「価値観を変えたくて」の旅行者に思うことby rawpixel「価値観を変えたくて、一人旅しているんですよ」と言われて、「またか」と思った。インドに行くと、この価値観を変えたくて旅行している就職活動前の大学生と出会い、話す機会が必ずある。インドには、野良牛がいて、大きな道路や路地裏、店の前、至るところで姿を見ることができる。その野良牛に出会うのと同じくらいの確率で、価値観を変えたいと話す大学生に会っている気がする。以前もお伝えしたように、この前まで有給休暇の消化期間をいただいて、2週間ほどインドのラダック地方を見て回った。タクシーをたまたまシェアしたハンガリー人から、少し離れた村で祭りがあることを聞き、急遽スケジュールを変更して「デスキット」という村に向かった時の話だ。こんな時期の、こんなところに何故日本人が…と思って話かけてみると、どうやら就職活動前に大学を休学して、約4か月間で世界を旅しているらしかった。「価値観を変えたくて」「何かを吸収したくて」と普通の顔をして言えてしまう大学生に出会う度に、不思議な気持ちになる。価値観が変わるのは、結果の話であって、目的にするにはなんだかおかしい気がして。自分の中身を変えるためだけに、こんな僻地にまで足を伸ばせるのも、なんだか違和感を覚える。こんなことを言うのは少し恥ずかしい気もするけれど、私の安い価値観は、間違いなく旅行で激変したと思っている。大学生の言葉に、おかしさみたいなものを感じながら、私だって同じようなものだった。私の旅行の目的は特になくて、「なんとなく楽しそうだから」「行ってみたいと思ったから」程度だし、意識も低ければやる気もない。価値観を変えたくて日本国外に出ている人と比較すると、きっと頭に詰め込んでいる情報量も少ないだろうし、全然何の役にも立たないようなことばかりを覚えて帰国している気すらする。「旅行に行くと価値観が変わる」という言葉に対して、「そんな価値観しか持っていないのかよ」と毒づく人がいるけれど、大抵はあまり国外に出たことのない人が言っているように思う。私の人生観や性格は、旅行中に色々な人に出会い、たくさんの場面で少しずつ決断し、変化していった。旅行は、間違いなく人の価値観を変えると思っている。今までにないものに触れた瞬間、価値観は少しずつ変化していく人が考えを変えるきっかけや自分を客観視する時間、自分の常識が覆される機会というのは、そう滅多に訪れるものではない。例えば、知らなかった世界に飛び込んでみたり、人と出会って会話をしたり、新しいことをはじめてみたりと、今まで自分の持ち合わせていなかったものに触れた瞬間に、価値観は少しずつ変化していくのだと思っている。絶対に海外である必要はないけれど、旅行は歩いているだけで衝撃を受けることがある。今回の野良牛だってそうだ。日本では見られるものではない。人間としての扱いを受けていない物乞いの人達、当然のようにポイ捨てをする人、目や耳に入る全てが真新しい環境で、自分に何の変化も訪れないだなんてありえないんじゃないだろうか。6時間くらいバスに揺られながら、隣の席に座った地元の女の子とポテトチップスを分け合ったこと。チャイ屋で知り合ったネパール人の女の子に日本の文化を説明したこと。現地でできた友達にバイクの後ろに乗せてもらって、綺麗な景色を見ながらドライブをしたこと。文字にすると大したことないのかもしれないけれど、色々なところで偶然出会った人に優しくしてもらったり、話をしたりすることによって、気づかされることがたくさんある。山道を歩いていると、たまたま僧侶に声を掛けてもらって、一緒にクリケットをしにいく機会があった。その中に一人、とても流暢な英語を話す方がいて、ラクダを見に行くことになった。歩きながら、ラダックのことや僧侶の生活など、色々なことを教えてもらう。その会話の中で、「僕は国外に行ったことがないんだ。日本は、とても大きな国なんだよね?旅行には行けないから、想像するんだ」と言われた。さり気無い一言だったけれど、衝撃を受けたのをよく覚えている。何が幸せで、どんな人生が一番いいんだろう、と思った。どこへも行けない僧侶の彼は、気軽にどこにでも行ける外国人の私を、どう見ているんだろう。おそらく自分よりもお金を持っていて不自由していないであろう外国人の私に対して、優しく接してくれるのはなぜなんだろう。決して尋ねたりはしないけれど、数日程ずっと考えていた。今回あったことも、色々なことを考えるきっかけになったし、おそらく忘れることはないんだろう。何かふとした瞬間に思い出して、「あんなこともあったんだし、また仕事を頑張ろう」と思う日も来るかもしれない。旅行にでることを「面倒くさいなあ」「死んだらどうしようかなあ」と考えることもあるけれど、その不安を吹き飛ばすくらい楽しい面が大きい。色々な人たちとの出会いや今まで気が付かなかった発見、自分の知らなかったことに驚き、感動するために、多分私はこれからも時間を見つけて様々なところに行くのだろうと思う。Text/あたそ<私たちには時間がない!「誰かを誘いたい」のに気が引ける理由>もチェック!誘いたい、だけど面倒くささが勝ってしまう。本当にしたいことをするだけでも、私たちには時間がないのだから。
2017年11月07日NHKの連続テレビ小説『わろてんか』の3週目で、ついにてん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)が駆け落ちしてしまいました。紆余曲折をへて、互いに惹かれ合っていった2人。ようやく藤吉の口から「俺の嫁はんになってくれ」のひと言が出ました!鳴かず飛ばずの旅芸人だったはずの藤吉ですが、じつは米問屋の跡取り息子でした。どっちにしても分が悪い。老舗薬種問屋「藤岡屋」を継ぐべき長女・てんとは絶対に結ばれない運命です。この時代、商家の跡を継ぐぼんぼんやお嬢様はほぼ見合い結婚が当たり前。本作を見ていると、あらためて「結婚=幸せ」という価値観について考えさせられることが多いです。■ロミジュリ効果? 障害があるほど恋は燃えるけがをした藤吉をかくまったことが父・儀兵衛(遠藤憲一)にばれて、蔵に閉じ込められたてん。毎夜てんのもとに通う藤吉は、ロミオとジュリエットばりにロマンティックで、朝から視聴者の胸は高鳴りました。その後、てんに求婚した藤吉は、予想どおり父・儀兵衛(遠藤憲一)の逆鱗(げきりん)にふれますが、これはまあ、予想どおりの展開です。『あさが来た』のあさと新次郎のように、許嫁(いいなずけ)と互いに惹かれ合うのが理想的だけど、『わろてんか』の場合、そうはいかず。実際、ロミジュリのように、恋は障害があるほど燃え上がるものですから。しかしロミジュリだとその先にあるのは悲劇。もちろん本作ではそうはならないと思いますが、“障害の恋”がどのように“生涯の愛”へと変化していくのかが楽しみです。■結婚するのなら濱田岳や高橋一生がおすすめ?藤吉の恋の好敵手というべき存在が、縁談の相手・伊能栞(高橋一生)と、てんの幼なじみ武井風太(濱田岳)。最初は外見や身分をどう見積もっても勝ち目がなさそうな風太でしたが、ふたを開けてみれば、意外と男らしく、てんへの愛は誰よりも深そうで高感度大です。3週目までは、風太の一途な思いがかなり視聴者の心を揺さぶったのではないかと。ただし、てんのハートはまったく揺さぶられてなかったのは残念なところ。藤吉の胸ぐらをつかんで激怒したり、伊能のもとへ走り、てんとの縁談をまとめようとしたり、風太の行動力も心を打つものでした。第三者から見れば、風太のような人と結婚すればきっと幸せになれるのに…と思えてしまうのに、そうは事が収まらないところに、「結婚=幸せ」価値観の不思議さがあります。また、ただの噛ませ犬に終わらないであろう伊能が、今後てんと藤吉のカップルにどこまで食い込んでくるのかも興味津々です。■まずは結婚してみる。てんの母・しずの結婚観鈴木保奈美演じるてんの母・しずは、強面の儀兵衛に寄り添いつつも、けっしてでしゃばらない良妻賢母。しずと儀兵衛は、絵面的に見れば“美女と野獣”ですが、じつにバランスの取れた夫婦です。しずがてんの縁談について儀兵衛と話し合っていたとき、自分も結婚する前は儀兵衛の堅物ぶりが心配だったことを本人の前で語っていました。その発言に少しショックを受けた様子の儀兵衛が何とも可愛らしかったです(笑)。しずの「不安はあったけど、一緒に暮らしているうちに、愛情っていうのはこうやって育まれるんやとしみじみ思ってなあ」と言ったときの満ち足りた表情からは、夫婦として刻んできた年輪を感じました。いろんな夫婦像がじつに味わい深いです。4週目では、てんにさらなる障害が! 駆け落ち後、ふたりは藤吉大阪にある藤吉の実家に身を寄せますが、藤吉の母・啄子(鈴木京香)は二人の結婚を認めずに猛反対。てんはいわゆる姑いびりを受け、お嬢さまなのに女中扱いされてしまいます。これまた、いばらの道となりそうですが、愛する2人で乗り越えていってほしい。そしてこれからも毎日わろてんか!
2017年10月24日近年ますます活躍が目立つ女性芸人。その活躍は仕事だけでなく、プライベートも注目されていますよね。そこで今回は、人気女芸人の結婚ストーリーから、彼女たちの独特な幸せの形をご紹介。結婚したい一般女性にとっても、意外と参考になる結婚成就術があるかも⁉●付き合うタイミング、プロポーズなどは女性から提案してあげるまずは今年7月、自身の27歳の誕生日に一般男性と結婚した横澤夏子さん。昔から結婚願望が強く、20代前半から婚活パーティーに足しげく通っていたことも有名ですよね。旦那さんとも婚活パーティーで出会ったそうです。そんな横澤さん、結婚に至るまで相手にしつこく結婚を迫ったという「追い込み婚」でも話題になりました。プロポーズも苦手という奥手な相手に対して、「プロポーズしてもらって良いですか?」と“させた”のだとか。また平野ノラさんは、バラエティ番組の企画で公開プロポーズに至った経緯があります。そろそろ結婚してもいいタイミングというところで、「結婚はするつもりなの?」と電話で聞き、プロポーズの言葉を相手に言わせる流れがあったのですが、この“押し”こそが横澤さん同様の、結婚成就のポイントでしょう。ニッチェの江上さんも、旦那さんと付き合う前、なかなか告白してこない奥手な旦那さんに「私のことどう思っているの?」と聞くことで相手から告白をさせたのだとか。付き合うタイミングやプロポーズなど、待っているばかりではなく大事な局面で強く押してみることも幸せの見つけ方の一つなのかもしれませんね。●ダメ男でも、一生一緒にいたいタイプならOK!椿鬼奴さんは、8歳年下で芸人トリオであるグランジの佐藤大さんと2015年に結婚。結婚当時はすでに売れっ子芸人の鬼奴さんと、まだ知名度が低い佐藤さんとの“格差婚”も話題に。さらに佐藤さんはギャンブル好きや借金があることも知られ、金銭面では鬼奴さんに頼りっぱなしなんだとか。結婚指輪も一度鬼奴さんが立て替え、後に佐藤さんが鬼奴さんに支払ったと言います。そんな完全に“ヒモ”状態でも、2人で大好きなお酒を飲んだり、料理が得意な佐藤さんの手料理を楽しんだりと、結婚生活は幸せそのもののよう。年齢も芸歴も鬼奴さんの方が上ですが、同じ芸人ということで、仕事の苦楽もよく理解し合えている仲だそうです。ダメ男だとしても、鬼奴さんにとってはずっと一緒にいたいと思える相手が佐藤さんだったのですね。周りが羨むイイ男と結婚したい女性は多いかもしれませんが、どんな状況になっても自分が本当に一生一緒にいたいと思える相手かどうか。逆に言うと、そこさえクリアしていれば(愛さえあれば)、結婚後のお金やその他の大変なことはどうにかなるものなのかもしれませんね。●慎重になりすぎず、“流れ”に乗ることも大事1990年代に「電波少年」シリーズなど様々なバラエティ番組に出演した松本明子さんが、1998年の32歳の時、6歳年下の俳優、本宮泰風さんと結婚したエピソードにも成就のヒントが。本宮さんは、同じく俳優の原田龍二さんの実弟で、松本さんと原田さんが共演していたドラマの現場に、本宮さんが来たことが出会いでした。3人でお茶をした後、原田さんが帰宅をして2人になることに。話をしているうちに、“なんとなく流れ”で互いの家に遊びに行き、互いのご両親にも紹介。皆で一緒にご飯も食べ、お互いはもちろん、ご両親もこの初日に2人は結婚するものだと思ったと言います。もちろん、お互いの第一印象が良かったからこそ、お家に行く流れになったのでしょうが、「なんとなくの流れに乗ってみる」というのも、結婚成就の一つの手と言えるかもしれません。相手のアラを探したり次のステップに慎重になりすぎたりすることで、婚期を逃してしまってきた方は松本さんの流れの乗り方を参考にしてみてはどうでしょうか。●女芸人は、「結婚はゴールではなくスタート」を教えてくれる?普通は、互いの良い所、キレイな部分だけを見て結婚に至ることが多いですよね。しかし共に生活をして苦楽を共にするうちに、今まで知らなかった汚いところや嫌な部分も受け入れていかなければ、互いを嫌いになって離婚に至ってしまうカップルもしばしば。プロポーズやそこに至るまでの過程が注目されがちですが、結婚で本当に大変で重要なのは結婚した後の生活。物真似芸人の清水ミチコさんは、女芸人の結婚について、「容姿や仕事のことなどスタートラインが低いから結婚後に相手からの評価が下がることが少ない。だからこそ結婚生活も長持ちするし、離婚もあまりない」とバラエティ番組で語っています。待つばかりではなく時には自分から強く押し、相手のダメなところも受け入れ、上手に時の流れに乗る。そして外見ではなく中身や個性を磨くことが、結婚成就、そして結婚生活成功の大きなポイントであることを改めて教えてくれるのが、女芸人の結婚なのでしょう。(富士みやこ)
2017年10月19日離婚原因の上位にランクインする価値観の不一致。結婚前に分かっていれば…と思いますが、そうもいかないのが価値観のすり合わせ。とは言え、独身女性たちが結婚前に彼の価値観を確認しておきたい!と思うのは当然ですよね。そこで価値観の不一致で離婚しないために、結婚前に確認すべきポイントをご紹介します。①結婚後の家について確認する同棲カップルが増えているとはいえ、やはり結婚してから同居するというのが一般的。結婚が決まり、新居を探し始めてからでは時すでに遅し…まず第一の大きな壁、家についての価値観の不一致が浮き彫りになりかねません。結婚前に確認しておくべきことのひとつが新居について、なのです。家を決める際の条件として、間取りや賃料、場所、通勤時間など様々なポイントがあり、この優先順位がマッチしないとどちらかが折れなければいけない形になります。ちょっと狭くても築年数が新しい方が良いのか、ちょっと古くても広い方が良いのか…家が全てだから妥協せずに少し賃料が高くても良いのか、それとも多少妥協しても賃料を抑えて金銭的にゆとりを持ちたいのか、など。結婚後、共働きの場合はお互いの通勤時間や経路も問題点のひとつ。また、専業主婦になる予定であっても、彼が何にお金をかけるのかのポイントを把握しておかないと将来的に金銭面で揉める要素にもなってしまう恐れがあります。②妻に対して何を求めているか確認する彼女には顔やスタイルを第一に求める男性が、妻には癒しを第一に求める…というように、彼が結婚相手に何を一番に求めているのかを確認しておきましょう。女性がずっと働き続けたいと思っていたとしても、男性側は結婚後、自分の経済力に自信が持てたら家庭に入ってもらいたいと思っているかもしれませんし、子育てや家事は女性がするものという亭主関白な思考の持ち主かもしれません。カップルから夫婦になる過程で段々とお互いの価値観が合っていけば良いですが、そうならなかった場合も想定して結婚後のお互いの在り方については確認しておくべきだと言えます。③真の性格を確認する最後は最も価値観のズレが生じやすい細かい部分、真の性格についてです。カップル時代は相手に良く見られたくて、もっと好きになってもらいたくて…と相手に合わせている部分がどんな人にも少なからずあるはず。交際期間が長くとも、同棲していない限りは猫をかぶり続けることだって出来てしまいます。結婚したからといって、四六時中一緒に過ごす訳ではありませんが、結婚前に1週間以上共に生活してみることがオススメ。これでもか!という位、一緒にいれば長年付き合ってきた二人でも、まだお互いに知らなかった部分が必ずあります。他人が聞いたら「え?そんなこと?」と思うような細かい部分が当人にはどうしても無理!なポイントという場合も少なくありません。細かい部分、ONではなく完全にOFFの相手の姿と性格は、結婚前に必ず確認しておくべきです。まとめ結婚前に確認しておくべき部分をご紹介しましたが「あ、ちょっと無理かも…」と思う部分を見つけてしまっても、すぐに答えは出さないこと。大人女子のみなさんなら気づいてるかもしれませんが、価値観がぴったり合う相手なんてこの世に存在しません。それでも価値観が近い相手はいますから、価値観が近い相手を探すか、もしくはあなたが妥協できる範囲に収まっている位であればOKと、ボーダーラインは低めに設定しておくべきです。ただ、結婚前に相手との違いを知っているか知らなかったかは大きな違いになりますので、確認しておくことは必要でしょう。そして恋愛経験が少なかった頃のように、変なこだわりやプライドは捨てて「あなた色に染まれるよ」位の余裕を持っておくことも"幸せな"結婚への近道となるのかもしれません。
