多部未華子が2月22日、主演映画『あやしい彼女』の完成披露試写会に、共演の倍賞美津子、要潤、小林聡美、北村匠海、志賀廣太郎とともに出席。撮影現場での様子や、歌唱シーンでの多部の“美声”について語られたが…。その他の写真大ヒット韓国映画を『なくもんか』『謝罪の王様』の水田伸生監督が映画化。73歳の老女が20歳の肉体を手に入れ、若いころに進むことができなかった歌姫への道を歩み始めるさまをコミカルに描き出す。多部は倍賞との“二人一役”に挑んだが、撮影現場で賠償に話しかけられても「人見知りで…」まともな受け答えができなかったと申し訳なさそうに明かす。「倍賞さんに『同じ気持ち、動きを共有できたらいいね』と言っていただいたんですが、『そうですね』としか言えず…」と苦笑。その言葉さえも、要から「声が小さい(笑)」と指摘されるなど、スクリーンの中の堂々とした振る舞いからは信じられない人見知りっぷりを垣間見せる。そんな多部は劇中、歌声を披露しているが、これに対し、要、志賀、北村の男性陣はほめ殺しと思えるような過剰な絶賛を連発。要は「天性の歌声ってあるんだな…と。歌声を聞いて膝から崩れ落ちそうになりました」とその衝撃を語り、志賀は「次郎という役を忘れて自分に戻って、なんていい歌なんだと感じてました」としみじみ。北村は自身もダンスロックバンド・DISH//でメインボーカル&ギターで活躍するが、多部の歌声について「ここまでストレートに心にくる歌声を聞いたのは久々で感動しました!」と語り、要は「ハードルあげるなぁ…」とニヤリ。多部は「ホントやめて!」と困惑して苦笑を浮かべていた。また、映画の内容にちなんで、「頼れる年上」と「かわいい年下」のどちらが恋人にふさわしいか?という質問に多部は前者の「年上」を選択し「頼れる、守れるというのは男の人で一番大事!」と語る。映画においては要が演じた音楽プロデューサーがその立場と重なるが、多部は「小林プロデューサーはとっても素敵な役!」と語りつつも、あくまでそれは要ではなく役柄のようで「要さんとは2回目の共演ですが『こんなにイケメンだったっけ?とビックリするくらい素敵な役柄でした」とニッコリ。この微妙な距離感に要も首を傾げ、場内は笑いに包まれた。『あやしい彼女』4月1日(金)より全国ロードショー
2016年02月22日映画『あやしい彼女』の完成披露試写会が2月22日(月)に開催され、主演の多部未華子をはじめ、倍賞美津子、要潤、北村匠海、志賀廣太郎、小林聡美が揃って登壇した。日本でもヒットを記録した同名の韓国映画を『謝罪の王様』など独特のコメディセンスの光る水田伸生監督が映画化!73歳の頑固おばあちゃんが20歳の肉体を手に入れ、若いころからの夢だった歌姫への道を歩み始めるのだが…。倍賞さん演じる73歳のカツが20歳へと若返ることから、多部さんと倍賞さんは“2人一役”を務めたが、多部さんは「同一人物を演じたので倍賞さんと同じシーンでの共演はないんですが、同じ日の撮影はあって、話しかけてくださったんですが…私が人見知りなもので…。心配してくださったんですが『はい、そうですね』としか言えず…。『同じ気持ち、動きを共有できたらいいね』と仰っていただいたのに『そうですね…』と」と満足な受け答えができなかったと申し訳なさそうに語る。そんな多部さんが歌声を披露したシーンについて、男性陣からは異様なほどの絶賛…いや、ほめ殺しの嵐が!要さんは「天性の歌声ってあるんだなぁ…と。歌声を聞いて、膝から崩れ落ちそうになりましたが耐えました」と語り、志賀さんは「役を忘れて自分に戻って、『なんていいんだろう…』と思いました」と手放しの絶賛。ミュージシャンとして活動している北村さんも「ここまでストレートに心に来る歌声は久々に聞いて、感動しました」と、これから映画を鑑賞する観客を前にどんどんハードルを上げていく!これには多部さんも「ホント、やめて!」と苦笑を浮かべていたが、追い打ちをかけるように要さんは「帰りに出口でCDを販売しておりますので是非!」とガセ情報まで流布し、会場は爆笑に包まれた。その仕返しとばかり、男性陣との共演に話が及ぶと、多部さんは要さんが演じた音楽プロデューサーの小林について「とっても素敵な役!」と目を輝かせつつ、あくまで役柄と要さんを切り離し「要さんとは2回目の共演ですが、こんなにイケメンだったっけ?とビックリするくらい、素敵な“役柄”でした」と微妙に“役柄”を強調…?会場は再び笑いに包まれた。『あやしい彼女』は4月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月22日多部未華子が見た目は20歳、中身は73歳という“超絶あやしい彼女”を、キュートかつコミカルに演じることでも話題の『あやしい彼女』。本作から、本日2月21日に35歳の誕生日を迎える要潤の場面写真が一挙にシネマカフェに到着。新社会人も必見の(?)、TPOをわきまえた“できる男”の着こなし術がお披露目となった。可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子(多部未華子)。その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、ときには熱く説教をする。そんな“超絶あやしい20歳”の正体は、73歳のおばあちゃん!ある日突然、20歳の姿に若返った彼女は、家族も名前も捨て、人生2度目の20歳を満喫しようとする。そんな中、音楽プロデューサーにスカウトされ、バンドマンの孫(北村匠海)とまさかのデビューを果たすことに!?話題の映画、TVドラマ作品に次々と出演を重ね、好青年役からひとクセある人物まで演じ分ける実力派として活躍を続ける要さん。「仮面ライダーアギト」氷川誠/仮面ライダーG3役でデビューした、若手俳優の登竜門といわれる元特撮ヒーローであり、出身地である香川県こと「うどん県」の“副知事”も務めている。そんな彼が本作で演じているのが、イケメン音楽プロデューサーの小林拓人。たまたま耳にした節子の歌声にすっかり魅了され、スカウトするという役柄だ。今回解禁となった場面写真で要さんは、仕事とプライベートのオン・オフをきっちりと分ける、“できる男”の着こなし術を披露する。仕事中は落ち着きのある色みのパンツ、シャツをベースにカーディンガン、セーターを合わせ、時として黒ジャケットを羽織り、TPOをばっちりわきまえた大人の男をアピール!一方、プライベートでは、音楽プロデューサーらしく白のジャケットを羽織りオシャレな一面を見せたかと思えば、自宅ではスウェット姿のリラックスモードで鋭気を養う姿が捉えられている。そんな要さん演じる小林は、多部さん演じる節子の“真実の姿”を知っているのだろうか!? 節子を歌手への夢へと導くキーマンを演じる要さんは、本作でも魅力ある演技を見せてくれそうだ。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月21日同じ形のパーツでも、違った悩みをいただくことがあります。たとえば、一重の目元。一般的に多いのが、「目を大きく見せたい」という要望なのですが、「一重の目元が好き」「気に入っているから生かしたい」といったご依頼をいただくことも。10代よりも20代後半以降の方からはこの「生かしたい」という意見が多いです。つけまつ毛やアイプチを卒業したい、メイクに時間をかけられない、といったことも原因があるようです。皆さんはどちらの要望に近いでしょうか?意見は分かれるところですが…、今回は、「一重の目元を生かして、印象的に見せたい」というお悩みのほうに注目して考えていきましょう。多部未華子さんや黒木メイサさんなどに憧れる方はぜひ参考に♪まず、目を「どのように印象的に見せるか」次の2パターンから選んでみましょう。1、クリッとした丸みのある目元に見せたい2、スッキリと切れ長に見せたいイメージとしては、丸みのある雰囲気に近いのが多部さん、切れ長の雰囲気は黒木さんかと思います。選べたら具体的な方法です。上アイラインの引き方1、クリっとした丸みのある目元図のように、「目頭~黒目の外側」のラインを少し太めにしてみましょう。2、スッキリと切れ長な目元図のように、「黒目の内側~目尻」のラインを少し太めにしてみましょう。下アイラインここで、さらに下のアイラインをプラスしていきます。目尻の角度によって引く場所を変えていくと理想に近づきやすくなりますよ。1、クリっとした丸みのある目元目尻がやや下降または水平な方は「黒目の下」に、上昇している方は「目尻」にラインを加えましょう。2、 スッキリと切れ長な目元この場合はどの角度の方も「目尻」に上昇のラインを加えましょう。眉1、クリっと丸みのある目元曲線的な眉を描いていきます。丸みが強調され、目が縦に大きく見える効果もあります。2、スッキリと切れ長な目元直線的な眉を描いていきます。角度が強調され、目が横に大きく見える効果もあります。さぁ、これでそれぞれ完成です!意外な落とし穴なのですが、アイラインを入れる場所は目尻だけではないところもポイントです。目的に合わせて、効果的に活用しちゃいましょう♪
2016年02月15日突然20才になった73才のおばあちゃんの“人生リセット劇”を描く『あやしい彼女』の予告編映像が公開になった。主演の多部未華子が叫んだり、踊ったり、照れたり、お姫様抱っこされたり、白目をむいたりとあやしい魅力を振りまき、さらに名曲『真っ赤な太陽』を見事に歌い上げている。予告編映像多部と倍賞美津子が二人一役で演じる主人公・カツは、戦中生まれの下町育ちで、はやくに夫を無くし、女手ひとつで娘を育ててきた73才のおばあちゃん。なぜかある日、突然若返ったカツは、“こうなったらとことん好きなように生きてやる!”と、大鳥節子と名前を変え、家族も捨てて新たな人生をスタートさせる。そんな中、彼女のもつ天声の歌声がひとりの音楽プロデューサーの目にとまる。多部は劇中で『真っ赤な太陽』のほかにも『見上げてごらん夜の星を』『悲しくてやりきれない』や、オリジナル曲を歌っており、いずれも小林武史がアレンジした。予告編映像では、本作の主題歌に抜擢された新人anderlusの『帰り道』も披露されている。『あやしい彼女』4月1日(金)より全国ロードショー
