映画批評サイトRotten Tomatoes96%の高評価を得た、ほぼ全編が犬目線で撮影されたドキュメンタリー『ストレイ 犬が見た世界』(原題:STRAY)が、来年3月より全国公開されることが決定し、ポスタービジュアルが解禁となった。殺処分ゼロの国トルコ・イスタンブールの街で暮らす野良犬たち。ここではまるで風景に溶け込むように、自然に人間と犬が共存生活を送っている。自立心が強くいつも単独行動の犬ゼイティン。フレンドリーで人懐っこく、街ゆく人たちに挨拶を欠かさない犬ナザール。そしてシリア難民に寄り添う愛らしい表情の子犬カルタル…。彼らの視点で街を見渡せば、人間社会が持つ様々な問題と愛に満ちた世界が同時に見えてくる。本作の舞台となるトルコは、世界でも珍しいほど犬との関係が深い歴史を持つ国。安楽死や野良犬の捕獲が違法とされている国のひとつであり、動物愛護に関する国民の意識も非常に高い。2017年に、そんなトルコを旅した愛犬家のエリザベス・ロー監督は、主人公となる犬ゼイティンと偶然に出逢い、「何か目的を持っているところに惹かれ追いかけた」と言う。犬たちが自由に街を歩き、人間との共存社会を築いているイスタンブールで犬たちに導かれ、彼らに密着し犬目線のカメラで追い続けたその世界は、信頼と愛に満ちていた。このたび完成したポスタービジュアルは、哀愁漂う表情のゼイティンの姿をメインに、「愛と人生を教えてくれた」というキャッチコピーが添えられている。あどけない表情の子犬のカルタル、犬たちが自由に闊歩するイスタンブールの港、そして犬同士の世界を垣間見える写真が散りばめられ、「犬たちの視線」を感じられるビジュアルとなっている。ほぼ全編に渡って犬の目線と同じローアングルで撮影されたことで、ありふれた街の風景さえも新鮮な驚きを持って映し出される本作。 地上を視覚的・聴覚的に再構成し、半年間追いかけた高性能カメラが見た知られざる世界とは?犬と人間の絆が感動を呼ぶ必見ドキュメンタリーだ。『ストレイ 犬が見た世界』は2022年3月18日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ストレイ 犬が見た世界 2022年3月18日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2020 THIS WAS ARGOS,LLC
2021年12月24日驚異的な記録で全米No.1大ヒット、日本でも公開前から大きな注目を集める『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』にて日本語吹替版キャストの続投が明らかとなり、歴代ヴィランの吹替キャストからコメントが到着した。すでに、『スパイダーマン』(2002)のグリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)、『スパイダーマン2』(2004)のドック・オク(アルフレッド・モリーナ)、『アメイジング・スパイダーマン2』(2014)のエレクトロ(ジェイミー・フォックス)といった強敵ヴィラン達が当時の俳優によって演じられることが話題となっている本作。このたび日本語吹替版の声優陣も当時の声優が再集結することが明らかとなった。エレクトロを演じるのは、「7年ぶりにエレクトロを演じられて、あの時の記憶が甦りました」と当時を懐かしみつつも、「私のスパイダーマン愛を感じながらご覧いただけたらと思います」と自信を見せる中村獅童。今月公開された『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』でもスパイダーマンの宿敵・ヴェノム役の日本語吹替版声優も務めており、マルチバースだからこそ実現した再びのヴィラン役にさらに注目が集まる。17年ぶりにドック・オクを演じる銀河万丈からは「フルネームはオットー・ギュンター・オクタビアス、tにアクセントです」と長年の“ドック・オク愛”を感じるコメントが。そして、14年ぶりとなるグリーン・ゴブリン役を演じる山路和弘は初登場となった20年前をふり返りつつ、グリーン・ゴブリンを演じている俳優ウィレム・デフォーについて「今作、、見事に若返っている!この得体の知れない怪優とは、まだまだ長い付き合いになりそうだ」とその演技に感嘆しつつも今後の活躍も予感させている。そのほかの声優についても、ドクター・ストレンジ役に三上哲、MJ役に真壁かずみ、ネッド役に吉田ウーロン太、メイおばさん役に安藤麻吹、ハッピー役に大西健晴、J・ジョナ・ジェイムソン役に立川三貴、フラッシュ役に畠中祐、ベティ役に水瀬いのりがそれぞれ続投。全世界を席巻している本作が、実力派声優陣による再集結で日本語吹替版でも熱狂を巻き起こす。さらに、公開初日である2022年1月7日(金)からの入場者プレゼントが<オリジナルカレンダーカード>(B4サイズ/数量限定/全上映フォーマットにて配布)に決定。ファンからも好評だったムビチケカード特典のオリジナルポスターカレンダーのクールなテイストはそのままに、新たなデザインで気軽に部屋に飾ることができるカレンダーカードとなっている。また、同時公開となるIMAX劇場では入場者プレゼントとして<IMAX エクスクルーシブ・ビジュアル ミニポスター>(A3サイズ/数量限定/IMAX 劇場限定配布)が配布される。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』日本語吹替版声優コメント◆中村獅童:エレクトロ/マックス・ディロン役『スパイダーマン : ノー・ウェイ・ホーム』制作の情報を知り、オファーいただくことを心待ちにしておりました。7年ぶりにエレクトロを演じられて、あの時の記憶が甦りました。私のスパイダーマン愛を感じながらご覧いただけたらと思います。◆銀河万丈:ドクター・オクトパス(ドック・オク)/オットー・オクタビアス役ドクター・オクトパス、日本語に訳すと蛸先生ですね。んーん、日本名は忘れましょう。ドック・オク・・・おっ、感じが出てきました。フルネームはオットー・ギュンター・オクタビアス、tにアクセントです。今回は17年振りの邂逅ではありましたが、様変わりもなく元気そうで何よりでした。僕も元気です。考えてみれば、スパイダーも手足は8本ですからオクトパスとも仲良くやって行けそうですが・・・さて。◆山路和弘:グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン役14年ぶりのスパイダーマン。1作目から数えると、もう20年にもなるか、、。私もまだ40代。ウィレム・デフォーもそう。若かった。もっとも、この人歳よりは老けて見えるタイプだった。先日とある映画で老獪な爺さんを演じるのを見て、拍手を送っていたのだが、正直その老い方にも驚いた。ところが今作、、見事に若返っている!この得体の知れない怪優とは、まだまだ長い付き合いになりそうだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月23日大ヒット公開中の『マトリックス レザレクションズ』より、メインキャストたちが登場する貴重なメイキング映像が解禁となった。『マトリックス』シリーズの創造者であるラナ・ウォシャウスキーがメガホンを取り、ネオ役のキアヌ・リーブス、トリニティー役のキャリー=アン・モス待望の再共演でも話題の本作。格闘や銃撃戦、カーチェイスや爆破などより進化しスケールアップした“マトリックス的アクション”はもちろんのこと、唯一無二の世界観やストーリーについても、「2021年の最高思い出になる素晴らしい映画」「俳優が変わったキャラも新しいキャラも魅力的」「マトリックスの新作で号泣するとは思わなかった」と観客から興奮と感動の声が続々と寄せられている。ラナ監督は本作について、「“マトリックス”とは一体何なのか? について20年間、私は人々の意見を聞いてきた。その映画をつくった身として、これが今の“マトリックス”だと言える」とコメント。監督が語る通り、本作はまさにいま観るべき新章として世界中の多くの観客を熱狂させている。そんな本作からこの度、撮影の裏側を垣間見ることのできるメイキング映像が特別に公開された。ハードなアクションシーンの裏側から、撮影の合間に見せるキャストや監督たちのほほえましいオフショットまで、見逃せない映像が凝縮されている。ネオ役のキアヌは、モーフィアスやスミスとの白熱バトルで、稀代のアクションスターらしい貫禄溢れるアクションを披露。一方でカメラが回っていないところでは、ラナ監督と談笑したり、バッグス役のジェシカ・ヘンウィックにアクションのアドバイスを行い、うまく出来たことを報告するジェシカと笑顔でハイタッチする姿が収められている。ネオを導くモーフィアス役のヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世は、道場でのネオとの格闘シーンで切れのあるアクションを披露したかと思えば、撮影の合間にはジェシカたちと謎のダンスに興じるお茶目な一面も見せ、本作のキャスト・スタッフ陣の仲の良さがうかがえる一幕も。ネオの宿敵スミスを演じたジョナサン・グロフが、シリーズファンにはお馴染みの名台詞「ミスター・アンダーソン!」を叫ぶシーンの撮影風景も登場し、メイキング映像でもその迫力は健在だ。さらに映像の後半では、映画のハイライトでもある迫力満点のカーチェイスシーンの裏側をたっぷりお届け。華麗にバイクでジャンプを決めるトリニティーや、彼女が運転するバイクの後ろに乗り次々と襲い来る敵をなぎ倒していくネオ、道路での車爆破シーンなど、CGなしで全身全霊でアクションに打ち込んでいる姿を確認することができる。これらの印象的なシーンの撮影地となったのは、先日USプレミアも行われたアメリカ・サンフランシスコ。建物を確保したり路面電車を動かしたりと、撮影においては様々なハードルがあったが、『マトリックス』のファンだと言うフランシスコのロンドン・ブリード市長は、撮影許可を求めに来たラナとすぐに意気投合。「自分のために役を用意してくれるのか」とジョークを飛ばすほどの打ち解けようで、ミーティングはわずか10分ほどで終了し、無事サンフランシスコでの撮影が決定した。ちなみにブリード市長は、実際に本作にカメオ出演も果たしている。いよいよ全米公開もスタートし、これからますます世界規模での盛り上がりが期待される本作。本編を観た人も、これから観る人も必見のメイキング映像となっている。『マトリックス レザレクションズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月23日阿部サダヲ×岡田健史W主演の白石和彌監督作『死刑にいたる病』より、ティザービジュアルが解禁となった。注目の作家・櫛木理宇の最高傑作を映画化した本作。監督は、2013年度賞レースを席巻した、史上最悪の凶悪事件とその真相を描いた問題作『凶悪』で注目を集め、恋愛ミステリーに挑戦した『彼女がその名を知らない鳥たち』や、警察とやくざの血で血を洗う攻防戦を過激な描写も辞さずに描いた『孤狼の血』でも数々の映画賞を獲得し高い支持を得ている、白石和彌監督。阿部サダヲが24人を殺した連続殺人鬼・榛村を演じ、榛村に依頼され事件の真相に挑むことになる青年を岡田健史が演じる。この度解禁となった本作のティザービジュアルでは、二分割されたデザインの上部に、虚ろな表情を浮かべながら法廷に立つ阿部さん演じる連続殺人鬼・榛村の姿が写し出され、下部には、榛村の冤罪証明に挑む岡田さん演じる雅也が写っており、雅也の背後には榛村に狙われた少年少女たちの写真が張り出された衝撃的なビジュアルとなっている。「連続殺人鬼からの依頼は、たった1件の冤罪証明だった」と書かれたキャッチコピーからは謎めく展開を予感させる。2人が見つめるその眼差しの先にどのような結末が待ち受けているのか…。本作への期待が高まるティザービジュアルとなっている。『死刑にいたる病』は2022年5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:死刑にいたる病 2022年全国にて公開予定
