サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は初心者に多い、「ドリブルが上手くできない」という悩みを改善するトレーニングをご紹介します。自宅や公園などのちょっとしたスペースでできるので、ぜひ親子で遊びながらチャレンジしてみてください。ボールを止める、蹴る、はサッカーの基本中の基本の一つ。ボールを運ぶ時に使うスキルであるドリブルは、最初は難しいものですが、基礎をしっかり身につけることが大事です。今回は、自宅など狭いスペースでもできるドリブル上達につながる遊び方をサカイクキャンプコーチが説明。ボールのスピードを速くしたりゆっくり転がしたり、緩急をつけることでドリブルが上手くなっていきます。このトレーニングは身体を素早く動かしたり細かくボールをタッチするので、コオーディネーション能力が高まることや、ターンと細かいボールタッチの上達につながります。ぜひ親子でチャレンジしてみてください!【やり方】1.目印を3つ並べる2.子どもは目印の横に立ち、親は子どもの横からボールを転がす3.子どもはボールのスピードに合わせて目印の間をジグザグに走りボールをとらえる4.目印の間をジグザグにドリブルしながら戻ってくる5.慣れて来たらボールを早く転がしたり、速く出すと見せかけてゆっくり転がすなど緩急をつけて行う【ポイント】・ボールをよく見る・身体を素早く動かす・たくさんボールを触る・ドリブルで帰って来る時、両足のインサイド・アウトサイドを使うなど工夫をする・リラックスして行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!お父さんコーチに役立つ練習メニューを公開中>>
2021年03月03日幼稚園に入ってもしばらくトイレを失敗していた長男。周りの友だちができているのを見て、年少の夏休みにようやくトイレトレーニングが完了しました。自分でトイレに行けるようになった3歳半の長男がある日の夜、下半身が「痛い」と泣き出しました。息子の性器ケアに関して、見直すきっかけになった体験談をお話しします。 久しぶりの夜泣きと思ったら長男が3歳半のころ、寝て2時間後に突然「痛い痛い」と泣いて起きました。亀頭部を見ると真っ赤に腫れ上がり、触ることもさせてくれないほどの状態。尋常ではない痛がり方にすぐに受診したほうがいいのかと、スマホで検索しました。 亀頭部だけの痛みで熱もない場合は、翌日の受診でいいとの情報があったため、夜間はおむつをしていたので新しいおむつに替え、抱っこをして寝かしつけながら朝がくるのを待ちました。 翌日病院を嫌がる長男連れて受診受診科がわからなかったので、翌日市民病院の泌尿器科を受診することにしました。年配の患者さんが大勢いるなか、小さな長男と待ち、約40分後に呼ばれ診察室へ。数週間前に日本脳炎の予防接種を受けていた長男は、とにかく痛いことが嫌だと先生を見ただけで半泣きになっていました。 ベッドに横になって診察が始まると、痛みと何をされるかわからない不安で大暴れでした。看護師さんが上半身、私が下半身をおさえた状態で診察に臨んだのです。 結果は亀頭包皮炎泣きながら受けた診察の結果は、亀頭包皮炎でした。亀頭包皮炎はこの年齢に多い病気だそうで、清潔にすることが大事との説明を受け、抗生物質の軟膏と内服薬を処方されました。 先生からは「皮をむいて洗うんだよ」と言われ、私がしっかりと洗ってあげていればよかったなと長男に対して申し訳ない気持ちになりました。 ホームケアの担当は痛みのわかる夫におしっこのたびに痛みがあり、トイレに行くことも嫌になった長男。清潔が大事と聞いたので、自分でするケアの方法を教えてもらうためにお風呂の担当は毎日夫に変えました。 先生に言われた通り、「皮をむいて洗うと下半身の痛みがなくなるよ」と話し、長男も痛みに我慢しながら洗いました。すると3日後には赤みも痛みもなくなり、トイレも復活しました。自信をもってトイレへ行く姿が見られるようになったのです。 男の子の性器のケアについて、母である私にはわからないことだらけです。トイレトレーニングの段階から同性である夫に教えてもらうべきでした。正しいケアをおこなっていたら、長男も痛い思いをしなくて済んだかもしれないと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:渡辺かほ6歳2歳の男児2人のママ。保育士資格を持つ元保育園看護師。訪問看護で働きながら、ライターとして子育てや医療に関する情報を発信している。
2021年02月23日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は、初心者に多い「足の甲(靴紐の部分)で蹴るインステップキックを使ってボールを狙ったところに蹴ることが出来ない」という悩みを改善するトレーニングを紹介します。ボールを止める、蹴る、というサッカーの基本中の基本の一つ。シュートや長いパスを出すときなど、強いボールを蹴る時に使うインステップキックを初心者が一から身につけるための基本動作、ポイントをサカイクキャンプコーチが説明。サッカーの動きの中でよく使う「インステップ」で蹴る方法を基本からしっかり身につけましょう。このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、シュートやロングパスを出す時に使う強いキックでボールを狙ったところに蹴る技術を身につけることができます。ぜひ親子でチャレンジしてみてください!【やり方】1.子どもがボールを持ち離れて立つ(5メートルくらい)2.足元にセットしたボールをゆっくり足の甲の部分(インステップ)で蹴る3.狙い通り蹴れたら少しずつ離れて蹴る4.上手にできるようになったら、目印の間を通すゲームをやってみる5.慣れてきたら、目印の間を狭くするなど難易度を上げてみる【ポイント】・最初はゆっくり足の外側のどこでボールを触るか確認しながら行う・慣れるまではボールをよく見る・ボールは蹴り足の斜め前に置いて助走を取る・軸足をしっかりおいて、上半身のしなりを使って蹴る・リラックスして行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!
2021年01月26日サカイクがお届けする『親子で遊びながらうまくなる!サッカー3分間トレーニング』。今回は、初心者に多い「足裏でターンが出来ない」という悩みを改善するトレーニングを紹介します。試合中、相手からボールを奪われないよう自分の足元でコントロールしてターンをする時に使う基本動作です。最初は足の裏でボールを触りながら回るのが難しいかもしれませんが、このトレーニングは遊びを通して楽しみながら行うことで、足の裏側を使ってボールをうまくコントロールしながらターンする動きを身につけることができます。ぜひ親子でチャレンジしてみてください!【やり方】1.親の前に目印を置く2.子どもは足をパーに開く3.親は足の間にボールを転がす4.子どもは足裏でボールを踏み、ターンをしてドリブルで戻る5.慣れてきたら、左右の足を使ったりターンした後の戻るスピードを上げる6.それができるようになったら、ボールを転がすスピードを速くするなどのアレンジをしてみる【ポイント】・最初はゆっくり足の裏でボールを踏んづけてからターンして戻る・慣れるまではボールをよく見る・拇指球あたりでボールを触って自分の前にボールを転がしてターンする・リラックスして行うこと・慌てずゆっくり、慣れてきたらリズム良く行う・失敗しても気にせず、親子で楽しみながら行う次回もサッカー初心者のお悩みに応えるトレーニングをお届けしますのでお楽しみに!
2020年12月10日「将来海外でプレーしたい」そんな純粋で大きな夢を抱く子どもたちに「正しい努力をさせてあげたい」。そう願うのが親の本音ではないでしょうか。新刊『世界を変えてやれ!―プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』では、「日本と世界を繋ぐ橋渡し」役の著者・稲若健志氏が、将来を夢見る選手たち、保護者、指導者に向け、アドバイスを送っています。改めて稲若氏に聞いた、子どもたちの夢を叶えるために知っておきたい世界の常識、最終回となる今回のインタビューは、問題解決能力やチャレンジし続ける姿勢を身につける方法、子どもの視野を広げるために親はどうすればいいかについてお送りします。<<第三回:練習量が多い=一生懸命ではない。元レアルのサルガド氏が指摘する日本の保護者の「誤った認識」■若ければ若いほど柔軟に感覚を変えていける――世界に出たとしても誰もが必ずプロサッカー選手という夢を掴めるわけではありません。サッカーから離れたあとにグローバルな社会で生き抜く人間力が身につけられる、というのが稲若さんの考え方の一つです。稲若さん自身、若くしてアルゼンチンにサッカー留学したことがきっかけとなり、今に繋がっていると思います。「僕の場合、何も助けとなるものがなかったことが逆に良かったと思っています。最近、アフリカに3回ほど行きましたが本当に良かった。アフリカに求めるものは『何もないこと』ですが、現代の便利な世の中と比べられるからすごくいいんです。僕が若いときにアルゼンチンにサッカー留学した当時、携帯も何もなかったので、自分で一から調べないと生きていくことができませんでした。公園に行って集まってくる子どもたちに飴をあげて、聞いた言葉を家に帰って辞書で調べることを1年くらい繰り返して、それで言葉を覚えたんです。わからないことを自分でどうにかする方法を覚えたし、そういう姿勢が今の僕を作っています。これがダメならば次はこれだ、という次の次の次の選択肢まで考えられる思考になっていったのですが、僕がそうだったように、人は若ければ若いほど柔軟に感覚を変えていけると思います。海外に飛び出して行けば、頼る親もいないし、自分から人に聞かないとわからないし、聞くための言葉すらわからないから、必死に言葉を覚えるという良い循環になると思います。日本だと周りが簡単に教えてくれるので、自分で解決する力はなかなか身につきません。ちなみに、僕の会社でサッカー留学する場合は、朝起きたら子どもたちはまず部屋の掃除をします。掃除から始まり、ご飯を食べて、それから練習をする、という規律の中でしっかりと生活してもらいます。日本にいれば、朝起きてからまず掃除はしないですよね。普段とは異なる新鮮な感覚で生活ができることもサッカー留学の良いところだと思います。親がいない環境になれば、自分でやるしかありません。日本にいれば失敗すらできないようになっています。失敗する前に親が失敗を防いでしまうこともありますからね。ある程度の学年の子でも、暑かったら(子どもに)帽子をかぶらせるかどうかも親が判断してしまうのが今の日本です。この点、海外から帰国すると子どもが自分で洗濯をするとか、掃除をするとか、食器を洗うとか、そういう行動をする姿に親御さんたちは子どもの成長を感じるようです」■親の視野が広がれば、子どもの視野もひろがる――今回書かれた書籍『世界を変えてやれ!』の中には年長さんがサッカー留学した話も収録されていますが、稲若さんは年齢に関してはどう考えていますか?「子どもが海外に行きたいと思ったときがタイミングだと思います。もちろん、人それぞれタイミングは異なります。子どもが海外に行きたいと思うきっかけには、出会う人とか、出会うための環境にいるとか、そういう影響が大きいです。その年長さんのケースは、年長さんで海外留学するかどうかの最終判断は親が決めることなので、こちらもその判断を受け入れてスペインに行きましたが、特に何も問題なく終わりましたよ。その親御さんは『うちはこの子に6歳になるまで自分たちの愛情は精一杯注いだので、これからは他の人の愛情でどう育つのか見てみたいのでスペインに送ります』と初めは悩みながらも決断されていました。ほとんどの親御さんが言うのは『うちの子はまだしっかりしていないので......』『迷惑をかけるので......』ということです。そうやって子どもにブレーキをかけてしまうのですが、迷惑ではないし、わが子を心配する気持ちもわかります。ただ、これだけは覚えておいてください。そういったご家庭の場合、わが子が親のステイタスを越えることは、まず無いです。親の視野が広がれば、子どもの視野が広がります。親がチャレンジを続けるのであれば、子どもも間違いなくチャレンジを続けます。自分の行動によって子どもの将来に多大なる影響を与えると思ってください。大事なのは、子どもが真剣に悩んだ結果、自分で決めたときに親が背中を押すことができるかどうかです。それは親が決めることであり、子どもの未来を左右できることなのです」サッカーでもなんでも、失敗することで「じゃあどうすればいいか」を学ぶ機会になります。親がチャレンジする姿を見せないのに、子どもが失敗を恐れずチャレンジする力を身につけられるでしょうか。子どもの成長や自立、社会で生きていくための思考力や判断を身につけてほしいと願っているのに、わが子を心配しすぎてブレーキをかけてしまうのではなく、子ども自身が考えて決めたことを後押ししてあげることが最大のサポートなのです。<<第三回:練習量が多い=一生懸命ではない。元レアルのサルガド氏が指摘する日本の保護者の「誤った認識」稲若健志(いなわか・たけし)株式会社ワカタケ代表。1979年生まれ。神奈川県出身。藤嶺学園藤沢高校卒業後、ディエゴ・マラドーナに憧れアルゼンチンに渡航しプロ契約を結ぶ。愛媛FCや栃木SCなどでプレーしたのち引退。帰国してからも10年以上に渡り、毎年アルゼンチンを訪れ、指導や教育を学び、26歳のときに株式会社ワカタケを設立。中井卓大選手の挑戦の支援を通し、レアル・マドリードに強いパイプを持つ。レアル、アトレティコ、セルタなど日本でのキャンプ及び海外キャンプのライセンスを持つほか、世界各国につながりを持ちリーガ主催のジュニアの大会への出場権も保有。世界を子どもたちに見せるべく、年間1000人以上の子どもたちに海外にいく機会を作っている。
