私の場合、1人目も2人目も陣痛が始まってから4時間以内のスピード出産でした。「早いとラクでいいね!」と言われますが、2人目以降は臨月になると病院への移動などが間に合わなかったらどうしようといつも不安でした。今回は3人目の出産エピソードをお伝えします。 前駆陣痛から本格的な陣痛へ3人目の出産は夜中の前駆陣痛から始まりました。はじめはいつものおなかの張りかな? と思い、そのまま寝ようとしていました。しかし、何かおなかの張り方がいつもと違う感覚がして気になったので、数分後におなかの張りの間隔をカウントをしてみました。 すると、すでに4〜5分間隔!すぐに病院へ電話して向かいました。病院へ到着したときには本格的な陣痛がきていて、痛みが収まっているタイミングで病院内に入っていきました。 慌ただしい出産助産師さんに迎えられて、車いすで陣痛室へ行くと、すでに子宮口は全開でした。すぐに「分娩室に移動しようか」と言われ、分娩台に上がり、次の陣痛を待ちました。私は横向きが楽なので横向きになるとすぐに破水し、その2秒後にはポーンと一度も止まらずに生まれてきてくれました。 先生や助産師さんもあまりにもスムーズな出産で「すごく早かったね!!」と、とても驚き、慌てていました。 スピード出産にも危険が?無事に出産しましたが、「勢いがよく出てきたから出血が多いね。多めに点滴を打ってゆっくりしようね」と先生に言われ、産後は5時間ほど、分娩室でのんびりと過ごしました。あとから助産師さんに、通常の2倍の量の出血があったと聞き、スピード出産もいいことばかりではないことを実感しました。あのまま陣痛だと気付かずに寝ていたらと思うと怖くなりました。前駆陣痛か陣痛かわからなくて困ったとき、間違っているかもしれないと思うと、電話しにくい場合もありますよね。病院へ着くまでに赤ちゃんが生まれてしまっては大変なので、遠慮せずに医療機関へ電話することをおすすめします。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:新山紗季6歳、4歳、1歳の三児の母。現在は医療機関で働くかたわら、記事執筆をおこなう。不妊治療や妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年12月01日第一子を妊娠したとき、里帰り出産を予定していたことと諸々の恥ずかしさもあり、女医さんひとりの婦人科医院を選びました。まったくつわりもなく、おなかも目立たず、健診を受けるたびに「小さめだけど大丈夫」「小さくてかわいい赤ちゃんよ」と言われていました。そのときの私の体験談をお伝えします。 初めての妊娠、つわり知らずなワケは?初めて妊娠したとき、妊娠についてまったく無知なうえに体力にも自信があった私。つわりもなく、気楽な妊娠生活でした。母子健康手帳ももらい、毎回の健診が楽しみでした。 安定期に入ってようやく家族以外にも妊娠報告をして、祝福してもらっていた矢先の妊娠4カ月の健診のこと。「あなたの体格にしては体重も増えないし、赤ちゃんも小さめね」とちょっと不安なひと言を医師から言われました。 羊水が多くて、赤ちゃんも小さめそして妊娠5カ月目に入り、妊娠16週の定期健診で、「ちょっと羊水が多いわね。赤ちゃんも小さめだから、念のため大きな病院に紹介状を書くので早めに明日にでも行ってみて」と言われました。 “小さめな赤ちゃん=かわいい”と思い込んでいたので、突然の宣告に奈落の底に突き落とされたような気分でした。沈んだ気持ちで、何が何やらわからぬまま夫に連絡し、次の日、付き添ってもらって隣駅の大病院に行くことにしました。 「無脳症」の診断病院では、紹介状を渡した途端、「胎児に障害がある」という前提で検査が進みました。重苦しい雰囲気でいくつかの検査を終え、胎児が「無脳症」であると診断されました。 羊水が多めに見えるのは、胎児の脳の部分に羊水が入り込んでいるためで、そのため胎児の成長も著しく遅く、このまま妊娠を進めても胎内で亡くなる可能性が高いこと、万が一出産できてもすぐに赤ちゃんが亡くなる可能性が高いことを説明されました。 苦渋の決断を迫られ、「母体保護法」適応の週数内に手術をすすめられました。仕方ないことだったと思いつつも、胎児が小さめというサインに私自身がもっと敏感だったなら、と悔やむことばかりです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:村上悠美自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2019年11月29日やけどは赤ちゃんに多いケガの1つです。私は娘が生後3カ月のときに、スープをこぼしてやけどをさせてしまい、とても後悔しています。「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、対処したことを詳しく紹介します。 ランチ中にスープでやけど当時、生後3カ月だった娘は、床やベッドに寝かせると泣いてしまうので、常に抱っこをしていました。平日はワンオペ育児で、食事中に娘の面倒を見てくれる人はいない状態。そこで、私があぐらをかいてその上にのせると静かだったので、寝返りもまだ打たないし大丈夫だろうと思い、その状態でよく食事を摂っていました。いつもどおりあぐらの上に娘をのせてランチをしていたところ、手が滑ってスープが娘の足にかかってしまい……。一瞬頭の中が真っ白になりました。 「こども医療でんわ相談」へ電話「まずは冷やさないと」と思い、泣いている娘をお風呂に連れて行き、冷水のシャワーを浴びせました。冷たいのか、シャワーを浴びるとより一層、泣いている声が大きくなるばかり……。一通り冷やしたあとに、「こども医療でんわ相談(#8000)」に電話して、今の状態を説明し、どうしたらよいのか聞きました。すると、水ぶくれを破かないように冷やして皮膚科を受診するように言われ、急いで皮膚科へ。どんどん大きくなる娘の泣き声を聞くと、とても不安になりましたが、電話をして状況を説明することで、客観的にみることができて少し冷静になれました。また、専門の方の対処方法を聞いて、どうしたら良いのかわかり、少し安心できました。 やけどさせたことを後悔幸い娘のやけどはひどいものではなく、皮膚科で処方してもらった薬が効いたのか、やけどの痕は残っていません。娘が近くにいる状態で、熱いスープを飲んだことをとても後悔しました。気をつけているつもりでも、毎日の繰り返しで、「まあ大丈夫だろう」と思ってしまった自分を責めました。それからは、まず娘が近くにいるときはやけどしそうな熱いものは食べない、どうしても熱いものを扱わないといけないときは、ヘビーベッドや安全なところに娘を待機させることを決意。 娘に初めてケガをさせてしまって、申し訳ない気持ちで胸がいっぱいに。やけどをしたときはどうしたらよいのか分からず不安でしたが、「こども医療でんわ相談」に相談し、専門家の意見を聞き正しい対処がわかったので安心して行動にうつせました。今後も何かあった場合には相談しようと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:北沢ゆき0歳の娘を育てる1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆。
2019年11月27日「会陰切開(えいんせっかい)」というワード、これから出産を控えている方にとっては気になりますよね。ここでは、初産で会陰切開をした私の体験をお話ししたいと思います。 会陰切開への不安私は妊娠するまで会陰切開を知らず、義母から教えられて、一気に出産することが不安になってしまいました。しかし、なかには会陰切開をせずに出産する方もいるそうです。自分もどうなるのかわからなかったので、周りの出産経験者に体験談を聞き心の準備をしました。今考えてみると、そのときに少し心の準備ができたので、いざとなったら強気でいられたのだと思っています。 会陰切開って痛いの? 流れと痛み私は事前に、もしも切開するときは一声掛けてほしいと先生に要望を出していました。しかし実際に声がかかったときは、恐怖よりも「早くラクにして!」という気持ちのほうが強かったです。切開の前に部分麻酔のための注射をしましたが、それもチクッとするだけで、痛みや恐怖は感じませんでした。 いよいよ切開の瞬間、パチン! という音が聞こえましたが、切られているという感覚はほぼなく、痛みはありませんでした。 会陰切開後の処置無事に出産が終わり、ほっとしたのも束の間、今度は会陰の縫合です。陣痛もほぼ終わったからか、少し痛く感じました。ただ、すごく痛いというより「イテテ」と声は出るものの、我慢できるくらいの痛さでした。 私の場合は、新人の先生がおこなってくれたのですが、ベテラン先生に指示を出されながらの縫合だったので痛みを感じたのかもしれません。 会陰切開後の生活で特に気をつかったこと会陰切開後に注意をしたことは、座る・立つ・トイレに関してです。座るときは、傷口が直接当たらないよう背もたれに寄りかかって座りました。ドーナッツクッションを使う方もいるそうです。立つ瞬間は、どうしてもとっさに力が入ってしまうので、引っ張られる感覚がありました。トイレのときは力をいれることが怖かったです。病院側からは、腟の中に水が入らないように注意しながらビデで傷口を洗い流して、清潔を保つようにとの指導がありました。最初はビデの強さも「弱」に調整しましたが、シャワーが当たる瞬間は少しドキドキしたものです。 私の場合、会陰切開は思っていたより痛くなかったけれど、縫合と傷口が治るまでは多少の痛みがありました。しかし、赤ちゃんが生まれた瞬間は本当に感動しましたし、初めて産んだわが子を見るたびに寝不足で疲れていても頑張ることができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:山﨑ゆい0歳男児の母。結婚を機に地方へ引っ越し出産。現在は新しい土地で、妊娠・出産・子育てに関する記事を執筆している。
2019年11月26日私の息子は右足が先天性内反足(せんてんせいないはんそく)で、右足首が内側に曲がって生まれてきました。最初は動揺して不安になりましたが、早くから治療をすれば治る可能性が高いといわれ、前向きに頑張れました。ここでは、息子の先天性内反足の治療や経過をお伝えします。 先天性内反足とはどんな病気? 原因は?生後6日目に息子の右足首から先が内側に曲がっていることに気付き、受診すると右足先天性内反足と診断されました。先天性内反足とは片足または両足が内側に曲がり、放っておくと歩いたり、走ったりすることが難しくなる病気と言われています。発症率は1,000人に1人ほどで、原因はいまだ明らかになっていないそうです。診断されたときはとても不安で自分を責めましたが、生まれて間もない子どもの頑張りを見守り、治ると信じて早期に治療を始めました。 先天性内反足の治療とギプス生活の始まり息子が生後3カ月になったころ、先天性内反足の治療を開始。初診でレントゲンを撮り、右足の太もも辺りからつま先までギプスで固定して右足首の矯正をしました。はじめのうち、息子はびっくりして泣いていましたが、週1回巻替えをおこなうと徐々に先生や施術にも慣れて落ち着いた様子に。ギプス中はお風呂に入ることができないので、温かいタオルで全身を拭いて体をさすってあげたり、マッサージをしてあげたりするととても気持ちよさそうでした。 アキレス腱を切る手術でつま先が上向きに ギプスでの矯正だけでは右足首が硬く、上下に曲げることが難しかったので生後4カ月のころにアキレス腱を切る手術をしました。局所麻酔をして、右足後ろのアキレス腱を横に1cmほど切って、尖足(せんそく/つま先立ちのような足の形)を矯正します。手術は1時間ほどで終わり、術後の右足はつま先が上に向いた状態になりました。手術室から泣き叫ぶ息子の声が聞こえるたび、とても胸が苦しかったですが無事に終わり、安心しました。 矯正装具の着用開始。お風呂がOKに 手術後から3週間はギプス固定をして、その後は再発防止のためにデニスブラウンという矯正装具をつけました。お風呂のとき以外はずっと装着ですが、ギプスのときには入れなかったお風呂にやっと一緒に入れたときは、とてもうれしかったです。その後、寝返りやハイハイも順調にできるようになり、つかまり立ちのころからは右足だけの短下肢装具になりました。そして歩くようになってから小学生になるまでは、昼寝中と夜間のみ装着を続けました。 息子の場合は早くから治療をしたおかげで今は元気いっぱい走り回り、運動も何の問題もなくできています。ただ、先天性内反足は再発することがあるそうなので、年に1度の定期健診を受けてこれからも経過を見守りたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:八木しほり二男一女の母。自身の体験をもとに、主に子育てやライフスタイルに関する記事を執筆している。