2021年12月23日世界チャンピオンの姉妹を育てたテニス未経験の破天荒な父親の<驚きの実話>『ドリームプラン』より、コメントとメイキング写真が解禁された。これまで『幸せのちから』やボクシング界のレジェンドを演じた『ALI アリ』など、人々の心を震わせる実話に挑んできた世界的名俳優ウィル・スミス(以下ウィル)が今回演じたのは、ふたりの娘を世界チャンピオンに育てあげた破天荒な父親リチャード・ウィリアムズ。今回ウィルは実在する人物であるリチャードの役作りのために、単に本人を真似るのではなく彼が歩んだ道筋を辿り、「ビーナスが生まれる前の2年間、彼と妻のオラシーンはテニスについて独学で学び、一緒にそのスポーツを習得したんだ。家族で学んでいて、その一歩一歩が新しいことばかりだった」と、テニス経験ゼロで挑戦した父と母の奮闘を心に刻んでいる。またウィルはリチャードの教育方針に感銘を受けており「ビーナス本人から聞いたすばらしい逸話がある。彼女たちが子どもの頃に問題を起こしたとき、その罰はテニスができないということだったそうだ。そこでリチャードは、押し付けるのではなく、家族として選んだ夢に向かう彼女たちに従っていくという、すばらしい考え方を見つけたんだ」と、リチャードのユニークな教育法を演技に取り入れている。この度解禁されたメイキング写真では、ピンクのシャツに赤い短パン、ハイソックスを着用するウィルの姿がとらえられている。ウィルの役作りについてレイナルド・マーカス・グリーン監督は、「役にふさわしい老け方を見せてくれた。それはウィルだと見てわかるが、今までとは違った感じに見える。外見上の変化は信じられないほど微かなのに、ウィルは完全に役に没入していた」と俳優としての姿勢を讃えた。最後にウィルはリチャードになりきる秘訣として「ショートパンツは、リチャードについて僕がピンと来たことなんだ。なぜかはわからないけど、ショートパンツはいつもぴっちりしていて、それが彼のテニスのスタイルだ。タイトなショートパンツとハイソックスが、僕をリチャードの考え方に導いてくれた」と話している。『ドリームプラン』は2022年2月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドリームプラン 2022年2月23日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年12月23日マーベル・スタジオ最新作『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』(原題:Doctor Strange in the Multiverse of Madness)の邦題と公開日が2022年5月に決定。苦悩・怒り・憂いなど様々な表情を魅せるドクター・ストレンジとスカーレット・ウィッチが印象的に写された特別ビジュアル、そして初めての特別映像がついにお披露目された。『アベンジャーズ/エンドゲーム』での壮絶な死闘を経てアイアンマン、キャプテン・アメリカが去ったいま、アベンジャーズの中心人物としての活躍も期待されている、元天才外科医にして最強の魔術師ドクター・ストレンジ。しかし、映像の冒頭から「他に方法がなかった。まさか、こんな事態になるとは...」と、時間と空間を変幻自在に操る最強の魔術師らしからぬ後悔を口にしている。危険すぎる禁断の呪文によって時空を歪ませてしまったストレンジは、“マルチバース”と呼ばれる謎に満ちた狂気の扉を開いてしまう。 何もかもが変わりつつある世界を元に戻すため、盟友の魔術師ウォン、そしてアベンジャーズ屈指の強大な力を誇るスカーレット・ウィッチことワンダにも助けを求めるが、もはや彼らの力だけではどうすることもできない恐るべき脅威が人類、そして全宇宙に迫っていた。その宇宙最大の脅威とは、なんとドクター・ストレンジと全く同じ姿の人物。「宇宙への最大の脅威はお前だ」と不敵な笑みを浮かべている...。2016年に公開され日本でも大ヒットを記録した『ドクター・ストレンジ』から「アベンジャーズ」シリーズ、そして『スパイダーマン/ノー・ウェイ・ホーム』にも登場するドクター・ストレンジを演じるのは、ベネディクト・カンバーバッチ。『パワー・オブ・ザ・ドッグ』での繊細な演技が高く評価され、本年度ゴールデン・グローブ賞主演男優賞にノミネートされるなど大きな話題を集めている。ベネディクト・カンバーバッチまた、ストレンジの盟友の魔術師ウォン役のベネディクト・ウォン、ストレンジの元恋人で医師クリスティーン役のレイチェル・マクアダムス、かつての兄弟子モルド役のキウェテル・イジョフォーなど前作のキャストも再集結。レイチェル・マクアダムスそして、「アベンジャーズ」シリーズにおいて高い人気を誇り、主演を務めたディズニープラスのオリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」でゴールデン・グローブ賞主演女優賞にノミネートされるなど、今回注目の人物となるワンダ役エリザベス・オルセンも出演。エリザベス・オルセンさらに、Netflixシリーズ「ベビー・シッターズ・クラブ」の新進気鋭ソーチー・ゴメスが演じる、マーベル・コミックの人気キャラクターであり、本作の大きな鍵を握る“アメリカ・チャベス”にも早くも注目が集まっている。監督は、『スパイダーマン』(02、04、07年)3作品を手掛けたハリウッドの奇才サム・ライミ。本作では、時間と空間を超越した圧倒的なスケールと未知なる映像体験で全世界を魅了する。『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』は2022年5月、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開© 2016MARVELドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス 2022年5月、全国にて公開©Marvel Studios 2021
2021年12月23日幻想的で可愛らしい世界観が展開されるフランス・イタリア合作のアニメーション映画『シチリアを征服したクマ王国の物語』より、本編映像と監督ドローイングが解禁された。今回解禁となる本編映像は、寝込みを襲われる危機一髪のクマ軍団からスタート。人間に捕らえられた息子を探し、仲間達と街を目指すクマ王レオンスだったが、その道中、悪政をしく大公とたびたび衝突。今度は大公のいとこのモルフェット伯爵が所有する、猛烈な数のイノシシ軍団を差し向けてくる。一緒にいた魔術師は「逃げないと!」「死んでしまう!」と騒ぐが、歴戦の屈強なクマ軍団はどこ吹く風で「ただのイノシシだろ」「死ぬならクマとして死のう!」と全面対決の様相。しかし「私はクマじゃない!」とビビりまくる魔術師は、あと2回しか使えない“魔法”をイノシシの群れに対して使い、目前に迫っていた獰猛なイノシシをぷかぷか浮かぶ風船に変身させる。その様子を見たクマたちは魔術師を仲間と認め、「クマの友達よ!万歳!」と魔術師を胴上げし、歓喜のダンス。見どころはなんといっても、突撃から一転ふわふわと空に舞い上がる風船イノシシたちの動きや、それぞれに愛らしく揺れる“クマダンス”だろう。音楽と相まって、記号化されたビジュアルのなかに愛敬が生まれ、まさにアニメーションならではの楽しさが目一杯に詰まったシーンになっている。また現在フランスに住むロレンツォ・マトッティ監督からは、日本公開を記念した描き下ろし新作ドローイングの“HAPPY HOLIDAYプレゼント”も到着。監督は「日本での公開を心待ちにしていました!日本の観客はアニメーションカルチャーにも深い見識を持っているので、見ていただけるのをとても楽しみにしています。このコロナ禍でなければ日本に行きたかったんだけどね」と語っている。『シチリアを征服したクマ王国の物語』は2022年1月14日(金)新宿武蔵野館、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シチリアを征服したクマ王国の物語 2022年1月14日より新宿武蔵野館・アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019 PRIMA LINEA PRODUCTIONS - PATHÉ FILMS - FRANCE 3 CINÉMA - INDIGO FILM
2021年12月22日世界最強の超過激スパイ組織“キングスマン”誕生秘話を描く、シリーズ最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』がついに、今週公開される。この度、オックスフォード公役のレイフ・ファインズが本作の魅力を語った。レイフが演じる主人公・オックスフォード公は、戦争で平和は実現しないと考える平和主義のイギリス名門貴族で、キングスマン誕生を築いた人物。まずレイフは、「これまでの2作は悪びれることなく描かれており、コリン・ファース演じる紳士のスパイが労働者階級の少年(エグジー)の面倒を見るのだが、階級の障壁など問題ではなく、その振る舞いこそが重要なんだ」とキングスマンについてふり返る。また、「監督のマシューが言いたいのは、出身などは関係なく、悪人たちに立ち向かう手段というものがあるということで、それは行動規範であり、努力して身につけなければならないものだということだ」と代弁する通り、前作では、ロンドンの不良少年だったエグジーがハリーに誘われ、キングスマンとして成長し、戦い方を学んでいく姿も魅力のひとつ。レイフが語るこのキングスマンの精神は、オックスフォード公の信念にも通ずるものが。第1次世界大戦を阻止しようと、自らの諜報網や戦闘力を駆使して仲間と共に戦うことになるオックスフォード公。平和を取り戻したいと強く願い、自らの命を危険に晒してまで、キングスマンとして戦う手段を選択する。さらに、彼が平和を守るため命を捧げる理由はもうひとつある。それは、息子コンラッド。彼が幼いころにオックスフォード公は妻を亡くしており、それ以来、危険な目にさらさないと誓い、日々を過ごしてきた。しかしそんな思いとは裏腹に、コンラッドは戦争に行くことが自分の使命と信じる正義感にあふれた青年に育った。そんなコンラッドを止めるため、世界大戦を阻止することで息子の安全を守ろうとしているのだ。息子を戦争から遠ざけながらも、激化する世界大戦を前に、やがてコンラッドをキングスマンの道へと誘うことに。本作では、そんな父子の熱いドラマにも注目だ。超過激なクリスマスプレゼント編『キングスマン:ファースト・エージェント』は12月24日(金)より公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年12月22日KJ・アパとブリット・ロバートソンが共演する、運命的な恋に落ちたふたりを描くラブストーリー『君といた108日』。この度、キャストとスタッフが本作の魅力を語るインタビュー映像が到着した。本作の監督アーウィン兄弟(ジョン・アーウィン&アンドリュー・アーウィン)は、過去にクリスチャン・ソング「I Can Only Imagine」の誕生秘話とロックバンド「MercyMe」のボーカル、バート・ミラードの半生を描く『アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌』を製作。奇跡の物語を描いてきた彼らが、今回もクリスチャンシンガーのジェレミー・キャンプの実話に基づく音楽映画を製作。しかし、「また別の音楽映画を作ることを考えていたわけではなかった」と明かす。脚本も手掛けたジョンは、「大きな意味のある感動的な物語に出会って、次の作品はこれだと決めた」と製作に乗り出した理由を語り、アンドリューは「僕たちが手掛ける映画のDNAはいつも“希望”というテーマに戻ってくる。ジェレミーとメリッサの物語はつまりは“希望”の物語なんだ」とテーマを話した。一方、ジェレミーと運命的な恋に落ちるメリッサを演じたブリットは、ジェレミーについて「彼女(メリッサ)と一緒にいたいがために彼はどんな人生でも通る覚悟がある」と言い、「そのこと自体がロマンス」と語る。また、ジェレミー役のKJ・アパは「ジェレミーとメリッサの間にある愛を見て、”あんな愛を体験してみたい”とみんなが思ってくれたら嬉しい」とコメントした。さらに、ジェレミーの両親役のゲイリー・シニーズとシャナイア・トゥエインは、「闘いが待ち受けているということを知りながらも前進する」と、決して揺らぐことのない彼の信念に勇気がもらえる物語となっていることに触れ、「恐れや疑いを克服する愛の物語」であると本作の本質的な魅力を述べている。