トム・ホランド主演『スパイダーマン』シリーズ3部作の最終章『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。公開から1月22日~23日の週末までで、累計動員は202万9,613人となり200万人を突破、累計興行収入は30億8644万3,080円となり30億円を突破した。SNSやネット上では、「マーベル映画史上最高傑作!」「映画館で拍手が起きた!」「神映画!」と、熱いコメントが続々と書き込まれ、2回目、3回目、それ以上とリピーターからのコメントも続出している。米レビューサイトの「ロッテン・トマト(Rotten Tomatoes)」では、「2021年に最も高くレビューされた映画」に選ばれ、ゴールデン・トマト・アワードを受賞している。全米では、公開6週目となる週末(1月21日~23日)に再び週末興行成績No.1となった。全米における累計興行収入は1月23日までで7億2101万0988ドル(約822億円)となり、『ブラックパンサー』を抜いて全米累計興行収入の歴代4位にまで浮上。さらに、1月23日までの全米以外の海外では、累計興行収入が9億7010万ドル(約1106億円)となり、全米および海外の成績を合計した全世界累計興行収入は16億9111万0988ドル(約1928億円)と『ジュラシック・ワールド』を抜いて歴代6位にまで上り詰めている。全米におけるオープニング3日間の興行成績が『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を抜いて歴代2位でスタートした本作は、映画界の歴史に残る驚異的な快進撃を続けている(※1月24日付Box Office Mojo調べ、1ドル=114円換算、1月24日現在)。なお、1月29日(土)からの入場者プレゼント第3弾として、<オリジナル・アートカード>(B5サイズ/数量限定)が配布されることも決定している。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月24日大ヒットゲームシリーズ「バイオハザード」の映画化最新作『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』より、ゲーム版で有名なキャラクター、リサ・トレヴァーが登場する本編映像が解禁となった。本作でも重要な役柄となるリサ・トレヴァーは、初代「バイオハザード」のリメイク版で初登場し、攻撃力の高さと生命力の強さでプレイヤーを苦戦させたゲームファンの間ではお馴染みのキャラクター。アンブレラ社によって人体実験を繰り返され異様な姿に変えられてしまった人物で、皮で紡ぎ合わせた人間のお面のような被り物をしている。その被り物からは右目しか見えず、顔の全貌は明らかになっていない。昔はワンピースだったのか、いまではボロボロとなってしまった布をまとい、痣だらけの手には枷をはめられている。今回解禁となったのは、そんなリサ・トレヴァーが登場する本編映像。ゾンビに追われラクーン市警(R.P.D.)から養護施設に移動してきたレオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア)、クレア(カヤ・スコデラリオ)、ブライアン・アイアンズ署長(ドナル・ローグ)。レオンは天井にある蛍光灯が揺れているのを訝しげに見ていたが、ドアの向こうに怪しい人影を見つけ、慌てて銃を向ける。ゆっくり顔を向けるリサ。その異様な姿にレオンは皆に声をかける。するとリサは人差し指を口の前に立てて、静かに「シー」とささやく…。監督、脚本を担当したヨハネス・ロバーツは、リサ・トレヴァーについて「この映画で描いたキャラクターの中で最も魅力的だった一人」と話す。アンブレラ社の実験の被害者で、孤児でもあるリサの風貌を、監督は「すごく不気味」と表現する。「彼女は人間の皮膚でできた仮面をかぶっていて、ぼろきれや古い服を着ている。両手は木の板で合わされている。見た人が思わず動揺してしまうような姿をしたキャラクターなんだ」と解説。「これまでの映画には出てこなかったキャラクター。彼女は、オリジナル版のゲームで、僕が一番興味をひかれたキャラクターの1人だった。怖さと同時に、何かとても痛ましいものを感じて、心に残るんだ。それをこの映画でも表現したいと思った。ひどく苦しんでいるキャラクターに、命と人間性を加えたかった。観客の反応が楽しみだよ」と、ワクワクした様子で語った。物語のカギを握る哀しき悪役リサ・トレヴァー。劇中で明らかになるその全貌に注目したい。『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 2022年1月28日より全国にて公開
2022年01月24日殺処分ゼロの国トルコ・イスタンブールの街で暮らす野良犬たちを、ほぼ全編、犬目線で追ったドキュメンタリー『ストレイ 犬が見た世界』。自身も保護犬を家族として迎え入れ、保護活動を行っている二階堂ふみがナレーションを担当した予告編と、二階堂さんからのコメントが到着した。解禁された予告編は、街を自由に歩き駆け回る犬たちの姿で幕を開ける。レストランや公園、ボスポラス海峡の砂浜…。路面電車や渋滞する車道もものともせず、殺処分ゼロの国トルコ・イスタンブールでは10万匹以上の野良犬たちがごく自然に人間との共存生活を送っている様子が、二階堂さんによるナレーションで紹介されていく。「美しい犬だ」と街の人々から一目置かれている主人公の犬ゼイティン、人懐っこい犬ナザール、愛らしい子犬のカルタル、そして犬たちの面倒を見ようとするシリア難民の少年たち…。犬の目線で撮影された驚きの映像で映し出される、厳しくも愛に満ちた世界の一端を目にすることができる。さらに、本編をいち早く鑑賞した二階堂さんからは、「犬の目線に近いローアングルでの撮影をされているので、たくさんの新しい発見があったり、犬に対するナチュラルな愛情にあふれています。トルコでは、犬が自由に街にいるのが当たり前の生活。『人間以外の動物もここで生活しているんだ』ということが前提のコミュニティが作られているのが、とても素敵だと思いました」とのコメントが到着。また、「外にいる犬たちは、過酷な環境の中でも、彼らの意思でそこにいる。その姿はかっこいいし、逞しい。人間のエゴや価値観だけで動物への接し方を決めず、国がちゃんと犬の尊厳も大事にしているのは、素晴らしいことだと思います」と本作で描かれる犬と人間との関係に言及、「私たちも、こんな風に人間以外の動物の命に対してもっとリスペクトを持ち、それを前提にした社会基盤を作っていけたらと思います。『どうすればもっと寛容な社会になるのか?』この映画を観れば、その問いへのヒントをもらえるかもしれないですね」と、犬と人間の理想の関係について語った。『ストレイ 犬が見た世界』は3月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストレイ 犬が見た世界 2022年3月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2020 THIS WAS ARGOS,LLC
2022年01月24日『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』より、本編映像とともに映し出されるレオン・S・ケネディ役アヴァン・ジョーギアとヨハネス・ロバーツ監督のインタビュー映像が到着した。全世界で大ヒットのサバイバル・アクションゲーム「バイオハザード」シリーズ。本作はその映画化の原点を描く新章。サメ映画の新たな境地をひらいた『海底47m』シリーズのヨハネス・ロバーツが監督を務め、最初のゲームの設定だった1998年を舞台に、ゲームのファンも待ち望む作品を作り上げた。解禁となったインタビューでヨハネス・ロバーツ監督は、主人公クレアと共に戦うレオンについて「本作は始まりの物語なので、レオン・ケネディも初々しい。今では立派なヒーローだが『バイオハザード2』では、オタクっぽくてやる気もなかった」とゲームのレオンについて言及。そして「映画で登場するレオンを生かすにはキャスティングが重要だった。ゲームキャラと外見ではなく、中身が似ている俳優を探した」と、ゲームを崇拝する監督だからこそのこだわりを語り、アヴァンが演じたレオンについては「物語が進めば進むほど、ゲームのレオンに見えてくる」と大絶賛。その後、見上げた天井からリッカーが落ちてくるというゲーム画面から、一転、映画の本編映像に切り替わる。リアルなリッカーに拳銃を向け「えっと…もしもし?」と声をかけてしまう気弱なレオンが映し出され、ゲームとの相違を楽しめる映像となっている。また、アヴァン・ジョーギアは「本作はゲームファン納得の再現度だよ」と自信をのぞかせる。次々に襲い掛かってくる不可解な出来事に、新人警察官レオン・S・ケネディはどう立ち向かっていくのか…? ゲームファンをもうならせるそのストーリーと映像だけでなく、キャラクターたちの“原点”にも注目したい。『バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ』は1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ 2022年1月28日より全国にて公開
