ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ三日月宗近役で注目を集め、『SUITS/スーツ2』をはじめ数々のドラマに出演するほか、バラエティでも活躍する黒羽麻璃央さん。今後の活躍にますます期待が高まるひとりです。いまはむしろ演劇人と呼ばれたい派です。――じつは最近、ある舞台の宣伝担当さんとヘアメイクさんのおふたりから別々に「黒羽さんのいまの活躍は本人の人柄の良さもあると思う」という話をされたんです。黒羽:もしそうならば親に感謝ですね。表裏がないとは言われますけど…。――確かにそれはよく聞きます。黒羽:単に裏を作りたくても準備する暇がないっていうか…できないだけなんですけどね。不器用だし、面倒くさがり屋なのかもしれない。へんに気を遣うのはやめたんです。もちろん場によっては必要ですけれど、へんに自分を繕うのもって思うし、無理もしたくないし。そうしたら自然と…。――カッコつけたりするのも?黒羽:やめちゃいました。疲れちゃったんです。そういうことをしている自分も嫌だし。それで嫌われたとしても、親友がいるからひとりじゃないしいいやって、開き直りみたいなところもありましたけど。――以前に取材させていただいた時に、上京してきたばかりの頃は東京に心を許していなかったと話していましたが、芸能界には、自ら望んで入られたんですよね。黒羽:望んで…というのは半分くらいで、あと半分はなんとなく。コンテストに参加したのも、めちゃくちゃ俳優の仕事をしたいとかより、ちょっと芸能人に憧れるくらいのもので。いざ東京に出てくるってなってからは、友達とも親とも離れたくなくて急に嫌になって、ずっと実家の仙台に帰りたいと思っていました。自分の気持ち100%でやってないものだから、いろんなワークショップでも怒られてばかり。その頃、友人は大学で人生謳歌していて、一体自分は何しに来てるんだろうって…。――変わってきたのはいつ頃?黒羽:ふとした時なんですけど…仙台に休みで帰った時に、自分の口から「東京に帰る」って言葉が出たんです。その頃になると、東京にも仲のいい人ができていたし、好きな場所もできて、落ち着いて生活できていて。仙台にいても、東京が帰る場所になったんだなって。その辺かなと思います。――いくつくらいの頃ですか?黒羽:20代中盤くらい。じつは刀ミュ(ミュージカル『刀剣乱舞』)をやり始めた頃もまだ、この仕事に向いてないと思っていたし、つねに頭のどこかに、やめて帰るという選択肢がありました。――向いてないと思った理由は?黒羽:自分が思い描いていた芸能の仕事とは違っていたんですよね。もちろん、楽しい瞬間も素敵だなと思う瞬間もありましたけど、圧倒的にキツいことのほうが多くて。一度、決心して親に「帰ろうと思う」って言ったんです。そしたら「帰っておいで」って言われて。「じゃあやろう」ってなりました。――そんなに帰りたかったのに?黒羽:すごい気が楽になったんですよね。「あなたが俳優じゃなくても、私たちは何も困りません」って言われて、自分ひとりがこんなにバタバタしていただけなんだって冷静になったし、本当に追い詰められたら逃げればいいんだって開き直れたというか。最悪のパターンを想像したら、怖いものなんてないやって気持ちになれた。そこから仕事への取り組み方も仕事に対する考え方も変わりましたし、意識を変えた瞬間から、僕を必要としてくれる作品に声をかけていただいたり、バラエティに呼んでいただくことも増えたんですよね。――当初、思い描いていた芸能界ってどんなものだったんですか?黒羽:完全に月9ドラマとかですよね。仮面ライダーをやって、学園モノに出て、主演ドラマやって…みたいな(笑)。田舎だったんで、舞台に出るなんて全然頭になかったです。いまはむしろ演劇人と呼ばれたい派なんですけれど、昔は、舞台って映像に比べて知名度がないし…とか考えていました。賞をいただけるような俳優にならなきゃって。――舞台を面白いと思ったのは、どのあたりのタイミングですか?黒羽:‘16年の、宅間(孝行)さんとやらせていただいた『歌姫』ですね。その時、久々に泥くさ~い人間を演じたんですけど…演じたというより、役になったというほうが近い。稽古場で、毎日のように宅間さんから鬼のようなダメ出しを受けて、追い込んで追い込んで役を自分に浸透させていくうちに、芝居なんだけど芝居じゃないような、本当にその役としてその空間を生きているような感覚になりました。何より、宅間さんが厳しいけれど本当に愛のある方で、役の上で僕は宅間さんを慕う役だったんですが、自然とその関係性が築けたことも大きかったと思います。――その頃から映像作品への出演も増えていきましたよね?黒羽:映像をやりたいとは思っていたけれど、舞台と同時進行ってめちゃめちゃ難しいんですよね。舞台はかなり前にスケジュールを押さえられますし。だから映像に出ると決めて、一度、舞台を控えていた時期もありました。でもそれを経験したことで、どれだけ舞台が自分にとって大事なのか、好きだったのかがわかりました。――舞台のどこが魅力ですか?黒羽:映像は完成の瞬間に演者が立ち会えないじゃないですか。でも舞台は、観客の前で表現して、届け終わった瞬間に反応をいただける、その感じが楽しいんです。あと、幕が上がったら一切ごまかしがきかない。全員がフェアな状態で戦っているところが好きですね。――この先の目標はありますか?黒羽:もちろんそれだけ認めてもらえる俳優にならなきゃってことなんですけど、いつか賞をいただけるような俳優になりたいです。くじけそうになった時に、ちょっと自信を取り戻して頑張れるかなって。黒羽さん出演のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、5 月21 日(金)~ 6 月13 日(日)、TBS赤坂ACTシアターにて上演。その後、大阪・愛知公演も予定。2001年にフランスで誕生した作品で、日本では‘10年に宝塚歌劇団によって初演。今回、ロミオ役は黒羽さんと甲斐翔真さんのWキャストに。梅田芸術劇場 TEL:0570・077・039くろば・まりお1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2012年のミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ三日月宗近役で注目を集める。ドラマ『恋はつづくよどこまでも』、Paravi配信中『リコハイ!!』など映像作品も多数。7月20日に自身の企画プロデュース『ACTORSLEAGUE 2021』開催。コート¥66,000Tシャツ¥20,900パンツ¥49,500(以上ETHOSENS/ETHOSENS of whitesauce TEL:03・6809・0470)シューズはスタイリスト私物※『anan』2021年5月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・ホカリキュウヘア&メイク・Haruka(Lomalia)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月22日ミュージカル『刀剣乱舞』の三日月宗近を演じるなど、以前から2.5次元界で人気を博していた黒羽麻璃央さん。近年はグランドミュージカルにも進出。演技や歌唱のみならず、舞台上での存在感もぐっと増して、今後の活躍にますます期待が高まるひとりです。好意がわかりやすく顔に出ちゃうタイプ。秘めているのが苦手なんです。昨年、大作ミュージカル『エリザベート』で、作品中でもクセが強い難役といわれるルキーニ役に大抜擢。続く、人気漫画の舞台化であるミュージカル『るろうに剣心 京都編』では、主人公の最大の敵で、シリーズを通して高い人気を誇る志々雄真実役に。ミュージカル俳優として大きく羽ばたく一年になる…はずだった。が、時世もあり、公演はどちらも中止に。しかし、それで歩みを止めたわけではない。『SUITS/スーツ2』をはじめ数々のドラマに出演するほか、バラエティでも活躍。そしてこのたび、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』では、タイトルロールであるロミオを演じる。――‘19年に同作に出演した時は、ロミオの友人のマーキューシオ役でしたが、ついにロミオですね。黒羽:作品の真ん中に立たなきゃいけない役ですから、それなりに説得力のあるロミオにしていかなきゃなと思っているところです。まだ勉強中の部分もありますけど、そのための準備はいろいろしてきたつもりですし、今回、フレッシュなキャストの方が多く、生まれ変わったロミジュリじゃないですけど、新しい時代がきたなって思ってもらえたらいいですね。――前回のマーキューシオを拝見したんですが、いきいきと演じられていたのが印象的でした。あの作品以降から何となくですが、舞台上での頼もしさが増したというか…自信がついたのかなと感じていたのですが、何かありました?黒羽:なんでしょうね…(笑)。でも純粋に、ミュージカルがより楽しくなりましたね。劇中の歌と芝居上での感情がリンクする気持ちよさとか、歌で表現することの楽しさを知って、もっと上手くなりたいなって思うようになりました。それまでは、似た経歴をたどってきた同世代の俳優と一緒に作品を作ることが多かったんです。でも、帝国劇場の舞台に出ているような方々とご一緒したことで、自分もこんな表現者になりたいなって具体的な目標として憧れを抱けたことが大きかったかなと思います。――とくに衝撃を受けた方はいらっしゃいますか?黒羽:ロミオを演じていらしたおふたかた(古川雄大、大野拓朗)ですね。袖で見ていても、楽曲がいいのはもちろんなんですけれど…おふたりともちゃんと自分の歌にして届けている。そこにとくに憧れるし尊敬もするし、ひとりの俳優としては嫉妬する部分もあるし。――それが繋がっているのかわかりませんが、今年1月のミュージカル『刀剣乱舞』五周年記念 壽乱舞音曲祭(以下、音曲祭)で、存在感もさることながら、歌の技術も上がっていて驚きました。黒羽:あの公演の最初の頃は、若干コロナの後遺症を引きずっていて声が出づらくて、焦ってたんですよ。公演を重ねるうちに喉の筋力が戻ってきましたけど。――そうなんですね。でも、音程やピッチが以前より安定したように感じて、歌のレッスンをされているのかなと思ったのですが?黒羽:確かに、なるべく時間を作ってボイストレーニングに通ったりはしていました。『エリザベート』の稽古では低い音程が出なくて、日常生活でもなるべく低い声を出すようにしていたら、少し音域が広がったりもしたんです。高い音はもとからそんなに苦じゃなく出てはいたけれど、よりクリアに出せるようにはなったのかな。あと、音曲祭の稽古で久々に刀ミュ(ミュージカル『刀剣乱舞』)の現場に参加したら、みんな歌が上手いし、意識高いし、負けてられないなっていう気持ちになったのもあったと思います。――『ロミオとジュリエット』という題材については、どんなふうに思っていますか?黒羽:悲劇ではありますけれど、みんなこういう愛情に飢えているんじゃないかって気がするんですよ。相手を追いかけて死ぬとか、そこまでの恋愛ってロマンティックだし。ただ現代では、自分の身を挺して相手のためにみたいなことを恥ずかしげもなく言うのって、ともするとカッコ悪いってなっちゃうじゃないですか。僕はそう思ってる人のほうがカッコ悪いって思っちゃいますけどね。――黒羽さんは恥ずかしがらずに熱くなれるタイプ?黒羽:もちろん恥ずかしさはあるけれど…好意がわかりやすく顔に出ちゃうし、伝えちゃうタイプです。伝えずに秘めているのが苦手なんですよね。逆に、苦手なこともすぐに顔に出ちゃうし、吐き出したくなってポンポン言っちゃいます。黒羽さん出演のミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、5 月21 日(金)~ 6 月13 日(日)、TBS赤坂ACTシアターにて上演。その後、大阪・愛知公演も予定。2001年にフランスで誕生した作品で、日本では‘10年に宝塚歌劇団によって初演。今回、ロミオ役は黒羽さんと甲斐翔真さんのWキャストに。梅田芸術劇場 TEL:0570・077・039くろば・まりお1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2012年のミュージカル『テニスの王子様』2ndシーズンで俳優デビュー。ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ三日月宗近役で注目を集める。ドラマ『恋はつづくよどこまでも』、Paravi配信中『リコハイ!!』など映像作品も多数。7月20日に自身の企画プロデュース『ACTORSLEAGUE 2021』開催。コート¥66,000Tシャツ¥20,900パンツ¥49,500(以上ETHOSENS/ETHOSENS of whitesauce TEL:03・6809・0470)シューズはスタイリスト私物※『anan』2021年5月26日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・ホカリキュウヘア&メイク・Haruka(Lomalia)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年05月21日声優の花江夏樹が歌とナレーションを担当する、エバラ食品工業「浅漬けの素」30周年記念動画「野菜デビューしよう」編が18日、公開された。動画は「浅漬けで、野菜を食べよう!」という花江の声から始まり、野菜嫌いな子供たちが楽しく浅漬けを作っていく。そして、自分で作った浅漬けを恐る恐る口にすると、「おいしい!!」と、途端に笑顔になるという内容だ。今回は動画の公開を記念し、花江のインタビューも到着している。プライベートでは双子の子供を持つ父親である花江。「子供が大きくなったら一緒にしたいこと」を聞かれ、「もう、やりたいこといっぱいありますね…! 一緒に遊びに行ったりとか。遊園地に行って、初めてのリアクションを見てみたいなとか、初めて食べるものとかにどんな反応を示すんだろうとか、色々楽しみです」と話す。また、動画の内容にちなみ「最近デビューしたことは?」という質問には、「握力を鍛えるボールみたいなものを買いました」と回答。「『握力は寿命に直結する』と知って、僕は握力がないので鍛えようと思いました。ボールをぐわんぐわん回すとすごい遠心力が発生して、手首がぐらぐらするのを抑えつけることで、握力が上がるらしいんですよ」と、そのデビューに至るまでの経緯を説明した。最後に、今年の6月に30歳を迎えるということで「30歳の抱負」を聞かれると、「やっぱり、新しいことにどんどん挑戦していきたいです。声優としての仕事もしながら、色んなことに挑戦していきたいなと思います」と花江。「具体的なお仕事で言うと、今まであんまりやってこなかったような役をやってみたいですね。おじいちゃん役とか。逆にすごくキンキンしたマスコットキャラクターとかに挑戦してみたいです」と意気込みを見せた。
