ボーカルダンスユニットM!LKがライブツアー『M!LK SPRING TOUR 2021“energy”』をスタートさせた。その初日となるカルッツかわさきで行われた公演の模様をレポートする。M!LKのワンマンライブは、2020年1月に行われて以来1年3カ月ぶり、現在の5人態勢となってからは初めてとなる。昨年の4度の配信ライブを経て、大きく成長した姿を見せる公演となった。メンバーが待ちわびていたライブ。そして、み!るきーず(M!LKファンの総称)も待ちわびていたツアー初日。開演前から、会場にはソワソワと期待、ツアー初日ならではの空気が満ちていた。定刻。暗転すると、客席には5色のペンライトが揺れる。シンプルなステージにセットされた5つのLEDパネルにモノクロの花びら、砂時計、心電図が次々と映し出され、心音が会場に響き渡る。速くなっていく心音、LEDパネルにまるで閉じ込められているかのように5人の姿が。そして、一瞬の暗転のあと、パネルの前にメンバーが現れる。堪えきれないファンの声が客席から漏れた。みんな会いたかったぞー!オープニングで披露されたのは『疾走ペンデュラム』。冒頭からメンバーのテンションが上がっているのがその表情からわかる。1曲目を終えると佐野勇斗が「みんな会いたかったぞー!」と声を張り上げ、『テルネロファイター』でメドレーがスタート。『SAY YEAH』ではメンバーそれぞれの言葉でみ!るきーずにご挨拶。山中柔太郎は「会いたかったぞ!盛り上がる準備できてる?」と笑顔を見せ、塩崎大智は「会いたかったかー!?俺はみんなに会いたかったよ!」と気持ちを爆発させれば、曽野舜太は「みんな久しぶりやなあ~!盛り上がれるん?」とほんわかと、吉田仁人「盛り上がっていけるのか!」とチェストコールで力強く煽る。佐野が「東京初日盛り上がっていこうぜー!」とシャウトし、会場の熱を上げていく。そんな佐野が『Goin’Down』をしっとりと歌い始めると、客席もペンライトを振って応える。ジェットコースターのようなオープニングのあと、「ペンライト久しぶりに見た!」と興奮しつつも、改めて吉田が「み!るきーずのみんな、久しぶり!このような状況の中、足を運んでくれましてありがとうございます。来ていただいたからには、全力でパフォーマンスをして楽しんでもらえたらと思います」と挨拶。そして、「楽しんでもらえるところはまだまだありますから。このままいきましょう!新曲です」と塩崎が紹介したのは11thシングル『energy』に収録されている『行けたら行くよ』。ポップな歌詞をディスコナンバーに乗せて歌う5人をミラーボールの光が艶めかせる。続いては曽野と塩崎がメインボーカルの『SDR』。ロックなメロディに2人のシャウトがパワフルに響き、キレの良いダンスで曲の力強さを表現していく。幕間となる映像ではオープニングでも登場した砂時計や、しおれていく花。そして雨。少しばかり心を寂しくさせるような雨音が響く中、メンバーが白の衣装で登場すると、雨の映像をバックにスタートしたのは『May』。先ほどまでのパワフルなステージとは打って変わって、しなやかな、それでいてどこか色気を漂わせる。さらにその雰囲気を膨らませるかのように『君の知らない世界へ』では椅子を使ってのパフォーマンス。まるでキスをするような振り付けには客席からは小さく息を吞むような様子も見られ、大人のムードで酔わせた。更にさなりが手がけた『energy』ではクールなサウンドを響かせ、静かな空気をまとわせながらも力あるダンスでこれまでとは異なる魅力を垣間見せた。声が出せない中でも気持ちを伝えたいMCに入ると、佐野が「めっちゃしんどいじゃん、これ!」「M!LKすげぇわ!」と自画自賛したが、客席も同じ気持ちだったはず。パフォーマンスで圧倒したメンバーだったが、やはり気になるのが客席とのコミュニケーション。声が出せない中でどうやって気持ちをステージに伝えてもらうか、と苦心する。ペンライトを振るか拍手、どちらがいいか曽野や佐野、塩崎が「みんな大好きだよ」という言葉を例に反応を確かめ、「基本的に曲終わりは拍手で!」と佐野がファンに向かって呼びかけた。にぎやかなMCから一転、披露された曲は初披露の『何処へ』。山中の甘く繊細な声、佐野の力強い声が際立ち、吉田と塩崎、吉田と曽野のハーモニーが会場を包みこむように響く。『君がくれた宝物ならココにある』では歌声のみで思いを届けた。それぞれを照らすピンスポ、LEDパネルに映し出された表情に、歌声以上のものが届けられた気がした。再び幕間ではモノクロだった街や風景が色づいていく様子が。不安げだったメンバーの表情も笑顔に変わる。不安でふさぎこむ日々が続く中、少しずつでも彩りが戻り、そして、画面越しにしか会えなかったファンと、画面から飛び出しようやく同じ会場の空気が吸えるようになった――という喜びの気持ちが込められているようにも思える。スクリーンに咲き誇る花とメンバーの笑顔。そしてピンクを基調した衣装で登場し初披露したのは配信されたばかりの新曲『恋がはじまる』。照明も柔らかなピンクになり、キュートなフリで会場を華やかに彩っていく。続いて『My Treasure』では青空の映像をバックにさわやかに。メンバー同士が肩を組んで微笑み合ったりじゃれ合ったり、さらに曽野は「みんな大好きだよ」と曲中に笑顔で伝えみ!るきーずをニッコリさせた。「電力を溜める」対決!優勝は…そのあとのMCでは、塩崎が演出を、山中が衣装を担当していることが明らかに。山中は特にお気に入りの衣装を聞かれると曽野の衣装を挙げ、塩崎も「MC中のLEDパネルの映像にもこだわっている」と演出について語り、ぜひ今後の公演でもチェックしたいところだ。「(ライブの制作に関わることで)僕たちもやっていて責任感というか、より愛着が湧くようになった」と吉田。そんなライブも残すところあと数曲。山中が「残り数曲となりましたが、悔いないように楽しみましょう」という言葉を噛み、「ここすごく練習したのに!」と照れくさそうにいい、『桜咲く頃には』『Feel Alive』をメドレーで届け、『ERA』、『Now Story』とポジティブな曲でライブ本編を締めくくった。しかし、これで終わる彼らではない。アンコールでは『めちゃモル』がスタート……と思いきや、パネルには「なわとび」「風船」「バランスゲーム」などと書かれたルーレットが。どうやら書かれた内容で対決をするというものらしい。この日は「電力を溜める」対決。自転車を必死に漕ぐ山中、腕立てをする塩崎、ポンプを押す曽野、牛の人形を振る無心に振る吉田、エアロバイクを漕ぐ佐野……。曽野が一番電力を溜めているのは明らかだったが、なぜか優勝は吉田。動揺した吉田はそのあとのフリを間違え、塩崎は自転車を乗り回し、山中が地味に転ぶ……というまさにカオス状態。でもこんな笑いいっぱいのステージがM!LKらしいのかもしれない。ここが5人のスタート。改めての意思表明そして、改めてお決まりの自己紹介をしたあとは、塩崎のドラマ出演、佐野の映画、ドラマ出演の報告が。更には7月には全国5都市のZeppツアーが行われることを発表。会場のみ!るきーずを喜ばせた。ライブグッズ紹介では、「プライベートでもメンバーが一番買いたいと言っていた」というマスクストラップが客席からは不人気ということで驚愕の表情を見せ、グッズのプロデュースをした山中が崩れ落ちるなど、どんなシーンでもタダでは終わらせないところが彼らの魅力のひとつ。さて、ライブも本当に大詰め。『Brave Saga』ではステージの端から端まで走り、遠くのファンにもご挨拶、『DEAR LIFE』ではライブが終わることを惜しむかのように思いっきり飛び跳ね、メンバー同士で笑いあう姿が印象的だった。それでもダンスのキレが衰えることなく、文字通りで全力で最後までみ!るきーずを魅了し続けた。最後には、メンバーそれぞれからメッセージが届けられた。山中は「こんな中、お集りいただきまして、本当にありがとう、感謝でございます。開催できたことを本当に嬉しく思いますし、大成功に終わって……みんな楽しめましたか?」と客席に問いかけ、大きな拍手に顔をほころばせた。「僕の長い受験生活も終わって、みんなとやっと会えることができました。本当にここまできてくださってありがとうございました」という曽野には、メンバーからも「お疲れ舜ちゃん!」という声がかかる。そしてこの日、一番の運動量だったであろう佐野は「みなさん、今日はいかがだったでしょうか。M!LKの5人として初のツアーということで僕らもすごく楽しみにしていましたし、無事開催できて、無事みなさんとお会いできて本当に嬉しく思います。まだまだツアー続きますし、ケガのないように、そして体調にも気をつけてがんばっていきますのでよろしくお願いします!」と力を込めて言い、塩崎は「みなさんいい思い出作れましたか?僕たちも1年ぶりにみなさんにお会いすることができて本当に、本当に、楽しみにしていました。ここからどんどん続いていくので、今日の思い出を大切にまた会えるのを楽しみにしています」と次の再会を約束した。そして吉田は「この5人で初めてのツアーでみなさんを目の前にしてパフォーマンスをするっていうことが、改めて5人のスタートになるというか、やっとみなさんが僕たちのことを応援してくれてるんだな、と実感できた気がしました」と胸の内を明かし、「これからの6公演、そしてZeppツアーもありますので進化し続けるM!LKをこれからもよろしくお願いします」と力を込めて伝えた。深々とお辞儀をしたあと、会場全てのひとりひとりに手を振るように丁寧にあいさつをしてから帰っていくメンバー。明るく、前向きに、まさに“energy”をプレゼントしてくれるようだった今回の公演。ツアーで更に成長し、Zeppではどのようにパワーアップした姿を見せてくれるのか、今から楽しみだ。撮影/笹森健一、取材・文/ふくだりょうこ
2021年04月19日お笑いコンビ『ミルクボーイ』の内海崇さんは、2021年4月12日にTwitterを更新。投稿された写真が話題になっています。妻との交際10年の記念日として、過去に撮影した和服姿の1枚を公開した、内海さんその時の髪型は、トレードマークの角刈りではなく…。今日は妻と付き合いだしてから10年記念日です!愛する人は、ほんまに毎日元気に生きてくれてるだけでいいよなぁ!そう思えるようになったことが幸せだなぁ!また着物着て京都デートしたいなぁ! pic.twitter.com/QkeZFU5Uil — ミルクボーイ内海 (@uttakaga) April 12, 2021 サラサラストレート…!髪型が変わると、一瞬誰なのか分からなくなってしまいそうですね。写真を見た人たちからは、「お笑いコンビ『霜降り明星』のせいやさんに似ている」「別人みたい」といった声が上がりました。また、内海さんは写真とともに「愛する人は、毎日元気に生きてくれているだけでいいよなぁ!そう思えるようになったことが幸せだなぁ!」と惚気の言葉をつづっています。妻への愛情を感じる投稿に「素敵なツイート」といったコメントが寄せられていました。・素敵なツイート。幸せのおすそ分けをありがとう!・おめでとうございます!着物も似合いますね。髪型もオシャレです。・付き合った日をちゃんと覚えているの、すごいなあ。末永くお幸せに!漫才の日本一を決定する大会『M-1グランプリ』で2019年にグランプリを獲得して以来、忙しい日々を送っている、内海さん。大好きな妻と、また和服デートができる日が訪れるといいですね![文・構成/grape編集部]