2022年01月23日第79回ゴールデン・グローブ賞にて作品賞(ドラマ部門)、助演男優賞にノミネートされるなど、映画賞レースを席巻している『コーダ あいのうた』。この度、劇中で家族で唯一の聴者・ルビー(エミリア・ジョーンズ)を見守る陽気な母ジャッキーを演じる、ろう者である俳優マーリー・マトリンのインタビューがシネマカフェに到着した。1歳半のときに聴力のほとんどを失ったマーリー・マトリンは、『愛は静けさの中に』(86)でアカデミー賞主演女優賞を受賞。近年は主にTVシリーズで活躍し、「ザ・ホワイトハウス」1~7(00~06)、「Lの世界」シーズン4~ファイナル(07~09)、「クワンティコ/FBI アカデミーの真実」ファイナル・シーズン(18)などに出演してきた。ろう者の役を実際にろう者の俳優が演じる本作が世の中に与える影響について聞かれたマトリンは、「この映画は、ろう者のコミュニティーを知るきっかけになると思いますし、世界中のろう者の人たちの存在を知り、彼らの声に耳を傾ける良い機会だと思います。私たちは聞こえないからといってすべてをあきらめるわけではないのです」と言い、「私たちだって実際にこうやって生きているんだ、という事実を知ってもらえたらいい」と語る。「世界中に、難聴者やろう者はいっぱいいます。この映画を見た人が、<ろう者である俳優が実際にろう者を演じ、ろう者のために、美しい手話を使って、音のない世界を伝えようとしている!>と思ってもらえたら、俳優としてこれほど嬉しいことはありません」と言い、そして「映画であれ、舞台であれ、テレビであれ、ろう者の人たちにもっと仕事が来ることを願っています」とその切なる想いを述べる。本作を手掛けたシアン・ヘダー監督については、「彼女のような人間に、私は今まで会ったことがないほど、素晴らしい女性!」と大絶賛、「私たちみんなと、物語について、キャラクターについて、深い会話ができるように、自ら手話を習得していました。私たちのことを、心から信頼してくれています」と語り、「自分の作品を信じていると同時に、私たちの仕事も信じてくれている。彼女だからこそ、今回の企画が実現できました。シアンのような監督が今後もっと増えることを願います」と明かす。映画業界で働く“耳の聞こえない人たちの機会の平等”について聞かれた際は「この映画が公開されたことはとても重要なこと」と言う。「耳の聞こえない俳優、監督、脚本家、メイクアップアーティスト、衣装デザイナー…裏方のスタッフの多くが、今までずっと映画業界に入ろうと必死に戦ってきました。この映画が公開されれば、エンターテイメント業界の人々の多くが知り、気づいてくれると思います。この映画の中には本当に耳の聞こえない人たちが出演しているんだ、だから真実味があるんだ、彼らはこの作品に不可欠なんだ、と感じてくれるはず」と力強く発言。さらに、「この映画を見た人に、この映画に登場するような、耳の聞こえない親を持つ子供が実際に存在するということを知ってもらいたい。私たちの生活に手話というコミュニケーション手段が欠かせないのだということも。それに、同じような物語は山ほどあります。毎日のように起きています。こういった物語を伝えていく必要があります。この物語を皆と共有できる機会を持てて、とても嬉しい」と感慨深く語った。『コーダ あいのうた』はTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開中。<バリアフリー字幕版>も全国の劇場にて上映。(text:cinemacafe.net)■関連作品:コーダ あいのうた 2022年1月、全国にて公開© 2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS
2022年01月23日英国ナショナル・シアターが厳選した傑作舞台をこだわりのカメラワークで収録し、各国の映画館で上映する企画ナショナル・シアター・ライブ(NTLive)。この度、コロナ禍に生まれた初のNTLiveによるオリジナル映画『ロミオとジュリエット』から、製作過程や子どもたちからの質問編などの特別映像が解禁された。英国ナショナル・シアターが厳選した世界で観られるべき傑作舞台をこだわりのカメラワークで収録し、各国の映画館で上映、現在では40か国を超える地域で展開され、世界の観客の総計は55百万人を突破しているNTLive。しかし、コロナ禍により劇場は閉鎖され、舞台の上演も中止が相次ぐ中で「ロミオとジュリエット」の製作者たちが「どうにか演劇を人々に届けたい」という思いから本作が誕生した。その経緯や思いをクリエイターやキャストが語った映像と、本作についてイギリスの子どもたちから質問を受けた動画、キャストがストーリー要約に60秒でチャレンジする動画などの日本語字幕版が完成した。映像の中で、ロミオ役のジョシュ・オコナーは「スタッフ、俳優、ダンサー、全員がまさに一緒に作り上げた作品」と語っている。NTLive『ロミオとジュリエット』は1月28日(金)からTOHOシネマズ 日本橋ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:NTLive ロミオとジュリエット 2022年1月28日より全国にて公開
2022年01月23日ジェシカ・チャステイン、ペネロペ・クルス、ルピタ・ニョンゴ、ダイアン・クルーガー、ファン・ビンビンなど実力者が集結し、世界を救うミッションに挑む、スパイ・アクション大作『355』より、キャストと監督のコメントが解禁された。本作の始まりは、2017年のカンヌ国際映画祭。そこでジェシカ・チャステインは、近日公開のアクション映画のポスターが男性ばかりなのを目にし、「世界には尊敬に値する女優がたくさんいるのに、たったひとつの映画にさえ集めることを誰も考えないのか」という疑問に駆られる。そのビジョンを実現するために動き出したジェシカは、理想のパートナーを探し、サイモン・キンバーグに注目。キンバーグはそのアイディアを聞いてすぐ、ジェシカと共に映画をプロデュースし監督も務めることを承諾した。プロデューサーを兼任したジェシカについて、キンバーグは「ジェシカはこの映画の原動力であり、私のクリエイティブパートナーです。最初から最後まで、彼女は女優としてもクリエイターとしても素晴らしいアイデアをもっていたし、彼女の演じる主役のメイスに負けず劣らず情熱がある。メイスのように、ジェシカには境界線というものがない。強くて情熱的で、集中力があって確固たる意志がある」とコメントしている。また、ジェシカは18世紀アメリカの独立戦争時代に実在した女性スパイのコードネームに由来する『355』というタイトルについて「タイトルはとても重要です。どの分野にも、舞台裏で人知れず根気強く働いてきた女性がいるのですから。歴史の本をみても、彼女たちが成し遂げたことが書かれていることは稀です。『355』というタイトルの映画は、認識されていない女性たちに対する敬意なのです。彼女たちのパワー、強さ、達成したことを詳しく説明し、“ありがとう”と伝えているのです」とコメント。女性の権利を守ろうと積極的に活動しているジェシカが込めた“女性に対する尊敬の念”が伝わってくる。またそんなジェシカに対し、本作で共演したダイアン・クルーガーは「ジェシカはあの世代で一番の女優です。どんな役にも思いやりを忘れないし、ジェシカ演じるメイスの役も同じです」と評し、自らも同世代の女優として、彼女への敬意を語っている。人気実力派女優に登りつめてもなお、ストイックでクリエイティブなジェシカ・チャステイン。全ての女性への尊敬の心を持ち、行動力のある彼女がいたからこそ生まれた『355』は、女性アクション映画に新たな風を吹き込むに違いない。『355』は2月4日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:355 2022年2月4日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2020 UNIVERSAL STUDIOS. ©355 Film Rights, LLC 2021 All rights reserved.
