昨年、就活時期が大きく後ろ倒しになったことで、学生側も企業側も混乱していたところが多くありました。しかし実際は、就活解禁時期を無視して、インターンやミニセミナーなどでの「青田刈り」活動が行われ、優秀な学生の囲い込みはあるようです。そんな中、学生達が最も注意すべきは、昨年も大きく問題となった「オワハラ」。とくに今年は、去年採用活動に出遅れて他の企業に人材を取られてしまった企業が必死になって学生を捕まえようとし、「オワハラ」もさらに加速する危険性があるかもしれません。というわけで、今回は、2016年卒の就活生達が経験した「オワハラ」の実態をご紹介します・■コップの水をかけられ・・・脅しはザラ「友達が経験したオワハラは、ある会社の内定を断って就活を続けることを伝えたら、会社に呼び出され、コップの水を掛けられて怒鳴られたらしい。あと、別の会社だけど、そこも内定を断った子が『もう君の大学からは採らない』なんて言って脅されたりしたらしい」(A大学)信じられないような話ですが、内定を断ったり、就活を続けたいという意志を見せた就活生に対して、怒鳴りつけたり、学校を引き合いにだして脅迫する…なんていう企業は、意外に多く見られたようです。はては、水をかける、胸ぐらを掴むなど、暴力的な手段を使う企業も。完全に違法ですよね…。また誓約書等を書かされた、なんて声も多くありましたが、実は、基本的に多くの企業の10月1日以前の内定の連絡は「内々定」であって、正式な契約ではありません。なので、多くの場合、そういった内々定時にサインする紙・誓約書などにはなんの効力もないんだそうです。もし不安なことがあれば、自分の大学のキャリアセンターなどに相談してみましょう。■「勉強会」という名の就活妨害「某不動産会社は、採用活動解禁前に内定を出して、内定者たちにすぐ自社の『勉強会』に通わせることを強制していた。それもかなり長い期間拘束するものだったので、実質的な就活妨害だったと思う」(H大学)また、企業の中には、早めに内定を出して、資格取得のための「勉強会」に通わせたり、「研修」「懇親会」などの名目で長期間拘束するようなところもあったようです。中には宿泊で研修を行うなど、完全に就活の邪魔をしたいとしか思えない企業もあったようです。■「ぜひ入社させてほしい」と思わせて!昨年はかなり多くの企業で、大小はあれど「オワハラ」に近い行為が行われていたようです。しかし、こんな風に脅されたり、強制的に研修に参加させられたりして、「入社せざるを得なくなった」ような会社に、魅力を感じながら働くことができるでしょうか?就活生は、その会社の魅力を知りたくて、一生懸命スーツを着込んでセミナーや説明会に行き、せっせとOB訪問をし、そしてドキドキしながら面接に赴きます。内定がほしいということはもちろんあるけれど、就活生だって、今後の50年くらいの生活を委ねるであろう会社について、きちんと見て、ここで働きたいなと思えるような魅力を見つけたいなと思いながら就活をしています。だからこそ、企業側には、「入社を強制する」ような行動をとるのではなく、「入社させてほしい」「大変そうだけど、でもここで働きたい」と自然に思えるような、会社の魅力的な部分を全力で押し出して欲しい、というのが就活生の本音なのではないでしょうか。
2016年03月22日今回のテーマは「親の期待のかわし方」である。誠に残念かつ遺憾、慙愧の念に堪えないのだが、当方、親にこれといって期待をされた記憶がない。この連載では、今まさにゴミ箱に頭を突っ込んでいる最中の人に対し「成功の秘訣は?」と聞くようなテーマがたまに寄せられるのである。○かんぴょうと酢飯からフレンチは生まれるか子どもに大した期待をかけない親のことは後ほど触れるとして、その対極にある「子どもへ過度な期待を寄せる親」というのも、何を考えているのかわからない。もちろん、自分たちが博士や大臣、松坂牛であるというのなら、子どもに同じような将来を望むのもまあわかる。だが、父がかんぴょうで母が酢飯なら、子はかんぴょう巻になることは大体予想できることであり、「シェフの気まぐれフォアグラテリーヌ~季節の野菜を添えて~」になれ、というのは酷なことである。原材料が自分たちであるということを忘れているんじゃないかと思う。もちろん、材料はともかく調理(教育)次第でどうとでもなるという意見もあるだろう。確かに、平凡な両親から偉人が生まれる例もあるが、残念ながらかんぴょうをフォアグラにするより、フォアグラを残飯にする方が簡単なのである。むしろ過度な期待と教育でかんぴょう巻にすらなれなれず、もはや「料理」というより「一般には理解されない系アート」みたいになってしまうこともままある。しかし親バカと言う言葉があるように、可愛さ故に、自分の子どもが実際より優れて見えてしまうのは、ある程度仕方のない事なのかもしれない。その点、私の両親が私に望んだことは一貫して「安定した職につき、豊かでなくていいから食べるに困らない生活をしてほしい」という、実に最低限かつ堅実なものであった。この決して高くないハードルを「売れない漫画家になる」という形で華麗にくぐって見せたものだから、もはやうちの親は私に何も期待していないだろう。おそらく、元々低かったハードルの高さが「逮捕はされるな」もしくは「実刑だけは食らうな」くらいにまで下がっていると思う。親の期待通りに育つことも親孝行かもしれないが、親に期待させすぎないことも立派な孝行であると思う。とはいえ、突然親の期待を裏切ってはいけない。どこに出しても恥ずかしくない自慢の息子がいきなりパンツ泥棒で捕まってニュースに登場するのは、これ以上ない親不孝だ。徐々に、親自身もいつ諦めたかわからないぐらい、自然に諦めさせなければいけない。つまり、何かやってしまった時、親に「まさかうちの子に限って!」などと言わせるようでは親不孝なのだ。無表情で「やはり…」と言わせるのが真の親孝行である。○親孝行はコツコツと、が鉄則正直に言うと、私は中学生の段階では勉強ができた。この「中学生まで」できた、モテた、という実績がいかにその後の人生の足を引っ張る要素であるかはまたの機会に言いたいと思う。とにかく、中学生時点ではまだ親に期待されてもいいぐらいだった。しかし、もうその時点で、親は私に期待というより不安を抱いていたのだ。何故なら、中学に入ってすぐ、担任が抜き打ち家庭訪問に来るという珍事が起こったからだ。それも、「いつも一人でいる」という理由で。一切仕込みナシの訪問だったためもちろん私も家におり、担任が親に「私には友達がいない」と話すのを、隣室からライブで聞いていたのだ。その時、手近なところに金属バッドがなくて本当に良かったと思う。本件、私も痛かったが、親にとっても激痛だっただろう。例え成績が学年1位でも、「こいつはヤバい」と思わせるのに十分な惨事であった。親にとって、自分の子が「勉強ができない」あるいは「運動ができない」と言われるよりも、「友達が作れない」と言われたほうがダメージは大きいのだ。本当に親を期待させたくなかったら、いかに人間的にヤバいか、社会性がないかをアピールすることが肝要なのである。その点、私は齢7歳で、親に「お前は被害妄想が強い」と断じられたエリートである。もちろん7歳であるが故に意味はわからなかったが「おっ! 今何かすごいこと言われた!」という記憶だけはある。他にも、友達がいないことはもちろん、片づけができない、もらった小遣いをすぐ使うなどまともな大人になれない要素満載であり、実際まともにならなかった。成人するころには、「頼むから他人に迷惑をかけないでくれ」くらいにまで親の期待値は下がっていたと思われる。時は流れて現在。私は前科もなく、屋根のあるところに住み、リボ払いやキャッシングはまだしていない(数十年の住宅ローンはある)状態である。つまり今、親は「思ってたよりは良く育った」と思っているはずなのだ。幼少のころからコツコツ親をがっかりさせたおかげで、今では立派な孝行娘というわけである。しかし、世の中には、意識しなくても成績優秀、運動神経抜群、人望も厚く異性にもモテてしまい、親にどうしても期待させてしまうという人もいるだろう。そういう方は、一点だけで良いので、親に不安を抱かせる要素をチラ見せしておけば良いと思う。男性ならお母さんより年上の熟女が登場するDVDを大量に隠し持つとか、女性なら男児用白ブリーフ(未使用)をコレクションしてみるとか、「法には触れてないが、そのうち何かしでかしそう」な雰囲気を出すのだ。つまり、親を安心させきってはいけないということである。いつか悪い意味で新聞に載ってしまう日に備え、平素は孝行者でも「いつ爆発するかわからないニトロを積んでいる」ということだけは、ちょくちょくアピールしておくべきなのだ。<作者プロフィール>カレー沢薫漫画家・コラムニスト。1982年生まれ。会社員として働きながら二足のわらじで執筆活動を行う。デビュー作「クレムリン」(2009年)以降、「国家の猫ムラヤマ」、「バイトのコーメイくん」、「アンモラル・カスタマイズZ」(いずれも2012年)、「ニコニコはんしょくアクマ」(2013年)、「負ける技術」(2014年、文庫版2015年)、Web連載漫画「ヤリへん」(2015年)など切れ味鋭い作品を次々と生み出す。「やわらかい。課長起田総司」単行本は1~2巻まで発売中。「兼業まんがクリエイター・カレー沢薫の日常と退廃」、次回は2016年3月29日(火)掲載予定です。
2016年03月22日『ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法』(猪俣武範著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者は、異例のキャリアの持ち主です。まず、医師として働きつつ、「語学力ゼロ」の状態からハーバード大学に留学したというのですから驚き。しかもそればかりか、ビジネススクールでエグゼクティブMBAを取得したというのです。制限の多い環境のなか、限られた時間内でこれほどの実績を打ち立てることは、そうそう簡単ではないでしょう。しかしそれでも、必ずしも特別なことをしたわけではないと著者はいうのです。効率よい目標達成のポイントは、「勉強に対する考え方や姿勢」「勉強のスキルやプロセス」「勉強以外のネットワーキング」などを良循環させること。そしてそのなかで著者は、「人生で達成したいことを見据えて目標を立てる」ことと、「なにをやらないかをはっきりと決める」ことにもっとも気をつけているのだそうです。つまり最大限のパフォーマンスを発揮するためには、その2つが重要な意味を持つということです。そんな基本をもとに、限られた時間内で最大の成果をあげる術を紹介した本書から、時間を有効に使うための「スキマ時間」の活用法をご紹介したいと思います。■時間管理を適切に行う1日24時間のなかで、人より多くのことを達成できる人がいるものです。でも、そんなことがなぜ可能なのでしょうか?著者は、その答えは時間管理の意識と方法にあると断言しています。時間管理とは、忙しく予定を詰め込めばいいというものではなく、目標に対する時間をどれだけ捻出できるかを指すものだといいます。たとえば通勤時間中にスマホでだらだらネットを眺めたり、好きな音楽ばかりを聴いたりしていたのなら、有効な時間管理をしているとはいえません。しかし目標に対して時間を管理することができていて、通勤時間中に英語やオーディオブックなどを聴いたり、勉強のための読書をしたりするようになれば、それは自身の成長につながるということ。時間管理をマスターすることは、決して難しいことではないと著者。もっとも大切なのは、時間管理が自分自身にとってどのくらい大切な規則であり、テクニックであるかを、自分の心に理解させることだといいます。時間管理を適切に行うことは、目標達成や成長に必要不可欠。だからこそ、時間管理の基礎を学ぶべきだと著者はいいます。■スキマ時間を有効活用効率的に勉強するためには、当然のことながら多くの時間を確保する必要があります。ポイントは、「長い」時間ではなく、「多く」の時間だということ。集中力は長く続くものではないので、勉強は必ずしも長くやればいいということではないという考え方です。一方、多く勉強するということは、細切れでもいいのでたくさんの時間を捻出し、それを勉強やタスクに振り分けること。忙しいビジネスマンも、子育てに忙しい人も、細切れの時間なら確保できるはず。つまり、そうした「スキマ時間」を有効に使うことが、いくつもの目標を同時に達成するためにもっとも有効な時間術だということです。会議を待つ10分間だったり、顧客との面談の待ち時間だったり、スキマ時間は日常のなかでたくさん見つかるもの。もし仕事が驚異的に忙しかったとしても、スキマ時間は必ず生じるものだと著者は断言しています。なぜなら社会で働いている限り、業務の継ぎ目をなくすことは不可能だから。■すぐツールを取り出すそして私たちは、このスキマ時間を有効に使うことが可能。たとえその時間が、わずか3分間であっても。たとえば著者は、いつも本や簡単な書類を持ち歩くようにしているそうです。電車やエレベーターの待ち時間も、読書やメールの返信作業などのために利用しているわけです。また、スマートフォンはスキマ時間を有効利用するのに必要不可欠。メールの返信や簡単な仕事は、スマホでスキマ時間に終わらせてしまえばいいのです。なお、iTunesなどのクラウドサービスに英語のポッドキャストを入れておけば、リスニングの練習も可能になります。これらのアイデアからも推測できるとおり、重要なのは、スキマ時間ができたら「すぐに」ツールを取り出せるようにしておくこと。1日のTO DOリストの確認をしたり、机の上の整理や書類のサイン、メールの返信をしたりするなど、オフィスで仕事中のときも、スキマ時間が5分あればさまざまなことができるはず。もし20分以上あれば、レポート、発表に使うパワーポイントの骨組みの作成なども可能。少しでも手をつけておくことで、その後の仕事の効率が大きく変わるわけです。そしてスキマ時間は、仕事場だけでなく家でも応用可能。たとえば5分あれば、今日やることを書き出したり、買いものリストをつくったりすることができます。10分あれば洗濯物をたためますし、20分あれば掃除機をかけられるでしょう。そうすれば、余った時間を仕事や勉強にあてることができるということです。*このように、1日のスキマ時間を合計すれば、相当の時間を捻出できるということがわかります。大切なのは、この時間を重要なことに投資し、自己投資と目標達成の良循環を生み出すことだというわけです。(文/書評家・印南敦史) 【参考】※猪俣武範(2016)『ハーバード×MBA×医師 目標を次々に達成する人の最強の勉強法』ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016年03月20日「英語はしゃべってなんぼ」「海外に行けばしゃべれるようになる」……それは20代までの若いコか、ある程度基礎力がある人に言えること。受験英語しか経験せず、それもとうの昔という全然しゃべれない30代にはもっと別の勉強法が必要です。私も日本で3ヶ月間「スピードラーニング」やマンツーマン英会話で備えて渡米し、現地の語学学校に3ヶ月通いましたが、ネイティブの会話にはついていけませんでした。しかし、その後独自の勉強法で黙々とトレーニングしたことで、3ヶ月後には英語のフレーズ、発音がスムーズに出るようになり、ネイティブの会話が理解できるようになりました。今では英語で取材もできるほどに!そこで今回は、私が試行錯誤の結果もっとも効率的だと実感した英会話勉強法を紹介します。ほとんどひとりでできるので、毎日続けることさえできれば成果は裏切りません。メソッド1. まずは地道に単語。ポイントは”音で聴いて口に出す”Photo by Nora単語はやっぱり大事です。「受験勉強であんなに覚えたのに、英語は話せなかったじゃないか」と思うかもしれませんが、覚え方が違っていたのかも。正しくは、単語本とその音声CDを用意し、単語の意味を覚えながら(スペルはそこそこでOK)、発音を聴いてモノマネするように同じように口に出す。これを繰り返します。おすすめ単語本はアイシーピーの『DUO3.0』、本の内容を音声にした『DUO3.0/CD基礎用』・『DUO3.0/CD復習用』。ネイティブが会話に使う単語約1,500語と、それらの単語を1文に複数使った例文560本で構成されています。つまり無駄なく効率的。私はまずこの方法で1日約100語、つまり約1500語(1冊)を2ヶ月間で4回繰り返しました(CD基礎用を使用)。人間の脳は4〜5回で記憶として定着させることができると言われているからです。一つ一つの単語に時間をかけても最初の1〜2回では覚えられないのでサクサクやるのがコツ。3ヶ月目は例文560本を音声だけで(CD復習用を使用)毎日聴きます。はじめてから3ヶ月後くらいから、ネイティブがしゃべっている単語と意味がとらえられるようになり、伝えたい単語が頭にパッと浮かぶようになりました。できれば覚えたと思った2〜3ヶ月後にダメ押しの5回目ということで例文を音声で聴き、忘れてしまった単語を復習すれば完璧。メソッド2. 文法のイメージをつかむPhoto by Nora日本人が得意な文法ですが、日本の学校教育で教わってきた英語文法の解釈はネイティブの感覚とは違っています。文法を理解するにはイメージの共有が大事。イメージをつかめば覚えようとしなくても自然と頭に入り、応用がききます。ネイティブがどういう状況を頭に描きながらしゃべっているかを完璧に解説している『一億人の英文法』(ナガセ)は必読。日本人が苦手な「過去、現在、未来」の時間軸、「can、should、must、may」のニュアンスの違い、前置詞が表現するイメージなどイラストを使った解説は目からウロコ。読み物としてもおもしろいですよ!通しで全部読まなくてもOK。疑問に思った文法をそのつど確認するだけでも十分ためになります。メソッド3. ひとりでひたすら音読ベストセラーで知られるベレ出版の『どんどん話すための瞬間英作文トレーニング』と『みるみる英語力がアップする音読パッケージ』。これらはメソッド1、2で勉強した内容を実際に使えるようにするトレーニング教材です。英会話はスポーツに似ています。コーチからレクチャーを受けてスイングの仕方を頭で理解しても、すぐにはできないのと同じ。英語も練習が必要です。『瞬間英作文』は日本語の簡単な文章、例えば「あなたの家のそばにコンビニはありますか?」を音声で聴いて2秒以内で英語に変換して口に出して言うというトレーニング。時間をかけたり書いたりすれば簡単ですが、瞬時に変換するのは意外とできないもの。”日本語を聴く→2秒以内で英語で口に出す→正しい英語を聞く”。これをスムーズにできるまで繰り返します。『音読パッケージ』は英語の文章を文節で区切りながら聴いてそれをその通りに音読する教材。英語特有のつながって聴こえる音がどこで切れるかがクリアになり、フレーズで理解できるようになります。口の筋肉も英語の動きに慣れ、日本人が苦手な「r」や「th」もスムーズに出るように。これは「シャドーイング」とも呼ばれている勉強法。『音読パッケージ』は例文が難しすぎず、日本人が聴き取りにくいフレーズが効率よく使われているのでおすすめです。この2つの教材は、テキストのはじめに詳細に書かれたマニュアル通りにやるのがポイント。私の場合、1日それぞれ最低30分ほぼ毎日続けました。筋トレのように毎日少しずつ成果が現れます。メソッド4. オンライン英会話をはじめるメソッド3までで基礎を作ってから実際に「外国人と話す」を始めます。基礎がないうちからやみくもに話しても効率的ではありません。私の場合は渡米して現地の語学学校に通いましたが、ネイティブの講師が英語で教えてくれる内容が何を説明しているのかわかりませんでした。質問しても答えの内容が理解できないことも。また講師とマンツーマンで話せる時間は限られていて、自分と同じレベルのクラスメイトとしゃべるのがほとんど。日本にある英会話教室、海外の語学学校は正直効率が悪いと感じました。そこで私はアメリカにいるにもかかわらず、スカイプでフィリピン人の先生としゃべる「レアジョブ」を始めました。1日50分しゃべって月々9,700円。講師はネイティブではありませんが欧米企業のカスタマーサービス業務経験者が多く、ネイティブに近い発音で、教え方の上手な講師もいます。6ヶ月ほぼ毎日続けた後、ネイティブともストレスなくしゃべれるようになりました。大事なのはマンツーマンで毎日話すこと、わからないことをわからないままにしないこと。もちろんネイティブに毎日マンツーマンで教えてもらうのが理想です。でも例えアメリカにいても、友人だとしても毎日マンツーマンで話して、いちいち間違いを正して教えてくれる人をそこそこの金額で探すのは大変です。その点料金が安く、講師の数が多い「レアジョブ」はおすすめできます。30代から英会話を学ぶ場合、「ある日突然わかるようになった」はまずありません。ネイティブとしゃべることはもちろん大事ですが、それだけではとにかく時間がかかります。今回紹介したメソッドは日本でひとりでできるものがほとんど。一見大変なようですが、これをまるで筋トレのようにコツコツ続けると着実に成果が出ます。忙しい30代にこそおすすめしたい勉強法です。
