内閣府政府広報室はこのほど、花粉症対策の基本情報について、政府広報オンラインで発表した。花粉症の原因となるスギ・ヒノキ花粉は、地域などにもよるが、例年2月から3月にかけて飛散のピークを迎える。今回は、すでに症状が出ている人だけではなく、まだ症状が出ていない人のための予防策についても紹介している。すでに症状が出ている人に向けては、悪化を防ぐ「つけない」「持ち込まない」「こまめに掃除」の3つのポイントを紹介。花粉を「つけない」ために、外出時は、マスク、メガネを着用するほか、綿、ポリエステルなど花粉が付着しにくい衣類を選ぶことも大切だという。帽子をかぶると、頭や顔への花粉の付着を減らすことができる。また、外出先から帰ったら、衣類や髪の毛などに付着した花粉をよく落として、家に「持ち込まない」ように心がけることも重要。うがいや洗顔などをすると、顔やのどに付着した花粉も洗い落とすことができる。室内にもたくさんの花粉があるため、こまめに掃除機をかけ、室内の花粉を減らすことも大事だという。まだ症状が出ていない人のための予防策としては、「規則正しい生活習慣」を挙げている。花粉症の発症や症状の悪化には、生活習慣の乱れによる免疫機能の異常が影響すると言われている。そのため、十分な睡眠や適度な運動など規則正しい生活習慣を心がけ、正常な免疫機能を保つことが大切。また、鼻などの粘膜を正常に保つためには、風邪をひかない、たばこを吸わない、過度の飲酒をしないこともポイントとしている。一方で、毎年花粉症の症状が現れている人は、悪化する前に「初期療法」を行うことも効果的とのこと。初期療法とは、花粉が飛び始める前から予防的に抗ヒスタミン薬などを服用するというもの。症状が出てから治療を始めるよりも症状を軽減し、治療期間が短くなるなどの効果が期待できるという。環境省によると、今シーズンのスギ・ヒノキ花粉の飛散量は、前年と比べて一部地域に「やや少ない」があるものの、全国的には「並」「かなり多い」と予測されている。花粉の飛散時期、飛散量などについては、環境省のホームページでも情報を公開している。
2016年02月19日ヤフーは2月19日、「Yahoo!地図」アプリ(iOS、Android)において、全国102カ所の観測点の花粉飛散量予報を5段階の花粉アイコンで地図上に表示する「花粉情報」の提供を開始したと発表した。「Yahoo!地図」アプリでは、“外出先の花粉飛散量は?”“洗濯物を屋外に干してもいい?”などの花粉症対策の参考として活用してもらうことを目的に、5月中旬まで「花粉情報」を提供する。「花粉情報」は、毎日朝・夕2回更新され、当日・翌日・翌々日の3日分の情報が確認できる。「花粉情報」の利用には、検索窓横のメニューをタップして「花粉情報」を選択する。また、指定地点の翌日の花粉飛散量予報が“非常に多い”場合には、前日19時頃に通知を受け取ることも可能だという。
2016年02月19日今年は暖冬の影響もあって、早く到来した花粉症シーズン。もう目と鼻が花粉症の餌食になっている人も多いのでは?「なんとかしたい!このツラさ!」と悲鳴を上げているあなたに、花粉症対策に使えるテクニックを一挙ご紹介。メリット・デメリットも含め、これさえ読めば花粉症ケアはマスターできるはず!マストな対策アイテム花粉症の人にとって手放せない三種の神器「薬・マスク・点鼻薬」。これにプラスαで「花粉症対策メガネ」を使用している人も。今年から花粉症デビューというあなたは、まずこの3つを揃えるところからスタートです。薬と点鼻薬は、ドラッグストアで売っているものもありますが、デビュー患者は医療機関にかかるほうがベター。マスクは密着性がモノを言うので、顔のサイズにあったものを探し出しましょう!マスクが合っていないだけで、鼻水の量・クシャミの回数は格段に違ってきます。徹底的にケアしたいなら!医療ケア仕事などで「鼻をなかなかかめない」なんて人は、花粉症の症状を徹底的に抑えてしまう秘策の道も。医療機関で受けることが出来るボトックス点鼻薬は、副作用の心配もなく、取り入れやすいケア方法です。個人差はありますが、花粉症ケア持続期間は1〜3週間ほどでコストは約1万円前後。ただし、効果を感じる人もいれば、「あれ?全然効果が分からない……」なんて意見もチラホラあるのが現実です。ちょっとでも症状を軽くしたいと思うあなたの選択肢として、考えてみては?「本格的に鼻水をSTOPさせたい!」と強く強く願うのならば、ステロイド注射という最終手段もあり。しかし、副作用があり、ホルモンバランスが崩れてしまう可能性も。更年期障害のような急な発汗・ほてり・倦怠感などの症状が起こったり、不正出血なども起こりかねないので、挑戦するなら覚悟が必要かも。とは言え、鼻水の出なさは天下一!恐ろしくなるほど、鼻のムズムズさえも皆無になります。一般的に約1万円前後のコストで、持続期間は1シーズン。ちょっとでも快適に過ごすためのケア三種の神器だけに頼らず、家でもできる花粉症対策を取り入れるのがベスト。オススメは3つです。アロマテラピー活用術鼻づまりに効果的に働くエッセンシャルオイルを利用して、快適に過ごすための空間づくりをしてみては?清涼感のあるペパーミントや、鼻づまりを緩和して花粉症ケアに有効なティーツリー・ユーカリ系を使いましょう。芳香浴でお部屋に香りを漂わせたり、浴槽に入れてアロマバスを楽しんでみて。アロマバスは湯気で鼻の中の花粉を洗い流してくれるだけでなく、血行促進効果で鼻にたまった血流を流してくれるので、毎日行うと快適さを実感するはず!また寝るときの枕元に精油を落としたティッシュを置いておくだけで、寝ている間の不快な鼻づまりも緩和されやすくなります。外の花粉を部屋に持ち込まないコートやニットなどの服だけでなく、ヘアにも付着しやすい花粉たち。家に帰ったら玄関先で着替えたり、花粉を落とすように心がけましょう。髪は洗わないと落ちないので、外出する際に帽子を活用すると楽ちんです。空気清浄機でお部屋の花粉を撃退部屋に花粉を入れないように頑張っても、空気の入れ替えなどで入ってきてしまうもの。花粉症状を悪化させないためには家の中での対策が大切です。空気清浄機を活用して、部屋の中の花粉を一掃すれば、ジュクジュク辛い鼻づまりも和らぐはず。ちょっとお高い買い物ですが、毎年来る花粉症のために奮発するのも手です。花粉症肌荒れ対策花粉症対策を徹底しても、美容女子としては気になる肌へのダメージ。この時期ずっと着用するマスクですが、知らず知らずのうちに頬やアゴラインが擦れて、肌トラブルの原因になっていることも。マスクの内側にベビーパウダーをはたいておくと、擦れによるダメージを軽減でき、メイク崩れ対策にもなるのでやらなきゃ損です!花粉症女子の一番気になる部分といえば、鼻周りの皮めくれや乾燥では?ティッシュとお友達な鼻だからこそ、赤くなってしまっている人多数。とは言え、これはどうしようもないので毎朝毎晩の保湿ケアで対処をしましょう。コットンパックに保湿力の高いクリームケアを丁寧に行って、乾燥がひどくならないように注意です。花粉症の症状が出始めるよりも前に対策を行うのが、症状緩和の近道。もう始まっているのなら、今すぐケアを徹底して、花粉症に負けずに春を楽しめる余裕を持ちましょう!