『君といた108日』インタビュー映像『君といた108日』は12月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:君といた108日 2021年12月31日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2021 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2021年12月22日ウェス・アンダーソン監督待望の最新作『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』より、「宣言書の改訂編」のストーリー予告、場面写真、メイキング画像が解禁された。突如急死した編集長の追悼号のため、個性豊かな記者たちによる選りすぐりのストーリーが描かれる本作。第2話の「宣言書の改訂」では、ジャーナリスト魂を貫くルシンダ・クレメンツ(フランシス・マクドーマンド)の友人の息子で、カリスマ性を放つ学生運動のリーダー、ゼフィレッリ・B(ティモシー・シャラメ)が大学と国を相手に、大規模なストを扇動。気の強い会計係のジュリエット(リナ・クードリ)とも意見を対立させるが、ふたりの様子を見守っていたルシンダに「言い争いより愛し合うのよ」と助言され、ふたりは青春の激しさと甘さを謳歌する。本作で初めてウェスの作品に参加したティモシー・シャラメは「ネジや針金のひとつひとつが機能し、それぞれの部署のスタッフの誰もが協力しています。監督はもちろんいつも刺激的です。舵取り役としては手強いところもあります。というのは、俳優陣とスタッフはボヘミアンのサーカス集団のような雰囲気だからです。でも、全てが機械仕掛けのように回っていきます。全員が監督の構想のもとに団結し、それを叶えるための献身を惜しみません」と撮影に対し情熱的なウェスと、それに応えるウェスへのリスペクトをもったスタッフキャスト陣による撮影現場に感銘を受けた様子で語っている。到着した新映像では、舞台である1960年代の個性的なキャラクターに扮し、ウェス・アンダーソンの世界観にすっかり染まったマクドーマンド、ティモシー、リナら豪華キャスト陣の姿がお披露目。そして最後には入浴中に宣言書の校正“だけ”をルシンダに依頼する、若々しくて可愛らしいゼフィレッリの姿も。そんなゼフィレッリの物語はラストで劇的な結末を迎えることになる。『フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』は2022年1月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フレンチ・ディスパッチザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊 2022年1月28日より全国にて公開©2021 20th Century Studios. All rights reserved.
2021年12月22日世界的歌姫セリーヌ・ディオンの半生をもとに描いた音楽エンターテインメント『ヴォイス・オブ・ラブ』より、撮影の舞台裏を切り取った特別映像が解禁された。この度解禁となったのは、本作で主演・監督・脚本を努めたヴァレリー・ルメルシエが徹底的な役作りのこだわりを明かす特別映像。本作では、セリーヌをモデルとした少女・アリーヌが主人公として描かれ、彼女の12歳から50歳までの人生を映し出している。歌手を夢見た少女時代、デビュー以降順調に歌手としての道を歩み始めたティーン時代、そして大人になり初恋を実らせ26歳差で電撃結婚、子育てや仕事に邁進する歌姫としての姿や、夫を失い孤独に苦しむ一人の女性としての姿など、劇中あらゆる年代のアリーヌをヴァレリー・ルメルシエがたった一人で演じ上げた。ヴァレリーは、1,300万人の動員記録を誇ったコメディ映画『おかしなおかしな訪問者』の演技でセザール賞助演女優賞に輝いたほか、『モンテーニュ通りのカフェ』で二度目のセザール賞助演女優賞するなど、フランスでは知らない人はいない大スター。監督としても本作を含めて6作品の脚本・主演を兼任しており、映画以外にも舞台やバラエティで活躍。その中で本作のように子供時代の役柄を演じることも多いそう。今回彼女はその経験を活かし、セリーヌへの情熱と愛、強い信念を持って、12歳から50歳までのアリーヌを見事に演じ抜いた。ヴァレリーは少女時代のアリーヌを演じるにあたり、「小柄に見せるために顔を大きくして肩幅や腰回りを削りました。そして顔を若返らせる」と明かし、現場では様々な工夫を施して役作りに挑んだそう。さらに「午前中は10歳で昼からは50歳。バストが膨らんだり縮んだり…すべてが変幻自在で楽しかった。別人になるのが役者ですから」と撮影をふり返っている。そのほかにも、ヴァレリーは「私の鼻を複製して共演者たちに装着しました。兄弟姉妹の顔を似せるためです。耳は横に突き出るようにしました」と、14人兄弟の末っ子を演じる上でのユニークな試みや、セリーヌのステージを再現するための肉体改造やダンスレッスンをはじめ、膨大な衣装など、作中のこだわりについてコメント。本作にかける並々ならぬ情熱が伝わる見応えある映像となっている。『ヴォイス・オブ・ラブ』は12月24日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ヴォイス・オブ・ラブ 2021年12月24日よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷にて先行公開/12月31日より全国公開©Rectangle Productions/Gaumont/TF1 Films Production/De l’huile/Pcf Aline Le Film Inc./Belga
2021年12月21日来年2022年で生誕60周年をむかえた唯一無二のヒーロー・スパイダーマン。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』ではトム・ホランドが演じているピーター・パーカーは、蜘蛛に噛まれたことで特殊能力をもち、“親愛なる隣人”として人々の安全を守りながらも、迫りくる数々のヴィランたちと戦い、成長していく。そんな世界中で愛され続けているスパイダーマンの主人公、ピーター・パーカーとはどんな人物なのか、高校生としての学生生活にも注目し、歴代ピーター・パーカーのキャラクターを一挙に紹介。また、ヒーローとしてさらに成長を遂げている最新作の見どころを語るゼンデイヤのコメントが到着した。★初代シリーズ:サム・ライミ監督作★『スパイダーマン』(00)/『スパイダーマン2』(04)/『スパイダーマン3』(07)トビー・マグワイアを主演に迎え、ホラー映画の巨匠サム・ライミ監督が初めてスパイダーマンをハリウッドで実写映画化したシリーズ。主人公のピーターは科学好きのおとなしい学生。内気で煮え切らない性格でスパイダーマンの能力を手に入れた後もトラブルに巻き込まれ続けてしまう…。隣人のMJ(キルスティン・ダンスト)に想いを寄せながらもはっきりと伝えることもできす、ピーターの背中を押したくなる場面もしばしば。しかし、観客の関心を引く親近感の湧く性格と、ヒーローとして愛される続けるスパイダーマン像を裏切らないタフさを兼ね備え、ファンからの支持も高い。★アメイジングシリーズ:マーク・ウェブ監督作★『アメイジング・スパイダーマン』(12)/『アメイジング・スパイダーマン2』(14)主演にアンドリュー・ガーフィールド、監督に『(500)日のサマー』などを手掛けたマーク・ウェブを迎え、技術のさらなる進歩により、当時最先端の3D技術を用いた映像体験も話題になった。ピーターの性格は、より原作に近い、明るくおしゃべりな設定になり、父親であるリチャード・パーカーの死の真相に迫るなど、探究心が強いキャラクター。ヒロインのグウェン(エマ・ストーン)にもアプローチし、親密な関係を築くなど初代シリーズとはまた違う魅力を持つスパイダーマンとなった。★MCUシリーズ:ジョン・ワッツ監督作★『スパイダーマン:ホームカミング』(17)/『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(19)『アベンジャーズ』などを手掛けるマーベル・スタジオが展開する、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)へのスパイダーマン参加決定に伴い、主演をトム・ホランド、監督にジョン・ワッツを迎え製作された。全シリーズで最も若い15歳の高校生スパイダーマンという設定になり、トムの愛嬌あふれるキャラクターもあいまって、シリーズの中でも最も「親愛なる隣人」という言葉が似合う末っ子キャラのピーター・パーカーとして愛される存在に。トムは「小さい街の親愛なる隣人のスパイダーマンが、実は青春映画のようなヴァイブを持ったまだ子供っぽい高校生で、この作品の中でより重大な責任を負い、大人になり、スパイダーマンに成長していくという、新しいタイプのスーパーヒーロー映画なんです」と語り、MCU版のスパイダーマンが自身にとっても特別であることを明かしている。プロデューサーを務めるケヴィン・ファイギはできるだけ若い年齢にした理由のひとつとして「高校時代を描くため」と語っており、『ハリーポッター』シリーズがそうだったように、MCUシリーズでは各作品で学校生活の1年が描かれており、その最終学年となるのが最新作『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』。最終学年が始まり、自分が人生で何をしたいのか、どこの大学に行きたいのかを考えているときに、ミステリオが自分の正体を明かしてしまい、ピーター・パーカーの正体が明らかになるという最悪の事態が起こってしまう。しかし、本当に望んでいるのは、いよいよ卒業が近づいて普通の学生のような経験をすること。それがヒーローであることと学生であることの葛藤となっている。共に歩んでいくMJとネッドとの関係性も要注目「彼らの絆はさらに深まる」MCUシリーズの物語の核はキャラクターがお互いを思いやる友情や愛情であること。MJを演じるゼンデイヤは、「彼らはお互いを長いこと知っているけれど、人生の変化の時を迎えています。想像を超えるような変化で、人々の好奇の目にさらされている。だからこれまで以上にお互い支え合う必要があります。お互いしか自分たちの状況を理解できる人はいないし。そう、だから彼らの絆はさらに深まり、親友のために助けになりたいと願うのです」と語る。MJにとって、ピーターとネッドはおそらく唯一の友人であり、「ネッドとMJは(ピーターの)補助装置で、時には作戦のブレーンでもあります。彼らはとにかくピーターのことを可能な限り助けようとします。スーパーパワーはないかもしれないけど、2人はとても頭の良い子たち。彼らは協力して難題を解決し、このストレスフルでめちゃくちゃな状態をどうにか対処しようとします」ともコメント。困難な状況の中でさらに絆が深まる、3人の友情と進路にも注目してほしい。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。『スパイダーマン』MOTION PICTURE (C)2002 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. SPIDER-MAN CHARACTER TM AND (C)2002 MARVEL CHARACTERS, INC. All RIGHTS RESERVED.MOTION PICTURE (C) 2004 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. All RIGHTS RESERVED. SPIDER-MAN CHARACTER (C) & (C) 2004 MARVEL CHARACTERS, INC. All RIGHTS RESERVED.(C) 2007 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES, INC. ALL RIGHTS RESERVED.MARVEL AND ALL MARVEL CHARACTERS INCLUDING THE SPIDER-MAN, SANDMAN, AND VENOM CHARACTERS TM & (C) 2021 MARVEL CHARACTERS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.