ツモリチサト(TSUMORI CHISATO)のデザイナー・津森千里の初の展覧会「WAKU WORK」が、六本木ミッドタウン内の「21_21 DESIGN SIGHT」のギャラリー3にて、10月6日から24日まで行われる。同展覧会では、常に新しいクリエイションに挑戦し続けるファッションデザイナー・津森千里による過去のアーカイヴやコラボレーション作品、津森本人によるプリント作品を展示。津森が初めて「I.S. chisato tsumori design」にてチーフデザイナーを務めてから今年で35年、これまでの集大成ともいえる内容となっている。会場内ではその、80年代に一大ブームを巻き起こしたブランド「I.S. chisato tsumori design」が復活。Tシャツなどが限定販売される。この機会に、津森千里のハッピーな世界観を体感してみては。【展覧会情報】「WAKU WORK」会期:10月6日〜24日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー3
2018年10月05日展覧会「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future」が、東京オペラシティ アートギャラリーとTOTOギャラリー・間の2館連携企画として開催される。会期は、東京オペラシティ アートギャラリーが2018年10月19日(金)から12月24日(月)まで、TOTOギャラリー・間が10月18日(木)から12月23日(日・祝)まで。世界が注目する建築家・田根剛フランスを拠点に世界各地でプロジェクトを進め、活動の幅を広げている気鋭の建築家・田根剛。20代の若さでエストニア国立博物館の国際設計競技で勝利し、2016年秋には同プロジェクトが竣工を迎えるなど、その活動には近年更に世界中から注目が集まっている。「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future」はそんな田根に焦点を当てた展覧会。「Archaeology of the Future— 未来の記憶」を共通のテーマにしながら、田根の密度の高いこれまでの活動と、建築は記憶を通じていかに未来をつくりうるかという挑戦を紹介する。東京オペラシティ アートギャラリー田根のルーティンを展示で体験東京オペラシティの冒頭では、田根がどのプロジェクトにおいても実施する、イメージとテキストを使った「考古学的リサーチ(Archaeological Research)」の手法を天井高6メートルの空間を使って展示。田根による「記憶」という概念そのものをリサーチする実験空間を体験することができる。代表7作品の空間展示「エストニア国立博物館」や「新国立競技場案 古墳スタジアム」をはじめ、現在進行中のプロジェクトなど7つの作品を、続く展示室全体を使って空間的に展示。各プロジェクトは1/10から1/100スケールの大型模型で紹介。全長10メートルにも及ぶ「エストニア国立博物館」は身体的な空間体験が可能で、いずれのプロジェクトも「考古学的リサーチ」の過程で集められた様々な資料やオブジェクトが展開される。建築の映像表現“建築は未来の記憶をつくること”という田根の思想に共鳴したアーティスト・藤井光が映像制作で参加。竣工プロジェクトの様子やパリにある田根のアトリエを覗くことが可能だ。田根のプロジェクトをタイムラインで紹介さらに、2004年から現在までの密度の高い田根の全活動を30メートルのコリドールを使ったタイムラインとして総鑑。彼の100作品以上の功績を一度に俯瞰できるコーナーとなっている。TOTOギャラリー・間入場無料のTOTOギャラリー・間においては「サーチ&リサーチ(search & research)」に基づき、建築における思考と考察のプロセスに関わる展示を実施する。【詳細】田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future ─ Digging & Building■東京オペラシティ アートギャラリー会期:2018年10月19日(金)~12月24日(月)開館時間:11:00~19:00(金・土は20:00まで、最終入館は閉館の30分前まで)住所:東京都新宿区西新宿3-20-2休館日:月曜日(12月24日(月)は開館。)入場料:一般 1,200円、大・高生 800円、中学生以下無料田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future ─ Search & Research■TOTOギャラリー・間会期:2018年10月18日(木)~12月23日(日・祝)開館時間:11:00~18:00住所:東京都港区南青山1-24-3 TOTO 乃木坂ビル3階休館日:月曜、祝日(11月3日(土)、12月23日(日・祝)は開館)入場料:無料【問い合わせ先】東京オペラシティ アートギャラリーTEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)TOTOギャラリー・間TEL:03-3402-1010
2018年10月05日マルタン・マルジェラが手掛けたエルメス(HERMÈS)のアーカイブなどを揃える展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」が、東京の「Archive Store」にて2018年10月6日(土)から10月14日(日)まで開催される。1998年から2003年まで、エルメスのクリエイティブディレクターを務めていたマルタン・マルジェラ。メゾン マルタン マルジェラに見られるアヴァンギャルドなデザインとは対照的に、エルメスでのクリエーションはミニマルな表現が見て取れた。ホワイト、ベージュ、グレーといったナチュラルカラーの生地に、流れるようなドレープ感が美しい洋服たちは、エレガントな雰囲気を演出する。2017年に、ベルギーのアントワープ州立モード美術館で開催された展覧会「MARGIELA THE HERMES YEAR」も話題を呼び、マルタン・マルジェラの手掛けたエルメスのアイテムには、より一層注目が集まっている。今回の展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」では、深いVネックが特徴の「ヴァルーズ」のシャツやニットをはじめ、上質なレザーやファーを使用したジャケット、コートなどが勢揃い。また、エルメスのピースの他、当時のメゾン マルタン マルジェラのアーカイブも展示する。1人のデザイナーによる、全く異なる2つのクリエーションを一度に楽しめる機会となっている。【詳細】展覧会「HERMES by Martin Margiela from 1998 to 2003」会期:2018年10月6日(土)~10月14日(日)場所:Archive Store住所:東京都渋谷区神南1-12-16 和光ビルB1
2018年10月04日イギリス人デザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)は、ラフォーレ原宿40周年記念イベントとして展覧会「GET A LIFE!」を開催する。会期は11月2日から18日まで。Courtesy of Juergen Teller and ©Vivienne Westwoodイギリス人デザイナーであり、アクティビストでもあるヴィヴィアン・ウエストウッドは、常にコレクションやキャットウォークショーを、社会的なメッセージを発信するためのプラットフォームとして活用してきた。長年にわたり、気候変動や過剰消費が環境に与える深刻な影響を訴え続けており、その改革運動は、国際社会においても大きな注目を集めている。本展では、多くの知名人のポートレートをロンドン・ウォータールー駅で一同に展示して注目を集めた、国際環境NGOグリーンピースとの共同キャンペーン“SAVE THE ARCTIC”をはじめ、アクティビズムとデザインが具現化された、数々のコレクションやグラフィックを展示する。開催期間中、会場では日本環境設計株式会社が行う“BRING”=不要衣類の回収プロジェクトや、来場者が使用済みペットボトルのキャップを持参することで、共に作品を作り上げる参加型プロジェクトなども実施する。さらに、会場でしか手に入らない限定アイテムの販売も予定。ヴィヴィアン・ウエストウッドが伝える、より良い世界を作るための哲学とメッセージをぜひ会場で受け取ってみては。【イベント情報】Vivienne Westwood - GET A LIFE!会期:11月2日~11月18日会場:ラフォーレミュージアム原宿料金:入場料無料住所:東京都渋谷区神宮前1-11-6ラフォーレ原宿6階時間:11:00~21:00
2018年10月02日フランス・パリを拠点に活動する気鋭の建築家・田根剛の展覧会「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future―Digging & Building」が、東京オペラシティアートギャラリーで10月19日から12月24日まで開催。連携企画として「田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future―Search & Research」を、乃木坂のTOTO ギャラリー・間で、10月18日から12月23日まで開催する。〈新国立競技場案 古墳スタジアム〉東京 2012image: courtesy of DGT.フランスを拠点に世界各地でプロジェクトを進め、現在幅広い注目を集める気鋭の建築家・田根 剛。20代の若さでドレル・ゴットメ・田根(DGT.)として「エストニア国立博物館」の国際設計競技に勝利し、選出から約10年の歳月を経た2016年秋に同プロジェクトが竣工を迎えるなど、国内外の注目がさらに高まっている。また、2012年に行われた新国立競技場基本構想国際デザイン競技(ザハ・ハディド案選出時)に参加し、11人のファイナリストに選ばれた「古墳スタジアム」は幅広い層に知られるきっかけとなった。2017年のDGT.解散後はAtelier Tsuyoshi Tane Architectsをパリに設立し、活動の場をさらに広げている。本展は、「Archaeology of the Future— 未来の記憶」を共通のテーマにしながら、田根の密度の高いこれまでの活動と、建築は記憶を通じていかに未来をつくりうるかという挑戦を、ふたつの会場で紹介。東京オペラシティアートギャラリーでは「Digging & Building」と題して、場所をめぐる記憶を発掘し、掘り下げ、飛躍させる手法と、そこから生み出された「エストニア国立博物館」や「古墳スタジアム」といった代表作や、最新プロジェクトを大型の模型や映像などによって体感的に展示する。〈エストニア国立博物館〉タルトゥ 2006-16photo: Eesti Rahva Muuseum / image courtesy of DGT.本展の冒頭、“gallery 1”では田根がどのプロジェクトにおいても実施するイメージとテキストを使ったリサーチの手法を、天井高6mの空間を使って展示。場所から連想される膨大なイメージを壁面に貼り、分類/調査を繰り返すことで思考を整理していくこの方法を田根は「Archaeological Reseach(考古学的リサーチ)」と呼んでいる。本展では、「記憶」という概念そのものを、リサーチする実験空間として体験できる。“gallery 2”では、「エストニア国立博物館」や「新国立競技場案 古墳スタジアム」をはじめ、現在進行中のプロジェクトなどを含む7つの作品を、展示室全体を使って空間的に展示。各プロジェクトは1/10から1/100のスケールの大型模型で紹介され、全長10mにおよぶ「エストニア国立博物館」は、身体的な空間体験を可能にする。いずれのプロジェクトにも「Archaeological Research」の過程で集められたさまざまな資料やオブジェクトが伴い、ひとつの建築ができあがるまでの思考をたどる手掛かりとなる。また「エストニア国立博物館」については、設計競技に提出された模型の実物が展示される他、短いながらも密度の高い2004年以降100作品以上の田根の全活動を、30mのコリドールを使ったタイムラインとして総鑑できる展示も登場する。