■前回のあらすじママたちはなぜ理由もなくイライラして怒ってしまうの?教育のプロが目から鱗のアドバイスを伝授します。■イヤイヤ期が起こる背景とは?■イヤイヤ期の対応方法■次に大切なのは「ほめること」 『子どもを叱りつける親は失格ですか?』 アベナオミ著 小川大介(監修)(KADOKAWA)1,200円(税抜) \ この後どうなる!? /書籍「子どもを叱りつける親は失格ですか?」はこちら 子どもを大切に思っているのに自分の気持ちをコントロールできず、さらに叱った自分を責めて落ち込む日々を過ごすママ・パパのためのコミックエッセイ。読んですぐに実践し、親子で変われるヒントが満載です!
2021年07月03日今回はイヤイヤ期に関するママの体験談を紹介しています。わが子のイヤイヤ期を通じて、自分の気持ちを切り替えて怒りをうまくコントロールする方法を見つけることができたそうです。 私には現在5歳の長女と2歳の長男がいます。長女が1歳6カ月になるころからイヤイヤ期に突入したことで、私は日々悩まされ始めました。長女があまりに言うことを聞いてくれないため、何度も私の怒りが爆発しそうになりました。そんなときに出合ったのが、アンガーマネジメントという考え方。この考え方を取り入れるようになってから、以前よりもうまく自分の怒りをコントロールできるようになった体験談についてお話しします。 1歳6カ月から始まったイヤイヤ期わが家の長女は、言葉が出始めた1歳6カ月あたりからイヤイヤ期が始まりました。事前に育児書を読んで、2歳あたりになるとイヤイヤ期が出始めるという知識はあったものの、いざその場面に直面すると対応の難しさにへきえきしていたのを覚えています。 長女と会話をすると返事はすべて「イヤ」。気に食わないことがあると出先だろうと構わず号泣して、手がつけられなくなる始末。私の怒りが頂点に達しそうになった経験も数え切れないほどでした。あまりものストレスに、夫に泣きついたこともあります。 怒りをコントロールする方法との出合いそんなとき、夫が「イライラが改善するかもしれない」と、『アンガーマネジメント入門』と言う本を貸してくれました。「長女のイヤイヤ期をどうにかしたい!」と悩んでいた私は、その本を夢中で読みました。しかし、書かれていたのは自分の怒りをコントロールする方法。 私は自分の怒りをコントロールしたいのではなく、長女にこちらの話を聞いてほしいのだということを夫に伝えました。すると、「赤ちゃんが大人が伝えたいことを正確にわかるわけないよ。それなら自分の怒りをできる限り沈めてストレスを減らしたほうが良いんじゃない?」とアドバイスをもらったのです。夫の意見に納得がいった私は、さっそく本に書いてあることを実践してみることにしました。 怒りが爆発しそうになったら数秒だけ我慢夫に借りた『アンガーマネジメント入門』に書いてあったことの1つに、怒りを感じたら一度思考を止めて深呼吸を4、5回すると良いというものがありました。この知識を得てからは、長女のイヤイヤが始まると数秒だけ怒ることを我慢するように意識しました。 はじめこそその数秒を我慢することが大変でしたが、1カ月も経てば次第に慣れてきました。もちろん、4、5回深呼吸するだけでは怒りがおさまらないことも。そんなときは怒りが爆発する前に夫と交代してもらい、気持ちを落ち着けています。 アンガーマネジメントの考え方を取り入れてから、長女を怒ってしまう回数を劇的に減らすことに成功しました。当初の私は、長女のイヤイヤに対して感情的に反応してしまうことで自分自身も疲れきっていました。長女のイヤイヤ期は3歳になる直前まで続きましたが、きっとあのままずっと長女を怒り続けていたら今ごろ後悔をしていたと思います。あのとき適切な本を紹介してくれた夫に感謝です。 監修/助産師REIKOイラストレーター/きょこ著者:柿本渚おしゃべり好きな5歳の女の子と甘えん坊な2歳の男の子の母。元エンジニアで現在はフリーライターとして活動中。育児、美容、自己啓発などさまざまなジャンルの記事を執筆している。
2021年06月27日娘は2歳のころイヤイヤが最高潮になり、母親である私には手に負えないことが多々ありました。そんなとき、保育園の先生の声かけはまさに魔法の言葉! 先生たちの神対応や園生活での経験を通して、イヤイヤ期を乗り切った体験を紹介します。朝からぐったりの送り出しわが家では保育園の送り迎えを主に母親である私がおこなっていました。自転車で送り出してそのまま出勤し、帰りも自転車に乗って職場から直で迎えに行くという流れでした。しかし、娘が2歳のときにイヤイヤが最高潮になり、それまでスムーズにできていた送り迎えに苦戦するようになったのです。 朝、「服が気に入らない」「靴を履きたくない」「保育園に行きたくない」……と、出る直前になってもイヤイヤで大暴れしている娘を担いで外へ。自転車に乗っても喧嘩をしながらやっとのことで保育室に送り出し。そんな日が続き、朝からぐったりしていました。 迎えから帰宅までに苦戦する日々お迎え時間も大変でした。