蜷川実花(Mika Ninagawa)の写真の本質に迫る展覧会「蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」が、2018年6月30日(土)から9月9日(日)まで、熊本市現代美術館で開催される。またその後は、2018年10月19日(金)から11月17日(土)まで愛知・豊川市桜ヶ丘ミュージアムに、2019年1月5日(土)から2月24日(日)まで大分市美術館に巡回する。「虚構と現実」をテーマにした展覧会では、色鮮やかな花々をレンズに捉えた「永遠の花」、父・幸雄の死に向き合う日々を撮影した「うつくしい日々」、京都花街の芸舞妓をモチーフにした最新作の「trans-kyoto」などの作品を展示。写真家のみならず、映画やデザイン、ファッションなどマルチな分野で活躍している蜷川実花の本質に迫る、9つのテーマで構成されている。また展覧会の内容を図録にした写真集『蜷川実花 虚構と現実の間に』も2018年7月11日(水)から全国で発売。時代の先端を常に感じ取り、あらゆる場で活躍しする蜷川実花の作品世界を、体感できる1冊となっている。【詳細】展覧会「蜷川実花展蜷川実花展 -虚構と現実の間に-」・熊本市現代美術館会期:2018年6月30日(土)~9月9日(日)※休館日は火曜日住所:熊本市中央区上通町2番3号開館時間:10:00~20:00料金:一般1,000円(800円)/シニア(65歳以上)800円(600円)/学生500円(400円)※()は前売り券料金。前売券は6月29日(金)まで販売※7月28日(土)~29日(日)は城下町くまもとゆかた祭のため、浴衣着用者は展覧会入場料半額・豊川市桜ヶ丘ミュージアム会期:2018年10月19日(金)~11月17日(土)※休館日は月曜日住所:愛知県豊川市桜ケ丘町79-2開館時間:9:00~17:00・大分市美術館会期:2019年1月5日(土)~2月24日(日)※休館日は月曜日住所:大分市大字上野865番地開館時間:10:00~18:00■写真集「蜷川実花 虚構と現実の間に」発売日:2018年7月11日(水)※熊本市現代美術館では、6月30日(土)より先行発売価格:2,778円+税【書籍に対する問い合わせ先】株式会社パイ インターナショナルTEL:03-3944-3981
2018年06月24日建築家の長坂常と江戸小紋職人の廣瀬雄一のコラボレーションによる展覧会「亜空間として形成する伊勢型紙 江戸小紋の世界」が、表参道のEYE OF GYREで7月17日から8月26日まで開催。19世紀後半、欧米社会に押し寄せたジャポニスムの波から1世紀半を超えて、今また日本の文化に熱い視線が寄せられている。その潮流の中、アール・ヌーボーにも、そしてリバティ・プリントにも影響を与えた伊勢型紙の世界を、100周年を迎える廣瀬染工場の伝統的技術によって染め上げられた反物や着物を展示することによって、現代に甦らせようとする試みが今回の企画だ。さらに、江戸小紋の世界観にインスパイアされた建築家長坂常が、廣瀬染工場の4代目、廣瀬雄一とコラボレーションすることによって、実験的な反物や着物の製作に関わり、江戸小紋のあり方を今一度捉え直す機会ともなっている。デザインには伝統的幾何学的なものから、花鳥風月を象徴化したもの、江戸の人々の現実感覚や遊び心を映し出したものまで無数のバリエーションがある。幕末にシーボルトが浮世絵とともに膨大な型紙を持ち帰ったとの逸話もあり、そして、グラフィカルなこともあって、19世紀のヨーロッパの工芸、デザインに少なからず影響を与えたといわれている。実際の型紙は単なるデザインとは異なり、デザインが染めに生かされるためには、紙、道具、工程のひとつひとつにわたって職人の長い経験の上に培われた、知識を超えた身体的な感覚としての「技」が刷り込まれている。江戸小紋の二次元空間に包摂されているミクロの多元的な世界観を、ブルーボトルコーヒーの店舗などを手がける長坂常とのチャレンジングなコラボレーションによって、通常の物理法則が通じない時空連続体ともいわれている「亜空間」を創出することを試みる。7月19日には長坂常と廣瀬雄一の2人によるトークセッションを開催する予定。時間は19時から20時まで。【イベント情報】亜空間として形成する伊勢型紙 江戸小紋の世界会期:7月17日~8月26日会場:EYE OF GYRE住所:渋谷区神宮前5-10-1 GYRE3F
2018年06月22日映画監督・細田守の展覧会「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」が、2018年7月25日(水)から9月17日(月・祝)まで、東京ドームシティ Gallery AaMoにて開催される。細田守最新作『未来のミライ』にフォーカス細田守の最新作『未来のミライ』の公開を記念して開催される本展は、東京・大阪・富山で延べ13万人を動員した「バケモノの子展」に続く、2回目の大規模展覧会。細田守監督が描く『未来のミライ』の世界を、イベントならではの体感型展示・テクノロジー・原画・背景画などを通じて、様々な角度から紹介するものだ。5つのエリアで『未来のミライ』の世界観を体感会場は5つのエリアで構成される。A パート「ミライちゃんとの出会い」始まりとなるA パートは、「ミライちゃんとの出会い」と題し主人公のくんちゃんと生まれたばかりの妹・ミライちゃんとの出会いを表現。劇中絵本「オニババ対ヒゲ」が巨大絵本になって登場し、まるで絵本の中に入り込んだかのような特別な空間が広がる。B パート未来のミライちゃんとの出会い続くB パートは、未来からやってきたミライちゃんとの出会いにフォーカス。ミライちゃんの等身大フィギュアが設置されているので、来場者はくんちゃんになった気分で、ミライちゃんとの出会いを体感できる。またここでは、『時をかける少女』の真琴、『バケモノの子』の楓にもフィーチャーする。C パート「幼き母との出会い」~D パート「青年との出会い」C パート~D パートでは、少年時代の母や父の面影を宿した青年との出会いに焦点を当てる。過去作を含め、映画制作時に描かれた絵コンテ、原画など数百点におよぶ資料を一挙に紹介。初だしとなる、オリジナル原画、背景美術も堪能できる貴重なエリアとなる。E パート「未来の東京駅と"黒い新幹線”」E パートでは、映画の中でも最もインパクトを放つ未来の東京駅と架空の新幹線を描き出す。駅長の姿を最新技術を使って3Dホログラムで再現。また、実際に触れることのできる黒い新幹線の座席も登場する。サマーウォーズや時をかける少女など過去作もさらに会場では、過去作の『時をかける少女(2006)』、『サマーウォーズ(2009)』、『おおかみこどもの雨と雪(2012)』、『バケモノの子(2015)』に関する資料も合わせて展示。新作との関係性を分析・紐解くことで、細田守監督と多くのスタッフが作り上げた作品の魅力に迫る。【詳細】「未来のミライ展〜時を越える細田守の世界 『時をかける少女』『サマーウォーズ』『おおかみこどもの雨と雪』『バケモノの子』」開催期間:2018年7月25日(水)〜9月17日(月・祝)会場:東京ドームシティ Gallery AaMo(文京区後楽 1-3-61)時間:10:00〜18:00(17:30最終入場)料金(前売り):大人(大学生以上) 1,500円、小人(高校生以下) 700円、親子ペア件(大人券+小人券) 2,000円※3歳以下無料。※障がい者手帳の提示により介助者1名の入場料が免除。本人は入場券必須。©2006 TK/FP ©2009 SW F.P. ©2012 W.C.F.P©2015 B.B.F.P ©2018 CHIZU
2018年06月18日展覧会「生誕110年 東山魁夷展」が、京都・東京で開催される。京都国立近代美術館では、2018年8月29日(水)から10月8日(月・祝)まで、国立新美術館では10月24日(水)から12月3日(月)まで。“国民的画家”東山魁夷の作品約80点が集結「生誕110年 東山魁夷展」は、風景の美しさを描き国民的画家とも謳われた東山魁夷の生誕110年を記念した展覧会。代表作である《残照》《道》《緑響く》をはじめ、ヨーロッパや京都の古都の面影を描いた風景画等、本画約70点と習作、合わせて約80点の作品を紹介。京都での開催は30年ぶり、東京では10年ぶりとなる本格的な大回顧展だ。自然の風景に自らの心を投影代表的な作品《残照》は、東京美術学校を卒業しドイツ留学から帰国した東山魁夷が官展で特選を受賞した作品だ。終戦前後に妻以外の身寄りを亡くし、空襲で自宅も失って人生のどん底にいた東山魁夷。絶望的な状況の中で写生に出かけた際に、自然の作り出す光景と自信の心の動きが重なり合うことに充実感を覚え、自然に自分の心を投影した風景画を描くようになっていった。シンプルに1本の道を描いた《道》など、親しみやすい日本の風景画の数々を残したことで、「国民的風景画家」「国民的画家」と呼ばれるようになる。活動後期には描くことを“祈り”とし、自らの心の中に形成された風景を絵画に自由自在に落とし込んだ。《白い朝》《行く秋》などはまさに、心を写した風景画と言える。古都・京都や海外の風景も皇室から依頼された、新宮殿の大壁画のモチーフに日本古来の文化が凝縮された古都・京都を選択したことから、京都の町を描くことに着手。新宮殿の大壁画完成と同年の1968年に「京洛四季」展で連作を発表。ダイナミックかつ幻想的に花々を描いた《花明り》など、大和絵のような雰囲気で、東山としては新たな画風の作品が生み出されている。東山が描いたのは日本の風景だけではない。北欧の清く幻想的な風景を切り取った《冬華》や、ドイツ、オーストリアの建物や街並みを描いた《古都遠望》《窓》など、東山が感じ取った、土地が持つ魅力や文化の蓄積を表現している。記念碑的大作の障壁画を再現東山は、1971年に奈良・唐招提寺より開山・鑑真和上の像を安置する御影堂障壁画の制作と、御厨子内部装飾の依頼を受ける。鑑真が見たかったであろう日本の風景を描き出した《山雲》など、襖絵と床の壁面全68面から成る障壁画は、構想から完成までに10年を要した記念碑的大作だ。「生誕110年 東山魁夷展」ではその障壁画を再現展示。御影堂の修理に伴い、障壁画も今後数年間は現地でも見ることができないため、貴重な展示機会となる。詳細生誕110年 東山魁夷展■京都会期:2018年8月29日(水)~10月8日(月・祝)開館時間:9:30~17:00(金曜・土曜日は21:00まで) ※入場は閉館30分前まで場所:京都国立近代美術館住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町(岡崎公園内)TEL:075-761-4111(代表)観覧料:一般 1,500(1,300)円、大学生 1,100(900)円、高校生 600(400)円、前売りペア券 2,400円※()内は前売りおよび20名以上の団体料金。※中学生以下・障がい者手帳等持参者(付き添い1名を含む)は無料(それぞれ入館時、学生証等年齢のわかるもの、障害者手帳等を提示)。※本料金でコレクション展も観覧可能。※前売券販売期間 6月8日(金)~8月28日(火)※価格はすべて税込。■東京会期:2018年10月24日(水)~12月3日(月)開館時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00まで) ※入場は閉館30分前まで場所:国立新美術館 企画展示室2E住所:東京都港区六本木7-22-2TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)観覧料:一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は20名以上の団体料金。※中学生以下・障がい者手帳等持参者(付き添い1名を含む)は無料※高校生無料観覧日については追って発表。※前売券、その他企画チケットについては詳細が決まり次第、展覧会ホームページで発表。※価格はすべて税込。