2016年02月12日コメディ映画の名手・水田伸生監督が、若手実力派女優・多部未華子を主演に迎え、見た目は20歳、中身は73歳という“超絶あやしい”ヒロインを主人公に描く『あやしい彼女』。このたび、多部さんがそのコメディエンヌぶりと美声を披露する魅惑の予告映像が解禁、さらに小林武史プロデュースによるユニット「anderlust」が主題歌を担当することが明らかとなった。可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子(多部未華子)。その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、時には熱く説教をする。そんな“超絶あやしい20歳”の正体は、73歳のおばあちゃんだった!早くに夫を亡くし、女手一つで娘を育て…望むような人生を送ることができなかった彼女は、ある日突然20歳の姿に若返ってしまったのだった。“こうなったら、とことん好きなように生きてやる!”と、家族も名前も捨て去って、歌に恋にと二度目の20歳を満喫していくが…。『ピース オブ ケイク』で本気の恋に悶絶するヒロインを軽ろやかに演じた姿も記憶に新しい多部さんは、数々の映像作品、舞台への出演を重ねる実力派にして、老若男女問わず愛される、いま最も輝く女優のひとり。このたび解禁された予告映像では、そんな多部さんがキュートな笑顔、驚き、照れ顔、涙、白目姿まで披露し、コメディエンヌとしての実力をいかんなく発揮、新たな一面を目にすることができる。さらに本作では、初めて本格的な歌唱にも挑戦!「見上げてごらん夜の星を」「悲しくてやりきれない」など、音楽プロデューサー・小林武史によってアレンジされた往年のヒット曲を歌い上げ、今回の映像にも多部さんによる「真っ赤な太陽」が使用されている。そして、映像の後半に流れる印象的な主題歌は、小林さんがプロデュースし、3月30日(水)にデビューを控えた期待の大型新人「anderlust」の「帰り道」。シンガーソングライター・越野アンナとベーシスト・西塚真吾が結成したユニットが生み出す楽曲に、水田監督も「小林武史さんと一緒に作ったという、書き下ろしデモを聴いて、楽曲の圧倒的な魅力、アンナの透明で伸びやかな歌声に即決しました」と太鼓判を押している。また、越野さんは水野監督のアイディアにより、本作へ出演者としても参加しているという。“超絶あやしい”ヒロインを演じる多部さんをはじめ、倍賞美津子、要潤、北村匠海、金井克子、志賀廣太郎、小林聡美など、個性豊かで多彩なキャストが勢ぞろいする本作。「笑い×歌」で贈るキュートなコメディ映画を、まずはこちらの映像からご覧あれ。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月12日女優の多部未華子が、初共演の倍賞美津子と"二人一役"を務める映画『あやしい彼女』(4月1日公開)で、70年代ファッションに身を包んだ多部の場面写真が、このほど公開された。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手の夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。多部と倍賞のほか、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役を要潤、バンド青年のカツの孫・瀬山翼役を北村匠海がそれぞれ演じる。公開された場面写真は、カラフルな70年代風のファッションに身を包んだセツのさまざまな表情を映した5枚。特報映像でも見られた、チェックのシャツに赤いカーディガンを羽織った姿で、小林にフライ返しを突きつけながらすごむ場面や黒と白の水玉模様のブラウスを着て、バンド"怪しい彼女"で歌唱を披露している模様もある。さらに、朝顔の浴衣で驚いた表情を見せる1枚、レトロなワンピース姿で銭湯の湯船に腰掛けて物憂げな面持ちを見せる1枚など、見た目は20歳、心は73歳の女の子という複雑な役どころを表情豊かな演技で表現する多部の一端を垣間見ることができる。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2016年02月01日多部未華子が『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』の水田伸生監督のもと、韓国、中国でも大ヒットとなったプロットで“20歳のおばあちゃん”を演じる『あやしい彼女』。このほど、本作の場面写真が一挙に解禁、前髪ぱっつんで70年代ファッションに身を包んだ多部さんがコミカルな表情を見せる姿や、“孫”役の若手注目株・北村匠海とのバンドシーンなどが明らかになった。本作は、毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳おばあちゃんが、ある日突然、なぜか20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語。まるでオードリー・ヘプバーンを思わせるかのような(?)キュートな容貌とは裏腹に、相手構わず罵声を浴びせ、ときには説教をする怖いもの知らずのヒロイン・大鳥節子に、周囲の人々は戸惑いながらも、彼女の“あやしい”魅力のとりこになっていく――。若手実力派女優の多部さんが、見た目20歳、中味は毒舌キャラの73歳というかつてない強烈なキャラクターに挑む本作。“本来の姿”(!?)である73歳の毒舌おばあちゃん、カツ役には倍賞美津子、カツの娘・瀬山幸恵役に小林聡美、節子の歌声に魅了される音楽プロデューサー・小林拓人に要潤、そしてバンドに夢中なカツの孫・瀬山翼を北村さんが演じるなど、豪華キャストの共演でも注目を集めている。今回、解禁となった8点の場面写真は、ポップでカラフルな70年代ファッションに身を包む多部さんが超絶にキュート。白のブラウスに首にスカーフを巻き、スポットライトを浴びて“秘密ポーズ”でキュートにキメたり、チェックのシャツに赤のカーディガンを羽織った多部さんが、要さん演じる小林になぜかフライ返しを突き付け睨みをきかせたり…。北村さん演じる翼とのライブシーンでは、大きな水玉のブラウスを着て髪はアップに、まるで本物のシンガーのように気持ちよさそうに歌い上げる姿がお披露目されている。さらに、アサガオの浴衣でびっくり顔を見せたかと思うと、レトロなワンピース姿で銭湯の湯舟に腰かけ、物憂げな表情を見せたりと、クルクル変わる表情で“あやしい彼女”を見事に演じきった様子が伺える。『あやしい彼女』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月30日大ヒットスタートを切った『信長協奏曲』をはじめ、橋本環奈主演『セーラー服と機関銃-卒業-』、多部未華子主演『あやしい彼女』と話題作への出演が続く若手俳優・北村匠海。このほど、柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、さらに池松壮亮と、日本映画界の次世代の才能が一挙に集結する『ディストラクション・ベイビーズ』でも好演を見せる北村さんの劇中カットが、いち早くシネマカフェに到着した。愛媛県松山市西部の小さな港町・三津浜。海沿いの造船所に2人きりで暮らす芦原泰良(柳楽優弥)と弟の将太(村上虹郎)。喧嘩に明け暮れていた泰良は、ある日を境に三津浜から姿を消す。松山の路地裏で、強そうな相手を見つけては喧嘩を仕掛け、打ちのめされても食い下がる泰良。やがて彼に興味をもった北原裕也(菅田将暉)が、「おもしろいことしようや」と声をかける。通行人をターゲットに無差別に暴行を加え、車を強奪した2人は、乗り合わせていた少女・那奈(小松菜奈)と松山市外へ向かう。そのころ、将太は、自分をおいて消えた兄を探しに市内へとやってきていた――。国内外から注目を浴びる新鋭・真利子哲也監督の満を持しての商業映画デビュー作に、柳楽さんや菅田さん、小松さん、村上さん、さらに池松さんら、日本映画界を代表する若手演技派が集った本作。まさに主役級の存在感を誇る豪華キャストが実現した本作だが、実はもう1人、多くの女性ファンの注目を集めているのが、北村さんだ。男性4人組ダンスロックバンド「DISH//」のボーカル&ギターとしても大人気で、2016年は元旦から東京・日本武道館でワンマンライブを成功させたばかり。早くも2017年の元旦ライブも決定し、これで3年連続でお正月の武道館を制覇、この3月からは全国ホールツアーも控えている。今年、北村さんは俳優としても話題作への出演が相次いでいるが、本作では、柳楽さん演じる泰良を探す、村上さん演じる将太の親友・健二として登場。到着した劇中カットでは、学ランで友達とだべる姿や、何かを追い求めるかように鋭い視線を向ける姿が映し出されている。村上さんや小松さんとの共演シーンが多いというが、彼らにも引けをとらないほどの確かな演技力と存在感は、俳優としても今後の大躍進を予感させるもの。これからの日本映画界を担うであろう若手俳優たちの、奇跡のようなコラボレーションが実現した本作でも、大ブレイク間近の北村さんの魅力は見逃せなくなりそうだ。『ディストラクション・ベイビーズ』は5月、テアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月27日綾瀬はるかが主演を務めるTBSにて現在放送中のドラマ「わたしを離さないで」。この度、第4話から登場する立花浩介役に、ミュージカル俳優の井上芳雄が出演することが明らかとなった。世間から隔離された施設・陽光学苑で「良質な」教育を与えられて育てられてきた恭子(綾瀬はるか)、友彦(三浦春馬)、美和(水川あさみ)。子どもらしい生活、教育を享受し「普通の子ども」であったはずの彼らはある日、生まれながらにある氏名を与えられた「特別な子ども」であると教えられ、自分たちの「本当の運命」を知らされる…。