ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ Instagramでフォロワー5千人を超える「HYPかなこ」さん。出産レポに続いて、産後レポ 入院編 をお届けします! 産後あるあるだと思うのですが、あんまり寝ませんでした(笑)。スマホいじって色々調べたり、チビコーの顔を見に行ったり……。 鎮痛剤は飲んでいたものの、後陣痛はそこそこ痛かったです。でも初産だし重たい生理程度なので、ツライって程でもなかったかな?子宮がズンズンしてる感じはわかりました。前日もほとんど寝ていなかったので、もうちょっとちゃんと寝ればよかったです……。 HYPかなこさんのマンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪ この投稿をInstagramで見る HYPかなこさん(@hyp_kanako)がシェアした投稿 - 2019年10月月7日午前8時44分PDT
2020年04月29日産後、友人と会う機会が減ってしまい、さらには仲の良い友人が近くにおらず夫も仕事で忙しいと、日々の話し相手が子どもだけになりがちです。子どもはかわいいけれど、自分の気持ちを吐き出せない、理解してくれたり共感してくれたり、自分の存在を認めてくれる人がいない日々が続くと、人は孤独を感じやすくなります。孤独を感じ続けると産後うつになることも。子育てをしているなか、閉塞感や孤独を感じたときにできるだけ避けたほうがよい行動を紹介します。 1. SNSを見る友だちは何をしているのだろうと軽い気持ちでSNSを見たら、友人の充実した日々の投稿を目にし、自分の今の生活と比較し暗い気持ちになってしまう……。多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。 SNS映えと言われるように、SNSに投稿されるものは基本的には自慢したいもの、誇れるものが占めています。そこによほどの意味がないかぎり、多くの人は自分が惨めだと思うことはあまりアップしないものです。 まず、SNSを見て暗い気持ちになってしまったら、自慢したいもの、誇れる部分のみを切り取って見ていると考えましょう。自分の生活と比較することは決してしないように。そしてできれば、自分がそれらを明るい気持ちで見られる日まで見るのをやめましょう。連絡網などで利用しているという場合もあるかもしれませんが、基本的には見なくても生活していく上で問題はないはずです。 2. 自分を責める人と話す機会が減ると、自分自身を見つめる機会も多くなります。小さな子どもを育てながら、家事をするのは本当に大変です。自分を褒めることが得意な人は、ぜひ自分を褒め続けてあげてください。褒めることが苦手な人は、自分の悪いところばかりが気になりだしたら要注意。子どもにイライラしてしまった、家事をうまくこなせなかった、人を羨んでばかりいる自分は性格が悪いのではないか……。友人などと話していれば、時に辛辣な意見があったとしても自分を受け入れてくれている、認めてくれていると感じることができます。しかし、ひとりでいるとそうもいきません。自分を責め始めてつらくなってしまったら、いったん自分自身について考えるのは止めましょう。 気のおけない仲間と過ごした楽しい日々を思い出したり、自分には味方がいるのだと考えてみるなど、いったん、ネガティブな思考を断ち切ってみてください。どうしても悪い方向に考えてしまうときは、読書や絵を描くなど自分が没頭できることに時間を割いてみましょう。赤ちゃんの世話でそんな時間がないわ、と思った場合は、5分、10分でも結構です。 3. 信頼していない友だちと連絡をとる憂うつな気分のときに、特に信頼していない友だちと連絡をとることもできれば避けたいことの1つです。自分と意見があまり合わない、共感できない人と連絡をとったり、会ったりすることは、視野を広げるために必要なことではあります。けれど、自分が弱っているときに、人と話したいからという理由のみで、信頼していない人と連絡をとり、納得いかないことを言われてしまった場合、相手に悪気はなくとも心に打撃を受けてしまう可能性があります。あなたに言われたくないわ、と思うような相手とは、心が弱っているときに連絡をとるのは避けましょう。 子ども以外、誰とも話さないで1日が過ぎて孤独感や閉塞感を感じ、つらい気持ちになっている場合、あなた自身を暗い気持ちにしているのはあなた自身です。それは誰でも起こりうることで、暗い気持ちにしている自分を責めることはありません。そういった状況を脱却する1つの手段として、つらい気持ちを感じたら、その気持ちは自分自身で消去できなくとも減らすことができるのだと考えてみましょう。ただし、無理は禁物です。自分では減らせないと思ったら、専門家などの力を借りるようにしてください。 イラスト/sawawa著者:ライター メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年04月28日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、助産師からお願いしたい、産後のパパの任務についてお話しています。育休を取る場合のコツ、何をすればいいのかなど詳しく解説! 核家族化が進み、高齢出産も増えている中、祖父母世代も高齢となり出産後も里帰りなど親のサポートを受けるのが難しくなっているケースもあります。ママ1人に育児の負担が集中しないように、パパが一緒に育児をしていくことが必要です。妊娠中に準備していくことが大切ですが、産後の体調や状況に合わせて修正していく必要もあります。今回は、助産師からお願いしたいパパにしてほしいことについてお話しします。パパはこの記事を産後生活の参考に、またママはこの記事をパパと産後生活の相談をする際の参考にしてみてください。 育児休業を取得するパパの場合2020年、小泉大臣が産後3カ月の間に、2週間分の育児休業をとるということで話題になりました。「育休を取得したい」と希望しながらも、実際は様々な要因で取得するのは難しいこともあります。現在の男性育休取得率は6年連続で上昇しているものの6.16%にとどまっているというデータがあります。基本的には、育休は「子供の1歳の誕生日の前日」までの期間に取得可能です。出産の予定日はあくまで予定であって、開始日が事前に確定できず、出産してから育休開始になります。しかし、1人目の出産の場合、入院中から育休を取る必要はなく、家での生活が始まる退院の日以降で育休を取るのがベストかと思います。里帰りしている場合は、自宅に戻るタイミングで育休を取るのもよいでしょう。 ママのサポートとしては、育児や体調の回復に集中できるように、パパは食事や洗濯などの家事を中心にするとよいかと思います。赤ちゃんのお世話は、沐浴やおむつ交換、ミルクや搾乳を哺乳瓶であげるのを代わったり、授乳後の寝かしつけや抱っこを代わったりするとママもラクになると思いますよ。食事を作るのが得意でないパパは、簡単に食べられるものを調達したり、食事の宅配サービスなどを活用するのもよいかと思います。 中には、ママが動いてくれるので普通の休みのようにゆっくり過ごしているパパがいます。元気なように見えても、産後は動き過ぎないようにママをサポートしてあげましょう。 妊娠中に決めて、産後に確認・修正しておく余裕がある妊娠中に育児や家事を細かい項目に分けて、どのように分担していくか話し合っておきましょう。 例えば、「食事」にしても・食材を買ってくる・食事を作る・配膳する・片付けるという項目に分けることができます。 産後の体調はその時にならないと分からず、初めての出産だとさらにイメージはつきにくいものです。退院前にもう1度見直して、その後も定期的に見直していくようにしましょう。体調の回復などに合わせて追加・修正していくようにしましょう。 そして、「わかってくれるだろう」「気付いてほしい」と女性は思いがちです。パパが何かしてあげたいけど何をしてあげたらいいかわからない場合は、「何をしてほしいか言ってほしい」と素直に伝えてみましょう。 また、この記事を読んでいるママさん。自分でもパパにしてほしいことをいつも伝えられるとは限らないと思います。ですので、事前に「何をしたらいいかわからないときは、『何をしてほしいか教えて』と言ってね」とパパに伝えておくとよいですね。 上の子がいる場合にパパにしてほしいこと赤ちゃんのお世話はママで、上の子のお世話はパパになりがちです。しかし、お兄ちゃん・お姉ちゃんも赤ちゃんがやってきて、ママをとられてしまったような寂しさもあり、ママに甘えたい気持ちでいっぱいです。授乳や抱っこが落ち着いたら、ママとお兄ちゃん・お姉ちゃんが一緒に過ごせるように、甘えられるように、赤ちゃんのお世話を代わってあげるようにしてみてくださいね。 産後のサポートは家事や育児を一緒にすることだけではありません。産後は、ホルモン変化から孤独を感じやすいといわれています。ママの話を聞いたり、体を労ったり、赤ちゃんの成長を一緒に見守ったり、毎日のママの頑張りを労うことも大切です。どうしてもパパは「手伝う」というサブ的な立場になりやすいのですが、一緒に育児をすることで主体的な立場で育児に取り組めるとよいですね。 <参考>厚生労働省ホームページ「平成30年度雇用均等基本調査(速報版)」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年04月20日子育てに奮闘するママの姿を笑いと涙たっぷりに描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』。作品には、産後うつの不安を抱えていたり自分の子どもを抱きしめることができないと苦悩するママたちも登場します。さまざまな家族の姿を映し出してきた豪田トモ監督へのインタビューの後編では、ママたちの苦悩とその解決策について話を聞きました。 「産後うつ」から救ってくれたママ友たちの存在 ――『ママやめ』では、2度の産後うつを克服し、3人目を妊娠中のママが登場しています。厚生労働省によると、出産したママの10人に1人が「産後うつ」を患うそうです(※)。「うつ」とまでいかなくても、子育て中につらい気持ちや息苦しさを感じることもあります。解消の手立てはどこにあると思われますか。※「健やか親子21」における目標に対する最終評価・分析シート」より。「映画に出てくれた産後うつのママは、不妊治療を経て待望の第一子を妊娠。まさか自分が産後うつになるとは思っていなかったそうです。パパにもつらい気持ちを吐きだしていたけれど、思うように協力が得られなかったり、伝えたいことがうまく通じなかったりして、孤独感は解消されなかった。では、そのママはどうしたかというと、家に閉じこもるのをやめて、毎日時間を決めて公園に行くようにしたんです。 外に行けば、同じように子育てをしているママ友たちに出会えます。子どものことや夫に対する愚痴、つらいことなどを吐きだすことで、「大変なのは自分だけじゃない」と思えるようになったそう。ママ友に救われ、自然と産後うつを克服することができたと話してくれました」 ――女性は、友だちと話すことが一番のストレス発散になるとも聞きます。 「僕は『ママ友探しは宝探し』なんじゃないかなと思っています。ドラマやメディアの影響で、〝ママ友は全員悪魔〟のようなイメージがありますが、絶対にそんなことはない(笑)。ほとんどの人はお互い助け合いたいと思っていますし、気の合う友だちが1~2人いれば十分です。共感して話し合える相手がいることは大きな助けになります」 人には話せないヘビーなテーマだからこそ深く共感 ――『ママやめ』も「あなたはひとりじゃない」という大泉洋さんのナレーションが心に刺さりました。 「この映画が、ママ友との共感度とまた少し違うのは、より心の深淵にある暗い部分にも迫っていることかもしれません。