2017年09月27日第20回:「出会い方は千差万別」(c)つめをぬるひと今回は、合コンや婚活を始めた女性の「長く付き合っていきたいという人になかなか出会えません」という読者投稿。最近は人と出会う手段やサービスが多岐にわたっており、結婚を目的としたものや、そうでないものも含め、幅広い街コン・婚活イベントが存在している。婚活や街コンに積極的に参加している人の話を聞く限りだと、何度参加しても、長く付き合いたいと思える人に出会うことは難しいようだ。長く付き合いたいと思える人、とはどういう人か。その条件をいくつも挙げてみることは簡単かもしれない。だけど、今後出会うかもしれない「長く付き合いたい人」からも同じように、自分が条件を満たす人だと思ってもらえるか、ということも忘れてはいけない。人との関わり方も時代と共に変化しつつあるからなのか、昨今の街コンや婚活ビジネスは賑わっているように思う。ちょっと検索しただけでも、アニメ街コン、読書街コン、陶芸街コン、座禅街コン、手作り餃子街コン。手作り餃子街コン? もう普通に食べて帰って満足ってことにならないだろうかそれは。むしろ食べて帰って満足でも、楽しめればそれで良いのかもしれない。いやだめか。今回はちょっと難しいが、街コンビジネスの賑わいっぷりを考えながら描いた。Design&Text/つめをぬるひとこの連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。前回記事<一人暮らしはタフになれる楽園>もチェック!「一人暮らしの内に秘めた楽しさ」がテーマの爪です。
2017年08月07日第16回:「嫌いなものという判断材料」(c)誰に見せるでもない爪今回の読者投稿は「彼氏がいるのですが、結婚相手には向いてない気がしてきました…彼氏と別れるべきなのか、決定打にかけているので踏み切れません。とはいえ、また一から関係構築するのも億劫で。」という女性。私は去年放送されたドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」から、火曜22時のTBSドラマを見続けている。その後の「カルテット」も、現在放送されている「あなたのことはそれほど」も夫婦の描写が多く出てくるが、どの夫婦も「結婚するまでの恋愛」ではなく、どちらかというと「勢いで結婚したその後」の描写が中心となっている。うまくいったり離れたり、人によると言ってしまえばそれまでだが、本当の相手を知って離婚するくらいなら、結婚する前にそれが判断できないものか。そう考えたことがある人は多いはず。分かっている。でも、そう簡単にはいかない。「あなたのことはそれほど」でも、結婚する時より離婚した時のほうが、相手がどういう人間か分かるという主旨のセリフがある。私が聞いたことがあるのは、「好きなものが似ている人よりも嫌いなものが似ている人のほうが長続きする」説。食や人、物事の好き嫌い。今付き合っている人はどうか。過去の人はどうだったか。それだけとは言わないが、何らかの判断材料にはなりそうな気がする。今回は嫌いなものが似ている人について描いた。Design&Text/つめをぬるひとこの連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。前回記事<お金がたまらない人は「罪悪感のない買い物」をすべき?>もチェック!「買い物の葛藤」がテーマの爪です。
2017年06月12日5月14日は母の日。みなさんは自分の彼、もしくは気になっている人のお母さんがどんな方か、ご存知ですか?男性の女性観は母親に大きく左右されるもの。人によって程度は異なりますが、結婚するとなると、それが意外とプレッシャーになる…という話も耳にします。特に、お母さんがバリバリの専業主婦だった場合は。■彼の母親が専業主婦だったらそこで、個人差がある、という大前提のもとではありますが、「彼のお母さんが専業主婦だった場合の傾向」を、20~40代女性の経験談と共にご紹介します。元カレのお母さんが専業主婦だった女性のアンケート結果に多かった意見は、・「当たり前に家事を押し付けそうな傾向は感じました。そしていろいろな面で、少しでも自分が何かすると“してやってる”感がありました」(20代)・「お金の管理を含め、身の回りの全ての世話を私がするのが当たり前って感じの態度だった」(30代)・「料理は絶対手作りでないとダメで、できあいものは御法度。おかずも4~5品、クリスマスとかのケーキも手作りでないとダメ。しかも母親の味と違うとまずい!と言う」(40代)とにかく「(家事などを)やってもらって当たり前だと思っている」人だった、という意見の多いこと。次いで多かったのが「特に問題なかった」「母親から愛情をたくさんもらっているせいか、性格的に落ち着いていて思いやりもあった」などのコメントだったので、一長一短といった印象です。個人的には、料理のことを言われるってプレッシャー大。お母さんと同じ味なんて出せるもんか!と開き直りたくもなります。次に、実際に専業主婦の母親を持つ男性のイメージをまとめてみました。■育ってきた環境環境やお母さんの性格にもよりますが、家庭に入って家事・育児に専念していた場合・ いつもお母さんが家にいる安心感・ 手間ひまかけた料理やお弁当が常に用意されている・ 家の手入れが行き届いている・ 育児に集中できるので、手塩にかけて育てられているといった環境で育っている可能性が高いでしょう。もちろん、兼業主婦でもお母さんが頑張っていた場合も十分に当てはまりますが。多くの男性は、家庭内での女性、すなわち主婦のロールモデルはお母さん以外にないので、主婦に求める基準値が必然的に高くなってしまうのです。■結婚観・女性観乱暴な言い方をすれば、「女は家事ができて当然」という固定概念を持っている、とも言えます。進学・就職などで早いうちに家を出て一人暮らし経験をした男性は、家事の大変さを身にしみてわかっているとはいえ、その女性観はそう簡単には変わりません。つまり、先ほどのアンケート結果にもバッチリ出ていたように、結婚を決めた女性が「お母さんと同じかそれ以上」のレベルにないと、ガッカリしてしまうのです。家庭が与える結婚観の影響は多大ですが、それを少し考察してみましょう。◎男は女を養うもの、という意識夫は外で働いて家計を支え、妻は家を守る、という環境で育ったため、自分もそうあるべきと思いこんでいる傾向が強め。そのため、自分の経済状況を考えるとなかなか自信が持てず、結婚を先延ばしにしてしまう可能性があります。◎家事と仕事を両立できると思い込む一人暮らしで家事が一通りできる人でも、「家事は主婦がやるもの」という思い込みがあるためか、結婚後はいきなり丸投げになることも。家では何もしないお父さんを見て育った人ほど、その傾向は強くなります。さらに、自分が一人暮らしをしてきた経験からか、「仕事と家事の両立くらいできるでしょ」などとほざくことも!一人分と二人分の家事量、明らかに違うんですけど。しかも、その家事のクオリティについて、自分のお母さんと同等のものを求められてゲンナリ…なんてことにもなりかねません。どういうわけか、専業主婦とは違う、ということはあまり頭にないようです。◎似非イクメンになりがち子宝に恵まれ、妻が産休・育休に入るとその傾向はさらに顕著に!「仕事してないんだからできるでしょ」とでも考えているのか、はたまた子ども返りしちゃうせいなのか、要求はさらにエスカレートします。出産経験のある女性がよく口にするのは「家事と育児は別物、両立なんてできない」「仕事のほうが楽」。この言葉からも、男性が無意識のうちに与えるプレッシャーがいかに大きいかを感じます。もちろん、大変そうな妻を見て家事を手伝ってくれる人もいます。しかし、ちょっとお皿を洗っただけで大げさに「やったよアピール」をしたり、たまに子どもをお風呂に入れたくらいでイクメン気取り、なんてことも…。まあ、そこは笑顔で「ありがとう」と言って流すしかないのですが。お母さんがどうこう、に限ったことではありませんが、実はこの「子育て」が地雷。ここで女性側が夫の期待に応えようと頑張りすぎて、家事育児をワンオペでやろうとすると、気持ちはあっさり破綻してしまいます。いわゆる「産後クライシス」は、こういったところにも原因があると思われます。■対策・彼の育て方唯一の対策は、お付き合いしている間に、その女性観・主婦観をゆっくり、じっくり書き換えていくこと。みなさんは彼のお母さんとは全く違う人間だし、彼が育った頃と現在とでは環境も社会的な風潮も大きく異なります。そのことを踏まえて彼としっかり話し合い、「お母さんと同じようにはできないんだよ」ということをきちんと植え付けることが、結婚生活をつつがなく送るために大切な準備とも言えるでしょう。その作業は、とても時間がかかります。彼のお母さんや育った環境を否定することはできません。根気とコミュニケーション能力がモノを言います。大変な作業です。でもね、その分、楽しいと思うんですよ。将来の設計図を一緒に描くっていう作業ですから。だから、お互いに結婚を意識したお付き合いなら、焦らず楽しみながら、折を見て話し合っていくといいですよ。もちろん、結婚してからOJTで無理やり慣らしていく、という手もありますけど…。これは自分にも相手にも結構な負担がかかるので(筆者経験による)、できたら婚前に準備しておくといいですね!恋愛中はついついお互いの想いばかりに目が向いてしまいますが、将来を考えるなら、ぜひともチャレンジしていただきたいと思います!ライタープロフィール石村佐和子エディター・Webディレクターを経て、結婚、出産後、フリーライターに。微妙に偏った恋愛経験を持つ、アラフォー二児の母。好きなことはモノ作り、工場見学、カフェ巡り。将来は陶芸などしながら優雅に暮らしたいと目論んでいます。
2017年05月14日第12回:いろいろすっ飛ばしたい今回「将来結婚できるか不安です」という投稿を頂いたのだが、なんと21歳。悩むには若い。これは若年化か。最近の小学生の「化粧をしないと外に出られない」と同じことか。さて、婚活の若年化。今回の読者がどうかは分からないが、昨今は恋人を作らない20代が多いと聞いた。「付き合わずして結婚したい」という声。人と付き合うことの煩わしさが理由らしい。私は、作業的な面倒くささはあまり苦としないが、人との関わりの中で生じる面倒くささは極力避けるように過ごしているので、この理由はとても共感が持てる。私が面倒くさいと感じる時は、「俺なんて」とへりくだることで相手の同情を誘って母性本能をくすぐろうとすることや、自分の中にある劣等感を認めたくなくて周囲を下に見る防御のようなものを見た時。自分がした浮気話を語った後に「引いた?」と聞いてくる人や、「これって痛いかな」と言ってくる人。「そんなことないよ、って言って欲しいのかな」という時は「そんなことないよ」と言いたくない。そんな面倒くささから「いろいろすっ飛ばして結婚したい」になってしまう気持ちは分からなくもない。今回はそういう、人との煩わしさをすっ飛ばしたいという気持ちを描いた。こんな私に比べたら、今回の読者のほうが結婚は早そうだ。(こういう言い回しも「そんなことないよって言って欲しいのかな」な表現のうちの一つだ)Design&Text/つめをぬるひとこの連載では、爪作家である私が、読者のみなさんが「どんなおひとりさまか?」をヒントに爪をつくります。あなたのエピソードを添えて、送ってください。次回記事<スーパー銭湯は私にとって「最強のご褒美」>もチェック!「ご褒美」がテーマの爪です。
2017年04月17日2018年の大河ドラマ『西郷どん』への主演が決定している鈴木亮平さん。彼の名を検索すると、豊富な海外経験に肉体改造が凄まじい件、そしてピコ太郎さんに似てる(確かに!)などもう面白いのなんの。そこで今回は、3月29日にお誕生日を迎える彼の魅力と結婚について紐解きます。既婚者だから結婚はどうでもいいと思うなかれ。鈴木さんの結婚観とは別に、あなた自身のホロスコープから「結婚相手の選び方」を読む方法もお届けします!■鈴木亮平は闘争心の塊!?鈴木亮平さん(1983年3月29日 生まれ)鈴木さんの出生ホロスコープによると太陽、水星、火星星座は牡羊座で月は天秤座。「優れたバランス感覚の持ち主」を表す星回りです。彼は以前、あるインタビューで「僕はバランス感覚のある時もありますが、本質の部分はすごく極端なんですよね」と言っていました。確かにホロスコープを読むと、彼は極端で超わかりやすい人!牡羊座はピンと来たらとにかく動いちゃう、本能のままに…。参考までに記すと、牡羊座のエレメンツ(4元素)は「火」、モダリティ(3区分)は「活動」、ルーラー(支配星)は「火星」です。闘争心メラメラって感じなので、その瞬間のNo.1を目指しパワー全開なのです。鈴木亮平さんのように、出生ホロスコープの牡羊座に太陽、水星、火星があると、負けん気が強くて尻込みせず、とにかくまっしぐら。考えや行動もハッキリしてるから、回りくどい言い回しは苦手です。あっという間に何でも手に入れちゃう凄腕なの。彼が実写版ドラマ『ルパン三世』の銭形警部を地でいくなら、捕まえられないものはないですよ!■鈴木亮平は根っからのモテ男特に牡羊座に火星があるので、反射神経も鋭くて…筋肉質で男性的なエネルギーも相当に強そうです。これは映画『HK 変態仮面』でも披露されていますよね。星が3つもまとまり勢いに任せて突っ走るので、ここに金星が混ざれば、チャラ男とか貪欲な感じもするけれど…彼の星は、そう感じさせない月天秤座と牡牛座金星や、世代的な星、射手座木星と射手座天王星が関わっています。なお、彼の天秤座の月はモテます。天秤座は、相手を大切にすることで相手に大切にされたいという、天秤の五分五分の精神を司り、結婚願望も強いです。■星で読む「結婚相手の選び方」ところで、西洋占星術では太陽を父親、月を母親とも読むので、ホロスコープに描かれた太陽と月の関係は、ご両親でもあり、本人と相手との結婚イメージです。ここで、出生ホロスコープから読む「結婚相手の選び方」をご紹介しましょう。・太陽と月の星座が同じ…仕事を認めてくれる相手を選びます。・太陽と月の星座が1つ隣…側にいる人の中から選びます。・太陽と月の星座が2つ隣…成り行きで気の合う相手を選びます。・太陽と月の星座が3つ隣…自分に合わせてくれる相手を選びます。・太陽と月の星座が4つ隣…恵まれた結婚に結びつく相手を選びます。・太陽と月の星座が5つ隣…運命に逆らうように相手を選びます。・太陽と月の星座が6つ隣…刺激的な相手を選びます。ぜひ、あなた自身や好きな人のホロスコープをチェックしてみてくださいね。■鈴木亮平の結婚観は?鈴木さんの場合は、太陽と月の星座が6つ隣。天秤座の月を奥様とイメージするなら、きっと美しくて品のある方だと思います。また彼は、仕事とプライベートをキッチリ180度分けるタイプのよう。奥様とは相反する関係性とも読めますが、刺激し合える関係です。例えば仕事で新しい役を得るとか、お子様を授かるとか、仕事やプライベートにおける様々な転機が、夫婦関係を長続きさせるきっかけとなるでしょう。ちなみに彼の金星は牡牛座。なんとこの牡牛座金星もモテます。牡牛座は安心したい欲求が強いので、愛されよう、かわいがられようと自分に磨きをかけ、甘え上手にも。つまりカレは相当なモテ男の部類に入りそうです。■1983年生まれは「ノマド世代」なお、鈴木亮平さんが生まれた頃の世代(1982~1988 年/現在29~35歳)を、筆者は「人生を旅するノマド世代」と名づけています。この世代はとにかく凝り性。自由を尊重し研究熱心でもあるので、夢を掲げている間は、なかなか結婚に踏み切れないのです。彼が既婚なのは、彼の天秤座月と、生まれた1983年頃の世代的結婚観によるものでしょう。彼の世代は「人生の転機で結婚」を選択します。■鈴木亮平のこれまで数々の映画やドラマに出演し、ついに大河ドラマの主人公という大役をつかんだ鈴木さん。彼の星をデビューから遡ってみました。2006年5月にモデルデビュー。業界史上初の水着キャンペーンボーイとなり、同年7月にはテレビドラマで俳優デビューも果たしています。当時は忍耐と努力の結果、良い仕事につながる星回りでした。翌年12月、若侍役で出演した映画『椿三十郎』公開時の星回りは大きなチャンスを意味しています。この映画の若侍は全員オーデションで抜擢されたそうですし、ブレイクのきっかけをここで得たのではないでしょうか。2011年7月、結婚した時期はプライベートに制限がかかる星回り。いわゆる年貢の納め時でした。でも彼は、結婚によって極端さだけでない、穏やかな時間を手に入れたともいえます。その後、2014年NHKの朝ドラ『花子とアン』で一躍有名に。まさにこの年は、彼に大きな転機の兆しが見え初めた頃です。芸能界で個性を打ち出す最大の星回りでした。■来年の状況は?…と星の流れに順調に乗っているような鈴木亮平さんですが、『西郷どん』はどうなるかしら?2018年の年明け頃は、空には牡羊座天王星と山羊座に移行したばかりの土星があります。この影響もあり、型破りで強烈な個性が世間から注目されるでしょう。前半は彼の人気も上昇傾向に。そして中盤以降は、個性より安定した演技で定着しそうです。ということで、今後もブレイクしたままで間違いなしと考えていいでしょう。鈴木亮平さん、お誕生日おめでとうございます!ますますのご活躍とご発展をお祈りします!ライタープロフィールはゆき咲くら土と陽の独自メソッドで占い。新宿、町田、東京タワーの占い処に不定期で出没中!略歴:相性研究家・プロ占い師。メディア&雑誌多数連載。昭和レトロな商店街生まれ。お風呂から見上げる宙とタロットと猫と格安ランチが大好き♡