2020年11月26日「将来海外でプレーしたい」そんな純粋で大きな夢を抱く子どもたちに「正しい努力をさせてあげたい」。そう願うのが親の本音ではないでしょうか。新刊『世界を変えてやれ!―プロサッカー選手を夢見る子どもたちのために僕ができること』では、「日本と世界を繋ぐ橋渡し」役の著者・稲若健志氏が、将来を夢見る選手たち、保護者、指導者に向け、アドバイスを送っています。改めて稲若氏に聞いた、子どもたちの夢を叶えるために知っておきたい世界の常識、第3回目のインタビューは、スペインの親から学ぶ、子どものサポートに必要な距離についてお送りします。<<第二回:レアル中井選手、ビジャレアル久保選手のように若くして海外へ渡るメリット、デメリットとは■家に帰ってからもサッカーの話はしない――子どもの夢を叶えるためにサポーター役となる親ができることはどんなことでしょうか?「まず、これは触れておかないといけないのですが、海外と比べたとき、日本の親は指導者と距離があります。あまりグイグイ聞くことはありません。なぜ聞かないかといえば、自分の子どもを試合に出してもらえなくなる怖さを感じているからです。海外のクラブはビッグクラブでも小さなクラブでも、親が『うちの子は何が足りないのですか?』などと監督にガンガン聞きにいきます。スペイン人はLINEのグループに監督も入っているほどで、そこで親は言いたい放題です。ただ、指導者側も親に何を言われようと何でも答えられるし、話ができます。『どうして試合に出られないのか?』と聞かれれば論理的に理由を説明できます。論理的に説明できないと、親を納得させることができないことが多い。だから指導者と親の距離が遠くなってしまうのだと思います」――欧州では親が子どもにサッカーを教えることを明確に規制しているクラブもあると聞きます。その点は指導者と親の関係についてしっかり線引きをしているのですね。「レアル・マドリードにも『親は親でありなさい』という考え方があります。親が子どもを指導することの何が問題かと言えば、試合中に子どもが親の顔を見るようになってしまうのです。すると指導者の話を聞かなくなるし、リスペクトもなくなる。それは子どもにとってもチームにとっても良いことではありません。スペイン人は自分の子どもに対してサッカーのことはあれこれ言いません」――スペインの親御さんたちは試合中も何も言いませんか?「もちろん、審判にはすごく文句を言いますよ(笑)。あとは『がんばれ!』とか『行けるぞ!』とか、応援者としての声は当然ありますが、監督がいる前で、親が我が子に『ここをこうしろ!』などと言うことはありません。家に帰ってからもサッカーの話はしないという感覚は多くの人たちが持っています。これが日本の場合、親は指導者には指摘することはなくとも、自分の息子にはあれこれ言ってしまいます。場合によっては、その子のお父さんが監督をやっているチームもあるし、公私混同になってしまうと子どもはきついです。海外ではそういうケースはほぼありません」■日本の親は真面目ですごく一生懸命――例えば、レアル・マドリードのミッチェル・サルガドは日本に何度も来日してサッカークリニックの指導などに当たっていますが、日本の親についてどう言っていますか?「日本の親は真面目ですごく一生懸命。でも、『一生懸命だからこそ教え過ぎてしまう、これが日本だ』と言っています。練習に置き換えれば、それは練習量の多さに変わり、量をこなせば努力は報われると信じている。しかし、サルガドも海外の指導者たちも『一生懸命とはそういうものではない』と言います。本来あるべきは『一生懸命だからこそ何かを言うのを我慢しましょう』という姿勢です。子どもが親にあれこれ言われればプレッシャーに感じるし、伸びるものも伸びません」――では、親としてのベストなサポートとは何でしょう?「シンプルですが、親のやるべきことをしっかりやる、ということです。しっかりご飯を作り、しっかり食べさせて、練習に連れていく。そしてグラウンド内のことは監督やコーチに任せる。子どもが悩んでいるときに、親が子どもの変わりに指導者に聞いてあげるのはいいと思いますが、日本の場合、多くは指導者に聞く前に悩んだままチームを辞めてしまうケースが多い。それは違うのではないでしょうか。それも指導者と親の距離が遠いことが原因にあるようには思いますが」――サッカーで留学することについても伺いたいのですが、子どもが留学したいと言い出したときに親はどうサポートすべきでしょうか。「子どもが何かのきっかけで『海外に行きたい』となったときに、親の反応は二つです。驚いてしまうか、行かせてあげようと思うのか。驚くというのは親が心の準備ができていない証拠です。そういう親はだいたい『まだ早い』などと言って(子どもを)否定しがちです。早いなどと言っているうちに限りのある留学の枠は埋まってしまい、チャンスを逃します。一方、海外経験がある親は心の準備ができているのですんなり子どもの背中が押せます。つまり、子どもどうこうよりも親の問題の方が多いということです。頭ごなしに『まだ早い』と否定されてしまった子どもは、ひとまず我慢して、やがて諦めて、結局はやる気がなくなってしまうものです」――サッカー留学について、親として必ず押さえておくべき情報などアドバイスがあればお願いします。「サッカー留学には適正価格があり、国によって異なりますが、相場は2か月で50万円ほどでしょうか。べらぼうに高い価格の会社もありますし、逆に価格とクオリティが合っていると感じれば自ずと人は集まります。その見極めはしっかりして下さい。また、注意すべきは、留学に行く国を狭めないことです。欧州に行きたい、南米に行きたい、という姿勢に固執し過ぎることなく、もし叶わなかったときでも別の国を選択すれば留学を経験するチャンスはあるし、物事を大きな面で捉えてチャンスを掴まえることが重要だと思います。僕は今までいろんな国に行きましたが、どの国に行っても大きな刺激があることは間違いありません」子どものためと思ってやっていることがプレッシャーになって、伸びるものも伸びなかったら逆効果ですよね。また、対話できれば解決の糸口が見つかるかもしれないのに、悩みを抱えたまま辞めてしまい、結果としてより悪い状態になることもあります。ピッチ再度ではうるさく喚くけれど、指導者としっかり対話ができ、家で子どもを追い詰めないスペインの保護者の姿勢は親のサポートのあり方として参考になる部分があるのではないでしょうか。<<第一回:世界のクラブが日本人選手に求めるスキルとは。レアル中井選手から学ぶ世界で生き抜く方法稲若健志(いなわか・たけし)株式会社ワカタケ代表。1979年生まれ。神奈川県出身。藤嶺学園藤沢高校卒業後、ディエゴ・マラドーナに憧れアルゼンチンに渡航しプロ契約を結ぶ。愛媛FCや栃木SCなどでプレーしたのち引退。帰国してからも10年以上に渡り、毎年アルゼンチンを訪れ、指導や教育を学び、26歳のときに株式会社ワカタケを設立。中井卓大選手の挑戦の支援を通し、レアル・マドリードに強いパイプを持つ。レアル、アトレティコ、セルタなど日本でのキャンプ及び海外キャンプのライセンスを持つほか、世界各国につながりを持ちリーガ主催のジュニアの大会への出場権も保有。世界を子どもたちに見せるべく、年間1000人以上の子どもたちに海外にいく機会を作っている。
2020年11月20日子どもたちが、休日の父を宿題を付き合わせる賢い方法を見つけていました(笑)。■ なかなか策士な娘たちなぜか狙われがち。くまさんがいないときは私が聞いたり、お互いに聞きあったりしてるんだけど、休日はここぞとばかりに父を狙っていくスタイル(笑)。最近はこんな感じでちょっかい出しあって(?)交流を深めあっていますわ(苦笑)。(あ、くまさんがズボンを脱ぐのは家でだけですよ…←当たり前)。
2020年10月17日6歳までに脳の神経系統が大人の90%に発達すると知り、脳を発達させるメニューを知りたいコーチ。ですが、未就学児に集中させるのは難しいですよね。飽きて一人でほかの事をしだす子もいるし、この年代に教えるにはどうすればいい?というご相談です。今回のご相談に池上さんが提案する、子どもたちが楽しんで取り組める「遊び」の要素を取り入れたメニューとは。これまでジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが送るアドバイスを参考にしてみてください。(取材・文島沢優子)(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<技術はあるのに「1対1を組み合わせた」単騎攻撃ばかり。連携のイメージをつけさせる指導法を教えて<お父さんコーチからの質問>スクールで未就学児を指導しています。6歳頃までに脳の神経系統は大人の90%にも達すると聞いたので、脳を発達させるためにいろんなことにチャレンジさせたいのですが、いかんせん集中が続かない年代なので、練習にあきたり、一人で違う事を始めることもあります。まだ始めたばかりの子たちで、中にはゲームでの接触を怖がったりして積極的にボールを追えない子もいるのですが、この年代におすすめの練習はありますか?<池上さんのアドバイス>ご相談いただき、ありがとうございます。おっしゃる通り、脳の神経系統は6歳頃までにぐんと発達します。このあたりの概論は日本サッカー協会のB級ライセンスを取得する際に学びますね。では、6歳までに発達する90%とはどんなことでしょうか?■遊びの中で身体の動きをスムーズにすることもできる例えば、手の指が一本ずつ折れる。グー・チョキ・パーができる。そのような基本的な動きが該当します。そこから、例えば「右手がグーで左がパーをやってごらん」と言われると、ちょっと難しく感じる子どもが出てきます。さらに、その右手グー、左手パーと違うものを出している状態から「グー・チョキ・パーの順番で変えていこう」となったら、ひとつずつずれていくわけです。(大人でも難しかったりします)そうなると、左右違う動きがなかなかできません。そんな基本的な動きを、遊びのなかで行うだけで、身体の動きはスムーズになります。例えば、鬼ごっこ。鬼ごっこには、本当にいろんな動きが含まれています。鬼が来た。鬼が右に行こうとしたのを見定めて、左に動いてタッチを避ける。もしくはかわすためにしゃがむ。動いている場所に、石とか、椅子とか、何らかの障害物があればそれをよけたり、飛び越えて動く。そんなふうにたくさんの遊びの要素をもったものをメニューに取り入れると、スムーズな動きが自然に身についていきます。■サッカーボールを使った左右バランスの取れた発達を図る方法もまた、幼児期にできるものとしては、サッカーボールを手で使うメニューがあります。右手と左手、両方で交互に投げさせます。右で投げるときは右で投げる姿勢と動きに、左は左のそれになります。6歳くらいで始めると、利き手で投げる動作をたくさんやっていないので、左右どちらも簡単にできるようになります。利き手と逆の手で投げる不自由さを感じないので、子どもは抵抗なく交互に試るからでしょう。ずっと利き手ばかりで投げていると、利き手のほうがスムーズなので逆の手で投げたがらなくなります。これは大人もそうですね。これは、足でも同じことが起きます。6歳以下の幼児の頃から両方の足で蹴ることを遊びの中でたくさんやってみてください。そうすると、左右バランスのとれた発達が図れます。■あまり気負わないこと、大人が義務感をもってしまうと「遊び」が楽しめない少年サッカーでは、小学3年生くらいからコーディネーションのようなトレーニングをしていますね。そんなふうに考えてやってみてください。そして、気をつけたいのは「6歳になるまで90%成長してしまうから、今のうちにいろんなことをやろう」と大人が気負わないことです。あくまでも楽しく遊ばせてあげてください。何かの本に書かれている通りにやらせなくてはと大人が考えてしまうと、遊びでやっているはずが遊びでなくなってしまいます。もっと簡単に考えると、幼児期はスキップくらいで十分です。それより上、小学3年生くらいであれば、スキップしながら手を回す。手を叩きながらスキップする。身体全体をスムーズに動かすメニューですね。ほかにも、サイドステップをしながら手を回したり、道具を使う「ラダー」などさまざまあります。ネットで検索すればたくさん出てくるでしょう。ただし、そういった運動を長い時間やる必要はありません。ちょっと経験するくらいの程度でいいのです。足がクロスするような動きの入ったものも3年生くらいからやるといいでしょう。■遊びの要素はとても重要、「我慢」ではなく楽しくて続けられることを意識して「遊びの要素」はとても重要です。大阪教育大学の先生で「子どもの遊び」の研究をされていた方が、子どもが本当に楽しいと感じたものはいつまででもやると言われていました。ノコギリで丸太を切ることにハマってしまった子どもは、30分くらい一心不乱で切り続けます。幼児の集中力は、興味関心と関連があります。楽しくなれば、ずっとやります。大人は、小さい子はすぐ飽きてしまうと思いがちですが、彼らは集中力がないわけではありません。日本人の「集中力をあげる」というイメージですぐに浮かぶのは「我慢・忍耐力・根性」です。ここを改めなくてはいけません。子どもは楽しいものを提供すれば喜んで取り組みます。サッカーも、最初に一番楽しいはずの「試合」から入らないから、そんなことが起きるのだと思います。多少気が弱いとか、相手とぶつかりそうになったらやめるといった傾向があっても、試合はこんなことなんだよ、ボールの取りあいがあって、点が入るとうれしいよね、ということが伝えられたら子どもは変わっていきます。その点で、年齢が下がれば下がるほど、すべてが楽しいものになっている必要があります。指導者も同様の対象です。「あのコーチとやるのは楽しい」という評価が、コーチのありかたにつながってほしいと思います。ところが実際は「楽しい」よりも「勝たせてくれるかどうか」みたいなことがコーチの評価になりがちです。「積極的にやれ」「逃げるな!」と叱ったりする場面を見ることはまだ多いです。しかしながら、子どもにはそういう面があることを理解しておいてほしいのです。「いま、逃げなかったらどうなると思う?」