東野圭吾のベストセラー『変身』が、主人公に神木隆之介、ヒロインに二階堂ふみのキャストで連続ドラマとして放送されることが29日、明らかになった。物語は、事件に巻き込まれてしまい脳移植手術を受けた主人公(神木)の人格が徐々に変容していく過程を克明に追いながら、恋人(二階堂)との絆や、人間とは何か、心とは何か、そして愛とは何かを見る人に強烈に問いかけるミステリー。ドラマWにおける東野圭吾作品としては深田恭子主演『幻夜』(2010年)、長澤まさみ主演『分身』(2012年)に次ぐ3作品目となる。主人公の成瀬純一を演じる神木は、この作品の見どころについて「純一と恵の信頼関係だったり、(手術前と手術後では)ここまで純一が変わってしまうのかというところ、そして純一の周りにいる人たちも、深い背景や様々な思い、狙いを持つ方々なので、全員の言動を注意深く見ているとより楽しく見られると思います」とコメント。純一の恋人・恵役の二階堂も「物語の終盤で『人間とは?』みたいな疑問が生まれてくると思いますが、私は人と人との関わりから生まれてくるものだと思います。今回は特にそういうことを強く思える現場でした」と、それぞれに深い想いを抱いたようだ。また、ドラマのテーマとして重視した部分については「『愛』ですね。恵が献身的に純一を支えていたり、お互いの信頼感だったり、それぞれの歪んだ愛情が生々しくて、リアリティがあります。人対人、という意味ではラブストーリーだと思います」(神木)、「純愛ドラマとして演じていたいです。もちろんサスペンス要素もあるのですが、その核となる部分は人間と人間の関わり合い。この作品は『純愛』があるからこそ生み出されたサスペンスと言えるかもしれません」(二階堂)と、二人の"愛"を意識した演技にも注目したいところである。出演はほかに臼田あさ美、渡部豪太、戸次重幸、マキタスポーツ、中尾明慶、東根作寿英、本田翼、松重豊、村上淳、伊武雅刀。連続ドラマW『東野圭吾「変身」』はWOWOWにて7月放送予定。
2014年03月29日気になるあの人の名前の裏側に隠された秘密は?開運アドバイザーの安斎勝洋先生が、話題のあの人の姓名を鑑定します。様々な役柄をこなし成長を続ける俳優・神木隆之介さん若干20歳ながら長いキャリアを誇る、若き演技派のお名前に見る素顔とは?2歳で芸能活動を始め、子役としてブレイクした神木隆之介さんが2014年、ついに新成人に。数々の映画やドラマに出演し、ジブリ作品の声優も務める彼の今後の展望は?今夏の映画『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』では、天才的な青年剣士を熱演。秋に公開予定の『神さまの言うとおり』では、なんと暴力に喜びを感じる問題児の役に挑戦しています。確かな演技力で長年にわたり観客を魅了してきた神木さんのお名前にはどのような要素が隠されているのでしょうか。神木隆之介(人21地25外18総39)1993年5月19日生まれ~節目・転機について~4と9のつく年齢が良い時期となります。「人運の21」は緻密さや計画性、完璧主義であることを表します。「地運の25」の持ち主は感受性が鋭く、知識欲旺盛。また、正義感が強い人でもあります。性格的に見ると「外運の18」は自己主張が強く、敵を作りやすいのですが、心の中では相手の立場や気持ちを理解することができるタイプ。「総運の39」はプロ目線を表す画数です。逆境に強く、どんな環境でも信念を貫くことができるでしょう。---------------~全体のバランス~責任感が強く、真面目な方です。慎重で堅実、計画性がありますが、こう!と決めたら行動力を発揮するバイタイティーの持ち主。早くから自分の人生設計を立て、その目標に向かって突き進むことができます。性格的には穏やかで、出しゃばることはありません。その一方で、少々世話焼きな一面も見られます。素直な部分と頑固な部分を持ち合わせた方でもあるようです。好き嫌いはハッキリしていて、苦手な人には近寄らないように行動するタイプ。理不尽なことに対しては同調せず、上手にかわして波風を立てずにやり過ごします。感受性が強く、表現力が豊かなので俳優は適職と言えます。なお、「総運の39」は一見、頼もしさや強さを感じさせないものの、逆境に遭った時に適格に状況判断をし、切り抜けていく力を持っています。その結果、確固たる地位を築くことができるでしょう。~恋愛について~好きなタイプはハッキリしています。活発でさっぱりした感じの女性を好み、もたもた、ベタベタした人は苦手。好きになったらのめり込み、自らアプローチするほうで、会話をたくさんし、コミュニケーションをはかろうとするでしょう。基本的に人を見抜く力はありますが、時として裏表があるような女性に引っかかってしまうこともあるかもしれません。もともと責任感と思いやりがあり真面目なので、そのような場合、なかなか縁を切れない可能性も。交際を始める際は軽い恋愛ではなく、将来をキチンと見据えてお付き合いする傾向があります。恋人ができたら、相手に振り回されることなく、どちらかというと自分がリードするようなお付き合いをしていきそうです。~アドバイス~真面目なので、恋愛=結婚と考えがち。それは良いことなのですが、若い時はたくさん恋をして遊び心を身につけると、男性としても役者としてもより深みが出るはずです。何事もプロ目線で行動できるお名前なので、人としての奥行が深まると、今以上に活躍の場が広がります。失敗を恐れず、あらゆることに挑戦していってください。また、才能に溺れてうぬぼれると足元をすくわれるので、年齢を重ねても人の意見に耳を傾け、謙虚な姿勢を忘れないようにしましょう。>>安斎勝洋のワイドショー姓名鑑定 目次ページへ姓名は総運・天運・人運・地運、外運の5つで構成されています。・総運…すべての画数の合計⇒一生を司る総合的な運勢・天運…苗字だけの画数の合計⇒先祖代々から受け継がれてきた、一族が共有する宿命・人運…苗字の最後と名前の頭文字の画数の合計⇒思春期(13歳頃)から、さまざまな影響を受けて形成される性格・地運…名前だけの画数の合計⇒生まれてからの後天的な基本運勢・外運…苗字の頭文字と名前の最後の1文字、または2文字の合計⇒周りから受ける影響。自分を中心とした周囲の吉凶ただし、姓名判断では、天運を除く四運で運勢を判断します。天運は天から授かった先祖代々の宿命を表すものであるため、その人自身の判断には用いません。監修者紹介開運アドバイザー安斎勝洋(あんざいかつひろ)昭和20年東京生まれ古くから伝わる「姓名学」「風水学」「九星占術」等を学び、開運アドバイザーとしての仕事をスタート。 30年以上に及ぶ数々の個人鑑定などで、多くの人間と接することにより、姓名・生年月日・住環境と、その人間の運勢との関係を独自の統計データとしてファイル。時代に沿ったかたちで数のもっているより細やかで深い意味を分析した“安斎流 姓名判断”と中国風水をもとに、日本の風土や生活様式に合ったかたちで日常生活に活用できる“安斎流 風水”を確立。メディアではTBS系「悪魔のささやき」フジテレビ系「笑っていいとも!」のレギュラーを経て、ワイドショーやバラエティ番組内での出演、番組名の鑑定、雑誌「an・an」の人気占い特集など、テレビ・雑誌・新聞・ラジオと多方面で活躍中。インターネットサイト「安斎流 姓名判断」や手軽に活用できる携帯サイト「安斎流 開運鑑定」を監修。モバイルサイト「安斎流 開運鑑定」「笑っていいとも!」をはじめTV出演多数!芸能人の鑑定や著書も多く『開運アドバイザー』として有名な安斎勝洋(あんざいかつひろ)先生の本格姓名鑑定サイトです。名前で分かる恋愛、結婚、仕事のこと、安斎流でアドバイスいたします。子育てに役立つ子どもの姓名鑑定、お部屋の開運度チェックなど新コーナーも続々公開中!
2014年01月23日2014年夏に2本が続けて全国公開される映画『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』。シネマカフェは、姫路城西御屋敷跡庭園・好古園で行われた撮影現場に潜入!この日撮影されていたのは、大久保利通(宮沢和史「THE BOOM」)暗殺の現場。6人の士族が大久保の乗る馬車に襲い掛かるシーンや暗殺後の現場を多くの群集が遠巻きに覗き込むシーン。このシーンでは多くのエキストラに混じって剣心役の佐藤健、瀬田宗次郎役の神木隆之介の姿もあった。剣心とは別に影の“人斬り”を引き受けたもう一人の男・志々雄真実(藤原竜也)。志々雄の野心、功名心、支配欲を恐れた政府の人間たちによって殺されたはずだった。しかし、その志々雄が生きており、政府への復讐のため政府転覆を企てていた。そして剣心は内務卿・大久保利通から志々雄の抹殺を依頼されたのだった…。前作から2年ぶりの撮影――現場は出演者を始め、スタッフの間にも熱気があふれていた。現場には立ち居振る舞いなど、剣心そのものの佐藤さんの姿があった。佐藤さんは「歩き方、立ち姿、走る姿など、剣心になり切るため常に注意している」と意気込む。大友監督もそんな佐藤さんに「軸が全くブレていない」と太鼓判を押す。前作よりスケールがアップし、よりハードなアクションに悲鳴を上げながらも佐藤さんは「最初に演じた剣心を一度忘れ、初心に戻って、がむしゃらに向かっている」と語る。今回は初めてとなる乗馬にも初挑戦した。「使っていない筋肉を使い、やったことの無い動きもあって…」と苦労を吐露する。さらに、「今回は前作よりも人間・剣心が深く描かれている。自由にやらせてもらっていて、“自分の剣心”をやらせてもらっています」という佐藤さん。スタッフのエネルギーを感じながら撮影に邁進している姿があった。『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』の2部作を同時並行で撮影しているため、体力の消耗も生半可なものではない。佐藤さんは「アクション、多すぎる!」と悲鳴を上げながらも、過酷な撮影に備え、筋トレに励む日々で「後は楽しもう!ということ」と自身を叱咤激励している様子。食べたいものを食べ、マッサージも受けていることを明かした。現場には、大久保利通を演じる宮沢和史さん(THE BOOM」)や志々雄の部下・瀬田宗次郎役の神木隆之介さんの姿も見える。佐藤さんと神木さんは同じ事務所に所属しており、普段から仲もいいとか。撮影休みの時間は2人で和やかに笑みを浮かべながら話す姿も見られた。2人がガッツリと共演するは今回が初めてとなる。神木さんは、剣心に匹敵する剣の才能をもつ瀬田宗次郎役は念願だったそうで、役を手にして喜びもひとしおの様子。現場からは楽しそうに撮影に臨んでいる様子が感じられた。佐藤さんにとって代表作となった剣心役だが、「いい役をいただいた。この役にめぐり合えて、ほんとに幸せです。燃え尽きたい」と力強くコメント。佐藤さんからは、満身創痍、傷だらけになっても頑張り抜くという強い決意が体中にみなぎっているのが感じられた。撮影はまだまだ前半。公開は来年夏の予定。2部作の連続公開に早くも期待がかかる。映画『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』は2014年夏、全国にて公開。(Text:Sachiko Fukuzumi)
2013年12月24日佐藤健・主演で大ヒットを記録した映画『るろうに剣心』の続編として、2014年夏に2部作で連続公開される『るろうに剣心 京都大火編』と『るろうに剣心 伝説の最期編』。第1弾の神木隆之介ver.“瀬田宗次郎”、第2弾の伊勢谷友介ver.“四乃森蒼紫”に続いて、ビジュアル解禁第3弾となったのは、若手女優・土屋太鳳演じる“巻町操(まきまち みさお)”だ。今回、2部作として描かれるのは原作ファンに最も人気の高い「京都篇」。剣心(佐藤健)の後継者であるにもかかわらず最大の敵となる宿敵・志々雄真実(藤原竜也)の日本制圧の野望を阻止すべく、剣心やヒロイン・薫たちの活躍を描く。本作で土屋さんが扮するのは、御庭番衆先代御頭(四乃森蒼紫の師匠)の孫娘である巻町操。殺伐とした裏の世界で生きてきた操は男勝りな性格ながら、蒼紫に恋心を寄せる乙女な一面も持つ少女だ。土屋さんは、これまで『映画 鈴木先生』での女子高生・小川蘇美役を始め、優等生や美少女を演じることが多かっただけに、本作で挑んだ初の本格的なアクションは、女優として新境地と言える役柄となる。操というキャラクターについて、土屋さんは「ふざけることもすごく好きで、操ちゃんに近い部分が多い」とコメント。初挑戦となるアクションに関しては、「演技をしながらアクションするのが難しかった」と語るが、幼いころから日本舞踊やクラシックバレエを嗜んでいたそうで、その身体能力の高さには大友啓史監督始め、スタッフも舌を巻くシーンが多かったそうだ。土屋さん自身、「この役を取らなかったら自分がいままで踏ん張ってきた意味がない」と熱い想いを抱えてオーディションに臨んだそうだが、今回公開されたビジュアルでは、その気迫がそのまま乗り移ったかのような鬼気迫る表情を見せている。原作コミックスでは、飛んで・走って・ボロボロになって…と、剣心たち男性キャラに負けず劣らずのアクションが描かれているが、女優・土屋太鳳が初めて見せるアクションにも注目が集まりそうだ。『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』は2014年夏、全国にて2部作連続公開。(text:cinemacafe.net)
