野村萬斎、市川猿之助、中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という「狂言×歌舞伎×日本映画界」のトップが共演する痛快エンターテインメント映画『花戦さ』。この度、本作の公開日が来年6月3日(土)に決定。併せて主要キャスト11人の劇中姿が初披露となる写真が到着した。16世紀後半。織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は豊臣秀吉へ引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名を池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる花僧たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が天下人に対して武器としたのは、刃ではなく命ある花の美しさだった――。本作は、織田信長、豊臣秀吉といった戦国武将と関わりを持つ千利休とも親交があった、“池坊専好”という実在した京都の花僧の物語。戦国時代、時の天下人である秀吉に、専好が単身立ち向かう姿を痛快に描く。キャストには、花を生けることで戦乱に生きる人々の心を救う花僧・池坊専好役に萬斎さん、専好と対立することになる天下人・豊臣秀吉役に猿之助さん、茶人・千利休役に佐藤さん、織田信長役に中井さん、前田利家役に佐々木さん、吉右衛門役に高橋克実、れん役に森川葵が出演。さらに今回、新たに4人のキャストの出演が明らかに!専好の兄弟子・専伯役として、連続テレビ小説「あさが来た」では両替屋加野屋の大番頭で注目を集めた山内圭哉。専好の弟弟子・専武役に、俳優集団「D-BOYS」のメンバーであり、現在放送中のドラマ「地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子」にも出演中の和田正人。秀吉を支える智将・石田三成役に、実力派俳優の吉田栄作。多数のドラマ・映画に出演し、司会やナレーターなど幅広いフィールドで活躍する竹下景子が、専好の良き相談相手として頼りにする尼・浄椿尼役で出演する。そして、すでに発表されているキャストと、今回新たに発表されたキャスト合わせて11名の劇中姿で勢揃いしたビジュアルが到着。“花戦さ”というタイトルにふさわしく、中央に立つ萬斎さんが手にもつのは、刀ではなく勝負をかけた菖蒲の花が。役者陣の表情と共に、洒落っ気に溢れたビジュアルに仕上がっている。萬斎さんは「今回、豪華で個性豊かなキャストたちとお手合わせをする楽しさ・緊張感は一つの大きな醍醐味でした。ドラマの中では、対決の部分と仲間意識というものとのコントラストが場面ごとにあり、それぞれとの演技の掛け合いで造形されていった部分が多くあったかと思います」と今回の共演を喜び、「奥行きのある、とにかく見どころ満載の映画になったと思います。どうぞご期待下さい」とコメントを寄せた。なお、今回のビジュアルは、横幅約5m50cm×高さ約2m40cmの大パネルとして、11月9日~14日の間、京都高島屋にて開催される旧七夕会池坊全国華道展にて展示される予定だ。『花戦さ』は2017年6月3日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年10月20日「枯れ専」とは、恋愛対象として50代以上の男性を好む30代以下の女性のことをいうそう。好きな芸能人も、アイドルではなくおじさま俳優。役所広司さんや佐藤浩市さん、渡辺謙さんや堤真一さんなど、渋くてダンディーな魅力にキュンとしちゃう枯れ専女性が増加中のようです。今回は「枯れ専」女性の特徴とそのときめきの理由を実際に「枯れ専」女性にインタビューして探ってみました。■枯れ専女性の特徴(1)恋愛が苦手恋愛が苦手な人の中には、そもそも自分からアプローチしたり告白したりというのがが苦手だから、リードしてくれる年上の男の人がいいという人が多いです。こういう人は、自然と枯れ専になっていきます。一方で、いつも恋人を絶やさない恋愛至上主義の女性は、同世代の男性が好きなことが多い傾向にあります。やっぱり学校や職場などでは、同世代との出会いが多いですからね。枯れ専女性はというと、恋愛に関してはちょっぴり奥手な人が多かったりします。どんなに多くの出会いがあっても、いちばん素敵な人を選びたい。いつも彼と一緒にラブラブな時間を過ごしたいというよりは、憧れにも似たせつない片想いに胸を焦がしたいようです。(2)甘えたがりだから普段クールにみられる女性や、大人っぽくみられる女性であっても、やはり誰かに甘えたいという願望は少なからずもっています。しかし、大人っぽかったり、ちょっと冷めていたりするだけなのに、同世代の男の子に「かわいい」とちやほやされることがあまりない枯れ専女性。だからこそ、逆に「甘えたい」願望が強かったりもします。おじさまなら、年下の女の子を「かわいい」と思ってくれることは多々あるでしょう。年上だから、甘えやすいですしね。そんなおじさまの愛情に、つよく惹かれてしまうわけです。枯れ専になるのも無理ないですね。(3)お父さんっ子だからファザコンじゃないけれど、なんだかんだで最大の理想はお父さんという女性は、枯れ専になりやすい傾向にあります。「付き合う人みんなお父さんっぽい」なんて女性、周りにいないでしょうか。お父さんっぽいということはすなわち、おじさまというわけですから、枯れ専女性まっしぐらですね。「大きくなったらパパと結婚するー!」というセリフが、実は枯れ専女性の始まりである可能性もあります。お父さんっ子と枯れ専女性は共通していることが多いようです。特に、ひとりっ子でお父さんが大好きな女性は、おじさま好きになる確率が高いそうですよ。■枯れ専女性がおじさまを好む理由(1)女性をエスコートする術を心得ているから「枯れ専になるのは、おじさまって、さりげなくエスコートしてくれたり、女心をくすぐるプレゼントをくれたりするから。やっぱり年上は分かってるなーって思う」(25歳/営業)おじさまたちはこれまでに何人もの女性と付き合ってきたはず。なかには結婚経験があるという人もいるかもしれません。女性を上手にエスコートする術も、喜ばせる技もたくさん得ていますよね。初恋のような初々しいお付き合いも魅力的だけれど、枯れ専女性はリードしてくれる男性を好むのかもしれません。(2)聞き上手だから「おしゃべりが好きだから、私の話をにこにこ笑って聞いてくれる年上がいい。上手に相槌うってくれる人は高得点だよね。だから自然と枯れ専になっちゃうのかな。」(24歳/接客)「別に明確な答えがほしいわけじゃないようなくだらない悩みってあるじゃないですか。こっちはただ思ってることを吐き出したいだけだから、妙なアドバイスをされるとウザい。年上男はそのへんを分かってる人が多い気がする。黙って私の話を聞いてくれるから好き」(26歳/事務)おじさまたちは、話すのも聞くのも上手い人が多いイメージですよね。話題の豊富さと、「うん、うん」と優しく聞いてくれる包容力が枯れ専女性にとっては魅力なのです。(3)財力があるから「枯れ専だと、デートのときには全部おごってもらえるのは最高。経済力のある人ってやっぱり魅力的だよね」(23歳/接客)「枯れ専のいちばんの魅力は、いろんな知らない大人の世界のことが知れることかな。おじさんだったら、ぜったいに若者だけじゃ行けないバーとか、ホテルとか、喫茶店とかに連れて行ってもらえるし、食べたこともないもの食べれるし、とにかくデートが毎回楽しい!」(22歳/学生)決してお金目当てではありませんが、やっぱり同年代の男性とは違うデートには心がはずみますよね。スマートにお会計してくれる姿も、かっこよく見えたりするものです。(4)見た目にうるさくないから「ぶっちゃけ、おじさんは若い子に弱いから、そんなに美女じゃなくても付き合えるよ。私なんて全然なのに、結構おじさんにはモテるし。枯れ専になった方がモテるから、そうなっちゃった」(22歳/学生)「同年代の男子はまだ露骨に『きれいな子が好き!』『かわいい子が好き!』って感じだけど、おじさんは外見だけじゃなくて中身を見てくれるから好き」(23歳/販売)枯れ専女性には、ルックスに自信がない人も多いみたいですね。流行の服を着ておしゃれする必要があまりなさそうなところもポイントかもしれません。年上男性とのデートのときは頑張りすぎず、無難なきれいめファッションで清楚にキメることをおすすめします。■おわりに最初は「なぜ枯れ専になるの!?」と疑問に思っていた方もいるでしょうが、調べていくうちに、恋に疲れてしまった女性や、恋に不器用な女性とおじさまは相性が良いということがわかってきました。自分の恋愛傾向やコンプレックス、憧れのデートを考えた時に、おじさまとの恋愛に魅力を感じ、枯れ専女性になっていく女性は多いようです。同世代の男子との恋愛に飽きてきたという方や、デートにマンネリを感じてきている方は、一度恋愛対象をおじさまに広げてみるのもよいでしょう。味わったことのないデートが楽しめるはずです。
