■前回のあらすじ夫が珍しく優しかったのは、実家にお金を借りるためだったことを知った香織の我慢は限界に。ある日、断捨離をしながら、本当に捨てたいのは夫の孝志であることに気づいてしまいます。 >>1話目を見る 私は、自分の本当の気持ちに気づきました。夫の孝志は自分にとって不必要な、断捨離すべきものだと。そのことを告げると、彼はみるみる顔を赤くしました。交際は2年、結婚してからは5年。長い時間を共に過ごしたパートナーを断捨離することに、とまどいや後ろめたさもあったのですが…孝志のひとことで踏ん切りがつきました。この日から、私は孝志を捨てるために行動を始めます。次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ しんたけ(アトリエPP)
2022年05月30日■前回のあらすじ育児を手伝ってはくれるけど、子どもとふたりきりでの育児がどれだけ大変かまでは夫に伝わっていないような気がして…。■2人目を出産!喜びと共に不安も押し寄せ…■2人育児の大変さに追い詰められていく…夫と育児について本音で話せないまま、2人育児に突入…。まだリズムのつかめない2人育児に、子どもたちの体調不良。さらには自分自身の体力の戻らなさに心に余裕がなくなり…。夫との関係にも不穏な空気が漂い始めました。次回に続く「夫が在宅勤務になりまして」(全29話)は17時更新!
2022年05月30日■前回のあらすじいつもは身勝手なのに、実家に行った時だけ妙に優しかった夫。何か裏があるのではないか…気になる香織です。 >>1話目を見る この日やっと気づいたのです。自分にとって最も必要でないもの…それは夫である孝志だということに。次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ しんたけ(アトリエPP)
2022年05月29日■前回のあらすじマイペースな夫についに不満が爆発! しかし、これを機に夫は毎日お昼休みに電話をくれるようになり…。■育児について夫と共有できるように■本当の育児の大変さは未だ理解してもらえず…今まで家で私がどんな風に育児をしているのか全く知らなかった夫。聞かれることもなかったし、私も仕事で忙しい夫に伝えにくい日々が続いていました。でも、お昼休みに電話をするようになって少しずつ育児について話すようになり、夫はお休みの日にも進んで育児を手伝ってくれるようになりました。だけど、この時の夫は、私が居ての3人での育児しか知らないのです…。次回に続く「夫が在宅勤務になりまして」(全29話)は17時更新!
2022年05月29日2010年にイクメンブームが起こりましたが、それも今や違和感がある言葉となり使われなくなってきました。それほどまでに父親の育児参加が当たり前になったからです。しかし“イクママ”という言葉が流行ったことはありません。背景には「母親が育児をするのは当たり前」という社会の固定概念があるからです。これまで多くのパパに育児支援をしてきた大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生は、「父親の育児参加は社会的な意義につながる」とパパ育児が与える影響の奥深さを語ります。 パパの育児は5人の人を幸せにする!?「父親の育児は、5人の人を幸せにします。5人とは、母親、子ども、父親である自分自身、企業、社会のことです」と小崎先生は語ります。一つずつして解説していただきました。 ◆母親児童虐待の加害者として一番多いのが実母です。その一因が孤独です。虐待までいかなくても、母親のワンオペ育児は孤立感と結び付きやすいもの。さまざまな負担を強いることになります。パパが子育ての同志として向き合ってくれる、話を聞いてくれる、一緒に悩んでくれる。それだけでも母親の幸福度は変わります。 ◆子ども今は核家族化、家族の孤立化、父親の長時間労働などの影響で、身近な大人はママしかいないという環境の子どもも少なくありません。でも子どもにとって幸せな環境は、多様な人と関われる環境です。父親が積極的に育児に関わることで、遊びも価値観も広がります。 ◆父親(自分自身)過労死や自殺は男性の方が多いことで知られています。男性社会の根底にある価値観が影響していると考えられます。序列、経済性、効率重視の世界で生きていると、失敗したときに大きくメンタルが傷付くことがあります。対する子どもという存在は、非経済であり、非効率であることが当たり前。それが子どもの素晴らしさです。男性が育児に参加することで、その世界観を経験し、許容することでより豊かな人生になります。 ◆企業ワークライフバランスを重視した社員が自社で働くことにより、会社全体の雰囲気が良くなり、モチベーションや作業効率、メンタルヘルスが向上します。企業にとっても大きなプラスです。 ◆社会母親、子ども、父親、企業が幸せになっていくと、社会全体が豊かになります。社会が子どもを豊かに育てることで、大人の人生も豊かになります。結果的には少子化が和らぐことにも結び付きます。これまで母親に傾いていた子育てが変化することで、社会は大きく変わっていきます。 パパが子育てに無関心→熟年離婚に!?子育てに父親が関わらなかったことが要因で、離婚につながるケースもあるそうです。 離婚は年数が比較的浅いカップルが多いですが、最近は熟年離婚も増えてきました。 以前の夫婦や家族は定型化していて、「結婚すれば夫婦」「子どもが生まれれば家族」というイメージが定着していました。ところがさまざまな価値が多様化していく現在、家族のスタイルも決まった形がなくなってきました。 夫婦や家族もスタートから一緒に、父親と母親が作り上げていく時代です。特に親子のスタートは、子育てです。 「子どもが育っている時期に父親が関わらないと、一緒に家族を作っていく感覚が作られません。結果、それらの恨みや辛み、しんどさが熟年離婚の理由として挙げられることがあるのだと思います」と小崎先生は分析します。 自分自身が豊かに生きられる! ごきげんパパでいよう 「周りの子育て中の男性はごきげんですか」と小崎先生は問いかけます。 仕事や人間関係、将来への不安などが原因となってストレスを抱え、誰にも相談できず、孤立感を高めてしまう男性が増えているそうです。だからこそ小崎先生は男性自身の幸せのための子育てを推奨しています。 「子育てすることで、子どもと一緒に成長できるんです。自分自身が大きく変化します。感性や忍耐、物事の見方や葛藤など、親になることで成長できます。それから、子どもがいろいろなことに挑戦したり、頑張ったり、またうまくいかなかったりと、保育所や幼稚園、また習い事などでいっぱいそういう場面に出逢います。自分ではない、他人の行動でこんなにもドキドキできるのは、親ならではの特権です」 さらに子育ては親の世界観を広げてくれます。大人だけではあまり行かなかった公園や動物園、科学館などの施設へ行き、自然と触れ合う機会も増えると言います。「パパ友やママ友、子どもを通じていろいろな人と知り合ったり繋がったりできます。子どもと一緒に世界が大きく広がりますので、その世界を楽しんでほしいと思います」と小崎先生は話します。 理想を求め過ぎない「ええかげん」で楽しく子育てところが父親が子育てに関わったからといって、無条件にハッピーになれるわけではありません。ちゃんと寝ない、食べない、散らかす、大声を出すなどという子どもの非効率で非経済的な様子に、イライラを増幅させているケースもあるようです。 「最近では男性の産後うつに注目が集まっています。今年改正された男性育休についても、母親のため、子どものためという目的が語られがちですが、一番の目的は父親が幸せになること、その波及効果として母と子にも好影響がある、ということだと思います。父親への支援も必要なんです」 子育てにストレスを感じている親に、小崎先生は「ええかげん、が子育ての極意」とアドバイスします。 