息子について初めて疑問をもったのはトイレの中でした出典 : 秋が深まり、少しずつ寒さが体にこたえるようになってきましたね。毎年、夏の終わりになると「今年はどうだろう?」と私をドキドキさせるのは、自閉症スペクトラム&ADHD、そして発達性協調運動障害の診断がおりている息子のおトイレ事情だったりします。体が冷えてトイレの回数は増えるはずなのに、寒くて動くのが面倒でトイレに行かなくなる秋冬は、お漏らしの季節といっても過言ではありません。息子が生まれた当時、私は娘のトイレトレーニングに悪戦苦闘していました。一方、春に生まれた息子のトイレトレーニングの時期を逆算すると、比較的やりやすい季節に訪れることが予想され、そういう意味では「よい季節に生まれてくれたなあ。」と淡い期待を抱いていました。あれから7年。小学1年生になった息子は、いまだに日中でも夜中でもお漏らしをしてしまうことが多く、残念ながらトイレトレーニングの卒業には至っていません。初めて息子について「あれ、おかしいな?」と思ったのは、実はトイレの中でした。「おしっこが漏れそう!」とじたばたしていた息子をトイレに連れて行っても、トイレに座った途端に「出ない」となることが多かったのです。そして、いざおしっこを出すという段になると、「う~ん!」と思い切り力を入れなければ排尿することができない様子。うんちでもないのに、どうしてそんなにいきまないと出せないの?不思議に思って観察していると、「せっかくトイレに来たのだからおしっこをぜんぶ出してしまおう」と無理をしているのではなく、いつでもどこでも、毎回力を入れなければ出すことができない状態だったのです。これはおかしいと思い泌尿器科に連れて行って検査をしてもらいましたが、膀胱や尿道などの器官には問題はなく、「尿を押し出す筋力不足」もしくは「筋力は足りているがうまく機能していない」のどちらかであるという結論でした。発達性協調運動障害の診断がおりたのは、それから数年後のことですが、自分自身の体をうまく操ることができない息子は、自分で意識して動かす筋肉だけでなく、無意識に動かしているはずの筋肉についても、コントロールが難しいということなのかも知れないなと考えています。長く苦しいトイレトレーニングの日々出典 : 上手くおしっこを出せないという体の不便さに加えて、尿意を察知する機能も弱いことがわかってきました。膀胱はパンパンなのに尿意が湧かず、漏れても気づかない。逆に、膀胱はからっぽなのに尿意を感じてパニックに陥る。本人もどうすればよいのかわからず大変だったと思いますが、私も疲れ果てていました。「この子の体は上手く機能していない部分があるのだから仕方がない」と頭では重々わかっています。でも、・ おまたを押さえてぐるぐる回りながら「漏れる!漏れる!」と半泣きになっている息子を抱えて慌ててトイレに走っても出ない・ 家を出る前にトイレに連れて行ったのに、玄関を出た瞬間に漏らす・ 夢中になって遊んでいる息子を見ると、服も床も濡れている・ 30分毎にトイレに連れて行っているのに、合間に漏らす・ トイレでズボンとパンツをおろした瞬間、泣いた腹圧で漏らすこんな調子で毎日毎日、何度も何度もあちこちでお漏らしが発生し、私の心はいつも怒りにあふれていました。頭では「この子のせいではない」とわかっていてもどうすることもできず、その怒りは息子へと向かっていたのです。荒々しい態度で這いつくばって床を掃除し、洗濯かごに雑巾を投げつけ、「ごめんね、ママ、ごめんね」と必死に謝る息子を黙殺し、罵声を浴びせたこともありました。ひどい母親だったと思います。小学生になった息子に聞いてみてもその頃のことはあまり覚えていませんが、「ママ、あの時すごく怒っちゃってね、つらい思いをさせたと思うの。本当にごめんね」と、辛く苦しい日々のことを思い返すたびに息子に謝っています。負のスパイラルを断ち切ってくれた「ウンチ事件」出典 : 苦しい日々が何年も続いたある日のこと。用を足そうとトイレのドアを開けてみたら、床にウンチが転がっていました。そのブツを見た瞬間、私の中の何かが崩壊し、気がつくと笑いが止まらなくなっていました。息子と一緒に何年もがんばってトイレトレーニングをしてきたけれど、こんなところにウンチが転がってる。どうしてこんなことに目くじらをたててやってきたんだろう。きっと息子は「またママに怒られる」と思って、怖くてなにも言い出せなかったんだな・・・すごく困ったはずなのに。「どうしよう、ママ!」そう言って、助けを求めたかったはずなのに。子どもが困ったときに、手を差し伸べられる存在になりたかったんじゃないの?いったい、今まで何をしてきたんだろう。漏らしたら、着替えればいいだけじゃない。床を汚したら、拭けばいいだけじゃない。ウンチが転がったら...どうしたらいいんだろ。ママも初めてだから、わかんないよ。トラブルのない世界なんてないんだから、「どうしてトラブルを起こすの!」と叱るより、「これ、どうしたらいいかな?」って一緒に考えて一緒に動けばいいんじゃない。このウンチ事件以降、私の中でお漏らしに対する怒りはスッと消えてなくなりました。「漏らしちゃった」と泣きながら申告する息子に、「おっ、トラブル発生だね。そうだよね、自分が一番悔しいよね。泣くだけ泣いたら、解決方法を一緒に考えよう?」と声を掛けられるようになりました。「あのね、ズボンが濡れて気持ちが悪いよ」と泣く息子に上から指示を出すのではなく、同じ目線に立ってお話をします。「そうだよね。そのままだと冷えちゃうし、どうしたらいいんだろうね?」と悩む姿勢を見せると、しばらく考えた後に、世紀の大発見をしたように嬉しそうな顔で「そうだ!全部脱いで着替えればいいんだよ!」と返してくれるようになりました。「汚れたところはきれいにお掃除すればいいだけだよね!」と、一緒に床を拭くようにしていると、いつの間にか自分で拭ける範囲のところは拭いてから、「できるだけキレイにしたけど、まだ汚れてるかもしれないから見てくれる?」と私を呼びに来るようになりました。おかげで、私も安定した気持ちでお漏らしを迎えられるように。負のスパイラルを断ち切って前に進めるようになったウンチ事件に、今はとても感謝しています。そしてやってきた、8回目の冬。出典 : そして今年も、トイレトレーニング中には鬼門の季節がやってきました。急に寒くなり、息子は例にもれず、久しぶりに2日続けておねしょをしてしまいました。「あのね、おかしいの、パンツは濡れてないからおしっこじゃないんだけどね。でも、ズボンが汗でびっしょりになっちゃってさ」とおどおどしながら必死に言い訳をします。何年か前、初めて息子がこうやって言い訳をしたときに「これはこれで知恵がついてきたということかも知れない」と思い、「そうかも知れないね。気持ちが悪いからとにかく着替えようね」といったんは受け止める形で返事をしました。以来、息子はおねしょをしてしまったときは、一語一句たがわずこの言葉を口にするようになったのです。一つひとつの状況を把握し、その都度考えることが難しい特性を持つ息子にとっては「こう言えば怒られずに済む」というマニュアルがインプットされたに過ぎないのでしょう。また、そのマニュアルが成長にともなって自然に更新されることはないのです。そこで、正しいマニュアルをインプットし直す作業を行うことにしたのです。「あのね、怒らないからちゃんと言ってごらん?汗をかいたらパンツだって濡れちゃわない?」「いや、でも、あのね・・・、怒らないの?」「もう怒らないよ。失敗は誰にでもあるから、正直に話して解決策を一緒に考えるほうがよくないかな?」「うん、でも・・・、あの、ちょっとだけお漏らししちゃったかも」と恐る恐る息子が口を開きます。「そっか!本当のことが聞けて良かった!お布団もお洗濯すればいいだけだしね!でも、どうすればお漏らしを減らせるのかな?」と一緒に対策を考え、眠る前には尿意がなくてもとにかくトイレに行ってひねり出してみるという対策を共有することができました。トイレ問題はまだまだ続く出典 : まだまだ続くトイレの失敗。外出先での失敗を考え、お出かけをするときは着替えを持ち歩くのは必須ですし、トイレのない住宅街などでふいに漏れそうになってしまった時に備えて、車などで使う緊急用の携帯トイレも持ち歩いています。男の子ですので、お行儀は悪いですが空のペットボトルで難をしのいだこともありました。今まさにトイレトレーニングでお悩みの方も大勢いらっしゃると思います。いつまで続くの!?どうしてちゃんと出来ないの!?と沸々と怒りを抱えていらっしゃる方もいらっしゃるかも知れません。私も「失敗したときに対処する方法を学べればいいか」と思えるようになるまでには何年もかかりましたので、今お悩み真っ最中の方に安易に「考え方を変えれば楽になりますよ」とは言えません。おしっこだけでなく、大便や下痢を漏らされたときのとてつもない疲労感、どう処理すればよいのかわからないいらだちが怒りに変わることも当然のことだと思います。お母さんも苦しい、お子さんも苦しい。誰かに任せることもできず、本当に苦しいんです。それぞれのご家庭で負のスパイラルから抜け出すためのきっかけがどこにあるかは誰にもわかりませんが、やはり解決の根底には「ママだけではなく、子どもだけでもなく、親子で一緒に決めていく」というスタンスが必要ではないかと思うのです。「また漏らした!」とイライラしている時ではなく、親子ともにリラックスした状態のときに「失敗したときはどうすればいいかな」と一度と話し合ってみませんか?失敗しない方法を考えるのも大切ですが、失敗してしまった後の対処法を決めておいたほうが、楽に接することができるかもしれませんよ。
2017年11月26日そろそろトイレトレーニングを始めようとお考えのお母さんお父さんへ向けて、トイレトレーニングの方法や、用意しておくと便利なグッズについてお伝えします。いつからトレーニングをするべきか迷ったときは、始める時期の目安も参考にしてみてください。トイレトレーニングはいつから始めるべき?トイレトレーニングを始める時期は1~3歳の間と言われており、子どもによって大きく違いがあります。平均すると2歳~2歳半でトレーニングを始める子どもが多いものの、必ずしも年齢によって決める必要はありません。目安としては、下記の3点に当てはまるようになったら、トイレトレーニングを開始するのがよいでしょう。□ 自分で歩いてトイレまで行ける□ おしっこの間隔が2時間以上空いている□ 意思を言葉で伝えることができるただし、これらもあくまで目安に過ぎません。特に、周囲に同じくらいの年齢のお子さんがいると、「周りの子はもうできるのに……」と親御さんが焦ってしまうことがあります。そもそも自分でトイレができるようになる時期は、子どもによって個人差があるものですから、できないからといってそれほど深刻にとらえすぎなくても問題ないのです。トイレトレーニングのやり方と上手に進める方法子どもにトイレトレーニングをさせることになったら、以下の方法で進めてみましょう。まずは、子どもにトイレについての知識を教えてあげてください。トイレは排泄をするところであるという意識を持たせます。親御さんから説明するのが難しいときは、絵本やアプリを利用して、分かりやすく伝えてあげるという方法もあります。次に、丁度良いタイミングで子どもをトイレに誘ってあげましょう。いつもおむつを交換する間隔から子どもの排泄のタイミングを見計らい、トイレに連れて行ってください。トイレに誘ったら、おまるや便座に座らせるところから始めます。もしも排泄が成功したら、よく褒めてあげましょう。反対に排泄に失敗してしまったら、トイレに行けたことや座れたことを褒めてあげるようにします。トイレトレーニングのやり方は、基本的にこの繰り返しです。あとは、子どもを誘う回数を増やしていくとともに、トイレに成功した回数を増やしていきましょう。何度もトイレに成功し、おむつを外せるようになってきたら、パンツに切り替えます。トイレトレーニングをするにあたり大切なのは、子どもにトイレを無理強いせずに、楽しみながら進めていくことです。初めはなかなか上手くいかないことを覚悟の上で、失敗するのは当たり前ととらえておきましょう。トイレができないことを叱ってしまうと、子どもは余計にトイレに苦手意識を持ってしまうかもしれません。できなくても叱らずに、できたときは褒めてあげながら、気長にトレーニングを続けていきましょう。トレーニングパンツ、おまる、絵本…トイレトレーニングに役立つグッズトイレトレーニングをするときにあると便利なグッズと、それぞれの使い方をご紹介します。楽しみながらトレーニングをするために、ぜひ活用してみてください。■トレーニングパンツそろそろおむつからパンツに移行したいというときに利用するグッズが、トレーニングパンツです。トレーニングパンツには、布製のものと紙製のものがあります。通常のパンツと比べると厚手で吸水性がありますが、おむつほど吸水性にすぐれていないため、排泄をしたときにあえて不快感をおぼえる作りになっています。そろそろおむつを卒業したい子どもにぴったりなアイテムです。■おまるトイレトレーニングを始めるとき、いきなり便座に座るのが難しい子どものために便利なグッズがおまるです。便座と比べて小さな子どもが座りやすい構造になっているため、いきなり便座でトレーニングするのに抵抗を持っている子どものために取り入れてあげるとよいでしょう。取っ手のついているものや、可愛らしいデザインのものがあり、子どもが楽しい気持ちでトレーニングできるようになります。■絵本そもそも排泄とはどのような仕組みになっているのか、トイレではどのようなことをするのか……改めて子どもに分かりやすく伝えるのは、なかなか難しいですよね。そんなときに便利なのが、トイレトレーニング用の絵本です。特に、トイレトレーニングの定番となっているロングセラーの絵本は、年代を問わず子どもの気持ちを掴む、楽しい内容になっています。お母さんお父さんから読み聞かせをしてあげましょう。■アプリ絵本になかなか興味を持ってくれない子どもには、スマートフォンやタブレットで使えるアプリを利用してみてはいかがでしょうか。可愛らしいイラストが動いたり、自分で操作したりできるアプリが、トイレトレーニングをより楽しくしてくれます。トイレに成功すると動物が褒めてくれるアプリや、スタンプやシールが溜まっていくアプリなど、多彩な機能も魅力的です。まとめ子どもがトイレトレーニングを始める時期は、ひとりひとり異なります。一般的には1~3歳頃と言われていますが、お子さんの成長に合わせて、無理なく楽しくトレーニングを進めていきましょう。その際は、子どもも親御さんも楽しくなるようなグッズを取り入れてみてはいかがでしょうか。子どもの個性に合わせたトイレトレーニングで、またひとつ成長するところを見届けてあげられるといいですね。青木いくこ:もうじき6歳になる娘と、2匹の猫と一緒に暮らすママライター。子育てにお悩みのママたちが、読んで少しでも楽になれるような記事を目指して執筆中。
2017年11月16日こんにちは。tomekkoです。2〜3歳頃の子の親には試練の夏が来ましたね。そう、トイレトレーニング(略してトイトレ)に最適な時期!我が家は現在次男がまだ1歳台なので今年はスルーできそうですが、長男が2歳の頃はまだ会社勤めをしていたので、この時期ほんっとうに大変でした。今思い出しても涙が…いや、意外と過ぎてしまうと笑えてしまうネタが満載です。その頃はまだ絵日記を描いていなかったんですが、描いておけば良かったなぁ、と悔やまれる出来事があるので、せっかくだしここで披露させてください。(笑)もちろんこの後半狂乱で掃除し、洗えないラグに必死にエタノールを吹き付け、囲いを作って数日の間立ち入り禁止エリアとなりました…。しばらくトラウマだったし、その辺りにゴロンなんてしようもんならすっ飛んで行って抱き上げていたものです。18時過ぎに家に帰ってご飯にお風呂の準備…、そして20時台にはどうにか布団に入れなくては!! というバタバタの中、コレは本当に辛かった…。でもそれを翌朝の電車の中で思い出しながら、当時は文章でSNSに投稿していると、込み上げてくるのはなぜか笑いでした。育児の大変さって、こうして自分の中で笑いに変えることで昇華して、どうにかこうにかまた今日も頑張れるんですよね。そして周囲の反応にも、たくさん救われました。ただでさえ会社初の育休復帰社員として1人だけ時短で、自分主催の会議でも途中退席当たり前。いつも大事な時にはいない人になってしまうことへの申し訳なさに苛まれている中、当時の同僚にとってはあまり縁の無い子どものトラブルは迷惑でしか無いと思い込んでいたワタシ。でもこれが案外ちょっとしたエンターテインメントになっていたようで、育児のドタバタが会社での笑いのタネになっていたのはワタシとしてはかなり救いでした。今思えば「子どもが羽毛布団におねしょしたので遅れました」なんて遅刻理由、「向かい風が強かったので」レベルな気もしますが、それを笑って許してくれる上司や同僚には感謝してもしきれません。おうちでトイトレ三昧を経験するママも、わずかなおうち時間をおもらし処理に追われるママも、どちらも大変。でもきっと今この瞬間も、どこかの家で同じように叫んでいるママがいると思えば、ちょっとは気楽になれますね。この夏、我が家のトイトレ伝説を打ち立てるママたちへ、心からエールを送ります。
