編集部:学研キッズネット編集部株式会社学研ホールディングスは、【Gakken家庭学習応援プロジェクト】にて春休み・新学期に、ご家庭で学習できる教材の無料提供を2020年4月30日(木)まで行っています。小学校へ入学されるお子様を対象に、小学校生活を楽しく送るためのアドバイス絵本「しょうがっこうがだいすき」と小冊子のセットを抽選で100名にプレゼントします。プレゼントキャンペーン概要しょうがくせいになるまでに、やるといいこと。しょうがくせいになったら、やるといいこと。小学2年生のせんぱいから、これから小学生になるみんなへ。「さけばないようにれんしゅうしよう」など小学校生活を楽しく送るための16のアドバイス。不安と楽しみがいっぱいの入学を控えたお子さんに送る一冊です。■応募資格:2020年4月に小学校へ入学されるお子様がいらっしゃる保護者様■応募締切:2020年4月30日(木)まで■当選者数:100名様■応募はこちらから厳正な抽選のうえ、当選者を決定します。当選発表は賞品の発送をもって代えさせていただきます。賞品のお届けは2020円5月中旬ごろとなります。作者ういさんの紹介▲作者のういさん。左手に持っているのが、本絵本の原本となった小冊子。小学校生活を楽しく、もっと大好きになれるようにとのういさんの希望により、絵本とこの冊子をセットでプレゼント!2010年生まれ。三姉妹の長女。父親が出版したことに刺激を受け、小1で本を書くことを思い立つ。自身の経験をもとに小学校入学前の子に向けて書いた本を自費出版したところ話題に。夢はパンケーキ屋さん。【Gakken家庭学習応援プロジェクト】無料公開中■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月08日編集部:学研キッズネット編集部中学生向けの学習動画を2013年から提供している学習動画サイドの「イークルース」は、新型コロナウイルスによる感染拡大防止のために、自宅学習を余儀なくされている中学生向けに、新規ユーザ登録を行った方に対して、通常1200ポイント(1200円分)の無料ポイントを進呈しているところを、当分の間、無料で6000ポイント(6000円分)を進呈することを発表しました。イークルースとは新学期がスタートしたにもかかわらず、学校が再開されないということで不安な中学生や保護者も多いと思います。イークルースの学習動画は、中学1年から3年までの英文法、数学、理科、社会などの学習項目を、効率よく学習できるように5~10分程度の解説と問題解説の動画で構成されています。イークルースは、2013年から学習動画を配信しており、いままで約5000名の方がユーザ登録を行い、イークルースの学習動画で勉強をしてきた。自宅学習が余儀なくされている状況で、少しでもイークルースの学習動画をご利用頂くことで勉強の遅れが生じないようにできればと思い、今回、新規ユーザ登録された方には通常の5倍の6000ポイント(6000円分)を無料で進呈することを決めた。イークルースはYouTubeから無料の動画をたくさん配信していますが、問題の解説動画は有料になっています。その有料の動画を視聴するには、1動画あたり300ポイントが概ね必要になります。そこで、6000ポイントを無料進呈することで、約20の有料動画を視聴できます。この機会にユーザ登録を行い、無料ポイントを利用し休校中の学習を進めてみるのはどうだろうか。【イークルース公式サイト】【新規ユーザー登録はこちら】学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月06日編集部:学研キッズネット編集部株式会社FREEMINDが運営する、学習塾の無料検索サイト『塾ログ』では、学生の皆さまの新学年のスタートを応援すべく、2020年4月1日から5月31日までの2か月間、『新学年おめでとう! キャンペーン』を実施。幼児から浪人生まで全学年を対象に、全国のキャンペーン対象の塾に塾ログから資料請求をされ、同期間内に入塾された方先着50名に、Amazonギフト券1万円分(Eメールタイプ)をプレゼントする。キャンペーン概要●実施期間:2020年4月1日(水)~5月31日(日)●対象者:期間中に、全国のキャンペーン対象の塾に「塾ログ」から資料請求をし、同期間内に入塾(※)された方先着50名※入塾とは、対象となる塾と契約を交わしたことを指します●応募方法・詳細:塾ログサイト内の「無料資料請求」フォームから資料請求をされ、キャンペーン期間内に入塾された方先着50名様に限り、有効となります。詳しくは、キャンペーンページ()をご覧ください。●注意事項:・一部、対象外の塾がございます。対象となる塾につきましてはキャンペーン対象塾検索ページ()よりご確認ください。・資料請求された塾と異なる塾へ入塾された場合、並びに資料請求された生徒様と、入塾された生徒様が異なる場合、応募は無効となります。・2020年6月1日(月)以降に入塾された方は対象外となります。・入塾後に資料請求をされた場合、応募は無効となります。・キャンペーンの応募期限は、塾ログサイト内の「無料資料請求」フォームで請求を行った日から180日以内となります。・塾への支払い金額の総額が50,000円(税別)以上の方が対象となります。人数は問いませんので、ご兄弟姉妹で入塾され、お支払いの合計金額が基準額を超えている場合はご応募いただけます。ただし、合計金額の適用はお一人様のみとなります。・1件の資料請求につき、1回だけご応募いただけます。・塾ログが主催する他のキャンペーンとの同時併用はできません。<キャンペーン詳細URL>塾ログの特徴『塾ログ』は2019年3月にオープンして以降、リリースから1年で累計44万人が利用するなど、多くの皆様にご愛用いただいている国内最大級の塾検索サイトです。掲載教室数は約52,000件。“ぴったり”の塾をより探しやすくするための検索機能が充実しているほか、口コミを参考に複数の教室へまとめて資料請求できるなど、保護者様や学生の皆様が本当に必要としている学習塾のリアルな情報が簡単に手に入ります。ユーザー登録不要で利用料も完全無料のため、安心してご利用いただけます。学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年04月02日最近は、学習机の所有率が下がっているという話をよく聞きます。この春から新1年生になる子どもを持つ日刊Sumaiライターの平野直子さんも学習机を購入するかどうか迷い、また、購入を決めてからも学習机選びに悩んだといいます。参考にしたのは身近なママたちの口コミだったそう。平野さんがママたちから聞いた、学習机事情を紹介してもらいましょう。■ 新1年生で学習机を買ったのは半数12人のママに聞いたリアルな声では意外な結果になりました。学習机を買ったのは、半数の6人。個人的にはもっと少ないと思っていたので、ちょっとびっくりです。買った派の理由を聞いてみると「子どもが欲しいと言ったから」「文房具や教科書などの収納が欲しかったから」「自分の場所を与えてあげたかったから」「買って当たり前だと思っていたから」などでした。一方、買わなかった派はというと「まだ必要ないと思った」「リビング学習が良いという話を聞いていたから」「文房具や教科書など自分で整理整頓できないと思ったから」「部屋が狭くなるから」。家庭の教育方針や限られた住環境、子どもの性格など理由は様々でした。中には高学年になったり、中学生になったら購入する予定というママもいました。■ やっぱりリビング学習は効果的⁉学習机は結構大きく、スペースをとります。「買った派」の6人のママたちに学習机をどこに置いているのか聞いてみると、子ども部屋が5人、リビングは1人でした。ということは子ども部屋で勉強させている家庭が多いのかと思いきや、机は子ども部屋に置いて、勉強はリビングでという家庭が多かったです。学習机は勉強で使うものというよりも、収納家具という認識の人が多い印象でした。学習机の有無にかかわらず、12家庭のうち10家庭がリビング学習を実践していました。とくに低学年のうちは1人で子ども部屋で勉強するのは難しく、勉強道具をリビングに運んでママの目が届く環境で勉強させているようでした。勉強でわからないところも、ママと一緒にすぐに解決できるので安心です。子ども部屋で勉強する、という家庭の子どもが2人ほどいましたが、どちらも3人きょうだいの長女でしっかり者。親が言わなくても、いつの間にか自分ですすんで勉強しているそう。兄弟に邪魔されずに勉強したいから、という面もあるようです。リビングに机を置いている家庭では、兄弟用に2つの机を置いているそうです。隣にお兄ちゃんがいてくれると心強いのでしょう。兄弟それぞれの部屋もあるのですが、リビングで並んで勉強することでお互い良い影響を与え合えているようです。■ 学習机は子どもが成長できるツールでもあるリビングで勉強するのに、どうしてわざわざ学習机を買ったママが多くいたのだろう?と最初は不思議でした。でも、ママたちの話を聞いていくうちに「学習机は勉強するためだけのものではない」ということがわかってきました。学習机は、学習用品の自己管理・整頓などのトレーニングをする場でもあるのです。我が家も学習机を買う予定はありませんでしたが、子どもと話し合った結果、学習机を購入することしました。我が家は子ども部屋がありませんから、子どもだけのスペースとして学習机を買うことにしたのです。親離れの第一歩といったところでしょうか。我が家ではリビングの中心部分に学習机を設置しました。■ デザイン性が高いメーカーの学習机が人気もう1つ気になるのが、どこのメーカーやブランドを選んだかです。これはバラバラでした。おしゃれなインテリアショップのアクタス、老舗の技術が詰まった浜本工芸、無垢材を使ったシンプルなデザインで人気の杉工場、値段がお手頃なIKEAや無印良品などの名前が挙がりました。我が家はカリモクのショールームにもお邪魔しました。人気があるのは、すっきりとしたデザインを取り入れているメーカーのようです。「買わなかった派」も子ども専用の収納は用意しているお宅が多いようです。ランドセルと教科書を収納できる専用の棚を買ったり、子どもでも手が届くリビング収納家具の下部に学習道具をまとめられるように工夫している家庭もありました。我が家が選んだのはKEYUCAのデスク(ninos 40,000円+税)とワゴン(Aron 27,000円+税)。お手頃価格で、素材がオーク無垢材だったのが決め手でした。懐かしい雰囲気が漂うデザインも素敵です。ワゴンは3段。金属レールがついているので出し入れがスムーズで奥まで活用できます。デスクとは違うシリーズですが、デザインが気に入ってこちらのAronシリーズのワゴンにしました。椅子はネットで見つけた一世紀(フィオーレ学習チェア 24,800円)に決めました。デスクと同じオーク無垢材です。多くの学習チェアは高さ調節できるようにサイドにネジ穴がたくさん並んでいますが、こちらはスッキリ。これも購入を決めたポイントのひとつです。今回いろいろなメーカーの学習机を比較検討してみて、学習机って実によく考えて作られているなと感じました。小さい子供でも使いやすく機能的、かつ頑丈に作られていて、我が家では購入した方がメリットが多いと判断しました。学習机の購入を検討している方は、参考にしてみてください。
2020年03月21日小学校入学が近づくと、子どもの学習スペースをどこに用意するかで悩むことでしょう。わが家の2人の小学生は、リビング学習派、子ども部屋派とタイプが分かれました。今回の記事では、小学生2人の子ども両方にリビング学習をさせたことで起きたトラブルと、最終的に学習環境を2つ用意した理由を紹介します。わが家が最初に取り入れたのは「リビング学習」小学校に入学すると宿題が毎日出るため、子どもにどこで勉強させるかを考えておくことは大切な準備の1つです。「有名大学入学者にはリビング学習者が多い」という話題を目にする機会も多く、子どもの学習場所にリビングを選ぶ人も増えていると聞きます。例にもれず、わが家でも第1子の娘が小学校に入学した5年前、学習机は購入したものの、上述の理由でリビング学習を取り入れました。娘自身も、親の目の届くところで勉強できる、分からないときにはすぐ質問できるという環境が心地良かったのか、小学5年生の今でもリビング学習を続けています。そんな背景があったため、第2子の息子が今年小学校に入学した際にも、リビング学習を取り入れました。娘がリビング学習派で学習机をまったく使用していなかったこともあり、息子には学習机の購入を見送りました。すると、予想に反して、きょうだい間でちょっとしたトラブルが発生するようになったのです。リビング学習で集中できる姉vs集中できない弟わが家では、毎日の夕食後、1つのダイニングテーブルで子ども2人と私が着席し、それぞれ宿題や家庭学習を進める時間を設けています。その間、第3子の幼稚園児の息子は、ダイニングルームの横にあるおもちゃ部屋で遊んでいます。息子は小学校入学後、この勉強時間に毎日参加するようになったのですが、1年生で家庭学習慣れしていないということも関係あるのか気が散って、宿題がまったく進みません。1つの宿題を終わらせるのに、想像以上の時間がかかります。弟がおもちゃ部屋で自由に遊んでいる姿も気になるようです。しまいには、姉に話しかけたり、笑わせようとしてしまい、姉から「勉強の邪魔しないで!」と叱られる始末。特に顕著だったのは、夏休みの家庭学習でのこと。私の実家に帰省していたこともあり、学習環境が変わったからか、その日のタスクを終えるまで今まで以上に時間がかかるようになりました。学習スペースを子ども部屋に変えて生まれたよい効果「どうして息子はこんなに集中できないんだろう…」と悩んだ私。気が散る材料を減らすためにと代案を考えた結果、リビングではなく別部屋に置いてある私が学生時代に使っていた学習机で勉強させることを思いつきました。その間、私は息子と同じ部屋の中にいて、読書をしたり、自分の勉強をしたりして待つことに。早速取り入れてみると、あら不思議!まわりの音がシャットダウンされたからなのか、「今までの苦労は何だったんだろう?」と感じるくらい、しっかり集中してあっという間に問題を解くことができました。一方、娘はいつも通りリビング学習をしているのですが、ちょっかいをかけてくる弟がいないことで、より集中して学習できるようになりました。そして、末っ子は、姉の横でおもちゃ遊びを楽しんでいます。それ以来、わが家では、娘はリビング学習、息子は子ども部屋学習というスタイルが定着しました。娘が使わなかった学習机は、弟が使っています。最近では、息子も1人で勉強するのに慣れてきたのか、私もずっと付き添う必要はなくなりました。その代わり、15分おきくらいに子ども部屋にいる息子に声をかけ、進捗具合や質問の有無を確認するようにしています。子どもの性格や好みを見極めて学習スペースを用意しようわが家の場合、娘と息子で適している学習スタイルは、どうやらまったく異なっていたようです。・娘:集中力が高く、まわりの音が気にならない。むしろ人がいる環境のほうが勉強がはかどる⇒リビング学習・息子:まわりがザワザワしていると集中できない⇒子ども部屋学習ちなみに、自分の頃を思い出してみると、私は子ども部屋学習派でした。それなのに、娘での経験から「今の時代はリビング学習が主流」という意識が私の中で先行してしまっていました。息子に対して、小学校入学当初からリビング学習を取り入れてしまったのは、申し訳なかったなと反省しています。夏休みに実家で過ごした際、過去の自分が子ども部屋学習派だったというのをふと思い出し、息子にも取り入れられたのは大きな転機でした。息子には子ども部屋での学習スタイルが合っていたようで、今も集中して取り組めています。なお、リビング学習派の娘は、最近では好きな音楽をイヤホンで聴きながら勉強しています。静かな方が集中できる部屋学習派の私にとって、その姿を見たときは、「それで本当に勉強に身が入るの?」と衝撃的でした。しかし、娘いわく「そのほうがテンションが上がって勉強がはかどる」とのことです。実際、テストなどの成績もよいので、「娘にはその方法が合っているんだな」と割りきり、好きなように学習させています。子どもの集中力が続かないなと感じたら、もしかしたら学習スタイルが合っていないのかもしれません。「リビング学習⇔子ども部屋学習」と学習スペースを変えてみるのも、1つの解決策としておすすめです。<文・写真:ライターnanahi>