2021年05月18日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が日本初演から10周年を迎え、新たなキャストで上演される。シェイクスピアの名作を2001年にパリでミュージカル化した同作は、全世界でヒットし、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後2011年に日本オリジナルバージョンを上演して人気を博し、今回は2019年以来2年ぶりの上演で、10周年を迎える。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった“名作の世界初のミュージカル化”も成功させている小池修一郎氏が潤色・演出を手がけ、過去のロミオ役では城田優、山崎育三郎、古川雄大、柿澤勇人、大野拓朗、ジュリエット役には昆夏美、フランク莉奈、清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなとミュージカルスターの登竜門に。2021年の公演では、ロミオ役に黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たちが、ジュリエット役に伊原六花と天翔愛というフレッシュな2人が抜擢された。今回は、2年前にマーキューシオ役を演じ新たにロミオ役となった黒羽、そしてロミオと敵対するティボルト役となった立石俊樹にインタビュー。同い年で東北出身という共通点のある2人に、同作への思いや互いの印象などについて話を聞いた。○■ジュノンボーイの時から見ていた——お二人の仲の良さが写真や動画撮影の時から伝わってきたのですが、黒羽さんの出演されていたドラマ『パパ、はじめました』に立石さんがゲストに来られたのが初対面でしょうか?黒羽:そうなんです。もちろんその前から知っていましたけど、その時から様子がおかしかった……。立石:その時、特にやばかったんじゃないかなあ。黒羽:“特に”だったの!?(笑) 僕たちが出演していた『テレビ演劇 サクセス荘3』でも共演できる回がなかったので、そのままの印象で止まっていたんだけど、最近はミュージカル『黒執事』にも出られていて「かっこいいな」と思って、久々に会ったら今日もやっぱり変でした(笑)。飲まれちゃいそうになるんです、立石ワールドに! 危ない危ない。立石:印象が変わってない(笑)。逆に麻璃央くんは普段どういう感じなの?黒羽:真面目に、このままの感じ。立石:そうなんだ! 東北出身で同い年なんですよね。僕、麻璃央くんがジュノンボーイ(ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト)に応募していた時から知っていたんです。僕も多分同じ時に申し込んだような……。黒羽:えっ、そうなの!? 第23回! 高2の時!立石:出してる! 高1で最初に申し込んで周りの目が恥ずかしくてやめて、高2でも申し込んで、恥ずかしくてやめて……だから当時から「同じ東北出身としてすごいな」と思ってた。黒羽:東北人にはそういう仲間意識があるんです。平和でのほほんとしてる。立石君を見てるとわかるけど、平和な人が多いから(笑)。だからやっぱり、今回ティボルト役なのは意外でした。みんな驚いたと思うけど、そんなキャスティングをする小池先生の中には、やっぱり何か考えがあるんだと思います。稽古場でどんなティボルトが見られるのか、すごく楽しみです。立石:麻璃央くんは前回の『ロミジュリ』でマーキューシオを演じていて、僕も活躍を見て刺激を受けていましたし、こうして憧れの『ロミジュリ』で新たにロミオとティボルトとしてバチバチできることは、不思議ですし嬉しいです。いい意味で新しい風を吹かせられたら。黒羽:間違いなく、違う風は吹く(笑)。楽しみです。色々な風が吹いた方がいいから。○■自分の色を出すためには——小池先生のお話も出ましたが、新型コロナウイルスの影響で中止となってしまったミュージカル『エリザベート』のルキーニ役、ミュージカル『るろうに剣心 京都編』の志々雄真実役に続いて、今回『ロミオ&ジュリエット』で黒羽さんがロミオ役に抜擢されているので、すごく期待がかかっているのかなと思いました。黒羽:ありがたいことに……。『エリザベート』が中止になってしまった時に、『るろ剣』でリベンジしたいと思っていたけれど、『るろ剣』も中止になってしまって。悔しい思いが積み重なってきていて、難しい役ですが、その思いを発散して期待に応えられるように頑張りたいと思っています。——立石さんは、もう小池先生とはお話などされたんですか?立石:オーディションの時に少しお話ししました。ティボルトを演じて歌ってみて……4時間ぐらいスタジオにいたのかな。その時はどういう方なのかまだわからなかったのですが、期待に応えたいというか、自分の持てるもの全てを出し切りたいと思わせてくれる方だなと思いました。黒羽:さらけ出したくなるよね。あとは心の中まで見透かす方だから、本当に全力で挑んでいかないと。——テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)に出られていた方には、稽古場で「ラケットを振ってみて」と無茶ぶりするという噂も…。黒羽:ちょっと「いいのかな」と思いながら応えるんですが(笑)。今回、立海出身のキャストが多いんです。前回は青学(せいがく)が多かった。立石:確かに!——皆さんが歌う「世界の王」が、色々な背景を持った若い方たちが集まっている『ロミジュリ』自体と重なるような気持ちにもなります。黒羽:今回、R&Jダンサーの方も含めて若い方が多いので、「若気の至り」を全開に出していく、令和版の『ロミジュリ』が作れるんじゃないかなと思っています。大人になればなるほど、冷静になって考えちゃう部分もあるけど、若い時は突っ走るしかない、みたいなところがあるから。立石:名作中の名作ですし、僕自身は、まず本当に素直に嬉しい気持ちが先行しています。ミュージカルをもっとやっていきたいという気持ちがあって、そういう中で抜擢していただいたので、難しいことは考えられなくて、シンプルに「全力でやる」という気持ちです。——ちなみにお二人はどの曲が好きですか?黒羽:僕はロミオの1発目の「いつか」という曲が好きです。いろいろ運命が動き出す曲でもあるし、まだジュリエットとロミオはその時はまだ出会ってないけど、同じ物に手を伸ばしている。結末を知っているからこそジーンと来るものもあるし、色々なことが始まるという意味でもすごく好きです。立石:僕はいっぱいあるんですけど、自分の役で言うとやっぱり「ティボルト」。唯一、「ティボルト」という名前が曲名になっているので。黒羽:すごいよね、曲名が「ティボルト」だもん。立石:曲中でもすごく「ティボルト」と出てくるし、自分の名前を歌うぐらい、誇りとか色々と感じるものがあるのかな。——ティボルトとして、ワイルドさは出して歌われるんでしょうか?立石:難しいですけど、稽古の中で自分が演じる意味を見つけないといけないと思います。まだ僕自身も過去の皆さんが演じられていたティボルトを重ねてしまう時があるし、お客さんも重ねるところもあるだろうし。黒羽:難しいよね。たくさんの偉大な方々が演じてきているから、「こうでなくちゃいけない」というのが作られるのは非常に怖い。演じている側としても、自分の中でちゃんとその感情になるように噛み砕く時間が欲しくて、たくさん稽古をしたいです。今回はもし自分の中で「違う」という気持ちが生まれたら、ちゃんと言おうと思ってるんです。実は「そうしないと、今後苦しくなるよ」というアドバイスもいただいて。前回は初めてカンパニーに入ったし、過去の映像をたくさん見て、前の方がどう動いていたのかに沿いすぎてしまったところがありました。今回は自分の気持ちで動いた通りに演じることも大事にしていかないと、自分の色が出て来ないから。○■「柔軟に」というアドバイス——黒羽さんから立石さんに、小池先生の稽古に挑むにあたってのアドバイスはありますか?黒羽:昨日ついた稽古がころっと変わったりもするけど、そこは柔軟に(笑)。柔軟にしないと、「この感情で動くはずだったのに」と、パニックになっちゃう。立石:なるほど、柔軟に……。黒羽:でも間違いなく良い方向に運んでくださるので! 2年前はWキャスト自体が初めてだったし、「こんなに演出が細かいんだ」と驚いたんです。手の角度や倒れ込んだ時のポーズまで演出がついていてびっくりしたんですけど、いざ劇場で自分が出ていない時の場当たりやゲネプロを観ると、やっぱりすごくきれいで。「こんなに計算して作られてるんだ、すごいな」と気付くことが出来ました。——それはWキャストならではですね。では、最後に改めてメッセージをいただければ。黒羽:僕は『ロミジュリ』という作品に出会って、「もっと上手くなりたい」「これからもミュージカルをやっていける人間になりたい」と思うようになりました。色々な出会いをくれた作品ですので、今回も新たな出会いが楽しみだし、また面白いことが始まっていく予感がするので、ぜひお楽しみに!立石:僕はとにかくワクワクしています。1度、他の作品(MANKAI STAGE『A3!』)の劇中劇でティボルトを演じたことがあって、縁も感じています。そのワクワクや嬉しい気持ちを力にして、全力で向き合って楽しみたいです。ここでしっかり力をつけて、劇場で皆さんにお届けしたいと思います。——そんなお二人のバチバチ具合も楽しみにしています。黒羽:青あざを作ってたらごめんなさい(笑)立石:プライベートは普通で(笑)■黒羽麻璃央1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2010年に第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて準グランプリを受賞し、芸能界入り。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』2ndシリーズ(12年~14年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ (15年~)、舞台『黒子のバスケ』(16年~)、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(19年)、映画『いなくなれ、群青』(19年)、ドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』シリーズ、『テレビ演劇 サクセス荘』シリーズ(19年~)、『恋はつづくよどこまでも』『SUITS/スーツ2』(20年)など。配信中のParaviオリジナルストーリー「リコハイ!!」に出演中。7月には自身が企画プロデュースする野球イベント「ACTORS LEAGUE 2021」が開催予定。■立石俊樹1993年12月19日生まれ、秋田県出身。男性ダンス&ボーカルグループ「IVVY」のボーカルとして2015年から音楽活動を開始する。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』シリーズ(17年~)、MANKAI STAGE『A3!』シリーズ(18年~)、ドラマ『チョコレート戦争~朝に道を聞かば夕べに死すとも可なり~』『社内マリッジハニー』(20年)、映画『遮那王 お江戸のキャンディー3』、映画『ツナガレラジオ~僕らの雨降Days~』、舞台『チョコレート戦争~a tale of the truth~』、主演ミュージカル「黒執事」~寄宿学校の秘密~など。
