全国的に厳しい寒さとなった、2021年1月9日。映画監督の平林勇(@hirabber)さんがTwitterに公開した1枚の写真が反響を呼んでいます。偶然がもたらした1枚寒さの影響により、庭にあるメダカの池が凍っているのを発見した平林さん。そこで衝撃的な光景を目の当たりにしました。平林さんが見つけたのは…。メダカの池が凍って、たまたま横に置いてあったモミジの鉢から葉っぱが落ちていて。 pic.twitter.com/gfoRBnelGu — 平林勇 (@hirabber) January 9, 2021 紅葉の葉っぱが散りばめられた、美しい氷!平林さんいわく、池の隣にたまたま置いてあった鉢から、紅葉の葉っぱが落ちた結果、このような氷ができ上がったのだそうです。発見した当初、池の表面に張っていた氷の周りが溶けていたため「割ることなく取り出せた」と平林さんは語っています。写真に対し、ネット上では「美しい光景に心が震えた」「自然ってすごい」「このまま保存できたらいいのに」といった声が続出しました。偶然がもたらした神秘的な光景を、写真に収めた平林さん。時間が経てば氷は溶けてしまいますが、その瞬間を切り取った写真は、多くの人の心の中でずっと残り続けるでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年01月11日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「子供・若者白書」です。自己肯定感の低い若者たち。長所を伸ばせる社会に。内閣府が毎年国会に提出している「子供・若者白書」。2019年に発表された「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」が話題になりました。これは‘18年の冬に7か国の13~29歳の男女を対象に行われた調査で、国際競争力や結婚観、自ら切り拓く力など、日本の国力に関わる若者の実態を知ることが目的で行われました。この結果、日本の若者は他国の若者と比べて、自己肯定感が低い傾向にあることがわかりました。「自分自身に満足しているか」という問いに対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を含め、イエスと答えた若者は、日本は5割に届きません。ところがアメリカは「そう思う」が57.9%。肯定的回答を合わせると、欧米諸国はほぼ8割を超えています。「自分に長所があると感じているか」という問いには、「そう思う」と断言する日本の若者はわずか16.3%。他の6か国は日本の倍近く、さらにそれ以上の高い割合で「そう思う」と答えています。日本の若者の自己肯定感の低さは、自分は役に立たないと感じる「自己有用感」の低さが関わっているようだと内閣府は分析しています。一方で、家族に大切にされていると感じる若者は多く、海外留学や海外居住を求める割合は低い。堅実で謙虚な優しい日本の若者像が浮かび上がりました。なかでも気になったのは、「よく嘘をつくか」という問いに7割の若者が、つかないと答えている一方で、「人は信用できないと思う」という設問に肯定的回答をした割合が5割以上。これは、政府のモリカケ問題や桜を見る会の問題、ブラック企業やいじめを隠蔽しようとする学校など、社会に対する不信感の表れなのではないかと思います。「うまくいくかわからないことに意欲的に取り組むか」という設問にはイエスとノーの回答がほぼ半々でした。成功体験の有無が影響しているのかもしれません。1月11日は成人の日。若者たちがそれぞれの特性に応じて活躍できる環境を、社会として作るべきではないでしょうか。若者のみなさんには、とるに足らない人間なんていないのだから、好きなことを追求して長所を伸ばしていってほしいと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月09日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「脱ハンコ」です。無駄な手続きを省くのが目的。押印否定ではない。菅政権になり、書類に押印をする手続きを簡略化しようと「脱ハンコ」の動きが官民で急速に進んでいます。コロナ禍のなか、テレワークが推奨されながらも、経理部門などでは、押印のためにわざわざ出社しなければいけないというような事態になっていたことも、改革の後押しとなりました。ただ、河野太郎行政改革大臣も話していましたが、政府はすべての押印をなくそうとしているわけではありません。印鑑証明や銀行印、契約書の押印などは残ります。そもそもハンコの問題ではなく、書類申請や申し込みなど、責任を分散させるために何人もの承認印を押させるなど、煩雑だった手続きを見直すことから始まりました。契約書の押印も、実は民法上では必須ではありません。口約束でも証明さえできれば契約は成立します。ただ、たとえば裁判になったとき、「自分で判を押した」ということが本人の承認意志の有無の証明になるため、押印を求められることが常になっているのです。インターネットの登場とともに電子取引が増え、2001年には電子署名法が施行されました。しかし、電子認証の申請手続きのハードルが高く、なかなか利用されませんでした。その後、テクノロジーが発達し、民間企業の方で電子署名の仕組みが進み、2017年以降、電子契約サービス市場は急速に伸びています。2018年に約37億円程度だったのが2023年には198億円になる見込みです。コロナ禍で契約者数が増え、電子契約サービスを導入している日本の法人数は300万社前後にのぼりました。Eメールの登場で、逆に、手書きの文書が特別なものになったように、今後、印を押す行為は文化として継承されていくのではないかと思います。脱ハンコは菅政権の行政改革の「1丁目1番地」。デジタル化の一つとして進められました。安倍政権のころから提案されていた事案。代替サービスもありますし、押印の必要性は法的根拠もなく、なんとなく皆が続けていた古い産業形態だったので、おそらく誰も反対はしない。ここにメスを入れるのは、菅総理にとって、手柄を立てるのにもってこいのテーマだったんです。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月23日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月24日12月22日、三菱UFJ銀行の頭取に同行の取締役常務執行役員の半沢淳一氏が昇格したと報じられた。日経新聞によると、副頭取や専務13人を抜いて常務から頭取になったという半沢氏。同行の頭取はこれまで副頭取からの昇格しか例がなく、常務からの登用は異例となり“実力主義”が体現されたという。さらに驚くべきは、半沢氏が人気ドラマ『半沢直樹』(TBS系)の原作者・池井戸潤氏(57)と同期だったというのだ。いっぽう三菱UFJ銀行は、「本日の一部報道について」と題した文書を発表。「当行の役員人事に関する報道がありましたが、当行から発表したものではありません」と否定している。今年7月に放送された同ドラマは、最終回の平均視聴率が32.7%を記録するほど大ヒット。最終回では北大路欣也(77)演じる中野渡頭取が、堺雅人(47)演じる半沢に向けて「君はいずれ頭取になる男だ」と伝える力強いセリフもあった。そんなドラマと現実がリンクするようなエピソードに、Twitterでは反響が広がっている。《凄い!リアル半沢直樹とは!》《頭取に半沢氏とあったので一瞬、何の冗談かと思ったら、ドラマを超えた真実というか、13人抜きとはすごい》《ついに頭取に!とか思っちゃいますな。何にしても、13人抜きで昇格はすごいですね》「池井戸さんは、メディアのインタビューで『半沢直樹にモデルはいない』と明言されていました。ただ主人公の名前を付けるにあたって、“同期の名前を借りた”とも言われています。また銀行のモデルも、『全て想像です』と語っていました。ですがドラマに出てくる『東京中央銀行』は、三菱UFJ銀行と同じカラーの赤という点でも一致。ドラマ終了後も続編やスピンオフが望まれていただけに、この偶然はドラマファンを喜ばせています」(テレビ局関係者)