イヤイヤ期真っ只中の娘は、保育室に迎えに行くと「まだ遊ぶの!」「ママ嫌い!」とだだをこねて怒り出し、玄関に行くまでにひと苦労だったのです。 さらに、玄関を出てからも大変! 駐輪場でも「自転車に乗りたくない」とのけぞって抵抗したり、自転車の前カゴに乗せても立ち上がったりして大騒ぎ! そのころは、迎えから帰宅まで30分もかかる日が多々ありました。 先生のやさしい神対応に感謝!!娘とうまく関われない不甲斐なさで悲しくなり、保育園の先生に話をすると思わず涙してしまったときもありました。すると先生は、「お母さんも頑張ってるよ。〇〇ちゃん(娘)も頑張ってる。うまくいかないときもあるよね」 と励ましてくれました。 また、いつまでも帰ろうとしない娘に「一緒に帰ろう」 と促してくれたり、「今日もやってるな」 といじりながらもさりげなく声をかけて、自転車に乗せてくれたり。先生の数々のフォローに、感謝する日々でした。 成長とともに乗り越えたイヤイヤ期先生たちの関わりをまねようとしても、親ではなかなかうまくいかず、結局喧嘩になったり甘えモードになったりしていた娘ですが、成長とともに少しずつ話を聞いてくれるようになりました。 また、友だちと一緒に帰ることがうれしくてスムーズに帰れるようになったり、異年齢の子との関わりによって自分を律することができるようになってきたりして、だんだんと激しいイヤイヤ期が過ぎていったのです。 きちんと娘の思いを受け止めてあげなければと思いつつも、忙しさで余裕を持てないことが多くありました。そんなとき、保育士さんのさりげない関わりや、やさしい言葉に救われました。 また、頑張って対応しようと思っていた私ですが、親以外の人が関わることで子どもも気分が変わることに気づきました。また、親が甘えさせてもらえる環境があったことに今でも感謝しています。 監修/助産師REIKO作画/やましたともこ 著者:斎藤ますみ1児の母。保育士として働く傍ら、自身の出産・子育て経験をもとに、妊娠・出産・育児に関する記事を中心に執筆している。
2021年06月26日こんにちは、保育士の中田馨です。乳児から幼児になり、ママを悩ませることの一つがイヤイヤ期です。このイヤイヤ期、親がしてほしくないことをしたり、親がこうしてほしいことをイヤイヤ言って困らせるので、親はついイライラしてしまいます。 イヤイヤ期は、ママとパパにかまってほしい気持ち、表現力が未熟で気持ちを言葉で伝えられない、自分がイメージしていることが思うようにできないなどの気持ちから起こります。イヤイヤ期は2歳というイメージがありますが、実は1歳代から徐々にスタートし、3~4歳ごろで収まってきます。今回は、イヤイヤ期にママができる対応の基本を年齢別に話します。 しかるときの基本ポイント子どもが「イヤ」と言うことに対して、すべてをしかっていては子どもの気持ちがおさまりませんし、ママの体が持ちません。ですので、しかるポイントを決めておきましょう。大切なのは、危険なことをしたときと、他人に対して迷惑をかけたときです。 危険なことの例例えば、道路を歩いていてママの手を振りほどいて車道に向かって走って行ったら……。それはとても危険なことです。「外ではママと手をつなぐ」というルールを教えます。歯ブラシをくわえたまま歩いていたら……。もし転んだりしたら危険です。「歯を磨くときは、歩かない」ことを教えます。 このような危険なことをした場合は、その場で「ダメ!」と教えます。例えば、階段の上り下りをする、高いところに登ってジャンプするなど、危険だけど子どもがしたいチャレンジは、大人ができる限り付き合ってあげることも大切です。 他人に迷惑をかけることの例友だちをたたいた、噛んだ、物を投げた、砂をかけたなどした場合は、「ダメ!」と教える必要があります。また、電車の中や公共の施設内で走ったり騒いだりするときは、その都度「騒がない」というルールを教えます。子どもが走り回りたいなら公園に連れていき、力いっぱいに走らせましょう。 子どもがすることすべてを「ダメ!」と言っていると、子ども自身がしかられている感覚がなくなる場合もあります。子どもからすると、ママがずっと「ダメダメ」言っていて、何が本当にダメなのかわからなくなります。しかるときは、その場ですぐにしかります。そして、しかるポイントを明確にし、メリハリが必要です。しっかり伝えようと長い言葉でしかるのではなく、短い言葉で伝えることも大切です。とはいっても、些細なことを感情的に怒ってしまうこともあります。そんなときは、「さっきはごめんね。〇〇ちゃんが大好きだよ」と伝えましょう。次から年齢別の対策をお伝えします。 1歳のときのイヤイヤ期対策1歳半ごろになると自分でできることが少しずつ増えてきます。例えば、スプーンなどを使って自分で食べられるようになったり、洋服も袖に手を通すのを協力してくれたり、物を投げたり、少し高いところに登ってみたり、そのままジャンプしようとしたり。 「危ない! ダメ!」と言っても、そのダメの理由がよくわかっていなくて何度も繰り返します。