魔法動物学者ニュートがダンブルドア先生や魔法使いの仲間たち、そしてマグルと寄せ集めのデコボコチームを結成、最強の魔法使いと謳われるダンブルドア先生に隠されたハリー・ポッター魔法ワールド最大の秘密に迫る『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。「ファンタスティック・ビースト」シリーズの見どころの1つは、ニュートをはじめとした主要キャラクターが大人たちであること。それゆえに、より複雑さと多面性を持つ、魅力的な登場人物同士の関係性も見逃せないポイントとなっている。今回は最新作での行方が気になる、シリーズに登場する様々な“恋と友情”をふり返ってみた。ニュート&ティナ正反対にみえて似たもの同士!奥手な恋はどうなる?シャイでおっちょこちょいなところがありながらも、魔法動物をこよなく愛するニュート(エディ・レッドメイン)と、MACUSA(アメリカ合衆国魔法議会)に勤めるキャリア志向でしっかり者のティナ(キャサリン・ウォーターストン)。一見、正反対の性格のような2人だが、自分の信念を貫くためには必要であれば規則を無視することもいとわない、という点では似たもの同士。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使い』WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. Wizarding World TM Publishing Rights (C) J.K. Rowling. (C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.出会いは、イギリスからやってきたニュートがニューヨークで魔法動物のニフラーをうっかり逃してしまったことに加え、彼がマグル(非魔法族:魔法を持たない人間のこと)の前で白昼堂々と魔法を使ったことを見つけたティナがMACUSAに連行するという最悪なものだった。しかしその後、協力していく中でお互いを意識していくようになり――。1作目の最後には、ニュートが著書「幻の動物とその生息地」を出版したら直接ティナに渡しに会いに来るという約束をしたものの、2作目冒頭では、ニュートがリタ・レストレンジと婚約したという誤報(実際に婚約していたのはニュートの兄・テセウス)によりギクシャクした関係に後戻りするなど、魔法使いとしては優秀な2人の奥手な恋愛に思わず「がんばれ!」とエールを送りたくなる観客も多かったことだろう。無事に誤解は解けたものの、直後に史上最悪の黒い魔法使い・グリンデルバルドの勢力が拡大し、それどころではなくなっている様子。最新の特報ではティナの登場はなかったものの、彼らの恋に進展はあるのだろうか?ジェイコブ&クイニー人間と魔法使いの禁じられた恋の行方はどうなる?ニュートと出会ったことをきっかけに魔法の世界に足を踏み入れることになったマグルのジェイコブ(ダン・フォグラー)と、ティナの妹・クイニー(アリソン・スドル)の恋の行方も気になるところ。クイニーは人の心を読める能力を持っているがゆえに、陽気で明るく、どんな人間にもいいところがあると信じるジェイコブに好意を抱き、2人は恋愛関係になるが、アメリカではマグルに魔法界の存在を知られることはご法度であり、ましてやマグルと魔法使い同士の恋愛や結婚はもってのほか。ジェイコブはクイニーを大切に想うからこそ、自分の幸せを犠牲にしてでも彼女の幸せを願うが、次第にクイニーとはすれ違っていくことに…。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』(C)2016 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights (C) JKR.「クイニーにとってジェイコブは初めて本気で好きになった相手。だから、どうしても彼を失いたくない。クイニーはそんな焦りに駆られて、たとえ愛のためとはいえ、賢いとはいえない決断をしてしまいます。ジェイコブの気持ちも確かめずに、彼を自分のものにしようとするんだけれど……計画どおりに行かなくなるのです」と、アリソン・スドルは語る。そして、クイニーはこの複雑な心境から次第にグリンデルバルドの「魔法使いはもはや人目を忍ぶ必要はない、堂々と姿を見せて世界の頂点に立つべき」という思想に傾倒していくことになる。純粋なクイニーと優しいジェイコブだからこそ起きてしまった悲しいすれ違い――。最新作では、クイニーはグリンデルバルドの陣営につくことになるが、果たして2人は再会することができるのか?そして2人の運命はどうなる!?クリーデンス&ナギニ強い絆で結ばれていたはずの友情はどうなる?冷酷な養母に虐待され、オブスキュラス(魔力を抑え込まれた魔法使いのこと)となったクリーデンス(エズラ・ミラー)は、本シリーズでキーパーソンとして描かれている。1作目で不遇な死を遂げたと思われたが、なんとか生き延びていた彼は、本当の両親、そして自分とは一体誰なのかを見つけるための旅に出る。その手がかりを探す途中、魔法サーカスで初めて友達と呼べる相手と出会うのが、血の呪いによって蛇に変身し、いつかその姿のまま戻れなくなる運命をもつナギニ(クローディア・キム)だ。『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使い』WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc. Wizarding World TM Publishing Rights (C) J.K. Rowling. (C) 2018 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.「夢も希望もなかった彼女の前にクリーデンスが現れる。本当の自分を見つけようとするクリーデンスの姿は、ナギニに希望を与えるんじゃないかな。ナギニのただひとつの願いは、できるだけ長く女性でいること。それでもナギニは自分の願いよりもクリーデンスの目的を優先します。そうすることがクリーデンスの心の傷を癒やすと信じている。2人の心は強い絆で結ばれる」と、クローディア・キムが語る通り、2作目で身寄りのない彼らは共に励ましあいながら生きている様子が描かれた。終盤では、出自についての秘密を知っていると言葉巧みにクリーデンスを引き込もうとするグリンデルバルドをナギニは警戒するが、その制止も虚しく彼はグリンデルバルドの元へ行ってしまう。ナギニはニュートらと共にホグワーツ城の前に立っている姿で2作目は幕を閉じたが、「ハリー・ポッター」シリーズで闇の魔法使いヴォルデモートと共にいた蛇ナギニは永遠に動物の姿に変えてしまったナギニなのか。今後どのように物語に関わるのか?彼らの友情からも目が離せない。ダンブルドア&グリンデルバルド明かされた兄弟以上の関係ーー史上最強の魔法使い同士の対決はどうなる?史上最悪の魔法使い、グリンデルバルド(ジョニー・デップ/最新作からマッツ・ミケルセン)。彼に対抗できる唯一の魔法使いとは、「ハリー・ポッター」シリーズでもお馴染みのダンブルドア(ジュード・ロウ)だ。2作目では、ダンブルドアとグリンデルバルドが若い頃、兄弟以上の関係であったこと、そして「血の誓い」によってお互いに戦わないという誓いを交わしていることが明らかとなった。ゆえにグリンデルバルドはクリーデンスの力を使い、ダンブルドアを殺すために彼を引き込み、それを阻止するためにダンブルドアはニュートにクリーデンス捜索を依頼したのだ。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World TM Publishing Rights (C) J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc.「ダンブルドアとグリンデルバルドは幼いころに知り合い、同じ思いを抱いていた。哲学、イデオロギー、理想の世界観、そして、どうしたら世の中を良くできるかという点でもね。しばらくは切磋琢磨していた2人も最後は袂を分かつことになった。それでも当時の思い出は、それぞれの心に今も影を落としているんです」とデイビッド・イェーツ監督は語っている。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』(C)2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World TM Publishing Rights (C) J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and (C) Warner Bros. Entertainment Inc.ダンブルドアは現在のグリンデルバルドの行いを危惧する一方、若い頃に育んだ彼との友情を引きずっており、さらには「血の誓い」のせいで彼を止めることができないのだ。しかし、なんと2作目の終盤、きらきら光るものが大好きな魔法動物のニフラーが、グリンデルバルドから「血の誓いのペンダント」をこっそり奪う手柄をあげた!これを破壊できれば、いよいよグリンデルバルドとダンブルドアは直接対決となるのか。最新作に期待は膨らむばかりだ。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は4月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2022年01月02日驚異的な記録で全米No.1大ヒットしている『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』より、2人のプロデューサーがスパイダーマンの魅力について語るコメントが解禁された。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)。いまなお多くのヒーローたちが生み出されている中で、60年前の1962年にスタン・リーとスティーヴ・ディッコの2人により生み出され、全世界で愛されているのが、高校生のヒーロー・スパイダーマンだ。それまでのヒーローと言えばキャプテン・アメリカのように自ら志願して超人的な能力を得て国のために正義を信じて戦う戦士だったり、アイアンマンのように億万長者の起業家でありながらその天才的な頭脳を駆使して戦うセレブヒーローだったりと、いわゆる“大人”なヒーロー像だった。しかし、新たに生み出されたスパイダーマンは、高校生でありながら偶然クモに噛まれたことにより超人的な能力を手に入れる。しかも、その能力は多くの人々のためではなく、あくまで高校生活を送りながら自分が助けられる範囲で周囲の人々を守るために使われており、その姿は“親愛なる隣人”として親しまれた。スパイダーマンとして活躍しながらも、高校生のピーター・パーカーは学校生活や恋愛、進路など多くのティーンらしい悩みも抱えており、その姿は多くの人の共感を呼んだ。これまでスパイダーマンシリーズを手掛けてきた本作のプロデューサーであるエイミー・パスカルはそんな愛されるスパイダーマンの魅力を「スパイダーマンは、お金はないけど頭が良くて、恋をしていて、私たちみんなと同じだと思う。自分の正体がバレると、ヒーローとしての活動ができなくなるという問題も抱えている。それでも、スパイダーマンであるということは非常に素晴らしいことなので、自分が誰であるかを人々に知ってもらいたいという願望も抱えている。でも、誰かが真実を知る度に、何かひどいことが起こる。それはティーンの成長過程を描いたクラシックな物語だと思う。この世界で善良な市民であり、親切であり、大人であるために行われなければならない犠牲についてのストーリー。そんなとても人間的な話だから、人々はスパイダーマンと共感できると思う」と語る。