人気声優の梶裕貴が、人間とAIとの恋愛と結婚生活を描く小説「ぴぷる」のドラマ化で主演を務めることが決定した。AIを家族に迎え、結婚できるようになった2030年。冴えないサラリーマンの摘木健一は、長年片想いをしていた憧れの会社の先輩とのデートに失敗し、そのショックから勢いで性交渉機能搭載の美少女AIを購入。妻として迎え入れ、“ぴぷる”と名付ける。しかし、なぜか結婚初夜の夜の営みを拒絶されてしまう。そこで開発元を訪ね、研究者・深山楓に出会い、初期設定に問題があったことを知るが、ぴぷるの設定を変更することはできないと言われてしまう。その代わり、深山は摘木に驚きの提案を持ちかける――。SFヒューマンコメディ小説「ぴぷる」(原田まりる著)は、雑誌「ダ・ヴィンチ」にて2018年11月号から昨年3月号にかけて掲載。小説と連動して企画されたWebドラマもオリジナルストーリーで展開、梶さんも出演した。今回ドラマ化では、人間とAIが結婚できるようになった2030年を舞台に、人型AIとの結婚を選んだサラリーマン摘木健一と、その妻でAIのぴぷる、ぴぷるを開発した研究者・深山楓をはじめとする登場人物たちによる、“AIと人間のあり方”を問うSFヒューマンコメディとなっている。そしてWebドラマで摘木役を演じた梶さんが、今回実写ドラマでも同役で出演。「進撃の巨人」エレン・イェーガー役、「七つの大罪」メリオダス役など、数々の人気作で主人公やメインキャストを声で演じてきた梶さんだが、実写の連続ドラマで主演を務めるのは今回が初めて。演じる摘木は、イキリオタク気質で生身の人間とのコミュニケーションが苦手、パッとしないアラサー男子。妻となったAIや研究者ら、クセのあるキャラクターたちに翻弄されていくという役どころだ。音声収録時、冗談まじりに映像化の話が出ていたそうで、今回の決定に梶さんは「まさか現実になるとは…!驚きと喜びと不安の入り混じった、初めての感情です」と心境を明かす。そして今回の初主演については「まったくもって未知の領域なので、漠然とした不安もありつつ、同時に、楽しみな気持ちもいっぱいです」とコメント。「“AI”と向き合うことで、逆に“人間”が見えてくる。少し未来のちょっと不思議な物語を、ぜひ楽しみにお待ちください!」と視聴者へ呼びかけている。WOWOWオリジナルドラマ「ぴぷる~AIと結婚生活はじめました~」は5月、WOWOWプライムにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年02月05日女優の広瀬すずが3日、都内で行われたソフトバンクロボティクス「Whiz」新キャンペーン発表会に出席した。ソフトバンクロボティクスは、AI掃除ロボット『Whiz』の新CM「Whizで隠れダスト清掃」編をこの日より東京・大阪で、2月10日より名古屋・北海道・福岡で放映スタート。イメージキャラクターに起用された広瀬すずが「広瀬ウィズ」と名前を変え、「広瀬ウィズです」と言いながら手でWhizのイニシャルである「W」のポーズをとり、同社が提供する人型ロボットのPepper(ペッパー)とともに床には通常の清掃では取り切れていない隠れダストがあることを伝える。CMでも着用したWhizと同じカラーの白とグレーのワンピース姿で登場した広瀬は、隠れダスト対策部長に就任。「広瀬ウィズ」という名前が記された巨大な名刺を手渡された。「隠れダスト対策部長としてWhizの良さやWhizが色んなところで活躍できるように応援させていただきますし部長も精いっぱい務めたいと思います」と所信表明。イベント中は、新CMもお披露目され、「今日から放送が開始されると聞いているので、すごくうれしいと思いながら、隠れダストの存在を認識してもらえたら」とアピールした。また、CMのキーワードとなっている"隠れダスト"の存在について「目に見えない部分があると聞いてビックリしました。探したくても見つけられないぐらい見えないところにあると思うので、このWhizでお掃除できるのであれば環境的にも良いのかなと思います」と話した。さらに、日頃から掃除をこまめにしているという広瀬は「掃除するのは好きな方なので、夜な夜な掃除しています。昨日の夜もずっとやっていました(笑)」と明かし、「色んなところに隠れダストがあると思うと不安になってきますね」と話すなど、キレイ好きの一面を覗かせていた。
2020年02月03日2月1日、2日の全国映画動員ランキングは、大沢たかおが主演し、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和ら豪華キャストが共演する入江悠監督の新作『AI崩壊』(全国346館)が初登場で首位を飾った。公開2週目の『キャッツ』(全国380館)は2位に。公開4週目の『パラサイト 半地下の家族』(全国188館)は先週4位から3位に順位をあげた。公開4週目の『カイジ ファイナルゲーム』(全国333館)は先週2位から4位に。公開11週目の『アナと雪の女王2』(全国382館)は先週3位から5位になった。そのほか新作では、ウィル・スミスとマーティン・ローレンス主演の人気アクションシリーズ約17年ぶりの新作『バッドボーイズフォー・ライフ』(全国327館)が初登場6位に。ダニエル・クレイグ、クリス・エヴァンスら豪華キャスト共演のミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(全国134館)が初登場8位に。中井貴一と佐々木蔵之介が主演を務める痛快コメディの続編『嘘八百 京町ロワイヤル』(全国160館)が初登場9位に。実在する組織の社員の奮闘を、実話を基に映画化した『前田建設ファンタジー営業部』(全国131館)は初登場11位につけている。次週は『犬鳴村』『グッドライアー 偽りのゲーム』『37セカンズ』『侍の名のもとに~野球日本代表 侍ジャパンの800日~』『ザ・ピーナッツバター・ファルコン』『ハスラーズ』『ヲタクに恋は難しい』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『AI崩壊』2位『キャッツ』3位『パラサイト 半地下の家族』4位『カイジ ファイナルゲーム』5位『アナと雪の女王2』6位『バッドボーイズフォー・ライフ』7位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』8位『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』9位『嘘八百 京町ロワイヤル』10位『ラストレター』
2020年02月03日「ぴあ」調査による2020年1月31日、2月1日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、名優アンソニー・ウォンが主演を務める感動ドラマ『淪落の人』が第1位になった。ベスト10は以下の通り。1位『淪落の人』93.8点2位『前田建設ファンタジー営業部』93.7点3位『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN’S CROWN-』89.7点4位『バッドボーイズフォー・ライフ』89.3点5位『AI崩壊』88.3点6位『嘘八百 京町ロワイヤル』87.6点7位『男と女 人生最良の日々』86.6点8位『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』86.4点9位『母との約束、250通の手紙』84.8点『淪落の人』は、事故で半身不随になり、妻とも離婚し、息子ともはなればなれになり、人生に何の希望を見いだせなくなってしまった中年男と、住み込み家政婦としてやってきたフィリピン人女性との交流を描く感動作。言葉がうまく通じないふたりが少しずつ心を通わせていく過程を、香港を代表する名優アンソニー・ウォンと、新人女優クリセル・コンサンジが見事に演じている。本作は香港電影金像奨など多くの映画祭で高く評価された作品で、出口調査で訪れた劇場ロビーは涙を浮かべながら作品の感想を話す人であふれた。「とても抑制のきいた映画だった」と語る60代の観客は「観ながら心が温かい気持ちになった。これからの日本も外国人労働者が増えてくるだろうけど、そんな状況を楽しさを交えて描き出していた印象深い」とコメント。「香港映画が好き」だという観客は「ふたりのふれあいが作品の見どころだと思う。終始、イヤな気持ちにさせられることなく楽しめた。仕事などで悩んでいる人には、励ましや癒しを与えてくれる映画に感じるかも」と分析でした。またタイトルの通り、本作は“淪落(おちぶれてしまう)の人”が主人公だが、家政婦のエヴリンに共感する観客も多く「自分も夢を追いかけているので、家政婦の女性に共感した。夢を追いかけることの大切さに気づかせてくれる映画でもあるので若い人にぜひ観てほしい」との声もあった。観客層は40~60代が最も多かったが、若い観客の姿も多く、男女比はほぼ同じ。感動のあまり、泣きながら出口調査に応じてくださる方もいるなど、作品に深く感動している人の姿が目立った。また、映画祭の上映で感動し、公開初日に“リピーター”として来場した人もおり、今後も“根強い人気”を誇る作品になりそうだ。(本ランキングは、1/31(金)、2/1(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)■1月24日、25日公開作品のランキング1位『サヨナラまでの30分』92.7点2位『プリズン・サークル』91.8点3位『his』91.2点4位『ロマンスドール』90.0点5位『彼らは生きていた』89.2点6位『イーディ、83歳はじめての山登り』87.9点7位『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』87.3点8位『風の電話』86.1点9位『キャッツ』85.8点10位『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』84.4点■1月17日、18日公開作品のランキング1位『メイドインアビス 深き魂の黎明』92.6点2位『ジョジョ・ラビット』92.5点3位『mellow』92.0点4位『花と雨』91.7点5位『太陽の家』91.1点6位『オルジャスの白い馬』90.8点7位『記憶屋 あなたを忘れない』90.2点8位『劇場版 ハイスクール・フリート』88.8点9位『リチャード・ジュエル』88.3点10位『ラストレター』87.9点■1月10日、11日公開作品のランキング1位『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』94.3点2位『音楽』93.0点3位『ダウントン・アビー』91.0点4位『フォードvsフェラーリ』89.9点5位『パラサイト 半地下の家族』89.6点5位『フィッシャーマンズ・ソングコーンウォールから愛をこめて』89.6点7位『カイジ ファイナルゲーム』88.7点8位『マザーレス・ブルックリン』85.1点9位『劇場版巨蟲列島』83.4点10位『明日、キミのいない世界で』83.1点