2020年03月20日スマホやタブレット、パソコンなどのLEDディスプレイのほか、LED照明からも発せられているブルーライト。デジタルデバイスが身近になったことで、子どもたちや働くママが浴びるブルーライトの量がいま急激に増えています。ブルーライトの眼や健康への影響は気になっていても、具体的な対策までしているママはそう多くないのでは? でも実はこのブルーライト、紫外線級にエネルギーが強く、身体への影響が懸念されています。ブルーライト対策って必要なの? みんなはどうしてる?ブルーライトは、パソコンやスマホ、タブレット、テレビなどさまざまなLEDディスプレイから発せられ、子どもたちもママも日々無防備に浴びています。知育アプリを利用したり、動画を見せたり、いまやスマホやタブレットは育児に欠かせない定番ツール。小学生になるとタブレット学習を始める子も増え、2020年度からは小学生のプログラミング教育も必修化します。ママにとっても、スマホはもはや暮らしに欠かせないものになっているはず。仕事でパソコンを使っている人も少なくないでしょう。これからの時代、子どもも親もブルーライトに接する時間がますます長くなるのは確実。だからこそ、ママたちが正しい知識を身につけて、子どもと自分の眼を守ることが大切になってきます。先日、都内で開催されたブルーライトについて知るママ向けのイベントで、ママたちがどうしているか聞いてみました。ayumiさん(6歳の長男・長女(双子))「子どもが春から小学生なので、ひらがなや足し算のスマホアプリを使い始めました。今の時代、デジタルデバイスと距離を置きすぎるのも、逆についていけなくなりそうで心配なので…。私自身は自分の時間が唯一とれるのが寝る前なので、布団の中でスマホを見るのが日課。そのせいか翌朝疲れが残っている日もあるのですが、まだ対策はできていないですね」marikoさん(9歳長女、7歳次女、2歳長男)「子どもたちはゲームや動画サイトが大好き。小3の長女はメガネをかけているので、あまり眼に負担をかけないように、画面と距離をとらせたり、利用時間を制限したりしてきました。でも最近は学校の授業でもパソコンを触るし、来年度はパソコンクラブに入りたいそう。ブルーライトに接する時間が増えているので心配です」「タブレット学習」が当たり前の時代に子どもの眼を守るために、親ができること参加したママたちいわく、ブルーライトの正体や影響がよくわからないのも対策できていない理由だとか。▼そもそも「ブルーライト」って何?ブルーライトとは、名前のとおり、“青い光”のこと。太陽光にも含まれている光で、モノが青く見えるのはブルーライトのおかげ。昔から自然界にあるものなので、ブルーライト自体が悪いものではありません。現代の問題点は、ブルーライトを浴びすぎていること。スマホやゲーム、パソコンなどデジタルデバイスの普及で、より近距離で、長い時間浴びてしまっています。紫外線から眼を守るためにサングラスはかけるというママも、ブルーライト対策はしていない人がほとんど。でも実はブルーライトは紫外線級にエネルギーが強く、その光は網膜にまで到達します。そんな強い光を長時間浴びていることが、眼の疲れや肩こり等につながったり、身体へ影響を及ぼしているのではないかと懸念されています。▼「ブルーライト対策」、何から始めたらよい?さらに怖いのが、子どもへの影響。子どもの眼の水晶体は透明で濁りがないので、大人よりブルーライトの影響を受けやすいと考えられています。とはいえ、子どものタブレット学習も当たり前になりつつあり、ブルーライトを浴びる時間を減らすのは、なかなか難しい時代。そこで取り入れたいのが、眼に浴びるブルーライトの強さをおさえる対策です。具体的な方法としては、イベントに参加したママのうち、何人かが既に実践していた「画面の明るさを抑える」「画面からなるべく距離をとる」「ブルーライトカットフィルタを画面に貼る」などがその一例。また、ブルーライトカットメガネをかけるのも有効です。ファッション感覚で楽しみながらブルーライト対策ができ、子どもでもカンタンにかけたりはずしたりできる “気軽さ” がメリットです。ちなみに、ブルーライトを発するLEDディスプレイ系(テレビ、スマホ等)の平均接触時間は年々増えており、5年間で2時間39分も増えたというデータ(※)もあります。子どもだけでなくパパやママも一緒になって、家族みんなで意識するべき課題といえるでしょう。※April 22, 2014 eMarketer Mobile Continues to Steal Share of US Adults' Daily Time Spent with Mediaブルーライトを浴びる量が増えたのはここ最近のことなので、将来的なブルーライトの眼への影響はまだわかっていないことが多いのも事実。わからないからこそ、後悔しない子どもの未来のために、今できる対策をとってあげたいですね。\ 始めよう、親子でブルーライト対策 /JINS SCREEN(ジンズ スクリーン)手軽なブルーライト対策としておすすめなのが、ブルーライトカットメガネの「JINS SCREEN」。メガネなら必要なときにサッとかけることができ、子どもでも取り扱いがラク。ママもかければ一緒に対策できるし、子どもも喜んでかけてくれるので習慣化しやすくなります。「JINS SCREEN」(パッケージタイプ・度なし)は、ブルーライトカットメガネにありがちなレンズのギラつきがなく、肌になじむのが特長。より自然な見た目の「25%CUT」(大人用、子ども用)、長時間の作業に適した「40%CUT」(大人用のみ)があり、ライフスタイルにあわせて選べます。おしゃれなデザインは、世界的プロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン氏によるもので、形はオーバル・ウェリントン・ボストン・スクエアの4タイプ。(40%にはボストンなし、子ども用はボストンのみ)カラーバリエーションも豊富なので、誰でも必ず似合うメガネが見つかります。度なしのパッケージタイプなら、待ち時間ゼロでそのまま購入できるので、忙しいママでもすぐにブルーライト対策を始めることができます。 \ 25%CUT、40%CUT /JINS SCREENを見る \子ども用 25%CUT/JINS SCREENを見る [PR] 株式会社 ジンズ
2020年03月19日宮内庁は2月21日、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが学習院大学の推薦入試に合格されたことを発表した。愛子さまが進学されるのは、学習院大学の文学部日本語文学科。WEB女性自身ではすでに今年1月10日、「愛子さまの進学先が内定!学習院大学の日本語日本文学科へ」と報じている。学習院大学はホームページで、この学科について次のように紹介している。《本学科では、古代から現代に至る日本語・日本文学を中心とする日本の文化(日本語日本文学系)、及び日本語教育(日本語教育系)に関心のある学生を受け入れ、研究と教育を行っています》天皇陛下と同じ学習院大学文学部への進学となったが、その背景には古典文学への関心があったという。本誌は’14年3月、愛子さまが初等科卒業直前に書かれたレポートについて報じている。タイトルは「藤原道長」。執筆理由について愛子さまは次のようにつづられていた。《授業で藤原道長について学習している時に、「御堂関白記」(※道長の日記)に少し触れ、また、学習する前にも新聞で「御堂関白記」がユネスコの記憶遺産に登録されたという記事を見たので、一度実物を見てみたいと思った。それで、夏休みに、東京国立博物館で開催された特別展「和様の書」に行き、「御堂関白記」を見て、これほど古い日記がよく残っているものだと驚いた》天皇陛下は大学時代に、文学部史学科で中世の水運の歴史を研究されている。「天皇陛下が旅や交通の歴史に関心を持たれたきっかけは、美智子さまとともに松尾芭蕉の『奥の細道』を読まれたことだったそうです。愛子さまが天皇陛下と同じく文学部を選ばれた背景には、日本の古典文学へのご関心があったのでしょう」(宮内庁関係者)当初、愛子さまの志望学部は国際社会科学部とみられていた。「将来の”皇室外交”を見据えれば、語学や海外留学に力を入れた学部はぴったりのはずでした。ただ、雅子さまもハーバード大学留学中に『日本文化クラブ』を設立し、当時はあまり知られていなかった日本の言葉や伝統、音楽や食文化を伝える活動をされていました。国際社会で活躍するには、まず自国の文化を知らなくてはーー。お若いころの雅子さまと同じように、愛子さまはそうお考えになったのかもしれません」(皇室担当記者)愛子さまは現在、卒業リポートの作成に取り組み、忙しい日々を送られているという。雅子さまは、昨年12月9日の誕生日に際して発表されたご感想で、愛子さまの今後についても綴られていた。《これから高校を卒業しますと、今まで以上に、様々な経験を積み重ねながら視野を広げていく時期になると思いますが、これからも感謝と思いやりの気持ちを大切にしながら、いろいろな方からたくさんのことを学び、心豊かに過ごしていってほしいと願っています》天皇陛下と雅子さまのご期待を胸に、愛子さまは新たなステージで輝かれるだろうーー。
2020年02月24日2020年からの教育改革は、明治維新以来のもっとも劇的な改革であると言われています。新しい学習指導要領がめざすのは「十分な知識・技能」「答えがひとつに定まらない問題に自ら解を見出していく思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の育成です。これまでの知識偏重の教育から脱却し、「知識をどのように使うのか」に重点が置かれるようになるわけです。大学入試も大きく変わります。この大きな教育改革によって、「頭がいい子」の定義も大きく変わると予想されます。単にたくさんの知識を持っているだけでは不十分で、「自分以外の人ともうまく関わりながら豊富な知識を活用できる子」が高く評価される時代がやってくるのです。中には「うちの子勉強好きじゃないんだよね」「なんか読解力が低い気が......」「スマホばっかりしているんですけど」とお悩みの保護者の皆さんもいるかと思います。ですが、そんな親が心配する行動や変化こそ子どもが伸びるサインなのだそう。サッカーでも勉強でも、子どもが伸びるためには親のかかわりが重要です。今回は、入塾テストなしで難関校に続々合格する塾の先生で、アスリートと学習教育に共通する「成長プロセス」の体系化にも取り組んでいる進学塾VAMOS代表・富永雄輔さんに、子どもの伸びしろを最大限伸ばすヒントが詰まった最新著書「それは子どもの学力が伸びるサイン!」(廣済堂出版)のからいくつかのヒントをいただくこの短期連載。最終回となる今回は、子どもを賢くする「チャンス!」の事例をお届けします。子どもたちが夢に向かい、進路を決める時に納得した決断を出すために大事なことでもあります。「それは子どもの学力が伸びるサイン!」これからは「自分以外の人ともうまく関わりながら豊富な知識を活用できる子」が高く評価される時代がやってくるのです(写真は少年サッカーのイメージです)■日常の出来事は、子どもを賢くするチャンスにつながるこんにちは。私は東京・吉祥寺に本部を置く学習塾「VAMOS(バモス)」の経営者として、10年以上子どもたちの指導にあたってきた富永雄輔です。また、一方で日本サッカー協会登録仲介人として、サッカー選手のエージェント業務も行っています。私の塾では入塾テストを一切行っていませんが、ありがたいことに難関校と言われる学校に合格するお子さんたちが多くいらっしゃいます。そんなお子さんと親御さんのかかわりを見てきた経験から、子どもが気になる行動をしたときは、大人がそれを「サイン」とみなし、適切なタイミングでフォローしていけば、学力も思考力もぐっと伸びると実感しています。今日はこんな過ごし方は、子どもを賢くする「チャンス」!の事例をご紹介します。社会が多様化している今、子どもの生活は親が子どもだった時代とは違ってしまっています。それを踏まえて、日常のさまざまな出来事を子どもを賢くするチャンスにつなげましょう。そのための方法をお教えします。■お金の話をする-生きる力を育てるチャンス日本人はとかく、お金の話を避ける傾向があります。そのため、お金に関する教育も諸外国に比べ、かなり遅れているのが現状です。自己破産を多く扱う弁護士さんの話によれば、そもそも自分の収入に応じた生活を営むという当たり前のことができない若い世代が非常に多いのだとか。金融リテラシー、つまりお金に関する知識や判断力が身につかないまま大人になっているにもかかわらず、一方ではクレジットカード、モバイル決済などのサービスが気楽に利用できる社会は出来上がっています。便利さの裏にあるリスクをきちんと理解せぬまま安易に利用してしまった結果、金銭的な窮地に陥るケースが後を絶たないのだそうです。仮想通貨などの新しい金融商品も続々と登場しましたが、その仕組みを理解できなければ、その恩恵にあずかることはできません。年金などの社会制度の行く末も不透明な未来を生き抜くためには、お金に対する正しい知識と理解は欠かせないでしょう。そのためにも、家庭での会話において、お金の話をタブーにしないことはとても大事です。お金の話は成績の話に通じるものがあります。努力はもちろん大事ですが、受験生に必要なのは客観的な数字。いいか悪いかは別にして、定量的に数字を見せて、現実的かどうか子どもに判断させることが受験には必要です。最近の学校教育では、子どもに定量的な目標をあまりもたせないことが多いのですが、ただ「がんばる」だけでは、子どものモチベーションはなかなか長続きしません。数字で表す目標を掲げることで、それに向かって自分の勉強を続けられます。受験においては、「がんばる」「一生懸命」などの抽象的な言葉をなるべく使わない習慣をつけるほうがよいと私は考えています。■「キラキラした姿」ばかりでなく、現実をきちんと教えるですから、将来の職業の話をするときも、小学生くらいまでは、夢や希望がもてるキラキラした姿だけを話題にしていけばよいでしょうが、中学生以降のお子さんには、その仕事で具体的にどれくらいの報酬があるのかという、シビアな部分に触れておくのも大事だと思います。私はサッカー選手のエージェントの仕事もしているのですが、思うことがあります。小学生ならサッカー選手を無邪気に夢見るのもいいでしょう。でも、中学生くらいからは、海外のチームに所属し、日本代表に選ばれて、夢のような年俸を得られる選手はほんの一握りであること。さまざまな試練を乗り越えてJリーガーにはなれたとしても、J3の選手の場合はサラリーマンの平均年収を稼ぐのがやっとという金銭的な現実から目を背けさせてはいけません。もちろん、お金だけが大事なわけではないですし、「だからあきらめなさい」ではありません。たとえ、年収が高くなくても「夢を与える仕事を選びたい」という判断は尊重すべきだし、ひと握りの日本代表という夢を追いかけ続けるにしても、自分の実力を冷静に見たうえであれば、否定する必要はないです。その夢を肯定するか、調整するか、思い切ってあきらめるのかは、あくまでも本人の判断なのです。しかし、私が言いたいのは、その判断材料に「お金」の情報を与えないのは、大人として無責任ではないか、ということです。みんながお金持ちになれるかのようなイメージだけを抱かせ、現実を見せないのは、少なくとも中学生以上の子どもに対しては、むしろ酷だと思うのです。お金の現実を知り、そのうえで判断し、その夢に対して自分なりの着地点を見つけることも、大事な「生きる力」のひとつなのです。■親も子もスマホの画面にばかり夢中になっていない?コミュニケーション能力を「持って生まれたものだからしょうがない」と諦めないでください。親子の会話で身につけられる力です(写真は少年サッカーのイメージです)そもそも大規模な教育改革が実施される理由がまさに、「十分な知識・技能」「答えがひとつに定まらない問題に自ら解を見出していく思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」を備え、自分以外の人ともうまく関わりながら豊富な知識を活用できる、そのような人材を社会が求めているからにほかなりません。これまで経験したこともない大きな改革ゆえに、いったい何が起こるのか、どういう準備が必要なのかと不安を抱えている親御さんも多いかもしれませんが、ひとつ間違いなく言えるのは、「コミュニケーション能力の高さ」はこれからますます大きな武器になることです。コミュニケーション能力を、持って生まれた才能のように勘違いする方が多いのですが、決してそうではありません。多くの子どもたちと接している中で私が強く感じるのは、優れたコミュニケーション能力を発揮する子には、ご家庭でたくさんの会話を重ねているという共通点があることです。ネット時代であろうとも、コミュニケーション能力は顔を突き合わせたコミュニケーションによって磨かれます。大きな力を発揮するのは、日常的な親子間のコミュニケーションなのです。しっかり顔を見て、表情の変化にも気を配りながら、お子さんと会話をしていますか?親も子もスマホの画面にばかり夢中になっていませんか?新しい教育システムであなたのお子さんがチャンスをつかむのか、ピンチに陥るのか──。その鍵を握るのは、新世代のお子さんの価値観に寄り添い、サインをキャッチし、理解しながら、コミュニケーションを図ろうとする、そんな親御さんの姿勢にあることをどうか忘れないでください。富永雄輔(とみなが・ゆうすけ)進学塾「VAMOS(バモス)」代表。京都大学を卒業後、東京・吉祥寺に幼稚園生から高校生まで通塾する進学塾「VAMOS」を設立。入塾テストを行わず、先着順で子どもを受け入れるスタイルでありながら、中学受験から高校受験、大学受験まで、毎年首都圏トップクラスの難関校合格率を誇る。少人数制の個別カリキュラムを組みながら、子供に合わせた独自の勉強法により驚異の合格率を実現して話題に。小さな学習塾ながら、論理的な学習法や、子供の自主自立を促し、自分で考える力の育成に効果的と、保護者から圧倒的な支持を集めている。日本サッカー協会登録仲介人として若手プロサッカー選手の育成も手がけ、アスリートと学習教育に共通する「成長プロセス」の体系化にも取り組んでいる。主な著書に『「急激に伸びる子」「伸び続ける子」には共通点があった!』(朝日新聞出版)、『東大生を育てる親は家の中で何をしているのか?』(文響社)、『男の子の学力の伸ばし方』『女の子の学力の伸ばし方』(共にダイヤモンド社)などがある。