2019年11月25日私は1人目と2人目の子どもを無痛分娩で出産しました。その病院では、無痛分娩は子宮口の開き具合などから計画分娩になります。陣痛が始まる前から麻酔を入れるので、1人目では陣痛を経験していません。しかし2人目は、陣痛を経験した後の無痛分娩となりました。2人目にして初めての陣痛体験をご紹介します。 陣痛がわかるのか心配だった「2人目はお産の進みが早いから気を付けて」と、病院側から何度も言われていました。さらに、陣痛が10分間隔になるころには病院に連絡するようにとのこと。私は1人目では陣痛を経験していないので、陣痛が来たときに「これが陣痛だ」とわかるのだろうかととても不安でした。妊娠37週3日の朝に生理痛のような腹痛と少量の出血がありました。これがおしるしなのか、高位破水なのか判断がつかず、病院に連絡をし、入院準備品を持って病院へ向かいました。診察の結果、破水はしておらず、週数もまだ早いのでそのまま帰宅となったのです。 妊娠38週0日の夜に腹痛が! 妊娠38週0日、2歳の娘を寝かしつけたあと、下痢のような鈍い腹痛に襲われました。もしかすると陣痛かもしれないと思い、陣痛アプリで間隔を計測してみましたが、今ひとつよくわからず……。私の感覚としては、完全におなかをくだしたときの痛みでした。すぐさま陣痛と下痢の痛みは区別がつかないものなのかネットで検索。「陣痛は出してはいけない下痢を我慢するような痛みだった」という内容の体験談を見つけ、「今まさにそれだ! やっぱり陣痛なのか、いや、でも下痢っぽいしどっち!? 」と1時間ほど迷いました。でも、だんだん痛みが強くなってきたので、病院に連絡すると「すぐに来てください」とのことでした。 子宮口7cmで入院に!家ではわかりにくかったのですが、タクシーに乗ったあと、痛みが来たときと引いたときの差がはっきりわかり、これは陣痛だなと確信しました。このころには、下痢よりも生理痛のような、しめつけられるような痛みになっていたのです。病院に着いてすぐに内診をして、子宮口が7cm開いているとのことで入院に。7cm開いている割には、大きな声が漏れるほどの痛みではありませんでした。この時点で、医師から「本当に無痛にしますか? 麻酔が効いてくるまで時間がかかるし、無痛にしないほうがお産の進みが良くて早く生まれると思いますよ」と言われましたが、私は痛みが怖かったので迷わず無痛をお願いしたのでした。 子宮口が全開になるころに麻酔が効き始めその後、麻酔を入れて効いてくるまで陣痛に耐え、「いきんでいい」と言われたものの、痛くて腰が引けていました。そして、赤ちゃんが下りてくるさらなる痛みが怖くて、もういきめない状態になっていました。しかし、そこでちょうど麻酔が効き始めたのです!その後は陣痛の波を見て助産師さんからの指示でいきみました。波が引いたときはテレビを見たり助産師さんとお話ししたりしつつ。そして入院から3時間ほどで息子を出産しました。 私は2回とも無痛分娩でしたが、1人目のときも子宮口が3cm開いた状況で痛みがほとんどなかったので、もしかすると痛みに鈍い体質なのかもしれません。それで陣痛に気付かず、知らぬ間にお産が進んでしまうのではという不安がありました。しかし、下痢としか思えない痛みだったのでなかなか病院に連絡できず、お産の途中で便が出ることもなかったので、あれは完全に陣痛の痛みだったのだと後になって思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:ひらたかおる二児の母。趣味はメルカリと写真。自分の備忘録と、いつか誰かの役に立つことを願って妊活中からブログを続けている。2018年から、自身の妊活や子育てでの経験をさらに活かすべくライターとして活動している。
2019年11月25日体調の変化や月経の遅れで、「もしかして、妊娠?」と思った時、まずは最初に何をすればいいのでしょうか?初めての妊娠なら、「すぐに病院へ行った方がいい?」「それとも妊娠検査薬で確認してから?」「初診に最適な時期はいつ?」「事前に準備しておくことは?」など、わからないことだらけですね。ここでは、妊娠発覚から初めての受診までを詳しくご紹介しましょう。【監修】成城松村クリニック院長 松村圭子先生婦人科専門医。1995年広島大学医学部卒業、同年広島大学付属病院産婦人科学教室入局。2010年、成城松村クリニックを開院。女性の「体の健康」「心の健康」のために、一般の婦人科診療だけではなく女性のあらゆる面をトータルにケア。講演、執筆、TV出演など幅広く活動。著書に、『女30代からのなんだかわからない体の不調を治す本』(東京書店)、『医者が教える女性のための最強の食事術』(青春出版社)など多数。■妊娠が発覚したら病院にはいつ行けばいい? 初診を受ける時期って?生理の遅れに気づいた時、まず思い浮かぶのが「もしかして、妊娠?」ですよね。うれしい反面、何から手をつけていいかわからず不安になるでしょう。まずは、病院へ行く前に確かめておきたいこと、やっておくべきことをまとめてみました。「妊娠かな?」と思ったらやっておきたいこと妊娠の自覚症状は妊婦さんによって千差万別、さまざまです。超初期の頃からはっきりした症状がある人もいれば、「そういえば、あれはつわりだったのかも…」と振り返って初めてわかる人も。こんな症状が出ていたら妊娠しているかも…・生理時期でもないのに出血があった受精卵が子宮内膜にもぐり込む際、傷がつくことから出血する「着床出血」かもしれません。たった1日〜数日で終わってしまった、出血の感じが生理と違うようなら着床出血の可能性があります。・予定日になっても生理が始まらない生理の周期が順調である場合、予定日 を過ぎても次の生理が始まらない場合は、妊娠の可能性が高いと考えられます。・微熱が続く妊娠を継続させるための女性ホルモン、プロゲステロン(黄体ホルモン)が体温を上昇させます。排卵後の基礎体温が高いままの状態が3週間ほど続いた場合は妊娠かもしれません。・風邪と似た症状がある妊娠初期には、風邪と似た症状が出ることがあります。基礎体温が高いままの状態が続くため、だるさや熱っぽさを感じることも。・下腹部の痛み妊娠すると、下腹部がチクチクするような痛みを感じることも。生理痛と間違える人も多いようです。・眠気十分睡眠をとっているにもかかわらず、強い眠気を感じることがあります。これは、妊娠によって体内のホルモンバランスが変わるためといわれています。これらの症状は、妊娠を継続するために増加した女性ホルモン、hCG(ヒトじゅう毛性性腺刺激ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)、エストロゲン(卵胞ホルモン)の影響といわれています。参考サイト:日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 妊娠の可能性がある時にやっておきたいこと 先に紹介した妊娠の初期症状に心当たりがあれば、妊娠診断補助試薬(妊娠判定キット)、いわゆる妊娠検査薬で調べてみましょう。妊娠検査薬は、妊娠初期に胎盤じゅう毛細胞より分泌されるhCG(ヒトじゅう毛性性腺刺激ホルモン)が尿中に含まれているかによって判定します。一般的な妊娠検査薬は、生理予定日の約1週間後から調べられますが、hCGの検出感度を上げて生理予定日から使える早期妊娠検査薬もありますただし、妊娠検査薬はあくまでも補助的に使われる試薬。陽性反応が出たとしても、正常な妊娠とは限りません。卵管・卵巣など子宮内膜以外の場所で妊娠する異所性妊娠の可能性もあります。妊娠検査薬で陽性が出た! 病院にはいつ行けばいい?妊娠が発覚して初めて、産婦人科を訪れる方も多いでしょう。そのため、初診の時期はいつがいいのか迷うところだと思います。「妊娠検査薬では陽性が出たけれど、間違いだったらどうしよう」「病院に行ったら『まだ早すぎる』と言われないかな」と心配になる気持ちもわかります。でも、妊娠検査薬で陽性が出たなら、なるべく早い時期に病院を受診しましょう。前述した異所性妊娠だった場合、おなかの中で急に大量に出血し、ママの命にかかわる可能性もあるからです。一般的な妊娠検査薬で陽性が出る妊娠5週頃なら、病院の超音波検査で胎のう(赤ちゃんの袋)は確認できますから、安心して受診してください。参考サイト:日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 ■いざ妊娠検査のために病院へ! どんな準備が必要?初めての産婦人科受診には、どんな準備が必要なのでしょうか?最終月経日・普段の月経周期の確認まず最初に病院では、最終月経日とふだんの月経周期を確認されます。というのも、最終月経の初日を妊娠1日目と数えるためです。ここから、今は妊娠何週で、出産予定日は何月何日というのが割り出されます。伝え間違いがないように、メモしていくといいでしょう。病院ではこれまでの妊娠・出産回数も確認される病院では、これまでの妊娠回数や出産回数も聞かれます。妊娠回数は、現在の妊娠を回数に加えて答えましょう。出産回数の数え方は、妊娠満22週以上で出産したものは、出産回数に入れます。参考サイト:日本産科婦人科学会 「妊娠・分娩回数のかぞえかた」について 今までの病歴やアレルギーについてまとめておく初診時には、主に以下の病歴やアレルギーについて聞かれます。・薬剤アレルギーの有無・喘息の既往歴・妊娠に影響のある感染症の既往歴・指摘されたことのある産婦人科疾患・そのほかの大きな病気の既往歴「妊娠に影響のある感染症」というのは、麻しん(はしか)、風しん、水痘(水ぼうそう)流行性耳下腺炎(おたふく)、性器ヘルペスなどをさします。これらの感染症は、もし妊娠中にかかってしまったら、母体やおなかの子どもに影響がある場合もあるためです。また、自分自身のことではありませんが、両親や兄弟姉妹など親族が高血圧や糖尿病などにかかっていないかも聞かれます。これらの情報もまとめておきましょう。参考サイト:日本産婦人科学会・日本産婦人科医会 「産婦人科診療ガイドラインー産科編2017」 初診で必要な持ち物をチェック初めて受診する際は、次のものを持っていきましょう。・健康保険証妊婦健診には、健康保険は使えません。ただし、妊娠以外の別の病気、処置が見つかった場合は適用されるので、念のため持参しましょう。・健康状態などをまとめたメモ書き前述した通り、最終月経日や妊娠・出産回数、既往症や家族の病歴などが聞かれるので、伝え間違いがないようにメモしていきましょう。・基礎体温表妊娠かどうかの判断材料となるので、基礎体温を記録していたのなら持参しましょう。・お金多くの場合は健康保険が適用されないため、いつも病院でかかる時の診察代より多めにお金を用意した方が安心でしょう。初診では、さまざまな検査も行うので、2万円程度を目安としてください。