2016年02月19日子どもがよく目をこするので病院を受診してみたら「花粉症だった」なんて人はいませんか? 子どもを花粉症だと思う親の割合は年々増加傾向だといいます。大人と同じようにくしゃみや鼻水、鼻づまりなどを引き起こす花粉症。目のかゆみを我慢しきれず、子どもは必要以上に手でこすったり、かいたりしてしまい、目が充血してしまうことも。そんなときは目薬の使用が効果的なようです。「子どもの花粉症」にまつわる調査結果をもとに、子どもの目のかゆみ対策についてご紹介しましょう。子どもの花粉症は増加中、発症は低年齢化へロート製薬株式会社が行った<0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」 調査結果>では、 「子どもが花粉症だと思う」人は、2012年の25.7%から年々増加し、2014年には32.7%となっています。また、「わが子は花粉症だ」と実感している親に対して、その発症年齢について聞いたところ、0~5歳までが43.8%、0~10歳までが80.4%という結果に。過去3年の調査と比較すると、花粉症の発症年齢が低年齢化していることが判明しました。目の充血やかゆみがあっても、5人に1人の子どもが「目薬を使っていない」花粉症の症状のひとつである目のかゆみについては「充血やかゆみがあり、目をかいている」は21.3%、「充血はなく、目の周りの皮膚をかいている」が9.2%、「上記の両方ある」3.5%となり、子どもの目元に何らかの違和感を覚えている人が24.8%という結果に。大阪府済生会中津病院小児科の末廣豊 (すえひろ ゆたか) 医師によれば「目のかゆみは手でかいたり、こすったりしても良くならず、粘膜が傷ついたり炎症が悪化する恐れがあるため、目薬でかゆみを抑えることが有効です」とのこと。「かいちゃだめ!」といっても我慢できない子どもには、かゆみそのものをやわらげる目薬を使用することが効果的なようですね。「嫌がってなかなかさせない」親の苦労とはしかし、小さな子どもほど目薬をさすのを嫌がるもの。暴れてしまうので目薬がきちんとさせず、あおむけにして両腕をおさえ無理やりさしていた、という人もたくさんいるようです。子どもが目薬を嫌がらないように「目薬の容器の先端が怖いらしく、正面からさすのではなく横からスッと素早く近づけて先端が見えないよう工夫していました」「ぬいぐるみに目薬をさす真似をして、恐怖心をなくさせた」「キャラクターの指人形をつけて興味を引きながらさしていました」なんて意見も。一方、大きくなってくると「スイミングに通うようになったら自然に自分でできるようになった」「学校に持っていったらみんなからすごい! といわれてできるようになった」など、きっかけがあれば1人でさせるようにもなるようですね。目薬の正しいさし方って?目薬の正しいさし方についてご紹介します。正しい方法を知って、効果的に目薬を使いましょうね。1.手を洗って清潔にする2.顔を真上に向け、目薬を持っていないほうの片手で「あかんべえ」をする3.目薬の先がまつげやまぶたに触れないように点眼する4.1分ほど軽く目頭をおさえ、目を閉じる目薬を上手にさせるようになるには慣れも必要です。親が点眼する場合も最初はあせらず、落ち着いて行いましょう。花粉症には鼻に関するものや目のかゆみ以外にも「ぼーっとしている」など、わかりづらい症状もあります。子どもがいつもと違う様子を見せたら「どうしたんだろう?」とサインに気づいてあげることも大切なようですね。・ 0~16歳までの子ども2,452人の親に聞いた「子どもの花粉症」調査結果発表 | ロート製薬株式会社 (すだあゆみ)
2016年02月19日QLife(キューライフ)はこのほど、2016年1月の「病院・お薬探しキーワード月ランキング」を発表した。同ランキングは、病院検索サイト「QLife」と「QLifeお薬検索」で、ユーザーが検索時に使用したキーワードを集計したもの。薬剤のキーワードランキングを見ると、2015年4月以来、9カ月間にわたり検索数トップだった「ロキソニン」にかわり、「カロナール」が検索数1位になった。2位は「ロキソニン」、3位は「アムロジピン」になっている。また、上位には「アレグラ」(18ランクアップ)や「タリオン」(28ランクアップ)、「ザイザル」(45ランクアップ)といった花粉症の治療薬が多くランクインした。病院探しキーワードでは「大腸 内視鏡」が1位だった。次いで、「痔(じ)」「人間ドック」と続く。1月18~19日は、日本列島を寒波が襲い、首都圏でも大雪になった日であるが、その日を中心に「腰痛」の検索が増加した。1月全体でも10ランクアップして11位に入っている。診療科目は、「内科」が検索数トップだった。以下、「整形外科」「歯科」「皮膚科」と続いている。同社では、ほかにも「予防接種に関する保護者の意識調査」など医療に関わる調査を実施している。
2016年02月18日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の「2016年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第4報)」を発表した。各地で花粉シーズンが始まっており、福岡では2月下旬にピークを迎えるという。現在、九州から関東地方の多くの所で花粉シーズンに突入した。2月13日は四国で、14日には、中国、北陸、東海、関東で「春一番」(立春から春分までの間に初めて吹く暖かい南よりの強い風)を観測。東京都練馬区では24度8分と夏日目前まで気温が上がり、記録的な暖かさとなった。この強い南風と気温の高さで、九州から関東にかけて花粉が一気に飛散した。1平方センチメートルあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日のことを「飛散開始」としているが、同協会の観測では、東京都千代田区(大手町)で2月13日に飛散開始を確認した。春一番が吹いた14日はやや多く飛散したという。今後、2月下旬にかけての気温は、変動があるものの平年並みか、平年より高くなる所が多い見込みとのこと。このため、九州から関東地方にかけてスギ花粉の飛散数が増加し、北陸や東北地方の一部も飛散開始となると予想している。北海道では4月の気温が平年並みか高い予想のため、シラカバ花粉は例年よりやや早い4月下旬から飛散が始まる見込みだという。スギ花粉のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬と予想している。金沢と仙台は3月中旬から下旬にピークを迎える見込み。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するが、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないとのこと。前シーズンと比べ、飛散数は九州・四国・東海・関東甲信地方では多いかやや多く飛び、場所によっては非常に多く飛散する所もある見込みだという。中国地方では前シーズン並み、近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないと見ている。例年と飛散数を比較すると、東北地方では例年並みの見込み。そのほかの地域では、花粉の飛散数は例年より少ない所が多いという。特に九州・四国・近畿地方と北海道では非常に少なく、例年の半分以下となると予想している。同協会のホームページでは、花粉情報を随時更新している。
2016年02月18日ウェザーニューズはこのほど、関東(東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)、九州南部(宮崎県、鹿児島県)の1都7県が"花粉シーズン"に突入したことを発表した。同社では、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機『ポールンロボ』を設置し、花粉の観測を行っている。2月12日までに、「ポールンロボ」は東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、宮崎県、鹿児島県の3割以上の観測地点において、花粉に敏感な人に症状が出始めるレベルの花粉飛散量を観測。今後も飛散が徐々に増える見込みであることから、同地域が花粉シーズンに突入したことを発表した。花粉シーズンインの時期は、昨年と比べて関東では3日、宮崎県では2日早く、鹿児島県では7日早くなっている。2月13日から14日は、南から暖かい空気が流れ込み、3~4月並の暖かさとなった。同社は今後、西~東日本の太平洋側では続々と花粉シーズンに突入すると予想している。2月中はまだ冬の寒さになる日もあるが、冬型の気圧配置が緩んで寒さが和らぐ日もあり、そのタイミングで北陸や東北南部でも花粉シーズンに入る見込みだという。花粉シーズンに入った後は、1週間から10日くらいで本格的な花粉シーズンに突入する。同社では、関東や九州では2月下旬から3月上旬にかけて、東海から中国・四国の各地では3月上旬から中旬に、東北以北では3月中旬からにスギ花粉の飛散ピークを迎えると予想。スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本の早い所では3月下旬~4月上旬にヒノキ花粉の飛散のピークとなる見通しだという。同社は、2016年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、全国的に平年(2008~2015年平均)より少なくなるが、西日本では昨シーズンより多いと予想している。昨シーズンの花粉飛散量が少なかった九州北部や四国では2015年比1.5~2倍となる見込み。風が強い日や雨の降った翌日などには一時的に花粉の飛散が増える可能性があるという。なお、「ボールンロボ」が観測した花粉情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や、ウェブサイト「ウェザーニュース」の『花粉 Ch.』から確認できる。
2016年02月17日●症状を抑制するための投薬タイミング「花粉症」と聞くと、一部の人は非常に辟易とした気持ちになるだろう。特に有名なスギ花粉が一般的に飛散する2~4月は、目がかゆかったり充血したりと、どこに行くにしてもおっくうになる。実はこれらのアレルギー症状は、花粉飛散開始前から薬を投与する「初期療法」を行うことでシーズン中のつらさを緩和できるのだ。本稿では、あまきクリニック院長の味木幸医師の解説をもとに、花粉症における初期療法の重要性について紹介する。○ベストな投薬タイミングは花粉症の症状が悪化してから治療を始めると、それだけ効果が強い薬を使用する必要があるし、症状が緩和されるまでの時間もかかる。近年では、花粉飛散開始の2週間ほど前から薬を使い始めると、シーズン中の症状が軽くなることがわかってきている。これが初期療法だ。「飛散開始の2週間ぐらい前から、抗アレルギー薬を内服と外用で両方とも使用します。シーズン前に薬を投与することで、飛散時期に向けて体の"準備"を整えるという意味合いがあります」。目のための投薬というと外用の点眼のイメージが強く、内服薬はあまり意味をなさないのではと考えている人もいるだろう。それでも、やはり体の内と外から防御した方が効き目は高いと味木医師は指摘する。○治療薬の種類目薬による治療は、抗アレルギー薬や抗ヒスタミン薬、場合によってはステロイドを用いる。■抗アレルギー剤かゆみの原因であるヒスタミンの発生を予防する。症状が軽度ならばすぐに作用するが、通常は使用を開始してから徐々に効果が高まり、約2週間で効果が安定する。■抗ヒスタミン剤その名の通り、ヒスタミンの活動を抑制する。一般的に抗アレルギー剤よりも即効性に優れる反面、効果の持続性が乏しいとされる。■ステロイド剤抗アレルギー剤と抗ヒスタミン剤で症状が緩和しない場合や、症状がひどい場合に使用する。「ステロイドは副作用が怖がられていますが、医者の管理下ではないと使えないですし、うまく使えばひどいアレルギー症状を改善できます」。●飛散開始後でもまだ間に合う!○コンタクト装用時でも使える点眼薬特に今シーズンは、抗アレルギー点眼薬の一部製品がコンタクトの上から使用できるようになったという。コンタクト装用時の点眼は、点眼剤に含まれる主薬がレンズに何らかの影響をおよぼす可能性が指摘されている。そのため、花粉症患者は点眼の度にレンズを外す必要があった。場合によっては、レンズを外した際に花粉が目の中に入り込み、点眼後も結局かゆみに悩まされるというケースもあった。そんな「憂き目」にもう遭遇しないですむというのだ。「医者からの処方となりますが、そういう新しい点眼薬もあります。その点眼薬は花粉症予防にもなるし、対策にもなります。私のクリニックで治療をしていても、その点眼薬だけで初期療法がすむ人がいます。初期段階でそのような効き目のある薬を使うと、1種類でもかなりの予防になります」。○飛散開始後でも症状を緩和できる地域によっては、既に「1平方cmあたりの花粉が連続して1個になった最初の日」と定義されている飛散開始日を迎えているだろう。「じゃあもう、今から治療しても遅いじゃないか」と感じるかもしれないが、花粉が飛散しだしてからでもシーズン序盤に治療を始めておけば、ピーク時の症状を緩和できるという。まだ決して遅くないのだ。「患者さんは症状がひどくなってから来院されますが、皆さん同じく症状がひどいため、病院で2~3時間待ちという状況に遭遇することもあるかと思います。初期療法のときにくると病院もすいていますので、早めの診察をお勧めしますよ」。※写真と本文は関係ありません○記事監修: 味木幸(あまき さち)あまきクリニック院長、慶緑会理事長。広島ノートルダム清心高校在学中に米国へ1年の留学。米国高校卒業後に母校に戻り、母校も卒業。現役で慶應義塾大学医学部入学。同大学卒業後、同大学眼科学教室医局入局。2年間の同大学病院研修の後、国家公務員共済組合連合会 立川病院、亀田総合病院、川崎市立川崎病院・眼科勤務。博士(医学)・眼科専門医取得。医師として痩身や美肌作り、メイクアップまでを医療としてアプローチする。著書も多数あり。
2016年02月17日花粉症のみなさん!メイク悩みが増えるシーズン到来です。今年は例年よりも早い幕開けらしく、もうすでに「鼻水が止まらない!」「外を歩けば10秒に一回クシャミがでる」なんて症状の人も多いのでは?この時期、アイメイクは涙でにじみ、マスクでベースメイクはボロボロ、鼻周りはメイクの見る影もない状態に……。花粉症対策メイクをするのなら、落ちにくいメイクというのは諦めるのが最善策!それよりも「メイク直しがしやすいメイク」をキーワードにするのが賢い方法です。ベースメイクは…メイク直しがしやすいように、厚塗りファンデーションは絶対回避すること。また、毛穴に叩き込んだベース作りもNGです。鼻かみティッシュによって、毛穴以外のファンデーションが落ちてしまい、毛穴を「これでもか!」というほど目立たせてしまいます。これを化粧直ししようとすると、プロでも至難の業……。では、何をすべきかと言うと「化粧直しをするタイミング別にアイテムを使い分ける」こと!お化粧仕立ての状態ではなるべくファンデーションを使わず、一日の終わりにしたがってファンデーションを投入していくと、メイク崩れも目立たず、ずっとキレイなメイク状態を保てます。ステップごとに確認してみると、朝のメイク下地やコンシーラーで肌色を整えて、パウダーをのせる程度にすると、メイク直しが簡単です。リキッドファンデーションやパウダリーファンデーションなど、ヨレると目立ちやすいものは使わないようにしましょう。昼のメイク直しマスクによる摩擦やティッシュで落ちてしまったメイク箇所を、ティッシュで軽く拭き取り、該当箇所のみコンシーラーでお直しします。パウダーはルースパウダーよりも、肌色補正効果のある色味のついたものを選ぶと◎。夕方・夜のメイク直しティッシュで皮脂やコンシーラーよれをオフしたら、全体的にファンデーションをのせていきましょう。ファンデーションタイプの中でも、よりキレイに密着するクッション系がオススメです。最後にパウダーで整えたら、鼻の周りの赤みも気にならないキレイな肌のできあがり。アイメイクは…目のかゆみや溢れ出る涙で、まるでオール後の二日酔い顔のような悲惨な目元になりがちな花粉症アイ。アイラインやマスカラ、シャドウを盛りすぎていると、まるでホラーフェイスになってしまうのでご注意を!アイメイクは「しないこと」で、メイク直しのしやすい状態を作りましょう。しない3か条①下まつ毛は盛らない②下まぶたにアイラインは引かない③色の濃いシャドウは塗らないどれも直しにくいアイメイク崩れの原因になりますが、この3つをしなければアイメイクは直しやすい箇所でもあります。ただし、コスメはウォータープルーフ使いが基本。また、花粉症の人にありがちな目元周りの赤みは、明るいベージュのシャドウでカラー補正できるので、このシーズンのマストなアイテム!もしも目元がグチャグチャに崩れてしまったら、ラメ系のシャドウを塗っておけば誤魔化しも効くので、ポーチの中にはベージュとラメのシャドウを忍ばせておくと便利ですよ。花粉症メイク、「崩れたら嫌だな」ではなく「崩れたらやり直しがしやすいメイク」をルールに、あなたのメイクを改良してみてくださいね!