2022年01月22日クリント・イーストウッドが監督・主演・製作を務める、監督デビュー50周年記念作品『クライ・マッチョ』が現在公開中。この度、監督に密着したスペシャルメイキング映像が到着した。名優にして、『許されざる者』『ミリオンダラー・ベイビー』で監督として2度のアカデミー賞に輝くイーストウッド監督40作目となる本作は、落ちぶれた元ロデオスターと少年の旅を通して“人生とは何か”を描く。喜びや悲しみを背負い、なお人生を歩み続ける、生きる上で必要な強さとは何かを温かく、時にユーモラスに、時に切なく語りかける。コロナ禍の中、ニューメキシコで撮影が敢行された本作。映像は、ロケ地に用意された「CLINT EASTWOOD DIRECTOR」と刻印されたディレクターズ・チェアからスタート。「ラフォがあっちへ歩いていくからこっちから撮れるよ」と手をかざした監督に、「素晴らしい絵が撮れそうだ」とスタッフ。カウボーイハットでカメラモニターを見つめるイーストウッド監督、馬に優しく触れる場面や、マグカップを手にした主人公マイクを演じている撮影シーンが続く。そして、ニューメキシコの大自然をロングショットで撮影しようとする監督が、スタッフと共にアングルを確認する姿でメイキング映像は終了する。『クライ・マッチョ』SPメイキング映像これまで、最新作が全米公開を迎えると、その直後に次に控える新たなプロジェクトが発表されてきたイーストウッド監督。しかし今回は、新作の発表はなく、本人が取材に応じたのもアメリカの限られた数媒体だけで、プロモーションにも一切顔を出していない。イーストウッド監督を心の師と仰ぐ李相日監督は「『ミリオンダラー・ベイビー』の”その後”を観ているような感慨が湧く。全てを失い失踪した男が、この作品では背中を曲げ愛する人とゆったりと踊る。温もりこそ、人生の終着点なのかもしれない」と語る。またファンからも「クリント・イーストウッドはいつも大切なことを教えてくれる」「これまで撮り続けてきたイーストウッドだからこその回顧的目線と哀愁に浸った」「これで終わりでは無い!まだまだやる!という気概があった」など熱いメッセージが発信され続けている。『クライ・マッチョ』は新宿ピカデリーほかにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2022年01月22日2021年カンヌ国際映画祭に出品され、8分間におよぶスタンディングオベーションで喝采を浴びた『ブルー・バイユー』から予告編が解禁となった。韓国で生まれ、わずか3歳でアメリカに養子に出された青年アントニオ。30年以上前の書類の不備で強制送還される危機に瀕する。この度解禁された予告編では、妻のキャシー(アリシア・ヴィキャンデル)、幼い娘のジェシーと共に家族3人で幸せに暮らしていたアントニオ(ジャスティン・チョン)が、些細なトラブルがきっかけで移民局へと連行され、強制送還の危機に直面する場面が切り取られている。アントニオはアメリカからの国外追放を命じられるが、家族とは離れないと決心し、ある決断を下す。一方、幼いジェシーはアントニオが遠くへ行ってしまうのかと不安を抱え、キャシーは「あなたとならどこへでも行く。怖くなんかない」とアントニオを支え、一緒にアメリカで暮らす方法を探して奔走する。最後の「家族と共に暮らしたい。ただ、それだけ」というコピーが胸に残る映像となっている。『ブルー・バイユー』は2月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブルー・バイユー 2022年2月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2021 Focus Features, LLC.
2022年01月21日「ブルーノート」誕生の軌跡を辿る音楽ドキュメンタリー『ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー』より、日本版ポスターと予告編が公開された。2人のユダヤ系ドイツ人、アルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフが立ち上げた伝説のレーベル「ブルーノート」。本作は、その誕生の背景、独自のレコーディングスタイルとサウンド形成の裏側を、創設者2人の周囲の人々による証言で紐解いていく。製作総指揮はヴィム・ヴェンダース(『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』)が務め、監督はドイツで数多くのドキュメンタリーを手掛けるエリック・フリードラー(『The Girl - What Happened to Elizabeth K.?(原題)』(日本未公開))。ジャズファンと音楽を愛する全ての人に贈る珠玉の音楽ドキュメンタリーだ。この度解禁となった日本版ポスターと予告編には、キーワードとなる「シュウィング」という言葉が示されている。ジャズ特有のリズムの取り方「スウィング」のことなのだが、アルフレッドの英語には強いドイツ語訛りがあり、映画本編では、彼が「スウィング」を「シュウィング」と発音していたことを、当時のミュージシャンたちが懐かしむように語るシーンが登場する。このことから、ポスター/予告ともに、この思い出深い言葉「シュウィング」が使われているのだ。また、元々写真家として活動していたフランシスは、当時撮影したジャズミュージシャンたちの写真をブルーノートレコードのジャケットに幾つも使用していることで知られているが、本作でもフランシスがミュージシャンたちの演奏を聴いて踊りながら撮影していた思い出話を語る場面が印象的だ。ポスタービジュアルの写真もフランシスが撮影したもの。相棒のアルフレッドと、テナーサックス奏者のハンク・モブレーが写っており、“ライオンと狼(ウルフ)”が如何にミュージシャンたちと近しい関係であったのかがうかがえるビジュアルとなっている。『ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー』は3月11日(金)より角川シネマ有楽町ほかにて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー 2022年3月11日より角川シネマ有楽町ほか全国にて公開
2022年01月21日“北欧の至宝”マッツ・ミケルセンとアナス・トマス・イェンセン監督の北欧最強タッグが贈る復讐劇『ライダーズ・オブ・ジャスティス』の本編映像が解禁となった。国際派俳優のマッツ・ミケルセンが本作で5度目のタッグとなる盟友アナス・トマス・イェンセン監督の下、ハードなアクションや重厚な演技を披露している本作。列車事故で妻を失った軍人が、事故はギャングらによって仕組まれたものだと主張する数学者とその仲間と出会い、復讐に乗り出すというストーリー。この度解禁されたのは、武装したギャングの不意打ちの襲撃に、マッツ・ミケルセン演じる軍人マーカスが反撃する緊迫の本編映像。いきなり背後から銃撃を喰らうも、いち早く気づいたマーカスのおかげで被弾せずに、寸でのところで車の陰に隠れた3人。しかし武装したギャングたちに比べ、武器を持たない彼らは応戦のしようがなく絶体絶命の大ピンチ。と思いきや、装填に手間取るギャングを見つけ、マーカスが猛ダッシュで襲い掛かり、あっさり銃を強奪、すぐさま2人のギャングを葬りさる。すると一気に形勢が逆転、残りのギャングたちもあっという間に片づけられる。状況が一変するスピーディーな展開が楽しめ、最強の軍人マーカスの強さを見せつける本編映像となっている。表情を変えずに簡単に人を殺していくマーカスに、助けてもらったはずの仲間の数学者オットー(ニコライ・リー・コース)も若干おびえたような表情を見せ、その冷静さに困惑している様子。予告編でもオットーは「復讐なんて意味ない」と口にしマーカスに一撃をくらわされているが、彼らの奇妙な関係性も気になるところ。偶然に導かれし男たちの正義の行方は、果たしてどこへ向かうのか?一筋縄ではいかない予測不可能なリベンジの行方に注目だ。『ライダーズ・オブ・ジャスティス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライダーズ・オブ・ジャスティス 2022年1月21日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 Zentropa Entertainments3 ApS & Zentropa Sweden AB.