2017年08月15日こんにちは!イラストライターのいるみです。子育て中のみなさんは、子どものトイレトレーニング(以降トイトレ)は何歳くらいから始めましたか?今回は私の第1子(以降息子)のマイペース&イレギュラーなトイトレ話を少し紹介します!私は息子のトイトレは「何歳から始めたか……」ではなく、「幼稚園に入園するまでに一人でトイレをできるように」とゆるく考えていました。そう考えることになった一番の理由は、息子のトイトレ時に“妊娠と出産”が重なってしまったからです。もちろん、妊娠中でも子どものトイトレはできるので、息子が2歳を過ぎたころから始めてみた のですが……これが思ったより大変でした。妊娠中ゆえのイライラや体の不自由さから、「産後にトイトレを本格的に始めよう」と考えていたのですが……産後は産後で全然トイトレが進みませんでした。思ったように進まない不安を、先輩ママに相談してみました。すると、3日間実践してみたのですが、私自身が耐えきれなくなり“布パンツ大作戦”は幕を閉じました(今思えばもっと根気強くやるべきだったなぁ……)。その日を境に、なんとなく「トイレの存在をにおわせてみたり」「行けそうだと感じたときはトイレを促したり」はしてみましたが、本腰を入れてトイトレを行うことはありませんでした(このとき息子は2歳半)。そして、半年くらいたったときのことです!息子が3歳の誕生日の日に、急に「今日からトイレでおしっこをする!」と言い出したのです(急!)。そう言い放った後、ちゃんと一人でトイレを成功させたのですが、私は「どうせ一度きりのことだろう」と思っていました。しかし、なんとその日を境に、息子は一人でトイレができるようになった のです!「え?なにそれ全然参考になんない!」とお思いの方ばかりだと思います。私自身も、この経験を第2子にどう活かすの!?と困惑しています。そのため、最後に第2子のトイトレの参考にと友人たちに聞いたトイトレ体験談を紹介します!『夏の洗濯がよく乾く時期に、一気にトイトレを進めた!方法は“布パンツを穿かせて気持ち悪いという感覚を覚えてもらう”ということを実践してみた。根気強く、長期戦でやる!という気持ちが大事!初日は何度も漏らしたが、だんだんとお漏らしの回数は減り、1週間後にはトイレでできるようになった!』(2歳10か月で実践/男の子ママ)『第3子ということもあるのか、言葉の発達と意思の疎通が早い段階でできていたため、2歳半になる前にオムツが外れました。トイレへの興味もあり、スムーズにトイトレができたのでビックリしました!』(2歳半前にオムツが外れる/三姉妹ママ)『早い段階からトイトレをしようと意気込んでいたのですが、娘が「トイレが怖い」と言ってトイレに近づくことを嫌がりました。そのため、トイレを楽しい空間にしてみたり(キャラクターグッズを置くなどの工夫)、トイレができたらシールを張ったりするなどの取り組みもしてみましたが、どれもうまくいかず。結局、幼稚園入学までにオムツを取ることができませんでした。その後幼稚園に行きだすようになってから、友達や先生のサポートもありトイレに行けるようになりました』(トイトレ失敗談/女の子ママ)今回友人たちの話を聞き、いろいろなトイトレ方法はありますが子どもの発達や興味に合った方法を見つけてあげられるよう、努力することが大事なのではないかと感じました!●ライター/ページェント・いるみ(イラストライター)
2017年08月14日こんにちは。子育て支援を専門にする臨床心理士の今井千鶴子です。育児のご相談で多くいただくもののひとつに“トイレトレーニング”があります。今日は、トイレトレーニング中の外出で気をつけることについて考えます。●はじめにトイレトレーニングのことで頭を悩ますママはとても多いです。唐田(2007)の研究でも、1〜3歳の子どもをもつ母親の“子育てで困ったこと・悩んだこと”として、“トイレトレーニング”が上位に入っています。かくいう私も、長男のトイレトレーニングでは苦戦しました……。今、数年前の自分に言いたいことは、「周りを気にせず焦るな」ということでしょうか(笑)。同じ年代の子が完了していると、妙に焦るんですよね……。ママがどんなにがんばってもうまくいかないことはあります。ママが特に気にしていなくてもすっとできてしまう子もいれば、そうでない子もいます。一人ひとり個人差があるのです。幼児期の大切な時期にトイレトレーニングを卒業した周りの子を見て焦ったり、イライラしたり、落ち込んだりするよりも、親子で笑顔いっぱいに過ごした方がお子さんの心の成長には断然いい のです。●万が一失敗したときの対応最初のころは失敗することもありますので、外出時は“失敗”したときに備えて準備しておくと安心です。1つ目の準備は“心”の準備です。「失敗して当たり前」くらいの気持ちで望んだ方がいいと思います。ママが失敗を過度に恐れていると、お子さんにもそれが伝わってしまいます し、「失敗するのは悪いことだ」と思い込み、挑戦を避けるようになってしまいます。ですから、「失敗してもママにまかせなさい」くらいの意気込みで望んだらいいと思います。また、実際に失敗したとき、ママが焦ったり、怒ったりしてしまう気持ちはとてもよくわかるのですが、できるだけ“いつもと変わらない対応”を心がけましょう。そして、お子さんが安心するような言葉かけができたらいいですね。たとえば、「大丈夫だよ。ママ(パパ、お兄ちゃん、お姉ちゃん)も小さいころは失敗しちゃったこともあるけど、だんだんできるようになったよ」という言葉かけなら、お子さんも安心するのではないでしょうか。トイレトレーニングの時期は“イヤイヤ期”とも重なり、ママもストレスがたまりやすい時期 だと思います。でも、ママが不安になったりイライラしたりしていると、お子さんにもその不安が伝わってしまいます。子どもの場合は、心理的なストレスが身体症状に現れやすいともいわれ、不安が強まると頻尿になってしまうお子さんもいます。そう考えると、ママがゆったりとした気持ちでお子さんにプレッシャーをかけすぎない ことがやはり大切だと感じます。ママにとって大変な時期なのは十分承知しているのですが……できるだけ息抜きをしながら、ゆったりした気持ちでお子さんと向きあってもらえたらいいなと思います。2つ目の準備は、洋服や下着の準備です。着替えを持って出かけたり、紙パンツを持参したりすると安心です。ちなみに私はトイレトレーニング中の外出時は鞄がパンパンでした。ただ、私の安心が伝わったからなのか、備えたときほど使わないんですよね……(苦笑)。これまで、万が一失敗したときの対応について紹介しましたが、成功したときにもお子さんのがんばりを十分に認めましょう!ママやパパにがんばりを認められたら、お子さんは自信がつくと思います。●おしっこの間隔を確認する頻尿で困られている方へのカウンセリングでも行われる方法ですが、お子さんのおおよそのおしっこの間隔を把握しておきましょう(飲み物を摂取したときの間隔 もおさえておくとさらに安心です)。もし、お子さんのおしっこの間隔が2時間だとしたら、最後のおしっこから2時間前後の様子を気にかけ、やさしく声をかけてみましょう。トイレに行ってから外出できたらさらに安心ですね!●環境に合わせて、柔軟に対応する外出先にトイレがあるかどうかを知っておくことも大切ですが、トイレの状態 もお子さんによってはかなり重要です。たとえば、汚いトイレを嫌がったり自動で流れるタイプのトイレを怖がったりするお子さんもいます。お子さんが嫌がったときに無理にさせると、そのことがきっかけでトイレを怖がったりパンツを嫌がったりするなど逆戻りしてしまうことがあります。どうしても難しそうなら、外出のときは布パンツの上から紙オムツをしたり、パンツ型の紙オムツにしてみたり状況に合わせて柔軟に対応してみましょう!----------いかがでしたか?今回は、トイレトレーニング中の外出で気をつけることについてご紹介しました。ママとお子さんの外出がますます楽しいものになりますように!【参考文献】・唐田順子・森田明美(2007)乳幼児をもつ母親の子育てに関する困りごとや悩みごとに関する研究:児の年齢別、初経産別による検討東洋大学人間科学総合研究所紀要, 7, 249-263●ライター/今井千鶴子(臨床心理士)●モデル/藤本順子(風悟くん)
2017年07月25日トイレトレーニングを始める時期はいつが良いのか分からない、心に余裕が持てずなかなか進まないという方もいることでしょう。子どもに合わせたタイミングで始めれば良いのですが、じつは夏から始めると進めやすくなります。ではその理由をご紹介しましょう。トイレトレーニングを進める方法とはそもそも、トイレトレーニングを始めるタイミングや進める方法は、子どもによって違います。親がトイレに執着したり、オムツが取れなくてイライラしたりすることで、子どもの意欲は失われ、トイレトレーニングが進まなくなってしまうことも。子どもの意欲を育てるためにも、親が心に余裕を持つことが大切です。◎子どものやる気が出るトイレ環境をつくるコツまずは、トイレの環境づくりからスタート。トイレの中を子どもが喜ぶ環境にすることで、トイレに入ることに抵抗感を持たないようにします。トイレットペーパーカバーやトイレマットなどを子どもの好きなキャラクターにしたり、壁に好きな絵を飾ったり、楽しい環境にすることがコツです。子ども用便座を用意するのであれば、好きなキャラクターのものや色合いのものを選び、トイレの中に置いておきましょう。一方で、トイレ洗剤などの危険なものは、子どもが触ることができない場所に片づけておきます。◎子どもがトイレに興味を持つようにトイレトレーニングは子どもが立って歩き、間隔を開けて溜めることができるようになってくると進むようになります。間隔を開け溜めることは目安ですので、子どもがトイレに興味を持つようなら、そのタイミングで便座に座ることから始めても良いでしょう。まずは、遊び終わった後や寝る前など、定期的に声をかけトイレに誘ってみましょう。では、子どもに興味を持ってもらうためにはどのような方法があるのでしょうか。(1)楽しい遊びの中で取りいれてみる絵本や人形遊びを上手に利用し、遊びの中でトイレが身近なものになっていくことで、抵抗感が減り、意欲も出てくるようになります。(2)親がトイレに行く姿を見せる大好きな人がトイレに入る姿を見て、トイレを覗くことや入ることもあるかもしれません。そのときに、好きなキャラクターや好みのものが置いてあることで、興味のある部屋にすることができるでしょう。◎子どもの気持ちを理解した声がけのやり方をトイレトレーニングで気をつけなければならないのは、無理強いすることです。無理強いはトイレが嫌なものになってしまう原因のひとつですので、子どもの気持ちを考え声がけすることが大切です。トイレに入った、便座に座ったなど、ひとつずつで良いので、できたら褒めることを心がけましょう。また、便座に座った際に座面が高すぎて足が床につかず怖いという子もいます。その場合にはステップを試してみる、おまるに変えてみるなど、子どもの様子を見てやり方を変えていくことも大切です。さらに、「おしっこ」が言えるようになったらトレーニングパンツを開始する時期です。ただし、トレーニングパンツを嫌がり、普通のオムツで取れてしまうという場合もありますので、子どもの気持ちを確認しつつ、子どもに合わせた方法で進めていきましょう。トイレトレーニングにいい時期は夏! と言われる理由はそれでは、なぜ夏にトイレトレーニングを始めるのが良いと言われているのでしょうか。ズバリ、気温です。夏は、洗濯物や濡れた床が乾きやすいという季節的な良さがあります。トイレトレーニング中はさまざまな汚れ物やトレーニングパンツなど、洗濯物が増えてしまいます。しかし、夏なら薄着なので濡れる洋服が少量ですみますし、その分、親の手間が減り心の余裕が生まれることにもつながります。子どもは失敗し、濡れても、裸でいても寒くないので、風邪の心配もありません。親は片づけと子どもの着替えに大忙しですが、慌てて洋服を着せる必要がないのです。片づけが済むまで、待っていてもらっても問題ありません。また、幼稚園入園を控えている場合、夏からトライすることでトイレトレーニングを終了させてから入園できるため、ちょうど良いスタート時期でもあります。この時期に始める友だちも多いため、親同士で励まし合うことができるのもいいですね。夜もオムツが取れるようになるためのコツと夏がいいと言われる理由昼と夜のトイレトレーニングの方法は違います。まずは昼間のトイレができるようになってから、夜のトイレトレーニングを始めます。オムツで寝ていて、夜の間に出ていないことが続いたらオムツを外してみましょう。トイレは寝る前と起きてすぐに連れていくようにし、子ども自身がトイレで起きない限りは無理に起こしてトイレへ行かないようにします。また、夜のトイレトレーニングも夏がおススメです。布団が濡れるとなかなか乾かず困りますよね。夏なら濡れた布団も乾きやすいですし、パジャマも薄手で洗濯しやすいなど親の手間が減り、心の余裕が生まれる季節なのです。トイレトレーニングは夏でなくてもいいの?夏にトイレトレーニングを行うことは、親の気持ちに余裕が生まれ、子どものトイレトレーニングをスムーズに進めやすいという良さがあります。しかし、子どもは誕生日により月齢も違いますので、無理に夏に始める必要はありません。季節にこだわらず、子どもが興味を持ったときに始めることが、トイレトレーニングをスムーズに進められるコツとなるでしょう。