2013年12月12日神木隆之介の脳裏を予感めいた思いがよぎった。「この2人、姉弟なんじゃないか――?」それはドラマ「SPEC」の第3話で神木さん演じる“一(ニノマエ)”が「当麻!」と叫ぶシーンでのこと。「この時点で、過去に何があったのか?ニノマエと当麻がどういう関係なのか?といったことは僕自身も全く知らされてなくて、そうだったらすごいなという程度の思いだったんですが…」。だがドラマが最終盤に差し掛かった頃、神木さんは、そのときの予感が正しかったことを知る。「よし、来たか。やはりそうか!という感じでした(笑)」。“時を止める”という最強の能力に飽きたらずこの男、予知能力まで身に着けていたとは…。神木隆之介がこれまでとは全く異なる“悪”と“狂気”の一面を見せ、文字通り新境地を開いた「SPEC」が、公開中の『劇場版 SPEC~結(クローズ)~ 漸(ゼン)ノ篇』と『爻(コウ)ノ篇』で3年にわたるシリーズの幕を閉じる。神木さんにとってこの3年はどのような歳月だったのか?そして今年、20歳を迎えてその先に見据えるものとは――?『SPEC』最終章の公開を記念してロングインタビューを敢行!まずは約3年前、ドラマ「SPEC」のオファーを受け、ニノマエという役を演じることになったときの率直な心境、そしてどのように役を作り上げていったのかを聞いた。「びっくりしましたね。作品やスペック(=選ばれし人物たちが持つ様々な特殊能力)についての説明があったのですが、まず悪役であるということ。さらにニノマエは『時を止める能力を持つ』と。それまでそういう超人的な役を演じたことはなかったですし、悪役ということでどんな風に見える役にすればいいか?かなり悩みましたね」。“無垢なる悪”ともいうべき、従来の悪役像を一変するようなニノマエのキャラクターは、役者に自由を与え、可能性を引き出していく堤幸彦監督の下で神木さん自身が作り上げていったものだ。「口の片方を上げてニヤリと笑って『キサマら』と言う、いかにもって感じの悪役は嫌で、この子は味方になるのか?ずっと敵なのか?それともどちらでもないのか?という曖昧さを持った役にしたかったんです。一見、悪いヤツに見えないくらい無邪気で、逆にそれが狂気を孕んでいて怖い――特にドラマの第1話、2話あたりは笑顔ひとつ、動きひとつにも細心の注意を払っていました」。もしも彼が先述のような「いかにもな感じの悪役」を演じたとしても、それはそれでこれまでにない神木隆之介として強い印象を与えたことだろう。だが、彼がすごいのは単に極端な方向へと舵を切るのではなく、自身の容姿や従来のイメージまでも踏まえた上で、どうしたらこの作品の中で最も恐ろしい形で存在感を放ち、見る者にインパクトを与えられるかまで考えて、ニノマエというキャラクターの“スイッチ”を調整していることだ。「身近にいる友達や家族にまで『怖い』とか『何考えてるのか分からない』って言われました(笑)。ただ、ニノマエを演じるのは気持ちいいです。テンションの急な上げ下げもあり、人をおちょくるような態度を取ったり、極端な切り返しもあって…。どうしてもこれまで、感情を抑えるような役が多かったのですが、初めてエネルギーを外へ外へと発していく役で快感でしたね(笑)」。一方で、ニノマエ絡みのシーンの撮影はシリーズを通じてスタッフ、キャストのとっては最も苦労の多いシーンとも言われている。ニノマエが能力を発動し“時を止める”シーンでは、最新の撮影設備が用意され「準備だけでも2時間くらいかかることもあった」という状況で、ニノマエ以外の共演陣は実際に、同じ姿勢で止まったままいないといけない。神木さんだけがその場を悠々自適に微笑みを浮かべて動き回ることになる。「現場に行くとみなさんから『来たよ…』って言われてましたからね(苦笑)。こっちも(頭を下げつつ)『どうも、お邪魔します』という感じで(笑)。僕以上に周りのみなさんは本当に大変だったと思います。戸田さんや加瀬さんの目がだんだん、充血していくのが見えましたからね。ニノマエのような役を演じることはそうそうない事だと思いますので、そういう意味でも本当に貴重な体験をさせて頂きました」。オリジナル(?)のニノマエはドラマの最終話で死を遂げているが、その後のスペシャルドラマや劇場版でも、ニノマエは“死んだスペックホルダーを呼び戻す”という当麻の能力やクローンという形で登場。そして最終章となる『爻ノ篇』にも神木さんの名はしっかりとクレジットされている。どのような形での出演となるのかは観てのお楽しみだが、改めて、『爻ノ篇』の撮影で3年におよんだ「SPEC」に別れを告げた瞬間の気持ちは?「正直、まだ終わってないような気持ちですね。終わったの?ホントに?いやいや、まだあるでしょ!という感じで(笑)。これまでがまさにそうでしたからね。連続ドラマが終わって死んだはずなのにスペシャルドラマに呼ばれ、『おつかれさま』と言われたはずが映画にも呼ばれ…まだそのパターンが続いているような気がします。撮影を終えてしばらく経って『終わったんだな』と思っているのですが、心のどこかでまだ終わっていないような…それくらい、この3年は長く特別でしたね」。「SPEC」に携わった約3年の間、もちろん、神木さんはそれ以外の作品にも携わってきた。いや、“以外”などという言葉では片づけられない、俳優人生における大きな転機となる出会いもあり「役と一緒に成長してきた3年だった」とふり返る。ドラマでは宮藤官九郎脚本の「11人もいる!」で主演を務め、映画『桐島、部活やめるってよ』ではニノマエとはまた180度異なるスクールカーストの“底辺”に位置する主人公の高校生を好演。改めて俳優・神木隆之介の幅の広さ、ポテンシャルの高さを見せつけた3年だった。「特にこの2年ほど、高校を卒業して『桐島』のプロモーションが始まって、おこがましい言い方だけど“座長”としてしっかりしなくちゃという意識、責任感を強く感じていました。卒業して、運転免許もとったし(笑)、変化だらけですね。自分の中で成長を感じてもいますし、それを見せていけたらという気持ちはより一層、強くなりました」。神木さんの口からはたびたび「社会人」という言葉が口をついて出る。俳優にインタビューをしていて「大人」や「プロ」という言葉が出てくることはよくあるが、「社会人」という言葉を聞くことはめったにない。なるべく仕事と切り離して過ごしていたという学生時代が神木さんにとっていかに大きかったか、そして、どんなに芸歴が長くとも、世の中との繋がりを常に意識し、しっかりと地に足をつけて歩みを進めていこうとする思いが垣間見える。「高校を出たことで、この仕事で食っていかないといけないという覚悟は確実に芽生えましたね。正直、高校生の頃は『まだ学生』という気持ちがあったんだなということを、いまになって改めて実感しています。頑張らなきゃって気持ちと同じように不安もあるし、新鮮だけど、確実に“重さ”を感じています。まだそこまで年月が経ってないのに高校時代が懐かしくなりますね(笑)。この先に関して…元も子もない言い方ですが(笑)、何があるか分からないから全力で死ぬ気でやっていきたい。いまは、スーツを着て会社勤めをする役がやりたいです。上司や部下や同期の仲間がいて、ほかの部署の女の人と社内恋愛したりとか(笑)」。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年11月29日戸田恵梨香、加瀬亮を始めとする『劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇』出演陣と堤幸彦監督が11月29日(金)の午前0時開始の第1回上映を前に舞台挨拶に登壇。『SPEC』とのお別れを前に「これだけは言っておきたい!」という思いやエピソードをブチまけた。戸田さんは「3年間ずっと言ってきたことですが」と前置きし、これだけは言っておきたいという思いを激白。それは神木隆之介が演じる“一(ニノマエ)”による“時を止める”スペックが発動した際の撮影の大変さ。ニノマエが時を止めるシーンでは、神木さん以外の共演陣はみんな、時には無理な態勢のまま静止していないといけないのだ。シリーズの生みの親である堤監督までも「迷惑だよね」とバッサリ。神木さんは「仕方ない。そういう能力なんだから」と抗弁しつつ、「謝りたい」と苦笑。特に連ドラ最終回の雪を降らせての外での撮影について触れ、「寒いんですよ。寒いとセリフを噛んじゃう!加瀬さんに『しっかりしてくれよ』と言われまして…」と申し訳なさそうに語る。加瀬さんは「オレは(ニノマエが)歩くスピードも遅いって思ってたよ」と延々と愚痴り始める。「毎回つらかったよ。いかに楽な態勢で止まるか?と考えたけど、ほとんどが空中だった」と語り、笑いを誘っていた。人の心を読むサトリ役で人気を博した真野恵里菜は、連ドラにゲスト出演し、その後のSPドラマを経て本作にも出演しているが、連ドラの際に、田中哲司が演じた予知能力を持つ冷泉俊明に対して発したあるセリフに言及。「アイドル界が揺らいだ瞬間だったと思う。私がサトリをやる意味はここにあったのかと思った(笑)」と感慨深げ。どのセリフについて言っているのかは「ここでは言えません(笑)」と言葉を濁したが、恐らく、冷泉が「AKB48」の楽曲の歌詞を呪文のように唱えるのに対し、「AKBかよ。ハロプロにしろよ!」とサトリがツッコんだシーンについてだと思われる。この日、深夜にも関わらず第1回目の上映に足を運んだコアな『SPEC』ファンは、すぐに発言の意図を理解したようで爆笑。ちなみに、『劇場版SPEC~結~』には「AKB48」の大島優子も出演しており、その点も含めて非常に意味深なセリフとなったと言えそう…?大島さんと真野さんが劇中で直接、対峙するシーンがあるかどうかも気になるところだ。『劇場版SPEC~結~ 漸ノ篇』および『爻ノ篇』は全国にて公開中。(黒豆直樹(cinema名義))■関連作品:劇場版 SPEC~結(クローズ)~漸(ぜん)ノ篇 2013年11月1日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会劇場版 SPEC~結(クローズ)~爻(こう)ノ篇 2013年11月29日より全国東宝系にて公開(C) 2013「劇場版SPEC ~結~ 漸ノ篇」製作委員会/2013「劇場版SPEC ~結~ 爻ノ篇」製作委員会
2013年11月29日佐藤健が頬の大きな十字傷を負った伝説の“人斬り”緋村剣心を演じ、興行収入30,1億円の大ヒットを記録した映画『るろうに剣心』。その続編となる『京都大火編』、『伝説の最期編』を来夏、2部作連続公開される。本作への期待が高まる中、続編の新キャラクター解禁第1弾として神木隆之介演じる、剣心の宿敵・志々雄(藤原竜也)の部下にして剣心にも匹敵する天賦の剣才・瀬田宗次郎(せた そうじろう)のビジュアルが初公開された。本作は、原作中のクライマックスにあたる「京都編」を2部作で描き、撮影期間は6か月、エキストラの起用は延べ4,000人、さらに茨城・山形・熊本・滋賀・兵庫・京都・長野・栃木・千葉・神奈川など全国を縦断する大規模なロケが敢行された。先日寄せられたコメントでは、「憧れていた役なので気合いが入っています。原作ファンの期待を裏切ること無く、かつオリジナリティのある瀬田をお見せしたい。アクションは精一杯、練習しております」と語っていた神木さん。本作の公開決定発表後からWEB上では「瀬田宗次郎は神木隆之介しかいない」という声が上がっていたほどのハマリ役。そんな中、今回お披露目された神木さん扮する宗次郎のビジュアル。前作『るろうに剣心』公開時の続編が決まっていない段階から宗次郎に憧れ、本作のために人生で初めて髪を染めて撮影に挑んだほど。撮影のたびに時間をかけてブリーチをかけ、髪を紺色に染める気合いの入れようで、ビジュアル面での役作りは完璧。さらに、憂いを帯びた表情で何かを狙う瞳はまさに宗次郎そのもの。感情の欠落を笑顔で隠す“ほっとけない男子”として、原作ファンの女性たちに特に人気の高いキャラクターだが、スクリーンでの心の揺れをどんな表情で演じているのかも本作の見どころの一つとなりそうだ。さらに、佐藤さん演じる剣心をも凌駕する“縮地(距離を縮めることで長距離を瞬時に移動する術)”の使い手でもあるが、剣心との壮絶なアクションシーンにも期待が高まる。『るろうに剣心 京都大火編』、『るろうに剣心 伝説の最期編』は2014年夏、全国にて2部作連続公開。(text:cinemacafe.net)
