子育て支援事業(主に保育園運営)を展開する一般社団法人信州子育てみらいネットは、妊娠中の方から保育園・幼稚園入園前のお子さんを持つ家庭への新しい支援を目的とした、オンライン保育園を2023年5月10日スタートします。このサービスは、子育て中の親子を応援するオンライン上の月額制コミュニティであり、実際の保育園のようなプログラムを提供や子育て家庭の交流を通して家庭での子育てをサポートします。オンラインで様々な子育て支援プログラムを提供、 家庭間の交流を通して子育てをサポート近年、政府は妊婦・子育て家庭への伴走型相談支援と経済的支援の一体的実施(出産・子育て応援交付金)を推進しており、子育て支援の充実が求められています。特に出産前から2歳児までの子育て支援が重要とされており、当法人もこの取り組みに賛同し、オンライン保育園サービスを提供することで、子育て家庭に寄り添ったサポートを行ってまいります。<サポートしたい出産前からの子育て課題>1.子育ての知識や経験不足:初めての妊娠や出産、子育てに対する不安や不慣れさから、適切な情報やサポートが必要。2.子育て支援のアクセス:地域によっては、保育園や子育て支援センターなどの施設が不足しており、利用できるサービスが限られている場合がある。3.地域や家族とのつながり不足:核家族化が進み、地域や家族とのつながりが希薄になっていることから、孤立感や不安感が高まることがある。上記の課題に対し、当法人は以下の4つのテーマに基づいてオンライン保育園を展開します。●知る:子育てに関する情報提供や保育園、幼稚園のことが分かる●育てる:規則正しい生活リズムや音楽遊びで子どもの発達を促進●つながる:気軽に話せる育児仲間ができる●相談する:専門家へ子育て相談がいつでもできる政府の取り組みに加え、当法人が提供するオンライン保育園によって、子育て家庭が抱える課題に対応することができます。オンライン保育園を通じて、子育て家庭が安心して子育てを行える環境を整えることを目指します。また今後も、市区町村で開催される子育て支援の情報提供など、さまざまな取り組みを展開してまいります。【オンライン保育園サービス詳細】対象: 妊娠中から保育園・幼稚園等、入園前のお子さんをお持ちの方料金: 月額2,500円(初月無料)園長: 唐木さやかオンライン保育園では、専門家による相談や教育プログラム、他の家庭とのコミュニケーションの場などを提供することで、子育て家庭が抱える課題を解決し、安心して子育てに取り組むことができる環境を整えます。当法人では、すべての家庭が「子育てっていいな、楽しいな」と感じられる社会の実現に向け活動を行っています。そしてオンライン保育園が目指す社会の実現に向け一役買ってくれることを信じています。(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2023年04月24日子どもにはいい保育園に通わせてあげたいーー。これは多くの親の願いですが、保育が多様化する中、「どんな基準で選んだらいい?」と悩む親は多いようです。そこで長年保育士として現場に携わって来た大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生に専門家ならではの視点で「いい保育園」「ダメな保育園」の見極め方を教えてもらいました。これから保活を始めるママパパたちの参考になりそうです!「いい保育園」を見抜く十か条いったい、「いい保育園」とはどんな保育園なのでしょうか。長年保育の現場に携わってきた大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生は、保育園を選ぶ目安として厚生労働省が公表している『よい保育施設の選び方 十か条』をすすめます。 厚生労働省は「よい保育施設の選び方 十か条」一まずは情報収集を二事前に見学を三見た目だけで決めないで四部屋の中まで入って見て五子どもたちの様子を見て六保育する人の様子を見て七施設の様子を見て八保育の方針を聞いて九預けはじめてからもチェックを十不満や疑問は率直に 「厚労省が提示するこの十か条は、専門家から見ても過不足なくチェックポイントがまとまっていると思います」 乳児ではなく、ある程度子どもの好みや性格が分かるような年齢になっている場合は、子どものタイプにも配慮した方がよさそうです。 「大事なのは、園の方針と保護者の思い、そして子ども自身の性格や特徴が一致しているかです。子どもの性格を考えて選ぶことです。『園の方針』はホームページで公開されているところも多いですから、いろいろ比べて検討してください」と小崎先生は話します。 例えば保護者が「自然の中でのびのびと育てたい」と考え、外遊び中心の園を選んでも、子どもの性格がその方針に合っていないと、入園後にあまり馴染めないかもしれません。 もちろん、遠いといった物理的な問題や、地域によっては待機児童問題でなかなか希望通りの園に通えないこともあります。自治体によってはたくさんの希望を書くこともできますから、この十か条を参考に検討してみてはいかがでしょうか。 専門家おすすめ!第三者評価が見られるサイト園選びで小崎先生がおすすめするのは、社会福祉施設情報が集約されているWAM NET(ワム ネット)。独立行政法人「福祉医療機構」が運営しているサイトです。ここに第三者評価の結果を公表している保育所もあります。」 〈第三者評価の検索方法〉「子ども・家庭」→「福祉サービス評価情報」→「福祉サービス第三者評価・地域密着型サービス外部評価・運営推進会議等による評価情報」→「施設名で検索」 適切な運営管理ができているかどうかの見極めのひとつが「評価」です。保育所は第三者評価の公表を義務付けられていませんが、「意識の高いところは、サービスや質の向上を意識するために第三者評価を公表している」と小崎先生は言います。 「ここにはすごくていねいに保育の取り組みや内容が書かれています。いいことばかり公表されているわけではありませんから、参考になります。ここまで調べる保護者の方は少ないかもしれませんが、気になる園があるなら、公表しているかどうか調べてみてください。公表されている中身も参考になると思います」 こんな保育園には気を付けて!専門家の視点から「これだけはNG」と感じるチェックポイントも教えてもらいました。 これはNG1!保育士が条件付きで叱っている小崎先生が全体にNGとするのは「保育士が威圧的であるところ」「暴力的なところ」「条件を出して叱るところ」です。威圧的や暴力的な態度は言語道断ですが、「条件を出して叱る」は意外な落とし穴のようです。 「早くお着替えが終わらないとおやつなしですよ」「ごはん食べないならお昼寝しませんよ」 こうしたやりとりは、ともすれば家庭のやりとりでもやりがちですが、こうした声がけはNG。保育現場でこうした場面を見たら、要注意だそうです。 「叱ることは止むを得ない場合もありますが、条件を出して叱る保育士は専門家として不適切です。これは子どもにとって、言葉の暴力なんです。見学者がいるとなかなか普段の状況は見られないかもしれないですが、逆に見学者がいるのにそういう一面が見えてしまった場合は注意が必要だと思います」 これはNG2!「なんとなくいやかも」という直感があった見学した時に感じた「なんとなくいや」という感覚。言葉で表現しにくい直感も、大事にした方がいいと小崎先生は言います。 「臭いが気になる、雰囲気がいや、なんとなく暗いといった第一印象の直感ってありますよね。そういう感覚も実は大事なんです」 その直感が「ダメな園」の見極めポイントと繋がっていることも。例えば・・・・庭の手入れが不行き届き・あいさつがぞんざいになっている・トイレが臭う・殺伐としている・古いプリントがいつまでも貼られている・掲示や壁面の装飾が古くなってぼろぼろになっているなどです。 これはNG3!大人の目線の高さに物が置いてある環境へ配慮することは保育の基本です。万が一に備えて、安全な環境を作っているかという視点でも要チェックです。例えば……・高いところにカセットデッキがある・消火器を子どもの頭上のあたりでぶら下げているなどです。 「大人の目線の高さに重い物を置いていないか、という点も見ておいた方がいいです。地震で万が一落下した時、下に子どもがいたら大けがにつながります。『神は細部に宿る』という言葉がありますが、一時が万事。そういう細かいところの配慮に子どもへの配慮が表れていることがあるんです」と数多くの保育現場を知る小崎先生は指摘します。 休みやサービス、料金の条件もチェック ママパパが必要としているサービスの有無や休み、料金などの条件面も事前確認が必要です。自治体によっても差があるため、将来の校区も含め、長期的な視点で住む場所を決める段階から下調べするのがベストです。 「自治体によって保育料もサービスも違います。千葉県流山市では駅から保育所を送迎バスでつなぐサービスがあります。こういうサービスも調べておいた方がいいでしょう」 保育所によって休みも違います。お盆や年末年始の休みも確認しておきたいところ。園のサービス内容によっては持ち物にも大きな違いがあるようです。 「最近では紙おむつのサブスク『手ぶら登園』を導入している園や、ベッドのようなものを貸し出している園もあります。反対に布おむつを使っている園もある。行事への取り組み方も園の特徴が出ると思います。和太鼓や金管楽器をやっているところもあるし、全くやっていないところもある。どれもどちらがいいというのではなく、親がどう子どもを育てたいかという方針になります。もし可能なら保護者会などの取り組みも調べておいた方がいいですね。保育所より比較的保護者会の活動がさかんなのが幼稚園型認定子ども園といわれます。中には『働いている人にはしんどい』と言われるところもあるみたいです。『お父さんの会』がある園もあります。これらが有意義で楽しいと思う人もいるだろうし、苦痛だと思う人もいる。その辺はよく検討してもらいたいです」と小崎先生は言います。 保育園選びはパパも積極的に!子育て観を確かめる機会に保育園選びは、さまざまなチェックポイントに加え、親自身の子育て観が大きく関わってきます。とはいえ、多様化する保育施設。置かれた環境も規模もサービスもさまざまです。都市部の保育施設では園庭のない施設もあります。こういう複雑化した保育園選びには「パパも積極的に参加を」と小崎先生は呼び掛けます。 「この問題を全部ママに任せるというのは無理がありますね。やっぱり一緒に考えて、複数の視点で見て相談するというのが大事なんです。1人ではチェックしきれなかったり、感じ方が違ったりしますから」 こうした会話の積み重ねが、夫婦2人の子育て観を確かめ合う機会にもなりそうです。 「常識的なことを除くと、保育には絶対的な正解/不正解はないと思っています。それぞれの園なりの方針や想いがあるので、最終的には親の思いを話し合って考えて欲しいなと思います。2人でどういう子どもに育てたいか。話し合ういい機会と捉えるといいでしょう」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘 著者:ライター 大楽眞衣子
