第1子出産後、母子5人組のグループでよく一緒に遊んでいたというママ。初めての育児の日々をママ友たちと一緒に過ごしたことでよかった点もあれば、逆に悩んでしまった点もあったそうです。 1人目の子どもを出産後、児童館で知り合った4組の母子と仲良しグループになった私。全員が初産で、子どもたちの誕生月も同じだったため意気投合し、児童館以外でもよく一緒に遊んでいました。当時はママ友たちがとても心強い存在でしたが、その一方で、このママ友グループにいることで発生した悩みもありました。私がママ友グループにいてよかった点と悩んでいた点をご紹介します。 育児の喜びも不安も共有したママ友たちママ友たちとは一緒に地域の子育てイベントに参加したり、定期的にそれぞれのお家へお邪魔してランチ会をしたりと、たくさんの時間を共に過ごしました。全員初産でお互いにわからないことだらけだったため、離乳食から季節による服の着せ方まで、本当にいろいろなことを相談しあい、共有しました。 子どもたちはまさに0歳代を一緒に育ってきたという感じです。当時わが家は夫の仕事が忙しく、私はほぼワンオペ育児。子どもと2人だけの世界になりがちな日々の中で、ママ友たちの存在が心のよりどころになっていました。 その一方でよく悩んでいたこと一方で、このママ友関係の中で私がいつも悩まされていたことがあります。それは、子どもの発達を比較されること。0~1歳は首すわりに始まり、寝返り、おすわり、ハイハイ、ひとり歩きと、ものすごい変化をとげる時期。誰かが次のステップに進むたび、「うちはこれができるようになったよ」という会話が頻繁にありました。 全員月齢が同じため、発達の違いがわかりやすかったのですが、わが子は発達が遅いほう。時には「皆できていることをうちの子だけしないけど大丈夫かな」と本気で悩んでしまうこともありました。 今ではささいなことだったと思えるように成長の速度は赤ちゃんそれぞれなのだから、発達が遅くても気にしなくて大丈夫と頭ではわかっていても、メンバーの1人に「どの子が1番にできるようになるか」にこだわるママがいて、否応なしに意識させられてしまうこともありました。 第1子である娘が6歳になり、第2子も生まれた今、当時を振り返ると、本当にささいなことに悩んでいたなと思えます。しかし、あのころはわからないことだらけで、どうしても周りと比較して安心したり不安になったりしていました。 一時はかなり密に付き合っていたママ友たちですが、娘が1歳半のときにわが家は引っ越しをし、その後はごくたまにLINEで近況報告をする程度の関係になりました。悩んだこともありましたが、初子育ての貴重な日々の喜びや不安を一緒に共有できる友だちができたことはとてもありがたいことだったと、当時のママ友たちに感謝しています。 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年05月01日娘がトイトレ中に、2度外出先でお漏らしをしてしまったというママ。何も対策をしておらず、困った経験を踏まえて、その後外出時のお漏らし対策としておこなったことを紹介しています。 おむつが外れるのが遅く、幼稚園入園時もおむつをしていた娘。入園後は周囲の影響もあり、すぐにトイレでおしっこをできるようになりましたが、しばらくはいつどこでお漏らししてしまうかわからず、ヒヤヒヤして過ごしていました。実際に外出先でお漏らししてしまったことが2度あり、十分な備えをしていなかったため困った経験も。そのときの体験をご紹介します。 1度目の失敗。近所のケーキ店にて1度目は近所のケーキ屋さんに行ったときのことです。お店の外で娘を待たせ、様子を見ながら急いで会計を済ませて娘のところに行くと、入口から離れた場所に水たまりができていました。最初は水たまりの正体が何なのか気付かず、「あれ、お天気なのに何でこんなところに水たまりがあるの?」と疑問に思っただけでした。 しかし、家に帰るため自転車に娘を乗せると、何と股間はびしょびしょ! そしてこのとき、初めてあの水たまりが娘のおしっこだったことに気付きました。あいにくこの日は、着替えや拭くものを持ってきておらず、急いで家に帰りたかったのですが……。やはり気になったのは、あの水たまり。おしっこをしたのはお店から離れた場所でしたが、急いでペットボトルの水を買ってきておしっこを流し、その場をあとにしました。 経験をふまえ、持ち物と声かけを徹底お漏らしがお店の中だったら大変だったなと思いながらも、それ以来外出の際に必ず持ち歩くようになったのが着替えと、おしっこ処理のための雑巾をビニール袋に入れたもの。そして娘には、「おしっこしたくなったらすぐに言ってね」と繰り返し伝えるようにしていました。 普段から家でお漏らししたときも悪びれるそぶりもなく、何事もなかったかのように振舞っていた娘。しかしこの一件で、外ではお漏らしをしないように気を付けなければならないと理解したようでした。 不意打ちで起きた2度目のお漏らしその一件からかなり対策を徹底し、外出前には必ずおしっこをさせるようにしたこともあり、外出先でお漏らしをする場面はありませんでした。しかし、そろそろトイトレも完璧に終了になったかな……と気を緩めたころ、2度目のお漏らしがありました。 幼稚園のお迎えの帰り、バス停近くにある100円ショップに行きたいという娘。少しだけ寄って帰ろうと店内に入り、娘が夢中でおもちゃを選び始めた数分後……。勢いよくおしっこが出て、みるみるうちに床に巨大な水たまりができました。 さらに声かけを徹底お迎えに行くだけのつもりで家を出てきたので、もちろんお漏らし対策グッズを持っておらず、お店の人に丁重に謝り、水たまりの処理をしていただきました。これはまさに不意打ちで手の施しようがありませんでした。娘に聞くと、この日は幼稚園を出る際におしっこをしていなかったようでした。 100円ショップでのお漏らし体験では巨大な水たまりと、それを処理する店員さんの姿を見て、さすがに娘も「大変なことをしてしまった」と反省していました。その後はさらに、「幼稚園のバスに乗る前にも必ずトイレに行って」と頻繁に伝えるようにした私。また、外出時には何度も「おしっこ行きたくない? 大丈夫? 」と聞くようにし、事前にトイレを済ませることを徹底した結果、その後外出時にお漏らしをしたことはありません。 100円ショップでお漏らししてしまったときは本当にヒヤッとしましたが、今思うと微笑ましい思い出です。もうすぐ下の子が2歳でトイトレを始める時期。また一定期間、いつお漏らしがあるかわからないあのスリルとともに生活することになりそうですが、娘のときの体験を活かし、万全の体制で臨みたいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:澤崎 凪1男1女の母。パーソナルカラーコーディネーターの資格を持ち、色彩関係、ファッション関係のほか、自身の体験をもとにした子育て関係のジャンルを中心にライターとして活動中。
2021年05月01日普段は温厚なはずの義父がとった言動に、困惑するパパの体験談です。ママと子どもがママの実家に泊まりに行ったもののママと子どもはつらい思いをしたようで、パパも今後の関係を悩んでいるそうです。 現在3歳と0歳の2人の子どもがいる父親です。妻が子どもたちを連れて妻の実家に遊びに行ったときの義父の言動についての体験談です。妻から、乳幼児である子どもたちの状況に合わせることができない義父の行動を聞き、今後、義実家とはある程度の距離感が必要だと実感しました。 妻子が実家へ宿泊することに第二子が生後3カ月を迎え、妻が2人の子どもを連れて久しぶりに県内の実家へ宿泊することになりました。夫である私は妻に感謝し、久しぶりに羽を伸ばそうと思いました。ちょうど友人から連絡があったため、夜は外食することに。 義実家へは翌日午後に迎えに行く約束をしていたので、安心して過ごしていました。ところが、時間が深夜を過ぎようとするころ、妻から予想だにしない電話がかかってきました。 深夜にかかってきた電話驚いて電話を取ると、すぐに妻の泣き声が聞こえました。何があったのか様子を尋ねましたが、要領を得ません。とにかく今から急いで帰りたいという要望でした。電話口の後ろからは、子どもたちの泣き声も聞こえます。 とにかく事情がわからないため、友人と解散し私はすぐに帰宅。その1時間後、妻子は義母に送ってもらい帰宅しました。私が子どもたちを寝かしつけて妻へ改めて事情を聞くと、義父の信じられない行動を知ることになったのです。 義父の言動にショック…妻の実家は3LDKの平屋ですが、それぞれの部屋にあまり遮音性がない間取りです。実家についてから夕飯までは、義母を含め義父や妻子たちも楽しく過ごしたとのこと。しかし夜もふけ、妻が2人の子どもを寝かしつけていると、酒に酔った義父が大音量でTVを流し始めたそうです。 「子どもが寝ているから静かにしてほしい」と妻が訴えても、義父は一向に聞く様子がなかったと言います。それどころか、「ここは俺の家だ! 嫌なら孫を連れてくるな!」と言われたらしく、妻は悔しくて悔しくて泣きながら帰ってきました。上の子は妻と義父とのやりとりが怖くて泣いていたようです。 解決に向けた話し合いを予定普段は温厚な義父ですが、お酒が入ると気が大きくなることがあったのも事実です。私が訪問する際はともにお酒を酌み交わす仲でもあったため、今回の件は大きなショックを受けました。 後日、妻から義父と仲直りをすべきかと相談されました。今回のことは、義父にも義父なりの理由があったのかもしれませんが、夫婦で話し合った結果、義父から連絡がくるまでは保留することになりました。 しかし、その後しばらく経っても義父から妻への謝罪はありません。今後の関係性を考慮すると子どもたちにとっても良くないため、次回訪問時、義母を含めて家族での話し合いを予定しています。 わが家では、今後の付き合い方について家族で模索中です。私自身、双方で和解ができればこれまで通りのお付き合いしたいと思っています。しかし話し合いをしても義父が理解を示さないようであれば、今後はある程度の距離感を持って付き合っていくつもりです。 著者:高崎和人3歳男児、0歳女児の父。娘の誕生を機に半年の育児休暇を取得。家事・育児に奮闘する自身の体験談や、節約方法に関する記事を執筆中。