母親から愛情を受けられなくて自尊心が低くなってしまった、わが子を受け入れられない、もっといいママになりたいのにうまくいかない……なんて、いきなり公園で繰りだす話題じゃないですよね(笑)。 誰にも話せないけれど心の中で思っていること、実は隣のママが抱えているかもしれないけれど聞き出せないこと――『ママやめ』では、そうしたヘビーな気持ちも代弁することができたのではないかな、と思っています」 子育ての問題は「第三者」が入ることで解決することも ――大泉洋さんも号泣したというのが、わが子を抱きしめてあげられないというママのシーン(写真)。子どもにどうやって愛情を伝えればいいかと苦悩する姿は、程度の差こそあれ、思い当たる人も多くいると思います。 「このママが子どもを抱きしめられないのには、自分自身が母親からの愛情表現を感じたことがなく、抱っこをされた記憶もほとんどないという理由がありました。親にされたことがないことを子どもにしてあげるのは、とてもハードルが高いことなんですよね。 彼女が“子どもを抱きしめる”という決意ができたのは、実はこの映画の撮影があったからなのだそうです。第三者である僕ら映画スタッフとの相談を重ねるうちに、わが子と向き合うきっかけをつかみ、自らの課題を解決することができたようです。 最初にお話しした産後うつのママも、“外”に解決を求めています。子育ての問題を家族だけでなんとかしようと思っても、単純にメンバーも知識も経験も、あらゆるものが足りませんよね。もしも、夫や実家との関係が悪かったら確実に行き詰ってしまう。ママ友と話してもダメだったら、保育園の先生でもいいし、カウンセラーなどを訪ねてもよいと思います。親子間、夫婦間、子育ての問題はほっておくと子どもに負担がかかってしまう。こんなことを他人に言ったら恥ずかしいと思わず、いろいろな人に相談して、出口を見つける努力は必要です」――『ママやめ』のオンライン上映を再開し、今後、自主上映会も予定されています。 「オンライン再上映の署名が1,000人に達したので、4月9日から再開しました。5月31日24時までを予定しています。6月以降は、作品に共感・賛同してくれた方たちによる自主上映会が開催され始めます。 これまで撮ってきたドキュメンタリー映画『うまれる』、『ずっといっしょ。』では全国2,000カ所以上で自主上映会がおこなわれ、地域のつながりが生まれていったようです。同じように『ママやめ』も上映会を通して、育児の悩みをわかち合う、ママたちの新しい出会いの場をつくることができるといいと思っています」 映画に登場した産後うつのママは、毎日公園に行くことでママ友と出会い、自然と産後うつから克服することができました。まさに「ママ友探しは宝探し」。『ママやめ』のオンライン上映、6月に予定されている『ママやめ』の自主上映会で、宝探しをしてみてはいかがでしょうか。
2020年04月20日初めての出産を終えて、事前に準備はしていたものの足りなかったことや思いがけないことなど、「やっておけばよかった~」と思うことがたくさん出てきました。今回は、実際に出産を経験した私が個人的に後悔したことTOP3をご紹介します。 3:かわいいパジャマを持参しておく出産のとき、私は授乳しやすさ優先で選んだパジャマを持っていきました。あとで病院で撮影した写真を確認すると、髪はぼさぼさ、ノーメイク、ヨレヨレのパジャマという非常に残念な写真が……。 夫は「別に気にならないよ~」と言ってくれましたが、そういうことじゃありません。メイクや髪は仕方ないとしても、せめてもっとかわいくてきれいなパジャマを持っていけばよかったと今さらながらに後悔しています。 2:骨盤ベルトは巻いておく私は、骨盤ベルトが授乳などのときに結構ズレてしまうのが嫌であまり使わなくなってしまいました。しかし、半年後くらいから徐々に腰痛や肩こりがひどくなり、足のむくみがひどくなっていきました。原因は出産後に骨盤が元の状態に戻らず、開きっぱなしになっていたことだと思っています。 1年後に整形外科で指導を受けつつ治したのですが、お金も時間もかかり、産後の戻りやすい時期に、きっちり骨盤ベルトを巻いて戻しておくことの重要性をひしひしと感じました。 1:名前を考えておく出産前に夫と子どもの名前の候補だけ挙げておいたのですが、産後ハイになったのか平凡でも誠実で呼びやすい名前を全部スルーして、難読漢字やファンタジーっぽい響きの名前をチョイス! 夫と両親と義両親があわてて止めてくれましたが、自分がハイになっていることすら気付いていませんでした。今でも思い出したくない時期です……。 また、隣のベッドのママが生まれた瞬間に名前を呼んであげたと聞き、まだ決めていなかったことをさらに大後悔してしまいました。 出産は人生の一大イベント。思いもよらなかったことが次々と起きました。特に産後ハイはまさか自分がなると思っていなかったので今でも驚きです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:中浦明子一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は子どもと散歩、子どもと行けるカフェの開拓。
2020年04月17日子どもを2人産んでから体重が4kg増え、身長165cmで59kg。おデブとまではいかないけど、おなか周りのお肉が気になっていました。もうすぐ40歳、ますます筋肉や代謝が落ちる前にスタイルアップしたいと思い、一念発起してダイエットをしたところ……! どのような方法でダイエットしたかをお伝えします。 体重ではなく体脂肪を意識する私がダイエットをしようと決意したのは、見た目以外にも理由があります。体重や姿勢の悪さで膝や腰に負担がかかり、痛みを感じるようになっていたのです。まずは自分の体ときちんとしたダイエット法を知るために、区のスポーツセンターに行き、InBodyという体成分分析装置で、筋肉量や脂肪量を詳しく調べてもらいました。結果、私は脂肪を1kg減らし、筋力を2kgつけるといいとのこと。体幹の筋力が弱かったのです。そこで、プランクや片足バランスなどの体幹トレーニングを毎日6分間おこないました。 間食は高たんぱくなものを私は昔から甘いものが大好き。特にストレスが溜まると食べたくなります。子どもがお昼寝したときと就寝後、スイーツを食べることがクセになっていました。でも、このような生活をしていたら絶対に痩せられません!私は買い置きするおやつを子どもしか食べないラムネやグミのみにし、甘いものを食べるのは友人などと楽しく食べるときだけにしました。最初の3週間は本当にキツかったです。でも、だんだんと体が欲しなくなり、少量でも満足できるようになりました。そして、食べるのであれば筋肉のためにヨーグルトや小魚など、たんぱく質が豊富な完食を選ぶようにしました。 子どもを寝かしたあとにウォーキングダイエット前は子どもが寝たら、テレビの前で何かおやつを食べていました。最初はテレビを見ているとどうしても何かつまみたくなってしまったので、寝ている子どもは夫に任せて、毎晩40分ほどのウォーキングに行くことにしたのです。 思えば子どもなしで自分のペースで歩くなんて久しぶり。音楽を聴いたりラジオを聴いたりしながらのウォーキングは思いのほか楽しく、ストレス発散にもなりました。 ダイエットを始めてから5カ月したころに、もう一度InBodyで測定をしました。結果、体重はマイナス4kg、脂肪はマイナス2.3kg、筋力はマイナス0.7kgでした。つまり、筋肉をあまり減らさずに脂肪だけ減らせたということでダイエットは大成功! 今後はこの体重を維持しつつ、筋力アップを目指して頑張りたいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年04月06日出産によって、女性は心身共に大きな変化やダメージを受けます。産後1カ月の過ごし方によって、その後に大きく影響してくることがあります。 今回は、助産師がすすめる産後1カ月までの過ごし方や気を付けることをお話ししていきます。産後のママだけでなく、サポートするパパや祖父母たちにも知っていただきたい内容です。 産後1カ月はどんな時期?出産により、体に起きるダメージは大きく、会陰部の傷だけではなく分娩により赤ちゃんが生まれ、胎盤が排出された子宮内も大きな傷を受けているのと同じ状態です。また、子宮が大きくなったことで上下に圧迫・移動していた胃や腸などの臓器が元の位置に戻る回復の時期です。妊娠によって大きくなったおなかをカバーするために姿勢も変わり筋力が落ちた状態でもあります。 また出産により、会陰部や帝王切開の傷、後陣痛、痔、体や肩のこり、足のむくみ、寝不足による疲労、おっぱいの張り、乳頭痛など様々な痛みや苦痛がある時期です。上記による精神的負担に加えて、育児への不安や産後のホルモン変化により気分が落ち込みやすい時期です。 おすすめの食事は?産後の体の回復のためにも、食事は大事になってきます。母乳分泌にための不足するカロリーをしっかりととることも大切です。しかし、赤ちゃんのお世話でゆっくり食事をとれなかったり、栄養のバランスも崩れやすく、自分の食事は後回しになってしまうことも多いかと思います。産後の食事におすすめなのは、育児や授乳の合間でとれるフィンガーフードと呼ばれる「片手で食べれる食事」です。小さめなおにぎりやサンドイッチなどを作っておいて、授乳の合間などに食べるようにします。その他、具だくさんのお味噌汁や豚汁、スープなどはメインのおかずにすることもでき、体を温めて水分も一緒にとれます。消化の良い食べ物や温かい食べ物は疲れた胃腸を回復させてくれます。栄養価の高いナッツやドライフルーツなども手軽にとれる食事になります。 赤ちゃんとママはどのように過ごせば良い?産後1カ月は、ママは基本的には横になって過ごすようにしましょう。意外と元気に過ごせてしまう人もいて、家事などで無理をしがちですが、この時期にしっかりと休養をとることが大切です。無理をすると体の回復が遅れて不調が続いてしまうことがあります。例えば、子宮の戻りが悪くなり悪露が長く続く、貧血が進行する、腰痛が強くなるなどがあります。赤ちゃんの授乳などのお世話、自分の食事やトイレ、シャワー浴など最低限のものにしましょう。 里帰りをしたり、親に家に手伝いに来てもらったり、夫の育児休暇などが理想ですが、難しい場合はヘルパーさんや宅配の食事なども検討されてもよいかと思います。混合栄養の場合はミルクの補足、おむつ交換、泣いたときの抱っこ、沐浴などは手伝ってもらってもよいかと思います。眼精疲労は寝つきが悪くなりやすいので、長時間テレビやスマホの画面を見たりするのは避けましょう。産後1カ月は巣篭もりの時期といわれていて、体の苦痛や母になる不安の中で、周りの人に甘えてお世話をしてもらって、労わってもらうことがママにとって大切といわれています。周りの方は、「頑張ってるね」「赤ちゃんも元気に育ってるね」とポジティブな労いの声かけをしてあげてください。 周りの家族に大切にサポートされて、産後1カ月をできるだけ安静に過ごすことによって、体の回復だけでなく、その後の育児へ前向きに取り組めるようになったり、心の安定につながったりするとも言われています。無理せずに、どうぞご自愛くださいね。 <引用・参考文献>メディカ出版 ベルナデット・ド・ガスケ著「赤ちゃんと一緒に!ペリネのエクササイズ」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2020年04月05日結婚前から子どもは2人欲しいねと話していた私たち夫婦ですが、1人目となる娘が生まれてからは職場復帰や転職でお互いの生活リズムも変わり、さらには娘の影響もあって夫婦生活はなくなり……。そんな私たちの一筋縄ではいかない2人目の妊活についてお話しします。 夫婦生活が良好だった、妊娠中〜育休中夫と私は基本的には仲がよく、1人目妊娠中から産後も私の体調が無理のない範囲で夫婦のスキンシップを欠かさずにおこなっていました。