2020年12月22日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「大阪都構想」です。大阪をきっかけに、都市のあり方の再検討が進めば。11月1日、大阪都構想についての住民投票が行われ、反対多数で否決されました。大阪都構想とは、大阪府が「都」になることではありません。大阪市を廃止して、4つの特別区として再編。東京23区のように地域ごとに行政区を割って、地域特性を生かし細やかな地域サービスを実現。広域的な行政は大阪府が行うという提案でした。これまで大阪府も大阪市も同じように権限を持ち、財源もあるため、「二重行政」となって税金の無駄遣いになっていると問題視されていました。たとえば、大阪府で高層商業ビルを建てたのに、同じようなビルを大阪市でも建てたり。あるいは、府がやろうとすることに市が反対し、プロジェクトが進まないというような事例も重なり、大阪の産業の衰退を招いたといわれてきました。それを解消しようと当時、府知事だった橋下徹さんと松井一郎さん(現在の大阪市長)が中心となり、2010年に「大阪維新の会」が立ち上がり、大阪都構想を掲げたのです。2015年に住民投票をしましたが否決。今年2度目の住民投票も再否決され、廃案になりました。大阪維新の会は新自由主義的な政党なので、競争させて無駄は省くという考え方。コストカットの側面から、行政サービスが悪くなるんじゃないか、というのが反対派の見立てでした。廃案になったものの、菅総理は「大都市制度の議論に一石を投じた」と提案については一定の評価を示しました。実際、平成の大合併により、多くの市町村の再編が行われ、同じ市のなかでも中心部は潤うが山間部は廃れるといった格差も生まれてしまいました。逆に、合併を選ばなかった村が地域特性を生かして発展していったケースも。社会的ニーズが多様化し、生活環境が変化に富むいま、暮らしや財政の基盤となる行政はもう少しミニマムにしていったほうが、隅々にまで目が届くのではないかと思います。松井市長は、その後、大阪市を残したまま区の権限を強くする8つの「総合区」を設置する条例案を来年2月に市議会に提案すると表明。大阪に限らず、これを機に地方行政のあり方を再検討する動きが進むことを望みます。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年12月9日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年12月08日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「新疆ウイグル問題」です。企業のSDGsの意識を強めるきっかけになった。中国の新疆ウイグル自治区では、中国政府がウイグル族の人々を弾圧したり、100万人以上を収容所で強制労働させているなど、非人道的な行為が長年、世界的に問題になっていました。ウイグル族はイスラム教を信仰しており、中国共産党は実質的に宗教の自由を認めていません。特定の宗教は弾圧し、言葉や文化も漢民族への同化政策をとっています。そのことに反発し、一部のイスラム原理主義への回帰思想の人たちがテロを起こすようになり、中国共産党はそれらの過激派をテロ組織と認定し、取り締まりを強化するという悪循環も生まれているのです。今年、新疆ウイグル問題がさらに注目を浴びたのは、3月にオーストラリアの政府系シンクタンクが、世界の82社のサプライチェーン(部品や原材料の調達から製造、販売、消費までの一連の流れ)に、ウイグル族の強制労働が含まれていると発表したからです。そのなかにはアパレル、自動車、電化製品、携帯端末、ITなどの世界の有名多国籍企業や日本の企業も数多く含まれていました。これまでは人権や環境に配慮していると宣言していた企業でも、ウイグルの人たちから搾取するような強制労働に加担していることが明らかになり、各社対応に追われました。いまやESG投資が広まっており、人権や環境に感度が高い企業が投資の対象になり、それらに問題を抱えているとただちに企業価値を損ねます。しかし、サプライチェーンは多岐にわたっているため、メーカー側にしてみれば、まさか自分たちの会社が!と寝耳に水の出来事でもあったのです。トランプ政権は6月にウイグル人権法案を施行。ウイグル族弾圧に関与していることがわかった中国当局の担当者に、制裁を科せるようにする法律です。9月にはウイグル自治区で生産されている綿製品の輸入の禁止を宣言し、対中政策を強化しました。もしかしたら、私たちが普段着ている服や使っているスマホが、ウイグルの人々の強制労働につながっているかもしれません。そういう想像力を欠かさないようにしたいですね。こういう動きをきっかけに、SDGsの取り組みが世界的に進むことを願います。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月25日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月19日お笑いトリオ『ネプチューン』の名倉潤さんが、2020年11月4日にInstagramを更新。52歳の誕生日を迎えたことを明かしました。名倉潤「本当に楽しく幸せな時間でした」同日、京都で大切な友人や家族に囲まれて、誕生日を祝ってもらったという名倉さん。今日で52歳になりました今年も京都にて大好きな家族のような友人家族たちに囲まれ誕生日をしてもらいました本当に楽しく幸せな時間でした感謝ですnagrat1968ーより引用「本当に楽しく幸せな時間でした」と感想をつづり、妻でありタレントの渡辺満里奈さんとのツーショット写真を公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Jun Nagura(@nagrat1968)がシェアした投稿 - 2020年11月月3日午後4時13分PSTぴったりと身体を寄せ合って、笑顔を浮かべる2人の姿からは、幸せな様子が伝わってきますね。名倉さんは、『#東京にいるスタッフ友人メッセージやプレゼントありがとうございます』『#応援してくれてる皆様にも感謝です』とハッシュタグで、周囲の人への感謝の言葉もつづりました。また、妻の渡辺さんもInstagramで夫と京都を観光する様子を公開しています。 この投稿をInstagramで見る 渡辺満里奈 marina watanabe(@funnyfacefunny)がシェアした投稿 - 2020年11月月4日午後7時16分PST夫の誕生日もお祝いしてもらったり、子どもたちもたくさんの経験ができで感謝しかない同じ空間にいることの大切さを噛み締めて。funnyfacefunnyーより引用それぞれの投稿に対し、ネット上では祝福のコメントが寄せられています。・お誕生日おめでとうございます!素敵な1年になりますように。・素敵なツーショット写真ですね。仲のよさが伝わってきます。・夫婦そろっての幸せそうな笑顔を見て、こちらまで嬉しくなりました。名倉さん夫婦の仲睦まじい姿は、多くの人の心を和ませました。[文・構成/grape編集部]
2020年11月05日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「小選挙区制」です。時局により、すぐ体制が変わりやすい選挙制度。安倍前総理の退陣により発足した菅内閣の任期は2021年の9月末までです。支持率の高いうちに衆議院を解散、総選挙を行って、盤石な体制を整えようという声も自民党内から強く上がっています。いま衆議院選挙で取り入れているのは小選挙区比例代表並立制。小選挙区制では、1つの選挙区から1人を選出します。この場合、与党かそれ以外か、ほぼ一騎討ちになるため、時の風によって体制が一気にひっくり返りやすい。民主党政権も、原発や消費税問題で対応を間違い、あっという間に政権が自民党に戻ってしまいました。小選挙区制では少数派の意見を拾いにくいという問題もあります。実は1993年までは中選挙区制でした。同じ選挙区内から3~5人を選べたので、多様な議員を国会に送ることができたのです。ただ、選挙区が広いと選挙運動に金がかかり、地元の有力者や代々政治家家系の候補者が有利になり、汚職も広がりやすい。それを改善しようと小選挙区制になりました。選挙で「支持する候補者はいるが、所属する政党は支持していない。どうしたらいい」という悩みをよく聞きます。僕は、小選挙区制では政治家個人の資質を見て選び、比例代表制の政党は、普段から自分の考え方に近い政党に投票するようにしています。