2021年04月30日こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。本日は外来でご質問も多い「指しゃぶり」の話です。「指しゃぶりはダメ」という考えが浸透してから、ご心配される親御さんがとても多いです。ですが、指しゃぶりは無理にやめさせないほうがいいです。その理由をお伝えしたいと思います。 どうして指しゃぶりをするの?指しゃぶりはだいたい生後2-3カ月ごろから始まります。0歳のときの指しゃぶりは「自分の指を認識するため」にしているもので、発達にとっても大切なので、やめさせてはいけません。 1歳半を過ぎてくると、習慣化した癖や気持ちの安定のためにすることが多くなります。歩くようになると、指しゃぶりをしていると安定しなくなるので指しゃぶりが減ってきます。 3-4歳になると幼稚園などに行き、社会生活も増えてくるのでさらに減り、6歳を過ぎることには指しゃぶりをする子はあまりいなくなります。 指しゃぶりは主に「歯並び」に影響します指しゃぶりにより影響が出るのは主に「歯並び」です。歯が生えていないときは指しゃぶりに関して特に悪影響はないと考えられます。 歯が生えてから、長時間指しゃぶりやおしゃぶりをしていると、出っ歯になったり、前歯の間が空いたりしてきます。指で歯を前に出そうとする力が強いので、指しゃぶりの方がおしゃぶりよりも出っ歯になりやすいと考えられます。指しゃぶりが4歳以降もが続くようであれば、自然と指しゃぶりをしなくなるように誘導してあげるとよいでしょう。 「おしゃぶり」の使用は慎重におしゃぶりは赤ちゃんがリラックスしたいときや不安なときにおしゃぶりを求めるとされており、おしゃぶりが習慣化すると、くわえさせることで泣き止むことが多くなります。 しかし、頻繁におしゃぶり使っていると、言語に関する発達や歯並びに影響する可能性があるため、おしゃぶりはできるだけ使わないようにしたほうがいいかなと思います。 いつでも吸える指しゃぶりと違って、おしゃぶりは親が与える物なので、2歳以上でおしゃぶりを続ける子はあまりいませんが、発語の機会を奪わないよう遅くとも2歳半までには中止したほうがいいでしょう。「指しゃぶりを無理にやめさせなくていい」その理由は? 指しゃぶりは、親から見たら不要で歯並びに影響する「やめてほしいこと」でも、子どもにとっては必要な行為かもしれません。無理やりやめさせるとかえって逆効果になることあります。 例えば、もっと触って欲しくないところを触る癖がついたり、別の行為に置き換わる場合もあります。(性器いじり、爪かみなど) まずは指しゃぶりを「やめさせる」という感覚は捨てましょう! そして、お子さんがどんなときに指しゃぶりをしているのかをよく観察しつつ、無理なく卒業してもらえないかを模索してみましょう。 癖っぽくなっている場合指しゃぶりをするのは、お子さんが「テレビを見るとき」「眠いとき」などパターン化していて、癖っぽくなっている場合があります。手持ちぶさたで指しゃぶりをしていそうなときは、手を使うおもちゃや手遊びに誘導してあげると良いと思います。 眠いときに指を吸うお子さんには、寝るときに手や指をそっと握ったり添えてあげることで指を吸わずに安心して眠れるようになることもありますよ。精神安定剤となっている場合緊張しているとき、緊張したあとなど指しゃぶりが精神安定剤になっている場合があります。この場合は特に、無理やりやめさせると他の癖に移行することが多いように感じます。 指しゃぶりをしていないときに、ぬいぐるみやタオルなど他の精神安定剤になるようなグッズをちょっとずつ増やすなど、指しゃぶり以外で安心できるものを探してあげると良いでしょう。指しゃぶり卒業を目指すなら「焦らず、一歩ずつ」「出っ歯になってしまうかも」と言われると外見にも関わってくるので、親としては「指しゃぶりはダメ! 早くやめさせたい!」と思ってしまうのですが、焦るほうがうまくいかないことが多いので、焦らずに。いつかはきちんと卒業できます。 まずはちょっとずつ指しゃぶりの時間を減らしていき、自然に卒業できるようサポートしてあげましょう。監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年04月30日今回は車酔いの話です。子どもが車に酔いやすい、遠出すると吐いてしまう……そんな経験、ありませんか?わが家でも、車に乗ったときに気がついたら子どもが嘔吐していた、ということもありました……! 私もすぐ車酔いをします。今回はつらい車酔いを予防する方法など、車酔い対策についてお話ししたいと思います。こんにちは。3人の子どもを子育て中の小児科医、保田典子です。今回は車酔いの話です。子どもが車に酔いやすい、遠出すると吐いてしまう……そんな経験、ありませんか? わが家でも、車に乗ったときに気がついたら子どもが嘔吐していた、ということもありました……! 私もすぐ車酔いをします。今回はつらい車酔いを予防する方法など、車酔い対策についてお話ししたいと思います。 なぜ、車に酔うの?「車酔い」は、体のバランスをとる耳の奥の「三半規管」が、車の動きに刺激されて脳に信号を送り、脳が情報過多になって混乱を起こすことで自律神経が乱れ、冷や汗や気持ち悪さを起こし、吐いてしまったりします。三半規管が発達していない赤ちゃんや幼児期は少なく、3歳くらいから車酔いが起こるとされています。小学生では3割にわたる子が乗り物酔いをするとも言われており、女の子に多いです。大人になると脳の老化により刺激を感じなくなり、乗り物酔いは減っていきますが、まれに大人になっても乗り物酔いをする方もいます。 車酔い対策7つでは、子どもが車酔いをしないためにしてあげられることは何でしょうか。車酔い対策を7つご紹介します。 薬を使う車酔いをしやすいとわかっている子は、車に乗る30分くらい前に薬を使うのが一番効果的です。車酔いに対して処方できる薬はないので、市販の薬が使いやすく良いと思います。※必ず使用可能な年齢を確認し適切に使用しましょう 疲れをためない前日はしっかり睡眠をとるなど、体のコンディションを良くしておくと酔いにくいです。 車の換気をしっかりにおいの刺激も加わるとさらに酔いやすくなるので、快適な空気を保つようにしましょう。 空腹にしない、おなかいっぱいにしないおなかが減りすぎても、おなかがいっぱいでも車酔いしやすくなります。わが家では車に乗るとき、一口で食べられるお菓子やおにぎりを準備しておいて、こまめに食べるようにしていました(あまり食べすぎると吐いてしまったとき大変なので注意です)。誤嚥の心配がない年齢のお子さんであれば、飴なども効果的なことがあります。(誤嚥が心配な年齢では与えないでください) 楽しいことをする気持ちが「車に酔う」という方に向かないように、子どもが喜ぶことや楽しいことをして過ごすと車酔いしにくいです。音楽を聴いたり、おしゃべりをするのも良いですよ。 乗る場所に気をつける乗り物の中でも揺れの少ない場所を選びます。バスなら前から4-5列目、船なら真ん中に乗るようにすることで脳への刺激を減らしましょう。 体が動く遊びで鍛えましょう体が動くことに慣れると酔いにくくなるので、普段からブランコなどの乗り物に乗る遊びをしてみましょう。 もし車に酔ってしまったら…?ウエストのゴムなど体を締め付けているものをゆるめ、横になれそうなら横になりましょう。また、車酔いしてからでも効果のある市販薬もあるので、薬を飲むのもよいでしょう。車から降りれば、乗り物酔いは改善していきます。 子どもの特徴を知って、適切な対処を!私自身、40歳を過ぎてもすぐ車酔いしてしまいます。ブランコもダメです。車酔いがメンタルに影響しやすいとわかっていても、車酔いしやすい人は考えないようにしたりしても酔ってしまうものは酔ってしまいます。車酔いしやすい子は、事前にきちんと薬を使ってあげることで楽しいお出かけになるようにしましょう。また、もしものときのために市販薬を車に常備しておくと安心です。車酔いをしたことがない子は、しっかりコンディションを整えてあげることで、車酔い知らずで育つようにできたらいいですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2021年04月28日子育てをしていると、イライラすることもしばしば。3歳の息子さんと1歳の娘さんがいるママは、イライラしたときに心を落ち着かせるため、あることをするようにしていました。しかしある日、その習慣を反省するような出来事が起こります。 私には、3歳の息子と1歳の娘がいます。毎日家事や育児で慌ただしく、できるだけ笑顔で過ごしたいと思っていても、なかなかそうはいかず、子どもたちを怒ってしまうことも。そこで、子どもたちに対して感情的に怒らないように、私なりに工夫していることがありました。でも、あることがきっかけで、その方法が息子に嫌な思いをさせていたと気づくことに……。今回は、私のイライラを抑える方法にまつわる体験談をお話しします。 私がイライラを抑える方法おもちゃの片付けをしない、着替えないなど……3歳の息子はまだイヤイヤすることも多いので、思わずイライラしてしまうことが日々あります。でも、私が感情的に怒っても息子には何も伝わらず、泣きわめくことも……。 そこで、私はイライラしたときには、深呼吸で気持ちを落ち着かせてから、息子と向き合うようにしています。そのほうが息子も話に耳を傾けてくれて、お互いに気持ちよく解決できることが多かったです。 息子のため息が気になるある日、出かける予定があるのに、まだテレビを見たいという息子を注意すると、大きなため息をつかれました。そのときは「なにそんな大きなため息ついて~」と思わず笑ってしまい、特に気にしてもいませんでした。 でもそれ以来、私が息子を注意したり怒ったりすると、必ず大きなため息をついていることに気づいたのです。私は息子のためを思って言っているのに、ため息をつかれるとなんだか嫌な気持ちだなぁ……と感じていました。 私のまねをしている…!?私は息子の大きなため息が気になって、よくよく考えてみました。そこで、もしかしたら、私がイライラを抑えるためにおこなっている深呼吸をまねしているのかも!?と気づいたのです。 自分の気持ちを落ち着かせるためにおこなっているつもりでしたが、息子には大きなため息をついているように見えていたんだと……。きっと私が息子のため息に対して感じたように、息子も嫌な気持ちになっていたんだなと思うと、本当に申し訳ない気持ちになりました。 少しでもイライラを抑えられるようにと思っておこなっていたことが、息子にはため息に見えていたのだと、このとき初めて気づきました。もしかしたら、イライラした気持ちから、無意識にため息になっていたのかもしれません。嫌な気持ちにさせていたことも反省……。今はため息に見られないようにしつつ、ほかに良い方法を模索中です! ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年04月27日5歳の次女は1歳9カ月の次男とよく遊んでくれて、片付けもやってくれる良きお姉ちゃん。それに甘えてしまい、ついつい次女に責任を押し付けがちになり、頼り過ぎてしまったママの後悔の体験談です。 4人きょうだいの5歳の次女は、1歳9カ月の次男とよく遊んでくれます。次男は自由におもちゃで遊んだり、キッチンの引き出しを開けては中身を出したりと荒らし放題。近くにいる次女にお片付けを頼むと、快く片付けをしてくれます。しかし、そんな次女についつい怒ってしまう、私の後悔の体験談をお話しします。 自由な次男といつも一緒の次女1歳9カ月の次男は、5歳の次女といつも一緒に遊んでいます。9歳上の長女がいないときは、次女がよく次男のお世話をしてくれるので、本当に助かっています。ただ、まだまだ5歳なので、次女のできる範囲で次男の面倒を見てもらっています。 とはいえ次女も、まだまだ自分の遊びやお絵かきをしたい時期。次男の近くにはいるものの、別の遊びをしていたりもします。そんなとき、次男はキッチンで夕食を作っている私の後ろにきて、引き出しを開けては中身を出して遊び、ふと足元を見ると物だらけ。 それを見た次女は、自分から「仕方ないな~」と言いながら片付けてくれるので助かるのですが、次女が遊んだあとを見ると片付けていないことが……。 結局怒られてしまう次女まず自分が遊んだ物を片付けてから、次男の後片付けを手伝ってくれるといいのですが、次女も遊んだり使ったりした物をそのままにしておくことがあるので、私はそちらが気になり怒ってしまいます。2人で遊んだ物も、次男はまだできないのでついつい次女に「片付けて」と言ってしまうことも。