と問いかけて、解決の方法を子どもと一緒に見つけ出すことが求められます。■「無理しなくていいよ」と言ってあげることが大事(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)じゃあ、どんな練習だったら、怖くないかな?こんなふうに一度やってみる?と、少し強度を下げたり、違う形でやるメニューを提供してみることで、子どもたちは克服できる。3年生、4年生になって、子どもがぐっと変わったりしませんか?そこまで待ってあげましょう。この子は弱気だと決めつけたり、無理やりやらせる必要はありません。サッカーが嫌いになってしまいます。「ぼく、できない」と言ったときに「無理しなくていいよ」と言ってあげること。何回かでできなからといって、その子の一生が決まるわけではありません。長い目で見てあげてください。6歳の子が何かができなければ「じゃあ、来年1年生になったらまたやるか」と言ってあげてください。池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2020年08月28日海外では、全体練習の前に個々の選手の状態に合わせて行うケガ予防プログラムがあります。いったいどんな事を行っているのでしょうか。イングランドプレミアリーグ、クリスタルパレスFCのトップチームのコーチ、デイブ・レディントン氏に、日本の少年サッカーの現場ではまだ根付いていないその「ケガ予防プログラム」について伺いましたのでご覧ください。(取材・文・写真:末弘健太/BAREFOOT)子どもがケガをした時、保護者が知っておくべきこととは......(写真は少年サッカーのイメージ)<<前編:疲労を可視化してケガを回避、プレミアリーグのトップチームが行うケガ予防とは■個人の状態に合わせたケガ予防プログラム――プロの選手はメイントレーニング前にインジャリー・プリベンション(外傷予防)といって、各自それぞれのケガ予防プログラムを終えてからグランドに出てきますが、これはどのようなものですか?基本的にはストレッチポールやゴムバンド(チューブ)を使ったストレッチやトレーニング、腰や股関節の可動域を広げる運動をします。ハードルを使って腰部を刺激してあげたり、ゴムバンドを使った運動を通して体を温めていきます。また、ゴルフボールを足の裏で転がし、足裏のストレッチにも使いますね。マッサージも受けることができるので、必要な選手はインジャリー・プリベンション中でもマッサージを受けます。――そのメニューは彼らが必要としているものをベースにしているということですよね?そうですね、それぞれの選手によって取り組むメニューは変わってきます。若手の選手はすでにチームで用意されているケガ予防のルーティーンメニューをこなしていくことが多いですが、年齢を重ねるにつれて、より個人に合わせたものになります。そしてそれを習慣化させていき、プレーヤーが無意識でもこれらのメニューに取組めるようになることも実は大切です。プレーヤーは試合前に「これをしろ、あれをしろ」と指示されることを嫌います。このインジャリー・プリベンションが習慣化していれば、細かいプログラムも自分のペースで行うことができます。これらのメニューはスタッフによってアドバイスを受けたりモニタリングはされますが、基本的には個人で行う傾向が強いです。■個人プログラムをこなしてから全体練習――ということは、選手は個人でケガ予防メニューをこなしてから、外に出てチームでのウォームアップをしてボールトレーニングに移るということですよね?ロックダウン前と解除後の今とではウォーミングアップに違いはあるのでしょうか?解除後のウォームアップは非常に軽めでした。というのも、再開後はフィジカルレベルを戻すために多くのサーキットトレーニングや非対人トレーニングを取り入れていたため、ウォームアップがメインセッションの一部に付け足されたというイメージです。ウォームアップからサーキットトレーニングまでずっと対人トレーニングが入らなければ選手にとって刺激が足りず、ただ練習時間を延ばすだけのためになってしまいますからね。従って、やっていること(ウォームアップ内容)自体には大きな変化はなく、時間が短くなったということくらいでしょうか。――チーム再始動後の選手たちの様子はどうでしたか?プレーヤーたちはもちろん新型コロナウイルスを意識しているし、それがもたらすものも認識していますが、とにかく早くプレーを再開したい、自分たちの生活を元のものに戻したいと強く願っていました。以前の彼らはフットボールにコントロールされた環境の中で生活してきました。決められた時間に食事をし、決められた時間に休息していました。それが突然、彼らのルーティーンが取り上げられてしまったのです。もちろんサッカー選手に限らず、多くの人が同じような状況でしょうが、サッカー選手にとっては、それはかなり難しいことです。明らかに普段よりも家で過ごす時間が長かったですが、その期間を楽しめた人もいれば、難しいと感じた人もいました。誰もが同じような経験をしていると思いますが、とにかく全員プレーできることを楽しみにしていました。■子どもがケガをした時親が知っておくべきこと――最後の質問です。U-13の選手がケガをした際に、親が家で選手をサポートするために何かできることはあると思いますか?その質問はアカデミーレベルの視点で聞いているのか、グラスルーツ的な視点で聞いているのかどちらですか?――主にグラスルーツ的な視点で聞いています。難しいですね。はっきり言って専門家の診断次第で、どの様なケガなのか分かっているのであれば、与えられたリハビリプログラムに沿って子どもを(リハビリする上で)サポートしてあげることが重要です。診断されていない場合は、サポートする上で非常に難しいです。 言えることとしては、筋肉の損傷であれば、アイシングをしてあげること、あとは十分に休ませてあげる必要があります。その後に、ケガをして使わなかった期間に強張ってしまった筋肉をストレッチさせ始める必要があります。靭帯のケガであればストレッチではなく周辺の筋肉を強化する必要がありますよね。とはいえ、やはり診断されていない場合は、家庭でのサポートというのはとても難しいです。日本は比較的病院に行きやすい国のようなので、可能であれば子どもがケガをした際には速やかにドクターに診断をしてもらった方が良いと思います。医師の診断を受けるのがむずかしいとしても、少なくとも親は子どもが何をして、どの様にそのケガが起きたのかを知っておく必要はあります。子どものころは痛くても早くプレーに戻りたいと考えてしまうので、保護者としてできることとしては、子どもの様子をしっかりと観察し、無理してプレーしていないか、ということに気づいてあげることです。あとはコーチとしっかりとコミュニケーションをとってケガの治り具合を共有することも大切です。今回は、全体練習の前に個々に合わせて組まれたケガ予防プログラム「インジャリー・プリベンション」というトップレベルの選手の一部の活動をご紹介しました。前編で、低年齢の選手の方が関節が柔らかくて可動域が広くケガのリスクが低いとお伝えしましたが、ケガをせずサッカーを続けるためにも成長期に入ったら身体のケアをし始める必要があります。すぐに完全に同じものを導入するのは難しくても、ケガでサッカーを楽しめない子を増やさないためにも日本も参考にしたいものではないでしょうか。Dave Reddington(デイブ・レディントン)イングランドプレミアリーグ一部、クリスタルパレスのトップチームコーチ。クリスタルパレス、ワトフォードのアカデミーでコーチとしてのキャリアを積みジュニア~ユース年代まで指導。クリスタルパレスU23チームの監督からトップチームのコーチに就任した。BAREFOOT(ベアーフット)はロンドンに本社があるイングランドサッカー留学会社。選手や指導者、サッカービジネス留学などの個人プログラムも充実している一方、チームでのイングランド遠征も手配可能。長くイングランドのサッカー界に携わっていることから、サッカー関連の情報やノウハウ、クラブとの強い繋がりがある。BAREFOOTのホームページはこちら>>個人の状態に合わせたケガ予防プログラム
2020年08月18日子どものサッカーでの心配事の一つがケガ。特に今年は新型コロナウイルスの影響で休校、チーム活動停止が長引いたこともあり、活動再開をしている今もケガの心配をしている保護者は多いでしょう。海外では全体練習の前に個別のケガ予防策をとっているチームもあります。イングランドプレミアリーグ、クリスタルパレスFCのトップチームのコーチ、デイブ・レディントン氏にお話を伺いました。前編では、長期休暇明けの練習のポイントや、選手の疲労チェックなどをお送りします。(取材・文・写真:末弘健太/BAREFOOT)子どもたちには形だけ整えたトレーニングでなく飽きないような工夫をしてあげる方が良いとデイブ氏は言います(写真は少年サッカーのイメージ)■疲労を可視化してケガ予防対策を取っている――日本ではイギリスより早くサッカーが再開され始めましたが、イギリスではどうやって活動が再開されていったのか、他国の施策に興味を持っています。クリスタルパレスのトップチームはどのようにトレーニング強度を高めていったのでしょうか?まず、ロックダウン中は、選手各自にトレーニングプログラムが配られ、そのプログラムを消化していきました。GPSでトラッキングできるようになっていたので、データが毎日アップロードされ、週の終わりには大きなスプレッドシートが送られてきて、選手が何をしたか、どのような状態だったかが把握することができました。チームとして活動を再開する際は、政府のガイドラインに沿って練習を再開していく必要がありました。1ピッチに4人の選手まで入ることができ、3つのグループに分かれていたのですが、 各グループごとに練習時間帯が違うので、2ピッチ、3グループで練習時間帯を変えて練習しました。トレーニング中もソーシャルディスタンシング(2m)を保つ必要があり、最初の3つまたは4つのセッションでは、有酸素運動を多く取り入れて、心肺持久力を高めていく作業となりました。そして、おそらく6回ほどのセッションを経て、ステージ2に移行し、ボディコンタクトを伴うトレーニングが可能になりました。もちろんステージ2に移行する前に政府からその旨の発表がなされています。この時点からトレーニング強度を上げていきました。このような流れは各国同じではないでしょうか。――トレーニング強度を上げる際に、何か基準はあったのでしょうか?決まった基準というものはなく、その選手のケガ歴やロックダウン中の様子などを考慮して決めていきました。なので、チーム全員をそれぞれ見ていく必要があります。トレーニング中、例えばある選手がケガのリスクが高いと判断されます。そうしたらトレーニング中だとしてもその選手をトレーニングから外し、若い選手を入れます。毎朝、プレーヤーはスクイーズテスト(筋肉を圧迫して状態を確かめるテスト)を行い、疲労がどの部分に溜まっているか視覚的に見ることができます。スクイーズテストの結果が低いと、その選手はケガのリスクが高いということになります。その結果を毎朝のミーティングで各スタッフと話し合い、トレーニングプログラムを修正する必要がある場合は都度見直していきます。■形だけのトレーニングより子どもたちの心を刺激するような工夫を――ロックダウン解除後にケガをした選手はいますか?いませんでした。元々ケガをしていた選手がリハビリから何人か戻ってきました。ロックダウン中にケガをしてしまった選手が1名いて、リハビリ用に設定されていたプログラムをしていました。この辺りはこちら側にもコントロールできないので仕方ありません。今のところロックダウン解除後のケガ人は出ていませんが、リーグが再開されると週に3試合あるので、できるだけ多くの選手が試合に出られるような状態にしておくことが大切になります。そのため、それぞれの選手のプレー時間の管理などもしっかりとおこなう必要がありますね。――では、ローカルクラブでも徐々に強度を高めていく必要がありますか?年代によりますね。低年齢の選手の方が関節が柔らかくて可動域が広く、筋肉量も少ないので、いきなり動き始めてもケガをするリスクが低いため、低年齢であればあるほど、通常と同じようなトレーニングをしても問題ないかと思います。カテゴリーが上がるにつれてボールを使ったサーキットトレーニング(俊敏性、アジリティ、技術系トレーニングを組み合わせて短時間で行うメニュー)などを取り入れるなどして、トレーニング強度に気を付けながらフィジカルレベルを元に戻していく必要があります。私が現在指導している選手は全員プロ選手ですのでトレーニングの意図を理解できるし、自分のフィジカルレベルをどこまで引き上げなければいけないかわかっています。低年齢の子どもにサーキットトレーニングをしてもすぐに飽きてしまうと思うので、コーチが工夫をしなければいけません。しかもソーシャルディスタンシングを保つことも忘れてはいけませんからね。私が低年齢のプレーヤーを指導していた頃は、できるだけゴールを設置してシュートを打てるようなトレーニングにしていました。なので、低年齢のプレーヤーには、サーキットトレーニングなどをしてフィジカルレベルを戻すような作業は必要ないかと私は思います。サーキットトレーニング本来の意味も持たせることができないし、子どもも刺激が足りなくなってしまうからです。もちろん低年齢のプレーヤーもサーキットトレーニングをやっても全然良いとは思いますが、私だったら対人トレーニングでないクロスからのシュート練習などから始めます。ただ、ここでも気を付けなければいけないポイントがあります。彼らは長い間サッカーから離れていたので、クロスやシュートなどの筋肉への負荷が一瞬で大きくかかる動作をしていたかどうか、また、その反復回数を見ていく必要がありますよね。同じ選手がずっとクロスを上げていないか、右足でも左足でもやっているか、この辺りはよく見ていく必要があります。こんな時はペアを作らせて、交互に役割を変えていくといいですね。コーチは選手を守るためにこれらのようなことを考えていかなければいけません。日本でもJクラブのドクターが急激に高負荷をかけるとケガのリスクが高まると忠告していますが、プレミアリーグのトップクラブのコーチであるデイブ氏も同様の指摘をしています。休んでいた分を取り返そうとするよりは、飽きずにできるようやる気を刺激してあげるようにしましょう。Dave Reddington(デイブ・レディントン)イングランドプレミアリーグ一部、クリスタルパレスのトップチームコーチ。クリスタルパレス、ワトフォードのアカデミーでコーチとしてのキャリアを積みジュニア~ユース年代まで指導。クリスタルパレスU23チームの監督からトップチームのコーチに就任した。BAREFOOT(ベアーフット)はロンドンに本社があるイングランドサッカー留学会社。選手や指導者、サッカービジネス留学などの個人プログラムも充実している一方、チームでのイングランド遠征も手配可能。長くイングランドのサッカー界に携わっていることから、サッカー関連の情報やノウハウ、クラブとの強い繋がりがある。BAREFOOTのホームページはこちら>>