また、マーベルの社長としてこれまで多くのマーベル作品を手掛け、本作でもエイミーと共にプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギも「スパイダーマンは完璧ではないけど、欠陥があり、共感できるマーベルヒーローの完璧な原型なんだ。スパイダーマンの場合、ピーターの人生はクモに噛まれることによってひっくり返され、困難だけど正しいことをする方を選択する。それが60年後、120年後の世界に、400年後にも響く教訓になることを願っているよ」と明かすように、まさに誕生から60年がたったいまでも、世界中から愛される理由を明かす。そんなスパイダーマンの活躍を描いた最新作では、ついにスパイダーマンの正体が明らかに。平穏な高校生活が一変し、大事な人たちを危険に巻き込んでしまったことで、ピーターは自分がスパイダーマンであるという記憶を世界中からなくそうとする。しかし、その結果、世界中が大変なことに…。その高校生らしい選択や行動も時代に合わせてアップデートされており、現代に生きるティーンたちからも共感を呼ぶピーターの活躍に注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月02日2022年、スパイダーマン誕生から60周年となる「スパイダーマンイヤー」が幕開け。新年のスタートと共に、『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』主演のトム・ホランドが60秒でシリーズを振り返るチャレンジ動画が到着した。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』で初登場したトム・ホランドのスパイダーマン/ピーター・パーカー。単独シリーズとしても『スパイダーマン:ホームカミング』、『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』に続いて3作目となる本作の公開を前に、これまでスパイダーマンを見ていない人のためにトムと恋人・MJを演じたゼンデイヤ、親友・ネッドを演じたジェイコブ・バタロンがシリーズ前2作を60秒でおさらいする早口解説に挑戦!ゼンデイヤからこのチャレンジに対して「誰がやる?」と聞かれたトムは、「僕がやる!」と真っ先に自ら挙手!アントマンが巨大化したりキャプテン・アメリカの盾を奪ったりと初登場ながら大きな活躍を残した『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』の後から描かれるスパイダーマン/ピーター・パーカーのこれまでの戦いを一気に振り返っていく。果たして、スパイダーマンの活躍は60秒で最後まで説明できるのか…!?さらに、本作では息の合った様子を見せる3人だが、チャレンジを終えたトムに対して、2人からは大事な要素が欠けているというツッコミも!?これまでスパイダーマンを見たことがない人もこれまでの活躍を一気に振り返ることができる、トムの早口解説を見て全世界で話題を席巻している本作の公開に備えてほしい。世界中に正体が明かされてしまったピーター・パーカー。ピーターがスパイダーマンだという記憶を人々から消すために、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果、マルチバースの扉が開かれ、過去シリーズのヴィランたちがスパイダーマンに襲い掛かる!最大の危機に晒されたピーターの「僕の責任だ。全員は救えない」という台詞の果てに、彼が下す選択とは――?本作の全世界累計興行収入は、12月26日(日)までで早くも10億ドルを突破。2021年における全世界興行収入No.1映画、さらには、コロナ禍において全世界累計興行収入が10億ドルを突破した初の映画となっている。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2022年01月01日『美女と野獣』「ダウントン・アビー」のダン・スティーヴンスが、完璧な恋をプログラムされた高性能AIアンドロイドを演じる異色のラブストーリー『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』。いまハリウッドで注目を集めるマリア・シュラダー監督が、これまで幾度となく描かれてきた“アンドロイドと人間の恋”について語るインタビューがシネマカフェにて解禁となった。超正統派ユダヤ教徒のコミュニティを飛び出し、自由を取り戻した女性を描き、プライムタイム・エミー賞を受賞した「アンオーソドックス」(20/Netflixにて配信中)や、映画プロデューサーの権力を振りかざし、性暴力を繰り返したハーベイ・ワインスタインの行状を暴く『She Said』(原題/22年公開予定)も手掛けるなど、最注目監督のひとりでもあるシュラダー監督が本作で描くのは、これまで多くの作家によって描かれてきた“アンドロイドと人間の恋”。「本作のシンプルなストーリーは、ガール・ミーツ・ボーイなだけでなく“ガール・ミーツ・ロボットボーイ”なのです」と監督は言う。「多くの場合、アンドロイドの物語は“魅惑”と“ホラー”の間を彷徨っています。人間が神になりきり、全て言いなりになる下僕を創り出したものの、やがて制御不可能になり、自分たちより秀でることを恐れることになっていくのが常ですよね」。「古くは中世のゴーレム(モンスター)から、美しい女性の姿をもったAIと人間のプログラマーの心理戦を描いたSFスリラー『エクス・マキナ』(15)まで、多くの物語の最期には破壊と死が伴ってきました」と明かすが、本作におけるアンドロイドのトムの任務は“恋の相手を幸せにすること”。「個々の人間に対して、最高の人生のパートナーとして個別にプログラムされた彼の役割とは、その対象となる人間の孤独を追い払い、信頼と愛の欲求を満たすこと」だと語る。「アルマはこのコンセプトをひどく嫌っていますが、実際“彼”は販売されることも目的とされています。だって、ロボットは航空路や信号機の監視をしたり、芝生を刈ったり、セキュリティシステムを管理したりするためにありますよね?」と監督。「しかしアルマはロマンチックな恋愛、感情、喜び、悲しみーこれらは人間だけが持ち合わせているものとして、いわゆる自由意志の原理を守ろうとします。彼女にとって、トムは自分のニーズを満たしてくれる機械に過ぎませんでした。真のパートナーなど程遠く、空虚な錯覚でしかないと考えます」と続ける。だが、やがてアルマはトムと恋に落ちてしまい、彼女は人間の欲望のパラドックスという、解決し難い問題に直面することになる。「いわゆる“完璧なパートナー”が欲しいという話はよく聞くが、完璧なパートナーとは一体どんなものなのか?それは、我々のニーズと願いを正確に分析できるようなパートナーのことなのか?そして、これが愛から来る行動ではなく、単にプログラミングの結果だと知ることは、何を意味するのか?彼女は自分の信念に反し、欲望を追ってしまい、理性と感情が矛盾して絡み合います。そして、少なくともしばらくの間、彼女は本当に幸せであるかのように見えました」。「であれば、やはり『愛』と『非常に複雑なアルゴリズム』の違いは何なのでしょうか。伝統的な恋愛関係においても、我々はパートナーのニーズに合わせて自分を調整するではありませんか。人間関係において、何が『本当』なのか、そしてどこまでが学習され、調整され、そしてプログラムされたものなのでしょうか」と、監督は問いかける。やがてアルマはある選択をすることになるのだが…。その選択から、本作の奥深さを知ることになりそうだ。『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』は2022年1月14日(金)より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド 2022年1月14日より新宿ピカデリー、Bunkamura ル・シネマほか全国にて公開©2021, LETTERBOX FILMPRODUKTION, SÜDWESTRUNDFUNK
2021年12月31日映画賞レースを沸かせ社会現象となった『ジョーカー』に続き、DCユニバースには属さない最新作『THE BATMANーザ・バットマンー』が2022年3月11日(金)に封切られる。クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来、全世界が待ちわびたバットマンの“単独”映画が、ついに幕開け。主演を務め、若き日のバットマン=ブルース・ウェインを演じるのはロバート・パティンソンだ。本作はサスペンスの要素が色濃く、『ダークナイト』シリーズや『ジョーカー』を彷彿とさせるような世界観に包まれており、史上最狂の知能犯リドラーが社会に蔓延した“嘘”を暴いていく物語。彼の最後の標的は、若き日のバットマン=ブルース・ウェイン。彼の“嘘”も暴かれ、その本性が剥き出しになっていく姿を描き、またバットマンになろうとする姿がミステリアスかつエモーショナルに展開されていく。「イメージ通りの新しいブルースを体現してくれた」マット・リーブス監督「バットマンの起源ではなく、若きバットマンの心の変化を中心に描きたかった」というマット・リーブス監督。求められたのは、強靭な肉体を持ち正義を貫く完璧な”ヒーロー”像ではなく、自身の存在に悩み葛藤し、怒りと絶望を抱えた青年ブルースを体現できる個性と繊細さ、そして確かな演技力。監督は、パティンソンに会ったときのことを「本当に幸運だった。素晴らしい作品を作れると確信した」と振り返る。『TENET テネット』からインディーズ映画まで、幅広いキャリアを誇る実際にパティンソンのキャリアを振り返ると、その幅の広さと個性がうかがえる。『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』(2004)でハリーの上級生セドリック・ディゴリー役で本格的な映画デビュー後、『トワイライト~初恋~』(2008)でヴァンパイア、エドワード・カレン役に起用され一躍ブレイク。同シリーズは5作続き、ティーンを中心にした大人気俳優となるが、その後10年にわたりインディーズ映画を中心に出演したことで、そのイメージを払拭、現在は唯一無二の俳優としての地位を確立した。近年では、『ライトハウス』(2019)、『悪魔はいつもそこに』(2020)など、強烈なインパクトを与える役柄を演じ、存在感を強めている。ノーラン監督によるアクション大作『TENET テネット』(2021)では主人公の相棒・ニール役を好演したことも記憶に新しい。そんなパティンソンが本作で演じているのは、若く未熟な青年ブルース。未だかつてここまで深く探求されたブルース像があっただろうかと思うほど、怒りや無謀さといった抑制できない感情を抱え葛藤するキャラクターとして描かれている。『グッド・タイム』(2017)では弟のために衝動的な犯罪を繰り返していく兄を演じ、『悪魔はいつもそこに』では狂気的で非道な牧師を演じるなど、パティンソンはこれまでもダークでエッジのきいた役を演じてきた。リーヴス監督は、本作の脚本を書きながら「ニルヴァーナ」の「Something In The Way」を聴いていたそうで、そのとき「今までのようなプレイボーイのブルース・ウェインではなく、大きな悲劇を経て世捨て人になったブルース・ウェインはどうかと思いついた」と英「EMPIRE」誌のインタビューで語っている。「ロックスターのようなブルース・ウェインを考えていて、ロバートはまさにイメージにぴったりだった」という監督の言葉どおり、繊細さと危うさを併せ持つ1人の青年としての姿を本作では完璧に体現。ブルース・ウェインの新解釈とパティンソンの個性が掛け合わされた、新章といえる新たなバットマンに期待せずにはいられない。