2020年02月03日大沢たかお主演、入江悠監督の大作映画『AI崩壊』が公開されている。人気小説やコミックの映画化が続く日本映画界にあって本作は完全オリジナル脚本で描くサスペンス大作。扱うのは、人工知能(AI)の暴走だ。映画の舞台は近未来。大沢演じる桐生浩介は、医療AI“のぞみ”の開発に成功するが、愛する妻を病から救うことができずに娘と共に日本を去る。その後“のぞみ”は社会に普及し、人々の生活に欠かせない存在になった。結果として日本を救う英雄になった桐生は表彰を受けるために愛娘と日本に帰国するが、AI“のぞみ”が暴走をはじめる。のぞみは人間の“生きる価値”を数値化し、合理的に判断して選別を開始。のぞみを開発した桐生はテロリストと断定されてしまうが、彼は愛する娘を救うため、自らの無実を証明するため、そしてAIの暴走を止めるために逃亡しながら奔走する。無実の罪で逃亡する主人公、あらゆる場所に張り巡らされた監視カメラや行動データを瞬時に解析する人工知能との戦い、そして主人公の愛する娘への、亡き妻への想い。本作は壮大なアクションだけでなく、サスペンス、人間ドラマ、未来社会への考察を盛り込んだ見どころの多い作品になった。大沢は必死に逃亡する主人公を身体を酷使したアクションを交えて演じ、賀来賢人、岩田剛典らがドラマを盛り上げる。また、三浦友和と広瀬アリスのコンビがハイテク事件を“カン”と“経験”で追うアナログ刑事に扮し、ドラマに絶妙なアクセントをもたらしている。入江監督は本作を創作するにあたって長い時間をかけて人工知能についてもリサーチしたようで、私たちのすぐそこにある未来社会を丹念に描写。ド派手なアクションよりも、気が付けば身近な存在になりつつあるAIについてのシーンに妙にドキドキしたり、不安を感じる観客もいるのではないだろうか。『AI崩壊』本編映像『AI崩壊』公開中
2020年02月01日女優の広末涼子が31日、都内で行われた映画『嘘八百 京町ロワイヤル』の初日舞台挨拶に、中井貴一、佐々木蔵之介、友近、坂田利夫、加藤雅也、武正晴監督とともに登壇。美脚あらわな衣装で観客を魅了した。2018年に公開された映画『嘘八百』の続編となる本作。中井貴一演じる空振りばかりの古物商・小池則夫と佐々木蔵之介扮する陶芸家・野田佐輔の骨董コンビが、京都を舞台に騙し騙されの珍騒動を描く。着物美人のマドンナを演じた広末は、「この映画は、ハリウッドみたいに宇宙を相手にしたり、AIを相手にした大作ではないんですけど」と、同日初日を迎えた映画『AI崩壊』を意識したコメントで笑いを誘い、「この映画を観終わったときに、『これこそ日本の喜劇』、『日本のエンターテインメントってこれなんじゃないかな』って、ちょっと幸せな気持ちになりました。みなさんがそういう気持ちになっていただけたらうれしいです」と魅力を伝えた。武監督の現場の感想を聞かれると、「本当に早くて。初日現場に入ったら、いきなりテストで、テストしたら本番で、『え!?』って思って。相談したり、『これでいいんですか!?』っていう暇がないまま本番にいくという連日で、本当に驚きました。練習したり悩んだり考える暇がないので舞台に毎日立っているようでした」と衝撃を受けた様子。「久しぶりに毎朝3時に起きて1人コソ練をしてから現場に。自分を温めてから現場に入らないと、温まる前に本番が始まっちゃうような現場だったので」と早起きして練習していたことを告白し、「お二人(中井と佐々木)がまったくNGを出されないので、ちょっとは出してほしいって思ったくらい、プレッシャーがすごかったです。自分がNG出すわけにはいかないって本当に緊張しました」と打ち明けた。舞台挨拶では、今年の願いを書き入れた絵馬をそれぞれ発表。広末の願いは「平穏無事」で、「穏やかに日常を過ごしたいです。それが一番かなと」と語った。
2020年01月31日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジ公開初日舞台挨拶が31日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。ヌーディーなシースルーのドレスに、すらりと伸びた美脚で大人の女性の魅力を振りまいていた広瀬。共演した大沢について「クールなイメージがあったんですkど、お肉の話とかもしてくださいますし、とても優しい」と感謝する。さらに広瀬が「お父さんと言ったら失礼かもしれないですけど……」と表すと、大沢は無言で「……」とショックを受けた様子に。広瀬は「失礼ですね、それはうそです!」と慌てながら、MCからの「お父さんのようなあたたかさ」というフォローに、「そうです!」と同意していた。
2020年01月31日映画『AI崩壊』(1月31日公開)のジ公開初日舞台挨拶が31日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。現場では、こだわりのあまりにスタッフ同士がぶつかり合うこともあったそうだが、入江監督は「大沢さんが、1回みんなで飲みましょうかと言って、スタッフを慰労してくれた会があって、みんながもう1回一致団結して後半戦に向かえた」と感謝する。大沢は「かなり厳しくぶつかり合う現場で、怒鳴り合いとかそういう状態が続いてた時だったので、1回みんなでご飯食べたり飲んだりできれば、って」と振り返りつつ、「減量中でお茶だったので、監督は飲まないよなと思ったら飲んでましたね」と苦笑した。また、賀来も「終わってからも、僕と岩田くんを連れてごはんに行ってくれた」と大沢に感謝。最初の挨拶時にはマイクが入っていないというハプニングもあった岩田は「骨がついた塊肉のお店に連れて行っていただいて。現場にいるときもそうなんですけど、スタッフもキャストも分け隔てなく、現場の士気を底上げしてくださる方なので、本当に安心感がある」と大沢の包容力を讃える。大沢は「こんなに嬉しいことはなくて、皆さんどんどん宣伝をしてくれるし、岩田くんと賀来くは『1回お話をしたい』というので、嬉しくて。そんなこと言ってくれることってあんまりない。『みんなに観て欲しいという思いをその場ですごく聞いて、感動した」と明かす。しかし大沢が「店の取り方間違えちゃって、個室だと思ったら相席になってしまって……僕がちょっと遅れて行ったら、普通の団体客の横に2人座ってて本当に申し訳なかったな」と謝る。岩田は「普通に大沢さん入ってこられたときに、『大沢さん、ここの席で大丈夫でしたか?』という感じで」と苦笑し、大沢は「ふつうの女性客の方などがいるところに、一番端っこに賀来くんと岩田くんがいて」と状況を説明、会場も驚いていた。
2020年01月31日ダンス&ボーカルグループ・EXILE/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの岩田剛典(30)。パフォーマーとしても俳優としても大活躍の岩田だが、ニホンモニターによる「2019上半期タレントCM起用社数ランキング」で7位(7社)にランクインするほど、ここ数年でCM出演が急増した。企業の顔となるCMタレントは知名度に加えて好感度や信頼度も必須であり、その高さが伺える。そしてこのたび、新たに吉野家のCMキャラクターに抜てきされ、29日より岩田出演の新CMが全国で放送されることに。多くの人に愛されている吉野家だけに、さらにお茶の間で人気がアップしそうだ。ますます注目の岩田を直撃し、CM出演への思いや個人の活動に対する思いなどを聞いた。○■CMの影響力を実感「驚くほどの反響がある」――2019年の上半期にCM起用社数ランキングにランクインするなど、CMでも大活躍ですね。本当に「ありがたい」のひと言です。今年で芸能の世界に入って10年目ですけど、こうやって一つ一つのお仕事に携わらせていただいてきたことがすべて。その積み重ねだと思っていますし、いつまでも初心を忘れずにこれからも頑張っていきたいなと、節目の年だからこそ改めて感じます。もう新人と呼ばれる年次ではなくなってきましたし、そういう意味でもしっかりと将来を見据えて地に足をつけた活動をしていきたいです。――お茶の間に流れるCMは多くの人たちの目に触れるものだと思いますが、さまざまなお仕事がある中でCM出演をどのように感じていますか?すごく影響力を感じますね。本当に驚くほどの反響があるなと思います。「吉野家の人」って言われ続ける可能性があるくらい大きいお仕事だと思いますし、ありがたいお仕事だと思います。――たくさんCM出演されているということで、責任やプレッシャーも感じますか?そうですね。特に何かを意識するということではないですが、多くの信頼をいただいているということなので、素直にうれしく思います。○■学生時代から通う吉野家CM出演「感慨深い」――今回、吉野家のCMが決まったと聞いたときはどう感じましたか?自分の人生にこんなことが起きるんだなと。それくらい吉野家さんって誰もが一度は目にしたり食べたりした機会があると思っていて、そんな吉野家さんの変わらない味の良さを自分がPRさせていただけるというのはすごく感慨深かったですし、不思議な感覚になりました。でも、学生の時からたくさん食べてきたからこそ伝えられるものがあると、自信はあります!――たくさん食べられてきたんですね!それはもう! 学生時代の通学路にあったので、いろんな思い出があります。部活の帰りにグループで寄ったり、1人で食べたこともあったし、最近でも良く利用させてもらっています。つい1週間くらい前も、夜にお酒を飲んだ帰りに締めで、食べに行きました。たまんないですね!――よく食べるメニューは?もちろん基本的に牛丼ですけど、半熟卵をつける、というのが定番です。あと、ご飯を少なめにして、牛皿を追加して肉を増やしています。――CMの撮影はいかがでしたか?モニターで見ましたが、恥ずかしいくらい自分のドアップがずっと続くので、画が持つかなと(笑)。でも、自分のうなる表情なんかを映像で切り取っていただいていると思うので、これを見て1人でも多くの方に、男性はもちろん、女性のみなさんにも食べてみようかなって足を運んでいただけるきっかけになったらうれしいです。――食べるシーンって難しくないですか?難しいんですよね。ドラマとか映画とかでも食べるシーンって難しくて。正解なんてわからないので、とにかく今回の撮影では勢いよくガッつくようにしました。3日くらい断食していた人が牛丼を目の前にしたときのリアクションくらいのテンションで(笑)。おいしそうだなと思っていただけたら何よりです。――CMに出演すると愛着が湧くものですか?湧きますね。湧くんですよね! 今回も、吉野家さんのお話をいただいてから、今まで以上に食べる頻度が上がりましたから(笑)○■デビュー10周年への思いとLDHグループの強み――パフォーマーや俳優、さらにCMなど、活躍の幅が広がっているなと感じますが、今後個人として挑戦してみたいことはありますか?いろいろ取捨選択しながら挑戦してきたので、新しいことを始めようという、重い腰を上げるような感覚はないですね。なんだかんだ毎年新しいことをやってきたので、今年もやると思いますが、準備期間を考えると去年とかその前から下準備してきていることなので、新しいことをやっているという感覚にはならないです。――とにかく目の前のことに取り組んでいくという感じでしょうか。そうですね。こういうお仕事なので、一つ一つのお仕事での出会いや経験が自分というものを作っていく。