2022年01月21日第二次世界大戦下、イギリス諜報員らによる奇想天外な作戦を描いたコリン・ファース主演『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』より、場面写真6点が解禁された。ヒトラー陣営を欺くために行われた「ミンスミート作戦」の真実が明かされたベストセラー小説を基に、『英国王のスピーチ』でアカデミー賞作品賞を受賞したプロデューサーのイアン・カニング、同作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファース、そして『恋におちたシェイクスピア』で同じくアカデミー賞作品賞を受賞したジョン・マッデン監督が映画化。大戦下で実行された最も奇想天外で、最も成功した欺瞞作戦の全容を、スリリングかつエキサイティングな展開で魅せる、超一級のスパイサスペンスだ。この度解禁された場面写真では、コリン・ファース扮する元弁護士の諜報部員モンタギューとマシュー・マクファディン扮するMI5のチャムリー大尉が、ヒトラーを欺くべく「偽造文書を持たせた死体を海に流す」という“オペレーション・ミンスミート”を実行するため、バディとなって溺死体に見せかけるための死体探しや、文書の捏造に奮闘する様子、さらに作戦を考案するよう指示した英国のトップ、チャーチル首相の姿が切り取られている。戦争の最前線ではなく、裏方として暗躍した名もなき英雄たちの知られざる闘いを描いた本作。場面写真からも窺えるように、円熟味を増した名俳優たちが凛々しい制服に身を包み演じる、一味違ったスパイたちの魅力あふれる一作となっている。『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』は2月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オペレーション・ミンスミート -ナチを欺いた死体- 2022年2月18日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© Haversack Films Limited 2021
2022年01月21日『ブリスフリー・ユアーズ』、『トロピカル・マラディ』、『ブンミおじさんの森』に続き、カンヌ国際映画祭4度目の受賞となったアピチャッポン・ウィーラセタクン監督最新作『MEMORIA メモリア』より、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。2021年カイエ・デュ・シネマのベスト3入りや、全米映画批評家協会賞の編集部門ノミネート、第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表に選出など、本年度の話題作として世界中を回り続けている本作。南米コロンビアが舞台の本作は、監督が初めてタイ国外で製作した作品で、監督自身が経験した「頭内爆発音症候群」から着想を経た記憶の旅路が描かれている。ティルダ・スウィントンが演じるのは、コロンビアのメデジンで農ラン業を営むジェシカ。病床の妹を見舞うため首都ボゴタを訪ねた夜、ある【音】に襲われたことから、物語は動き始める。また共演陣には実力派の国際的キャストを迎えており、『バルバラセーヌの黒いバラ』でセザール賞主演女優賞を受賞したジャンヌ・バリバールが人骨の研究をしている考古学者アグネスを、コロンビアのTVシリーズなどで活躍するエルキン・ディアスが川沿いの男エルナンを、メキシコのアカデミー賞ことアリエル賞を6度受賞しているダニエル・ヒメネス・カチョがジェシカの義弟フアンを演じている。この度解禁された予告編は、ジェシカが音響スタジオで自分にしか聞こえない【音】について話す場面から始まり、「地球の核から響く轟音のような」【音】に導かれるように様々な場所を訪れる彼女がどこへ行きつくのか、本編が気になる映像になっている。また併せて解禁された日本版ポスタービジュアルには、無機質な空間、緑豊かな村、黒が印象的な一室といずれも主人公ジェシカを演じるティルダ・スウィントンをフィーチャーしたバリエーション豊かな場面が配置されている。『MEMORIA メモリア』は3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:MEMORIA メモリア 2022年3月4日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて公開©Kick the Machine Films, Burning, Anna Sanders Films, Match Factory Productions, ZDF/Arte and Piano, 2021.
2022年01月21日ソニー・ピクチャーズが贈る『ヴェノム』『スパイダーマン』に続くマーベル最新作『モービウス』が、4月1日(金)に日米同時公開されることが決定。日本版ポスターも解禁された。マーベル・コミックではスパイダーマンの宿敵として描かれるヴィラン、モービウスを、徹底した役作りで知られるアカデミー賞受賞俳優のジャレッド・レトが演じる本作。これまで解禁された予告編には、『スパイダーマン:ホームカミング』でヴィランのバルチャーを演じたマイケル・キートンの登場や、モービウスが発する「俺はヴェノムだ」という言葉など、『ヴェノム』『スパイダーマン』とのリンクを強く感じさせるシーンが登場しマーベルファンの間で様々な憶測を呼んできた。今回解禁された日本版ポスターは、幼いころから血液の難病を患いながらも、多くの命を救ってきた天才医師マイケル・モービウスの顔を正面から捉えているが、その左側は目が赤く光り、鋭い牙がむき出しになった“血に飢えたヴィラン”の容貌が…。「私は医師であり、怪物だ」というコピーが、まさにモービウスが持つ<2つの顔>を映し出している。強靭な身体と引き換えに得た、あまりに大きな代償。このユニバースに産まれた彼は「善」なのか、「悪」なのか。ユニバースに新たな衝撃を与えるに違いない。また、1月28日(金)より『モービウス』のムビチケカード(前売り券)が全国の上映映画館で発売(一部映画館を除く)。ロゴを英字でスタイリッシュにあしらったオリジナルポストカードが先着特典となっている。『モービウス』は4月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モービウス 2022年4月1日より全国にて公開© & TM 2020 MARVEL
2022年01月21日2021年度米アカデミー賞国際長編映画賞ショートリスト選出のアスガー・ファルハディ監督作『A HERO』(英題)が邦題『英雄の証明』として公開されることが決定し、緊張感あふれるシーンを切り取ったポスタービジュアルも解禁となった。ある日、借金を抱えるラヒムの婚約者が偶然にも17枚の金貨を拾う。それを元手に借金を返済しようと奔走するが、いつしか罪悪感に苛まれたラヒムは、正直に落とし主に返すことを決意する。そのささやかな善行がメディアで報じられると、大反響を呼び“美談の英雄”に祭り上げられていく。ところが、SNSを介して広まったあるうわさをきっかけに状況は一変。父親を信じる吃音症の幼い息子をも巻き込み、大事件へと発展していく…。「賞賛」と「疑惑」が交錯するソーシャルメディアの光と闇を描いた本作は、第74回カンヌ国際映画祭にてグランプリ&フランソワ・シャレ賞、第93回ナショナル・ボード・オブ・レビュー脚本賞、外国語映画賞などを受賞し、第79回ゴールデングローブ賞非英語映画賞にノミネートされ、アカデミー賞国際長編映画賞最有力候補との呼び声も高い。監督は、ベルリン・カンヌ国際映画祭にて数々の賞に輝き、『別離』と『セールスマン』で米アカデミー賞外国語映画賞を2度も制した世界的な巨匠アスガー・ファルハディ。母国イランとヨーロッパを股にかけて活躍し、日常の中に生じた小さなひび割れのような出来事が、人生を根底から揺るがす事態に発展していく様を、サスペンスフルかつ情感豊かに描写する。人間と社会の本質に鋭く切り込む傑作を世に送り出し、世界中の観客たちを魅了してきた。最新作となる本作では、人間の倫理観という普遍的なテーマを追求するにあたって、SNSやメディアの影響力に着目。主人公の苛酷な運命を通して、真実の曖昧さや、社会に潜む欲望やエゴを現代的な切り口であぶり出す。社会に渦巻く歪んだ正義と不条理を突きつける全世代必見の問題作だ。『英雄の証明』は4月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年01月20日大ヒットを記録した『ハロウィン KILLS』のブルーレイ&DVDが3月25日(金)にリリースされることが決定した。鬼才ジョン・カーペンターが生み出した『ハロウィン』が公開されたのは1978年。それから40年後を描いた正統な続編、2018年の『ハロウィン』は、全米でオープニング興収がR指定ホラー映画としては全米ホラー映画史上歴代2位を記録し、興行的成功のみならず、批評家からも一般客からも高い評価を獲得した。その続編となる本作も全米首位デビューを飾り、コロナ禍に公開されたホラー映画としては最高のオープニングを記録。日本でも公開されるやいなや、シリーズのファンのみならず多くのホラー映画ファンを魅了し、大きな話題となった。主人公ローリー・ストロードを演じるのは第1作『ハロウィン』からシリーズを支え続けるジェイミー・リー・カーティス。前作では“戦う母”を体現し、キャラクターに新たな命を吹き込んだ。ローリーの娘カレン役のジュディ・グリア、孫娘アリソン役のアンディ・マティチャックも続投し、三世代でブギーマンに立ち向かう。さらにカイル・リチャーズ、ナンシー・スティーヴンス、チャールズ・サイファーズら1978年版のオリジナルキャストも出演。過去のシリーズへのオマージュも数多く盛り込まれている。この度発売となるブルーレイ&DVDでは、未公開シーンなどの特典映像、監督やキャスト陣らによるオーディオコメンタリーが収められているほか、セル版は「劇場版」と「エクステンデット・カット版」、2バージョンの本編を収録している。2022年には完結編となる『ハロウィン ENDS』が公開予定。さらに進化する恐怖に注目だ。『ハロウィン KILLS』ブルーレイ&DVDは3月25日(金)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハロウィンKILLS 2021年10月29日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©UNIVERSAL STUDIOS