ただ、比例代表制も、党の判断で名簿上位に並んだ候補者が私たちが選んだわけではないのに当選し、その後、汚職にまみれていく問題などが起きています。自民党の青年局が73歳定年制を打ち出したときには、党内でも相当の抵抗がありました。73歳を越えた候補者が比例代表の名簿の上位におり、本当にこの人たちは必要かと切り込んだのです。国民にとっていい政策を実現するには、与党と野党が緊張関係を持ち、多様な意見が飛び交い、慎重に議論できるようにしておくことが必須です。現在、女性議員や女性閣僚の比率はOECD加盟国でも日本は最低レベル。時代にマッチした、新しい感覚を持った議員が活躍できる国会や政府であってほしいですね。そのためにこの選挙制度は最適なのか、あらためてチェックする必要があるのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年11月4日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年11月03日町田薬師池公園四季彩の杜は、同公園内の薬師池で「紅葉まつり」を開催する。期間は2020年11月1日(日)から12月6日(日)まで。町田薬師池公園の「紅葉まつり」赤に黄色、オレンジと、鮮やかな木々が園内を包み込む薬師池の秋。予想によると11月上旬から中旬頃に色付き始めるイチョウやもみじが池の表面一杯に映り込む、この時期ならではの美しい風景が楽しめる。夜間ライトアップもまた、薬師池周辺のカエデ類が色付く頃に合わせて、恒例の夜間ライトアップも実施。2020年度は旧荻野家や薬師堂大イチョウまで範囲を拡大。昼間とは一味違う、光に照らされた幻想的な紅葉も同様に見どころだ。開催概要町田薬師池公園四季彩の杜「紅葉まつり」期間:2020年11月1日(日)〜12月6日(日)会場:町田薬師池公園四季彩の杜 薬師池(野津田町3270)■紅葉ライトアップ日時:11月21日(土)~11月29日(日) 17:00〜20:00
2020年10月30日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「菅内閣誕生」です。なぜ改革が必要か、目的と理由の情報公開も求む。安倍総理が病気を理由に退陣。9月16日、自民党の菅義偉総裁が、第99代内閣総理大臣に指名され、菅内閣が発足しました。就任の記者会見ではデジタル化強化のために新しくデジタル庁を創設することや、少子化対策として不妊治療の保険適用を実施したいと発言しました。安倍政権の流れを汲み、継承していくのは安全保障政策や自衛隊のあり方、憲法改正など。菅さんは外交経験は少ないため、ロシアのプーチン大統領など、前総理がこれまでに積み上げてきた信頼関係を生かし、体調が回復し次第、安倍さんが外交特使として派遣されるのではないかと注目が集まっています。特にいまは、アメリカと中国が牽制し合っている最中なので、前任者に託すというのは、いい対策なのではないかと思います。一方、内政に関して菅内閣は、積極的に改革を行おうとしています。安倍さんとの大きな違いは、菅さんは世襲政治家ではなく無派閥ということ。会見でも「行政の縦割り、既得権益、悪しき前例主義を打ち破り、規制改革を全力で進める」と断言していました。前政権では、成長戦略が道半ばで終わってしまったので、これからは民間の参入を積極的に打ち出すことになりそうです。政府内でもベンチャー企業が活躍できるかもしれないという期待は、企業家の間に高まっています。また、官邸人事は強化されるでしょう。内閣の方針に沿う人は重用するけれど、抵抗する人は容赦なく切るという傾向は今後も続きそうです。9月には「日本学術会議」が推薦した候補者のうち6名の任命を見送りました。その理由が不明だという声が上がりましたが、明確な説明はなされていません。パンケーキ好きなど、柔らかいイメージのメディアプロパガンダも効いて、就任時には74%と高い支持率を集めました。しかし、改革により、特定の産業や企業、一部の富裕層や企業家にのみ利益がもたらされ、弱者が切り捨てられることになってはいけません。「誰にとっての改革なのか」ということは見失わないでほしいと思います。また、なぜ改革が必要なのか、目的と理由に関するしっかりとした情報公開はぜひ求めたいところです。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月28日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月21日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「政府事業の民間委託」です。問題点は行政側に。新規民間の参入と育成が課題です。新型コロナウイルス対策の「持続化給付金」の支給において、経済産業省がサービスデザイン推進協議会に事業委託。そのほとんどを電通に再委託していたことが発覚し、中抜き疑惑が湧き起こり問題になりました。こういう大きな行政事業は、お金の管理、宣伝文句やデザイン、業者への発注など、仕事が多岐にわたります。しかも迅速に実行しなければいけないとなると、ノウハウを持ち安心して任せられるのは大手広告代理店しかないというのも事実です。東日本大震災で、計画停電を急にしなければいけなくなったときも広告代理店がいろいろなプロジェクトを組んで進めていました。前述の問題の決定的なミスは、説明がきちんとなされなかったことでしょう。不透明な関係で、本当は発注に偏りがあるのに、あたかも公平にやっているかのように見せかけた手法が問題。最初から、こういった大事業を頼める業者は限られていることを正直に公表すればよかったのだと思います。ただ、発注先が限られるということは、市場競争が起こらないため、価格が適正なのかどうかも判断がつきません。この状況を変えるためには、日頃から、様々な業界が行政事業に参入しやすくすることではないでしょうか。アメリカではオバマ政権以降、「オープンガバメント政策」を打ち出しており、政府の透明性、国民参加、官民協業を謳っています。地方行政では福岡市がITやデジタル技術を積極的に使った、新たな行政サービスを次々と打ち出しています。交通では配車サービスの「Uber」のライドシェアをいちはやく実験的にスタート。ベンチャー企業の誘致も進め、育成に力を入れてきました。LINEやYahoo!などのテック系、デジタル系新興企業と連携してプロジェクトを動かすなどしており、他県から視察も多く来ているようです。大手広告代理店が悪いという話ではなく、政府はきちんと情報公開をして、民間参入者を増やし、新たな産業を起こしたり企業育成をすること。本当の意味での効率を高めて、先鋭的、前衛的な新陳代謝のいい国になる必要があるのではないかと僕は思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年10月14日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年10月12日最終回の平均視聴率が32.7%(関東地区・ビデオリサーチ社調べ)を記録したドラマ『半沢直樹』(TBS系)。いまだ“半沢ロス”をひきずる視聴者は多い。そこで本誌「『半沢直樹』取材班」は、そんな視聴者のモヤモヤを解消するべく最後の緊急リサーチ!まずは「第3弾は制作されないの?」ということ。半沢ファン誰もが待ち望む「第3弾」だが、最終回のラストシーンで「終」の文字が躍り、9月30日、TBSの定例社長会見でも編成局長の瀬戸口克陽氏は、「フルマラソンを全力で走りきった。スタッフキャスト含め全力を出し尽くした。そういう意味では考えておりません」と言い切った。だが、テレビ局関係者は言う。「実は年末年始、もしくは来春のスペシャルドラマ放送に向け、極秘裏に制作が進められるようです。もちろん映画化の案もあったそうですが、コロナ禍だと集客数が読めません。『万が一、映画が大ゴケになったら……』と局はスペシャルドラマ化を選択したようです」新作の内容はどんなものだろう。「池井戸潤氏のシリーズ最新刊『アルルカンと道化師』はドラマ第1作以前を描いています。まさにスペシャルドラマ向きで、このドラマ化が濃厚といわれています。また香川照之さん(54)の大和田暁や片岡愛之助さん(48)演じる黒崎駿一など、クセのあるキャラクターも同ドラマの魅力。彼らを主人公にしたスピンオフの可能性もあると聞きます」(前出・テレビ局関係者)そもそも「どうして前作から7年たっての放送になったの?」か。「ひとえに堺雅人さん(46)が“子育て最優先”を理由に、なかなか首を縦に振らなかったからだそうです。ですが、TBSは最強の布陣で粘り強く堺さんの説得に臨んだんです。福澤克雄監督はいまや役員待遇ですし、プロデューサーの伊與田英徳氏とともにTBSの“将来の社長候補”といわれています。中野渡頭取から“将来の頭取”指名された半沢さながらの2人の交渉力に、最終的に堺さんも折れたようです」(前出・テレビ局関係者)「女性自身」2020年10月20日号 掲載
