映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2月21日公開)の完成披露試写会が29日に都内で行われ、千葉雄大、白石麻衣、成田凌、鈴木拡樹、井浦新、中田秀夫監督が登場した。同作は、志駕晃のデビュー作で、北川景子主演による実写映画(18)が興行収入19.6億円を超える大ヒットを記録した『スマホを落としただけなのに』のシリーズ第2弾『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』を実写化。前作の連続殺人事件が幕を閉じてから数カ月後、同じ事件現場から新たな身元不明の死体が発見され、真相を探るため刑事・加賀谷(千葉)は、かつて自分が逮捕した連続殺人鬼・浦野(成田凌)のもとへ行く。主演の千葉が「まさかの、という感じでびっくりしましたし、前作に続いて監督・キャストと新たな作品を作れるんだという喜びがありました。キャストにも白石さん、鈴木さん、井浦さん、素敵なメンバーで……」と挨拶を始めると、会場はざわざわ。名前を呼ばれなかった成田に、千葉は「違う、この人は前にやってるからさ」と苦笑し、「新しいキャストのみなさんともお芝居できて嬉しく思いました」と振り返った。今作では新たな犯人・Mが登場するということで、イベントでは男性キャストが「自分こそが犯人だ」とプレゼンし、白石が一番プレゼンを頑張ったキャストを判定することに。トップバッターの成田は千葉に左胸を触らせ、千葉は「鼓動が早いです」と緊張を報告する。成田はステージ上を動きながら「僕、1で言いました。『ぜ〜んぶ、僕です!』と言いました。今回の題名『囚われの殺人鬼』つまり、僕です!!」と目を見開きながら叫んだ。「動けばいいっていうもんじゃないから。動かないとやってらんなかったんだろうな」と、成田の様子を落ち着いて評した井浦は、「どう考えても僕。犯人だからオファーを受けてるという前提があって参加してるんです」とリアルな語り口で翻弄する。「ポスターに出ないようにしたかったけど、出てしまった」「フードをかぶっているのも僕が撮っています」と淡々とプレゼンし、「本当のことをそのまま言っただけです」とにやりとした。続く鈴木はいい発声で「役のことを知っていただくと、皆さんに納得していただけると思います」と、加賀谷(千葉)と立ち上げた会社の社長で、美乃里(白石)と働いていることから「もし僕が美乃里ちゃんを奪いと思っているのだとすれば? そしてもう一つ、会社の屋台骨となっている加賀谷くんのソフトの権利も奪いたい、そう思ってるとしたら、動機は十分じゃないですか?」と説得力抜群のプレゼンを披露。最後の千葉は「まあ、みなさんね、がんばってらっしゃいましたけど、お疲れ様でしたって感じでしたね」と上ずった大声で入り、会場も驚き。「主演が犯人、新しくないですか?」「あのフード(の写真)、かわいらしい輪郭のフォルム、僕しかいないじゃないですか」「役を降りても、誰よりも二面性があるのは、僕です!」と成田のモノマネを交えながらのプレゼンに会場も笑いに包まれる。最終的には白石が「一言目の声の出方が良かった」と千葉を選び、千葉は「正直、自分でもびっくりしました。何年やってんだって。もうすぐ10年なんですけど、失礼しました」と苦笑していた。
2020年01月29日舞台を中心に活躍する俳優・鈴木拡樹が、国民的アニメ「クレヨンしんちゃん」の1月18日(土)放送回に出演することが分かった。大人気舞台「刀剣乱舞」シリーズや「弱虫ペダル」、「どろろ」など多くの作品で主演を務める鈴木さん。今回彼が声優を務めるのは、「走る戦闘員だゾ」という話に登場する、ハリウッドでの活躍を夢見る駆け出しのアクション俳優・掛田シンゴ。まだ駆け出しの身であるため、「アクション仮面」に登場する悪の組織・ブラックメケメケ団の戦闘員役の1人として、演技練習に励む役柄だ。物語は、公園でブラックメケメケ団の戦闘員のマスクをかぶり、自主練習に励んでいたシンゴを見かけたまつざか先生は、びっくりして逃げ出し、シンゴも誤解を解こうと追いかける。そんな2人の様子を目撃したしんのすけは、本物のメケメケ団の戦闘員にまつざか先生が襲われていると勘違いして、シンゴにお尻アタック!マスクを取ったシンゴのイケメンぶりに、まつざか先生はときめき、応援することを決意。一方、しんのすけはシンゴがまつざか先生の心を操っていると、さらに誤解を重ねてしまい…という展開。本作では、アクション俳優としてしんのすけと対決するシーンも交えつつ、しんのすけの幼稚園の先生・まつざか先生とのラブストーリーに発展…!?これには鈴木さんも「今回のお話をいただいて、すごくうれしかったです。同時に不思議な思いもありました。子どもの頃は大人のお姉さんだったまつざか先生と、しかも恋愛エピソードで関わることになったので。『クレヨンしんちゃん』の歴史と一緒に、自分も歳を重ねてきたんだなあと実感しました」とコメント。収録では、スタッフや共演者たちに丁寧な挨拶をしながら、爽やかにスタジオ入りした鈴木さん。本番が始まると、時に身振りを交えながら舞台俳優らしい、躍動感あふれる豊かな表現で熱演。「アフレコはやはり難しいですね」とふり返った鈴木さんは、「以前、声優の仕事をした時に見つけた課題について、自分なりに解決策を考え、今日の本番に臨みました」と準備万端で挑んだそう。なお、「走る戦闘員だゾ」にはシンゴのほかにしんのすけ、まつざか先生の2人だけということもあり、とにかく出番の多い今回のゲスト出演。およそ1時間に及ぶ白熱のアフレコは、制作チームからの高い要求に応えつつ無事終了。「僕をご存知の方は、まさか『クレヨンしんちゃん』の世界に登場するとは予想していなかったんじゃないでしょうか。なかなかない貴重な機会なので、ぜひ観ていただきたいです!」と鈴木さんはメッセージを寄せている。「クレヨンしんちゃん」は毎週土曜日16時30分~テレビ朝日にて放送中。(cinemacafe.net)
2020年01月15日展覧会「岡本太郎展」が、2019年12月26日(木)から2020年1月24日(金)まで、大分県立美術館にて開催される。大分初の岡本太郎展「芸術は爆発だ!」のフレーズで知られ、絵画、彫刻、写真などの多彩なジャンルで活躍した芸術家・岡本太郎。大分では初の回顧展となる「岡本太郎展」では、大作《明日の神話》原画をはじめとする絵画作品や1/50スケールの《太陽の塔》、さらには岡本の撮影した写真などを展示。自己・日本・世界という3つの観点から、制作・文筆・撮影というマルチな活動を展開した岡本の軌跡をたどる。自己との対話─初期の代表作《森の掟》などを展示全3章構成の第1章では、代表作《森の掟》や、父の岡本一平を思わせる《作家》など、初期の作品を展示。青春時代をパリで過ごし、前衛的な画法を学んだ岡本太郎が、日本に帰国したのち自己との対話とともに作りあげた独自の作風を楽しめる。日本へのまなざし─縄文土器などの写真東京国立博物館で縄文土器に魅了された岡本は、1952年に論考「縄文土器論 四次元との対話」を発表。自らも土器や土偶を撮影するのみならず、京都や東北、沖縄を訪れ、文化遺産や古い習俗を取材し、日本の美意識を探求した。第2章では、岡本が50年代以降に撮影した写真作品を多数紹介し、日本へ投げかけた視線に迫る。社会、そして世界へ─《明日の神話》と《太陽の塔》第3章では、社会問題や世界規模の事業に関わる作品を手掛けた60年代後半以降にフォーカスする。原爆や第五福竜丸の悲劇を主題に描かれ、現在渋谷駅に設置されている《明日の神話》の幅10m超の原画や、大阪万博のシンボル《太陽の塔》、さらには中・後期の作品を紹介。芸術を通して、悲劇を乗り超える力と未来への希望を託した岡本の世界観に触れられる。詳細展覧会「岡本太郎展」会期:2019年12月26日(木)~2020年1月24日(金)会場:大分県立美術館住所:大分県大分市寿町2番1号休展日:なし時間:10:00~19:00(金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで観覧料:一般 800(600)円、大学・高校生 500(300)円、中学生以下 無料※( )は前売り・20名以上の団体料金※大分県芸術文化友の会 びびKOTOBUKI 無料(同伴者1名半額) / TAKASAGO 無料 / UME団体料金※障がい者手帳等を提示した方とその付添者(1名)は無料【問い合わせ先】大分県立美術館TEL:097-533-4500
2019年12月07日俳優の鈴木拡樹と三浦宏規が27日、都内で行われたミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の取材会に登場した。同作は『リトルマーメイド』『美女と野獣』『アラジン』等で知られるハワード・アシュマン(脚本・歌詞)と、アラン・メンケン(音楽)コンビが1960年の同名ホラー映画をミュージカル化し、以来世界中で愛されている。さびれた街の小さな花屋で働く冴えない青年・シーモア(鈴木/三浦 Wキャスト)が、ある日手に入れた奇妙な植物・オードリーⅡ(声・デーモン閣下)を店に置いたことにより、人生が一変する。ほぼ初対面という2人は、稽古も始まっていないため「今はもう、ただただかっこいい」(鈴木)、「同じくです」(三浦)と互いの印象を表す。これまで2.5次元ミュージカルで活躍して来た2人が冴えない青年の役に挑戦するが、舞台『弱虫ペダル』に出演していた鈴木は「自転車に乗っていた方のヒロキなんですけど」と自己紹介。「シーモアのような役も珍しくはあるんですけど、気持ち、楽ですね。かっこよくなくてもいい。シーモアの魅力は噛み締めて味わっていただけたらと思います」と役について語った。ミュージカル『テニスの王子様』に出演し「ラケットを振っていた方のヒロキなんですけど」と続けた三浦は、「情けない青年という、初めての役どころなんです。ふだんはキメキメな俺様(ミュージカル『テニスの王子様』跡部景吾役)だったり、物忘れが激しいほんわかみたいな役(ミュージカル『刀剣乱舞』髭切役)が多かったので」と鈴木に同意。「ふだんから決してキメキメの方ではないので、シーモアの方が僕自身に近い。勇気もなくて、情けない人間なんです。かっこよくいなくちゃいけないというものはないので、一つそこは僕も、ちょっと楽かなと思います。新しい自分を発見できるように頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。これまで日本でも数々のキャストで上演が行われて来たが、鈴木は『映画刀剣乱舞』で共演し、2005年にシーモア役を演じた山本耕史について「発表された直後に一度、山本さんとお食事させていただいて。こっちが言うより先に『出るんだって』と言ってくださったことが嬉しくて。そんな情報まで仕入れてくれる優しい先輩に対して、山本耕史さんにも誇らしく『やりきりました』と言い切れる作品にしなきゃと思いました」と明かす。「ふだんはあまり個人に向けてということはないんですが、今回はそういう意識があるので、初めての捉え方の作品です」と先輩との絆を見せた。一方、2012年に主演を務めていた相葉裕樹と、ミュージカル『レ・ミゼラブル』で共演した三浦は、「相葉さんとは仲良くさせてもらってて、発表があったときは『レミゼ』で一緒にツアーを回っている最中だったので、『へ〜、宏規出るんだあ』みたいな感じで、嬉しそうにニヤニヤしながら言ってくれて。『どうでしたか?』と質問したら、『このシーンがこうで、ここがちょっと大変かな〜』と細かく教えてくれて。すごくありがたかったですし、ニヤニヤしながら言ってくれたので、がんばらなきゃなと思いました」と、先輩とのエピソードを披露する。また好きな歌を聞かれると、鈴木は「『Grow for Me』歌っていても楽しい。シーモアの苦悩も含め楽しんでいただける曲なのかなと思っています」、三浦は「オードリーⅡとシーモアがかけあう、『あいつしかいねえ! 食わせろ!』みたいな……(Suppertime)」と挙げる。デーモン閣下とのデュエットについても、「閣下とハモれる」(三浦)、「ぶつかっていくしかないので、本当に見どころになると思います」(鈴木)とそれぞれ楽しみにしている様子。自分ならではのシーモアについて、三浦は「ふだんだらしないのがとりえ……とりえではないんですけど、昔からおっちょこちょいだねと言われて育って来たので、花瓶を割るシーンは、うまくできるんじゃないかな。おっちょこちょいを生かして」と意外な観点からの自信も見せた。改めて互いの俳優としての印象を聞かれると、鈴木は三浦について「『レミゼ』に出ていたりして、僕にとっては体験してこなかったミュージカルのステージを踏んでいるので、先輩後輩、年齢関係なく、現場での疑問は三浦くんに聞こうと思ってました。そういうコミュニケーションの取り方が、間柄を良くしてくれたりもするのかなと思うので、Wキャストではあるんですけど、個々に作品をやっているというよりも、一緒に作り上げたものの中で切磋琢磨していけたら。たくさん質問をすると思いますし、質問してもらえるような先輩でもありたいと思います」と語る。この回答を聞いた三浦は、「直接は鈴木さんと面識がなかったんですけど、周りにはすごく鈴木さんのことを知ってらっしゃる方がたくさんいるんですね。本当に『仏だよ』と常々言われて来たんですよ。聞いても『仏だよ』と返ってくるし、聞いてなくても『仏だよ』と。今の言葉をきいて『あ〜、仏なんだな』と思いました」と印象を表し、鈴木も照れ笑い。「鈴木さんと一緒にお芝居をできることがまず嬉しいので、精一杯頑張って、わからないことがあったら僕も聞いていきたいなと思っております」と今後の展望を見せた。最後に、本格ミュージカル初挑戦となる鈴木は、「ミュージカルに触れたことのない方、行ってみたいと思っていたけど一歩が踏み出せなかったという方、僕も今皆さんと近い立ち位置にいるのかもしれないです」と語りかける。「そんな僕だからこそ呼びかけられる言葉もあるのかと思います。敷居が高そうと思っていた方、『一緒に踏み出してみませんか』とご提案したいですし、楽しい作品ですので、そういう気持ちを持って挑みたいと思います」とメッセージを送った。公演は東京・シアタークリエにて2020年3月13日〜4月1日。