私に余裕があれば2人の側にいて、次男に片付けを教えながら一緒に片付けられるのですが、忙しくてなかなか余裕がありません。 怒ってしまってから気づく罪悪感私は次女の遊びが行き過ぎて怒ってしまうこともあるのですが、そういうとき以外で、あきらかに次男がしたことなのに次女を怒ってしまうことも……。おもちゃの片付けは次女がやってくれて頼っているのに、家事で忙しい私は、散らかしっぱなしを見るとついつい怒ってしまうのです。 夫から「次男がやったことだよ」と言われ、次女を怒ったことを深く後悔……。次男のせいで怒られたときも、次女は「次男がしたのに~」と言いながらも、片付けてくれます。おもちゃ箱の中は適当ですが、まずは片付けてくれたことに感謝するようにしています。 次男はまだできないことが多いとわかっているので、ついついできる次女に責任を押し付けてしまい怒ってしまう私。ママは忙しいからと理由をつけて頼っているところがあるのに、怒ってしまうことに「ごめんね」と思うものの、なかなか口に出せません。その分、してくれたことに「ありがとう」を伝えるようにしています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月27日子どもを0歳から保育園に入れているママのなかには「もう保育園? 早すぎる」「子どもがかわいそう」なんて言われて落ち込んだことがある人もいるのではないでしょうか。実は私もその1人。長女は生後7カ月、長男は生後5カ月で保育園に入れました。今回は、こどもたちを0歳から保育園に入れてよかったと感じた理由を紹介します。 生活リズムが整った! 入眠もスムーズに!入園前は家庭の生活リズムに子どもを合わせてしまうことがありました。夜泣きに疲れ果てて、「子どもがまだ寝ているし、一緒に寝ちゃおう」とお昼前まで親子でぐっすり……なんてことも。しかし、保育園に入ると必然的に起床時間が決まってきます。入園後は毎日同じリズムで生活するので、それに合わせて1日の生活リズムが整いました。 さらに、入眠もスムーズに。抱っこでしか寝ることができなかった長女が、背中をトントンするだけで寝られるようになり感激! 眠たいのになかなか寝られなくて泣き続ける、ということも少なくなり、長女自身もラクになったようでした。 保育士さんと一緒に育児の悩みを乗り越えられた家で育児をしていたころは、育児書やネットの意見が頼り。長女の時代は、周りに育児中の友だちもおらず「これでいいのかな?」と不安になることもありました。 しかし、保育園に入ってからは保育士さんに直接悩みを相談することができ、一緒に悩みを乗り越えられることができました。また、保育士さんの目から見ても気になる点がある場合は、専門機関への受診を促してくれたこともありました。 保育のプロであり、毎日わが子を見てくれている第二の母的存在の保育士さん。そんな保育士さんからのアドバイスはとても説得力があり、心強いものでした。一緒に子どもの成長を見守ってくれる、育児仲間が増えたような気持ちにもなりました。 子どももママも、世界が大きく広がった!保育園に行くと、同じクラスの友だちはもちろん大きいクラスのお兄さん・お姉さんとも関わる機会があり、子どもの世界が広がります。「泣いているお友だちをなでなでしてくれたんですよ」なんてうれしいエピソードが聞けるのも保育園ならでは。友だちとの関わりのなかで子どもの成長を感じることができました。 また、ママの世界も大きく広がります! 入園前は、家族以外と話をしない日もめずらしくなかった私ですが、入園後は職場の仲間・先生・保育園のママたちなど、さまざまな人との関わりが増えました。その新たな出会いは、私にとってその後も大切な存在となりました。子どものことから、仕事のこと、愚痴まで、いろいろなことを本音で話せる友だちができたことは大きな収穫です。 周りからの「かわいそう」という言葉に悩んだ日もありましたが、0歳から保育園に入れることで、子どもにも私にもよかったと感じることがたくさんありました。保育園に入れていても入れていなくても、ママの子どもに対する愛情は同じ! 周りからの声は気にせずに、自信を持って親子ともに保育園生活を楽しむことができました。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:久保田さや長女(小6)・長男(小1)・次男(2歳)の母。歯科衛生士。育児と仕事を両立しながら衛生士としてキャリアを積む。第3子出産後は、専門知識や子育て経験を中心に記事執筆をおこなう。
2021年04月26日3歳になりたての息子さんは、幼稚園に入る時期になっても会話があまりできず、おむつも外れていなかったそうです。しかし、幼稚園に入ったことでいろいろな刺激を受け、急激な成長を遂げたという体験談です。 現在6歳の次男が幼稚園に入るにあたって、心配事が2つありました。それは言葉が遅いことと、おむつが外れていなかったことです。その上3月生まれなので、3歳になってすぐ幼稚園に入ることで、周りについていけるか心配でした。しかし、思い切って次男を幼稚園に入園させると、見違えるほどの成長を見せてくれたのです。 入園前の行事で先生に相談次男の入園前は、第1希望でもあった幼稚園の未就園児向けの行事に何度も足を運びました。次男は行事に参加せず、別行動をとることがよくあり、そんな姿を見るたび私は少し落ち込んでいたのです。ですが、先生方が「飽きちゃったかな?」などと声をかけていつも笑顔で対応してくれたので、気持ちが救われました。 先生方に心配事を相談すると、言葉の遅れについてもおむつが外れていないことについても、「幼稚園に入ってからでも遅くない、大丈夫」と言ってくれて心強かったです。そして、この幼稚園なら、次男の成長を温かく見守って手助けしてくれると思い、入園を決めました。 入園して1カ月で会話できるように結局、2つの問題を解決できないまま、4月を迎えました。朝は泣きながら園バスに乗る次男でしたが、帰ってくるとニコニコ笑顔。まだ言葉では表せないものの、楽しそうな様子がうかがえました。そして、入園から1カ月を過ぎたころ、気がついたら次男は会話ができるようになっていたのです。 担任の先生からも「次男君、最近とてもよく話すようになりましたね。大好きな電車の話をしてくれます」と連絡ノートに記してあり、私は次男の急激な成長に驚くとともに、涙が出るほどうれしかったです。 プールに入りたくておむつを卒業次男が通っている幼稚園では、6月になるとプール活動が始まります。大きいプールに入るのが子どもたちの楽しみなのですが、おむつの子は家庭用の小さいプールにしか入れません。プール初日、まだおむつが外れていない次男は、大きいプールに入れなくて悔しかったようでした。 それから次男は「大きいプールに入りたいからパンツはく」と言い、積極的にトイレに向かうように。失敗してしまうこともありましたが、夏の間に何とかおむつを卒業できました。そして、大きいプールにも入れてもらえるようになると、次男はとてもうれしそうでした。 幼稚園生活で刺激を受けて、次男は急成長を遂げました。次男は幼稚園の3年間ですっかりお兄さんになり、4月から小学校に通います。今でも成長具合を周りの子と比べてしまうことはありますが、何事もいつか必ずできるときがくると信じて、これからも次男の成長を見守っていこうと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:小林 睦9歳と6歳の息子、4歳の娘の母。わんぱくな3兄妹の育児体験を元に記事を執筆中。
2021年04月26日娘が卒乳したのは1歳9カ月のとき。欲しがっていればもう少し長くおっぱいをあげてもいいかなと考えていた私にとって、娘への授乳が終わったのは突然の出来事でした。娘の成長を喜びつつも、涙涙の切ない体験となったエピソードを紹介します。 おっぱいなしには眠れない娘1歳を過ぎるころには日中の授乳はなくなっていた娘ですが、夜間には必ずおっぱいを飲んでいました。おっぱいを飲むと安心して眠りにつくのですが、夜泣きで起きたときにもおっぱいを飲まないと再入眠できなかったのです。 夜間授乳は大変でしたが、娘が成長するにつれて授乳回数が減るのは寂しい気持ちもありました。そのため私は、1日1~2回の授乳の時間を愛おしく感じていました。そして、長期戦になるかもしれないけど、娘が欲しがらなくなるまでおっぱいをあげたいなと思っていたのです。 おっぱいが吸えない!おっぱいとの別れのときは突然やってきました。娘は1歳9カ月のある日、手足口病になりたくさんの口内炎ができてしまったのです。口の中が痛くて食べ物を食べるのも拒み、やわらかい物を食べてなんとかしのぎました。おっぱいも例外ではなく、吸うと痛いようで大絶叫! それでも飲まないと眠れない様子の娘は、飲みたいやら痛いやらで大泣き。手足口病になって1日目は、痛くても頑張っておっぱいを飲んでなんとか眠り、満たされず夜泣きをして力尽きて眠り……の繰り返しでした。 おっぱい、バイバイ手足口病の口内炎による痛みは2、3日続き、おっぱいを飲みたいけど痛くて飲めずに泣くを繰り返していたので、3日目の夜に娘と話し合いました。まだ幼いのでわかってくれるか不安でしたが、「〇〇ちゃん、おっぱい吸うとお口痛くて飲めないね。おっぱいバイバイする?」と聞いてみたのです。 すると娘はじっとおっぱいを見て「うん、バイバイ」と手を振りました。娘の反応は私にとって予想外。自分で提案したものの「えっ、本当にバイバイなの?」と急に寂しくなり、胸が締め付けられる思いで、私のほうがボロボロ泣いてしまいました。 おっぱいがなくても眠れた!おっぱいにバイバイした日は、体をトントンしてあげることで娘は眠りにつきました。次の日には口内炎がだいぶ消えてきたのですが、おっぱいを口にしかけたところで、なんと自分からやめて抱っこをしてもらうことで眠れた娘の姿に驚かされました。 その後はおっぱいをぱくっとしてみては、恥ずかしそうにはにかむ様子が見られましたが、飲みたがることはなく、あっという間に卒乳してしまったのです。 いざ卒乳となると、予想外に娘よりも私のほうが寂しくて、しばらく授乳していたころを思い出しては涙して引きずっていました。娘は卒乳してしまうと、おっぱいを飲んでいたことを忘れてしまったかのようにトントンや指しゃぶりで難なく眠れるようになったのです。子どもの成長の節目は思いがけずやってくるのだなと、感慨深い体験でした。 監修/助産師REIKO著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2021年04月25日私たち家族は息子が2歳半だったころ、引っ越しをしました。引っ越しを機に、家族3人で寝るには狭すぎるセミダブルベッドを買い替えることにしたのですが……。私はベッド派、夫は布団派でどちらも譲りません。そんなときに見つけたのが、木製のパレットを組み合わせて使う「パレットベッド」。いざ使ってみると、布団とベッド両方のメリットを備えていて、家族で使うのにぴったりでした。新感覚のDIYベッド「パレットベッド」について紹介します。 家族で一緒に寝るならベッド? 布団?私たちは息子が2歳半になるまで、ずっと同じロータイプのセミダブルベッドで、家族一緒に寝ていました。でも、3人で寝るにはさすがに狭すぎる……と、引っ越しを機に買い替えることに。