『Shall we ダンス?』(96)や『それでもボクはやってない』(07)で知られる周防正行監督にとって、『舞妓はレディ』以来5年ぶりとなるオリジナル作『カツベン!』。今から100年前に映画が「活動写真」と称されていた時代、無声映画の上映中にその内容を解説しながら登場人物の声色までを演じる「活動弁士」は華やかな存在である一方、時代と共に必要とされなくなっていく「光と影」も描かれている。漫画や小説をもとに実写化される「原作モノ」が全盛の中、オリジナル映画に果敢に挑んだ人々を取材する連載「オリジナル映画の担い手たち」。第12回は、周防正行監督が「映画監督の未来」について語る。――時代の流れと共に消えていく職業として、活動弁士が描かれていました。「映画監督」という職業については、どのようにお考えでしょうか。変わっていっていると思います。それぞれのやり方も違うし、今はiPhoneでも映画を撮れる時代。「今日から自分は映画監督です」といつでも誰でも言える。YouTubeだってあるわけです。監督になるための方法が全く異なっています。僕が監督になろうと思った時なんて、日本映画なんか誰も相手にしていない時期。一般の映画会社も、演出部の募集なんかしていない。かろうじて、ロマンポルノを量産していた日活が演出部を募集をしているぐらいで。どうやったら映画監督になれるんだろう。そんな時代に映画監督になろうとしました。今の若者は、自分で撮ってYouTubeに上げてアピールできる。作品を見せる場所は、テクノロジーによって変わってきています。活動写真初期のカメラは、電動ではなくて手回し。1秒間に16コマ回すのは、カメラマンにとって必須のテクニックでした。だから、みんな回す練習をするんです。でも、そんなことはもう必要ない。今は、「そんな技術必要ない」の連続です。フィルム編集できる人も意味がない。デジタル撮影が主流になると、「ネガ編」という今までネガの編集を仕事にしていた人が職を失いました。これは映画界に限ったことではありません。技術革新と共になくなる仕事もあるし、新たに生まれる仕事もある。それは歴史上、明らかなことです。映画監督も、変わらざるを得ないでしょうね。その時に必要なこと、その時にできないことは必ずある。そこをAIが取って代われるぐらいの技術革新が進んだら、AIは映画監督に代わる存在になる思います。――AIが人の仕事を担う時代が迫っているとして、「映画監督」という職業がなくならないためには何が必要なのでしょうか。分からない。なぜならば、上映のスタイルそのものも変わっていくだろうし、例えばCGの使い方1つとっても全然変わっています。今回もCGをたくさん使っていますが、何に使っているかというと「消す」ため。新たなものを作り出すためではなく、余計なものを消すためにCGを使っているんです。そんな発想なんて、最初はありませんでしたよね。例えば、ハリウッド大作のメイキングを見ても、最近のアクションシーンは複数台のカメラで好きなアングルから撮っていることが分かります。昔は、別のカメラのアングルに入らないポジションでベストなアングルを探す必要がありました。だから、メインのカメラが一番良いポジションで、別のカメラは「しょうがない場所」から撮るしかなかった。今はすべてのカメラが、最適な場所から堂々と撮ることができます。あとで映ってしまったカメラを消せますから。ライティングも同じです。ショックだったのは、ベテランの照明技師さんが、助手さんに「おい! そこの照明バレてるから! もっと上手上手!」と指示してたら、「消せるから大丈夫です」と言われたという話があります(笑)。プロデューサーもデジタルならあとである程度光の強さや色合いを調整できることが分かっているから、今までの照明部としての仕事を全うさせないこともあります。コストを考えると、撮影が早く終わることの方が圧倒的に良いわけだから。こうやって時代と共に、現場は変化しています。だから、未来がどうなるかなんて僕には分からない。そこまでの想像力は、僕にはありません。ただ、20世紀が映像の時代だとすると、21世紀はライブの時代だと思います。応援上映なんかまさにそうで、映画館でみんなが声出したり、何かを鳴らしたり、「みんなで盛り上がろうぜ」という上映は、以前は考えられなかった。そもそも映画は静かに見るものですから(笑)。でも、活動写真の時代の映画館は観客も騒がしかったんですよ。――創作はご自身の「驚き」や「人々を驚かせること」が動機になっているとおっしゃっていましたが、取り巻く環境の変化も驚きの連続ですね。そうですね。映画が音を持っていない時代の映画館はにぎやかで、映画が音を持った時代の映画館は客がサイレントになった。これって不思議なことですよね。今回撮りながら、それを一番実感しました。応援上映は、活動弁士が活躍していた時代の「ライブパフォーマンス」と似ています。みんな、ツイッターで「いいね」を押しているけど、本当は肌で感じる共感が最も魅力的だということに気づき始めたようです。21世紀は生身で実感することの方が価値がある時代になっています。人々が映像で驚くことは、どんどん少なくなっていくのかもしれません。■プロフィール周防正行1956年10月29日生まれ。東京都出身。1989年、本木雅弘主演の『ファンシイダンス』で一般映画監督デビュー。本木との再タッグとなる1992年公開『シコふんじゃった。』では、第16回日本アカデミー賞最優秀作品賞をはじめ、数々の映画賞を受賞し、1996年公開の『Shall we ダンス?』では、第20回日本アカデミー賞13部門を独占。その後も、『それでもボクはやってない』(07)、『ダンシング・チャップリン』(11)、『終の信託』(12)、『舞妓はレディ』(14)などの話題作を手掛けている。
2019年12月22日占い師たちが口を揃えて「変革が押し寄せる年」という2020年。変化の波を上手に乗りこなしハッピーに生きるには、自分の本質を知り、そのキャラが活きる場所に身を置くこと。イヴルルド遙華さん監修による「住民占い」で、この時期に幸運を引き寄せる生き方を知ろう。来年以降、自分らしく生きることが幸運の鍵に。日本では元号も変わって、時代の変化を肌で感じた2019年。フォーチュンアドバイザーのイヴルルド遙華さんによると、この変化の流れはさらに加速するそう。「2020年は、占い界では240年に一度といわれる激動の一年。特に後半は、経済や雇用、結婚制度などの価値観がガラッと変わるほどインパクトのある事件が起こる気配です。西洋占星術では『風の年』といわれ、風が象徴するキーワードは、形のないものやコミュニケーション、AIやスマートフォン、キャッシュレスなど。それらの進化が、働き方やライフスタイルのシフトチェンジを促進するでしょう。さらに、私のフォーチュンサイクル占いでは、日本は“モヤモヤ期”という運気が停滞する時期に5年間突入します。情報通信技術のさらなる進化やAIの普及がもたらす価値観の変化によって、貧富の差が拡大するかもしれません」そんなこれからの時代を生き抜くには、AIに取って代わられない、“自分だけのコンテンツ力”を身に付けることが重要。「今後5年の間にどれだけ自分のスペックを磨けたかで、この先の幸福度が変わってきます。そのためには、自分の本質を知り、生まれながらにして持っている役割に沿って生きるのが近道」その答えを教えてくれるのが、イヴルルド遙華さん監修の「住民占い」。生年月日から、下に示した計算式によって、1から9までの数字に分類することで、自分の「住民」タイプがわかる。「人はそれぞれ、この人生でどういう物語をどんなキャラクターで生きるかが、生まれながらにして決まっています。住民占いでは、そのキャラを把握し、どんな環境に身を置けば輝けるのかがわかります。2020年前半に幸運を掴むためのアクションや、あなたの個性を活かしてくれるソウルメイトについても触れているので、人生というあなたの物語を、スムーズに生きられるようになるはず」イヴルルド遙華さん自身、自分をちゃんと理解してから、とても生きやすくなったのだとか。誰かになろうとするのではなく、本来の自分になり、自分に合ったオリジナルの幸せを追い求める。それがひいては、価値観が多様化するこれからの時代、自らのコンテンツ力を強化することに繋がっていく。そのためにも、住民占いを活用して、自分の本質に寄り添いながら変化の波を乗りこなしたい。あなたはどの住民?【調べ方】あなたの西暦の生年月日を1桁にバラしてすべて足します。最終的に1桁になるまで足して出た数字があなたの住民タイプ。例:1991年10月14日生まれは、1+9+9+1+1+0+1+4=26、2+6=8、8はファイティング道場の住民になります。【住民タイプ】遊牧キャンプ:自立して旅を続ける“ソロ活”派。マジカルサーカス劇場:演出上手なアーティスト肌の魔術師。清く正しく美しく寺院:面倒見がよく真面目。恋愛は草食系。きらきら宮殿:好奇心旺盛! 欲望のままに生きる女王。ビジネスタワー:キャリア重視で有能なリーダータイプ。にこにこ商店街:常に人の世話を焼く、気さくな看板娘。ドリーム遊園地:夢見がちで恋愛体質な、永遠のお姫様。ファイティング道場:ストイックに我が道を貫くファイター。妖精の森:お金より夢を糧にふわりと生きる妖精。イヴルルド遙華さんフォーチュンアドバイザー。当たるだけでなく、ポジティブに背中を押してくれる占いで支持を得る。近著『強運ダイアリー2020』(主婦の友社)好評発売中。※『anan』2019年12月25日号より。イラスト・サンタニトオル取材、文・さかいもゆる(by anan編集部)
2019年12月21日ウェルスナビは、資産運用を自動で行ってくれるサービスですが、確定申告は自分でしなければいけないのでしょうか。結論をいうと、「特定口座・源泉徴収あり」を選べば基本的に何もする必要はありません。ただ、状況によっては確定申告をした方が有利になる場合があるので、どのような時に確定申告した方が有利になるのかを解説していきます。ウェルスナビとはウェルスナビ高い実績を誇るロボアドバイザーウェルスナビは、2019年11月時点で預かり資産1,900億円を超え、一番の実績を持っているロボアドバイザーです。ウェルスナビでは、世界水準の資産運用をすべて自動で行ってくれます。これまで世界水準のアルゴリズムは、機関投資家や一部の富裕層に限られていました。しかし、テクノロジーの力で誰でも世界水準の資産運用をできるようにしたのが、ウェルスナビのロボアドバイザーなのです。AI(人工知能)が投資を代行するので人件費がかからず、手数料は預かり資産の1%と低コストで、最低投資金額は10万円と少額から始められるというメリットがあります。また、スマホで簡単に開始できるのも大きなポイントです。AI自分に最適な運用プランを提示してくれる6つの質問に答えるだけで、自分に合った運用プランをAIが提示。発注や積立、リバランス(資産のバランス調整)も、ウェルスナビがすべて自動で行います。人ではなくAIが投資をしてくれるので、相場環境に一喜一憂することもなくなります。資産運用の王道は「長期・積立・分散」です。世界中の金融商品に分散投資しながら、世界経済の成長率を中長期で上回ることを目指します。もちろん、世界経済はいい時も悪い時もあり、資産運用中にはリーマンショックなど大きな金融危機が起こることもあります。しかし、「長期・積立・分散」投資を続けることで、そのような大きなショックが起こっても、長期で見ればプラスのリターンを期待できるのです。たとえば1992年1月から2017年1月までの過去25年間の期間で、ウェルスナビの推奨ポートフォリオを用いて資産運用のシミュレーションを行うと、資産は2.4倍に成長し、1年あたりのリターンは6.0%という結果になります。ウェルスナビウェルスナビの売却益にかかる税金株や投資信託を売って利益が出たとき、利益の20.315%(所得税15%+住民税5%+復興特別所得税0.315%)が課税されます。ウェルスナビの売却益も同じです。株や投資信託と同じく、ウェルスナビを含めたロボアドバイザーの売却益の税金も、申告分離課税に区分されるからです。申告分離課税とは、株式や投資信託などの譲渡により所得が生じた場合、確定申告の段階で他の所得と合算せず、分離して課税する制度のこと。株式等の譲渡による所得は、総合課税となる他の所得はもちろん、土地や建物などの譲渡による所得のような、他の申告分離課税の所得とも分離して課税が行われます。たとえば、ウェルスナビを10万円で買って20万円で売ったときの利益は10万円ですが、20,315円(10万円✕20.315%)が税金として引かれるので、実際の手取りは79,685円(10万円-20,315円)となります。売却益は出金することもできます。本来、税金は投資家本人が確定申告の書類に必要事項を記入したり、税務署に行ったりする必要があります。しかし日中忙しい人は、「面倒な手続きをしたくない」と考える人も多いでしょう。次の項では、確定申告が不要になるポイントを解説します。「特定口座・源泉徴収あり」を利用すれば確定申告の必要は原則ない証券会社や銀行で口座を開く場合、「特定口座」か「一般口座」を選ぶ必要があります。両者の違いは、損益計算や税金の納め方です。特定口座は、証券会社や銀行が年間取引報告書を作成してくれ、税金を本人に代わって納めてくれます(源泉徴収ありの場合)。一方、一般口座では税金の計算から確定申告、納税まで投資家自身がすべて行わなければいけません。[adsense_middle]特定口座・源泉徴収ありとは面倒な手間を省きたい人は「特定口座」を選ぶようにしましょう。特定口座を選べば、1年間の損益をウェルスナビが計算してくれます。ただし、特定口座には「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類があります。「源泉徴収あり」を選べば、ウェルスナビが税金を納めてくれるので、確定申告の必要は原則ありません。一方、「源泉徴収なし」の場合、投資家自らが確定申告して税金を納めます。また、特定口座以外にも「一般口座」があります。一般口座の場合、ウェルスナビでは税金の手続きについて何もしません。損益の計算から確定申告、税金の納付まで投資家がすべて行わなければなりません。資産運用を自動で任せられるのがウェルスナビのメリットですから、税金の手間も省ける「特定口座・源泉徴収あり」を選ぶようにしましょう。特定口座・源泉徴収なしを選んだほうがいい場合もあるが、住民税の申告が必要手間が省けて便利な「特定口座・源泉徴収あり」ですが、「源泉徴収なし」を選んだほうがいい場合もあります。それは、投資による利益が20万円以下なら、所得税がかからないというメリットがあるからです。ただし、住民税の申告は必要になるので、手間をかけたくない人は「源泉徴収あり」を選んだ方がいいでしょう。外国税額控除を適用したい場合は確定申告が必要ウェルスナビは海外のETF(上場投資信託)で運用を行っているので、配当は米国内で租税条約に基づいた税率(10%)で源泉徴収されます。