■前回のあらすじ転院後の初健診では、先生がとても親身に寄り添ってくれて、点滴を打ったことで少し楽になった気がしたのですが…。■ついに水分も摂れなくなり、臭いもダメになる…■あまりの拷問に肉体も精神も限界!この「楽になりたい」という気持ちは、子どもを産んだあとは絶対に思いもしないし、なんでこんなこと思ってしまったんだろう…と心から申し訳ないと思います。でも、とにかくこの24時間続く吐き気から逃れたい…! とにかく楽になりたい…! と思っていたのは当時の正直な私の気持ちです。もちろん、頭の中ではそう思うけど実行に移す気はありませんでしたよ。一応その後のことも考えられる理性はまだ残っていました…!ケトンは、体の飢餓状態の数字を表しているようで、とりあえず私はこのままいくときっと死んでしまう… と判断されたので入院することになりました。次回に続く「重症妊娠悪阻になった時の話」(全15話)は12時更新!本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。
2022年01月17日大人気マンガシリーズ、今回はかっぱ太郎(@kappataro3)さんの投稿をご紹介! 「弟が生まれて壊れた母との18年間」第9話です。 どんどんおかしくなる母。でも、どうしようもできなくて…?帰宅する声…?出典:instagram父の存在出典:instagramそれは…出典:instagram母が席を外し…?出典:instagram母について話すも…出典:instagram父は…!?出典:instagram向き合ってくれない…!出典:instagramたまに帰ってきても、父は子どもと向き合ってくれません…。このままで家庭は大丈夫なのでしょうか…?毎日1日1話更新中♪次回の配信もお楽しみに!(lamire編集部)(イラスト/@kappataro3)本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。"
2022年01月15日私が元夫と離婚したのはDVが原因です。妊娠中にも繰り返される暴力、ひどいときは首を絞められて気を失ったこともありました。離婚を選択する度胸も生活力もなく、精神的にも元夫に依存していた状態だったので、「私は一生、この人と暴力と一緒に生きていくんだ」と思っていました。ですが、娘が生まれて心境が一変! ここでは、妊娠から離婚を決意するまでの私の体験をお話しします。DV彼氏との間に子どもを授かり、結婚当時19歳だった私は、同棲中の彼氏(元夫)との間に子どもを授かりました。子どもを授かる前から殴る蹴るなどの暴力や、包丁を持ち出しての脅し、携帯電話や眼鏡を壊されるということがあったので結婚に不安はありました。 しかし、陽性の妊娠検査薬を見てうれし泣きしている彼氏を見て、子どもを授かった喜びのほうが勝ってしまったのです。そして、その姿を見て「子どももできたし、結婚もするし、暴力も終わるだろう」そんな期待を持っていました。 結婚しても出産してもなくならない暴力ですが、やはり元夫は簡単には変わりませんでした。妊娠初期のころはまったくなくなっていた暴力も、徐々に手を上げられるようになったのです。でも「子どもにとって父親がいないのはかわいそう。子どもが生まれたら暴力も終わるだろう」⋯⋯そう考えて離婚は選択肢にも上がっていませんでした。 毎日元夫の顔色をうかがい、私はこの人がいなくなったらだめになる、元夫も私がいなくなったらだめになる、そう思い込んでいました。そして子どもが生まれましたが、やっぱり暴力はなくならなかったのです。 こんな父親、子どもにとって必要?私はだんだんと、「子どもが大きくなって、パパがママを殴っている姿を見るのは悪影響じゃないか」「子どもにまで手を上げるようになったらどうしよう」と考えるようになりました。そのうち、「暴力を振るう父親はいらないんじゃないか」という結論に至ったのです。 そのとき、子どもは生後2カ月。離婚するなら子どもの記憶に残る前がいいと思いました。離婚までの計画を練り、元夫をなんとか言葉巧みに説得し、2週間後には離婚届を出しました。 離婚後の心境とその後の生活離婚してすぐは「やっと解放された!」という気持ちより、この先、子どもをひとりでちゃんと育て上げられるのか、子どもが片親ということで寂しさを感じるかもしれない……という不安のほうが大きかったです。 ですが、元夫の顔色をうかがう必要がなくなり、私自身よく笑うようになりました。子どもも元気にすくすく育ち、現在は中学生です。私を気づかっての言葉かもしれませんが、「ママがいっつもいてくれるから別に寂しくない」と言ってくれたりもします。 子どもが生まれたことでやっと目が覚め、DV夫と離婚することができました。今は毎日娘と笑顔で過ごすことができていますが、離婚前や離婚したばかりのころはこんなに明るい未来は想像できませんでした。こうして、娘との穏やかな毎日を過ごすことができ、あのときの私の選択は間違っていなかったと胸を張って言うことができます。 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな12歳女の子と2歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年01月09日大人気マンガシリーズ、今回は「デート商法にあった話」第5話を紹介します。展示会から4時間も拘束され続けている私にも限界が…。 一番安い10万円のジュエリーを購入したら楽になれると思い込んで…?!#5 デート商法にあった話出典:instagram精神的に追い込まれた私出典:instagram一番安いものなら…出典:instagram理不尽な攻撃を受ける出典:instagramどんよりしている男
2021年11月02日「あなたは風体と愛想がないのが合っているから大丈夫よ!背も高いし、ちょうどいいんじゃない」10月19日に放送された『徹子の部屋』(テレビ朝日系)。司会の黒柳徹子(88)に“不愛想なところがいい”と大絶賛されたのが女優の江口のりこ(41)だ。江口は『半沢直樹』(TBS系)など、その独特のたたずまいで名脇役としての地位を確立してきた。そして今月14日に始まった『SUPER RICH』(フジテレビ系)で初めて連ドラ主演。裕福な女性社長が“無一文”となり、リベンジを目指すヒロインを演じる。本誌は同作のロケ現場を目撃している。冷え込み始めた今秋の18時半ごろ。強い風も吹くなか、江口は6度も陸橋をダッシュ。続いて、30メートル走ってはよろめくシーンを何度も撮影。さらに共演の赤楚衛二(27)と厳しい表情で話し合う一幕もあった。演技中も休憩中も、笑顔を見せない“不愛想ヒロイン”。しかし、作品に対するストイックな姿勢は視聴率に反映されることにーー。「同作の初回視聴率は7.8%、2回目は7.3%ですが、社内では『大健闘』との評価を受けています。実はこの木曜劇場枠は、近年のフジでは“鬼門”といわれ、今夏の『推しの王子様』は平均視聴率4.9%、4月期の『レンアイ漫画家』も5.4%と苦戦を強いられたのです」(フジテレビ関係者)また『SUPER RICH』は原作のない完全オリジナル脚本。「原作ファンもいませんし“鬼門枠”ですから主演のオファーは次々と断られました。ですが、江口さんは快諾してくれたんです。そこで脚本は兵庫県出身の江口さんのために関西弁に書き直されました。評判も上々で“意外に計算できる”と業界でささやかれています」(前出・フジテレビ関係者)■実父は定職に就こうとしなかったそんな江口が今の“不愛想ヒロイン”にたどり着くまで、3人の男性に泣かされた過去がーー。まず1人目は、父親だ。「江口さんは5人きょうだいの4番目の7人家族。しかしお父さんは『人に使われるのはイヤ!』と定職に就きませんでした。江口家は経済的に余裕がなく、江口さんはお小遣いゼロ。ですから中学を卒業すると、すぐに自分から働き始めました」(江口の知人)しかし、自分の家族とほかの家庭の違いを肌で感じることに……。「地元のアイスクリーム店で働いていた際、元同級生と鉢合わせ。家の経済事情の都合なのに“高校行かずウロウロしている”と思われるのがイヤでたまらなくなったそうです。当時から女優になる夢を持っていたため、『街を出たいのに、お金がない……』と悔し涙を流したといいます」(前出の知人)江口が21歳のとき、父は病気のため他界。バイトを続け、なんとか資金をため上京した江口は、尊敬する柄本明(72)が座長を務める「劇団東京乾電池」に入団。そこでも再び涙を見せたという。「『乾電池』には2カ月に1度、メンバーが集まって話し合う“総会”があります。ですが、もともと江口さんは『総会は無意味』と考えていました。そして仕事が忙しくなり始めると、無断欠席を繰り返したんです」(劇団関係者)すると、柄本から電話があり、近況を訊ねられた。江口が「のんびりしています」と答えると……。「柄本さんは『じゃあ総会に来いよ!』と大激怒。さらに『劇団やめろ』と絶縁宣言。謝ろうとしましたが、何日も電話はつながらなかったそうです」(前出・劇団関係者)事の重大さを理解した江口は、稽古場へ。雨のなか、目に涙を浮かべながら師を待ったという。■携帯を池に投げ捨てるよう命じた俳優の恋人「その涙を見て、柄本さんは『もういい』と許し、焼き肉店に連れていってくれたとか。彼女は『柄本さんは今も夢に出てくるほど怖い』と言います」(前出・劇団関係者)そして最後の一人は、恋人だ。本誌は6年前、東京・下北沢で同世代男性と仲むつまじく歩く現場を目撃したこともあるが、彼女が泣かされたのは、以前交際していた俳優・Aさんだという。「Aさんは2人でロケに行く前にデート先を探すよう江口さんに指示。調べた結果、もろもろの都合が合うのがリス園しかなかったとか。気に入らなかったAさんはデート中に不機嫌になり、『なぜここに連れてきたのか!』と怒りをあらわに。ついには、『携帯電話を池に投げろ!』と命令したそうです」(前出の知人)そこで江口は言われたとおり、携帯を池に投げ入れたという。「涙ながらにAさんの気持ちを優先したそうです。するとAさんは『コーヒーいる?』『寒くない?』と急変。のちに江口さんは『精神的DVでは』と気づき、別れを決意したといいます。今では同業者であるAさんに『絶対いつか見返したる!』という怒りの気持ちが湧いているそうです」(前出・知人)定職に就かない父、厳格な師匠、そして“DV彼氏”。数々の修羅場をくぐり抜けたおかげで、表情を顔に出さない“肝の据わった”新ヒロイン像が生まれたのだろう。