2023年04月24日家では片付けが苦手な子なのに、幼稚園や保育園で「きちんとお片付けできていますよ」となぜか褒められるーー。幼稚園や保育園でお片付けができているのなら安心できるものの、それなら家でも片付けてほしいものです。なぜ家では上手に片付けられないのか、その理由を整理収納アドバイザー・むらさきすいこさん(suiko_murasaki)がInstagramで教えてくれています。 この投稿をInstagramで見る 整理収納アドバイザー むらさきすいこ|横浜東京|片付け・収納のプロ(@suiko_murasaki)がシェアした投稿 外では片付けられるのに家で片付けられない原因とはむらさきすいこさんは「『物の定位置が決まっていない』のが原因かも!」と推測しました。なるほど、幼稚園や保育園などでは物を片付ける位置が決まっています。子供が家で上手に片付けられなかったのは、定位置が決まっていないため、どこに片付けてよいのか分からなかったからかもしれません。そこでむらさきすいこさんが、物を定位置に片付けやすくするライフハックを紹介してくれました。引き出しの中に仕切りのある収納トレイを設置して、定位置を分かりやすくしています。仕切りごとに「ホチキス」「のり」などラベルを付けておけば、子供はなお分かりやすくなりますね。これなら家でも片付け上手の子供になれそうです。まずは「定位置を決めること」。これが子供を片付け上手に導く秘訣です。定位置が分かればほかの物も片付けやすい自分で使う道具だけではなく、リモコンや充電コードなど、家族みんなが使う小物の定位置を決めるのもよいですね。子供が進んで片付けるかもしれませんし、大人も片付けやすくなって助かるかもしれません。「外でできるなら家でもできる」というむらさきすいこさん。大人が少し手伝ってあげるだけでその通りになりそうですね。ぜひ試してみてください。[文・構成/grape編集部]
2023年04月23日1人目が1歳半のころから緩めに極短時間で仕事復帰をした私。保活では家から近い大規模な保育園ばかりを希望したところ玉砕。保育園に入園することができなかったため、やむを得ず大規模保育園の一時預かりを利用していました。2人目では、1人目のときには敬遠していたビルの1室にある小規模保育所に入所。2つの保育園生活を経験し、今は1人目の保育園選びを後悔しています……。大規模園ばかり希望した1人目保活1人目の保活をしていた当時は、「保育園はある程度規模の大きな園のほうが安心」という固定観念がありました。近所に2歳児クラスまでの小規模保育所が2、3カ所ありましたが、いずれもビルの1室にあり園庭もなく、子どもを預ける環境としていかがなものかなあという不安があり、そのときはまったく視野にありませんでした。 しかし、勤務時間が短く、フリーランスという働き方の私が、人気のある大規模保育園に入り込めるほど保活は甘くなかったのです。仕方なく、希望していた大規模保育園の一時預かりを利用することにしたのですが……。 一時預かりのスケジューリングに四苦八苦私が利用していた保育園の一時預かりは結構な人気ぶりで、希望した日にすんなりと予約を入れられるわけではありませんでした。フリーランスで基本的には家で仕事をしていましたが、月に数日は会社へ行かなければならない日があった私。その数日の一時保育を確保するのもひと苦労という月もあったのです。 さらに、四苦八苦しながら手に入れた一時保育の時間で精一杯仕事をしても、一時預かりの料金はとても割高。1カ月の給料と預かり保育代がトントンになってしまうときもよくありました。仕事を入れすぎれば時間が足りず、仕事と子育ての両立にアップアップになってしまう、とてもストレスフルな日々だったのです。 2人目では視野を広げ、小規模園を希望その後2人目妊娠を機に再び休職し、下の子が1歳を過ぎたころからまた仕事復帰を考え始めました。まだ下の子が小さかったので、なるべく子育て優先の生活ができるように仕事量は抑えめにするつもりでした。そして、1人目のときの失敗を踏まえ、余裕をもって仕事と育児をこなすためには、やはり毎日通える保育園に入所するのが必須だと考えました。 私の勤務時間と勤務形態ではきっとまた大規模保育園入所は厳しい……と感じていたところに、ふっと近所の小規模保育所が頭に浮かびました。さっそく見学に行くと、ビルの一室ではあるものの園内の雰囲気はとても明るく、先生方もアットホームな雰囲気。ここなら良いかも! と感じて第1希望で申し込みをしました。 手厚くきめ細かい保育に大満足希望が通り実際に入所してみると、小規模ならではの手厚くきめ細かい保育を受けることができました。基本的に0・1・2歳児クラスが同じフロアで保育されているので、他の学年の子とも交流することができます。担任の先生以外にも勤務しているすべての保育士さんがわが子のことをよく把握してくださっていて、毎日温かく声をかけてくれます。 1人目の一時預かりのときには、週に2、3回利用していてもどこか通常保育の子と一線を引かれているように感じていました。そのため園に子どもの居場所があるという感覚はありませんでした。しかし、2人目の小規模園は子どもの居場所がここにあり、保育士さんたちにも一緒に子育てを共有してもらえているという感覚があります。そして何より、毎日安心して子どもを預けられる場所ができたことで、仕事をする自分の心に余裕が持てるようになりました。 今思えば、1人目のときには保育園選びに慎重になりすぎて選択肢を狭めてしまい、結果自分の首も締めてしまっていました。2人目で視野を広げ、小規模事業保育所に入所できたことで、子育てにも仕事にも良い状態で日々を送ることができるように。3歳児クラスからは転園しなければならないのが残念なほど、今の園に出会えて本当によかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2023年04月22日現在、4歳の娘と夜勤ありの夫との3人で生活をしています。仕事を掛け持ちしながら家事と育児の毎日です。やらなければいけないことばかりですが、時間に追われることが苦手な私は徐々に精神的に追い込まれてしまいました……。 ついに娘が幼稚園に入園。新しい環境へ!自宅で娘の育児をしていましたが、「幼稚園に預けたら仕事を増やして、今まで以上に頑張ろう」と思っていました。そしていよいよ春になり、娘は幼稚園の年少組に通い始めたのです。 最初のほうは、「まだ眠いから幼稚園に行かない!」と言って泣いたりしていて、私は毎日なだめながら連れて行くことに疲れを感じながら出勤していました。そして、徐々に私自身の体の変化を感じ始めたのです……。 疲れがとれず、訳もなく涙が出る夏ごろになると、娘は幼稚園に慣れてきて楽しく通うようになり、園であった出来事を毎日報告してくれました。しかし、私は余裕がなく、仕事から帰ってきたら体が疲れ切って動くことができませんでした。笑顔で話を聞いてあげることも厳しい状態だったのです。 家事も完璧にこなすことができずに、「精一杯、母親として頑張らなければいけないのに」という思考に追い込まれ潰されそうになっていました。娘を寝かしつけたあと、「余裕がなさすぎる自分が嫌だなあ……」と泣く日々が続きました。 心療内科へこのままではいけないと思い、夫と家事の分担のバランスやリフレッシュしたいときは積極的に幼稚園の一時保育を利用することなどを話し合い、どのようにしたら乗り越えていけるか相談しました。 また、私自身精神的につらかった以外に動悸や頻脈などの症状もあったため、心療内科に行くことに。すると、定期的に通院することで、徐々に心が軽くなっていったのです。心療内科に行って初めて、私は完璧を追い求めるあまりに、自分自身を苦しめていたことを改めて振り返ることができました。 現在は仕事をセーブして、家事を夫と半分ずつに分担できるようにしています。幼稚園の一時保育を使えるときは利用して、頑張り過ぎないように現状をキープしています。「母親なんだから頑張らなければいけないし、頑張ることが当たり前」の思考にとらわれることがありましたが、客観的に考えられるようになってきました。今では笑顔で毎日幼稚園での出来事を聞くことができて、慌ただしくも楽しい日々を過ごしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:木野つむぎ2018年生まれの女の子のママ。おだやかな娘と夜勤あり夫と3人暮らし。
2023年04月20日子育て支援事業(主に保育園運営)を展開する一般社団法人信州子育てみらいネット(所在地:長野県長野市、代表理事:山岸 裕始)は、妊娠中の方から保育園・幼稚園入園前のお子さんを持つ家庭への新しい支援を目的とした、オンライン保育園を2023年5月10日スタートします。このサービスは、子育て中の親子を応援するオンライン上の月額制コミュニティであり、実際の保育園のようなプログラムを提供や子育て家庭の交流を通して家庭での子育てをサポートします。オンライン保育園オンライン保育園 概要説明ページ 近年、政府は妊婦・子育て家庭への伴走型相談支援と経済的支援の一体的実施(出産・子育て応援交付金)を推進しており、子育て支援の充実が求められています。特に出産前から2歳児までの子育て支援が重要とされており、当法人もこの取り組みに賛同し、オンライン保育園サービスを提供することで、子育て家庭に寄り添ったサポートを行ってまいります。<サポートしたい出産前からの子育て課題>1.子育ての知識や経験不足:初めての妊娠や出産、子育てに対する不安や不慣れさから、適切な情報やサポートが必要。2.子育て支援のアクセス:地域によっては、保育園や子育て支援センターなどの施設が不足しており、利用できるサービスが限られている場合がある。3.地域や家族とのつながり不足:核家族化が進み、地域や家族とのつながりが希薄になっていることから、孤立感や不安感が高まることがある。上記の課題に対し、当法人は以下の4つのテーマに基づいてオンライン保育園を展開します。●知る :子育てに関する情報提供や保育園、幼稚園のことが分かる●育てる :規則正しい生活リズムや音楽遊びで子どもの発達を促進●つながる:気軽に話せる育児仲間ができる●相談する:専門家へ子育て相談がいつでもできる政府の取り組みに加え、当法人が提供するオンライン保育園によって、子育て家庭が抱える課題に対応することができます。オンライン保育園を通じて、子育て家庭が安心して子育てを行える環境を整えることを目指します。また今後も、市区町村で開催される子育て支援の情報提供など、さまざまな取り組みを展開してまいります。・信州子育てみらいネット ・子育て情報メディア『子育てポケット』 ・YouTubeチャンネル『子育てポケット』 【オンライン保育園サービス詳細】対象: 妊娠中から保育園・幼稚園等、入園前のお子さんをお持ちの方料金: 月額2,500円(初月無料)園長: 唐木さやかURL : 記者会見の様子園長挨拶オンライン保育園では、専門家による相談や教育プログラム、他の家庭とのコミュニケーションの場などを提供することで、子育て家庭が抱える課題を解決し、安心して子育てに取り組むことができる環境を整えます。当法人では、すべての家庭が「子育てっていいな、楽しいな」と感じられる社会の実現に向け活動を行っています。そしてオンライン保育園が目指す社会の実現に向け一役買ってくれることを信じています。