2016年10月14日小林薫を主演に安倍夜郎の大ヒットコミックをドラマ化し、現在の食ドラマブームの先駆けとなった「深夜食堂」が、再びスクリーンに戻ってくる『続・深夜食堂』。本作で、映画化第1弾から続投しているのが、オダギリジョーだ。今年、出演作が相次いで公開され、40代を迎えて絶好調のオダギリさんは、10月21日からスタートするNetflixの新ドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」ではまったくの別人役を演じている。深夜になると開店する、繁華街の路地裏にある小さな食堂「めしや」。マスター1人で切り盛りする小さなお店の営業時間は、深夜0時から朝の7時ごろまで。「深夜食堂」と呼ばれるその店のメニューは「豚汁定食、ビール、酒、焼酎」それだけ。「できるもんなら何でも作るよ」と言うマスターが出す懐かしい味を前に、夜毎さまざまな人々が集まり、悲喜こもごもな人生ドラマが巻き起こる。ある夜は、常連たちが揃いも揃って喪服姿で現れる。そんな中、1人喪服姿で来た範子(河井青葉)。だが、彼女は喪服を着ることがストレス発散という一風変わった女性だった。そんな彼女が、本当の通夜の席で喪服の似合う渋い中年男(佐藤浩市)と出会い、心惹かれて…。また、近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は父亡きあと、店を切り盛りする母親・聖子(キムラ緑子)が子離れしてくれず、年上の恋人さおり(小島聖)との結婚を言い出せずにいた…。お金に困った息子に頼まれ、九州からやってきた夕起子(渡辺美佐子)。息子の同僚という男性に大金を渡してしまう。「騙されたのでは?」と常連客たちも心配するが、あまり気にも留めぬ様子。そんな折、迎えにやって来た義弟(井川比佐志)が、夕起子の身の上話を明かし…。小林さん演じる「めしや」の渋くて頼れるマスターをはじめ、今回も店を訪れる客たちに個性的な豪華俳優陣が集った本作。中でも、オダギリさんは2015年の映画化第1弾に引き続き、「めしや」のある“よもぎ町”交番の警察官・小暮役で出演する。今年は1月放送のドラマ「重版出来!」での、ストイックで頼れるコミック誌の副編集長・五百旗頭(いおきべ)役に始まり、9月公開作『オーバー・フェンス』では、過去に訳ありの冴えないバツイチの中年役、10月29日公開『湯を沸かすほどの熱い愛』では、宮沢りえ演じる主人公の頼りないが憎めない夫役と相次いで話題作に出演、飛ぶ鳥を落とす勢いで躍進を続けている。本作でオダギリさん演じる小暮といえば、町交番勤務の警官で、飄々として掴みどころがないが、マスターとはツーカーの仲。「めしや」で困ったことがあると仲介してくれる役どころだ。凛々しい警察官の制服姿とは裏腹に、おだやかな語り口とマイペースさで、女性たちをほっこりとさせる不思議な魅力を放っている。実力派かつ個性的なキャスト陣の中でも独特の存在感を発揮するオダギリさんは、マスターが手掛ける料理に負けず劣らず、“いい味“を出している。ちなみに、Netflixオリジナルドラマとして配信スタートする最新シリーズ「深夜食堂-Tokyo Stories-」にも、オダギリさんは出演。ドラマオリジナルのキャラクターとして、これまでのシリーズにもチラチラと登場していた、「めしや」にふらっと現れる謎の男・カタギリ役を演じている。着物姿がサマになるミステリアスなキャラクターで、こちらも気になるところ。40代に突入し、俳優としてノリにのっているオダギリさんの最新作として、映画もドラマも見逃せなくなりそうだ。映画『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。Netflixオリジナルドラマ「深夜食堂-Tokyo Stories-」は10月21日(金)より配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:続・深夜食堂 2016年11月5日より全国にて公開(C) 2016 安倍夜郎・小学館/「続・深夜食堂」製作委員会
2016年10月09日2010年に永瀬隼介が上梓した小説「狙撃地下捜査官」(角川文庫/KADOKAWA刊)を尾野真千子主演、共演に阿部サダヲ、佐藤浩市らを迎え映像化したドラマスペシャル「狙撃」が10月2日(日)今夜放送となる。主人公は女性刑事、上月涼子。15年前、自分の身に起きたある事件をきっかけに、社会への憤りを胸に刑事になるが、上司との不倫で女性の自分だけが裁かれ、生きる意味を見出せないまま左遷先の所轄に勤務している。「死んでも自分以外悲しまない」と言う涼子は、危険な囮捜査にも犯罪者への制裁にも一切のためらいを見せない。「ブレーキを踏まない、バカな女」と言われる主人公の涼子を演じる尾野さんは、中学生だった1997年、河瀬直美監督の映画『萌の朱雀』で主演デビュー、同作が国内外で数多くの映画賞を受賞したことで注目を浴び、その後大河ドラマ「義経」や『クライマーズ・ハイ』、連続テレビ小説「カーネーション」での主演など着実にキャリアを重ね、デビュー作と同じ河瀬監督作品でカンヌ国際映画祭のグランプリに輝いた『殯の森』(2007年)で、主演女優として国際的な知名度を獲得。今年だけでも『エヴェレスト 神々の山嶺』『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』『後妻業の女』と出演作が3本公開、ドラマ「はじめまして、愛しています。」では、血縁のない被虐待児の母親になるという難役を演じるなど実力派女優として活躍中だ。そして15年前に起きた「次期首相候補狙撃事件」を監察官として捜査することになった涼子の前に現れるのが、様々な思惑を持った組織の人間たち。特に大きな存在となるのが阿部さん演じる貴島と佐藤さん演じる鎮目だ。隠し持っているUSBキーを狙う公安から24時間体制で監視されている公安刑事の貴島。今回貴島を演じる阿部さんは「マルモのおきて」や『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』などホームドラマからコメディまで幅広いジャンルに出演しているが、今回は恐怖に怯えながら正義を守るため最後の望みを涼子に託そうとする男の姿を迫真の演技で魅せる。もう1人の重要人物である鎮目は「次期首相候補狙撃事件」に居合わせたスーパーエリート官僚。いまだ未解決である事件の全貌を、特務監察室の室長として冷徹かつ残酷な手法で明らかにしようとするが、あるとき涼子に特務監察官の任を命じる。『人類資金』『起終点駅 ターミナル』『64-ロクヨン- 前編/後編』などでみせる佐藤さんの重厚な演技が、組織の罪を暴こうとするエリート官僚という役柄をリアルに描き出していく。「俺の思う通りに動け」と言う鎮目と涼子だが、反目しながらも次第に事件の中枢へと近づいていく。その先に待っている事件の真相とは!?さらに北村有起哉、小市慢太郎、眞島秀和、柄本明、鈴木杏、でんでん、長谷川初範、松重豊ら演技派の俳優陣が脇を固め、物語にさらなる厚みと深みを持たせている。ドラマスペシャル「狙撃」は10月2日(日)今夜21時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2016年10月02日女優の尾野真千子が26日、東京・有楽町駅前で、主演を務めるテレビ朝日系のスペシャルドラマ『狙撃』(10月2日21:00~23:10)のフライヤー配りを行った。フライヤー配りは、演劇や映画では行われるものの、ドラマでは異例の宣伝方法だが、役者陣とスタッフの間で「自ら汗をかいて視聴者に訴えたい」という思いが湧き上がってきたことから実施。視聴率1%に相当するという10万人への配布を目標に、9月から街頭でのフライヤー配布を、都内各所で行ってきた。キャストのみならず、脚本の保木本真也氏や作曲家のKOSEN氏、監督、プロデューサーも、『狙撃』とタイトルが書かれた特製Tシャツを着用して参加。そして今回、主演の尾野が、女優人生初のフライヤー配りに挑んだ。告知なしにもかかわらず、すぐに人だかりが発生が、あまりに自然に登場した主演女優には近寄りがたかったようで、それを察知した尾野は、歩み寄って「見てください。お願いします」と一人ひとりに笑顔で手渡し。そんな中、共演の佐藤浩市も長野から駆けつけ、待ちゆく人たちにフライヤーを配り始めるというサプライズ参戦もあった。配布を終えた尾野は「受け取ってもらえるのは気持ちよかったです。反応は、みなさんびっくりという感じでした」と感想。「すごく近い距離で、もしかしたらドラマを見てくれるかもしれない人たちに会えて…この出会いをきっかけに見てくれたらいいなと思いました」と期待を語った。佐藤は「こういう経験は僕もほぼないですね。映画や芝居のように劇場に来てもらうのとは違って、テレビドラマという媒体で、道端に立ってフライヤーを渡すというのはやっぱり新鮮」と印象を語り、「これが、どう波及していくのかというおもしろさがある。うまくいくといいですね」と宣伝効果の行く末を楽しみにしていた。このドラマは、永瀬隼介の本格警察小説『狙撃 地下捜査官』が原作。尾野演じる刑事・上月涼子が、警察内部の権力闘争を根源とする次期首相候補狙撃事件に絡んだ、大がかりな隠ぺい工作に挑んでいき、佐藤は、涼子をこの事件捜査にスカウトする上司・鎮目竜二役を演じる。
2016年09月27日2009年にスタートしたドラマに続き、2015年1月に公開された映画も大ヒットした、現在の食ドラマブームの先駆け的存在「深夜食堂」。その劇場版最新作となる『続・深夜食堂』から、小林薫演じる「めしや」のマスターはじめ、佐藤浩市、池松壮亮ら豪華出演陣が映像で初登場する予告編が解禁となった。新宿ゴールデン街を思わせる繁華街の路地裏に、ひっそりと佇む「めしや」。夜も更けた深夜に店が開くことから、人呼んで「深夜食堂」。そこでは、さまざまな人生を過ごしてきた個性豊かな客たちが、まるで引き寄せられるかのように夜な夜な集まり、今宵も客たちの悲喜こもごもな人生が交錯する――。原作は安倍夜郎の大ヒットコミック。ドラマ化に続く映画『深夜食堂』は、全国80館という規模での上映にもかかわらず、興収2.5億円、動員数20万人超を記録。さらに中国、韓国、台湾でも人気を集め、アジア各国で一大ブームを巻き起こした。解禁となった予告編では、「食べたいものがあったら、何でも言ってよ」と小林さん演じるマスターのお馴染みのセリフからスタート。客と程よい距離感を取りながら、頼れるマスターを絶妙に演じる小林さんに、シリーズに欠かせない常連客として不破万作、綾田俊樹、光石研、松重豊、オダギリジョーらドラマシリーズからの顔が揃う。さらに、前作の映画でゲスト出演した多部未華子、余貴美子が役柄そのままで常連客に加わっているほか、今回ゲスト出演を果たす佐藤さん、池松さん、河井青葉、キムラ緑子、小島聖ら実力派キャストの姿も!ドラマシリーズ第1弾から世界観を作り上げてきた松岡錠司監督が、3篇からなる物語を巧妙につなぎ、より深く心に染み入る1本の作品へと完成させている。また、この豪華俳優陣に負けじと存在感を放っているのが、思わずお腹がなりそうになる、料理の数々。「焼肉定食」「焼うどん」「豚汁定食」といった料理をお題に“滋味あふれる”物語が紡ぎ出されるほか、四季折々に合わせた美味しそうなごはんの数々も登場、食欲の秋にぴったりの予告編となっている。さらに、本作の見どころは、佐藤さんの「自分の力には限りがある。だから人に頼る。それでいいんじゃないかな」、多部さんの「あたしがマスターによくしてもらったように、いつか誰かが困っていたとき、同じことしてあげられたらなって」といったセリフにもあるように、「めしや」を舞台に繰り広げられる人間模様の温かさ。