2021年10月28日「コロナ禍で、家にいる時間が長くなった分、DVやモラハラなど夫婦間トラブルは増えています。いまは法律相談に赴く余裕すらないのが現状で、コロナの収束とともに離婚に向けて動きだす人は確実に増えそうです」こう話すのは『こじらせない離婚』(ダイヤモンド社)の著書もある離婚専門弁護士の原口未緒先生。4回の離婚経験とカウンセラー的手法も取り入れ相談業務に当たる原口先生は、コロナストレスから家庭内でのモラハラは増えているという。DV相談件数の推移(内閣府男女共同参画局調べ)を見てみると、’19年は11万9,276件、’20年は19万30件と1年で1.6倍に増加していることがわかる。「私の実感としては40代、50代の主婦の方の相談が多い。ずっと外で働いていた夫が家にいるようになり、いままで見えていなかった相手の本性が露呈し、90歳まで生きるとしたら先の人生も長いので、別れるなら最後のチャンスと考える方もいます。でも、離婚を検討したほうがいいケースもあれば、いまは思いとどまったほうがよさそうなケースもあります。慎重に判断して」よほど悪質なケースでも、離婚に踏み切るには決意と覚悟、そして準備が必要と原口先生は言う。「経済的に自立できないと離婚後は困窮することもあり、早計な決断は得策ではありません。夫への接し方を変えて新しい夫婦関係を築くという選択もあります」コロナ禍で図らずも夫の本音や本性が露呈した。自立して別れるか。別れずに夫婦として前に進むのであれば、そのときからが本当の夫婦の始まりなのかもしれない。
2021年10月22日Y’s(ワイズ)は、2022年春夏コレクションを発表した。"精神性の強さ”を表現「Power」がテーマの今季は、精神的な強さを表す軸のぶれないスタイルを提示。ルールにとらわれず、自らの意志で構築していくレイヤードスタイルや、要素を型に当てはめず自由に解釈した装いを通して、揺るぎない精神性を追求していく。パンクのスピリットを思わせるほつれや歪み象徴的なのは、パンクのスピリットを落とし込んだアイテムや、大胆なスタイリング。パンクの核となる、一貫した"反骨精神”のエッセンスを随所に散りばめている。オールインワンやジャケット、パンツにあしらわれたステッチはほつれて糸が垂れ下がり、シワ感のある麻のロングコートには、随所にひっかけたようなダメージを施すなど、退廃的な表情のウェアが揃う。さらに、ほつれたチェック柄の布地をスキャンしてプリントしたトップスやスカート、サイドに大きく穴を開けたドレス、断ち切りの部分を残してパッチワークを施したドレスなど、服に擦り切れや歪みを生み出すデザインディテールが見て取れた。レギンスなど大胆なボトムスのレイヤードスタイリングにおいては、レギンスを使ったルックやボトムスの独特なレイヤードがポイント。抽象的なプリントシャツワンピースにボーダーカットソー、レースのレギンスを合わせた着こなしや、裾にベルトを配したレギンスをボトムスやドレスに重ねたコーディネートなどが登場した。ボンデージスタイルやロックファッションを思わせつつ、アクティブな雰囲気ももたらしている。また、テーラードジャケットの裾をデニムパンツの中に入れて着たり、フーデッドコートの上からドレスを重ねて着たりと、意外性のあるレイヤードが堂々とした佇まいを演出する。ブラックのテーラードジャケットの上には、ショルダーストラップ付きの真っ赤なスカートをレイヤード。鮮やかな色のコントラストとユニークなスタイリングで、凛とした存在感を放つ。シャープなチェーンアクセサリー加えて、チェーンのアクセサリーもまた、スタイリングにパンキッシュなムードをもたらす要素として機能している。シャツやジャケットの襟元を大きく開け、チェーンネックレスを見せるようにして着用することで、金属の質感によるエッジを加えた。ネックレスには肌なじみの良いサイズ感のチェーンが用いられており、無骨さよりも研ぎ澄まされたような鋭利さが際立っているのが印象的だ。ネックレスの他、ドレスの上からベルトのようにしてウエストバッグを身に着けたスタイルや、ジャケットの合わせにチェーンをかけたルックも展開された。
2021年10月08日■前回のあらすじ予想外にいい人そうな浮気相手の彼氏。DVの話題に触れると、予想外の反応を見せます。■さかのぼること大学時代…■何この茶番!人の人生を狂わせるなんて…すべては浮気相手の仕返しだったことが判明。こんなことで私の人生は狂わされちゃうの?次回に続く「旦那の不倫を暴いた話」(全51話)は21時更新!コミックライター: 人間まお
2021年10月04日■前回のあらすじ浮気相手の彼氏と電話で話し、呼び出すことに成功。すると予想外の展開を迎えます。■いい人そうな浮気相手の彼氏■事態が予想外の方向に…まさかDVは嘘だった!?一体どういうことなのでしょう?次回に続く「旦那の不倫を暴いた話」(全51話)は21時更新!コミックライター: 人間まお
2021年10月03日コーチの暴言がひどく、サッカーが嫌いになるのではと心配。試合中も少しのミスで「元のチームに戻れ」「次の試合に来るな」など精神的に追い詰める発言。夏には炎天下の中何度も罰走させたり、体力的にも精神的にも子どもを追い込み、サッカーの指導とはかけ離れている。親として現状を見守るしかないの?というご相談をいただきました。今回もスポーツと教育のジャーナリストであり、先輩サッカーママでもある島沢優子さんが、悩めるお母さんに改善のための動き方をアドバイスします。(文:島沢優子)(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)<<低学年なのにメンバー固定。意見したいが「面倒な親認定」されたくない問題<サッカーママからのご相談>5年生の息子がサッカースクールの選抜チームに選ばれました。最初は強いチームで戦えることをとても喜んでいたのですが、新しいコーチの暴言が酷く、年中から続けてきた大好きなサッカーが嫌いになるんじゃないか心配です。高学年になればある程度の厳しさも必要だと思いますし、コーチのゲキで子ども達がピリッとすることも確かにあります。今まで何人かのコーチに教えていただきましたが、皆さん信頼できる方々でお互いの立場を理解し、子どもの健やかな成長を信じてお任せしてきました。新しいコーチは、炎天下の中、何度も罰走させたりするだけでなく、発言も問題があります。試合中もベンチの子たちに「アイツ、本当下手くそだな」等と試合に出ている子の悪口を聞かせたり、少しのミスで「元のチームに戻れ」「帰れ」「次の試合に来るな」「親に言うぞ」などと発言。精神的に子ども達を追い詰めるだけで、サッカーの指導とはかけ離れている気がします。子どもたちに対してフォローも褒め言葉も皆無です。ついていけない子や、親がコーチの指導が気に食わないならやめればいい話なのかも知れませんが、コーチに逆らえない立場の子達への攻撃を大人として黙って見ていていいのか考えてしまいます。またスクールの掲げる指導方針・理念と合っていない気がします。あんなに楽しそうにしていたサッカー、仲間、チームが崩れていっている感じがしているし、そもそも小学生を体力的にも精神的にもそんなに追い込む必要があるのか疑問に思います。続ける続けないは子どもが決めることですが、親として現状を見守る以外できることはないのでしょうか?<島沢さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。メールに「コーチに逆らえない立場の子達への攻撃を大人として黙って見ていていいのか考えてしまいます」と書かれています。悶々としている様子が伝わってきます。このコーチの方の指導を実際見ていないので明確にはお答えできませんが、お母さんがお書きになったことがすべて事実であることを前提にお話ししますね。■現状を学校に置き換えて想像してみると......まずはじめに、今の現状を「学校で担任の先生が行っていること」として置き換えてみましょう。あくまでも、例えばコーチが先生だったら、という想像をしてみてください。●体育の時間に、炎天下の中、何度も罰走させたりする。●体育(図画工作でもOK)の時間に、「アイツ、本当下手くそだな」等と他の子どもの悪口を言う。●授業中に問題を間違えたら「他の学校に行け」「帰れ」「明日は学校に来るな」「親に言うぞ」と脅す。●精神的に子どもたちを追い詰めるだけで、教育とはかけ離れている。●子どもたちに対してフォローも褒め言葉も皆無。●学校が掲げる教育方針・理念と合っていない。もし、上記のような先生が担任だった場合、これらはすべて「教育という名を借りたパワーハラスメント」です。この状況、お母さんは黙って見ていますか?きっと、すぐに本人に抗議するか、学校に訴えませんか?ほかのお母さんやお父さんも、すぐに「担任を替えろ」「教育員会に訴える」と騒動になるはずです。■指導という名を借りたパワーハラスメントところが、ことスポーツの指導現場になると、親御さんたちは指導者に対して非常に寛容です。炎天下の罰走は「こころを強くするため」などと根性論に置き換えられたり、「自分の時代はもっと厳しかった」と過去の悪い指導が肯定されたりします。下手くそ発言は「下手な子はもっと努力すべき」と下手なことが悪いことになり、「帰れ」などの暴言は「少し口が悪いコーチ」とか「厳しくするあまりそういういい方になる」などとかばったりします。すべての受け止めが、非常に大甘です。よくよく考えれば、このコーチがなさっていることは「指導という名を借りたパワーハラスメント」なのです。■学校には厳しいのにサッカー指導のパワハラに鈍感になるのはなぜか担任の先生には厳しく対応するのに、サッカーのコーチのパワハラに鈍感になってしまうのはなぜでしょうか。それはきっと割合の問題だと私は考えます。学校の教育現場ではパワハラをしない先生が今では大多数です。時代にそぐわない、おかしなことをして子どもを傷つけたら、先生たちはすぐに処分されます。それ比べ、少年サッカーの指導者は処分されません。そして、現在でも罰走をさせたり、大声で子どもを叱ったり、暴言を吐いたりするコーチのほうが、子どもを認め自ら考えさせサッカーを楽しませてくれるコーチよりも割合が多いのが現状です。そのため、コーチ自身も、保護者も、選手も、その指導が圧倒的に間違っていることに気づきづらく、気づいたとしても指摘しづらい、抗いづらい。それが実情なのです。数年前の取材になりますが、試合に負けた後に「こいつのせいだと思う人は?」と言って子どもたちに挙手させたコーチがいました。「この中で一番下手な子をみんなで指指してみよう?だ~れだ?」と言って指をささせた人もいました。ともに、当時は指導していましたが、そのうち保護者の中で「それはおかしい」と言う人が現れて辞めさせられました。両者ともに、コーチ資格や審判資格を取得し、毎年講習を受けていました。でも、子どもを前にして最も重要な「人権」について、あまりに鈍感だったと言わざるを得ません。■状況改善のための動き方今回、お母さんが「精神的に子どもたちを追い詰めるだけで、指導とかけ離れている」「フォローや褒め言葉が皆無」といったことに気付かれていることはせめてもの救いです。そこに確信があるのなら、以下の順番で動いてみてください。1)スクール側へ報告スクールの掲げる指導方針・理念と合っていないと思われるのならば、そのスクールの代表者や管理責任者に現状を報告し、コーチを替えてもらいましょう。2)「コーチに言い聞かせます」このようなケースで最も多いクラブ側のレスポンスは、代表者が「コーチに言い聞かせますから」というものです。その場合、コーチにどんな教育プログラムを施すのかを確認したほうがいいでしょう。「スクール」と名がついているのですから、民間なのかNPOなのかはわかりませんがいずれにしても有償(指導料や月謝がある)でしょう。であれば、指導のサービスシステムとして不完全です。