だからこそ、自分を必要としてくれる仕事や人に対して真摯に向き合うことしかできないと思っていて、そのスタンスは今年も変わりません。いい結果が出るように、目の前のことにしっかり向き合っていきたいと思います。――10周年の節目ということで特別な思いもあるのでは?それはありますね。面白いことやりますよ! まだ言えないことがたくさんあって、「楽しみにしていてください」としか言えないんですけど、10周年というメモリアルイヤーとして、しっかりとファンのみなさんも盛り上がれる年になります! 安心してついてきてもらえたらなと思います。――知名度も人気も抜群のスターながら、すごい堅実な印象を受けます。ありがとうございます。グループのみんながこういう感じかなと思っています。天狗になったり変わってしまう人があまりいないので、特別な気はしていません。グループに生かされ、いろんなお仕事に生かされてきたという思いもありますし、小さい頃から芸能界にいる人間ではないというのもあるかもしれないです。普段会っている友人なんかはいろいろな業界で頑張っていますし、芸能界に入って自分が変わることはないですね。――EXILEのみなさんも三代目のみなさんも、それぞれ個人でも活躍されていますが、グループにもプラスになっているなと感じますか?それはすごく感じます。今のLDHはまさにそういう団体で、個々の活動や個々の活躍がそのままLDHのイメージをかたどっている。個の力がグループの力になっています。そういうコミュニティーの中にいるので、全員が1人で活動をしている時もちゃんと看板を背負ってやっています。その姿がみんな立派だなと思いますし、素敵な軍団の中に自分もいるので、少しでもグループの活躍につながる何か持ってこられたらなという思いです。■プロフィール岩田剛典1989年3月6日生まれ、愛知県出身。三代目 J SOUL BROTHERSのパフォーマーとして2010年にデビューし、2014年にEXILEに加入。グループでの活動以外に俳優として数々の作品に出演。2016年公開の映画初主演作品『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞、第26回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。主な出演作にドラマ『砂の塔~知りすぎた隣人』(16)、ドラマ『HiGH&LOW ~THE STORY OF S.W.O.R.D.~』(15)から続く、映画『HiGH&LOW』全シリーズ(16~17)、ドラマ『崖っぷちホテル!』(18)、『シャーロック』(19)、映画『去年の冬、きみと別れ』(18)、『パーフェクトワールド 君といる奇跡』(18)など。1月31日に映画『AI崩壊』の公開を控える。
2020年01月31日日本テレビ系「アナザースカイII」の1月31日(金)オンエア回は、俳優の大沢たかおをゲストに迎えてお届け。今回大沢さんは英国・ロンドンを訪れる。大学時代にスカウトされ「MEN’S NON-NO」のモデルとして活動、その後俳優業へ進出。ドラマ「星の金貨」や映画『ゲレンデがとけるほど恋したい。』などに出演し注目を集めると、『解夏』で第28回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。メガヒット作となった『世界の中心で、愛をさけぶ』や『地下鉄(メトロ)に乗って』、シリーズ化された「JIN-仁-」などに出演。近年では『藁の楯』や『風に立つライオン』『キングダム』などで重厚な演技を披露。ミュージカル「ファントム」をはじめとした数々の舞台や、劇場アニメ『おおかみこどもの雨と雪』や数々のドキュメンタリーでも活躍する大沢さん。今回、ロンドンを訪れた大沢さんは、俳優活動を休止してまで海外に長期滞在した訳や、舞台「王様と私」の壮絶な裏側などを明かし、世界的俳優として拍手喝采を浴びた瞬間をふり返る。大沢さんが主演を務める映画『AI崩壊』は本日より全国にて公開。AIをテーマにオリジナル脚本で、2030年、医療・金融・交通・セキュリティなどAIが国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっている“AI社会”の日本で、ある日、AIが暴走。日本中を巻き込む、想像を絶する大惨事が発生する――という物語。AI開発者の桐生浩介を大沢さんが演じるほか、AIを管理する企業の代表・西村悟役で賀来賢人。警視庁の天才捜査官・桜庭誠役で岩田剛典。同じく警視庁捜査一課の刑事・奥瀬久未役で広瀬アリス。熱血刑事・合田京一役で三浦友和。さらに芦名星、玉城ティナ、高嶋政宏、余貴美子らも共演する。映画『AI崩壊』は1月31日(金)より全国にて公開。「アナザースカイII」は1月31日(金)23時15分~日本テレビ系でオンエア。(笠緒)
2020年01月31日「医療技術の完成を山登りにたとえると、いますでに9合目まできています。残り1合もこれから5〜10年で一気に進展していくといえるでしょう。間もなく医療の完成期、つまり“病気で死なない時代”がやってくるのです」こう話すのは著書に『Die革命』(大和書房)がある、医師の奥真也さんだ。放射線科医として臨床現場で経験を積み、MBA(経営学修士)も取得。現在では創薬、医療機器、新規医療ビジネスに精通している。つねに医療の現場の“最前線”を目の当たりにしているからこそ、奥さんが21世紀の医療について語れることも多い。「脳梗塞や心筋梗塞は救急医療、画像診断の発達により、いまでは簡単に命を落とす病ではなくなりました。がんも、がん細胞を狙い撃ちする分子標的薬、チェックポイント阻害剤などの新しい治療法が確立され、様相が激変。20世紀では手に負えなかった病気が、次々に克服されています」奥さんのいう“残りの1合”を登りきるためのカギになるのは、’10年以降、AIや通信機器などを爆発的に進化させた科学技術。「間もなく、人間の医師では見逃してしまうような病気の兆候も、AIが見抜くようになるのです」SF映画のような非現実的な話に感じるかもしれないが、これはすでに実用化されるほどに研究が進められているのだ。私たちにはどんな“医療の進化”が待っているのだろうかーー。【1】病院に行かなくても治療ができる!テレビ電話で、協力医療機関の医師と通話。診断をもとに、近所のドラッグストアで薬を買ったり、必要があれば通院するーー。このようなオンライン診療(遠隔診療)が進めば、仕事に追われている人が勤務先で診療を受けることも可能だ。「とりあえずはわざわざ病院に行くこともないので、『病院でインフルエンザに感染した』などといった感染リスクも下げられます。診療行為の責任の所在を明確にする議論は必要ですが、人間の医師ではなく、AIの診断で完結させることも可能になるでしょう」【2】スマートウオッチで糖尿病が発見できるスマホの進化と同様、開発がどんどん進んでいるのが時計型の“スマートウオッチ”に代表される、身に着ける端末機器(ウエアラブル端末)。アップル社が発売している「アップルウォッチ」は、現在でも睡眠時間の管理や、運動メニューの作成に活用できる。今後は病院で受けていた検査項目も、手軽に測定できるようになるという。「米国FDA(アメリカ食品医薬品局)は、アップルウォッチで測定できる心電図を許可しています。さらに、同じく米国のカルディオグラム社は、アップルウォッチで測定した心拍数の変動によって、糖尿病の診断をする技術を開発したのです」日常で私たちが身に着ける端末機器で、採血をせずとも、血糖値の測定が正確にできる時代もごく近いだろう、と奥さんは予想する。【3】超小型ドリルでコレステロール削取薬サイズのカプセル内視鏡を飲めば、負担のある胃カメラや大腸内視鏡検査をすることなく、画像診断ができる技術はすでに実用化されている。「保険適用はクローン病患者や通常の内視鏡が困難な場合などに限定されていますが、オリンパス社が業界をリードしています」このように体内からアプローチすることで、患者の負担を軽減する治療技術も、開発が進められているという。「動脈硬化を起こし、狭窄してしまった血管内のコレステロールを削り取る超小型のドリル『ロータブレーター』という技術もすでにあります。これを使えば、直接的に血流を改善できるのです」【4】“ゲノム編集薬”で病気にならない体に「たとえば、お酒を飲んで気持ち悪くなったり、顔が真っ赤になる人は、アルデヒドという物質を水に分解する遺伝子の機能が弱いことが解明されています。遺伝子の機能は、別の遺伝子によって弱められているのですが、その邪魔な遺伝子を取り除く“ゲノム編集”という技術も、実現の道筋はついています」狭心症や心筋梗塞などの心疾患や、がんにも発症にかかわる“遺伝的な因子”があることがわかっている。薬などを投与することで、これらの遺伝子を取り除いたり無効化することができれば“病気にならない体”を作ることが可能になるのだーー。最先端医療が完成すれば、人間の寿命も飛躍的に延ばすことができると奥さんは語る。「こうした技術が完成すれば、人間は120歳まで生きられる可能性が出てきます。人生はどんどん長くなることが考えられますから、諦めかけていた夢にまた挑戦する、高齢からでも新しい目標に向かって頑張るなど“生き方”も見直されることになるのではないでしょうか」最先端の医療技術は、治療だけでなく、人生を変えるものになるはずだ。「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年01月30日10年前、ここまで世界的にスマホが普及することを誰も予想できなかった。同時に、医療の技術も10年前では考えられなかったような治療法が開発されているーー。「医療技術の完成を山登りにたとえると、いますでに9合目まできています。残り1合もこれから5〜10年で一気に進展していくといえるでしょう。間もなく医療の完成期、つまり“病気で死なない時代”がやってくるのです」こう話すのは著書に『Die革命』(大和書房)がある、医師の奥真也さんだ。放射線科医として臨床現場で経験を積み、MBA(経営学修士)も取得。現在では創薬、医療機器、新規医療ビジネスに精通している。つねに医療の現場の“最前線”を目の当たりにしているからこそ、奥さんが21世紀の医療について語れることも多い。「脳梗塞や心筋梗塞は救急医療、画像診断の発達により、いまでは簡単に命を落とす病いではなくなりました。がんも、がん細胞を狙い撃ちする分子標的薬、チェックポイント阻害剤などの新しい治療法が確立され、様相が激変。20世紀では手に負えなかった病気が、次々に克服されています」奥さんのいう“残りの1合”を登りきるためのカギになるのは、’10年以降、AIや通信機器などを爆発的に進化させた科学技術。「間もなく、人間の医師では見逃してしまうような病気の兆候も、AIが見抜くようになるのです」SF映画のような非現実的な話に感じるかもしれないが、これはすでに実用化されるほどに研究が進められているのだ。私たちにはどんな“医療の進化”が待っているのだろうかーー。【1】がんの見落としがAI判断で激減“医療の完成”のために欠かせないのは、誤診をなくすこと。その大きな力となるのは、AIによる診断だと奥さんは語る。「ベテラン医師でも、せいぜい数十年ぶんの知識と経験をもとにしか診断できません。しかし、病気が持つ規則性や特徴を、過去から現在にいたるまでの症例データや、世界中の最新論文データからAIが学ぶことができれば、医師以上に正確な診断を下すことが可能になるでしょう」年明け早々に米国グーグル社は、AI診断が人間を完全に凌駕したという論文を発表した。「富士フイルム社と静岡県立静岡がんセンターで共同開発した「類似症例検索システム」は、これまで困難だったびまん性肺疾患の診断も可能にしました。こうしたAI診断は、今後も、グーグル社やアップル社などの巨大IT企業がデータを集積し、より優れた機器が開発され、診断に使用されることが予想されます。これまでに見逃されていた100万人に1人という罹患率の病いも、早期に確実に発見できるようになります」【2】手術支援ロボットで“神業”手術が日常的に「たとえばすい臓の裏側にある血管の縫合手術などは、まず大きく開腹したうえで、ほかの臓器の間をかき分け、手指をくぐらせて行わなければなりません。しかし、人間の腕では不可能な角度から治療できるロボットが開発されれば、患者・医師の両者にとって開腹手術の負担が減ることになります。がんや脳卒中などでできる腫瘍や血瘤に関しても、1ミリ幅の切除ができれば人間なら“神業”ですが、ロボットはその10分の1の精度まで高められます」現在も実用化されている内視鏡手術支援ロボットは、患者のすぐそばで、医師が3D画面を見ながら操作しているが……。「近い将来、医師のいない過疎地域に住む人の手術も、オンラインで遠隔地からロボットを操作できるようになるでしょう」「女性自身」2020年2月11日号 掲載