私は布団のように上げ下げの必要がないベッドがよかったのですが、夫は息子がベッドから落ちることを心配して、安心できる布団にしたいとのこと。 実際に息子は1歳半のころ、ベッドから落ちてしまったことがあります。高さ20cmほどで、周りには物を置いていなかったので怪我などはなかったのですが、心配する気持ちはよくわかりました。 ローベッドもすのこベッドも条件に合わず共働きで時間のない中、私はできれば「毎朝晩の布団の上げ下げ」というタスクを増やしたくありませんでした。ただ、夫の心配もわかるので、あまり高さのないファミリー向けのローベッドを探すことに。しかし、幅200cm以上の連結型ベッドは、フレームだけでも高価な物が多く、なかなか手が届きません。 そこで考えたのがリーズナブルな、すのこタイプのベッド。折りたたみ式やロール状のものがあり、通気性の良さが魅力でした。しかし、調べてみると、布団と同じで上げ下げしたほうが良いとのことで、断念。 条件にぴったりの「パレットベッド」! 最後にたどり着いたのが「パレットベッド」です。これは縦×横50cm弱、高さ8cmの木製パレットを複数枚組み合わせてベッドとして使うタイプ。パレット同士の連結も可能。1枚1.6kgしかないので、持ち運びも簡単で、配置変えや床の掃除も簡単にできます。私は幅240cmのベッドにしたかったので、計20枚を楽天で29,400円(税込み)で購入しました。 パレットを並べた上には、連結できるタイプのマットレスを3枚置き、その上にベッド全体を覆う敷パッドを敷いて家族で使っていますが、とても快適です。マットレスも薄めのものにしたので、パレットと合わせて15cmほどの高さしかなく、布団とあまり変わらない感覚で使えています。 通気性も良く、お手ごろ価格の「パレットベッド」。高さや大きさが組み合わせ次第という自由度の高さに、一番魅力を感じています。一緒に寝る家族の人数が増減しても、パレットの買い足しや組み合わせの変更をすれば、柔軟に対応できそうです。ずっと使える理想のベッドに出合えたので、末永く使っていきたいと考えています。 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:淡河なつめ2歳男児の母。司書として東京の図書館に勤務していたが、Uターン移住を機に、フリーランスのライターに転向。死産と流産の経験がある。
2021年04月25日現在、5歳と2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。乳児のころよりラクになったとはいえ、2人ともまだ寝かしつけが必要です。毎晩1時間近くも添い寝をするのがかなり苦痛になっており、そんなとき「寝ながら運動」を思いついたのです! そこで、私がおこなっている添い寝時間の有効活用法をご紹介します。 まだまだ添い寝が必要子どもたちをいつも決めた時間に寝室へ連れて行き、部屋を暗くして寝かしつけをしています。長男も次男も寝つきは良いほうなのですが、2人とも私が添い寝しないとダメで、子どもだけではまだ寝ることができません。 一緒に寝てしまえばラクなのですが、夫の夕食の支度もあるので寝てしまうわけにはいかない……。そこで、子どもが完全に寝付くまでこっそりと寝ながら運動をすることを思いつきました! 寝ながらストレッチ結婚前はヨガ教室に通っていたので、寝ながらできるヨガのポーズはいくつか知っていました。そこで子どもと一緒に横になりながら足上げ運動をしたり、腕を上に伸ばしたりいろいろ体を動かしています。もともとヨガは静かな環境でおこなうものなので、子どもに気づかれないように、ゆっくりとおこなうにはうってつけです。 体も柔らかくなり、もともとあった肩こりや腰痛もかなりラクになりました。子どもが寝るまではおしゃべりしながらできるのもメリットです。 動けなくてもあきらめない!次男はたまに腕枕や、私のおなかの上に乗って眠ることがあります。そんなときはストレッチができないのですが、あきらめません! 体が動かせないときは、手を使って顔のリンパマッサージをします。産後かなりお肉のついた顔をマッサージすると、次の日の化粧のりが全然違うのです。また、子どもを腕枕していて手を使えないときもあきらめず、目の運動! 部屋が暗くても目をぐるぐる回したり、ぎゅっと目をつむって開いたりといろいろしています。 泣きわめいて大変な寝かしつけの時期は過ぎましたが、まだまだ一緒に寝ないといけない子どもたち。寝たかなーと思ってそっと寝室を抜け出しても「ママ~! どこ~!!」と起きてしまいます。いつも「早く寝てくれ~」とイライラしていましたが、「自分磨きの時間」と楽しみながらおこなうことで、以前よりもだいぶ気持ちも体もラクになりました。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年04月25日GWや長期休みは、家族で過ごす時間が増えますね。いつもはお仕事で、なかなか育児に活躍できないパパもいるかもしれません。そんなパパが長期休みで活躍できる方法を紹介しましょう。 ママと相談して決めてみよう!GWや長期休み、パパとしてはママに喜んでもらいたいと色々計画するかもしれません。しかし、お互いの希望が違うと楽しめないこともあります。まずは、どう過ごしたいのかお互いに希望を出して話してみましょう。 ママにフリーの時間をあげたいと思っても、赤ちゃんと1日中2人でいたり、遊ぶのに慣れていないパパは、たった1日であっても大変に感じることがあるようです。ママたちは、「私はいつも1人でこなしているのに、1日ぐらいどうにかできるはず」と思いがちですが、慣れないことをするのは、最初は誰でも大変ですよね。 例えば、パパが一人でお子さんを見る場合は、昼間だけ、夜だけ、半日を2回などゆとりをもったスケジュールをたててみましょう。 家族の時間でパパが活躍できることGWや長期休みは、家族で一緒に遊んだり、お出かけしたいというママも多いかと思います。抱っこはママがいいというお子さんも多く、一緒にお出かけしてもママの負担が多くなることも。長期休みで一緒にいる時間が長くなるこの機会に、パパがたくさん抱っこをして、慣れてもらいましょう。 赤ちゃんは、パパにはドキドキやアクティブさを、ママには癒しを求めると言われています。また、普段ママとはできない・あまりしない遊びを選んで、やってもらうようにしましょう。力を必要とする体をたくさん動かす遊びや、スポーツが好きなパパであれば、お子さんが一緒にできそうなものに挑戦してみても楽しいかもしれません。また、普段できていないようだったら、お風呂に入れる、寝かしつける、離乳食・ご飯を作る、離乳食を食べさせるなどに挑戦してみましょう。もしできなかったり時間がかかっても、休みの日であれば生活リズムやスケジュールが多少ズレてもいいですよね。 ママのフリーの時間をつくるママの中には、パパに赤ちゃんを預けて、美容院や買い物、一人でお茶をしたいなど希望があるかもしれません。1日1人で赤ちゃんの育児をした経験がないというパパは多いかと思います。ママを求めて泣いちゃったらどうしよう、うまくお世話ができるかなと不安の感じるパパも多いかもしれません。まずは、事前にパパをメインとして赤ちゃんのお世話をしてもらうシミュレーションをしましょう。わからないことや困ったときは相談してもらうようにして、できるだけ手をださないようにします。シミュレーションをすることで、当日の不安が軽減されるかもしれません。注意点などは、メモしておいてもらうと安心ですね。 また、哺乳瓶を飲んでくれないお子さんなどはママと長時間離れるのは難しいかもしれません。授乳の合間の2〜3時間程度の外出にしたり、搾乳の準備や哺乳瓶の練習など検討してみましょう。 GWや長期休みは、旅行など特別なことをしなくてもパパの活躍で普段とは違う1日を楽しめるかもしれません。パパが普段、お仕事で育児になかなか関われないようでしたら、この機会にお子さんとたくさん接してみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2021年04月23日私には息子が2人おり、長男は12歳で次男は8歳です。次男が小学校にあがり、育児もラクになったので、3人目の計画をたてて授かったのは念願の女の子。兄たちは日ごろから掃除や炊事を手伝ってくれたので、妹が生まれてからも面倒をみてくれたり頼りがいがあるかなと期待しつつ、3人目は心穏やかに育児できる予定でしたが……。この歳の差でも私が育児にイライラしてしまったことをお話ししていきます。 新生児のころはまだ序の口娘を出産したのは兄たちが約1カ月の冬休みに入ったときだったため、実家で冬休み終了までお世話になることに。実家での上げ膳据え膳で、私は徐々に体力を回復。といっても出産時は37歳で、20代で産んだときよりも回復は遅いように感じました。 娘が生後2週くらいまでは、娘が寝ている間に自分のことや兄たちの学習を見る時間を作れていました。生後3週になったころから日中にグズって抱っこしたりする時間が多くなり、さらには毎日出ていた排便が綿棒浣腸をしても出なくなってしまって小児科へ受診したりと、徐々に娘に手がかかり始めました。 ですがグズったり、便秘は兄たちで経験済みで、私の不安は眠気くらい。まだ心に余裕をもって子育てできていたのです。 生後1カ月からつらいと思うことが増えて自宅に帰宅すると、娘の睡眠時間が3時間から2時間へと減り、そのうちの1時間は抱っこ……。生活音や兄たちの声ですぐ起きて泣いてしまうので、家事をする時間に余裕を持てなくなっていきました。生後1カ月までは兄たちも妹を抱っこしてくれ、炊事の間はあやしてくれましたが、ギャン泣きして泣きやまない妹を抱っこするのがつらくなり、「ママが抱っこしてあげて!」と言うように……。夫も「生後1カ月なのにこんなに泣いたっけ?」とぼやくほどでした。 娘と兄たちとの育児の違いに苦しむように兄たちの乳児期を振り返ると、人見知りが始まった生後5カ月あたりに私は夜泣きで苦労しましたが、生後1~2カ月での苦労は少なかったかもしれません。また授乳に関しても違いがあり、兄たちは母乳を飲んで3時間寝るという感じでしたが、娘は吸う力が弱く授乳回数が11~13回と多めで、常に抱っこで腰と足に負担がかかり……。女の子はラクだという人もいますが、まったくそう思えない私です。 大変なのは娘の育児だけではなかった思っていたよりも娘に手がかかるなか、兄たちの体調不良で学校からお迎えの連絡があったり、家庭学習をみることに加えて、長男の中学入学前の説明会や制服等の準備や卒業式に向けての親子行事などもありました。 さらには長男の思春期の始まりとも言える反抗的な態度や言動と、次男のお友達とのトラブルで頭の整理がつかないまま、時間に追われ余裕をなくし、イライラすることが増えるように。 このままでは私の感情が爆発しそうだと感じたので、スリングを購入し娘を抱きながらの家事・育児へ切り替えました。また、追視(※1)が見られ始めたので、抱っこができないときは動くおもちゃ付きのジムをベビーラックに設置して時間稼ぎをしています。(※1)生後2カ月を過ぎるころになると、動くものを目で追って見る「追視」をするようになります。 私は兄たちの夜泣き時期が大変だったので、娘も夜泣き時期が勝負だと思っていました。しかし、現実は娘ばかりに手をとられ、兄たちのことをする余裕がなくなり、イライラする日々に。生後2カ月の今では、ギャン泣きはあるものの、夜中は授乳後すぐに寝てくれてラクに。