そして「建築は未来の記憶をつくること」という田根の思想に共鳴したアーティストの藤井光が、各プロジェクトの映像制作で参加。歴史や記憶の生成に着眼し、現代社会の諸事項を再検証する作品で知られる藤井が、竣工プロジェクトおよびパリの田根のアトリエを訪問し、撮影を行った。「エストニア国立博物館」は、2画面の大型プロジェクションで展示。場所の記憶を継ぐ建築とそこに住まう人が、あらたな記憶を重ねながら未来をつくっていく姿を見ることができる。〈Archaeological Research〉 2018TOTO ギャラリー・間においては「Search & Research」に基づき、建築における思考と考察のプロセスが展開され、「Archaeological Research」の方法論を展観。ふたつの展覧会は、場所の記憶をさまざまな角度から分析することで新たな系をつくり、未来につながる建築へと展開させていく、田根の探求と実践のプロセスを総合的に提示しようとするものとなる。「記憶は現在を動かし、未来をつくる ——」 この信念にもとづいた田根の創造は、都市の担い手である私たち一人ひとりにとって建築の持つ力や使命、未来への可能性を考えるきっかけとなるだろう。【展覧会情報】田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future―Digging & Building会期:10月19日〜12月24日会場:東京オペラシティ アートギャラリー住所:東京都新宿区西新宿3-20-2時間:11:00〜19:00、金・土11:00〜20:00(最終入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(12月24日は開館)料金:一般1,200円(1,000円)、大・高生800円(600円)、中学生以下無料 ※()内は15名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添1名は無料、割引の併用および入場料の払い戻し不可 ※同時開催「収蔵品展064 異国で描く」、「project N 73 中村太一」の入場料を含む ※収蔵品展入場券200円(各種割引は無し)あり田根 剛|未来の記憶 Archaeology of the Future―Search & Research会期:10月18日〜12月23日会場:TOTO ギャラリー ・ 間住所:東京都港区南青山1-24-3 TOTO 乃木坂ビル3F時間:11:00〜18:00休館日:月曜・祝日(11月3日、12月23日は開館)料金:入場無料
2018年09月28日ベルリンを拠点に国内外で活躍する、シムラブロス(SHIMURAbros)の展覧会「Seeing Is Believing 見ることは信じること」を、10月5日から11月4日まで、銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催する。TRACE – SKY - Floating Clouds 01(Ed. 2) 2018年 鏡、光学ガラス、電線、木、スチール 150×150×23cmCourtesy of the artist and Tokyo Gallery+BTAPシムラブロスは、ユカとケンタロウからなる姉弟ユニット。映画をベースとした制作活動を行い、映像や彫刻、インスタレーション作品など、その表現方法は多岐にわたる。また2014年より、オラファー・エリアソンのスタジオにて研究員をしている。本展では「見る」という行為の本質を問いかける、映像と噴水を中心にした新作インスタレーションを発表。「見る」ことの不思議を通じて「見る」ことについて再考を試みる作品を体感してみては?【展覧会情報】SHIMURAbros「Seeing Is Believing 見ることは信じること」会期:10月5日〜11月4日会場:ポーラ ミュージアム アネックス住所:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階料金:入場無料会期中無休
2018年09月21日ピクニック気分で六甲山上を周遊しながら、自然のなかで現代アート作品を楽しめる展覧会「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」が2018年9月8日(土)~11月25日(日)に開催されます。大自然のなかで芸術作品に触れられるイベントについてご紹介します。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」2018年で9回目の開催となる「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018」は、ピクニック気分で六甲山上を周遊しながら、11施設に点在する37組のアーティストの現代アート作品を自然のなかで楽しめる展覧会です。フォトジェニックスポットに変貌をとげた六甲山で、芸術の秋を堪能してみませんか。新会場安藤忠雄氏「風の教会」限定公開「風の教会(六甲の教会)」は1986年に竣工され、大阪府の「光の教会」・北海道の「水の教会」とあわせて、安藤忠雄氏が設計した教会のひとつに数えられています。建物は「礼拝堂」と「鐘楼」があり、それに続く「コロネード(列柱廊)」、周辺の自然を区切り自立する壁で構成されています。普段は非公開ですが「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2015」では会場のひとつとして公開され、多くの鑑賞者が訪れました。六甲山に数々のフォトジェニックスポットが!毎年多くの鑑賞者が訪れる「六甲ミーツ・アート 芸術散歩」ですが、ここ数年は一眼レフカメラを持った20代~30代の女性が増えているのだそう。「インスタ映え」するフォトジェニックスポットが自然のなかに数多くあるのも、この展覧会の特徴です。「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2018」開催概要開催期間2018年9月8日(土)~11月25日(日)※会期中無休時間10:00~17:00※会場により17:00以降も鑑賞できる作品があります。会場六甲ガーデンテラス・自然体感展望台 六甲枝垂れ★・六甲山カンツリーハウス★・六甲高山植物園★・六甲オルゴールミュージアム★・六甲ケーブル・天覧台・風の教会★(グランドホテル 六甲スカイヴィラ会場含む)・六甲有馬ロープウェー(六甲山頂駅)・記念碑台(六甲山ビジターセンター)・プラス会場 TENRAN CAFE料金★印の有料5施設を巡ることができる鑑賞チケットを発売当日券 (9月8日~11月25日):大人(中学生以上)2,000円/小人(4歳~小学生)1,000円前売券 (~9月7日まで):大人(中学生以上)1,700円/小人(4歳~小学生)850円お問い合わせ六甲ミーツ・アート 芸術散歩2018 インフォメーションTEL 078-891-0048六甲山でフォトジェニックな秋を満喫六甲山全体がアーティスティックに変身する「六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2018」。この秋は、ピクニック気分でアートスポットを巡って、お気に入りの場所で素敵な一枚を撮影してみてはいかがでしょうか。イベント情報イベント名:六甲ミーツ・アート 芸術散歩 2018催行期間:2018年09月08日 〜 2018年11月25日住所:兵庫県神戸市東灘区本山町森六甲山各施設電話番号:078-891-0048
2018年09月20日東京・六本木の21_21 DESIGN SIGHTにて、プロダクトデザイナー・深澤直人がディレクションを行った「民藝 MINGEI -Another Kind of Art展」が、11月2日から翌2月24日まで開催される。1925年、民衆の用いる日常品の美に着目した柳宗悦が、無名の職人たちによる民衆的工芸を初めて「民藝」を名付けた。民藝の特徴でもある風土や風習を生かしたものづくりは、世代を超えて受け継がれていくなかで、素材・色・工程・用途・形などの独自性が際立ち、革新的で衝動的な、枠に捉われない創意工夫へと発展して行った。地域ごとの特色が失われ、ものへの愛着が希薄になりがちな時代だからこそ、民藝に宿る無垢な美意識と精神性は使い手のみならず、ものづくりに携わるすべての人々に大きな衝撃を与え、新しいエネルギーを生み出すきっかけとなる。染付網目文角皿 中国 景徳鎮窯 明時代 17世紀〈日本民藝館蔵〉同展では、21_21 DESIGN SIGHTのディレクターでもあり、日本民藝館館長を務める深澤直人が、同館の所蔵品を中心に、新旧さまざまな100点余りの民藝を選び抜き紹介する。深澤氏は、「芸術家でも職人でもない人の無我な手から生み出されたものには、えも言われぬ魅力が潜んでいる。実直な創作者たちは、とかくカテゴライズされることを嫌う。型にはめられそうになると、思わずそこからはみ出したくなってしまう。形式や様式にしばられない飄々とした態度。一定の仕上がりを求めない自由さが民藝にはある。私たちは民藝を愛し、尊敬し、民藝に心を動かされる。作者が誰かとか、いつどこでつくられたのかといった情報は必要はない。ただ純粋にその魅力にくぎ付けになる」と語る。撮りおろしインタビューや制作現場の映像、民藝の新たな表情を映し出す写真、日本民藝館設立時の貴重な資料なども展示し、これからのデザインのインスピレーションとなる「Another Kind of Art =民藝」を紐解いていく。【展覧会情報】民藝 MINGEI -Another Kind of Art展会期:11月2日〜2019年2月24日会場:21_21 DESIGN SIGHT ギャラリー 1&2住所:東京都港区赤坂 9-7-6 東京ミッドタウン ミッドタウン・ガーデン時間:10:00〜19:00(入場は18:30まで)料金:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料休館日:火曜日(12月25日は開館)、年末年始(12月26日〜1月3日)
2018年09月14日展覧会「『もじにぎり』展」がズッカ(ZUCCa)のブティック、カバン ド ズッカ南青山にて開催。会期は2018年9月14日(金)から10月4日(木)まで。「『もじにぎり』展」では、長い歴史を持つ寿司レストラン「築地玉寿司」のためにアートディレクター・小杉幸一がデザインした“文字で握った寿司”=『もじにぎり』のタイポグラフィを展示。寿司の色や形などに着目した、ユニークで新しいアート作品を楽しむことが出来る。また、会場ではポップな『もじにぎり』をモチーフにしたTシャツやトートバッグ、手ぬぐいを販売。中でも、「もじにぎりTシャツ」は、“まぐろ”や“たまご”など1つのネタにフューチャーしたデザインから、寿司桶など全9種類という豊富なバリエーションで登場する。さらに、会期2日目の15日(土)には、本展開催を記念して「築地玉寿司」の屋台が会場に出現。本場築地ならではの新鮮なネタで本職の板前がプチにぎりを振る舞う。【詳細】『もじにぎり』展会期:2018年9月14日(金)~10月4日(木)時間:11:00~20:00会場:カバン ド ズッカ南青山住所:東京都港区南青山3-13-14<グッズ例>もじにぎりTシャツ 全9種(まぐろ・たまご・こはだ・かっぱ巻き・いくら・あまえび・総柄)6,500円、(すしおけ) 7,500円、(ポスター柄) 8,000円、バッグ 全2種(すしおけ・にぎり&お茶) 5,500円、手ぬぐい 1種(総柄) 2,000円