2020年01月30日大沢たかおを主演に迎え、『22年目の告白―私が殺人犯です―』の入江悠監督がオリジナル脚本で挑む『AI崩壊』。本作で、大沢さん演じる主人公を追い詰める新米刑事を演じているのは、いま女優として高く評価されている広瀬アリス。今回、大沢さんや上司役の三浦友和が広瀬さんの魅力について明かした。2017年度下半期のNHK連続テレビ小説「わろてんか」やTVドラマ「探偵が早すぎる」「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」などで存在感を発揮し、現在放送中の「トップナイフ ―天才脳外科医の条件―」にも出演するなど、出演作が途切れない広瀬さん。本作では、大沢さん演じるAI開発者でAI暴走のテロリストにされてしまう主人公・桐生浩介を追い詰める警視庁捜査一課の刑事・奥瀬久未を熱演。奥瀬は三浦さん演じる熱血刑事・合田の部下で、AIの捜査に頼らず、刑事の勘で捜査をしていく人間味溢れるキャラクターだ。そんな広瀬さんについて、三浦さんは“人懐っこい性格”だと言い、初共演ながらも刑事コンビを演じやすかったと明かす。熱血刑事の三浦友和といいコンビ「垣根を作らず接してくれた」「広瀬さんとは初めてでしたけど、人見知りしない人懐っこい性格だなと思いました。良い意味で人と垣根を作らず接してくれたので、合田と奥瀬という刑事コンビを演じられたと思います」と三浦さんは語る。また、広瀬さんも三浦さんのことを「とてもおちゃめな方でした。撮影現場ではずっと一緒に過ごしていたので私は勝手に懐いています(笑)」と明かし、役柄と同じように信頼関係を築いていたようだ。大沢たかおも太鼓判「スタッフを含めて周りを明るくしてくれる」さらに、大沢さんもその明るい性格を魅力として上げている。広瀬さん、三浦さん、そして大沢さんは深夜の撮影が多く、大変な現場だったが、広瀬さんは疲れを全く見せず、常に現場を明るくする“ムードメーカー”だったそう。大沢さんは「広瀬さんとは過酷な時間帯の撮影が多かったのですが、スタッフを含めて周りを明るくしてくれる現場の華でした」と語り、「仕事に対してとても真面目で役を徹底的に研究していたし、全く疲れた顔を見せずハキハキしていたので本当に彼女でよかったと思いました」と、広瀬さんの飾らない性格をべた褒め。「台本を読んで女の子らしさはいらないと思った」ロングヘアを30cm以上カットして役作りもちろん広瀬さんの魅力は、実力派俳優と互角に渡り合う演技力と誰にも負けない“女優魂”にある。10年以上に渡り、様々な作品で経験を積み重ねてきた広瀬さんは、今回、奥瀬役のために髪を30cm以上ばっさりカット。台本を読んだとき、奥瀬は絶対にショートヘアだと思ったため、長かった髪を躊躇なく切ることにしたという。広瀬さんは、「奥瀬は芯がしっかり通っていて、合田に全く引けをとらないような強気なキャラクター。台本を読んで女の子らしさはいらないと思ったので、ボーイッシュで活発なイメージにするために、髪をばっさりカットすることにしました」と語り、女優魂を覗かせている。常に役と真面目に向き合い、1つ1つの作品で地位を築いてきたからこそ、同性からの支持も高く、ジャンルを問わずに引っ張りだこの女優に成長してきた広瀬さん。三浦さんと息の合った刑事コンビを演じる本作では、一体どんな姿を見せてくれるのか注目だ。『AI崩壊』は1月31日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年01月28日桜庭の“異物感”をうまく出せたら俳優・岩田剛典が“覚醒”のときを迎えようとしている。AI(人工知能)が全国民の個人情報・健康を管理し、欠かすことのできないライフラインとなった2030年の日本を舞台に、医療AI<のぞみ>が暴走しテロリストとして逃亡者となるAI開発者桐生(大沢たかお)の逃亡劇を描いたサスペンス超大作『AI崩壊』。岩田が演じるのは、桐生と対立する天才捜査官・桜庭。天才VS天才の頭脳戦が、本作の大きな見どころだ。知的な銀縁眼鏡の下に覗かせる、感情を一切排した眼差し。落ち着き払いながら迷いのない声のトーン。それらのすべてが、MIT(マサチューセッツ工科大学)で博士号を取得した天才肌の桜庭というキャラクターにリアリティをもたらしている。「入江(悠)監督が『桜庭をもうひとつの正義として描きたい』とおっしゃっていて。確かに桜庭の考え方はドライでシステマチックだけど、そのベースには世の中をより良くしたいという厚い正義感がある」AI暴走の犯人として容疑をかけられる桐生。桜庭は、捜査AI<百眼>を駆使し、逃げる桐生を追いつめる。その絶対的な存在感を発するために、岩田はどんなことを心がけたのだろうか。「まずはまばたきを一回もしないでいようと。イメージは、人より体温の低い、低体温な動物のような人間。桜庭は、これだけたくさん登場人物がいる中で、最も人間味の薄い男 。その“異物感”をうまく出せたらと」また、MIT出身というバックボーンに説得力を持たせるためにも、こんなオリジナルのアイデアをプラスした。「海外から帰国した人って、ちょっと人との距離感が違う気がして。だから台本には書かれていないんですけど、初対面で挨拶をするときに握手をしてみようと。普通、警察の人間が事件現場で握手なんてしないと思うんですけど、あえてそうすることで桜庭らしさが 出ればと思った。他にも名刺の渡し方とか、所作についてはいろいろ工夫しました」また、随所に挟まれるリアクションにもこだわりを見せた。「役づくりの段階で、IQが高い人の特徴を調べたりもしました。あまり一貫性はなかったんですけど、意外と変人が多いということがわかって。中でも参考になったのが、頭が良い人は人の思考の二歩も三歩も先を読めるから、想定外のことがほとんどない。だからあまり驚いたり慌てることがないそうなんです。そうした実例も踏まえつつ、桐生がとった行動に対して桜庭がどうリアクションをとるか。かなり細かく計算しながら演じました」入江監督が称賛した岩田剛典の“引き算の芝居”AI研究者として共に天才の領域にいるのが、桐生と桜庭。劇中では「逃げる者/追う者」 という相反する立場だが、このふたりにしか分かち合えないものがあると岩田は考えた。「桜庭は誰の意見も聞かないし、微塵もブレない芯がある男。逆に言うと、自分の部下も含めて誰とも対等に話ができないと思っていた。そんな桜庭にとって、初めて自分と同じ目線で話せる相手が桐生だった。そういう意味では、桐生に会えてうれしいという気持ちがあった気はします」こうした岩田の深い役づくりや読解力に、監督の入江悠も絶賛。岩田の演技を「余計なものを足さない、引き算の芝居」と舌を巻いた。そう監督からの賛辞を伝えると、岩田の表情がうれしそうに輝いた。「まさに引き算の芝居でしたし、それについては撮影に入る前からかなり綿密に考えていました。これだけの作品でキーマンとなる大きな役をいただけたからには、絶対期待に応えたい気持ちがあった。だから、とにかく現場では全神経を集中して、感覚を研ぎ澄ませていました」そう真剣に語る表情には、俳優として確かな自信を深めた手応えが窺える。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILEのメンバーとして活動する一方、近年は『 去年の冬、きみと別れ』『パーフェクトワールド 君といる奇跡』『町田くんの世界』など俳優として目覚ましい躍進を遂げる岩田。そのフィルモグラフィーにおいて、この『AI崩壊 』は記念すべき1本として刻まれることになるだろう。『AI崩壊』1月31日(金)全国公開(撮影/奥田耕平、取材・文/横川良明)
2020年01月28日1月31日(金)から公開の映画『AI崩壊』で天才捜査官・桜庭を演じている岩田剛典さんのサイン入りチェキを1名様に!応募はぴあ(アプリ)にて2月4日(火)まで受付中。ぜひご応募下さい!お申込みはこちら(dpia-app://marupi?isLocked=0&marupiId=179dd4c1-b6b8-4400-8099-fe9c55f4c82d)
2020年01月28日J.J.エイブラムスとジョナサン・ノーランというハリウッドの最強タッグによる「HBO」制作の人気海外ドラマ「ウエストワールド」。その最新作シーズン3が、3月16日(月)朝10時よりAmazon Prime Videoチャンネル「スターチャンネルEX -DRAMA & CLASSICS-」にて世界同時配信決定。同日同時刻に 「BS10スターチャンネル」にて放送されることになった。本作は、製作総指揮に『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のJ.J.エイブラムス、製作総指揮・脚本・監督に『インターステラー』『ダークナイト』シリーズなどのジョナサン・ノーランを迎えた超大作。西部劇の世界を再現したテーマパークを舞台に、人工知能(AI)を持ったアンドロイドの反乱を描いた壮大なSFミステリー海外ドラマで、シーズン1・2ともにそのスケールと上質なストーリー展開で、全世界で人気を博した。今回併せて解禁されたシーズン3の予告映像は、近未来的な街並みから、シーズン1・2でもお馴染みのテッサ・トンプソン演じるシャーロット・ヘイルが登場するシーンで始まる。さらにシリーズを牽引してきたキャラクター、エヴァン・レイチェル・ウッド演じるドロレスは意味深な表情を浮かべ、本シーズンでも物語の中枢で鍵を握る重要キャラクターとして登場するようだ。そのほか、ジェフリー・ライト演じるバーナードや、タンディ・ニュートン演じるメイヴ、エド・ハリス演じるウィリアムなど、前シーズンからの人気キャラクターが続投、本作から「ブレイキング・バッド」のアーロン・ポール、フランスの名優ヴァンサン・カッセルなど、さらにパワーアップしたキャストたちの登場が伺える。また、映像の中には、ナチス占領下と思われる街並みが登場。道路には戦車があり、市民が軍人に降伏しているような様子が描かれている。シーズン2では江戸時代の日本を舞台にした“ショーグン・ワールド”が登場したが、本シーズンでも新たなる世界が登場するのか、あるいはこれは誰かの“記憶”の断片なのか、謎は深まるばかり。シーズン1から複雑ながらも芸術的なストーリー展開が見どころとなってきた本作。シーズン3では新旧キャラクターの関係が新しいステージでどのように絡み合っていくのか、そしてその運命はどうなるのか、さらなる期待が高まる予告映像となっている。「ウエストワールド シーズン3」は3月16日(月)10時より世界同時配信&放送開始。(text:cinemacafe.net)