2016年02月17日そろそろ冬の終わりが見えてきた2月。暖かい春が待ち遠しいですが、花粉症の人にとっては憂鬱でもありますね。1年中、何かしらの花粉が飛んでいますが、特に症状が多いといわれるスギやヒノキがそろそろ飛散し始めます。花粉症は、早めの対策が肝心。そこで今回は、花粉症に効くといわれているお茶を4つご紹介したいと思います。花粉症に効くお茶4選鼻がつらい花粉症には「甜茶」日本アレルギー学会によると、甜茶の抽出成分には、鼻アレルギー治療薬並みの抗アレルギー作用があるとされる「GODポリフェノール」という成分が含まれているそう。副作用もなく、強い眠気を感じる心配もなし。ノンカフェインで夜飲んでも問題がなく、“甜茶”といわれるように砂糖の7.5倍「舌に甘い」お茶ですが、ほとんどノンカロリーで虫歯の心配もありません。ミネラルも豊富で、体質改善、口臭予防の効果も。花粉症のあらゆる症状に「べにふうき緑茶」べにふうきは、元々紅茶用の優良品種として開発されたお茶で、緑茶に加工したときに多く含まれる「メチル化カテキン」に抗アレルギー効果があることが学会等で報告されており、くしゃみ、鼻水、眼のかゆみといったアレルギー症状に効果的です。そのため、花粉症対策で飲むなら「べにふうき紅茶」ではなく「べにふうき緑茶」を。メチル化カテキンは、摂取して30分程度で効果が表れますが、体内に3~4時間くらいとどまり、徐々になくなってしまうので、こまめに摂取すると効果的です。美容効果も狙うなら「ルイボスティー」「奇跡のお茶」といわれるルイボスティーには、花粉症にも有効です。アレルギー反応が起こると、体の中では活性酸素が発生します。この活性酸素の増加を抑えるのが、ルイボスティーに多く含まれるSOD様酵素。SOD様酵素が持つ強い抗酸化作用が、体の免疫力を高め、花粉症などのアレルギー反応を制御してくれ、アレルギーを引き起こす物質を抑えるケルセチン、ルテオリンなども含まれます。効果的に飲むには、10~20分煮出しましょう。ダイエット効果もある「しそ茶」紫蘇に含まれる「ロズマリン酸」にはアレルギー症状を抑える働きがあり、糖と脂肪の吸収を抑制する効果もありダイエット効果も。また、京都大学の久米教授らの研究によると、青紫蘇のポリフェノールには活性酸素の働きを抑制することもわかっています。アレルギー症状があると肌も敏感になり、肌荒れや肌トラブルが出ることも多いですよね。涙目や鼻のかみ過ぎでメイクも台無しになりがちですが、少しでも症状を抑えられるように、早めの対策をしていきましょう。
2016年02月16日今年の冬は、暖冬かと思えば猛烈な寒気で沖縄や奄美大島でも雪が降るなど、変化の激しい気候ですね。どのような気候になるか、まだまだわかりませんが、仮に暖冬だった場合にやっかいなのが、花粉が多く飛ぶ可能性が高いことです。関東地方を中心に罹患者の多い花粉症、毎年さまざまな対策をしている方が多いのではないでしょうか? 花粉症対策におすすめのハーブが、エルダーフラワーです。ハーブは薬とは違いますが、古代から利用されてきた人類の知恵であり、私たちの体をサポートしてくれることもあります。早いうちから飲み始めて、体質改善を試みるのもいいかもしれませんね。エルダーフラワーとは和名は「セイヨウニワトコ」。レンプクソウ科の植物で、かわいらしい白い小さな花を咲かせます。フラボノイドという成分が多く、ヨーロッパでは古くから風邪やアレルギーの症状を緩和すると言われ親しまれてきたハーブです。マスカットのような甘い香りがし、ハーブティーでも比較的飲みやすいですが、さらにひと手間かけてハーブコーディアル(シロップ)にすると、とってもおいしくいただけますよ。ハーブコーディアル作りにおすすめの書籍ハーブコーディアルの作り方はいろいろなところで紹介されていますが、おすすめの本を1冊紹介しましょう。「エビちゃん」の愛称で知られるモデル・蛯原友里さんは、有資格者がわずか5,000人という超難関資格、「ハーバルセラピスト」という資格を持っています。そんな蛯原さんが書いた本、『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』(小学館)には、女性の体調や悩みに合わせたハーブの取り入れ方や、毎日の生活をより美しく、快適にするハーブとのつきあい方が書かれています。たくさんのハーブブレンドレシピやハーブたっぷりのお料理レシピが紹介されていて、毎日の生活に彩りを添えるような、おしゃれでナチュラルなハーブの活用が盛りだくさん。見ているだけでウキウキしたり、真似したくなったりするだけでなく、ちゃんとハーブの知識も学べる本です。ハーブは決して生活になくてはならないものではないですが、子育てや仕事で余裕がないときこそ、この本に出ている簡単なレシピやハーブブレンドを試して、自分の心にゆとりを持ちたいと考えています。また、この本の中で紹介されている、ハーブコーディアルのレシピは、とてもおいしいのでおすすめです。用意する材料はこちら。◎エルダーフラワーのハーブコーディアル(出来上がり・約200ml)<材料>・ドライハーブ(エルダーフラワー) 20g・ブラウンシュガー 100g・レモン(薄くスライスしたもの) 1個・水 200ml出典:『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』(小学館)より用意したエルダーフラワーを鍋で濃いハーブティーを煮出し、ハーブを取り出して砂糖を加えて少し煮てからレモンを入れれば、エルダーフラワーのハーブコーディアルの出来上がりです。詳しい作り方は書籍を参考にしてください。お湯や水・炭酸で6~10倍に割って飲んだり、ヨーグルトにかけたり紅茶に加えてもおいしいですよ。市販のハーブコーディアルで手軽においしくいただくのもいいですが、ぜひ手作りしてみてください。 『きれいになるハーブ おしゃれに暮らす幸せレシピ』 (中山真澄)
2016年02月14日イベントの時はもちろん、日々の通勤通学や洗濯など天気が気になることは多い。そんな時に役立つのが天気アプリだが、ただ天気を紹介するだけでなくグラフィカルな表示や花粉情報・台風情報など様々な情報の追加など多機能化している。本稿ではiOSの天気アプリとして、標準アプリ、「tenki.jp」、「Yahoo!天気」、「ウェザーニュースタッチ」、「そら案内」の5本を比較していく。○標準アプリiOSに標準搭載されている天気アプリは、メイン画面の背景に現在の天気がアニメで表示され、天気の状況が直感的に分かるようになっている。メイン画面は現在地の天気と気温に1時間ごとの天気と気温、9日先までの天気と最低・最高気温が表示されており見やすいレイアウトだ。画面を下にスクロールさせると日の出日の入りや降水確率といった詳細情報が見られるようになっている。また、天気を知りたい場所をあらかじめ登録しておけば、スワイプで画面を切り替えて情報を見ることが可能。日本各地はもちろん海外の天気も登録しておくことができる。ただしUI面における使いやすさは抜群なものの、花粉情報や豪雨、台風といった日本ならではの生活に即した気象情報がまったくなく、くわしい情報を知りたい方には物足りないかもしれない。○tenki.jp日本気象協会が運営する天気予報専門サイト「tenki.jp」のアプリ。情報量が多いながらも必要な情報が把握しやすいレイアウトだ。1画面で見られる内容は今日の天気と気温、降水確率、UV指数、風速、1時間ごとの天気と9日分の天気と気温、降水確率。1時間ごとの天気コーナーでは気温が折れ線グラフで表示されるので、1日の気温差が分かりやすい。また、画面上部の現在地が表示されているメニューを左右にスライドさせると、「お役立ち情報」「天気図」「読み物」「地震」といった項目に移行できる。「お役立ち情報」では洗濯や服装、風邪対策、鍋など生活に役立つ指標が分かりやすく表示され、1日を過ごす目安として活用可能だ。また、「天気図」では、天気図、気象衛星、PM2.5を画像で見ることができるのに加え、天気についての解説も添えられている。雨雲の様子をチェックできる「豪雨レーダー」も雨の時期に役立つだろう。天気に関する情報が細かく、生活に役立つ内容も多い「tenki.jp」アプリだが、意外なのは花粉情報に関する機能がないこと。情報が充実したアプリだが少し残念なところだ。○Yahoo!天気検索・情報サイトとしておなじみYahoo!の天気アプリ。1画面に掲載されている情報は9日間の天気と最高・最低気温、降水確率、そして概況や指数のボタン類と比較的あっさりした内容だ。ただし、画面内のタブをタップすれば1時間ごとの天気に表示が切り替わり、ボタンをタップすれば天気の解説や洗濯・紫外線などの指数といった情報のウィンドウが現れる。「雨雲」ボタンのタップで雨雲レーダー機能も利用可能である。また、便利なのは通知機能。現在地を設定すれば朝、今日の天気を通知し、「プッシュ通知設定」では雨雲接近の通知が、「バッジ設定」ではアイコンバッジに降水確率や気温など表示させることが可能。Yahoo!のアプリだけにYahoo!のサイトと連動したコンテンツが多く、花粉症、インフルエンザと季節に応じた項目から地震、津波、台風などの災害情報もアプリ上で閲覧することもできる。全体的に情報量に過不足がなく、天気アプリを見るうえで知りたい情報や機能がバランスよくそろったアプリだ。○ウェザーニュースタッチ日本の大手気象情報会社ウェザーニューズ社の予報に基づくアプリ。天気予報や警報・注意報、雨雲レーダーといった様々なチャンネルが用意されており、メニューでチャンネルを切り替えることで様々な情報を得ることができる。チャンネルにはスキー・スノボや花粉といった季節に関するものから、台風や地震といった災害に関するものまで用意されている。また、ユニークなのは、アプリ利用者による空模様の投稿写真で現在地の天気が分かる「周辺の空」チャンネルが用意されていること。デフォルトの状態のメイン画面はこの「周辺の空」チャンネルだが、メイン画面はカスタマイズで他のチャンネルの画面に変更することも可能だ。ただ機能が多い反面、現在地の1時間ごとの天気や気温、1週間予報などよく利用しがちな情報はチャンネルとして用意されておらず、メイン画面に設定することができない。