2021年04月13日2021春anan「カラダにいいもの大賞」を発表!見事グランプリに輝いたのは…!?2021春anan「カラダにいいもの大賞」グランプリ『リフレリング』指圧力が5倍にパワーアップ!?セルフリフレクソロジーの実力派。だるい、痛い、重い…。肩や首、腰などカラダのパーツの不調が続けば、メンタルのコンディションまで下がってしまうもの。リモートワークによる運動不足、パソコンやスマホの使いすぎで、全身にガタがきている現代人に必要なのは、疲労を溜めずに日々解消すること。そこで、長年セルフケアグッズに触れてきた、我々“カラダにいいもの”スタッフが2021年春の大賞に推すのがこちら。写真を見て「これが?」と目を点にした方も多いでしょう。でも「これが!」なんです。筋肉のコリや疲労は、溜めずに都度解消することが大事。セルフケアグッズには使いやすさが一番求められます。そこを踏まえて改めてこちらのリフレリングをご覧あれ。指にはめ、狙うポイントを突起で押すだけの実にシンプルな仕様です。リングのフィット感と突起の形状、硬さが絶妙で、試しに手の甲側にあるツボ“合谷”を押してみると、今まで指で押していた感覚とは違う「ツボを捉えた!」という実感が得られます。大した力も入れていないのに、ここまでピンポイントに刺激できるなんて、小さいくせに画期的な器具。足の脛や腕の骨際の腱を刺激するのにもぴったりです。さらに、頭の重みを使って後頭部を刺激すれば、頭がスッキリ、目はパッチリ!持ち運びもしやすいから、仕事中でもサッと出して使えるのもうれしい。親指にぴったりな大サイズと、そのほかの指にちょうどいい小ぶりなサイズの2個セット。親指と人差し指にはめて、ツボや筋を挟んでマッサージするのもオススメの使い方。とにかく、今期の大賞は満場一致でリフレリングに決定です。こんな声も…・ネイルをしていても、狙った場所に心地よい圧をかけられます。(29歳・美容ライター)・疲れたらサッと出して刺激すれば気分爽快。ポーチの必需品です。(32歳・金融)指にはめて押すだけ!指に装着しやすいサンダルのような形状。リングに隙間があるので、多くの指にフィット。指の腹がしっかり密着するよう局面形状になっていて、圧がかけやすい仕様。頭皮にツボに首筋に眉毛まわりにこめかみに手や足裏の反射区にも。リフレリング¥660イイダモールドTEL:0296・22・7256ブラ¥7,500(ルルレモン TEL:080・0080・4090)※『anan』2021年4月14日号より。写真・多田 寛スタイリスト・仮屋薗寛子ヘア&メイク・浜田あゆみ(メランジ)モデル・メイ・パクディ文・板倉ミキコ(by anan編集部)
2021年04月11日お笑いコンビ、オズワルドの単独ライブ「あたらしいとうきょう」が9日、東京・新宿のルミネtheよしもとで開催され、オズワルドのツッコミ担当・伊藤俊介の妹で女優の伊藤沙莉がサプライズ出演。コントに歌に、サービス精神で夢の兄妹コラボで会場を沸かせた。この「あたらしいとうきょう」は、「M-1グランプリ」2019年・2020年と2年連続でファイナルに進出した実力派しゃべくり漫才師・オズワルドが、昨年3月開催予定だった単独ライブを新たにブラッシュアップ。得意の漫才あり、映像ネタあり、コントありと、今の実力を存分に発揮した至極のネタを90分間で披露した。最後のネタでは、シークレットゲストとして伊藤沙莉と、お笑いコンビのカナメストーンがサプライズで登場。ユニットコント「あたらしいとうきょう」を、オズワルドも含めて全員で披露した。同コントは、SNS発達の弊害で戦争が起こった世界を舞台に、嘘禁止法と全市民に嘘発見器の着用が義務付けられた地下世界の大都市“ニュートーキョー”に暮らす人々の人間模様を描く。ボケの畠中悠や伊藤たちが、伊藤の妹の20歳の誕生日をお祝いしたいと話していると、そこへ伊藤沙莉本人がサプライズで登場した。ピンクのマスクをつけてはいるものの、観客もすぐサプライズに気づいた様子。「本物の沙莉だ!」(畠中)「お、おう」(伊藤)とたじろぐ男たちの怪しい言動を見た伊藤沙莉は「ははーん、お兄ちゃんの遅刻癖がどうやったら治るか相談してたんでしょ?」と言って、爆笑を誘っていた。終盤、伊藤沙莉は畠中が作曲したという「あたらしいとうきょう」でハスキーボイスの歌声も披露するなど、兄の晴れ舞台を大いに盛り上げた。ライブ終盤のトークコーナーでは、兄の伊藤が「とうとう呼んでしまいました!天才女優・伊藤沙莉です!」と妹を紹介。畠中も「伊藤沙莉って簡単に呼べるんだね。本当にありがとう!」とお礼を言うと、伊藤沙莉は「めちゃくちゃ楽しかったです!」と笑顔を浮かべながらも、「最初で最後にしていただきたいな(笑)」と返し、笑いを誘っていた。ライブの模様は、オンラインチケットよしもとにてアーカイブ配信中。販売は4月16日12時まで、見逃視聴は16日19時まで。
2021年04月10日今田耕司さんが、放送作家の鈴木おさむさんとタッグを組み、2008年よりライフワークとして続ける演劇シリーズ。今年、約3年半ぶりの公演となる第7弾『てれびのおばけ』が開催される。過去には、千原ジュニア、堀内健など数々のお笑い芸人仲間と共演。今回、W主演として迎えたのは、若手の中で最も勢いのあるコンビ、霜降り明星のせいやさんだ。芸歴が20年以上も違う二人。物語も、現代と1980年代それぞれの“テレビを作る人たち”を描く。ジェネレーションの違いが、どのように物語を動かすのか?現代と’80年代、2つの時代が交錯し、テレビのリアリティを描き出す。――今田さんとせいやさんという組み合わせが意外でした。今田:面白いですよね。おさむさんから「せいやとやるというのはどうですか?」と提案されて、最初は驚きましたけど、ええんちゃう?と。まあ、大阪で一緒に番組もやっているし、知らない仲ではないので。真面目なのもセリフの覚えがいいのも知ってますから、安心感はあります。ただ自分が下だと考えると、僕が(桂)文枝師匠と本気の舞台をやるようなもの。しかも、せいやはこれが(演劇では)初舞台なんやろ?せいや:そうなんです!最初、マネージャーさんから「舞台の依頼が来てるよ」と言われたときは興味が70%くらいだったんですけど、それが今田さんとご一緒で、脚本と演出は鈴木おさむさんと聞いて、もう「やらせてください!」とその場で即答しました。今田さんとはMCとひな壇という関係なので、今まで共演していたといっても、やっぱり距離感がありましたから。これでがっつりご一緒できるのは本当に勉強になりますし、うれしいです。――今回の舞台は、テレビ業界を描く物語です。テレビを作ることに取り憑かれ、魂を売る……どんな物語になりそうでしょうか?今田:今回、2つの時代を描きますけれど、’80年代というのはまさに僕がデビューした頃。あの頃は本当にヤバい人たちがむちゃくちゃいたんですよ。プロデューサーやディレクターだけでなく、現場の技術さんとかも、職人気質で厳しくてすごく怖かった。テレビという業界に取り憑かれたおばけは、確かにたくさんいたと思います。お笑いの演出も過酷でありえへんもの多かったですから。せいや:そういう先輩たちの苦労のおかげで、今のちょうどええテレビバラエティがあるんやな、と思いますね。ありがたいです。今田:先輩たちが臨床実験をめちゃくちゃしてるからな。せいや:皮膚がただれない、ちょうどいい温度のアツアツおでんとか、体に悪くない程度のビリビリ電気とか(笑)。これくらいやったら死なへんやろ、ケガせんやろ、というのを、みなさんが実際に体験しながら実用化してくださってる。とはいっても、今でも“てれびのおばけ”はいると思います。たまにバキバキの目をして、“せいやギャグ”ってカンペを出されることありますから……。――せいやさんの初舞台に今田さんからアドバイスはありますか?今田:いや、僕自身が憂鬱ですから。やりたくないですもん。せいや:(笑)。どうなってるんですか、やりたくないんですか!?今田:それくらいプレッシャーがあるってことや。演劇はお笑いのステージとは別物。何回やっても慣れへんし、幕が開くまでセリフがちゃんと入っているか不安になる。最後まで気が抜けないです。せいや:いや、今田さんがこんな緊張しているとわかって、僕もさらに緊張してきました。『テセウスの船』のときは、家で大声出して練習しすぎてご近所トラブルになったので、今回は喉を潰しても大変なので、慎重に取り組みたいと思います!『てれびのおばけ』現代と1980年代、2つの時代でテレビを作る人たち。テレビを作るために取り憑かれ、魂を売り、てれびのおばけになるしかなかった…。4月14日(水)~18日(日)下北沢・本多劇場脚本・演出/鈴木おさむ出演/今田耕司、せいや(霜降り明星)、藤田玲、石井杏奈全席指定7000円配信チケット3500円チケットよしもと問合せダイヤル TEL:0570・550・100(10:00~19:00)いまだ・こうじ1966年生まれ、大阪府出身。1986年に舞台デビュー。『人生が変わる1分間の深イイ話』(NTV系)、『炎の体育会TV』(TBS系)など、MCとして多数番組を抱える。YouTubeの「今ちゃんねる。」も話題。せいや1992年生まれ、大阪府出身。2013年にピン芸人として活躍していた粗品と霜降り明星を結成。2018年にM-1グランプリで優勝。ものまねや演技にも定評がある。冠番組に『霜降りバラエティ』(テレ朝系)など。※『anan』2021年4月14日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年04月09日●M-1は「生きがいそのもの」優勝への強い思いコンビ結成7年目のお笑い芸人・オズワルドが、着実に存在感を高めている。畠中悠の奇妙で不思議なボケに、伊藤俊介が付き合いながらつぶやくようにツッコミを重ねる“静”のしゃべくり漫才が特徴で、『M-1グランプリ』では、2019・2020年と2年連続で決勝に進出している。4月9日に初のルミネtheよしもとでの単独ライブが控えている彼らがこだわるのは独自の漫才であり、それを突き詰めた上での『M-1グランプリ』優勝が目標だ。昨年の大会では審査員であるダウンタウン・松本人志らの指摘を受け、自分たちの漫才に迷いも生まれたとテレビ番組で語っていた2人。あれから数カ月、オズワルドは迷いの突破口を見つけたのか――。――『M-1グランプリ』でもオズワルドさんらしさを発揮されていますが、その独特のしゃべくりスタイルは結成当時からですか?伊藤:最初の頃は明確に突っ込まないスタイルでやっていたんですけど、それではいろいろと勝てないだろうと思い、僕が正式にツッコミになりました。――それまでは両方ともボケだった?伊藤:ノリツッコミ、ノリボケでずっとやっていました。でも、畠中と組む2年目の時に『M-1グランプリ』の1回戦で落ちたんです。このままではきついと思っていたら、ダメ押しのようにまんじゅう大帝国が出てきて、カテゴリーでいうと同じだったんです。同じやり方なら彼らのほうが上手かった。俺たちが先なのにバクったと思われかねないくらい向こうがお見事だったので、徐々に今の感じになっていきました。5年くらい前のことです。――その後、2019年、2020年と『M-1グランプリ』でファイナリストになり、知名度も上がったことで、コンビとしてさらに成長・変化したのでないでしょうか?畠中:ウケやすくはなりました。『M-1』の決勝の前にルミネに出演する機会をもらったんですけど、まったくウケなかった。いずれ決勝でやるネタだったのですが、まったく知らない奴らが出てきて奇妙なネタやってもダメなんですよね。伊藤:ネタにもよるかもですね。『M-1』のネタは寄席でやってもウケないんです(笑)。だからネタを使い分けていかなくちゃと思います。畠中:それでもまったく知られていない時よりはウケやすくなってきたなという感じはします。伊藤:『M-1』には感謝しています(笑)――その『M-1』とは、おふたりにとってどういう意味合いの大会でしょうか?伊藤:現状は生きがいそのものですね。お笑い芸人として売れたいし、僕はめちゃくちゃテレビに出たい人なのですが、それと『M-1』は別ものというか、絶対に優勝したいんです。畠中:僕はテレビに出て売れたいとは思っていないんです。漫才師に憧れているので、一生ネタをやっていたいし、一生劇場に出たいので、そのための、一個の称号としてM-1チャンピオンになりたい。世間も認めてくれますし、自分らの誇りになりますし。――笑いの頂点を目指す過程で気づいたことはありますか?畠中:ネタの進化を感じます。ブラックマヨネーズさんの掛け合い漫才、チュートリアルさんの憑依型、パンクブーブーさんの凄まじいシステム。それを踏まえると、新しい、とんでもないものを作らないと優勝はできない。僕らの場合も普通の愉快な漫才とは若干違うので、これを突き詰め、その最高峰を出さないと優勝はできないのかなと思います。伊藤:向いていないこともやらないと勝てないと思う。得意なことだけをやっていると狭まってしまうというか、これもできるあれもできるが増えていくほうが強くなる。ミルクボーイさんにしたって、あのパッケージをやりながら、いろいろなことを加えていって、その結果の優勝だと思います。畠中:一昨年よりは去年のほうが進化しているとは思いますが、またさらにそれを超えていかないといけない。伊藤:そもそも相当いいものがないと決勝には行けない。去年と同じものを持って行っても、決勝にあげてくれないと思います。●M-1後の松本人志の助言に納得「それだ! と思った」――昨年の『M-1』では突然大きな声を出すという少し変えた漫才を披露されましたが、審査員の松本人志さんは「“静”の漫才を期待していた」と。あの声を張り上げていくスタイルは、変革願望の表れだったのでしょうか?伊藤:もちろん勝つためにという気持ちはありましたが、僕、普段からデカイ声を出すこともあるんですよ(笑)。