2018年09月08日東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホール(CHANEL NEXUS HALL)にて11月28日より、ジャン=ポール・グード(Jean-Paul Goude)の展覧会「In Goude we trust!」が開催される。ジャン=ポール・グードは1940年フランス生まれ。1960年代初頭にパリでイラストレーターとしての活動を開始し、1970年代にアメリカの雑誌『エスクァイア(Esquire)』のアーティスティックディレクターに就任。1989年にはフランス革命200周年記念パレードの芸術監督を務めるなど、その活動は写真、ダンス、映像、グラフィックデザインと多岐にわたり、希代のイメージメーカーとして知られている。グード自身が手掛ける本展覧会は、グードとシャネルによるこれまでのコラボレーションの中から厳選したハイライト作品と、多種多様な表現方法から生まれたグードのもっともパーソナルなアート作品を展示する2部構成。第1部では、女優のヴァネッサ・パラディ(Vanessa Paradis)が鳥かごの中で歌う小鳥に扮したフレグランス「ココ」のCM映像を始め、“チャンス・ガール”たちが登場するフレグランス「チャンス オー ヴィーヴ」のキャンペーン映像、2001年に発表されたファインジュエリーコレクション「The Five Elements」のために制作された「ファイヤーインスタレーション(Fire Installation)」など、貴重なコラボレーション作品を紹介。第2部では、グードの創作過程に関連したドローイングやスケッチのプリントとともに、2017年にパリのポンピドゥー・センター(Centre Pompidou)で展示された照明彫像の壮大なインスタレーションを写すための巨大パノラマパネルを公開。さらに、会場内に設けるミニシアターでは、グードの初期から今日までの作品と活動をまとめた約90分間の映像「So Far So Goude」を上映する予定となっている。表現の既成概念を覆す数々のユニークなアート作品とともに、グードが長年にわたって創り出し、人々の無意識の記憶に刻まれた寓意的なイメージたちもまた、本展の大きな見どころとなるだろう。【展覧会情報】ジャン=ポール・グード展覧会「“In Goude we trust!” an exhibition by Jean-Paul Goude」会期:11月28日~12月25日会場:シャネル・ネクサス・ホール住所:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4F時間:12:00~19:30 ※11月30日(金)は17:00まで入場無料、会期中無休
2018年09月08日今週末、9月8日、9日に楽しめるニューなトピックスをまとめてチェック!ギャラリー ミュベールで開催の二人のアーティストによる展示、“デニム”をキーワードにしたイベント「デニムアクトナイト」第2弾が開催、ピカソの版画作品を集めた展覧会etc...今週末のお出かけ情報をピックアップしてお届け!今週末開催されるイベント◆デニムとカルチャーを楽しむ「デニムアクトナイト」第2弾開催! クードスなど気鋭デザイナーとデニムブランドがコラボ(9/9)◆片岡メリヤスの人形劇にブラスバンドがコラボ! 神戸で「メリヤス管打団 !!」が開催(9/8)生活に豊かな時間を取り入れる◆無印良品 有楽町にて茶の新しい嗜み方を提案するイベントを開催、丸若裕俊によるワークショップやトークも(〜10/7)◆イデーより、陶芸家・竹村良訓と料理家・冷水希三子がつくる“四季”がテーマの器の第1弾となる秋冬の器が登場(〜9/24)陶芸家の竹村良訓と料理家の冷水希三子による器「4 Seasons dish」の第1弾「Autumn-Winter」が登場 / 写真:江原隆司巨匠から現代アーティストまでさまざまな作品に触れる◆ピカソの版画作品が並ぶ展覧会が「えき」KYOTOで開催! 影響を受けた巨匠たちの作品と合わせて約100点を展示(〜10/8)パブロ・ピカソ《槍》1959年 リノカット / ©2018-Succession Pablo Picasso-BCF(JAPAN) ©Bibliothèque nationale de France◆ミナ ペルホネンとのコラボアイテムも登場! 作家の石牟礼道子と染織家の志村ふくみが創作した新作能の世界に触れるイベント(〜9/11)「沖宮」記念の額装(各3万2,400円)◆ミュベールの秋冬コレクションをテーマにキム・ソンヘ × 空間デザイナーの外山翔が二人展を開催(9/8〜30)
2018年09月07日野性爆弾くっきーによる展覧会「超くっきーランドneo」が、2018年9月12日(水)から17日(月・祝)まで、JR大阪駅直結のファッションビル・ルクア大阪にて開催される。2017年10月に原宿で初開催された「超くっきーランド」は、野性爆弾くっきーの狂気の世界感を体験出来る展覧会。東京・池袋、広島、愛知、岡山、福岡など各地を巡回しているほか、台湾での開催時には1ヶ月で10万人を動員するなど、その勢いは国内だけに留まらず、世界水準の人気を得ている。満を持しての大阪上陸となる今回も、箭内道彦、STEAVE NAKAMURA、吉田ユニ等トップクリエイターとのコラボ作品や顔マネ部屋、掛け軸などの各種絵画や人気キャラクター“ベンジャミン・ボーナス”の部屋をイメージしたフォトスポットなど、異彩を放つ作品の数々を展示。また会場では、鬼才くっきーの世界観を凝縮したTシャツやキャップ、スマホリング、ステッカーなどのオリジナルグッズも販売される。フェイスパックは大阪会場から初登場する新グッズだ。【開催概要】「超くっきーランド neo in LUCUA osaka」開催期間:2018年9月12日(水)~9月17日(月・祝)開催時間:10:00~21:00※最終日のみ18:00終了。※入場は閉場の30分前まで。開催場所:ルクア大阪 9F ルクアホール料金:前売り券・当日券共に800円(税込)※未就学児は入場無料。※小学生以上から入場券が必要となる。<チケット>前売り券発売期間:~2018年9月11日(火)23:59まで前売り券販売場所:チケットよしもとチケット前売り券購入特典:お守りステッカー当日券:開催期間中、会場(LUCUA 9F ルクアホール)にて販売※来場者には先着順で「プレミアムお面」をプレゼント。※先着順につき、なくなり次第終了となる。
2018年09月07日独特なアート作品が人気の野性爆弾くっきーが2018年9月12日(水)~9月17日(月・祝)までルクア大阪にて、展覧会「超くっきーランドneo in LUCUA osaka」を開催します。「超くっきーランド」は2017年10月に原宿で初開催され、東京をはじめ日本各地だけでなく台湾でも1ヶ月で10万人が訪れるほど話題になりました。2018年も、進化した「超くっきーランドneo」で、今や国内だけでなく世界水準の人気を誇る野性爆弾くっきーによる狂気の世界を体験してみませんか。「超くっきーランドneo」の見どころ2017年に話題となった、野性爆弾くっきーによる展覧会が、2018年進化した「超くっきーらんどneo」となって大阪に上陸します。今回も、箭内道彦、STEAVE NAKAMURA、吉田ユニ等トップクリエイターとのコラボ作品や顔マネ部屋、掛け軸などの各種絵画など、異彩を放つ作品たちが展示されますよ。人気キャラクター“ベンジャミン・ボーナス”の部屋をイメージしたフォトスポットも登場しているので、ぜひカメラを用意して足を運んでみてくださいね。オリジナルグッズも販売新小松会場で限定販売されたオリジナルグッズ「ソフビ 小窓(コマンドー)」会場では、鬼才くっきーの世界観をギュッと詰め込んだオリジナルグッズや会場限定グッズを販売。Tシャツやキャップ、スマホリングやステッカーなど、普段から身につけられるアイテムも揃っています。おすすめのグッズは、くっきーになれるフェイスパック。大阪会場から登場する新しいグッズですので、ぜひ手に入れてみてはいかがですか。「超くっきーランドneo in LUCUA osaka」開催概要【開催期間】2018年9月12日(水)~9月17日(月・祝)【時間】10:00~21:00(最終入場 20:30)※最終日のみ18:00(最終入場 17:30)で終了【開催場所】ルクア大阪 9F「ルクアホール」来場者先着特典来場者には、先着順で「プレミアムお面」をプレゼント(※なくなり次第終了)「超くっきーランドneo in LUCUA osaka」チケット詳細料金【前売り券・当日券】税込 800円※未就学児は入場無料※小学生以上からチケットが必要です。前売りチケットイベント情報イベント名:超くっきーらんどneo in LUCUA osaka催行期間:2018年09月12日 〜 2018年09月17日住所:大阪市北区梅田3-1-3ルクア大阪 9F ルクアホール電話番号:06-6151-1111(ルクア大阪)
2018年09月06日ポーランドと日本の社会における女性の役割と女性観を探ることを目的にした、ポーランドと日本の女性イラストレーターによる展覧会「Inner strength/内なる力」が、9月25日から30日まで、表参道のスパイラル1階のスパイラルガーデンにて開催。ポーランドの女性と日本の女性は、似ているか否か。どんな自己像を持ち、仕事をし、何を娯楽に、どんな家族観で日常生活を送っているのか。現代社会において女性の役割はどう変わっていて、女性の社会的地位の確立を助けている「内なる力」とは何か。本展は、これらの問いにポーランドと日本の女性イラストレーターたちが答えようと試み、アダム・ミツキェヴィチ・インスティテュート(Instytut Adama Mickiewicza)との共催プロジェクト「ポーランドと日本の女性たち Innner strength. The women of Poland and Japan」の成果となる作品が展示される。このプロジェクトには、ポーランドと日本から女性アーティストたちが招かれ、それぞれが内なる力の定義を表現している。世界の離れた場所、二つの異なる国、西洋と東洋の文明、彼女たちがどんな自己像を持ち、どんな枠組みから自由になろうとしているのか、どれくらい違って、何が共通しているのか。伝統、信念、迷信、また日常生活や仕事上の困難を明らかにしながら、自分たちがどう活動し、何がその動機となっているかを紹介する。自らが経験している問題を取り上げ、ステレオタイプや割り当てられた社会的役割を打ち破ると同時に、代々受け継がれてきた知恵や相互の支え合いにも触れる。彼女らに通底しているのは、不公平や不平等な扱いに対する反意であり、他者への深い思いやりだ。エヴィリナ・スコブロンスカ(Ewelina Skowronska)の作品参加イラストレーターは、ポーランドから、バシャ・グジボフスカ・フロレス(Basia Grzybowska Flores)、マグダ・ピラチンスカ(Magda Pilaczynska)、パトリツィア・ポトコシチェルヌィ(Patrycia Podkoscielny)、エヴィリナ・スコブロンスカ(Ewelina Skowronska)、ダリア・ソラク(Daria Dolak)と、日本から、林青那、いとう瞳、石橋あき、吉田典世、前田ひさえ・塩川いづみ・ひがしちかによるミーム(meme)。「数世紀にわたって、女性たちは幾度となく内なる力を使い、平等な扱いを求めて戦わなければならななかった。だから、展覧会に展示された作品を見ていると、感受性、直感、美、決意に溢れる。」と語るのは、The Spirit of Poland財団のモニカ・ブラウンチュ(Monika Brauntsch)と共に本展のキュレーターを務める、東京在住ポーランド人イラストレーター、エヴィリナ・スコブロンスカ。本展の作品を通して、“女性”について考えてみては。【展覧会情報】Inner strength/内なる力会期:9月25日〜30日会場:スパイラルガーデン住所:東京都港区南青山5-6-23 Spiral 1F