2017年06月13日ビジョントレーニングとは出典 : ビジョントレーニングとは、目で見る力を高めるための訓練の方法です。生活の中の問題やスポーツのスキルアップを目の機能からのアプローチによって解決しようという目的のものです。私たちは普段目でものを見て生活をしていますが、「見る」ということは、視力以外に様々な機能を使用します。例えば、自由自在に目を素早く動かしたり、目から取り込んだ情報を正しく頭で処理したり、またそれらの情報に合わせて体の動きを調節したりするなどです。これらの正しくものを見るために必要な機能を高めるのがビジョントレーニングです。ビジョントレーニングはアメリカにおいて歴史が深いトレーニング法ですが、現在は日本でも導入されつつあります。トレーニングは学習障害(LD)や注意欠陥多動性障害(ADHD)の子どもたちの諸問題の改善・克服からプロスポーツ選手のパフォーマンス向上に至るまで、多くの人々の能力向上に用いられています。ビジョントレーニングには様々な効果が期待できますが、身近な例だと板書や本読みのスピードがあがったり、整ったきれいな文字を書くことができるようになったりする結果があります。子どもの困りごと、もしかして「見る力」の弱さが原因かも?出典 : 「見る力」に問題があることによって起こる困りごととして以下のようなことが挙げられます。・板書をノートにとることが苦手・写生など見たままの状態で絵を描くのが苦手・本を読むとき文字や行を読み飛ばしてしまう・定規のメモリがうまく読めない・漢字がなかなか覚えられない・算数の図形の問題が苦手また、二次的な問題としては、全体的に運動に不器用さが見られることが特徴として挙げられます。体の緊張の高さや、姿勢の悪さ、書くときの筆圧が強さや弱さなどです。他には、自転車にうまく乗ることができなかったりなど、運動面での不器用さの原因にも「見る力」の弱さが潜んでいることがあります。ビジョントレーニングはこれらの問題に対し、「見る力」を高めることで解決しようとするアプローチ法なのです。そもそも「見る力」ってどういうこと?Upload By 発達障害のキホン「見る力」すなわちビジョンとは、いわゆる視力のことを指しません。私たちが「ものを見る仕組み」のことです。ビジョンとは、視力に関係する機能よりはるかに幅広く複雑なものです。「ただ単にものを見る」ための視覚のシステムは生まれたときにはほぼできあがっていますが、ビジョンは発達とともに身についていくものです。私たちは、運動や学習、生活の場面などあらゆる場所で目を使っていますが、ビジョンは大きく分けて「眼球運動」、「視空間認知」、「目と体のチームワーク」という3つの構成要素があります。ものを目で追ったり、視線をすばやく動かしたり、両目を寄せたり離したりするのが眼球運動のはたらきです。このはたらきは「入力」の部分にあたり、目の動きが適切に行えることで、情報をくまなく目から取り込むことができます。眼球運動には、さらに3つの種類があります。◇「追従性眼球運動」…見ているものの動きに合わせて滑らかに、動いているものと同じ速さで眼球を動かすことです。【例】・本に書かれた文字を目で追う・動いているものを目で追う・ひとつのものに焦点を絞って見つめ続けたりする◇「跳躍性眼球運動」…一点から別の一点へ視線をすばやくジャンプさせる眼球運動です。この眼球運動は、多くのものの中から必要な情報を早く、正確に見つけるために必要なはたらきです。【例】・黒板とノートを交互に見る・人ごみの中から探している人を見つける・本を読む際、次の行に移る◇「両目」のチームワーク…私たちは両目を使うことにより物の距離感や立体感をつかんでいます。その時、対象物に焦点を合わせるために、ものとの距離に合わせて、右目と左目の視線を変化させています。【例】・近くのものを見るときには両目を真ん中に寄せる・遠くのものを見るときには両目を離すこれら3つの眼球運動が正しく機能することにより、情報を目から取り入れる「入力」という第1ステップが完了します。第1ステップで「入力」された視覚情報は脳へ伝わり、「情報処理」という第2ステップへと引き継がれます。この情報処理のことを視空間認知と言います。視空間認知は、目から入った情報を脳で把握する能力です。空間の一部ではなく、全体像を把握するはたらきがあります。ただの点や線だった情報が、一つの形として具体的にイメージすることができるのは視空間認知のはたらきのおかげです。視空間認知のはたらきには以下の4つがあります。・見たい対象と背景を区別する・形や色を弁別する・位置や色・形の不揃いにかかわりなく、「同じ」ものだと認識する・空間的な位置を把握するくわしくは以下の記事をお読みください。発達の専門用語では「目と手の協応」といいます。第1ステップで情報を目で見て、第2ステップで脳の中で認知された情報をもとに、私たちは体を動かします。これは、「入力」「情報処理」の次のステップの「出力」にあたります。「目と体のチームワーク」とは、視覚のはたらきと体の動きを連動させることです。例えば「ボールで遊ぶ」ことを例にあげて考えてみましょう。1.転がってくるボールを目でとらえて、目で追う2.ボールが到達する位置とタイミングを脳が把握する3.目で追いながら体を動かして、手を伸ばしてキャッチするこのように、私たちの体は視覚の情報をもとに動いています。私たちは、これらの一連の動きを普段意識することなく行っています。ボール遊びが練習しなければならないように、このような「見る」と「動く」という能力のつながりは、心身の発達にともなって活動しながら、調節していってできるようになるのです。学習障害の子どもにビジョントレーニングは有効?出典 : 学習障害(LD)とは、知的発達に遅れがないものの、「聞く」「話す」「読む」「書く」「計算する」力のうちいずれか、または複数で習得、使用に著しい困難を示している状態のことです。学習障害というと、暗記や理解する機能などに困難があると考えがちですが、実は「見る力」の弱さが原因となっている場合があることがわかってきました。例えば、「教科書を読むのが苦手な子ども」について考えてみましょう。教科書に書いてある文字を追うためには、眼球運動の力がかかわっています。眼球運動がすばやく、正確にできないと、読みとばしが増えたり、読んでいる場所を見失ってしまったりして読書効率が落ちてしまうことがあります。このほかにも「見る力」を含む複雑で多様な力を総動員させながら、子どもたちは学習活動を行っています。勉強が苦手とされる子どもが苦手なのは実は「見ること」や、「見た情報をもとに体の動きを制御する」という動作だったりするのです。「見る力」の弱さが原因の場合、そのフォローをせずに、ひたすら音読の練習だけ「がんばってもできない」ことが多いのです。しかし、学習障害のある子どもは、「がんばりが足りない」「やる気がない」などと個人の意志や努力不足として叱責されることが少なくありません。それが積み重なると、自己肯定感や学習意欲も低下してしまいます。そのため、ビジョントレーニングによってこれらの目の働きを高めることが、学習障害のある子どもの困難の解決につながることがあります。ビジョントレーニングはどこで受けられるの?出典 : ビジョントレーニングはどのような人によって行われているのでしょうか。この章では、ビジョントレーニングを行う人や、取り入れている場所についてご紹介します。■トレーニングを行う専門家・オプトメトリストというアメリカの資格を持つ視覚機能専門の有資格者・臨床発達心理士や療育のスタッフなど発達障害に関する知識をもつ人など■施設ビジョントレーニングは普段の療育の場で取り入れられていることが多いです。ビジョントレーニングと銘打っているところでも、上記3点の「見る力」の機能の向上を行うためのトレーニングとして取り入れられていることが多いです。ほかに「見る力」を高めるための民間の行う教室がいくつかあります。ビジョントレーニングの方法出典 : 療育や民間の施設に通わなくても、普段の生活の中に少し工夫をすることによって「見る力」を鍛えることは可能です。ここで紹介するのは、「見る」力を養うために挙げられるもののほんの一部です。家庭でできるものもあります。少しづつでもよいので、できれば毎日、子どもが取り組める環境をもつようにしましょう。出典 : 眼球運動のトレーニングです。定規の両端と中心に貼ったシールを目の前で水平に持って、大人の指示に従って交互に見ていきます。シールは両端は赤、真ん中は青にして指示がわかりやすく通るようにすると、集中力を妨げずに済むのでよいでしょう。最初は指さしをしながら取り組んでもらい、徐々に指を使うことなく、目だけでポイントを追えるように行っていきます。ひとつのポイントに焦点を合わせたり、同時に2つのポイントを捉えたりする動作を順序に行っていくことで、ピントを合わせる力を養います。近くでより目をしたり、離して見たりするトレーニングは、「忍法より目!」などと掛け声をかけて何かになりきったりすることで子どもも楽しく行うことができます。出典 : 本を読むときの行がえが苦手な場合の眼球運動のトレーニング方法です。縦と横に文字が羅列してあるものを用意し、子どもは左端と右端の文字だけを声をだして読む。こうすることによって、他の文字にとらわれず、注目したい文字にだけ焦点を合わせていきます。子どもが楽しく取り組むためには、「怪盗Xからの暗号文書!」などというタイトルをつけて文章を作成して、机の上においておき、解読ができるとお菓子のありかに辿り着けるなど、子どもが興味をもちそうな題材に置き換えてみるなど工夫を行ってみるのもよいかもしれません。「↑ → ↓ ← 」などと矢印がランダムに描かれた紙を使用してトレーニングを行うことができます。2人組となり、1人が上記の矢印が描かれた紙をもち、指差していきます。もう1人の人は、指差された矢印の方向に動きます。「↑」だとジャンプする、「↓」だとしゃがむ、「→」だと右に一歩ずれる、「←」だと左に一歩ずれる、というように目で見た通りに体を動かすような練習をします。出典 : 視空間認知には「目で見ること」「実際に手でものを触る」の2点が重要となります。その後、ねんど遊び・ブロックなどで目で見たものをそっくり作る・まねする遊びは「目と体のチームワーク」の力を養うのにも適しています。まねっこしてお絵かきをするのもお進めです。ここで求められる力は、黒板の文字を見て、自分の手元にあるノートに写すという板書をするときに求められる力にも合致する部分があります。まず、大きめの紙とペンを用意します。子どもの好きなキャラクターやイラストを題材として、大人が絵を描き、それを見て子どもに真似をさせます。複雑なイラストの場合には特徴だけを残して細かな部分は省くなど、イラストを簡単にしてから子どもに提示するのがよいでしょう。このときには、まず大人の隣で描く→少し離れた場所でお手本を提示するという順序を踏んでいくことがよいでしょう。離れた場所を見てから、自分の手元に目線を落とすことは、対象物の距離によって焦点を合わせる力が必要となるからです。最初から難しい課題ばかりを出していると子どもがうまくできずに気持ちが落ち込んでしまうことがありますので、ゆったりした曲線のある絵を選ぶなどの配慮を行うとよいでしょう。出典 : これらの遊びを行うことで、耳の中の前庭感覚というバランスをとる器官の問題と併せて、目と体のチームワークの力を鍛えることができます。目で見た情報から、位置や傾きなど体の状態を把握し、動きを調整していくという点で目と体のチームワークの力が鍛えられます。例えば、トランポリンを例にとって考えてみましょう。トランポリンで何度も飛び跳ねるうちに体の位置がずれていくことがあります。そのまま体の動きを修正せずに飛び跳ね続けるとトランポリンからはみ出し落下してしまいます。このときに必要なのが、トランポリンのどの位置に自分がいるかどうかをまず目で見てとらえることです。そして、例えば右にずれているなら、左側に体をずらしなおすという修正をすることが必要です。何度も飛び跳ねる中で目で見て、ずれている分だけ体の動きを修正することを繰り返していきます。「目で把握し、体を調整する」という手続きを含む遊びはトランポリンだけではなく、アスレチックや平均台などもあります。身体を使った遊びはすべて「見る力」を鍛えるよい素材となるといえます。まとめ出典 : 見る力に困難のある場合、子どもは「ものすごく気を付けていてがんばってもできない」「やりたいことができない」というストレスを感じます。学習や運動に限らず、子どもが努力や気合で乗り切れないことがあるとき、その背後には何かの原因が必ずあります。それらのストレスが二次的な困難となってあらわれないようにするには、読み書きや運動の困難の裏側に、視覚機能の問題があるのではという可能性に周りの大人が目を向け、原因を探っていくことが大切です。ビジョントレーニングの際には、ちょっとしたことでもほめてあげることを心がけましょう。具体的にした努力や行動、パフォーマンスを褒めてあげられると、子どもがどんな行動がよいとされるのか判断をしやすくなります。また身近な大人に褒めてもらうことにより、子どもの意欲がさらに高まり、継続してトレーニングを行うことができるでしょう。また、ハードルを高くしすぎず、スモールステップで取り組むこともポイントです。文字や図形をノートに写す場合は、見た目の美しさは気にせず、見てそれとわかればよいということをまずは大切にしてみましょう。子どもの好きなキャラクターを導入したり、カラフルなツールを使ったり、トレーニングを物語風にしたりと、子どもの楽しんでできる環境をつくる工夫をできると良いですね。取材協力:天ケ瀬正博(奈良女子大学大学院 准教授)
2017年05月31日こんにちは。整理収納アドバイザーの澤田真美子です。毎日必ず入るトイレ。いつでも気持ちよく使いたいですね。こまめに掃除をすることで、汚れをためることもありません。インターネット調査・ネットリサーチの、『マイボイスコム株式会社』が、2016年9月に実施した「トイレ掃除」に関するアンケート調査で、自宅のトイレを掃除する頻度を質問したところ、「ほとんど毎日」と回答した人は18.5%。「週に4~5回程度」と回答した人は5.3%、「週に2~3回程度」と回答した人は14.8%、「週に1回程度」と回答した人は22.9%という結果でした。このことから、週に1回以上自宅のトイレ掃除をしている人は全体の61.5% だということがわかりました。●トイレのマット、スリッパはきれい?トイレに便座カバーをつけたり、床にマットを敷いたりしている人も多くいると思います。トイレ専用のスリッパを用意し、トイレに入るときはトイレ専用のスリッパに履き替える、という人もいるかもしれませんね。でも、そのマットやスリッパは清潔なものですか?せっかく掃除をしたのだから、小物類も清潔なものを使用したいですよね。トイレ掃除はこまめにやっていても、トイレのマットやスリッパが清潔でなければ、せっかく掃除をしてもあまり意味がないということになってしまいます。●お手入れが面倒なら使い捨ても検討、思い切って取り外しても!トイレのマットやスリッパ、お手入れや管理が面倒なら思い切って使い捨てにしてしまう、または外してしまう という方法もあります。今は100円ショップだけでなく、ディスカウントショップやホームセンターなどで、100円以下で購入できるものもあるようです。お近くのお店で、どんなものをいくらくらいで取り扱っているか調べてみるとよいと思います。【参考リンク】・トイレ掃除のアンケート調査 | マイボイスコム株式会社()●ライター/澤田真美子(整理収納アドバイザー)●モデル/NANAMI(RIRIAちゃん)
2017年03月21日一般的に、1歳半~2歳頃までに「おむつはずれ」ができるようになり、2~3歳頃で「トイレトレーニング」が完了すると言われてます。…が、我が家はまだまだオムツが取れる気配がありません。あまり無理やりやってしまうと、逆に時間がかかってしまったり、トイレに行くのが嫌になる子もいますし…。そうなってはママも困ってしまいますよね。まだ完了してないですが、我が家で行っているトイレトレーニングをご紹介します。トイレトレーニングを始めるサインって?・ひとりで歩いたり、座っていられる。・「ちっち」や「うんち」という言葉を理解して「うんちしたよ!」とで教えてくれる。・起きた時にオムツがぬれていない時がある。おしっこの間隔が2時間~3時間くらいあく。そろそろトイトレを始めようかな、と思ったら、おしっこが出ているときや、出たときのサインを見つけてあげてみてください。動きが止まったり、股間に手を当てたり、もじもじしたり…など子どもによってサインは様々。その時に「ちっちしたんだね」などと声をかけたりすると子供もより、意識するようになるのだとか。我が家のトイレトレーニングの流れSTEP1:1歳半~2歳は、トイレをイメージさせるオムツを替える時に「スッキリしたね」、ウンチをしたら「気持ち悪いから変えようね」など声をかけたり、トイレをイメージさせる絵本を読んだりしていました。この頃は、息子もだんだんトイレに興味を示して、私やパパがトイレするときには一緒にトイレに行くように。STEP2:2歳~3歳は、補助便座に慣れていこう2歳になってからは、トイレに好きなキャラクターを貼ったり、補助便座を購入。息子はうんちする時に、よく隠れて踏ん張ってたので、そのタイミングにトイレに誘ってましたが、トイレに座るとなかなかうんちがでない…。実際座ると出ないって子は多いのでは?「うんちでなかったねーまた、したくなったら教えてね」と部屋に戻ってしばらくすると、「ママうんちしたよ!」の繰り返しでした。たまに小さいのがコロンとでたり、タイミング良くおしっこがでる事もありましたが、いつの日からか「おトイレさん行かない!」と一時トレーニングを中断することに…。STEP3:3歳~は、パンツがカッコイイ!「今年の目標はオムツ卒業!!」と気合いを入れ直し、息子には「おトイレさんでできるようになって、オムツバイバイして、かっこいいトーマスパンツ履こうね!」とおNEWのパンツを見せて気合い注入。トイレ=楽しいって思ってもらえるように、カレンダーの後ろとかについてる晴雨表を使って、トイレ成功表を作ってみました。まずはトイレに行けたこと、座れたことを褒めまくります。初めはおしっこがでなくても、トイレに行ったら・座れたら◎!トイレに行けるようになってきたら、おしっこやうんちがでたら◎と、やっているうちに、夜寝る前のおトイレには行けるようになりました。トイトレ完了まであとすこし!次の目標は、朝起きたらおトイレに行けることです。だんだんおトイレに行ける回数を増やして、おしっこやうんちをおトイレで成功させていけたらと計画中です。トイレトレーニングは、子供によっていろいろ。焦らずに子どもの成長に合わせて進めてあげて下さいね。そして、ママもトイレトレーニングがストレスにならないよう、共に根気強く頑張りましょう!