2019年11月27日2.5次元界で飛ぶ鳥を落とす勢いの崎山つばさ(29)と、トップを走り続ける鈴木拡樹(34)が、舞台『幽☆遊☆白書』に出演する。2人が共演するのは、今回が3度目のこと。前回の共演では、崎山が鈴木の意外な一面を発見したという。崎山「拡樹くんって、普段あんまり感情を表に出すほうじゃないんです。でも、ひとつだけ例外があって……。それが、スイカを目の前にしたとき!僕、千葉県出身なんですけど、地元でとくにおいしいって有名なスイカを差し入れしたら、ものすごいテンション上がってて。なんかちょっとかわいかったです(笑)」鈴木「スイカはね、本当に何よりも好きだから!」崎山「だから今回も、スイカは絶対に差し入れようと思ってます」鈴木「ほんとに?それは、すっごく楽しみ!」約2年ぶりの再会とは思えないほど、打ち解けた様子の2人。でも意外なことに、プライベートで一緒に出かけたことはほとんどないという。崎山「僕も拡樹くんもたぶんインドアなんだと思う(笑)」鈴木「今回は、稽古中に3回くらいご飯行けたらいいね(笑)。ちなみに何か食べたいものある?」崎山「やっぱり焼き肉?」鈴木「いいね!暑いから冷麺とか食べたいな」崎山「冷麺いいですね!霊丸(崎山が演じる浦飯幽助の必殺技)に名前似てるし(笑)」焼き肉トークが盛り上がっていたので、何気なく「2人とも焼き肉好きなんですか?」と尋ねると崎山「いや、僕はカレーが好きですね」鈴木「僕はスイカです!」というマイペースな答えが返ってきた。そんなやりとりからも、似た者同士のように思える彼ら。そこで、もしも休日2人で出かけるとしたら、どんなことをしてみたいか想像してもらった。崎山「僕、神社巡りが好きなので、拡樹くんと一緒に行けたらいいなって。それと、これはちょっとハードルが高そうだけど、ゴルフも行ってみたい!」鈴木「え、ゴルフやるんだ!」崎山「まだ始めたばっかりなんですけどね。僕の趣味を一緒にやってもらえたらうれしいなって」鈴木「そういうの、すごくいい!僕はどっちかっていうと、人からいろいろ教わりたいほうで。趣味を共有してもらうのも大好きだから。神社のこととか詳しいってことでしょ?」崎山「そうです!」鈴木「その話とか、すごく聞きたいもん。絶対感動すると思う!これは、神社巡りがベストかもしれない……!」崎山「拡樹くんは、どんなプラン?」鈴木「僕はね、お互いの家のちょうど中間地点にある喫茶店でいろいろおしゃべりして。満足したらそれぞれ解散するっていうのを考えてた(笑)。2人とも均等な距離で帰れたほうがいいでしょ?」崎山「それくらいのゆるい感じも好き(笑)。気楽でよさそう!」舞台『幽☆遊☆白書』は9月22日まで、東京・シアター1010ほか全国4都市で上演中。公演を重ねていく中で2人の距離もどう縮まっていくのか楽しみ!【フォロー&RTプレゼント】崎山つばささん&鈴木拡樹さんの直筆サイン入り2shotチェキを合計4名様にプレゼント!応募方法は、9月6日(金)24時までにTwitterでWEB女性自身の公式アカウント(@jisinjp)をフォロー&プレゼント告知ツイートをRT(リツイート)。当選された方にはDM(ダイレクトメール)にて、応募フォームのURLをお送りします。<注意事項>・TwitterでWEB女性自身の公式アカウント(@jisinjp)をフォローし、該当ツイートをRT(リツイート)していることが当選の条件となります。・プレゼントに当選された場合、プレゼントがお手元に届くまでフォローを解除しないでください。・アカウントを非公開にされている場合は、DM(ダイレクトメール)をこちらから送ることができませんのでご注意ください。・賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。・賞品に関するご質問、抽選や当選に関するご質問の受付は行っておりません。・当選者の方に入力していただいた応募フォームの内容は、賞品の発送にのみ使用させていただきます。そのほかの目的には使用いたしません。・当選賞品の権利の譲渡、および換金はお断りいたします。
2019年08月31日舞台『幽☆遊☆白書』の公開ゲネプロが28日に東京・シアター1010で行われ、崎山つばさ、郷本直也、鈴木拡樹、橋本祥平、荒木宏文が登場した。同作は『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1990年から1994年に渡り、連載された冨樫義博の人気作品。コミック累計発行部数は5,000万部を越え、1992年から全112話を放送したテレビアニメも高視聴率を 記録し、日本国内のみならず、世界各国でも人気を博している。 2017年にアニメ化25周年を迎えたこともあり、現在も様々な形でのメディアミックスが進行中だ。「演劇として見てもらいたい部分と、2.5次元の部分を両方楽しんでもらいたい」という崎山は、「たくさん写真を撮って広めていただければと思います」とアピール。鈴木は「最初に幽助が登場したときは『幽☆遊☆白書が帰ってきた』と肌で感じました。今から見ていただけることをワクワクしています」と意気込み、プレッシャーを感じていたという橋本は「原作が始まった頃にはまだ生まれていなかったんですけど、学生の頃読んでました。幅広い世代の方に愛されてる作品ですので、生半可な気持ちでは立っていない」と心境を表した。「おしゃぶりが邪魔でマイクの持ち方がいつもと違う」と苦笑する荒木には、郷本が記者さながらに「郷本直也と申します。荒木さんは、本番中はおしゃぶりは? しゃぶったまま?」と代表質問を行う一幕も。荒木は「このまま話していこうと思う。聞き取れなかったら字幕も出すかもな」と展望を示した。またそれぞれのシャッターチャンスについて質問されると、「指先から出る何かが……」と言う崎山に周囲は「なんで伏せるの!?」とツッコミ。崎山は改めて「"霊丸"を打つシーンがあるので、そこを注目してもらえればと思います。何回かあるので、最後が1番かなあ。4つ目ですね」と答える。郷本は「コエンマがおしゃぶりを落とすかもしれない。落とした瞬間に物語がだめになるんじゃないか、その瞬間を押さえていただければ」と"おしゃぶり推し"で、荒木は「落としちゃいけない。でも落ちるかもしれない」と予告していた。鈴木は「盗賊集団として3人がそろうのは今作ならではなので、3人が揃うショットは見所」と語り、橋本は「個人的には、あと数時間後には額の包帯を取る瞬間がくると思いますので、この日のために目を開かせました。ぜひご覧ください」と紹介する。さらに荒木は「現代になって技術があがっていろんな手法でファンタジーの世界を表現できるようになってきました。キャラクターのみんなが出す必殺技は、現代ならではの物を使って幽遊白書の世界をちゃんと表現してるので、シャッターチャンスになると思うし……映え?」と表現。崎山から「"ゲネ映え"ですか?」と聞かれ、「映えはする」と自信を持って答えた荒木は、「僕もこの公演の中で、みんなの必殺技を全部出すので4つとも全部撮っていただいて、載せていただけたらと思います」と予告した。東京公演はシアター1010にて8月28日〜9月2日、大阪公演は森ノ宮ピロティホールにて9月4日〜9月8日、福岡公演はももちパレスにて9月10日〜9月12日、愛知公演は一宮市民会館にて9月20日〜9月22日。
2019年08月28日YouTubeにて第1話が無料配信された「カフカの東京絶望日記」が、MBS「ドラマ特区」枠にて地上波TVドラマ化決定。主演の鈴木拡樹からコメントも到着した。本作は、「変身」「審判」などで知られる小説家フランツ・カフカが、なぜか現代の東京で生活し、あらゆる事象に絶望する新感覚コメディドラマ。フランツ・カフカ役を舞台「刀剣乱舞」や「弱虫ペダル」、『映画刀剣乱舞-継承-』などに出演する鈴木さんが演じ、4月よりYouTubeで第1話(前編・後編)が無料配信され話題となっていた。今回この地上波進出決定で、鈴木さんは地上波TVドラマ初主演!「カフカのようなネガティブでシュールなストーリーが地上波放送になることがどうも不安で絶望しか感じないです」と不安要素たっぷりだと言いつつも、「そんな作品ではありますが、たまたま地上波放送で見かけた人の希望になるようなそんな瞬間があればうれしく思います。たった一人でもいいので、もし希望を感じた人は番組宛てにお便りください。カフカの絶望には人を良き方向へと導く力があります。皆さん、是非観てください」とアピールしている。また、放送開始に先駆けて場面カットが解禁。カフカが執筆活動に苦悩する様子や、子猫を抱いて憂いに満ちた表情を見せたり、地べたに突っ伏したり、カフカらしいシーンが切り取られている。さらに、新キャストも決定。カフカのバイト先のパン屋の同僚・黒柳つぐみ役を「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー」明神つかさ/パトレン3号役の奥山かずさ。新しくバイトを始めた取出イタル役を『ちはやふる』の坂口涼太郎。カフカの行きつけの喫茶店ナルメ友のバイト・秋野ナツオ役を「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」のパフォーマー岩谷翔吾。パン屋の店長の娘・山城真帆役を女性アイドルグループ「TEAM SHACHI」の咲良菜緒が演じる。なお、監督は「俺のスカート、どこ行った?」の脚本を手掛けた加藤拓也に加え、新たに『エキストランド』の坂下雄一郎が参加する。「カフカの東京絶望日記」は9月12日より毎週木曜日深夜0時59分~MBS「ドラマ特区」枠にて放送。(cinemacafe.net)
2019年08月05日吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で5時間半にわたる会見を開き、一連の闇営業騒動について謝罪。雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しても謝罪し、宮迫の契約解除の撤回、そして、亮とも契約解除しない意向を示した。また、宮迫と亮への“圧力発言”の真意を説明。藤原寛副社長もフォローした。宮迫と亮は20日の会見で、闇営業騒動を謝罪する一方で、岡本社長との話し合いの中で、「お前らテープ回してないやろな。亮、ええよ。お前辞めて1人で会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」など圧力があったと告発。岡本社長は、「お前らテープ回してないやろな」という発言について、「僕1人と彼ら4人で向き合ったときに、1つは冗談で『テープとってんちゃうの』って」と説明。「冗談だったんですか?」と確認されると、「はい。まったく受け入れられず、まったく笑われることもなく」と答え、「和ませようと…」などと加えた。「クビにする」という発言についても「亮君は会見したいとか金額を言いたいとか、宮迫君はまあまあそれはちょっととか、それぞれのことを話していて、本当に大事なこと、反社会的勢力の方からお金をとられた被害者の方がおられるということが感じられなかったので、身内というか、もうええ加減にせえと。そんな個人バラバラで言うんやったら、もう勝手にせえと。それやったら会見するんやったら全員クビやって言った」と説明。「身内の感覚的なところと、相手の思いが、そういうことでは伝わらなかったというのは、まったくもって僕の反省しないといけないところだと思っています」とその後、日本テレビ系『笑ってはいけない』シリーズで知られる藤原寛副社長が、「テープのくだりは…」と切り出し、岡本社長の発言をフォロー。「難航しているのを感じて岡本さんが途中で入ってくれたんだと思うんですけど、空気を変えるために入ってきてくれたというのがあって、パッと扉を開けたときに言われた言葉です。全然ウケなかったんですけど」と補足した。なお、岡本社長は、自身と大崎洋会長の処分として「50%の減俸を1年間続ける」と発表。辞任は否定した。
2019年07月23日吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で5時間半にわたる会見を開き、一連の闇営業騒動について謝罪。雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しても謝罪し、宮迫の契約解除の撤回、そして、亮とも契約解除しない意向を示した。また、根本的な問題として指摘されているギャラについても言及した。事務所を通さない“闇営業”をしてしまう背景に、芸人たちのギャラが安いという問題があると指摘されているが、岡本社長は「ギャラに関してましては、『安い』等々言われたりしていますけど、会社が9でタレントが1とか、そういうことは全くなく、ざっくりとした平均値で言っても5:5から6:4」と説明。「もちろん人によりますし、安い子がいるのも事実ですけど、彼らの単価が低いケースもあります」と加えた。この発言に、所属芸人たちからSNS上で反論の声が。異論が出ていることが記者から伝えられると、岡本社長は「あくまで平均。テレビを中心とした全体の平均なので、個別具体ということではありません」と答えた。