2013年11月29日堤真一、瑛太、神木隆之介、二階堂ふみの豪華キャストによる、NTT東日本の光ブロードバンド回線サービス「フレッツ光」の新CM「モンスターズシェアハウス」の詳細が明らかとなった。新CMのキャラクターは人間ではなく、モンスターたち。フランケンに扮した堤さんを始め、瑛太さんはドラキュラ、神木さんはオオカミ男…と大変身している。そんな彼らモンスター男子たちが住むシェアハウスの管理人の孫娘を二階堂さんが演じている。CMの舞台は閑静な住宅街に佇む洋館風のシェアハウス。そこに繋がっている「フレッツ光」を使い、毎日を自分らしく過ごしているモンスターたちのちょっぴり変わった共同生活の中で「フレッツ光」にまつわる様々な出来事が起こるというストーリーだ。6月21日(金)から北海道、東北、関東、甲信越でオンエアが開始される「思いっきり割」篇では、モンスターたちが住む部屋の家賃が「思いっきり値上げ」されるというニュースから物語が始まり、家賃の値上げを告げられたそれぞれのモンスターが見せる個性豊かな対応を見せる。長い眠りから覚めたばかりのドラキュラは「アジャパー」と懐かしのリアクション。「何それ」と孫にあしらわれ、玄関上に掲げられた表札を見ながら「シェアハウス…。いまどきは下宿をこう呼ぶらしく…」と戸惑う。オオカミ男は「ボク、オオカミなんで、人間の言葉はちょっと…」ととぼけるが、関西出身の堤さん扮するフランケンから「いや、日本語で答えとるがな!」とツッコミが飛ぶなど、軽妙でコミカルな掛け合いが楽しめる内容に仕上がっている。6月初旬に行われた撮影では笑いが絶えなかったという4人の息ぴったりの演技もさることながら、人間ではないのにどこか親近感を感じてしまうモンスターたちの雰囲気、細部にまでこだわった特殊メイクや洋館風のシェアハウスのセットなど見どころが満載だ。(text:cinemacafe.net)
2013年06月20日「ぴあ」調査による8月10日、11日公開の映画・満足度ランキングは、老年医療の専門家である和田秀樹が監督を務めた『「わたし」の人生〈みち〉 我が命のタンゴ』がトップに輝いた。2位に神木隆之介主演の青春群像劇『桐島、部活やめるってよ』が、3位アイドルグループ“スマイレージ”のメンバーが出演した井口昇監督による『怪談新耳袋 異形』が入った。その他の写真1位の『「わたし」の人生…』は、実際のエピソードを基に、介護の問題とそのあり方、希望を描いた作品。出口調査では「看護師として介護施設で働いているので、現実と比べ合わせて考えさせられた」「介護の深刻な問題をタンゴと一緒に描くことで奥行きが生まれ、良い映画になっていた」「わかりやすくゆったりとした気持ちで観られるが、考えさせられる作品でもあった」など、40代以上の観客から高い支持を集めた。2位の『桐島…』は、朝井リョウの同名小説を吉田大八監督が映画化。神木のほか、橋本愛、大後寿々花ら若手俳優が出演している。アンケート調査では「高校生の世界がリアルに描かれていて、原作と比べてすごくおもしろい」「ストーリー構成と観終わった後の感じがいい。思春期特有の感覚を上手く表現していた」「高校生の自分が体験しているリアルが映画の中にもあった」「学生時代の懐かしさや、複雑な人間関係を思い出せてくれる作品だった」など、特に10代、20代から好評だった。(本ランキングは、2012年8月10日(金)、11日(土)に公開された新作映画5本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
2012年08月13日朝井リョウのベストセラーを映画化した『桐島、部活やめるってよ』のメガホンを握った吉田大八監督と主演の神木隆之介がインタビューに応じた。その他の写真バレー部のキャプテン・桐島の突然の退部を巡り、その親友や恋人から全く関係のないはずの生徒まで、学内の人間関係が少しずつ変化していくさまを描いた本作。原作の持つ瑞々しい感覚を最大限に活かしつつ、映画はより鋭くそして、残酷に学校という世界の一面を切り取る。監督は「僕の方が朝井さんより少し意地悪なのかもしれない」と笑いつつ、「僕が一番に感動したのは、小説の最後に出てくる映画部の前田(神木)と桐島の親友の宏樹(東出昌大)のやりとり。ここにたどり着くために物語を作り上げていった」と語る。「ジっとこちらを見つめる視線に心の奥底までのぞかれてしまうような気がした」とは神木が監督に抱いた第一印象。若いキャスト陣と倍以上も年の離れた監督は、この冷静な眼で彼らを見つめ、映画の肝とも言える人物たちの“距離感”を探っていった。「俳優たちが自分の生理にウソをつかずにセリフを言ったり動いたりできるようにしたくて、撮影前にリハーサルだけでなく、ただ一緒に過ごす時間も取ってもらったんです。それを少し離れたところから見て、どうやって彼らにコミットすればこの微妙な関係性を壊さずにカメラに収められるかという間合いを測りました」と慎重な積み重ねの上に作り上げた空気感について語る。前田は“下”のグループに属する一見サエない学生だが、神木は「何を言われても『これがやりたい』と言える芯の強さに共感した」と明かす。さらに「前田は監督自身なんじゃないかと思うんです」とも。それは吉田監督に演技指導を受けながら抱いた感覚だった。「前田という男の子が監督を通してスッと僕の中に入ってくる不思議な感覚でした。これまでのどの監督の指導とも違って、吉田監督からはそのまま人物を渡されたような感じだったんです」。そんな神木の言葉に吉田監督は「最初は『勘違いだよ』と言ってたんですが、あちこちで神木くんがそう言うのを聞く内に、自分でもそんな気になってきて混乱してます」と苦笑を浮かべるが、称賛を込めて「やはり前田は誰よりも神木くん自身」と言い切る。「日常をやり過ごしながらも大事なものを守る強さを神木くんも持ってると思います。前田はカメラを通じて世界と“対決”するわけだけど、そこに神木くんが自分の中から引き出してきた説得力をしっかりと感じましたね」。『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2012年08月09日芸能界における幼なじみ。こちらのそんな指摘に神木隆之介はチラリと隣りの大後寿々花を見やり「そうなんです。珍しいでしょ?」とニッコリと笑う。共に1993年生まれで役者としてのデビューの時期もわずか1年違い。ドラマ「あいくるしい」や映画『遠くの空に消えた』など、これまでもたびたび共演してきた2人がまもなく公開される『桐島、部活やめるってよ』で高校のクラスメイトという間柄を演じている。この春、高校を卒業した2人だが、撮影が行われたのは在学時。彼らの生の息吹が映画に焼きつけられていると言える。高校生活ならではの葛藤、気持ちの変化原作は朝井リョウが大学在学中に著した同名処女小説。バレー部のキャプテンで人気者の桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡る。彼の周囲の人間がこのうわさに翻弄されていく過程で若者たちの心の内が鮮やかに浮かび上がっていく。「脚本を読んで、高校生活独特の複雑な気持ちや葛藤、心の些細な動きが文面からだけでもひしひしと伝わってきた」と神木さん。大後さんも「本当に何気ない高校生活を描いているんですが、学生にとっては本当に共感できる物語だなと思いました」と頷く。多くの若い俳優陣が出演しているが、吉田大八監督の下で撮影の1か月ほど前からワークショップを実施。劇中のクラス内のグループや所属する部活ごとに分かれて行動し、さらに監督からは自分の役柄の生い立ちや性格といった“裏設定”をレポートとして提出するように指示されたという。原作小説をヒントに自分の役を作り上げていく者もいれば、神木さんのように「全くゼロから前田涼也という役の歩んできた道をオリジナルから考えて作った」という者もいた。「前田はヘタレで臆病者なのですが、実はすごく我慢強くて熱いものを内に秘めていて意志も人一倍強い子だと思います。それは脚本を読んだときやレポートを書いたとき、それから演じているときも強く感じていました」。大後さんが演じた沢島亜矢は吹奏楽部の部長。決して目立つ存在ではないが、前田同様に芯の強さを持った女の子であり、自らに重なる部分もあったようだ。「女子がまとまって騒いでてもそれを遠目に見てるタイプです。でも、すごく純粋で好きな男の子の方を思わず見ちゃうところなんかはかわいいですよね。心の中で思っていることはたくさんあるけど、勇気がなくて言えないところは私と似てます(笑)。沢島が感情を高ぶらせるシーンは、まさに私自身と重ねて言葉にならない思いを感じながら演じました。それから吹奏楽のシーンは音楽の力にすごく助けられましたね」。2人の間で役作りは必要なかった?冒頭で2人の劇中での関係をクラスメイトと書いたが、前田と沢島は決して仲が良いわけではない。そんな2人がそれぞれの“事情”を抱えて少しずつ交差していく。幼い頃から互いを知り尽くしている神木さんと大後さんが、恋愛感情も友情もない何とも微妙な前田と沢島の関係性を作り上げているところがおもしろい。神木さんは「あのシーンについて、2人で事前に演技について話をすることは全くなかったんですよ。ね?」とイタズラっぽい笑みを浮かべる。「噛み合わない前田と沢島だけど、どこかで互いに分かり合える部分を持っていると思うんです。だからこそ前田の沢島に対する最後の言葉が出てきたんだろうな、と。大後さんとは何度も共演して、互いにお芝居の仕方だけでなくひとりの人間としての中身もよく知っている。それがあったからこそ、あのどこかで繋がっている2人の関係性をきちんと表現することができたんじゃないかなと思うんです。逆に、例えば橋本(愛)さんのことは僕はほとんど知らなくて、一緒のシーンがある最終日まで『おはよう』しか会話を交わしたことがなかった。実際にぎこちなくて、映画の中の前田とかすみ(橋本)の関係そのままなんです(苦笑)。芝居をしていても互いに距離感が掴めずにズレをすごく感じる。撮影後にようやく喋れるようになったのですが、そういう意味でこの映画はキャスト同士の距離感が絶妙だったと思います」。安心感がある。心地よい幼なじみの関係幼なじみにして、同じ俳優としての道を歩んできた同志でもある2人。この機会に改めて互いの性格や魅力についてマジメに語ってもらおう。神木さん、ずばり大後さんはどんな人?「すごく頭がいいです。とにかく回転が速い!周りに気を遣えるし、しっかりしています、近寄りがたいくらいに(笑)。それが、芝居となるとフワーっと優しく包み込んでくれるんです。僕のイメージでは、黄緑色の薄いカーテンに包まれるような心地いい感じ(笑)。あの感じはいつも共演しながら『すごいな』と思って尊敬してます」。そんな神木さんの言葉に大後さんは頬を赤らめながら、神木さんが共演者にもたらす「安心感」を語ってくれた。「神木さんとは本当に小っちゃい頃から一緒なので、私もリラックスして気負いなく現場にいられます。どんな芝居をしても受け止めてくれる安心感があるんです。普段の神木さんは…すごく優しいですよ(笑)。本当にそのひと言に尽きます。お芝居のことでもそれ以外のことでも、私が考え込んでいるときにその空気を察してフッと温かいひと言をかけてくれる。それがすごく嬉しくて、悩んでたことも『そんなに悩まなくていいんだな』って思えたり。ひと言で私を変えてしまうくらいすごく影響を与えてくれます」。これからも幾度となく共演することになるであろう2人だが、この作品に閉じ込められている感情は間違いなくあのとき、あの場所でしか表現することができなかったものである。懐かしさを感じるもよし、胸の痛みにのた打ち回るもよし、モヤモヤとした何とも言葉にできない、だが限りなく美しい感情を2人の姿を通じて感じてほしい。(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月08日「クランクアップを迎えて『おつかれさまでした』って声をかけられたとき、思わずワンワン泣いちゃったんですよ」――。それは東出昌大というひとりの俳優が誕生した瞬間だった。