『THE BATMANーザ・バットマンー』は2022年3月11日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:THE BATMAN -ザ・バットマン- 2022年3月11日より全国にて公開© 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2021年12月31日『ゴーストバスターズ』シリーズの最新作となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が、2022年2月4日に日本公開を迎える。今作で登場する、新しいゴースト“マンチャー”に注目したい。本作は、『ゴーストバスターズ』、『ゴーストバスターズ2』の監督アイヴァン・ライトマンの息子、ジェイソン・ライトマンが手掛け、元祖ゴーストバスターズとなるイゴン・スペングラー博士の孫フィービーを主人公にした物語が展開される。そんな一作目から30年以上に渡り愛され続けているのは、アイコニックなマシュマロマンやスライマーなどの“ゴースト”たち。今作では、前作に登場したスライマーのレガシーを受け継いだ新しいゴースト、マンチャーが登場する。緑色のスライマーは、『ブルース・ブラザース』のジェイク役で人気を博した故ジョン・ベルーシがモデル。元々、『ゴーストバスターズ』に出演する予定だったが、撮影前に急逝。そこで、ジョンの大柄な体型や食べることが大好きだったこと、亡くなった場所が高級ホテルだったことから、ホテルに住み着くぽっちゃり体型のスライマーが誕生した。『ゴーストバスターズ2』そんなスライマーのレガシーを受け継いだ新たなゴーストが、金属を好んで食べる6本足のマンチャー。ぷっくりお腹や大きな口でバリバリ金属を食べる姿がスライマーそっくり。マンチャーは<浮遊性の蒸気>のゴーストで、スライマーと同じ緑色にするために、本作ではプロデューサーを務めたアイヴァンが、アドバイスして製作。クリーチャーデザイナーを務めたブリン・メテニーは、デザインについて「ジェイソン・ライトマン監督は、マンチャーに怠け者で無気力で金属に夢中になっている不機嫌な顔の小さなグレムリンのような雰囲気を出したかった。最初は4本の腕と脚があっただけだったけれど、大きな口がお腹に移動して、ぷっくりしたお腹の上に2本の腕がついた見た目になった」と製作過程を明かしており、マンチャーは約1年半をかけて完成させたという。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』アイヴァンは本作に登場するゴーストの中で、一番お気に入りなのが、このマンチャーだそうで「ゴーストで重要なのは、恐ろしさと面白さを兼ね備えていることだと思っている」と言い、「マンチャーの動きは最高だよ。息子のジェイソンは私たちが作りだしたものを入念に作り上げると同時に、まったく新しいものを生み出したと思う」と太鼓判を押している。なお本作には、小さくなってぷにぷにの可愛いミニ・マシュマロマンなどが登場しており、可愛さ溢れるゴーストたちの活躍も見逃せない。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2022年2月4日(金)より全国にて公開。『ゴーストバスターズ2』デジタル配信中Blu-ray 2,619円(税込)/DVD 1,551円(税込)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(cinemacafe.net)■関連作品:ゴーストバスターズ/アフターライフ 2022年2月4日より全国にて公開
2021年12月31日レディー・ガガ主演、アダム・ドライバー、アル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレッド・レトなど豪華共演で贈る『ハウス・オブ・グッチ』。1970年代後半、イタリアファッション界で帝国を築いたグッチ一族を描く本作から、主演のガガと衣装デザイナーを務めたジャンティ・イェーツのコメントが到着した。主演のレディー・ガガをはじめ、豪華キャストが当時のファッションに身を包み華麗でゴージャスな世界観を演出している本作。劇中では、「グッチ(GUCCI)」をはじめ、「イヴ・サンローラン(YVES SAINT LAURENT)」「ブルガリ(BVLGARI)」、「ブシュロン(BOUCHERON)」などのブランドのアイテムを用いて、ガガ演じるパトリツィアの衣装を全体的にクラシックなファッションに仕上げた。衣装デザイナーのジャンティに対し、ガガは「ジャンティは絶対的な天才で、一緒に働くのが楽しい」と絶賛し、「彼女が用意してくれた衣装のおかげで、役に入りやすくなりました。様々なファッションを取り入れ、すっかり私の肌にも馴染んだと思います。ウィッグやメイク同様、それぞれの登場人物専用の衣装を用意してくれて、とてもエレガントで絶妙な雰囲気になりました」と役作りに大きな影響を与えたとふり返っている。そんなパトリツィアの衣装は全部で70スタイルにも及び、「出演者の多くは試着しに来てすぐに帰っていく中、レディー・ガガは試着だけでも合計60時間かかったにもかかわらず、アンサンブル1つひとつに組み合わせるアクセサリー、バッグ、靴などを一緒に考えてくれた。私物を持ってきて作品内で使用させてくれることもあった」と、ジャンティはレディー・ガガに称賛の言葉しか出てこないと語っている。ガガ自身のこだわりも詰まった、パトリツィアの心境とともに変わっていく当時のクラシカルなファッションに注目だ。一方で、本作の男性キャスト陣のスーツはパトリツィアに比べると保守的になっているが、クラシックさは変わらずにほとんどがニューヨークを拠点とするテーラーに依頼し、オーダーメイドで仕上げたという。パトリツィアの夫・マウリツィオを演じたアダム・ドライバーについてジャンティは「アダム・ドライバーのスタイルに合う衣装は、どれほど良い既製品でも見つからなかった」と189cmの長身で肩幅が広く、胸板は厚いのにウエストが細いドライバーのスタイルに苦戦したことを明かしている。当時の流行を取り入れつつ、男性陣もそれぞれの登場人物の個性に合わせてスーツファッションを仕上げていったようだ。また、本作ではグッチ以外にも、カール・ラガーフェルドやヴェルサーチェ、トム・フォードなど、「グッチ(GUCCI)」再生の立役者となる有名デザイナーたちによるファッションショーが描かれている。プロダクションデザインを担当したアーサー・マックスは「本作品では30年にもわたるグッチ家の商品を取り上げ、ラガーフェルドやヴェルサーチェなど別のデザイナーによるファッションショーのシーンもあったので、製作するに当たり、大規模なリサーチを行った」と明かし、各時代に即したビジュアルとなるよう、製作チームと共に当時の雑誌、写真、ドキュメンタリー動画などでじっくり探求していったという。『ハウス・オブ・グッチ』は2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハウス・オブ・グッチ 2022年1月14日より全国にて公開ⓒ 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年12月30日世界中で大ヒットを記録し、日本でも多くのファンから支持を集める『キングスマン』シリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』より、特別映像が解禁された。今回解禁されたのは、キングスマンの礎を築いたオックスフォード公らと行動を共にする使用人≪ポリー≫(ジェマ・アータートン)の姿を捉えた特別映像。ジェマは自身が演じたポリーを「表の顔は使用人裏の顔は有能なスパイ」と説明する。一見オックスフォード家に仕える従順な使用人に見えるポリーは、実は人一倍頭が切れ、銃撃の腕もピカイチ。そして、世界大戦を止めようと画策するオックスフォード公らを心身共に頼もしく支えている。ジェマは別のインタビューで「オックスフォード公とその息子コンラッドはとても親しいけれど、物語が進行していくにつれ、それだけではないということが徐々に分かっていく。(ポリーは)スパイ組織を設立するにあたって欠かせない存在であり、その場にいる人たちの中で最も頭が切れる人物だということは確か。暗号を解読するのが得意で数学者である一方、とても面白くて魅力のある人で、一同を仕切っている」と説明。実際ポリーは、“やるかやられるか”という危機一髪の状況に陥ったオックスフォード公らを華麗な銃裁きで助けるだけでなく、壮大な戦略を企てたり、暗号の解読までおこなったりとその能力は万能で、主人のオックスフォード公に対しても大きな発言権を持つ。世界を救おうとするオックスフォード公らにとって欠かせない存在であり、さらには、“キングスマン”創設にも大きく寄与した人物だということが分かる。また待ちに待った本作公開の時を迎えたジェマは「観客のみなさんにはとにかく楽しんでいただきたい」「笑いあり、サプライズあり、涙ありといった、すべての感情がこの作品で体験できる。だからみなさんには、ただ楽しんでもらいたいと思うし、素晴らしい時を過ごしてほしい」とコメントしている。『キングスマン:ファースト・エージェント』は12月24日(金)より公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年12月29日ハビエル・バルデム×エル・ファニング初共演、サリー・ポッター監督の実体験に基づいた父の幻想と娘の現実を描いた『選ばなかったみち』より新場面写真9点が解禁された。人生の岐路で自分の選んだ道は正しかったのか、もしも別の選択をしていたら…?本作は、胸の奥底にしまい込んだ過去の大切な出来事や記憶を繋ぎながら、人生の奥深さに迫る感動の問題作。娘モリー(エル・ファニング)が、ニューヨークのアパートでひとり暮らしをしている父レオ(ハビエル・バルデム)を病院へ連れていくため彼を訪ねる朝から、翌朝までの24時間を描く本作。ひとりでは日常生活もままならないレオが幻想として見る“自分がかつて選ばなかった人生”と、モリーが直面する厳しい現実が交錯しながら進んでいく。解禁となった場面写真のうち、レオの故郷メキシコで同じ心の傷を抱える初恋の女性ドロレス(サルマ・ハエック)との場面、作家活動に行き詰まり一人旅したギリシャでリラックスした表情を浮かべているのは、彼が見ている幻想を写し出した場面だ。それらのシーンからはレオが躍動的で強い意志を持つ人物であると感じさせるが、モリーが手を取り並んで歩く姿、別れた妻リタ(ローラ・リニー)を見つめる朦朧としたような表情、毛布にくるまれ小さく縮こまる姿は、ニューヨークで力なく生きる実際の様子を切り取っている。それぞれのシーンで見せるレオの様子や表情が対照的であることに注目したい。そんな父に寄り添おうとするモリーが見せる、動揺しながら電話をする様子や、清々しい表情が印象的だ。この場面写真からも感じられるレオの心の奥の自由について、サリー・ポッター監督は、「この物語は、認知症を患う弟ニックの傍らで思いついたものです。彼の目をのぞき込むと、どこか別のところへ行き、心の奥では何かを体験しているようでした。別の現実へ自由に出入りする能力を持っているのではないかと思えました。そこで、レオを中心に彼の複雑で個人的な旅について書き進めたのです」と語っている。『選ばなかったみち』は2022年2月25日(金)ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:選ばなかったみち 2022年2月25日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© BRITISH BROADCASTING CORPORATION AND THE BRITISH FILM INSTITUTE AND AP (MOLLY) LTD. 2020
