お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹による第153回芥川賞受賞作を初めて映像化したNetflixオリジナルドラマ「火花」の完成披露試写会が6月2日(木)、都内で行われた。同作は本日3日(金)より全世界190か国で全10話の一斉配信が始まったばかりだ。舞台挨拶には作者である又吉さんをはじめ、主演の林遣都と波岡一喜、共演する門脇麦、「井下好井」の好井まさお、「とろサーモン」村田秀亮、菜葉菜、徳永えり、高橋メアリージュン、廣木隆一監督、白石和彌監督、沖田修一監督、久万真路監督、毛利安孝監督が出席。また、挿入歌「二人で feat.西内まりや&YU-A」をSPICY CHOCOLATEと西内、YU-Aが披露した。イベント開催日が36歳の誕生日だった又吉さんは「頭の中で考えて書いたものが、こうして才能ある人たちに映像化してもらえるのは、僕の人生のごほうび。皆さんにお礼が言いたいです」と感無量の面持ち。漫才師として高みを目指す若者の青春と挫折を切り取った本作に、「僕だけじゃなく、みんなが見ていた風景なんやと気づいた。(ドラマとして)いい作品を見せてもらい、原作者が言うのも変ですが、この作品に関わることができて感動しています」としみじみ語っていた。「人生で一番うれしい日。僕こそ、又吉さんに感謝しています」と語った林さんは、「残せたことを誇りに思える、自慢できる作品になりました。俳優としてデビューしてからの10年、すべてをぶつけました」と並々ならぬ思い入れ。波岡さんも「俳優人生のすべてを出し切った」と強い達成感を示し、「ドキドキよりもワクワクが勝っています」と世界配信に胸躍らせていた。Netflixオリジナルドラマ「火花」は世界190か国にて全10話一斉同時配信中。(text:cinemacafe.net)
2016年06月03日又吉直樹(ピース)の芥川賞受賞作を実写化したNETFLIXオリジナルドラマ『火花』の完成披露イベントが6月2日、都内で行われ、又吉をはじめ、主演の林遣都と波岡一喜、共演する門脇麦、好井まさお(井下好井)、村田秀亮(とろサーモン)、菜葉菜、徳永えり、高橋メアリージュン、廣木隆一監督、白石和彌監督、沖田修一監督、久万真路監督、毛利安孝監督が出席。また、挿入歌「二人で feat.西内まりや&YU-A」をSPICY CHOCOLATEと西内、YU-Aが披露した。その他の写真本作は累計250万部を突破する大ベストセラーを初めて実写化。売れないお笑いコンビの徳永(林)が、独自のお笑い論をもつ天才肌の先輩芸人・神谷(波岡)に弟子入りし、「お笑いとは?生きるとは?」とあがきながら、人生を模索する。同日、誕生日を迎えた又吉は「36年生きてきて、自分の頭にあるものを作品にし、それを才能ある人たちに映像化してもらえる。僕にとっては人生のごほうびであり、皆さんにお礼を言いたいです」と喜びもひとしお。3日より世界配信がスタートし、「日本はもちろん、海外の皆さんの反応が純粋に楽しみ。ワクワクしています」と期待に胸を踊らせた。漫才師役に挑んだ林は「僕自身『火花』という作品を残せたことが誇り。デビューしてからの10年すべてをぶつけましたし、一生自慢できる作品になった」と強い達成感。「今日は人生で一番うれしい日になりました。又吉さんに感謝しています」とあふれる思いに、瞳を潤ませた。一方、波岡も「俳優人生の全部を出し切った」と林に負けじと、作品への思いを熱弁。「(大役に)ドキドキした気持ちもありましたが、今はやっと世界配信されるワクワクが勝っています」と晴れやかな笑顔を浮かべていた。取材・文・写真:内田 涼NETFLIXオリジナルドラマ『火花』世界190か国にて全10話一斉配信中(ストリーミング)
2016年06月03日又吉直樹さんの大ベストセラー作品『火花』の映像作品が、Netflixで配信スタート。売れない芸人の徳永を林遣都さん、徳永が憧れる先輩・神谷を波岡一喜さんが演じます。林さんと神谷さんにお話しを伺いました。――おふたりの出会いは?林:17歳の頃に共演して、初めてごはんに連れていってくれた先輩です。波岡:遣都は、ダメな子なんですよ(笑)。仕事はちゃんとしてるんですけどねぇ…。林:私生活はちゃんとしてない?波岡:周りに流されやすい!林:(笑)。こうして釘をさしてくれる数少ない先輩が、波岡さん。徳永が好きで憧れている神谷を演じたのが波岡さんだったので、僕は自然にできました。――原作の感想は?林:先輩と後輩の素敵なストーリーで、「やりたい!」と思いました。波岡:神谷のガンガンいくところは、かなり僕に近かったですね。ただ、神谷の台詞が2ページくらい続くとこは「どんだけ喋んねん!このウンチクを覚えなあかんのか」と(笑)。――漫才のシーンが見事です。どんな準備を?林:僕の相方を演じた(井下好井の)好井さんは又吉さんと親しくて、薦められた漫才のDVDを全部観ました。タカトシさん、チュートリアルさん、ピースさん、又吉さんが前に組んでいた線香花火…ボケが引っ張るタイプの漫才からヒントをもらって膨らませる作業でした。波岡:神谷は天才肌で、練習しすぎると段取りになってしまう。なので練習は5回くらいでストップ。あとは脚本の「すごくウケた」みたいな1行のト書きを構成作家さんが漫才にして、本番前に1回だけ合わせて、アドリブを入れていく感じでしたね。――全10話を一気見できるのは、配信のよさですね。林:気持ちを途切らせず見てもらえるのは、ありがたいことです。波岡:世界配信ってことで、『火花』を見た外国人から海外で「Oh, KAMIYA!」と話しかけられる可能性も(笑)。じゃ最後に、林さんにとって、ずばり『火花』とは?大事なとこやで!林:ちょっ…(笑)。キャストもスタッフも自信をもって届けられる作品です。4か月の撮影期間、芸人として生きたと誇れます。波岡:よし!◇はやし・けんと1990年、滋賀県生まれ。’07年、映画『バッテリー』で主演デビューし、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。現在、ドラマ『精霊の守り人』に出演中。9月には舞台『家族の基礎』出演を控える。林さん/ジャケット¥39,000(ラッピンノット/HEMT PRTEL:03・6427・1030 )Tシャツ¥12,000(リヴォラ/スタジオ ファブワークTEL:03・6438・9575)パンツ¥26,000(ワイアット/スタジオ ファブワーク)なみおか・かずき1978年、大阪府生まれ。’05年、映画『パッチギ!』で注目を浴びる。現在BS時代劇『立花登青春手控え』に出演中。私生活では、2児の父。◇芸人の徳永は、熱海の営業で神谷と出会い、弟子入りを志願。神谷の伝記を書き始める。神谷の相方役に、とろサーモンの村田秀亮さん。門脇麦さん、田口トモロヲさん、染谷将太さんらも出演。6/3より全10話配信開始。※『anan』2016年6月8日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・菊池陽之助(林さん)インタビュー、文・小泉咲子
2016年06月03日女優の門脇麦が2日、東京・Zepp ダイバーシティ東京で行われたNetflixオリジナルドラマ『火花』(3日配信開始)の舞台あいさつに登場。同作に登場する夢を追いかける男性に対し、「やっぱり安定した人がいいなという気持ちがあります」と冷静に見解を述べた。同作は、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が執筆した、第153回芥川賞受賞作の同名小説が原作で、売れない芸人・徳永(林遣都)と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷(波岡一喜)の姿を通して、笑いとは・才能とは・生きるとは・人間とはを描くもの。門脇は、神谷と同棲して支える女性・真樹役を演じている。そんな役柄を演じた門脇だったが、「女性なら誰でも支えたいという気持ちは共感できると思うんですけど、そういう気持ち半分と、やっぱり安定した人がいいなという気持ちがあります」と、正直な意見を披露。主人公の芸人活動を応援するあゆみ役を演じたはずの徳永えりも「私も安定してた方がいいです(笑)」と門脇に同意した。さらに、追い打ちをかけるように、主人公の相方の恋人・百合枝役を演じる高橋メアリージュンも「私も20代前半の時だったら何年か支えていきたいと思うんですけど、出産とか考えるとやっぱり安定した方が…」とリアルな条件まで飛び出す始末。林と波岡それぞれの相方役を務める本職漫才師の村田秀亮(とろサーモン)は「ちょっと切なくなってきた…」、好井まさお(井下好井)も「出産の話をしだしましたよ…」と、いたたまれない状況になってしまった。舞台あいさつの前には、一般招待客が1話から3話を試写。門脇は「3話まで見ていただいたら、(徳永と神谷の)おふたりの魅力は十分伝わってると思うんですけど、4話以降も、どのキャラクターもどんどん愛おしくなってくると思うので、引き続きお楽しみいただければ。レッツNetflix(笑)」と呼びかけた。ところが、この「レッツNetflix」というキャッチーな響きが気に入ったのか、その後あいさつする登壇者も、口々に「レッツNetflix」と言い出し、監督陣まで使いはじめるプチブームに。ほぼ全員が言ったと思われた中、原作者の又吉は最後に「ちょっと勇気がなくて、『レッツNetflix』って言えなくてすいません」と乗り遅れてしまったことを謝罪していた。