小腹だけでなく、心もじんわりと満たしてくれるはずだ。一方、ポスタービジュアルでは、お馴染みの新宿ゴールデン街を思わせる街並みが本物かと見間違うほどのクオリティで作られ、いつものように優しく佇むマスターを際立たせている。また、その下側にはさまざな表情をした“常連客”たちやゲスト陣にも注目。前作よりさらに深みを増した本作の世界観を垣間見ることができる。『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年08月26日主演に尾野真千子、共演に阿部サダヲ、佐藤浩市を迎えるドラマ「狙撃」が、この秋テレビ朝日にて放送されることが決定した。永瀬隼介による小説「狙撃地下捜査官」を原作に映像化される本作は、尾野さん演じる命知らずな女刑事が警察組織のヤミに挑む、濡れ場あり、アクションありのハードボイルドな警察ドラマだという。主演の尾野さんは1997年、当時中学生で河瀬直美監督の映画『萌の朱雀』の主演デビュー、同じく河瀬監督作品でカンヌ国際映画祭のグランプリに輝いた『殯の森』(2007年)で、主演女優として国際的な知名度を獲得。テレビドラマでは、2011年にNHK連続テレビ小説「カーネーション」の主役に、そして現在放送中の「はじめまして、愛しています。」では、血縁のない被虐待児の母親になるという難役を演じている。今回尾野さんが演じる女性刑事・上月涼子は、15年前、自分の身に起きたある事件をきっかけに、社会への憤りを胸に刑事になるが、上司との不倫で女性の自分だけが裁かれ、生きる意味を見出せないまま左遷先の所轄に勤務している。「死んでも自分以外悲しまない」と言う涼子は、危険な囮捜査にも犯罪者への制裁にも一切のためらいを見せない。「ブレーキを踏まない、バカな女」と評される涼子を、体当たりの演技が真骨頂の尾野さんが激しく演じる。15年前に起きた「次期首相候補狙撃事件」を監察官として捜査することになった涼子の前に現れるのは、様々な思惑を持った組織の人間たち。特に大きな存在として、阿部さん演じる貴島と佐藤さん演じる鎮目。隠し持っているUSBキーを狙う公安から、24時間体制で監視されている公安刑事の貴島。彼はもはや自分が逃げ切れないと最後の望みを涼子に託そうとする。恐怖に怯えながら正義を守ろうとする男の姿を、阿部さんが迫真の演技で魅せる。一方、佐藤さんが演じるスーパーエリート官僚・鎮目は「次期首相候補狙撃事件」に居合わせ、いまも未解決なこの事件の全貌を特務監察室の室長として、冷徹かつ残酷な手法で明らかにしようとする。しかしあるとき、涼子へ「俺の思う通りに動け」と特務監察官の任を命じる。涼子は、反目しながらも次第に事件の中枢へと近づいていくのだった。ほか、北村有起哉、小市慢太郎、眞島秀和、柄本明、鈴木杏、でんでん、長谷川初範、松重豊…と、骨太な芝居巧者たちが脇を固める。尾野さんは、本作についてその体当たり演技からか「いろんな方といろんな芝居ができとても楽しかったのですが、大変がほとんどでした(笑)」とふり返る。共演の佐藤さんについては「バカを言おうが真剣に話そうが、すべて受け入れてくれて、緊迫することが嫌いな私の無茶にも応えてくださり、本当に優しく包み込んでくれました」とコメントしている。また、涼子の役作りについては「あえて台本を読み込みませんでした。様々なことが起こる話なので、まず相手を見ようと。たとえば鎮目はどんな人なのか、読んでいるときに決めたくなくて、演じながら冷ややかな目で見てやろうと思って臨みました。なので、上月涼子はすごい冷ややかな目をした、でも熱いバカな女です」と明かしている。さらに濡れ場ありアクションありという、本作の見どころについては「私の濡れ場?はい、濡れます(笑)」とぶっちゃけ。「涙あり、アクションあり、人間ドラマあり、あっと驚く展開のサスペンスもありの、見ごたえのある大人なドラマになっています」とたっぷりなボリュームを感じさせ期待を煽った。共演の阿部さんも本作の見どころについては「走って逃げるシーンやアクションが多く、ハードな作品でした。こんなに骨太な作品は、僕にとってほぼ初めてに近いと思います。誰が正義で誰が悪なのか、ええ!?あの人!がみたいな展開が続いて、読んでいてもああこれは面白いなと思っていました」とコメント、そして佐藤さんは「僕の出演は、尾野真千子の結婚祝いです!尾野さんは、本番前と本番でパッとスイッチを変えられる稀有な女優さん。昭和的なハードさがある作品です。いまの社会では伝わりづらい部分があるかもしれませんが、日本的じゃないスケール感があるエンターテインメントとして楽しんでいただきたいと思います」とアピールした。ドラマスペシャル「狙撃」は、今秋テレビ朝日系で放送。(text:cinemacafe.net)
2016年08月24日女優の尾野真千子が、今秋放送されるテレビ朝日系スペシャルドラマ『狙撃』に主演することが23日、分かった。初共演となる阿部サダヲ、佐藤浩市とともに、刑事役を演じる。このドラマは、永瀬隼介の本格警察小説『狙撃 地下捜査官』が原作。尾野演じる刑事・上月涼子が、警察内部の権力闘争を根源とする次期首相候補狙撃事件に絡んだ、大がかりな隠ぺい工作に挑んでいく。激しいアクションや濡れ場、逃走劇、銃撃戦など、手に汗握るシーンの連続で、尾野は「やり応えのある作品で、いろんな方といろんな芝居ができとても楽しかったのですが、大変がほとんどでした(笑)」と苦笑い。自分が涙をしたシーンもあったそうで、「そこに誰かが共感してくれたらいいなと思います」と話している。阿部が演じるのは、事件の一部始終を記録した通称"呪いのファイル"の開封キーを隠し持つ公安刑事・貴島彰役。「テレビドラマでアクションをやるのは久しぶりでしたし、これだけ走るのもなかなかない。駅の裏とか地下とか、色々なところを走りました」と苦労を語り、「こんなに骨太な作品は、僕にとってほぼ初めてに近いと思います」と太鼓判を押す。そして、佐藤が演じるのは、涼子をこの事件捜査にスカウトする上司・鎮目竜二役。「撮影日数そのものよりも中身がハードなので、尾野さんは大変だっただろうなと思います」と思いやり、印象的なシーンには「尾野真千子の濡れ場だろ。ごめん、俺見てないけど(笑)」と冗談めかして語っている。このほか、神出鬼没の監察官役に北村有起哉、元公安刑事のフリージャーナリスト役に小市慢太郎、涼子が最初に内偵する元不倫相手の警視庁刑事役に眞島秀和、狙撃事件でターゲットとなった国務大臣役に柄本明、"呪いのファイル"の開封キーを恋人の貴島に託した公安刑事役に鈴木杏、警務部長役にでんでん、狙撃事件当時の警視総監役に長谷川初範、貴島を追い詰める公安刑事役に松重豊と、豪華キャストが脇を固める。監督・プロデューサーの秋山純氏は「佐藤浩市さんに『昭和の匂いがするドラマ』と言っていただきましたが、予測不能なサスペンスは、ラスト五分の衝撃とともに、必ず、視聴者の皆さまに楽しんでいただけると信じています」と自信を示している。
2016年08月24日ゲストの友人や関係者への徹底取材からその素顔に迫るトークバラエティー「A-Studio」。8月19日(金)今夜の放送は、これまで登場した豪華ゲストのトークから選りすぐりのシーンを集めた「トーク名場面集」をオンエアする。鶴瓶さん自らゲストの友人や関係者に徹底取材、その素顔に迫る同番組。その取材ぶりによって出演したゲストの今まで見えてこなかった一面が明らかになるなど、思わぬ素顔がみられることで話題を呼んでいる。今回のトーク名場面集では、これまで出演したゲストのなかから青木崇高、黒木華、坂口健太郎、佐藤浩市、佐藤健、多部未華子、「チュートリアル」、波瑠、「V6」森田剛のトークシーンをセレクトしふり返っていく。先輩俳優の面白エピソードなどを明かしてくれた黒木さん。鶴瓶さん相手に映画で話題となった「連続壁ドン」を再現した坂口さん。地元の友人への取材から少年時代のトークに華が咲いた佐藤さん。そして現在放送中のドラマ「仰げば尊し」に出演している多部さんや、かつて同番組のアシスタントMCを務め“凱旋”出演となった波瑠さんなど、この約半年間の間に出演したゲストたちの名場面をもう1度楽しめる。「A-Studio」は8月19日(金)今夜23時~TBS系で放送。(笠緒)
2016年08月19日笑福亭鶴瓶と日替わりのゲストが、事前に与えられた設定とセットでぶっつけ本番の即興芝居に挑むバラエティ番組の舞台版「スジナシBLITZシアター」が、今年も開催されることが決定。vol.4となる今回は、小栗旬、「チュートリアル」の徳井義実、竹内結子が登場することになった。「スジナシBLITZシアター」は、鶴瓶師匠と豪華ゲストが即興ドラマを繰り広げるバラエティ番組の舞台版。番組は2014年6月に放送終了したものの、舞台として復活し、好評を博している。過去の公演では、ゲストに佐藤浩市、大島優子、マツコ・デラックス、米倉涼子、吉田羊、妻夫木聡など錚々たる顔ぶれが出演し、話題を呼んだ。今回も鶴瓶師匠とゲスト出演者が、当日知らされる舞台セットの前で打ち合わせナシ!台本ナシ!の即興舞台に挑み、案内人をこれまで同様、中井美穂が務めていく。9月12日(月)に登場するのは、ジュード・ロウと共演した「ペプシストロング 桃太郎」CMや、実写版『銀魂』『ミュージアム』主演などで、この夏も注目を集める小栗さん。また、13日(火)にはドラマ「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」「Nのために」など、俳優としても活躍する徳井さん、14日(水)には『殿、利息でござる!』『クリーピー 偽りの隣人』などで鮮烈な印象を放ち続ける竹内さんが登場する。さらに、舞台の模様を当日深夜にそのままテレビでも放送するという、舞台とテレビの連動企画を今回も実施。ガチの即興芝居は、今年もアツくなりそうだ。「スジナシBLITZシアターVol.4」は9月12日(月)~9月14日(水) 19時~赤坂BLITZにて上演。(text:cinemacafe.net)