2019年07月22日吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で会見を開き、一連の闇営業騒動について謝罪。雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しても謝罪し、処分の撤回を発表した。また、自身の処分については「50%の減俸を1年間続ける」と辞任しない意向。経営陣が変わらなければ退社すると宣言した極楽とんぼの加藤浩次とミーティングする予定であることも明かし、「残っていただけることから始めていく」と話した。この日放送の日本テレビ系情報番組『スッキリ』では、極楽とんぼの加藤浩次が、経営陣の全面刷新を求め、そうでなければ退社すると宣言。岡本社長は「今日の加藤君の話も聞きまして、加藤君に関しては会見後、ミーティング、打ち合わせを、ということで話をしております」とミーティングする予定であることを明かした。その後、加藤の退社宣言についてどのように考えている聞かれると、「加藤君の場合は、この会見を受けてミーティングの場を設定させてもらっていますので、そこでの話ということです」と答え、「僕らとしては、今の時点で、何がどう、誰がどうとわかっているわけではありませんので、とにかくまず話をしていくというところからやりにいくということです」と説明。現時点での考えを聞かれると「まずはきちんと話をして、残っていただけることから始めていくということです」との考えを示したが、「引き留めるということですか?」と確認されると、「まだ本人と直接話をしていませんので、まず本人と話をしてから」と名言せず。なお、会見後の話し合いについては、「今日この後というより、これから調整。早急にということで」とまだ具体的な日時は決まっていないという。
2019年07月22日吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で会見を開き、一連の闇営業騒動について謝罪。雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しても謝罪し、処分の撤回を発表した。また、明石家さんまとダウンタウン・松本人志からの言葉も明かした。岡本社長は「さんまさんからは『芸人のことを考えてやってほしい』と。『もし解除するんだったら俺が手伝ってやってもいいか』とも言われました」と涙ながらに説明。「松本さんからは、『ちょっと間違いを犯した子たちをサポートできるような環境をつくって、それは俺も手伝う』とおっしゃっていただきました」と明かした。さらに、「その他、いろんなタレントさんや、大阪で頑張っていただいているベテランの方から叱咤激励を受けました」と続け、「会社としましては、このような本当に素晴らしい芸人、タレントさんの思いに応えきれてないことを非常に反省しております。これから、その方々の思いを受け止められる組織を作ることを実現できるよう努めていければと思っております」と語った。宮迫と田村は20日の会見で、闇営業騒動を謝罪。一方で、岡本社長との話し合いの中で、「お前らテープ回してないやろな。亮、ええよ。お前辞めて1人で会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」など圧力があったと告白していた。岡本社長は、「お前らテープ回してないやろな」という発言について、「冗談で」と説明。「冗談だったんですか?」と確認されると、「はい。まったく受け入れられず、まったく笑われることもなく」「和ませようと…」などと答え、「僕が思っている彼らとの距離感と、彼らが思っている距離感にギャップがあった。僕が大いに反省しないといけないと感じています」と猛省した。
2019年07月22日吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で会見を開き、一連の闇営業騒動について謝罪。雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しても謝罪し、処分の撤回を発表した。また、自身の処分については「50%の減俸を1年間続ける」と説明。経営陣が変わらなければ退社すると宣言した極楽とんぼの加藤浩次と、会見後にミーティングする予定であることも明かした。宮迫と田村は20日の会見で、闇営業騒動を謝罪。一方で、岡本社長との話し合いの中で、「お前らテープ回してないやろな。亮、ええよ。お前辞めて1人で会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」など圧力があったと告白していた。岡本社長は、「お前らテープ回してないやろな」という発言について、「僕1人と彼ら4人で向き合ったときに、1つは冗談で『テープとってんちゃうの』って」と説明。「冗談だったんですか?」と確認されると、「はい。まったく受け入れられず、まったく笑われることもなく」「和ませようと…」などと答え、「僕が思っている彼らとの距離感と、彼らが思っている距離感にギャップがあった。僕が大いに反省しないといけないと感じています」と猛省した。そして、自身の処分について「50%の減俸を1年間続けることとします」と明かし、辞任はしない意向。大崎洋会長も本人からの申し出で、同じく50%の減俸を1年間続けると発表した。これに関して、「減俸だけで?」という質問が飛ぶと、「そうですね」と答え、「進退に関しては、今、この状況…まだまだいろんな調査、ヒアリング等がありますので、このことをやり切るということと、しゃべりづらい環境も真摯に受け止めて、まずそこを全力で変えていくところが今やらないといけないことかなと思います」と説明。「岡本社長が辞めなければ」という声も上がっていることに、「そうですね。僕自身がどこまで変われるかっていうのが大きな問題でありますから、まず自分自身を変えていくという風に思っています」とした。この日放送の日本テレビ系情報番組『スッキリ』では、極楽とんぼの加藤浩次が、経営陣の全面刷新を求め、そうでなければ退社すると宣言。岡本社長は「今日の加藤君の話も聞きまして、加藤君に関しては会見後、ミーティング、打ち合わせを、ということで話をしております」とミーティングする予定であることを明かした。
2019年07月22日吉本興業の岡本昭彦社長が22日、都内で会見を開き、一連の闇営業騒動について謝罪。20日に会見を行った雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮に対しても謝罪し、処分の撤回を発表した。また、宮迫らに「お前らテープ回してないやろな」と発言したのは「冗談」だったと説明した。宮迫と田村は20日の会見で、闇営業騒動を謝罪。一方で、岡本社長との話し合いの中で、「お前らテープ回してないやろな。亮、ええよ。お前辞めて1人で会見したらええわ。やってもええけど、ほんなら全員連帯責任でクビにするからな。それでもええんやったら記者会見やれ。俺にはお前ら全員クビにする力があるんだ」など圧力があったと告白していた。岡本社長は、「お前らテープ回してないやろな」という発言について、「僕1人と彼ら4人で向き合ったときに、1つは冗談で『テープとってんちゃうの』って」と説明。「冗談だったんですか?」と確認されると、「はい。まったく受け入れられず、まったく笑われることもなく」と答え、「和ませようと…」などと加えた。
2019年07月22日4月20日、元男闘呼組で俳優の岡本健一(49)がトーク番組の『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)にゲスト出演。レギュラー出演しているHey! Say! JUMPの伊野尾慧(28)との共演にファンが喜びYahoo!トレンドランキング2位に「岡本健一」がランクインし話題となっている。岡本健一の息子である岡本圭人(26)はHey! Say! JUMPのメンバー。伊野尾は同じグループに所属している。番組冒頭、伊野尾は岡本健一に対し「ジャニーズ事務所の先輩であると同時に息子さん、岡本圭人はHey! Say! JUMPのメンバーなので、友達の家に遊びに行く感覚で行くと健一さんが登場する」と岡本との複雑な関係を説明。さらに、伊野尾は岡本とのエピソードを披露。「圭人の家に遊びに行った時に健一さん急に登場してきたりしてリンゴを剥いてくれて」と話し出し、最初は岡本がリンゴを剥いている姿を見守ったというが、次第に「八乙女光も一緒にいる中で 健一さんがリンゴ剥いてくれてるぞって 俺らどうする?って。先輩だから やりますよ って言った方がいいのかパパだから見守ってる方がいいのか どっちがいいんだ?」と2人で悩んだそうだが、「結果 パパ~って言っていただきました」とほっこりするエピソードを紹介した。番組を見ていたファンからは「けーとのお父さんと伊野ちゃんの仲も分かったし、けーとの名前出てたし何もかもが良すぎた」「メレンゲの気持ち 伊野ちゃんと岡本健一さんが一緒にいる世界」「メレンゲの気持ちさぁ、岡本健一さん(圭人桾のお父様)と伊野尾桾が共演してるの普通に凄い」と伊野尾と岡本の共演に感動するコメントが多く見られた。
2019年04月20日『舞台 PSYCHO-PASS サイコパス Virtue and Vice』の公開ゲネプロが17日に東京・日本青年館大ホールで行われ、鈴木拡樹、和田琢磨、本広克行(演出)が取材に応じた。同作は、人気アニメ『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズ の脚本家・深見真が、公安局刑事課三係を舞台に書き下ろした完全オリジナルストーリーのスピンオフ作品。TV1期・劇場版で総監督を務めた本広が演出を務める。映像や照明を駆使した同作に、鈴木は「世界観を360度で体験していただくだけじゃなくて、一つのテーマパークを、2時間かけてアトラクションで一緒に体験していただく感じに仕上がってるんじゃないかなと思います」と自信を見せた。さらに鈴木は「もし、キービジュアルを撮っていたころに受けていたインタビューを読んでいただいた方には謝りたいなと思うんですけど、性格が180度反転しまして、さわやかといえる感じでもないですし、新人といえる感じでもなく仕上がった」と、当初のキャラクターからの変化を明かす。「一つ変わってないのは、シビュラを信じてやまないところ、というか。信仰心は、もともと描こうとしているところより強くなっているんじゃないかな」と演じた監視官・九泉晴人について語った。本広監督は、初タッグとなった 2人について「すごい人気の俳優さんだって聞いてたので、いやなやつなのかな? と思って。ぶっちゃけ、人気者たくさん見てきて、みんな少しずつ……」と語り始め、すかさず和田が「みんな、いやなやつなんですか?」とツッコミ。本広は「いやな奴というか、自分を持ってるというか。でももう、(2人は)真っ白で来てくれましたね」と褒めると、鈴木は「それだけ、本広さんがどうなんだろうという気持ちが強かったんです」と振り返る。一方、「正直、けっこうびびって稽古場に入った」という和田は、「稽古初日を勘違いして、1日早く入ってしまったんです」とミスを告白。「本広さんとかスタッフの方が会議をしてて『あれ、こいつきた!』という目で見られたんですけど、結果、あの時に初めてお会いして、『和田くんってこういう人なんだ』ってところからスタートした」と明かした。プロデューサーからは「3日くらい早かった」とつっこまれた和田に、鈴木は「そんなことってあるんだね」と驚いていた。今回の舞台版について、本広は「もともと『PSYCHO-PASS』って、アニメだけでなく小説も漫画も広がりをつくるように、『PSYCHOプロジェクト』って当時呼んでたんです。実写にもなりたいし、舞台版にもなりたいというのがあって、その中の一環ですね」と説明する。「ここで失敗すると途絶えてしまうので、絶対面白いものにしようと思って、僕の思いの丈を全部やってもらいました」と心境を語った。「色相が濁ってるキャストは?」という質問には、鈴木が「誰か1人の名前をあげた時点で、自分が色相濁ってる」、和田が「罠ですよ、この質問」とニヤリ。鈴木は「キャストもスタッフさんも、ここ連日、小屋入りしてからみるみるうちに色相悪化が激しい。今逆に、100オーバーしてない人を探す方が難しいかもしれないですね。細かいんですよ」と苦笑し、「観ていただくことによって、我々のメンタルケアになる」とアピールした。