10代の頃からモデルとして活躍し、3度にわたってパリコレのランウェイを歩くなど世界の舞台で戦ってきた。そんな彼が23歳にして俳優に転身し、初めて臨んだのが映画『桐島、部活やめるってよ』である。初めての演技の中で24歳のルーキーは何を感じ、何を手にしたのか?映画の公開を前に胸の内を語ってくれた。俳優としての道、その“覚悟”「小説すばる新人賞」を受賞した朝井リョウのデビュー小説を映画化した本作。学校の人気者・桐島がバレー部を退部したといううわさが校内を駆け巡り、友人、カノジョ、果ては桐島と全く接点のなかった者まで様々な視点で青春が切り取られていく。東出さんが演じたのは桐島の親友の宏樹。多くの役がオーディションとワークショップで決まったが、中でも宏樹は最も多くの候補者が集められた役でもあった。そんなこととはつゆ知らず、当時まだモデル事務所に所属していた東出さんは軽い気持ちでオーディションに足を運んだという。「最初からあきらめていたというのも変ですが、『まさか自分が役者なんて』という気持ちが強かったんです。マネージャーが先方に『東出は芝居をしたことないし、できないですよ』と伝えていたくらいで、そんなやりとりがあった後だったので興味を持っていただけるとも思ってなかったんです」。1次選考で吉田大八監督と初めて顔を合わせ「すごく面白い方で、この人と仕事ができたらいいなぁと思った」と言うが、それでもまだ「まさか」という気持ちの方が勝っていた。だが選考が進むにつれて自身の中での気持ちが変化していくのをひしひしと感じていた。「モデルの場合、オーディションはあっても2次までなんです。だから3次選考に呼ばれたと聞いて『マジで?これはもしかするかも…いやいやいや!』って感じでしたが(笑)、だんだん躍起になっていき、その次になると『ここまで来たからには絶対に受かりたい』という気持ちになってました。そこで、また次があることを聞かされて、その頃にはほかの俳優のみなさんとのセリフのやりとりもあったりして、ハードルがどんどん上がっていくんです。意地もあったし、やりがいも感じたし、できないことも増えていったけどそれを面白いって感じるようになってましたね」。最終選考が終わったとき、吉田監督に改めて「これから役者一本で腹を括れるか?」と俳優の道に進む“覚悟”を問われたという。「別室に呼ばれて監督に『どうだった?』と聞かれて素直に『精一杯でした』と答えたんです。『いま、宏樹役を東出くんで考えてる』と言われたんですが、宏樹は原作でも中心人物の一人だったし出番も多い。現場に入ってから心が折れて『やっぱりできません』というわけにはいかないので、あのとき監督は覚悟を決めて『できます』と言える人にしか役は与えられないと最後に確認したんだ思います」。その言葉通り、“元パリコレのモデル”という肩書もプライドもかなぐり捨てて、撮影を通じて「とにかくできることは全てやろうという気持ち」で喰らいついていった。「監督からは『(宏樹がつるむ)帰宅部のみんなで一緒にご飯に行ってこい』と指令が出されたんですが、そういうところで『俺、今回が本当に初めてで』と最初から自分を全てさらけ出したんです。みんな年下ですが、本当にしっかりしてるし『いいものを作ろう』っていう情熱が伝わってくるんです。だから恥ずかしいとかそういう気持ちを抱くことなく『芝居ってどうしたらいいの?どういう風に考えてどう役作りしていくの?』ってどんどん聞いて、台本の読み方を教えてもらうところから始まり、勧められたことは全てやりました」。宏樹はかわいい彼女と陽気なクラスメイトに囲まれた“上”のグループの学生。放課後は帰宅部の仲間とバスケに興じるなどワイワイと高校生活を過ごしつつも、心のどこかに自分でもよく分からない不安やいら立ちを募らせている。それは映画のクライマックスでの映画部の前田(神木隆之介)とのシーンへと帰結していく――。東出さんはかつて高校時代に自身が感じた感情を引き出しつつ、宏樹の内面を作り上げていったと明かす。「僕自身、どちらかというとうるさいグループで『お前なんて悩みないだろ』って思われてたかもしれないけど、確実にモヤモヤした気持ちは抱えてました。モデルの仕事をしてはいたけどそれで一生とは思ってなくて、漠然と大学行くのかなとか。そういうときに美術部や軽音部の連中から『美大に行く』『音楽で生きていく』なんて話を聞かされると雷に打たれたような衝撃を受けたり。それはまさに宏樹と前田のやりとりですよね。限界に近づいていた宏樹が、カッコつけつつも最後の最後で心の声に正直になった結果があのシーンなのかな、と思うとすごく理解できました」。俳優業は「マイペース」、女性には「甘えさせてほしい」オーディションで覚悟を固めた東出さんだが撮影、そしてクランクアップ時の“号泣”を経て、俳優を一生の仕事とするという思いはますます強くなっているようだ。「これまで仕事のことで泣いたことなんてなかったし、ましてや23歳(当時)にもなって自分がそんな反応を示すなんて思ってなかったんですが…(苦笑)。その後、ロケ地の高知から東京に戻って年が明けてもふと『あぁ、もう『桐島』の撮影はないんだな』という思いがよぎってポカンとしてしまうこともあって…。それだけこの仕事にのめり込んでたんだなというのを改めて強く感じました。理想の役者像ですか?人間性を伴った俳優でありたいと思っています。身近なところでいいから幸せになって、それが反映されるような役者になれたらいいですね」。最後に映画ともこれまでの話とも全く関係のない自身の恋愛観についての質問を投げかけると、少しだけ頬を緩めつつこんな答えを返してくれた。「俳優の仕事って“勉強”という一言で片づけちゃうけど、釣りに行ったり慣れないボウリングをやったり、寄席や演劇に行くことも読書も全てが仕事なんですよね。だからそういう部分を理解してもらえないと付き合えないかなと思います。あと良くも悪くもマイペースでないとやっていけない部分もあると思うので柔軟に甘えさせてくださる方がいいですね(笑)」。(photo/text:Naoki Kurozu)特集:年下のカレ■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年08月06日ある日突然、学校のスターである「桐島」というひとりの人物が部活を辞めるといううわさに振り回される周囲の高校生たちの人間模様を瑞々しく描いた、新たなる青春映画『桐島、部活やめるってよ』。主演の神木隆之介や橋本愛、大後寿々花を始め、600人を越えるオーディションを勝ち抜いた若き原石たちの活躍する本作で、映画デビュー作ながら一際存在感を放つ新進俳優、東出昌大の“男泣き”映像をシネマカフェが先行入手!数々の映画賞を受賞した『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』など、群像劇を得意とする吉田大八監督の真骨頂とも言うべき本作。姿を見せない「桐島」という人物を中心に、学校内でのグループの棲み分けや将来への葛藤、違和感、そして淡い恋心など、10代ならではの感情をまるで本物の学校を覗き見しているかのように、リアルかつ重層的に描き出している。監督独自の選択眼によって、600人以上が参加するワークショップ形式のオーディションで選ばれた若きキャストたちは、経歴もキャラクターもバラバラ。高知県で行われた1か月以上に及ぶ合宿生活で臨んだ撮影現場には、映画同様の“ガチ”の青春が渦巻いていたとか。シネマカフェに到着した東出さんのインタビュー映像は、昨年12月、まさにその撮影のオールアップを迎えた後で撮られたもの。吉田監督自らが最も時間と労力をかけて選び抜いた人物とあって、劇中でも一際スター性を感じさせる彼。モデルとしてパリコレクションなど海外でも活躍している、まさに原石であるが、初めての映画、それも倍率の最も高かった役どころということに対してプレッシャーもさぞかし大きかったのだろう。全ての撮影を終えて解放されたのか、堪えていた涙があふれるのも構わず、本作に賭けていた思いを口にする。こちらの映像のほかに、若きキャストたちの素顔や本音を垣間見れるメイキング映像をそのまま映し出した映像や、彼らがキャラクターとしてインタビューに答える“フェイクインタビュー”の映像で構成された5種類のスペシャルテレビスポットが、WOWOWのみで既に先行放送されている。映画『桐島、部活やめるってよ』公式サイトでも公開予定なので、ぜひほかの映像も合わせてチェック!『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。※こちらの映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年07月31日注目の新鋭作家・朝井リョウのベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の公開に先立ち、日本映画界初!? となる“太っ腹”な招待企画が決定した。その他の写真本作は学校一の人気者である男子生徒・桐島が部活をやめたことから、校内の微妙な人間関係に変化が生まれていく様を追った青春群像劇。『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』『パーマネント野ばら』などの吉田大八監督が、本物の学校を覗き見しているようなリアルかつスリリングな演出で、少年少女たちの複雑な心模様を映し出す。神木隆之介、橋本愛らフレッシュな顔が揃ったキャスト陣にも注目の一作だ。今回決定した招待企画は、“全国一団体限定”でメンバー全員分の劇場鑑賞券をプレゼントするというもの。“沢山の人に映画を観て欲しい”という想いに端を発し、吉田大八監督と佐藤貴博プロデューサー発案でチケット代はふたりのポケットマネーから賄われることとなった。劇中にバレー部、映画部、バドミントン部、吹奏楽部といった数多くの部活が登場することにちなんだ企画だが、クラブ活動に限らず、サークル・同好会などによる応募も可能で、学生に限らず一般からの応募も受け付けるという。さらにはクラブの人数も不問。応募方法は団体名・団体が所在する都道府県名・活動内容とPRを記載のうえ、“メンバー全員の集合写真”を提出するだけと、いたって簡単なもの。吉田監督と佐藤プロデューサー自らが選考にあたる。名門高校の野球部ともなると部員が100人を超す場合もあることから、最大でひとり当たり10万円近い負担となる可能性もあり、選考結果にも注目が集まる。また、選ばれた団体の写真と団体プロフィールは公式サイトなどで発表される。応募期間は7月27日(金)から8月8日(水)まで。詳細は公式ホームページに掲載中だ。『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)より、新宿バルト9ほかにて全国ロードショー文:渡部あきこ
2012年07月27日7月1日に全国ホールツアーを終えたばかりの高橋優が、早くも秋に全国ツアーを開催する事が決定した。アーティスト情報はこちらこれは7月1日に行われたホールツアーの最終日に、本人の口から発表されたもので、タイトルは「高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか2012」。10月12日(金)神奈川県民ホールを皮切りに、12月12日(水)中野サンプラザホールまで14都市での公演を予定している。8月8日(水)にはシングル『陽はまた昇る』をリリース。表題曲『陽はまた昇る』は今夏公開の神木隆之介主演の青春映画「桐島、部活やめるってよ」の主題歌となっており、映画とともに話題を集めそうだ。また、こちらのシングル初回プレス版には秋の全国ツアーの特別先行受付抽選案内が封入されている。■高橋優秋の全国ツアー~高橋は雨男?晴れ男?はっきりさせようじゃないか201210月12日(金) 神奈川県民ホール10月19日(金) 栃木市栃木文化会館10月23日(火) 札幌市民ホール10月25日(木) 新潟市民芸術文化会館・劇場11月2日(金) 名古屋国際会議場センチュリーホール11月9日(金) 広島アステールプラザ 大ホール11月11日(日) 福岡市民会館11月13日(火) 熊本県立劇場 演劇ホール11月16日(金) アクトシティ浜松大ホール11月18日(日) 東京エレクトロンホール宮城11月21日(水) 金沢市文化ホール11月24日(土) 大阪 オリックス劇場11月25日(日) 大阪 オリックス劇場11月28日(水) 秋田市文化会館 大ホール12月11日(火) 中野サンプラザホール12月12日(水) 中野サンプラザホール★以下のリンクより「高橋優」をお気に入り登録して、チケット情報をGETしよう!