また、娘の夜泣きや夜間授乳が落ち着いた生後半年以降は、娘をベビーベッドに寝かせて夫婦生活を楽しむこともあったので、まさかしなくなるなんて他人事だと思っていたのです。 2人目は1人目と3〜4歳くらいの年齢差を設けたかったため、積極的な妊活というよりは、むしろ避妊して純粋に夫婦のコミュニケーションとして夫婦生活をおこなっていました。 職場復帰で夜はクタクタ私は娘が1歳になる月に職場復帰をしたのですが、当時の部署には育休から復帰した前例がないため、私だけではなく上司や同僚も初めての連続で慌ただしい毎日を送っていました。仕事と育児の両立は大変で毎日クタクタになって帰ってくるという状態。それでも23時を回る夫の帰りを待ち、晩ごはんを一緒に食べたり、一緒に寝たりして、夫婦のコミュニケーションは大事にしていました。 育休中に比べて夫婦生活の頻度は減りましたが、お互いの休前日や体力に余裕があるときなど月に1〜2回はあったので、ギリギリ“レス”は回避できている、という程度でした。 夫の転職と娘のベビーベッド拒否で拍車がかかり…その後、夫が飲食業に転職することに。居酒屋勤務の夫が働くのは基本的に夜。昼に働く私とはまるですれ違いの生活になってしまったのです。また、2歳ころから娘をベビーベッドで寝かせようとしても私と離れて寝るのが嫌で起きて泣いてしまうことが増え、夫婦のベッドで添い寝をしないと寝なくなりました。 娘は夫婦のベッドの快適さに味を占めたのかいつも真ん中に寝ていて、夫と私が寝るスペースはベッドの両端にギリギリあるかどうか。これでは到底夫婦生活が再開できそうにありません……。 欲求不満だけどお互いが納得する形に2人目妊活を頑張ろうと思っていた時期もあったのですが、この状態ではタイミングも取れません。次第に私の生理痛が重くなり、日常生活にも支障をきたすようになったので、まずは期限を決めて生理痛の治療に専念することにしました。 また住宅を購入して引越しが決まるなど、さまざまなことが重なり、今でも夫婦生活はなくお互い欲求不満ではありますが、落ち着くまでは2人目のことは焦らずそのほかのことに専念しようということになりました。 夫婦生活のない日々を更新中ではありますが、幸い夫婦仲は悪くないことが救いかなと思います。まずは引越しとそれに伴う身の回りのことや私の体調が落ち着いたタイミングで夫婦生活を再開して2人目を授かれたらいいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:金岡莉緒1女の母。独身時代から住宅関連企業に勤務し、産休育休を経て時短勤務中。妊娠・出産・子育てに関する自らの経験を中心に執筆している。
2020年04月04日ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!今回のテーマは産後クライシス。これまでの生活と一変する、産後の生活。よく、夫婦の関係性が変わってしまう話も聞きますよね。私たち夫婦は、というと、もちろん娘たちが産まれて生活はガラリと変わりましたが、幸いなことに、夫と大きいケンカやこじれた話はなく、今日まで過ごしてきました。と思っていたのですが、今回、夫に産後の思い出を聞いてみたところ、予想外の答えが返ってきました。長女ムスメを出産後の話です。あ…! 言われてみれば…、お、覚えてる…!!夫のすることなすこと、全部が騒音に聞こえていたあの頃…!ムスメが敏感な子で、寝かしつけに苦労し、背中スイッチも激しかった頃の話です。「ムスメが起きてしまうのでは…」と24時間おびえていたあの日々。夫も私におびえていたんですね…。夫はかなり協力的なのに、その頃はイライラしてばかりでした。反省。今思えば、次女オコメのときは全く気にならなかったので、初めての育児にかなり疲れていたんだと思います。それでも夫婦間の仲が悪くならなかったのは、文句ひとつ言わずに受け止めてくれていた夫のおかげ。これまで一切の恨み言も言わずに…、で、できる夫だな…!(はい、堂々とのろけてみました)「産後クライシス」という言葉を知っていたわけではなかったようですが、産後の妻が余裕がなくなること、ピリピリしがちなことを事前に知っていたようで。予備知識があるかないかはやっぱり大事ですね。あらためて実感しました。そして何より出産育児に疲れ切っている私を理解してくれていた夫。感謝感謝です!
2020年04月04日私は母乳トラブルがひどく、乳腺が詰まってしまうことが多くありました。1人目は断乳までの1年間、なんとか混合で母乳育児を続けましたが、次は絶対に無理と判断。2人目は産院で相談して、薬で母乳を止めて完全ミルクにしてみたのです。さらに夫の育児に対する意識も変化したので合わせてお伝えいたします。 つらかった1人目・娘の母乳育児もともと母乳の出が悪かったのですが、母乳外来に通ってどうにか赤ちゃんが欲しがる量へ追いつくようになりました。ところが、乳首が飲みにくい形なのか、母乳が好きではないのか、娘の母乳哺乳量はあまり増えませんでした。乳腺が詰まるため授乳もしないといけないし、育児用ミルクも毎回足さないといけない状況。これは離乳食が始まってから断乳までずっと続きました。すぐに乳腺が詰まってしまうので食事制限も厳しく、お肉も甘い物も一切食べられず……。 環境が変わると娘は集中して飲んでくれないので、授乳は家でしかできず、夜間も起こして飲ませる毎日でした。いつ乳腺が詰まるかわからないので、旅行・帰省・外食すらできませんでした。 夫の夜間授乳2人目の息子は最初から完ミだったため、夫をはじめいろいろな人に授乳をしてもらいました。上の娘も育児用ミルクを飲んでいましたが、「授乳のすべてが母の仕事」と私も周りも思い込んでおり、夫も調乳すらしたことがありませんでした。でも完ミにしたことで、実家や義実家の家族も、息子の授乳をとても楽しんでくれてよかったです。そして一番助かったのは、夜間の授乳を夫にお願いできたことです。自宅に戻ってから10日間ほど夫が有給を取ってくれ、その間は交代で夜間授乳を担当。そこで夫の育児に対する姿勢がガラッと変わりました。それまでは赤ちゃんが泣いていてもあまり気にならなかったのに、「泣き声を聞いて神経をすり減らすよりは抱っこをしたほうがいい」「育児より仕事のほうがラク」と言うようになったのです。 娘の反応赤ちゃんに興味がなかった娘は、弟をかわいがったりはしませんでしたが、激しい赤ちゃん返りもありませんでした。私以外でも授乳はできたので、なるべく娘優先で過ごすことができました。母乳育児ではなく完ミにすることで「ママを弟に取られた感」は軽く済んだのではと思っています。また、乳腺が詰まる心配をしなくてよかったので、娘とおいしいものを食べて、いろいろなところへ出かけることができました。 細切れ睡眠に対応できない!1人目は混合栄養だったため、調乳の手間や、外出時に哺乳瓶とミルク、お湯の入った水筒を持っていかないといけないことなど、完ミのデメリットはほとんど感じませんでした。唯一感じたデメリットを挙げると、ホルモン剤で母乳を止めたせいか、加齢のせいかわかりませんが、体が夜間授乳の細切れ睡眠に対応できず、1人目の比ではないくらいつらかったことです。寝不足のダルさが1日中続き、その体調不良が精神的な不調につながり、ささいな言葉に傷付いたりイライラしたりしました。そして、1人目では断乳後まで来なかった生理が、2人目では出産後2カ月くらいで再開しました。 1人目の娘の母乳育児は乳腺トラブルもあり、制限が多く不自由だった印象が大きいですが、息子が生まれてからは0歳育児の楽しさを経験し直したように感じています。おかげで赤ちゃん連れの旅行にも行けました。母乳育児は素晴らしいものですが、おっぱいトラブルの多かった私にとっては、あえて最初から完ミを選択することで育児はもっと力を抜いて楽しんでも良いんだと思えました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2020年04月02日育児中のママなら一度は思う「ママをやめてもいいですか!?」という気持ち。ママたちが日々感じるモヤモヤを共感たっぷりに描いたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』が、全国の映画館で公開中です。自身も一女のパパであり、命と家族をテーマに映画を撮り続けてきた豪田トモ監督に、子育てをハッピーにするヒントを聞きました。前後編でお届けします。 「父親の自覚」は妊娠中から積み立てていく ――映画の冒頭では、夜泣きする赤ちゃんを必死にあやすママの横で熟睡するパパの姿が映し出されます。多くのケースで、子どもの泣き声に敏感なのはママ。親の自覚に男女差を感じてしまうのはなぜでしょうか? 「全員とは言いませんが、妊娠しておなかの中で赤ちゃんを育てる女性は、身体的な変化から、出産までに母親になる自覚が芽生えていきます。だけど男性は身体的には何も変わらないままだから、自分が親になるという実感を持ちにくいことが多いようなんですよね。赤ちゃんが生まれた瞬間は……正直、親になったという自覚よりも〝ふわふわした気持ち〟のほうが強いようです。 父親の自覚がぼんやりしたままだと、生活スタイルを変えようとは思えないですよね。そうするとママはワンオペ育児状態になり、どんどん追い詰められて産後うつの一因になることもあります。 パパは身体的な自覚が持てないからこそ、意識的に“パパボリューム”を上げていく必要があると思います。子どもが生まれたら、飲み会を減らしたり家族で過ごす時間を増やしたりして今までの自分を捨てて、“子どものいる家庭を持つ生活”に変えていかないといけません。 奥さんが妊娠中の人には、僕は必ず妊婦健診には付き添うようにと言っていますね。エコーでおなかの中の赤ちゃんの様子を見たり、医師の話を聞いたり、はたまた、妊婦さんに必要な散歩などに付き合ったり、一緒に名前を考えたり、おなかの赤ちゃんの話をしたりしているうちに、少しずつパパになる気持ちが芽生えてくる。出産という“よく分からない領域”にあえて向き合うことで、父親になる意識を積み立てていくイメージです」 男女のコミュニケーションの違いがすれ違いを生む!? ――映画の中では、「外で働いて生活費を稼ぐのも、育児の役割の一つじゃないか」というパパの言い分も出てきます。 「試写会でもこのシーンで「よくぞ言ってくれた!」と、ほくそ笑んでいるパパは多かったです(笑)。ただ、そういうパパには申し訳ありませんが、仕事をして稼いでいれば子育てをしなくていいかというと全くそんなことはない。子育てというのは、二人が全力を出してちょうどいいくらい。そのくらい育児は大変だし、その負担は長い期間をかけて知らず知らずのうちに子どもにのし掛かっていきます。自分は働いているからママに育児家事は任せていいでしょう、という主張は通りません。 たくさんのママたちに話を聞いてみると、いくら収入があってもパパが家族に向き合っていないと、パートナーとしての満足感は低い傾向にありました。仕事で忙しいパパでも、“できるだけ一緒にいる時間をつくる”“ママの話を聞く”“愛情や感謝を表現する”ことは必要。話し合うことで、子育ての当事者意識は強くなります」 ――ママとパパが育児について話し合うシーンでは、意見がすれ違ったりもめていたり。思わず共感して笑ってしまいました。 「子育てについてじっくり話し合う機会って、実はあまりないこと。だから、本当は話をしたいママが、聞いてもらえないことでイライラを募らせて爆発するってことが、よくあります。スマホのメッセージでもいいから、こまめに会話ができると変わってくるかもしれません。それから、話がかみ合わないのは男女のコミュニケーションの違いもあるんじゃないかな。 男性は“結果主義”で、女性は“経過主義”の傾向があると言われています。そもそも、会話の目的、目指している方向が違うんです。ママは今日あった出来事を話したい。でもパパは結論が欲しい。だから、『その話、オチはないの?』