2017年03月16日2歳を過ぎた頃から「もうパンツにしないといけないかな」と気になってくるトイレトレーニング。「いつから始めるのか」「上手に進める方法はないものか」まわりはとあれこれ悩むことも多いものです。今回は、大きな壁にもなりやすいトイレトレーニングをお子さんと一緒に上手に進めていくための方法やコツ、まわりの皆さんの体験談をご紹介します!トイレトレーニングとはトイレトレーニングとは、赤ちゃんが大人と同じようにトイレで排泄できるようになるためのトレーニングのことですね。トイレトレーニングをしなくてもいつの間にかできるようになる子もいれば、気合をいれてあれこれママやパパがサポートしてもなかなか上手くいかない子もいる、ひとつの成長過程でもあります。トイレトレーニングを始める時期や完了するまでにかかる期間、終了時期は個人差が大きいものです。「できれば3歳までには」「幼稚園に入園する前に」といった、ママやパパの期待通りにはいかないことも多く、思い詰めてしまうと大きな悩みやストレスとなってしまうケースも見られます。気負いすぎると子どもにも張りつめた緊張が伝わり、余計上手くいかないということも。できるだけママやパパは気楽に、「いつかはできるようになる」と構えているのが最大のコツだといえるでしょう。■オムツはずれトイレトレーニングとは、オムツははずれのことでもあります。トレーニングが完了する前にオムツはをはずしてしまい、パンツをたくさん洗うことを覚悟する方法、家のなかではオムツはもパンツを履かせずに過ごしてみる、などさまざまなトイレトレーニング方法がありますが、基本的には「トイレトレーニング終了=オムツははずれ完了」となります。オムツも日々進化してきているため、濡れても気にならないものやトイレトレーニング用に外には漏れないものの、おしっこをしてしまうと濡れた感触があるものなどさまざまなタイプがあります。トイレトレーニング用のものを必ず購入しなければならないわけではありませんが、便利なものは取り入れて乗り越えていくのもひとつの手だと考えて進めていきましょう!トイレトレーニングはいつから始めたらいいの?トイレトレーニングでの大きな悩みとなることのひとつが、「いつから始めたらいいの?」ということではないでしょうか。個人差が大きいトイレトレーニングは、一斉にこの時期から始めましょうというものではありません。その子なりのタイミングを見極めてスタートすることが大切です。タイミングを逃してしまっても、気づいた時点で始めれば問題ありません。まずはトイレトレーニングができるかどうかを判断する基準を押さえておきましょう。■トイレトレーニング開始の時期&タイミングの見極めポイントトイレトレーニングは1歳半頃から開始するケースもありますが、2歳前後からスタートすることが多いようです。なかには、子どもがおむつの快適さに気づいてしまい、なかなかトレーニング開始の合図が出ない子もいますが、3歳過ぎ頃までを目処にスタートしてあげるようにするのがおすすめです。【ポイント1】歩けるようになっている膀胱にある程度おしっこを貯めておけるようになったかどうかは、歩けるようになっているかで判断することができます。“膀胱におしっこを貯めてトイレで出す”ためには、脳の発達が必要で、大脳皮質という思考などをつかさどる部分がしっかり“おしっこをしたい”という指令を出せるようにならなければなりません。大脳皮質は、“足を前に出して歩く”という指令も出しているところです。“歩けるようになっている=大脳皮質が発達している”ことになるため、しっかり歩けるようになっているかがトイレトレーニングを開始するひとつの目安となっているのです。【ポイント2】トイレの間隔が2時間以上空いている/空くことがある紙オムツの場合、トイレトレーニングを考え始めたら、2時間置きにおむつをチェックするようにしてみましょう。毎回オムツを交換しなければならないようならまだトイレトレーニングには早いと判断できます。トイレトレーニングは膀胱におしっこを貯めておけるようにならないと、開始しても失敗が多くなり、本人もママやパパもつらくなってしまいます。濡れていないときにはトイレに連れていきおしっこをさせてみるようにする、くらいの気持ちでトイレトレーニングを徐々にスタートさせていきましょう。【ポイント3】「トイレ」「おしっこ」と伝えられるようになる自分の思いをまだ上手に伝えられないうちは、トイレトレーニングを無理に始めても「トイレに行きたい」と言えずに、漏らしてしまうことが多くなってしまいます。トイレの間隔が2時間以上空いていても、上手に思いを言葉などで表現できていないようなら、トレーニングの開始を待ってあげるのがおすすめです。言葉がまだ上手に出てこない子どもには、おしっこやうんちをする前兆が見られたときに「トイレ行きたいの?」「おしっこしたい?」と声をかけてあげましょう。声掛けを続けていくことで、いまの自分の状態が「トイレに行きたい」「おしっこしたい」ことであると少しずつ理解できるようになっていきます。子ども自身が言葉にして伝えられるようになったらトイレトレーニングを開始しましょう。トイレトレーニングの進め方トイレトレーニングの進め方は、その子や家庭の事情に合わせて柔軟に変えていくのが1番ですが、一般的な進め方についてご紹介します。流れをチェックしたうえで、そのときの状況に合わせてあれこれ試してみてくださいね。【1】トイレトレーニング開始のポイントをクリアしているまずは開始できる状態であるかを、上記のトイレトレーニングスタートが可能かのポイントでチェックしてみましょう。ポイントをクリアできていても、本人にやる気がないとなかなか始められないこともあるので、最低限ポイントをクリアできていたら、やる気が出るように工夫してみるのがおすすめです。【2】まずはトイレに誘うことからオムツを見たら濡れていなかった、というときや寝起きすぐ、などのタイミングでトイレに誘って、出る・出ないに関わらず座らせてみます。男の子の場合も始めのうちは座ってする子が多いので、立ってすることを教えるのはトイレでできるようになってからで十分です。「上手にできたらラッキー、できなくて当然」という気持ちで始めるとママやパパも気軽に誘えます。できたら思いっきり褒めてあげることも忘れずに!【3】トイレでできるようになってきたら家にいるときだけパンツにしてみるトイレに誘うと、おしっこができるようになってきて、自分からも「トイレに行きたい」と言うようになってきたら、家にいるときだけでもパンツに切り替えていきましょう。はじめは失敗も多くなるので、できれば枚数を多めに用意して、濡らしたパンツを入れておくバケツなどがあると便利です。【4】うんちの成功を達成するおしっこは上手くできても、うんちは上手くできない…、という子もたくさんいます。うんちのタイミングや前兆を把握できているときには、ママやパパが見ていて「怪しい」と思ったらすぐにトイレに連れていき、うんちの成功を経験させてあげましょう。一度トイレでできると、気持ちいいことがわかり、それからはすんなりできる子もいれば、なかなか続けて成功できない子もいます。時間がかかっても、徐々に回数は増えていくので諦めずに何度も連れていってあげるようにしましょう。【5】お外パンツデビューをする家ではバッチリできるようになり、自分から「トイレに行きたい」とちゃんと言えるようになっていれば、外出先でのパンツデビューも可能です。はじめは近所のトイレのある公園などがおすすめです。お出かけのときには多めにパンツとズボンを持っていき、念のためオムツも持っていくとパンツをすべて使い切ってしまったときも安心できます。【6】夜寝るときもパンツで深夜におもらしで起きるのはママやパパもつらいものです。オムツを濡らさずに寝られる日が1週間以上続いたらパンツで寝始めてみましょう。お外パンツデビューよりも遅くなっても問題ありません。できれば、万一に備えて防水シーツやカバーを使っておくとより安心してパンツデビューを果たせますよ。トイレトレーニングのコツトイレトレーニングを上手に進めていくには、いくつかのコツがあります。その子なりのやる気をアップさせるものがあるならそれを上手く活用して、スムーズなトレーニングを目指しましょう。■グッズを上手に使おうトイレトレーニング用のグッズはさまざまなものが販売されています。トレーニング用のオムツやパンツ、パンツにつけるタイプのシートにおまる、トイレに設置する踏み台など種類も多岐にわたっているため、家庭の方針やトレーニングの進め方に合わせて取り入れていきましょう。「これはあったほうが便利!」というおすすめグッズは、トイレに設置する踏み台です。便座にのぼるとき、降りるときはもちろん、足を置いて踏ん張るときにも活躍します。他のグッズはなくとも、踏み台はあると重宝するアイテムになるはずです。■シール作戦よく見かけるトイレトレーニング方法のひとつですが、“トイレで成功したら壁に貼った台紙にシールを1枚貼れる”などのシール作戦は、子ども心をくすぐり、やる気をアップさせられます。専用台紙でなくともカレンダーや広告を裏返してトイレに貼り、子どもの好きなキャラクターや形のシールを下げておき、トイレに成功したら1枚貼らせます。シール貼りたさに何度もトイレに行くようになればしめたもの! 他のところではシール遊びができないようにしてれば効果もアップします。同じように、トイレに子どもの好きな絵を貼っておき楽しい場所にすることも、やる気をアップさせてトイレトレーニングを成功に導くコツです。その子に合った「トイレにいくといいことがある/楽しい」という方法を試してみましょう。■うんちの乗り越え方トイレトレーニングの大きな壁となるのが“うんち”です。うんちだけはなかなか成功しないという子も多いため、“うんち”ができないから外パンツデビューができないという声もよく聞かれます。うんちは、足で踏ん張って力を入れないと出ないことが多いため、踏ん張れるような踏み台や専用台座を用意してあげることですんなりできるようになることがあります。うんちをしたそうにしていたからトイレに連れていったけど出ず、その後すぐにパンツにしてしまった、ということが続くようなときには足を踏ん張れるようにしてあげてみましょう。また、うんちは朝出る子や食事のあと○分/○時間後に出る、など規則的なタイミングで出る子もいます。“どんなときに出ているのか”に着目して見てあげ、そのタイミングで連れて行き、成功体験を増やしてあげることもコツのひとつです。みんなはどうしていたの? 先輩ママのトイレトレーニング体験談やまもとりえさんは、インターネットに書いてあったシール作戦や大好きなキャラクターでトイレをデコレーションするなど試したものの全く効かず、ある質問でそれが解決したとか。ちゅいママさんの、3人の息子のトイレトレーニングは、「いきなりパンツ」で始めたそうで、トイレトレーニング完了まで大変ではなかったものの、その子それぞれで「時期」の見極めが必要だったと話しています。トイレトレーニングはさっと完了できたけど、その後のおもらしや、飛び散り、ズボンに付くなど大変なことも多々あるそうです。ぺぷりさんは、トイレトレーニングが成功した「ほめ方」を教えてくれました。大人に憧れるお子さんにはピッタリの方法ですね。こめこさんは、夜のオムツ外れについて教えてくれています。4歳2か月で夜もおむつを外したけれど、おねしょの連続…しかしある日突然おねしょがなくなったそうです。トイレトレーニングってついつい気合いをいれて親ががんばってしまいますよね。でも5人産んでいるホリカンさんは、長男のトイレトレをかなり頑張ったようですが、2人目が産まれて、「そのうち外れるだろう」とがんばらないトイレトレーニングを実行。保育園に通っているのもあり、全員3歳すぎくらいには外れたそうです。▼もっと知りたい! 漫画で読むみんなのトイレトレーニング体験談はこちら トイレトレーニングはどうやった? みんなのトイトレ日記 ママ・パパ必見! イライラしないための心構えトイレトレーニング中は、汚れ物も多くなり、イライラしがちです。「トイレ行こう」と誘ったら拒否されたのに直後に失敗、なんてことも日常茶飯事になるため、イライラしないほうが難しいもの。でもできれば怒らずに過ごしたいのも共通した思いではないでしょうか。トイレトレーニング中にイライラしてしまうときには、その原因がどこにあるのかを考えて解決に向けて工夫をしてみましょう。たとえば、汚れ物をいちいち洗うのが大変なら、ぽいぽいバケツに汚れたものを入れて、やる気があるときに一気に洗うようにしたり、部屋の掃除が大変なら家具の配置などを変えて掃除をしやすくしたりなどで気楽になれることもあります。また、「絶対○歳までにはオムツを外したい」などと気合いを入れすぎたり、「周りの子はできているのにどうしてまだ取れないの」と比較してしまったりするとイライラも募りやすくなります。トイレトレーニングにはいつか終わりが来る、となるべくおおらかに構えて、ゆったりとその子に寄り添う気持ちで進めてあげ、上手くいかないときにはオムツに戻ってもいいので、そのときどきに合わせて柔軟に対応していくようにしましょう。トイレトレーニングはあれこれ気も遣い、「しっかりやらないと!」と気持ちも強くもちやすいものですが、ママやパパが気を張り詰めていると緊張が伝わって、子どもも失敗しやすくなってしまうことも。気長に付き合ってあげながら、やる気を上手く引き出していき、トイレで成功できる回数を増やしていってあげましょう!<参考>『今求められる質の高い乳児保育の実践と子育て支援』ミネルヴァ書房・2007年4月20日初版第4刷発行・榊原洋一、今井和子編著者『AERA with Baby 09 6月号』朝日新聞出版2009年6月1日発行
2017年02月22日子どもはどういうわけか「うんち」「うんこ」という響きが好きで、その言葉を聞いただけで大笑いすることもあるほど。それならば、うんちを題材にした絵本を読ませてみてはいかがでしょうか。うんちには汚いイメージがあるけれど、そもそも生理現象として当然のことですし、うんちに興味を持つことで、トイレトレーニング(トイトレ)にも役立つかもしれません。■トイトレを始める前に読みたい一冊!『ひとりでうんちできるかな』(作・絵 きむらゆういち/偕成社)かわいい動物や人間の子ども、そして怪獣までもがおまるやトイレにまたがり、一生懸命ふんばっています。そしてどんなうんちが出たか、しかけで見せる絵本です。「うーん」といいながらきばる様子は、動きも交えて読むと子どもはトイレでまねしたくなるはず。トイレトレ―ニングに役立つさまざまな要素が詰まっているので、そろそろ始めようかと思ったときに読ませるといいかもしれません。子どもだけではなく男性にも好評で、ママが買ってきても、パパが楽しそうに読み聞かせる家庭も多いです。■“うんこ”からのリズミカルな言葉遊び『うんこ!』(作 サトシン、絵 西村敏雄/文渓堂)とぐろを巻いたイラストに、「うんこ!」と言い切ったタイトル。かなり大胆な表紙の絵本ですが、うんこが畑の肥料になることなども学べる、しっかりとしたストーリーです。主人公のうんこは、怒ると「ぷん ぷん ぷん!」、悔しがるときには「くっそー!」など、とことんうんこにこだわった、リズミカルかつ、言葉遊びがふんだんに使われています。さらに「ふん ふん ふ~ん♪」と、鼻歌まで歌ってしまうのだから、子どもたちは夢中になるはず。友人の子は何度も読んで欲しがるそうです。■ママ世代にも懐かしい、読み継がれる“うんち絵本”の名作『みんなうんち』(作・絵 五味太郎/福音館書店)絵本作家・五味太郎さんのあたたかみのあるイラストとともに、さまざまな動物のうんちについて紹介しています。約40年にもわたって読み継がれている絵本なので、子どものころに読んだというママもいるかもしれませんね。「いきものはたべるから みんなうんちをするんだ」というフレーズは、大人としては当たり前のことだけど、子どもにとっては新たな発見になることでしょう。生きものによって色や形が違うこと、人間はおむつからおまる、そしてトイレへと、うんちをするシーンが変わることなども学べます。トイレトレーニングを渋っている子に見せれば、意欲がわいてくるかもしれません。■“オリジナルうんこ”が、子どもの想像力を刺激!うんこしりとり(作・絵 ツペラ ツペラ/白泉社)まずは「こいぬのうんこ」から「こうしのうんこ」へと、しりとりで動物たちがうんこをする様子を描いています。「こおったうんこ」や「こいのぼりのうんこ」のように、現実ではめったにありえないシチュエーションも登場しますが、その意外性に子どもたちは大喜びです。この本には、すべて「こ」からはじまり「こ」で終わるフレーズが登場します。子どもたちの想像力をいかして、オリジナルの「うんこ」をどんどん考えてもらいましょう。「うんち」や「うんこ」なんて、あまり口にしてほしくはないかもしれませんが、興味を持つことでトイレトレ―ニングがはかどることもあります。それに、「ダメ」と禁止すればするほど、子どもはおもしろがって言いたがるもの。「うんち」や「うんこ」にあんなにもはしゃげるのは今だけですし、「絵本を読むときは言ってもいいよ」などとルールを決めて、存分に楽しませてあげましょう!