2012年07月03日映画『桐島、部活やめるってよ』の完成披露試写会が6月25日(月)に都内劇場で開催され、神木隆之介、橋本愛、大後寿々花、東出昌大、清水くるみ、山本美月、松岡茉優、落合モトキ、浅香航大、前野朋哉、鈴木伸之、太賀、吉田大八監督の総勢13名が舞台挨拶に登壇。さらに特別ゲストとしてサッカー日本代表の槙野智章(浦和レッズ)と吉田麻也(VVVフェンロ)も来場し、大ヒット祈願のパフォーマンスを繰り広げた。現役早大生作家として第22回小説すばる新人賞を受賞した朝井リョウの同名小説を『腑抜けども、悲しみに愛を見せろ』、『クヒオ大佐』の吉田監督が映画化。バレー部のキャプテンで高校の人気者の桐島が突如、部活をやめたというウワサが校内を駆け巡り、恋人や友人、果ては関係のないはずの者たちまでがこのウワサに翻弄されていく。タイトルにちなんで、監督とキャスト一同は、8月11日(土)の映画公開日までの期間限定で「○○をやめる」という願掛けを発表!吉田監督は食事のときによく食べるというキムチを断つことを宣言した。神木さんは、夏到来を前に「冷房を断ってうちわを使います!」とエコな願掛け。モデルから俳優に転身し、本作で初めて演技に挑戦した東出さんは「苦手意識を持つことをやめます」と誓った。やはり一番多かったのは食べ物にちなんだ答え。「パンが子供の頃から大好きなんですが、パンの“やや食べ過ぎ”をやめます」(大後さん)、「しょっぱいものが好きなのでイカの塩辛を8月11日まで食べません」(松岡さん)、「ワサビが食べられないんですが、恥ずかしいので“サビ抜き”をやめます」(浅香さん)、「この夏はスイカなしでいきます」(鈴木さん)、「居酒屋でホッケの骨をしゃぶるのをやめます」(落合さん)など、好物や嗜好に合わせてそれぞれに“封印”を誓った。ほかには「メガネをやめてこれを機にコンタクトにします」(前野さん)、「大好きな深夜アニメをリアルタイムで見るのをやめて早く寝ます」(山本さん)、「起きたら夜という堕落した生活をやめます」(太賀さん)、「泣き虫で、撮影中もみんながクランクアップするたびに泣いてたんですが初日まで泣き虫やめます」(清水さん)とユニークな願掛けも。橋本さんは「橋本、やめることないってよ」と何もやめないことを宣言。その代わりに「映画のヒットのために死ぬほど宣伝がんばります!全国を飛び回ります」と誓い喝采を浴びていた。スペシャルゲストとして登場した槙野選手と吉田選手もそれぞれ映画のヒットと日本代表の躍進を祈って願掛け。吉田選手は「あごヒゲを伸ばすのをやめて爽やかになります」と宣言。一方の槙野選手は「試合前にロッカーでテンション上げすぎて、声が枯れて試合中に指示が出せなかったりするので(苦笑)、テンションを上げすぎないように…踊ったりするのをやめます」と誓った。ちなみに吉田選手は以前から山本さんの大ファンであることを公言しており、自身のブログでも何度も言及してきた。映画の中の山本さんについて「僕も高校のときにこういうコがいたらもっと青春が華やかだったと思いました」とその素晴らしさを熱弁。さらに槙野選手から「さっき控室で山本さんに『17歳の頃から応援してます!“こいつは来るぞ”と思ってました』って言ってました」と暴露され、照れ笑いを浮かべていた。また槙野選手と言えば、プレーもさることながら得点後のパフォーマンスでファンを楽しませてくれることでも有名。映画を観て「誇りを持ってそれぞれが立ち向かっていく姿に高校時代を思い出した」と語り、その思いをパフォーマンスとして形に。キャスト陣、そして観客までも巻き込んで、映画のヒットを願ってのパフォーマンスを伝授し、会場を大いに盛り上げた。『桐島、部活やめるってよ』は8月11日(土)より全国にて公開。■関連作品:桐島、部活やめるってよ 2012年8月11日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2012「桐島」映画部©朝井リョウ/集英社
2012年06月25日『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八監督が、小説すばる新人賞を受賞したベストセラー小説を映画化した『桐島、部活やめるってよ』の無料試写会が7月3日(火)に早稲田大学で実施されることが決定した。その他の写真『桐島、部活やめるってよ』は、成績優秀で彼女は校内一の人気者というバレー部のキャプテン桐島が、ある日突然、部活を辞めたことで、歪みはじめる人間関係を描いた青春映画。神木隆之介を主演に迎え、橋本愛、大後寿々花らが出演する。今回の試写会は、原作者の朝井リョウ、吉田監督、プロデューサーの枝見洋子氏が早稲田大学出身であることから実現。当日は上映後に、吉田監督と枝見氏、映像作家としても知られる安藤紘平教授が登壇し、Q&Aが行なわれる予定だ。参加希望者は事前受付不要で、当日、直接会場に来場すれば、定員 1100人まで無料で入場できる。学生だけでなく、一般の観客も参加できるため、当日は多くの観客が足を運ぶことが予想される。映画『桐島、部活やめるってよ』公開記念特別試写会&Q&A日時:7月3日(火)16:00開場/17:00開映※上映後Q&Aあり19:00~19:40会場:早稲田大学大隈大講堂(定員1100名)登壇者:吉田大八監督、枝見洋子プロデューサー、安藤紘平教授対象:学生・教職員・一般(事前受付不要/当日直接会場へ)『桐島、部活やめるってよ』8月11日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年06月08日結婚してから一番変わったことは何か? 人にそう訊かれたら、僕は「子供がかわいいと思えるようになった」と答える。自分でも驚くような心境の変化だ。正直、独身時代は子供に興味がなく、親戚や友達の子供と接する機会があっても、一緒に遊びたいなどとは思わなかった。それどころか、得体の知れない子供の心がまったく読めないため、そういう謎の生き物に対して、どんな表情及び口調をしていいかもわからなかった。だから、どうせ戸惑うぐらいなら「触らぬ神に祟りなし」の精神で、子供とは距離を置いたほうがいいと考えていた。子供も子供で、そんな僕の割り切った胸中が読めるのだろう。目線を下げないオジサンには無理に近寄らない、つまり懐いてこない。かくして、独身時代の僕と子供の間には、米ソ冷戦のような微妙な空気が流れていたのだ。誤解を恐れずはっきり書くが、造形としての子供(ヴィジュアル面)に関しても、僕の中に「かわいい」という感情はほとんどなく、友達に自分の子供の写真を嬉しそうに見せられても、リアクションに困っていた。いつだったか、仕事でお世話になっている方の家で、子供の運動会のDVDを延々2時間見せられたときは、生き地獄を感じたものだ。あのころの自分を思えば、まさに劇的な変化だ。結婚という二文字は、未熟で自由気ままな独身男に一家の主たる自覚を芽生えさせるのか、昨年の夏ぐらいから僕の中に少しずつ、だけど着実に自分だけの家族、すなわち「子供のいる家庭の風景」を求める気持ちが湧いてきた。平たく言えば、最近の僕は子供が欲しくてたまらないわけだ。ただし、欲しいからといってすぐに授かれるほど簡単ではなく、また後先考えないで無鉄砲に子供を作ってしまうのもどうかと思うため、現段階ではなるべく冷静かつ慎重に考えている。いずれにせよ、新米夫婦にとってはデリケートな問題である。そうなってくると、人間とは一方的な想いだけがますます膨らんでいくもので、最近の僕の頭の中は子供に対する渇望と羨望にすっかり支配されている。かつてはあれだけ興味がなかった子供の造形にも胸がときめくようになり、それはすなわち、他人の子供のことも心の底から「かわいい」と思えるようになったということだ。たとえば電車の中で子供たちがはしゃいでいる光景に出くわすと、思わず目尻を下げて相好を崩してしまう。たとえば近所の幼稚園の小さなグラウンドで大勢の子供たちが遊んでいる光景を見かけると、思わず立ち止まって柵越しに眺めてしまう。もちろん、変な意味ではございません(念のため)。けど、通報されないように気をつけます。中でも我ながら一番大きな変化は、テレビの中の子役たちに対する気持ちである。かつての僕は子役というものにまったく興味がなく、子役が出るバラエティ番組やドラマ、CMなどに目が留まることもなければ、数年前に大ブームを巻き起こした加藤清史郎くんや大橋のぞみちゃんに対しても、どこか冷ややかだった。以前、仕事の関係で子役時代の神木隆之介くんと接したことがあるが、そのときも前述の冷戦的な対応に終始した。ところが、である。恥を承知で、あえて稚拙な表現をするが、最近は芦田愛菜ちゃんや鈴木福くんといった今が旬の人気子役のことが、もう本当にかわいくて、かわいくて、テレビの前で無意識にデレデレしてしまうのだ(気持ち悪いですね、ほんと)。そんな僕のデレデレぶりは妻のチーも呆れるほどで、テレビに芦田愛菜ちゃんが出演しているCMが流れれば、思わず目が釘付けになり、鈴木福くんがバラエティ番組で愛嬌を振りまけば、無意識に「かわいいなあ」と呟いてしまう。マルモリダンスもおおいに結構だ。いやはや、我ながら気持ち悪い。いよいよカウンセリングが必要かもしれない。したがって、昨年ごろから増えてきた、二人に対する”アンチファン”の存在が気になって仕方ない。テレビで人気者になると、アンチが増えるのは世の常だが、それは子役に対しても容赦がないようで、やれ子供らしくない、やれ完璧すぎて不自然だ、やれ優等生を強いられているようで気の毒だ、などといった批判的な意見も少なくない。子供特有の無垢な笑顔と愛嬌が最大の魅力である一方で、インタビューの受け答えなどで見せる子供らしからぬ対応力と語彙力に、いちいち冷や水を浴びせているわけだ。正直、そういうアンチファンは無粋だと思う。ニーズを理解し、それに的確に応える姿は、確かに子供らしくないかもしれない。しかし、そもそも間違ってはいけないのは、彼らは人気”子供”ではなく、人気”子役”なのだ。