「子どもの人生は自分の人生じゃない。だから子どもに理想を求め過ぎないことです。ちゃんとできてなくても『まあ、いっか』と思うようにすると、子育てが楽しくなります。一番大切なのは、子育てを通して親自身が楽しく生きること。自分の人生を楽しくごきげんに生きていけるよう、仕事とは違う世界の価値観で肩の力を抜く経験をしてほしいです」 誰かと比べない自分たちらしい子育てを探してパパによる積極的な子育てが求められる時代ですが、何事にも多様性が求められる現代。関わり方に正解はなく、十人十色です。それぞれの家庭の在り方によって異なります。小崎先生は「幸せの青い鳥を探す必要はない」と表現します。 「幸せのモデルはありません。モデルなき時代をわたしたちは生きています。だから誰かと比べるとしんどくなります。子育てに関していうと、『うちはどうする?』と自分たちらしさの意識を高めることが大事です。でも父親が変化することで、確実に社会は変わっていきます。父親の育児は大きな可能性を秘めていると思います」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年05月29日夏奈子さん(仮名)は15歳年上のバツイチ男性と結婚。その際、結婚の挨拶をしに義実家へ行くと、義母から必要以上に「本当に息子でいいの?」と聞かれ、戸惑ったと言います。そのときは年齢差があることや、彼がバツイチであることを気にしているのだろうと思っていたそうですが、ある日、不可解な手紙を受け取り、夫が隠していた驚愕の事実を知ったことで、事態は一変してしまったそう。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、夏奈子さんがその後どのような展開を迎えたのかご紹介します。匿名の手紙に書かれていた衝撃の内容とは…夏奈子さんのもとに匿名で届いた手紙は、文面は印刷されていたものの、封書には宛名のみ手書きで書かれていました。また、そこには夏奈子さんのフルネームが正しく書かれていたことから、夏奈子さんのことを知る誰かからの手紙であると推測できたとのこと…。そして中身を開けてみると、驚くことに「あなたの夫は10年前に浮気をしている、その女性との間に9歳になる子どもがいる」といったことが綴られていたそうです。「その手紙を読んだときはとにかくビックリしましたし、最初は悪い夢でも見ているのかと思いましたね。だけど、手紙の文面はとても丁寧で、私を攻撃するという感じではなく、むしろ私に同情的で、夫に対して憎しみの感情があるようにすら感じました」取り乱した夏奈子さんは、その日の夜、帰宅した夫に真偽を尋ねることにしたそうです。すると、最初のうちは黙っていた夫も重い口を開き、手紙の内容が事実であることを認めたのだとか…。「事実であることが判明したときには、唖然としました。夫とよくよく話をしたところ、元妻との離婚原因は浮気したことだったそうです。そして、元妻との間に子どもがいないことは事実であったものの、浮気相手との間には子どもがおり、その子どものことを夫は認知していました」夫を信頼できなくなり、夫婦関係を続けていく自信がない…「今になって思えば、この手紙は夫の元妻が私に事実を知らせようとして送ってくれたものなんじゃないか…という気がしていますが、今でも差出人が誰なのかはわかりません。だけどそれ以来、夫への信頼はすべて崩れてしまったので、もう夫婦としての関係は冷え切っています。ただ、結婚したばかりなので、すぐに離婚するのもどうかと思い、今は別居をしているところです。夫と結婚の挨拶をしに義実家に行ったとき、義母がおかしな態度をとっていたのは、このことを言いたかったんだと思います。あのときに感じた違和感を流さずに、もっときちんと突き詰めていれば、こんなことにはならなかったのかもしれませんね…」今後のことはまだ何も考えられないし、決められないという夏奈子さん。「夫のことを許せる日が来ればベストだけれど、そう簡単に感情の整理がつけられない」と悩んでいました。その人の性格や感性に惹かれて結婚を決めたとしても、相手に大きな秘密が隠されていたことを後から知るとなれば、ショックを受けて当然でしょう。また、結婚は人生における重大な決断であることから、結婚前に何かしらの違和感を覚えたのであれば、どんなに小さくてもきちんと解決してから結婚を進めた方が良いのかもしれません。©sotopiko/d3sign/gettyimages文・並木まき
2022年05月28日結婚相手の“知られざる過去”が伏せられたまま入籍し、結婚生活が始まってからその秘密が発覚するとなれば、夫婦関係にかげりが生じてしまうことも…。今回は、メンタル心理カウンセラーの並木まきが、そんな体験をした女性の壮絶なエピソードをご紹介します。15歳年上のバツイチ男性と結婚! しかし、義母の不可解な態度が引っかかる夏奈子さん(仮名)は、周囲や親の反対はあったものの、早く結婚したいと思っていたこともあり、15歳年上のバツイチ男性と結婚。彼には婚姻歴がありましたが、元妻との間に子どもはいないと聞いていたことや、彼の優しさに惹かれ「この人となら幸せになれる」と確信して、結婚を決めたそう。「でも、結婚の挨拶の際に義実家を訪れると、義母と義父がどうも微妙な反応を示していたんです。義父母は結婚を喜んでくれるに違いないと思っていた私は、そこに違和感を覚えてしまいました。しかも、彼が席を外したタイミングで義母から『本当に息子でいいの?正直に話してもらった?』と申し訳なさそうな表情で言われたんです…。私はてっきり年齢差のことを言っているのだと思ったので、そのときは義母に『はい、大丈夫です!』と明るく答えたんですよね」その後の結婚生活は順調だったものの…しかし、義母の態度があまりにも不可解だったことに強い違和感を覚えた夏奈子さんは、義実家を後にしてから彼に「どういう意味だと思う?」と尋ねてみたそう。「すると彼からは、『バツイチのことを言っているのだろう』と言われ、当時はそれに納得したんですよね。だから、『心配性の義母なんだろうな』と思っただけでした」そして時間が流れ、二人は順調に結婚。しかし、結婚生活が始まってしばらくしたある日、夏奈子さんのもとに見慣れない手書きの文字で宛名が書かれた封書が届いたそう。しかも、その封書を開いたとき、夏奈子さんは夫に隠し子がいることを知ったと言います。そして、その事実を知ってからというもの、夫婦の間に溝ができていくことになったそうです…。年齢を重ねれば重ねるほど、誰にも言えないような過去の1つや2つがあっても不思議ではないでしょう。しかし、秘密を隠したまま結婚するとなると、そのことが後から大きな問題になることもあるようです。©SrdjanPav/yamasan/gettyimages文・並木まき
2022年05月28日■前回のあらすじ相変わらず勝手な夫の孝志に振り回されながらも、気持ちを切り替える香織でしたが…。 >>1話目を見る ちょうどこの時期、父の還暦祝いがあって、妹家族と私たち4人が実家に集いました。妹の旦那さんは優しくていいなぁと羨ましく思っていたところ…。 次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ しんたけ(アトリエPP)
2022年05月28日■前回のあらすじ焼きたてパンは焼きたてのうちに食べたいのに、のんびり食べ続ける夫の態度にイラッとしてしまい…。■止まらない夫への不満■少しずつ変化していく夫食への恨みは恐ろしいといいますか…。食べたかったものを味わって食べたかったし、何よりも夫にそのことに気付いて欲しかったのです。察して欲しかったんですよね、面倒臭いかもしれませんが…。お互い親になったばかりで、どこまで伝えていいか分からなくて、険悪になって…。息子の行動に救われました!このことをきっかけに、夫はお昼休みに電話をくれるようになりました。次回に続く「夫が在宅勤務になりまして」(全29話)は17時更新!