『アメイジング・スパイダーマン』(C) 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved. Marvel, and the names and distinctive likenesses of Spider-Man and all other Marvel characters: TM and (C) 2021 Marvel Entertainment, LLC & its subsidiaries. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン3 2007年5月1日より日劇1、みゆき座ほか全国にて公開SPIDER-MAN CHARACTER TM ©2006 MARVEL CHARACTERS, INC. ALL RIGHTS RESERVED.アメイジング・スパイダーマン 2012年6月30日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2012 Columbia Pictures Industries, Inc. MARVEL, and all Marvel characters including the Spider-Man character ™ & © 2012 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved.アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月21日フィンランドの女性画家ヘレン・シャルフベックの半生を描いた『魂のまなざし』が生誕160年記念となる2022年の夏に公開されることが決定し、併せてティーザービジュアルが解禁となった。1915年、ヘレン・シャルフベックは、高齢の母親とともに田舎で暮らしていた。いわば忘れられた画家だった彼女は、それでも湧き出してくる情熱のためだけに絵を描き続けていた。全てが変わったのは、ある画商が訪ねてきて彼女が描き溜めていた159点のすばらしい作品を発見、大きな個展開催に向けて動き出した時。しかし、ヘレンの人生で最も重要な転機は、画商が紹介した15歳年下の青年エイナル・ロイターとの出会いによってもたらされる…。モダニズムを代表する画家のひとりとして、近年世界的に注目を浴びるフィンランドの国民的画家ヘレン・シャルフベック(1862~1946)。その生誕160年を記念し、彼女の画業と人生を決定づけた1915年から1923年の時代を描いた本作。シャルフベックは、ロシア帝国の支配下にあったフィンランドに生まれ、祖国の独立と内戦を経て封建的な世界が崩壊していく過程と歩調を合わせるように、画家として、女性として、一人の人間として自律的に生きていく。狂おしい愛に打ちのめされ生涯の友情を得る中で、自身と身の回りの存在を凝視しその本質を描きだす手法をひたすら追求した。抑圧的な母親や男性社会に臆せず、名誉よりも内から湧き出る情熱に従ったシャルフベック。どん底にあってもやがて立ち上がって背筋を伸ばし歩んでいく、その凛とした生き様が、北欧の透明な光に輝く自然や街並みとともに全編美しい映像で描かれる。解禁されたティーザービジュアルは、映画と同時代1915年にシャルフベックが描いた代表的な自画像「黒い背景の自画像」を模し、シャルフベックを演じた主演女優ラウラ・ビルンの姿に置き換えて描き下ろされた、映画のためのオリジナル作品を使用している。『魂のまなざし』は2022年夏、Bunkamuraル・シネマほかにて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:魂のまなざし 2022年夏、Bunkamuraル・シネマほか全国にて公開©Finland Cinematic
2021年12月21日「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」全10作で興行収入が1000億円を突破するなど、国内洋画シリーズ映画興行成績No.1を誇る魔法ワールドシリーズの最新作となる『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』。この度、好奇心をかき立てるUS版ティザーポスターが解禁された。先日、特報が解禁されると、多くの歓喜の声と共に映像から読み取れるストーリーを考察する声も多数上がり、Twitterの世界トレンド入りを果たした本作。そんな中、解禁されたUS版ティザーポスターは、ホグワーツ魔法魔術学校と、それに向かって羽ばたく不死鳥の姿が描き出されたビジュアルとなっている。不死鳥と言えば、魔法ワールドを語る上で欠かせない、ダンブルドア先生との関わりも深い魔法動物。「ハリー・ポッター」シリーズでは、ダンブルドア先生がリーダーを務めた秘密組織「不死鳥の騎士団」のシンボルとなっているだけでなく、『ハリー・ポッターと秘密の部屋』では、ハリーが大蛇バジリスクに襲われたところに駆けつけ、治癒能力を持つその涙でハリーの傷を癒した不死鳥の“フォークス”がよく知られている。本来、人が飼うことは難しいとされている不死鳥だが、“フォークス”はダンブルドア先生とホグワーツで共に過ごす友人のような存在。しかし、その出会いは明らかにされておらず、ポスターに描かれた不死鳥が“フォークス”かどうかも分かっていない。先日、解禁となった特報にも不死鳥が登場するシーンがあるが、その不死鳥が向かう先にはクリーデンス(エズラ・ミラー)の姿があり、その謎は深まるばかり。不死鳥はダンブルドア家の人間が窮地に陥ったときにも駆けつけることで知られているが、ホグワーツ城では一体何が起こっているのか!?そして不死鳥は寿命を終えると炎に包まれ灰になるが、このビジュアルの不死鳥も炎に包まれているように見える…想像力をかき立てられるビジュアルに世界中が胸躍らせている。『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』は2022年4月8日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密 2022年4月8日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved Wizarding World™ Publishing Rights © J.K. Rowling WIZARDING WORLD and all related characters and elements are trademarks of and © Warner Bros. Entertainment Inc.
2021年12月21日トム・ホランド主演『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』が、現地時間12月17日に全米4336館で公開され、週末3日間で興行収入2億5300万ドル(約288億円)をたたき出し、全米オープニングNo.1となる超特大ヒットスタートを切ったことが分かった。今回のこの驚異的な数字は、コロナ禍における最大オープニング記録だけではなく、全米におけるオープニング興行成績として歴代3位、12月のオープニング興行成績の歴代1位、Sony Picturesのオープニング興行成績の歴代1位、全スパイダーマン映画のオープニング興行成績の歴代1位という、映画界の歴史に残る記録。公開初日の興行収入だけでも、1億2185万ドル(約139億円)を記録(木曜日のプレビュー上映含む)。全米以外の海外でも60マーケットで公開スタートし、オープニング興行収入3億3420万ドル(約381億円)、全米および海外の成績を合計した全世界のオープニング累計興行収入は早くも5億8720万ドル(約669億円)を突破し、全世界オープニング興行成績においても歴代3位、Sony Picturesの全世界オープニング興行成績の歴代1位、という驚異的な記録を打ち立てた(※12/20付Box Office MojoおよびDeadline調べ、1ドル=114円換算、12/20現在)。またRotten Tomatoesでは、評論家から「これは『スパイダーマン』へのラブレターだ!」、「MCU版スパイダーマンにおける最高傑作!」といった熱いレビューが寄せられ、Tomatometer(批評家スコア)94%、Audience Score(観客スコア)99%、出口調査「CinemaScore(シネマスコア)」でもA+という高評価を獲得している(12月20日12時正午時点)。そして、全米公開初日には、トムが自身のInstagramにて「ついにこの日が!映画と自分の人生をこんなにも素晴らしい仲間と分かち合うことができ、人生が大きく変わった。この映画は愛情が詰まっていて3世代の映画を祝ったもの。夢が実現した。数年間に渡りみんなからもらった愛とサポートに深く感謝。心の底からありがとう、愛してる。映画を楽しんで。P.S.ティッシュを忘れずに!」と投稿し、多くの人が反応を寄せている。ついに、マルチバースの扉が開いたことにより“彼らの存在がこのユニバースを危うくする”として、ストレンジがヴィランたちを元のユニバースに戻すべく、ピーター、MJ、ネッドの3人に危険を訴えるが、その後、さらなる混乱が引き起こされようとする様が描かれる本作。第1弾予告編は、公開後24時間の視聴数が全世界で3億5550万回を記録と、これまでの映画作品の中で最も視聴された予告編となり、当初からその注目度の高さが話題に。日本では、劇場前売券の発売日から3日間の売れ行きが、驚異の前作対比376%と、シリーズ最高記録を更新。また日本語吹き替え版では、主題歌を「SixTONES」が担当しており、こちらも注目。全世界でのビッグヒットとともに、日本でもスパイダーマン旋風が巻き起こること間違いなしだ。『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』予告編3『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』は2022年1月7日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月20日第79回ゴールデングローブ賞2部門ノミネートのほか、いま賞レース席巻中の映画『シラノ』より、美しい純愛三角関係を彷彿させるポスタービジュアルが公開された。本作は、1897年の初演以降、世界各地で幾度となく上演され、映画化・ミュージカル化されている稀代の名作「シラノ・ド・ベルジュラック」を再構築し、豪華スタッフ&キャストと共に完成させた最高にロマンティックなミュージカル映画。ゴールデングローブ賞では作品賞(コメディ/ミュージカル部門)、主演男優賞(コメディ/ミュージカル部門)の主要2部門でノミネート。ほかにも、第26回サテライト賞では作品賞(コメディ/ミュージカル)・主演男優賞(コメディ/ミュージカル)・衣装デザイン賞などの主要部門、ハリウッド映画批評家協会賞では主演男優賞、主題歌賞、コメディ/ミュージカル映画賞、ラスベガス映画批評家協会賞では主演男優賞、主題歌賞、脚色賞ほか、続々ノミネートを果たしている話題作。このほど到着したポスタービジュアルでは、キーとなる手紙が舞う中、ロクサーヌ(ヘイリー・ベネット)、後ろにはひそかに想いを寄せる主人公・シラノ(ピーター・ディンクレイジ)と、その胸の内を知らないロクサーヌが片想いをする口下手なクリスチャン(ケルヴィン・ハリソン・Jr.)が写し出されている。複雑な心情が垣間見え、美しくも儚い三角関係が感じられるビジュアルが完成した。『シラノ』は2022年2月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:シラノ 2022年2月25日より全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Pictures Inc. All Rights Reserved.