だから、あの日無理していたわけではないんです。ただ、去年に関しては声の出し方も無理くりな感じで、流れの中ではなく、急にワンポイントで爆発的にブチ切れて、そこから無理やり着火していく感じでした。そういう粗さがバレちゃったかなと。――そこを面白いと感じる人もいると思いますが。伊藤:僕らもそうだと踏んだんですけどね(笑)畠中:実は一昨年の『M-1』に出た時に、何カ所か伊藤がデカイ声で突っ込む瞬間があったんです。それがネタの中でめちゃくちゃ大きな笑いを生むポイントだったので、そこから一年、ネタを作っていくなかで、そういうポイントを増やせば増やすほど大爆笑が生まれるはずだという感覚がありました。伊藤がデカイ声を出すやり方はキー・ポイントだったはずなんです。伊藤:でも、去年の予選の時に感じたのは、準々決勝で決勝よりもデカイ声を出すネタをやったんですけど、反応がイマイチよくなくて。その時確かに、求められていることと違うのかなと思ったんです。これが松本さんに言われたこととリンクするんです。そういうのではないと、オズワルドは。ネタの中でアクセントとして大きな声を出すことはいいけれど、それをメインで進めるのは違うと。松本さんが言ってくれたことは、準々決勝のネタの反応を思い出すと、ああ、こういうことなのかなって思いました。――松本さんは『松本家の休日』で、『M-1』での発言の真意を説明し、「大きい声を出すというより、テンポをあげていくやり方がいいと思う」と明確なアドバイスをされていましたね。伊藤:松本さんが審査の日よりかみ砕いて説明をしてくれて、チューニングを合わせていったほうがいいと。あの熱量の調整みたいなものは、コンビの課題というよりも、僕の課題だと思っています。畠中:松本さんに言っていただいたことで、なるほどなと。それだ!と僕らも思ったので、今後のネタを作る上で参考にしたいと思っています。伊藤:なんとなくの方向性は見えてきているけれど、一番やっかいなのは、それをお客さんが気にしすぎないでほしいなと。観ていると時に僕がデカイ声出したら、「お! デカイ声出したぞ!」となっちゃうのはダメじゃないですか(笑)畠中:「松本さんの言うことを守っていないじゃないか」って(笑)伊藤:逆に小さい声で言っていても「そっち取りましたか」みたいな。――同じく審査員のオール巨人さんには大きい声を出したほうがいいと正反対のアドバイスをもらい、それは迷いますよね。伊藤:これが難しいのが、「迷いません」と言い切っても失礼なんですよね。だからノーコメントにします(笑)。松本さんも巨人師匠も、僕たちがどっちを選ぼうが好きにしろ、だと思うのですが。畠中:でも、『松本家の休日』で指摘されるまでは明確な答えを見つけていなかったんです。それを受けて、まだお客さんの前で完璧に出来たネタを披露していないので、もちろん単独ライブではそれを意識してネタを作ります。どういう反応になるか楽しみですね。伊藤:ただ、単独ライブには間に合わないので、年末までに完璧に仕上げる感じです。畠中:もちろん単独ライブでいいネタを出すつもりですけど、その後も、めちゃくちゃネタを変えるっていう意味です。1年とか1年半かけて少しずつ直していくので、本当に種だけですね。とりあえずは。●根幹は“ありえない会話”「地球上にない会話をしていたい」――9日の単独ライブ「あたらしいとうきょう」は、初のルミネ単独ライブですね。延期による一年越しの開催ですが、意気込みのほどは?畠中:去年はようやくルミネで単独ライブができるって矢先に4月に緊急事態宣言で中止になり、この1年間、やりたいと思い続けてきました。元通りの状態ではないなか、お客さんもようやく入れられるようになり、単独で言うと2年間やってないので、その分いいネタ見せたいです。伊藤:吉本芸人なら関西のNGKで単独ライブをやることがキャリアの第一章じゃないけれど、それが関東であればルミネだと思うんです。だから初の単独ライブのような気持ちです。初ルミネというよりは、初単独の気持ちでやらせてもらう感じです。そして、『M-1』に向けて弾みをつけたい。畠中:単独って基本的に新ネタライブなので、いいネタをここで出したいんです。新ネタを下ろすライブもあるんですけど、単独の場合は絶対に失敗できない。伊藤:プレッシャーがね。根本的にいいネタがないと話にならないので、そこは一番力を入れたいと思っています。畠中:いいネタ作ります!伊藤:とにかく恥をかきたくない。それは一番強い思いです(笑)――そもそもなのですが、静の漫才という自覚はあるのですか?畠中:そうですね。今までの傾向は、ほかの漫才師に比べたらゆったりしているほうなので、カテゴライズするならそうなりますね。でも、静かにやろうと意識していることはない。でも、客観的に見たら、そういうスタイルの漫才を求められているのかなということもわかりました。――求められているものと、やりたいことは一致していますか?伊藤:そうですね。無理している瞬間はまったくないです。普段もテンション低い時もあれば、大きい声を出すこともある。――静か動か、みたいにレッテルを貼られてしまいがちなところもありますよね。伊藤:でも逆に言うと、何か貼られないと、というところもある。畠中:自分らでは見えなくなってくるんです。人に言われて、ああ、自分ってそういう人間なのかと、人に言われないと気づかないことってあるじゃないですか。だからお客さんが観たいものを見せられるようにならないといけないと思っています。――今後も静のスタイルは貫いていかれますか?伊藤:静か動かは、そこまでこだわらなくてもいいかなと思っています。いろいろなことをやっていていい。僕らの根幹は“ありえない会話”。ほかのコンビがやっても成立しないようなネタをやっていきたい。普通のツッコミだったら「もうええわ」でシャットアウトできることを掘り下げていくという。畠中:それは僕の提案というか、そういう設定が多いんですよね。否定も、完全否定しないのが僕らの漫才のよさだと思うので。伊藤:畠中のネタは僕にしか突っ込めないと思う(笑)畠中:「もうええわ!」で否定されたら、もう先に進めないんですよ。根本の題材を否定されたらそこでもう終わりなんですけど、伊藤のちょっと汲み取ってくれる会話の流れなので、その先に進める。それはオリジナリティーかなと思いますね。伊藤:地球上にない会話をしていたいなと思っています(笑)■オズワルド畠中悠(1987年12月7日生まれ、北海道出身)と伊藤俊介(1989年8月8日生まれ、千葉県出身)による漫才コンビ。2014年、『M-1グランプリ』の決勝出場を目標にコンビを結成する。ネタのスタイルはしゃべくり漫才で、畠中が繰り出す独特の疑問や奇妙なボケに、伊藤が疑問を持ちながらつぶやくようにツッコミを入れていくシュールな世界観は、唯一無二の芸風。『M-1グランプリ』は、2019・2020年と2年連続ファイナリストに。初のルミネtheよしもとでの単独独ライブ「あたらしいとうきょう」が、4月9日に開催される。
2021年04月06日●「お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい」兄弟ならではの息の合ったしゃべくり漫才で人気を博す、お笑いコンビのミキ。『M-1グランプリ』でも毎年注目を集めている2人は、バラエティ番組に引っ張りだこで、それぞれが俳優や声優としても個性を発揮している。■「自分らのことを芸能人と思ったことは1回もない」様々なフィールドで活躍しつつ、漫才師としてコンスタントに舞台に立ち続けているミキ。初のオフィシャルブック『ミキ、兄弟、東京』(4月13日発売)では、2019年4月に大阪から東京へ拠点を移してからの2年間が記録されている。2人を直撃し、これまでの足跡を振り返ってもらい、準々決勝敗退で自分たちを見つめ直すきっかけにもなったという『M-1グランプリ』への思いや、“漫才師”という肩書きにこだわる理由を語ってもらった。――大阪から東京に拠点を移して2年経ちましたが、上京して良かった点とは?亜生:良かったのは、芸能人を間近で見られることです。僕はめちゃくちゃミーハーなので、芸能人と一緒にご飯に行けることも、一緒に写真を撮れることもすごくうれしいです。最近は永野芽郁ちゃんにメロメロです。昴生:僕もです。確かに芸能人の友達は増えました。――お二方も今や人気芸人ですし、同じ芸能人というくくりではないですか?昴生:いや、僕たちは自分らのことを芸能人と思ったことは1回もないです。だから、毎日芸能人に会えるのがうれしくて。マネージャーから仕事の連絡が来たら、どんな仕事かだけではなく、ゲストが誰かというのも、めちゃくちゃモチベーションにつながります。この前は、永野芽郁ちゃんに会えて、めっちゃうれしかったです。亜生:気合入りますが、ただただ空回りしてしまうこともあります(笑)――上京したことでのマイナスポイントはありますか?亜生:物価が高い。昴生:そこはびっくりしましたね。亜生:正直、東京で1カ月の駐車場代だけで、大阪ではワンルームが借りられます。昴生:家賃などいろんなものが高いので、僕は嫁に任して、一切見ないようにしています。飯も高い。でもまあ、東京に住むのが長くなったらその感覚も変わるとは思いますが。■コンビ歴9年も兄弟歴32年「漫才師として武器に」――テレビ出演が増えたことで、漫才に注ぐ時間が減ってしまうという葛藤もあったそうですが、今はその葛藤は解消されましたか?昴生:はい。マネージャーにお願いして、そこのバランスは保ってもらっています。でも、テレビに出ないと劇場の出番ももらえないので、両方とも大事にせんとあかんなと。僕はテレビの仕事も大好きやし、頑張りたいけど、主軸はあくまでも漫才なので。ほんまは全部漫才の仕事をしたいけど、世の中、そんなに甘くないので。亜生:お兄ちゃん、本にも書いているんです。「芸人じゃなく、お笑いコンビじゃなく、“漫才師”と言われたい。」って。昴生:やめろや、いじってるやろ(笑)。亜生:そこは覚えておいてください。――昴生さんは、いつ頃から“漫才師”にこだわるようになったのですか?昴生:亜生と漫才をやり始めた頃からです。僕はずっとしゃべくり漫才がやりたくていろんなコンビでやっていたんですが、どこか違うなと感じていて、亜生と組んだ時に、「これや!」と思いました。お笑いの世界では、多才な人がめちゃくちゃ多いけど、僕らがどこで勝負できるかなとなったら、漫才しかないなと。だからそこを強くしたくて。――そこから漫才を突き詰めていこうとされたのですね。昴生:そうです。でも、しゃべくりってめっちゃ難しくて、地でしゃべらんとウケへんし、形にもならへんのです。でも、亜生とだと、それがすんなりいけたので。亜生:まあ、僕がおらんかったら、今のこの人はないでしょうね。昴生:いやいや、こいつが泣きついてきたんです。助けてくれと(苦笑)。――ご兄弟なので、子供のころから、今のように丁々発止な漫才のやりとりをされてきたんですか?亜生:いや、それはないです。中学時代のお兄ちゃんは思春期で、ぜんぜんしゃべってくれへんかったし。昴生:家にいて2人でお笑いをするようなことは1回もなかったです。ただ、関西人なので、普通にしゃべっていても、ボケとツッコミがあるので、そこの違和感はなかったかなと。僕らはコンビ歴9年ですが、兄弟で一緒にいて32年になるから、そこは漫才師としては武器になりますね。最初に初めて人前で漫才をやった時、先輩から「ずっとやってたん?」とも言われたんです。そこはだいぶ得しているなと思います。●M-1挑戦を終わりにしようと思った過去■昴生・妻の言葉で「優勝するまで出よう」と決意――『M-1グランプリ2020』では準々決勝で敗退され悔しい思いをされましたが、自分たちを見つめ直すきっかけになったそうですね。昴生:ほんまにおごりやったなと。『M-1』を舐めてたわけではないけど、自分らの普段と変わらんスタイルの漫才で優勝しようと思っていて、『M-1』はそんなに簡単なもんじゃなかった。自分らは天才やないのに、そのままでいけると思ったのが大きな間違いでした。亜生:そうそう。『M-1』に合わせて調整とか全くしてなかったので。昴生:でも、『M-1』だけを考えていたら、漫才がおろそかになっちゃう気がして。ただ、今となれば、1年間、『M-1』に照準を絞ってもいいのかなとも思っています。『M-1』はそういうことを、いろいろ気付かせてくれるありがたい大会です。――今年は攻め方を変えますか?昴生:それは企業秘密ですが、去年とは意気込みが違います。もちろん、毎年モチベーションは上がっていますが。亜生:過去に1回下がった時もあったしね。――モチベーションが下がったというのはいつ頃ですか?