そこはきちんと話したほうがいいと思います。3)移籍を考えるコーチの交替がない、もしくはスクールの代表者の対応がかんばしくなかった場合は、息子さんに「お母さんはいい指導だと思えないのでチームを替えたほうがいいと思う」と気持ちを伝えましょう。お母さんのおっしゃる通り、続けるかどうかはお子さんが決めることですが、親として意見はすべきです。月謝を支払い、保護者としての責任があることから丁寧に話してみましょう。■社会に出ると理不尽なことばかり、というが対応を間違えると「事なかれ主義」な人間になる(写真はご質問者様及びご質問内容とは関係ありません)こういったケースの場合、よく親御さんたちがおっしゃるのが「社会に出ると、理不尽なことばかりだから慣れておいたほうがいい」という理屈です。しかしそれは、理不尽に抵抗しない経験を積ませてしまうと理不尽なことを受け入れたり、意見ができない「事なかれ主義」の人間形成につながらないとも限りません。「ここがもし学校だったら?」ぜひこの置き換え習慣を忘れないでください。島沢優子(しまざわ・ゆうこ)スポーツ・教育ジャーナリスト。日本文藝家協会会員(理事推薦)1男1女の母。筑波大学卒業後、英国留学など経て日刊スポーツ新聞社東京本社勤務。1998年よりフリー。『AERA』や『東洋経済オンライン』などで、スポーツ、教育関係等をフィールドに執筆。主に、サッカーを始めスポーツの育成に詳しい。『桜宮高校バスケット部体罰事件の真実そして少年は死ぬことに決めた』(朝日新聞出版)『左手一本のシュート夢あればこそ!脳出血、右半身麻痺からの復活』『王者の食ノート~スポーツ栄養士虎石真弥、勝利への挑戦』など著書多数。『サッカーで子どもをぐんぐん伸ばす11の魔法』(池上正著/いずれも小学館)ブラック部活の問題を提起した『部活があぶない』(講談社現代新書)、錦織圭を育てたコーチの育成術を記した『戦略脳を育てるテニス・グランドスラムへの翼』(柏井正樹著/大修館書店)など企画構成も担当。指導者や保護者向けの講演も多い。最新刊は『世界を獲るノートアスリートのインテリジェンス』(カンゼン)。
2021年09月15日気が短くて口が悪い、そしてすぐ手が出る……。こんな特徴がある人は、往々にしてDV男になりやすいと言われがち。でも、一見いい人に見えるし、頼もしそうなのにじつは隠れDV男だった!というケースもたまにあるみたい。そこで今回は、「隠れDV男」の見分け方をご紹介します。■ 理由も言わず突然不機嫌になる一昔前は良しとされてきた、寡黙な男性。ですが現代社会において、なにかあると不機嫌になるけれど、理由を言わない人など、口で説明するのが下手な男性はやっぱり問題でしょう。これだけ多様性が認められている現代において、言葉は本当に大事なものです。昔は男ってこういうもの、女ってこういうもので済んだかもしれませんが、今は結婚するしない、子供を産む産まないということでさえも、みんな違う意見を持っているので、話し合わなければそのすり合わせもできません。それでなくても最近の学校教育はディベートの授業なども盛んで、男女関係なく弁がたつ人が多くいます。そんななかで、口で説明するのが下手な男性が自分の思い通りに勝ち残っていけるのは腕力だけでしょう。口で説明できないなら力でねじ伏せるしかないですよね。■ 「お前を守ってやる」と言う「お前を守ってやる」と言う男性、少女マンガのかっこいいヒーローによく見るタイプです。女性なら、こんなセリフ吐かれたら、キュンキュンしちゃいますよね?ですが、こういうセリフを言いがちな男性には要注意です。「守ってやる」と言いますが、こういう男性はいったいなにから守ってくれるつもりなのでしょうか?現代社会において、道に狼やマンモスがいるわけではありませんし、強盗などの悪人にもなかなか遭遇する機会はないものでしょう。そんな現代社会のなかで本当に守ってもらいたいのは、安定した生活であり、煩わしい人間関係からの脱却であります。たとえば、仕事に家事にと手いっぱいなときに自然と手伝ってくれる、知り合いの心無い一言で傷つけられそうになったときにちゃんとフォローしてくれる。こういうものは、自然な行動から起こるものですよね。「お前を守ってやる」というセリフを吐いてばかりいるのは常に力関係を意識している証拠です。守ってやるという言葉は対等ではありません。対等でない人間関係はときとして、支配関係になりやすいですよね。一見優しそうな言葉の裏に相手を独占したいという意識が見て取れます。■ 上から目線な男性には注意!男と女も対等な関係でいるのはなかなか難しいもの。ちょっとしたバランスで上下関係に傾いてしまうものです。それでもDV男は絶対にだめ。いくら好きでも暴力を振るう人とは長く一緒にはいられません。これらの特徴が当てはまるからといって、必ずしもDV男確定!というわけではありませんが、引っかかる部分があればよく観察して見極めてくださいね。(愛カツ編集部)(如月柊/ライター)presented by愛カツ ()
2021年08月02日人の性格は「器(うつわ)」で表現されることが多く、器が小さいと余裕がなく、大きいと余裕があるとされます。もちろん性格は大きく影響しますが、心理的な余裕の有無も実は大きく関わっているものです。そこで今回は、あなたの「精神的な余裕」がわかる診断テストをご紹介いたします。Q.あなたは友達とゲームをして勝ちました。あなたが圧勝したそのゲームは次のうちどれでしょう?A:じゃんけんB:トランプC:ダーツD:TVゲームあなたはどれを選びましたか?【この心理テストで分かること】「あなたのキャパシティーの広さ」深層心理において「勝負ごと」は自分の長所や得意分野を意味しており、「勝利」は承認欲求と密接な関係にあります。友人とのゲームに勝つということは、自分でも知らないあなたの精神的余裕を意味しており、何のゲームを選んだかによって、あなたのキャパシティーの広さがわかるのです。■ A:「じゃんけん」を選んだあなた【キャパシティーの広さ度35%】あなたは、自分の感性や世界観を大切にしている方なのでは?そのため、人の個性であったり、尖った点によく気付いていることでしょう。一方で、自分よりも優れている相手に対しては、嫉妬や競争心を抱いてしまいがち。物事にはニ面性があることを理解し、相手の美点に気づくことができれば、さらに深く相手と分かり合えそう。短所は長所でもある……そんな考え方ができれば、精神的余裕が生まれます。■ B:「トランプ」を選んだあなた【キャパシティーの広さ度65%】あなたは、人の努力や頑張り、一生懸命なところを見つけて評価するのが上手なタイプ。とくに、「仕事がていねいだね」「面倒見が良いんだね」など、相手の仕事ぶりを大切にする姿勢や、細かいところによく気がつく性格の持ち主でもあるようですね。後輩や年下の方から慕われることも多いでしょう。裏腹に、努力をしない人を蔑視したり、イライラしてしまうことも……。どんな姿勢であれ、相手のやり方や価値観に敬意を表すると、あなたの気持ちも楽になるかもしれません。生き方は人それぞれだと思えれば、心も軽くなるはずです。■ C:「ダーツ」を選んだあなた【キャパシティーの広さ度90%】あなたは非常に素直で純粋な心の持ち主。楽天的で周囲の人々を心の底から信頼していることでしょう。しかも、相手の良い部分にいち早く気づき、そこを評価するのも得意という褒め上手でもあります。それは、あなたが精神的な余裕を持っているからこそ。「さすが〇〇さんですね!」「〇〇君しかできないよ」と、人の心地良いところにフォーカスできるため、周囲の人からの人気も高くなりやすいはず。■ D:「TVゲーム」を選んだあなた【キャパシティーの広さ度10%】自分のことで精いっぱいで精神的な余裕がない状態にあるようです。あなたには、は、相手の長所を捉えることが苦手な傾向が見られます。どちらかというと、関わるにつれて見えてくる相手のずさんなところや、イラっとする部分に目がいきがちかも。少しでも「いいな」と思ったらとりあえず口に出してみると、人間関係やあなた自身の身の回りのことも自然と良いほうに向かうでしょう。■ 相手の長所を見つけようあなたは、「性善説」と「性悪説」のどちらを信じますか?性善説とは、人間は元々善良な生き物で、魔が差して悪い行いをしてしまうという理論。一方、性悪説は人間の本性は元来悪で、どんなに善い行いをしても根っこの部分は変わらないという理論です。どちらが正しいということはありません。しかし、人のいい部分に目を向けて、スポットを当てられる精神的余裕を持っている方が、自分の人生も豊かに、幸せになれそうですよね。(脇田尚揮/占い・心理テストクリエーター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年07月29日精神的なDVとも言われるモラハラ。一見すると普通の男性にも、モラハラのような兆候が見られることがあるようです。「最初はすごくいい人で全然分からなかった」「いつからからモラハラっぽくなってきた」という意見も多いようですが、できれば付き合う前からモラハラ気味な男性のことは見抜きたいものです。そこで今回は「じつはモラハラ気味な男性の特徴」を紹介します。付き合ってから後悔しないよう、男性のことはよく観察していきいましょうね。■ えらそうにしているたとえば男性が仕事帰りに、デザートをはじめちょっとしたプレゼントを買ってきたとします。それに対して「ありがとう」とあなたがちゃんと言ったにも関わらず、「『ありがとう』だけかよ、せっかく買ってきたのによ」とえらそうにしている姿が見られれば要注意です。たとえ彼が冗談めかして言ったとしても、それがエスカレートする可能性もあるでしょう。■ 被害妄想が激しいモラハラの傾向がある人は、被害妄想が激しいことが多いです。寒い冬の日、雪が降る予報を知ったあなたは気遣いから、彼に「今日は雪が降るみたいだね、何時まで仕事かな?」と聞いたとします。すると彼は「なんでそんなこと聞くの?詮索?」と受け止めるかもしれません。あなたが優しい気持ちから発した言葉や行動も、「そんなつもりじゃなかったのに」とビックリするような悪意に変換されることがあるのです。もちろん、毎回ではありません。普段は優しいということが、ほとんどでしょう。しかし「え? なんでそんな被害者のように受け止めるの?」とあなたが感じることがたびたびあるなら、注意しましょう。モラハラ傾向の強い人は「自分が被害者で、正義」でいるために、相手を「加害者の悪者」に仕立てあげることがあります。そのため、彼の周りにいる人は「いつのまにか加害者の悪者」にされることもあるんだとか。いっしょにいて「あれ?なんか悪いふうに誤解されることが多いかも」と感じたり、彼が周りの人に対して「被害者で正義」「被害妄想」の発言が多かったりするなら、モラハラ気味だと言えるでしょう。■ 「お前のため」とよく言うモラハラ気味の人は「自分が正しいし、自分は良い人間だ」という意識が強いです。ですので、「お前のために言っている」「お前が困らないように教えてやっているんだ」などの発言をしがちです。彼は心から「相手のためを思った、善意からの発言だと自分で思い込んでいる」ので、モラハラの自覚はありません。