本作は、イギリスで100万部を超えるベストセラーとなったカズオ・イシグロの衝撃作を世界で初めてドラマ化したもの。2010年にはキャリー・マリガン、アンドリュー・ガーフィールド、キーラ・ナイトレイ主演で映画化され、2014年には多部未華子主演により舞台化もされた。1月15日の初回の放送では、主人公の恭子たちが“他人に自らの臓器を提供するために創り出された存在”ということが明らかになった第1話。自分たちに課せられた過酷な使命を知った彼らだが、しかし、自分たちの運命のすべてを知らされないままに成長、やがて生まれ育った陽光学苑を卒業していく。生活の場を「コテージ」と呼ばれる一軒家での共同生活に移し、自分たちと同じく“提供者”となる先輩住人たちと暮らすことになった恭子、友彦、美和は学苑では教えられなかった自分たちの進むべき道を知ることになる――。今回明らかとなった井上さん演じる立花浩介は、2月5日放送の第4話から、恭子たちが「コテージ」にやってくるそのコテージのリーダー的人物。カップルとなった友彦と美和の行動や、美和の言動に振り回され、次第にコテージで孤独を深めていく恭子たちのいびつな三角関係を察し、浩介の存在が3人の関係に新たな波紋を生み出していくという新たな展開を見せていく重要な役どころだ。現役大学生ながらミュージカル「エリザベート」でデビューして以来、舞台・ミュージカルを中心に活躍し、“ミュージカル界のプリンス”と呼ばれ、その存在感を示している井上さんは、「普段は舞台をやっていることが多く、長い期間ドラマに出られる機会が少ないので、一部分だけでも参加させていただけるというお話をいただいたときはうれしかったですね。ただ面白いだけの話ではなく、『これが自分だったら』と考えたときに、そこからの日常が変わってしまうぐらい力のある作品です」と語り、「そんな作品を連続ドラマでやるのはすごく意義があることだと思うので、僕が演じる浩介という役を通して、見てくださっている方々が何かを考えるきっかけになれば嬉しいです」とファンにメッセージを贈った。また、同じくコテージの住人として、白羽ゆり、阿部進之介、川村陽介、松岡恵望子、そしてコテージの管理人として梶原善が出演することも決定した。第1話から衝撃な内容の本作。日本のドラマ界を牽引するこの実力派俳優に加え、ミュージカル界のプリンスがドラマではどういった演技をみせてくれるのか、さらなる話題を集めそう。「わたしを離さないで」は毎週金曜日22時~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2016年01月21日劇作家・演出家の長塚圭史にとって、『SISTERS』(08年)以来のパルコ劇場登板となる最新作『ツインズ』が大阪・森ノ宮ピロティホールで上演中だ。パルコ劇場での長塚作品といえば、『マイ・ロックンロール・スター』(02年)や『ラストショウ』(05年)のような、一見普通に見える家族の心理を血なまぐさい恐怖と笑いとで浮き彫りにする作品が印象的。今回も『ラストショウ』で怪演を見せた古田新太や、『SISTERS』に出演していた吉田鋼太郎など、おなじみの“長塚組”が出演。だがそこへ、舞台畑でも進境著しい多部未華子を投じることで、家族劇でありながらこれまでと異なる味わいの舞台となっている。「ツインズ」チケット情報舞台はリュウゾウ(吉田)と、看護師で家事をとりしきるローラ(りょう)、料理上手のトム(中山祐一朗)が暮らす海辺の家。そこへ、寝たきりで姿を見せない当主の余命がわずかと知り、リュウゾウの弟・ハルキ(古田)が娘のイラ(多部)を連れてやってくる。ハルキは父の遺産をもらい受け、娘を“この世界ではないどこか”で「人間らしい生活をさせ」るために台湾船に乗せたいと願っているのだ。そんなカネはないと突っぱねるリュウゾウとハルキの対立は悪化するが、彼らの甥夫婦・タクト(葉山奨之)とユキ(石橋けい)は他のことに気を取られている様子。そんなある日、夫婦の双子の赤ん坊がさらわれて…。父と娘、姉と妹、夫と妻などの関係性を、これまでは禁忌の淵をのぞきこむような濃密さで描いてきた長塚。観客に衝撃を与えた『SISTERS』から7年が過ぎ「外側から家族というものを見つめてみたい」(パンフレットより)と語っている通り、今回その筆致は大きな変化を見せている。ハルキたちの名前や「おはぎ」「八幡神社」といった単語から、どうやら日本が舞台のようなのだが、海の見えるリビングやトムとローラのたたずまい、トムが作るクラムチャウダーなどの料理によって、観客はしばしばそこが“日本ではないどこか”のような感触をもつ。「出歩かないほうがいい」「外でとったものを食べるな」といった意味のセリフは東日本大震災後の被災地を彷彿とさせるものの、物語はそんな安易な目線をはぐらかかすように、あくまでも家族の秘密に寄り添って進行する。古田は、和やかなリビングにバットを持って闖入する猥雑さを持ちながら、娘のイラには甘い笑顔を見せるという二面性のあるハルキを演じて面目躍如。対する吉田は、穏やかだが内面に深い闇を抱えるリュウゾウを繊細な持ち味で演じて、ドラマにリアリティをもたせている。そんな手練のキャストのなか、揺るぎない存在感を見せるのが、長塚作品初登場の多部だ。劇中「こんな世の中だから」というセリフが登場人物から何度か聞かれるが、くすんだ色のジャージを着て食べ物をぱくつく多部の眼差しを見るだけで“その国”が極度に荒んだ状態にあることがわかる。また鍵盤を弾く振りの場面では、パントマイムのテクニックは用いらず、むしろ技巧に依らないことでイラの心情が強く伝わってくることに驚いた。大阪、福岡、新潟、長野で上演。チケット発売中。取材・文 佐藤さくら
2016年01月06日毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳のおばあちゃんが、ある日突然、20歳の姿に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語『あやしい彼女』。このほど、キュートなポーズをとる“20歳”のヒロイン・多部未華子を取り囲む個性豊かなキャスト陣によるポスタービジュアルと、初の本編映像となる特報が解禁となった。可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子(多部未華子)。その容姿とは裏腹に、口を開けば超毒舌、相手かまわず罵声を浴びせ、ときには熱く説教をする。そんな“超絶あやしい20歳”の正体は、73歳のおばあちゃん!戦中生まれの下町育ち、早くに夫を亡くし、女手一つで娘を育ててきた彼女に突如訪れた二度目の青春!こうなったら、とことん好きなように生きてやる!と髪型も服装もチェンジ、家族も名前も捨て去って、新たな人生をスタートさせる。そんな彼女の天声の歌声は、たちまち周囲を魅了していくが…。今回解禁となったポスタービジュアルは、煌めくステージを背景に、見た目20歳、中身は毒舌キャラの73歳という強烈キャラを演じる多部さんが、キュートにポーズ。その周りに、その本来の姿(?)73歳の毒舌おばあちゃん・カツ役の倍賞美津子、カツの娘・瀬山幸恵役の小林聡美、音楽プロデューサー・小林拓人役の要潤、バンドに夢中なカツの孫・瀬山翼役の北村匠海ら、個性あふれる全キャストが集結。また、初お披露目となる30秒の特報映像には、ポスタービジュアルにもふんだんに盛り込まれている、多部さんのコミカルで可愛すぎる七変化の表情が凝縮。枝切りはさみをもって鬼の形相でにらんだり、なぜかフライ返しを突き付けたり?「まいったねぇ」という照れ顔から、73歳のおばあちゃんファッション姿まで。極めつけは、要さん演じる小林にどんな男性がタイプかを聞かれた際の衝撃の返答とは…?さらに、小林武史プロデュースによる多部さんの歌声も披露されている。見た目は20歳、中身は73歳という、人には言えない秘密を抱えた異色のヒロインを、クルクル変わる表情で見事に演じきった多部さんの新たな一面に期待が高まる!『あやしい彼女』は2016年4月1日(金)エイプリルフールより全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月18日多部未華子が主演する映画『あやしい彼女』のポスタービジュアルと特報映像が解禁された。ある日突然、20歳の姿に若返ってしまった73歳の毒舌おばあちゃんが巻き起こす騒動と、奇跡を描く本作。特報映像では“あやしい彼女”を演じる多部が歌ったり、踊ったり、変顔したり、恋したり、キュートな七変化を披露している。『あやしい彼女』特報映像『あやしい彼女』は韓国で大ヒットしたシム・ウンギョン主演の映画『怪しい彼女』を、『舞妓Haaaan!!!』や『謝罪の王様』の水田伸生監督がリメイクするヒューマン・コメディ。戦中生まれの下町育ち、はやくに夫を無くし、女手ひとつで娘を育ててきた主人公・カツが、突然若返ったことをきっかけに、二度目の青春を謳歌しようと、大鳥節子と名前を変え、家族も捨てて新たな人生をスタートさせる。そんな中、彼女のもつ天声の歌声がひとりの音楽プロデューサーの目にとまる。ポスタービジュアルには、多部をはじめ、本来の彼女の姿を演じる倍賞美津子や、彼女に翻弄されていく周囲の人々を演じる要潤、北村匠海、金井克子、志賀廣太郎、小林聡美ら個性溢れる全キャストが集結。特報映像では、突然若返った彼女が、オードリー・ヘプバーン風に髪型も服装も変えたり、異性にときめいたり、なぜか枝切りはさみをもって鬼の形相で睨んだり、相手構わず罵声を浴びせ説教をしたりと、ときにぶっ飛んだ行動を起こしながらも、伸び伸びと新たな人生を謳歌していく姿が描かれている。望むような人生を生きられなかった73歳の主人公が、とことん好きなように生きてやる!と踏み出した先にはなにが待つのか? 人には言えない秘密を抱えた“あやしい”彼女を演じる多部の“あやしい”魅力に釘付けになりそうな映像になっている。『あやしい彼女』2016年4月1日(金)エイプリルフール 全国ロードショー!