昴生:2019年に、もう今年でやめよう、優勝できなくてもやめようって思っていたら、決勝にさえ行けへんかった。ちょうどミルクボーイさんが優勝した年です。その時は悔しさもあったけど、嫁から「やめる必要ないやん。出られるんやったらずっと出や」と言われて。ほんまにそうやなと思ったので、亜生と話して、優勝するまで出ようと思いました。――奥様は素敵なアドバイスをされますね。昴生:嫁はミキを俯瞰で見ているからこそ、時々ええことを言ってくれます。僕らはすでにこれまで『M-1』に出させてもらったことで、十分恩恵を受けているので、もう出る必要もないのかなとも思っていたんです。ただ、そういうことではないなと。■コロナ禍で「お客さんのありがたさを再確認」――7月2日からは全国ツアー「ミキ漫 2021全国ツアー」が始まりますが、昨年はコロナ禍で中止になったことで、特別な思いがあるのではないでしょうか。昴生:お客さんのありがたさを再確認しました。もともとお客さんがおらな僕らが漫才している意味はないんじゃないかと思っていましたが、コロナ禍になって、余計にそう思いました。無観客でやった時、僕たちは一体、誰に向かって漫才をやっているんやろって思いましたから。亜生:僕も、本当にコロナ禍でそのことに気づきました。単独ライブは特に、わざわざ僕たちのために、足を運んでくれるというありがたさを感じましたが、それはコロナ禍になるまで気づかなかったなと。そういう意味で、いい緊張はありますし、全国ツアーはほんまにありがたいです。昴生:確かにいい緊張はあります。でも、緊張せえへんかったら、漫才師として終わりやし。この年で、こんなに毎日毎日緊張することってあんのかなとも思います。そういう意味では、刺激が多いから恵まれているなとも思いますし、全国ツアーは気合入れていきたいです。■ミキ2012年に結成した兄弟漫才師。ツッコミ担当の兄・昴生が1986年4月13日生まれ、ボケ担当の弟・亜生は、1988年7月22日生まれで、共に京都出身。『M-1グランプリ2017』3位、『M-1グランプリ2018』4位。また、2019年に「第54回上方漫才大賞」新人賞、2020年に「第5回上方漫才協会大賞」大賞を受賞。昴生は俳優として、TBS系ドラマ『恋はつづくよどこまでも』(20)に出演、亜生は、実写版『ライオン・キング』(19)に声優として参加。『トロールズ ミュージック★パワー』(20)では兄弟で声優を務めた。
2021年04月03日兄弟お笑いコンビ・ミキが、全国ツアー「ミキ漫 2021全国ツアー」を開催することが2日、明らかになった。2018年から続けてきた「ミキ漫」だが、昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となってしまったため、今回は2年ぶりの開催となる。7月2日の東京・有楽町よみうりホールを皮切りに、東京、北海道、愛知、石川、宮城、福岡、大阪の全国7カ所を回るツアーを開催。『M-1グランプリ2020』後に作った新ネタを引き下げて各地を回る。今年から「ミキ漫」公式Twitterも開設し、ツアーの最新情報や各地での様子などもアップしていく。■昴生コメント昨年中止となった全国ツアー。今年は開催できることになりました!昨年予定してた所には行けませんが必ずいつか行きます!今年はリスタートの気持ちで挑む所存でございます!是非おいでやす!■亜生コメント僕らにとっての全国ツアーはみなさんにとっての全国ツアーでもあります。みなさんで作り上げる全国ツアー、それが「ミキ漫」です。「ミキ漫」ではなく「ミナサン」です。こんな冗談を言いながら全国7カ所回りたいと思います!よろしくお願いします!○「ミキ漫 2021全国ツアー」公演日程【東京】7月2日(金) 会場:有楽町よみうりホール【北海道】7月17日(土) 会場:共済ホール【愛知】8月8日(日) 会場:御園座【石川】8月15日(日) 会場:金沢市文化ホール【宮城】8月29日(日) 会場:電力ホール【福岡】9月10日(金) 会場:福岡国際会議場 メインホール【大阪】10月1日(金) 会場:なんばグランド花月
2021年04月02日お笑いコンビ・マヂカルラブリー(野田クリスタル、村上)、お笑い芸人・おばたのお兄さんが1日、都内で行われた「株式会社ヴィエリス2021年度入社式」に登場した。脱毛サロン「KIREIMO(キレイモ)」を手がける同社は、新入社員110人がオンラインで参加する入社式を開催。『M-1グランプリ2020』の王者・マヂカルラブリーは、新入社員に向けたネタを披露し、さらに、おばたのお兄さんも登場し、トークセッションを行った。囲み取材で、コンビの危機を聞かれた野田は「解散危機はないですね。2013、4年くらいは、月の給料が1、2万円の状態もあったのでピンチでしたけど、辞めようというのはなかったです。ちゃんとやりたい何か芯があるから、ピンチとも思わない」と説明。また、『M-1』優勝後の給料の変化を聞かれると、2人とも「シャレにならない」「引いちゃいますね」と満足そうな表情を見せた。マヂカルラブリーは、今年1月1日に開催した配信イベントのチケットが1万7000枚売れたことも話題に。おばたが「配分どうなんですか?」と尋ねると、村上は「十分いただいています」と答え、吉本興業について「いい会社です」とコメント。3人とも「めっちゃいい会社です」「本当に変わったんです。あのあたりから」「給与明細にそれが反映されています」と口をそろえた。
2021年04月01日西川貴教のソロプロジェクトT.M.Revolutionが、2021年5月13日(木)でデビュー25周年を迎えるにあたり、25周年企画の第1弾として、滋賀県下10市のみをまわるライブツアー「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 - VOTE -」を開催することが明らかになった。T.M.Revolution名義の単独ライブは、2017年5月14日の20周年ライブツアー千秋楽(さいたまスーパーアリーナ)以来となる。「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 - VOTE -」では、5月13日の滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホールから、12月23日(木)開催の滋賀県立文化産業交流会館 イベントホールまでの全25公演を開催する。西川は25周年を迎えるにあたり、「近年は西川貴教としての活動が定着しておりますが、今の多様な活動があるのもT.M.R.という礎があったからだと思っております」とコメント。ライブを待望んでいるファンに向けては「滋賀県民の皆様はもちろん、県外の皆様にもくれぐれも感染症対策の徹底をお願いしながら、無理のない状況でお越しいただけたら幸いです。それでは、滋賀県で待ってます」とメッセージを送った。西川貴教 コメント全文皆様のお陰でT.M.Revolutionは、今年25周年を迎えることになりました。近年は西川貴教としての活動が定着しておりますが、今の多様な活動があるのもT.M.R.という礎があったからだと思っております。長引く自粛でスポーツやエンターテイメントを取り巻く状況は、まだまだ厳しい目が注がれています。そんな今だからこそ、僕にしか出来ない方法で皆様に元気をお届けしたいと思い、T.M.R.25周年記念第一弾として、ふるさと滋賀県内のみでツアーを行うことを決めました。奇しくも滋賀県の都道府県ナンバーも「25」ということで、地方創生の想いを込めて、先ずは身近な方々を元気にしていく活動からはじめていきたいと考えております。滋賀県民の皆様はもちろん、県外の皆様にもくれぐれも感染症対策の徹底をお願いしながら、無理のない状況でお越しいただけたら幸いです。それでは、滋賀県で待ってます。滋賀ふるさと観光大使 西川貴教■公演概要「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 -VOTE-」公演日程:5月13日(木) :大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール5月15日(土):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール5月16日(日):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール5月26日(水):彦根 ひこね市文化プラザ グランドホール5月27日(木):彦根 ひこね市文化プラザ グランドホール6月3日(木):栗東 栗東芸術文化会館SAKIRA(さきら) 大ホール6月4日(金):栗東 栗東芸術文化会館SAKIRA(さきら)大ホール10月13日(水):守山 守山市市民文化会館(守山市民ホール)大ホール10月14日(木):守山 守山市市民文化会館(守山市民ホール)大ホール10月21日(木):甲賀 あいこうか市民ホール10月22日(金):甲賀 あいこうか市民ホール10月30日(土):大津 大津市民会館 大ホール10月31日(日):大津 大津市民会館 大ホール11月9日(火):東近江 八日市文化芸術会館11月10日(水):東近江 八日市文化芸術会館11月20日(土):近江八幡 近江八幡市文化会館 大ホール11月21(日):近江八幡 近江八幡市文化会館 大ホール11月27日(土):野洲 シライシアター野洲(野洲文化ホール)11月28日(日):野洲 シライシアター野洲(野洲文化ホール)11月30日(火):草津 草津クレアホール12月1日(水):草津 草津クレアホール12月8日(水):大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール12月9日(木):大津 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール 大ホール12月22日(水):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール12月23日(木):米原 滋賀県立文化産業交流会館 イベントホール●チケット料金:全席指定 9,000円(税込)※3歳以上有料一般発売日:<5月大津公演・米原公演> 4月29日(木)<5月彦根公演・6月栗東公演> 5月15(土)「T.M.R. LIVE REVOLUTION’21 - VOTE -」オフィシャルサイト
2021年03月31日今や全国区の冠番組を持ち、MCクラスの実力派となったかまいたち。YouTube「かまいたちチャンネル」もチャンネル登録者数100万人に迫る人気を獲得。そんなお二人にとって、千鳥の存在が大きかったそうで……。千鳥さんが荒野を開拓して道の歩き方を示してくれた。――関西の芸人さんが関西ローカルから東京に進出して、全国区でもう一回売れる、というのはもはや芸人出世コースの定型になっていると思います。お二人は、今まさにそのルートを着実に上っていらっしゃっていて。そのことについては、今、どのように感じていますか?山内:ステージが10まであるとしたら、やっと6まで来たな、という感覚。でもやることは東京に出てきたころから変わらなくて、ひな壇で呼んでいただいても、冠番組でも、どちらもフルスイングでいくだけかな、と思ってます。濱家:山内が大きく振ってホームランを狙いにいってくれるから、僕は僕で全力でミートできる。全部外さずに、慎重にミートするだけ。二人のそういう関係性はずっと変わらないですね。山内:東京に進出した時に、千鳥のノブさんに言われたんです。「全番組でちゃんとフルスイングしたほうがいいよ」って。それをめちゃくちゃ大事にしています。――お二人にとって、やはり千鳥さんの存在は大きいんですね。山内:そうですね。それこそ、千鳥さんが関西から先に乗り込んでくれて、荒野を開拓して、道の歩き方を示してくれている。だから、後輩の僕たちは自由にどこへでも歩いていける。そこは天才2人が先頭を行ってくれたことが本当に大きくて。僕たちが、そのすぐあとについていけたことは、本当にラッキーだと思っています。濱家:僕たちって、ほんまに強運なんですよ。トップになるってめちゃめちゃしんどいことだけど、なんとなくそれをスルーしてここまできている。キングオブコントの時も、にゃんこスターがでっかくブレイクしてくれて、優勝したけどおいしい立ち位置をもらえたし、M-1も準優勝だけど面白かったと言ってもらえた。東京進出では「千鳥の次は、かまいたち」と言っていただける。こんなにラッキーなことってないと思います。