2016年06月03日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が2日、東京・Zepp ダイバーシティ東京で行われたNetflixオリジナルドラマ『火花』(3日配信開始)の舞台あいさつに登場。自らの小説が映像化されたことに、「僕の人生に対するご褒美やなと本当に感じています」と感激を語った。同作は、又吉が執筆した第153回芥川賞受賞作の同名小説が原作で、売れない芸人・徳永(林遣都)と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷(波岡一喜)の姿を通して、笑いとは・才能とは・生きるとは・人間とはを描くもの。今回、5人の監督によって映像化された全10話が、世界190カ国に一斉に配信され、このイベントには香港と台湾のメディアも取材に入った。又吉は、ドラマ化された作品を見て「そこまで長い小説じゃないんで、原作で書いてない部分をどうするんやろう、大変やろうなって思ってたんですけど、その部分ですごいグッときた」と感想。今作を書くにあたって思い描いていた風景が、「僕だけのものじゃなくて、みんなが一緒に見てた風景なんだ」ということを、映像を見て気づいたのだという。このことで、又吉は「本当に良いものを見れたというか、原作者としてNetflixの作品に関われて良かったなと、とても感動しています」と、いつも通りの淡々とした口調ながら、熱い思いを吐露。この日は又吉の誕生日で「36年、いろいろあって生きてきたんですけど、自分の頭で考えたものを自分で書いて、それをむちゃくちゃ才能ある人たちの手によって映像にしてもらえるっていうのは、僕の人生に対するご褒美やなと、本当に感じています」と、最高のバースデーに感激していた。今回は若手漫才師の世界を描いた作品ということで、同じくあいさつに立った林は「満足いくまで納得いくまでやらせてくださいと(相方役の好井まさおに)言いました」、波岡も「『ロッキー』でシルベスター・スタローンがボクシング下手やったら面白くないじゃないですか。漫才師の話で僕らが漫才が下手だったらどうしようもないんで」と猛稽古を重ねて役に臨み、これまでの役者人生の経験も注ぎ込んだという。又吉はその漫才のシーンについて「すごかったですね。普通に笑いながら見ましたし、すごいリアリティがあって最高でした」とプロ目線から絶賛。世界中で配信されることには「ただただ純粋に楽しみですね。面白くつくっていただけたので、ワクワクしています」と期待を込めた。ちなみに又吉は、この会場の楽屋で、配信スタートを祝うケーキが用意されているのを見て、「一瞬自分の誕生日のだと思って、ちょっとだけうれしそうな顔してたんですけど、それを誰にもバレていないことを、ただただ願っていて、そのプレッシャーに耐えられなくて、今ここで言ってるんです」と正直に白状。「それも含めて、僕らしい誕生日になったな」と、自らまとめていた。
2016年06月03日現在放送中のドラマシーズン2も好評で、“2週間限定”で公開されたドラマシーズン1総集編の劇場公開作品『ROAD TO HiGH&LOW』は、一部の劇場にて公開延長が決定し、ますます盛り上がりをみせているビッグプロジェクト「HiGH&LOW」。この度、『HiGH&LOW THE MOVIE』から本作の全貌が明らかになるド迫力の90秒本予告がついに到着した。「SWORD」地区――。「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」5つのチームが拮抗していることから頭文字をとってそう呼ばれていた。その地区に伝説の男が戻ってくるところから物語は始まる。とある事件を機に表舞台から姿を消していた、チーム「ムゲン」の総長・琥珀(AKIRA)である。SWORD地区の支配を目論む李(V.I)と手を組んだ琥珀は、湾岸地区のチーム「MIGHTY WARRIORS」、TOWN地区の「DOUBT」を引き連れ急襲、日常は脆くも崩れ去る。かつて自らが慕った琥珀、そして琥珀率いる総勢500人の大群を前に、山王連合会のコブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)は立ち上がる。SWORD各チームもそれに呼応、そこに琥珀と並び最強と称された雅貴(TAKAHIRO)、広斗(登坂広臣)ら雨宮兄弟も参戦、過去から未来へ、いまSWORD地区は未曾有の事態へと突入する…。キャストには、「EXILE」をはじめ、いま大注目を集める「三代目J Soul Brothers」のほか「GENERATIONS」「E-girls」といった「EXILE TRIBE」のメンバーが総出演、さらには林遣都、窪田正孝、YOU、小泉今日子、「ゴールデンボンバー」、V.I(from BIGBANG)など、人気俳優、歌手と様々なジャンルのキャストも一堂に会している。また、本作の公開まで、20週連続で新曲(一部既存曲)にドラマや映画の本編映像をのせたスペシャルトレーラーを解禁しており、こちらも好評。特に3月に解禁された第4弾「RUDE BOYS」のテーマ曲「GENERATIONS from EXILE TRIBE」の「RUN THIS TOWN」は、すでにYouTube再生回数170万回以上を記録しており、驚異的な注目を集めている。今回解禁されたのは、映画最大の見せ場となる、総勢1000人規模を動員したアクションシーンがふんだんに使われた迫力ある映像。そのほか、先日解禁されたばかりの約1年10か月ぶりとなる「EXILE TRIBE」の新曲であり、本映画の主題歌でもある「HIGHER GROUND feat. Dimitri Vegas & Like Mike」も使用されている。すでに解禁されている60秒予告から、さらに映画の迫力&魅力が引き立つ、まさにどんどん加速していく一大プロジェクト「HiGH&LOW」を総括したような映像に仕上がっている。『HiGH&LOW THE MOVIE』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年06月02日又吉直樹(ピース)の芥川賞受賞作を実写化するNETFLIXのオリジナルドラマ『火花』がついに完成。約530分に及ぶ全10話が、6月3日から日本をはじめ全世界190の国と地域で同時配信される。文字通り世界中が注目するなか、4カ月間にわたる撮影で火花を散らした林遣都と波岡一喜。二人の胸に今、去来するものは?その他の画像売れないお笑いコンビの徳永(林)が、独自のお笑い論をもつ天才肌の先輩芸人・神谷(波岡)に弟子入りし、「お笑いとは?生きるとは?」とあがきながら、人生を模索する。累計250万部を突破する大ベストセラーの実写版出演に、林は「二度とないチャンス。必ず“残る”ものにしたいという強い思いで、すべてを注ぎました」と振り返る。一方の波岡は「僕ら世代で、『火花』出演がうらやましくない俳優はいない。逆に『自分でいいのか』という不安や焦りもありました」と本音を明かす。二人は08年公開の青春映画で共演した経験があり「それ以来、すごく可愛がってもらっているので、自然と(劇中の)師弟関係も生まれた」(林)、「初対面じゃないから、お互い『はじめまして…』をすっ飛ばして、役に入り込めた」(波岡)。インタビューの席では、波岡が「遣都は声ちっちゃいから、レコーダーもっと近づけたほうがいいですよ」と筆者に促してくれる場面も。役作りの重要なカギである関西弁に話題が及べば、「僕は関西出身なので…」(林)、「関西言うても、遣都は滋賀やけどな」(波岡)と丁々発止のやり取りで、取材を盛り上げる。ちなみに波岡は大阪出身。二人が適役であると再確認する瞬間だ。日本映画界の先端をひた走る廣木隆一をはじめ、白石和彌(『凶悪』)、沖田修一(『横道世之介』)ら実力派の監督が演出を手がけており、林は「他の現場では、体験できないことばかり。順撮りなので、感情面でも濃密に役と向き合えた」と強い達成感を示す。配信開始と同時に一気に全話楽しめるのがNETFLIXの大きな特徴で、波岡は「テレビだと次回も見てもらうために、どうしても1話毎に山場が必要になってくる。でもNETFLIXなら、全話いっぺんにドンでしょ(笑)。見る人それぞれの楽しみ方ができるし、演じる側も9時間近い映画を一本撮った感覚なんですよ」と新たなコンテンツメディアの登場に、期待を寄せた。取材・文・写真:内田 涼NETFLIXオリジナルドラマ『火花』6月3日(金)から全世界同時配信(ストリーミング)
2016年06月02日いよいよ6月3日より、第153回芥川賞にも輝いたお笑いコンビ・ピース又吉直樹の同名小説を原作としたドラマ『火花』が、世界最大級のオンラインストリーミングサービス・Netflixで、世界190カ国に全10話一挙同時配信される。○林遣都が漫才の"芸風"を確立本作は若手芸人の世界を舞台に描かれた作品。林遣都演じる漫才コンビ「スパークス」の徳永と、彼が師と仰ぐ先輩芸人「あほんだら」の神谷(波岡一喜)との関係を通して、芸人とは、笑いとは、才能とは、そして人間が生きることとは何かを描いている。ドラマ『火花』は、各話50分程度の全10話で、総監督を務めているのは、1、9、10話を演出した廣木隆一。そのほか、『凶悪』の白石和彌(3、4話)や、『横道世之介』の沖田修一(5、6話)といった気鋭の映画監督が演出に名を連ねている。統一感はありつつ、各話で少しずつ作風が違っていて飽きさせない。原作では徳永と神谷との師弟関係に重点が置かれ、あまり描かれていなかった相方・山下(井下好井・好井まさお)とのコンビ間の葛藤や、所属事務所の担当社員(染谷将太)との交流なども丹念に描かれ、原作以上に多角的に若手芸人を取り巻く実情を浮き彫りにしている。自分たちが世間に見向きもされない怒り、自分が面白いと思う笑いとテレビで求められる笑いとの違いに葛藤する姿、先に売れていく後輩たちを目の当たりにした焦燥、売れ始め周囲からの待遇が変わっていくことへの戸惑い、自分が変わっていくことへの恐怖、そして"使い捨て"のように仕事を失っていく絶望感……そんな若手芸人の苦悩が、又吉独特の文体をそのまま描写したかのような美しい映像で迫ってくる。こうした作品で難しいのは実際の漫才をいかに見せるかだが、この部分も本作は丁寧だ。スパークスとあほんだらの漫才それぞれが、ちゃんと各コンビ独自の漫才になっているのがそれを証明している。ドラマ後半には「ああ、この漫才はスパークスっぽいな」と思えるほどだ。もともと芸人である好井まさおはもちろん、漫才は素人である林遣都もネタを自分のものにし、あたかもコンビが実在しているかのように、"芸風"を確立させている。圧巻は第9話の漫才シーン。「世界を覆すような漫才をやるために、この道に入りました」という徳永の前口上から始まる漫才は、あまりに切なく胸が締め付けられる。○波岡一喜の起用で成功が約束された本作の肝となるのは間違いなく神谷だ。徳永は彼に憧れ、"弟子"になり、彼の言動に振り回されてもなお、彼についていく。その魅力に説得力がなければ、物語自体が破綻してしまう。神谷役に波岡一喜をキャスティングできたことで、この作品の成功が約束されたと言っても過言ではない。それくらい波岡演じる神谷は、狂気をはらんだカッコよさと、どうしようもない情けなさと、強烈な愛嬌が同居していて魅力的だ。まさに、「憧憬と嫉妬と僅かな侮蔑が入り混じった感情で恐れながら愛する」対象だった(「」内は『火花』原作本より)。実際、徳永がそうであったように、視聴者である僕も、彼についていくかのように、約450分にわたる『火花』の世界に没頭してしまった。波岡はこれまで、大根仁監督の『ライオン丸G』で主演しているが、それ以外はいわゆる名バイプレーヤーとして脇を固めてきた。一時期はチンピラ役といえば波岡一喜と言われるほど、数多くの作品に出演し存在感を発揮してきた。そんな波岡にとって、破天荒でカリスマ性のある神谷はハマり役だ。例えば、物語冒頭の花火大会での漫才のシーン。原作では、主人公・徳永のコンビ「スパークス」の漫才はウケる、ウケないの前に誰にも聞いてもらえないという切なく印象的な始まりである。これをドラマでは、その漫才の直前に、町内会によるチープな出し物が披露され喝采を浴びるシーンを加え、さらに切なさを増幅させている。スパークスが舞台を降りると、すれ違いざまに「仇とったるわ」と言って舞台に上がる神谷。そして、見向きもしない花火目当ての観客たち向かって鬼気迫る表情で叫ぶ。「地獄! 地獄! 地獄! 地獄……!」その姿は紛うことなく「やかましいほどに全身全霊で生きる」神谷そのものだった。『火花』は売れない若手芸人たちを描いたドラマである。けれど、まだ何者でもなく、何者かであろうとあえぐ僕らすべての物語でもある。この美しくも残酷な作品がこのような形でドラマ化されたのは"平凡な奇跡"だ。果たして、原作の読者から賛否両論を巻き起こしたあの"あほんだら"なラストシーンはどのように描かれているのか。それはその目で確かめてほしい。(C)2016YDクリエイション戸部田誠(てれびのスキマ)1978年生まれ。テレビっ子。ライター。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『コントに捧げた内村光良の怒り』(コア新書)、『1989年のテレビっ子』(双葉社)などがある。