2021年12月29日トム・ホランド主演、ホームシリーズ完結作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、公開初日となる1月7日(金)の0時より最速上映されることが決定した。全米では、現地時間12月17日に公開がスタートし、週末3日間で興行収入2億6013万ドル(約297億円)という驚異的な記録でNo.1となり、12月26日までで全世界累計興行収入は10億5443万1855ドル(約1202億円)と、早くも10億ドルを突破し大きな賑わいを見せている本作(※12/27付Box Office MojoおよびDeadlineおよびVariety調べ、1ドル=114円換算、12/27現在)。いよいよ日本公開を間近に控えた今回、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国53館の映画館にて、公開日当日の0時より、最速上映が行われる。なお、当日の上映スケジュール、上映バージョン、座席指定券販売に関しては、実施劇場の公式サイトでチェックして欲しい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月28日『ラストナイト・イン・ソーホー』が現在公開中のエドガー・ライト監督による初めてのドキュメンタリー映画『The Sparks Brothers』(原題)が2022年に全国公開されることになった。エドガー・ライト監督が自身初のドキュメンタリー映画で取り上げるのは、兄ロンと弟ラッセルのメイル兄弟からなる、デビュー以来、謎に包まれた唯一無二のバンド「スパークス」。レオス・カラックス監督最新作『アネット』で原案・音楽を務めたことでも話題となった。そんな彼らの半世紀にも渡る活動を、貴重なアーカイブ映像や「スパークス」が影響を与えた豪華アーティストたちのインタビューと共にふり返る。「スパークス」の魅力を語るのは、グラミー賞アーティストのベックをはじめ、「スパークス」とコラボも果たした世界的ロックバンド「フランツ・フェルディナンド」のフロントマンであるアレックス・カプラノス、今年ロックの殿堂入りを果たしたトッド・ラングレン、言わずと知れたバンド「レッド・ホット・チリ・ペッパーズ」の最強ベーシスト・フリー、『ダンサー・イン・ザ・ダーク』主演でも知られるアイスランド出身の歌手ビョーク(声の出演)など80組にのぼる。今年のサンダンス映画祭でワールドプレミアを飾った本作は、知られざるバンド「スパークス」の偉大なキャリアに魅了され絶賛が集まった。海外の映画批評サイト「Rotten Tomatoes」では批評家96%、観客98%と高い満足度を記録(2021年12月23日時点)。また、ハリウッド映画批評家協会賞ドキュメンタリー映画賞にノミネートされたほか、シカゴ映画批評家協会賞、デトロイト映画批評家協会賞など、5つの映画賞のドキュメンタリー映画部門でノミネートされ高評価を得ている。これまでも音楽ファンの心を掴む作品でファンを魅了してきたライト監督。彼が初めて挑んだ音楽ドキュメンタリーにも期待が高まる。『The Sparks Brothers』(原題)は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年12月28日アニメーションでしか表現し得ないアプローチで、アンネ・フランクの生涯を、彼女が生み出した“空想の友達”キティーの視点でたどっていく映画『アンネ・フランクと旅する日記』(原題:Where Is Anne Frank)が、2022年3月11日(金)より公開されることが決定。併せて、予告編とポスタービジュアルが解禁された。舞台は、現代のオランダ・アムステルダム。激しい嵐の夜、博物館に保管されているオリジナル版「アンネの日記」に異変が起きた。突然文字がクルクルと動き始め、キティーが姿を現したのだ。時空を飛び越えたことに気づかないキティーだったが、日記を開くと過去へさかのぼってアンネと再会を果たし、日記から手を離すとそこには現代の風景が広がっていた。目の前から消えてしまったアンネを探して、キティーは街を疾走する。監督は、アニメーション映画として初めてアカデミー賞<外国語映画賞>にノミネートされ、ゴールデングローブ賞を受賞した『戦場でワルツを』のアリ・フォルマン。「アンネの日記」を基に、イマジネーションと遊び心に満ちた現代のパートを新たに創出。ふたりの少女の等身大の姿を、瑞々しく描いている。今回解禁された予告編は、博物館のガラスケースが割れ「アンネの日記」に書かれた文字がクルクルと浮かび上がり、アンネの“空想の友達”キティーが現れるところから始まる。時空を飛び越えたことを知らずに、いまが1944年だと思っているキティーは、親友アンネを探して現代のアムステルダムの街を駆けめぐる。戦時下にありながらも夢を語り、想像力を持って未来を信じ続けたアンネと、そんなアンネの想いを胸に未来へ向かっていくキティー。ふたりの少女が力強く生きる姿に心が動かされる予告編となっている。現代のアムステルダムを彷彿とさせる細やかな街並み、キティーが屋根から屋根を全力で疾走したり、巨悪であるナチスを大きなサイズで描いたりと、アニメーションだからこそ実現した表現方法にも注目したい。さらにポスタービジュアルは、過去を生きるアンネと現代をめぐるキティーが左右対照的に描かれている。「新たなページが綴られる」というキャッチコピーにあるように、「アンネの日記」で紡がれることのなかった“その先”をたどるキティー。この物語は、旅の同伴者となったいまを生きる私たちに贈られる希望のメッセージなのかもしれない。『アンネ・フランクと旅する日記』は2022年3月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アンネ・フランクと旅する日記 2022年3月11日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© ANNE FRANK FONDS BASEL, SWITZERLAND
2021年12月28日トム・ホランド主演のシリーズ最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、まもなく日本公開。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を作り上げた1人が、アメコミ界の巨匠スタン・リーだ。本日12月28日、2018年に亡くなったスタン・リーの誕生日を偲び、本作の製作を務めたプロデューサー、エイミー・パスカル&ケヴィン・ファイギが彼の“カメオ出演”について語るインタビュー映像が到着した。スパイダーマンに限らず多くのヒーローを生み出し、これまで多くのマーベル作品にカメオ出演してきたスタン・リー。最新作が公開されるたびに全世界に大きな熱狂を巻き起こすマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)を作り上げた1人であり、アメコミ界の巨匠として知られる。『スパイダーマン:ホームカミング』よりインタビュー映像では、「もしスタン・リーにこの作品のカメオ出演をお願いするなら、どのシーンですか?」と問われ、これまで全ての「スパイダーマン」シリーズに携わってきたエイミー・パスカルは「まだお見せしていないラストシーンに出てほしかった」と即答。『アメイジング・スパイダーマン2』より一方で、マーベルの社長でもあるケヴィン・ファイギはこの質問は想定していなかったと言い、「スタンが亡くなったことは今も信じられない。どの場面でもいいからカメオ出演してほしかった」と話す。そして「ある意味スタンは、全シーンに存在している」と語り、エイミーも大きくうなずく。『アメイジング・スパイダーマン』メイキングよりスタン・リーと共にスパイダーマンを生み出し、同じく2018年に亡くなったスティーヴ・ディッコのスピリットもこの作品の全てのコマに入っている、と2人はリスペクトを表明。長年マーベル作品に関わってきた2人のプロデューサーだからこその愛溢れる回答となった。60年前にスタン・リーとスティーヴ・ディッコの2人により生み出され、いまなお全世界で愛されるスパイダーマンが本作でどのようなシリーズ最終章を迎えるのか。エイミーが語るラストのシーンも、スタン・リーの存在を感じながら注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ホームカミング 2017年8月11日より全国にて公開© Marvel Studios 2016. © 2016 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月28日『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズや『ジュマンジ』シリーズのカレン・ギランらが豪華共演、女性たちの連帯と共闘を描き、シスターフッドを盛大に讃えたアクション大作『ガンパウダー・ミルクシェイク』が3月18日(金)に公開決定。ポスタービジュアルと場面写真が解禁となった。ネオンきらめくクライム・シティ。サムはこの街の暗殺組織に属する腕利きの殺し屋。だがある夜、ターゲットの娘エミリーを匿ったことで組織を追われ、命を狙われるハメに。殺到する刺客たちを蹴散らし、夜の街を駆け抜ける2人は、かつて殺し屋だった3人の女たちが仕切る図書館に飛び込むが、そこはジェーン・オースティンや、ヴァージニア・ウルフの名を冠した数々の本が所蔵されている“武器庫”だった――。そんな奇想天外なアイディアを発端に誕生した、悪を蹴散らすシスター・ハードボイルド・アクションとなる本作。主人公の殺し屋サムを演じるのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アベンジャーズ』シリーズのネビュラ役で知られるカレン・ギラン。180cmの長身と抜群の身体能力を活かしたダイナミックなアクションを繰り広げ、『キル・ビル』のユマ・サーマンに匹敵するようなアクション・ヒロインを快演。ターゲットとなる少女エミリー役は、『アバター2』(原題)にも出演する注目の子役クロエ・コールマン。サムの母親スカーレット役は「ゲーム・オブ・スローンズ」のレナ・ヘディ。レナ・ヘディそして3人の図書館員たちには、『スパイキッズ』シリーズやNetflix映画『ジェラルドのゲーム』のカーラ・グギーノ、『ブラックパンサー』のアンジェラ・バセット、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』のミシェル・ヨーが扮し、それぞれに過激な必殺技を披露する。ミシェル・ヨー監督/脚本は、前作『オオカミは嘘をつく』がクエンティン・タランティーノ監督から「本年度最高傑作」と絶賛されたイスラエル出身の鬼才ナヴォット・パプシャド。古今東西のアクション名場面を自在に引用し、CG抜きの生身のアクションにバイオレンスとユーモアが融合した新時代のシスター・ハードボイルドを誕生させた。今回解禁となったポスタービジュアルでは、ホイップクリームが乗ったミルクシェイクときな臭い硝煙(ガンパウダー)を組み合わせたタイトルが妖しく輝くネオンを背景に、サム(カレン・ギラン)ら5人の女たちが武器を手に立つ姿が切り取られ、カラフルでポップな世界観が垣間見えるものとなっている。『ガンパウダー・ミルクシェイク』は2022年3月18日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ガンパウダー・ミルクシェイク 2022年3月18日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Studiocanal SAS All Rights Reserved.