よいことをしていると、本心で信じきっています。ですので相手からの反論があると、「お前のために親切で言ってるのに、恩知らずだな!」と逆上することもあるでしょう。あなたにだけでなく、周りに対しても彼自身の価値観を、「相手のためと押しつける姿勢」があるようなら要注意です。付き合って親密になるほどに、モラハラがひどくなる可能性が高くなるかもしれません。■ 男性の兆候を見抜いて親密になるまで発覚しにくいと言われるモラハラですが、彼の周りへの言動を注意深く観察することで、ある程度見分けられます。兆候を見抜いて、被害にあわないように回避してくださいね。(森野ひなた/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年06月01日仕事での学校との出会い僕が最初に「学校」というものに触れたのは、児童精神科医として勤務しはじめてすぐのころでした。当たり前ですが、発達障害や不登校の子どもは学校でも困ったことが発生します。ですから、患者さんが先生方やスクールカウンセラーと一緒に外来を受診することもありました。ところが、僕が小学校を卒業したのはその時点で20年以上前です。外来で話を聞いても「この子が困っている学校って、そもそもどんな場所だったっけな…」とあまりうまく想像ができませんでした。そこで「現場では実際にどう困っているのか」に興味が湧き、折に触れて「学校に行ってみたいです」という話をしていました。学校から仕事が来たそんなことをあちこちで言っていると、少しずつですが学校から仕事の依頼を頂くようになりました。教員向けの研修講師や、ケースのコンサルティング(困っている子どもの様子を観察して教員にアドバイスする仕事)です。そうやって少しだけ学校に出入りするようになった僕は、そこで3つのことを感じました。1 先生たちは納得していない2 自分で見ないと分からないことがある3 やっぱり学校は良い場所だ学校で仕事をして気づいたこと研修では一般的な話もしますし、質問があった場合には具体的なケースの対応策などもお話しします。熱意があって前向きな先生は一生懸命聞いてくださるのですが、全体研修ではそんな先生ばかりではありません。うしろのほうで眠そうにしているベテランの先生や、明らかに興味のなさそうな管理職の先生もおられました。僕が国立病院の医師として「外部講師」に招かれ、話をしている限り、研修を受けても意識は変わらないんだろうなと思いました。その場では「貴重なお話をありがとうございました」とお礼を言ってくださっても、職員室では「あんなことできるわけない」と話しているのではないかと。そこで僕は「外の人」ではなく「中の人」になればいいんじゃないかと思ったのです。先生方がなぜ興味が持てないのか、なぜ納得できないのか、どうすればできるようになるのか。僕が外から偉そうなことを言ってるだけではだめなのではないかと。学校の様子は、診療中には子ども本人や保護者の方から伺います。しかし、見たことのないものは想像することができません。先ほども書きましたが、僕が自分の学校に行っていたのは20年前の話で、しかもいま働いている場所ではありません。時代も地域も違う学校のことを想像するのは難しい。実際に見てみた学校では「授業中立ち歩くってこういうことか」「この位置関係だと先生が個別に指示するのは難しいな」など、現場を見るからこそ気づくこともたくさんありました。僕が学校に行ってみた一番の感想は「学校は良いところだ」です。たくさんの子どもたちが生活を紡いでいて、彼らの成長を願っている大人たちが一生懸命に働いている。一見つまらなく感じるかもしれないような、小さなこと一つひとつを大人と子どもがお互いの視点から悩み、より良い人生になることを願っている。こういう「素敵な祈り」がある場所に、もっと触れていたいなと感じました。学校の「中の人」になりたいそんなエピソードもあり、僕は学校の「中の人」になる方法はないかと考えました。そうやって悶々としていたある日、友達のスクールカウンセラーから「精神科医はスクールカウンセラー採用試験の受験資格あるよ」という話を聞きました。なぜ採用対象に医師が入っているのかは謎でしたが、一も二もなく採用試験に申し込み、無事に東京都教育委員会に採用されました。中の人になってみて思うのは、やはり現場を知らずにコメントをしても実効的ではないということ。そとからの「こうあるべき」と学校現場がマッチしないことはしばしばありますし、全体の流れの中でしか分からないこともあります。定期的に見ているからこそ分かることや、先生たちの考え方、思い、できることとできないこと。教育行政のカタさや、一方でどういう方法ならその難しさをクリアできるのかなど、新しい学びがたくさんあります。(詳しくは次回以降で触れられればと思います)また、実際に働いてみると学校現場は楽しく、生き生きとしたものだと感じています。(ただ、子どもたちのエネルギーを浴びてものすごく疲れますが…笑)※厳密にはスクールカウンセラーは「学校の中の人」ではない立ち位置なのですが、僕的には「中の人=学校で定期的に働いてる人」でいいかな、という整理です。とにかく学校はいい!しつこいようですが、学校というのは本当に素敵な場所です。たくさんの大人が、たくさんの子どもの成長と幸せを願っています。(保護者の方によってはそうは思えないこともあると思いますが、基本的には学校関係者は善良で前向きな方が圧倒的に多いと思います)そういう場に身を置くことによって、また僕自身も子どもたちの未来に思いを馳せられる。誰かの暮らしの中で働くと、こういう楽しみがあるのだなと感じています。
2021年06月01日精神科へ行くとき発達が気になるわが子のことで、保護者の方が精神科に相談に行こう!と思っても、「診察でどんなことを相談したらよいのだろう」と迷っていたり、困っていたりしているのではないかと思います。あるいは連れて行くわが子になんと言ったらよいかと思っているかもしれません。ここでは、発達が気になる子どもの保護者の方が精神科に行くことについて、ちょっと考えてみたいと思います。そのうえで精神科でできることについてもすこし考えてみました。そもそも、受診前の保護者の思いは?とても前向きです。おそらくすでにいろいろと学ばれ、ある程度は医療的にどういった診断がつくかも想定されているかもしれません。そのうえで、自身も家族もきちんと理解したうえで、できれば関係者と手を携え、わが子のそだちを応援していきたい、という思いがあるのでしょう。その場合は、医療はきちんとその子の発達の様子を聞き取り、どういった関わりをしていくことが、よりよいかを一緒に相談し、可能な範囲で周辺の関係者とも連携をしていくことになるでしょう。でも…どんなに学んでも、どれほど頑張ろうとしても、本当は、わが子の思いに寄り添い、理解して関わりたい、それが一番の望みではないでしょうか。診断が付いた、関わりも整理できた、味方も得た。でも…本当は気になるわが子がなにを感じて、どう思って日々を送っているか、それが知りたいと思っているのではないかと思ったりしています。確かにわが子の様子も気になるが、まだなにを相談したいか、あるいはもう少しそだちの様子をみてから判断したいと思っている。でも、まだあれができない、これが遅い、あれが心配、これをどうしたら、と言われると、なにもしていない保護者のように思われているような気がする。医療に行ってなんになるという思いと、行くことで、わが子の様子がある程度はっきりするのかもしれない、という揺れる思いでいるかもしれません。だから…なんとなく、今いろいろなことがはっきりしてしまうことに、その後になにをしたらよいのかに、ただちょっと不安だったりしています。家族でも、段々と育っていくのではないかと、いう話になったり、周囲の様子を見て焦ったり、日々揺れています。だから…自分が、これをはっきりさせたいと思ってしまうと、どんどん、待ったなしでことが進んでしまうのではないかと、不安ばかりです。でも…もし、相談に行って、この揺れる思いがちょっと落ち着いて、わが子のそだちに向き合えるようなことになれば、いいなと思っているかもしれません。だから…きっと保護者として知りたいのは、わが子に今なにをすることができるのか、するべきなのか、という示唆なのではないかと思います。そもそも精神科ではなにをしてくれるの?上記のように、保護者はそれぞれ複雑な思いを抱えています。診断もさることながら、わが子にどう関わっていくべきかを知りたい、そして周囲にも理解してもらいたいという思いは一緒かもしれません。精神科は医療のひとつなので、当然病気を治すことに力点を置いてはいます。でもその一方で、困っていることを整理して、ちょっと生活をよくしたいと思う方々へのお手伝いもするところです。つまり、日々の生活をすこしでも過ごしやすくすることです。そのために、もつれているような糸を、一緒にほぐしたいと思っています。もつれは、保護者とわが子の関わりにあるかもしれません。保護者同士、家庭内にもつれがある場合もあります。関係者ともつれているかもしれません。わが子が他の子どもたちとの間でもつれている場合もあるでしょう。それは、それぞれによって異なります。そのもつれをほぐすために、医師は、その子の思いに想像を巡らし、保護者、関係者の思いに近づくために、面接をします。面接や心理検査、いろいろな情報を取得して、その子の言動や考え方を理解しようとします。一見奇妙に見える言動も、こちらの思いが届いていないように見える様子にも、一定の仮説を立てていきます。ひょっとしてこの子は、こんな風に物事を感じて、あんな風に考えているのかもしれないな、と想像し、日々の現実から検証します。想像が外れたら、また別の想定をして、できるだけその子の思いに近づこうとします。その過程で保護者や関係者が感じている、その子理解との検証をしていきます。ある人のその子理解と、別な人の理解は決して同じではないでしょう。かんしゃくを起こした子がいます。ある人はお腹がすいて不機嫌なんだと思うかもしれません。また別の人は好きなメニューでないから、また別の人は早く家にかえりたいから、他にも、さっきの遊びが思うように行かなかったからと、それぞれがその子の思いを代弁します。でも本人はちょっと眠たかったけどそれをうまく言葉で伝えられず、そしてちょっと寝ていいよと、誰も言ってくれないので、かんしゃくを起こした。でもそれは、その子が『眠たい』と言わない限り、なかなかわかり得ないことです。決めつける前に、いろいろとこれまでの経験から一緒に協力して推測する情報交換することで、その子理解は深まります。曖昧ななかでも精神科に相談しようと思った時点で、なにかしら漠然とした思いが保護者にはあるはずです。その思いを言葉にすることで、徐々に輪郭をはっきりとさせて、曖昧な相談が確認したい項目へと整理されていきます。診察室で大切にしていることできるだけ個々の不安や心配事に近づき、整理するお手伝いをしていきたいのです。でもその思いは個々に異なります。両親が来たときも、それぞれの保護者が不安に感じていることは別々なものです。保護者が発達の気になる子どもをつれて受診されたとき、僕は子どもに向かって「今日ここに来ることを、どんな風に説明されたの?」