皆さんは、クレジットカードの請求額に悩んでしまったことはありますか?今回は「クレジットカードを不正利用されたときの話」とともに、そんなときの対処法をアンケートをもとに紹介します。イラスト:カタツモリクレジットカードの不正利用!?主人公は大学4年生の女性です。クレジットカードは持っていましたが、月々の支払いは1万円程度。しかしある日、カード会社から連絡があり…。出典:CoordiSnap「支払予定額が130万円を超えています」と言われてしまったのです。しかも、クレジットカードは海外で使われていると言われて顔面蒼白になる主人公。異常な請求額に慌てふためき「使ってないです」と伝えました。幸いにも不正利用だと信じてもらえて、お金を支払わずに済みましたが…。実は、語学留学の経験がある主人公。心当たりのある人物が脳裏に浮かんできたのでした…。こんなとき、あなたならどうしますか?カード会社に相談クレジットカードを不正利用されたことに気づいた場合は、すぐさまカード会社に連絡を入れるのがベストな方法でしょう。(40代/女性)カードを利用停止する明細などを必ずチェックし、心当たりのない請求がないかどうかをきちんと確認することが大切でしょう。不正利用があった時点で、カードの利用停止をお願いしようと思います。(30代/女性)今回はクレジットカードの不正利用への対処法を、みなさんのアンケートをもとに紹介しました。もし同じような出来事があったときは、ぜひ参考にしてみてください。※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年12月23日金銭トラブルがないと言っていたはずなのに―…!主人公・花子と太郎は付き合って半年で想定外の妊娠が発覚。太郎は結婚に前向きだったけれど、親が借金に追われ、幼少期から苦しい生活を強いられてきた花子には、結婚相手に対して絶対に譲れない条件がありました。それは「金遣いが荒くないこと」「借金をしていないこと」。花子の不安を払拭するため、通帳・給与明細をすべて見せた太郎。借金は不要と考えられるほどの安定した収入があることを知り、何度も話し合いを重ねたのち、ふたりは結婚。ところが結婚生活に幸せを感じていたのも束の間、太郎のデスクから30万もの借入明細票を見つけてしまった花子。太郎を問い詰めると、義父の会社経営不振が理由で借りたと話しますが…。このお話は作者3chaさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。登場する人物はフィクションです。■前回のあらすじ義父の会社が経営不振で、致し方なく太郎名義でお金を借りることになったと話す太郎。借りたのは30万だけと言い切った太郎に対し「嘘つかないで!」と声を荒げる花子でしたが…。 ■太郎の反応を見るためにカマをかけた花子■借金はすでに150万まで膨れ上がっている…!?蓋を開けてみたら150万もの借金をしていた太郎。安心していられるわけがありません!もはや、本当に義父のためにお金を借りたのかすら怪しいですが、太郎はどう説明するのでしょうか…?次回に続く「安心して結婚したはずなのに」(全47話)は22時更新!
2023年12月04日皆さんは、水道光熱費に悩んだことはありますか?今回は、電気代の請求額に驚愕したエピソードを紹介します。電気代の請求額は…半月後に夫と合流して…常時稼働するヒーター目を疑う請求額が!?ヒーターをつけっぱなしにした電気代は相当なものでした…。あまりの金額に驚いてしまいましたね。今回のことを受けて、電気の使い過ぎには注意していきたいですね。※こちらは実際に募集したエピソードをもとに記事化しています。イラスト:文月チコ(愛カツ編集部)
2023年11月17日ウェブスターマーケティングが運営する「いつのマニー」は、「結婚相手の貯金額が気になったか」や「結婚時の貯金額」についてアンケート調査を実施しました。結婚にあたっては「結婚式・新婚旅行」「新生活の準備」などにお金がかかります。そのため結婚相手の貯金額を気にしている人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、既婚者500人にアンケートを実施。「結婚前の貯金額」について、どんな実態が明らかになったでしょうか。■結婚する際、結婚相手の貯金額が気になった?全国の既婚男女500人に「結婚する際、結婚相手の貯金額が気になりましたか?」と聞いたところ、回答は以下のようになりました。「とても気になった」「多少気になった」と答えた人が合わせて53.8%。半数を超える人が、結婚相手の貯金額を気にしています。なお男女別で比較すると、以下の結果となりました。「とても気になった」「多少気になった」と答えた人は女性が61.6%、男性は34.9%です。女性の方が相手の貯金額を気にする傾向にあるとわかります。女性が結婚や出産・育児をきっかけに仕事を辞める場合には、相手の経済力に頼ることになるからでしょうか。一方で「あまり気にならなかった」「全く気にならなかった」という人も。「結婚に貯金額は関係ない」「今の貯金額が少なくても、真面目に仕事していればOK」と考えている人もいることがわかります。■結婚相手の貯金額が気になった理由1位は「少ないと生活が不安」結婚相手の貯金額が気になった269名に「貯金額が気になった理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。1位になったのは「少ないと生活が不安(100人)」。2位「相手の人柄・経済状況を知りたい(87人)」、3位「結婚にお金がかかるから(49人)」と続きます。生活費や結婚式資金に不安があり、相手の貯金額を気にした人が多くなっています。とくに自分自身に金銭的な余裕がないと相手に頼らざるを得ないため、気にするのは当然といえるでしょう。■貯金額が気にならなかった理由1位は「相手の人柄・経済状況を知っていた」結婚相手の貯金額が気にならなかった231名に「結婚相手の貯金額が気にならなかった理由」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。1位は「相手の人柄・経済状況を知っていた(76人)」です。2位「自分に貯金があった(26人)」、3位「お金が決め手ではないから(25人)」と続きます。そもそも相手の金銭感覚・経済状況を把握しており、不安がなかったという人が多数。また自身に経済的な余裕があったり、貯金額以外を重視していたりして「貯金がなくても問題ない」と考える人も多いとわかります。■結婚したときの平均貯金額は男性439万円、女性276万円男女別に「結婚したときの貯金額」を聞いたところ、回答は以下のようになりました。平均貯金額は男性約439万円、女性約276万円(マイナス、不明を除く)となっています。男性の方が圧倒的に貯金額が多い結果となりました。結婚時の貯金額が1,000万円を超えていた人の割合も、男性(8.9%)が女性(2.5%)より多くなっています。理由としては、今回の調査では女性のほうが結婚時の年齢が若い傾向にあったことが挙げられます。働き始めて間がなければ、貯金もあまりできていないでしょう。■まとめアンケートの結果、結婚相手の貯金額が多少なりとも気になる人は半数以上でした。「貯金額よりも収入や借金の有無が気になる」という人もおり、貯金額は気にならない人でも相手の金銭感覚・経済状況は気にしているとわかります。結婚生活でお金に困るのはツラいですから、相手の「お金や貯金についての考え方」を聞いておきたいと思うのは当然でしょう。実際「遠慮して聞かずにいたことを後悔している」というコメントもありました。「詮索するのは嫌がられそう」「独身時代の貯金は各自のものだから」と思う人もいるでしょうが、何らかの方法で経済状況をチェックしておくのは大切なことです。少しでも気になる人は、「結婚式・新婚旅行の予算を決めるため」などと理由を説明し、相手の貯金額を聞いてみるのはいかがでしょう。貯金額が金銭感覚のバロメーターにもなりますよ。■調査概要調査対象:全国の既婚男女調査期間:2023年2月13日~17日調査機関:自社調査調査方法:インターネットによる任意回答有効回答数:500人(女性354人/男性146人)回答者の年代:20代 62.2%/30代 33.6%/40代 4.0%/50代以上 0.2%※アンケート内の年齢は、結婚当時のものです。URL:(エボル)
2023年05月11日債務整理解決メディアの「債務整理相談ナビ」で債務整理中の新規借入の是非を徹底解説債務整理中に借入できる?バレたらどうなる?WEBサイトの制作を行う株式会社cielo azul(本社:福岡市中央区渡辺通5−14−12南天神ビル3F、代表取締役:大泉 聡)は、運営メディア「債務整理相談ナビ®」にて債務整理中に新たに借入は可能なのか?和解後なら借入可能?についての最新情報を公開いたしました。債務整理中に借入しても大丈夫?債務整理中に借入してもいい?お金に困っているから債務整理をしているのであって、急に収入が劇的に増えない限りは、たとえ債務整理中であっても、お金に困っている事実は変わりません。お金がどうしても必要になる場面もあるかと思います。しかし、原則、債務整理中に新たな借入をすることはできません。なぜ債務整理中に新規の借入はできないのか?弁護士が債務整理の手続きをする場合、最初に債権業者に「受任通知」という書面を送ります。債権業者がこれを受け取ると、個人への返済の催促をすることができなくなりますが、信用情報機関に債務整理をしたことが登録され、俗にいう「ブラックリストに載る」ことになります。このように信用情報が傷つくと、クレジットカードが使えなくなったり、ローン審査で審査落ちする可能性が高まります。債務整理中でも借入できるところはある?債務整理中でも借入できるところはある?すでに借り入れ中の業者であれば追加で借りられる可能性がありますが、債権業者は定期的に信用情報をチェックしているため、弁護士が受任通知を送付後、数ヶ月すると新たに借り入れができなくなってしまう可能性が高いです。また、大手よりも審査基準が緩いため、一部の中小の貸金業者でも借入できる可能性があります。債務整理中でも借入できるところはある?を詳しく解説! : 任意整理の和解後、返済中に借入はできる?任意整理の和解後も、信用情報機関に事故情報が登録されている間は、新たに借入することができないだけでなく、クレジットカードを使用したり、新たに作成したり、住宅ローンを組んだりすることもできなくなります。任意整理の場合、借金を完済してから5年程度すると、信用情報から事故情報が削除されます。そのため、完済から5年間が経過するまでは、基本的にどの業者からの借入もできないと考えておいてください。また、5年経った後でも借入するときに注意する点が4点あります。新たに借入をする時に注意する4つのポイント : 債務整理中に借入するリスク現在取引中の業者や中小貸金業者であれば、債務整理中であっても借り入れすることができる可能性があります。しかし、借入した場合、いくつかの大きなリスクがあることを忘れてはなりません。・返済が苦しくなり、最悪の場合自己破産も・債権者が交渉に応じてくれず、債務整理ができなくなるおそれ・一括請求や裁判を起こされるおそれがある・弁護士が辞任せざるを得なくなる・支払いの督促が再開してしまう・遅延損害金が上乗せされるおそれ・闇金にお金を借りてしまうおそれも・詐欺罪に問われる可能性もさらに詳しい債務整理中に借入をした場合のリスク! : Twitter投稿 : 債務整理相談ナビ®概要債務整理相談ナビ「債務整理相談ナビ®」では、債務整理の解決実績が豊富で、料金体系も極力安い、相談料無料の事務所のみをおすすめして紹介しています。メディア内では、事務所ごとのインタビュー記事や動画、1分自己紹介音声等を取り入れて相談者の専門家選びの一助となるように心がけております。また、「債務整理相談ナビ」は、日本トレンドリサーチ(運営会社:株式会社NEXER)がおこなった2021年12月から2022年1月における調査において、「債務整理相談比較サイト 総合満足度」「債務整理相談比較サイト 情報掲載充実度」「安心・信頼できる 債務整理相談比較サイト」の3項目で第1位を獲得しまております。【最新】債務整理おすすめ弁護士ランキング比較10選|安い費用・実績・相性で選ぶ : 債務整理相談ナビ運営会社:株式会社cielo azul概要会社名:株式会社cielo azul所在地:〒810-0004 福岡市中央区渡辺通5丁目14番12号 南天神ビル3F代表取締役:大泉 聡設立日: 2014年2月事業内容:WEBサイト制作/運営サポートWEB・SEOコンサルティングWEBの広告代理アフィリエイト/アフィリエイト支援青空ブランド:3つのwebメディア(債務整理相談ナビ・派遣会社登録ナビ・興信所探偵ナビ)を運営。青空のように人々の不安を解消し、生きがいを守ることに貢献できるメディアを目指す。【最新】債務整理おすすめ弁護士ランキング比較10選|安い費用・実績・相性で選ぶ : 【2023年最新】派遣会社ランキング|人気大手優良派遣会社比較24選 : 浮気調査で探偵のおすすめは?探偵事務所比較ランキング : 株式会社cielo azulのビジョン人々の生きがいを守り、応援する力を高める!Twitter投稿 : <お問い合わせはこちら>運営会社:株式会社cielo azul 株式会社cielo azul公式twitter 株式会社cielo azul公式facebook 株式会社cielo azul公式インスタグラム 派遣会社登録ナビ公式インスタグラム 派遣会社登録ナビ公式twitter 債務整理相談ナビ公式インスタグラム 債務整理相談ナビ公式twitter 債務整理相談ナビ公式Pinterest 興信所探偵ナビ公式インスタグラム 興信所探偵ナビ公式twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月10日光熱費の高騰などにより、家庭の経済状況が変化した方も多いのではないでしょうか。そこでMOREDOOR編集部では、「毎月の支出額の内訳」に関するアンケートを実施!今回は埼玉県に住むWさん家庭の収支内訳から、独自のやりくり術も含めて結果をご紹介します。Wさん家庭の状況●所在地:埼玉県●年齢:39歳●家族構成:夫婦●世帯年収:5,000,000円●貯金額:7,000,000円埼玉県、2人家族の収入状況と1ヶ月の主な出費内訳家賃や食費、光熱費など、主な1ヶ月の収支内訳は以下の通りです。●間取り:1LDK●食費:50,000円●交際費:50,000円●電気代:8,000円●ガス代:12,000円●水道代:4,000円●車:20,000円●その他:50,000円Wさんの節約術はこれ!「可能な限り狭い部屋に住むことです」と話してくれたWさん。家賃を安く済ませることと、部屋を小さくすることで無駄な物を買わないようにすることを意識しているのかもしれませんね。必要最低限の物だけにして節約したいという場合には、住居を見直してみるのも良さそうです!すぐできる節約術は?また、編集部に寄せられた他の方の節約術もご紹介します。「テレビを使わずにアプリなどでサクッとニュースやドラマを見るようにしました。テレビを流し見することがなくなったので時間も節約できます」(23歳/学生)「月のお小遣いが15,000円とすれば、1日のお小遣い予算は500円。そのお釣りを日々貯めて節約生活を楽しむ」(43歳/会社員)家計を見直すアイデアの参考にしてみてくださいね。今回の「みんなの節約術」は、埼玉県にお住まいのWさんの収支内訳と、すぐにできる節約術をお伝えしました!(MOREDOOR編集部)◆調査主体:MOREDOOR編集部◆調査方法:クラウドソーシングサイト「クラウドワークス」によるアンケート調査◆調査期間:2023年03月23日〜2023年03月24日
2023年03月30日輪郭や目、鼻、口などの形で占う【顔相】において、“額の形”は「頭の良さ」や「持って生まれた力の活用法」を表すとされています。そこで今回は、あなたの“額の形”から「ポテンシャルの引き出し方」がわかる顔相診断をご紹介します。Q.あなたの額の形は次のどれに近いですか?A:平らな額B:丸い額C:ボリュームのある額D:眉骨が発達した額あなたの額はどれに近いでしょうか?さっそく結果を見てみましょう。“額の形”でわかるのは?「ポテンシャルの引き出し方」顔相において“額の形”は、「頭の良さ」や「持って生まれた力の活用法」を表します。そのため選んだ答えから「ポテンシャルの引き出し方」を探ることができるのです。A:「平らな額」のあなた…注目を浴びるこの額の形に近い人は、頑張り屋でコツコツと努力できる反面、目立った強みや特技があまりないタイプかも。ですが、実は自分で気付いていないだけで、たくさんの素晴らしいポテンシャルを秘めていそう。それを引き出すポイントはズバリ、注目を浴びること。シャイなあなたは“恥ずかしくてそんなことはできない”と思うかもしれませんが、勇気を出してコンテストやコンペなどの華やかな舞台にエントリーしてみましょう。人目に触れることで眠っていた力が引き出され、ブレイクスルーを果たせる可能性があります。B:「丸い額」のあなた…小さな負荷をかけるこの額を持つ人は、バランス感覚に優れていて感情が安定しているタイプ。ささいなことで怒ったり凹んだりせず、いつも穏やかなマインドをキープできていそう。あなたの「ポテンシャルの引き出し方」は、小さな負荷をかけること。特に短期間での目標設定が有効なようです。長くても半年ぐらいを目途にゴールを決めて動き出すことで、眠っていたパワーが覚醒する可能性が!驚きの才能を発揮できるようになるかもしれません。C:「ボリュームのある額」のあなた…ライバルを見つけるこの額を持つ人は、陽の気が強くてパワフルなタイプ。エネルギッシュで行動力があり、みんなを引っ張っていくリーダー気質の持ち主といえそう。今でもポテンシャルを発揮できているとはいえ、さらに力を引き出したいときには、ライバルを見つけることが大切。自分より実力やスキルが格上の相手を探して、心の中でライバル視するだけでもOKです。その人に負けたくないという気持ちが、新たなパワーや才能を引き出す原動力になってくれるでしょう。D:「眉骨が発達している額」のあなた…尊敬できる指導者を探すこの額の人は、生まれながらにして人気と金運に恵まれているタイプ。自己肯定感が強い反面、プライドが高くて地味な努力を嫌う傾向も。あなたが本来の力を発揮できていないとすれば、自己流になっているからかもしれません。よくも悪くも自分に自信があるため、人の意見やアドバイスを無意識のうちにスルーしがち。ポテンシャルを引き出したいなら、尊敬できる指導者を探しましょう。「この人の話が聞きたい」と素直に思える相手なら、きっとあなたの隠れた力を引き出してくれるはずです。おわりにどんな形であれ、額をきれいに保つことで開運効果が高まり、ポテンシャルの開花につながると考えられます。傷や吹き出物ができてしまったときは、すぐに処置してくださいね。©ちゃんぽん/PIXTA(ピクスタ)文/月風うさぎ
2023年01月15日ハクバ写真産業株式会社(本社:東京都墨田区)は、お気に入りのハンカチを飾って楽しめる、「ハンカチ額 HG-01」4色を発売いたします。■ ■ハクバハンカチ額HG-01(ナチュラル/ブラウン/ブラック/ホワイト)アイデア次第でハンカチ以外の額装にも。切手やポストカードなどのコレクションやパッチワーク作品、メガジャケなどアイデア次第でハンカチ以外も飾れます。(厚さ約2mmまで)お気に入りのハンカチを飾って楽しめる、シンプルなデザインの正方形額縁。約250×250mmのハンカチにちょうどいいサイズです。(厚さ約2mmまで)大きなハンカチは、見せたい柄が表にくるようにハンカチを折りたたんでセットします。小さなハンカチは背景の余白も楽しめます。(背景用に白紙が入っています)スタンドで置いて飾ったり、裏面の金具を使用して壁に掛けて飾ったりと、二通り楽しめる2WAYタイプ。(吊りヒモ付き)アイデア次第でハンカチ以外の額装にも。切手やポストカードなどのコレクションやパッチワーク作品、メガジャケなどアイデア次第でハンカチ以外も飾れます。(厚さ約2mmまで)希望小売価格:1,700円(税抜)発売開始日:2022年04月06日URL: 【会社概要】商号 : ハクバ写真産業株式会社所在地 : 東京都墨田区亀沢1丁目3番地7号設立 : 昭和30年6月(1955年)事業内容: 写真、映像、音響、OA、通信関連用品の販売資本金 : 5,000万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月06日■前回のあらすじ「お仕事制度」を通じて、子どもたちに“一番伝えたいこと”とは?それから半年後のお話です。本当に、毎日コツコツよく頑張っていると思います。次回に続く「お金の教育」(全19話)は17時更新!