2021年12月20日『ジョジョ・ラビット』で脚光を集め、M・ナイト・シャマラン監督最新作『オールド』にも出演するトーマシン・マッケンジー、そしてNetflixオリジナルシリーズ「クイーンズ・ギャンビット」でゴールデン・グローブ賞ミニシリーズ/テレビムービー部門の主演女優賞を受賞したアニャ・テイラー=ジョイが競演する『ラストナイト・イン・ソーホー』。60年代ロンドンから現代にも通じる恐ろしい出来事を描いた本作で、ファッションが役作りにもたらした影響についてトーマシンとエドガー・ライト監督が語った。映画冒頭、ぼんやり浮かぶシルエットに目を奪われ次第に明るみになるのは、デザイナーを夢見るエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)の姿。彼女は自作のドレスを纏い、愛してやまない60年代の品々に囲まれながら、レコードから流れてくる60年代の音楽に身を委ねる。それは現代なのか、60年代の話なのか――。一瞬にして目が奪われる印象的なシーンが冒頭から訪れる。エロイーズが纏うドレスをはじめ、本作の衣装を担当したのは、『ブルックリン』『17歳の肖像』など、クラシカルでいて、凛とした女性の衣装を手掛けてきたオディール・ディックス=ミローだ。その仕事ぶりは、2つの時代、同じソーホーという場所でそれぞれ夢を追いかける女性たちを演じたトーマシンとアニャの衣装でいかんなく発揮されている。■エドガー・ライトが明かす「冷酷な現実をみせるのにいいオープニング」エドガー・ライト監督は彼女の起用について、「60年代のファッションではあるけど、ありきたりなものはとちょっと違うこと。僕自身その時代を経験したわけじゃないんだけど(笑)、観ていてリアルに感じるか、ということを重視する。彼女の作るものはすごくリアルに感じられるから。実際に会った時、アイデアをルックブックにまとめてきてくれたんだけど、まさに僕が求めているものそのものだった」とふり返る。「サンディ(アニャ)が初めて登場するシーンでは、ピンク色の流れるようなドレス、ダンスがあるのでそれが映えるようなものを、とかなり頭を悩ませた」と監督。「衣装デザインの中でもいちばん大変だったと思うけどとても満足している。鑑賞したファンが2人を絵にしてくれたり、ハロウィンでコスチュームとして着てくれた人もいて僕はとてもうれしかった」と言う。冒頭のシーンについては、「新聞のドレスは、服を作る時に型紙を使ってトレースすることはよくあるから、そのアイデアからきている。いいなと思ったのは、電気がつくとじつはそのドレスが新聞、ということがわかること。グラマラスなことに対しての対比のようなじつは冷酷な現実をみせるのにいいオープニングだと思った」と明かしている。■トーマシン・マッケンジー「ファッションはこの映画の大事な一部」また、トーマシンは「新聞紙で作った自作のドレスは、とても細かくて複雑にできています。ロンドンに到着した時、エリー(エロイーズ)は手作りのオーバーオールにチーター柄のファンキーなタートルネック、大きな茶色のジャケットをあわせてる。三つ編みも手伝って、とにかく若くて純粋でナイーヴ、ワクワクしている人にみえます。彼女が手作りした“田舎のネズミ”スタイルなんですよ(笑)」と話す。「エリーの衣装を選ぶため、今までないほどに衣装チームと親密に仕事をしました。ファッションはこの映画の大事な一部なのです。彼女(オディール)のスタイルは個性的でかっこいい。メイクもウィッグなどもすばらしくて、沢山のアドバイスをもらい意見交換しました。言葉の訛り指導、衣装、ヘアメイクのすべてが役作りの助けになりました。エリーという役に息を吹き込んでくれました」と、オディールら衣装チームへの絶賛を惜しまない。そして、「(アニャは)沢山のジョイ(喜び)を現場や作品にもたらしました。勇気、色気、意思の強さ、ウィットに富んだ個性をサンディに与えました。彼女は見事でしたし、私が出会った中でいちばん熱心な勉強家でとどまることをしりません」と、アニャにも称賛を贈る。現代と60年代、ふたつの時代で生きるサンディとエロイーズは共に、情熱と決意を持って歩みはじめ、大きな夢と期待とともにロンドンへ移り住む。人を惹きつけてやまない煌びやかなネオンライトの影の部分を、正面から、彼女たちの繋がりを軸に描き切ったエドガー・ライト監督の最新作は、ジャンルを超えた“いまの時代”に送り出された新境地になっている。『ラストナイト・イン・ソーホー』はTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ラストナイト・イン・ソーホー 2021年12月10日よりTOHOシネマズ日比谷、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 FOCUS FEATURES LLC. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月20日11月26日に公開を迎え、ひとりだけ魔法を持たないヒロイン・ミラベルの活躍や、彼女の魔法に溢れる家族の関係が紡ぐストーリーに感動の声が広がっているディズニー・アニメーション・スタジオの最新作『ミラベルと魔法だらけの家』より、監督コメントが解禁された。第79回ゴールデン・グローブ賞の3部門でノミネートされ、ディズニー長編アニメーション60作目となる本作で監督を務めたのは、『ズートピア』以来のタッグとなるバイロン・ハワードとジャレド・ブッシュのふたり。この度解禁されたコメントは、監督・アニメーター・脚本家として多くの作品に携わってきたふたりが、どんな想いで本作を世に送り出すのか、そしてディズニー・アニメーション・スタジオの未来について語る内容になっている。長年ディズニー・アニメーション・スタジオに勤めてきたハワードは「ここにいる人々は過去のディズニー作品から学び、その伝統を次へと継承してきた。このスタジオは、生まれた時から物語を語ることを愛してきました。そしてそれらの映画は何世代にもわたり、何度も、何度も、世界中の家族に見てもらってきている。すごいことです。そのレガシーの一部でいられることは、本当に光栄です」と、ディズニー・アニメーションが伝えてきた物語の偉大さを熱く語り、ブッシュも「60作目に携われたことはすごく光栄で、とても嬉しく感じています」とコメント。さらにブッシュは「このスタジオは新しい声を積極的に迎え入れている。かと思えば、ウォルト・ディズニー本人と一緒に働いていた大ベテランが、僕らの映画に感想を言ってきてくれたりする。あまりにも幅が広すぎて、びっくりしてしまうほどです」と、伝統と革新のどちらも重んじる環境が、100年近くにわたって新しい技術・物語を生み出し続ける原動力になっていることを明かした。またハワードは「これからの10年に公開される映画についても楽しみです。ここには新しいフィルムメーカーがいて新しいアイデアがたくさんある。ディズニー・アニメーションが作る映画は、どんどん幅広くなっていてとてもエキサイティングです。65作目、70作目を迎えることが待ちきれません」とスタジオの未来に思いをはせたコメントを残している。『ミラベルと魔法だらけの家』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミラベルと魔法だらけの家 2021年11月26日より全国にて公開© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2021年12月20日第71回ベルリン国際映画祭金熊賞と観客賞ノミネートのイラン映画『白い牛のバラッド』(英題:Ballad of a White Cow)が来年2月より公開されることが決定。併せて場面写真も解禁となった。愛する夫を死刑で失い、ろうあの娘を育てながら必死で生活するシングルマザーのミナ(マリヤム・モガッダム)。1年後に突然、夫の無実が明かされ深い悲しみに襲われる。賠償金よりも判事に謝罪を求める彼女の前に、夫の友人を名乗る男レザ(アリレザ・サニファル)が現れる。ミナは親切な彼に心を開き、3人は家族のような親密な関係を育んでいくが、2人を結びつける“ある秘密”には気づいていなかった…。罪と償いの果てに、彼女が下した決断とは?本作は第71回ベルリン国際映画祭で金熊賞、観客賞にノミネートされ数々のメディアで取り上げられるなど熱狂を呼び、イランの名匠に並ぶ新たな才能と高く評価された。監督を務めたマリヤム・モガッダムとベタシュ・サナイハは、2018年の『The Invincible Diplomacy of Mr Naderi』(英題)に続き、本作が2度目の共同監督。モガッダム監督は脚本と主演も兼任し、シングルマザーとして娘を育てようと奮闘しながら、理不尽な社会に立ち向かう主人公の女性・ミナを演じきった。強さと弱さを併せ持ったリアリティ溢れるその姿は「孤独と決断の葛藤の間で揺れ動くミナの役を見事に演じている」(―Festival Scope)「モガッダムは素晴らしいの一言に尽きる」(―Cineuropa)と絶賛の声が上がっている。イランは死刑執行数が中国に次いで世界第2位の国(アムネスティ・インターナショナル調べ)である。第70回ベルリン国際映画祭金熊賞受賞で話題を呼んだ『悪は存在せず』など、近年、死刑制度をテーマにした映画が数々と作られており、世界的にも関心が高まっている。なお、本作はイラン政府の検閲により正式な上映許可が下りず、自国では3回しか上映されていない。厳罰的なイランの法制度を背景に、社会の不条理と人間の闇をあぶりだした本作は、いまや世界的に少数派である、死刑制度が存在するここ日本でも、大きな問いを投げかけることだろう。また、女性、とくに未亡人が生きづらい敬虔なイスラム社会で、判事に謝罪を求め続けたミナが、真実にたどり着いたときに下した決断は、あらゆる観客の脳裏に焼き付くはずだ。また、併せて場面写真も解禁。ミナの背後に近づく人影、車内にいるミナとレザの神妙な面持ちが印象的な姿や、ミナが娘とともにいるシーン、無機質な牛乳工場で働く様子など、サスペンスフルな雰囲気が伝わってくる場面が切り取られている。理不尽に立ち向かう女性の姿を巧みに描いた本作。緻密な心理描写、そして緊張感あふれる音と映像で描かれる、極上のサスペンスとなっている。『白い牛のバラッド』は2022年2月18日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:白い牛のバラッド 2022年2月18日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開