2021年05月14日7日の国内での死者数が過去最多となる148人を記録するなど、勢いを増すいっぽうの新型コロナウイルス。そんななか、コロナ対策の要である政府重職者の発言が物議をかもしている。《日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑》9日、Twitterにこう投稿したのは経済学者の高橋洋一氏(65)。元財務官僚で、現在は首相の“相談役”である内閣官房参与を務める人物だ。高橋氏は、日本を含む諸外国の100万人単位の死者数の割合を比較した折れ線グラフの画像とともに上記の内容を投稿。300人弱と高い水準であるインドやフランスと50人の日本を比較し、日本の死者数を“さざ波”と表現し、五輪中止を求める人を嘲笑した形だ。五輪中止を求める声が日に日に増すなか、競泳の池江璃花子選手(20)に五輪出場辞退を求める声が集まったニュースを受けて、高橋氏は8日にも《反五輪なら見に行かなければいいだけ。アスリートや他人を巻き込むな。反ワクチン運動と似ているな。反五輪の人だけで数千億円の賠償金を払うつもり》と、Twitterへ投稿していた。日本の死者数を“さざ波”とした高橋氏だが、現在の日本の死者数は1万923人(9日時点)。この数字はすでに韓国や中国を大きく上回っており、アジアでは上位に入っている。日本各地で自宅療養中に死亡する人も増え続けるなか、“さざ波”とした高橋氏の投稿には批判が殺到した。《高橋洋一という人は、巷にいる声の大きいおかしな評論家や作家などとは違って、「内閣官房参与」という肩書を持っている。現にGW中は菅首相に直接面会して何らかのアドバイスもしている。首相は「さざ波」「笑笑と、こんなアドバイスを受けてコロナ対策をしているということなのだ》《その「さざ波」に飲まれて死んだ人が10,846人いるのだ。(5月8日 23:59 時点)「笑笑」は死んだ10,846人を笑ってるのか?「さざ波」を高くも低くすることもできる立場の人間が、こんな倫理観の人間が内閣参与として政権中枢にいるのだから人の命より五輪優先って平気で言うんだ。恐ろしい》《死者が一万人越える災害を「さざ波」「笑笑」などと揶揄出来る人間を政府は重用してるわけです》
2021年05月10日2021年7月23日に開幕予定の東京五輪。新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行が収まらない中での開催について、国内外で賛否の声が上がっています。同年5月7日に、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手は、自身のSNSに「辞退して」「開催について反対の声を上げてほしい」といったメッセージが寄せられていることを明かしました。「五輪中止させて」の声に、池江璃花子が持論を展開内容に40万いいね池江選手はそういった声に対し、Twitterを通してアスリートの1人としての持論を展開しています。池江選手の投稿は波紋を呼び、国内にいる複数のアスリートたちが同様のコメントを発表。一連の出来事に対する報道は、海外メディアでも取り上げられています。加藤浩次「選手にいうことじゃない」同月10日に放送された情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)では、池江選手が発表したコメントについて特集。番組に出演していた、元競泳選手でスポーツジャーナリストの松田丈志さんは、池江選手の投稿について、こう意見を述べました。本当に素晴らしいコメントを出してくれたなっていう風に思うんですけれども、今回の件でいうとSNSで池江選手にダイレクトメッセージなどで連絡をして、要は「反対の声を上げてほしい」っていってるわけですよ。それって、やはり池江選手は病気から奇跡的な回復をして代表権を獲得して、今回のオリンピックはやはり印象付ける選手の1人だと思うんですね。そういう選手の影響力を使って、ある意味開催してほしくない人たちが、自分たちの声を拡大して伝えてほしいっていうことですから、それ自体は本当によくないことだなと思いますし。逆にいえば、オリンピックを推進、やりたいと思っているひとたちも、個人の影響力を使って自分たちの意見をリードしていきたいっていうやり方はよくないと思いますね。スッキリーより引用「開催に対して賛成派であれ否定派であれ、個人の影響力を使って自分の意見をリードさせるやり方はよくない」という松田さん。番組のMCを務める加藤浩次さんは、松田さんの意見に同調し、次のようなコメントを発しました。そこは本当に、直接池江選手にするっていうのは、池江選手は「なんていえばいいの」と思うし、そりゃ一生懸命頑張って病気を克服した選手に、それを利用するっていうのは、本当に、僕はダイレクトメッセージを送っている人は卑劣だなって思いますよ。やり方としては。選手にいうことじゃないと。それはIOC(国際オリンピック委員会)ないし、そして組織委員会に訴えるべきことであって、選手は別ですもんね。スッキリーより引用加藤さんは「池江選手の影響力を利用しようとする行為は卑劣だと思う。そもそも選手にいうべきことではない」とキッパリ。番組を見た人からは、次のような声が相次いでいます。・本当にその通りだと思う。池江選手の心情を思うと、とても悲しくなる。・「選手じゃなくてIOCにいってほしい」という言葉は、ごもっとも。・いろいろな意見があるのは理解できるけど、それを一個人の選手に求めるのは、違うように感じる。コロナウイルスがまん延する中での開催について、不安を覚えるのは当然です。さらなる感染拡大への不安や、ただでさえひっ迫している医療体制への影響を考えると、反対の意見を述べたくなる気持ちは否定できません。しかし、一個人である選手に「出場を辞退してほしい」などと訴え、状況を変えようとするのは見当違いといえるでしょう。松田さんや加藤さんの意見は、多くの人の共感を呼びました。[文・構成/grape編集部]
2021年05月10日2021年5月8日、お笑いタレントの山田花子さんがブログを更新。毎年5月の第2日曜日に訪れる『母の日』に関する投稿に、反響が上がりました。『母の日』前日に、息子から渡されたもの8歳と4歳の息子さんを育てる、山田さん。同日、保育園から帰った次男に「ママ、これあげる」と、ピンクの折り紙を渡されました。翌日が母の日だということもあり「手紙を書いてきてくれた」と思ったそうです。頑張って手紙を書く次男の姿を想像し、嬉しさがこみ上げたという山田さんは、その折り紙を開けてみました。すると…。広げた折り紙は、なんと白紙!何も書いていないことを疑問に思う山田さんの横で、次男は「なんで広げるの!折るの大変だったのに」と泣き出してしまったそうです。次男は上手に折れた折り紙を、大好きな母親にプレゼントしたかっただけ。山田さんは折り紙の中身を見て「そういえば、次男はまだ字が書けなかった」と思い出しました。読み書きができる小学生の長男がいるため、てっきり次男も文字が書けると思い込んでしまったのでしょう。一連の出来事に、山田さんはこんなひと言をつづっています。母の日の思い込みって、恐ろしい。山田花子オフィシャルブログーより引用投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。・母の日じゃなかったら、「折り紙ありがとう」で済んだかも!・思い込んだら突き進むのは母親あるあるです!・山田さんのために、ピンクのバッグを折ったのかな?かわいいですね。我が子の成長とともに、大人もまた、成功や失敗を子供と共有し、『親』として成長していくのかもしれません。母の日である同月9日。山田さんを含め、多くの母親にとってかけがえのない1日になっていることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年05月09日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の世界的な流行によって、1年の開催延期が決定された東京五輪。開催日は2021年7月23日に変更されましたが、同年5月現在、コロナウイルスは終息するどころか、さらに感染を広げています。東京五輪を開催すれば、世界中の選手が来日する上、多くの医療従事者が協力を求められることに。開催に対し、「今はそんな場合ではない。中止にするべきだ」という声が相次いでいます。東京五輪の反対意見ついて、池江璃花子選手が持論を展開白血病の治療で一度は東京五輪の代表の座を逃したものの、開催の延期によって奇跡的に内定をつかんだ競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手。同月7日、池江選手はTwiterで「辞退してほしい」「開催の反対に声を上げてほしい」といった意見が寄せられていることを明かしました。そういった東京五輪の開催反対を求める声に対し、池江選手は丁寧な言葉で持論を展開しています。いつも応援ありがとうございます。Instagramのダイレクトメッセージ、Twitterのリプライに「辞退してほしい」「反対に声をあげてほしい」などのコメントが寄せられている事を知りました。もちろん、私たちアスリートはオリンピックに出るため、ずっと頑張ってきました。ですが、↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 今このコロナ禍でオリンピックの中止を求める声が多いことは仕方なく、当然の事だと思っています。私も、他の選手もきっとオリンピックがあってもなくても、決まったことは受け入れ、やるならもちろん全力で、ないなら次に向けて、頑張るだけだと思っています。1年延期されたオリンピックは↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 期待に応えたい一心で日々の練習をしています。オリンピックについて、良いメッセージもあれば、正直、今日は非常に心を痛めたメッセージもありました。この暗い世の中をいち早く変えたい、そんな気持ちは皆さんと同じように強く持っています。ですが、それを選手個人に当てるのはとても苦しいです。↓— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 長くなってしまいましたが、わたしに限らず、頑張っている選手をどんな状況になっても暖かく見守っていてほしいなと思います。— 池江 璃花子 (@rikakoikee) May 7, 2021 池江選手だけでなく、きっと多くの選手がコロナ禍での開催に不安を感じているでしょう。しかし、五輪開催の決定権は選手にはありません。現在も選手たちは、私たちと同じように感染や重症化のリスクにおびえながら生活を送っています。決定権のない選手にそういった言葉を投げかけるのは、見当違いといえるでしょう。一連の投稿に対し、合計でおよそ40万件もの『いいね』が寄せられました。文章を通して、池江選手のもどかしい気持ちは多くの人に伝わったようです。・選手個人にそんなことをいってもね…。企業の不祥事で社員を叩くようなものでは?・五輪開催反対の気持ちは分からないでもないけど、選手に「辞退しろ」というのは違うでしょ。・すごく言葉を選んで発言してるのが伝わってくる。お門違いの批判だよ…。五輪は多くのアスリートにとって世界の頂点であり、あこがれの場所。だからこそ、今の状況は心苦しいものでしょう。「今やるべきことをまっとうし、応援してくれる人の期待に応えたい一心でいる」という池江さんの言葉は、きっとほかの選手も同じはず。東京五輪がこの先どうなるかは分かりませんが、懸命に練習している選手個人に中止を求める声がなくなることを祈るばかりです。[文・構成/grape編集部]
2021年05月08日渡辺直美とkemioがニューヨークから、「SK-II STUDIO」の新作アニメーション作品「VSシリーズ」プレミア試写会のライブ配信イベントにホストとして参加。卓球の石川佳純選手やバレーボール女子日本代表の「火の鳥NIPPON」など、世界のトップアスリートが出演する「VSシリーズ」全6作品の初公開に立ち会い、さらに「SK-II」ブランドアンバサダーの桃井かおり、綾瀬はるかも登場した。グローバルスキンケアブランド「SK-II」が立ち上げたフィルムスタジオ「SK-II STUDIO」の新作となる「VSシリーズ」は、世界のトップアスリートらが、それぞれ抱える様々なプレッシャーに立ち向かい、乗り越え、各々の“運命”を変えていく姿をアニメーションと実写の融合により描いた映像作品。アンチ(SNS上での誹謗中傷)、プレッシャー(周囲からの圧力から芽生える自分への疑い)、ルックス(外見偏重による決めつけ)、ルール(美しさのルール)、リミット(人から決めつけられた限界)、マシーン(完璧さを追求するがゆえに立ちはだかる困難)の6つをテーマに取り上げ、運命を切り開くために倒さなければならない内なる敵として、これらを“怪獣”の姿で表した。渡辺直美、誹謗中傷に「慣れちゃいけないし、スルーしちゃいけない」番組ホストを務めた渡辺さんとkemioさんはニューヨークから参加。番組冒頭、「VSシリーズ」予告編を見て、「映画みたいに迫力満点で、ワクワクしますね!」と期待を膨らませた。続いて、「SK-II STUDIO」の第1作として競泳の池江璃花子選手の競技復帰までのストーリーに焦点を当てた是枝裕和監督「センターレーン」を紹介。3月の公開以降、再生回数1,900万回以上と大きな話題となっている作品を見て、渡辺さんは「多くの女性たちを勇気づけたと思います」とコメントした。「VSシリーズ」の公開を前に、本シリーズでも描かれているSNSについて話題が移ると、「互いをリスペクトして尊重し合える世の中になってほしいと強く感じます」とkemioさん。また、kemioさんから「ネット上のネガティブな言葉についてプレッシャーを感じているか」と尋ねられた渡辺さんは、「私は正直慣れちゃっている。でも本当は慣れちゃいけないし、スルーしちゃいけない」と回答。「ネット上のネガティブな言葉は自分の人生にとっては不要、という考え方を常に持っている。世界中にポジティブな気持ちやコメントが溢れてほしいね」と優しく語った。