2016年03月20日【ママからのご相談】小3男子のママです。子どもがなんでも途中で放り投げてしまって、「物事へのモチベーションややりぬく力が育っていないのでは?」「将来の受験は大丈夫?」と心配です。モチベーションを上げてやりぬく力を身につけるポイントはありますか?●A. 子どもの“やりぬく力”は親の適度なサポートで育まれます。こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。やりぬく力は非認知スキル の一つですね。職場の専門学校でも、やりぬく力がある学生の方が早い時期に希望の会社への内定を手に入れる傾向が強いです。将来なりたいものになるための決定力とも言える能力だと現場で強く感じます。今回は、やりぬく力を育むポイントをご紹介します。●まずはモチベーションを高めるムーギー・キムとミセス・パンプキンの著作『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』では、やりぬく力を身につけるために家庭でできるのは、『モチベーションを高めて真剣に最後まで続けさせること』と指摘しています。モチベーションの起点は自主的な挑戦にあります。ゲームのハマる仕組みでも心理学でも“自主的にはじめる挑戦”がモチベーションを高くする ことが知られています。まずはお子さんに「○○しなさい」ではなく自分が言い出したことに挑戦させることです。お子さんの「やってみたい」の声に耳を傾けできるかぎりチャレンジさせてみてください。春休みはお子さんのやってみたいを試してみるよい機会になると思います。●応援し、適度な期待感をもつ子どものモチベーションを維持し続けるには、まずは親が応援団になるとよいでしょう。挑戦できる場をつくること応援する気持ちを伝える、言葉でのサポートがあるとよいでしょう。また、わが家の経験になりますが、応援団の規模を広げることも効果的です。自分で始めた習い事の成果を子どもからおじいちゃんに電話報告するようにしたところ以前よりもモチベーション高く取り組んでいます。期待感をもって接することも重要です。期待感を親が持ちすぎると重圧になりますが、なさすぎても子どもは味気なくさびしく感じるものです。子どもの希望や特性を無視した期待(例えば本人が望まない職業へ就くことへの期待など)ではなく、子どもの努力を認めて、(喜ぶ親の愛情を子どもが感じられる)適度な期待 を持つとよいでしょう。自分の挑戦に対する正のフィードバックは、ゲームの仕組みでもモチベーション維持に関係する項目です。●真剣に続けさせる子どもの好奇心はあちこちに広がるので「やってみたい!」も多く生まれることと思います。なんでも体験させてみた後は継続する挑戦を選択していくのも重要です。「本当にやりたいことか?」 子どもの本気度をお互いに確認しましょう。習い事や塾ならば、親は子どもの本気にお金を出してサポートするということを表明するのもよいでしょう。時には叱ることも必要です、叱る基準は子どもが真剣に取り組まなかったとき、度を超えた怠慢のときです。真剣に取り組んでいるときはそれを認めた言葉がけをし、真剣に取り組まなかったときは勇気をもって叱ることでやりぬく力を育てます。子どもが途中で投げ出しそうになることがあっても、すぐに途中でやめるクセをつけないようにしましょう。わが家では、「半年続けること」を習い事を始める条件に、「一年間続けること」を次の習い事が始められる条件に設定しています。まずは「基礎を身につけるまでは続ける」など家で目標を設定し、励ます言葉をかけ続け“継続する”経験 を子どもにさせてみましょう。そして、子どもの失敗は叱らず、原因を子どもに考えさせ、次につなぐ気持ちを持てるようにしてください。感情的に子どもの失敗を叱ると、子どもが固く委縮してしまいます。息を深く吸って気持ちを落ち着けてから叱りましょう。【参考文献】・『一流の育て方 ビジネスでも勉強でもズバ抜けて活躍できる子を育てる』ムーギー=キム/ミセス=パンプキン・著・『ビジネスを変える「ゲームニクス」』サイトウ=アキヒロ・著●ライター/大根はじめ(マンガ家)
2016年03月18日3月13日、Apple Store銀座にて、「Teacher’s Night:iPadが変える学び『コラボレーションと問題解決』」と題されたイベントが開催された。本イベントでは、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の生徒向けに、筑波大学情報科学類の学生が開発したiPadアプリを紹介しつつ、学生、児童生徒と先生が共同開発をはじめた想いや歩み、今後の取り組みについてなどが語られた。イベントにはまず、筑波大学附属桐が丘特別支援学校の白石利夫教諭が登壇。桐が丘特別支援学校でどのようにiPadが利用されているかの説明があった。肢体不自由のある生徒にとっては、教科書のページを捲る、文字を書く、荷物を運ぶといったがことが困難であることが多いのだが、iPadを使うことで、そういった局面での問題を解決できるのである。生徒達の学習や生活の幅を広げるのに一役買っているというわけだ。白石教諭がiPadの導入について、持ち運びのしやすさ、すぐに起動して使えるという手軽さ、ユーザーインターフェースのデザインが統一されているので、シンプルで直感的に操作できる点、セキュリティ面での信頼性、そして、さまざまな障碍に対応するアクセシビリティが豊富に備わっているという5つのメリットを指摘したのち、特別支援学校の生徒が登壇。iPad使用前の困難な点と使用後の変化を解説してくれた。生徒は教科書とプリントを同時に使う授業では、教科書を押さえながらプリントに書き込むという作業が難しいことを最初に挙げた。これがiPadに教科書を取り込むことで、簡単にページ送りが可能になったという。続いて、Apple TVを使ってAirPlay経由で液晶ディスプレイにiPadのノートを見せられるようになったので、積極的な発言ができるようになったと打ち明けた。学習意欲の向上にもiPadは貢献しているようだ。また、プレゼンしてくれた生徒の場合、疲労を軽減するために、一日のうちに、何度か横になる必要があるとのことだったが、これもiPadのおかげで、横臥した状態でも教科書を読んだり、板書したりといったことができるようになったと報告してくれた。しかしながら、アプリを利用する上で問題が二点あったと訴える。一つは、一般的なアプリでは、ボタンやキーが小さかったり近付きあいすぎたりして、押し間違えることが多くなるという点。二つ目は、文字の拡大に際して、長押しでルーペを表示させるの操作が難しいという点だ。こういった問題を解決するために、筑波大学情報科学類の学生との協同作業がスタートしたのである。ここで、筑波大学情報科学類の櫻井鉄也教授が登壇。大学についての簡単な説明のち、今回の共同開発がスタートした経緯を述べた。80年代にMacintosh Plusを購入し、アルゴリズムの記述や計算ができる「MathGUIde」というアプリを開発した経験もあるとのことだったが、ここ数年はiPadアプリの開発にも携わっており、そんな中で、白石教諭からコンタクトがあったと、その時の状況を櫻井教授は振り返る。これを受け、白石教諭は、桐が丘の生徒はiPadで文字を入力することはできるが、分数などの数式を書くのが厳しいということがあるので、入力しやすくルールが複雑でないツールはないかとリサーチを続けていたと、述懐した。そこで筑波大学の学生が公開している動画を見つけたのがコラボレーションのきっかけになった、と白石教諭。共同開発の展開に関しては、筑波大学情報科学類の学生が案内。「COINS-Project」という計画を立て、肢体不自由者向けのアプリ開発を行う「COINS-Project AID」、筑波大学の公式アプリ「iTsukuba」の開発、学内向けのプログラミングの勉強会などの実施など、活動を詳説した。COINS-Project AIDにおいては、桐が丘の生徒のアイディアや筑波大学の学生の閃きからアプリを開発、その後、実際に桐が丘の生徒にアプリを使用してもらい、彼らからのフィードバックを得、機能を改善というサイクルを経て、適当なタイミングでApp Storeに公開するというプロセスを踏んでいるそうだ。その中で生まれた「iPolyFactor」という因数分解を解くためのアプリを紹介。最初のバージョンでは、ボタンのミスタッチが多い、操作部と表示部が左右に分かれているので、利き腕によっては上手く使えないといった問題が出てきたのだが、ボタンの大きさを可変に、操作部と表示部を入れ替えられるようにするという機能が追加された。このように相互の対話があった上で、作業は進められていく。続けて「Planner」と命名されたスケジュール管理アプリを紹介。スケジュールの管理と書字が苦手という桐が丘の生徒は、このアプリを使うようになってからの劇的な変化について触れた。生徒は、書字に時間がかかるので、これまで予定表を作るのは母親に作成を依頼し、学習が終わったら、その表のマスを塗りつぶしてもらうという作業を繰り返していたと話す。苦手な科目はやらない、など、勉強する教科は偏ってしまいがちだが、予定表を作ることで、やらなければならないことの整理がしやすくなると生徒は省察する。「Planner」では、現在の進捗状況を一瞥しただけで分かるようにでき、簡単な操作のみで計画表を作成、入力できるようになっているが、これも生徒が使用していたものに似せてUIをデザインし、マスの数とタイトルを決めるだけで表が構成できるようにしたと、フィードバックから仕様が決まっていったことを強調した。生徒は、これまで出来なかったことが出来るようになったと喜びをあらわし、さらに、今まで自分で出来ることも他者に頼んでいたところがあったと反省しつつ、自分で出来ることは自分でやるようになったと、前向きな気持ちを伝えた。iPadとアプリを使うことで、勉強が捗るようになっただけではなく、人間的な成長にも繋がっているということには感銘を禁じえない。イベントの締めくくりに、この三年間の取り組みに関して、感じたもの得られたもののヒアリングが。コラボレーションの効果として、学習上の課題を克服することで、生徒全体の学習能力がアップしたことが挙げられ、適切なコンテンツにより、さまざまな問題を解決できるiPadの素晴らしさを感じ取ることができたこと、ICTと人材が組み合わさることで、障碍を克服する新しい手段を獲得できるようになるといったことが指摘された。しかしながら、全ての問題が片付いたというわけではない。桐が丘の生徒からは、文字入力や音声認機能への要望が寄せられた。ソフトウェアキーボードでは、画面の半分が隠れ、作業スペースが狭くなってしまうという現象が起こる。外部キーボードを使うにも、そもそも彼らにとっては、運ぶのが一苦労で、導入にも躊躇いを覚えるのだ。作業スペースへの不満は実感として非常によく分かる。自分が書いたものを一瞬で全て把握できないのはかなりのストレスであるのに違いない。これに対して、iPhoneをiPadのキーボードとして使えないかというアイディアが提出された。着想として面白いだけでなく、実用性も高そうなので、アクセシビリティの機能向上として、iOS側で是非取り入れていただきたいところだ。また、構音障碍のある生徒からは、Siriの認識率を上げてほしいというリクエストが寄せられた。生徒は、「Siriは、本当は私たちにこそ必要な機能」と力説したが、これも間違いなくその通りである。肢体不自由がある場合、体の可動域に大きな制約があり、たとえそれがiPadのような使いやすいデバイスだったとしても、支援ツールなくしては道具として利用できないこともあるからだ。最後に、印象に残った筑波大学の学生のコメントを紹介しよう。学生は「今回のコラボレーションを通じて、大学で学んだことが実際に人の役に立っていると実感を得ることができ、それらがプログラミングを続けるモチベーションになったし、ただ意見を貰ってアプリの開発にあたるのではなく、そこから本当に必要な技術とは何かを考えるようになった」と述告したが、これは、障碍者支援のあるべき形を端的に言い表しているように感じられた。続けて「一般の企業には出来ないような局所的なニーズに応えていきたい」と意気込んだが、この発言は高く評価してしかるべきである。マーケットの論理が支配的な世界においては、金にならなければやらないし、コストが高くつきすぎれば研究の支援はできない、となるのが当たり前だが、彼らは学術機関としての大学の責務をきっちり果たそうとしているからだ。最高学府としてあるべき姿とは何かということを筑波大学と学生達はしっかりと理解している。障碍者向けの支援ツールは、往々にして世代が変わるとボタンなどの配置が変更されてしまい、一から使い方を覚え直さなければならないが、iPadならそれはない。開発に携わった学生が卒業してプロジェクトを離れてしまったとしても、コラボレーションは問題なく継続可能だろう。また、プロジェクトの関係者や教員、家族だけでなく、たまたま通りかかった人でも、iPadなら皆が使っているものであるから簡単にサポートできる。障碍者と健常者の間に橋を渡すという役割を彼らは担ってくれた。また、障碍者支援ツールとしてのiPadの可能性を、彼らは大きく切り拓いたのである。
2016年03月18日クラスのマドンナ的存在には、いつまでも可愛くいてほしいのが男子の願い。同窓会や道でバッタリ会った時に、あの頃の面影が全くなかったりすると男子も「昔は可愛かったのに。」とがっかりしてしまいます。そこで今回は20代男子30人に「昔は可愛かったのになぁ・・・」と幻滅してしまうポイントについて聞いてみました。さらに、いつまでもマドンナでいられるポイントもご紹介していますので、参考にしてみてください。■1.ケバすぎる「中学時代、清楚で可愛らしかった女の子が急にギャルになっていた。昔は可愛かったのに話し方もかなりガラが悪くなっていてちょっと残念でした。」(21歳/大学生)高校生頃からメイクに目覚め、ギャルへと路線変更する女子って何割かいますよね。もちろん自分に合っていれば何の問題もないのですが、あまりにも度を超えすぎてしまっていると男性から「昔は可愛かったのになぁ・・・やめた方が良いのになぁ・・・」と思われてしまう原因になります。お化粧を頑張りたいという心意気も大切ですが、男性はナチュラルメイクを好む傾向にあるので、何事もほどほどにしておきましょう。■2.太った「美人な子が太っていたのはショックだった。名前言われないと誰だか分からないんだもん・・・。昔は可愛かったのに・・・。」(28歳/商社)一般的には、体重は3キロ増えると見た目にあらわれると言われています。健康的な体型でいる分には問題なさそうですが、ちょっと気を抜くと、ただのぽっちゃり体型になってしまします。「痩せたらキレイなのに」なんて思われたら、もったいないですよね。無理なダイエットはおすすめできませんが、「昔は可愛かったよな」なんて言われないために、適度な運動をするなど日頃から自分の体重を意識するようにしましょう。■3.髪型が変「髪の毛が似合っていないパサパサのロングだった。昔はショートヘア―ですごく似合っていたのに、もったいないなと思いました。」(24歳/広告)髪型も人の印象を大きく左右します。髪のツヤがなくなると、どうしても「年取ったなぁ・・・。昔は可愛かったのに・・・。」と思われがちです。また、パーマをあてすぎているなど、古臭い髪型も「おばちゃんみたい・・・」と自分から見た目年齢をあげてしまうことに繋がります。昔は可愛かったのにと思われないためにも、同窓会の前日ぐらいは、しっかりトリートメントをして、イマドキの髪型を研究しておきましょう!■4.お笑いキャラに転身「女子大に行った高校の同級生はいつの間にかお笑いキャラになっていた。昔は可愛かったのに、今は『一発ギャグやりまーす』とか平気で言っていて、ちょっと引いてしまった。」(27歳/不動産)こちらは女子ウケが良いのは間違いないでしょうが、いくら昔は可愛くても、恋愛対象からは除外されてしまいます。特に合コンや、男子がいる飲み会では、お笑いキャラは封印して臨むようにしましょう。「女社会に揉まれてしまって、男性との関わりを忘れてしまった」という人はテンション任せにせず、周りの女子の振る舞いを見つつ、流れに身を任せてみましょう。■5.飲み過ぎて暴露しまくり「お酒が入ったら急に過去の恋愛から生々しい下ネタまで連発してきた子がいた。その場は盛り上がったが、裏では『あいつは彼女にしたくないね』と言われていました。」(24歳/医療メーカー)特に10代の頃の知り合いだと、お酒を飲んだ時どう変わるのか知らない人も多いはず。昔は可愛かった女の子でも、自分の過去をさらけ出し過ぎてしまうと、男性も「別にそこまで聞いてない」「この子と付き合ったらプライバシーなんてあったもんじゃないな」と警戒してしまいます。つい飲み過ぎてしまう人は、自分からお酒の量をセーブしていきましょう。飲み会では、「昔は可愛かった」ではなく、「今も可愛い」を目指しましょう。■昔は可愛かったと言わせないためにここまでは、男子が「昔は可愛かったのに・・・」と思ってしまう幻滅ポイントをご紹介してきました。では、どうすれば昔は可愛かったと思われずにすむのでしょうか。可愛いと思ってもらうためには、少なからず女の子の努力も必要です。それは今も昔も変わることはありません。言動や仕草だけでなく、身だしなみを整えることは、可愛いと思ってもらうために重要なポイントになります。つづいては、いつまでもマドンナでいるためのポイントをご紹介していきます。「昔は可愛かった」なんて言わせないためにも、ぜひ参考にしてみてください。■1.おしゃれに気を遣う昔は可愛かったと言わせないために大切なのは、おしゃれに気を遣うということです。とはいえ、はりきって若い子がするような恰好をするのではなく、年相応のおしゃれを楽しむようにしましょう。おしゃれを忘れてしまっていては、昔の方が可愛かったと思われても仕方ありませんが、おしゃれをすることで、今も昔も可愛いと思ってもらえます。ファッションに疎く、どんな恰好をしたらよいか分からないという方は、まずはイマドキの雑誌を買って勉強してみましょう。雑誌で勉強することで、自分の好みを反映させつつ、流行のアイテムを入れるなど、おしゃれの幅が広がります。■2.趣味をつくるまた、男子に今も昔も可愛いと思ってもらうためには、夫や子ども以外に夢中になれる趣味を見つけるというのもよいでしょう。結婚後は家事と育児ばかりで、趣味なんて見つからないという方は、結婚前に楽しんでいたスポーツ、入っていたサークルなどを再びはじめてみるのもよいですし、新たに何かはじめてみるのもよいです。独身の場合は、そこで新たな出会いがあるかもしれません。趣味を見つけて、いまを楽しんで生きることで、昔は可愛かったではなく、今も可愛いと思わせることができます。■3.品のある行動をとる今も可愛いと褒められるためのコツは、品のある行動をとるということです。若い時には、品のよさよりも派手さを求めていたという方がいらっしゃるでしょう。若い時には派手に行動して可愛がられていても、歳を重ねてからはそうはいきません。品のある行動がなにか分からないという人は、華道や茶道、書道など、和を感じられる習い事を始めるのもひとつの手でしょう。また、「品格」に関する書物もたくさん出ているので、それらを読んで勉強するのもよいですね。品のある行動を心がけることで、昔は可愛かったではなく、今も可愛いと思わせることができます。■4.体型維持をするまた、可愛さを維持するための第一歩は、体型維持をするということです。若い時にはスレンダーだった方も、出産や年齢を重ねることで、体重を増やしてしまう場合があります。体型の変化は男子の印象にも残やすく、少し体重が増えただけでも劣化したと思われてしまいます。ダイエットには、食べ物を制限するタイプのダイエットや、運動をするタイプのダイエットなど、さまざまな種類があります。これまでダイエットをあまりしたことがないという方は、まずは、自分に合ったダイエットを探すところからのスタートとなります。決して無理なダイエットをするのではなく、健康的なダイエットをして、美貌を維持しましょう。■おわりにいかがでしたか?「別に地元の男なんかに興味ないし」という人もいるかもしれません。しかし、いつまでも同級生男子の幻想を壊さず、学校のマドンナでいることも時には大切です。ましてや、「昔は可愛かったのに、今はもうおばさんみたい」なんて思わせてはいけません。そのためには努力を惜しまず、常に見られているという意識をもつようにしましょう。もしかすると、、芋臭かった彼も月日が経ってハイスペ男子になっているかもしれませんからね。「昔も可愛かったけど、今も全然変わらないね!」と言ってもらえるような素敵女子を目指しましょう!