・生理用ナプキン内診を受けた際、少量の出血があるかもしれません。それに備えて、生理用ナプキンを持参しましょう。どこの病院で妊娠検査をしてもらうかもしっかり考えようまず最初に、どこの病院で妊娠検査をしてもらうかは迷いますよね。検査をしてもらえるのは、大きく分けて次の3つになるでしょう。・総合病院の産婦人科産婦人科以外の診療科もあるような大きな総合病院だと、妊娠・出産の過程で何かあった時でも安心ですね。ただし、大きな病院(特定機能病院・一般病床400床以上の地域医療支援病院)の場合、紹介状がない場合は診療費とは別に特別料金が加算されます。・小規模の産婦人科クリニック小規模だけに、アットホームな雰囲気で「かゆいところに手が届く」サポートを受けられるところがメリット。ただし、大きな病院で出産するよりも費用がかさむケースが多いようです。・妊婦健診のみの産婦人科クリニック出産施設は備えない、妊婦健診や婦人科診療だけをする産婦人科クリニック。出産は、提携しているほかの産婦人科となります。妊娠しているかどうか検査をした病院と、実際に妊婦健診で通院したり、出産する病院とは違っても構いません。検査で妊娠が確定してから、どの病院で通院・出産するのか、里帰り出産するのかなど決めてもいいのです。ただし、健診・出産する選択肢の一つに助産院がありますが、妊娠検査だけは産婦人科で受けることをおすすめします。万が一、子宮外妊娠などすぐに手術が必要な場合など、助産院では医療行為ができないためです。■病院で行う妊娠検査とは病院で初診に行う妊娠検査の流れ病院では、経腟(けいちつ)超音波検査でも妊娠の診断をします。この検査で子宮の中に胎のうが確認できたら、妊娠の診断となります。妊娠5週後半から6週前半以降なら、赤ちゃんの心臓が動いていることも確認できるでしょう。赤ちゃんの心拍を確認したら、最終月経の開始日から出産予定日を決定します。妊娠していた場合はどのくらいの頻度で通うことになる?胎児の成長や、妊婦の変化を定期的にチェックするために、以下の頻度での妊婦健診がすすめられています。・妊娠11 週までに3回程度・妊娠12〜23週頃までは4週間に1回・妊娠24〜35週頃までは2週間に1回・妊娠36週以降は1週間に1回妊娠が確定しない場合もある胎のうは直径が2mm以上になるまで、超音波検査でも確認できません。この大きさに達するのは、妊娠4 週後半以降。正常な妊娠の場合、子宮内に胎のうを確認できるのは、妊娠4週で約80%、妊娠5週でほぼ100%の確率だそうです。そのため、検査が早過ぎると、妊娠が確定できないこともあります。参考サイト:日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 ■「妊娠したけど病院には行かない」はあり?子宮外妊娠の可能性もあるので病院へは行きましょう前述した通り、妊娠検査薬で陽性=正常な妊娠とは限りません。卵管・卵巣など子宮以外の場所に妊娠する異所性妊娠の可能性もあります。すぐに手術が必要な場合もありますので、胎のうが確認できるタイミングで必ず受診しましょう。予定日や週数は診察を受けないと確定しない正確な出産予定日は、産婦人科医が行います。胎児の頭臀長(頭から臀部までの長さ)と、最終月経開始日から計算した妊娠週数との間に誤差がないかを確認して、出産予定日は決定されます。胎児の頭と胴体の区別がつくようになる妊娠8〜10週に頭殿長は15〜30mmとなり、妊娠週数や出産予定日を決めるのに最も適した時期といわれています。最終月経開始日だけでは妊娠週数や出産予定日は確定できないので、病院の受診が必要なのです。参考サイト:日本産科婦人科学会 「6.正常所見8-10週」 日本産科婦人科学会 「HUMAN+」 ■まとめ初めての妊娠だと、どう検査していいのか、病院はいつ受診すればいいのか、どんな病院を選べばいいのか迷いますよね。妊婦健診や出産する病院はあとからよく考えて選んでも遅くはありませんから、「妊娠かな?」と思ったら、まずは一番行きやすい産婦人科で妊娠検査をしてもらいましょう。そこで妊娠が確定したら、市区町村の窓口で母子手帳を受け取り、妊婦健診や出産をする病院選び、予約と進めていけばいいでしょう。参考資料:・ 日本産科婦人科学会 ・ 日本産科婦人科医会
2019年11月19日こんにちは。5歳の双子と2歳の末っ子、三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。先日、末っ子の身に起きた恐怖の出来事をお話したいと思います。■娘の爪がはがれ落ちていた!なんと末っ子(2歳)の両手、両足の爪がはがれかかっていたり、完全にはがれおちたりしているのです。これにはとてもびっくりしました。でも当の本人は、違和感を訴えるものの、痛みはなさそう。爪もよく見てみると、はがれたあとには薄い皮ができていて、肉がむき出しという状態ではないのです。とはいえ、ほとんどの爪がはがれているという異常事態に私はパニックになりました。元気そうだし、血もでていないけれど「病院に行ったほうがいいだろうか」と、もやもや考えているときフッと思い出したのです。■手足口病になっていたから?末っ子。ちょうど1ヶ月前に、手足口病になったことがありました。ネットの情報で「手足口病の後遺症で爪がはがれ落ちる」という話を見たことも思い出し…。よく調べてみても予防や治療法もないらしく、ただ新しい爪が生え変わるのを待つだけなんですよね。痛みはないけれど本人も爪がはがれるのが気になって、日に何度も「どうにかして~」と泣きついてくるのは大変で。ワセリンを塗って保湿したり、なだめすかしたりしていました。大人だと1枚の爪がゼロの状態から生え変わるまで時間がかかると思いますが、子どもの爪はとても小さいからか、時間もそうかからず短期間で生え変わりました。ただ、時間差で他の爪が生えてきたら、別の指の爪がはがれると言うことを繰り返したので、最初の爪がはがれてから全部生え変わってきれいになるまで、1ヶ月ぐらいかかりました。溶連菌と手足口病に同時感染したエピソードはこちらから※この体験記に記載された症状や治療法は、あくまでも筆者の体験談であり、症状を説明したり治療を保証したりするものではありません。爪の異常があった場合など、ご心配な際には医療機関を受診ください。
2019年11月18日長男妊娠7カ月のときです。家にひとりでいると突然、下腹部に激痛が。だんだんひどくなっていく痛みに、おなかの赤ちゃんは大丈夫なのかとても心配で不安でした。かかりつけの産婦人科で診察してもらい、総合病院に緊急搬送されることに……。そのときの体験談をご紹介します。 突然、原因不明の激痛当時、共働きで土曜日も出勤だった私は17時ごろ帰宅。眠くて横になっていました。夫は用事で実家に戻っていて不在でした。しばらくして突然、下腹部に違和感が。はじめは安静にしていれば治まると思いましたが、時間が経つにつれ痛みが強くなっていきます。まだ我慢できない痛みではなかったため、どうしようか迷いましたが、かかりつけの産婦人科に連絡したところ、「念のため来てください」ということでした。 前もって電話で相談していた夫が手配してくれたタクシーに乗って病院に向かい、すぐに診察してもらいましたが、原因は不明。痛みもやや治まり、おなかの赤ちゃんも異常なしということで、ひとまず帰宅して様子をみることになりました。 気が遠くなるほどの痛みで緊急搬送その後、夫も帰宅。時間が経つにつれ、徐々に我慢できない痛みになってきました。当時は「とにかく痛い」しか頭になく、痛みで気が遠くなることも。23時ごろになっても痛みは強くなる一方でした。再度、産婦人科に連絡して病院へ行きました。 そして今度は血液検査をおこなうことに。検査の結果、白血球の数が増えているということで、総合病院に救急車で緊急搬送されることになりました。激痛は本当につらく涙が出そうでしたが、おなかの赤ちゃんは問題ないということだけが救いでした。 原因は「尿管結石」だった!総合病院に搬送され、いろいろな診療科の先生たちに囲まれたのを覚えています。その日は原因がわからず、そのまま入院することになりました。病室に入ったときはすでに明け方の3時近くでした。痛み止めの点滴を打ってもらいましたが、それでも痛みでほとんど眠れませんでした。自分だけではなく、おなかの子も心配でしたが、当時すでに胎動は感じることができていたので安心感はありました。翌日の診察で、痛みの原因が「尿管結石」であることがわかりました。病気が判明後は治療もスムーズで、3日間で無事退院となったのです。 夫も不在で実家も義実家も遠く、ひとりで痛みに耐えるのはとても不安で心細かったです。それまではとても順調な妊婦生活でしたので、まさか自分が妊娠中に入院することになるとは思いもよらず、赤ちゃんに何かあったらと、とても心配でした。その後は出産まで問題もなく、尿管結石も再発しませんでした。当時、おなかにいた長男も問題なく、すくすくと元気に成長しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2019年11月17日現在、やんちゃな5歳と2歳の男の子を育てています。長男がまだ1歳のとき虫歯になったのですが、歯科でエナメル形成不全と診断されました。結果、長男は3歳まで治療により前歯が真っ黒の状態で過ごすことになってしまったのです。一生懸命歯磨きをしていたのに低年齢で虫歯にしてしまい、後悔したエピソードや治療の様子もお伝えします。 長男が1歳で虫歯と診断長男が1歳のとき、市役所でおこなっている任意の歯科健診に行きました。前歯が以前よりも若干、短くなったような気がして心配だったのです。ただ、歯磨きは念入りにおこなっていたので「まさか、虫歯じゃないよね」と楽観的に考えていました。しかし、歯医者さんに診てもらった直後、「これはちょっと……」とつぶやかれ、前歯が虫歯になっていると伝えられたのです。短くなったように見えたのは、虫歯が原因で先端が溶けてしまっていたのが原因でした。早急に歯医者に通ってください、と言われました。歯磨きだけでなく、お菓子やジュースも与えずに気を付けていた私は、ショックで頭が真っ白に……。 歯医者で「エナメル形成不全」と診断その後、すぐに歯医者に行きました。そこでもう1度診察を受けると、「エナメル形成不全ですね」と診断されたのです。エナメル形成不全の子どもは生まれつき歯のエナメル質が弱く、そのため虫歯になりやすいとのこと。私がもっと気を付けて歯の生え始めに歯医者に連れて行っていれば、虫歯を防げたのかもしれない……と、とても後悔しました。また、前歯がちょっと短くなったような……と違和感を覚えていたにも関わらず、診察が遅れてしまったことも反省するしかありませんでした。 進行を止める薬を塗って前歯が真っ黒に長男はまだ1歳できちんとした治療ができず、歯医者さんと相談してサホライドという虫歯の進行を止める薬を塗ることになりました。結果、長男の前歯は虫歯の箇所が黒くなってしまうことに……。口を閉じているとわからないのですが、笑うと黒い前歯が見えるため、最初はとても気になってしまいました。初対面のママさんにも、聞かれてもいないのに「この子は歯が弱くて虫歯になって~」と説明していたほどです。しかし歯医者さんは診察のたびに落ち込む私に、「母親がどんなに気を付けていても歯の弱い子は仕方ないよ」と慰めてくれました。一番心強かったのは、「幸いまだ乳歯だから、いくらでも取り返しがきくからね」と励ましてもらったことです。 その後、長男は3歳になって歯を削る治療をおこないました。歯は見た目も白くなり、幸いにも他の歯は虫歯になりませんでした。今回のことを機に、子どもの体に少しでも気になることがあれば、すぐにお医者さんに相談するべきだと痛感しました。その後生まれた次男も一緒に3カ月ごとに定期健診を受け、歯の状態を診てもらっています。1歳での虫歯はショックでしたが、歯の健康を考える良い機会だったと思えるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:竹内優実5歳と2歳の男児を育児中。時短と節約が大好きなアラフォー母。簿記2級・MOSマスター・初級シスアド取得。パソコンを活かした育児グッズの作成が得意。夫は激務の為、ほぼ一人育児中。