2015年12月18日多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)の特報映像とポスタービジュアルが18日、公開された。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。多部と倍賞のほか、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役を要潤、バンド青年のカツの孫・瀬山翼役を北村匠海がそれぞれ演じる。初の本編映像公開となる30秒の特報は、多部演じるカツが七変化の表情を披露。鬼の形相で枝切りばさみを持つ姿や鋭いまなざしで小林にフライ返しを突き付けたりする様子など最初から大暴れしている。20歳の女の子とは思えないようなガサツな姿勢で酒とツマミをたしなむ場面が披露されたかと思えば、バンドで故・坂本九氏の名曲「見上げてごらん夜の星を」のカバーをしている歌唱シーンも。終盤では、のぼせてしまったのか銭湯のような場所で白目を剥いているカットまで収録されており、体当たりの多部の演技を楽しむことができる。ポスタービジュアルには、きらめくステージを背景に、瀬山カツ=大鳥節子をはじめ個性的な全キャラクターが集結。上部には「驚異の年齢詐称エンターテインメント」、下部には「エイプリルフールに大暴露(ロードショー)」という言葉も描かれており、特報映像も相まって、見た目は20歳、中身は73歳という人には言えない秘密を抱えるヒロインの破天荒な活躍を予想させる。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年12月18日2015年も残り2週間を切り、ここに来てグッと年末感が増してきました。年内に済ませておきたいことや年明けの準備などで慌ただしい日々を過ごしている方も多いかと思いますが、ここらでちょっと一息ついて、演劇でもご覧になってはいかがでしょうか。ただいま、東京・パルコ劇場では、『ツインズ』が、絶賛上演中です。この作品は、演出家の長塚圭史さんと、劇団☆新感線の看板俳優である古田新太さんが10年ぶりにタッグを組んだ作品として、大注目を浴びている話題作。長塚圭史さんといえば、NHK連続テレビ小説「あさが来た」にサトシ役で出演中ですので、役者としてご存知の方も多いかと思いますが、日本を代表する演出家のひとりとして世界から注目されています。10年前の『LAST SHOW』は、その過激で衝撃的なストーリーと、演者たちの緊張感のある芝居が話題を集め、「第13回読売演劇大賞優秀作品賞」も受賞しました。それ以来のタッグとあって、今回も上演前から演劇ファンの期待が集中。しかも、古田新太さんから「家族の嫌な話を書いてほしい」という要望を受け、「家族の病んでいる部分、僕の思う家族の闇の部分と光の部分を併せて描いた」と長塚圭史さんが記者会見で語っているように、自信作となったようです。ストーリーはというと、海辺で仲良く暮らす一家の日常が描かれているのですが、東京から次男が帰省したことから、少しずつこの家族のおかしい“何か”が明らかになっていきます。観る者は瞬きする暇もないほどに、家族の行く末をじっと見守ることしかできなくなります。観劇した方の感想を見てみると、「登場人物の言動、行動は常軌を逸しています。普通の感覚では共感できないことも多い」や、「家族と他人、暴力とエロ、生と死、自殺と他殺、これらはすべて白昼夢なのか、現実なのか」など、今回もなかなかの問題作のよう。長塚作品を多く観劇している通の方は、「長塚作品の新しいスタイルとして評価できる作品だとおもいます」と大満足でした。「また観て、掘り下げて理解したい舞台でした」という難解な内容がクセになるという意見も多く、1度ならず数回観劇に行くという方も多いようです。主演の古田新太さんを筆頭に、多部未華子さん、りょうさん、吉田鋼太郎さんらのテレビでは決して観られない狂気の演技もみどころです。パルコ劇場では12月30日(水)まで。年明けからは全国各地を回ります。1月6日(水)から11日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月16日(土)・17日(日)福岡・北九州芸術劇場、1月23日(土)・24日(日)新潟・長岡市立劇場、1月30日(土)・31日(日)長野・まつもと市民芸術館。お近くの方はこの機会に観劇してみてはいかがでしょうか。古田さんが所属する劇団☆新感線は今年で35周年。早くも次回作が決定しています。稲森いずみさんや、大東駿介さんを迎えた新作は、その名も、「いのうえ歌舞伎《黒》BLACK『乱鶯』」。こちらも期待してお待ちください!文:門 宏
2015年12月17日12月5日、東京・パルコ劇場で長塚圭史作・演出&古田新太主演の舞台『ツインズ』が開幕。その前日、同劇場で公開ゲネプロが行われた。舞台『ツインズ』チケット情報第13回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞した『LAST SHOW』から10年。古田の「家族の嫌な話を書いてほしい」という希望から立ち上がったというのが『ツインズ』だ。定期的に家族を描いた作品を生み出してきた長塚が「家族の病んでいる部分、僕の思う家族の闇の部分と光の部分を併せて描いた」作品となった。演じるのは、長塚が「まさか集まらないだろうと思っていた夢のようなメンバー」と話す実力派俳優の面々。主演の古田を筆頭に、多部未華子、りょう、石橋けい、葉山奨之、中山祐一朗、吉田鋼太郎が顔を揃えた。特に女性陣は長塚が「舞台で観てファンになった3人」だ。海水浴を楽しみ、海産物に恵まれた穏やかな生活を送っている、ようにみえる家族。その家に東京から次男のハルキ(古田)とその娘・イラ(多部)が帰省し、不穏が生まれるところから物語が始まる。穏やかに続いてきたであろう家族の時間を崩すのはハルキだ。すぐにカッとなって暴れ、出されるものは水さえも口にしない。しかし物語が進むにつれ、様子がおかしいのは本当にハルキなのか?とふと立ち止まる。穏やかなはずのシーンでも常に漂う緊張感。それを生み出しているのは穏やかに見える家族の間を流れる“何か”だ。舞台上にはそこはかとなく漂う“何か”に気付くと、この家族がどこに向かっているのか見届けずにはいられない。もちろん、ただただシリアスなわけではない。古田や吉田からふとした瞬間に飛び出すユーモアには笑い声も上がる。ゲネプロ後の囲み取材で、古田は「家族という集合体の空々しさとか、本当は信頼し合ってないんじゃないのというような、そんな話を書いてほしかった」と語った。また、仕上がりについて吉田は「本をいただいた時、社会的なテーマをはらんだ難しい戯曲で、どう立ち上がっていくんだろうと思っていたんですけれども。今日ゲネプロをやってみて、明日ガツンといいものをお見せできるんじゃないかなという気持ちが湧きました」と自信を見せた。長塚作品への参加は初となり、「大きなものを背負っている役」(長塚)を担う多部は「いつか(長塚と)一緒にやってみたいなと思っていた」と笑顔を見せた。公演は、12月30日(水)までの東京・パルコ劇場を皮切りに、2016年1月6日(水)から11日(月・祝)まで大阪・森ノ宮ピロティホール、1月16日(土)・17日(日)福岡・北九州芸術劇場、1月23日(土)・24日(日)新潟・長岡市立劇場、1月30日(土)・31日(日)長野・まつもと市民芸術館を巡演。取材・文:中川實穗
2015年12月07日長塚圭史作・演出、古田新太主演の舞台『ツインズ』が12月6日(日)、東京・PARCO劇場にて開幕する。『LAST SHOW』(2005年)以来、実に10年ぶりの両者のタッグが話題のほか、多部未華子、りょう、石橋けい、葉山奨之、中山祐一朗、そして『SISTERS』(2008年)に続いての出演となる吉田鋼太郎と、魅力の顔が揃った注目作である。気になる長塚の新作について「圭史君の作品では『SISTERS』が最高傑作だと思っているんですが、あの系統ですね」と語る吉田に、稽古場にて話を聞いた。舞台『ツインズ』チケット情報「個々のシーンは過激なのに、作品の根底に流れるものは静けさなんです。そこが怖い。テンションの高い題材を、緩やかに、穏やかに書いていく。長塚圭史がまたひとつ成長したように感じました」時代は現代なのか、近い未来なのか。海辺の家に集まった人々の会話を追ううちに、彼らが家族であることがわかってくる。一見たわいもない言葉のやりとりにしばしば頬が緩むが、つねにじんわりと場を覆うのは妙な緊迫感だ。「ゆっくりと彼らは破滅に向かって動いている。そんな時間が取り囲んでいますよね。この海はかなり汚染が進んでいるのかもしれない。危険区域に近い海なのか……、そこはあえてはっきりさせていないんです。会話には謎が散りばめられていて、観る者にどうとらえますか?と投げかけ、本当の現実を見てほしい、目をそらしてはいけないのでは?と突きつけている気がします」吉田が演じるのは一家の長男であり、古田扮するハルキの兄リュウゾウだ。海に消えた妹のことを思い、海に還る日のことを夢見ている…、そんな不思議な一面をのぞかせる。「圭史君が俺に書く役には、いつも狂気の部分があるんですよ(笑)」立ち稽古はハルキを中心とした諍いのシーンから始まった。物が散乱している室内で、激しい言葉を重ねる古田がいる。吉田はそれをいさめるでもなく諦観の様子。ひょうひょうと割って入る中山は、普通のようでどこか不気味な存在だ。多部扮するハルキの娘イラは、傍若無人な父親のふるまいに呆れ、思いもかけない行動に出る。古田の怪演に爆笑した後、多部の動きにあっと息を飲んだ。空気の切り替わりが激しいこのシーンを、長塚は多方向からじっと見つめて「じゃあ、もう一度」。四度は繰り返しただろうか。「すぐに結果を求めず、じっくり確実に進めています。不協和音を抱える人たちのドラマだけれど、心地良く、美しい。長塚圭史の独特の世界をきっちりお見せしたいと思います」(吉田)不穏だけれど心地良い。矛盾をはらんだ寓話から受けとめるものは、現実を知る覚悟かもしれない。東京公演は12月6日(日)から30日(水)まで。その後、福岡・新潟・長野を巡演。取材・文上野紀子■吉田鋼太郎 TV出演情報12月4日(金)夜11:00~TBS「A-Studio」