2020年02月19日2020年度から小学生の新学習指導要綱が実施され、英語教育がどんどん前倒しされます。そんなニュースを聞くと、なんとなく焦るものの、何から始めたらよいか分からないというママも多いはず。「自分は英語が得意じゃないし…」「かけられるお金に限度がある」といった悩みも耳にします。私は2歳半まで英語圏で育ち、その後も小学6年生まで海外を行き来する生活を送りました。現在は、練馬区・杉並区を中心に、8年前からスタートした英語育児の講師として、0歳から始められる【ママと一緒に英語で手遊び】という講座を開催しています。そんな私が今日から気軽に始められる英語育児のポイントを紹介したいと思います。幼児期のポイントは聞き流し!とにかく英語を身近に幼児期で一番大事なことは、「英語耳」を育てることです。よく英語は一番周波数が高い言語、対して日本語は一番周波数が低い言語と言われるように、日本人が英語の聞き取りができないのは、英語を聴く耳が育ってないからだという説があります。私自身の経験からも、幼少期にどれだけ英語を聴いたかどうかが、将来英語を聴きとれるかどうかに大きく関係していると考えています。そのため、小さい頃から「聞き流し」でよいので、毎日たくさん英語を流してあげることが大切です。NHKの副音声はかなり使える!とはいえ、英語のCDも英語の絵本も持っていないというママは、とりあえずNHKを副音声で見てみましょう。すべての番組ではありませんが、まずはニュースを英語で聞いてみるのはいかがでしょう。身近に起こった事柄を丁寧な英語で話してくれるので、ママもリスニングの勉強になりますし、天気予報などは知っている単語もたくさん出てきて面白いですよ。作業をしながらでも、子どもが興味を持たなくても、とにかくニュースは英語で見ると決めて、「聞き流し」をします。子どもは耳で聞いて、すぐにマネができるので、「知らぬ間に単語を話せていた」なんてことも!子どもの好きなアニメも副音声で子どもが好きなアニメも副音声で見ることができます。「おさるのジョージ」や「ミッフィーのぼうけん」、電車好きな男の子だったら「チャギントン」も興味を持って見てくれると思います。好きな番組がある場合は、何度も見てストーリーが分かっているものを英語で流してみてください。意外とストーリーに引き込まれて、英語に変わっていても自然と見てくれると思います。民放で放送する映画ももちろん副音声が使えます。私はディズニー映画やハリーポッターなどを副音声にして録画し、子どもはそれを何度も見ています。DVDを借りる手間もお金も省けておススメです。よく知っている歌などは英語と日本語の歌詞を比べても面白いですし、子どもと「ここが違うね!」と話すと、より英語の理解が深まります。お風呂には、100円ショップの英単語表を英語が苦手なママからは、「英語での話しかけはかなりハードルが高い」という相談をよく受けます。そんな時は、限られた時間、閉鎖された空間で、英語の時間を作ってみることをおススメしています。私のイチオシは「お風呂の時間」です。子どもと自分だけのプライベートな空間なので、ママも英語の単語を話しやすいのではないかと思います。私は、お風呂に100円ショップで売っている単語表を貼って、子どもに質問されたら、答える遊びをよくしていました。慣れてきたら、逆に子どもに質問してみます。それだけで、コミュニケーションを取りながら、英語を話す時間が作れました。また、お風呂で使う単語は比較的なじみがあるのではないでしょうか。身体を洗いながら、各パーツの単語を覚えていくのも楽しいですね。お風呂の時間だけは必ず英語と決めると、子どもも受け入れやすいようでした。車の中もおススメです。ユーチューブなどで、マザーグースの歌や、ディズニーメドレーを流して、ママが大声で歌います。誰も聞いていないから間違えても大丈夫!そのうち子どももいっしょに歌い始めて、目的地に着くまで、ちょっとしたコンサートに!とっても楽しいですよ。英語の絵本を買うならまずは〇〇付きを!英語の絵本を買ってみたいなと思ったら、まずはCD付きの絵本がいいでしょう。読み聞かせができなくても、子どもと一緒に絵本をめくるだけで英語の時間が作れるからです。例えば、アプリコット出版が出しているキッズ英語絵本のシリーズでは、効果音付きで音読してくれるCDがついています。英語が苦手なママでも簡単に読み聞かせをすることができます。海外の有名な歌を絵本にしたシリーズも販売されています。こちらのCDに入っているのは歌のみですが、ノリノリの曲が多いので子どももすぐ覚えてしまい、絵本と連動して楽しむことができます。購入する際は必ず、【CD included】の文字を確認してくださいね。小さな子どもにとって、英語は勉強ではありません。日本語を覚えていくのと同じように、一つ一つ習得していく【言語】です。小学生や中学生になって英語を教科として認識し、ただ単語や文法を覚えるだけの時間になってしまわないように、日常に英語の音をたくさん流してあげたいですね。■ アプリコット出版■ Barefoot Books(ベアフットブックス)※英語のサイトにとびます<文・写真:ライターよこも>
2020年02月01日冬休みも終わり、3学期が始まると卒業、入学シーズンも目の前。学習パターンや環境も変化し、学習机を選ぶ基準も変わってきています。新モデル学習家具のすごい所を紹介していきます。リビング学習でも2人使いでも、自由な組合せができる省スペースデスク。最小限の奥行48cm!?デスクの奥行はノートや本を広げることができる最小の48cmに設計されています。省スペースと使いやすさを両立させています。背もたれのないベンチにサッと座って集中。使用しない時はデスクの下にすっきり収納できるのでリビング空間にもマッチします。座面の高さはお子さま成長に合わせて調整でき、ランドセル収納ができる足置き付きです。ベンチで学習!?タブレットは必須アイテムに!?デスクシェルフにはタブレット学習に対応する「スライドタブレットスタンド」が付いています。タブレットを使用しなくても、メモなどを磁石でとめることができるようになっています。デスクが回転!?回転式のデスクは天板を持ち上げて簡単に回転させることができます。壁際で、もしくは部屋を見渡せる向きで、お子さまが落ち着いて学習できる環境づくりを考えていけます。
2020年01月07日冬休みも終わり、3学期が始まると卒業、入学シーズンも目の前。学習パターンや環境も変化し、学習机を選ぶ基準も変わってきています。新モデル学習家具のすごい所を紹介していきます。スチールフレームとビンテージ感のある天然木ホワイトオーク無垢材とスチールを組み合わせた、大人が使っても違和感のないシンプルなデザインです。収納力と機能性同シリーズのシェルフは上棚を分離してデスクの上に置くことが可能です。しかも分離した下棚はデスクと高さが同じなので作業スペースを広げることもできます。また、単独でリビングなどに使用できるデザインです。時代に合わせた魅力あるオプションデスクのうえに設置するブリッジは、タブレットフック付きでタブレット学習にも対応。スチール製の仕切りは可動式です。揃えて使いたい!おしゃれなシェルフ&チェア
2020年01月06日学習デスクの上置き棚は高価な割に、成長したら取り外す場合も多く、購入を迷われる方も多いのではないでしょうか。でも、目の前に「よく使うモノ」を置いておける棚があると重宝するもの。棚に照明が付いていれば、より便利ですよね。そこで今回は、照明付き学習机用の棚を簡単なDIYで設置する方法を、整理収納アドバイザーのトノエルさんに紹介してもらいます。■ 用意するもの棚は学習机の上部の壁に設置します。用意するものはどれも、ホームセンターや通販などで購入できるはずです。材料・棚板・L型棚受・ネジ・虫ピンタイプのフック・スリムタイプの照明・蜜ろうクリーム(あれば)棚板は置きたいものに合わせたサイズのものを用意してください。虫ピンタイプのフックは「石膏ボード専用Jフック シングル ホワイト(WNP-SW)」を用意しました。虫ピン程度の穴しか開かないのに、耐荷重は7㎏もあります。今回のDIYでは、この商品のフック以外のパーツを使用しました。照明は、両面テープで貼れるスリムタイプの「LED多目的灯ALT-2030IR(D)(エルパ)」を用意しました。設置場所を取らずに、手元を明るく照らすことができます。今回はナチュラルな仕上がりを目指して、蜜ろうクリームを用意しました。希望のカラーに仕上げたい場合などは、塗料などもご用意ください。道具・紙やすり(板の状態によって)・蜜ろうクリーム用の古布・電動ドライバー(なければドライバー)L型棚受を板に取り付けるときはネジでとめるため、ドライバーが必要になります。ネジを6本締めるだけですが、電動ドライバーがあるとラクです。■ 作業はわずか4工程で完成!それでは、設置方法を詳しくご紹介しますね。工程1板にやすりがけをしてクリームを塗る木のケバを紙やすりで擦り落とし、角は危なくないように丸く削ります。表面が整ったら古布で「みつろうクリーム」を塗り込み、しばらく待って馴染ませてから、古布で磨き上げます。お好みのカラーで仕上げたい方は、この段階でクリームではなく塗料などで色付けをしてください。工程2板にL型棚受を取り付ける棚板にL型棚受金具を置いて、ネジどめする部分にペンで印をつけます。棚板を立てて、L型棚受を床に置いて印をつければきちんと直角になります。ネジを真っすぐ締められるように、ドリルビットで先に穴を開けておくといいかもしれません。電動ドリルでネジを締めて、棚板の左右2か所にL型棚受を取り付けます。工程3スリムランプを取り付ける棚板の裏面に、両面テープで照明を貼り付けます。照明を貼り付けるのは、棚を壁に設置した後でも、設置する前でも構わないと思います。工程4棚板を壁に取り付けるいよいよ棚板を壁に設置します。L型棚受の穴に、虫ピンタイプのフックの、フック以外の部分を使って設置します。使うのは、先ほど紹介したピンと半円形のパーツです。この商品の場合、設置できるのは石膏ボードの壁です。虫ピンを押し込むときは、コインがあると便利です。無事に取り付けられました。現在は取り付けてから2か月ほど経過していますが、問題なく使用できています。丁寧な暮らしやDIYに憧れはあっても、毎日、仕事や家事や育児に追われていると、なかなか挑戦できないですよね。今回ご紹介した棚の設置方法は、とても簡単なのにDIY気分を味わうことができました。※荷重や強度に気をつけて使いましょう
2019年12月02日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは。中川マナです。今回は、特集「子どもたちの家庭学習」というテーマで子どもたちにどう学習してもらうか、我が家が工夫していることを書きたいと思います。■わたしの家庭学習の思い出わたしが3才くらいのころ、ときどき母が買ってきたドリルを練習する時間がありました。わたしは上手にできず癇癪を起こし、母もイライラ。怒ったり怒られたりで終わることが多かったように記憶しています。そんなわたしが親になり、自分の体験から、勉強は「遊びながらできる方法がいい」と思うようになりました。■「ママは教えない」を心に決めたできごと娘が保育園児だったころ、同じクラスのお子さんで3才になった子たちが習い事を始めだしました。わたしも周りに触発され、なんとなくネットで「線なぞり」や「あいうえおなぞりを」プリントアウトしたことがありました。「やってみよ~!」と娘に声をかけると嬉しそう。隣に座ってやってみたものの、つい口うるさくなってしまうわたし。結果、母子ともにイライラ。まるで30年前のわたしと母の姿です。その時わたしは、可能な限り自分で教えるのはやめようと思いました。家はプライベートで閉ざされた空間。理性が働きにくく、相手が自分の子どもとなると、より感情的になりやすいのです。教員をしていた友人も同じ理由を挙げて「自分の子どもに教えるのは難しい」と言っていました。■未就学児の学習 = 「楽しんでできること」が大切低年齢の学習ほど「楽しさ」「本人の興味」が大切だと思います。楽しくないと自発的にやらず、吸収されないと考えるからです。結局その後、娘のひらがなや線なぞりは「気まぐれ」くらいで、お絵かきの延長線で娘がやりたがるときだけプリントアウトしていました。わたし自身、母の隣でやるドリルはすごくイヤだったのですが、その後入った幼稚園での「おしごと」という学習の時間は大好きだったことを思い出しました。(その幼稚園は「モンテッソーリ教育」を取り入れた教育をしていて「子どもが自分で選んだ教具を使い集中して取り組む」ことを大切にしていました。)また、幸福度の高さで知られる北欧の国を中心に『大人が考える「学習」でないもののほうが、子どもにとって大きな経験である』と、早くから勉強や習い事をさせない国もあるようです。幼児早期教育の考え方はさまざまですが、我が家はそんなに熱くなりすぎることもないかな? と力を抜いていた矢先…■ふとしたきっかけで、ひらがなを勝手に覚えることに…当時第二子妊娠中だったわたしは突如「切迫早産」になってしまいました。「大事をとるなら入院を」と言われたものの、そうなると娘と会えなくなってしまうので、絶対安静を条件に自宅で療養することに。このため絵本を読む程度で、娘と全然遊んであげられなくなってしまいました。徐々にストレスがたまっていった娘に、わたしは独身時代に買ったゲーム機を渡しました。ミニゲームもいっぱいの、キャラクターがひらがなを教えてくれるソフトをつけて。そこからが…早かった…!わたしが出産するころには娘はかなり上手にゲームをプレイできるように。そしてキャラクターに教えてもらって、かなりひらがなを読めるようになっていました。集中力の問題はあるので、絵本を全部読むまではいかなかったのですが、わたしが隣で怒って教える必要はなく…いつのまにかキャラクターが教えてくれてしまっていました。■子どもの学習に対する我が家の姿勢子どもの勉強について、親も子どももネガティブな気持ちを感じないように、工夫することが大切だと思っています。子どもがその気になる環境づくりや、やらなくても、まあいっか~とゆるく捉える形でいます。(親が思っている学習だけが学びではないので)そして現在、4歳になる息子は、娘が使った同じソフトで再びあいうえおを学んでいます。それではまた次回!