と確認します。ほとんどの子どもは、首をかしげます。「聞いていないのかもしれないね」、「ここは、生活しているなかで困ったこと、いやなこと、心配なこと、相談したいと思っていることを相談する場所なんだ」と伝えます。「もしかして、お父さんやお母さんが、なにか君が相談したいことがあると感じたのかもしれないね」と付け加えることもあります。いずれにしても、多くの子どもは、最初は「ないよ」と話します。初対面の大人に、気楽にべらべらと相談できるほうが、心配な位ですから、僕は「ないか、よかった。今はない。でも、もしこれからなにかあったら、相談しようね。ここはそのための場所だから」と伝えます。「じゃ、同じように今日はお父さんやお母さんからも、心配なことがあれば相談したいので、ちょっと待っていてね」と、子どもにはプレイルームへ移動してもらいます。もっとも、切羽詰まっている子どもの場合は、最初の関わりでたくさんの困りごとを語ることもあります。その場合は、診察室での面接を続けていきます。プレイルームに移動した場合でも、スタッフと遊びながら、ちょっと困ったことを口をしたりすることもあります。そのときは、スタッフは、それを相談したらいいんだよと後押しします。診察室では保護者の困りごとを聞きます。発達のうえで「気になっている」ところ、そして今日、受診するまでにあった思いを聞き取り感じ取りたいと思います。診察室は、子どもの、そして保護者の、今困っているこが語られるところです。そうしたことが、できるだけ肩の力が抜けて相談できるよう、環境、雰囲気を大切にしたいと思っています。精神科は生活相談する場所でもあります。生活相談は多種多彩です。漫画(ドラマ化もされた)『深夜食堂』のマスターの台詞に「できるものなら、なんでもつくるよ」というのがあります。生活相談も「できるだけのことはするよ」というようなことです。同時に子どもたちや保護者、関係者にも「できることはしてね」と思っています。できること、でいいのです。
2021年05月25日著名人が反面教師として自らの失敗エピソードを明かす、バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日系)。2021年3月7日の放送では『家庭内に潜むモラハラの改善方法を徹底解説』と称して、モラル・ハラルメント(通称:モラハラ)とドメスティック・バイオレンス(通称:DV)を特集しました。モラハラやDVは、パートナーに対する精神的、肉体的な暴力を指します。家庭内で起こる問題のため、被害者は助けを求めづらい状況に立たされてしまうのです。パンサー尾形貴弘の『無自覚DV』に青山テルマがズバリこの日の放送では、お笑いトリオ『パンサー』の尾形貴弘さんが、妻に行っていたモラハラやDVを振り返りました。当時、尾形さんは、妻に対してやたらと自分の母親との比較をしてしまっていたといいます。「うちの母親はそんな言葉づかいをしない」「母親は晩ご飯をもう1、2品作ってた」といった言葉を無意識に投げかけていたそうです。誰しも、他人と比較して批判されるのは嫌な気分になるはず。比較対象がパートナーの家族であれば、なおさらです。これらの発言にまったく悪気がなく、妻が傷付いていたことを知って衝撃を受けたという尾形さん。「女性って、こういう発言は嫌なんですか?」という問いに対し、生徒役として出演していた歌手の青山テルマさんはこのように意見しました。え、だって逆にいったら、あいちゃん(尾形さんの妻)がほかの男の人と比べたらどう思いますか?「何々くんのほうが面白いのにな」とか、「何々くんの音楽聴いて元気もらう」とかっていわれたらさ、すごく嫌じゃないですか?同じことでしょ。自分が嫌がることを相手にズバズバやって傷付けちゃってるって、愛なんですか?しくじり先生 俺みたいになるな!!ーより引用「恋愛ドラマを見てはいけない」「男性美容師はNG」「メイクや露出の多い服装は禁止」「イケメンと話すのはダメ」などの要求をして、妻と異性との関りを断とうとしていた尾形さん。尋常ではない嫉妬深さを持つようです。青山さんの意見を受け、尾形さんは自分が同じことをされた場合を想像し、真剣な表情で「愛じゃないかもしれないですね…」と返しました。モラハラやDVはパートナーへの支配欲から生じるものとされています。相手への愛よりも自らの欲求が上回ってしまうと、無意識のうちにこういった言動をしてしまうのでしょう。番組放送後、青山さんの的を射た発言はネットで話題になり、多くの人から同意する声が上がりました。・テルマちゃんがズバズバといっててスカッとした。生徒役なのに先生のよう。・自分の元DV夫もこんな感じだった!一度逆の立場で考えてほしいよね。・DVに限らず、なんでも『自分に置き換えて考えてみる』って本当に大事だと思う。モラハラやDVは被害者が自責的な思考にさせられてしまうため、そもそも自分が被害者であることに気付きにくいといわれています。また、尾形さんと同じように、加害者側にも加害をしている自覚がない人が多いのかもしれません。今回の2人のやり取りを見て、多くの人がDVやハラスメントの実態について考えさせられたようです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月10日■前回のあらすじ義母も味方になってくれなかった。次第に追い詰められた私は…。※この話は「ひとり親世帯」の経済的支援と心の支援に取り組んでいるサービスwaccaに投稿された実話を元に漫画化しています。私は誰にも頼れず心身ともに疲弊していきました。そんなときに見かけたパンフレットをみて自治体の保健師に相談すると、「女性相談に行ってみなさい」とアドバイスをいただけました。そこでさっそく相談に行くと…。私もこの時まで知りませんでしたが、女性相談とは配偶者や交際相手等からの暴力に悩んでいたり、緊急の保護や自立のための支援が必要な女性へアドバイスや援助を行っている場所だそうです。すぐに逃げてくださいとは言われたものの、今の職場を含めて自分の積み上げてきたものを全て捨てて実家に戻る決心がなかなかつきませんでした。そして、今まで「お前が悪い」と言われ続けてきた私は、自分に自信がなくなっていたのです。この時は逃げるべきなのか…判断さえつかなくなっていたのです。次回に続く!※この漫画は実話をべースにしたフィクションですウーマンエキサイトのTwitter( @WomanExcite )をフォローすると、このマンガの更新を最速でお知らせ!記事協力:waccaのご紹介▼ひとり親のみなさまへ〜無料でお金や心の支援が受けられますwaccaとは、ひとり親のみなさまが「万が一(失業、入院、癌)の時やお子様の入学の際のお金の支援」や「生活に関する質問相談」を、会員登録するだけで”無料”で受けられるサービスです。 詳しくはこちら ▼社会問題解決に興味がある方へ〜温かい社会作りチャレンジwaccaに参加すると、生活に困難を困難を抱える方々をお金や心の面で直接支援し、社会に感謝の輪を広げることができます。 詳しくはこちら 原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ タキノユキ
2021年02月28日前回 のあらすじ早くパニック障害を治して子どもが欲しい…! 主治医の先生の答えは…乗り物に乗ること、遠い所へ行くことこれらができなくなってしまったことは、私の人生を大きく変えてしまいました。もちろん好きなだけ好きなところに行く、ということは金銭的にも難しいのですが、例えお金があったとしてもそれを実行することができない…もう私にはずっとこの狭い世界で生きていく人生しかないんだ…と。「一生治らなかったらどうしよう…」と思いながらも、少しの希望で少しだけ前を向くことができました。そう思わなければ絶望で壊れていたかもしれません…。パニック障害は主にこの「予期不安」で苦しめられているといってもよいです。要するに日常生活で「倒れたらどうしよう…」「外で発作起きても誰もいないし…」など、悪い事ばかり考えてしまい、発作を恐れて何もできなくなるのです。もし頑張ってチャレンジしたのに…予想通り外で発作に見舞われた場合、更に恐怖が増して外に出るのがますます怖くなる…そういった負のループで毎日苦しめられています…。パニック障害のきっかけは、ストレスなど色々あるとは思いますが、自分でも意図せずに恐怖を感じたりするこの現象は考え方や精神論でどうにかなるものじゃないなと思っています。「精神的に弱い人間がなってしまう」と思っている人もいるかもしれませんが、脳の誤作動や脳内神経伝達物質のバランスを崩すことが原因になっているようです。脳の病気…と考えるとそれはそれで怖いですが、「精神的に弱いのが原因なのかな…」と思い込んでいたので、少し救われた気持ちになりました。そして私も誤解していたことがあって…。これはその病気を知らないことからくる「あるある」かもしれませんが、「パニック障害」という名前から、いろいろな偏見や誤解をしてしまいがちですね…。リラックスしている時や、1人で考え事ができるような状況だと予期不安が出て不安になるので、逆にそれを全く感じる事ができない状況(本当の恐怖に襲われている場合)の時は発作は出ないのです。パニックとパニック障害はあくまで全く別物、と考えておくといいかもしれません。パニック映画などで出てくる「怪獣に追いかけられる」ようなことがあったら、パニック障害など吹っ飛んで全力で逃げると思います(笑)これは人によると思いますが、周りの人にしてもらって嬉しかったことは、たとえ何もできなくても本を読んだりネットで調べてくれることでした。タマオくんは本を読んでも「ああした方が良い、こうした方が良い」などのアドバイスをしなかったこともありがたかったです。パニック障害の患者の私は、そっとしておいてもらえる、もし外出先で倒れたら側にいてくれる、というだけで充分嬉しいなと思いました。これは治療や治るような病気だったら、私も全力で調べていたのだと思います。しかしこの時は何度も発作を起こした場面や、パニック障害になってからのことがフラッシュバックをしてどうしてもパニック障害について調べることができませんでした。知れば知るほど、意識をしてしまい余計に不安感が増す…それが怖くてあえて何も調べない、という方法を取りました。その時の私は、ただただ薬を飲んで時が経つのを待つ…それくらいしかできませんでした。次回に続く!『パニック障害とは』理由もなく、動悸やめまい、発汗、窒息感、手足の震えといった発作が起こり、そして発作が繰り返されることで、発作に襲われることに対する不安を感じるようになり、毎日の生活に支障をきたすようになってしまう症状です。本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2021年02月18日彼氏候補や彼氏の威圧的な言動が気になったことはありませんか?そんなとき、「これってDV?そこまでじゃない?」と迷うこともあるでしょう。DV男性からは、早く離れた方が身のためですから、DVの兆候があるなら見逃さないようにしたいものです。そこで今回は、男性の言動でDVかどうか見分けるコツを解説します。