2021年12月28日ブラジル×日本×アメリカ合作の超絶アクション・エンターテインメント大作『ヤクザプリンセス』より予告編とポスター、新場面写真が解禁された。またヒロインを務めたMASUMIのコメントも到着した。亡くなったヤクザ一族トップの末娘である孤児のアケミ(MASUMI)は、自分がヤクザの血を引いているなどとは知らず、一人寂しく暮らしていた。しかし、ある日ヤクザの一員、タケシ(伊原剛志)に命を狙われ始める。救ってくれたのは、アケミの祖父が大事にしていた妖刀ムラマサを持った記憶喪失の男(ジョナサン・リース=マイヤーズ)。この出会いでアケミは全てを悟った。そして心に決めた。自分を裏切り、家族を殺した奴らを一人残らず抹殺すると…。主人公アケミを演じるのは、日本人女優MASUMI。高い身体能力を活かしたしなやかな動きで、美しくも荒々しい殺陣を披露している。また、シンガーソングライターとしても活躍している彼女は、今作でオリジナル楽曲も制作。日本での公開が決まったことを受けて、「日・米・ブラジルの共作映画で初主演を務めさせて頂き、とても刺激的で光栄な経験でした!ジョナサン・リースマイヤーズさん、伊原剛志さん、尾崎英二郎さんらにサポートを頂き、新米ながら一生懸命AKEMIを演じました。私のオリジナル曲も使われています。ヤクザプリンセス独特の世界観を、どうぞお楽しみください!」と期待のコメント寄せた。そのほか、アケミを追う凶悪なヤクザ・タケシ役を伊原剛志、アケミと共に戦う記憶喪失の男・シロ役を『マッチポイント』のジョナサン・リース=マイヤーズ、アケミを狙うヤクザ・コジロー役を『ラストサムライ』の尾崎英二郎が演じる。本作は全編ロケによる撮影が行われ、日本の名所そしてブラジルの壮大な土地と、実際にサンパウロにある世界最大の日本人コミュニティの映像は見どころとなっている。また、日本の劇画を思わせる昭和テイストに溢れた雰囲気を出すために、『トワイライト』シリーズの美術を担当したスタッフが参加した。そして、大胆で激しい現代的な切れ味のアクションを監督したのは『ワイルド・スピード MEGA MAX』『エクスペンダブルズ』のアンジェエロ・ブエノ。撮影監督に『インクレディブル・ハルク』『ワイルド・スピード MEGA MAX』のグスタヴォ・ハッバなど、トップクラスのスタッフが集結している。公開された予告編は、アケミの巧みな刀さばきから始まる。そして彼女の過去を知る男と出会い、かつて自分の家族がヤクザに殺されたことを知り、アケミは巨大なヤクザ組織への復讐を誓う。彼女は果たして、刃で復讐を果たすことができるのか。アケミの辿る運命が気になる映像に仕上がっている。ポスターは、日本刀を片手に勇ましく佇むアケミ。そして、その背後に自身の過去を知る男と記憶喪失の謎の男、大勢のヤクザたちの姿をとらえたもの。「その刃で、呪縛を断ち切れ」という戦いの始まりを予感させるコピーが添えられている。撮影日数210日、舞台はサンパウロ、大阪。ヤクザの一人娘による壮大な復讐の旅を描く本作。殺陣、ガンアクション、カンフー映画、アメリカンコミックスなどあらゆる要素をメガミックスさせた、全く新しいアクション大作が誕生した。『ヤクザプリンセス』は 2022年1月7日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヤクザプリンセス 2022年1月7日よりヒューマントラストシネマ渋谷「未体験ゾーンの映画2022」にて公開©2021 FILMLAND ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月27日フランス・イタリア合作アニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』より、日本語吹き替え版で3役を演じ分けた伊藤沙莉の吹き替えシーンが解禁された。今回解禁された映像で伊藤さんが演じているのは、クマ王国の王様レオンスの最愛の息子・トニオ、ジェデオン(柄本佑)とタッグを組んだ語り部の少女・アルメリーナ、そしてクマ王国の物語の中で破滅へと突き進む者たちの過ちや弱さを嗅ぎ分ける聡明で勇敢な女性・アルメリーナの3役。キャラクターが全く違う3役を見事に演じ分けている。この度解禁された本編映像は伊藤さんの役に合わせた3種類。映像はイタリア中を旅しながら物語を語り継ぐジェデオンとその弟子のアルメリーナの話から始まる。洞窟で出会った巨大な老クマに「食べられる!」と震えていたふたりが時間稼ぎをしようと自分たちの武器である“ものがたり”を老クマに披露するシーンが切り取られているが、伊藤さんがジェデオンを演じた柄本さんと呼吸を合わせ、見るものの期待感を煽る始まりになっている。そして続くシーンでは、天真爛漫なクマの子トニオと父親のレオンスが幸せいっぱいに緑豊かな自然に囲まれた山の中で暮らす姿が映し出され、伊藤さんは先ほどまでとは打って変わって、明確なセリフが少ないぶん、笑い声や息遣いで子トニオの天真爛漫な性格を表現している。そして最後のシーンでは、魔術師の杖が盗まれ探しに行くトニオ(CV:寺島惇太)とアルメリーナの姿が映し出され、ほかのクマたちに混ざってトニオまでカジノや酒に染まってしまう姿が切り取られている。そんなトニオの姿を見たアルメリーナは憤慨。そしてひとりでシチリアに蔓延する悪に立ち向かおうとするのだが、伊藤さんはセリフだけではない細やかに作り上げられた演技でキャラクターのニュアンスまで表現。実写のほかにも、ナレーションやアニメ声優としても高い評価を得る伊藤さんの、年齢も性別も違うキャラクター3役の見事な演じ分けをぜひ楽しんでほしい。『シチリアを征服したクマ王国の物語』は2022年1月14日(金)より新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シチリアを征服したクマ王国の物語 2022年1月14日より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 3 CINÉMA - INDIGO FILM
2021年12月27日ケネス・ブラナーの自伝的作品『ベルファスト』よりモノクロが映えるティザービジュアルと特報映像が解禁となった。本作は、俳優・監督・演出家として映画や舞台の最前線で活躍し続けるケネス・ブラナーが、自身の幼少期を投影した自伝的作品。北アイルランド・ベルファスト出身のブラナー自身が監督・製作・脚本を努め上げ、第46回トロント国際映画祭にて、最高賞にあたる観客賞を受賞した注目作。「これぞオスカーにふさわしい作品!」(ROLLING STONE)、「オスカー賞レースを新たな高みへと引き上げる作品」(VARIETY)、「熱狂!この映画を決して忘れることはできない」(THE HOLLYWOOD REPORTER)と、各誌から絶賛の声が相次ぎ、さらに、12月13日に発表されたアカデミー賞最大の前哨戦とも言われる第79回ゴールデングローブ賞のノミネーションでは、映画作品賞<ドラマ部門>、監督賞(ケネス・ブラナー)、脚本賞(ケネス・ブラナー)、助演男優賞(ジェイミー・ドーナン、キアラン・ハインズ)、助演女優賞(カトリーナ・バルフ)、主題歌賞(「Down to Joy」)の主要6部門にて最多7ノミネートを果たし、本年度アカデミー賞最有力候補のトップに躍り出ている。今回解禁された特報映像では、全英シングルチャート1位を獲得した「ラブ・アフェアー」の名曲カバーソング「エヴァーラスティング・ラヴ」の軽やかでドラマティックな曲調にのせて、9歳の少年バディやその家族が、「海の向こうへ行ったら言葉は通じない?」「この街を出て新しい生活を始めないか?」「この街以外知らないわ」と街の外への思いを感じさせる言葉を口にしている。「行きなさい、振り返らないで」と語りかける祖母グラニー役ジュディ・デンチの姿も印象的で、彼らが生まれ育った故郷ベルファストでの生活に変化がおとずれる兆しも見える。街で起こる異変を前に、少年と家族が下す決断とは…?その後の展開が気になる特報映像となっている。『ベルファスト』は2022年3月、TOHOシネマズシャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベルファスト 2022年3月、全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2021年12月27日表の顔は高貴なる英国紳士、裏の顔は世界最強のスパイ組織キングスマンを描く人気シリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』。この度、オックスフォード公と息子コンラッドによる、本編映像の一部がシネマカフェに到着した。本作が描くのは、諜報機関・キングスマンの創立の物語。世界大戦を密かに操る闇の狂団に、キングスマンの礎を築くこととなる英国貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)と、息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)が立ち向かっていく。今回シネマカフェが入手した映像は、そんな主人公オックスフォード公が、初めてコンラッドを世界一のテーラー、キングスマンに連れてくるシーン。「私も父に連れてこられ、ここに来た」と、息子のオーダースーツを仕立てるため、ここに連れてきたオックスフォード公。同時に、正義感が強く戦地に行くことが自分の使命と信じるコンラッドに対し、戦争で平和は実現しないことを分かってほしいという父としての思いが表れている場面。亡き妻の思いも背負い、コンラッドに愛情を注ぐ彼の深い愛情がにじみ出るシーンだが、コンラッドは「これより狩猟用の服や、スモーキング・ジャケットなら鳥や女性も落とせる。わかってよ、僕が広い世界を楽しむ日がじきに来る。