2020年10月07日2020年9月27日、俳優の竹内結子さんが自宅で亡くなったことが分かりました。華やかな美貌と演技力の高さで、数多くの作品に出演していた俳優の突然の訃報は、世間に衝撃を与えています。要潤が「自己肯定感を高めましょう」と呼びかけ同日、俳優の要潤さんがTwitterを更新。「自己肯定感を高めましょう」と周囲に呼びかけました。自己肯定感を高めましょう。自分だけの価値、周りからの必要性を感じる。今はぼんやりとしか見えないかもしれませんが、その輪郭を捉えられるだけで充分です。すでに自分の価値がそこにあります。大丈夫、今僕ともこうして繋がってる瞬間があります。— 要潤 (@kanamescafe) September 27, 2020 要さんは、自分の価値をぼんやりとでもとらえられるだけで十分だとし、「大丈夫、今僕ともこうしてつながっている瞬間があります」と訴えかけます。さらに、次のような投稿をしました。地位や名誉が無くても、お金が無くても、身体一つあれば何者にでもなれる。自己破産や、犯罪歴が例えあったとしても、そこから這い上がることだって可能である。今は暗黒の中でも必ず目線を上げれば光があります。それは歴史が証明しています。— 要潤 (@kanamescafe) September 27, 2020 2020年は、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の流行や、芸能人の訃報といった暗いニュースが相次ぎ、心が晴れない日々が続く人もいるでしょう。要さんは、不安になりやすい時を過ごす人々に向けて、前を向けば必ず光があることを伝えたのです。【ネットの声】・要さん、前向きなメッセージをありがとうございます。救われる人がたくさんいると思います。・涙が出て、気持ちがすうっと軽くなりました。自分のペースで、ゆっくり生きていきたいです。・自己肯定感を持つことは本当に大切です。暗いニュースが続く今こそ、明るさを忘れないようにします。コロナウイルスのまん延により、私たちの生活は一変しました。先の見えない状況に不安や悩みを抱く一方で、他者との交流が減り、知らず知らずのうちにストレスをためこんでしまうことも。自分の大切にしている人やものを改めて振り返り、周囲の人と想いを伝え合う時間を作っていきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年09月28日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「日本の防衛」です。攻撃力を高めるより外交、経済政策でリスク回避を。日本の防衛における今年の大きなトピックは、河野防衛大臣が陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の秋田・山口への配備を撤回したことでしょう。撤回の理由は、想定されていた安全が確保できないこと。改修に費用がかかりすぎることなどでした。イージス・アショアは、飛んできたミサイルを撃ち落とすシステムです。いま計画を撤廃することで、防衛のためには敵基地に攻撃する能力のあるミサイルシステムが必要なんじゃないかと、話は思わぬほうに進んでいます。そうなると新しい兵器を買わなくてはいけませんし、攻撃能力を持てば、当然攻撃されるリスクも高まります。こうして、際限なく防衛力の拡張にひきずりこまれてしまうことを「安全保障のジレンマ」といいます。2020年度の防衛予算は5兆3130億円と過去最大になりました。2010年くらいまでは5兆円程度でしたが、近年一気に跳ね上がっています。理由の一つは、アメリカが防衛費を見直したこと。自国の経済も疲弊しているアメリカは、日本や韓国から軍を撤退し、自分の身は自分で守ってくれという姿勢でいます。これを受け、これまで空母を持たなかった日本も、空母の機能を持たせるために護衛艦いずもを改修したり、母艦に離発着できるオスプレイを配備したり、宇宙やサイバー関連にも防衛費を投入しました。ただ、安全保障は、軍事力増強だけが方法ではありません。外交政策も大きな歯止めになります。経済的な結びつきを強め、相手国を攻撃すれば自分たちも不利益を被る、という関係を作っておくことはとても有効です。EUが誕生したのも同じ理由です。2つの世界大戦の反省を受け、経済的関係を強めることでEU圏内は戦争を回避してきました。日本も、TPPやRCEPなど、アジア太平洋地域で大きな貿易圏を作り、互いを攻撃しにくくする方法を構築しようとしています。いま新型コロナで、人もモノも行き来しづらくなり、自国第一主義に走りがちです。しかし、各国の連携が薄れれば、リスクも高まります。このなかでどういう防衛協調策があるのか、今後もウォッチしていきたいと思います。ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開中。※『anan』2020年9月30日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年09月23日ある日、西鉄バス北九州株式会社・八幡自動車営業所前を通った木炭(@kuroguroki)さん。道路沿いの整備された溜め池のそばに、貼り紙が設置されているのを発見しました。したためられていた長文の内容は、『カメを持って行った人へ』。読む人の胸を打つ、カメ想いな内容がこちらです。ここにいた2匹のカメは、生まれてからすぐここにやって来て、育ってきました。1度も自然の中で暮らしたことがありません。近所の川や池にいるカメは、アカミミガメという、ミドリガメが大きくなった強いカメです。ここにいたカメたちは、クサガメというカメです。アカミミガメのほうが強いので、いじめられてしまうし、クサガメも外国から日本にやって来たカメなので、川や池に放さないで、大切に育ててください。カメはお魚と違って、水中では息ができません。水をたくさん入れる時は、島を作ってあげないと、泳ぎつかれて、おぼれます。水が汚れて臭くなると、カメは水を飲まなくなったり、エサをあんまり食べなくなって病気になります。毎日、水を替えてあげてください。冬の間は冬眠しますので、12月くらいに水の中にきれいな落ち葉をたくさん入れてあげてください。寒くなると落ち葉にもぐって冬眠します。冬眠させる10日くらい前から、エサを食べさせないでください。お腹の中に食べ物が残ったまま冬眠すると、そのまま死んでしまうことがあります。暖かくなると、起きてきます。お腹がビックリするので、すぐにはエサをやらないでください。色が違うけど、2匹ともクサガメのオスです。まだまだ大きくなりますので、大事に育ててください。西鉄バス八幡営業所からカメ持ってった人へ pic.twitter.com/HAuOtZSKnz — 木炭 (@kuroguroki) September 6, 2020 カメを持って行った人を責めるのではなく、ひたすらにカメのことを想った内容。文面から、この貼り紙を作成した人がどれだけ大切にカメを育ててきたのかが伝わってきます。木炭さんが写真をTwitterに投稿すると、大きな反響を呼びました。・大事に育てていたことが分かって胸が苦しい…。・切ない。こっそり返してあげてほしいな。・「返してください」と書いていないのが胸に来る。西日本鉄道株式会社に問い合わせたところ、貼り紙を設置したのは八幡自動車営業所のバス乗務員であるSさん。入社25年目の53歳とのことです。120人の従業員がいる営業所内で、主となってカメのごはんや温度管理・掃除などの世話をしていたそうです。飼われ始めた経緯と、消えた日のことカメ2匹が営業所に来たのは、2014年頃のこと。