2017年02月20日幼児期にかけて誰もが一度は通る道、それがトイレトレーニングです。トイレに行く習慣がついてきて、おしっこの間隔が開き始めたら、トレーニング用のパンツにチャンレンジしてみるのはいかがでしょうか?でも、トレーニングパンツもいろいろあって迷ってしまいますよね。ここでは、人気のトレーニング用のパンツを紹介します。トレーニングパンツの実用性って?トイレトレーニングを行ってだんだん慣れてくると、子ども自身も自分からトイレでの排泄をしようと働きかけるようになってきます。例えば、それはパパやママにトイレに行きたいと話したり、手を引っ張って一緒にトイレに行こうと誘って来たりとその表現はさまざまです。こうした中で、間に合わずに失敗してしまうことももちろんあります。そんな時に便利で使い勝手が良いのがトレーニングパンツなのです。おむつよりも薄手で、よりパンツに近い形状になっていることから、おしっこで濡れた感覚がわかるようになっています。失敗しても吸収してくれるので安心です。トイレトレーニング終盤に活躍するアイテムです。トイレトレーニングにぴったりなトレーニングパンツ!人気のトレーニングパンツを紹介していきます。ちなみにトレーニングパンツには、紙製と布製の二種類があります。上手に使い分けていきましょう。トレパンマンユニ・チャームから発売されているこのトレーニングパンツは紙製で、ブルーとピンクの二種類のカラーがあります。もし失敗した場合も、濡れた感覚がわかりやすく、普段の紙おむつよりも10倍濡れた感じがするシートを使用しています。そおため、子ども自身がおしっこに気づきやすいのです。また万が一トイレに間に合わなかった場合も、おしっこを2回分吸収してくれます。外出時にも安心して使うことができます。ピジョン オムツ とれっぴ~ トイレトレーニングパッドこちらはトレーニング用のパッドで、布のパンツやトレーニング用パンツに貼って使用します。コスパが良く、処分しやすいのも魅力です。さらにズレにくく、漏れにくいのも大きな特徴です。もし失敗した場合にも吸収体の部分がしっかり1.5回分のおしっこを吸収してくれます。濡れた感じがよく分かるものになっています。布おむつや布パンツと一緒に使うことができるのもポイントです。女の子におすすめ!chuckle *スウィートガール*お花柄ローズ4層吊り式トレーニングパンツこちらは布製のトレーニングパンツです。4層式のトレーニングパンツで、吊り式のため洗濯しても乾きやすいのが特徴です。可愛らしい花柄なので、トイレデビューでテンションも上がります。おしっこの量が多い場合は漏れるように作られています。トレーニングが終わり、トイレに行けるようになった後もパンツとして使うことができるのでおすすめです。男の子におすすめ!DISNEY・BABY DISNEY/Pixar モンスターズインクディズニーのキャラクターがプリントされた布製トレーニングパンツです。可愛らしく色合いも鮮やかなトレーニングパンツなので、男の子にもぴったり。3重構造になっているので、多少の失敗は大丈夫です。気に入って喜んで使っている子も多いんです。お気に入りのトレーニングパンツでトイレデビュー!人気のトレーニングパンツを紹介しました。紙のものも布製のものも、濡れている感覚がわかりやすいようにこだわって作られているものが多数。お子様の状態に合わせて選んで使用すると良いでしょう。まだおむつがとれるか不安という方は、おむつを使いながらでもOKです。お家ではトイレができるようになっても、外出先では不安という方は、紙製のトレーニングパンツだと安心です。もしおしっこをしてしまっても、1.5~2回分吸収してくれることが多いためです。布製のトレーニングパンツは後々普段用のパンツとして使用することもできるので、お家用やお出かけ用で買っておくのも良いかもしれません。
2017年01月25日子どもが学校・社会へ出て行くと、そこではいろいろなマナーが問われます。そして、その基本は家庭で身につくもの。家庭での習慣やパパ・ママのマナーに対する意識は、子どものマナーに大きな影響を与えます。そこで今回は、子どものマナーを育むために家庭で実践したい基本のトレーニングをご紹介。基本中の基本だからこそ、大人も案外忘れがちなので、再確認しておきましょう。■家庭に取り入れたい基本のマナートレーニング今回紹介する基本のマナートレーニングは、次の5つです。1. 基本の「挨拶」を徹底2. 名前を呼ばれたら「はい」3. 脱いだ靴をそろえる4. 食事は「背筋」を伸ばして5. 「次に使う人」のことを考えるどれも本当に基本的なマナーですが、実践できていない大人も多いのではないでしょうか?子どもは小さなうちから大人の行動・振る舞いを一生懸命見て、そこからたくさんのことを学びます。そのため、まずはパパ・ママが「今」実践することが大切。その上で、子どもにもきちんと教えてあげましょう。■その1: 基本の「挨拶」を徹底「おはよう」「おやすみ」や「いただきます」「ごちそうさま」のような、基本の挨拶を徹底することがマナートレーニングの第一歩。ほかにも、「ありがとう」「ごめんなさい」「いってらっしゃい」「いってきます」など、毎日いろいろな基本の挨拶を交わす場面があります。その都度怠ることなく、きちんとお互いの顔を見て挨拶をするよう心がけましょう。最初はできない子もいると思いますので、まずはパパ・ママが毎日お手本を見せてあげることが大切です。■その2: 名前を呼ばれたら「はい」以前、あるマナー講師の方とお話する機会がありました。そのとき、とても印象的だったのが「『はい』という返事が、とっさに出ない学生・社会人がとても多い」という言葉です。名前を呼ばれたら「はい」と返事をする。マナーとしてはもちろん、コミュニケーションの面でも基本中の基本です。返事の習慣がきちんと身についていれば、子どもが外の社会へ出たときに、大いに役立ちます。名前を呼ばれたら『はい』と返事をする。これを徹底し、子どもが小さいうちから家庭での習慣にしておきましょう。親子間だけではなく、パパ・ママ間や家族以外の人と接するときも徹底すると、自然と子どもも真似してくれるはずです。■その3: 脱いだ靴をそろえる玄関で靴を脱いだら、向きを直してそろえるのがマナー。外出先だけではなく自宅でもこれを徹底し、子どもが小さいうちから、その一連の動作を見せておきましょう。ポイントは家の中にお尻を向けて靴を脱がないこと。爪先を家の中に向けて靴を脱ぎ、玄関をあがってから振り返って脱いだ靴をそろえます。■その4: 食事は背筋を伸ばして子どもには正しい食事マナーを身に着けてほしいもの。そのためには、パパ・ママが良きお手本にならなくてはいけません。新聞を読みながら、スマホを見ながら…というのは、やはり子どもには見せたくない姿。いくら時間がなくても、「子どもに見られている」と意識して、美しい食べ方を心がけましょう。食事マナーで特に注意したいのは「姿勢」です。食事の際は、同席者と会話を楽しむこともマナーのひとつ。そのためには、背筋を伸ばして顔を上げることが必要なのです。姿勢を正して顔を見合わせながら食事をすると、食卓の雰囲気もより明るくなります。子どもに食事マナーを教えるときは、まず家族みんなの姿勢に気をつけてみましょう。■その5: 次に使う人のことを考える日本の公衆トイレはキレイだと、外国人観光客などに評判が良いようです。丁寧な清掃はもちろん、利用者がキレイに使うよう心がけていることも、その理由のひとつではないかと思います。次に利用する人のことを考えてキレイに使い、後始末をきちんとしておく。これも、大切なマナーです。たとえば、顔を洗ったあとに洗面台に水滴がとんでいれば拭き取る、トイレの紙が少なければ補充しておく、テレビのリモコンを定位置に戻しておくなど…。主に家事をこなしている人がやれば良いのでは? と思うかもしれませんが、これらは「自分がしたことの後始末」。家庭でも、「次に使う人」のことを考えた行動を心がけましょう。パパ・ママのそんな行動を見ているうちに、子どもにもきっと「後始末」と「次に使う人のことを考える習慣」が身につくはずです。子どもに基本的なマナーを教えるのに、早すぎるということはありません。まだ子どもが理解できない年齢でも、パパ・ママがその姿を見せることには大きな意味があります。幼いころから家庭で身につけてきたマナーは、子どもにとっての大きな財産となるでしょう。
2017年01月18日トイレトレーニングとはその名の通り、子どもがトイレで排泄できるようにするトレーニングです。トレーニングとはいえ、決して厳しくする必要はありません。オムツの卒業は子どもによって早い遅いがあるので、子どもの成長に合わせて進めていくことが大切です。今回は、トイレトレーニングの方法やコツをご紹介します。トイレトレーニングを始める前に知っておきたいこと初めてのお子さんでトイレトレーニングも初めてというママやパパに知っておいて欲しいポイントは、トイレトレーニングは気長にやるものだということです。赤ちゃんはまだ膀胱が小さいので、反射的におしっこが出てしまうことがあります。成長するにつれて、膀胱は大きくなり、尿意や便意といった脳からの司令を受け取ることができるようになると言われています。成長の早さは子どもによって異なりますので、焦らずじっくりトイレトレーニングに取り組みましょう。トイレトレーニングをスタートする目安トイレトレーニングを始める時期の目安として、三つのポイントがあります。一つ目は一人歩きがしっかりできていることです。ハイハイの段階では、トイレに行くのはまだ難しいためです。一人で歩くことができるようになったらトイレトレーニングを始める頃合いと言えるでしょう。二つ目は、ママやパパの言っていることがある程度は理解できており、簡単な受け答えができていることです。ママやパパに言われたことがわかっていると、始めやすいです。三つ目のポイントはおしっこの間隔があいてきていることです。おしっこの間隔があいているということは、膀胱に尿を貯めることができ、なおかつ子ども自身が尿意を感じているケースが多いからです。この3つのポイントが、トイレトレーニングをスタートする目安といえます。トイレトレーニングのコツトイレトレーニングで大切なのはトイレという場所自体に慣れさせることです。最初は、トイレがどんな場所なのか子どもにはわかりません。出そうなタイミングを見計らって、トイレに座らせてみたり、抱いて促してみるといいでしょう。それから、朝起きたタイミングやお昼寝のタイミングでトイレに連れて行きましょう。一度トイレやおまるでの排泄ができるようになると、少しずつ変化が見られます。そわそわした態度や急に動きが止まったときは尿意を感じていることが多いので、「トイレ行く?出るかな?」と誘って一緒にトイレに行きましょう。慣れてくると自分でトイレに行きたいと教えてくれるようになります。トイレトレーニングは一進一退今日できても明日もできるというわけではないのがトイレトレーニングです。トイレでの排泄に慣れるには時間がかかり、毎日少しずつトイレに慣れさせる必要があります。失敗することに叱ったりイライラしてしまうと、子どもがトイレを嫌がってしまうことがあります。失敗してもがっかりせずに、笑顔でまた次頑張ろうね〜と声をかけてあげることが大切です。焦らず気長にトイレトレーニングを続けていきましょう。
2016年12月07日寒くなる前に子どものトイレトレーニングを完了させたいと思っているママは多いと思います。でもつまづきやすいのが「うんちのトイレトレーニング(トイトレ)」です。我が家もトイトレ真っ最中。おしっこは徐々にトイレでできるようになってきて、調子がよければ一日中オムツを汚さない日もあります。しかし、うんちとなると話は別。じつは、うんちがトイレでうまくできないのには、子どもなりの理由があるのだとか。それを知っているだけで、トイトレの壁が少し低くなりそうです。■「うんちトイトレ」はおしっこのトイトレが終了後うんちトイトレの失敗の原因は、おしっことうんちのトイトレを一緒に行おうとした開始時期に問題があったかもしれません。うんちの回数や時間には個人差があっても、うんちをコントロールする力の成長過程はどの子どももだいたい同じ。その成長段階を理解しておくと、「うんちができない理由」がわかります。<うんちをコントロールする力の成長メカニズム>・新生児期~生後6ヶ月までうんちをためておくことができず、ゆるいうんちをひんぱんにする・生後6ヶ月~1歳すぎうんちがたまる感覚がわかり始める・1歳すぎ~3歳ごろうんちがたまる=「うんちがしたい」という感覚を認識する・3歳~5歳ごろうんちをトイレまで我慢することができるようになる・5歳ごろ~就学前うんちの習慣が身につく成長段階をみていくと、おしっこのトイトレを開始する人が多い1歳すぎ~3歳ごろは、うんちについての感覚はまだまだ発達途中ということがわかります。うんちのトイトレは、我慢ができるようになる3歳から5歳にはじめて、就学前までに習慣化させるとよいようです。 ■うんちをトイレでできない理由うんちをコントロールできるようになり始めてからも、「うんちをトイレでしたくない」と嫌がる子どもは多いみたいです。拒否するのは、こんな理由があるそう。<子どもがトイレでうんちをするのを嫌がる理由>・うんちをする場所が決まっている・便器だと足がつかずにうまくいきめない・うんちをトイレでする認識がない・うんちをするスタイルが決まっているトイトレ中のママには、思いあたる点が多いのでは。私もトイトレを始めてから気がついたのですが、子どもがいきむスタイルはだいたい同じ。カーテンに隠れてする子やテーブルの下など場所にこだわりのある子も多いようです。嫌がる理由がわかったら、さっそく対策を練りましょう。■うんちトイトレの準備うんちトイトレは、おしっこのときよりも、少しだけ準備期間が必要。始めるための準備とトイトレの流れをまとめます。●心の準備:うんちをトイレですることを認識させる絵本でうんちの仕組みや、トイレですることを教えてあげるのがオススメ。ちょっと恥ずかしいですが、ママがトイレに行くときに、一緒に連れて行くのもよいかもしれません。おしっこのトイトレのときにも、「うんちもトイレでするんだよ」と教えてあげてください。●環境の整備:トイレに足場を設置する足が床についていないと、不安定でいきめない子も多いようです。おしっこトイトレで補助便座を使っている家庭は多いと思いますが、さらに足場を設置してあげると両足が置けて、いきみやすくなります。100円ショップで売っている踏み台など活用している家庭も多いそうです。心の準備と環境が整ったら、徐々に声かけから開始。うんちをする合図を見逃さずに、「今だ!」と思ったらトイレに誘ってみましょう。「大丈夫~」「出ない~」と子どもが言っているうちは、そのままオムツにさせてOK。毎日声かけすることで、ある日、突然トイレでできるようになることもあるそうです。■ママはおおらかな気持ちでトレーニングが進まなくても、親が焦ったりイライラしたりするのは禁物。不安やストレスは、排泄におおきく影響します。トイトレのプレッシャーから「トイレ嫌い」になることもあるようなので注意して。先日、トイトレを完了したママ友は、親が真剣に取り組んでいるときは「トイレに行きたくない」と言っていたとか。子どもがおしっこを失敗するたびにイライラして「もう無理! オムツに戻す」とトイトレを中断したとたん、「お兄さんパンツ(布パンツ)にする~」と、子どもが自ら『脱・オムツ宣言』をしたと教えてくれました。その子は、宣言してから一度も失敗していないのだとか。トイトレは、失敗するたびに部屋が汚れ、洗濯物が増えるので、ママにとってもとても大変。余裕があるときは布パンツ、忙しいときはオムツといったようにママが楽になる方法でチャレンジすることも大事です。子どものタイミングに任せると、かえってスムーズに進んでしまうことも。親にできることは、「準備」と「声かけ」。そこをしっかり押さえていれば、失敗しても「まぁ、いっか」とおおらかな気持ちで、子どもを見守れるかもしれませんね。