2018年09月03日9月25日にオープンを控えている日本橋高島屋S.C.の新館。そのオープン予告ムービーの第2弾が公開された。ムービーの制作を記念し、動画内で使用されたミニチュアの制作を担当したミニチュア写真家・田中達也の展覧会を開催。「MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界」が、9月12日から23日まで日本橋髙島屋8階ホールにて行われる。『ディッシュニューランド』 ©Tatsuya Tanakaミニチュア写真家の田中達也は、2017年NHKのテレビ小説『ひよっこ』のタイトルバッグを担当、SNSのフォロワー数が海外を含め100万人を超える、現在最も旬なアーティスト。日常のものを題材にして見立てた写真作品を、2011年から1日も休むことなくインターネット上で発信し続け、人気を集めている。『スヌーズな運行を心がけています』©Tatsuya Tanaka8月22日に公開された日本橋高島屋S.C.新館オープン第2弾予告ムービーでは、「日常も、新しい日本橋の街も、ぜんぶ楽しいミニチュアに。」をコンセプトに、ミニチュアで日本橋高島屋S.C.の誕生と共に新しい街の賑わいを表現。同展では、田中の代表作から日本橋髙島屋限定の新作3点を含む選りすぐりの作品約100点を、実物のミニチュア作品約30点もあわせて展示。またムービー内で使用されたミニチュアも動画とあわせて展示・放映される。オープン予告第2弾のムービーは、特設サイト()でも公開中。また会期中には、トークショー&サイン会も開催される。【イベント情報】MINIATURE LIFE展 田中達也 見立ての世界会期:9月12日〜9月23日会場:日本橋高島屋8階ホール時間:10:30〜19:30(入場は閉場の30分前まで。最終日は18時閉場)料金:一般800円 、大学・高校生600円、中学生以下無料トークショー&サイン会会期:9月12日 15:00〜 / 9月15日 15:00〜 / 9月16日 11:00〜、15:00〜会場:日本橋高島屋1階正面ホール
2018年08月24日東京・渋谷ヒカリエにある47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM」では、日本の今のものづくりに触れるマーケット型展覧会「47 あつらえ展~47都道府県のセミオーダーマーケット~」を10月8日まで開催中。買い物とは、ただ“もの”を手に入れるだけではなく、商品の背景を知り、つくり手の想いを実際に感じるといった“体験”も大きな楽しみである。「d47 MUSEUM」の第22回企画展となる同展では、その土地らしさが感じられ、環境への配慮や産業の活性化など、ものづくりへの思いのある出展者の中から、暮らしの道具や衣服を、自分らしく仕立てることができる“つくり手”を47都道府県から1つずつ選出する。カスタマイズ志向や社会的消費への関心が高まる中、つくり手と交流しながら自分仕様にしたり、長く親しめる自分らしいものを選んだり、商品を待つ喜びなどを通じて、改めて買い物の基準を見直すきっかけとなる。福井県「ろくろ舎」※会場の様子会場では、神奈川県「マルカ(Marca)」の名入れができるハンカチや、福井県「ろくろ舎」の形やサイズを自分に合わせて選べる漆器、石川県「わじま手ばしや 小山箸店」の箸、滋賀県「清原織物」の好みの色を合わせてつくる名刺入れ、新潟県「ジー.エフ.ジー.エス(G.F.G.S)」のカットソーなど、その取り組みを展示し紹介するとともに、日本各地のセミオーダーができる。会期中には、出展者による受注相談会やトークイベントも開催。出展者一覧などの情報は公式サイト()にて。また関連企画として、渋谷ヒカリエ8階クリエイティブスペース「8/(ハチ)」では、8月16日から30日まで「SHIBUYA WANDERING CRAFT 2018 ORDER MADE オーダーメイド展」も開催する。【イベント情報】47あつらえ展〜47都道府県のセミオーダーマーケット〜会期:8月16日〜10月8日会場:d47 MUSEUM住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階時間:11:00~20:00(入場は閉館30分前まで)料金:入場無料休館日:9月12日、13日
2018年08月20日アーティスト舘鼻則孝の展覧会「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」が、2018年9月14日(金)から9月16日(日)まで、東京・九段下の旧山口萬吉邸にて開催される。レディー・ガガへ提供した「ヒールレスシューズ」の作者として知られる舘鼻則孝は、花魁の履く下駄をモチーフとした同作品をはじめ、日本の伝統文化に着想を得た作品を制作するアーティスト。その作品は、ニューヨークのメトロポリタン美術館やロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館といった、世界の著名な美術館に永久収蔵されている。2017年8月に開催された、日本文化の過去と未来を往来し、自身の制作ルーツを見直す展覧会「舘鼻則孝リ・シンク展」に続く本展は、「日本文化をリシンクする」をテーマに、中でも「香りの日本文化」にフォーカスした展覧会だ。会場では、代表作の「ヒールレスシューズ」はもちろん、遊女の煙管から着想を得て、JTの「Ploom TECH」専用アクセサリーとして制作した「THEORY OF THE ELEMENTS」の最新モデル、「源氏香の図」をモチーフにした香炉などの新作を多数展示。また、会場内の和室では、京都の香老舗・松栄堂の協力を得て「聞香体験」を実施。聞香とは、読んで字の如く香木の香りを“聞く”ことで、その奥深さを楽しむという日本独自の芸道「香道」の鑑賞法のひとつ。歴史的建築として名高い旧山口萬吉邸で、香木を鑑賞をする楽しみも合わせて体験してみてほしい。【開催概要】「NORITAKA TATEHANA RETHINKー舘鼻則孝と香りの日本文化ー」開催期間:2018年9月14日(金)〜9月16日(日)会場:旧山口萬吉邸(kudan house)住所:東京都千代田区九段北1-15-9入場料:無料
2018年08月16日日本における現代銅版画の先駆者である駒井哲郎の展覧会「駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙」が、10月13日から12月16日まで横浜美術館で開催される。駒井哲郎《題名不詳》1971年頃 世田谷美術館(福原義春コレクション)(c)Yoshiko Komai 2018/JAA1800117深淵な詩的世界が刻まれた版画により、国内外で高く評価されてきた駒井哲郎。多彩な銅版技法を駆使し、微妙な諧調の面と鋭い線、緻密な描写と幻想的な抽象形態、ストイックなモノクロームと色彩あふれる画面など、一見相反するような作風を同時並行で追求しながら、幅広い表現を生み出した。他に追随を許さない駒井独自の腐蝕により生み出された、紙の上に匂い立つような豊かな表情。夢と狂気のあわいを彷徨う駒井の宇宙は、デジタル時代を迎えた今だからこそ、私たちの心を揺さぶる。同展では、駒井の作品の展開を初期から晩年まで6章構成でたどる。色彩家としての知られざる一面も、福原義春コレクションを核とした色鮮やかなカラーモノタイプ(1点摺りの版画)によって紹介。駒井の版画作品や詩画集など約210点とともに、関連作家作品約80点を展示し、さまざまなジャンルとの有機的な繋がりにより紡ぎ出された、豊穣な世界を紹介する。パウル・クレー《大聖堂(東方風の)》1932年 アサヒビール株式会社駒井は1950年代にインターメディアな前衛芸術集団「実験工房」に参加し、作曲家・湯浅譲二との共同制作によるオートスライドや、立体オブジェの制作を行っていた。50年代後半からは、大岡信や安東次男ら、多くの詩人たちと、詩画集の制作や詩集の装幀などのコラボレーションを実現。駒井のジャンルを超えた表現に着目し、文学や音楽との領域横断的な特質を持つ、駒井芸術の魅力に迫る。また、銅版画だけでなく、西洋美術史の幅広い知識を持っていた駒井は、ルドンを始め、クレーやミロなど西洋画家たちの作品から受けた影響も少なくない。駒井は、そうした敬愛する芸術家たちについての評論を美術雑誌などへ数多く寄稿しており、そこからは彼自身の芸術観を読み取ることが出来る。同展では、駒井の文章を紐解きながら、駒井が敬愛した西洋画家たちの作品と駒井作品を並べ、駒井が彼らから何を摂取し、どのように独自の創作へと展開したのかを検証する。駒井哲郎《黄色い家》1960年 世田谷美術館(福原義春コレクション)(c)Yoshiko Komai 2018/JAA1800117会期中には関連イベントも多数開催。10月13日の14時からは、同美術館レクチャーホールにて、銅版画家の中林忠良を講師に、講演会「師・駒井哲郎の人と作品―銅版とpas de deux(パ・ド・ドゥ)」を開催する。11月10日14時からは、詩人の文月悠光をゲストにトークと詩の朗読「画(え)から言葉が生まれるとき」を同美術館円形フォーラムで実施。12月2日の13時半からは、駒井の薫陶を受けた銅版画家・渡辺達正が、駒井の銅原版を用いて刷りの実演を行う「駒井哲郎 版に刻まれた世界」を市民のアトリエにて開催する。また、12月9日と16日の連続講座で同じく渡辺達正による「銅版画創作体験『メゾチント』」を開催する。11月23日には、小学生と保護者を対象に、親子講座「小さな銅版画―モノタイプ版画に挑戦!」を開催。同展でさまざまな作品を鑑賞したあとに、親子で小さな銅版画制作に挑戦出来る。この他、学芸員によるギャラリートークも実施。各イベントの詳細情報や申し込みは、ウェブサイト()にて。初期から晩年までの駒井作品の展開を縦糸に、芸術家たちとの交流や影響関係を横糸とすることで、多面的な駒井の姿を捉えなおし、その作品の新たな魅力に迫る展覧会に、ぜひ足を運んでみては。【展覧会情報】駒井哲郎―煌めく紙上の宇宙会期:10月13日~12月16日会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1時間:10:00~18:00(11月23日は20:30まで)※入館は閉館の30分前まで料金:一般1,500円(前売1,300円 / 団体1,400円) 大学・高校生900円(前売700円 / 団体800円) 中学生600円(前売400円 / 団体500円) 小学生以下無料 65歳以上1,400円※( )内は前売および有料20名以上の団体料金。前売券は7月13日から10月12日まで販売、11月3日は観覧無料、毎週土曜日は高校生以下無料、障がい者手帳をお持ちの方と介護の方1名は無料、観覧当日に限り本展の観覧券で「横浜美術館コレクション展」も観覧可休館日:木曜日
2018年08月16日展覧会「バウハウスへの応答」が、2018年8月4日(土)から10月8日(月・祝)まで、京都国立近代美術館で開催される。バウハウス100周年、その今日的な意義を探る1919年、ドイツのヴァイマールに設立された総合芸術学校「バウハウス」。初代校長ヴァルター・グロピウスは、その開校に際して発せられたバウハウス宣言の中で「あらゆる造形活動を手仕事の訓練と習得を通して統合し、新たな時代・世界に相応しい建築さらには社会の創造を目指す」とし、その教育理念と独創的なカリキュラムによって、ドイツ国内のみならず世界に広く影響を及ぼした。1933年にナチスの迫害によって閉校に追いやられるまで、わずか14年間。学校の歴史としては極めて短い期間の中で、バウハウスの流れを汲む合理主義的・機能主義的な現代美術の世界にも大きな影響を与えている。100点あまりの関連資料や記録、当時の学生たちの作品を展示本展は、「バウハウス」の100周年を記念して、その今日的な意義を再考するための国際プロジェクト「bauhaus imaginista(創造のバウハウス)」の一環として開催される、日本国内で唯一の展覧会だ。「バウハウス」の教育理念とカリキュラムの中でも特に、工房教育と予備課程が、日本とインドでどのように受け入れられ発展したのかに着目。その足跡を、前述のバウハウス宣言のためにライオネル・ファイニンガーが制作した木版画をはじめとする100点あまりの関連資料や記録、当時の学生たちの作品などによって巡るものとなっている。ルカ・フライ、オトリス・グループが作品制作また本展のために、スウェーデンのマルメを拠点に活動するルカ・フライ、そしてロンドンを拠点とするオトリス・グループの2組のアーティストが、「バウハウス」と日本とインドをめぐる作品を新たに制作。異なる歴史・文化背景をもつ地域の中でも受容された「バウハウス」の歴史性、そしてその今日的な意義を探る。開催概要展覧会「バウハウスへの応答」開催期間:2018年8月4日(土)〜10月8日(月・祝)会場:京都国立近代美術館 コレクション・ギャラリー(4F)開館時間:9:30~17:00※金曜日、土曜日は21:00まで開館※入館は各閉館時間の30分前まで休館日:毎週月曜日※9月17日、24日、10月8日(月・祝)は開館、9月18日、25日(火)は閉館する観覧料:一般 430円(220)、大学生 130円(70)※( )内は20名以上の団体料金。※本展はコレクション・ギャラリーの一部を使って開催する展覧会。※本料金でコレクション展も観覧可能。※前売券は発売しない。※高校生以下、18歳未満および65歳以上は無料*。※心身の障がい者と付添者1名は無料*。*(入館の際に証明できるものを提示する必要あり)<無料観覧日 / 夜間割引>無料観覧日:8月4日(土)、11日(土)、18日(土)、25日(土)夜間割引:夜間開館日(金・土曜日)の17:00以降、夜間割引を実施。料金:一般 430円→220円、大学生 130円→70円