2021年12月20日表の顔は、高貴なる英国紳士。裏の顔は、世界最強のスパイ組織“キングスマン”。その最初の任務を描く『キングスマン:ファースト・エージェント』がクリスマスイブ、12月24日(金)に待ちに待った公開を迎える。ド派手で超過激なスパイアクションが繰り広げられる本作をはじめ、今年のクリスマスは家族や、友達と、恋人と楽しめる“超過激”な作品が目白押しだ。▼『ヴェノム』(劇場公開中)クリスマスを前に凶悪の敵現る全世界940億円を超える大ヒットを記録した『ヴェノム』のシリーズ第2弾。“俺たち”としての共同生活は板につきつつも、「悪人以外を食べない」という条件でエディの体に寄生した地球外生命体(シンビオート)のヴェノムは、食欲の制限を強いられストレスの毎日を過ごしていた。そんな中、未解決事件の真相を追うジャーナリストのエディは刑務所で、ある死刑囚と再会する。その男の名はクレタス・キャサディ。これまで幾度となく猟奇殺人を繰り返し収監されたシリアルキラーで、彼には死刑執行が迫っていた。「私の秘密を教えようか」と不気味にほほ笑み、エディに対し異様な興味を示すクレタス。そのとき、クレタスはエディの腕へと噛みつき、エディの血液が人間とは異なることに気づく…。死刑執行を前に、クレタスはカーネイジへと覚醒、世界を闇へと変えていく。最強と言われてきたヴェノムの脅威をも超えるほどのカーネイジの出現により、どんな激しい戦いが勃発するのか?全作を超える手に汗握るアクション、そして“俺たち”の共闘にワクワクさせられる。▼「ホークアイ」(ディズニープラスで配信中)クリスマスを家族と過ごせるのか?マーベル・スタジオが贈るDisney+(ディズニープラス)オリジナルドラマシリーズ最新作。「ワンダヴィジョン」「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」、そして「ロキ」と、映画の枠では収まり切れないヒーローたちのドラマを描いてきたマーベル・スタジオが、ついにアベンジャーズ創設メンバーを描く。『アベンジャーズ/エンドゲーム』(19)の壮絶な戦いで、人類を救ったものの大事な親友であるブラック・ウィドウをはじめ、仲間を失ったホークアイ。喪失感を抱えながらも、ようやく平穏な日々を取り戻しつつあった彼の唯一の望みは、クリスマスを家族と一緒に、穏やかに過ごすこと。しかし、彼の秘めていた過去、闇の世界の暗殺者“ローニン”の存在がきっかけとなり事件に巻き込まれていく。「クリスマスまでに帰る」という大事な家族との約束を守るために奮闘するも、次々とトラブルや新たな敵が襲ってきて…。クリスマスまであと6日間。ニューヨークの煌めくクリスマスを舞台にした演出にも注目だ。▼『キングスマン:ファースト・エージェント』12月24日クリスマスイブ公開待ちに待った公開をクリスマスイブに控える『キングスマン:ファースト・エージェント』。本作で新たに活躍するのは、キングスマンの礎を築いた存在である平和主義のイギリス名門貴族・オックスフォード公(レイフ・ファインズ)と、彼の息子であるコンラッド(ハリス・ディキンソン)だ。時は1914年。世界を混沌に陥れようと“闇の狂団”が、世界大戦を引き起こすため欧州各国へ刺客を送り込み、大戦が勃発してしまう…。オックスフォード公は独自の諜報網から、ドイツやロシアの不穏な動きを察知し、のちにキングスマンとなる組織を創設、世界の危機を前に立ち上がる。今回、メインキャラクターとなるオックスフォード公は戦争では何も解決しないという考えを持ち、それに反して、コンラッドは戦争へ行くことが自分の使命と信じる正義感にあふれた青年。平和な世界を実現したいと強く願う気持ちは同じものの、コンラッドが幼いころに妻を失ったことから、オックスフォード公は息子を愛するがあまり危険な場所から遠ざけようとしていたのだ。しかし大戦は過激化し、やがてオックスフォード公はコンラッドをキングスマンとして誘うことに。マシュー・ヴォーン監督にしか描くことのできないキレッキレのアクション、スリル満点のシリーズならでは魅力、さらに胸を強く打つ父子のドラマが加わり、最新作は楽しめる要素が満載となっている。『キングスマン:ファースト・エージェント』は12月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporationヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ 2021年12月3日より全国にて公開©2021 CTMG. © & ™ 2021 MARVEL. All Rights Reserved.
2021年12月20日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが主演する、ダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、特報映像とポスタービジュアルが公開された。今回到着した映像では、人気スタンダップコメディアン・ヘンリー(アダム・ドライバー)と一流オペラ歌手・アン(マリオン・コティヤール)の恋の物語から幕を開け、やがて、2人の子ども・アネットが誕生。しかし、そんな甘い時間は束の間。<何か>に怯える彼らの姿が映し出されている。日本でも根強い人気を誇り、原案も手掛けたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」の音楽をバックに、ヘンリーとアン、アネットの“暗然たるおとぎ話”の始まりを予感させる映像だ。『アネット』特報映像そしてポスタービジュアルは、「愛がたぎる」というコピーと相反するように、冷たい嵐と波に揉まれながら2人が手を取って踊り続ける姿が写し出されている。一体、これは現実なのか?様々な憶測を呼ぶ1枚となっている。『アネット』は2022年4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2021年12月20日各国の映画祭で話題をさらったブランドン・クローネンバーグ監督作『ポゼッサー』(原題:POSSESSOR)の公開日が来年3月に決定し、メインビジュアルと場面写真が解禁された。第三者の脳に入り込み所有者<ポゼッサー>として殺人を行う完全無欠の遠隔殺人システム。タシャは、殺人を請け負う企業に勤務するベテラン暗殺者。上司のミッションのもと、特殊なデバイスを使ってターゲットに近しい人間の意識に入り込み、徐々に人格を乗っ取っていきターゲットを仕留めたあとは、ホストを自殺に追い込んで“離脱”する。全てが速やかに完遂されていたが、あるミッションを機にタシャのなかの何かが狂い始める…。人格を乗っ取られた男との生死を賭けた攻防を、冷徹で研ぎ澄まされた映像美で描く。本作は、鬼才デヴィッド・クローネンバーグの息子ブランドン・クローネンバーグ監督の、『アンチヴァイラル』から実に8年ぶりの長編第2作。2020年のサンダンス映画祭でワールドプレミアされ、各国の映画祭のあらゆる部門で39のノミネートと15の受賞を果たした注目作だ。昨年の第33回東京国際映画祭「TOKYO プレミア 2020」部門で上映されるや否や、その容赦ない暴力描写で観客の度肝を抜き、大きな話題となったことも記憶に新しい。全米映画批評家サイト・ロッテントマトでは200件以上のマスコミレビューがありながらも満足度94%の高評価を獲得した。主演には『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』『ザ・グラッジ 死霊の棲む屋敷』などホラー、カルト系の映画との好相性を予感させるアンドレア・ライズボロー。意識を乗っ取られる男に『ファースト・マン』『ピアッシング』のクリストファー・アボット。ブランドン監督がある日、まるで自分が自分でないような感覚に襲われ、急遽自身の人格を再創造する必要を迫られたという自身の経験から着想を得て製作されたという本作。他人の身体に入り込み、人格をコントロールしていく工作員の女。その過程で完全にコントロールされているはずの男の自我が、次第にひとつの身体の内で混ざり合っていく様を、父親譲りの様式美と過激描写に加え、執拗なバイオレンスや性描写にスタイリッシュなカメラワーク、面妖な色彩の映像で描き出す。そして誰も考えつかない冷徹かつ異常な物語と世界観は、観る者の心に深い傷跡を刻むことだろう。その奇妙で不気味な世界観を切り取ったポスタービジュアルと場面写真も解禁。鬼才の遺伝子と戦慄の才能が花開く衝撃作に、期待が高まる。『ポゼッサー』は2022年3月4日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ポゼッサー 2022年3月4日よりヒューマントラストシネマ渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて公開©2019,RHOMBUS POSSESSOR INC,/ROOK FILMS POSSESSOR LTD. All Rights Reserved.