2016年08月09日テクノユニット・電気グルーヴの一員で俳優のピエール瀧が、関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』に20年ぶりに出演し、自らに対する評価に恐縮する。関西テレビは16日(13:56~14:25)、フジテレビは17日(13:00~13:30)に放送される。電気グルーヴとしての活動以外にも、NHKの朝ドラ『とと姉ちゃん』(放送中)や、ドラマ『64(ロクヨン)』(15年)で俳優として、映画『アナと雪の女王』(14年)などでは声優としても活躍しているピエール。これに対し、さんまは「知らない間にテレビ出倒してるよね。何で?」と質問する。ピエールは「お話をいただけるから」と照れた様子で答えるが、さんまから映画版『64(ロクヨン)』で主演した佐藤浩市も、ピエールの演技を意識していたと伝えられると、さらに恐縮してしまう。持参した土産は、ピエールがCMにも出演しているアジアンチキンライス。「お米と名古屋コーチンをもってきたので、ここで作ります」と調理を始める。しかし、米を研ぐさんまに、番組スタッフが、あるお願いをしたことで、さんま&ピエール対スタッフのバトルが発生する。高校まで野球少年だったピエールは、49歳になる現在も"ピエール学園"という草野球チームを持ち、試合にも臨んでいる。さんまから「ケガとかしない?」と聞かれると、「ケガするほど走らないです」と、チームの"ゆるさ"を説明。最近はJリーグの観戦にハマっているようで、「欧州リーグはCG、日本代表はドリームチーム」と持論を展開しながら、独自のJリーグ観戦の楽しみ方を解説していく。
2016年07月15日狂言界のトップスター・野村萬斎を主演に歌舞伎界の若き大看板・市川猿之助、そして映画界からは中井貴一、佐々木蔵之介、佐藤浩市という、各界の日本を代表する俳優が競演する『花戦さ』。このほど、本作のヒロインとなる天才絵師役で、活躍著しい若手実力派女優・森川葵が出演することが決定。合わせて、坊主頭で主演に挑む萬斎さんとの2ショット劇中写真も解禁となった。16世紀後半、織田信長が本能寺で倒れたのち、天下人の座は、豊臣秀吉への引き継がれ、戦乱の時代が終わりを告げようとしていた。だが、秀吉の圧政は次第に人々を苦しめていく。そんな中、町衆の先頭に立ち、秀吉に真っ向から戦いを挑んだ僧がいた。その名は、池坊専好。華道池坊の歴史に名を連ねる“花僧”たちの中、ひときわ名手の誉れ高い専好が、天下人に対して武器としたのは、刃ではなく、命ある花の美しさだった――。超豪華キャスティングの中、野村さんが生け花に関しては天才、でも天真爛漫な一面も持つ華道家元・初代池坊専好を演じる本作。今回さらに、4月から「A-Studio」の新アシスタントや、宮藤官九郎脚本・監督作『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』が公開中で7月スタートのドラマ「遺産相続弁護士 柿崎真一」も控える、女優の森川さんが出演することになった。森川さんは、本作の脚本を手がけた「ごちそうさん」「天皇の料理番」の森下佳子の強い推薦により大抜擢。原作では描かれていない映画オリジナルのヒロイン、天才絵師“れん”を演じる。れんは、戦国の世に生きる少女で、ある出来事から人に対して心を閉ざしていたものの、萬斎さん演じる専好に助けられ、少しずつ変化していく、という難しい役どころ。現場では、日本を代表するベテラン俳優陣に囲まれる中、21歳という若さにもかかわらず、期待に応える堂々とした存在感を発揮。その森川さん演じる“れん”が劇中で描く画は、作品が大英博物館に所蔵展示される世界的アーティスト・小松美羽が担当する。森川さんは、「これまでおしゃべりな役が多かったのですが、今回は表情のお芝居で勝負するのがすごく楽しみでした。なるべく、ちょっとした表情や目の演技で表現するようにしました」とコメント。「大先輩方に囲まれて、とても不安ではありましたが、実際現場にきたら楽しく毎日撮影することができました。萬斎さんの演技を見て、時代劇でも、もっと自由に色んなことにチャレンジしてみていいんだ、堅苦しくなり過ぎなくていいんだ、ということを学びました」と語り、撮影現場をふり返った。また、花僧・専好のために坊主頭になった萬斎さんは、「(髪型に関して)去年のはじめから短い状態が続いていましたが、いまはまるで高校球児の様ですね。専好さんは花に魅入られた天才的な人で、とらえどころのない天真爛漫さは上手く表現できたと思います。生け花は初めてでしたが、花と対峙するのは楽しい時間でした。花と狂言は限られたものの中で表現するという点は似ていると思います」とコメント。初共演となった森川さんについては、「普段は、ハキハキしてますが、カメラの前では何とも言えない不思議な色気や一種のカリスマ性を感じました。役柄としても、花と絵、それぞれのアーティストとして触発・尊重しあえる同志的な関係を演じられたと思います」と明かし、その言葉に手応えを込めている。『花戦さ』は2017年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年06月27日佐藤浩市、緒形直人、永瀬正敏が6月19日(日)、映画『64-ロクヨン-』の前後編イッキ見上映後の舞台挨拶に登壇。“父の日”とあって、三國連太郎、緒形拳という偉大な名優を父に持つ佐藤さん、緒形さん、その2人と共演経験もある永瀬さんが熱く語り合った。横山秀夫の傑作サスペンスを映画化した本作。昭和64年に起きた未解決の誘拐殺人事件、現代に起きたその模倣事件を通じ、真相に加え、警察内部の軋轢、子供を持つ父親の心情などが丹念に描かれていく。佐藤さん、緒形さん、永瀬さんは、意外にも3人とも初共演。それぞれに感想を聞かれ、佐藤さんは「永瀬くんとはドイツで『箱男』という映画を撮る直前で中止になり、緒形くんとはお父さん(=緒形拳さん)と『魚影の群れ』でお世話になってて、撮影現場に中学くらいのときの緒形くんが遊びに来たことがあって」と“因縁”を明かし「共演してみて感慨はあったけど、出自や出生とは関係なく、“共通言語”があった」と満足そうにふり返った。緒形さんは「やっと浩市さんとご一緒できると本を読んだら、(役柄の関係性もあって)『これは現場でしゃべれねーじゃん!』と(笑)。共演してみて安定、安心、柔軟性を兼ね備えてて、どう当たっても返ってくる。大ベテランとご一緒してる感じでした」と語ったが、すかさず7歳差の佐藤さんから「まだ若手だと思ってる?」とツッコミが。さらに緒形さんは「永瀬さんもこういう役なので話せなかったけど、マネージャーさんを介して『距離を置かせていただきます』と言っていただき、繊細で、雨宮はこの人しかいないなと思いました」と語った。永瀬さんは、デビュー作『ションベン・ライダー』の監督が、佐藤さんが先に挙げた『魚影の群れ』の監督でもあった相米慎二監督だという縁もあり「僕にとっては浩市さんはスペシャルな俳優さんで、やっとご一緒できました。緒形さんも同世代で映画は見てたし、やっと一緒の現場に立てると思いました。緒形さんには最初(顔を合わせて)、『あ』と手を挙げた自分がいて(苦笑)、イカンと思って『終わったら』と言ったのを覚えています」と役になり切るがための現場での苦悩を明かし「次回は『浩市さん!緒形さん!』と言える現場がいい」と語っていた。父の日ということで、父・三國さんの存在について聞かれた佐藤さんは「ひと言ではとても言えない。三國連太郎が僕を育てた」と語る。一方、緒形さんは「父親としか見てなかったです。子供が見れるような映画に出てなかったので(苦笑)。メイクを落とさず帰ってきて、どこで浴びたのか返り血で赤くなってて…。そういう父を見て友人は凍り付いてましたし、迷惑しました」と苦笑交じりに語った。その2人と共演した永瀬さんは「お二方ともデカい方でした。三國さんは、こんな若僧にもいろいろお話してくださり、緒形さんには直筆の手紙をいただき、いまも大切にしてます」と嬉しそうに語る。瀬々敬久監督は「後編の終わりのシーンでは、三國さんと緒形拳さんが戦っているように見えました」と賛辞を贈った。『64-ロクヨン-』は前後編ともに公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月20日「ぴあ」調査による2016年6月10日、11日のぴあ映画初日満足度ランキングは、未解決少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”をめぐるミステリー『64-ロクヨン- 後編』がトップに輝いた。2位にファンキー加藤が超ポジティブな主人公を演じる映画初主演作『サブイボマスク』、3位に『ストロボ・エッジ』の廣木隆一監督と有村架純が再タッグを組んだ『夏美のホタル』が入った。その他の写真1位の『64-ロクヨン- 後編』は、県警の広報室と記者クラブとの確執や、キャリア上司との戦いが繰り広げられる中、“ロクヨン”に類似した事件の解決に奔走する広報官・三上(佐藤浩市)の姿が描かれる。本作は未解決事件を追った壮大なミステリーでありながら、行方不明の娘との関係に悩む三上や、ロクヨンで娘を失った被害者遺族・雨宮(永瀬正敏)の悲しみなど、家族を思う父親の普遍的な愛情も描かれており、出口調査では「全体を通して描かれる親子愛に感動」「キャラクターそれぞれの子を思う気持ちが交錯する様が印象的」といった声が聞かれた。事件の捜査が進む一方で、広報室と記者クラブ、警務部と刑事部など、それぞれが守るべきもののために対立を深めていくが、観客からは「組織の中で生きるキャラクターたちの誠実さや葛藤が見えてきた」「追い詰める側、追い詰められる側、両方の胸の内が描かれており、共感できて様々な角度から楽しめた」などの感想が寄せられた。また前編に続き、佐藤、永瀬を始め、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、三浦友和ら豪華キャストが競演しており、観客からは「佐藤浩市の演技は迫力があり、引き込まれた」「俳優の演技の質はピカイチ」「どの俳優も素晴らしく、その場にいるような臨場感があった」など好評だった。(本ランキングは、6/10(金)、11(土)に公開された新作映画14本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『64-ロクヨン- 後編』公開中