「ダメ」と止められると、気持ちを伝える言葉がまだ分からないので大声で泣きます。こんな「自分の思い通りにしたい!」というのが1歳のイヤイヤ期の特長です。このときにママができることは、子どもの気持ちを受け止めること。そして、子どもの気持ちを親が言葉にして代弁すること。「イヤだったんだね」と共感することで、「ママに気持ちを受け止めてもらえた」と思います。この思いを積み重ねることが大切です。 2歳のときのイヤイヤ期対策2歳はよく「魔の2歳」なんて言い方をされることもあります。言葉が少しずつ増えてきて「ダメ!」「イヤ!」「しない!」という自分の気持ちを簡単な言葉で伝えることができるようになります。自分でできることも増えていて、「自分で服を着る!」と言い出したと思ったら、「服を着ない!」と言ってすっぽんぽんでのけぞって泣くこともあります。 したくないこと、気にくわないこと、できないことがあると感情が爆発して、ママもお手上げ状態になることもあるのではないでしょうか? これがまさしくイヤイヤのピークの時期です。このときにママができることは、子どもの言うとおりに動かないこと。イヤイヤ言っている子どもは自分でも訳が分からない状態になっています。子どもの気持ちが落ち着くまで待ちます。子どもができないことは「一人でできた!」と思わせるくらいにさりげなく手伝ってあげましょう。 3歳のときのイヤイヤ期対策3歳になると、言葉の数がかなり増えてきて、簡単な言葉のキャッチボールができるようになってきます。先の見通しもつくようになるので、2歳のときのようなイヤイヤはおさまってきます。こだわりが強くなるので譲れないところは頑として譲らないという姿も見られます。 自分でできることが増えてきますし、できることとできないこともわかってくるので、例えばこれまで怖がらずにチャレンジしていた高い場所からのジャンプを急に怖がり出したりします。 このときにママができることは、言葉でしっかり伝えること。寝る前に、まだ遊びたいと駄々をこねたりした場合は、「明日また遊ぼうね」と簡単な言葉で分かりやすく伝えましょう。 イヤイヤ期は永遠に続くものではありません。今は、これから社会に出ていくときの人間関係やルールの基礎を学んでいる時期ととらえ、気長に見守りましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年06月24日保育士の中田馨さんが、実際にやっているイヤイヤ期のかわしワザ【お食事編】を教えてくれました。「苦手な食べ物を食べない」イヤイヤ星人、「椅子に座らない」イヤイヤ星人など4パターンに分けて詳しく解説!こんにちは、保育士の中田馨です。「実際に保育士がしている、イヤイヤ期のテーマ別の対応方法」のうち、今回は「食事でイヤイヤ星人」をお届けします。 食事でイヤイヤする子への対応方法1日3回やってくる食事。子どものことを考えていろいろな食材を使ったり工夫しながら料理を作るのに、ひと口も食べずに「イヤ!」と言ってプイっと横を向いてしまうなんて経験をしたことがあるのではないでしょうか? ひと口でも多く食べてほしいのが親心ですが、頑なに口を開いてくれないとどうすることもできません。無理やり口に入れるわけにもいきませんので、悩むママも多いことでしょう。 食事でイヤイヤ星人への基本的な対応方法は以下の4つです。1.食べない食材があっても良しとしよう!2.食事には決まりがあると伝える3.十分に甘えさせる4.ある程度子どもの思いを尊重するでは、実際に保育所であった具体例を挙げながら見ていきましょう。 苦手な食べ物をひと口も食べないイヤイヤ星人苦手な食べ物をひと口も食べてくれないイヤイヤ星人はとっても多いものです。私の保育所のイヤイヤ期の子どもたちは全員がそうと言ってもいいくらい。例えば、きのこが苦手な子の場合、きのこ単体ではもちろん食べません。えのきと一緒に数種類の野菜を汁物にしたら、じょうずにえのきだけをよけて食べます。ハンバーグにしいたけを練り込めば、その香りに感づいて食べてくれません。このようなイヤイヤ星人にはどうすればいいのでしょうか? まずは「食べない食材があっても良しとしよう!」と思うことです。苦手な食材の1つや2つ大人もあると思います。なので、苦手な食材が多少あっても問題ありません。まずは、えのきが入っているのに汁物を食べようという意欲がある子どもを認めます。「今は、きのこを食べなくてもいいや」と思いましょう。 とはいえ、将来的に食べてほしいと思うなら、子どもが苦手な食材も定期的に食卓に出して、その存在を見せ続けます。親が「おいしい!」と食べているところを見せることが大切です。 椅子に座らないイヤイヤ星人食事中にすぐに椅子から逃げ出したり立ち歩いたりする子がいます。つい追いかけてしまいたくなるところですが、それはNG。食事のマナーとして、立ち歩いて食べるのはよくありませんが、それよりも立って歩いて食べているときに、食べ物を喉に引っ掛けてしまうことのほうが怖いのです。