山内:今は、千鳥さんにずっとスリップストリームしてもらっているようなものです。――そうなると、“風除け”になってくれている千鳥さんの脇から、かまいたちさんがどう先頭に躍り出るのかも気になるところです。山内:それは本当にこれからですね。僕らのピークとなる2021年で全てお見せしていきたいです。濱家:山内曰く、今年、僕たちピークらしくて。不安しかないです。山内:やっぱ、ずっと売れ続けるというのはないと思うので。ある程度スピードに乗れれば、あとはその余力で走っていけると思うんです。だから、今年やりきって燃え尽きて。で、終わります。濱家:今の俺らがピークで、そのあとは余力でいくとしたら、今後2年くらいしかもたへんで。山内:いや、今年のピークの余力で、その後70歳までもたせたい。濱家:……やっぱり不安しかないです。――(笑)。濱家さんは、どういう考え方なのでしょうか?濱家:僕は逆で、このままじゃ終わってしまうと焦るから、今こそあれこれなんでも試したい。欲張って仕事したいってなってます。本当に考え方が逆なんですよ。でも、山内がこうどっしりしたこと言っていてくれるほうがいいです。僕が心配しすぎるタイプなんで。――山内さんが流れとかにあまり動じず、濱家さんのほうが心配性。性格が真逆だと、かまいたちとして、方向性で対立することなどはありませんか?濱家:それはないです。僕たち、“人生の第一目標”はビタッと合っている。だからぶれないんです。――それは、どんな目標で?山内:スーパー金持ちになる、ですね。このゴールが一緒だから、どうすればいいか意見が食い違っても、金持ちになれるほうを選べばいいのでケンカになりません。濱家:これマジで僕ら大金持ちになりたいんです。年収7億欲しい。――……それ、大御所芸人さんのリアルな数字なんですか?山内:いや、そんな人見たことないです(笑)。濱家:でも、言っておかないと絶対にできないと思うからバンバン大声で言っていきたいと思います。かまいたちは、絶対に二人でスーパー金持ちになります!『かまいガチ』(テレビ朝日)、『千鳥vsかまいたち』(日本テレビ系)、『かまいたちの知らんけど』(MBS)などレギュラー番組多数。YouTube「かまいたちチャンネル」もチャンネル登録者数100万人に迫る人気を獲得。また、お笑いのこと、家族のことなどを赤裸々に綴った山内さん初のエッセイ集『寝苦しい夜の猫』(扶桑社)も好評発売中。写真左・山内健司1981年1月17日生まれ、島根県出身。ボケ担当。右・濱家隆一1983年11月6日生まれ、大阪府出身。ツッコミ担当。共にNSC大阪校26期生。卒業後の2004年5月にコンビ結成。‘17年、キングオブコント優勝。‘17年から3年連続でM-1グランプリ決勝に進出。ラストイヤーの‘19年、ミルクボーイに敗れ惜しくも準優勝に。※『anan』2021年3月24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年03月20日漫才、コントでは誰もが認めるネタクオリティ。今や全国区の冠番組を持ち、MCクラスの実力派となったかまいたち。賞レースで華々しい活躍を見せてきた二人が今、目指す頂とは?現在、テレビ・ラジオ・ネット番組など合わせてレギュラーは15本以上。漫才、コントの実力はもとより、最近はトーク番組やMCとしての顔を見ることも全国区で当たり前になってきた、かまいたち。キングオブコントを制し東京進出、そして伝説となったラストイヤーの2019年M-1グランプリを経験し、たどり着いた彼らの現在地点、そしてこれからについて、ざっくばらんに語っていただきました。――最近、TV番組を拝見していても、「僕らがいる“ステージ”が変わった」と、よく山内さんがおっしゃっています。昨年あたりから、お仕事の方向性に変化があったと感じていますか?山内:確実にMC仕事が、しかも急に増えたと思います。濱家:そうですね。今までなら東京ではやらせてもらえなかった仕事をやれるっていうのが、昨年どっとやってきて。僕たちがMCの番組だとか、僕たちがメインの特番をやっていただけたりとか。山内:最初におやっ?と思ったのは昨年6月にあった日テレの『クイズ!その時スーパースターは?』という番組。特番だったんですけどMCが僕たちと亀梨(和也)くんというキャスティングで。え、これ絶対どっきりやんって思いました。僕たちでええの?と。濱家:亀梨くんの横に並ぶとか、どうしてええかわからんもんな。現場でもずっとそわそわしてました(笑)。でもこの番組を見て、かまいたちはこういう立ち位置なんや、こういう使い方をしていい芸人なんやって、多くの制作サイドの人に思ってもらえたように感じています。だから、今のかまいたちがあるのは横に立ってくれた亀梨くんのおかげですね(笑)。――その変化のきっかけは、やはり2019年のM-1でしょうか。山内:そうですね。やっぱりあの、史上最高の大会だった2019年のM-1が大きかったです。濱家:勝手に史上最高って……。山内:まあ、そのインパクトが想像以上に大きくて。いろんな先輩方がラジオやトーク番組で「優勝はできなかったけれど、かまいたちがよかった」と言ってくださったんですね。テレビで第一線張っている方々にそう褒めていただくと、やっぱり世間の印象は大きく変わりますから。僕は、2018年の時点でM-1でやれることは出し切った、もう卒業やと思っていたんです。でも、濱家はそう思っていなくて「ラストイヤーも出たい」と言われた。僕は、もうええやろ、すでにステージは1つ上がっていると思っていたけど実は全然そうじゃなかった。そのことを2019年大会の結果で思い知らされました。結果、出てめちゃくちゃよかったです。マジでかまいたちの天下分け目の年でした。濱家:2018年大会での山内のパフォーマンスは完璧やったんです。悪いところがなかった。問題は僕の個人的なこと。自分の間や声のボリュームが全然ちゃうかったな、と感じていて。もっと面白いのに、かまいたちの漫才はもっと面白いんやからそれを見せたいと思って、やっぱり2019年も出たいとお願いしました。――山内さんは、出たいと言われて、すぐOKされたんですか?山内:いや、すごく悩みました。濱家:わかってたから出たいって言い出すのがめっちゃ怖かったのよ。めちゃめちゃ覚えてるわ。タクシーの中やで、最初に言ったの。山内:全然、覚えてない。濱家:なんか、マネージャーが、村上ショージさんが作ったでっかい陶器を風呂敷に包んで運んでた時。届けないといけないとかで。でっかいツボ持ってタクシーに乗って、それ抱きながら「出たいんやけど」って話したんやけど、覚えてない?山内:まったく。陶器のことしか覚えてない。――山内さんが出場するか迷われた理由はなんだったのでしょう。山内:やっぱり、それはしんどいからです。出るとなったら優勝しないと意味がないと思ったし、優勝するためには急ピッチでモチベーションを上げないといけない。10何年もずっとやってきたことではあるんですが、やっぱりM-1に出ている時の夏場過ぎからの焦燥感ってすさまじくて。やらなあかんことがずっとある感覚。あれをもう1年やるかどうかって、やっぱり即決はできなかったですね。濱家:ずっと期末テストが続いているみたいな感じやもんな。山内:そう考えると、それがなかった2020年はそれだけで、めちゃめちゃ楽やったな。濱家:そうやな。ネタやっている時も、舞台であれこれ試さないといけないというのがない。――ネタへの向き合い方もM-1 以降、変わりましたか?濱家:基本は変わらないと思います。でも、M-1の時の思考って、どうしてもボケの回数とか、4分という制限時間でどう構成するかということに頭がいっていたので、ここでボケて、ここでツッコんでをきちっとできないといけないからずっと計算で。でも、今はそれがないから、なんか楽しいです。山内:漫才、楽しいよな。濱家:本当に今は劇場でも、二人で楽しくやっている感じしますね。アドリブ入れるのとかも、昔だったら内輪ノリっぽい雰囲気になっていたけど、今は、その雰囲気をお客さんとも共有できてる感じがします。僕たちのそういう楽しさをいい感じで漫才に乗せられる余裕が出てきたんだと思います。『かまいガチ』(テレビ朝日)、『千鳥vsかまいたち』(日本テレビ系)、『かまいたちの知らんけど』(MBS)などレギュラー番組多数。YouTube「かまいたちチャンネル」もチャンネル登録者数100万人に迫る人気を獲得。また、お笑いのこと、家族のことなどを赤裸々に綴った山内さん初のエッセイ集『寝苦しい夜の猫』(扶桑社)も好評発売中。写真左・山内健司1981年1月17日生まれ、島根県出身。ボケ担当。右・濱家隆一1983年11月6日生まれ、大阪府出身。ツッコミ担当。共にNSC大阪校26期生。卒業後の2004年5月にコンビ結成。‘17年、キングオブコント優勝。‘17年から3年連続でM-1グランプリ決勝に進出。ラストイヤーの‘19年、ミルクボーイに敗れ惜しくも準優勝に。※『anan』2021年3月24日号より。写真・小笠原真紀インタビュー、文・梅原加奈(by anan編集部)
2021年03月20日吉本興業に所属するお笑いコンビ、オズワルドが「オズワルド単独ライブ『あたらしいとうきょう』」を4月9日(金)にルミネtheよしもとにて開催することが決定した。「M-1グランプリ」2019年・2020年と2年連続ファイナリストに進出した実力派しゃべくり漫才師・オズワルド。昨年3月開催予定だった単独ライブを新たにブラッシュアップし、今の実力を存分に発揮した至極のネタを披露する。今回のライブは、会場・配信どちらでも見ることが可能。なお、先行チケット販売は3月20日(土)11:00より開始となるので、申し込みの上、漫才の頂点を目指すオズワルドの世界観を堪能してほしい。●畠中悠去年中止になってしまったルミネtheよしもと初単独が、1年越しに開催できる事になり感無量です!1年間溜めたパワーをすべて出し切るので、終わった後ルミネのビルが残ってるのか心配です!●伊藤俊介昨年流れてしまった初ルミネtheよしもと単独をやっと開催出来るのが嬉しくてたまらないんだってさあー!!【開催情報】オズワルド単独ライブ『あたらしいとうきょう』開催日時 :4月9日(金) 開場18:30 / 開演19:00 / 終演20:00※緊急事態宣言解除後、ルミネ新宿店の営業状況により終演時間が20:30に伸びる可能性がございます。あらかじめご了承ください。会場:ルミネtheよしもと(東京都新宿区新宿3丁目38−2 ルミネ2 7F)出演者:オズワルド料金:前売 3,000円 / 当日 3,500円 / 配信 2,000円先行発売:3月20日(土) 11:00 ~ 3月22日(月) 11:00一般発売:3月24日(水) 10:00~※配信チケット発売は一般発売と同日になります。チケットよしもと: オンラインチケットよしもと :