2021年11月26日「老後の生活不安を解消するためにも、実際に使えるお金である年金の手取り額を把握しておくことがとても重要です。ところが、自分が受け取るはずの手取り額を知っている人は思いのほか少ないのです」そう話すのは、社会保険労務士で年金制度に詳しい「年金博士」こと北村庄吾さんだ。50歳以上の人に届く「ねんきん定期便」の「見込み額」を見て、自分の年金額をわかったと思い込んでいる人は要注意だという。「60歳まで同額の保険料を払うことを前提にした『見込み額』は、給与明細でいうところの額面です。実際の手取り額は、そこから税金(所得税と住民税)と社会保険料(国民健康保険料と介護保険料)を引いた額になります」実は“額面”に対する手取り額の割合が、この22年間で大きく減っている。ファイナンシャル・プランナーの深田晶恵さんが語る。「年金300万円の額面のケースで、介護保険が導入される前の’99年と’21年を比較したところ、手取り額に37万円の差がありました。’00年から介護保険料がかかるようになり、さらにその後65歳以上の人や税金も増えたため、手取り額が目減りしてしまったのです」そんな社会保険料は、地域ごとに差がある。北村さんが解説する。「年金収入だけの生活に入ると、厚生年金保険料はかからず、国民健康保険料と介護保険料の2つが引かれます。これら社会保険料は、その地域の財政状況や高齢化率などによって大きく異なってきます。住んでいる場所によって年金の手取り額がかなり変わってくるのです」今年4月に介護保険料の新しい基準額が発表。全国平均は月6,000円を初めて超え、過去最高額を更新した。基準額が9,800円と日本一高かったのは東京都青ヶ島村。年金260万円の夫婦の手取り額を試算すると232万1,780円となる。対して、基準額が3,300円と全国でもっとも安い北海道音威子府村は248万6,840円。なんと1年間で16万5,060円の差だ。北村さんはこう解説する。「ますます高齢化が進むことで、今後も社会保険料は上がっていきます。財政状況がよい自治体と悪い自治体の差も広がるでしょう。実際の手取りを知ることで、年金の仕組みもわかれば、老後資金を守る大きな一歩になるはずです」おおよその手取り額を知るためには、年金の“額面”に0.9をかけるといい。だが、正確に知りたい人は、複雑な計算が必要となるが、自分で計算することもできるのだ。北村さんが代表を務めるブレイン社会保険労務士法人の山岡正和さんは次のように語る。「国民健康保険料と介護保険料の計算式や額は、自治体ごとに異なりますが、各自治体がホームページなどで公表していますし、役所の担当部署に問い合わせれば教えてくれます」年金のみで生活している65歳以上夫婦の場合、東京23区や横浜市、大阪市などの大都市圏であれば、妻を扶養している夫の年金が211万円を超えない限り、住民税がかからない。これは、自治体の規模などによって違い、大都市圏以外の県庁所在地などなら201万9,000円、それ以外の市町村なら192万8,000円が境界線となる。やはり税率も自治体によって違うので、正確な税額を知るためには、自分で確認するか、問い合わせる必要がある。同じく、ブレイン社会保険労務士法人の伊藤紀代美さんはこう話す。「本当の手取り額を知らず、ねんきん定期便の見込み額だけで人生設計をしていると、将来的に想定外の事態になってしまうことも。手取り額を知ることで、資産運用を検討したり、退職金の受け取り方を考慮したりするきっかけにもなるのです」いざ年金を受け取ったときに戸惑わないためにも,実際に使えるお金を知っておこう!
2021年06月24日「老後の生活不安を解消するためにも、実際に使えるお金である年金の手取り額を把握しておくことがとても重要です。ところが、自分が受け取るはずの手取り額を知っている人は思いのほか少ないのです」そう話すのは、社会保険労務士で年金制度に詳しい「年金博士」こと北村庄吾さんだ。50歳以上の人に届く「ねんきん定期便」の「見込み額」を見て、自分の年金額をわかったと思い込んでいる人は要注意だという。「60歳まで同額の保険料を払うことを前提にした『見込み額』は、給与明細でいうところの額面です。実際の手取り額は、そこから税金(所得税と住民税)と社会保険料(国民健康保険料と介護保険料)を引いた額になります」実は“額面”に対する手取り額の割合が、この22年間で大きく減っている。ファイナンシャル・プランナーの深田晶恵さんが語る。「年金300万円の額面のケースで、介護保険が導入される前の’99年と’21年を比較したところ、手取り額に37万円の差がありました。’00年から介護保険料がかかるようになり、さらにその後65歳以上の人や税金も増えたため、手取り額が目減りしてしまったのです」そんな社会保険料は、地域ごとに差がある。北村さんが解説する。「年金収入だけの生活に入ると、厚生年金保険料はかからず、国民健康保険料と介護保険料の2つが引かれます。これら社会保険料は、その地域の財政状況や高齢化率などによって大きく異なってきます。住んでいる場所によって年金の手取り額がかなり変わってくるのです」そこで北村さんが代表を務めるブレイン社会保険労務士法人の山岡正和さん、伊藤紀代美さんに、夫婦で“受給額(額面)”が160万円(夫・80万、妻・80万円)、260万円(夫・180万円、妻・80万円)、420万円(夫・260万円、妻・160万円)という3つのケースで、複数の自治体の年金の手取り額を試算してもらった。■都庁のある東京の中心・東京都新宿区夫婦の額面・〈年額:160万円〉手取り額(概算)・〈年額:145万7,600円〉夫婦の額面・〈月額・13万3,333円〉手取り額(概算):〈月額・12万1,467円〉【手取り率:91.1%】夫婦の額面・〈年額:260万円〉手取り額(概算)・〈年額:243万1,842円〉夫婦の額面・〈月額・21万6,667円〉手取り額(概算):〈月額・20万2,654円〉【手取り率:93.5%】夫婦の額面・〈年額:420万円〉手取り額(概算)・〈年額:376万2,244円〉夫婦の額面・〈月額・35万円〉手取り額(概算):〈月額・31万3,520円〉【手取り率:89.5%】■財政危機にある天下の台所・大阪府大阪市夫婦の額面・〈年額:160万円〉手取り額(概算)・〈年額:142万6,865円〉夫婦の額面・〈月額・13万3,333円〉手取り額(概算):〈月額・11万8,905円〉【手取り率:89.2%】夫婦の額面・〈年額:260万円〉手取り額(概算)・〈年額:239万6,841円〉夫婦の額面・〈月額・21万6,667円〉手取り額(概算):〈月額・19万9,737円〉【手取り率:92.2%】夫婦の額面・〈年額:420万円〉手取り額(概算)・〈年額:370万318円〉夫婦の額面・〈月額・35万円〉手取り額(概算):〈月額・30万8,835円〉【手取り率:88.1%】■人口が日本第1位の自治体・神奈川県横浜市夫婦の額面・〈年額:160万円〉手取り額(概算)・〈年額:147万1,280円〉夫婦の額面・〈月額・13万3,333円〉手取り額(概算):〈月額・12万2,607円〉【手取り率:92.0%】夫婦の額面・〈年額:260万円〉手取り額(概算)・〈年額:244万5,360円〉夫婦の額面・〈月額・21万6,667円〉手取り額(概算):〈月額・20万3,780円〉【手取り率:94.1%】夫婦の額面・〈年額:420万円〉手取り額(概算)・〈年額:376万2,840円〉夫婦の額面・〈月額・35万円〉手取り額(概算):〈月額・31万3,570円〉【手取り率:89.5%】■中部地方の中核都市・愛知県名古屋市夫婦の額面・〈年額:160万円〉手取り額(概算)・〈年額:145万5,752円〉夫婦の額面・〈月額・13万3,333円〉手取り額(概算):〈月額・12万1,313円〉【手取り率:91.0%】夫婦の額面・〈年額:260万円〉手取り額(概算)・〈年額:243万1,448円〉夫婦の額面・〈月額・21万6,667円〉手取り額(概算):〈月額・20万2,621円〉【手取り率:93.5%】夫婦の額面・〈年額:420万円〉手取り額(概算)・〈年額:374万9,590円〉夫婦の額面・〈月額・35万円〉手取り額(概算):〈月額・31万2,466円〉【手取り率:89.2%】「社会保険料の差が大きく反映されました。国民健康保険料と介護保険料の負担が大きい自治体では、特に手取り額が少なくなります。たとえば夫婦2人の年金受給額が260万円のケースでは、負担が多い大阪市と少ない横浜市では概算で4万8519円もの差が出ました」(山岡さん)夫婦そろって90歳を迎えた場合、25年で121万円もの差になる。今後も、自治体ごとの“格差”は広がっていきそうだ。
2021年06月24日自分が借りていいお金の限度は?住宅購入にあたり、まず頭をよぎるこの疑問。自分の身の丈にあった物件を選び、安心・安全な返済プランを立てるためにも、基準を知っておきたいもの。たとえば、両親の援助に加えて、金融機関から融資限度額まで目いっぱい借りれば、より高額な物件に手が届くかもしれません。しかし、こうしたやり方にはリスクが潜んでいるのです。あくまでも、「借りられる額と返せる金額は違う」という点を理解しておきましょう。ファイナンシャルプランナー・畠中雅子さんのアドバイスを交えて、「借入可能額」について学びましょう。■ 借入額は「借入可能額」より少なく。夫婦でロ-ンを組む場合はご注意住宅ロ-ンの借入額は「借入可能額」よりも少なめにするのが基本。借りられる額は必ずしも、「返済可能額」ではないということを知っておく必要があります。「夫婦でロ-ンを組む場合は、妻の分はいざとなったら妻名義の預貯金で返せる金額にしておきましょう」。出産前は子どもが生まれてもずっと働くつもりだったとしても、仕事と子育ての両立が困難になることもあれば、子育て以外の理由で仕事を辞めざるを得ないこともあります。「妻の収入が変わらないこと」を期待して目いっぱい借りていたら、妻が退職した途端、家計が破綻しかねません。50代以上の人が「現在の収入」を基準に多額の住宅ロ-ンを組むのも厳禁。定年を機に、収入は大きく下がるケ-スが多いことを織り込んでおきましょう。■ 返済終了時期と返済額の目安。その導き方とは?返済の終了時期の目安そもそも、住宅ロ-ンは現役世代のうちに完済するように計画を立てるのが安心。また、返済期間が短くなるほど利息は軽減されますが、月々の返済額は当然増えます。そのため、収支に関するバランス感覚が問われることに。子どもの成長など、ライフスタイルの変化で家計の出費も影響を受けるものです。今現在だけでなく、将来の見通しを考慮しながら返済時期を考えましょう。返済額の目安1年間の返済可能額は年収×25%(年収負担率、以下に説明あり)で計算しておくと、おおよその目安になります。ただし、借りられるだけ借りてしまうとその後の返済で家計が苦しくなることに。生活費やマイホ-ムの維持費も考慮しておくのが必須です。年収負担率とは?住宅ロ-ンを組む際、金融機関や住宅金融支援機構(フラット35)が、返済可能額を計算するために使用するのが年収負担率。上限ギリギリで借りると返済額の負担が大きいため、25%程度で計算するのが望ましいといえます。例えば、年収が400万円で、返済負担率を25%とし、最長35年間の住宅ローンを組んだ場合は、3500万円が借入額の目安となります。例:400万円×25%×35年間=3500万円年収ベースによる年収負担率の目安年収400万円未満400万円以上年収負担率30%以下35%以下■ 年利と金利から見た「計算上の」借入可能額下記の表はほかにロ-ンがない場合の借入可能額の試算。住宅ロ-ン以外に車のロ-ンや奨学金の返済などがある場合、ほかのロ-ンを含めて年収負担率を計算することもあり、借入可能額が減る可能性があります。なお、この表の借入額は上限としてとらえ、実際にはこれより少なく借りるのが望ましいでしょう。※年収に対する負担率は30%、返済期間35年で試算●教えてくれた人/畠中雅子さんファイナンシャルプランナ-。連載、講演、セミナ-など幅広く活躍。複数の不動産を所有し、住宅ロ-ンのアドバイスも得意とする画像/PIXTA
2021年04月23日婚約前に男性に貯金額を聞いておきたいという女性は少なくないでしょう。しかし聞き方を間違えると、男性に不信感を持たれてしまうかも。今回は、男性がアウトと判定する貯金額の質問の仕方を紹介します。「家計を預かる身として」というスタンス結婚したら、女性が家計を任されるというパターンは多いものです。「家計を預かる身としてあなたの貯金額を把握しておきたい」というスタンスで質問をする方もいるでしょう。これは男性としてはあまり気分が良いものではないかもしれません。そもそも結婚前のそれぞれの貯蓄は、夫婦の共有財産にはあたりません。結婚すれば毎月給料の管理を奥さんに任せる男性は多いでしょう。しかし、結婚前の貯蓄にまで口を出されたくないという男性もいるのです。月の給料で生活ができて、貯蓄にも回せるのなら、自分が結婚前に貯めたお金は関係ないのでは?という考えです。どこまでのお金を「家庭のもの」とするか、それぞれ認識が異なっているとも言えます。結婚に関する費用と絡めて質問する結婚する際、婚約指輪の購入や結婚式にかかる費用、新婚旅行など、様々な事柄を行うカップルも多いでしょう。これらの事柄は多額の費用がかかります。結婚関連の催しに絡めて、男性に貯蓄額を尋ねたいという女性もいるのではないでしょうか。ですが、男性にとってはこのような質問もあまり喜ばしい気分にはならない可能性があります。自分の貯蓄額を尋ねられるということは、つまり自分の貯蓄からそれらをまかなうことが当然だと考えられているのでは?と思うためです。好きな女性のために綺麗な指輪を買ってあげたい、綺麗なドレスを着せてあげたい、そう考える男性は大勢いるでしょう。ただし、自分が自主的にそう思うことと、相手から求められるのはまた別な話です。自分の貯蓄をあてにして、あれもこれもしたいと言われれば、男性でなくてもげんなりしてしまうのではないでしょうか。教えてくれるまでしつこく質問する男性がなかなかはっきり貯蓄額を教えてくれないからといって、教えてくれるまで何度もしつこく質問するのも良くありません。貯蓄額とは元々非常にセンシティブなことです。オープンにすることを何とも思わない人もいれば、結婚後も教えたくないという人もいます。どちらが正しいということはなく、それぞれの考え方なのです。その考え方を理解しようとせず、とにかく貯蓄額を教えてもらおうと躍起になると、男性は「自分のお金が目当てなのか?」と不信に思い、結婚自体を考え直し始める可能性もあります。あまり無理強いしないことも大切です。貯蓄額の質問は結婚に影響する可能性も貯蓄額を女性に教えることをどう思うかは男性によって異なります。もし、貯蓄額をあまりオープンにしたくないタイプだとしたら、貯蓄額に関する質問が、結婚や2人の関係に影響を及ぼすことにもなり兼ねません。不用意に質問したり、相手が嫌がっているのに何度も尋ねたりすることは避けましょう。