2015年12月03日長塚圭史さんが約10年ぶりに古田新太さんと組んで舞台『ツインズ』(PARCO PRODUCE)を描く。このコンビといえば、岸田國士戯曲賞候補にもなり、傑作との呼び声の高い舞台『ラストショウ』のタッグ。しかし数年前から、長塚さんはそれまでの作風を封印し、脚本家というより演出を主軸にした舞台作りへとシフトしている。ただ今度の新作は、人間関係はグロテスクで、過激な描写もありながら、どこか哀切さを感じさせる、“長塚節”が発揮された物語になるらしい。脚本家・長塚圭史が帰ってきた!と、思い切って言ってしまおう。古田:そろそろまた一緒にやりたいね、ってとこから始まったんだよね。長塚:うん。その会話のなかで、古田さんから「家族の嫌な話を書いてくれ」という要望が出てきて…。古田:だってオイラ、ほっこりとか、そういういい話に興味ないもん。あと、いちファンとしては、圭史がかつて描いていた“父親ってほんと腹立つ”とか“兄妹って気持ち悪いよな”っていうような感じ悪いものを見たかったってのもある。長塚:(笑)。ここしばらく、芝居の可能性を追っかけたい時期が続いていたんだよね。演劇をやっていくうえで、そこを素通りしては先に進めない気がして。でも、こうやって古田さんにチャンスをもらったことで、この間に培った要素を使って、嫌な話を(笑)、昔とはまた違う形で面白くできるのかなと思って。古田さんから、現代においての家族っていうテーマをふられたので、いまの僕が思う家族のあり方を、どっちかといえば甘くない視点で描いたんです。終末的な世界だけど、非常に日常的なやり取りのなかで人間の怖さを感じさせるような恐怖劇。古田:表層的には不気味な話なんだけど、読了感は意外にも「家族っていいね~」だった(ニヤリ)。長塚:そうなんだよね。互いにいがみ合って、何も和解してなくても食卓を囲むのが家族だから。古田:オイラと(吉田)鋼太郎さんが、めちゃくちゃ仲悪い兄弟だったり、結構バイオレンスな部分もあるんだけど。そういや圭史は、最初の話し合いの段階から、鋼太郎さんを呼びたいって言ってたよな。長塚:古田さんとの2ショットがどうしても見たくて。だって…ふたりが兄弟だったら鬱陶しいじゃない。古田:脂っこいオジさんふたりだからね。鋼太郎さんとは、お酒好きで女好きってところで共通項もあるし(笑)、酒場ではたまに顔を合わせるんだけど、がっつり芝居するのは20年前のラジオドラマ以来。で、今回一緒にやって、鋼太郎さんは剛腕投手だってことがわかった。長塚:そうそう(笑)。古田:すごい変化球を投げるんだけど、じつは本人は全然狙ってないっていう(笑)。でも、それが確実にストライクになる。オイラはキャッチャータイプだから、一緒にやっていて、すっげー面白れぇの。長塚:今回、手練れな役者さんたちばっかりだから、変な機微を端折っても、ちゃんとゴールに辿り着ける安心感がある。極端な飛躍もできるし、試してみたいことが次々と出てきて、僕もすごく楽しいですね。◇information 海辺の大きな家で、その家族は一見穏やかに暮らしているように見えていた。しかし、そこに東京から次男とその娘が帰省してくると、徐々に不穏の色が濃くなっていく―。12月6日(日)~30日(水)渋谷・パルコ劇場作・演出/長塚圭史出演/古田新太、多部未華子、りょう、石橋けい、葉山奨之、中山祐一朗、吉田鋼太郎全席指定9500円U‐25チケット6000円 (観劇時25歳以下対象、要証明書)パルコ劇場 TEL:03・3477・5858www.parco-play.com大阪、北九州、長岡、松本公演もあり◇ながつか・けいし作・演出・出演を担う演劇プロデュースユニット・阿佐ヶ谷スパイダースと、ソロプロジェクト・葛河思潮社を中心に活動。俳優としても、ドラマ、映画などで活躍。◇ふるた・あらた劇団☆新感線所属。来年1月放送のドラマ『坊っちゃん』(CX系)、1月公開映画『信長協奏曲』、2月公開映画『TOO YOUNG TO DIE!若くして死ぬ』などに出演。※『anan』2015年12月9日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・望月リサ
2015年12月02日多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)の撮影が公開され、多部の"涙の歌唱"シーンが明らかになった。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。2人のほか、要は若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役を、北村匠海はバンド青年のカツの孫・瀬山翼役をそれぞれ演じる。都内のスタジオで行われた撮影は、節子率いるバンド"怪しい彼女"が歌番組に生出演するシーン。リアルなセットと複数のカメラの前で、多部はザ・フォーク・クルセイダーズの名曲「悲しくてやりきれない」を悲しげで切ない表情を浮かべながら熱唱していた。自然に涙が頬を伝う多部の姿に、スタッフから感嘆の声もあがった。「撮影前は週2回ボイストレーニングをした」という多部が歌う楽曲は、全4曲。レミオロメンやエレファントカシマシなどの楽曲を手がけてきた元My Little Loverの小林武史がプロデュースを務めた。多部は、小林の指導について「だいぶかみ砕いてアドバイスをくださったんですが、よくわからなくて…」と吐露したが、苦労の成果もあり、その歌声には要も「失礼ですが、『本当に多部ちゃん歌ってるの?』と聞くぐらい普段と全然違って、多才だなと思いました。誰が聞いてもすごく上手」と大絶賛。水田伸生監督も「要さんが(多部の歌声を)初めて聞くシーンは1分ぐらい長回しで撮ったのですが、一回もまばたきしなかったんです。『潤さんすごいな』って思っていたら、『ただ、見とれていた』ようです(笑)」と口をそろえる。さらに、多部は役作りについて「とても難しかった」とも話し、「倍賞さんにお話をさせていただきアドバイスを取り入れたりしました。カツさんの人生経験、見てきた風景などを大事に想像して演じています」と告白。要はそんな多部を「普段はかわいらしい女の子らしい方」とした上で、「実際に中身が入れ替わった、ドスの利いた芯の強い女性を演じているギャップが不思議でしたが、すごく魅力的」と歌唱に続いて称賛した。北村も「パワフルに演じられていて、すごく刺激になります」と、"大先輩"の演技から多くを学んでいる様子だった。そんな怪しい彼女のギタリスト役の北村は、現場でも実際にギターを披露。全6曲、練習を重ね、ライブハウスのシーンでも生演奏する。水田監督は、その腕前を「本物です。一切ごまかして撮る必要性がないのがリアルでありがたい」と認めた。収録は緊張感も漂ったが、撮影の合間はとても和やかなムード。多部が、「普段『多部ちゃん』と言われることが多いので、水田監督やスタッフから『未華子ちゃん』と呼ばれると、いまだに慣れなくてドキドキしています」と照れ笑いすると、要と北村は「ずっと撮影していたい」と語り、水田組の居心地の良さを伝え、撮影が再開した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年12月02日多部未華子が、外見は20歳で中身は73歳の主人公を演じる『あやしい彼女』の撮影現場に潜入!多部さんが歌番組で涙ながらに熱唱するシーンの撮影が明らかに!また劇中で多部さんが歌う複数の楽曲を小林武史がプロデュースしていることも発表された。韓国で大ヒットを記録し日本でも公開された映画『怪しい彼女』を『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』の水田伸生監督がリメイク。偏屈なおばあちゃん・カツが20歳の姿に若返り、大鳥節子と名乗って、青春をやり直すべく歌手になる夢を追いかけるさまをコミカルに描き出す。この日、撮影現場では水田監督、多部さん、さらに共演者で、節子らを世に売り出そうと奮闘する音楽プロデューサーの小林を演じる要潤、節子(=カツ)の孫で、祖母の変身など知らずに一緒にバンドを組む翼を演じる北村匠海らが取材に応じた。やはり、映画の中で節子の熱唱、バンドの演奏など「音楽」が重要なポイントとなるが、水田監督は音楽プロデューサーを、「Mr.Children」や「MY LITTLE LOVER」のプロデュースで知られる小林武史が務めていることを明らかにした。多部さんが劇中で歌う楽曲は4曲。水田監督は「小林さんが直々に仮歌入れをしました。小林さんがOKを出すまで未華子ちゃんは歌い続けた(笑)」とそのスパルタぶりを明かす。週2回の練習を経て、仮歌入れに臨んだという多部さんは「(小林さんは)だいぶ、かみ砕いてアドバイスをくださったんですが、よくわからなくて…」と苦笑交じりに述懐するが、苦労のかいもあって水田監督も“プロデューサー”役を演じる要さんも大絶賛!この取材時以前に撮影された、「のど自慢大会」で要さん演じる小林が節子の歌声を初めて耳にするシーンについて、水田監督は「要さんは、(多部さんの歌唱を見ながら)まばたきを一回もしなかったんです。『潤さん、すごいな』と思ったけど『ただ、見とれてた』と言ってました(笑)」と明かす。要さんもこの時の“衝撃”を振り返り「失礼ながら『多部ちゃん、本当に歌ってるの?』と聞いてしまったくらい普段と全然違っていて、多才だなぁと思いました。歌っている姿がすごくかわいいんですよ」とうなずいていた。水田監督は、普段、ダンスロックバンド「DISH//」のメンバーとして活動する北村さんのギターの腕前についても言及。「彼のギターの技術が本物で一切ごまかして撮る必要がないというのは、物凄くリアルで頼もしいし、撮影していて本当にありがたいです」と感謝。あるライヴシーンは生演奏で撮影がおこなわれたとのこと、この点にも注目だ。さて、いよいよ撮影がスタート!実際の歌番組のようなリアルなセットで、背景に星空、足元にはドライアイスが立ち込め、計5台のカメラがあらゆるアングルから多部さんをはじめ、バンドメンバーたちを追いかける。ちなみにここで、節子が歌うのは懐かしの昭和の名曲「悲しくてやりきれない」。花柄のワンピースにグリーンのカーディガンを羽織った多部さんが、カツの73年間の人生に思いを馳せるように、時に悲しげな表情を浮かべながら表現力豊かに熱唱するさまは圧巻!そして、歌い終えた多部さんの目からは涙がこぼれた。歌番組生出演のシーンでこの迫力!小林さん仕込みの歌声が、クライマックスのライヴシーンではどのように爆発するのか…?映画の完成に期待が高まる。