2017年03月29日育った環境、周りの環境によって、人の価値観って違ってきて当然ですよね。ですが、大好きな彼とそれが大幅に違ってしまうと、お付き合いに支障が出てくるのも無理ありませるにはどうしたらいいのか、うまく関係をつくる心がけをお教えします!■1.会うのは時々にする価値観の違いは、一緒にいれば居るほど大きく感じるようになります。ですから、会う頻度を減らせば、大きな価値観の違いは感じにくくなります。また、会うのが久々であれば、お互いに思いやりを持った行動ができて、愛情もうまく育めるはず。価値観のズレが気にならないだけでなく、会えない期間で好きな気持ちを高めることができるので、一石二鳥です。うまくやるためには、お互いに居心地のいい距離をあえてとる、ということも必要なのかもしれません。■2.価値観の違いを楽しむ食べ物の趣味が合わない、お金の価値観が合わない、趣味嗜好が合わない、など違いの種類には色々あるでしょう。そのすべてを無理に合わせようとするから、些細なことにもイライラするようになってしまうのです。お互いの価値観をつぶしてまで合わせようとするのではなく、その違い自体を楽しむ工夫ができると心地よい関係を築くことができるでしょう。たとえば映画の趣味が違うのならば、映画を見終わったあとに感想を述べあって彼の新しい意見を発見したりすれば、楽しく過ごせますよね。価値観が違うということは、ふたりで2倍の考えを持てるということ。うまく活かせるとお互いを高め合えるでしょう。■3.お金や生活の価値観は埋めておこう長いスパンで彼と一緒にいることを考えるならば、お金の使い方や生活に関わる部分の価値観は埋めておかないと後になって確実に困ります。特に生活をするうえでの大切になってくる価値観は、何としても折り合いをつけておきたいものです。付き合いはじめから無理に価値観をあわせようとすると、楽しい恋愛期間が訓練のようになってしまいますから、長い付き合いの中で徐々に、さりげなく自分の価値観を伝えていきましょう。何か違いを感じたなら、「こうしてくれたら嬉しいな」など、彼の価値観に気を配りつつも、あなた自身の意見を伝えるような言い回しをすることが重要です。■4.全面的に彼を受け入れるのもアリ「恋愛は惚れたもんが負け!」という言葉があるように、好きなら主導権を握るのを諦めるのもひとつの手。彼のどんな価値観も、甘んじて受け入れることが解決につながるかもしれません。「我慢」と言うと一方的に強いられている感じがしますが、他人を変えるのは、時間と労力さらに気苦労も増えるもの。他人を変えるより、自分を変える方があなたにとって楽な場合もあるのです。無駄なケンカを増やすようなことはせず、彼に合わせてみるのもアリでしょう。■価値観が違うのは当然価値観がはじめから全く一緒!というカップルは稀でしょう。価値観が違うから得られることもあります。その違いも含め、可愛いなと思ってあげられればうまく付き合っていけるはずです!(odango/ライター)(ハウコレ編集部)
2017年03月01日月9ドラマ『突然ですが、明日結婚します』は、「絶対結婚したい」女と、「絶対結婚したくない」男のラヴストーリー。愛は結婚観を越えられるのか!?というテーマですが、そもそもなぜ、「結婚したい」「結婚したくない」のでしょうか?今回は、街ゆくANGIE世代の女性たちに「結婚したい」or「結婚したくない」を問い、その理由も聞いちゃいました。また「結婚すれば幸せか?」についても聞いてきましたよ。みんなの結婚観、覗いてみましょう!「結婚したい」VS「結婚したくない」質問項目Q1 結婚したいですかYes or NoQ2 その理由はなんですかQ3 結婚したほうが幸せだと思いますかQ4 その理由はなんですかQ5 一人のほうが良いと感じるときは?その理由は?結婚したくない:あゆさん28歳SEまずは、結婚したくない派のご意見から。Q1 結婚したいと思いますか?NOQ2 結婚したくない理由を教えてください一人のほうが絶対自由です!お金だって時間だって、自分の好き勝手にできるし。相手がいると気を使ってしまうのは間違いないです。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?NOQ4 その理由を教えてください結婚って、無理矢理するものじゃないと思います。周りの友人を見ていても、結婚したい相手がいなければ、しないほうが幸せそう。私は60~70年代のバンドが好きなのですが、コンサートに行ったり、音楽を聴いたり、自分が好きなことをだれにも気兼ねなくできるときが、とっても幸せだと感じます。恋愛だったら趣味や気が合う人がいいけど、結婚の場合はしっかり支えてくれる人が希望です。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?(理由も)彼やだんなさんがいると、デートや旅行などで行きたいところを決めるのもモメることが多いですよね。女性と男性では価値観が違いますし。特に、金銭感覚がルーズな男性は嫌いです。お金でモメると本当に大変……。自分に興味がないことにお金を使っているのを見ると、残念ながら理解できません。結婚したくない:ストライプさん30歳IT系(広報)Q1 結婚したいと思いますか?NOQ2 結婚したくない理由を教えてください「結婚」に縛られたくないですね。自分のやりたいことに制限がかかってしまうし……。大学時代から付き合っている年上の彼と同棲はしていませんが、10年続いています。彼は結婚したいようで、最近も結婚が話題にあがったんですけど、「いまは無理!」とお断りしました。といっても、先月、ご両親へ挨拶にうかがいまして……。私はまだ結婚を考えていないのですが(泣)。結婚することで一人の男性としか付き合えなくなってしまうなんて、なんだか物足りなく感じてしまうんです。婚姻関係があるにも関わらず他の男性と関係を持つことは、法的にも追求されてしまいますから、やっぱり一人がいいなと感じます。私のような考えは少数だと思いますけどね……(苦笑)。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?NOQ4 その理由を教えてくださいむしろ、どうして「結婚=幸せ」になるのか疑問です。老後に不安を感じるからでしょうか?確かに、納税など、社会で生きていく上で求められることへの不安は和らぐかもしれません。その点では、私も心の安定を得たいと感じますね。けれど、結婚することで、妻や母としての立場を周囲から求められそうでなんだか窮屈に感じてしまいます。役割を全うすることに追われて、物事に対する探究心が薄れてしまいそうな気がするんです。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?身軽に動ける!自分で稼いだお金も自分のために使えますし、会社の飲み会や仲の良い友達との女子会にも気兼ねなく行けるのは良いですよね。結婚したくない:ブラウニー さん30歳IT系Q1 結婚したいと思いますか?NOQ2 結婚したくない理由を教えてくださいもともと結婚願望があるタイプではないので、結婚したいと強く思ったことはないですね。元彼は結婚願望が強い人だったので、二人でTVを見ているとき結婚関連のCMが流れたりすると、「あ!やばい」といつもヒヤッとしました。あまり結婚について、触れられたくなくて……。その彼は指輪と花束を用意してプロポーズをしてくれたんですけど、お断りしました。もちろん、結婚を真剣に考えましたが、彼が描く家族の理想像が強くて、彼の夢を叶えられてあげることはできないかもしれない……とプレッシャーに感じてしまったんです。結婚は考えていないですけど、いま付き合っている彼とは同棲しています。ここだけの話、結婚するなら、以前の彼のほうが合っているのかもしれないというのは感じますが……(笑)。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?NOQ4 その理由を教えてください結婚という制度で、必ずしも幸せになれるとは限らないと思います。中には、結婚して不幸になる人もいるかもしれませんよね。法的な関係にならずとも、事実婚で幸せを築く人はたくさんいると思います。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?自分の時間を自分の好きなように使えること、ですかね。いまはやりたいことが多くあって、時間が足りないくらいと感じるほどです。また、結婚していたら、会社の飲み会などで遅い時間までいると「家に帰らなくて大丈夫?(帰って、家のことやらなくて大丈夫?)」と周りが心配しますよね。彼に、帰りが遅くなると話をしてあるから問題ないのに!その点、一人だと、周囲から「結婚したらこうあるべきだ」という概念を押し付けられることがないので良いと思います。結婚したくない派のみなさんは、結婚という制度自体に価値を感じない、一人のほうが時間的にもお金的にも自由といった意見ですね。では、結婚したい派はどうなのでしょうか?結婚したい:ごんさん30歳保険会社Q1 結婚したいと思いますか?YESQ2 結婚したい理由を教えてくださいすぐ近くに支えてくれる人がいるのは、とても安心感を感じられることだから。一人でいると落ち込んでしまったり、寂しいときもあるので、「自分の存在価値」を認めてくれる人がいてくれたら嬉しいなと思います。ただ、ケンカは出来る限りしたくないので、価値観や趣味が違いすぎる人だと、恋愛対象としては厳しいです。自分勝手な性格の人だなと少しでも感じてしまうと、「付き合ったらめんどくさそう」と思って引いちゃいます。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?YESQ4 その理由を教えてくださいパートナーや家族がいれば、楽しいことも、そうじゃないことも含めて、いろんな経験ができそうだから。私の場合、「恋愛対象の男性」と「結婚対象の男性」は全然別モノなんです。恋愛関係になることだけを考えると、そこまで多くの要素を異性には求めないのですが、結婚するからには第1条件として「ずっと信頼できる人」でないと難しいですね。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?思い立ったときに、好きな場所へふらっと一人旅をしたり、自由気ままに遊んだりできるときです。お付き合いしてる人がいると、遠慮して遠出したりはできませんね。結婚したい:香織さん28歳IT関連Q1 結婚したいと思いますか?YESQ2 結婚したい理由を教えてください自分の家庭を持ちたいからです。いつか子どもを産んで、だんなさんや子どもと一緒に幸せな家庭を築きたいです。男性には、性格や価値観、趣味など外見よりは内面的なものを求めます。特に、おいしいものを食べることが大好きなので、好きな食べ物が同じだと嬉しいですね。長く一緒にすごす上で、価値観が合うことは一番大事な要素かなと思います。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?YESQ4 その理由を教えてください心が安らげる場所ができるから。仕事で疲れて遅い時間に帰っても、笑顔で迎えてくれる人がいると嬉しいなと思います。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?友達とたくさん遊んだり、ゆっくりお風呂に入りたいとき、ゆっくり寝たいときは、一人がいいかも?相手との時間をつくらなきゃ、と考えなくてもいいから楽ですね。やはり彼氏やだんなさんと一緒だと気を使うことも多くなりますし、家庭を持てばなおさら、自分の時間は少なくなりそうなのが本音では不安ですね。結婚したい:きみさん29歳通信関連Q1 結婚したいと思いますか?YESQ2 結婚したい理由を教えてください一人より二人のほうが絶対楽しい。でも一番は生活が安定するから、というのが理由ですね。結婚したほうが家賃や光熱費など、さまざまな費用が分担できるので生活は楽になると思います。お互いに好き、という気持ちがあっても、一緒に暮らしていくとなると、現実的なことも考えていかないといけませんし。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?YESQ4 その理由を教えてください家族が増えて楽しみも増えるから。私の場合、恋愛の延長=結婚という気持ちでいつもお付き合いしているので、若いときからどんな男性と突き合うときも「遊ばない」と決めていて、浮気などもしたことがありません。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?ささいなことでぶつかったとき。過去の恋愛経験を振り返ると、価値観が違う男性は一緒に暮らしても日常生活に支障が出ると思うんです。最初は良くても、結局同じことでいつもケンカになってしまい、別れることが多いと思います。性格がおだやかで、相手に合わせてくれる優しい男性が理想ですね。結婚したい:なっちさん29歳人事関連Q1 結婚したいと思いますか?YESQ2 結婚したい理由を教えてください二人のほうが幸せだと思うから!チャンスがあればいつでも結婚したいと思っているのですが、残念ながら彼氏がいません……。ずっと一緒にすごすならポジティブで、あまり細かい人に動じない人がタイプなので、そのうちいい人が見つかるといいな、と思います。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?YESQ4 その理由を教えてください一人だと寂しいから(笑)。一人暮らしが続くと、これからどうしようと考えることもありますね。ただ、結婚するなら最低でも年収400万はないとキツいです!あと、話し合いができない自分勝手な人もNG。結局、お付き合いする人は外見より中身で判断、という感じになりますね。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?気を使わずに好きなことができるときですね。半同棲経験はあるのですが、一緒にすごしていると家族みたいな感覚になるので、少し恋愛関係という刺激は薄れてくるかも。良い部分と良くない部分と両方あるかもしれません。仕方ないのかな。結婚したい:ナオさん35歳製造業・企画営業Q1 結婚したいと思いますか?YESQ2 結婚したい理由を教えてください自分以外の人を思えることは、人間としてプラスになり、成長できるから。あと、だんなさんのお母さんや兄弟も含めて「家族が増える」というのは素敵なことだと思います。ただ、恋愛って、どんなに「好き」って思っていても、ある日突然、目が覚めてしまうもの。だから、そのときがいつも恐ろしいですね……。結婚は一生を一緒にすごすので、不安を感じてしまう部分もあります。Q3 結婚したほうが幸せだと思いますか?YESQ4 その理由を教えてください正直、女性の場合は子どもを産める体という強みがあるので、子どもを持つ幸せを感じられるのは、女性ならではの特権です。お付き合いする男性に求めるものは内面!自分や周りを大切にする人は、お金も心も、家族も大切にできると思うからです。Q5 一人のほうが良いと感じるときは、どんなときですか?一人のほうが、お金は自由に使えますよね。結婚すると、外食や洋服などにお金をかけられなくなるでしょうし、家族にも気を使う部分は出てくるので……。遅い時間まで飲みに行ったり、友達と旅行に行ったりできるのはソロだからこそ!いろいろ楽しみたいですね。結婚したい理由としては「家族が欲しい」といった意見が多かったようです。一人は寂しいし、一人より二人、二人より三人のほうが楽しみも増えると。ただ、一方で「一人がいい」と思うときの理由は、「結婚したくない人」同様、「お金、時間が自由に使える」という意見がありました。したい派にとっても、ここのバランスが取れるかが、素敵な結婚になるかどうかなのかもしれませんね。また、当然の結果かもしれませんが、「結婚したほうが幸せ」と思っている人は「結婚したい」と思っていて、「結婚したほうが幸せ」と思っていない人は、「結婚したい」とは思っていないようです。今回の調査ではいらっしゃいませんでしたが、そこの意見が異なっている人もいるでしょうね。例えば「結婚したほうが幸せ」とは思っていないけど「結婚したい」と思っているとか……。「私はそうだな」というANGIE読者のあなた!是非編集部までご連絡ください。じっくりお話おうかがいします!