2020年09月08日住宅ローンは35年など数十年に及ぶ返済ということもあり、借入額をいくらにするのか迷うものです。金融機関が住宅ローンでいくら融資してくれるかは年収により決まりますが、実際のところ、年収に対してどのくらいの借入をするのがよいのでしょうか。本記事では、住宅ローンの借入可能額の計算方法などに触れながら、年収と適正額のベストバランスについてご紹介していきたいと思います。住宅ローンの借入額はいくらくらいがいい?住宅ローンを組むと数十年にわたり、毎月返済していくことになりますが、年収に対してどのくらいまで借入してよいものなのでしょうか?借入できる金額を目安にしてはいけない年収に対していくらまでなら借りてよいかという疑問に対し、明確な答えはありません。これは、生活費や食費など毎月かかる費用がどのくらいかといったことや、貯蓄額など家庭によって大きく異なるからです。一方、金融機関に審査を申し込むと、「年収○○万円なら□□万円まで借入できる」という借入可能額は明確に計算できることから、この数字を1つの目安とする方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、実際のところ、金融機関の借入可能額を目安にすると負担が大きくなることが多いです。借入可能額については、あくまでも自分の年収で借りられる最大額でしかないという意識を持ち、住宅ローン借入額の適正額を決める際の目安にしてはいけないということをまずは覚えておくとよいでしょう。住宅ローンの借入可能額の計算ここで、住宅ローンの借入可能額の計算方法を見ていきたいと思います。住宅ローンの借入可能額の計算では、返済負担率と審査金利の2つが用いられます。返済負担率とは返済負担率とは、住宅ローンとそのほかのローンを含めて、年収に対していくら返済しているのかを表すものです。例えば、年収400万円の方が住宅ローンを借りると、住宅ローンの返済額で8万円/月、自動車ローンなどそのほかのローンで2万円/月返済する場合、返済負担率は以下のように計算されます。{(8万円/月+2万円/月)×12カ月}÷400万円×100(%)=30%返済負担率については、金融機関ごとに上限が定められており、その上限を超える金額は原則として借入できないこととなっています。例えば、住宅金融支援機構のフラット35の場合、年収400万円未満の場合で返済負担率の上限は30%、年収400万円以上の場合で返済負担率の上限は35%と定められています。つまり、上記ケースでは返済負担率35%まで借りられることとなり、借入可能額の基準はクリアすることになります。住宅ローン以外のその他ローンに注意返済負担率についてポイントとなるのは、住宅ローン以外のローンも対象となることです。自動車ローンやウェディングローン、教育ローンなどを返済中の方は返済負担率の計算に入れる必要がありますし、ほかにも携帯電話の分割費用や奨学金なども対象となります。これら借入情報については、自己申告ではありますが、審査時には個人信用情報をチェックされるため、申告漏れがあったらばれてしまいます。なお、そのほかのローンについては、自己資金などで住宅ローン実行時までに完済することができれば、返済負担率の計算から除外できます。審査金利とは返済負担率の計算上、住宅ローンの返済額を求める際には、住宅ローンの適用金利ではなく、金融機関ごとに定められた審査金利が用いられます。審査金利は金融機関ごとに異なりますが、3%程度で設定されることが多いようです。例えば、住宅ローンの適用金利が1%で審査金利が3%という金融機関の場合、35年の借入で毎月2万円ほど返済額が異なるのが一般的です。借入可能額の計算上、審査金利は重要なポイントとなります。フラット35の審査金利は住宅ローンの適用金利住宅金融支援機構のフラット35の場合、審査金利は住宅ローンの適用金利と定められており、このことから民間の金融機関と比べて高い借入可能額としやすくなっています。フラット35の場合、場合によっては年収の10倍程度を借入できる計算となることもありますが、冒頭でお伝えしたとおり、借入できるからといって満額まで借りてしまうと、返済が厳しくなってしまうことが少なくありません。年収と毎月返済額の適正額は?年収に対して、住宅ローンの毎月返済額の適正額はいくらくらいなのでしょうか?[adsense_middle]返済負担率20~25%を目指すまずは、返済負担率を20~25%に収めることを目指してみましょう。実際には、年収や年齢、家族構成などによって適正額は異なるのですが、目安としてこの辺りを意識しておくと余裕を持った資金計画を組みやすくなります。例えば、年収400万円の方の場合、返済負担率20%だと年間80万円の支払いで、おおよその毎月返済額は7万円ほどとなります。7万円/月というと、金利1%、借入期間35年の場合で2,500万円程度の借入となる計算です。月々の収入と支払額を把握しよう上記で借入額の目安について、返済負担率をおおよそ20~25%程度に収めるようお伝えしましたが、実際には年収により税負担や社会保険料などが異なるため、注意が必要です。上記は目安として考えつつ、実際に借入額を決めるときは、毎月の収入と支出を洗い出して計算してみるようにしましょう。手取り収入の把握まずは、手取り収入がどのくらいかを把握することから始めます。手取り収入については、預金通帳を見れば毎月の額を把握できるので、まずは確認してみましょう。毎月の費用の把握次に、食費や水道光熱費、携帯電話などの通信費で、月額いくらの費用がかかっているかを大雑把に書き出し、その合計額を求めます。こうして、手取り収入から毎月の費用を差し引き、そこから住宅ローンの返済額を差し引いたら手元にいくら残るかを求めてみましょう。実際には、想定外の費用が発生することも少なくないため、この段階ではかなり余裕を持った資金計画を立てることをおすすめします。年齢や家族構成によっても適正額は異なる年齢また、年齢や家族構成によっても適正額は異なります。例えば、年齢については、30歳で住宅ローンを組むのと、50歳で住宅ローンを組むのとでは計算が大きく変わってきます。というのも、住宅ローンの多くは完済時年齢を80歳前後とする必要があり、50歳の借入だと最長でも30年しか借りることができません。また、65歳で定年退職することを考えると、退職後に住宅ローンをどのように支払っていくのかも考えないといけません。家族構成家族構成については、子どもが何人いて、教育費にどのくらいの費用がかかるかも計算しておく必要があります。とはいえ、ここまで計算するのは一般の人にはなかなか難しいことでしょう。詳細に計算したければ、FPに相談してライフプランニングをしてもらうことをおすすめします。借入可能額いっぱいの借入でも問題ないという考え方もある一方、借入可能額いっぱいの借入でも問題ないという考え方もあります。住宅ローンは、一般的にすべてのローンの中で最も金利が低く設定されています。金融機関からすると、住宅ローンを貸すだけでは人件費などを考えると貸すだけ赤字になると考える人もいるほどです。アベノミクスによる異次元の金融緩和やマイナス金利の導入により金利は下がり続けており、1%以下の金利で借りられることも少なくありません。住宅ローン控除で借りれば借りるほどお得になる?さらに、政府により、住宅取得を積極的に行ってもらう目的で、住宅ローンを組む際にさまざまな特典を受けられるような制度が設けられています。具体的には、住まい給付金や住宅ローン控除が挙げられますが、ここでは特に住宅ローン控除について取り上げたいと思います。住宅ローン控除とは、借入してから13年間、住宅ローン年末残高の1%について所得税や住民税から控除を受けられるというものです。先述のとおり、住宅ローンの金利は1%を切るものも多い中、住宅ローン控除で1%分の還付を受けられるとなると、場合によっては「借りれば借りるほどお得」という状態になるのです。ただし、住宅ローン控除で受けられるのはあくまでも所得税や住民税に対する控除で、これらはそもそも年収がある程度高く、所得税や住民税を納めていないと還付は受けられません。サラリーマンの方は、職場から交付される源泉徴収票で納税額を計算できるので、確認してみるとよいでしょう。借りたものは返さないといけないとはいえ、当たり前ではありますが、住宅ローンで借りたお金は返さないといけません。借りれば借りるだけお得だからといって、例えば無駄に設備にお金をかけるなど、不要な分も借りてしまうのは問題です。手持ち資金が豊富にある場合に、手持ち資金を手付金として入れるのではなく、手元にお金を残しておくといった使い方ではおすすめできますが、手持ち資金がないのにも関わらず多額の借金をしてしまっては、借入後の生活が厳しくなる可能性が高いです。金利1%程度に対して、税金の還付で1%受けられるからといって、無駄に融資額を大きくするのではなく、あくまでも収入に対していくら返済していく必要があるのかを、なるべく余裕のある水準で計算しておくようにしましょう。その際には先述のとおり、1つの目安として、年収に対する返済負担率を20~25%に収められるかどうかを基準にしておくことをおすすめします。住宅ローン借入額の目安に関するまとめ住宅ローン借入額の目安についてお伝えしました。年収に対していくらまで借りてよいかについては、すべての家庭に当てはまる便利な公式などはありません。1つの目安として、返済負担率20~25%程度に収めることを目標にするとともに、より詳しくは、収入と支出の把握や、年齢や家族構成を元にしたライフプランニングを作成するなどして計算していくことをおすすめします。その際には、FPなど専門家に相談してみるのも1つの方法です。
2020年07月06日・すごい…!これが世界トッププレイヤーの実力。・個人でこの寄付額は、やばい。・度肝を抜かれた。男子テニス、ロジャー・フェデラー選手が新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大を受け、多額の寄付を行っていたことが分かり、驚きの声が上がっています。人々を驚かせたのは、その寄付額。産経新聞が、フェデラー選手の寄付額や寄付先について報じています。フェデラー自身は、母国で困窮に直面する家庭を対象に計100万スイスフラン(約1億900万円)を寄付すると3月に明らかにしている。産経新聞ーより引用フェデラー選手は、自身が理事長を務める『ロジャー・フェデラー財団』としても、コロナウイルスの感染拡大で休校に追い込まれたアフリカの児童やその家族のため、日本円にして約1億600万円を助成しています。現代男子テニス界において、トップレベルの実力を誇るフェデラー選手。知名度がある人物のこうした支援は、きっと多くの人に影響を与えることでしょう。フェデラー選手のような多額の寄付金はできなくとも、私たち一人ひとりができる支援を行い、こうした善意の輪を広げていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月07日健康寿命が延びるのと同時に私たちが直面するのが、老後に必要となる生活費のこと。まずは現状でもらえる額を把握して、不安があれば50代からでもできる受給額アップのための対策に着手しようーー。「昨年6月、金融庁から報告書が出てからは『老後はそんなにお金が必要なのか』『どうやってお金をためたらいいのか』と、戸惑った人も多いでしょう。そもそも報告書は、総務省の家計調査がもとになっています。『高齢夫婦無職世帯』の毎月の赤字額は約5万円なので、年金で暮らす期間を30年とすると、約2,000万円資産の取り崩しが必要、とされていました。『老後に不足する額はライフスタイルなどによって大きく異なる』ともあり、2,000万円もかからない人もいれば、もっとかかる人もいます。一喜一憂しないことです」そう解説するのは『受給額が増える!書き込み式得する年金ドリル』(宝島社)の著者で、ファイナンシャルプランナーの井戸美枝さん。総務省家計調査(’18年)を見ると、高齢夫婦無職世帯の年金を含めた実収入は月額22万2,834円で、支出は26万4,707円。4万1,873円の不足だ。「ここでよく見ておきたいのは、実収入の大半を占めるものは年金収入であるところです。公的年金は会社員か自営業か、夫婦共働きかなど現役世代の働き方によって受け取る年金額にかなりの差が出てきます。一方で、年を重ねると食事の量が減って食費がかからなくなったり、行動範囲も自宅の周囲に限られて交際費などの支出が減ってきたりすることも考えられます。家計調査の支出ほど使わないという人もいるでしょう。住宅ローンを完済していない人、賃貸住まいの人は居住費がかかるので、収入が減る分、支出の負担が大きく感じられるでしょう。老後の生活費を把握するためには、受け取れる年金額を知っておくことが大切です」(井戸さん・以下同)いまや人生100年時代。健康で長生きしたいと思うと同時に、老後も安心した生活が成り立つのか不安がどうしてもつきまとう。そこで井戸さんに「年金を増やすワザ」を教えてもらった。■「繰り下げ受給」で増やす!老齢基礎年金の支給は65歳からが基本だが、必要であれば60歳から受け取ることも可能。これを「繰り上げ受給」といい、1カ月繰り上げるごとに年金額が0.5%減額される(一部繰り上げをしたときも減額率は同様)。受給開始のタイミングを一度選択したら取り消すことはできないので要注意。反対に受給開始を70歳まで先延ばしする「繰り下げ受給」もでき、この場合1カ月繰り下げるごとに年金額が0.7%増額。5年間繰り下げて70歳から年金を受け取ると、じつに42%も増額される。「65歳で年間78万1,700円もらえる人が5年間受給を先延ばしすると、年金額は約111万円。約32万円増額します。65歳からの年金受給額を78万円として、男性の平均寿命82歳、女性の平均寿命88歳まで生きた場合の年金の受取総額と、70歳まで受給を延ばした場合の総額を実際に計算して比較してみましょう」【例】65歳からの老齢基礎年金受給額(100%)を78万1,700円とすると〈65歳から受給を開始すると〉夫=82歳までに受け取る老齢基礎年金の総額78万1,700円×100%×18年=1,407万600円妻=88歳までに受け取る老齢基礎年金の総額78万1,700円×100%×24年=1,876万800円〈70歳から受給を開始すると〉夫=82歳までに受け取る老齢基礎年金の総額78万1,700円×142%×13年=1,443万182円妻=88歳までに受け取る老齢基礎年金の総額78万1,700円×142%×19年=2,109万266円70歳まで繰り下げると受け取る総額は、男性約1,443万円、女性は約2,109万円となった。これを65歳から受け取る総額と差し引くと、男性は約36万円、女性は約233万円になる。長生きするほどおトクだということがわかる。「もちろん、健康状態に不安のある人は無理は禁物。そうしたケースでは、夫の老齢基礎年金は65歳から、妻の年金は70歳から受け取る、という方法もあります」「女性自身」2020年4月14日号 掲載
2020年04月08日まとまったお金が必要になって、カードローンの利用を検討しているのでしょうか?でも、一体いくらぐらい貸してくれるのか、足りなければあとでもっと貸してくれるのかどうか不安ですよね?実は、借入限度額は様々な要因によって決まってくるものの、いくつか決め手になる要素があります。また、一度決まった借入額を増額するにはポイントがあるんです!ということで、この記事では借入限度額の仕組みと決まり方、そして増額を得る方法について解説していきます。借入限度額とは何かそれでは、お金を貸してくれる上限の金額である「借入限度額」とはどのようなものでしょうか?これは、最終的には一律に定まるわけではなく、大まかに言えば各金融機関やローンごとに、または申込者ごとに設定される貸出の上限額ということになります。とはいえ、大枠では法律で定められた枠も存在しています。限度額について、以下で具体的に説明していきます。「借入限度額」には二つの意味があることに注意まず注意しておかなければいけないこととして、現在「借入限度額」という言葉には二つの違った意味がある、ということがあります。一つはある個別のローン商品が持っている限度で、もう一つは申し込む人ごとに設定される限度です。これらを混同してしまうと、「○○万円まで借りられると広告に載っていたのに、△△万円までしか借りられなかった」という勘違いをしてしまうことになります。そうならないように、まずは区別を押さえておきましょう。商品としての限度額そもそも、金融機関ごと、あるいは商品ごとに借入の限度となる金額は決められています。そしてこれが一つ目の意味となります。これは、いわゆる広告などに掲載されている額のことで、だいたいどこも500~800万円となっています。ただし、言うまでもありませんがこれはあくまでも貸し出しできる最大額を示しているだけですので、申し込んだら全員がこの金額まで借りられるわけではありません。個別に決定される限度額ローンを申し込んだ人にとって意味があるのはこちらの方です。つまり、申し込み時に審査が行われますが、その結果に応じていくらまで借りることができるのかが言い渡されます。これが二つ目の限度額です。当然一つ目の限度額よりは大幅に少ない額となっていますが、これは別にこの額を一括で貸し付けるという意味ではありません。たとえば50万円といわれても、なにも全額借りる必要はなく、必要に応じて最初は10万、次は5万というような借り方ができます。要は借金の枠をもらったと考えればいいでしょう。消費者金融などでは総量規制がかかるとはいえ、あまりにも多額に貸し付けることを防止するため、消費者金融などに対しては貸金業法によって総量規制がかけられています。具体的には申込者の年収の三分の一までと定められています。ただし、銀行に対してはこの規制は適用されません。なので、銀行カードローンでは審査に応じて実質いくらでも貸付を行うことができるのですが、現在では銀行ごとに独自の基準を設けて年収の二分の一や三分の一までしか借りられないようになっています。このように述べますと、何か「独自の基準」というのがうさん臭く思えてしまいますので、少し背景を説明しておきます。そもそも過剰な貸し付けの防止のために総量規制が設けられましたが、規制後に適用外の銀行カードローンの利用が増え、自己破産件数が下げ止まっているという指摘がありました。そこで、日本弁護士連合会が銀行も総量規制に沿った審査体制を構築すべきと主張しました。それにより、銀行も消費者金融並みの基準になってきているのです。限度額の審査とは?年収などが決め手!では、いくらまで借りられるのかを決定する審査では何が金額の決め手となるのでしょうか?カードローンに申し込むと、通常は在籍確認などとともに審査が行われます。そして、その審査では個人情報をはじめとして色々な情報が取られ、評価されるわけですが、そのなかでも特に重要な指標があります。それは下記の3点です。年収他社の借入額職業や勤続年数それぞれについて、以下で説明いたします。[adsense_middle]借入額の決め方①年収:配偶者の年収も対象まずは、申込者の年収が大きな要素になります。一般には収入が多くなるほど借りられる額は多くなりますが、総量規制や自己規制により、そもそも年収の三分の一程度しか借入できないという枠組みは決められています。しかしそのギリギリまでの限度額が設定されることはまずありません。それよりもかなり少ない額に制限されます。このように説明すると、「今度開業したくて、開業資金を借りようと思っているが、自分は専業主婦なので収入がない。ということは、自分はカードローンを利用できないのでしょうか?」と心配される方がいるかと思います。特に、自分の都合で夫に迷惑を掛けたくないと考えている人には切実ですよね。