2016年06月02日第153回芥川賞を受賞した又吉直樹の処女小説を実写化する日本発のNETFLIXオリジナルドラマ『火花』(全10話)が、6月3日(金)より世界190カ国で同時配信される。それに先がけ東京と大阪で開催された全話イッキ観試写会では、観客から「期待以上に豪華で映画のよう」「(530分)目が離せずあっと言う間に観終わってしまった」など、「期待以上の出来」という感想が多数寄せられた。その他の写真NETFLIXオリジナルドラマ『火花』は、漫才の世界に身を投じた青年たちの十年を描いた群像劇。“お笑い”にかける芸人たちのストイックで純粋な情熱を映しながら、生きることの意味、愛しさを謳いあげる人生讃歌になっている。林遣都と波岡一喜が主演を務め、売れない芸人の徳永(林)と先輩芸人の神谷(波岡)、それぞれの歩みを主軸に物語は進行する。主人公ふたりは、売れないお笑いコンビ・スパークスと、激烈で独特なネタを披露するあほんだらという別々のコンビを組んでおり、劇中ではそれぞれが漫才をする場面が度々、登場する。アンケートでは「感動した!」という声が多く、特にキャストについて、「演技が素晴らしく上手!」「(林演じる主人公の)徳永が又吉さんに見えた」「漫才がだんだん上達していく過程がすごかった」と、芸人さながらの漫才を披露したふたりを絶賛するコメントが寄せられ、「ライブシーンに震えた」「ラストライブに感動。ボロボロ泣いた」など、最終話に関する感想も目立った。そのほか全体を通して「主人公の心情が伝わってきて、本当にステキな作品」「おもしろいだけじゃなく社会の厳しさや現実的なところもあって親しみが持てる」「自分の大切な人や大切な事について考えさせられた」と、人間関係の描写や、登場人物の心情を丁寧に描いているところに、共感が持てるとの声もあり、全10話を鑑賞した満足度は、東京会場が90.5%、大阪会場が90.6%という結果になった。また、本作は廣木隆一監督、白石和彌監督、沖田修一監督ら映画界で活躍する監督たちが手がけていることでも注目を集めており、ぴあ映画生活が映画ファン向けに独自でとったアンケート調査では、「映画並みのクオリティ! 画力、洗練されたセリフの数々、全体に満ちる日本人特有のわびさび、全てに対してこだわりが凄くて、これがドラマというなんてもったいない!」「監督が1話ごとに違うので印象の違いがおもしろかった。監督ごとのテンポの違いがその話と合っていてよかった」「監督の個性がうまく合わさっていて違和感がない」「普段見ているドラマよりも人の気持ちを繊細に描いた“完璧”な作品」などの声が寄せられ、映画ファンからも好評を集めた。NETFLIXオリジナルドラマ『火花』6月3日(金)全世界同時配信
2016年06月01日まもなく「Netflix」にて全世界同時ストリーミングが開始される、又吉直樹原作・第153回芥川賞受賞作品のドラマ化「火花」。このほど、本作がドイツで開催された「ニッポン・コネクション」に出品され、全10話の一挙上映を実施。日本からは主演の林遣都、波岡一喜、7&8話を担当した久万真路監督がかけつけ、舞台挨拶を行った。日本純文学の最高峰、第153回芥川賞を受賞した小説「火花」。芸人である「ピース」又吉さんが初めて手がけた本小説は、単行本で累計250万部を超え、空前の大ヒットを記録。日本独特の話芸“漫才”の世界に身を投じた青年たちの10年を映しながら、生きることの意味と、愛しさ、切なさを謳いあげた青春物語だ。そんな本作が、ドイツを代表する文豪ゲーテが誕生した町、フランクフルトで開催中の「ニッポン・コネクション」第16回日本映画祭のニッポン・シネマに出品。5月28日(現地時間)に1~3話、29日には約10時間に及ぶ全10話の上映が行われ、両日とも林さん、波岡さん、そして久万監督による舞台挨拶が行われた。22時という遅い時間帯での上映にもかかわらず、300席満席の客席を前に、林さんは満面の笑みを浮かべ、「日本で俳優をやっている林遣都と申します。こうして、海外の方にご覧いただく機会をいただけたことを、とても嬉しく思います。海外の方に胸をはって観ていただける素敵な作品になったので是非楽しんでいってください」と、真摯に挨拶。続いて、波岡さんは、「こんばんは!私は波岡一喜といいます。来てくれて本当にありがとうございます」をドイツ語で挨拶。「ここからは日本語で…」と照れ笑いをしながら、「嬉しい!こんなにたくさんのお客さんがいらっしゃると思わなかったので泣きそうになりました。今日昼間、フランクフルト市内を回り、天候もよくとてもいい日なんだと思いました。いま、ここに来てもっといい日だと感じました。楽しんでいってください」と興奮気味に言葉を紡いだ。さらに、7話・8話を担当した久万監督は、「漫才に青春をかけた男たちの物語を、みなさんがどう受け止めてくださるか、ドキドキもしていますがよい評価をいただけることを、期待しています。思いっきり笑って楽しんでいってください」と、ドイツの観客に向けて語った。全10話の一挙上映後には、大きな拍手が巻き起こり、会場では涙を流す観客も。また、漫才という文化への関心も高まったというコメントが多く寄せられ、世界190か国同時配信に向け、日本特有の“漫才文化”発信へ大きな手ごたえを感じられる上映となった。また、Q&Aでは、原作についての質問が飛び、林さんからは「この物語の原作を描かれた又吉直樹さんは、この物語の主人公のように漫才をされている日本でも大変な有名な芸人さんです。また、昨年、日本では歴史的な文学賞である芥川賞を受賞し、日本中がこの物語に魅了され、感動の渦にのまれました」と回答。世界配信についての意気込みを問われた林さんが、「日本で俳優として活動をしていると、海外で作品をご覧いただける機会がなかなかないので、作品を生み出してくれた又吉さんに感謝しております」と又吉さんへの感謝の意を語ると、波岡さんは「世界中で配信されたら、もっといろんな人が見てくれますよね。もっと有名になりたい!」とコメントし、会場を沸かせた。さらに久万監督は、「5人監督がひとつの作品を手掛けるというのは、日本でもなかなかない試みです。この作品は映画監督と映画のスタッフが手掛けています。僕たちは1本の映画を作るつもりで臨んでいました。総監督の廣木隆一監督を筆頭に、それぞれの監督が切磋琢磨し、いい意味で競い合ったことが作品にうまく反映されていると思います」と、映像作品の新しい表現について示唆していたのが印象的だった。現地の観客からは「本当に感動しました。会場から出た瞬間、胸がいっぱいになりました。若い方が一生を掛ける覚悟で『どうしたら面白い漫才ができるのか』を日々求め続ける姿が印象的でした」(40代男性)、「ひとことで言えば素晴らしかったです。最初は笑えるコメディかと思ったけれど真剣な話もあり感動もあり、面白かったです」(女性2人組)、「実は日本の人気お笑い芸人のファンなのですが、漫才がどういうものなのか、これまでは知らなかったので、この作品を観てやっと理解できたなと思いました」(20代男性)、「考えさせるところ、悲しくなるところもありつつ、笑えるところもあっていろいろな感動ができてとてもよかった」(夫婦)と絶賛のコメントが寄せられた。Netflixオリジナルドラマ「火花」は6月3日(金)より世界190か国にて全10話一斉同時配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年05月31日放映中の連続ドラマ「重版出来!」や「孤独のグルメ」シリーズなど映像でも独特の味わいを見せる松重豊が、風変わりな家族を描くコメディ『家族の基礎~大道寺家の人々~』で父親役を演じる。脚本・演出は、コメディにも定評ある倉持裕(ペンギンプルペイルパイルズ)。この新作について、ふたりに話を聞いた。舞台『家族の基礎~大道寺家の人々~』チケット情報松重と倉持の顔合わせは、舞台『昔の女』以来、7年ぶり。「俳優側の生理にもちゃんと向き合ってくれるし、すごく丁寧だなって印象でした。舞台ってやっぱり独特だから特殊に作っていく方もいるだろうけど、倉持さんはオーソドックスにリアルを追求しながら俳優の演技を導いてくれるので、本当にやりやすい演出家でしたね」(松重)「『昔の女』のときは、僕も演出していてひとつひとつ面白かった。松重さんはやっぱり身体に圧倒的な特徴があるじゃないですか(笑)。だから何やっても面白い部分はあって。小柄な奥さんにビンタされてアワアワしちゃったりとか」(倉持)「倉持さんの稽古場はディスカッションしながら作っていくので、グルーヴ感みたいなものを自然に作ってくれる。今回は前回より大きな劇場で倉持ワールドを作り上げる、ダイナミックな楽しみがあります。ただ、コメディとは銘打たないでほしかったけど。その看板が俳優をいかに苦しめるか(笑)」(松重)倉持が本作のヒントにしたものとして挙げたのは、ウェス・アンダーソン監督「ザ・ロイヤル・テネンバウムス」、ジョン・アーヴィング原作「ホテル・ニューハンプシャー」など、あるユニークな一家を大河ドラマのように長く追った家族映画。「頭の中で『これがいい』と思ったら、思考の過程を見せずにひとりでトントンと進めていく。亭主関白とは違うんですが、そういう父親を松重さんに今回やってもらいたい」(倉持)「俺もわりと良かれと思って全部決めちゃう父親だなぁって、今聞いていて思いました。でも父親像といってもいろんな形があるし、かつての“親父”と呼ばれるイメージからも、今は当然変容している。倉持流を盛り込んだ世界観で“家族”というものが描かれるのであれば、たぶん面白い作品にはなるんだろうなと(笑)」(松重)母親役は松重との共演経験も多く、彼が「存在が大きくて、本当に懐の深い女優さん」と評する鈴木京香。加えて、長女役に夏帆、長男役は本作が初舞台となる林遣都と楽しみな顔ぶれが揃った。全員ひと筋縄ではいかない大道寺家は、長い旅路の末にどこにたどり着くのか。公演は9月6日(火)から28日(水)まで東京・シアターコクーンにて。その後、大阪、静岡、愛知を巡演。東京公演のチケットの一般発売は6月4日(土)午前10時より。なお、チケットぴあでは、東京公演のインターネット先行を実施中、6月3日(金)午後11時59分まで受付。取材・文/武田吏都