2018年06月17日展覧会「生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。」が京都・美術館「えき」KYOTOで開催される。会期は2018年11月16日(金)から12月25日(火)まで。新出資料など約200点の展示品没後40年を超えてもなお人々に親しまれ続けている画家、絵本作家・いわさきちひろ。本展では、いわさきちひろの生涯に焦点を当て、新出の資料も交えた約200点の展示品を通して彼女の技術や作品の背景を振り返る。第1章第1章では、終戦までのいわさきちひろを追い、画家としての原点と感性の形成を探る。少女期に彼女が経験した出来事や事物が立体的に再構成され、彼女がいかなる時代で育ち、何に出会い、何を吸収したのかを通覧することができる。第2章いわさきちひろが誇りとしていた家庭生活と作家活動の両立の様子を追いながら、同時代における文化史における彼女の位置づけを考える第2章。プロレタリア美術に連なる紙芝居や幻灯、まとまって見られる機会の少なかった油絵など、これまであまり掘り下げられていなかった彼女の1面に迫る。第3章前半の2章を踏まえた第3章では、作品の魅力を分析的に考察。いわさきちひろといえば子どもや花の絵、といった多くの人が抱く印象をより細密にし、彼女の絵における「線」の現れ方など、画面に凝らされた技術にフォーカスする。第4章最終章では水彩画の数々によって、いわさきちひろの開放的な色彩の魅力を示す。また、ちひろグッズ販売コーナーでは、展覧会オリジナル商品や書籍なども多数販売される。福岡も巡回また、同展覧会は、2019年4月20日(土)から5月26日(日)の期間で福岡を巡回予定。遠方で京都会場まで足を運べない人は、こちらもチェックしみて。【詳細】生誕100年 いわさきちひろ、絵描きです。会期:2018年11月16日(金)~12月25日(火)会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都府京都市下京区 烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(百貨店の営業時間に準じ変更あり。入館は閉館30分前まで。)休館日:会期中無休入館料:一般 900円、高校・大学生 700円、小・中学生500円■イベント・「モーニング・ミュージアム」開催日:11月26日(月)時間:受付 9:00/開演 9:15/終了 10:00(予定)参加料:1,000円(税込)定員:50名参加方法:10月27日(土)10:00~、電話にて先着順で受付。(TEL:075-342-5692)※1回の受付で2名まで申し込み可能。定員になり次第受付終了。・ドキュメンタリー映画「いわさきちひろ〜27歳の旅立ち〜」開催日:11月17日(土)~30日(金)会場:京都シネマ(四条烏丸下る西側COCON烏丸3F)※料金、上映時間など詳細は、京都シネマ(TEL:075-353-4723)へ。※京都シネマにて、当館の「生誕100年 いわさきひちろ、絵描きです。」入館券提示で、本映画料金が割引。<巡回>・福岡開催期間:2019年4月~5月会場:福岡アジア美術館住所:福岡市博多区下川端町3-1 リバレインセンタービル7・8階【問い合わせ】ジェイアール京都伊勢丹TEL:075-352-1111(大代表)
2018年06月16日エルメス(HERMÈS)はシネマ的設定の観客参加型の展覧会「彼女と。」を、東京・国立新美術館にて開催する。期間は2018年7月11日(水)から7月30日(月)まで。入場は無料だ。ある1人の女性="彼女"を追い求めて展覧会「彼女と。」では、ある1人の女性="彼女"に魅了されたひとりの“作家”とともにその姿を追いかけ、エルメスが提案する女性像をそれぞれに考察することが出来る展覧会だ。映画スタジオを彷彿とさせる会場内では、まるで撮影現場に迷い込んだかのような世界観をインタラクティブに体感できるのが特徴だ。ある"作家"が、映画館のスクリーンに映る"彼女"の存在を追いかけるという物語が始まる。鑑賞者は"作家"の視点とともに、"彼女"をよく知る人物たちとの出会いや、"彼女"を断片的に捉えた映像、"彼女"が愛用するエルメスのオブジェなどを介して、"彼女"の人物像に迫っていく。時には"作家"としてではなく、映画監督や撮影スタッフ、出演者の視点でこの物語をとらえることもあるであろう。バックステージを通り抜けて楽屋を覗いたり、セットにしのび込んだり。エキストラとしてアドリブで演技をしたり、美しい衣装に目を奪われることもあるかもしれない。なお、展覧会「彼女と。」は、エルメスのレディス部門アーティスティック・ディレクターであるバリ・バレと、レディスプレタポルテのアーティスティック・ディレクター ナデージュ・ヴァンヘ=シビュルスキーによる監修のもと製作。物語に華を添える、彼女たちによる最新コレクションにも“彼女”の存在を感じとれるはず。【詳細】彼女と。会期:2018年7月11日(水)~7月30日(月)開館時間:10:00~18:00 ※毎週金・土曜日は21:00まで休館日:毎週火曜日会場:国立新美術館 企画展示室2E(東京都港区六本木7-22-2)入場:予約制、無料※予約は展覧会サイト(hermesavecelle.com)にて6月20日(水)11:00より受付開始。【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:0120-202-830
2018年06月16日22名のクリエイターたちが“ロック(ROCK)”との関わりを紹介する展覧会「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」が、美術館「えき」KYOTOにて開催される。期間は2018年6月9日(土)から7月1日(日)まで。“ロック”は20世紀が生んだ最大のカルチャーであり、これまで数々のクリエイターたちに影響を与えてきた。「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」では、音楽、文学、演劇、美術、写真など、さまざまなジャンルで活躍するクリエイターたちの自らと“ロック”との関わりを、自身の作品などを展示することで紹介していく。出展者は、篠山紀信や徳岡邦夫ら写真家、シシド・カフカやChar、松任谷由実、布袋寅泰らミュージシャン、そして奈良美智、小林武史、吉田大八、小籔千豊らが参加する。また、ファッションデザイナーとして、リミ フゥ(LIMI feu)の山本里美、アンリアレイジ(ANREALAGE)の森永邦彦も作品を披露。森永邦彦は、自身の創作のヒントとなっているザ・ブルーハーツの「リンダ リンダ」の歌詞をコンセプトの源泉とし、2003年から2018年までにつくった洋服を、青い透明ゴミ袋の中に入れて展示する。【開催概要】「ROCK:POWER,SPIRIT&LOVE」会期:2018年6月9日(土)~7月1日(日) 会期中無休住所:京都府京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町開館時間:10:00~20:00(閉館30分前)※但し、百貨店の営業時間に準じ変更の場合あり。入館料(税込):中学生以上 690円※「障害者手帳」提示者とその同伴者1名は490円。【出展者】いのうえひでのり(劇団☆新感線 主宰・演出家)、江國香織(小説家)、岸田繁(くるり・作曲家)、小林武史(音楽プロデューサー)、小籔千豊(お笑いタレント)、シシド・カフカ(ミュージシャン)、篠山紀信(写真家)、鋤田正義(写真家)、SUGIZO(LUNA SEA・X JAPAN)、Char(ミュージシャン)、手塚眞(ヴィジュアリスト)、徳岡邦夫(京都吉兆 総料理長)、奈良美智(画家・彫刻家)、古田新太(俳優)、布袋寅泰(ミュージシャン・ギタリスト)、松尾レミ(GLIM SPANKY)、松任谷由実(シンガーソングライター)、森永邦彦(アンリアレイジ デザイナー)、ヤノべケンジ(現代美術作家)、山本里美(LIMI feuデザイナー)、行定勲(映画監督)、吉田大八(映画監督・CMディレクター)
2018年06月12日六本木の国立新美術館で『ルーヴル美術館展肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』がはじまりました。ルーヴルの傑作が集まるこの展覧会では、俳優の高橋一生さんが音声ガイドを担当。甘く優しい声でアートを解説してくれます!どんな展覧会?【女子的アートナビ】vol. 111『ルーヴル美術館展 肖像芸術―人は人をどう表現してきたか』では、フランスのルーヴル美術館が所蔵する肖像画や彫刻コレクションのなかから選び抜かれた作品を一堂に紹介。肖像芸術がはたしてきた役割や、それを手がけた芸術家たちの制作手法などにも迫る展覧会です。会場には3000年以上も前の古代メソポタミアの彫像から19世紀ヨーロッパ絵画までの約110点が集結。古代美術や絵画、彫刻、美術工芸品、素描・版画などルーヴル美術館の全8部門を代表する肖像芸術の傑作をたっぷり堪能できます。音声ガイドナビゲーターは高橋一生さん!この展覧会のオフィシャルサポーターは俳優の高橋一生さん。音声ガイドのナビゲーターも担当されています。最近の展覧会では、ステキな俳優さんや声優さんが音声ガイドを担当されていますが、この『ルーヴル美術館展』では高橋さんの甘い声を聴きながらアートを堪能できるのです!幸せすぎ~♡ということで、今回の取材では高橋さんの音声ガイドと一緒に会場を回ってみます。まずは入り口でガイド機を借り、使い方を確認。リストも渡されます。収録時間は約35分。もちろん何度も繰り返し再生できるので、高橋さんの声を聴き続けたい人は好きなだけ再生可能♡両耳に高橋さんの声が伝わり、私だけのために話してくれている……と妄想できます。妄想デート、スタート!それでは、会場に入っていきます。ガイド番号1番を再生。薄暗い展示室で妄想デートの始まりです。最初の部屋では古代エジプトのマスクが紹介されています。展示されている《女性の肖像》はエジプトで出土したもの。ローマ帝国の支配下にあった1~3世紀ころ、エジプトではミイラの頭部を飾るため板絵の肖像画が制作されていました。これらは故人の顔だちに似せて描かれていたそうです。第2章「権力の顔」の展示室では、彫刻作品《トガをまとったティベリウス帝の彫像》が紹介されています。ローマ帝国2代目皇帝ティベリウスが演説のポーズをとっているところを表した大理石彫刻で、高さは2メートル30センチ。見ごたえ抜群です。ナポレオン登場!第2章では同展ハイライトのひとつ、ナポレオンの関連作品も紹介されています。特に注目したいのは、アントワーヌ=ジャン・グロの《アルコレ橋のボナパルト(1796年11月17日)》。オーストリア軍との戦いで軍隊を率いる若きナポレオンの雄姿を描いた作品です。凛々しい姿で後ろを振り返るナポレオンの肖像画は、教科書などで一度は見たことがあると思います。作者のグロはこの絵を描いた当時まだ25歳で無名だったとのこと。ナポレオンの妻、ジョゼフィーヌの仲介によりグロは肖像画を描くチャンスを得て、この作品を本人の前で描いたそうです。エネルギーにあふれた肖像画をナポレオンは大変気に入り、この絵は画家の出世作となりました。ちなみに、本作は習作で、最終作はヴェルサイユ宮殿美術館に所蔵されています。ヴェロネーゼとレンブラント作品は必見&必聴!そして、第3章では展覧会のメインヴィジュアル、《美しきナーニ》が紹介されています。作者は16世紀後半のヴェネツィアで活躍した巨匠ヴェロネーゼ。女性のツヤ肌や豪華なアクセサリー、光沢のある青いビロードのドレスなど、どのパーツを見てもため息が出るほどの美しさ。絵のモデルは高級娼婦か貴族の女性、あるいは理想的な女性像などいろいろ議論されているそうです。この作品はルネサンス期肖像画の最高傑作のひとつといわれていますので、ぜひゆっくり細部まで鑑賞してみてください。ヴェロネーゼのあとは17世紀オランダの巨匠、レンブラントの作品《ヴィーナスとキューピッド》が登場します。本作は神話画のように見えますが、ヴィーナスのモデルは画家の内縁の妻。キューピッドも娘がモデルと考えられているそうで、肖像芸術として展示されています。音声ガイドの17番では、このレンブラント作品について高橋さんが解説されています。お聴きになる人は特に冒頭部分を要チェック。高橋さんが聞き手にちょっとだけ話しかけてくれるので、妄想テンションが上がります!