さらに米国で課税された後の金額に対して、日本でも20.315%の税率で源泉徴収されます。源泉徴収されているので確定申告は必要ありませんが、日米の二重課税を調整するための外国税額控除を適用したい場合は確定申告が必要になります。外国税額控除とは外国証券投資(株やETFなど)による配当金や利子は、まず外国で課税され、さらに日本でも課税されることから二重に課税されることになります。この二重課税を調整するために、外国で課税された税額を日本の税金から差し引く制度です。外国税額控除に必要な書類外国税額控除を受けるためには、確定申告をする必要があるので、必要書類を作成して期間内に税務署に提出します。外国税額控除に必要な書類は、以下の通りです。外国税額控除に関する明細書国外所得総額の計算に関する明細書外国所得税を課されたことを証する書類その税が外国税額控除の対象となる外国所得税に該当することについての説明を記載した書類ただし申告の際は、書類ややり方の詳細を税務署に問い合わせるようにしましょう。ウェルスナビで確定申告をした方がいい場合配当の二重課税以外にも、以下のように確定申告をしたほうが税金がオトクになる場合があります。[adsense_middle]株式や投資信託との損益通算確定申告すれば、他の証券会社の株や投資信託と損益通算できます。たとえば、ウェルスナビで利益が出ていて、株式で損失が出ている場合、損益通算することで支払う税金を減らせることができるのです。特定口座で取引をしていれば、ウェルスナビが年間取引報告書を作成してくれます。年間取引報告書はウェルスナビのホームページで電子交付しているので、いつでもダウンロードが可能です。損失の繰越控除を利用する株や投資信託と損益通算しても譲渡損失が残ってしまう場合、「譲渡損失の3年間繰越控除」の適用を受けるようにしましょう。適用を受けると、翌年以降3年間、翌年の譲渡益や配当金から繰り越した損失額を控除できます。これによって、課税評価額がゼロまたはマイナスとなれば課税されません。ただし、損失を繰り越すには、3年間は毎年「損失の繰越控除」の申告をする必要があるので注意しましょう。口座の変更方法ウェルスナビで一般口座を開設していても、特定口座に変更可能です。「ウェルスナビのお問い合わせ」から「現在の口座を特定口座に変更したい」と申し込みましょう。すると、ウェルスナビから口座変更申込書が送られてくるので、記入してマイナンバーなど身分証明書のコピーを同封して送り返せば完了です。ただし、その年の売却益や分配金が発生している場合は、変更できないので注意しましょう。たとえば、2019年度の口座を変更しようとしても、すでに売却益や分配金が発生している場合は、税金の計算が始まっているので年度内の変更はできません。翌年(2020年)まで待つ必要があるのです。確定申告書の書き方確定申告書をスムーズに作るためには、国税庁の「確定申告書作成コーナー」を利用すると便利です。確定申告書作成コーナーを利用すると、画面の案内にしたがって入力していくことで、申告の目的や所得の種類に応じた申告書を作成できます。申告書はプリントアウトできるので、確定申告の書類を税務署に提出すれば終了です。直接税務署に行き、職員に確認しながら作成する方がミスなくできますが、確定申告の期間は混み合い時間もかかるので、「確定申告書作成コーナー」を利用するようにしましょう。ウェルスナビのDeTax(デタックス)とはDeTax(デタックス)とは、税金の負担を軽減(先送り)してくれるサービス。分配金の受け取りやETF(上場投資信託)の売却によって利益が出ると、税負担が生じます。デタックスは、税負担が1万円を超える場合を目安に、税負担の一部または全部を翌年以降に繰り延べます。税負担を繰り延べなかった場合より運用できる金額が増えるため、投資効率の向上が期待できるのです。具体的には、損益がマイナスになっている銘柄を売却して損を確定させます。そして、すでに利益確定している銘柄と利益を相殺させることにより、その年の利益を圧縮もしくはゼロにし、税負担を翌年以降に繰り延べるのです。また、損益がマイナスになっている銘柄を売却すると同時に、同じ銘柄を「同じ数量・同じ価格」で買い戻します。これにより、ポートフォリオを維持したまま、税負担を軽くすることができるのです。柴山CEOは、SBI証券とのインタビューで、DeTaxの機能で年間0.4~0.6%程度の負担減になるといっています。ウェルスナビの手数料は年率1%(預かり資産3,000万円まで)ですが、DeTaxにより半分程度のコスト負担になることが期待できるのです。ウェルスナビの確定申告に関するまとめ今回は、ウェルスナビの税金について解説しました。「特定口座・源泉徴収あり」をしておけば、何もする必要はありません。ただし、外国税額控除や株・投資信託と損益通算をしたい場合は、確定申告をする必要があります。それでも資金が少ない間は、「特定口座・源泉徴収あり」を選んでいても問題ないでしょう。しかし、10年・20年と運用を続けて資産が大きくなった場合は、税金についてもきちんと考えるようにしましょう。
2019年12月21日ソ・ガンジュンが“人間とAIロボット”1人2役を演じる究極のファンタジー・ロマンス「キミはロボット」のDVDリリースに先駆け、特典のメイキング映像の一部が公開された。1997年、天才ロボット工学博士オ・ローラはチェコからの一時帰国の際、PK財閥の後継者である夫が死亡したと知らされる。さらに結婚を認めていなかった義父ナム・ゴンホに、後継ぎとして息子ナム・シンを奪われてしまう。失意に沈むローラはチェコに戻り、息子にそっくりな人工知能ロボットナム・シンIを作り上げ母子として暮らすことに。そしてナム・シンII、ナム・シンIIIを誕生させるのだった。そして現在、韓国でゴンホのもとにいる本物のナム・シンは、会社を継ぐ意思もない問題児に。母を捜しにチェコに向かったシンは、ソ・ジョンギル専務の陰謀により事故に巻き込まれる。事故現場で動転したローラを見たナム・シンIIIは、彼が本物のナム・シンであることを知ってしまい…。ソ・ガンジュン演じる人間のナム・シンは、愛を知らない性格最悪の財閥御曹司。一方で、人間よりも人間らしいAIロボットのナム・シンIIIは優しさいっぱい。今回到着したメイキング映像では、ソ・ガンジュンのお茶目な一面が映し出されている。ナム・シンIIIとのキスに動揺したソボン(コン・スンヨン)を落ち着けるため、おすすめの料理店を紹介する場面では長ゼリフに苦戦したり、2人の会話シーンでは「ロボットが鼻水」とちょっとしたアクシデントが出たり。さらに、寒すぎる撮影現場で息を吐き出して遊ぶ和やかな場面や、コン・スンヨンがカメラに向けてドアップの微笑みを見せる可愛らしい一面も登場している。(cinemacafe.net)
2019年12月19日12月16日、丸の内TOEIにて『仮面ライダー令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の完成披露舞台挨拶が開催。『仮面ライダーゼロワン』から高橋文哉、岡田龍太郎、鶴嶋乃愛、井桁弘恵、『仮面ライダージオウ』から奥野壮、押田岳、大幡しえりが登場し、さらに劇場版ゲストの生駒里奈と和田聰宏も登壇した。平成最後の仮面ライダーとなった『仮面ライダージオウ』と、令和に誕生した『仮面ライダーゼロワン』。今作では、人工知能・AIが導入された未来を描く『ゼロワン』の舞台にジオウが復活し、AIによる人類の支配を防ぐために共闘する。舞台挨拶はまずそれぞれの挨拶からスタート。仮面ライダージオウ/常磐ソウゴ役の奥野が、「祝え!祝えと言っている。あれ?ウォズは?」とこの日登壇しなかった従者のウォズ(渡邊圭祐)を呼んだり、仮面ライダーゲイツ/明光院ゲイツ役の押田が滅亡迅雷.netのセリフをマネようとしたり、仮面ライダーの先輩として舞台挨拶にも慣れた姿を見せ、会場を沸かせた。続いて、映画の公開を今週末に控えた今の気持ちを尋ねられると、仮面ライダーゼロワン/飛電或人役の高橋は「ついに僕たちの映画が皆さんのところに届くんだなとワクワクしている気持ちでいっぱいです」と話し、仮面ライダーバルカン/不破諫役の岡田は「アクションが大迫力で、ストーリーも笑いあり、涙ありで仮面ライダーの枠にとらわれない映画ということでワクワクしています」とアピール。そんな後輩ライダーたちとの共演について、奥野は「文哉くんと乃愛ちゃんくらいしか共演がなかったのですが、現場に誠実に向き合っていて、お芝居好きなんだろうな、楽しいんだろうなと思いながら、見守らせていただく立場というか。楽しませていただいたので、一緒に面白い映画を作れてよかったなと思いました」と撮影を振り返った。一方、滅亡迅雷.netの滅(砂川脩弥)、迅(中川大輔)との共演が多かったという押田は、ふたりが目つきの悪い役どころということから最初は仲良くなれるか心配だったと話しながらも、「現場に入ったらふたりとも気さくな方で楽しく一緒にアクションを思い切りやってきたので、ぜひそこをみていただきたい」と見どころを語った。続く、ツクヨミ役の大幡は『仮面ライダービルド』のキャストと共演した昨年の作品を思い返しながら「イズちゃん(鶴嶋)と共演するシーンでいっぱい喋れるかなって不安だったんですけど、現場でも帰るときもいろいろお話できて楽しい撮影でした」とコメントした。また『ジオウ』チームとの共演について高橋が、一緒に映画を作ったからこそ『ジオウ』チームの貫禄を現場で感じることができたと話し、「1年後に僕たちが、『ジオウ』チームのような雰囲気や貫禄を出せるようになる可能性があるんだな、そのスタートラインに立たせてもらっているんだなと実感できました」と振り返ると、「印象的な出来事はありましたか?」とMCからさらにエピソードを掘り下げる質問が。すると、「あれ言ったほうがいいんじゃない?」と奥野。小声で「ご飯連れてってもらったことですか?」と尋ねる高橋に笑いが起こった。「僕が衣装を着替えたり、メイクを落とすのを待ってご飯に誘ってくれて、お芝居の話からプライベートの話からご飯を食べながら話しました」と高橋が話すと、「しっかり先輩風吹かせてきました」とドヤ顔を見せる奥野だった。劇中での『ジオウ』チームについては、ゲイツ、ウォズ、ジオウの同時変身の話題にふれ、「こんなに一発で揃うものなんだなと思いました」と1年で培ってきたチームワークを絶賛。一方の奥野は苦笑しながら「僕以外のふたりが僕に合わせてくれてるのでなんとも言えないです」と話しながらも、「安心していつも変身してます!」と笑顔を見せ、ふたりへの信頼を感じさせた。劇場版ゲストキャストには、もともと仮面ライダーのファンだということから、オファーがきたときの気持ちが質問された。『仮面ライダーブラック』世代だと語った元社長秘書・ウィル役の和田は、「自分は見る側だと思っていたので、まさか出ることができるなんて、正直嘘じゃないかと思いました」と驚きを語り、「僕ひとりだけ40代なんです。仮面ライダーって若い人がやるもんだと思ってたので。今回変身もさせていただくんですけど、変身ポーズも楽しみにしていてください」と、淡々と語る中に仮面ライダー愛がにじむコメントを。また、撮影現場での思い出として、高橋について「とても気が使える子」だと楽屋で座敷のスペースを空けてくれたというエピソードを語り、「18歳でこんなに気が使えたら、芸能界どうやって生きていくんだろう、と心配になったくらい。でも、このままピュアな気持ちのままでずっといてほしいなと思いましたし、役にもそのピュアな気持ちが反映されているのでゼロワン=或人=高橋くんってすごいなって思いました」と、絶賛した。中学生くらいまで変身ポーズをして遊んでいた、というほど仮面ライダーファンだと明かしたタイムジャッカー・フィーニス役の生駒は、純粋にうれしかったと話し、「地元の先輩が仮面ライダーオーズ役の渡部秀さんで、芸能界に入っていつかそんな先輩みたいになりたいなと思っていたので、叶ったんだなと思ってちょっと鼻血が出そうになりました」とその興奮を語った。また、フィーニスは念願の中性的な役どころということで、「台本を読んでセリフを見て、言いたかった言葉がたくさんあったので、それを素直にお芝居しました」と話し、劇中での豪華な衣装を舞台挨拶では着られなかったことから、ぜひスクリーンでチェックしてほしい、とアピールした。それぞれに尋ねられた自身の見どころについては、高橋はテレビシリーズからは想像できない感情をあらわにする或人の姿、岡田は開いた口が塞がらないほどの大迫力アクションを挙げ、ヒロインで或人の秘書・イズを演じる鶴嶋は「AIの役なのでテンションが一定なんですが、映画ではイズちゃんが感情をあらわにするシーンがあるので、まだまだテレビシリーズでは見られない姿だと思うので注目していただけたら。監督とも試行錯誤しながら熱を込めて撮ったのでぜひ観ていただけたらと思います」と語った。仮面ライダーバルキリー/刃唯阿役の井桁はアクションに加え、「A.I.M.S.のふたりは映画だと髪型も違うし、スーツじゃなくかっこいい服を着ているので、ドラマとの見た目の違いも楽しんでいただけるといいな」と期待を高めた。『ジオウ』チームの奥野は「演者から観ても、どうやって撮ってるんだろうと思うくらいの変態カメラワークって、さっきプロデューサーの方たちとも話してたんですけど(笑)」と鳥肌が立つくらいのかっこいいカメラワークが観られると話した。さらに「或人と父との掛け合いのシーンは本当にいいものができてると思う。監督と何度も相談してお芝居を頑張ってきた姿も見てきたのでそこもぜひ注目して観てくれたら」と先輩らしいメッセージも加えた。「令和の仮面ライダーが新しい一歩を踏み出したことを感じられる」と自身が観た感想を交えてアピールした押田は、改まって「僕は壮を見て欲しいんですよ、すごく」とコメント。「なんで?」と尋ねる奥野に、「1年前に一緒に『ビルド』の方たちと出させていただいた作品を観て、ふたりでご飯に行って『1年後、こんな先輩になれてるのかな?』って話したんですけど、壮がすごくしっかり先輩になれてたんですよ。それが僕は1年間一緒にやってたからうれしくて。だからちょっと泣けそうになってきちゃって。本当にかっこいい男になったと思うんでぜひ観てください!」と目を潤ませながら語った。大幡はアクションについて「撮ってても、観ても今までと全然違うなって思った」とそのクオリティの高さを感じたことを明かし、『ジオウ』チームの掛け合いも見どころだとコメント。和田は「ある意味悲しきヒューマギアの物語だったりもして。なんのために生きてるのか、なんのために生かされているのかなと、メッセージ性が強い作品になっていますので、これから生きていく上でも色々考えることが出てくるような作品になってると思います」とヒューマギアの目線から語った。そして生駒が「ファン目線で思ったことは、超面白かった!いろんな時代が繋がってるんだなって思いましたし、自分が出たことが一生の思い出だなと思ったので、みなさん期待して公開をお待ちください」と、締めくくった。フォトセッションには、仮面ライダー1型が登場。高橋が1号に「或人じゃないと!」のポーズをレクチャーする姿も見られたフォトセッションが終わると、イベントも終盤に。奥野は「平成最後の仮面ライダーとして、この映画で一区切り着くのかなと思うのと同時に、1年間戦ってきて、いくつもの試練を乗り越えてきた強いソウゴが1年間応援してきてくださったみなさんに見てもらえると思うので、ぜひ劇場に足を運んでください」、高橋は「『ジオウ』チームと共演させていただいて、改めて歴代ライダーに関わってきた方々の思いをすべて受け取りました。そして令和最初の『仮面ライダーゼロワン』として自信を持ってお届けできる作品をスタッフの皆さん、そしてキャスト一同、心を込めて作りました。ぜひ劇場でお待ちしています」とそれぞれメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。取材・文/大谷和美