つまり、役者としてメディアに登場しているわけであり、したがって公の場では世間(この場合、クライアントが中心)から求められる理想的な子供を演じていると考えるのが妥当だろう。立派な演技力だ。また、子供にまでわざわざアンチ精神を出さなくていいじゃないか、という不快感もある。余計な詮索をすることなく、「なんでもいいじゃん、かわいいじゃん」といった直感的な言葉だけで子役を語るほうが粋というものだ。テレビ・芸能は表の文化であり、大義的には広告メディアだ。人気子役は、完璧すぎる表の子供でいいわけだ。なんだかとりとめもなくなってきたので、このへんで終わりにする。昔は子供に興味がなかった人間が急に子供好きになると、こんなに盲信的になるのか。自分が怖い。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月20日人気ドラマの劇場版となる『劇場版 SPEC~天~』が4月7日(土)に公開を迎え、主演の戸田恵梨香、加瀬亮を始め、竜雷太、神木隆之介、浅野ゆう子、福田沙紀、椎名桔平に堤幸彦監督が都内劇場で行われた舞台挨拶に登壇。また、人気海外ドラマ「HEROES」のキャストとしておなじみのマシ・オカのプロデュースにより、本作のハリウッドでの連続ドラマ化の企画が進行していることも明らかになった。“SPEC”と呼ばれる特殊能力を持つ人間により引き起こされる犯罪の真相を究明する「警視庁内の公安部公安第五課 未詳事件特別対策課(通称:未詳)」の当麻(戸田さん)&瀬文(加瀬さん)の最強コンビがスクリーンで復活。SPECを持つ者たちと彼らを抹殺しようとする組織の戦いはついに最終局面を迎える。映画を観終わったばかりの観客の大歓声に迎えられた戸田さんは「2年も当麻に携わることができて幸せでした」と満面の笑み。連続ドラマの「起」に先日放送されたスペシャルドラマ「翔(=承)」と今回の劇場版「天(=転)」にと来て、起承転結の「結」を期待する声も聞こえるが、戸田さんは「このまま盛り上げて『結』に行けたら。みなさんが盛り上げてくれれば可能性はあると思います」とさらに期待を煽っていた。加瀬さんは「こんなに長く同じ役を演じたのは初めての経験。役も作品も成長し、観てくださるお客さんもどんどん増えていって嬉しく思います」と晴れ晴れとした表情で語った。撮影中はもちろんのこと、全国を巡るキャンペーンでもずっと戸田さんと行動を共にしてきたが、当麻と戸田さんの重なる部分を尋ねられ「福岡からの帰りの飛行機が一緒で、2人とも疲れて寝てたんですが、戸田さんは起きてすぐに弁当を平らげててすごいなぁと思った」と暴露。戸田さんは「普通じゃないですか!」と抗議しつつ「こないだも餃子を3人前食べて、朝起きたら結構臭くて反省しました(笑)」と劇中の当麻そのものの生態を自己申告し、会場の笑いを誘っていた。ちなみにファンの間でアンケートを取ったところ、神木さん演じる一(にのまえ)が持つ、時の流れをコントロールするSPECが最も高い人気を集めたという。もしもこのSPECを使えたら?という質問に神木さんは「桜の季節なので、桜が散る瞬間に時を止めて眺めたい」と風流な答えで会場を沸かせた。戸田さんは「意外にロマンチストですね」とニヤニヤ。加瀬さんは、神木さんとの共演シーンではピタリと動きを止めていないといけないなどかなり苦労が多かったそうで、神木さんの見事な答えに対し八つ当たり気味に「何か腹が立ちますね」とつぶやき会場は笑いに包まれた。そして重大発表として司会者から、本作のハリウッドリメイクが進行中であることが明かされると客席からはどよめきが。堤監督は「このメンバーは出られないの?どうかひとつ、私だけは…」とアピール。戸田さんも「何で(キャストが)私たちじゃないのか不思議です」と不満げだったが「世界に認められて出ていくというのは嬉しい。どういう風に見られるのか興味深いですね」と期待を口にした。当麻&瀬文役を誰が演じるのかなども気になるところだが、加瀬さんは「アーノルド・シュワルツェネッガーみたいな筋肉のある人がいい」と意外なマッチョ願望を明かすと監督からすかさず「全然、違うじゃん」とツッコミが入り、再び会場は笑いに包まれた。『劇場版 SPEC~天~』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:俳優・加瀬亮を形づくるピース、新たなるピース、変わらず愛し続けるもの雨にも負けず風にも負けず、SPEC祭り決行!戸田&加瀬も「高まる~~~」!?当麻&瀬文が復活!『劇場版 SPEC~天~』特製スノードームを2名様プレゼント戸田恵梨香の「この映画は餃子の映画かも」発言に加瀬亮がすかさずツッコミ!加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!
2012年04月09日人気連続ドラマの続編として4月1日(日)にスペシャルドラマが放送され、4月7日(土)より劇場版が公開される『劇場版 SPEC~天~』に主演する戸田恵梨香と加瀬亮が、3月30日(金)、映画の中に登場する流しそうめんならぬ“流し餃子”に挑戦した。スペシャルドラマ「SPEC~翔~」では昨年10月から12月に放送された連続ドラマの最後に残された謎が明かされ、『劇場版 SPEC~天~』ではスペックホルダーと非スペックホルダーの最終決戦が描き出される。ドラマ版のときから戸田さん演じる当麻紗綾の大好物として登場してきたのが“餃子”。この日のイベントが行われた赤坂サカスでは先日より劇中の味噌餃子を再現した「SPEC 中部日本餃子のCBS 赤坂サカス店」が期間限定でオープン。すでに6千食超を売り上げるなど人気を博している。映画の中ではこの餃子がさらに進化する形で“流し餃子”として登場。この日は、劇中の9メートルのセットのおよそ5倍となる43メートルの流しセットが組まれた。巨大セットを前に戸田さんが「この映画は餃子の映画なのかもしれませんね」と言うと、すかさず加瀬さんから「餃子の映画ではありません(苦笑)!」とツッコミが…。そう言う加瀬さんもSPEC餃子については「ソースとマスタードで食べるのはクセになる味です」とお気に入りの様子。ちなみに映画の中での流し餃子のシーンは一見、ギャグのように見えて、実は連続ドラマで死んだはずの宿敵で、時の流れを操るという最強のスペックを持つ一(にのまえ/神木隆之介)が登場し、当麻と語り合うという重要なシーン。時を止めるスペックを映像で表現するため、“タイムスライス”と呼ばれる撮影が行われたが、戸田さんは「すごく時間がかかる撮影なんですが、魅力的な緊張感のあるシーンに仕上がっていると思います」と満足そうにふり返った。そしていよいよ流し餃子本番。大階段の上から熱湯と共に流された餃子はおよそ30秒で戸田さんと加瀬さんの元へ。戸田さんは、猛スピードで流れる餃子を一度は取りこぼしそうになるも見事にキャッチ!会場は拍手に包まれた。「SPEC~翔~」は4月1日(日)21:30より放送。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:加瀬亮&戸田恵梨香がドレスアップしたお互いにツッコミ合い!ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」
2012年03月30日『劇場版 SPEC~天~』の完成披露会見が21日に都内で行なわれ、主演の戸田恵梨香と加瀬亮、福田沙紀、神木隆之介、椎名桔平ら出演者と堤幸彦監督が登壇した。その他写真本作は、不可解な事件を扱う警視庁公安部の未詳事件特別対策係、通称:未詳(みしょう)の捜査官である当麻紗綾(とうまさや・戸田)と瀬文焚流(せぶみたける・加瀬)が、“SPEC”と呼ばれる特殊能力を悪用する犯人に立ち向かう物語。会見には、シリーズ初参加となる栗山千明、伊藤淳史、浅野ゆう子も駆けつけ、総勢9人のキャストが勢揃い。ドラマ版に続いての参加となる椎名は「破天荒なキャラクターが勢揃いした奇抜なストーリーに、これ以上どうやってエンターテイメント性を足していくのかと思ったが、さすが堤監督の無茶ぶりはすごい!」とコメント。「作品を赤字にしないSPECがほしい」と発言した堤監督は、本作を“人類の進化”をテーマにしたような映画だと説明し「みんなが同じ概念ではなく、観る人と1対1の作品」とPRした。加瀬は「ドラマの頃から『SPEC』はたいへん生意気な作品で、愛着を持ってやってきました。今回は映画という形でより多くの方に観ていただければ」。戸田は「映画『天』は、きっと点と点を繋げるまたひとつの点なんだろうと解釈しています。今までの謎が解決され、また新たな謎が生まれる。新しい魅了がひとつ加わった作品になった」と笑顔を見せた。『劇場版 SPEC~天~』4月7日(土)全国東宝系公開