ボーナストラックも必聴!ちなみに、今回の音声ガイドにはボーナストラックが2つ用意されています。その内容がまたすばらしいのです。肖像のことや注目作品などについて高橋さんが個人的な思いを語り、「こんな見方もあるよ」とアートの楽しみ方を教えてくれます。特に、50番再生中にはガイド機にお顔も表示されます♡ボーナストラックはリラックスした雰囲気でお話しされていて、高橋さんの自然な息づかいまでも感じられます。妄想デートの仕上げに、ぜひ拝聴しましょう。展覧会は9月3日(月)まで。その後、大阪に巡回します。Information会期:~9月3日(月)毎週火曜日休館 ※ただし8/14(火)は開館時間:10:00-18:00※毎週金・土曜日は、5・6月は20:00まで、7・8・9月は21:00まで開館 ※入場は閉館の30分前まで会場:国立新美術館 企画展示室1E料金:一般 1,600円/大学生1,200円/高校生 800円/中学生以下無料※音声ガイド貸出し550円※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年06月06日静岡県のクレマチスの丘にあるベルナール・ビュフェ美術館は、画家・藤田嗣治の没後50年を記念して、挿絵を中心に紹介する展覧会「没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界」を、前期は6月23日から8月21日、後期は8月23日から10月30日に開催する。藤田嗣治 1928年頃 撮影:アンドレ・ケルテスullstein bild / Uniphoto Pressヨーロッパでは書物としてだけでなく芸術作品としての価値も有していた“挿絵本”。特に19世紀後半から20世紀にかけて、希少性の高い挿絵本は愛書家たちの収集対象となっていた。藤田がパリに渡った当時のヨーロッパは挿絵本の興隆の時代であり、ピカソやシャガールら芸術家たちが挿絵や装丁を手がけた本が次々と出版され、その人気が一層高まっていた時代。1919年、藤田嗣治は初めての挿絵本『詩数篇』を手がけ、1920年代には30冊以上の挿絵本がフランスで出版された。すでに挿絵を手がけていた他の画家たちをも凌駕するこの仕事量は、当時のフランスでの藤田の人気を反映したものであると同時に、藤田自身が挿絵本の世界に魅せられていたことを物語っている。画家は生涯を通じて100冊を超える「本のしごと」に携わり、絵画だけでなく挿絵本の仕事にも積極的に取り組んでいた。本展では、戦前のフランスで発行された藤田の挿絵本、1930年代から40年代の日本での出版に関わる仕事、1950(昭和25)年にフランスに移住してからの大型豪華本の挿絵などの「本のしごと」を中心に、絵画や版画といった「絵のしごと」、さらには藤田が友人に送ったハガキや絵手紙、手作りのおもちゃ、陶芸作品なども同時に展示し、藤田の幅広い制作活動を紹介する。また、藤田が愛した「猫」をテーマにした展示も実施。藤田は「猫の画家」とも呼ばれるほど猫を描いた多くの作品を残している。書籍においても、マイケル・ジョセフ著『猫の本』(1930年)、エリザベス・コーツワース著『夜と猫』(1950年)では、愛らしい猫たちが藤田の繊細な筆致で様々な姿態を見せている。テーマ展示では、こうした挿画に精緻に描かれた猫たちに加え、のびのびとしたタッチで描かれた水墨や水彩作品も紹介。26匹の猫が配された屏風と衝立も特別展示する。【展覧会情報】開館45周年記念展 没後50年 藤田嗣治 本のしごと 文字を装う絵の世界会期:前期 6月23日~8月21日、後期 8月23日~10月30日会場:ベルナール・ビュフェ美術館住所:静岡県長泉町クレマチスの丘515-57時間:6〜8月 10:00~18:00、9〜10月 10:00~17:00休館日:毎週水曜日(祝日の場合はその翌日、8月15日は開館)
2018年06月04日川崎市市民ミュージアムでは、先日逝去した絵本作家・かこさとしの展覧会「かこさとしのひみつ展-だるまちゃんとさがしにいこう-」を、7月7日から9月9日まで開催する。『だるまちゃんとかみなりちゃん』福音館書店刊Illustrations ©Kako Research Institute Ltd.『だるまちゃんとてんぐちゃん』や『からすのパンやさん』などで知られる絵本作家かこさとしは、1959年に『だむのおじさんたち』でデビューして以来、半世紀以上にわたって物語絵本や科学絵本など多岐にわたる作品を発表し続けてきた。その創作の原点は、1950年代の川崎市幸区古市場での、地域住民の生活向上を目的とした福祉活動「セツルメント活動」にあった。かこさとしはセツルメント活動において、川崎の子どもたちに創作指導する他、自ら紙芝居や幻灯を制作して子どもたちに読み聞かせ、このときの体験がその後の作家活動の大きな糧となった。『からすのパンやさん』偕成社刊©1973,Satoshi KAKOスケッチ・下絵・複製原画を中心に200点以上を展示する本展は、かこさとし展として過去最大規模の展覧会。かこさとしの長きにわたる創作活動を概観し、その創作の秘密に迫る。代表作「だるまちゃん」シリーズや、『からすのパンやさん』の一場面を始め、『どろぼうがっこう』、『かわ』や『たべもののたび』などの科学絵本を全場面展示する他、作品に通底するキーワードとして「見る」「知る」「学ぶ」「食べる」場面を中心に展示する。原点となった川崎におけるセツルメント活動も紹介。福井・武生、東京・板橋での幼少時代から帝大時代、創作の原点ともいえる川崎市幸区古市場での東大セツルメントの活動について写真パネルなどで紹介し、川崎の子どもたちの絵や、子どもたちと一緒に描いたスケッチ、アンデパンダン展出品作品なども展示。かつて川崎の子どもたちとの出会いから花開いたかこさとしの作品世界を、未来の子どもたちに向けて新たに発信する。『どろぼうがっこう』偕成社刊©1973,Satoshi KAKO関連イベントも多数実施。7月28日には、かこさとしと科学者の藤嶋昭が中心になって制作した絵本『太陽と光しょくばいものがたり』に出てくる光しょくばいの実験を行う「光しょくばいワークショップ」、8月5日には、かこさとしが作った「だるまちゃん音頭」を愉快な動きで一緒に楽しく踊る「だるまちゃん音頭をおどろう!」、8月11日には、絵本『からすのやおやさん』を使って親子で経営について学ぶ「『からすのやおやさん』で経営のおはなし」、8月25日には、絵本のお話を遊ぶ、ストーリー・オリエンテーリング「『からすのパンやさん』おつかい大作戦!」を開催する。この他、学芸員による展示解説付きの鑑賞ツアーで、ベビーカーでも安心して鑑賞出来るようボランティアスタッフがサポートする「ベビーカーツアー」や、展示作品についてガイドと参加者がおしゃべりしながら、じっくり鑑賞する「対話型鑑賞ツアー」、夜間開館日にあわせて、大人向けの展示解説を行う「ナイト・ミュージアム!担当学芸員によるギャラリートーク」などのギャラリーツアーを開催。8月19日の「かこさとし幻灯上映会」では、かこさとしが1950年代に川崎セツルメントの活動で制作した幻灯を上映。絵本化していない作品も鑑賞することが出来る貴重な機会となっている。なお、事前申し込みが必要なイベントもあり。詳細情報や申し込みについては、同館ホームページ()にて。かこさとし 2015年撮影さらに会期中、本年5月2日に92歳で逝去したかこさとしをしのび、感謝を伝えるコーナー「いつまでも いつまでも かこさとしさん」を設置。入館無料のスペースで、開館時間内であれば誰でも自由に訪問可能。かこさとしへのメッセージを書くことが出来る他、2017年に撮影された、かこさとしの記録映像を見ることも出来る。図らずも回顧展の形となり、哀悼の意を込めて開催される本展。数々の作品を通して、かこさとしの想いに改めて触れてみては。【展覧会情報】企画展「かこさとしのひみつ展 -だるまちゃんとさがしにいこう-」会期:7月7日~9月9日会場:川崎市市民ミュージアム 企画展示室1住所:神奈川県川崎市中原区等々力1-2(等々力緑地内)時間:9:30~17:00 ※夏休み期間の土曜日 (7月21・28 日、8月4・11・18日)は19:00まで ※最終入館は閉館30分前まで休館日:月曜日(7月16日は開館)、7月17日料金:一般600円(480円) 65歳以上・大学生・高校生450円(360円) 中学生以下無料※( )内は20名以上の団体料金※障害者手帳をお持ちの方およびその介護者は無料かこさんに感謝を伝えるコーナー「いつまでも いつまでも かこさとしさん」会期:7月7日~9月9日会場:川崎市市民ミュージアム館内時間:9:30~17:00(夏休み期間の土曜日7月21・28 日、8月4・11・18日は19:00まで) 入館無料
2018年05月29日「ロングライフデザイン(その土地に長く続く個性)」を編集テーマに据え、47都道府県の観光を1県につき、1号ずつ特集するトラベルガイドブック『d design travel(ディデザイントラベル)』の「鹿児島号」が、7月上旬に発売される。これを記念し、展覧会や編集部によるトークショー、鹿児島の食を楽しめる企画や落語会などのイベントを、東京の渋谷ヒカリエと鹿児島県内で6月15日より開催する。『d design travel 鹿児島』(1,900円)2009年に創刊した『d design travel』は、これまでに23都道府県を発刊。東京と特集県内で連動するイベントを通して、47都道府県の独自の個性を改めて整理し、発信することで、日本各地にあるその土地らしいクリエイションを見つめ直し、その価値を継承する意識を持つきっかけを与える、これまでのトラベルガイドには無い機能をもつ書籍として展開している。「鹿児島号」の初版は、2010年4月に刊行。今回は、8年を経て進化する鹿児島を、新たに取材・編集、内容もレイアウトも一新し、鹿児島の個性をさらに深堀りした一冊となった。観光、レストラン、買い物、カフェ、宿、人、の6つのカテゴリーごとに最大4か所ずつを厳選し、その土地を代表する、ロングライフなスポットや取り組みを掲載。その他、編集部が見つけたその土地では当たり前となっている独特な習慣を紹介する「鹿児島のふつう」や、「鹿児島定食」開発背景、現地滞在中に編集部が見聞きし、体験したその土地らしさを綴る「編集部日記」など、掲載地はおよそ100箇所。さまざまな切り口から“鹿児島らしさ”を伝える。鹿児島ぐるぐるスタンプ本誌発売を記念して、編集部の足取りをたどる「d編集部の鹿児島ぐるぐる」のスタンプラリーを開催。6月23日から7月30日の期間、本誌掲載の「dマーク」各地に鹿児島号を持参すると、オリジナルスタンプが押せる。また、渋谷ヒカリエの「d47」と鹿児島市の「D&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYA」の2つの店舗が起点となり、本誌だけに留まらない様々なイベントを展開することで、初版刊行時からより立体的に鹿児島県を感じ、旅したくなるきっかけを与えてくれる。「d design travel KAGOSHIMA EXHIBITION」手土産 / 撮影:安永ケンタウロス本誌を立体的に表現する展覧会「d design travel KAGOSHIMA EXHIBITION」は、6月15日から7月30日まで、渋谷ヒカリエ8階の「d47 MUSEUM」にて開催。編集部が徹底取材した、“その土地らしさ”を、現地で実際に使用されている仕事道具や備品、装飾品などを展示し再現。桜島の溶岩のアート作品、鹿児島市の輝北天球館の望遠鏡、薩摩焼、焼酎甕、鹿児島市の天文館の文化的ラーメン店の暖簾などを展示予定。誌面から飛び出したような数々の展示品の独自のデザインから、編集部が、歩き、見聞きし、食べた “鹿児島の今” を感じ取って、その魅力を再発見し、実際に鹿児島県を旅したくなるきっかけをつくる。会場内には編集部おすすめの鹿児島の手土産が買える館内の期間限定ストアが登場。「しょうぶ学園」が手掛ける木工のカトラリーやバッグ、「沈壽官窯」の酒器、「金井工芸」による泥染めのサンゴや手ぬぐい、「丁子屋」の醤油、「梅月堂」のラムドラ、「一湊珈琲焙煎所」のコーヒー豆、「大和桜酒造」を始め県内各地の焼酎などが購入できる。