2016年10月29日【ママからのご相談】2歳10か月の男の子がいます。夏から始めたトイレトレーニングの成果が出て、ようやく日中はオムツ無しの生活になりました。ところが、うんちをトイレでするのを嫌がるので困っています。おしっこはちゃんと教えてくれますが、どうしても「うんちはイヤだ」と言います。そのせいか、近頃便秘気味になってしまいました。理由を聞くと「怖いから」と言うのですが、来年から幼稚園に入園するのに、このままでは本人が困るのではないかと心配です。何か良い方法はないでしょうか?●A. しゃがむ姿勢が最大のポイント!ご相談ありがとうございます。2歳児を子育て中のママライター、あしださきです。トイレトレーニングを2016年の夏に頑張っていた者同士、とても親近感を覚えてしまいます。ぜひお力になれたらと思い、自分の経験と専門家の見解、最新のアイテムなどをヒントにして、ご相談にお答えしたいなと思っています。●うんちをトイレ以外の隠れた場所でしてしまう子どもは珍しくない私は自分の子ども3人のトイレトレーニングを経験しましたが、そのうち2人はおしっこのトレーニングが完了した後もしばらく、うんちをカーテンの裏や部屋の隅っこに隠れてこっそりとしていました。何回トイレに誘っても来てくれず、短い期間ではありましたが、とても悩みました。実はこのような悩みを抱えていたママは珍しくないようで、周囲のママさんたちからも似たようなお話を聞くことができました。『うちの子は年少さんまで、うんちはずっとパンツにしかできなかった です。そのため幼稚園だとできずに我慢していたようで、幼稚園から帰るとすぐにうんち。怒ると逆効果だと割り切り、しばらく何も言わずに付き合いました。そのうちに、トイレに行くと自分から言うように。本人の時期を待つのも手ですよ』(6歳女の子のママ)『双子の男の子を育てています。片方の子はいつも便秘気味で、自分だけで静かにうんちをしたいようで、いつも家族のいない部屋にこもって頑張って出しています。普段オムツは夜だけ履くのですが、うんちをしたくなるとオムツを履きたがる のですぐに分かります。便が固く、なかなか出なくて泣いてしまうこともあってかわいそうです。今のところまだ継続中。双子でも、それぞれ違いますね』(40代双子の男の子のママ)『うちの2歳11か月の息子は夜寝ている間にうんちをします。ちなみに、昼間のトイレトレーニングは完了しています。寝ているとき、急にうつ伏せになって両足を曲げた“ダンゴムシの姿”になるとうんちが出る ので、すぐにオムツを取り替えます。この習慣は絶対に良くないのだと思いますが、寝ているわが子に何を言っても仕方がなく……。困っています』(30代男の子のママ)●しゃがむ姿勢が自然な排便姿勢2016年、アメリカで一大ムーブメントを巻き起こしている、『スクワティ・ポティー(Squatty potty)』をご存じでしょうか?これは、薬などには一切頼らないで便秘を治すために発明された便秘椅子です。発明者のロバート・エドワード(Robert Edwards)さん曰く、『基本的に人間の体はしゃがんで用を足すようにできている 。日本の和式トイレを考えればわかりやすい』とのこと。その姿勢を追求して、洋式のトイレでも自然としゃがむ姿勢を取れるように工夫されて生まれたのがスクワティ・ポティーだそうです。私はこれはトイレを怖がる2歳児にも参考になるのでは、と考えています。洋式トイレに座った姿勢、小さい子どもはまだ足が床に届きませんよね。つまりしゃがむ姿勢には程遠い、不安定な状態 にあります。そこで、足が乗せられて、かつしゃがむ姿勢に近くなるような高さのステップを2つ用意します(両足分)。簡易型の折りたたみ台のようなものがいいと思います。高さが重要なので、お子さんの足の長さと床からの距離は計算してくださいね。足乗せがあるだけでも、不安定さが改善されて、トイレでの排便が怖くなくなる という期待もできますし、足乗せ台が高いと和式トイレにしゃがむ姿勢に近くなりますから、排便がスムーズになります 。●下剤の使い方には注意が必要子どもの便秘というと、小児科では下剤を処方されることも多いと聞きます。しかし、その使い方にはくれぐれもご注意を。松生クリニック院長、松生恒夫医師の著書『「排便力」をつけて便秘を治す本ー専門医が教える「便意リハビリ」』によると、小児科などの病院で処方される、ラキソベロンなどの刺激系の下剤は、長く使い続けると『腸内メラノーシス』 といって、腸内が黒くなり大腸の働きが悪くなる 症状を引き起こすことがあるとのことで、注意が必要です。下剤を試すときは、薬局でも手に入る塩類下剤をまず試してみると良いそうです。このタイプは腸内の水分をコントロールして排便させるものです。----------いかがでしたか?お子さんとのトイレトレーニングの最終課題、一緒に乗り越えたときの喜びはきっとママだけの宝物になることでしょう。私もご相談者様と同じようにわが家の2歳児と最後の山を乗り越えていきたいと思います。ぜひご参考にしてみてくださいね。【参考文献】・『「排便力」をつけて便秘を治す本ー専門医が教える「便意リハビリ」』松生恒夫・著●ライター/あしださき(元モデル)
2016年10月24日洗濯物が乾きやすく、体がぬれても冷えにくい夏は、子どものトイレトレーニングにもっとも適した季節といわれています。働くママの場合は保育園でもトイレトレーニングを進めてくれるため、「園にお任せでOK」と思っている人もいるかもしれません。しかし、園にまかせっきりのままでは、うまくトレーニングが進まなかったり、園ではトイレに行けるけど家ではできない、ということにもなったりしがち。園と連携して、上手にトレーニングを進めていきましょう。■保育園でのトイレトレーニングの様子をリサーチ保育園では、子どもの年齢や状態にあわせて、最適なタイミングでトイレへの声かけをしてくれます。でも、「園でトイレトレーニングがはじまった」と聞いて、「じゃあこのままお任せで」と安心するのはNGです。週末や夏休みなど、家で過ごすときには、やはり自宅でもトレーニングが必要です。園でトイレトレーニングを進めているのに、休みの間はずっとおむつのままでは、効率良くステップアップをしていくことができません。また、人によってやり方がちがうと子どもも混乱してしまいます。まずは、保育園でのトイレへの誘い方、声かけのタイミング、子どもの様子などを保育士さんにリサーチするといいでしょう。休みの日でもできるだけ園と同じタイミングでトイレに誘い、子どものやる気を上手にアップさせてあげましょう。■保育園との連携で上手にトレーニング家でのトレーニングの様子は、連絡帳などを活用して保育園と共有を。誘い方のコツなどがわからないときは、保育士さんに相談してみましょう。保育園からは「トイレに行けるようになった」と言われているのに、自宅のトイレではなかなかうまくいかない…。そんなときは、自宅のトイレを保育園と同じようにデコレーションしてみるのもひとつの方法です。保育園のトイレは、ドアや壁にかわいらしいイラストなどがあしらわれていることも多いもの。シールや紙を貼って同じようにデコレーションすると、子どもが嫌がらずにトイレに行くようになった、という声も多いようですよ。■うまく進まなくてもイライラしない保育園ではできるのに家では失敗したり、トイレで成功したと思ったのに急におむつに逆戻りしてしまったり…。トイレトレーニング中はなかなかうまくいかないことも多く、ママもイライラしてしまいがちです。でも、そこで厳しく子どもを叱るのはやめたほうがいいでしょう。日ごろ保育園でがんばって集団生活を送っている子どもにとって、家でママといる時間は大切なリラックスタイム。ママと一緒だからこそ、つい甘えも出てしまうのかもしれません。イライラや落ちこみはぐっとおさえて、ゆったりとした気持ちで見守ってあげられるといいですね。
2016年08月31日新生児のころから子どもの寝つきが悪く、慢性的な寝不足に悩まされていました。そこで、子どもが寝返りできるようになったころ(5ヶ月ごろ)から、ゆるく「ねんねトレーニング」をはじめました。トレーニングといっても、主に実施したのは「生活習慣を整える」こと。現在2歳4ヶ月の息子は、そのときに実践していた生活習慣が身についているため、お昼寝や夜のねんねがとてもスムーズです。今回は、インターネットや書籍の情報を元に、自分でできる範囲で考えた自己流のねんねトレーニングを紹介します。■「生活習慣を整える」とは?赤ちゃんは、朝と夜の区別がつかないため、時間に関係なく泣いたり、おなかを空かせたり、眠ったりします。一般的に「3ヶ月ごろになると自然と生活習慣が整ってくる」と言いますが、“自然と”生活習慣が整うことはありません。朝起きる時間、遊ぶ時間、お昼寝の時間、食事の時間、お風呂の時間など、それぞれ親が整えてあげる必要があります。私の考えたねんねトレーニングのルールは4つです。朝は7時にカーテンを開けて起こすお昼寝は午前と午後の2回させる(1歳から午後のお昼寝のみ)お風呂は17時~18時に入れる夜寝る前は、寝室を薄暗くして過ごす最初は、夜寝かせるためにお昼寝を減らそうとしたのですが、これが逆効果。1日中機嫌が悪く、余計寝つきが悪くなってしまったので、午前と午後にしっかりとお昼寝をさせることにしました。<生後5ヶ月ごろの1日>7時 カーテンを開けて起こす 授乳してリビングへ移動8時 離乳食、授乳9時 お昼寝10時 子育て支援センターで遊ぶ、またはお散歩12時 帰宅、離乳食、授乳12時半 お昼寝15時 起床、授乳、室内遊び17時 お風呂、授乳18時 離乳食、授乳19時~20時 授乳、就寝いまは保育園に通っているので、お風呂の時間が18時~19時になっています。午前のお昼寝もしなくなりましたが、朝起きる時間と寝る時間、午後のお昼寝の時間はこのころとだいたい同じです。遊びやお昼寝に関しては、子どもの体力によってタイミングが異なると思います。子どもが機嫌良く過ごせるタイムスケジュールを探ってみるのがよさそうです。■「まだ寝ない!」というときのお布団への誘い方じょじょに遊びの楽しさを知ってくると、「もっと遊ぶ! まだ、寝ない!」という主張が強くなってきます。そんなときのためにしていることは、2つです。ひとつ目は、昼間に外で遊ばせること。保育園がお休みの土日は、必ず外出するようにしています。公園で遊ばせたり、スーパーでお買い物をしたり、電車を見に行くことも。できる限り自分で歩かせることを心がけています。午前中にクタクタになるまで遊ばせれば、お昼寝は楽ちん。お昼ごはんを食べながら寝てしまいます。ふたつ目は、おもちゃや絵本を「ひとつだけ」寝室に持っていくこと。夜寝る前に、「もっと遊びたい」と言いだしたときは、「ひとつだけお布団に持っていこうね」と言います。そうすると、自分の主張を半分聞きいれてもらえたからか、意外なほどすんなりと布団に入ってくれます。寝室は暗くした状態なので、布団のなかで遊びだしても、30分もすれば眠くなって寝てしまいますよ。たくさんのママの悩みの種でもある「ねんね」。私も子どもが寝てくれないために寝不足が続き、とても悩んだものです。このゆるい「ねんねトレーニング」をはじめてからは、お昼寝や夜の寝かしつけが少しずつスムーズにいくようになり、子育て自体がグッと楽になりました。なかなか寝てくれない夜があっても「まぁ、こういう日もあるよね~」と受けとめられるような気持ちの余裕もできました。母子ともに機嫌良く、余裕を持って過ごせる生活習慣は、ママの負担を軽くしてくれるもの。いい方法を見つけられるといいですね。
2016年06月20日【ママからのご相談】2歳6か月の息子のトイレトレーニングについての相談です。今年の夏にはトイレトレーニングを完了したいという漠然とした目標を持っています。というのも、先輩ママから「夏はトイトレで失敗しても洗濯物がすぐに乾くし、 薄着でいられる時期にはずすのがおすすめだ」と聞き、わが子のトレーニングは夏にと思ったからです。今はまだトイレに関して、親も子も何も取り組んでいません。夏の本格的なトレーニングを前に、今の時期にできる準備のようなことがあれば教えてください。●A. お子さんの様子を観察することから始めて、徐々にステップアップです。ご相談ありがとうございます。ママライターのあしださきです。今夏トイレトレーニングの完了を目指していらっしゃるとのこと。ママとしても、お子さんには夏場のオムツかぶれを気にせず、布の下着で快適に過ごしてくれるようになってほしいですよね。トイレトレーニングを始めるママにとって、何から始めたらいいか、いつ始めたらいいかというお悩みが多いというアンケート結果が出ています。ベビータウンが行ったおむつはずれに関するアンケート調査で、「おむつはずれやトイレトレーニングのどういうことに不安を感じますか?」という質問に対し、最も多かった回答は「トイレトレーニングの方法がよくわからない」 の19.0%で、続いて「自分がイライラしてしまいそう」の17.3%、「いつスタートすればいいかわからない」の17.2%でした。また同調査で興味深かったのは、回答者のうち約7割のママたちがおむつはずれに対しては「できることなら早くはずれてもらいたい」と回答しているという点です。そして具体的には、「いつくらいまでにおむつがはずれてほしいですか?」という質問に対して、最も多い回答が「3歳まで」で44%でした。さらに、お子さんのおむつはずれを経験したママたちに実際に外れた時期を聞いたところ、ママたちの目標としていた「3歳まで」とは少しずれて、「満3歳から3歳4か月まで」にはずれたという回答が最多で36.3%でした。この調査から言えることは、おむつはずれにはママたちそれぞれに目標があり、できれば早くはずれてほしいとも思っているが、実際にはその目標よりも少し後におむつがはずれる というケースが多くあるということです。●筆者の実体験私自身の経験では、2人の子のトイレトレーニングをしました。その感想は、「子どもの様子や興味に敏感になる必要があった」ということです。すんなり何日かではずれるような期待をしていた1人目では、全くうまくいかずに始めてから2度ほど断念。途中で親も子もインターバルを取りながら3度目の挑戦でなんとかおむつはずしに成功しました。このときの経験は本当に苦いものでした。その教訓から2人目は焦らずに始めようと決め、時期は何も考えずにいました 。すると、2歳半前に上の子のトイレに興味を示している様子が見られたので促してみたところ、コツをすぐにつかんであっさりと終了してしまいました。子どももそれぞれトイレに対する興味の持ち方が異なるものです。わが家の上の女の子は、トイレの水が流れる大きな音が大の苦手でした。今は小学4年生になりましたが、私の実家にある古いトイレの大きな音が怖くて自分で流せないと言ってきますから困りものです。トイレトレーニングをしていたころ、いくらトイレに誘っても音が怖くてイヤだったようです。怖いからトイレには行きたくないので失敗が重なり、自信がなくなっていき……という悪循環から、長期間のつらいトレーニングをさせてしまった のでした。私がもっと娘の様子に敏感になってあげて、トイレではなくおまるを用意してあげていたら、もしかしたら違っていたかもしれないなと思います。一方、2番目は上の子のトイレについていく回数が多かったおかげでトイレに興味を持つのが早かったようです。まねすることも大好きな時期で、褒められてうれしい経験が重なりあっという間にトレーニング完了。●トイレトレーニング前の3ステップ●ステップ1:お子さんの様子を観察夏ごろに上手におむつをはずしてあげるために、今ママさんがするといいこと。1つ目は、“お子さんの普段の様子をじっくり観察すること”だと思います。朝おむつを替えたあと、何時間くらいでおむつが濡れているかとか、「おしっこ」という言葉を言えるようになっているかどうかなどです。また、トイレに一緒に入る機会があれば、興味を持っているかな?ということを気にしてみるといった簡単なことから。音や個室を怖がる様子がないかな?ということもぜひチェックしてみてください。●ステップ2:「気持ち良い」と「気持ち悪い」の体験実際にトイレトレーニングをしていく中で直面するのが、「おむつが濡れて気持ち悪い感覚がなかなか分からないようだ」ということなのですが、この「気持ち悪い」という体験はお子さんの生活の中では実感しにくいので、ママが少しヒントをあげるといいのではないかと思います。たとえば、おむつを替えているときには「濡れていて気持ちが悪かったね」、新しいおむつに替えたら「気持ちが良いね」と声を掛けてあげることで十分です。こうしていくうちに、少しずつ体験が実感と結びついてくるはず ですので、何となくでも続けてみてください。●ステップ3:絵本や人形を効果的に利用トイレを題材にした絵本は多くあるので、興味を持ってくれるきっかけ作りにいいと思います。また、お人形はトイレトレーニングの強い味方になってくれます。お子さんのお気に入りのキャラクターになりきって話しかけると、いつもとは違った反応が返ってくるかもしれません。あくまでも、まだトレーニングを始める前の準備段階ですから、日々のお子さんとの遊びの中に少しずつトイレを意識するものを忍ばせる程度 で大丈夫です。あの手この手でお子さんを楽しませていくうちに、「この方法がわが子に合っているようだ」と気が付けば最高にラッキーですね。----------いかがでしたか?このような取り組みと観察の後、実際のトレーニング開始でいいのではないでしょうか。もし、夏までにあまりトイレに関心が持てないようでしたら、またじっくりお子さんの様子を観察していき、「夏までに」という方針を変更してもいいと思うのです。お子さん自身の興味と成長段階に合わせること が、実はスムーズなおむつはずしの一番のコツではないかと信じています。【参考リンク】・おむつはずれの悩み | ベビータウン()●ライター/あしださき(元モデル)