天気予報自体は「周辺の空」チャンネルから天気メニューのボタンをタップし画面を切り替えることで閲覧できるのだが、ちょっと手間がかかる。他のアプリのように、1日の天気や最低気温をすばやくチェックするためというより、自分に必要な気象情報や災害対策情報を収集する目的で活用できそうなアプリだ。○そら案内日本気象協会の予報を元にしたアプリ。1画面に表示されている情報は、今日の天気と気温、降水確率に、7日後までの天気気温、降水確率、そして天気についての概況とひかえめ。ただし、今日の天気と明日の天気はタップすることで、1時間ごとの天気や気温、降水確率などを表示させることが可能だ。衛星のボタンをタップして出てきた画面では、気象衛星や天気図、台風など様々な画像や図をチェックすることができ、気象庁の降水短時間予報の「ナウキャスト」の画像は雨の時期に役立つだろう。ただし、洗濯や紫外線、花粉などといった生活において身近な情報についての機能は搭載されていない。独自の機能としては「生物季節情報」と「投稿する」と2つある。「生物季節情報」はアプリに登録した土地の植物の開花や落葉などの情報が知ることができ、観光の際に利用できるかもしれない。また、「投稿する」はその名の通り天気の情報をFacebookやTwitterに投稿する機能だ。全体的にシンプルな作り。洗濯や花粉といった生活に密着した情報は必要ないものの、降雨や台風情報は押さえておきたいと考える方に良さそうだ。天気アプリ5本を比較してきたが、今回紹介したアプリのうち「tenki.jp」、「Yahoo!天気」、「そら案内」は気象庁のデータを使い、「ウェザーニュースタッチ」はウェザーニューズ社の予報を、iOSの標準アプリはアメリカの天気専門チャンネル「ザ・ウェザー・チャンネル」のデータを元にしている。そのため天気アプリ間で予報の結果がくい違うことも。もし天気アプリでできるだけ確実な予報を得たいなら、おすすめは情報元の違う天気アプリを複数使って予報を見比べてみること。もしアプリ間で予報が同じになるなら確実で、もし結果が分かれるならどちらの天気にも対応できるよう用意しておくことができる。また、雨の季節にかなり役立つのが雨雲のレーダー観測図だ。今回紹介のアプリでは、iOS標準アプリ以外はどれも搭載されているが、「Yahoo!天気」や「ウェザーニュースタッチ」なら雨雲の通知によるお知らせ機能が搭載されている。様々なアプリが出ているものの、1アプリで完全な天気の予測は難しい。アプリの複数使いやアプリの機能の活用で、雨や雪をはじめ困った事態の対策を立てるのが賢い使い方だろう。
2016年02月12日花粉症患者は、花粉症ではない人には決してわからないつらさや苦しみと戦っている。そして、それらのつらさは、日常に現れている目や鼻への症状のほかにも多数ある。今回は、花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「花粉症で困ること」を聞いてみたので、理由とあわせて紹介しよう。Q.花粉症によって困ることを教えてください(複数回答可)1位: 目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない(67.3%)2位: 倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる(35.7%)3位: 診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる(20.7%)4位: 夜に眠れずに寝不足になる(20.3%)5位: 洗濯物や布団が外に干せない(17.7%)■目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない・「仕事中に泣いてしまい、仕事の上司に心配されたことです」(23歳女性/その他/専門職)・「鼻をかむ度に化粧が取れてしまう」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「目のかすみによって、小さい字やPCの画面が見えづらくなる。仕事の能率も落ちると思う」(30歳男性/学校・教育関連/専門職)・「常に不快な状態なので機嫌も悪くなってしまう」(33歳男性/食品・飲料/営業職)・「くしゃみを続けて三回以上すると尿漏れをおこすので、下着を取り換える必要が出てくる。忙しいときにさらに忙しくなる」(46歳女性/その他/その他)■倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる・「目がかゆくてかゆくて、何もする気が起きない」(27歳女性/金融・証券/営業職)・「頭が重くなって考えられなくなるので、薬は欠かせません」(50歳以上男性/電機/技術職)・「無菌室に1日いたいくらい」(28歳女性/通信/販売職・サービス系)・「黄砂が加わると生きるのがつらいほどのだるさと頭痛に見舞われます」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)・「一日ぼーっとしていることもある」(33歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)■診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる・「抗ヒスタミン剤を処方してもらうので、お金がかかる」(50歳以上男性/情報・IT/事務系専門職)・「お金がかかるし、コンタクトできない」(32歳女性/その他/事務系専門職)・「お金・外出など、生活に支障が出る」(33歳女性/医療・福祉/専門職)・「アレルギー用の市販薬を買ったり目薬を買ったり出費がかさむ。息がしにくいので夜寝るときがつらい」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)■夜に眠れずに寝不足になる・「寝ても鼻が詰まって熟睡できない」(37歳女性/小売店/販売職・サービス系)・「鼻の中が腫れる感じが一番嫌ですね。寝ているときに息苦しくてつらいです」(32歳男性/その他/その他)・「鼻がつまって苦しいためなかなか寝付けず、朝起きるのがつらく、その日1日やる気が出ず、引きこもる」(31歳女性/その他/その他)■洗濯物や布団が外に干せない・「布団や洗濯物を外干ししたいが、取り込んでから室内で症状が出てしまうので干せない」(38歳男性/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「洗濯物を外に干して取り込む前に激しくばさばさやると、黄色いものがぼやんと舞い上がる。『やべ…花粉だ』と思った瞬間、くしゃみ連発、鼻水濁流」(24歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・「外で洗濯した服を着るとくしゃみが止まらなくなる」(28歳女性/情報・IT/技術職)■総評圧倒的大差をつけての1位は、「目や鼻が気になって仕事や家事に集中できない」だった。大半は止まらない目のかゆみや、自然にあふれだす鼻水によって何にも手が付かないというもので、「薬の副作用で眠くなり、仕事にならない」という回答者も少なくなかった。2位には、およそ3名に1名が回答した「倦怠感やだるさを感じ、やる気が出なくなる」が入った。「一日つらくてだるくてやる気を失ってしまう」「集中力がなくなり、やる気も出ない」などのように、「無気力状態」に陥っている患者が多数みられた。3位は「診察費や対策アイテム費など、お金がいろいろとかかる」。毎年のように引き起こされるアレルギー症状緩和のために必ず一定額を出費するのは、頭では「大切」とわかっていても、気持ちの面では納得がいかない人もいることだろう。ちなみに、6位以下は「症状がひどくなって、外出するのをためらうようになってしまう」(17.0%)、「化粧ができない」(14.0%)などがランクインしていた。アレルギー症状がひどい人にとっては、花粉症のシーズンは毎日が地獄のように感じられるもの。花粉症に悩む恋人や友人などが、あなたといるときに眠たそうにしていたり、けだるそうにしていたりしていても、多少は大目にみてあげてほしい。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年02月12日日本調剤はこのほど、「2016花粉症の実態と対策」調査の結果を発表した。同調査は1月14日~15日、花粉症と自覚・診断されたことがある花粉症経験者で、全国の20~70歳以上の男女1,053人を対象にインターネットで実施したもの。一番花粉症の症状がひどい季節を聞いたところ、圧倒的に多かった回答は「春」(90.4%)だった。次いで「秋」(5.9%)、「冬」(2.4%)、「夏」(1.3%)となっている。花粉症の症状について聞くと、1位は「鼻水・鼻づまり」(87.1%)、2位は「目のかゆみ」(81.9%)、3位は「くしゃみ・咳(せき)」(56.4%)だった。「鼻のかゆみ」(40.5%)、「目の充血・涙目」(34.8%)という回答も多い。花粉症の治療に病院に行くか尋ねると、6割近い人が病院に行く(「必ず行く」「行く場合もある」の合計)と回答した。女性70代以上は最も病院に行く割合が高かった(72.1%)。一方、男性30代の5割以上は病院に「行かない」という結果になっている。花粉症でも病院に行かないと答えた人に、その理由について聞くと「我慢できる程度だから」(49.9%)と約半数が答えた。次いで「市販薬で十分だと思うから」(29.2%)、「面倒だから」(25.5%)という回答が続く。男性30代の最も多い理由は、「面倒だから」(44.4%)だった。治療薬以外に行っている花粉症対策について尋ねたところ、1位は「マスクをする」(68.5%)、2位は「うがい・手洗いをする」(48.3%)だった。基本的な対策が圧倒的に多いことがわかる。同社の薬剤師によると、花粉症の症状のいくつかは、かぜや他の病気の症状と重なるものがあるという。鼻水やくしゃみが出るため、花粉症初期には風邪ではないかと戸惑う人も多いとのこと。自分ではわかりにくいものなので、思い当たる症状があれば、早めに医師の診察を受けることがいいという。花粉症とわかったら、「マスク」「うがい・手洗い」などで、できるだけ花粉を吸い込まないよう心掛けることも必要となる。酒や喫煙を控え、食事や運動に気を配るなどして日頃の生活習慣を改善し、体の免疫力を高めることも大切といわれている。