2016年05月31日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹原作のNetflixドラマ『火花』(全10話、6月3日配信開始)が、ドイツ・フランクフルトで行われた日本映画のイベント「ニッポン・コネクション」で28・29日に上映され、出演する俳優の林遣都と波岡一喜が、舞台あいさつを行った。同作は、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が第153回芥川賞を受賞した同名小説が原作で、林演じる売れない芸人・徳永と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷(波岡一喜)の姿を通して、笑いとは・才能とは・生きるとは・人間とはを描くもの。林は「こうして、海外の方にご覧いただく機会をいただけたことを、とてもうれしく思います」と喜びを語りながら、「海外の方に胸を張って見ていただけるすてきな作品になったので、ぜひ楽しんでいってください」とアピール。浪岡は「うれしい! こんなにたくさんのお客さんがいらっしゃると思わなかったので泣きそうになりました」と、興奮を隠せない様子だった。同会では質問コーナーも設けられ、原作について聞かれた林は、又吉を「この物語の主人公のように漫才をされている日本でも大変な有名な芸人さんです」と紹介し、「昨年、日本では歴史的な文学賞である芥川賞を受賞し、日本中がこの物語に魅了され、感動の渦にのまれました」と説明。また、こうして海外で出演作品が上映されることに「作品を生み出してくれた又吉さんに感謝しております」と林が謙虚に語る一方、浪岡は「世界中で配信されたら、もっといろんな人が見てくれますよね。もっと有名になりたい!」と野望を示し、会場を沸かせていた。同じく登壇した7・8話担当の久万真路監督は「漫才に青春をかけた男たちの物語を、みなさんがどう受け止めてくださるか、ドキドキもしています」と心境を吐露。今作は5人の監督が手がけているが、「それぞれの監督が切磋琢磨(せっさたくま)し、いい意味で競い合ったことが作品にうまく反映されていると思います」と、新たな試みによる成果を話していた。
2016年05月31日「ピース」の又吉直樹の250万部突破の芥川賞受賞小説をネット配信サービス「NETFLIX」で映像化した「火花」の全10話、約530分をイッキ観する試写会が5月22日(日)に開催。全話上映後に主演の林遣都、波岡一喜、廣木隆一監督らによる舞台挨拶が行われた。売れないお笑い芸人の徳永と、彼がある日、出会い、その魅力にとりつかれ弟子入りする先輩芸人・神谷を軸に物語は展開。才能や己の進むべき道に悩みつつ、彼らが歩んでいく歳月を描き出す。この日は、劇中の漫才コンビ「スパークス」で林さんとコンビを組んだ好井まさお(井下好井)と、同じく漫才コンビ「あほんだら」で波岡さんの相棒を務めた村田秀亮(とろサーモン)が駆け付け、司会を担当!林さんは、漫才シーン、特に好井さんとのコンビについて聞かれ「最高でした。一生のパートナーと思っていました。スパークスとして好井さんと(漫才を作品の中に)残せたのは、この先も誇りです」と語る。好井さんは漫才シーンについて「作家さんからいただいたネタを7割ほど変えて、作家さんは渋い顔をしてましたが…」と苦笑交じりに振り替えるが、林さんは「みんなで話し合い、よりいいものを作ろうとやってました」と胸を張る。実際、公園で練習したり、わざわざ好井さんを林さんが自宅に招いて練習を重ねたこともあったそうで、好井さんは「(話が進むにつれて)だんだんウマなっていった」と称賛!林さんは好井さんを「僕からしたら師匠です!」語るが、その師匠は「5月29日にライブがありまして…(笑)」とステージ上で営業を始め、会場は笑いに包まれた。この日は、全10話を見終えたばかりの観客からの質問にも応じたが、デビュー当時から林さんの大ファンだという女性の質問者のため、林さんが壇上から客席へ降りて握手をするという心憎いサービスも!女性は感極まって涙を流したが、なぜか、波岡さんまでステージを降りて、その女性を抱きしめ、会場は再び爆笑に包まれた。「火花」は6月3日(金)よりNETFLIXにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2016年05月23日俳優の林遣都が22日、主演を務めるNetflixオリジナルドラマ『火花』(全10話、6月3日一斉配信)の都内で行われたイッキ観試写会イベントに登場。好きなシーンを聞かれて「おっぱいですか、おっぱい」と即答した。同作は、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が第153回芥川賞を受賞した同名小説が原作で、林演じる売れない芸人・徳永と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷(波岡一喜)の姿を通して、笑いとは・才能とは・生きるとは・人間とはを描くもの。この「おっぱい」は、物語のクライマックスに登場するもので、そのシーンに出演する波岡は「現場ではめちゃめちゃ真剣にやってたんです。ピリッとした空気で」と説明。この場面で林はひと言「なにしてんねん…」とボソッとつぶやくのだが、林の相方・山下役を務めたお笑いコンビ・井下好井の好井まさおは「最高のツッコミなんですよ! あんなリアルなツッコミないですよ!」と、プロ目線から絶賛した。芸人を題材にした作品ということで、こうした笑えるシーンがある一方、感動必至の場面も。徳永と山下のコンビ・スパークスの最後の漫才シーンで、初演技の好井は撮影前から「絶対泣けへん」と豪語していたそうだが、本番が始まると即号泣。好井は「スパークスが終わんのが悲しくて。いろんなとこ見ると、お客さんもスタッフもみんな泣いてるんですよ。波岡さんなんて壁に寄っかかって泣いてましたよ」と、現場全体が涙に包まれていたことを強調した。波岡は涙もろいようで、門脇麦演じる彼女との別れのシーンで、「カメラは麦ちゃんの方を撮ってましたけど、扉が閉まった後、(映ってないところで)僕号泣してました。悲しすぎて、つらすぎて」と、思い出しながら明かした。林は、今回漫才を演じるために、好井と相当な練習量で本番に臨んだという。本物の若手芸人のように、公園で練習したり、林の自宅でも窓・壁・台所と、なぜか向きを変えながら稽古に励んだ結果、廣木隆一総監督は「漫才で飽きちゃうとドラマ的に負けだなと思ってたんだけど、全然勢いがあって、だいたい一発撮りだった」と太鼓判。この好井とのコンビネーションを聞かれた林は「最高です。一生のパートナーですよ(笑)」と、なぜかいい加減に返し、波岡から「半笑いやん(笑)」と突っ込まれていた。このイッキ観試写会は、午前10時から、計530分にわたって実施。『火花』は、Netflixがサービスを展開する世界190カ国で一斉配信されることになっているが、林は「まず日本の漫才・お笑いが身近にある日本の人たちに見てもらって、又吉さんが去年日本中に届けた感動と同じものを、もう一度6月3日から届けたいという強い思いでいます」と、集まった観客に呼びかけた。
2016年05月22日瀬戸内寂聴がかつて「子宮作家」と呼ばれるきっかけとなった小説を、『海を感じる時』の安藤尋監督が映画化した『花芯』。このほど、恋すら知らなかった女性が精神と肉体の悦びに目覚めていく主演・村川絵梨の新境地をとらえた予告編映像とポスタービジュアルが解禁となった。園子(村川絵梨)は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し息子をもうけていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で夫の上司・越智(安藤政信)と出会い、好きになってしまう。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり、抑えられなくなっていく――。1957年、新進作家だった瀬戸内寂聴(当時は瀬戸内晴美)が放った鮮烈な恋愛小説の、初の映画化となる本作。主人公・園子を演じる村川さんは、肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながらも子宮の命ずるまま生きることを選んだ女性を体当たりで演じ切り、新境地を打ち出している。解禁となった予告編では、「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ――」という、安藤政信演じる愛人・越智の衝撃的な台詞から始まり、主人公・園子が安定した家庭を離れ、彼との底の見えない愛の関係に溺れていく様子を垣間見ることができる。その一方、林遣都演じる夫・雨宮との行為は、心ここにあらず、無味乾燥といった雰囲気を醸しているのが対照的。それぞれの関係がどう展開していくのか、まさに想像をかきたてる映像に仕上がっている。また、ポスタービジュアルでは、園子が男性と裸で抱き合う姿と共に、「覗いちゃいけない深淵を覗いてしまったの――」という妖艶な台詞が添えられ、これまでには見たことのない村川さんの艶かしい姿を映し出している。近ごろ何かと話題の不貞の愛。園子の生き様を通して描かれる“愛欲”や“性愛”の真実と、切なくも艶めく世界観を、まずはこちらから覗いてみて。『花芯』は8月6日(土)よりテアトル新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月20日6月3日から世界190カ国で全10話一斉配信される、動画配信サービス・Netflixオリジナルドラマ『火花』の翻訳を担当したお笑い芸人チャド・マレーンが、号泣しながら作業にあたったことを明かした。同作は、お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が第153回芥川賞を受賞した同名小説が原作で、主人公である売れない芸人・徳永(林遣都)と、その彼が師と仰ぐ先輩芸人・神谷(波岡一喜)の姿を通して、「笑いとは」「才能とは」「生きるとは」「人間とは」を描くもの。チャドは、作品の世界が、自身の過ごしてきた時代や舞台そのものであるため、「僕のこの半生の間、周りで散ってしまった数々の夢の分だけ、号泣しながらパソコンの前でカタカタする日々でした」と、翻訳作業の意外な苦労を打ち明ける。しかし、それで奮起した面もあるようで、「最終的に、言っていることがこんなにオモロいのに、こんなに号泣する漫才はない、と全世界中の人に言わせるつもりで、ええ仕事をしてみました」と自信をのぞかせた。オーストラリア出身で高校生の時に初めて来日した際、漫才の面白さに感銘を受けたというチャド。ただ今作は"面白さ"よりも"ロマン"が立っていると評し、「ミッキー・ロークの『レスラー』と同様、一度でも夢を見たことのある人なら号泣間違いなしの作品だと思います」とハリウッド映画を例にあげて、太鼓判を押している。