ほかの乗務員から、まだ53ほどの小さなカメ2匹をSさんが預かり、ケースに入れて営業所内で飼い始めたそうです。ケースの近くにカメたちのごはんを置いていたため、通りかかるたびに餌やりをする人もいて、営業所内の全員でかわいがっていました。それからしばらく経つと、カメたちは大きく成長し、12~133に。2020年7月26日には、ケースに2匹入れておくのが窮屈になってきたため、営業所の表にある溜め池に移して様子を見ていました。水面から縁まで153以上の距離を開け、カメが逃げ出せないように調整。また、Sさんが見たところ逃げ出そうとする様子もなかったそうです。溜め池は道路沿いにあるため、通りすがりの子供たちが楽しそうに見ていることも。Sさんの中に、「みなさんの癒しになれば」との想いも芽生えていました。消えてしまったカメたち同月30日の昼頃、Sさんが世話をしに行った時に、カメ2匹は溜め池にいたといいます。しかし、夕方には姿が見えなくなっていたのです。Sさんは営業所内で聞き取りをしましたが、カメたちの行方は不明のまま。「見つからない」と諦めて、ガッカリしてしまったそうです。溜め池の深さとカメたちのサイズから「逃げた」とは考えづらいため、「もし誰かが連れて帰ったのならば、せめて大切に育ててほしい」との思いからSさんは貼り紙を作成。小学校の時からカメを飼っていたこともあり、飼育する中で気付いたことや気を付けたほうがいいことなどを書きました。Sさんは、改めて次のように想いをつづっています。もし持って行った人がいるならば、どこかに捨てたりせずに大切に育ててほしいです。数年間世話をしていたのでさびしいことはさびしいですが、自身が子供だった時を思い出すと、カメがかわいくて持って帰ろうとする気持ちは理解できます。カメに対しては、純粋に、元気で生きていてほしいと思っています。なお、2020年9月16日現在、カメに関する連絡は何も来ていないとのこと。Sさんや営業所の人々の愛情を受けていたカメたちが、今もどこかで元気に生きていることを祈ります。[文・構成/grape編集部]
2020年09月16日池井戸潤の人気原作を堺雅人主演でドラマ化した「半沢直樹」の第7話が8月30日放送。今回も大和田の「です!」連呼から半沢の絶叫“お願い”に、2人が協力しての「さぁ!さぁ!」の掛け合いまで“名言”ラッシュで視聴者を大いに沸かせている。大手航空会社の帝国航空再建を担当する半沢直樹を堺さんが演じ、香川照之、上戸彩、賀来賢人、及川光博、江口のりこ、筒井道隆、段田安則、西田尚美、井川遥、柄本明、北大路欣也らが共演している本作。東京中央銀行本店に復帰早々、帝国航空の再建を任された半沢だが、新たに国土交通大臣に就任した白井(江口さん)が銀行に債権放棄を要求、このままでは東京中央銀行も500億もの債権を手放すことになるため、半沢は自力再建のために奔走する…というのがこれまでのストーリー。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。東京中央銀行に対し金融庁から業務改善命令が出されてしまう。半沢は銀行の内部に政府に内通してる人間がいると睨む。裏切り者は紀本(段田さん)なのかそれとも大和田(香川さん)なのか。債権放棄への回答期限である「タスクフォース合同報告会」の日が刻々と迫る中、半沢は、最後の望みをかけて、開発投資銀行の谷川(西田さん)の元を訪れる…というのが今回のストーリー。これまでも数々の“名言”が話題となってきた本作だが、今回も“名言”が続々と繰り出される展開に。大和田が半沢に対し「債権放棄は絶対だ。絶対です。ですです。です…!」と「です」を連呼すれば、今度は大和田に対し協力を仰ぐため、半沢も屈辱を噛み締めたかのように「おーねーがーいしまぁーす」と言葉を絞り出す。そして手を組んだ半沢と大和田が曾根崎(佃典彦)を呼び出し、紀本が裏で手を引いていることを白状させようと、両脇から交互に「さぁ!」「さぁ!」「さぁ!」「さぁ!」と迫る。また智美の小料理屋で花から「おかえり」と声をかけられ、条件反射的に「ただいま」と返答したのち、「違~う!なんでいるんだ」と驚く半沢…と、今回も“名言”と“顔芸”ラッシュに視聴者からは「さぁさぁさぁさぁ!!からの「1000万です」で思わず拍手してしまった」「歌舞伎に寄せていってる」「パワーワードが多すぎる」などの声が続々。特に今回は宿敵同士だった半沢と大和田がタッグを組むという展開で、2人の共闘にも「堺さんと香川さんの名演技の迫力凄すぎ」「半沢大和田が何気に協力しているのが良い」などの反応が集まっている。(笠緒)
2020年08月30日堺雅人(46)主演のTBS日曜劇場『半沢直樹』。各メディアによると8月23日放送の第6話は、視聴率24.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録したという。初回から20%台を維持し、絶好調をキープ。そんななか、ドラマ内に散りばめられた“小ネタ”にも注目が集まっているようだ。半沢は「帝国航空」の経営再建を巡って、政府が要求する500億円の債権放棄を拒否しようと奮闘。自ら現場を観察し、赤字路線の廃止や経費削減を盛り込んだ再建案を作成した。しかし再建案は、「帝国航空」の社内でも苦戦することに。約1万人もの余剰人員を整理する必要から、半沢は入江甚儀(27)演じる部下・田島春と奔走。そんななか半沢がオフィスに戻ると、田島が技術系社員350名を受け入れてもらえるという朗報を受けていた。受け入れ企業の候補がリストアップされたホワイトボードには「トキワ自動車」や「カザマ商事」、「帝国重工」といった企業名がズラリ。技術系社員350名を受け入れたのは「帝国重工」だった。「いずれも原作者・池井戸潤氏の別作品に登場する企業です。『帝国重工』は、15年放送の『下町ロケット』(TBS系)に登場。『トキワ自動車』『カザマ商事』は、19年放送の『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)。また入江さんは『ノーサイド・ゲーム』で、『トキワ自動車』の研究員も演じていました。これらのドラマを手がけたのは、福澤克雄氏。TBS日曜劇場の枠を制作するにあたり、働く人々を励ますことに念頭を置いているそうです。『特に日本を支えている製造業の人たちに見てもらいたい』とも語っていました。そういった思いが反映されているのでしょう」(テレビ局関係者)他にもドラマ内で半沢が使用したICレコーダーは、19年2月公開の映画『七つの会議』に登場する企業「ゼノックス」の製品。ちなみに同映画には北大路欣也(77)や香川照之(54)、片岡愛之助(48)、及川光博(50)など、“お馴染み”の役者が出演していた。Twitterでは、こうした発見に歓喜する声が広がっている。《めちゃくちゃ嬉しかったです!!!!!!!!!こういう世界観のリンクした小ネタ大好きです本当にありがとうございます》《今日の半沢直樹、めっちゃ池井戸ユニバースやん!》《今回の半沢直樹はクロスオーバーしまくってたな。 池井戸原作ドラマファンの俺、歓喜》
2020年08月24日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「コロナ禍の災害支援」です。被災地と離れていながらできる、新しい支援に注目。今年も豪雨災害が続いています。7月には熊本を中心に、九州やその他の地域が大きな被害に見舞われました。しかし、このコロナ禍では感染リスクもあり、自由に移動ができません。現地ではやはり人手が足りていないとのこと。とはいえ、県外の方が来ると地元から一斉に不安の声があがり、疑心暗鬼も招いてしまうそうです。そんななか、新しい支援の形が2つ見られました。一つは、被災した当事者がAmazonの「ほしい物リスト」で必要物資を公開し、支援を募るというもの。八代市の水没した保育園では、園児の帽子からフェルトペン、シーツに至るまで具体的に必要なモノと数をリストアップしました。これまでは、被災地で何が必要なのかの情報をリアルタイムに得るのが難しく、物資を送っても自治体の倉庫で管理されて適切に届かないというような問題がありました。その点、この方法は明快で合理的です。もう一つは、熊本地震をきっかけに結成された支援団体「BRIDGE KUMAMOTO」の働きです。広告を手掛けるデザイナーや映像クリエイターらが中心メンバーで、7月の豪雨災害を受け、いち早く基金を創設。