『あやしい彼女』は2016年4月1日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月02日コニカミノルタは、東京都・池袋の「サンシャインシティ」屋上にある「コニカミノルタプラネタリウム“満天”in Sunshine City」は、"大人のための極上のエンターテイメントと癒しを提供する新感覚プラネタリウム"として、本日12月1日にリニューアルオープンした。今回のリニューアルでは、ロビーの壁一面と床に、空間を通る人の動きに合わせて音楽とともに星が生まれ、瞬き、銀河や星座をかたどるというインタラクティブなデジタルサイネージ「MITENE」を導入。これにより、作品上映前にも癒しを感じることのできる空間として生まれ変わった。音楽は、ギターを基調に繊細で柔らかな清涼感溢れるサウンドを奏でる[.que]氏が担当している。また、超高輝度LED光源を採用した光学式プラネタリウム「インフィニウム シグマ」を導入し、星の色や瞬きまでも忠実に再現できるようになったという。加えて、世界最高レベルの高画質プロジェクター6台と最新のドームスクリーンにより、全天360度に継ぎ目のない鮮明な映像による、臨場感あふれる映像体験を楽しめるようになったという。さらにドーム前方には、寝転んで星を見ることができる「芝シート」と、雲に乗って星を見上げることをイメージした「雲シート」といった2種類のプレミアムシートを新たに設置したほか、ドーム内は黒ベースの内装にロウソクの灯りのような暖かみのある照明により、落ち着いた雰囲気を演出したということだ。なお、本日より2016年9月4日までは、“満天”リニューアル記念作品として、サカナクションの音楽と星空の融合した新作プラネタリウム「サカナクション グッドナイト・プラネタリウム」が上映される。同作品のナレーションは、サカナクションのボーカル・山口一郎氏が担当している。さらに、同期間中は「ヒーリングプラネタリウム」の新作として、南極の星空とアロマの香りに包まれる「南極ヒーリング~この地球(ほし)の果てで~」を上映する。同作品のナレーションは、女優の多部未華子氏が担当する。「プラネタリウム作品」の料金は、「芝シート」と「雲シート」がどちらも一律2,900円/1エリア(2名まで利用可能)、一般シート(椅子席)が大人(高校生以上):1,200円、小・中学生:600円、幼児(4才以上):500円、 シニア(65才以上):1,000円。一方の「ヒーリングプラネタリウム作品」の料金は、「芝シート」と「雲シート」がどちらも3,500円/1エリア(2名まで利用可能)、一般シート(椅子席)は一律(小学生~大人):1,500円(ヒーリングプラネタリウムは小学生未満の入場不可)。営業時間は、11時の回~20時の回。なお、上映スケジュールや休館日、追加上映回などの詳しい情報は、公式Webサイトで確認のこと。
2015年12月01日現在公開中『図書館戦争 THE LAST MISSION』『劇場版 MOZU』と立て続けに大ヒット作に出演する人気俳優・松坂桃李が、『天空の蜂』の堤幸彦監督とタッグを組み、累計45万部を突破した小説「探偵・日暮旅人シリーズ」の実写化に挑むドラマ「視覚探偵日暮旅人」が、今夜の「金曜ロードSHOW!」にて放送される。原作は 累計45万部突破した山口幸三郎・著の「探偵・日暮旅人シリーズ」。主人公の日暮旅人は、どんな探し物でも見つけ出す“探し物探偵”を営む25歳の青年。彼はある出来事で、五感のうち聴覚、嗅覚、味覚、触覚を失い、残された視覚だけを頼りに調査をしていた。そんな旅人の目には、普通の人間には見えない「何か」が視えているらしい…。旅人は、相棒の雪路や、一緒に暮らす6歳の少女・灯衣のサポートを受けながら事件を解決する中で、灯衣が通う保育園の保育士・陽子と出会い、互いに気になる存在に。そんなある日、灯衣が行方不明になってしまう。慌てて目を使おうとする旅人を、主治医の榎木が止める。「お前はこのままでは失明する」――。幼い頃の誘拐事件をきっかけに、聴覚・嗅覚・味覚・触覚を喪った青年、日暮旅人を演じるのは、『マエストロ!』『エイプリルフールズ』『日本のいちばん長い日』『ピース オブ ケイク』など今年は6本の映画作品に出演し、引っ張りだこの人気俳優・松坂桃李。現在放送中のドラマ「サイレーン 刑事×彼女×完全悪女」での熱演も話題の松坂さんが、本作では、辛い過去を背負い月のように静かで悲しい眼をしていたが、太陽のような女性・陽子との出会いで愛を取り戻してくひとりの青年を表現する。旅人の前に現れる保育士、山川陽子を演じるのは、『ピース オブ ケイク』で松坂さんと共演した女優・多部未華子。正義感が強く、ついついお節介を焼く陽子は、最初は旅人の特殊能力を疑っていたが、事件を通じて能力を信じるだけではなく、旅人の人柄に惹かれ「旅人の心の中に潜む闇に灯りを照らしたい」と心から願うようになる。そんな陽子が探偵事務所に出入りすることに反対する旅人の相棒・雪路には、『杉原千畝 スギハラチウネ』『信長協奏曲』とこれから出演作公開が控える濱田岳。一緒に暮らす6歳の少女・灯衣には、「マッサン」「37.5度の涙」などに出演する住田萌乃。主治医の榎木には、ベテラン俳優の北大路欣也がキャスティングされた。監督を務めるのは、ドラマ「金田一少年の事件簿」(第1&2シリーズ)や「TRICK」「SPEC」シリーズ、そして『20世紀少年』『イニシエーション・ラブ』と、数々のドラマ・映画作品で常識の壁を壊し新たな映像表現を生み出してきた堤幸彦。主人公の「音や匂いや感情を視覚として捉える」という特性を、“映像の魔術師”堤監督がいかに表現するのか注目が集まる。金曜ロードSHOW!特別ドラマ企画「視覚探偵日暮旅人」は、11月20日(金)21時より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月20日『舞妓Haaaan!!!』『謝罪の王様』など数々のヒットを飛ばし、日本が誇るコメディ映画のトップランナーである水田伸生監督が、多部未華子と倍賞美津子を迎え、韓国や中国でも大ヒットとなったプロットを映画化する『あやしい彼女』。このほど、本作の追加キャストとして、小林聡美、要潤、北村匠海、志賀廣太郎、金井克子、温水洋一という個性豊かな面々が決定した。本作は、毒舌・皮肉屋・頑固と三拍子の揃った73歳おばあちゃん(倍賞美津子)が、ある日突然、20歳の姿(多部未華子)に若返ってしまったことから巻き起こる爆笑と感動の物語。キュートな容貌とは裏腹に、相手構わず罵声を浴びせ、時には説教をする怖いもの知らずのヒロインに周囲は巻き込まれつつも、いつの間にか彼女の“あやしい”魅力のとりこになっていく。そんな多部さん演じるキュートな“あやしい彼女”を取り巻く人々には、多彩なキャスト陣がそろった。倍賞さん演じる毒舌おばあちゃん・瀬山カツの娘・瀬山幸恵役には小林聡美。どんな役も自然体で演じ切る小林さんは、今回も娘、母、ファッション誌編集長と色々な顔を持つ、現代の働く女性を好演する。また、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され、ついには個性的な彼女に惹かれていく音楽プロデューサー・小林拓人役には、様々な役を演じ分ける要潤。今回の要さんは、イケメンではあるものの、どこか抜けているところもある敏腕プロデューサーを演じている。一方、バンド青年のカツの孫・瀬山翼役には北村匠海。ダンスロックバンド「DISH//」のギター兼ボーカルとしても活躍し、俳優としても『信長協奏曲』『セ―ラー服と機関銃-卒業-』と話題作への出演を控える北村さんは、自身の経歴を生かしてギターの腕前も披露!フレッシュな演技でハートフルなコメディを盛り上げてくれる。さらに、カツと旧知の中で腐れ縁の銭湯店主・中田次郎役には志賀廣太郎。テレビ、映画、CMなどで欠かすことのできない名バイプレイヤーの志賀さんが、今回も愛すべきおじさんキャラとコミカルな演技で観るものを笑いの渦に引き込む。そして、カツと犬猿の仲のおばあちゃん・相原みどり役の金井克子や、カツの運命を変える写真を撮る写真館の店主役の温水洋一など、個性派キャストたちの快演は、必見だ。<以下、キャストコメント>◆小林聡美(瀬山幸恵役)水田監督の撮られる娯楽映画は、華やかでエネルギッシュで元気をもらえます。監督のジェントルマンな佇まいの、どこからこんな愉快なアイデアがうまれてくるのか謎ですが、今回そんな世界に私も参加できること、大変光栄に思います。私の役は、「おばさん」です。息子とおばあちゃんの中間の立ち位置にいて、人生の時間をしみじみ噛みしめるお年頃。どんな人にも青春のきらめきがあって、挫折があって、もちろんもうおばあちゃんの母親にもそれがあった、そんなことに気付くお年頃です。とにかく、私も大いに楽しみながら、面白い作品になるよう頑張りたいと思います。◆要潤(小林拓人役)かねてよりお逢いしたかった水田監督との時間は、全てが貴重でした。現場では世間話や雑談をし、大きな声で笑う水田監督ですが、カメラの前に立った役者は皆、心地よく役を生きることができます。言葉では表せない「包容感」に満たされた現場を、この小林という男と共に生きられたことは幸せでした。リメイク作品ですが、ぜひ我々のオリジナル作品として楽しんでください。◆北村匠海(瀬山翼役)『怪しい彼女』の日本版リメイクで水田監督からオファーをいただき、本当に光栄です。水田監督の父のようなあたたかさに助けられながら日々撮影しています。僕なりの準備として、水田監督が過去に手がけられた作品から役作りに関してたくさんのヒントをいただきました。そのヒントと自分らしさを掛け合わせて、今回”翼”という役を精一杯演じさせていただいてます。僕自身コメディ映画というジャンルが初挑戦なので、すごく”翼”という役が新鮮で楽しいです。主演の多部未華子さんを始めとする役者の大先輩の皆様と共に、映画を見る方々の心に届く、あたたかい作品を作れればと思っています。ぜひ映画館でご覧ください。◆志賀廣太郎(中田次郎役)最初にお話いただいたとき“怪しい彼女”だと思っていました。ホラー映画か? 台本いただき“怪しい”が“あやしい”だったので、字面から何となく柔らかさを感じ、読んで気持ちが和みました。水田監督、撮影の中山さんの小道具の置き位置や光と影などに対する細かな気配り、それに応えるスタッフの方々。良い時間を過ごさせていただいています。いまから上映が楽しみです。