2020年08月04日"コロナ自粛"の影響で、スポーツ界にオンライントレーニングが広がりました。場所を問わず、フィジカルトレーニングができる便利さが受け、多くの選手やチームが取り入れています。ですが、正しく行えていないとケガのリスクもあるのだとか。そこで、日本サッカー協会のスポーツ医学委員でJクラブのドクターも務める大塚一寛先生(上尾総合病院スポーツ医学センター長)に「オンライントレーニングをする際に気をつけたいこと」について、話をうかがいました。(取材・文:鈴木智之)上手くなるために大事なのはケガしないことと正しい姿勢でトレーニングすること(写真は少年サッカーのイメージ)■アライメントが崩れているとオスグッド→シンスプリントなど芋づる式にケガをする可能性大塚先生がまず強調したのが「正しい姿勢でトレーニングを行うことの大切さ」です。オンライントレーニングは一気に身近になりましたが、痛みの発生につながることもあるので注意しなければなりません。「正しい姿勢でトレーニングをしないと、体が"代償"を覚えてしまいます。代償とは、代わりとなる部位の筋肉が動くことで、本来鍛えたい箇所に負荷がかからなくなり、トレーニング効果が得られません。画面を見て、ただ『型』をマネするような形になってしまうので気をつけましょう」と、間違った姿勢でトレーニングすることのリスクを教えてくれました。ジュニア年代でも、オンライントレーニングでフィジカルに刺激を与える取り組みを、たくさんのチーム、指導者が実施しています。サカイク編集部にも「何歳から筋トレをしたほうがいいですか?」という質問が届くなど、保護者の関心が高いジュニア年代での筋トレの情報。ですが、大塚先生は「ジュニア年代であればまずは正しい動きづくり、いわゆる"アライメント"を高めるトレーニングをする方が良いと思います」とアドバイスを送ります。アライメントとは骨、軟骨、間接の配置のことで身体の連動性にも影響します。たとえばシュートを打つときは、ボールに直接触れるのは足ですが、両手を振って、上半身と下半身をねじって、パワーを生み出して、足をボールに当てるという動作をします。この上半身と下半身の連動性、各パーツの動きが連続して行われることがケガをしないために大事なことなのです。「アライメントが崩れていると、慢性障害(痛み)につながる恐れがあります。そうすると、コンスタントにピッチに立てなくなってしまいます。とくに、神経系が発達する"ゴールデンエイジ"と言われる時期の、8歳~12歳前後の子どもたちはボールを蹴ることで感覚を身につけることが大事なので、筋トレではなくアライメントを含めた身体の使い方を身につけることに意識を向けると良いと思います」ケガを未然に防ぐことで、常に練習に取り組むことができ、技術や体力面のレベルアップにつながります。大きく伸びると言われているゴールデンエイジの貴重な時間を、ケガで棒に振ってしまうのはとてももったいないことです。「バランス能力やアライメントが悪いと、小学生の時にオスグッドになり、中学生になってシンスプリントになるなど、芋づる式にケガをしてしまう恐れもあります。アライメントが悪い影響で、身体の至るところに負荷がかかっているのです。元の部分を改善していかないと、痛みが出るたびに治療をしても、根本的な解決にはなりません」■体のバランスを整えるのは「サッカー以前」のことアライメントが大切なのは、子どもだけではありません。大塚先生が日ごろ接している、プロ選手でも、入団したばかりの若い選手はアライメントに改善の余地がある選手がいるそうです。「例えば、あるプロ選手に片足立ちのスクワットをやらせると、片方に傾いて、まっすぐできないことがありました。これがアライメントが良くない状態、つまり機能不全です。選手としてはすごくまずい状態ですよね。アスリートではない私がその選手とおしくらまんじゅうをすると、簡単に勝つことができました」その選手は空中戦やハイボールには強い一方で、相手を背負ってプレーする際には、アライメントが良くないので苦戦していたそうです。「繰り返しお伝えしているとおり、身体のバランスが悪いのでグロインペインなど、股関節周辺のケガをよくしていました。私からすると、プロ選手であるにも関わらず、サッカーをする以前の状態と言えます。それから、アライメント向上のトレーニングに取り組んだことで動きが改善され、いまでは大活躍しています」ジュニア年代から動きづくりに取り組んでいたら、早い段階から上のレベルに到達できたかもしれません。■筋トレなどフィジカルトレーニングは16歳以上で十分「男の子の場合、技術面に関しては、16歳ごろまではやればうやるだけうまくなります。一方で、それ以降の伸びしろは5%ほどしかないと言われています。だからこそ、ジュニア年代から16歳ごろまでは、ケガをせずに、コンスタントにピッチに立つための身体作りが大切なのです」さらに、こうアドバイスを送ります。「その意味でも、指導者の方々は、子どもたちがケガをせず、ピッチに立てるようにしてあげてほしいです。フィジカルトレーニングは16歳以降に取り組んでも、十分に間に合います。ボールテクニックや、ラダーを使って動きの敏捷性を高めるトレーニングなど、ゴールデンエイジのときにするからこそ、より効果的なトレーニングはたくさんあると思います」次回の記事では、正しい姿勢でトレーニングする際に、保護者がチェックすべきポイントについて紹介します。大塚一寛(おおつか・かずひろ)医師、上尾中央総合病院整形外科・スポーツ医学センター長。1999年からJクラブのドクターとしてチームとともに帯同を続けている。そのほか、『日本サッカー協会スポーツ医学委員』や、『Jリーグチームドクター会議部部会長』を務める。多数の講演にも出演し、現場のノウハウや選手のケガ、障害予防などの啓発活動も積極的に行っている。上尾中央総合病院・スポーツ医学センター日本サッカー協会スポーツ医学医員
2020年07月28日いま、コーディネーショントレーニングが注目されています。トレーニングというと、筋トレのような筋肉を鍛えるトレーニングを想像しがちです。しかし、コーディネーショントレーニングは違います。神経に刺激を与えるトレーニングなのです。「子どもの運動神経をよくしたい!」と考える親御さまは少なくないはず。ぜひ、コーディネーショントレーニングをとり入れてみてください。今回は、「コーディネーション能力をアップさせる方法」をたくさんご紹介します。コーディネーションとはコーディネーションとは、1970年代に旧東ドイツで生まれた、アスリートの運動能力向上のための理論です。コーディネーション(coordination)は、日本語にすると「調整」「一致」といった意味になります。ですから、コーディネーション能力とは、状況に合わせて「体の動き」や「力の加減」を調整する能力と言えるでしょう。私たちの体がスムーズに動くのは、脳と神経が連係しているからです。脳は目や耳から入った情報をすばやく処理して、全身に張り巡らされた神経系(神経回路)に電気信号を送ります。つまり、脳は「どう動くのか」を筋肉に伝えているのです。東京学芸大学教育学部准教授である高橋宏文先生は、著書『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』のなかで、脳が発信する電気信号について以下のように話しています。脳と体、あるいは体の部位と部位の「神経回路」がしっかり連係しているほど、電気信号は速く、正しく伝わります。これによって体がスムーズに、そして自分の思い通りに動かせるようになるのです。(引用元:高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル. )「運動神経がいい」とか「運動センスがある」なんて言うことがありますよね?自分の体を自由自在に動かせる「運動センス」の正体は、コーディネーションだったのです。コーディネーション能力がぐんぐん伸びる年齢高橋先生は、「コーディネーション能力は幼児期・児童期に伸ばすべき」と話しています。なぜならば、神経系は子ども時代に急激に成長し、5歳くらいで成人の80%、12歳にはほぼ100%まで発達してしまうから。ということは、私たち大人のコーディネーション能力は12歳あたりからほとんど変化していないのですね……。(画像引用元:国立スポーツ科学センター|女性アスリート指導者のためのハンドブック「発育・発達について」)この神経系が発達を続けている幼児期・児童期に、さまざまな動きを経験すればするほど、神経系は刺激され、運動神経がよくなると言われています。山梨大学教育学部長で身体教育学が専門の中村和彦教授も、著書『運動神経がよくなる「からだ遊び」―小学校入学までに差がつく!』のなかで、「日本のトップアスリートたちの約6割は、幼少期に毎日2時間以上遊んでいた」と話しています。現在のトップアスリートたちは、子どもの頃のさまざまな遊びを通して、自身の神経系を刺激していたのです。12歳くらいまでのあいだにさまざまな動きを経験することが、コーディネーション能力向上のポイントなのですね。コーディネーションの「7つの能力」コーディネーション能力は、「定位能力」「反応能力」「連結能力」「識別(分化)能力」「リズム化能力」「バランス能力」「変換能力」という7つの能力に分けられます。この7つの能力は、それぞれが個別なものではありません。何かの動作や運動をするときは、7つのうちのいくつかの力がお互いに連動して、体を自分の思ったとおりに動かしているのです。それぞれの能力をひとつずつ確認していきましょう。◆定位能力相手や味方、ボールなどと自分の位置関係や距離を感じる力、把握する能力ボール投げであれば、相手が1メートル先にいるのと、5メートル先にいるのとでは、必要な力が変わってきますよね。その判断をする力が定位能力です。(例)縄跳びで回る縄を跳び越す、人とぶつからずに走る◆反応能力合図にすばやく、正確に対応する能力音や人の動きなどの情報をすばやく察知して、正しくスピーディーに動き出す力です。(例)短距離走で合図と同時にスタートがきれる、速いボールに対して体が動く◆連結能力関節や筋肉の動きをつなげ、スムーズに動かす能力いくつかの異なる動作をスムーズにつなげて、流れるような一連の動きにする力でもあります。(例)移動して、ボールを取り、そして投げるまでの動作がスムーズにできる◆識別(分化)能力手や足、用具を意のままに操作する能力力を入れる、すっと力を抜く、徐々に力を入れるなど、必要なときに必要なだけの力を出力する “器用さ” のことです。(例)バットやラケットをコントロールする、ボールを速く投げたりゆっくり投げたりする◆リズム化能力タイミングを計ったり、動きをまねしたり、イメージを表現する能力目で見た動きを、自分の体でできる力です。この能力がないと動きがぎこちなくなってしまいます。(例)パスがタイミングよくできる、縄跳びで一定のリズムで跳べる◆バランス能力必要な体勢を保つ能力体勢が崩れたときに、立て直すことができる力であり、不安定な物の上や空中で体勢を保ち、動ける力です。(例)スノーボードに乗る、空中でボールをキャッチして乱れずに着地する◆変換能力状況に合わせてすばやく動作を切り替える能力急な変化に対して、適切な動きをとれる力です。状況判断、身体操作、定位能力、反応能力などが複合的に関わっています。(例)並走している相手がダッシュをしたら自分も速度を上げられる、バウンドが変わったボールを捕球する次項では、7つの能力すべてをアップさせるコーディネーショントレーニングを紹介します。コーディネーション能力をアップさせる遊びコーディネーション能力は、遊びのなかで伸ばすことができます。高橋先生は、7つのコーディネーション能力すべてをアップさせる遊びとして、「キャッチボール」を挙げています。たとえば、相手やボールとの距離感を測るのですから「定位」が含まれますし、タイミングよくボールを離さなければなりませんから「リズム化」も含まれます。安定したフォームで投げるには「バランス」が必要ですし、ボールやグラブといった用具を使うには「識別」の力も必要。ほかにも「反応」や「連結」の力も鍛えられますし、相手が投げたボールがそれるようなことがあれば、「変換」の力も必要でしょう。(引用元:STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|自らの体を自在に動かす“7つの能力”と「運動センス」を高める意外な方法※太字による強調は編集部が施した)野球ボールだけでなく、ドッジボールやビニールボールなど、いろいろな大きさのボールを使うと効果がアップするそうです。「えー!ただのキャッチボール!?」なんて言わずに、お子さまと一緒にコーディネーショントレーニングをしてみてくださいね。効果抜群!コーディネーショントレーニングメニュー次に、それぞれの力を向上させるコーディネーショントレーニングをご紹介します。以下の注意点に気をつけながら、コーディネーショントレーニングを実践してみてくださいね。