父さんが嫌でも」とその思いに反発する。しかし、反発しながらも、共に「キングスマン」への道を歩むことに。どのように「キングスマン」として立ち上がることになるのか注目。これまでもシリーズでは、同じようにテーラーの試着室のシーンが描かれてきた。『キングスマン』では、ハリー(コリン・ファース)が元不良青年エグジーをエージェントとしてスカウトするという重要なシーンとなり、『キングスマン:ゴールデン・サークル』では、同じテーラーの試着室ではないが、終盤に三面鏡の前でハリーが成長したエグジーと会話を交わす場面が描かれた。これまでのエグジーの成長や努力、彼自身の誠実さや可能性を称え、“いい人生の選択をした男が見える”そう語りかけるハリーの姿が。師匠から弟子へ思いを繋いだ試着室でのシーンは、本作では父から子へ、大切な思いを届ける重要なシーンとして登場している。『キングスマン:ファースト・エージェント』は公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年12月26日実際にあった事件を基に描く映画『ニトラム/NITRAM』の日本公開が決定。併せて特報映像も到着した。本作は、1996年4月28日、オーストラリアの世界遺産でもある観光地、ポート・アーサー流刑場跡で起こった無差別銃乱射事件の犯人を描く初の映画。通称「ポート・アーサー事件」は、銃規制の必要性を全世界に問いかける先駆けとなり、さらに当時27歳の単独犯の思想的動機が不明瞭であることも拍車をかけ、新たなテロリズムの恐怖に各国が騒然となった歴史的な事件だ。今回映画にするのは、事件当日に至るまでの犯人の日常と生活。青年がいかにして同国史上最多の被害者を出した銃乱射事件の犯人となったのか?何より普通の人生を求めていた彼が、なぜ銃を求め、いかに入手し、犯行に至ったのか?その不可解な半生が、破格の臨場感と緊張感で描かれていく。主人公ニトラムを演じるのは、『ノーカントリー』でデビューし、『ゲット・アウト』『スリー・ビルボード』『デッド・ドント・ダイ』などに出演するケイレブ・ランドリー・ジョーンズ。監督は、『スノータウン』『アサシン クリード』のジャスティン・カーゼルが務める。事件から25年経過したいまも、オーストラリア国内で未だ議論が交わされ続け、当初、映画化に当たっては否定的な声も大きかったにも関わらず、犯人の青年の人物像を、多角的・多層的・多極的に描き切った倫理的な姿勢、その比類なき映像美学と圧倒的なリアリティが、国内ジャーナリズムからも高く評価され、オーストラリア・アカデミー賞で作品賞・監督賞・脚本賞ほか主要8部門の最多受賞を果たし、ケイレブはカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した。そして特報映像では、ケイレブ演じるニトラムが、子どものときから好きだった花火遊びや、犬や猫との遊びに興じる様子、サーファーに憧れて海を眺める後ろ姿という、彼のパーソナリティの一端が感じられる。『ニトラム/NITRAM』は2022年3月25日(金)より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2021年12月26日『ボーダー 二つの世界』の鬼才アリ・アッバシによるマタニティ・ホラー『マザーズ』より、予告編とポスタービジュアル、新場面写真が解禁された。本作は、第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門でグランプリを受賞した『ボーダー 二つの世界』の鬼才・アリ・アッバシ監督のデビュー作で、ベルリン国際映画祭ほか、世界中の映画祭を席捲し『ローズマリーの赤ちゃん』と並び称されたマタニティ・ホラーの最高傑作。シングルマザーのエレナは、ルイスとカスパー夫妻の家へ住み込みの家政婦としてやってきた。夫妻は資産家ながら、自給自足の生活を目指し、電気も水道も通っていない生活を送っている。幼い息子を実家に預け、出稼ぎにきているエレナには、その生活スタイルは恵まれた者の遊びにも映るが、夫妻の人柄に触れ次第に家族のようになっていく。そんなある日、エレナはルイスから代理出産を懇願される。息子と一緒に暮らせるアパートを買うと言われ、同情心もあり引き受けるエレナ。しかし、妊娠直後からエレナの体に異変が起きる。お腹の赤ちゃんが自分を殺そうとしているような、妙な違和感を感じるエレナ。果たして彼女に宿ったものとは…?ロサンゼルス・タイムズ紙「マタニティ・ホラーの最高傑作」、Indie Wire「まるでデイヴィッド・リンチ版『ローズマリー の赤ちゃん』」、ニューヨーク・タイムズ紙「母親たちの無邪気さが何より怖い」、ハリウッド・リポーター誌「名優たちによる 迫真の演技に目が離せない」など、各紙メディアがこぞって絶賛。異色のホラーが6年の時を経て遂に日本上陸する。『マザーズ』は2022年1月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年12月25日クリント・イーストウッド監督デビューから50年・40作目の節目となるアニバーサリー作品『クライ・マッチョ』より、本編映像が緊急解禁された。イーストウッド演じる落ちぶれた元ロデオマン・マイクと、家族の愛を知らない少年ラフォとの旅を通して人生の意味、本当の強さとは何かを描いていく本作。先月、第34回東京国際映画祭(TIFF)のオープニング作品として上映されたが、その際の来場者アンケートの集計がまとまり、観客の満足度が驚異の100%を記録したことがわかった。いち早く鑑賞した観客からは、「とにかく心に沁み渡り、じーんと心が温まる」、「切なくも温かく、ユーモアも忘れずに、私たちに優しく力強いメッセージを届けてくれた最高の作品」、「血の繋がりはなくても、年の差があっても、信じられる人との出会いは宝物だと感じられた」と感動の声が続出している。また、「ラフォに向けられるマイクの力強く優しい眼差しは、まるでイーストウッドに今の私たちを心配しながら見つめられているかのように感じました」、「グラン・トリノとの車の使い方の対比に痺れました。あなたは不死身です」と、退役軍人と移民の少年の交流を描いた2008年の傑作『グラン・トリノ』を引き合いに出す声も多かった。今回、TIFF来場者アンケート「驚異の満足度 100%」を受け、本編映像が解禁された。アメリカ国境への旅の途中、マイクとラフォは寄り道した町で牧場を手伝うことにする。解禁された本編映像は、馬に乗ったことがないラフォにマイクが乗り方を優しく教える場面だ。馬具をつけるのに苦戦するラフォに「ちょっと待て」と声をかけると、慣れた手つきで頭絡を装着する。「今のはとても簡単だ」というマイクに、「今のが簡単なの?」とラフォは素直に驚く。再び馬具の装着に挑戦するが、腹帯を締めた拍子に馬が暴れだしてしまう。大きく前足を上げていななく馬に慌てる姿に「落ち着け」とマイクが声をかけ、優しく頭を撫でて馬を落ち着かせる。「どうやったの?」と、“尊敬と憧れ”のまなざしを向けるラフォに、マイクは「一緒にやった。お前と二人で」と微笑みながら応じる。まるで『グラン・トリノ』を彷彿とさせるような、孤独な男と少年の交流の様子をとらえた本編シーンとなっている。『グラン・トリノ』のウォルトとタオから、『クライ・マッチョ』のマイクとラフォへ…。イーストウッド集大成にして新境地となる新たなマスターピースである本作への期待がますます高まる。『クライ・マッチョ』は、2022年1月14日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:クライ・マッチョ 2022年1月14日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2021年12月25日『ハッピー・デス・デイ』『ゲット・アウト』の大ヒットホラーを手掛けるブラムハウス・プロダクション最新作『マーシー・ブラック』より、予告編とポスター、新場面写真が解禁となった。本作は、悪夢を現実化し、死をもたらす魔物“マーシー・ブラック”と若者たちの対決を描くサイコブレイク・ホラー。とある夕暮れ、10代のマリーナとレベッカは同級生のリリーを何度も刺し、殴打して指を切る。マリーナは精神科病院へと送られるが、一体なぜそんな事件が起きたのか…?15年後、マリーナは退院し新しい人生が始まる。しかし彼女は、記憶の片隅にある当時の事件の真相を確かめようと試みるのだ。真相を追求していくうちに、マリーナのまわりで不可解な出来事が次々と起こり始める。やがて“マーシー・ブラック”という悪魔の化身の存在にたどり着くマリーナ。一方で甥のブライスは15年前のマリーナたちと同じ運命を辿ろうとしていた。極限状態に追い込まれた彼女たちの運命は…?プロデューサーを、『ザ・スイッチ』『ハッピー・デス・デイ』シリーズ、『ハロウィン』などを手掛けたライアン・トゥレクが務め、『モンスター・フェスティバル』のオーウェン・エガートンがメガホンをとった。主人公マリーナを、『ジュラシック・ワールド/炎の王国』でメインキャストに大抜擢され、注目を集めたダニエラ・ピネダが演じる。さらに、「ウォーキング・デッド」で人気キャラクラー・ドワイトを演じたオースティン・アメリオ、『アリータ:バトル・エンジェル』のエル・ラモントなどが出演している。『マーシー・ブラック』は2022年1月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか「未体験ゾーンの映画2022」にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マーシー・ブラック 2022年1月21日よりヒューマントラストシネマ渋谷「未体験ゾーンの映画2022」にて公開©2019 Bright Moon Entertainment,LLC All Rights Reserved.