■団体概要法人名 : 一般社団法人信州子育てみらいネット代表者名: 山岸 裕始設立日 : 2015年4月10日所在地 : 長野市西三才2280-1業務内容: ・保育事業・子育て相談、情報提供および助言事業・地域における支援団体とのネットワーク事業・子育て家庭の雇用環境を含んだより望ましい子育て環境作りの事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月20日私には、9歳6歳3歳の三姉妹がいます。子どもの幼稚園の発表会を見に行くのが大好きな私。うまく演技してくれるかなという心配もありながら、とても楽しみにしています。けれど、次女の役のセレクトは少し変わっていて……。私が予想もしないキャラクターだったのです……。 次女の役のセレクトがおもしろい件について長女が幼稚園のときに選択していた役は「お母さん」とか「お姉さん」などが多かったのですが、次女の役のセレクトはちょっと変わっています。当時、幼稚園の年中だった次女が、「発表会で孫悟空(そんごくう)をやるの」と言って帰ってきました。幼稚園の発表会でドラゴンボールはやらないだろうから、西遊記かな? と私は予想しました。「何の役をするの?」と聞く私。「ぶたさん」と次女。 「ぶたさん? あ、もしかして、猪八戒(ちょはっかい)?! 」予想だにしなかった役に、私は答えに戸惑いました。 「みんな、馬に乗ったおぼうさんがいいんだって」と次女が言うのを聞いて、「そりゃ、そうでしょうよ。人間だもの。三蔵法師(さんぞうほうし)だもの」とツッコミたくなった私。でも、次女は猪八戒を勝ち取ったと思っているようなのでそっとしておきました。きっと、先生たちが工夫してどの役も興味がもてるように子どもたちに紹介してくれたのでしょう。おそらく猪八戒を知らなかったであろう次女は、猪八戒の何かに魅力を感じたのであろうと思いました。 話を聞くにつれ、楽しみが増していく発表会の練習が始まってから、次女は家で練習の様子を話してくれるようになりました。「最後にね、ぎゅーまおーとらせつーじょが、かわいそうなの」西遊記のお話がよくわからなかったので調べてみると、牛魔王(ぎゅうまおう)と羅刹女(らせつじょ)は、孫悟空の敵。孫悟空や沙悟浄(さごじょう)、猪八戒たちと戦って負ける様子が、次女にはかわいそうに思えてしまうみたいです。 話を聞くたびに、小さな孫悟空、沙悟浄(さごじょう)、猪八戒たちが牛魔王と羅刹女と戦う姿が私の頭のなかに広がり、楽しみがふくれていきます。「パンチをしてね、次はキックなの」と振付をしながら楽しそうに話す次女。もう、すごく楽しみではないですか! 私は、見どころが増えて心躍りました。このように次女の練習の話を聞くたびに楽しみが増え、練習期間の約1カ月間、私はわくわくしながら発表会当日がやってくるのを待ちました。 さあ、発表会当日!長女のときと同じで、次女の年中クラスは音楽劇でした。録音してあるセリフや歌が流れるなかで子どもたちは動作や踊りなどの演技をしました。「わしは、猪八戒!」という、体格のよさそうなおじさんの声で登場した次女。衣装は黄色のスカートに白タイツ。頭にかぶった豚のお面は次女の自作のようで、何ともシュールな笑みを浮かべています。もう、かわいいやらおかしいやらで、登場から言うことなしでした。 途中、孫悟空2人、沙悟浄2人、猪八戒2人で並んでパンチやキックを繰り出している姿を見て、「ああこのことか」と、次女が練習のときに話してくれたことを思い出しました。うれしそうに負ける牛魔王も、笑顔の素敵な羅刹女も、やる気のない孫悟空も、恥ずかしがりやの三蔵法師も、どの子もみんなとてもかわいかったです。でもやっぱり、私にとっては次女の猪八戒が一番でした。 今回はたまたま猪八戒と言う脇役でしたが、もし次女が主役を選んでいてもやっぱり私は喜んでいたと思います。私が感じた発表会の楽しみ方。それは、主役でも脇役でも、「わが子が一番かわいいな」と思いながら発表会を思い切り楽しむことでした。次女にそう教わった出来事でした。次女は次の発表会ではどんな役を選んでくれるのかな? そして、三女はどんな役を選ぶのかな? 私の楽しみはまだまだ続きそうです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:桃野ゆか9歳、6歳、3歳の三姉妹の母。小学校教員を19年勤め、その間、育休や仕事復帰を経験。子育てや仕事の経験を元に、執筆活動中。
2023年04月19日保育士の中田馨さんが、春の就寝時に気をつけておきたいポイントについて教えてくれました。日中は暖かい春ですが、朝夕は冷え込むことも多く、寝るときの子どもの服装やお布団など、どんなものが最適なのか悩みますよね。風邪をひかないようにと暖かい服装で寝かせていたら、子どもが汗をかいていた……なんてことも。この機会にぜひ確認しておきましょう。こんにちは! 保育士の中田馨です。春は朝夕と昼間の気温差が大きいので、就寝時の子どもの服装などに悩んでしまいますよね。 そこで今回は、子どもにとって快適な就寝時の服装や寝冷えしないためのおすすめの対策についてお話しします。 すぐに布団をはいでしまう!こんなときの対策は?暑くなってくると気になるのが、夜に寝ているときの子どもの寝相です。布団をかけていても気がついたら何も着ずに体が冷たくなっていたり、布団をはいでも大丈夫なように真冬用の分厚いパジャマにすると、じっとり汗をかいてしまうというお子さんも多いことでしょう。 子どもの寝相が悪く、すぐに布団をはいでしまうとどうしたらいいの?とママやパパも悩んでしまいますよね。夜中に何度も布団をかけ直しているという方もいることでしょう。 また、春は朝晩は冷え込むことも多いので布団をかけていなくて寝冷えしないかも心配になりますよね。次の項では春におすすめの寝冷え対策についてもお伝えしていきます。 春はどんなパジャマを選ぶ?就寝時の冷えが気になる場合には、腹巻などをして体の中心を温めて、おなかを守り寝冷えの防止をするとよいと言います。パジャマのズボンに腹巻がついているタイプもあるのでそれでもかまいません。 また、春夏はガーゼタイプの吸水性のあるスリーパーをじょうずに使って、子どもの寝冷え対策をするママさんもいらっしゃいます。スリーパーは布団をはいでしまうような寝相が悪いお子さんでも身体をすっぽりと包んでくれるので安心ですね。 また、パジャマ選びで忘れがちなのが、パジャマのズボンのゴムではないかと思います。2年目のパジャマやお下がりのパジャマは、ズボンのゴムが緩んでいる場合があります。ゴムが緩いと寝返りをしたときにおなかが出てしまい、寝冷えの原因になることも……。そのパジャマが、お子さんの身体にあっているかを今一度確認しましょう。 手足が冷たくても体幹が温かければ心配しないで!子どもが寝ているときに、手足を触ったら冷たくてびっくりした!という経験、ありませんか? 子どもの場合、体温調節機能が整ってくるのが2歳ごろのため、体温調節が苦手です。 触ってみて手足が冷たくても、おなかや背中など体幹に近い部分が温かければ、心配する必要はありません。むしろ、冷えているからと厚着をさせると汗をかいて、それが冷えて風邪の要因になってしまうこともあります。体幹に近い太ももあたりまで足が冷えてしまっているなどの場合には、スリーパーを着せてあげたり、エアコンなどで部屋の温度を調節するなどしてあげるとよいでしょう。 朝夕と昼間の気温差を大人が感じたときは、子どもも感じています。自分ではまだ「寒い」「暑い」を訴えられない乳幼児ですので、周りの大人が気にかけてあげたいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月19日2022年の4月、わが家は夫の転勤により引っ越し、当時年中だった息子も幼稚園を転園しました。転園する前のA幼稚園は、1学年140名ほどで園舎も立派な大規模幼稚園。一方、転園後のB幼稚園は、1学年40名程度のアットホームな幼稚園です。両幼稚園には、どちらの園もそれぞれ良いところがあり優劣を付けることはできません。ただ、あくまで私の場合ですが、母である私にとっては「ラクになった」「負担が増えた」と感じる小さな違いがいくつかありました。 バス通園と徒歩通園の違いまず、転園により変わった大きな点は、バス登園から徒歩登園にかわったことです。A園でバス登園をしていたころは、スマホに届く「バス到着まで10分」の通知を受けて慌てて家を出ていました。今は登園時間の幅が1時間あり、その時間内ならいつでも登園OK。出発直前にトイレに行ったり、行き渋って説得に時間がかかったりするときも、柔軟に対応できて、焦ることが少なくなりました。また、送り迎えの際に先生と子どもの様子を伝達しあえることや、子どもがいつも遊んでいるお友だちやその保護者の方と顔を合わせられることもうれしく感じています。ただ、帰り道遊びながら歩くので、なかなか家に帰り着けないことはちょっと困っているポイントです。 給食の準備品の違い転園前のA園では、毎日おかずのみが給食として提供されており、白ご飯は自分で持っていく形式でした。引っ越し後のB園では、ご飯も含めた給食が外部の給食センターから届く形式です。家からご飯を持参する必要がなくなり、タッパー1つのことではありますが洗い物も減ってラクになりました。毎朝のことなので、準備品は1つでも少ないほうがラクだなと感じています。また、家庭から弁当を持参する日も、週1回から月1回に減りました。とても負担が軽くなったと同時に、子どもにとっても「レア感」が増すようで、弁当の日を一層楽しみにしてくれるようになりました。 園庭の違い 園庭の違いによる影響も、通ってみるまで気が付かなかったことの1つです。転園前のA園は園庭が芝生でした。B園は砂のグラウンドです。転園して驚いたのが、とにかく毎日靴に大量の砂が入ってくること! こんなに持ち帰ってきて園の砂がなくなってしまうのではないかと思うほどです。 当然、靴も靴下もすぐに汚れてしまいますし、傷むのも早くなった気がします。また、息子は砂で滑りやすいようで、転んで膝や肘をけがして帰ってくることも増えました。A園に通っていたときは意識しませんでしたが、芝生の園庭にはこんなメリットもあったんだなと感じています。 幼稚園選びのときは、園全体の雰囲気やカリキュラムなどに注目して選んでいましたが、子どもが通った2つの園には、細かいところで「助かるな」と感じることや、「結構負担だな」と感じる違いがあり、発見でした。私は、転園によって生じた小さな変化についてあれこれ考えましたが、転園した息子本人はあっという間に新しい環境に慣れて楽しそうに通っているので、それが何よりだと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:青倉みゆ小2長女、年中長男、3歳次女の3児の母。趣味の文房具集めと宅トレで自分を癒やしつつ、実家から離れた土地で子育て中。450gで生まれた長女は、現在元気な小学生。