2018年08月09日ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)で、アーティスト・田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」が開催中。会期は8月3日から9月9日まで。©Makiko Tanaka「Bravo」watercolour on paper 2018田中麻記子は1975年、東京生まれ。第12回岡本太郎芸術賞入選以来、2013年より文化庁新進芸術家派遣制度研修員を経て、今日までフランスを拠点に活動を行っている。ピエール・エルメ・パリ・ジャポン青山店のシンボル「Macaron Baby」のデザイン及びアニメーションの担当、資生堂『花椿』Web版にてパリの季節の食材をテーマにしたアニメーション&コラム「空想ガストロノミー」を連載するなど、田中独自の作品世界が幅広い層に支持され、アートシーンに留まらないフィールドで活躍するアーティストだ。これまで田中麻記子は、鉛筆、パステル、油彩、セラミック彫刻など様々な素材を遍歴しながら、溢れるイマジネーションで綺想の美をたたえた作品世界を構築してきた。重厚な描画手法で絵画を制作してきた田中は近年、水彩などで描いた軽快なタッチの描画で仕上げる作品も多数手がけ、ユーモラスでチャーミングな魅力が作品に加わった。また8月3日より、新作作品集『Vu Vu』(HeHe刊)や、資生堂『花椿』と資生堂パーラーとのコラボグッズ(マスキングテープ、資生堂パーラー オリジナル金平糖)、さらにNADiffが手掛ける田中麻記子オリジナルグッズ(Tシャツ、iPhoneケース、ステッカーなど)が販売開始されている。【イベント情報】田中麻記子の新作展覧会「Vu Vu」会期:8月3日~9月9日会場:ナディッフ ギャラリー(NADiff Gallery)住所:東京都渋谷区恵比寿1丁目18-4 1F【書籍情報】田中麻記子『Vu Vu』発売日:2018年8月3日出版社:HeHe / ヒヒA4判 72ページ 仮フランス装
2018年08月07日フランス・ヴェルサイユ宮殿の現代美術プロジェクトとして、日本の現代美術作家・杉本博司の展覧会「SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)」を、10月16日から翌2019年1月20日まで開催する。©château de Versailles Thomas Garnier Vue arienne du Temple de l’amour au domaine de Trianon2008年より、ヴェルサイユ宮殿では年一回、国内外のアーティストによる展覧会を企画。2008年にジェフ・クーンズ(Jeff Koons)、2009年にグザヴィエ・ヴェイヤン(Xavier Veilhan)、2010年に村上隆、2011年にベルナール・ヴネ(Bernar Venet)、2012年にジョアンナ・ヴァスコンセロス(Joana Vasconcelos)、2013年にジュゼッペ・ペノーネ(Giuseppe Penone)、2014年にリー・ウーファン(Lee Ufan)、2015年にアニッシュ・カプーア(Anish Kapoor)、2016年にオラファー・エリアソン(Olafur Eliasson)、そして2017年にはグループ展「Voyage d’Hiver/冬の旅」を開催し、それぞれの作品とヴェルサイユ宮殿、庭園との間に独自の対話を生み出してきた。第11回目となる、2018年の招聘作家に選ばれた杉本博司は、かつて王族のプライベートな場所として用いられていたトリアノン離宮を選び、主にプチ・トリアノンのフォリー(装飾的建築)および庭園にて作品を発表する。ルイ14世によって作られたこの区域には、グラン・トリアノンと呼ばれる大理石の宮殿が建てられた。その後、ルイ16世王妃、マリー・アントワネットがヴェルサイユ宮殿での窮屈な生活から逃れるため、この区域を改造し、プチ・トリアノンを隠れ家として用いるようになり、この地にフォリーや劇場、そして村里まで有するロマンティックな庭園を作らせた。杉本博司は、ヴェルサイユを象徴する場所のひとつであるこのトリアノン離宮を初めて使用し、アート、建築、ライブパフォーマンスで構成される展覧会を行う。Versailles Sugimoto 9434 ©Tadzio「ヴェルサイユに杉本博司を招聘することは、この偉大なる日本人アーティストの特異性を形成する折衷主義を迎え入れることでもあります。ルイ14世からナポレオン、マリー・アントワネットからオルレアン公へと受け継がれ、それぞれの時代の創作を生み出してきたトリアノン離宮が初めて使用され、杉本博司が現代的な解釈をもたらします。『ジャポニズム 2018』が開催される今年、ここヴェルサイユにて、杉本は日本とフランスの文化的関連性を明示するのです」と、ヴェルサイユ宮殿美術館館長カトリーヌ・ぺガールは語っている。杉本博司は、「私のアーティストとしての活動は2次元を扱う写真から始まった。その後使いにくい美術館空間での展覧会という難行苦行を重ね、自らが望む3次元空間を創出する為に建築家となった。3次元空間が出来てみると、その空間に時間の要素を加えた演劇に興味が向いていった。私のアーティストとしての一生は予定調和へと向かわずに支離滅裂へと向かっているようだ。この与えられた機会に感謝し、私自身を整理して、私の活動をどのように統合できるかを検討することにした」とコメントしている。キュレーションは、ヴェルサイユ現代美術展キュレーターであるアルフレッド・パックマン(Alfred Pacquement)と、パリの現代美術館パレ・ド・トーキョーの館長であるジャン・ド・ロワジー(Jean de Loisy)が務める。また本展覧会情報は、CHÂTEAU DE VERSAILLES公式HPでも確認できる。【展覧会情報】SUGIMOTO VERSAILLES 展(仮)会期:10月16日〜2019年1月20日会場:CHÂTEAU DE VERSAILLES
2018年08月02日みなとみらいの横浜美術館で『モネそれからの100年』展がスタート。みんな大好きな画家モネと現代アートがコラボした展覧会では、ペイントパーティやスペシャルランチなど夏の思い出づくりにぴったりな関連イベントが盛りだくさん! お得な割引サービスもある話題の展覧会をレポートします!モネと現代アートがコラボ!【女子的アートナビ】vol. 119『モネそれからの100年』展では、印象派の巨匠クロード・モネ(1840~1926)の作品と、モネとの結びつきを感じられる近現代のアートをあわせて展示。20世紀アートの人気作家ウォーホルやリキテンスタイン、ロスコなどの作品とモネの絵を同じ空間で楽しめる何とも贅沢な企画展です。全体の構成は4章に分かれ、モネ25点と近現代26作家による66点の計91点を展示。絵画が中心ですが、版画や写真、映像などさまざまなジャンルの作品が並んでいます。また、現代アーティストのうち半数以上が日本人作家というのも特徴のひとつ。そのうち3人の作家さんが今展のために新しく作品を制作されたとのことで、最新作とモネの競演も楽しめます。モネはチャレンジャー!でも、なぜモネと現代アートを一緒に並べたのでしょう?モネといえば、睡蓮や積みわらなどのある風景画を描く画家。抽象的な作品の多い現代アートとはあまり関係がなさそうにも思えますよね。実は、モネは西洋絵画の世界で新しいことにチャレンジしていた画家。例えば新しい技法を使ったり、大気や光、水など形のはっきりしないモチーフを描いたり、当時としては斬新なことをしていたので、批評家からは痛烈に批判されていました。そんな先見性のあるモネの作品は、現代でもアーティストたちにインスピレーションを与え続けています。この展覧会を担当した横浜美術館の主任学芸員 松永真太郎さんによると、モネ作品と現代アートを一緒に展示することで「モネの革新性、現代性、普遍性を浮かび上がらせることができる」とのこと。「現代アートは取っつきにくいというイメージを持っている方々に、例えばモネの風景画を見るようなまなざしで現代アートを見ていただいたら、純粋な色彩のハーモニーなど視覚の喜びを再発見していただけるのではないか」と松永さん。会場では展示作品のそばに作品を見るためのヒントも掲示されているので、抽象画などを見慣れていない人でも楽しく理解することができると思います。楽しいコラボイベントも満載!この展覧会の開催にあわせて、楽しい関連企画も多数用意されています。そのなかから女子におすすめのイベントを2つセレクトしてご紹介!ひとつめは、横浜ロイヤルパークホテルのレストラン『フローラ』で楽しめるスペシャルランチ。モネの世界をシェフの感性でお皿に表現したというランチは、まるでアート作品のような美しさ。特にモネの《睡蓮》をイメージしたデザートのお皿は食べるのがもったいないほどステキです。前菜とスープ、メイン料理にデザートとコーヒーまたは紅茶までついて¥2,019(税サ込み)。しかも、展覧会の鑑覧券か半券があれば飲食代10%の割引サービスも受けられます。モネの作品を見た後にぜひ食べてみたいですね。もうひとつのコラボ企画は、横浜のダイニングバーで7月28日(土)に開かれる「ペイントパーティー」。なんとカクテルを飲みながらモネの《睡蓮》を模写するというユニークなイベントです。画材も貸してくれるので、手ぶら参加OK。絵を見るだけでなく描く楽しみも味わえちゃいます。講師の先生と一緒に描いていくので、初心者でも大丈夫。さらに描いた絵も持ち帰れるので、ステキなお土産にもなりますね。このイベントには展覧会鑑覧券1枚と画材レンタル、キャンバス代がついて¥4,500(税込み)。店舗にて1ドリンク以上のオーダーが必要です。ほかにも、横浜美術館周辺では展覧会のチケットや半券を見せれば割引サービスを受けられるお店がいろいろあります。この夏は横浜でアートな一日を過ごしてみては?Information会期:~9月24日(月・休)休館日:木曜日(8月16日は開館)時間:午前10時~午後6時※ただし9月14日(金)、15日(土)は午後8時30分まで※入館は閉館の30分前まで会場:横浜美術館料金:一般 ¥1,600/大学生・高校生¥1,200/中学生¥600/小学生以下無料※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2018年07月26日7月21日から東京都美術館にて、『BENTO おべんとう展――食べる・集う・つながるデザイン』が開催されます。例えば今日、日本中の人が食べている手作りのお弁当には一つとして同じものはないはず。なぜならそれは食べる人を思い、作られるものだから。「お弁当を作る時には体調、食事時の環境など、食べる側の状況に思いを巡らせますよね。だから何をどう詰めるかということだけにとどまらず、自然にお弁当の時間や場をデザインすることにつながるのです」と東京都美術館学芸員の熊谷香寿美さん。“BENTO”は世界にも類を見ないコミュニケーション・デザインの場なのだとか。本展のみどころは弁当をテーマにしたさまざまな試み。料理家が読者の依頼に応え、「あの人に食べさせたい」お弁当を作る誌上企画や、黙々と“お弁当を食べる人”を撮影したポートレートなど、ユニークなプロジェクトを紹介。また、お弁当にまつわる記憶、文化などをテーマにした参加型の展示も。部屋全体をお弁当箱に見立てたインスタレーションや、アジアの市場のような異空間「おすそわけ横丁」が出現。実際におすそわけがもらえるそう。本誌連載でもおなじみ“チオベン”こと山本千織さんをはじめ参加作家によるワークショップも多数開催。お弁当を巡る忙しい一日になりそう。あゆみ食堂のお弁当webマガジン「&w」の人気連載から。応援や感謝の気持ちを表した相手に寄り添う贈り物のような佇まいにため息。《あゆみ食堂のお弁当》2017年料理:大塩あゆ美、写真:平野太呂ひるけ“お弁当ハンター”こと阿部了のポートレートシリーズ。全国を回り手作り弁当と食べる人をテーマに。本展に合わせ写真集も発売。阿部了《ひるけ》2018年お父ちゃん弁当写真左は小学生の姉が弟の弁当のために書いた指示書。美術家の父はそれに従って制作する。蛇行する川、三日月湖は本や散歩から着想。小山田徹《お父ちゃん弁当》2017年個性あふれるワークショップも注目!阿部了氏による対談形式レクチャーを8月10日、本展で新作アニメーション《おべんとうDAYS》を披露する発酵デザイナー・小倉ヒラク氏によるダンスワークショップを7月29日に開催予定。そのほかデザイナーのマライエ・フォーゲルサング氏によるレクチャー(7月21日)、山本千織氏によるお弁当ワークショップ(7月27日)、美術家・小山田徹氏によるワークショップ(9月16日)も。東京都美術館東京都台東区上野公園8‐367月21日(土)~10月8日(月)9:30~17:30(7/27、8月の金曜は~21:00。7/13・20、9・10月の金曜は~20:00。入室は閉室の30分前まで)月曜、9月18・25日休(8/13、9/17・24、10/1・8は開室)一般800円ほかTEL:03・3823・6921※『anan』2018年7月18日号より。文・松本あかね(by anan編集部)