実は、専業主婦などの場合には配偶者の年収が考慮されて限度額が決められることになります。これを「配偶者貸し付け」といいます。ただし、これを利用する場合には配偶者から同意書をもらう必要がありますので、黙ってお金を借りることはできません。事前に夫婦間で十分に話し合いましょう。借入額の決め方②他社の借入額:クレジットカードのキャッシングも含まれる次に、他社からの借入額が大きな要素となります。すべての借り入れ状況は信用情報機関に登録されていますので、申込時にそれらを参照して貸し付ける額が決定されることになります。もしもそうした金額が大きかったり返済状況が悪かったりすると、最悪審査に落ちてしまうこともあります。他社の借入状況を良くしてから申し込みをするようにしましょう。また、実際には借入額ではなく借金の枠が合計されて評価されることになります。したがって、返済したが解約せず枠だけ残っているローンやクレジットカードのキャッシング枠も合計されてしまいます。申し込み前にはこうした枠は解約しておくことが重要です。借入額の決め方③職業や勤続年数:安定性を評価される職業については、安定した仕事についている人の方が借り入れられる額が多くなります。なので、たとえば公務員とフリーターを比べた場合、同じくらいの収入であれば公務員の方がたくさん借りられるということになります。また、勤続年数については長ければ長いほど信用が上がり、多く借りられることになります。職業にせよ勤続年数にせよ、安定性が信用につながり、ひいては借入限度額も上がるということになるようです。ちなみに、安定性という意味では居住形態も審査に影響します。賃貸よりも持ち家の方が評価が高くなります。初回借入時の限度金額は50万円になってしまうことが多いでは、初めてカードローンを利用する場合の評価はどうなるのでしょうか?残念ながら、初回は50万円程度しが限度枠をもらえないことが多いです。「他社から全く借りていないのに、どうして?」と思われるかもしれませんが、実はこれまで全く借入をしていない場合、信用はかえって低くなります。でもなぜでしょうか?何度かお金を借りている場合には、返済状況からその人の信用を測ることができます。しかし初めての人はそれがないため、最初は低レベルの信用からスタートすることになってしまいます。したがって、50万円という少額の枠が設定されることになります。でも、それでは予定している金額にとても足りないという場合もありますよね?そんなときには、この後で述べる増額を検討することになります。借入限度額を増額する方法についていったん決められてしまった限度額ではどうにも足りない、もっと借り入れが必要という場合もあるでしょう。これはなにも生活に困窮しているというネガティブな意味だけではなく、事業にもっと投資をしたいなどポジティブな場合もあります。こんな時には限度額の増額をしましょう。ではどうすればそれが可能になるのでしょうか?それについて以下で見ていきます。[adsense_middle]増額には再度審査を受ける必要がある最初に借入を申し込んだ時にも審査を受けましたが、増資の場合には改めて審査を受けることになります。「一回審査したのに、面倒」と思われるかもしれませんが、内容はほとんど同じですし、店頭でもATMなどでも手続きは可能です。そしてこれにパスしますと、評価に応じて追加の借り入れを受けることができます。でも、少ししか金額が増えなければあまり意味がありませんよね。どうすれば審査にパスして多くの金額を受けることができるのでしょうか?それには以下のポイントがあります。利用実績を着実に積むことがカギまずは堅実に利用して、信用を得ることです。それには何度か枠内で借り入れて、延滞しないように返済していくことです。そうすれば、増資を申し込んでも「この人はきっちり返済してくれるので、枠を増やしても大丈夫だろう」という評価を得ることができます。また、より高評価を得るためには、推奨されている毎回の返済額よりも多めの金額を入金しておくことをおすすめします。こうした地道な努力が多額の枠取りにつながっていきます。勤続年数増・年収アップにより増額の可能性もただし、どんなに堅実に実績を積み重ねても「総量規制・自主規制」という壁が立ちふさがっています。年収の三分の一以上を借りることは実質不可能です。この壁を打ち破るには年収アップしかありません。頑張って少しでも収入を増やすようにしましょう。また、時間はかかりますが同じ職場に勤めて勤続年数を増やすと、信用が積み重なり限度額を増やすことにつながります。長期的な視点を持って大きな枠を狙いましょう。増額の注意点ただし、借入額を増やす際には注意しておく点もあります。まず、借入額を増やすとその分金利は少なくなって得しますが、その際返済期間を長くしてしまうと利息を払う回数が多くなって、返済額のトータルではかえって利息が増えてしまうことがあります。シミュレーションをして最適な返済期間を設定するようにしましょう。また、増資の申し込み時には収入証明を求められることがありますので、事前に準備しておきましょう。そして、多額の借入枠を得るために転職をしようと計画する人がいるかもしれませんが、これは一概には良策といえません。なぜなら、転職によって年収が上がったとしても勤続年数が0に戻ってしまいますので、トータルで見ると信用が下がる場合もあるからです。転職は慎重にしましょう。まとめ:カードローンの限度額について借入を申し込んだ際に得られる借金の枠について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?借入限度額には二つの意味がありますが、申込者に意味があるのは個別に設定される限度額の方です。また、それは審査によって年収などの要素で評価され決定されます。その金額で不足があれば、後で増資を申し込むこともできます。誰でも初めてカードローンを申し込む際にはよくわからないものですし、思ったほどには借りられないかもしれません。しかし、そこで諦めるのではなく、長い目で見て少しでも多くのお金を借りられるように地味な努力を重ねていきましょう。そうすればきっと結果が伴ってきます。
2020年04月05日住宅ローンは借入額が大きいこともあり、融資を受ける前にはいろいろな悩みが生まれるのではないでしょうか。そうした悩みのひとつに、住宅ローン返済中にもし自分が死んでしまったら…?というものもあるでしょう。本記事では、住宅ローンの返済中に死亡してしまったらどうなるか、手続きや注意点を含めて解説していきます。住宅ローンの返済中に契約者が死亡したらどうなる?住宅ローンの返済中に契約者が死亡してしまったらどうなるのでしょうか?結論からお伝えすると、住宅ローンを組むときには通常団体信用生命保険に加入するため、住宅ローン支払い中に契約者が死亡した場合は残債を0円にすることができます。なお、通常の団体信用生命保険の保険料は金利に含まれているとされ、追加で保険料等支払う必要はありません。団体信用生命保険で保証される内容団体信用生命保険の内容は利用する金融機関によって異なりますが、一般的に、団体信用生命保険では契約者が「死亡」したときに加え、「高度障害状態」になったときに適用を受けられます。高度障害状態とは?高度障害状態とは、病気やけがで身体機能が重度に低下している状態のことで、例えば住宅金融支援機構の団信では以下のような状態を想定しています。両眼の視力を永久に失った状態言語またはそしゃく機能を失った状態中枢神経または精神に著しい障害を残し終身常に介護を要する状態胸腹部臓器に著しい障害を残し終身常に介護を要する状態両上肢とも手関節以上で失ったかまたはその用を永久に失った状態両下肢とも足関節以上で失ったかまたはその用を永久に失った状態支払人本人以外も適用を受けられるの?住宅ローンの返済途中で、配偶者など支払人本人以外が同じ状態になった場合はどうなるのでしょうか?これについては、住宅ローンを連帯債務者として一緒に返済しているようなケースで、契約者本人以外の方も対象となる団体信用生命保険に加入していた場合は、適用を受けられます。連帯債務者など契約者本人以外の方が団体信用生命保険の適用を受けられるかどうかは契約内容次第ですので、銀行に確認しながら進めるようにしましょう。適用範囲の広い団体信用生命保険もある団体信用生命保険には、死亡や高度障害を対象とするもの以外に、以下のようなものもあります。ガン団信3大疾病団信8大疾病団信ガン団信は、死亡や高度障害以外に所定のがんと判断されたときに保険の適用を受けられます。同じように3大疾病団信は「がん・急性心筋梗塞、脳卒中」を、8大疾病は3大疾病にプラスして「高血圧症、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変、慢性膵炎」が対象となります。ただし、所定の状態になったときに住宅ローンの残債が0円になるものと一定期間の返済額を補填されるものがあり、保険によって内容が異なるため事前に確認しておく必要があります。なお、ガン団信や3大疾病、8大疾病を選ぶと住宅ローンの金利0.2%~0.5%加算されるのが一般的です。ただし、中には他の住宅ローンと差別化を図るため、金利負担なしで範囲の広い団体信用生命保険を利用できる金融機関もあります。団体信用生命保険の手続き団体信用生命保険はどのような手続きが必要なのでしょうか?ここでは、「団体信用生命保険に加入する手続き」と、所定の状態になり「団体信用生命保険の適用を受ける手続き」の2つをお伝えします。[adsense_middle]団体信用生命保険に加入する手続き団体信用生命保険に加入する際の一般的な手続きは以下のようなものです。住宅ローン審査時に申込書と告知書を提出する団信の審査承認が得られれば融資実行と同時に団信に加入告知書とは自分の健康状態について申告するもので、入院歴や服薬歴がある場合にはそれらを記入します。ただし、借入額が一定以上ある場合には別途、医師による健康診断結果証明書を提出しなければならないこともあります。団体信用生命保険の適用を受ける手続き団信の規定する所定の状態になり、団信の適用を受ける際には融資を受けた金融機関に連絡して必要書類を提出する必要があります。例えば、不幸にも亡くなってしまった場合には以下のような書類を揃える必要があります。団信弁済届死亡証明書や死亡診断書死亡事実記載のある住民票書類を提出した後、団信を取り扱う生命保険会社が内容を審査し、問題なければ保険金の支払いがなされます。団体信用生命保険の注意点団体信用生命保険については、以下のような点に注意しましょう。世帯主と団信の関係年齢が若い程損をする?健康状態が悪いと住宅ローンの審査承認を得られない借り換え時にも団体信用生命保険の審査は行われる保険が重複するケースがある?世帯主と団信の関係団信は通常契約者本人のみが対象となるものです。ところで、奥様が契約者本人になるような場合で世帯主がご主人といったケースや、ご主人が契約者本人であっても、勤め先の都合等により奥様を世帯主とするようなケースでは、団信の規定に影響があるのでしょうか?この点、特に世帯主かどうかは団信の内容に関わりありません。団信は若い程損をする?実は団体信用生命保険は若い程損をして、年配者程得をする設計となっています。一般的な生命保険であれば年齢が若い内に加入した生命保険は保険料が安く、年を取ってから加入すると保険料が高くなってしまいます。これは、年を取っている方が健康を害したり、死亡してしまったりする可能性が高いからで、至極当然のことだといえるでしょう。一方、団体信用生命保険は年齢に関わらず、加入者全員で同じだけ負担することになります。このため、民間の生命保険と比較すると、団信は年の若い方ほど損をする仕組みとなっているのです。20代の方などは、フラット35など団信への加入が任意の住宅ローンを利用して、団信を利用せず、同額の保険を民間の生命保険で探すとお得です。この場合、住宅ローンの残債が下がるごとに保険金を下げるよう、「低減型生命保険」への加入を検討するとよいでしょう。健康状態が悪いと住宅ローンの審査承認を得られない団信は申込時に告知書を提出する必要があり、過去の病歴等によっては団信の審査で承認を得られないことがあります。住宅ローン利用時に金融機関が団体信用生命保険をつけているのは、「仮に債務者が死亡してしまった場合でも、保険で残債を回収できる」からです。このため、通常は団信の承認を得られない場合には住宅ローンの審査承認も得られません。年を重ねると必然的に病気になる可能性が高くなってしまうため、住宅購入を考えている方はなるべく早く動いたほうがよいといえます。ちなみに、住宅金融支援機構のフラット35であれば団体信用生命保険への加入が任意となっているため、健康に問題がある方は必然的にフラット35の利用を考えるというケースが多くなります。また、民間の金融機関であっても、一定以上資産があるケースや年収が十分に高い場合には、団体信用生命保険の加入なしで融資を受けられるケースもあります。借り換え時にも団体信用生命保険の審査は行われる団体信用生命保険について注意しなければならないことは、住宅ローンの借り換え時にも団体信用生命保険の審査は行われるということです。最初の借入時には健康上の問題がなかった方でも、借り換えするまでの間に何らかの病気を経験していた場合には団信の承認を得られず、借り換えできないケースがあります。ある意味、住宅ローンと健康はセットに考えていたほうがよいといえます。保険が重複するケースがある?住宅ローンを利用する前に民間の生命保険に加入していた方は、団信に加入することで民間の生命保険と保険内容が重複してしまうケースがあります。例えば、3,000万円の住宅ローンで団信に加入する場合、3,000万円の逓減型生命保険に加入しているのと同じだといえます。仮に、融資を受ける前にすでに3,000万円の定期保険に加入していたようなケースでは、死亡時に2つの保険を併せて6,000万円分の保険金を受け取れることになります。もちろん、多く受け取れることは悪いことではありませんが、必要以上の保険に加入すると保険料の負担が大きくなってしまいます。こうしたこともあり、既に民間の生命保険に加入されている方が新しく団信に加入する場合には、一度保険の見直しをすることをおすすめします。団信に加入せずに死亡してしまった場合はどうなる?住宅ローンは通常団信とセットですが、任意加入のフラット35で団信に加入しない選択をしたようなケースで、実際に死亡してしまった後はどうなってしまうのでしょうか?[adsense_middle]返済途中の住宅ローンを相続人が引き継ぐ団信に加入していなかった方が死亡してしまった場合、後は相続の問題となります。相続人が住宅ローンを引き継ぐかどうかの判断を行い、引き継ぐ場合には亡くなった方と同様に毎月住宅ローンを返済していかなければなりません。なお、相続放棄する場合には以下の順で相続順位が移っていくことになります。相続放棄の判断は、相続の開始があったことを知ってから3カ月以内にしなければなりません。もちろん、相続放棄を選択すると資産である家も相続を放棄することになります。基本的には、同居していた配偶者の方や子供が相続人になるケースが多いでしょう。相続人となった場合には、相続開始から10カ月以内に相続税の支払いもしなければならない点に注意が必要です。ちなみに、この辺りの手続きは団信に加入していた場合でも、住宅ローンの残債がないというだけで基本的には同じ流れとなります。住宅ローンを引き継ぐ手続き相続手続きとは別に、相続人となった方は住宅ローンを引き継ぐ手続きも進めなければなりません。相続人となった方は、金融機関に対して以下のような書類を届ける必要があります。相続届(金融機関の用意する書類)法定相続人全員の分かる戸籍謄本等遺産分割協議書の写し等(相続人全員の印鑑証明書も必要)【番外編】つなぎ融資完済前に死亡してしまったらどうなる?住宅ローンを組んでいる方が死亡したらどうなるかについてお伝えしてきました。ここでは、番外編として住宅ローンを組む前、つなぎ融資の段階で死亡してしまったらどうなるのかについてお伝えしたいと思います。注文住宅の場合はつなぎ融資を利用する必要がある住宅を購入するにあたり、一から住宅を新築するケースでは、建物の新築請負契約から住宅ローン実行までの間につなぎ融資を受ける必要があります。住宅ローンは、原則として完成した建物を対象に融資を行うものです。一方、建物の新築工事では建物完成前に請負価格のそれぞれ3割程度を「着工金」や「中間金」として支払わなければなりません。これらの資金を対象として融資を受けるのがつなぎ融資です。例えば2,000万円の住宅を建てるにあたり、着工金として600万円、中間金として600万円必要なのであれば、これら1,200万円分をつなぎ融資で借りて、建物完成後に住宅ローン2,000万円を実行することでつなぎ融資を完済する、という手続きを取ります。相続人が住宅ローンを組めるケースと組めないケース上記と同じ例で、例えば1,200万円のつなぎ融資を受けてから、建物完成までの間に契約者が死亡してしまった場合はどうなるのでしょうか?この場合、相続人となる方が住宅ローン2,000万円分について審査承認を受けられるだけの年収があれば、その方が引き継げば問題はありません。折角の住宅新築にあたり親族を亡くしてしまったという大きな悲しみはあるものの、つなぎ融資分1,200万円分について住宅ローン2,000万円で完済してしまえば手続きは終了です。一方、配偶者やお子様等に住宅ローンを組むだけの十分な年収がない場合、つなぎ融資分1,200万円分についてどのように返済していくかを金融機関と話し合わなければなりません。場合によっては新築工事もストップしなければならないでしょう。つなぎ融資にも団信があるただし、実はつなぎ融資にも団信がついているものがあります。団信がついている場合、すでに融資を受けた1,200万円分について団体信用生命保険の適用を受けることができ、残り800万円について住宅ローンを組むかどうかの問題となります。住宅ローンを組む場合は、当初より借入額を少なくできるため、少ない負担で返済していくことができるでしょう。一方、住宅ローンを組まない選択をする場合、新築工事をストップして解体してもらう必要があるでしょう。すでにかかった工事費用と解体費用とを合わせて1,200万円以上かかっている場合には差額を支払わなければなりません。このため、実際にはほとんどの場合住宅ローンを組む選択をすることになります。つなぎ融資には団信がついているものとついていないものがあります。団信がついているとやや金利負担が大きくなることがありますが、数か月の間とはいえ何が起こるか分かりません。つなぎ融資を利用する際には、できるだけ団信のついたものを利用することをおすすめします。住宅ローン返済中に死亡した場合に関するまとめ住宅ローンの返済途中に死亡してしまった場合の手続きや注意点等、主に団信についてお伝えしました。住宅ローンを組むときにあまり将来死んだときのことは考えないという方もいらっしゃるかもしれませんが、何十年にも及ぶ返済期間中は何があるか分かりません。しっかり団信の内容を理解したうえで住宅ローンを組むことをおすすめします。