2021年12月24日第二次世界大戦中、迫害から逃れるためにアメリカへ渡ったふたりのユダヤ系ドイツ人の青年が、ニューヨークの街でジャズと出会い、伝説のレーベル「ブルーノート」を立ち上げた背景に迫る音楽ドキュメンタリー『It Must Schwing:The Blue Note Story』(原題)が、邦題『ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー』として、2022年3月11日(金)より角川シネマ有楽町ほかにて1週間限定公開されることが決定した。“ライオンと狼(ウルフ)”、ミュージシャンたちから親しみを込めてそう呼ばれたユダヤ系ドイツ人のアルフレッド・ライオンとフランシス・ウルフ。彼らが立ち上げたジャズレーベル「ブルーノート」は、厳しい人種差別があった時代に生きたミュージシャンたちの希望となり、演者と創設者、人種も国籍も違う彼らは、差別に対する苦悩とジャズへの愛によって結びつき、喜びと悲しみを共に奏でていく。世界中のジャズファンにいまも愛される伝説のレーベル誕生の背景、独自のレコーディングスタイルとサウンド形成の裏側を、ハービー・ハンコック、ウェイン・ショーター、ソニー・ロリンズ、クインシー・ジョーンズ等名だたるジャズミュージシャンたちと、アルフレッドの元妻でありジャズクラブ「ヴィレッジヴァンガード」のオーナーである故ロレイン・ゴードンを始めとする創設者ふたりの周囲の人々による証言で紐解いていく。この度、製作総指揮を務めたヴィム・ヴェンダースと、様々なメディアで古今東西の音楽やカルチャーを発信するピーター・バラカンより、本作への推薦コメントが到着。ヴィム・ヴェンダースは「資金はなく、ジャズへの情熱だけでレーベルを立ち上げたアルフレッドとフランシス。ビデオカメラなどもちろんない時代を生きたふたりの冒険を伝えるには、これ以上ない最高の形になったと思う。本作は、ジャズファン以外にも楽しんでもらえる唯一無二の作品だ」とコメント。またピーター・バラカンは「ドイツからの移民2人によってジャズ史上最も重要なレコード会社が育まれたこの物語は、音楽への愛情、そしてミュージシャンへの尊敬に溢れた奇跡のような話です」とコメントを寄せている。なお、本作は7月11日~8月9日に映画配信サービスJAIHO(ジャイホー)にて配信された作品で、JAIHOにとって初の劇場公開作品となる。『ヴィム・ヴェンダースプロデュース/ブルーノート・ストーリー』は2022年3月11日(金)より角川シネマ有楽町ほかにて1週間限定公開。(text:cinemacafe.net)
2021年12月24日ナタリー・バイ主演のフランス映画『オートクチュール』(原題:Haute Couture)が、来年3月より全国公開されることが決定し、併せて「ディオール(DIOR)」のドレスが美しく映えるメインビジュアルも解禁となった。エステル(ナタリー・バイ)は引退を間近に控えた、「ディオール」のオートクチュール部門の孤高のお針子。ある日、地下鉄で若い女性ジャド(リナ・クードリ)にハンドバッグを盗まれる。だが、警察に突き出す代わりに、エステルは彼女の世話をすることにした。なぜなら、彼女がエステルの唯一の財産――ドレスを縫い上げる卓越した技術、クリエイションの真髄ーを受け継ぐ相手になり得ると直感したからだった。時に反発し合いながら、時に母娘のように、そして親友のように、厳しいオートクチュールの世界で、エステルはジャドに“指先から生み出される美”を授けていく。しかしプレッシャーと過労からエステルが倒れてしまう。そんななかエステルにとっての最後のショーが目前に迫っていた…。仕事のプレッシャーをチョコレートで発散させる完璧主義者のエステルを演じるのは、フランスを代表する大女優ナタリー・バイ。バラに話しかけるしか楽しみがない寂しいプライベートと、アトリエに現れただけで空気がピンと張り詰める責任者としての鬼の2面を見事に演じ分けた。そして、わがままな母に振り回されながら、新しい仕事と生活に不器用に挑戦する移民二世の少女ジャドに、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』で大注目のリナ・クードリ。本作では大ベテランのバイ相手に罵り合う度胸を見せる。そんな彼女たちが厳しいオートクチュールの世界で本当に大切なものを手に入れるまでを、監督・脚本のシルヴィー・オハヨンは繊細かつ深みのある人生ドラマとして描ききった。また、映画の衣装デザイナーのキャリアを持ち、現在はオートクチュールのアトリエで働くジュスティーヌ・ヴィヴィアンの監修のもと、初代“バー”ジャケットや重ねづけされたプリーツが軽やかに揺れる“フランシス・プーランク”ドレスに、ムッシュー・ディオール直筆のスケッチ画など、ディオール・ヘリテージに保管されていた貴重な品々がスクリーンに登場する点も本作の見どころ。映し出される美しい衣装の数々にも注目したい。公開決定と併せて、「ディオール」のドレスが美しく映えるメインビジュアルも到着。出会うはずのなかった2人の女性の人生が世界最高峰の一流メゾン「ディオール」のアトリエを舞台に交差する本作。眼福と感動の人生賛歌だ。『オートクチュール』は2022年3月25日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年12月24日劇場版アニメーション第2弾、家族の絆を深めるドライブ旅行をする様子を描く『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』より、バケーション姿のアダムス家が大集合したメインビジュアルと、それぞれを大きく描いたキャラクターポスタービジュアルが公開された。思春期を迎え、家族の食卓に顔を見せない長女ウェンズデーを心配したゴメズが、妻モーティシア、ウェンズデー、パグズリー、フェスターおじさん、執事のラーチ、ハンドとペットのキティを連れてドライブ旅行へ向かう本作。ナイアガラの滝、マイアミビーチ、グランドキャニオンなど、アメリカ有数の観光名所をキャンピングカーで巡る家族旅行は、ロードムービーとしても楽しめる。今回到着したメインビジュアルは、グリーンの背景に、夏を満喫するアイテムを身に付けたアダムス家が集合。ゴメズはサングラスにフラワーレイ、モーティシアは赤いサングラスに麦わら帽子、ウェンズデーはサングラスをかけ、肩に乗ったタコのソクラテスは帽子を被る。また、カズン・イットはサングラスとストローハットを、パグズリーは水中眼鏡とシュノーケルを身に付け、フェスターおじさんは水着姿、ラーチはネックピローを首に巻き、ハンドはドライビンググローブで長旅へと備える。アメリカ横断旅行で、彼らがどんな大事件を巻き起こすのか、期待せずにはいられない1枚が完成。さらに、赤や黄色、紫など、カラフルな背景のアダムス家ひとりずつにフィーチャーした、キャラクターポスタービジュアルも到着した。『アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行!』は2022年1月28日(金)よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アダムス・ファミリー2 アメリカ横断旅行! 2022年1月、TOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All rights reserved.