2012年03月21日映画『劇場版 SPEC~天~』の完成披露試写会が3月21日(水)に都内で行われ、映画上映前に行われた記者会見に戸田恵梨香、加瀬亮、栗山千明、浅野ゆう子、伊藤淳史、竜雷太、神木隆之介、福田沙紀、椎名桔平ら主要キャスト9名と堤幸彦監督が出席した。2010年10月よりTBS系にて放送され話題となった連続ドラマの続編で、4月1日(日)に放送となるスペシャルドラマを挟んでの待望の劇場版となる。“スペック”と呼ばれる特殊能力者たちを巡る攻防、死んだはずの一(にのまえ)との宿命の対決が描かれる。劇中では左腕に三角巾を巻き化粧っ気のない姿が印象的な戸田さんだが、この日はシックな黒いドレスで登場。この日の午前中から一緒に取材を受けていた加瀬さんは、「最初に出てきたとき見違えるようでビックリしました」とその変身ぶりに驚いた様子。戸田さんは「加瀬さんに『おぉっ!』と言われ、その反応を見て私も『おぉっ!』となりました」とニッコリ。さらに仕返しとばかり、ジャケットでキメた加瀬さんについて「加瀬さんの今日の衣裳もビックリですよ。いつもは部屋着で来たのかという感じのユルい衣裳なので、今日は襟がついてて『おぉっ!』って思いました」と語り、仲の良い様子を伺わせた。だが、撮影はかなり大変だったようで、ドラマからの続投となった椎名さんも「堤監督のムチャぶりはすごかったです」とふり返るほど。加瀬さんは「神木くんが(特殊能力で)時間を止めるたびに僕らはずっと止まってなくちゃいけなくて、その中を自由に動き回る神木くんを見てたら『あぁ、時を止める能力っていいなぁ』と思いました」と過酷な撮影の一端を明かした。福田さんは自分が欲しい“スペック”を尋ねられると、「加瀬さんにイジられてもうまい具合に返せる能力がほしい」と現場での加瀬さんによる“イジメ”を告白。戸田さんからの「イジメてたんですか?」という厳しい叱責に、加瀬さんは「すいませんでした(笑)」と平謝りだった。浅野さんは若い頃から堤監督と一緒に仕事をしてきたが、今回の映画に関しては「『通行人Aの役でいいから出してほしい』とささやき続けてこの役をいただきました」と明かす。神木さんや伊藤さんと一緒の撮影のシーンが多かったが、現場では同じく50代の堤監督と、自分たちの世代にしか分からない話題で盛り上がったそうで「監督の時代に逆行する能力はすごいです」とユーモアたっぷりに堤監督を絶賛!堤監督もキャスト陣の中でスペックを持っていそうな人物として浅野さんの名を挙げ「いつまでも変わらぬお姿の秘密が知りたい」と語るなど、ぞっこんの様子だった。スペシャルドラマ「SPEC~翔~」はTBS系にて4月1日(日)21:30より放送。『劇場版 SPEC~天~』は4月7日(土)より全国東宝系にて公開。■関連作品:劇場版 SPEC~天~ 2012年4月7日より全国東宝系にて公開© 2012 映画「SPEC~天」製作委員会■関連記事:ファンなら必食!戸田恵梨香も太鼓判の“SPEC餃子”が食べられるチャンスヒットメイカー堤幸彦がエンタメ性を封印!モノクロ映画『MY HOUSE』画像公開ドラマと映画を繋ぐ、戸田×加瀬主演「SPEC~翔~」早くもDVD発売決定!加瀬亮、映画への“愛”「10年前の僕と今の僕。等身大の自分から始めるしかない」戸田恵梨香インタビュー自分に素直になること。女優としての覚悟の瞬間
2012年03月21日佐藤健、賀来賢人、三浦春馬、神木隆之介をはじめ、大手芸能事務所アミューズの若手俳優が一堂に集うファン感謝祭『SUPERハンサムLIVE 2011』のライブ・ビューイングが決定。毎年恒例となっているこのイベントだが、今年は新たに会場をパシフィコ横浜 国立大ホールとし、同イベント最大規模の12月26日、27日、28日の3日間4公演が行われる。歌あり、ダンスあり、ゲームありで普段ドラマなどでしか見ることのできない俳優たちの普段の姿を見れるとあって、チケットは既にソールドアウト。そこで今年も一夜限りの劇場同時生中継イベントを開催。なんと劇場でのお土産にはパシフィコ横浜のライブ会場と同じものが配布される。遠方の方も、お近くの映画館の大画面で会場の熱気を体感してみてはいかが。『SUPERハンサムLIVE 2011』ライブ・ビューイング開催日:2011年12月28日(水)start.19:00(約3時間予定)出演者:青柳塁斗/猪塚健太/植原卓也/賀来賢人/風間由次郎/神木隆之介/桜田通/佐藤健/戸谷公人/野村周平/平間壮一/平埜生成/松島庄汰/三浦春馬/水田航生/栁澤貴彦/吉村卓也/渡部秀会場:全国の映画館詳細は こちら をご確認下さい。料金:全席指定¥3,000(税込・お土産つき)チケットは11月20日(日)12:00よりイープラスにて発売、または全国のファミリーマート店内のFamiポートにて発売。問い合わせ:イープラス tel.0570-07-5050(10:00~18:00 オペレーター対応) 「SUPERハンサムLIVE 2011」公式サイト
2011年11月19日約1年ぶりの出演は元ストリッパーの幽霊女優の広末涼子が10月21日からスタートするテレビ朝日系連続ドラマ『11人もいる!』にレギュラー出演することが分かった。彼女にとっては、結婚、出産を経て約1年ぶりのテレビドラマ復活となる。この『11人もいる!』は金曜午後11:15~放送のドラマ枠。主演は神木隆之介で、手がけるのは人気脚本家・宮藤官九郎だ。クドカン作品初出演となる広末は、本作中、11人目の家族で元ストリッパーという経歴をもつ、亡くなった先妻の幽霊・メグミという奇抜な役どころを演じる。新しいイメージの広末が光る!みなには見えないファンタジーな存在ながら、何とか自分の意志を代弁させようと奮闘したり、元ストリッパーらしい奔放さを見せる一面もある独特なキャラクターのメグミ。ストーリーも、一見ばかばかしくもありながら、それでいて感動的で奇想天外な家族劇を描き出しているのだそう。これまでの彼女のイメージにはなかった役どころの奇抜さ。クドカンとの初のコラボとなるという面でも注目度は高い。久々のドラマ出演で、新たな魅力を見せ、輝いてくれることが期待される。元の記事を読む
2011年09月24日世は空前の子役ブーム。ドラマに映画、CMで、かわいいだけでなく、しっかりとした演技力を備えた子供たちが広く支持を集めている。古くは美空ひばりに吉永小百合、90年代以降も安達祐実や神木隆之介など、人気の子役はこれまでも存在した。だが、特にここ1〜2年の史上空前の子役ブームのきっかけになったのは間違いなく、加藤清史郎の出現である。NHK大河ドラマでは“子役”などという区分が必要ない、大人の俳優たちに引けを取らない存在感を見せつけ、その後もCMやドラマで引っ張りだこに。そんな清史郎くんがアニメとして長年親しまれてきた『忍たま乱太郎』の実写版で映画初主演!学業と仕事で忙しい合間を縫って、撮影の思い出やお気に入りのシーンを明かしてくれた。怖い?優しい?鬼才・三池監督の印象は…?ドラマで見せる表情や大人顔負けの舞台挨拶などでの印象そのまま、インタビューでも9歳とは大人びた雰囲気を漂わせているが、小道具の手裏剣を見つけると一気に子供らしい表情に。カメラに向けて愛らしい笑顔でポーズを決めてくれた。「幼稚園の頃からアニメの『乱太郎』は見ていて、将来の夢が『忍者』だったんです。小学校に入ってからは(夢が)変わっちゃったんだけど…(笑)。だから最初に出演が決まったときはすごく嬉しかったです。友達にはすぐには明かせなかったんだけど、家族は『よかったね』って言ってくれました」。アニメでもおなじみの青い“忍たま”の装束を初めてまとい、丸いメガネをかけたときは「鏡を見て『あ、乱太郎だ』って思いました(笑)」。アニメのイメージが強いので、できるだけ忠実に再現しようと工夫を重ねた。「乱太郎は、(親友の)きり丸やしんべヱや仲間たちを仕切るんですよね。『まあまあ』ってみんなを抑えたり。現場でもそういうことをしようと考えてました。あと、乱太郎は自分のことを『わたしは』って言う。僕は『僕』なので(笑)、自然にちゃんと『わたし』って言えるように気を付けました。でも1回間違えて『ぼっ…』って言いかけたことがありました(笑)」。監督は三池崇史。これまで「実写不可能」と言われてきた作品を数多く手がけてきた鬼才である。鬼才…というか鬼のようなあの風貌、ガタイ、目つき…「最初に会う前は『怖い監督なのかな?』、『怖いのかな?』ってすごく不安でした」と清史郎くん。当然であろう。では実際会って、仕事をしてみての感想は?「会ってすぐにイメージが変わりました。本当に優しくて、面白くて、撮影中もすごく細かく指導してくれる監督でした」。監督から教えられて印象に残っているのは「走り方」。「かっこいい忍者の走り方を教えてもらいました。手をシャシャシャって動かすあの走りをやってくれって言われて。そしたら実際に走るのが早くなりました(笑)。普段の鬼ごっこでも強くなったし、50メートル走のタイムも上がりました!」と“忍たま効果”にご満悦だ。映画の中には激しいアクションシーンも!そこはさすが三池組、清史郎くんにもかなり高い要求が。特に苦労したのは乱太郎たちが崖をよじ登るシーンだったという。「あそこは本当に岩を登ってるんです。結構、高いところまで登ったんですけど忍者のわらじだと滑って、砂がぽろぽろ落ちていく。(安全用の)ヒモとかは特に付けていなくて、登るのは自分で登って、下りるときは危ないから(スタッフが)迎えに来てくれました」。名演の秘訣は「役の気持ちになること」演技をするときに何より心がけていることは「役の気持ちになって演じる」ということ。「ちゃんと役の人を演じる。その気持ちにならないと涙も出てこないし、演技もイマイチなんです。演じることの楽しさは、いろんな役になれることとたくさんの人に会えること。いろんな大人の人と会って、緊張することは…あります(笑)。でも、役者同士仲良く、それが一番大切です」。ちなみに、幾度となく変更されているようだが、いま現在の“将来の夢”は?「野球選手か俳優、それから忍者(笑)。役で野球選手やれたら嬉しいけど、本物のプロ野球選手になりたいです」。では最後に、この映画の清史郎くんオススメの見どころポイントをどうぞ!「僕が出てないところでもいいですか(笑)?鹿賀(丈史)さんのミュージカルシーンと学園長(平幹二朗)が手裏剣をよけるシーンは、小さい子供も大人も笑えると思うのでぜひ観てほしいです!」学校と仕事を両立させる生活も「結構、友達と遊ぶ時間はあるし、『(仕事を)休みたい』って思うことはないです。仕事というよりも、お芝居が楽しくてやってるので」と自然体でありつつも、しっかりとプロ意識が備わっているところはさすが。くれぐれも体に気を付けて!(photo/text:Naoki Kurozu)■関連作品:忍たま乱太郎 2011年7月23日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2011 実写版「忍たま乱太郎」製作委員会■関連記事:三池監督が語る『忍たま』見どころは松方×平幹二朗の特殊メイクガチバトル!忍たまたちが大暴れ!『忍たま乱太郎』試写会に10組20名様をご招待古田新太がおばちゃんソックリに!『忍たま乱太郎』に豪華俳優陣が特殊メイクで参戦中村玉緒&杏が二人一役!『忍たま』美人“くの一”先生で変身の術披露『忍たま』学園長&八方斎に特殊メイクで大変身したのは…あのベテラン俳優陣!