2016年03月17日前回の連載で紹介した、育休中の母親たちがスムーズな職場復帰に向けて学ぶ「育休プチMBA勉強会」。私は自分の意見をどんどん発する参加者の姿に、衝撃を受けました。というのも、特に乳児と暮らしていると非言語でのコミュニケーション(泣き声から要求を判断する、表情から察する等)が中心になるため、どうしても母親は自分の言葉を失いやすい傾向にあります。そんな状態で、さらには初対面の人どうしが集まって、いきなり議論させるのは実はとてもハードルの高いことだからです。その視点に立つと、育休プチMBA勉強会では、有効なディスカッションを生み出すための精巧な仕組みがきちんと存在していることに気づきます。そこで本編では、代表者の国保祥子さんへのインタビューを通して、この勉強会がどのように母親たちの学びを最大化しているかについて掘り下げていきたいと思います。○初対面の母親たちが議論しあえる理由まずは会の進行役でもある「ファシリテーター」の存在。ファシリテーターは、過去の勉強会参加者の中から立候補し事前にトレーニングを受けた人が、各回1名配置されます。ファシリテーターの育成は、代表者である国保さんが直接担当する形をとっており「Teaching noteと呼んでいる進行計画を各自作成してもらい、それに対するフィードバックを繰り返してブラッシュアップしていきます」とのこと。育休中にその作業をこなすのは容易なことではなさそうですが、「育休中でもファシリテーション手法の勉強や自己研鑚(けんさん)に意欲のある人が、毎回手をあげてくれている」といいます。「ファシリテーターとは別に、勉強会の運営に携わる運営チームのスタッフが3名程度存在することに加えて、ディスカッションをする際に各テーブルでの議論を見るディスカッションリーダーが配置されます」と国保さん。このように比較的小さく明確なミッションを担う人材を適所に置くことで、ファシリテーターを補強する複層的な運営体制となっていることが特徴的です。そしてこのことが、はじめましての母親同士でもきちんと議論し合える環境を作っているのでしょう。○「両立は無理」の諦めムードをなくしたい勉強会で用いられるケースは、その場ですぐに読めるよう作成した国保さんオリジナルの資料が中心。労働時間や場所に制約を抱える制約人材(=参加者)のマネジメント思考をトレーニングすることに特化して編さんされたもので、母親自身にマネジメント視点に立った解決策を考えさせる内容のものが多くなっています。最終的には「あなたはどう行動しますか? と投げかけ議論に落とし込む」ことで、自分自身の足りないものに気づかせることを意識しているとのこと。インタビューの最後では意外にも「この勉強会は、今育休中の人のためにやっているというより、実はこれから出産・育児・復職する人のためにやっている」と語ってくれた国保さん。2つの大学で経営学を教える国保さんにとって最も身近な存在である20代の若者の間に「将来育児と仕事を両立したいけど、無理だろうな」と諦めムードが広がりつつあることに危機感を感じたそうです。そういった意味でも、今子育てをしている世代が育休プチMBAのような場で学ぶことで、また違った背中を後輩たちに見せていくことができるのではないでしょうか。※写真と本文は関係ありません○著者プロフィールここるく 代表取締役 山下真実「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起業家。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年にここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。全プラン託児付き! 新しい子連れランチ・おでかけスタイル「ここるく」
2016年03月16日みなさん、こんにちは。前回はITエンジニアの世界の「シェアする文化」がどれだけ素晴らしいものなのか、勉強会を例に書かせてもらった。筆者は、エンジニア特化型Q&Aサイト「teratail(テラテイル)」の運営に関わっているのだが、まさにteratailもそうした「シェア文化」の上で成り立っているWebサイトの1つである。今回は、そのteratailに投稿された実際のQ&Aのうち、Webサイト内をおおいに沸かせた「名回答」がついたものをいくつかピックアップし、シェア文化の実例として紹介していきたい。質問自体はいずれもシンプルな疑問ではあるが、回答欄を見ると「え!? こんなに丁寧に答えてくれるの……??」「ふ、深い……!!」と思わずうなってしまうほどの名回答が生まれており、非常に多くのプラス評価がついている。○<br>と<br />の違いとは?素朴な疑問がきっかけで語られたHTMLの歴史まずご紹介したい質問はこれだ。「htmlの改行タグを<br>ではなくて<br />と書くのはどうしてでしょう?」htmlを書く時、改行タグが<br>ではなくて<br />と書かれてある場面によく出くわします。なぜ、<br />と記述するのでしょう?<br>と書くのと、一体何が違うのでしょう?なんともない、シンプルなHTMLタグの違いに関する質問かとおもいきや、回答欄を見ると、なんとも細やかな解説が![回答内容]HTMLは当初、SGMLで作られました。しかし、SGMLは自由度が高すぎたため逆に実装が難しく(特に当時の非力なコンピュータでは)、HTMLを唯一の例外として、あまり普及しませんでした。(ブラウザなどのHTMLの実装は、SGMLとしての解釈はせず、HTMLの仕様決め打ちの解釈で実装することにより、SGMLの難しさを回避していました。ただし、このことがブラウザ間の非互換性の元にもなりました)そこで、SGMLの仕様を見直して、自由度を下げる代わりに、仕様を簡便にして実装しやすくしたものがXMLです(したがって、XMLはSGMLと別のものではなく、SGMLの「サブセット」として規定されています。SGMLを処理できるプログラムでは XMLも扱えます)。「自由度を下げる」ことの代表的なものが、「開始タグと終了タグがペアになっていなければならない」というルールです。このルールを導入することで、これを扱うプログラムでは、閉じるのか閉じないのかがわからないタグを扱うために次々と予備の変数を用意して待たせておくといったような処理をしなくてよくなりました。SGMLではHTMLに見られるように単独のタグを定義することもできました。その後、「XMLとして扱えるHTMLを作ろう」という試みが行われるようになり、その中で既に定着している <br> などの単独タグをどうするかが問題になりました。単独タグを許すと、XMLのメリットである実装のしやすさが失われてしまいます。しかし、使い慣れた <br> が使えなくなるのも問題です。そこで1つの妥協として <br /> という記法が考案されたのです。上記の記法を使えば、単独タグであっても終了タグの登場に備えなくてもよいため、従来のXMLの処理をそれほど大きく変えなくても扱うことができます。(以下略)<br>と<br />について、単にHTMLとXHTMLの文法上の違いだけでなく、その裏にある歴史的背景まで説明がなされている。このように、求めていた回答をはるかにしのぐ「学び」を得られるのは、Q&Aサイトならではかもしれない。○Rubyistが2500字超えで語る"Pythonの良さ"他にも次のような質問がある。*「Python の良さを知りたい」Pythonを始めたばかりで、その魅力がまだいまいち分からないという質問である。これまたとてもシンプルでストレートな質問ではあったのだが、35票ものプラス評価(2016年3月11日時点)が集まる「名回答」が生まれるQ&Aとなった。その回答がこちら。これまた見事な名回答がそこにあった。Rubyistがここまで熱くPythonを語っている点や「…うわなにをするやめr」のところなど、ツッコミどころ満載なのも気になるが、いくつか回答の中身をピックアップすると、単に質問に答えるだけでなく、質問の背景に隠れているであろう投稿者の悩みにまで寄り添ったアドバイスが随所に散りばめられているのが分かる。例えば、以下のようなところだ。エンジニア初心者がよくぶつかるであろう英語に対する客観的なアドバイスが述べられている。残念なことですが、ライブラリの多くは英語でしか説明がありません。しかしながら、これは他の言語も同様です。これからプログラミングを学び、その技術力を高めるには、技術英語が読めることは必須の技能です。英語だからと言って敬遠せずに慣れてください。しかし、多くの人が使っている有名なライブラリであれば日本語で使い方が書かれたサイトがあります。Pythonは日本でも多くのユーザーが使用していますので、情報はすぐに見つかると思います。他にも、今後のスキルアップのために常識となってくることなど、非常に丁寧なアドバイスを示してくれている。一般的なWindowsユーザーにはコマンドプロンプトがなじみがないものに思えますが、それは一般ユーザーで終わる人だけの話です。プログラマーだけでなく、IT関係の技術者にとってコマンドプロンプトなどテキストベースであるCUIの操作は当たり前のものであり、その操作は一般的です。今のうちにこれも慣れてください。自分で調べるだけでは知り得なかったかもしれない副産物的な知識に加え、アドバイスまでもらえたのは質問者にとって(いい意味での)大きな誤算になったであろう。ほかにも、さまざまな方々が各視点から回答してくれており、ググっただけでは見つかりづらい「今」の声がリアルに反映されているように思える。以下、多くのプラス評価がついた回答があるもの、話題になったQ&Aをいくつかピックアップするので、もし気になるものがあればぜひ見ていただきたい。■「変数とかを英語にするとわかりにくくないですか?」プログラミング歴2カ月ほどのユーザーから出た素朴な疑問に対して、『クラスを作ったり関数を作ったりするのは「プログラムを作る」ことであると同時に「言語を拡張している」と考えています』や『私からの回答は「役割をはっきりさせましょう」です。チームや数カ月後の自分が分かるように書くことです 』といった、ベテランの方のプログラミングに対する「感覚」がリアルな言葉で返ってくるのはおもしろいところ。また逆に、『どれがプログラム特有の命令で、どれがプログラム記述者が自由につけた変数名なのかがわかりにくいのです』といったプログラミング入門者の感覚だからこそ気づきやすい視点が、ベテランの方にとっては新鮮だったりするようだ。■「1日に100万レコード増える場合のテーブル設計」現状、最もはてなブックマークがついているQ&Aである。ビッグデータを取り扱う際のテーブル設計についての質問だが、最も高い評価が付いている回答には、ソーシャルゲーム会社で実際にデータ分析基盤を作っているユーザーが現場での経験を基に実用的なアドバイスが書かれている。■「最近のプログラミング言語にgetter/setterがないのはなぜ?」Javaで使われるgetter/setterメソッドが、なぜSwiftやKotlinなどの比較的新しい言語では使われない設計になっているのか、という質問である。質問文に対して、ひとつひとつ丁寧に解説がなされた回答から、他のユーザーも巻き込んで議論が発展し、プロパティという仕組みの起源の話にまで至っている。■「【C++】なぜヘッダと実装はわけるべきなのでしょうか(.hに実装を書くことは邪道か)」『時々C++を学び始めたばかりの後輩から「なぜヘッダファイルに実装を書いてはならないのか」「なぜC++は2度も同じコードを書くことを強いるのか」と質問を受けます』と話す質問投稿者。いつもはそれらの疑問にお茶を濁して回答つつも、自身でも納得のいく答えがなかったということで今回この質問を投稿したとのこと。このような「そういえばなぜだろう?」という疑問には皆各々の見解を持っていて、読んでいるだけでも非常におもしろい。さて、ここまでteratail内で話題になった秀逸な回答がついたQ&Aを紹介してきたが、ここでひとつ疑問が残る。現状、回答することに対してとりわけ直接的な見返りがあるわけではないのだが、それにも関わらずなぜここまで回答してくれるのだろうか?実はこれ、teratailのナカノヒトたちも、長い間疑問に思っていることだったりする。teratailに限らず、ブログ文化や、勉強会文化もそうだが、他業種と比較してIT業界において圧倒的にシェアしあう文化がここまで根付いた根幹は一体どこにあるのだろうか? インタビューを通じてその点を少しでも明らかにしていきたい。次回は、teratailをよく活用してくれているユーザーへのインタビューを通じてその点を少しでも明らかにしていこうと思う。○執筆者紹介木下雄策1988年生まれ、福岡県出身。エンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」のDevRel(技術者向け広報)担当。2013年にレバレジーズに新卒で入社し、1年でトップ営業マンとなった後、現在のteratailチームにジョイン。年間30以上のエンジニア向けイベント/勉強会を開催している。好きなものはJavaScript(ただしド素人)とスノーボード。
2016年03月16日『トイ・ストーリー』や『ファインディング・ニモ』などの名作を世に送り出してきたピクサー・アニメーション・スタジオでは、日本人クリエイターも活躍している。このたび、アメリカ・サンフランシスコの同スタジオで、最新作『アーロと少年』(3月12日公開)に参加している原島朋幸氏と小西園子氏にインタビュー。本記事では、シミュレーション・デパートメント(キャラクターをリアルに見せるための技術)を担当した小西氏について紹介する。小西氏は、シカゴの美術大学で学んだ後、1994年にピクサーに入社。世界初の長編フルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』にも関わったというピクサー一筋のクリエイターだ。本作『アーロと少年』では、恐竜の皮膚の動きや少年スポットの髪の毛や服の動きなどを担当した。――小西さんはもともとは『スター・ウォーズ』が好きで映画に興味を持ったそうですが、そこからアニメーションの世界に入った理由を教えてください。ビジュアルエフェクト(視覚効果)をやりたいなと思ったんです。映画の世界に行こうと思ったのは、『スター・ウォーズ』をリアルタイムで渋谷で見た時に、ハリソン・フォード演じるハン・ソロに首ったけになって、その時に「映画を勉強して、絶対アメリカに行くぞ!」って決意したんです(笑)。そして、アート学校に入った時に、CG(コンピュータグラフィックス)が波に乗り始めて、ビジュアルエフェクトに興味を持ちました。――『アーロと少年』でのシミュレーション・デパートメントは、具体的にどのような作業でしたか?恐竜たちの皮膚や筋肉の感触を出したり、スポットの髪の毛をほわほわっとさせたり、スポットが腰に巻いているスカートに動きをつけたり、恐竜が踏んだ時の草木や芝の動きなどです。草の場合は、恐竜に踏まれると沈み、足が離れるとゆっくり元に戻るようにするんです。――特に難しかったシーンを教えてください。草木は、量が多かったので大変でした。場面によって、激しく揺らしたり静かに揺らしたり。木の1本に対して、もう少し揺らしてみようということになるんです。でも、後ろを揺らしすぎるとうるさくなってしまうので、絶妙なバランスが求められます。――思い入れのあるシーンはありますか?スポットがクシュクシュッてお尻を振るシーンですね。かわいさを強調するために、動きを大げさにしたんです。最初にスカートを思いっきり揺らして、髪の毛の方にだんだん動きが伝わっていくというようにしました。――シミュレーション・デパートメントの面白さを教えてください。アニメーションの方から、シミュレーションをした後の映像は「ものすごくいい」と言われます。あるのとないのとではまったく違うんです。恐竜たちの筋肉の動きなどがあると自然に見えますし、スポットがアーロの背中からポンポンポンッて降りるシーンも、スポットがアーロの皮膚を押すとプニュッてなるようにしています。そういう反動があるのとないのとでは、まったく違います。――最後に、これからピクサーに入りたいと思っている日本人にアドバイスをお願いします。最近は、テクノロジーも簡単になってきていますし、ハウツーものも充実していて自分で学べるようになっていて、向上心のある人は自分でどんどん勉強しています。また、コンピュータはあくまでもツールのひとつで、逆に重視されてきているのは、ストーリーや絵コンテが書ける人、アニメーションできる人だと思います。(C) 2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2016年03月15日人相学では、古来より女性の乳房から子宝運を占ってきたそうです。古い相書には、乳房を赤ちゃんの専用物と見なし、子供に恵まれるかどうかを観た記録があります。けれど、時代が移るにつれて解釈は変わり、子供に関わること以外の運勢も見るようになりました。ここでは、バストの形をもとに、あなたの様々な運勢をみていきたいと思います。現代風にアレンジした「バスト占い」です。今回は、「基本性格編」。まずは、お風呂に入る時などに、あなたのバストの形は以下のどれに近いのかを確かめてみてください。■■平たいバスト・・・・・・清楚でしっかり者あまり盛り上がりのない平たいバストの女性は、清楚で気品があるタイプ。とても控え目で、自分が表に出ることはなく、縁の下の力持ち的な役割をすることが多いでしょう。しっかり者なので、周囲からは頼りにされます。また、職場のデスクまわりや自宅は常に整理整頓しておかなくては気が済ない、かなりの潔癖症です。■■ロケット型のバスト・・・・・・エネルギッシュなリーダータイプロケット型は、鋭く突出した迫力のあるバスト。このバストを持つ女性は、強気で負けず嫌いです。人を押しのけてでも、自分の欲しいものは全部手に入れたいタイプ。エネルギッシュで行動力抜群なので、たいていの夢は叶えられるでしょう。闘志みなぎるリーダー気質を持つため、多くの人から頼りにされます。■■大きなバスト・・・・・・勉強熱心で知的な女性ボリューム満点のバストを持つ女性は、とても勉強熱心で、ひとつのことを極めていこうとする傾向が強いでしょう。そして、その道のスペシャリストとなり、多くの人からその豊富な知識力で頼りにされます。積極性もあるので、自分の人生を大きく切り開いていくパワーが十分にあるはずです。