「NISA」について知りたいことや今話題の「NISA」についての記事をチェック! (1/4)
今回のお悩み「新年からお金の管理をがんばりたい!続けるコツは?」毎年のように宣言しているものの、2025年こそは本気でお金の管理をがんばりたいと思っています。家計簿をつけるのを途中であきらめてしまったり、NISAについて調べていてもよく分からなくて途中で放棄したりしがちなのですが、続けるコツはありますか?(20代後半/販売)■元旦から家計簿をつけ始めるのはNG!新年早々、今年こそはお金をしっかりと貯めたい!と意気込む方も多いかと思います。一年の目標を立てることは、とても良いことですが、家計簿を元旦からつけ始めるのはちょっと待って!その理由は、暦の1カ月とお金の1カ月は違うからです。お金の1カ月は、給料日から次の給料日の前日までなので、そもそも収入と支出が合わなくなってしまいます。さらに、年末年始は1年の中でも最もお金の出入りが激しい時ですので、あっという間に赤字になってしまい、挫折の原因にもなりかねません。家計簿をつけ始めるのにおすすめタイミングは、お金の流れが穏やかになる1月の給料日からです。それまでは、準備期間としてお金の流れを把握するために、おこづかい帳のように1カ月の出費を記録しておくと、予算決めに役立ちます。■自分に合う家計簿を見つけましょう家計簿はどれも同じではありません。どれも同じだと考えて、適当に選ぶとこれもまた挫折の原因に。自分に合う家計簿を見つけることも大切です。家計簿には、昔ながらの紙の家計簿もあれば、スマートフォンのアプリやパソコンソフトやアプリ、表計算ソフトエクセルで自作するなど、さまざまです。手書きの家計簿の良さは、手書きをすることでじっくりと生活費の予算やお金の使い方などと向き合うことができるので、しっかりと日々やりくりをしたい人に向いているでしょう。しかし、手書きは手間がかかりますし、グラフ化といった年間を通しての全体像が見えにくくなる可能性もあります。キャッシュレス決済と紐づけて入力したり、レシートを読み込んで入力するといった手軽に入力をしたい場合や、グラフ化などで客観的に家計を見たいときは、スマホアプリやパソコンのソフトやアプリの方が適しているでしょう。どの方式でも、選ぶ際に気をつけて欲しいのが、お金の流れがわかる家計簿を選ぶことをおすすめします。お金の流れとは、給与などの収入に対して、家賃や公共料金といった毎月決まって支払う「固定費」、食費や日用品といった生活費などの「流動費」がいくらかかり、貯蓄は先取りでいくらしているかといった出費の流れのことを言います。このお金の流れが、見開きなどで一目で見てわかりやすい作りになっているかを、チェックすることをおすすめします。■家計簿は大学ノートなどでOK家計簿は市販のものがさまざま出ていますが、市販の家計簿は細かく予算が付けられていることもあり、挫折のもとになることも。いつでも思い立ったらすぐにつけ始められるのが市販の大学ノートなどのシンプルなノートです。見開き1ページを使って1か月のお金の流れを把握します。左側は収入と、固定費と食費、生活費、予備費の予算。先取りでする積み立て貯蓄等の預け先と金額、右側は毎週の使ったお金を日付と金額、買ったお店を記入します。家計簿はこのようにシンプルな予算管理を意識すると続けやすくなります。■費目を多くすると挫折の原因に生活費の出し方は、手取り月収から家賃などの「固定費の合計」と積立投資や貯蓄を含めた「先取り貯蓄の合計」など先に支払うべきものを引いた額が、その月に使える生活費になります。日々家計簿で管理をするのは、この「生活費」になります。生活費にも食費や日用品費、美容費、医療費などさまざまあり、予算を細かく設定したくなるものですが、細かくすればするほど、管理する予算が増えてしまい、挫折しやすくなる傾向にあります。おすすめは、外食費を含めた「食費」、日用品や美容費、交際費などの食費以外の「生活費」、食費や生活費などが足りないときや突発的な出費にも対応できる「予備費」の3種類程度にすると、管理がしやすくなります。毎月の「予備費」は2万円程度あると良いでしょう。■挫折しない予算管理は5週分けがおすすめ1カ月分の予算を全て持って買い物をすると、給料日前には予算が足りなくなることも挫折の原因になります。おすすめの管理方法は、「食費」と「生活費」は1カ月分の予算を5週に分けておき、その中から使う方法です。毎週日曜日もしくは月曜日など予算の週始まりを決めて、週始まりに1週間分の予算をお財布に入れて、やりくりします。週の予算が余っても翌週へ繰り越しはせず、別の封筒などに取り置いておき、新たに1週間分の予算をお財布に入れて、毎週一定額でやりくりするようにすると家計が安定してきます。キャッシュレス決済を使っている場合は、チャージ式にするかクレジットカードの場合は利用した分を別に分けておき、給料日前には利用分を引き落とし口座に入金しておきましょう。■やりくりの成果は有意義に使ってモチベーションアップ余った各週の予算は1カ月分まとめて、外食へ行ったり、半年貯めて旅行へ行ったり。もっと貯めて欲しかった高額商品を買うのも良いですね。一人暮らしなら、家電購入費用や、冠婚葬祭費などに使える「特別費」として別途積み立てるのも一案です。このようにやりくりの成果を有意義に使うことで、また頑張ろう!やればできる!といったやる気につながるでしょう。■家計簿を長く続けるコツ長く続けるコツは、毎日5分決まった時間やタイミングで家計簿を開くことです。習慣にすることで、お金と向きあう時間が持てるようになり、日々のお金の使い方や、1年後、5年後、10年後といった短期、中期、長期でのお金の貯め方、使い方まで考えられるようになるでしょう。■やりくりに余裕が出てきたら先取り投資も先取り貯蓄も大切ですが、NISAを活用した先取り投資もおすすめです。NISA(ニーサ)とは、「少額投資非課税制度」のことで、株式や投資信託の売買益や配当金などにかかる税金が非課税になる制度です。「長期・積立・分散」投資をすることで、元本割れのリスクを抑えつつ、長期で見るとお金が働いて成長してくれている可能性があります。まだNISAを始めていないけれど、2025年は投資にチャレンジしたいなら、ネット専業の証券会社のHPをのぞいてみてはいかがでしょうか。楽天証券やSBI証券といった大手ネット証券では、手数料が安く、またNISAについての解説がわかりやすくおすすめです。参考▼楽天証券証券年こそお金に強くなりたいなら、鉄は熱いうちに打て!の通り、目標を立てて先取り貯蓄や投資をして、残ったお金でやりくりしましょう。令和のマネーハック112思い立ったが吉日……でも、家計簿を1日からつけ始めるのはちょっと待って。目標を立てて先取り貯蓄や投資を始め、残ったお金はモチベーションアップに回そう。「シンプル化・毎日開く」が家計簿を続けるコツ。専門家に聞きたいお金の悩みを教えてください!(文:丸山晴美、イラスト:itabamoe)
2024年12月30日千葉県・公益財団法人習志野市文化スポーツ振興財団主催、習志野市制施行70周年記念事業『まるわかり新NISA講座 & フルートとピアノが紡ぐ音楽の調べ』が2025年3月12日(水)にモリシア多目的ホール(千葉県習志野市谷津1-16-1)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 2024年投資分より新しくなった小額投資非課税制度(=NISA)について専門家から学ぶ講座と、地元で活躍中のプロの音楽家の演奏会を合わせてお楽しみいただけます。プログラム【第1部/約60分】投資デビューはNISAで決まり♪「まるわかり新NISA講座」新NISAの特徴やメリット、対象商品の選び方などを分かりやすく説明します。また、実際の運用例やリスク管理のコツもご紹介し、新NISAを活用して初めての投資に不安を感じる方でも安心して始められます。若い世代からシニア層まで幅広い方々に向けた内容なので、どの世代の方でも安心して投資の第一歩を踏み出せます。※投資の勧誘などは一切ございませんので、ご安心ください。ファイナンシャルプランナー:渡辺 一江【第2部/約60分】響きの旅路~フルートとピアノが紡ぐ音楽の調べ~・オペラ“ロミオとジュリエット”から私は夢に生きたい/グノー・パッヘルベルのカノンにのせて~習志野ver.~・春よこい/松任谷由実その他、耳馴染みのある唱歌、映画音楽、クラシック音楽等をお届けします。フルート:林 愛実ピアノ:滝本 紘子公演概要習志野市制施行70周年記念事業『まるわかり新NISA講座 & フルートとピアノが紡ぐ音楽の調べ』公演日時:2025年3月12日 (水)13:00開場/13:30開演会場:モリシア多目的ホール(千葉県習志野市谷津1-16-1)■出演者ファイナンシャルプランナー:渡辺 一江フルート:林 愛実ピアノ:滝本 紘子■チケット料金全席自由:1,000円(税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年12月25日マーケティングカンパニー、エムエム総研が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」はこのほど、20〜30代の営業職を対象に「老後を見据えた資金準備」の意識調査を実施しました。前回配信された「キャリア満足度と転職意識」に関する調査( )で、転職を考えるきっかけは「給与や待遇が将来の目標に見合わないと感じたから」と回答した人が最多であることが明らかになりました。現役世代にとって、本業の収入だけで将来の老後資金を準備できるかは重要な問題です。そのため、多くの人が副業や投資を通じて収入を増やす手段を模索しています。では、20〜30代の若いビジネスパーソンは、将来に向けてどのような手段を検討しているのでしょうか?そこで実施された今回の調査。20〜30代の営業職の意識を明らかにしています。■約9割が本業の収入だけでは将来の老後資金に不安があると回答「本業の収入だけでは将来の老後資金に不安がありますか?」と質問したところ、約9割が「はい(88.0%)」と回答。多くの人が老後資金に対する強い不安を抱いており、本業の収入だけでは十分でないと考えているようです。では、老後資金を準備するために行っていることはあるのでしょうか?「将来の老後資金を準備するために行っていることはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「投資(62.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「貯金(42.4%)」「副業(36.0%)」となりました。■副業で優先することは「営業スキルを活かせる」「新しいスキルを身につけられる」老後資金の準備として「副業」を行っている人が約4割いましたが、副業を選ぶ際に一番優先していることは、どのような要素でしょうか。ここからは、前の質問で「副業」と回答した人に聞きました。「副業を選ぶ際に、あなたが最も優先していることは何ですか?」と質問したところ、「営業スキルを活かせるもの(30.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「新しいスキルを身につけられるもの(29.4%)」となりました。副業を選ぶ際は、営業スキルを活かせる、新しいスキルを身につけられるといった点を最も優先している人が多く、効率面よりも経験や自己実現に価値を置いていることがうかがえます。では、副業でどれくらいの収入を得ているのでしょうか?「副業で得ている月々の収入はどれくらいですか?」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。副業での月々の収入は「1〜3万円未満」「3〜5万円未満」が多く、大きな収入源というよりは補助的な収入としての役割が強いようです。では、実際はどのような副業に取り組んでいるのでしょうか?「主に取り組んでいる副業は何ですか?」と質問したところ、「ポイ活(20.6%)」と回答した方が最も多く、次いで「Webデザイン(15.6%)」「営業代行(11.7%)」となりました。手軽に始められるポイ活が人気で、専門的なスキルを要するWebデザインや営業代行などに副業として取り組んでいる人もいることがわかりました。■投資をしている人の約6割は、NISAを利用している次に、老後資金の準備として「投資」を行っている人は、どのような商品に投資しているのでしょうか。ここからは、老後資金の準備として「投資」と回答した人に聞いています。「投資している商品は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「NISA対象商品(投資信託・株式・J-REIT)(56.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「株式(45.9%)」「投資信託(35.6%)」となりました。そこで、「2024年は、いくら投資しましたか?」と質問したところ、以上のような回答結果になりました。約3割が年50万円以上の投資をしていることから、多くの人が老後資金の形成に、積極的に取り組んでいることがわかる結果になりました。■約半数は「本業が充実していれば副業や投資は不要」!本業の収入だけでは将来の老後資金に不安があることから、投資や貯金、副業を行っている人が多いことがわかりました。その一方で、本業が充実していれば副業や投資は必要ないと思う人もいるのではないでしょうか。再び調査対象の全員に聞いてみました。「本業が充実していれば、副業や投資は必要ないと思いますか?」と質問したところ、「はい(54.7%)」「いいえ(45.3%)」という回答結果になりました。◇本業が充実していれば副業や投資は必要ない?【はい】・本業で十分稼ぐことができているなら、余分に時間や体力を使う必要はない(20代/男性/静岡県)・本業だけで貯金も賄えるから(30代/女性/岩手県)・それなりに収入があれば必要ない(30代/女性/大阪府)【いいえ】・老後がどうなるかわからないから(30代/女性/東京都)・備えは必要(30代/男性/愛媛県)・資産を増やすすべを持っておいた方がいいから(30代/男性/埼玉県)本業でそれなりに収入があるのであれば副業や投資は必要ないと思う人が多い一方で、老後どうなるかわからない、資産を増やすすべを持っておいた方がいいなどの理由で、副業や投資を必要だと思う人もいることがわかりました。では、老後までどのような働き方をしたいと思うのでしょうか。「老後までどのような働き方をしたいですか?」との質問では、「本業の収入を節約と節税で守りながら、引き続き本業だけを頑張りたい(30.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「本業を中心にしつつ、副業や投資を補助的に行いたい(28.0%)」となりました。引き続き本業だけを頑張りたい、本業を軸にしつつ副業や投資を活用したいといった回答が上位になり、安定志向が強いことがうかがえる結果になりました。■まとめ約9割が本業の収入だけでは老後資金に不安があるものの、本業が充実していれば副業や投資は必要ないと考える人が多いことが判明今回の調査で、20〜30代営業職の約9割が将来の老後資金に不安を抱えており、投資や貯金、副業などで老後資金の準備を行っていることが明らかになりました。行っている副業としてポイ活やWebデザイン、営業代行などが上位になり、月に5万円未満の収入を得ている人が多いようです。副業を選ぶ際は、効率的に稼ぐことよりも営業スキルを活かせる、新しいスキルを身につけられるといった点を最優先する傾向が見られました。また、投資を行っている人の多くがNISA対象商品(投資信託・株式・J-REIT)や株式、投資信託といった商品に投資しており、2024年の投資金額は10〜20万円未満や50万円以上と可処分所得によって投資額も変わってくることがわかりました。さらに、本業が充実していれば副業や投資は必要ないと考える人が多い一方で、老後に備えるため、本業が充実していても副業や投資は必要だと考える人もいるようです。そのような背景から、老後までは節約と節税、副業や投資をしながらも本業を中心に頑張りたいと考える人が多いことが示されました。将来の老後資金に対する不安を少しでも解消するため、本業の収入アップを目指した転職活動を始めてみるのはいかがでしょうか。■調査概要「老後を見据えた資金準備」の意識調査調査期間:2024年11月22日〜11月24日調査方法:PRIZMA( )によるインターネット調査調査人数:1,000人調査対象:調査回答時に20〜30代の営業職であると回答したモニター調査元:エムエム総研( )モニター提供元:PRIZMAリサーチ(エボル)