2022年05月28日女性は10カ月の妊娠期間を経て、心も体も少しずつママに変化していきます。わが子が生まれた瞬間、「ようやく会えた」と感じるのは、胎動や体の変化を通じて日々つながりを感じてきたからこそ。一方、体の変化がなくいきなりパパになる男性は、なかなか親としての自覚が湧きにくいようです。これまで多くのパパに育児支援をしてきた大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生は、「妊娠中からパパを育てましょう」とママたちに呼びかけます。その理由と方法について解説していただきました。 妊娠中からパパ育てを始めた方がいいワケ女性は妊娠という「赤ちゃんをおなかで育て、出産してママになる」という過程があります。一方、男性に何も変化は起きません。子どもが生まれた直後はパパになった自覚が湧かず、ママほど家事育児ができないというパパも少なくありません。こうなると、生まれた瞬間の親としてのスタートラインに大きな差が生じてしまいます。 今のパパに求められることはかつては、「女性は家庭、男性は仕事」という昭和の家族モデルがありました。しかし今は男女ともに働く生き方が主流の時代。性別の問題より“その人らしい生き方”が尊重される社会へと進化しつつあります。 「性別役割分業がだんだん払拭されていき、女の人、男の人の役割、ポジション、仕事、課題がボーダレスになってきています。僕の長男は26歳ですが、当時立ち会い出産したんです。男は仕事、女は家事育児という分業の意識が色濃かった時代です。妊娠、出産、子育て=女性の仕事とされ、“男性は立ち会ってはいけない”、“関わってはいけない”という風潮さえありました。だからあの頃は『えー!』と周りにとても驚かれました。でも今は立ち会い出産を希望する夫婦が多くいます。こうしたことからも分かるように、社会は変わってきています。でも社会全体としては、今もまだまだ性別による役割分業の文化が残っているというのが現状です」 核家族化、地域のつながりの希薄化で、ひと家族当たりに関わる大人が少なくなり、家族が小さくなっている現代。だからこそ、より積極的なパパの育児参加が求められています。 「昔はおじいちゃん、おばあちゃんが同居する大家族が多く、近所とのつながりも強かったんです。でも今の核家族は頼れる大人はパパとママくらい。小さくなった家族において、父親の存在は身近な大人として、大きな役割を担っています。だからこそ、妊娠中から夫婦で親になる意識を作って“パパの心”を育てていくことは大切です。そして、妊娠期の夫婦の在り方、父親の在り方は子どもが生まれてからも影響していきます」 ママの妊娠から子育てがスタートしていると考えてお互いにとって貴重な支えとなるママとパパの存在。ゴール(予定日)が決まれば、そのXデイに向けて、一緒に当事者意識を持ち、「2人で親に」なる準備をしていくことが大切です。 産後の子育てを良好な夫婦関係でスタートさせるには、妊娠期からの夫婦の協同が影響することが調査(※) からも明らかになっています。さらに、妊娠期に夫婦で仲良く過ごすことが、産後うつの抑止にもつながるそうです。 「豊かな妊娠期を過ごすことで、子どもが生まれたあとの不安定さを避けられる可能性が高まります。妊娠中から孤独にならない、させないことです。今、女性だけでなく男性の産後うつにも注目が集まっています。夫婦そろって産後うつになるケースもあるんです。妊娠期はパパママが親になる心の準備期間です。妊娠期に不仲で、子どもが生まれた途端に仲良くなるなんてことはほぼないですよね。だから妊娠期から支え合う夫婦関係が大事なんです」 ※参考:東京大学Cedep・ベネッセ教育総合研究所 共同研究「乳幼児の生活と育ちに関する調査」(乳幼児パネル調査) パパがママの妊娠期に心得ておくべきことは3つ 妊娠期の10カ月間は、子育てに対する「意識、知識、技術」を磨く期間です。ママは子どもを抱き上げる前に、自然と親としての準備が整う環境に変化していきますが、男性はそうもいかないことが多いようです。 「ママは身体的変化、ホルモンバランスの変化、行動の変化が生じてきます。現実におなかが大きくなってうつ伏せ寝ができなくなる。産科にも通い、産休もとり、ママ友もでき、あらゆる情報が集まってきます。こうした環境が親になるという意識を芽生えさせるようです。ところが男性はどうでしょうか。妊娠期からパパ友ができるという人は多くありませんし、体は何も変わらない。だからどこか他人事になりがちです。このまま妊娠期を過ごしてしまうと、子どもが生まれた時点での、パパとママの『意識、知識、技術』の格差が大きく開いてしまいます」 パパとママの差を縮めて、意識の高い”愛されパパ”になるにはでは具体的にどうすれば、パパとママの「意識、知識、技術」の差が縮まり、意識の高い“愛されパパ”になれるのでしょうか。 「パパ自身が、妊娠をわが事として捉えるように努力しないといけないですね。妊娠中のママがお酒飲めないのに、隣でぐびぐびママの好きなビールを飲んでいる。ママは風邪も引けないのに、パパは自分の体調管理に無関心でいる。こういう状態は当事者意識があるとは言えません。すべて我慢しろとは言いませんが、ママに配慮することがパパの当事者意識を芽生えさせる一歩になります」 小崎先生はパパなりの「意識、知識、技術」を高めることをすすめています。具体的には次の通りです。 ●意識……気持ちの部分を確立しましょう・先輩パパの友人から話を聞く/会う・ママの妊娠期の気持ちを共有する●知識……子育てのことを学びましょう・プレパパスクールへ積極的に行く・育児本、母子手帳、父子手帳を読む・沐浴を体験、または動画を見て勉強する●技術……赤ちゃんとの出会いに備えましょう・パパ友を作って赤ちゃんに会う・ベビーグッズを買いに行く・パパも使いやすいベビーカーや抱っこ紐を選ぶなど参考:NPO法人ファザーリング・ジャパン 妊娠期から考える子育て:FJ顧問小崎夫妻 “パパ育て”の極意は高すぎないハードル妊娠期に2人一緒に準備をしていくことは、その後「親」となって歩む夫婦の人生をより豊かなものにします。 そのためにも「ママのハードルは高くないほうがいい」と小崎先生は言います。「スタートからママと同じようなやり方でパパに家事育児を求めると、パパは大変になります。家事が苦手なパパには、せめて自分のことができるようになるくらいにと考えて、パパを育ててあげてください。急にできるようになるわけではなく、くり返していくうちにできるようになるからです。大事なのは2人一緒に親になる、ということですから」 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年05月28日■前回のあらすじ夫が突然出かけたのをきっかけに、初の断捨離を決行した香織。実際にやってみると、結婚してから感じたことのない爽快感があったのです。 >>1話目を見る あの日以来、ときめかないものを捨て続け、物を極力増やさない…そんな生活を心がけていました。私の機嫌がよかったのを察してか、孝志がこんなことを言ってきたのです。結局、ゴルフショップに行くことに…。来月遊園地に行こうと子どもと約束させその場はおさまりましたが…。孝志にもらった服を捨てたことを悲しく思う気持ちもありましたが…それ以上にすっきりした気分になりました。次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ しんたけ(アトリエPP)
2022年05月27日■前回のあらすじ仕事がどんなに忙しくても休日は育児を手伝ってくれる夫に感謝しつつも、夫だけ何も変わらない生活にモヤモヤし始め…。■焼きたてのパンが食べたい!■マイペースな夫にイラッとしてしまう美味しいものを食べることが育児中の楽しみでした。テレビを観てどうしても食べたくて、やっと買えたから、余計にすぐ食べられないことにイライラしてしまって…。立ったまま我慢できずに食べた私も悪いけど、いつもどおりゆっくり食べている夫も悪いんだ! あの時はそう思っていました。今思えば、私も夫もまだまだ未熟で、いろんなことに必死で周りが見えなくなっていたなぁと思います…。次回に続く「夫が在宅勤務になりまして」(全29話)は17時更新!