また笑ったり、ひとり遊びも始まったりして、癒やされるようになっています。 監修/助産師REIKO 著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2021年04月23日赤ちゃんは体が未発達のため、ねんねがまだじょうずにできません。そのため、寝かしつけは本当に大変。苦労しているママも多いのでは? そこで、3人のお子さんのママでもある保育士の井上りな先生に教えてもらった、「手軽にできて効果あり!」と話題の寝かしつけ神ワザをまとめて紹介します。 今回は生後0〜5カ月の低月齢ちゃんにおすすめのワザを集めました。いくつか試してみて、わが子に合うワザを見つけてくださいね。 お昼寝にも使えるワザ!:やさしい触れ合いで安心させるのがポイント おでこや眉間をやさしくなでなでお布団に寝かせたあと、赤ちゃんのおでこや眉間をやさしくゆっくりなでると、気持ち良くなって寝つく赤ちゃん多し。ただし、触られるのが苦手な場合も。嫌がるようなら無理強いはしないで。 耳元でハミング♪赤ちゃんはママの声が大好き。耳元で囁くようにハミングをしてみましょう。安心して赤ちゃんはスヤスヤ夢の中へ。歌は声がハッキリするため楽しくなりテンションが上がってしまうことも。ハミング程度が効果的です。 手と足を曲げて伸ばしてねんねの赤ちゃんも疲れていないと寝ないことがあります。手や足を持って軽く曲げたり伸ばしたり……体操してあげて。適度に疲れて眠りにつきやすくなります。 おうちにあるものを使ったワザ:心地良い揺れと包まれている感が○! 布団ごと抱っこ寝たと思って布団に下ろしたら泣く、背中にスイッチがついているかのような赤ちゃんが多いころです。これは寝ている場所が変わることが伝わり不安になるから。ベビー布団でくるんでユラユラし、寝たら布団ごと、そっと置くだけ。包まれている安心感と、心地良い揺れで寝つきも良くなります。 ベビーカーでご近所トリップベビーカーの揺れは赤ちゃんにとってとても心地良いもの。なかなか寝ないときは思い切って、家のまわりをぐるりと一周してみるのも手。ママも気分転換になりますよ。外に出るのが大変な場合は、玄関先でベビーカーを前後にゆらゆら動かしてあげるだけでもOK。 ワザを試す前にまず確認を!まずは赤ちゃんが安心して快適に眠れるように、環境や生活リズムを整えることが大事です。ワザを試す前に、次の項目ができているかチェックしてみて。 □部屋は電気を消して暗くしている□快適な温度や湿度だ(温度は50〜60%、室温は26〜28度が目安)□静かで落ち着ける環境だ□おなかが満たされている□おむつが汚れていない□毎朝決まった時間(遅くとも8時ごろ)に起こしている□日中適度に運動している いろいろなワザにチャレンジしても、寝ないことも多いもの。ママがイライラしたり焦ると、赤ちゃんにその気持ちがうつってしまい、余計寝なくなってしまいます。どれか効果があったらいいな、くらいの気持ちで試してみて。わが子に合うようにアレンジを加えても良さそうですね! ※寝かしつけ中は赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。※窒息の恐れがあるので、赤ちゃんの 枕元や赤ちゃんの顔の近くに ぬいぐるみなど置かないようにしましょう。※うつ伏せで寝ていたら、あお向けに戻してあげましょう。監修者:保育士 ライクアカデミー株式会社にじいろ保育園一之江 井上 りな聖徳学園短期大学部付属教員保母養成所(現:聖徳大学幼児教育専門学校)卒業。幼稚園での勤務後、保育園で10年以上にわたり乳児の保育を担当。現在はにじいろ保育園一之江で、保育補助として0歳児の保育を担当している。
2021年04月22日後追いの激しい娘に、つい何度も言ってしまい後悔したという「ちょっと待ってて」の言葉。ママはこの言葉を言うたびに、罪悪感にかられていたそうです。しかし、ある日ちょっと言い方を変えると、ママの心は軽くなったのだそう。さて、どんなふうに言ったのでしょうか? 現在第2子妊娠中、3歳の長女を育てています。長女の後追いが激しかったとき、自分が言う「ちょっと待ってて」の多さに猛反省したことがありました。しかし、ちょっと工夫をしてみたことで、私の心がスッキリした体験談をご紹介します。 後追いが激しい娘に何度もかけた言葉長女が2歳になる少し前、私への後追いが激しくなっていました。それでも私は激しい長女の後追いに困りながらも、できるだけ時間をとって向き合うようにしていました。とは言っても、長女が私にかまってほしいタイミングと私が家事に忙しくするタイミングがかぶってしまうこともあります。そんなときには仕方なく長女に「ごめんごめん、ちょっと待っててね! 」と声をかけながら、焦って家事をすることもたくさんありました。 「ちょっと待って」の多さに自己嫌悪ある日、長女の機嫌が最悪のときと家事のタイミングがかぶってしまうことがありました。「ちょっと待ってて」と言ったそばから「お母さん! お母さん!!」と何度も呼ぶ長女。長女に呼ばれるたびにイライラしながら「はいはい! ちょっと待っててね」と何度も言っていました。家事が終わって長女のところに行くと、長女は「うわぁぁ」と泣きながら私にしがみつきました。このとき「ちょっと待っててばっかりでごめんね……」ととても反省し、どっと疲れたことを覚えています。 言い方を変えると気持ちの変化が…母を求めて泣く長女に対して「ちょっと待ってて」の言葉は、だいぶ冷たく感じただろうな、と思った私は言い方を変えてみることにしました。「ちょっと待ってて」ではネガティブに聞こえるので、「よーし! これだけ片づけちゃうね! 」と言ってみたり、「ここだけやったらすぐ抱っこさせてね!」と言ってみたり。 結局、待たせることに変わりはないのですが、ポジティブな雰囲気で言うことで、まず私のほうが明るい気持ちになりました。一方長女はというと、残念ながらそれで後追いがおさまったということはなく……。それでも私のほうは「ちょっと待ってて」と言うたびに積み重なっていく罪悪感が少し減り、前向きになれたように感じました。 待つ側の長女の負担が減ったわけではないですが、用事を済ませて長女の元へ戻るときの私は、イライラして焦って家事をしていたときより笑顔でいられるようになりました。そのおかげで私の育児ストレスが減り、娘に対して明るく接することが増えたので結果オーライだったかなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2021年04月22日私は現在、3歳と生後8カ月の2人の娘たちを育てています。今回は3月生まれである次女の保育園選びについて、どういった経緯で保育園を選んでいったか、決め手は何だったのかお話ししたいと思います。 生後2カ月から保活スタート 次女の保育園選びは、次女が生後2カ月くらいの首がすわったころから始めました。狙うは次女が1歳すぎに入所できる4月入園の1歳児クラスです。私の住んでいる自治体は激戦区で、人気の園は1歳児クラスが50人くらい待機している状態も普通にあります。したがって、早期から保活を始める必要がありました。ちなみに私は「自宅で仕事をしている個人事業主」という扱いになるので、正直言って保活の持ち点が低く、元から人気の園は選ばないつもりでした。 小規模保育園を選択肢として挙げた次女は早生まれだったので、なるべく家庭的な手厚い保育をしてくれる保育園を希望しており「小規模保育園」を選択肢として挙げていました。 もちろん、小規模保育園だからどこでも良いというワケではありません。慎重に決めたかったので、保育園の見学は小規模保育園を中心に10軒は見て回りました。 自由度の高さが保育園選びの決め手たくさん見学してきたなかで、一番よかったのは「モンテッソーリ教育」を取り入れている小規模保育園でした。「モンテッソーリ教育」は、“自由に個別活動をさせる”という特徴があるそう。具体的には、公営住宅の中に園があるので、お散歩や外遊びも必ず一斉におこなうわけではなく、個々に「外に出たい気持ちになれば出る」といった具合でした。 また、モンテッソーリ教育独特の「お仕事」といって、手先の作業を集中しておこなう遊びに夢中になっている際は無理に外遊びへ連れていかず、室内遊びに集中させてもらえます。 ほかにも、この園では食育を大切にしていて、昼食はもちろんのことおやつまですべて手作りで、園児たちと一緒に野菜を洗うなど「お料理のお手伝いをしてもらう」ことに積極的な園であることも好感度が高かったです。そして、何よりも良いなと思ったことは、午後睡のあとも外遊びができるということでした。 小規模保育園には園庭がないところが多いようです。私の選んだ園も園庭はありませんが、公営住宅の中にあるため、午後睡のあとも簡単に敷地内の広場や散歩道に出入りしやすいなど、自由な環境が好印象でした。また、私自身が1歳から保育園に入っていたこともあり、「子どもの今やりたいことを尊重してくれる園」ということを重要視しました。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月22日私は2歳の女の子と1歳の男の子のママです。息子が生後5カ月で腰がすわったころ、今の会社にパートとして勤務し始めました。完全母乳で育てている息子がいることで働くことを諦めざるを得ないと思っていた私には、企業内保育所という存在はとてもありがたく、現在も2人の子どもとたちと安心して一緒に通勤できています。 完全母乳育児がかなえられる息子は哺乳びんの乳首が苦手で、何度練習しても晡乳びんで育児用ミルクを飲むことができず、保育園の入園と私の就職を諦めざるを得ないと思っていました。そんなときに、求人サイトでオフィスに託児施設が併設されている会社を見つけ、すぐさま応募。 面接の当日に、息子が育児用ミルクを飲めないため休憩時間に授乳に行きたいことを伝えると快く承諾していただけました。今まで自宅でみていた上の子も預けることができ、こうして完全母乳育児の私でも働くことが可能になったのです。 子どもの体調不良のときも安心できる子どもたちが企業内保育所に入所して間もないころはよく熱を出し、仕事を早退することが多かったのですが、保育所からオフィスに直接お迎え要請の連絡がくるため、仕事を比較的抜けやすい環境でした。 託児施設が併設されていることで職場にも働くママが多く、子どもの病気や怪我での早退に理解があり、早退はお互いさまという雰囲気はとてもありがたかったです。少し子どもの体調が悪いのかなと感じた日には休憩時間に先生に様子を聞きに行くことができるので、私は安心して働くことができています。 託児料が無料で経済的私のパート先の託児施設は、勤務時間中の託児料は給食費のみで預けることが可能です。わが家では3歳未満が2人いるので、公立の保育園では保育料がかなり高くなり、パート代がほとんど保育料で消えてしまうことになるため、託児料が無料なのはとても助かっています。 しかし、2019年から3~5歳の子どもは、幼稚園・保育園などの利用料が無料になったので、子どもたちが2人とも3歳を超えてから、同時期に同じ保育園への転園を考えています。 子どもたちの通う企業内保育所では、運動会や季節イベントの規模が一般的な保育園より小規模です。そのため転園についても検討していますが、授乳や保育料のことを考えて働くことを諦めようと思っていたときに企業内保育所という存在に出合えたことには、とても感謝しています。 