2019年10月28日産後のママが、赤ちゃんを触る夫に攻撃的になったり、孫を見に来る姑にイライラしたりして悩む、ママ向けメディアなどでは「産後ガルガル期」と呼ばれるものをご存じですか? 今回は、私が初めて出産したあとのガルガル期の様子と乗り越え方、夫や姑たちへのイライラが回復してきた時期についてお伝えします。 赤ちゃんを触ろうとする夫や姑たちにイライラして悩む日々私は里帰り出産をしたので、産後そばにいたのは実の両親だけ。そのとき、両親や親せき、自分の友人に赤ちゃんを抱いてもらうのは平気でした。しかし、夫の元へ帰ってから夫や姑、夫側の親せきに赤ちゃんを抱っこされるのが嫌で、触られている間はずっと不安でイライラするようになっていたのです。 私のイライラのせいで、夫とは夫婦喧嘩が絶えなくなり、姑ともギクシャクするようになり、とても悩みました。 家族会議になり、専門家へ相談私は自分でもコントロールできない感情に翻弄(ほんろう)されていました。そして、産後半年を過ぎたころ、赤ちゃんをあまり触らせない私に対して、姑が怒り心頭であると夫から聞かされたのです。 私は離婚も覚悟し、夫や夫の家族に今の精神状態を話しました。すると、激怒されるどころか私の心配をしてくれて、「産後うつかもしれないから、専門家のカウンセリングを受けてはどうか」とすすめられたので、受診することにしました。 家族や周囲の理解と、時間の経過で自然と改善へ医師からは、「産後の女性が情緒不安定になることは珍しくない」と言われました。よくあることと聞いて安堵し、ガルガル期を乗り越えるために身内や周囲に知ってもらい、見守ってもらうようお願いしました。 産後1年以内に良くならなければ再診と言われましたが、赤ちゃんが生後9カ月になったころから後追いが激しくなり、赤ちゃんはママ(私)を認識できているんだとわかると、イライラが徐々に消えていきました。 当初、夫や周囲に対する態度が攻撃的なのは、私の性格の問題かと誤解されました。専門家に相談したことで、ガルガル期の状態を客観的に知ることができ、周囲への説明にも役立ったと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト:imasaku著者:佐藤あおい海外在住の一児の母。主に妊娠・出産・海外子育てなどのジャンルで、自身の経験を元にライターとして活動中。
2019年10月25日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 8歳と4歳のやんちゃ兄弟を育児中のなーみんです。やんちゃな子どもを育てていると、いつもケガと隣りあわせ。転んで擦り傷、ぶつけてアザができるなど日常茶飯事。親がどんなに気を張っていても、子どもがケガをしてしまうときってありますよね…!でも、時にそれが”大ケガ”につながることも…。うちの長男は頭を2回、次男は鼻を1回縫っています。どれも「まさか」の出来事でした。今回は、長男が3歳の頃、初めて頭を縫ったときのエピソードです。■長男が初めて頭を縫ったときのエピソードアトピーで入院していた長男の退院の日の出来事でした。ちょうど院内には、看護師研修中の学生さんがたくさんいました。どの学生さんも小さい長男にやさしくて、長男は学生さんが大好き。学生さんが来るたびにテンションが上がっていました(笑)退院の前にシャワーを浴びるため、病室で待っていると、ひとりの学生さんが長男の様子を見に来てくれました。この時、長男は病院の服を着ていたんですが、少しサイズが大きくて、ズボンの裾が床についていました。(危ないのでズボンの裾は折っていましたが、折った部分が元に戻ってしまっていたと思います)■学生さんと話しているうちに、長男のテンションが上がり…学生さんと話しているうちに、だんだんと長男のテンションが上がり…変なダンスを踊り始めた瞬間。ズボンの裾を踏み、運悪くテーブルに頭を強打!長男は大泣き!!頭を打っただけかと思いきや…よく見ると頭に「穴」が開いていたんです!どうやらテーブルの角にブツけてしまったらしく、3ミリくらいの穴のような傷が。例えていうなら、リンゴを机の角にブツけたときに、凹んだような状態でした。すぐに学生さんが医師を呼んできてくれました。医師に診せると「院内の出来事だから、このまま帰すわけにはいかない」と、すぐに院内の外科へ。外科の診断の結果「縫ったほうがいいね~」と言われ、血の気がサーッと引きました。ちょっと待って…心の準備が…!しかし「大した傷じゃないけど、縫ったほうが治りが早いから」とのことで、処置をお願いしました。 ■麻酔から長男は大泣き何をされるのかわかっていない長男は、ベッドに寝かされると「フフッ」と笑っていましたが、つぎの瞬間、麻酔をされて…ぎゃあああああと大泣き。その後も「痛いぃぃやめてぇぇぇぇ」と泣いている長男。カーテンの向こうで処置されている長男を想像すると、私もつらくなりました。縫ったのは1針でしたが、それでも痛々しい傷跡でした。退院でやっと家に帰れると思った日のまさかの出来事。このケガは、ズボンの裾をちゃんとチェックしていれば、防げたかもしれません。でも、子どもは大人が予期せぬときに、ケガをしてしまうこともあります。裾を折っても、すぐ戻ってしまうようなズボンを子どもに履かせる際は、お気をつけくださいね!
2019年10月24日3人目を妊娠したかも? という時期から、微量の出血が続いていました。そして妊娠がわかり赤ちゃんのお部屋が確認できてからも、微量の出血はずっと続き……。初期のころは使える薬もないため、ただ「安静に過ごすこと」と医師から指示を受け、夫や実家の母、子どもたちに助けてもらいながらなんとかやり過ごせました。「安定期に入れば! 」と思い必死に動かないように過ごしていたのに、結局正期産の時期まで寝て過ごすことになった私の体験談をお話しします。 妊娠判明直後からまさかの安静生活3人目の妊娠は、予想外のタイミングでした。生理の出血とは言えないほどの出血がダラダラと続き、「おかしいな」と思っていたことで妊娠が判明。出血もしているし、早めに受診しようと思い産院へ。「おめでとうございます」の一言がとてもうれしかったのと同時に、「安静にするように」との指示を受けました。それからは、私ができることは「安静を守ること」しかなく、その日以来3歳の息子と1歳の娘にはたくさん我慢させてしまい、実母や夫に家事を手伝ってもらわなければならない日々が始まったのでした。 束の間の安定期と出血の再開家族全員に助けてもらいながらなんとか安定期に入ると、やっと出血がおさまりました。無理のない範囲で動けるようになりましたが、たくさん歩くことは禁止され、長時間の運転や上の子の抱っこ、重いものを持つこともできず、できる家事は洗濯くらいしかありませんでした。洗濯だけでもできるようになって喜びを感じていたのですが、それがよくなかったようです。なんと再度出血してしまったのです! 先生から「本来であれば入院ですが、寝たきりを約束してくれるなら、自宅で様子を見ましょう」と言っていただき、入院を免れることができました。しかし妊娠19週のこのとき、安静指示ではなく、本当に寝たきり生活になってしまったのです。 正期産までの寝たきり生活寝たきり生活になってからは本当に必要最低限しか動くことができず、ずっと布団の上で生活していました。・食事は布団の上で済ませる・トイレ以外は布団から出ない・入浴は数日に1度シャワーのみ2人の子どもたちには一時保育へ通ってもらい、夫や実母に送迎をしてもらい、私の昼食は実母に届けてもらう生活。一切の家事・育児は夫にゆだね、週末は子どもたちを連れて実家へ行ってもらっていました。子どもたちと遊ぶことも、これまでしていた家事も何もできず、ただ寝ているだけの自分に嫌気がさし、つらくなってひとりで泣いたこともありました。 寝たきり終了と出産!妊娠36週の終わりころ、やっと寝たきり生活が終わりました! 晴れて自由に動けるようになり、もういつ生まれてもいいようにと、これまでできなかった出産準備を慌てて済ませました。子どもたちと普通に触れ合える喜びや、家事ができる喜びをかみしめ、改めて毎日がキラキラして見えるようになり、本当に幸せだと感じたものです。たくさんの人に助けてもらいながら過ごした10カ月はあっという間でした。そして、妊娠38週5日、無事に元気な男の子を出産することができてよかったです! 安静指示を受け、動けないことに嫌気がさしたり、ネガティブな気持ちにもなりましたが、家族や周りの温かさや、やさしさに触れることができた幸せな時間だったと思います。何の問題もなく出産を迎えられることのありがたさを感じた妊娠期間でした。これからは自分がサポートする側として、妹や友人に頼ってもらえたらと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:島崎あゆみ二男一女、3人の子どもを抱えるシングルマザー。自身の妊娠・出産・育児の経験をもとにライターとして活動中。
2019年09月24日長男は生後3カ月ころから、陰嚢がペチャンコのことが多い気がしていました。受診しましたが、この時期は問題ないとのこと。その後、10カ月健診のときに専門医から「移動性精巣」と診断されました。治療するなら全身麻酔の手術が必要ですが、必ず手術を要する疾患ではないとのこと。長男に手術は必要かどうか悩みましたが、手術を決断してから手術後までの様子をご紹介します。 移動性精巣の診断から手術を決意長男は生後10カ月で専門医にて「移動性精巣」と診断後されましたが、経過観察のための通院のみでした。医師によると、成長とともに改善することも多く、無治療で経過観察だけの場合もあるとのこと。しかし長男の場合は、精巣が陰嚢より上に上がっている時間が長かったので手術が必要でした。精巣が上がっている時間が長いほど停留精巣と同じ状態になり、将来の癌や不妊のリスクが上がるそうです。全身麻酔のリスクもあるので、1歳半まで待って手術となりました。 手術前日から当日朝の様子2泊3日の予定で、手術前日の午後に入院しました。前日まで保育園に行き、いつも通りの生活でしたが、風邪をひくと手術は延期になるので体調には非常に気をつかいました。親の付き添いは自由でしたが、心配だったので私も付き添い入院することに。病棟という慣れない場所で私が離れると泣いていましたが、機嫌が悪くなることはなく寝かし付けて就寝。食事は手術前日の夕飯を食べて、当日朝から絶食となりました。 1時間半で無事に手術終了朝から眠くなる薬でトロンとしている長男。ベッドに横になったまま手術室へ移動し、入口のところで長男を見送りました。約1時間で手術は終了し、医師から説明がありました。精巣を上から支える筋肉の引き上げる力が強くて精巣が上に上がってしまうため、支える筋肉をそいで減らす手術をしたそうです。 その後、すぐに眠ったままの長男が出てきて、30分ほどで目を覚ましました。午前10時に手術は終わり、夕食から普通に食べることができました。 退院翌日に保育園に復帰!手術翌日に退院し、さらにその翌日には保育園に復帰できました。傷跡は接着剤のようなもので固めてあり、1週間後の通院日まで清潔を心掛ける程度のケアで済みました。そして1年経過観察に通い、問題なく終了。本人はまだ理解していませんが、精巣も陰嚢内におりてきている時間が長くなりました。ちなみに多少の行き来は健康な人でもあるそうです。私はホッとしてうれしくて、おむつ替えのたびに陰嚢を触りニヤニヤしていました。傷跡は陰嚢を裏返すと多少切開の痕がわかりますが、しわでうまくごまかせています。 「移動性精巣」は、停留精巣に比べて情報も少ないので当初は不安になりました。経過観察も手術も心配でしたが、2泊3日で退院できましたし、その後心配がなくなったのでよかったと思っています。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:佐々木めい7歳、5歳、2歳の3児の母。実家は遠方で夫は単身赴任中。看護師と養護教諭の資格を持ち、元小児科ナース。育児と仕事の両立を図っている。自身の体験談などを中心に執筆しています。