2024年12月20日ハナミラは、投資を始めた女性を対象に実施した「投資女子のボーナスの使い道調査」の結果を発表しました。■個別株の株式投資を開始した時期まず、個別株の株式投資を開始した時期について聞いたところ、もっとも多かったのは「半年以内」(40.8%)でした。「1年以内」と回答したのは17.7%で、合わせて過半数が1年以内に個別株の株式投資を始めた事が分かりました。2年以内に開始した人を含めると全体の7 割以上にもなります。新NISAが世間で話題に上がり始めた時期は解禁1年前の2022年の年末からです。新NISA解禁を機に投資を始めた人が多いと言えます。■投資開始前後におけるボーナスの使い道の変化次に、個別株の株式投資を始める前後のボーナスの使い道について尋ねてみました。すると、開始前は1位が「貯蓄」(69.8%)、2位が「自分へのご褒美」(66.3%)、3位が「旅行・レジャー」(57.0%)、開始後では1位「株」(57.7%)、2位「自分へのご褒美」(47.4%)、3位「学びへの投資」(42.3%)という結果となりました。投資女子は資産形成の手段を貯蓄から投資に大きくシフトチェンジしたことが伺えます。■今冬のボーナスの有無と支給額今年の冬のボーナスについては、48.3%が「支給がある」と回答。支給金額は、「51~99万円」が19.7%、「31~50万円」が10.9%、「11~30万」が10.9%でした。■今冬のボーナスの使い道、1位は「株」今年の冬のボーナスの使い道は、「株」が65.8%で最も多く、次いで「旅行・レジャー」が42.5%、「自分へのご褒美」が42.5%で続きました。「自分へのご褒美」または「家族へのプレゼント」と回答した人に、どのような視点で購入するものを選ぶのか聞いてみると、未来への投資や日常の快適性の向上に関する回答が多く見られました。具体的には、歯の矯正やホワイトニング、在宅環境の整備など。■調査概要投資女子のボーナスの使い道調査調査対象:ハナミラ受講者(投資女子)計147名調査方法:インターネット調査調査時期:2024年11月20日~30日引用元:(フォルサ)
2024年12月18日今回のお悩み「30歳になったのにマネーリテラシーが低くて急に焦りが出てきた」これまでお金に対する意識が低く、貯金等をほとんどしてきませんでした。30代になって将来やお金について考えるようになり、いろいろと周りから遅れている気がして焦ります。まず、何から始めるべきでしょうか?(30代前半/教育関係)■お金の話しで取り残された経験はありませんか会社の同僚や学生時代の友人たちとの飲み会などで、「NISA」や「iDeCo」、「オルカン」、「S&P500」などのワードに「???」となり、まるで別の世界の人との会話と思ったり、頭金を貯めて住宅購入をすることになったなどといった話に、なんだか取り残された気持ちになって「私、このままで大丈夫なの?」と、そんな不安の気持ちになった経験があるなら、マネーリテラシーを磨く良いチャンスです。■そもそもマネーリテラシーとはマネーリテラシーとはお金に関する知識や判断力を磨くことで、経済的に自立してより良い生活を送るために必要な能力です。でも、難しく考える必要はありません。「家計管理」や「買い物」、「投資」といった日々のお金の中で、自ら学び、そして自分なりのお金の判断基準や能力を磨くことで、家計管理と計画的にお金が貯められるようになるだけではなく、もしものときの備えができます。さらにマネーリテラシーが高くなることで、「そんな甘い話はあるわけない!」と詐欺や多重債務といった金融トラブルに遭いにくくなります。■まずは冬のボーナスから。みんなは何に使ってる?株式会社ロイヤリティマーケティング「第61回Ponta消費意識調査2024年10月発表(※)」によると、冬のボーナスの使い道として「貯金・預金」が減少傾向ながら、11年連続で1位となっています。また、同調査では貯金・預金の用途について、「老後の生活への備え」が62.6%で最多で、次に多かったのが「将来の消費への備え」(住宅購入、子供の学費など)続いて「病気や災害への備え」で25.2%でした。貯めている人は、漠然と貯めるのではなく、目的や用途を決めていることが分かります。■マネーリテラシーの身につけ方マネーリテラシーとは言え、何から始めたら良いのか分からない人も多いはず。でも、お金ってとても身近な存在ですよね。しかしお金には、「家計管理」「貯蓄」「投資」「保険」「年金」「税金」「借入」など、どれも関連づいてはいますが、幅広い知識が必要になります。◇まずは家計管理と生活設計からまず最低限身につけるべきマネーリテラシーは、「家計管理」「生活設計」です。「家計管理」は、収入に対して固定費や変動費、貯蓄などに振り分けて、収入の中に収めることです。アプリでも家計簿でも、お金の収支の把握をすることからはじめましょう。「家計管理」ができるようになれば、その先に必要となる出費に備えることができるようになります。◇ネクストステップは資産運用「いつ、いくら、何に必要なのか」といったライフプランを作ることで、計画的な貯蓄や投資といった「資産運用」に興味が湧いてくるでしょう。そんな時は「NISA」口座を開設してみてはいかがでしょうか。年間の非課税投資枠の上限はありますが、投資信託や株式などの金融商品から得られる利益が非課税になる制度です。「長期」「積立」「分散」投資で安定的な資産形成が可能となります。その際、ネット証券で口座開設することで、口座管理手数料や売買手数料が安く、投資の情報も無料で見ることができ投資判断の助けになります。もし、老後の年金や生活費に不安があるなら「iDeCo」も一案です。「iDeCo」は国民年金や厚生年金などの公的年金に上乗せされる私的年金制度です。「NISA」は運用益が非課税ですが、「iDeCo」は、運用益が非課税なのはもちろんのこと、掛金の全額が所得控除になり、受取時には公的年金等控除または退職所得控除の対象となるため、税制面での優遇が大きいのも特徴です。ただし、原則60歳までは引き出しはできない点は注意が必要でしょう。もちろん、投資には元本が減るリスクもありますので投資判断はご自身の責任で行いましょう。他にも、転ばぬ先の杖として万が一何かのアクシデントが起きたときに、必要な保障や補償で備える「保険」を考えてみると、いざという時に安心です。■マネーリテラシーを身につけるメリット計画的お金を使い、貯蓄や投資で資産形成をして、保険で備えればほぼ完ぺきと言えるでしょう。他にも税金のことに詳しくなることで、ふるさと納税のメリットなども知ることができるでしょう。お金に興味を持って勉強をしてどんどんマネーリテラシーを磨き高めることで、投資詐欺といったありえない話を信じることも無くなり、自分の資産を自分で守り育てることができるようになります。また、無計画なキャッシングやリボ払いといった借金も、金利手数料がもったいないから必要なものは貯めてから買おうといった、ごく当たり前のことに気がつくことができ、そのように行動ができるようになります。■30歳からでも遅くはありません周囲のお金の話について行けなくて、疎外感や出遅れ感といった焦りを感じてしまったら、そのことに気がついた自分を褒めてあげましょう。その理由は、気づいた時からが貯め時だからです。このままではダメだと自覚して、ひとつひとつクリアしていけば、3カ月後、1年後、3年後、5年後、10年後、30年後……と「あの時気がついて、行動して良かった」と思える日がきっと来るはずですよ。令和のマネーハック110まずは焦りを感じた自分を褒めよう!最低限のマネーリテラシーとして家計管理と生活設計はできるようになりたいところ。次にライフプランを考えて資産運用にトライ。マネーリテラシーを身につけることは自分の資産を守ることにもつながります。※第61回Ponta消費意識調査2024年10月発表専門家に聞きたいお金の悩みを教えてください!(文:丸山晴美、イラスト:itabamoe)
2024年12月02日ライフネット生命保険はこのほど、20・30代の男女計1,000名を対象に「毎月の貯蓄と将来に関するアンケート調査」をインターネットにて実施しました。■貯蓄や資産形成について調査の結果、毎月貯蓄を行っている人は72.5%に。月々の平均貯蓄額は2.4万円となりました。毎月の貯蓄額の理由は「将来に備えるため」や「無理のない範囲だから」などが多く見られました。毎月資産形成(投資)を行っている人は51.1%と過半数に。月々の平均投資額は2.0万円でした。自分への投資(健康管理や資格の勉強など)を毎月行っている人は55.0%。毎月の平均投資額は0.7万円となりました。現在の生活において、「経済的なゆとり」があると回答した人は全体の27.7%に留まっています。■現在の生活の満足度について現在の生活に「満足」と回答した人は全体で9.9%と1割を切る結果に。毎月の貯蓄額や資産形成のための投資額が多い人は、現在の生活の満足度が高い傾向が見られます。現在の生活に「満足」「やや満足」と答えた人の中で、満足度が低い項目は「貯蓄・金融資産(24.8%)」「収入(16.0%)」。満足度が高い項目は「家族関係(67.7%)」や「食生活(57.8%)」という結果となりました。■将来について自身の将来について、83.7%が「不安を感じている」と回答。毎月の貯蓄額や資産形成のための投資額が多い人は、将来への不安は小さい傾向がありました。具体的な将来の不安は「給料や年金(男性20代)」「育児の経済的な不安(女性30代)」や「老後資金(女性30代)」などとなりました。10年後の自身について「想像できない」と回答した人は全体で71.8%と、7割以上が先行きを読めない状態であることが明らかになりました。将来に向けて現在行っていることや気を付けていることは、「ポイ活(62.0%)」や「貯蓄(59.3%)」が主な方法となっています。■調査結果まとめ今回の調査では、「自身の将来に不安がある」人が8割強、「10年後の自分」を7割以上の人が「想像できない」と回答。「経済的なゆとりがある」と回答した人は3割弱に留まるなど、今の世相を表す結果となりました。回答者の約6割が、将来に向けて「ポイ活」や「貯蓄」を行っていることから、目に見えやすく、わかりやすい方法で将来の不安を少しでも減らしたいという考えがうかがえます。一方で、年収400万円未満の世帯では「資産形成のための投資をしていない」と答えた人が約7割でした。経済的な余裕がない世帯ほど投資に回すお金がない現状では、ライフプランを具体的に描き、将来のために投資を行うという、国が推進したい方向とはほど遠い状況であるともいえます。同社は、開業時から「保障と貯蓄は分けて考える」ことを推奨。現在はNISAやiDeCoなどを国が推進し、生命保険以外の方法で貯蓄や資産形成をしやすい環境です。それにもかかわらず、30〜34歳の世帯払込保険料は年間で平均26.2万円、月々約2万1,833円にもなります*1。ライフプランが変動しやすく、収入が安定しない若い世代は、保障に特化した掛け捨て型の保険で保険料を抑え、浮いた分を資産形成や自分への投資に回すことが合理的な選択の一つになります。もしも、将来が想像できないからといって、必要以上の保障を持ったり、保険料が家計の負担となったりしているのであれば、廉価な保険料のネット保険や定期的に見直しやすい保険を選ぶことで、貯蓄や投資に回すお金をつくれるかもしれません。*1出典:(公財)生命保険文化センター 2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」より■調査概要「毎月の貯蓄と将来に関するアンケート調査」調査対象:20代男女500名、30代男女500名調査方法:ウェブアンケート調査地域:全国実施時期:2024年10月実施機関:マイボイスコム(エボル)
2024年11月14日松井証券はこのほど、全国の20〜69歳の「推し活」を行っている人合計1,000名を対象とした「推し活とお金に関する実態調査」をインターネット調査にて実施しました。■人気の「推し活」と悩みについて(1)「推し活」で人気なのはマンガ/アニメ/ゲームのキャラクター、次いで国内アイドル。スポーツ選手やミュージシャンも人気「推し活」を行っている1,000人に「あなたがやっている「推し活」の内容を教えてください。」という質問をしたところ、「マンガ/アニメ/ゲームのキャラクター」(22.7%)、「国内アイドル」(21.7%)が20%を超え、人気の高さがうかがえました。次いで、「スポーツ選手/チーム」(19.7%)、「ミュージシャン/バンド」(17.7%)がランクインしました。(複数回答)(2)「推し活」者の3人に2人は悩みを抱えており、「推しに使える金額が少ない」「貯蓄ができない」が上位に推し活をするにあたっての悩みは「推し活に使える金額が少ない」が最多(43.0%)で、次いで「貯蓄ができない」(41.3%)という結果に。好きな推しのために惜しみなくお金を使いたいという気持ちと、実際に使える金額には限度があるという金銭的なジレンマを半数近くの人が抱えていることがうかがえました。また「共有できる友人がいない」(26.1%)、「仕事や家庭の時間配分」(23.9%)など人間関係や推し活をする時間に関する悩みが続きました。(複数回答)(3)推し活費用の中で負担に感じる「グッズの購入費用」、「VTuber」推しでの割合が最多にまた、「推し活」の費用を負担に感じると答えた人に具体的に何が負担に感じるか聞いたところ、「グッズの購入費用」(32.3%)、「コンサートやライブのチケット購入費用」(29.4%)、「遠征費用」(26.8%)が上位に入りました。「ゲーム内課金」(9.9%)や「投げ銭」(6.5%)などオンラインでの費用も負担の項目に上がりました。(複数回答)負担に感じる項目のトップだった「グッズの購入費用」を推し別に見てみると、「VTuber」(41.7%)がトップに(複数回答)。また宝塚や2.5次元も含めた舞台俳優もほぼ同率(41.0%)となっており、昨今、アパレルや食品などさまざまなシーンとのコラボを行うマンガやアニメ、ゲームのグッズはコレクター心をくすぐるのでしょうか。ファンの苦労が垣間見える結果となりました。■「推し活」の費用捻出について(4)「推し活」費用、5,000円/月が理想と現実のライン。実際に使う金額は5,000円/月未満が半数以上に対して、理想では5,000円/月以上が半数以上と逆転月に「推し活」に使っている金額は5,000円未満が55.9%となり、10,000円以上を「推し活」に使っている率を上回りました。一方で、理想の「推し活」に使いたい金額を聞いてみると、5,000円以上が55.5%となり、5,000円が理想と現実のラインであることがわかりました。また中には、「国内アイドル」や「マンガ/アニメ/ゲームのキャラクター」に毎月20万円を注ぐ猛者もいました。(5)「推し活」の費用捻出は「節約」「ポイ活」など消費活動の延長線が最多。一方で「副業」や「投資」などからの捻出も「推し活」の費用をどのように捻出しているか訊ねたところ「節約」(36.8%)がトップで「ポイ活」(36.3%)、「収入の余剰」(34.4%)が続きました。その他、「投資」(8.8%)から「推し活」費用の捻出をしている人もみられました。(複数回答)(6)「推し活」に3万円の費用をかけている約3人に1人が投資を実施1ヶ月に「推し活」費用で30,000円以上使っている人と「投資」で「推し活」費用を捻出している人をかけ合わせてみると、1ヶ月に「推し活」費用を3万円以上かけている人の約3人に1人が「投資」を行っていることがわかりました。また、「推し活」の費用捻出方法で「投資」と回答する人が8.8%だったのに対し約4倍となり、「推し活」費用をかけている人ほど「投資」をしている割合が高い結果となりました。