監修/助産師REIKO著者:山田美緒2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月20日わが家には小学生の娘と幼稚園に入ったばかりの息子がいます。子どもたちは仲良しで、家ではいつも2人で楽しそうに遊んでいるのですが、実は、息子は寂しい気持ちを抱えていたのです。そんなわが家のエピソードをお伝えします。 幼稚園ではお利口さん息子は典型的な弟気質で、甘えん坊でわがまま。口で勝てない分、お姉ちゃんには手が出てしまうときもあるので、息子の幼稚園での振る舞いがとても心配でした。ところが先生によると、幼稚園ではお片付けも手洗いも率先しておこない、お友だちにもやさしく、手がかからない……というのです。 いつも家で大変な思いをしている私は「誰のこと?」と思ってしまうくらいでしたが、外ではスイッチが切り替わっているようでホッとしました。 ある日突然、「幼稚園行かない!」そんな息子がある朝突然、「今日は幼稚園には行かない!」と言い出しました。驚いた私は、どこか具合いが悪いのかなと何度も熱を測ったり体調のチェックをしたり、お友だちと喧嘩をしたのか聞いてみたりしました。 ですが、比較的おしゃべりがじょうずなほうとはいえ、まだ3歳の男子。息子の言っていることが、よくわかってあげられなかったのです。途方に暮れていたら、息子が泣き出しました。そして、こう言ったのです。「ママと遊びたい」。 忙しくてかまってあげられていなかった息子の言葉を聞いてハッとしました。そういえば「絵本を読んで」と言われても、あとでねと後回しにしてしまったことも。「あとでママとごっこ遊びがしたい」と言われたのに、してあげられないときもありました。頭ではごめんねと思っていたものの、日常の慌ただしさに流されてしまっていたのです。 私はこのところ、小学生のお姉ちゃんの勉強が忙しく、お姉ちゃんのほうに多く時間を割いていました。また、在宅ワークを始めたことで、息子をあまりかまってあげられませんでした。時間を見つけて公園にはしょっちゅう連れて行っていたのですが、息子は家でママとゆっくり遊びたかったのをずっと我慢していたよう。幼稚園でも頑張っていたのに、家でも我慢させてしまっていたのだなと申し訳なくなり、思わず息子を抱きしめました。 次の休日は、2人でたっぷり遊びました。あんな息子のうれしそうな顔は、久しぶりに見た気がします。忙しいことを理由に寂しい思いをさせてしまっていたこと、その気持ちを幼いながらも頑張って伝えてくれたことに、「ごめんね。そして、ありがとう」という気持ちでいっぱいでした。これからは意識して、家で息子と遊ぶ時間を作りたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:坂井香子おだやかな娘とわんぱくな息子の母。夫は別居中のため、完全ワンオペ育児奮闘中。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月19日私は現在、3歳になる長女と生後6カ月の次女の母親です。無口で育児など生活面において何も口出ししてこない無関心タイプの夫が、立派なイクメンに成長してくれるまでの過程をご紹介したいと思います。 夫は無関心、親せきにも頼れない環境夫は付き合った当初から、どちらかと言えば寡黙なタイプで、言い換えれば「何事にも無関心」な人でした。私の自由にやらせてくれる、といった良い面もあれば、本当に何も言わない人なので、長女を妊娠したときから「このままだと育児にも参加してくれないかも……」と不安が頭をよぎりました。 しかも、私自身の実親は毒親で頼れず、里帰りはしないつもりでしたし、夫の実家も遠方であるなどの理由からお互いの親せきには頼れないという状況でした。 夫しか頼れる人がいないと懇願だからこそ、私の頼りは夫しかいなかったのです。夫にも私の家庭の事情を話し、「こんな状況だから里帰りはできないし、したくない。だから協力してほしい」と懇願。 夫も私の切迫した状況を把握してくれたのか、「できる限り協力する」と応えてくれました。その後、私は難産の末に長女を出産。産後は夫の育休取得などに向けて夫婦で話し合いましたが、結局実現できず……。退院直後から私と長女2人きりの生活がスタートしました。 一番苦しい時期を見守ってくれた夫初産で里帰りもなく、退院初日から長女と2人きりという、気持ち的にも切迫した状態を夫はずっと見守ってくれました。 産後1~2カ月間が心身面で一番しんどい時期だったのですが、その私の苦しみを夫が間近で見ていたことで、結果的に目の前にいる長女のことや家事などが他人事ではないという意識を持ち始めたのです。そして仕事のない日には、食器洗いや掃除、料理など、授乳以外のすべての家事をできる限り引き受けてくれました。 なぜ無関心タイプの夫がここまで育児や家事に協力的になったかというと、一番の理由は「タイミング」にあったと思います。産後直後の一番苦しい時期に、夫と一緒にいられたこと。私たち夫婦にとって、新たな家族を迎えたという重要な局面で、まさにベストタイミングでした。紆余曲折しながらも、夫は私を受け入れてくれ、見守り、手伝えることはすべて引き受けてくれました。もちろん、次女が生まれた現在も、しっかりと育児や家事をこなしてくれています。私はこの恩を忘れませんし、大ピンチの局面を共に乗り切った夫を心から信頼しています。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月19日わが家には6歳の息子と2歳の娘がいます。私たち夫婦の希望が叶って、年の差は4歳。入園や入学する年が重ならないようにという理由です。しかしそこにはまさかの落とし穴が。息子の小学校入学と娘の保育園入園が重なるという事態が起こったのです。準備する物の多さに戸惑いながら、バタバタした生活を送った体験談です。 娘が保育園に入れず…娘は満1歳で保育園に通う予定でした。お兄ちゃんと同じ保育園に申し込んだので、私は4月から入園できると思い込んでいました。 しかし、まさかの保留通知が。私の住む地域に大規模なマンションが建設されたこともあり、保育園激戦区になってしまったのです。次の年は、できるだけ多くの保育園に希望を出しました。何とか決まった保育園は第8希望でした。 兄妹そろって入学・入園娘の入園が1年ずれたことで、息子の小学校入学と重なってしまうことに。それぞれの小学校・保育園からは大量のプリント、準備する物は盛りだくさん。 何から手を付けたらいいのか途方にくれながら、必死に準備をしました。夜中までミシンをかけ、休みの日には買い物に行き、私はクタクタ。頭が回らないと買い忘れなどのミスも増え、悪循環。何か忘れている物があるような気がする……そんな毎日を過ごしました。 入学・入園後も大変やっとの思いで準備を終えて、ひと安心⋯⋯と思いきや、新しい生活が始まると慣れるまでは子どもも大人も大変です。朝起きる時間も家を出る時間も変わります。2人の子どもの準備もあり、朝はいつもバタバタ。 帰宅後は疲れているせいか、2人とも不機嫌になってしまいます。知らない場所に緊張しているんだなとは思いますが、2人の様子を注意深く見守るのもなかなか疲れます。1カ月ほどは落ち着かず、私のストレスは溜まる一方でした。 兄妹によい影響もいろいろと大変でしたが、兄妹には良い影響もありました。お互いが新しい生活に慣れるために頑張っているのだと思えたようです。子どもたちから「〇〇ちゃんも新しい保育園で大変だから、僕もしっかりしなきゃ」「お兄ちゃんが学校行くから、〇〇も保育園行くんだよね?」という言葉が聞かれました。 自分だけが大変なんじゃないと感じられたことで、2人とも大きく成長できたと感じています。2人が頑張っている姿を見て、私もしっかりしなきゃと思えました。 年の差が4歳という希望は叶ったものの、計画とは異なる結果に。入学と入園が重なるのは本当に大変だと痛感しました。その反面、兄妹がそろって新しいスタートを切れたことで、良いこともありました。予想とは違った結果でも、プラスの面に目を向けられたことは私の自信になりました。 監修/助産師REIKO著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2021年04月16日私は2歳の男の子と0歳の女の子のママです。2人目(長女)の妊娠期間から始まった息子のイヤイヤ期……。ごはんを食べること、着替えをすること、何でも嫌がり困っていました。切迫早産で自宅安静の間は息子と外出できなくてわかりませんでしたが、2人目を出産後に息子が歩いてくれなくて急に立ち止まる、手を振りほどいてどこかへ行ってしまう、抱っこをせがまれることが多くなっていました。そんななかで見つけた解決策をお伝えします。 道路脇の白線などを電車の線路に見立てて歩く私が住んでいる場所は住宅街ですが、自宅付近に歩道のない道があります。息子がそこで急に手を振りほどいて道の中央へ行こうとすることがあり、本当に困っていました。そんなときに道路の白線を電車の線路に見立てて、「◯◯(知っている電車の名前)発車しまーす!」などの声かけをして、ガタンゴトン、カンカンカンなどと言いながら歩くと、電車が大好きな息子には効果があり、歩いてくれるように。その際、安全のため白線から離れて内側を歩くように注意しました。ただ、歩道がある場所だと息子が車道に近い場所を通りたがり、うまくいきませんでした。 あえて車の多い通りを歩く電車だけではなく、車も好きな息子。今度は車の多い道を選ぶことにしました。車の多い道へ入る前に必ず車道には絶対に出てはいけないこと、歩道を歩くことを約束してから、飛び出せないようガードレールのあるところで車道側を私が歩くようにしました。 そして、車の多い道へ移動。「あ! あれはなぁに?」と車がくるたびに息子に聞きながら歩くと、これも効果あり! 「赤いくるま!」「ダンプトラック!」など大きな声で楽しそうに答えながら歩いてくれるようになりました。 かばんに車や電車のおもちゃを入れておくどうしても立ち止まってしまい、「抱っこして!」と言われてしまったら……。休憩しても気持ちが変わらないとき、車や電車のおもちゃを渡し、手を繋いでいないほうの手で持ってもらい、空中で走らせるまねをしてもらいました。 そして「◯◯(電車や車の名前)気持ち良さそうに走っているね!」などの声かけをしながら歩くと、これも効果あり! お気に入りのおもちゃなのでしっかりと持っていてくれるため、途中で飽きることもありませんでした。 私が2人育児をしていて大変なことの1つが、外出です。娘を抱っこしていると、息子まで抱っこするのはひと苦労。手を振りほどいて走られたら追いかけるのもさらにひと苦労です。外出するときは、これからも息子が大好きな電車や車に頼っていきたいと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:八木さつき2歳男児、0歳女児の母。ケアマネージャーの資格を取得。妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆している。