渡辺さんは特に印象に残った作品として前田マヒナ選手出演の「VSルール」を挙げ、女性のあり方について「自分がどうあるかは自分で決めることができる。私は自分自身に満足して自信を持っているし、多くの女性にもそうなってほしいと思っています。また、一人一人価値観の違う“美“を尊重しあえる世界になっていくことを強く願っています」と自身の考えを語る。一方、kemioさんは「火の鳥NIPPON」出演の「VSリミット」を共感した動画として挙げ、「自分のやりたいことを環境や周りのせいにしてできないことがいやだ。自分の限界を決められるのは自分だけという言葉を今後の自分のスローガンにしていきたいです」と作品から影響を受けた様子。女性アスリートたちがメッセージ!綾瀬はるかも「強い気持ちを持つことが大切」次に、“運命”をテーマに、アスリートたちに「この先に待っている運命、そして次の目標」について聞いたインタビュー映像を紹介。石川選手は「卓球をはじめて21年目になりますが、今の目標は楽しみながら卓球をすること。その先に、自分が待っている、楽しみにしている運命があると思っています」と述べた。前田選手は「私のこれからの目標は、Happyになるために好きなサーフィンをすることです。大会や何事にも挑戦をしていきたいです」と笑顔で同様に語り、競泳のリウ・シアン選手は「これからも、常に自分に忠実でいたいです。自分の好きなことをして、自分の目的を実現させたいです」と話した。体操のシモーン・バイルス選手は「多くの人にとって、未来がどうなるかは分からない。けれど、私は自分の手で運命を切り拓いていきたいです。振り返って後悔はしたくないので、どんなことにも挑戦していきたいです」と力強く回答、「火の鳥NIPPON」の荒木選手は「運命は、私たち自身の手で切り拓いていくものだと思っていますし、その先にあるのは“成長”と“新たな自分たち”だと思っています」と各アスリートがこの先の未来について熱いメッセージを残した。さらに、SK-II ブランドアンバサダーの桃井さん、綾瀬さんも映像で登場。「あなたにとって運命を変えるとは」という質問に対して、綾瀬さんが「絶対に叶えるという自分を信じる気持ちが大事だと思います。自分で限界を作ってしまいがちですけど、限界を作っている弱くなる気持ちに負けない気持ちを超えていく、強い気持ちを持つことが大切だと思う」とコメントすると、渡辺さんも強く共感。桃井さんは、「チャンスは道に転がってきても気が付いて拾わないと何の役にも立たない。ちょっと頑張って、ちょっと夢見て一歩ずつ夢が叶うように進んで行けばいいと思う、進んで行けるよ」とそれぞれが視聴者に訴えかけるように自身の思いを語った。kemio「オーマイガーの連続!」石川選手の「VSプレッシャー」が日本初公開「SK-II STUDIO「VSシリーズ」より番組ホストの2人がアスリートやアンバサダーらの考え、そして想いに感銘を受けたところで、「VSシリーズ」全6作品のうち、石川選手の「VSプレッシャー」を日本初公開。作品を見終えると、kemioさんは「今の5分間でオーマイガーの連続!映像、音楽、ストーリー全てにおいて私の感情を盗まれました。プレッシャーと戦うのは自分自身ですが、自分の中にあるプレッシャーの姿を怪獣として表していることがすごいなと思いました!」と興奮。渡辺さんも「本当に素晴らしい作品です!うるっときちゃいますね。VSプレッシャーの怪獣が登場するシーンは映像美以外にも迫力がすごい!映像に入り込んでしまい、心の中で佳純ちゃん頑張れ!と応援しちゃっていました」と作品の見どころを興奮した様子で視聴者に伝えた。さらに「アーティストやミュージシャン、監督などがコラボレーションして、女性が直面する社会的な問題と立ち向かっているのは素晴らしいですね」と「SK-II」の取り組みにも共感した。渡辺直美「私たちのアニメもSK-II STUDIOで作って」続いて、作品の制作陣を紹介し、数々の受賞歴を誇る映像制作スタッフや、世界的R&Bシンガーのジョン・ レジェンドらが作品に携わっていることを知ったkemioさんは「『SK-II』すごいですね!映像まで作り始めちゃって、映画界に殴り込んで世界奪うつもりですよね、ほんと」と大興奮の様子。渡辺さんも「私たちのアニメも『SK-II STUDIO』で作ってほしいよね!」と、本作品の壮大さに改めて感動した。さらに、ジョン・レジョンドと共演したことがあるという渡辺さんは、「実は前も“ピテラマスタークラス”という作品で共演させてもらったんですよ!その時も『SK-II』のために書き下ろした曲を目の前で歌ってくれて鳥肌立っちゃった」とエピソードを明かす。その彼がバイルス選手出演の「VSアンチ」のために書き下ろした「Take A Look」のスペシャルパフォーマンスを見たkemioさんは、その迫力に「すごい力強い音楽ですね!パワーが湧いてきた!」と絶賛した。最後に2人はここまでの番組を振り返り、渡辺さんは「皆さんのお話を聞いて、私も芸人や、今やっていること以外にもっと色んなことに挑戦したいなって、挑戦する勇気をもらいました。もしかしたらカメラマンとか映画監督とか、そういったクリエイティブなこともやってみてもいいのかなと思った」と、本作品を受けて自身も感化された様子。kemioさんもうなずきながら、「自分が今どんな環境にいたとしても、自分の運命を変える選択肢は誰もが持っているものなので自分を信じて前に突き進んでいきたいですね」とコメントした。2人は、「皆さん一人一人が運命を切り拓く力を持っていて、それは偶然じゃないんですよ。皆さん自身の選択が運命を作り上げていけるように一緒にがんばりましょう!」と視聴者を勇気づけ、「私もたくさん刺激を受けたので、『SK-II STUDIO』の作品から皆さんも刺激を受けて欲しい」と語り合い、「お友達とシェアしたりご家族と楽しんだりしてほしい」と本イベントを締めくくっていた。<SK-II STUDIO新作 アニメーション作品「VSシリーズ」プレミア試写会のアーカイブ映像>「VSシリーズ」はSK-II公式YouTubeチャンネルにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2021年05月03日俳優の黒羽麻璃央が企画・プロデュースを行う野球大会『ACTORS☆LEAGUE』の開催が23日、明らかになった。東京ドームにて7月20日の開催を予定している。同大会では、野球をこよなく愛する俳優37名が揃い、結成された2チームが真剣勝負の野球対決に挑む。「コロナ禍という状況であっても、次の世代を担う若い俳優たちが輝ける場所でライブエンターテイメントの楽しさを、興奮を、観客の皆様と分かち合える場を作りたい」という思いから黒羽が企画・プロデュースし、その想いに城田優、山崎育三郎、尾上松也、和田琢磨、和田雅成らが賛同した。俳優陣は黒羽がキャプテンを務める「BLACK WINGS」と、和田琢磨がキャプテンを務める「DIAMOND BEARS」の2チームにわかれ、さらにゲスト解説者として荒牧慶彦、佐藤流司が参戦し、あわせて総勢37名が集結した。歌やダンスなどに長けた俳優たちが、ただ野球の試合をするだけではなく、観客を魅了する様々なパフォーマンスを織り交ぜて、いまの日本を元気にする究極のエンターテイメントショーを開催する。ドリームマッチ第1弾の開催決定にあたり、各チームのキャプテンを務める黒羽と和田からのコメントも到着した。なお、本プロジェクトの収益の一部は「読売光と愛の事業団」を通じて、新型コロナウィルスの感染症対策に最前線で向き合う医療従事者に寄付される。○「BLACKWINGS」キャプテン・黒羽麻璃央 コメント今回、企画プロデュースをさせていただきました、プロデューサー兼任BLACK WINGSキャプテンの黒羽麻璃央です。すてきなキャストの方々にお集まりいただき、僕の大好きな野球ができること本当に嬉しく、感謝しかありません! プロデューサーとしてはファンの皆さんに最高の野球&エンターテイメントを、キャプテンとしてはしっかりとチームを引っ張っていけるように頑張ります! 目標は東京ドームの看板に当たる特大ホームランを打つこと! 歴史的な試合を皆さんの心に刻みたいと思いますので是非、お楽しみに!○「DIAMONDBEARS」キャプテン・和田琢磨 コメントDIAMOND BEARSのキャプテンを務めます和田琢磨です。こんな贅沢な環境で、しかも気心知れた仲間たちと一緒に大好きな野球を出来ることをとても嬉しく思います。そして、声をかけてくれた黒羽麻璃央くんには本当に感謝しています。しかし試合は試合。集え! ダイヤモンドのように固い結束のもと、クマのように勇敢な野球小僧達よ!! 皆様、東京ドームにて一緒に盛り上がりましょう!!○出場キャスト・コミッショナー城田優・監督山崎育三郎、尾上松也・ゲスト解説荒牧慶彦、佐藤流司・キャプテン黒羽麻璃央、和田琢磨・選手会長和田雅成・BLACK WINGS チームメンバー(五十音順)阿部顕嵐、有澤樟太郎、井阪郁巳、岡宮来夢、小西詠斗、近藤頌利、笹森裕貴、章平、田中涼星、西川俊介、橋本祥平、平野宏周、廣野凌大、松田凌、八木将康・DIAMOND BEARS チームメンバー(五十音順)石橋弘毅、岩瀬恒輝、上田堪大、上田悠介、大見拓土、北川尚弥、北園涼、小南光司、椎名鯛造、高野洸、鳥越裕貴、松井勇歩、結城伽寿也、横山真史
2021年04月23日「#CHANGEDESTINY~運命を、変えよう。」をブランドテーマに持つ『SK-II』は、ブランド初のフィルムスタジオ「SK-II STUDIO」を始動。その記念すべき一作目として、競泳・池江璃花子選手の競技復帰までのストーリーを描いた動画「センターレーン」が公開されました。今回は、動画に込めた池江選手の思いや、映像を手掛けた映画監督・是枝裕和氏のコメントなどをご紹介するとともに、『SK-II』の取り組みについて解説していきます。運命は「今この瞬間をどう生きるかによって変えられる」2018年に18歳の若さでアジア選手権MVPとなり、東京オリンピックのメダル候補と言われていた池江選手。2019年2月に白血病と診断されてからも競技復帰に向けて前進を続けてきました。2020年『SK-II』とのコラボではウィッグを外した姿と希望にあふれたメッセージを公表し、大きな反響を呼びました。その後2021年2月のジャパンオープンで50メートル自由形で2位に入賞し、見事に競技復帰。さらに、4月に行われた日本選手権でリレー派遣標準記録を突破し、女子400メートルメドレーリレーで東京オリンピック代表に内定したばかり。今回公開された“センターレーン”には、そんな池江選手の復帰に向けた練習シーンや葛藤を通して、“運命を変えるとはどういうことか、運命がただの偶然ではなく、自らの選択によって切り拓けるものである”という思いが込められています。今回の映像について、池江選手はまず「SK-II、そして是枝裕和監督が、私の心の内を作品として伝えてくださり感謝しています」とコメント。さらに『#CHANGEDESTINY』については「こんな時だからこそ、誰しもが自分の運命を追求することにとても大きな意味があると思っています」とのこと。続けて「過去の自分には戻れないけれど、自分の運命は今この瞬間をどう生きるかによって変えられるものだと思います。辛いことがあっても、乗り越えた先の未来は変わっていく」と、強い思いを語りました。ちなみに、作品タイトルである『センターレーン』は、プールの中でも中央に位置するレーンのこと。実際に競泳のルールでは“センターレーンに一番速い選手を配置する”とあり、池江選手が取材で「センターレーンが好き。自分のためのコース」と話したことから名付けられたそう。オリンピックのワールドワイドパートナーとしてまた今回、是枝監督は池江選手への取材をもとに、実際の映像で描ききれない部分はアニメーションで豊かに表現されています。池江選手への取材について、是枝監督は「池江選手の人生という名の旅を通して、運命を変えるために必要なことを目の当たりにして感動しました。一見彼女のストーリーは特異に思えますが、この時代を生きる多くの人が共感できるものがたくさんあります」とコメント。作品については「人生ではレーンから脱線することもありますが、そういう局面に立った時にこそ、その人の“真価”と“進化”が見えるのだと思います。この2つの“しんか”に注目しました」と語りました。さらに『グローバルSK-II』の最高責任者(CEO)サンディープ・セス氏は、『#CHANGEDESTINY』について「SK-IIの信念であり、全ての活動の核」とコメント。今後の取り組みに関しては「“#CHANGEDESTINY”の信念のもと、東京2020オリンピックのワールドワイドパートナーとして、オリンピックの精神に則りながら、今年様々な取り組みを通じて、女性が自らの手で運命を掴み、自らに課せられた限界を乗り越えていけるように支援していきたい」と語られました。次作では、オリンピックアスリートらに着目した作品を制作予定だそう。公開が楽しみですね!また今回、『SK-II STUDIO』の立ち上げに伴って運命に立ち向かう女性を支援するための『#CHANGEDESTINY資金』が始動。50万ドルを上限として、『SK-II STUDIO』の映像1再生につき1ドルを支援金として拠出するそう(※)。『SK-II STUDIO』や『#CHANGEDESTINY資金』など、『SK-II』の今後の取り組みはもちろん、池江選手のこれからの活躍を一緒に応援しましょう。※参加団体は後日発表©SK-II文/Chiaki