親が最初にやってみせるなどして、子どもが動きを正確にイメージできるようにする。同じ動きが続くとマンネリ化するので、「より正確に」「より速く」「より大きく動く」など、常に新しい刺激を脳に与え続ける。メニューをどんどん変える。1回のトレーニング時間は30~40分。1週間に数回で十分。心身がフレッシュなときに行なう。■物や人との位置関係を把握するトレーニング【定位能力】<ボールを見よう>大人が転がしたボールをジャンプして飛び越えるすぐにボールを取って大人に投げ返すもとの場所に戻って仰向けに寝る大人が投げたボールを上半身を起こしてキャッチ※5回ほど繰り返す■合図にすばやく正確に対応するトレーニング【反応能力】<鏡になろう>大人と同じ動きをすばやく正確にまねをする20~30秒間続ける※大人はわかりやすい大きな動きをする■身体をスムーズに動かすトレーニング【連結能力】<ボール運び>仰向けに寝た状態で両手を伸ばしてボールを持つ両手両足を上げて、手のボールを足で挟む両手両足を上げて、足のボールを手で挟む※1~3を3回ほど繰り返す■手足や用具を操作するトレーニング【識別(分化)能力】<紙コップでキャッチ>小さなボールを上に投げる紙コップでボールをキャッチする※紙コップを下にスッと下げてボールの勢いを殺すと◎■動きをまねる、タイミングを計るトレーニング【リズム化能力】<お手玉>左右の手に1つずつお手玉を持つ右手でお手玉を上に投げる左手のお手玉を右手に移し、左手でお手玉をキャッチする■体勢を保つトレーニング【バランス能力】<バランスがとれるかな>両腕を横にまっすぐ伸ばした状態で、片足で立つそのまま目を閉じて30秒バランスをとり続ける■状況に応じて動作を切り替えるトレーニング【変換能力】<ハンドテニス>ふたりで向かい合うなるべくワンバウンドで、手でボールを打ち合うコーディネーショントレーニングは、子どもが「楽しい!」と思うことが一番大切です。うまくできない子どもを見ていると、つい「どうしてできないの」「そうじゃないでしょう」などと言ってしまいがちですが、否定の言葉では子どもの能力は引き出せません。また、子どもの年齢や体力、現在のコーディネーション能力によって、コーディネーショントレーニングは変わります。無理に難しいコーディネーショントレーニングに挑戦させるよりも、いまのお子さまが楽しめるメニューを提案してあげてください。コーディネーショントレーニングにおすすめの本コーディネーショントレーニングの本はたくさんありますが、そのなかでも特におすすめの本を3冊ご紹介します。ぜひ親子一緒にとり組んでみてくださいね。小学校入学前のお子さまにぴったりな本小さなお子さまでも、楽しみながら「バランス」「リズム」「反応」「操作」「認知能力」をアップさせることができます。簡単にできる運動150例、年齢別プログラム30例を紹介。 運動が苦手なお子さまも楽しくトレーニングできる本「子どもたちの運動神経はもっと伸ばすことができる!」と著者の高橋宏文先生は言います。運動センスを磨くためのコーディネーショントレーニングがステップごとに紹介されているので、運動が大好きな子も苦手な子も楽しくトレーニングできるはず。 目で見てわかる!動きが理解しやすい本遊び感覚でできる運動や、ボールを使った運動など、子どもを飽きさせないトレーニングばかりが収録されています。DVDつきなので、コーディネーショントレーニングの動きがしっかりイメージできるでしょう。 特定のスポーツの「コーディネーショントレーニング」また、コーディネーショントレーニングは、バスケットボール、サッカー、テニス、バレーボールなど、どんなスポーツにおいても有効なのだそう。もしお子さまが、何かスポーツを頑張っているのであれば、専門性の高いコーディネーショントレーニングをとり入れてみてもいいかもしれません。■バスケットボールのコーディネーショントレーニングユニークな練習方法がたくさん収録されています。遊び感覚でトレーニングをしているだけで、知らないあいだにグンとバスケット技術がアップするそうですよ! ■サッカーのコーディネーショントレーニングコーディネーショントレーニングを積極的にとり入れることによって、パスやドリブル、ボールコントロールなどの基礎技術が短期間で習得できるようになりますよ。 ■テニスのコーディネーショントレーニング運動神経を高めて脳を活性化させる、新しいテニスのトレーニング本です。ボレー、グランドストローク、レシーブ、サーブ、スマッシュを強くする方法がたくさん詰まっています。 ■バレーボールのコーディネーショントレーニングバレーボールに必要な機能を高めるコーディネーショントレーニングメニューだけでなく、レシーブ、トス、スパイクの基本から、ポジション別、戦術の発展練習まで、“勝つチーム” を目指す練習メニューが満載です。 コーディネーショントレーニングにおすすめのグッズコーディネーショントレーニングが楽しくなるグッズもありますよ。お子さまが喜んでトレーニングしてくれそうなグッズを選んでみてくださいね。■クレージーボールどこにバウンドするのかわからないクレイジーボール。「識別(文化)能力」や「反応能力」が驚くほどアップします。 ■バランス810歳前のお子さまにおすすめの8の字型平均台です。大人も遊べるので、親子で競争してみてはいかがでしょう。 ■バランスストーン「バランス能力」はもちろんのこと、「リズム化能力」アップに効きますよ。室内・屋外どちらでも使用可です。 楽しく遊びながら、コーディネーショントレーニングができるなんてうれしいかぎりですね。コーディネーショントレーニングが体験できる運動教室子ども向けのコーディネーショントレーニングは「キッズコーディネーショントレーニング」と呼ばれることが多いようです。キッズコーディネーショントレーニングをとり入れた運動教室をご紹介します。■キッズスクール「運動塾」コナミスポーツクラブのキッズ向け体操スクールです。なんと4ヶ月のお子さまからレッスンに参加することが可能。お子さまの発育発達に合わせたレッスンメニューに沿ってレッスンが進むので、楽しく運動能力を伸ばすことができそうです。■biima sports3歳〜10歳までの、まだ専門的にスポーツを始める前のお子さまを対象としたスポーツ教室。早稲田大学教授陣と共同開発した“最新のスポーツ科学”に基づいたレッスンで「基礎運動能力」を高めることができます。■リアルフィジカル運動教室プロの「キッズコーディネーショントレーナー」が指導してくれる、ワンランク上の運動教室。コーディネーショントレーニングをとり入れた独自のカリキュラムは、運動が苦手なお子さまだけでなく、運動好きなお子さまの能力をも伸ばします。キッズコーディネーションの資格「もっとキッズコーディネーショントレーニングについて知りたい」という方は、「キッズコーディネーショントレーナー」の資格を取得してみてはいかがでしょう。子どもの発育発達や心理、トレーニング方法についての正しい知識を習得できますよ。<プログラム内容>第1章Coordination Training基礎理論第2章スポーツ医学第3章エクササイズの実践第4章Lessonの進め方第5章Lesson Plan第6章コーチング第7章発達心理学第8章KIDSビジネス第9章日本の教育の現状第10章エクササイズ集詳しくはこちら↓■キッズコーディネーショントレーナー資格(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会)***運動センスの正体である、コーディネーション能力。できれば12歳までに磨いてあげたいものですね。子どもの運動神経は、トレーニングをすればするほど、ぐんぐん伸びていきます。「親子で楽しくコーディネーショントレーニング」を今日から始めてみませんか?(参考)STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|「運動センス」の正体とは?コーディネーション・トレーニングが磨く“内観力”高橋宏文(2018),『子どもの身体能力が育つ魔法のレッスン帖』, メディア・パル.中村和彦(2013),『運動神経がよくなる「からだ遊び」―小学校入学までに差がつく!』, PHP研究所.STUDY HACKER こどもまなび☆ラボ|自らの体を自在に動かす“7つの能力”と「運動センス」を高める意外な方法J-STAGE|コーディネーション運動が幼児の運動能力に与える 効果―投球・捕球能力の量的変化と質的変化―国立スポーツ科学センター|女性アスリート指導者のためのハンドブック「発育・発達について」
2020年07月03日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは!PUKUTY(プクティ)です!息子が2歳を過ぎ、トイレトレーニングをはじめたお話です。■まずは補助便座を購入来年は幼稚園…そろそろオムツが取れるように練習しないと…とまずは補助便座を購入してみました!前からトイレに興味があったので座るまでは無事成功!嫌がらずすんなり座ってくれました。■出るタイミングがわからない…しかしトイレに座ってもすんなり出るはずはなく…本人のトイレのタイミングがわからず、こちらのタイミングでトイレに連れて行くしかありませんでした。■トイレが習慣になってきた…?!長い目で見て焦らず、たまにトイレに座らせてみるを繰り返していたら…ある日見事トイレで小をする事に成功!それからは朝起きた時や寝る前などオムツを替えるタイミングでトイレに連れて行くようにしています。100%ではないですがトイレで排尿の成功率が上がってきたので、今後は大の方や、オムツ無し生活などにチャレンジしていきたいと思います!
2020年06月08日一時は一人でトイレに行っていた5歳息子でしたが、最近、どうも一人で行くのが怖いようで、一緒についてきて欲しがるようになりました。これまでは、夜のトイレも一人で行くような子だったのに、一体どうしたんだろう…?そんなある日のことでした。そんな風に調べたくなるほどの悩みだったとはつゆ知らず……私がめんどくさがっているの、気づいていたんだ…!深く反省しました。休園が終わったら、こんな風に毎回毎回トイレについていってあげることもできなくなるんだ。今だけのトイレ同行タイムを楽しもうじゃないか!でも、どうしても私が一緒にいけないとき用に、“怖さが安らぐもの” を作ってあげようと思いました。ちょうどこの頃、何かで見た「身代わり人形」に憧れていたので、「身代わりお守り」を作って持たせることに。これはあくまで「どうしても一緒にいけないとき用」で、今後も基本的には同行するつもりだったのですが、これを持たせてから一人で行ける回数が格段に増えました! おまじないの威力ってすごい!(笑)休園のストレス、外出自粛のストレス、家で親に口うるさく言われるストレス、姉弟喧嘩のストレス……子どもたちは色んなストレスを抱えているんだと思います。赤ちゃん返りならぬ、幼児返りしているのかもしれませんね。これまでできていたことが急にできなくなると、イライラしてしまうこともありますが、今は皆がいっぱいいっぱいでストレスフル。そういう時期なんだと割り切って、趣味の時間を作るとか、ちょっと特別なご褒美スイーツを食べるとか、近所を少し散歩してみるとかしながら、ストレスを解消しつつ “今しかできない親子時間” を大切に過ごしていけたらいいな、と思います。
2020年05月03日3歳1ヶ月になったころ、ついに先生からトイレトレーニング開始の打診がありました。■トイレトレが急速に進んだ友情物語 トイレにまったく興味を示さなかった息子が、お友だちのおかげで激変!! 2人の絆の強さにも感動してしまいました。しかし! 大変なのはその後だったのです…!■昼間はほぼ完了! しかし夜はオムツが登場寝る前にトイレに行かせた日は成功率が高かったのですが、それを忘れるか、寝る前に水をがぶ飲みしてしまうとだいたい漏らしてしまう息子。防水シートを敷いても寝相が悪いので、「OB(アウト・オブ・防水シート)」してしまったり…。おねしょをされると仕事や精神に響くので、オムツは当分、手放せそうにありません…。
2020年04月01日新型コロナウイルス感染症予防には、免疫力を高めるため、適度な運動も必要だと言われています。そこで日本サッカー協会(JFA)は、個人でテクニックを身につけられるプログラム「JFAチャレンジゲーム」(動画)を4月5日(日)まで無料公開しています。■チャレンジゲームとは?子どもに必要な動きづくりを徐々にステップアップしながら取り組んでいく個人向けプログラムです。これは8歳までを対象とした「めざせクラッキ!」、9歳以上を対象とした「めざせファンタジスタ!」の2部構成になっています。ボールがひとつあれば一人でできるものがほとんどで、広い場所がなくても大丈夫です。※「クラッキ」とは、ブラジル(ポルトガル語)で「名手」「サッカーのとてもうまい人」という意味「めざせクラッキ!~ボールはともだち」トレーニング動画はこちらから>>「めざせファンタジスタ!~ボールを意のままに」【1】ボールフィーリング【2】フェイント&ターン【3】ボールフィーリング手トレーニング動画はこちらから>>