2022年01月20日バングラデシュの縫製工場の過酷な現場で働き、家族を養う女性たちが環境を改善すべく立ち上がる姿を描く『メイド・イン・バングラデシュ』が、4月16日(土)から岩波ホールにて公開決定、ポスタービジュアルも完成した。大手アパレルブランドの工場が集まるダッカ。衣料品工場で働くシムは、厳しい労働環境にあえぐ同僚たちと労働組合を結成すべく立ち上がる。工場幹部からの脅し、夫や仲間の反対に遭いながら労働法を学び奮闘する…。バングラデシュ国内の縫製工場労働者の80%が女性で、平均年齢は25歳。その過酷な労働環境と低賃金に、たった1人の女性が立ち向かう姿を描いた本作。バングラデシュ独立戦争下で敵兵と恋に落ちた女性を描いた『Meherjaan』(2011)、タゴールの詩を背景に葛藤する女性を描いた『Under Construction』(2015)が各国の映画祭で高く評価された、バングラデシュの気鋭ルバイヤット・ホセイン監督、待望の日本初公開作。3年以上のリサーチを経て、10代半ばからバングラデシュの労働闘争に関わってきたダリヤ・アクター・ドリの実話を基に完成させたヒューマンストーリー。陰影のある美しい映像は、マノエル・ド・オリヴェイラ監督の『アンジェリカの微笑み』などで知られるサビーヌ・ランスランが務める。『メイド・イン・バングラデシュ』は4月16日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:メイド・イン・バングラデシュ 2022年4月16日より岩波ホールほか全国にて公開© 2019 – LES FILMS DE L’APRES MIDI – KHONA TALKIES– BEOFILM – MIDAS FILMES
2022年01月20日“ミステリーの女王”の異名を持つ作家アガサ・クリスティの“名探偵ポアロ”シリーズの傑作ミステリーを、ケネス・ブラナー監督が映画化する『ナイル殺人事件』。この度、本作の鍵を握る重要人物たちのキャラクタービジュアルが解禁となった。『ナイル殺人事件』の舞台は神秘の国エジプトのナイル川を往く豪華客船。数々の難事件を解決してきた世界一の名探偵ポアロは、豪華客船で起きる密室殺人事件に挑む。今回公開されたビジュアルには、名探偵ポアロと物語のカギを握る人物たちが描かれる。まず、“世界一の名探偵”ポアロ(演:ケネス・ブラナー/中央上)は、トレードマークの独特な口ヒゲはそのままに、彼の眼光はいつになく険しい。明晰な頭脳と鋭い洞察力を持ち、数々の難事件を解決してきたが、ポアロ自身が今回の難事件について「多くの事件を解決してきたが、これは私の人生を変えた」と語っている通り、本作の事件が彼の今後に大きな影響を与えることに疑いはない。続いて、“美しき花嫁”リネット(演:ガル・ガドット/左上)。彼女は莫大な資産を相続した大富豪の娘で、夫サイモンとクルーズ船の新婚旅行に訪れる。その美貌と巨万の富から、多くの意味で人目を惹く存在であったリネットは、ある晩何者かに殺されてしまい、第一の殺人事件の被害者となる。そしてリネットの親友でサイモンの元婚約者の“謎めいた恋人”ジャクリーン(演:エマ・マッキー/中央下)。親友に婚約者を奪われた彼女からは、嫉妬とも妬みともとれる複雑な表情がみてとれる。真っ先に犯人と疑われてもおかしくないはずだが、彼女には決定的なアリバイがあった…。このほかに、ポアロの盟友で『オリエント急行殺人事件』に続き出演する“探偵の友人”ブーク(演:トム・ベイトマン/右下)、名高き画家でありブークの“過保護な母親”ユーフェミア(演:アネット・ベニング/右上)、結婚式でパフォーマンスするために雇われた華麗なるシンガー・サロメの姪で“敏腕マネージャー”ロザリー(演:レティーシャ・ライト/左下)も描かれている。果たして、この中にリネットを殺害した真犯人はいるのか?ほかにもクルーズ船に乗り込むのは、リネットの財産管理人アンドリュー(アリ・ファザル)、リネットのメイドで自身も上流階級の仲間入りをしたいと強く願うルイーズ(ローズ・レスリー)、リネットの友人として結婚式に出席する医師ドクター・ウィンドルシャム(ラッセル・ブランド)、そしてリネットの名付け親であり後見人でもあるスカイラー(ジェニファー・ソーンダース)、スカイラーの看護師で株の大暴落で資産を失った過去を持つバワーズ(ドーン・フレンチ)。皆それぞれにリネット殺害の動機があり、誰が過ちを犯してもおかしくはない危うさを持ち、11人の容疑者たちの欲望を載せてさらに激しく絡み合う。監督と主演を務めるケネスは、「ある女性が別の女性の男を奪ったことにより、“宿命”が生まれ、そこから感情の爆発が起こる。つまりドツボにハマったこの三角関係こそが、死を呼ぶ休暇の中心据えられた腐った果実なのです」と語り、男女の三角関係こそがこのミステリーの核になっていることを明かしている。『ナイル殺人事件』は2月25日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ナイル殺人事件 2022年2月25日より全国にて公開©2020 20th Century Studios. All rights reserved
2022年01月20日濱口竜介監督『ドライブ・マイ・カー』が脚本賞を受賞し、日本でも大きな話題を呼んだ昨年のカンヌ国際映画祭で批評家たちを驚かせ、喝采を浴びた『LETO-レト-』キリル・セレブレンニコフ監督によるロシア映画『Petrov's Flu』(英題)が、邦題『インフル病みのペトロフ家』として4月23日(土)より日本公開されることが決定した。カンヌ国際映画祭ではレオス・カラックス監督『アネット』やアピチャッポン・ウィーラセタクン監督『MEMORIAメモリア』など話題作が目白押しの中で喝采を浴び、その斬新さに最高賞パルム・ドールに強く推す批評家もいたという本作。監督は、ロシア演劇界の鬼才であり、『The Student』(2016/日本未公開)や『LETO -レト-』(2018)でカンヌをはじめとする数々の映画祭で多数の賞を受賞するなど、すでに映画監督としても世界から注目を浴びているキリル・セレブレンニコフ。若くして2012年からモスクワのゴーゴリ・センターの芸術監督に任命された演出家でありながら、2017年に国からの予算を横領した疑いで逮捕されて自宅軟禁状態に。日本でも公開された『LETO -レト-』がカンヌで絶賛され、サウンドトラック賞最優秀作曲家賞を受賞した際には、多くの映画人がセレブレンニコフの無罪を訴え、解放を求めたがカンヌには参加できなかった。本作の脚本は、その軟禁という不条理な環境の中で書いたという。原作は、2016年に発売され、ロシア文学界でセンセーションを巻き起こしたアレクセイ・サリニコフによるベストセラー小説(邦訳未出)。ソヴィエト崩壊後、2004年のロシア、エカテリンブルグでインフルエンザが流行する中、主人公のペトロフは高熱にうなされる。妄想と現実の間を行ったり来たりするうちに、次第にペトロフの妄想は、まだ国がソヴィエトだった子ども時代の記憶へと回帰していく…という物語。映画は、ロシア社会への強烈な風刺を孕みながら、妄想と現実の境目が曖昧な原作の世界観そのままに、セレブレンニコフ監督らしい型破りな芸術的感性と刺激的なアクションに彩られ、強烈なインパクトに溢れた1編として完成。いくつものプロットが絡み合い、頻繁に幻覚のトリックにすり替わっては次々に展開され、熱に浮かされたような刺激的な映像体験をもたらす本作。どのように撮影されたのか気になってしまう複雑な長回しショットや、めくるめく場面転換が必見となっている。なお本作は、カンヌ国際映画祭で芸術的貢献を認められる「CST Artist-Technician Prize」を受賞。上映後、アメリカのザ・プレイリスト紙は「映画の熱病的譫妄。(中略)純粋で、粗野で、心かき乱す映画」、イギリスのリトル・ホワイト・ライズ誌は「驚くほどに奇妙な、ポスト・ソヴィエト時代のロシア像。幻想的で、刺激的。息を呑む映画作りだ」と大絶賛を贈っている。『インフル病みのペトロフ家』は4月23日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:インフル病みのペトロフ家 2022年4月23日よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて公開© 2020 – HYPE FILM – KINOPRIME - LOGICAL PICTURES – CHARADES PRODUCTIONS – RAZOR FILM – BORD CADRE FILMS – ARTE FRANCE CINEMA -ZDF
2022年01月20日アダムス・ファミリーが家族の絆を深めるため、アメリカ横断の家族旅行に出かける映画『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』より、予告編とTVスポット映像が公開された。思春期を迎え、家族の食卓に顔を見せない長女ウェンズデーを心配したゴメズは、家族の絆を深めるドライブ旅行を計画。屋敷を飛び出し、行く先々でドタバタ騒動を起こす家族を、予想もしない出来事が待ち受けるという、前作からパワーアップした内容になっている本作。到着した予告編では、ファミリーがテーマ曲に合わせフィンガースナップする姿から始まり、キャンピングカーに荷物を積み込んで旅行へと出発する場面が切り取られている。道中、新たな出会いと別れ、謎の追跡者まで現れ、ファミリーは大騒ぎ。観光名所を巡りながら、愉快な騒動を巻き起こす様子が映し出されていく。『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』予告編また、予告のダイジェストと、テーマ曲に合わせて、杏、生瀬勝久、二階堂ふみら吹き替えキャストとファミリーが一緒にフィンガースナップする、2バージョンのTVスポット映像も到着した。TVスポット映像ダイジェスト版TVスポット映像フィンガースナップ版『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』は1月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行! 2022年1月28日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.