このようなイヤイヤ星人には「食事には決まりがあるんだよ」ということを伝えます。例えば、食事は座って食べるということもその1つ。座らないと食べさせないという家ルールをつくってしまうのです。 追いかけて食べさせると「歩いて食べてもOKなんだ」という認識になりますので要注意です。また、椅子から逃げ出した子どもに対して「待て待てー!」など大きなリアクションで対応すると、子どもはママに反応してもらって楽しいと思ってしまいますので、座らせるときは「椅子に座るよ」っと淡々と対応しましょう。 自分で食べられるのに食べさせてほしいイヤイヤ星人手づかみ食べもスプーンやフォークなどを使って食べることもできるのに、急に「ママ、食べさせて!」と自分で食べなくなる子がいます。ママとしては、「もう、自分で食べられるでしょ?」と思うことでしょう。このようなイヤイヤ星人には、十分に甘えさせましょう。ママに「食べさせて!」と言ってくるのは今だけの話です。子どもが成長するなかでは、心の充電がたくさん必要な時期があります。充電の方法はその子によって違います。この子の場合は、食事の時間に出てきたのかもしれません。ママが食べさせてあげたとしても、「じゃあ、自分でもひとさじ食べてみよう」と誘うのはもちろんOKです。 スプーンもまだなのにお箸で食べたがるイヤイヤ星人まだ、手づかみ食べがメインでスプーンすらうまく使えないのに、パパやママの様子を見て「お箸が使いたい!」と言ってお箸を持ちたがる子がいます。持たせなかったら大泣きするので、持たせていいものか悩むところです。 このようなイヤイヤ星人には、ある程度子どもの思いを尊重しましょう。ある程度というのは、子ども用の短いお箸を用意して持たせるのはOKです。食具に興味を持つことは頼もしいものです。ただ、お箸は子ども用のものを必ず大人がそばで見守りながら食べてください。 イヤイヤ期全般に言えることですが、子どもがイヤイヤ言い出したらすぐに解決することはできません。いつもの3〜4倍は時間がかかるかなと大らかな気持ちで対応しましょう。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。『いっぺんに作る 赤ちゃんと大人のごはん』(誠文堂新光社)も発売中!
2021年06月20日次女を注意したらまさかの…次女が長女を泣かせていたので注意したところ、衝撃的な出来事が私を襲いました……! 次女に悪いことを注意したのですが、イヤイヤ期だったせいか逆ギレされてしまって……。私のメガネが勢いよく吹っ飛んだので、びっくりしました。 監修/助産師REIKO著者:ぽてと4歳と2歳の姉妹を育ててるワーキングアラフォーママです。
2021年06月14日イヤイヤ期の息子さんのかんしゃくに悩んでいたママ。お母さんに息子さんの様子を話すと、お母さんの口から、ママの衝撃的な過去が明かされました。息子さんより凄いママのエピソードに衝撃を受けたお話です。 物に八つ当たりをする息子。母に相談すると…?2歳になった息子はイヤイヤ大爆発。かんしゃくを起こし、よく物に八つ当たりをしていました。そのことを母親に話してみると、信じたくないママの衝撃的な過去が明らかになったのです……。 イヤイヤ期の息子のかんしゃくや八つ当たりが酷い! と思っていましたが、母親からこのエピソードを聞いて、ママの私のほうが断然ヤバいと思いました。そして、息子は自分にそっくりなんだなぁと思ったら、イヤイヤがかわいく思えてきました。 アイロンをぶん投げてふすまに穴を開けたこんな娘でも、今では母親になり子どもを育てています。そう考えると、息子も将来は自立して、なんとなくちゃんと生きていけるだろう! と変な自信にもなりました。 監修/助産師 松田玲子著者:ゆかりんご2歳の息子の母。書店で働きながら、甘くない子育ての日常を漫画にしています。 息子が潜在性結核感染症になったお話を執筆中。
2021年06月12日2018年生まれのさくちゃん。今では4歳になり、絶賛イヤイヤ期真っ只中! 元気に育っていますが、実は誕生後に大きな病気が見つかりました。そのころのお話です。2児ママのこやま家さんの長女、さくちゃんの闘病記録「娘と心疾患のお話」。妊娠中のこやま家さん、特に異常もなく出産予定日を迎えますが……。 妊娠41週を過ぎて… 妊娠中の経過は、つわり軽めで高血圧もなし。里帰り前の産院でも、出産する産院でも、何の異常も指摘されることなくは経過良好でした。 妊娠41週目、予定日超過したため翌日入院することに! このときはまだ、病気のことはまったく誰も気づいていませんでした。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター こやま家2018年4月生まれの女の子さくちゃんと、2020年5月生まれの男の子あおくんを育てるワーキングママ。奇想天外な家族の様子を絵日記で描いている。