なんて言ったり、『それは○○すればいいんじゃない?』と求められもしないアドバイス(これも「結果」なんです)をしたりして怒らせてしまう。そこはただ共感して聞いてほしいだけなのにと、ママ側は思うわけです。お互いに違いがあることを理解すると、コミュニケーションが取りやすくなるのではないでしょうか。 だからママのほうもパパに話をするときは、『○○のことで相談があるんだけど……』と結論や結果から切り出すとスムーズかもしれませんね」 コロナ騒動でオンライン上映を決定。署名活動も ――映画『ママやめ』は、子育てに奮闘するママのストレートな気持ちを、大泉洋さんのナレーションに乗って明るく伝えています。夫婦の話し合いのきっかけになりそうですね。 「上映期間と新型コロナウイルス騒動が重なってしまい、映画館に足を運びにくい状況になってしまいました。そこで公開初日に期間限定で、オンラインとの同時上映を決定(※)。自宅でパパと一緒に見ることができて、映画に自分の気持ちを代弁してもらうことができたという感想をたくさんいただきました。 その一方で、僕は時々“ママやめ”することも必要だと思っていて。だからあえて、子どもから離れる時間をつくって、映画館に来てもらうっていう選択も歓迎しています。泣いて笑って、心の充電をしてもらえたらうれしいですね」 ※オンライン上映は2020年3月13日で終了しましたが、1,000名の署名が集まったら、2020年5月の数週間再上映をすることを検討中。 「父親の自覚を持つためにパパも妊婦健診に付き添うなど意識的に“パパボリューム”を上げていく」「女性はプロセスが大切で、男性は結果主義の傾向があるのでお互いに違いがあることを理解する」という豪田監督による育児のヒントに納得した方は多いのではないでしょうか? 『ママをやめてもいいですか!?』をきっかけに、夫婦で子育てについて話し合ってみていかがでしょうか。
2020年03月31日私には6歳と2歳の子どもが2人いますが、下の子を妊娠して以来の約3年間、夫と性生活がありません。私としてはもう一生しなくても良いかなと思っています。まだ夫とそのことについて話したことはありません。 性生活のない状態になった理由付き合い始めたころから、夫はあまり性行為に関して積極的ではありませんでした。頻度は月に1回ぐらい。夫はガツガツ感がまったくない草食系、理系男子です。その後結婚し、長女を妊娠するまで月に1回ぐらいのペースは続きました。私は多くないなと思っていましたが、特に不満もありませんでした。もともと2人とも淡白でしたが、2人目の妊娠を望んだときはなかなか赤ちゃんができず、頻度を増やすしかない状態に。完全に排卵日周辺を狙った作業で、前戯もほとんどなく痛かったです。妊娠がわかったときには、「もう毎月頑張らなくても済む」といううれしい気持ちにすらなりました。 不満はないが不安はある私自身は性行為がないことに納得しています。しかしながら、たまにネットや雑誌で夫婦の夜の営みの大切さを謳う記事をみると、少し焦ります。性行為をしないことは夫婦として健全ではないのか、夫は私を女として見られないのではないかと不安になってしまうのです。性行為をしないからといって私たち夫婦は仲も良く、夫はとても誠実な人なので、他の人と……ということも絶対にありえません。お互い不満はなさそうなのでこれはこれでありなのかなとも思っています。 今後もきっと性生活はないけれど完全に性行為がないことについて、夫にどう思っているのか聞いたことはありません。それで「しようか」ということになるのも微妙だし、「もう一生する気はありません」と宣言されても傷つくからです。夫の性格からして、この先夫から何かを言ってくることもないでしょう。 このまま一生女として求められることがないかと思うと少し寂しい気もしますが、求められたとしても戸惑うと思います。 現在、私は下の子と、夫は上の子と寝ているので、寝室を共にすらしていません。私たち夫婦は今後もずっと性生活はないと思いますが、ずっと仲良しではいたいです。手を繋いだり肩を揉み合ったり、ちょっとしたスキンシップはできるだけとっていきたいなと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 先輩ママの体験談、いかがでしたか?「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年03月30日私は以前、生理が近づくと腹痛や腰痛が現れたり、うつうつとした気分になったりと、一般的に耳にするPMS(月経前症候群)のような症状がありました。しかし、30代に入ったころから生理前の体調に変化が現れました。 生理前になるとなぜか元気になる!?最近では、生理の1週間ほど前になるとやる気や体力がみなぎるようになりました。自分でも驚くくらい行動的になったり、疲れるであろうことも難なくこなせたりします。それに加え、考え方も異様にポジティブになるので、夫も私の変化に気づくほどです。 そして生理が始まると、「あ、生理前だったから動けていたんだ」と気づくのです。元気な状況は生理の中ごろまで続き、私はこの時期を“月に1度の黄金期”と呼んでいます。 生理が終わるとグッタリ…“月に1度の黄金期”は、生理の後半ごろから減退期に入り、徐々にうつうつとした気分に陥っていきます。やる気も失せ、体もだるくなっていき、生理が終わったころにはグッタリしてしまいます。 そのまま1週間、長いときには2週間近く、まるで魂を抜かれたような状態が続きます。ひどいときには、食事も作れないほどに……。そしてまた生理が近づくにつれ、徐々に体調が持ち直していくというサイクルを繰り返しています。 いつからこうなった? これって私だけ?以前はそんなことはなく、生理前になると腹痛や腰痛に悩まされ、気分が落ち込むなど、一般的なPMSのような症状がありました。いつからなんだろうと思い返すと、30代に突入したころからのような気がします。 周りには同じような体質の方もいなく、自分だけなのかと不安に思っていました。しかしネットで検索してみると、専門家の記事などでは出てきませんでしたが、同じような体質の方がいることがわかりました! 自分だけではないことに、少し安心しました。 一般的に生理前は体調が悪くなるものだと思っていたので、元気になる自分の体が不安でした。しかし多くはないものの、自分と似た体質の人がいると知り、少しだけ安心できました。なぜそういう症状が起こるのかはまだ謎ですが、今はこの体質とうまく付き合っていかなくてはと奮闘中です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年03月13日2月29日に公開されたドキュメンタリー映画『ママをやめてもいいですか!?』は、多くのママが涙なくしては見られない作品ではないでしょうか。ママの子育てに対するつらさ、わだかまりがストレートに表現されているにもかかわらず、なんだかとてもやさしい。子育てを日々頑張っているママに力をくれる、そんな映画でした。映画に登場しているママと同じように「ママをやめてもいいですか!?」と思ったことのあるママは多いと思います。そんなママに向けて、知っておいてほしいことをお伝えします。 産後の状況を大きく左右する“ママの孤独”映画『ママをやめてもいいですか!?』の中で、重要なポイントの一つとなってくるのが“ママの孤独”だと思います。ママの孤独を周囲にわかってもらえるか、ママが孤独を感じないように生活できるか、これができるかできないかで、ママの気持ちがだいぶ変わってくることが多いでしょう。 孤独を感じていないということは、世間とつながっていると感じられていることであり、さらに世間とつながっていると感じられているということは、ママがつらいときに助けをお願いできる環境にいるとも言えるからです。 しかし、多くのママが孤独を感じているにもかかわらず、妊婦にとってもパパにとっても、“孤独”については想定外のことであることが多く、自分が孤独であると自己認知するまでにも時間がかかり、自己認知したときにはママが疲弊しきっていることがほとんどです。そして疲弊が続くと産後うつという状態につながります。 では、ママはなぜ孤独を感じてしまうのでしょうか。またなぜ、孤独についての自己認知が遅れてしまうのでしょうか。 ママが孤独を感じるワケ 生まれたばかりの愛しい赤ちゃんと一緒にいられる時間はとても尊い時間です。それゆえ、多くの妊婦、仕事で頑張っているパパからすれば、とても幸せな時間に思えるでしょう。しかし映画でも見事に示されているように、子どもは決してかわいいだけの存在ではありません。次から次へと待ったなしの要望やいたずらをしかけてくる、ママにとってはママのことを全く理解してくれない1人の人間です。 子どもは子どもらしく振る舞っているだけなので、ママは子どもを責められません。むしろ、子どもを責めてしまえば、子どもを責めた自分をさらに責めることになるママが多いでしょう。そして、自分の頑張りを傍らで見て認めてくれる人がだれもいないことに、ふとママは気づくのです。 映画の中でも出てくる「夫は世間とつながっている」「1人じゃないから孤独じゃないわけではない」という言葉はとても印象的で、まさにママの孤独についてよく表しています。世間にもまれて働くことは、もちろんとても大変です。しかし、他人から仕事を評価されたり感謝されたりすることで、自分の存在意義を感じることができるのです。 一方、ママはどうでしょうか。だれからも評価もされず、感謝もされず、それどころかパパから「家にいて子どもと一緒にのんきに暮らせていいよな」なんて思われ、大変さを認めてもらえない。これは多くの家庭で起こっていることです。 今まさに孤独を感じているママがいるのであれば、それは、だれからも認められていないと感じているからではないでしょうか。 “孤独である”と感じている自分の認知が遅れてしまうワケ “認めてもらいたい“。これをもし大人が言っているのを聞いたら、なんて幼稚なことを言っているのだろうと思う人は多いのではないでしょうか。そして、そんな子どもみたいな、新人みたいなことを親になってしまった自分が思うなんてみっともない、そんなふうに潜在的に思っているママは多いものです。ママは得てしてみんな頑張り屋ですから。 そして、それが自分の孤独への認知を遅らせてしまう原因の一つなのです。でも、ちょっと待ってください。子どもを産んだばかりのママはいつだって新人です。それがたとえ二人目だったとしても、二人の子どもを持ったママとしては新人です。 例えば、20代から勤めた会社を30代で辞めて、新しいキャリアを積むために新しい仕事に就いたとします。そうするとその人は立派な新人です。新しい仕事を覚えたかどうか? そのやり方はあっているかどうか? 会社では年齢に関係なく、新しい人が着任したら教えてくれるし評価もしてくれることがほとんどです。年齢も今までの経験も全く関係ありません。 しかしママは初めてのことなのに、当たり前のことをやっていると思われ、そして自分もそう思ってしまいがち。ママの仕事は正解がないことも認めてもらいづらい一つの要因です。初めての仕事で孤軍奮闘しているのにだれからも感謝されない、いたわってもらえないのです。 子どもを産む前であれば、友達と会って愚痴も言えました。けれど、小さい子どもを連れて外に出るのも一苦労です。いざ外に出ても子どもと一緒だとゆっくり話もできません。ママの孤独感を増幅させるのに十分な環境があるのです。 ママに知っておいてほしいことママが孤独を感じてしまう必然的な状況が産後にはあることを知っておいてください。そしてもし孤独を感じてしまったら、まずは自分のことを認めてあげることから始めましょう。認めるのが難しれば、少なくとも責めるのはやめること。「ママをやめてもいいですか!?」と思ったっていいんです。それくらい頑張っている自分を褒めてあげてください。 ママは孤独を感じやすい状況にあります。そのことをママもパパも知っておくだけでも、孤独を感じることが減ると思います。