2021年04月14日赤ちゃんが生まれる前から犬を飼っていたわが家では、犬と赤ちゃんが仲良くできるかとても心配でした。しかし、犬はすぐに赤ちゃんのことを大切な存在と認識したらしく、すっかりナイト気取り。いや、もうあれはすっかりお母さん気取りでした。わが家の犬と赤ちゃんの不思議な関係をご紹介します。 わが家の小さな犬は甘えん坊わが家の犬はミニチュアダックスフンドだったのですが、成犬になっても仔犬サイズのおちびちゃん。夫の仕事の関係で故郷を離れて暮らしていた私は、寂しくて仕方がなく、夫に頼んで迎えた犬です。 この犬はメスなのですが、とにかく甘えん坊。子どもをつくろうと考えていた私たちは、そのころから「赤ちゃんに嫉妬するかな?」と少し心配していました。 妊娠してもおなかに飛び乗ってくる犬…ついに赤ちゃんを授かったわが家では、犬と赤ちゃんの生活について本格的に調べ始めました。赤ちゃんに嫉妬して怪我をさせた犬などの怖い話もありましたが、赤ちゃんにやさしく寄り添う犬の話もたくさんありました。 「うちの犬はどうだろう?」と思いつつ、犬にも「赤ちゃんがおなかにきたんだよ」と言って聞かせるように心がけました。ところが、犬にはやはり言葉が通じず、大きくなってきたおなかに飛び乗られることもしばしば……。出産まで不安は募るばかりでした。 赤ちゃんが生まれると犬の態度が一変!そして元気な男の子が生まれ、いよいよ犬と赤ちゃんのご対面のときを迎えました。すると、いつもうるさい犬があまり吠えません。それどころか、しっぽを振りながら静かに赤ちゃんをのぞき込みました。 しかし、困ったことに私や夫がおむつを替えようと赤ちゃんに近づくと、唸り声を上げて警戒するのです。どうやら犬は赤ちゃんを自分の子どもだと思った様子……。それでもやはり、赤ちゃんと犬を2人きりにしないように気を付けていました。 結局、犬の母親気取りは最初の3カ月くらいで、赤ちゃんが生後4カ月くらいになると友だちのようにじゃれつくようになりました。体の大きさが同じくらいになったためか、保護の対象ではなくなったのかなと思います。 小さな犬にも、赤ちゃんを自分より弱い存在として慈しむ心があることに驚いた体験でした。今では犬と赤ちゃんの立場はすっかり逆転。兄と妹のような関係になっています。現在2人目を妊娠中なので、2人目が生まれたときにも犬は同じ反応をするのか、はたまた違う反応をするのか、ちょっぴり楽しみです。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:鏡 環2歳の息子の母。現在第二子妊娠中。元高校教員。うつ病と闘いながら夫と二人三脚で育児に励む。
2021年04月09日夫との話し合いにおける重要なポイント、「相手を否定しない」「視覚で伝える」「改善案を具体的に出す」について、体験談をふまえて紹介しています。私の仕事と子どもの保育園が始まり、新生活をスタートさせたわが家。はじめは今まで通り家事も育児も私がすべておこなっていましたが、とうとう時間に追われる毎日に限界を感じました。夫と2人で会議を開いた結果、夫が家のことを積極的におこなってくれるようになりました。会議の流れや気をつけたことを紹介します。 まさかうちの夫からこの言葉が…?会議は突然開かれたわけではなく、きっかけは夫のひと言でした。「家事しんどいなぁ」と弱音を吐いた私に「俺のほうが大変だよ」とポツリ。ん? もしかして私の生活、夫にはイージーモードに見えている⋯⋯?「そっか、お疲れ様」と返事しましたが、心は大騒ぎ。 確かに私と違って出来高制の夫はストレスが大きいですし、同じ職種なため大変さは理解できますが、「頑張っていることが伝わっていない」という事実にとてもショックを受けました。 冷静に現状を分析してみるとはいえ、本当に自分が甘いのかもしれないと思った私。とりあえず現状を紙に書き出すことにしました。まずは、私が毎日していること。 「えっと、朝は家事のこれとこれ、あと子どものごはんと⋯⋯夜は⋯⋯」。スラスラと出てきたものの、思っていたよりもだいぶ少ない量。やっぱり甘えていたのかな?と次に夫の欄に移ったときにハッとしました。 何も書くものがない! 朝はゆったりと自分の準備だけして、(シャツのアイロン、スーツの手入れは私)夜はゆったり明日に備えている夫。 「私、頑張ってる!」という証拠を揃えた私は、会議の決行を決意しました。会議の日程は、次の日も休みで心穏やか、子どもが寝ていてゆっくり話せる、というポイントを押さえた土曜日の夜にしました。 導入が肝! 素直に聞いてもらうために時間になったらまず「(夫)くんが最近頑張っているなと思うところ」と、「私が最近できてないなと思うところ」を発表しました。うちの場合、頭ごなしに責めると夫が拗ねて話し合い終了!となる危険性がありました。それを回避するためにも、まずは褒めて、謙虚に出ることにしました。 結果は大正解。満足そうな夫に、次は同じように「私が最近頑張っているなと思うところ」と、「自分(夫)が最近できてないなと思うところ」を発表してもらいました。出だしで心が満たされている夫なので、思惑通り「家のことを任せっきりにしていることを自覚している」と素直に認めてくれました。 家族は「協力し合う」もの後半戦が始まり、「毎日していることリスト」を出しました。ドヤ顔を隠しつつ、「労働時間的に、私が多いのは当然だけど⋯⋯」とひと言を添えました。夫は少し目を通したあと、なんと自分から「朝の洗濯物干しとゴミ出しならできるかも」と申し出てくれたのです。その日から夫は本当に早く起きて洗濯物を干してくれていますし、夜もたまに食器洗いや子どもの世話をしてくれるようになりました。 すると不思議なことに、以前はダラダラする夫にイライラしていた私も、「そんなにしなくていいよ! ゆっくりしてな!」と言えるようになったのです。おそらく私は夫に家事をしてほしかったわけではなく、「協力し合って生活しているという実感」が欲しかったのです。 今回は成功しましたが、これまで幾度となく話し合いに失敗してきた私。反省を繰り返して、「相手を否定しない」「視覚で伝える」「改善案を具体的に出す」というポイントに辿り着きました。これからも子どもの教育方針、お互いの両親のことなど大事な話し合いの機会は増えていくはず。その都度、夫としっかり向き合っていきたいです。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 作画/はたこ著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月08日私には4歳と1歳4カ月の子どもがいます。2人とも生後5カ月のころから離乳食をスタートさせ、2人ともたくましい食欲で、「偏食」「食べムラ」などのお悩みは皆無でした。友人からはよく「そんなに食べてくれて気持ちいいね」「そんなに食べてくれたら心配いらないね」と言われるのですが、私としてはよく食べるからこそ悩んでいることがありました……。 1歳半時点で11.5kg上の子が1歳半のころ、「1歳半にもなると集中して食べてくれない」「偏食が出てきた」「体重がここ数カ月変わっていない」などと言い始める同年代の子どもを持つママ友が多くいました。 そのころ、上の子はピーマンやごぼうなど、苦みや独特のにおいがある食材もなんの問題もなくバクバクと食べていました。体重も1カ月あたり300g前後メキメキと増え続けていて、11.5kgほど。1歳半の平均体重を上回っていました。 体重が増え過ぎないための対策その1私はこの時点で「このままの食欲が続いたらとんでもない体重になるのでは?」と気づき始めて、2つの対策を取ることに。1つ目は「あえておかわりをさせていっぱい食べているように感じさせる」作戦です。 食欲旺盛な上の子は、盛り付けられた量では「足りない」と怒りをしめすようになっていました。しかし、上の子の食欲に任せておかわりを与え続けては、体重が増える一方です。そこで1回目の量は少なめに盛り付けておかわりできるようにし、たくさん食べているように感じさせました。 体重が増え過ぎないための対策その22つ目の対策は「なるべく加工食品・ジュース・お菓子は与えない生活を意識する」ことです。たとえばちくわ、ソーセージ、幼児用レトルト食品系を控えたり、おやつは果物やベビーせんべいなど甘さ控えめなお菓子にしました。 また飲み物もジュース類は基本的に出さずに、お茶か牛乳です。野菜・果物100%ジュースすら滅多に出さない徹底ぶりで、これを3歳過ぎまで続けていました。1歳半時点で「このままでは体重が増えすぎる!」という恐れがあったため、早期に食生活を見直せたのはよかったです。 そんなプチストイック生活を続けながらも、3歳を過ぎたころから徐々に野菜ジュースや幼児用おかしを解禁し、現在上の子の体重は18kg越え。大きめですが対策をとっていなければもっと太っていたはず。また、偏食やむし歯などは今のところ一切なく、健康優良児です。下の子に関しても同様の対策を今後も継続していきたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月08日私は2児のママですが、下の子を出産後は里帰り出産もなく、退院直後からワンオペ育児でした。2人育児がハード過ぎて徐々に母乳育児から遠ざかり、下の子が生後2カ月のころには完ミ育児に。そんな私が感じた「ミルク育児のメリット」をお伝えします。 ママが気兼ねなく服薬できる上の子の授乳では混合育児をおこなっていた私の実体験なのですが、母乳を飲ませている時期に風邪や病気にかかってしまった場合、服薬のことで非常に悩んだ記憶があります。 下の子が生後2カ月のときから私の疲れがピークに達し、目が腫れたり咳が止まらなかったりと心身の過労からくる症状に悩まされました。病院を受診しお医者さんに服薬をすすめられても、完ミ育児のおかげでお薬の種類で悩む必要はなかったです。子どもが2人になると横になって休んでる時間がほぼないので、さまざまな不快症状もお薬のおかげですぐに治ったのは本当にありがたかったです。 上の子と2人きりの濃密な時間を過ごせる私は退院直後から親戚などに頼れず、日中はひとりで育児をおこなっていました。上の子は、私の産後直後は特に退屈さと寂しさで情緒不安定になっていました。そこでいろいろな方に相談したところ、どの方からも「上の子と2人きりの時間をなるべく取りなさい」とアドバイスを受けました。 そして私は思い切って、上の子と濃密な時間を過ごすべく遊園地などの遠出を決行。上の子とおでかけの際は、下の子はパパに預けました。完ミ育児だからこそ、授乳のことを気にせず他の人に預けることもできたのです。そして、1日中ママと2人で過ごせる時間をたっぷり取ったおかげで、徐々に上の子の気持ちも落ち着いてきました。 下の子の生活スケジュールが整う下の子を完ミ育児にしたおかげで、授乳後は毎回「いくら飲めたか」が数値ではっきりとわかります。これが、下の子の生活リズムを整えるのに非常に役立ちました。 上の子のときは混合育児で育てていたので、一体どれだけ飲めたかが確認できず、オロオロして昼寝のタイミングを失い、気付けば夕方……なんてこともありました。 下の子はしっかりと飲んだ量が確認できるので、泣いていても「さっきは遊び飲みしていつもの半分量しか飲まなかったな」などと理由がわかり、そんなときは育児用ミルクを足したりと臨機応変な対応ができました。満腹になると良く寝てくれるので、自然と生活リズムが整いました。 赤ちゃんを育てていくうえでさまざまな授乳スタイルがありますが、2人目を出産後しばらくはどうするべきかと悩みました。そのなかで、「自分が本当に大切にしたいことは何か?」と考えたことで、授乳スタイルが定まったように思います。