2022年01月20日稀代の銀幕スター、オードリー・ヘプバーンのドキュメンタリー『オードリー・ヘプバーン』が5月に全国公開されることが決定。併せて彼女の人生に大きな影響を与えた父との貴重なスチール写真が公開された。数々の名作を残し、世界中の人々に時を超えて愛される大スター、オードリー・ヘプバーン。『ローマの休日』で主演女優として大抜擢、初の主演作で24歳にしてアカデミー賞主演女優賞を受賞し、世界で最も称賛を浴びる偉大なミューズとなった。一世代に一人と言われた圧倒的な美貌、そしてハリウッド黄金期の伝説的スターと称された彼女の独自の流儀やライフスタイルはいまも人々にインスピレーションを与え続けている。しかし彼女は、幼少期に経験した父親による裏切り、そしてナチス占領下のオランダという過酷な環境で育った過去のトラウマから、心に深い傷を負っていた。その経験は彼女のバレエダンサーになるという夢を奪い、私生活にも影を落とすこととなった。また、『ローマの休日』出演から映画女優として輝かしく活躍する一方、幾度の離婚を繰り返し愛に破れていくが、育児のために女優業を休業するなど、子どもたちへ深い愛情を注いでいく。そして後年は、ユニセフ国際親善大使として自身の名声を善のために尽くし、ようやく心穏やかに過ごす方法を見出す。最初は戦争の犠牲者として動き出した人生を、のちには慈善活動を通して大勢の人たちに癒しと救済をもたらしたことで、オードリーは自分の力で満ち足りた人生を送ることができたのだった。本作では貴重なアーカイブ映像、リチャード・ドレイファスやピーター・ボクダノヴィッチ監督ら俳優時代の仲間、そして息子や孫、家族ぐるみの友人など、オードリーのプライベートに迫るインタビュー映像をふんだんに盛り込み、その生涯をもって愛情と寛容の力を証明して見せた、極めて特別なひとりの女性を鮮やかにスクリーンによみがえらせる。監督:ヘレナ・コーンからのコメント私がこの映画を作りたかったのは、オードリーは英雄だと思ったからです。当然のことですが、彼女はその美しさやファッションによって記憶されています。しかしまだ深く堀り下げられていないオードリーの別の一面があります。彼女は人生における大きな悲劇やトラウマを抱えていましたが、常にそれをより良いものへ、そしてより美しいものへと変えることができました。彼女は恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がり、今でも何らかの形で戦い続けています。そして自分に何があっても愛することを止めず、寛容な心を持つことができたのです。私にとってそれは、一人の人間が成し得る中で最も英雄的なことなのです。私たちは人生で経験する喪失感や痛みによって作られるのではなく、私たちがそれを許した時、それらによって成長し、活躍することができるのだという生きた証こそがオードリーなのです。『オードリー・ヘプバーン』は5月6日(金)よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オードリー・ヘプバーン 2022年5月6日よりTOHOシネマズシャンテ、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開© 2020 Salon Audrey Limited. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年01月20日『イヴ・サンローラン』のピエール・ニネが主演する映画『ブラックボックス:音声分析捜査』より、ピエールが演じている完璧主義者マチューのルーティンが分かる本編映像をシネマカフェが独占入手した。今回到着した映像は、視聴覚ラボにて、BEA(フランス航空事故調査局)内で最も鋭い聴覚を持つマチューが、ブラックボックスから取り出された音声データを初めて耳にするシーン。『ブラックボックス:音声分析捜査』本編映像マチューは、完璧主義者で天才がゆえ、局内でも恐れられている存在。音声と対峙する際、マチューにはルーティンがあり、イスに上着をかけ、デスク脇にメモ帳を開いて置く。また、ボールペンの配置角度にもしっくりくるポジションがあるようだ。また、ヘッドフォンももちろん自前で、しっかりとした専用ケースに入れて所持。まずは目の前に置き、ソケットを機材にインプットしてから耳につけるという順序がマチューのルール。そんな一連の動作を、同僚は怪訝な目で見るが、そんなことはマチューは一切気にしないのだ。そして、同僚と音声を聴き始めるマチュー。しかし、ノイズ交じりの「こちらスイス管制」という声が流れた途端、マチューはストップをかけ、「そのプラグを抜いてくれて」と一緒に音声を聴いていた同僚のヘッドフォンを外すように指示し、一人で没入するように聴き始める…。一見、天才的人物の雰囲気をオーバーに表したようにも見える同シーンだが、演じたピエールは、役作りでBEAの分析官に接触、熱心にリサーチをし、本作に挑んでいる。「BEAの人たちと会って、長時間にわたって何百も質問をした。そうするうちに、マチューと似たような経歴の音声分析官を見つけることが出来た」というピエールは、「彼の仕草や、仕事のやり方とスピードからインスピレーションを得るために、彼を撮影する許可を求めた。音声分析官の仕事は非常に専門的だから、かなり正確に再現することが大切だったからね」と語っており、こだわりのワンシーンになっている。『ブラックボックス:音声分析捜査』は1月21日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラックボックス:音声分析捜査 2022年1月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2020 / WY Productions - 24 25 FILMS - STUDIOCANAL - FRANCE 2 CINEMA - PANACHE Productions
2022年01月19日不朽の名作「アンネの日記」を“空想の友達”キティーの視点で描くアニメーション『アンネ・フランクと旅する日記』より、場面写真が解禁された。アニメーション映画として初めてアカデミー賞〈外国語映画賞〉にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した『戦場でワルツを』のアリ・フォルマンが監督した本作。「アンネの日記」を基にイマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出、ふたりの少女の姿を等身大に瑞々しく描いていく。今回解禁された場面写真には、第二次世界大戦中のナチス・ドイツ占領下の中を生きるアンネ・フランクと、時空を超えて現代のアムステルダムにやってきたアンネの“空想の友達”キティーの姿が写し出されている。現代のキティーは、ライダースジャケットにキャップと今風の服を身にまとい、凍った川をスケートで走り滑る。学校で人気者のアンネは大勢のクラスメイトを引き連れて、まるでパレードのように街を歩く。アリ・フォルマン監督は、多くの戦争映画が用いる色彩設計とは真逆のことを試みたという。「現代のアムステルダムをモノクロームの色調で、アンネの目を通して見た過去は豊かでビビッド、そしてカラフルに描くこと。それがこの映画のガイドラインになった。僕らは制限することなく、色をたくさん使用した。とりわけ、アンネの空想や夢を表現するシーンはね」と本作の世界観の構築を明かす。ほかにも、アンネがペーターと隠れ家で過ごす様子や、ペーターと同じ名前を持つ少年と出会ったキティーが一緒に旅をする様子など、対照的な描写が切り取られている。また、ナチスが支配するおどろおどろしい街の様子もアニメーションだからこそできる表現手法。鎧をまとった悪の権化SS装甲集団の威圧感などは当時の人々の恐怖をそのまま体感させられる。少女たちの視点から綴られる物語は、いま世界で何が起きているかを大人たちが考える足がかりにもなることだろう。「すべての人が尊重される」という祈りにも似たアンネの願いに思いを馳せる、必見のアニメーションだ。『アンネ・フランクと旅する日記』は3月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンネ・フランクと旅する日記 2022年3月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND
2022年01月19日アフリカ・コンゴ民主共和国で、性暴力によって傷ついた女性たちを治療し続けてきた医師を追うドキュメンタリー映画『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』。この度、ナレーションを務める常盤貴子の語りが入った予告編が完成した。「女性にとって世界最悪の場所」と呼ばれているコンゴ民主共和国東部。内戦が続いたその地で、武装勢力による性暴力によって肉体的、精神的に傷ついた女性たちを20年以上にわたって無償で治療してきたのが婦人科医のデニ・ムクウェゲ。2018年、その長年の活動にノーベル平和賞が授与された。本作は、いまも続くムクウェゲ医師の闘いをTBS「news23」のディレクターなどを務めてきた立山芽以子監督が取材したドキュメンタリー。2021年3月開催の「TBSドキュメンタリー映画祭」で上映されたバージョンから、音楽とナレーションを一新して劇場公開される。常盤さんの「あなたには知ってほしい」というメッセージが込められた予告編では、コンゴで起きている武装勢力の利権争いや、いま起きている現実を伝えながら、コンゴで採掘される鉱物資源と先進国で使われるスマートフォンとの関係、ムクウェゲ医師の活動を追っていく。コロナ禍となって3年、世界では分断が進み、新型コロナウィルスワクチン接種率の格差も問題となっている。コンゴのワクチン接種率はわずか1%(出典:ロイター)で、ブルンジと並んで最下位。世界が新型コロナウィルスの脅威にさらされているいまだからこそ、他者のことを思う“利他(りた)”の心の大切さを訴えていく本作。「利他」は来日時にムクウェゲ医師が知って感銘を受けた日本の言葉だといい、本作の中でも言及している。『ムクウェゲ「女性にとって世界最悪の場所」で闘う医師』は3月4日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2022年01月19日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが主演、レオス・カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、場面写真が解禁された。この度解禁された場面写真では、本作の原案と音楽を務めたバンド「スパークス」やレオス・カラックス監督とその娘らとともに、出演キャストたちが勢揃い。まるで舞台のオープニング挨拶かのように一斉にひざまづく不思議なシーンや、スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、国際的に有名なオペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)の仲睦まじい様子、そこから一転、大海の嵐の中で言い争うようにふたりが絡み合う姿などを捉えており、いずれもカラックスの類稀なる映像美とその魅力を最大限に切り取ったものとなっている。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与え続けてきたレオス・カラックス監督。一作一作で既存のジャンルを軽々と超える新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得している。『アネット』は、そんな彼の『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりの作品となる。「スパークス」がストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスとの出会いによって映画へと発展してできた本作。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品になっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年01月19日『ミレニアム』シリーズに出演して以来、様々な作品で唯一無二の存在感を見せるノオミ・ラパス主演最新作『マヤの秘密』より、本編映像と監督メッセージが解禁された。>>『マヤの秘密』あらすじ&キャストはこちらこの度解禁された冒頭映像は、1950年代のアメリカ郊外にある公園で主人公マヤ(ノオミ・ラパス)と息子パトリックが穏やかな時間を過ごす場面から始まる。子どもとの時間を楽しむマヤだが、彼女の耳にある指笛の音が聞こえてくる。反射的に音の先に視線を向けると、そこには犬を散歩させる男の後ろ姿が。さらに何度かその指笛を聞いたとき、マヤの表情は一変。立ち上がると「パトリックここにいてね。すぐ戻るわ」と言って男の後を追いかけていく。男の顔を確かめたいマヤはかけていたサングラスをはずし、足早に近づこうとするが、男は車に乗って立ち去ってしまう。優しい母親の顔から強張った表情へと変化する様子は、ノオミ演じるマヤの日常が狂い始めることを予感させる。またノオミは、本作を「これこそ私が探していた映画!」と言って出演だけでなく製作総指揮も務めるなど、プロジェクトの中心となって企画を推進。自らユヴァル・アドラーに監督を依頼しており、監督はそんな彼女について「彼女はプロデューサーとして、常にこの作品に情熱を持ち、作品製作をリードしてくれていた」とふり返る。また監督は日本での公開に向けて「私は映画というのは、何かを教えたり、伝えたりする作品ではなく、もっと経験に近いものだと思っています。この作品はとある夫婦間の内密な物語で、彼らがそれぞれの過去とどう向き合っていくかを描いています。二人の間にどのような関係が存在していて、そこに真実があるのか、そしてそれは人の心に響くものであるか。私たちの悩みと劇中のキャラクターたちが抱える悩みは本質的には似ている部分があります。異なる背景や文化を持つ人たちと何を共有して、何を共有しないかというのはまさにマヤと夫との間で起きたことです。こういった題材は私の興味をそそりますし、もし真実があったとしてもそれは当事者にしかわかりえないことです。その経験こそ私は大事にして欲しいのです」とメッセージを寄せている。『マヤの秘密』は2月18日(金)より新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マヤの秘密 2022年2月18日より新宿武蔵野館ほか全国にて公開© 2020 TSWK Financing and Distribution, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2022年01月19日世界中の映画祭で観客賞を受賞した感動作、映画『クレッシェンド 音楽の架け橋』より、本編映像と新場面写真が解禁された。この度解禁された本編映像は、いよいよ和平コンサートを明日に控えた前夜、楽団員たちが合宿最後の夜を楽しむシーン。そんな中、深刻な顔つきの若者の姿が。プールサイドで「君らは敵だ……」と、嘆くのはパレスチナ出身の青年オマル。彼の言葉を聞くシーラは敵対する民族、イスラエルの出身である。本来なら知り合うはずのない2人の若者は、この和平オーケストラの合宿で運命的な出会いを果たしていた。対立する楽団員たちが互いに激しくぶつかり合う場面でも、まだその憎しみを知らないオマルとシーラは戸惑い、時には涙を流す。そんな同じ思いを持つイノセントなふたりの若者は徐々に心を通わせていくのだが、和平コンサート後には離れ離れになってしまう運命にあった。紛争で闘うパレスチナ人とイスラエル人が一緒になることは、現実的ではない。そんな事情を背景に合宿最後の夜、ふたりは水中で秘密のキスを交わすのだった。本作のドロール・ザハヴィ監督は「これは、若者2人のシンプルなラブストーリーでもあります。世界を敵に回しても、ただ愛する権利を得るため、そして一緒にいるために大きな犠牲を払う。まるでロミオとジュリエットのような2人を描いています」と語る。パレスチナとイスラエル、民族間の対立を超えた若者2人の愛の行方が気になる本編映像になっている。併せて、新場面写真も解禁。オマルとシーラが楽しそうに動画を撮影している姿や、プールでの美しいワンシーンが写し出されている。『クレッシェンド 音楽の架け橋』は1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クレッシェンド 音楽の架け橋 2022年1月28日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開©CCC Filmkunst GmbH
2022年01月19日映画『ロード・オブ・ザ・リング』が、日本公開から20周年を迎えたことを記念して、シリーズ3部作初となるIMAX上映されることが決定。さらに、昨年12月に本作と『ホビット』シリーズを収録した1,000セット限定の豪華商品の好評を受け、各シリーズの本編を収録した「【初回限定生産】トリロジー・フィルムコレクション<4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスターブルーレイセット>」を6月3日(金)より、それぞれ発売することが決定した。J.R.R.トールキンの原作を基に、ピーター・ジャクソン監督が手掛けた『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズ3部作。冒険の始まりを描いた1作目は、アカデミー賞(R)作品賞を含む合計13部門にノミネート、最多4部門に輝いた。その翌年に『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、翌々年に完結編となる映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』が公開され、アカデミー賞(R)作品賞を含む11部門を受賞するなど、大ヒットシリーズとなった。公開から20年を超えたいまも、ファンタジー映画として人々を魅了し続けている。