2017年02月26日ひとり旅を続けて10年、約150カ国も訪れたという、旅ライター・旅写真家の黒水綾乃さん。一年の半分をひとり海外で過ごし、「ひとり旅はさみしいものではない」と明るく語った彼女ですが、実は既婚者。半年はひとり旅、もう半年は居住地である台湾で、旦那さんとふたり、夫婦生活を送っているそうですが、結婚しても「ひとり旅」をすることは可能なんでしょうか。決断した理由と、ひとりで、夫婦で過ごす秘訣を伺いました。結婚後の、半分ひとり半分ふたりの生活中央:黒水綾乃さん――ご結婚されてからも、半分ひとり旅、半分旦那さんと生活しているとのことですが、なぜ「ひとり旅」を選んだのか、またどんな工夫をしていますか?旦那はメーカーに勤める駐在員です。現在いる台湾は日本より少し休暇は多いですが、旦那と長期の旅に出るのはもちろん不可能。なので、年に二回ほど行きやすい欧米諸国などを一緒に旅行しています。「ひとりで旅なんて…」とよく言われますが、結婚前からこんな生活をしていたし、こんな私を受け入れてくれた人なので、ふつうの感覚ではないとは思いますよ(苦笑)。とはいえ、最初からそんな生活だったわけではないです。私にはひとり旅で世界一周をしたいという夢があったので、子どもを産む前に叶えたいと旦那に打診したんです。何度も話し合い、旦那は聞き入れてくれて、ついに実現しました。その後、数年間紆余曲折を経て、私たちは子どもを作らない選択をしました。お互い夢があって、それを実現させようと決めたからです。私の今の夢は、世界250ヶ国を訪ねて、それを一冊の本にまとめること。全世界訪問し、世界中の人に読んでもらいたいと思っています。その夢に近づくために、毎年10ヶ国以上を訪問して写真を撮る計画なので、半年はひとり旅をすることになりました。ただ、やっぱり旦那に会いたいし、彼もそう思ってくれているので、3ヶ月以上の長い旅はせず、一度は帰ってくる約束をしています。――お互いの夢を叶えるため、そして、納得した約束をしていて素敵だなと思いました。では、旦那さんと一緒にいるときは、どんな生活を送っているのですか?旦那の料理はまずいですが(苦笑)、お互い独身時代も長かったので、家事はなんでもできます。ふたりで過ごす半年間は、お互いの仕事以外はほとんど一緒に行動しています。平日は一緒にごはんを食べ、お笑いDVDを見たり、週末は台湾国内を食べ歩いたり散歩したり。ふたりでいる時に別行動というのはほとんどないです。なので、友人や親が日本から来ても、旦那を誘って一緒にでかけます。こうやって書くととても仲がいい夫婦みたいですが、、週に二度はケンカしてますし、昔は殴り合いのケンカもしていました(笑)。逆にひとり旅をしているときは、連絡は必要最低限に。ネットがない環境にいたり、時差が大きかったりするので、安否確認(?)としてスカイプにメッセージを残すくらいです。ネットが充実した環境にいるときは、お互いの近況を語ったりとゆっくり話していますこれらは”工夫”ということではなく、私たちにとって自然な流れ。これらでうまくバランスをとれているかどうか分かりませんが、おかげさまで結婚生活も早6年になりました。ひとり旅の最大のミッションを叶えるために――旦那さんと過ごす時間を、とても大切にされてると感じました。では「ひとり旅」を続けて、何か変化してことはありますか。リラックスして旅ができるようになったことでしょうか。若かりし頃は「こうせねばいけない」「こうあらねばならない」と自分で自分を縛り付けていたと思います。さらに年齢も経験を重ねたので、情報収集力や危険察知能力があがり、イヤな経験をすることも少なくなってきましたしね。ひとり旅での私の最大のミッションは、現地の人との触れ合うことです。若いときは話しかける勇気もなかったし怖がっていたけど、今は大阪のおばちゃんみたいに(笑)気軽に話しかけられるようになりましたよ。力まずに、現地の空気を楽しめるようになったのは大きいですね。その結果、旅の密度が濃くなりましたし、なかなか見れない、触れられない体験や楽しみが増えました。よくバックパッカーや旅人が、旅をすればするほど新鮮さがなくなって飽きてくると言いますが、私は全く思いません。つまらないと感じれば、より僻地に行き、違う経験をすればいいだけ。今より10年後のほうが旅を楽しめていると思いますし、私は歳をとることに一ミリも抵抗はないので、実年齢や旅の経験値をあげ、毎日を楽しくしたいと思っています。――最後に「ひとり旅」で気をつけたほうがいいことを教えてください。現地の方と知り合えたり、現地の文化に触れ合いやすいことは、ひとり旅でしか得られない経験です。私もそこに魅了されています。だからこそ、意識して気をつけてもらいたいのは、やはり女性のひとり旅は危険度が増す、ということ。私は人生で2回襲われそうになり、1回は強奪未遂を経験しました。もちろん私の不注意が原因ですが、襲われそうになったときは「女が一人」というのが多分に関係していると思いました。とにかく女のひとり旅は警戒が最重要です。でも、自分のルールをしっかり決めて、事前準備と注意を働かせ、警戒を怠らなければ防ぐことができます。また、現地の言葉や風習を予習して人に迷惑をかけないよう配慮することも、日頃から取り組んでいます。text /SOLO編集部特集「さみしさは敵か」の記事はこちら!・世界150カ国で言われた「ひとり旅ってさみしくない?」に私が出した答え/黒水綾乃さんインタビュー・美しいさみしさの奥にあるグロテスクな本音と向き合う/紫原明子
2017年01月30日「さみしさ」を解消しようとしてはいけない藪からスティックな話なのだけど、実は私、結婚式が大嫌いである。私の年齢はもうすぐ三十だが、参加した結婚式よりも、参加を断った結婚式のほうが多い。もちろん、これが決して褒められた話ではないことは十分に承知している。結婚式(披露宴)が嫌いな理由はいくつかあって、まず、新札を用意したり、ご祝儀袋に筆ペンでぷるぷるしながら書いたりする作業が苦痛でならない。それから、学生時代の友人の式に出席する際は、同級生と世間話として近況報告をしなくてはいけないのが嫌である。極め付けは、新婦が涙しつつ読む、親への手紙だ。あれを見るともらい泣きしそうになる反面、「お前は昔、もっとロックでリベラルな奴だった! それがなんだ、いつの間にこんな保守層に成り下がりやがって!」と社会に対する憎しみが湧いてくる。あとはやっぱり、先にそれを言えという感じだが、自分だけが未婚のまま取り残されてしまう感覚が、どこかさみしいのだろう。結婚式は命を懸けて出席しろ!あまりにも嫌いなので、いっとき結婚式を批判する正当な理由を探そうと、世界各国に散らばる民族の、婚姻の習慣について調べてみたことがある。いわずもがなだけど、世界にはいろいろな文化や伝統がある。婚姻という制度を持たない、婚姻関係を結んでも披露宴にあたるような「式」を特に行わないなど、この広い世界にはそういった民族が必ずいるはずだと思ったのだ。今我々が行っているこの「結婚式」とは、人類にとって絶対的なものではない。私はそれを証明したかった。もちろん、この考え方がとてつもなく歪んでいることは十分に承知している。しかし結論からいうと、世界広しといえど、結婚式という慣習を特に持たない民族というのは、どうも存在しないらしかった。むしろ、今の日本社会の披露宴なんて、ライトでかわいいものだ。親族間の結び付きがもっと強固なミャンマーの山奥に住む少数民族などは、「結婚式」となったら何があっても、這ってでも、命を懸けて出席しなければならない。『走れメロス』でメロスは友人を人質に妹の結婚式へ命懸けで赴くけれども、たぶんノリとしてはあんな感じである。親族とただの友人の結婚式とではまたちがうのかもしれないが、とりあえずミャンマーの山奥や『走れメロス』の世界では、「同級生に近況報告をするのが嫌」とかヌルいこといっていられないのは確かだ。都市生活者はみんなさみしい村上春樹でも、スコット・フィッツジェラルドでも、ポール・オースターでも、「さみしい」物語の主人公はいつだって都市で生活している。一方で、ミャンマーの山奥にいる少数民族や、アフリカで六人くらい子供を育てている太鼓腹のお母さんは、きっと私たちみたいなさみしさを感じることはないだろう。彼らは親族や自然という、大きな大きな共同体に身を委ねている。そして、そういったしがらみから解放されることを選んだ私たちが「さみしい」と感じるのは、ある意味では必然というか、自由と引き換えに得た必要悪のようなものだ。友人の結婚式に出席した後の、ちょっとぽっかり穴が空いたような感じ。たまの夜に降ってくる、「誰も私のことをわかってくれないんじゃないか」という不安。そういうものはぜんぶ、都市で生活することを選んだ者ならば、抱えて生きていかなければならないものだ。好きな人と一緒に住んだり、子供を産んだりすればいくらか軽減されるかもしれないけれど、よくよく話を聞いてみると、既婚者でも子持ちのママでも、さみしいときはさみしいらしい。都市生活者である限り、本質的にはこの「さみしさ」から逃れることは誰もできないのだ。Text/ チェコ好き特集「さみしさは敵か」もあわせてご覧ください!・美しいさみしさの奥にあるグロテスクな本音と向き合う/紫原明子・閉じこもってた3年…認められると人ってこんなに変われるんだ!/『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』作者・永田カビさん・みんな寂しい。だから「寂しい」って言うのに意味なんてない/つめをぬるひと
2016年12月27日婚活をしていると、どうしても相手の男性に遠慮がちになります。相手に嫌われたくないとか、何とか婚活を成功させたいという気持ちが先に立ってしまうのです。その結果、相手の男性に「重い」と思われなくないために、結婚を前提として会っているのに、なかなか結婚についての話をできない女性が多いのも事実。でも、それは実はNGです!会って3回目には必ず相手の結婚観を聞くことを忘れないでください。その理由についてお話します。1.婚活で出会う男性に必ずしも結婚願望があるとは限らない女性側は「婚活」の場で出会ったのだから、当然相手の男性も結婚願望があるだろうと考えます。ところが、実は婚活をしている男性の中にも「出会い」は求めていても「結婚願望」のない男性が含まれているのです。それを、始めの頃に見極めておくことがとても大事なのです。2.結婚願望はあってもビジョンのない男性が多いちゃんと「結婚したい」と思っている男性でも、意外と結婚に対してしっかりしたビジョンをもっていない人が多いものです。そのため、いざ、おつきあいを始めて数か月が経ち、結婚の話が出始めたころに、お互いの結婚観をすりあわせていくと、大きくズレがあることに気づきます。せっかく、そこまで進んだのにそこで先に進めなくなってしまうケースも少なくないので注意しましょう。3.結婚後の条件を確認しておく結婚にはさまざまな要素が含まれていて、ふたりだけで決められない問題もあります。たとえば、ご両親などが結婚に対して条件を提示してくるケースがあります。そうなると、ふたりだけで気持ちが決まっていても、その後、結婚が暗礁に乗り上げることにもなりかねません。お互いの家庭環境も含めて、結婚の条件なども早めに確認しておくことが大切です。婚活を始めても、おつきあいする相手に出会えるまでに、かなりの時間がかかる場合もあります。そのため、おつきあいを始められたことだけに満足して、デートを重ねてしまう女性も少なくありません。でも、ゴールはどこまでも結婚です。結婚にいたらないおつきあいは、最後には悲しい結末を迎えることにもなりかねません。そうならないために、会って3回目には、きちんとお互いの結婚観を確認することを忘れないようにしてくださいね。
2016年12月20日『さみしさサヨナラ会議』(宮崎哲弥と共著)という著書もある月読寺住職の小池龍之介さん。前回、“さみしい”という感情は脳内物質による錯覚が引き起こすもので、人間関係では満たすことができないと伺いました。後編となる今回は、そんな“さみしさ”とうまく付き合う具体的な方法や、「“おひとりさま”はかわいそう」という世間の偏見に負けないための心得を教わりました。さみしさを埋めようとすると“心の借金”が増えていくだけ――そもそも“さみしい”と感じてしまうのは、悪いことなのでしょうか?何を良い/悪いとするかにもよりますが、仏法的な観点からすると、苦しみが増えるのはよくないこと、苦しみが減るのは好ましいこと、とします。ですから、さみしいと感じると苦しみは増えるので、悪いことだと言えそうですね。ところが、これにはカラクリがあって、多くの人は自分のしていることが“悪いこと”だとわかると、自己嫌悪や罪悪感が湧いてきて、苦しみが増えてしまうんです。だから、「さみしくなっている自分はダメだ」と自分を責めたり、抜け出そうともがくことで、余計に苦しみが増えてしまっては本末転倒です。――では、どう対処すればいいのでしょうか?さみしさは、抜け出そうとするとうまくいかないんです。たとえば、さみしいと感じているとき、私たちは「さみしさの部屋」にいるとしましょう。そこで、“さみしさポイント”10Pを受け取ります。でも、その部屋の中にとどまってじっとしていれば、さみしさはやがて消えてなくなり、10Pは返済できるんですよ。ところが、となりに「友達に電話する部屋」があると、多くの人はつい安易に移動して「さみしさの部屋」を抜け出そうとします。でも、そうすると10Pは返済されずに借金として残る。しかも、電話が終わるとまたさみしくなって10Pが発生してしまい、さみしさの総量が増えてしまうんです。――さみしさを埋めるために、別のことをしてはいけないということですか?さみしさを何か別の手段で紛らわそうとする行為はすべて、「さみしさの部屋」から別の部屋へ移動しただけです。つまり、“さみしさポイント”という借金を返済するために、別のところから借金をしている状態なんです。特に、電話やメール、SNSといった人とのつながりや恋愛など、人間関係で孤独を紛らわそうとするのはおすすめしません。自分の欠損を満たしてくれる相手を求めると、特別扱いしてもらおうと傲慢な態度を取ったり、過剰に卑屈になって相手に従属しようとしたりと、ろくでもない行動を引き起こしてしまいます。だから、さみしいときは人に会うべきではないし、新しい出会いも求めてはいけないんです。さみしさも怒りも、必ず消えていくもの――では、具体的にはどうすればいいんですか?何もしないことが大事です。まず、さみしさを感じている自分を、「かわいそうだ」とか「ダメな人間だ」などと一切“評価”しないでください。さみしい自分を、ただ“認めて、受け入れる”だけでいいんです。ざわざわ、もやもやするような、なんらかの身体感覚に意識を向けて、さみしさに寄り添うイメージを持ってください。――さみしさに寄り添うとは…?心の中で、自分自身に声をかけてあげましょう。「さみしいんだね、わかるよ、大丈夫だよ」とか、「じっと待っていればそのうち消えるからね」とか、小さい子どもをなだめるような感じです。他のことで紛らわすのではなく、さみしさのエネルギーそのものと一緒にいてあげて、消えてなくなるまで待つようにしてください。――では、寝て忘れちゃうというのもアリですか?それも「寝て忘れる部屋」という別の部屋に移動して、借金を増やすことと同じになってしまいます。もし、起きていると何かしたくなってしまうなら、楽な状態でゴロゴロと寝転がって天井の木目を数えたり、公園で空を眺めたりして、さみしさが収まるのを静かに待ってあげましょう。意識のある状態で、さみしさが減っていくのを体感しきることが大事なんです。――なぜ、“さみしさポイント”の借金は増えてしまうのでしょうか?前回お話しした通り、“ドーパミン中毒”が原因です。さみしさを別の手段で満たすということは、刺激が入力されることでドーパミンが発生し、脳が快楽を得るということです。ところが、次はもっと強い刺激や快感でないと物足りなくなるため、どんどん耐性ができてしまいます。昔は手紙や電話くらいしか手段がなかったので刺激自体も弱かったし、ドーパミンが切れても、次の刺激を受け取るまでにそれなりの時間がかかりました。そのため、そこまで重いドーパミン中毒にはならずに済んでいたんです。ところが現代のSNSは、刺激が入力される頻度や速度、その強度もケタ違いに大きいですよね。不特定多数の人から一度に注目され、圧倒的な承認を得られますが、私たちの脳には刺激が強すぎるんですよ。一度に受け取るドーパミンが多すぎてすぐに飽和してしまい、耐性がついてどんどんさみしくなっていく。