2016年06月13日横山秀夫のベストセラー小説を2部作で映画化した『64-ロクヨン- 後編』が6月11日、全国321スクリーンで封切られた。東宝によると、同日15時の段階で『64-ロクヨン- 前編』(公開35日目の6月10日時点で興行収入15.3億円)対比で、140%の観客動員数を記録。前後編を合わせて興行収入40億円突破を見込める大ヒットスタートを切ったと発表した。舞台あいさつ その他の写真同日、東京・TOHOシネマズ日劇で初日舞台あいさつが行われ、原作者の横山氏をはじめ、主演の佐藤浩市、共演する綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、滝藤賢一、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督が登壇。キャストを代表し、佐藤は「前編でヒットしてくれて、やっとここまで来ることができた。これで僕らの仕事も終わりました」と安堵の表情を浮かべた。わずか1週間で終わった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件(通称:ロクヨン)を軸に、県警記者クラブを巻き込んだ警察内部の対立と、14年を経て新たに起きた模倣事件の顛末を、県警の広報官・三上義信(佐藤)の葛藤とともに描く。前後編で約3カ月という長丁場の撮影を乗り切った佐藤は、「キリキリとした日々を過ごし、やっと撮影を終え、山の頂きに登れたと思ったら、頂上からの景色は雲海で何も見えなかった」と心境を吐露。後編の封切りを迎えたこの日、ステージから満員の客席をながめながら、「皆さんのお顔を見て、雲海が晴れました。ロクヨンの景色が見られました」と感無量の面持ちだった。原作の横山氏は「圧巻の出来。原作が映画に乗っ取られた」と本作に太鼓判を押し、「(小説の)続編を書こうかなと考えていましたが、映画の結末を見る限り…」と思わず本音も。一方、瀬々監督は「原作とはやや違った結末ですが、原作の魂と世界観、いわゆる“横山節”を基盤にしているので、小説と映画、それぞれの世界を楽しんで」とアピールした。『64-ロクヨン- 前編』公開中『64-ロクヨン- 後編』公開中取材・文・写真:内田 涼
2016年06月11日映画『64 -ロクヨン-後編』が6月11日(土)に公開を迎え、主演の佐藤浩市をはじめ、総勢14名による舞台挨拶が行われた。共演陣からは撮影を主演として引っ張り、プロモーション活動を精力的に行なってきた佐藤さんを称える声が続出した。数々の警察小説の傑作を送り出してきた横山秀夫のベストセラーを二部作で映画化。たった7日間で終わった昭和64年に起き、迷宮入りした誘拐殺人事件“ロクヨン”を模した事件が十数年の時を経て発生する。主人公の三上は警務部広報官として報道陣の対応を担当することになるが…。この日は、佐藤さんに加え、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝、坂口健太郎、滝藤賢一、吉岡秀隆、瑛太、永瀬正敏、三浦友和に瀬々敬久監督、そして原作者の横山さんという総勢14名がそろい踏みとなった。上映が終了すると、客席からは拍手がわき起こる。佐藤さんは撮影、プロモーション、そして『前編』の公開を経てようやくこの日を迎え「やっとこの日を迎えることができました」としみじみと語る。3か月間の撮影を「こういう映画ですので、毎日、キリキリしてました」と述懐。「やっと、(撮影が)終わって山の頂に立って、どんな景色が見えるかと見たら雲海で何も見えなかったんですが、今日こうしてお客様の顔を見て、こういうことだったんだ!とやっと『64 -ロクヨン-』の景色が見れました」と感慨を口にした。そんな佐藤さんへの感謝のコメントが特に若い共演陣から次々と飛び出す。榮倉さんは「浩市さんの大きな背中を近くで見られて幸せでした」と語り、登壇人で唯一の平成生まれで昭和の時代を知らない坂口さんも「浩市さんの背中を見て、感じて、この作品に参加させていただけたことが糧となりました。感謝しています」と口にする。瑛太さんは、200媒体以上の取材をこなした佐藤さんに「この場を借りて浩市さん、お疲れ様でした」と深々と一礼。窪田さんも本作への参加について「刺激をいただき、勉強になる日々を送らせていただきました」と語った。佐藤さんは「大して見られる背中でもないけど…」と照れ笑いを浮かべつつも嬉しそうに微笑み、最後に会場に足を運んだ観客に向けて「やっとここまで来ました。中身について四の五の言うつもりはありません。みなさんが感じたものを持ち帰っていただければ。本当にありがとうございました!」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『64 -ロクヨン-』前後編ともに公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月11日先日、実写化決定のニュースで大いにエンタメ界を賑わせた『鋼の錬金術師』への出演が決定しているモデルで女優の本田翼が、「ar」7月号の表紙&特集に登場。「本田翼のSEXY講座」と題して、笑顔で明るいいつもの本田さんよりもお色気&フェロモンが魅惑的なセクシーショットを披露した。本田さんは、1992年6月27日生まれの23歳。2006年にはファッション雑誌「SEVENTEEN」の専属モデルとしてデビューし、以降「ラブベリー」「non-no」と人気雑誌の専属モデルを歴任。2012年には「恋愛ニート~忘れた恋のはじめ方」でテレビドラマ初レギュラー出演を決めると、「GTO」「安堂ロイド~A.I. knows LOVE?~」「ヤメゴク~ヤクザやめて頂きます~」などに出演し、2015年には7月期ドラマ「恋仲」で“月9”デビュー。さらに、『アオハライド』で東出昌大と、『起終点駅 ターミナル』で佐藤浩市とW主演を果たすなど、女優としてのキャリアを着実に積んでいる。今年は湊かなえ原作の映画『少女』にて山本美月と主演を務める。そんな大活躍の本田さんが「ar」7月号のカバーガールに降臨!今回は「SEXY号」ということで、いつもよりもお色気を強化!オフショル&ミニスカ、おへそチラ見せなど、いつもよりちょっぴり露出が多い衣装に挑戦し、“SEXYうさぎ”に“無造作&無防備”、“不二子ちゃん”、“ボヘミアン”…といろいろなタイプのフェロモンを引っさげて“翼流・色っぽ術”を伝授している。さらに、本田さんのマインドや着こなし、メイク、プライベートなことに迫った本田さんのインタビューもみっちり掲載。女子なら思わず真似したくなる情報は必見だ。また本誌内では、「和フェロ男子」と銘打って、「ar」夏の風物詩“イケメン×浴衣”企画を掲載。『殿、利息でござる!』が現在公開中、7月からはドラマ「家売るオンナ」に出演する千葉雄大をはじめ、『日本で一番悪い奴ら』の公開を控えた中村倫也、10代に人気の古着ショップで定員として働きながらバラエティ番組出演で人気が加速したゆうたろう、自称・“ちぇるちぇるランド出身”で恋人・ぺことともにテレビに引っ張りだこのりゅうちぇる、そして「DISH//」のメンバーでありながら、『あやしい彼女』『ディストラクション・ベイビーズ』に出演し、7月期ドラマ「仰げば尊し」で多くの若手俳優共演するネクストブレイク俳優・北村匠海が、浴衣を纏って登場する。「ar」7月号は6月11日(土)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年06月11日「嵐」の櫻井翔と有吉弘行がゲストの願望や疑問、悩みを視聴者と共に解決、実現していくバラエティ番組「櫻井・有吉THE夜会」の6月9日(木)放送回に、映画『64-ロクヨン-』から佐藤浩市、小澤征悦が出演する。人生相談が得意だといい「俳優界の駆け込み寺」と呼ばれている佐藤さんが、渋谷の屋台に出現、渋谷の若者たちの悩みを聞く。金髪ギャルから女装ポールダンサー、ガングロまで渋谷に集う若者たちが抱く悩みを真剣に解決。その“熱さ”に思わず涙する若者も現れるほど。さらにスタジオでは岡田圭右の娘・岡田結実が佐藤さんにガチ人生相談。現在16歳の結実さんの「父のイメージを払拭したい!」という2世タレントならではの悩みに、同じく父が俳優だった佐藤さんは自らの実体験からアドバイスをする。そして「嵐」の松本潤もメンバーという一流芸能人による「浩市寿司の会」の“実態”についても語ってくれる。松本さんとはプライベートでも交流のあるという佐藤さんの“松潤へのまさかのダメ出し”にも注目だ。もうひとりのゲスト、小澤さんは世界的な指揮者・小澤征爾の息子。それゆえ規格外のセレブ生活を送ってきた。今回はオバマ大統領にホワイトハウスに招待された話や、世界中に何個もある自宅の話など一同驚愕の仰天エピソードを披露してくれる。さらに小澤さんがこだわっているという“エレベーターの乗り方”を熱く語る。櫻井さん、有吉さん、佐藤さんのプライベートを隠し撮りして、3人のエレベーターの乗り方を小澤さんが“めった斬り”にするほか、「オリジナルの曲を作って佐藤浩市さんと歌いたい!」という小澤さんが、佐藤さんゆかりの地を巡り歌詞を作成。大物作曲家に協力を仰いで「佐藤浩市に捧げる歌」を完成。佐藤さんが小澤さん、櫻井さん、有吉さん、準会員の島崎和歌子、藤田ニコル、岡田さんと一緒に熱唱する。その際の佐藤の美声は必聴だ。今回ゲスト出演した佐藤さんと小澤さんが出演している『64-ロクヨン-』は、「半落ち」「クライマーズ・ハイ」などで知られる横山秀夫のベストセラー小説を前後編で映画化。『前編』が現在全国公開中で『後編』が6月11日(土)より全国で公開される。物語はわずか7日で終わった昭和最後の年、昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件「ロクヨン」の時効が近づいてきた平成14年、「ロクヨン」の捜査にもあたった敏腕刑事の三上義信(佐藤さん)が警務部広報室に広報官として異動する。記者クラブとの確執、キャリア上司との闘い、刑事部と警務部の対立のなかで「ロクヨン」をなぞるような新たな誘拐事件が発生し、三上は怒涛と驚愕の展開に巻き込まれていく――というもの。佐藤さん、小澤さんのほか、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、三浦友和、永瀬正敏、吉岡秀隆、仲村トオル、椎名桔平、滝藤賢一、奥田瑛二、夏川結衣、緒形直人、窪田正孝など、日本映画界を代表する実力派俳優陣が集結しているのも見どころだ。「櫻井・有吉THE夜会」は6月9日(木)21時57分~TBS系で放送。(笠緒)