2016年02月10日毎年、春の訪れの足音が聞こえてくると、花粉に悩む多くの人が頭を抱え始める。花粉症の症状は「くしゃみ」「目のかゆみ」などさまざまだが、どの症状に悩んでいる人が最も多いのだろうか。今回は花粉症に悩むマイナビニュース会員300名に「花粉症の具体的な症状とその程度」について聞いてみたので紹介しよう。Q.花粉症の具体的な症状を教えてください(複数回答可)1位: 目がかゆくなる(73.0%)2位: 鼻水が出る(72.0%)3位: くしゃみが出る(57.0%)4位: 鼻がつまる(39.7%)5位: 目が充血する(21.3%)■目がかゆくなる・「鼻と目がかゆくなり、体中がチクチクそわそわする」(32歳女性/食品・飲料/事務系専門職)・「涙が止まらないし、目がしょぼしょぼするしで仕事にもプライベートにも支障がありすぎる」(47歳男性/電力・ガス・石油/技術職)・「薬を飲まないとぜんそくレベルと医者から言われた。鼻水が止まらずに脱水症状になりそうになる。目は角膜が傷つく」(32歳女性/建設・土木/事務系専門職)・「目をこすりすぎて毛細血管が切れてしまい、白目部分が真っ赤になってしまった」(31歳女性/小売店/秘書・アシスタント職)・「どの症状もひどいが、特に涙と目の腫れがひどく、何かあったのかと周りに心配されるレベル」(27歳女性/団体・公益法人・官公庁/その他)■鼻水が出る・「とにかく鼻水がひどく、ちょっと油断するとすぐ口元まで流れ出ていた」(43歳男性/機械・精密機器/技術職)・「鼻水が水のようになってティッシュを詰めてもびしょびしょになる」(40歳男性/その他/その他)・「目と鼻から水分が一日中流れ落ちる感じ」(33歳女性/その他/クリエイティブ職)・「毎回鼻をかんでいたらきりがないので、ティッシュを丸めて鼻に詰めたりマスクの内側にティッシュを重ねたりしているが、それでもごみ箱がすぐにいっぱいになる」(46歳男性/ソフトウェア/技術職)・「鼻をかみすぎで酸欠になりクラっとくるくらい」(24歳男性/印刷・紙パルプ/クリエイティブ職)■くしゃみが出る・「15回くらい連続でくしゃみが出る」(37歳男性/機械・精密機器/販売職・サービス系)・「花粉症のありとあらゆる症状がでて、なにもやる気がおきなくなる」(36歳男性/機械・精密機器/営業職)・「鼻水が出まくり、くしゃみが止まらなくなる。鼻をかみすぎて、鼻がつまる。最終的に風邪を引くというパターンにはまる」(24歳男性/電機/営業職)■鼻がつまる・「鼻づまりがひどく、耳まで聞こえにくくなる」(36歳女性/機械・精密機器/秘書・アシスタント職)・「鼻水がひどくて鼻を触るので鼻先が痛くて触れなくなる。また全身の皮膚も敏感になりツラい」(42歳女性/団体・公益法人・官公庁/専門職)・「とにかく鼻水が出て鼻で息ができない。くしゃみ前のむずむず感のようなのがずーーっとあって涙が出てくる」(31歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)■目が充血する・「いつも泣いているような目になる」(25歳女性/自動車関連/技術職)・「花粉によってアレルギー性結膜炎になり、コンタクトを着用できなくなる」(31歳女性/その他/その他)■その他・「アレルギー科の先生からも『あなたはほんとにひどくて大変だね』と言われるほどひどいので、軽度の人に『私も同じ。つらいよね』と言われると複雑な気分になります」(28歳女性/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)・「くしゃみや鼻水は大したことないが、肌が赤くガサガサになりかゆくなる」(30歳女性/機械・精密機器/事務系専門職)・「血液検査で重症度が一番上だった」(31歳女性/電機/事務系専門職)■総評わずかの差ながら「目がかゆくなる」が73.0%の支持率を集めてトップとなった。「かゆくて死にそう」「かゆみが止まらない」などの切実な意見が多く、パソコン画面が全く見られないという人や、ひどくなると目が開けられないという人もいた。このレベルまで来ると、もはや仕事をしても仕事にならないだろう。1ポイント差の2位は「鼻水が出る」。マスクをしたうえで、周囲にばれないように「ティッシュ鼻栓」をしたり、オフィスや家では必ずティッシュと一緒に移動したりすることで、アレルギー症状に対抗している回答者も散見された。3位は「くしゃみが出る」で、およそ5名に3名が回答した。連続くしゃみに苦しむ人や、夜間のくしゃみで熟睡できない人たちからの訴えが目立った。また、6位以下は「目から涙が出る」(20.0%)、「肌がかゆくなる(荒れる)」(16.7%)、「のどが痛くなる」(16.0%)、が並んだ。花粉によるアレルギー症状を和らげるには、とにかく花粉を吸い込まないことが大切。周囲の人たちの協力を得るなどして、少しでもつらくない日々を送るように工夫してほしい。※写真と本文は関係ありません調査時期: 2015年11月5日~11月7日調査対象: マイナビニュース会員調査数: 男性116名 女性184名 合計300名調査方法: インターネットログイン式アンケート
2016年02月05日日本人の4人に1人が悩んでいるといわれるスギ花粉症。毎年シーズンになると、目のかゆみや鼻水など、外に出るのが憂うつになってしまいますよね。さらに花粉症は、肌荒れやかゆみなど、肌トラブルを引き起こすことも。つらい症状を防ぐと同時に、肌対策もしっかり行っておきましょう。■アロマを使ったスチームケア温かい蒸気で肌にうるおいを与えるスチームケア。この時期は、アロマで花粉対策もプラスしておきましょう。自宅に専用のスチーマーがない場合は、洗面器のお湯で代用してもOK。やや熱めのお湯を洗面器に入れ、そこにアロマを数滴たらします。湯気に肌があたるようにして、大きめのバスタオルなどを頭からすっぽりとかぶりましょう。使用するアロマは、鼻やのどをスッキリさせてくれるユーカリやティートリー、スイートオレンジなどがおすすめ。中でもティートリーは、鼻の通りを良くすると同時にニキビケアにも効果的といわれています。■ハーブティーでリフレッシュしながら花粉対策日頃からできる花粉症対策としておすすめなのがハーブティー。1日2~3杯を目安に飲むことで、花粉症のつらい症状をやわらげる効果があるといわれています。アレルギー症状の緩和に効果があるとされているのが、カモミールやネトル。とくにネトルは、ビタミンやミネラル、鉄分なども多く含むため、美肌にも役立ちそう。そのほか、鼻づまりにはペパーミント、目のかゆみにはアイブライトも効果的とされています。なお、カモミールは、ブタクサアレルギーによる花粉症の場合は症状を悪化させてしまうことがあるため注意しましょう。■マスクで保湿効果花粉対策として欠かせないのが外出時のマスク。花粉はもちろん、外の冷たい空気や乾燥からも肌を守ってくれます。くちびるのカサつきが気になるときには、リップクリームやくちびる専用の美容液を塗ってからつけましょう。吐く息によるスチーム効果で、しっとりぷるぷるのくちびるになれるはず。また、ペパーミントやローズマリーなどのアロマオイルを1滴マスクにたらして使うのもおすすめです。鼻やのどの不快感を軽減してくれるほか、香りによるリラックス効果もあります。つらい花粉症のシーズン、少しでも症状をやわらげながら、美肌ケアもしっかり行っておきたいですね。
2016年02月02日東京都健康安全研究センターは1月31日、東京都内の同所にて「第10回 花粉症予防・治療シンポジウム」を開催。同シンポジウムでは気象予報士の村山貢司さんが「今春の花粉飛散予測について」との題で講演し、花粉の飛散などについて解説した。○花粉量が多い条件がそろった関東まず村山さんは、この30年間で花粉の飛散量が2倍に増加しているという事実を説明。以前は1平方cmあたり2,000個の花粉で「大飛散」と言われていたが、今では平均値が4,000個近くになっているという。ただ、飛散量は毎年変動しており、春に飛散するスギやヒノキの花粉は前年夏の気象条件に大きな影響を受ける。具体的には、「前の年の日照時間と気温が関係しており、スギは日照時間ですね。影響する期間は前年7月中旬から8中旬までの期間です」。例えば関東は、2015年の梅雨明けが全国的にも早かったため、晴れて暑い日が多くなった。加えて、8月上旬に関東では8日連続の猛暑日を記録しており、「気温が高く日照時間が長い」という、花粉量が増えやすい条件がそろっていた。さらに、飛散量を決めるもう一つ大切な要素として「前年の花粉量」があると村山さんは解説。例えば、猛暑で前年の飛散量が「並み」だったら「やや多い」、前年が「少ない」だったら「非常に多い」といったように、前年の飛散量とリンクしている。それらを総合的に鑑みると、「関東から東北は例年より多い予想で、こちらの地方に行くときは要注意です。東海から西は、多いところで例年並みで、例年よりやや少ない地域が多いです。すなわち、東で(飛散量が)多くて、西で比較的少ないということです」。○東京都では「花粉が多い日」が40日前後に?具体的には、東京都23区では過去10年の平均と比べ、150%くらいの飛散量が見込まれると村山さんは話す。「これだけ飛んだと仮定すると、1日に(1平方cmあたり)30個以上の花粉が飛ぶ日が、都内では35~40日くらいになると思います」。東京都では花粉を「ダーラム法」と呼ばれる方法で測定しており、1日で1平方cmあたり30個以上の花粉が飛ぶ日は「花粉が多い」というランクに位置づけられている。すなわち、花粉飛散量が多い日が花粉シーズン期間中、35~40日ほどあると見込まれるというわけだ。しかも、近年は花粉の飛散量が急激に増加する傾向もみられているという。昔は花粉飛散開始日から、1平方cmあたりの花粉が10個以上になるのに1週間を要し、30個以上になるのに2週間かかった。だが近年は、花粉量が増えてきたため、飛散開始から30個になるまでの期間が3日程度の年もあると村山さんは話す。○東京都の「Xデー」は2月7日か8日?では、具体的な花粉飛散開始日はいつなのだろうか。村山さんは、東京都におけるスギ花粉は、その年の1月1日からの最高気温の合計数値が400℃くらいになると、飛散が始まる傾向にあると話す。つまり、最高気温が10℃の日が1月1日から続いたと仮定すると、約40日後の2月9日か10日あたりが花粉飛散日になると見込まれるわけだ。村山さんが2016年に照らし合わせて計算してみたところ、その「Xデー」は2月7日か8日になる可能性があるという。例年は2月14、15日とのことなので、通常よりも1週間早い時期での飛散開始となる。関東エリアの花粉症持ちの人は、今年はいつもより早めに対策を講じるようにしよう。