2019年09月16日私は出産を3回経験しています。「そこそこ陣痛も出産も慣れているのでは?」と思われてしまいそうですが、私の場合は陣痛の様子がそれぞれ違っていました。「この痛みは……陣痛だ!」と断言できないと思っています。それは何故か? 実際に体験した陣痛から出産までの話と、そのときの家族の行動などをご紹介します。 トイレだと思っていた痛みが陣痛だった!初めての出産。出産予定日を3日超過しても陣痛が来ず、健診で子宮口に刺激を加えられて帰路に就きました。その夜、夫の夕食を準備している途中で突然用を足したくなり、トイレできばりますが、なぜか出ないのです。トイレへ何往復かしていると夫が帰宅。私の異様な行動に夫が気づき、慌ててタクシーで病院に向かい、分娩室に運ばれました。そのときすでに子宮口がほぼ10cmで、先生のかけ声数回で出産しました。時間にして1時間程度だと思います。トイレと思っていた痛みがまさか陣痛だとは思いませんでした。 いつもと違う胎動を感じてソワソワ…月日は流れ、私は2人目を妊娠。前回と同じ病院で妊婦健診をしていました。初産がスピード出産だったこともあり、「次の出産の際は、上の子も居るので陣痛が来たら即連絡ね!」と注意を受けていました。そのため陣痛? と感じたときは、その都度病院に駆け込みましたが、間違うこと3回……。出産予定日を5日超過して訪れた病院で、休みだった夫に付き添われ陣痛誘発剤を投与しました。徐々に子宮口が開いていきましたが、同時におなかなのかお尻なのかわからない痛みに耐え、約12時間で出産できました。 3回目の妊娠でやっと陣痛の痛みを実感初回、2回目の経験を経て、3回目の妊娠。引っ越しして、総合病院で出産予定でした。陣痛が来た際は入院手続きを済ませ、陣痛室に入室と言われていました。妊娠39週1日の日、家事中におなかの痛みを感じ、午前10時過ぎに念のため病院へ。診察で子宮口は3cmと言われました。しかし、赤ちゃんを包む膜がパンパンで破水すればお産が進むと診断され、病院で経過観察に。「夕方には出産」という先生の予想でしたが、昼前に出産したのでした。 はっきり陣痛だとわかれば、間隔をチェックして病院に向かえます。しかし、私のように出産間近の陣痛もわからない妊婦もいるのです。3回の出産を経て、少しでもおかしいなと感じたときは、自分自身とおなかの子どものためにも病院へ連絡することが大切だと感じました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー 著者:佐藤ひより3児の母。毎日やんちゃな姉妹に振り回されている。時短家事や育児の体験談などを中心に執筆中。
2019年09月14日待ちに待ったわが子が誕生し、喜びも束の間、子どもの顔に“あざ”があると気付いたのは、生まれた翌日のことでした。子どもの顔にあざがあるなんて、妊娠時には想像もしておらず、当時の私はとてもショックを受けました。ここでは、その後にあざを除去するために受けた、レーザー治療の体験をお伝えしていきます。 あざだと気付いたのは……出産して数時間後から母子同室だったため、娘の顔を「かわいいなぁ」と見ていたのですが、そのときまぶたの上の一部分が赤くなっていることに気付きました。生まれたばかりの赤ちゃんの肌は薄く、赤っぽく見えるのでそのせいだと思っていました。しかし翌日、医師から「まぶたが赤っぽくなっているのは生まれつきのあざ。1カ月健診のときにまた相談してみてください」と告げられたのです。 1カ月健診後、皮膚科を受診娘のまぶたのあざは1カ月健診を迎えるころになっても薄くなったり消えたりせず、むしろ少し赤みが増していました。1カ月健診では、医師から「お母さんが気になるようだったら早めにレーザー治療をしている皮膚科に相談してみてください」と言われ、母子健康手帳に「瞼(まぶた)に血管腫あり」と記入されました。 その後、子どものあざのレーザー治療を扱っているクリニックを受診したところ、「このあざは時間が経っても消えないあざなのでレーザー治療をおすすめします」との診断でした。そのため、娘は生後3カ月でレーザー治療を始めることになりました。 レーザー治療を受ける受診する医療機関によりますが、娘が受診したクリニックでは、0歳からレーザー治療が可能でした。「生まれて数カ月の赤ちゃんの顔にレーザーを当てるなんて大丈夫なのだろうか」と心配しましたが、先生も看護師さんも幼い子どもの治療に慣れており、丁寧に説明してもらえたので安心して任せることができました。レーザー治療自体はゴムではじかれたくらいの痛みがある、と説明され、塗り薬の麻酔薬を使用してもらいました。娘はレーザーを当てられたときは泣いていましたが、治療終了後はケロリとしており、帰宅後も機嫌が悪くなるということはなくてよかったです。 レーザー治療、その後 その後、経過を見ながら計3度のレーザー治療をおこないました。一度の治療で劇的に変化することはありませんでしたが、徐々に赤みが引いていきました。3度目のレーザーが終わった時点でかなり薄くなっていたので、「この先は少し時間を置いてから、また考えましょう」ということになり、現在2年が経過。あざはほとんどわからないほど、薄くなっています。 あざに気付いたときはとても不安な気持ちになりました。しかし過剰に心配せず早めに医師に相談し、適切な処置を施してもらえてよかったです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:幸村あゆ5歳と2歳の兄妹の母。販売職、事務職を経て現在は子育てをはじめとする様々なジャンルの記事を執筆。子ども服やママファッション、インテリア、整理収納を研究するのが趣味。
2019年09月08日私の息子は生後間もないころからうんちがスムーズに出ず、その状態が離乳食の開始以後も続きました。便秘に効くという情報を探しては片っ端から実践しますが、一向に良くならない……半年以上わが子の便秘に試行錯誤した私の体験談をお伝えします。 生後4日目でうんちが出ない息子の便秘が始まったのは、生後4日目からでした。私が入院した総合病院では、赤ちゃんが前回の排泄から24時間経過してもうんちが出ない場合、刺激して出してあげましょうという方針でした。そこで、助産師さんから綿棒にワセリンを塗って、肛門周りを刺激するという方法を教わることに。 退院後も続く便秘退院後も1週間のうち2回は綿棒刺激をしないとうんちが出ないという状態が続きました。1週間健診、1カ月健診でも相談しましたが、「綿棒の刺激で出るのであれば問題ない」と言われるばかりで、特別な処置等がなく、不安が募っていきました。ネットや雑誌で赤ちゃんの便秘解消法について調べ、「ママがオリゴ糖を摂れば母乳を通して赤ちゃんの便秘に効く」「赤ちゃんの足を自転車をこぐときのように動かすマッサージが効く」「果汁を与えると糖分のはたらきで便を出やすくする」など、片っ端から実践してみましたが、思うような効果は出ず……。 離乳食でさらに悪化離乳食が始まって母乳・育児用ミルク以外の食べ物を口にし始めると、状況はさらに悪化。3日から5日間排便がない日が続くこともありました。たまたま自力で出せたときも、うさぎのようなコロコロとした硬いうんち。このままではお尻が切れてしまうのでは? と心配になり、別の小児科で相談することにしたのです。 そこでは、綿棒浣腸での対応は問題なかったけれど、ママがおこなうと遠慮がちになってしまうため効果的におこなえないことがあると先生から説明を受けました。さらに、心配であればうんちを柔らかくする作用のある粉薬を処方すると言っていただけました。 そして、薬を飲み始めてからはほぼ毎日、自然な排泄ができるようになりました! 薬をやめるとまた便秘に戻ってしまうので、定期的に受診しながら薬を飲む生活を続けています。 今振り返ると、薬でこんなに症状が良くなるならもっと早く相談に行けばよかったなと思います。しかし、当時住んでいた地域には近隣に小児科がなく、簡単に相談できなかったこと、大人の便秘薬のように「薬=癖」になってしまうのでは? という不安などが起因して、何とか自力で排泄できるようにしてあげたいとムキになっていました。生後11カ月の現在は、何でも相談できる先生と息子に合った薬のおかげで順調な毎日です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。病院・産院・小児科によって処置・対応の仕方が異なります。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2019年09月05日もうすぐ1歳の誕生日というある日、私の不注意で息子が手のひらに全治3カ月の大やけどを負ってしまいました。子どもの大やけどに直面したときの行動や対処法、その後の治療や経過とともに周りの反応や私自身の心境の変化をお伝えします。 今でも忘れられない、あのときの光景いつものように使用済みヘアアイロンをタオル掛けに吊るして収納し、お化粧をしていると、火のついたように大泣きしだした息子。振り返るとヘアアイロンのすぐそばで明らかにいつもと様子が違う息子の姿がありました。 「まさか」と思い急いで手のひらを見ると人差指、中指、一部手のひらが真っ赤になっていたのです。ヘアアイロンの電源を消したのはついさっき、設定していた温度は190度。血の気が引いた私でしたが、震える手で息子を抱えすぐに流水で冷やす処置を始めました。 ▲実際の写真 通院と看病の日々⋯流水で冷やしながら皮膚科に電話。すぐに来てくださいとのことで病院に向かい、緊急性が高かったため3時間待ちのところを優先して診察していただきました。診察の結果、熱傷の程度は中等度の深達性Ⅱ度でした。引きつれなどが生じるおそれもあると告げられ、頭が真っ白に……。ガーゼと包帯を換え、薬を塗る毎日が始まりました。傷口を見るたびに後悔が襲いましたが、私にできることをするしかないと黙々と看病をしました。最初のころは心配で毎日通院し、落ち着いてからも週2〜3回診察に行く日々が2カ月続きました。 周りの反応、何を言われてもつらかった日々息子に痛い思いをさせてしまったこともつらかったですが、周りの反応に対してもナイーブになっていきました。夫をはじめ親族は「痛そう⋯⋯」と顔は歪めるものの、私に気をつかってあまり触れずにいてくれました。児童館では「うちの子なんて私の不注意であごの骨折ったのよ!」と励ましてくれるママさんもいましたが、そのやさしささえとてもつらかったです。あるときはすれ違いざま高齢者の方に、「あらやけど? やけどは親の不注意だよ」と言われることもありました。とても深く傷つきましたが、言われて当然のことをしたと思っています。 もう絶対に繰り返さないための危険対策!事故が起こってしまった原因は、私の心にありました。それは危ないと思ったものの放置したことです。向こうで遊んでいるし⋯…という甘い考えが招いた事態でした。事故後すぐに「日常で危ないと思っていること」をその対策と一緒に書き出し、夫と共有しました。想像できる最悪の事態は必ず起こると危惧すること、その不安材料を取り除くこと。意識の徹底により、そのやけどの事故から現在までは怪我なく過ごせています。 事故から半年、怪我はすっかり治り、手も不自由なく使えているようです。