「鹿児島定食」(1,700円)/ 撮影:安永ケンタウロス併設のd47食堂には、郷土の味をぎゅっと詰め込んだオリジナルメニュー「鹿児島定食」(1,700円)が6月13日から7月30日まで登場。d47食堂の料理人が鹿児島県を旅して、名物や伝統料理を食べ歩き、生産者に取材しながら開発した定食には、奄美大島のおもてなし料理の鶏飯や、代表的郷土料理のガネなどが並ぶ。travel show 食べる会(過去開催の様子)鹿児島号の制作トークと鹿児島の食を一度に楽しめるイベントも「d design travel showと鹿児島を食べる会」が、6月28日に東京・渋谷ヒカリエ8階のCOURTおよびd47食堂で、7月7日には鹿児島・マルヤガーデンズ4階のD&DEPARTMENT KAGOSHIMA by MARUYAで開催。そして、鹿児島県をテーマにした創作ご当地落語を披露する「d47落語会 鹿児島県」が、東京では7月5日・6日にCOURTで、鹿児島では7月18日に鹿児島市中央公民館で開かれる。落語家・柳家花緑が、脚本家・藤井青銅書き下ろしの鹿児島落語を、洋服で椅子に座り現代の言葉で演じる「同時代落語」のスタイルで披露する。本を読み、展示を見て、商品を手にとり、郷土料理を食べ、鹿児島の魅力を五感を通して感じることができる企画。ガイドブックを軸に、様々な体験を通して、鹿児島県の個性を見つけてみては。【イベント情報】d design travel KAGOSHIMA EXHIBITION会期:6月15日〜7月30日会場:d47 MUSEUM住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階時間:11:00〜20:00(最終入場は19:30)※入場無料d47落語会 東京会場会期:7月5日、6日会場:COURT住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階時間:20:00〜22:00料金:前売り3,000円、当日3,500円d47落語会 鹿児島会場会場:7月18日会場:鹿児島市中央公民館住所:鹿児島県鹿児島市山下町5-9時間:19:00〜21:00料金:前売り3,000円、当日3,500円【書籍情報】増補改訂版『d design travel 鹿児島』出版:D&DEPARTMENT PROJECTB5変形判、192ページ、フルカラー、日英併記価格:1,900円発売予定日:7月6日
2018年05月28日パスザバトン表参道店内のパスザバトンギャラリー(PASS THE BATON GALLERY)では、美術家でありイラストレーターの元永彩子による展覧会「piece of old tale」を、5月24日から6月17日まで開催。私たちのまわりにひろがるいつものシーンを、独自の視点とインスピレーションにより描き、マニアックな世界観をつくりだすアーティスト・元永彩子。繊細な線と丁寧な配色で描かれる、普通のようでそうではない、どこか少しだけ不可思議で魅力的なその世界は、「きっとこれは私たちのいつもの世界のどこかに存在する。」と、見る側の想像力を掻き立てる。本展は、そんな彼女がPASS THE BATONのためだけにイラストを描きおろしたオリジナルアイテム「piece of old tale」の発売を記念した、スペシャルエキシビション。世界の8つの童話のシーンを切り取って描かれたオリジナルのイラストで表現される童話の世界は、彼女の少しの想像力というエッセンスを加えることで、登場する動物にユーモアとアイロニーを与え、それぞれのストーリーを雄弁に語らせ、心を和ませる。貝の火(2,600円)今回発売されるのは、使用には支障がないものの日本の厳しい基準により販売されなかった業務用食器を使用したテーブルウエア。5月24日からパスザバトン表参道にて先行販売開始、6月1日からはパスザバトン丸の内、京都祇園店、オンラインにて販売される。また本展の会期中は、植物標本やテーブルクロス、楽譜、ハンカチ、人形用の着物、本の扉、つぎはぎの布、衣服のパターン紙などのアンティークに、人や動物を構成したドローイングや刺繍作品の展示も行う。【イベント情報】piece of old tale会期:5月24日〜6月17日会場:PASS THE BATON GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ西館 B2F パスザバトン表参道店内時間:11:00~21:00(日曜・祝日は20:00まで)
2018年05月22日枠にとらわれない松岡亮の作品が集結!20代より世界各国を巡り、独特の世界観で人々を魅了し続けるアーティスト“松岡亮”さんの展覧会『あなたの空だ。人の空にするな。』が銀座 蔦屋書店のGINZA ATRIUMにて開催されます。繊細な指先の動きを利用して紙に刻みつけるよう描かれた絵画作品や、感覚・感情の赴くままに縫い込まれた刺繍作品、ライヴペインティングなどで注目を集め続けている松岡さん。ヨウジヤマモトとのコラボレーションやパリ「L’ECLAIREUR Rue Herold」での個展をはじめ、近年では2018年に韓国「gallery meme」での個展を開催するなど、活動の域は日本を飛び越え、国内外問わず活動を続け多くの人たちに感動と驚きを与えています。見るものすべてを圧倒する大型作品も登場。今回開かれるこの展覧会では、東京初の発表となる5m×4mの大型新作を中心に、初夏に差し込む自然光のもと、作品たちの魅せるさまざまな表情を楽しめる内容となっています。天井から吊るされた5m×4mの大型新作は、自分の身長よりも遥かに大きく、見上げなければ作品全体を視界に入れることができません。作品の前に立ち間近で見上げたとき、目の前に大きく広がる作品は圧倒的な存在感で見る人すべてを魅了するでしょう。『あなたの空だ。人の空にするな。』は、2018年5月22日(火)~6月19日(火)まで開催予定。興味のある方はぜひ、足を運んでみてください。イベント情報イベント名:松岡亮展覧会『あなたの空だ。人の空にするな。』催行期間:2018年05月22日 〜 2018年06月19日住所:東京都中央区銀座6-10-1 「GINZA SIX」6F 「銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM」電話番号:03-3575-7755(代表)
2018年05月21日東京都写真美術館では、展覧会「TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ」を、5月12日から8月5日まで開催する。ロベール・ドアノー 《ピカソのパン》 1952年 ゼラチン・シルバー・プリント ©Atelier Robert Doisneau/Contact東京都写真美術館の約3万4,000点以上に及ぶ膨大なコレクションから、約140点の古今東西のすぐれた名品を“たのしむ、まなぶ”をテーマに紹介する。美術館の空気感や、間近に感じられる作品の存在感、自分の興味にそって作品の中に写るものをじっくり見ることで、それまで気づかなかった作品の側面や、“わからない”ことを発見したり、その“わからなさ”を楽しむといった、学校や書物による学びとは異なる、“美術館での豊かで多様な学び”を観客に感じてもらうことが狙いだ。木村伊兵衛《大阪・中之島公園》 1955年 ゼラチン・シルバー・プリント会場では、ただ作品を眺めるだけではなく、楽しい学びへと誘う写真鑑賞を提案。作品の被写体や状況がふしぎなもの、作家や被写体の気持ちを想像することで写っていないものまで見えてくるような、そんな思わず誰かに“話したくなる”作品が並ぶ。また、ひとつの作品をじっくり見て考えを深めたり、他の人の意見に耳を傾け、新しい見方を共有するといった、大学入試や企業研修にも使われている“美術鑑賞”を提案。鑑賞の案内となる『じっくり見てみるガイドブック』(日英)が用意され、対話型の写真鑑賞をリード。自由なアプローチでの鑑賞を試みることで、テーマ、モチーフ、作家などにつながりや違いを感じながら、じっくりと作品の世界に入っていくことができる。会期中は、第1、第3金曜日の16時から「担当学芸員によるギャラリートーク」、7月7日には“クロマキー合成”によって、実際にそこにはないユニークな記念写真を撮影できる「クロマキーランド」、夏休み期間中の7月28日、29日には、写真にまつわる制作を体験できるワークショップなども開催。さらに障害の有無にかかわらず、多くの人が写真鑑賞を楽しめるよう、第1金曜日には手話付きのギャラリートーク、6月3日、24日は聴覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップが行われる。出品作品の一覧や他のイベントの詳細は、東京都写真美術館の公式サイト()にてチェックできる。【イベント情報】TOPコレクション たのしむ、まなぶ イントゥ・ザ・ピクチャーズ会期:5月12日〜8月5日会場:東京都写真美術館住所:東京都目黒区三田1-13-3 恵比寿ガーデンプレイス内時間:10:00〜18:00 ※木、金は20:00まで。ただし7月19日~8月3日の木、金は21:00まで開館(入館は閉館30分前まで)料金:一般 500円/学生 400円/中高生・65歳以上 250円休館日:月曜日 ※7月16日は開館、7月17日は休館クロマキーランド会期:7月7日時間:14:00〜17:00料金:無料(予約不要)じっくり見たり、つくったりしよう!(ワークショップ)会期:7月28日、29日時間:10:30〜12:30料金:800円(※各日10組、事前申込制、先着順、別途要本展観覧チケット)視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ会期:6月3日、6月24日時間:10:30〜12:30料金:500円(※各日7名、事前申込制、別途要本展観覧チケット)
2018年04月29日原画とアニメを楽しめる最後の展覧会が開催!2016年4月に開館し、オープン以来多くのスヌーピーファンが足を運んだ「スヌーピーミュージアム」がついに、最後の展覧会となる「ともだちは、みんな、ここにいる。」を4月21日(土)より開催しました。ピーナッツの歴史そのものがたくさん詰まった今回の展覧会では、スヌーピーの生みの親“チャールズ M. シュルツ”氏が建てた「シュルツ美術館」から選ばれた、約80点の原画と新作アニメーションをクスッと笑えてちょっぴり切ない人間模様とともに楽しむことができます。日本では「スヌーピー」とひとくくりにして呼ぶことが多いですが、正しくは「PEANUTS(ピーナッツ)」というタイトルの漫画なんだとか。一番人気のキャラクターが有名になったため、「スヌーピー」として一般に知られるようになったそうです。最終回のために厳選された約80点の原画たちピーナッツの魅力のひとつでもある、さまざまなキャラクターとの人間関係を描いた原画、約80点が最後の展覧会では公開されます。本来ビーグル犬は猟犬のはずなのに、ウサギが大好き過ぎるあまり一緒に踊ってしまうシーンや、チャーリーブラウンとスヌーピーのエピソードが初めて描かれたシーンなどなど、ファンにはたまらない原画が盛りだくさん。見たことあるシーンや大好きなシーンを探しながら、スヌーピーの世界観に浸ってみてください。ピーナッツギャングが織りなす友情ストーリー新作アニメーションでは、展覧会のテーマである「ともだちは、みんな、ここにいる。」を表したオープニングシアターと、展覧会最後に味わう「さよならじゃないよ、スヌーピー。」のオリジナルアニメ2作品を公開。「ともだち」をテーマに、たくさんの名言を生んだピーナッツ・ギャングたちが繰り広げる友情の物語を原画鑑賞と一緒に楽しみましょう。ショップやカフェにも新商品が続々登場!ミュージアム内にお店を構えるショップストア「BROWN’S STORE」では、最後の展覧会を記念して新商品を150点追加し、合計600点ものオリジナルグッズでイベントを盛り上げます。飾って楽しめるぬいぐるみやポスターから、マグカップなど実用的な物までたくさんのグッズが揃っています。何を買おうか迷いながらショッピングを楽しんでみてください。ショップだけでなく、西海岸テイストのカフェにも最終回にあわせて新メニューが登場します。キャラクターの雰囲気やユーモアさが表現された個性豊かなメニューはどれも美味しそうなものばかり。開放的で居心地のいいカフェで、より一層食事が美味しく感じられるでしょう。東京メトロ日比谷線・地下鉄大江戸線「六本木駅」から徒歩7分ほど歩いた場所にある「スヌーピーミュージアム」は、2018年9月24日(月)まで開催されています。3月末に来場者数100万人を突破した大人気ミュージアムで、ピーナッツの世界観を楽しんでみてはいかがでしょうか。© Peanuts Worldwide LLCスポット情報スポット名:スヌーピーミュージアム住所:東京都港区六本木5-6-20電話番号:03-6328-1960