■■ツンと上向きのバスト・・・・・・チャーミングな人気者ツンと上向きで形のいいバストを持っている女性は、いくつになっても若々しい外見と心を持っています。子どもっぽいと思われて損をすることもありますが、たいていの人からは、チャーミングで魅力的な女性だと思われます。そのため、人気運が非常に高く、男女問わず、友人が多いでしょう。■■下向きのバスト・・・・・・大器晩成型バストが下向きの女性は、自由奔放な性格で、失敗を繰り返しながらもたくましく世の中を渡っていくタイプです。誰に何と言われても、自分の生き方を改めようとはしません。けれど、たとえ痛い目に合っても、そこから立ち上がる不屈の精神があります。また、大器晩成型なので、若い頃苦労をしても晩年には報われるでしょう。■おわりに女性のバストは、年齢を重ねたり、出産などを経て変わっていく場合があります。ですから、その時々で自分のバストの形を確かめるようにするといいかもしれません。また、乳がんの早期発見のためにも、自分の乳房を鏡に映してよく観察することは大切です。ここはぜひ、自分のバストと一度じっくり向き合ってみてはいかがでしょうか。(紅たき/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月14日みなさんは週末や業務後のお時間はどのようにお過ごしでしょうか?仕事を忘れてゆっくりしたりしたいと思う方も多いはず。しかし、ITエンジニア(エンジニア)界隈では、貴重な平日の夜や週末も、皆で集まって「勉強会」を開催したり、ブログなどで情報発信したりなど、日々知識をアップデートする人が多いという。今回、エンジニア界が持つ素晴らしい文化をもっと世間に知ってほしいと思い、数回に渡ってエンジニアの生態について迫っていく。第1回は、ITエンジニアによる「勉強会」について紹介する。○もはやクレイジー?エンジニアの素晴らしき「シェア文化」ITエンジニアの世界は、他の職種から見るとなんとも異様な文化を持っている。それは、"ノウハウをシェアしあう文化"だ。エンジニアは、自分が時間をかけて身に付けた技術や知識を、ブログやGitHub(ソフトウェア開発プロジェクト用の共有Webサービス)などで、惜しみもなく公開し、また参加した勉強会では、エンジニア同士で新たな試みやノウハウを共有しあうのだ。参考までに、IT勉強会・セミナーなどのイベント情報検索サービス「dots」のカレンダーページを見れば、その開催数の多さは一目瞭然である。もはや、勉強会の開催されない日が見当たらないのではと思えるほど。筆者は主催/運営側を含め、多いときは月10回以上も勉強会やカンファレンスに参加している。一般的な休日のセミナー開催は、講師(メンター)探しに苦労するのだが、エンジニア向けのセミナーでは、懇親会費を払ってもメンターとして教えたいという方が何人も名乗り出てくれることも普通だ。イベントを企画するたびに、さまざまな人が「自分の好きな技術を教えたい!」と快く協力してくださるので、いつもとても助けられている。そういった善意を持った方が多いからか、どのイベントでも、登壇者・参加者・主催者関係なく全員で一丸となってイベントを作り上げている感じがあり、なんともアットホームで、とても居心地良い雰囲気なのもエンジニア勉強会の特長だ。営業職出身の筆者からすれば、他の業界では考えられない文化だと思う。例えば、実務に関する営業職のセミナーに行こうものなら、数万円かかることも少なくない。しかし、エンジニア業界では実務で活用できるレベルのノウハウが、当たり前のように公開されており、もはやクレイジーとさえ感じるほど知識を共有しあう文化がそこに染みこんでいるのである。もちろん、リアルな勉強会だけでなく、Web上でも盛んに知識のシェアが行われている。例えば、筆者 が運営するteratailの場合、"ベストアンサー職人"とでも呼びたくなるような芸術的な回答が投稿されることもしばしば見られるようになってきた。ぜひ、そういった回答はteratail内だけではなく、もっといろんな人に見てもらいたいと思っているし、見ていただいた方にとっても価値あるものになるだろう。では、なぜエンジニアは惜しげもなく知識をシェアするのだろう。次回より、teratail内で話題になった秀逸な回答をいくつか紹介しつつ、セミナー登壇やteratailなどで積極的に活動するITエンジニアにインタビューを行いつつ、エンジニア特有の"シェアしあう文化"の背景に、どういった思いや特性が秘められているのか、紐解いていこう。○執筆者紹介木下雄策1988年生まれ、福岡県出身。エンジニア特化型Q&Aサイト「teratail」のDevRel(技術者向け広報)担当。2013年にレバレジーズに新卒で入社し、1年でトップ営業マンとなった後、現在のteratailチームにジョイン。年間30以上のエンジニア向けイベント/勉強会を開催している。好きなものはJavaScript(ただしド素人)とスノーボード。
2016年03月14日【ママからのご相談】4月から小学2年生になる女の子がいます。幼稚園のころから、塾や水泳、英会話などに通わせています。でも、自宅では自分から全く学校や塾の宿題をやらないので、「早く宿題をやりなさい!」と叱ってばかりいます。まだ低学年だから仕方がないとは思っていますが、中学受験を考えているのでこの先不安です。どうしたらよいのでしょうか?●A. 熱心なママほど子どもの未来にレールを引きがち。何事も強制はNG。こんにちは。中学受験の経験があるママライターのKOUです。ご相談者さんは、お子さんが学校などの宿題を自分から進んでやらず、なかなか学習習慣がつかないことをお悩みなのですね。学校から帰ってダラダラ過ごし、宿題をやらないお子さんを見ていると、イライラしてしまって「早く宿題やりなさい!」などと叱ってしまうのは、世の中のママたちがつい陥りがちな行為です。知人の小学校教員によると、親から何度も「宿題やりなさい!」と言われると、お子さんは“やらされている感”が強くなって、ますます自分からやるという意欲が湧いてこなくなる という悪循環が起きやすいといいます。●学ぶ環境を整え、あとは放任するまずは、私自身の小学校時代を振り返ってみます。中学受験をしたのは30年くらい前。母は働いていましたが、私に習い事をほぼ毎日させていたほどの教育ママでした。ただ、「勉強しなさい」とは一切言いませんでした。低学年のころは、私もそれほど宿題を真面目にこなしていた記憶がありません(苦笑)。私立小に通っていたこともあり、4年生になると周囲は進学塾に通っている人がほとんどでした。母によると、「お友達がみんな塾に行っているから」という理由で、私から母に頼んで受験対策の塾に通い始めたといいます。受験勉強をしている途中、勉強自体をやめたくなったことが何度もありました。でも、「塾に通いたいと言い出したのはあなたなのだから、やめるのも自由よ」と母から軽く言われると悔しくなって、受験勉強は続けました。母は、習い事などたくさんの学ぶ環境を整えてくれましたが、決して強制はせず、どちらかというと放任されていたように感じます。そのやり方が、私には合っていた ようです。あくまでも私の経験談であり、全ての方に当てはまるというわけではありませんので、ひとつの例としてご参考にしてください。そこで、教育熱心なママさんたちが陥りがちなNG行為について、御三家や灘中などの難関校に何人も合格させたカリスマ家庭教師で名門指導会代表の西村則康さんの著書『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』を基に探ってみました。●(1)「教育熱心な母親ほど子どもの未来にレールを引きがち」【例】『4年生のAくんは、1年生から大手進学塾に通っている。塾通いは母親が決めた。なぜならば、難関の男子校に入らせ、最終的には東大や慶応大に合格し、父親と同じ医者を目指してほしいからだ。母親は受験経験がなかったが、小学校入学と同時に志望校の合格実績が高い大手進学塾で学べば間違いないと思い選んだのだ。ただ、Aくんは最近、入塾してきた優秀な子たちに圧倒され、クラスが落ちるのではないかと不安な気持ちでいっぱいだ。本音は、塾ではなく野球をやりたい。今は頑張る気になれない』偏った教育熱心なママさんは、先回りして子どもの未来にレールを引きがち。しかも、そのレールの幅が狭いことが特徴 です。勉強も遊びも、親がいいと思ったことだけをやらせて、机に向かわせる。さらに有名大学や一流企業に入ればもう人生は安泰だという、今の日本にはそぐわない考えを持っていると言います。それが、『本来は可能性を秘めている子どもの未来を狭めている』と、西村さんは警鐘を鳴らしています。●(2)「英才教育のほとんどは間違っている」【例】『Bさんは、娘さんがお腹にいたときからクラシック音楽をかけたり、絵本の読み聞かせをしたりして胎教に取り組んだ。出産後、子どもの脳に良いことは全て試し、2歳からは右脳を鍛える幼児教室に入室。そのほか、スイミングや体操教室にも通った。そのおかげか、幼稚園や小学校の低学年までは他の子と比べて飲み込みが早く、運動神経も勝っていた。ところが、中学受験が本格化してきた5年生のとき、娘さんは思うように学力が伸びなくなり、親子共々、初めて人生の壁にぶつかった』西村さんは、『英才教育のほとんどは役に立たない』と言います。人間の脳は、特別なことは何もしなくても自然に成長していけるだけのプログラミングが施されており、間違った英才教育というのは、そのプログラミングを無視して無理やり脳を早く作りあげようとするものだと指摘しています。だからこそ、人間が自然に育っていくプログラミングに応じて、その年齢なりのベスト を目指すことをお勧めします。●(3)「習い事を強制しない」【例】『男の子は運動ができた方がいい、と思い込んでいるCさん。水泳にサッカー、空手を1年生の息子さんに習わせている。でも、お勉強も大切。文武両道を目指し、週2回は学習塾にも通わせている。息子さんは嫌がらずにやっていたが、最近になって突然「塾に行きたくない」と言い出した。学校の宿題や毎日の習い事が負担になり、疲れが出てきたようだった。「継続は力なり」と考えるCさんは、「休んじゃダメ」と息子さんを叱咤激励。無理やり塾に行かせた』偏った英才教育について疑問を投げ掛ける西村さんは、子どもが幼いころには、適切な量や質の刺激を与えることを心がけるよう強調しています。意図的に与える英才教育などの“学習刺激”以上に、普通の生活の中で親が知らないうちに子どもが受けている“学習刺激”に注目すべきだと言います。たとえば、友達との遊びや一人遊び、家でのお手伝いや会話を通じて、子どもは学習に結びつく刺激を受け続ける そうです。小学生の場合は、習い事にしても、親の一方的な考えて決めるのではなく、続ける基準は子どもが喜んで楽しそうにやっているかどうかです。どんな習い事でも、子どもが喜々としてやっていればそれは間違いなく効果があると言います。●(4)「“たくさん解きなさい”は親の幻想」【例】『5年生のDくん。4月からもう6年生。中学受験の勉強にも力が入る。Dくんの目標は、苦手科目の算数を克服すること。母親からは「やった分だけ力がつく。問題をたくさん解きなさい」とハッパを掛けられる。だから、塾のテキストで間違えた問題と類似した問題を、自宅で何度も解いてみる。でも、テストになるとまた同じような問題につまずいてしまい、なかなか得点に結びつかない』今まで子どもにかけてきた時間やお金が、その子自身の能力や成績の伸びにつながらない場合は、そのやり方が間違っているようです。親の中には、猛勉強さえさせれば成績が上がると考えている人がたくさんいます。西村さんは、勉強量と成績の伸びは必ずしも比例しないと言い切ります。勉強の質も大切な要素 だそうです。たとえば、子どもを塾に通わせている親の多くが陥りがちなのは、少しでもたくさんの問題を解かせようとすることです。塾から帰ってきた子どもが、今日習った知識をきちんと身につけたどうかわからないうちに、それと似た類題を解かせる。そのときの子どもたちの解き方を見ると、ほとんど問題文を読んでいない と言います。「このあたりの数字と、あのあたりの数字を引いて、それをこっちの数で割れば……」という、あいまいな記憶に基づいた解き方をしているようです。つまり、問題に対して“何が分かっているのか?(仮定)”と“何を聞いているのか?(結論)”を確認して、結論までの過程を考える作業がスッポリ抜けた解き方で終わってしまう危険があるのです。●(5)「悪い点をとってきたときの口争いは、何のメリットもない」【例】『3年生のEくんは、国語で30点台を取ってしまった。これまでの最低点だ。テストは、必ずお母さんに見せないといけない。気が進まないが、テストをお母さんに見せた。「え?これ、どういうこと?」と、お母さんは何度もEくんに尋ねる。「こんなひどい点数を取って!ちゃんと勉強しているの?」と怒鳴った。Eくんは、「今回は調子が悪かったから……」などと答えた。「調子が悪いって、どこが悪かったのよ!」とお母さん。しばらく説教が続き、Eくんはうなだれながら言い訳を探していた』悪い点数を取ったとき、親が怒りに任せて「何なのこの点数は!」と子どもに責めるのはNG行為だと言います。西村さんによると、とげとげしい言葉を浴びせることで、子どもは「やっぱりお母さんに怒られちゃった」「お母さんのこの怒りをどう静めようか」などと考え始めます。低学年の場合は、「大変なことをしちゃった。お母さんがこんなに怒るんだから、とんでもなく悪いことをしてしまったんだ」と頭の中はパニックになります。このような会話が繰り返されると、子どもはやがて起死回生のセリフを見つけ出します。「うるさい、くそばばあ!」と、点数が悪くて叱られている状況から、ひどい言葉を投げ掛けることで論点をすり替えよう とするかもしれません。口争いは子どもにはささくれだった気持ちだけが残り、母親には怒りと心配が渦巻きます。言い争うことではなく、悪い点数を取ってしまった原因を探りその対策を考えることが大切だそうです。----------以上、教育熱心なママさんたちが陥りがちなNG行為5選でした。子どもたちのほとんどが宿題をやりたくないと思うのは当然です。私もそうでした。そこで親が、「宿題をやりなさい」と言ったとしても心に響かないかもしれません。まずは子どもに、宿題をやらないことによって「どうなるか?」と考えさせることが重要だと思います。実際に、宿題をやらず学校で先生から怒られたり、きちんとやってきた子が褒められたりすることで、自分から「やろうかな」と思えるまで様子をうかがっても良いかもしれませんね。強制だけでは、子どもは動かないと感じます。ぜひ、ご参考にしてください。【参考文献】・『御三家・灘中合格率日本一の家庭教師が教える 頭のいい子の育て方』西村則康・著●ライター/KOU(ママライター)
2016年03月13日スマートフォンに依存しがちな現代生活だが、子供の頃にこの体験をしていたらどんな大人になっていただろうか? もちろん、「適度な利用を心がけて勉強とのバランスを取る」という人もいるだろうが、テレビ漬けの生活だった筆者にとってみれば、「起きている時間はほとんど遊んでいるだろうな」という推測しか立たない。実際に、内閣府の「平成26年度青少年のインターネット利用環境実態調査」の結果によると、高校生のスマートフォン平均利用時間は1日2.58時間、10人に1人は5時間以上の利用が明らかになっている。さらに民間のデジタルアーツによる調査では、女子高生の3.9%が1日15時間もスマートフォンを利用しており、「朝起きたらスマホ、授業中もスマホ、寝る前までスマホ」という状態になっているようだ。青少年のスマートフォン利用に対する制限措置では、前述のデジタルアーツが提供する有害サイトブロックなどのフィルタリングサービスや、KDDIが提供する子供向けスマートフォン「miraie」などがある。miraieは、端末の利用時間を制限でき、使えなくすることで勉強時間の確保を行える。ただ、こうした制限は、辞書アプリなどの勉強に有益な使い方さえブロックしてしまうため、スマートデバイスのメリットさえ打ち消してしまう問題がある。○"こづく"で学習の大切さに"気付き"をそこで、勉強と遊びのバランスを取るためにKDDI研究所が開発し、3月7日に提供を開始したアプリが「勉強うながしホーム」だ。このアプリは、単なる利用制限アプリ、というわけではなく、Richard H. Thaler氏とCass R. Sunstein氏の共著で行動経済学の「NUDGE」の理論にもとづいている。NUDGEは、"人をこづいて気付かせる"という意味があり、象が鼻でこづくイメージが語源とされているようだ。この理論は公共政策などに取り入れられており、オバマ大統領が積極的に活用していることでも知られている。NUDGEの考え方は、指導役が子どもたちへ強制的に何かを"させる"のではなく、自ら望ましい行動をとれるように支援する"うながし"を行う。つまり、これをスマホ利用に応用するとするならば、スマートフォンにのめり込んでしまいがちな青少年に、利用制限という強権をふるうのではなく、適切な利用方法を維持・強化しつつも、適正ではない利用を減らすというアプローチになる。KDDI研究所の健康・医療ICTグループで研究主査 工学博士の本庄 勝氏は「新しい青少年保護の施策として、これまでの青少年のスマートフォン利用をやめさせるような強制的なものではなく、かといってYouTubeなどのエンターテイメントにのめり込みがちな不適セル利用を減らす中間的な、自由度をもたせた枠組みを提案したいと思い、開発を行いました」と、開発の目的を語る。アプリは"ホームアプリ"であるため、Androidアプリでの提供となる(iOSアプリは検討中)。前述の"うながし"を主眼に、ホーム画面を何でも利用できる「通常モード」と、勉強に集中する「勉強モード」に切り分け、設定時間ごとにモードが遷移する。通常モードと勉強モードにはそれぞれ、利用するアプリを指定し、勉強モードであれば辞書や電卓、勉強サイトのみにフィルタリングしたブラウザと制限を課す。一定の時間を超えれば通常モードに戻し、自由に遊べるようになる。ここで重要となるのが"うながし"であり、NUDGEにもとづく「Feedback」や「Incentive」「Group Bias」「Min.Monitor」などの"うながしコンテンツ"を独自に用意した。例えば、Feedbackでは、勉強時間のトータルを把握できるほか、ホーム画面がひび割れするエフェクトをかけることで「勉強モードに戻さなければ」という意識付けを行う。また、わかりやすい例はGroup Biasだろう。いわゆる"同調圧力"にも近いが、「ほかの友達が勉強に取り組んでいるよ」とユーザーの子供に気付かせることで、勉強モードに戻させる。また、保護者キャラクターを登場させるMin.Monitorでは、保護者が仕事で家にいない場合でも一定のお目付け役として機能させるようにする。このアプリは同研究所でトライアルを行うほか、3月6日に兵庫県猪名川町で行われた「INAGAWA スマホサミット 2016」で、同町の子どもたちによる「うながしコンテンツ」の特別版が公開した。これは、子どもたちのアイデアでうながしコンテンツの独自キャラクターを作るというものだ。独自キャラクターは、「いかにスマートフォンで勉強と向き合うか」という考えを子どもたち自身が昇華した結果、「キャラクターの成長」というコンテンツ制作に結びついたという。うながしコンテンツのキャラクターが成長すれば、「もっと育てたい」というインセンティブに繋がるわけで、このインセンティブは先ほどの「NUDGE」でも触れられた要素の一つとなる(Google Playでダウンロード可能)。本庄氏は最後に、同アプリについて「少し前に、とある自治体でスマートフォンの夜間利用を制限するという話があり、物議をかもした。青少年保護の施策は、対応策がなかなか限定的で、手放し、もしくは厳格化と中間を埋める仕組みがなかなかなかった。親御さんも完全に見放すわけにはいかないし、こういうアプリの提案を行うことで、安心、につなげていただければと考えている。サービスを提供する事業者としても、最終的には青少年保護の一つの手法として、社会に受け入れていただけるようなサービス作りを進めたい」と将来の位置づけについて話した。