2016年06月09日累計発行部数130万部を超えるミステリー小説を2部作で映画化した『64-ロクヨン-』。先月封切られた前編が好調な動員をマークするなか、ついに完結編となる『64-ロクヨン- 後編』の公開が迫った。主演の佐藤浩市、共演する瑛太が取材に応じ、日本映画界に一石を投じる社会派エンターテインメント作への思い、そして10年ぶりの共演を熱く語る。その他の写真わずか1週間で終わった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件(通称:ロクヨン)を軸に、県警記者クラブを巻き込んだ警察内部の対立と、14年を経て新たに起きた模倣事件を、県警の広報官・三上義信の葛藤とともに描く。主人公の三上を演じる佐藤は、「2部作にすると聞いて、最初は反対でした。映画の完結性を考えれば、インターミッション(休憩)を入れても1本でやるべきだと思ったし、後編は(興行的な)難しさがありますからね」。それでも「やるからには、原作から一歩踏み込んだ作品にしたかったし、過渡期にある日本映画界で、企画の多様性やお客様の層を広げるための“試金石”になればという思いがあった」と強い決意で2部作に臨んだ。『64-ロクヨン- 前編』の好調ぶりには「言葉も見つからないほどうれしい」と感無量の面持ちだ。そんな佐藤の気迫を「作品や役柄への熱意と愛情には、果てしないものを感じた」と振り返る瑛太。三上と対立する記者クラブを取り仕切る新聞記者という役どころだが、「何をやっても敵わない。無敵ですよ。おかげで『背中を追うしかない』と腹を決めたし、こちらも体当たりでぶつかることができた。浩市さんとの共演は財産です」と全幅の信頼で“広報官vs記者”のバトルを繰り広げた。共演はテレビドラマ『サプリ』以来10年ぶりだ。瑛太は『64-ロクヨン-』クランクイン前の決起集会で、佐藤からかけられた言葉が忘れられないという。「ちょうど30代を迎えて、壁ドンもできないし(笑)役柄の幅が狭まるなか、方向性に悩んでいたんです。そんな僕の思いを察したのか、浩市さんが『大丈夫、あせるな』と言ってくださった」(瑛太)、「ずっと瑛太の演技を見ていて、いい意味で葛藤しているのがわかりましたから。それは自分も通った道。立場や気持ちが理解できるし、自分にも重なるものがあった。今ここにふたりがいるのは、縁でありタイミング。次の共演?親子役もいいかもね」(佐藤)『64-ロクヨン- 前編』公開中『64-ロクヨン- 後編』6月11日(土)公開取材・文・写真:内田涼
2016年06月07日世代を超えた豪華キャスト共演の映画『64-ロクヨン-』で主演を務める、日本映画界が誇る名優・佐藤浩市が、今回の「さんまのまんま」に初登場。実は明石家さんまとは、プライベートでは家族ぐるみで付き合いがあるという佐藤さん。毎年恒例のオーストラリア旅行での、まるでサスペンスドラマのような出来事が明らかにされた。それだけ仲良しなのに、「さんまのまんま」は今回が初出演となった佐藤さん。「何でいままで出てくれなかったんですか?」と問われた佐藤さんは、プライベートを知りすぎている分、「正直言うと、話づらい!」と、困惑気味に答える。しかし、そんな佐藤さんが、のっけからさんまさんのプライベートを暴露。それは昔、「君の奥さんに、俺がナンパしていないか聞いてくれる?」と不思議な電話がかかってきたという話で…。果たして、事の真相とは?そんな佐藤さんのお土産は、さんまさんが大好きな「ワイリー・コヨーテ」のTシャツとパーカー。さらに、佐藤さんが主演を務め前編が現在公開中、6月11日(土)より後編が公開される『64-ロクヨン-』のグッズを持参。「(今回の映画は)珍しく浩市君が『観て下さい』って言ってきた。記者発表で浩市君が涙ぐんでいたのも珍しい」と、さんまさん。佐藤さん入魂の映画であることを示すエピソードを明かした。しかし、「なぜ、その気持ちを家族に向けられないかな?」とも言い出し、話はそこから妙な方向に。佐藤さんは負けじと「俺は“家族継続中”なのに、(さんまさんに)そんなこと言われるのはおかしい!」と反論。毎年お正月には、芸人仲間や浅田美代子、佐藤さんの家族と一緒にオーストラリア旅行に出掛けているさんまさん。旅行先で“夜のトークタイム”を楽しみにしているさんまさんは、佐藤さんがうそをついてまで早く寝ようとすることに腹を立てる。しかも、佐藤さんの妻や浅田さんにいたっては、さんまさんを眠らせるべく驚きの手段を用いて、サスペンスドラマさながら出来事が繰り広げられたというが…。また、佐藤さんの息子が中学生のとき、さんまさんが良かれと思ってやったことが仇となり、佐藤さんの妻から正座でお説教を受ける羽目になったことがあることも明かされる。いったい、さんまさんは何をやらかしたのか…?そのほか、佐藤さんは自身の俳優人生を振り返り、親友のさんまさんを前に、父・三國連太郎の存在についても赤裸々な話が飛び出す。まんまコーナーでは、的に当てた場所で点数が決まる“スナッグゴルフ”で、さんまさん、佐藤さん、まんまが対決!最後まで注目していて。「さんまのまんま」(ゲスト:佐藤浩市)は6月4日(土)13時56分~関西テレビにて、6月5日(日)13時~フジテレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月04日俳優・佐藤浩市が、関西テレビ・フジテレビ系トーク番組『さんまのまんま』に初出演し、さんまから家庭へのアドバイスを受け面食らう一面を見せる。関西テレビは明日4日(13:56~14:25)、フジテレビは5日(13:00~13:30)に放送される。プライベートでは、家族ぐるみで付き合いのある2人。さんまから「何で今まで出てくれなかったんですか?」と問われた佐藤は、私生活を含めて知りすぎている分、「正直言うと、話づらい!」と困惑気味に答える。佐藤が持参した土産は、ワイリー・コヨーテのTシャツとパーカー、そして自身が主演を務める映画『64-ロクヨン-』のグッズ。この映画の話題になると、さんまは「珍しく浩市君が『見てください』って言ってきた」と、佐藤がプライベートでも宣伝していたほど入れ込んでいる作品であることを明かす。しかし、さんまは、佐藤が同作の記者会見で涙ぐんでいたことを踏まえ、「なぜその気持ちを家族に向けられないかな?」と苦言。これに対して佐藤は「俺は家族継続中なのに、(さんまに)そんなこと言われるのはおかしい!」と大慌てで反論する。お正月には毎年、芸人仲間や佐藤の家族と共にオーストラリア旅行に出かけるさんま。旅行先では"夜のトークタイム"を楽しみにしているそうだが、佐藤がウソをついて早く寝ようとすることに腹を立てる。それだけでなく、佐藤の妻らは、さんまを眠らせるべく、ワインに薬を入れるという"サスペンス劇"まで繰り広げているという。さらにさんまは、佐藤の息子が中学生の時、良かれと思ってやったことがあだとなり、正座で佐藤の妻から説教を受けたことも。その佐藤の妻を怒らせた行為が明らかになるほか、佐藤が自身の俳優人生を振り返り、父・三國連太郎との赤裸々な話も飛び出す。
2016年06月03日映画『続・深夜食堂』が2016年11月5日(土)に全国公開される。原作は、『ビッグコミックオリジナル』で連載中の安倍夜郎の大ヒット漫画。深夜放送のドラマ版からブームが起こり、2015年に映画化された前作『深夜食堂』は日本のみならずアジア各国で話題に。最終興行収入2.5億円、最終動員数 201,000人を記録するヒット作となった。続編となる『続・深夜食堂』のマスターはドラマ版、前作に引き続き小林薫が演じる。おなじみの常連客に加え、前作の映画版ゲストで出演していた多部未華子、余貴美子も出演が決定。今作のゲストは、佐藤浩市、河井青葉、池松壮亮、キムラ緑子、小島聖、渡辺美佐子、井川比佐志と豪華な俳優陣が揃い踏みだ。監督は前作やドラマ版と同じく、映画『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』の松岡錠司、美術監督は日本アカデミー賞受賞作『舟を編む』などありとあらゆる世界観を作り上げてきた原田満生が努める。ドラマ版、映画版の前作からまた作り直し、新宿ゴールデン街を思わせるようなリアルすぎる街並みのセットを、300坪の倉庫の中に再現した。フードスタイリスト・飯島奈美が手がける焼肉定食、豚汁定食などの料理にも注目。映画を観終わった後すぐにでも深夜食堂に駆け込み食べたくなるような、映像からもにじみ出る美味しさに心も胃袋も優しく満たされるだろう。【作品情報】『続・深夜食堂』公開日:2016年11月5日(土)全国公開原作:安倍夜郎『深夜食堂』(小学館『ビッグコミックオリジナル』連載中)監督:松岡錠司美術:原田満フードスタイリスト:飯島奈美出演:小林薫ほかゲスト出演:佐藤浩市、河井青葉、池松壮亮、キムラ緑子、小島聖、渡辺美佐子、井川比佐志©2016 安倍夜郎・小学館/映画「続・深夜食堂」製作委員会【ストーリー】マスターの作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわう“めしや”。ある日、常連たちが何故か次々と喪服姿で現れる。また一人、喪服姿で店に入ってくる範子。だが彼女は喪服を着るのがストレス 発散という変わった趣味を持っていた。実際に葬式をすることになるとそこで知り合った男に惹かれて...。春夏秋冬、ちょっとワケありな客が現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく。