私の不注意で痛い思いをさせてしまったことは後悔してもしきれませんが、母として成長できたとプラスに考えるようにしています。子どもが小さいうちは「想像できたら、それは起こるできごと」を合言葉に息子の安全を守っていきたいと思います。 著者:高橋さちこ1歳男児の母。新卒で営業職に就き、妊娠を機に退職。その後就活・保活に成功し、現在は働きつつ妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月24日「子どもは3人欲しい」と結婚当初から夫と2人で話し合って決めていた家族計画でしたが、いざ3人目を授かることができたと思ったら、まさかの三つ子だったのです! 三つ子の妊娠判明で私が不安に思ったことや家族の反応、妊娠初期のできごとをお話しします。 エコーで確認すると3人分の心拍が! 私が3人目を妊娠したのは長男が3歳、次男が1歳のときでした。そろそろ赤ちゃんの心拍が確認できるかな? なんて期待を胸に抱きながら、内診台でエコーを見ていると見覚えのある袋が2つ? その中には心拍のように動いて見えるのが3つ?私が混乱していると、先生が「お母さん。赤ちゃん何人か見える?」と聞いてきました。先生と一緒に確認し、見事に3人の心拍を確認! パニックで笑うことしかできず、頭のなかは真っ白で少しの間その場から動けませんでした。 子どもが5人になったら……先生からは、今通っている病院で三つ子は産めないために転院が必要なことや、早い週数から管理入院になることなど、その他簡単にリスクの説明をしてもらって診察は終わりました。入院期間が長くなったときの長男・次男の生活や、入院・出産費用、子どもが5人になって経済的に問題がないのか、夫や他の家族はなんて言うのだろうか……と考えてしまいました。そもそも三つ子を妊娠した私はどうなっていくんだろうと、とても不安になったのを憶えています。 夫の「なんとかなるよ」に救われる健診後、すぐさま夫に電話をかけました。ひと通り説明し終わると、動揺して言葉を詰まらせながらも「なんとかなるよ。頑張ろうね」と夫は言ってくれました。そのおかげで、まだ見ぬ不安よりも新しい命が宿ってくれたことを素直に喜ぼうと、少し前を向けるようになりました。幸いにも他の家族も祝福してくれて、「いつでも手伝うからね」と背中を押してくれたのです。そしてなにより上の子たちがとても喜んでくれたことがうれしく、つらいつわりも乗り越えられました。 三つ子を授かるリスク転院先の病院で、夫も一緒に先生から「自然妊娠で三つ子を授かることは、宝くじの1等を当てるよりも難しいことだよ」と驚かれました。そしてこれから先、起こりうるリスクを詳しく教えてもらい、順調に過ごしても妊娠26週から管理入院になることや、三つ子の場合、子宮頚管縫縮術という子宮口が開いてこないようにする手術を、妊娠14週くらいまでに受けることをすすめているとのこと。私も、後日その手術を受けました。 妊娠初期はつわりもめまいもひどく、いつもと同じように上の子たち2人と遊んであげられず、甘えさせてあげられませんでした。それでも、他の家族の手をたくさん借りてなんとか乗り越えることができ、本当に感謝しています。 著者:大木りさ5歳と3歳の兄弟と1歳の三つ子をもつ5児の母。現在は自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。病院・産院によって処置・対応は異なります。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月10日初めての妊娠・出産で何もわからず、SNSで先輩ママたちの出産体験談などを読んでいましたが、いざ自分に陣痛を体験してみると想像とはまったく違うものでした。しかし、先輩ママさんたちのアドバイスを聞いていたおかげでできたこともありました。陣痛から出産までの私の体験をお伝えします。 いつもと違ったおなかの痛み臨月に入ったあたりから、夜中の2時ごろに起きてトイレに行くのが日課になっていました。その日は夫が4時に家を出ないといけない日だったので、起きてソファで横になっているとおなかのあたりに違和感を覚えたのです。そのときは軽い生理痛のような痛さで、「もしかしたら今日生まれるのかな〜」と考えるほど余裕がありました。4時前から痛みの間隔を計り始めたのですが、このときはまだ6〜15分とバラバラ。まだ痛みに余裕がありましたが、家を出る夫に「もしかしたら、今日生まれるかもしれないよ」と伝えておきました。 弱いおなかの張りから陣痛へそこまで痛さを感じないときにシャワーを浴びて入院準備をし、腹ごしらえにとアイスクリームを食べておきました。これらは、先輩ママの出産エピソードを読んでいたからできたことで、シミュレーション通りでした。7時ごろに病院に電話をかけると、「初産なのでおなかの張りが5分間隔になって、ごはんが食べられなくなるほど痛くなったら来てくださいね」とのことでした。 いよいよ病院へ向かい、ついに出産!10時を過ぎると、一気に5〜7分間隔の陣痛が始まりました。10時40分過ぎに病院に電話をし、向かうことに。車は上下に揺れ、陣痛が来るととても苦しく、ジェットコースターに乗っているようでした。病院に着いたときには子宮口はすでに6cm開いており、しばらくして分娩台に移動して1時間ほどで赤ちゃんが生まれました。 出産体験エピソードは参考程度にしかならないかもしれませんが、してよかったこと・すべきことなどはとても役に立ちました。私の場合ですが、家から出発直前まで「まだ食べられるな」などと考えていました。早く行き過ぎても帰らされる場合があると聞いたことがあったので、ギリギリまで耐えていましたが、陣痛中の車移動はとてもつらかったです。次回は少し余裕を持って移動したいと思っています。 著者:やすだ おと一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月10日子どもが1歳になる少し前、さて寝ようかというタイミングで、突然原因不明の大泣き……。体をよく見ると、指先が赤く腫れあがっていて背中やおなかも赤くなっていました。とりあえず救急相談センターに問い合わせて、パパの車で夜間救急へ行くことに。子どもの緊急事態には、私だけでなくパパにもスムーズに対応できるように心がけておくことが大切だと思ったお話をお伝えします。 子どもが急病のときパパは対応できる?パパから「子どもに何かあったとき、俺は何をしていいかわからない」とよく言われていました。子どもの急な体調不良で救急相談センターへ問い合わせたことは3回ほどありましたが、思えばすべて私が電話をしていました。夜間救急へかかるべきか、自宅で様子を見て大丈夫なのかなど、私が指示をもらって対応していたのです。夜間救急へ向かう際は、パパが車を出してくれていたのでそれだけでありがたいと思っていましたが、もしも仕事でパパがいなくても恐らく私はひとりで相談センターへ電話し、子どもを抱えてタクシーで病院へ行くことは可能です。では、逆の場合は? パパひとりだとしたら、まずどこへ問い合わせたらいいのかわからないのでは? と気づいたのです。 ママ友も共感! 意外と知らないパパが多いママ友数人にその話をしたら、「うちは今のところ夜間救急にかかったことはないけれど、もしかしたらパパは知らないかも」「うちも私が病院に電話して、パパには車を出してもらっただけだよ」などの声があり、緊急時にどこに問い合わせるかを知っているパパは少ないことが判明しました。わが家は育児に対して比較的協力的なパパなのですが、そういった緊急時に関しては、わが家も含めてどこのご家庭でも、パパは運転手という認識が圧倒的に多かったのです。 もしもに備えて出産前に夫婦で知る大切さ私が住んでいる地域では、自治体で配られる「子育てガイドブック」というものがあり、小児科や児童館、子育てひろばや教育施設など、子育てのことがすべて掲載されていました。私は必要な情報に色付けしたり、折り目を付けたりして愛読書のように出産前からずっと読んでいたのです。もちろんパパにも「暇なときに読んでおいてね」と声がけはしていましたが、きっと読んでいなかったのだと思います。時間のある出産前にせめて産婦人科だけではなく救急相談センターの電話番号も共有しておくべきだったなと反省しました。 以前は「ママが指示することで動きやすい」とパパから言われましたが、実際は子どもに何かあるたびに心の中では不安でいっぱいでした。この話をきっかけにその不安をパパに話したら理解してくれたのでよかったです。その後、パパは救急相談センターだけでなく、かかりつけの小児科の番号を登録し、いざというときにも頼れるパパへと成長してくれました。 著者:高杉 沙雪現在2歳の娘を育てている、東京都在住のパート事務兼フリーライター。芸能メディアや生活家電・美容家電の記事を執筆中。ジュエリーコーディネーター、秘書検定の資格有。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月05日1人目の出産のときは陣痛開始から4時間で生まれたため、医師から「2人目はもっと早く生まれるだろうから、陣痛が始まったらすぐに病院に来てください」と言われていました。そして、妊娠37週の妊婦健診に行くと子宮口がすでに開いており、陣痛の前触れもないまま即入院に! そんな慌ただしい入院~出産までのお話をご紹介します。 妊娠37週の妊婦健診で⋯妊娠37週0日に妊婦健診を受けました。お産の気配がするような自覚症状はなく、腹部エコーで赤ちゃんを見てもらうと「元気で特に問題ない」とのことでした。 「1人目の出産時、陣痛を感じて病院に着いたときにはすでに子宮口が7cm開いていたので、今回も子宮口が一気に開かないか気になっています」と医師に伝えました。すると、「自覚症状が特にないなら大丈夫だとは思うけれど、内診してみましょう」ということに。 子宮口が4cm開いていた!内診で子宮口の開きを見てもらうと、医師の表情が一転! 「子宮口がすでに4cm開いている。このまま陣痛が来れば一気にお産が進んで生まれるかもしれない。家から病院まで遠いし、病院外で生まれてしまうと大変です。このままの状態で家に帰すことはできません。今から入院して様子をみましょう」と言われました。 出産準備はしていたものの、予定日まであと3週間あったので、当然何も持って来ていませんでした。まさかの手ぶらのまま即入院になってしまったのです。 一時退院…しかし自宅には帰れず健診後そのまま病室に案内され、陣痛を待つことに。急な展開で一気に出産の現実味が湧き、期待と不安を抱きながら病室で過ごしました。しばらくしておなかが張ってきましたが、間隔がばらばらでそのまま遠のいてしまい……。 入院している必要がなくなったものの、自宅は遠くて混雑時は1時間かかるということもあり、結局自宅への許可はおりませんでした。陣痛時にすぐ病院に来られる範囲で待機しておくように言われ、病院から5分のところに住む妹の家で、次の健診までの1週間を過ごすことになったのでした。 妊娠38週妊婦健診後、再入院~出産退院後は正期産の時期に入っていたため特に安静指示はなく、通常の生活を送っていいとのことでした。妹の家では、いつ陣痛が来るか怖くて最低限の身の回りのことだけをしていました。しかし一向に陣痛が来る気配がないので、3日目からは1時間程度歩いたり、家事洗濯をしたりと、普通の生活を過ごしていました。 そして陣痛が来ないまま妊娠38週の健診になり、子宮口の開きは変わらず4cm。しかし、このとき1週間離れて暮らしていたため長女の精神面が不安定になってしまっていたのです。これ以上は離れて過ごせないため、内診で陣痛を促すことに。内診を受けた後30分ほどで一気に陣痛が来て、1時間半で無事出産しました。 まさか妊娠37週で自宅に帰れなくなるとは思ってもいませんでした。改めて、出産はいつ、何が起こるかわからないなと感じました。