2022年05月27日「夫婦げんかは犬も食わぬ」ということわざ通り、すぐに元に戻るけど些細なことで勃発してしまう夫婦げんか。全くけんかをしない夫婦をうらやましく感じてしまうものです。3人の子育て経験者でもあり、育児の専門家である大阪教育大学教育学部教授、小崎恭弘先生は「子どもに夫婦げんかを見せることも必要です」と言います。子育てにおける夫婦げんかの意味と、じょうずな夫婦げんかについて教えてもらいました。 夫婦げんかを通して社会の争いを学ぶ「社会にはけんかや争いが必ずあります。これから社会で生きていく子どもたちにリアルなけんかを見せ、具体的なやり方を見せて教えていくことは大切なことです」と語るのは、子育てにおける夫婦の在り方について詳しい大阪教育大学教育学部教授の小崎恭弘先生です。 「一切けんかをせず、“清く正しく美しく”の環境で子どもが育つことがいいとは限りません。家庭という集団の中で意思を表明する、嫌なことを嫌と言える、言い返す力を家庭で育むことも大事です」 子どもに見せたい言い争い&仲直りとはいえ、やはり子どもの前で夫婦げんかをすることに、ためらいを感じる人もいるようです。でも、けんかをしない代わりにギリギリまで我慢をしたり、冷戦が始まったりするようでは本末転倒です。自己主張の方法、意思の伝え方、相手とのやりとり、仲直りの仕方など、けんかから学ぶことは多そうです。 「夫婦で口を聞かない冷戦になるほうが、子どもにとってはつらいことなんです。暴力や暴言が入るようなけんかはもちろんNGです。でも、争いは社会で起こることなので、家庭で見て経験しておく必要はありますね。ただし、一番大事なのは仲直りまで見せてあげることです。そして人はときに言い争ったり思い違いをしたりすることもあるけれど、必ずそのあとは仲良くなれるということを子どもに伝える。それが夫婦げんかをすすめる理由です」(小崎先生) こんな夫婦げんかはゼッタイNGただし、どんなけんかもOKというわけではありません。場合によっては面前DVとなり、児童虐待になります。子どもが見ていることを強く意識し、じょうずな夫婦げんかが求められます。ゼッタイNGな夫婦げんかについて、小崎先生に伺いました。 ゼッタイNGな夫婦げんか・手を上げる(暴力)・人格を損なうような言葉を使う(暴言)・収入について責める・容姿を責める・相手(妻、夫)の親の悪口を言う・性格を否定する・けんかが長引く・子どもにパパ/ママの愚痴を言う・子どもを味方につける などです。子どもに愚痴を言う、子どもを味方につけることは、ともすればやってしまいがちですが、「子どもに呪いをかけることと同じこと」と小崎先生は言います。 「子どもはパパもママも両方大好きなんです。だからどっちの味方? と迫られると、2重の苦しみが生まれます。呪いって解けませんから、これは絶対にダメです」 けんかのゴール=仲直りは子どもの目の前で夫婦げんかの目的は、勝ち負けではありません。決して相手を打ち負かすことが目的ではありません。最終的にお互いが理解し合うことがゴールです。つまり、「仲直りまでがけんか」なのです。 「夫婦の間に多少思い違いがあっても、それを乗り越えたら仲良くなれるところを子どもに見せてあげてほしいです。子どもが寝るまでに仲直りできなくて、子どもが寝てから仲直りではダメです。子どもの目の前でけんかして、すぐに否を認めて謝って仲直りする。こうした一連のやり取りを家庭の中で見せてあげてほしいですね」(小崎先生) ルールに基づくけんかはヒートアップ防止にこうして夫婦のいざこざから解決を通して、子どもはコミュニケーション力を学びます。 「コミュニケーションにはいろんなレパートリーがあったほうがいい。夫婦げんか、きょうだいげんか、親子げんかなど、家族のけんかで学ぶことは多いです。ただ、ずっとけんかが続くとお互い疲れてしまいますよね。なので予めけんかのルールを決めておくことをおすすめします」と小崎先生は話します。 『言い合いになったらやめようね』『どっちかがごめんと言ったら、そこで喧嘩は絶対に終わりにしよう』など、夫婦間でルールを作っておくと、長引かず、冷静に仲直りできるかもしれません。家庭は社会の縮図。夫婦げんかも社会勉強の一つになりそうです。ただし、子どもを巻き込むことはゼッタイNGなのでご注意を……。 取材・文/大楽眞衣子監修者:保育士 大阪教育大学教育学部学校教育教員養成課程家政教育部門(保育学)教授 小崎恭弘兵庫県西宮市初の男性保育士として施設・保育所に12年間勤務。3人の息子が生まれるたびに育児休暇を取得。市役所退職後、神戸常盤大学を経て現職。専門は「保育学」「児童福祉」「子育て支援」「父親支援」。NPOファザーリングジャパン顧問、東京大学発達保育実践政策学センター研究員。テレビ・ラジオ・新聞・雑誌等にて積極的に発信をおこなう。「男の子の本当に響く叱り方・ほめ方」(すばる舎)、「育児父さんの成長日誌」(朝日新聞社)、「パパルール」(合同出版)など、著書多数。著者:ライター 大楽眞衣子社会派子育てライター。全国紙記者を経てフリーランスに。専業主婦歴7年、PTA経験豊富。子育てや食育、女性の生き方に関する記事を雑誌やWEBで執筆中。大学で児童学を学ぶ。静岡県在住、昆虫好き、3兄弟の母。
2022年05月26日■前回のあらすじ香織の悩みは家が散らかっていること。原因は夫の浪費癖にあるのですが、夫は反省するどころか香織に対して横柄な態度をとるばかり。香織の中で断捨離して家の中をスッキリさせたい気持ちが高まります… >>1話目を見る この日から私は物を捨てる気持ち良さ、結婚以来感じたことがない爽快感を感じることができました…これを機に私の生活は一転したのです。次回に続く(全7話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ しんたけ(アトリエPP)
2022年05月26日未知のウイルスによってガラリと変化した生活。朝から晩まで働き詰めの毎日を送っていた夫が突如在宅勤務になり、私の話でしか聞いてこなかった育児のことを自分の目で見て、知るようになって…。夫の考え方の変化や、夫婦の在り方について、綴っていこうと思います。■仕事一筋の夫、育児はほぼワンオペ状態■家事も育児も「私の担当」だと思ってたけど…どっちが偉いとか、どっちが大変とかではなく、お互いの役割を頑張ろうと思ってずっとやってきたつもりでしたが、子どもができても夫の生活は特に変わることがなく…。次第にモヤモヤが募っていきました。次回に続く「夫が在宅勤務になりまして」(全29話)は17時更新!