2019年12月19日映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。同作の感想を聞かれた広瀬は、「台本を読んだときに想像がつかないことが多かったんですね。現場に行っても、CGが多いのでずっとグリーンバックで、岩田さんもずっとグリーンバックに向かって喋ってたし、どうなるんだろうと思ってたんですけど、完成を見るとスケールが大きくて迫力があって、素直に『わあ、すごい』と感動してしまいました」と感想を語る。また「大先輩のみなさんとご一緒するシーンは、緊張しましたね。初日の前日は眠れなかったです」と撮影を振り返ると、バディ役の三浦は「1番一緒にいたのは広瀬くんでしたけど、初日にインフルエンザでスケジュールが変わって、最後『終わりかな』という時は、胃腸炎で……」と暴露。広瀬は人差し指で「シー!」とジェスチャーをしていたが、「めったに体調を崩さないんですけど、なぜか2カ月連続でやってしまいまして、本当にたくさんご迷惑を……」と苦笑。三浦からの「嫌いだったのかな?」という冗談に、「違います! そんなことはございません! 大好きです」と弁解する。三浦は改めて広瀬について「本当にやりやすかったですよ。年上とか、垣根を作らない、いい感じの入って来方をしてくれる女性なので、芝居もすごくやりやすかったです」と称賛していた。
2019年12月17日映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。大沢演じる桐生の逃亡劇という面もあり、アクション要素満載の同作に、大沢は「大変じゃなかったところがなかったので、いつ終わるのかなと思ってやってました」と苦笑する。「生きてちゃんと終われるのかなと思ったんですけど、海外の映画に負けないためには、体当たりでぶつかっていかないと、お客さんが喜んでくれないのかなと思っちゃって」と語る。しかし、入江監督は「現場では楽しそうだったんですよ。もっとやりたいとおっしゃってましたもん」と指摘していた。オリジナルとなった同作について、入江監督は「この『AI崩壊』が公開されて、日本映画がもう少しオリジナルの脚本とか、ゼロから作ってくということに寛容になってくれたらいいなと思います」と提言。「スタッフや俳優の皆さんと『ゼロから物づくりをしているんだ』という気概がすごくあったんですよね。それが映画の中の隅々まで映ってると僕は思っていて。映画作りの原点にまた帰りたいなと思っています。ぜひ『AI崩壊』を観ていただいて、あいつらこういう細かいところから議論していたんだなと楽しんでいただけたら嬉しいなと思っています」と期待した。大沢も、「自分は実は2年くらい休んでいて、去年ようやく現場に戻ろうと戻ってきて、その中で決めたのが、もう『メーターを振り切っている、1番挑戦している作品だけをやって自分の俳優人生を終わろう』ということ」と明かす。同作については「企画をもらった時点から、『日本テレビさんは何を考えているのか。こんなに難しい台本をこれだけのお金をかけて勝負するのか』というところにロマンを感じて。俳優生命を賭けてぶつからなければいけないと思って、ぶつかった作品です」と説明。「スタッフもカメラマンもものすごいベテランなんですけど、『もっと新しいことがやりたい』って、撮影に入ってもまだ悩んでる。ここにいる俳優たちも何かこの作品でブレイクスルーしたいと、これをチャンスと思って必死になってやって、そういうエネルギーが溢れている作品だと思うので、ぜひ足を運んでみていただければと思います」と語りかけた。
2019年12月17日映画『AI崩壊』(2020年1月31日公開)の完成報告会見が17日に都内で行われ、大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典、広瀬アリス、三浦友和、入江悠監督が登場した。同作は2030年を舞台に、天才科学者・桐生浩介(大沢)が開発したAIが突如として暴走し、日本中がパニックに陥る様子を描く。年齢、年収、家族構成、病歴、犯罪歴などの国民の個人情報を完全に掌握したAIが人間の生きる価値を選別し、殺戮を始める。義理の弟役の賀来とは現場でもよく雑談していたという大沢だが、「ほとんど『芸能人は一体どういうマンションに住んでるのか』という話で。互いに得た今までの情報をケータイで調べて。家賃とか、買ったのか買ってないのかということも含めて。それは残念ながら岩田くんがいない日だったので、岩田くんも参加したかったようで」と気になる情報を交換していた様子。岩田は「混ざりたかったですね」と同意し、賀来は「2人でやってるから、情報が狭すぎる」、大沢は「ある程度ターゲットを絞ってマンションはわかりました」と笑顔を見せた。またエリート役の岩田は「年齢的なところも含めて、警察庁の理事官というのは結構難しいんじゃないかなと思ったんですけど、撮影前にプロフィールを紙で渡していただいて、どういう経歴なのか説明していただいたら、とんでもない天才」と苦笑する。「『天才ってどんな感じなんだろう』と思って、いろいろ監督とディスカッションしながら役をつくっていきました。だいぶ、紺のスーツとメガネと、ビッチリ分けた七三分けに助けられた部分はあったんじゃないかなと思います」と明かした。賀来と岩田はともに30歳だが、賀来は「岩田くん、ねえ。同い年でこうも違うんだってちょっとヘコみました。華やかさとか……でも本当に同い年で一緒するってあんまりないんです。すごい嬉しかったし、がんばろうって気持ちになれました」と喜ぶ。岩田も「同じ思いというか。同世代として映画を作れるのもものすごく嬉しいですし、共演シーンはそんなに多くはなかったんですけど、その中で楽屋とかでいろんなお話できて、すごくいい時間でした」と振り返った。
2019年12月17日’20年1月に、出演映画『AI崩壊』が公開、また『連続ドラマW頭取野崎修平』(WOWOW)が放映される松嶋菜々子(46)。’20年には女優生活29年目を迎えるが、仕事は順風満帆なようだ。だが、ある芸能関係者は言う。「彼女は’20年から“女優を休業”するのです。実はあるテレビ番組制作会社が、’20年の仕事をオファーしたところ、かなりの好条件であったにもかかわらず、所属事務所に断られてしまったのです。理由は“長女の海外留学先に同伴するので、物理的に難しい”というものでした」松嶋の長女(15)は、現在都内の有名私立中学校に通っており、’20年3月に卒業予定。また次女(12)も、同じ系列の私立小学校の6年生で、3月に卒業予定。いわば松嶋と反町隆史(45)の育児の節目にあたる。夫妻はかねて教育熱心であることでも知られている。「2人のお嬢さんをバレエ教室、英会話教室、スイミングスクールなどに通わせ、自分たちで送迎していました。またお嬢さんたちが小さいころは、“同じ時期に仕事を入れない”ことを夫婦のルールにしていたのです。たとえば松嶋さんが連続ドラマの収録をしている時期には、反町さんは仕事をセーブし、家事や習い事の送り迎えを担当するといった具合です。松嶋さんは仕事現場で、『(夫が)なんでもやってくれるので、本当に助かっています』と、言っていたこともありましたね」(テレビ局関係者)また反町は、本誌のインタビューで次のように語っていた。《これからの時代は、女の子でも自分で決断していかないといけない時代だと思うんです。だから、娘たちにはとにかくやりたいことをやらせてあげて、転んだときも手を差し伸べたくなるところをぐっと我慢しています。思わず駆け寄りそうになってしまいますが(笑)。親の手を借りずに、自分の力で立てるようになってほしいですね》(’13年2月26日号)これまでも“長女の留学計画”については、何度か報じられてきたことからもわかるように、松嶋にとっては長年温め続けてきたプランなのだ。松嶋は女優になってから英会話のレッスンを始め、その大切さについて気付いたという。彼女は“英語を学ぶことで世界が広がる”と、12年前には雑誌のインタビューで熱く語っていた。当時の彼女は、次女を妊娠したばかり。しかしこのときから“子供たちに英語を学ばせるとともに、異なる文化にもふれさせる”ことを考え始めていたのだろう。松嶋は反町といっしょに何年間も情報収集に励んでいたという。夫妻の知人は次のように語る。「反町さんがドラマ『相棒』で共演している水谷豊さん(67)一家とは、いまや家族ぐるみの付き合いです。水谷の長女で女優の趣里さん(29)は中学卒業後に、バレリーナを目指して、ロンドンに留学しています。そのときの趣里さん本人の体験談や、送り出す親たちがすべきことなども、細かく聞いているそうです」情報収集の過程で、留学先もイギリスへと絞っていったようだ。だが熱心な情報収集により、反町・松嶋夫妻の間で考え方の相違が生まれてしまったという。「趣里さんも強い熱意を持って留学にのぞみましたが、得ることも大きかった半面、現地の生活になじめず、かなり苦労したのです。反町さんとしてはお嬢さんを外国で一人暮らしさせることへの不安もあり、15歳での留学には反対だったようです。いっぽう松嶋さんは、自分が大人になってから英語習得に苦労したこともあって、“できるだけ早いうちに海外で生活すべき”という考えでした」(前出・知人)長女もいっしょに3人で話し合いを続けた結果、導き出された解決策が“母として娘に同伴する”ことだったのだ。「確かに女優業は休業せざるをえませんが、日本でずっと不安を抱えているよりはいいのでは、と思いついたそうです。それに松嶋さん自身も英語力を磨くことができますからね」(前出・知人)
2019年12月17日株式会社コーセーは、お客さまとの新たな接点づくりの一環として新コンセプトストア「Maison KOSE」を東京・銀座にオープン。コーセーのすべてのブランド(一部商品を除く)を試すことができるだけでなく、米国の自然派コスメブランド『tarte(タルト)』を日本で初めて取り揃えました。ブランドの垣根を超えて、自分の肌と理想の仕上がりにマッチするコスメ選びができる新スポットは、新たなトレンドとなる予感。コーセー新コンセプトストア「Maison KOSE」オープン『tarte(タルト)』日本初上陸&ブランド横断で自分に合うコスメに出会える撮影:GODMake.12月17日より東京・銀座にオープンするコーセーの新コンセプトストア「Maison KOSE」。本店舗では、デジタル技術を活用した化粧や美容に関わる体験をできるのが特長で、コーセーが展開するすべてのブランド(一部商品を除く)を通した“私らしい美の発見”をよりパーソナルに、より気軽に、自身で叶えることが可能。また、米国の自然派コスメブランド『tarte(タルト)』を日本で初めて取り揃えているのも注目です。「Maison KOSE」フロア構成1階:『tarte(タルト)』日本初上陸撮影:GODMake.アメリカで人気の自然派コスメブランド『tarte(タルト)』が、日本初上陸。“ハイパフォーマンスナチュラルズ”をブランドコンセプトとし、メイクアップやスキンケア商品を展開している本ブランドは、これまでSephoraやULTAなどの化粧品小売り店と、タルトのECサイト、TV通販のQVCなどを流通販路として展開。今回、ブランドの顔とも言えるコンシーラー、ファンデーションを中心に、約200アイテムを取り揃え、すべてを試すことが可能です。1階、2階:ネイルプリンター撮影:GODMake.カシオ計算機株式会社が開発した「ネイルプリンター」を設置。「JILL STUART」「tarte」等、コーセーの人気ブランドをイメージしたネイルデザインが登録されているので、その中からお気に入りを選び、自身の爪を彩って。複雑な柄なども短時間できれいに仕上げることができますよ。2階:セラムバー&スキンケアコーナー撮影:GODMake.階段を上がって右手に進むと、スキンケアがズラリと並びます。こちらのフロアには、パナソニックが開発中の「Snow Beauty Mirror」が設置。鏡の前に座るだけで、肌状態を分析し数値化する「肌分析機能」や、心の中にある“なりたい顔”のイメージを見える化する「理想顔システム」を搭載。デジタルでのカウンセリングにより、自分に合うコスメに出会えます。また、「セラムバー」ではより深いカウンセリングで、自分が求めている美容液を知ることも。2階:メイクアップ&ヘアケアアイテム撮影:GODMake.メイクアップアイテムは、ブランド横断で機能別、カラーグループ別に展開。AR(拡張現実)・AI技術を使用した最新サービスにより、自分に似合う色味を客観的に教えてくれます。ブランドの垣根を超えた選択や比較ができるのは、本ストアだけ。その他、ヘアケアアイテムに関しても、ブランド横断で試せるスペースを設置。普段店頭では試しにくいインバスアイテムのお試しもできます。“私らしい美の発見”を銀座の地でブランドを超えた美しさがそこにある撮影:GODMake.新コンセプトストアでは、コーセーの人気ブランドの商品を客観的に比較することができ、さらにデジタル技術を用いることで、自分の肌や理想にマッチするカラーを的確に知ることができるため、新たな自分へと出会えます。これまで以上の自分になりたい方や、今使っているコスメに満足していない方は、ぜひとも足を運んでみて。理想の自分がそこにいるはず。「Maison KOSE」店舗概要撮影:GODMake.店名:Maison KOSE(メゾンコーセー)所在地:東京都中央区銀座7-10-1オープン日:2019年12月17日営業時間:11:00~20:00不定休