借金がものすごいスピードで増えていくということです。――でも、“さみしさ”には終わりがくる、とは思っていませんでした。この方法はさみしさに限らず、“怒り”に対しても有効です。「物に当たる部屋」や「怒鳴りちらす部屋」、「怒りを我慢する部屋」に移動してしまうと、“怒りポイント”は返済されないまま借金としてどんどん溜まっていきます。だから、必ず「怒りの部屋」にとどまって、「そうか、イライラしてるんだね、大変だね」と怒りの感情に寄り添ってあげれば、怒りポイントのゲージは減っていき、そのエネルギーも自然と収まっていきます。安心感が諸行無常であるように、さみしさも怒りもすべては無常で、必ず消えていってしまいますから。“たまたまひとりでも大丈夫”と思えばいい――無理して恋愛や結婚をしなくていい、と思っている人でも、周囲からの「ひとりなんてさみしい人だ」という価値観にさらされて、考えがグラついてしまうこともあると思うのですが…。いまや、ひとりで生きていくこともひとつのスタンダードですから、以前と比べれば「ひとりなんてかわいそう」という視線の圧力はだいぶ弱まっているとは思います。むしろ、圧力をかけてくる人たちに「他人の愛情に頼って依存する価値観でしか生きられないのね」と心の中で見返してやることもできるでしょう。ただ、味方や仲間がいるとか、“おひとりさま”というグループに所属していることに安心している、という意味では、孤独やさみしさを受け入れているとは言えないでしょうね。――でも、周りの目がどうしても気になります。それは、幼い頃に親の視線を自分の中に内面化するクセがついているからです。子どもは、親に同調することで愛情や承認を得て、庇護やお世話をしてもらう戦略を取ってきました。そのせいで大人になってからも、相手や世間の規範を内面化しないと、見捨てられ見放されてしまうんじゃないか、という恐怖が残っているんです。――自分の身を守るために、周りに同調してしまうんですね。そういった心の仕組みをわかっていれば、「ひとりってさみしくない?」と言われて心がグラついてしまいそうなときに、「ああ、私は今、この人に嫌われたくないという“さみしさ”を抱えているんだな」と自己分析できるようになるのではないでしょうか。まあ、こうなるとほとんど修行の域ですけどね。ただ、“おひとりさま”として生きていこうとしている人が、他人から言われて不安になってしまうようでしたら、その人はたぶん強がりで“おひとりさま”を選んでいる可能性があると思うんです。前の恋愛で痛い目を見たからもう嫌だとか、どうせ他の男もそうに違いないとか、何かしらの強い感情によって孤独を抑え込んでいるのだとすれば、あまりよくない状態だと思います。それは、「強がってやせ我慢する部屋」に移動しているだけですから。――心から“おひとりさま”であることを受け入れていないと、それも借金を増やしていることになるわけですね。私たち人間は、そもそも生まれたときから孤独でさみしい存在なんです。恋愛相手であれ、自分の親であれ子どもであれ、ある特定の人間関係に自分のさみしさを預けて解消してもらおうとすると、必ず痛い目に遭います。まずは「さみしいから」という理由で人とつながるのをやめてみましょう。「さみしい自分はかわいそう」などと評価せず、さみしいという感情にただじっと寄り添い、受け入れることができるようになると、ちょっと大袈裟な言い方ですが、人生が変わります。つまり、人間関係に過剰な期待をしなくなって、精神が自立した状態になります。――かなり強い心が必要になりそうですね。だからといって、一生ひとりぼっちになるわけではありません。むしろそういう状態のときに出会い、関わる人とのほうが、強烈に求め合うような刺激はない代わりに、ほどほどに満たされた、安定した人間関係を築けるようになるでしょう。さみしさとうまく付き合って自立できるようになれば、わざわざ「自分はこの先ずっとひとりで生きていく」と頑なに決めなくてもいいんです。“たまたまひとりでも大丈夫”なだけであって、運良くいい人が現れたら好きになればいいし、結婚してもいい。いなければ、それはそれで「ひとりでもいいや」と思える。そういう精神状態を保っていられるなら、相手がいてもいなくても、どちらでもハッピーなのですよ。Text/福田フクスケ■プロフィール小池龍之介(こいけ・りゅうのすけ)1978年生まれ、山口県出身。東京大学教養学部卒。2003年、ウェブサイト「家出空間」を立ち上げる。同年、寺院とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開(〜2007年まで)。現在は、鎌倉にある月読寺の住職として、宗派仏教を超えた立場で自身の修行と一般向けの座禅・瞑想指導を続けている。『考えない練習』(小学館文庫)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『しない生活 煩悩を静める108のお稽古』(幻冬舎新書)など著書多数。特集「さみしさは敵か」もあわせてご覧ください!・さみしさは“人とのつながり”では満たされない/月読寺・小池龍之介さん(前編)・美しいさみしさの奥にあるグロテスクな本音と向き合う
2016年12月05日無理して恋愛や結婚をしなくてもいい。頭ではそう思っていても、どうしようもなく襲いかかる“さみしい”という感情。ときに家族との関係や友達付き合いまでも面倒なものにしてしまう“さみしさ”の正体はどんなもので、その対処法はあるのでしょうか?『考えない練習』『超訳 ブッダの言葉』など数々の著書や、新聞の人生相談でも活躍されている、月読寺住職・小池龍之介さんにお話を伺いました。人の心はさみしさを“自転車操業”のように埋めている――「一人でいるとさみしい」とか、「誰かとつながりたい」といった気持ちは、私たちの心のどういった仕組みで発生するのでしょうか?足りていないから、なんとか足りるようにしたいと思い悩む欠乏感や欠落感のことを、すべてまとめて“さみしさ”と私は定義しています。本来、さみしさって人間関係とはまったく関係なく生じるものなんです。いつも楽しめているものが楽しめないとか、あってほしいと思っているものがないとか、そういうことだけでも“さみしい”という気持ちは生じますからね。――たしかに、さみしさの原因は人間関係だけとは限りませんね。ですから、“人とつながる”こと以外でも、さみしさを満たすことは可能です。たとえば、何か足りないという渇望感を抱いたとき、食欲に走る人は多いですよね。性欲もそう。セックスの快楽も一時的には満たしてくれます。このように、さみしさの代替行為は実はたくさんあるのです。しかし、私たちはそれらよりも、人とつながることで他人から受け入れられたり、重要な存在として扱われたりするほうが、よりレベルの高い永続的な満足が得られると思いがちです。――俗に“人のぬくもり”と言われるものですね。そのため、“さみしさ”は人間関係において足りてない状態を指すことが多いんです。だから、多くの人は誰かと会ったり、電話したり、メールしたり、SNSに投稿したり、そういった“人とつながる”ことでさみしさを解消しようとします。でも、人間関係によって得られる満足も、食欲や性欲と同じで、すぐに消えてしまう一時的・刹那的なものにすぎないんです。人から愛情や承認を受け取ると、脳内ではドーパミンが分泌されるので、一瞬は満たされます。ただその快感は長持ちせず、すぐに色あせてしまうので、また満たし直さなければいけないという、すごくあやうい零細企業の経営のように“自転車操業”で回っているんです。満たされると感じるほど、余計にさみしくなってしまう――自転車操業を続けてしまった場合どうなってしまうのでしょう?快感が切れてしまったあとは、「もっと愛されたい」「もっと受け入れられたい」という、禁断症状が出てきます。そうやって、刺激(愛情・承認)→快感(満たされた気持ち)→渇望感(やっぱりさみしい)というパターンを繰り返すうちに、脳に耐性がついてしまう。すると、前よりも強い刺激でないと満たされなくなり、より強いさみしさが引き起こされ、結果、常に人とつながっていないと不安になってしまう、というわけです。人の心は、満たされれば満たされるほど、余計にさみしくなるようにできているんですよ。――なんとも皮肉なものですね……。では、自分の親や家族、恋人のように、より強い愛情や承認を得られるような相手には、より強いさみしさを感じてしまう、ということですか?その通りだと思います。私たちは、とりわけ家族やパートナーに対して、過剰な期待を抱きがちです。そして、それが叶わないと他の人よりも強い怒りや、憎しみを抱くので、よりさみしくなります。特に恋愛は、「愛されたい」「求められたい」という渇望感を強烈に満たしてくれますからね。すると、脳はもっと強い快感を欲しがって、その反動で、より強い「さみしい」「満たされない」という不安を引き起こそうとする。だから人は、恋愛すると不安になりたがるんです。――特別な期待や要求をしてしまうからこそ、相手にネガティブな感情を抱いてしまいやすいんですね。私たちは、目の前の相手の言動が原因で怒ったり不安を感じたりしているように錯覚していますが、本当はもともと自分の中に怒りや不安といった“感情のエネルギー”があって、たまたま目の前にいる人をそのターゲットにしているだけなんです。人は自分の世界の中に閉じこもっていて、そもそもすごく孤独なんですよ。相手が自分を愛してくれないから、腹を立てたりさみしくなったりしているのではなくて、私たちはそもそもさみしくて、それを満たしてくれるはずだと思い込んでいる相手が満たしてくれないことに勝手に腹を立てている。因果関係が逆なんです。「自分がさみしいから、相手に腹を立ててしまうんだ」と理解していれば、むやみにイライラしたり不安になったりしても無意味だと気付くはずですよ。それを自覚できている人はほとんどいませんが…。結婚でさみしさは解消されない――家族やパートナーに対して、なぜ過剰な期待や要求をしてしまうのでしょうか?そこに、“特別な絆”や“無償の愛情”があると信じているからでしょうね。しかし、残念ながら人間関係というのは、多かれ少なかれ「自分がしてあげたから、相手も返してくれる」という交換関係なんです。打算や利害関係が一切なくて、無条件に自我を肯定してもらえる人間関係なんてありません。それは家族やパートナーであっても同じです。でも多くの人は、自分が何もしなくても特別扱いしてくれる相手、というのを求めてしまうんですね。――親子やカップルの間には、“特別な絆”や“無償の愛情”が成立しているように見えますが…。それは、“幸せホルモン”や“愛情ホルモン”と呼ばれるオキシトシンが分泌されるからでしょう。このオキシトシンの分泌によって、相手に対する献身的な愛情が無条件に湧いてきて、相手の欠点が見えなくなります。ところが、やっかいなことに、このオキシトシンの分泌は、長い人でも3年で終わってしまうそうなんです。“無償の愛”は、刺激が新鮮な間だけ生じる、およそ3年間の幻想なんです。――それが幻想なら、多くの人は恋愛や結婚なんてしなくなってしまうのでは?結婚生活は、“特別”だった3年間が終わった後のほうが遥かに長いから、特別な関係なんて幻想だとわかっていて、相手に過剰な期待や要求を抱かない人のほうが、かえって安定したパートナーシップを築けるんですよ。ところが、得てして「結婚したい」と強く望んでいる人ほど、特別扱いしてくれる相手と結婚すれば一生さみしさから解放されると思っています。だから、3年経ってオキシトシンが切れたとき、さみしさを満たしてくれない相手に失望や怒りを抱くようになってしまう恐れがあります。――さみしさを動機に結婚するのは、よくないですね…。結婚でさみしさを解消しようとする人は、その期待が大きすぎるので、満たされずにますますさみしさが増幅してしまう。逆に、結婚に過剰な期待をしていない人は、さみしさを解消したいと思っていないからこそ、結果的にさみしさから解放されることができるんです。どんな人間関係であっても、一度得られた安心感や充足感が永続するということは絶対にありません。どんな感覚や刺激も、脳の神経に一定の影響を与えたら、やがて必ず薄れて消えていくからです。でも、消えていくからこそ、また次の感覚や刺激を受け取ることができる。もしも安心感が薄れなかったら、脳がそれ以外考えられなくなり、他に何もできない病気のような状態になってしまいますからね。――どんな感情も長続きしないのは、脳に必要な機能なんですね。永続するものなんてどこにもないのですが、だからこそ人はいろんなことに意識を向けて、絶えず変わっていくことができる。それを“諸行無常”と言うんですよ。(後編に続く)Text/福田フクスケ■プロフィール小池龍之介(こいけ・りゅうのすけ)1978年生まれ、山口県出身。東京大学教養学部卒。2003年、ウェブサイト「家出空間」を立ち上げる。同年、寺院とカフェの機能を兼ね備えた「iede cafe」を展開(〜2007年まで)。現在は、鎌倉にある月読寺の住職として、宗派仏教を超えた立場で自身の修行と一般向けの座禅・瞑想指導を続けている。『考えない練習』(小学館文庫)、『超訳 ブッダの言葉』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『しない生活 煩悩を静める108のお稽古』(幻冬舎新書)など著書多数。
2016年11月29日アラサー女子が年下男性とお付き合いする時、ギリギリ「ゆとり世代」の男性という事が多いようです。28歳くらいまでの男性が丁度「ゆとり世代」。恋愛価値観も30代を過ぎている女性と、20代後半の男性では違うことが多く、すれ違いや喧嘩の原因にもなってしまうみたいです。年下男子と上手に付き合うためにもゆとり男子の恋愛観を覗いてみましょう。草食系男子発症はゆとりからゆとり世代の男性は基本的に草食系です。草食系男子と言う言葉も、ちょうどゆとり世代初期が大人になった頃に出始めた言葉です。自分がガツガツ動いて格好悪くなるくらいなら待っていようと思うのが、この世代の男性の特徴でもあります。女性に興味がない訳ではなく、「果報は寝て待て」スタイルなのです。棚からぼたもちが本気で落ちてくると信じています。そのため、好きな女性がいても「向こうから声をかけてくれるだろう」と考え行動を起さないのがゆとり世代の男性の特徴です。出会いは合コンやナンパよりもSNSゆとり世代の前、バブル世代との中間辺りに当るアラサー世代には、ナンパや合コンというのが出会いの主流でした。友達の紹介で知り合うというのもスタンダードの出会い方でしたよね。でも、ゆとり世代の男性が女性と知り合う時に使うのは、もやはネットオンリーというのが普通みたいです。FacebookやTwitterなどのSNSを使った出会いはもちろん、出会い系アプリやサイトなども充実しているからかもしれません。年下男性と付き合うとき、SNSに疎かったり、TwitterやFacebookが常にオンラインな状態じゃないとそれだけでアウトーなんて思われる事もあるみたい。ゆとりは割り勘は当たり前アラサーからアラフォーに近い30代女性は、デートで割り勘なんてされたら怒って帰ってしまう人もいるくらい「割り勘に厳しい意見」を持つ人ばかりですが、でも、ゆとり世代はデート代の割り勘は当たり前。不景気世代なので仕方がないのかもしれませんが、男性がおごるという考え方がそもそも無いのです。しかも年上女性と付き合うとなると「おごってくれないの?」スタンスで来ることも。割り勘デートがキツイ女性は、ゆとり男子とのお付き合いは難しいかもしれません。。面倒くさくなるくらいならネットゲームで良い男性は、エッチがしたいという性欲に突き動かされ女性を求めることが多いものですが、でも、ゆとり男子はセックスが嫌いな人もいます。というか、面倒くさい人間関係を築く位ならエッチなネットゲームでオナニーしたほうがマシと考えます。ゆとり男子と付き合いたいのなら、アラサー女性の「普通」や「常識」といった概念が全く通用しないので、泳がせておくしかないとも言えます。自由に自分の生活を楽しめる恋愛の出来る女性なら良いのですが、自分勝手に放置される事も良くあることなので寂しい思いをする事もあるみたいです。ゆとり世代の男性全員にこの特徴が当てはまるわけではありませんが、しかし、基本的にはこれらの特徴を持ち合わせている人が多く、理解せずに付き合うと大変な事になってしまいます。特に若くなればなる程、その傾向は強くなるようです。年下君と付き合うときは、世代の特徴を掴んで、じっくり吟味してから付き合った方が身のためかもしれませんね。