2019年04月17日4月7日、木村拓哉(46)のラジオ番組『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)に元男闘呼組の岡本健一(49)が出演。そこでの木村へのアドバイスに、称賛の声が殺到している。ジャニーズ事務所の先輩にあたる岡本。木村はSMAPとしてデビューする以前から岡本と親交が深かったといい、思い出話を披露した。男闘呼組で活動していた当時の岡本は髪の毛を伸ばしたり、ピアスをあけたりとハードロックの影響をうけていたという。木村はそんな岡本の影響を受け、「先輩がやってるなら俺もやろう」と金髪にメッシュを入れたと告白した。また木村がブレイクし始めたころ、岡本は事務所から「拓哉のことで相談がある」と呼び出されたそうで、「事務所の偉い人と担当マネージャーから『拓哉が髪の毛を伸ばしたり、メッシュを入れたり、ピアスをしたり……。あなたからものすごい悪い影響を受けているから、やめなさいって言ってあげて』と言われた」と明かした。だが後日、木村を呼び出した岡本は「今とにかく好きなことを全部やれ!髪を伸ばしたいなら膝まで伸ばせ、絶対切るな!って言ったのを思い出したよ」と木村に別のアドバイスをしたと振り返った。そんな岡本のアドバイスに称賛の声が殺到している。「二人の思い出話最高過ぎた!!!!!『やりたいこと全部やれ』マネージャー含め事務所の上の人の願いとは異なることを話した岡本大先輩、最高!!!!!」「岡本さん事務所から注意される。にもかかわらず、拓哉には『今のうちやりたいこと全部やっとけ。なんなら髪も膝まで伸ばせ』とアドバイス!かっこいい先輩だね」「今の拓哉くんがあるのは岡本くんのおかげ!」放送後、Yahoo!トレンドランキングに「岡本健一」がランクイン。知られざる男同士の交流は、ファンの胸を打ったようだ。
2019年04月07日今回、ご紹介する作品は、鈴木拡樹さんと清原翔さんがW主演する異能力バトルアクションドラマ『虫籠の錠前』。不器用で闘争だけは最強のカゴロクと、口先で裏社会を渡るナナミがコンビを組んでさまざまな事件を解決する物語です。カゴロク役の鈴木拡樹さんとナナミ役の清原翔さんにお話を伺いました。写真・大内香織 文・田嶋真理 スタイリスト・中村美保(鈴木拡樹さん) 李靖華(清原翔さん) ヘアメイク・吉村英里(鈴木拡樹さん、清原翔さん)【イケメンで観るドラマ&映画】vol. 31旬のイケメンふたりがバディを組み、新境地に挑む写真左から、清原翔さん、鈴木拡樹さん。『虫籠の錠前』は、『バッカーノ!』『デュラララ!!』で知られるライトノベル作家・成田良悟氏による完全オリジナル・ストーリーです。裏社会のブローカーとして暗躍するナナミは、ある日裏取引の現場でピンチに陥った際、偶然居合わせた腕の立つ男・カゴロクに遭遇。ひょんなことからバディを組んだふたりは、カルト教団『むしかごの庭』による人体実験で生み出された異能力者たちや裏社会の人間たちによる、教団の財産と謎をめぐる抗争へと巻き込まれていきます。カゴロク役は『刀剣乱舞』『どろろ』など、2.5次元舞台で圧倒的人気を誇り、劇団新感線の舞台出演や米ディズニー/ピクサー社のアニメーションの吹き替えも話題となった鈴木拡樹さん。ナナミ役は、4月から始まるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)『なつぞら』に出演が決まっている、モデルで俳優の清原翔さん。旬のイケメンふたりの初タッグが実現しました。ーー脚本を初めて読んだ時、どう感じましたか?鈴木さん テーマとして異能力バトルの要素が入っているため、当然CGをたくさん使っていくものだと考えていました。ところが、撮影に入ると、CGは最小限に抑えられていて。例えば、第1話で異能力者のカズキが火を噴くシーンは、CGで迫力が出るというよりユーモアを感じる見せ方になっていておもしろいなと思いました。清原さん 壮大な物語をどのような映像にするんだろうとワクワクしました。登場人物の個性豊かなところにも惹かれました。濃いキャラクターばかりなので、観ていて飽きないと思います。ーー劇中、かっこいいアクションを披露されています。鈴木さん 精一杯頑張りました。体が堅いのであまり多くハイキックができなくて(笑)。実は2~3回ぐらいしかハイキックをやっていないんです。清原さん アクション・シーンは何度もリハーサルを重ねるのではなく、直近で教えられたものを演じなければならなくて。すぐに形にできる拡樹くんのすごさに驚きました。ーー役柄に共感したところは?鈴木さん カゴロクがここまで優しい人間でいられるのは、素晴らしいことだなと。ある意味、強さだなと思いました。清原さん 僕は口下手で器用に人を動かしたりできないんですけれど、ナナミは全部できてしまう。そこはうらやましいなと思いました。ナナミは、純粋なカゴロクに出会って心が浄化されていくんですが、僕も純粋な人と出会うと心が洗われるような気持ちになります。そういうところに共感しました。ーーこのドラマで演じたナナミや『PRINCE OF LEGEND/プリンス・オブ・レジェンド』の美容師王子など、弁が立つ役が印象的ですが、実際の清原さんは口下手なんですね。清原さん そうなんです。もっと言えば、僕の周りにあんなに人はいません(笑)。ーー役作りで苦労したところは?清原さん 周りに人が集まる方、好かれる方を参考にしました。役に反映できたかどうか、自分ではわからないのですが、そういう方のイメージを頭の片隅に置いて演じました。鈴木さん あまり考えすぎないようにしました。カゴロクの無知なところを生かそうと思いました。ーーお互いの第一印象を教えてください。鈴木さん 物静かで人見知りなところは、似ているなと思いました。最初から近い空気を感じていたので、安心して演じることができました。清原さん 僕も同じ気持ちでした。やりづらさを感じたことはなかったです。最初から波長が合ったんだと思います。ただ、残念なことに僕は人見知りなうえに口下手でもあって。心を開いた後でもあまりお話ができないんです。ーー鈴木さんの第一印象は、いかがでしたか?清原さん キレイな男性だなと。鈴木さん (笑)。清原さん 僕がキレイ寄りではないので、キレイな男性を見るとそう思ってしまうんです。鈴木さん 実は、僕は清原くんより7歳年上なんです。清原さん 年の差は全く感じませんでした。年齢を知るまでは、同じ年か、ちょっと上ぐらいに思っていました。ーーここは自分と違うな、意外な一面だなと感じたところは?鈴木さん 撮影に入って気づいたんですが、お弁当選びです。僕が魚なら清原くんが肉というふうに、ずっと真逆を選び続けていたんです。清原さん お互い全く意識せずに(笑)。鈴木さん 意外な一面は、前髪を意識していたところです。清原さん ほかの作品の役作りで、ストレートパーマをかけて。そのパーマが残っていたんです。鈴木さん 普段、そういうタイプではないと思うのですが、前髪の最終チェックをしているところがカワイイなと思いました。清原さん 僕もひとつ思い出しました(笑)。拡樹くんがスパゲティを食べるシーンで、白い衣装にシミをつけているところがカワイイなと思いました。鈴木さん しかも地味に、目立たないところにシミをつけてしまい(笑)。カゴロクのキャラ的には、たくさん汚しても良かったんですが、うまくいきませんでした。ーーおふたりが何か異能力を持てるとしたら?鈴木さん 見た目ではわかりにくい能力かもしれませんが、常に元気という能力が良いです。病気も怪我もしないような。清原さん スーパーヒーローたちが活躍する『ファンタスティック・フォー』という映画があって。その映画を観たときは、炎を操るキャラクター、ヒューマン・トーチが良いなと思いました。ーー最後に、『虫籠の錠前』の見どころを教えてください。清原さん テンポが良いので、あっという間にぜんぶ観れてしまうと思います。ぜひ一度観ていただきたいです。鈴木さん カルト教団をめぐるサスペンス要素もでてきますが、コメディ要素もあります。もし、堅そうなストーリーだと思っている方がいらしたら、肩の力を抜いて楽しんでいただきたいです。インタビューのこぼれ話ちなみに、鈴木さんが付き合うとしたら、優しい人。疲れているときに気遣ってくれる人に惹かれるそうです。一方、清原さんは一緒にいて楽で周りに気を遣える人が良いとか。意外な共通点を感じさせてくれたおふたりでした!Information『虫籠の錠前』3月22日(金)よりWOWOWライブにて放送開始毎週金曜日よる10時~(全8話) 第1話無料放送出演:鈴木拡樹、清原翔ほか主題歌:Survive Said The Prophet『Right and Left』©「虫籠の錠前」製作委員会鈴木拡樹さん 衣裳協力:コート¥89,000、シャツ¥32,000、パンツ¥48,000(TRANSIT UOMO/STOCKMAN TEL:03・3796・6851) 靴¥10,000(BICASH TEL:03・3871・1855)清原 翔さん 衣裳協力:ストライプシャツ¥27,000、パジャマパンツ¥26,000(JOHN MASON SMITH/HEMT PR TEL:03・6721・0882) ベスト¥10,000(bukht/HEMT PR TEL:03・6721・0882) そのほかのアイテムは、スタイリスト私物
2019年03月22日●舞台と映画は違う本丸の物語名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」が、第5のメディアミックスとして実写映画化され、『映画刀剣乱舞』として、1月18日から公開中だ。舞台『刀剣乱舞』シリーズでもおなじみの鈴木拡樹(三日月宗近役)らに加え、山本耕史、八嶋智人らベテラン陣が参加することでも話題を呼んでいる同作。山本演じる織田信長が本能寺の変で斃れようとしているところへ、歴史を改変しようと目論む"歴史修正主義者"が送り込む時間遡行軍が襲ってくる……というストーリーは、歴史ミステリーの要素を含みながら、さらにアクションやキャラクター性も楽しめるエンタテインメント作品となっている。今回は、舞台シリーズで三日月宗近を演じてきた鈴木と、織田信長役で重厚な存在感を示す山本にインタビュー。互いの印象や、撮影中のエピソードなど話を聞いた。○お互いの印象は?――2人が会われたのはいつぶりですか?山本:実は昨日も会っているんですよ。鈴木:僕の出ていた舞台(『「No.9 ー不滅の旋律ー」)を観劇してくださって。山本:「またすぐ会うよ」なんて言って昨日は別れたんだけど、まさか今日だとは思ってなかったでしょう(笑)。鈴木くんは驚いていました。僕は知っていたんですけどね。――初めて会ったときは、どんな印象でしたか?鈴木:初日を迎える前、祈願に行ったときに初めてお会いしました。山本:三重県の伊勢神宮まで行って。鈴木くんのことは、すごくシュっとして、物静かな人だなと思いました。初対面から「しっかりしてる」と思いました。鈴木:最初にお会いしたときから、優しく話しかけてくださって。助けていただいた部分が沢山ありますね。山本: 「これからよろしくね」というのもあったし、ごはんもその日に行きました。「普段、どんなことしてるの?」と聞いたら、毎日すごい走ってると言ってて。昨日も走ったの?鈴木:はい。趣味なので、毎日。山本:昼と夜、どっちに走るの?鈴木:夜ですね。シャワーを浴びる前に走っています。今みたいに、山本さんがいろいろと話をしてくださって初日を迎えられたので、普通より緊張感は少なく望めました。○最初に撮ったシーンで核心に――劇中の間柄も、微妙な距離感がうまく表されていて。山本:そもそもファンタジーな関係だもんね。刀剣男士たちがどこから来たとかいうことに対して、さすが織田信長だなと思える理解力もあるし。普通の人間味あふれた人同士だと違和感あるけど、織田信長と刀剣男士だと、しっくりくる。それに、目の前で人が斬られて、しかも一瞬にして消えたとしても微動だにしない。そこも織田信長だなと思いましたね。織田信長と三日月宗近というのは、すごく近くにいるけれど、ちゃんと距離もある。こっちは何者なのか品定めしようとしているけど、相手は一向にそれを明かさない。お芝居もそうだけど、緊張感のある距離感でした。鈴木:しかも、映画の撮影に入って、最初に撮ったのが後半のシーンで、三日月宗近と織田信長の核心に迫る場面だったんですよ。さぐりあいの答えが出るところからはじめました。――今回、アクションも見どころですが、舞台のアクションとも違う部分があったのでは。鈴木:カメラが僕たちの動きを追ってくれていて、その視点で見られるのが大きな違いです。舞台であれば、お客さんの視点は前からの固定になりますが、今回は映像でいろいろな角度から見られるという意味でも、迫力がまた違うのかなと思います。しかも刀剣男士たちの殺陣はファンタジーやエンタメという観点でやっていますが、織田信長などその時代に普通に生きていた兵士たちの闘い方は非常にリアルに描かれていて、ファンタジーとリアルの差がうまく描かれているんじゃないかなと思います。――「舞台『刀剣乱舞』悲伝 結いの目の不如帰」では、三日月宗近には謎もあって、それが実は皆のためであるというような部分が描かれていて、今回のキャラクターも少しつながってみえるようなところがあったのですが。鈴木:そこは、”映画は映画”として、まっさらな気持ちでいこうと思ってました。『刀剣乱舞』って、いろいろなメディアで展開していますけど、それぞれが違う本丸の物語。同じキャラクターであっても、別の作品では別の歴史を持っているという世界観で描かれているので、映画版は映画版として、という思いで演じていました。もちろん近い部分はあるとは思うけど、それはもともと三日月宗近が持っているキャラなんだと思いますね。●山本耕史が驚いた、2.5次元というジャンル――山本さんはこれまで時代劇を大切にされてきて、今回は、時代を扱ったファンタジーであり、また初めての方も多い作品でしたが、やってみていかがでしたか?山本:もちろん『刀剣乱舞』の存在は知っていました。舞台の世界でも名が轟いているし、すごいことだと思いますよ。鈴木くんも、最初は20歳くらいなのかなと思ったらすごく大人だし、だからこそ、きっちりした姿勢でやっていて、説得力を持って演じられるんだと思います。それに、『刀剣乱舞』という舞台にも、強い世界観があるなと思います。何を言っているのかわかりにくい作品もときにはあるにはあると思うんですけど、『刀剣乱舞』は、ダイレクトにお客さんが求めることを観せていると思うんです。