2019年12月16日入江悠監督がAIをテーマにオリジナル脚本で挑むサスペンス超大作『AI崩壊』から、主演の大沢たかおをはじめ、賀来賢人、岩田剛典らが登場する撮影裏の特別映像と場面写真が公開された。まず到着した場面写真では、大沢さん演じる主人公のAI開発者・桐生や、彼の義理弟でAIを管理する会社の代表を務める西村悟(賀来さん)、桐生を追い詰める天才捜査官・桜庭(岩田さん)、三浦友和と広瀬アリス演じる独自の捜査で桐生を追う刑事コンビらの姿が。どれも緊迫感溢れる表情を見せており、スピード感と緊張感に溢れたスリリングなストーリー展開にますます期待が高まるようだ。そして本作は、10年後の日本が舞台となっているが、そんな本作で一番こだわったのが“本物”の追求。それゆえ、なるべくCGに頼らない撮影方法をとり、大規模な撮影も行われた。今回公開された特別映像では、そんなこだわりの撮影模様が覗ける。一般道路を全面封鎖して行ったというド迫力のカーアクションや、巨大な貨物船をまるごと一隻貸し切った撮影の舞台裏が収められている。渋滞中、突然上から車が吹っ飛んでくるという前代未聞のアクション、セットではなく巨大貨物船を貸し切り行われた桐生が貨物船に乗り込み逃走を図るシーンといった迫力の映像は必見。そんな撮影について入江監督は「CGをほとんど使わずにリアルさを追究したことで、役者さんの切迫感や熱の入り具合もすごく高まったと思います」と自信を見せている。『AI崩壊』は2020年1月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:AI崩壊 2020年1月31日より全国にて公開©2020「AI 崩壊」製作委員会
2019年12月13日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「オーバーツーリズム」です。観光客にも住民にも心地よい土地にするために。「オーバーツーリズム」とは、観光地が受け入れられないほど多くの観光客がその土地を訪れ、地域住民の生活に影響を及ぼしたり、自然環境や景観を損ねたり、観光客の満足度を低下させてしまう状況をさします。具体的には、渋滞や混雑。大量のゴミやポイ捨て、落書きや器物破損、騒音などのマナー違反。さらには治安の悪化につながることもあります。ホテル代や家賃の高騰、環境悪化により地域住民が住めなくなるケースも起きており、世界中の人気観光地で問題になっています。これらの対策に、ベネチアやバルセロナでは観光名所で入場規制や高額な入場料を設定し、モルディブでは船や飛行機の便数を減らしてアクセス手段そのものを制限。パラオでは、観光保護制度の誓約書への署名を観光客に義務付けることにしました。日本でも、すでに京都などはオーバーツーリズムが深刻な問題になっています。2018年に国内外から京都市を訪れた観光客数は約5000万人でした。ホテルは不足しており、中心地では人が歩道からあふれ、混雑により地元住民がバスに乗れない事態も起きています。京都市観光協会は、人を分散させるために、春や秋以外の季節をアピールしたり、ハイシーズンにはAIを使い、エリアごとに時間帯別観光快適度の予測を知らせるサービスを開始。また、「飲食禁止」や「立ち入り禁止」をピクトグラムで示したステッカーを作成し、外国人にもわかりやすいマナー啓発を促しています。国は、有名な観光都市から少し足を延ばした地方へ観光客を誘い、集中を分散させようとしています。来年は東京オリンピックが開催され、観光客はさらに増えるでしょう。東京都では空きオフィスや空き家を民泊施設にする取り組みをしたり、開催時期の時差通勤、会社を休みにすることを提唱したりするなど、トラブル回避の準備を進めています。オーバーツーリズムの最たる害は、「観光客は来るな」という排斥につながることです。異文化対応に慣れておらず、シャイな日本人。「おもてなしの国のはずなのに冷たかった」と思われないよう、注意したいですね。堀 潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年に市民ニュースサイト「8bitNews」を立ち上げる。9月、3つ目の新会社「わたしをことばにする研究所」を設立。※『anan』2019年12月11日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2019年12月06日ソ・ガンジュンが1人2役を演じるファンタジーラブロマンス「キミはロボット」のDVDリリースに先駆けて、今回本作の第1話がYouTubeにて無料配信スタートした。本作は、天才ロボット工学博士オ・ローラがチェコからの一時帰国の際、夫が死亡したと知らされ、さらに結婚を認めていなかった義父ナム・ゴンホに後継ぎとして息子ナム・シンを奪われてしまう。失意に沈むローラは、息子にそっくりな人工知能ロボット、ナム・シンIを作り上げ母子として暮らすことに。さらに続けてナム・シンII、ナム・シンIIIを誕生させる。そして現在、韓国でゴンホのもとにいる本物のナム・シンは、会社を継ぐ意思もない問題児に。母を捜しにチェコに向かったシンは、ソ・ジョンギル専務の陰謀により事故に巻き込まれる。事故現場で動転したローラを見たナム・シンIIIは、彼が本物のナム・シンであることを知ってしまい…というストーリー。いま日本でも人気急上昇中のソ・ガンジュンが演じるのは、人間のナム・シンと“AIロボット”のナム・シンIII。人間のナム・シンは、愛を知らない性格最悪の財閥御曹司。一方でAIロボットのナム・シンIIIは、泣いたら抱きしめてくれたり、雨の日には傘を持って待っていてくれたりと優しさいっぱい。また、コン・スンヨン演じるヒロインのカン・ソボンは、元格闘技選手の警護員という役どころで、自身初のアクションに挑戦。ソボンは人間シンの警護をしていたが、事故のせいで意識不明になったシンの代役であるAIロボットのナム・シンIIIの警護をすることに。彼を不審に思いつつも、予想外の胸キュン行動に心を揺さぶられっぱなし、いつしか恋心が芽生える。今回2役を演じ分けたソ・ガンジュンの熱演は多くの視聴者を魅了し、2018KBS演技大賞で優秀賞を受賞。また、同賞でソ・ガンジュンとコン・スンヨンはベストカップル賞にも輝いている。「キミはロボット」第1話無料配信は12月5日(木)~12月24日(火)までYouTubeにて公開中。(cinemacafe.net)
2019年12月05日FNS系列の年末恒例となった「FNS歌謡祭」が今年も12月4日(水)と11日(水)の2週にわたり放送される。45周年となる今年は「嵐」の相葉雅紀が初司会を務め、全58組のアーティストが2019年を彩った72曲を披露する。今年から相葉さんとフジテレビアナウンサーの永島優美が司会を担当、装いも新たに今年も本番組ならではの豪華コラボレーションや見どころ満載でお届けする。まずはチケット即完売の大人気ミュージカル「Endless SHOCK」が本番組に登場。主演の堂本光一が番組史上初となるミュージカルの名物、フライングに挑戦する。光一さんによる圧巻のパフォーマンスをお楽しみに。また韓国本国のみならず日本はもちろん、全米をも虜にするスーパーグループ「BTS」が本番組初出演。「Boy With Luv」「FAKE LOVE」の2曲を日本語バージョンで披露してくれる。さらに大ヒット中の『アナと雪の女王2』公開記念特別企画として中元みずきが「イントゥ・ジ・アンノウン~心のままに(エンドソング)」を、May J.が「レット・イット・ゴー~ありのままで~」を歌い、生田絵梨花も「生まれてはじめて」で参加するほか、『リトル・マーメイド』公開30周年を記念した劇団四季のスペシャルパフォーマンスも行われる。ミュージカル関連の企画では井上芳雄と京本大我が「エリザベート」から「闇が広がる」を、山崎育三郎と濱田めぐみが「オペラ座の怪人」から、城田優は木下晴香との共演で自身が演出をつとめるミュージカル「ファントム」から、それぞれ名曲を披露。そのほかAIはユニバーサル・スタジオ・ジャパンからスペシャルステージをお届け。恒例の冬の名曲&クリスマスメドレーでは「Hey! Say! JUMP」が「赤鼻のトナカイ」をパフォーマンスするほか、「Aqours」と「AKB48」が「ジングルベル」を、大原櫻子とLiSAと「欅坂46」による「サンタが街にやってくる」など、多彩なラインアップでオンエア。出演者は以下の通り(五十音順)AI、蒼井翔太、Aqours、嵐、アリス、生田絵梨花、ISSA(DA PUMP)、井上芳雄、伊原六花、AKB48、EXILE、大原櫻子、関ジャニ∞、木下晴香、京本大我(SixTONES/ジャニーズJr.)、KinKi Kids、久保田利伸、劇団四季、CHEMISTRY、欅坂46(井上梨名、武元唯衣、田村保乃、藤吉夏鈴、松田里奈、森田ひかる)、倖田來未、郷ひろみ、ゴスペラーズ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、椎名林檎、ジェジュン、JUJU、城田優、鈴木雅之、Takamiy、デーモン閣下、東京スカパラダイスオーケストラ、中元みずき、中山美穂、夏川りみ、NEWS、乃木坂46、秦基博、濱田めぐみ、BTS、平井堅、広瀬香美、Foorin、Hey! Say! JUMP、槇原敬之、三浦大知、三浦春馬、水樹奈々、宮野真守、宮本笑里、May J.、森高千里、薬師丸ひろ子、山崎育三郎、LA DIVA(森山良子/平原綾香/新妻聖子/サラ・オレイン)、LiSA、Little Glee Monster「Endless SHOCK」(堂本光一/中山優馬/前田美波里 ほか)ミュージカル「ヘアスプレー」(渡辺直美/Crystal Kay ほか)「FNS歌謡祭」第1夜は12月4日(水)18時30分~フジテレビ系で生放送。(笠緒)
2019年12月04日東京大学の特任准教授・大澤昇平氏が12月1日、Twitterで自身の「中国人は採用しません」といったツイートに対し謝罪。しかし、物議を醸している。ハフポストによると東京大学で人工知能とウェブに関する博士号を取得した大澤氏。さらに世界中と協力してAIを制作するプラットフォーム「Daisy」を開発するための株式会社Daisyの代用取締役CEOも務めている。11月20日、自身の会社・Daisyについて《中国人は採用しません》《中国人のパフォーマンス低いので営利企業じゃ使えないっすね》とツイートしたという。差別的なツイートに対し批判の声が上がるなか24日、東京大学側は大澤氏についてであるとは明言しなかったものの「特定短時間勤務有期雇用教職員(特任准教授)による、特定個人及び特定の国やその国の人々に関する不適切な書き込みが複数なされました」とし、書き込みについて「たいへん遺憾」とする声明をホームページで発表した。しかし、東大の対応に厳しい声が上がった。東大は声明で「当該教員個人または兼務先組織に関するものであり、学環・学府の活動とは一切関係がありません」とし、即座に大澤氏と距離を取ったためだ。そのため、こんな意見が上がっていた。《東大の教養教育を受けていない編入生だったから差別発言をするようなことになると言わんばかりのまとめ方には、全く同意できません》《東大はあんな責任逃れのコメントではなく、ちゃんとした対応や対策をとらないと『大澤』もろとも『世界の笑者』、『軽蔑』の対象になることを理解(認識)しているのだろうか?ひいては『日本全体の印象』も落としめるということを分かっているのだろうか?》そして、こんな余波も生まれた。「大澤氏の担当する東京大学院寄付講座に寄付をしている複数の企業が『寄付を停止する』と次々に発表したのです。大澤氏は『株式会社Daisyの代表という立場からの発信』『不当な数のテロリズムに屈するつもりはない』などと投稿しましたが、Daisyと提携していたスイスの企業も『人工知能があからさまに差別する人によって開発されるのは恐ろしいことです』という代表のコメントともに提携の解消を発表しました」(全国紙記者)すると12月1日に大澤氏は《この度は当職による行き過ぎた言動が、皆様方にご迷惑、不快感を与えた点について、深く陳謝します》とツイート。そして、こう続けた。《一連のツイートの中で当職が言及した、特定国籍の人々の能力に関する当社の判断は、限られたデータにAIが適合し過ぎた結果である「過学習」によるものです》また《平素よりウイグルやチベット、そして香港の人々には共感しておりました。が、その義憤が、今回の行き過ぎた言動に繋がってしまった点は否定できません》とコメントし、《しかしながら、独裁に抗議するのであれば別の表現をするべきであり、その点に配慮がなかった点について深く反省しています》と投稿した。「深く陳謝」したものの、差別的な投稿について「AIの過学習によるもの」としている大澤氏。《差別発言をAIのせいにすれば、「人を差別するAI(ターミネーター)なんて作らない方がいい」って事になり、AI研究に誰も援助しなくなる》《差別のきっかけはAIじゃなくて自分の失敗ですね》またウイグルやチベット、香港といった地域のための「義憤」としたことにも《えっ、その意味で雇用の除外の話をしていたのですか》《中国政府への義憤を中国人全般にぶつけるのは悪手でしかありません》と否定的な声が上がっている。
2019年12月02日デートや女子会、クリスマスパーティや忘年会の店探しや予約で困ったら、こんな方法を試してみるのも良いのでは?特に幹事を頼まれたときには便利です!LINEやアプリを使った方法3つをご紹介します。文・椎原茜店選びに困ったら利用したい便利な方法3つ!年末年始のイベントやデートに大活躍してくれる便利アプリはこちら!1. LINE上ですべて完結! 飲食店マッチング予約の「ビスポ!」通常、飲食店を探すときにまずやるのは検索。でも、その検索自体が面倒だったり、なかなか希望条件に合う店が出てこなかったりした経験はありませんか?ビスポ! は、LINEで簡単に飲食店マッチングと予約が即時にできるサービス。まずビスポ! を検索し、LINEに「友達追加」してからスタート。チャット上から時間、人数、地域、料理ジャンルなどの希望をタップするだけで、AIがマッチする店を見つけてきてくれます。しかも空席のある店だけを提示してくれるうえに、ボタン操作ひとつで予約まで入れてくれるので、店に電話する必要もなし!すべてLINE内で完結するので、ブラウザで検索して予約の電話をする一連の流れが省けるのも便利なポイントです。2. AIが代わりに予約の電話!「AutoReserve(オートリザーブ)」アプリこのアプリでは日本の60万店舗以上のレストランが探せて、さらに予約もネットでサクッとできます。そしてネット予約を受け付けていない店舗も、このアプリのAIが代わりに電話をかけて予約してくれるというから驚き! 仕事中などでなかなか電話ができないというときにも便利です。また、口コミでは、電話がつながりにくいような予約の取りづらい店の予約がサクッとできるのが非常に便利、という声も。お目当ての店がある場合はこのアプリで探してみると良さそうです。3. 20名以上の利用なら宴会コンシェルジュに無料相談もできる「グルメプラス」大人数のパーティや宴会などの店選びを任せられると、責任重大ですよね。そんなときに、店選びの専門家に相談できるサービスがあるんです。それが、このグルメプラス。20名以上の大人数でのパーティ会場が検索できるほか、「会場を自分で探すのが大変!」「どんな会場がいいかわからない」などの場合は、専任の宴会コンシェルジュに希望を伝えれば、自分の条件にぴったり合った会場を完全無料で探してくれます。初めて幹事を任されたときなどにはとても助かるサービスといえそう!どれもかゆいところに手が届く便利なサービス。クリスマスや年末年始、店選びと予約を効率的かつ楽に行っちゃいましょう。©nd3000/Gettyimages