2人目の出産時は長女のこともありますし、何を優先すべきか判断がとても難しかったです。想定外のことが多々あった出産でしたが、無事に生まれてきてくれてやっと安心することができました。 著者:福山あかね一男一女の母。元幼稚園教諭、元保育園勤務。第二子出産を機に退職。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月24日息子が生後6カ月を過ぎたころのこと。ちょうど気温が下がり、風邪がはやりだすシーズンだったこともあり、「そろそろ母体からの免疫が切れて、風邪をひきやすいかも。室温や湿度をしっかり管理しよう! 」と思っていました。しかしその矢先、私が風邪をひいてしまい、息子にも移してしまったのです。生後6カ月で初めて風邪をひかせてしまったときに、私がとった行動をお伝えします。 症状は鼻水と声枯れ私の風邪が治りかけのころ。遊んでいる息子をふと見ると、鼻水が出て顔がぐっしょり濡れていました。ガーゼでふき取ってあげても、またすぐにズルズル。そして、ぐずって泣いたときの声が枯れており、かすれた感じになっていました。 鼻水だけでもなんとかしてあげようと、市販の鼻水吸引器で吸い出してみたものの、なかなかすべては取りきれず……。ただ、熱は出ておらず機嫌もよかったので、病院に行くべきかどうか迷い、その日は自宅で様子を見ることにしました。 思い切って病院へ行くことに幸いなことに、次の日も息子が発熱することはありませんでした。しかし鼻水も声枯れも依然続いており、放っておいたら悪化してしまうのではないかと心配だったので、大事をとって近所の耳鼻科へ連れていくことに。 先生に診てもらうと、やはり軽い鼻風邪とのこと。喉の奥もチェックしてもらいましたが、そこまで腫れてはいないと言われ、少し安心できました。その後、専用の吸引器で鼻水を吸い出してもらい、シロップ状の薬を2種類処方してもらいました。 結局、熱は出ないまま完治処方された薬を朝夕に飲ませてあげると、2日ほどで声枯れはなくなり、翌日には鼻水もほとんど出なくなりました。赤ちゃんの風邪イコール高熱が出るというイメージだったのでハラハラしましたが、今回の風邪は鼻と喉の症状だけで済んだようです。 「熱が出ていないのに病院に行くのは大げさだろうか?」と、自宅で見守るべきか病院へ行くかで迷いましたが、専門機関で正しい処置をしてもらえたので安心でき、思い切って行ってよかったなと思いました。 今回はわが子が生まれて初めて風邪をひき、「移してしまってごめんね……」「今にも高熱が出るのでは?」と心配で落ち着かない気持ちでいっぱいでした。今回のように症状が軽めの風邪もありますが、これからも心配なことは病院で相談して専門家の指示を仰ごう! と思いました。 著者:粟津愛美一男の母。結婚を機に退職後、半年で妊娠・出産。滋賀県の田舎で初めての子育てを楽しみつつ、自身の体験談を中心に記事を執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月23日妊娠しているとは思いもせず、胃のむかつきや気分が悪い日が3日続いたので、また胃腸炎になったと思い込み薬を飲んでしまいました。しかし、夫が妊娠してるのではないかと気が付いてくれて、妊娠検査薬を使うとなんと陽性! 今回は、妊娠に気付くまでの体調の変化や妊娠判明までの様子についてお話しします。 普段、健康なのになぜか気分が悪くなり…年に1〜2回しか体調を崩さない私ですが、その日は通勤途中の電車で気分が悪くなり、体調の変化に戸惑いました。その日はなんとか出勤しましたが、一日中体調がすぐれなかったので早退することに……。 胃のあたりが気持ち悪かったので胃腸薬を飲んで寝ましたが、翌日も体調は悪いままで食欲もなくなっていきました。腹痛も起こってきたので胃腸炎だと思って受診しようと思いましたが、あまりのしんどさに病院へ行くことができませんでした。 夫が妊娠ではないかと気付いた体調がすぐれないまま3日目に突入し、その日は仕事が休みだったので寝込んでいました。夫が友だちに「妻が体調を崩している」と伝えたところ、「妊娠ではないか」と言われ、念のために妊娠検査薬を使うことに。 すぐに夫は妊娠検査薬を買いに行き、試したところくっきりと陽性反応の線が出ました。妊娠と思っていなかったのでうれしかった反面、初めてのことでどうしたら良いか夫婦共にわからず、とりあえず近所の産婦人科を探しました。 産婦人科の検査で妊娠確定!翌日は日曜日でしたが、胃腸薬を飲んでいたことも不安だったので休日受診できる産婦人科を探しました。検査を受けたときは妊娠6週で、心音も確認でき一安心! 妊娠確定後は私の負担を軽くするために、夫婦で家事の分担や働き方について話し合い、夫が家事を半分負担することに。 仕事のほうも残業はせず、土日も休みをもらうことに決めました。上司にすぐに報告するか迷いましたが、体力仕事だったため事務作業に回してもらうようにお願いし、身体への負担を減らしたのです。 私はこのことから妊活中に体調を崩したら、自己判断せずに妊娠の可能性を考えるべきだと思いました。妊娠検査薬で陽性が出たらまずは産婦人科を受診し、妊娠確定後は夫婦でこれからどのように生活していくか考えることが重要だと実感しました。妊娠が確定してから、夫と家事や仕事について話し合うことで、つわり期間中に身体への負担を少なくできてよかったです。 著者:中道麻智子一児の母。管理栄養士として給食を作っている。管理栄養士の知識を生かした記事や、初めての妊娠・出産・育児で学んだことを中心に記事を執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月12日私は産後3カ月目に産後うつを発症し、通院し始めました。現在は周囲の理解と助けのおかげで回復傾向にあり、新しい仕事を始めることができています。産後うつと診断されショックでしたが、自分を追い詰め過ぎないようにしたことで次第に気持ちが明るくなりました。そのときの私の経験をお伝えします。 育児を楽しみたいのに苦痛で仕方がない初めての出産を無事に終えた私はうれしさと達成感に溢れ、育児を楽しもうと意気込んでいました。でもその気持ちとは裏腹、身体がついていかずに悔しい思いをする日々。夫の仕事の都合で出産前に引っ越し、赤ちゃんとの新生活は新居にてスタートしたため、生活に慣れることと初めての育児との両立は想像していた以上に大変だったのです。 私の母は他界し、父は存命ですが仕事が忙しく頼ることができません。義実家に頼らざるを得ない状況で、関係は良いほうですが付き合いにストレスを感じることも時折ありました。私はそれでも乗り切れる! と意気込んでいたものの、体調不良を繰り返したり、落ち込みやすくなったりと、異変を感じるように……。 産後うつと診断され、ショックを受ける何をするにも苦痛を感じるようになり、産後3カ月ごろに親族のすすめで心療内科を受診しました。医師からは産後うつの症状と診断され、極力ストレスを溜めないようにと言われました。 妊娠する前から産後うつという病名はテレビやネットで見聞きしていましたが、「自分が罹るはずなんてない」と思い込んでいたのでショックを受けました。でも、夫や周囲の人たちが精神疾患に理解があり、偏見を持たずに受診をすすめてくれたことが幸いでした。 心をラクにする方法を探し、快方を目指す産後うつを和らげるには時間がかかる場合があると聞き、物事を焦り過ぎないようにしようと思いましたが、不安定な感情や気分の上下、それが引き金となる周囲の人との衝突に悩み、ひどく落ち込むことも……。 しかし、病気と向き合って今の自分の姿を認めていくことで、かえって気持ちがラクになることに気付いたのです。少しでも育児をラクに乗り切る方法が見つけられるようになった現在は、2歳の子どもと接することを楽しめるまで余裕が出てきました。そして、不安感や焦燥感に悩まされることも徐々に少なくなり、夫が新しく始めた自営業をサポートできるまで回復しました。 産後うつは決して他人事ではないということを思い知りました。産後のストレスや疲労などから、気付かぬうちに不安定な状態に陥ることもあります。でも、悲観し過ぎることなく病に向き合い、いつかは元気になりたいという希望を持ち続けたことが、今の私が元気に過ごせる活力の源となっています。著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月10日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの下痢に関するご質問です。 Q.下痢の程度がわかりません生後1カ月の子について質問です。昨日から下痢が続いていますが、熱はなく、おっぱいもミルクも飲みます。どのタイミングで病院に連れていけばよいでしょうか。また、下痢だと思いますが、下痢の程度がわかりません。このまま様子を見ていていいのか、すごく不安です。 高塚あきこ助産師からの回答乳児は腸管が未熟で、腸内細菌が不安定ですので、便秘や下痢を繰り返す場合が多いと言われています。便秘や下痢を繰り返しながら、成長とともに、徐々に腸の力がつき、排便のペースができてきますよ。お子さんのご様子が普段とお変わりなく、おっぱいやミルクもしっかり飲めていて、機嫌もいいようでしたら、生理的なものとして捉えていただいていいのではないかと思います。腸内環境が1回変化すると、赤ちゃんの場合なかなか改善しないことが多く1カ月近く症状が続くことがあります。もし下痢が続いている、嘔吐がある、機嫌が悪い、元気がない、お尻がかぶれる、血便がある、おっぱいやミルクが飲めないなどあれば、小児科でご相談くださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 赤ちゃんの下痢の特徴赤ちゃんは消化管が未熟であることや母乳やミルクしか口にしていないので、大人に比べると便は緩めで、回数も多いのが特徴です。下痢には、軟便と泥状便(でいじょうべん)、水様便があります。見分ける方法としては、オムツに吸い取られてしまうような便が水様便、泥状便はその名のとおり、泥のような状態の便をさします。基本的に、赤ちゃんの便は軟便程度が多いです。 排便の回数は、1日に数回から10回以上と個人差があり、色は黄~薄茶です。赤ちゃんに異常があるとき、違いに気付けるように普段の便の状態をよく観察しておくこと良いでしょう。もし、異常なのかどうか判断がつかない場合は、便の写真を撮るか、便が付いたオムツを持って小児科を受診するのが良いです。 受診が必要な場合とは■発熱や不機嫌、腹痛などの症状、下痢をくり返しているといった場合腹痛を訴えられるのは2歳を過ぎてからの場合が多いですが、身体を内側に折り曲げて痛がることもあります。また、激しく泣いて、一定時間が経ってから再び激しく泣くといったことをくり返す場合も腹痛の可能性があります。 ■激しく泣いては泣き止み、しばらくして再び激しく泣くのをくり返す場合この場合、胃腸炎だけではなく虫垂炎(ちゅうすいえん)や腸重積(ちょうじゅうせき)などの可能性もあります。便のほとんどが鮮血で占められているようなイチゴジャムのような便や、黒っぽい佃煮のような便が出た場合も同様に、夜間でもすぐに受診しましょう。 ■便に粘液が混ざっているものが続くとき粘液は、炎症によってダメージを受けた腸の粘膜を保護するために分泌されるものなので、粘液そのものが悪いものという訳ではありませんが、腸に炎症が起きている状態が続くと、出血したり、ほかの疾患の可能性も考えられるので、一度、医療機関を受診した方がよいでしょう。 ■血液が便に混ざっている場合この場合は胃や腸など消化管のどこかで出血しているということになります。新生児メレナ、細菌感染,リンパ濾胞増殖症(りんぱろほうぞうしょくしょう)などが疑われるので、クリニックで診察を受けましょう。※リンパ濾胞増殖症は多い病気で自然に軽快します。※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの下痢の原因は?病気の見分け方、対処法、注意点について」【監修:医師 松井 潔 先生 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長】