2016年02月02日雪印メグミルクグループのビーンスターク・スノーは25日、0歳~3歳の子どもを持つ25歳~45歳の親400人(既婚者の父親・母親各200人)を対象に実施した、アレルギーに関する意識調査の結果を発表した。まず、アレルギーを感じやすくなる季節があるのかを質問したところ、400人中の約半数(214人)が「ある」と回答。その中でもっともアレルギーを感じやすい月として、3月と回答した人が31%ともっとも多く、次に4月と回答した人が28%で2番目に多い結果となった。全体の傾向として、2月から5月の冬から春にアレルギーを感じやすくなる人の割合が多くなっている。今現在アレルギーを発症しているのかを、家族も含めて調査したところ、家族の誰もアレルギーを発症していないという回答は64%。1人以上アレルギーを発症している家族は36%であり、3家族のうち1家族は誰かしらアレルギーを発症していることが分かった。アレルギー発症の割合は父親が22%で、母親(15%)や子ども(20%)の発症率より高い結果となった。アレルギーの親子関係について分析したところ、父親と母親が共にアレルギーを発症している場合、子どもがアレルギーを発症する割合は50%だったのに対して、父親のみがアレルギーの場合は30%、母親のみの場合は21%となっており、両親どちらもアレルギーでない割合は11%。これにより、両親ともにアレルギーを発症していると、子どものアレルギー発症率は両親ともにアレルギーでない場合の約5倍という結果となった。アレルギーの種類について質問したところ、大人が発症しているアレルギーで一番多かったのは花粉症の44%、次にアトピー性皮膚炎が16%、食物アレルギーは14%となった。また、花粉症や食物アレルギーについては、医師の診断を受けていない人が多いことも判明した。子どもの発症しているアレルギーは、1位が食物アレルギーで15%、次に花粉症とアトピー性皮膚炎がそれぞれ11%となっている。食物アレルギーの内訳は、医師の診断を受けて分かっている人が11%、診断を受けていないがなんとなく感じている人が4%で、10人に1人以上は医師によって食物アレルギーだと診断されていることが分かった。なお、親の年齢による子どものアレルギーの発症率に関して分析したところ特に傾向は見られなかった。同調査は、9日~12日の期間にインターネットリサーチによって実施。調査対象は、0歳~3歳の子どもを持つ男女200人ずつ計400人で、25歳~30歳、31歳~35歳、36歳~40歳、41歳~45歳の各グループ50人から回答を得た。
2016年01月26日インターメスティックはこのほど、花粉対策メガネ「AIR VISOR(エアバイザー)」シリーズ全32種類を全国のZoff店舗(アウトレット含む)にて発売した。同シリーズでは、メガネタイプの「AIR VISOR」26種類と、ゴーグルタイプ「AIR VISOR ULTRA(エアバイザー ウルトラ)」6種類を展開する。価格は各税別3,000円。レンズには曇りにくい防曇レンズを採用している。デザインは、ディズニー・キャラクターをプリントした「ディズニーモデル」や、ストライプなどの柄の商品のほか、ブラックやべっ甲柄といったシンプルなタイプも取りそろえている。「AIR VISOR」は細身のテンプルと透明のフードが特徴で、花粉最大92.3%カットを実現。ラバー素材のため、鼻パッドと耳のかかり具合の調整ができる。子供向けのSサイズを7種類、Mサイズを11種類、Lサイズを8種類用意している。プラス税別2,000円で度付き防曇レンズにすることも可能。「AIR VISOR ULTRA」は、顔のカーブに合わせたラバーフードで花粉最大98.4%カットを実現したゴーグルタイプ。Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ各2種類を用意している。(C)Disney
2016年01月25日プラネットはこのほど、「マスクと伊達マスクに関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は2015年12月8日~15日、インターワイヤードがネットリサーチ「DIMSDRIVE」モニター4,026人を対象に実施したもの。風邪やインフルエンザ・花粉症などの予防のためにマスクをするか尋ねたところ、「よくする」(20.2%)、「たまにする」(35.0%)を合わせ、55.2%がマスクを着用すると回答した。予防目的でマスクをしている人に、何の予防のためにしているか聞くと、「風邪予防」が最多で81.7%を占めた。次いで「インフルエンザ予防」(68.0%)、「花粉症予防」(43.3%)と続いた。「風邪」「インフルエンザ」の予防のためにマスクをしている人が約7~8割を占めることがわかった。どんなときや場所で、予防目的のマスクをするかを尋ねると「人混み・コンサートなど、人の多いところにいるとき」(38.8%)が最も多く、僅差で「ほこりっぽい場所にいるとき」(38.6%)、「電車など公共の乗り物を利用するとき」(38.0%)と続いた。顔を隠すためや防寒・美容目的でマスクをする「伊達マスク」をしたことがあるか尋ねたところ、16.1%が「ある」(「よくする」4.5%、「たまにする」11.6%の計)と回答した。「現在はしていない(したことがある)」(4.6%)も合わせると、20.7%が「伊達マスク経験者」であることがわかった。女性だけで見ると、「たまにする」が20.0%と2割にのぼり、「よくする」「たまにする」「現在はしていない(したことがある)」を合わせた「伊達マスク経験者」は33.9%で、女性の3人に1人が伊達マスクの経験があることがわかった。20代女性の「伊達マスク経験者」は53.1%と半数以上を占め、30代から50代でも3割を超えている。伊達マスクをしている人に伊達マスクの良い点を聞くと、「マスクをしているとあたたかいから」(51.8%)、「スッピンでも気にしなくていいから」(51.7%)が上位2位だった。そのほか「顔が隠れることにより、安心感があるから」(30.2%)、「湿度が保てて、肌の調子が良いから」(29.4%)が続いた。また、マスクがあってよかったことを自由回答で答えてもらったところ、「風邪で咳が出るとき、周囲に配慮できる」といった回答のほか「会いたくない人とすれ違ったとき、気づかれずに済んだ」「しゃべりたくないときのカモフラージュ」「花粉症のとき、鼻水が垂れてくるのを隠せた」といったコメントもあった。
2016年01月22日ダスキンはこのほど、「花粉・ハウスダストと子どものアレルギーマーチ」と題したセミナーを開催。日本医科大学大学院医学研究科頭頸部・感覚器科学分野教授で同大学医学部耳鼻咽喉科の教授も務める大久保公裕氏が「アレルギーマーチ」を食い止めるための予防策について語った。○アレルギーの資質があると、次々と発症していく「アレルギーマーチ」とは、アレルギーの資質を持つ子どもが成長するに伴い、アレルギー性疾患を続けて発症する現象のことを指す。もともと食物アレルギーやアトピー性皮膚炎を患っている場合、その後、ハウスダストや花粉が原因のアレルギー性鼻炎になりやすいという。なぜそのようなことが言えるかというと、食物アレルギーなどを持っている子どもは、IgEという抗体を作りやすいからだ。IgEとは「アレルゲン」に対して働く抗体のことで、これが多く作られていくことで、さまざまな症状を発症することになる。花粉症を例にとってみると、体内に入った花粉に反応したIgEが、炎症などを引き起こす化学伝達物質をたくわえている「肥満細胞」に付着。花粉との接触を何回も繰り返すうちにIgEが付着した「肥満細胞」が増加していき、それが一定レベルを超えると、くしゃみや鼻水を引き起こす化学伝達物質「ヒスタミン」などを放出するようになる。その結果、花粉症が発症するのだ。IgEは食品に反応するもの、花粉に反応するもの、ハウスダストに反応するものなど、さまざまな抗体があるが、アレルギー性疾患の発症の仕組みは、全て同じ。もともとIgEを作りやすい資質を持っている子どもは、食品だけでなく、花粉やハウスダストに反応するIgEも作りやすいということになる。その結果、食物アレルギーだけでなく、ハウスダストが原因の通年性アレルギー性鼻炎、花粉が原因の季節性アレルギー性鼻炎も発症しやすくなってしまう。さらに、花粉による季節性アレルギー性鼻炎の発症は低年齢化している。1998年と2008年のスギ花粉症の有病率を年代別に調べた調査(馬場廣太郎ほか,Pregress in Medicine 28(8),2008,2001-2012)によると、花粉の量が増えた影響もあるが、5~9歳児の有病率が1998年では7.2%であったのに対して、2008年では13.7%に増加した。「アレルギーマーチ」の進行を止める、悪化させないためには、早めの対処が必要なことがわかるだろう。○布団ダニの駆除には"掃除機"の前に"乾燥"が必要それでは、どのように対処したらよいのだろうか。最も大切なのは、抗原となる花粉やハウスダストを除去したり、回避したりするということだ。このうち、ハウスダスト、主にダニについては「掃除機がけは1畳あたり30秒以上の時間をかけて行う」「布張りのソファ、カーペット、畳はできるだけやめる」「フローリングなどのホコリの立ちやすい場所は拭き掃除の後に掃除機をかける」などの対策が有効だ。加えて、ダニの繁殖を防ぐために部屋の湿度は50%、室温は20~25度に保つことも重要となってくる。また、ダニの発生しやすい布団は「週に2回以上干す。困難な時は室内干しや布団乾燥機で、布団の湿度を減らす」「週に1回以上掃除機をかける」ことが大切だという。大久保氏は、「ダニは布団の奥にもぐっているため、掃除機で吸い取るのは難しい」と指摘。布団を乾燥させてダニを死滅させ、たたいた上で出てきた死骸を掃除機で吸い取るという手順が正しいようだ。また花粉については、外出時にマスクを着用したり、帰宅時に手洗い・うがいと鼻をかんだりするなど、基本的なことを励行しよう。花粉が家に侵入してくるのを防ぐためにも、花粉がつきやすい衣服を避ける、衣服や髪の毛についた花粉を払ってから入室するなどの対策が有効だ。○まずは"ハウスダスト"対策を既に発症している場合には、症状を悪化させないために、薬物療法や特異的免疫療法、手術療法などを施してもらうことも必要となってくるだろう。いずれにせよ、早め早めの対策が功を奏すことは間違いない。大久保氏は「まずハウスダスト・ダニによる通年性アレルギーが発症して、花粉症の誘発につながっているというケースが多い」と指摘。ハウスダストやダニを発生させないように配慮し、掃除を励行することで、子どもの生活環境を整えることが最も大切だと語ってくれた。子どもたちが将来にわたって、数多くのアレルギー性疾患に悩まされないためにも、ぜひ親たちに気を配ってほしい。