2019年12月02日エマリーエ(EMarie)の2020年春夏コレクションが、2019年11月25日(月)、みなとみらいの横浜ランドマークホールにて発表された。人工知能×感性──イメージの生成過程2019年秋冬コレクションから続いて、理化学研究所とのコラボレーションのもと、AI(人工知能)と協働したコレクションを発表したエマリーエ。AIが捉える“自然の美”から生まれたイメージを、現実の衣服へと移しかえる“生成過程”をダイナミカルに提示するドレスを披露した。制作は、AIとエマ理永の“協働”によるものだ。AIはエマリーエの過去の作品約500点から“エマ理永の世界観”を学習し、それを画像データとして作りだす。そうして得られた画像を着想源に、エマ理永が具体的に素材の決定や立体化を行う。その意味で、AIは制作プロセスでインスピレーションを与えるいち段階を担う。イメージがどう立体化され、ドレスがどう動くかは、あくまでエマ理永のクリエイティビティによるのだ。色彩─グリッドそうしたAIによる画像生成のステップを印象づけるのは、色彩がグリッド状に散りばめられたドレスだろう。ややウエストを絞り、直線的なラインを描くフォルムのシンプルさと相まり、まさに生成過程にあるようなイメージの揺らぎを強調している。裾もグリッド状に処理され、イメージが布地へと移り変わるその瞬間を切り取ったかのようである。貝殻をモチーフにAIに学習させたのは、エマリーエの作品だけではない。そのひとつが“貝殻”だ。理永が「自然でもっとも美しいもの」と語る“貝殻”を合わせて学習させて生み出したドレスは、ウエストを絞ったボディには丸みを帯びたモチーフが幾多と連なり、ドレスの上で波打つよう。裾には貝殻を連ねたような布がアシンメトリーに配され、螺旋を描くかのようにダイナミカルに揺れる。貝殻とアシンメトリーは、引き続き変奏される。クリノリンよろしく、しかし左右非対称に広がったドレスは、ラバー風の光沢を帯びた表面に数多と突起物が配され、それ自体がひとつの大きな貝殻のようである。また、スカート部分の布地をたっぷり持ち上げ丸めることで、不定形で立体的なフォルムを生み出したドレスも登場。ブラックやグレーのストライプは、ゆったり形成される貝殻の模様を彷彿とさせる。静けさを打ち破る“薔薇の花”そして“貝殻”のモチーフに続くのは“薔薇”である。ウエストを絞り、光を帯びた布地が裾にかけて華やかに広がるウエディングドレス。普通は下に向かって落ちてゆく布地の一部は大胆に持ち上げられ、渦巻き、華麗な薔薇の花をかたちづくる。もともとAIが生み出すのは平面的なイメージである。しかし、薔薇がダイナミックに花開くように、AIが生み出したイメージはエマ理永の“感性”を通して現実のものとなるのである。
2019年11月28日責められたことに過剰に反応し、「悪いのは自分ではなく、そちら!」と“倍返し”以上の勢いで反撃を開始……。今、老若男女を問わず増殖を続ける“あの人たち”を生んだ背景、その対処法とはーー。この夏立て続けに起きた、あおり運転による悲惨な事件。私たちが驚かされたのは、その危険性だけでなく、あおった側の多くが「自分は悪くない、悪いのはあおられる原因をつくった側だ」と主張していたことだった。裁判を有利にするため無理にでも自己の正当性を訴えているのではなく、彼らは本当にそう信じて発信しているのだ。「実生活においてもこのような人は増えているように感じます。非を認めず責任転嫁に走るため、より大きな、不必要なトラブルに発展するケースも」と、心理カウンセラーの宮本章太郎さんも“私は悪くない症候群”と呼ばれる人たちの急増を危惧している。「(1)核家族化が進み、叱られた経験が乏しいまま大人になった。(2)SNS時代の台頭で、自分の価値観だけがすべてになった。(3)ネットやAI化ですぐに答えを得られるぶん、想像力が低下し、周囲の状況や気持ちが思いやれない。これら3つの要素が合わさり、“超個人主義”化が急速に進んだ結果、私たちのコミュニケーション能力は極端に低下しました。コミュニケーション能力が低いと、自分の判断だけが正しいと思いがちになり、考えを否定されたり怒られたりするのは即“攻撃された”とみなし、自分を守るために反撃に出てしまうのです。これが“私は悪くない症候群”を生み育てた背景だと考えています」誰もがその予備軍でもあるなか、私たちはどう過ごしていくべきなのだろう。「それは結局、コミュニケーション能力を磨くこと」と宮本さん。「饒舌さは必要ありません。否定は否定を生むだけです。日々、相手を受け入れ、理解するレッスンを積み重ねていけば、自然とトラブルも減っていきますよ」具体的な行動(やめろ、○○しろ)を求めたり、責め立てたりする言葉は、相手をヒートアップさせてしまうことに。「売り言葉に買い言葉の事態を避けるためにも、不本意かもしれませんが極力感情を加えず、今起こっていることを淡々と伝えるようにしましょう。相手に“自分は攻撃された”と思わせない言葉選びが大切です」また、相手の気持ちに寄り添う関係性を築く努力を。「寄り添うとは具体的に、相手が赤が好きと言ったら、『そうなんだ、あなたは赤が好きなのね』と返してあげること。ここで『私は赤が嫌い、黒が好き』と否定したり、本心でもないのに『私も赤が好き』と同意する必要はありません。相手も自分も傷つかない、穏やかな空気をつくりましょう」
2019年11月28日主宰・坂手洋二の作・演出作品を中心に、鋭い視点で社会を見つめた実験性の高い作品を上演している燐光群。彼らの新作『憲法くん』が、11月29日(金)より東京の座・高円寺1にて開幕する。原作は、政治風刺ネタで全国を飛び回るコメディアン・松元ヒロの一人芝居。「こんにちは、憲法くんです」。そんなセリフから始まるこの芝居は、日本国憲法を擬人化したもので、20年以上にわたって松元が演じ続けているオリジナル作品だ。憲法の大切さをユーモアも交えた語りで綴る内容は、かつて井上ひさしや永六輔、立川談志も絶賛し、昨年は井上淳一監督により映画化(『誰がために憲法はある』に収録)もされ話題に。今回は、松元と数年前から交流する坂手が演劇化権を認められ、燐光群での舞台劇化プロジェクトが開始。リメイクしての上演となる。主人公は、憲法が施行された日に生まれた“憲法(かずのり)”くん。ある時、長い間行方知れずだった彼が帰ってきて、日本国憲法とはちょっと違う「憲法くんの憲法」があると言い始める。「ぼくにも基本的人権がある」と。奇しくも時の政府は、憲法改定に向けて動き出そうとしていた……。坂手は、憲法くんの物語を縦軸に、日本国憲法がその存在を問われた事件にまつわるエピソードと、フィクション性のある場面をオムニバス的に挿入するという。憲法をめぐり、さまざまな人物たちが舞台上で絡み合う物語。改憲が取りざたされる今、日本人にとって憲法とは何か。「わたしをどうするかは、みなさんが決めることです」。そんなメッセージを受け止め、考えるきっかけにしたい。11月29日(金)から12月8日(日)まで座・高円寺1、12月13日(金)から15日(日)まで兵庫・AI・HALL、12月17日(火)に岡山市立市民文化ホール、12月19日(木)・20日(金)に愛知県芸術劇場 大ホールにて上演。文:伊藤由紀子
2019年11月28日「フラワーズバイネイキッド 2020 -桜-(FLOWERS BY NAKED 2020 -桜-)」が、2020年1月30日(木)から3月1日(日)まで、東京・日本橋三井ホールにて開催される。“日本一早いお花見”を楽しめる人気イベント「フラワーズバイネイキッド」は、クリエイティブカンパニーのネイキッド(NAKED Inc.)が手掛ける、花をモチーフにした体験型デジタルアート展。2016年から毎年開催されている人気イベントで、“日本一早いお花見”を楽しめることから、毎年多くの来場者が会場へと足を運んでいる。“桜”をテーマに、アニバーサリーイヤーを祝福2020年は、日本橋開催5年目を迎えるアニバーサリーを祝して、会場全体を“桜”でいっぱいに。五感を刺激する様々な演出を楽しめる。前回までのイベントで登場をした人気コンテンツも“桜”をテーマにバージョンアップし、これまでにない「桜」と出会える空間を作り出す。インタラクティブな体験氷の花が咲く冬から、春へと移り変わる、雪解け水の川の流れとともに「フラワーズバイネイキッド」がスタート。大きなタンポポの綿毛が登場する「Dandelion Hill」では、綿毛に向かって息を吹きかけるとふわっと舞い上がり、景色が変わるインタラクティブな体験を楽しめる。ほかにも、降り注ぐ太陽の光を表現した「Glowing Garden」など、神秘的な情景を描くさまざまなガーデンが広がる。プロジェクションマッピング×本物の桜見どころとなるのは、“日本一早いお花見”を象徴するお花見アート空間「桜彩」。プロジェクションマッピングや美術造作、本物の桜を融合した会場には、そよ風にのって桜がふわりと香るロマンチックな演出を楽しむことができる。桜の木の周りには、行先を占う花みくじや、観客の感情に応じて多様な桜が咲く演出などを展開する。“桜”をイメージしたドリンクを提供また「桜彩」エリアでは、本展の作品や“桜”をイメージした、華やかなスペシャルドリンクをアルコール・ノンアルコールで展開する。ドリンクのグラスを桜の木の下に設置されたテーブルに置くと、多彩な花が咲き広がり、蝶が舞うアートコンテンツも用意している。さらに、スイーツの収穫体験も。桜の木に実る、さくらんぼに見立てたスイーツを収穫し、その場で食べることができる。スイーツの中には、体験型レストラン「ツリーバイネイキッド(Tree by NAKED)」のチケットなどが当たるくじを忍ばせている。キールズとのコラボ作品会場では、キールズ(KIEHL’S SINCE 1851)とのコラボレーションによる作品も発表。スキンケア製品に使用される草花の香りを体験できるシャーレや、 化粧水「カレンデュラトナー」に使われる花びらの成分が抽出されていく様子をマッピングで表現したフォトスポット「ビックフラスコ」など、花と植物の演出を楽しめる。総合演出・村松亮太郎×写真家・レスリー・キーの“写真”アートさらに、本展の総合演出を務める村松亮太郎と写真家・レスリー・キーがタッグを組んで制作した、“写真”をテーマにしたアート作品も登場。本展のバックストーリーとして設定されている“女性の成長”の中で生じる“喜怒哀楽”を表現したレスリー・キーの写真作品をプロジェクションマッピングによって躍動的に表現する。写真モデルには女性ダンサー・アオイヤマダを起用。衣装にはイッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)の2020年春夏ウィメンズコレクションを使用している。全13作品を公開&さくらモチーフのメニューもそのほか会場では、いけばな作品とコラボレーションした空間や、太陽と菜の花が輝く空間など、全13作品を公開。AIアーティスト「HUMANOID DJ」とコラボレーションした特別パフォーマンスの実施や、桜のドリンクやお菓子の提供など、様々なコンテンツも用意している。詳細「フラワーズバイネイキッド 2020 -桜-」期間:2020年1月30日(木)~3月1日(日)開催時間:10:00〜20:00(入場は閉場の30分前まで)※営業時間は変更になる可能性あり開催場所:日本橋三井ホール コレド 室町 1・5F(エントランスは4F)住所:東京都中央区日本橋室町2丁目2-1入場料:・前売券:大人1,600円(平日)、2,000円(土日祝) / 小人1,000円(平日)、1,000円(土日祝)※前売券は2019年12月17日(火)~2020年1月29日(水)の期間販売。・当日券:大人1,800円(平日)、2,200円(土日祝) / 小人1,200円(平日)、1,200円(土日祝)※未就学児は無料■特別チケット・アフター5ペアチケット(日~金)販売期間:2019年12月17日(木)~2020年1月29日(木) ※チケットぴあにて販売入場料:大人2名(ドリンク2杯付) / 前売チケット 4,500円、大人2名(ドリンク2杯付) / 当日チケット 5,000円・マクセル アクアパーク品川 共通チケット販売期間:~2020年1月29日(木) ※チケットぴあにて販売入場期間:会期中入場料:前売チケット 3,500円、当日チケット 4,000円※マクセル アクアパーク品川の入場チケットは2019年12月28日(土)~2020年3月31日(火)の期間で有効※小・中学生、未就学児は対象外■OUSAI Garden〈バーメニュー例〉・各作品をイメージしたスペシャルドリンク(OUSAI Garden / Wildflower Garden / Glowing Garden) 各1,200円・桜甘酒 800円〈収穫体験〉料金:1回 500円※価格はいずれも税込