2019年11月29日未就学児の習得って、どのタイミングでやったら良いのか悩みますよね。我が家も子どもたちが年長になってから学習ドリルで頑張っていたのですが、うまくいかず…。本日はそんな我が家の家庭学習について描いてみました。テレビやスマホの検索機能で自然とひらがな・カタカナは読めるようになっていたアリッサですが、書くとなるとうまくいきません。一緒になって教えてあげるのですが、こちらも家事や仕事の合間に付き合うので、なかなかはかどらないものです。ついにアリッサまで習い事を…。お兄ちゃんたちの分も含めると痛い出費です。現代社会において子育てで一番お金がかかるのは食費ではなく教育費かもしれませんね。最初は嫌ならすぐやめればいいと考えていたのですが、文字を書けるようになるのが楽しいようで続いています。最近では絵手紙ばかりだったのが、文字だけのお手紙を沢山くれるようになりました。たまにパパン宛にラブレターをくれることも…。ふふふ…。楽しんでくれているうちはこのまましばらく様子を見てみようかな…と思っています。ただ、集中力が続かない時もあるので、そんな時は休みの日を入れたり、量を減らしたりして学習が嫌いにならないように調整するようにしています。何よりも継続が大事ですからね。
2019年11月22日子どもの成長と共に、家庭学習も重要になってきます。hanaさんの小学生と中学生の子どもは、6年ほどリビング学習を続けているそう。家事をしながらでも目の届きやすいダイニングテーブルで子ども達が勉強するのは、都合が良かったといいます。そんなhanaさんですが、最近になって新たな学習スペースを設置しました。新たな学習スペースの設置理由、学習スペース追加のメリット、そしてリビング学習の今後についてどう考えているのかを聞きました。■ 新たな学習スペースの設置理由は?リビングダイニングの広さは10畳強。コンパクトなリビングダイニングに更なる学習スペースの設置は避けたいところでした。でも、子どもが2人いてリビングダイニングですごす時間が長いとなると、ダイニングテーブルの上には必然的に子どものモノが増えてきます。新たなスペースはモノの移動の効率性を考えて設置しました。場所はテレビの脇。普段は使うことのないコーナーに座卓を置き、学習スペースとしました。このコーナーにはセット購入した歴史漫画や四字熟語などの学習漫画を並べています。気軽に手に取ってラグで寛ぎながら読んでもらえたら、そして自然に内容が頭に残れば良いなという欲張りな思惑で置いています。また、毎週届く子ども新聞、中高生新聞もこの座卓が定位置です。■ 学習スペース追加のメリットは?マック / PIXTA(ピクスタ)一人がダイニングテーブルいっぱいに教科書や問題集などを広げて勉強し始めると、決まってスペースの取り合いになります。そういうときに、もう一人がこの座卓で勉強できるようになったので、いざこざも解消し平和です。また絵を描くのが大好きな子どもなので、すみっこで誰にも邪魔されずに絵を描けるスペースがあるのは落ち着くようです。黙々と絵を描いている様子を見ると、このスペースを作ってよかったと思っています。また、以前はインテリアに馴染むように、本などは緩やかに隠す方法を模索していましたが、今は常に目に入り、必要なときに取れる場所にあるということを優先にしています。ダイニングテーブルの後ろに本棚もあるのですが、そこも入りきらなくなってきているので、読んで欲しいなと思う本はこの学習スペースに意識的に置いておこうと考えています。■ リビング学習スペースの今後家族の成長と共に、その都度柔軟に変化させていくリビング学習スペース。上の子どもは中学生。そろそろ自室での学習に移行してくる時期に差し掛かっている様子です。どんな形であっても、家族の心地良い空間であり続けるリビングダイニングづくりを心掛けたいと考えています。
2019年11月06日年長のお子さんを持つ親は就学時健診が終わると、来年はいよいよ1年生!と 期待や不安が入り混じる時期ではないでしょうか。この時期に、小学校への準備として習い事をはじめたり、家庭学習をはじめる人も多いそう。わが家でも、昨年の今ごろ、年長のときに学習塾に通わせていました。しかし、小学1年生になってみて思うのは、「入学準備学習は必要なかった」ということ。その理由とは?入学準備学習をしようと思った理由年長の秋頃は、ママ友に会えば入学準備学習の話題で持ちきりです。その当時、わが家では学習系の習い事をしていなかったので、まわりの子がしていると聞くと、「何かさせた方がいいのかも」と焦ってしまいました。特に息子は早生まれということもあって、身体能力でまわりにひけを取っていた分、勉強で「できる!わかる!」と自信をつけさせてあげたいという気持ちが強くありました。母子ともに限界…危うく勉強嫌いになるところに10月頃から近所の学習塾に通いはじめ、最初は楽しんでやっていた息子。それが、徐々にトーンダウン。それもそのはず、簡単な計算のプリントを1日10枚。到底楽しみながらできるものではありませんでした。それでも、あの手この手を使って頑張らせていましたが、3か月を過ぎた頃には、プリントを頑なに拒むように。さすがにこのままでは勉強嫌いになると思い、辞めることにしました。入学前に勉強して失敗⁉︎「授業がつまらない」息子は、勉強が「できるから楽しい!」ではなく、「できるのになんでやらないといけないの?」と思うタイプ。実際入学して、勉強がはじまったら、「簡単すぎてつまらない」と話すようになりました。小学1年生の1学期は、ひらがなは1日一文字覚えるペース。算数も数字の読み方を覚えてから、10までの足し算と簡単なことしかやりません。ひらがなの書き方、計算は入学してからでも十分覚えられると感じました。入学前にもっとやっておいた方がよかったと思うこと以前、小学校校長の経験をもつ幼稚園の園長先生から、「幼少時代にしっかり遊ぶことで、自然と勉強に興味をもつようになる」と教えてもらいました。お買い物ごっこなら足し算、引き算の勉強に。お店屋さんごっこでメニューを書けば、ひらがなの勉強に。絵本を読むと国語、積み木やブロック遊びは、算数の立体図形に強くなります。現にブロック遊びが大好きな息子は、算数の積み木問題が大得意でした。子どもは、遊びを通じて勉強に必要なことを学んでいるんだなと実感しています。小学生になると、慣れない学校生活に疲れてぐったり。帰ってきてからも宿題をしたり、習い事をしたりすると、遊ぶ時間も気力もなくなってしまいます。小学校入学を控えたみなさんには、充実した遊びの時間をもつことをおすすめしたいです。<文・写真:ライター三浦麻耶>
2019年10月17日「マネー教育」が遅れていると指摘されることもある日本の教育ですが、間もなくはじまる新学習指導要領による公教育において、ようやくマネー教育が取り入れられる予定です。とはいえ、それもまだ先の話。グローバルに活躍する人の目には、現在の日本人のお金に対する姿勢はどのように映っているのでしょうか。お話を聞いたのは酒井レオさん。ニューヨークで生まれ育ち、アメリカの大手銀行であるバンク・オブ・アメリカでは歴代最年少で全米営業成績1位となった、それこそグローバルに活躍する日系アメリカ人です。酒井さんが考える、家庭でできるマネー教育とはどんなものでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)人生をうまくコントロールするにはお金の知識が必要ようやく日本でも「マネー教育」という言葉が聞かれるようになりましたが、それでもやはり日本人のお金に対する知識はまだまだ足りていないように思います。人生においてお金という存在は欠かせないものですから、もう少し自分の人生をうまくコントロールするためにも、お金や経済の勉強をしっかりしてほしいですね。これはもちろん、子どもに限った話ではありません。そもそも、親世代のお金に関する知識が乏しいのです。「あなたが加入している保険はどんなプランですか」。――そう聞かれて、すぐに答えられないという人も多いのではないでしょうか。子どもをきちんとお金とつき合える人間に育てるためにも、まずは親がお金というものに対してもっとアンテナを張る必要があるように思います。もしかしたら、子どものほうがお金に対しては敏感かもしれませんね。僕はコーチとして子どもたちにサッカーを教える活動もしているのですが、そこで教え子からこういう話をされたことがあります。「コーチ、ビル・ゲイツってどれくらい稼いでいると思う?」「1秒で5万円なんだって!」。数字というものはすごくわかりやすくて、なにかと比較するにも使いやすいものですよね?せっかく子どもがお金に興味を持って、そういったお金に関する会話を持ちかけてきてくれたのなら、「ふーん、そうなの」なんて返答で終わらせるのではなく、親もその会話に乗ってあげてほしいのです。子どものまえに親自身がお金の知識を高めるでは、マネー教育が足りないまま大人になると、どういうデメリットがあると考えられるでしょうか。それは「自分の価値を表現できない」ということです。日本では、就職活動をする求職者は「仕事をください!」「お願いします!」という姿勢で面談に臨みますよね?それに対して雇用する側の会社が「うちの給料はこうだから」と提示する。求職者はその提示をただ飲み込むだけ……。それでは、自分の人生をコントロールしているとはいえません。そうではなくて、「自分にはこういう経験やスキルがあるから、給料をいくらにアップしてほしい、こういう部署に配属してほしい」というふうに、自分の価値を売り込めなければならないのです。もしそういう売り込みがきちんとできたのなら、就職初年度から年収が550万円になったかもしれないのに、そうしないがために年収が350万円になったとしたら……悲しいと思いませんか?そういう自分の売り込みをきちんとできる人間に子どもを育ててあげるため、まずは親自身がお金の知識を高めましょう。それも、つねに最新の状況を知り、最新の知識を身につけることが大切でしょう。それはもちろん、お金をめぐる状況というものは、時代によってどんどん変わっていくものだからです。日本だけでなく世界のお金事情にも目を向ける数十年前の日本なら、普通預金でも金利が7%、8%というケースもありました。ところが、いまは0.001%といった超低金利の時代です。子どもの頃に親にいわれたそのままに、いまもただ普通預金にお金を預けているだけという人がいるなら、お金とうまくつきあっているとはいえないでしょう。きちんといまのお金をめぐる状況を知り、親自身の知識を高めるために、自分で勉強したり、あるいはファイナンシャルアドバイザーに相談してみたりすることを考えてみましょう。それも、できれば日本だけじゃなく、世界のお金事情を知ってほしい。お金をめぐる状況というのは、それぞれの国で別々のものだと思われがちですが、実際にはすごく似ているという面があるからです。そして、それぞれの国ではどんな政策を取っているのか、その国の人々はどんな資産管理をしているのか。そういったことにも興味を持ってほしいと思います。その際、海外メディアの記事を読んで勉強することになるかと思いますが、注意してほしいのは、日本人が訳した情報はあまり見ないようにしてほしいということ。翻訳するときには、どうしても元の記事が持っているエッセンスが抜け落ちてしまうからです。そういう翻訳記事を読んでいるだけでは、自分の思考を変えることはできません。思考を変えるためには、現地の思考をそのまま頭に入れることが大切です。家庭でのマネー教育では「コスト」を意識するそして、子どもに対して家庭でできるマネー教育というと、なにより「コスト」というものを教えてあげてほしいですね。そうすることで、ものの価値、お金の価値を子どもは理解していきます。たとえば、子どもがなにかを壊してしまったとします。「大丈夫?」とけがをしていないか心配し、確認してあげることは当然のこと。加えて、それがいくらしたものなのかを教えてあげるのです。小学校中学年になれば四則計算ができます。食事やおやつの時間にただ食べるのではなく、「今日のおやつはいくらかかっていると思う?」と子どもに考えさせてみてください。あるいは、普段から身につけている服や靴下がいくらなのか、そういう身近なものを通じてものの価値を教えてあげましょう。その頃になれば、子どもは新聞の求人欄を見て内容を理解することもできるはずです。アルバイトの時給は1000円程度のものでしょう。求人欄を見て、子どもは自分が欲しいものを買うにもどれだけの労働が必要かということも理解し、数字にうるさい人間に育つはずです。数字にうるさいというと、ケチというか、あまりいいイメージを持たれないかもしれません。でも、お金を適切に扱えるということを思えば、間違いなく、数字にうるさいほうが将来的にちゃんとした人間に育つと思うのです。『全米No.1バンカーが教える 世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法』酒井レオ 著/アスコム(2019)■ 全米No.1バンカー・酒井レオさん インタビュー一覧第1回:「極端な話、英語力は必要ない!」我が子を“世界レベル”に育てるために本当に必要なもの第2回:子どもの教育に「いまはまだ必要ない」は禁句。「いますぐはじめる」のが成功への道!第3回:「数字にうるさい子ども」は将来明るい!全米No.1バンカーが教える“コスト意識”の育み方【プロフィール】酒井レオ(さかい・れお)アメリカ・ニューヨーク出身。NPO法人Pursue Your Dream Foundation創業者。Advanced Millennium Consulting Inc.代表取締役。Little Monster Inc.共同経営者。ワシントン大学を卒業後、JPモルガンを経てコマース銀行にてマネージメント・デベロップメント・アソシエーツプログラム(MDA)を取得。管理職に就く。その後、バンク・オブ・アメリカに転職し、2007年に歴代最年少で全米営業成績1位となる。同年、アメリカンドリームをつかむために渡米するすべての人を応援するNPO法人Pursue Your Dream Foundation(PYD)を設立。2010年には日本にグローバルスタンダードを獲得するリーダー人材育成のための教育機関PYD JAPANを設立。2018年、ニューヨークを本拠地とする、最新テクノロジーを切り口に、教育支援、メディア運営、投資事業を通して若者を応援するLittle Monster Inc.の共同経営者として始動。著書に『全米No.1バンカーが教える 最強の気くばり』(サンマーク出版)、『NY式「超一流の営業」の基本』(朝日新聞出版)がある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年09月04日環境の変化、できないことに戸惑う日々...手探りで取り組む子育ての苦悩『ムーちゃんと手をつないで』2巻2019年2月に1巻が発売されたみなと鈴さんの『ムーちゃんと手をつないで』の2巻が発売されました。わが子ムーちゃんに自閉症があることが分かり、受け入れきれずに苦悩する家族の様子が赤裸々に描かれた1巻。2巻は、ムーちゃん家族が引越しをして新しい療育園に通い始めるところから始まります。環境の変化、他の子どもとの違い、弄便...悩みの尽きない日々は決して明るく前向きなものではありません。それでもムーちゃんのためにできることに必死で取り組んでいく姿には、共感できる方も多いのではないでしょうか。そんなムーちゃんと母には、通っている療育園でいつも厳しく接してくる先生が。先生との今後の関係性も気になるポイントです。子どもの不可解な行動、本人に聞いてみたら...『発達障害僕にはイラつく理由(ワケ)がある!』LITALICO発達ナビの連載でも人気の漫画家、かなしろにゃんこ。さんの新刊が発売されました!ADHDと軽い自閉症スペクトラム障害がある息子リュウ太くんの、「キレやすい」「おしゃべりが止まらない」「謝らない」「物をなくす」といった行動に悩まされていたかなしろにゃんこ。さん。子どもの行動に困ったとき、どうしてこんな行動をするんだろう?とその理由が知りたくなりますよね。本書では、大人になったリュウ太くん本人に聞いた行動のワケと、公認心理師でもある前川あさ美先生(東京女子大学教授)による解説から、「行動の理由や背景」を解き明かしていきます。漫画で綴られるリュウ太くんとかなしろにゃんこ。さんの子ども時代の具体的なエピソードの数々には、共感できる方も多いのではないでしょうか。