2016年10月06日こんにちは、恋愛プランナーのTETUYAです。彼女がいる男性の多くが「結婚しよう」という直球の言葉もなく、のらりくらりと月日だけが経ってしまう・・・という道を歩みがちです。そんな雰囲気をすでに漂わせている彼氏と現在つきあっている人や、今は彼氏がいなくても結婚願望のある人には、こころに止めておいて欲しいことを、お伝えします。■「のらりくらり」してしまう理由を知るつきあい当初は「こいつと結婚したい」と強くこころに誓う男も少なくありません。それでも、なんとなく「のらりくらり」してしまう理由は、月日が過ぎるにつれて二人の関係に慣れや甘えが出てくること、そして何よりも、仕事などの環境の変化が大きいのです。例えば、仕事があまりにも忙しすぎて結婚が二の次になってしまうパターン。これは学生のときからつきあいはじめたカップルに多いですね。もうひとつは、社会人になって、ある程度お金を稼げるようになると自分の日常が満たされてきます。この悠々自適な生活を壊したくないと言う気持ちから、結婚に踏み切れないパターン。こちらはアラサー以上の男に多い傾向です。後者の方が非常に厄介ですね。それでは、理由を知ったうえで、男が結婚を決断するときに重要視している価値観について紹介します。■お金の価値感結婚に踏み切る際に男が気にする価値観のひとつが「金銭感覚」。男は結婚した場合、奥さんに家計を守ってもらわなければいけない、というイメージを持っています。だいたいの男は、バンバンお金を使う浪費女子やお金の貸し借りにルーズな女子は結婚相手に選びたくありません。もちろん、男によってそこの許容範囲の振れ幅は多少あるものの、そこの価値感がぴったり合えば結婚を決断する理由の一つになります。ちなみに、ここで男が「いいな」と思うのは、一緒にスーパー行った際に食材の基本の値段が頭に入っていて、高いか安いかをさりげなく言える女性です。■文化の価値観彼氏と彼女、当たり前ですが育った環境もバラバラ。自分が当たり前だと思っていることが、彼に「何それ?」とビックリされることもある。逆もまた然り、です。僕は、結婚というのは「違う国と国の統合」だと考えています。お互いの文化がうまく合うかを男も結婚を決める条件にひとつにしています。だから僕が進めるのは、同棲という名の「ホームステイ」です。短期間、海外に留学するように、一度、彼と住んでみるのです。そこで知らなかったお互いの文化に触れることができます。そのなかで、お互いを知ること、すり合わせが出来るのかどうかが重要なポイントなのです。■今からでも間に合うこと男が結婚を決断するポイントで、今からの努力でなんとかなるものを教えます。それは、やっぱり料理ができること。「結婚してから頑張ろう」とか言っている人がたまにいますが、そんな上手くなるかどうかわからない宣言はいりません。よく言われる「男の胃袋をつかめ」っていう言葉。これ、あながち間違っていませんよ。■おわりに今回は、男が結婚を決断する価値観のポイントを紹介しました。価値観なので、後からそう変わるものではありません。今更どうあがいても、あとは合うか合わないかで決まるものだと少し落胆した読者の方もいたかもしれません。しかし、知っているかいないかで、出来ることも変わってくるはずです。(TETUYA/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年09月30日母親のお腹から生まれるのを決めるのは、お腹の赤ちゃんだとされています。つまり、「誕生日」というのはあなた自身がこの世に生まれる上で、「はじめて決意をした日」でもあるのです。この誕生日には様々なデータが刻まれています。性格や相性はもちろんのこと、あなたが幸せになるためのメッセージや気をつけるための注意点まで、さまざまです。そこで今回は「18日生まれ」のあなたの結婚の傾向をバースレコードという形で、お届けいたします。■18日生まれのあなたの結婚・・・余裕のある結婚計画をあなたにとって結婚は、自分の将来を左右されるとても大事なイベント。知能派なあなたなので、自分の結婚観に見合った男性をしっかりと選ぶでしょう。頭の中で、結婚生活をしっかりとシュミレーションした上で確実に進めていくので、ほぼ間違いのない結婚ができるはず。ただし、思い通りにいかないことが出てきた時に、急に冷めるところがあるので、「余裕」いわゆる「あそび」の部分を持たせておくことが大切と言えるでしょう。■18日生まれのあなたの運命の人・・・ステータスのある男性が最良あなたはとても現実的なので、結婚には「好き」という感情を持ち込まず、相手のステータスを吟味すると言えます。そのため、あなたにとって理想の結婚相手は、社会的な地位や経済力のある男性と言えるでしょう。一方、生活力のおぼつかない男性とは、上手くいかないどころか、諍いに発展する恐れも。結婚の相性が良いバースレコード:3日、5日、29日結婚の相性が悪いバースレコード:19日、23日、26日■18日生まれのあなたが幸せな結婚生活を送るためのバースメッセージ:自分の心に耳を傾ける必要性結婚生活は好きというだけでは上手くいかないもの。生活を共にするなら、お金の問題や子育ての価値観など、様々な要素が複雑に絡み合ってきます。しかし、その根底にあるのは、やはり「愛」や「慈しみ」の感情であり、いくら好条件といえども相手に対する気持ちがなければ、長続きしないでしょう。だからこそ、自分の心の声に耳を傾けることも忘れないでおきましょう。■18日生まれのあなたが振り返るべき自分:二人の生活を取り巻く人間関係の大切さ結婚はある意味、お互いの家族と家族が一つになるということでもあります。そして、二人の家庭に関わる人たちとの新たな繋がりも生まれてくるでしょう。そういった人間関係は、もしかしたら疲れるものかもしれません。しかし、二人だけで解決できない問題も、周囲からの助力で解決できたり、別れを回避する「かすがい」になってくれるものなので、家庭を取り巻く人間関係は軽視できないのです。■おわりに毎日のように生命が生まれ、消えていくこの世の中で、1年に一度訪れる誕生日はひとりひとりにとって大切な日。人が生まれてくる日にはそれぞれ意味があり、必然のバースレコードが刻まれています。自分の魅力を引き出し、学んで改善すべきことを知れば、自ずと自分を活かす術を知ることになるはず。このバースレコード占いで、もっと自分の結婚観を磨き、ありのままの自分の輝きを見つけてみて下さいね。(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月28日母親のお腹から生まれるのを決めるのは、お腹の赤ちゃんだとされています。つまり、「誕生日」というのはあなた自身がこの世に生まれる上で、「はじめて決意をした日」でもあるのです。この誕生日には様々なデータが刻まれています。性格や相性はもちろんのこと、あなたが幸せになるためのメッセージや気をつけるための注意点まで、さまざまです。そこで今回は「13日生まれ」のあなたの結婚の傾向をバースレコードという形で、お届けいたします。■13日生まれのあなたの結婚・・・教科書のような結婚生活に潜むひずみに注意あなたは恋に対して誠実で真っ直ぐなため、結婚に関しても非常にしっかりした価値観を持っているようです。まさに教科書のような結婚生活を送ると言えるでしょう。夫が家に帰ったら、「ご飯にする?それともお風呂?」と少々古風ながらも家のことをキチンとこなすはず。しかし、目に見えないストレスからか、陰で不倫などに手を出してしまいやすい傾向も。パートナーに対して我慢せず、言いたいことはハッキリ言うようにしましょう。■13日生まれのあなたの運命の人・・・品行方正なエリートを狙ってマナーやルールを大切にするあなたにとって、品行方正でお坊ちゃん的な男性は好感が持てる存在。比較的、エリートと言われる相手が相性抜群です。一方、荒っぽく無骨な男性に対しては、嫌悪感を抱きがち。永らく一緒に過ごすには厳しい相手と言えます。結婚の相性が良いバースレコード: 2日、11日、18日結婚の相性が悪いバースレコード:19日、23日、26日■13日生まれのあなたが幸せな結婚生活を送るためのバースメッセージ:柔軟性を持って器用に振舞うあなたの結婚生活は、極めて理知的で整然としたものになると言えます。あなた自身もパートナーも子供も、キッチリとしたその家庭に、満足感を覚えることでしょう。しかし、揺さぶりに弱いのもあなたの特徴。ちょっとした弾みからアバンチュールに手を出してしまうと、ズブズブハマりこんでしまう恐れも。何事も中途半端にできないあなたなので、もう少し柔軟に、器用に振る舞うよう心がけてみて。■13日生まれのあなたが振り返るべき自分:日常の中で疑問を持つ癖をあなたは真っ直ぐなだけに、視野が狭くなる恐れも持っています。結婚生活においても「箱入り娘的」な要素をたっぷりと持っているかもしれません。そのため、外の世界を知ってしまうと、自分の価値観が一気に書き換えられてしまい、全てを捨ててしまうという極端な行動に走ってしまうことも。そうならないためには、毎日の生活の中で疑問を持つことを大切にしてみてください。ちょっとした違和感を見つける習慣をつけることで、新たな発見を見いだせるはず。■おわりに毎日のように生命が生まれ、消えていくこの世の中で、1年に一度訪れる誕生日はひとりひとりにとって大切な日。人が生まれてくる日にはそれぞれ意味があり、必然のバースレコードが刻まれています。自分の魅力を引き出し、学んで改善すべきことを知れば、自ずと自分を活かす術を知ることになるはず。このバースレコード占いで、もっと自分の結婚観を磨き、ありのままの自分の輝きを見つけてみて下さいね。(脇田尚揮/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年08月24日恋人同士では気づけなかったことも、夫婦になると気づくものがあります。意見や考え方の食い違いが目立つようになり、やがてお互いの価値観がズレていることに気づくのです。育った環境も経験も違う男女が出会い結婚するわけですから、完全に価値観が一致することは難しいでしょう。しかし、あまりにも価値観が合わなければ様々な場面で支障が出ます。「コミュニケーション」「食の好み」「金銭感覚」「ライフスタイル」など一緒に生活していくうえで価値観の違いが生じると、結婚生活を継続できなくなる大きな問題に発展するからです。■離婚の3大要因とは?離婚裁判において最も多い理由が「性格や価値観の不一致」。次に「DV」、その次が「浮気」や「金銭問題」となっています。(裁判所の統計)【夫に対する妻の離婚理由】1位 性格や価値観の不一致2位 パワハラ・肉体的なDV3位 浮気4位 カジハラ・モラハラ5位 生活費を払ってもらえない結婚する前に見抜けていればそんな男性とは結婚しなかったでしょうし、ストレスを抱えることもなかったはず。とは言っても、簡単に見抜くことができないから厄介なんですよね。そこで今回は離婚理由として最も多い「価値観の不一致」について、どのような“ズレ”を確かめておくべきか具体的にチェックしていきたいと思います。■価値観のズレ その1 <金銭感覚のズレ>ユタ州立大学の研究によると、お金のトラブルで7日間に1回ケンカする夫婦はケンカしない夫婦に比べて離婚する確立が30%も多いことが判明。恋人同士のときはそれぞれ個人で管理しているので大して気になりせんが、結婚すると直接生活に関わってくる問題となります。そのため、結婚する前の段階で彼の金銭感覚に狂いがないかをチェックし、金銭感覚にズレがないかを注意深く観察しておく必要があるでしょう。 ■価値観のズレ その2 <食生活のズレ>食の好みや食べ方など、食生活でズレを感じるのも価値観の不一致に当てはまりますね。いつも顔を合わせて食事するわけですから、金銭感覚のズレと同じくらい重要な問題。たとえば食べ方が汚い、マナーが悪い、好き嫌いが多いなど一緒に食事をしていてストレスになると、状況が悪化すれば同じ空間にいるのが苦痛になってくるわけです。すでに食生活の違いを感じているようなら、今のうちに改善しておきたいところ。結婚してからでは手遅れになってしまい、夫婦の間に溝を生むおそれもありますよ。■価値観のズレ その3 <協力性がない>協力的じゃない男性との結婚は、正直なところ疲れます。まったく家事や育児を手伝ってくれないとなれば、毎日の生活でストレスが溜まるのは確実です。もし共働きなら、さらに事態は深刻ですね。小さなことでも頼みごとをしたら積極的にやってくれる彼氏か、せめてそのくらいはチェックしておきましょう。明らかに非協力的で「自分でやれよ」というような態度を見せる男性であるならば、結婚後も家事に協力してくれない可能性が高いです。価値観のズレを放っておくといずれ大きな壁となり、そのまま結婚すると離婚理由になるおそれもあります。特に、金銭感覚のズレや協力性がない男性には要注意。「大丈夫! 結婚したら直るよ」なんて安易に考えていると痛い目に遭います。注意深く彼を観察してみると、今まで気づけなかったいろんな“ズレ”に気づけるかもしれません。ぜひ、参考にしてみてはいかがでしょうか。
2016年06月21日アラサー世代にとって、大きな関心事の一つが「結婚」。誰とどういう結婚生活を送るかによって、ライフスタイルや家族関係など人生の歩み方が大きく変わってきます。ANGIEでは、恋愛、結婚、出産、仕事……幾通りにも枝分かれする30代女性の生き方について「お悩み相談室」を開設。今回「私、この彼でいいのでしょうか」という悩みに答えてくれるのは、オールハンド施術で骨格や筋肉を整え、女性の美しい体を追求してきたプロボディデザイナーの益本香織さん。益本さんは31歳で結婚し、現在一児の母として育児に仕事に奔走中ですが、「20代の頃は、仕事とプライベートのバランスがめちゃくちゃ。仕事で自分を保とうとエネルギーを使いすぎて心身のバランスを崩していました」と振り返ります。「穏やかな幸せを手にできるなんて想像もできなかった」と話す益本さんに、アラサー女子の切実な悩みをぶつけてきました。今回のお悩み:彼との価値観の違い同棲はしていませんが、長く付き合っており結婚を考えている彼がいます。でも映画や服、食べ物などの好みから仕事観、家族観(親戚付き合い・子育て)まであらゆる価値観が違うんです。趣味や好みの違いに関しては、デートで行き先を決めるときや、食事をするときなどには面倒です。でも自分にはない感性が面白いですし、お互い強いこだわりもないので、さほど問題視していませんでした。ただ、結婚して一緒に生活していくことを考えたとき、やっぱり共有・共感できるものが少ないと長続きしなそう……と思ってしまいます。仕事や家族関係に対する考え方の違いは、特に家庭を築いていく上で何かとトラブルになるのではと不安です。例えば、私は結婚しても出産しても仕事を続けたいけれど、彼は「妻には家にいてほしい」というタイプ。また、彼は家族や親戚関係を大切にしており、頻繁に連絡をとるのですが、私は親戚付き合いが苦手なタイプ。彼のことは好きですが、このまま結婚してうまくいくのか正直なところ心配です。益本さんの回答好みや強みが全く異なる方がうまくいく夫婦もいますし、お互いに趣味が似ているから仲がいい夫婦もいます。結局は「自分はどうしたいのか?」に尽きます。違いを乗り越えて生きていくのか、もっと共有・共感できる人を探すのかどちらかになるでしょう。ただ一つ押さえておきたいのは、“結婚しても今の二人のまま進んでいく”ことはないということ。今のあなたも彼も、お互い発展途上だと思います。結婚を決断することで、自身が変化することはもちろんですし、彼が変わっていくこともよくある話。結婚してからも、日々、二人とも成長し変化し続けるものですよ。「彼のことは好き」と言いながら「結婚への不安がある」と相談をしているのは、実は、何か違うという違和感が相談者さまの中にはっきりとあるからなのでは?自分の中で、何が引っかかっているのか一度整理してみましょう。価値観の違いというギャップを努力して埋めてでも彼と一緒にいたいのか否か?はきちんと考える必要があります。人を変えるのは難しいし、衝突もあるかもしれませんが「彼と人生を歩んでいきたい!」と思うなら突き進めばいいのではないでしょうか。突き進むということは、彼を変えようとするのではなく、自分で自分を成長させ、育てていくこと。そうすることで、今まで見えなかった世界が一気に広がるものです。