2018年07月12日“タータン”をテーマにした本格的な展覧会「スコットランドからの贈りもの タータン展」が、神戸ファッション美術館にて2018年9月15日(土)から11月11日(日)まで開催される。なお、その後は東京、岩手、福岡、新潟へと巡回予定だ。約250点で紹介する“タータン”の魅力山と湖の国、スコットランドを象徴する文化ともいえる“タータン”は、世代や性別を超え、世界中で愛されてきた。日本でもおなじみのごとく、衣服や小物、お菓子のパッケージなど様々な用途で使われている。「スコットランドからの贈りもの タータン展」はそんな“タータン”にフォーカスした展覧会。100種類以上のタータンの布地をはじめ、関連する美術作品や資料など計約250点を展示し、歴史や背景を紹介する。全5章で伝える“タータン”の歩み歴史と現在そもそも“タータン”とは何か今やだれもが知っている柄ではあるが、現在に至るまでの歴史や定義は意外と知られていない“タータン”。元来は、スコットランド北西部に位置するハイランド地方で発展した織物で、老若男女、衣服として身に着けられてきた。まず、第1章では、“タータン”のこうした歴史を写真などを用いて解説。そして第2章で歴史の詳細に迫っていく。“タータン”のもつ意義とは第3章で語られるのは、目的や用途によっていくつかの種類に分けられている“タータン”の種類だ。ここでは、クラン(氏族)とその家族が身に着けられるクラン・タータン、地域に関連したディストリクト・タータン、軍隊用のミリタリー・タータン、そして王家が用いてきたロイヤル・タータンなどを観覧できる。現代における“タータン”今、皆が身に着けれているように“タータン”は民族衣装としてだけでなく、ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)ら世界的なファッションデザイナーもコレクションに取り入れるひとつのデザインとなった。第4章では、ウェディングドレスなどを通して、タータンの意味や役割を問う。そして最終章、日本人とタータンとの関わりを紐解いていく。オリジナルグッズの販売も会場ではオリジナルグッズも販売。国内では入手が難しいグッズなどを多様なジャンル、幅広い価格帯で揃える。開催概要スコットランドからの贈りもの タータン展会期:2018年9月15日(土)~11月11日(日)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)休館日:月曜日※9月18日(火)、25日(火)、10月9日(火)は休館。ただし月・祝日の9月17日、24日、10月8日は開館。会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1料金:一般 1,000(800)円、大学生・65歳以上 500(400)円、高校生以下無料※()内は30人委きょうの団体料金。※販売は神戸ファッション美術館の窓口のみ。※本展と常設展の両方を観覧可能。問い合わせ先:神戸ファッション美術館 TEL 078-858-0050【巡回情報】・東京会場会期:2018年12月8日(土)~2019年2月17日(日)会場:三鷹市美術ギャラリー・岩手会場(予定)会期:2019年4月13日(土)~5月26日(日)会場:岩手県立美術館・福岡会場(予定)会期:2019年9月21日(土)~11月4日(月・祝)会場:久留米市美術館・新潟会場(予定)会期:2019年12月14日(土)~2020年3月1日(日)会場:新潟県立万代島美術館
2018年07月09日上野の国立西洋美術館で『ミケランジェロと理想の身体』展がはじまりました。この展覧会にはアスリートなどの男性裸体を表現した作品が勢ぞろい♡ しかも世界に約40点しかないといわれているミケランジェロの大理石彫刻作品のうち、貴重な傑作2点も初来日しています!この夏、絶対に見逃せない貴重な彫刻アート展をレポートします。メインは男の裸♡『ミケランジェロと理想の身体』展【女子的アートナビ】vol. 115男性の裸体がメインテーマとなっているドキドキの同展では、初来日で注目されているミケランジェロの大理石彫刻の傑作2点を中心に、古代ギリシャ・ローマ時代とルネサンス期の彫刻作品や絵画など70点を展示。アスリートや戦士、神々などさまざまな男性たちのリアルな裸体彫刻を見ながら、各時代の芸術家たちがどのように “理想の身体” を表現してきたのかを知ることができます。展覧会の主役、ミケランジェロ・ブオナローティ(1475~1564)はルネサンス期に活躍した偉大な芸術家。彼はシスティーナ礼拝堂にある超有名な天井画や壁画を描いた画家であり、サン・ピエトロ大聖堂のドームをつくった建築家であり、教科書に必ず載っている《ダヴィデ》像を手がけた彫刻家でもあります。ミケランジェロは何より彫刻をつくるのが好きで自分のことを「彫刻家」と呼んでいたのですが、天才すぎてあらゆる仕事が舞い込みます。例えば、当時絶大な権力を持っていた教皇からはシスティーナ礼拝堂の天井画を依頼されてしまい「本業じゃないのに……」と不満タラタラだったとのこと。でも、本業ではないのに絵画の専門家よりも質の高い作品を描いてしまうのですから、彼がどれだけ才能があったのかわかりますね。ちなみに、ミケランジェロには詩人という肩書もあります。彼は57歳のころ、若く美しい青年に恋をして、最近話題の “恋するおっさん” になっていました。そんな乙女なミケランジェロは、年下の想い人に自作の詩や素描などを贈っていたそうですよ♡見どころは “男の裸体美”では、会場の見どころをご紹介していきます。今回は男性裸体が主役。どの展示室も男の裸だらけです。でも、なぜ男性なのでしょう? 美しい裸体といえば豊満な肉体をもつ女性なのでは? と疑問に思いますよね。そこがこの展覧会のポイント。あえて男性美にスポットをあて、理想の身体とは何かを掘り下げています。例えば、紀元前1世紀の大理石彫刻作品《アメルングの運動選手》は腹筋が割れて、いわゆるシックスパックになっています。このようなアスリートや戦士の裸体作品は、ギリシャ彫刻にとって大事なテーマ。古代ギリシャ・ローマ時代には、鍛え抜かれた男の美しい肉体は勇敢さや雄々しさを象徴する “究極の美” とみなされていました。いっぽう、ルネサンスの男性裸体像も古代彫刻に負けていません。例えば1530~50年ごろにつくられた彫刻作品《ネプトゥヌス》もたくましく美しい身体をさらけだしています(ネプトゥヌスとはローマ神話に出てくる海の神。ギリシャ神話ではポセイドン)。古代ギリシャ・ローマ時代が再評価されたルネサンス期には、古代芸術を手本にした作品が多くつくられました。特に神話は重要なテーマであり、神話に出てくる神々の姿は「男性裸体表現の技を磨くための重要な素材」だったとのこと。会場に展示されている《ネプトゥヌス》は高さ118センチなのでそれほど大きな像ではありませんが、美しい筋肉といかにも強そうな下半身は思わず見惚れる美しさ。ぜひぜひ本物をご覧になってみてください。ミケランジェロの傑作2点、初来日!そして、いよいよ展覧会のメイン作品、ミケランジェロの《ダヴィデ=アポロ》と《若き洗礼者ヨハネ》を見てみます。まずは《ダヴィデ=アポロ》。作品名を見ると聖書の英雄ダヴィデなのか、ギリシャ神話の神アポロなのかわかりませんが、実際にテーマが謎に包まれているので、このような名称になっているとのこと。実物の高さは147センチ。1530年ごろにつくられた大理石彫刻です。表面にはノミのあとがたくさん残っているのが見えるので、未完ともいわれていますが、これも謎。いろいろ謎の多い作品ですが、上半身から下半身にかけての美しいラインや左手の付け根部分など、天才彫刻家の技術がしっかりと感じられます。また、《若き洗礼者ヨハネ》はスペインから来日。スペイン国内にたった1点しかないという大変貴重なミケランジェロ彫刻です。この作品は、1936年のスペイン内戦時に破壊され、本来の姿の約40%となる14の石片だけが残されたとのこと。それをもとに復元・修復された奇跡の作品がはるばる日本まできてくれました。本作はミケランジェロが20歳をすぎたばかりのころに制作された初期作ですが、特に手足の筋肉や顔の表情などに彼の才能を見ることができます。スペインでも一般公開されていない貴重な彫刻なので、今回の来日が最初で最後のチャンスかもしれません。目に焼き付けておきたい作品です。ほかにも、ミケランジェロに多大な影響を与えた古代彫刻の傑作《ラオコーン》を模倣した大理石彫刻も来日。 この作品は写真撮影もOKとなっているので、ぜひ記念に撮ってみてください。男の美しい裸体を味わえる女子必見の展覧会は9月24日まで。Information会期:~9月24日(月・休)休館日:月曜日、7月17日(火)(ただし、7月16日(月・祝)、8月13日(月)、9月17日(月・祝)、9月24日(月・休)は開館)時間:午前9時30分~午後5時30分毎週金・土曜日:午前9時30分~午後9時※入館は閉館の30分前まで会場:国立西洋美術館料金:一般 1,600円/大学生1,200円/高校生800円/中学生以下無料※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しています。
2018年06月30日埼玉県のうらわ美術館では、亀山達矢と中川敦子による2人組のユニット、tupera tupera(ツペラツペラ)の展覧会「ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展」を、7月7日から8月31日まで開催する。©tupera tuperatupera tuperaは、絵本やイラストレーションを始め、工作、ワークショップ、舞台美術、アニメーション、雑貨、空間デザインと、様々な分野で幅広く活躍するアーティスト。2002年に、布雑貨の展示・販売からその活動を開始、切り絵や貼り絵を用いた色鮮やかな絵本など、斬新かつユーモアあふれる作品を次々と発表している。『かおノート』2008年 ©tupera tupera / コクヨ株式会社2013年、造本においてもユニークな『しろくまのパンツ』が第18回日本絵本賞読者賞と第2回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリを、続けて翌年には『パンダ銭湯』も第3回街の本屋が選んだ絵本大賞グランプリを受賞。そして本年、『わくせいキャベジ動物図鑑』が、第 23 回日本絵本賞大賞に輝いた。『パンダ銭湯』2013年 ©tupera tupera / 絵本館日常生活などから見いだされる数々のアイデアは、親しみと驚きと遊びの要素があいまって、不思議だけれど圧倒的に楽しい世界を形づくる。本展は、そのようなtupera tuperaの世界から約300点を、初期の絵本、さまざまなモチーフの絵本、絵本のつくりかた、イラストレーション&アートディレクション、tupera tuperaのものづくり、工作&ワークショップの6つの章でたっぷりと紹介する、初めての大規模展覧会となる。【展覧会情報】ぼくと わたしと みんなの tupera tupera 絵本の世界展会期:7月7日~8月31日会場:うらわ美術館 ギャラリーABC住所:さいたま市浦和区仲町2-5-1 浦和センチュリーシティ3階時間:10:00〜17:00、土日10:00〜20:00(入場は閉館の30分前まで)休館日:月曜日(7月16日は開館)、7月17日料金:一般610円(480円) 大高生410円(320円) 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金、障害者手帳をお持ちの方および付添いの方1名は半額、観覧済み有料観覧券の提示で「リピーター割引」として団体料金で観覧可能(観覧日から1年以内、1名様、1 回限り)