2021年03月18日●ずっと “自分じゃない”みたいな感じに2019年の『M-1グランプリ』にアマチュアとして唯一準決勝まで進出し、昨年一気にブレイクを果たしたお笑いコンビのラランド。ボケのサーヤは会社員と、ツッコミのニシダは大学生(現在は中退)との“二足のわらじ”でフリーランスとして活動してきたが、このたび個人事務所「レモンジャム」を設立し、新たなステージに進むことになった。この発表と同時に明かされたのが、“大阪進出”。東京の全国区で順風満帆に活動を送っているように見える2人だが、その裏側では芸人としての葛藤を抱えていたという――。○■大阪で単独ライブ隔月開催、メディアも積極出演へこのスピードでここまで売れるとは「想像がついてなかったですね」というニシダ。サーヤは「2019年の『M-1』の予選の時期とか、本当にちょこちょこお仕事頂けるようになったのが、まず夢みたいな状況だったんですよ。その後に、敗者復活で初めて地上波に出てから、適当に作ったGmailのアドレスにオファーがバンバン入ってくるようになって、本当に環境が180度変わりました」と転機を振り返る。そこから、一気に仕事のオファーが舞い込んできたが、そんな矢先にやってきたのがコロナ禍。各局でテレビ番組の収録が激減したが、ラランドはギリギリで滑り込むことができた。「テレビの活動も制限されるのかなと思ったんですけど、意外といろいろ呼んでいただけてありがたかったです」(ニシダ)「もしコロナ直前にテレビに呼んでもらってなかったら、今何もしてない可能性もあったなと思いますね」(サーヤ)こうして売れっ子芸人の仲間入りを果たしたものの、テレビに出れば出るほど、不安を感じるようになった。「大学1年のときからずっとサークルでお笑いをやって、自分たちのやりたいコントや漫才をやってきたのに、テレビに出ていると“二足のわらじ”とか“OL芸人”みたいなタレントの“側”の部分ばかりを出して、ずっと “自分じゃない”みたいな感じになっていることに突っかかりがあったんです。このまま行っても浅いタレントとして自分が活動していくのが見えたんですよね」(サーヤ)この現状から「舵を切りたい」という思いを抱えた結果、今回打ち出したのが“大阪進出”という決断。引き続き、東京の全国区で活動していくのに加え、大阪での単独ライブを隔月で定期開催し、関西のメディアにも積極的に出演する意向だ。○■「ちゃんとお笑いの実力を磨きたい」大阪での舞台経験は、現在ほどテレビに出ていない昨年2月に1回だけあったというが、「ファンの方がいっぱい来てくれて、温かかったんですよ」(サーヤ)、「関西にも見てくれる人がいてくれるんだなと、気づけました」(ニシダ)と、手応えを感じた2人。「東京では“タレント”みたいな立ち居振る舞いをしなきゃいけない場面が多かったんですけど、トークバラエティ番組では関西のほうがイジって掘り下げてくれるし、ペラ1の台本で『こういう感じでやってくださいね~』とか『最初からボケちゃって大丈夫です~』って任せてくれるんで、そういう環境がキラキラして見えました」(サーヤ)そうした居心地の良さを感じた面もあるが、あくまで意識は“修業”。「お笑い以外のことをすると目立つような場所に、1回身を置きたいなと思っていたんです。大阪で『ロケが面白いね』とか『トークが面白いね』と評判になるところから仕事が増えていくようになって、いろいろ場を踏んで、ちゃんとお笑いの実力を磨きたいなと思います」(サーヤ)●活躍の場・仕事の幅を広げたい“二足のわらじ”のフリーランスから個人事務所設立、そして全国区から“大阪進出”と、従来の芸人ルートにはなかった新たな道を開拓していくラランド。今後のさらなる飛躍に意欲を示してくれた。「会社を作っただけっちゃだけなんですけど、より身が引き締まるような感じもしましたので、ここで体制を整えて大阪進出という形でお笑いと一層向き合いながら、かつ全国区でもしっかりお仕事できるように、仕事の幅を広げていろいろできたらなと思います」(サーヤ)「大阪の単独ライブってすごく挑戦でもあるし、盛り上げたいなと思っているので、関西の人にも見ていただいて、活躍の場が広がれば」(ニシダ)○■会社員は継続「安定した生活がいかに重要か」ちなみに、サーヤは「レモンジャム」の社長に就任したが、広告代理店の会社員も引き続き勤めていく考え。「タレントさんがアパレルとかラーメン屋をやるとかあるじゃないですか。ああいうのと本当に変わらないのに、私だけ浮いてるような感じで見られてると思うんです。それに、コロナの状況を経験してみて、安定した生活を送るというのがいかに重要かというのも感じたので、やりたいことの1つとして広告作りとお笑いを、今後も一緒にできればと思っています」と話している。●ラランド上智大学お笑いサークルSCS出身のサーヤ、ニシダの男女で2014年に結成されたお笑いコンビ。お笑いサークル団体戦NOROSHI2018で優勝。M-1グランプリ2019で準決勝に進出し、ベストアマチュア賞を受賞。2020年に『新春おもしろ荘』に出演し、SNSのフォロワー数が急増。プロに転向しても芸能事務所に所属せずフリーで活動してきたが、個人事務所「レモンジャム」を設立した。現在のレギュラー番組は『ラランド・ツキの兎』(TBSラジオ)、『卒業アルバムに1人はいそうな人を探すラジオ』(文化放送 ※サーヤのみ)。3月29日からは『トゲアリトゲナシトゲトゲ』(テレビ朝日 ※サーヤのみ)がスタートする。
2021年03月14日お笑い芸人のおいでやす小田が女優の吉高由里子と共に、ジュピターテレコム「J:COM」サービスの新CM「リモート会議」に出演することが分かった。新CMは、5日から放送される。自宅のベランダでリモート会議を行う吉高が、分割画面の中、部長の小田が1人白目を向いて固まってしまっていることに気付くというCM。撮影時吉高は、テーブルに置かれたパソコンに自分が映っているのを見ると「え~! 映ってる! これどうなってるの?」と興味津々。一方、部長役の小田はやや緊張気味でスタート。トレードマークである「激しくキレる」アドリブを披露するも、うっかり立ち上がったことで画角からはみ出してしまい、現場は笑いに包まれた。また、参考までにこの日の小田の声量を測ると、工事現場と同じ120デシベルを記録したとのこと。小田は吉高との共演を「ドッキリだと思ってましたよ。まだ5%くらいは疑ってます、正直な話。吉高さんと同じCMに出られるってちょっと現実感ないし」と驚くも会うことはできなかったようで「楽屋が隣の隣で、吉高さんの足音だけは聞いたんで。一生忘れないですよね。あの足音は」とコメント。『M-1グランプリ2020』で準優勝を果たしたおいでやすこがだが、ネタ合わせについて「僕らはずっと自粛期間で会えないっていうのもあって、さらにピン芸人同士っていうのもあって、ほぼリモートでやってて。今もそうなんですよ」と明かした。一方吉高は、最近ハマっている家での過ごし方を「相変わらずゲームは好きなんですけど、おうちでお酒飲んだりとか。あと、デリバリーがものすごく増えたなと思って。今まででは考えられもしないようなものが配達していただける時代になったので、それも楽しんでますね」と語る。どんなものを頼んでいるかというと「生牡蠣を配達してくれるようになってて。大好物でもあるので一回頼んでみたら、本当にしっかり氷に包まれた袋と牡蠣が殻付きで入ってて、それをバアッて開いたら、もうすごいキラキラしたブリンブリンの牡蠣があってテンション上がりました。おいしかったです」と話した。
2021年03月03日「M-1決勝に進出以降、おいでやす小田さんへのオファーが殺到しているそうです。バラエティ番組のキャスティング会議では必ずといっていいほど、小田さんの名前が挙がると聞いています」(テレビ局関係者)おいでやす小田(42)の勢いが止まらない。もともとはピン芸人として活動し、「R-1グランプリ」のファイナリスト常連組だった小田。しかし、昨年12月の「M-1グランプリ」ではこがけん(42)とのユニット・おいでやすこがとして決勝に進出。抜群の歌唱力で一風変わった歌を真顔で歌うこがけんに、地団駄を踏みながら「知らんなぁ!!」など大声でツッコむ小田のネタは大ウケし、2位に入る快挙を達成していた。M-1ファイナリストになるとオファーが増えることで知られており、小田もテレビ出演が急増。2月4日放送の『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で小田は、「(M-1前のテレビ出演が)3本くらいやったのが、(M-1後は)32本です」と、そのブレイクぶりを明かしていた。しかし、小田のオファー増はM-1バブルだけでなく“キャラ”にも大きな理由があるようだ。「小田さんの持ち味はシンプルな言葉を大声で怒りながらツッコむ“キレ芸”。千鳥のノブさん(41)のように豊富なワードセンスによるツッコミとは真逆ですが、小田さんが大声でツッコむだけで現場では笑いが起きるんです。また小田さんが怒っていることそのものが笑いにつながるので、先輩・後輩問わずいじりたくなるような“スキ”の多さも魅力です。芸人に限らず、共演したアイドルや俳優の人も遠慮なくいじれるので、バラエティ番組では非常にありがたい存在です」(前出・テレビ局関係者)そんな小田の魅力にいち早く目をつけていたのが、ダウンタウンの松本人志(57)だ。昨年5月放送の冠番組『松本家の休日』(ABC)に小田をゲストとして招くなど、ブレイク前から小田に注目していた松本。昨年11月に小田が常連だった『R-1グランプリ』への出場資格を失った直後には、『ワイドナショー』(フジテレビ系)に小田を招待。番組では小田がネタを披露し、松本はじめ出演者は大爆笑。また「M-1」の決勝でも、ネタを終えた小田に「この後ルミネやろ?」といじり、小田も「あるか!!」と応酬し、その魅力をお茶の間に広めていた。そして、小田への“危機感”を露わにする芸人も。“キレ芸”の先輩であるアンジャッシュ・児嶋一哉(48)だ。2月17日放送の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)に児嶋がゲストとして登場すると、「大きい声出すのおいでやすと被ってるんで」とすかさずいじる松本。すると児嶋は「おいでやすのいじり方が昔の俺と一緒なんです!昔僕に『なんかつけてるのなに?』『ピンマイクだよ!』みたいなボケを僕だけにしてくれてたのに、この前テレビ見てたらおいでやすにやってたんですよ!」と小田への“嫉妬”を冗談交じりに語っていた。果たして、小田の“いじられ力”はポスト児嶋となるのかーー。
2021年02月25日Creepy Nutsの新曲「バレる!」が、"ひとり芸"ナンバーワンを決める大会『U-NEXTR-1グランプリ2021』のテーマソングに決定し、3月3日に配信リリースされることが発表された。「バレる!」は、R-1グランプリが新人発掘に特化したものになるということを受けて、自分の作品や練りに練ったアイデアが世に出る瞬間の緊張感や高揚感、またその先に待ち受けるであろうプレッシャーを、Creepy Nutsが自身のミュージシャンとしての経験と重ね合わせてコミカルに描き上げた楽曲。Creepy Nutsの真骨頂である怪しく印象的なリフと、力強いサウンドで構成されたアッパーチューンに仕上がっている。<Creepy Nutsコメント>■R-指定頭の中であたためてたモノが世に放たれる瞬間の胸の高鳴り…甘く無い事は百も承知、でもやっぱり毎回毎回信じています、これで全てひっくり返せると…この曲も例にもれずそう思ってます。私事で申し訳ないのですが、芸人さんの闘う姿に自分を重ねて書きました。■DJ松永今回作った「バレる!」は、俺らの中でもすごく大事な曲になりそうです。芸人さんの人生を賭けて戦うその姿に、少しでも華を添えることが出来れば嬉しいです。【番組概要】『U-NEXTR-1グランプリ2021』3月7日よる7時~ カンテレ・フジテレビ系全国ネットにて生放送(一部地域除く)決勝進出者(当日ネタ披露順):(復活ステージ勝者)、ZAZY、土屋、森本サイダー、吉住、寺田寛明、かが屋 賀屋、kento fukaya、高田ぽる子、ゆりやんレトリィバァMC:霜降り明星、広瀬アリスライブ情報Creepy NutsONE MAN TOUR かつて天才だった俺たちへ2月7日(日)北海道 Zepp Sapporo2月10日(水)東京都 Zepp Tokyo2月11日(木・祝)東京都 Zepp Tokyo2月14日(日)沖縄県 ミュージックタウン音市場2月20日(土)香川県 高松festhalle3月5日(金)新潟県 NIIGATA LOTS3月6日(土)新潟県 NIIGATA LOTS3月11日(木)大阪府 Zepp Osaka Bayside3月17日(水)神奈川県 ぴあアリーナMM3月22日(月)東京都 東京ガーデンシアター ※追加公演3月23日(火)東京都 東京ガーデンシアター ※追加公演リリース情報Creepy Nutsミニアルバム 「かつて天才だった俺たちへ」発売中商品購入URL<ライブDVD盤 (CD+DVD)>3,600円(税抜)【CD収録曲】1. ヘルレイザー2. 耳無し芳一Style3. オトナ4. 日曜日よりの使者 (Creepy Nuts × 菅田将暉)5. サントラ (Creepy Nuts × 菅田将暉)6. Dr.フランケンシュタイン7. かつて天才だった俺たちへ【DVD収録】2019年12月 新木場スタジオコーストにて行われたライブ『Creepy Nuts ワンマンツアー2019よふかしのうた』模様をダイジェスト収録<ラジオ盤 (CDのみ)>2,200円(税抜)【CD収録曲】1. OPトーク2. ヘルレイザー3. トーク:最強タトゥーマン4. 耳無し芳一Style5. トーク:オトナ対決6. オトナ7. トーク:地元おすすめスポット20208. 日曜日よりの使者 (Creepy Nuts × 菅田将暉)9. トーク:サントラの話10. サントラ (Creepy Nuts × 菅田将暉)11. トーク:ラッパーフランケンシュタイン12. Dr.フランケンシュタイン13. トーク:天才だった頃14. かつて天才だった俺たちへ15. EDトークCreepy Nutsのオールナイトニッポン0 『THE LIVE 2020』~改編突破 行くぜ HIP HOPPER~発売中商品購入URL【商品概要】DVD 2枚組5,400円(税抜)【収録内容】DVD 1 本編 (130分)DVD 2 1日密着ドキュメント(40分前後)関連リンクCreepy Nutsオフィシャルサイト Nuts YouTube公式チャンネル■TwitterCreepy Nuts松永■Instagram IDCreepy Nuts@creepynuts_officialDJ松永@dj_matsunagaLINE ID@creepynutsTikTok