2016年05月23日昨年、全国80館でという小規模公開にも関わらず、最終興行収入2.5億円、最終動員数201,000人を記録するヒット作となった小林薫主演映画『深夜食堂』。この度、早くも『続・深夜食堂』として続編が11月に公開することが決定!さらに、「深夜食堂」の ドラマ新シリーズが、「Netflix」にて全世界190か国同時配信されることも明らかになった。マスター(小林薫)の作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわう“めしや”。ある日、常連たちが何故か次々と喪服姿で現れる。不幸が重なることはあるもので、故人の話を語り合う中、また一人、喪服姿で店に入ってくる範子。でも、この範子、喪服を着るのがストレス発散という変わった趣味を持っていた。だが、実際に葬式をすることになり、そこで知り合った男に惹かれて…。父親を亡くした近所のそば屋の息子・清太は母親・聖子との関係に頭を悩ませつつ、年上の恋人・さおりとの結婚を考えていて…。お金に困った息子に呼ばれて田舎からわざわざ出てきたという夕起子は、息子の知人という人物に大金を渡してしまう。騙されたのではと周囲は心配するものの、本人はどこか気にしていない様子…。春夏秋冬、ちょっとワケありな客が現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく。「深夜食堂」は、「ビッグコミックオリジナル」(小学館)にて連載中の安倍夜郎による大ヒット漫画を原作に、深夜の放送ながら静かなブームを呼び、第3部まで続いている人気ドラマ。その人気はさらに広がり、日本のみならず、台湾では2015年上半期公開の邦画の中で一番の興行収入をあげ、韓国では、2000年以降の同規模公開作品の邦画の中では歴代1位という前代未聞の記録を打ち出し、さらに配給規制のある中国では、「上海国際映画祭」に招待作品として招かれるなど、アジア各国で“深夜食堂フィーバー”が起こり、世界の人々の“心と小腹”を満たし続けている。今回メガホンをとるのは、『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』で日本アカデミー賞を受賞し、これまで、ドラマシリーズ第1弾から世界で認められ続ける世界観を描いてきた松岡錠司監督。また、作品の主役のひとつとなる「料理」を手がけるのは、「かもめ食堂」、連続テレビ小説「ごちそうさん」でも活躍した、フードスタイリストの飯島奈美が担当。大スクリーンで映し出される季節感あふれる数々の料理が登場する。映画・ドラマ共に物語の主人公・マスター役を演じるのは、静かなたたずまいの中に確かな存在感を放つ小林さんが続投。また、また、ドラマ版でもおなじみの常連客に、不破万作、綾田俊樹、松重豊、光石研、安藤玉恵、須藤理彩、小林麻子、吉本菜穂子、中山祐一朗、山中崇、宇野祥平、オダギリジョーはもちろん、前回映画版ゲストで出演していた 多部未華子、余貴美子も常連客に加わり出演。さらに、映画のゲストでは、佐藤浩市、河井青葉、池松壮亮、キムラ緑子、小島聖、井川比佐志と豪華な俳優陣が出演する。そして、ドラマのゲストには、片岡礼子、岡田義徳、コ・アソン、伊藤麻実子、志賀廣太郎、平田満、豊原功補、佐藤B作、新井浩文、森下能幸、風間トオル、宮下順子など、個性派実力派俳優が集結している。今回の続編決定に、主演の小林さんは「最初から続編があると思っていたわけではないので、今回、続編の撮影で、またみなさんと一緒にお仕事ができたという意味では、1回目の深夜食堂の映画の撮影が終わった時とは違う感じがあります」と心境を語る。「撮影中も台湾とか中国からセット見学に来られたりしていたんです。そういう現場って、なかなかないと思うんですよ。そういった意味で、非常に変わったというか、面白いドラマを僕らは日本から発信しているんだなぁという気はしています」と日本以外でも本作が共感されている事を実感したと話していた。また、「別に大きなドラマがあるわけじゃなくて、本当に市井の人々のドラマが根底にあるんですが、前回よりもさらに、面白い映画に仕上がっていると思います」と本作についてコメントを寄せた。ドラマ全3シリーズは中国、韓国、台湾、香港、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ミャンマー、アメリカですでに放送&配信され、加えて今回、モンゴル、フィジー、リトアニアでの放送が決定している。今回の続編&ドラマ新シーズン全世界190か国同時配信で、またさらなる“深夜食堂フィーバー”が起こりそうだ。映画『続・深夜食堂』は11月5日(土)より全国にて公開。ドラマ「深夜食堂」新シーズンは10月21日 (金)よりNetflixにて全世界190か国同時配信。(cinemacafe.net)
2016年05月20日『64-ロクヨン-』では佐藤浩市の部下の広報官を好演する綾野剛が一転、「日本警察史上、最大の不祥事」と呼ばれる実際の事件の“ワル”な刑事を演じる『日本で一番悪い奴ら』。このほど、本作から激ヤバな全6点の場面写真が解禁。綾野さん演じる刑事・諸星が、顔つきから服装までしだいに“ワル”に染まっていく姿が映し出されている。『凶悪』の白石和彌監督のもと、綾野さんはじめ、中村獅童、YOUNG DAIS、お笑い芸人「デニス」の植野行雄にピエール瀧など、ひとクセもふたクセもある個性派たちが集結した本作。綾野さんが演じるのは、「正義の味方、悪を絶つ」の信念をもちながらも、でっちあげ・やらせ逮捕・おとり捜査・拳銃購入・覚せい剤密輸など、あらゆる悪事に手を汚していく、北海道警察の刑事・諸星要一。実際に起きたヤバすぎる不祥事をベースにした本作で、一人の男の26年間を演じきっている。また、諸星を慕って集まった裏社会のスパイとして捜査に協力者する“S(エス)”には、中村さんらが扮し、警察組織への忠誠を誓い、正義を貫こうとしたために間違った道を突き進んでいく刑事と、その破天荒な刑事に魅了され、仲間になった“S”たちとの狂喜と波乱に満ちた物語となっている。今回解禁された場面写真では、綾野さん演じる諸星が裏社会に踏み込んでいくなかで、顔つきから服装まで“ワル”に染まっていく様子を見比べることができる。警察に入ったばかりで礼服に身を包んだ初々しい姿のシーンや、先輩刑事の村井(ピエール瀧)が不敵な笑みを浮かべながら、一流の刑事になるための鉄則を囁くシーン、手柄を立て表彰されるシーン、さらに、諸星と仲間の“S”たちが集まって拳銃を手にするシーン、諸星が警視庁の銃器対策課であるライバルと取っ組み合いするシーンなど、諸星を演じる綾野さんのさまざまな表情と変遷を見ることができるが、果ては、もはや入署当時の面影もないほどで…。『グッドフェローズ』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』など、マーティン・スコセッシが描くアウトローの一代記のごとき魅力を放つ作品として、早くも評価が高まっている本作。完全に振り切れたアウトローな警察官を演じ、役者として新たな境地にたった綾野さんの最狂最愛の“ワル”キャラに引き続き注目していて。『日本で一番悪い奴ら』は6月25日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月12日「ぴあ」調査による2016年5月6日、7日のぴあ映画初日満足度ランキングは、未解決少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”をめぐるミステリーの前編『64-ロクヨン- 前編』がトップに輝いた。2位に豪華キャストと迫力のアクションで話題となったドラマを再構成した青春ストーリー『ROAD TO HiGH&LOW』、3位に東出昌大、窪田正孝、小松菜奈ら出演のアクション・コメディ『ヒーローマニア-生活-』が入った。その他の写真1位の『64-ロクヨン- 前編』は、主演の佐藤浩市を中心に、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、三浦友和、永瀬正敏ら主演級のキャストが競演する感動巨編。出口調査では「主役を張れる俳優ばかりでより迫力が増していた」「実力派俳優の演技がまるで合戦のように白熱していた」「永瀬正敏(被害者の父)の演技が寂寥感が感じられ人間味があった」「佐藤浩市の演技に迫力があり圧倒された」「記者との対立シーンも白熱の演技で素晴らしかった」と俳優陣の熱い演技が好評を集めた。物語は、昭和64年に発生した未解決少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”を軸に、事件解決へと動き出す中で繰り広げられる広報室と記者クラブの確執や、その狭間で揺れる広報官・三上(佐藤)の姿が描かれる重厚なストーリーで、観客は「ミステリーの金字塔になるような作品。素晴らしいストーリー、演出、キャストのコラボで深い味を出している」「警察内部やひとりひとりの心情の変化に引き込まれた」「充実感のある映画」「最後まで展開がよめず緊張感があった」とコメントを寄せた。また本作は『半落ち』『クライマーズ・ハイ』など数々の傑作を生み出してきた横山秀夫の原作ミステリーを基に、『ヘヴンズ ストーリー』の瀬々敬久が監督を務めた作品だが、「小説に忠実で臨場感があった」「しっかりとした原作に役者の個性をのせた素晴らしい作品」と原作ファンも納得の出来だったようだ。(本ランキングは、5/6(金)、7(土)に公開された新作映画6本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)『64-ロクヨン- 前編』公開中
2016年05月09日横山秀夫のベストセラー小説を2部作で映画化する『64-ロクヨン-』(瀬々敬久監督)。主演を務める佐藤浩市が警務部の広報官・三上義信を、共演の三浦友和が元上司で刑事部捜査一課長である松岡勝俊を演じ、骨太なヒューマンドラマにさらなる深みを与えている。原作は「半落ち」「クライマーズ・ハイ」など、組織ドラマの名手として知られる横山氏の集大成の呼び声高い同名小説で、NHKでドラマ化されたことも。たった1週間で終わった昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件(通称ロクヨン)の時効が近づく平成14年、当時を模倣した事件が発生。元敏腕刑事で、現在は警務部広報室広報官を務める三上が、記者クラブやキャリア上司との攻防、刑事部と警務部の対立に巻き込まれながら、真実を追う。「警察は日本で一番大きな組織でありながら、その実態があまり知られていない。でも、広報官の目線から、社会人なら一度は経験する組織内の対立や衝突を描いているので、誰もが感情移入できる。そこが横山さんらしい」(佐藤さん)、「横山さんの作品はほとんど読んでいますが、『64-ロクヨン-』が一番好きですね。うまく言葉にできないですけど、自分に波長が合うんです。松岡は組織の中でも、微妙な立ち位置で演じがいがある」(三浦さん)意外にも1983年に放送されたドラマ「みんな大好き!」、故相米慎二監督の『あ、春』、自動車メーカーのCMなど、共演回数はさほど多くはない。それでも「口幅ったいですけど、いい意味で老けないし、久々にご一緒できるので楽しみは格別。心強さも感じました」(佐藤さん)、「いま、映画界で佐藤浩市と共演した俳優はたくさんいるし、僕もそのひとり。