこう原作とは違う雰囲気に仕上がっていますが、どのように役作りをされていったのですか?原作ファンでもあるので、原作の高橋とは全然ビジュアルが違うなと思い、どうやってファンの方を悲しませず、面白いキャラクターにできるかを考えました。共演のみなさんも結構どっしりお芝居されると思ったので、原作の高橋が持っている、戦闘を楽しんでしまっている部分からアプローチしたら、映画的にも面白くなるんじゃないかと思ったんです。本読みの時に試してみたら、綾野さんが「その明るいの、いいね」と言ってくれて。亜人チームの賑やかしというか、いいスパイスになればと思いました。『亜人』はアニメも好きで、アニメ映画版も観に行ったので、まさか出演できるとは思っていませんでした。登場シーンとしてはそこまで多くはないですけど、インパクトを残せればと思いました。――戦闘シーンのインパクトが本当にすごかったですよね。高橋のセリフが印象的でした。「レッツ自己犠牲」というセリフ、アドリブなんですよ、あれ。『HiGH&LOW』と『亜人』のアクション監督が一緒で、「山田くん、今回は何て言ってくれるのかな~!」と(笑)。高橋のキャラと、僕のイメージを合わせてアクションも作ってくれたみたいで、撮影で思い浮かんだ言葉をポンポンしゃべっていたら、あの言葉にたどり着きました。亜人ならでは、ですよね。ただ楽しいから言っているんじゃなくて、亜人であるからこそ発してもいい言葉というのは探しました。監督も気に入ってくれたみたいです。アクションシーンは、台本には「戦ってる」としか書かれてないんです。だから「高橋行きまーす!」というセリフも、「高橋ってふざけてガンダムの真似しそうだな」と思って言いました(笑)。原作をリスペクトしながら、設定を背負い込んで自分なりのアレンジを加えられたらと、狂乱の部分をより押し出して、演じてみました。――ちなみに撮影現場でも亜人佐藤チームで行動されていたんですか?綾野さん、城田(優)さん、千葉(雄大)くん、俺、(平埜)生成で一緒にいて、ごはんも連れて行ってもらいました。――Twitterでの城田さんとのやりとりもすごく仲よさそうでした。直属の事務所の先輩ということもあるし、ドラマ『GTO』に出演していた頃から、いつも気にしてくださって、ずっとお世話になっています。城田さんのミュージカルも観に行ったりしますが、撮影という場でそばにいることは久々でした。綾野さんは『闇金ウシジマくん』で共演しているけど同じシーンはなくて、健さんは初めてで。久々な人もいれば、新しくご一緒できる方もいたので、すごく楽しかったです。●「クセがすごい」と言われる俳優に○出演作が1カ月に4本公開――今回は作品の規模的にもかなり観客の幅が広そうですが、ご自身で感じているところなどはありますか?素直に言っていいですか? たくさんの人に見てもらえるんだろうなというのはあります。まだ、ビジュアルが変わると「出てるの!?」と驚かれることも多くて。顔と名前を覚えてもらわなきゃ、と思いますね。しかも9月は出演作の公開が4本(『二度めの夏、二度と会えない君』『トモダチゲーム劇場版FINAL』『闇金ドッグス7』『亜人』)あり、舞台挨拶も『亜人』完成披露で12回目で、本当に大変でした。――それだけ引っ張りだこということで。たくさんの現場でいろんな人と会えて、お芝居できるのはすごく楽しいです。「あ、これ山田くんだったのか」と言われるくらい、気づかれないのも嬉しかったりします。今日も警備員さんに気付かれなくて控え室に入れなかったので、矛盾してるんですけど(笑)。――気づかれないくらい、作品によって印象を変えることができるということですよね。そういう俳優でいたいとは思っています。――そういう俳優を目指したいというのは、いつ頃から考えられていたんですか?結構前からかな? お芝居じゃなくて、本当にその人になりたいって、思っちゃうというか。「今、この人を生きてるんだ」と思えた時って、自分で見てもいい顔ができていたり、いい空気を作れていたりするんです。その楽しさを感じてしまってから、あの瞬間がまた欲しい。百発百中とは言えないけど、自分の中で「いい顔をしている」と感じられることが多くなってきましたし、そういう瞬間をいっぱい作りたいです。○周りの演技にテンションアップ――原作愛も深い山田さんですが、どのようなところに魅力を感じているんですか?設定はファンタジックなんですが、亜人も人間と同じように悩んだり、苦しんだりしているんだ、という姿が垣間見えるところですね。