2019年11月22日建て替えのため2016年8月より休業中の渋谷パルコが、2019年11月22日のグランドオープンする。果たして新生「渋谷パルコ」はどう生まれ変わった? 開業に先駆け19日に行われた内覧会を取材。“唯一無二”の次世代型商業施設へこれまで渋谷の発展の一端を担ってきた存在らしく、新しい渋谷パルコでは、ニーズを満たすのではなく、ニーズを創造して新しい消費提案・価値観を提供する“次世代型商業施設”を目指す。デザイン・アート性やエンターテインメント性の高い専門店を軸とした編集で独自性を追求し、ターゲットは特定の年齢層や性別で絞らず、“ノンエイジ・ジェンダーレス・コスモポリタン”を掲げ、感性で消費をする都市生活者が世界中から訪れる場所をイメージする。グランドオープンでは約180のショップが出店館内は「FASHION」「ART&CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」の5本柱を軸に、商業施設初出店店舗、新業態店舗を多くそろえた、個性あふれるラインアップで構成される。フロア編集ではそれぞれのジャンルをミックスするなど、遊び心も忘れない。FASHION__________会見に登壇した泉水隆常務執行役が、「アパレルの厳しさが問われる今だからこそ、これまで以上に真剣に取り組んだ」というファッション。ブランドの規模や有名無名に囚われない判断基準のもと、ラグジュアリー・モード・ストリート・カジュアル・ヴィンテージなど、様々なジャンルを代表する約100のショップを集積した。グッチ(GUCCI)を筆頭としたラグジュアリーブランドを誘致し、コム デ ギャルソン・ガール(COMME des GARÇONS GIRL)、ヨウジヤマ モト(Yohji Yamamoto)、イッセイミヤケ(ISSEY MIYAKE)など、業績をキープする日本のトップブランドもラインアップ。渋谷パルコ1階「COMME des GARÇONS GIRL」ディオール&リモワのポップアップレポートはこちらから。▼ディオール&リモワのポップアップに注目!さらに目玉となるのが、次世代の才能に焦点を当てたインキュベーションだ。ブランド育成を目的とした編集売場「GEYSER PARCO」と「PORT PARCO」では、ノブユキマツイ、テンダーパーソンなど東京で活動するフレッシュなデザイナーを支援するポップアップショップを運営する。また環境配慮の水洗いクリーニングや衣類の専門家によるお直し、目利き力のある買取専門店もそろえるなど、ファッションでのサステイナブルも提案していく。渋谷パルコ3階「GEYSER PARCO」渋谷パルコ4階「PORT PARCO」ART&CULTURE________________「OIL by 美術手帖」の玉山拓郎「The Sun, Floded.」展様々なカタチのアート&カルチャーを発信する、ギャラリー機能を備えた9店舗のショップがお目見え。美術専門誌『美術手帖』が初となる直営店「OIL by 美術手帖」を、『ほぼ日刊イトイ新聞』は東京のカルチャー案内所「ほぼ日カルチャん」と、新しいことに出合える「ほぼ日曜日」を出店。「PARCO MUSEUM TOKYO」また世界へ向けたカルチャー発信を行う「PARCO MUSEUM TOKYO」の登場に加え、渋谷スペイン坂のギャラリー「GALLERY X」の移転オープンもトピックに。さらにジャパンカルチャーを発信するゾーンでは「Nintendo TOKYO」「ポケモンセンター シブヤ」など日本を代表するコンテンツホルダーを集結させ、グッズ販売に留まらない、五感で世界観を体験できるフロアを形成する。話題の『AKIRA』展のレポートはこちらから。▼新生渋谷パルコの『AKIRA』展へ潜入。渋谷の街と共存した歴代“仮囲い”を一挙公開「GALLERY X」の「AKIRA ART OF WALL Katsuhiro Otomo × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」展「ポケモンセンター シブヤ」エントランスにミュウツーが出現取材にいったタイミングでピカチュウがお出迎えしてくれました。「ポケモンセンター シブヤ」限定のピカチュウぬいぐるみもお目見えENTERTAINMENT__________________「PARCO劇場」©2019, Takenaka Corporationパルコ文化発信の核となる「パルコ劇場」は、旧劇場の約1.5倍の座席数に拡張されパワーアップ。自社運営のミニシアター「CINE QUINT」も登場し、吉祥寺の路面店ミュージックカフェ&バー「QUATTRO LABO」が移転オープンする。FOOD_______渋谷パルコ1階「CHAOSKITCHEN」メインレストランフロアとなる地下1階には、“食・音楽・カルチャー”をコンセプトにした「CHAOS KITCHEN」が出現。ここではまさにカオスとなるような“ごちゃ混ぜ”の飲食ゾーンが展開され、ミシュラン獲得名店の新業態、うどん屋、純喫茶、ジビエ・昆虫料理、ミックスバーに至るまで、多様なジャンルの飲食店に加え、レコードショップやグッズショップなども出店する。また海外観光客の来街も踏まえ、回転寿司、天ぷら、焼肉、ラーメンなどの日本食やヴィーガン料理専門店などが軒を連ねるレストランゾーンも編集。さらに1階路面部には、街歩きとの掛け合わせを楽しめる、日本酒・ビアスタンドや食のギャラリー、フラワーショップによる不定期登場のワインバーなどもお目見えする。「極味や」の神戸牛ハンバーグはMサイズ(130g)で2,090円Photo by Yuko Kitamoto © FASHION HEADLINEグルメフロアのレポートはこちらから。▼閲覧注意? 渋谷パルコグルメフロアレポート。極上ハンバーグから昆虫パフェまで個性派ぞろいTECHNOLOGY______________渋谷PARCO5階オムニチャネル型売場パース©2019, Takenaka Corporationデジタル時代における新しい買い物の在り方を提案し、店頭販売とECを掛け合わせたオムニチャネル型売場「CUBE」を展開。ショールームの機能を高めたNEXT店舗として、戦略アイテムや限定商品を中心にそろえ、その他の商品はデジタルでの在庫管理のもとPARCOオンラインストアで販売する。店頭にはないオンライン上の商品をいつでも買うことができ、ストレスなく買いまわりができる仕組みを構築する。またテクノロジーをより身近に体現できるカフェやショールーム型ショップを導入し、日本初となるクラウドファンディングを活用したAIショールームでは、世に出る前の商品やアイデアを実際に試せるなど、新しい体験も提供する。渋谷の街を取り込んだ建築意匠渋谷の特徴である「坂」と「通り」に着目し、通路・階段をスペイン坂から螺旋状に建物外周に沿って10階まで繋ぐ立体街路で、街と融合した建物づくりに。立体街路にはフロアごとに入口を設け、渋谷の街を歩くようにショッピングが楽しめる空間を創出した。旧渋谷パルコパートIとパートIIIの間にあった。道路は歩行者専用通路「ナカシブ通り」として生まれ変わり、10もの路面店が並ぶ。渋谷PARCO外観パース(ナカシブ通り)田名網敬一アートウィンドウ会見で牧山浩三代表執行役社長は、「渋谷は時代を闊歩している人たちが行き交う場所であり、ムーブメントの起こる街。時代とともに街も移り変わり多様性を持ってきて、昨今では表から裏通りへの注目が高まっている。駅から離れた場所を楽しむようになってきたところで、渋谷を訪れたときには、パルコへ。行こうと思っていただけるような、いわば“渋谷のヘソ”となる存在になりたい」と期待を寄せた。最終更新:11月21日
2019年11月21日アートの領域を越えたさまざまなプロジェクトや作品から、近未来のヴィジョンを考察するユニークな展覧会『未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命—人は明日どう生きるのか』が、森美術館で11月19日(火)に開幕。2020年3月29日(日)まで開催されている。近い将来、私たちの生活に大きな変革をもたらすであろう、AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)などの最先端テクノロジー。同展は、それらに影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築を通して、近未来の都市、環境問題からライフスタイル、そして社会や人間のあり方をともに考えることをテーマにした展覧会だ。会場は、「都市の新たな可能性」「ネオ・メタボリズム建築へ」「ライフスタイルとデザインの革新」「身体の拡張と倫理」「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成。国内外から参加した64のアーティスト、プロジェクトによる100点以上の作品が紹介される。「都市の新たな可能性」では、最先端の都市計画や、アーティスト、建築家が描くユニークな都市像を紹介。環境を汚染する排出物を出さないエコシティや、海上に浮かぶ都市、自然と融合した都市など、SF映画に出てきそうな都市が、実現可能な形で提示されている。森美術館( /target=)
2019年11月21日森美術館で11月19日、「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか」が開幕した。会期は、3月29日まで。森美術館はこれまで現代美術と歴史的・科学的資料を組み合わせたジャンル横断型のテーマ展を企画してきたが、「未来と芸術展」は「医学と芸術展」「宇宙と芸術展」に続く第3弾となるもの。今回は、更に領域を広げ、AI、バイオ技術、ロボット工学、AR(拡張現実)など最先端のテクノロジーとその影響を受けて生まれたアート、デザイン、建築などを通じて近未来の都市、環境問題からライフスタイル、社会や人間の在り方などを考察する。前日の18日には、開幕に先がけてプレスプレビューを開催。展示と概要を公開した。100点を超えるプロジェクトや作品を紹介する今回。展覧会は「都市の新たな可能性」、「ネオ・メタボリズム建築へ」、「ライフスタイルとデザインの革新」、「身体の拡張と倫理」、「変容する社会と人間」の5つのセクションで構成されていて、都市から建築、ライフスタイル、身体とマクロからミクロのスケールに移っていく展示構成になっている。スタートは「都市の新たな可能性」のセクション。展覧会の冒頭に展示されているのは、中東アブダビに建設中の、太陽光など自然のエネルギーを使用した環境にやさしい未来型都市。既に一部は竣工している未来型都市を紹介することで未来が現実に始まっているということを示している。その他にも、都市のセクションでは、砂漠、海、空中に浮かぶ都市など、新しい住環境、環境問題、コンピューターを使用した情報都市の3つを切り口に、プロジェクトを選んでいる。建築セクションの「ネオ・メタボリズム建築へ」では、エコ・ロジック・スタジオの3Dプリンタで作られたものの中にミドリムシがジェル状になって生息することで、光合成によって空気を浄化する作品や、ミハエル・ハンスマイヤー(Michael Hansmeyer)のコンピューター制御のロボットがカットした1,400本以上のチューブで作られたという、イスラム建築の装飾からインスパイアされたインスタレーションなどを展示。建築セクションでは、工法とマテリアルがポイントになっていて、ロボット、3Dプリンタ、ドローンなどを使ったものや、ミドリムシやキノコなど環境に優しいマテリアルの提案などを中心に紹介している。また、ライフスタイルセクションの「ライフスタイルとデザインの革新」では、衣食住という生活に直結したものを紹介。バイオアーティストでもあるエイミー・カール(Amy Karle)の人間の神経や肺などの臓器や体内組織をモチーフに服を作るプロジェクトからの3体の他、ユイマナカザト(YUIMA NAKAZATO)のコレクションや、食がテクノロジーによってどう変わるのか、寿司のデータを編集し、世界中どこでも3Dプリンタを使って寿司を食べられる未来の寿司などを展示している。また、身体のセクションとなる「身体の拡張と倫理」では、身体の変容・拡張に関して、ロボット工学的な拡張とバイオテクノロジーを使った拡張の2つを紹介。ゴッホの父系と母系の末えいから細胞のDNAを提供してもらい、ゴッホが生前に切り落とした耳を現代に再現した作品など、バイオアートに関する作品では、アーティストがバイオテクノロジーを使って実験出来るような環境を展示室の中に作るという試みも行っている。また、ロボット工学的拡張では、違った画風を持つ5台のロボットアームが来場者の顔を写生する。最後のセクションとなる「変容する社会と人間」は、人間について、幸福や生きる意味などについて考察するもの。「オルタ3」の実機と新作の映像を始め、部屋の中に入ると顔が壁に映し出され、複数の場合、関係性を示すなど、監視カメラと顔の画像認識技術を活用したインスタレーションなどを展示している。展覧会の最後は、トルコに建てられた遺跡をモチーフに、文様や周囲の環境を解析し、抽象的な動画に変換した映像インスタレーション。データの海だけに生きていてこれからどうなるのかを問いかけ、展覧会が終わるという流れになっているという。プレス説明会で、の南條史生館長は「今までにやってきたことを総合的に検討した上で、この展覧会を作った。未来は今我々が行う判断で作られる。この展覧会を見て、考えたり議論したりしながら楽しんでもらえれば」などと話した。【イベント情報】未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命――人は明日どう生きるのか会期:11月19日〜2020年3月29日会場:森美術館住所:六本木ヒルズ森タワー53階時間:10:00~22:00(最終入館21:30)※火曜日のみ17:00まで(最終入館16:30)※ただし11月19日(火)、12月31日(火)、2月11日(火・祝)は22:00まで(最終入館21:30)料金:一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子ども(4歳~中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円会期中無休
2019年11月19日ネイルカラーの購入がもっと便利に美容とテクノロジーを組み合わせたビューティテック事業などを展開するテック・パワー株式会社は、AI技術を活用して、ライブ映像で自身の爪にネイルカラーを再現できるネイルシミュレーションアプリの提供を国内コスメブランド向けに開始することを発表した。同社は、ビューティブランド向けにAR(拡張現実)技術を提供している。今回は、新しく開発したAI技術により、体の部位の中でこれまで自動認識が不可能とされてきた指先の皮膚と爪の識別に成功した。これまでのトライアルは、ネイルカラーを実際に爪に塗布する方法だったが、この技術により自身の爪に塗布したイメージをAR(拡張現実)で再現できるようになった。ネイルカラーを3Dライブ映像で再現ネイルカラーシミュレーションアプリでは、ネイルカラーの繊細な発色だけでなく、ツヤやマットな質感、微細なグリッター、パール感まで忠実に再現することが可能である。これまでの2D静止画のみでの再現ではなく、3Dライブ映像で再現できるのは日本初の技術である。利用者は、混雑する実店舗でネイルカラーを塗布したり、ECサイトでサンプル画像のみを頼りにしたりすることなく、気軽に自身の爪で何色でも試すことができるようになった。(画像はプレスリリースより)【参考】※プレスリリーステック・パワー株式会社