それは演じる皆さんの努力や、作り手の緻密な見せ方があってのことだと思うので、改めて、2.5次元っていうジャンルはすごいなと思っています。――鈴木さんは、先輩とご一緒して刺激はありましたか?鈴木:普段は、なかなか先輩方と絡む機会が少ないので、こういう出会いがあることが嬉しいし、この出会いから学ぶことがたくさんありました。2.5次元としてもより発展できるし、僕だけじゃなくて、みんながたくさん勉強できたんじゃないかな。――なにか直接アドバイスをもらったりは?山本:そんなに直接はないんだけど、昨日も舞台に行きましたし、その後も連絡をとっています。この間は、僕もやったことのある演出家の舞台に鈴木君が出ていたから、「どう?」なんて連絡したりね。鈴木:そういうやりとり自体も、本当に初めてのことで。メールでアドバイスも下さいましたし、撮影の後にもまたご飯にも連れてってもらいました。ご本人を前にしてあれだけど、どうやって恩返ししたらいいのかなって(笑)。山本:それはもう、いろいろ僕を出してもらえれば(笑)。でもこの映画を舞台にしても絶対面白いよね。鈴木:信長を題材にしたことはあったんですけど、その時とはまた違って面白いかもしれないですね。山本:俺、そういう企画あったら出るよ! 1幕で2シーン、2幕で3シーンみたいな(笑)鈴木:各所で締めてくれるんですね(笑)。山本:最初は後ろ向きで立ってて、セリフをしゃべって振り返って暗転する、というのがまずワンシーン(笑)。でもそういう風に、映画版でも、織田信長というものを大きな存在として描いてくれたのも良かったですね。もちろん、刀剣男士たちが主役なんだけれど、織田信長も核となる人物なので、そこを、ちゃんとどっしりと描いてくれて。それと、脚本を読んで面白かったのは、僕らは史実の側を演じているんだけど、その史実にもウソがないんですよね。実際に、本能寺の変で実は織田信長が生き延びていたという説もあるし、そういうものをうまく利用してる。そこに、刀剣男士たちが関わってきて、違和感なくできていると思いました。面白かったのは、明智光秀がちょっと驚きすぎなシーンかな(笑)。○『刀剣乱舞』は原点を膨らませていく――鈴木さんも、印象に残ったところは。鈴木:この映画も、史実をもとにしながら、「もし誰かがこうだったら」という”たられば”で成り立ってて。『刀剣乱舞』の世界観も、もし刀剣が人の姿をして現れたらどうなるのか、というところが原点でもあります。その原点から、膨らませていった世界なので、実写化をするにあたっても、ほかの作品よりもやりやすかったのかもしれない、とも思います。今作でも、うまく史実の軸をぶれないようにして、刀剣男士たちのパラレルワ-ルドとうまくはまった世界観になっているなと思います。この『映画刀剣乱舞』を見たあとにも、各キャラクターについても、また語ることができるのではないかと。山本:どの刀剣男士をメインにしても物語はできそうだし、無限だよね。鈴木:それに、その刀剣を所持していた武将もいるので、その武将と刀剣男士との関係性も描けば、本当に無限ですね。――織田信長と三日月宗近の関係性で描かれたのが『映画刀剣乱舞』ですね。山本:結局、織田信長は刀剣男士たちに翻弄されてるようでされてなかった、とも言えますね。そして、史実も尊重しつつ、同時に刀剣男士たちの世界も成り立っている。やっぱり、織田信長って実在の人だし、ファンの多い武将でもあるから、カリスマ性を残してほしいじゃないですか。この映画は、織田信長のカリスマ性は一ミリも欠けることがなかった。そこは、鈴木くんが演じた三日月宗近と織田信長との関係性に、いい緊張感があったからこそだと思います。鈴木:史実だと、刀剣としての三日月宗近の存在は、織田信長もご存じでしょうけど、実際に残っている説などからすると、足利義輝か、豊臣秀吉と関わる物語のほうが創造はしやすいと思います。でも映画版だからこそ、織田信長との関係性も描けるというのは感慨深いところでした。――今回の映画って、歴史の事実が変えられないからこそ、その間の想像力が作品を面白くしていると実感しました。山本:それに加えて、画としてもすごく綺麗だし、僕自身も刀剣男士たちを素直に綺麗だなって思いました。それに、ハリウッド映画みたいなところもあって、アクションもあるから、男の子もきっと好きな世界観だろうなと思いますね。■鈴木拡樹1985年6月4日生まれ、大阪府出身。2007年、テレビドラマ『風魔の小次郎』で俳優デビューし、2008年、『最遊記歌劇伝 -Go to the West-』で初主演を果たす。以来様々な舞台『弱虫ペダル』(12~)シリーズ、舞台『刀剣乱舞』(16~)シリーズなどで活躍し、「2.5次元」界を牽引。『髑髏城の七人 Season月 下弦の月』(17~18)、『No.9 ー不滅の旋律ー』(18~19)などに出演し、2019年はWOWOWオリジナルドラマ『虫籠の錠前』(3月)舞台『どろろ』(3月)、『最遊記歌劇伝-Darkness-』(6月)上演を控えている。■山本耕史1976年10月31日生まれ、東京都出身。0歳のころからモデルとして活動し、1987年に日本初演の『レ・ミゼラブル』で舞台デビュー。以来、様々な舞台、ドラマで活躍し、2005年には『第56回NHK紅白歌合戦』の白組司会に抜擢された。主な出演に、ドラマ『ひとつ屋根の下』(93、97)、大河ドラマ『新選組!』(04)、『パンドラ』シリーズ(08~18)、舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』(07~09)、『メンフィス』(15、17)、劇団☆新感線『髑髏城の七人』 Season花(17)など。2019年はドラマ『4K大型時代劇スペシャル 紀州藩主 徳川吉宗』(2月)主演、舞台『愛のレキシアター ざ・びぎにんぐ・おぶ・らぶ』(3月)などを控えている。
2019年01月25日『映画刀剣乱舞』 (1月18日公開)の公開初日舞台挨拶が18日に都内で行われ、鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、耶雲哉治監督が登場した。同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を実写映画化。鈴木拡樹(三日月宗近役)、荒牧慶彦(山姥切国広役)、北村諒(薬研藤四郎役)、和田雅成(へし切長谷部役)、岩永洋昭(日本号役)、定本楓馬(骨喰藤四郎役)、椎名鯛造(不動行光役)、廣瀬智紀(鶯丸役)と、舞台を中心に活躍するキャストが勢ぞろいする。これまで舞台版に出演してきた荒牧は、実写版の殺陣について「砂利で足が取られたり、ストップが効かなかったりとか」と苦労を振り返る。北村は「今まで舞台でやってきた景色が違うので、僕らがリアルな景色の中に存在しているというをスクリーンで見れて嬉しくなった」と喜び、椎名も「アクションで結構違いがあって、何回何十回もやった」と撮影の苦労を明かした。また室内でのアクションもあった鈴木は「難しかったです。ゲームでも狭いエリアで戦う時に長い武器の扱いが大変なので、ステータスが下がったりする、それをリアルに体感しました」と語る。「アクションマンさんたちが代役を務めてカメラ割り通りに動いてくださって、それを見てアクションしていたので、こういう風に見えて取られるんだなというのをわかって撮ることができた」と実写ならではの撮影方法についても明かした。逆に初参加となった廣瀬、岩永、定本に話が振られると、廣瀬は「ええ〜〜?」と戸惑いを見せ、後回しに。代わりに定本が「溶け込めるか不安だったんですけど、初日からごはんに行ったり、どんどん仲良くなっていったので、気持ちよくのびのびとできる現場でした」と振り返る。改めて廣瀬の番になり、廣瀬が「ちょうど1年前くらいですか、最近の感覚でいますね。最近撮ったんじゃないかというくらい」と答えると、和田は崩れながら「それ、待たんでも言えたやろ!」とツッコミ。廣瀬が「うーん、そうなんですよ。それくらいリアルな、そういう最近の感覚ではあるので……」と続けると、「浅いわ〜!」とつっこまれていた。さらに岩永は「若干1名うっとおしかったですけど」と和田のことを暗に示し、「いい加減にしろよ!」という和田と乱闘になりそうな気配に。岩永が「ここでダチョウ倶楽部さんのアレをやろうとしたんですけど……」と明かすと、和田は「あの人バカだ! ここで本当にキスしていい? とか聞いてくるんですよ! ダメでしょ」と訴えた。最後には、大ヒットを祈願して鏡開きを行った刀剣男士たちだが、スタッフが樽を動かす際に若干板が動いてしまい、MCが「割れてないですよ、動いただけ」とフォローするハプニングも。実際に木槌を降ろす前に、鈴木、和田らキャスト陣が自ら整え、最終的に甘酒で乾杯していた。
2019年01月18日スティーヴ・マーティン作の舞台『ピカソとアインシュタイン~星降る夜の奇跡~』が2019年4月、5月に上演される。1997年の日本初演から出演する岡本健一と川平慈英に話を聞いた。【チケット情報はこちら】本作は、同時代を生きながらも会うことはなかった画家ピカソと物理学者アインシュタインがもし出会っていたらどんな化学反応が起こるのか?を描くファンタジック・コメディ。1993年にシカゴで初演され、日本では1997年と2000年に今回同様ランダル・アーニーの演出で上演。19年ぶりの上演となるが、引き続き岡本健一と川平慈英が出演し、三浦翔平、村井良大の4人の役をシャッフルした2チームで上演する。約20年ぶりの上演となることについて、川平は「これは僕の大大大好きな作品なんです。なぜなら、僕が大師匠だと思っているスティーヴ・マーティンが作ったっていうことがひとつと、もうひとつは演出家のランダル・アーニーさん。彼との出会いは大きかった。いろんな意味でポジティブな化学反応、再び、という感じです」と喜ぶ。岡本もランダルの演出は「楽しい時間しかなかった」と振り返り、「でも稽古場では“これで大丈夫なのかな?”と思うことも多かったですよ。おもしろいのかな?っていう。しかもアメリカンコメディだから日本人の感覚と合うのか心配もしましたし。だから“笑いがなくてもいいや!”という気持ちで挑んだのですが、実際に幕が開くとお客さんは笑っていて。おもしろかったですね」と語る。2チーム制となる今回、「チームROSE」ではピカソを岡本、アインシュタインを川平、シュメンディマンを村井、未来からの訪問者を三浦が演じ、「チームBLUE」ではピカソを三浦、アインシュタインを村井、シュメンディマンを川平、未来からの訪問者を岡本が演じる。チームROSEで当時と同じ“20代の”ピカソとアインシュタインを演じるが、岡本は「当時、(本作にも登場するピカソの作品)『アヴィニョンの娘たち』をニューヨークまで観に行き、これを描いた人をやるんだ…と思ったことを覚えています。あれから約20年経ちますが、男の人は特に歳をとればとるほど子供になっていくと思うので……僕らもよりアホな子供になるんじゃないかな(笑)」、川平は「稽古で“人生を邁進している人間をやれば自然とアインシュタインになる”“あなたがエンジョイしてるのを見たい”と言われたのを覚えています。20年の間にいろんな気付きがあって、“コントロール”という意味での成長はしていると思うのですが、でもそれがプラスにいくかはわからないのでね。子供のままやろうと思います!」公演は4月25日(木)から5月9日(木)まで東京・よみうり大手町ホール、5月12日(日)に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。チケットぴあでは1月12日(土)から1月15日(火)まで抽選先行を受付。取材・文:中川實穗
2019年01月10日『映画刀剣乱舞』 (1月18日公開)の完成披露上映会が27日に都内で行われ、鈴木拡樹、荒牧慶彦、北村諒、和田雅成、岩永洋昭、定本楓馬、椎名鯛造、廣瀬智紀、耶雲哉治監督が登場した。同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」を実写映画化。鈴木拡樹(三日月宗近役)、荒牧慶彦(山姥切国広役)、北村諒(薬研藤四郎役)、和田雅成(へし切長谷部役)、岩永洋昭(日本号役)、定本楓馬(骨喰藤四郎役)、椎名鯛造(不動行光役)、廣瀬智紀(鶯丸役)と、舞台を中心に活躍するキャストが勢ぞろいする。今回はそれぞれ、役をイメージしたタキシードで登場し、レッドカーペットを歩いた。和田から「マッキーの色が気になってる! 一人だけ紅白」と、真っ白なタキシードをいじられる荒牧や、北村のそばに行き、「藤四郎兄弟で、一緒なんです」と明かす定本など、さまざまに着こなしていた。鈴木は「いろんな展開をしてたので、改めて、まだ映画をやってなかったか、と思うくらい」と驚きを表す。「今まではセットの中の世界で、僕たちも背景とかを想像していた。今回は360度広がってので、いろんなことを体感したよね。砂利道が戦いにくいなとか、砂がすごい! みたいなことが」と、外での撮影についての実感を明かした。撮影についてのエピソードを聞かれると、岩永は「初日で、槍を降りました」と苦笑。北村は「短パンがね……」と苦労を振り返り、同じく衣装が短パンの椎名も「僕が一番最初の被害者。血を吸う虫がいっぱいいて」と、ブヨに詳しくなった様子。一人でイチゴ狩りに行ったという廣瀬は「役作り、役作り」と言い訳し、周囲のキャストから総ツッコミを受けていた。さらに和田は「なんせ、僕たちお腹すくじゃないですか。拡樹さんがずっとお菓子を持ち歩いてくれる」、荒牧も「ずっとホッカイロを持ち歩いて配ってくれてる」と座長の鈴木に感謝。鈴木は「もう、後の方は"お菓子配るおじさん"って自分でもネタにしてました」と、和気藹々とした様子を見せた。最後に鈴木は「ドローンがたくさん使っております。実は本当に最後の最後のシーンで、弓でドローンを射抜いてしまいました。"大ヒット"しております」と暴露。驚く客席に「そんな願掛けがあったので、大ヒットさせたいですし、失ったドローンを取り返すために頑張りたいと思います」と誓う。耶雲監督も「みなさんの熱で鍛えていただいて。"刀剣乱舞"という刀剣を、最高なものにしていきたい」と、ファンへの熱いメッセージを送った。