2022年05月26日私は永田香織。4歳と2歳の姉弟を育てる30歳の専業主婦です。最近の悩みは…とにかく家のなかが散らかっていること!自分勝手な夫の態度に、私は怒りを通り越して、悲しくなってしまいました。次回に続く(全7話)毎日18時更新! ※この漫画は実話を元に編集しています脚本・ 落志ゆう /イラスト・ しんたけ(アトリエPP)
2022年05月25日私は8歳と4歳の娘たちと夫の4人で暮らしています。2020年の2月に新型コロナが流行り始めたころから、夫は在宅勤務をしています。この2年間で数回しか出社していません。今後、新型コロナの流行が落ち着いてからも在宅勤務が推進されるということで、夫の席はすでにオフィスにはないようです。今回は夫の在宅勤務について私が感じていることをお話ししたいと思います。待ちに待っていた下の子の入園下の子は新型コロナが流行り始めて数カ月ほど経った、2020年の4月に幼稚園に入園しました。今まで姉妹をずっと家で育ててきた私にとって、実に8年ぶりのひとり時間! 私はその日がくるのを待ち焦がれていました。 しかし、夫が在宅ワークになったことで状況は一変……。ひとりの時間を得られなかったのです!! ソファに座ってカップラーメンをすすりながらテレビを見るというダラダラした時間を持ちたかったのですが、夫が家にいることでしづらくなりました。昼ごはんも用意しなくてはならなくなったので出かけることもできません。 夫は良いと言っているが…夫は「好きなことをしていていいよ」「ランチしてきていいよ」と言ってくれています。でも、逆の立場で私がずっと働いているのに夫だけゆっくりしていたら、私はイライラしてしまうと思います。夫が稼いでいるお金で外食も申し訳なさすぎてできません。できるのは、リモート会議中にこっそりとコンビニスイーツでプチぜいたくをするぐらいです。 ずっと家にいる状況がバレバレなのに、ごはんをしっかり作らず、掃除が行き届いていないというのはバツが悪いと思い、家事を頑張らなくてはというプレッシャーを感じていました。 私も仕事をすることに!元来私は家事がそこまで好きではありません。「しっかりやっているところを見せないといけない」という状態にストレスを溜めていました。そんなときに舞い込んできたのが在宅でできる仕事の誘い。私は飛びつきました。月に20時間と忙しくはないのですが、「仕事している感」を得られて演出もできます。 夫の稼いだお金でプチぜいたくをすることは気が引けていたのですが、自分で使うお金は自分で稼いだお金から出せるようになりました。そして家事以外をすることの解放感も味わえています。 夫が在宅勤務となり窮屈な思いをしています。この生活は今だけではなく今後もずっと続きますが、ずっと良い妻を演じているとストレスを溜めてしまい、夫婦関係にも支障が出ると感じました。働く夫への感謝の気持ちを忘れず、家事以外のことをしたり、たまには外出もしてうまく発散していきたいと思います。 監修/助産師REIKO著者:小川恵子8歳と4歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年05月24日夫は私と同い年の48歳。結婚20年を過ぎました。新型コロナで自粛生活が始まったころから、穏やかだった夫が毎日イライラするように。最初はストレスだろうと思っていたのですが、今も状態は変わらず……。それどころか短気が増している気がします。家事を一切しないくせに、私の家事に口出しをする夫が大変うっとうしいです。私がちょっと反論しようものなら夫は逆切れ。最初は驚き、身の危険すら覚えましたが、ある情報番組を見て以来、夫は男性更年期ではないかと疑うようになりました。夫が毎日イライラ、逆ギレも…穏やかで物腰の柔らかい夫がコロナ禍で豹変夫との出会いは大学時代。いつも穏やかで柔らかい物腰に惹かれました。義両親にとっては自慢の息子で、私の親や親戚筋にも評判は上々。私も、家事も育児もしない点には不満を持っていましたが、部屋が荒れていても、ごはんが作れず外食が続いても、何ひとつ文句を言わない点には助かっていました。そんな夫が、コロナ禍で初めて在宅勤務をすることになった日のことです。その日、夫は仕事用にパソコンを購入し、自室にこもってセッティンをグしていました。私が「お昼ごはんできたよ~」と呼ぶと、夫は足早にリビングにやって来たのですが……、「全然電源が入らない! 不良品だ!」といきなり怒鳴り、キーボードを床に投げつけたのです!私は恐怖を覚えました。「危ないじゃん! うまくいかないからって、八つ当たりしないでよ!」と言うと、夫は「うるさいんだよ!」と逆切れ。私もカチンときて「はぁ? うるさいのはそっちでしょうが! 床にキーボード投げつけるとかあり得ない。バカじゃないの?」と言い返すと、夫は「昼ごはんはいらない」と捨てゼリフを吐いて自室に戻りました。夫があそこまでぶち切れている姿を見たのは、そのときが初めてでした。イライラ夫が私をイライラさせる毎日それ以来、夫は毎日イライラ。初めはコロナ禍で家にこもりっきりだし慣れない在宅勤務でストレスがたまっているのかと思いました。でも、次第に夫が家事に口出しをするように。私はこだわりがあって鍋で米を炊いているのですが、突然夫が「まずいから炊飯器に変えたら?」と言うのです。「え? おいしいよ」と私が言うと、夫は「まずいって言っているんだよ!」とぶち切れ。うるさいなぁと思いながら「炊飯器を買ったら炊いてくれるの?」と言うと、「人にやらせようとするな!」と怒鳴りました。この炊飯器のやりとりは、コロナ禍の2年間で10回は繰り返しています。「汚い家」「じゃ、手伝ってよ」「人にやらせるな!」というやり取りは、100回……。確定申告の書類を作成する際、夫に「マイナンバーカードのパスワードは?」と聞いたときも「他人に教えるか!」と言うので、「じゃぁ、やって」と任せましたが、数時間後に「できた?」と夫の部屋へ行くと、「できない! システムが悪い!」と切れていました。「説明動画見た? 何も見ないでできるわけないよ」と言うと、「もうやらない! お前の言い方が気に入らない!」とまたも逆切れ。そのときは夫の認知症を疑いました。もしかして夫も更年期?セルフチェックの結果朝の情報番組で、男性更年期の特集を見ました。男性更年期障害(LOH症候群)とは、男性ホルモンと呼ばれる「テストステロン」が加齢とともに緩やかに減少することで、心身ともに不調が生じる状態だそうです。女性の更年期の場合は閉経後5年ほどで落ち着くと言われますが、男性更年期には終わりがないのだとか。男性更年期のわかりやすい特徴として、笑わなくなった、機嫌が悪い、イライラする、会話をしなくなった、おっくうがるようになった、太ったという症状はすべて夫に当てはまったので、夫は認知症じゃなくて男性更年期障害なのかも!と思いました。そこで「ちょっと40代以上の男性のアンケートに協力してほしいんだけど」と、男性更年期のセルフチェックをしてもらいました。結果は85点中29点。軽度の可能性ありでした。夫の回答を見ると、イライラするの項目は5段階中1番下の「なし」になっていました。私は目を疑い、うそでしょう?とびっくり仰天しました。まとめ夫のセルフチェックの結果を見て、自分のことはわからないものだということを改めて実感しました。夫の自覚を促すためには、私に逆切れしている会話を録音して聞かせるしかないのでしょう。子どもが独立して家を出るまではなんとかやり過ごしたいとは思っていますが、これ以上ひどくなったら逆上した夫に刺されそうで、私が無理です。男性更年期障害なら治療ができるようなので、一度夫を病院へ連れて行きたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。マンガ/しおみなおこ著者/しばこ(48歳)主婦ライター。更年期で不眠気味。毎日が不調。