2021年06月04日2歳の長男にイヤイヤ期が到来し、子どものわがままな言動にイライラすることが増えていました。子どもへの向き合い方に悩んでいた私が、インターネットでアンガーマネジメントという言葉に出合い、感情をうまくコントロールするコツを身に付けた体験をお伝えします。 叱る前に6秒かけて大きく深呼吸インターネットから得た情報によると、人間が怒りのピークを感じるのは6秒と言われています。私は子どもに感情的に怒りをぶつける前に、なんとか6秒耐えようと意識をしました。例えば、子どもが着替えたくないと服を投げたときや、コップに入ったお茶をわざとひっくり返したりしたとき……深呼吸を6秒間するだけでクールダウンし、冷静に物事の良し悪しや、なぜその行為がいけないことかを伝えられるようになりました。 長男の心のサインに気付くことができたわが家には2歳の長男と1歳半離れた次男がいます。長男がわがままを言うタイミングは、決まって次男にパパとママの視線がいっているとき……。アンガーマネジメントを意識する前は、イヤイヤを鎮めることに精一杯で、長男の心に寄り添うことができませんでした。一旦クールダウンすることを意識したことで、「長男はかまってほしいんだな」「私たちに甘えたいんだな」と気持ちを汲んであげられるように。 それからは、長男をできるだけ多く抱きしめてあげたり、叱るだけではなく小さなことでもできたことを褒めるようにしたことで、私自身のストレスも減りました。 家族みんなに笑顔が広がるアンガーマネジメントは子育てだけではなく、夫婦関係にもいい影響をもたらしてくれました。 わが家は子育てを機に、睡眠不足による疲れ、仕事と育児の両立の問題で夫婦喧嘩が多発……。よく考えてみれば一家の大黒柱として働くパパも大変ですし、24時間365日子どものペースでお世話をするママも大変。忙しいのはお互い様です。夫に対してカーッとなっても、「お疲れ様」「〇〇してくれてありがとう」と労りや感謝の言葉をかけることで夫婦円満になり、自然と笑顔も増えました。 私は「子育てをとことん楽しむ」という軸をもっています。アンガーマネジメントを習慣にしたことで、叱ってもいいけれど感情をうまくコントロールし、メリハリをつけた子育てを実践中! 今はイヤイヤ期すらも愛おしく、この時期にこそ感じられる葛藤を楽しんでいきたいと思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:櫻井せりか1歳と0歳、2男の母。長男の育休中に第二子妊娠、育休を延長し事務職を休業中。現在は子育てをしながらライターとして活動している。
2021年05月26日イヤイヤ期ってどんな時期?イヤイヤ期とは、1歳半ごろから3歳ごろにかけて続く「第一次反抗期」のこと。イヤイヤ期真っ盛りの2歳は、「魔の2歳児」とも言われます。海外では「恐怖の2歳(テリブル・ツー)」と言われていて、イヤイヤ期の激しさは万国共通であることがわかります。イヤイヤ期の子どもは、日常生活のさまざまな場面で「イヤ!」「きらい!」と拒否したり、なんでも自分でやりたがったり、大声で泣きわめいて要求を通そうとしたりと、何をするにも一筋縄ではいきません。「やるといったのに、結局やらない」「できなくて泣き叫ぶ」こうした行動に振り回されてクタクタになってしまう、という声もよく聞かれます。ほかにも、「急に食べ物の好き嫌いが多くなった」「いやなことがあると、たたいたり、物を投げたりする」「服装へのこだわりが強く、自分で選んだ服しか着ない」など、イヤイヤのタイプは実にバリエーション豊かです。大人からすれば、「どうしてそんな行動を?」と思うことも、子どもにとってはどうしても譲れない場合もあります。この時期の子どもは、まだ自立への最初の一歩を踏み出したばかりです。さらに脳も発達途中で、知的な働きをする大脳皮質や、コミュニケーションや社会性をつかさどる大脳辺縁系の働きも未熟。気持ちがコントロールできなかったり、その場にそぐわない行動をしてしまうのも、2歳前後の年齢ならば当然のことなのです。イヤイヤ期の子どもたちは、体はスラリとしてすっかり赤ちゃんを卒業したように見えますが、だからといって急に大人と同様になるわけではありません。まだ本能のおもむくままに動く時期なのだと考えると、子どもの行動にイライラすることが減るかもしれません。イヤイヤ期はなぜ起こる?イヤイヤ期の「困った」行動は、どれも自我が確立してきたことの表れと考えられます。1歳半ごろになると、ママと一心同体だった赤ちゃん期は卒業。ママと自分は違う人間である、ということに気づき始めます。2歳になるころには、運動能力も知的な発達もかなり進み、自己主張はますます強くなります。ただ、「こうしたい!」というイメージははっきりしていても、まだまだ不器用で、手先や体のコントロール能力も発達途上です。語彙力も不足しているので、自分の思いをうまく伝えられないことも多いのです。やりたい気持ちは満々なのに、実力が伴わないことにイライラしてしまうのがイヤイヤ期、とも言えるでしょう。大変なイヤイヤ期ですが、もちろん永遠に続くわけではありません。3歳ごろになると少しずつ社会性が身につき、少しなら我慢することもできるようになります。