2016年01月22日ダスキンは1月19日、「花粉・ハウスダストを室内から除去するための掃除法」と題したセミナーを開催。同社で掃除用品の開発に携わっている樺田陶子氏が、花粉を取り除くのに適した掃除道具やその使い方、時間帯などについて解説した。○最も重要なのは花粉が室内に侵入するのを防ぐこと掃除方法の解説に入る前に、まず樺田氏が「最も重要なこと」と指摘したのが、花粉が室内に侵入するのを防ぐことだ。樺田氏は花粉の3大侵入経路として「玄関・窓」「衣服」「洗濯物」をあげ、それぞれ花粉の侵入を防ぐ方法を教えてくれた。はじめに「玄関・窓」については、「なるべく開けないということしかない」とのこと。どうしても換気したければ「花粉の飛散量が少ない日、少ない時間帯を選んで、なるべく短時間で換気してほしい」とした。次に「衣服」については、「家に入る前に花粉をできるだけ取り除く」のがベストだそうだ。玄関に入る前に、モップで花粉を落としたり、粘着ローラーで花粉をくっつけて除去したりする方法などがある。また、花粉症シーズンは花粉を落としやすい、つるつるとした素材の服を着用するのもオススメだという。最後に「洗濯物」であるが、「室内に干すことができれば安全」とする一方、室内に全ての洗濯物を干すのは難しい人もいるだろう。その場合の対策としては衣服と同様、モップや粘着ローラーなどを使って花粉を取り除いてから、室内に取り込むということになる。○花粉がたまりやすい玄関やベランダ・窓のそばを拭き取るしかしそれでも完全に花粉の侵入を防ぐことはできない。そこで、侵入してしまった花粉を取り除く場所としてまず注目してほしいのが「玄関・ベランダのそば・窓のそば」だ。樺田氏によれば、花粉は飛散直後は水分を含んでいて重さがあるため、これらの場所にたまって落ちているのだという。「窓から30センチ以内のところでは、ベランダと変わらないほどの量の花粉があったというデータもあります」とのこと。玄関やベランダ、窓を開けたときには、早い段階でこれらの場所を掃除しておくと、室内で花粉を拡散させずに済む。○掃除のタイミングは「朝一番」か「帰宅直後」がベストそれでは、すぐに掃除ができなかった場合、窓際などにたまった花粉はどうなってしまうのか。恐ろしいことに、その後は乾燥して細かく砕け、ハウスダストとして部屋の中にとどまってしまうのだという。花粉は砕けてしまうと非常に小さい粒子となり、日常の動きで簡単に空気中に舞い上がる。ひとたび舞い上がると、床の上に落ちてくるのに時間がかかるため、掃除に工夫が必要となってくる。そこでポイントとなるのが「朝一番」や「帰宅直後」に掃除することだ。寝ている間、外出している間など、人の動きが少ない時間に、舞い上がった花粉は床の上にゆっくりと積もってくる。落ちきっているときに全部除去してしまうのが、花粉をとりきるコツだという。さらに掃除の仕方については、重要なのが「花粉を舞い上げないこと」。はたきではたいたり、ほうきで掃いたりすると、確かに対象物から花粉はとれるが、多くを空気中に戻してしまう。床や家具の上に積もっているうちに、モップなどで優しく拭き取る掃除がオススメとなる。また掃除の順番は「上から下」を意識し、高いところに積もっている花粉を拭き取ってから、床を拭くのがよいという。ここでも花粉を舞い上げないために、掃除機をかけるのは最後の作業としてほしい。日本気象協会の「2016年春の花粉飛散予測(第3報)」によれば、2016年春の花粉シーズンは、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から始まる見込み。今のうちから、花粉除去に有効な掃除方法をぜひマスターしてほしい。
2016年01月21日資生堂は1月20日、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cry j1」が肌のバリア機能を低下させることを発見したと発表した。同成果は、皮膚科学誌「Archives of Dermatological Research」の2016年1月号に掲載された。今回の研究では、肌のバリア機能への影響を明らかにするために、セロハンテープで組織培養皮膚表皮の角層を剥離して人為的にバリアを破壊したうえで、Cry j1溶液を塗布したときの水分量および細胞間脂質量を測定。この結果、水を塗布したときに比べて、Cry j1溶液を塗布した皮膚では水分蒸散量が顕著に高くなり、肌のうるおいが失われることがわかった。また、肌本来の油分としてバリア機能の維持・回復を担う細胞間脂質については分泌されにくくなり、細胞間脂質の供給が滞ることが明らかになった。同社は研究の過程で、肌のバリア機能の低下を引き起こすスイッチとして、特定のタンパク質分解酵素や受容体が関与していることを示す結果も得られたと説明しており、今後も肌バリア機能の仕組み解明を推進していくとしている。
2016年01月20日日本気象協会はこのほど、全国・都道府県別の2016年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第3報)を発表した。1月下旬にかけて、気温は平年並みか平年より低い日が多くなるという。2月から3月にかけては、西日本と東日本で平年並みか高く、北日本ではほぼ平年並みの見込み。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向にあることから、スギ花粉の飛散開始(※)は、西日本と東日本では例年より早く、北日本では例年並みと見ている。花粉シーズンは、2月上旬に九州・中国・四国・東海・関東地方から始まる見込み。しかしスギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかながら飛び始める。2月上旬に飛散開始が予測される地域では、早めの花粉対策が大切だという。スギ・ヒノキ花粉の飛散数がピークになる時期は、花粉シーズン中の気温や予想される総飛散数と関係があるとのこと。2月と3月の気温は全国的に平年並みか高いと予想しているが、ピーク時期を早めるほどではないため、スギ・ヒノキ花粉のピーク時期は例年並みの見込みだという。スギ花粉のピークは、福岡は2月下旬から3月上旬、高松・広島・大阪・名古屋・東京は3月上旬から中旬の見込み。金沢と仙台は3月中旬から下旬にピークを迎えると見ている。スギ花粉のピークが終わった後は、各地でヒノキ花粉がピークを迎える見込みだという。金沢と仙台は4月にヒノキ花粉が飛散するが、飛散数が比較的少なく、はっきりとしたピークはないと予測している。飛散数を前シーズンと比べると、九州・四国・東海・関東甲信地方では多いかやや多く、中には非常に多く飛散するところもあるという。中国地方では前シーズン並み、近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないと予測している。過去10年(2006~2015年)の平均値と比べると、花芽が多く形成される気象条件のそろった東北地方ではやや多い見込みだという。そのほかの地域では、花粉の飛散数は例年より少ないところが多いと見ている。特に九州・四国・近畿地方と北海道では非常に少なく、例年の半分以下となる見込み。※1平方cmあたり1個以上のスギ花粉を2日連続して観測した場合の最初の日
2016年01月15日ディズニーが最新撮影機器を駆使して捉えた驚異的な映像をおさめたドキュメンタリー“ディズニーネイチャー”シリーズ6作品のブルーレイとDVDが3月と4月に連続でリリースされることが決定した。予告編映像ウォルト・ディズニーは生前、「自然破壊や希少動物の絶滅が進む現代において、地球は最高のエンターテイメントであり最大のミステリーである」という想いから数々の傑作ドキュメンタリーを製作したが、“ディズニーネイチャー”はウォルトの遺志を継いで製作されたシリーズだ。3月16日(水)には母子クマの姿を2年に渡って追った『ディズニーネイチャー/クマの親子の物語』をはじめ、『ディズニーネイチャー/サルの王国とその掟』と『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』がリリース。4月20日(水)にはチーターやライオンの親子愛を描く『ディズニーネイチャー/サバンナを生きる百獣の王』『ディズニーネイチャー/チンパンジー 愛すべき大家族』『ディズニーネイチャー/花粉がつなぐ地球のいのち』が発売される。どの作品も自然のありのままの姿、そこで暮らす生き物たちのダイナミックな姿を高精細な映像で描いており、メリル・ストリープ、サミュエル・L・ジャクソンらがナレーションを担当。日本語版では宮崎あおい、谷原章介、木村多江、小澤征悦、青木裕子らがナレーターを務めている。『ディズニーネイチャー/クマの親子の物語』『ディズニーネイチャー/サルの王国とその掟』『ディズニーネイチャー/フラミンゴに隠された地球の秘密』3月16日(水)発売『ディズニーネイチャー/サバンナを生きる百獣の王』『ディズニーネイチャー/チンパンジー 愛すべき大家族』『ディズニーネイチャー/花粉がつなぐ地球のいのち』4月20日(水)発売ブルーレイ+DVDセット 各3800円+税3月16日(水)に全作品一斉デジタル配信開始