2020年03月06日こんにちは。助産院ばぶばぶのHISAKOです。2歳ごろからママたちの悩みの1つでもあるトイレトレーニング。確かに、周りのお友だちがおむつがはずれたと聞くと羨ましい気持ちになることもあるかと思います。でも今日は、そもそもトイレトレーニングをする必要があるのかということについてお話ししします。 トイレトレーニングは必要なのか子どもの発達段階は一律ではありません。早い子なら2歳半ぐらいでトイレで排泄できる発達段階になるでしょう。その一方で、3歳すぎてもその段階ではない子だってたくさんいます。 発達のスピードには個人差があるので、まだ能力が伴わないのにいくら焦って訓練したところで進むものも進みません。失敗してはため息をつかれ、怒られて子どもの人格形成に支障をきたすような無意味なトレーニングに、どのような前向きな意義と効果があるのかと私は思ってしまいます。 トレパンではトレーニングできない?トレーニングパンツは、おしっこが出ると幾重もの布の層が外に水分を漏らさず、肌に触れている面だけがビシャビシャになって、「濡れて気持ち悪い」ことを子どもに自覚させる目的で存在します。 おしっこの自覚は、「冷たい」「気持ち悪い」で、育つものではありません。トイレでできるようになるには、膀胱におしっこが溜まっている感覚があること、ギリギリまで溜まっておしっこが出る瞬間を感知する力が伴うこと。この2つの条件が揃ってこそです。つまり「濡れて気持ち悪い」まで気づかない時点で、トレーニングには早すぎるってことです。 濡れて気持ち悪い=排泄の自立ではない発達段階が進めば紙おむつをしていてもおしっこが出る瞬間(または出た直後)を感知してちゃんと教えてくれます。 紙おむつは「◯時間吸収」「おしっこが出てもおしりサラサラ」を謳い文句にしていて、サラサラで気持ち悪くないからおむつがはずれにくく、「気持ち悪い」を体験する布おむつのほうが早くパンツに移行できるという説もよく聞きますよね。それはおそらく「濡れて気持ち悪い」を子どもに自覚させることが排泄の自立を促すという考え方が根底にあるからです。「濡れて気持ち悪い」→排泄の自立ではなくて、「膀胱に溜まってる、おしっこが出そう(出た)」→ 排泄の自立。発達段階が達していないと、濡れても気持ち悪くはないのです。布であれ、紙であれ、関係ありません。濡れる感覚で排泄の発達が促されるわけじゃないからこそ、待っていれば、はずれるときはサクっとはずれます。 おむつがはずれた子が自立した子ではない数時間ごとにトイレに誘導する、という方法もありますが、これは膀胱におしっこが溜まってる感覚が育ちません。「溜まって→出す」このプロセスが大事なのです。子どもの感覚を無視して時間を決め、トイレに誘導したらチョロっと出るかもしれないし、トイレに行って便器に座るという習慣はつくかもしれません。でも、たいして出したくもないおしっこを無理に出させるという行為は、排泄の自立(脳の発達)を遅らせる行為だと私は思います。 子どもが「トイレ行きたい!」「パンツはきたい!」という意思表示もしていないのに、親が望む「おむつはずしの時期が来たから」という理由で、時間を決めトイレに誘導するのは、ひとりで脱ぐ能力のない子に自分でやりなさいと言ったり、自分で食べられない子のお世話をしないのと同じことです。 おむつをはずすことは、しごきに耐える修行ではありません。鍛練でもないし、親の責任でもなければ、親の問題でもありません。そもそも早期におむつがはずれることを、〝自立した子〟として評価対象ととらえる時点で、何かがズレているかもしれませんね。監修者・著者:助産師 助産院ばぶばぶ院長 HISAKO総合病院小児科・産婦人科・NICU病棟勤務を経て、地域での助産師活動・出張専門助産院を開業。2006年には来院ケアも可能な「助産院ばぶばぶ」をオープン。2016年11人目出産し、ママたちに元気と勇気をおすそ分けすべく母乳育児支援や講演活動、書籍出版など多岐にわたって活動中。
2020年02月05日こんにちは。6歳の双子と2歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。現在2歳の末っ子がトイレトレーニングの真っ最中なのですが、今回は双子たちのトイレトレーニングをしていたころの話をさせていただこうと思います。我が家の双子がトイレトレーニングを始めたのは2歳のころ。2人同時に始めたのですが、イヤイヤ期もあいまって、うまく行くときもあれば、トイレに誘っても「いや!」と言って、トイレにすら来てくれないときも…。■「お揃い」でトレーニングも進むかな?そんな日が続いていました。そんな中、少しでもトイレでおしっこをすることに意欲をもってもらおうと双子たちが大好きなキャラクターの絵がついたトイレトレーニング用のパンツを購入しました。大好きなキャラクターがついているので2人とも大喜び。…のはずが!次女のきゃえたんが荒ぶる、荒ぶる!■柄が同じだから油断した〜!どうやら、パンツの色が気に食わなかったようで、先に長女のなーたんが履いた黄色いパンツの方がいいみたい。でも柄は2人とも同じなんですよ~…。泣いてるきゃえたんを心配して、なーたんもパンツを渡そうとするのですが、泣きすぎて全く聞く耳持たず…と思ったら、なーたん、パンツをきゃえたんの顔に投げつけた~!?そのあともきゃえたんはパンツを頭に、しばらく泣いたあと、納得してピンクのパンツを履いていました。まさかのトイレトレーニングの前にパンツの争奪で、もめごとが発生するとは…。洋服の色でケンカすることはありましたが、今回は柄が同じだし、何よりもパンツだし! ということで油断していました。パンツの色でけんかをするなんて、一緒にトイレトレーニングをする双子ならではなのかなぁ。
2019年11月25日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! つい億劫になりがちなトイレ掃除。Instagramでハードル低めの家事・収納テクを発信しているuさん(@u_home_note)に、そんなトイレ掃除がラクになる収納術を教えてもらいました。 ポイントは“トイレグッズを全て浮かせる”こと。トイレが使いやすく、掃除が手早く終わるようになったそうです! 掃除グッズはすぐ手の届く場所にスタンバイ 掃除がしやすいようにハンディモップは棚の中ではなく横にスタンバイ。透明フックで吊るして収納しています。ハンディモップは100均のもの。付け替え用も売られているからお気に入りなんだそうです。 トイレ掃除用洗剤も同じように透明フックで吊るして収納。拭き掃除も除菌もできるタイプを選び、トイレ内の物を最小限にしているそう。 吊るす位置はトイレットペーパーの横。掃除の際にシュッと吹きかけてペーパーで拭き取るため、近くに設置することで導線を最短距離にしているんですって! わざわざ棚を開けて掃除グッズを取り出して掃除するって、マメじゃない人にはハードルが高い……。そう考えたuさんは掃除グッズを取り出しやすい位置に吊るして収納しているといいます。おかげで掃除の頻度も上がり、なんといつの間にか息子さんまで“汚したらシュッとして拭く”をマスターしたんだとか! uさん宅は全自動掃除トイレなので便器の中は基本的にあまり汚れないそうですが、気になった際や全自動掃除機能の付いていない2階のトイレを掃除するときは、ラクチンな泡スプレー洗剤を使っているそうです。 掃除グッズは座ると丸見えになりますが、ドア側からは見えない位置。それだけでも見た目のスッキリ具合が変わります。 置き場所のないハンドソープは吸盤ラックで浮かせる uさん宅のトイレの小さな手洗い場にはハンドソープを置く場所がないそう。そこで吸盤タイプのワイヤーラックを使って、浮かせて横に設置しています。棚などを置いてしまうとトイレがさらに狭くなり、掃除のときも邪魔になりますが、これなら万事解決! ワイヤーラックは100円ショップのワッツで購入。何度でも貼り替えられて、跡が残らないところが気に入っているそう。 一見、ハンドソープを使うときにラックが落ちてしまいそうですが、吸盤は意外としっかり吸着していて落下したことはないとのこと。こういったラックを購入する際、uさんは耐荷量を確認し、貼り付ける場所の材質にも注意しているそうです。 子どもの補助便座も浮かせて収納 掃除グッズやハンドソープのほかに、息子さんが使う補助便座も吸盤フックでスリムに収納しています。浮かせてあるから床掃除をするときにわざわざ退かす必要ナシ♪ 補助便座のように大きいものだとなおさら助かります。 吸盤フックは、先にシリコンゴムが付いたものをセレクト。すべりやすいものを吊るすときに重宝しているそうです。 1階のトイレは横並びで2つトイレットペーパーを付けられますが、2階のトイレはワンホルダータイプ。そのため、吸盤フックで換えのトイレットペーパーを収納しています。ちなみにサニタリーボックスも便器に貼り付けて浮かせているそう! トイレは収納スペースも限られるから、なるべく物を少なくし、床に物を置かないよう徹底しているuさん。おかげでホコリ掃除も拭き掃除もしやすく、手洗い場下の収納棚にはトイレットペーパーしか入っていないそうです。トイレ収納の参考にしたいですね!このほかにも、uさんのInstagramには家事&収納テクがたくさん紹介されています。ぜひチェックしてみてください♪ この投稿をInstagramで見る u / かざらないが快適、シンプルな暮らし(@u_home_note)がシェアした投稿 - 2019年11月月5日午後11時24分PST ベビーカレンダーでは家事や収納、ファッションなど、ママたちの暮らしに寄り添った【ライフスタイル記事】を強化配信中! 毎日がもっと楽しく、ラクになりますように。 取材協力/uさん(@u_home_note)
2019年11月09日みなさん、こんにちは。被り物イラストレーターのかわベーコンです。もう10月ですよ…時の流れが早すぎて、常にタイムマシーンに乗っている気分です。今日は子どもたちのお泊まりについてのお話です。息子も卒乳をしてからだいぶたちまして、ばあばの家にお泊まりもできるようになりました。卒乳、おトイレを覚える、ってところを通過するとだいぶ育児も落ち着く気がします。お泊まりができるようになると、きっと母はこんな気持ちになるかと…■体が勝手に喜びを表現しちゃう!おとずれるひとりの時間…! それはもう宴に近い…。もう、いつもなら横から取られちゃうアイスだってひとりで堂々と食べられるわよ!って感じ。やっぱりひとりの時間って大事ですからね。メンタルぶっ壊す前に頼れるところは頼って、メンタルバランスを取っていきたい所存…。だけど、子どもたちがいない夜を満喫してるとき、ふと家が静かなことに気がつきます。■子どもがいないとさびしいなやっぱりそう思うってことは、もう子どもたちがいて当たり前ってことで。私の生活、人生の一部で、二度と切り離せない、とっても大切な存在だからなのだろうなあ、と考えてました。子どもを持つ前の私ならそんなこと思ってないんだろうな。久しぶりのひとりのさびしさで、子どもたちふたりの存在の大きさを知る母なのでした。
2019年10月18日こんにちは、なきりエーコです。今回は「トイレの個室にひとりで入るのが寂しい」という娘のリクエストに応えていたらメンタルが鍛えられたという話です。■娘が外出中にひとりでトイレに入るとき最近、ときどきではありますが、親と一緒にトイレの個室に入るのが恥ずかしくなってきた娘。(8割はまだ私と一緒に入ります)娘がひとりで入る場合、私を扉の前で待機させて、さらに寂しくならないように「歌って!」と言われます。ひとりでは寂しい娘は、元気が出る大好きなキャラクターソングを歌って欲しがります。リクエストをとったり、私が楽しい雰囲気を出してなるべく娘が寂しくないようにしています。でもそんな中、悲劇が…! ■娘のために大声で歌っていた母今まで私たち親子しか利用者のいなかったトイレにご婦人が…! 外出先のトイレだから他の利用者が使うのは当然ですが、なんだか怪しげに私を見つめます。娘の声がしてご婦人、気がついたようです。そう…私、さっきまで不審者になってました!(トイレの扉の前で大声で歌ってたら、ビックリしないほうがおかしいよね…) ■子育てはメンタルが鍛えられる?ご婦人は私を励ましつつ奥のほうへ…。こちらこそビックリさせてしまって、申し訳なさと恥ずかしさで心がいっぱい…!ホント、子育てをしてるとメンタルが鋼になっていきます。ちなみに自転車に乗ってるときも「歌って」とリクエストされますが、こちらはもう慣れてめっちゃ大声で歌えます。子どもが楽しければ、私の羞恥心なんてゴミです!これからもメンタルが「オリハルコン」になるまで頑張りまっす!
2019年09月22日登場人物ほにゅ:2018年2月生まれ。泣くのが得意。薄毛。飽き性。笑顔で母をノックアウトできる。つぶみ:ほにゅの母。すぐムリっていう。一応一生懸命取り組む。ぺー:ほにゅの父。効率的に動きまくる。優しい。声がでかい。トイレへ、じょー(GO)!トイレデビューを促され、思わずそっぽを向いてしまったほにゅくん。だんだんと、トイレさんとも仲良しになっていけると良いですね。(編集部)ままのてのTwitter・Instagramをフォローすると、最新マンガの更新情報をご確認いただけます。ぜひフォローしてください!過去のエピソード著者情報
2019年09月18日こんにちは、なきりエーコです。今日は外出先でのトイレのお話です。■外出先で何度もトイレに行きたがる娘と2人きりで遊びに行ったときのお話です。兄がパパと映画に行ったのでママと二人きり。今日はママをひとり占めできてうれしそうだったのですが、途中からトイレに行っては出る…の繰り返し。おしっこは最初に出ているから、スッキリしたのかと思いきやそうでもない…。ずっとモジモジしています。もしかしたら体調が悪いのかと思って聞いてみたら違うらしい。じゃあ一体…? と、ふと思いつきました。■トイレが恥ずかしいのは心の成長?やっぱり! おしっこじゃなかったらこっちだよね。「でもなんで出ないんだろう、引っ込んじゃったのかな?」と思い、聞いてみると私にも覚えがあります。小学校でうんちするのが恥ずかしかった思い出。バレるとからかわれたりするのがイヤなんだよね~。今、思うと自然現象だし、とてもくだらないことだったけど当時は必死だったよね。娘も、もうそんなことを思うくらいまで成長したんだね。■消臭スプレーなどで対策してみようおうちとは違って、リラックスした雰囲気でできないのも原因のひとつかもしれません。「がまんして具合が悪くなっちゃったらつらくなるし、せっかく遊びにきたのに楽しくなくなっちゃうよ」と教えました。幼稚園に通う今は納得していましたが、小学生になったらこういう問題がもっと本格的になっていくのかなぁ…。男子である息子に聞いたところ、息子は全く気にせずできるようです。性別や個人差でも違ってくると思うので、この先もフォローしてあげられるように私もいろいろ調べたいと思います。 ↑ウーマンエキサイトベストコミック大賞はこちらから!