2020年01月27日1月26日に音楽イベント「JFL presents LIVE FOR THE NEXT」がZepp Fukuokaで行われた。【公演情報はこちら】ひらり(オープニングアクト)、iriのライブに続き、この日のメインアクトAIが登場。バンドメンバー、シンガー3人を従えたAIを、2階席のオーディエンスも立って彼女を迎える。オープニング曲『Welcome To My City』から6曲連続でまさに一気呵成に会場をAIの世界へと引き込む。その間の『Killing Me Softly With His Song』では本場のシンガー顔負けの歌声を披露し、さらに『Billie Jean』ではムーンウォークなどのダンスでオーディエンスを盛り上げる。そのパワーたるや圧巻。MCで一息つきながらも、最前列にいた3人の子どもを持つというママをステージに上げて『ママへ』をプレゼントするサプライズへ。ステージ中央の椅子に座り、一時主役となったママは、AIたちから捧げられた歌声に涙する。その光景にオーディエンスももらい泣き。そして、今年の「JFL presents FOR THE NEXT」のテーマソングである『Baby You Can Cry』を熱唱する。ゴスペルや愛するアーティストへのリスペクトを込め、安室奈美恵さんの『Baby Don’t Cry』をサンプリングしたAIの最新曲。友への思いや人とのつながりをAIらしい言葉で表現している。この曲から『LAST WORDS(最終宣告)』や『Wavin’ Flag』などの懐かしい曲、名曲『Story』、そして映画『AI崩壊』の主題歌であり最新シングルとなる『僕らを待つ場所』など8曲を怒涛の勢いで歌う。本編ラストは彼女の音楽への向き合い方を綴った『Music Is My Life』でステージを去る。すぐさまアンコールの声がオーディエンスから上がる。アンコールの『VOICE』でバンドメンバーを紹介し、この夜を締めくくったのは「誰もがまだか?」と待っていた『ハピネス』。聴いた人の笑顔をつなぎ、優しい気持ちにさせてくれる。このイベントツアーにふさわしい曲を歌い、「ありがとう!」の言葉を残してAIはステージを降りた。3人のディーバがそれぞれのカラーで彩った今宵のステージ。音楽が、歌が持つパワー、そして時代を超えて伝えていきたいものを教えてくれたライブだった。「JFL presents LIVE FOR THE NEXT supported by 日本セーフティー」はこの後、大阪、名古屋、札幌と続き、東京でファイナルを迎える。AIをメインアクトにして作り出されるこの幸せな空間と時間を、ぜひ体験してほしい。「JFL presents LIVE FOR THE NEXT」、大阪、愛知、北海道、東京公演のチケットは発売中。取材・文:荒木英喜
2020年01月27日1月25日、26日の全国映画動員ランキングは、トム・フーパー監督が名作ミュージカルを映画化した『キャッツ』(全国380館)が初登場で首位を飾った。公開3週目の『カイジ ファイナルゲーム』(全国333館)は先週と変わらず2位をキープ。公開10週目の『アナと雪の女王2』(全国383館)も先週1位から3位になるも大きく順位を落とさず好調だ。公開3週目の『パラサイト 半地下の家族』(全国176館)は先週5位から4位に順位をあげた。公開6週目の『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(全国377館)は先週3位から5位になった。そのほか公開6週目の『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』(全国323館)が再びベスト10入りし9位に。60周年を迎えた長寿子供番組の劇場版2作目『映画 おかあさんといっしょすりかえかめんをつかまえろ!(全国124館)は初登場11位につけている。次週は『嘘八百 京町ロワイヤル』『AI崩壊』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』『バッドボーイズフォー・ライフ』『前田建設ファンタジー営業部』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『キャッツ』2位『カイジ ファイナルゲーム』3位『アナと雪の女王2』4位『パラサイト 半地下の家族』5位『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』6位『ラストレター』7位『記憶屋 あなたを忘れない』8位『フォードvsフェラーリ』9位『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ヒーローズ:ライジング』10位『メイドインアビス 深き魂の黎明』
2020年01月27日1月27日(月)放送の日本テレビ「映画天国」では、今月末より公開される『AI崩壊』に主演している大沢たかおと、松嶋菜々子、藤原竜也らが共演した『藁の楯 わらのたて』をオンエアする。政財界を牛耳る大物・蜷川の孫娘が惨殺された。容疑者は8年前にも少女への暴行殺人事件を起こし逮捕され、出所したばかりの清丸国秀だった。全国に指名手配され、警察による捜査が続くが、行方は分からない。事件の3か月後、大手新聞3紙に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします。蜷川隆興」という前代未聞の全面広告が掲載された。「人間の屑を殺せば、10億円が手に入る…」と日本中が俄かに殺気立つ。命の危険を察して福岡県警に自首した清丸は警視庁のSP・銘苅と白岩、捜査一課の奥村と神箸、福岡県警の関谷の手で九州から東京まで移送されることになるが、清丸の居場所は何者かの手によってネット上でリアルタイム実況され行く先々で思わぬ刺客が現れる――。映画もされた人気コミック「BE-BOP-HIGHSCHOOL」のマンガ家・木内一裕が小説家として発表した同名原作を『ジョジョの奇妙な冒険』『ラプラスの魔女』などで知られる三池崇史監督が映像化。銘苅役に「JIN-仁-」や『世界の中心で、愛をさけぶ』『キングダム』などの大沢さん。白岩役には「救命病棟24時」シリーズや『祈りの幕が下りる時』『町田くんの世界』などの松嶋さん。清丸役には「身毒丸」などの舞台や『るろうに剣心』シリーズ、『Diner ダイナー』などの藤原さん。そのほか岸谷五朗、永山絢斗、伊武雅刀らも共演する。本作でも主演も務めた大沢さんが“AI社会”と対峙するサスペンス超大作『AI崩壊』は、1月31日(金)より全国にて公開。2030年の日本を舞台に、国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっているAIが暴走、日本中を巻き込む、想像を絶する大惨事が発生する――というストーリー。大沢さんのほか、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、芦名星、玉城ティナ、高嶋政宏、余貴美子といった俳優陣が脇を固める。映画天国『藁の楯 わらのたて』は1月27日(月)25時59分~日本テレビでオンエア。(笠緒)■関連作品:藁の楯 わらのたて 2013年4月26日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 木内一裕/講談社 © 2013映画「藁の楯」製作委員会
2020年01月27日たとえAIが命の選別を始めたとしても、この笑顔を消すことなどできないはず。岩田剛典が見せる柔らかい笑顔には、それほどのパワーがある。ただし、役のためなら持ち前の笑顔を封印することも。『AI崩壊』で岩田さんが演じた警察庁の天才理事官・桜庭誠は、頭脳派ゆえにクールで、シビアで、笑顔を見せはするものの、そこには計算がある。演じた役は「自分には全くない要素」「ここまで頭脳派の役をやったことがなくて。ちょっと優秀なくらいではなく、MITで博士号を取得し、警察庁の理事官にまで上り詰めた超エリートの天才。『どんな人?』と思いました(笑)。想像がつかなかったんですが、その人間性の中に冷たさみたいなものがあるんじゃないかと思って。目はギョロッとしているけど動かず、低温な感じ。と同時に社交性もあって、人たらし的な部分を持ち合わせている。すべて計算なんですけどね」。「海外生活が長く、いろんなものを見てきたからこその社交術を持っている」ともいう桜庭は、国民の生活を支える医療AIの開発者・桐生浩介(大沢たかお)に対しても社交性を発揮。しかし、医療AIの突然の暴走を受け、桐生こそがテロリストだと断定する。「監視用のAIを駆使し、逃亡した桐生を追い詰めていくんです。でも、監視モニターのスクリーンに映し出される映像は別撮りで。何も映っていないグリーンバックを前に芝居をしていました。『この位置に大沢さんが映っている予定です』なんて指示は受けるけど、実際は…無(む)。新境地でしたね(笑)。微妙なニュアンスが問われることもあれば、瞬き1つが意味を持ってしまうこともあって。眼球の位置にも気をつかいました」。桐生を迅速に追い詰める捜査術はスマートで、容赦ない。「ここまでクールになれないし、実際の僕は結構ヌケているし…。自分には全くない要素だったので、桜庭を演じるのは難しかったです」と言いながら見せる笑顔は、やはり桜庭のそれと異なる。自身と役の距離は、「遠くもなく、近くもなく、ほどほどがいい…かも?」だそうだ。「日常の延長にある役のほうが想像はしやすい…。いや、かえって難しいか…。難しい問題ですね。ただ、遠いほうが新鮮ではあるかもしれない。僕自身は人との距離感があまり近くないので、桜庭の近さは新鮮でした。はじめましての相手なのに、『ぐいっ』って。でも、新鮮であればあるほど、説得力を持たせられるかどうかは不安になります。ちゃんと、天才捜査官に見えていました?だとしたら、よかったです(笑)」。難しい役や求められることには「集中力が必要」2019年は、人気者だがヒネくれた高校生になったり、探偵助手を務める元精神科医になったり。そして2020年の始まりは、天才捜査官。そういえば昨年、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEの仲間であり、短編映画で演技に初挑戦した今市隆二がこんなことを言っていた。「いろんな役をやっていて、岩ちゃんはすごい」と。