2018年04月25日展覧会「セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―」が、東京・弥生美術館にて2018年6月24日(日)まで開催される。「セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―」では、イギリス海軍の水兵服に由来し、マリンルックとして19世紀末から20世紀初頭の欧米で流行したセーラー服を特集。本来は年齢・性別を問わない衣装であるはずのセーラー服が、なぜ日本では女学生の服として定着したのかを、イラストや実物資料から紐解いていく。「京都・平安女学院のセーラー服姿」は、1920年に制定された日本初のセーラー女学生を写真に収めた写真。場内には、当時の平安女学院のセーラー服を複製したものや、1921年制定の福岡女学院のセーラー服を展示する。その他、東洋英和女学院や、女優・薬師丸ひろ子の出身校でもある都立八潮高校など、多数の学校から実物のセーラー服が集結。様々な学校の個性的なセーラー服を一度に見ることができるとともに、その学校に代々伝わる特別なリボン・タイの結び方も紹介する。中原淳一の『ひまわり』の表紙イラストや松本かつぢの作品「君の瞳はつぶらにて」など、レトロで可憐な少女絵から、江津匡士、森伸之、中村佑介といった作家達による、現代の女学生をリアルにとらえたイラストまで、セーラー服姿の女学生を様々な角度から表現した作品を紹介。中でも、中村佑介の原画は20点を一挙に公開。学生時代の作品から最新作に至るまで、多彩な“セーラー服の女の子”を発見できる。また、世界のセーラー服ブームを牽引した人気漫画『美少女戦士セーラームーン』も登場。ファン必見の貴重な原画を特別に公開する。【詳細】セーラー服と女学生 ―イラストと服飾資料で解き明かす、その秘密―会期:2018年3月29日(木)~6月24日(日)会場:弥生美術館 1階~2階会場住所:東京都文京区弥生2-4-3TEL:03-3812-0012開館時間:10:00~17:00(入館は16:30 まで)休館日:毎週月曜日 ただし、GW期間を含む4月24日(火)~5月6日(日)は無休で開館同時開催:弥生美術館3階会場「高畠華宵展」・竹久夢二美術館「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美―大正ロマンのかわいいデザインー」入館料:一般 900(800)円 大高生 800(700)円 中小生 400(300)円※竹久夢二美術館と併せての料金。()内は20名様以上の団体割引料金。■武内直子『美少女戦士セーラームーン』中間展示替え第1期:3月29日(木)~4月28日(土) 第2期:4月29日(日)~5月27日(日) 第3期 5月29日(火)~6月24日(日)合計3点の原画作品を順次公開。原画展示を行わない期間は、複製原画を展示。■ギャラリートーク日時:4月21日(土)、5月13日(日)、6月16日(土) 各日14:00~ 約45分間※予約不要・無料(要入館料)
2018年04月10日画家オディロン・ルドンの展覧会「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」が、2018年7月22日(日)から12月2日(日)まで、神奈川県・箱根町のポーラ美術館で開催される。ルドンは本当に“孤高の画家”だったのか?謎めいた幻想世界を解き明かす展覧会クロード・モネ(1840-1926)をはじめとする印象派の画家たちと同世代でありながら、彼らとは異なる内面世界に目を向けた特異な画業で人々を魅了する、画家オディロン・ルドン(1840-1916年)。それは、世紀転換期にかけて絵画に残した、不気味な怪物たちがうごめく光景や、神秘的なヴィジョンに満ちた幻想的な世界を描いた作品に代表される。本展覧会は、近年の研究をもとに、ルドンが持つ「夢の世界に生きた孤高の幻想画家」という芸術家神話を一度解体し、変容する時代の中で探求を続けたルドンの姿に改めて迫るものだ。大衆文化からの影響は?幅広い出展作品や制作プロセスの分析から創造の源泉を探るそのアプローチ方法は様々で、例えば、過去の美術史上の傑作や同時代の美術作、雑誌に掲載された自然科学の挿図や戯画など、彼を取り巻いた大衆文化からの影響を、幅広い分野の出展作品を通して明らかにする。あるいは、「水」「翼」「花」などの主題ごとに、その源泉や制作のプロセスを紐解くことで、ルドンの幻想的なイメージがどのように生成されたのかを検証する、などだ。初期から晩年まで国内の傑作101点が集結展示作品は、世界的なルドン・コレクションを誇る岐阜県美術館より借用した88点をはじめとする国内の傑作101点。初期から晩年までの作品を技法材料の視点から分析することで、ルドンが印象派と同様に科学的な色彩論を制作に取り入れていた、という可能性についての分析結果は、本展最大の見所の1つだろう。現代美術からマンガまで、ルドン的な幻想世界も紹介会場では、柄澤齊、イケムラレイコ、鴻池朋子という、ルドンと通じ合う幻想的なテーマを追い求める現代の作家も合わせて紹介。また、岩明均『寄生獣』や押見修造『悪の華』など、ルドンを思わせる「目玉」の表現を特徴とするマンガ作品とルドン作品を比較することで、ルドン芸術が現代に残した影響とその意義についても検証する。レストラン特別メニューやオリジナルグッズもまた、展覧会に合わせた特別メニューやオリジナルグッズを用意。幻想的な作品世界を表現した限定コースメニュー「ルドン ひらかれた夢」は、きのことベーコンをクリームで軽く煮込んだ、ルドン一つ目の巨人をモチーフのオードブルや、仔羊の背肉のポワレとモモ肉、鶏レバーを合わせたハンバーグのメインディッシュが揃う。さらに、作品をモチーフにした五彩織バスタオルや「日本風の花瓶」トートバッグ、リトグラフ作品をモチーフにしたTシャツなども発売される。開催概要「ルドン ひらかれた夢 幻想の世紀末から現代へ」開催概要:2018年7月22日(日)〜12月2日(日)※会期中展示替えあり。※9月27日(木)は展示替のため休室。常設展示のみ観覧可能。前期展示期間:7月22日(日)〜9月26日(水)後期展示期間:9月28日(金)〜12月2日(日)開館時間:9:00~17:00(最終入館は16:30)入館料:大人 1,800円(1,500円)、シニア割引(65歳以上) 1,600円(1,500円)、大学・高校生1,300円(1,100円)、中学・小学生 700円(500円)※( )内は15名以上の団体料金※中学・小学生の入館については、土曜日は無料。※料金はいずれも消費税込み。※中学・小学生が授業の一環として観覧する場合、中学・小学生および引率教員等の入館は無料。■特別メニュー、グッズ特別メニュー提供場所:レストラン「アレイ」(ポーラ美術館内)価格:「ルドン ひらかれた夢」展 限定コースメニュー 2,980円(税込)グッズ販売場所:ミュージアムショップ価格例:・五彩織バスタオル 6,480円~(税込)・ルドン オリジナルTシャツ 2,916円(税込)・ルドン《日本風の花瓶》のトートバッグ 3,996円(税込)・ルドン オリジナル刺繍トートバッグ&ブックカバー 3,564円~(税込)・ルドンのレモンケーキ 1,490円(税込)・ルドンの塩キャラメル 648円(税込)
2018年04月09日猫好き画家の展覧会【女子的アートナビ】vol. 105『猪熊弦一郎展猫たち』では、たくさんの猫に囲まれて暮らしていた猫好きの画家、猪熊弦一郎の作品、約160点を紹介。画家の出身地、香川県にある丸亀市猪熊弦一郎現代美術館が所蔵する猫モチーフの油彩、水彩、素描を中心とした作品群をまとめて見ることができます。猪熊弦一郎って?香川県高松市生まれの猪熊弦一郎は、東京美術学校(現・東京藝術大学)に進学し、洋画家の藤島武二に師事。卒業後は帝国美術院展覧会(帝展)などに作品を発表していきます。その後、1938年から1940年までフランスに滞在し、20世紀を代表する芸術家アンリ・マティスのもとで学びます。戦後は『小説新潮』の表紙絵や三越の包装紙をデザインするなど国内で活躍。さらに1955年からは再びパリでの勉学を目指しますが、渡仏の途中で滞在したニューヨークを気に入り、同地で約20年間も滞在しています。晩年はハワイと日本を行き来しながら活動し、90歳で亡くなりました。まずは犬…?それでは、展示室に入ってみます。まず目についたのが数匹の犬が描きこまれた1941年の大作《長江埠(ちょうこうふ)の子供達》。同作は、中国の前線に文化視察として派遣された猪熊が制作したもので、物売りの子どもたちと犬の姿が描かれています。猫作品が並んでいる展示室をイメージしていたのでちょっと意表を突かれましたが、見ごたえある油彩画です。猫登場!そして、いよいよ猫がテーマの作品が出てきます。猪熊夫妻には子どもがいなかったため動物をかわいがるようになったそうで、猫だけでなく犬も飼っていたとのこと。ただ、絵のモチーフとしては猫が好きだったそうで、特に戦後から渡米するまでの時期と晩年は、スケッチブックから紙の切れ端にまで次々と猫を描いていたそうです。こちらは、マティスの影響を受けたと思われる色彩豊かな油彩画。猫好きの妻・文子さんと猫を組み合わせた作品です。多頭飼いをしていた猪熊は、猫同士が威嚇し合う姿やにらみ合う様子などにも興味をもち、作品に描きました。また、『モニュメンタルな猫』と題された部屋では抽象的な猫の絵も展示されています。これらの作品について、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館学芸員の古野華奈子さんは次のように解説してくれました。古野さんなぜ猫の顔を抽象的に描くようになったのか。戦前・戦時中に具象画家として活動していた猪熊は、40歳を超えたあたりから「自分の具象絵画について納得がいった」という言い方をしています。ここからどんなふうに自分らしい表現をしていくかと考え、“絵というのは色と形のバランスであり、それによって美をつくりだしたい” という考え方をするようになります。そして、猫や人物を使って自分の考えたことを作品として実現していったのだと思われます。さらに会場では猪熊がニューヨークで過ごした時期に描いた抽象画作品も展示されています。猫の世界とはまるで違う空間ですが、抽象表現主義全盛期の本場アメリカで描かれた絵画はとってもクール!かなり見ごたえがありました。そして最後のミュージアムショップでは、丸亀市猪熊弦一郎現代美術館と本展のオリジナルグッズが勢揃い!ユニークな猫グッズが欲しい人はぜひチェックしてみてください。猫だらけのアート展は4月18日まで。開催期間が残り少なくなっていますので、ぜひお早めにお出かけください!Information会期:~4月18日(水)会期中無休時間:10:00-18:00(入館は17:30まで) 毎週金・土曜日は21:00まで(入館は20:30まで)会場:Bunkamura ザ・ミュージアム料金:一般 1,300円/大学生・高校生900円/中学生・小学生 600円公式サイト:渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催中の『猪熊弦一郎展猫たち』に行ってきました。とにかく猫が大好きだったという画家、猪熊弦一郎(1902~1993)の作品が集まる同展では、数百匹もの猫たちが登場!カワイイだけじゃない、ユニークな猫アートは必見です!