2016年06月06日子供が乳児から幼児へと成長していく中で、やってくるのがオムツはずれ。このためにママと子供が一緒に頑張るのが「トイレトレーニング」です。このトイレトレーニングは、その子供によってスタートのタイミングや、進め方が違うものです。初めてトイレトレーニングに挑むママは不安でいっぱいなのではないでしょうか。そこで今回は、トイレトレーニングのはじめ方や進め方についてご紹介したいと思います。トイレトレーニングの前に準備すること子供の心は意外とデリケート。汚いトイレや薄暗いトイレではおしっこをしたがらない子も多いようです。トイレトレーニングを始めようと考えているママは、まずトイレを常に明るく清潔な状態に保ちましょう。においもこもらないような工夫も必要です。また、トイレ内には洗剤などの危険物もありますから、子供の手に届かないところに移動させておきましょう。トイレの中には補助便座や、踏み台などを設置し、子供が安心してトイレトレーニングができる環境を作っておきます。そして、子供がトイレに興味を持って楽しくトイレトレーニングができるように トイレマットやタオルを子供が好きなキャラクターものに変えたり、電車や動物など、子供が興味を持っているもののポスターを貼ったりして、雰囲気作りをしておきましょう。トイレトレーニングには失敗がつきものですから、トレーニングパンツや着脱しやすく洗濯しやすい洋服、おねしょシートも何枚か揃えておくと便利です。その他にも、子供がトイレに興味を持ったり理解したりするためには、トイレについての絵本やトイレのおもちゃなども有効です。スタートするタイミングトイレトレーニングを始めるタイミングは、その子供によって違います。親が子供の様子をしっかり見て「そろそろ…」と思えるときまで、焦る必要はないでしょう。では親として、子供のどういう様子をチェックしたら、トイレトレーニングのはじめどきが分かるのでしょうか。まず、子供がしっかりと立って歩けるかどうかをチェックします。次に、おしっこの間隔をチェックしましょう。おしっこを膀胱にためておくという機能が未発達のままだと、トイレトレーニングをしても失敗することも多く、子供がトイレを嫌いになってしまう可能性もあります。次に、子供の心の発達をチェックしてください。ママに「おしっこがでたよ」「おしっこがでそうだよ」ということを言葉やしぐさなどで伝えることができれば、いよいよトイレトレーニングのスタートです。トイレトレーニングを始めると、大変なのがお洗濯。1日に何枚ものパンツやタオルを洗濯することになります。又、トイレで失敗してしまった子供が冷えて風邪を引いてしまうこともあるので、気候が良く、洗濯物が乾きやすい時期に合わせてトイレトレーニングを開始するという家庭も多いようです。進め方ステップ1・トイレに慣れるまずは子供がトイレに慣れることが大切です。先述のように、トイレを明るく清潔で楽しい空間に演出してあげたり、絵本やDVDなどでトイレとは何かを教えてあげたりしながら、少しずつトイレに慣れさせてあげるようにしましょう。いきなりおしっこができなくても大丈夫。便座に座れただけでもたくさん褒めてあげてください。進め方ステップ2・トイレでおしっこができるごはんのあと、お出かけの前、寝る前など、生活の節目にトイレに誘ってみましょう。楽しく夢中で遊んでいるときや、眠そうなときに、無理やり誘うとご機嫌が悪くなるばかりか、トイレに苦手意識を持ってしまうこともあるので注意です。子供にとって便座は高い位置にあるものですから、不安にならないように体を支えてあげたり、手をつないであげたりすると良いでしょう。親が気をつけてみていれば、子供が尿意を感じているサインが見分けられるようになります。そのタイミングでトイレに誘って、おしっこをさせてみましょう。進め方ステップ3・自分で尿意を覚えて「おしっこ」と言えるようになるこれまでは、親が誘ってトイレに連れていっていましたが、ある程度トイレでおしっこをすることに慣れてきたら、子供が自発的に「おしっこ!」「トイレ!」と言えるのを少し待ってみましょう。この時期は、もっとも失敗が多い時期かもしれませんが、決して怒ってはいけません。おしっこが出たことを教えてくれたことを褒めてあげて、「惜しかったね!」「冷たいからお着替えしてさっぱりしましょうね」など優しい言葉で子供を励ましてあげましょう。進め方ステップ4・外出先のトイレでもできるようになる慣れ親しんだ自宅のトイレだけでなく、外出先のさまざまなタイプのトイレにもチャレンジしてみましょう。和式、洋式の差だけではなく、男児の場合は立ったままするタイプのトイレもあります。慣れないトイレは子供も不安に感じますので、安心するようにサポートしてあげましょう。また外出先のトイレは衛生面も心配です。便座などをさっとふき取れる除菌シートを持ち歩いていると便利ですよ。外出先のトイレでもおしっこができるようになると、遠出にもチャレンジできて行動範囲が広がりますから、頑張りましょう!進め方ステップ5・うんちもできるようになるうんちはしっかり足を踏ん張って、お腹に力を入れないと上手にできませんので、踏み台を用意したり、しっかり支えてあげたりして、安定させてあげましょう。おしりの拭き方もきちんと教えてあげて、最初のうちはしっかり拭けているかをママがチェックしてあげましょう。進め方ステップ6・夜寝る前におしっこさせ、就寝中もおむつをはずす夜のおむつはずれには「おしっこを一晩溜められるくらい膀胱が大きく成長していること」と「おしっこを濃縮するホルモンが増えること」という身体機能の発達が条件となります。ですから、昼のおむつが外れたからといって、夜もオムツを外さなくては!と焦る必要はありません。身体機能が充分に発達した子供だとしても、時には失敗してしまうこともあります。おねしょシーツなどを活用して、すぐに濡れたものを処理してあげられるようにしておけば、ママのストレスも軽減されますよ。いかがでしたでしょうか。トイレトレーニングは子供の成長の過程で必要なことですが、なかなか親の思うようには進まず、イライラすることもあるでしょう。しかし、ここで叱ったりすると、ますます子供がトイレ嫌いになってしまう可能性もあります。いつかは絶対にできるようになるものですから、あまり焦らず、子供のペースでのんびりと楽しみながら進めてみましょう。
2016年05月19日「おむつなし育児」を知っていますか?聞いたことはあるけれど、大変そう?私も第一子の育児中は、「無理!」と決めつけてまったくチャレンジしませんでした。でも、第二子の育児でゆる~くチャレンジ。今思えば、二人目の育児がとても楽だったのは、「なんちゃっておむつなし育児」のおかげかもしれません。「おむつなし育児」ってなに?「おむつなし育児」とは、「なるべくおむつをつけないで排泄させる育児法」です。近年、日本でも「おむつなし育児」が広まりつつあるようです。「おむつなし育児」の本を読むと、「ホーロー容器やおまるを用意しましょう」「排泄のパターンを記録しましょう」「家にいる時はおむつなしで」などと書いてあって、ハードルが高そう。「ただでさえ忙しいのに部屋が汚れそうだし、お出かけもするから無理!」としり込みしてしまいますよね。でも、普通におむつをつけて生活していても、無理なくできる「おむつなし育児」があります。実践!「なんちゃっておむつなし育児」わが家で試したのは、「赤ちゃんが小さいときから、ひんぱんにトイレに座らせる」ということだけ。生後3カ月ごろから、気がついたときに赤ちゃんをヒョイと抱えて、トイレの上に乗せていました。うまくタイミングがあえば、赤ちゃんは気持ちよさそうにおしっこやうんちをしてくれます。当たればラッキー。それだけで、おむつ交換の手間が減ります(おむつはパンツタイプを使用。汚れていなければ、パンツと同じ感覚で同じおむつをはかせても大丈夫です)。だんだん、条件反射のように、座る→出るというパターンができて、成功率も上がりました。ダントツで当たる確率が高いのは、寝起きです。大人も同じですよね。そのほか、授乳前後、お着替え前後、抱っこやおんぶから降ろしたあとも出やすいようです。夜の就寝時は無理をしません。ママも赤ちゃんも、ぐっすり眠ることが大事なので、普通におむつをつけて寝ます。外出するときも、もちろんおむつで。ママがお手洗いに行くときに、ついでに赤ちゃんも座らせてみるだけです。赤ちゃんとのコミュニケーションも「おむつなし育児」は世界的にみても珍しくない育児法です。 私は第一子を中国で育てていたのですが、中国人も、生後2~3カ月の新生児を洗面器の上に座らせて「シーシー」とやっていました。おむつなしで、おしりの上から直接「股割れズボン」をはいている赤ちゃんの姿も珍しくありません。アメリカでは、おむつなし育児はEC(Elimination Communication=排泄コミュニケーション)と呼ばれ、「排泄を通じて赤ちゃんとコミュニケーションをとる手段」とされています。たしかに、成功率を上げたくて、自然に赤ちゃんを観察したり、「出る?」「出ない?」とコミュニケーションを取ったりしていたように思います。私は、赤ちゃんに「おしっこ出たね」「うんち出たね」と話しかける際、おしっこならお腹の下をポンポンと叩く、うんちならおしりをポンポンと叩くサインを見せていました。そうすると、いつの間にか、赤ちゃんが自分でポンポンとジェスチャーしてくれるようになり、とってもかわいかったですよ。成功しました!!「なんちゃっておむつなし育児」さて、「なんちゃっておむつなし育児」の結果、わが子は1歳以降うんちをトイレでできるようになりました。2歳で夜の就寝中を除いておむつがほぼ必要なくなりました。おかげで子育ての負担が随分減ったと思っています。おむつやおしりふきシートの節約にもなりますね。良いことづくめでストレスフリーな「なんちゃっておむつなし育児」、気軽にチャレンジしてみては!?<文:フリーランス記者鯰美紀>
2016年04月28日乳児から始めたいトイレトレーニング方法 を書いて以降「保育園に子どもを預けている私達はどうすればいいの?」という声が多くのワーキングマザーのみなさまからの声が私のもとに寄せられています。ということで今回は、「通園先の保育園ではトイレトレーニングをしてくれない」「男の子は女の子と比べておむつが外れづらいと言われた」「もうとっくに0歳なんて過ぎているけど、もしかしてトイレトレーニングを始めるのはもう遅い?」という、悩みを抱えている、保育園に通園しているお子さんを持つママたち向けたオムツの外し方をお伝えしたいと思います。ステップ1「おむつを外す宣言をしよう」保育園は公立か私立か細かく言えば認証、認可そして無認可などさまざまな園があります。形態がそれぞれ違うのと同じで、トイレトレーニングについても園それぞれに方針があるので、まず保育園にトイレトレーニングをしたいことを伝えることが必要です。園によっては「まだ大丈夫ですよ」「まだ適齢ではないです」なんて言われてしまう可能性もありますが、そもそも大丈夫なんてことはありませんし、オムツを外すのに適齢なんてありません。そう言われても、先生たちから「まだ外さなくて良い」と言われると、返す言葉が見つからないと思ってしまう方もいらっしゃると思います。そんなときは「おむつ代もかさむし、外出時の荷物ももういい加減減らしたいのでぜひ協力してほしい」という思いを伝えてみましょう。ステップ2「最後のおしっこ時間を教えてもらおう」オムツを外すと宣言したら、いよいよ本格的なトイレトレーニングが始まります。お迎え時、保育園の先生に最後におしっこをした時間を必ず聞いてください。たとえば1歳~2歳前後だと排泄間隔は平均的に1時間前後です。17時が最後のおしっこだとしたら次は18時前後と予想することができるわけです。このように最後の排泄時間を確認しておくことで、次の見通しをたてることができます。家に帰って「そろそろかな」と思うタイミングでオマルに座らせましょう。成功するかしないかはさておき定期的に排泄に挑戦する、オマルでの排泄に慣れることを目的とします。それ以降は以下の時間帯に必ずオマルに座らせるようにしてください。・寝る前・朝起きた直後・(余裕があれば)保育園に行く前そして、何よりも大切なのは 乳児から始めたいトイレトレーニング方法 と同じ「排泄表」を作ることです。たとえば、表を少し大きめに作り「オマルでおしっこできたらシール貼ろうね」なんてゲーム感覚で楽しめるようにしてあげるのもいいですね!日中、保育園で過ごしていたとしても、家庭でできることを少しずつ行うだけで小さな経験値がたまっていきます。千里の道も一歩から、毎日の小さな積み重ねを大切にして、オムツのいらない毎日を手に入れましょう。(ポセイドン・ヨーコ)
2015年12月03日育児の最初の関門と言っても過言ではない、トイレトレーニング。「難しそう…」なんて遠ざけてしまっていはいませんか? やり方さえ覚えてしまえば、実はゲーム感覚で楽しむことができるのです。おむつの卒業に最適な時期はいつなのかという質問をよく受けますが、私は「首が座ったら最初の一歩をスタートしましょう」と必ず答えます。なぜなら、紙おむつに慣れてしまう前に、おまるで排泄(はいせつ)する感覚を覚えることが大切だからです。紙おむつで排泄することに慣れてしまうと、その分外すのに時間がかかってしまいます。時間がかかるということは、ママの労力も同じだけ費やすことになるのです。赤ちゃんの首が座るころ、少し背中を支えてあげると座ることができますよね。「首が座る」「支えてあげれば座れる」という発達は、実はおまるデビューに最適な時期なのです。赤ちゃんは体が小さいぶん体内のめぐりが早く、寝起きや授乳したあとなど、必ずおしっこをするタイミングがあります(おっぱいを飲みながらおしっこするなんていつものこともあります)。まずはそのタイミングを見計らって、おまるで素早くキャッチしてみてください。まずはおしっこ表を準備しておまるの準備ができたら、次に用意するのは「おしっこ表」。チラシの裏紙など、簡単なもので大丈夫です。○・◎・△が意味するものは下の通り○…おむつのなかでおしっこが出た(出ていた)◎…オマルでおしっこがでた△…うんちが出た(出てた)□…オマルでうんちが出たこんな感じで表に自分で決めた印を書き続けることによって、赤ちゃんの排泄リズムを体感することができます。「昨日はこの時間におしっこが出たから今でるかも…」と思いオマルに座らせたら、オマルで出たという快感を感じてみてください。この快感にはまれば、おむつを卒業するのも楽しくなってきます。おまるの選び方おまるにはいろいろな種類がありますが、ここで大きく2つに分けて説明したいと思います。ポットタイプポットのようなかたちが特徴の 琺瑯(ほうろう)おまる です。とてもシンプルなデザインで、片手で支えられるのでおっぱいあげながら片手でおまるを当てるができるのはとても便利。そして、付属のフタが匂いをそとに漏らすことを防ぐので、長時間の車移動などに最適です。ただ、底の面積が狭いので一人で座っておしっこするにはバランスが取りずらく難しかしいとうい欠点も。便座タイプ自分で座ることができる 便座のおまる 。上の便座をはパカっと外して大人のトイレにつければ補助便座になるのもなるのでオススメです。最後に、何よりも大切なことはおまるでおしっこしたときに、これでもかというくらいに喜んで褒めてあげてください。ママの喜ぶ顔は赤ちゃんにとって最高の喜び。「おまるでおしっこするとママは嬉しいんだ! もう一回やってみよう!」と赤ちゃんも前向きな気持ちになれます。
2015年08月04日春から夏にかけては、トイレトレーニングに最適な時期といわれています。トイレトレーニングの悩みや問題は子どもによってさまざま。トレーニングをしているうちにいくつも出てくると思いますが、その中の1つ、男の子ママの悩みとして挙げられるのが、「立ったままでオシッコができない」というもの。実は、立ちションは意外に高度なテクニック(?)なのです。今回は、男の子のママに役立つ、立ちショントレーニング方法について紹介しましょう。■まずは、おまるで座って、オシッコができるようにまずは、トイレトレーニングの基本となる、おまるでのオシッコをマスターさせましょう。おまるがなければ、洋式のトイレの便座に、反対向き(水のタンクを見るように)に座らせてできれば大丈夫。座った状態でオシッコができるようになったら、次のステップ、いよいよ立ちションのトレーニングに移ります。座ってオシッコができても、立った状態ではオシッコができない、ねらった方向にオシッコがいかずに周囲を汚してしまう、というケースもあります。最近は座りションをする男性が増加傾向にあるようですが、外出先での男性トイレの主流は、やはり立ちション便座。そのことを考えると、立ちショントレーニングは早いうちに行っておきたいものです。■立ちション用のおまるを使ってみては? 立ちショントレーニングのファーストステップは、お風呂の洗い場で練習すること。何度かチャレンジしてみて、立ったままでおしっこを出すコツをつかめてきたら、次はトイレで挑戦です。ただ、自宅のトイレだと、子どもの身長が足りないため、おしっこが便器周辺に飛び散る可能性大! それでは、毎回掃除が大変です。そうしたママの悩みを解決してくれるのが、立ちション用おまるです。男の子専用のトイレトレーニンググッズで、吸盤がついていて壁にペタッと貼りつけることができるので、どこででもトレーニングができます。そのほか、脚の高さが決まっている、床に据え置くタイプのものもあるので、どちらのタイプがよいかを考えて、必要に応じて購入しましょう。■かわいいデザインの立ちション用おまるもあって、楽しくトレーニングできる最近は立ちション用おまるもデザイン性に優れたものが多く登場しています。子どもが喜びそうなキャラクターがデザインされていたり、カラフルなものがあったりと、楽しくトレーニングできそうな予感! 実際に使用したママも、「購入した次の日には立ちションできるようになった」「移動に便利で重宝している」と、斬新なアイテムに喜びの声を挙げているようです。お子さんがまだ立ちションできないことにお悩みであれば、立ちション用おまるの購入も検討してみてはいかがでしょうか?