これはクラウドファンディングで支援金を募り、被災地支援を行う組織や団体はBRIDGE KUMAMOTOに申請して、助成金を受け取れるというシステムです。全国のクリエイターたちに呼びかけて動画メッセージ集を作るなど、お金以外の支援も行っており、僕もナレーターとして参加しました。このように中間支援団体がSNSを展開して支援に入るというのは新しい動きです。行政では手の回りにくいところを細やかにサポートしています。豪雨や台風災害は今後も起きるでしょう。地震や富士山の噴火の危険もはらんでいます。コロナ禍の複合災害では、外に出られない、外からの支援が得られない状況が続く恐れがありますから、食糧や水、常備薬に加え、マスクや消毒液も適量、備蓄しておいたほうがよいでしょう。これまで避難所ではたびたび、食中毒や感染症の問題が起きていました。コロナにより、衛生面の危機意識が一般的に高まったのは、良かったことかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年8月26日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年08月19日堺雅人(46)が主演を務め、7年ぶりの続編が放送されている『半沢直樹』(TBS系)。8月2日放送の第3話も23.2%(ビデオリサーチ調べ関東地区)という視聴率をたたき出し、’20年放送の全てのドラマの単独1位と、圧倒的な強さで快進撃を続けている。香川照之(54)、市川猿之助(44)、そして片岡愛之助(48)といった歌舞伎俳優の演技も話題を呼んでいるが、「この人気を縁の下で支えている要素がもうひとつある」と指摘するのは女性テレビウォッチャーだ。「男性同士の熾烈な争いを描く同シリーズですが、上戸彩さん(34)演じる妻・花ちゃんと半沢の夫婦の場面は、『ほっとする』『癒される』と、前作から大好評でした。上戸さんは、タレントCM起用ランキングで6回も首位を飾ったこともある、老若男女に愛される女優です。さらに今作は、原作にはない“ミューズ”が登場し、見る者を楽しませてくれています」その女性たちとは、半沢の出向先「東京セントラル証券」の部下、影響企画部の浜村を演じる今田美桜(23)と、半沢や同期の渡真利が通う小料理屋の女将・智美役の井川遥(44)。じつは浜村と智美は、池井戸潤さんの原作には登場しない。「今田さんは今クールで『親バカ青春白書』(日本テレビ系)にもメインキャストとして登場しており、20代女優として名実ともに頭角を表しています。そして井川さんは、2児の母となった今でも、その大人の色気と美しさに女性も憧れを抱いてしまうほどです。インスタグラムも66万人のフォロワーを抱える最強の“癒し系女優”。上戸さん含めた3人の世代はバラバラですが、共に半沢を応援したくなるような美しさ・可憐さを持ち合わせているといえるでしょう。」(前出・テレビウォッチャー)半沢直樹を襲う激しい闘いの渦。原作では描かれていない“ミューズたち”の物語にも注目したい。
2020年08月05日池井戸潤の「半沢直樹」シリーズから「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」をドラマ化した堺雅人主演「半沢直樹」の第3話が8月2日放送。今回は片岡愛之助演じる黒崎の濃すぎるキャラとガッツポーズ、吉沢亮演じる高坂の絶叫に視聴者が注目した模様だ。社会現象になった前作から7年を経て復活した本作。東京中央銀行のバンカーから子会社の東京セントラル証券に出向、親会社との“対決”を決意する主人公・半沢直樹に堺さん。結婚を期にフラワーアレンジメントの仕事から専業主婦となった半沢の妻、花に上戸彩。前作での半沢のライバルで、窮地に陥るが銀行に居残った大和田暁に香川照之。半沢の案件を横取りするなど彼に恨みを抱き続ける、執念深い性格の伊佐山泰二に市川猿之助。東京中央銀行の半沢の同期で、陰で半沢を支える渡真利忍に及川光博。東京セントラル証券のプロパー社員で、半沢とともに東京中央銀行との“戦い”に挑む森山雅弘に賀来賢人。東京セントラル証券の新入社員、浜村瞳に今田美桜。森山の同級生でベンチャー企業「スパイラル」の社長をしている瀬名洋介に尾上松也。同社プログラマーの高坂圭に吉沢さん。「スパイラル」の買収に加担した「フォックス」社長の郷田行成に戸次重幸。電脳雑伎集団社長「平山一正」に土田英生、副社長の平山美幸に南野陽子。東京中央銀行の副頭取、三笠洋一郎に古田新太。東京中央銀行頭取の中野渡謙に北大路欣也。そしてかつて半沢と対立し、いまだ恨み続ける金融庁の主任検査官、黒崎駿一を片岡さんが続投する。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。3話では半沢は瀬名に「スパイラル」が「フォックス」を逆買収することを提案。「フォックス」の株価を急落させ逆買収を仕掛けるが、そのタイミングでセントラル証券に黒崎率いる証券取引等監視委員会が立ち入り検査にやってくる…。フォックスの買収計画書と経営状況報告書を探すため、半沢のパソコンからクラウドへアクセス、アクセスに成功すると「イヤッホー!」と満面の笑みでガッツポーズを決める…「黒崎は、マリオだった」「これもLINEスタンプにして欲しいw」などの声が。前作にも増して“濃い”黒崎のキャラに「黒崎検査官の濃さが増してる」「半沢追い詰めてるとき1番楽しそうで草」「中毒性強い。もっと観たいわ」などの感想も多数。そんな黒崎らと“ハッキング対決”吉沢さん演じる高坂。社長の瀬名にまで絶叫するほど、真剣勝負で半沢のデータを守ろうとするその姿に「荒ぶってる高坂圭、やばい。好きすぎて死んだ」「吉沢亮くんのスカッとぶりに心酔しまくってる」などの反応がSNSには続々と投稿されている。(笠緒)
2020年08月02日俳優・堺雅人(46)主演のTBS日曜劇場『半沢直樹』続編が、7月19日にスタートした。作家・池井戸潤(57)の「ロスジェネの逆襲」「銀翼のイカロス」が原作。前作では銀行員だった半沢直樹(堺雅人)が、出向を命じられた子会社「東京セントラル証券」で営業企画部の部長として奮闘する模様が描かれる。世帯平均視聴率は22.0%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録し、好発進。13年に放送された、前作の初回視聴率19.4%を上回った。視聴者の期待が数字に現れたかたちとなった。「ここ数年で初回の視聴率が20%を超えたのは、『Doctor-X 外科医・大門未知子』(テレビ朝日系)シリーズです。前作は型破りの銀行員・半沢直樹が、行内の不正を次々と暴く逆転劇。決めセリフの『倍返しだ!』は、流行語大賞に選ばれるほど人気を博しました。原作者の池井戸さんは、“経済を使った時代劇”とも評していました。『半沢直樹』の続編は、『Doctor-X』に次ぐ“勧善懲悪ドラマ”として盛り上がりを期待できるでしょう」(テレビ局関係者)Twitterでも、「半沢直樹」が世界トレンド1位にランクイン。とりわけ注目を集めたのは前作から出演する香川照之(54)、片岡愛之助(48)に加え、尾上松也(35)、市川猿之助(44)といった歌舞伎俳優が増えたことだ。市川演じる親会社「東京中央銀行」の伊佐山泰二は、新たな悪役として登場した。半沢を逆撫でするような、セリフごとに表情が変化する“顔芸”は初回から大反響。前作で話題となった、香川演じる大和田暁の悪役ぶりを彷彿させたようだ。《猿之助、なかなかの悪人、そして香川照之に負けない顔芸。こりゃ見てるこっちも歯痒さで顔が歪みそう》《大和田さんに引き続き市川猿之助さんの顔芸が凄すぎ。こ、こ、こわいwww悪役ハマってますね》《半沢直樹って、歌舞伎だなぁ。歌舞伎役者が多く出てるってことだけじゃなくて、勧善懲悪で見得とか決め台詞とかあって、そこで視聴者はワァ!って盛り上がって》「堺さんの現場での迫力は凄まじいといいます。『倍返しだ!』も、一種の“見得(みえ)”でしょう。福澤克雄監督(56)は前作で、堺さんを『自分よりも役を熟知している』と絶賛。高視聴率を得た要因に、堺さんのキャスティングを挙げていました。歌舞伎俳優が起用されているのは、堺さんの演技に対抗するためでもあるそうです。前作で香川さんの見せた土下座は、“伝説”と言われるほどドラマの痛快さを盛り立てました。また、片岡さんの女性的な話し方をするキャラも大ウケ。歌舞伎には男性が女形を演じる慣しがあるので、説得力を出すために片岡さんをオファーしたそうです」(前出・テレビ局関係者)初回から話題の的になった「半沢直樹」。次回以降の展開に期待が寄せられている。