2023年04月16日1歳を過ぎたあたりから人見知りがひどくなった娘。私たち夫婦以外の人がいると、物陰に隠れ、打ち解けるのにも時間がかかっています。保育園でも人見知りし、娘の祖父母に会っても人見知り……。しかし、そういう時期なのかなとそこまで私は気にしていませんでした。しかし、そんな娘を見た義母のひと言で、私は人見知りを悪いことのように考えるようになったのです。どこに行っても人見知りする娘1歳を過ぎたあたりから人見知りをするようになった娘。毎日通う保育園でも、園長先生が教室に遊びにくるたびに体が硬くなって、園長先生と親しくなれないでいるという話を担任の先生から聞いていました。 特に声が大きい人や、男性に対する恐怖心が強いようで、親戚の家に遊びに行ってもおじさんの顔を見て泣きわめく始末。義父母に会いに行ってもなかなか打ち解けることができず、早く家に帰りたいと訴えるのでした。 悩み始めるきっかけになった出来事初孫をかわいがりたいのになかなか懐いてくれない娘を見て、ある日義母から「もっと愛嬌があればかわいいし、みんなからも好かれるのに」と言われてしまいました。 それまで人見知りの娘に対して、「彼女の個性だから」「きっと人見知りする時期なんだろう」など肯定的に考えるようにしていた私。でも、心のどこかでは私も義母と同じように感じていたのでしょう。なんだか核心を突かれたように感じ、「やはり人見知りは良くないのかな」と、このときから否定的に考えるようになってしまいました。 先生の言葉で気持ちがスッキリ!そんなある日、娘を保育園に迎えに行くと、担任の先生から、娘がその日、園を訪れた業者の男性を怖がったということを教えてもらいました。私が「また人見知りの話か……」と少し嫌な気持ちになりながら聞いていると、先生が意外にも「人見知りって自分を守るための本能のようなものですからね。警戒心があれば、誰にでも自分からついて行くというような心配がいらないですね」と話を締めくくったのです。 その先生の言葉に私も強く納得。人見知りは自分を守る方法であり、悪いことではないと知り、胸につかえていたものがスッと取れたような感覚になりました。 先生の言葉を聞くまでは、人見知りに関する肯定的な側面をあまり聞いたことがなく、心から「個性」「そういう時期だ」と肯定ができていなかった気がします。先生の言葉は、私にとって、人見知りのよい面を知って考え直すよいきっかけとなりました。それ以来、娘の人見知りに対して否定的に考えることはなくなりました。3歳になる今でも人見知りなままの娘。今ではそれが彼女の個性だと心から思えるし、このままでもよいと思えています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2023年04月15日私の娘はとても健康です。友だちとも仲良く遊び、よく食べ、よくしゃべり、よく眠る子どもだと思います。そんな娘が3歳を過ぎたころ、異常にグズるようになった時期がありました。その原因は、思いもよらないアレだったのです……。突然グズりがひどくなった娘基本的にはいつもニコニコ楽しそうにしている娘。そんな娘が3歳のとき、突然「髪の毛が変、頭がかゆい……」と言って、機嫌が悪くなったのです。普段は一度寝たら朝まで起きないような子だったのですが、夜も数回起きるようになってしまい、明らかに様子が違いました。 頭に何かあるのかと思い確認したものの、白いフケのようなものが少しあるくらいで、特にアレルギーのような異常は見当たりませんでした。 幼稚園から注意喚起が……!娘がグズりはじめた2日後、幼稚園からシラミに気をつけるよう連絡がありました。正直、シラミは戦後に多く発生していたイメージがあり、まさか現代でも起こり得ると知らなかったのでビックリ。 インターネットでシラミについて検索すると、髪にフケのように見える卵を植えつけること、フケと違い指で取れないことが書かれていました。シラミの情報を頭に入れ、恐る恐る娘の髪を再度確認したところ……、フケに見えた白いものは、指でまったくとれませんでした。 シラミと闘う1週間さらに娘の髪の毛と頭皮を念入りに確認したところ、小さな小さな虫を発見しました。娘のグズりの原因はシラミだったようです。すぐに薬局へ行き、シラミ駆除に効くシャンプーと、目が非常に細かくシラミの成虫や卵を髪からそぎ落とす、シラミ用のくしを買ってきました。 それから1週間は、ひたすら洗髪とシラミ用のくしでのブラッシング。ブラッシング時に抜けた髪をよく観察すると小さな虫がついており、気持ち悪さで叫びそうになりつつも、とにかく念入りに洗髪とブラッシング! 無事にシラミはなくなりました。 もっと観察すべきだったと反省娘以外は家族の誰もシラミ症にならなかったので、娘はおそらく幼稚園でシラミをもらってきたのだと思います。集団生活をすると風邪だけではなく、こういったものももらってくる可能性があるのだな……と学んだ出来事でした。 娘が最初に発した「頭がかゆい」というシグナルを、その時点でインターネットなどで深く調べていれば、もっと早くシラミが発見できたかもしれません。親として反省した出来事でした。 シラミを娘の髪から取り除くのは、本当に大変でした……。この一件以来、娘の様子が少しでも普段と違ったら、さまざまな角度から観察するように。まさかそんな病気になるわけがない、起こるはずがないという先入観を、できるだけなくして対応するようにしています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:レイトン 愛加5歳の娘を育児中。現在はブラジルに移住しており、海外での子育てと仕事の両立に奮闘中。大学卒業後、ずっと経理の仕事をしており、ブラジルで独立して事務所を構えることが直近の目標。いつか子どもと世界旅行をするという野望も!監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2023年04月15日私は4歳の娘と2歳の息子を育てているワーママです。娘が3歳、息子が生後11カ月のときに保育園に預けるようになりました。姉弟で同じ保育園を希望してから3カ月後、奇跡的に入園することができました。甥っ子も通っているから大丈夫と高をくくっていたのですが予想ははずれました。私を待ち受けていたのはギャン泣き登園の日々だったのですが……。 甥っ子のいる保育園に入園専業主婦として子育てをしていたのですが、離婚を機に働くことになり、子どもたちを保育園に預けることに。娘は3歳からの入園で、お友だちや先生と楽しく過ごすことができるか心配でした。また、息子はまだ生後11カ月だったので、信頼できる先生がいる園が良いと思っていました。 そこで、安心して預けられるという点を重視して、1駅となりにある甥っ子が通っている保育園に入園希望の手続きをしたのです。約3カ月後に奇跡的に空きが出たため、娘と息子の2人とも入園することができました。仲の良い甥っ子もいるからと安心しきっていたのですが……。 大泣き登園の日々が始まるまずは時短保育から始まりました。1日目は1時間から始まり段々と時間が伸びて、約10日後には8時間ほどの通常保育に移るというスケジュール。初めて預ける日、泣くとは思っていたのですがそれは想像を絶するほどの大泣きでした……。娘も息子も嗚咽が出るほど泣いてしまって、私もどうしたらいいのかわからず抱きしめるしかありませんでした。 どうにか預け終わったときには、ここまでして預けないといけないんだろうか……と悩んでしまいました。それからの毎日はというと、保育園に着くと気づいたどちらかが泣き出し、先生に預けるまでに15分〜20分ほどかかってしまっていたのです。 先生の言葉大泣きする子どもたちを先生に預けるという毎日を過ごしていて、精神的につらかったです。「私が急に働かないといけなくなったから……」、と自分を責めて子どもたちへの罪悪感でいっぱいでした。 ある日、子どもをいつものように預けたところで保育園の先生に呼ばれ、ハッとさせられる言葉を言われたのです。 「お母さんは笑ってないと! お母さんが不安な顔をしていたら、子どもたちも不安な気持ちになってしまうよ」 その言葉を聞いて、2人を不安にさせていたのは自分だったということに気がつきました。 先生からの言葉を聞いてから、子どもたちがどれだけ泣いていても、私は笑って「行ってらっしゃい!」と子どもたちの背中を押すようになりました。今、娘は4歳で息子は2歳になりました。その日の気分で泣いてしまうこともありますが、笑顔で「バイバイ!」と言ってくれる日のほうが多いです。そんな子どもたちを見て、泣いていたころが懐かしく、今の姿がとてもたくましく感じます。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:本田りか
2023年04月13日保育士の中田馨さんが、子どもの春の服装について教えてくれました。春は日中は暖かいですが朝夕は冷え込むことも多く、子どもの服装に悩んでしまうという親御さんも多いですよね。春の服装の注意点についてもお伝えしているので、ぜひ確認しておきましょう!こんにちは!保育士の中田馨です。今年の春は各地で桜の開花が早く、いつもより春の訪れを早く感じましたね。春は衣替えの季節でもありますが、朝夕と昼間の気温差が大きいので大人も「難しいな」と感じるのではないでしょうか? 今回は、子どもにとって過ごしやすい服装と気をつけたい春の服装についてお話しします。 子どもは大人より体温が高め皆さんもよくご存じだと思いますが、子どもは大人よりも体温が高めです。私の保育所では朝昼夕と1日に3回、子どもたちの体温を測るのですが、平均的に36.6~37.4くらいが多いです。ですので、同じような服装をしていて大人が「心地よいな」と感じていても、子どもは汗をかいている、なんてこともあります。また、子どもは大人以上に何かしらせっせと動いて汗をかく場合もあります。朝夕と昼間の寒暖差の大きい春などは特に、「大人は快適だから、大丈夫だろう」と油断しがちです。時々、子どもの首や背中辺りを触って汗をかいていないか?体がほてってきていないか?を確認するとよいでしょう。体がほてっていると感じたら、上着を脱がせたり、汗をかいている場合は着替えをするなど、その時の状況によって対応してあげましょう。 防寒インナーは一日の気温を確認して着せて春の朝夕は、ブルっと体が震えるくらいの寒さを感じることが多いと思います。朝起きたときに「寒いな」と感じ、機能性肌着などの防寒インナーを着せることもあるかと思います。しかし、春は昼間になると半そででもよいくらいの暖かさになることも。お出かけした時に、子どもが「機能性肌着+長そで」の服装でお出かけをしていて、いつの間にか汗だくになっていた!なんて経験をしたことのあるママもいることでしょう。機能性肌着と呼ばれるような高機能の防寒インナーは、化学繊維素材で作られているため吸湿発熱性が強く、新陳代謝の盛んな子どもが着ると体温調節機能がうまく働かなかったり、肌の水分が失われやすく肌荒れや乾燥の原因に繋がってしまうこともあります。また、着替えさせたくても、外出先ではすぐに服を着がえさせることが難しい場合もあるでしょう。ですので、もし朝に「寒い」と感じても「日中は暑くなります」という天気予報だった場合には、高機能の防寒インナーはやめておき、長そでの上に薄手の上着を羽織ると簡単に脱ぎ着できるので、服装の調節もしやすくおすすめです。また、汗をかきやすい季節には、肌着は吸水性の良い綿の肌着を着せるのがよいでしょう。 