2020年03月21日アコムと契約している場合、最寄りのコンビニATMでも取引が可能です。借入れ・返済に対応していますので、いつでもどこでもお金のやり取りがしやすいのです。この記事では、コンビニATMでのアコム利用について、手順や注意点を解説します。アコムはコンビニATMにも対応アコムはローンカード1枚あれば、限度額の範囲でいつでも繰り返し取引が可能です。振込キャッシングのほか、無人契約機で引き出しができるため、すぐに現金を入手可能です。そして、アコムの利用をより便利にしてくれるのが、コンビニATM(提携ATM)です。お近くのコンビニや通りすがりのコンビニが利用可能ですので、多忙な人も安心です。まずは、以下の内容について解説します。対応しているコンビニATMローンカードがあればいつでも融資可能借入も返済も可能対応しているコンビニATMアコムの取引は、店頭窓口、無人契約機、インターネット、振込や引き落としなどさまざまですが、コンビニや金融機関などの提携ATMの利用も可能です。特にコンビニは24時間営業である上、全国各地に存在するため、いつでもどこでも取引ができます。利用可能なコンビニATMは、セブン銀行ATM、ローソン銀行ATM、E-net(イーネット)、ZERO BANK(ゼロバンク)です。それぞれの対応コンビニは以下のとおりです。アコムのステッカーで確認アコムが利用可能な提携ATMは、全てのコンビニを網羅しているわけではありません。中にはATMが設置されていない店舗も存在します。アコムが利用可能な提携ATMには、アコムのロゴが入ったステッカーがありますので、ステッカーで見分けることができます。ローンカードがあればいつでも融資可能コンビニATMでアコムを利用する場合、アコムのローンカード1枚あればいつでも利用可能です。また、アコムACマスターカードを持っている場合には、より便利に活用できます。アコムACマスターカードはアコムが発行しているクレジットカードで、ローンカード機能とクレジット機能が一体となっています。そのため、ショッピングとキャッシングの両方ができます。アコムのローン利用とコンビニの商品代の支払いができるため、日常での利用シーンが広がるでしょう。借入も返済も可能アコムの提携ATMは、コンビニに設置されているものと、各銀行に設置されているもの(後述)があります。銀行に設置されているATMの中には、借入れだけに対応していて返済には対応していないものがありますが、コンビニATMは借入も返済も対応しています。そのため、コンビニでアコムと取引をする場合は、どちらに対応しているか迷う必要がありません。アコムで利用可能なコンビニATMの基礎知識アコムとの取引をコンビニで行う際に、知っておいていただきたい以下のことがあります。コンビニATMの営業時間コンビニATMの利用限度額コンビニ以外の提携ATMコンビニATMの手数料アコムATMとの違いせっかくコンビニで便利に取引できるはずが、これらを知らないために逆に不便になる場合がありますので、しっかりと把握しておきましょう。1つずつ解説いたします。コンビニATMの営業時間コンビニATMの営業時間はコンビニの営業時間と同じですので、24時間365日となっています。ただし、システムメンテナンスを行っている時間帯は、アコムの取引ができませんので知っておきましょう。システムメンテナンスの時間はコンビニATMごとに異なりますので、以下の表をご確認ください。コンビニATMの利用限度額アコムは最大800万円まで借入可能で、1人1人の限度額は審査結果によって異なります。ただし、それとは別にコンビニATMで利用可能な金額設定がありますので把握しておきましょう。たとえばセブン銀行の場合、借入は1日50万円、返済は1日200万円までとなっています。ローソン、E-net(イーネット)、ZERO BANK(ゼロバンク)は、借入が20万円まで、返済は1回50万円までとなっています。コンビニ以外の提携ATMコンビニ以外の提携ATMにも触れておきましょう。コンビニ以外の提携ATMは以下の金融機関が利用可能です。三菱UFJイオン銀行北海道銀行北陸銀行東京スター銀行八十二銀行第三銀行広島銀行西日本シティ銀行福岡銀行親和銀行熊本銀行クレディセゾンATM八十二銀行だけは借入のみ対応で返済はできませんが、その他の銀行ATMは借入も返済も可能です。コンビニATMと合わせて、お近くの銀行ATMも活用すると更に便利です。コンビニATMの手数料アコムの提携ATMは利用手数料がかかります。利用手数料はコンビニATMも金融機関の提携ATMも同額となりますので、知っておくと良いでしょう。手数料は取引金額によって異なります。取引金額が1万円以下の場合は借入・返済ともに110円(税込)、1万円を超える場合は借入・返済ともに220円(税込)となっています。アコムATMとの違いアコムには、提携ATMだけでなく、アコムの各店舗に併設されているATMもあります。このアコムATMの営業時間は24時間365日となっており、月曜日の1時00分~5時00分はシステムメンテナンス時間です。提携ATMとの違いは、手数料が無料であることと、1,000円単位での借入ができるところです。提携ATMの場合、セブン銀行ATMは1,000円単位での借入れができますが、それ以外は1万円単位となっています。コンビニATMでの借入れ手順と返済方法コンビニATMを利用してアコムと取引をする場合の手順を紹介します。コンビニATMは画面の指示に従うだけですので、とてもカンタンです。出金(借入)方法と入金(返済)方法の両方を見て行きましょう。[adsense_middle]出金(借入)方法出金(借入)方法についてセブン銀行ATMを例に紹介します。まずローンカードをATMに入れ、「ご出金(借入)」を選択しましょう。そうするとアコムの暗証番号入力画面になりますので、4ケタの番号をタップします。その後、借入したい金額を設定し、確認をタップします。利用明細とローンカードが出てきますので、忘れずに受け取りましょう。その後、借入れ金額分の現金が出てきて取引が完了です。入金(返済)方法入金(返済)方法も、まずローンカードをカードをATMに入れます。表示画面のメニューから「ご入金(返済)」を選び、暗証番号を入力します。そして、入金口座を選択しましょう。もしも、カードローンの返済とショッピング利用分の返済を両方行いたい場合には、それぞれ別に手続きする必要があるので知っておきましょう。返済金額分の現金を入れて確認ボタンを押せば、明細書とローンカードが出て来て手続き完了です。アコムをコンビニATMで利用する場合の注意点アコムをコンビニATMで利用する場合には、以下の注意点があります。契約自体はコンビニATMでできない手数料がかかる取引単位が1万円端数が残る場合があるこれらの内容を踏まえて上手に利用しましょう。契約自体はコンビニATMでできないコンビニATMでアコムを利用する場合、契約自体もできると勘違いしてしまう人がいらっしゃいます。アコムはインターネットや電話のほか、郵送、店頭窓口、無人契約機で契約ができます。多様な契約方法があることや、無人契約機で契約ができることから、ATMでも契約ができると思いがちですが、コンビニATMでは契約できません。借入・返済などの取引ができるという意味と、契約というのは異なります。契約している状態を前提に、コンビニATMで取引ができると知っておきましょう。手数料がかかるコンビニATMは便利である代わりに、利用手数料がかかります。手数料額は先述のとおりですが、たとえ少額であったとしても金利以外に出費が生じるのです。手数料がもったいないと考える場合には、コンビニATMではなくアコムATMを利用しましょう。利便性と手数料額のバランスが必要です。取引単位が1万円上記でも軽く触れましたが、コンビニATMはセブン銀行ATMを除いて、1万円単位での取引となります。数千円だけ借入や返済をしたくても行えませんので注意が必要です。端数が残る場合があるコンビニATMには小銭の投入口がありませんので、完済しようとしても1,000円未満の残高が残る場合があります。このことを端数残高と呼びます。端数残高には金利がかかりませんし、一応の完済とみなされますので、放置しても問題ありません。ただ、1円でも残高があると解約ができないため、注意が必要です。端数残高の返済は、インターネットや店頭窓口、銀行振込で行いましょう。コンビニATMでのアコムの借入・返済に関するまとめアコムはコンビニATMで借入も返済が可能であるため、24時間365日取引ができます。利用限度額はコンビニATMごとに異なりますので、あらかじめ把握しておく必要があります。コンビニATMで借入・返済をする場合、画面操作だけでカンタンに行えますので、気軽に手続きが可能です。ただし、コンビニATMは手数料がかかるなどの注意点がありますので想定しておきましょう。
2019年11月07日こんにちは、婚活FP山本です。先般、国が老後資金として2000万円必要などと言いましたね。突然の発表に驚いた人も多いのですが、それほどまでに年金が少ないことを初めて知った方も多いようです。そもそも年金とはいくらくらい貰えるものなのか、何か対策は無いのか……気になった人も多いでしょう。そこで今回は、国民年金と厚生年金の平均受給額や年金・老後対策について詳しくお伝えします。あなたの人生に、お役立て下さいませ。国民年金の支給額は満額で80万円ほど!まずは、国民年金についてお伝えします。結論からいえば、国民年金の支給額は「満額で80万円程度」です。具体的な金額は毎年のように変わり、最新の平成31年4月分からの年金額は78万100円となっています。一ヶ月あたりに直せば、およそ6万5000円ですね。詳しくは後述しますが、年金額は「保険料の納付年数(月数)」で変わります。40年しっかり支払えば80万円程度になりますから、例えば半分の20年分しか保険料を支払っていなければ、貰える年金額も半分の40万円程度です。どちらにせよ、少額かもしれませんが……。もっとも年金は、保険料の支払い期間は決まっているのに年金の受け取り期間は「終身払い」です。つまり生存している限りもらえます。色々と不満も聞きますが、メリットも大きいのではないでしょうか。会社員の妻である女性は国民年金!想像以上に勘違いしている方も多いのですが、いわゆる専業主婦の女性がもらえる年金は「国民年金」です。会社員の妻として扶養に入っていれば保険料を支払わずに済みますが、あくまで「無料で国民年金に加入している」という扱いになります。このため年金額は、満額でも80万円程度です。会社員の扶養なのだから、妻も夫と同じく厚生年金が貰えると思っていた……という勘違いは、かなり危険といえます。そう思っていた方は、早急に何か老後対策を取りましょう。厚生年金の受給額は満額でも300万円ほど!次は、厚生年金についてお伝えします。厚生年金は、会社員が国民年金の上乗せとして貰える年金です。ただ、厚生年金は「保険料の納付額(年収)」で、大幅に貰える年金額が変わります。最近は年収も変わりやすいので、尚更に金額が分かりにくいのですが、ひとまず目安は以下の通りです。(※あくまで目安です)これに、先ほどの国民年金が加算されて貰えることになります。仮に40年満額を合算すると、年収400万円の方なら約170万円で月14万円ほど、年収1000万円の方でも約300万円で月25万円程度です。老後資金がたくさん必要なのも、何となく分かるところではないでしょうか。ただ、この通り「年収を上げれば年金も上がる」点も知っておいて頂きたいところです。目先でもお金は必要でしょうし、ついでに先々のためにも年収アップに努めましょう。「想像以上に安い」と感じる人がほとんどハッキリ言って、年金額は「想像以上に安い」と感じる人がほとんどです。また当人の年収が高いほど生活水準も高い傾向にありますから、どちらにせよ年金だけでは生活が成り立たないでしょうね。むしろ年収が高い人ほど、「現役との格差」を感じることになります。かといって、収入が落ちるのに合わせて生活水準も落とせるものではありません。落とせるにしても、ダイエットと同じく「少しずつ」が基本です。先々を見据えて動いていきましょう。将来の受給額は「納付額と年数」で決まる今度は、年金全体の基本と大局観をお伝えします。年金の受給額は、基本として「納付額(年収)と納付年数」で決まるのですが、他にも様々な要素や制度が絡み合い、かなり複雑です。ただ、簡単にいえば「がんばったほど多くもらえる」わけですから、そこまで心配する必要はありません。また、統計によると全体的な平均年金額は月15万円ほどとなっています。年収なら180万円ですね。現在の平均年収が400万円少々ですから、計算通りといえます。もし結婚していれば、そして共働きなら二人分で月30万円ほど入ってくるのが基本です。一人で月15万円と考えると厳しいですが、二人で月30万円なら相応に余裕も出てくるのではないでしょうか。この数字を前提に、一度は老後を考えておくと良いでしょう。[adsense_middle]収入などを元に、年間いくら貰えるか確認を老後不安の高まりを受けて、最近では様々なところで「年金額の試算」ができるようになっています。大抵は、収入や勤続年数などを入力するだけです。どうしても不安なら近くの社会保険労務士に相談する手もありますが、お金も要りますし、まずは手軽に試算してみませんか。そうして、年間いくら貰えるかが分かったら、現在の生活水準と比べて「毎月・毎年どのくらい足りないか」を計算しましょう。その差額×余命分が、あなたに最低限必要な老後資金です。「繰り下げ受給」や「付加年金」を検討しようここからは、年金(老後)への対策についてお伝えします。まずは「繰り下げ受給」です。これは、簡単にいえば「もらう時期を遅くする代わりに年金額を増やしてもらう」という制度になります。厚生・国民のどちらも可能で、それぞれ一ヶ月あたり0.7%、最大で42%(70歳受給時)まで増額が可能です。また「付加年金」という制度もあります。これは国民年金が対象です。毎月400円を追加で支払う代わりに、将来的に「支払った月数×200円」が年金に加算されます。仮に40年間ずっと支払いを続ければ、480ヶ月×200円で9万6000円となり、ざっと2年で元が取れるというものです。どちらも、ほぼ誰にでもできる対策ではないでしょうか。誰にでもできますが、やったか否かで大幅に老後が変わる可能性があります。年金や老後が不安な人は、一つずつでも対策を積み上げましょう。65歳から貰わなくていい対策もセットに対策というのは「とにかくすればいい」わけではありません。例えば繰り下げ受給をするのなら、セットで65歳からすぐに年金をもらわなくても大丈夫な家計状態にしなければなりません。カツカツの人にとっては、たとえ400円でも将来の致命傷になることもあります。かといって、何もしなければ老後に困る可能性が高まってしまうでしょう。何かをする前提の一方、その行動の負の面や家計全体へのしわ寄せなども考えつつ、できる限り良さげな対策を取っていくことをおすすめします。年金保険やイデコ、不動産投資など方法は様々老後対策は、他にも様々です。一番、一般的な対策としては「年金保険」が挙げられるでしょう。様々な生命保険会社で取り扱っており、内容は様々ですが、基本は「一定の時期まで保険料を支払い、以後は年金形式でお金をもらう」というものです。これは節税にもなります。また最近では「iDeCo(イデコ)」も人気です。正式には「個人型確定拠出年金」といい、簡単にいえば「自分で運用して年金を作る」ものになります。自分で運用(投資)する以上、勉強も必要ですしリスクもありますが、節税になるなど様々なメリットもあるのでおすすめです。さらに、最近では「不動産投資」も注目されています。投資金もリスクも大きい代わりに、入ってくるお金も大きく安定性も高いです。まずは、どんな方法があるかを知ることが大切でしょうね。毎月コツコツ動くほどに収入総額は増える!結局のところ、老後対策に一朝一夕はありえません。すべての対策は毎月コツコツ動き、少しずつ将来の収入総額を増やしていくことになります。時間があるほど効果も大きくなる半面、時間がないほど効果も小さくなり、必要性を追求するならリスクが必要です。どの程度の時間が必要かは様々ですが、一般論としては「最低でも20年程度」でしょうか。仮に老後資金が2000万円必要なら、年間100万円で20年ですからね。金額や数字はともかく、なるべく早くから老後対策に動き出しましょう。老後をどうするか、夫婦で話し合うことが肝心最後に、肝心なことをお伝えします。確かに、いくら年金が貰えるかは大切ですし、増やす努力も重要です。しかし、一番大事なことは「老後をどうするか、どう過ごすのか」を、夫婦で話し合うことといえます。これ次第で、老後に本当に必要なお金が大幅に違ってきますからね。例えば仕事はどうでしょう?60歳、65歳で辞めるのか、それとも80歳くらいまで働くのかで随分違います。住まいはどうですか?実家や地方に移るのと、今のままかで大きく違ってくるでしょう。とりわけ「介護が必要になったらどうするか」は、かなりの金額差が出てくる要素です。入ってくる年金額を前提に老後を考えるのではなく、したい老後の暮らしぶりを前提に必要なお金を考えるのが正解といえます。その方が努力や向上にも繋がるでしょう。ぜひ一度、夫婦でじっくり話し合ってみましょう。[adsense_middle]「独身や熟年離婚」は老後を生き抜けない要素先ほどもお伝えしましたが、年金額は一人平均15万円です。一人ではかなり厳しいでしょう。日常生活はなんとかなっても、働けなくなったり介護が必要になったりしたらアウトです。結婚しなかった独身の方、熟年離婚を控えている方は、老後破産予備軍でしょうね。相応の年齢になれば中々どうにもなりませんが、まだ若いうちなら取り返しもつきます。なるべく婚活や夫婦仲の改善に励む一方、一人で生きるなら相当な対策が必要と考えて、励んでいきましょう。年金平均と生活水準を考え、差額への対策を考えよう年金は「いくら貰えるか」が大切な一方、「いくら生活に必要か」も重要です。一般的な年金平均と生活水準の差額を余命分考えたのが、例の「老後2000万円」になります。まずは年金の少なさと対策の必要性を知り、そして対策には時間が必要なことも知り、なるべく早めに老後対策を考えて動き出していきましょう。