自分ができること、できないことの予測も立てられるようになり、だんだんとイヤイヤ期を卒業していきます。なんでもイヤイヤでお手上げ!保護者はどうしたら?「自我の芽生え」「自立の一歩」とはわかっていても、日々のイヤイヤに応戦するのは大変ですね。「早くしなさい!」「自分でやるっていったんだから、最後までやりなさい!」と叱ってばかりでは、保護者も疲れてしまいます。かといって、イヤイヤ期の子どもに理屈を説いたり、効率のよい方法を教えようとしても、それは無理というもの。きちんとしつけなくては、と焦る必要もありません。この時期に心がけたいのは、子どもの「やりたい」という強い気持ちを受け止めてあげることです。そして、「やりたい」が「できた!」という達成感へとつながるように、環境を整えていきましょう。たとえば、日々の身支度。洗面台には踏み台を置き、タオルも手が届く位置にかけておけば、スムーズに手洗いができます。靴に左右がわかるシールを貼ったり、子どもの洋服は引き出しの一番下の段に入れて自分で出せるようにする、なども一案です。お子さんのイヤイヤに繋がりやすいポイントを観察して、先回りして自分でできる環境をつくっておくことで、子どもの「できた!」をサポートしましょう。また、かんしゃくを起こしたときには、ぜひ子どもの気持ちを言葉にしてあげましょう。「イヤだったんだね」「自分で開けたかったんだよね」、こんなふうに代弁してもらうことで、ぐちゃぐちゃになっていた気持ちも整理されます。そして、だんだんと自分でも言葉で気持ちを伝えられるようになっていきます。子どもの言葉に、おうむ返しで答えるのもおすすめです。たとえば、「帰らない! まだ遊ぶ」とダダをこねられたら、「そっか、まだ遊びたいんだね」とくりかえしてみましょう。保護者が自分の言葉を否定しないで聞いてくれる、と思うことができれば、子どもの心はすーっと安心します。イヤイヤが吹き荒れていた心が静まれば、自分から「おうちに帰る」という言葉が出ることも。そんなときは、思いっきり抱きしめて、たっぷりほめてあげましょう。してほしくない行動ではなく、適切な行動にフォーカスするのもストレスのない方法です。たとえば、食べ物をポイポイ投げるのは、してほしくない行動のひとつという保護者も多いのではないでしょうか。こうした行動を目の前にすると、つい「ダメ! やめなさい!」と叱りたくなりますが、これはかえって逆効果のこともあります。ママやパパが構ってくれたと、嬉しくなって何度も同じことを繰り返すことも少なくないからです。してほしくない行動には過剰に反応をせず、正しい行動ができたときにほめてみましょう。大好物だけを集めたメニューを用意して、投げずに完食したら「今日は投げなかったね、えらいね!」「ピカピカに食べられて、すごい!」と笑顔でほめます。投げるよりも、投げないほうが注目してもらえる、とわかると、次も投げないようにしよう、と思うものです。適切な行動ができたらほめることを続けていくと、いつのまにかしてほしくない行動は減っていきます。発達障害がある子の「イヤイヤ」にはどう向き合う?「イヤイヤが激しすぎるのは、もしかしたら発達障害があるからでは?」「うちの子は2歳を過ぎてもまったく手がかからないけれど、イヤイヤ期がなくても問題ない?」子どもの発達には個人差が大きく、乳幼児期の診断は難しいと言われます。明確な診断は受けていないものの気になっている、というご家庭もあるでしょう。ここでは、発達障害のある子のイヤイヤ期について見ていきましょう。発達障害は、「自閉症スペクトラム障害(ASD)」「注意欠如・多動性障害(ADHD)」「学習障害(LD)」の3つのタイプに分けられます。いずれも脳の働き方に偏りがあるために起きると考えられていて、周りからは理解されにくい障害ともいわれています。発達障害がある子の中には、感覚が過敏である特性がある子も多く、光や色、音、においなどの刺激を受け取りすぎてしまう傾向があります。あざやかな色が並ぶ場所に恐怖を覚えたり、さまざまな音が頭に響くように感じられて耳をふさぎたくなったり、あるいは逆に聴覚への反応性が低く、呼びかけに応じにくい、というケースも。感覚過敏による症状は多岐にわたります。こうした感覚の偏りがあると、些細なことでも不快感が高まりやすくなります。ただ、感覚は人それぞれでその不快さなどが他者からはわかりづらい上に、子ども自身も不快さを自覚できていなかったり、言葉にして説明することが難しかったりする場合があります。発達障害のある子の中には、言葉の発達がゆっくりめである子も多く、その場合、なぜ不安なのか、なにがいやなのかをうまく伝えることができません。感覚過敏の不快感に加え、保護者や周囲の人にわかってもらえないもどかしさから、かんしゃくをおこしたり、泣き叫んで表現するしかない、ということも多いのです。大きな音を嫌がったり、白い紙をまぶしがったりなどの様子が見られたら、なるべく刺激が少なくなるように工夫してみましょう。そして、「大きな音がするとびっくりしちゃうね」「ピカピカしていると、まぶしいかな?」