そこに前川先生の保護者に寄り添った目線での解説が加わることで、楽しく読み進めながらも、子どもの行動や気持ちに向き合って育てていくヒントを得ることができそうです。子育ての悩み、100の質問に小児精神・神経科医が答える『発達・子育て相談のコツ』子育ての悩みというのは、一つ成長するとまた新しい心配事が生まれ…悩みが尽きないという方も多いのではないでしょうか。本書には子育て相談でよく聞かれる100の質問とその回答が掲載されています。回答している筆者は小児精神・神経科医。悩みの種類は発達障害がある子どもに限ったものではありませんが、回答は発達・心理面の視点を織り交ぜた内容なので、発達が気になる子どもの子育ての中でも参考になるポイントが多くありそうです。質問は、「Ⅰ乳児期・幼児前期」「Ⅱ幼児後期」「Ⅲ学齢期」「Ⅳ思春期・青年期」と、おおよその年齢順に並べられています。「七ヶ月の息子が目を合わせてくれない」「4歳の娘が幼稚園でよく喧嘩をする」「小学6年、忘れ物が多い」「高校生の息子がスマホゲーム依存症?」など、目次から気になる質問を探して目を通すことができます。お子さんによって、また環境によってもお悩みに対しての解決方法はさまざまあり、答えは一つではありません。本書では考え方や視点を複数提示する形で筆者が答えているため、子どもの特性や環境に合ったお悩み解決方法を見つけていくのに役立ちそうな一冊です。誰もが自然体で集える場所、そこに関わる人の想いとは『庭に小さなカフェを作ったら、みんなの居場所になった。』富山県砺波市にある「みやの森カフェ」。そこには老若男女問わず地域のさまざまな人々が日々集いますが、あくまで支援の場ではなく、働く人とお客さんで成り立つ"カフェ"という場所です。心地よい距離感で人が集うカフェがどのようにつくられ、関わる人々がどのような思いでいるのか。オーナーの加藤愛理子さん、水野カオルさんをはじめ、働くスタッフ、お客さんなどカフェに集うさまざまな人たちへのインタビューを通して知ることができます。生きてきた環境や障害の有無なども関係なく、集う人それぞれを受け入れて当たり前のように接することができる場が、カフェで食事をとる中での繋がりを通して形成されていく。そこでのコミュニケーションは程よい距離感で、考え方や関わりかたもとても自然体であることが、本書を通して伝わってきます。誰もが地域の中で支えあいながら生きていくことや、肩の力を抜いたコミュニケーションの取り方のヒントを見つけることができそうです。苦手意識を持ちやすい水泳、視覚支援を使いながら親子で練習できる!『発達が気になる子への水泳の教え方』学校の授業や夏休みのお出かけでプールに入る機会も多い時期。水泳はさまざまな感覚を刺激し、また全身をさまざまに動かす必要があるため、発達障害のあるお子さんにとって苦手意識を持ちやすいスポーツかもしれません。本書では、Part1は水慣れの練習、Part2は水の世界を感じる練習、Part3は泳ぎにつなげる練習と、それぞれのお子さんの状況や達成度に合わせた練習方法が紹介されています。プールに入ること自体が苦手・怖い場合にはまず恐怖心を少しずつ減らしたり水の感覚に慣れたりするための練習、泳ぎがうまくできない場合にはそれぞれの泳法の練習が、写真やサポートのポイント付きで紹介されており、お子さんの苦手にあわせてサポートすることができます。水泳に取り組む際、発達障害のあるお子さんにはどんな指示が伝わりやすく、どんなポイントを意識して指導をすると楽しく練習ができるのかなど、指導者が心がけたい内容もまとめて解説されています。また巻末には、どうしても口頭での指示が多くなりやすいプールの場面で視覚補助として使えるコミュニケーションカード付き。切り取ってラミネート加工などを施してプールサイドに持っていけば、集団指示が苦手なお子さんに次の行動を伝えるのに役立ち、安全の確保にも繋がりますね。学校での場面をもとに、子どもの気になる行動を考えよう『発達と障害を考える本』シリーズ学校の場面に合わせて、特性のある子どもの気になる行動と、その理由や支援の手立てを解説するシリーズ「発達と障害を考える本」からADHDとLDについてまとめた新刊がそれぞれ発売されました。「いつも忘れ物をしてしまう」「授業中にどうしても立ち歩いてしまう」「約束を忘れてしまう」「一方的におしゃべりをしてしまう」...そんなADHDの特性による困りごとがある5人の小学生のストーリーが、ADHDに詳しい先生の解説を交えて記されている『ふしぎだね!?新版ADHDのおともだち』。『ふしぎだね!?新版LDのおともだち』では、「教科書が読めない」「文字がうまく書けない」「発表や会話がうまくできない」「算数だけが苦手」など学習の中でのつまずきについて、個別サポートを取り入れながら授業の中でも自信を持って取り組めるようにサポートしていく方法が解説されています。それぞれの障害特性についても詳しく解説されているので、特性を理解した上で子どもの苦手に対する支援を実践していくために役立てられそうです。気になる行動に、感覚統合の視点を取り入れた支援を実践!『子ども理解からはじめる感覚統合遊び 保育者と作業療法士のコラボレーション』保育者と作業療法士から構成される「NARA感覚統合研究会」が保育の現場などで見られる子どもの気になる行動に対して焦点を当てて構成した、感覚統合の実践のための本が発売されました。Part1では感覚統合についての説明、Part2では「保育活動 トラブル別感覚統合遊び」と、感覚統合について知り、現場で取り入れていくための実践的な内容がまとめられています。特にPart2では、お子さんの苦手について「姿勢を保てない ぐにゃぐにゃタイプ」「手先が不器用なブキッチョタイプ」など10のタイプに分け、苦手の理由と支援の方向性、支援に役立つ遊びや道具の工夫が紹介されています。クラスにいる行動の気になる子に近いタイプを見つけ、日頃の保育や関わりの中に支援方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。各ページに写真やイラストが多く使われており、感覚統合の視点を保育や支援の現場で取り入れたいけれど、子どもの苦手にあわせて楽しく取り組める方法が分からないという支援者はもちろん、保護者が読んでも分かりやすい一冊です。
2019年08月15日編集部:学研キッズネット編集部新しい学習指導要領の改訂により、デジタル教育が大きく注目されています。私たち親は、こどもたちにどんな教育を心がけるべきでしょうか。学研でSTEAM教育の事業化に携わっている佐久裕昭さんにお伺いしました。STEAM教育が注目されている理由——佐久さんはSTEAM教育の事業化に携わっているそうですね。あらためてお伺いしたいのですが、STEAM教育が注目されているのはどうしてですか?「STEAM」とは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・感性)、Mathematics(数学)のそれぞれの単語の頭文字をとった造語です。もともとは、アメリカが科学技術分野の人材育成に力を入れる中で出てきた「STEM」という教育のキーワードがあり、そこに世界的に有名なデザイナーであるジョン・前田氏が「Arts」を加えた「STEAM」を提唱しました。私が言うまでもありませんが、昨今では特にITの分野が著しく発展していると思いますよ。ITの進化にともなって社会が大きく変化する世の中になっていますから、それに対応できる総合的な知とイノベーティブな感性を持った人材の育成が必要だと言われているのです。小学校でのプログラミング教育が必修に~親はどうすればいい?——2020年からは小学校でのプログラミング教育が必修となりますね。子どもたちが 「ITとは何か?」ということに興味を持つきっかけとして最適なのではないでしょうか。コンピューターに命令するということが、どのようなことであるかを知ることで、ITがどのような仕組みで動いているかを理解できると思います。またプログラミング教育には、論理的な思考方法が身につくという側面もあります。AIやIoTなど今後ますますIT化する社会に対応し、さらに日本発のイノベーションを起こせるような児童を育てるための教育が始まろうとしているのです。——IT機器というと、スマホ、タブレット、パソコンなどありますが、その違いを聞かれたら親はなんと答えればいいでしょうか。ハードウェア的にはキーボードがあるかないかという違いかなと思います。最近はスマホやタブレットにキーボードをつけることも一般的になっていますから、それほど大きな差はなくなっているような気がしますね。機能という面ではほとんど違いがないのではないでしょうか。ただ、決定的に違うのは「使われ方」だと思います。パソコンがサービスを作り、スマホやタブレットはそのサービスを使うための道具。つまり、今の社会における生産のためのツールはパソコンで、スマホやタブレットはそれを受け取るためのツールという認識になるのではないでしょうか。パソコンの重要性——子どもがスマホやタブレットではなく、パソコンを使う必要性や利点というのはありますか?先ほども言いましたが、現代社会においては生産の大元のツールはパソコンです。そのため、教育の現場でも、子ども達が使用するデジタル機器はパソコンを推奨したいと考えられているんです。新学習指導要領でも子どもたちのタイピングスキルを伸ばしたいと言われていて、小学校に導入する端末の要件として、キーボード機能を有している必要があるんです。今後は大学入試にもCBT方式(Computer Based Testingの略。コンピューターを利用した試験方式を指す)のテストを導入していく予定があるそうなので、パソコンの重要性はますます上がっていくと思います。ただし、スマホやタブレットが重要でないということでは決してありません。個人的にはスマホやタブレットに日常的に触れている子どもの方が、これからのデジタル社会に馴染んでインパクトのあるイノベーションを起こせるんじゃないかと思っているくらいです。こどもを有害な情報から守る——こどもがデジタル機器に触れる際に注意しておくことは?インターネットからITに触れ始める子どもが多いと思いますので、ペアレンタルコントロールはするべきでしょうね。ネットは便利な反面、子供にとって有害なコンテンツが溢れています。また勝手にネットショッピングをしたり、ゲームに課金したりしてしまう危険性もあります。まずは子どもにそう言った危険をしっかり説明して、リスクをつまびらかにし、共有することが大切です。最初は必ず親と一緒に使うようにするとか、自分の部屋ではなくリビングでしか使わせない、ブロッキング機能を使うなど各家庭の対処方法を見つけて可能なかたちで実践するべきだと思います。VRにAR~新しい技術に対する親の心構え——VRや AIなど新しい技術がどんどん登場していくデジタルの世界。親の心構えはどうあるべきでしょうか?私は、これからの社会はITを使わない進化の方向性はないと考えています。それくらい、デジタル技術が現代社会にもたらしたものは大きいのではないでしょうか。コンピューターが現代社会のシステムを支えていると考えても過言ではありませんし、今後さらにそうなっていくと思います。そんな中で大切なのは、大人が怖がらずに子どもをデジタル機器に触れさせることです。大人は自分が子供の頃になかった技術を否定しがちです。テレビだって昔は子どもに観せると有害と言われていましたし、ゲームも子どもへの悪影響ばかり指摘されました。現代ではスマホやタブレットがそれに当たる存在となっています。子どもに使わせないメリットより、使わないままで将来的に受けてしまうデメリットの方が大きいのではないでしょうか。子どもの好奇心を止めずに、どんどんやらせてあげてほしいと思います。まずは親子で一緒に楽しむことから——最後に親子で楽しめるパソコンの活用術を教えてください。大人が普段使っているサービスを一緒に楽しむことから始めてみてはどうでしょうか。「エクセル」や「ワード」といった仕事で使用しているソフトで夏休みの予定表を作ったり、「パワーポイント」で自由研究のレポートを作成したりと、大人が普段行っているパソコンの使い方を一緒に体験させるだけでも、好奇心が湧いてくると思います。おすすめしたいのは、一緒にプログラミングして何かを作ってみることです。残念ながら、できあがる作品は大人よりも子どもの方が間違いなくいいものになると思いますよ(笑)(学研キッズネット編集部)今年のお子さんの夏休みの「自由研究」は、パソコンを使わせてまとめ作りにチャレンジさせてみてはいかがでしょうか。豪華賞品がもらえる「パソコン×自由研究」コンテストも開催中!学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2019年08月14日「愛子さまが通われている学習院女子高等科では、約3割の生徒が学習院以外の大学を受験します。夏休み前に“外部受験”希望者のための説明会があったのですが、愛子さまは出席されていなかったのです」そう語る学習院関係者。すなわち、愛子さまは学習院大学に内部進学されることが確実になったのだ。「愛子さまがこれからの皇室で重要な役割を担われることは、間違いありません。そんな中で雅子さまは、愛子さまに『陛下と同じ経験を』と願われたのではないでしょうか」(宮内庁関係者)天皇陛下は学習院高等科を卒業後、学習院大学文学部史学科に進学された。皇室ジャーナリストの渡邉みどりさんはこう語る。「愛子さまは、初等科のころから歴史について深いご関心がおありです。藤原道長をテーマにした詳細なレポートを書かれたこともありました。尊敬されているお父さまと同じ史学科への進学も検討されているのかもしれませんね」(前出・皇室担当記者)陛下はさらに学習院大学大学院に進学、そしてイギリスのオックスフォード大学に留学されている。初めて学生寮で生活された陛下は、洗濯機に下着を詰め込みすぎて水を溢れさせたことも。イギリス伝統の酒場・パブにも通い、現地の人々と交流された。のちに陛下はこの留学を振り返り《自分でものを考え、決定し、そしてそれを行動に移すことができるようになったのではないか》と語られている。イギリスで自由で自立した生活を送られたことが、陛下にとって貴重な経験となったのだ。「両陛下とも長期海外留学の経験をお持ちです。最近でも国賓をもてなされた際に、語学力だけではなく他国の文化に精通されていることも、海外で好意的に報じられました。愛子さまが天皇陛下をお手本に2年ほどイギリスへ留学されれば、皇族としても、おひとりの女性としても、かけがえのない経験になると思います」(前出・渡邉さん)天皇陛下が卒業された学習院大、そしてイギリス留学へ……。雅子さまが願われた「陛下と同じ進路」をたどり、愛子さまは一段と成長されるはずだ――。