普段は優しくても、こういう言動があったら要注意です!■ 物に当たるDVというと、身体的DV(直接的な暴力)と精神的DV(言葉や態度による暴力)が挙げられます。意外とスルーしてしまいがちなのが、「物に当たる」という行為です。あなたに直接手を上げなくても、物を投げたり壊したりすることがあるなら、それもDVです。物に当たるというのも、キレると自分をコントロールできず激昂することがあるという証ですし、また、その行為によってあなたを怖がらせて黙らせようとしていることも考えられます。怖がらせるための言動は精神的DVに当たりますし、そのつもりはなくても、物が壊れてあなたが怪我をする可能性もあり、どちらにしてもアウトです。■ 暴力的な言葉を遣う「覚えとけよ?」とか、「逃げられると思うなよ」など、あなたが思わずゾッとしてしまうような言葉を遣ったことがあるならば、それは精神的DVです。脅迫的な言葉や乱暴な暴言で女性を怖がらせ、自分の言うことを聞かせようとか、コントロールしようといった意図が見え隠れしています。たとえ笑いながら言っていても、目が怖かったりする場合もありますね。言葉は目に見える被害がないため、軽視されがちです。でも、彼があなたに対して精神的に負荷をかけてくるような言葉を遣う場合は要注意。言葉だけでも、人の心は傷付き、萎縮し、恐怖で本音が言えなくなることだってあります。つまり、これは立派な「DV」なのです。■ 謝るまで追い詰めるカップルなら時には喧嘩することもあるものです。しかし、自分の非は認めずに、あなたが非を認めて謝るまで責め立てる・追い詰めるような男性はやはり黒です。一方的にあなたを罵ったり否定したりして追い詰めてくるなら、その中に精神的DV(言葉による暴力)が含まれている可能性が高いでしょう。あなたに罪悪感を持たせようとして、言葉の暴力を行使することも。あなたが恐怖を感じたり、「尊厳を傷付けられた」と感じるなら、彼は精神的DVをしていると考えてもよさそうです。■ 早い段階で逃げよう!これらの言動が見られるならば、許したり曖昧にしたりしない方が良いです。いずれも、脅したり怖がらせたりしてでも自分の考えを押し通そうとしていますし、許しているとエスカレートしていくので危険なのです。冒頭でもお伝えしたように、DV判定が黒になってしまう言動をしているなら、早めに距離を置いた方が良いでしょう。(かりん/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年02月14日せっかく好きな人と恋人になれたら、出来るだけこの恋を長く続けたいと願う人が大半かと思います。では、長続きするような「大人の恋愛」をするにはどうすれば良いのでしょうか。ここではそのコツをいくつか取り上げて見ていきます。要求ばかりを押し付けない恋愛が短命に終わる人の特徴のひとつに、「自分の要求ばかりを押し付ける」という点があります。思い当たることはないか、振り返ってみると良いでしょう。例えば、「仕事より自分とのデートを優先してほしい」「誕生日には素敵なレストランを予約してほしい」。相手が自分の期待どおりに動いてくれないと、不満が募ってしまうタイプの人です。こういう人は要求が多い分、どんな相手と付き合っても決して満たされることがないんです。「ああしてくれない」「こうしてくれない」、その挙句「私のこと好きじゃないんだ」と勝手に解釈し、自分から別れを切り出したりします。相手には相手の都合がある、自分の都合どおりに動いてくれるわけではない、ということを認識し、要求する前に「自分が与える」努力をしてみましょう。そうすることで、これまでうまくいかなかった関係がぐっと改善される可能性があります。自分とは違う人間だということを認めるこれは今に始まったことではないですが、結婚しているカップルの別れた原因で真っ先に挙げられるのが、「価値観が違った」という問題です。もちろん、恋愛に発展する男女だったら、何かしらの価値観が合っているからこそ、付き合いがスタートしたのでしょう。しかし、付き合いが長くなるにつれ当然、「違う」部分は出てきます。相手が変わったのではなく、もともと違う価値観も持っていた結果です。ですが、それを知ったとたん「価値観が違う」で別れてしまっては、誰と付き合っても同じことの繰り返しです。元々、別個の人間ですから、そもそも「価値観がすべて合う」などということはないでしょう。その点、長続きする大人の恋愛は、「違う価値観も認めて尊重する」ことが出来ています。「変化」を受け入れていく恋愛中でも、結婚して夫婦になっても、「前はこうだったのに」と言いながら、不満を言っている女性がいるものです。例えば「付き合って最初の数年は優しかったのに、最近かまってくれない」、「話していても私のこと見てくれなくなった」などです。このように、二人の関係性が変化していくことを受け入れられないと、相手に不満ばかりが募ってしまいます。また、勝手な思い込みで「寂しい」「愛されてない」という気持ちが大きくなって、恋愛も結婚生活も、ひたすらつらいものになってしまうでしょう。自分にとって大切な相手のはずなのに、そうなってしまったら、あまりにももったいない話です。大人の恋愛は、「変化を受け入れる」ことが大切です。相手も自分も、そして関係性も、ずっと変わらないものはないということを受け入れて、関係を育てていくことを心がけるようにすると、きっとうまくいくでしょう。大人の恋愛は人間関係のコツと共通するここでは、長続きする「大人の恋愛」をするための、いくつかのポイントを見てきました。これらは、恋愛だけでなく人間関係をうまく続けるためのセオリーと共通する部分もあります。これらの点を意識してみることで、これまでうまくいかなかった人でも、今後の恋愛は長続きする可能性が高まるでしょう。
2021年01月06日青から連想するものを答えるだけで、ズバリあなたの精神年齢が分かります。果たして、あなたの精神年齢はいくつぐらいなのでしょうか?Q.青から連想するものは、次のうちどれですか?A.青空B.海C.宝石D.青薔薇診断できること:『青から連想するものでわかるあなたの精神年齢』青から連想するものは、今のあなたの心の年齢の高さを意味します。この心理テストでは、そんな青から連想するもので、ズバリあなたの精神年齢を診断します。A.10歳Aの果てしなく広がる青空を連想したあなたの精神年齢は、10歳です。若々しい心と夢を持ち、将来の希望に満ち満ちているのではないでしょうか?実際、夢や目標に向かってポジティブに突き進むことで、今後さらなる発展が望めるでしょう。あなたの未来にも、青空のような果てしない幸運が広がっていそうです。B.100歳Bの深い深い海を選んだあなたの精神年齢は、なんと100歳のようです。愛情深く、見返りを求めないあなたですから、人生に対して達観しているのかもしれません。まわりの人に愛情をたっぷりと注ぐことで、自分自身の幸運にもつながる時です。愛情を出し惜しみせずに振る舞うことで、今後、より信頼されるでしょう。C.20歳Cの美しく輝く宝石を選んだあなたの精神年齢は、20歳です。今が一番人生で輝ける時と言わんばかりに、あなたの心は生き生きとしています。子供すぎず、大人すぎないバランスで物事を考えることで、実力を発揮しやすい時でもあります。自分が今一番楽しいと思うことを、思う存分楽しんでくださいね。D.50歳Dの幻とも言われた青薔薇を選んだあなたの精神年齢は、50歳のようです。苦しみを乗り越えて、やっと自分自身の人生を歩める…といった心境にいらっしゃるのでしょう。今は周りの人に愛を向ける時ではなく、自分自身の心に深い愛を注ぐ時です。自分を愛することができれば、さらに達観してより成長することができるでしょう。いかがでしたか?青にはさまざまな意味が隠されています。そんな青色のモチーフから精神年齢を知ることで、さらに良い未来を引き寄せて下さいね!(恋愛jp編集部)
2020年12月30日■前回のあらすじモラハラ夫は外面がいいと言われていますが、うちの夫もご多分にもれず…。そんなモラハラ全開の夫について友人に相談してみたところ…■まさかDV気質まで…ちょっとしたお願いごとをしただけなのに…。夫のさらなる一面を見て、私のなかに戦慄が走りました。■まさか!壁に穴が開いた…控えめにお願いしたら理解してくれるかも…なんて思った私が甘かった。どんどん暴力的になっていく夫に戦々恐々とする日々が始まります。次回に続きます!この物語はフィクションです。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年12月24日■前回のあらすじ控えめにお願いしたら理解してくれるかも…なんて思った私が甘かった。どんどん暴力的になっていく夫に戦々恐々とする日々が始まります。■夫が帰宅するのが怖い…最近は夫の暴力的な一面まで垣間見て、ますます恐怖を感じる日々。夜になって夫が帰宅するのが怖くて仕方ありません。■突然不機嫌になる気分屋のモラハラ夫一緒に出かけても、突然不機嫌になって怒り出す夫。いつも夫の気分に振り回されて、こちらも身も心も持ちません。次回に続きます!この物語はフィクションです。 【同じテーマの連載はこちら】 モラハラ夫図鑑 この連載の全話を見る >>
2020年12月24日出産体験談第1話。陣痛が始まり、産院に到着しました。でも子宮口はまだ3センチ……! 院内で陣痛に耐えている間、あいさんを精神的に苦しめたものとは?Instagramで人気のあいさん(@yui_dondon)の出産エピソードをご紹介します。Instagramで人気のあいさん(@yui_dondon)の出産エピソード第1話。陣痛が始まり、産院に到着しました。でも子宮口はまだ3センチ……! 院内で陣痛に耐えている間、あいさんを精神的に苦しめたものとは? 入院中10何時間、ずっと尿漏れで恥ずかしい思いをしていたのですが、経産婦の友だちに話しても「私はそんなことなかったなー」という子ばかり。肝心の陣痛は進まないし、なんとも恥ずかしい体験でした……。あいさんの出産、育児エピソードはInstagramから更新されていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター あい2018年5月生まれの長女ゆいどんの母。ゆいどんに振り回され毎日ドタバタな日常を送る新米ママデザイナー。育児の大変なことも笑い変えて前向きに!をモットーに、ブログやInstagramで妊娠・出産・子育ての体験記を更新している。