この度、『ロード・オブ・ザ・リング』の日本公開から20周年を記念して、シリーズ3部作を日本で初めてIMAX(R)にて上映することが決定。ピーター・ジャクソンによって4Kリマスターされた3部作をIMAX(R)のスクリーンで体験することができる。(上映日等の情報は決まり次第、公式SNSにてアナウンス)そして、6月3日(金)にリリースされるのは、ファンタジー映画『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズと『ロード・オブ・ザ・リング』より60年前の世界を舞台にした『ホビット』シリーズの【初回限定生産】トリロジー・フィルムコレクション<4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスターブルーレイセット>。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのトリロジー・フィルムコレクションには本編ディスクが18枚入っており、そのうち4K ULTRA HD9枚には、『ロード・オブ・ザ・リング』、『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』の劇場版とスペシャル・エクステンデッド・エディションがそれぞれ収録されている。またBlu-ray9枚には、上記に加えて特報や本予告、トリロジー・スペシャル・プレヴューなどの特典も入っている。そして同日リリースされる『ホビット』シリーズのトリロジー・フィルムコレクションには本編ディスク12枚(4K ULTRA HD6枚、Blu-ray6枚)に『ホビット思いがけない冒険』、『ホビット竜に奪われた王国』、『ホビット決戦のゆくえ』の劇場版とエクステンデッド・エディションをそれぞれ収録。また特典には、「中つ国の舞台:ニュージーランドの風景」や「中つ国の舞台:ニュージーランドの風景Part2」、「中つ国の舞台:ニュージーランドの風景Part3」と「予告編集」が収録されている。『ロード・オブ・ザ・リング/ホビット』シリーズ【初回限定生産】トリロジー・フィルムコレクション<4K ULTRA HD&HDデジタル・リマスターブルーレイセット>は6月3日(金)発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ホビット 思いがけない冒険 2012年12月14日より全国にて公開© 2011 WARNER BROS. ENTERTAINENT INC. AND LEGENDARY PICTURESホビット 決戦のゆくえ 2014年12月13日より全国にて公開© 2014 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.ホビット 竜に奪われた王国 2014年2月28日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開© 2013 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND METRO-GOLDWYN-MAYERPICTURES INC.ロード・オブ・ザ・リング 2002年3月2日より公開ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔 2003年2月22日より公開ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還 2004年2月14日より公開©MMIII New Line Productions, Inc. "The Lord of the Rings", and the names of the characters, events, items, and places therein. are trademarks of The Saul Zaentz Company v d/b/a Tolkien Enterprises under license to New Line Productions, Inc. All Right
2022年01月19日アカデミー賞受賞作『スポットライト 世紀のスクープ』のトム・マッカーシー監督によるマット・デイモン主演『スティルウォーター』より、監督のインタビュー映像が到着。マット・デイモンの出演秘話や、執筆に10年を費やした脚本について語っている。まず本作の出発点ともなった地中海小説への関心を問われると「地中海小説は様々な要素を含んでいる。犯罪もあるし、人間関係やキャラクターも魅力的。地中海特有ののんびりしたテンポもいい。こうしたすべての特徴が本作に彩りを与えるだろうと思った」と回答。10年前に書き始めたものの7年間の中断を余儀なくされた脚本について、「もうやめようかとも思ったが書き上げてよかったよ」とも漏らし、苦しかった製作過程をしみじみとふり返った。米スティルウォーターから仏マルセイユに渡り、異国の地で娘のために奔走する主人公ビルを演じたマット・デイモンについては、その難役を演じてもらうにあたり、「マットの演技に委ねたんだ。ビルの本質を彼の表現力で伝えてもらった」と明かし、マットへの絶大な信頼を示した。またマットのキャスティングはオファーして決まったが、ほかの出演者に関してはオーディションで選んだとのこと。オーディションは難航したが「どんな人物が欲しいのか、よく分かっていたから、現れるのを待った」と思い返す。特にビルがマルセイユで出会うシングルマザーの幼い娘マヤ役を演じ、自然体の瑞々しい演技でインパクトを残したリル・シャウバウはかなり遅れて決まったそうで、演技未経験だったというが、「彼女を見た時、特別な何かを感じた」と初めて対面した時の感動を明かした。『スティルウォーター』はTOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スティルウォーター 2022年1月14日よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2022年01月18日ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として、世界的に注目を集めるシンガーソングライター・Sia(シーア)が初監督を務め、オリジナル楽曲でカラフルに彩る新体感ポップ・ミュージック・ムービー『ライフ・ウィズ・ミュージック』。本作で主人公ズーを演じるケイト・ハドソンは、キャラクターの心情を表した音楽シーンで見事な歌声とキレキレのダンスパフォーマンスをみせ、役作りのためにこれまでのイメージを一新するイメチェンを行った。ケイト・ハドソンといえば、第58回ゴールデン・グローブ賞助演女優賞を受賞した『あの頃ペニー・レインと』(00)で一躍脚光を浴び、『10日間で男を上手にフル方法』(03)や『ブライダル・ウォーズ』(09)といったラブコメのヒット作へ数多く出演。“ラブコメの女王”として、恋する女性たちをイキイキと演じてきた。そんなケイトが大胆なイメージチェンジをして挑んだのが、本作の主人公ズー。バズカットが魅力的なズーは、家族と離れ自由奔放に生きるも、心の奥に孤独を抱えているキャラクター。自己肯定感が低く、アルコール依存症を患い、自暴自棄になっていたところ、疎遠だった妹・ミュージックと暮らし始めることで少しずつ愛の力に気づいていく。そんなズーが歩んできた年月を表すヘアスタイルになった背景には何かあったのだろうか。ケイトは「Siaと一緒にズーという人物を掘り下げてみて、まずはいくつか別の髪型を試しました。Siaはビジュアルから入る人で、いろんな要素を繋いでアイコンになるルックスにしたかったんだと思います。あれこれ髪型を試してみたけれど、結局ダンスのリハーサルで(自ら)『やっぱり髪剃らなきゃ』って言ったんです。Siaも同じことを考えていたらしく、直後に『髪、やっぱり剃ってくれるかな』って電話がきました」とヘアスタイル決定までをふり返る。実際に頭を丸めることについては、「女優にとっては勇気ある決断ですね。女性にとって髪は印象を左右する大事な自分の一部ですから。でも、俳優という職業を選んだからには、自分の仕事に敬意を払ってやるべきことはやる。私はそう思っているし、そうあってほしいと願っています。私はズーになりたかったら、怖くはなかったですね。固まったイメージをもとめられてきたので、『頭を丸めて』なんてと言われるとワクワクしちゃう」と語る。ただ、心配もあったそうで、「一つ気がかりだったのは当時6歳だった息子ビングの事。いきなり丸坊主で帰宅したりはせず、親子で経験を共有できるいい機会ですし、息子に剃ってもらったりもしました」と明かしている。『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2月25日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・ウィズ・ミュージック 2022年2月25日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2022年01月18日