子どもの行動を想像した服装選びを子どもの服選びがテーマの際、何度かお話したことがあるのですが、子どもの服を選ぶ時には「子どもの行動を想像して安全な服を選ぶ」ということも重要です。子どもは、走ったり、跳んだり、登ったり、下りたり…と、とっても活発に動いています。例えば、サイズが大きな服を着ていた場合、袖から手が出ずに遊具につかまり損ねたりもしますし、逆にサイズが小さなズボンを履いていると、可動域が狭く動きにくくこける原因になることも。フードやひもがついている上着は、遊具やドアノブに引っ掛かり転倒したり窒息することもあります。服のデザインは服選びでもちろん大切なことですが、プラスして、ご自身のお子さんの普段の行動を考えつつ服選びができると更に安全に子育てができますね! 朝夕と昼間の気温差を大人が感じたときは、子どもも感じています。自分ではまだ「寒い」「暑い」を訴えられない乳幼児ですので、周りの大人が気にかけてあげたいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年04月12日子どもの通う保育園を決める際に重要視するものは、家庭によってさまざまですよね。もし知り合いのママ友から、同じ保育園に入園させると言われたら……?今回はサレ妻さくらこさん(@o_usootto)の【パクリママ友を成敗せよ!】より、話の展開を予想して頂く「漫画クイズ」をお届けします。・漫画家名:サレ妻さくらこ・原作:よしえさん(さくらこのInstagramから応募)・漫画:喫茶ゴリラ新しいママ友との出会い……長女の通う保育園を探すため、下見に来ていたよしえ。そこでで出会ったママ友のさえこと意気投合したよしえは、この保育園に入園することを決めて……?それから数日後……ここでクイズです!この後よしえは、さえこの下した“ある決断”を聞きます。それは一体どんな内容でしょうか?ヒントは、よしえが喜ぶような決断だったようです!さえこの決断とは……?正解は「同じ保育園に入る」この電話がキッカケで、同じ保育園へ娘を通わせるようになったさえことよしえ。しかしその後、娘の髪型から服装までをすべて真似するようになったさえこに、よしえは苛立ちを覚えるようになるのでした……。こんなときどうする?新しく入園する保育園に知り合いのママ友がいたら、心強いですよね!今回のお話でよしえは、さえこが同じ保育園に通うと知り、心から喜びました。あなただったら、こんなときどんな言葉をかけますか?(MOREDOOR編集部)(イラスト/@喫茶ゴリラ)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2023年04月10日4月の新学期、保育園や幼稚園に通う子供たちは、上のクラスに進み、ちょっぴり『お兄さん』『お姉さん』になったような気分かもしれません。父親の犬犬(@inu_eat_inu)さんは、2歳になる息子さんの保育園での出来事を描きました。チューリップ組に進級した、息子さん。新しい部屋で朝の支度をしていると、同じクラスの友達がやってきて…。本日の育児漫画です これはむかつく pic.twitter.com/lFZxiCtAxc — 犬犬(書籍&スタンプ発売中) (@inu_eat_inu) April 3, 2023 部屋に入ってきた友達に、「ダメ!チョーちゃんのチューリップさんだよ!」と主張した息子さん。すかさず、犬犬さんからツッコミを入れられていました。以前から上のクラスに遊びに行くのが好きだったという息子さんは、チューリップ組に入るのをとても楽しみにしていたようです。「自分だけのチューリップさん!」と独り占めしたくなってしまったのかもしれませんね!Twitterに投稿されたこちらの漫画には、2歳児らしいかわいい発言に多くの『いいね』が寄せられていました。・「今日から俺がチューリップ組番長」ってことかな。・かわいくて笑った!クラスの私物化…将来大物になりそう。・我が子は、お気に入りの先生を私物化していました、すみません…!2歳前後は自我が強くなる時期でもあります。息子さんは、チューリップ組で友達と遊んだりケンカしたりしながら、いろいろなことを学んでいくのでしょうね。[文・構成/grape編集部]
2023年04月10日保育士の中田馨さんが、保育園で見かけるママ同士の少し困ったやりとりについて教えてくれました。保育園のお迎えの際、あなたもこんな行動していませんか……?こんにちは! 保育士の中田馨です。今回は、保育園で先生が見かけるママ同士のやりとりの中で、少し配慮してもらえるとありがたいな、というお話。 私の保育園は、小規模なので保護者同士の送り迎えがあまり重ならないため、ママ同士の困ったやり取りはほぼないのですが、近くの保育園で見かけた光景や友人保育士から聞いたエピソードを交えてお話しします。 話しだしたら止まらないお迎えにきて、仲の良いママ友と会ったら話し込むママたちがいます。たいていが、話が始まると、子どもたちから目を離してしまいます。保育園は、保護者が迎えに来たら、その後の子どものことは保護者に託します。 保育園の中ならまだ保育士や他の保護者の目があるので、多少の安全は確保されますが、保育園の外だとどうでしょう? 実際、歩行者や自転車や車が横を通る中や、駐車場で子どもたちが追いかけっこをしている光景を見たことがあります。 ママ同士がお話することはよいのですが、まずは子どもの安全を確保してあげましょう。とはいえ、「話をするなら保育園の中で」というわけにもいかないので、子どもを自転車に乗せてお話をしながら歩いて帰ったり、公園などに移動するなど、子どもの安全を守りつつお話していただけると保育士も安心できます。 毎回、保育士と話しこむ保育士と話しだしたら、なかなか止まらない保護者もいます。子どもの相談や家庭の事情の話から始まるので保育士も親身になり話を聞いているのですが、だんだん話がズレることもあります。そうすると「さて、どのタイミングでここから抜ければよいか」と悩んでしまいます。これが2人、3人の保護者との話しだとなおさら抜けづらいものです。もちろん保護者対応も大切な保育士の仕事の一つです。 しかし、子どもを安全に保育することが第一です。もし、その時間に担当の子どもがkケガでもしたら……! きっとその保育士は自分を責めると思います。もちろん、そのためにも「ごめんなさい、私、仕事に戻りますね」と言える勇気を私たちも持たなければいけないですね! もし、ママ友と保育士とで話しこんでいて、話がズレてきたな! と感じたら「先生、仕事に戻ってください!」と一声かけてくださったら、「ありがとうございます!」と気持ちよく保育士も仕事に戻れます。 一緒にお茶した帰りにお迎えに来る仲良しのママ友同士、仕事の休みや早帰りが一緒になって、お茶をしてからお迎えに来られることがあります。もちろん、ママ友とお茶すること自体は問題ありません。ママのリフレッシュタイムはとても大切ですのでできるときは、したほうがいいです。 保育士がモヤッとするのは、いつもと同じ時間にお迎えに来ることです。保育園が「仕事がお休みの日や早帰りの日は、16時30分までにお迎えに来てください」という決まりがあるところで、いつも通りの18時にお迎えに来ると「少し早めにお迎えに来てくれたら、子どもも喜ぶのにな……」と思ってしまいます。ママがそろってお迎えに来ると、余計に感じてしまいます。 保育園の決まりは守りつつ、その範囲内でリフレッシュの時間を取ってもらえると、他のご家庭からの不満も出にくいのかな? と思います。また、許可保育園の場合、会社帰りに寄り道してから子どもをお迎えに行くのはNGとなるので、気をつけましょう。 保育士や他の保護者のプライベートを詮索する例えば「先生、彼氏いるの?」とか「結婚はしないの?」など、保育士のプライベートが気になりいろいろと聞いてくる保護者がいます。聞かれて答えられないものもあるので「ヒミツです!」とかわすのがベターなのでしょうが、何度も聞いてくる方もいるので、思わず苦笑いしてしまったこともあります。 自分のことは、はぐらかせばいいし、知られてもそれほど問題ないのですが、もっと困ることは「○○ちゃんのママは……」という話が園内で始まったときです。 保育士がその話の中にいたら「噂話はやめましょう」という勇気を持たなければいけませんし、その場にいなくても「子どもも聞いているので、その辺でやめときましょうか」と言えるといいですね。しかしやっぱりその前に、保護者自身が保育士や他の保護者のプライベートを詮索しないようにしてほしいなと思います。 少しの配慮が、子どもの安全や心を守り、快適な保育園生活につながっていきます。ほんの少し心に止めてもらえると嬉しいです。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月09日とりこさんには発達グレーゾーンの息子・ねこ太がいます。ねこ太は2021年の春に、公立の幼稚園に入学しました。今では、幼稚園でたくさんの友だちもでき、充実した日々を過ごすねこ太。しかし、ねこ太が幼稚園に入れることになるまでには、たくさんの困難が待ち受けていたのです。あらゆる機関に相談したとりこさんでしたが、結局は堂々巡りになってしまいました。療育の先生に相談しながら、なんとかねこ太を幼稚園に入れてあげたいと動くのですが……。ただねこ太を幼稚園へ通わせてあげたいだけなのに……それが叶わない現実にとりこさんは落ち込みます。諦めようとしていたとき、友人から連絡きて… 諦めモードだったとりこさんのもとに、友人から連絡が来ます。何気なく幼稚園についての近況をとりこさんが伝えると、友人はなんと「友だちの市議会議員に今回のことを伝えてみるね」と言ってくれました。とはいえ、今まで散々期待をして打ちのめされてきたとりこさん。さらに、友人の暮らしているのはとりこさんの隣の市ということもあり、期待をしないようにしていました。しかし翌日、友人のママ友でもある市議会議員さんがとりこさんに直接会いたいと申し出ます。どうやらこの市議会議員さんはとりこさんが暮らす市の議員さんに、今の状況を話してくれたようです。これにはとりこさんもびっくり。 縁が繋がって、市議会議員さんと会うことになったとりこさん。「もう一度だけ期待してみよう!」と自分を奮い立たせるのでした。 何度も期待して、そのたびに傷ついてきたとりこさん。期待して傷ついてきた経験があればあるほど、期待するのが怖くなっていきますよね。とりこさんは諦めかけていましたが、友人がつないでくれた希望にかけることにしました。とりこさんの願いが市議会議員に届くといいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2023年04月09日保育士の中田馨さんが、保育士から見たパパの子育てについて教えてくれました。保育園の送り迎えなども最近はパパがおこなう家庭も増えてきています。今回は、パパが陥りやすい子育てに関するNG行動についてお話ししてくれていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。ここ数年、保育園でも変化があると感じられるのは「パパの子育て」です。私が保育士になったころは、保育園への送り迎えはママ。子どもが病気になっても、仕事を休むのはいつもママ。卒園するまでパパのお顔を見たことがないご家庭も多くありました。 