『あやしい彼女』は2016年4月1日(金)エイプリルフールより全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月06日俳優の要潤、女優の小林聡美らが、多部未華子と倍賞美津子が初共演で"二人一役"を演じる映画『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)に出演していることが6日、発表された。本作の主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが歌手になるという夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。『謝罪の王様』(2013年)や『舞妓Haaaan!!!』(2007年)を手がけてきた水田伸生監督がメガホンを取る。このたび発表された追加キャストは、要や小林に加え、北村匠海、志賀廣太郎、金井克子、温水洋一の6人。「私の役は、『おばさん』です」と話す小林は、カツの娘・瀬山幸恵を演じる。"おばさん"の幸恵について、「息子とおばあちゃんの中間の立ち位置にいて、人生の時間をしみじみかみしめるお年頃」「どんな人にも青春のきらめきがあって、挫折があって、もちろんもうおばあちゃんの母親にもそれがあった、そんなことに気付くお年頃」の女性と表現している。要は、若返った20歳のカツ・大鳥節子の歌声に魅了され、惹かれていく音楽プロデューサーの小林拓人役。「かねてよりお会いしたかった水田監督との時間は、全てが貴重でした」と振り返る。「言葉では表せない『包容力』に満たされた現場を、この小林という男と共に生きられた事は幸せでした」と続け、「(韓国の)リメイク作品ですが、ぜひわれわれのオリジナル作品として楽しんでください」とアピールした。バンド青年のカツの孫・瀬山翼を演じる北村は、「僕自身コメディ映画というジャンルが初挑戦」と明かしながら、「すごく"翼"という役が新鮮で楽しい」と手応えも感じている様子。「主演の多部未華子さんを始めとする役者の大先輩の皆さまと共に、映画を見る方々の心に届く温かい作品を作れれば」と意気込む。このほか、志賀はカツと旧知の仲で腐れ縁の銭湯店主・中田次郎を、金井はカツと犬猿の仲の老婦人・相原みどりを、温水はカツの運命を変える写真を撮る写真館店主をそれぞれ担当する。本作の原作は、韓国で2014年1月に公開(日本での公開は同年7月)され、約865万人を動員し、興行収入約627億ウォン(約62億7,000万円)を記録した映画『怪しい彼女』。2015年1月には中国で、『20歳よ、もう一度』のタイトルでリメイク版が上映(日本での公開は同年6月)され、こちらも約1,160万人を動員、興収は約3億6,500万人民元(約70億円)を突破した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年11月06日この夏から早秋にかけて話題を集めたヘアスタイル、ロングボブ=「ロブ」。晩秋に向かうこれからの時季は、その進化系「ウォブ」が流行の兆しです。「ウォブ」とは、ウェービーボブの略。肩か肩下くらいのロブにウェーブをプラスしたオシャレな髪型で、ロブだった海外セレブも、続々ウォブにイメチェン中!◆「ウォブ」ってどんな髪型?まず「ウォブ」のポイントを整理すると・肩から肩下くらいのロブにウェ-ブをつける・ウェ-ブは大きめがマスト・前髪ナシ・あえてスタリングを感じさせない抜け感・フェミニンからゴージャスまでアレンジ自由自在こんな感じ。◆女優に学ぶ「ウォブ」スタイル今、日本でウォブといえば吉田羊さん。「No.1ウォブ女」と言っていいほどのウォブ使いをしています。彼女のすごいところはそのアレンジ力。分け目を変えたり、ウェーブの種類によって雰囲気をチェンジしたりと、まさに女優!という感じです。ヒツジスト(吉田羊ファン)の男性は、彼女の顔や演技力のみならず、その髪型が醸し出すイメージにも好感を持っているようです。Aさん(34歳・IT関連)「羊さんはクールビューティーな印象ですが、この髪型にしてからふんわりした女っぽさが増したなと思います。キレイなおでこを出しているのもいいですね」Bさん(37歳・教育関係)「カジュアルでラフな雰囲気の髪型、ステキです。ロングの女子力高そうな髪型が苦手なので……」◆「ウォブ」はアレンジ自由自在ウェーブの種類を知り、アレンジできれば、あなたもウォブ上級者です。てっとり早くオシャレに見せるには、中間巻き(毛先は巻かない)のゆるいパーマをかけておくのがおすすめ。そして、その日の気分に合わせて「ヘアアイロンでウェーブを作る」「マジックカーラーで毛先を少しカールさせる」「スタイリング剤をもみ込むだけで、ラフなウェーブを出す」など、いろいろ試してみましょう。アレンジの幅が広いのがウォブの最大の特徴と言えます。◎アレンジのポイント・ヘアアイロンを使って、顔まわりを巻く→ゴージャス・マジックカーラーで毛先をワンカール→フェミニン・元のパーマを活かし、スタイリング剤をもみ込む→カジュアル◆前髪がある場合は?ウォブに挑戦したいけれど、前髪ナシはちょっと…という人は、多部未華子さんをお手本にして!こちらは大人っぽい感じになりすぎず、キュートさを強調できます。◎前髪ありウォブの注意点[1] 髪の長さは、やや長めのロブで肩下くらいまで[2] 前髪は、丸顔の人は斜め前髪に、面長の人はしっかりおろして[3] ウェーブを広げすぎない以上のことに注意して、ぜひ魅力いっぱいの「ウォブ女」をめざしてくださいね。髪型が変われば気分も変わるはず。クリスマスまであと2ヶ月……フレッシュな気持ちでいると、出会いのチャンスに恵まれるかもしれませんよ!(文=天野りり子)みんなに好かれる!!魅力アピール術【無料占い】
2015年10月28日第13回読売演劇大賞優秀作品賞を受賞した『LAST SHOW』から10年。主演:古田新太、作・演出:長塚圭史の顔合わせが、再び実現する。『ツインズ』というタイトルで描くのは、近未来の日本の家族。古田の希望で立ち上がったというこの企画の目論見を聞いた。【チケット詳細はこちら】この舞台のきっかけを作ったのは、長塚圭史と久しぶりに芝居をやりたいと思った古田新太だった。それも、「“感じ悪い家族の話”を書いてほしい」と古田は望んだそうだ。理由は、「俺自身が痛快でウエルメイドなものより、感じ悪い話のほうが好きなんです。久しぶりに『LAST SHOW』のようなクラッシャー的な面を見せてもらって、嫌な気持ちになりたいなと(笑)」。そうして今、長塚の手によって出来上がりつつあるのが、汚染された海のそばで暮らす近い未来の家族の物語。家族というものはすでに幻想と化しているのではないかという視点で描かれるそれは、まさに古田の目指すものになりそうである。「家族の持つ空々しさみたいなものが見え隠れすればいいなと思うんです。密なんだけど空々しい関係が。だから、汚染された海っていうのも、あくまでも家族の関係を浮き彫りにするためのとっかかり。現実がいろいろ問題を抱えちゃっている分、現実を凌駕するものを作りたいというか。もっと不謹慎なことをしてやろうと思うんです(笑)」。その物言いは挑発的に聞こえるかもしれない。が、古田のなかには、舞台だからこそそれほど心を揺さぶるものを作りたいのだという真摯な思いがある。「劇場まで足を運んでナマで観るものなんだから、なんとなく面白かったねで終わるのではなく、賛否両論巻き起こるぐらいのものをお見せしたいんです。テレビのようにザッピングはできないから、嫌な気持ちになったら席を立つしかないんだけど、むしろ途中退場してくれていい(笑)。それぐらい威力のあるものを作りたいと思うんです」。そして、そこに加わるのは、娘役の多部未華子、兄役の吉田鋼太郎など、個性的な面々。吉田とは舞台では初共演とあって、古田自身も楽しみにしている。「俺と鋼太郎さんは、それまで暗黒街にいたのに朝ドラに出て急に日が当たってしまったふたり(笑)。朝ドラのイメージとは違うものになると思うけど、こんな世界もあるんだと、演劇の幅広さに触れていただければうれしい」。変わらず突破力を感じさせる古田新太。彼が開ける風穴を一緒に見てみたくなる。舞台『ツインズ』は12月6日(日)から30日(水)まで東京・PARCO劇場で上演。その後、福岡・新潟・長野を周る。東京公演のチケット一般発売は10月24日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは東京公演の先行先着座席選択プリセールを10月16日(金)午前10時より実施。
2015年10月15日多部未華子と綾野剛で映画化された『ピース オブ ケイク』の作者ジョージ朝倉が描く、累計140万部を突破した伝説的コミック「溺れるナイフ」(講談社)が実写映画化することが決定した。東京で雑誌モデルをしていた美少女・望月夏芽は、ある日突然父の故郷に引っ越すことになる。東京から遠く離れた田舎町には刺激がなく、自分が欲する「何か」から遠ざかってしまったと落ち込む夏芽。しかし、その土地一帯を取り仕切る神主一族の末裔で跡取りである長谷川航一朗(コウ)に強烈に惹かれていく。意地悪で気まぐれでエキセントリックな彼に反発しつつも、彼の発光するような神々しさに心奪われる。コウもまた、田舎では類を見ない夏芽の美しさに自分と同種の力を感じ夏芽を受け入れる。夏芽はカリスマ少女モデルとして名前が売れ始め、二人は「世界征服できそうな」ほどの絶頂期を迎えるのだが――。原作は「別冊フレンド」(講談社)にて2004年10月から2013年12月に連載され、10代の少年少女特有の、剥き出しのナイフのような激しい心と心のぶつかり合いを描き、広く共感を呼んだジョージ朝倉の同名コミック。現在までに累計発行部数140万部(全17巻)を超え、2010年度「このマンガがすごい!」オンナ篇 (宝島社)第17位、「第2回anan漫画大賞」(マガジンハウス)の候補など人気と実力を兼ね備えている。本作の監督には、2012年のデビューから少女の過剰な自意識を描いた作品群でミニシアター界をざわつかせた新鋭監督の山戸結希が務める。山戸監督は、第24回(2014年度)日本映画プロフェッショナル大賞・新人監督賞を受賞。「新世代ファンタジスタ」「日本映画界の大型ハリケーン」と称される、いま最も注目すべき若手監督の1人だ。今回実写化に挑む山戸監督は「溺れるナイフという漫画が、ずっと大好きでした。