2016年03月12日大学四年生の皆さんはそろそろ卒業式を迎えますよね。嬉しい反面、これで学生生活が終わってしまうのかと思うと、少し寂しい気持ちもあるのではないでしょうか。終わり良ければすべて良し。やはり勉強も遊びも、悔いなく学生生活を終わりにしたいですよね。そこで今回は「大学最後の春休みに絶対やっておくべきこと」について社会人と大学生男女30人にアンケートをとってきました。■1.プチ旅行「私の会社は春休みにはもう研修が始まっていたため、みんなのように海外旅行などに参加できなかった。せめて日帰り、もしくは一泊でも良いので旅行に出掛けておくべきだったなと後悔しました。」(23歳女性/総合職)卒業旅行といえば海外に行く人も多いと思いますが、中には「お金がない」「時間の都合上無理・・・」なんて人もいるでしょう。そんな時におすすめしたいのがプチ旅行。日帰りバスツアーでも良いですし、特急列車に乗って遠足気分で旅行に出掛けるのも良いでしょう。社会人になると今以上に忙しくなって、旅行ができる日も限られてきます。学生生活の最後にぜひ素敵な思い出を残しておきましょう。■2.朝までオール「働き出すとまず友達が全員集まらないよね。体力の衰えも感じるし、何も考えずに飲んだりカラオケしたりできるのって今しかないと思う。」(22歳男性/大学生)こちらは体力勝負の朝までオール。社会人になると華金も疲れてしまい、オールまではできない・・・という人も増えてきます。また、話の内容もほとんどが仕事の話になってしまうので、最初のうちはなかなか息抜きができないかも。学生と社会人の中間地点である今だからこそ、何も考えずオールするのもストレス発散になるでしょう。■3.社会人としてのマナーを身につける「4月に入ったらすぐ仕事が始まるからね。遊んでばっかりだとダメだよ!社会人としての最低限のマナーを身につけてきたかどうかは、顔つきを見ればすぐに分かるからね。」(25歳女性/営業事務)こちらは1、2とは違い、少し真面目なお話。やはり社会人として働く以上、今までとは違う責任やプレッシャーが伴います。はじめのうちから適当さが見え隠れしてしまっていると、先輩たちから「これだから新人は嫌なんだよね~」と言われてしまう恐れが。言葉遣いなど基本的なことは、春休みに知識として入れておいた方が良さそうです。■4.黒染め「『髪の毛ちょっと茶色いけど大丈夫かな~』と思って迎えた入社式。みんなきちんと黒染めしてきていて、俺だけ浮いてしまいました。すごく反省しましたね。」(23歳男性/営業)就活の時に黒染めをしていた反動で「やっと就活が終わった~!」と髪を明るくした人はいませんか?何も考えず、そのまま入社式を迎えてしまうと「あの子何しに職場来ているの?」と冷たい視線を浴びてしまうかも。もちろん職種によりますが、最初のうちは奇抜なスタイルは避けておいた方が無難でしょう。■おわりにいかがでしたか?学生生活最後の長期休み。後悔のないよう、勉強も遊びも思う存分楽しんじゃってくださいね!(和/ライター)(ハウコレ編集部)(長谷川万射/モデル)(柳内良仁/カメラマン)
2016年03月11日標的型攻撃や内部犯による情報漏えい、漏えいしたアカウント/パスワードによるリスト攻撃など、近年のセキュリティ事情はますます混迷を極めています。マイナビニュースでは、"セキュリティ三銃士"のソフトバンク・テクノロジーの辻 伸弘氏によるコラム「セキュリティのトビラ」を連載しています。ただ、辻氏によるとセキュリティ界隈においては一流の"プロフェッショナル"なセキュリティ人材がまだまだ埋もれているとのこと。そこで、辻氏に"サイドライト(側光)を当てるべき人物"と対談していただき、セキュリティ業界の現状やその人物の素顔を垣間見ていただこうというのが、この連載の狙いです。第3回は、SCSKでセキュリティエンジニアとして働く亀田 勇歩氏です。社内で働くセキュリティエンジニアがどんな仕事をしているのか、「同じ会社で働いていてもわからない」という方が多いのではないでしょうか。亀田氏に、「企業内セキュリティエンジニアはどのような仕事をしているのか」「セキュリティエンジニアにとって大事なことは何か」をたずねます。○辻 伸弘(Tsuji Nobuhiro) - ソフトバンク・テクノロジーセキュリティエンジニアとして、主にペネトレーション検査などに従事している。民間企業、官公庁問わず多くの検査実績を持つ。また、アノニマスの一面から見えるようなハクティビズムやセキュリティ事故などによる情勢の調査分析なども行っている。趣味として、自宅でのハニーポット運用、IDSによる監視などを行う。Twitter: @ntsuji○仕事内容は多岐にわたる辻 伸弘氏(以下、辻氏) 亀田さんの仕事って、ずばり何なんですか?亀田 勇歩氏(以下、亀田氏) そう言われると、正直、答えに困るんです(笑)。辻氏 亀田さんには色々なイメージがあります。"SOCの人"というイメージがある一方で、Webのセキュリティ担当というイメージもある(笑)。亀田氏 実は、仕事内容が多岐に渡るんです。だから、そういうイメージになるのかもしれません。肩書きとしては、「セキュリティオペレーション担当」になりますが、この"セキュリティオペレーション"という仕事の中身が幅広いんです。そのため、コミュニティ活動などの社外に出た時は「脆弱性診断の仕事をしています」と説明させていただくケースが多いですね。辻氏 ZAP(編集部注:Zed Attack Proxyという脆弱性診断ツール)を使いこなして仕事をしているようなイメージでしょうか?亀田氏 社内でセキュリティ インシデントが起こった際に、「解決に導く役目」という感じですね。所属しているのがシステムインテグレーションの会社ですから、グループ会社を含めて、開発段階を含めてさまざまなインシデントが存在します。それに対処する仕事です。辻氏 亀田さんが動き出す"トリガー"になるインシデントには、どのようなものがあるのでしょうか?亀田氏 SOCでインシデントのログ情報から、というものが多いです。本当のインシデントなのか、そうでないのかを分析するところから始まります。辻氏 アラートが上がった時点で分析を行い、「本当のインシデントなのか」を分析し、本当のインシデントだった際には対処を行う。そういった一連のオペレーションが業務ということでしょうか?亀田氏 そうです。可能な限り、インシデントが起こってしまった本人の仕事に影響を及ぼすことなく、作業して問題を終息させる仕事と言うのが適当かもしれません。辻氏 あぁ、インシデントハンドラー?亀田氏 そうです。ただ、「本当にインシデントなのか」を分析して終了、というわけでなく、インシデントだった場合には解決まで一連の支援を行うことになるので、インシデントハンドラーだけの業務では終わらないんです。辻氏 最初の事故のキッカケからクロージングまでの作業は、分業して行っている会社が多いため、インシデントの判別から解決まですべて担当するというのは、確かに仕事の幅が広いですね。亀田氏 最初のアラートから、人が介入しなければならないラインまでの作業になりますから、説明しづらく……。辻氏 仕事の範囲が広いと、誤解されたり、説明しても理解してもらえないことも多いですよね。僕はセミナーで自分の仕事についてさまざまな話をした後で、「それで辻さんの仕事って何なんですか?」って聞かれることがあります(笑)。亀田氏 誤解されやすい仕事と思った方がいいのかもしれませんね(笑)。辻氏 セキュリティエンジニアにも色々な人がいますが、話をしてみると"趣味の延長"のような感覚で仕事をしている人が結構多いですよね。亀田氏 仕事の内容が幅広いため、個人でやっていることとリンクして対応することもあります。それが、悪いイメージで伝わってしまうこともあります。例えば、CTF(編集部注:デフコンなどで行われているセキュリティの模擬大会)への参加など、趣味でやっていることが公私混同のように受け止められることがあります……。辻氏 「本来は趣味でやっていることが仕事に応用できる」という前向きな話でも、理解されにくいことが多いですよね。僕なんかは、仕事としてやっていることがエヴァンジェリストっぽい内容になることもありますし……。亀田氏 私はテスターっぽい仕事をしているなと思うこともあれば、最終的な対策要員になっていることもあります。辻氏 セキュリティ対策の仕事は、きちんとした縦割りが難しいので、どうしても幅広い仕事になりがちですよね。亀田氏 技術的なスーパーアドバイザーのように、さまざまな立ち位置でアドバイスできる能力を持っていることが望まれているんでしょうね。○しんどい時にも、やりたいことは忘れない辻氏 亀田さんは何歳になるんですか?亀田氏 2015年に30歳になりました。辻氏 プログラマー35歳限界説や、エンジニア35歳限界説など、現場で働く限界の年齢についてさまざまな定説がありますけど、年齢はあまり重要ではありませんよね。セキュリティの現場でいえば、「診断」は"やること"が幅広い。「その年齢になるからしんどい」ということはなくて、むしろ、色々な引き出しを持つことで、以前よりもできることが増えているんじゃないかと思っています。亀田氏 私自身の経験で言えば、活動が広がったことで自由に勉強する時間がなくなり、「インプット時間が足りなくなった」と感じることはありますね。辻氏 セキュリティに携わると、日々、予期しないタイミングでインシデントが舞い込んできます。そんな大変な状況でも、モチベーションを維持するためにやっていることはありますか?亀田氏 やはり、自分自身がやりたいことを、常に頭の片隅に置いておくことですね。忙しい時ほど、やりたいことは忘れないようにしています。辻氏 しんどい、忙しいに流されてしまうと駄目ですよね。亀田氏 「必ずこの時間までにこれをやる」と決めたことはメモしています。落書き帳みたいなものに手書きでメモして、夜に見返すことが多いですね。疲れて寝てしまうよりも、そのメモを見直しておいた方が、仕事にもプラスかなと思います。辻氏 疲れているからこそ"やりたいこと"を見て、思い出して元気になることもありますからね。また、仕事と趣味、その双方でパソコンを使って、この二つが相互にバランスをとっているからこそ、うまくいくのもあるかもしれません。メモに話を戻すと、書いておいた"やりたいこと"は、実現していますか?(笑)亀田氏 全部実現することは難しいですが、一応……。○仕事を始めた経緯は?辻氏 僕自身は、元々セキュリティのテスターの仕事をやりたいと思って仕事を始めたんですが、スタートはセキュリティではなかったんです。亀田さんは最初からセキュリティの仕事をしていたんですか?亀田氏 いえ、初めはセキュリティの仕事ではありませんでした。学生時代はECサイト構築をしていましたし、卒業後の最初の仕事は、セキュリティではないエンジニアでした。辻氏 幅広いセキュリティをやっていく中で、最初の仕事がセキュリティ関連ではなかったことが、セキュリティの仕事の役に立っている、ということはありませんか?亀田氏 あります。エンジニアなど、実際に手を動かして作業している人が、「セキュリティトラブルです」と言われてどう思うか、という想像をしっかりできることですね。エンジニア目線で物事を考えることは、この仕事で重要だと考えています。辻氏 セキュリティの仕事がしたいのであれば、色々な業務を体験することがプラスになりますよね。実際にインシデントが起こってハンドリングする中で、エンジニアとのやり取りで気をつけていることはありますか?亀田氏 現場の調査依頼者から「調べてくれたことで、どう動いたらいいのかがわかった。知らないことを調べて、答えを出して導いてくれたのが嬉しい」と言っていただいたことがあります。こういう時は、仕事の苦労だけでなく、「やっていてよかった!」と心の底から感じますね。そういう反応をもらえる時は、機械的に指示を出すのではなく、しっかりとコミュニケーションを取り、目的を明確に示していることが大きく影響しているように感じます。「一緒に解決していきましょう」という姿勢でコミュニケーションを取れば、「セキュリティ対策の人、何しに来たんだ?」と思われることは少なくなると思います。辻氏 寄り添って一緒に悩み、現場メンバーの一員として問題解決に取り組むことで、反応が違ってきますよね。亀田氏 上からではなく、一緒に悩んで問題解決するということは、意識してやっています。辻氏 僕は、セキュリティの仕事を始めて1、2年目の頃に、冷や汗をかくような失敗経験がありました。丁寧に1時間、1時間半かけて説明したあと、相手方に言われた言葉が「で、危ないの?危なくないの?」だったんです。当時は「技術的な背景を正確に、細かく説明すれば良い」と思い込んでいたんです。その経験から、「最初に相手の知りたい結論を話す」「その後、質問があればそれに答えていく」という対応に変えました。亀田氏 ええ、まさに今の辻さんの話がインシデントが起こったあとの対応ですよね。何かが起こったことで、かかわった人は「早く直して欲しい」と思っている。「できることなら、今すぐに解決してくれ!」と相手は思っているんだけれど、解決する側は全容を調べた段階にいたって初めて解決になるので、同じ「解決」であっても、お互いに考える「解決」が、まったく違うものだったりしますよね。辻氏 そうなんですよ。結構、ズレがありますよね。亀田氏 ただ、提案自体がズレてしまったこともあります。パソコンがマルウェアに感染してしまったケースで、問題を100%解決するためには、パソコンを取り替えることが一番でした。でも、現場からすれば、その100%では業務に支障をきたすため「今、求めているのは100%問題解決してもらうことじゃないんだ」と"ズレ"が起きてしまったんです。辻氏 こっちとしては、問題が100%解決する方策を提案しがちですが、100%ではない、仕事を続けられる提案を望むケースがありますね。ただ、こちらとしては「100%安全ではないけれど、こういう使い方をしないのであれば大丈夫です」という提案を行うには、かなりの勇気がいる。100%解決すべきなのか、表面的な問題が抑えられる提案をすべきなのか、判断が難しいですね。亀田氏 こちらとしては、可能な限り納得してもらえるギリギリの提案になります。例えば、コスト優先のケースや、脅威の影響を一時的に抑えるケースなど、多面的に状況を考えねばなりません。辻氏 一緒に悩んでみないと、答えが出てこないということですね。亀田氏 一般論の解答では役に立たないということですね。辻氏 改めて考えてみると、セキュリティの仕事は一筋縄ではいかないことを再認識しました。○悩んだ時にはやってみろ!と言いたい辻氏 普段はどのように勉強していますか?亀田氏 誰かに教えてもらうことがあれば、自分でどんどん調べていくことでようやく理解できることもあります。辻氏 Wikipediaで調べて、体系的に理解した上で学べることがある一方で、実践で学んでいくこともありますよね。体系だてて学んだことではない、普通とは違う学び方ではあるけれど、実践したからこそ学べることは多いように感じます。亀田氏 必ず意識するようにしているのは、脱線したとしても自分がやるべき課題に必ず戻って実践することです。自分がやるべき課題だけは、明確にしています。辻氏 30歳というのは仕事をしていく上で一つの節目だと思います。部下を持つ年齢になり、仕事としても色々な経験を積んで周りが見えてくる年齢でもある。セキュリティとは違う仕事に手を出して、将来はどうすべきか、悩む年齢でもあると思うんですが。亀田氏 個人的に気になっていることは、デフコンのCTFですね。数年前から携わるようになって、テクニカルな知識を学べる場としてとても参考にはなっているものの、それだけやっていても「今の仕事に役立つか?」と考えて悩んでいるフシがあります。現状認識でいえば、もっとコミュニケーション能力を磨くことが必要かなとも思います。最前線の知識を追いかけながら、自分がその知識を役立てるだけでなく、若いエンジニアに伝えたり、といった人材育成にも興味がありますね。辻氏 学んだ技術を自分だけでなく、人にふるまう、人の口にあったものにしていく、ということも確かに必要ですね。亀田氏 これまで「技術を伸ばす」ことは個人の課題でしたが、それだけに収まらなくなってきました。CTFでも、数年前は最前線に近いところにいましたが、今は学生がリーダー役で、それを援護する立場に変わってきたなと感じています。辻氏 最後になりましたが、今、学生でセキュリティエンジニアになりたいと考えている人や、エンジニアとして仕事を始めて1年目、2年目という人に向けて、何かメッセージをいただけますか?亀田氏 「やりたいことはどんどんやって」でしょうか(笑)。やるべきかどうか悩むことがあったら、まずやってみる。成功しようが、失敗しようが、それが次の機会に生きてくると思います。辻氏 「突っ走ることができるぞ!」と思っているうちは、突っ走ってみることが必要ですね。亀田氏 そうです。突っ走ることができる期間はそう長くないですから。辻氏 良い言葉を頂きました。走ることができる時には走る。それが大事です!!