それが、ここ数年は保育園への送り迎えを夫婦で協力し合っておこなっているご家庭がグーンと増えました。これは子どもにとって本当にうれしいことだと思います。今回は保育士としてパパを見ていて、また、ママからお話を聞いていて、パパが陥りやすいNG行動についてお話しします。 子どもの言いなりになりすぎている子どもは成長するごとに、「この人にはOK」「この人にはNG」という線引きができるようになってきます。保育園で見ていると、子どもに「NO」と言えないパパが時々います。 例えば、子どもが「自転車のヘルメットをかぶらない!」と言えば、かぶらずに自転車に乗せて帰ろうとするパパ。また、子どもが保育園に着いた瞬間に「お散歩に行きたい」と言ったら、「今から少し、お散歩に行ってもいいですか?」と言うパパもいました。 自転車のヘルメットの場合は、「自転車に乗るときは、絶対にかぶる」ことを伝えます。なぜなら、ヘルメットをかぶることが子どもの命を守ることに繋がるのですから。さらに、改正道路交通法の施行により、令和5年4月1日から、すべての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務化されています。お散歩に行くことも、「今は、お散歩に行く時間ではない」ことを子どもに伝えればよいのです。 一度OKを出してしまうと、子どもは次も同じように要求してきます。今はささいなことかもしれませんが、それがだんだん膨らんで大きなことになるかもしれません。最初の段階で、「あなたの要求は、受け入れられません」と子どもに伝えることは、実はとても大切なのです。 子どもの様子を把握できていない最初にお話ししたように、ここ数年、保育園での送り迎えを協力し合うご夫婦が増えました。そこでの問題が1つ! パパが、子どもの様子や体調面を把握できていないときがあるのです。 昨夕、ママのお迎えのときに少しお熱が高めだったお子さん。朝はパパが送ってきました。「昨夜は、お熱は上がらずでしたか?」と尋ねると、「え? 熱があったんですか?」と知らなかったり、「多分、大丈夫だと思います」とあやふやな返事が返ってくることがよくあります。 保育園への送り迎えをされている場合は、子どもの様子、特に体調面は夫婦間で確認していただけると大変助かります。逆を言うと、保育士が子どものことで質問したら、すぐに返事をしてくれるパパは本当にありがたく思います! 実は私、「イクメン」という言葉に違和感を覚えています。パパが育児をすることは、当然のことですよね。だって、子どもの親なのですから。もしかするとパパ自身も、「イクメンにならなければ」という思いを手放したほうが、楽しく子どもと関われるかもしれませんね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨
2023年04月08日私は現在4児の母で、年長と年少と1歳の娘、3歳の息子がいます。長女の幼稚園の送迎のときに出会ったママ友は、とにかく出会うと必ず立ち話をする人で、子どもが待っていてもおかまいなしです。そのため第一印象はあまり良くありませんでした。しかし、だんだんとママ友の実情がわかってきたのです……。 ママ友との出会い私とママ友の出会いは、長女が年中になったときです。ママ友は引っ越しをしてきて、年中の娘を幼稚園に転入させたところでした。帰る方向が一緒で、長女を幼稚園に送ったときに初めて出会い一緒に帰ることになりました。初対面だし、分かれ道のところですぐにバイバイするだろうなと思っていると、ママ友の足はおしゃべりとともに自然と止まりました。 当時3歳の次女1歳の長男を連れていたのですが、私も止まることに。たわいのない話が続き、その間に私の子どもたちがぐずりだしてしまいました。けれど、そのママ友はお構いなしに話を続け、私は立ち止まりを食らってしまったのです。そのため、ママ友の第一印象は良くありませんでした。 帰宅後のママ友は実は…それから毎日、幼稚園までの道のりが同じで、行く時間帯も同じなので一緒に幼稚園までの往復を歩くことに。そして毎日送っていった帰り、分かれ道で立ち話を始めるママ友。それは「立ち話ばっかり……。暇なの?」 と思ってしまうほどでした。しかし、最初はママ友との立ち話がストレスだったのですが、日を重ねるとママ友の事情もわかってきたのです。ママ友は実のお父さんを介護していて、帰宅したら介護と家事に追われているようでした。私はてっきり、家に帰ったら自分の時間を楽しんでいる人だと思っていたので申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 「あれ?このママ…」それから何回か一緒に帰宅していると、子どもの様子を見て話を切り上げてくれたり、小さかった息子と遊んでくれたりするようになりました。そしてだんたんと、「あれ? このママ、距離感がちゃんとわかっている人だ」 と思うようになっていったのです。ママ友は、きれいなおさがりの服やおもちゃなどもたくさんくれたり、相談にのってくれたりと、ただただ良い人ということがわかってきました。ママ友から直接聞いたわけではないですが、今思えば出会った日のママ友は引っ越してきたばかりで話相手がいなかったし、気晴らしの時間が欲しかったんだろうなと思います。 私は、第一印象がよくないとそのイメージをだらだら引きずってしまいがちです。けれど今回の体験で、付き合ってその人をよく知っていくうちに、ギャップにほっこりすることがあるのだなと実感しました。これからは人を第一印象で判断せず、長い目で人との関わりを大切にしたいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:松谷 えりな3歳の息子と、年長・年少・1歳の娘たちの4児のママ。教員免許保持。子ども4人と夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
2023年04月07日とりこさんには発達グレーゾーンの息子・ねこ太がいます。とりこさんは、ねこ太を幼稚園に入れようとするのですが、たくさんの困難が待ち受けていました。ねこ太の幼稚園入園を実現させるための長い戦いとは…。ねこ太を幼稚園へ入れるため、近隣のいくつかの幼稚園に問い合わせたとりこさんですが、ことごとくお断りされてしまいました。療育の先生に勧められ公立幼稚園を探していたとりこさんでしたが、発達グレーゾーンの子どもが入園しにくい現状を知ります。現状を変えてほしい、という希望を込めてとりこさんは教育委員会に電話をしますが、わかったことは発達障害の子どもが増えているということを把握しながらも、話し合いの見通しすら立っていないということだけでした。教育委員会に訴えても、今の状況は変わらないという現実を目の当たりにしたとりこさん。すると、とりこさんは諦めず、意外な手段をとることにしました……!この人なら!!ある人物へ手紙を送ることに… わずかな期待を込めて、市長へ手紙を書くことにしたとりこさん。手紙を出してしばらくしたころ、市役所の秘書課を通じて返信がきました。市長からの返事にはとりこさんからの訴えを理解したうえで、市全体で動いていきたいとの内容が書かれてはいるものの、問題が大きいだけに、検討には「今しばらく」時間がかかると書かれていました。 制度には多くの関係機関があり、それぞれで調整が必要なため対応に時間がかかってしまうのは仕方のないことですが、子どもたちにとっての時間の重みは大人とはまったく違います。 とりこさんは、その貴重な時間を待つことに使っていいのかと悩んでしまうのでした。 確かに行政に関わることを変えていくには、時間も手間もたくさんかかることでしょう。しかし、子どもたちの成長も止めることはできません。 とりこさんのように勇気を出して声をあげていくことで、少しでも早く行政が動き出すきっかけになっていくのかもしれないですね。 ねこ太の入園問題についても、一刻も早く行政のバックアップが進むことを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2023年04月07日夫の転職で娘が大好きな先生がいる幼稚園をたった1年で退園し、北海道から知り合いもいない石川県に引っ越しすることに……。娘にとっては、初めての悲しい別れとなり、「ごめんね」という思いでいっぱいな引っ越しをしました。突然決まった石川県への引っ越し娘は担任だった先生が本当に大好きで、ヘアスタイルもまねするほどでした。送迎バスに先生が乗っていると、私のことは知らんぷりでニコニコ笑顔でバスに乗っていきます。そんな中で、夫から転職先が石川県であると言われたのは引っ越しする半年前で、私は戸惑いしかありませんでした。 娘が大好きな担任の先生を始め、大好きなお友だちがいて、さらに近所には子どもが多い環境の中、本当に楽しめる生活をしていたので、1度も行ったことがなく、知っている人もいない石川県での生活はやはり不安だったのです。 大好きな幼稚園の先生とのお別れ…娘はまだ3歳なので、最後の登園が「本当の最後」とは正直わかっていなかったと思います。引っ越しまでの間は幼稚園の話を楽しそうに話している娘を見ていると、私はとても切なくて、本当に引っ越しを決断してよかったのだろうかと悩みました。 幼稚園に通う最終日、絵本バッグにたくさんの荷物を持って帰ってきた娘。荷物の中には幼稚園での制作物や退園証明書があり、私自身も大好きな幼稚園に行くのが最後なのだと思うと、本当に悲しい思いしかありませんでした。最後の登園から3日後、「もう幼稚園に行かないんだよ」と娘に話すと、とても切なそうな顔をして「先生に会いたい」と言っていました。 石川県での新しい幼稚園選び知り合いがいない石川県での幼稚園選びは、本当に悩みました。いろいろな幼稚園を見学しすぎると、逆にもっと悩んでしまいそうだったので、まず気になった幼稚園に見学に行くことに。 娘には園児が大勢いる幼稚園より、少人数のほうが合っているかなと思ったことと、娘が先生方とたくさんコミュニケーションをとることができて、楽しい幼稚園生活を送れそうな気がしたので、小規模で運営している幼稚園に決めたのです。しかし、娘は登園し始めて1週間は、毎朝「幼稚園嫌だ、おうちにいる」と号泣していたのです。 好きと思える先生が出現!?登園して3週間を過ぎたころ、幼稚園バスがきて、私が「今日は誰先生かな?」と言うと、娘の口から「あ! 大好きな先生だ!」という言葉が。娘が何気なく言ったその言葉に、私はとてもホッとしたのです。 最初のうちは、朝、幼稚園に行くとわかると泣いてしまい、私にしがみつきながら「おうちにいたい」と言っていた娘。この幼稚園は娘には合わなかったのかなと不安になることも多かったので、娘が好きと思える先生に出会えたようで安心しました 環境がガラリと変わる引っ越しをして、娘もかなりストレスを感じていたのではないかと思います。最初はどうなることかと思いましたが、今では幼稚園で仲良く遊べるお友だちもできたようで本当によかったです。娘はまだ北海道の幼稚園の先生の話をするので、今度一緒に先生へのお手紙を書こうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:のろ ゆうこ