2021年02月22日お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾が6日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」で、“賞レースコンプレックス”があると明かした。「【M-1】M-1グランプリ2020について語ります!!トシが同期"錦鯉"との知られざるエピソードを披露!?【エピソード】」と題して公開された動画で、『M-1グランプリ』に関する話題がトークが繰り広げられた。そんな中、タカアンドトシのトシから「興味ないの?」と聞かれると、藤森は「いや、興味なくないですよ。実はネタすごい好きで、賞レースコンプレックスがすごいので」と告白した。続けて、「ご存じないと思いますけど、僕らは『M-1』も『キングオブコント』もずっと出てましたからね」と藤森。吉本興業の養成所・NSC在学中に『M-1グランプリ』準決勝へ進出したことについて「“武勇伝”でいった時はありましたけど」と振り返り、「やっぱりそこから『漫才でしっかり評価されたい、先輩たちと一緒に漫才やりたい』っていう思いがあってずっと出続けたんですけど、なかなかそこは鳴かず飛ばずで。キングオブコントに関しては2回戦で折ってますから」と説明。そして、「賞レースへの憧れはありましたけど、どこかのタイミングでもう賞レースは折れました」と話していた。
2021年02月13日お笑いコンビ・タカアンドトシのトシが6日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」で、錦鯉・長谷川雅紀について語った。「【M-1】M-1グランプリ2020について語ります!!トシが同期"錦鯉"との知られざるエピソードを披露!?【エピソード】」と題して公開された動画で、トシは「個人的には去年(の『M-1』)は、錦鯉が出たんですよ」と切り出した。トシにとって札幌吉本時代から交流がある5歳年上の長谷川は、芸歴ではやや後輩ながらもほとんど同期のような間柄だと言い、「ずっと東京でも一緒に飯を食ったり、連絡を取り合っていた」と明かした。長谷川について、トシは「ずーっと日の目を見なかった。ただね、昔から抜群に面白かった。爆発力が半端ないんですよ。だから『絶対に面白いんだから、絶対にやめんなよ』って。俺も相方も『なんとかはせ(長谷川)、どうにかなんねえか』みたいな」と述べ、「本当にギリッギリでしたよ。辞めるギリッギリ」と述懐した。そして錦鯉が『M-1グランプリ2020』の決勝の舞台に立った時を振り返って、トシは「自分のときより緊張したんじゃないかっていうぐらい。テレビの前で。なかなか(順番が)来なくて。冷静にちょっと見られないですね」と語っていた。
2021年02月11日お笑いコンビ・次長課長の河本準一が6日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」で、おいでやすこがが『M-1グランプリ2020』で準優勝したことについて語った。「【M-1】M-1グランプリ2020について語ります!!トシが同期"錦鯉"との知られざるエピソードを披露!?【エピソード】」と題して公開された動画で、河本はおいでやすこがの『M-1』準優勝について「芸人中が荒れた日だよ。結局、ピン芸人がもうこぞって『実はコンビを組みたかったんだけど』っていうのが増えてるんだから」と説明した。さらに「今までそれはご法度で。『本当はもう1人いたらもっと成立するのに』っていうピン芸人が山ほどいた」と河本。「さっくん(佐久間一行)とかも、『伝われ~』っていうギャグがあるんだけど、ツッコミがいないから、怖くなって『伝われ』っていう逆ギャグが生まれた」と述べ、「もし本格的なツッコミにバンってやられたら倍ウケてるかもしれんやん。それを、おいでやすこがが教えてくれたんだよ」と話していた。
2021年02月11日お笑いコンビ・ピースの又吉直樹が、YouTube公式チャンネル『ピース又吉直樹【渦】公式チャンネル』でゲストに招いた井下好井の好井まさおから、マヂカルラブリーを救った後輩愛あふれるエピソードを明かされた。好井がゲスト出演した今回の動画は、又吉が10年前に感じていた100個以上の「あるある」について、歳を重ねた今どう思うのかを1つひとつ検証しながらアップデートしていこうという企画で、現在第3回まで公開されている。第3回の終盤、68つ目のあるある「電車の吊り革を持たず一歩も動かないという修業みたいなことをしている奴がおる」を見て、M-1グランプリで電車のネタを披露したマヂカルラブリーを想起した2人。そこで好井が「時間ないけどいいですか? 又吉さんの『後輩愛大爆発やけど、それ以外敵にしても構わない』話があったんですよ」と切り出す。ヨシモト∞ホールのランキングシステムで、マヂカルラブリーと井下好井が初めて上がって来たときのこと。マヂカルラブリーは当時タンクトップの衣装を着ており、それを見た“あるコンビのネタ作ってない方の先輩”が「キャラもんやん」と洗礼を施すような一言を。しかし「周りの後輩とか同期は『いやいや、面白いやん……」と思ってて」と、好井含むマヂカルラブリーを認める芸人たちは心の中で異を唱える。そこへ、読んでいた本を閉じて先輩の前にやってきた又吉が「いやーこれ絶対賞レース行くやん」とマヂカルラブリーに堂々と賛辞を送ったという。好井は「この人、先輩ですやん、又吉さんより!」と、又吉の行動を興奮気味に語り、「その先輩、又吉さんより先輩ですけど、又吉さんのほうが芸人支持率高いから」と、バツが悪そうに先輩が去っていったことを明かした。又吉は自分の席に戻り、再び本を読み始めたそう。思わぬエピソードを明かされた又吉は、少し照れくさそうに「若さを感じるな……」とつぶやき、「嫌やったんやろうな」と当時の心境を吐露。好井は「優しい!」と絶賛し、「マヂラブさんは、それ未だに喜んでますもん! 覚えてるし!」と誇らしげに話した。
2021年02月10日2021年2月4日、バラエティ番組『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)にMCとして出演した、お笑いコンビ『ダウンタウン』の松本人志さんと浜田雅功さん。そこで明かされた、2人のネタ作りの方法が話題になっています。『ダウンタウン』のネタ作りに、驚きの声『チャンピオン&ファイナリストの私生活のぞき見24時』という企画を放送した、同番組。漫才の日本一を決定する大会『M-1グランプリ』や、女性のお笑いタレントが競い合うコンテスト『女芸人No.1決定戦 THE W』などのお笑いショーレースで好成績を収めたお笑いタレントたちが集まりました。番組の冒頭では、各コンビやお笑いタレントがネタ作りの様子を公開。ノートに書き出した面白そうな単語からネタを考える人や、入浴をしながら考える人などさまざまでした。そんな中、同番組の出演者である、お笑いタレントの陣内智則さんから、「ネタを書く時どうしていたか」と質問された松本さんは、『ダウンタウン』のネタ作りについて次のように答えました。俺もメモ帳かなんかに単語だけ書いて。そのメモを見ながら浜田にいって。で、「こうボケたらどういう?」みたいな。(浜田さんから)「こうかなー」って(返ってきて)。「このツッコミだけはいって」っていうのは何個かあるやん。それだけは、いって。口で2回くらいやって、立って、1回か2回(ネタ合わせを)やって。で、本番出たら大爆笑!ダウンタウンDXーより引用メモ帳に単語だけを書いて、「こういわれたらどうする?」と、浜田さんに『ボケ』を確認していたという、松本さん。「座りながら口頭で2回、立って1〜2回ネタ合わせをして本番に挑むと、客席が大爆笑する」と明かしました。その話を聞いた陣内さんが、さらに「今度あのネタしようってなった時に忘れないんですか?」と質問すると、松本さんは「浜田のほうが覚えてるかもしれない」と回答。それに対し、浜田さんは次のように述べました。なんかブロックになってるからこの人のネタ。で、何分のネタっていわれたら、「ココとココとココ3つで、何分くらいちゃう?」っていって、「じゃあ、それでいこう」って。ダウンタウンDXーより引用1982年の結成以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍してきた、『ダウンタウン』の2人。幼馴染で相方でもある松本さんと浜田さんは、長い時間をともに過ごすうちに、以心伝心ができるようになったのかもしれません。『ダウンタウン』のネタ作りに、ネット上では驚きの声が上がっています。・『ダウンタウン』のネタ作りの裏話、初めて聞きました。2人とも、天才ですね!・コンビネーションでネタを調整しているのが本当にすごい。興味深い話でした。・ネタ作りについて語っている2人、かっこいい。お互いに才能があるんだろうな。お笑いタレントという枠を超えてさまざまな冠番組を持っている『ダウンタウン』は、今後も『阿吽(あうん)の呼吸』で、お茶の間をにぎやかにしてくれることでしょう![文・構成/grape編集部]
2021年02月06日「スキンスムーザー」限定版3月に発売こだわりの自然成分で特別な日常を演出するコスメブランド「m.m.m(ムー)」より、“塗るあぶらとり紙”として大ヒット中のメイク下地「スキンスムーザー」の限定カラーが新登場。2021年3月15日(月)、「スキンスムーザー モアスムース MG」(税込3,520円)が、全国の「コスメキッチン」、「メイクアップキッチン」およびオンラインストアにて発売される。大人気の秘密とは?「m.m.m」の「スキンスムーザー」は、自然由来成分だけで気になる毛穴やテカリをカバーし、つるんとした陶器肌を作るメイク下地。オーガニックカカオバター配合で乾燥を防ぐ効果も。下地としてだけでなく、メイクの上からも使える優れものだ。長時間のマスク着用によるメイク崩れも防いでくれる。しっかり保湿&サラサラ感アップ今回「m.m.m」誕生3周年を記念して、「スキンスムーザー」の限定色“ミントグリーン”が新登場。保湿成分としてスクワランとアンズ核油を配合し、潤いを逃さない。サラサラ感もアップした限定版だ。ティーツリー、ペパーミント、サンダルウッドなどをブレンドした清涼感あふれるグリーンフローラルが優しく香る。(画像はプレスリリースより)【参考】※「Cosme Kitchen」公式サイト
2021年02月06日お笑い芸人の陣内智則が1月30日、自身の公式YouTubeチャンネル「陣内智則のネタジン」で、『M-1グランプリ2020』決勝前からマヂカルラブリー優勝を予感していたことを告白した。「【マヂカルラブリーとM-1ここだけの話】実は陣内だけは優勝を知っていた!」と題して公開された動画には、マヂカルラブリーの野田クリスタルと村上もゲスト出演。野田と村上に対して、陣内は「後出しみたいになっちゃうねんけど、俺の中で(マヂカルラブリーが)『優勝するわ』と思ったときがあったのよ」と明かした。『M-1』敗者復活戦のMCを担当している陣内は「今まで過去、トイレでバッタリ会う芸人が優勝している」と述べ、「一昨年でいったら内海(崇)に会ったの。『仕上がってるらしいな。頑張ってな』って言って優勝してるのよ。振り返れば、その前もトレンディエンジェルの斎藤(司)に敗者復活のときにトイレで会ってるの。その前も鰻(和弘)に会ってん。振り返ったら、会ってる人が優勝してる」と述懐した。そして「覚えてる? 野田。(トイレで)会ってんねん」と陣内。「そのときに言おうと思ってた。『優勝するで』って。ほんまに振り返ったら、会って何かしゃべってる人は優勝してる説があんのよ」と語ると、野田は「来年ヤバくないですか? めっちゃ(芸人が)来ますよ。『陣内さん!陣内さん!』って(笑)」と笑っていた。