2019年07月07日長女が生後6カ月を過ぎたころ、RSウイルスにかかりました。わが子を看病するという初めての経験でバタバタと過ごし、しっかりとした予防をすることなく油断していたためか、夫婦そろって長女からウイルスをもらってしまったのです。どのような症状だったのか、そして体調を崩して大変だった体験談をお伝えします。 生後6カ月…初めての風邪!?長女が初めて体調を崩したのは、生後半年が過ぎた夏でした。いつもより明らかに多い鼻水に気付いたのは午後7時ごろ。夏なのに風邪を引かせてしまった! とかかりつけの小児科に電話したところ、「機嫌がよく、おっぱいも嫌がらずに飲んでいるなら、一晩様子を見て発熱などの症状が出てきたら翌朝受診してください」とのこと。 そして夜から朝にかけて鼻水の量は少しずつ増加し、鼻づまりや咳の症状も出始めたので、午前の診療時間に向かうことにしました。 RSウイルス感染症と診断されて診断はRSウイルス感染症でした。「夏なのに風邪を引かせてかわいそうなことをしてしまった」と思っていたのですが、小児科の先生に「もし発症があと1カ月早かったら、入院をすすめています」と言われ、事の重大さと重症化する可能性が少なくないことに気付かされました。 暑さのため外出もあまりしていなかったので、おそらくちょっと前に長女を連れて法事に出席したときに何らかの形で感染したのだろうと思いました。 長女に続いて大人も感染その後長女は重症化には至らず、自宅療養で無事に回復しました。しかし問題は私たち夫婦でした。RSウイルスのことをネットでいろいろ調べたところ、「大人はほとんど重症化しない」「大人は軽症で済む」という情報を見たせいか、看病するときも予防に対してはすっかり油断してしまったのです。 娘の体で増殖したウイルスはマスク程度では防げず、私も夫も2週間ほど長引く鼻風邪にかかってしまいました。もっとアルコール消毒などを積極的に取り入れていれば、大人への感染は防げたかもしれないなぁと反省しました。 今回は家族みんな軽い症状で済みましたが、感染症を防ぐことの重要性を改めて感じたできごとでした。また、RSウイルスは秋から冬にかけて流行すると言われていましたが、小児科の先生曰く近年は夏にも流行ることがあるそうです。当時0歳だった長女は今3歳で、幼稚園に通い始めました。集団生活が始まったので感染症対策により一層気を配ろうと思います。著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月06日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回は産婦人科受診のタイミングに関するご質問です。 Q.産婦人科にかかるには早すぎますか?明日で生理予定日から1週間経過し、妊娠検査薬で陽性反応が出てました。アプリ上だと妊娠4週5日と表記されています。赤ちゃんが子宮内にちゃんと着床してるかが心配です。明日、産婦人科にかかるには早すぎますか? 在本祐子助産師からの回答ご妊娠おめでとうございます。ご心配なお気持ちもよくわかりますが、4週台ですと、まだ胎嚢が確認できないことがあります。ですが、子宮内に妊娠しているという確認も大切ですので、5,6週には受診なさっていただいたほうが安心だと思います※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 陽性反応が出た後の産婦人科に行くタイミング妊娠検査薬で陽性が出ても、早く受診しすぎると、赤ちゃんを包む胎嚢(たいのう)が確認できないため、再診を勧められる可能性があります。産婦人科の超音波検査で、子宮の中に胎嚢を確認できるようになるのは妊娠(受精)してから3週間前後、つまり早ければ妊娠4週の終わり頃、遅くとも妊娠5週には確認できるようになります。※妊娠5週とは、生理予定日から1週間後に相当します。 この頃に子宮の中に胎嚢ができていることを確認しておくことは、子宮外妊娠ではないことを確認するという意味合いもあり大切です。したがって、受診のタイミングとしてベストなのは、妊娠5週頃、つまり予定の生理が1週間ほど遅れた頃ということになります。子宮外妊娠による腹腔内出血や流産に伴う性器出血は、6~7週頃にも起こる可能性がありますので、それまでには一度受診するようにしましょう。 産婦人科の初診内容初めて産婦人科に行く場合は、どのような検査を受けるのか、どのぐらい費用がかかるのかわからないことばかりだと思います。産婦人科での初診は、次のような内容となっています。 ■問診(質問事項)・年齢・身長、普段の体重・結婚の有無・飲酒や喫煙の有無・飲んでいる薬・心臓の病気や糖尿病、高血圧、アレルギーなどの持病の有無・子宮筋腫や卵巣のう腫など婦人科系の病気の有無・月経歴や妊娠、分娩歴※最後に月経のあった時期(いつから始まったか)と、最近の月経周期(月経開始日から次の月経の開始日までの日数)を確認しておくことが最も大切です。・糖尿病や高血圧・血液の病気などの家族がいるかなど ■血圧、脈拍、体重測定 ■外診:顔色や胸・腹部の状態などを確認されます。■内診:腟内に指や腟鏡という器具を入れて、子宮頸管の状態、子宮の大きさや硬さ、ポリープや子宮筋腫・卵巣の異常の有無などについて確認します。 ■検尿:検尿では、タンパクや糖、酸性度、潜血、ケトン体などを調べます。 ■経腟超音波検査:超音波の経腟プローブを腟から挿入して、子宮の中に胎嚢があるか、子宮や卵巣に何か異常がないかなどを調べます。 初診の費用妊娠は病気ではないので、基本的に保険は適用されませんが、異常な妊娠やその可能性がある場合は、一部適用されることがあります。初診時に必要な金額は産婦人科によって異なりますが、5,000~15,000円程度と思われます。初診の時期が遅かったりして血液検査なども初診と同じ日におこなうような場合は、多めにかかるかもしれません。 ※参考:基礎知識(妊娠前)「妊娠検査薬で陽性になったら産婦人科に行くタイミングと産婦人科の初診の内容について」【監修:医師 福岡正恒先生|産科婦人科福岡医院院長】
2019年07月03日わが家の子どもたちは乾燥肌で割と肌が弱く、全員水いぼになってしまった経験があります。長女は病院で取って完治しましたが、次女は病院で取っても完治せずに再発を繰り返しました。 にっくき水いぼ!水いぼは伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)といい、ウイルス性の皮膚感染症。保育園などで感染しやすいようで、わが子も全員悩まされました。乾燥肌だとうつりやすいそうです。 感染すると丸くて白い小さなイボができ、少しずつ大きくなっていきました。そしてこれがつぶれると中のウイルスが飛散し、他のところにうつるようです。 なかには痒みを伴うこともあるようですが、わが子たちは痒がったり痛がったりすることはなく、日常生活にはまったくと言っていいほど支障はありませんでした。 水いぼは取る? 取らない?長女は腕にできており、プールの時期になると保育園から「水いぼがあるとプールに入れません」と言われ、病院で取ることに。いざ病院に行ってみると、「水いぼは取っても再発することが多いし、自然治癒するものなのでわざわざ治療することはない」と言われました。 しかし、「保育園から言われたなら仕方ないね……」と、水いぼがある部分に麻酔テープを貼り、麻酔が効いてからピンセットでいぼを切除。当時長女は4歳で、嫌がることも泣くこともなく無事終了。再発もしませんでした。 その後次女も1歳で水いぼができ、同じ病院で切除しましたが、しばらくすると再発。また取りに行って、その後また再発……と何度も繰り返しました。 2年近くかかって完治次女は3回ほど水いぼの再発を繰り返し、病院嫌いで取るたびに押さえつけられて大泣きだったため、見ていてかわいそうになりました。最終的に家でしっかり保湿ケアをするようにしたら、水いぼはなくなって再発しなくなりました。免疫もできたのでしょう。病院に行って何度も取ったにも関わらず、結局完治までに2年ほどかかりました。 そして第3子となる息子も0歳から水いぼに悩まされ、現在保湿しながら様子を見ています。 水いぼは保育園などの集団生活で感染しやすく、病院に行って取るべきか否かは保育園や病院の先生によって見解が違うようです。今息子が通っている保育園からは水いぼ治療は強制されていないため、しばらく家でできるケアをしながら様子を見ようと思っています。著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月22日初めての出産を控え、分娩予定の産婦人科での健診で「子宮頸管が短めだから、無理は控えてね」と指摘を受けました。予定日より少し早い出産になるのかなと軽く考えていたら、予定日より2週間も早い出産に! 夜中に始まった痛みを前駆陣痛だと思っていたら、なんと陣痛だったという私のドタバタ体験をお伝えします。 子宮頸管が短かった私長女の出産時、私は2つの産婦人科にお世話になりました。1つは自宅近くの病院、もう1つは実家近くの病院です。出産のおよそ1カ月前に里帰りし、後者の病院で健診を受けたときに子宮頸管が短いと医師から指摘がありました。 体に負担をかけすぎないようにとアドバイスされ、「胎児の成長スピードがゆっくりめなので、できるだけ長くおなかの中で成長してもらいましょう」とお話がありました。「急がなくていいからね」とおなかに向かって話しかけていましたが、予想以上に早く出産の日はやってきたのです。 これは前駆陣痛?痛みを感じ始めたのは、予定日2週間前の真夜中でした。「これが噂に聞く前駆陣痛か!」と、体が陣痛の練習をするなら自分も本番のための練習をしようと思い、陣痛間隔を記録するアプリを寝ぼけ眼でダウンロード。 睡魔に負けてまどろみつつ、だんだん強くなる痛みに「練習とはいえ痛いものだなぁ。本番の出産、私は大丈夫だろうか?」と心配しながら時間は過ぎていきました。しかし、余裕があったのも明け方まで。朝7時には間隔が8分おきくらいになっていて痛みも強くなっており、産婦人科へ電話しました。 病院へ着いたときには子宮口全開に!破水の有無や陣痛の痛みの程度を聞かれ、診療開始とともに診てもらうことになり、夫に連絡。でもこのときはまだ私も夫もすぐ出産になるとは思っていませんでした。 病院とやり取りをしているうちに痛みは一層増し、朝食を食べつつもじっとしていられない状態に。結局、診療開始より早めに診てもらうと、子宮口が全開になっているとわかり、即分娩室へ。 畳の部屋でのフリースタイル出産だったので、助産師さんが持って来てくださった大きなクッションにもたれるようにしていきみを逃しました。そして、病院到着から約2時間後に出産! 夫は立ち合いを希望していたので、連絡を受けてすぐに向かってくれたのですが、残念ながら間に合いませんでした。 出産のタイミングはいつになるかわからないものですが、いざそのときになると痛みの強さや状況の変化にかなり戸惑ってしまいました。でも、「おなかの中の赤ちゃんが選んだタイミングなんだよ」と助産師さんに言われ、心が軽くなったのを覚えています。今は第二子を妊娠中ですが、この子が生まれるときは心に余裕を持って臨みたいなと考えています。著者:柴崎諒子2016年2月長女を出産。2019年3月に第2子出産予定。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月19日ぽこちゃんです&どんちゃんです
子育てはフリースタイル
両手に男児