2023年04月07日私には4歳の娘がいます。娘は2歳ごろからプリンセスに憧れ、服のコーディネートを自分で考え、子ども用のメイク用品でお化粧するのが大好きです。そんな娘の姿を見て、少しでも娘の要望に応えてあげたいと思っていた私。保育園の友だちと同じような髪型にしてほしい! と言われ頑張っていたのですが……。 いつもと違う髪型がうれしい娘2歳半ごろから髪の毛も伸びてきて、ヘアゴムでくくることができるようになった娘。同じころから、保育園でのお昼寝後に崩れた髪型を、先生がかわいくアレンジしてくれるようになりました。 私はポニーテールかツインテール、三つ編みするのが精いっぱい。先生は編み込みやお団子ヘアなど凝った髪型にしてくれていました。娘もいつもと違う髪型がうれしかったようです。鏡をのぞいてニコニコしながら、同じ髪型にしてほしいと私にお願いすることが増えました。 不器用でヘアアレンジが苦手な私私は不器用でヘアアレンジは昔から苦手。苦手なので自分のヘアアレンジもしないと決めていました。そんな私でも、娘からお願いされるとかわいくしてあげたい、娘に喜んでもらいたいと思い、ヘアアレンジを練習するようになりました。 娘と一緒にYouTubeやSNSを見ながら私でもできそうなアレンジを探し、休日は娘の髪の毛で練習するように。休日にいつもと違う髪型にアレンジすることを、娘は楽しみにしていたようです。練習の甲斐もあって私は、今まで苦手で絶対にしなかった編み込みもそれらしく見えるくらいになったかな? と思っていました。 保育園の参観日娘は4歳ごろから「友だちと同じかわいい髪型にしてほしい!」とリクエストが多くなりました。以前から保育園の参観日や音楽会では、いつものヘアスタイルよりも凝ったかわいいヘアアレンジをしてあげたいと思い、張り切っていた私。しかし、実際参観日に友だちと並んだ娘を見て私はショックを受けました。 友だちと並ぶと、明らかに娘のヘアアレンジがぐちゃぐちゃで目立っている気がしたのです。私は娘にとても申し訳ない気持ちに……。これでは娘が友だちの髪型を羨ましがるはずです。「お母さんが不器用でごめんね。もっと練習するから許してね」心の中でそう思い、娘に下手なヘアアレンジで登園させないほうがよかったかも、と後悔していました。 それでも娘は私がヘアアレンジをすると、うれしそうに鏡を見て「プリンセスみたい!」「友だちと同じ髪型になった!」と喜んでくれます。どこか見本とは違う仕上がりになるけれど、娘が髪型をリクエストをしてくれ、「今度はどんな髪型にする?」と2人で話すことがとても幸せです。まだまだ練習が必要で、不器用なお母さんだけれど、娘に「お母さんはもうしなくてもいいよ」と言われるまで一緒にヘアアレンジを楽しみたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:今井まい6歳息子と4歳娘、夫と犬の4人+1匹暮らし。薬剤師として働くママ。モットーは子どもと一緒に学び続けること。自然科学を中心とした体験重視の知育や、働くママのための記事を中心にライターとして活動中。
2023年04月06日とりこさんには発達グレーゾーンの息子・ねこ太がいます。とりこさんは、ねこ太を幼稚園に入れようとするのですが、たくさんの困難が待ち受けていました。ねこ太の幼稚園入園を実現させるための長い戦いとは…。ねこ太のために幼稚園を探していましたが、どこも加配がつけられないとのことで悩んでいたとりこさん。そこで療育の先生に相談し、幼稚園ではなく療育に引き続き1年通うことにしたのでした。ふと目に入った幼稚園の入園式の様子。それをみて感傷に浸るとりこさんでしたが、奮起して公立の幼稚園探しを始めます。電話で入園を希望していることを伝えると… ※加配…加配制度、加配加算。保育士などを人員配置基準を上回って配置すること 公立幼稚園に電話をかけ、ねこ太の発達の状況を聞かれたとりこさん。しかし「身辺自立ができているお子さんじゃないとお受けできないんです」と言われてしまいます。とりこさんはホームページに書いてあったことと違うと訴えますが、話は平行線。モヤモヤした気持ちを電話口の先生に吐き出していたとりこさんでしたが、「公立幼稚園の制度は全て教育委員会が決めている事なので、私達にもどうする事もできないんです」と言われ、落ち着きを取り戻します。そして教育委員会へ問い合わせることにして電話を切ったとりこさん。教育委員会が現状を変えてくれることに期待するのでした。 効率幼稚園の見守り学級制度についてのモヤモヤがつのるとりこさん。ここでも発達グレーゾーンの子どもが入園する壁は高いようです。教育委員会が入園しやすい体制をさらに整えてくれたらよいのですが……。ねこ太のためにアクションし続けるとりこさん。断られ続けるとくじけてしまいそうですが、どんなときも人の話に耳を傾け、考えを柔軟にシフトできる前向きなとりこさんには頭が上がりませんね。文句ばかりを言っていても何も変わりません。できることからコツコツと行動をしていけば、現状を打開していけるかもしれませんね! 著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2023年04月05日とりこさんには発達グレーゾーンの息子・ねこ太がいます。とりこさんは、ねこ太を幼稚園に入れようとするのですが、たくさんの困難が待ち受けていました。ねこ太の幼稚園入園を実現させるための長い戦いとは…。ねこ太のために加配がつけられるかどうか、幼稚園に確認していたとりこさん。通える範囲の幼稚園に片っ端から電話します。受け入れ可能な園もありましたが、加配はつけられる園はひとつも見つかりませんでした……。入園自体は可能ですが、加配をつけられないことに不安を感じるとりこさんは、療育の先生に相談してみることにします。年々保育士の人員不足で加配が…。どうしたらいいの?※加配…加配制度、加配加算。保育士などを人員配置基準を上回って配置すること 幼稚園側の加配はつけられないという対応に悩むとりこさんは、療育の先生に相談します。すると、来年1年は入園を見送って療育に通い、そして2年保育の公立幼稚園を視野に入れてみることを提案され、とりこさんは考えてみることにしました。「来年はねこ太の居場所がなくなるんじゃないか」と心配していたとりこさんでしたが、療育の先生のおかげでその心配からは解放されました。結局、春になってもねこ太が通える幼稚園は見つからず、引き続き療育に通うことに。そしてとりこさんは近所の幼稚園の入園式を見て、感傷にふけるのでした……。 療育の先生に相談して正解でしたね!通いなれた場所がねこ太の居場所として確保でき、とりこさんは安心だったことでしょう。育児をしていくうえで、さまざまな選択をすることは避けられません。もっと言えば、人生は選択の連続です。そしてすべての選択を正解して生きていくことは難しいでしょう。「もしあのとき、ああしていれば……」と後悔することもたくさんありますよね。もちろん自分たちだけで選択決定できないこともこれからたくさんあるでしょう。とりこさんとねこ太が思い返したときに「あんなこともあったけど、これでよかったね」と話せるように、一つひとつの選択を悔いのないようにしてほしいですね。著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2023年04月04日幼稚園に通い始めて間もないときのこと、初めて幼稚園から電話がかかってきました。何かあったのでは……と緊張しながら電話に出ると、予感は的中! 幼稚園でのささいなケガから、歯科医院で思いがけないことが判明した体験をお話しします。 ほんのささいなケガだと思ったのに…「息子くんなのですが、今日お友だちとぶつかってしまって……。床に顔をぶつけてしまって、出血は止まっているのですが、お迎えにきていただけますでしょうか?」。担任の先生からそうお電話があったとき、いろいろなことが頭の中を駆け巡りました。 どこから、どれくらい出血したのか、今も痛がっているのか、ぶつかったお友だちは大丈夫だったのか、お友だちとの間に潜在的にトラブルがあったのかどうか……。私は慌てて幼稚園に向かいました。 前歯のレントゲンを撮ってもらうと…先生に付き添われていた息子は、初めての早退ということもあり緊張した表情をしていました。先生のお話によると、室内でお友だちと遊んでいてぶつかってしまい、転んでしまったとのことでした。喧嘩ではなかったことに胸をなでおろしつつも、血が出ていたという口の中を見ると、歯茎が紫色に腫れていたのでかかりつけの歯科へ。 歯科医ではまず歯が折れていないかチェックをするため、レントゲンを撮りました。幸い、折れてはいなかったのですが、歯医者さんの表情は曇ったまま……。「過剰歯がありますね」と言われて、私はすぐには何のことだかわかりませんでした。 過剰歯発見! しかも2本も!過剰歯というのは、あるべき本数よりも多く歯があることだそう。息子にはそれが2本あるのだと言われてもまだ、「そんなこともあるのだなぁ」としか思っていませんでした。しかし、過剰歯があると他の歯の成長を邪魔してしまうかもしれず、息子の場合はそれを抜くのに手術が必要だと言われて、一気に血の気が引きました。 大きな病院で診てもらうことをすすめられ、後日今度は口腔外科へ。手術は今すぐではなく、永久歯が成長してからでいいと言われました。今現在もまだ手術はしていません。 思いがけない過剰歯にかなり驚いたものの、もし幼稚園でそんなことがなければ息子の過剰歯は見つからず、歯並びが悪くなってしまったり、永久歯が生えにくくなったりということがあったのかもしれないと思うと、これもある意味ラッキーだったのだと今では思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2023年04月04日とりこさんには発達グレーゾーンの息子・ねこ太がいます。とりこさんは、ねこ太を幼稚園に入れようとするのですが、たくさんの困難が待ち受けていました。ねこ太の幼稚園入園を実現させるための長い戦いとは…。2019年4月から、来年春の幼稚園入園に向けた準備を始めたとりこさん。さっそく希望の幼稚園でプレに参加したものの、途中でねこ太が泣き出してしまいます。自分の子どもだけ泣いている状況にいたたまれなくなり… ※加配…加配制度、加配加算。保育士などを人員配置基準を上回って配置すること 結局ねこ太の機嫌が直ることはなく、プレ参加続行を断念。ねこ太以外泣いている子はおらず、急いで帰ってきたため「加配」について確認できなかったとりこさんは、電話でドバト幼稚園に確認することにしました。ところが「加配ってなんですか?」とまさかの返答。そのため質問を変えるも、年中からの途中入園はお断りされてしまいます。そのあとも、片っ端から通える範囲内の幼稚園に電話をしてみますが、加配を付けられる幼稚園は1つも見つからず。あまりにも厳しい状況に、とりこさんは絶望してしまうのでした。 これだけ問い合わせても、受け入れてくれる幼稚園は2、3園。あまりにも少ない数にびっくりしてしまいます。それだけ、どこの園もぎりぎりの人数で運営しているのでしょう。 とはいえ、加配制度があるにもかかわらず、どこも対応できないのには少し疑問を感じてしまいます。そもそもの制度に問題があるような気がしてなりませんね。加配は難しくとも、ねこ太を受け入れてくれる幼稚園はいくつか見つかりました。実際に加配を付けてもらわなくても、ねこ太が楽しく過ごせるのかどうかは、見学や先生との面談などで判断できるでしょう。少しでも子どもの可能性を狭めないような幼稚園が見つかることを願うばかりです。著者:マンガ家・イラストレーター 鳥野とりこ