■「推し活投資」について(7)「推し活」の費用を「投資」で捻出している人は「国内株式」や「投資信託」の割合が高く、約半数が「新NISA」を活用なお、「推し活」の費用を「投資」(8.8%)で捻出しているという人に、どのような投資をしているか訊ねたところ、「国内株式」(59.1%)、「新NISA」(48.9%)、「投資信託」(43.2%)が上位に入りました。(複数回答)(8)「推し活」の費用を投資で捻出していると回答した人の約半数が「推し活投資」を行っている実態が明らかに「推し活」の一環として、推しに関連する銘柄へ投資することを「推し活投資」と呼びますが、実際に「推し活」費用を「投資」で捻出している人の半数以上となる53.4%が「推し活投資」を行っていることがわかりました。また、「推し活投資」を行う際の、重視している点、基準としている指標や銘柄の選び方について具体的に聞くと、・「推しが広告に出ている企業の株を買う」(東京都30代男性)・「推しの所属事業所を持分法適用会社として保有している会社に投資したので、資本関係のあるところにしている」(東京都20代男性)・「推しタレントの所属事務所の株を購入して株主優待をもらう」(神奈川県50代男性)などの声が聞かれました。(9)現在投資をしていない「推し活」者の半数以上が「今後投資をしたい」と回答現在投資をしていない「推し活」者に今後投資をしたいか聞いてみたところ、半数以上の52.3%が「投資をしたい」と回答。「節約」や「ポイ活」「収入の余剰」など消費行動から「推し活」費用を捻出している人も、半数以上が今後「投資」を行いたいと考えていることがわかりました。■調査結果まとめ今回の調査では、「推し活」をしている3人に2人が「推し活」に関して悩みを抱えており、「推し活」に使える金額や貯金ができないといった金銭的な悩みが上位にあがっており、「節約」や「ポイ活」から捻出しているという実態が明らかになりました。一方、「投資」から推し活資金を捻出している人も一定数おり、その約半数が「新NISA」を活用していることがわかりました。また、投資をしていない人でも、半数以上が投資に関心を示しており、「老後の費用のため」(48.2%)や「生活防衛費用のため」(42.3%)といった将来への不安解消の期待が表れていました。■調査概要「推し活」とお金に関する実態調査・調査方法:インターネット調査・調査時期:2024年9月・調査対象:全国の20〜69歳の「推し活」を行っている男女1,000名・世代割付:20代、30代、40代、50代、60代各200名(男女100名ずつ)・調査機関:ネオマーケティング(エボル)
2024年11月11日今回のお悩み「投資を始めたけど、値下がりして不安。どう動くべき?」今年、投資を始めたのですが、株価の変動についつい一喜一憂してしまいます。今年の夏に株価が暴落しましたが、下落したり、逆に回復したり……株価の変動はそれぞれどうとらえ、どう動くべきなのでしょうか?(30代前半/企画職)■元本が減って不安になるのは当然のこと投資は預貯金とは異なり、元本が保証されない金融商品です。そのため投資を始めたころは元本が増えたり減ったりと安定しないものです。そのため、株価が変動し元本がマイナスになると、投資は怖い……と不安になってしまうのは、投資経験が浅い人にとっては当然のこと。投資は元本が減るリスクがありますが、そのリスクを軽減させることは可能です。■預貯金と投資をバランス良く株式会社ロイヤリティマーケティング「第60回Ponta消費意識調査2024年6月発表(※)」によると、夏のボーナスの使い道として「貯金・預金」が11年連続1位となりました。夏のボーナスの支給金額の半分以上を「貯金・預金」したい人は、約6割と半数以上、その中で用途を決めていると回答をした人は4割おり、その用途は「老後の生活への備え」が約6割と最も高く、次いで多かったのは「将来の消費への備え」と4割弱という結果に。また、少数ではありますが、ボーナスの使い道として、「投資信託」2.8%、「株式」2.1%という回答もあり、ボーナスを投資に回す人もいることがわかります。元本が保証されている預貯金は、長期間預け入れをしていたとしても、増えるのは利息分のみです。利息からさらに税金が引かれるため、利息だけで資産が大きく増えるということは、この低金利の現状では難しいものがあります。また、今後さらにインフレが進むことで、現金の価値が目減りする可能性は十分にあります。預貯金だけで老後の資金や将来必要となるお金を貯めていた場合、インフレが進むことで不足する可能性もあるのです。しかし預貯金と投資を併用することで、将来のインフレリスクを軽減させることもできます。どちらか一方ではなく、どちらもバランス良く資産形成をすることが大切と言えるでしょう。■投機的な投資になっていませんか?いきなり大きなお金を投資に使い、短期間で利益を出そうとすることは投資ではなく投機であり、リスクが高くなります。余裕資金ならまだしも、生活費として必要なお金を使ってしまうのは、もはやギャンブルですので絶対にやめましょう。このように1つの商品に集中させたり、買うタイミングを集中させるとリスク分散ができません。そのため高騰すれば大きな利益となりますが、暴落した場合は損失が大きくなります。相談者さんの夏の暴落は、この状況に近いものがあり、不安になったのだと思います。不安になるのであれば、投資における不安要素を減らすために、投資方針や投資方法の見直しをしてはいかがでしょうか。■資産運用は「長期・積立・分散」投資を心掛けるNISAやiDeCoで運用する場合、「長期・積立・分散」投資が基本です。長期とは、金融商品の変動価格に一喜一憂せずに、長い目で保有し続けることで、一般的に数年~数十年の期間で投資をすること。積立とは、月々1万円ずつ投資をするなど、コツコツと継続させながら投資をすることです。分散とは、1つの投資商品や、1回の投資タイミングに集中させるのではなく、複数の商品に投資をして、リスクを分散させることです。例えば、国内債券、国内株式、外国債券、外国株式、金(純金ファンド)や不動産投資信託(REIT)など、タイプの違う数種類の商品にバランス良く積立投資をすることが「分散」になります。また、一度買ったら終わりではなく、購入後も動向をチェックし、リバランスといった適宜銘柄の見直しをして配分などを調整するようにすると、さらにリスクを軽減することができます。このように、「長期・積立・分散」投資をすることで、運用時のさまざまなリスクを軽減させることができます。つまり、評価額がマイナスになったとしても、長期で運用をしているなら、慌てたり落ち込む必要はないのです。毎月定額を積立投資する場合、商品の価格が高いときは少ない購入量となり、低くなれば購入量は多くなります。これを長期間続けることで、価格変動によるリスクを抑えることができます。これは「ドル・コスト平均法」と言われる投資手法の一つです。■一度の失敗で投資をあきらめるのはもったいない「貯蓄から投資へ」と言われているように、お金を蓄える「貯蓄」だけではなく、「投資」でお金に働いてもらう仕組みを作ることがこれからは大切です。「iDeCo」や「NISA」といった自分自身で年金や資産形成を有利にする仕組みもできています。もちろん投資にはリスクがあり、自己責任で行うことが大切です。そのためにも一度の失敗であきらめずに、これを機に資産運用の勉強をするといいでしょう。令和のマネーハック108投資の基本は「長期・積立・分散」。投資をしていくうえでの不安要素を減らすためには、定期的に投資方針や投資商品の見直しを!※第60回Ponta消費意識調査2024年6月発表(文:丸山晴美、イラスト:itabamoe)
2024年11月04日LENDEXはこのほど、20代~30代の女性を対象に実施した「働く女性のお金事情」に関する調査の結果を発表しました。■平日のランチ代の平均はいくら?まず、平日のランチ代について聞いたところ、「501円~1,000円」が最も多く36.00%となりました。一方で、「0円(お弁当)」との回答が29.20%、「1円~500円」が24.00%見られ、節約志向の女性も多いことが伺える結果となりました。■1ヶ月あたり趣味にかけるお金は平均いくら?次に、趣味にかける費用について尋ねてみると、「1円~5,000円」が59人(23.60%)で最も多く、次いで「5,001円~10,000円」が45人(18.00%)、「10,001円~15,000円」が37人(14.80%)で続きました。1万5,000円以下は、全体の65%を占めています。■去年から年収は上がった?去年からの年収の変化についての質問では、「変わらない」が52.00%にのぼった一方で、37.60%は「上がった」と回答しました。年収の上昇幅は、「1円以上20万円未満」が7割以上を占めました。■現在の貯金額はいくら?現在の貯金額については、「100万円以上300万円未満」が41人(16.40%)で最も多く、次いで「50万円以上100万円未満」が34人(13.60%)、「10万円以上50万円未満」が34人(13.60%)で続いています。■貯金・資産形成のために具体的にどんなことをしていましたか?資産形成のための取り組みに関しては、39.20%が「現在行っている」と回答。貯金・資産形成のために具体的にしていることは、「つみたてNISAなどの投資」(70.87%)や「毎月決まった額の貯金」(50.39%)、「ポイ活」(49.61%)が多い結果となりました。■調査概要働く女性のお金調査調査期間:9月10日~13日調査対象:20代~30代の女性(専業主婦、パート・アルバイト、無職を除く)調査方法:インターネット調査調査人数:250人(フォルサ)
2024年10月04日WeCapitalは9月13日、新NISAを利用している20代〜40代1,004人を対象に実施した「新NISAの満足度」に関する調査結果を発表しました。■新NISAを始めた理由は「老後資金のため」が約6割!まず、新NISAを利用する前(2024年1月1日以前)から投資をしていましたかと質問すると「はい(75.6%)」「いいえ(24.4%)」という回答結果でした。そこで、新NISAを始めた理由は何ですか(複数回答可)を聞いてみました。結果、「老後資金のため(64.2%)」が最も多く、「生活費を増やすため(29.8%)」「子どもの教育資金・マイホーム購入など目標金額達成のため(23.7%)」が続きました。■新NISAの投資金額は「10万円以上」と3割が回答次に、新NISAで投資している金額についてたずねると「10万円以上(34.8%)」が最も多く、次いで「1~2万円未満(12.9%)」「2~3万円未満(12.1%)」でした。■8割が、新NISAに満足している続いて、新NISAを始めてみて、現在の満足度について聞いてみると「とても満足している(22.1%)」「満足している(56.1%)」「あまり満足していない(18.4%)」「まったく満足していない(3.4%)」という回答結果になりました。■新NISAを今後も続けたいと考える人が9割さらに、新NISA運用成績について聞いてみると、「+10%以上(18.5%)」が最も多く、次いで「+5%~10%未満(18.2%)」「+3%~5%未満(18.3%)」「+0%~3%未満(24.3%)」となりました。プラス成績の人がいる一方で「0%~-2%未満(9.3%)」「-2%~-4%未満(4.9%)」「-4%~-6%未満(2.6%)」「-6%~-8%未満(1.0%)」「-8%以下(2.9%)」というマイナス成績の人がいることも明らかに。最後に、今後も新NISAを続けていきたいかどうか、たずねてみると約9割が「とても思う(50.3%)」「思う(42.7%)」と回答。新NISAの利用継続を考えると人が多いことがわかりました。■調査概要「新NISAの満足度」に関する調査調査期間:2024年8月14日(水)~2024年8月15日(木)調査方法:リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMAによるインターネット調査調査人数:1,004人調査対象:調査回答時に新NISAを利用している20代〜40代と回答したモニター調査元:WeCapital株式会社モニター提供元:PRIZMAリサーチ(マイナビウーマン編集部)
2024年09月16日ダイヤモンド社は8月28日、『【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと』(1,540円)を発売しました。■お金に迷えるすべての20代のための1冊同書は、若いうちから知っておきたい、お金の基本ルールや新NISA・iDeCoまで取り上げている解説本。貯金・投資といった資産づくりの知識にくわえ、「貯金より大事な自己投資」「生きたお金の使い方」「収入源となる仕事との向き合い方」など、より豊かな人生をおくるためのお金の使い方や働き方についても詳しく説明しています。著者は、これまで数多くの家計相談にのってきた実績を持つファイナンシャル・プランナーの中村芳子氏。ネットやSNSで出回っているお得情報では得られない、“20代のいま、お金についてすべきこと”についての具体的なアドバイスを掲載しています。■書誌概要【新NISA・iDeCo対応版】20代のいま、やっておくべきお金のこと著者:中村芳子定価:1,540円発売日:2024年8月28日発行:ダイヤモンド社(フォルサ)
2024年09月04日今回のお悩み「収入に対して投資に回して良いお金はどれくらい?」投資を始めたいと思っていますが、リスクを見積もった上で貯蓄額に対してどれくらいを投資に回して良いものなのでしょうか?すぐに使えるお金もある程度貯めておきたいです。例えば手取りが25万円くらいで一人暮らしのケースではいくらを投資しても良いか、何か指標はありますか?(30代前半/輸送機器メーカー技術職)■収入の何割を投資に回していいのか?一般論では、住居費(家賃など)と貯蓄(投資を含む)を合わせて、手取り収入の4割になるのが目安です。一人暮らしの方は、家賃を手取り収入の3割までに抑えるのがベスト。住居費が3割の場合、投資を含めて貯蓄に回せるお金は1割です。会社から家賃補助が出ていたり、寮に入っていたり、親元にいたりする方は、その分投資や貯蓄に回せるお金は増えるわけです。しかし、何かあったときにすぐに使えるお金も用意しておかないと、やっぱり不安ですよね。家電が壊れたり、冠婚葬祭に呼ばれたりすることも増えます。50万円から100万円くらいあると、心に余裕ができるでしょう。投資は余裕資金で行うのが鉄則です。投資には大なり小なりのリスクがあり、必ずしも利益が出るとは限りません。元本が減るリスクも承知のうえで始める必要があります。また、老後に備える制度として人気のiDeCoも原則60歳になるまで解約できないので、現金にしにくく流動性が悪いことも理解する必要があるでしょう。■手取り25万円の投資初心者はいくらから始めればいい?例えば、預貯金が生活費の3~6カ月分程度あり、すぐに使えるお金が50万円あるのであれば、NISA口座のつみたて投資枠で、投資信託を積み立てるのもおすすめです。リスクを下げる投資方法としては、「長期・積立・分散」を意識すること。7月31日時点の楽天証券のNISAランキング(積立件数)(※1)によると、1位から「eMAXISSlim米国株式(S&P500)」「eMAXISSlim全世界株式(オール・カントリー)」「楽天・インド株Nifty50インデックス・ファンド」となっています。これらの情報などを参考にしながら、分散して購入すると良いかと思います。投資をしたことが無いという方は、まずは1万円くらいから始めてみてはどうでしょうか。相談者さんのように手取り25万の一人暮らしだとしたら、例えば1.5万円を定期積立など安全性が高い商品で積み立て、1万円はNISA口座などで投資信託を積み立て投資にすると良いでしょう。貯蓄と投資の配分は、ご自身の状況に応じて変えることができます。第60回 Ponta消費意識調査「夏のボーナスの使い道」調査(※2)では、1位が「貯金・貯蓄」でした。意識的に投資しようという人が増えていることが分かります。なぜ貯めるのかという理由としては、「老後の資金」という回答が多く挙げられていました。老後の不安を抱えている人は多いので、若ければある程度リスクをとってお金に働いてもらっておいた方が良いと思います。どうせ貯金するのであれば、投資に回したほうがお得です。賢く資産を増やしてくださいね。令和のマネーハック102手取り収入の3割以下を家賃に、1割を貯蓄や投資に回すのがおすすめ。ただし、急なお金が必要になったときに備えて、生活費の3~6か月分とすぐに使えるお金50万円は用意しておいて!※1楽天証券NISAランキング(積立件数)集計期間:2024/07/20~2024/07/26記事作成時のデータです。※2 第60回 Ponta消費意識調査「夏のボーナスの使い道」調査(監修:丸山晴美、取材・文:高橋千里、イラスト:itabamoe)