そして、「ママをやめてもいいですか!?」と思ってもそんな自分を責めないでください。ママはいつも十分に頑張っているので上手に息抜きしながら、赤ちゃんと笑顔で過ごせるといいですね。著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2020年03月11日生まれた直後は、息子のことをかわいいと思えませんでした。 小さな命を背負う不安と恐怖に押し潰され、脳裏によぎる母親失格の文字。実母に抱かれてすやすやと眠る息子を見ていると、私は必要ないんだ……と思えてしまったのです。そして、口をついて出たのは「もういらない。息子は置いていく」という言葉。ひどいことを言ってしまった後悔の気持ちを綴ります。 慣れないお世話、慣れない環境里帰り先で、息子との生活が始まりました。里帰り先と言っても、実母は再婚しており、継父が建てた家にお邪魔することに。まだ建てて間もない家は、使い勝手がわからず、コップがどこにあるかもわからない状態。継父はとてもいい人なのですが、私はどうしても好きになれずにいました。不安はありましたが、実母たちが「帰っておいで」と言ってくれたので、好意に甘えることにしたのです。 少しずつストレスが蓄積されていった初めてのお世話は不安でいっぱいでした。私は抱っこする手つきも危なっかしく、何をするのもオロオロ。一方、実母の抱っこは安心感がありましたし、あらゆるお世話を難なくこなしていました。長年のブランクも感じさせません。継父も、不器用なりに息子をかわいがってくれました。息子を抱っこする実母。実母の隣で、息子を眺める継父。その光景は、理想の家族像そのもの。離れた場所で3人の姿を見ている私は誰だろう……? 実母に抱かれている息子は誰の子だろう……? お世話が下手だったため、私は母としての自信を失くしてしまったのです。 きっかけはささいなことだったある夜、息子が泣き出したので、実母と一通りのお世話をしました。ようやく休めると思いながら息子を寝かせると、息子がミルクを吐き出したのです。息子は吐き戻しが多く、日に何度も着替えが必要でした。また、着替えさせなきゃいけないのか。そう思った瞬間、張り詰めていた糸がプツンと切れて涙が止まらなくなりました。私は、泣きじゃくりながら、実母に不満をぶつけてしまいました。実母や継父が息子のお世話をしていると、息子が取られたように思えたこと。次第に、息子が誰の子どもなのかわからなくなって、かわいく思えなかったこと。そして「もういらない」と息子の前で言ってしまったのです。 私の味方はいないと思ったけれど…実母とは口論になり、当初1カ月を予定した里帰りを1週間で切り上げることに。夫に事情を話しても、息子をかわいく思えない気持ちを理解してくれませんでした。孤独感に押しつぶされ、息子のお世話がつらく、時には体が思うように動かないことも。1カ月健診では、精神状態があまりよくないと判断されてしまいました。健診で引っかかったため、市の保健師さんが定期的に連絡をくれるようになったのですが、私には保健師さんが救いの手でした。私の愚痴から弱音までなんでも聞いてくれて、いい気分転換になったのです。そのうち、あやすと息子が笑ったりうれしそうにしたりと反応が見られるようになって、だんだんと育児が楽しくなっていきました。 息子が1歳になった今では、息子が世界一かわいいと思っています。息子と継父が遊んでいる姿も、穏やかな気持ちで見られるようになりました。これもホルモンの影響なのか、当時の私はとにかく感情の起伏が激しく、別人のようでした。 息子は、今回の出来事を覚えていないでしょう。でも私にとっては、一生心に残りそうな、苦い思い出となってしまいました。 監修/助産師REIKO著者:結城あかね1歳男児の母。登録販売者としてドラッグストアに勤務。現在は育休中。これまでの経験をもとに、子育て・恋愛・ライフスタイルに関する記事を執筆している。
2020年03月06日子どもが生まれてうれしい反面、夫との関係は今まで通りではなくなった……という方もいるのではないでしょうか。私の家庭でも、恋人のような関係から一転、産後はギスギスした関係が2年半以上続きました。そんな状態を脱出するきっかけや、気を付けたことを紹介します。 今まで当たり前だったハグができないきっかけは、出産後すぐの長期出張から帰ってきた夫に「お帰りのハグができない」ことでした。原因はなんともいえない嫌悪感。出産前には一度も感じたことのない嫌な気持ちでした。 その後、育児に追われて家事もままならない生活が続くうち、夫にイライラをぶつけてしまい、手伝ったりやさしく話しかけたりしてくれていた夫も、しだいに部屋に閉じこもりがちに……。仕事も忙しくなり、性生活のない状態になってしまいました。 笑顔から始めて楽しい時間の共有を そのまま2年半が経過し、危機感を感じた私は、仕事から帰ってきた夫に笑顔で「おかえり」と言うことから始めました。 子どもの生活リズムが整ってきていたので、夫婦で一緒にテレビを見る時間やその日の話をする時間も確保。この時間は必ず夫の隣に座り、カップをおそろいにしたり、夫の話をよく聞いたりと、2人の時間を演出することも。一緒にソファーに座って、テレビを見たり、たわいのない話をしたり。とにかく楽しい時間を夫婦で共有できるようにしました。 目は合わせないけれど肌が触れるマッサージは相談に最適そして、夫に相談したりモヤモヤする気持ちを話したりするときは、肩をマッサージしてもらいながら話をしました。「したいけれど少し怖い」という気持ちもここで伝えました。目を合わせずに肌が触れている状況は、冷静に話せるうえに、交代でマッサージするとお互いに労わる気持ちも生まれるのでおすすめです。 数カ月後、寝室に誘われましたが、産後に時間が空いて少し怖かったので痛くないか試しながら4回目に成功。我慢強く気づかってくれた夫に感謝しています。 私の場合は気持ちのすれ違いが大きかったので、楽しいことの共有とリラックスして話せる雰囲気づくりが一番大切だと感じました。また、「肌の触れ合いはハードルが高い」と感じているときは手や肩のマッサージが効果的でした。 著者:中浦明子一児(女の子)の母。結婚を機に書店員を退職。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。趣味は子どもと散歩、子どもと行けるカフェの開拓。
2020年03月06日苦しい出産を終えてようやく愛するわが子を腕に抱き、喜びに満ちた新しい生活が始まります。そんな中、出産後にいままで経験したことがない抜け毛に悩まされる新米ママも多いのではないでしょうか。女性にとって大切な髪の毛が、このまま戻らなかったらどうしようと考えてしまっても不思議ではありません。そこで、この記事では出産後脱毛症の原因と対策について詳しく説明します。 産後のママを悩ませる「出産後脱毛症」とは人間の髪の毛は、一般的に約10万本あるといわれており、健康的な状態ならば抜け落ちる髪の毛と生えてくる髪の毛のバランスが取れています。そのため、急激にまとまった量の髪の毛が抜けたりはしません。 しかし、出産後には急に抜け毛が増える、いわゆる「出産後脱毛症」に悩まされるケースが多くあります。出産後脱毛症は、分娩後脱毛症とも呼ばれ基本的には一時的な現象です。ただし、髪の毛の抜け方や回復力は人によって違います。また、円形脱毛症などを併発してしまうと余計に抜け毛がひどくなってしまうこともあるため、適切な対策を取るようにしましょう。 産後の抜け毛はなぜ起こる?髪の毛には、もともと「成長期」「退行期」「休止期」という3つのヘアサイクルのステージがあります。成長期は、髪の毛の根元にある毛母細胞での細胞分裂が活発で、髪の毛がどんどん作られる状態です。しかし、永遠に髪の毛が作られ続けるわけではなく、いったん髪の毛を作り出す作業を休む休止期があります。成長期から休止期に至るまでの間は退行期と呼ばれ、細胞分裂の勢いが衰えて髪の毛が成長しなくなる時期です。 通常は成長期が2~6年続き、その後2週間程度の退行期を経て休止期に至り、3~4カ月休止した後はまた成長期に入ります。それぞれの毛穴が健康にヘアサイクルを繰り返していれば、髪の毛の量は一定量を保っていることが可能です。しかし、妊娠・出産の際に変化するホルモンの影響でヘアサイクルは乱れます。 女性は、妊娠していない状態のとき、月経周期に応じて「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つのホルモンが周期的に増減します。妊娠するとどちらのホルモンも分泌量が増えるため、髪が伸びやすく、しかも抜けにくくなるのです。一方で、出産が終わるとこれらのホルモンが急激に減少し、特に髪の毛に重要なエストロゲンが減少することにより、今度は多くの髪が一気に退行期や休止期に移ることで抜け毛が増えます。妊娠期間中に本来抜けるべきであった髪が、一度に抜けてしまうのです。 また、出産後は生活環境が変わり、育児も大変です。睡眠不足に悩まされることも多く、自律神経も乱れやすくなります。慣れない育児でストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。ストレスや疲労が蓄積すると血液の循環が悪くなり、間接的に髪の毛の発育を妨げることになります。直接抜け毛に作用するような原因ではなくても、生活面での心身の乱れが髪の成長に影響を及ぼすなど、産後の抜け毛は複合的な原因が考えられます。 産後の抜け毛はいつまで続く?あまりに抜け毛が多いと、いつまで続くのか心配になることもあるでしょう。実際には、産後の抜け毛は出産後2~3カ月がピークだと言われています。髪の毛は、それぞれ成長期を終えると退行期から休止期に進み、しばらく休眠するのが本来のサイクルです。通常は、すべての髪の毛が同じタイミングで休止期に入ることはありません。しかし、妊娠中はエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が増えるために、多くの髪の毛で成長期が長く続きます。その結果、出産が終わってホルモンバランスが変わったタイミングで、一気に休止期に入って抜けてしまう髪の毛が多いのです。 休止期は3~4カ月が一般的な期間ですから、休止期を終えた毛穴からは再び髪の毛が生えてきます。そのため、出産後2~3カ月は抜ける毛のほうが多い状況でも、3カ月くらい経てば、徐々に生え始める毛も増えてくるはずです。ホルモンバランスの回復や髪の生え替わりのタイミング、生活状況などは個人でかなり違いもあります。それでも、通常は半年から1年ほどでホルモンバランスが元の状態に回復し、抜け毛の量も自然と元に戻ることが多いのです。 どのような対策をしたら良い?抜け毛がひどいと、どうしても心配になるでしょう。ただ、精神的な負担がかかることで髪の毛には悪い影響を与えることもあります。そうならないように、まずはある程度の時間がたてば元に戻ると考え、思いつめすぎないようにしましょう。ひとりで育児をしていると、考えが煮詰まってしまうこともあり得ます。じょうずに周囲の協力を得て、わずかでもリラックスできる時間を持つようにするなど、ストレスをためないようにすることも大切です。 健康的な髪の毛を生えさせるためには、十分な栄養と睡眠をとることも大切になります。栄養バランスの良い食事を心がけ、特に髪にとっての3大栄養素といわれるたんぱく質とビタミン、亜鉛をしっかりとるようにしましょう。数時間おきの授乳や夜泣きなどで睡眠をとりにくい状況も多いかもしれませんが、家族の協力を得て睡眠時間を確保することも大切です。 また、頭皮そのものに注意を払うことも対策になります。日常的に使うシャンプーやトリートメントも頭皮に負担をかけるものは避け、アミノ酸系界面活性剤のように、頭皮や髪にやさしい成分を使っているものを選ぶのも方法の一つです。血流を良くするために頭皮マッサージをするのもいいでしょう。髪の毛や頭皮に負担をかけるパーマやヘアカラーはしばらく控えたほうが安心です。 抜け毛がひどい場合、どこに相談すべき?さまざまな対策を施しても抜け毛がひどい場合、まずはかかりつけの産婦人科医に相談してみましょう。特に、ほかの原因がなく抜け毛の量が妊娠・出産にともなって起こる抜け毛として通常の範囲内ならば、特別な対策は必要ないこともあります。 しかし、原因がほかにあれば、原因に対処するために内科や皮膚科、精神科などを受診する必要が出てくる場合もあります。また、女性の薄毛や抜け毛を専門にしているクリニックもあるので、相談してみるのも一つの方法です。 まとめ出産後は、かわいい赤ちゃんに恵まれ、育児に忙しいながらも幸せな時間を過ごせるでしょう。しかし、びっくりするような抜け毛が続くと幸せな気持ちにも水を差され、不安になることもあるはずです。異常がなければ産後の抜け毛は2~3カ月で治まりはじめ、半年から長くても1年経つと元に戻ります。自分でできる抜け毛対策はおこない、手に負えないことがあれば専門家に相談するようにしましょう。 監修者:医師 医療法人至誠会 梅田病院院長 北川 博之 先生昭和56年愛媛大学医学部卒業。その後愛媛大学付属病院にて産婦人科講師、助教授として勤務。愛媛県立医療技術大学教授を経て、平成20年より現職の梅田病院に院長として就任。現在も愛媛大学、広島大学などで非常勤講師として教育にも従事。