2020年07月21日東京・上野の観光スポットの1つ、不忍池。春は桜が、夏場の朝方には蓮の花が池を飾り、池の周囲は街の喧騒がウソかのような、穏やかな時間が流れています。そんな不忍池で、夢のような光景が目撃され話題に。ミサンザイ(@katsunomisanzai)さんは「ほぼ極楽浄土だった」というコメントともに、その時の写真を公開しました。こないだの霧雨の夜に不忍池いったらほぼほぼ極楽浄土だった pic.twitter.com/nIxCbS6Hkg — 同人誌 「天皇を旅する本」 「まんが東京ご縁起めぐり」 ミサンザイ (@katsunomisanzai) July 17, 2020 黄金色に光り輝く弁天堂と、周囲の蓮の葉が相まって、まさにそこは極楽浄土…!いつのまにか三途の川を渡ってきたのかと勘違いしてしまいそうになるほど、普段の弁天堂よりありがたみが増しています。【ネットの声】・爆発寸前のようにも見える。・蓮が花盛りで、極楽感が極まってますね。・神々しい…!撮影当日は霧雨だったこともあり、そうした気象現象も相まって今回の奇跡のような光景が見られたのでしょう。上野の夜に突如現れた極楽浄土…この日、実際にその目で黄金色に輝く弁天堂を見ることができた人がうらやましいですね![文・構成/grape編集部]
2020年07月20日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「9月入学」です。コロナ禍では無理。じっくりと時間をかけて再考を求む。学校の入学・始業時期を4月から9月にする案は「今年度・来年度のような直近の導入は困難」と、見送られることになりました。9月入学制度はこれまでにも何度も議題にのぼっています。世界ではアメリカ、カナダ、イギリス、フランス、ベルギー、トルコ、モンゴル、ロシア、中国などの国が9月入学制度を導入しています。日本も明治維新後、西洋の教育を導入した当初は9月始業でした。ところが、国の会計を4月~3月を一年とする年度制を採用したこと、徴兵制の始まりなどから4月始業に変わり、今に至ります。今年、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために学校の休校が続き、授業の遅れが問題になりました。そんななか、高校生のツイートをきっかけに、全国知事会から国へ9月入学の検討要請があり、安倍首相も「有力な選択肢の一つ」とコメント。いったん検討し始めたのですが、実際に導入するとなると、初年度の入学生徒数が半年分増加し、大量の教員不足が生じてしまうこと、また、保育所の入学待機児童数が増大すること、システムやカリュキュラムの再編など、拙速な対応は無理と判断されたのです。このコロナ禍で、ただでさえ問題が山積するなか、大きな改変をしようとしたのは現場の声を無視した行動だったと思います。授業の遅れを取り戻すことが目的なら、感染者数は地域によって差がありますし、全国一律にすること自体がナンセンスなのではないでしょうか。4月でも9月でも、いつ学校が始まっても継続してきちんと教育を提供できる仕組み作りを議論するべきなのではないかと思います。日本は会社も年度ベースなので、学校の始業時期をずらせば就職にも影響が及びます。会社を通年採用に変え、大学も途中入学を許すなど、個々のスタイルに合わせた社会設計が必要になるでしょう。世界の学校制度はもっと柔軟です。イギリスは年に3回、入学の機会がありますし、フランスでは家庭での義務教育の就学も可能になっています。また、海外は飛び級制度も広く採用されていますね。日本もこれを機に時間をかけて議論し、右に倣えではない、多様な学校制度へと見直してみてはいかがでしょうか。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。3月に監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が公開された。※『anan』2020年7月15日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2020年07月09日2020年7月4日、競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手がInstagramを更新。そこには、20歳の誕生日を迎えた池江選手が実姉手作りのケーキを持ち、嬉しそうに微笑む姿が写っています。2019年2月に白血病であることを公表した、池江選手。時には「つらい」と正直な気持ちを吐露しながら、苦しい治療に耐えていました。競泳の池江璃花子が公式サイトを開設直筆の『本音』に、反響無事に退院し、こうして20歳の誕生日を迎えることができたのは、池江選手や家族にとって奇跡でもあるのでしょう。池江選手は投稿でこのように想いをつづっています。20歳になりました大好きなお花と姉の手作りのケーキ(3つ)に囲まれて幸せですこんな私ですが、これからもよろしくお願いいたします!ikee.rikakoーより引用 この投稿をInstagramで見る Rikako Ikee(@ikee.rikako)がシェアした投稿 - 2020年 7月月4日午前5時25分PDT東京海上日動火災保険株式会社は、池江選手の誕生日を記念して1本の動画を公開。動画では幼い頃の姿や、トレーニングに励む池江選手の姿が映っています。池江選手の投稿に対し、多くの人から「お誕生日おめでとうございます!」「自分のことのように嬉しいです」といった祝福の声が寄せられました。闘病中は同じ病気の人たちを励まし、勇気付けるメッセージを送っていた池江選手。今後は素晴らしい泳ぎで、さらに多くの人に笑顔を届けてくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年07月05日7月19日(日)から初回25分拡大スペシャルにて、いよいよスタートする日曜劇場「半沢直樹」。その放送に先駆け、前作の“特別総集編”を2週連続で地上波初放送することが決定、特別映像が公開されている。本作は、池井戸潤氏の「半沢直樹」シリーズから、「ロスジェネの逆襲」と「銀翼のイカロス」(ダイヤモンド社/講談社文庫)を原作とした新シリーズ。前作では「やられたらやり返す。倍返しだ!」の決めゼリフが社会現象になるほどの熱演を見せた堺雅人扮する半沢直樹ほか、香川照之をはじめとするお馴染みのキャストや新キャストがコメントを寄せる特別映像が公開された。前作に夢中になった視聴者はもちろん、初めて観る視聴者にも7月19日からの続編を楽しめる“特別総集編”となっている。前作「半沢直樹」特別総集編・前編は7月5日、後編は12日(日)21時~TBS系にて放送。日曜劇場「半沢直樹」は7月19日より毎週日曜21時~TBS系にて放送(※初回25分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2020年06月29日2019年2月、白血病であることを公表し同年12月に退院した競泳の池江璃花子(いけえ・りかこ)選手。2020年5月には、闘病によって短髪になった姿を公開したくさんの応援の声などが寄せられていました。短髪姿を初披露した、池江璃花子選手その理由に「泣いた」「素敵すぎる」同年6月24日、池江選手は「みなさんに手紙を書きました」と直筆で書いたメッセージを、自身のTwitterとInstagramに公開。短髪姿の撮影時の裏側とともに、短い髪を公開した際の想いをつづっていました。いつも応援してくれて、ありのままの自分を見せる力をくれてありがとうございました。皆さんに手紙を書きました。ぜひ読んでください。 @SKII_Japan pic.twitter.com/tubwUUcL3N — 池江 璃花子 (@rikakoikee) June 24, 2020 先日公開した手紙に、想像をはるかに超える反響をいただき、みなさんにどうしたら感謝の気持ちを伝えられるかずっと考えていました。入院していた時も今も、みなさんが応援してくれて、温かい言葉をかけてくださり、信じられないほど恵まれているなと感じています。