2019年08月02日最近の学校では、学習教科や自由研究などさまざまな場面で、アクティブラーニングの一環としての「調べ学習」が取り入れられています。でも、親世代にはあまり馴染みがないので、どうサポートすれば良いのか戸惑う方も多いかもしれません。調べ学習についての基本的な知識とテーマの見つけ方について『調べ学習の基礎の基礎』(ポプラ社)などの本を数多く書いていらっしゃる赤木かん子さんにお聞きしました。編集/木原昌子(ハイキックス)取材・文/田中祥子写真/児玉大輔(インタビューカットのみ)「調べ学習」は、生き抜くためのツールを手に入れる訓練調べ学習の目的は、単に子どもが「何かを調べられるようになる」ことではありません。子どもたちには、将来成長して社会に出て、親にも先生にも頼れなくなったとき、問題だということを認識でき、何が問題なのかを突き止め、必要な情報を収集し、解決できる人になってほしい!調べ学習は、つまり生き抜くためのツールを手に入れる訓練なのです。これからの社会では、“イノベーション” を起こす能力が求められます。“イノベーション” とは、AとBというまったく違う2つのものをドッキングさせて、新たなCというものを作り出すこと。このイノベーションをするには、いますぐ直接には役に立たない知識を豊富に持っていることと、必要な情報を検索できる能力の両方が必要になります。知らないことはドッキングできませんから。情報収集をして、自分の目的を導き出し、さらに新しいものに組み立てていく能力を育成するために、調べ学習をするんです。小学校の3年生くらいまでは、しっかりした知識の土台作りの期間です。本物の論文を書くには世界の誰もが知らなかったこと、つまりオリジナリティが必要ですが、小学生はもうすでに誰かがクリアした謎(ですからこの答えは本に書いてあるわけです)の答えを探しだし、「わかった!」と満足できればいい。大人は本物の論文を知っていますから、最終的に完成したものに目を向けがちですが、それは泳いだことのない子に25メートル泳げ、といっているようなものです。まずは水に浮こう、次は蹴って5メートル進もうね、次はバタ足……、というように順番に練習すれば泳げるようになる。同じように、調べ方も順番に覚えていけばできるようになります。小学生の調べ学習では、途中経過を確かめながら知識の土台作りに目を向けてあげましょう。テーマが見つかる、決められる!「3つのキーワード」手法調べ学習を始めるとき、一番最初に悩むのは、「謎」「テーマ」を何にしようか、ということでしょう。でもこれには簡単なやり方があるのです。まずは3つのキーワードを決めます。先生が「食べものについて調べなさい」と指示したのなら、1つ目のキーワードはもちろん「食べもの」になりますね。次に「食べもの」に関係した言葉で、より範囲の狭い言葉を決めます。たとえば、食べもののなかの「野菜」にしよう。これが2つ目のキーワード。さらに子ども自身が大好きな「トウモロコシ」にしよう、と決めれば3つ目のキーワードができます。そうしてそのあとに、「いつ?」「どこで?」「なにが?」「どうした?」「なぜ?」「いくつ?」の疑問の1つをくっつけます。たとえば、同じ「いつ?」でも“食べ物のなかの野菜のトウモロコシはいつできますか?”“いつ日本に入ってきたのですか?”“いつから人類はトウモロコシをたべているのですか?”と、いくつも考えることができますね。このやり方を知っていれば、テーマを決めるのに苦しむことはなくなります。子どもにも説明してあげましょう。しかし、こうやっていつも自分の知っている知識だけでテーマを決められるとは限りません。もしも先生が「縄文時代について調べなさい」と言ったら、もともと縄文時代の知識がないとお手上げですね。となると、これはいうなれば調べ方の中級編……。中級編は「百科事典を引いて、基本の知識を知ろう」です。最初のキーワードの「縄文時代」を百科事典で引くと、そこには詳しい解説文が書いてあるので、その文中から2つ目のキーワードを選ぶことにすれば簡単ですね。同時に基礎知識も頭に入るので、その後の調べ学習にも役立ちます。3つ目のキーワードは、さっきの “?” がつく言葉を選びます。2番目のキーワードが「土器」だったら、3番目は「どうやって作るの?」「だれが発見したの?」「どんな模様がついてるの?」など、いくらでも考えられますね。百科事典は答えを調べるためだけてはなく、テーマを決めるためにも使うのです。さらに上級編としては、「百科事典で概略がわかったら、その次の段階で専門書やネットで調べて、さらに細かい知識を増やす」ということになります。夏休みの自由研究のように、先生の指示が何もなく自分でテーマを決める場合、子どもにどれだけ雑学が入っているかがポイントになります。それまで聞いたことも見たこともない言葉を、思いつくことはできないからです。さまざまな雑学を入れるには学習まんがを読むと良いでしょう。『名探偵コナンの学習まんがシリーズ』(小学館)は、地理や物理などの難しい知識もわかりやすく学べるので大変おすすめですよ。テーマは途中で変えてもいいでも、実は最初に決めたテーマは “仮の” テーマです。本当にそれを研究できるのかというのは、実際にやってみないとわかりません。調べてみようとしても資料を手に入れるのが難しいものや、実験をやってみようとすると多額の費用がかかるものもあります。もしかしたら、調べているうちにもっとおもしろそうなテーマを思いつくこともあります。難しそうだなと思ったら、テーマを変えるように促してあげると良いかもしれません。次のテーマは最初のテーマに関連したものを選べば、一からやり直す必要がなく、スムーズに移行できるはずですよ。***大きなテーマのままでは調べる範囲が広くて大変ですが、3つの言葉でピンポイントに絞ればその部分を深掘りすることができますね。テーマに迷ったときには、子どもが興味を持って取り組めるように、普段から好きな分野について調べることを提案してあげてはいかがでしょうか。次回は、子どもが実際に調べて、まとめる方法をお聞きします。■ 児童文学評論家・赤木かん子さん インタビュー一覧第1回:自由研究のテーマが簡単に見つかる「3つのキーワード」手法~調べ学習のコツ・前編第2回:自由研究の“正しい”調べ方とまとめ方。絶対に守るべき「体裁の基本」~調べ学習のコツ・後編(※近日公開)第3回:図書館の本の9割は○○系!子どもに物語をすすめる親が図書館を活用しきれていない理由(※近日公開)第4回:「つまらない本」を知ることも大事。図書館での“3千冊の乱読”から子どもが養う大事なもの(※近日公開)【プロフィール】赤木かん子(あかぎ・かんこ)児童文学評論家。長野県松本市生まれ。法政大学英文学科卒業。子どもの頃に読んだけれどタイトルや作者名が分からなくなってしまった本を探し出す「本の探偵」としてデビュー。現在は、児童文学やミステリーの評論、子どもの文化の研究を始め、図書館の改善活動にも積極的に取り組む。主な著書に『改訂版調べ学習の基礎の基礎 (かんたん!たのしい!調べ学習)』『本で調べてほうこくしよう』(ともにポプラ社)、小学校1年生から使える科学のシリーズとして『ヒマワリ』『アサガオ』『タンポポ』『イネ』ほか(新樹社)、『お父さんが教える図書館の使いかた』(自由国民社)など。
2019年07月22日小学校入学前の子どもを持つ親であれば、いわゆる「先取り学習」を子どもにさせるべきかといちどは考えたことがあると思います。子どもが小学生になるときには、親の側もいろいろと不安を抱えているものです。それらの不安を取り除いてもらうべく、屈指の名門校、麻布中学・高校の中島克治先生にアドバイスをしてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/玉井美世子(インタビューカットのみ)就学前の「先取り学習」は必要ない有名小学校の「お受験」を考える場合は別ですが、基本的には就学前の先取り学習は必要ないとわたしは考えています。わざわざ先取り学習というかたちを取らなくても、ひらがなや数字は絵本のなかにも出てきますよね?親が絵本を読み聞かせをするだけでも、結果的に子どもはひらがなや数字がだいたいわかるようになります。また、単語についても、いろいろな出版社が出版している「ことばと絵じてん」といった本を与えるだけで十分。子どもは自分の好奇心に従って、自然と語彙を増やしていきます。それから、幼児の頃から英語を学ばせている家庭もあるでしょう。でも、ずっと続けられるならともかく、やめてしまうと学んだ英語も綺麗に忘れていくものです。わたしの子どもも幼いときに英語塾に通わせませましたが、やめたらやっぱりすぐに忘れてしまいましたからね……(苦笑)。もちろん、子どもが英語を学んでいるあいだの時間はすごく充実しているのでしょうし、それが悪い時間ということではない。「定着」ということを前提とせず「楽しむ時間」と考えるのなら、英語塾に通わせてもいいかもしれません。「知育」ではなく「体育」の先取り学習が大切そもそも、小学校に入学した時点での学力の差というものにはあまり大きな意味はありません。入学直後には、たしかに先取り学習をした子どものほうが成績は優秀です。でも、その後は成績が逆転してしまうことも珍しくありません。というのも、先取り学習をした子どもは、「これは勉強したことがある」なんて思って先生の話をまともに聞いていないことがあるのに対し、先取り学習をしていない子どもは一生懸命に先生の話を聞くからです。そうして、先取り学習をしなかった子どもが先取り学習をした子どもにただ追いつくだけではなく、加速度がついて追い抜いてしまうのです。そういう意味では、下手に先取り学習をさせることは危険だと見ることもできる。先生の話を上の空で聞くことが学習態度として定着することも考えられますし、最初に成績が良かった子どもが後からどんどん抜かれてしまうと、劣等感を持ってしまうかもしれないからです。先取り学習をさせるにしても、小学校入学後にはこれらの点に注意すべきではないでしょうか。わたしとしては、そういった「知育」の先取り学習ではなく、「体育」の先取り学習をすることをおすすめします。小学校に入学した直後は、まずは友だちと一緒に動けることが大事です。友だちから鬼ごっこやキャッチボールに誘われたらすぐに動けるか、あるいは逆に自分からなにかを提案できるか。それが、友だちと適切な関係を築き、すんなり学校生活になじんでいくことにつながるからです。大切になるのは、運動能力の高さではなくて、人に合わせられる感覚です。ですから、なにかのスポーツ教室に通わせるような必要はありません。子どもと一緒になってキャッチボールやサッカーをして遊んだり、公園で鉄棒などに触れさせたりというふうに、子どもの体の「経験値」を増やしてあげることをおすすめします。いまの親はとにかく「不安」でいっぱいそもそも、先取り学習に注目が集まるのも、いまの親の多くが「不安」だからなのでしょう。核家族化が進んだうえ、隣近所との関係性もかつてより薄まっているので、親は自分たちだけで家庭教育をしなければなりません。しかも、教育に関するたくさんの情報が入ってくるにもかかわらず、その多くは「こうしちゃいけない」「こうしなければならない」という内容のものがほとんど……。そんな時代ですから、親が不安になるのも仕方ありません。不安を抱えている親なら、小学校に上がった子どもの学校生活のことも気になることでしょう。学校から帰ってきた子どもに、学校での出来事をつい根掘り葉掘り聞きたくなるかもしれません。ただ、そういう聞き方だと子どもはなかなか話してくれないということもありますから、「待つ」ことをおすすめします。聞きたい気持ちをぐっと我慢して家事をしたりくつろいでいたりすれば、子どもは「ねえねえ」なんていって自分から話をしてくれるものですよ。そして、そんな不安に駆られている親にこそ「なにがあっても大丈夫」という気持ちを子どもに対して持ってほしいですね。『だいじょうぶ だいじょうぶ』(講談社)という絵本があります。これは、お子さんというより親に読んでほしい内容です。その絵本に登場する子どもは、自分の世界が広がるにつれて新しいことや楽しいことに出会う一方で、困ったことや怖いことにも出会います。そのたびにおじいちゃんがその子の手を握って「だいじょうぶ だいじょうぶ」とつぶやいてくれる。その瞬間は困ったり怖かったりしても、時間が経つにつれて状況が好転していくことを、おじいちゃんは人生経験を通じて知っているからです。親まで不安になっていれば、子どもも不安になります。みなさんにはそのおじいちゃんのように子どもに対して接してあげてほしいと思うのです。『本物の読解力をつけることばパズル 入門編』中島克治 著/小学館(2019)■ 麻布中学・高校国語科教諭・中島克治先生 インタビュー一覧第1回:子どもの「言葉の力」を伸ばすには?名門麻布の国語教師が説く“親の心得3か条”第2回:先取り学習はこんなに危険。「した子」の成績が「しなかった子」に抜かれるのはなぜ?第3回:麻布中高の国語教師が断言。「絵本の読み聞かせ」の教育効果はやっぱり絶大だった!(※近日公開)第4回:我が子に“読書好き”になってほしいなら。ぜひ身につけさせたい「読み癖」とは(※近日公開)【プロフィール】中島克治(なかじま・かつじ)1962年生まれ、東京都出身。麻布中学・高校を経て東京大学文学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。現在、私立麻布学園麻布中学・高校国語科教諭。『本物の読解力をつけることばパズル 初級編』(小学館)、『一生役立つ! 子どもの本当の読解力をグッと引き出す方法』(PHP研究所)、『1話5分! 12歳までに読みたい名作100』(新星出版社)、『小学生クロスワードBOOK 1・2・3年生』(星雲社)、『本物の国語力をつけることばパズル 中級編』(小学館)、『本物の国語力をつけることばパズル 入門編』(小学館)、『本物の国語力をつけることばパズル 初級編』(小学館)、『夏目漱石ほか文豪名著 書き写しノート』(朝日新聞出版)、『小学校入学前にことばの力をつける魔法の本棚』(小学館)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月25日小学校にまだ入学していない幼い子どもがいる親であれば、いわゆる就学前学習などの「先取り学習」に強い興味があるはずです。その効果はどれほどのものなのか、そもそも必要なのか――。お話を聞いたのは、東京の公立小学校教諭・杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)先生。子どものやる気を引き出す独自の授業で注目され、「教育の鉄人」とも呼ばれるカリスマ教師です。実際の教育現場から見た先取り学習の価値とはどんなものでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)学習内容のつながりを意識した「先取り授業」ひとことで「先取り学習」といっても、さまざまな種類があります。わたしの授業スタイルも先取り学習といえるものです。たとえば、本来のカリキュラムでは順に教える足し算と引き算もわたしは同時に教えます。また、掛け算と割り算も同様です。なぜかというと、足し算だけを先にやってしまうと、「足し算脳」とでも呼ぶべき頭の使い方が子どものなかでできあがってしまうから。そうなると、引き算を学ぼうとするときにその足し算脳が邪魔をして、なかなか引き算ができるようにならないということが起こるのです。掛け算と割り算の場合も同じです。先に掛け算だけを教えてしまうと、九九はしっかりできるのに、なぜか割り算は苦手だという子どもが続出してしまう。それは、本来であればひとつながりのものなのに分断して学ばせているからです。ピアノでいえば、課題曲全体を聴かせてもいないのに、頭から順に教えようとしているようなもの。どんな曲なのか全体像が見えていなければ、学習効果が高まるはずもありませんし、子どもは自分がなにをしているのかが見えずに不安になってしまいます。楽しければ、勉強も大好きな絵本と同じ感覚になるとはいえ、そういう授業スタイルを取っている教員はそうはいないでしょうから、ここでは一般の家庭でもできる先取り学習について、わたしの考えをお伝えします。先取り学習と聞いたときにまずイメージするのが、学校での学習内容を前もってやるというものでしょうね。小学校に入る前の就学前学習はその典型です。それらの先取り学習については、子どもにどんどんやらせてほしいと思います。というのも、「学校での勉強が復習になる」からです。そういった先取り学習については、「子どもが学校の勉強に興味関心を示さなくなるから駄目だ」という意見もあります。でも、映画にだって予告編があるじゃないですか?予告編を観て、その作品を観たくなったという経験はほとんどの人にあるでしょう。それに、好きな映画を3回も4回も観る人もいます。その場合、1回観ただけでは気づかなかったことに気づくということもある。つまりそれは、復習の効果に他なりません。「先取り学習が子どもの興味関心を奪う」なんてことは大人の発想で、子どもにとってはちがうのです。それこそ、大好きな絵本だったら、親が「また?」とうんざりするほど、何回も何回も「読んで」と子どもがせがむこともありますよね。勉強だって、楽しくできるように大人がちゃんと導いてあげれば、子どもにとっては映画や絵本と変わらないのです。とはいえ、先取り学習をさせるにも注意が必要です。やっぱり楽しくなければ子どもは興味を示しません。学校の教科書の内容を勉強するような先取り学習を無理に押しつけてしまうと、小学校に入る前に「勉強は楽しくない、面白くない……」と子どもに思わせて、まったくの逆効果となってしまいかねません。子どもの「学びの感覚」をつくる親子の対話また、とくに幼い子どもの家庭における先取り学習となると、学校の学習内容を先取りするタイプの学習の他にも大切なものがあります。それは、学びのための「感覚」を身につけるということ。たとえば、親子で一緒に出掛けたときには、「夕焼けって綺麗だね」とか「あれは三日月っていうんだよ」というふうに、目に入ったものを子どもに優しく教えてあげてください。家にいるときも、たとえばご飯を食べるときには「ハンバーグ、美味しいね」などと話しかける。内容はなんでもよくて、とにかく話しかけることが大切。