2015年06月05日昔は、1歳を過ぎるとほとんどの子がオムツを外れてることも少なくありませんでした。これは、布オムツが主流であったし、兄弟も多かったのでお母様も必至だったと思います。特におじいちゃん・おばあちゃんたちには、その印象があるので「1歳過ぎた夏からオムツ外しをはじめて2歳までに完了させた方がよい」と思っていることが多く、2歳過ぎてもオムツを履いていると「オムツまだ外れないの?」「早く外れるように布オムツにしたら?」と言ってママたちを迷わせてしまっているようです。最近では、「トイレトレーニング」と呼び、2歳過ぎてからや3歳前後など幼稚園に入る前に! ということが珍しくありません。変に親が焦ってしまうと、失敗に対し寛大でいられなくなりイライラ。お子様もストレスになってかえって逆効果! 今は、進める課程も目的も変化していますのでぜひチェックしてみてください。■目的は、「オムツが外れること」ではなく「排泄を自分でできるようになる!」トイレトレーニングの目的は、単にオムツを外しパンツにするということではなく、「トイレに行く→パンツの上げ下ろしをする→おしっこする・トイレを流す・パンツを履く」ということです。ですから、実際1歳代に始めてもトイレトレーニング完了となるまでには1年以上かかる場合も多くあります。■トイレトレーニング開始時期の目安★おしっこの間隔が2~3時間空く膀胱にある程度おしっこを溜められるようになってから! この膀胱の成長速度には個人差があるのでトイレトレーニングの開始時期もお子さんにとって千差万別であるのは当然です。★ひとりで歩けるひとりで歩きできるということは、大脳皮質が発達してきていることにリンクしています。おしっこの感覚や言葉が理解できるようになったり、トイレやおまるにしばらく座っていることができるようになります。★言葉を理解するようになるおしっこやうんちを言える、または言葉で言えなくてもママの手を引っ張るなど教えてくれるサインが出せるようになるとよいでしょう。■一番大切なことは、親のゆったりとした気持ち「焦ったり」「比べたり」「叱ったり」は、子どもにとってトイレに対する恐怖心を仰ぐだけで逆効果。「いつかできるようになるね」といった、『ゆったりとした気持ち』で構えることが最も大切です。ママがそのような気持ちになるようにおじいちゃん・おばあちゃんがサポートしてあげられると素敵です。おじいちゃん・おばあちゃんに最近の事情などさりげなく伝えてみましょう。実際に早くはじめて最初はできていても何かのきっかけでできなくなると いうこともあったり、おしっこはトイレでできてもうんちはオムツにしないと出ない、というお子さんもいます。私自身も上の子は、早めにオムツが取れたのですが下の子の誕生を機に失敗が続いた時期もありました。どのようなスパンで、どのようは方法でトレーニングをするか? お子さんの軸で判断して進めていくことが成功の鍵といえるでしょう。
2014年07月23日あり子のワーママ奮闘記
PUKUTY(プクティ)只今育児奮闘中!
たんこんちは ボロボロゆかい
息子はなかなか首がすわらず、ハイハイもおすわりも遅めでした。歩けるようになってからも、あまり体を動かしません。勝手にどこかへ行ったりしない分、面倒を見るのはラクだったのですが、どこか体に良くないところがあるのではないかと心配になっていました。しかし、息子が2歳になったころ、体を動かさないのには理由があったことがわかったのです――。 息子が運動をしたがらなかった衝撃の理由ある日、「お母さんと運動しよう」と子どもに声をかけた私。しかし、子どもから「お母さんが動いちゃダメって言ったんだよ」と言われたのです。 子どもが生まれてから、「動いちゃダメ」なんて言った記憶はありません。「動いちゃダメって私が言ったの?」と尋ねると、子どもは「うん」と頷きました。 「おなかにいたときに言ったんだよ」「『おなか痛いから、もう動かないで』って」 それを聞いた私はぞっとしました。たしかに、おなかにいたときはよく動いていたのです。あまりに激しく動くものだから、よく言っていました。でもまさか、聞こえていたなんて……そして、生まれてからもそれを守っていたなんて、にわかには信じられませんでした。 子どもには「体を動かすと気持ちいいんだよ」「今はお母さんのおなかは痛くならないから、気にしないでいっぱい体を動かしてね」と伝えました。 すると、だんだんと体を動かすように。かけっこも大好きになっていきました。私の言ったことを守って、体を動かさないようにしていたとは思えないものの、偶然の出来事にドキッとした私。今後も子どもといろいろなお話をしながら、他にどのようなことを覚えているのか聞いてみたいと思っています。 イラスト/まげよ著者:井本桜子監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月29日三姉妹を出産したときの義両親の反応をご紹介します。 そんなこと言われても…長女を出産後育休中に義実家を訪問したときのことです。義母に「お休みしてて暇なんだからもう1人、続けて産んじゃえばいいんじゃない」と言われました。「いやいや、そんな簡単に言われても」と思い、また仕事のこともあるので「自分たちのペース」でと思いながら数年後。2人目を妊娠しました。 2人目の性別が女の子とわかるとあからさまに残念そうな反応の義両親。出産前に一緒にごはんを食べに行ったとき、義父に「万が一性別がひっくり返ることはないのか」と言われびっくりしました。3人目のときにはもう性別は聞かれても言わないと心に決めましたが、3人目の妊娠を告げたとき、次こそは男の子という気持ちがひしひしと伝わってきました。 結果3人目も女の子で私はうれしかったけれど、義両親はまた女の子かとあきらかに残念そうな表情でした。ただ結果的には、三姉妹でもデレデレのじぃじ、ばぁばに!性別なんて関係ない、健康なことが一番だって言ってやりたいと思った出来事でした。 作画/きょこ著者:山田陽子 結婚10年目。三姉妹を育てる母。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年04月29日自然を連想させる「ネイチャーネーム」は女の子の名づけでも大人気♡植物の持つ可憐さや美しさ、太陽や空の持つ包み込むようなあたたかみ、水の持つ凛とした雰囲気など、子どもへの願いが込めやすいこともあり、近年ランキングの上位を独占するようになりました。2024年3月生まれの女の子3,295名の名前から、人気の「ネイチャーネーム」ランキングTOP10を紹介します。女の子に人気の「ネイチャーネーム」ランキングTOP10 ネイチャーネームランキング上位の名前は、2024年3月の総合ランキングでも上位にランクインしていることがわかります。 寒い冬が終わり、植物が芽吹き、花が咲き始める春だからこそ、ネイチャーネームが増える傾向にあるのかもしれませんね!春に人気の「植物をイメージさせる名前」は? 3月に人気のネイチャーネームランキングでは、自然の中でも特に植物をイメージさせる名前が数多く見られました。 ネイチャーネームの3位にランクインした「杏(主なよみ:あん、あんず)」は、2023年の年間ランキングでは19位。常に上位にランクインする名前ではありませんが、花を咲かせる3月から4月に人気を見せる名前です。 あんずの花は、一見桜の花によく似ています。美しい花を咲かせることはもちろん、花が散った後に実を結ぶことから「願いが実を結ぶ人生になるように」という願いが込められるようです。 そのほか、「芽吹く」と言う意味合いを込めた「芽依(主なよみ:めい)」、「花が咲く」と言う意味合いを込めた「咲良(主なよみ:さくら)」「咲茉(主なよみ:えま)」のように、自然が見せる春の営みをイメージした名前も見られました。春の花、桜を名前に…桜の開花を待ち侘びる3月は、桜をイメージさせる名前が毎年上位にランクインしています。 桜をよみに用いた「咲良(主なよみ:さくら)」は、例年3月と4月に多く名付けられる名前です。2024年2月の総合ランキングでは87位、1月のランキングでは100位外でしたが、3月の総合ランキングでは急上昇し、 5位にランクインしました。 また、桜の美しさをシンプルに名前に込めた「美桜(主なよみ:みお)」も同様で、2023年3月の総合ランキングでは9位、4月には1位と、春になると人気が出る傾向にある名前です。 女の子の名前には、季節の花の名前や自然の情景にちなんだ「ネイチャーネーム」が人気です。その時期にしかない美しさを込めた名前がつけられるのは、四季があり、季節によって違った花を咲かせる日本ならではかもしれませんね。 <調査概要>調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方調査期間:2024年3月1日(金)〜2024年3月25日(月)調査件数:3,295件(女の子)
2024年04月29日マキノさんは長女が1歳9カ月のとき、めでたく第2子を妊娠。妊娠中でありながらも、平日はほぼワンオペ育児をおこない、毎日がつわりとの闘いでした。娘を育児しながらの生活の妊娠生活は想像以上に大変で、抱っこをせがまれればその都度応じていたマキノさん。しかし、ある日突然不正出血が……! 不安になったため、次の日に病院を受診すると、医師からは「異常なし」と言われホッとしていました。その後、安静にしていると出血はなくなったのですが、その後も何回か出血をしたり、治まったり……というのを繰り返していたため、再び病院を受診することに。出血の頻度を指摘し、「娘の抱っこは控えるように」と伝える医師。その言葉を真摯に受け止め、安静にした生活を送っていると出血は治まったのでした。 それから月日は流れ、妊娠7カ月を迎えたマキノさん。すでにおなかが大きくなっていたのですが、別の悩みが出てきて……? 妊娠7カ月を迎えると、不正出血の悩みは解決。しかし… 妊娠7カ月に入り、不正出血がなくなったマキノさん。 しかし、その分おなかが前に出てきたため、日々の生活が大変になっていきました。 おむつ替えや食べこぼしを拾う際など、育児中はしゃがむ場面がとにかく多く、マキノさんはしんどい思いをしていました。 実家のお母さんとの電話中、「しゃがむのがしんどくて、お風呂入れるのとか限界やわ……」と、思わず本音がこぼれてしまいます。 「そんなんやったら里帰り早めたら?」 「そやなぁ……。ちょっとパパに相談してみるわ」 妊娠中の娘を気づかうお母さんの提案に、マキノさんはそう返したのでした。 確かに育児中は何かとしゃがむ場面が多いので、おなかの大きい妊婦さんにとってはかなり大変ですよね。そんな中で、お母さんが「里帰り出産の時期を早めたら?」と言ってくれたのは、かなりありがたい提案だったのではないでしょうか。 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者:マンガ家・イラストレーター マキノ食べることが大好きな元気な姉弟、くうちゃん、へうくんの母親。真面目で優しいパパと、二人の子どもたちとの4人暮らしです。SNSで、日常の笑ったこと、泣いたこと、感じた事など、絵にしています。
2024年04月29日もうすぐ生まれてくる子どものことを思うとわくわくしました。性別は調べなかったのでどちらが生まれてもいいように赤ちゃんのものをそろえていました。勝手に決めないで!!そんなたのしい日々を壊したのが夫の両親です。 義理実家に行ったときに名前は決まったのか聞かれました。顔を見てから決めたいと伝えたらもう決めておきなさいと言われてしまいました。 どんな名前にするのかいくつか考えていました。しかし性別も分からないので生まれてから決めます。と言ったら今すぐに決めなさいと言われました。 そしてとんでもないことを言いだしたのです。「初めの子は夫の名前から一文字とってつけるべき」と決めつけられました。 何も言わない夫に腹がたったので赤ちゃんの名前は生まれてから自分たちで決めると言ってもらいました。 もちろん夫の名前から1文字つけませんでした。 名前をつけるときに義理両親の意見を聞き入れなかったことを2年たった今でも文句を言っています。 子どもの名前のことで文句を言われるので義理実家に行くのを控えるようにしています。 ◇ ◇ ◇ 名前は子どもへの初めてのプレゼントになるので、夫婦で納得した名前に決めたいですよね。もちろん、お互いの親の意見を取り入れる選択肢もありますが、決めつけられると嫌な気持ちになりますよね。今後は、旦那さんの協力も得ながら、義両親とも良好な関係を築けるといいですね。 作画/さくら著者:竹内香苗30代、2歳の男の子を育てる母。夫婦でカフェ経営。趣味はラジオを聴くこと。
2024年04月29日