2024年08月12日メットライフ生命保険はこのほど、「全国47都道府県大調査2024〜社会情勢の変化と将来への備え〜」の調査結果を発表しました。7回目となる今回は、全国の20代〜70代までの男女約14,000人を対象に、将来のお金と備えに関する意向等について調査しました。今回の調査では、お金への向き合い方に変化が見られたことが大きな特徴で、キャッシュレスやポイ活など、お金を「現金や形のあるもの」から「デジタルや概念的なもの」に捉える傾向がうかがえます。NISAへの関心や貯蓄から投資への意向も増えており、これからお金への知識や教養が問われる時代になりそうです。■約6割がキャッシュレス派、4人に1人は普段から財布を持ち歩かない全年代において、6割がキャッシュレス派と自認し、現金で買い物をする人の方が少数派になりつつある現状が浮き彫りとなりました。4人に1人は普段から財布を持ち歩かないことがわかり、特に、20代男性は約4割が「普段から財布を持ち歩かない」と回答しています。■4人に3人が「ポイ活」を、4割以上がポイント投資も実施全体の75.8%が、クレジットカードやバーコード決済の支払いで貯まるポイントを積極的に集める、いわゆる「ポイ活」をしていると回答しました。また、 43.1%が集めたポイントで投資する、いわゆる「ポイント投資」を実施しているという結果に。さらに、現在資産運用をしていない人でも、35.1%は「ポイント投資」を実施していることが明らかになりました。■就労者の約4割がボーナスをNISAに投資する意向現在、就労している人のうち、69.0%が「ボーナスを貯蓄・投資したい」と回答。また、37.1%が「ボーナスをNISAに投資しようと思う」と回答しました。NISAが資産形成の新たな手段として広く浸透し始めている様子が見て取れます。■お金について、貯蓄よりも投資を重視2024年の調査では「NISA」が昨年の21.9%から28.7%と増加し、今後保有を増やしたい金融商品では突出して大きくなりました。一方で、「定期預金・貯金」や「積立預金・貯金」は昨年から減少しており、貯蓄よりも投資を重視する傾向が顕著となっています。■資産運用意向・実施率は、ともに過去最高を更新資産運用意向は61.1%と、過去最高を更新。また、資産運用実施率は40.5%で、2018年の調査開始以来、初めて40%を超えました。特に30代で74.1%と概ね4人のうち3人が運用の意向がある結果となっただけでなく、実施率も45.0%と全体をけん引しました。■賃上げの「実感」は乏しく、将来にも悲観的物価上昇・インフレに対して、82.2%の人が「不安」と回答。また、「現状は物価が高い状態」と見ている人は68.0%、「今後も現在と同じ状態が続く」または「上昇する」と回答した人は92.1%。賃上げの「実感」は16.1%、現状の給与を「安いと思っている」が61.7%。また来年の給与も「下落すると思うor変化なし」が81.4%と、昇給・賃上げの恩恵を受けていないと感じている人が大勢であることがうかがえます。◇その他のトピックスお金に関するトピックスを中心に、他にもさまざまな設問を用意しており、興味深い結果が出ています。・家計/お小遣いは、20代・30代では「夫・妻それぞれ管理」が最多、40代以降は「妻が管理」が最多・新札切り替えへの期待は埼玉県(渋沢栄一の出身地)がトップ・「自分は最低限の介護でよい」が、「配偶者にはよい介護を受けさせたい」意向が高い・全世代で「お金を掛けてでも外国語を話せるようにしたい」意向が増加、特に高齢層は大幅に増加・人生100年時代を生きる子ども達が「社会で生き抜くのに必要だと思う力」の1位は「コミュニケーション能力」、2位「金融リテラシー」■調査概要「全国47都道府県大調査 2024 〜社会情勢の変化と将来への備え〜」調査対象:全国47都道府県に在住(調査実査時点)の20代〜70代の男女調査方法:インターネット調査調査数:14,079人調査時期:2024年4月12日〜4月17日(エボル)
2024年07月24日金融オンラインスクール「グローバルファイナンシャルスクール」は、全国の投資を学ぶ男女を対象に実施した「新NISA利用実態調査」の結果を発表しました。■59.4%が「現時点でのNISAの投資結果に満足している」NISA口座を開設しているか尋ねたところ、91%が「開設している」と答えました。開設時期については、83.9%が「新NISA開始前から」と答えています。NISA口座を開設していない人にその理由を聞くと、「何に投資したらよいか決められないから」(50.0%)という回答が最も多くなりました。次いで「制度の内容をよく知らないから」(31.8%)となっています。つみたて投資枠と成長投資枠のどちらを利用しているか尋ねると、59.2%が「2つの枠を併用」と答えました。「つみたて投資枠のみ」が25.3%、「成長投資枠のみ」が8.6%、「未定」が6.9%となっています。つみたて投資枠利用者に積立投資金額を尋ねたところ、最も多い回答は「月10万円」(20.6%)でした。「5万円~10万円未満」(16.9%)、「3万円~4万円未満」(15.0%)と続いています。新NISAで投資している商品TOP5は、「投資信託(米国株)」「投資信託(全世界株)」「個別株(日本株)」「投資信託(日本株)」「投資信託(新興国株)」でした。現時点でNISAの投資結果に満足しているか尋ねると、59.4%が「満足している」、32.2%が「満足していない」と答えました。■調査概要調査内容:新NISA利用実態調査調査方法:インターネット調査調査期間:2024年6月23日〜6月26日有効回答:1,218名回答者属性:投資を学んでいる10代~70代の男女※※GFS無料特別講座を受けたことがある人への調査(フォルサ)
2024年07月05日老後2千万円が不足する。その言葉に危機感を覚え、新NISAを始めた人も多いだろう。だが、投資にはリスクがつきもの。初心者が陥りやすい罠を教えてもらった。■ハードルが下がったぶん目立つ準備不足2024年に改正された新しい少額投資非課税制度(新NISA)が人気だ。1~3月の新規口座開設数は約170万件と、前年同期と比べて3.2倍に達する。「新NISAになり、長い目で資産形成できる環境が整ったといえるでしょう。18歳以上ならいつでも始められ、最大のメリットである非課税投資は無期限。50歳で始めても遅くないし、何かあればいつでも解約できるのも安心です」そう話すのはファイナンシャルプランナーの山中伸枝さん。CMなどで「初心者でも安心」と宣伝されることもあり、この機会に投資に初挑戦する人が多いという。「安心感のアピールが強すぎるのではないかと心配です。投資である以上、リスクはゼロではありません」(山中さん、以下同)当然、元本割れするリスクがある。投資成績がふるわないために老後資金が減ってしまい、老後破綻を招く危険性もあるだろう。「投資は自己責任で行うものです。新NISAでハードルが下がった分、準備不足で失敗しそうな人が増えた印象です」実際どんな人が新NISAで失敗しやすいのだろう。金融機関の窓口でよく聞く危ない“ひと言”とともに、実例を教えてもらった。■ダメ事例1窓口で「NISAください」という「せっせと節約、コツコツ貯金」に励んできたAさんは、物価が高騰し、目標だった2千万円が貯められないと悩んでいた。「まだ新NISAやってないの?今は貯金より新NISAよ」そう友人に言われ一念発起。Aさんはなじみの銀行の窓口で行員に声をかけた。「新NISAをくださいな」【対処法】「投資には多少の勉強が必要です」とはいえ、NISA本は分厚く、ネット検索してもどれが正しい情報か判断できない。なにより専門用語ばかりの文章は意味不明だ。「いつもの銀行だけでなく証券会社など複数の金融機関に行き、説明を聞いて。さまざまな人から解説を聞くうちに理解が進みます。そのうえで、わかりやすく丁寧に教えてくれた金融機関とお付き合いするといいでしょう」■ダメ事例2「金融機関といえば、銀行」と考える「株主優待の割引券がある」などとよく言う友人の影響で、Bさんは株主優待に興味津々。手始めに新NISAを始めようと向かったのは、銀行だった。「金融機関といえば銀行でしょ」そんな発想から、なじみの銀行で新NISAを始めることに……。【対処法】「銀行では株式投資はできません」金融機関といえば銀行を思い浮かべる人が多いが、株式投資など幅広い投資がしたいなら証券会社へ。NISA口座は1人1口座に限られ、金融機関の移動は可能なものの、条件が多くむずかしい。「新NISAは、将来的にどんな投資がしたいか計画を立て、それに適した金融機関で始めましょう」■ダメ事例3窓口で「おすすめは何ですか?」ときく投資の初心者は「専門家の言うとおりが安心」と思いがちだ。Cさんも、新NISAを始めようと考えたが、何を選んでいいかわからない。プロの意見を聞いてみたくて「おすすめは何ですか?」【対処法】即座に「これがおすすめです」と示された投資信託にCさんはなんとなく不安があった。だが「専門家が大丈夫と言うのだから」と自分を納得させて契約。運用開始後、専門家の予想した利回りに到底届かず、自宅のリフォーム費用が捻出できなかった。「人それぞれ働き方や人生設計が違います。老後といっても、お金が必要なタイミングはそれぞれ異なります。それらを何も聞かずに提示するおすすめ商品は、誰が得をする、誰にとってのおすすめか、考えてみてください」金融機関がもうかる商品かも。■ダメ事例4「とにかくもうかる投資がしたいの」とリスクを度外視する夫の定年退職が間近になったDさんは、老後資金不足に焦っていた。コツコツ貯金では間に合わない。一発逆転をねらって証券会社の担当者に「もうかる投資がしたい」と相談したら、「成長投資枠がもうかります」【対処法】新NISAのつみたて投資枠には、長期分散投資に適すると金融庁が認めた投資信託が並ぶ。これらは信託報酬などの手数料が安く、金融機関のもうけは少ない。いっぽう成長投資枠は、ハイリスクな商品や手数料の高いものもあり、選択眼を必要とする。「成長投資枠は投資スキルが成長してからチャレンジを。投資初心者に『もうかる』を連呼する金融機関は避けたほうが無難です」■ダメ事例5「債券だから安心です」という担当者の言葉を信じる投資が怖いEさんは「新NISAなら安心」と言われ投資を始めることに。それでも不安が消えず、「株価みたいに上がったり下がったりせず、安心な投資はないか」と証券会社の担当者に聞くと、「債券なら安心です」と答えが返ってきた。【対処法】株より債券市場は安定的なことが多いが、金融機関が勧めるのは「外国債」がほとんどだ。「外国債は債券市場の値動きのほか、円に換金する際の為替が損益に影響を与えます。為替は慣れた人でないと難しいもの。投資は『理解できないものには手を出さない』というのが鉄則です」投資初心者にわかりやすく解説する金融機関は少ないそう。「安定している」「債券は安心」でゴリ押しする金融機関は怪しいかも。■ダメ事例6「普通預金はもったいない」と言われ、投資にすべて投じる先月退職金を受け取ったFさん。人生で初めて見る大きな数字が通帳に並び、浮足立っている。何か急いで手を打たないといけない気がして金融機関に駆け込んだ。「普通預金に置いておくなんてもったいない。せっかくの大金、成長投資枠で増やしましょう」と言われ、大金を一括投資してしまった。【対処法】投資にリスクはつきものだ。もうかることも、損することもある。「投資は、損しても許容できる範囲で行いましょう。初心者は月1万円など少額から始めてください」退職金の投資が大暴落して「家族に言えない」と泣きながら相談に来た人もいるという。「投資は熟成ワインと同じ。“10年、20年先のお小遣い”と考え、大きく育つのを待つものです」とすると、2~3年後に使う予定のあるお金は?「投資には不向きです。退職金のような大金でも、しばらくは普通預金のままで大丈夫。いつ、どれくらいのお金が必要かなど退職金の使い道を決めるのが先決です」流行にあおられることなく、上手に新NISAを活用しよう。
2024年06月05日不安なニュースも多い世の中。お金の知識をしっかり勉強し、将来に備えたいところ。マネーリテラシーを学ぶ際に役立つデジタルツールについて、お金の専門家である横川楓さんが教えてくれました。信頼できる情報を得て、一歩踏み出そう!現在お金の専門家として活動をしている私ですが、小学生の頃に両親が離婚、母子家庭で育ちました。生活を助けてくれるさまざまな制度がありますが、それを知っているか否かで経済的に大きな違いが生じることを肌で実感したんです。今はオンラインでもさまざまな知識が得られるので、うまく活用しましょう。先行きへの不安からか、「お金について知りたい」「投資をしたいけど何から手をつけていいかわからない」といった相談はよく受けます。私が思うのは、「まずは知るために行動に移してみる」のが大事だということ。スマホひとつあればアクションが起こせますから。アプリやユーチューブなどさまざまなツールがあり、どれを参照するべきか迷うこともあると思いますが、官公庁や金融機関など信頼できる発信元は頼りになります。公的な機関なので内容が硬くなりがちではあるのですが、昨今はエンタメ面で工夫を凝らしたコンテンツも増えていますよ。最強クイズ集団による、ユーモラスな年金解説。QuizKnock×厚生労働省コラボ/YouTube「20歳以上になると、原則として毎月、国民年金保険料を納めることが義務。でも、年金のしくみを知らない人は多いもの。年金を管轄する厚生労働省が、クイズ王・伊沢拓司さん率いる東大発の知識集団QuizKnockとコラボし、クイズ形式で楽しく学べるコンテンツを発信しています。動画では、年金の種類や物価の変動に関する問題を楽しく解説。動画を見終わったら、厚生労働省のWebサイト掲載の、『公的年金シミュレーター』を併用してみて。生年月日や年収などを入力すると、将来の年金額が試算されます。老後に漠然と不安を抱えるのではなく、支給額をざっくり把握すれば、先々の見通しも立てやすくなります」お金の基礎知識を動画でしっかり学べる。動画で学ぶお金の知識「マネビタ」/Webサービス「インターネットでお金にまつわるキーワードを検索すると、無数の結果が出てきます。それだけに、情報の発信元の見極めが大事。『マネビタ』は、金融経済教育推進会議が中心となって、金融庁や厚生労働省などの官庁と、全国銀行協会、日本証券業協会、投資信託協会といった業界団体がコラボした動画によるeラーニングコンテンツ。『金融と経済を学ぶ』『ライフプランを描く』『お金を借りる』『お金を増やす』『リスクに備える』『トラブルを避ける』という6分野にそれぞれ約15分の動画があり、お金に関するだいたいのことは学習できます。信頼度は抜群で、すべて無料。しっかりと基礎知識をつけるには最高の教材です」NISAの基礎知識は、本家本元の金融庁に聞け!金融庁チャンネル/YouTube「今年4月から新NISAが始まり、関心が高まっています。NISAの制度を作ったのは金融庁なので、NISAについて知りたいと思ったら、まずはこのYouTubeチャンネルをチェックしてみましょう。新NISAについて情報発信しているYouTuberはたくさんいますが、信頼性においては、本家本元の金融庁に勝るものなし。『NISA・資産形成セミナー』や、金融庁と吉本興業のコラボイベント『新しいNISA×未来プロデュース』のアーカイブ動画はわかりやすくて参考になります。NISA以外では、『高校生のための金融リテラシー講座』というシリーズもおすすめ。高校で行われた授業のアーカイブで、大人が見ても勉強になります」東証のデータを使った、株売買シミュレーション。株たす/アプリ「株式投資に興味がある人におすすめなのがこの無料アプリ。株式投資は初心者からすればハードルが高いと感じるようです。いきなり自分のお金を使うのにはリスクがありますが、実際に自分でやってみないと雰囲気がつかめないのもまた事実。このアプリは、株価データを東証からリアルタイムで取得しており、本物のデータを使ったチャートで、限りなく本番に近い投資体験ができるのが特徴。株入門アプリはあまたありますが、シンプルな画面で、初心者にもわかりやすい操作性のよさからこれがおすすめ。また、アプリ内でイラスト付きの解説記事も読めるので、株に関する基礎知識を身につけることもできます」NISAのつみたて投資を体験できるアプリ。つみたて投資学習アプリ Powered by トウシカ/アプリ「NISAの『つみたて投資』を体験できる無料アプリ。新NISAになって新たに『つみたて投資枠』と『成長投資枠』がスタートしました。『つみたて投資枠』は、旧NISAの『つみたてNISA』を受け継ぎ、長期間の資産形成を目的としています。これからNISAを始める人は、『つみたて投資枠』から入る人がほとんどですが、これも、やってみないことには、『つみたて投資』が何なのかを理解しにくいもの。これなら例えば、ある投資商品に毎月1万円投資したら、何年後にいくらになっているかシミュレーションすることができます。他にも、おすすめの商品選び体験や、つみたて投資に必要な知識を身につけるための学習もできます」教えてくれた方横川 楓さん1990年、東京都生まれ。明治大学法学部卒後、明治大学専門職大学院グローバルビジネス研究科へ進学。24歳で経営学修士(MBA)取得。2015年からお金の知識の啓発活動をスタート。※『anan』2024年5月22日号より。イラスト・EVERYONE取材、文・川明子(by anan編集部)