「あの映画の隆二さん、素敵でしたよね」と顔を綻ばせつつ、メンバーからの称賛の言葉と向き合う。「いろいろ演じさせていただける年齢になってきたのかなとも思います。それって、僕にとってはすごく嬉しいこと。役というよりは、作品の幅かもしれないですね。『AI崩壊』なんて、まさにそう。大きなプロジェクトで、僕好みの題材で、最高に魅力的でした。だからこそ、どんな役を演じるかより、どんな作品の中にいるかが大事にもなってきていて。ここ3年くらいかな?そう考えるようになったのは」「『どんな役を演じたいですか?』とよく聞かれるんですが、あんまりないかも。『どんな監督と組みたいですか?』なら無限に出てくるんですけど。もちろん、作品の幅が広がる分だけ、役のハードルも年々上がっています。難しい役が多いし、求められることも増えてくる。そこに対してクオリティを落とさず、しっかり打ち返していく。集中力が必要だなと思っています」。「集中力」という言葉に重みがあるのは、このインタビューを行ったのが「シャーロック」のクランクアップ翌日だから。「夜中まで撮影していて。ラストシーンはワンカットの長回しで…って、別の作品の話になっちゃった(笑)。失礼しました」と軽やかに話すが、「しっかり打ち返し」、この場にいるのだろう。今後の作品で組みたい監督は?「ハードでしたけど、体力があるうちに無理はしないと。本当は、もっともっとやりたいくらいなんです。EXILEと三代目の活動がありますから、お話をいただいたのにスケジュールが合わない作品もあって。こればっかりは出会いですね。でも、隆二さんもそうだし、仲間が年々増えている感覚はあって。僕の場合、お芝居の話を共有できる相手は、パフォーマーの先輩で言うと(EXILE)AKIRAさんであることが多かったです。最近はEXILE TRIBEのみんなもお芝居の世界に触れている人がだいぶ増えたから、会話ができますよね。先輩としても、後輩としても。『みんな、もっとやって』と密かに思っています(笑)」。いろいろな作品、いろいろな役に望まれる年齢になり、「もっともっとやりたい気持ち」もある。あとは、1日が24時間以上、1年が365日以上になるのを願うだけ?最後に、先程の発言を受けての問いを投げてみた。どんな監督と組みたいですか?「是枝裕和さん。白石和彌さん。蜷川実花さんには写真を撮っていただいたことはありますけれど、映画でご一緒したことはないのでぜひにと思います。(大ファンを公言している)クリストファー・ノーランが日本で何か撮ってくれないかなあとも思うし。まだまだ続きますよ(笑)」。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2020年01月27日AIを題材にするなら、今このタイミングしかないと思った『22年目の告白 -私が殺人犯です-』で興行収入24億円超のヒットを記録した入江悠監督が、「ずっと夢だった」と語る近未来を舞台としたオリジナルサスペンス作品に挑戦する。それが、1月31日(金)から公開の映画『AI崩壊』だ。「僕は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『ターミネーター』シリーズを観て育った世代。いつか自分が監督になったとき、そういうSF映画をやってみたいなという想いがあったんですけど、これだけの規模でやれる機会なんてそもそもなくて、ずっと胸にしまったままだったんです。それが、『22年目の告白 -私が殺人犯です-』がヒットしたおかげでチャンスをもらえて、こうして実現に至りました」舞台は2030年の日本。人々の生活を支える医療AI「のぞみ」が突然暴走を開始。年齢、病歴、納税額などあらゆるデータをもとに人間の生きる価値を選別。基準に満たない者を殺戮する未曾有の大混乱が巻き起こる。「もともとAIに興味はありました。しかもAIは今が過渡期。あとほんの少し時期が遅れたら、あっという間にAIもひとり1台携帯を持っているのと同じぐらい当たり前のものになる。AIを題材にするなら、まさに花開こうとする今このタイミングしかないなという想いでした」AI暴走の首謀者として指名手配されたのは、「のぞみ」の開発者である天才科学者・桐生(大沢たかお)。国民から英雄扱いされていたはずの桐生は、国家を揺るがすテロリストとして警察から追われる身に。面白いのが、ここで桐生を追跡するのもまたAIであること。最新のAI監視システムが、必死で身を隠す桐生を追いつめる。まさに令和時代の新しい逃亡劇だ。「桐生が逃亡を図る中で、どんなものを見せられるかについては、人工知能学会に入会したり、専門家の方に取材したり、1年間、じっくり時間をかけて調べた上で脚本を書きました。映画の中ではいろんなテクノロジーが登場しますが、本気で権力が国民を監視しようと思ったら、どれもできちゃうそうなんですね。僕たちの生活はそんな恐ろしさと背中合わせにある。そういった危機感を持った上で、来るべきAI社会に向けて『じゃあプライバシーについてどう思うか?』というような議論が広がればという想いを込めました」破格のスケールとテクノロジーで実現したアクション超大作桐生の逃亡劇は、一般道路を封鎖したり、巨大貨物船を貸し切ったり、破格のスケールで描かれた。「それはもう大変でしたね。日本って撮影させてもらえない場所が結構多くて、一般道を何日も封鎖したまま、そこに車を何百台も置いて撮影するなんてこと、通常では考えられない。今回は、たまたま名古屋の駅前の公道を貸してもらえたから実現できた。おかげで、従来の日本映画にはないスケールの画を撮ることができました」そんな大規模な撮影に、主演の大沢たかおも意気軒昂の表情だったという。「道路いっぱいに並んでいる何百台もの車を見て、『ここまでリアルにやってくれたんだ』と。映画は、嘘をつけない。そういうひとつひとつの積み重ねで、役者のみなさんの芝居の熱も変わってくる。その熱量がスクリーンから伝わったらうれしいですね」AIの発達が、従来の逃亡劇のあり方を根底から覆した。では、テクノロジーの進化は映画撮影の現場にどんな革新をもたらしたのだろうか。「CGの技術はすごい進化を遂げていると思います。今回で言えば、アナログでやっていることも多いんですけど、たとえばモニターに表示されるパソコンのプログラムとか、CGの力を使っている箇所は全部で900カットくらいある。この数は、相当数のもの。10 年前だったらできなかったと思います」入江監督から見た大沢たかお、そして岩田剛典の魅力デジタルの力に感嘆する一方、生身の人間の力に感動する場面も多かったと言う。「桐生に関しては、当初は昔のハリウッド映画の主人公をイメージしていたんです。けれど、大沢たかおさんが『そこまでアクションがすごすぎると、スーパーマンになってしまう』と。確かに桐生は科学者としては天才だけど、肉体的には普通の人。だからアクションに関しても、もっと無様にしたいと」撮影中は、大沢と何度もディスカッションを重ね、桐生のキャラクター像を構築していった。「大沢さんは、僕が頭の中でイメージしていたものを、ちゃんと生身の人間に落とし込んで表現してくれた。大沢さんの意見が入ることで、僕の考えていたものがより豊かになったんです。これは今の人工知能の技術ではできないこと。俳優とコミュニケーションをとりながらつくっていく映画の面白さを改めて実感しました」他にも大沢たかおの演技プランが活かされている場面は随所にある。「娘役の心ちゃんと手をつなぐシーンは、大沢さんのアイデアです。手をつなぐことで温度が伝わり、父親ひとりで娘を育ててきた日々や、娘を助けたい気持ちがより明確になった。そんな大沢さんの姿を見ながら気づいたんですよ、感情やぬくもりは人間が持っている才能なんだって。それは大沢たかおさんという俳優を主人公に迎えたことでもらえた大きな収穫でした」一方、桐生と敵対する天才捜査官・桜庭は岩田剛典が務めた。「岩田くんはある種の天才だと思います。彼が今回見せてくれたのは、“引き算の芝居”。余計なことを何もしないんですよ。表情もずっと変わらないし、所作も無駄な動きがない。下手するとロボットになってしまうところまで引いた先に、冷静沈着な捜査官という人物造形をなし遂げてくれた。普通できないですよ、こんなこと。俳優ってもうちょっと感情を大きく爆発させようとか、どうしても芝居を足したがるんですけど、岩田くんは引いて引いて無にした先に、桜庭のエリート感を表現してくれた。すごく勇気のいる作業だったと思います」現場では岩田と好きな映画の話で盛り上がった。入江作品の中でも「『ビジランテ』が面白かった」と感想を伝えてくれた岩田に、入江は映画好きの血を感じたそう。「ハリウッドとか、今の世界のトレンドは芝居をどんどん引き算して、余計なことをしない先に豊かさを出す方向へ向かっている。今回の岩田くんの芝居はまさにそれですよね。余計なものを一切引いた上で役を構築できる才能に驚かされました」メインストリームを歩いていない人に興味がある『SR サイタマノラッパー』で頭角を現し、今や映画界に欠かせない存在となった入江悠。その作品群には、『SR サイタマノラッパー』の匂いを感じる『ビジランテ』や『ギャングース』といったアンダーグラウンドな人々を描いたものもあれば、今回の『AI崩壊』や『22年目の告白 -私が殺人犯です-』のようなエンターテイメント大作もある。ジャンルやカテゴリーの枠にはまらない活躍を見せる入江悠だが、両者の間で何か共通するものはあるのだろうか。「基本的には何も変わらないと思っています。僕が見つめたいのは、この社会とそこで生きる人。『SR サイタマノラッパー』はこの社会からちょっと浮いている人たちのお話ですけど、この『AI崩壊』も主人公が社会から追いつめられていくお話。メインストリームを歩いていないという意味では共通項はあるんです。それは、僕がそういう人が好きだから。たぶん渋谷でパーティーしてイェーイと盛り上がっている人のことは僕には描けない。孤独を抱えていたり、何かを背負っている人に興味があるんです」この言葉を聞いた瞬間、『AI崩壊』の見方がまた変わった気がした。日本映画界期待の星が挑んだ渾身の大作。2020年というアニバーサリーイヤーを飾る1本になりそうだ。『AI崩壊』1月31日(金)公開(取材・文/横川良明)