2019年11月10日アーノルド・シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトン、マッケンジー・デイヴィスらキャスト陣とティム・ミラー監督(『デッドプール』)が来日し、盛り上がりを見せている最新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』。映画の中ではサングラス姿でニコリともしないシュワが、ジャパンプレミアでは日本のファンの歓迎に笑顔を振りまく姿が印象的だった。それにしても、なぜ彼は映画の中でニコリともしないのか?そもそもターミネーターは敵なのか味方なのか…?今回は最新作を存分に楽しむために、いまさら聞けない伝説的シリーズ『ターミネーター』の基本の基に迫った。そもそも、ターミネーターって何者?“終わらせるもの”という意味を持つターミネーター(terminator)とは、ターゲットの生命を文字どおり“終わらせる”まで、徹底的に追い続ける殺戮マシーン。パッと見は人間と同じで見分けがつかないが、中身は機械。全身の骨格は特殊金属で人工の筋肉や皮膚がそれを覆っている。血液も流れ、銃撃されれば傷跡もつくが、決して屈しない。何度でも立ち上がり、ミッションを完遂=ターゲットを抹殺するまで、絶対に止まらないのがターミネーターだ。ボディビルダーから転身したシュワのハマり役にジェームズ・キャメロン監督が『タイタニック』や『アバター』といった超大作を生み出す以前、駆け出しのころに手掛けた『ターミネーター』(1984年/以下『T1』)にて初登場。同作は低予算ながら世界的に大ヒットとなり、カルト的人気となった。ボディビルの世界チャンピオンから映画俳優に転身し、少しぎこちなさが伺えるシュワルツェネッガーはハマり役となり、筋骨隆々の大男が、同情や慈悲など一切ない冷酷無比なマシーンとして殺戮を繰り返す姿は世界中に衝撃を与えた。さらに、2作目『ターミネーター2』(1991年/以下『T2』)では新タイプが登場。全身が液体金属からなり、変幻自在で触れた人間そっくりになることができ、ナイフのように指先を尖らせて相手をひと突きすることも。銃撃されてもボディに穴が開くだけであっという間に塞がってしまう。そんな、さらに強力なターミネーターに世界は再び震撼。彼らと人間を見分けるには、犬を飼うしかない(吠えます)。なぜ、未来からやってくる?そんなターミネーターは、2029年の未来から過去にやってくる。その未来とはなんと、人間と人工知能(AI)がコントロールする機械が全面戦争を繰り広げている暗黒の世界。いまでこそ、ソフトバンクのPepperやAmazonのAlexaなどが登場し、ドラマ「ドクターX」でも描かれているように医療の分野で活躍したり、人間とチェスや将棋で対決したりと実用化が進み、かつては夢物語だったAIとの共存は現実となっている。だが、あの天才物理学者ホーキング博士も死の直前まで危惧していたという、“AIが招くかもしれない未来”を描いているのが本シリーズ。軍事利用されたAIが思考能力を持ち、逆に人類を襲い始める…という、博士が想像していた未来の究極に最悪なパターンが物語の舞台となっている。ターミネーターは近未来のAIが創った!ターミネーターも、AI「スカイネット」がオール人類抹殺のために創り出したものだ。シュワが演じた旧型T-800というタイプから、より無敵な『T2』のT-1000に改良を施すなど、AIは常に進化。ターミネーター自体に組み込まれたチップにも高度な学習機能があり、人間と共に過ごせば過ごすほど人間について学んでいく。なぜ、サラ・コナーは戦うのか?恐ろしいターミネーターが、『T1』で未来からやってくるのは、1984年のロサンゼルス。未来で人類軍を指揮するカリスマ的なリーダー、ジョン・コナーを“生まれてこなかった”ことにするため、その母親となるサラ・コナー(リンダ・ハミルトン)を抹殺しに来たのだ。当時のサラは友達とルームシェアをし、レストランでアルバイトしたり、週末には遊びに出かけたりする、ごく普通の女子大生。シュワ演じるターミネーターが同姓同名の別人を次々抹殺していく中、そんなサラ本人の前には謎のイケメン、カイルも現れる。そのカイルこそ、未来のジョンが過去の母を守るために送り込んだ兵士。カイルから将来起こる機械との戦争について聞いたサラは、暗黒の未来を変えるためにカイルとターミネーターに立ち向かう。さらに2人は、激しくも短い恋に落ち…。やがてサラは男の子を出産するが、この子こそがジョン・コナー。ちょっとややこしいが、カイルが父親なのだ。そして10年後の1994年には、今度は10歳になったジョン(エドワード・ファーロング)を襲いにターミネーターT-1000がやってくる。『T2』で母となったサラが自ら銃の扱いや護身術を学び、たくましい兵士へと一変しているのはすべてはジョンを守り、未来を変えるためなのだ。「審判の日」とは?AI「スカイネット」が勝手に核戦争を仕掛け、人類に宣戦布告した1997年8月29日のこと。30億人もの命が一瞬にして奪われ、『T2』でサラは何度もその様子を悪夢として見る。「審判の日」を阻止するため、サラがとった行動は「スカイネット」を開発したIT企業「サイバーダイン社」を襲うことだった。しかし、それは未遂に終わり、サラは警察病院の精神科に収監、母と離ればなれになったジョンは里親のもとでグレかかり、ターミネーターT-1000には命を狙われることになってしまう。なぜ、「I’ll be back/アイルビーバック」が有名に?『T1』では、シュワ演じる殺戮マシーン・ターミネーターT-800に対抗するため、ジョンは優秀な人間の兵士カイルを未来から過去に送り込んだ。そして『T2』では、より強力になったターミネーターT-1000に対抗するため、“ジョン・コナーを守る”というミッションを自らインプットしたT-800を送り込む。こちらも、もちろんシュワが演じている。傍目にはかつてサラに襲いかかり、世間をも震撼させたターミネーターとまったく同じに見えることから、サラはもちろん観る者も、あの恐怖を否が応でも思い出すことに…。ターミネーターは何度も“戻ってくる”まさに“戻ってきた”ターミネーター。もともとは、『T1』で警察に保護されたサラを襲う際、「I’ll be back」と言い残して車で突っ込んできたことが始まり。『T2』ではサラとジョンを守るため、「I’ll be back」と言い残して警官隊に立ち向かい、逃走用の車両で戻ってくることから、伝説として語り継がれるセリフとなった。とはいえ、『T2』では少年ジョンの命令も絶対なため、少々お茶目な姿を見せるシュワ・ターミネーター。片足を上げろと言われたら「下ろしていい」と言われるまで上げっぱなし、「地獄で会おうぜ、ベイビー(Hasta la vista, baby)」なんて言葉も覚えてしまった。最新作『ニュー・フェイト』では何が起こる?『T2』で、ターミネーターT-1000とのバトルに勝利したサラ・コナーたち。T-800は自身の中に組み込まれたAIチップの危険性に気づき、自ら溶鉱炉に沈んでいった。これでAI「スカイネット」の暴走や「審判の日」は回避され、30億人の命は救われた、はずだった…。だが、『ニュー・フェイト』ではまったく新しいターミネーター・REV-9(ガブリエル・ルナ)が未来からやってくる!そのターミネーターもまたAIが創り出したもので、外側はT-1000のような液体金属、内側はT-800に似た骨格で、2体に“分離”するという超強者。破壊的なダメージを受けても、約30秒ほどで元の姿に。そして本人も予告編で言うように“全身が武器”状態。初めてシュワ・ターミネーターを目にしたときの“絶対に勝ち目はない”恐怖を、改めて思い出させるには十分な脅威となっていく。しかも、表情が豊かで人好きのする笑顔を見せることもあるから、なお恐ろしい。追う者、追われる者、守る者が新たな顔ぶれにその最新型ターミネーターの新たなターゲットとなるのが、メキシコシティの自動車工場で働く家族思いの女性ダニー(ナタリア・レイエス)。また、ダニーを守るために、手術を受けて強化型スーパー・ソルジャーに改造された人間の女性グレース(マッケンジー・デイヴィス)も未来から送り込まれてくる。なぜ、ダニーがターミネーターに狙われるのか、なぜ、グレースがダニーを必死に守るのかは最新作の大きな見どころの1つ。特にマッケンジー演じるグレースは、サラ・コナーや、『エイリアン』シリーズのリプリー、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のフィリオサなどに匹敵する強力ヒロイン誕生として大きな話題を呼ぶことになりそうだ。なぜ、最新作が“正当な続編”なのか『T2』以来、約30年ぶりにジェームズ・キャメロンが製作・ストーリーを担当、シュワ&リンダの再演が実現した最新作『ニュー・フェイト』。本作が“正当な続編”と呼ばれるのは、『T2』の物語からそのまま地続きになっていること。さらに、サラ・コナー役のリンダが同作ぶりに“戻ってきた”ことも重要なポイント。実はこの間、『ターミネーター3』『ターミネーター4』、そして『ターミネーター:新起動/ジェニシス』などが製作されたが、これらには“シリーズの生みの親”キャメロンは直接関わっていない。“シリーズの顔”シュワ・ターミネーターは全作に登場しているものの、カリフォルニア州知事時代の『ターミネーター4』では体は別人、顔だけ『T1』時のCGという形に。ストーリー的にも『ニュー・フェイト』との関連は見られない。「審判の日」が回避されたはずなのに、再び始まってしまったターミネーターとの死闘。その衝撃の運命を、スクリーンで見届けてみてほしい。『ターミネーター:ニュー・フェイト』は11月8日(金)より全国にて公開。(text:Reiko Uehara)■関連作品:ターミネーター:ニュー・フェイト 2019年11月8日より全国にて公開© 2019 Skydance Productions, LLC, Paramount Pictures Corporation and Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
2019年11月08日アーノルド・シュワルツネッガーとリンダ・ハミルトンがキャストを務め、シリーズの生みの親ジェームズ・キャメロンがスタッフとして帰還した映画『ターミネーター:ニュー・フェイト』が本日から公開されている。製作陣は1991年の『ターミネーター2』の正統な続編を描くために準備を重ね、「僕とジムは映画の作り方が異なる」と語るティム・ミラーをあえて監督に招いた。なぜ彼らは『デッドプール』で成功をおさめたミラーを監督に選んだのか? ミラーへのインタビューを通じて彼のビジョン、そして新作映画のポイントが明らかになった。キャメロンが自ら脚本を執筆して監督もした『ターミネーター』とその続編『ターミネーター2』は全世界で驚異的な成功をおさめたが、彼がシリーズを離脱して以降は続編をつくっては“ターミネイト(抹殺)”して仕切りなおす……が繰り返されてきた。そこでついにキャメロンが創作の場に復帰。人工知能の反乱による人類壊滅の危機“審判の日”を回避したはずの世界で、再び危機が起こる物語が生み出された。「このシリーズを決定づけている要素は複数あるのでひとつに絞ることは難しいけど、母親の子どもに対する愛情が非常に重要なポイントになっていると思う。親は子どものためにどこまで戦うことができるのか? が問われるんだ。それにこの映画はジャンルとしてはSFだけど、観客が“おそらくこんな状況が起こりえるのだろうな”と思える設定であることが大事なんだ」とミラー監督は語る。そこで彼らは、これまで通り“未来から訪れた殺人マシン”と“なぜか狙われる者”、そして“ターゲットを命がけで守る者”の構造を引き継いだ。メキシコで暮らす平凡な女性ダニーの前に恐ろしい殺人マシン“REV-9”と、彼女を守ろうとする人間グレースが現れる。両者はともに未来からの訪問者で、さらにかつて“審判の日”を回避するために戦ったサラ・コナーもダニーの前に現れる。なぜ、ダニーは狙われるのか? 謎に満ちた物語が幕を開ける。ミラー監督はアクション演出に長け、CGアニメーション会社ブラー・スタジオも率いる才人で、『デッドプール』で鮮烈な監督デビューを飾ったが、そもそもが大の映画ファン、オタク気質であることを公言していて「この映画でも可能な限り、シリーズの最初の2作と同じペースを守って、観客に“あのシリーズが戻ってきた!”と思ってもらいたかった」と説明する。「ジムが最初の2作で描いた映画は、まず最初にアクションを描き、その後にキャラクターをしっかりと描いて、ある段階からはノンストップでアクションが続く構成になっている。そこはこの映画でもあえて同じバランスにしたんだ」しかし「僕とジムは映画の作り方が異なるんだ」と語るミラー監督は、そこに自分なりのアイデアを盛り込んだ。前作から28年が経過した現代の観客の心を掴むアクションシーンの数々だ。「そこについては事前に綿密に計算をしたよ。単にアクションが続くだけではなくて、観客が退屈しないように様々な状況を用意し、いろんなアクションを考えた。その上で、各キャラクターそれぞれの感情や動きを計算して、物語全体にちゃんと結びつくものにした。要素が多くて複雑だから撮るだけ撮って編集でどうにかできるようなものではない。でもしっかり準備したおかげでアクションを展開させながら、同時にキャラクターを描けるものになったよ」本日公開されたばかりなので詳しくは書かないが、本作は大スクリーンで観たいアクションが次から次に登場する。接近戦、ガンアクション、巨大輸送機内でのバトル、水中での死闘……その中でミラー監督は過去のシリーズのカラーを引き継ぎつつ、自分のこだわりも盛り込んでいる。「ジムの映画の特徴は、現実を少し高めたような“映画的なリアリティ”だ。一方、僕はリアルな人がリアルに振舞うことにこだわる。だから編集段階では、いつもなら入れないような“映画的なセリフ”をあえて盛り込んでシリーズのテイストを守った。その一方で、未来からやってきたグレイスのキャスティングには僕のこだわりがある。もしジムがキャスティングしたら屈強なファイターのような女性を配役したかもしれないけど、僕はあえてマッケンジー・デイヴィスを選んだ。彼女は演技がうまいから、人間のもってる温かさや感情の微妙なニュアンスを見事に表現してくれたよ」さらに彼は物語にも自身の想いを盛り込んでいる。「この映画はAIの話を描いているけど、そんなことは関係なく、そもそも人間や文明というのはとても“もろい”ものだと思うんだ。誰かのちょっとした行動やきっかけによって、すべてがひっくり返ってしまう可能性がある。だから私たちはいつだって慎重にならないといけない。その点は警鐘を鳴らすために盛り込んだよ」シリーズへの愛情があり、その構造や要素を冷静に分析する能力があり、現代の観客がどんなアクション描写を求めているのか理解していて、“創造主”キャメロンにビビることなく自分のビジョンを盛り込むことができる。ミラーが監督を務めたことで、本作は人気シリーズの続編、ド派手なアクション映画以上の作品になった。思い返せば、バトルとギャグがテンコ盛りの『デッドプール』はどこをどう切っても“超ピュアなラブストーリー”だった。本作が単なるアクション映画で終わるはずがない。「ありがとう! 『デッドプール』をラブストーリーだと言ってくれるのは……グレイトだよ!」『ターミネーター:ニュー・フェイト』公開中