2021年12月24日第78回ゴールデングローブ賞(ドラマ部門)主演女優賞受賞、第93回アカデミー賞主演女優賞ノミネートほか、数々の映画賞を席巻する『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』より、場面写真が解禁となった。本作は、不世出の天才シンガー、ビリー・ホリデイと合衆国の知られざる対決とその真実を描いたサスペンス・エンターテインメント。グラミー賞ノミネート歌手のアンドラ・デイが主演をつとめ、映画初出演ながら、名曲の数々をそのずば抜けた歌唱力で歌い上げ、ビリーのパワフルかつ美しい生き様を体現して見せる。公開された場面写真では、「プラダ(PRADA)」の衣装を身に纏いトレードマークのくちなしの花を挿し堂々と歌い上げる輝かしいビリー・ホリデイ(アンドラ・デイ)の姿が写し出されている。一方、裁判所で拘束される様子は物々しく、彼女を執拗に追いかける連邦麻薬取締局長官のアンスリンガー(ギャレット・ヘドランド)が星条旗をバックに鋭い視線を放つ姿からは、まさにタイトルの通りアメリカ合衆国とビリーの熾烈な争いを予感させる。そして、頬を寄せ合いダンスをする黒人捜査官ジミー・フレッチャー(トレヴァンテ・ローズ)の存在は、FBIの罠かそれとも本物の愛か? 監視も罠もはねのけて、ステージに立ち続けるビリーとアメリカ合衆国の対決の行方に、想像を掻き立てられる場面写真となっている。主演のアンドラ・デイは「彼女は自由の象徴であり、団結の象徴だった。人種差別抗議運動のゴッドマザーとも言える彼女を知ることは、自分たちの歴史を理解するということ」と、本作に込められた力強いメッセージを明かしている。『ザ・ユナイテッド・ステイツvs.ビリー・ホリデイ』は2022年2月11日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2021年12月24日コリン・ファース主演の『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』が、2022年2月18日(金)より全国にて公開されることが決定。併せて、ポスターと予告編が解禁された。舞台は1943年。第二次世界大戦下、連合国軍は劣勢を強いられていた。何とかナチスを倒したい英国諜報部(MI5)は、とんでもない奇策をチャーチル首相に提案する。高級将校に仕立て上げた死体にニセの機密文書を持たせ地中海に放出し、ヒトラーを騙そうというのだ。この荒唐無稽な作戦は、真実と嘘が表裏一体の世界の中で、MI5の諜報員、ヨーロッパ各国の二重三重スパイたちを巻き込み、各国間の駆け引き、策略、罠、そして裏切り合戦へと発展していく。『英国王のスピーチ』でアカデミー賞作品賞を受賞したプロデューサーのイアン・カニング、同作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したコリン・ファース、そして『恋におちたシェイクスピア』で同じくアカデミー賞作品賞を受賞したジョン・マッデン監督らが、戦後長らく極秘とされてきた大戦下で実行された最も奇想天外で最も成功した欺瞞作戦の全容を、超一級のスパイサスペンスの傑作として誕生させた。この度解禁された予告編では、『ハリー・ポッター』のルシウス・マルフォイ役でお馴染みのジェイソン・アイザックス、「ダウントン・アビー」のペネロープ・ウィルトンら英国を代表する俳優の顔ぶれも確認できる。さらに「007」シリーズの作者であるイアン・フレミングが登場したり、“M”“Q支部”の存在が示唆されるなど、事実を描いた戦争映画でありながらスパイ映画ファンにはたまらない小ネタも満載。またポスターには、ヨーロッパ圏の地図を背景にコリン・ファース扮する主人公ユーエン・モンタギュー少佐と、その相棒となるマシュー・マクファディン扮するチャールズ・チャムリー空軍大尉の姿が。キャッチコピー「世界の命運を握る鍵は、地中海に放たれた―」が示すように、彼らがバディとなって全世界を救うミッションに挑む様子が見て取れる。本作は、重厚な戦争映画としてはもちろん、エンタメ性あふれるスパイ映画としても楽しめる作品となりそうだ。『オペレーション・ミンスミート ―ナチを欺いた死体―』は2022年2月18日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:オペレーション・ミンスミート -ナチを欺いた死体- 2022年2月18日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© Haversack Films Limited 2021
2021年12月24日ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作、絶賛公開中の『ミラベルと魔法だらけの家』が本日よりディズニープラスで見放題配信がスタートする。2017年の『モアナと伝説の海』以来4年振りの新作オリジナル・ミュージカルとして公開された本作は、ディズニー長編アニメーション60作目を飾る記念すべき作品。『ズートピア』のバイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュが監督を務め、ブロードウェイ・ミュージカル「イン・ザ・ハイツ」(2008)やミュージカル「ハミルトン」(2015)でトニー賞、グラミー賞など数々の賞を受賞しているリン=マニュエル・ミランダが楽曲を担当し、豪華タッグが実現。アカデミー賞前哨戦のひとつとしても注目される第79回ゴールデン・グローブ賞では、アニメーション映画賞&作曲賞(ジャーメイン・フランコ)&主題歌賞(「2匹のオルギータス」)の3部門でノミネートされ、また、アニメーション界のアカデミー賞とされるアニー賞ではアニメーション映画賞、監督賞、音楽賞を含む9部門でノミネートされている。批評サイトでのレビューも好評で、“Rotten Tomatoes”でもオーディエンススコア93%の高評価(12/24時点)を獲得。世界中の観客の心をとらえている。新たなヒロインとして誕生したのは、家族の中で唯一“魔法のギフト(才能)”を持たない少女・ミラベル。彼女は魔法溢れる家に暮らすマドリガル家の一員で、この一家では5歳の誕生日を迎えると一人ひとり違う“魔法のギフト”を家から与えられていたが、なぜかミラベルだけがギフトを与えられなかった。自分だけが魔法のギフトを持たないことに不安や疎外感を抱えつつも、ミラベルは持ち前の明るさで町の人や家族を助けながら楽しく日々を暮らしていたが、ある日、ミラベルは家に大きな亀裂を見つける…。それは家族の魔法が危険に晒されている前兆だった。家族や大切な家が危機にさらされると知り、“唯一の希望”として魔法を持たないミラベルは勇敢に立ち上がることとなる。SNS上ではミラベルに共感したファンや楽曲に魅了された人の絶賛コメントが続々と投稿され、絶賛の声が飛び交っている。本作では踊りだしたくなるようなアップテンポな曲から思わず涙が出てしまうバラードナンバーまで、様々なジャンルの楽曲が登場し、ストーリーと音楽が見事に融合している世界観も魅力の一つ。楽曲を手掛けた作曲家リン=マニュエル・ミランダは「この映画を見に行って、スクリーン上に出てくるキャラクターに共感しない人はいないよ!」と語っており、ミラベルが心に抱える葛藤を明らかにするメイン楽曲「奇跡を夢見て」など、キャラクターの心情を表現する楽曲にも要注目だ。『ミラベルと魔法だらけの家』は全国にて公開中。12月24日(金)17時よりディズニープラスで見放題配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年12月24日クリステン・スチュワートがダイアナ元妃を演じる話題作『スペンサー』より、場面写真が解禁された。36歳という短い生涯を駆け抜け、いまなお世界中の人々に愛され続けているダイアナ元皇太子妃。そんな彼女が、その後の人生を変える決断をしたといわれる1991年のクリスマス休暇を描いた本作は、本年度のヴェネチア国際映画祭、トロント映画祭と名だたる主要映画祭で上映された。またアメリカ最大の映画評論サイトRottenTomatoでも84%と好意的評価を獲得。さらに先日、ゴールデングローブ賞主演女優賞(ドラマ部門)へのノミネートも果たしており、本作の今後に期待が集まっている。そんな本作からこの度解禁されたのは、クリスマスツリーを背景にしたロイヤルファミリーの家族写真。クリスマスは英国王室の伝統的な習わしのひとつで、休暇中にはロンドンから北に160キロ離れたノーフォーク州にあるサンドリンガム・ハウスにロイヤルファミリーが全員集合し、家族団らんを楽しむのが恒例になっている。写真は一見すると、家族水入らずで過ごすクリスマスの幸せな様子を切り取ったように思えるが、よく見るとダイアナとチャールズの顔に笑顔はなく、ふたりの間に緊張感が漂っているように見えるカットとなっている。この時すでにチャールズとカミラの関係について知っていたというダイアナだが、幸せの象徴であるクリスマスを、彼女は一体どんな思いで過ごしていたのか。また映画では王室の華やかであり厳かでもあるクリスマスの様子も描かれており、一般家庭から皇族入りをしたダイアナには息苦しさを覚える驚くべき習慣の数々も明かされている。『スペンサー』は2022年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スペンサー(原題) 2022年、全国にて公開©Pablo Larraín
2021年12月24日名作児童文学が原作の『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』より、日本語吹替版キャストによる予告編が解禁された。アメリカの児童文学作家ノーマン・ブリッドウェルが1963年から発表し始めた児童文学を原作とする本作。大きな赤い子犬クリフォードが現代のニューヨーク・マンハッタンを舞台に大騒動を巻き起こす、子どもから大人まで楽しめるハートウォーミングなファミリー映画だ。この度解禁となったは、豪華声優陣による絶妙な掛け合いに注目の予告編。日本語吹替版キャストには、主人公の女の子・エミリー役に「鬼滅の刃」や『劇場版 呪術廻戦 0』などの花澤香菜。また、エミリーに好意を寄せる同級生オーウェン役には、2020年「ヒーリングっど プリキュア」キュアアースの三森すずこ、さらに金丸淳一、諏訪部順一ら実力派キャストが集結した。映像は、少女エミリーが不思議なおじいさんから赤い子犬クリフォードを譲り受けた日の夜からスタート。やんちゃな行動もたまらなく可愛い子犬だったが翌朝目覚めると…なんと、家に収まりきらないほどでっかくなってしまう!“どのくらいの大きさになるかは、どれだけ愛するか”とのおじいさんの言葉通り、エミリーの大きな愛情で子犬のまま大きくなったクリフォードは、行く先々で騒動を巻き起こし、ニューヨーク・マンハッタン中の注目を集めることに。やがて良からぬ企みを持つ人間も寄ってきて、エミリーはクリフォードをどこか遠いところへ避難させようと別れを選ぼうとするが、自分を見つけ出してくれたエミリーのことが大好きなクリフォードは小さくなろうと縮こまる健気な姿を見せ…離れがたい2人の様子に切なくなるシーンも。家族も、友達も、そして街中の人々も、でっかい愛情を注いだクリフォードとの絆の力で、ピンチを乗り越えられるのか…?くすっと笑えて心温まる予告編となっている。クリフォードに誰よりもでっかい愛情を注ぐ主人公エミリーを演じたダービー・キャンプは、「みんなクリフォードのことが大好きになると思います。だから、これが今年1番大きな映画と言えるんじゃないかと思います。この映画はみんなに愛されると、胸を張って言えます!」と力強く話し、ガサツなところが玉に瑕ながら家族想いでエミリーの心強い味方になる叔父のケイシーを演じたジャック・ホワイトホールも「今年1番大きな映画はこの作品!家族で映画館に観に行けるパーフェクトな映画です。でっかい赤い犬を楽しみにしていてくださいね!」とメッセージを送っている。『でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード』は2022年1月21日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:でっかくなっちゃった赤い子犬 僕はクリフォード 2022年1月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2021 Paramount Pictures Corporation. All rights reserved.
2021年12月24日