2022年05月23日私の夫は、あまり育児に協力的な人ではありませんでした。でも、3人目が生まれたことをきっかけに、これまでよりも育児を手伝ってもらうことに……。ところが、この役割分担が思わぬ誤算だったのです。3人目誕生、育児も役割分担することに子どもとはよく遊んでくれるけれど、おむつは替えられない、育児用ミルクの調合もわからないという夫。育児をしているかと聞かれると微妙なところ……。 私自身も、育児は自分でしてしまったほうが早いと思っていたため、これまでは夫に何かを手伝ってもらおうとは思っていませんでした。 しかし、さすがに子どもが3人にもなると、私ひとりでは厳しいかもしれない。そこで夫に相談し、おむつ替えなどのこれまでやってもらったことがあまりなかった育児も手伝ってもらうことにしました。夫も思いのほか快く引き受けてくれました。 お互いが協力し合えずイライラところが、慣れないおむつ替えやお風呂などのお世話は夫の思うようにはいかず、見ている私もついイライラしてしまう結果に……。 3人目が生まれ、家族で楽しくにぎやかに過ごせるはずだったのに、夫婦が揃うとお互いにイライラしてばかりでした。このままでは良くないと思い、改めて夫と話し合うことにしました。 夫からは素直に「不器用な自分には、今まで○○(私)がしていた育児を○○(私)と同じようにはできない」と言われました。一方で私は「家事も育児も家の中のことはだいたいできるけれど、すべてを任せられると負担が大きい」という話をしました。 余裕ができて「ありがとう」と言えるようにそれぞれのできること、できないことを話し合い、「お互いができることを優先させたほうが効率がいい」という話でまとまりました。家での子どもたちのお世話は私が引き受け、夫にはこれまで経験のある育児のほかに、買い物など、もう少し家事に協力してもらうことにしました。 仕事帰りの夫に、お米や飲み物、洗剤などの重量のある買い物を任せると、日中の子どもを連れての買い物がとてもラクになりました。また、夫が子どもたちと遊んでいる間に私が食器の洗い物を済ませ、授乳中には夫が上の子たちの寝かしつけをするなど、「一緒に育児」を徹底するのではなく、お互いの得意・不得意を考慮した協力体制がわが家には合っていたようです。 夫婦にもそれぞれ得意・不得意があります。それぞれの得意なことが生かせると効率も上がり、気持ちにも余裕ができたように感じます。そして、お互いが素直に「ありがとう」と言えるようになったことが何よりでした。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師REIKO著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2022年05月22日初めての育児で身も心もボロボロな状態だった私。美容院に行きたいけれど、それよりとにかく寝たいというくらい寝不足でつらい毎日でした。一方で夫は定期的に美容院へ通い、出費も悩みのもとに。そのことで夫にキレた結果、どうなったかをお伝えします。育児に追われる毎日第1子となる息子が生まれ、待ち構えていたのは過酷なワンオペ育児でした。夫は朝早く出勤し、帰ってくるのは0時過ぎなんてこともざら。さらに両親は離れた場所に住んでいて頼れなかったため、日中は私ひとりで息子のお世話をしていました。 そして、息子は1歳半に断乳するまであまり寝ない子で、夜中に何度も起こされていたこともあり、私は常に寝不足状態。そのころふと鏡を見ては「そういえば最後に髪の毛切ったのっていつだっけ……」と思うぐらい、自分の外見に関してほとんど後回しでした。 美容院へ行ける夫がうらやましいそんな私をよそに、夫は月イチのペースで休日に「ちょっと髪切ってくるね」と言ってカット料金が少しお高めな美容院へ。家計を任されている私は、「ちょっと美容院代高くない? というか夫は好きに髪切りに行けていいなぁ……」とうらやましく思っていました。 しかし、このときの私は髪を切りに行く時間があるなら、まず寝ていたいという気持ちのほうが大きかったので、特に夫に対して何も言わず……。その後も夫が美容院へ行くたびに、今は我慢だと自分に言い聞かせていました。 正直に打ち明けると…断乳が終わり、私も睡眠時間が少し取れるようになったころ。夫がまた「髪切ってくるね〜」と出かけようとしたため、またか!と我慢の限界が。私は夫に「今まで言わなかったけれど、私も髪切りたい! あと美容院代がバカにならないから少し控えるか、そうでなければ私にカットさせてほしい」と正直に打ち明けました。 すると夫は「全然気付けなくてごめん。これからは息子を見る時間を増やすから、ゆっくり髪を切っておいで」と言ってもらえました。それからようやくひとりでのんびりと美容院へ行けるようになったのです。 息子が5歳になった今では、夫も私も好きなときに美容院へ行けるようになり、さらにはたまに私が夫の髪の毛を切ったりもしています。あのとき我慢せず正直な気持ちを言ったことで経済的負担も少し減り、お互いわかり合えたので、言いたいことはちゃんと言葉で伝えないといけないなと思った出来事でした。 著者:竹の内 由紀5歳の幼稚園男児のママ。乳児期に産後うつになり、治療をおこなう。現在は趣味のイラストを活かした仕事をしている。
2022年05月20日1人目を出産後、セックスレスになる夫婦は少なくないと思います。2人目が欲しい気持ちはパパもママも同じだけれど……、セックスに関する思いはすれ違ってしまう方も多いのではないでしょうか。そこで、どうしたらすれ違わずに夫婦で2人目を楽しみにできるのか、ママである私も考えてみたいと思います。子育てに追われてセックスレスに子どもが生まれ、女性の体は目まぐるしく変わり、「子どもが一番!」という気持ちになることも多いと思います。私自身も「忙しいし、セックスなんて……」という気分になってしまいながらも「2人目は欲しい……」という気持ちはあり、タイミングや子作りに悩みました。 セックスと子作りを楽しむセックスをすることと子作りをすることは、行為的にはイコールなのですが、男性と女性では気持ちの面ではイコールではないことが、すれ違いの原因になるのではないかと私は考えています。 そこでわが家では、「2人目が欲しい」という共通の希望があることを話し合い、気持ちを再確認しました。そのうえで、排卵日や生理日などをパパの負担にならないように伝え、タイミングが合うときはパパには早めに帰ってきてもらい、夫婦で無理のない範囲でセックスを楽しむように。 アプリなどのツールを使うのも1つの手!最近では、女性の体調管理アプリを男性と共有することができるようになっていますが、私自身もアプリで生理日や排卵日など、女性特有の体のリズムをパパに知ってもらうようにしました。面と向かってはなかなか話しにくいのでとてもいいツールでした。 パパがどのようなセックスを望んでいるのか、ママはどう考えているのか、できるだけ楽しく、2人目の子どものことも考えていけるよう、夫婦で話ができることが一番だと感じています。 子どもが生まれて目まぐるしい生活になる中、性生活が変化するのは当たり前のことかもしれません。男性と女性では感じ方が違うことも理解したうえで、夫婦で無理をせず、楽しんで2人目の子作りやセックスについて考えていけたらと思っています。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:山本かやの二児の母。ウエディング業界から飲食業に転身後、妊娠を機に退職。現在は専業主婦。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味はガーデニングと家庭菜園。