2016年05月20日数多のメディアやエンターテインメントを巻き込み展開する、世界初の総合エンタテインメント・プロジェクト「HiGH&LOW」。ドラマシーズン1総集編 『ROAD TO HiGH&LOW』が5月7日(土)より2週限定で特別上映しているが、そんな本作の初日からの土日興行収入が1億2,324万2,600円、入場者数は9万2,757人を記録したことが分かった。幼いころから無二の親友同士だったコブラ(岩田剛典)とヤマト(鈴木伸之) とノボル(町田啓太)。頭が良く大学に進学したノボルは喧嘩しか取り柄のないコブラとヤマトの希望だった。そんなノボルを突然の悲劇が襲う。未来を失ったノボルに、コブラとヤマトはノボルの戻ってくる場所として「山王連合会」を結成する。そして「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームが拮抗、その地区はそれぞれの頭文字をとって「SWORD」地区と呼ばれるようになる。ギリギリのところで保たれている均衡、しかしその地区にノボルが戻ってきたことから事件がはじまる。過去を捨てSWORD地区の支配を目論む「家村会」の一員となったノボル、「山王連合会」に自らの傘下に入ることを迫る。ノボルの行動に隠された秘密とは。そして、コブラ、ヤマトが下した衝撃の決断とは――。「HiGH&LOW」は、「EXILE」HIROが企画プロデュースを担当する一大プロジェクト。7月公開の『HiGH&LOW THE MOVIE』を軸に、ドラマ、漫画、ライブツアーなど、様々なメディアコンテンツを展開していく。キャストには「EXILE」をはじめ、「三代目J Soul Brothers」「GENERATIONS」「E-girls」といった「EXILE TRIBE」のメンバーが総出演するほか、林遣都、窪田正孝、YOU、小泉今日子、ゴールデンボンバーなどもキャストに迎える。本作は、昨年10月より放送されていた「HiGH&LOW Season1」の未公開シーンなどを含めた総集編。GW期間中の大作が目白押しの中で、140館の中規模公開ながら好スタートを切り、土日興行成績ランキング初登場第5位を記録を記録した。映画を見た観客たちは、「何回見ても泣ける!」「アクションシーンが迫力!」「映画でしか見れないシーンもあった! 『HiGH&LOW THE MOVIE』の予告も流れて鳥肌だね。ほんとにはやく見たいと思った!」など、非常に満足度の高い感想が続出。また、5月7日・8日に行われた舞台挨拶を全国にてライブビューイングを行い、都心部だけでなくローカルエリアも動員を伸ばしている。週替わり入場者特典や毎日舞台挨拶リレーなどリピーターを取り込む施策が多く盛り込まれ、特にレディースデイの動員はさらに大きなものになるだろう。ドラマ「HiGH&LOW Season2」は毎週土曜日24時55分~日本テレビにて放送。『ROAD TO HiGH&LOW』は全国にて公開中。『HiGH&LOW THE MOVIE』7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年05月10日連載20周年の節目に、原作者の高橋和希氏が製作総指揮として、脚本とキャラクターデザインを手がけた『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の大ヒット御礼舞台挨拶が5月8日(日)、東京・新宿バルト9で行われた。舞台挨拶には風間俊介(武藤遊戯役)、津田健次郎(海馬瀬人役)、高橋広樹(城之内克也役)、竹内順子(海馬モクバ役)、林遣都(藍神役)、花澤香菜(セラ役)、ケンドーコバヤシ(百済木役)、「ジャングルポケット」の3人(百済木軍団)、桑原智監督が出席した。連載終了から1年後の世界を舞台に、もうひとりの人格・アテムとの戦い“闇遊戯”を経て、日常を取り戻したかに見えた武藤遊戯が新たなデュエル(決闘)に身を投じる。公開15日間で、観客動員は31万人を突破。6月の韓国公開を皮切りに、世界各地での公開が順次決まっており、風間さんは「このお祭りをまだまだ続けたいので、ぜひもっと盛り上がってください」と感激しきり。林さんは「(大ヒットに続き)超ヒット御礼舞台挨拶でまたお会いしたい」とさらなる飛躍に期待を込めた。そんなお祭り騒ぎの舞台挨拶を、さらに盛り上げたのがケンコバさん。お気に入りのシーンを聞かれて「毛利小五郎が…」と現在公開中の某大ヒットアニメを引き合いにひとボケかましたつもりが、風間さんから「いま、僕らが一番戦っている相手なんですから…」と冷静なツッコミをされてしまい思わず土下座。ケンコバさんの後輩にあたる「ジャングルポケット」の3人が「カメラマンさん、撮らないで~」とかばっていた。『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年05月08日川口春奈が“料理が苦手な女”、林遣都が“女が苦手な男”を演じることで話題の『にがくてあまい』。このほど、本作の公開日が9月10日(土)に決定。原作漫画のビジュアルを忠実に再現したティーザーポスターとともに、淵上泰史、桜田ひより、真剣佑、「RIP SLYME」SU、中野英雄、石野真子という個性あふれる追加キャストと場面写真が解禁となった。仕事に燃えるキャリアウーマンの江田マキは、ある日、男子校のイケメン美術教師・片山渚と出会い、ひょんなことから同居することに。天真爛漫なマキを、なぜかぞんざいに扱う渚。衝突しながらも、マキは渚に恋している自分に気づくが、なんと渚は、ゲイだった。それでも、渚の作るオーガニック料理に癒されていくマキ。それぞれが抱える問題を解決していくうちに、お互いが大切な存在となっていくが――。野菜が苦手で料理もできず、部屋も荒れ放題というだらしない私生活をおくる肉食系OLと、女性が苦手で、料理にこだわるゲイの菜食主義者という、相容れない男女の同居生活を描く本作。4月5日には惜しまれつつ、小林ユミヲによる原作漫画の最終話が配信され、単行本最終12巻が5月14日に発売されることも決定している。川口さんと、林さんがこれまでにない異色の役どころに挑むなか、新たに豪華な追加キャストが今回発表された。まず、林さん演じる渚の初恋の人で、元同居人・立花アラタ役には、ドラマ「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」、映画『花宵道中』などで活躍する淵上泰史。ティーンモデル・青井ミナミ役には、注目の若手女優・桜田ひより、さらに渚の職場の後輩“ばばっち”こと馬場園あつし役には、続編製作も決まった『ちはやふる』など話題作への出演が続く真剣佑。さらに、渚も通う“ビーンズバー”のゲイのマスター・ヤッさんには、ヒップホップユニット「RIP SLYME」のMCでおなじみのSU、野菜農家を営むマキの両親を中野英雄と石野真子が演じ、原作ファンにも人気のおいしい料理とコミカルな人間模様を描き出していく。また、解禁となったティザーポスターは、単行本1巻の表紙を忠実に再現したものとなっており、川口さん、林さんのなりきりぶりが伺えるビジュアルとなっている。<以下、キャストコメント>■淵上泰史(立花アラタ役)才能あふれた、なにより僕と同い年年の草野翔吾監督の現場に参加出来たことが僕の財産でありますが、林遣都さんのファンの方々に嫌われないかとても心配です。■桜田ひより(青井ミナミ役)今回はティーンモデルの青井ミナミ役を演じさせていただきました。川口春奈奈さん演じるマキと、マネジャーさんとのやり取りは、クスッと笑ってもらえると思います。そして…撮影では「えっ!」と驚く衣装を着て元気なミナミになりきりました。とても楽しかったです。見終わった後、笑顔になれる素敵な映画です。是非、ご覧ください!■真剣佑(馬場園あつし役)本作品では馬場園あつし役を演じさせていただきました。馬場園はバカが付くほど真っ直ぐな人間で、ずっと笑顔でいるキャラクターだったので、全力で思いきり楽しんで演じました。普段あまり見れないこんな天然で無邪気な人・馬場園あつしを、是非劇場で観て楽しんでいただけたら嬉しいです。■SU(ヤッさん役)春奈ちゃんと遣都くんのやり取りからチラ見できる。人生観がとにかく面白いわっ!私自身ストーリーと同じような境遇の知人もいまして、そいつらまさににがくてあまいw原作マンガも読んでたわっ!よーく新宿2丁目に行くのでゲイの友達も沢山いて、そいつらまさにすっぱくてウザいw映画撮影素人の私にもあたたかい現場の空気がとてもおだやかでうまい。そんな空気感が出ている素敵な作品だと思います。是非ご覧ください。私はゲイのバーのママ役よ。お話いただいた時は飛んで喜んだわっ!まさかっ!私っ!?って!ただ林遣都は私のタイプっカッコよすぎよっ! もう少し太らせたいけどねっ■中野英雄(江田豊役)私は近年アウトローな役柄を数多くこなしていますが、今回は主人公・江田マキの父親・豊をやらせていただきました。原作では丸坊主な豊ですが、恐らく丸坊主=強面という解釈で、私がキャスティングされたのでしょう。私自身としては久しぶりの父親役でして、年頃の娘の父親役は初めてでしたので、楽しく撮影させていただきました。もしも川口春奈さんのような娘がいたら、毎日毎日、余計な心配をするだろうな~~と頭に浮かべながらお芝居をしていましたね。渚役の林遣都さんとは長らく共演を望んでいた俳優さんでしたので、彼とも楽しく会話しながらお芝居できたので本当に楽しい現場でしたね。