2019年08月14日「6月第1週あたりから、年金受給者を対象に『年金額改定通知書』が郵送されます。毎年少しずつ年金額は変わるため、キチンと目を通しておくことが重要です。なかでも、見落としたくないのは、妻が65歳以下で夫より年下の場合、夫が『加給年金』をもらえているか。逆に妻が年上の場合、妻の年金に『振替加算』が上乗せされているか、ということです」こう話すのは、ファイナンシャルプランナーの中村薫さん。そもそも、「加給年金」と「振替加算」とは何なのだろうか。「会社員だった夫が65歳になり、老齢厚生年金を受け取れるようになったとき、専業主婦である年下妻のために与えられる“家族手当”に当たるのが加給年金です。厚生年金に20年以上加入している人(この場合、夫)が65歳になり、65歳未満の配偶者(妻)、子どもがいれば18歳到達年度の末日まで、あるいは所定の障害状態にある20歳未満の子がいる場合に支給されます」加給年金は、夫が1943(昭和18)年4月2日生まれ以降なら、年額で39万100円が給付される。「次に、振替加算については2つのパターンがあります。(1)年下妻が65歳を迎えたとき、夫が加給年金をもらえなくなる代わりに、妻自身の老齢基礎年金(=国民年金)に加算されるもの。(2)もともと加給年金が支給されない年上妻のために、夫が65歳を迎えたときに妻の老齢基礎年金に加算されるもの。どちらも、加算額は同じです」振替加算として上乗せされる額は、妻の年齢によって細かく分けられている。じつは、この2つのどちらかを受け取れる資格があるのに、もらえていない家庭は多いのだという。「’17年9月に厚労省が公表し、世間を騒がせたのが振替加算の“支給漏れ”。その存在を知らず、約10万人もの人が受け取っていなかったことが明らかになりました」(経済部記者)もし、加給年金も正しく受け取れていない人が同じだけの数いたら、それらの夫婦は1年につき約40万円損していることになってしまう……。それを防ぐためにチェックすべきなのが「年金額改定通知書」だ。「年下妻の場合、夫が65歳になったときに、夫の通知書を見てみましょう。まず見るべきなのは『厚生年金保険』の欄。そこに『加給年金額』と記載されていなければ、“受給漏れ”の可能性があります。年上妻の場合は、自分の通知書を見て、国民年金の欄に『振替加算額』が記載されていなければ、同じく“受給漏れ”を疑うべきです。来月みなさんのもとに届く通知書は、もらえるはずの年金を見抜くための手がかりなのです」
2019年05月29日「厚生労働省は6月にも、年金の将来的な給付の予測を、令和になって初めて発表する予定です。最悪のシナリオだと、およそ15年後に、年金額が20%も減額される可能性があるんです」こう話すのは、財政制度に詳しい経済評論家の加谷珪一さん。年金財政は、人口の減少や構成比率、経済情勢などによって不安定化する恐れがある。そのため、日本の年金制度では「5年に1度」、最新のデータを基に、給付される水準を検証することが法律で定められている。「これを『年金財政検証』と呼び、前回は『平成26(’14)年』に実施されています。その最新版となる『令和元年財政検証』が、厚労省の社会保障審議会年金部会で行われていて、前回までの例にならえば、この6月をめどに公表される見通しです」(加谷さん・以下同)「財政検証」の柱となるのが、将来の年金予想。これを理解するには、まず「所得代替率」という言葉を理解しなければならない。所得代替率とは、「現役男子の平均手取り収入の額」に対する「夫婦2人の基礎年金+夫の厚生年金(=世帯の年金受給額)」のこと。「まず、厚労省は年金のモデル世帯を、夫が元会社員で厚生年金を受給している夫婦と設定しています。この世帯の年金受給額は、国民年金(=老齢基礎年金)月額6万4,000円が、夫婦2人分で12万8,000円。加えて夫の厚生年金(=老齢厚生年金)が月額9万円で、世帯では月額21万8,000円となります」一方、現役男子の平均手取り月収は34万8,000円。これは税引き前の年収でいうと、およそ510万円に相当する。「この34万8,000円に対する21万8,000円の割合を計算すると、所得代替率は62.7%という水準になります(いずれも前回の「財政検証」時の値)」「国民年金法」の原則では、所得代替率が50%を上回るような給付水準を将来にわたり確保するとされている。一方、厚労省は年金制度を維持するために、段階的に所得代替率をこの50%に近づけていくと、明言している。「『財政検証』で、いつ50%に至るかというのが、複数のケースにおいて、試算されています。しかし、ほとんどのケースは、日本経済が順調に成長するという前提のもとに作られているんです」前回の「財政検証」では、A~Hまで8つのケースが試算されている。そのうち、最悪の試算はケースH。2036年(令和18年)には所得代替率が50%に達し、2055年には年金積立金が枯渇。以降は、所得代替率35~37%という水準にしなければ、年金制度が維持できなくなる。次の「財政検証」でも、同様のケースが試算される見込みだ。これから、年金をもらう世代を襲うのは、受給額の減少だけではない。政府が1億総活躍社会の目標として、定年を「将来的に70歳とする」方向で検討に入っている。「70歳まで継続雇用をしてもらえるという意味では、5年分収入を確保できると考えられましが、裏を返せば、『70歳まで年金は支給しない』と政府が公言するための、格好の大義名分となります。まず、政府は年金支給開始年齢を68歳に引き上げるでしょう」仮に引き上げられた場合、現在50歳の人が年金を受給するのは、2036年(令和18年)となる。最悪のシナリオが重なれば、68歳になって、初めてもらう年金額は、現在よりも20%も少なくなっていることになる。政府は、仮に支給年齢を引き上げた場合には、月当たりの支給額を増やすとしているが。「現在の経済状況を見るに、そうなる可能性は極めて低いでしょう。将来的には、年金は70歳支給開始、支給額2割減となるでしょう。大事なのは、いまのうちに、10年後、20年後の生活規模をシミュレーションして、縮小した生活設計を立てていくことです」
2019年04月18日なかなか周りの夫婦に訊けない貯金額。若いうちは「まだ若いし」と楽観的に考えていても、40代に入ると老後が視野に入ってくることもあり、自分たちの貯金額が一般的に見て多いのか少ないのか、気になってきませんか?今回はそんな40代夫婦の平均年収と貯金額を見ていきましょう。40代の平均年収は?転職サイトDODAが調べた平均年収ランキング2017によれば、40代の平均年収は541万円。年齢の変化で見てみると、40歳513万円、43歳525万円、46歳559万円、49歳594万円と500万円台をじりじりと上がっていく結果でした。40代夫婦の世帯年収は?次に、40代夫婦の世帯年収を見ていきましょう。共働きフルタイムでの共働き夫婦の平均年収額は1,010万円でした。年収1,000万円の壁を40代で超えることに。パートタイム妻がパートタイムの場合、配偶者特別控除の上限103万円の収入と仮定した世帯年収は690万円です。フルタイムの女性平均年収額も年齢に応じて上がっているため、フルタイム共働き世帯との差は徐々に大きくなっています。専業主婦妻が専業主婦の家庭では、平均年収は541万円です。 手取りから貯金に回すお金の割合は?「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](平成28年)」によると、40代が貯蓄に回す割合は、手取り収入の10~15%がもっとも多い(18.8%)という結果になりました。5%未満5.2%5~10%未満6.3%10~15%未満18.8%15~20%未満4.2%20~25%未満9.9%25~30%未満1.6%30~35%未満12%35%以上12%貯蓄しなかった30.2% 一定割合を貯蓄に回している人がいる一方で、気になるのは「貯蓄しなかった」と答えた人が30.2%もいること。近年では晩婚・高齢出産化が進んでいるため、40代に入ってから出費が増えたという家庭も少なくないでしょう。「貯蓄しなかった」理由が、こうしたライフスタイルの変化なのか、貯蓄に対する意識が薄いのかについては、気になるところですね。40代世帯の平均貯金額先ほどと同じ調査によると、40代世帯の平均貯金額は815万円でした。全世帯の平均は776万円。40代で平均額を上回ることがわかります。40代世帯の投資・金融資産保有額40代世帯がどういった種類の金融資産を保有しているのか、それぞれの額と投資の種類についての結果は、以下のようになりました。金融資産保有額1594万円預貯金815万円金銭信託・貸付信託4万円生命保険82万円損害保険6万円個人年金保険47万円債券76万円株式343万円投資信託139万円財形貯蓄45万円その他金融商品36万円 株式や投資信託の額が30代に比べてそれぞれ飛躍的に伸びています。収入が増え、投資に回せる余裕が生まれる人が多いことが要因のひとつでしょう。これまであまり投資に興味がなかった人も、老後や今後必要となるお金を考え、「増やして貯める」ことを意識し始める時期ともいえるのではないでしょうか。 40代夫婦で貯金なしで大丈夫?40代世帯の平均貯金額は815万円でした。しかし、これは全体を通しての平均額。年齢を重ねるほどに、収入の高低差は広がるため、貯蓄額にも差が見られるのは当然のことです。実際に、40代夫婦では33.7%、50代になっても31.8%の世帯が「貯蓄0円」なのだそうです。40代の間は、子どもにかかる費用がまだまだ多額になる家庭も多いでしょう。しかし、20~25年程度で定年がくる40代。いつまでも貯蓄0円では不安です。年金支給年齢の上昇、支給額の減額を想定すると、何とか早めに貯蓄を始めておきたいですね。40代夫婦の貯金テクニックこれから子育てにお金が掛かったり、子どもの高校大学ともっともお金がかかる時期が到来したり。40代夫婦はどのような心づもりで貯金をしていけば良いのでしょうか。40代前半子どもがいる夫婦の場合、出産時期によって貯金しておきたい金額が変わります。出産が遅く、まだ子どもが小さい場合は、今が貯めどきと心得ておきたいもの。少々多めに貯金額を定めておくなど、後の出費を考えた貯金予定を立てていきましょう。 住宅購入を考えている場合は、無理のない返済予定・頭金を算定してくださいね。40代後半40代後半になってくると、残りの子育てにかかる費用はもちろん、自分たちの老後を見据えた貯金も始めておきたいところです。 どの程度の額の貯金額が必要で、現在どの程度の貯蓄があるのかを把握するために、ファイナンシャルプランナーに相談してみても良いでしょう。 40代世帯の平均貯金額は815万円自分たちの世帯の貯金額と比較して、815万円の貯蓄は多いですか?それとも「妥当」と思える額だったでしょうか。平均貯金額はすべての人から算出したものなので、「うちはもっとある」というかたも、「そんなにない!」と感じるかたもいるでしょう。とはいえ、「貯蓄なし」の状態は早く脱しておきたいところ。必要に応じて固定費や家計の見直しをし、一定額をコツコツ貯めていける状態を整えましょう。 参考:平均年収ランキング2017(DODA)各種分類別データ(平成28年)(知るぽると)貯蓄0円世帯が約31%も!世代別の貯金なし率(AllAbout)
2018年08月28日貯金、できていますか?どれくらいの額が貯められていますか?周囲に聞ける話でもないため、「うちの貯金額って少ない?それとも妥当?」と気になってしまいますよね。今回は、30代夫婦の平均貯金額をご紹介します。結婚後、子どもが生まれ、家や車など大きな出費を抱える人も増えるこの世代。一体、どの程度の貯金額が平均なのでしょうか。30代の平均年収は?転職サイトDODAが行った調査によると、30代の全体の平均年収は455万円。男性は487万円、女性は386万円と100万円ほどの差があります。同じ調査での20代の平均年収の男女差は50万円程度、40代では160万円程度となっており、年代が上がるほど、男女差が大きくなっているようです。年齢別に見た結果は、以下のとおりです。30歳:416万円(男性440万円:女性372万円)33歳:452万円(男性482万円:女性389万円)36歳:475万円(男性513万円:女性393万円)39歳:501万円(男性545万円:女性396万円)30代夫婦の世帯年収次に、30代夫婦の世帯年収を見ていきましょう。共働き先ほどの平均年収から、共に30代の夫婦が共働きをしている場合、平均年収は873万円です。パートタイム一方、妻がパートタイムで勤務している場合、妻の年収は配偶者特別控除枠の上限の103万円までという場合が大半でしょう。その場合の夫婦の平均年収は586万円です。専業主婦妻が専業主婦の場合、男性の平均年収487万円が、そのまま世帯平均年収となります。 手取りから貯金に回すお金の割合は?「家計の金融行動に関する世論調査」によると、30代が手取りから貯金に回す金額の割合のうち、もっとも多いのは10~15%未満。全体の21.8%となりました。次いで35%以上(16.2%)、25~25%(14%)となっています。一方、「貯蓄しなかった」と答えた人も14.8%。堅実に貯金をしている人たちがいる一方で、なかなか貯金ができていない人も一定以上いることがわかります。このなかには、子どもの幼稚園代など、出費がかさむ時期がかさなり、貯金が難しかったという人もいるでしょう。30代世帯の平均貯金額同調査によると、30代世帯の平均預貯金額は617万円。全世帯の平均額は776万円です。30代世帯の投資・金融資産保有額30代世帯の金融資産保有額は957万円です。そのうち、株式や投資信託は、20代世帯の平均額からそれぞれ約4倍、約7倍に増えています。20代に比べて収入が上がっていることと、貯蓄以外の方法でお金を増やすことに視野が広がる人が増えていることが、その背景なのではないでしょうか。 30代夫婦で貯金なしで大丈夫?平均貯蓄額はあくまで「平均」。高収入家庭の貯蓄額が数字を引き上げているのも事実です。なかには「貯蓄が0円」という家庭もいます。30代世帯…33.7%40代世帯…33.7%なんと、30代よりも収入が上がっているであろう40代でも、収入が0円の世帯割合は変わっていません。昨今では晩婚化が進み、出産・育児にお金がかかる時期も後ろにずれています。また、20代後半~30代前半で出産していたとしても、もっともお金のかかる高校・大学に進学する時期が40代にかかることから、30代、40代ともに貯金が難しいという背景もあるでしょう。しかし、「0円」はやはり心許ないもの。まずは月に数万円ずつでも、先取り貯金をする習慣を始めたいものです。 30代夫婦の貯金テクニックライフステージが大きく変わりやすい30代夫婦。どのように貯金を進めていけばよいでしょうか。30代前半結婚や出産を迎える人も多い年代です。共働き夫婦であっても、産休や育休で一時的に片方(主に妻)が満額収入を得られない状況になる期間が発生することも。世帯収入が減る期間も、月に○万と決めて、無理なく貯金を続けたいものです。また、マイホーム購入を考えている場合、購入希望時期と頭金予定額を考えて、そのための貯金をコツコツ始めてみても。30代後半子どもが小学校に入学し、低学年のうちは習いごとへの出費も少ない期間であることから、「貯めどき」といわれます。今までよりも月の貯金に回す割合をプラスしておくと、後々出費がかさむ時期を安心して迎えられるでしょう。ただ、家族でのお出かけが楽しめる時期でもあります。貯金とは別枠で「レジャー費・旅行費」を貯めておき、家族での時間も大切にしたいものですね。 平均貯金額は617万円30代世帯の平均貯金額は617万円でした。想像よりも多かったですか?それとも少なかったでしょうか。「こんなに貯金なんてできていない…」と過度に心配しなくても大丈夫。どんどん収入の高低差が広がる30代、この貯金額のなかには、平均年収が700万、800万といった人たちの貯金額も含まれているのです。ただし、いつまでも「0円」も不安の元。一定割合を貯金に回す生活は、そろそろ始めておきたいところですね。 参考:平均年収ランキング2017(DODA)各種分類別データ(平成28年)(知るぽると)貯蓄0円世帯が約31%も!世代別の貯金なし率(AllAbout)