2021年12月20日注目俳優ジョディ・カマーが、リドリー・スコット監督『最後の決闘裁判』のあるキスシーンの裏側について語るインタビュー映像がシネマカフェにて解禁となった。舞台は14世紀末、フランスで法的に認められた最後の決闘裁判を描く本作。かつて友人同士であったカルージュ(マット・デイモン)とル・グリ(アダム・ドライバー)が生死を賭けて真実を巡る戦いに挑み、歴史家たちに“世紀のスキャンダル”とまでいわれるセンセーショナルな事件の真相に、圧巻の演出とスケールで迫る。当事者3人の視点から描かれる本作の構成は、黒澤明監督『羅生門』に影響を受けたといわれている。今回の独占映像は、『フリー・ガイ』での好演も記憶に新しいジョディ・カマーが語るインタビュー映像。夫カルージュにとっては宿敵、アダム・ドライバー演じるル・グリとの初対面で交わす「激しくときめくようなキス」をなるべく自然に演じるために、固定観念を持たずに演技に挑んだとジョディは語っている。「両極端の感情が湧く」絶妙なシーンは、まさにジョディの演技力が試される屈指の場面となっている。『最後の決闘裁判』は先行デジタル配信中、2022年1月26日(水)よりブルーレイ+DVDセット発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:最後の決闘裁判 2021年10月15日より全国にて公開© 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2021年12月19日キアヌ・リーブス主演で、全世界に社会現象を巻き起こしたアクション超大作の新章『マトリックス レザレクションズ』。今回は、解禁されている情報の中でも謎に包まれたヒロイン、トリニティーをピックアップ。ラナ・ウォシャウスキー監督や、トリニティーを演じてきたキャリー=アン・モスの言葉から掘り下げていく。◆ネオとは初対面?主婦の「ティファニー」として暮らしている!?過去作ではネオ(キアヌ・リーブス)やモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)らと共に、人類の未来のために機械と戦っていたトリニティーだが、予告編ではその面影は見られない。ネオと握手し、「前に会った?」と語りかけるという初対面のような反応を見せており、本作では主婦の「ティファニー」として登場することも発表されているが、これまでと異なる名前の理由とは?その一方で、銃弾を止めるネオと共に、傷つきながら街中やビルの屋上などを奔走し、高層ビルからジャンプするシーンも…。本予告では、ネオを後ろに乗せてお馴染みのバイクを駆る姿も収められており、トリニティー本来の頼もしい一面も見せている。しかし、マトリックス=仮想世界に繋がれている様子も映し出され、モーフィアス(ヤーヤ・アブドゥル=マティーン2世)が「トリニティーを救いたければ戦え!」とネオを鼓舞するシーンが!トリニティーは再びマトリックスに囚われており、本作でのネオは彼女を再び取り戻すために戦っているようだ。◆ラナ・ウォシャウスキー監督、そしてキャリー=アン・モスの語るトリニティーそんなトリニティーの役柄について、本作で再びメガホンを取るラナ・ウォシャウスキーは、キャリー=アンのおかげで、このキャラクターが生まれ変わったと語っている。「トリニティーは以前から勇猛果敢だったけど、今回は桁違いに進化しています。それはもちろんキアヌ扮するネオも同じ。一緒にこの新作に取り組んだら、どんな化学反応が起きるか、撮影前からとても楽しみでした」とコメント、第3作『マトリックス レボリューションズ』(03)から18年の時を経て新章を作ることはもちろん、キアヌやキャリー=アンらと再結集することも心待ちにしていた様子だ。新章の始まりを待ちわびていたのは、トリニティーを演じたキャリー=アンも同様だ。本作の制作をラナから電話で聞いたキャリー=アンは、そのことを夫に報告した際、思わず嬉し泣きしてしまったと振り返っている。その後サンフランシスコでラナやキアヌと再会し、台本の読み合わせをしたキャリー=アンだが、予想を遥かに超えた内容に驚きを隠せなかったという。「トリニティーについてはいろいろなパターンを想像していたけど、ことごとく外れてしまったし、読み合わせが終わっても気持ちの整理がつきませんでした」と語っていることからも、その衝撃の大きさがうかがえる。また、トリニティー役について、「この役を演じるために数々の試練を乗り越えてきたけれど、今となっては最高の思い出。人生の糧にもなっています」と、『マトリックス』での人生の血肉となっていることも語っている。例えば、第2作『マトリックス レボリューションズ』(03)では、ハイウェイでの逆走シーンで世界中の度肝を抜き、バイクがトリニティーの代名詞となった。しかし、元はバイク恐怖症で、それを克服したことを当時のインタビューで明かしている。同じく代名詞であるスコーピオン・キックをはじめとして、格闘シーンも多数あるトリニティーだが、キャリー=アン自身は実は体術も得意ではなく、「体術を習得するのではなくて、ダンスを覚える要領で型や動きを頭に入れるようにしています」と独自のコツを告白する。自分自身では得意ではなかったことでも、乗り越えることで世界を驚かせるキャラクターを生み出せることをキャリー=アン自身が体現している。困難を乗り越え進化し続けるキャリー=アンの姿は、まるでトリニティーそのものといえそうだ。『マトリックス レザレクションズ』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マトリックス レザレクションズ 2021年12月17日より全国にて公開©2021 WARNER BROS. ALL RIGHTS RESERVED
2021年12月19日第88回アカデミー賞作品賞受賞『スポットライト世紀のスクープ』のトム・マッカーシー監督・脚本、マット・デイモン主演で贈るサスペンス・スリラー『スティルウォーター』。構想に10年の歳月をかけたこの新作のみならず、マッカーシー監督の過去作を振り返ると、そのどれもが緻密な脚本に唸る作品ばかり。監督をよく知るプロデューサーのジョナサン・キングは「トムの仕事を特徴づけるのは、世の中に対するたゆまぬ好奇心」と語る。「彼は人への好奇心と思いやりから映画製作に取り組んでいます。根っから人に興味があって、その人々が歩んできた人生の代弁者になることに大きな価値を置いているんです」。今回は、そんなトム・マッカーシー監督が稀代のストーリーテラーであることがよく分かるオススメ作品4本をピックアップした。『扉をたたく人』監督・脚本2008年愛する妻に先立たれ、無気力な毎日を送っている大学教授のウォルター。ある日、学会で論文を発表するためにコネチカットの住まいからニューヨークにあるアパートへ行くと、そこには若い男女、タレクとゼイナブが住んでいた。騙されて入居していた、行く当てもない彼らを不憫に思ったウォルターはアパートに引き留そこから奇妙な同居生活が始まる。音楽を愛するウォルターは、ミュージシャンであるタレクにジャンベ(西アフリカ起源の太鼓)を習い始め、徐々に心を通わせていくが、そんな日々も束の間、タレクが不法滞在を理由に拘束されてしまう…。ウォルターを演じたリチャード・ジェンキンスは2009年アカデミー賞主演男優賞にノミネート、近年はギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』でも同助演男優賞にノミネートされた。全米公開時わずか4館だった上映は270館まで拡大し、公開6週目にはついに興収トップ10入りを果たす。監督・脚本を務めたトム・マッカーシーの名を一躍世に知らしめた出世作。『カールじいさんの空飛ぶ家』原案2009年勇敢な冒険家チャールズ・マンツに憧れる少年カール。ある日、1軒の空き家で、同じく冒険好きでマンツに憧れる少女エリーと出会う。2人はやがて恋に落ち結婚。初めて出会った空き家を新居とした。マンツが消息を絶ったという“伝説の滝”パラダイス・フォールについて語り合い、いつか2人で見に行こうと約束するが、なかなか旅行費用が貯まらない。やがてエリーは病に倒れ、亡くなってしまう。その後も、エリーとの思い出が詰まった家で一人暮らしていたカールだったが、78歳になったある日、妻との約束を果たすため、人生最初で最後の冒険を決意する。思いもよらぬ運命が待ち受けていることも知らずに、大切な我が家に無数の風船をつけ、家ごと空へ旅立った。トム・マッカーシーが原案を務め、『モンスターズ・インク』『インサイド・ヘッド』などのピート・ドクターが監督を務めた本作。2010年アカデミー賞で長編アニメ映画賞、作曲賞を受賞したほか、脚本賞にもノミネートされた。『スポットライト 世紀のスクープ』監督・脚本2015年2001年夏、ボストン・グローブ紙に新しい編集局長のマーティ・バロン(リーヴ・シュレイバー)が着任する。マイアミからやってきたアウトサイダーの彼は、地元出身の誰もがタブー視する、ある神父による性的虐待事件を詳しく掘り下げる方針を打ち出す。その担当を命じられたのは、独自の極秘調査に基づく特集記事欄「スポットライト」を手掛ける4人の記者たちだった。デスクのウォルター“ロビー”ロビンソン(マイケル・キートン)をリーダーとするそのチームは、事件の被害者らへの地道な取材を重ね、大勢の神父が同様の罪を犯しているおぞましい実態と、その背後に教会の隠蔽システムが存在する疑惑を探り当てる。やがて9.11同時多発テロによる調査の一時中断を余儀なくされながらも、チームはカトリック教会の権威にひるむことなく罪を暴くため闘い続ける。衝撃の実話を描き、2016年アカデミー賞6部門にノミネート。見事、作品賞と脚本賞を受賞した。トム・マッカーシーを名実ともにハリウッドを代表する映画作家にした1本。『スティルウォーター』監督・脚本・製作2021年仏マルセイユを舞台に、殺人罪で捕まった娘の無実を証明するため、父親が真犯人を探し出すというサスペンス・スリラー。米オクラホマ州スティルウォーターで暮らす失業中の石油掘削作業員ビル。彼は過去のあやまちにより疎遠になってしまった娘アリソンと再会するためマルセイユへ向かう。アリソンは留学中、ガールフレンドのレナを殺害した罪で9年の刑に服していたが、無実を訴え続けていたのだ。ビルは現地で弁護士に再調査をするよう訴えるも、まともに取り合ってもらえない。ビルは娘の無実を証明するため、複雑な法制度、言葉の壁や文化の違いに阻まれながらも異国の地で1人奔走する。そんな中、彼が出会ったのは地元の女性ヴィルジニーとその娘マヤ。新たな協力者を得て調査を重ねるビルは、やがて思わぬ形で事件の証拠を掴み取る。しかしそれは同時に、彼に苦渋の決断を迫るものだった。マッカーシー監督が構想に10年の歳月をかけ、どうしても描きたかった物語。パルムドール受賞作『ディーパンの闘い』などで知られるトーマス・ビデガンとノエ・ドゥブレが脚本の執筆に加わり、重厚かつ緻密な作品が完成した。『スティルウォーター』は2022年1月14日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:扉をたたく人 2009年6月27日より恵比寿ガーデンシネマほか全国にて順次公開© 2007 Visitor Holdings, LLC All Rights Reserved.カールじいさんの空飛ぶ家 2009年12月5日より全国にて公開© WALT DISNEY PICTURES/PIXAR ANIMATION STUDIOS.ALL RIGHTS RESERVED.スティルウォーター 2022年1月、TOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほか全国にて公開© 2021 Focus Features, LLC.