特に2人目以降の出産は上の子もいますので、人と比べたりひとつの方法にこだわったりすることなく、柔軟に対応することが大切だと学びました。 イラスト/おんたま監修/助産師REIKO著者:黒井夢乃二女の母。歯科衛生士資格あり。二女出産前まで歯科医院にて勤務。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月08日お子さんの言葉づかいが悪くなってきて困っていたママ。「どこでそんな悪い言葉を覚えてきたの?」と聞くと、お子さんから意外な回答が……。過去の言動を大反省したママの体験談です。 現在、5歳・2歳のやんちゃな男の子2人を育てています。最近、もうすぐ6歳になる長男が「バカ」「あっち行け」「うるせーな」など言葉づかいが悪くて困っていました。幼稚園やYouTubeで覚えたのだろうと思っていましたが、本人に聞くと意外な答えが……。大反省した体験をお伝えします。 言葉づかいが悪すぎる!最近の長男はとにかく口が悪く、何か注意しても「面倒くせーなー」「ぶっとばすぞ」など耳を覆いたくなるような言葉の数々。2歳の次男までが長男をまねて、舌足らずな声で「ぶっとばすぞ」と言ったときは本気で子育てが嫌になりました。もちろん、次男は言葉の意味を理解していないですが、これは本当になんとかしないといけないと思い、原因を知るため、長男にどこでこの言葉を覚えたのか聞き取り調査をすることに。 原因は…私!?すると「ぶっとばす」「バカ」はアニメのキャラクターが言っていたセリフとのこと。確かに「ぶっとばす」はそのキャラクターがよく言っているなぁ……と納得。日常的に使って良い言葉ではないことを、一緒に見ているときにきちんと説明しなければいけなかったと反省しました。他の言葉も「幼稚園で〇〇君が言ってた!」とも。 長男と話していると、「悪い言葉」というのは何となく理解している様子。幼稚園では他のお友だちには言っておらず、家で私や弟にだけ使っているとのこと。しかし、乱暴な言葉だし、聞いた人が悲しくなる言葉なので使わないようにと言い聞かせました。最後に「あっち行け」の発生源を聞くと、長男は驚いた顔で「ママだよ」と。 一度だけでもダメ!?「ママがそんな言葉使うわけないでしょ!?」と驚く私に、「ママ、前に怒ったときに言ってたよ!」とのこと。そう言われると確かに、体調が悪くてイライラしているときにワガママを言われて思わず使ってしまった記憶が……。ただ、自己弁護すると言ってしまったのは本当に一度だけですし、日常的には使っていません。ただその「一度」だけでも子どもにとっては覚えるのには十分、衝撃的な言葉だったようです。大反省しました。 社会生活を送るなかで、子どもが悪い言葉を覚えてきてしまうのはある程度は仕方のないことだと思います。ただ、今回の場合は、私が悪い言葉を使うことで子どもも「ママが使ったなら、僕も使ってもいいんだ!」と思ってしまったようです。一度だけであっても使うべきではなかったと反省しました。今は子どもと一緒に私も正しい言葉づかいをするように気を付けています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2021年04月06日なかなか思うように離乳食が進まなかった次男。特におかゆを嫌がり、離乳食を始めて1カ月が経っても、おかゆはまったく食べてくれませんでした。試行錯誤しておかゆを作っては、拒否されて落ち込む毎日。そんな私を救ってくれたのは、意外にも長男のときに綴っていた育児日記だったのです。 思うように進まない次男の離乳食生後6カ月から始めた次男の離乳食。6歳上の長男のときのことはすっかり忘れてしまったので、初めての気持ちで本を見ながら取り組みました。ところが、なかなか思うようには進まず、次男は特におかゆを拒否。すり鉢ですりつぶすのをやめてブレンダーを使ってみたり、一歩戻って重湯だけをあげてみたり。あれこれ試行錯誤しましたが、ことごとく拒否されて、落ち込む毎日でした。 コロナ禍でママ友に頼ることもできずママ友に相談をしたり、愚痴をこぼしたりすることができれば、少しは気持ちもラクになれたのかもしれません。長男の子育てで悩んだときにも、周りのママ友に話を聞いてもらい、助けてもらったことがよくありました。ところが、運悪くわが家は見知らぬ土地に引っ越してきたばかりでした。自粛生活が続くなかで、外に出てママ友をつくる機会も失ってしまい、気軽に相談をすることのできる仲間が1人もいませんでした。そのまま誰にも頼ることができず、ひとりで悶々と悩む日が続いたのです。 私を救ってくれたのは、まさかの自分!?ある日ふと思い立ち、長男が赤ちゃんのころに書いていた育児日記をひっぱり出してきました。長男と次男は6歳も離れているので、当時のことはあいまいな記憶しかありません。そして、読み進めてみてびっくり! なんとそこには「おかゆを全然食べてくれない」「重湯でもだめだった」と今とまったく同じ悩みが書いてあったのです。 6年前、おかゆをまったく食べなかった長男も、今では学校の給食を毎回おかわりするほど、好き嫌いなく何でも食べる元気な子。おかゆが嫌なら、食べられるものをマイペースであげれば良いのだ、と一気に肩の力が抜けました。 育児の悩みは次から次へとやってきて、少し前に自分が何に悩んでいたのかさえ、私はほとんど覚えていませんでした。長男のときに記録のつもりで書いていた育児日記が、まさか6年越しで自分を助けてくれるなんて思いもしませんでした。育児日記を記していた過去の自分に感謝しています。 監修/助産師REIKO著者:木梨あかり7歳、1歳の男の子兄弟の母。不妊治療、早産、海外での子育て、年の差育児など、自身の体験をもとに執筆中。
2021年04月06日事務的な用事で遠方へ出向かう必要があり、1歳半の息子を初めて他人に預けることになった私。「他人と長時間2人きりで大丈夫かな? ずっと泣きわめくんじゃないかな……」と、平日は家でずっとママである私と2人きりの人見知りが強い息子が心配で仕方ありませんでした。しかし、実際預けてみると息子の意外な成長ぶりにびっくり! そんな私の体験談を紹介します。 大泣きの息子どうしても息子と同伴できない用事があり、もともとベビーシッターをしていた信頼できる友人に息子を預けることになりました。友人宅へ連れて行くと、息子は何か感じたのか友人宅へ入るなり私の足元にべったりくっついたあと、大泣き。 私は「こんなすぐに泣きだして、この後の半日もどうなるんだろう……」という不安と友人への申し訳なさでいっぱいに。でも、友人は「最初はどの子もこんな感じよ。ママと離れたら諦めて遊ぶから大丈夫よ!」と私を送り出してくれましたが、息子の人見知りを知っている私は心配で仕方ありませんでした。 息子と離れたものの…大泣きする息子を背に私は目的地へ向かったものの、「泣いてぐずってないかな? 友人が困っていないかな?」と気になって仕方がありませんでした。しかし、その反面「友人は子守りのプロだし、きっとうまく対応してくれる!」と自分に言い聞かせ「早く用事をすませて迎えにいかなきゃ」と急ぎ足に。 少し空いた時間に友人にメールで息子の様子を伺ってみると、「ママとバイバイしてから1回も泣かずに遊んでるよ! ごはんも全部食べていい子にしてる」と返信があり、まさか私と離れて1回も泣かずに、機嫌よく遊んでいるなんてびっくりで信じられませんでした。 驚きの息子の反応私はできるだけ急いで用事を済ませて友人宅へ息子を迎えにいきました。すると、息子は本当に機嫌よくボールを片手に持って友人のあとを追って、家の中をテクテク歩いて遊んでいるのです! しかも、私の姿が見えても「あれ?」といった表情で遊びを続けています。 私は想像もしなかった光景に驚きしかありませんでした。友人は、「子どももずっと泣くのは疲れるからね、子どもは環境に早く順応するものよ」と。ママの私も息子と離れるなんて初めての体験でしたが、子どもと離れることで親も学ぶことがたくさんあるのだと気づきました。 息子と離れたことが一度もなかった私は、息子が心配で仕方ありませんでした。しかし、結果は意外な息子の反応や成長ぶりに驚きとうれしさでいっぱい! ずっと息子と一緒だと気づかない息子の成長も離れて初めて気づくことがあり、親にとっても子どもにとってもいい経験になるのだと学びました。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2021年04月05日2児の姉妹ママが、次女出産をきっかけに感情のコントロールをするのが難しくなったようで、次女が生後半年のころに思い切って精神科を受診したところ、適応障害と診断されました。今は感情の落ち着きを取り戻しましたが、過去について悔やんでいる点があるそうです。 私は現在、4歳と1歳の2児のママです。次女が1歳になる前、精神科を受診して「適応障害」と診断を受け、服薬を開始しました。今は子どもの成長とともに育児も少し落ち着いてきて、かつ自分自身の仕事も安定しているので、服薬しなくてもある程度余裕を持って子どもたちを見られるほどにメンタル面が安定しています。そんな、今の私だからこそ言える、長女に対しての反省と後悔の念を体験談としてお伝えします。 精神科で適応障害と診断されるまでの経緯次女が生まれてからというもの、長女のメンタル面を配慮せずに怒鳴りつけるなど、我慢させてばかりの日々でした。長女の寝顔を見るたび「ごめんね、明日からは反省して良いママになるから」と心に決めても、次の日には自分でもコントロールできないくらいすぐ怒鳴る自分が恐くなり、ついに次女が生後半年のころに精神科を受診することに決めたのです。 精神科医に今までの経緯や、感情抑制がきかないことなど包み隠さずお話しして、すぐに「適応障害である」との診断を受けました。 悪いことをしたなと思った2つのこと適応障害の主な原因は育児疲れだと医師から言われたのですが、次女が生まれてから1歳を過ぎるまでの間は、本当に大変でした。自分自身も予想以上に2人育児がキツくて、長女に当たりっぱなしだったと思います。 しかし、比較的余裕のある今、「長女の甘えを受け入れられなかったこと」と「自身の余裕のなさから長女の感情を置き去りにしてしまったこと」に対し、悪いことをしたなと反省しています。 長女の甘えを受け入れられなかった今だからこそ理解できるのですが、次女が生まれたときは長女はまだ3歳にもなっていないころだったので、当然、ママに甘えたい気持ちがまだまだあります。そこに次女のお世話のタイミングなど、私の事情は関係ありません。 次女が生まれたばかりのころは、「ママ、着替えられない!」「ママ、お外行きたい!」などといった欲求すら、私の日常ルーティン(洗濯や料理する家事の時間帯)と噛み合っていなければ、すべてイライラして「今忙しいから!」とバッサリ切り捨てていたように思います。 一番私が暗かった時期は「長女はなんでこんなにわがままなんだ」とイライラしていましたが、今思えば月齢に沿った自然な行動をしていただけだと思います。私が自分勝手だと解釈してしまったのは、自分自身のゆとりのなさからくるものでした。 ゆとりが持てる環境は「自らが作り上げて得られるもの」と「時間の経過で自然に得られるもの」と2つあるのだな、と実感しています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:石塚みよ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月05日