2024年05月20日2024年に入り「新NISA」という言葉をよく聞くようになりました。資産運用をするうえで新NISAはとてもよい制度です。一方で、「なぜ新NISAを活用すべきかよくわかっていない」「なんとなく資産運用をしたほうがいいと思っているけれど人に説明できない」という人も多いのではないでしょうか。今回の記事では、働きながら資産運用をしたほうがよい理由をお伝えします。■資産運用によって「働いて稼ぐ力」を補えるなぜ資産運用をしたほうがよいかというと、「働いて稼ぐ力」を補うことができるからです。ここでいう「働いて稼ぐ力」とは、自分が働いて収入を得るポテンシャル(潜在力)のことです。働くとは、その人が持つ時間やスキル、知識をお金(=収入)に交換することです。年齢を重ねるにつれて、お金を稼げる残り時間は減っていきます。一方で、お金を得るには自分で働いて稼ぐ以外にも方法があります。それが資産運用です。働いて得た収入の一部を資産運用にあてることで、将来、自分の金融資産から収入を得ることを期待できます。もし働いて稼ぐだけであれば、自分が働かなくなった後は、収入がなくなってしまいます。しかし、資産運用をしていれば、働かなくなった後もお金を生む手段が残ります。長い人生を考え、働きながら資産運用にも取り組むことが大切だと言えます。■資産運用で老後や物価上昇に備えられる資産運用をしたほうがいい理由はほかにもあります。「老後」と聞くと、かなり先のように感じる人もいるのではないでしょうか。しかも今想像している老後と、実際に迎える老後が、少し違っている可能性もあります。いま働いている世代が「老後」を迎える頃には、健康寿命が今よりも延びているはずです。老後の期間が何十年も続くとすれば、そのぶんのお金が必要になります。将来、お金のことで心配しなくていいように、早いうちからお金を資産運用にまわしておくのがよいでしょう。さらに、ものの値段も上がりつつあります。日本では長くものの値段が下がる「デフレ」が続いていました。しかし実際には、値段は同じでも中身が減るなど、見えないところで少しずつ物価が上がっていたのです。資産運用をしていれば、将来ものの値段が上がることにも備えられます。ここまで、働きながら資産運用をする大切さを考えてきました。収支のバランスを整えて、資産運用にまわすお金ができたら、少額からでも始めてみることをおすすめします。
2024年05月20日今回のお悩み「新NISAで初心者が買うのは投資信託だけでいい?個別株は買うべき?」新NISAが始まったので投資をやってみようと思っています。調べていくと、投資信託と個別株を買うことができると分かりました。初心者は投資信託だけが無難でしょうか?また、個別株も買い始めるとしたらどんなタイミングが良いでしょうか。(30代前半・医療・福祉・介護サービス)新しいNISAについて学ぼう!と調べていると、情報が多すぎて混乱する……という方も多いと思います。今回の質問にストレートにお答えするなら、「投資信託だけで十分、個別株は興味があればでOK」ですが、これには理由があります。新しいNISAを始めるにあたって知っていただきたい「コア・サテライト運用」という考え方をご説明します。■新しいNISAの2つの枠にとらわれすぎないご質問にある通り、新しいNISAでは投資信託でも個別株でも投資ができます。これらは、それぞれ異なる枠を使って投資をすることになります。新しいNISAには「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という二つの異なる枠があります。併用することができますが、それぞれ非課税で投資できる年間の上限や、投資できる商品が違います。投資信託は、個別株など様々な金融商品を詰め合わせたものです。こちらは、「つみたて投資枠」でも「成長投資枠」でも買えます。一方で、XX社の株など個別株は、「成長投資枠」で買うことができます。「枠を使い分けて、投資する商品を変えたほうがいいの?」と迷う方もいらっしゃると思いますが、そこは大きな問題ではありません。将来のために資産運用をするなら、大切なことはまず「様々な資産に分散して投資をして、リスクを抑える」こと。そのためにも知っておきたいのが、「コア・サテライト」の考え方です。◇コア=守り、サテライト=攻め資産運用は「コア(中核)」運用と「サテライト(衛星)」運用に分けられます。簡単にいうと、コアは守りで、サテライトは攻めの資産運用です。将来のために、長い目で見てコツコツ資産を築くためには「コア」の資産運用が大切です。「長期・積立・分散」で、リスクを抑えて、できれば10年以上続けます。例えば、株式、債券など様々な資産に分散された投資信託で、コツコツ積み立てていくのがコアの運用です。この場合、相場の変動を見て売り買いをする必要はありません。目安として、資産全体の7割以上をコアの運用とすることをおすすめします。◇個別株は「サテライト」の投資一方、個別株は「攻め」、すなわち「サテライト」運用です。資産運用には、「長い目線で資産を築く」以外にも様々なスタイルがあります。安く買って値上がりしたらすぐに売り、より高いリターンを狙う投資スタイルもその一つ。個別株投資などが当てはまります。また、「サービスを知って素晴らしい会社だと思ったので、株主になって応援したい」「身近なサービスなので、株主優待を受けたい」という理由から、個別株投資を検討する人もいることでしょう。ただ、個別株の投資は、よりリスクの高い投資になります。様々な企業の株式や金融資産に分散して投資をする投資信託と比べ、個別株では、その会社だけに集中して投資するからです。サテライトの運用は、誰もが成果を得られるわけではありません。相場を見て売り買いをするのは手間がかかりますし、リターンを得るのはプロでも難しいのです。メインはあくまでコアの運用とし、サテライトの運用は資産全体の3割以下とすることをおすすめします。■将来のためには「コア」だけで十分将来に備えて、長い目線で資産を築くのであれば、コアの運用だけで十分です。人生の三大支出は「住宅資金」「教育資金」「老後資金」といわれています。10年以上先のライフイベントに備えて、今のうちから考えておきたいという方もいれば、物価の上昇で将来の現金の価値が目減りするのを防ぐためにも、資産運用を始めたいと思う方もいるでしょう。コアの運用では、投資信託で様々な資産に分散して投資をし、じっくりと資産の成長を狙います。複数の上場投資信託を自動で組み合わせるロボアドバイザーを使う方法もあります。興味があれば、サテライトの運用として、個別株をやってみるのも選択肢の一つです。より高いリターンを狙える可能性もありますが、その分損失が出る可能性もあります。自分にできるか自信がない……という方は、無理をする必要はありません。「つみたて投資枠」でコアの運用をして、「成長投資枠」でサテライトの運用をすればよいのか……?と迷われるかもしれませんが、どちらもコアの運用に使ってもよいのです。守りの運用だけでも、長い目線でじっくり資産を育てていくことができます。■まとめ新しいNISAは、将来に備えて資産を築くのに向いています。資産運用の目的が「将来のため」であれば、二つの枠はコアの運用に使うのがよいでしょう。個別株をする場合の注意点は、リスクが高いこと。コアで「守り」をしっかり固めているからこそ、サテライトで「攻め」の投資ができます。ご自身の目的と照らし合わせたうえで、まずはコアの運用で土台をつくっていくことをおすすめします。令和のマネーハック95「つみたて投資枠」「成長投資枠」をどのように使うのかは、「コア・サテライト運用」の考え方をベースに検討するのがおすすめ。自分の目的と照らし合わせて選択しよう!(文:ウェルスナビ・小松原 和仁、イラスト:itabamoe)
2024年04月01日FPコスモス(所在地:神奈川県横浜市、代表:村松 祐子)は、新NISAについての新刊「新NISA 成長投資枠でお金を増やす」を2024年3月26日(火)に発売します。新刊書籍表紙筆者プロフィール写真2024年からスタートした新NISAは「つみたて投資枠」だけではありません。「成長投資枠」も同時に活用することができます。2つの投資枠をどう活かすか迷っている方も多いのではないでしょうか。これまでつみたてNISAで定期積立投資をされていた方は、株式投資デビューのチャンスでもあります。株式投資ではなかなか期待する結果が出ないという方も、この機会に株式投資のイロハを学んでみませんか。茶道や華道をたしなむように株式選びをたしなむ、株式の新たな楽しみ方を指南。投資が初めての方でも「買いやすいテーマ別5選」をヒントに、自分の推し株を探して資産運用を楽しくし、明るい未来をつくります。筆者:村松 祐子(ファイナンシャルプランナー、FPコスモス代表)■書籍詳細タイトル:新NISA 成長投資枠でお金を増やすお花やお茶をたしなむように、株式投資をたしなむなんて、ちょっと乙でしょ?自分の「好き」や「こだわり」から「推し株」を見つけ投資をすれば、楽しくワクワク続けることができます!新NISA 成長投資枠を活用した推し株投資という選択肢をお伝えしています。販売価格:1,650円(税込)出版社 :河出書房新社■筆者プロフィールファイナンシャルプランナー、FPコスモス代表。上智大学文学部哲学科卒業後、大手証券会社入社、外国株式部配属。外資系証券会社を経て資産運用、経済・市場調査の経験を踏まえ現職に至る。株式調査部での経済・株式の調査の経験から市場調査や銘柄分析の面白さを知り、投資の原点となっている。様々な団体から講師依頼を受け、学校、企業、金融機関、公共機関でのセミナーを通じて金融・投資教育を行っている。個人の資産形成においても個々にサポートをしている。株式市場調査と分析25年の経験により「私の推し株発見!大人のたしなみ 株活サロン」を運営。サロン形式で茶道や華道をたしなむように株式選びをたしなむ、少人数制で株式の新たな楽しみ方を指南。CFP(R)(日本FP協会認定)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士。証券外務員一種、社会福祉法人 横浜市社会福祉協議会 年金共済事業運営委員会 委員。同協議会 年金共済事業運営委員。FPコスモス 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月08日人生100年時代、ライフプランにもとづいた、フツーの人の資産形成をサポートする株式会社ウェルスペントは、当社代表初の著書となる、今年からスタートした新NISAを活用した資産形成について解説した書籍『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』(河出書房新社刊)が続々重版しておりますことをお知らせいたします。すでに10刷となり、Amazonレビューで高評価(★4.8)をいただいている本書は、NISAを始める方に“最初に手にとっていただきたい1冊”です。初めてでも安心して実践できる、 フツーの人のための資産形成入門書■『新しいNISA かんたん最強のお金づくり』について本書はお金や金融について学んだことのないフツーの人が、今年から始まった新しいNISAを活用して、貯金ゼロから無理なく始められる、資産形成の実践方法をわかりやすく解説したものです。投資というと、「安く買って高く売るもの」「値上がりする銘柄を探すことが重要」と考えている方が多いのではないでしょうか。しかし、本書では、「いい株を探すのではなく世界の株式に幅広く投資する」「売買するのではなくほったらかしで保有し続ける」といった、長期投資の王道に基づく資産形成の実践的かつ具体的な方法について、そして新しいNISA活用による税制上有利な資産形成の具体的方法について解説しています。投資がまったく初めてという方から、始めたもののまだ自信が持てない方、本格的な資産形成に必要な投資の王道を改めて学び直したいという中級者まで、幅広い方に役立つ1冊です。<本書の特色>(1) 専門家である著者が、資産形成に最適と考える投資信託6本、長く付き合ってよいと考える金融機関2つを厳選紹介!(2) 世代・家族構成別の「新しいNISA活用シミュレーション」で具体的に説明。自分事として資産づくりに取り組める!(3) なぜ世界の幅広い株式への投資がおすすめなのか…投資の王道・原理原則に沿った投資方針なので、ずっと続けられる!(4) 家計管理やライフプランシミュレーションなど、お金の基本についても解説。安心して資産形成への一歩が踏みだせる!<目次>プロローグ新しいNISAですべてに満たされた人生を!1章新しいNISAの「仕組み」を理解しよう!2章新しいNISAの「賢い使い方」を知る!3章「世代・家族構成」別新しいNISAの活用法!4章新しいNISAの利用は、この「金融機関」がいい!5章新しいNISAとiDeCo、こう「使い分ける」のが正解!6章新しいNISAで資産づくり、これが「投資の王道」です!7章新しいNISAを充実させる「家計管理、ライフプラン」の極意!<読者からの声>・新NISAの制度や使い方だけでなく、人生のお金にまつわる全般の知識が学べるお得な本!・ポイントが見開き2ページでまとめられているので、読みやすくわかりやすい!!・本書を読むと、やるべきことが明確に。初心者におすすめの基本を押さえた良書!<書籍概要>タイトル : 新しいNISA かんたん最強のお金づくり著者 : 横田健一価格 : 1650円(税込)発売日 : 2023年6月22日(木)ページ数 : 192ページ仕様 : 四六判/並製/192ページ/本文オール2色刷りISBN : 978-4-309-29299-1発行元 : 河出書房新社(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)出典:プレスリリース