2020年01月27日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明20/1/27(月)イラストレーション:高松啓二今週公開される作品は18本(ライブビューイング、映画祭を除く)。全国のシネコン等で拡大上映されるのが『AI崩壊』『バッドボーイズフォー・ライフ』『嘘八百 京町ロワイヤル』『前田建設ファンタジー営業部』『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の5本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が13本です。この中から、おとなの映画ファンにオススメしたい4作品をご紹介します。『男と女 人生最良の日々』あの不朽の名作『男と女』の50年後を描いた映画です。主人公ジャン・ルイは海辺の瀟洒な老人ホームで余生を送っています。年輪を重ねた顔は多少枯れた感じではありますが、おしゃれでチャーミングなおじいさんです。が、そろそろ意識があいまい。思い出すのは、50年前に出会い、恋におち、別れたアンヌという女性のことばかりです。ある日、いつものように庭のベンチに腰かけていると、年老いているけれど気品があって美しい女性が声をかけます。「こんにちわ、座っていいかしら?」ふたりは話しはじめます。……施設のこと、子供のこと、老いた男の話は、何度も行きつ戻りつし、かつて愛した女性に、またたどり着きます。「あなたみたいに美しい女性だった」。彼女が長い髪をかきあげると、「すてきなしぐさだ。彼女もそうしていた」……。いつもいつも思い出すアンヌが目の前にいるのに、なかなか気が付かないジャン・ルイ。それが『男と女』50年ぶりの再会シーンです。ジャン=ルイ・トランティニャンとアヌーク・エーメ、監督はクロード・ルルーシュ、そして音楽はフランシス・レイ。かつてのスタッフ、キャストが再集結しました。冬のドーヴィル海岸、はしゃぐ子供たち、犬を連れて散歩する男、バックにかかるあのスキャット・コーラス。雨の高速道路、夜明けのパリ。彼女のもとへひた走るジャン・ルイの車……。50年前の映像が思い出とともによみがえります。フランシス・レイはこの作品のために新曲を作り、映画完成のあと、この世を去りました。「君はいつだって、俺の川がたどり着く終着地……」新しいシャンソンがヴァース(導入)のように使われ、ダバダバダ……につながります。まるで、「映画みたい」といいたくなるような、うっとりとさせてくれる映画です。『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』1月は毎週良質なミステリーが登場します。なかでもこの作品が一番、かと。よくできたプロット、ミステリアスな舞台背景、そして個性的で芸達者な役者たち、楽しませてくれる条件がそろっています。『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017年)のライアン・ジョンソン監督が「ミステリーの女王アガサ・クリスティーに捧げたい」とオリジナル脚本で長年の夢に挑戦した、王道を行く「Whodunit(犯人探し)」映画です。ニューヨーク郊外にある豪邸。世界的なミステリー作家ハーランが、85歳の誕生パーティーの夜、謎の死を遂げます。屋敷は深い森の中にある1890年代に建てられたゴシック建築。ハーランの膨大なナイフコレクションがインテリアの中心です。その夜、屋敷にいたのは、長女夫妻と息子、次男夫妻と息子、亡き長男の妻と娘、年老いたハーランの母、そして専属看護師です。この家族の間には、膨大な財産と版権などのビジネスをめぐるいさかいがあります。事故死か、他殺か?そこに名探偵の登場。警察も一目をおく高名な探偵を演じているのは「007ジェームズ・ボンド」のダニエル・クレイグ。謎の人物からの依頼を受けて捜査に加わったという設定です。ハーラン役は大御所、クリストファー・プラマー。長女役にジェイミー・リー・カーティス、その息子をクリス・エヴァンスが演じています。お膳立てはよし。捜査が進み、次々と明らかになる事実。そして、意外な結末……。そうだよ、観たかったのはこういうの、といいたくなる、おとな向きエンタテインメントです。『淪落の人』香港では日曜になると、街なかの、例えば歩道橋の脇とか、そこかしこにダンボールをしいて、日本でいうとお花見の宴会のように、何人かで飲み食いをしている光景を目にします。普段は住み込みで働くフィリピン人のメイドさんたちが、たまの休みに仲間と過ごす憩いの場です。そんなメイドさんと、雇い主である中年の香港人とのハートウォーミングな心の交流の物語です。雇い主のリョンを演じているのは、ジョニー・トー作品などのハードボイルドからホラームービーまで、守備範囲の広いアンソニー・ウォン。建築現場で働いていたのですが、突然の事故で半身不随となり、その補償金でほそぼそと暮らしています。妻とは離婚、アメリカに留学している息子とスカイプで会話をし、彼の成長だけが生きがいというやや気難しい中年男です。そこに紹介者を通じてやってきたのが、フィリピン人のエヴリン(クリセル・コンサンジ)です。人生は終わったと絶望した男と、写真家の夢を諦め、出稼ぎを選んだ女。言葉もわからず、なかなかうちとけないふたりですが、すこしずつ片言の英語でおたがいの心を通わせるようになっていきます。淪落の人、って「(女性などが)堕落して身を持ちくずすこと」(新明解)と辞書には随分な意味が書かれていますが、このタイトルは、白居易の『琵琶行』という詩からとっているのだそうです。左遷され失意のなかで、やはり人生のどん底にある琵琶の奏者と出会い、天涯淪落の人同士、縁を大切にすべき、と詠った一節です。新人監督のオリヴァー・チャンが、香港の「劇映画初作品プロジェクト」の資金援助を受けて、オリジナル脚本を映画化。香港のアカデミー賞といえる香港電影金像奨でチャン監督が最優秀新人賞。脚本に魅せられてノーギャラで参加したという、主演のアンソニー・ウォンは主演男優賞を獲得しています。良い後味の残る、ウェルメイドな香港映画です。首都圏は、2/1(土)から新宿武蔵野館で公開。中部は、2/1(土)からシネマスコーレで公開。関西は、4/3(金)からシネ・リーブル梅田で公開。『アメリカン・ドリーマー』1970年前後のカルトヒーロー、デニス・ホッパーの関連映画公開が続いています。12月には、そのドキュメンタリー『デニス・ホッパー/狂気の旅路』と、監督第2作『ラストムービー』、そして2月は、1日から『アメリカン・ドリーマー』と大ヒット作『イージー・ライダー』、28日は出演作『地獄の黙字録』が劇場で上映されます。ハリウッドの異端児、鬼才、狂気の芸術家、自由な生き方をめざすヒッピー……、デニス・ホッパーという存在は謎めいて、悪の魅力にあふれています。ジェームズ・ディーンの『理由なき反抗』『ジャイアンツ』に出演した2枚目スターでしたが、60年代はマリファナやドラッグにひたる生活。それをそのまま映画にしたような『イージー・ライダー』(1969年)で監督業に手を染め、一躍注目の人となります。この『アメリカン・ドリーマー』は、監督第2作『ラストムービー』の撮影を終え、編集作業に入っている頃のデニス・ホッパーをとらえたドキュメンタリーです。何も隠すことはない、とカメラの前でマリファナを吸い、バスタブで3Pに熱中し、裸で町を歩く……。どこまでが狂気で、どこまでが正気か? どうやら、狂気のアーティスト、デニス・ホッパーを演じているふしも見え隠れします。大成功のあと、次回作に過大な期待をかけられていることへのプレッシャーがそうさせているとも見えます。いかにも70年代の空気が横溢した作品です。全米の大学キャンパスで上映されたものの、ネガフィルムは焼失。存在する1本のプリントからデジタル化された幻のフィルム。日本ではこれが初の一般公開です。首都圏は、2/1(土)からユーロスペースで公開。『イージー・ライダー』も日本公開50周年記念として、同じ映画館で公開されます。中部、関西は現在未定。
2020年01月27日今月末より公開される映画『AI崩壊』で主演を務める俳優の大沢たかおが、1月26日(日)今夜の日本テレビ系「おしゃれイズム」にゲスト出演。5年ぶりの出演となる大沢さんが俳優業に関する衝撃発言や、その肉体美をキープするストイックな私生活などを明かす。「MEN’S NON-NO」等のモデルとして活動、「若者のすべて」や「星の金貨」などドラマ作品で注目を集めると、「劇的紀行 深夜特急」シリーズに沢木耕太郎役で主演。ギャラクシー賞などを受賞し俳優としても評価される存在に。2000年代に入ると『異邦人たち』『リリイ・シュシュのすべて』、日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した『解夏』に同助演男優賞を獲得した『地下鉄(メトロ)に乗って』などに出演。さらに演技派としての地位を確立。その後もザテレビジョンドラマアカデミー賞に橋田賞など各ドラマ賞を総なめにした「JIN-仁-」や『藁の楯』『風に立つライオン』、アクション大作『キングダム』などの作品に出演。フィクションだけでなく数多くのドキュメンタリー作品も世に送り出している大沢さん。そんな大沢さんが「実は引退を考えていた」と“衝撃告白”。秘かに休業してやっていたことを明かす。またオファーを受けるのは“○○次第”と意外すぎる仕事選びの基準や、『AI崩壊』で共演した女優の松嶋菜々子が明かす弱点など大沢さんの様々な側面が明かされていく。また圧倒的な肉体美をキープするためのストイックな食生活や、MCの上田晋也、藤木直人、森泉も爆笑した“ご近所さんに配る物”まで、俳優・大沢たかおのプライベートが満載の30分になりそう。大沢さんを主演に迎えAIをテーマにオリジナル脚本で挑むサスペンス超大作『AI崩壊』は、1月31日(金)より全国にて公開。2030年、医療・金融・交通・セキュリティなどAIが国民の生活を支えるインフラとして欠かせない存在となっている“AI社会”の日本で、ある日、AIが暴走。日本中を巻き込む、想像を絶する大惨事が発生する――というストーリー。「おしゃれイズム」は1月26日(日)22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2020年01月26日ウエディングファッションブランドのエマリーエ(EMarie)は、2020年2月2日(日)、表参道にサロン&スタジオをオープンする。エマリーエは、2019年11月にAI(人工知能)とのコラボレーションショーでも話題を呼んだウエディングファッションブランド。今回、表参道にオープンする新店舗には、数々のウエディングドレスを取り揃えるサロンと、ドレスのデザインと制作を行うスタジオを設ける。店内では、ウエディングドレスはもちろん、ハレの日にもぴったりの洗練されたワンピースやツーピースのオーダーメイドも対応する。細やかなところまで手の行き届いた“自分だけの”ワンピースやツーピーススーツは、より身体のラインを美しく見せてくれ、特別な日をより特別にしてくれるはず。新しくなった店舗で、大切な1着を選んでみては。【店舗詳細】・エマリーエ 新サロン 表参道サロンオープン日:2020年2月2日(日)住所:東京都渋谷区神宮前5-39-3 2FTEL:03-6804-3090・エマリーエ スタジオオープン日:2020年2月2日(日)住所:東京都神宮前5-39-8-106TEL:03-5962-7915■価格帯ウエディング レンタルドレス 380,000円〜 オートクチュールドレス 620,000円〜ワンピース・ツーピーススーツのオーダーメイド 380,000円~