2021年04月08日競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、2021年4月8日、東京五輪の400メートルリレーの代表に内定。池江選手は、同月4日にもメドレーリレーで代表に内定しており、今回で2つ目の日本代表入りとなります。競泳・池江璃花子選手が東京五輪代表に白血病回復からの内定に「素晴らしい奇跡」この日、女子100メートル自由形で優勝し、2冠を達成した池江選手。2019年2月に、白血病であることを公表していたため、競泳で復活した姿は多くの人の心を打ちました。ネット上では「おめでとう!」「暗い話題が続く中でいいニュース!」などの声が上がっています。池江さんの輝く姿は、同じく白血病を患っている人たちへの励みにもなるでしょう。これからも、努力し続ける池江選手を応援したいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月08日●体は絶好調「『逃走中』に出て証明したい(笑)」血液のがん・悪性リンパ腫から復帰を果たしたフリーアナウンサーの笠井信輔。6日、警視庁神田警察署の一日署長に就任し、交通安全を呼びかけるパレードを行うと、商店街の人たちから次々に「元気になってよかったね!」と声をかけられ、「幸せな気持ちにしていただきました」と語る。がん細胞がなくなる「完全寛解」から10カ月が経過し、体調は極めて良好だというが、今も心配をかけられることに、本人は歯がゆい気持ちもある様子。そんな現在の心境や、憧れだったという警察官への思い、そして同じ悪性リンパ腫からの「寛解」を発表した私立恵比寿中学・安本彩花との交流秘話などを、健康を裏付けるマシンガントークで語ってくれた――。○■がんになって「悪いことばかりじゃない」「小学生のときに作文で『おまわりさんになりたい』と書いたのを明確に覚えているんです」という笠井アナ。その後アナウンサーになったものの、警官への憧れは消えておらず、宇津井健の主演ドラマ『長生き競争!』(08年)で交番の警官役を演じた際は「本当にうれしくて!」と振り返る。そして、今回は一日警察署長ということで、ドラマと違い本物の制服を着ることに感慨無量の様子。「私が局アナ時代に、軽部(真一)さんが一日署長やってるんですよ。それがうらやましくてねぇ(笑)。俺には来ないかなぁと思ってたんですけど、フリーになったタイミングでお話を頂いて。また聞くところによると、神田警察署が去年移転してリニューアルしたばかりで、私もがんを乗り越えて新しくスタートを切ったという兼ね合いもあったようでして。だから、がんになって『うれしい』ということはないんですけど、『悪いことばかりじゃないな』という思いに今回も達しています」と捉えた。一日警察署長の仕事として、神田すずらん通りをパレードして交通安全を呼びかけたが、その際に入院中、千羽鶴を贈って応援してくれた母娘が駆けつけてくれたそう。ほかにも、多くの人から「復帰してよかったですね」「おめでとうございます」と次々に声をかけられ、「私が交通安全を訴えるほうなのに、皆さんに幸せな気持ちにしていただいて。こうやって“お練り”ができたことで街の皆さんと触れ合うことができて、自分としては感動が増すうれしい体験でした」と充実の表情を見せた。○■基礎疾患によるコロナ重症化の心配なし昨年6月に「完全寛解」し、現在は2カ月に1回のペースで経過観察をしているそうだが、「がんが消えてる状況が続いていて、治療も薬の服用も一切してない状況なんです」といい、体調も「非常に良いです」とアピール。コロナ対策も、「普通の人と同じように暮らしていいし、現状では感染しても基礎疾患によって重症化することはないと言われています」とのことだ。それほど健康なだけに、「本当に大丈夫なんで、それは強く言いたいんです。心配してくださるのはとてもありがたいんですけど…。どうすれば“大丈夫”って証明できるのかなと思うくらい。だから、本当は『逃走中』とか出て、ガンガン走りたいんですよ(笑)。そしたら、『この人もう大丈夫だな』と思ってもらえるのかなっていう気持ちがあって、この前も『逃走中』をやってたので『出たいな』と思いながら見てました(笑)」と、体がうずいたことを明かす。●本当に失望されてるだろうなと思って…奇しくも前日の5日に、アイドルグループ・私立恵比寿中学の安本彩花が悪性リンパ腫からの寛解を発表し、4日には白血病から復活した競泳の池江璃花子選手が東京オリンピックの切符をつかんだばかり。特に安本とは、彼女の悪性リンパ腫公表後からLINEでやり取りをしていたこともあり、喜びもひとしおの様子だ。「僕の後に悪性リンパ腫を公表されたので、これはもう大変だろうと思ってたんです。私なんて50歳を超えてましたから、ある種の覚悟みたいなものはありましたけど、彼女はこれからの人ですから。そんなときに悪性リンパ腫になられて、本当に失望されてるだろうなと思って、事務所を通じて手紙を出したらお返事が来て、交流が始まったんです」これをきっかけにLINEで連絡をするようになったが、「彼女に伝えたのは、ショックを受けているということだったので、『自分もステージ4まで行って寛解してるから、希望を捨てないで』ということ。あとは、彼女がSNSで発信することをとても悩んでいたんです。(悪性リンパ腫を)発表した後、全く(SNSで)声を上げてなかったので、ファンの方もとても心配してるから、自分が頑張ってると思って、調子がいいと思ってるんだったら、それを1回は発信したほうがいいんじゃないか、というアドバイスを差し上げたんです」という。それを受けて安本は今年1月15日、「悪性リンパ腫仲間の笠井アナからも励ましのご連絡頂き久しぶりにインスタアップしてみることにしました!」と、約2カ月半ぶりに投稿。笠井アナは「それでファンの方々がすごい喜んでらして、良かったなと思いましたね。そのたくさんの声を受けて、安本さんも励みになったんじゃないかな」と目を細めた。一方で、橋田壽賀子さんが「急性リンパ腫」で亡くなったニュースもあり、「やっぱりがんっていうのは、困難な現実もあるんだと思いました」と実感。それでも、安本や池江選手の復活に、「希望を捨てずに頑張っているといいことがあるんだなと改めて思いました。自分もこうやって戻ってこれて、ご褒美のように一日警察署長をさせていただいているので」と、改めて喜びを噛み締めていた。
2021年04月07日2021年4月4日、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手が、東京五輪の代表に内定しました。池江選手は100mバタフライ決勝で57秒77の記録を打ち出して優勝。また、400mメドレーリレーの派遣標準記録を突破しています。インタビュー中では感極まり、美しい涙を流した池江選手。代表の内定について、このようにコメントをしています。「57秒台が出るとは思わなかったし、リレーの派遣標準記録も切れると思わなかった。一番戻ってくるのが時間がかかる種目だと思っていた。優勝も狙っていなかったけど、何番でもここにいることに幸せを感じようと思った。仲間たちが全力で送り出してくれて、とても幸せ。本当にうれしかった。言葉にできない。ものすごく自信がついたレースだった」サンケイスポーツーより引用池江選手は2019年2月に、白血病であることを公表。当時、東京五輪は2020年に開催が予定されていたため、多くの人から惜しむ声が寄せられていました。五輪は多くのアスリートにとって、目標といえる大会です。池江選手は白血病の発覚に加え、東京五輪への出場が絶望的だったことに大きなショックを受けたことでしょう。つらい治療を乗り越えた後、リハビリや練習に励んできた池江選手。今回の内定に対し、多くの人から祝福する声が寄せられています。[文・構成/grape編集部]
2021年04月04日『万引き家族』『真実』などの映画監督・是枝裕和が競泳・池江璃花子選手の競技復帰までのストーリーを描いた、グローバルスキンケアブランド「SK-II」による「SK-II STUDIO」の1作目“センターレーン”がYouTubeにて公開された。計8作の公開を予定している「SK-II STUDIO」作品の1作目となる本作は、“運命を変える”とはどういうことか、運命がただの偶然ではなく、自らの選択によって切り拓けるものであることを描いていく。競泳・池江選手といえば、2018年のアジア選手権のMVPであり、一昨年2019年2月に白血病と診断。2020年5月、池江選手は競技復帰に向けて前進する中、「SK-II」とのコラボレーションを通してウィッグを外したありのままの姿を公表し、新たな一面を世の中に披露。池江選手の強さと希望に溢れたメッセージは、ソーシャルメディアやトップニュースで取り上げられたほか、28年ぶりに女性アスリートが単独で新聞の一面を飾るなど大きな話題となり、日本中から励ましと応援の声が寄せられた。2021年2月に行われたジャパンオープンでは、50メートル自由形で2位に入賞するなど復帰を果たしており、4月には、日本選手権水泳競技大会に出場する予定となっている。作品のタイトル“センターレーン”とは、プールのセンターレーンに最も速い選手を配置するという実際の競泳のルールがあり、池江選手が練習を再開したころの取材で「やっぱりセンターレーンが好き。自分のためのコース」と語ったことから名付けられた。映像は、競技復帰を目指して練習に励む池江選手の心の中にある思いや葛藤、希望に焦点を当て、また是枝監督は、実写では描き切れない部分にアニメーションを取り入れることでより豊かな表現を目指している。「『SK-II』、そして是枝裕和監督が、私の心の内を作品として伝えてくださり感謝しています」と池江選手。「今は多くの方々が厳しい状況に置かれています。自分に対して否定的な気持ちになったり辛い時があるかもしれませんが、こんな時だからこそ、誰しもが自分の運命を追求することにとても大きな意味があると思っています。過去の自分には戻れないけれど、自分の運命は今この瞬間をどう生きるかによって変えられるものだと思います。辛いことがあっても、乗り越えた先の未来は変わっていくのだと思います」とコメント。是枝監督の作り上げた作品について、「本当の自分の感情があの作品に表れているなと思いました。『過去の自分には戻れないけれど、今の自分が自分だから』ということが伝わってくるなと思います。アニメーションも素敵でした」と感想を語る。是枝監督は「池江選手を取材することができ、競技復帰に向けての彼女の思いや感情を探っていきました。池江選手の人生という名の旅を通して、運命を変えるために必要なことを目の当たりにして感動しました。一見彼女のストーリーは特異に思えますが、この時代を生きる多くの人が共感できるものがたくさんあります。人生ではレーンから脱線することもありますが、そういう局面に立った時にこそ、その人の『真価』と『進化』が見えるのだと思います。この2つの『しんか』に注目しました」と、作品に込めた思いを語っている。なお、「SK-II」は「#CHANGEDESTINY」資金を準備し、本年の拠出額50万ドルを上限として「SK-II STUDIO」の映像1再生につき1ドルを、運命を変えようと踏み出す女性への様々な支援活動に拠出する。SK-II STUDIO 第1作“センターレーン”はSK-II Japan公式YouTubeチャンネルにて公開中。(text:cinemacafe.net)
2021年03月29日いま思えばよかったのは開催決定の一瞬だけ。よもやここまでトラブルが続くとは……。呪われていると言われても仕方がないわれらがオリンピックだが、元凶は男ばかり!?東京トラブル五輪の「消えた男たち」を振り返る――。【’15年7月】大会エンブレム盗用疑惑で異例の撤回アートディレクター佐野研二郎氏の手掛けたエンブレムが、ベルギーとスペインの作品に酷似していると言われ、使用差し止めの提訴をされる事態に。大論争を呼んだが、撤回された。新デザインは野老朝雄氏の「組市松紋」に。【’15年7月】国立競技場ザハ・ハディド案が総工費高騰で白紙に新国立競技場のデザインに建築家・安藤忠雄氏が推薦した「ザハ・ハディド案」が選ばれるも、予算は当初の2倍弱と判明。規模縮小案も出たが、最終的に白紙撤回となった。新たなデザインは建築家の隈研吾氏が担当した。【’20年3月】新型コロナで開催延期新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受け、五輪史上初となる1年延期が決定。安倍“マリオ”前首相も苦渋の決断となった。その後はご存じのとおりコロナ禍収束の見通しがいまだ立たず、今年の開催も危ぶまれている。【’21年2月】森喜朗組織委員会会長が失言辞任スポーツ団体女性理事の割合を40%以上にする目標について言及した際に、「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」と“失言大魔王”がまたやらかした。翌日、発言を撤回し謝罪したものの、逆ギレ会見で非難はさらに過熱。橋本聖子氏へバトンが渡された。【’21年3月】開会式の差別的演出プラン開会式を演出する電通出身プランナー・佐々木宏氏が、渡辺直美をブタに見立てる驚愕のプランを提案したことが発覚。辞任に追い込まれた。野村萬斎氏や振付師のMIKIKO氏ら、鳴り物入りだったメンバーはすでに離脱。■そのほか、舞台を去った旗振り役のお歴々【石原慎太郎元都知事、猪瀬直樹元都知事、舛添要一元都知事】石原慎太郎氏が東京都知事時代の’05年に五輪招致を表明、招致活動を進めてきた。石原氏退任後は新都知事(元副知事)の猪瀬直樹氏に引き継がれ、’13年9月に五輪開催地が東京に決定するも、数カ月後に「徳洲会」グループから資金提供を受けていた問題で猪瀬氏は辞任。後任の舛添氏も、政治資金をめぐる公私混同疑惑で集中砲火を浴び、途中退場。【桜田義孝元オリパラ担当大臣】白血病を告白した水泳の池江璃花子選手に対する心ない発言に世論の集中砲火を浴びた。その後も失言が続きわずか半年の在任で辞任。【竹田恆和元JOC会長】五輪招致に絡む買収疑惑でフランス当局から捜査を開始され、疑惑のなか’19年6月末の任期満了をもって退任した。「おもてなし」フィーバーのときは、まさかこんなことになるとは……。いったいどうなることやら。「女性自身」2021年4月6日号 掲載