2020年03月03日2人目を出産してすぐ、悩まされたのが腰の痛みでした。おさまるどころが日数が経つほど痛みが増してしまい困っていたのですが、寝るときの姿勢を変えることで悩みが解消されたエピソードをお伝えします。 日数が経過するほど強くなった産後の腰痛2人目を出産したあと、私は腰の痛みに悩まされました。上の子を産んだときは産後の腰痛はあまり感じなかったのですが、出産直後よりも1日、2日と日が経つにつれ腰の痛みはおさまるどころか増すばかりだったのです。 赤ちゃんのお世話をしつつ、できる限り横になって体を休めようとしていたのですが、腰痛は軽快する気配がありません。産後4日目くらいには、出産直後よりも明らかに歩くのがつらく、トイレに向かうのがおっくうなくらいでした。 うつぶせ寝を試してみたら解決のヒントになったのは、入院中のベッドサイドに置かれていた産褥体操についてのパンフレットでした。腰が痛すぎて体操なんてできないと思っていたのですが、ふと興味が湧いて眺めているとうつぶせの姿勢が目に入りました。「そうか、妊娠中じゃないのだから、うつぶせで寝てもいいんだ」と、目からウロコでした。 試してみたところ、これが私にはぴったり! 妊娠中に横向きで寝る姿勢がすっかり習慣になり、さらに赤ちゃんが寝ている小さいベッド(コット)のほうばかり向いていたせいで、骨盤の一部に体重がかかりすぎていたようです。 体重の均等分散がカギ助産師さんにさっそく寝る姿勢について質問してみると、横向きではなく体重が均等に分散される体勢が良いそう。産後から数日経つと胸が張ってきてうつぶせ寝が難しくなるかもしれないので、そうなったらあお向けが一番とのことでした。また、私の場合うつぶせ寝で腰はラクになったものの、今度は膝に体重がかかってしまったようで、起き抜けに痛みが。柔らかいクッションを膝に当てて眠るようにすると、快適に眠り、目覚めることができました。うつぶせで寝るようになってからおよそ1週間で、腰痛はほとんど感じなくなりました。 妊娠中と産後はまったく違うなと改めて感じた出来事でした。また、助産師さんに腰が痛いと相談すると、骨盤の周囲にサラシを巻く方法などを教えていただきました。その後、就寝時の姿勢に話題を絞って尋ねたことでさらにいろいろ教えてもらえたので、質問方法の重要性も再認識した気がします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師REIKO著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
2020年03月02日出産後は、尿漏れなどの症状に悩む方も多く、なかなか周りに相談できないことがあります。今回は、尿漏れなどの様々なトラブルを改善できるように、おうちで簡単にできる骨盤底筋の体操についてご紹介します。 骨盤底筋ってなに?骨盤底筋(骨盤底筋群)とは、骨盤の底で膀胱や子宮などを支えている筋肉群のことです。骨盤底筋はハンモックのように膀胱や子宮などの臓器を支えて、腟や肛門を締めるときにも機能します。 妊娠期は、子宮の重さで負担がかかります。また、出産で赤ちゃんを産み出すときに伸び広げられることによって緩みが生じます。これらにより骨盤底筋群の機能が低下し、様々なトラブルが起こることがあります。 産後の骨盤底筋群の機能低下による影響は?骨盤底筋群の機能低下により、以下の症状が出ることがあります。 これらは、産後の経過と共に自然に回復してくることもありますが、元々支える筋力が弱い方ですと、長期的に影響してしまうこともあります。経腟分娩をされている方、経産婦さんに多いのですが、帝王切開での出産している方でも妊娠期の子宮の重みで機能が低下していることがあります。 ・尿漏れ(くしゃみや咳、笑ったり、ものを持ち上げたりなど腹圧をかけたときに尿が漏れてきてしまう)・頻尿(おしっこが我慢できない)・おならが我慢できない(ガスがたまると不意に出てくる)・便秘(腸が下垂して動きが悪くなり、便が溜まってしまう)・産後の性生活への影響(腟の緩みなどが気になる) 骨盤底筋体操をやってみよう骨盤底筋群の体操は、ケーゲル体操(キーゲル体操)といわれています。①まず、骨盤底筋の場所をイメージしましょう。排尿を途中で止めるように腟と尿道のあたりを収縮させます。そこが骨盤底筋群です。おしりの穴を締めるように、腟・尿道口・肛門を体の中に引き込むようにと表現することもあります。あくまでイメージで、実際に排尿を途中で止めるのは避けましょう。尿路感染症などのリスクが高まってしまうことがあります。慣れるまでは、仰向けで寝て軽く膝を立ててやるとわかりやすいです。 ②その状態を5~10秒間キープしたら、力を抜いて5~10秒間リラックスします。力を抜くときは息を吐くと良いかもしれません。 ③ ①と②を10回繰り返すのを1セットとして、1日に3セット以上おこないます。 生活の中に習慣づけるようにしてみましょう。 例)・朝目が覚めてから起き上がる前に・授乳中に・歯磨き中に・テレビを観ているときに 骨盤底筋体操を始める時期は?注意点は?始める時期は、ダメージが大きい出産直後は避け、会陰の傷などがある場合は痛みが治ってからが良いでしょう。産後1カ月過ぎてぐらいで健診で医師から問題がないといわれてからにしましょう。1日に短時間で集中しておこなうよりも、生活の合間に小刻みにやっていくことのほうが効果的です。 体操の効果は、早くて2週間、個人差や機能低下の程度にもより3カ月〜半年程度かかることもあります。毎日継続することが大切で、症状が改善されてきてもキープできるように続けてみましょう。尿漏れに関しては、骨盤底筋体操で改善がみられないようであれば、婦人科や泌尿器科など受診して相談するようにしましょう。 育児で忙しいママは、なかなか自分の体のケアに時間をとれないことがあります。授乳中や抱っこ中などにも気軽にできるケーゲル体操(キーゲル体操)で、産後の様々なトラブルを改善できると良いですね。 <引用・参考>・『病気がみえるvol.9婦人科・乳腺外科第4版』(メディックメディア) 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業しました。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援しています。訪問時の相談は、母乳だけではなく離乳食や抱っこひも、スキンケア、寝かしつけなど多岐にわたることも。また、おむつなし育児アドバイザーとして、トイレトレーニングなどの相談も受けています。自身も一児の母として奮闘中です。HP:「みき母乳相談室」
2020年02月23日私は第2子を出産した際、持病で服薬していたため、子どもに母乳をあげられませんでした。病院の方針など身近なところで完全母乳を推奨する声を耳にするたび、母乳を飲めない子どもがふびんで仕方ありませんでした。 1人目の子育て中にパニック障害を発症私は1人目の子どもが2歳のときに、仕事などのストレスからパニック障害を発症しました。服薬治療をおこなっていたのですが、2人目を考えたときに薬を中止することができず、減薬という方法で妊娠に臨みました。 そして、パニック障害の治療を続けながら不妊治療も並行しておこない、第2子を妊娠することができました。 薬の効果が切れる時間を狙って母乳をあげる産後の母乳については、心療内科の先生と産婦人科の先生の双方に相談をしました。赤ちゃんへの薬の影響を考え、薬の効果が切れる時間帯にだけ母乳をあげるという方針に決めました。 その薬の効果が切れる時間帯は、1日のうちでたった一度のみ。あとの時間はすべて育児用ミルクを与え、母乳は搾って捨てていました。1日に一度きりでしたが、母乳を飲んでいる赤ちゃんの姿が愛おしく、母乳をあげている時間は至福の時でした。 体調が悪化して母乳は完全中止に…産婦人科を退院後、パニック障害の症状が悪化してしまい、薬の量と回数を増やすことになりました。その結果、母乳をあげられる時間帯はなくなり、赤ちゃんが生後1カ月のうちに母乳をやめることになったのです。 当時は母乳をあげられない自分が悔しく、また赤ちゃんに申し訳ない気持ちから、毎日のように泣いていました。母乳をあげられない自分を“ダメな母親”だと責め、産後うつにまで陥りました。一方で、育児用ミルクでの子育ては何の問題もなく、むしろ飲んだ量がわかったり、腹持ちがよかったりといったメリットも多かったです。 育児用ミルクで育てたことに後悔はありませんが、第2子が小学生になった今でも、もっと母乳をあげたかったなぁと、ふと思うことがあります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年02月23日産後、自然に体重が元に戻ると思っていたら大間違いでした。授乳による空腹から暴飲暴食、お祝いや差し入れで届く甘いお菓子など、産後は体重アップの要因がたくさんありました。そのような環境でも、私が減量に成功した方法をお伝えします。 出産直後に減った体重が2カ月で逆戻り!妊娠前の私の体重は54kgでした。出産前は62kgまで増えましたが、産後は58kgまで減りました。完全母乳だったこともあり、このまま自然に元の体重に戻ると軽く考えていたのですが、産後2カ月でまさかの62kgに逆戻りしてしまったのです。 要因は、完全母乳のせいか妊娠期以上に空腹を感じて食欲のままに食べていたこと。しかも食べたくなるのは甘いお菓子ばかりで、ありがたいことに親戚や友だちが親切心からお菓子を差し入れてくれていたのです。それでも家にお菓子がなくなると近くのコンビニまで買いに走り、毎日のようにお菓子を摂取していました。産後2カ月は真冬で外出も控えていたので、子どもと2人きりの室内でお菓子を食べるのが一番の息抜きでした。 家に入れる食べ物の量を制限!このままではまずいと思い、対策としてまずやってみたのが、家の中に置くお菓子を減らすことです。スーパーやコンビニに買い物に行くのをやめ、宅配業者に1週間分の必要な食料だけを頼むことにしました。お店に行くと必ずお菓子やお総菜を余分に買ってしまうからです。そして、お菓子を頂いたときはご近所に配ったり、夫に職場に持って行ってもらうようにもしました。手の届くところにお菓子を置かない、必要以上に食料を買いすぎないことでムダに食べる量を減らすようにしたのです。 しかし、甘いお菓子を食べることが習慣化していたため、食べないと口寂しく、毎日お菓子を食べたい欲求にかられていました。 三食、バランスよくしっかり食べる!基本的なことですが、食事は間食に頼らず3食しっかり食べました。それまでは、授乳間隔もバラバラ、家事と育児を一手におこなっているので、自分の食事は後回しになりがちでした。子どもを抱っこして過ごす日々なので、すぐ食べられるお菓子やインスタント食品に頼りがちだったのですが、なるべく朝昼晩、自分の食事時間を守るようにしました。そして自分のために栄養バランスのよい献立も考えるようにしました。手軽な食事でも、納豆・魚の缶詰・解凍したご飯・インスタント味噌汁といった献立なら、腹もちがよかったです。栄養ある母乳を出すためにも頑張った結果、産後半年で体重を52kgにまで減らすことができました。 産後ママは多忙すぎて自分のことが後回しになりがちです。でも食事の摂取量や内容が乱れると、途端に体重が増えてしまいます。「自分の食事をどう整えるか?」を考え直すことで、体重を落としていく好循環を生み出せたのだと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:小林 晴子3歳男児と1歳女児の母。前職は営業、現在は主婦をメインに時々NPO法人活動。子どもたちと遊んだり食べたりする時間を楽しみながら、仕事復帰の道を模索中。