2021年12月18日ひとりの弁護士の不屈の信念が巨大企業の隠蔽を暴き出す、全米を震撼させた衝撃の実話に基づく物語『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』が現在公開中。この度、本作の主演マーク・ラファロと、彼が今回演じる役柄のモデルとなった不屈の弁護士ロブ・ビロットとの2ショットインタビュー映像が到着した。2016年1月6日、ニューヨーク・タイムズ紙にて掲載された、環境汚染問題をめぐってひとりの弁護士が巨大企業との闘いを繰り広げてきた軌跡が綴られた新聞記事から全てが始まった本作。今回到着した映像では、その掲載された記事を発端とするプロジェクト始動や、当時のビロット弁護士の心境など、映画製作の前日譚が明かされる。俳優であると同時に、長年にわたって環境保護に熱意を傾けてきたマークは、今作について「エージェントが映画化の話があると教えてくれた。プロデューサーをやらないかと言われたので、この話を世に広めたいからぜひやるよと答えた。注目を集められると思ったし、娯楽性の高い作品にもできる。これは実話に基づいたホラー映画だよ」と製作としても参加した経緯を語る。また、トッド・ヘインズ監督にオファーしたときのことを、「彼に引き受けてもらいたくて長電話で説得した。トッドの最初の返事は忙しくて無理だったんだ。それはもちろん分かってたけど、好きなジャンルの作品だと言っていたし、直感で彼が適任だと思ったんだ。引き受けてくれて本当によかったよ!」と回顧。一方、ニューヨーク・タイムズ誌に掲載された記事“デュポン社にとって最悪の悪夢になった弁護士”の当該者本人、不屈の弁護士ロブ・ビロットは、マークの役作りに協力。ビロット弁護士は「マークは私の自宅まで来てくれたし、ウエスト・バージニア州にも同行した。映画の撮影にもかなり立ち会わせてもらったんだ。彼は本当に素晴らしい仕事をしてくれた。これは世の中に警笛を鳴らす作品だ」と感銘を受けたと語っている。そして、「我々には知る権利があり、ロブ・ビロットのような人たちの努力によって必要な情報は提供されている。変化を促すのは我々の役目であり、今こそ行動に移す時だ」というマークの熱いメッセージで映像は締めくくられている。マーク・ラファロ×ロブ・ビロットインタビュー映像『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』はTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男 2021年12月17日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2021 STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC.
2021年12月18日KJ・アパとブリット・ロバートソンが共演し、運命的な恋に落ちたふたりが過酷な運命を乗り越えていくラブストーリー『君といた108日』。この度、KJ・アパによるライブシーンとインタビュー映像が公開された。KJ・アパが本作で演じているのは、全米で4度のゴールドディスクを獲得している伝説のクリスチャンシンガー、ジェレミー・キャンプ。今回、数あるライブシーンを全て吹き替えなしで挑戦しているKJ・アパ。映像では、2002年9月にリリースされたアルバム「Stay」収録の代表曲「I Still Believe」を熱唱するシーンが公開。また、音楽一家に育ち、父親の影響で音楽に興味を持ったという彼にとっての“音楽”を語るインタビューも収録。実在の人物でもあるジェレミーを演じる決め手については、「彼のメリッサとの関係、そこにあった愛がとても魅力的。この2人の愛の物語がきっかけで、この物語と役柄に惹かれた」と明かしている。そんな音楽へ人一倍強い思いを持ち、ジェレミーとメリッサの愛に心底魅了された彼だからこそできた、このライブシーン。優しさの中にパワーを宿した歌声に注目だ。『君といた108日』本編映像『君といた108日』は12月31日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:君といた108日 2021年12月31日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開©2021 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
2021年12月18日スタイリッシュな英国紳士が、ド派手で超過激なスパイアクションを繰り広げる大人気シリーズの最新作『キングスマン:ファースト・エージェント』より、本編映像が解禁された。この度解禁されたのは、キングスマンの礎を築いた、オックスフォード公とコンラッドの親子が、キングスマンには欠かせないスタイリッシュなスーツに身を包み、高級テーラーで会話を交わすシーン。イギリスの名門貴族であるオックスフォード公は、自身が生まれた家系のことを息子のコンラッドへ語り始めるが、先祖を乱暴で冷酷な手で貴族にのし上がったひどい連中だと批判。そして昔はジェントルマン(ヤワな男)と呼ばれるのは死ぬのと同じだったが、時代が変わったいまは“ジェントルマン”は誇れるものなのだと言う。彼がこの事実を伝えたのは、コンラッドのため。実は彼が第1次世界大戦の勃発したヨーロッパにおける自国を憂い、戦地に行くことが自分の使命だと考えていたため、オックスフォード公は暴力や乱暴だけが平和を実現するためのものではないと諭したかったのだ。またオックスフォード公を演じる『ハリー・ポッター』や『007』シリーズのレイフ・ファインズは「根底に悲劇的な要素がある。私のキャラクターは冒頭で、何年間もずっと悲しみと喪失の日々を送っている男として描かれる」とキャラクターの持つ深い悲しみについて語り、「傷を負っており、肉体的にも精神的にも動きが取れないでいると言える。平和主義者で、ハリス演じる息子コンラッドには、極端に過保護であるとも言えるね」と、キングスマンとしてではなく“父親”としてのオックスフォード公の一面について明かしている。そんなオックスフォード公に愛され、正義感に溢れるコンラッドを演じるのは、注目の若手英国俳優ハリス・ディキンソン。彼は「父と子というのは物語の核となるもので、家族や歴史についての重みのある物語だ」と語っており、意見が衝突する親子の葛藤、オックスフォード公の父親としての想いなど、かつてのキングスマンシリーズには見られなかった、胸を熱くさせる親子のドラマを期待させる。『キングスマン:ファースト・エージェント』は12月24日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン:ファースト・エージェント 2021年12月24日より全国にて公開©2019 Twentieth Century Fox Film Corporation
2021年12月18日第73回カンヌ国際映画祭オフィシャルセレクション選出の話題作、フランス・パリ郊外を舞台にした青春映画『GAGARINE/ガガーリン』より、シーン写真7点が解禁された。舞台はフランス・パリ郊外に実在する、「地球は青かった」の言葉で有名な宇宙飛行士ガガーリンに由来する名前を持つ<ガガーリン>公営住宅。そこで暮らす少年の恋と夢、青春の日々を描く。監督は、本作が長編デビューとなるファニー・リアタール&ジェレミー・トルイユの男女2人組。解体前のガガーリン団地で実際に撮影を行い、ノスタルジックで幻想的な映像美の中に、繊細な若者の心の機微を見事に映し出した。この度、解禁されたのは、本作に特別出演した、レオス・カラックス作品の常連ドニ・ラヴァンの貴重な姿を含め、ユーリとその仲間たちのかけがえのない青春の日々を捉えたエモーショナルなシーン写真7点。外の世界を隔てる存在でもあるその安全な場所<ガガーリン団地>から身を乗り出し“外の世界”を眺める様子や、夢と現実が入り乱れるかのように“内の世界”<団地の中>でまるで宇宙飛行士のように浮遊するシーンのほか、リナ・クードリ扮する美しく才気にあふれる少女ディアナとともに目的に向かって駆け出す瞬間など、主人公・ユーリの青春の日々を切り取ったものとなっている。『GAGARINE/ガガーリン』は2021年2月25日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:GAGARINE/ガガーリン 2022年2月25日より新宿ピカデリー、HTC有楽町ほか全国にて公開©2020 Haut et Court – France 3 CINÉMA
2021年12月17日世界的注目を集めるシンガーソングライターSiaが初監督をつとめた『ライフ・ウィズ・ミュージック』の公開日が2022年2月25日(金)に決定し、特報映像と新ビジュアルが解禁された。本作は、ミュージック・ビデオ総生回数70億超え(※フィーチャリングで参加した曲、楽曲提供した曲も合算)、合計でグラミー賞には9回のノミネーションを果たし、ステージでは素顔を見せない“顔なきポップスター”として知られる世界的シンガーソングライター・Sia(シーア)が自身の実体験を基に、初の映画監督にして原案・脚本・製作まで手掛けた新体感ポップ・ミュージック・ムービー。多くの苦しみを乗り越えてきた自身の半生を主人公ズーに託し、“愛する”ことを学び、居場所や明日への希望を見出していく感動のドラマを珠玉のミュージックシークエンスで描き、第78回ゴールデングローブ賞では最優秀作品賞、周囲の人々との関わりの中で“愛”を知っていく孤独な主人公ズーを全身全霊で熱演したケイト・ハドソンは最優秀主演女優賞にノミネートされている。Siaにとっての“救い”である音楽そのものをイメージした、イマジネーション豊かな自閉症の妹・ミュージックを演じるのは、Siaの楽曲「シャンデリア」のMVで圧巻のダンスパフォーマンスを披露し話題を呼んだマディ・ジーグラー。ズーに優しく寄り添う隣人・エボ役には、大ヒットブロードウェイミュージカル「ハミルトン」でトニー賞最優秀ミュージカル俳優賞に輝いたレスリー・オドム・Jr.。Sia自ら才能に惚れ込みキャスティングした実力派キャストたちが脇を固める。特報映像では、Siaが本作のために書き下ろした12曲のうち、主題歌である「Together」にのせて色とりどりでイマジネーション豊かな世界が広がる。「愛と音楽が、明日への光」というキャッチコピーと共に、孤独に生きるズー(ケイト・ハドソン)が、祖母の急死により、長らく会っていなかった自閉症の妹・ミュージック(マディ・ジーグラー)と暮らしながら、隣人のエボや周囲の助けを借りて明日への希望を見出すドラマシーンと、〈愛〉と〈希望〉と〈驚き〉に満ちた、カラフルでポップな音楽シーンが交錯。この音楽シーンは、ミュージックの内面世界を映し出す表現手法として使われており、これまでの映画の概念にとらわれない新体感の映像体験となっている。併せて解禁されたポスタービジュアルは、ズーがカラフルなビニールプールにミュージックとエボを誘いながら、平穏なひとときを過ごしている姿をエモーショナルに表現。生きる希望を失っていたズーが“愛する”ことで得られる幸せに気づく、心温まるワンシーンである。また、本作の世界観が垣間見える新場面写真6点も解禁。Siaの自伝的な要素が盛り込まれているリアルな現実ドラマ、色鮮やかで陽気で風変わりな音楽世界、その間を行き来するSiaの独特な世界観が滲み出た場面写真となっている。さらに、本作をいち早く鑑賞したクリエイター勢からも絶賛コメントが到着。「SMAP」、「関ジャニ∞」、「Superfly」らに人気アーティストに歌詞を提供するほか、「チャットモンチー」、「Awesome City Club」などプロデュースも手掛ける作詞家・音楽プロデューサー・作家のいしわたり淳治は「映像の美しさ、登場人物たちの豊かな表情、温かい物語、そして音楽。どこを切り取っても溢れんばかりに愛が詰まっている」、また星野源や「Perfume」のMVを手掛ける映像作家の関和亮は「登場人物全てが愛おしい。圧巻の音楽と映像表現。Siaの世界にどっぷり浸れる新しい映画の誕生。人々が支え合うにはどうしたらいいのか?一つの答えがこの映画にあります」とそれぞれ本作を称賛している。『ライフ・ウィズ・ミュージック』は2022年2月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライフ・ウィズ・ミュージック 2022年2月25日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2020 Pineapple Lasagne Productions, Inc. All Rights Reserved.
2021年12月17日