2021年02月01日お笑いコンビ・ザブングルの松尾陽介(44)が3月31日で芸能活動を引退すると、2月1日に所属事務所が発表した。松尾の引退に伴って、ザブングルは解散することが決定。相方の加藤歩(46)は、単独で活動を続けるという。同日には「週刊女性PRIME」で、その経緯を語ったインタビューが掲載された。記事によると松尾は、「40歳を過ぎて、漠然とこのままお笑いを続けていけるのかな」と葛藤していたという。また19年6月に反社会的勢力の忘年会に参加していた“闇営業”が発覚したこともあり、「お笑いで食べていくのは無理かなと引退を考えるようになりました」と明かしている。約2カ月間の謹慎中は、介護施設でボランティア活動などを行っていたザブングル 。そして19年9月2日放送の『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』(ニッポン放送)にゲスト出演し、正式に復帰を果たした。しかし、新型コロナウイルスによる影響で仕事が激減したことも大きかったようだ。記事で松尾は「まだ身体が元気なうちに次に行かなきゃ」と考え、「10年前なら引退は早すぎるけど、10年後なら遅いと思った」とその決意を語っている。ザブングルは99年9月に結成し、今年で22年目を迎える。07年に決勝進出した『M-1グランプリ』(ABC・テレビ朝日系)では、「スーパーのおばちゃんの話」を展開した加藤の“顔芸”や“キレ芸”に注目が集まった。いっぽう審査員のラサール石井(65)は、「ツッコんでいる形とかがめちゃくちゃ面白い」と松尾を評価。上沼恵美子(65)も「ツッコミが新しい」「初登場とは思えない。びっくりしました」と賛辞を送っていた。現在放送中の『アメトーーク!』(テレビ朝日系)では、“運動神経悪い芸人”として視聴者から人気を博している松尾。ネットでは番組にちなんで、《水神様をもう見れないのは残念です》や《引退する前に水神様特集してください》など惜しむ声が広がっている。「もともと09年4月に “ブサイクじゃない方芸人”として紹介されました。ですが10年以上続いている“運動神経悪い芸人”企画で珍場面を連発し、“ガチ王”のキャラを確立。水泳では溺れるような平泳ぎやドルフィンキックではバックしてしまうなど、奇跡的なプレーに“水神さま”の異名がつきました。かたやリズム感は持っており、ダンスを踊りこなすといった意外性も視聴者から愛されていました。また、松尾さんは選手名鑑を持ち歩くほどプロ野球の大ファン。そんな一面を活かして、『BS12プロ野球中継2019』ではビジターに寄り添った実況や解説をしていました。“運動神経悪い芸人”の企画にプロ野球選手が監督として来てくれることも大変喜んでいましたね」(スポーツ紙記者)引退後は「企画・制作などの裏方」を考えているという松尾。40代半ばの節目でそれぞれの道を歩む決心をしたコンビに、エールが寄せられている。《松尾さんは新しい事に挑戦されるという事で、40半ばで新しい事に挑戦しようという気持ち、見習いたいと思います。応援してます!加藤さんもピンでもご活躍を楽しみにしてます》《ザブングル好きだったからなー残念、だけど松尾と加藤には頑張って欲しい》《頑張れ!松尾!!加藤!!》
2021年02月01日オール阪神・巨人のオール巨人が5日、“カジサック”ことキングコング・梶原雄太の公式YouTubeチャンネルに出演し、審査員を務めた『M-1グランプリ2020』で伸びしろを感じたコンビについて語った。「【M-1グランプリ2020】巨人師匠に総括して頂きました」と題して公開された動画で、巨人は同コンビのツッコミ・井口浩之について「俺、好きやねん。会ったことないねんけど、顔見たら絶対あがってるのに一生懸命やってて。自分で悪口ネタって言ってるけど、あれは悪口ではなしに愚痴ネタやね。面白いと思う。非常に流れもよかったし」と評価した。その一方で、巨人が「ただ、最後もう『僕らどうやろ』って思いながらやってた気もする」と言うと、カジサックも「あの手の漫才って“熱”が大事じゃないですか。愚痴を言う熱。師匠がおっしゃったように、漫才の途中に井口さんが『これダメかも』って思ったんちゃうかな」と推察。巨人は「それは押し切らなあかん。『あれ? なんでウケへんねん』と思いながらやってた」と分析した。しかし巨人は、「でも僕は本当に好きなんですけどね。彼(井口)はええ人間ちゃうかなと思う。相方の河本(太)くんもうまい。ただもっと自信をもって、『俺も目立つで。俺も笑い取るで』と。それぐらいの気持ちをもってツッコんでいったらもっと面白くなると思う」と語り、「(ウエストランドは)伸びしろが1番大きいんちゃうかなと思う。ネタに関して」と評していた。
2021年01月08日お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が7日、ユニバーサルミュージック協力のもと自身のレーベル「soshina」を立ち上げ、アーティスト活動を本格化することを発表。これまでに制作した8曲のボカロ楽曲を27日から全曲配信することも合わせて発表した。M-1グランプリ、R-1ぐらんぷりで2冠を達成し、芸人として輝かしい経歴を持つ粗品だが、音楽の分野でも頭角を現しつつある。2歳からピアノを始め、クラシックにも造詣が深いことから世界的ピアニストのラン・ランとの共演を果たし、昨年5月に開設したYouTube公式チャンネル『粗品Official Channel』でボカロ楽曲を発表するなど、音楽活動をスタートしていた。本日20時には、8曲目となるボカロ楽曲『Hinekure』をYouTubeでプレミア公開。特徴的だった8bitサウンドだけでなく、ギターのレコーディングを実施し、ディレクションも粗品本人が行った。作曲に加えてプロデュースも手掛けた力作だ。プレミア公開直後の生配信で立ち上げを発表した、自身の新レーベル「soshina」の第1弾楽曲は3月にリリース予定。きょう1月7日は粗品の28歳の誕生日だが、新たにアーティスト・プロデューサーとしての粗品が誕生した日にもなった。
2021年01月07日お笑いコンビ・タカアンドトシのトシが4日、YouTubeチャンネル「こうもトシんご」出演し、ブラックマヨネーズについて語った。「【ブラックマヨネーズ】M-1グランプリ2005チャンピオン"ブラックマヨネーズ"について語る!河本が見た"御堂筋をパンツ一丁で全力疾走する吉田"の真相とは…【エピソード】」と題して公開された動画で、トシはブラックマヨネーズが王者となった2005年の『M-1』で披露したネタについて、「(『M-1』を)全部見てますけど、ベスト3に入るんじゃないかな。何だったら1位かも知れない」と評した。タカアンドトシにとって、決勝戦で4位に入賞した2004年が『M-1』ラストイヤーであり、2005年は出場資格がなかった。しかしトシは、当時レギュラー出演していたバラエティ番組『笑いの金メダル』(テレビ朝日系)のスタッフが『M-1』と同じだったこともあり、コンビ名を変えて出場する案があったと明かした。結局その案はボツになったというが、2005年は「欧米か!」のツッコミができた年でもあり、トシは「出たかったなと思った」と振り返った。しかし、トシは「(2005年の)『M-1』見て、『これは出なくて良かったわ』って。『これをやられたら勝てない』って」と述懐し、「(自分たちの漫才は)テンポは良かったけど、『M-1』では勝てないと思った。まったくタイプが違うじゃないですか。あれには勝てない」と語った。
2021年01月07日1月4日、東京都の新規陽性者数は3日連続で800人を超えた。重症患者も過去最多の108人となり、東京、埼玉、千葉、神奈川の1都3県に緊急事態宣言の発出が検討されている。新型コロナウィルスの感染拡大に歯止めがかからないなか、年末年始に著名人の感染報告も相次いでいる。12月23日には、Snow Manの宮舘涼太(27)の感染が報告された。残るメンバー8人も濃厚接触者とされ、『第71回NHK紅白歌合戦』の出場を辞退することとに。12月28日は、『M-1グランプリ2020』(ABC・テレビ朝日系)で決勝進出したウエストランドの井口浩之(37)と河本太(36)の感染が報告された。そして1月3日は、ミキの昴生(34)が元日に陽性と診断されたことを報告。また同日は、バドミントンの桃田賢斗選手(26)も感染を報告。桃田選手は、大晦日に放送された『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(日本テレビ系)の特番や2日放送の『新春大売り出し!さんまのまんま』(フジテレビ系)にも出演していた。さらに、4日には関ジャニ∞の横山裕(39)の感染も事務所を通じて報告された。療養する彼らに《自分を責めないで》《早く治りますように》と体調を慮る声が寄せられている。年末年始にテレビ出演していた著名人の感染報告が続くいっぽう、テレビ局の感染防止対策はどうだったのだろうか?制作関係者はこう振り返る。「年末年始に放送された特番は、密状態のものが多かったです。一時は定着しつつあったリモート出演も激減。もちろん各テレビ局はアルコール消毒、検温、マスク着用などを徹底しています。ですが本番中に出演者を守るものは、アクリル板とマウスガードがほとんど。口元がノーガードの番組もありました。にもかかわらず、大声での会話やアクリル板を超えての行動が散見されたのです」一時はリモート出演が主流になりつつあった番組収録だが、視聴者からは“意識の薄れ”を指摘する声が上がっている。《TV見てると芸能界での感染があるのは仕方ないと思ってしまう。マウスシールド、フェイスガード……あんまり意味なくない?マスクなし状態を見るのに違和感しかない》《大変かもだけどテレビ番組はちょっと前のリモート形式に戻した方がいいのでは……アクリル板で完全防備できるわけじゃないしマウスシールドも気休め程度にしか……》《テレビ界、感染対策意識が最近たるんでると思います。見ていて不快です》
2021年01月04日12月30日、『第62回輝く!日本レコード大賞』(TBS系)が生放送された。今年の司会者は安住紳一郎(47)と吉岡里帆(27)が務め、新型コロナウィルス感染防止のために無観客で開催された。今年大ヒットした『劇場版 鬼滅の刃 無限列車編』の主題歌「炎」を歌ったLiSA(33)が、大賞を受賞。年内で活動休止する嵐が特別栄誉賞を受賞するなど、大いに盛り上がりを見せた。そんななか、司会者である吉岡もTwitterのトレンドに躍り出るほどの注目を集めていた。吉岡は瑛人(23)の歌唱中にカメラアングルを向けられると、彼が歌う「香水」に合わせて両手を前にさし出しながら“熱唱”。さらにNiziUが「Make you happy」をパフォーマンス中も、カメラは吉岡の方へ。吉岡はNiziUに合わせて、“縄跳びダンス”を披露したのだった。この思いがけない吉岡のパフォーマンスに、《可愛すぎる》《もう優勝です》といった称賛が相次いだ。いっぽうNiziUは、復帰したばかりのMIIHI(16)もそろってフルメンバー9人でのパフォーマンスだった。ファンにとっては楽しみのはずだったが、番組撮影が物議を醸している。「吉岡さんにカメラアングルが切り替わったタイミングは、MIIHIさんのソロパートでした。29日に行われた『NHK紅白歌合戦』のリハーサルでも、MAYAさん(18)が体調不良で欠席。そんな状況での生放送に、テレビの前で手に汗を握るファンも多かったようです」(テレビ局関係者)Twitterでは、番組に対して不満の声も上がっている。《ミイヒちゃんのパートで吉岡里帆を抜いたレコ大のカメラマン、めっちゃ怒られてほしい》《ミイヒのパートで吉岡里帆映してたレコタイめっちゃ恨む》《吉岡里帆さんが悪いわけじゃないと思うんだけど、ミイヒ見たかったよ、、、全体的にカメラワーク悪かったよ》出演者のパフォーマンス中に司会者が映し出される現象は、12月20日に生放送された漫才日本一決定戦『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)でも見られた。出場者たちが漫才を披露している最中に、司会者の上戸彩(35)がアップで映るといったことが何度もあった。Twitterでは、《漫才に集中できない》《ネタだけ映してほしい》といった不満も散見された。「今年で9回も司会を務めるほど、上戸さんには安定感があります。芸人たちはもちろん、視聴者からも“癒しの存在”として人気です。ただ、M-1やレコード大賞も年に1回の生放送。司会者を映し出すことで、盛り上がりを伝えようとする意図があるようですが、吉岡さんも上戸さんも華がある女優なだけにインパクトが強すぎるのでしょう」(テレビ誌ライター)今年はコロナ禍でテレビ局も、無観客や観覧者を減らすといった対応に追われた1年だった。それだけに、視聴者からの反響も大きかったようだ。
2020年12月31日