2020年01月25日京都を拠点として活動し、今年で旗揚げ20周年を迎える烏丸ストロークロック。2018年に発表し彼らの代表作となった『まほろばの景』を再創作して全国四都市で上演する。東日本大震災で実家を失った男・福村が、災害ボランティアなどを経て知的障害者施設のヘルパーとして働き始める。そこで出会った利用者・和義と関係を築くも、彼があるとき姿を消してしまう。山を探し歩く中で、さまざまな人々と出会うという物語。2018年の上演では、舞台美術と音楽もあいまって、異世界への没入感を高めていた。ひとつの題材に対し、長い期間をかけて取り組むのが彼らの特徴。さまざまなアプローチで短編をつくり、それを長編へと昇華させる。『まほろばの景』も2017年から仙台での滞在制作による短編など、いくつかの作品を積み重ねて2018年に長編化。今回はさらに再度の滞在制作、東北神楽や修験道体験の取材やフィールドワークを実施したという。今作は神楽や山岳信仰など、日本古来の文化がふんだんに織り込まれている作品だが、今回の再創作ではそれがより深みを増すことになるだろう。じっくりと時間をかけたからこそ生み出される表現に期待したい。烏丸ストロークロック『まほろばの景2020』は、1月25日(土)から27日(月)まで兵庫・AI・HALL(伊丹市立演劇ホール)、2月16日(日)から23日(日・祝)まで東京芸術劇場 シアターイースト、2月29日(土)・3月1日(日)に三重県文化会館 小ホール、3月6日(金)から8日(日)まで広島市東区民文化センター ホールにて上演。文:釣木文恵
2020年01月24日シンガーソングライターの山下達郎(66)が1月19日、「山下達郎のサンデー・ソングブック」(TOKYO FM)に出演しAI美空ひばりについて「冒とく」と表現した。ネットでは様々な意見が上がっている。AI美空ひばりは、歌手・美空ひばりさん(享年52)を最新の人工知能技術で蘇らせたもの。昨年9月にはドキュメンタリー番組が放映され、さらには「NHK紅白歌合戦」にも登場。スクリーンに映し出されたひばりさんが新曲「あれから」を歌い話題を呼んだ。19日、山下のもとにリスナーからの質問が届いた。そこには「単刀直入にお聞きします。昨年の紅白、AI美空ひばりはどう思われますか?」とつづられており、さらに「技術としてはありかもしれませんが、歌番組の出演やCDの発売は絶対に否と考えます」と文面は続いた。すると山下は、こう一言述べた。「ごもっともでございます。一言で申し上げると冒とくです」山下の発言は大きな話題となり、Twitterでは「美空ひばり」がトレンド入りを果たした。さらに《AI美空ひばりは、批判はあれど、曲を聴いて当時を思い出し、涙を流す方だってたくさんいた》《俺はどうしても、AI美空ひばりを観てその歌を聴いて泣いたひとを否定出来ない》と擁護する声も上がるいっぽうで、山下に賛同する声も上がっている。《歌だけならまだしも、曲間の台詞は非常にいただけない。故人を誰かの都合で勝手に喋らせるわけですから、この技術を用いて故人が恣意的に神格化されることに違和感を覚えます》《AI故人のやばいところは、生きてる人間の都合に合わせて故人のありようを改竄できるとこにあるよなあ私の知ってる故人はこんなこと言わないとか必ずこう言うだろうとかAI故人は死者の復活ではなく別人格の創造》また《AI美空ひばりについては、技術の進歩ってすげーと思う反面、それは本人ではないということを承知した上で色々やらなくちゃならんよなと思う》《AIと人間をごちゃ混ぜにしちゃうのは違うって感じ》と、あくまでひばりさんとAIは“別物である”と認識することが大事という声も上がっている。「俳優がひばりさんを演じるのとAI美空ひばりとでは違いがあります。前者は、俳優自身とひばりさん本人が別物であるということが明確。いっぽうAI技術で本人そっくりの存在を作り出すとなると人格の再現性が極めて高いです。そのため慎重に扱う必要があります。また今回は、“ひばりさんを尊ぶ”という方向に流れていったのも非難の理由のようです。技術は素晴らしいものですが『故人とAIは別物』という前提で、どう蘇らせて、それをどう使うのかという議論を進める必要があります」(ITジャーナリスト)
2020年01月20日話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。AIがちまたにあふれ、より身近になってきている現在。その勢いは、未来はAIに乗っ取られてしまうのか?とまで噂されるほど。そんななか、メディアアーティストの落合陽一氏が総合監修をして話題となっている日本科学未来館の常設展示「計算機と自然、計算機の自然」を体験してきました。■「計算機と自然、計算機の自然」日本科学未来館3F(東京都江東区青海2-3-6)常設展「未来をつくる」ゾーンにて展示メイン展示の「計算機と自然」は計算機=コンピューターと自然の融合を表現した作品。鹿威しに水をやったり落ち葉を拾ったりするのはロボットアーム。樹木のそばでヒラヒラと舞うのは人工のチョウたち。自然とコンピューターがなんの違和感もなく共存するアートになっています。ロボットが自然に見えるのか、樹木が人工的に見えるのか……。ほかには、武田信玄や紀貫之など歴史上の人物の浮世絵たちがしゃべりだしたり、AIによって作り出されたとは思えないほどリアルな人物や猫の画像が代わる代わる現れたり。そんな作品たちに触れるうちに、計算機によって翻弄されている自分に気がつきます。「人類は『経験』と「法則」を繰り返す」のコーナーでは、移動手段が、自分の足で歩いていた人間たちが今は自動車を使い、未来は人が思い描いただけでその場に行ける時代がくるのでは……と導いているのですが、本当にそんな未来がくるんだろうな、とワクワクしてしまいました。この不思議な世界観はくせになりそうです!「女性自身」2020年1月28日号 掲載
2020年01月20日篠原涼子主演「ハケンの品格」が4月期、13年ぶりに水曜ドラマ枠に帰ってくることが分かった。2007年に放送された「ハケンの品格」は、篠原さん演じるスーパー派遣社員・大前春子を主人公に描くお仕事ドラマ。篠原さんのほかにも、春子との掛け合いも話題となった大泉洋、小泉孝太郎、板谷由夏、安田顕ら豪華キャストが出演していた。新卒で会社に就職し正社員になれば将来は安泰、という日本の雇用システムは平成で終わり、日本人の仕事に対する考え方は大きな変化を見せている。働き方改革や副業、アウトソーシング、AI導入などなど…カオスと化したこの令和の時代、スーパーハケン大前春子はどんな働き方をしているのであろうか?本作では、新しい時代の働く者の品格を問う――。今回続編に出演するにあたって、主演の篠原さんは「時代も平成から令和になり、『働き方改革』が謳われる世の中で、スーパーハケンの大前春子がどのように働き、生きて行くのか私自身もいまから演じるのを楽しみにしておりますので、視聴者の皆様にも楽しみにお待ち頂けたらと思います」とコメントを寄せている。また、今作でも引き続き脚本を担当する中園ミホは「ハケンの品格は、実際の派遣社員の女性たちと取材という名の飲み会を何度も重ねて、生まれた作品です。13年経った今も彼女たちとの飲み会は続いていますが、ハケンの皆さんを取り巻く環境は改善されず、むしろ厳しくなっていると感じます」と指摘し、「すべての働く女性たちにエールを送れるよう、新たな『ハケンの品格』に取り組んでいます。ご期待ください!」と呼びかけている。「ハケンの品格」は4月、水曜日22時~日本テレビにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月20日1月31日(金)公開の映画『AI崩壊 』の舞台挨拶が1月31日(金)に行われることが決定し、主演の大沢たかお、賀来賢人らが登壇する。本作は、医療や金融、セキュリティ、交通など生活インフラをAIが支える近未来の日本を舞台に、AIが暴走し日本中に起こるパニックを描くSFサスペンス。『22年目の告白-私が殺人犯です-』の入江悠が脚本と監督を務め、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和ら豪華キャストが出演する。舞台挨拶の先行受付は1月18日(土)11:00より「ぴあ」(アプリ)にて実施される。『AI崩壊 』舞台挨拶日時:1月31日(金)会場:丸の内ピカデリー12:00の回上映後と15:00の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督料金:全席指定/2,100円会場:新宿ピカデリー14:10の回上映後と17:30の回上映前に舞台挨拶を予定登壇キャスト(予定):大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、入江悠監督料金:全席指定/2,100円先行受付の詳細は、ぴあ(アプリ)に掲載中『AI崩壊』 公式サイト()1月31日(金)全国ロードショー©2019 映画「AI崩壊」製作委員会
2020年01月17日「フラワーズバイネイキッド 2020 ー桜ー」が、2020年1月30日(木)から3月1日(日)まで、東京・日本橋三井ホールにて開催されます。“日本一早いお花見”を楽しめる人気イベント「フラワーズバイネイキッド」は、クリエイティブカンパニーのネイキッド(NAKED Inc.)が手掛ける、花をモチーフにした体験型デジタルアート展。2016年から毎年開催されている人気イベントで、“日本一早いお花見”を楽しめることから、毎年多くの来場者が会場へと足を運んでいます。“桜”をテーマに、アニバーサリーイヤーを祝福2020年は、日本橋開催5年目を迎えるアニバーサリーを祝して、会場全体を“桜”でいっぱいに。五感を刺激する様々な演出を楽しめます。前回までのイベントで登場をした人気コンテンツも“桜”をテーマにバージョンアップし、これまでにない「桜」と出会える空間が作り出されます。インタラクティブな体験氷の花が咲く冬から、春へと移り変わる、雪解け水の川の流れとともに「フラワーズバイネイキッド」がスタート。大きなタンポポの綿毛が登場する「Dandelion Hill」では、綿毛に向かって息を吹きかけるとふわっと舞い上がり、景色が変わるインタラクティブな体験を楽しめます。ほかにも、降り注ぐ太陽の光を表現した「Glowing Garden」など、神秘的な情景を描く様々なガーデンが広がっています。プロジェクションマッピング×本物の桜見どころとなるのは、“日本一早いお花見”を象徴するお花見アート空間「桜彩」。プロジェクションマッピングや美術造作、本物の桜を融合した会場には、そよ風にのって桜がふわりと香るロマンチックな演出を楽しむことができます。桜の木の周りには、コンテンツをイメージしたドリンクや行先を占う花みくじ、観客の感情に応じて多様な桜が咲く演出などが展開されます。キールズとのコラボ作品また、キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)とのコラボレーションによる作品も発表。スキンケア製品に使用される草花の香りを体験できるシャーレや、 化粧水「カレンデュラトナー」に使われる花びらの成分が抽出されていく様子をマッピングで表現したフォトスポット「ビックフラスコ」など、花と植物の演出が繰り広げられます。全13作品を公開&さくらモチーフのメニューもそのほか会場では、いけばな作品とコラボレーションした空間や、太陽と菜の花が輝く空間など、全13作品を公開。AIアーティスト「HUMANOID DJ」とコラボレーションした特別パフォーマンスの実施や、桜のドリンクやお菓子の提供など、様々なコンテンツも用意されています。イベント情報イベント名:フラワーズバイネイキッド 2020 ー桜ー催行期間:2020年01月30日 〜 2020年03月31日住所:東京都中央区日本橋室町2丁目2-1
2020年01月17日