2018年12月27日WOWOWでは、鈴木拡樹と清原翔がW主演を努めるオリジナルドラマ「虫籠の錠前」を放送することが決定。さらにドラマをはじめ、今後様々なメディアミックス展開をしていくという。■ストーリーかつて秘密裏に人間の秘めたる能力を開発してきた「むしかごの庭」というカルト教団が存在していた。しかし、生み出された能力者のひとりが反乱を起こし、教団は壊滅。能力者たちも散り散りになり、教団跡地には莫大な財産が眠っているといううわさだけが裏社会でささやかかれていた。裏社会の人間などを相手に仕事の仲介や情報の売買を行なっている七海は、ある日裏取引の現場でピンチに陥った際、偶然居合わせたやたらと腕の立つ男・カゴロクに出会う。ひょんなことからコンビを組むことになった2人は、「むしかごの庭」による人体実験で生み出された能力者たちや裏社会の人間たちによる、教団の財産と謎をめぐる抗争へと巻き込まれていく――。■「デュラララ!!」成田良悟が描く完全オリジナルストーリー!TVアニメ化もされた「バッカーノ!」「デュラララ!!」シリーズで知られる成田良悟による完全オリジナルストーリー「虫籠の錠前」プロジェクトがこの度始動!様々なメディアミックス展開が予定されており、今回このプロジェクトの第1弾としてドラマの放送が決定した。本作は、凸凹バディが挑む異能力バトルアクションサスペンスドラマ。不器用だが闘争だけは最強の“カゴロク”と、口先で裏社会を渡る“七海”がコンビを組み、様々な事件を解決。カルト教団により生み出された能力者たちや、教団の残した財産を狙う裏社会の組織など、2人を取り巻く謎も多く、最後まで目の離せないストーリーとなるようだ。また、人気マンガアプリ「comico」にて、成田氏原案によるドラマのスピンオフコミックの連載が決定。TVドラマ化もされた「こえ恋」のどーるるが漫画を担当する。成田良悟コメントこの「虫籠の錠前」は、私の原案を元に漫画や小説など様々な媒体に広げられる企画となっておりまして、その1番手としてドラマがスタートする形となります。私の原作をドラマに最適な形で組み上げて下さった脚本の清水さん、小寺さん、監督である豊島さん、そして鈴木さん、清原さんをはじめとするキャストの皆様に最大級の感謝をしつつ、一視聴者として私も楽しませて頂きます!皆様もどうか御一緒に楽しんで頂ければ幸いです!■主演は鈴木拡樹&清原翔!異常なほどに腕がたち、力も尋常ではなく強い謎の男・カゴロク役には、劇団☆新感線「髑髏城の七人 Season月 下弦の月」や「刀剣乱舞」「煉獄に笑う」など舞台で活躍中の鈴木拡樹。また、舞台・アニメ「どろろ」にて主演を務めることも発表され注目を集めている。裏社会を飄々と渡り歩くブローカーで、“むしかごの庭”の財産を手に入れ、裏社会で優位に立ち回ろうと画策している七海役には清原翔。モデルであり、「いつまでも白い羽根」「深夜のダメ恋図鑑」、来年は連続テレビ小説「なつぞら」や『うちの執事が言うことには』などの待機作があり、俳優としての活動にも期待が寄せられている。■鈴木:「珍しいキャラクター」、清原:「拡樹くんで良かった」作品について「肩の力を抜いて観ていただけるものに仕上がっていると思います」と話す鈴木さんは、カゴロク役について「珍しいキャラクターだと思いますので、どういう人物なのかいろんな可能性を考えました」と事前に構想を練っていたようだが、「現場に行くと周りのキャラクターに引っ張られて肉付けされていき、みんなで作りあげたカゴロクというイメージもあります。現場で育ったカゴロクをお楽しみください」とコメント。また、「ふとしたところで笑えますし、特にカゴロクと七海のバディになっていく、その様を楽しんでいただけたらなと思います。男同士の友情をテーマの一つとして描いているので、こんな変わった友情もありなのかな、とみなさんの心の中に残ればいいなと思います」と見どころを語っている。さらに、清原さんもまた「口八丁手八丁という役柄から普段の自分とはまた少し違うものだったので、どこまで七海というキャラクターに持っていくかたくさん考えました」と明かし、「初めて試みることが多く、本当に沢山のことを学ばせていただくことが出来た現場でした」とふり返る。そして「拡樹くんとは役柄的にも一緒にいることが多かったのですが、お兄さん的な包容力で僕を引っ張っていってくれました。カゴロク役が拡樹くんで良かったと撮影中も今も思っています」と共に主演を務めた鈴木さんについても触れた。なお、監督は『花宵道中』『森山中教習所』の豊島圭介。5人組のロックバンド“サバプロ”こと「Survive Said The Prophet」の「Right and Left」が主題歌に決定した。「虫籠の錠前」は2019年3月、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年12月01日手塚治虫の傑作を舞台化した、鈴木拡樹主演「どろろ」の全キャストとビジュアルが公開。本公演のオフィシャルHP先行販売がスタートしているほか、一般発売は来年1月13日(日)10時より開始される。■ストーリー時は戦国。醍醐の国の主である景光は、ある寺のお堂で十二体の鬼神像に領土の繁栄を願い出た。それと引き換えに生まれた景光の世継ぎは身体のあちこちが欠けており、忌み子としてそのまま川に流され、捨てられてしまう。そして時は流れ、鬼神は景光との約定を果たし、国には平安が訪れた。そんなある日“どろろ”という幼い盗賊は、ある男に出会う。それは、鬼か人か――。両腕に刀を仕込む全身作り物の男“百鬼丸”は、その見えない瞳で襲い来る化け物を見据えていた…。■ビジュアル・コメント到着主演・鈴木拡樹(百鬼丸役)主演の鈴木さんが演じるのは、百鬼丸。生まれる際に十二体の鬼神に奪われた身体を取り戻すために旅をしており、目が見えない代わりに他者の存在を炎のような光として認識し、義手に仕込んだ刀を振るって闘う人物だ。<コメント>この「どろろ」への出演が発表になった直後から、多くの先輩方からも反響をいただいています。僕たちが演じるからには、若い世代にも、この名作「どろろ」を知っていただきたいですし、そうなるように頑張っていきたいです。「どろろ」は戦い方や表現がすごく独特です。稽古中に戦い方のパターンを増やしていければ、舞台にした意味も生まれてくると思います。手探りで作り上げている最中ですが、本番には、舞台にしかできない「どろろ」をお届けできていると思います。ぜひ観に来てください。北原里英(どろろ役)どろろ役は、元「NGT48」で舞台「新・幕末純情伝」で主演も務めた北原里英。根は優しいが、一方で生意気かつ強かな一面も持つどろろ。鬼神に襲われていた所を百鬼丸に救われて以来、共に旅をするようになる。<コメント>学生の頃、実写映画の「どろろ」を観ていました。自分の好きな作品に出演できるのはすごく嬉しいです。原作のある、見た目も決まっている役を演じるということで、緊張しています。万全の状態で臨めるように、今からどんどん「どろろモチベーション」を上げて行き、本番では、最高の出来になったらいいな、と思います。皆様のご来場、お待ちしております。有澤樟太郎(多宝丸役)多宝丸役には、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」やミュージカル「刀剣乱舞」に出演する有澤樟太郎。多宝丸は、百鬼丸の弟だが彼が兄であることを知らないが、父・醍醐景光から百鬼丸の腕の良さを聞きつけ、百鬼丸の存在を気にしている…。<コメント>手塚治虫さんの舞台に出演することが決まり、率直に嬉しかったです。個人的には、演出の西田大輔さんの演出を受けられること、そしてずっと共演したいと思っていた鈴木拡樹さんとご一緒できるのも楽しみです。アニメも同時展開するということで、「どろろ」がよりすごく盛り上がると思います。舞台では、生の良さを全面に出せるよう、これから役を深く掘り下げていきます。皆様のご来場、お待ちしております。■そのほかのキャストもさらに、百鬼丸と対峙する賽の目の三郎太役にミュージカル「テニスの王子様」などの健人。妖刀&似蛭に取り憑かれた浪人・仁木田之介役にハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」の影山達也。戦で両親と生き別れた浮浪孤児・助六役に田村升吾。そのほか、赤塚篤紀(琵琶丸役)、児島功一(寿海役)、唐橋充(醍醐景光役)、大湖せしる(縫の方)が出演する。なお、来年1月より放送予定のTVアニメ「どろろ」では、同役で鈴木さんがTVアニメの声優に初挑戦。同アニメでは、どろろ役を鈴木梨央、琵琶丸役を佐々木睦が演じることが決定している。舞台「どろろ」は2019年3月2日(土)~梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ(大阪)ほか、東京、福岡、三重にて上演。TVアニメ「どろろ」は2019年1月7日より毎週月曜日TOKYO MX、BS11にて放送予定。(cinemacafe.net)
2018年11月20日手や指のほか、体を使って遊びながら歌う「手遊び歌」。音楽による幼児教育研究を専門とする高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、手遊び歌には、子どもの成長に欠かせない要素がたくさんあるのだそう。ここでは、体を使って子どもの想像力をアップさせる「手遊び歌」として、先生が特におすすめするものを教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)子どもの心を捉える「意外性」手遊び歌は、体を使った遊びを伴うことで、子どもの想像力を育むものが多いという特徴があります。そして、子どもが好むのは、「変化」と「繰り返し」が含まれるもの(インタビュー第3回参照)。ただ、なかにはただの変化と繰り返しでは終わらないものもあります。『キャベツのなかから』という手遊び歌もそのひとつ。キャベツのなかから青虫が出てくるという内容で、親指を「お父さん青虫」に見立てるところから歌詞がはじまります。親指がお父さんを示すということは日本の文化ですから、みなさんもその後の歌詞は予測できますよね。子どもたちもそれは同じです。2番は人差し指を使って「お母さん青虫」。その後はお兄さん、お姉さん、赤ちゃんと続いていきます。でも、この歌のいいところはそのままで終わらないところ。最後は全部の指を使って、なんと「ちょうちょ」になっちゃう!この「意外性」が素晴らしくて、子どもたちが絶対に大好きになる歌です。とはいえ、こういった意外性は、子どもがある程度の年齢にならないと楽しめるものではない。そこで、子どもの年齢別にわたしがおすすめする手遊び歌をご紹介しましょう。こどもの年齢が上がるほど歌詞の内容や動きの面白さに目が向く◆0~1歳児向け『おやゆびねむれ』/作者不詳(わらべ歌)まだ小さな子どもには、互いに体を触れ合って遊ぶ歌がよいでしょう。この歌は、親指から順に指を1本ずつ折り曲げたり伸ばしたりしながら歌います。子どもが泣いてぐずっているときや、子どもを寝かしつけたいときにもおすすめですよ。歌うというよりも「語りかける」ように、穏やかに優しい口調でゆっくりと歌いかけてあげましょう。子どもは自然に心が落ち着いて、泣きやんだり眠ったりするはずです。歌いながら親子で触れ合うことで、子どもはお父さんやお母さんの温もりを感じながら安心感を得ることができます。◆2~3歳児向け『ずっとあいこ』/作詞・作曲:阿部直美手遊び歌には指で数を数えたり、グーチョキパーを用いて遊んだりする歌が多いというのもひとつの特徴です。これはその典型のものですね。ただ、それらは「数を覚える」とか、「ジャンケンのルールを覚える」といったような学習効果を期待して歌うものではありません。親子で一緒に歌いながら遊ぶことで、生活のなかで用いる数やジャンケンに親しんだり、自然にそういったあらゆる文化に興味関心を持ったりするようになるというものです。まだ幼い子どもにとっては指を1本ずつ動かすのは少し難しいかもしれませんが、うまくできなくても、楽しんで遊ぶことが大切ですよ。◆4~5歳児向け『くいしんぼうのゴリラ』/作詞・作曲:福尾野歩年齢が上がってくると、子どもの興味は歌詞の内容や動きの面白さに向かうようになります。歌詞の意味をきちんと理解し、描かれた場面を想像することで楽しくなってくる——そんな手遊び歌が数多くつくられています。この歌では、動きがユニークなゴリラが、バナナやレモンなど身近な食べものを食べたときの様子が表現されています。子どもと一緒にイメージを共有して楽しんでみましょう。また、登場する食べものを別の食べ物に置き換えて、オリジナルのものにしてみれば楽しさも倍増すると思いますよ。動きの面白さという点でいえば、『ポキポキダンス』もおすすめ。これは『Hokey Pokey(ホーキーポーキー)』というアメリカの民謡が由来の手遊び歌。動きが激しいものですので、年長さんくらいの子どもが好みます。