そういった親との対話を通じて、子どもは学びのためのさまざまな「感覚」を身につけていきます。また、「感覚」という点では、体の「感覚」を使って学ぶことも大切です。ひらがなやカタカナを書いて覚えるにも、幼い子どもは鉛筆をまだうまく使えません。ですから、鉛筆ではなく大きな紙にクレヨンで書かせるとか、砂場で手を使って書かせる、あるいは尻文字で書かせることをおすすめします。そうすれば、体の感覚を通じて文字を覚えていくのです。それから、日常生活のなかでは、算数の勉強の橋渡しになるような数字に親しませるということもできます。スーパーに子どもと一緒に買物に行ったとします。親は「リンゴが5個ほしいのよね」といいながら、買い物かごに3個のセットをふたつ入れようとする。子どもが「お母さん、それじゃ6個だよ」なんていってくれたらしめたもの。「じゃ、どうすればいい?」と聞く。子どもは自分なりに考えて、3個のセットをひとつとバラ売りのものを2個持ってきてくれるかもしれません。そういうふうに、日常生活のなかにも学校の勉強につながるような要素はいくらでも転がっているものです。親御さんがそういう意識を持って、日常的な就学前学習を子どもにやらせてあげるように心がけてほしいですね。『たし算ひき算 10マス計算ドリル 左利き用』杉渕鐵良 著/学研プラス(2019)■ 東京都公立小学校教諭・杉渕鐵良先生 インタビュー一覧第1回:先取り学習はこうやれば効果的。「就学前学習ってどうなの?」に“教育の鉄人”が回答!第2回:「ちゃんと宿題やりなさい!」に効果がない理由。子どもに“響く”声かけの方法とは?(※近日公開)第3回:子どもを「読書好き」にするきっかけの作り方。国語力アップの決め手は家庭にある!(※近日公開)第4回:算数の力は“楽しく”伸ばす!地味で単純な「四則計算」を笑うほど面白いものにする工夫(※近日公開)【プロフィール】杉渕鐵良(すぎぶち・てつよし)1959年生まれ、東京都出身。東京都公立小学校教諭。小学校教諭となって7年目に子どもたちのやる気を引き出す独自の授業「ユニット授業」を開発。その成果により、「教育の鉄人」と呼ばれ、2011年には「ユニット授業研究会」を設立。若手教員の指導にあたる他、講演のために全国各地を飛び回っている。『小学校教師だからわかる 子どもの学力が驚くほど上がる 本物の家庭学習』(すばる舎)、『全員参加の全力教室2 燃える! 伸びる! 変わる! ユニット授業』(日本標準)、『1日1枚5分でできる 漢字パズル』(すばる舎)、『自分からどんどん勉強する子になる方法』(すばる舎)、『子どもが授業に集中する魔法のワザ!』(学陽書房)など著書多数。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年05月24日”リビング学習”という言葉が定着し、学習机を購入されないご家庭は今や珍しくありません。一度購入すると定位置がほぼ確定してしまう学習机。住宅事情もありますし、そこそこのお値段もすることから、毎年のように”学習机、いる?いらない?について数々の意見を目にします。そんな筆者は、3LDKのマンション住まいであることから、「学習机?いらないでしょ」という不要派でした。しかし、結局のところ筆者は、この春1年生になった娘に学習机を購入しました。まだ入学して間もないですが、購入した理由と、学習机があってよかった!と感じたポイントをお伝えします。■ 学習机を購入する、しないは半々らしいFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)リビング学習が定着しているとは言え、秋ごろから学習机の新聞折り込み広告や、コラムをよく目にします。「机はいらないけど、あの大きいランドセルを置くスペース、そして絵本や漫画の本棚とは別の”教科書”を置く棚は絶対いるなぁ…」そう感じていた筆者は、”ランドセル置き場”になる家具を探しに行きました。これが我が家に学習机を迎え入れたきっかけです。TOSHI.K / PIXTA(ピクスタ)売り場にズラ~っと並ぶ学習机たちを見て、娘のテンションが確実に上がっていたのを感じ取りました。販売員の方に話を伺うと「購入される方、されない方は半々くらいです。今の子はリビングと塾で勉強することが多いので、学習机は勉強する場所というより趣味スペースになっているお子さんも珍しくありません」暗に学習机で子どもは勉強しない、と教えてくれる販売員さん…(笑)。しかしこのコメント、深く納得してしまいますよね。■ それでも学習机を購入した理由しげぱぱ / PIXTA(ピクスタ)それでも学習机を購入した理由はまず第一に、「ランドセルを置く家具だけを購入しても、すぐにいっぱいになる」という情報を販売員さんから得たから。”1年生頃の教科書なんてノートを含めてもせいぜい10冊以内でしょ”と構えていたのですが、入学後どんどん学用品が増えていくそうなんです。子どもが学校へ持っていっているうちは安心でも、夏休み期間などの長期の休みの際は鍵盤ハーモニカなど様々な学用品を持ち帰り、置き場に困ってしまうんだとか。それならば、普段は空っぽでもいいからいざという時の場所を確保しておきたいという気持ちになりました。そして、一番の購入の決め手になったのは、”娘が学習机を欲しがった”ということです。女の子は、キラキラでピンク色がついた学習机がいい!と言い出しそうで、何となく学習机を見に行くことを尻込みしていました。しかし、娘の気に入ったデザインは何ともシンプル・コンパクト。娘が巣立っても親が将来使いたい!と思えるものでした。親の要望と娘の気に入ったデザインがうまくマッチしてくれたことが大きいと感じています。■ 購入してよかったと思えるポイントYsPhoto / PIXTA(ピクスタ)それでは、実際に学習机を購入してよかったと感じたポイントをお伝えします。まず学習机を購入したメリットとしてよく挙げられるメリット3つについて、筆者はどう感じたかですが……。・収納場所が確保できた…◎学習机とセットで棚も購入しているのでまだまだ余裕あり。・自分の場所がもてる…△自分の場所はここ、というような自覚はまだ見られない。ランドセルは帰宅後、リビングに置いてしまうことも。・学習習慣がつく…◎元々習い事の宿題の習慣があったので、学習習慣はある方。しかし学習机を購入してからは集中したいときは学習机に向かい、親に見てほしい宿題などはリビングで、と自分で選択できるのはいい傾向かと思います。その他に、筆者が感じた学習机のメリットはずばり、”子どもの行動を客観的にみられるようになったこと”かもしれません。リビングで宿題をしていると、どうしても「大丈夫?わかる?」と不要な声掛けを何度もしていた筆者。「自分で考えたかったのに!」と主張されることがしばしばありました。学習机で宿題をやらせてみると、時間はかかるかもしれませんが自分のペースですることができ、いい意味で子どもを試すことができます。この子はこういう部分が弱いんだ、とかここは得意なんだな、と見えてくるような気がします。子供も、”親からの自立”としてのきっかけになることを期待しています。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)いかがでしたか?学習机を購入してよかったかどうかの判断は、子供次第、親の考え方次第。購入を迷われている方は、一度お子さんと学習机を見に行かれてみるのもいいかもしれませんね!
2019年05月21日10連休も終わり、子どもを持つお母さんにとって、学習環境は気になるところですよね。教育系の雑誌などでは「リビング学習」についてよく特集として取り上げられるので、実際に成績アップに繋がるのか気になることでしょう。実際「リビング学習」は効果があるのでしょうか?我が家の中学受験から入学以降まで、リビング学習から子ども部屋学習へと試して考えさせられたことなどについてご紹介します。■ リビング学習のメリット・デメリットとは?マハロ / PIXTA(ピクスタ)「リビング学習は親の目が行き届きやすい」という話を聞いたことがある方は多いでしょう。朝日新聞出版『AERA with Kids』(2017年春号)の調査では、リビング学習をしている家庭は、調査数全体の8割という結果が出ています。「リビング学習をしている子どもは、東大へ行く子が多い」という特集を組んだ雑誌や書籍なども出ていて、マイホーム購入時に学習コーナーを作るご家庭も多いようです。attimo_hygge39 / PIXTA(ピクスタ)筆者の家でも、小学校入学時からリビング学習を始めていました。ただ、専用の学習コーナーは作らず、ダイニングテーブルでさせていました。「いつもそばにお母さんがいる。誰かがいる」という安心感が生まれます。家でも学校でも、話し声や生活音はいつもつきまといます。実際、生活音がよく出るリビングで勉強させることで集中力が身につくというメリットはあると思います。デメリットとしては、家事で忙しい時に声をかけられるとつい叱りつけて、学習意欲を失わせてしまうこと。pu- / PIXTA(ピクスタ)筆者宅では、小2のときにかけ算がなかなか覚えられず、家事で忙しい時につい叱ったことから、一時期、かなりの勉強嫌いになってしまいました。また片付けについても、いくら親が工夫しても大事な学校からのプリントを紛失することが多々あったので、子どもに合った学習環境を作ることを考えました。■ 小学校中学年〜卒業までは悩みながら環境を変えていたKana Design Image / PIXTA(ピクスタ)筆者の子どもについては、地元の公立中学校の環境の悪さから、中学受験に備えて小4のときに中学受験から高校受験まで扱う塾に入塾しました。専門塾に入ってから、小5の後半から帰宅時間が午後10時半となり、学校と塾の宿題や受験勉強をリビングでしていました。子ども自身が、自室では寝てしまうことと、成績不振について不安になったことがその理由です。帰宅が遅い主人の食事と重なり、テレビをつけてしまうので、家族で学習環境を話し合うことにしました。■ リビング学習についての子どもの意見Ushico / PIXTA(ピクスタ)子どもからの意見としては、1.塾から帰ってからは、疲れているのでリビングで勉強したい2.リビングで勉強すると気持ちが落ち着くけれど、テレビはつけない3.片付けをしない自分が悪いけれど、自分にやりやすい方法がわからないという3点でした。個別指導コースの塾と全く同じ環境にはできないけれど、家でできる環境作りと片付けについては、相談の上で決めました。ORA / PIXTA(ピクスタ)筆者の子どものリビング学習は、1.リビングのテーブルが一番落ち着くので、使わせる2.卓上スタンドを必ず用意する3.外部の様子を見えなくするために、辞書で囲いを作る4.生活音はある程度拾うけれど、集中のためにイヤホンを使うといった点について子ども自身が工夫して、中学受験のための勉強を続けて合格しました。■ 中学受験勉強時の、机の様子は?以下は中学受験勉強時の、机の様子です。キッチンからは、このように子どもの勉強の様子が見え、辞書でテレビは見えません。今も防音と集中力対策で使っているのが、このイヤホンです。塾の教材類やその日勉強に使うものは、前日にリュックに入れ、大切な書類などは100均のクリアボックスを使い、渡し忘れを防ぎました。リュックにしたのは、自室とダイニングに持ち運びしやすくするためです。テレビについては、寝室にもテレビがあったので、そちらで見るよう主人にも協力してもらいました。■ 中学受験終了後の学習は?環境を整えてから、不安定だった成績は落ち着きました。中学受験を乗り越えても、リビング学習は続きましたが、中1後半からは自室での学習に切り替わりました。ICT教育導入校で、学校で購入したiPad proに送られる宿題をこなすこと、特に英語の音声聞き取りのために静かな環境が必要だったからです。塾通いも検討しましたが、帰宅時間や部活を考えて、通信教育で勉強中です。最近の通信教育では、iPadは必須アイテムです。今では基本は自室学習で、苦手な数学だけは、主人の帰宅を待って分からない問題を教えてもらっています。■ 年齢に応じてリビング学習から卒業することも大切ひろこ / PIXTA(ピクスタ)親が子どもの勉強の様子について、気になる気持ちは理解できます。ですが、子どもの年齢とともに勉強スタイルも変化します。いずれは子どもが自分で学習方法を決めることになるので、いつか必要なくなるかもしれない学習コーナーは、お母さんの小さな書斎などにリフォームすることも視野に入れておくと良いかもしれません。【参考】※ 朝日新聞出版『AERA with Kids』(2017年春号)※ 朝日新聞出版『AERA with Kids』 (2018年春号)
2019年05月08日新学期から年長のアリッサ。いよいよ幼稚園の指導でお箸デビューとなりましたが、一筋縄にはいきません…。今までスプーンとフォークに慣れていたのでアリッサにはストレスなようです。今まで何度も挑戦させたのですが、とにかくガンコで、パパンの言うことなんか聞くわけが無い。このくらいやらないといつまでも補助箸に頼ってしまうのです。下手くそながら、小さな手で一生懸命お箸を使う姿になんだか胸キュンなパパンです。ちなみにママンは幼少期に誰もお箸の持ち方を注意してくれなかったそうです。中学生になって改めて恥ずかしいと感じ、自分で治したんだそうな…。
2019年05月03日未就学児(6歳まで)の家庭学習、一番人気は「こどもチャレンジ」あんふぁんWeb「ママニュースアンケート」で「未就学児の自宅での家庭学習」について聞いたところ、63%が家庭学習を行っていると回答。その中で一番人気の教材は、全体の45%を占めた「こどもちゃれんじ」。次いで、12%が「くもん」、11%が「学研」という結果に。家庭学習の時間は、週に1時間以内が86%家庭学習に要する時間は、週に30分以内が48%、30分〜1時間以内が38%という結果に。大半が1時間を目安に学習していることが分かります。中には2時間以上という人も。次に、家庭学習に取り組む上での悩みや困っていることを聞いてみると、気分のムラ、集中力が続かないこと、親の関与という声が。それぞれの声をまとめました。もっとも多い悩みは、気分のムラがあること■遊んで疲れてる時など、本人の気が乗らない時にこっちも気長に待つのが難しい。(まんぷく、33歳)■やる時とやらない時の差が激しい。少しずつ毎日取り組んでほしいです。(コーギーラブ、38歳)■うまくできないとき、取り組む前に難しそうと子どもが思ったときなど、すぐに投げ出そうとしてしまう。(はるちゃん、44歳)■できなかったらすぐに怒る。シールにつられているので、シールがないページはやる気がダウンします。(ぴーちゃん、39歳)■自由にやりたがるので、ルールに従ってやらせようとするのが難しい。(くまとも、34歳)■できていると思っていた所が間違っていたりすると、普段はもう一回やるねと言って取り組むが、イライラしてる時などはもうイヤ!と八つ当たりしてくる。(こあざらし、42歳)■飽きやすく、途中で教材がただの遊び道具になってしまいます。遊びながら学んでもらえるのが一番良いのですが。(あげポテト大好き、29歳)■届いてすぐにワークに取り組むのは良いけれど、一度問題を解いてしまうと次のワークが来るまで見直したり解きなおしたりしないこと。(まみむめも、33歳)■一緒にやろうと声をかけても、「今日はやりたくない~」という日があったり、すぐに飽きてしまうことがあったりすること。(みりょママ、33歳)■背中を押さないと、とりかかるまでに時間がかかってしまう。(クラフトくん、34歳)集中力が続かず、遊びとの境界線がなくなることも■集中力が続かず、字をわざと大きく書いたり、薄く書いたりと遊びながらやっている。(ラジオママ、38歳)■兄弟がTVを見始めると、そっちに気がいくので困る。(ゆなゆな、35歳)■子どもの集中力が途切れるのが早く、苦手な取り組みに対してのあきらめが早い。(グラグラ、37歳)■ほかのことに興味が出てきて目移りすることが多い。(みかん2422,40歳)■集中力が続きません。ちょっと分からないことが出てくると、「トイレ」「おやつ」「眠い」「テレビ」とほかのことを言い出して。再度ワークに向き合わせるのに疲れます。(なおりん、36歳)■好きな問題の時は集中して取り組むけれど、興味がないことだとほかのことをやりだしてしまう。決まったページ数を最後までやらせるべきなのか、またの機会でいいのかに悩む。(きっとん、29歳)■ほかの遊びに目移りしてしまう。思い通りにいかないと子どもが不機嫌になる。