2016年01月06日ロート製薬はこのほど、花粉症対策への啓発を目的に、0歳~16歳の子どもを持つ親を対象として11月に実施した「子どもの花粉症」アンケート調査の結果を発表した。0歳~16歳の子どもを持つ親1,589人(その子どもは2,618人)に「お子様は花粉症だと思いますか?」と質問したところ、「花粉症である」と親が実感している子どもは、「花粉症」(21.5%)、「花粉症も通年性アレルギー性鼻炎も両方」(12.0%)を合わせると33.4%。2012年に行った同様のアンケートでは25.7%であり、以降から年々増えていることが分かった。また、現在子どもが該当すると思うアレルギー症状について聞いたところ、「花粉症」の33.4%に対して、「アトピー性皮膚炎」は10.4%で、花粉症はアトピー性皮膚炎の子どもの割合と比べると約3倍以上となっている。「子どもが花粉症だと思う」と答えた人に、発症したと思われる年齢を聞いたところ、0歳~5歳が45.5%、0歳~10歳が82.3%という結果になり、同社は「過去3年の調査と比較すると、花粉症発症の実感が低年齢化傾向にあるようだ」と分析している。住環境別に集計した花粉症の子どもの割合比較では、一戸建の35.2%が最も多く、次いでマンション・アパートの7階以上が32.4%であった。専門医の考察によると、アレルギーを起しやすいと言われるディーゼルエンジンの排気ガスを吸い込みやすい一戸建、また都会で土が少ないと考えられるマンション高層階では花粉が舞いやすく、花粉症を発症しやすい環境だと考えられているとのこと。同調査は、全国の0歳~16歳の子どもを持つ親1,589人(その子どもは2,618人)を対象として11月5日~11日の期間にインターネットによるアンケートによって実施。調査結果は回答した親の実感によるもので、医師の診察結果による数値ではない。また、子どもの人数に応じてそれぞれ回答を得ている。
2015年12月28日アイリスオーヤマは12月21日、玄関に設置することを想定した空気清浄機「花粉空気清浄機 KFN-700」を発表した。発売は2016年1月11日で、価格はオープン。推定市場価格は税別14,800円前後。外出した際に衣類へ付着した花粉を帰宅時に捕集するために、玄関に置くことを想定している。スペースの限られた玄関に設置しやすく、かつ落ちる花粉を効率良く吸引するために、幅18×奥行き26.4×高さ70.5cmのスリムなデザインを採用。本体にはハンドルも備えられている。吸引タイプは「前面吸引」方式。HEPAフィルターを搭載し、0.3μmの粒子を99.9%以上キャッチする。そのほか、人感センサーを搭載。玄関に設置すれば、帰宅時だけでなく、人が動くことにより床から舞い上がった花粉などを効率的に吸引できるという。重量は約4.3kg。適用床面積は8畳。風量は「強」と「弱」の2種類から選択可能だ。運転音は強で48dB、弱で33dB。
2015年12月21日日本気象協会はこのほど、「2016年春の花粉飛散予測」(第2報)を発表。2月上旬に九州・中国・四国・関東地方から花粉のシーズンが始まると予測している。2016年の1月と2月の気温について、西日本と東日本では平年並みか平年より高く、北日本ではほぼ平年並みの見込み。この時期の気温が平年より高いとスギ花粉の飛散開始は早まる傾向があることから、2016年の飛散開始時期は西日本と東日本では例年より早く、北日本では例年並みと予想されている。2月上旬には九州・中国・四国・関東地方から花粉のシーズンが到来。北陸・近畿では2月中旬、東北では2月下旬からスギ花粉の飛散が始まる見込みとなっている。しかし同社は「スギ花粉は飛散開始と認められる前から、わずかな量が飛び始めます」と指摘。「2月上旬に飛散開始が予測される地域では、1月のうちから花粉対策を始めるとよいでしょう」とコメントしている。さらに飛散数に関しては、九州・四国・東海地方では前シーズンより多いかやや多く、非常に多く飛散するところもある見込み。中国・関東甲信地方では前シーズン並み、近畿・北陸・東北地方と北海道ではやや少ないとしている。
2015年12月08日毎年、花粉症に悩まされているみなさんに驚きの新事実です。最近の研究で、花粉症患者が極度のうつ病になる割合が、ふつうの人の4倍、自殺率は30%も高いということがわかったのです。辛くて嫌な花粉症が、うつ病や自殺のリスクにまで関係しているとは驚きです。「たかが花粉症……」と侮らずに、きちんと治療をしたほうがいいかもしれませんよ。■くしゃみも長期に渡れば精神病に発展する可能性が花粉に対するアレルギー反応は、体じゅうの血管や組織に炎症反応を引き起こします。これが長い期間続くと、脳にまで悪影響を及ぼすと考えられています。たとえば、よくある「炎症」のひとつである「くしゃみ」は。花粉のようなアレルギーの原因を、体が追い出そうとして起こるものです。たかがくしゃみ、と思われるかもしれませんが、このような低レベルの炎症でも、花粉症のように数ヶ月単位の長期間続く場合は、中年以降に深刻な精神病になる可能性が高まるというデータがあるのです。■花粉症患者はふつうの人の4倍も躁鬱病になりやすい台湾の国立陽明大学の科学者たちは、花粉症を患う約1万人のティーンエイジャーと、花粉症を発症していない約3万人のティーンエイジャーを比較しました。2つのグループを10年近く観察し、躁病期(興奮しすぎて集中力を欠き、不眠に陥っているような時期)を特徴とする躁鬱病と診断された人が何人いるかを記録したのです。「心身症研究誌」に掲載された結果によると、花粉症を患っている青年期の人々は、そうでない人の4倍も躁鬱病と診断されることが多いことがわかったのです。花粉の時期に気分が落ち込むのは、気のせいではなかったのかもしれません。■自殺のリスクもうつ病じゃない人より30%高くなるまた、2010年のデンマークの研究によると、花粉症患者は自殺率も高くなるのだとか。オーフス大学の研究者たちが、自殺した人たちの中で、アレルギー患者とアレルギーの無い人の割合を比べたところ、花粉症のようなアレルギーを持った人は、アレルギーの無い人より、30パーセントも自殺のリスクがあることがわかりました。花粉症の影響、侮れませんね。■長期の炎症による幸せホルモンの低下がうつ病に関連くしゃみや鼻水のような「炎症」が、なぜ精神病と結びつくのでしょうか。明確な答えはまだ出ていませんが、アレルギー反応が出ている間につくられる「炎症性サイトカイン」と呼ばれる物質が関係していると考えられています。サイトカインは、花粉のような外部からの侵入者を追い出す役割をしていますが、脳の中にある幸せホルモン、セロトニンのレベルを下げる可能性もあるというのです。花粉症のように炎症が長期にわたると、どんどんサイトカインが分泌され、セロトニンは減り続けてしまいます。このことが、アレルギーによってうつ状態が引き起こされる原因なのではないか、というのが、いまのところもっとも有力な説だといわれています。現在、研究者たちはイブプロフェンのような炎症を抑える薬が、うつ病の治療に役立つ可能性について調査中。抗うつ薬が効かなかったうつ病の患者たちに、抗炎症薬を投与することでセロトニンのレベルを上げ、病状を改善できるのではないかと考えているのです。つまり、アレルギー症状を抑えたら、うつ病が改善するかもしれないということ。イブプロフェン配合の薬は薬局でも購入できるので、花粉症で気が滅入ってしまう人は試してみてもよいかもしれません。*花粉症や慢性鼻炎で精神病になるなんて、これまでまったく考えられてこなかったことですね。たとえ精神病に結びつかなかったとしても、花粉症や鼻炎で幸せホルモンが減ってしまうことは大問題。「この時期だけだから……」と我慢せずにきちんと花粉症治療をして、快適に過ごせるようにしたいですね。(文/スケルトンワークス)【参考】※Could a runny nose make you depressed? Hay fever sufferers may be four times more likely to develop the mental illness-Daily Mail Online
2015年11月30日ウェザーニューズはこのほど、2016年の花粉シーズンにおける全国の「スギ・ヒノキ花粉の傾向」を発表した。同発表によれば、花粉は2月初めから関東や九州を中心に飛散が始まる見込みとなっている。2016年のスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期は、全国的に平年並みのところが多くなる見込み。一方で、東海や四国、九州では平年よりやや早めとなるところもありそうだとしている。早ければ2月初めには九州や関東で飛散が始まるところがあり、2月中旬には東海や西日本の広範囲、2月下旬には北陸や東北でも飛散が始まる予想となっている。飛散ピーク時期については、スギ花粉が九州や四国で2月末~3月初め、中国地方や近畿、関東、東海で3月上旬~中旬、北陸で3月中旬~下旬、東北で3月下旬~4月上旬の見込み。スギ花粉のピークが過ぎたあとは、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散が増え、九州や四国では3月中旬~下旬、中国地方や近畿、関東、東海では4月上旬~中旬に飛散量がピークとなる予想となっている。2016年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、ほぼ全国的に平年(2008~2015年平均)より少なくなる予想で、平年比が90%以上となる山形県や岩手県でも平年を上回る量の花粉が飛ぶことはないと見込まれている。東京都ではスギ・ヒノキ花粉の飛散開始時期を2月上旬とし、飛散量を2015年シーズンの81%と見込んでいる。同社は2016年シーズンの花粉飛散量について、「全国的に平年より少なめの予想ではありますが、西日本では2015年の約1.5~2倍となるため油断はできません」と指摘。その上で、「花粉症には早めの対策が効果的なので、飛散開始の2週間前までを目安に準備しておくことをおすすめします」とコメントしている。
2015年11月27日