私みたいな俳優に豊を演じるチャンスをくれた、プロデューサーや監督やスタッフに感謝しております。ありがとうございました。■石野真子(江田操役)大事な娘が実家に素敵な男性を連れてくる。どんな理由でも顔出してくれるのは親にとって嬉しいことなのに…。もしかしてもしかして、そうなの? おろおろなパパとよろこぶママ。年頃の娘を持つと、どこの家庭も感じるドキドキ感。可憐な川口春奈奈さんのママ役が出来て嬉しかったなぁ。石野真子、あたたかい現場でなんだか、ほっこりしました。『にがくてあまい』は9月10日(土)よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年05月03日女優・川口春奈と俳優・林遣都が初共演する映画『にがくてあまい』(9月10日公開)のティザーポスターと真剣佑ら新たなキャストが3日、発表された。原作は、小林ユミヲ氏がWebコミック誌『EDEN』(マッグガーデン)で連載していた同名コミック。男に恵まれない肉食系独身女・マキ(川口)とゲイのベジタリアン男子・渚(林)の相いれない2人が、"ありのまま"でぶつかり合う風変わりな同居生活を描くヒューマンラブコメディで、林はゲイ役としてBL的なシーンにも挑戦する。メガホンを取るのは、『からっぽ』(12年)などの草野翔吾監督。脚本監修および脚本は、ヨーロッパ企画の上田誠氏と大歳倫弘氏が務める。ビジュアルでは、原作第1巻のマキと渚のポーズを川口と林が再現。背景には、原作の各キャラクターのアップも透けており、表紙からそれぞれのキャラがより生き生きとして見える仕上がりだ。真剣のほか新たなキャストとして発表されたのは、淵上泰史、桜田ひより、RIP SLYME・SU、中野英雄、石野真子。真剣は渚の職場の後輩"ばばっち"こと馬場園あつしを、淵上は渚の初恋の人で元同居人・立花アラタを、桜田はティーンモデル・青井ミナミを、SUは渚も通うビーンズバーのゲイのマスター・ヤッさんを、中野はマキの父親・江田豊を、石野は母親・江田操をそれぞれ演じる。真剣は、馬場園を「ばかがつくほど真っすぐな人間で、ずっと笑顔でいるキャラクターだったので、全力で思い切り楽しんで演じました」と現場を振り返っている。(C)小林ユミヲ/マッグガーデン・にがくてあまい製作委員会
2016年05月03日主演・伊藤英明をはじめ、超豪華キャスト、監督、主題歌アーティストが集結し、最強のチームで贈る現在公開中の『テラフォーマーズ』。今回、「dTV」にて配信中のドラマ「テラフォーマーズ/新たなる希望」の配信を記念して行われた名古屋スマートフォンラウンジでのイベントに、映画・ドラマ出演者である篠田麻里子と、「dTV」オリジナルキャストである菅谷哲也が登壇し会場を沸かせた。本作は、映画との連動プロジェクトであり、 映画や原作では描かれなかった人間同士の心理バトルを描いている。キャストには、映画にも登場する伊藤さん、武井さん、篠田さん、加藤雅也、菊地凛子らに加え、林遣都や菅谷さん、高岡早紀らがドラマにのみ登場している。4月30日(土)、会場には200人以上の観客が集まり、MCの合図とともに篠田さんと菅谷さんがステージに登場すると、 一気に会場は歓声に包まれた。そんな中2人は、あまりの観客席との近さに、とても驚いていた様子。まず篠田さんは、「名古屋の印象はは『SKE48』です。松井珠理奈ちゃんとかとも、もちろん交流はあるんですけど、よく手羽先とかも食べに来たり、名古屋自体とも交流が多いですね」と話し、菅谷さんは、「まだあまり多く来たことはないんですが、サッカーをやっていたので、グランパス名古屋などよく見に行きましたね」と 名古屋でのエピソードを語った。そしてトークはドラマの話題に移り、元売春組織のリーダー・大迫空衣役の篠田さんは、「dTVでは、映画で描かれていない、それぞれのキャラクターのバックボーンがより深く描かれています。 役作りとしては、コンビニで売っていた闇社会に関する本を読んだりしました(笑)」と意外な役作りを告白。 またキャラクターについては、「空衣は、一見強そうなんですけど、どこかで女性らしい脆さや儚さが、dTVのドラマでは垣間見れると思います」 とも話した。一方、火星を愛し、そして憧れている小池昇役の菅谷さんは、「純粋に火星に行きたいと強く願っている“火星オタク”という役柄だったので、 まずは、僕自身が火星を好きになれるように、火星を調べたりしたんですが、宇宙への憧れがより強くなりました」と役作りについて語っていた。また、豪華キャストの中で演技することに対して、とにかく緊張していたと話す菅谷さんは、「お昼御飯もなるべく早く食べ終えて、その場から立ち去るようにしていた(笑)」というエピソードも。 篠田さんは、ドラマ&映画で共演した加藤さん(艦長:堂島啓介役)から 、仕事についてアドバイスを受けたと話し、「仕事からプライベートのことまで相談できる優しいお兄ちゃん」という印象を加藤さんに持っていることを明かしていた。dTVオリジナル「テラフォーマーズ/新たなる希望」は「dTV」にて全3話一挙配信中。映画『テラフォーマーズ』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年05月01日4月23日(土)より公開中の『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』。連載20周年の今年、「遊☆戯☆王」のその後を描く初の長編映画化とあって、子どもから往年のファンまで盛り上がりを見せているが、実は本作、メインキャラクター以外に、どうやらファン必見の原作キャラクターが登場しているようなのだ。千年パズルを完成させたことにより「闇遊戯」というもう1人の人格を呼び覚ました武藤遊戯。海馬コーポレーションの社長にして決闘者(デュエリスト)の頂点に君臨する海馬瀬人や、仲間たちと数々の死闘を繰り広げたが、過去との因縁によりもう1人の自分との闘いを余儀なくされ、遊戯と闇遊戯はついに決別し別々の道へ旅立つこととなった。そうして闇遊戯との最後の決闘を終えて、日常を取り戻したかに見えた遊戯たち。その前に現れた謎の少年・藍神。そして、世界中で次々と起こる謎の失踪事件。ただひたすら千年パズルを探し求める海馬。すべてのピースが合わさるとき、再び決闘(デュエル)の幕が切って落とされる――!最も売れたトレーディング・カードゲームとして、ブームの火付け役ともなった「遊☆戯☆王」。 連載開始から20周年となる今年、原作漫画「遊☆戯☆王」のその後のエピソードを描いた初の長編映画が製作。原作者・高橋和希自らが製作総指揮を執り、キャストは「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」当時のメンバーが集結。風間俊介&津田健次郎の名コンビのほかに、オリジナルキャラクター・藍神役に声優初挑戦の林遣都、セラ役に人気声優・花澤香菜、百済木役にケンドーコバヤシ、その手下にお笑いトリオの「ジャングルポケット」らが参加し、 未だ誰も見たことのない新たなヒストリーが誕生した。“ふつくしい”絵と“原作終了後のストーリー”というところで、ファンからの指示を集めている本作。映画では、メインキャラ以外にもきちんと原作の登場人物が描かれているという。武藤遊戯、海馬瀬人、城之内克也、真崎杏子、本田ヒロト、獏良了、武藤双六、海馬モクバ、磯野、そして御伽龍児…と、おなじみのメンバーはこれまでの情報からも察しのつくキャラクターたちだが、「獏良の父」「シャーディー・シン」が本作では隠れたキーパーソンになっている。本作でのオリジナルキャラクター「藍神」や「セラ」、「マニ」との絡みにも注目だ。さらに、往年のファンにはおなじみの「インセクター羽蛾」「ダイナソー竜崎」も登場しているシーンが存在するという。監督は「やはり、インセクター羽蛾とダイナソー竜崎はファンの間でも記憶に残っているキャラクターで、新型デュエルディスクの発表で、デュエリストが集まる場にいないわけがない」とコメントし、細かい設定の部分にもファンへの気配りを忘れない、真のファンに向けての映画になっているようだ。本作は入場者プレゼントとして、各週全国合計15万枚限定で「OCG」カードを配布中。本日30日(土)からの週替わり入場者プレゼントは、「暗黒騎士ガイアロード」がもらえるようになる。果たしてあなたはいくつそのキャラクターに気づくことができるのか。これを機に、ぜひ劇場ヘ足を運んでみては?『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)
2016年04月30日林真理子の伝説的な不倫小説を映像化する金曜ナイトドラマ「不機嫌な果実」が29日(金)から放送開始される。本作は林さんが1996年に発表した同名小説が原作。発刊当時単行本の帯に記された「夫以外の男とのセックスは、どうしてこんなに楽しいのだろうか。」というフレーズが衝撃を呼び翌年にはドラマ化、映画化され大きな話題となった。今回は約20年ぶりのドラマ化となる。物語は結婚して5年になる32歳の人妻・水越麻也子を主人公に、自分を女として見てくれない夫に不満を募らせ、つまらない日常と冷え切った心を満たしたくれる男を求め悶々とする麻也子が情熱的な音楽評論家・工藤通彦と出会い、心奪われ、本能のままに禁断の恋に溺れていくというもの。29日(金)放送の第1話では、誕生日に夫の水越航一から珍しく食事に誘われるものの、その誕生会は姑・綾子をまじえた地獄のようなもので、さらに自分が“キープ”していたつもりだった弁護士・南田典雄は若い女と結婚。屈辱的な展開に愕然とし「間違いない。私はやっぱり、ものすごく損をしたのだ…」と確信する麻也子が、大学時代の友人・竹田久美が離婚で手にした慰謝料で開店したワインバーでピアノ演奏をしていた工藤通彦と出会うところから2人の“不倫”の始まりが描かれる。今回主人公の水越麻也子を演じるのは栗山千明。栗山さんがテレビ朝日のドラマに出演するのは、今回と同じ金曜ナイトドラマ枠で2010年に放送された「熱海の捜査官」以来6年ぶりとなり、テレビ朝日で主演を飾るのは今作が初となる。今回の役どころについて「女性ならではの揺れ動く心情を表現する役を演じるのは今回が初めてで、どんな自分が飛び出すか分からない。かつて見たことのない栗山千明をお見せできるかと思います!」とコメントしている栗山さん。麻也子役でみせる新境地に期待が高まる。そして麻也子の不倫相手である工藤通彦を演じるのは市原隼人。市原さんはテレビ朝日の連続ドラマ初出演にして栗山さんとも初共演。今までにない組み合わせのなか「皆さんの目を釘付けにして、時間を止めてしまうような表現を模索していきたい」と闘志を燃やす市原さんが全身全霊で表現する通彦の情熱と男の身勝手さにも注目したい。そして麻也子の夫・水越航一を演じるのは「SMAP」の稲垣吾郎。ドラマ「信長のシェフ」の明智光秀役や映画『十三人の刺客』の悪役まで高い演技力であらゆる役柄をこなす稲垣さんが、超潔癖&極度のマザコンという“夫”を今回熱演。「ここ最近は生活感のない役が続いたこともあり(笑)、人間のリアルな気持ちを演じるのがすごく楽しみ。面白いキャラクターにして、ドラマ全体をかき混ぜていきたい!」と意気込みを語る稲垣さんの“ダメ夫”ぶりも目が離せない。また栗山さん、市原さん、稲垣さんのほか、麻也子の最初の不倫相手である敏腕広告マン・野村健吾に成宮寛貴。麻也子の大学時代からの友人・竹田久美には高梨臨。麻也子の大学時代からの友人・遠山玲子を演じるのは数々のエロティックな発言が話題を振りまいている橋本マナミ。さらに萬田久子や、六角精児、光石研ら豪華なキャストが顔をそろえた。ドラマ「不機嫌な果実」は29日(金)23時15分~テレビ朝日系で放送(※一部地域を除く)。(笠緒)