2011年07月21日『時をかける少女』、『サマーウォーズ』などの名作を世に送り出してきたアニメーションスタジオ「マッドハウス」の最新作『とある飛空士への追憶』。本作の主人公とヒロイン役の声を神木隆之介と竹富聖花がそれぞれ務めることが明らかになった。2008年に発売され、“2008 Amazonエディターランキング”、“「新世紀エンタメ白書」2009ブックランキング”などで1位を獲得した犬村小六による長編小説を映画化した本作。中央海と呼ばれる海を挟んで、神聖レヴァーム皇国と帝政天ツ上の両国が絶えず激しい戦いを繰り広げる世界を舞台に、身分違いの許されぬ恋に身を焦がす男女の物語が展開する。『千と千尋の神隠し』をはじめとするジブリ作品にマッドハウス制作の『サマーウォーズ』など、俳優業と共に数多くの声優の仕事をこなしてきた神木さんが今回演じるのは狩乃シャルル。敵対する天つ人の母とレヴァーム人の父を持つ混血(ベスタド)で、神聖レヴァーム皇国の空挺騎士団に所属し、身分は低いが騎士団一の操縦技術を持つ。そんな彼が、任されたある重大な任務、それは次期皇妃のファナを乗せ、婚約者であるカルロ皇子の元へと送り届けるというもの。それは、身分違いの恋の始まりだった――。シャルルが恋に落ちる、公爵の一人娘でレヴァーム皇国の皇子の婚約者ファナ・デル・モラルの声を演じるのは、雑誌「Ray」(主婦の友社刊)の専属モデルとして脚光を浴び、堀北真希主演で現在放送中のドラマ「生まれる。」(TBS)にも出演している新鋭・竹富聖花。『時をかける少女』の仲里依紗に『サマーウォーズ』の桜庭ななみなど、マッドハウス作品のヒロイン役を演じた少女はその後、確実にブレイクすると言われるが、竹富さんはオーディションを経て、ファナ役を勝ちとった。スタッフ陣も、先述の『時をかける少女』、『サマーウォーズ』の脚本を担当した奥寺佐渡子が本作でも脚本を手掛けるほか、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズで知られる人気アーティスト松原秀典がキャラクターデザインを担当するなど、注目のクリエイターが集結!原作ファンはもちろん、映画ファン、アニメファンにとっても間違いなく注目の作品となりそうだ。敵の領域を突破する12,000キロの旅路の果てに2人の恋はどのような結末を迎えるのか?『とある飛空士への追憶』は今秋、全国にて公開。■関連作品:とある飛空士への追憶 2011年秋、全国にて公開© 犬村小六・小学館/「とある飛空士への追憶」製作委員会
2011年05月19日スタジオジブリの最新作『借りぐらしのアリエッティ』が7月17日(土)に公開を迎え、都内劇場で初回上映後に舞台挨拶が行われ、米林宏昌監督、志田未来、神木隆之介ら声優陣、そして主題歌を歌うセシル・コルベルらが登壇した。鈴木敏夫プロデューサーからは、1,200万人を超える観客を動員した前作『崖の上のポニョ』を超える観客動員数を目指すとの言葉も飛び出した。舞台挨拶に先立って、フランスから来日中のセシルが、主題歌「Arietty’s Song」をハープを弾きながら生で歌い、映画を観終えたばかりの観客を、その透き通るような美しい声で魅了した。ジブリ史上最年少で監督を任された米林監督は、少し緊張した表情を見せつつ「ジブリでは“麻呂”と呼ばれています(笑)。みなさんの力を借りて何とか完成しました。床下に3人、床上に3人プラス1人という、登場人物の少ない作品ですが、そこでキャラクターにしっかりと存在感を与えてくれたのはここにいるキャストのみなさんの力です」と感謝を口にした。自身が演じたアリエッティを彷彿とさせる赤いワンピースで登壇した志田さんは声優初挑戦。「画に(セリフを)合わせるタイミングが難しかったです。緊張しましたがスタッフのみなさんや神木くんに助けてもらいました」と笑顔で語った。ジブリ作品で声優を務めるのは本作が5作目となる神木さんも「相変わらず緊張しましたが、ジブリのスタッフの方はみなさん優しくて、家族のようなんです」と柔和な笑みを浮かべて頷いた。大竹さんは、司会者から、今日が誕生日だと指摘されると「そうなんです。ありがとうございます」と、少し照れくさそうに言いつつ「ハッピー・バースデイー…」とノリノリで自分のために歌まで歌い出し、会場は笑いに包まれた。自身が演じたコミカルなアリエッティの母・ホミリーについて「想像していたより年取ってるな、と。一瞬『どうしよう?』と思った」と苦笑い。アリエッティ一家が住み着いている家の家主・貞子の声を演じた竹下景子は「家族みんなが(出演を)喜んでいて、少し株が上がりました。“貞子”というと有名な映画の登場人物がいますが(笑)、これからは貞子さんといえば『アリエッティ』となるのではないでしょうか」と役が大層気に入っている様子。鈴木プロデューサーは「僕はプロデューサですから目標がある。宮崎駿がこの場にいないので言いますが『ポニョ』の観客動員数を超えたいんです」と意気込みを語った。『借りぐらしのアリエッティ』は全国東宝系にて公開中。■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:神木隆之介志田未来の秘密暴露「しゃべりだしたら止まらず最後に“うん”」もこみち元ユニバース宮坂の胸を凝視し「鼻血出そう」ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶり
2010年07月17日映画『借りぐらしのアリエッティ』の女子中高生限定試写会イベントが7月9日(金)、東京・新宿明治安田生命ホールで行われ、声優を務めた女優の志田未来、俳優の神木隆之介がサプライズで登場した。2人は代表の女子中高生6人の質問に応じ、お互いについて知っている秘密を教えて、と聞かれ、志田さんは「神木さんは華奢に見えて結構食べる。お昼とかお弁当を2個食べるんです」と暴露。神木さんは「よく食べますね。お腹が空くので。よく寝ますし。成長していたらいいですけど」とはにかんでみせた。同じ質問に神木さんは「(志田さんは)一見、おとなしそうな雰囲気ですが、よくしゃべる、しゃべり出したら止まらない。で、最後に自分で『うん』って言う」とお返しで暴露した。本作は、ある人間の古屋敷から物資を調達しながら隠れて暮らす小人一族の一家の14歳になる娘のアリエッティ(志田さん)と、病気療養のため古屋敷にやってきた12歳の少年・翔(神木さん)の交流を描く物語。もしアリエッティになったらやってみたいことは? の問いに石田さんは「味噌汁の中に入りたい。大好きなので浸かりながら飲めたらいいな」と無邪気な笑顔。現実世界で小人に遭遇したら?との問いに、神木さんは「仲良くしようよ!ってグイグイいきますよ」と興奮気味。志田さんから「それじゃダメ、見て見ぬフリをしないと仲良くできない」と諭されても「仲良くなりたい気持ちが先走りますね〜」と執着心タップリ。会場の笑いを誘った。この日、2人はサプライズで登場。あるサイト上で募集された女子中高生300人は、「かっこいい!」、「かわいい!」、「隆くーん!」と終始、大興奮だった。『借りぐらしのアリエッティ』は7月17日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:もこみち元ユニバース宮坂の胸を凝視し「鼻血出そう」ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶりスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』試写会に15組30名様ご招待
2010年07月09日TBS系7月期新ドラマ「ハンマーセッション!」の制作会見が7月4日(日)、神奈川・藤沢市の片瀬東浜海水浴場で行われ、W主演の速水もこみちと志田未来、ドラマ初出演のお笑いコンビ、フルーツポンチの村上健志らが出席した。「週刊少年マガジン」(講談社刊)で再連載中の同名人気コミックを原作に、逃亡中の詐欺師が教師になりすまし、詐欺師ならではのテクニックを生かして“衝撃的授業=ハンマーセッション”をくらわせ、生徒たちの根性をたたき直していく一風変わった学園ドラマ。ハンマーセッションとは、メキシコ系ギャングが使う俗語で、新入りが来たときに、しきたりや掟を脳天に叩きこんで教える、との意味。“教師役”初挑戦の速水さんは、「学園モノって普通、教師が生徒に正義をたたき込みますが、今回、罪を教えていく。新しい切り口で面白い」と意気込み。見どころのひとつが「エロ。なぜか裸で出るシーンが多い。『ハンマーセッション!』のために、ここ何か月かで12キロ落としましたよ」と告白。元ミスユニバースの宮坂絵美里演じる「保健の先生がいる保健室を訪ね、胸を凝視するんですけど、いつも鼻血が出そう。保健室のシーンになると、男性スタッフが集まってくるので異様に男臭い」と苦笑い。だが「1話では恥ずかしくて見られなかったんですが、こんなことは2度とないので、2、3話からタップリ見させていただいています」と鼻の下を伸ばしデレデレ。TVドラマ初挑戦の宮坂さんは「ドラマ初挑戦だけでも緊張しているのに、大勢の方の前で演技するのでさらに緊張しています」と頬を赤らめた。生徒役の志田さんは、速水さんから「俺の裸、どう?」と聞かれ、「いつも聞くんですけど、何て答えていいか困るんですけど」と初々しく恥じらい顔。国語教師役で教師役初挑戦の比嘉愛未は「私は保健室のシーンで速水さんたち2人が絡んでいるところに『何やってるんですか!』って入っていく役。いつも速水さんが裸で目のやり場に困っていましたが、いまは慣れちゃいました。でも速水さんの裸が見どころです」とサラリとPRしていた。「ハンマーセッション!」は7月10日(土)放送開始(土曜19:56〜/初回は20分拡大)。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:ジブリ最年少監督に神木隆之介「あ、カオナシだ!」ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶりスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』試写会に15組30名様ご招待
2010年07月05日スタジオジブリの最新映画『借りぐらしのアリエッティ』の大ヒット祈願イベントが7月1日(木)、東京・港区の増上寺で行われ、ジブリ最年少監督を務めた米林宏昌、ジブリの鈴木敏夫プロデューサー、声優を務めた女優の志田未来と俳優の神木隆之介が参加した。宮崎駿監督が企画・脚本を担当し、『崖の上のポニョ』で原画を務めるなどの手腕を認められて宮崎監督に抜擢された現在36歳の米林さんが、ジブリ最年少で監督を務めた作品。英国の児童文学作品「床下の小人たち」(メアリー・ノートン著/岩波少年文庫刊)を原作に、床下に住む小人一家の身長10センチの少女・アリエッティ(志田さん)と人間の12歳の少年・翔(神木さん)の交流を描く物語。鈴木プロデューサーは初号試写を観た宮崎監督の反応を「初号って普通、暗い内から拍手が起こるものですが、明るくなってもシーンとしていた。というのも宮崎監督の反応をみんな気にしていたから。明るくなって最初に宮崎監督が立ち上がり、麻呂(米林監督のニックネーム)の左手を掴んで上げて『よくやった!麻呂』って言った。それでスタッフがみんな安心して拍手をした」と報告。米林監督は「試写のときに後ろに宮崎さんがいて、怒っているんじゃ?と心配でしたが、最後に笑っていたのでホッとしました」とふり返った。また米林監督は『千と千尋の神隠し』に登場するカオナシのモデルとなったことでも、業界内では知られる人。鈴木プロデューサーは「打ち上げがあったんですが、麻呂の歩き方を見て、宮さんが『あ、カオナシに戻っている』って言ってました」。ジブリアニメの常連声優で『千と千尋』でも主人公の千尋を助ける美少年・ハクの声を務めた神木さんも「カオナシのモデルになった人、と聞いていたので、お会いしたときは『あ、カオナシだ!』と思いました」と“カオナシ”との初対面の喜びをふり返った。一方、志田さんは本作で声優に初挑戦で「緊張しましたがみなさんにアドバイスをもらおうと思って、何も考えずに現場に行きました」と潔い心意気をチラリ。鈴木プロデューサーから「アリエッティはほんのちょっとわがままなんですよね、父親の言うことなんて聞かないんですよ。志田さんにピッタリでしたね」と微妙な褒め言葉を送られ「なんですか?そんなことないですよ」と元気に反論し、取材陣の笑いを誘っていた。『借りぐらしのアリエッティ』は7月17日(土)より全国東宝系にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:借りぐらしのアリエッティ 2010年7月17日より全国東宝系にて公開© 2010 GNDHDDTW■関連記事:ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?『アリエッティ』小人たちの世界の最新画像が到着前売りは『ポニョ』超える好調ぶりスタジオジブリ最新作『借りぐらしのアリエッティ』試写会に15組30名様ご招待
2010年07月01日