2019年09月15日トイレトレーニングに一番おすすめの季節は薄着になる春から夏とのこと。今年の6月に2歳になった娘は、実は1歳を過ぎた去年の夏からゆる~くトイトレを開始していました。「1歳過ぎでトイトレなんて早いね〜」などと言われたこともありましたが、少し早めにトイトレの準備を始めようと思ったのは、3人の子育て経験者で育児の大先輩、母と姉の助言がきっかけ。「うんちは出るタイミングがわかりやすいから、踏ん張ったタイミングでさっとトイレに連れて行って座らせればできるよ」との心強いアドバイスが。本当に1歳ちょっとでトイレでできるのかな?と半信半疑で実践してみたら、嫌がらず1回目で成功できたのです!それから一年…。本格的なトイトレは2歳を過ぎたあたりから始めて、3歳くらいまでにオムツが外れればいいなぁと長い目で考えていたので、今年の夏から本腰を入れてトイトレを開始!薄着の季節は洗濯も楽だし、トイレに行ってもすぐにズボンやパンツを脱ぐことができるので親の負担が少なくこなせます。今回は、娘のトイトレ奮闘記と、我が家で導入したお洒落なトイトレ専用アイテムをご紹介します♪まずはトイレに慣れてもらおう!最初の一回目で大成功した娘。これはビギナーズラックだったとして、その後は「あれ?踏ん張ってるかな?」というタイミングで連れて行ってもしたり、しなかったり…。でもまずは成功・失敗ではなく、トイレに慣れてもらうこと。踏ん張り始めたらトイレに連れて行って便座に座らせてみるということを続けていたところ、1歳6ヶ月頃にはうんちがでそうになると自分で「うんち」と教えてきてくれるように!うんちがトイレでできるようになると処理もラクだし、娘もおしりがきもちわるいということがなくなるので良いことばかり。娘も成功体験が嬉しかったようで、少しずつできる回数が増えていきました。本格的トイトレに向けて準備をしたものは?しかし…、問題はおしっこ。うんちはこちらが見ていてわかっても、おしっこはなかなかわかりづらい。タイミングを計って座らせてみても、緊張か慣れないからかなかなか出ません。でも、「自分でトイレに行って座る」という動作が自発的にできれば、成功も近いはず!まずは娘もわたしもテンションが上がりそうなトイトレグッズを新調することに。我が家は、シンプルでおしゃれなデザインと使いやすさを重視して、ベビービョルンのトイレットシートとベビーステップのセットに決めました♡ビョルンのトイレットシートは、こどもがひとりでトイレトレーニングできるように研究開発された洋式トイレ用補助便座。見た目もさることながらたくさんの“良いところ”があります。便座のサイズに合わせて簡単に調節この補助便座は、ほとんどの便座に使用OK。便座奥から内側までの距離が32cm以上あれば配置することができます。初回にハンドルをくるくる回して自宅の便座のサイズにぴったり合わせることができるので、サイズ調節は初回のみで次回からは不要。毎回調節の手間がかからないのでママにとってもうれしいです♪また、友人ママから「帰省した際に持って行った補助便座が、実家のトイレと合わなかった!」という話も聞いていたので、対応便座が多いアイテムの方が安心ですね。こどもが自分で取り付けできる約400gと軽量のため、こども一人で軽々と持てます。もちろん、付け外しも簡単!トイトレを始めるのは2歳前後の家庭が多いようですが、2歳くらいの時期ってなんでも“自分で”やりたいお年頃。娘もわたしが付け外しをしようとすると「あっ!じぶんで!!」とすぐさまトイレットシートを取って、「自分で」付け外ししています。自分でつけた便座に座ると、なんだか満足そうです。また、もう少し大きくなってから一人でトイレに行くときも、いちいち補助便座の設置で呼ばれないので気も楽だろうなぁと思います。収納に便利なハンドル付き使わないときには、上部にあるハンドルを壁にかけてスマートに収納できるので場所を取りません。我が家はまだ壁に立てかけて置いているのでそろそろひっかけるためのS字フックを購入しようと検討中です。補助便座の収納って案外困るものなので、この心遣いは嬉しいところです。跳ね返り防止ガード付き!ドーム状の跳ね返りガードが付いているので、漏れや飛び散りを防いでくれて、男の子でもトイレを汚さずに用を足すことができます。娘が前のほうに座ってしまった時も跳ね返り防止ガードのおかげでギリギリ飛び散ることなく用を足せました。子どもの自信にもつながり、トイレトレーニングが促進されそうです。シンプル構造で、掃除もラクラク踏ん張る用のハンドルや、サイズ調節用のレバー、たまにキャラクターのモチーフなどがついている補助便座もありますが、ビョルンの補助便座は余計なものが一切ない、超シンプル構造!そのまままるっと水洗いできます。我が家は普段はトイレットペーパーや濡れふきんでふき取って、週1くらいの頻度で、お風呂でざっと水洗い。水洗いしたあとも、フックにかけておけばつるっとすぐ乾くので助かります。カラーラインナップは4色!ホワイトを基調としたデザインに、ワンポイントカラーがあしらわれたラインナップ。ブラック、レッド、グレー、ターコイズの4色展開です。こどもにすきカラーを選んでもらうのもよし♡自分で選んだトイレなら進んで座ってくれそう。娘にはじめてこのトイレットトレ-ナーを見せた時、「くましゃ~ん♡」と大喜びで使用してくれました。というのも、ビョルンの他製品もたくさん愛用しており、このクマさんは娘がお気に入りのお食事スタイにもワンポイントで書いてあるので愛着があったようです。やる気をさらにアップさせるアイテムとは?また、補助便座と合わせて同じくビョルンのベビーステップも購入。これは他のもので代用できるのかな?とも思ったのですが、4歳児のいる家庭に遊びに行ったときに「補助便座はまだ使ってないけど、ステップはまだまだ必要だよ〜」と言われたのがきっかけ。確かに小さな子どもが安全&清潔に便座から乗降するために、しっかりとしたステップは長く必要そう。というわけで、お揃いで購入して大正解でした。便器の前にステップを置いて、足をかけたらくるっと回りながらトイレットペーパーホルダーに手を置いて、上手に一人で座ることができています。用を足してから便器を降りる時も、ステップがあれば一人で降りることができるのでママは近くで見守るだけ♪また、娘はトイレに座るときだけでなく、洗面所で手を洗うときにもステップを持ってきて、自分ひとりでこなします。台面と床面は滑り止め構造になっており、たとえ子どもの足や床が濡れていても滑ることはなさそう!何でも自分でしたい、お手伝いをしてみたい年齢の2歳児にはぴったりのアイテムでした。自分でやりたい気持ちをサポートしてくれるビョルンのトイレットトレーナーとベビーステップ、本当におすすめです♡夏の日、トレーニングパンツで1日過ごしてみることに…暑くて外出も億劫だった夏休みのある朝、娘に「今日はおねえさんパンツで1日過ごしてみようか?ちっちしたくなったらママに教えてね?」と聞くと、真剣な眼差しで「うんっ!できるー!!」とやる気満々の様子!この日は基本的に家にいることにして、初めてのトレーニングパンツに挑戦です。実はトレパンに履き替える時、既におむつの中でおしっこをしていたので、もうでないかな?と思いつつもトイレに座らせてみたところ、やはり「でないー」とのこと。おむつからトレーニングパンツに履き替えさせて、いつも通り朝ごはんを食べてからおもちゃなどで遊び始めました。お昼頃、パンツを触ってみると、あれ…ちょっと湿ってる…。ちょうどお昼寝の前だったので、トイレに連れて行きましたがパンツの中でしちゃっているので出ませんでした。まだ「おしっこ」を教えてくれない娘。ママとしてもタイミングを見計らうのが難しいところ…。お昼後、新しいトレーニングパンツに履き替えてからお昼寝をすることに。お昼寝から目覚めてパンツを触ってみると、なんとまた湿ってる…。寝てる時は特に仕方ないよなぁと思いながらトイレに連れて行ったところ、この日初めての成功!新しいトレーニングパンツに履き替えて、お風呂の時間まで過ごして1日が終了。3枚のトレパンで、2回失敗、1回成功のトレパンデビュー戦でした♪1日トレーニングパンツで過ごしてみて良かった点、悪かった点良かった点おしりが十分に乾いていないうちにおむつを履かせたり、おしりに付着しているおしっこやうんちの成分が原因でなるおむつかぶれですが、おむつを履かせるのをやめることですべて解決!夏場は特に蒸れやすくおむつかぶれしやすいと思うのですが、パンツに替えることでここまでおしりの状態が変わるとは思っていなかったので驚きました。悪かった点分厚い構造のトレーニングパンツだと、おしっこをしても外に漏れないので本人も気持ち悪くないのかでたことを教えてくれませんでした。普段は、たまに「ちっち、でるー」とか「ちっち、でたー」と教えてくれているので、今回もちゃんと教えてくれるかな?と期待して挑みましたが、この日は一度も教えてくれませんでした…。朝のやる気はどこへやら!?でも、トイレでおしっこができた時はすごくうれしいみたいで「じぶんでできたよー♪」とにこにこ笑顔で言ったり、パパにも「おしっこできたのー♪」と伝えに行ったりしています。もう少し教えてきてくれるようになったら今度は思い切って、トレパンではなく普通のおねえさんパンツで過ごしてみようかなぁと思います。大きな成長を感じた、夏のトイトレ!トイレットシート(補助便座)をセットして、ステップを前に置き、座っておしっこをして、降りて流す。この一連の流れをこどもひとりでできるようになったのは本当に大きな成長!まだまだ成功のほうが少なくてこれからが本番!という感じですが、できた時はたくさん褒めてあげて、できなかった時でもなるべく叱らず「次はがんばろうね」と声をかけながら一緒にがんばっていきたいところ。まだまだ寒い季節になるまで時間があるので、本格的トイトレ、みなさんも始めてみてはいかがでしょうか?