2016年04月29日映画『HiGH&LOW THE MOVIE』を軸に、数多のメディアやエンターテインメントを巻き込み展開する、世界初のビッグプロジェクト「HiGH&LOW」。先日、ドラマシーズン2が放送開始となり、7月の映画公開に向け期待が高まっているが、このたび遂に本作から、総勢62名が横一列に並んだ超異例のビジュアルが解禁された。「SWORD地区」――「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」5つのチームが拮抗していることから頭文字をとってそう呼ばれていた。物語は、その地区に伝説の男が戻ってくるところから始まる。とある事件を機に表舞台から姿を消していた、チーム「ムゲン」の総長・琥珀(AKIRA)である。SWORD地区の支配を目論む李(V.I)と手を組んだ琥珀は、湾岸地区のチーム「MIGHTY WARRIORS」、TOWN地区の「DOUBT」を引き連れ急襲、日常は脆くも崩れ去る。かつて自らが慕った琥珀、そして琥珀率いる総勢500人の大群を前に、山王連合会のコブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)は立ち上がる。SWORD各チームもそれに呼応、そこに琥珀と並び最強と称された雅貴(TAKAHIRO)、広斗(登坂広臣)ら雨宮兄弟も参戦、過去から未来へ、いまSWORD地区は未曾有の事態へと突入する――。このたび解禁となったのは、絶大な人気を誇る「EXILE TRIBE」メンバーから、先日出演が明らかになった「BIGBANG」のV.I、窪田正孝、林遣都、井浦新、YOU、小泉今日子など超豪華キャストが勢揃いしたビジュアル。劇中にて迫力アクションシーンが繰り広げられるコンテナ街をバックに、劇中衣装を身にまとった総勢62名が横一列に並んだ本ビジュアルは、「HiGH&LOW」の世界観を見事に表現したド迫力な仕上がりとなっている。現在毎週土曜日に、映画公開まで20週連続で新曲(一部既存曲)にドラマ/映画本編映像をのせたスペシャルトレーラーを公開しており、さらに5月7日(土)~20日(金)まで2週間毎日実施される「ROAD TO HiGH&LOW」出演者登壇舞台挨拶と並び、出演者62名が横並びとなるビジュアルは規格外の展開といえる。なお本ビジュアルは、上映劇場にて設置されているチラシ中面に展開されているほか、新宿ピカデリー靖国通り沿い特大バナーとして5月7日から設置されることが決定。さらには、特大ポスターとして街中での展開も予定されており、いたるところで本ビジュアルを目にすることができそうだ。ドラマ「HiGH&LOW Season2」は毎週土曜日24時55分~日本テレビにて放送。ドラマシーズン1総集編『ROAD TO HiGH&LOW』は、5月7日(土)より全国にて2週間限定公開。『HiGH&LOW THE MOVIE』は7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月28日『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』の初日舞台挨拶が4月23日(土)、都内で行われ、主人公・武藤遊戯役の風間俊介をはじめ、津田健次郎(海馬瀬人役)、ゲスト声優の林遣都(藍神役)、花澤香菜(謎の少女・セラ役)、桑原智監督が登壇した。連載20周年の節目に、原作者の高橋和希氏が製作総指揮として、脚本とキャラクターデザインを手がけた本作。連載終了から1年後の世界を舞台に、もうひとりの人格・アテムとの戦い“闇遊戯”を経て、日常を取り戻したかに見えた武藤遊戯が新たなデュエル(決闘)に身を投じる。風間さんは、主人公・武藤遊戯役で声優デビューを飾っており、「声優経験がなかった当時の僕を、ゼロから育ててくれた作品。(公開を前に)いろいろ特番を組んでくださったが、初期の自分の演技を見るとゾッとしますよ(笑)。耐え忍んで、僕を使い続けてくださった」と感無量の面持ち。「僕にとって『遊☆戯☆王』は、声優人生のすべてです」と感謝の意を表していた。永遠のライバルである海馬役の津田さんとは、10年ぶりの共演だが、「お互いに何にも変わっていなくて(笑)。もう少し感動の再会なのかと思っていましたが…」(風間さん)、「まるで先週も会ったみたいに、『最近何していた?』って感じで」(津田さん)と相性の良さは健在。津田さんにとって『遊☆戯☆王』は、「とても幸せな終わり方をして、自分の中でもやり切った感があった」のだとか。それだけに「復活する、しかも高橋先生がお書きになると聞いて『マジっすか?』とテンションがあがった」と興奮しきりだった。声優初挑戦の林さんは「子どもの頃から大好きな作品に参加できて光栄」と語り、「もう10年くらい俳優をしていますが、地元の友人が一番食いついてきましたよ!これからも終わってほしくない作品です」と少年のように瞳を輝かせた。一方、花澤さんは「中学の頃に大流行し、特に男子は夢中だった。私もデュアルしたくて、ムズムズしている」と話していた。『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』は全国にて公開中(text:cinemacafe.net)
2016年04月23日映画を軸に、ドラマ、配信、コミック、ドームツアーと、数多のメディアやエンターテインメントを巻き込み展開する世界初のビッグプロジェクト「HiGH&LOW」。追加キャストやスペシャルトレーラーなども公開され一層盛り上がりを見せているが、今回新たに23日(土)から放映されるドラマ「HiGH&LOW Season2」及び7月公開の『HiGH&LOW THE MOVIE』にて「BIGBANG」のV.Iが出演することが明らかになった。また併せて映画のビジュアル&予告編も解禁された。「SWORD地区」。それは「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」5つのチームが拮抗していることから頭文字をとってそう呼ばれていた。物語は、その地区に伝説の男が戻ってくるところから始まる。とある事件を機に表舞台から姿を消していた、チーム「ムゲン」の総長・琥珀(AKIRA)である。SWORD地区の支配を目論む李(V.I)と手を組んだ琥珀は、湾岸地区のチーム「MIGHTY WARRIORS」、TOWN地区の「DOUBT」を引き連れ急襲、日常は脆くも崩れ去る。かつて自らが慕った琥珀、そして琥珀率いる総勢500人の大群を前に、山王連合会のコブラ(岩田剛典)、ヤマト(鈴木伸之)は立ち上がる。SWORD各チームもそれに呼応、そこに琥珀と並び最強と称された雅貴(TAKAHIRO)、広斗(登坂広臣)ら雨宮兄弟も参戦、過去から未来へ、今SWORD地区は未曾有の事態へと突入する――。今回出演が決定したのは、日本でも人気を誇る韓国の5人組アイドル「BIGBANG」のV.I。日本ドラマへの出演は「金田一少年の事件簿香港九龍財宝殺人事件」以来3年ぶりで、日本映画への出演は本作が初めてとなる。日本語も上手なV.Iが今回挑むのは、韓国の組織「張城」のボス・張(白竜)の息子で、非常に狡猾なキャラクター、李(リ)役。とある事件を機に表舞台から姿を消していた、ムゲンの琥珀(AKIRA)と手を組み、SWORD地区の支配を目論む役どころだ。本作に出演が決定したV.Iは「EXILEの皆さんと共演できるのが本当に楽しみで、“たまらんかった”という感じでした。撮影当初は心配もありましたが、いざ撮影を終えてみるとあっという間だったなという気がして、寂しさを感じました」とふり返り、また「いままで演じたことのないキャラクターだったので勉強になりましたし、何より楽しかったです。AKIRAさんが自分の無茶ブリに応えてくれたのには、やさしさを感じましたし、自分もAKIRAさんとの演技で成長することが出来ました」と語った。また併せて映画の60秒予告も解禁! 今回の映像は、V.Iが琥珀にSWORD襲撃を持ちかけるシーン、V.IがICE(ELLY)率いる「MIGHTYWARRIORS」を琥珀に紹介するシーンを早速盛り込んでいるほか、SWORD急襲をうけて、各チームが立ち上がる様子も合わせて収録。またSWORD全チームが横並びとなって敵地へと赴くシーンは壮観だ。さらに、コンテナ街でのSWORDと、琥珀ら500名の軍勢が対峙するところは、誰しもが手に汗握る緊迫感の溢れるシーンとなっている。両者の間で謎な動きを見せる雨宮兄弟(TAKAHIROさん、登坂さん)の意味深な表情、そして雨宮広斗(登坂さん)とスモーキー(窪田正孝)の背中合わせのカットなど、未だ明かされぬドラマに期待が高まるようだ。同時に公開された映画本ビジュアルについても、「EXILE TRIBE」ほか、林遣都、早乙女太一ら超豪華キャスト勢揃いの壮観なものに仕上がっている。かつてない規模で展開する「HiGH&LOW」だからこそ、実現したこのコラボレーション。普段の活動で見せるチャーミングなV.Iとは対照的な、冷酷で残忍な表情に注目だ。ドラマ「HiGH&LOW Season2」は4月23日(土)25時10分~日本テレビにて放送開始。『ROAD TO HiGH&LOW』は、5月7日(土) より2週間限定で全国にて公開。『HiGH&LOW THE MOVIE』7月16日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月22日第8回沖縄国際映画祭の特別上映作品・Netflixオリジナルドラマ「火花」が4月21日、沖縄・桜坂劇場で上映され、キャスト陣による舞台挨拶が行われた。