2022年05月18日外出時、自分が先頭になり、後ろに息子たちを従える形で歩くことが多い夫。私はそんな危機意識の低い夫の姿を見て、いつか息子たちが事件や事故に巻き込まれるのではないかと心配していました。そしてある日、海水浴場で事件が起きてしまったのです。息子たちの先頭を歩く夫…夫は普段から6歳と4歳の息子たちの面倒をとてもよく見てくれています。しかし私には少し気になっていることが……。それは外出するとき、夫はよく自分が先頭になり、息子たちを夫の後ろから歩かせることです。 私が息子たちと出かけるときはできる限りみんなで手を繋ぎ、周りに注意を払いながら歩くようにしています。それは、夫のように自分が先頭で歩いていたら、息子たちがついてきているかわからないし、自分が気が付かないうちに息子たちが連れ去られるかもしれないからです。 私は夫にもそうしてほしいと何度か注意しました。しかし夫はその「かもしれない」が予測できないようで、なかなか方法を変えてくれません。 海水浴場でもひとりでズンズン進んでいく夫そんなある日、事件が起きました。それは家族で海水浴に行ったときのこと。その海水浴場には岩場もあり、澄んだ海水の中を泳ぐ魚やかに、岩場にくっついている貝などに、夫や息子たちは興味津々。たもやバケツを持ってきていたので、それらを捕まえることにしました。しかし夫は獲物を追いかけ、私たちのほうを振り返ることなく、ひとりでズンズン進んで行ってしまうのです。 私が息子たちをサポートしながら一番後ろからついていく形になりましたが、慣れない岩場に足をとられ、思うように進めません。私は夫に「待ってー! 子どもたちの様子見ながら進んで!」と呼びかけますが、夫は獲物に夢中で聞こえていないようでした。 そのとき事件が…!そのとき、狭い岩場でうまく手をつなげず、私の前を歩いていた次男が足を滑らせてしまったのです! 幸い後ろにいた私がなんとか次男をすくい上げ、事なきを得ましたが、私がいなかったら溺れていたかもしれません。 私の悲鳴と次男の泣き声を聞いた夫は、何が起きたのかようやく気付き、こちらへ駆けつけました。私が「だからちゃんと見てって言ったじゃん!」と言うと、夫は反省している様子。この事件以来、夫は以前よりも息子たちの様子に注意を払ってくれるようになりました。 男の人には大昔の狩りの習性が残っているため、ひとつのことに集中すると周りが見えなくなると聞いたことがあります。本当かどうかはわかりませんが、それをよく表しているように感じてしまう出来事でした。子どもの命に関わることなので「仕方ない」では片付けられません。夫婦で力を合わせて子どもたちの安全を守っていかなければ、と改めて感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年05月17日私はコロナ禍で第1子となる男の子を出産しました。初めての育児で息子のちょっとした変化も気になってしまい、病院で医師に診てもらうまでは、安心して過ごすことができないほど毎日気が立っていました。そんななか、息子が生まれてから初めて実家に帰省することに。息子を抱っこした実母から、思いもよらないショックな言葉をかけられたのです。気にはしていたけど…息子の頭が絶壁にならないようにと、私は妊娠中から赤ちゃん用の枕を準備していました。出産後、息子の首がすわったころから、あらかじめ準備していた赤ちゃん用の枕を毎日使用し、息子の頭の絶壁対策をしていました。 しかし、寝相が悪いのか枕が合わないのか、息子の頭が枕から落ちていたり、左向きに寝る癖があったりと、あまり枕の意味を成していませんでした。最初こそ向き癖や枕の位置を直していましたが、気付くとすぐ元に戻ってしまいます。 また、月齢が進むにつれ、息子は少しの振動や物音も敏感に察知して起きてしまうように。私はせっかく寝てくれた息子を起こしたくないため、向き癖や枕の位置を特に戻さないようになりました。「息子の頭の形はまん丸ではないけれど、髪の毛が生えたら少し形が悪くてもわからないし大丈夫だろう」と、私自身は息子の頭の形をあまり気に留めていませんでした。 ※新生児期は窒息の恐れがあるため枕を使用しないでください。基本的に乳幼児期に枕は必要ありません。使用する場合は、首がすわってから、必ず赤ちゃん用の枕を使用するようにしてください。 実母からの指摘にショックコロナ禍で遠方に住んでいる両親には、息子が生まれてから一度も顔を見せることができていませんでした。生後5カ月のときにやっと実家に帰る機会に恵まれ、私は久しぶりの帰省に心が躍りました。実家に到着すると、息子をアイドルのようにかわいがるじいじとばあば。 しかし、実母が息子を抱っこしながら頭をじっと見て「〇〇君(息子)頭の形いびつじゃない?」と衝撃的な言葉をかけてきたのです。私は突然のことで一瞬言葉を失いましたが「そうかな……」とだけ返事をすることで精一杯でした。しかし実母はそれでも話を続け、「ここが少し歪んでるよ」など思わず耳を塞ぎたくなるようなことを言い続けてきました。 夫の言葉に救われる実母のショックな発言から、私は息子の頭の形が心配になってしまい検索魔と化しました。さらに、「私が息子の頭の形にもっと気を付けていたら……」と何とも言えない罪悪感を強く感じてしまい、涙する夜もありました。 1週間の帰省が終わり、自宅に戻って夫へこのことを伝えると、「息子君の頭の形はまったくいびつじゃないよ。当然ママのせいでもない。ここまで何事もなく元気に成長してくれているし、何よりこんなにかわいいんだもん。1ミリも気にしなくてよし!」と言ってくれたのです。夫の力強く迷いのない言葉に、当時の私はとても励まされたのを覚えています。 現在息子は1歳4カ月になり、髪の毛も生えたことで頭の形はまったく気にならなくなりました。当時の私は産後で毎日気が立っていたこともあって、実母の言葉に少し神経質になっていたのだと思います。とは言っても、これを反面教師にして言葉選びは慎重に、思いやりに欠ける言動には気を付けようと感じました。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:米久 熊代1歳児男児の母。人材会社や人事の仕事を経験し、夫の転勤を機に退職。現在はフリーランスとして前職関係の仕事とライターをしながら、プレママ・新米ママ向けブログを運営中。
2022年05月14日■前回のあらすじ変な噂を立てられるなど嫌がらせが起こったことで、周りが信用できなくなった奈菜は、実家に帰ることを決める…。犯人はわからないままだったが、引越しを麻美に告げた日から嫌がらせが収まっていて…。 >>1話目を見る 【俊二sideSTORY】別れ際、奈菜さんに意味深的なことを囁かれたのですが…。【奈菜sideSTORY】奈菜さんが何か俊二に言ったのはわかりました。でも私は何も気にしていませんでした。だって俊二が私を疑う余地など何もないのですから…。家族の幸せを守るためとはいえ、ここまでするの? と思われる人が多いかもしれません。それでも私は、夫との平穏で幸せな暮らしを守るために、これからも夫に近づく女性は排除していこうと思っています。もし誰かが私のことを知って、哀れな女性とか嫉妬深い女性など思うかもしれません。それでも私の徹底した予防策で夫が浮気しなければ、私は幸せな人生を送れると信じています。※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ふらみんこ