2024年02月27日【PR】 アクサ生命保険「新NISA」が注目を浴びていた昨年。忙しい中、結局何が良いのかわからず「もう遅いのかな…」と焦る方も多いのではないでしょうか。・物価は上がるのに給料は上がらない…家計を預かる主婦のアタマの中は「節約」でいっぱい…。コレはダメ、アレはダメと無理な節約は生活の満足度を下げてしまいます。まず「配分」を見直しお金の不安をなくすことから始めませんか?■本当に今のままでいいの?「お金に関することって難しそう」…そんな不安を感じていても、主婦の立場を理解した女性FPならではのやさしい解説は入門にぴったり。・家計を見直せば投資ができる?食費を含めた支出を把握し家計全体を見直すと、将来のための投資に充てる費用が捻出できることが多いのです。・将来いくらあれば安心なの?まず支出を把握し家計における改善点を見つけます。プロの力を借りると将来のゴールに向けた収支(ライフプラン)を見直せるのが大きなポイント。生活の質を手放さず将来の安心を形作る手法を学びましょう! ■女性FPに聞くやさしい無料オンラインセミナー次に考えるのが「増やす方法」。「新NISA」と現行「iDeCo」などの知識を身につけて自分にあったお金の活用方法を設計します。今回開催する女性FPによる初心者にもわかりやすいお金に関する無料オンラインセミナーで「難しそう」と二の足を踏んでいた方や周りに言われるまま「iDeCo」や『NISA』などを運用しているものの本当に正しいかわからないといった方もお気軽にご参加下さい。 ▶「物価高に負けないお金の増やし方」参加申し込みはこちら>> ■【参加特典】通常は有料の個別相談が無料に!教育費、住宅ローン…やっぱりそれぞれ事情が違いますよね。そこで、セミナーに参加いただいた方に個別の無料相談が受けられるという特典も!このチャンスは見逃せません。★こんな方に特にオススメ★・お金の勉強を基礎から始めてみたい・物価高に負けないお金の増やし方を知りたい・新NISA・iDeCo・投資信託…いろいろ調べているけど、何から進めていいのか…・貯蓄はある程度あるけど老後資金が不安・シングルの将来の住まいやお金が不安・副収入を作って早期リタイアしたい・なぜ、銀行で「新NISA」や「iDeCo」の口座を作ってはいけないの?★オンラインで顔出し不要!★・オンラインなのでお気軽にご参加いただけます。匿名やニックネームでの参加も可能です。・セミナー参加者の画像、音声は公開されません。講師からも見えませんのでご安心ください。・セミナー内での商品サービスへの勧誘は一切ありません。・セミナー後に、勧誘の連絡がくることもありませんので安心してご参加ください。(無料の個別相談にお申込みの場合は、講師より個別相談のご案内でご連絡があります)■『物価高に負けないお金の増やし方セミナー』開催決定!◎日時:2024年3月7日(木) 20時~21時◎申込受付期間:19時30分まで◎料金:無料(0円)◎参加方法:オンライン(Zoom)※お申し込み後、メールにてご案内するURLよりご参加ください。 下記URLにアクセスしてお申し込みください ▶「物価高に負けないお金の増やし方」参加申し込みはこちら>> ◎セミナー内容:・なぜ物価上昇している・「住宅」「教育」「老後」 それぞれいくら必要?・家計節約の2大重要項目とは・新NISAやiDeCoなど運用方法の選び方・投資信託の選び方・放ったらかしでお金が殖える「○○法」とは◎主催:アクサ生命保険株式会社◎お問い合わせ先:アクサ生命保険株式会社 市場開発部TEL 03-6737-7240(平日9:00~17:00対応) 東京都港区白金1-17-3NBFプラチナタワーAXA-C-240112-0010<今回の講師>株式会社FPデザイン 伊藤優理絵金沢市在住の35歳。京都の国立大学を卒業後、大手メーカーにて製品開発、顧客提案に携わる。結婚・出産を機に自身のお金の運用を始めたことでお金に対する価値観が大きく変わりファイナンシャルプランナーに転職。女性目線のわかりやすいアドバイスが幅広い世代に人気で、広い視野でお金の困りごとを解決します。ファイナンシャルプランナー、証券外務員、住宅ローンアドバイザーなどの資格を保有。■講師より:「お金の不安をなくしましょう」NISAやiDeCoが流行っているから周りに言われるがままに始めてみたけど、それが正しいのかどうなのかよくわからないという方が増えています。よくわからないことを継続するのは不安ですよね。不安があるとストレスが溜まります。セミナーは運用がこれからという初心者にも、既に運用をスタートしている経験者にもオススメの内容です。お金の不安をなくしていきたい方は是非ご参加下さい。<過去の参加者の声>・貯金をどう活かせばよいか不安だったので行動するきっかけになった。・大変為になり、ありがとうございました。教育資金に漠然と不安を抱えていたのではっきり道筋が出来ました。ライフプランを至急立てたいと思います。・教育資金が準備できている気がしないので受講してみました。・3人の子供がいるので、将来の資産運用に興味があったため参加しました。誰にでもわかりやすく、気軽に聴けるやさしいマネーセミナー。どうぞお気軽にご参加ください。
2024年02月07日‘24年の幕開けとともにスタートした「新NISA」だが、早くも「まだまだわからないことだらけ」という声が上がってきた。「住宅ローンや教育費が一段落してから夫が定年退職を迎えるまでの期間は、“最後のためどき”と思う人も多いでしょう。ただし、新NISAは投資なので、リスクが伴います。50代以降の投資は、失敗してしまいますと取り戻すのが大変なので、余剰資金で投資して少しずつ増やしていくことが大切になってきます」そうアドバイスするのは、ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さん。無理しないでうまく投資を続けるコツを、Q&Aの形で教えてもらった。【Q1】途中で減額&休止したい場合はどうしたらいい?【A1】新NISAは旧NISAと違い、「つみたて投資枠」「成長投資枠」が併用でき、つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円、トータルで元本1,800万円まで投資ができる。しかも非課税の期間は無期限だ。金融庁のシミュレーションサイトによると、毎月3万円を3%の利回りで運用できたとすると、20年後で約985万円。夫婦2人がそれぞれ運用すれば、2,000万円に手が届く計算になる。「つみたて投資を始めたのはいいが、毎月の投資額が多すぎた、という人もいるでしょう。金銭的にキツイという時期があれば減額や休止もできますし、すぐに解約しなくても、そのまま保有し続けることができます」(風呂内さん、以下同)どうしても手元に現金が必要になったら、いつでも売却できるのもメリットだ。【Q2】何を基準に商品を選べばいいかわからないときはどう選ぶ?【A2】投資信託を選ぶ大きなポイントは「純資産総額の大きさ」と「手数料の安さ」の2つ。「運用中にかかる手数料等の『信託報酬』が低く、長期運用の安心度のものさしである『純資産総額』が大きい商品を優先して選んでみてください」つみたて投資枠では金融庁の基準をクリアした約270本から選ぶので、比較的安心だ。【Q3】よく聞く「オルカン(オール・カントリー)」って何?【A3】三菱UFJアセットマネジメントが運用する「eMAXIS Slim全世界株式」に代表される「MSCI ACWI」に連動するタイプの投資信託を指す。「MSCI ACWIは全世界の株式を対象とした指数です。幅広い地域に投資ができるという点で分散効果が期待されますが、債券は含まれないので積極的な運用といえます。地域の内訳は先進国が9割、新興国が1割程度になっていて、全体からみても米国の比率は高く6割程度を占めています」債券も投資対象に含めたい場合、複数の対象に投資をする「バランス型投資信託」も選択肢。商品ごとに国内外の株式、債券の投資割合が異なるので中身をチェックしよう。【Q4】元本割れが怖いが、元本割れするのはどんなとき?【A4】投資信託の「基準価額」は、投資信託の1口または1万口あたりの値段のことで、投資信託を購入、売却する際は基準価額で取引が行われる。「投資信託は毎日『基準価額』が決まり、上下を繰り返します。自分が取得した額よりも基準価額が下がったタイミングで売却すると元本割れします。ただ、下がっても売らなければ含み損を抱えただけの状態ということ。含み損を抱えている時は預貯金など他の資産で対応できるようにしておくことが大切です。投資は当面使わない余剰資金の範囲内で」【Q5】NISAを売却したら、確定申告は必要?【A5】NISAで投資信託を売却した後の売却益は非課税扱いになるので、確定申告は不要。「売却益とは別に、運用会社の判断で投資信託から支払われる『分配金』があり、これも非課税です。また『成長投資枠』では個別の株式にも投資ができます。銘柄によって得られる『配当金』も非課税です。受け取り方法を株式数比例配分方式にしておきましょう」【Q6】NISA口座の財産は亡くなったら相続される?【A6】NISA口座で投資していた人が亡くなったら、相続人は金融機関に「非課税口座開設者死亡届出書」などの書類を提出する。受理されるとNISA口座の金融商品は相続人の特定口座や一般口座に移管されて、相続財産として課税対象になる。「相続人の口座に移管される際の取得価額は、移管される日ではなく、相続が発生した日の終値に相当する金額になります」【Q7】金融機関を変更したいときの注意点は?【A7】最初にNISA口座を開設した金融機関で、商品のラインナップやサービスに満足できず、ほかの金融機関に変更したいと考えている人もいるだろう。「NISA口座は1人1口座しか開設できないので、金融機関を変更するしかありません。1年に1回変更できますが、変更前の口座で保有している商品は、変更後の口座に移すことはできないので、変更前後の口座をそれぞれ管理することになります」【Q8】つみたて投資枠と成長投資枠のバランスはどうすればいい?【A8】つみたて投資枠、成長投資枠、あわせて新NISAの投資上限額は1,800万円だが、そのうち1,200万円までは成長投資枠でも使うことができる。「一度にまとまった金額で購入するのではなく、購入タイミングを分散できる『つみたて』のほうが取り組みやすい人は多いと思います。つみたて投資枠のみを活用しても良いですし、余剰金がある場合は、成長投資枠で個別株を購入して配当金や株主優待を楽しむのも良いでしょう。成長投資枠では、REITやETF(上場投資信託)への投資もできます。あくまでバランスよく」【Q9】額が上限(1,800万円)に達したらどうするべき?【A9】新NISAは非課税で保有できる期間は無期限だが、非課税になる元本の上限は1,800万円と決まっているので、上回る部分は他の課税口座での運用となる。「新NISAは、配偶者と2人分で、最大3,600万円の運用が可能になります。上限に達したら、一部を売却すると翌年、売却益を抜いた投資額分の枠が復活するので、その枠で新たな商品を買うという方法があるんです」上手に運用すればコツコツ貯めて大きく増やすことも可能なので、今からわからないことをクリアして、初心者から脱却しよう!
2024年01月22日新型コロナウイルス拡大は「謀略」というデマが収束したと思えば、今度は能登半島地震は「人工地震」……。ところ構わずはびこる陰謀論はさらに、新NISA(少額投資非課税制度)にまで台頭した。タレントの小倉優子は「国が推しているから裏がある」と発言。トンデモ発言に違いないが、「増税」色が際立つ岸田首相肝いりの税制優遇策だけに疑心暗鬼になるのも無理はない。NISA陰謀論を検証してみる。年明けから日経平均株価が続伸中だ。バブル期以来33年ぶりの株高は、おおむね二つに起因するだろう。一つは日米の政策金利をめぐる市場の観測だ。国内では能登半島地震の影響で、日銀による金融正常化の観測が後退。一方の米経済も減速し、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げ観測が弱まった。日米の金利差拡大が再認識されて為替市場で円安が進み、円安効果を享受する輸出関連の銘柄を中心に買い注文が集まった。そして、もう一つが今年1月に始まった新NISAだ。個人投資家の新規マネーが市場に流入し、相場を押し上げている。米ブルームバーグ通信によると、楽天証券の年初の新規口座開設が前年同期と比べて3倍ほどに急伸しているという。■ゆうこりん「裏がある」発言が飛び火歴史的な株高に水を差すように、新NISAにも陰謀論が台頭した。小倉優子はテレビ番組でNISAに「手を出していない」とした上で、「国が推しているものにいいものがあるのかって。何か裏があるんじゃないか」と直言。リーマン・ショック(2008年)で「痛い目」に遭い、株式投資を警戒しているという。この発言でSNSは《国に騙されるな》《暴落来るぞ》と活気づいた。NISAは株式や投資信託で得られた配当金や売却益に対し、本来は約20%課税されるところ、非課税になる制度。今年1月の新制度移行により、非課税の投資枠と保有期間が大幅に拡充された。そんな政府の「大盤振る舞い」(経済評論家)に「裏がある」という理屈だ。陰謀論の根底にあるのは岸田首相に対する懐疑だろう。打ち出した防衛費「倍増」や「異次元」の少子化対策の財源として税負担の加重が懸念され、「増税メガネ」の悪評が定着した首相。NISAの税制優遇とイメージが相いれない。資産報告書(2021年12月時点)によると、そもそも「貯蓄から投資へ」の旗振り役である首相自身が有価証券を保有していないのだから、信用できないのもうなずける。ちなみに、首相の2億円余りの資産のうち1千万円は預貯金だ。■ビギナー困惑の高値圏金融庁によると、NISAの政策目的は「家計の安定的な資産形成の支援」と「成長資金の供給」にある。政府側にとっては、新規マネーの掘り起こしによる国内市場の活性化という思惑もあるだろう。現況の株高は狙い通りといえる。投資の大前提として、高値つかみはNG。NISAビギナーは出だしから高値圏からの積み立てとなり、ただでさえ戸惑いやすい相場だ。ただ、資産運用の王道は「長期・積立・分散」。金融庁は基本的に、この観点でNISAの対象商品を選定している。金融庁のシミュレーションによると、1989年以降に株式と債券に積立投資を続けて20年間保有した場合、元本割れのケースは皆無だった。株価が上昇しても下落しても、一喜一憂せずに保有し続ける気構えがNISAの鉄則だ。暴落時に「すぐ怖くて売りたくなる」という小倉には不向きの投資術だったわけだ。無論、投資に絶対はない。NISAの対象商品は比較的ローリスクとはいえ、政府も忠告する通り元本割れのリスクは生じる。そのリスクまで陰謀と疑うのなら、お手上げだ。(文:笹川賢一)
2024年01月21日バージョンアップした新NISAでますます高まる投資熱株式会社あさ出版(代表取締役:田賀井弘毅、所在地:東京都豊島区)は森永康平著『新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』 を2024年1月23日(火)に刊行いたします。森永康平氏が「つみたて投資」で賢く着実に資産を築くための方法を解説小額から投資ができるとあって近年若者を中心につみたてNISA口座開設数も増加しています。さらに非課税になる期間、限度額も変わり使いやすくなる新NISAがスタートし、この流れは加速すると予想されます。本書は、その新NISAの概要はもちろん、安全な資産を築くために「やるべきこと」「買うべきもの」「必要なメンタル」までイラストや図を使ってわかりやすく解説します。将来のために投資を始めたいが、何からやっていいかわからない……。そんな投資初心者に超おすすめの1冊です。著者おすすめの投資信託“選ぶならこの8本”も掲載!つみたてNISAの年代別口座数の推移年間投資枠が拡大!保有期間も無限に!新NISAを賢く活用!新NISAの主な変更点① 非課税保有期間の期限がなくなった② 2つの投資枠が併用できるようになった③年間投資枠が引き上げられた④非課税の保有限度額が1800万円に引き上げられた本書では、変更点をイラストを交えて詳しく解説。これからNISAを始める人、旧NISAを利用していた人が、賢く“新NISA”を活用する方法をご紹介しますNISAと新NISA違い結局、長く続ける人が投資で成功する人です!目先の相場に揺さぶられると、冷静な判断はできません。投資は、長く続けた人が成功します。だからこそ、コツコツと無理せず続けられる“つみたて投資”が資産形成に最適なのです。本書では、“つみたて投資”のはじめ方、長期で投資を続ける心得を解説します。つみたて投資を成功させるには?老後資産の2000万円問題もつみたてなら安心!何もしないまま定年を迎えると、老後資金が2000万円足りなくなるといった試算もあります。将来を見据えて、逆算思考で計画的な資産運用を始めるべきです。90歳までに必要な額投資信託なら「複利」で運用できるので、運用期間が長くなればなるほど大きくお金を増やすことができます。複利は長期間にわたって投資を続けるほど効果が大きくなります。たとえば毎月1万円を5%の利回りで10年運用した場合、元金は120万円ですが、資産は155万2823円にもなっていきます。