2016年03月11日ベネッセ教育総合研究所は3月8日、「幼児期から小学1年生の家庭教育調査・縦断調査 2016年」の結果を発表した。調査は子どもが年少児から小学1年生までの縦断調査となっていて、2012年1月~2015年3月の期間に4年間参加した母親544名から回答を得た。はじめに小学1年生の時点で子どもの家庭学習の様子をたずねたところ、「大人に言われなくても自分から進んで勉強をする」と回答したのは、66.3%だった(「とてもあてはまる」「まああてはまる」の合計)。この結果をもとに、年長児期の学習準備のどれが、小学1年生で「大人に言われなくても自分から進んで勉強する」に影響するかを分析した。その結果、「夜、決まった時間に寝ることができる」などの「生活習慣」7項目、「物事をあきらめずに、挑戦することができる」などの「がんばる力」4項目、「ことば遊びができる」などの「言葉の力」6項目について、年長児期、高い得点を得ている子どもに「自分から進んで勉強する」比率が高い傾向が見られた。次に年長児期における、親が「子どもの意欲を尊重する態度」と子どもの「がんばる力」の関係性について調べた。結果、「子どもの意欲を尊重する態度」が高い親の子どもほど、「がんばる力」が高くなる傾向が見られた。同様に、子どもの意欲を尊重する態度が高かったり、「子どもの思考を促す関わり」「学びの環境を整える関わり」が大きかったりする親の子ほど、「言葉の力」は高い傾向が見られた。同研究所は4年間の調査を総括して、「年少児までに『生活習慣』を身につけることが、年中児の『学びに向かう力』へつながること、そして、そこで養われた『学びに向かう力』が、年長児の『文字・数・思考』の力を育てることがわかった」と分析。その上で、「その後、小1期には、『文字・数・思考』の力や『学びに向かう力』が学習態度を育てていく関係性が見えてきた」とコメントしている。
2016年03月09日彼氏がいるから毎日が充実していて、彼氏がいないから充実していないわけではありませんよね。でも、彼氏がいる子に対して「リア充」というと、いない子がまるで充実していないかのような言い方で嫌なんです・・・・・・なんてことをよく聞きます。今回は、彼氏がいない20代女性30人に『日々の生活で最も充実していると感じることは?』と聞いてみました。■1.自分磨き「仕事柄、キレイになりたい人が変わっていく姿を見てるから自分も自然とキレイになりたいって思うの。だから1日の中で美容にかけている時間が何よりも長いし、その時間が幸せ!」(26歳/エステティシャン)好きな男性がいるからその人のためだけにキレイになりたいと思ってその期間だけ頑張る人よりも、日頃から自分に投資してあげられる人のことこそ、美意識がある人と呼ぶのではないでしょうか。自分磨きを楽しんで行っているうちに、良縁に恵まれるかもしれませんしね!■2.友達との交流「親友と買い物行ったり、カフェでお茶したり!それがどんな時間よりも楽しい!正直、男なんていらないって思ってる(笑)。」(23歳/フリーター)「女子会みたいなキラキラしてるやつじゃないよ!女子会って言葉好きじゃない。」(22歳/事務)友達との時間を何よりも大切にする女子はとても多いです。家族に言えないことも友達になら話せるってこともあるでしょうし、気兼ねなく話せる友達の存在に男性がいなくても何も問題ない!という女性も少なくないんですよ。■3.料理「一人暮らしをしていて、ご飯食べる時は基本一人だから自分の健康のこととか考えるようになったかな。自炊も、誰に見せるわけでもないけど盛りつけをキレイにしてみたり、栄養を考えて献立を作ったり!それがすごく楽しい!近々料理教室にも通おうと思ってるの!」(25歳/OL)料理って誰かの為に作ると楽しいし上達もする。作ってあげる誰かがいるというのはとても幸せなことだと思います。ですが、一人でも料理を楽しめている女性もいる!一人の時に料理を楽しめている人は、誰かと一緒になった時に役立ちますね。何か始めたいな~と思っている人は趣味程度にはじめてみるといいかも。■4.やりたいこと「今はネイリストになるために資格の勉強をしてます。昼間はアルバイトをして夜は勉強して・・・っていう生活を繰り返しているので、恋愛をしている暇はないかな。でも、やりたいと思ったことやってるし充実度は120パーセント!」(23歳/フリーター)「恋してないから寂しいでしょ」なんて、余計なお世話なんですよね!やりたいことをやって自分が心から楽しいと思えていればリア充じゃないですか!恋愛を基準にしちゃいけないよ!■おわりに恋をしていて充実している人は、それはその人の充実であってみんなに当てはまるかと言われたら決してそんなことはないんです。人は人、私は私です。自分が一番大事にしたいことを思い出して生活を充実させていきましょうね。(木口美穂/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月09日【ママからのご相談】小1男の子のママです。リビングルームで子どもがテレビを見る機会が多いのが心配です。こちらもついつい家事で忙しいとテレビに子守りをさせてしまい、罪悪感もあります。勉強に影響が出ないのか心配です。また、どうせ見るのならば勉強に興味を持てるようにならないかとも考えています。なにか良い方法はありますか?●A. テレビとの上手な付き合い方をお教えします。こんにちは、遊びと学びの専門家大根はじめです。子どもがテレビにかじりついているとあまりよくないのでは……と心配になってしまいますよね。うちの子どもも、恥ずかしながらテレビ大好きないわゆるテレビっ子です。テレビと上手に付き合う方法 をご紹介します。●安心してください。テレビを見ても大丈夫です中室牧子さんの著書『「学力」の経済学』によると、親が心配するほどテレビは子どもに悪影響がないこと、1時間程度ならばテレビを見ても問題がないことが分かっています。同時に、2時間以上だと悪影響がある ことも判明しています。時間にメリハリをつけて見る番組を決めるなど、ルールを決めることでダラダラ視聴を防ぎましょう。●テレビを見ているときに学習効果を上げる方法その1わが家ではテレビの置いてある居間に、子ども専用の国語辞書を置いています。先日テレビで『肺結核』との言葉が出てきて質問してきたので、夫が「自分の辞書で調べてみなよ」と促し調べていました。深谷圭助さんの著書『辞書引き学習が自分でできる!』でも、小学校で覚える言葉は7,000語、語彙力を増やすためにも辞書を引くことが有用である と指摘しています。いきなり辞書を引くよりも、テレビを見て興味を持ったらすぐに調べるということを繰り返していると、自然と自分で調べることができたり、語彙を増やす力になったりします。●テレビを見ているときに学習効果を上げる方法その2テレビを通じて子どもが興味を持つのは言葉だけではありません。この国はどこ?ここはどこ?と地名にも興味を持ちます。日本地図、世界地図、地図帳を置いておくと社会科の勉強 にもなります。地図帳は難しすぎる……という場合は地図絵本もあるので絵本でもいいですね。興味を持ったらすぐ調べることを習慣化すると、ものを学ぶ習慣を身につけるきっかけにもなります。働くようになっても自分で物事を調べる力は大いに役に立つので、テレビを見ながら一石二鳥を狙いましょう。----------いかがでしたか?まずはテレビの前に辞書や地図絵本を置いてみることから始めてみるのもいいかもしれませんね。【参考文献】・『「学力」の経済学』中室牧子・著・『辞書引き学習が自分でできる!』深谷圭助・著●ライター/大根はじめ(マンガ家)
2016年03月08日こんにちは!恋愛カウンセラー/占い師のあやかです。今回はこちらの高校生から寄せられたご相談についてお答えしていきます。「わたしは、一つ年上の先輩が好きです。その人と知り合ったきっかけは、8月の勉強合宿で、食堂の席が近く、毎日顔合わせるうちに先輩が話しかけてきました。そして合宿を終えた後、頼まれてお弁当を作ったり、お菓子を作ったりしました。この時多分私はもう、先輩のことが好きでした。しかし先輩は、けっこう人懐っこいと有名な人で、いろんな女の子と仲がいいそうです。交換した8月から、一度も途切れることなく毎日連絡を取り合って、見かけた時は手を振りあっています。写真一緒にとろうと頼まれたこともあります。バレンタインは、あげたくて、わたしがあげました。先輩の特別になるにはどうしたらいいでしょうか?告白されたいです。チャラめな男の子が、一途になる瞬間はどこなのでしょうか?わたしは、先輩に嫌われてはないのでしょうか・・・もう全部わかりません!」女の子慣れしている男性は、こちらに好意があるのかどうか、見分けるのは難しいですよね。だから余計にどうしていいか、彼がどんな風に思っているかが不安でしょうがなくなってしまいます。では特別な女の子になるために、どうして行くべきか、一緒に考えていきましょう!■モテ男子の心理性格が明るく、誰にでも親しみやすい男性は、きっとモテ男子でしょう。どんな人でも受け入れる明るさや、器用さが、人を惹きつけます。おそらく、彼のようなタイプは、人に好かれようとして媚を売るタイプではなく、自然体でそれができちゃう人なのでしょうね。でもそれが反対に、八方美人で、内面の弱さやマイナス面を見せずに立ち振舞ってしまう結果となり、損をすることも多いのも事実。表面の明るさやチャラさに惑わされず、彼の弱さや本心を見つめることも大切ですね。■さりげない気遣いを!彼はその明るさから、きっと周りから、慕われたり、憧れの気持ちを持たれやすいと思います。反対に言えば、そんな自分をあまり崩せないために、意地を張ったりかっこつけたりすることも多いかもしれません。そんな彼に対しては、小さな気遣いで喜ばせてあげましょう。彼は普段から、ふざけ合ったり、明るく会話を交わすことは慣れているはずです。その流れに乗るのではなく、彼の小さな変化を見逃さないように観察して!「最近忙しいみたいですけど、大丈夫ですか?」「先輩の○○なところが尊敬できます!」などなど、さりげない彼の行動から、言葉をかけてみましょう!いつも言われない一言が、彼の心を掴むでしょう!■一歩先の輝く女性へ!そして一番大事なのは、堂々と彼とのコミュニケーションを楽しむことです。自信のない女性より、生き生きと明るい女性を、追いかけたいと思うでしょう。他の女性との差別化をはかるには、それが一番効果的です!例えば、・目があったら思い切り微笑む、挨拶をする・会話中、彼に合わせるだけでなく、自分の意見や彼への気遣いをいれる・自分の勉強や部活、趣味などを精一杯頑張って、自信をつけるなどなど、彼が、魅力的!追いかけたい!と思えるような女性を目指して、日々彼にアプローチをしていきましょう!あなたの想いの真剣さや魅力が、彼のハートを射止めるでしょう!(あやか/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年03月07日【ママからのご相談】小学校5年生の子どもがいます。急に学校に行きたくないと言い出しました。最近は不登校が増えているようですが、私も主人も厳しい家で育ったので、学校に行かないなんて考えられず、子どもを叱りつけてしまいました。そうしたら、子どもが部屋にこもりがちになり、部屋から出ても反抗的で、暴言を吐くようになってしまいました……。私はどのようにすればよかったのでしょうか?●A. 叱る前に、まずは受け入れてあげましょう。ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。家庭教師としてお子さんに個別指導をしていますと、「子どもが学校に行けていないので、勉強を教えてほしい」という依頼を受けることがあります。その数は年々増えているように思います。そこで、不登校、ひきこもり経験のある子どもたちに声を聞いてみましょう。●不登校の子どもが語る! 親のNG対応2つ●(1)「学校に行きなさい!」と引っ張って連れて行く『学校に行かないなんてあり得ないと、無理矢理連れて行かれてツラかったです。結局体調を崩し、長期欠席することになりました』(中学生/女子)無理やり連れて行かれると、ますます学校が嫌いになります。子ども自身も、学校は義務教育で、行かないといけない場所だということは理解しています 。それを分かった上で、行きたくないとSOSを発しているので、まずは親に気持ちを聞いてもらいたい、でもどう言えばいいのか分からずに「行きたくない」と言っているだけである可能性もあります。●(2)抗議する『先生とトラブルがあったと親に話したら、すぐに母親が学校に電話して抗議していました。しかし、次の日に学校に行ったら先生からにらまれ、怖くて学校に行けなくなりました』(中学生/女子)もし学校に行きたくない理由がいじめや人間関係のトラブルだったとしたら、頭に血が上って、「うちの子になんてことを!」とお怒りになることと思います。しかし、その勢いにまかせて学校やいじめっ子の家に抗議に行くのは危険です。抗議して、学校や親からその子に注意がいったら、その子はいじめをやめるでしょうか?答えはNO。反省どころか、「チクったな!」と 逆恨みされいじめが加速する恐れさえあります 。●子どもたちを救った親の言葉3選●(a)子どもの気持ちを聞く『お友達とトラブルがあったとき、親が話を聞いてくれました。「トラブルになるあなたも悪い」って叱られると思っていたのですが、不安な気持ちを聞いてもらえて、楽になりました』(小学生/女子)学校に行きたくないのは、子どもからの最初のSOSです。学校でなにか問題があったとしても、子どもはそれをストレートに言えないもの。学年が上がるにつれて、子どもは「できる限り、親の干渉を受けたくない」と同時に、「親に心配をかけるのは嫌」と思っています。それでも親に「学校に行けない」と話すのは、ただ単に助けてほしいだけ ということも。まずは話を聞いてみてください。●(b)受け止める『学校を辞めたいと親に話したとき、「お前が行きたくないなら行かなくても構わない」と父親に言われました。自分の意見を尊重してくれていることがうれしく、安心しました』(高校生/女子)学校に行きたくないと言われたら、焦りますよね。明日どうやって学校に行かせようかとか、勉強はどうするのかとか、いじめにあったんじゃないかとか。しかし、焦る前にまずお子さんの気持ちを聞き、“学校に行きたくない気持ち”があるという事実を、受け止めてあげてください 。親から受け入れてもらえると分かって、それだけで楽になる子どももいます。●(c)子どもの味方であることを伝える『部活でトラブルがあったとき、家に帰ったら正装の父親と母親が。どうしたのかと聞くと、おまえが泣きながら帰ってくるようなことがあったら学校に行くつもりだったと言われました。学校に抗議するのはちょっと困りますが、その気持ちがうれしく、頼もしかった』(中学生/女子)子どもにとって一番うれしく安心するのは、「何があっても親はあなたの味方」 ということが実感できることです。頭に血が上ったまま抗議するのは危険ですが、「必要があったら私が守るから」という姿勢を見せるのはOK。そうすると、子どもは「親は味方でいてくれるんだ」と安心します。----------実は、子どもは不安で助けを求めています。本当は学校に行きたくないというより、不安があることを伝えたくて「行きたくない」と言っているだけの可能性もあります。「どうしよう!?」と右往左往し、「学校に行け!」と怒鳴りつける前に、まずは子どもの気持ちをじっくり聞いてみてください。それだけで子どもは安心し、問題も解決できるかもしれません。●ライター/佐々木恵(教育コンサルタント)