2021年03月29日2021年3月20日に、お笑いタレントの山田花子さんがブログを更新。「親ばかです!」というコメントとともに公開された写真に、反響が上がっています。山田花子の本名が話題に2児の母親である、山田さん。ある日、4歳の次男が吉本新喜劇の台本である紙の裏に、ローマ字を書いていたといいます。息子さんが書いたのは、両親の名前です。山田さんが褒めたという、息子さんの字がこちら!とても上手に書けていますね。息子さんのほほ笑ましい行動に心が和む人が続出する一方で、注目をあびたのは、山田さんの本名でした。そう、山田さんは『花子』ではなくて…。KYOKOとは、私の本名です山田花子オフィシャルブログーより引用『きょうこ』がどんな漢字を書くのかは明かされていませんが、山田さんの可憐なイメージにピッタリの名前ですね。ちなみに、書いてあったローマ字を山田さんが褒めると、息子さんは喜んで「先生に見せる!」といいながら、園の連絡袋に入れようとしたとのこと。仕事の台本を持って行かれそうになった山田さんは「やめて!」と抗議したのでした…。【ネットの声】・本名を初めて知りました。かわいい!・親ばかでいいと思います。我が子にこんなことをされたら、嬉しいですもん!・4歳でこんなに書けるのはすごいですね。両親を大好きなことが伝わってきます。山田さん親子の、ほのぼのとしたやり取りにクスッとさせられた人が多かったようです。息子さんにとって、山田さんは世界に1人しかいない、大好きな『きょうこママ』なのでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年03月24日2021年3月8日、お笑いタレントの山田花子さんがInstagramを更新。投稿された写真に、反響が上がっています。山田花子、息子2人のツーショット写真を公開山田さんといえば、2010年にトランペット講師の福島正紀さんと結婚。その後、2人の息子さんを出産し、2児の母親になったことで知られています。同日、山田さんは「子供たちの遊び場に、エアーベッドを買いました」という言葉とともに、10歳と4歳になる息子さんたちのツーショットを公開したのです。ファンから反響が上がった、写真をご覧ください。 この投稿をInstagramで見る 山田花子(@hanako702)がシェアした投稿 左に写るのが4歳、右に写るのが10歳の息子さんです。エアーベッドに並んで座りながら、『iPad』と『Nintendo Switch』を巧みに操る2人。息子さんたちの成長ぶりにも驚かされますが、顔立ちについて「山田さんにそっくり!」「長男はパパ似かな?」といった声が上がっています。・次男くんが山田さんにとてもそっくりですね。似すぎていて、ビックリしました!・長男くんはお父さん似なのかな?かわいい!・山田さんと福島さんが並んで座っているみたいですね。素敵な写真です。1991〜1997年まで放送されていたバラエティ番組『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)にレギュラー出演したり、吉本新喜劇で活躍したりと、ユーモアなボケやツッコミで人気を集めた山田さん。2人のかわいい息子さんと夫ととともに、笑顔の絶えない家庭を築いているのでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年03月13日ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の上演が決定し、黒羽麻璃央と甲斐翔真がロミオ、伊原六花と天翔愛がジュリエット役を務めることが25日に明らかになった。シェイクスピアによる名作を、2001年にパリでミュージカル化した同作。全世界でのCD・DVD売上は700万枚にわたるヒットを記録、日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演を行った。その後2011年に日本オリジナルバージョンを上演して人気を博し、今回は2019年以来2年ぶり、10周年の上演となる。『エリザベート』『モーツァルト!』など手掛けた日本初演作は軒並み大ヒットし、近年では『ポーの一族』『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』といった"名作の世界初のミュージカル化"も成功させている小池修一郎が演出を手がけ、2017年の新演出からは「近未来を思わせる、破壊された世界で起こる物語」という設定を据えている。過去のロミオ役では城田優、山崎育三郎、柿澤勇人、古川雄大、大野拓朗、ジュリエット役には昆夏美、フランク莉奈、清水くるみ、生田絵梨花、木下晴香、葵わかなとミュージカルスターを生み出す演目となっている。今回ロミオ役には、黒羽麻璃央と甲斐翔真という気鋭の若手たちが決定。ジュリエット役には、伊原六花と天翔愛というフレッシュな2人が抜擢された。伊原は、高校時代にはダンス部のキャプテンとして“バブリーダンス”で一世を風靡、2018年よりドラマ・CMで活躍するほか、昨年は『ウエスト・サイド・ストーリー』Season3のマリア役(公演中止)にも配された。天翔は、藤岡弘、の長女として幼い日から父の薫陶を受け、現在は音楽大学で実力を磨きながら、夢であるミュージカル出演を叶えたシンデレラガール。高校在学中に、自主制作映画の全国コンクール「高校生のためのeiga worldcup2019」で最優秀女子演技賞を受賞しており、その演技力に期待が高まっている。更にベンヴォーリオ役に味方良介と前田公輝、マーキューシオ役に新里宏太と大久保祥太郎、ティボルト役に立石俊樹と吉田広大、死のダンサーに小㞍健太とKバレエカンパニー所属の堀内將平と、いずれも魅力的なWキャストが集う。さらにキャピュレット夫人を春野寿美礼、乳母を原田薫、ロレンス神父を石井一孝、モンタギュー卿を宮川浩、モンタギュー夫人を秋園美緒、パリスを兼崎健太郎、ヴェローナ大公を岡幸二郎、キャピュレット卿を松村雄基が演じる。東京公演はTBS赤坂ACTシアターにて5月21日~6月13日、大阪会場は梅田芸術劇場メインホールにて7月3日~7月11日。○小池修一郎 コメント2011年に始まったミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、3シーズン5度目の上演を迎える。私が手掛ける宝塚版との違いは、現実社会とのリアリティの持ち方であろう。ヴェローナを近未来都市と捉え『失われた世界の再生』をテーマに、愛の力を描いて行きたい。既にミュージカルで頭角を現している黒羽、甲斐のロミオに対し、初出演の伊原、天翔のジュリエットの体当たりの挑戦がどんなドラマを見せるか、大いに楽しみであり期待している。○黒羽麻璃央 コメント僕にとっての『ロミオ&ジュリエット』は、大きなテーマとして“愛”はもちろん“出会い”をもたらす作品です。前回は小池修一郎さん、出演者の皆さん、そして今回はロミオ役。前回出演した時にロミオを演じる2人に密かに嫉妬して、いつか演じたいと思っていたので、今回夢が叶いました。自分がこの先俳優という仕事を続けていくうえで、看板になる役であり、作品だと思っています。歴代のロミオ役は、いまやミュージカル界のトップにいる方々ばかりでプレッシャーはありますが、それこそも楽しめる自分なりのロミオを創っていきたいです。2021年版として新しく生まれ変わります。この時代にとてもピッタリな“愛”をテーマにした作品ですので、是非お越しください。○甲斐翔真 コメント世界中の人が知っている「ロミオ」という役を演じることへの責任、そして焦りを非常に感じております。ですが、関わるすべての方に感謝しながらしっかりと演じていきたいです。『ロミオ&ジュリエット』は、ロマンチックでありながら、“愛と犠牲”、“幸福と孤独”、“破壊と再生”など難しいテーマが織り交ざっていて、お客様がそれらを考えるきっかけになる作品でもあると思います。2021年のこの『ロミオ&ジュリエット』が今の時代にどのような関わりを作れるのか、しっかりと考えて作品に向かっていきたい。こんなご時世の中、劇場に来てくださった方には、必ず素敵な時間をお届けします。○伊原六花 コメント誰もが知っている、愛されている作品に出演することが決まって、本当に光栄で夢のようです。昨年残念ながら上演中止となってしまった 『ウエスト・サイド・ストーリー』(以下 WSS)が『ロミオ&ジュリエット』を元にした作品だったので、ジュリエットを演じる事にもご縁を感じます。『WSS』を上演できなかった悔しさや、培ってきた稽古での想いなどをプラスして今回に挑みたいです。ジュリエットは可憐で純粋なイメージがありますが、戯曲を読むと冷静さを持ちつつも16歳という年齢ならではの熱量や行動力がある女の子です。私自身も良いと思ったことには没頭してしまうタイプなので共感できます。歌もダンスも練習をしっかりし、作品に入り込んで作っていきたいです。最大限出せる力を全てぶつけて、ジュリエットと共に成長したいです。○天翔愛 コメントミュージカル『ロミオ&ジュリエット』は、世界の名作でありますし、“純愛”を貫ぬくストーリーや楽曲の美しさが一番心に残っていた作品で、いつか演じてみたいとずっと願っていました。今回、オーディションを通過し、ジュリエットとして出演が決まった時は「夢が叶った!」と驚きと嬉しさで感謝の気持ちが溢れ、震えるほどでした。父に最初に報告したのですが、「選んでくれた方々に感謝を忘れずに作品に取り組むように」とアドバイスをもらいました。私はジュリエットと同じ十代なので、作品のテーマである“愛”に目覚めていくトキメキや愛の力の素晴らしさを、十代ならではの純粋さや感性、一途さで繊細に表現していきたいです。そして初舞台ということに甘えず、全身全霊を込めて歌・ダンス・演技に取り組み、「観に来てよかった」と皆様に心から思っていただけるように頑張ります。○出演者一覧ロミオ:黒羽麻璃央/甲斐翔真(Wキャスト)ジュリエット:伊原六花/天翔愛(Wキャスト)ベンヴォーリオ:味方良介/前田公輝(Wキャスト)マーキューシオ:新里宏太/大久保祥太郎(Wキャスト)ティボルト:立石俊樹/吉田広大(Wキャスト)キャピュレット夫人:春野寿美礼乳母:原田薫ロレンス神父:石井一孝モンタギュー卿:宮川浩モンタギュー夫人:秋園美緒パリス:兼崎健太郎ヴェローナ大公:岡幸二郎キャピュレット卿:松村雄基死 :小㞍健太/堀内將平(Wキャスト)
2021年02月25日2019年2月に白血病であることを公表し、闘病を経て2020年8月に復帰戦に挑んだ池江璃花子(いけえ・りかこ)さん。2021年2月7日に開催された『競泳ジャパン・オープン』に出場し、復帰後発となる表彰台に上り、祝福の声が寄せられています。池江璃花子、復帰後4戦目で初の表彰台池江選手にとって復帰後4戦目となった同レース。女子50m自由形に出場した池江選手は、24秒91を記録し2位に輝きました。池江選手の自己ベストは、2018年4月に行われた日本選手権での24秒21。惜しくも優勝は逃したものの自己ベストに近い記録に、レース終了後の会見で、池江選手は前向きなコメントをしています。「まだ泳ぎ始めて1年もたっていない状況で、自己ベストからコンマ何秒という世界に戻ってこられたのはうれしいこと。これからさらに上に行けるようにしたい」サンケイスポーツーより引用順調に記録を伸ばし、今回、初の表彰台を飾った池江選手にファンからは「感動をもらった」「すごい」と称賛の声が寄せられました。・池江選手の諦めない気持ちを見習わなきゃ。・すごい!どんどん復活してみんなに力を分けてほしい!・池江選手、復活するスピードが早い!過去には、闘病生活を振り返り「私にとっては、生きていることが奇跡です。ここにいられることが、まるで奇跡のようです」と語っていた池江選手。快進撃を続ける池江選手もまた、今や私たちに『奇跡』を見せてくれる存在になっています。多くの人に希望と勇気を与える池江選手の完全復活は、もうすぐそこまできているのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年02月07日俳優の小西詠斗が主演を務める、ミュージカル『地縛少年花子くん-The Musical-』が現在上演されている。今回は同作の東京公演のレポートとなる。同作は月刊『Gファンタジー』(スクウェア・エニックス刊)で連載中のあいだいろによる大ヒット漫画のTVアニメを原作とし、初舞台化となった。かもめ学園に伝わる七不思議のひとつ「トイレの花子さん」こと“トイレの花子くん”(小西詠斗)をヒロインの八尋寧々(高石あかり ※高ははしごだか)が呼び出したことをきっかけに、学園に潜む怪異たちが動き出すハートフルコメディとなる。オカルトファンタジーでもある同作は1幕の冒頭からダークな空気を漂わせる。ヒロインの八尋寧々が恋愛成就のために呼び出し登場した小西演じる花子くんは、原作の"少年感"の再現度もバッチリ。寧々を演じた高石も、キュートな演技と歌唱力でその場を引っ張っていく。ストーリーはテンポ良く進み、花子くんと寧々が縁を結んだ「人魚の鱗」事件、祓い屋の少年・源光(谷水力)とともに挑む七不思議「ミサキ階段」「16時の書庫」と、魅力的なキャラクター達の思惑が交錯しながら、学園の平和を守るための戦いが繰り広げられる。戦闘時にはマントを翻し、珍しくも包丁を使うアクションに挑戦している花子くんの姿にも注目だ。2幕では、昇降口で悪さをしていた幽霊・ミツバ(三原大樹)が登場し、光との友情物語も。さらに花子くんの生前にも関わるつかさ(設楽銀河)、何やら企んでいそうな桜(関根優那)、夏彦(黒田昊夢)、そして今後が気になる花子くんと寧々の関係など要素は満載で、飽きることのない2時間半になっている。吉谷光太郎の演出により原作のポップで色彩豊かな世界観が再現され、歌とダンスも随所に盛り込まれたダークで華やかなミュージカルとなった。東京公演は東京ドームシティ シアターGロッソにて31日までで、小西詠斗(花子くん役)、高石あかり(八尋寧々役)、谷水力(源光役)、設楽銀河(つかさ役)、三原大樹(ミツバ役)、朝倉ふゆな(赤根葵役)、佐倉花怜(ヤコ役)、関根優那(七峰桜役)、黒田昊夢(日向夏彦役)、安里勇哉(土籠役)らが出演。31日12時30分、17時の計2公演を「dアニメストア」にてライブ配信することも決定している。1週間のアーカイブ配信付きで、期間内は何度でも視聴可能となっている。(C)あいだいろ/SQUARE ENIX・「地縛少年花子くん」製作委員会 (C)ミュージカル「地縛少年花子くん」製作委員会