複利の効果を得るためにも、なるべく早くからつみたてを始め、長期間続けるようにするのが得策です。単利と複利の違いイラスト:吉村 堂(株式会社アスラン編集スタジオ)書籍情報表紙タイトル:新NISA対応版いちばんカンタンつみたて投資の教科書著者:森永康平ページ数:224ページ価格:1,650円(10%税込)発行日:2024年1月23日ISBN:978-4-86667-666-1書籍紹介ページ: amazon: 楽天: 目次1章なぜ、今つみたて投資なの?2章つみたて投資ってそもそも何?3章超カンタン つみたて投資の始め方4章初めてでもできる!投資信託の選び方5章長期で投資を続けるための心得著者プロフィール森永康平(もりなが・こうへい)森永康平 氏金融教育ベンチャーの株式会社マネネCEO、経済アナリスト。証券会社や運用会社にてアナリスト、ストラテジストとしてリサーチ業務に従事。その後はインドネシア、台湾、マレーシアなどアジア各国にて法人や新規事業を立ち上げ、各社のCEOおよび取締役を歴任。現在は複数のベンチャー企業のCOOやCFOも兼任している。日本証券アナリスト協会検定会員。著書に『MMTが日本を救う』(新書/宝島社)や、父・森永卓郎との共著『親子ゼニ問答』(新書/ KADOKAWA)がある。【報道関係各位】『新NISA対応版 いちばんカンタンつみたて投資の教科書』リリース.pdf : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年12月26日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”の3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「新NISAを知ろう!【3】」です。新NISAを知ろう!【3】西山美紀さんファイナンシャルプランナー。お金、生き方などをテーマに取材を重ね、日々にうるおいをもたらしてくれるお金の貯め方、使い方を発信中。All About貯蓄ガイド。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)など。貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。家を買うべきか悩み中。NISAで重要なのが金融機関との相性。未知子:新NISA、来年から始められるように、どの銘柄を購入するかリサーチがんばってます!西山:素晴らしい!金融機関はどこに決めましたか?未知子:へ!?西山:NISAは、まず口座を開設する必要があるんですよ。未知子:そういえば購入方法を調べてなかったです(恥)。西山:NISAは1人につき1口座と決められていて、証券会社や銀行など金融機関で口座開設することができます。未知子:なるほど。西山:開設手続きに通常2~3週間かかることが多いので、早めに申し込むのがおすすめです。未知子:じゃあ急がないと!選ぶ際のポイントはありますか?西山:ひとことで言うと、自分との相性だと思います。一度NISA口座内で投資信託などを購入すると、その年は金融機関を変更できません。翌年以降、年に1度なら変更できますが、複数の口座で管理することになるので、何度も変えるのは現実的ではないかも。未知子:確かに…。西山:新NISAでは非課税保有期間が無期限になったので、売却しない限り金融機関とのお付き合いはずっと続くことになります。未知子:それだけ選び方が重要になるってことですね。金融機関選びの決め手はどこに?未知子:金融機関との相性を見極める際の注意点が知りたいです!西山:口座開設できるのは、ネットで完結できるネット証券、実店舗があって対面相談などができる店舗型証券や銀行などです。未知子:どう違うんですか?西山:ネット証券は投資信託の最低積立金額が月100円からなど低いところが多く、ハードルが低いのが特徴。そして取扱銘柄が豊富で手数料が安いのも魅力です。未知子:ふむふむ…。西山:店舗型証券や銀行は、投資信託の取扱銘柄が比較的少なめですが、店舗窓口があるので対面サポートを受けられるのが特徴です。ただし、銀行では株は購入できないので、株取引を視野に入れている人は注意してください。未知子:やはり一長一短なんですね。選択肢が多いので悩みます。西山:ネット証券は自宅にいながら取引できるので、忙しいanan世代と相性がいいと思います。クレジットカードで投資信託の積み立てができるところなら、ポイントも貯められますよ。未知子:使い勝手がよさそう!西山:各社キャンペーンを打ち出している時期なので、それを上手に利用するのも手だと思います。未知子:キャンペーンがあるならぜひ活用したいです!西山:現行NISAをやっている人も、金融機関を変えるならこのタイミングがベスト。早めに比較検討することをおすすめします!新NISA口座開設チェックリスト・投資信託の取扱本数投資信託のラインナップが多い方が選択肢の自由度が高いから、自分が投資したい銘柄の取り扱い有無を事前にしっかり確認したい。ネット証券は100~2000本超の銘柄を扱っているところが多く、店舗型証券や銀行は厳選されている傾向に。・投資信託の最低積立金額ネット証券の場合は最低月100円から積み立てができるところが多く、少額からNISAをスタートしたい初心者にとっても心強い。店舗型証券や銀行だと最低月1000円や1万円などと、ややハードルが上がることも。・ポイントの種類や使いやすさ積立金額や運用商品残高に応じて特典や各種ポイントがつく金融機関を選べば、さらにお得に。貯まったポイントを投資にまわせる金融機関や、振込手数料やコンビニATM手数料が無料になる銀行も。自分が普段から利用する機会が多く、きちんと消費できるポイントが貯まるところを選びたい。・相談窓口やサイトの使いやすさネット証券はコールセンターやAIチャットでの対応が基本。店舗型証券や銀行は、店舗などで対面相談できる窓口を設けていることが多い。ネット証券の場合はサイトの見やすさ、わかりやすさなどの使い勝手もチェックを。しっかり比較して、自分に合った金融機関を選ぼう!NISAを続ける限り、ずっと付き合っていくことになる金融機関。年1回であれば変更可能だが、そのぶん管理の手間も増えるから慎重に選びたい。現在キャンペーン実施中の金融機関も多いから、賢く活用を。次回は、2376号(2023年12月6日発売)掲載予定です!※『anan』2023年11月29日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2023年11月24日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”の3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「新NISAを知ろう!【2】」です。新NISAを知ろう!【2】西山美紀さんファイナンシャルプランナー。お金、生き方などをテーマに取材を重ね、日々にうるおいをもたらしてくれるお金の貯め方、使い方を発信中。All About貯蓄ガイド。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)など。貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。家を買うべきか悩み中。新NISAについて改めておさらい。未知子:前回の話を聞いて、来年から始まる新NISAに興味津々です!でも、そもそもどんなところがお得なんでしたっけ?(恥)西山:では、改めて制度のおさらいを。正式名称は「少額投資非課税制度」といって、NISA口座を利用した一定額の範囲内であれば、投資で得た利益が非課税になる制度です。通常だと利益の約20%が税金として引かれるので、優遇されていますよね。未知子:約20%は大きい!西山:新NISAでは、投資先や投資額、投資期間などが大幅に引き上げられてより自由度が高くなり、使い勝手がよくなりました。未知子:具体的にどういった部分がよくなったんでしょうか?西山:まずは制度も非課税期間も無期限になったので、長期的な視点で投資に取り組むことができるようになったこと。加えて、生涯で投資できる金額が上がり、NISAの枠内で売却した分は翌年には枠が復活するので、必要なときに売却しやすくなったことですね。10年、20年先に必要になりそうなお金をNISAで増やすといった柔軟な考え方が可能になりました。未知子:正直、NISAって老後資金のイメージが強くてあまり実感が湧かなかったんですが、10年先のお金を増やすと考えると、俄然リアルになってきますね。西山:新NISAになって、住宅の購入資金や子どもの教育資金など、さまざまな目的の資産形成により適したものになった印象です。未知子:今って超低金利だし、定期預金に預けておくより資産を増やせる可能性が高そうですよね。投資で必ず意識したいリスク回避術は?未知子:伺った限りだと、新NISAっていいことずくめな気がするんですが、デメリットは?西山:絶対に忘れてほしくないのは、あくまでも投資なので、リスクはつきものだということです。未知子:そうでした!リスクを回避する方法はありますか?西山:長期・分散・積立の3つの要素を意識することにつきますね。新NISAにはつみたて投資枠と成長投資枠がありますが、つみたて投資枠はリスクが少ない投資信託が中心。初心者は、つみたて投資枠から選ぶといいと思います。未知子:覚えておきます!西山:あとは資産が投資に偏りすぎないよう、預貯金など他の資産もある程度持っておくことですね。未知子:あらゆるところで分散を意識するってことですね。超初心者なので、まずは少額から始めて感覚を掴みたいと思います!【つみたて投資枠】・年間投資枠…120万円・非課税保有期間…無期限化・非課税保有限度額…生涯で1800万円まで(そのうち成長投資枠は最大1200万円)・口座開設期間…恒久化・投資対象商品…投資信託(※長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託。)・対象年齢…18歳以上【成長投資枠】・年間投資枠…240万円・非課税保有期間…無期限化・非課税保有限度額…生涯で1800万円まで(そのうち成長投資枠は最大1200万円)・口座開設期間…恒久化・投資対象商品…上場株式・投資信託等・対象年齢…18歳以上※金融庁資料より編集部作成新NISAのギモンQ&AQ. これまでのNISAとの違いは?A. 使い勝手と自由度が大幅アップ。投資枠の拡大、投資期間の無期限化に加えて、非課税投資額が年間最大360万円まで拡大。これまで限定的だったNISAが恒久的になり、より長期的な視点で投資の戦略を練ることが可能になった。Q. 満額投資しないと意味がない?A. 少額投資でまったく問題なし!年間の非課税投資枠が増額されたインパクトにとらわれることなく、自分のできる範囲での投資で問題なし。金融機関によっては月100円からの積立も可能なので、まずは始めてみることが大切。Q. 資金が貯まるまで待つべき?A. 待たずにできる範囲で始めてみて。運用期間が長い方が安定的収益を目指しやすい投資信託など、早く始めると有利になるケースも。家計を見直しながら、つみたて投資枠で少額からスタートし、並行して預貯金を増やすのがおすすめ。Q. 銘柄選びのポイントは?A. 銘柄の内容と手数料をチェック!どんな銘柄が組み入れられている商品なのかと手数料(信託報酬)を確認してから購入を。組み入れられている銘柄が限定的だとリスクが高くなるケースが多いため、分散されているものを選ぶのが。次回は、2374号(2023年11月22日発売)掲載予定です!※『anan』2023年11月15日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2023年11月11日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”の3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「新NISAを知ろう!【1】」です。新NISAを知ろう!【1】西山美紀さんファイナンシャルプランナー。お金、生き方などをテーマに取材を重ね、日々にうるおいをもたらしてくれるお金の貯め方、使い方を発信中。All About貯蓄ガイド。著書に『お金の増やし方』(主婦の友社)など。貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。家を買うべきか悩み中。実は世代で差があるNISAの実施率。未知子:ここ最近、新NISAの話題をよく見聞きするようになりましたが、まだ何もリサーチできていないので焦ってます…。西山:来年から新たに制度が切り替わるので、いよいよ関心が高まってきた感はありますね。ところで、未知子さんは現行のNISAはやっていますか?未知子:お恥ずかしながら、それすら未着手で…。やらねばと思いつつ、いまいちよくわからなくてそのままになってます(汗)。西山:大丈夫。未知子さんの世代でそういう人は多いと思いますよ。金融庁が実施した「NISA・ジュニアNISA口座の利用状況調査」で、一般NISAとつみたてNISAの口座開設者数が年代別に公表されています。それによると、今年6月末の時点で口座を開設している人のうち、20~30代の割合は全体の27.8%。実際にNISAをやっている人たちの7割超は、40代以上なんです。下にanan世代の女性にリサーチした結果がありますが、Q1を見てもよくわかりますね。未知子:確かに、大多数が私の仲間!(笑)何となく誰もがやっているような気がしていましたが、実は私たちの世代だとそうでもないんですね。ちょっと安心しました!でもQ2以降を見ると、新NISAをやると決めている人たちは、具体的な投資額や使い道などある程度ビジョンがあるってことですよね。西山:そうですね。Q2で検討中と答えた人が案外多いことからも関心の高さが窺えます。また、NOと答えていても、その理由に「仕組みがよくわからない」と回答した人の割合が高いのを見ると、興味はあるけれどとりあえず様子見、といった人もいそうですね。anan世代が始めるべきタイミングは?未知子:やっぱり、始めるならこの機にってことなんですかね?西山:新NISAに限らず、お金にまつわることはやりたいと思ったときが始めどき!まずはきちんと制度を理解して、どのくらいなら投資に回せるか、自分のお金の流れを把握することが重要です。その上で自分にはまだ早いと思ったらやめてもいいし、いつ始めても遅すぎることはありません!未知子:そうですよね。ちゃんと決断している同世代がいるのを見ると、私もしっかり理解したい!何から手をつければいいのかすらわかっていませんが、新NISAについて詳しく教えてください!西山:わかりました。では次回、わかりやすくレクチャーします!20~30代女性300人にリサーチ!新NISA、どうするか決めた?Q1. 現行NISA(一般NISA、つみたてNISA)はやっていますか?YES…28%やっているのは約3割。年齢的に給与水準が低めなことや、将来設計を立てるにはまだ早いなど、世代特有の事情もありそう。Q2. 2024年から、新NISAを始める予定はありますか?YES…24.0%、NO…53.3%、検討中…22.7%YESと検討中を合わせると、NOとほぼ同率という結果に。現行NISAはやっているが、新NISAをやるかは検討中という人も。Q3. Q2でYESと答えた方へ。毎月いくらぐらい投資する予定ですか?5,000円以下…29.1%、5,001円~10,000円…16.7%、10,001円~30,000円…25.0%、30,001円~50,000円…20.8%、50,001円~100,000円…4.2%、100,001円~200,000円…0%、200,001円~300,000円…4.2%現行のつみたてNISAの毎月の上限額である3万3333円以下を投資予定と答えた人が7割を超えた。それに対して、10万円以上の額を投資予定だという人もちらほら。Q4. Q2でYESと答えた方へ。新NISAでの資産や運用益は、何に使う予定ですか?(複数回答可)1位:老後資金…66.7%、2位:旅行や大きな買い物などの娯楽・豊かな生活費用…27.8%、3位:病気など万が一の備え…23.6%その他:子どもの教育資金、住宅資金、結婚・出産資金、親の介護費用、留学など自己投資費、未定など長期の資産形成に適した制度だけに「老後資金」と答えた人が66.7%。