主演の林遣都をはじめ、波岡一喜、門脇麦、好井まさお(井下好井)、村田秀亮(とろサーモン)、廣木隆一監督が、昼間に行われたレッドカーペットでの和気あいあいとした様子そのままに仲睦まじく登壇した。「火花」は、第153回芥川賞に輝いた又吉直樹(ピース)の原作を基に、オリジナルドラマとして作り上げた全10話の作品。お笑いという芸人の世界をときに優しく、ときに厳しく描きながら、自らの道を貫こうともがく男たちの物語だ。話題作の映像化とあって、出演が発表されたときにも大きく話題となった。当時をふり返って、林さんは「本当に、去年すごい日本中で大騒ぎになった作品で。テレビで又吉さんの会見を一人で家でぼーっと見ていて、すぐ映像化されるんだろうな~、誰かがやるんだろうな~と思ったら、まさか自分で(笑)」と、青天の霹靂だったと話す。ただ「“関西弁しゃべれます”アピールをずっとやってつかんだ役なので、本当に『やった!』と思いました」と、茶目っ気たっぷりに語った。撮影はおよそ4か月かけたという。MCから「何かエピソードはありますか?」と尋ねられると、林さんは「え~っと、濃密すぎて…。じゃあ、波岡さん」と波岡さんに振り、波岡さんも「濃密すぎて…」と同じ返しで隣の村田さんに振り、そのままぐるぐると答えの出ぬまま出演者の間で質問が周り出した。最後に好井さんがオチをつけると、全員が「懐かしい」と笑い出した。というのも、撮影現場でも、このようなミニコントが常にあったようで、林さんは「200個ミニコントある中のひとつをいま出しました」と、うそとも本当ともつかない様子でほほ笑んだ。「火花」は6月3日(金)より「Netflix」にて全話(全10話)一斉配信。(cinamacafe.net)
2016年04月22日俳優・伊藤英明の主演で映画化される『テラフォーマーズ』(4月29日公開)と連動したdTVオリジナルドラマ『テラフォーマーズ/新たなる希望』の予告映像が8日、公開された。映画は伊藤のほか、山田孝之、篠田麻里子らが出演。人口激増により貧富の差が激しくなった日本を舞台として、火星で人型に進化したゴキブリ「テラフォーマー」とそれらを駆除するために特殊能力の手術を受けた人々との戦いを描く。その前日譚となる本作では、映画俳優陣の中に林遣都、菅谷哲也らも加わり、原作でも明かされていなかった"火星に降り立つ15人を選ぶ"ための人間同士の闘いを映す。主題歌は、映画のそれも担当している三代目 J Soul Brothersによる「BREAK OF DAWN」を使用。本作が映画と深くリンクしていることから、ドラマの緊迫感や疾走感をより引き立てるとして、映画と同じ楽曲が採用された。予告編では、殺人犯・小町小吉(伊藤)や逃亡犯(林)、元売春組織リーダー(篠田)などワケありの人生を送ってきた候補者たちが登場。自らの欲望のために火星行きを志願してぶつかり合う、極限の状況下での激しい心理バトルが捉えられている。ラストでは、小池(菅谷)が、自身の身体を襲う違和感に半狂乱になり"変異"。このシーンは、ストーリー展開において、欠かせないほどの重要な場面になっているという。映像配信サービス・dTVのオリジナルドラマ『テラフォーマーズ/新たなる希望』4月24日0時より、全3話を一挙配信。(C)BeeTV
2016年04月08日大人気コミックを原作に、伊藤英明ら豪華俳優陣を迎え実写映画化する<a href="">『テラフォーマーズ』</a>。この度、その前日譚を描いたドラマ、dTVオリジナル「テラフォーマーズ/新たなる希望」の予告映像が解禁となった。火星出発の直前――。火星環境適応手術の適合率が高い候補者たちは、火星に行けるたった15人に選ばれるため、最終適性テストを受けていた。候補者たちは皆、クソみたいな人生から抜け出すために火星行きを決断。主人公・小吉(伊藤英明)は、幼馴染の奈々緒(武井咲)との新しい人生のため。ある者は妻子への償いのため、そしてある者は明かされることのない陰謀のため。彼らは15人に選ばれるため仲間を裏切り、陥れる争いを繰り広げていく。そして、直面する適合手術の失敗、そして新しく手にする力の片鱗。果たして、誰が火星に降り立つことができるのか…。本作は、「週刊ヤングジャンプ」(集英社)で連載中の原作コミック映像化プロジェクトとして映画『テラフォーマーズ』と連動して誕生したdTVオリジナルドラマ。映画や原作では描かれていない人類の存亡をかけた「テラフォーミング計画」最終ミッション始動の直前のもう一つの戦いが描かれており、伊藤さん、武井咲、菊地凛子、篠田麻里子など映画出演キャストをはじめ、林遣都や菅谷哲也、高岡早紀といったドラマにしか登場しないオリジナルキャストも登場。三池崇史監督が監修を務め、『猫侍』の山口義高が監督を務めている。今回到着した初公開となる予告編では、殺人犯や逃亡犯、不法入国者などワケありの人生を送ってきた候補者たちが自らの欲望のために火星行きを志願しぶつかり合い、極限の状況下での熾烈な心理バトルが描かれている。中でも、菅谷さん演じる小池が、自身の身体を襲う違和感に半狂乱になり変異するシーンは必見!その後のストーリー展開で、欠かせない超重要なシーンとなっている。さらに、本ドラマの主題歌に映画同様「三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE」の「BREAK OF DAWN」が起用されることも決定。緊迫感や疾走感をより一層掻き立て、物語を盛り上げている。また、特報映像を視聴した「テラフォーマーズ」好きのタレントやアーティストたちから、ドラマの配信を待ち望むコメントも到着。高橋みなみは「映画を観てdTVを、はたまたdTVを見て映画を!!色んな角度から楽しめるなんて最高です!」と興奮気味に語り、JOYは、「楽しみで仕方ないし見逃すわけにはいかない!!とにかく楽しみです!」と期待のコメントを寄せた。<有名人コメント一覧>Q1:dTV版ドラマ「テラフォーマーズ」への期待コメントQ2:テラフォーマーズを一言で表すなら?■高橋みなみQ1:dTVキタ――!!しかも映画で映し出せなかった15人が選ばれるまでの物語なんですよね! キャラクター達の細かい人間模様や決意。映画を観てdTVを、はたまたdTVを見て映画を!! 色んな角度から楽しめるなんて最高です!Q2:驚異■JOYQ1:映画化が決まっただけでも興奮を与えてくれたテラフォーマーズがドラマに!原作にも描かれていないストーリー、楽しみで仕方ないし見逃すわけにはいかない!!とにかく楽しみです!Q2:恐怖■前島亜美(SUPER☆GiRLS)Q1:大好きなテラフォーマーズが実写になるということで、すごく嬉しいですし、映画だけじゃなくて、dTV版ドラマも楽しみですし、あの独特な世界をどう表現するのか本当に楽しみです!!スピード感のある戦いも迫力満点になるのではと期待してます!Q2:人の脆さ、生き物の強さ■カブトムシゆかりQ1:テラフォーマーも拝みたいけれど、火星に行く前のお話とのことで、登場人物ひとりひとりが持つストーリーを堪能できそうですね。映画版ももちろん豪華な俳優陣で彩られていますが、dTV版に出演するイケメン達も昆虫化してくれるのかな!? と期待しています。Q2:もう虫けらなんて呼ばせないdTVオリジナル「テラフォーマーズ/新たなる希望」は4月24日(日)0:00より「dTV」にて全3話一挙配信。『テラフォーマーズ』は4月29日(祝・金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月08日林遣都、波岡一喜、門脇麦らを迎え、「Netflix」にて映像化する又吉直樹原作の「火花」。この度、本作の配信日が6月3日(金)に決定し、予告編とメインビジュアルが到着。また主題歌に「OKAMOTO’S」の「BROTHER」が起用されることが明らかになった。売れない芸人の徳永(林遣都)は、熱海の花火大会で、先輩芸人である神谷(波岡一喜)と電撃的に出会い強く惹かれ、「弟子にして下さい」と申し出た。神谷は天才肌であり、また人間味に富んだ人物。「いいよ」という答えの条件は「俺の伝記を書く」こと。神谷も徳永に心を開き、2人は頻繁に会って、神谷は徳永に笑いの哲学を伝授しようとする。吉祥寺の街を歩きまわりさまざまな人間と触れ合うのだったが、やがて2人の歩む道は決定的に異なっていく。徳永は少しずつ売れていき、その一方で、神谷は少しずつ損なわれていくのだった。そしてある日、神谷は徳永をはじめ関わるすべての人々の前から借金を抱えたまま姿を消してしまう。神谷のいない日々を淡々と過ごす徳永。そして一年後、2人は再会するのだったが――。原作は、処女作にして「第153回 芥川賞」を受賞、累計251万部発行という異例の大ヒットとなった「ピース」又吉さんの同名著書。「Netflix」が日本独自のオリジナルでドラマを制作し、全世界190か国へ全10話一挙に同時ストリーミングされることは、本作が初の試み。いままでの“ドラマ”という概念に縛られることなく、1本の作品として約450分の壮大な物語として展開されている。キャストには、主人公の若手芸人・徳永役の林さん、その先輩芸人・神谷役に波岡さん、同棲相手・真樹役を門脇さんをはじめ、「井下好井」の好井まさお、「とろサーモン」の村田秀亮、田口トモロヲ、染谷将太、高橋メアリージュン、温水洋一など様々なジャンルで活躍する人々が共演し、日本独特の話芸・漫才の世界に身を投じた主人公たちの十年を映しながら、生きることの意味などを描いている。そして今回本作の主題歌に4人組ロックバント「OKAMOTO’S」の「BROTHER」が決定。これまで彼らの楽曲は、ア二メ「NARUTO -ナルト-」や「銀魂」などがタイアップされ、人気を博している。今回の楽曲は、本作のために書き下ろされたもので、CDリリースも予定しているという。併せて解禁されたのは、本編映像の1話~10話のダイジェストを収めた予告編。漫才の世界に身を投じた主人公の10年を見事に映し出し、林さんと波岡さんが漫才師としてリアルに漫才シーンを演じているところは圧巻だ。併せて解禁されたメインビジュアルも、林さん演じる徳永と波岡さん演じる神谷の芸人2人が向かい合うその姿が写し出された一枚で、友情なのか、師弟関係なのか、はたまたライバルなのか…と、力強さと繊細さが混在する関係値をイメージさせる、ドラマチックな構図に仕上がっている。世界190か国同時配信されることによって、日本独自の「MANZAI」文化が全世界でどのように受け止められるか、ますます期待が高まるようだ。「火花」は6月3日(金)より「Netflix」にて全話(全10話)一斉配信。(cinemacafe.net)
2016年04月06日