2021年01月30日モデルで女優の江野沢愛美が、auじぶん銀行の動画コンテンツ「au じぶん銀行 住宅ローン 連続10秒ドラマ『運命の借換』」に出演。動画は13日より、auじぶん銀行の特設サイトとYouTube公式チャンネルで公開される。住宅ローンの借換えを恋愛ドラマに見立て、擬人化された住宅ローンによる1人の女性をめぐる恋模様を描く物語。2人の男性の間で揺れ動く女性“マナミ”役を江野沢が演じ、「じぶんに借換えしませんか」という積極的なアプローチでマナミに迫る“じ銀さん”役を俳優の平田雄也が演じる。今のローンと付き合っているマナミの元に突如現れたじ銀さん。マナミはじ銀さんに次第に心惹かれていくが、親友からの助言、今のローンとの喧嘩、裏切りの疑惑を経て、2人の恋の行方は――。1本約10秒の動画が10本で1つのストーリーになっており、その後を描いた特別編も配信される。合わせて、江野沢へ恋愛トークや今後の展望についてインタビューした動画も公開された。憧れの出会いのシチュエーションを聞かれた江野沢は「友達の紹介とかはすごく素敵だなと思います。そういう経験は自分にはないんですけど、すごく大事な友達が紹介してくれる人だったらすごくいい人なんじゃないかなと思うので、そういう出会い方は良さそうだなと」と友達の紹介を挙げる。作中の肉じゃがをおすそ分けするシーンにちなみ、恋人に作ってあげたい料理を聞くと「肉じゃがじゃない!?(笑)ちがいますか!?」と熱弁し、「和食が良いと思います。魚料理ができる女の人はかっこいい」と語った。惹かれる男性のタイプについては「気持ちを察することができる器用な人はすごいなと思いますね。自分が落ち込んでいる時とか、疲れている時とかに、さっと声をかけたり、手を差し伸べたりできる人は男女問わず素敵な人だなと思うし、好きになるポイント」と回答、気遣いのできる人に魅力を感じるようだ。最後に、昨年やり残したことと今年やりたいことを聞くと「2020年は結構いろんなことに挑戦した年だったので、あまりやり残したことは正直ないんですけど、2020年が世界的に難しい状況になってしまっているから……。韓国旅行が好きなので、2021年くらいには韓国に行きたいなと思います。無理かもしれないけど、願いです」と切実な夢を明かした。
2021年01月13日人気声優の花江夏樹が、先日公開決定が発表された明石家さんまプロデュースの劇場アニメ『漁港の肉子ちゃん』にメインキャストのひとりとして出演することが決定。「新春大売り出し!さんまのまんま」の番組内にて発表された。本作は、西加奈子の累計発行部数35万部超えの同名小説のアニメーション映画化。監督は『海獣の子供』の渡辺歩、脚本は「凪のお暇」の大島里美が担当し、「STUDIO4°C」がアニメーション制作を手掛ける。今回出演が明らかになった花江さんは、「東京喰種」の金木研役や「四月は君の嘘」の有馬公生役など人気作品のメインキャラを演じ、いま大人気の「鬼滅の刃」でも主人公・竈門炭治郎を演じている人気声優。今回、「鬼滅の刃」で共演する同じく声優の下野紘と共に、「新春大売り出し!さんまのまんま」へゲスト出演すると、『漁港の肉子ちゃん』への出演を花江さんが快諾したことについて、明石家さんが感謝の気持ちを伝え、作品についてのトークが広がった。また。下野さんもオーディションがあれば受けたいという展開にも。漁港の船に住む2人きりの母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描いた本作で花江さんが演じるのは、物語を支える重要な少年役だ。なお、肉子ちゃん役、キクコ役のキャストは、後日発表される予定だという。『漁港の肉子ちゃん』は2021年初夏、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2021年01月02日声優の花江夏樹が、「Yahoo! 検索大賞2020」で「声優部門賞」を受賞したことが9日、明らかになった。花江は、劇場版も異例の大ヒットとなっているアニメ『鬼滅の刃』の主人公・竈門炭治郎役をはじめ、『東京喰種 トーキョーグール』金木研役や、『四月は君の嘘』有馬公生役など数々の話題作で主演を演じる売れっ子声優。登録者数約180万人を超えるYouTubeチャンネルでも活躍するほか、9月に双子の父になったことを発表したり、10月に6年間出演していた子供向け番組『おはスタ』卒業したりと、話題に事欠かない1年となった。ともに検索されたワードは「鬼滅の刃」「ユーチューブ」「おはスタ」「双子」など、作品から活動内容、プライベートまで幅広いものとなっている。花江は、「多くの方に検索していただいた結果、このような賞に繋がったと思っています。まだ僕のことを知らないよ、という方々にも、知っていただく機会がより多く増えたことがすごく嬉しいです」と喜びのコメントを寄せた。■パーソンカテゴリー10部門賞大賞佐藤健アイドル部門NiziUアスリート部門朝倉未来お笑い芸人部門賞フワちゃん作家部門賞辻仁成女優部門賞上白石萌音声優部門賞花江夏樹俳優部門賞佐藤健ミュージシャン部門賞Official髭男dismモデル部門賞山之内すずスペシャル部門賞藤井聡太
2020年12月09日声優・花江夏樹が、現在配信中のParaviオリジナルストーリー「その恋もう少しあたためますか」にて、主人公のペット・ハリネズミの大福の声を担当することが分かった。本作は、現在放送中の火曜ドラマ「この恋あたためますか」のオリジナルストーリーで、森七菜演じる主人公・井上樹木の親友、スーこと李思涵(古川琴音)を取り巻く恋の四角関係を描いていく作品。コンビニ「ココエブリィ」を舞台に、スー、バイト仲間の碓井陸斗(一ノ瀬颯)、店長の上杉和也(飯塚悟志)、そして常連客の石原ゆり子(佐野ひなこ)が繰り広げるラブコメディとなっている。そんな本作の第5話に登場するハリネズミの大福の声を担当するのが、いま劇場版が大ヒット中の「鬼滅の刃」シリーズで竈門炭治郎役を務める花江さん。ほかにも、「東京喰種」の金木研・佐々木琲世役、「四月は君の嘘」の有馬公生役など、人気作で主人公を演じている花江さんが今回声をあてる大福は、樹木とスーが飼っているハリネズミ。ドラマ本編とオリジナルストーリーに毎回登場しているものの、声が聞けるのは今回が初めて。可愛い見た目だが、声や口調は男前という設定の大福。収録を終えた花江さんは「ギャップを意識して演じさせていただいたんですけれども、すごく楽しかったですね。(登場人物たちの)恋を全部わかっていて、恋愛上級者のようで楽しかったです」と感想を語り、「大福が家を飛び出してコンビニへ行ったりするのですが、大福のおかげで恋が進展する部分もあるので、そういう活躍を『実はこういうことをやっているんだ!』と見て楽しんでいただけたら」と見どころを話している。なお、12月8日(火)には番外編「あの時、大福の本音!の巻」を急遽配信することが決定・花江さん演じる大福目線のショートコンテンツとなっている。Paraviオリジナルストーリー「その恋もう少しあたためますか」は12月1日(火)「この恋あたためますか」放送終了後に第5話配信開始予定。火曜ドラマ「この恋あたためますか」は毎週火曜日22時~TBSにて放送中。(cinemacafe.net)
2020年12月01日フリーアナウンサーの赤江珠緒、ミュージシャンでタレントのデーモン閣下が16日、東京・霞が関の厚生労働省で行われた「上手な医療のかかり方」特別対談イベントに出席した。厚生労働省では、病院・診療所にかかるすべての国民と、国民の健康を守るために日夜力を尽くす医師・医療従事者のために、令和元年度より「上手な医療のかかり方」プロジェクトを推進。プロジェクト2年目となる今年度は、新型コロナウイルス感染症とインフルエンザの同時流行に備える「上手な医療のかかり方」特別対談イベントなどを実施した。イベントには昨年から同プロジェクトの大使を務めるデーモン閣下とフリーアナウンサーの赤江珠緒が登壇。赤江が「受診を控えるのは(新型コロナウイルス等の)感染が怖いからという心情と、これぐらいの病気だったら遠慮した方がいいんじゃないかというお気持ちで受診を控える方も多くいらっしゃると思います。良かれと思って行動していたことがかえって医療現場の経営を圧迫しているという実態を招いているんだとうかがい、上手な医療との関わり方をバランス良くやらないといけないと思いましたね」と感想を。対するデーモン閣下は「かかりつけ医は普段から自分の身体のことを良く知ってくれていて相談できるし専門でなければ専門の医者を紹介してくれるメリットがあります。コロナ禍になってから他に気をつけなくてはいけないのに受診に距離を置く人が多いと思いますが、コロナ禍になっても冷静に他の病も見直していただければと思います」とかかりつけ医とコロナ禍でも受診する重要性を説いた。今年はこれまでにない新型コロナウイルスが発生。寒さも増して感染も拡大しているが、4月後半に新型コロナウイルスに感染した赤江は「この病気は人によって症状に差があります。病気の難しさ、人同士のコミュニケーションの取り方とかこの病気にどう向き合っていけばいいのかとても難しくて厄介な病気だと思いますね」と罹患者だからこその重みがある発言を。症状自体は中等症で37度5分の微熱が続いたそうだが、「私がかかった頃は4月頭だったので、保健所も逼迫している状態。かかりつけの耳鼻科に相談して保健所に連絡を取っていただきました。自分だけでなくかかりつけ医の方に尽力していただけたので心強かったです」とかかりつけ医に感謝しきりだった。
2020年11月17日俳優の木村多江さんが、2020年11月8日にInstagramを更新。祖母とのツーショット写真を公開し、話題となっています。木村多江、102歳の祖母とツーショット木村さんは、102歳の誕生日を迎えた祖母と、久しぶりに再会したことを明かしました。見頃を迎えたイチョウの木の下で、祖母と写真を撮る木村さんの姿がこちらです。 この投稿をInstagramで見る 木村多江(@taekimura_official)がシェアした投稿 - 2020年11月月7日午後10時18分PST美しいイチョウの木が見守る中、身を寄せ合う2人の表情からは、再会の喜びがあふれています。木村さんは、祖母への想いを次のようにつづりました。検査してやっと会えた祖母は確実に時間の経過を感じたけれど元気だったぁ。たまに笑う、その笑顔にこちらまで嬉しくなる。会えない間も祖母が元気で幸せでいてくれたこと。それがとっても嬉しい。美しい秋に生まれたんだね、おばあちゃん。taekimura_officialーより引用2020年は、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行にともない、多くの人が遠方への旅行や帰省を断念しています。特に、高齢者に対しては感染のリスクを考えて、面会を控えた人もいるでしょう。木村さんは、検査をして体調が万全なことを確認した上で、高齢の祖母と久しぶりの再会を果たしたのでした。投稿に対し、ネット上ではさまざまなコメントが寄せられています。・涙が出そうになりました。大好きなおばあさまに会えてよかったです。・素敵な写真ですね。2人の嬉しそうな笑顔がいいと思います。・102歳の誕生日おめでとうございます!いつまでも元気で長生きしてほしいですね。多くの人が、コロナウイルスの影響で、大切な家族や友人と気軽に会うことが叶わず、さびしい思いやストレスを感じています。以前とは異なる制限がある中で、実際に相手と会って触れ合うことのできる環境が、どれほど貴重で幸せなものか、改めて気付いた人もいるでしょう。大切な人と一緒の時間を過ごせる、何気ない時間を大切にしたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2020年11月09日豪華キャストたちが日替わりで登場するラブストーリーの朗読劇シリーズとして話題を呼んでいる、恋を読むvol.3 『秒速5センチメートル』が21日より上演される。