などと言葉にしながら、子どもの感覚や気持ちに寄り添うコミュニケーションを心がけます。かんしゃくがおきてしまったときには、気持ちを落ちつけることを優先しましょう。ゆっくり静かに「いやだったんだね、もうだいじょうぶだよ」と声をかけたり、抱きかかえて別の場所に移動したり、気分を変えられるようにサポートします。また、発達障害のある子の中には、「いつもと違う」ことが苦手な子も多くいます。お散歩コースがいつもと違う、ごはんのあとの牛乳が麦茶になっていた、こうした小さな変化でも不安感が大きくなって爆発してしまうことも。「子どもにいろいろな体験をさせてあげたい」「週末は遠出をして、普段はできないことをさせてあげたい」と思うのも親心ですが、子どもはいつもと同じお散歩コースのなかでもたくさんの発見をしているものです。お子さんに「急な変化に弱い」という特性がありそうだと感じたら、なるべく日々のルーティンを守って、子どもが安心できるように心がけましょう。スケジュールの見通しをあらかじめ伝えておくのも、おすすめです。「いつもは公園で遊ぶけど、今日は雨だからおうちで遊ぼう」「これからじいじとばあばが来るから、お散歩は夕方にいこうね」。直前に知らされるより、あらかじめ予定がわかっていたほうが心の準備ができるのは、大人も子どももいっしょですね。予定を伝えるときには、言葉で知らせるだけではなく、目で見てわかる情報をあわせて用いると、より理解しやすい場合があります。イラストや写真を並べて予定表をつくったり、数字がわかるお子さんには番号を振って手順を伝えたりするのもよいでしょう。こだわりが多くて毎日スムーズにいかない…そんなときに出来る工夫は?もしかして「思っていたことと違う!」という状況に驚いている?…そんなときに出来る工夫は?先の見通しが持ちにくいお子さんの場合、遊びやテレビの時間を終わりにするときなどに行動や気持ちの切り替えができず、つまずくこともあります。そのような様子が見られる場合は、時計やタイマーなどを事前に見せておき、終わりの時間の予告をしておくなどの工夫も大切です。「ゼロになったら終わりだよ」などと伝えながらタイマーを一緒にセットすれば、お子さんも心の準備ができるかもしれません。指示に従って行動することが難しいかんしゃくがおきてしまったら?対応は「クールダウンが優先」どんなに先回りして対策していても、どうしてもイヤイヤ、かんしゃくをゼロにはできません。激しいかんしゃくを前にすると、ついつい怒ったり、あれこれ声をかけたりしてしまいがちですが、声かけによって、よりかんしゃくが激しくなってしまうこともあります。まずはお子さんがクールダウンできることを優先しましょう。安全を確保しながら、興奮の元となっているものから遠ざけ、可能であれば場所を移動したり、静かに様子を見守ります。落ち着いてきてから声かけをしてあげられるとよいでしょう。イヤイヤ期の子どもが、おもちゃを奪ったり、公共の場で騒いだり、大人がしてほしくない行動をしたからといって、「ちゃんとしつけなきゃ」とあせる必要はない時期です。イヤイヤをしだしたら、大人は「いやだったね、こまったね」と共感して、その子の気持ちを受け止めてあげれば十分です。そしてその子が楽しくできること、穏やかでいられる時間を大切に、環境を整えていくことを考えましょう!レスパイトサービスを活用して上手に息抜きを理不尽なイヤイヤが続くと、ついムッとしてしまったり、感情的になって後で自己嫌悪に陥ってしまう、という声もよく聞かれます。声を荒げてしまうことがあっても、ときどきなら思い悩まなくても大丈夫。ただ、疲れやストレスがたまってきたときには、一人で抱え込まないことが大切です。親も休日には子育てから解放されたくなることはあります。しんどい時は無理せず、一時保育やファミリーサポート、シッターサービスなど、発達障害のある子どもの育児で利用できる、レスパイトサービスの利用を考えてみましょう。「レスパイト」とは、小休止や息抜きを意味する英語で、育児や介護で疲れたときに一時的に休息をとることを指す言葉です。レスパイトサービスについては、ぜひ下記の記事を参考にしてみてください。ポジティブにとらえて、イヤイヤ期を乗り切ろうイヤイヤ期の子どもたちは、保護者が言って聞かせてもまったく聞く耳を持たないことも多くあります。でも、保護者が一方的に叱ったり、抑えつけようとすれば、子どもはますます反発するばかりです。ひとくちにイヤイヤ期といっても、表現の仕方は一人一人違うものです。わが子はどんなタイプなのか、どんなポイントでかんしゃくを起こすのかをよく観察すると、イヤイヤを回避するための準備もできるようになります。それでも、ひとたびイヤイヤスイッチが入ってしまえば、ある程度ほうっておくしかないのもこの時期の子どもたちです。「今はこういう時期」と割り切って、「イヤイヤしているな〜」と一歩引いた目でみられると、気持ちもラクになるかもしれません。LITALICO発達ナビ無料会員は発達障害コラムが読み放題!