2018年06月29日安室奈美恵の軌跡を辿る体感型展覧会「namie amuro Final Space」が東京・大阪・福岡・沖縄の4会場で開催される。開始日は東京・渋谷ヒカリエで2018年7月26日(木)から、大阪・グランフロント大阪内ナレッジキャピタルで7月14日(土)から、福岡三越で8月12日(日)から、沖縄市・プラザハウスショッピングセンターで8月12日(日)から。最終日は全会場、安室奈美恵の引退日である9月16日(日)。9月16日(日)での引退を発表して以来、ベストアルバム『ファイナリー(Finally)』の発売や、引退前最後となる全国5大ドームツアー「namie amuro Final Tour 2018 〜Finally〜」の開催などを行ってきた安室奈美恵。展覧会「namie amuro Final Space」では、多くの人々に愛されてきた安室奈美恵のこれまでの活動を振り返る。また、東京・大阪・福岡・沖縄の4会場で展示内容が異なるのもポイント。ここでは会場別に見どころを紹介する。東京会場「TOKYO search for the memory of namie amuro」東京会場では、安室奈美恵の楽曲「Dr.」をモチーフに、映像を中心としたアトラクション型の空間を展開。歌詞に登場する博士・Dr.クロノスから「安室奈美恵の記憶を集めよ」と指令を受けた謎の女性が、西暦3000年から現代の世界に送り込まれ、ゲストと共に安室奈美恵の25年間の軌跡を辿るというストーリーだ。映像はこの展覧会のための撮り下ろしで、安室奈美恵の“Final Space ”を表現する。巨大スクリーンで安室奈美恵の名曲をプレイバック会場に設置された巨大スクリーンに映し出されるのは、安室奈美恵デビュー当時の初々しい映像から、日本中で"アムラー現象"を巻き起こした1990年代後半のライブ、そして記憶に新しいファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」の映像まで。各時代を彩った代表曲と共に、安室奈美恵の軌跡を振り返ることができる。また最後の映像が流れ終わると、スクリーンが幕を開け、ファイナルツアーのセットが現れる。煌びやかなライトアップが会場を照らし出し、歴代の衣装を展示した新たな会場へと来場客を誘う。懐かしのライブ衣装から、紅白の純白ドレスまで続く衣装展示スペースには、1996年以降のテレビ番組「NAMIE AMURO TOUR“GENIUS 2000”」や、2017年最後の出場となった紅白の衣装、 「Hero」「Finally」などのミュージックビデオ衣装も並べられる。会場で映し出される当時の映像と共に、実物の衣装を鑑賞できるファンには堪らない空間だ。また会場の奥には、ファイナルツアーで話題となったビル群の実物セットなども展示されている。歴代のCDジャケットが壁一面に最後に来場客を出迎えるのは、壁一面を飾るCDジャケットのポスター装飾。そのタイトルは、一度は耳にしたことのある名曲ばかりで、これまで安室奈美恵がどれほど日本中に影響を与えてきたのかを教えてくれる。出口には、ファンへの感謝の気持ちを綴ったメッセージと共に、今回の展覧会のルックとなった純白のドレスが飾られている。バリエーション豊かなお土産コーナーも展覧会を後にしたら、会場外に併設されたお土産コーナーへ。ボールペンやノートなどの文房具やスナック、Tシャツなど、ファイナルツアーのロゴをモチーフとしたバリエーション豊かなアイテムが店頭に並ぶ。1回500円のガチャガチャでは、安室奈美恵の缶バッジや、アクリルスタンド、マスキングテープの3種がランダムに出てくるので、お目当てのグッズを狙ってみて。渋谷ヒカリエレストランホールで連動した飲食フェア開催渋谷ヒカリエの6・7階カフェ&レストランでは、同展覧会の開催にあわせて飲食フェアを実施。フロア内各店で、石垣島で手作りされている「辺銀食堂の石垣島ラー油」、通称“アムラー油”を使用したメニューを用意する。「辺銀食堂の石垣島ラー油」は、琉球王朝からの薬草のウコンや黒糖、石垣島の島唐辛子、希少品ピパーチ(島胡椒)などを使用した万能調味料だ。寿司、パスタ、パエリアなど和洋中問わず、各店自慢の料理に合う。大阪会場「OSAKA storage of namie amuro」福岡会場「FUKUOKA storage of namie amuro」大阪、福岡会場では、衣装を中心にこれまでの活動を“モノ”で振り返る。Dr.クロノスの指令を受けて集められた安室奈美恵にまつわる“モノ”を会場に展示する。大阪では「Showtime」「Fashionista」のミュージックビデオ衣装、「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 ~20th Anniversary Best~」「namie amuro LIVESTYLE 2016-2017」のライブ衣装を、福岡では「SWEET 19 BLUES」「Mint」「Just You and I」のミュージックビデオ衣装、「namie amuro BEST FICTION TOUR 2008-2009」のライブ衣装をはじめとした多数の展示物が用意されている。また、展示の最後には、ファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」の衣装や、ツアーで話題となったカナダのクリエーター集団「モーメント・ファクトリー 」が制作したステージ用映像展が登場。大阪では「CAN YOU CELEBRATE?」、福岡では「Finally」のライブ空間を再現する。沖縄会場「OKINAWA homeland of namie amuro」安室奈美恵の故郷・沖縄会場では、2017年、宜野湾で開催された25周年ライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」の衣装や、2012年に開催される予定だった沖縄での20周年ライブの幻の衣装など、沖縄ならではの展示を行う。また、「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で、沖縄を彷彿させる楽曲「NEVER END」のライブ空間を表現。さらに、NHK紅白歌合戦の衣装も展開される。なお、安室奈美恵本人も8月20日(月)に福岡、21日(火)に大阪、22日(水)に東京会場を訪れており、日本テレビ系バラエティ番組「世界の果てまでイッテQ!」のロケでイモトアヤコと撮影した2ショット写真をはじめ、会場各所にサインを書き残した。この本人による貴重な直筆サインは、展覧会終了日まで目にすることが可能だ。連動企画、“あの名曲”が発車ベルに連動企画として、東急電鉄 東横線「渋谷駅」と西日本鉄道「天神駅」において、2018年8月中旬から9月16日(日)まで期間限定で発車ベルに『Hero』を起用する。渋谷&大阪の109に限定ストアまた、渋谷・SHIBUYA109と大阪・SHIBUYA109ABENOに、9月1日(土)から16日(日)まで、展覧会オリジナルグッズを取り扱う限定ストア「SHIBUYA109Loves namie amuro」がオープン。安室奈美恵25年分の歴史をまとめたアーカイブ パンフレットや、石垣島アムラー油、オリジナルTシャツなどが販売される。【開催概要】東京会場「TOKYO search for the memory of namie amuro」会場:渋谷ヒカリエ 9階ヒカリエホール (東京都渋谷区渋谷2-21-1)期間:2018年7月26日(木)~9月16日(日) 10:00~21:00チケット:■日時指定前売券 1500円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:発売中~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=10:00~20:00、各1時間ごと、閉館時間21:00 ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ■当日券 1800円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※指定された時間以外の入場は不可。前売期間に完売した日程は当日券の販売を行わない。問い合わせ:ハローダイヤル 03-5777-8600(8:00~22:00)大阪会場「OSAKA storage of namie amuro」会場:ナレッジキャピタル(グランフロント大阪内)イベントラボ (大阪府大阪市北区大深町3-1)期間:第1期=7月14日(土)~7月29日(日)/第2期=8月11日(土)~9月16日(日) 10:00~20:00チケット:■日時指定優先入場券 1300円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:発売中~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=10:00~12:00、12:00~14:00、14:00~16:00、16:00~18:00、18:00~20:00 ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ■当日券1500円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※混雑時は入場制限。入場待機列で待つ場合あり。※混雑状況によって販売終了の場合あり。問い合わせ:キョードーインフォメーション 0570-200-888(10:00~18:00)福岡会場「FUKUOKA storage of namie amuro」会場:福岡三越・三越ギャラリー (福岡市中央区天神2-1-1)期間:8月12日(日)~9月16日(日) 10:00~20:00 ※初日の8月12日(日)のみ12:00開館。チケット:■日時指定優先入場券 1300円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:発売中~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=10:00~12:00、12:00~14:00、14:00~16:00、16:00~18:00、18:00~20:00 ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ注意事項:指定された日時以外の入場は不可。■当日券 1500円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※混雑時は入場制限。入場待機列で待つ場合あり。※混雑状況によって販売終了の場合あり。問い合わせ:キョードー西日本 092-714-0159(平日10:00~19:00/土曜10:00~17:00)沖縄会場「OKINAWA homeland of namie amuro」会場:沖縄市・プラザハウスショッピングセンター3階 (沖縄県沖縄市久保田3-1-12)期間:8月2日(木)~9月16日(日) 11:00~19:00チケット:■日時指定優先入場券 1300円(税込) ※別途システム利用料がかかる。販売プレイガイド:ticket boardチケット発売日:6月26日(火)10:00~入場日の前日23:59受付方法:先着順 ※入場区分=11:00~13:00、13:00~15:00、15:00~17:00、17:00~19:00) ※指定された日時以外の入場は不可。支払方法:クレジットカード限定■当日券 1500円(税込) ※システム利用料不要。※当日有効の入場券。会場のみで販売。※混雑時は入場制限。入場待機列で待つ場合あり。※混雑状況によって販売終了の場合あり。問い合わせ:沖縄タイムス社営業局企画事業部 098-860-3573(平日10:00~17:00)【連動企画】発車ベルに『Hero』起用・東急電鉄 東横線 渋谷駅 3・4・5番線から発車する横浜方面の列車(下り)期間:8月17日(金)初電~9月16日(日)終電・西日本鉄道 天神駅期間:8月11日(土)初電~9月16日(日)終電限定ストア「SHIBUYA109Loves namie amuro」期間:2018年9月1日(土)~9月16日(日)・渋谷:東京都渋谷区道玄坂2-29-1 SHIBUYA109TEL:TEL 03-3477-5111(代)・大阪:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-1 あべのキューズモール2階 SHIBUYA109ABENOTEL:06-6556-7109(代)