この歌のいいところは、頭やお尻など自分の体に触れながら、その部位の名称を歌うところ。遊びのなかで、子どもが自分の体に目を向ける、意識することにもつながるはずです。それぞれ有名な歌ですので、『YouTube』などの動画共有サイトにはいくつも動画がアップされています。検索してぜひお子さんと一緒に遊んでみてください。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年11月05日「手遊び歌」というものを聞いたことがあるでしょうか。手や指のほか、体を使って遊びながら歌う歌のことです。その名前は知らずとも、そう聞けば「ああ、あれね」とわかる親御さんも多いでしょう。音楽による幼児教育研究を専門とする高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、手遊び歌には、子どもが成長するために欠かせない要素がいくつもあるのだとか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)ただのグーも子どもにはひげやこぶ、鼻に見える「手遊び歌」とは、手や指での遊びを伴った歌のこと。もともとは、子どもたち自身がつくって歌い継がれてきたわらべ歌の一種です。みなさんにもおなじみの『通りゃんせ』『かごめかごめ』『はないちもんめ』なども、手だけではなくて体全体を使うものではありますが、そのひとつだと言えるでしょう。手遊び歌は、体を使う遊びを伴うわらべ歌の現代版です。そして、いまではだんだん大人が提供するものも増えてきました。そのため、「大人の都合」による歌もあります。有名なところだと『ひげじいさん』もそのひとつ。歌詞の最後は「手はお膝」です。つまり、幼稚園や保育所の先生が「手は膝に置いてちゃんとお話を聞きましょうね」というときに子どもたちに歌わせるのです。そういう点ではわたし自身はあまり好きではないのですが、それ以上に素晴らしい点もあります。わたしたち大人にとっては、手を握ったグーはただのグーかもしれません。でも、子どもたちにとっては、歌詞に合わせてグーはおじいさんのひげにもこぶにもなるし、てんぐの鼻にもなる。これが子どもの世界の面白いところ。泥団子をお菓子に見立てるのと同じように、手を使っていろいろなイメージをするのです。また、「繰り返し」が多いのも『ひげじいさん』の特徴でしょうね。子どもって、とにかく繰り返しが大好き。歌ではありませんが、童話の「おおきなかぶ」もそう。大人からすれば、「しつこい!」と感じるほど同じフレーズが繰り返されます(笑)。でも、子どもたちはそれをすごくよろこぶ。子どもにとっての手遊び歌の魅力というと、「変化」と「繰り返し」だと言えるでしょうね。小学校に入学してからの学びの姿勢につながる子どもの教育に熱心な親御さんであれば、手遊び歌が脳の発達を促すだとか、そういうことも期待されているかもしれません。ただ、残念ながら、現状ではそういう実証的な研究結果は得られていません。でも、だからといって手遊び歌になんの意味もないのかといえば、そうではないとわたしは考えています。先に挙げた『ひげじいさん』のような歌なら、間違いなく子どもたちの想像力を伸ばし、感性を育てることにも大いに役立つでしょう。そして、手遊び歌とは、わたしは「文化を学ぶ」ものだとも思っています。ひとつ例を挙げましょう。『ピクニック』という比較的新しい手遊び歌があります。手をお皿に、指をようじやお箸、フォークに見立てて、たこ焼きや焼きそば、スパゲティを食べるという内容です。この手遊び歌を通じて、子どもたちはお皿に乗っている食べもののイメージを膨らませつつ、自然に食べものの名前や食器の使い方を学ぶ。これは、文化を学んでいることに他なりませんよね。また、この歌では、人差し指がたこ焼きを食べるためのようじと「1」という数字のふたつを表します。国によっては親指で1を表すなど、指での数の数え方はまったく異なります。それこそ、日本の文化を学んでいるのです。加えて、手遊び歌のいいところは、基本的に親やまわりのお友だちと一緒に歌うところ。それこそ、呼吸を合わせなければうまく遊ぶことができません。ひとつ、面白い遊びを紹介しましょう。みなさん、有名な『あんたがたどこさ』はご存知でしょう。誰かと一緒に向かい合って歌いながら、歌詞の「さ」の部分で互いの両手を合わせてみてください。さて、うまくできたでしょうか?「さ」を意識するあまり、意外にタイミングが合わなかったという人もいるのではないですか?それでは、今度は曲のリズムに合わせてふたりで体を揺らしながらやってみてください。どうでしょう、今度はきっちりタイミングが合ったのではないでしょうか。これは、ふたりの呼吸、リズムをきちんと合わせられたからです。子どもは、このように他人と同じことをすることを好みます。おもちゃなどの取り合いになるのはそのため。お友だちと同じものを持ちたい、同じことをしたいという欲求があるからです。そうして他人と同じことをすることによって、子どもたちは「人とつながっている感覚」を育み、社会の一員として育っていくのです。はっきりとした研究結果としては示されていないものの、手遊び歌には、コミュニケーション能力や言語能力などさまざまな力を伸ばすという側面も確かにあるでしょう。でも、なにかの力を伸ばすために子どもに歌わせる、というのではなく、生活のなかで楽しみながら歌うだけで十分なのです。それがやがては、小学校に入ってからの学びの姿勢につながるのではないでしょうか。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年11月04日幼いお子さんをお持ちの親御さん、親子で一緒に歌を歌っていますか?音楽による幼児教育研究が専門の、高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生によると、子どもにとって歌は親とのつながりを感じられるもの。親は子どもと一緒にたくさん歌を歌ってあげるべきなのだそうです。では、幼い子どもの成長につなげるために、いったいどんな歌を歌えばよいのでしょうか。まずは、子どもが歌を歌うことの意義から語っていただきました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)歌は人間的成長に欠かせないもの子どもが歌うことにはたくさんのメリットがあります。ただ、わたしとしては「メリット」という言い方はあまり好きではないんですけどね。というのも、いいことがあるから人は歌うわけではないからです。歌うときには声を使います。そして、声を使うということは体を使うということですから、歌うという行為は人間のプリミティブな欲求、本能に根ざしているものと言えるからです。歌というものが生まれた当初は、おそらく、伝達やコミュニケーションのために、そのうち儀式や神事などに使われたのでしょう。それから、気持ちの高揚や感情を表すひとつの手段として、また、人の楽しみとして使われていった。それが歌なのです。では、子どもの歌となるとどうでしょうか。まず、どこからが歌でどこからが歌ではないのか、ということを考えてみてください。たとえば、子どもがお友だちの家に遊びに行ったときに言う「ひーろーちゃん、遊びましょ」。これは歌でしょうか、歌ではないでしょうか。遊びの輪に入れてもらうときの「いーれーて」「いーいーよ」、あるいは数を数えるときの「いーち、にーい、さーん、しーい」はどうでしょう。これらには決まったリズム、メロディーがあるとも言えますよね。子どもたちは、誰かがつくった歌を歌うだけではなくて、遊びのなかでどんどん気持ちが弾んでくると、たくさんの「歌」を歌っているのです。これらも歌であり、音楽の入り口と言えるでしょう。そして、お母さんなど周囲の大人も子どもと一緒にたくさん歌ってあげるべきだと思います。それにはふたつの理由があります。ひとつは、子どもにとって、歌は親とのつながりを感じられるものだからです。親が乳幼児をあやす際に自然に発する高い音域で抑揚のある「マザリーズ」と呼ばれる話し方で話すと、子どももそれに応えて声を発しますが、じつはその声の波形やリズムは親のそれらとまったく同じなのです。その時点で、親子の音楽的なやり取りははじまっていると言っていいでしょう。それはコミュニケーションというより、「情動の交流」と呼ぶべきものです。子どもが明確に歌と呼べるものを歌うようになるのは1歳頃からですが、それ以前にも赤ちゃんはリズミカルに歌っています。そうして親と「歌」を交わすことで、子どもは親とのつながり、親と通い合っていることを無意識のうちにも感じるのです。それから、親など周囲の大人が子どもと一緒にたくさん歌ってあげるべきもうひとつの理由は、歌が人間的成長に欠かせないものだからです。誰かと一緒に歌を歌う際に重要なのは、呼吸を合わせることですよね。そして、人が呼吸を合わせることが求められるのは歌うときだけではありません。会話のなかでどう相づちを打つかといったことも、人と呼吸を合わせることのひとつでしょう。人は必ず社会のなかで生きていくもの。だからこそ、人との関わりのなかで、「自分が社会の一員なんだ」と感じることは、子どもの成長に絶対に欠かせないものです。人と呼吸を合わせることが求められる歌というものは、そういう社会性を育むことに大きな役割を果たすものだとわたしは考えています。また、親が子どもと一緒に歌えるということは、親子関係がいい状態にあるというサインでもあります。怒ったりイライラしたりしているときには大人は歌いませんよね。歌を歌うということは親がリラックスしていることの証なのです。子どもが健やかに育つためにも、親がそういう心の余裕を持てるような家庭、社会であってほしいですね。歌だけではなく五感が総合的に子どもの感性を育むでは、どういう歌が子どもの成長につながるのでしょうか。幼い子どもの場合、子どもの認知能力や発達ときちんと合っているものである必要があります。簡単に言えば、子どもが「表現できる歌」であるべきでしょう。日本には「わらべ歌」という、子ども自身がつくって歌い継がれてきた歌があります。それらの多くは、日本語のリズムや抑揚に合わせてつくられた音域が狭いもの。子どもにも無理なく発声できて、話しはじめたばかりの子どもでも、しゃべることの延長のような感じで歌えます。幼稚園や保育所の年少さんくらいの子どもの場合だと、有名なところでは『ちょちちょちあわわ』『東京都日本橋』など、赤ちゃんでも一緒にできる手遊び歌がいいでしょう。それから、年少さんの子どもでも歌詞の意味が理解しやすいもの。たとえば、『ぞうさん』『おつかいいありさん』『やぎさんゆうびん』など。これらは、動物に「さん」をつけて人間のように扱っているので、子どもが内容を理解してイメージしやすいのです。最近の保育の現場を見ていると、子どもには難しい歌を歌わせていると感じることもあります。なかには、「大人にも難しいんじゃないかな?」と思うような歌もあるくらい。それに、大人が聴いてうれしい歌も多いですね。子どもの歌と言いながら、大人にウケる歌です。そうではなくて、もっと子どもの発達に目を向けて、それに合った歌を歌わせてあげてほしいですね。そして、大切なのは、いろいろな歌を歌うより、子どもが大好きな歌を(作詞・作曲という意味ではなく)つくってあげること。季節に関する歌なんていいですね。夏になったら、あなたのお母さんが必ず歌ってくれた歌があるとしましょう。子どもの頃の記憶というのは、歌と密接に結びついているものです。すると、大人になっても夏がくるたびに、お母さんの歌とともに、お母さんと散歩したときに見た景色やそのときの草の匂い、つないでいた手の感触といった五感がよみがえってくる。それらのさまざまな感覚こそが、あなたが大人になるための感性を育んでくれたのです。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年10月31日「子どもには情緒豊かな人間に育ってほしい」と、多くの親御さんが願っているはずです。そのために重要となるものといえば、やはり芸術でしょう。その芸術のなかでも音楽による幼児教育研究を専門とするのが、高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授・岡本拡子先生。2018年4月に新たな幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針が導入された背景、そして幼少期における音楽教育の意義とはどんなものなのかということについてお話を聞きました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)「連続性」の視点で新たに示された「10の姿」2018年に改訂・改定された幼稚園教育要領、幼保連携型認定こども園教育・保育要領、保育所保育指針では、新たに下記のような「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」が示されました。【幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)】1. 健康な心と身体2. 自立心3. 協同性4. 道徳性・規範意識の芽生え5. 社会生活との関わり6. 思考力の芽生え7. 自然との関わり・生命尊重8. 数量・図形、文字等への関心・感覚9. 言葉による伝え合い10. 豊かな感性と表現これまで、幼児期の教育における保育の内容は「5領域」と呼ばれるもので示されてきました。5領域とは「健康・人間関係・環境・言葉・表現」の5つ。