彼の愛の深さや器の大きさに気づくことも多々あると思います。一方、どうしても譲れないものがあるのに、「私が落ち込んでいるとき支えてくれた」「楽しかった思い出がたくさんある」など過去を美化し、また長く付き合っているからという理由で一緒にいるようならきちんと距離をとった方がいいと思います。価値観の相違は、勘違いである可能性も「彼と合わない」と感じるとき、実は、自分自身に原因があるという場合もあります。「上司は何にも分かってない!」など、職場の人や環境などのグチが多い人は要注意!周りのせいにしがちなタイプは、自分に合わせてくれるのが当然だと無意識に思っていることも。例えばちょっとした会話で、彼に「あとでね」と言われたことで「彼が話を聞いてくれない」と勝手に自動変換していたり、無意識に「(私の感情や、してほしいことを)察してくれるものだ」なんて思っていることもあります。彼は親ではないですし、ましてや、あなたの頭の中が全部見えるわけでもありません。気にかかる事象を改めて見つめてみましょう。女性は感情的になる生き物ですが、感情が落ち着いたときには、お互いを人として尊重しながら、相手の立場から見える思いやりや愛に想いを馳せられる自分でありたいですね。また、友人や育った家庭の環境から、結婚に対する考え方や条件がすり込まれている可能性もあります。「親がそうだったから」「既婚の友人がそう言っていた」などの理由で、本当は自分の中でそんなに大事じゃない価値観でも“譲れないもの”と勘違いしているかもしれませんよ。あなたが本当に求める“結婚”とは何ですか?相手を判断するときに試してほしいのは「私にとって結婚とは何か?」を突きつめて考えることです。紙に“結婚とは…”と書き出してみるのもいいですね。自分にとって、本当に大切な軸が見えてくると思いますよ。ただここで注意してほしいのは、思いついた結婚の定義がネガティブな要素を含んでいたり、依存の上に成り立っている場合。自然と悪い方向へ行ってしまうということ。例えば、ネガティブ要素を含む「結婚とは犠牲をともなうこと」と挙げた女性は離婚を繰り返していたり。また、悪いわけではありませんが「結婚とは自立した二人が与え合うこと」を挙げた女性は仕事を辞めた後、自分が自立していない状況になり離婚に向かってしまったとか……。人それぞれ結婚の定義は違うので、どれが正解ということはありません。大切なのは、あなたにとって「ハッピーな設定になっているか?」です。ちなみに、私にとって結婚とは“互いに協力しながら学び合い、成長していくことで、一人では見れない世界を創っていくこと”。前述したように、お互いいつまでたっても成長過程です。今の自分を超えて、成長した新しい自分や彼に会えることこそ、人生を豊かにしてくれる楽しみであり醍醐味だと思っています。もし、二人に足りないものがあれば作ればいいのではないでしょうか。簡単にいかないこともありますが、それでも、二人で新しい世界を作っていく作業はとっても楽しいものですよ。一人でなく二人だからこそ見える世界。相談者さまが幸せな結婚へ向かえることを応援しております。【益本 香織(ますもと かおり)】プロボディデザイナー・アフェクティブバストセラピスト。パートナーに選ばれ続ける、愛されボディづくりの専門家。 女性らしい曲線美とやわらかな質感をオールハンドでうみだし、愛される大人の女性のボディづくりを応援している。
2016年05月20日どういう調査結果を見ても、たいてい「離婚の理由」のトップにあがっているのは「性格の不一致」とか「価値観の相違」です。その「価値観の相違」って、具体的になにを指しているのか?結婚前に知っておくと、結婚後に「価値観」が彼と違わなくて済む・・・・・・こういうことも言えるかと思います。価値観が違うってどういうこと?というところから見ていきたいと思います。■価値観の相違とは?たとえば、夫婦で、お互いの両親の介護に対する価値観が違うから離婚することになった、というケースもあります。ある芸能人のように、妻がせっせと外にはたらきに出るので、旦那は妻の両親の介護に専念してください・・・・・・なんてことには、一般人はなかなかならないでしょうから、夫婦で介護をめぐって価値観にズレが生じます。*あるいは、夫婦どちらかにほかに好きな人ができた、という生々しい事実を、世間にうまく隠すために「価値観の相違」という理由をうまく使っている人もいます。でも、おおかたのケースは、これも生々しい話ですが、男の稼ぎがよくなって、男のほうは精神的にワンランク上のステージに行ったけど、奥さんのほうはその旦那の価値観についていけないとか、あるいはこの男女逆のパターンとか、そういうことが、じつのところ多いのではないかと思います。ほら、よく芸能人の離婚で、「価値観のちがい」を理由にしていることがありますが、よ~くその夫婦を見たら、どちらかがブレイクして収入が上がった、ということって、ありますよね。あるいは、どちらかが仕事が激減したとか・・・・・・。■そもそも「価値観」とは・・・人の価値観って、じつのところ、経済活動とすごくリンクしています。今月のお給料日まであと1,000円しかないときと、お給料が入った直後では、気持ちがまったく違いますよね?おなじようなことが、夫婦生活においても言えるものです。人生はなにもお金がすべてではないけれど、お金がある・ない、というのは、人の気持ちや夫婦の関係を大きく変えます。だから、夫婦において「価値観が一緒」というのは「お金に関する価値観が一緒」ということで、この「お金に関する」ということが、世間では省略されて言われている、ということは、知っておいて損はないかもしれません。もちろん夜の夫婦の営みにおける価値観の相違というケースもありますが、これはなかなか裁判所が「はい、わかりました」と認めないケースが多い。■彼氏の(旦那の)お財布を握ってしまえ!旦那がブレイクして一夜にして大金を手にしたという芸能人の場合、その奥さんが、旦那のお金をしっかりと管理していたので、離婚ということにならなかった・・・・・・こういう芸能人だって、何人か想像できますよね?*夫婦といっても他人です。他人のお金に首をつっこみすぎるのも品がないかなあと、少々ビクビクしていたら、価値観なんて一夜にして合わなくなってくるものです。お金の問題という、すごくデリケートなところに、どんどん足を踏み入れる。こういう態度を、彼女として(妻として)貫き通せるのであれば、価値観の相違で離婚、ということは、かなりの確率で避けることができるのではないでしょうか。*旦那のDVなどのように「明らかな」理由による「価値観の相違」以外は、たいがい「お金に関する価値観の相違」でしょう。愛はお金では買えませんが、価値観の相違という溝は、札束であるていどは埋めることが可能なのでしょう。それくらい、人の精神衛生と経済活動は、リンクしているのでしょう。(ひとみしょう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年02月19日男女にはいろんな違いがありますが、男女の恋愛観の差も大きいですよね。とくに、男性の方がどちらかというとすぐに結婚とかしたくなってしまうタイプが多くて、女性にはゆっくりじっくりと相手を見極めていきたいというタイプが多いような気がします。これは一例ですが、他にもいろんな差があります。ですので、「私の本音をわかって」というつもりでカレに正直にあなたの恋愛観を話しても、「そんなのあるか!」と一蹴されてしまうかもしれません。どうせわかってもらえないなら、はじめから話さない方がマシでしょう。ということで今回は、女性の方々に「カレには絶対にわかってもらえない恋愛観」について、経験を元にお話いただきました。■1.「結婚までは自由に恋愛」「寛容そうなカレだったけど、私が『結婚するまでは、お互いにいろんな人とデートしたりして青春楽しもうよ』みたいなこと言ったら、『浮気したいだけだろ!俺のこと好きじゃないってことじゃん』って言われた。浮気したいとかそういうことじゃないんだよなー・・・・・・」(公務員/24歳)男性には、「一夫多妻」的な考えを持つ人が多いですから、それこそ「自分は浮気したいけど、彼女には絶対にさせない」という自分勝手な人が多いです。「俺も浮気なんてしないから君もしないで」という男性のみならず「俺はしたいんだよね」という男性すら、この価値観は理解してもらえないと思います。■2.「結婚は徐々に考えていくもの」「カレが結婚結婚うるさいから、『今は正直考えてない。何年か付き合ったら、そのうち意識していけばいいじゃん』って言っても理解してもらえなかった」(ウェブ系/26歳)この女性は、さらに「結婚考えずに付き合ってるってことは、別れるつもりで付き合ってるってことだよな?」とまで言われてしまったそう。うーん、全然そういうことじゃない(笑)。逆に、付き合ってまだ少ししか経ってないのに結婚を強く意識できてる方が理解できませんよね・・・・・・。■3.「自分の時間も大切に」「私の彼氏、いつどんなときも私といたがる。男子って、いつでも彼女と一緒にいないと気が済まない人多いよね。今までの人もそうだった・・・・・・」(私学教員/24歳)これはもちろん個人差はありますけど、たしかにそういう男性は少なくない気もしますね。休日全部返上で、彼女と過ごしたいみたいな。大切な人とは、どれだけ一緒に過ごしても満足することはないんでしょうね。■4.「一回別れて考えることも大事」「男子ってすぐに答えを求めるよね。『一回離れて考えよう』みたいに言っても、『今決めて』とか言ってくる。離れて気づくこととかって絶対にあるのに」(フリーランス/34歳)彼女をつねに自分の「物」にしていおきたいと思う男性なら、これを理解するのは難しいでしょうね。そのまま彼女がどこかに行ってしまうのが怖いのでしょう。そのままだとどこかに行ってしまいたくなるからこそ、一度距離を置いてもう一度「この人はやっぱり大切」って思いたくなるのにね・・・・・・。■おわりにもちろんこれらはあくまで傾向ですから、これらを全部理解してくれる男性もいるはず。しかし、束縛が強かったり、自分が彼女よりも「上」でいたいと思うようなタイプの男性には、これらはほぼ確実に理解不能でしょう。こういう価値観はもちろん大切なもの。ただ、それをあえて言わずに心の中に置いておくのも、上手なお付き合いの仕方かもしれませんね。(吉沢みう/ライター)(ハウコレ編集部)
2016年01月26日恋愛は一時の我慢をすればいいけれど、いざ同棲や結婚を考えた時、“価値観”について考える機会が増えるのではないでしょうか。思いやりを感じるかどうかや食の好みなど、それとなく彼氏を探っている方も少なくないはず。そこで注意したいのは、実際に生活をしなければ気づく事の出来ない価値観の違い。今日はそんな違いの代表例をふたつご紹介します。1.「キレイ」の価値観一緒にくらしていると、よく言ってしまうのが「部屋をキレイにしてよ」なんて言葉。私も言ったことがあります。でも一向にキレイにならなず、イライラはつのる一方。しびれを切らしてもう一度「キレイにしてよ」と言うと「キレイにしたよ」と言われるのです。「どういうこと!? どこが!?」と問いつめると彼は「キレイに掃除をした」と。そうなんです。これこそ“キレイ”の価値観の差。どのような状態を“キレイ”ととらえているのかが全く違っていたのです。でもよく考えてみればキレイというのは、形が見えない抽象的なものですよね。そのため、彼とはどのような状態を“キレイである”とするのか、話し合っておいたほうが良いと思います。一日一回掃除機をかける、など具体的に設定するとベストです。2.「タバコ」の価値観喫煙者の方には、全くわからないであろうタバコへの価値観。私が以前おつきあいをしていた彼は、つきあうまで喫煙者だとは知りませんでした。しかしデートを重ねるにつれ、違和感を感じるようになってきたのです。買い物をしている時でも「ちょっと外す」と喫煙ルームへ。外食の時は喫煙席を選び、禁煙席しかなければ会話中でも席を外します。外を歩いていてもたびたび止まり…。喫煙をしない自分にとってはイライラ。友人も同棲中の彼が家で喫煙をし、壁紙は変色、タバコ臭もしみつき、ついに耐えられなくなり別れを選択したことがあるそう。大好きな相手とはいえ、自分が喫煙者ではないなら無理もない話。その時だけは我慢ができても、生活となれば続かないものです。しかしここでも“具体的に気持ちを伝える”ことで、事態は少し変わるはず。たとえば、「やっぱり煙が苦手だから、私の前では吸わないでほしい」「デートでは5回以上席をたたないでほしい。寂しいから」など。喫煙者の方には厳しい注文ではありますが、理由やあなたの気持ちが分かれば、きっと意識してくれるようになるでしょう。「なんとかなるでしょ」と軽く考える前に、お互いの生活を一度イメージして話しあってみましょう。
2015年09月28日あなたは結婚についてどんな風に考えていますか? 最近は晩婚化が進んでおり、結婚しない男女も増えていると言います。ですが、筆者の身の回りにいるゆとり世代を見ていると、むしろ「結婚したい」と考えている男女が少なくありません。もしかしたら他の世代に比べてゆとり世代の方が、結婚意欲が強いのかも・・・?実際のところ、ゆとり世代は結婚についてどんな考えを持っているのでしょうか。■ゆとり世代は他の世代より「子ども欲しい願望」が強いモッピーラボが20~29歳の男女800人に「20代の結婚観に関する調査」を実施。同対象者に「将来子どもが欲しい?」と聞いたところ、「欲しい」と答えた男女は全体の69.0%。年齢別に見てみると、20~24歳は72.3%、25~29歳は65.7%だったそうです。20代後半になると、現実的に恋愛、結婚について考えるようになるもの。結婚に慎重になる男女が多いのも頷けますよね。でも、これらの結果はゆとり世代である20代前半の方が、「子どもを持つことに意欲的である」という捉え方もできそう。給料がなかなか上がらないこのご時世。仕事で自分らしさを求めるよりも、「普通の幸せを得たい」という、ゆとり世代の考えが窺える結果とも言えるかもしれません。■意外と結婚願望のあるゆとり世代が多いでは、具体的に結婚をしたい時期についてはどうでしょうか。「結婚したい」と答えた20代前半のゆとり世代に「理想の結婚時期」について聞いたところ、最も多かった答えは「4~5年以内に」で29.6%。続いて、多かったのが「2~3年以内に」で22.4%でした。ちなみに20代後半の男女で、最も多かった答えは「2~3年以内に」で40.1%。どうやら経済状況を加味して、結婚に対して漠然とした憧れを持っているゆとり世代が少なくないのかも・・・?■ゆとり世代が考える結婚のタイミングとは?実際、「理想の結婚タイミング」について聞いたところ、20代前半のゆとり世代で最も多かった答えは「お金が貯まったら」で55.6%。ほかにも「就職したら」が33.9%、「一定の交際期間に達したら」が33.9%。さらに「一定の年齢に達したら」が32.5%、「恋人に求められたら」が32.5%という結果も。いずれも3割以上超えていることから、結婚のタイミングはふたりの関係による影響が大きそうです。ただ、その一方で「将来結婚したいか」という問いかけに、20代の3割近くが「結婚しなくてもいい」という気になる結果も。自分らしい生き方を模索するゆとり世代も珍しくないため、「無理に結婚しなくてもいい」と考える男女も決して少なくないのかもしれません。「20代前半と後半で違う結婚観」と結論付けられそうな、これらのアンケート結果。ですが、データの裏側にある、ゆとり世代ならではの価値観が見え隠れしている可能性も捨て切れないはずです。もしかしたらゆとり世代にとっての結婚は年齢の影響ではなく、各々が考える幸せの形のひとつに過ぎないのかも・・・?ゆとり世代のなかでも案外「結婚したい派」「結婚したくない派」という、二極化が進んでいるのもしれませんね。【参考】 20代の結婚観に関する調査(モッピーラボ)
2015年03月23日CCCメディアハウスは1月15日、Pen 2015年2/1号「しあわせな結婚。」特集を発売した。○読めば「しあわせな結婚。」が見えてくる一冊同誌は今回、人類にとって永遠の謎である"結婚"をテーマに、リアルなデータやさまざまなカップルの体験談、結婚のプロフェッショナルたちの提言などから「しあわせな結婚」の姿を分析。「未婚・既婚を問わず、すべての男女にささげる大特集となっており、読めば『しあわせな結婚』が見えてくる(!?)」とのこと。特集では、結婚の最前線を知るべく『ゼクシィ プレミア』編集部を直撃。また、結婚44年目を迎えた作詞家の阿木耀子・ミュージシャンの宇崎竜童夫妻など、今をときめく夫婦から"理想の結婚の姿"を学び、さらに、5回の結婚と離婚を重ねた経験をもつ「ビッグダディ」こと林下清志さんが、ユニークな結婚観や家庭論を語っている。そのほか、女優の杉本彩さんやタレントの大久保佳代子さんといった経験豊富な女性陣からは、「ちょっと言わせて!」と男性たちへのメッセージも紹介されている。価格は、税別で602円(デジタル版は500円)。購入、詳細は「Pen Magazine」のサイトから。