2018年に第1弾として『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を上演し、2019年3月には約半年という短期間での再演を実現、さらに同年10月に第2弾として『逃げるは恥だが役に立つ』を上演した。第3弾となる 『秒速5センチメートル』は、新海誠監督による同名アニメーションを朗読劇として初の舞台化。「桜花抄」「コスモナウト」「秒速5センチメートル」といった3つの短編の連作という形で描き出される恋の物語は、アジアパシフィック映画祭「最優秀アニメ賞」やイタリア・フューチャーフィルム映画祭「ランチア・プラチナグランプリ」などの映画賞を受賞するなど高評価を得た。今回は主人公・遠野貴樹を演じる海宝直人、黒羽麻璃央にインタビュー。朗読劇ならではの難しさや現在の状況に思うことなどについて話を聞いた。○■実は頭蓋骨フェチ!?――お二人は今回が初対面とのことですが、同じ役を演じることについてどんな思いを持たれていますか?黒羽:大先輩です!海宝:いやいや、とんでもない!黒羽:初めましてなんですけど、とある先輩……古川雄大くんから「海宝さんに似てるね」と言われたことがあって。海宝:光栄です。黒羽:僕は一方的に「嬉しいな」と思いながら今日まで生きてきたんですけど(笑)。でも、きっと似ているからと言って同じような演じ方にはならないでしょうし、各チームで色々な色を出せたらいいなと思っております。海宝:複数チームで作っていくのは、本当に楽しみですよね。違った分野で活躍している、個性豊かな方達が集まってますし、チームごとに違うカラーの作品になるんだろうなという予感があって、自分が演じるのも、他のチームのこともすごく楽しみです。――ミュージカルの大先輩である海宝さんに、黒羽さんから質問することなどはありますか?黒羽:発声フェチだとお聞きしてます。頭蓋骨フェチだと(笑)。海宝:頭蓋骨フェチ!?黒羽:さっきたまたまspiくんと会いまして、聞きました(笑)。海宝:わけわかんないこと言ってるな、あいつ……(笑)。黒羽:発声にめちゃめちゃ詳しいということはお聞きしてたので……教えてください!海宝:とんでもないです! 人によるので、僕がアドバイスなんてそんな……。勘弁してください(笑)。黒羽:じゃあ……好きな和食はなんですか?海宝:和食!? 和食かあ……けっこう難しいね。蕎麦!黒羽:いいですね! 僕も蕎麦が好きなんですよ。共通点があった。海宝:小さい頃から好きです。無性に行きたくなる。黒羽:蕎麦好きな人に悪い人はいないです(笑)。価値観が合って嬉しい限りです。海宝:じゃあ、貴樹も「蕎麦好き」というキャラクター設定で(笑)。黒羽:台本に書いてもらいましょう(笑)。○■リアルな恋愛の物語に――今回演じる遠野貴樹という役についてはどんな印象でしたか?海宝:非常に繊細なキャラクターだなと思いました。朗読劇という形態で見ても、言葉や他者と交流する部分が多いわけではないですし。麻璃央さんは「恋を読む」シリーズをこれまでもやってらっしゃるので、印象を聞いてみたいな。朗読劇っていろんなスタイルがあるけど、どんな感じなんですか?黒羽:『ぼく明日』(『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』)で2回出演しているんですが、動きは多かったですね。後ろの映像もいろいろ移り変わっていったし、2人の関係性とともに距離が縮まっていくようなことも、演出に入っていました。今回演じる貴樹については、男の方が未練たらたらで初恋を引きずっているんだなというのが、すごくリアルだなと(笑)。女性の方が案外さっぱりとしている。海宝:切り替えてるよね。黒羽:その辺がリアルだなと思いますし、切ない感じもリアルだなと思いました。我々が生きてる時間の中では、そういうことの方が多いから、グサっと刺さる。海宝:そういう意味では、貴樹のずるさも含めて生々しい。貴樹自身もすごく思わせぶりなところもあったりして、女性からするとイライラするところもあるのかな、というのも含めてリアルですよね。生身の人間だからこその温度感も出せたら面白いと思いました。――周囲にアニメの感想を聞くと、男性が主人公の貴樹を「これは自分だ!」と共感してしまうところがあるのかな? とも思いましたが、お二人にとってはいかがでしたか?海宝:気持ちはわからなくもないけど、自分がこうも引きずり続けるかというと……そこまではないかなとも思いました(笑)。だからこそ、演じるのがすごく面白そうです。黒羽:ここまで極端ではないですけども、引きずる気持ちはすごいわかります。海宝:やっぱり、思い出として残るのは男性の方が多いのかな。昔好きだった人の写真が意外と消せない、とか(笑)。黒羽:それは間違いなく男の方ですよね(笑)。全部一気に捨てるとか、難しいかもしれない。――ちなみに、お二人がこれまでに好きだったのはどんなアニメですか?海宝:もう、ど定番ですけど、ディズニーとジブリで育っています。ジブリ作品はどれもすごく好きで『千と千尋の神隠し』とかも大好きなんですが、結果、帰ってくるのは『となりのトトロ』。黒羽:わかります(笑)。海宝:何周もして、『となりのトトロ』。結果、『トトロ』で泣く(笑)。子供の時から今になって観てみると、新しい発見もあったりします。黒羽:僕は『るろうに剣心』が好きで、ナンバーワンの漫画でありアニメです。好きすぎて、小さい頃に家で木刀を振り回していました(笑)。原作に出てくる技もなんとか習得しようと練習したりもしたんですけど、撃つことはできなかったですね……。「二重の極み」を本当にひたすら練習してたんですけど。海宝:できないでしょうね(笑)。黒羽:やっぱり、命を懸けなきゃできないですね(笑)。出演予定だったミュージカル『るろうに剣心 京都編』は残念ながら今回中止となってしまったんですが、本当に大好きな作品です。○■ドラマや映画に近い感覚も――演劇界にも新型コロナウイルスの影響が大きく、朗読劇やミュージカルコンサート、配信など様々な形態も増えていることについては、出演される側としてどのように感じられていますか?海宝:こういった事態になったからこそ、色々と新しい形の演劇が試されて生まれていくのは、すごく面白いことです。演劇やエンタテインメントって、今回に限らず太古の昔から様々な出来事を経て新しいものが生み出され広まってきたと思うので、もちろんマイナスな部分もありましたけど、ポジティブに捉えて、新しいチャレンジに参加していけたら、ひとつ幸せなことでもあるなと思います。黒羽:今回こういうことがあって、一致団結感が増したように感じています。舞台で飯を食べている我々のような人間が、「みんなで演劇を救おう」という姿勢ができたのかな。こんな時期に舞台なんかやるんじゃない、と言われることもあるかもしれないけど、自分たちの仕事に改めて誇りを持って、舞台人が一つになった感覚は大きかったです。「舞台の火を絶やさない」という協力体制が見えて、嬉しかったし、「みんな舞台を愛する仲間だ!」と思えました。――何か面白いな、と思った試みはありましたか?海宝:僕は無観客の配信に参加して、非常に新鮮な経験でした。不思議な経験でもあったんですが、その分反応も大きくて、知り合いの役者仲間からも「面白かったよ」と連絡が来ました。色んな議論があって新しいものが生まれてきているという実感がありましたし、短期間でここまで作り上げることができるんだというのも発見でした。黒羽:僕は舞台の配信が、斬新だと思いました。今までも千秋楽をライブ配信したりDVDに収録したりということはあったかもしれないですけど、「全公演配信」という試みもあって。俳優達が舞台をやってるんですけど「今、このカメラで抜かれてる」と意識すると思うと、ドラマや映画とかに近いじゃないですか。舞台上ではあるんですけど、どこかでカメラを意識したお芝居を入れるようになるのかな。舞台だけだったらそういうことはないので、面白かったです。――それでは、最後に作品を楽しみにしている方にメッセージをいただけたら。黒羽:僕自身、お客様を入れての舞台は久々になります。生のお芝居が届けられる、お客様が入って空気感が完成する作品ができるというのは、決して当たり前じゃないんだと思ったので、4公演を噛み締めながら演じたいと思います。海宝:今回のカンパニーで、『秒速5センチメートル』という作品の新しい側面や解釈を見ていただけるようになるんじゃないかなと感じています。ぜひぜひアニメのファンの方にも見ていただきたいですし、逆にこの朗読劇をきっかけにアニメを見ていただけるような作品にもなったら嬉しいです。これだけ素晴らしいみなさんがキャストで集まって、5通りの作品が生まれるんじゃないかな。それぞれ主なフィールドが違う役者さん、声優さん達がいらっしゃいますから、1回と言わず何回でも楽しんでいただけたらと思います。■海宝直人1988年7月4日生まれ、千葉県出身。7歳の時、劇団四季ミュージカル『美女と野獣』のチップ役でデビューし、その後様々な舞台で活躍する。主な出演作にミュージカル『レ・ミゼラブル』(15年・17年・19年)、劇団四季『アラジン」(15〜16年・18年)、劇団四季『ライオン・キング』(16年)、ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』(16年・18年)、劇団四季『ノートルダムの鐘』(16・17年)、ミュージカル『イブ・サンローラン』(19年)、ミュージカル『アナスタシア』(20年)など。今年12月2日にCD『Break a leg!』をリリース予定(よしもとミュージック)■黒羽麻璃央1993年7月6日生まれ、宮城県出身。2010年に第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストにて準グランプリを受賞し、芸能界入り。主な出演作にミュージカル『テニスの王子様』(12年〜14年)、ミュージカル『刀剣乱舞』シリーズ (15年〜)、舞台『黒子のバスケ』(16年〜)、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』(19年)、映画『アヤメくんののんびり肉食日誌』(17年)、『いなくなれ、群青』(19年)、ドラマ『寝ないの?小山内三兄弟』シリーズ、『テレビ演劇 サクセス荘』シリーズ(19年〜)、『恋はつづくよどこまでも』『SUITS/スーツ2』(20年)など。
2020年10月21日日本競泳女子のエース、東京五輪の絶対的な金メダル候補だった池江璃花子選手。彼女が白血病を公表したのが昨年の2月。それから10か月の闘病生活を耐え抜き、12月に退院。今年3月からプールでの練習を再開していた彼女が目標に掲げていた「日本学生選手権水泳競技大会(インカレ)」が10月1日から行われる。インカレに先立ち、8月29日、池江選手は「東京都特別水泳大会」の女子50m自由形に出場。1年7か月、594日ぶりの復帰レースに臨んだ。自身が日本記録を持つ種目だったが、インカレに出場するには、あらためて参加標準タイム26秒86をクリアする必要があったからだ。結果は、レース後に「アスリートとして負けたくない気持ちが残っていた」と語ったように、10人が泳いだ組で1着でフィニッシュ。自身の日本記録より2秒11遅かったが、26秒32をマーク、標準タイムをクリアしインカレへの出場が決まった。1年前のインカレ時、闘病中だったが一時退院の許可を得て、日大応援席で3日連続でメガホンを手に仲間に声援を送っていた池江選手。当時、「今年は出られず本当に悔しかったので、必ずリベンジします」というコメントも。その誓いを叶えるときが来たわけだ。2024年のパリ五輪出場を目指す池江選手。その最大の目標に向けての第一歩となる日本学生選手権での彼女の泳ぎに注目したい!水中練習再開から約半年。待ち望んでいた大会に挑む!今年6月、所属先ルネサンスの競泳ヘッドコーチ、西崎勇氏の新コーチ就任が発表された。「目標を叶えたところを見ていただけたら」と、インカレへの思いも。復帰戦ではレース後、号泣するシーンも…。9月11日にインカレへのエントリーが締め切られ、池江選手の暫定のランキングは17位。本番は…。日本学生選手権水泳競技大会10月1日(木)~4日(日)会場は東京辰巳国際水泳場。無観客で行われる。池江選手が出場予定の女子50m自由形は、予選、決勝ともに10月1日。※『anan』2020年10月7日号より。写真・The Asahi Shimbun/Getty Images(by anan編集部)
2020年09月30日2020年9月23日、俳優の成海璃子さんが結婚していたことが明らかになりました。同年9月中旬に一般男性と結婚した成海さん。サンケイスポーツによると、交際期間や相手の詳細などは明かしておらず、挙式や披露宴は未定とのことです。成海さんは所属事務所を通してコメントを発表しています。成海は所属事務所を通し、「今後も変わらずに仕事を続けていきたいと思いますので、温かく見守って頂けますと幸いです」とコメントしている。サンケイスポーツーより引用1992年生まれの成海さん。子役として2000年にデビューして以来、さまざまな作品に出演してきました。成海璃子の現在は?ドラマ『瑠璃の島』が懐かしい…そんな成海さんにファンからは、「子役の頃から知っているから感慨深い」などのコメントが寄せられています。・ドラマ『TRICK』に出てたいた子役時代を知っているから、とても感慨深い!・おめでとうございます!もう結婚する年齢になったんですね。自分も年を重ねたんだなと思う。・親戚が結婚したかのように嬉しい。おめでとう!成海さん、ご結婚おめでとうございます![文・構成/grape編集部]
2020年09月23日