2018年04月09日アーティスト・米原康正とフラワーアートユニット・プランティカ(PLANTICA)による“LOVE&PEACE”がテーマの展覧会「YASUMASA YONEHARA x PLANTICA EXHIBITION FLOWER CHILDREN - "THE MILLENNIALS"」が、スプーンビル(SPOONBILL)南青山本店で4月6日から15日まで開催。©米原康正ハーフモデルブームからカワイイカルチャーまで、渋谷原宿女子カルチャーとともに歩んできた米原康正の新しい“LOVE&PEACE”。今回、バリー(BALLY)やエルメス(HERMÈS)など、ファッション業界から引く手あまたのプランティカとコラボレーションし、アート発信型のボタニカルショップ、スプーンビルのグリーンを舞台に様々な表情を見せる。©米原康正プランティカの木村貴史氏は、「1960年代に登場したフラワーチルドレン、自由・博愛・多様性への理解を尊重した思想の体現者たち。そのフラワージェネレーションが蒔いてきた種は、今現在でも根を深く張り、多数の芽を出し、新世代のフラワーチルドレンを育んでいる。社会的な通念よりも直感と共感を軸に、多様な価値観と共に生き、自由に自己表現することが自然であるミレニアルズ世代。既存の枠組みにとらわれない彼らの柔軟な発想と活力こそが、色褪せた社会を再び鮮やかにしてくれるであろう。そんな “THE MILLENNIALS”の将来と社会に期待したいという想いで、米原康正とPLANTICAが注目する若者たちをフックアップし、米原の撮影した被写体に自らがカラフルなペイントをし、PLANTICAが花をコラージュするという新しい手法を使った新シリーズがこの冒頭のタイトルだ。ここで米原は、感情を表現する装置として前髪にペイントを施した。第1弾の作品のテーマは“LOVE&PEACE”。フラワーチルドレンの作品群は、ホワイトボックスのギャラリーではなく、様々な花の色と香りに包まれた有機的な空間に表れる」と本展覧会について語る。「MILKFED. x YASUMASA YONEHARA x PLANTICA コラボTシャツ」(5,000円)2017年の展覧会に引き続き、コンセプトに賛同したミルクフェド(MILKFED.)とのコラボレーションとして「MILKFED. x YASUMASA YONEHARA x PLANTICA コラボTシャツ」(5,000円)の作成が実現。全6柄でラインアップする同アイテムは、SからXLのサイズ展開。4月6日より本展覧会で先行発売、4月13日からの一般発売はミルクフェド店舗とオンラインストア(calif、ZOZOTOWN)にて。【展覧会情報】YASUMASA YONEHARA x PLANTICA EXHIBITION FLOWER CHILDREN - “THE MILLENNIALS”会期:4月6日~4月15日会場:SPOONBILL南青山本店住所:東京都港区南青山4-23-9時間:11:00~19:00
2018年04月05日展覧会「KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-」が2018年4月6日(金)から4月23日(月)の期間で池袋・パルコミュージアムにて開催される。「KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-」は、ファッションデザイナーと繊維企業、工場のコラボレーションによって展開される展覧会。モード・ファッションの分野で活躍するブランドや、本企画でデビューする新進ブランドまで20ブランドが参加する。参加するブランドは、ハトラ(HATRA)や、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)、パーミニット(PERMINIUTE)、リョウタムラカミ(RYOTA MURAKAMI)など。デザイナーたちは、日本国内の産地工場の協力を得て、素材そのものに深くフォーカスした「現代の民族衣装」を制作。絞り染め、ニードルパンチ、プリント、横編みなど様々な手法によって素材の持ち味を活かした個性的な作品が展示される。また、会場内ショップでは、作品制作に使用された布地を用いたバッグなど、展覧会オリジナルグッズの販売も予定している。【詳細】「KIRE・KIRE・TEN -現代の民族衣装-」開催期間:2018年4月6日(金)~4月23日(月)開催時間:10:00~21:00会場:池袋パルコ 本館7階 パルコミュージアム住所:東京都豊島区南池袋1-28-2入場料:一般 500円、学生 400円※入場は閉場の30分前まで。※最終日は18:00閉場。※小学生以下入場無料<参加ブランド>ハトラ(HATRA)、コトナ(KOTONA)、ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)、パーミニット(PERMINIUTE)、リョウタムラカミ(RYOTA MURAKAMI)、ソウシオオツキ(SOSHI OTSUKI)、アンナコジマ(ANNA KOJIMA)、アヤツネミ(ayatsunemi)、バードマン(BIRDMAN)、チハルエガミ(CHIHARU EGAMI)、フミク(Fumiku)、ヒロコハセガワ(HIROKO HASEGAWA)、イムトゥエ(LIMTWEA)、マイモリ(maimori)、メデタシー(medetasy)、ナツコエンドウ(natsucoendo)、ピテカン トロプス(PITECAN THROPUS)、リコール(Re:quaL≡)、セイランツノ(Seiran Tsuno)、渡辺未来
2018年03月26日京都・元離宮二条城にて、ビンテージカーが集う展覧会「コンコルソ デレガンツァ京都 2018」が開催される。期間は2018年3月30日(金)から4月2日(月)まで。「コンコルソ デレガンツァ」=「エレガンスさを競うコンクール」は、自動車の芸術性を鑑賞する欧米の伝統的な文化だ。日本では2016年に初開催された。2回目となる「コンコルソ デレガンツァ京都 2018」は、「アートアクアリウム」などを手掛ける木村英智が総合プロデュ―スを務め、イタリアの貴族が所有した戦前のアルファロメオや、エリザベス・テイラーがファースト・オーナーとなったシャンパンゴールドのマセラティなどの名車の中の名車が一堂に集結する。最初の3日間は、自動車のエレガントさやクラフトマンシップさをじっくりと堪能する時間。一般客もコンクールの審査に参加することができる。会場は、世界遺産・二条城の中でも通常非公開の「二の丸御殿中庭」。ちょうど桜が満開の時期と重なるので、春爛漫の二条城を背景に華麗な車たちを鑑賞する特別な時間を過ごせそうだ。最終日には、美しさの頂点を競い合った審査の結果発表と表彰式が催される。【詳細】「コンコルソ デレガンツァ京都 2018」期間:2018年3月30日(金)~4月2日(月)時間:9:00~17:00(最終入場16:30まで) ※4月2日(月)の展示は16:00まで、16:00~17:30までVIP PASS所有者のみ参加可能のフェアウェルパーティーを開催。会場:京都 元離宮二条城(二の丸御殿中庭、台所前庭、台所 ※通常非公開エリア)住所:京都市中京区二条通堀川西入二条城町入場券:一般 1,000円/中・高生 600円/小学生 300円/未就学児 無料※別途二条城への入城料が必要。 ※税込。VIP PASS:一般 12,000円/中・高生 7,000円/小学生 4,000円/未就学児 無料※一部出品車に乗って撮影可能。フェアウェルパーティーに参加可能。表彰式の観覧席あり。お茶席券付。 ※別途二条城への入城料が必要。※税込。入場券販売:二条城入場券売場(3月30日(金)~4月2日(月))、全国のセブン-イレブン店頭マルチコピー機(~4月2日(月)15:00)※表彰式の観覧席あり。(座席数に限りあり。立見ゾーンもあり)【問い合わせ先】ハローダイヤルTEL:050-5542-8600(8:00~22:00 全日 4月3日(火)まで)
2018年03月26日ディオール(Dior) アート オブ カラー展」が日本へ。ディオール ビューティーのカラーへの情熱と歴史を紐解く展覧会が、2018年4月12日(木)から21日(土)まで東京・神宮前のSO-CAL LINK GALLERYで開催される。「アート オブ カラー」とは?ディオールの「アート オブ カラー」とは、12色のカラーをインスピレーションに作り出したアーティストやクリエイターたちの作品を収めたアートブック。書籍の中には、ディオール メイクアップ ディレクター ピーター・フィリップスの作品をはじめ、これまでディオール ビューティーの歴史を刻んできたアーティストの作品、クロード・モネやパブロ・ピカソといった有名芸術家の作品、さらには日本になじみ深い浮世絵までが一緒に収録されている。ディオールとアートの関係実は、ディオールとアートの関係性は古く、ムッシュー(クリスチャン・ディオール)の時代まで遡る。彼は「自身の作品の配色や色選びには、哲学的、科学的な理論の影響は受けていない」と話していたが、美術史への造詣が深く、特に19世紀後半から20世紀初期にかけての近代芸術運動を好んだ。中でも、彼の心を刺激したのは、キュビズムやドイツ表現主義の一派「ブラウエ ライター」。オートクチュール コレクションデビューのずっと前、1928年には芸術家の友人たちとともに、アートギャラリーをパリに構えたほど、アートに関心が高かった。ブランド設立以降、ファッションシーンで第一線を引っ張てきたディオールであるが、同時にアートとの関係性も育んできた。その中でも「アート オブ カラー」は、“アートの切り口からビューティーの歴史を紐解く”というメゾンにとっての新しい試み。2016年10月に刊行されて以降、ニューヨーク、アルル、ドバイ、ソウル、上海と世界中の都市で「アート オブ カラー」にまつわる展覧会が行われ、2018年4月ついにここ東京で最終章を迎える。ディオール ビューティーの歴史そもそもディオールが、ビューティー部門での活躍をスタートしたのは1949年。フランス・パリのアヴェニュー・モンテーニュ本店で口紅「ルージュ ディオール」<限定品>を発売したのが始まりだ。深い紅色で染め上げられたリップは、当時のディオール ニュールックと相性抜群。絶対的なフェミニニティを体現するものとして、一躍注目を浴びた。1967年にセルジュ・ルタンスがアーティスティック イメージディレクターに就任し、10年以上に渡ってディオール ビューティーを引っ張ってきた。その後、1980年にティエンが抜擢されアーティスティック イメージディレクターへ。そして今日、ディオール ビューティーの素晴らしさを表現するのはピーター・フィリップス。ディオール ビューティーの歴史は、3人の歴代アーティストによって築き上げられてきた。「アート オブ カラー」展のみどころ東京で行われる「アート オブ カラー」展では、3人の歴代アーティスティック ディレクターにフォーカス。写真、映像、音源と3つの視点から彼らの作品を紹介し、色の解釈について紐解いていく。会場は大きく3つのブースに分けられていて、入口を抜けるとまず出迎えてくれるのは、現在のディオールを引っ張るピーターの作品群。メゾンのアイコン「ルージュ ディオール 99」にオマージュを捧げた、新作チークからインスピレーションを得た「赤」の3部作が最初のもてなしだ。会場内へ歩みを進めると様々な色に出会うことが出来る。女性たちを輝かせたいと願う、ピーターの純粋な思いを捉えることが出来るだろう。続くのはティエン。パリ・オペラ座のフェイス デザイナーからキャリアをスタートさせ、バレエ作品を数多く手がけたティエンは、ピーターとはまた一味違った色の解釈と、メイクアップの遊び心に気づかせてくれる。ラストを飾るのは、初代セルジュ・ルタンス。驚くのは約50年以上前の作品であるはずのセルジュの作品がとてもモダンで、今日見ても新しいと感じさせるタイムレスな魅力を持っていることだ。中でも必見は、セルジュが就任1年目に手掛けた、イエローを基調として作品。大胆でクリエイティブ、そして自分を表現することを恐れない彼の精神が反映された作品は、まさにブランドのDNAが落とし込まれたものである。「ディオール アート オブ カラー展」で学ぶ過去といま「ディオール アート オブ カラー展」では、ディオール ビューティの歴史を振り返るとともに、現代まで引き継がれてきたDNAを紹介。12色のカラーに分類された作品群を通して、物の見方、捉え方をピーター・フィリップスは伝えたいと願う。同じものを見ても人それぞれ感じること、考えることは異なる。ディオール ビューティーに触れることで、どういった気持ちでこの作品は出来たんだろう…、どうしてこの色を選んだのだろう…。そういった想像力を働かせて、展覧会を楽しんで欲しいそうだ。限定アイシャドウ パレットも発売「ディオール アート オブ カラー」開催を記念して、アイシャドウ パレット「サンク クルール」の限定品を数量限定でディオール 表参道で発売。「アート オブ カラー」から着想を得たカラーリングは、赤や白、青など斬新なカラーばかり。パレットの中には「ART OF COLOR」のエンボスも刻まれ、コレクターズ必見の貴重なアイテムとなる。【イベント詳細】「ディオール アート オブ カラー展」期間:2018年4月12日(木)~21日(土)時間:11:00~19:00 ※最終入場:終了30分前、土曜のみ21:00まで※4月14日(土)先着でトートバッグをプレゼント(なくなり次第終了)会場: SO-CAL LINK GALLERY住所:東京都渋谷区神宮前4-9-8入場料:無料・サンク クルール 〈アート オブ カラー〉7,700円+税※数量限定のためなくなり次第終了。【問い合わせ先】パルファン・クリスチャン・ディオールTEL:03-3239-0618