2015年01月19日このほど書籍を出版したDJあおいさんとなべおつさんの本対談。テーマはいつの間にか、なべおつさんの恋愛観についての話に。1日100件もの恋愛相談が送られてくるというDJあおいさんを前に、なべおつさんは何を語るのか。○付き合いたくない!DJあおい: ナンパの人って恋愛する気あります?なべおつ: ないですね(笑)DJあおい: えっ、そんなきっぱり!? 友達って感じですか?なべおつ: そうですね。僕も自分で特殊だなって思うんですけど、恋愛をすることにあまり意味を感じなくなってしまってるんです。付き合いたい欲求もないですし。でも女の子と遊ぶのは楽しいし、いろんな人と出会えたほうがいいから自分で出会いをつくりに行くって感じなんですけど。でも決してナンパで恋人探しをしているわけではないんです。DJあおい: ただ楽しみたいってことですか?なべおつ: そうですね!DJあおい: すがすがしいですね(笑)なべおつ: 恋愛って何なんですかね? とくに女性にとっての恋愛ってどういうもので、何を満たすものなのかなって思います。DJあおい: うーん、してなきゃしたいって言うし、してればもう嫌だって言うし……たしかに何なんでしょうね。でも、なべおつさんが恋愛したいと思わないのはどうしてなんですか?なべおつ: 付き合ったら基本的にその人のことだけを考えなければいけないじゃないですか。「しなきゃ」って義務的な話じゃなくて「するべき」じゃないですか。でも他にも魅力的な人たちがたくさんいる中で、一人を見て他の人にはなるべく目を向けないようにするってこと自体が窮屈だなって感じる時期があったんですよね。付き合うと、拘束されたり合コンに行けなかったりナンパすべきではなかったりすることを考えると、付き合ってないほうが自由だなみたいなことになっちゃいまして。……って、この発言大丈夫ですか?DJあおい: ぎりぎりのとこですね(笑) でもそこで誰とも付き合わないっていうのは英断ですよね。そこで複数と付き合ったりするとそれこそ女性の敵……サイテー! ってなっちゃいますからね。なべおつ: たしかに僕、それはやってなくて。過去に何人か付き合ったことはあるんですけど、だいたい半年以内で終わるんですよ。短命なんです。でも短い間しか付き合ってないのに、別れるときは苦しくてけっこう傷つくわけです。付き合うことの持つ意味というのは重く受け止めていたんですけど、せっかく付き合って世の中で一番大事だったはずなのに別れたら気まずくなる。そうすると、なんで付き合う必要があったんだろう、付き合わないままのほうがよかったって思っちゃって。DJあおい: 友達のほうがいいってことですかね。なべおつ: そう。僕、友達と恋人の違いがいまいちわからないんですよ。DJあおい: 重症だなあ……。なべおつ: だから何を求めてみんなが付き合ってるのかはけっこう気になります。DJあおい: べつに何も求めてないと思うんですよ。ただ付き合うっていうのは責任じゃないですか。その責任を背負うってこと。あと恋愛ってけっこう拘束されるじゃないですか。まあそこは自制心なんですけど。それがなければ付き合っちゃいけない。付き合わないでください! (笑)○でも結婚はしたい!なべおつ: でも僕、結婚はしたいんですよ。DJあおい: 結婚はしたいんですか!?なべおつ: はい、結婚はするつもりです。結婚したらその責任を含めてかなり重みのあることじゃないですか。そしたらその責任を負って生きていく覚悟があるんですけど、恋愛ってどこの過程にいるの? っていうのがいまいちわからないんです。けっこう浮気するじゃないですか男の人って。するしないは抜きにしても、浮気心が芽生えることは避けられないと思うんです。その時は本気で好きだと思った女性と付き合うわけですけど、その人より魅力的な女性が現れる可能性って常に否定できないじゃないですか。そうなると付き合っても別れる可能性があるってことなので、付き合うべきではないなって。DJあおい: 理想があるんですか? 「こういう人がいい」とか。なべおつ: きっとないんでしょうね。ただ、付き合うのと違って、結婚には法的拘束力があるから、守りますよね。結婚することでようやく覚悟が固まると思うんです。DJあおい: なるほど、法律に背中を押してくれと。法律の力を借りると。ある意味まじめですね(笑)なべおつ: ノリやなんとなくで付き合ったりはしないんですよ。根はまじめなんです(笑)DJあおい: じゃあ次本当に惚れた女の人とは結婚するって感じなんですか?なべおつ: 30歳過ぎたら結婚を考えてるので、あと2年くらいは付き合うとか結婚とかはないんじゃないかなと思いますけど。30歳くらいになったら、「誰といっしょにこのあと生活していきたいか」っていう目で女性を見るようになると思います。DJあおい: 恋愛期間はあったほうがいいですよ。結婚してからいろいろと大変だと思います。なべおつ: アトバイスをいただいてしまった!――あおいさん、恋愛ってこんなところがいいよって話をしてください!DJあおい: そう言われると困っちゃうなあ(笑) 何がいいってことはないですよ。どちらかっていうとデメリットのほうが大きいです。拘束はされるし、やっちゃいけないことばっかりだし、でもそれをしたいと思うのが恋愛だと思うんですよ。ひとりでいるほうが楽ですけどね、めんどうなことばっかりじゃないですか恋愛って。――あおいさんの思う、良い恋愛と悪い恋愛の違いって何ですか?DJあおい: 何でもそうなんですけど、良い恋愛か悪い恋愛かは終わったときにわかるんですよね。悪い恋愛ほど引きずるものですし。良い恋愛ほどそんなに引きずらない。なべおつ: 僕引きずらないタイプなんですけど、良い恋愛をしてるんですかね?DJあおい: それは性格の問題だと思う(笑) なべおつさんって、恋愛するのがこわいんじゃないですか? こわいから遠ざけちゃってるっていう部分もありそう。なべおつ: ああ、それはあります。僕は失恋するのがこわいんでしょうね。一度付き合って別れるのがこわい。「この人と一生いっしょに生きていこう」っていう覚悟がない段階で付き合ったら別れる可能性が高いと思っているので、それだったら傷つきたくないから恋愛しないってことかもしれない。○失恋するのがこわいDJあおい: 何か痛い目を見たことがあるんですか?なべおつ: たぶん失恋経験がめっちゃ多いんですよ。普通の人の20倍くらい……っていうのはちょっと盛り過ぎかもしれませんけど(笑) 大学二年生くらいまではちゃんと恋愛してたんです。一年に何人も好きになって、でもそのときは本気で好きだと思ってるんですよね。でもうまくいかないんです基本的に。だから「あんなにこの人以外考えられないってくらい好きだったのに、結局次の好きな人できるじゃん」ってどっかのタイミングで気づいてしまった。今「この人を本気で好きだ」って言ってることがすごい薄っぺらく思えて、どこかで自分でもそれが真実なのかわからなくなったタイミングがあったんですね。DJあおい: そこまで……ほんとに重症ですね。なべおつ: 諦めてるんだと思うんですよね。今から「おまえ恋愛してみろ」って言われたら、付き合ってそれなりにいい彼氏を演じて、きっと表面的な恋愛はできる。でも凝り固まった考えがある以上、結婚っていうイベントを一つのきっかけにした方がいい、するべきだって、もう決めちゃったんですよね。DJあおい: 決めちゃったんですか。こじらせすぎてますね。女性は恋愛の期間をすごく大事にしてると思うよ。結婚よりも恋愛のほうが好きなんじゃないかなっていうくらい。だって法を守るだけじゃさあ……。絶対自分の意思でやってほしいじゃないですか。そこに愛情っていうものがあるんじゃないですかね。なべおつ: そうですね、たしかに。僕は言葉の選び方がよくないですね(笑)。DJあおい: 積み上げた哲学の壁が高すぎるんじゃないですかね。なべおつ: できあがってるから……確立されてますね。こんな人はまずあおいさんに相談に来ないですもんね。DJあおい: 来ないですね。だってなべおつさん別に悩んでないんだもん! (笑)なべおつ: 普段って男性からの恋愛相談もありますか?DJあおい: ありますよ。でもだいたい女性と同じだから、女性を相手にしてるようなものです。なべおつさんみたいな人はいません(笑)<つづく>DJあおいさんの恋愛指南本『じゃあ言うけど、それくらいの男の気持ちがわからないようでは一生幸せになれないってことよ。』と、なべおつさんの自分革新エンタメ実用書『口ベタ営業マンが渋谷ギャルをナンパし続け半年後に1億の契約をとった件』は現在発売中。※イメージ画像と本文は関係ありません構成: 山口晴子
2015年01月05日時代の変化と価値観の多様化などにより、今は「無理に結婚しなくてもいい」という考えが世間に浸透し始めています。ですが、いつか結婚したいと考えている女性であれば、自身の年齢を考慮すると、焦る気持ちが芽生えるもの。焦る気持ちは勢いをつける意味では悪いことではありませんが、逆効果になってしまう言動もあるのです。■手当たり次第に「誰か紹介して」と頼む筆者が以前、勤めていた会社に、結婚に焦るアラフォー女性がいました。彼女は正社員で部下を大勢持つ立場でしたが、その何人もの女性の部下に仕事中「誰かいい人がいたら紹介して」と耳打ちしていたのです。お昼休みに「私、こんなことを言われたんだけど……」と1人が言い出すと、「私も!」と言う女性が続出して全員びっくり。紹介を頼むことはいいのですが、彼女が言う「いい人」が具体的になっていないうえに、結婚に焦っている本音が大勢の人に晒される結果となってしまいました。誰も口止めされていなかったため公然となってしまいましたが、女性の伝播力、恐るべしです。紹介を頼むのであれば信頼できる人に絞ったほうがいいことと、仕事中に頼むという公私混同はしないほうがいい例です。■合コンに精を出しすぎる以前、取材をした女性が「週に2~3回、半年合コンに行っているけど、いい人にめぐり会えない」と語っていました。数多くの男性に会いすぎてしまったため、どんな男性が自分に合うかがわからなくなってしまったというのです。結婚相談所に取材をしたときに、「次々と会おうとするような人は結婚が決まりづらい」と担当者が語っていましたが、まさにこれが当てはまると思います。また、以前既婚男性と話をしていたら、「人生で出会える異性の数はほぼ決まっているんだから、出会いの幅を無理に広げても選択肢が増えすぎて選べなくなるんじゃないの」と言われて、先の合コンに精を出しすぎる女性を思い出しました。選択肢を増やしすぎる行動は、実は選べなくなる一因にもなる、ということです。■気になる人の趣味をムリヤリ一緒にしようとする好きな相手の趣味を聞いて、「今度、私も一緒にしたいです(連れて行ってください)」と伝えるのは、デートにつなぐことができる王道の方法ではあります。ですが、男性が1人で楽しんでいる趣味に、ムリヤリ首を突っ込むのは嫌われる原因。関係が浅い段階では、引かれてしまう可能性大です。趣味を聞いた段階ではなく、相手がどんな楽しみ方をしているかを聞いてから、「一緒に」という提案をしたほうが無難です。結婚に焦るとやってしまいがちな言動ではありますが、少し意識すれば避けられる言動でもあります。当てはまってしまっても、今日からでも改善できますよ。※写真と本文は関係ありません○著者プロフィール内埜さくら(うちの さくら)恋愛コラムニスト。2,000人以上の人物取材の経験で磨かれた、鋭い洞察力が武器。著書は『恋がガンガンうまくいく魔法のフレーズ80』(講談社)。無料のメール恋愛相談は年間200人以上の男女が利用、リピーターも多い。相談を休止中の場合もあるので詳細は[ブログ](まで。恋愛コメンテーターとして『ZIP!』(日本テレビ)、『スッキリ!!』(日本テレビ)、『ばらいろダンディ』(MX-TV)などのテレビやラジオ、雑誌にも多数出演。
2014年12月28日芸能人の破局報道で、別れの原因でよく挙がるのが「価値観の違い」。実際にどうなのかは分かりませんが、確かに「価値観が違う」というのは、長い時間一緒にいる中でだんだん大きな問題になっていくでしょうね。とはいえ、「価値観」にも別に合わなくてもやっていけるものもあれば、やがてすれ違いの原因になるものもあります。今回は、付き合う中で「合致していないとしんどくなってくる」4つの価値観とその解決法をご紹介します。■1.仕事への意識「彼氏が仕事に対してはめちゃくちゃ意識高くて、あんまり愚痴とか言えない。私も別に辞めたいとかって訳じゃないしそこそこ頑張ってはいるけど、彼氏のほうが明らかに意欲もあって頑張ってて私よりキツそうだから、なんか疲れた~とか言いづらい」(24歳/食品メーカー)「彼ほどじゃないけど、わたしだって頑張ってる」と思っても、彼の話を聞くと、とてもじゃないがこの内容で愚痴るのはなんだか忍びないし、彼にも失礼かも・・・という気持ちが出てしまい、どうしても共有できなくなってしまいますよね。「私なんてまだまだだけど、こう思う時があって・・・」というような感じで前置きして話してみるか、いっそのこと「仕事の愚痴は友達同士で」という形にしてみてもいいかも。■2.友達との距離感「私の彼氏は、男女関係なく友達は友達!て考え方。だから女の子と平気で2人で出かけたりする。私のこと一途に思ってくれてるんだけど、毎回モヤっとする。「◯◯くんは友達のつもりでも、女の子の方はどう思ってるかわかんないじゃん」って言ったんですけど、「俺は友達に対してそんな気にはならないし、仮に迫ってこられても平気」って言われるともう何も言えない・・・」(22歳/学生)「どこからが浮気?」「どこまでが友達?」問題ですね。極論、どんな行為でもそこに下心があれば浮気なんでしょうけど、それは本人以外が測れるものではないので、「客観的に考えて、これは浮気に疑われるかも」な行動はお互い慎む、というのが一番でしょう。それで折り合いがつかないのならば、「こういう所が気になる」という部分をきちんと話しあってクリアにするしかないですね。■3.サプライズへの考え方「彼氏はサプライズとか大好きで、私の誕生日にはお店にこっそり友達を集めてて、運ばれてくるケーキとともに合唱!みたいな感じだったんだけど、正直私はそう言うの好きじゃなくて、イベントだからこそ2人きりでまったりしたい派。せっかくやってくれてるから、『わ~!ありがとう!嬉しい~!』て言ってるけど・・・」(23歳/広告)「一大イベントにしたい!」というタイプの人と「ふたりきりのささやかな思い出にしておきたい」というタイプの人がいます。しかし、「女子はサプライズが好き」と思われている節があり、また彼も良かれと思ってやっているので、決行されてしまっては「あんま好きじゃないんだよね」とは言いづらいところ。たまにネットなんかで「感動のプロポーズ!」みたいな動画があるので、彼と一緒に見ながら「こういうの憧れるー!」なり、「私は2人だけの思い出にしたいけどなー」などと事前に彼にすりこんでおきましょう。■4.休日の過ごし方「私の彼は、休日=遊ぶ日って考えてるから、土日連続遠出とか、デートがやたらアクティブ。私は週末は1日遊んで1日休息したいタイプだから正直しんどい。適当に「その日は予定あるから~」って断るのも嘘つくことになっちゃって忍びない・・・」(22歳/教育)彼は「休息?なんで?」というレベルらしいのですが、ムリをしてデートしたって楽しめるものではありませんし、ここはすぱっと断ってしまったほうがいいでしょう。「1日は休息したい」といってもイマイチ彼が納得出来ないようなら、「あんまり体力ないから」と理由づけしたり、おうちデートを提案したりして、お互いに譲歩しましょう。■おわりに付き合ってから「えっ、そういうタイプの人?」となる部分も多々あるものですが、そういう部分をお互いに譲歩しつつ解決できてこそ、長続きするんでしょうね。「仕方がない」と我慢するだけでなく、お互いにちょうどいいポイントを見つけられるよう頑張ってくださいね。(Sakura/ハウコレ)
2014年12月16日