相性も良いし、一緒だと心地いいですよ」(三浦さん)と互いを意識し、尊敬しあう関係だ。そんなベテラン俳優が火花を散らす共演シーンが『64-ロクヨン-後編』で堪能できる。かつて三上と松岡は部下上司として、ロクヨン事件の捜査にあたった関係性。その後、広報官になった三上が捜査一課から敵視されるなか、松岡は気にかけている。再び誘拐事件が起こると、三上はトイレで待ち伏せし松岡に接触。被害者家族の実名を教えてほしいと迫るのだ。豪華キャストが集結する本作だが、二人の演技合戦は最大級の見せ場となっている。重厚感あふれる原作を、2部作で映画化するのも本作の大きなチャレンジ。結末も原作とは異なっている。佐藤さんは「プレッシャーもある」と認めつつ、「ドラマとは違うアプローチが必要だし、原作よりも一歩踏み込んだラストにしなければ、前後編にする意義が薄れてしまう。それは瀬々監督をはじめ、現場のスタッフや僕も含めた総意でした。ファンの皆さんはいろいろご意見あると思いますが、僕自身は納得しています」と強い覚悟を示す。三浦さんは「結末だけじゃなく、映画全体としてもオリジナルな要素は必要だと思います。もちろん賛否はあるかもしれないけど、原作を読んだ方、ドラマを見た人にも期待してもらいたいですね」と静かな口調で自信をみなぎらせる。コミック原作やアニメが幅を利かせる日本映画界にあって、世代を超えた実力派俳優が顔を揃え、圧倒的な存在感を放つ『64-ロクヨン-前編/後編』。見る映画がないと嘆く大人への挑戦状といえる作品に仕上がった。(photo:Nahoko Suzuki / text:Ryo Uchida)
2016年05月09日累計発行部数130万部を超えるミステリー小説を映画化した『64-ロクヨン- 前編』の初日舞台あいさつが5月7日に、東京・TOHOシネマズ日劇で行われ、主演を務める佐藤浩市をはじめ、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、坂口健太郎、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督が登壇した。初日舞台あいさつ/その他の写真東宝によると、同日12時の段階で2012年に公開された同ジャンルのサスペンス『麒麟の翼』(興収16.8億円)対比で、133%の観客動員数を記録し、興収20億円突破確実の好スタートを切ったという。劇場には、原作ファンと思われる50代以上の男性や夫婦を中心に、30~40代など幅広い年代が来場。作品の評判も良く、今後は平日に年齢層の高い観客が多く見込めることから、長期的に安定した興行が期待できるとしている。主演を務める佐藤は、満席となった劇場内を見つめ、「硬派なエンターテインメント映画に多くのお客さんが来ていただくのが、正直難しい日本映画界ではあります。今日は初日を迎えられて、とにかくホッとしています」と安どの表情。「本当に山場の連続で、若手もベテランも関係なく、いい意味で緊張感のある現場。ぜひ、皆さんにこの映画の魅力を伝えていただけたらと思います」と感無量の面持ちでアピールした。わずか1週間で終わった昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件(通称:ロクヨン)を軸に、県警記者クラブを巻き込んだ警察内部の対立と、14年を経て新たに起きた模倣事件を、県警の広報官・三上義信(佐藤)の葛藤とともに描く。佐藤のコメントを受けて、同じ広報室で働く部下を演じる綾野は、「私もホッとしました」。一方、対立する記者クラブを仕切る新聞記者を演じた瑛太は「撮影期間中に、浩市さんから『やっと、俳優になったな』と声をかけていただいて、すごく感動した」と感激しきり。当の佐藤は「そんなことあった?酔っぱらっていたから(笑)」と照れ笑いを浮かべた。『64-ロクヨン- 前編』公開中『64-ロクヨン- 後編』6月11日(土)公開取材・文・写真:内田 涼
2016年05月07日公開初日を迎えた映画『64‐ロクヨン-前編』の初日舞台あいさつが7日、東京・有楽町のTOHOシネマズ日劇で行われ、主演の佐藤浩市をはじめ、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、坂口健太郎、瑛太、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督が出席した。ゴールデンウイーク真っ只中にもかかわらず、客席を埋め尽くしたこの日の舞台あいさつに、主演も佐藤浩市をはじめキャスト陣と瀬々監督が登壇。満員の客席に佐藤が「本当に初日のこの日を迎えて色んな意味でホッとしています。役者としてはたくさんのお客さんに見ていただきたくて作っていますが、これだけのお客さんが来ていただけると、やってきて良かったと心から思います」と感慨深げ。続けて「本当に若手やベテラン関わらず、キャストやスタッフの皆さんに支えてもらいました。いつも山場みたいな感じでしたので、ある意味緊張感を持って臨めました。本当にキャストとスタッフの方に感謝しております」と共演者や瀬々監督にも感謝の言葉を口にした。昨年行われたロケ中には、共演者たちを引き連れて居酒屋などにも行ったという佐藤。「やっぱり対立軸がはっきりしていますので、広報室は広報室で結束して飲みながら他愛もない話をして広報室を作っていきました。記者団の瑛太くんと坂口くんを呼ぶことはありませんでしたね」とエピソードを明かすも、瑛太から「長岡のお寿司屋さんに連れってってもらったのは覚えています。帰りのタクシーで『瑛太! やっと俳優になったな!』と言われました。酔っ払っていたのかと思いますよ(笑)」と指摘されて、佐藤は「失礼しました。墓穴をほってしまいましたね(笑)」と思わず苦笑い。また、妻役の夏川から「私は一度もご馳走していただけませんでした!」と言われると、誘わなかった理由として佐藤は「夏川さんは減量指令が出ていたので、ほとんどお酒も飲めず、僕は奢る気満々だったんですよ。本当に撮影というのは残酷です」と上手くかわして客席を湧かせていた。映画化にもなった『半落ち』や『クライマーズ・ハイ』などの傑作を世に送り出している横山秀夫の同名小説を瀬々敬久監督が映画化した本作。かつては刑事部の刑事、現在は警務部の広報官である三上(佐藤浩市)だったが、時効を直前に迎えようとしてた昭和64年発生の未解決少女誘惑殺人事件「64(ロクヨン)」と同じような事件が発生するのだった。映画『64‐ロクヨン-前編/後編』は、前編が5月7日より、後編が6月11日より、2部作連続で公開。
2016年05月07日横山秀夫の傑作警察小説を二部作で映画化した『64 -ロクヨン- 前編』が5月7日(土)に公開を迎え、主演の佐藤浩市をはじめ、綾野剛、榮倉奈々、瑛太、坂口健太郎、夏川結衣、永瀬正敏、三浦友和、瀬々敬久監督が初回上映後の舞台挨拶に揃って登壇した。たった7日間で幕を閉じた昭和64年に起きた未解決誘拐殺人事件“ロクヨン”、14年後にその事件を模倣する形で起きた新たな誘拐事件、さらには警察の内部抗争や記者クラブと広報の対立など様々なドラマが絡み合っていくさまを重厚に描き出す。佐藤さんらは劇場後方の扉から、客席通路の間を通り、映画を観終えたばかりの観客の歓声に迎えられながらステージへ。佐藤さんは初日を無事に迎え「ホッとしております」と安堵の表情を浮かべ「これだけたくさんのお客様に来ていただき、やってきてよかったと嬉しい気持ちです」と語り深々と客席に頭を下げた。撮影現場のエピソードを尋ねられると、佐藤さんは綾野さん、榮倉さん、そしてこの場にいない金井勇太を加えた広報室のメンバー4人で飲みに行くことが多かったと述懐。この発言を受け、榮倉さんが「今回のプロモーションの中で、浩市さんに『お寿司を食べさせてほしい』と言ってたんですが、実はもうすでに連れて行ってもらってまして…(苦笑)」と申し訳なさそうに明かす。話を整理すると、すでに過去に一度、佐藤さんは榮倉さん、綾野さんらを寿司に連れて行ったにもかかわらず、おごった当の佐藤さんさえもその事実をすっかりと忘れていたとのこと…。ここで、普段は広報室とは対立する“記者クラブ”所属ということで、あまり一緒に飲みに行くことがなかったという瑛太さんが「僕は覚えてますよ!」と自分も一緒に連れて行ってもらったと告白。さらに「帰りのタクシーで浩市さんに『瑛太もやっと俳優になったな』と言っていただいたんですけど…」と振り返るも、佐藤さんは「瑛太もいた?それ言ったのってそのときだっけ…(苦笑)?」とせっかくの感動的なやり取りもお酒のせいかうろ覚え…?とはいえ、お会計はしっかりと佐藤さんが全員分を支払ったようで、佐藤さんは「僕はみんなの“WALLET(お財布)”と呼ばれてたので…」と自虐的に語り、会場は笑いに包まれていた。『64 -ロクヨン- 前編』は公開中。『64 -ロクヨン- 後編』は6月11日(土)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月07日笑福亭鶴瓶が自ら事前に取材を行いゲストの素顔に迫るトークバラエティー「A-Studio」の6日(金)放送回のゲストに俳優の佐藤浩市が出演する。現在55歳を迎え、数々のドラマ、映画作品で活躍してきた日本を代表する俳優である佐藤さん。番組ではスクリーンでの姿とは違う素顔に迫るべく、鶴瓶さんが内緒で直接佐藤さんの親友や関係者を取材、情報を入手。ほかでは見られない意外な素顔や過去のエピソードを解き明かしていく。佐藤さんは主演最新作となる映画『64-ロクヨン- 前編』が7日(土)から全国公開。同作は「半落ち」「クライマーズ・ハイ」の原作を手がける横山秀夫のベストセラー小説を2部作で映画化する作品。昭和64年に起きた少女誘拐殺人事件、通称“ロクヨン”の時効が近づく平成14年、当時を模倣した事件が発生。元敏腕刑事で現在は警務部広報室広報官を務める佐藤さん演じる三上義信が、記者クラブやキャリア上司との攻防、そして刑事部と警務部の対立に巻き込まれながら真実を追う姿を重厚なタッチで描く。キャストも佐藤さんのほか、綾野剛、榮倉奈々、夏川結衣、椎名桔平、三浦友和、奥田瑛二、瑛太、窪田正孝、永瀬正敏といった豪華な面々が顔を揃えた。「前編」に続き「後編」も6月1日(土)から全国公開される。「A-Studio」は6日(金)23時~TBS系で放送となる。(笠緒)
2016年05月06日