問題を人間として受け止める瞬間も多くて。だから主人公の永井圭を演じるのって本当に難しいんだろうなと思ってたんですけど、健さんが素晴らしく繊細に演じられていて、「さすがだな!」と思いました。あと僕は声優さんがすごく好きで、宮野(真守)さんがアニメの主役をされていたので、若干宮野さん目当てなところもありました(笑)。宮野さんの『機動戦士ガンダム00』という作品がすごく好きで。今回の実写版映画にも声で出演をされていて、お会いはできてないんですけど、同じスクリーンにいるだけで嬉しいです。佐藤の特徴的なしゃべり方とかも、綾野さんの演じ方を楽しみにしていたので、本読みで綾野さんが自分の中にとりこんで演じられてたので「うお~!」と思って、1人でテンション上がってましたね。――佐藤は、役の年齢設定も綾野さんと違いますよね。だから絶対難しいはずなんですよ! ああ~、あの佐藤さんをこう演じるのか~って、すごく思いました。不気味だったしすごかったし。――じゃあもう、本読みの段階から。テンション、上がってました。そのせいで、高橋のテンションが上がっちゃったのかもしれないです(笑)。どの作品も一生懸命ですけど、好きな作品だからこそ、「山田裕貴が演じたらこうなりますよ」というところを見せたかったので、ああいう高橋になりました。――今後声優さんにチャレンジしてみたいという思いもあるんですか?めっちゃやりたいです。絶対やりたいのは『ワンピース』! すごく好きで、Twitterの公式アカウントもフォローしてアピールしてるんですけど(笑)。『ゴーカイジャー』で1年間アフレコをやっていたので、苦手な方ではないと思っています。――いろいろ活躍の場を広げられそうですね。どの場においても、「ちょっとクセがすごいんじゃ、この俳優」って思われたら嬉しいですね(笑)。●【プレゼント】山田裕貴サイン入りチェキ山田裕貴さんのサイン入りチェキを2名様にプレゼントします。○応募要項■応募期間:2017年9月27日から2017年10月1日23:59まで■内容:山田裕貴サイン入りチェキプレゼント■当選人数:2名様■応募方法1.マイナビニュースエンタメch公式Twitterをフォロー2.山田裕貴サイン入りチェキ応募ツイートをリツイート当選者には応募締め切り後、マイナビニュースエンタメch公式Twitterからダイレクトメッセージにて、送付先情報(送付先住所、受取人氏名、電話番号)を伺います。※ダイレクトメッセージ送信後48時間以内にご連絡のない場合や、フォローを外された場合(その場合ダイレクトメッセージを送付できません)は当選を無効とさせていただきます。○当選条件日本国内にお住まいの方 応募にあたって以下を必ずお読みください。応募には以下の「個人情報取扱いについて」に同意いただく必要があります。「個人情報取扱いについて」に同意いただけない場合はプレゼント抽選の対象となりません。(1)個人情報取扱いについて:マイナビでは個人情報保護マネジメントシステムを構築し、正しい個人情報の取扱および安全管理につきましてできるだけの体制を整え、日々改善に努めています。当社が運営するマイナビニュースにおいて、読者の皆様からお預かりする個人情報は、プレゼントの発送などに利用いたします。(2)開示等、個人情報の取り扱いについてのお問い合わせ:株式会社 マイナビ ニュースメディア事業部 編集部 〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1パレスサイドビル news-reader@mynavi.jp(3)個人情報保護管理者:株式会社 マイナビ 管理本部長 personal_data@mynavi.jp
2017年09月27日俳優の佐藤健と声優の宮野真守が映画『亜人』(9月30日公開)MX4D版を体験し、初対談した。同作は、桜井画門による同名漫画を映画化。研修医の永井圭(佐藤)はある日交通事故に遭って死亡するが、直後に肉体が復活し、生き返る。絶対に死なない新人類【亜人】と発覚した圭は研究施設に監禁され実験のモルモットとなるが、【亜人】仲間に救出される。しかし、人間でいたい圭は亜人の仲間と対立していくことになる。実写映画版主演の佐藤と、アニメ版主演で実写版でもナレーション及び作中に出てくる"IBM"の声として出演している宮野がMX4D版を体験。