2023年04月03日保育士の中田馨さんが、保育士から見たパパの子育てについて教えてくれました。おむつ替えや寝かしつけなどをパパがしてくれるという家庭も増えてきています。今回は、ちょっと困ったパパの子育てについてお話ししてくれていますよ。ぜひ参考にしてくださいね。こんにちは。保育士の中田馨です。ここ数年、保育園でも変化があると感じられるのは「パパの子育て」です。私が保育士になったころは、保育園への送り迎えはママ。子どもが病気になっても、仕事を休むのはいつもママ。卒園するまで、パパのお顔を見たことがないご家庭も多くありました。それが、ここ数年は、保育園への送り迎えを夫婦で協力し合って行っているご家庭がグーンと増えました。これは子どもにとって本当に嬉しいことだと思います。今回は保育士としてパパを見ていて、また、ママから聞くお話を聞いていて、パパが陥りやすい行動についてお話しします。 中途半端に子育てに参加する「ママばかりに任せていてはいけない」という気持ちがあるのはとてもありがたいことなのですが、その気持ちが中途半端な場合、ママをイライラさせる原因になってしまうことも…。よく聞くのが、おむつ替えの場面。おしっこはOKだけど、うんちはNG!というパパさんは多いものです。おむつを開けてうんちだった場合、ママが食事を作っていても構わずに「うんち出てるよ!!」と呼びます。おむつを開いたまま呼ぶもんだから、ママもすぐに駆け付けなくてはいけないことに…。また、寝かしつけの場面では、残った仕事があるけれど、子どもの寝かしつけに参加したパパ。しかし子どもがなかなか寝ないので、諦めて仕事に戻るため寝かしつけの途中で退室。パパが途中退室したことによって子どもは目が覚めてしまいました。 どちらも「できないのなら、しないほうが良い」「するなら、最後までする」方が私はよいと思います。それは、ママをイライラさせないだけでなく、子どもに対しても中途半端に関わらないという大事な対応です。 ママが子どもを叱った時に、ママを敵にする発言をする子育てには役割分担が必要です。例えば、ママが叱る役目を担った場合、パパは子どもを慰める役を担うかと思います。子どもがママに叱られて泣いてパパの元に来たときに、どんな言葉かけをしていますか?「ママに怒られたのか。ママ、怖かったなぁ」なんて言っていませんか?確かに、子どもの気持ちになり慰めていますが、この言葉ではママが悪者になってしまいます。子どもを叱るときは、夫婦が同じ方向をむいていたほうが良いと思います。ですので、例えば「ママに怒られたのか。そうかそうか。でもな、○○が△△したからママは怒ったんだぞ」と、子どもを慰めつつも子どものしたことはパパもダメだと思っていることを伝えます。パパとママが同じ方向を向きながら、それぞれの役割分担をしてください。 実は私、「イクメン」という言葉に違和感を覚えています。パパが育児をすることは、当然のことですよね。だって、子どもの親なのですから。もしかするとパパ自身も、「イクメンにならなければ」という思いは捨てたほうが、楽しく子どもと関われるかもしれませんね。著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2023年04月03日私は、自分にとっての普通が周りの常識とは限らないと思っています。普通と感じることにも、大きな個人差があると思います。しかし、あるママ友は「普通は」が口ぐせのよう。私は「このママ友とは合わないな」と感じてしまいました……。 ある日、急接近することになったママ友私の息子は、幼稚園の同じ年中クラスにいるAくんととても仲良しです。そして、Aくんママは気さくな人で話しやすく、いつも子どもには笑顔で接しており好感をもっていました。 幼稚園のお迎えが一緒になったときには、くだらない世間話で笑いあったり、時間に余裕があれば近くの公園で少し子どもたちを遊ばせたりと、適度な距離感で良い関係を築けていたと思います。そんなある日、私とAくんママは急接近することになりました。 「普通は…」「普通は…」幼稚園のイベント準備を私とAくんママとで担当することになり、打ち合わせなどのため、2人でかかわる機会も増え、お互いのことを話したりもするようになっていきました。そして、わかったのが、Aくんママは会話の中で、「普通」という言葉をとてもよく使う人だったということです。 「普通はユニクロとか行かないよね」「普通は女だったら、結婚して子どもも産みたいって思うよね?」など、自分の常識が正しいと思い込み、私にも同調を求めているような会話の流れになります。 共感できないママ友にとっての「普通」Aくんママにとっては普通のことでも、私にとっては普通とは思えない部分が多く、まともに受け取っていたら疲れるだけの会話に感じました。これまでの付き合いで、Aくんママは根本的には悪い人ではないことは知っています。 私は、Aくんママの思う「普通」を否定するつもりはありません。でも、共感もできませんでした。そして私は、Aくんママの「普通」の話になったときは、いちいち気にせず「へえ~、そうなんだ」と、聞き流すことにしていました。 幼稚園のイベント後は、以前のようにくだらない世間話で笑いあったりする距離感に戻り、良い関係が続いています。息子はAくんのことが大好きなので、このまま良い関係を続けたいと思います。そして私自身、無意識のうちに、自分の価値観を周りの人に押し付けることのないように、気を付けようと思いました。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:竹中 しゅう先天性難聴を持つ5歳の男の子のママ。息子、夫、黒猫兄弟2匹と暮らしている。以前はフルタイム勤務で働いていたが、子どもの療育を優先するため退職。現在はドタバタ育児と療育に奮闘中。
2023年04月03日まだ預けるのは早いと思いながらも、仕事復帰と第4子の妊娠を機に、生後6カ月で保育園に入園させたわが家の次男。罪悪感を抱きながらも、預けてみると……。まずは支援センターへ!次男を入園させた保育園は、わが家の長女と長男が通っていた保育園でした。先生方もわが家のことを知ってくれているし、わが家の家族も先生方をみんな知っています。 まずは保育園が併設している支援センターへ遊びに行き、次男の様子を見つつ、先生に自身の状況を説明しました。先生方は私の体を気づかってくれると同時に、「次男の入園を心待ちにしている」と言ってくれたのです。温かい言葉を受け、生後6カ月で預けるという罪悪感を抱きながらも、思い切って保育園にお願いすることを決めました。 保育園で大人気の次男くん!いざ登園の日。ドキドキしながら保育園へ行くと、次から次へと次男に黄色い声が飛んできました。「やだ~! かわいい~!」「抱っこさせてください」など、園で最年少となる次男は先生たちから歓迎を受けました。それだけでなく、園内ですれ違う園児たちからも「赤ちゃんだ!」「赤ちゃんおはよー!」と、たちまち在園児たちに囲まれていました。 当の本人も最初はきょとんとしていたものの、初めて見る大勢のお兄さん、お姉さんたちにニコニコ。これまで家族としか過ごしていなかったので、次男にとっては新鮮だった様子でした。 「小さいうちに預けるとラクよ」のひと言登園して1カ月ほど経つと、次男は全園児から名前を覚えてもらえるようになっていました。本人もお兄さんやお姉さんたちに遊んでもらえるのがうれしいのか、登園するとニコニコしています。 ある日の登園時、たまたま主任の保育士さんに会い、自分が抱えていた罪悪感を打ち明けました。すると保育士さんは、「何言っているの! 小さいうちのほうが、子どもは抵抗なく保育園に馴染めるからラクなのよ。子どもを預かるのは私たちの仕事。お母さんたちは安心して、お仕事してね」と言われました。その言葉を聞き、今まで抱えていた罪悪感が軽くなりました。保育園と保育士さんを、とても心強い存在に感じた瞬間でした。 保育士さんからも、園児からもかわいがられている次男。毎日ニコニコ登園し、お迎えのときもご機嫌です。生後6カ月で預けたことに罪悪感を抱いていましたが、次男の様子、保育園の雰囲気、先生の温かい言葉を聞き、気持ちがだいぶラクになりました。心にも余裕ができ、余計に次男を愛おしく思うようになりました。 イラスト/sawawa監修/助産師 松田玲子 著者:ライター 木村なち
2023年04月03日3歳半と1歳半の男の子をフランスで育てている私。ある日、急な高熱を出して動けなくなってしまいました。夫は夜勤で、子どもの寝かしつけの前に出勤。周囲に頼れる家族や親戚がいない中、夫は近所のママ友を自宅に呼んで子どもたちの世話を手伝ってもらうよう私にすすめました。迷惑だろうと、私は断固拒否したのですが……!? 「できないときは人に頼むしかない!」と夫ある夕方、私は急な悪寒と高熱が出て、横になっていたソファーから動くことができなくなってしまいました。夫は18時30分には出勤しなくてはならず、子どもの着替えや寝かしつけまではできません。夫が提案するママ友の助けは「ママ友に病気をうつしたら嫌だし、人に迷惑をかけたくない」と私は断固拒否。 しかし、夫は「できないときは人に頼むしかない! そんな、自分ひとりだけで子育てできないんだから!」と言いました。体がつらすぎて泣きそうな私は、しぶしぶ承諾したのです。 ママ友が来ると…夫が電話をかけると、近所のママ友は夫が出勤したあとすぐ自宅に駆けつけてくれました。友人の顔を見たとき、私は驚くほど自分が安心したのを覚えています。ママ友はまったく嫌な顔を見せず、私の代わりに子どもたちのおむつ交換や寝る準備を快くしてくれました。 そして、帰りに「何かまた困ったことがあったら電話ちょうだい。近いからまた来るよ」と言って帰っていったのです。熱が下がって少し動けるようになっていた私は、その後子どもたちと一緒にすぐに就寝できました。 助けを求めたからこそ!?長男同士が同じ幼稚園のそのママ友は、翌日長男くんを幼稚園に送ったあと、そっとわが家の玄関先にケーキを置いてくれていました。そして、それからそのママ友とは家族ぐるみで仲良くなり、お互い何か困ったとき、気軽にお願いできる間柄になれたのです。 実はそのママ友とは、まだ知り合って2週間ほどの浅い関係で、散らかった家の中や弱った自分を見せることが恥ずかしかったのですが、気にせず助けを求めたことで新しい信頼関係ができたような気がします。 もともと他人に助けてもらうことが苦手だった私。夫の言葉と緊急的な状況下で初めて誰かに自宅に来てもらって子どもの世話を頼みましたが、結果的に助けてもらったことで新たな友情や信頼関係ができたことを本当によかったと思っています。夫の言葉のように、無理なときは他人の力を借りて子育てすることは必要なことだと学びました。 監修/助産師 松田玲子著者:岩見 エリ2人の男児の母。看護師歴12年、フランスで出産し子育て中。
2023年04月02日