2018年06月28日福島県立美術館では、イラストレーター・安西水丸の足跡を辿る展覧会「イラストレーター 安西水丸」展を7月7日から9月2日まで開催する。レストランの読書©Kishida Masumi安西水丸は、1970年代より小説、漫画、絵本、エッセイや広告など多方面で活躍したイラストレーター。はじめ広告代理店や出版社に勤め、デザイン等の仕事をしながら、嵐山光三郎の勧めで『ガロ』に漫画を発表、南房総での幼少期を題材とした「青の時代」は高い評価を得た。独立後は、村上春樹を始めとする本の装幀や、『がたん ごとん がたん ごとん』などの絵本、和田誠との展覧会、広告や執筆活動など幅広く活躍。上手いだけではない「その人にしか描けない絵」を目指して、自らの身近なものを、水平線を軸とした構図に、パントーンによる明快な色彩で表現した。本展では、「小さい頃よりずっと絵を描くことが好きだった」という安西の幼少期から晩年に至るまでの足跡を、原画と資料あわせて700点以上で紹介する。【展覧会情報】イラストレーター 安西水丸会期:7月7日~9月2日会場:福島県立美術館 企画展示室住所:福島市森合字西養山1番地時間:9:30~17:00料金:一般・大学生1,000円(800円) 高校生600円(500円) 小中学生400円(300円)※( )内は20名以上の団体料金、各種障がい者手帳をお持ちの方は無料休館日:毎週月曜日(7月16日は開館)、7月17日
2018年06月28日東京会場では、安室さんの楽曲「Dr.」(2009年リリース)をモチーフに、会場を巡りながら映像を中心に楽しむアトラクション型の空間を実現。歌詞に登場する博士(Dr.クロノス)から「安室奈美恵の記憶を集めよ」と指令を受けた謎の女性が、西暦3000年から現代の世界に送り込まれ、来場者と一緒に軌跡を辿っていく新しいタイプの展覧会。映像はこの展覧会のために撮り下ろした特別なもので、安室さんの“Final Space ”を表現していきます。そして最後に待っているのは……。■TOKYO search for the memory of namie amuro映像の中に飛び込んだ安室奈美恵と25年の記憶を辿るアトラクション型空間。ここでしか観られない映像を体感! 最後に待っているのは……。撮り下ろしの特別映像を中心に25年の歩みを振り返るアトラクション型の空間。ファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」で話題となったビル群の実物セットなどツアーアイテムを持ち込んで展示するほか、1996年以降のテレビ番組衣装、「NAMIE AMURO TOUR“GENIUS 2000”」からファイナルツアーまでのライブ衣装、 「Hero」「Finally」などMusic Video衣装も披露します。■開催概要・会場 渋谷ヒカリエ 9階ヒカリエホール(東京都渋谷区渋谷2-21-1)・期間 7/26~9/16 開館時間=10時~21時・チケット 価格:1500円(税込)※別途システム利用料がかかります・販売プレイガイド:ticket board ・チケット発売日:6/26 午前10時~・受付方法:先着順(入場区分=10時~20時、各1時間ごと/閉館時間21時)・支払方法:クレジットカード、セブン―イレブン店舗レジ・購入期限:入場日の前日23時59分まで・注意事項:指定された日時以外の入場はできません価格:1800円(税込)※システム利用料不要・当日有効の入場券です ・会場のみで販売・指定された時間以外の入場はできません ・前売期間に完売した日程は、当日券の販売を行いません・協賛 7‐ELEVEN/KOSÉ・特別協力 渋谷ヒカリエ・主催 NTV/namie amuro Final Space Production Committee(お問い合わせ先)ハローダイヤル TEL 03-5777-8600
2018年06月28日2018年9月16日に引退するアーティスト・安室奈美恵の軌跡を辿る体感型の展覧会「namie amuro Final Space」が今夏、東京、大阪、福岡、沖縄の4会場で開催される。各会場の最終日は、引退日の9月16日。東京では、7月26日から9月16日まで、渋谷ヒカリエ9階のヒカリエホールを会場に開催。「search for the memory of namie amuro」と題し、安室が2009年にリリースした楽曲「Dr.」をモチーフに、会場を巡りながら映像を中心に楽しむアトラクション型の空間を実現。歌詞に登場する博士・Dr.クロノスから「安室奈美恵の記憶を集めよ」と指令を受けた謎の女性が、西暦3000年から現代の世界に送り込まれ、来場者と一緒に軌跡を辿っていく新しいタイプの展覧会。東京会場イメージ映像はこの展覧会のために撮り下ろした特別なもので、安室の“Final Space”を表現する。ファイナルツアー「namie amuro Final Tour 2018 ~Finally~」で話題となったビル群の実物セットなどツアーアイテムを持ち込んで展示する他、1996年以降のテレビ番組衣装、「NAMIE AMURO TOUR“GENIUS 2000”」からファイナルツアーまでのライブ衣装、「Hero」、「Finally」などのミュージックビデオで使用された衣装も披露する。大阪会場イメージ大阪、福岡会場は、「storage of namie amuro」をコンセプトに、衣装を中心にこれまでの活動を“モノ”で振り返るエキシビジョン型の空間を展開。大阪では、第1期を7月14日から29日、第2期を8月11日から9月16日と期間を分け、グランフロント大阪内のナレッジキャピタルイベントラボを会場に開催。「Showtime」、「Fashionista」を始めとしたミュージックビデオの衣装や、「namie amuro 5 Major Domes Tour 2012 ~20th Anniversary Best~」、「namie amuro LIVE STYLE 2016-2017」などのライブ衣装も多数展示。最後の部屋では、ツアーで話題となったカナダのクリエーター集団「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で「CAN YOU CELEBRATE?」のライブ空間を再現する。福岡では、8月12日から9月16日まで福岡三越・三越ギャラリーで開催し、大阪同様、安室奈美恵にまつわる“モノ”が集結した展示となる。「SWEET 19 BLUES」、「Mint」、「Just You and I」を始めとしたミュージックビデオの衣装、「namie amuro BEST FICTION TOUR 2008-2009」などのライブ衣装を多数展示。最後の部屋では同じく「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で「Finally」が歌われたライブ空間を再現する。沖縄会場イメージそして安室の故郷、沖縄では「homeland of namie amuro」と題し、厳選した特別セレクションを展示。8月2日から9月16日まで、沖縄市のプラザハウスショッピングセンター3階で開催する。昨年、宜野湾で開催された25周年ライブ「namie amuro 25th ANNIVERSARY LIVE in OKINAWA」の衣装、2012年に開催される予定だった沖縄での20周年ライブの幻の衣装、「モーメント・ファクトリー」が制作したファイナルツアーのステージ映像と衣装で「NEVER END」のライブ空間を再現するなど、沖縄ならではのラインアップ。NHK紅白歌合戦の衣装も展示する。デビュー以来25年間、多くの人に愛され続け、第一線を走り続けてきた安室奈美恵。展覧会では、そんな安室の軌跡を今までにない形で振り返り、未来へとつなげる。【展覧会情報】TOKYO search for the memory of namie amuro会期:7月26日~9月16日会場:ヒカリエホール住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 9階時間:10:00~21:00料金:日時指定前売券 税込1,500円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,800円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、指定された時間以外の入場不可、前売期間に完売した日程は当日券の販売はなしOSAKA storage of namie amuro会期:第1期 7月14日~7月29日、第2期 8月11日~9月16日会場:ナレッジキャピタルイベントラボ住所:大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪内時間:10:00~20:00料金:日時指定優先入場券 税込1,300円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,500円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、混雑時は入場制限の可能性あり、混雑状況によって販売を終了する場合ありFUKUOKA storage of namie amuro会期:8月12日~9月16日会場:福岡三越・三越ギャラリー住所:福岡市中央区天神2-1-1時間:10:00~20:00、8月12日のみ12:00開館料金:日時指定優先入場券 税込1,300円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,500円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、混雑時は入場制限の可能性あり、混雑状況によって販売を終了する場合ありOKINAWA homeland of namie amuro会期:8月2日~9月16日会場:沖縄市・プラザハウスショッピングセンター3階住所:沖縄県沖縄市久保田3-1-12時間:11:00~19:00料金:日時指定優先入場券 税込1,300円(システム利用料別)※販売プレイガイドはticket board、チケット発売日6月26日10:00~、先着順、指定された日時以外の入場不可当日券 税込1,500円 ※当日のみ有効、会場のみ販売、混雑時は入場制限の可能性あり、混雑状況によって販売を終了する場合あり
2018年06月26日