2020年02月21日第1子である長女を妊娠・出産したのは、私が20歳のときでした。周りの友人たちは、まだ独身ばかり。保育園のママたちは“怖い”というイメージがあり、仲良くなれず……。当時、私にはママ友と呼べる存在がいませんでした。 相談できる友人、同僚がいなかった私が20歳で第1子の妊娠・出産をした当時、周りの友人たちは、子どもはおろか結婚もしていませんでした。また、当時働いていた職場にも結婚している人や、子どもがいる人がいなかったのです。 私には実母がおらず、義理の母も遠方に住んでいるため、身近に妊娠や育児の相談をできる相手がいませんでした。育児でわからないことを聞くのは、もっぱら医師や保健師さん。もっと気軽に相談や話を聞いてくれる存在が欲しかったです。 他のママたちが怖く思えて避けるようにまだ若かった私は、他のママたちから良く思われないのではないかと思い、乳幼児健診や子どもが入園した保育園で、他のママたちとあまり接しないようにしていました。 また、“保育園のママたち=怖い”というイメージがあり、「ママ友なんて必要ない」と思っていたのです。そのため、第1子である長女が年長組(6歳)になるまで、保育園のママたちとはほとんど話したこともありませんでした。 先輩ママの助言を受け、ハッとした長女が6歳のとき、医療事務の資格を取るために職業訓練校に通ったのですが、そこで中学生の子どもをもつ女性と親しくなりました。その女性がいろいろと子どもの話をしてくれて、「子どもが小学校に入る前に、ママ友を作っておいたほうがいい」とアドバイスをくれたのです。 ママ友がいると情報共有や相談ができる他に、子どもの友だち作りにも役立つと言われ、ハッとしました。自分のことばかりで、子どものことを考えていなかったと気がついたのです。 考えを改めママ友づくりに挑戦!「若いから良く思われない」と思い、他のママたちとの交流をもたないまま、6年が経過していました。今から間に合うのかと不安に思いながらも、まずは長女と仲のいい友だちのママたちに話しかけてみることに。 するとフレンドリーなママたちばかりで、年長組の1年間であっという間に仲良くなれました。家に呼んでもらったり一緒に出かけたりするようになり、私だけではなく、子どもにも友だちが増えたのです。こんなことなら、最初から変な壁を作らなければよかったと後悔しました。 今では「若いから……」と、自分で周りに壁を作っていたことを後悔しています。6年間ママ友がいませんでしたが、先輩ママの助言と長女の交友関係のおかげで、今ではたくさんのママ友がいます。育児の相談や愚痴、保育園や学校でわからないことなど、気軽に話したり聞いたりすることができます。ママ友がいなかった時期より、今のほうが子育てをより楽しめています。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年02月20日産後、セックスレスになってしまったというご家庭も多いと聞きます。わが家でも、1人目出産後は3カ月以上も性生活がありませんでした。そんなある日、「このままでいいのだろうか?」と思い立ち、夫に産後セックスレスの話題を振ってみました。 そこで返ってきた夫の思いがけない言葉に、もっと早く話し合っていればよかったと感じた当時のエピソードをご紹介します。 夫にはわからない産後の妻の体調夫に関わらず男性は、産後、女性の体がどのように回復していくのか、よくわからないものだと思います。わが家の夫も同様で、産後の女性の体がどのくらいで回復し、性生活をしても大丈夫な状態になるのかわからなかったというのが本音だったようです。 妻の体を気づかってくれる夫ほど、妊娠前のように簡単には性生活を始められないのかもしれません。 初めての出産・子育てでその気になれない女性にとって出産だけでも大仕事ですが、その後は慣れない育児が続き、疲れ果ててしまう方も多いと思います。私も初めての出産後は、子どもの夜泣きや頻回授乳、抱っこでないと寝てくれないなど、寝不足の日々が続きました。 そのため、寝られるときには寝ておきたいというのが本音。夫のことまで気づかってあげられない状態でした。産後は疲れだけではなく、ホルモンの変化で性生活をする気になれないことも多いようです。 夫婦の話し合いの時間を大切に夫いわく、「性生活を再開したくても育児は忙しそうで疲れているし、産後の体の回復についてもわからなかった」と言っていました。夫は私のことを気づかってくれていたのに、私は育児に必死で、夫のことを考える余裕がありませんでした。 忙しくてももう少し夫のことも気づかい、夫婦関係のみならず、育児や家事など、何ごとに対しても話し合いをするということの大切さをあらためて感じました。 産後のセックスレスは、放っておくと本当にそのままセックスレスになってしまうことも多いようです。産後、余裕がないときはそのことを夫に伝える、夫の気持ちにも向き合うといったお互いへの気づかいがとても大切だと感じた時期でした。 イラスト/ののぱ監修/助産師REIKO著者:前田奈々自閉症の長男、次男の二児の母。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年02月17日ホルモンの影響と知りつつも、どうしても自分を責めてつらかった産褥期。4回の産後は毎度メンタルがガタガタでしたが、特にひどかった4人目の産後についての体験談をお話しします。 メンタルが落ちた時期と症状私には4回の出産経験がありますが、産後3週間~2カ月ごろにかけて情緒が不安定になりました。せっかく寝ても悪夢を見たり、夫婦喧嘩をしたり。上の子たちの遊びに付き合いきれないことや、必要以上に怒鳴ってしまうこと、家事をきちんとできていないことに苛立ち、とにかく自分を責めていました。 4人目の産後はもっとも症状がひどく、どんなに頑張ってもすべてがうまくいかずに、こぼれ落ちていくような絶望感にかられる日々。赤ちゃんが泣いていてもおむつを替える気力がわかず、涙が流れていくのを感じながら赤ちゃんをただぼーっと見つめていたこともあります。動悸や息苦しさが続き、ある朝本当に起きられなくなりました。 好環境があだに!? 嫌な妄想も始まった私自身、育児相談や家事代行の仕事をしていたので、産後の体の変化や子どもの発達についての知識はそれなりにあります。両方の実家も近く、ママ友もいて、夫も育児に積極的で、かなり恵まれた環境にいました。 しかし、逆にそれが自分を責めるきっかけにもなったようで、「こんなに恵まれているのに」と自分を責め、普段はあれほど「子育て支援」なんて言っておきながら、誰に相談して良いかわからなくなってしまったのです。 また、知人が育児ノイローゼになって34歳で子どもを残して自殺したという経験もあり、ふとした瞬間に、リストカットしたら、包丁を持ち出したら、などと考えてしまうことがありました。 やっと言えた「つらい」ある朝、体が言うことを聞かず、まったく起き上がれなくなりました。夫に「頑張っても頑張ってもできていない自分がダメに思えてしょうがない。つらい」と涙ながらに訴えた私。夫も話を聞いてくれ、「とにかく頑張らなくていいからね、家事はやるから」とのやさしい一言で寄り添ってくれました。 1カ月健診で医師に相談したところ、お薬を処方してもらって服用することに。授乳しても良いとのことだったので効果は薄めだったかもしれませんが、自分が今「つらい」ということを正直に話せたのが転機になったのだと思います。2週間の服用で動悸や息苦しさは減っていきました。 ホルモンバランスが急激に変化するから、と割り切ってもつらいものはつらかったです。誰かに相談するということがどれだけ勇気のいることなのかもわかりました。それでも結局はわが子のため。勇気を出して周りに話すことができてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:小林まり6歳、4歳、2歳、0歳の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年02月14日長女を出産したときは、初めての育児でバタバタしていたせいか、産後すぐに体重が戻った私。次女を妊娠したときも、産後はすぐに体重が戻るなんて思っていました。ところが次女出産後、3カ月経っても体重が一向に減らず……。そのときの体験談を紹介します。 産後は授乳の影響で体重が元に戻る?長女を出産したときは初めての育児でわからないことも多く、バタバタしていたこともあってか、産後2カ月ごろから「痩せたね」と周りに言われることが増えました。その後、産後半年くらいで妊娠前の体重に戻り、さらには妊娠前の体重よりも少なくなりました。 ありがたいことに母乳がよく出ていたので、母乳のおかげで体重が元に戻ったのかもしれないと思っていました。そして翌年には、次女を出産。また半年くらいで体重が元に戻ると軽い気持ちでいたのですが、今回は違いました。 体重が元に戻らない! 運動をスタート2人目で余裕があったからかわかりませんが、次女を出産してから3カ月過ぎても体重が元に戻りません……。「産んだあとは、自然と体重が元に戻る」と安易な考えでいたため、焦りました。とりあえず買い物がてらにウォーキングをスタート、ダイエットDVDを買って自宅で運動も始めてみました。 ところが体重が戻るよりも先に、腰を痛め、さらには肩も痛めてしまう結果に……。子育てにも支障が出そうな状況だったため、病院に相談に行くと、「産後にいきなり無理をしすぎです!」と厳しく注意されてしまいました。 焦りは禁物! ゆっくりと体重を戻そう私の場合、普段から運動習慣もないうえに、本調子ではない産後に突然運動を始めたことで体がビックリしてしまったようです。病院の先生からは、「産後、すぐに体重が戻る人もいれば、ゆっくり戻る人もいる」「体を動かすのは、もっと落ち着いてからにすること」とアドバイスを受けました。 「今は体重よりも赤ちゃんを気にしてあげて」と先生は言っていました。赤ちゃんよりも、自分の体重のことを先に考えてしまっていた……と、反省しました。それからは食事内容を見直すなどして、1年くらいかけて元の体重に戻りました。産後に無理は禁物です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。著者:深田ようこ三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