ちょっとあいまいでわかりづらいかもしれませんね。ただ、それはあえてあいまいにしたからなのです。5領域導入以前の幼稚園では、小学校の教科と対応しているような言葉で指針を示していました。「音楽リズム」や「言語」、「絵画製作」といった具合です。小学校の教科でいえば、それぞれ音楽、国語、図画工作に対応するということは、誰の目にも明らかですよね。すると、「幼稚園は小学校の準備をする場所なのか」と一部から批判の声が挙がりました。幼児期の子どもは、小学生のように教科ごとになにかを学ぶわけではありません。子どもにとっては、歌でも砂場遊びでもあらゆる活動が学びです。そのため、小学校の教科に対応しないかたちの少々あいまいにも感じられる5つの観点から保育内容が示されてきました。ところが、今度は別の問題が出てきてしまいました。小学校の先生からすると、5領域と言われても、それがどんなものなのかわかりづらいのです。わざわざそうしたのですから、当然と言えば当然です。でも、現在の教育現場でその重要性が声高に叫ばれているのが「連続性」というもの。現在、日本の教育は、幼児期から大学まで共通した言葉で語り、一貫した教育をおこなおうとしているのです。幼児期の保育内容が小学校の先生にとって理解しづらいものだということは、連続性という点からすれば大きな問題です。とはいえ、幼児期の教育はやっぱり5領域の視点からとらえたい。そうして、5領域の内容を誰もが理解しやすい言葉でさらに具体的に示したものが「10の姿」だというわけです。大人がやるべきことは子どもが学ぶための「環境」を用意することこの「10の姿」のなかでいえば、わたしの専門は10番目の「豊かな感性と表現」にあたります。大学では声楽、大学院修士課程では音楽教育、そして大学院博士課程で幼児教育を学びましたので、幼児教育のなかでも音楽と表現や音環境に関わるものがわたしの専門です。いま、保育現場にいる身として強く感じることはふたつ。ひとつは、いまの子どもの周囲にはものがあふれているということ。そして、もうひとつは同じように「音があふれている」ことです。いまの時代、いつもテレビがついていて、ゲームの音やさまざまな機械音が常にしています。本当の静けさはあえてつくらないとありません。ただ、人間の耳というものは都合よくできていて、聞きたくない音を脳の中でカットすることができます。「ルビンのつぼ」はご存じでしょうか?見方によって、向かい合っているふたりの顔にも、あるいはつぼにも見える絵です。人間は、見たいものだけを見て、見たくないものは背景に押しやっていくもの。それは、音においても同じことです。聞きたい音だけを聞いて、聞きたくない音は背景に押しやるので、騒音のなかにいても意外と平気なのです。ところが、幼い子どもはまだそれがうまくできません。子どもにとってはあらゆる音が全部同じ圧力で聞こえるため、いまは子どもにとって非常にストレスフルな時代だと思います。ではどうすればいいかというと、それは「音を選ぶ」しかありません。見ていないときにはテレビは消すとか、あるいは逆に風や雨など自然の音に耳を傾けるとか、意図的に音を選ぶということを子どもに教えてあげてほしいのです。これは、ただ音によるストレスを軽減するためだけのものではありません。子どもの教育にもつながるものです。暮らしのなかでストレスを感じる音というと、たとえばドアを乱暴に閉める音があります。そういう行為をする子どもって、どうでしょうか。ドアは静かに閉めて、ものを人に渡すときにもテーブルに「ドン!」と投げ置くのではなく、相手に「はい、どうぞ」と言って静かに手渡す子どもに育ってほしいですよね。音を選ぶということは、ドアの閉め方やものの扱い方などを通して子どもを教育するということでもあるのです。このように、幼児期の教育というのは、ものや人など、周囲の「環境」を通しておこなうものです。砂場遊びをするなら、砂が環境です。そこに水という環境が加われば、子どもは泥んこになって遊ぶうちにお団子をつくれることに気づくでしょう。最初から「砂に水を入れてこうするとお団子ができますよ」と教えてはならないのです。知識や技術を教えるのではなく、子どもがものや人と関わるなかで自ら気づくことが本当の学びなのですから。そのため、大人がやるべきことは、子どもが学ぶための環境を用意してあげることだとわたしは考えています。赤ちゃんにとっての環境を例に挙げてみましょう。赤ちゃんは最初に口のまわりが発達します。だから、なんでも口に入れて舐めようとする。でも、口に入れてはいけないものもありますよね。そこで「これは口に入れちゃ駄目」とものを取り上げるのではなく、そういうものは最初から排除しておくのです。これも環境を用意するということです。そして、「音楽も環境」のひとつです。ここでお伝えしておきたいのは、「音楽教育」と「音楽家教育」は別のものだということ。音楽家教育はピアニストなど音楽の専門家に育てるための教育で、幼いころからフィギュアスケートを習わせるようなものですね。一方、公教育における音楽教育は「音楽という環境を通した教育」です。確かに音楽教育でも音楽の知識や技術を教えますが、それに重きを置いたものでは決してありません。歌を歌う、聴く、楽器や周囲のもので音を出すといった音楽を通して子どもの感性を磨くことを重視したもの——それが、子どもの成長に欠かせない音楽教育なのです。『感性をひらく表現遊び―実習に役立つ活動例と指導案 音楽・造形・言葉・身体 保育表現技術領域別』岡本拡子 著/北大路書房(2013)■ 音楽教育のエキスパート・岡本拡子先生 インタビュー一覧第1回:幼少期における音楽体験の意味――「音楽という環境」を通し子どもの感性を伸ばす第2回:子どもの感性を育む「歌と五感」――幼い子どもの成長につながる歌ってどんな歌?第3回:「手遊び歌」が子どもにもたらすもの――楽しく歌うことが「学びの姿勢」につながる第4回:【年齢別おすすめ】子どもの想像力がアップする!5つの「手遊び歌」【プロフィール】岡本拡子(おかもと・ひろこ)1962年8月25日生まれ、大阪府出身。大阪教育大学大学院教育学研究科修士課程音楽教育専攻修了。聖和大学大学院教育学研究科博士後期課程幼児教育専攻満期修了。聖和大学助手、美作大学短期大学部講師などを経て、現在は高崎健康福祉大学人間発達学部子ども教育学科教授。大学在学中より幼稚園や小学校などで「歌のお姉さん」として活動。その後、子育てをしながら大学院で幼児教育を学ぶ。現在は保育者養成に携わりながら、幼児やその保護者を対象としたコンサートや保育現場でのコンサートをおこなうほか、子どもの歌の作詞・作曲を手がける、保育者研修の講師を務めるなど、幅広く活躍する。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年10月30日東京・表参道の岡本太郎記念館にて、10月17日から2019年2月24日まで、企画展「瞬間瞬間に生きる -岡本太郎とジャズ-」が開催される。《顔のスピーカー》1971 年岡本太郎は、生前「オレは過去も無視して、未来も無視して生きている。現在この瞬間瞬間に爆発して生きるんだから」と語っていた。そんな過去にすがらず、未来に甘えない、そんな岡本太郎の人生観を体現する音楽がジャズだ。ジャズの本質は即興と対話。ジャズには “いま” しかない。 すぐれたジャズが放射するのは情熱、スリル、そして生命力。 岡本芸術と同じである。同展では、これまでの展示とは趣向を変え、「音」を展示する。 音を媒介にした岡本絵画とジャズの邂逅。 これまでとは一味ちがう体験空間を楽しむことができる。第1展示室では、歌、声、ダンスなど「音」にまつわる絵画を展示。中心にはおよそ半世紀前に岡本太郎が自ら制作した「顔のスピーカー」(1971)が初登場。本展のために修復されたスピーカーから、名曲「枯葉」を唄う岡本の声が聞こえてくる。第2展示室では、大阪万博後の70年代に革命期を迎えた日本のジャズが大音量で流れる「音」の展示。片倉真由子会期中には、第一線で活躍するジャズ ミュージシャンを招いた「スペシャルライブ」も開催。10月25日には片倉真由子(ピアノソロ)、11月16日は市原ひかり(トランペット)&松尾由堂(ギター)のデュオ、12月21日には須川崇志(ベース・チェロ ソロ)、1月25日には井上銘(ギター)& 塩田哲嗣(ベース)のデュオの開催を予定している。各日18時45分開場、19時スタート、要予約。また、各界で活躍するジャズ好きの面々がレコードをかけたり、トークをしたりする「スペシャル “店番”」 も実施。詳しくは記念館公式サイトまで。また、ギャラリートークも開催予定。10月25日、11月15日、12月13日、1月17日、2月21日の各日14時から15分程度、予約不要で参加が可能。【イベント情報】瞬間瞬間に生きる -岡本太郎とジャズ-会期:10月17日〜2019年2月24日会場:岡本太郎記念館住所:東京都港区南青山6-1-19時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)料金:一般 620(520)円、小学生 310(210)円 ※()内は 15 人以上の団体料金
2018年09月18日神奈川の川崎市岡本太郎美術館では、「イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―」を、10月6日から2019年1月14日まで開催する。1954年 イサム・ノグチと岡本太郎 北鎌倉の夢境庵にてイサム・ノグチと岡本太郎は、1950年、日本アヴァンギャルド美術家クラブの主催により東中野のレストラン「モナミ」で開催されたイサム・ノグチの歓迎会において初めて出会った。日米の間で、自己のアイデンティティに関する葛藤と向き合い引き裂かれながらも、彫刻家として世界的に活躍したイサム・ノグチと、青年期の10年間をパリで活躍しながらも大戦の為に日本に戻り、日本の芸術界を異邦人としての眼で見ることができた岡本太郎は、それぞれに欧米で芸術家として活躍し始め、越境者として日本文化を見つめ、新たな表現活動を展開。同世代の2人の個性的な芸術家が日本の美術に触発されて制作した作品は、共に戦後の芸術界に大きな影響を及ぼした。本展は、イサム・ノグチと岡本太郎、世界的に活躍した2人に焦点をあてる展覧会としては初めて開催される。両者それぞれの絵画、彫刻、写真、資料、計約150点を展示し、越境者としての2人が見つめた「日本」をそれぞれの作品を通じて紹介する。関連イベントとして、11月4日の14時から、慶應義塾大学アート・センター教授の渡部葉子を講師に迎えた記念講演会「萬來舎とノグチ・ルーム」、11月25日の14時から、ヴェネツィア・ペギー・グッゲンハイム・コレクション美術館 学芸員のグラジナ・スベリテェを講師に迎えた記念講演会「イサム・ノグチとパリ・ユネスコ庭園(仮題)」を開催。いずれも同館 ガイダンスホールにて、定員70名、無料で行われる。イサム・ノグチと岡本太郎という個性の異なる2人の越境者の作品を通して、「日本」あるいは「日本美」とは何かについて再確認するための機会を、お見逃しなく。【展覧会情報】イサム・ノグチと岡本太郎 ―越境者たちの日本―会期:10月6日〜2019年1月14日会場:川崎市岡本太郎美術館住所:神奈川県川崎市多摩区枡形7-1-5 生田緑地内時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)休館日:月曜日(10月8日、12月24日、1月14日を除く)、10月10日、12月25日、12月29日~1月3日料金:一般1,000円(800円) 高校・大学生・65歳以上800円(640円) 中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
2018年09月05日2019年1月より放送予定の手塚治虫原作のTVアニメ「どろろ」が、舞台化することが決定しました。主人公のひとり、百鬼丸(ひゃっきまる)をアニメと同じく、今人気の2.5次元俳優、鈴木拡樹が演じます。手塚治虫原作マンガ「どろろ」とは?“鬼か、人か。”手塚治虫のマンガ作品「どろろ」は、生まれながらに鬼神に身体の48か所を奪われた少年・百鬼丸が、どろろという名の少年とともに、妖怪を退治しながら自分の身体を取り戻していく物語。1969年に「どろろと百鬼丸」というタイトルでアニメ化され、2007年には妻夫木聡と柴咲コウの共演で実写映画化もされました。原作が結末を迎えないまま終了しているが、だからこそ、数多い手塚作品のなかでも果敢にリメイクがされている作品でもあります。百鬼丸役を演じるのは人気俳優・鈴木拡樹メインキャストとして、百鬼丸役を務めるのは、「仮面ライダーディケイド」や舞台「刀剣乱舞」などで活躍する今人気の2.5次元俳優、鈴木拡樹。今作が声優初挑戦とあって、「バディ感を大切に演じたい、チームスタッフの皆様のお力もお借りして最高の作品をお届けします」と意気込んでいます。「どろろ」は、アニメと同時に舞台化されることも決定。舞台「どろろ」でも、鈴木拡樹が百鬼丸役を演じます。「どろろ」アニメ&舞台詳細TVアニメ「どろろ」2019年1月より放送開始予定。【スタッフ】原作:手塚治虫監督:古橋一浩シリーズ構成:小林靖子キャラクターデザイン:岩瀧智音楽:池頼広アニメーション制作:MAPPA/手塚プロダクション製作:ツインエンジン【キャスト】百鬼丸役:鈴木拡樹どろろ役:鈴木梨央琵琶丸役:佐々木睦ナレーション役:麦人舞台「どろろ」主演:鈴木拡樹スポット情報スポット名:手塚治虫「どろろ」アニメ&舞台化決定!
2018年09月04日