尊敬するジョージ朝倉先生に、映画化して心から良かったなと思っていただけますよう、もちろん俳優さんのファンの方たちにも喜んでいただけますよう、精一杯力を尽くさせていただきます」と意気込みを語った。それを受け、原作者のジョージ朝倉は「実写映像化できない様な漫画にしようと思って描いていたので、なんとも色々ドキドキが止まりません。山戸監督を信じて、お家で正座で待ってます…!よろしくおねがいします」と喜びのコメントを寄せている。『溺れるナイフ』は2016年秋、全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月13日女優の多部未華子(26)が韓国映画のリメイクとなる『あやしい彼女』(2016年4月1日公開)で主演を務め、初共演の女優・倍賞美津子(68)と"二人一役"を演じることが6日、発表された。主人公は、周囲から煙たがられている73歳の老婦人・瀬山カツ(倍賞)。シングルマザーとして娘を育て、望むような人生を送れなかったある日、娘とケンカし、家出した先で目にした写真館に引き寄せられる。店を出ると、そこには20歳に戻った美しい自分(多部)の姿が。若者に戻り、名前を節子と変えたカツが「歌手になる」という夢を取り戻し、人生をやり直す様を描く。若返ったカツあらため節子を演じる多部は、「おばあちゃん…バンド…ボーカル…初めてのことがたくさんあります」としながらも、「コメディなのでとにかく楽しく、愉快に面白く演じられればいいなと思います」と意欲的。「水田(伸生)監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、はじめから安心感でいっぱい」と数々の初となる演技を前にも落ち着きを見せ、「話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら…と思っています」と意気込んでいる。一方の倍賞は、「多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、私たちが演じる主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います」とアピール。「カツのように、この年になったら『ああ、やり直せればよかったのに』と思う失敗はたくさんあるものです」と自身を重ね合わせ、「年配の方々にとっても『私たちにもこういう経験があったなぁ』と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います」と感慨深げに語った。『謝罪の王様』(2013年)や『舞妓Haaaan!!!』(2007年)を手がけてきた水田監督は本作でメガホンを取りながら、「憧れの大女優、倍賞美津子さんの愛情キラキラあふれる芝居に、そして多部未華子さんのかわいくも切れ味抜群の芝居に、毎日しびれまくっています」と興奮気味。9月末にクランクインしており、11月初頭にクランクアップを予定している。本作は、韓国で2014年1月に公開(日本での公開は同年7月)され、約865万人を動員し、興行収入約627億ウォン(約62億7,000万円)を記録した映画『怪しい彼女』が原作。2015年1月には中国で、『20歳よ、もう一度』のタイトルでリメイク版が上映(日本での公開は同年6月)され、こちらも約1,160万人を動員、興収は約3億6,500万人民元(約70億円)を突破した。(C)2016「あやカノ」製作委員会 (C)2014 CJ E&M CORPORATION
2015年10月06日綾野剛と共演した『ピース オブ ケイク』で新境地を開拓した多部未華子が、韓国、中国で記録的大ヒットとなったコメディの映画化『あやしい彼女』で主演を務めることが決定。名女優・倍賞美津子と共演し、見た目は20歳(ハタチ)でも、中身は毒舌おばあちゃんを演じることが明らかとなった。主人公は、毒舌、頑固でおせっかい。トラブルばかり引き起こす73歳のおばあちゃん、瀬山カツ(倍賞美津子)。周囲から煙たがられるカツは、女手ひとつで娘を育て、望むような人生を生きることはできなかった。そんな彼女はある日、娘と喧嘩をし、家を飛び出した先で、ふと目にした写真館に吸い寄せられる。「私がこのカメラで、お姫様にしてあげますよ」店主の言葉ににカツは喜び、写真を撮って店を出てみると、そこにはなんと、20歳の姿に戻った自分がいた!20歳の麗しい容姿を取り戻した彼女(多部未華子)は、“神様がくれたチャンス”とばかりに、髪型を変え、洋服を変え、名前を変え、失われた青春を取り戻す。天性の才能を活かして歌手になる夢を叶え、淡い恋に胸をときめかせる彼女は、初めて思い通りの人生を歩み始め、関わる人たちに勇気や夢を与えていくのだが…。オリジナルの韓国映画『怪しい彼女』といえば、『サニー 永遠の仲間たち』『王になった男』で、わずか20歳にして韓国を代表する女優となったシム・ウンギョンが、“70歳の女の子”という難役を演じ、観客動員865万人を記録した大ヒット作。日本でも絶大な人気を誇るアイドルグループ「B1A4」ジニョンのほか、人気者や名優が集結。また、中国版もヤン・ズーシャン、チェン・ボーリン、ルハンなどが出演し、1,160万人を動員する大ヒットに、『20歳よ、もう一度』として日本公開もされた。そして今回、同じプロットをから生まれた本作で主演を務めるのが、若手実力派女優の多部さんで、若返った主人公・大鳥節子(カツ)を演じる。見た目は20歳、中味は毒舌キャラの73歳というかつてない強烈なキャラクター像をどう演じるのか。さらに今回は、60年代の数々のヒットメロディの歌唱にも挑戦!多部さんが見せる新たな一面に、期待が高まる。一方、元の姿(!?)である73歳の毒舌おばあちゃん・カツを演じるのは、倍賞美津子。その演技力の高さで数々の映画賞を受賞する、最高にかっこいい女優のひとりだが、本作でも、1本筋の通った痛快な啖呵が次々と飛び出し、観る者を魅了する。韓国、中国で大記録を打ち出したアジア最強のコメディに挑戦するのは、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』などで知られる日本が誇るコメディ映画のトップランナー、水田伸生監督。現在、2人は水田監督のもと、20歳の節子と73歳のカツという“同一人物”を演じるべく、倍賞さんの演技シーンを多部さんが一緒に体験し、動きのエッセンスを参考にするほか、主人公の内面を共有しながら、日々役作りを行っているという。<以下、コメント>■多部未華子おばあちゃん…バンド…ボーカル…初めてのことがたくさんありますが、コメディなのでとにかく楽しく、愉快に、面白く演じられればいいなと思います。水田監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、初めから安心感でいっぱいですが、話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら…と思っています。■倍賞美津子昔からずっと自分が面白いと思う仕事をしてきたので、この作品のお話しをいただいたときも面白いと思い、お受けしました。水田監督とも多部さんともご一緒するのは初めてですが、多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、私たちが演じる主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います。73歳のカツのように、この年になったら「ああ、やり直せればよかったのに」と思う失敗はたくさんあるものです。年配の方々にとっても「私たちにもこういう経験があったなあ」と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います。■水田伸生監督憧れの大女優、倍賞美津子さんの愛情キラキラ溢れる芝居に、そして多部未華子さんの可愛いくも切れ味抜群の芝居に、毎日痺れまくっています。身も心もビリビリ痺れる映画に…します、なります、きっと!アジアを魅了した名作コメディが、2人の演技派でどう生まれ変わるのか注目していて。『あやしい彼女』は2016年4月1日より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月06日韓国で大ヒットを記録した『怪しい彼女』が多部未華子主演でリメイクされることが発表された。ベテラン女優・倍賞美津子が共演し、『謝罪の王様』『舞妓Haaaan!!!』の水田伸生が監督を務める。その他の写真本作は、73歳のおばあちゃん・カツが突然、若返り、失われた青春を取り戻す様を描くコメディ。麗しい容姿を取り戻したカツが名前を大鳥節子と変えて、歌手になる夢を叶えたり、淡い恋に胸をときめかせたりと、初めて思い通りの人生を歩み始める。多部が主演を務め、見た目は20歳だが中身は毒舌キャラの73歳という強烈なヒロインを演じる。懐かしのヒットメロディにも挑戦するなど、本作で新たな一面を見せている多部は「おばあちゃん、バンド、ボーカル……初めてのことがたくさんありますが、コメディなのでとにかく楽しく、愉快に、面白く演じられればいいなと思います。水田監督は、たくさんのスタッフキャストに愛されている監督だと聞いていますので、初めから安心感でいっぱいですが、話し合いながら一緒に、いけずで愛らしい節子(カツ)を作り上げていけたら……と思っています」と意気込みを語った。また73歳のカツを演じる倍賞は、初共演となる多部と同一人物を演じることについて、「多部さんとは顔形は違うけれど、演技の中でふとした時のしぐさや動きの癖を合わせるだけでなく、主人公の気持ちやバックグラウンドを共有できれば、繋がって、同一人物だということが伝わると思います」とコメント。さらに「年配の方々にとっても“私たちにもこういう経験があったなあ”と共感してもらえると同時に、昔の思い出に浸りつつ一時のいい夢をみんな持てるんだよ、という明るいメッセージが込められていると思います」と作品の魅力を語った。撮影現場では、同一人物を違う俳優が演じるにあたり、倍賞の演技シーンを多部が一緒に体験し、動きのエッセンスを参考にするほか、主人公の内面を共有するなどの役作りが日々行われているという。11月初めにクランクアップ予定の本作は、松竹配給で2016年4月1日(金)に公開される。『あやしい彼女』2016年4月1日(金)全国ロードショー
2015年10月06日