あの日、決心はついていたものの「シェア」のボタンを押すまで緊張していました。ですが、次々と届く皆さんからの温かいメッセージを見ると、ポジティブに受け取ってくださっていることが分かりとても嬉しかったです。新しい一面を公開し、ありのままの自分を表現する力を与えてくれたのは他の誰でもないみなさんです。SK-Ⅱとの撮影はどんな感じだったのですか、という質問をいただきましたが撮影時の写真がこれです。今までこんな風にカメラの前に立ったことはなかったのですが、SK-Ⅱと一緒だったからこそ、ありのままの自分、本当の自分を見せることができました。大変なことが多い中で、少しでも私のストーリーが皆さんの力になったら嬉しいです。この第一歩を踏み出すことができたのは、みなさんのおかげです。たくさんの方がご自身のストーリーや経験を投稿してくれて私も心が動かされました。今、私はまた少し前進して学校やトレーニングを少しずつ再開し始めています。ありのままの自分でいること、一歩前に進むための力を与えてくれてありがとうございます。@rikakoikeeーより引用「決心はついていたもののシェアボタンを押すまでは緊張していた」という池江選手。しかし、短髪姿を公開してからは温かいコメントがたくさん届き「嬉しかった」とコメントしました。池江選手の直筆手紙を読んだ人たちからは、「ずっと応援しています」「こちらこそ元気をもらいました」など改めて応援する声が続々と届いています。プールで練習に励んだり、トレーニングをしたりする姿も公開している池江選手。池江選手のペースで復帰し、再び試合で活躍する姿が見られるよう応援し続けたいですね![文・構成/grape編集部]
2020年06月24日「44APARTMENT 薬師池店」オープン2020年6月、東京・町田市の「町田薬師池公園四季彩の杜西園」に、ニューヨークスタイルカフェ「44APARTMENT 薬師池店」がオープンしました。同店では広大な芝生広場で、手ぶらでグランピングやピクニックを楽しめるメニューが用意されています。公園カフェでのんびりピクニックこだわりのオーガニック野菜や、地域に密着した地場食材で作った料理が人気のカフェ「44APARTMENT」。薬師池店限定で登場したのが、薬師池公園の自然の中でバーベキューやピクニックが楽しめるプランです。事前に予約・決済をしておけば、当日は手ぶらで来店するだけ。家族連れやデートにぴったりの「ピクニックセット」や、仲間でわいわい楽しみたい「グランピング・BBQセット」から選ぶ事ができます。広大な芝生に腰を下ろして味わう食事はまた格別。大自然の中で大切な人と憩いの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社キープ・ウィルダイニングのプレスリリース※プラン詳細
2020年06月23日堺雅人(46)主演ドラマ「半沢直樹」の撮影が再開したと、一部スポーツ紙が報じた。直木賞作家・池井戸潤さん(56)の原作をドラマ化し、2013年に大ヒットしたドラマの続編。当初は2月23日にクランクインし、当初は4月19日にスタートする予定だった。だが新型コロナウイルスの影響により、撮影はストップ。結局、4月2日に放送延期が発表されていた。記事によるとウイルス対策のリハーサル撮影を経て、今月3日から全体として再始動。現場では、感染防止策を徹底しながら作業が進められているとのこと。また検温とマスク着用が義務づけられ、堺らキャストはフェースガードをつけて待機。できるだけ“密”にならないように配慮しているという。「感染拡大前は、ドラマ現場でエキストラを使って撮影していました。しかし新型コロナウイルスの対策を考えると、そうした撮影も対策を考えなければならないでしょう」(TBS関係者)そしてもう1つ注目されているのが、「半沢直樹」の盛り上げにひと役買った“お家芸”だ。「半沢と登場人物たちが顔と顔をつき合わせ、丁々発止のやりとりをする。それが視聴者の間で大ウケとなり、池井戸さん作品の“お家芸”と呼ばれるようになりました。しかし現在は“撮影時には濃厚接触はなるべく避けるように”とのお達しが出ています。こちらも変更点になりそうですが、どうにか今作でもできないかと検討を重ねているようです」(テレビ誌記者)前作は放送回を重ねるごとに数字を上げ、最終回は全話で最高の平均視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。コロナに負けず、今回も大ヒットとなるだろうか。
2020年06月06日俳優の要潤が25日、公式YouTubeチャンネル「要 潤【Jun Kaname】」に投稿した動画で、トム・クルーズ主演、渡辺謙出演の大ヒット映画『ラストサムライ』(03)のオーディションを受けていたことを明かした。要はその冒頭で、「今日は、僕がどうしても出演したかった作品の話をしようと思います」と切り出し、「僕も役者を20年やっていますので、いろいろな作品に参加してきました。でも、スケジュールとかのタイミングでどうしても参加できなかった作品も同じように多々あります」と俳優人生を回顧。「実はあるハリウッド映画のオーディションを受けていたんです」「そのハリウッド映画は『ラストサムライ』です」と告白した。そのオーディションは、『仮面ライダーアギト』(01~02/テレビ朝日系)を終え、昼ドラ『新・愛の嵐』(02/東海テレビ・フジテレビ系)の準備に入っていた頃。ハリウッド作品の侍役であることや「殺陣ができる人を探しているらしい」という事前情報をマネージャーから告げられ、「『仮面ライダー』で1年間ずっと殺陣の練習をやってきましたし、武士の役のために道場にも通っていました」と要にとっては絶好の機会だった。気合十分でオーディションに挑んだ要だったが、ある不運に見舞われる。動画ではその真相やオーディションの詳しい内容も赤裸々に語っている。コメント欄には「すごいお話」「まじすか」「初めて聞くお話で、びっくり」など、驚きの声も寄せられている。
2020年05月27日東急ボーイ(@109IKTW)さんが、東急池上線の洗足池駅で撮影した写真をTwitterに投稿。そこには、駅員から医療従事者への感謝の想いが貼り紙として掲示されていました。「できる限りのエールを伝えたい」東京都大田区にある都立荏原病院は、最寄りの駅が洗足池駅のため、多くの医療従事者が利用しています。駅の掲示板に貼られていたのは、そんな都立荏原病院で働く医療従事者にエールを送るもの。毎日、出勤する医療従事者を改札窓から見守り続けた駅員は長文の手紙を送りました。まずは突然のお手紙をお詫び申し上げます。どうしてもみな様へ感謝の思いと、できる限りのエールをお伝えいたしたく、こうして筆をとらせていただいた次第です。こ私共は、東急池上線・洗足池駅で勤務をしている駅係員でございます。新型コロナウイルス感染症が未曾有の惨禍(さんか)をもたらしている中、毎日、都立荏原病院に通勤されている医療従事者の皆様を改札窓から見守らせていただいております。みな様のおかげで私共駅係員や池上線の多くのお客様をお守りいただいていることはいうまでもありません。見えない敵と迫りくる医療崩壊の狭間で、それでも必死になって使命を果たされようといわば『戦場』に向かわれるみな様を目の当たりにすると本当に胸が熱くなります。なんの力にもなれない自分たちの無力さを痛感いたします。人が人を救う、この尊き聖職をまっとうするため私共には想像もつかない緊迫感と脅威と恐怖の中で懸命に戦っていらっしゃるみなさまに心から感謝を申し上げるとともに、私共にできる最大限のエールを送らせていただきます。そして一日でも早く新型コロナウイルス感染症が終息することをご祈念し、みな様のご尽力により『いつもの日常』を取り戻せるその日まで陰ながら応援させていただきます。東急池上線洗足池駅で撮影 #医療従事者 への感謝が込められています pic.twitter.com/pv7Gb7y4JE — 東急ボーイ (@109IKTW) 2020年5月8日 駅員たちは、新型コロナウイルス感染症という見えない敵と闘い続ける医療従事者を目の当たりにして、エールを送らずにはいられなかったのでしょう。きっとこの貼り紙は、毎日駅を利用している医療従事者たちに届くはずです。この事態が1日でも早く終息するように、今できることを考えて行動したいですね。[文・構成/grape編集部]
2020年05月20日