2018年03月25日資生堂(SHISEIDO)が展開する資生堂アートハウスにて、展覧会「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー ラリックとバカラを中心に」が、2018年4月10日(火)から6月24日(日)まで開催される。入場は無料。展覧会「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー ラリックとバカラを中心に」では、19世紀末から第二次世界大戦前を中心にフランスで制作された香水瓶と、1960年代から70年代にかけて国内で制作されたタピスリーにフォーカス。香水瓶約100点と希少なタピスリーを紹介していく。ルネ・ラリックとバカラに焦点を当てた「香水瓶」「香水瓶」のコーナーでは、フランスの装飾工芸家として知られるルネ・ラリック、そしてクリスタルガラスのブランド「バカラ」が手掛けた作品を掘り下げる。アール・ヌーヴォーからアール・デコに至る時代は、現代では考えられないほどの贅を凝らした瓶やケースが生まれた。その中でも、幻想的な小彫刻のような香水瓶を作り出すルネ・ラリックと、ガラス本来が持つ輝きと透明感を活かしたバカラの作品は群を抜いた存在であった。本展では、ラリックとバカラの代表作を約100点を展示する。作家の原画を元にしたタピスリータピスリーは、綴織という技法で織られた室内装飾用の壁掛けのことを意味する。綴織とは、経糸にさまざまに染織した緯糸を掛け合わせて、絵画的な文様を描かせる技法で、古くから多くの地域で製作。京都西陣の帯などは、その代表の一つといえる。展覧会「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー ラリックとバカラを中心に」では、資生堂が依頼をし、京都の美術織物を専門とする工房とともに、岡鹿之助や前田青邨などの原画をもとにしたタピスリーを展開。生活に彩りをもたらした装飾芸術の世界を視覚的に紹介していく。【イベント詳細】展覧会「ヴィンテージ香水瓶と現代のタピスリー ラリックとバカラを中心に」期間:2018年4月10日(火)~6月24日(日)開館時間:10:00~17:00(入館は16:30まで)会場:資生堂アートハウス住所:静岡県掛川市下俣751-1TEL:0537-23-6122入場料:無料休館日: 月曜日(月曜日が祝日の場合その翌日)
2018年03月25日展覧会「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 -大正ロマンのかわいいデザイン-」が、東京・竹久夢二美術館で、2018年3月29日(木)から6月24日(日)まで開催される。「竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 -大正ロマンのかわいいデザイン-」では、竹久夢二がデザインし人気を誇った千代紙をはじめ、着物 小物、絵葉書、装幀本など暮らしを華やかに彩った、小さく“かわいい”図案や装飾の数々を紹介。大正ロマンを象徴する画家・竹久夢二は、絵画だけでなく日常の暮らしを趣味良く彩るためのデザインも手掛け、“かわいい”をコンセプトにした商品作りに注力した。また、日本のファンシーショップの先駆けともいえる「港屋絵草紙店」をオープンし、竹久夢二がデザインした千代紙、絵封筒、うちわ、風呂敷、半襟、帯、さらに版画や書籍まで多彩な日用品を販売。花柄をあしらった「新千代紙」や、小鳥や植物を表情豊かなタッチで描いた、半襟に刺繍を施すための図案、少女の暮らしぶりが垣間見られるコマが描かれた「家族双六」など約170点の作品が集結する。また、「竹久夢二美術館 セレクション展」も同時開催される。竹久夢二美術館所蔵のコレクションから、美人画を中心にセレクトした日本画や油彩画など約150点の作品を展示する。【詳細】竹久夢二 暮らしを彩る小さな美 -大正ロマンのかわいいデザイン-会期:2018年3月29日(木)~6月24日(日)休館日:月曜日 ※ゴールデンウィーク期間を含む※4月24日(火)から5月6日(日)は無休で開館。開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで入館料:一般 900円、大・高生 800円、中・小生 400円※弥生美術館と二館併せて観覧可能。※20名様以上は100円割引。■ギャラリートーク日時:4月14日(土)、5月13日(日)、6月9日(土) 15:00~※各回約45分、参加費無料(要入館料)
2018年03月23日グラフィックアーティスト、ヨシロットン(YOSHIROTTEN)による大規模展覧会「フューチャーネイチャー(FUTURE NATURE)」が、TOLOT heuristic SHINONOMEにて2018年3月10日(土)から29日(木)まで開催される。ヨシロットンは、東京をベースに活動するグラフィックアーティスト、アートディレクター。これまで、グラフィック、映像、立体、インスタレーション、音楽など、ジャンルを超えた様々な表現方法を用い、自然そしてまだ見ぬ未来の景色を主題とした作品を制作してきた。Amazon Fashion“ AT TOKYO”、G-SHOCK 35th Anniversaryのキービジュアル制作、BEAMS原宿店でのインスタレーションイベントなども手掛けてきた人物である。「フューチャーネイチャー」は、2013年の東京での発表以降、ベルリン、ロンドンを経て約4年ぶりの東京での発表となる展覧会となる。常に制作テーマとして「見えないものの可視化」をあげている彼が、本展覧会のために用意したのは新作約30点。グラフィック、映像、インスタレーション、立体といった多ジャンルの作品を公開する。なお、展覧会開催にあわせて、作品集「GASBOOK33 YOSHIROTTEN」も刊行。約4年ぶりとなる本書では、過去数年から最新のものまで全11項目を通して、彼の作品を感じることができる。【詳細】YOSHIROTTEN Exhibition ‶FUTURE NATURE"(ヨシロットン エキシビション‶フューチャーネイチャー")会期:2018年3月10日(土)~3月29日(木) ※会期中無休開場時間:11:00~19:00(入場時間は18:30まで)会場:TOLOT heuristic SHINONOME住所:東京都江東区東雲2丁目9-13入場料金:1,000円(ポストカード付き) ※未就学児は無料
2018年03月08日グラフィックアーティスト、ヨシロットン(YOSHIROTTEN)による大規模な展覧会が、東京都江東区のTOLOT heuristic SHINONOMEにて3月10日から29日まで開催される。2013年の東京での発表以降、ベルリン、ロンドンを経て約4年ぶりの東京での発表となる本展では、ヨシロットンの制作テーマ「見えないものの可視化」に基づいたグラフィック、映像、インスタレーション、立体など新作約30点を発表。また、本展の開催と合わせ、2013年に出版した初作品集『GASBOOK28 YOSHIROTTEN』から約4年ぶりとなる作品集『GASBOOK33 YOSHIROTTEN』を刊行する。近年、Amazon Fashion“AT TOKYO”、G-SHOCK 35th Anniversaryのキービジュアル制作や、国内外様々なミュージシャンのビジュアル制作、原宿のセレクトショップ・ドミサイル東京(DOMICILE TOKYO)の内装ディレクション、ビームス(BEAMS)原宿店、ルミネゼロ(LUMINE ZERO)でのインスタレーションイベントのスペースデザインなどを手がけるほか、多岐に渡るジャンルにてさらに表現の幅を広げ、東京、ロンドン、ベルリンにて個展を開いた。本書では、過去数年から最新のものまで、彼の作品を全11項目を通して伝える。グラフィックアーティスト・ヨシロットン(YOSHIROTTEN)【イベント情報】YOSHIROTTEN Exhibition “FUTURE NATURE”会期:3月10日~3月29日会場:TOLOT heuristic SHINONOME住所:東京都江東区東雲2丁目9-13時間:11:00〜19:00(最終入場18:30)料金:1,000円(ポストカード付き)※未就学児は無料【書籍情報】『GASBOOK33 YOSHIROTTEN』発行:ガスアズインターフェイス株式会社言語:日本語・英語併記上製本ハードカバー/A4変形/96ページ価格:3,500円
2018年03月06日展覧会「メロメロ アニマル Exhibition」が、渋谷のBunkamura Galleryで、2018年3月21日(水・祝)から3月28日(水)まで開催される。「メロメロ アニマル Exhibition」は、新進気鋭作家によるアニマルをテーマにした展覧会。愛くるしい表情の犬や猫、 凛々しい顔立ちのチーターなど、常に人と寄り添い生活する動物や、人間には無い力強さを持つ野生の動物たちを若手アーティストならではの視点で表現した、ユニークな作品が揃う。繊細な木版画や、美しい毛並みをきめ細かく描いた油彩画など、様々な技法によって、動物達の魅力的な姿を表現。ぶっきらぼうな表情なのにどこと無く哀愁の漂う顔や、チャーミングな変顔など、思わず“メロメロ”になってしまうような動物達に癒されること必至の展覧会となっている。【詳細】メロメロ アニマル Exhibition期間:2018年3月21日(水・祝)~3月28日(水) ※会期中無休開館時間:10:00~19:30会場:Bunkamura Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1※入場無料■出展予定作家新槇英美子、泉東臣、江森郁美、金丸悠児、北村奈津子、門田奈々、金丸悠児、木原千春、瀬戸優、竹原美也子、長久保華子、平澤重信、本濃研太、松下大一、安岡亜蘭、山根旭【問い合わせ先】Bunkamura GalleryTEL:03-3477-9174
2018年03月05日スヌーピーミュージアムは、4月21日から9月24日までの期間、最終回の展覧会「ともだちは、みんな、ここにいる。」を開催する。スヌーピーミュージアム最終回 「FRIENDSHIP IN PEANUTS ともだちは、みんな、ここにいる。」メインビジュアル © Peanuts Worldwide LLC2016年4月に開館し、約95万人(2018年2月16日現在)の来場者を誇るスヌーピーミュージアムは、今年9月に予定の期間を終え、閉館を迎える。最後の展覧会では、みずみずしい筆遣いの貴重な原画約80点と新作アニメーション映像などを通じて、ユーモラスで哀愁漂う友達同士のやりとりや、「ピーナッツの真髄」を味わうことができる。「ピーナッツ」原画 1950年11月25日© Peanuts Worldwide LLC本展のみどころは、最終回のために厳選された約80点の原画。シュルツ美術館の“宝”であり、同美術館が所蔵する最古の「ピーナッツ」原画は、1950年10月2日に連載が始まって約2ヶ月後に描かれたスヌーピーとチャーリー・ブラウンのエピソード。2013年に開かれた「スヌーピー展」以来2度目の来日となる。その他、同美術館のコレクションから惜しみなく選ばれた魅力的な原画が並ぶ。「コスメキッチン ナチュラル UV クリーム」、「コスメキッチン リップクリーム 」(各1,000 円)© Peanuts Worldwide LLCまた、「ブラウンズストア(BROWN’S STORE)」には新グッズが登場する。「ピーナッツ」と同じカリフォルニアで生まれたアウトドアブランド、KELTYの人気定番アイテムをミュージアムオリジナル仕様で仕上げた「KELTY デイパック」(1万円)や、大好評だったコスメキッチンとのコラボレーション第2弾として、持ち歩きに便利なミニサイズで子供から大人まで安心して使える「コスメキッチン ナチュラル UV クリーム」 (1,000 円)と、植物オイルをたっぷり使った「コスメキッチン リップクリーム 」(1,000 円)などがラインアップ。「FRIENDSHIP ホットドッグ」(1,580 円)© Peanuts Worldwide LLCさらに、「カフェブランケット(Cafe Blanket)」では、友達同士が塀に寄りかかって語らう、ピーナッツの定番シーンをイメージしたホットドッグ「FRIENDSHIP ホットドッグ」(1,580 円)や、初期キャラクターのヴァイオレットとパティがコミックでマッドパイ(泥で作るパイ)を作ることから、ココアクッキーやアーモンド、チョココポーでどろんこ遊びをイメージして作られた食べられるマッドパイ「バイオレットとパティのマッドパイ」(1,080円)など、本展タイトル「ともだちは、みんな、ここにいる。」 をキーワードに、ユニークでおいしいメニューをそろえる。なお、最終回を記念し、5月7日から9月21日までの間に予約不要で3回入館ができるチケット(複数名での利用不可、3,200円)をオフィシャルショップ全店及び公式オンラインショップ()にて販売。スヌーピーミュージアムの外観や展覧会、シーズナルイベントなどを収めたメモリアル・ポストカードセット(6枚)付き。【展覧会情報】スヌーピーミュージアム最終回 「FRIENDSHIP IN PEANUTS ともだちは、みんな、ここにいる。」会期:4月21日~9月24日会場:スヌーピーミュージアム住所:東京都港区六本木 5-6-20時間:10:00〜20:00(入場は19:30まで)料金:大人2,000円(1,800円)、大学生1,400円(1,200円)、中学生・高校生1,000円(800円)、4歳〜小学生600円(400円)※( )内は前売券価格会期中無休 ※6月5日を除く