2020年02月10日私は4人の子どものうち、3人目と4人目を11カ月差で出産しました。1人目と2人目は5歳差、2人目と3人目は6歳差と、上の子たちはそれぞれ歳が離れていたので、今回初めて年子を経験することに―。11カ月差の兄弟を産んで、実際に感じたことをご紹介したいと思います。 妊娠初期と後期がきつかった!私は妊娠初期に眠気が強く現れる体質なのですが、ちょうどその時期に3人目である次男は、授乳間隔がまだ3時間おき。なおかつ夜泣きが始まりだしたことなどもあり、体力的にも精神的にもつらかったです。また、つわりのピーク中に離乳食作りをしなくてはならず、お粥のにおいが非常につらかったです。 妊娠後期になると大きいおなかで、まだ歩けない体重10kg弱の次男を抱っこしなければならず、腰痛が悪化しました。それに加えておなかの赤ちゃんが下がり始めてしまい、自宅安静を指示されてしまったのです。しかし、1歳前の子がいては安静にしていることも難しく、妊娠後期にもかなり苦労しました。 産後は同時に泣き出しカオス状態に……4人目である三男が生まれたとき、次男はまだ生後11カ月。どちらかが泣くともう一方も泣き出してしまい、夫が仕事でいないときなど、ひとりで2人をあやすのは一苦労。三男はまだ新生児のため、2人を同時に抱っこすることもできず、まずは次男、次に三男と、代わる代わる抱っこをしたりあやしたり……。 2人の泣き声が部屋に響き、家の中はまさにカオス状態でした。また三男と次男の授乳時間が重なると、2人の泣き声に急かされながら、育児用ミルクを2本調乳しなければならず、地獄のような産後を経験しました。 弟に興味を持つ兄と、兄が怖い弟次男が1歳を過ぎたころ、弟である三男に興味を持つように。生後2カ月の三男に近づきしばらく見つめたあと、三男の口や鼻の穴に指を入れようとしたり、突然叩いたりといった行動をとるようになりました。 三男はその都度大泣きし、次第に次男が視界に入るだけで泣いてしまうようになってしまいました……。常に2人の行動から目が離せず、神経をすり減らしていました。 次男にお兄ちゃんの気持ちが芽生え始めた?次男が1歳3カ月になり、三男が4カ月になったころ、次男が三男をかわいがるようになりました。頭をなでたり、抱きしめてみたり、時には顔にチュッとするようなしぐさをしたり。そして三男が泣き出すと、いないいないばぁをしてあやそうとしたり、おしゃぶりを持って行ったりと、お世話をしようとするようになりました。 そのころから三男も次男に心を開き始めたのか、次男を見ても泣かなくなりました。次男はまだ1歳3カ月なのに、もう立派なお兄ちゃんなんだなぁと感心してしましました。歳が近い兄弟だからこそ、こういった経験もできたのだと思います。 3人目まではそれぞれ歳が離れていたので、同時に手が掛かることの大変さを経験していませんでした。今回11カ月差での妊娠、育児を経験し、年子の大変さを痛感しました。でもそれと同時に、歳が近い兄弟ならではの成長を見られ、年子っていいなあと感じています。これからも下の子2人の成長を、家族みんなで楽しみながら見守っていこうと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2020年02月10日産後3カ月のときに、私は初めて体調を崩しました。具合が悪くて横になりたいのに、授乳におむつ替え、抱っこと、赤ちゃんのお世話でまったく休めず、十分に療養できないつらさを思い知りました。聞くと、産後3カ月で体調を崩すのは「産後あるある」なのだそうです。私が産後に体調を崩し、つらかった体験と対処法についてお伝えします。 ついでに受けた予防接種がきっかけで産後3カ月、娘の予防接種に行った際に、私もインフルエンザの予防接種を一緒にしてもらえるとのことでお願いすることに。 すると、翌日から産後かつてないほどの風邪モードになってしまいました。熱とのどの痛み、頭痛、口内炎と体はボロボロ……。横になって休みたい! そう思いましたが、授乳やおむつ替えもあり、赤ちゃんが寝るまで抱っこをしてユラユラと動かねばならず、まったく休めません。母は具合が悪くても寝られないのか!と、子持ち風邪っぴきのつらさを初めて痛感しました。 初めての授乳中の抗生物質服用前日に行った病院で風邪薬をもらいましたが、授乳中でも飲める薬だからか、5日間飲み切ってもまったく治らず、別の内科で抗生物質を処方してもらいました。抗生物質を服用したあとは、4~5時間は授乳を控えるようにと指導されたので、夜間授乳を育児用ミルクに切り替えました。 赤ちゃんに育児用ミルクを飲ませる予定時間より30分前に起きて、搾乳をして捨て、育児用ミルクを作って飲ませて寝かせるという作業は重労働でしたが、なんとか5日間を乗り越えることができました。 完治まで2週間以上かかった風邪のピークは過ぎたものの、のどの痛みが長引き、市販ののど飴などをなめながら完治まで2週間以上かかりました。 先輩ママから聞いてあとからわかったことですが、産後3カ月で体調がガクッと崩れるのは、ママの「産後あるある」なのだそうです。たしかに出産からろくに眠れず、休みもなく、体の痛みに耐えながら慣れないことをして気を張っていたら体調を崩すのも納得です。素直に周りに甘えて、休ませてもらったほうが早く治ったかもしれません。 産後3カ月の風邪はとっても厄介! 夫や親など、頼れる人がいるなら遠慮なく頼って休ませてもらいたいところ。病院でも薬や治し方を相談し、とにかく体調を優先させて、早く治してしまうことをおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:桜井みお子育て中のママ。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年02月09日息子が1歳5カ月になり、育児にようやく少し余裕が出てきたころに2人目の子どもを出産しました。産後はホルモンバランスの変化で精神的に不安定になっていたのですが、そんなときに私がパパに理解してもらいたいと思ったことをお伝えします。 産後のガルガル期 産後すぐに新生児育児が始まり、睡眠不足の毎日で少しのことでイライラしていました。そのとき母から、「産後は“ガルガル期”という、赤ちゃんを守る本能からイライラしてしまう時期があるんだよ。それは仕方のないことだよ」と励ましてもらいました。しかし、パパは「ママはなんでいつもイライラしてるのだろう?」と思っていたようで、何度も衝突しました。産後の女性の心と体の変化をパパが事前に知ってくれていたら、このガルガル期に少しでも笑顔が増えたのではないかと思います。 上の子じゃなく下の子を! 頻回授乳もあり、私は赤ちゃんにつきっきりになりました。しかし上の子もまだ1歳。授乳をしているとき上の子は口をギュッと結んで我慢しており、夜になるとその寝顔に「ごめんね」と謝り涙を流す毎日でした。パパは上の子とよく遊んでくれましたが、でもそうすることで上の子とママの間に溝ができていく気がしていました。赤ちゃんが泣いたとき、パパが上の子ではなく赤ちゃんのお世話を少し手伝ってくれたら、その間にママは安心して上の子と接することができるのにな……と思いました。 家事に完璧を求めないで! 1歳と0歳の子どもがいる日々は、かわいい反面本当に大変です。子どもをみるので精一杯で、家の掃除が行き届かなかったり、ごはんも冷凍食品やレトルトを多用したりしていました。「家事ができていなくてごめんね」とパパに伝えると、「今はできなくて当たり前。毎日掃除しなくてもいいし、ごはんもコンビニや出前でもいいよ。それより子どもたちと笑顔で遊んでくれていれば俺はうれしいから」と言われ、この言葉に本当に救われました。 夫も仕事をしているので、もちろん家事や育児を全部担うわけにはいきません。でも、理解をしてくれるということが私の心にゆとりを持たせてくれたのです。 年子の育児で余裕がなくなっていた私も、パパの理解ある言葉で笑顔を取り戻し、今しかない赤ちゃん期間を大切に過ごさなきゃもったいないと気付くことができました。何よりもかわいい子どもたちのために、これからも笑顔と思いやりを絶やさないようにしたいと思います。著者:松本のあ1歳男児と0歳女児の母。客室乗務員を現在育休中。年子育児の経験を多くの人に伝えるべく、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年02月08日現在、夫の実家近くに住みながら、3人の子どもを育てています。夫には妹がおり、妹家族も近くに家を構えて住んでいて、同じくらいの子どもが3人います。いとこたちに会うと子どもたちは楽しそうに遊んでいますが、ふとしたときに義母の対応の違いが感じられて切なくなります。 旅行に誘われない妹家族の家は別に構えているものの、パパの仕事が忙しく帰りが遅いため、食事やお風呂などはすべて実家で済ませています。 そのため、ずっと一緒に住んでいるような感覚なのでしょう。連休にはたびたび義母と妹家族で旅行に出かけており、わが家はまったく知らされません。もしかしたら妹家族が旅費を出していたりするのかもしれませんし、うちに気をつかってくれているのかもしれませんが、なんだかちょっぴり寂しい気持ちになります。 誕生日を忘れられる妹家族は義母とほぼ一緒に過ごしているため、子どもたちの誕生日も毎回一緒にお祝いしている模様。しかしわが子たちは3人目が生まれたころから誕生日については触れられなくなり、「おめでとう」とも言われなくなりました。 数年前に義父が亡くなり、孫が多くなり、義母も大変なんだろうとは思います。でも、「おめでとう」も言われなくなるのはやっぱり寂しいものがあり、その傍らで妹家族が一緒にお祝いしているのを知ると、なんだか差を感じてしまいます。 「うちの子は…」と言われる義母にとっては何気ないひと言なんだと思いますが、妹の子どものことを「うちの子たちは……」といつも言います。実の娘の子どもですし、ほぼ一緒に暮らしているようなものなので、そう言うのも不思議ではありません。 でも、「うちの子は」と聞くたびに、私や私の子どもたちはよそ者扱いされているような感覚になります。義実家近くに住んでもう8年になりますが、なかなか関係的な距離は縮まらず、私の足も遠のく一方です。 近いのになかなか足が向かない義実家ですが、行けば子どもたちはいとこたちと楽しそうに遊んでいますし、義母も子どもたちにやさしく接してくれるので特に問題はありません。義母の何気ない一言や行動にちょっぴり切なくなることもありますが、適度な距離感で良い関係を保つほうがいいのかなと思うようにしています。 著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2020年02月06日私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。 オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目だったのです。貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい! と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産! そして……その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」と一言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をべったりとつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果……夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」と一言。それだ! と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いに来てくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2020年02月03日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