2016年03月06日【ママからのご相談】今年の春から小学生になる息子がいます。算数が得意になってほしくて、今から足し算を家で教えています。指を使って計算をするのですが、10以上の繰り上がりの計算になるとわけが分からなくなるようです。どうやって教えればいいのでしょうか?また、指で計算をする癖はやめさせたほうがいいのでしょうか?あまりにものみ込みが遅くてイライラしてしまいます。●A. お子さんが自分のペースで“算数好き”になることが大切!こんにちは。ライターのakiです。『たかが足し算、されど足し算』、大人にとっては非常に簡単な計算も、小学生1年生前の幼児にとっては難しく感じられます。私が以前教えていた学習塾で行ったアンケートによれば、『算数が得意なってほしい』と願う親御さんは95%もいるとのことでした。確かに、中学受験や高校受験でも算数や数学のウェイトはとても大きく、この科目を制すれば合格を制すと言っても過言ではありません。そういう意味でも、早い段階からお子様の算数フォローはしておきたいところですよね。では、実際に“算数好き”になってもらうために、そしてスムーズに勉強をしてもらうためにはどうすればいいのでしょうか。●子どもに自信をつけさせるまずは、算数を好きにさせることが大切です。子どもの計算が遅かったり、なかなか数の概念をのみ込んでくれないとお母様がイライラしてしまう気持ちもわかりますが、ここはぐっとこらえてください。算数嫌いになっては元も子もないです。最初は、「間違ってもいいよ」と安心させることも大事です。実際に間違えても、それを責めて子どもに恥をかかせないことです。大切なのはできるようになったら、どんなに小さなことでも褒めてどんどん成功体験を植え付けてあげる ことです。それが、伸びしろにつながっていくのです。今は気長にみてあげてください。●指計算をしても最初はOK指で計算をする癖をつけてはいけない。そんな声もありますが、別に指で計算をすることは、悪いことではありません。その理由として、片手は5までなので5をひとかたまりの数量として考えることができ数の区切りがいいこと。そして、視覚を利用することで計算しやすくなり正解が増える ということが挙げられます。これらは、成功体験につながるので良い影響を及ぼします。そう考えると、最初は好きなだけ指計算をさせてあげるのもひとつの戦略になります。それに心配しなくても、そのうち指で計算しなくなるものなのです。●繰り上がりの計算は体を使って考える繰り上がり計算の教え方や考え方はいろいろありますが、ここでは『算数力は「あたま計算」でグングン伸びる!』著書・原暁介さん開発のユニークな『あたま計算』の方法を紹介したいと思います。「あたま計算」とは、区切りのいい単位のときに自分で頭を軽くぽんと触ってその単位を記憶をさせる方法です。簡単にいえば、『10』のときに『10を頭の中に入れたよ』と頭を触るのです。具体例で説明します。【例題「4+7」繰り上がりの足し算の場合】(1)小さい方の数4を指でつくります。(2)大きい方の数7の次の数「8」を声に出して数えると同時に指をひとつ折り始めます。(3)続いて、次の数「9」を声に出すと同時に指をまたひとつ折ります。(4)「10」になったところで指を折り、同時に頭をかるくぽんと触り、「10を頭の中に入れたよ」と言います。(5)残った指の数「1」に、頭の中の「10」を足して答え「11」を出します。わざわざ、「10」のタイミングで頭を触らなくても……と思われるかもしれませんが、「頭をぽん」と触る動作を行うことで記憶は子どもには強く意識され、保留した数を忘れない 効果があるそうです。そして、繰り上がった「10」の単位のイメージがスッと頭に入るそうです。大人のほうが難しく感じたり、ピンとこないかもしれませんが、繰り上げのイメージがわかないお子さんほどこの方法は効くそうです。私も実際に、幼稚園の年長グループに教えてみたところ確かにほとんどのお子さんがすぐに理解をされました。イメージをインプットしやすい、というのもありますが、体を使いながらなんだか楽しそうなことをする。という雰囲気も良いのかもしれません。----------以上です。小学校入学前に、勉強面でいろいろと心配されることも多いかと思います。でも、まずは全てを完璧にこなそうと思わずに、お子さんのペースで算数を、「楽しいものだ」と思わせてあげることが大切かもしれません。どうぞご参考になさってください。【参考文献】・『算数力は「あたま計算」でグングン伸びる!』原暁介・著●ライター/aki(中高英語教員)
2016年03月06日ニコニコ動画で発表され、卒業式ソングとして支持を得ている音声合成ソフトを使用した楽曲「桜ノ雨」を基に、合唱部に所属する女子高校生と仲間たちとの青春を描く青春群像劇『桜ノ雨』(3月5日公開)。山本舞香が劇場用映画初主演を務め、記憶に新しいフジテレビ系ドラマ『南くんの恋人~my little lover』での明るいちよみ役とは一転して、内気な少女・未来(みく)を好演し、新たな魅力を振りまいている。「思い出深い歌、作品になりました」という山本が、女優業への思いや友情について、さらには中学時代の恋愛エピソードまで語った。――タイトルにもなっている「桜ノ雨」の楽曲を聴いたときの感想は?最初に聴いたときは「いい曲だな」くらいの感想だったのですが、映画の主演が決まり、合唱もすることになって改めてちゃんと聴いてみて泣きそうになりました。最初のピアノ伴奏のところから、すごくいいんです。――ピアノの伴奏に惹かれるというと、未来がハル先輩(浅香航大)の演奏に惹かれたのと同じですね。そうなんです。だから未来がその音色に呼ばれたというのは、分かる!っと思いました。――ご兄弟と一緒に空手をされていて活動的に育ったという山本さん。周囲にピアノを弾く男性はあまりいなかったのではないでしょうか。そういう男性はいかがですか?うーん、イメージが沸かないかな。周りにいなかったから。でもピアノを弾ける男の子って、なんかキレイな感じがします。――未来の奥手な恋も印象的です。山本さんの恋の思い出を教えてもらえますか?わたし、中学の頃、ソフトボール部でグラウンド練習だったんですけど、体育館で練習している男子バスケ部の男の子を見てときめいてました。普段はちょっと抜けてるような子だったんですけど(笑)、シュート決めてるときが、めちゃくちゃかっこよくて!何の用事もないのに、「忘れ物した~」とかって部室に戻ったり、汚れてないのに手を洗いに水道に行ったりして、体育館を覗いてキュンキュンしてました。あと、バスケ部が体育館を使えなくて、グラウンドを走るときなんかは、その子が通るときだけ、がんばったりして。めっちゃ速いスピードの球を投げたりしてました(笑)。――恋に恋してる感じですかね。そうですね。片想いでしたけど。すっごい楽しかった。キュンキュンして。いま思い出してもキュンキュンします。――山本さんはいつも明るくて、今回演じた未来とは違うタイプですよね?違いますね。未来は自分の気持ちをうまく伝えられない内気な女の子。未来みたいに、頭ですっごい考えて、結局そのまま何も言えずに下がるみたいなのはないから、難しかったです。口数が少ない役柄なので、演じる際にしぐさや目の表情に気をつけました。――そんな未来がクライマックスで自分の感情をむき出しにします。そこは未来の気持ちになっていたので自然に感情がうわ~っとなってそのままお芝居に出ました。私はいつも現場に行くとき、セリフは覚えますが、動きなんかは考えずに入るんです。あらかじめ決めておくのは好きじゃなんです。あのときも感情に任せてできました。――実際に合唱に挑戦してみて、合唱へのイメージは変わりましたか?ひとりがちょっと違う声を出したり、気持ちが欠けたりすると、合唱って成立しない。でもみんながひとつになったらスゴイものになる。泣けるくらい。東京国際映画祭で歌を披露したときにも泣いちゃったんです。直前までワイワイしてたのに、歌いだした瞬間、なんかぶわ~っときて。それくらい思い出深い歌、作品になりましたね。それと、周りのことをより見るようになりました。スタッフさんやキャストの皆さんとかたくさんの方々に支えられているなっていう実感がすごく沸いて。やっぱり楽しいな、このお仕事って思いました。――中学時代、高校時代で心に残っている思い出は?中学校の卒業式は仕事の関係でみんなと一緒に出られなかったんです。行ったときにはもう終わっていて、校長室でひとりで卒業証書をもらったんですね。でも後輩とか同級生とか、みんなが外で待っててくれて。歌っていても、そういうことを思い出したりして泣けました。――本編では友情も描かれます。山本さんはどんなお友達がいますか。地元の友達で本当にいろんなことを話せる子がいます。私がこの世界に入ってさびしかったり辛かったりしたときに、一番支えてくれました。今も仲良しです。――初主演を果たして、改めて女優業に対する思いを教えてください。お仕事を楽しみながらも、いろんな映画、邦画洋画問わず観て、たくさん勉強していきたいと思っています。たとえば未来は内気な女の子だったけど、内気といってもいろんなタイプがあるし、同じように明るい役でもいろんな種類がある。そういうことも勉強していきたいですね。■プロフィール山本舞香1997年10月13日生まれ、鳥取県出身。子供時代から空手を習っており、黒帯を持っている。2011年、三井のリハウスのオーディションに合格。「14代目リハウスガール」に選ばれる。同年7月号から雑誌『ニコラ』の専属モデルとしても活動。2011年のフジテレビ系ドラマ『それでも、生きてゆく』で女優デビューを果たす。2013年、WOWOWの「KAZEOKE #3」で主演。本作『桜ノ雨』で劇場用映画初主演を飾る。公開待機作に『暗殺教室~卒業編~』(3月25日公開)、『殿、利息でござる!』(5月14日公開)を控えている。ほか主な出演作に『江~姫たちの戦国~』(NHK・11年)、『南くんの恋人~my little lover』(フジテレビ系・15~16年)、『劇場版 仮面ティーチャー』(14年)、『暗殺教室』(15年)、『Zアイランド』(15年)。(C)2015 halyosy、藤田遼、雨宮ひとみ、スタジオ・ハードデラックス/PHP 研究所/『桜ノ雨』製作委員会
2016年03月06日KDDI研究所は3月4日、スマートフォンの長時間利用を抑制する中高生向けホームアプリ「勉強うながしホーム」を開発したと発表した。勉強うながしホームは、スマートフォンの長時間利用を控えるよう、ユーザーに対して心理的にアプローチするホームアプリ。アメリカの経済学者Thaler氏と法律学者Sunstein氏が提唱する「Nudge」の設計思想(選択を禁じることも、経済的なインセンティブを大きく変えることもなく、人々の行動を予測可能な形で変えること)を採り入れて開発した。アプリの画面は「通常モード」と「勉強モード」の2種類を用意。通常モードの状態で「勉強する」ボタンをタップするか、事前に設定した時間になると自動で勉強モードに切り替わる。勉強モード選択中は、あらかじめ選択したアプリのみをホーム画面に表示する。このほか、スマートフォンの利用時間を知らせる機能、利用時間が増えていくごとに背景がひび割れるようなグラフィックに変化する機能などを用意する。同社は、兵庫県猪名川町で開催される第4回猪名川町青少年フォーラム「INAGAWAスマホサミット」に、勉強うながしホームを提供。Androidアプリ「勉強うながしホーム(猪名川町青少年健全育成推進会議コラボ版)」を3月6日に公開する。対応OSはAndroid 4.2以降。
2016年03月04日婚活・恋活ブームの今、やっぱり付き合うならハイスペック男子がいい!という女性も多いでしょう。でも、いくらあなたがハイスペック男子を望んでも、相手があなたを求めなければお付き合いは難しいですよね。ではハイスペック男子は、どのような女性をパートナーにしたいと考えるのでしょうか。◆ハイスペック男子が望む女性とは?ホステスとして働く筆者は、先日、証券マン・医師・経営者と日替わりで食事に行き、それぞれの恋愛観についてリサーチしてきました。彼らのようなハイスペック男子はやはり女性から言い寄られることに慣れています。なので、それなりに目も肥えてはいますよ。ただ、3人とも恋愛・結婚に関してほぼ同じ条件(理想)を言っていました。一度はハイスペック男子とお付き合いしたい!と思うなら、ご参考までにどうぞ。◆【条件1】ド定番は美人&スタイルがいいハイスペック男子はいろいろな女性から言い寄られます。なので、彼らとの恋愛においては、基本的に選択権は男性側にあります。もし「美人でスタイルが良く、性格はあまり良くない女性」「太っていてブサイクだけど性格の良い女性」の2人がいたら、選ばれる確率が高いのは前者でしょう。先日食事をした3名も、悩みつつ「性格が良いほうがいいけど…実際選ぶとなったら、たぶん美人を選んじゃうんだろうな」と答えました。相手の中身を知るまでには時間がかかります。第一印象は視覚からの情報で決まるものであり、男性の多くは目で恋をします。結局のところ、男性の「付き合いたいかどうか」は「抱きたいか、抱きたくないか」に近いでしょう。容姿は最大の武器といえます。ハイスペック男子を狙うのなら、太っている人はダイエットしてください。メイクで自分をキレイに見せる方法も勉強しましょう。なるべく容姿を磨くよう努力することが大切です。◆【条件2】安心して仕事に打ち込めるハイスペック男子は稼ぎが良い分、仕事の忙しい人がほとんどです。「彼女と会う時間がなかなか取れない…」というケースもザラ。彼に構ってもらえないからと、わざと他の男性の影をチラつかせる女性、隠れて浮気する女性、「なんで会ってくれないの?」とヒステリックに彼を責め立てる女性は、どんなに美人でもいずれ見放されます。そのような女性と付き合うと、男性は「こうやって仕事している間に浮気してるんじゃ…」とふと不安になります。そんな気持ちのままでは仕事に集中できません。事実、証券マンの男性が「残業してる時に彼女が他の男と遊んでたら精神的にしんどい…」と言っていました。彼らは恋人には、自分が安心して仕事に打ち込めるような存在であってほしいのです。彼の状況を理解し、思いやりを持って接することができないと、ハイスペック男子のパートナーは務まらないでしょう。◆【条件3】知的な女性であること会社経営者や役員・医師・弁護士など、ハイスペックと呼ばれる男性はパーティーや食事会にパートナー同伴で出席する場合があります。そういった所に頭の悪そうな女性は連れて行けません。そんな女性を連れて行ったら、「あの人の奥さん(彼女)、なんかちょっと…ねぇ」と周りの人に囁かれてしまいます。そのせいで彼の価値が下がってしまうかもしれません。ですから、ある程度教養のある女性をパートナーにしたいのがハイスペック男子の本音。いわゆる勉強はできなくてもいいので、社会人としてのマナー、一般常識は身に着けておきましょう。◆【条件4】これ大事!お金目当てではないこと中には、玉の輿狙いでハイスペック男子に近づく女性もいます。でも、彼らも一人の男性。自分自身ではなくお金目当ての女性は苦手です。間違ってそんな女性と結婚したら、湯水のごとくお金を使われるのではないかと不安で仕方なくなるでしょう。みなさんだって体目当てで近づいてくる男性はイヤですよね? それと似たようなものです。もしハイスペック男子とお付き合いしたいのなら、絶対にお金を狙っていると思われないように気をつけて。間違っても初対面で、年収や車の有無を聞いてはいけません。あっという間に恋愛対象外になってしまいます。◆ハイスペック男子とはどこで知り合うの?ハイスペック男子は、婚活・恋活市場では売り手市場です。前述した通り、彼らに言い寄ろうとする女性は山ほどいます。そういう男性に選ばれるためには、彼らの理想や条件を満たす女性であることが大事、という点を覚えておきましょう。ただし、上に挙げた条件が全て揃っていなかったとしても、そのマイナスイメージを凌駕するほどの個性や魅力を持つ女性なら、ハイスペック男子のほうから喜んでお付き合いしたいと考えるかもしれません。ちなみにハイスペック男子とはどこで出会えるかというと…ビジネス系の勉強会、ボランティア活動、スポーツジム、バー、図書館や美術館、朝活、旅先などなど。手っとり早いのは、お嬢さま学校出身の女性と仲良くなって、男性を紹介してもらうことだと思います。もしくは役員秘書・受付嬢・弁護士事務所や病院で働く女性と密に連絡を取るのもいいかも。筆者のようなホステスもアリですが。あなたの身近にはそういう人、いませんか?(文=美佳)
2016年03月04日ものごとについてしっかり結果を出せる人と、懸命にやっているのに結果を出せない人がいます。でも、結果が出せない人は、はたしてどこに問題があるのでしょうか?はじめる前から、すでに差がついているということなのでしょうか?あるいは、努力の差が違うというのでしょうか?『東大生が知っている! 努力を結果に結びつける17のルール』(清水章弘著、幻冬舎)は、東大出身の著者がそんな疑問に答えてくれる書籍。具体的には、大切な努力を無駄にしないためのルールが紹介されているのです。「正解を求めない勉強法」「テストの勉強法」「思考法」「社会に出てからの勉強法」からなる構成。著者は学習塾の経営などに携わっている人物であるだけに、勉強法が多め。しかしそれらは、ビジネスパーソンの仕事にも置き換えることができそうです。きょうは思考法のなかから、「時間」に関連する項目を引き出してみたいと思います。■学生時代は時間に振り回されていた!著者は起業した前後には「時間」に関する失敗を重ねていたため、「いつか『時間』で痛い目に遭うよ」といわれていたそうです。大学2年生の冬から会社づくりをはじめたので、結果としてとんでもなく忙しい毎日になってしまっていたというのです。たとえばそのころは、次のようなスケジュールで生活していたのだといいます。【部活のない日】9時~14時30分:授業(@駒場キャンパス)14時40分~16時:自主練習(@駒場ホッケー場)17時~22時:アルバイト(@御茶ノ水)22時30分~23時:夕飯23時~26時:仕事【部活のある日】9時~12時10分:授業(@駒場キャンパス)12時10分~13時:筋トレ(@駒場ホッケー場)13時~16時20分:授業(@駒場キャンパス)16時30分~21時:部活(@駒場ホッケー場)21時30分~22時30分:夕飯23時~26時:仕事■時間を固定することで時間が生まれたこの生活が楽しくて仕方がなかったといいますが、しかし時間に振り回されながら、ミスを連発してもいたのだとか。そうやって不規則な生活を続けていたある日、「予想外なことがたくさん起こるからといって、自分の生活も不規則にする必要はないな。むしろ、規則正しくしたほうが、時間が生まれるんじゃないか?」と気づいたのだそうです。そこで実践してみたのが、中学・高校時代に学んだ「三点固定」という発想。それは、次の3つの時間を固定するというものだといいます。(1)起床時間(2)帰宅時間(3)就寝時間この3つを固定すれば、規則正しい生活になるということを、数年前に学んでいたというわけです。■時間が生まれた決め手は「帰宅時間」それを20歳になってからふたたび試してみたというのですが、結果からいえばこれが大成功。理由は、このようにすると、自分がコントロールできる時間を算出することができるから。なお算出するための計算式は、次のとおりだそうです。(コントロールできる時間)=「就寝時間」—「帰宅時間」—「ご飯とお風呂の時間」たとえば18時に帰宅して、ご飯とお風呂に2時間かかって、24時に寝るのであれば、(コントロールできる時間)=24-18-2=4時間ということになるわけです。つまりここからもわかるとおり、帰宅時間が固定されていると、計画がとても立てやすくなるということ。「起床時間と就寝時間を固定しよう」という話はよく聞くかもしれませんが、そこに「帰宅時間を固定できるか」が大きなポイントだったのだといいます。*この話など、すぐにでも応用することができるはず。また実体験が数多く盛り込まれているので、読み物としても楽しめる内容になっています。時間のあるときにでも目を通してみれば、効果的に結果を出す方法を身につけることができるかもしれません。(文/書評家・印南敦史) 【参考】※清水章弘(2015)『東大生が知っている! 努力を結果に結びつける17のルール』幻冬舎