2018年08月20日購入予算の設定を考える際、同じ毎月返済額でも金利によって借入額が大きく変わります。これは金利が低ければ低いほど借入金が増えるということでもあります。一般に金利が低いのは変動金利です。「じゃあ金利の低い変動金利のローンを利用すれば予算が増やせるのでは?」と考える人もいるでしょう。はたしてそれは正しい考え方なのでしょうか。1.変動金利の分かり過ぎるほど明確なリスク将来の毎月返済額を見通せない変動金利や固定金利期間選択の金利を使って購入予算の設定はしづらいものです。しかしながら予算設定の際の使用を推奨したい全期間固定金利と変動金利では、金利にして0.7~0.8%程度の差があります(※1)。仮に毎月返済額を10.0万円とした場合、金利の低い変動金利で設定すれば、借入額は440万円近く増える計算です(※2)。机上で金利をちょこっと変えるだけで労せずして購入予算が増やせるこの方法は、一見すると非常に魅力的に映ります。しかし、いったん金利が上昇し始めると、この方法が悪魔のささやきであったことに気がつきます。変動金利が上昇した場合の毎月返済額シミュレーションしてみましょう。※1フラット35(借入期間:21年以上35年以下・融資率:9割以下)で取扱金融機関が提供する金利の最も多い金利と、主な都市銀行等の変動金利を比較。2017年12月現在。※2各種数値は次の条件をもとに設定しています。全期間固定金利:1.37%、変動金利:0.625%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済。分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。(図1)変動金利が上昇した場合の毎月返済額シミュレーション図は借入額3,500万円で、当初金利0.625%が6年目、11年目にそれぞれ金利1%上昇したと想定した場合に、毎月返済額がどれだけ変わるのかを計算したものです。返済6年目に金利が1%上昇すれば、毎月返済額は約1.4万円増え、返済11年目にまた1%上昇すれば毎月返済額はさらに1.3万円(当初からは約2.7万円)増えることになります。軽い気持ちで購入予算のアップを目的に変動金利を利用してしまうと、あまりに簡単に予算が増えてしまうので、その後に本来必要なリスク検証をせずに、変動金利へと流れてしまう人がいます。変動金利は低金利というメリット相応のリスクがあることを忘れないでください。2.変動金利のリスク・仕組み購入予算の設定や、購入予算アップを目的に変動金利を使うのはNGという話をしてきましたが、変動金利の住宅ローンを選んではいけないということではありません。大切なのはリスクや仕組みを正しく理解していることです。ここでは多くの変動金利で採用されている独自の返済ルールを説明します。①金利の見直し……半年ごと②毎月返済額の見直し……5年ごと③毎月返済額の変動幅……従前の1.25倍まで返済額のイメージを図にすると以下のようになります。(図2)変動金利独自の返済ルール金利の見直しは半年ごとに行われる(図中の期間①)けれども、毎月返済額は5年間据え置かれる(図中の期間②)ということと、毎月返済額が変わる(アップする)場合は、その前の金額の1.25倍までにとどめる、ということがその特徴です。少なくとも5年間は毎月返済額が変わらないことによる家計への安心感と、変わる場合でも極端な上昇にならないための配慮がなされていると見ることができるでしょう。一方でこのルールは、金利の動きと毎月返済額が正確に連動しないことから、金利上昇時などには、同じ毎月返済額でも、利息への支払い分が増えていて、元金が減っていかないという「見えない」リスクを生じさせるマイナス面も指摘されています。特に未払利息については、変動金利の最たるリスクとして、十分な注意が必要です。3.固定金利期間選択の金利引き下げタイプに注意固定金利期間選択も変動金利と同様、購入予算の設定や、購入予算アップを目的とした計算用に使用するのはNGです。一方で、実際に固定金利期間選択を利用する人も一定数はいますので、固定金利期間選択の住宅ローンを選ぶ可能性も踏まえて、押さえておきたい点を紹介します。リスクは、選択期間が短いタイプであれば特に、変動金利と同様のリスクがあります。固定金利期間選択の場合は、変動金利のように毎月返済額の上限がない商品のほうが多いので、急な金利上昇があった場合は、毎月返済額もそれに応じる形で際限なく増えますので、場合によっては変動金利以上にリスキーな点があります。また、固定金利期間選択の商品のなかには、引き下げ金利幅が途中で変わるものがあります。当初期間引き下げタイプと呼ばれるもので、この商品は固定金利期間終了後の引き下げ幅が当初より小さくなり、店頭金利が変わらない場合でも適用金利は上昇し、毎月返済額がアップします。こうした商品も、ホームページなどでは引き下げ幅の大きい当初金利のみが、大きく謳われていますので、くれぐれもその金利で返済期間中すべての毎月返済額を計算したり、それに基づく形での借入額の安易な増加をしないよう、注意してください。
2018年03月22日住宅ローンを組む際、頭金を使っての予算増はよくありますが、当記事では夫婦(または親子等)の収入を合算して、購入予算を増やす方法を紹介します。収入合算と呼ばれるこの方法は、金融機関・商品によって借入条件に違いがあることが多いため、ここでは代表的な例をもとにその考え方を説明します。1.収入合算できる金額の上限収入合算の登場人物はふたり。メインの住宅ローン申込者が「本人」と呼ばれ、もう一方を「合算者」または「収入合算者」と呼ばれます。一般に合算者になりえるのは本人の、配偶者、両親、子ども、婚約者などで、ひとりに限られます。合算できる上限額は金融機関によって異なり、①合算者の収入全額②合算者の収入の1/2までの額③本人の収入の1/2までの額(を合算者によって加算)、などがあります。(図1)収入合算できる金額の例2.収入合算で借入可能額はいくら増えるかでは、収入合算によってどれくらい借入可能額が増えるのかを確認してみましょう。収入合算の場合は、年収(収入合算額)から借入額を算出します。これまでの毎月返済額と住宅ローンの条件(返済方法・金利・返済期間等)をもとに借入額を算出する方法とは異なりますので注意してください。(図2)収入合算による借入可能額・毎月返済額の違い※各種数値は次の条件をもとに設定しています。返済負担率:30%/金融機関審査金利:4.0%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済。分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。収入合算は借入可能額を増やし、購入予算をアップするためには有効な方法のひとつです。ただし、合算者が途中で仕事を辞めるなどすると、将来の返済が計画通りに進まなくなってしまう可能性もあります。上図は合算できる額の上限プランの例で、上限いっぱいまで合算しなければならない訳ではありません。合算額をいくらにするかは慎重に検討してください。3.返済額以外の注意点が多い収入合算する住宅ローンは、その組み方にも注意が必要です。たとえば、返済期間中に本人または合算者が亡くなってしまった場合、その後の支払いはどうなるのか。または、そうした場面に備えるための団体信用生命保険には本人と合算者のどちらも加入できるのか。あるいは、住宅ローン控除は本人、合算者のいずれも受けることができるのか。持分はどのように振り分けるのか。といったようなことをひとつずつ確認し、クリアーしていかなければなりません。収入合算の条件は金融機関・商品ごとにできること、できないことにバラつきがあるので、収入合算を検討する場合は、早い段階で金融機関に相談をし、条件を確認するようにしましょう。
2018年02月02日住宅の購入予算を算出するためには、毎月返済額と住宅ローンの借り方(条件)がそれぞれ必要になります。この記事では、実際の住宅ローンのシミュレーションを行い、購入予算を設定・確認していきます。1. 住宅ローンシミュレーションを使ってみよう今回はフラット35のホームページにある、「毎月の返済額から借入可能金額を計算」するシミュレーション機能を使います。まずは次のページを開いてください。フラット35「毎月の返済額から借入可能金額を計算」(図1)フラット35の住宅ローンシミュレーション①毎月返済額小数点第1位まで入力できます。今の住宅費などから考えて、返済に無理のない金額を入力しましょう。②融資金利適用金利のことです。ここでは①の毎月返済額が完済時まで変わらない場合の借入可能額を算定したいので、「全期間固定型」の金利を入力しましょう。③返済期間返済期間は、それぞれの状況に応じて変わってきます。定年時の年齢から今の年齢を引いた年数を入れてみるのもひとつの方法です。まだ決まっていない段階であればとりあえず「35」を選択しましょう。④返済方法特に理由がなければ、「元利均等」のままにしておきましょう。上記項目をすべて入力・選択したら、「計算する」をクリックすると、図のように計算結果が表示されます。(図2)試算結果※各種数値は次の条件をもとに設定しています。毎月返済額:9.7万円/金利:1.800%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※シミュレーション結果の詳細は、こちらのフラット35のページをご確認ください。借入額のシミュレーションはできたでしょうか。大切なのは「毎月返済額」と「金利」を自分で判断し、入力できているかどうかです。2. 購入予算=「頭金」+「住宅ローン借入額」借入額が分かれば、後は頭金分をプラスすれば購入予算が算出できます。(図3)購入予算の設定方法(住宅ローン利用時)頭金についてはこれまで説明をしてきませんでしたが、購入予算を決定するうえで、非常に重要になります。また、これまで「購入予算=物件価格」という前提で話をしてきましたが、家を買う場合は、物件価格とは別に住宅取得にかかる諸費用・税金が存在します。頭金は、これらの費用を除いて算出するようにしてください。3. 住宅ローンは「借りられる額」ではなく「返せる額」まず、知っておいてほしいこととして、住宅ローンは「借金」であり、利息がつく分、総返済額は借入額よりもかなり高くなるということを忘れないでください。実際に家探しを始めると、どんどん条件のいい家に目がいって、これまでに経験したことがない数千万円という単位の買い物ゆえに冷静な判断ができなくなり、高額なローンを組んでしまいがちです。現在の仕組みでは高額なローンを借りることも意外とできてしまいます。しかし、住宅ローンは「借りられる最大額」ではなく、「返せる額」を借り入れるということを、基本的な考え方としてください。ここまで、家探しを始める前に最低限必要と思われる住宅ローンの知識・情報を、購入予算の設定と関連付ける形で説明してきました。実際の物件を探し始める前に住宅ローンを学んでおくことの大切さが、多少なりとお分かりいただけましたでしょうか。まだまだ、住宅ローンのすべてを説明できているわけではありません。物件探しをしながらも、さらに住宅ローンへの理解を深めて、納得のいく商品プランを見つけていただければと思います。また、今から金融機関のホームページを見ることやシミュレーションの使い方に慣れておくこともお勧めします。
2018年01月30日住宅ローンを利用して家を買う場合に必要な住宅ローンの条件のひとつである「金利」が総返済額や毎月返済額にどのような影響を与えるのか、実際の数値を使って見ていきたいと思います。1. 総返済額に占める利息の割合まずは、住宅ローンを利用する場合の総返済額に占める元金と利息の割合を見てみましょう。(図1)「住宅ローンの借り入れと返済の内訳」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。金利:1.800%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。図を見ると分かるように、3,000万円を金利1.800%、35年返済で借りた場合の総返済額は4,046万円です。利息額は1,046万円なので、総返済額の25.9%。つまり、返済額のうち4分の1は利息分ということになります。このように長期間借り入れをする住宅ローンの場合、総返済額に占める利息額の割合はかなり大きくなります。金利が高くなればさらにその割合はさらに増すので、わずかな金利差も無視できません。2. 金利でここまで変わる!借入額別の総返済額一覧下の図は、借入額別・金利別の総返済額を計算したものです。総返済額から借入額を引いたものが、利息額になります。同じ借入額でも、金利によって総返済額がずいぶん違うことが分かります。(図2)「借入額別・金利別の総返済額(単位:万円)」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。3. 総返済額を毎月返済額に置き換えて確認金利による総返済額への影響を体感できたでしょうか。次は、実際に自分が住宅ローンを利用することを前提に、この表を活用してみましょう。総返済額(借入額+利息額)だけを見ても、無理なく返済できるかどうか判断は難しいので、上の表の総返済額に毎月返済額を追記しました。今度は、現時点で想定している毎月返済額を中心に表を見てください。(図3)「借入額別・金利別の毎月返済額(上段)と総返済額(下段)(単位:万円)」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。毎月返済額がほぼ同じでも、金利との組み合わせ次第で借入額・総返済額に様々な可能性があることが分かったでしょうか。この表を見て、「とにかく金利が低いにこしたことはない」と考える人も多いと思います。「住宅ローン=金利の低い商品」を求めることは、あながち間違いではありません。ただし、金利の低さだけを追い求めて住宅ローンを選ぶと大きなリスクが生じます。このリスクは購入予算の設定にも影響するため、家探しの最初の段階で把握しておかないと、後戻りができなくなるほど危険をはらんだものなのです。【訂正】サブタイトルの一部に誤りがありましたので修正いたしました。