2022年05月13日■前回のあらすじ気味の悪いメッセージが届いたり、ママ友たちから無視されるようになった奈菜は、犯人は誰なんだろう、と思い悩む…。 >>1話目を見る 【奈菜side】結局、犯人はわからずじまいですが…引っ越すことを麻美さんに伝えた途端、嫌がらせメッセージは来なくなりました。そして私が「引っ越す」と告げたときの麻美さんの、あの表情…!確かな証拠はないけれど、きっと嫌がらせの犯人は麻美さんだったのではないでしょうか。次回に続く(全7話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・脚本/ 青春脚本 /イラスト・ ふらみんこ
2022年05月12日■前回のあらすじ奈菜の評判を落とすため、麻美は、ネットの掲示板に書かれている悪い噂を同じマンションに住むママ友に広めていく。そして奈菜は引越すことになり…。 >>1話目を見る 【奈菜sideSTORY】私は奈菜。離婚を機に、子どもを連れてこの街に引越してきました。新しいマンションでは、年齢も一緒の子どもを持つご夫婦と仲良くしてもらい、引越してきて良かったと私は思っていました。次回に続く(全7話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・脚本/ 青春脚本 /イラスト・ ふらみんこ
2022年05月11日2歳の長男にイヤイヤ期が到来し、子どものわがままな言動にイライラすることが増えていました。子どもへの向き合い方に悩んでいた私が、インターネットでアンガーマネジメントという言葉に出合い、感情をうまくコントロールするコツを身に付けた体験をお伝えします。叱る前に6秒かけて大きく深呼吸インターネットから得た情報によると、人間が怒りのピークを感じるのは6秒と言われています。私は子どもに感情的に怒りをぶつける前に、なんとか6秒耐えようと意識をしました。例えば、子どもが着替えたくないと服を投げたときや、コップに入ったお茶をわざとひっくり返したりしたとき……深呼吸を6秒間するだけでクールダウンし、冷静に物事の良し悪しや、なぜその行為がいけないことかを伝えられるようになりました。 長男の心のサインに気付くことができたわが家には2歳の長男と1歳半離れた次男がいます。長男がわがままを言うタイミングは、決まって次男にパパとママの視線がいっているとき……。アンガーマネジメントを意識する前は、イヤイヤを鎮めることに精一杯で、長男の心に寄り添うことができませんでした。一旦クールダウンすることを意識したことで、「長男はかまってほしいんだな」「私たちに甘えたいんだな」と気持ちを汲んであげられるように。 それからは、長男をできるだけ多く抱きしめてあげたり、叱るだけではなく小さなことでもできたことを褒めるようにしたことで、私自身のストレスも減りました。 家族みんなに笑顔が広がるアンガーマネジメントは子育てだけではなく、夫婦関係にもいい影響をもたらしてくれました。 わが家は子育てを機に、睡眠不足による疲れ、仕事と育児の両立の問題で夫婦喧嘩が多発……。よく考えてみれば一家の大黒柱として働くパパも大変ですし、24時間365日子どものペースでお世話をするママも大変。忙しいのはお互い様です。夫に対してカーッとなっても、「お疲れ様」「〇〇してくれてありがとう」と労りや感謝の言葉をかけることで夫婦円満になり、自然と笑顔も増えました。 私は「子育てをとことん楽しむ」という軸をもっています。アンガーマネジメントを習慣にしたことで、叱ってもいいけれど感情をうまくコントロールし、メリハリをつけた子育てを実践中! 今はイヤイヤ期すらも愛おしく、この時期にこそ感じられる葛藤を楽しんでいきたいと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2022年05月11日27歳で長女を出産し、2人目が欲しいと思いながらも草食系の夫にちゃんと伝える勇気がなく、ずるずる32歳になった私。そんなとき、不妊治療をしていた上司から言われた「本当に2人目が欲しいなら迷っていないで早いほうがいいんじゃない?」のひと言に刺激を受け、2人目計画を始動したお話です。夫は草食系夫はいわゆる草食系で、もともと営みがなくてもいいタイプの人。結婚前から健全なデートがほとんどで、「ピュアな人なんだな」と私は感じていました。そのため、結婚してから長女を妊娠するのにも、排卵日などを考慮しながらで1年ほどかかりました。 私も夫も「子どもは2人欲しい」と思ってはいましたが、2人目が欲しい=営みが必要、というのが私たちにとっては大きなハードルでした。 2人目計画を言い出せないそれでも2人目は欲しく、漠然と「2人目欲しいね」と私が言い「そうやね」と夫も言いますが、それ以上は続かないのです。長女の妊娠が判明してから営みをしていないので、もうそういう雰囲気にもなれません。 私たちが2人目を作るとなると、基礎体温を測り排卵日を考え、「今日、排卵日だよ」と伝えなければなりません。それらを考えただけでおっくうになり、夫に2人目計画を言い出せずにいました。 このままではマズイそんなこんなで5年が過ぎ、私は32歳になりました。そんなとき、職場の3つ上の上司が不妊治療を始めたそうで、こんなことを言われました。「加齢と共に卵子も老化するから妊娠しにくくなるんだって。だから本当に2人目が欲しいなら、迷っていないで早いほうがいいんじゃない?」と。 卵子の老化、聞いたことはありましたが改めて言われると年齢的にも焦りを感じ、「夫に2人目計画を伝えよう!」と決心しました。 2人目計画始動その夜、この気持ちが収まらないうちにと思い、上司に言われたことを夫に伝えました。「今、重い腰を上げないとあとから2人目が欲しいと思ってもできないかもしれない。まだ可能性があるうちに頑張ってみようよ」と。 2人目が欲しいという思いは夫も同じなので、納得してくれました。それから私たちは2人目に向けて始動したのです。 2人目計画を始動してから1年半ほどの34歳で妊娠し、35歳で次女を出産しました。夫に2人目計画を伝えるのはとても勇気がいりましたが、無事に次女を妊娠~出産し、今、家族4人で本当に幸せです。あの上司の言葉がなければまだ重い腰が上がってなかったかもしれないので、心から感謝しています。 監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき9歳と1歳の姉妹を持つママ。秘書として時短勤務。1人目出産直後に夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年05月10日■前回のあらすじ嫌がらせのメールが届き、困っている奈菜。麻美は親身に相談に乗ってやり、信頼を勝ち取っていく…! >>1話目を見る 【麻美sideSTORY】ある日、夫の俊二がこんなことを言い出しました。次回に続く(全7話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集しています原案・脚本/ 青春脚本 /イラスト・ ふらみんこ
2022年05月10日■前回のあらすじ麻美は、俊二に近付く女性たちを排除し、ようやく結婚まで漕ぎつけた。そんな麻美の本能が、隣に引越してきた奈菜のことが危険だと訴えていて…! >>1話目を見る 【麻美sideSTORY】次回に続く(全7話)毎日18時更新!※この漫画は実話を元に編集していますイラスト・ ふらみんこ
2022年05月09日モラハラ、DVはもってのほかだけど、仕事で出世の兆しなし、脱いだ靴下はそのまま、食器も洗わない、もちろん子育てにも協力しない…。そんなダメ夫をイケてるパパに変えたいと思いませんか? あなたの夫がこれで変わる?かもしれない「ダメ夫改造マニュ…