2016年03月03日東京都・池袋駅近くにあるオフィスの1室。子連れの母親たちが集結したその部屋は、赤ちゃんのほんわかした匂いが。いつもなら楽しい歌声でも聞こえてきそうなシチュエーションですが、そこで出会ったのは次々と自分の意見を発言しあう母親たちでした。この日私が訪れたのは、「育休プチMBA勉強会」という育休中の母親たちがスムーズな職場復帰に向けて学ぶ勉強会の会場。そこでは復帰にあたって、「自分自身が労働時間や場所に制約を抱える”制約人材”になる」という状況を客観的に捉え、制約に関わらず組織に必要とされる人となるためにどう行動すればいいかを学びます。運営の中心となっているのは、経営学博士を持ち、会の代表を務める国保祥子氏と、副代表の小早川優子氏。一般的にはマネジメント思考と呼ばれる思考技術で、なんとなく小難しい印象を受けるかも知れませんが、勉強会そのものは参加者である母親たちによる等身大の会話が中心となります。○職場復帰に向けた自信づくりに勉強会は、ある職場における状況や課題をテーマにした短いストーリー(ケース)を読み、それに対して参加者がコメントし合う形で進められます。4~5名ごとに島を作って座り、それぞれの島に議論のファシリテーションを担うリーダーが配置されますが、そのリーダーも基本的には他の参加者と同じ立場の人です(3回以上勉強会に参加している等、一定の条件はあります)。ケースを読み終えると、次は互いに意見を出し合う時間となります。テンポよく手が上がり、次々と発言が出ます。会話し始めると参加者の表情が変わり、頭の中が仕事モードに切り替わっていくのがよく分かります。言葉遣いも変化して、まるで職場でミーティングしているようなトーンで会話が進みます。このように自分の意見を他人に伝える機会や仕事モードに切り替えて思考する時間は、なかなか個人の努力だけでは作り出せないものですが、復帰を見据えて準備するには不可欠です。「育休プチMBA勉強会」では、そういった環境そのものを構築することにも十分な配慮と工夫がなされていることが、参加者の姿から伝わります。「育休プチMBA勉強会」では講師から答えを教えてもらうのではなく、自分の意見を言語化して発信することを通して、自分の考え方や視点、そしてその特徴について気づかせる内容になっています。MBAというネーミングから「なんだか難しそう」と思う方もいるかもしれませんが、自分がインプットしたものがそのまま自分の得るアウトプットになる感覚で、むしろ最も自分に合ったペースで学べる場なのではないかと感じました。そして、ここで得られる「自分で自分を鍛えた経験」は、復帰に向けた大きな自信につながることは間違いないでしょう。続いて次回も、「育休プチMBA勉強会」についてお伝えします。※写真と本文は関係ありません○著者プロフィール株式会社ここるく 代表取締役 山下真実「わが子を大切するために、ママが自分自身を大切にできる子育てスタイル」を提案し、人気のレストランが託児付きで楽しめるサービス「ここるく」を運営するママ起業家。投資銀行や金融系コンサルなど金融業界でキャリアを積みつつ、2011年に第一子を出産。初めての子育て中に「今まで気にもとめていなかった当たり前の事が、産後は一 気にできなくなるんだ! 」と感じたことがきっかけとなり、現代に合った子育て支援を実現するため2013年に株式会社ここるくを設立。同サービス運営を通じて得られる働くママ達のリアルな視点とコンサル経験を活かして、企業に対する女性活躍推進コンサルティングを行う。全プラン託児付き! 新しい子連れランチ・おでかけスタイル「ここるく」
2016年03月02日「最近の若者はすぐに会社を辞めてしまう…」そんな声があらゆる企業で聞こえているようです。「熱意が足りない」「夢がない」「辛抱強くない」などとボロクソに言われることも多いゆとり世代。新卒入社した会社でも3年も経たない間に見切りをつけてしまうことも多く、「ナゼ…?」と不思議がる世代の人も少なくありません。■ゆとり世代が3年以内に退職するのはなぜ?バブル世代やそれまでの時代は、年齢とともに昇給し、ある程度のポジションに就くことができていました。しかし現代では年功序列が当たり前でなくなり、大手企業であってもつぶれるリスクのある現代。長く同じ企業にいつづけてもいいことなんてありません。それどころか、同じ企業でルーチンワークを繰り返すことは、転職のリスクを高めることだと感じることもあるでしょう。そんななか、ゆとり世代では自身のスキルを磨きあらゆる会社に対応できる能力を身に着けようとする「スキル派」と、お金に執着せずに今ある生活のなかで幸せを見出そうという「プライベート派」に分かれています。■スキル派の働き方スキル派の働き方は、多方面で使える能力を磨くことにあります。そのため、自分の本業以外にも仕事をつくり、能力を磨いている傾向があるのです。週休3日制+バイトor勉強「会社帰りにセミナーに行ったり勉強会に参加したりして、仕事とは別の能力をつけるようにしている」(25歳・広告)ユニクロを筆頭に週休3日制を取り入れている企業もちらほらと出てきています。そのぶん、土日は休みでなかったり1日あたりの労働時間が長かったりするのが特徴です。とはいえお金の出ない残業時間を費やしていくよりは多少労働時間が増えても週に3日休みがほしいというゆとり世代も多いそう。そんな彼らは、休みの日にバイトをして別のジャンルのスキルを身に着けたり、学校へ通って役立つ資格取得を目指したりしているといいます。休みを利用して、仕事以外の能力を身に着けることで、多分野の仕事で活躍できる人間を目指すのです。週末副業で年収+30万!「仕事はあくまで仕事と割り切って、休日は個人の趣味を活かして収入を得ている。いずれこっちを本業にしたいな(28歳・販売)会社員をしながら、週末は趣味や得意分野を活かした副業をするゆとり男女もいるようです。副業はwebデザインやライターなどのネット業界のものから、趣味の手芸やアクセサリー作りを活かしてネット販売をするという人も。「退職後にはこっちを本業にしたい」「あと5年働いたら独立する」と考えている人もいるそうです。会社に頼らず自分の力で稼いでいくというスタンスですね。■プライベート派の働き方職の生き残りをかけて、長い目で働くことを考えているスキル派。一方プライベート派は、「今ある生活のなかに幸せを見つけていこう」というスタンスです。派遣で働きプライベートを充実!「去年までは正社員で働いていたけど、激務薄給に耐えられず今は派遣。時給2100円で事務をしている。困らない程度には稼げているし、残業もない。プライベートが充実しているからストレスもためずにすむ」(27歳・事務)ボロ雑巾のようになるまで働くのではなく、自分のペースで働くというプライベート派。実生活が潤うのと、果てしない残業がないのとでストレスがたまることはありません。金銭面といつ派遣切りにあうかわからない…という不安はついてまわりますが、正社員と比べると派遣は転職先を見つけやすい傾向があります。みなさんはスキル派、プライベート派、どちらでしょうか?自分に合った働き方を見つけていきたいですね。
2016年02月29日●スキルアップのために勉強するとき昇給や昇進を目指してスキルアップをする以外にも、近い将来・遠い将来のキャリアアップのために転職したり、起業したりすることも珍しくありません。異動や配置転換などが増える年度がわりのこの季節に、将来の自分像を描きなおすビジネスマンやキャリアウーマンは多そうです。でも自己投資には少なからずお金も必要で、お金の問題を放っておいてはいけません。スキルアップやキャリアアップを目指すビジネスマンのための国の支援制度を紹介します。○スキルアップのための勉強に「教育訓練給付」スキルアップのための勉強なら「教育訓練給付」を利用しましょう。これは労働者や離職者が、厚生労働大臣指定の教育訓練講座を受講し修了した場合に、支払った受講料の一部が支給される制度です。TOEIC等の語学はもちろん、PCスキル、簿記や会計士等の専門スキルなど講座はさまざま。雇用保険の給付制度で、現在および離職時に雇用保険の一般被保険者であったなどの条件がありますが、教育機関に自分が支払った金額の2割(10万円限度)が支給されます。当制度には上記「一般教育訓練給付」のほかに「専門実践教育訓練給付」もあり、雇用保険の被保険者期間がより長い場合はより専門的な教育講座の受講も可能。支給金額もより高く、自己負担額の4割(1年当たり32万円、3年限度)が支給されます。※写真は本文と関係ありません●退職したとき、60歳以上で働き続けるとき○退職したときは「職業訓練受講給付金」も転職や起業を目指して現在の会社を退職したものの、予定が狂って失業状態になってしまうこともなくはありません。自己都合の退職の場合、雇用保険の基本手当(失業手当)を申請しても3カ月間の待機期間があります。退職して落ち着いてから新しい職を探す、起業プランを練るという場合は、早めにハローワークに求職申請をしておきましょう。自己都合退職では、失業手当の支給期間は雇用期間への加入期間によって90日~150日分。思い通りに転職できず、失業給付金も受給しきった場合、「求職者支援制度」の利用可否を確認してみて。これは、雇用保険の受給終了のみならず、雇用保険の非適用、加入期間不足などで雇用保険からの失業手当が受給できない場合の支援制度です。ハローワークによる支援指示に基づき、民間の教育訓練機関や公共職業訓練など無料で受講できるのに加え、「職業訓練受講給付金」、ハローワークの就職支援が受けられます。このうち職業訓練受講給付金は金銭としての支給。本人および世帯の所得制限等を満たせば「職業訓練受講手当」として月額10万円、加えて「通所手当」として通所経路に応じた所定の金額(上限額あり)が支給されます。当然ながら求職者であること、不正受給でないことが前提です。○60歳以上は「高年齢雇用継続給付」リタイア年齢に達しても働き続ける、あるいは新たなキャリアを形成するという人もいるでしょう。特に公的年金が開始される65歳まで、収入を安定させるのも大切なことです。60歳を超えるビジネスマンなら「高年齢雇用継続給付」の適用を確認してください。「高年齢雇用継続給付」は2種類。1つは60歳以降も継続して働き続ける人の「高年齢雇用継続基本給付金」、2つ目は、いったん退職し雇用保険の基本手当てを受給している人が再就職した場合の「高年齢再就職給付金」。いずれも60歳以降の賃金が60歳時点に比べて75%未満に低下した場合に、低下部分を補うための給付です。現役ビジネスマンからシニアまで、お金の形で国がキャリアを応援する制度を見ました。こうした制度をうまく活用して、自分の目標に向かって頑張ってください。筆者プロフィール:武田明日香(たけだ あすか)エフピーウーマン所属、ファイナンシャルプランナー。日本テレビ「ZIP!」やTBSテレビ「あなたの損を取り戻せ 差がつく! トラベル!」「Saita」「andGIRL」等の雑誌、「webR25」「わたしのマネー術」等のウェブサイトなど幅広いメディアを通じ、お金とキャリアの両面から女性が豊かな人を送るための知識を伝えている。人生の"やりたい"が"できる"に変わるお金の教養スクール開講中!※写真は本文と関係ありません
2016年02月29日これからの日本の子どもは、世界を視野に入れて活躍できるように、従来の「覚える」から「考える」能力にシフトチェンジを求められています。2020年に受験システムが変わり、大学入試センター試験がなくなるのも大きな変化のひとつです。その根幹といわれる「学力の3要素」が、「基礎的な知識・技能をしっかりと身につけること」、「知識・技能を活用し、自ら考え、判断し、表現する力をはぐくむこと」、「学習に取り組む意欲を養うこと」の3本柱。実は、これらに対応する能力を身につけるには、「断捨離」が最適なのです。断捨離の提唱者・やましたひでこさんは、著書『子どもの学力は「断捨離」で伸びる』(SBクリエイティブ)の中で、「断捨離とは単なる片付けテクニックではない。自分の頭で考えて決断する“考える”トレーニングである」、「断捨離をすることで子どもの学力が伸び、受験の成功にも導ける」といっています。そこで、今回は本書の中から抜粋した「断捨離をすると学力がアップに繋がるワケ」に加え、親子で実践したい「断捨離」の5つのコツをご紹介したいと思います。■1:断捨離の第一歩はシンプルに断捨離とは、目の前のモノと向き合い、「その物が自分にとって必要か不要か」、「適切か不適か」、「快か不快か」を思考・感覚・感性をすべて使って選択をする方法です。そして「不要、不適、不快」なものは捨て、「必要、適切、快適」なものは残す、というやり方を繰り返していきます。著者は「この一連の流れを親子で取り組むことにより、子どもの“考える力”が鍛えられていく」といいます。思考・選択・決断を何度も行うことで、脳も心も鍛えられ、自尊心を育む「実践的トレーニング」となるそうです。難しいことをいっても、目の前にあるモノと向き合うのが断捨離の第一歩。まずは机の中のボールペン1本からでも、はじめてみるのがおすすめです。■2:最終的な判断は本人が下す親はついつい子どもの無駄に見えるモノを「捨てなさい」といいたくなってしまいます。しかし断捨離では、モノを捨てるか、残しておくかを決断するのは、そのモノの所有者だけ。いくら自分が買い与えたモノでも、価値がなく見えるモノでも命令はNG、とのこと。子どもの意見をないがしろにしてモノを捨てることは、単なる親の自己満足です。時間がかかっても子どもが自分の力で考えて挑戦させることが重要。断捨離は自分軸によって選びとる主体性が一番大切なようです。■3:断捨離は「引き算」で考えていく断捨離は引き算で考えるもの。「いまの自分に機能していないのなら決別する」、「不要・不適・不快なものは捨てる」が正解です。実はこれは、勉強においても効果的な考え方とのこと。子どもには無限の可能性があると考えて、足し算の発想で「この勉強方法も効果的」「あの塾も評判いいから通わせよう」など、子どもにすべきことを押しつけるのはよくないそう。子どもの意の反していることも多く、あれもこれもと与えてしまうと、子どもは「押しつけられている」と感じてしまうでしょう。「これはいらない」「これだけやればいい」のような熟慮された引き算の考え方が大切なようです。■4:空間に余裕を作りセルフイメージを高める「いまの私に機能していない」と感じるモノに別れを告げると、意外にも空間に余裕が生まれるのを実感できるでしょう。余裕のある空間でモノをていねいに扱って暮らす人は、心に余裕もでき、思考も豊かになってくるそう。これがセルフイメージの向上にも繋がるようです。著者は「断捨離はモノだけでなく、コト・ヒトとも向き合い、関係性を見直す人生の片づけ」といっています。断捨離によって、そんな好循環を呼び込めるようになるのを知っておきましょう。■5:親は自己満足を自覚し「心の断捨離」を「子どもを有名な学校に入れたい」という親は多いのですが、その気持ちの奥にはどんな本音が隠されているのでしょうか。子どものため、といいながら、「子どもがいい学校に入れば親のステータスになる」、「周囲の人から褒められたい」、「他人に自慢したい」、または「自分が有名校卒だから、子どももせめてあのレベル以上の学校には入ってもらわないといけない」など考えていませんか。それは、親の完全なエゴだそう。子どもはとても敏感なので、親のエゴを正確に察知します。親の自己満足の道具にされた子どもは、無意識に親に報復をしかけてくるもの、とのこと。そんな事態を招かないためにも、親は“心の断捨離”をして、自問してみることが必要なようです。*断捨離はモノ、コト、ヒトと向き合う行動哲学とのこと。親子で行う断捨離を子どもの生きる力に繋げ、考える力を養いながら学力の向上を目指していく。2020年からの教育新時代にも視野を向けて、今から前向きに準備することが大切なようです。そして、相手を尊重できるような親子関係を築いていきたい方にも、ぜひおすすめしたい本だと思います。(文/齊藤カオリ) 【参考】※やましたひでこ(2016)『子どもの学力は『断捨離』で伸びる』SBクリエイティブ
2016年02月28日