一方で、投資期間の無期限化により用途の自由度が広がったことを感じさせる回答も目立った。Q5. Q2でNO、検討中と答えた方へ。新NISAをやらない、あるいは迷っている理由はなんですか?(複数回答可)1位:仕組みがよくわからない…53.5%、2位:損をしたくない…33.8%、3位:新NISAに回すお金がない…32.0%その他:投資は危険・ギャンブル的なイメージがある、口座開設などの手続きが面倒など制度への理解不足を挙げる声が多く、次点がほぼ同率で「損をしたくない」「新NISAに回すお金がない」。資金の問題以外は、投資の知識を得れば解決できそうなことも。次回は、2372号(2023年11月8日発売)掲載予定です!※『anan』2023年11月1日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2023年10月29日「2024年から始まる新NISAは、お金のプロから見ても、文句のつけどころがない、個人の資産を増やせる制度です。ただ、来年を待たず、今すぐNISAを始めたほうが、お得になりますよ」そう語るのは、家計再生コンサルタントの横山光昭さん。2万6000件以上の家計相談に乗り、『はじめての人のための3000円投資生活』(アスコム)シリーズは累計100万部を超えるベストセラーとなっている。そもそも“NISA”とは何だろう?「正式名称は『少額投資非課税制度』です。通常、個人で投資をして運用益が出ると約2割の税金を取られますが、NISAでは少額・長期で一定の金額までの投資は、運用益が非課税です」また、現行の制度では一般NISA、つみたてNISAの併用はできない。「これが、来年からの新しいNISAでは一本化されます。期間は無期限で毎月の積み立ての『つみたて投資枠』と、投信信託、個別株などを扱う『成長投資枠』を併用できるうえ、合わせて1800万円まで非課税になります。必要なときには、購入したものを売却できます」6月21日には、投資信託協会が、「成長投資枠」で購入できる約1千本の投信を発表したばかり。人生100年時代、50代や60代でも、NISAを始めるのは、決して遅くないと横山さんは言う。「50代でも、80~90代までを視野に入れてぜひ始めてほしい。夫婦2人なら3600万円まで無期限で非課税です。新NISAでの投資は、お金が増えて税金がかからない貯金のようなもの。“老後資金2千万円問題”の不安の解決にもなります」少額でも、長期間コツコツ積み立てを続けていれば、大きな資産を形成できる可能性がある。「もし、毎月3万円をつみたてNISAで投資し、年利6%で運用できた場合、最初はそれほど収益はありませんが、10年後には元金360万円、運用益約131万円に。20年後には元金720万円、運用益約666万円。30年後には元金1080万円、運用益約1933万円となります。時間をかけて積み立てたものは、一生成長する『金の卵』です」本誌記者も、横山さんへの取材をきっかけに5年前に「つみたてNISA」を始めている。年間40万円を積み立ててきたところ、現在の時価は293万6000円に。なんと手数料をのぞいた運用益は80万円を超えているのだ。「ぜひ、まだNISAをやっていない方には、できるだけ早く、現行のつみたてNISAから、スタートしてほしいですね」■新NISAになっても旧NISAの非課税枠は残る“来年1月の新NISAを待ってもいいのでは?”と尋ねると、「一日でも早いほうがいい」と横山さん。5つの理由があるという。「まず、積み立ては『長期』で、一日でも投資期間が長いほうがいい。次に、今始めると、今年購入したぶんは2042年まで非課税で運用できるうえ、それとは別に来年から新NISAの非課税枠1800万円が与えられます。運用できる非課税枠が増えて得ですよね」3つ目の理由は、来年の新NISAに向けていい練習になること。「何も知らずにいきなり始めるよりも、ネット証券の手続きや積み立ての投資の方法など、経験を積めますし、どんな商品があるのか情報収集もできます」4つ目の理由が物価高時代に「資産寿命の延命」にもなること。「物の値段が高騰するインフレ、円安もあり、今お金の価値が落ちていることに気づいていますか?今の100万円は以前の96万~97万円の価値しかありません。置いておいても価値が下がっていくのであれば、運用して価値をあげたほうがいいですよね。そして最後に、現在は夏のボーナスを資金に始めやすいタイミングです」■買うべき商品はふたつだけ実際に始めるなら、手数料の安い「ネット証券」でNISA口座を開設しよう。「手数料が安くて使い勝手もいい『楽天証券』や『SBI証券』がいいでしょう。今はスマホでも開設できます。証券会社のサイトで『口座開設』のページを開きます。メールアドレスを送信すると、申し込みのURLが送られてきます。難しい場合は家族に手伝ってもらうのもいい。ただし、“やってもらって”はダメ。自分で、失敗しながらも、あきらめずに口座を開設しましょう」口座の種別は、NISAがメインであれば「特定口座・源泉徴収なし」を選んでおくといい。そして必ず「積み立て」でスタ―ト。「買うべき商品は、楽天証券でもSBI証券でも、この2つだけ!『全世界株式インデックスファンド』『全米株式インデックスファンド』。いずれもリスクが比較的低く、長期的には安定的に成長が望める投資信託です」そして、新NISAの受付けが始まれば、今年の投資分はそのまま残して申し込もう。買うべき商品は変わらない。「投資では、一時的に損が出ることもあります。しかし、焦って売ったりしないこと。過去の例を見ると、20年スパンでは収益があがっています。待つことが大事。また、慣れてきて投資額を増やしたいと思っても、何かあったときのために、すぐにおろせる預金として月給の7.5カ月分は残したほうがいい。無理はせずに楽しんでコツコツと積み立てましょう。今、NISAをやる人、やらない人では、今後、人生に雲泥の差ができる時代になりますよ」重い腰を上げて、この夏こそ、NISAを始めませんか?
2023年07月24日日本証券業協会は、2月13日「NISAの日」に、東大クイズ王の伊沢さん率いるQuizKnockによる「NISAの日」を記念したスペシャルメッセージ動画を、QuizKnockが証券投資に関する問題に挑戦するYouTubeチャンネル「まなぶわかるとうしチャンネル」にて公開します。まなぶわかるとうしチャンネル日本証券業協会では、証券投資に興味・関心を持っていただくため、QuizKnockを起用した「まなぶわかるとうしチャンネル」を2022年10月より開設するなど、様々な広報活動を実施しております。2024年開始の新しいNISA制度への注目が高まるなか、2月13日の「NISAの日」をきっかけに、より一層多くの方々に証券投資に興味・関心を持っていただくために、QuizKnockによる「NISAの日」を記念したスペシャルメッセージ動画を「まなぶわかるとうしチャンネル」内にて公開いたします。「まなぶわかるとうしチャンネル」では、伊沢さんより「NISAとは、証券投資で得られた利益などに税金がかからない、資産形成にとても役に立つ制度です。2月13日のNISAの日をきっかけに、みなさんも是非、証券投資に興味を持って僕たちと一緒に楽しく学びましょう!」といった「NISAの日」を記念したメッセージが詰まったスペシャルメッセージ動画の他、NISAや証券投資を分かりやすく楽しく学ぶ動画も公開しています。スペシャルメッセージ動画(1)スペシャルメッセージ動画(2)■NISAの日とは?語呂合わせで2月13日は「NISAの日」と制定されています。金融庁や日本証券業協会をはじめとする証券業界では、NISAについてより多くの方に知っていただくため、「NISAの日」に合わせ、様々な広報活動に積極的に取り組んでいます。NISAの詳しい内容については「まなぶわかるとうしチャンネル」で公開中の動画にて詳しく解説していますので、ぜひそちらも御覧ください。■YouTubeチャンネル「まなぶわかるとうしチャンネル」概要「まなぶわかるとうしチャンネル」は、証券投資を楽しく学ぶことができるYouTubeチャンネルです。東大クイズ王の伊沢さん率いるQuizKnockが個性的なゲストともに、資産形成や証券投資にまつわる様々な問題に挑戦します。現在第10回まで公開されており、残すところ3回となりました。最終回も間近に迫った第11回、第12回ではキンタロー。さんをゲストに招き、「ここがいいよな対面証券」をテーマに実際にキンタロー。さんが証券会社を訪れた様子をもとに、証券会社での実際のやりとりをクイズを交えながらお送りします。最終回の第13回では、これまで学んできたポイントをおさらいできるよう第12回までの内容を凝縮した総集編をお届けします。チャンネル名 : まなぶわかるとうしチャンネル開設日・公開開始日: 2022年10月4日(火)より順次公開中出演者 : QuizKnockゲスト : ロッチ、ホリ、肉乃小路ニクヨ、キンタロー。、つぶやきシロー など動画 : 全13本URL : ■YouTubeチャンネル「まなぶわかるとうしチャンネル」今後の予定配信日(予定)・第11回:2月24日(金) タイトル:ここがいいよな対面証券 前半・第12回:3月10日(金) タイトル:ここがいいよな対面証券 後半・第13回:3月24日(金) タイトル:まなぶわかるとうしチャンネル 総まとめ■出演者プロフィール【QuizKnock】QuizKnock(クイズノック)は、東大クイズ王・伊沢 拓司が中心となって運営する、エンタメと知を融合させたメディア。「楽しいから始まる学び」をコンセプトに、何かを「知る」きっかけとなるような記事や動画を毎日発信中。YouTubeチャンネル登録者数は198万人を突破。(2023年2月現在)QuizKnock■日本証券業協会(JSDA)概要設立 :1973年7月所在地:東京都中央区日本橋2-11-2日本証券業協会 公式HP: 日本証券業協会は、金融商品取引法の規定により内閣総理大臣の認可を受けた認可金融商品取引業協会です。協会員である証券会社や銀行、保険会社などの金融機関が遵守すべき自主規制ルールの制定やその遵守状況の監査などの自主規制業務を行っています。また、そのほかにも、金融商品取引業、金融商品市場の発展を推進する業務や、国際業務・国際交流、金融・証券知識の普及・啓発活動など、幅広い業務を行っています。こうした活動を通して、公正で透明性が高く、信頼のできる金融・資本市場の環境作りに貢献しています。日本証券業協会(JSDA) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月13日毎日の暮らしや将来に必要なお金のこと、きちんと把握してますか?「わからない」ゆえの不安は、知ることで解消できるはず!“お金初心者”3人と一緒に、お金の勉強を始めましょう。「お金の教科書」、今回のテーマは「NISAを始めよう!【2】」です。NISAを始めよう!【2】#増やす西山美紀さんファイナンシャルプランナー。お金、生き方などをテーマに取材を重ね、日々にうるおいをもたらしてくれるお金の貯め方、使い方を発信中。All About貯蓄ガイドや著書『お金の増やし方』(主婦の友社)も好評。貯蓄未知子(ちょちく・みちこ/34歳・会社員)都内の賃貸で一人暮らし中。毎月の貯蓄は財形2万円+口座に残った分のみ。奨学金は完済。家を買うべきか悩み中。話題の新NISAって、一体どこがすごいの?未知子:昨年末から話題になっている新NISA、具体的にどう変わるんですか?西山:もともと2024年に変わる予定だったNISAが、岸田内閣の「資産所得倍増プラン」を受けてさらに見直され、より使い勝手がよくなった印象です。未知子:詳しく知りたいです!西山:簡単に説明すると、自由度と金額がアップしたんです。未知子:いいことずくめ!西山:そう。まず自由度は、これまで1年単位でつみたてNISAと一般NISAのどちらか一方しか選べなかったのが、新制度では「つみたて投資枠」(現在のつみたてNISAに該当)と「成長投資枠」(現在の一般NISAに該当)の併用が可能になるんです。未知子:併用できると投資先の選択肢が増えますね!西山:しかも、これまで期限付きだった非課税保有期間が無期限に。そして併用可になったことに伴い、金額も1年間で最大360万円まで投資が可能になりました。未知子:でも、そんなに投資に回せないんですが……(泣)。西山:金額の多寡は気にしなくて大丈夫!積み立てを継続することが重要なので、月100円などからでも可能ですよ。世界中の株などに分散投資できる投資信託などに、少しずつトライする絶好のチャンスだと思います。未知子:これを機にやってみて、投資のコツを掴みたいです!新NISAをやるべき人と注意点&心構えとは?未知子:新NISAには、向き不向きってあるんでしょうか?西山:誰にとってもおすすめの制度ですが、とくに全資産が預貯金だけの人は検討の価値あり。インフレや円安が進めば、日本円の預貯金だけだと資産が目減りする危険性もあるので、海外への投資などに活用してみては?未知子:なるほど!西山:でも、投資は資産が増えることも減ることもあることを頭に入れておいて。万が一、半分に目減りしても大丈夫だと思える余裕資金で始めることが大切です。未知子:その心構え、覚えておきます!ほかに注意点は?西山:これまで、つみたてNISAであればコストの低い投資信託を積み立てることができました。ですが新NISAでは、投資信託と株式などを併用できるため、リスクや手数料が高いものに最初から手を出すことのないように気をつけてください。未知子:私は初心者なので、新NISAでもつみたて投資枠からスタートしようと思います。西山:それが安心です!あとは資産を分散することを忘れずに。投資の割合を増やしすぎないように注意したいですね。未知子:注意点に気をつけながら、この機会に少しずつやってみようと思います!新NISAの特徴金融庁資料より編集部作成【つみたて投資枠】年間投資枠:120万円非課税保有期間:無期限化非課税保有限度額:生涯で1800万円まで(そのうち成長投資枠は最大1200万円)口座開設期間:恒久化投資対象商品:投資信託※長期の積立・分散投資に適した投資信託。対象年齢:18歳以上【成長投資枠】年間投資枠:240万円非課税保有期間:無期限化非課税保有限度額:生涯で1800万円まで(そのうち成長投資枠は最大1200万円)口座開設期間:恒久化投資対象商品:上場株式・投資信託等対象年齢:18歳以上5つのポイント・つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能に!NISAは1人1口座が原則。現行のつみたてNISAと一般NISAは、年に1度どちらかを選択する必要があったが、新制度では併用可能に。自由度が上がり、さまざまな投資の戦略を立てられるように。・非課税保有期間が無期限に!現行のつみたてNISAでは20年間、一般NISAでは5年間だった非課税保有期間が無期限に。より長期的な資産形成が可能になり、非課税期間終了後の運用方法などに頭を悩ませる必要もなくなった。・制度が無期限化!現行のつみたてNISAは2042年まで、一般NISAは2023年までと、これまでは期間が定められていたこの制度。その期限が撤廃され恒久化されるため、より長期的な目線で投資することが可能になる。・非課税枠の再利用が可能に!新たに取得価格ベースで合計1800万円(うち、成長投資枠は1200万円まで)の生涯非課税保有限度額の設定が。売却すると取得価格分の枠が復活するため、必要なとき売却しやすくなり自由度が上がる。・年間の非課税投資額が拡大!現行のつみたてNISAにあたる「つみたて投資枠」は3倍の120万円、一般NISAにあたる「成長投資枠」は2倍の240万円に。年間の非課税投資額が拡大したことで、最大360万円まで投資可能に。自由度と金額が大幅アップ!より使いやすくなった新NISAを活用しよう。どんな人にとってもおすすめの新NISA。2024年のスタートを前に、しっかり知識をつけておこう。次回は、2336号(2023年2月15日発売)掲載予定です!※『anan』2023年2月8日号より。イラスト・小迎裕美子取材、文・宮尾仁美(by anan編集部)
2023年02月03日