2019年11月08日11月6日(水)今夜の「TOKIOカケル」は、俳優の鈴木亮平が3年ぶり4回目の登場。城島さんの結婚をお祝いしたいという鈴木さんとスタジオを飛び出し行きつけのレストランでロケを敢行する。「TOKIO」城島茂、国分太一、松岡昌宏、長瀬智也が毎回ゲストと駆け引きを使った様々なオリジナルゲームや、トークで盛り上がる本番組。昨年の大河ドラマ「西郷どん」に主演、その徹底した役作りでも知られる鈴木さんは、「城島茂さんの結婚のお祝いをしたい!」ということで、スタジオを飛び出し、「城島さんの結婚をお祝いできるお店はここしかない」と本気で決めたレストランにてロケ。「来たら必ず食べるメニュー」という選りすぐりの3品でおもてなしする。レストランへサプライズを依頼していた鈴木さんだったが、「TOKIO」メンバーはもちろん鈴木さん本人も驚く展開に。どんなサプライズが行われたのか!?また番組お馴染みの企画「鈴木亮平の生まれて初めて聞かれました」では城島さんから「俳優としてのジンクスはあるか?」という質問が。「あまりこだわらないようにしている」という鈴木さんだが唯一大事にしているのが“勝負パンツ”だという。前回出演時に映画『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』の告知をした鈴木さん。同作で鈴木さんが演じた主人公が強烈なパンツ姿だったこともあり、当時TOKIOメンバーが大盛り上がり。そんな経緯もあり、鈴木さんから“勝負パンツの歴史”や“勝負パンツへのこだわり”が語られていく。また国分さんからは「似ている人、増えた?」という質問が。前回「芸能人で誰に似ているって言われる?」と質問され「よく言われるのは、ずんの飯尾(和樹)さん」と答えた鈴木さん。今回はAIが似ている有名人を判定するソフトで、TOKIOのメンバーや鈴木さんが誰に似ているのかを調査。すると城島さんとある有名人が身内レベルで似ているという測定結果が。城島さん本人も「スマホの顔認証が通るのか確認してみたい」と話すほどの有名人とは一体誰なのか?レストランでの収録に「お料理は好みがあるのでドキドキしていたんですが、皆さんが“おいしい”と食べてくださっていたので安心しました」と語る鈴木さん。「TOKIOの皆さんはいつも優しいんですが、今日はさらにリラックスされていた気がします。久々だったので緊張していましたが、僕もリラックスして収録できました。誰にも見せる予定がなかった僕の趣味に、皆さんがすごく食いついてくれて楽しかったです」と収録をふり返る。城島さんへのサプライズについて「レストランの方が用意してくれたものはまさか…でした(笑)アットホームで改めてすてきなお店だなと思いました。喜んでいただけて良かったです」とコメント。鈴木さんが出演する映画『ひとよ』は、15年前に起きた事件でバラバラになった家族が再会、崩壊した絆を取り戻そうとする姿を描くヒューマンドラマ。佐藤健、松岡茉優が鈴木さんと兄妹役に、3兄妹の母に田中裕子といったキャストが出演する。映画『ひとよ』は11月8日(金)より全国にて公開。「TOKIOカケル」は11月6日(水)今夜23時~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2019年11月06日コーセーが、体験型の新コンセプトストア「メゾンコーセー(Maison KOSÉ)」を、2019年12月17日(火)銀座にオープンする。デジタル×コスメの新コンセプトストア「メゾンコーセー」では、“私らしい美の発見(Find Your Own Beauty)”をテーマに、デジタル技術を活用した化粧や美容に関わる様々な体験を、コーセーの展開する全ブランド(一部を除く)から体験することが可能。鏡の前に座るだけでOK!簡単カウンセリング例えば、店内に設置されるパナソニック製の「Snow Beauty Mirror」は、鏡の前に座るだけで肌状態を瞬時に分析する機能や、“なりたい顔”のイメージを具現化する「理想顔システム」を搭載。デジタルカウンセリングの結果を通して、コーセーのおすすめアイテムを提案してくれる。時短を叶える“ネイルプリント”時短でネイルを完成させてくれるカシオの「ネイルプリンター」も必見。登録されたネイルデザインの中から、お気に入りを選択すれば、指先にきれいにプリントしてくれる新発想の美容電子機器だ。複雑な柄でも短時間で仕上げてくれるので、“ネイルサロンに行く時間がない…”という多忙な女性陣の救世主となってくれるはず。コーセーブランドのアイテム集結また店内に並ぶメイクアップアイテムは、ブランド横断で機能別、カラーグループ別に展開。約200アイテムをラインナップする。ここでもAR(拡張現実)・AI技術を使用したサービスを活用し、1人1人に合わせたアイテムをリコメンドしてくれる。日本初上陸!アメリカ人気コスメブランド「タルト(tarte)」注目ブランドとなるのは、日本初上陸となるアメリカ発の自然派コスメブランド「タルト(tarte)」。“ハイパフォーマンスナチュラルズ”をコンセプトに掲げるブランドは、厳選素材を使用しながらも、カラフルで高発色な仕上がりが特徴。また思わずテンションUPしてしまう華やかなパッケージは、自然界にインスピレーションを得ている。豊富な色展開もタルトならではの魅力。コンシーラーは30色ものカラーを揃えているので、自分の肌色にあったカラーがきっとみつかるはずだ。アイシャドウパレット「タルトレット インブルーム クレイ パレット」には、12色ものカラーを詰め込んだ。ニュアンス違いのベージュ、ブラウンなどが揃っているので、組み合わせて塗布すれば、美しいグラデーションアイを作り出すことができそうだ。なおタルトは、「メゾンコーセー(Maison KOSÉ)」のみの展開。訪れたらぜひ日本初上陸コスメをチェックして欲しい。ECサイトもオープンなお「メゾンコーセー」のオープンに先駆けて、オウンドメディア「Maison KOSÉ」も11月8日(金)より開設される。【詳細】メゾンコーセーオープン日:2019年12月17日(火)住所:東京都中央区銀座7-10-1営業時間:11:00-20:00(不定休)フロア数:2フロア面積:約500平米(延べ床)■タルト(tarte)<アイテム例>・ダブルデューティビューティ シェイプテープ コントゥアーコンシーラー 全30色 各3,200円+税・タルトレット インブルーム クレイ パレット 4,800円+税
2019年11月04日おとな向け映画ガイド今週のオススメはこの4作品。ぴあ編集部 坂口英明19/11/4(月)イラストレーション:高松啓二この週末に公開の作品は21本(ライブビューイングを除く)。全国100スクリーン以上で拡大上映されるのは『ターミネーター:ニュー・フェイト』『ひとよ』の2本。ミニシアターや一部シネコンなどで上映される作品が19本です。この中から厳選して、おとなの映画ファンにオススメしたい4作をご紹介します。『永遠の門 ゴッホの見た未来』これまでの映画のように狂気が前面にでた感じでなく、世の中の無理解からも達観した求道者のようなゴッホです。最後の数年間、ゴッホは何を見て、どう考え、どう生きたかを、できるだけ、彼自身の視点で描こうとしています。そこが新鮮です。自撮りをしたかのようなアングルや、ドキュメンタリーのような映像が多く使われています。冬はアルルのアトリエに吹き込む木枯らしの音、夏は田園の虫の声、自然の音も印象的です。手を広げ、風のなかに身を委ねるゴッホ。精神病院に入院中、あんたは何を描くのだ、と問われ、「太陽の光」と即答します。漂泊の芸術家の数少ない理解者だったゴーギャンがパリに去ると、ゴッホは発作的に自分の耳を切り落とすという事件を起こします。そして長い入院生活。いわゆる閉鎖病棟で、退院には医者と牧師の許可が必要です。病がほぼ癒えたゴッホと牧師とのやりとりが意味深です。63歳のウィレム・デフォーが37歳のゴッホを演じています。年輪とキャリアがあってこその演技。この作品でヴェネチア映画祭最優秀男優賞を受賞、アカデミー賞にもノミネートされています。牧師役でデンマークの人気俳優マッツ・ミケルセンが出演しています。監督は自身が画家でもあり、『バスキア』がデビュー作のジュリアン・シュナーベルです。『ターミネーター:ニュー・フェイト』正統な『ターミネーター2』の続編、です。1と2を監督したジェームズ・キャメロンが製作者として復帰、アーノルド・シュワルツェネッガーとリンダ・ハミルトンも出演しています。1997年の「審判の日」は回避されたか? 未来社会の救世主、ジョン・コナーとその母、サラ・コナーはその後どうなったか???人類滅亡の危機は、まだ終わっていなかった……のです。今回は、未来に重要な役割を持つとされるメキシコ人女性ダニー、未来から送り込まれた「強化型女性兵士」のグレース、そしてサラ・コナー、この3人の女性が映画の中心です。もちろん、シュワちゃんもT-800型ターミネーターで元気なところを見せてくれます。そして新たな敵は、最新型ターミネーターREV-9。これが最強!なかでもサラ・コナーの登場シーンは、ただひたすらカッコいいんです。髪は銀色、鍛えられた身体、鋭い眼光、沈着冷静で滅法強い。演じるリンダ・ハミルトンは63歳。シュワルツェネッガー自身の72歳という実年齢もうまく活かしたストーリー展開は見事です。SFXやCG技術の進歩も第一作から35年、すさまじいものがあります。何よりも進んだのはコンピュータとAIが当たり前になった私達の意識かも知れません。『グレタ GRETA』NYの地下鉄で、身なりもきちんとした中年女性がハンドバックを忘れる。それを見つけた若い女性フランシスが、後日、家まで届けます。ふたりは仲良くなり、まるで親子のような付き合いが始まります。美しくて気品がある、孤独だが、生活には困っていない、60代の未亡人。愛する母を最近亡くしたばかりのフランシスにとって、放っておけない、少し甘えたい、そんな存在でした。その瀟洒な家に通ううちに、彼女はとんでもないものを見つけるのです。イザベル・ユペールとクロエ・グレース・モッツのサイコスリラー。思わぬ展開にぐいぐい引き込まれます。孤独のなかに狂気をはらんだマダム、イザベル・ユペールが、まじ怖いです。『国家が破産する日』このところ、史実に基づいた韓国現代史の暗部を暴く映画が続きます。『タクシー運転手〜約束は海を越えて〜』は光州事件を、『1987、ある闘いの真実』は韓国民主化闘争を描き、『工作 黒金星と呼ばれた男』は北朝鮮に潜入した韓国大物スパイを扱っていました。いずれも力作、問題作です。そして今回は、1997年の韓国経済危機をテーマにした経済サスペンスです。好景気の真っ只中だと国民が信じていたこの年。アジアの通貨危機が飛び火し、国家経済が破綻、韓国政府がIMF(国際通貨基金)に金融支援をもとめるまでにいたってしまったのはなぜか?その「国家破産」の危機に直面した政府内のごたごたと、現実は現実としてIMF交渉でなんとか韓国の国益を守ろうとする韓国側の特別チームの活躍を描いています。この手のドラマではありがちですが、危機が直撃する国内の中小企業の悲劇、逆にこれをチャンスとして富を得ようとする集団の物語も同時進行していきます。制作スタッフによれば「IMF経済危機は全国民の傷。それはまだ癒えていない」といいます。金利の高騰、倒産率の急上昇、解雇や雇用形態の悪化など、その後の韓国が直面した現実は厳しいものがあったのです。映画は歴史は繰り返される、と暗示して終わります。東京は11/8(金)からシネマート新宿ほかで公開。名古屋は11/9(土)からセンチュリーシネマで公開。関西は11/8(金)からシネマート心斎橋で公開。
2019年11月04日ドラマ『今日から俺は!!』での、突き抜けたユーモラスな演技が話題を呼んだ賀来賢人さん。30代に突入した、いまの心境を聞いた。ここまで続けてきたのはただただ意地、です(笑)。――同世代の俳優にライバル心みたいなものってありました?賀来:以前はありました。いまは、お互いに40代になってもこの世界で頑張っていられたらいいなって感じです(笑)。正直、やめてしまった人も多いし、同世代が頑張っていると励みになります。いい作品に出ていたりすると、俺も頑張ろうって思います。――それこそ、やめるか続けるかの分岐点って25歳くらいにあると思うんですが、続けてこられたのってなぜだと思います?賀来:意地ですよ、意地。ここじゃ終われないっていう。じつは僕の場合は30歳を区切りにして、そこまでに跳ねなかったらやめようと思っていたんです。そしたら29歳でちょっと花が咲き始めた。危なかったです(笑)。――なぜ「30歳までに」だったんでしょう。賀来:なんとなく。たぶん、RPGのやりすぎなんです(笑)。ここまでにレベル上げして…って目標を勝手に決めて、それができなかったらダメだって思う。このゴミをゴミ箱に向けて投げて、これが入らなかったらダメ、みたいなことをしがちなんです。――この先の目標はありますか?賀来:現状を維持することかな。でももっと面白いことをやりたいし、“いいオジさん”になりたい。――理想のオジさん像は?賀来:子供みたいなオジさんって楽しそうですよね。いつまでもバカをやれるオジさんって素敵です。――では、賀来さんのなかでの美学って何ですか?賀来:うーん…(しばし考え)どんなに頑張っても、所詮、自分の実力以上のものは出せない、と思うようにしています。だから自分に期待しすぎない、かな。――では実力を上げるために何かされていることはありますか。賀来:いっぱい、いろんなことを経験することが大事なのかなと思っています。いろんな人と出会って、いろんな体験をすること。それに尽きるのかなって。いま家族といる時間が楽しいんですよ。子供にとっては目の前のあらゆることが新鮮だから、そのリアクションが僕にとっては衝撃的で面白いし、勉強になります。ドラマ『ニッポンノワール-刑事Yの反乱-』は、毎週日曜夜10時30分~日本テレビ系で放送中。目を覚ますと、ここ3か月の記憶を失っていた遊佐清春(賀来賢人)。隣には上司の女刑事・碓氷薫(広末涼子)の死体が。そして薫が死の直前に追いかけていた「十億円強奪事件」の計画書が清春の部屋に置かれていて…。かく・けんと1989年7月3日生まれ、東京都出身。2007年にデビュー。近年は、ドラマ『今日から俺は!!』や映画『斉木楠雄のΨ難』でコメディ俳優としての注目度が増す。最近の出演作に、ドラマ『アフロ田中』、映画『最高の人生の見つけ方』、舞台『恋のヴェネチア狂騒曲』など。来年1月31日公開映画『AI崩壊』にも出演している。衣装はすべてスタイリスト私物※『anan』2019年11月6日号より。写真・宮崎健太郎スタイリスト・小林 新(UM)ヘア&メイク・SHUTARO(vitamins)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2019年11月03日