映画のシーンに合わせて客席のシートが前後左右上下に動くとともに、風、ミスト、香り、ストロボ、煙や振動など11種類の特殊効果を楽しんだ。また、2人の共演シーンではコミカルな掛け合いに大爆笑。上映が終了し、場内に明かりがつくと佐藤の前髪がオールバックになっており、その姿を見た宮野はさらに爆笑していた。2人は当日が初対面で、宮野は「よくテレビなどで見てる人だ! と思い、本当に緊張した」というが、「永井圭」を演じた者同士としてすぐに意気投合。宮野は「同じ『永井圭』という役を演じたので、ずっとお話を聞いてみたいと思っていました。取材の時、佐藤さんのインタビューを聞いていて、本当に素晴らしく、共感できたんです」と佐藤について語った。宮野は「作品や役に関して感じていることが似ていたり、同じだったりして。同じことを感じることができるのは、なかなかないと思うので、『永井圭』という人物からお互いに素敵なものをもらったんだなと思ったら、すごく嬉しかったです」と改めて喜んだ。佐藤も「『亜人』という作品に関係なく、ずっと宮野さんとご一緒したいと思っていました」と明かし、「声優としてのスキルはもちろんですが、かなり俳優に近いお芝居をされる方だなと思っていた」と告白。「今回の役作りをするときに、アニメ版を沢山見て『永井圭』像の参考にさせていただいていたので、スクリーンで共演できて、本当にうれしいですね」と宮野への思いを表した。(C)2017映画「亜人」製作委員会Ⓒ桜井画門/講談社
2017年09月27日気鋭・桜井画門による大人気漫画を本広克行監督で実写化する映画『亜人』。この度、本作にて主人公・永井圭を演じた佐藤健と、アニメ版で主人公・永井圭を熱演し、本作ではナレーションとIBMの声として出演している宮野真守の“W永井圭”の初対面が実現!それぞれの印象と、『亜人』MX4D版を一足早く体験した感想を明かした。主演の佐藤さんをはじめ、綾野剛、そのほか玉山鉄二、城田優、千葉雄大、川栄李奈、浜辺美波と実力派俳優陣の共演も見どころの本作だが、注目なのはアトラクション型興行での上映だ。本広克行監督自ら完全監修をし、動作1つ1つをこだわり抜いた“MX4D版”が完成。そしてこの度、激しいバトルアクションが見どころの本作の“MX4D版”を、主人公・永井圭を演じた佐藤さんと、アニメ版で主人公・永井圭を演じ本作にも声で出演する宮野さんが、一足早く体験。2人は大いに揺れ、映画を観ていることを忘れ、アトラクションに乗っているかのように声を上げるなど存分に楽しんだという。佐藤さんは「『映画館に行く?』というより、『遊園地に行く?』まさにこんな体験ができました。本当にジェットコースターに乗っているような感覚です。友だち同士でワイワイ楽しんでもいいですし、デートで吊り橋効果を利用して、二人の絆を深めてもらってもいいですし!僕はデートをオススメしますね(笑)。キャーキャー言って楽しんでください!」と楽しそうな感想をコメント。宮野さんは初めて“MX4D”を経験したそうで「非常に斬新でした。映画を観ながらずっと揺れるという、滅多にない体験をしましたね。最初は誰を視点に動くのかなと思ったら、全方位で動いていたので(笑)。これはアトラクションとして、いろんな感情を体験できて面白い!是非アトラクションのように楽しんでもらいたいと思います!」と魅力をアピールした。また2人の共演シーンとなった、佐藤さん演じる永井圭と宮野さん演じるIBMのシーンでは、両者のコミカルな掛け合いに、思わず2人も大爆笑!さらに、上映が終了し場内に明かりがつくと…佐藤さんの前髪が原形をとどめないほどオールバックに!その姿に宮野さんは再び大爆笑!まさに“新感覚アクション”を“体感”したようだ。実は、本作が初共演、そして当日が初対面だった佐藤さんと宮野さん。「よくテレビなどで見てる人だ!と思い、本当に緊張した」と宮野さんは話していたが、「永井圭」を演じた者同士とあって、すぐに意気投合。佐藤さんは「ずっと宮野さんとご一緒したいと思っていました」と明かし、「今回の役作りするときに、アニメ版を沢山見て『永井圭』像の参考にさせていただいていたので、スクリーンで共演できて、本当にうれしいですね」と喜びを語った。『亜人』は9月30日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:亜人 2017年9月30日より全国東宝系にて公開(C) 2017映画「亜人」製作委員会 (C) 桜井画門/講談社
2017年09月27日