2018年02月22日東京・丸の内の三菱一号館美術館で開かれている『ルドン―秘密の花園』展に行ってきました。ちょっと不気味なキモい系作品で人気のルドン。今回の展覧会でも、あやしげな雰囲気の版画や花の絵など、期待を裏切らないアートが揃っています!ディープなルドンの世界を堪能!【女子的アートナビ】vol. 100『ルドン―秘密の花園』はタイトルからも推察できる通り “植物” にスポットを当てた展覧会。といっても異才のルドンさんですから、単なる美しい花の絵ではないようです。後ほど詳しくご紹介しますが、これらの作品はオルセー美術館など海外の主要美術館から来日。さらに、世界有数のルドンコレクションをもつ岐阜県美術館からも名作が集まり、約90点の作品を通してルドンのディープな世界を楽しむことができます。ざっくりルドンオディロン・ルドン(1840~1916)はフランス南西部のボルドー生まれ。地元の画家に素描を習ったあと、親の希望でパリの国立美術学校・建築科を受験するも失敗し、故郷に戻って版画家のブレスダンなどから指導を受けます。また、植物学者のクラヴォーや風景画家カミーユ・コローからも影響を受け、サロン(官展)などに出品しながら版画や油彩画など多くの作品を制作。初の石版画集を出したのが39歳という遅咲きの画家でしたが、その後はパトロンがついたり、レジオンドヌール勲章を受けたりと生きているうちに評価されたので、比較的恵まれた人生だったといえそうです。ちなみに、ルドンは印象派のモネと生まれた年が一緒。活躍した時代もほぼ重なります。黒~いルドンそれでは、展覧会の見どころをピックアップしていきます。まずは、黒~い世界からスタート。ルドンといえば、木炭の素描や版画などの白黒作品が有名で、特にキャラ立ちした怪物のような絵がよく知られています。これらの絵、今まで謎の生き物と思っていましたが、展示解説によると樹木などの「植物」と「人間」が組み合わされているとのこと。確かによく見ると、花や植物の一部に顔や目玉が埋め込まれています。この独創的な作品が生まれた背景には、植物学者クラヴォーの影響があったそうです。クラヴォーは博物学から文学、哲学、仏教まで幅広い知識をもち、ルドンを幻想的な世界へ導いたといわれています。明るいルドンもあります版画などの白黒作品をさかんに制作した「黒」の時代を経て、ルドンは明るい色彩の絵も描くようになります。左の絵は岐阜県美術館が所蔵する傑作《眼をとじて》。人物の周囲に花が散りばめられ、色鮮やかで美しい作品です。眼を閉じた女性の表情がとても神秘的。何かが暗示されているようでもあり、見ていると作品の世界に引き込まれていきます。ほかにも、神話や聖書、シェイクスピアの作品をもとにした絵画がたくさん展示されています。必見! ドムシー城の装飾画展覧会で最大の見どころは、ドムシー城食堂の装飾画。これは、ルドンが60歳のころにパトロンのドムシー男爵から依頼を受けて制作したもので、今回、全16点が日本ではじめて公開されています。一部の会場では、ドムシー城食堂を再現した形で作品を展示。実際にどんなふうに飾られていたのかがわかるよう、配置図も貼られています。こちらも食堂装飾画のひとつ《グラン・ブーケ(大きな花束)》。高さが2メートル以上もある大作です。大きな花瓶にたくさんの花が活けられていますが、どの花もなんだか非現実的で、怪物のように見える花もあります。美しいのにキモいという独創的なアートをつくりだしたルドン。その世界観を存分に体感できる作品です。ちなみに、ドムシー城食堂の装飾画全16点のうち15点はオルセー美術館に所蔵されていますが、残りの1点、この《グラン・ブーケ》だけ三菱一号館美術館のコレクションです。同美術館館長の高橋明也さん(写真)によると、この作品以外の15点はドムシー家からフランスに「相続税物納」として譲渡され、オルセー美術館の所蔵となっているそうです。そして、《グラン・ブーケ》だけがドムシー城に置かれていたとのこと。それが、さまざまな経緯を経て三菱一号館美術館の所蔵となったそうです。その具体的な経緯については、展覧会公式カタログにも詳しく書かれています。美術館のコレクションがどんなふうに形成されていくのか、現場の興味深い話も載っているので、ぜひカタログもご覧になってみてください。ショップもキワモノ揃い!?展示を見終わったらミュージアムショップへ。作品をモチーフにしたオリジナルスカーフやハンカチがたくさん並んでいます。花や蝶などがデザインされていますが、さすがにルドン独特の不気味臭は控えめな感じ。でも、なんとなくフシギな雰囲気は漂っています。ルドンらしさ全開なのがエコバッグ(1,200円)。こちらを持ち歩けば、注目されること間違いなしです!幻想的なルドン・ワールドに魅了される展覧会は5月20日まで開かれています。訪れるたびに新しい発見があると思いますので、ぜひリピートしてみてくださいね。Information会期:~5月20日(日)休館日:月曜日(※ただし、トークフリーデーの2月26日と3月26日、4月30日、5月14日は開館)時間:10:00~18:00(祝日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで会場:三菱一号館美術館料金:一般 1,700円/大学生・高校生1,000円/中学生・小学生 500円※新しいサポーター制度もスタート!2018年の2月8日より三菱一号館美術館のサポーター制度(MSS)が新しいシステムに変わりました。・MSS…年会費7,500円(税込)で会員本人と同伴者1名が何度でも入館可能・MSS-mini…年会費4,000円(税込)で会員本人が何度でも入館可能その他、各種サービスも受けられます。詳しくは、同館の公式サイトをご確認ください。※本記事の写真は、プレス内覧会で主催者の許可を得て撮影しております。
2018年02月21日東京・六本木のスヌーピーミュージアム最後の展覧会「FRIENDSHIP IN PEANUTS ともだちは、みんな、ここにいる。」が、2018年4月21日(土)から9月24日(月・祝)まで開催される。「ピーナッツ」の歴史を振り返る最後の展覧会2016年4月に開館、約95万人の来場者を動員したスヌーピーミュージアムも、2018年9月に予定の期間を終え、いよいよ閉館を迎える。フィナーレを飾る最後の展覧会は、「ともだちは、みんな、ここにいる。」をテーマに、約50年間に渡って描かれ続けたピーナッツの歴史そのものでもある、ピーナッツ・ギャングが織りなす様々な関係性にフィーチャー。友情にまつわるエピソードをメインに、最終回のために厳選された約80点の原画でその歴史を振り返る。シュルツ美術館の“宝”、最古の原画が再びまた、シュルツ美術館の“宝”ともいわれる、同館が所蔵する最古の「ピーナッツ」原画が再び来日。1950年10月2日に連載が始まって約2ヶ月後に描かれたスヌーピーとチャーリー・ブラウンのエピソードで、2013年開催の「スヌーピー展」以来2度目の来日となる。展覧会の見どころを順路に沿って紹介レンガ壁のフォトスポットエントランスホールで迎えてくれるのは、最終回のために特別に用意されたスヌーピーたちと一緒に写真が撮れるレンガ壁のフォトスポットだ。その隣にはオープン記念展でも展示された、4,452枚ものコミックでスヌーピーとチャーリー・ブラウンを表現したモザイクアート「3Dピーナッツ」も登場する。友達の関係に焦点を当てたギャラリーオープニングシアターを抜けると、貴重なコミックの原画をはじめ、アニメーションのセル画など約100点が並ぶギャラリーへ。かみあわない友達、仲の良い兄弟、動物や建物、植物との友情...といった友達同士の関係性を、レンガをイメージしたカラフルな壁をバックに紹介していく。「チャーリー・ブラウンとスヌーピー ともだちは、ずっと、ここにいる」では、一緒に近所を散歩をしたり、隣あって眠ったり...飼い主と飼い犬という関係でありながら、お互いを認め合う1人と1匹の姿を紹介する。実は不安に押しつぶされそうで時々しょげるチャーリー・ブラウンと、それとは反対にやる気満々で自由なスヌーピーは、原作者であるチャールズ・シュルツの人格の対照的な側面を反映して生み出されたというエピソードも。また原画だけでなく、アニメーション『スヌーピーの大冒険』の動画上映や、操り人形やパペットなどのヴィンテージグッズも展開される。シアターコーナー&ビッグハグ展示の最後には、この展覧会のために製作されたオリジナルムービー「さよならじゃないよ、スヌーピー。」を上映。ピーナッツ・ギャングたち1人1人を紹介するアニメーションを、特設されたシアターコーナーで、座りながらゆっくりと楽しむことができる。スヌーピーを模した大きな柱「ビッグハグ」も引き続き設置されているので、スヌーピーとの別れを惜しんでハグしてみては。最終回のための新作グッズ2年間に渡って数多くのオリジナルグッズを送り出してきたグッズショップのブラウンズストア(BROWN’S STORE)には、新作を含む約600点のグッズが並べられる。ケルティ(KELTY)のコラボレーションデイパックや、コスメキッチン(Cosme Kitchen)とのリップクリーム、スヌーピーが大好きなウサギの友達をモチーフにした「くたくたウサギのぬいぐるみ」などがラインナップに加わる。そのほか、コミックの1コマをそのままバッグにしたトートや、ヴィンテージな色合いのTシャツなども最終回のためのアイテムとして販売されているので、ファンには是非チェックしてほしい。友情をテーマにした新作メニューもスヌーピーミュージアム併設のカフェブランケットにも「ともだちは、みんな、ここにいる。」をキーワードにした新作メニューがラインナップ。友だち同士が塀に寄りかかって語らうシーンをイメージした「フレンドシップ ホットドッグ」は、スヌーピーが愛用するフードボウルをイメージしたプレートで提供される。サリーと仲良しの不思議キャラクター・ユードラのクッキーが添えられた「ユードラのパープルサンデー」は、ブルーベリーの甘酸っぱい風味が特徴。その他にも全粒粉を使ったもちもちのパンケーキにフランボワーズジェラートをのせた「シュローダーのパンケーキ」など、ピーナッツ・ギャングをモチーフにした個性的なメニューがラストを飾る。最後に“見溜め”、3回入場出来るトリプルチケット最終回を記念し、通常のチケットに加え、5月7日(月)から9月21日(金)までの間に予約なしで3回入館ができるチケット「トリプルチケット」を販売。スヌーピーミュージアムの外観や展覧会、シーズナルイベントなどを収めた、メモリアル・ポストカードセットが付属する。開催概要「FRIENDSHIP IN PEANUTS ともだちは、みんな、ここにいる。」開催期間:2018年4月21日(土)〜2018年9月24日(月・祝)休館日:会期中無休 ※6月5日(火)を除く。時間:10:00〜20:00(入場は19:30まで)住所:東京都港区六本木 5-6-20入館料:一般 2,000円、大学生 1,400円、中学・高校生 1,000円、4歳〜小学生 600円※ローソンチケットにて販売予定の前売り券は上記価格から200円引き。<トリプルチケットについて>販売開始日:2018年5月7日(月)内容:2018年5月7日(月)〜9月21日(金)までの間に予約なしで3回入館できるチケットとポストカードセット(6枚)のセット価格:3,200円(税込)販売予定場所:オフィシャルショップ「スヌーピータウンショップ」(全店)、公式オンラインショップ「おかいものSNOOPY」※購入は、一人5点まで。※メモリアル・ポストカードセット付。※数量限定のため、売り切れの場合あり。© Peanuts Worldwide LLC
2018年02月19日