2019年09月09日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんからメッセージです。 こんにちは。助産師・おむつなし育児アドバイザーの榎本です。夏にトイレトレーニングをはじめようという方も多いのではないでしょうか? 今回は1歳半〜2歳ぐらいのお子さんを対象として、夏に始めるメリットや進め方のポイントについてお話していきます。 子どもにとってのメリットは?夏は汗をかきやすいので、おしっこの量が減ります。それに伴い、回数も寒い冬に比べて少なくなります。おしっこに行きたい感じがわかっても、遊びなどを中断して、トイレやおまるに向かうのを嫌がるお子さんもいます。回数が減ることは、お子さんにとっては嬉しいですね。 洋服も薄着なので、脱ぎ着に時間をとられません。薄着やパンツ1枚でいると、おしっこが体外に出る感覚がつかみやすくなります。また、おむつの蒸れによる不快を感じやすいため、おむつを外して、おむつの外に排泄する解放感や気持ちよさを感じやすくなります。 親(大人)にとってのメリットは?ずばり、夏は洗濯物がすぐ乾くことです。おしっこでぬれたパンツやズボンなどの洋服、床にひいているマット、お布団など洗ってもすぐに乾きます。トイレトレーニングを始めたころに大量に出る洗濯物へのストレスが減ります。 冬はトイレも寒いし、おしりが冷たくて自然とトイレに行きたくないなという心理状態がおこるといわれています。そのため、夏はトイレやおまるに誘いやすくなります。おしっこの回数が少ないことで、連れて行く回数も減ります。冬は冷えで尿意を感じやすく、水分摂取量と関係なく頻尿になる傾向があります。 また、水分摂取してすぐにおしっこが出るお子さんもいて、夏の間は水分補給の機会も多くタイミングもつかみやすいです。おうちであれば、パンツ1枚でも過ごせるので、自分で脱ぎやすく、突然のおしっこ! にも対応しやすくなります。 トイレトレーニングに便利な服装やグッズ夏のトイレトレーニングは、できるだけ薄着ですることがポイントです。まずは、おむつを外してみましょう。 特に2歳を過ぎている場合は、排泄の身体機能はかなり整ってきているので、思い切って外してしまいましょう。初めておむつを外したときは、排泄感覚ができていないので、頻尿状態になっていることが多いのですが、約1〜2カ月程度の時間が経つと排尿間隔もあいて落ち着いてきます。 1日が大変でしたら、30分〜数時間でもいいと思います。パンツ1枚で、スカートや長めのシャツなどにするとすぐにおしっこができます。床にもらしたときのために、雑巾(布おむつを雑巾がわりにしても可)を用意しておきましょう。重曹水を床やマットにスプレーして臭い消しをするのも良いかもしれません。 詳しいトイレトレーニングの進め方は、以前お伝えした記事「トイトレがラクになる!トイレやおまるでするための3つのステップ」も参考にしてみてくださいね。 夏のトイレトレーニングの最大のポイントは、夏に始めやすいというだけで、「夏の間におむつを外そう!」とは思わないことです。進み方は個人差も大きく、一度トイレでできるようになっても寒くなっておしっこの回数が増えると、またできなくなってくることもあります。親子で楽しくマイペースのトイレトレーニングをしてみてくださいね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2019年07月23日こんにちは! イラストレーターのにわゆりです。モン太は現在、小学2年生。随分としっかりして、なんでも1人でできるのでとっても頼りになります。お出かけ先でのトイレなども、1人で行ってくれるのでとても助かるのですが…。異性の親ならではの悩みがあるんです!■男の子が男子トイレ入ったら、母親はどうすればいい?モン太は1人でサーっと男子トイレに入っていくのですが、たま~に全然出てこないときがあります。そうなるとすごく心配になってしまい、男子トイレの前にひたすらウロウロ…。入りたいけど入れない!!モン太が1人でトイレに入ったときは、キーちゃんに様子を見に行ってもらうこともできるのですが。先日、兄弟2人一緒にトイレへ行って、そのまま20分くらい出てこなかったときはとても焦りました。■トイレでの犯罪が多い昨今、わが家の対策は…このときは1つの個室で交互にうんちをしていて時間がかかってしまったみたいですが、「おしっこ~!」と入っていった兄弟が全然出てこないので、かーちゃんは心配性さくれつ! 兄弟だけでトイレに行ってくれるのはとても助かるのですが、出てこないと様子も見に行けないし、やっぱり困ってしまいますね!心配しすぎかな~と思いつつ、小学校低学年はまだまだ危なっかしい! かといって、母親と一緒に女子トイレに入るのはもうイヤがる年ごろ…。ファミリーの多いショッピングモールでも注意はしつつ、人気のない公園などのトイレはちょっとこわいので、そういう場所では1人でトイレに行かないように話し合っているわが家です。
2019年07月13日こんにちは、保育士の中田馨です。1歳が近づいてくると、そろそろトイレトレーニングが必要なのかもと思う時期に入ってきます。よく聞くのは「夏の間にトイレでできるようになっていたほうがいい」ということ。幼児期に向けて、スムーズにトイレに行けるように、0歳児からできるトイレトレーニングについてお話しします。 0歳児からトイレトレーニングしてもいい?赤ちゃんが嫌がらず、ひとりでおすわりができるようになっていれば、0歳児からトイレトレーニングをしてもOKです。まずは生活の一部に「トイレ(おまる)に座ってみる」ということを取り入れて、毎日の習慣にしてみましょう。 おすわりできる前にできることはある?おむつをこまめに替え、おむつを替えたあとは「スッキリする」ということを、ママが言葉と表情で伝えることが大切です。「〇〇ちゃん、おむつを替えようね」「新しいおむつになって気持ちがいいね」など、楽しく会話をしてみましょう。 まだねんねの時期でも、おむつ替えのときにこうした声かけをすることで、トイレトレーニングの下地をつくることができます。 ママも赤ちゃんも心に余裕のあるときにスタートトイレトレーニングを始める時期は、ママも赤ちゃんも心の余裕があるときにしましょう。赤ちゃんが不安がるような時期に、あえて始めなくてもいいですね。 夏にスタートするのがいいからといって、体調が悪いときや、イヤイヤ期のまっただ中のときには、少し落ち着くのを待ってもいいと思います。 トイレトレーニングのステップ・トイレに座る時間を決める1日の生活の中で、トイレに座る時間を決めてみましょう。起きたあと、寝る前、食事の前後、外出の前など、ママと赤ちゃんのタイミングで決めるといいですね。「いつもこのタイミングで出ているな」という赤ちゃんの排泄のリズムがあれば、それに合わせてみてもいいですね。 ・まずはおまるや便座に座ることトイレに行って、出なくても大丈夫です。まずはトイレという空間で、便座に座ることに慣れるところから始めます。トイレに慣れるためにも、1日1回から始めてみましょう。 途中で嫌がるようになったら?最初はすんなり座っていたのに、途中で嫌がるようになる子もいます。そういった場合、無理強いはおすすめしません。トイレに行かない日があっても大丈夫。赤ちゃんの機嫌のいいときやタイミングを見計らって、トイレトレーニングを再開しましょう。 ママも「トイレトレーニングしなければいけない」とは思わずに、「トイレに遊びに行こう」くらいの気持ちで取り組んでみましょうね! 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月24日発達の遅れがあり、現在も療育に通っている娘。引っ越しや二人目妊娠などの大きなイベントもあり、娘は4歳を超えてもなかなかオムツが外れませんでした。入園の条件に"オムツ外れ"と書かれていた新しい保育園では、落とされてしまう覚悟もしていましたが…保育園の先生方は、「一緒にゆっくり、オムツ外れを目指しましょう!」と優しく諭してくださいました。この時の安堵の気持ちは、今も忘れられません。安堵しつつも、入園までに少しでも進めてあげたい。そう思い、自宅でも、試行錯誤で色々な方法を試していました。もよおしたらそっと便座に座らせる、便座を使いやすいように踏み台を設置する、トイレでは優しく声かけしリラックスさせる、お気に入りのキャラクターのパンツを履かせる…しかし、なかなかトイレトレーニングは進みませんでした。産後まもなくということもあり、身軽にフォロー出来ない自分にも少し焦りを感じつつ娘の様子を観察していると…娘はトイレまで我慢できない、トイレに座って排泄できない、というよりも失敗への恐怖と恥ずかしさに怯えているようでした。確かに、今までもたびたび、お姉ちゃんパンツを履いては失敗し、濡らしてしまうことがありました。その度に、とてもショックを受けている様子だった娘。大人が「気にしないで大丈夫!」なんて言っても、パンツや床を汚してしまった罪悪感は娘にとって、とても大きいものだったのだと思います。そんな娘の優しい気持ちに気付かずに、前のめりにトイレトレーニングを進めようとしてしまったことを反省…それと同時に、失敗が怖いとか恥ずかしいとか、すっかりお姉ちゃんな繊細な気持ちを抱けるようになった娘の成長を、とても嬉しく思いました。おしっこを漏らしても平気で遊んでいた赤ちゃんとは、もう違うんですね。その日から、お姉ちゃんパンツを履くことも、トイレに行くことも、娘がやりたいと言ってくるまで待つことにしました。私は、娘と過去の自分を重ねていました。私は10代のほとんどを、重度のひきこもり状態で過ごしていました。外出はおろか、当たり前の日常生活を送ることも出来なかったその頃は、買い物なんてもっての外。数年経ってやっと出来たのは、深夜に近所の自動販売機でジュースを買うことでした。スーパーやコンビニに行けば、ジュース以外にも色々なものが買えます。いつでも、好きな時に好きなものが買えます。でも、私にはそれが出来ませんでした。したくても出来なかったんです。"人と会うのが怖い" "姿を見られるのが恥ずかしい"この二つの気持ちが、お店で買い物できない理由でした。今思うと、なんて不便な生活だったんだろうと思います。娘だってきっと、トイレでしたい時にする方が楽だと分かっています。オムツよりもお姉ちゃんパンツの方が、可愛いしムレないし、動きやすいです。でも、"怖い"や"恥ずかしい"という気持ちは、本人にとってとても大きなハードルです。それを解消できなきゃ、進めないのは当たり前。実際私も、自由に出歩けるようになったのは、何も気にせず自分を好いてくれる友人と出会い、自分に自信が持てるようになってからでした。きっと娘も、周りの大人たちが楽しく見守っていれば、少しずつ自信がついていくはず。ゆっくりだけど、確実に日々できることは増えています。私は、昔の自分を思い出しながら、静かに見守ることに徹しました。すると…新しい保育園に入園して1ヶ月で、娘はあっという間にオムツが外れました。保育園の先生方のあたたかなフォローが何より大きかったのだと思いますが、大人が焦らなくても、子どもは成長していく!そんなことを、娘に教えてもらったエピソードでした。
2019年06月19日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまこんにちは。ぎゅうにゅうです。今回は、子どもとトイレの話を描かせていただきました。最近、下の子が1歳半になり「おしっこした」などの感覚がわかるようになってきたみたいで教えてくれるようになりました。なので、まだトイレトレーニングというほどではないけど…少しずつトイレに慣れてもらおうと今まで進入禁止だった自宅のトイレに入れてあげることに。トイレットペーパーに興味津々でした…見て少しづつ覚えてくれたらいいな…なんて思いながらたまにトイレに一緒に行くようになりました。その数日後…なんか怪しい音がするので見に行ってみると…勝手にトイレに進入してウォシュレットのボタンを押していました。トイレに興味津々すぎな次女れんにゅう。トイレトレーニングはまだ始まったばかりです。
2019年06月16日ウーマンエキサイトをご覧のみなさま、こんにちは、もづこです。今年のGWに久々に娘を連れて実家へ帰省してきたときのお話です。今回の帰省は母と娘の二人旅だったので、夜にホームシックになって泣かないかな…と心配だったのともうひとつ…心配が…あり娘のトイレでうんちができない問題トイレトレーニング最終章(…うんちができない問題)については、年少さんが終わる直前に家のトイレではできるようになったものの、まだ自宅以外のトイレでは怖がって便座に座ろうとしないのです。幼稚園でもトイレまではいくものの、緊張からか出なくなってしまうようでまだ一度も成功していません。これから数日間大丈夫だろうか…?いや、むしろこの逃げ場のない状況でこそトイレトレーニングが成功するのでは…!?期待と不安を胸に新幹線に乗り込み、私たちは一路実家へ向かったのでした。子どもの便秘は旅先で新幹線の中でテンションが上がった娘が大声で歌おうとするのをなだめたり、麦茶をひっくり返して周囲に謝罪しながら拭き掃除したりとドタバタしつつも何とか無事おばあちゃんの家に到着。おばあちゃんから甘やかされまくり、ニコニコの娘。母の不安とは裏腹に娘は全く不安を感じさせないハイテンションぶりです。しかし…逃れられない“アレ”はやってくる。そう…『便意』不安は的中。慣れないトイレを怖がる娘。考えてみたら最後に帰省した時はまだオムツが外れてなかったので、娘が実家のトイレを使うのはこれが初。怖がるのも無理はありません。でもこれから数日間滞在するからにはなんとか慣れてもらわなければ…!嫌がりながらも便意には勝てず、恐る恐る座ろうとする娘。しかしその時…!便器を洗浄する機能を怖がる実家のトイレには使用前にミストを出して便器を洗浄する機能がついていたのです…! 娘は悲鳴をあげて飛びあがり、ドアを蹴破る勢いで逃げてゆきました…。失敗です…。これはまずい。完全にトイレを怖がるようになってしまいました。もう座るどころか近づこうともしません。その後娘はいくら説得しても完全にトイレを拒否。スーパーのトイレでおしっこはしたものの、その日はもう便意を訴えなくなりました。翌朝もモリモリとご飯もおやつも食べているにもかかわらず「トイレは?」と聞いても「だいじょうぶ」の一点張り。しかし夕方ぐらいから様子がおかしくなってきました。食事を残すようになり、もぞもぞ落ち着かない様子。「おなかいたい…」と言うくせに「じゃあトイレ行ってみようか?」と聞いても「いかない。だいじょうぶ」と繰り返すばかり。見かねてトイレまで抱っこして連れていくもやっぱり「こわい!」と言って入ろうとしません。そうだ!使用前洗浄機能を止めればいいのでは…!?娘はあの「シャー!」っと出てくるのが怖くて入れないんだから、その機能さえ止めてしまえば入ってくれるかも!なぜもっと早く気が付かなかったのか…!!早速母に聞いてみると…ええええ~~~~~…なにそれ早く言ってよ〜〜〜もう…!!実家のトイレは最近新しくしたようで私もよくわかってなかったのです。早速娘を二階につれていきトイレに誘導。しかし、前回のトラウマからかなかなか入ろうとしません。ムムム…こうなったらあの手を使うしかあるまい…!トイレはお友達作戦「トイレちゃん」と擬人化することにより、トイレに親しみと安心感をもってもらおうという作戦です。でも、最近娘もちょっと大人びてきてこんな子どもじみた方法は通用しないかも…通じましたーーーーー!疑うことなく「トイレちゃん」との会話を楽しむ娘。単純…いや、素直な子で良かった!!便座に座るのをすすめたら一瞬とまどいつつも座ってくれました!これはいける(気がする)…!それからは2階のトイレ(トイレちゃん)とはすっかり仲良しになり、何度か訪問してるうちついに娘が「うんちしたい、といれちゃんにあいにいく」と言い出し、見事成功させました!!娘とトイレちゃん(私)は手と手(フタ?)を取り合い、成功を喜びました。ゆぴこ、ついにトイレトレーニング完了です!!旅は人を成長させるというけどほんとだなぁ…。(じ~ん…)そして帰る日。後半の数日間は若干ホームシックにかかって「もうかえりたい」「おとうさんにあいたい」と泣いたりしてたくせに、帰るとなると寂しくなるようでずっとションボリ。そんな孫を愛おしそうになだめるおばあちゃん。え…おばあちゃんとの別れにも触れてあげて…。娘は「トイレちゃん」に予想以上の感情移入しちゃってたみたいで大泣きでした。帰るよといっても「といれちゃんがひとりになっちゃう!さみしがるからかえらない!」と、トイレちゃんの身を案じているのです。娘にとってトイレちゃんは「トイレを一緒に成功させた同士」であり、「見知らぬ土地で初めてできたお友達」だったのかもしれませんね。…GWのいい思い出になりました(笑)
2019年05月28日あり子のワーママ奮闘記
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!
たんこんちは ボロボロゆかい