2020年12月20日元恋人にDVをしていたことが12月14日に、「文春オンライン」で報じられた俳優の小澤廉(29)。中絶を迫るなど、その凄惨な内容に驚きが広がっている。小澤の所属事務所は同日、「本人に事実確認を致しましたところ、記事にありました通りとの確認が取れた」として契約解除を発表。記事によると交際相手・A子さんが16歳のころから、5年以上関係が続いていたという小澤。19年からは、世田谷区内のマンションで同棲を開始。いっぽうA子さんは、小澤から性行為中に暴力を振われるなど悩みを抱えていたという。親族の証言によると、小澤が避妊に応じていなかったことも判明。小澤は妊娠した彼女に「本当に俺の子?」と言い、「ピルは飲めましたか?」などと中絶を強要。さらに「産まないと言え」などと、集中的に腹部を殴ったというのだ。最終的に中絶手術をしたA子さんに対して、「俺ばかり悪者にしないで」と開き直ったという小澤。度重なるDVや暴言によって追い詰められたA子さんは、同棲するマンションで自殺を決意。だが直前で友人に保護され、一命を取り留めたと報じられた。「小澤さんは漫画やアニメ原作の舞台を中心に、2.5次元俳優として活躍。かわいい笑顔と王子様キャラは、若年層を中心に人気を集めました。最近では配信トーク番組で、『女性を好きになれない』や『ここ10年以上ときめいていなくて悩んでる』とも語っていましたね……。『信じています』などと声を上げるファンもいますが、卑劣な言動だけに批判が殺到しています」(舞台関係者)報道によってイメージが一転した小澤だが、報道直後にとった行動が物議を醸している。小澤は、本人と公式ファンクラブのTwitterアカウントを“鍵垢”に変更。いったんは非公開にしたものの、15日に本人アカウントのみ鍵を外した。その際、過去のツイートは全て削除されていた。Twitterを再開した小澤は、まず一連の報道についてこう謝罪した。《関係者の皆様並びに応援してくださっているファンの皆様にも多大なるご迷惑、ご心配をお掛け致しましたことを深くお詫び申し上げます。そして何よりも相手の女性の方に深くお詫び申し上げます》だが続くツイートでは、《事務所(アイズ)は『本人に事実確認を致しましたところ、記事にありました通りとの確認が取れた』と発表しましたが、記事の通りと認めたことはありません》と反論。最後に代理人弁護士の《【マスコミの皆様へ】今後、小澤廉に対するご連絡は、当職宛にお願いします》という投稿をリツイートし、締めくくった小澤。ところが数時間後にはこれらのツイートも削除されており、さらなる批判が広がっている。《また小澤廉ツイ消し??何がしたいの?謝罪も事務所に対しての抗議も消してるし場を掻き乱すだけ掻き乱して逃げてちゃんと説明してくれません?》《女性に謝ったという事は全てではないにしろ事実だったと認めたのかと思ったら、記事の通りでないと言うだけで「どこまでが事実でどこが違うか」等の詳細もなく弁護士のRTをするだけで、最後はツイ消し。本人は誠意に欠けた対応と思わないのだろうか…》《ええ、小澤廉結局ツイ消ししてるし 何がしたいん》
2020年12月15日「“二度としない”を繰り返すしかないんです」そう話す中川拓さん(52)はとても元DV加害者には見えない。しかし知らずのうちに妻の亜衣子さん(41)を苦しめ、離婚の危機になった過去がある。自らの行動に気が付き、加害者に“なれた”のは、被害者だった妻の勇気と行動のおかげ。だからこそ、世のDV加害者にも気づきを与え苦しむ人を減らしたい。一般社団法人「エフエフピー」を立ち上げ、DV加害者の更生に奔走し始めたのも、妻の決意あってのことだと話したーー。そんな妻に、かつて家を出ていかれた日のことを、中川さんはこう振り返る。拓さんは、帰宅後、玄関が開いているのを見て、「玄関が開けっ放しじゃないか」と、ひとりごちながら家に入った。呼びかける声に返事がない。そうしてようやく亜衣子さんが出ていったことに気がついたのだ。どうやって連れ戻そう。そればかり考えて、テーブルの周りを5時間もただグルグルと回っていた。思い立ってメンターのような存在の先輩にスカイプで相談した。「離婚したらいいじゃない」彼はさらりとそう答えた。「愛している人が離婚したいと言っているんでしょう?どうしてそれを受け入れられないの?」衝撃だった。拓さんが思いもよらない答えだった。「そこで私は、亜衣子さんを自分のものだと思っていたということに気がついたんです」毎日のように先輩と話した。「離婚で1人になることを恐れているけれど、それはあなたのエゴ」そうも言われたが、離婚は考えられなかった。もう誰にも逃げられたくない一心だった。毎日、亜衣子さんに一方通行のLINEをし、彼女の実家にも足を運んだ。土下座して謝罪し、帰ってきてくれないかと頼んだが、答えはノー。並行して「別居」「復縁」などのキーワードで検索し、NPO法人「ステップ」にたどり着いた。虐待・ストーカー・DVの加害者更生プログラムや被害者支援を通して、家族の不健全な関係を修復するサポートを行うNPOだ。12月上旬、拓さんは横浜でのステップのプログラムに参加した。亜衣子さんにはメールで報告をする交渉をした。ステップで学んだこと、ステップで聞いたDV被害者の生の声に亜衣子さんを重ねたこと。そんな内容のメールを毎日続けているうちにポツリポツリと彼女から返事がくるようになった。「ステップに通うため家を空けることが増えるから、犬と猫の面倒をみてほしい。僕は別にアパートを借りるから」昨年1月、動物好きの亜衣子さんは、別居であればと心が動き、両親の反対を押し切り家に戻った。亜衣子さんはなぜ戻る気になったのだろう?「最初は連絡が来るのもイヤでした。ただ、ステップの話を聞き、サイトも見て、本当に彼の考え方や夫婦の関係性を変えることができるのなら、ありなのかなと思うようになってきて」気がかりなのは、やはり子どものことだった。「離婚しても親子には変わりありません。子どもを拓さんに会わせる際は、私が連れていくことになる。そのとき、夫婦の関係性が悪いままだと、子どもにも周囲にもまた迷惑をかけるなと思って」亜衣子さんは冷静だった。「メール、電話、会う、泊まる……。少しずつステップアップして別居したまま出来るトライアルは全部した。本当に彼は変わったのか。それはもう、一緒に住んでみないとわからないと思ったんです」拓さんはとにかく驚いたという。「もっと感動があると思っていたけど……。ガッツポーズという感じではなかったですね。それよりも、絶対に同じことは繰り返すまいと、身が引き締まる思いでした」拓さんがルールを決め、亜衣子さんが従う。かつてはそんな夫婦だった。それを思えば、亜衣子さんが決断し、主導して、再同居が始まったことは画期的なことだ。取材最終日、亜衣子さんは食事をふるまってくれた。「お昼、食べてくださいね」料理好きな亜衣子さんの手料理は絶品。カウンター越しに、彼女が料理を出していくと、拓さんが無言でテーブルに並べていった。「あ、取り皿」と、亜衣子さんが言った瞬間に拓さんが立ち上がる。調味料やカトラリーを、それぞれテーブルに運ぶ動きはスムーズで、夫婦でぶつかることがない。人懐こい亜衣子さんは、食事中もコロコロとよく笑った。「食卓にソースが出ていない」と、座ったままでキレていた、かつてのDV夫の姿はそこにはなかったーー。「女性自身」2020年12月22日号 掲載
2020年12月14日「人には優しく接しなさい」と育てられている一般男性の中に、地雷のように隠れているのがDV気質な男性。一見優しく、女子のことをとても好きなように見えますが、ある日突然DV気質を爆発させるタイプは確実にいます。恋人になる前から見抜ける、危険な兆候をまとめました。■ 1.DV歴をカミングアウトしてくる女子に暴力を振るう男性は、それが「生まれて初めての暴力」であることは意外に少ないもの。そして、「前の彼女とケンカしたときに、カッとなって小突いちゃったことがあってさ」など、女子との普段の会話の中でさりげなくDV歴をカミングアウトしていることも多いのです。一度でも殴られたら即別れる!派の女子も多いため、目の前の女子がそうなのかどうかを見分けるためのフィルタリングとして過去のDV歴を話すこともあれば、「え?ひどい彼女じゃん」と言ってもらうことで、自分を肯定しようとしている場合もあります。「小突いた」なんてライトな言いかたでも、彼らの告白はだいたいが過少申告です。少しでも過去のDVをにおわせる発言があったら、即座に距離を置くのが無難でしょう。■ 2.謝れない、自分ファーストすぎるDV歴の次に危険なのがコレ。元々男性は謝るのが苦手な人が多いですが、「そんなつもりじゃなかった」「悪気がない」から謝りたくない、という弁解をするタイプはDV気質アリです。自分の気持ちをうまく言い表すことができない口下手タイプも多く、正論で追いつめられると「負けた気がする」と、突然の暴力で逆襲することも。悪気がないとは「善悪の判断がつかない」ということです。そして「自分はそんな気はなかったけど、この人は傷ついたんだな」と、自分と他人を分けて考えることができない人だとも言えます。自分の気持ちファーストで行動するクセと妙なプライドが同居しているタイプには注意が必要です。■ 3.LINEの頻度が多すぎる基本的に、愛情表現が強火すぎる男性は、DVまではいかなくとも、危険な人が多い傾向にあります。仕事中など、LINEを返せない状況だとわかっているのに何度も何度も送ってきたり「何ですぐ返事ができないの?」などと聞いてくるタイプは危険。女子はこまめなLINEを好む人も多いですが、男性のLINEが「ひっきりなし」までいくとちょっと疑いの目が必要。相手の状況を想像できなかったり、自分の送った内容を顧みず、返事が来ないなら来るまで送る……など。強引な対処に出る人はDV気質アリかもしれません。いい年の男性が、相手の仕事やほかの人間関係を無視した行動に出ている時点で、不安定でかっとなりやすい性質を押さえ切れていない証拠です。基本的に人の気持ちを試すのが好きで、想像力がない割に妄想は豊か。勝手に傷ついては「俺のことなんてどうでもいいんだろう!」と、女子が言っていないことを勝手に脳内で補足して怒りだしたりします。「ちょっとこのペース、社会人男性としてはおかしくない……?」と思ったら、フェイドアウトの準備を。■ 違和感を感じたら……どれも「え、こんなの頭おかしいじゃん」と思いますよね。でも、彼らが見せるのはこんなマイナス面だけではありません。何もないとき、そして女子を殴った後は思い切り優しいんです。その落差に、少しでも女子の恋愛感情が加わると、「離れられない」「ほかの人のことはこんなに好きになれない」など、女子サイドも思ってしまいがちです。「自分の違和感を無視しないこと」を意識して、恋に落ちる前の見極めが大事です。(中野亜希/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2020年12月04日「新型コロナウイルスに起因する生活不安やストレスなどにより、DV(ドメスティックバイオレンス)の増加や深刻化が懸念されております」10月8日の参議院内閣委員会において、林伴子内閣府男女共同参画局長はこう答弁した。この問題は、新型コロナウイルスの“第3波”によって、より深刻さを増す可能性が高い。全国の「配偶者暴力相談支援センター」に寄せられた5と6月のDV相談件数は、前年比でそれぞれ1.6倍増で計約3万5,000件。続く7と8月も、それぞれ前年比1.4倍増で計約3万2,000件。コロナ禍の終息がみえない中、内閣府が懸念するように、今年は配偶者ら家族を苦しめるDV件数が、前年を大きく上回ることになると予想される。そしていま、DV以外にも配偶者たちを苦しめている問題が急増しているーー。コロナ以降、社会を取り巻く生活環境は激変した。不安やストレスを抱えた夫や妻が“ある日突然”、統合失調症や双極性障害、そしてうつ病といった精神疾患を発症するケースが増えているという。