2018年01月19日家を買う場合、ほとんどの人は住宅ローンを利用しますが、住宅ローンについて調べ始めるのは、家探しの終盤、物件がほぼ決まってからというケースが多いようです。結論から言うと、これでは遅すぎます。住宅ローンの知識・情報は家探しの最初、購入予算を決める段階から必要です。1. 借入額よりも重要な返済額住宅ローンを利用して家を買う場合、購入予算は「頭金」と「住宅ローンの借入額」の足し算によって決まります。考え方として初めに購入予算があって、それを「頭金」と「住宅ローンの借入額」に分解していくのではなく、まず「頭金」と「住宅ローンの借入額」を明確にし、2つを足したものが購入予算になるというものです。家探しはその予算をもとに行います。住宅ローンは、端的に言ってしまえば借金です。借りた金額(借入額)に対し発生する利息額を合わせて返済しなければなりません。つまり、住宅ローンではいくら借りたかよりも、いくら返すのかという「返済」の指標が重要になるのです。返済額には、返済する総額(総返済額)と毎月の返済額があります。(図1)「住宅ローンの借入額と総返済額の違い」※各種数値は、次の条件をもとに設定しています。借入額:3,000万円/金利:1.800%/返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。3,000万円の住宅ローンを借りる場合を例に考えてみましょう。金利と返済期間については一般的なものを使用していますので、現段階ではそういうものとして考えてください。上図のように金利1.800%、返済期間35年でローンを組んだ場合、借入額は3,000万円でも、利息が約1,046万円上乗せされ、実際に返済する金額(総返済額)は4,046万円にもなります。今、現金ならば3,000万円で買える家でも、全額ローンだと4,046万円で購入することになってしまうということです。そして、その返済は35年など、かなり長期にわたって行われるものです。さて、例では借入額3,000万円、利息額1,046万円、総返済額4,046万円という3つの金額が分かりました。住宅ローンを借り入れる場合、その返済を無理なく行えるかが重要なポイントになります。では、この3つの金額を見て、無理なく返済できる金額かどうかを判断することはできるのでしょうか?2. 返済の程度を判断できる「毎月返済額」借り入れた住宅ローンが無理なく返済できるかどうかを判断するには、どのような数値があればよいのでしょうか。借入額3,000万円は、「みんなそのくらい借りているような気がするけど、自分たちに適切かどうかは分からない」といった認識でしょうか。総返済額が4,046万円と言われても、すぐにはピンと来ませんね。では、毎月の返済額が97,000円と言われたらどうでしょう。それなら今の住宅費と比較できるので、毎月払えるかどうか分かりやすいのではないでしょうか。住宅ローンを利用して家を買うときは、自分にとって無理のない毎月の返済額がいくらなのかをはっきりさせ、借り入れにあたっての判断基準として使えるようになっておくことが大切です。(図2)「無理なく返済できるかを判断するために必要な数値」3. 毎月返済額は同じなのに借入額が減る?住宅ローンの借入額が適正かどうかは、毎月の返済額を基準に判断すべきであることを説明してきました。ところが、毎月の返済額が同じでも、住宅ローンの選び方によっては借入額自体が変わるということが起こります。住宅ローンの借入額が変わってしまったら、購入予算の設定にも影響が出てきます。(図3)「住宅ローンの違いによる購入予算の変化」※各種数値は次の条件をもとに設定しています。返済期間:35年/返済方法:元利均等返済※分かりやすさを優先し、一部端数処理等を行っています。この図は毎月の返済額を97,000円とし、返済期間35年でローンを借りた場合に、借入額がいくらになるかを計算したものです。金利が1.800%の場合の借入額は3,020万円になります。では、金利が2.400%になるとどうなるでしょうか?借入額は2,754万円と、266万円もの差が生じることになります。この例では毎月の返済額が同じでも、金利2.400%の住宅ローンBで借り入れをした場合、購入予算が266万円もマイナスになってしまう可能性を示したものです。いったん整理をしてみましょう。家を探すには購入予算の設定が不可欠ですが、その購入予算の設定に必要なのが住宅ローンの借入額です。借入額を算出するには「毎月返済額」と「住宅ローンの諸条件(返済方法・金利・返済期間等)」の2つの情報を前もってそろえておかなければなりません。この順番を間違えると、物件価格ありきで返済計画に無理があるようなローンを組んでしまう、不動産屋さんに勧められるままに提携ローンを組んでしまうケースも出てきてしまうのです。
2018年01月18日「よそはよそ、うちはうち」と思っていても、自分と同じくらいの年代や年収の人にどれくらいの貯蓄があるのか、気になるものですよね。貯蓄額は、生活の状況や、これからどのような生活をしていきたいかによってそれぞれに違っていてよいものですが、世の中の相場も参考として知っていて損はありません。そこで今回は、気になるみんなの平均貯蓄額をさまざまな視点から詳しくご紹介します。毎月の貯金額の目安やお金が貯まる貯金の考え方などもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。※記事内のデータはすべて、総務省統計局の2015年「家計調査報告」によるものです。貯蓄額の「平均値」と「中央値」について総務省統計局が毎年5月に発表している「家計調査報告」によると、2人以上の世帯における2015年の平均貯蓄額は18,050,000円でした。これは、通貨預貯金や定期預貯金のみではなく、生命保険や有価証券などの金融資産も加えた金額です。また、前年と比較すると0.4%、金額にして70,000万円の増加であり、2012年から考えると、3年連続の増加という結果になります。平均の貯蓄額が18,050,000円と聞くと、「我が家の貯蓄額は遠く及ばないけれど、大丈夫?」と心配になる人も少なくないでしょう。それもそのはず、貯蓄額ごとの世帯分布図を見てみると、全体の約7割は平均貯蓄額を下回っています。つまり、貯蓄額が多い一部の富裕層が、全体の平均値を押し上げているかたちとなっているのです。「平均値」という言葉を聞くと、たとえばテストの平均点といったように、全体のおおよそ真ん中に位置する値を想像します。けれども金融資産を考える場合は、このように必ずしも真ん中の値に近くならないことが多くあります。そこで参考にしたいのが、「中央値」です。中央値とは、小さい値、あるいは、大きい値から順に並べたときに、ぴったり真ん中にくる値のことを指します。2015年の家計調査報告でいえば、平均貯蓄額は18,050,000円ですが、貯蓄額の中央値は10,540,000円となっており、大きな差があることが分かります。また、総務省統計局が発表している分布図には貯蓄額が0の世帯は含まれておらず、貯蓄していないと答えた世帯を含めると、中央値の金額は9,970,000円とさらに低くなります。さらに、貯蓄がない世帯を除く全体の11.1%は1,000,000円未満の貯蓄額であり、ほとんど貯蓄をしていない世帯やまったく貯蓄をしていない世帯が一定数あることも、考慮に入れる必要があるでしょう。分布図から考えると、貯蓄がない世帯を除く全体の約半数は貯蓄額が10,000,000万円以下ですから、10,540,000円の中央値のほうが現実的で実感が湧くという人は多いでしょう。金融資産を評価するうえでは、平均値よりも中央値のほうが、より実際に即していると考えられています。しかしながら、アメリカでは金融資産に関わる統計において中央値が最重要視されている一方で、日本では金融資産に関する統計資料において、中央値が言及されることはほとんどありません。最近ではメディアが実感値として中央値を取り上げることも増えてきましたが、まだまだその重要性が認識されているとはいえないでしょう。以下、2015年の家計調査報告をもう少し深く掘り下げていきますが、平均値と中央値の違いを理解したうえで読んでいただくと、より参考にしやすいのではないでしょうか。また、ネットなどで中央値を取り上げたデータを見つけた際には、ぜひ注目して見てみてください。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年代別編~さてここからは、2015年の家計調査報告をより具体的に見ていきましょう。まずは、2人以上世帯における年代別の貯蓄額です。<年代別平均貯蓄現在高>40歳未満6,080,000円40歳以上50歳未満10,240,000円50歳以上60歳未満17,510,000円60歳以上70歳未満24,020,000円70歳以上23,890,000円60代までは、年代が上がるにつれて貯蓄額も増えていることが分かります。50代では多くの人で子どもが独立しはじめ、60代では退職手当などのまとまったお金が入ってくるため、60歳以上になると平均貯蓄額は20,000,000円を超えるという結果になりました。また、貯蓄額の一定の目安となるのが、10,000,000円。上記の結果から考えると、40代のうちに10,000,000円には到達しておくように貯蓄計画を立てることが、ポイントになるといえそうです。さらにここで、「純貯蓄」についても見ていきます。純貯蓄とは、貯蓄から負債を差し引いた、実質的な貯蓄のことを指します。たとえば、10,000,000円の貯蓄があったとしても、未返済の住宅ローンなどが10,000,000円残っていれば、純貯蓄は0円となります。<年代別平均負債現在高>40歳未満9,420,000円40歳以上50歳未満10,680,000円50歳以上60歳未満6,450,000円60歳以上70歳未満1,960,000円70歳以上830,000円<年代別平均純貯蓄額>40歳未満-3,340,000円40歳以上50歳未満-440,000円50歳以上60歳未満11,060,000円60歳以上70歳未満22,060,000円70歳以上23,060,000円負債の中で多くの割合を占めているのは、住宅や土地の購入に関わる費用です。そのため、住宅ローンなどの支払いが多く残っている30代・40代では負債額が大きくなっています。加えて、教育費など子どもにかかる費用もまだまだ高額なため貯蓄額も伸びず、純貯蓄額はマイナスという結果になりました。ただし、このような傾向は毎年大きく変わることはなく、年代が上がれば貯蓄額が増えて負債額が減るため、純貯蓄も増えていきます。注意したいのは、上記は負債がないと答えた世帯も含むデータであるということです。全体の割合でいえば負債なしの世帯のほうが多く、負債があると答えた世帯は4割に満たない数です。そこで、負債がある世帯のみの結果も以下に記しておきます。<年代別平均貯蓄現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満5,280,000円40歳以上50歳未満8,600,000円50歳以上60歳未満13,240,000円60歳以上16,540,000円<年代別平均負債現在高(負債がある世帯のみ)>40歳未満17,960,000円40歳以上50歳未満16,530,000円50歳以上60歳未満11,810,000円60歳以上7,080,000円<年代別平均純貯蓄(負債がある世帯のみ)>40歳未満-12,680,000円40歳以上50歳未満-7,930,000円50歳以上60歳未満1,430,000円60歳以上9,460,000円70歳以上のデータはありませんが、負債ありの世帯だけで見ると、平均貯蓄額はどの年代でも低くなっていることが分かります。また、30代・40代の負債額を他の年代と比較すると、負債なしの世帯を含めた平均値と同様特に高額になっており、純貯蓄額も大幅なマイナスです。さらに着目してほしいのは、50代・60代でもかなりの額の負債が残っているということ。会社勤めの場合は退職金の一部を返済に充てることもできますが、自営業や自由業の場合は、年代が上がっていっても、毎月の定期的な収入以外は期待できないでしょう。また、近年は晩婚化の影響により、子どもの養育費や教育費、住宅ローンの返済、老後の資金準備といった負担が、40代・50代で一気に重くのしかかってくる傾向にあります。20代・30代のうちから、将来を見据えて貯金をしていくことの重要性がうかがえる結果だといえるのではないでしょうか。気になるみんなの貯蓄額はいくら?~年収別編~続いて、2人以上世帯における平均貯蓄額などを、年収別に見ていきましょう。<年収別平均貯蓄現在高>第1階級(3,390,000円)7,710,000円第2階級(5,070,000円)9,160,000円第3階級(6,540,000円)11,840,000円第4階級(8,250,000円)13,960,000円第5階級(12,200,000円)22,780,000円<年収別平均負債現在高>第1階級(3,390,000円)3,450,000円第2階級(5,070,000円)6,360,000円第3階級(6,540,000円)8,270,000円第4階級(8,250,000円)9,810,000円第5階級(12,200,000円)9,850,000円<年収別平均純貯蓄>第1階級(3,390,000円)4,260,000円第2階級(5,070,000円)2,800,000円第3階級(6,540,000円)3,570,000円第4階級(8,250,000円)4,150,000円第5階級(12,200,000円)12,930,000円総務省統計局の家計調査報告では、かっこ内の平均年収別に5つの階級に分けて結果を記載しています。内容を分析してみると、年収が高くなるにつれて貯蓄額も増えていますが、同時に、負債額も増えていることが分かります。そのため、貯蓄額から負債額を差し引いた実質的な貯蓄となる純貯蓄額では、第5階級を除けば、最も年収が少ない第1階級で最多という結果です。さらに、それぞれの平均年収から貯蓄額の倍率を算出すると、第1階級で2.27倍、第2階級で1.80倍、第3階級で1.81倍、第4階級で1.69倍、第5階級で1.86倍です。年収を考慮すれば、第5階級を抜いて第1階級が最も多く貯蓄ができていることになります。また、最も倍率が低かった第4階級が、平均年収8,000,000円程度と比較的裕福であるにもかかわらず、生活に余裕があることでかえって無駄な支出が増えていることを示しているともいえるでしょう。収入がないから貯金ができないわけではなく、支出をコントロールできないからお金が貯まっていかないのです。1ヶ月当たりの貯金額の目安は?定年退職後も再就職をせず、年金と貯金だけで安定した老後の生活を送りたいと考えるならば、老後の資金として30,000,000円貯めておくことがひとつの目安になります。もちろん、土地などの保有資産の有無、持病の有無、家族構成、年金受給額などは人それぞれですから、誰にでもあてはまる金額とはいえません。あくまでも目安として参考にしてください。【退職金がある場合】退職金10,000,000円を老後の資金に充てるとすると、必要な貯金額は20,000,000円です。60代でこの金額を貯めておくためには、年収の金額によっても異なりますが、保険料や税金を差し引いた給料の手取り分のうち、毎月10~15%程度を貯金しておくとよいでしょう。【退職金がない場合】自営業や自由業、勤務先に退職金制度がない人の場合、退職金がもらえないため、30,000,000円全額を貯金でまかなう必要があります。単純に20歳から60歳までの40年間働くとすると、1年間に必要な貯金額は750,000円です。しかし、20代のうちは収入が少ないことも多く、手取りを20万と考えれば、毎月給料の約30%を貯金しなければならない計算になります。しかし、生活費をどうにかやりくりしながら給料の30%を貯金することは、なかなか容易ではありません。そこで、30代、40代と年代が上がるにつれてキャリアやスキルを積み、毎月の給料もアップすると考え、20代で年間500,000円、30代・40代で年間750,000円、50代で年間1,000,000円の貯金を目指せば、毎月手取りの約20%を貯金に回せばよいことになります。20%程度であれば、コツコツと節約を積み重ねるなどの工夫で可能な範囲だといえるのではないでしょうか。働く世代が将来にお金を残すための貯金の考え方家計調査報告や、老後に安定した生活を送るための毎月の貯金額の目安から考えると、20代・30代の若い年代からしっかりと将来を見据えて貯金をしていくことの重要性が認識できます。では、将来にまとまったお金を残すには、具体的にどのような計画を立てていけばよいのでしょうか?最後に、年代別のお金に関する考え方や貯金への取り組み方をまとめます。【20代】給料1ヶ月分からはじめよう家族を養う必要がない独身時代はお金の貯めどき。一人暮らしなら毎月手取りの10~15%、実家暮らしなら30%が貯金の目標額です。ただし、これまで貯金経験のない人がいきなりこの金額を貯めようと思っても、後々生活をやりくりするのが苦しくなって、貯金に失敗する可能性もあります。まずは、臨時の出費に対応できるようにするくらいの感覚で、1~2年で給料の1ヶ月分を貯めることを目標にしてみましょう。最初の目標が達成でき、貯金のクセがついてきたと思ったら、少しずつ毎月の貯金額を伸ばしていきます。【30代】「使うお金」と「貯めるお金」を明確にしよう20代後半から30代にかけては、自分の魅力に磨きをかけ、仕事人としてもスキルアップを目指すべき重要な時期。一定の金額を貯めつつ、必要なところにはお金をかけるメリハリが必要です。将来の資金として貯めていくべきお金は別口座に入れ、どんなにお金が貯まっても、その口座は切り崩さないようにします。貯金用の口座に入れないお金は、必要であれば自己投資のために使っていきましょう。30代後半になってきたら、お金の勉強もかねて、少額を投資信託などに充てるのもおすすめ。ただお金を貯めるのではなく、資産運用で効率よくお金を増やしていく術を学びましょう。【40代】マイホームの買い時はココ!40代でこれまで積み上げてきた貯金がしっかりとあるならば、貯金の一部をマイホームの購入に充ててもよいでしょう。貯金が習慣になっていれば、貯蓄残高が多少少なくなっても、今後の収入から老後の資金まで捻出することは難しくないはずです。40代後半から50代にかけては、30代で得たお金のノウハウを生かし、少し高額の資産運用にチャレンジしてみてもよいかもしれません。まとめいかがでしたか?平均貯蓄額といってもそれぞれに生活の状況は違うので、「必ずいくらの貯金をしておかなければならない」ということではありません。しかし、ある程度の目安として、老後も含め、今後どのような生活を送りたいか、将来設計をどうするか、といったことを考える際には役立ちます。ぜひ参考にしてみてください。
2017年03月30日