(まっきり、34歳)■気分によって、集中力がまったく違う。まだ小さいからしょうがないと思ったり、今のうちからきちんと教えないとと思ったり、親の気持が揺れる。(みょん、31歳)親がついていないといけないのが大変!■なかなか一緒に取り組む時間を作るのが難しいことと、集中力がもたないので根気強く習慣化させるのが大変です。(なかむ、30歳)■家事に追われ、なかなかずっと一緒にみてやることができないこと。(ロックウェル、45歳)■親が付き添わなければできない、というのが…。一日のうちの少しの時間とはいえ、その時間を捻出するのが大変。(くう、29歳)■親と一緒に作ったり、体験したりがあり、良い経験にはなるけれど面倒くさい。(misosoupgohan、32歳)■親がついていないと、読まずに適当にやってしまいます。それでも楽しそうですが、時に失敗して、がっかりしているときもあります。兄弟でついてくる付録が違うので、兄弟ゲンカに発展します。(わさび、38歳)■毎日取り組むようにしてますが、私が夕飯などを作りながらさせているといらいらすることが悩みです。(きらきらきらり、37歳)■ひとり遊びの延長で取り組んでいる。でも、ママ!ママ!とすぐに呼ばれて、結果いつも2人でしている。(ゆう、43歳)■家事をやっている最中に子どもが行き詰ってしまった時、すぐに教えてあげられない。また、教えても理解してもらえず、どう教えればできるようになるか試行錯誤している。(ぽこ、34歳)最後に、子どもにやる気を出させる方法、気分を乗せる声かけなど、工夫やアイデアを聞きました。やる気を出させるには、ほめる!ごほうび!怒らない!■ドリルの指示通りにやらせられれば一番だけど、まだまだ幼くて言うこと聞かずに関係ないところに色を塗り始めたら落書きしたりしています。でも、それは気にせず、常にほめる方向で見守っています。(ひつじ、39歳)■一緒にやることを心掛ける。できたらたくさんほめる。 習慣づけるために時間を決める。(ふーちゃん、33歳)■本人がやりたいときにやっている。 できたときは花マルを書いたり、好きなキャラクターのシールをあげている。いっぱいほめている。(チョコレート、31歳)■「何でこんな難しい問題できるの?」「すごいね!」などポジティブなほめ方をしている。(おつまみ、35歳)■私もできる限り隣でついて、ほめたり応援したりアドバイスしたりしている。終わったら大きな花丸をつけたり、オマケのイラストやコメントを書いている。 子どもがひとりで取り組めそうなときは、私は「一緒にお勉強するね!」とボールペン習字の教材を隣でやったり読書したりしている。(とまとん、30歳)■赤鉛筆などで上手にかけたとこを丸してあげたり、シールを貼ってあげたりしています。上手く書けてない文字もありますが、そこはあまり注意せず、楽しく学習できるようにしています。(くーちゃん、46歳)■お勉強のノルマが終わったらごほうびタイムでゲームができる仕組みにしてます。(りんご、39歳)■大好きなYouTubeを見られるのはドリルが終わってからという決まりなので、そのためにがんばっている(笑)。(みゅう、39歳)■環境作り。テレビなど消してお互い集中。てきなくても怒らずに、なんでできなかったかいっしょに考えたり、違うところを説明する。(ひなみあ、37歳)■私が一人で始めることです。 広げ始めると、そばにきてやり始めることが多いです。(みさやん、37歳)■お姉ちゃんがお勉強しているときを狙って誘う。お姉ちゃんをほめると、自分もほめられたいのでやる気が増す。(なーまま、42歳)■とりあえず嫌なことにならないように、これやる?と軽い感じで誘っています。(ぽん、40歳)■ママに言われる前に自分で取り組み終わらせれたら、カレンダーにシールをはり、シールがたまったらごほうびにお菓子などを買ってあげる。文字の大きさや数字のきれいさなど、とにかくほめる。(いとひ、35歳)※2018年9月26日~10月23日、あんふぁんWebでアンケートを実施。回答数:289件<あんふぁんWeb編集部>
2019年04月30日新1年生の娘がいる整理収納アドバイザーのたがわ みどりです。入学に伴い、学習机を購入するか検討していました。リビングで宿題をするので使わないよ、というママ友の話もチラホラ聞いていました。でも、早いうちから机に向かって座る習慣をつけるために、自分のスペースをつくってあげたかったので、我が家は学習机を購入することに。無印良品のオーク無垢材デスク(引出・足元棚付)を学習机として購入したのですが、大正解でした。実際に使い始めてみて、特に良かったと感じている3つのポイントを紹介します。■ 1. 成長しても使えるシンプルなデザイン学習机は、機能がたくさんあっても、子どもの成長に伴って邪魔になってくる場合もあります。筆者は小学校入学時に学習机を購入してもらいましたが、「大きすぎる」「かわいくない」「質感が好みではない」といった理由で、高校の途中で机を買い替えてもらいました。そのため、学習机はシンプルで飽きのこないデザインのものを購入しようと考えていました。無印良品のデスクなら、子どもが成長しても使えるし、もし子どもが飽きても、親である私の机としても使用できます。■ 2. 上置き棚が使いやすい無印良品で購入した商品は以下になります。オーク無垢材デスク(引出・足元棚付)オーク無垢材デスク用上置き棚ワーキングチェア・ガススプリング昇降式(ベージュ)オーク無垢材デスクキャビネット(ワイド引出2段)ちょうど椅子とセットで購入すると15%オフだったので、ワーキングチェアは予定しておりませんでしたが、購入しました。デスクキャビネットはデスクの中に収納すると座りにくいようなので、キャビネットは私が仕事用に使うことにしました。上置き棚は教科書の収納に。出し入れしやすそうなので、購入して良かったなと感じています。また、足元棚付きのなので収納量が確保できるのも嬉しいポイントです。■ 3. フレキシブルな使い方ができるこの机は同じ幅の引き出しが2つついています。100円ショップの仕切りケースと空き箱を利用して、文具や学校で使うものを分類。右下の空白スペースは名札を収納するようにしています。もう1つの引き出しは、色鉛筆やカラーペンの収納に。仕切りケースもスタンバイさせています。新1年生は、思っているほど物が多くないようです。これから物が増えても、上置き棚へ収納できます。以前から家にある無印良品のスチールユニットシェルフとの相性もよく、ランドセルはこちらの上に置いています。■ まとめ新1年生の娘は、まだまだ無印良品のデスクを本格的に使いこなせていませんが、自分のスペースができたことは嬉しいようです。翌日の準備や習い事の宿題など、面倒な作業は床に広げず机の上で準備したり、机に向かって学習している姿を見ると、少しずつ自分でできるようになったんだなーと娘の成長を感じます。まだ早いかな?とは思いましたが、子どもの自立を意識して、新1年生になるタイミングで購入して良かったなと思います。
2019年04月22日子どもが小さいうちは、勉強を見てあげたり、目の届くところで宿題をさせたい…と、リビングで学習をさせている家庭も多いことでしょう。子どもの立場からしても、身近な人の声や生活音がある場所のほうがリラックスできそうですね。ただリビング学習において注意したいのが“照明”です。今回は照明コンサルタントの筆者が、リビング学習において気をつけたい照明について説明します。リビングでは明るさが足りていない?近年の流行として、リビングには埋め込み式のダウンライトが設けられていることが多く、そうでない場合にも“明るすぎない”明かりを使用する傾向が見られます。照明には昼光色と呼ばれる白っぽい光と、暖色と呼ばれるオレンジみを帯びた光がありますが、一般的にダウンライトや間接照明に用いられるのが後者の色です。暖色系の色みには落ち着きがあり、生活をするのにはいいのですが、学習する環境としてふさわしいものではありません。照明の明るさを表すもののひとつに“照度”があげられますが、勉強や読書の際には500~1000ルクスの照度が必要です。多くの家庭のリビングでは、この照度が足りておらず、照度が足りていないと字が見づらいために顔を近づけて見るようになり、視力低下や姿勢を悪くする原因となりかねません。局部照明を加えることで明るさアップに照度を上げるには、机の上に置くデスクライトで補うことができます。このとき、いくつかの注意点があります。・デスクライトを置く位置によっては、手で影を作ってしまうため、きき手の逆側にデスクライトを配置する・夜勉強するときには、デスクライトのみではなく、全体照明を使ってまわりも明るくする・明るすぎない光源を選ぶいずれも目に負担をかけないために必要なことですが、3つ目の光源選びにいたってはデスクライトを購入する際から考えておかなければなりません。デスクライトにも種類が多くありますので、目安として以下のようなものを選ぶといいでしょう。LEDを使用したもの最近ではほとんどの照明がLEDを使用しています。蛍光灯のように熱くならないため、子どもが触っても安全です。消費電力が少ないため、省エネにも。シェード幅の広いものシェードとは電気スタンドのかさの部分を意味します。デスクライトでは“電球のある部分”です。シェード幅が広いものは場所をとってしまうという難点もあるのですが、明るさのムラが少ないため目に負担をかけません。演色性の高いもの自然光があたったときの色が、どれだけ再現されているかを表すのが演色性です。“Ra”で表され、Ra100が自然色と同色です。自然色に近いほど目が疲れにくいため、勉強をする際にはRa80以上のものを選ぶことをおすすめします。購入の際には説明書きを確認してください。勉強をする環境の明るさは、集中力にも影響を及ぼします。今まで明かりには気をつかっていなかった人も、新学期前のこの時期にぜひ見直してみてくださいね。<文・写真:フリーランス記者沖田かへ>
2019年03月10日「学習机って、どう選べばいい?」「そもそも学習机って必要なの?」「学用品ってどれくらいある?収納はどうする?」ランドセルを準備したら、次に気になるのは学習机ですよね。学習机はどのようにして選べばいいのでしょうか?子ども家具も人気のインテリアショップACTUS(アクタス)主催の「リアルママと一緒に考える インテリアのプロが教える、学習机の選び方講座」を取材しました。先輩ママの学習机の購入・使用体験談と、プロによる子ども家具の20年の歴史と開発に対する思いをご紹介します。子どもの学習環境整備の参考にしてみてください。■ 小学生ママ2人に聞く!学習机の購入・使用体験談アクタスの学習机を使って数年。小学3年生~未就学児3人の子を持つ先輩ママ2名が、学習机の選び方から日常の体験談まで語ってくださいました。ケース1.子どもの成長に応じて、机の使い方や勉強の仕方は変わる先輩ママの1人は、家族5人で2LDK のマンション住まい。省スペースに設置できて、スタイリッシュなデザインに惹かれ、アクタスのVARIO(ヴァリオ)シリーズの学習机を、きょうだい2名分購入されました。その後、子どもの成長によって、机の使いかたや勉強の仕方が変わってきたことで、学習机の設置場所を3年間で3回変更してきたそう。子ども部屋に置いてもリビングダイニングに置いても、他のインテリアとなじみ、すんなり収まるサイズ感に感心されていました。ケース2.リビング学習の勘違い!? ダイニングテーブルでの学習はNG?「リビング学習」という言葉が定着していますが、ダイニングテーブルでの学習をイメージされる方も多いのではないでしょうか。もう1人のママも、1人目のお子さんの小学校入学直後は、ダイニングテーブルで宿題をされていたそう。ワーキングマザーのため、夕方に子どもたちと帰宅後、ママはキッチンで夕食づくり。上のお子さんはダイニングテーブルで宿題を。下のお子さんはリビングでテレビを見たり遊んだり……。そうなると、小学1年生が集中して学習できるわけもなく、ママが夕食を作り終えるまでに宿題が終わらない。しかたがないので、夕食を食べるためにダイニングテーブルに散らかった教材をいったん除けて……。中断した宿題はやる気をなくしてしまいますし、子どもの学習習慣を身につけなくてはと焦るママは、イライラの毎日……。その経験から、LDKの中で学習するにしても、ダイニングテーブルとは別の場所=学習机を用意してあげる必要を感じたそうです。小学生の持ち物は多い!しかも6年間で最大5倍増える!2人のママが口を揃えて力説していたのは、小学生の持ち物の多さ。ランドセルや教科書だけでなく、毎日持っていくハンカチ、ティッシュ、歯ブラシ、コップ、マスク、ランチョンマットや、毎週持ち帰る上靴、給食袋、体操服。そして学期末に持ち帰る道具箱、算数セット、ピアニカ、習字道具など。これに加えて、子どもの趣味の本やおもちゃ、工作物、通信教育の教材や習い事の道具も……。この記事では書ききれないほどの持ち物があるそうです。しかもこの持ち物、学年が上がるごとに増えて、6年間で最大5倍増えるというデータも!低学年のうちは、学習机に備わった収納だけで足りる場合もありますが、高学年になると収納棚が必要になるかもしれませんね。■ インテリアのプロに聞く!アクタスの子ども家具、20年の思いアクタスが子ども家具を作り始めたきっかけと、20年間つくり続けてきた思いをお聞きしました。1通のお手紙からはじまった、子ども家具づくり20年前、キャラクターを満載したロボットのような形の学習机が主流だったころ。「うちの子が将来使えるシンプルな学習机を、アクタスさんぜひ作ってください」というお便りが届いたそうです。それをきっかけに、「子どもは基地づくりが好き!」というコンセプトで、学習机とベッドなどの子ども家具を開発されました。それ以来、子供の成長や将来の生活の変化を想像しながら「子ども用の机」としてではなく、大人にも長く愛される製品を販売。現在では、6種類のシリーズで、学習机のみならず、チェスト、キャビネット、チェアなど、自由に組み合わせができるように展開されています。テーマは「継承」と「経年美化」子どもの学習机を、子どもが大人になるまで大切に使ってくれたらうれしいですよね。しかも子どもが使わなくなったあと処分するのではなく、親である私たちが使えたら無駄がありません。アクタスでは、「継承」をテーマに、長年使えるシンプルなデザインと耐久性を備えた、ロングライフな製品づくりが行われています。無垢の木材を使用した家具は、傷の修復もできますし、長年使うことで艶も出て「経年劣化」ではなく「経年美化」を楽しめます。子どもが小さいころにうれしい、カラフルで可愛らしいパーツは取り外すことが可能。ライトやチェアを大人仕様に変えれば、長年使うことができますね。アクタスの机はデザイン重視で高額?でも安全性はそれ以上!アクスの子ども家具と言えば、デザインがオシャレだけど、簡単に購入できる金額ではないですよね。シリーズにもよりますが、机と引出しのみの最小スペックでも10万円弱~の価格帯。ましてや、先輩ママたちの助言を取り入れて、たっぷりある学用品を収納できる収納棚や、高さを変えられる無垢材のチェアを購入すると……さらに、きょうだいでお揃いにすると……。大変なお値段になりますね。だけど、高価なものには理由があります。それは、長年の使用に耐えうるデザインや、質の高い素材の使用というだけではなく、安全性の高さです。「F☆☆☆☆」という基準をご存じでしょうか。シックハウス症候群を引き起こす原因とされる有害物質、ホルムアルデヒドの発散量を表す等級で、「F☆☆☆☆」は最上位規格を示すマークです。壁紙などの建材には、建築基準法によってホルムアルデヒドに関する基準の取り決めがありますが、家具にはこのような取り決めがないそう。表示義務はないので確かめることはできませんが、そういえば店頭に展示されている安価な家具から漂う刺激臭、筆者は感じたことがあります。わが家は子どもに喘息とアレルギーがあるので、子どもが毎日触れる家具の安全性は重視したいところ。アクタスの木製子ども家具は、ほぼ100%の製品が「F☆☆☆☆」基準をクリアしているそうです。いかがでしたか?ランドセルは高価な割に最大で6年間しか使用できませんが、学習机はもっと長く使えるもの。アクタスの学習机を使われている先輩ママの体験談と、アクタスの子ども家具の特徴をご紹介しました。学習机選びの参考にしてみてくださいね。「整える」ほど丁寧じゃなく「トノエル」くらいがちょうどいい。整理収納アドバイザーのトノエルでした。※掲載している商品名や価格は2019年2月時点の内容です。※取材協力ACTUS(アクタス)
2019年03月01日