「コロナ禍という環境が原因だと断定できる統計資料はまだありませんが、“夫が急変してしまった”という配偶者からの相談件数が増えているのは確かです」こう語るのは、杏林大学保健学部作業療法学科の助教で、「精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会」(配偶者の会)の代表を務める前田直さん(41)。同会は、精神に疾患がある人の配偶者やパートナー同士が話し合える場として、’16年6月に設立された相談支援組織だ。これまで相談を受けたのは400人以上。そのうち6割は女性で、主に30〜50代からの相談が多いという。「保健所や自治体などの相談窓口では、精神疾患のある当事者の話が基本です。どういう支援が必要かという話はしてくれますが、配偶者からの相談を親身に受けてくれるところは、残念ながら多くありません」現在、精神疾患の患者数は400万人超で、そのうちの約100万人が結婚しているという。男女比を1対1と仮定した場合、精神疾患の夫を持つ妻は50万人いるということになる。「配偶者の会は、なぜ夫や妻が精神疾患病を発症したのか、その原因を考える会ではありません。配偶者たちが、いま困っていることについて、具体的にどうしていけばいいかを話し合う集いの場です」前田さんによると、当事者を支え続ける配偶者やパートナーたちが直面する苦労や困難は、想像を絶するものだという。精神疾患を持つ人の配偶者たちにとって大事なことは、“自分は孤独じゃない”と知ること。「誰かと共感できる場を持つことが重要です。自分の話を聞いてもらう、そして人の話を聞く。情報を共有することで、自分が悩んでいることを、相対的に理解することができるからです。そして、切実な悩みを同じ立場の人たちに打ち明けると、専門家や自治体の窓口で聞くのとはまったく違った角度の話ができる。“自分がどうしたいのか”という発想が生まれますから、不安の重荷から少しでも解放されるヒントを得ることができるのです」「女性自身」2020年12月1日・8日合併号 掲載
2020年11月26日大人の男性が時折見せる少年っぽさにはキュンとしますが、単に子供っぽい男性にはうんざりしてしまいますよね。子供っぽい男性の特徴や、精神年齢を事前にチェックする方法を解説します。感情をコントロールできない男性大人と子供の大きな違いの一つは、感情のコントロールができるかどうかです。自分の意に沿わないことがあったとき、子供は感情をむき出しにします。赤ん坊や子供には、場所や状況をわきまえることができませんし、自分の意思を言葉で説明することもできません。負の感情は、泣いたり怒ったりすることでしか伝えられないのです。通常は年齢を重ねていくうちに感情をコントロールする術を身に付けていくものです。しかし、いくつになっても感情をコントロールできない人がいます。些細な事柄にすぐムキになったり、小さな失敗をいつまでもクヨクヨと引きずったりするのは、気持ちの切り替えが下手な人です。感情的になりやすい人の特徴でもあります。また、一般的に男性は女性よりも社会性が強く、面子を重んじる傾向があるため、人前では特に感情を抑えようとしがちです。人前で感情を抑えられない男性は、大人としての自覚がない、大人になり切れていない男性とみなすことができます。自分を客観視できない男性子供は思いつくままに言葉を発し、気の向くままに行動します。また、忍耐力や集中力が養われていないので、長時間じっとしていることができないのも仕方がありません。しかし、大人の男性であれば発言内容には責任が伴うため、軽はずみな発言は慎まなければなりません。時と場所にふさわしい言葉遣いや服装、挨拶ができること、落ち着いた態度は、大人の男性として社会に認められるうえで必要最低限な素養です。場違いな言動や服装をする男性は、自分を客観視することができない、子供っぽい男性です。我慢ができない男性大人には我慢が必要です。やりたくないことをやらなければならないこと、嫌なことを我慢しなければならないことがあります。会社の仕事や人間関係などは、なかなか思い通りにならないものです。そこを我慢しつつ、打開策を練るのが大人の対応です。男女の関係においても時に我慢は必要です。我慢できずにあきらめてしまったり、腐ったりする男性は子供っぽいと言わざるを得ず、関係を長続きさせるのは難しいでしょう。少年っぽさがある男性と、子供っぽい男性とは全然違います。子供っぽい男性は我儘で、自己中心的で、場の空気を読むことができません。母親的な立場で接する覚悟があるならともかく、対等な大人同士の付き合いをしたいのであれば、子供っぽい特徴がある人には近づかないように気を付けましょう。
2020年10月23日フードエッセイストの平野紗季子さんのフィルターを通してみると、料理や店が一段と魅力的に見える。唯一無二の視点と言葉のセンス、その裏には意外なものが…?!2冊目の著書『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』についても聞いた。夢を叶えるためには、声に出すことも大事。――今回出された本は、雑誌『Hanako』での連載をまとめられた一冊だそうですね。はい。その連載も、編集長に私から「散歩の連載をやりたいんです!」とお願いをしまして。今はなき、銀座の『水コーヒーどんパ』という喫茶店で。私本当に『どんパ』が好きだったので、超悲しいんですよ…って、脇道それました、すみません(笑)。もともと散歩好きなもので、散歩と食で何か書きたいな、とは思っていたんです。でも文章だけではなく、写真と、それをちょっとおもしろいデザインで見せる、そんなページができたら…と思い、お話を。――平野さんの行動力はすごいです。ええ!?そうですか…?でも私、やりたいと思っていることをまとめた“やりたいことリスト”っていうのをPDFにまとめていて、機会があればそれを見せて、新しいことをやるチャンスを持ちたい、とは思っています。――やりたいことは口にしないと実現しない、という意識がある?ありますね、それは強いかも。いろんな仕事で声をかけていただけますが、それは、「平野さんはこれができる人だから、この案件を頼みましょう」という、今までの仕事の延長線上のことが多い。例えばフードエッセイストと名乗る人に、「お菓子作りませんか?」と声をかけてみよう、という人はなかなかいないですよね。でも私は、実はお菓子も作ってみたかった。その夢を実現するには「私はお菓子を作りたい!」と声に出し、アピールするしか方法はない。そのような経緯で実現したもののひとつが、「(NO) RAISIN SANDWICH」という、レーズンを使わないレーズンサンドのようなお菓子です。――不定期の発売、しかも少量だけということもあり、毎回あっという間に売り切れだそうですね。そうなんです、ありがたいことに。パティシエやデザイナーなど、いい仲間と巡り会え、最初は部活の延長みたいな感じで小規模で始めたのですが、徐々に「買えなかった…」という声を多くいただくようになり…。この先続けるならば、少しずつ大きくしていこうということになり、これから工房を構え、新しい一歩を踏み出す予定なんです。ディレクターのような立場で、本格的にフード作りに関わるのは初めてなので、とても嬉しいし、とても楽しみ。このお菓子を通じて、私が好きな“食体験”の楽しさを、たくさんの人と共有できたら嬉しいです。でも、流れの外にある夢を叶えるチャンスってそうなかなか巡ってくるものでもないし、思っても実現するまでは結構長く時間がかかるんですけどね。時空の歪みをまたぐ、そんな経験が散歩の醍醐味。――4年半ほどの連載で、東京の街をかなり散歩されたと思います。印象は変わりましたか?東京って、最先端のものの隣に、“今”から取り残されたような、古い時間が流れている場所があって、その落差を“時空の歪み”と呼んでいるんですが、散歩中一番ワクワクするのが、“時空の歪み”をまたぐ瞬間なんです。この連載で、麻布台を歩いたときに、それを深く実感して。飯倉片町の交差点に向かう行合坂(ゆきあいざか)という坂の途中、左側に昔からあるピザ屋さんやベラルーシ料理のお店があり、その裏に入っていくと、古い家が立つ、時が止まったような静かな空間が広がっていて、今じゃない時間が流れていることにゾクゾクしました。でもそこは、ピザ屋さんなども含め現在は全部取り壊されてしまって、更地なんです。それこそ、何もなくなってしまった。――切ないですね…。先ほどの、レストランの感動をどう形に残すかって話につながるんですが、お店も、なくなっちゃうんですよ。店主やシェフがお店を開き、開け続けてくれ、そのおかげで、お店という空間や料理が今日まで存在しているということが、いかに尊いか。そのお店から人がいなくなったら、そこにあった時間も歴史もすべてが失われてしまう。その儚さは、レストランの宿命ですよね。だからこそ素敵なお店に出合うと、なんとかしてその味、歴史、空気感、食体験を残したい、と思うし、それを人と分かち合いたい。もしかしたらそれは、美味しいものを食べさせてもらったことへの、食べ手側ができるせめてものお返しなのでは、とも思います。――それにしても、平野さんの文章の独特のリズムと言葉選びのセンスは、読んでいて楽しいです。文章の礎は、いったい何ですか?えぇ~!?なんだろう…。あ、さくらももこさんのエッセイにはすごく影響を受けているかも。小学生のときに読んで、“こんな赤裸々に、思ったことを書いていいのか!”と驚きました(笑)。恥を捨てて正直に書く、取り繕わない、というのは、さくらさんから学んだことかも。あとは、あゆ…?――え、まさか、あの、浜崎あゆみさんですか?大好きなんです!!中学生のときからずっと…。中3のとき、学校の課題で5000字のレポートっていうのがあったんですが、私、あゆのことを書いていたら8万字になってしまったという過去が…。――それ、出したんですか?はい(笑)。先生、完全に引いてましたけど。今でも彼女は私の精神的支柱です。“あゆ”の歌詞世界は、私の文章や思考にかなり影響していると思います(笑)。雑誌『Hanako』での連載をまとめた『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。』(小社刊)が好評発売中。毎回1つの街と、そこにある食をテーマに散歩をし、そこで出合ったあれこれを紹介する内容は、さながら“街と食文化のフィールドワーク”。これでもか!と詰め込まれた情報量は圧巻!読み応えたっぷりです。¥1,600ひらの・さきこ1991年生まれ、福岡県出身。小学生時代から食日記をつけ続け、大学在学中にブログが話題に。2014年にエッセイ『生まれた時からアルデンテ』(平凡社)を発売。現在は、雑誌やウェブなどで食にまつわる連載多数。また、プロデュースするお菓子「(NO) RAISIN SANDWICH」も大好評。Instagramは@sakikohirano※『anan』2020年10月7日号より。写真・清水奈緒インタビュー、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年10月05日