2021年05月25日私は2歳の男の子と0歳の女の子のママです。今回は2歳の長男のトイトレについてお話ししたいと思います。2人目の出産が6月だったので、赤ちゃんとの生活に慣れたころから長男のトイトレを始めました。そのとき長男は2歳4カ月でイヤイヤ期真っ盛りでした。 トイレを嫌がるまずは補助便座とトレーニングパンツを4枚購入してトイトレ開始。食事の前後と外出前、入浴前、就寝前にトイレに誘うことにしました。しかし、相手はイヤイヤ期。「ごはんの前にトイレに行こうか?」と聞いても、毎回「行かない!」から始まり、無理やり連れていくと大泣き。 トイレに座ってもすぐに「おしっこ出ない!」と言って逃げてしまい……。これではトイレが嫌いになるばかりだと思い、何か良い方法がないか調べ始めました。 トイレに入ってもらうために思い付いたのは、トイレに入ったらシールを貼るという「ごほうびシール」作戦。もう1つは長男の大好きな電車の写真をトイレにたくさん貼り付けることでした。作戦は成功し、「トイレに入れたらシールを貼ろう!」と言うと、長男はトイレに喜んできてくれるようになりました。貼り付けた電車の写真を見ながらゆっくりとトイレには入れるけれど、肝心のおしっこはなかなか出ることはなく……。気付けば半年ほど経っていました。 ついに…!?おしっこが出ないまま半年……。私自身の焦りも出てきて、おしっこが出ないことにイライラしてしまうこともありました。毎日何度も漏らしてパンツや床を掃除して、一度トイトレをお休みしようかな……と悩む日々。 足台の高さを調整してみたり、お茶を飲ませてどのくらいでトイレに行きたくなるのか観察してみたり、長男が楽しそうに遊んでいても何度もトイレの確認をしたりしていました。 そんなある日、朝食後にトイレに行くと突然おしっこが出たのです! うれしくてうれしくて、長男とやったー!と一番大きなシールを貼りました。 今でも遊びやテレビに夢中になってしまうと間に合わないこともあり、まだトイトレが完了していません……。親としては焦ってしまいますが、トイレでおしっこが出るまで半年かかりました。長男のやる気が出て、トイレの心配をせずに過ごせるようになるのを気長に待つばかりです。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:八木さつき2歳男児、0歳女児の母。ケアマネージャーの資格を取得。妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆している。
2021年05月25日「魔の2歳児」とはよく聞く言葉ですが、わが子のイヤイヤ期は1歳半くらいからスタート。特に「今していることをやめて、次の行動に移る」ときに激しく抵抗し、泣いて嫌がることが多々ありました。イライラして口調が厳しくなると、さらに泣きわめいて手に負えなくなるわが子……。しかし、少しの辛抱がそのあとのごきげんにつながるということに、あるとき気がついたのでした。 行動を変えるときにイヤイヤわが子のイヤイヤは、先輩ママの話を聞く限りではそこまで激しくはなかったようです。しかし「今していることをやめて別のことをする」ときの抵抗がとても激しく、苦労しました。 例えば「もう帰る時間だからこのおもちゃを片づけよう」というときはもちろんイヤイヤ。「公園で遊ぼう」というときは靴を履くのがイヤイヤ。やっと靴を履かせたと思ったら、階段の上り下りが楽しくてなかなか公園に行けず……。「行こう」と促すとイヤイヤ、といった様子でした。 急いでいるときは特にイライラ決まった時間に行かなければならない約束があるときなど、急いでいると特にイライラしてしまって大きな声で怒ってしまうこともありました。 するとさらに泣きわめき、泣き声にますますイライラするし大声を出してしまった自分に嫌気が差して自己嫌悪……。そのあとのぐずぐずも長いので、「もう嫌!」と思うことが何度あったことか。説明してわかる年ごろではないので、どうしたらいいのかわからず困りました。 ちょっと我慢すればそのあとがラクにある日、出かけようとすると、また階段の上り下りに夢中になってしまいました。その日は急ぐ用事でもなかったので、まあいいかと遊ばせておくことに。15分くらいそうやって遊んでいたでしょうか。満足したのか飽きたのか、素直に車に乗ってくれ、とてもごきげんで出かけることができました。 実は私は5分くらいで「早く終わらないかな」ともどかしくなっていたのですが、そこで切り上げさせていたらきっとまた大騒ぎだったでしょう。ちょっとの我慢がよかったのだと思いました。 以来、わが子のマイペースさにイラっとするたびに「ちょっと我慢」と辛抱することで、イヤイヤが少し減ったように思います。もちろん、わかってはいても気持ちに余裕がないとちょっとの我慢もできず、同じ後悔をすることもよくありました。 イラスト/imasaku監修/助産師REIKO 著者:ライター 銀鏡あゆみ二児の母。生まれ育った町で、自身の父母・祖母・夫・子ども2人との大家族で暮らす。地元を中心に取材・撮影・執筆を行うライター。
2021年05月10日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回は、ライブドアブログの公式ブロガーでもあるInstagramでフォロワー6万人超えの龍 たまこ(@ryu.tamako2)さん。3児のママです。 出典:ライブドアブログ 著者:龍 たまこ監修/助産師REIKO
2021年05月03日■前回のあらすじ何を言おうか迷った様子で言葉にできず、そのまま立ち去ったおじいさん。その後も私たちを心配そうに見守ってくれていて…。■また娘のイヤイヤが爆発…!おじいさんの微妙な表情や雰囲気を汲みとって私は優しさを理解しましたが、当然いとちゃんには伝わらず、ただ怖がってその場を離れたがりました。その時は、数メートルですが、いとちゃんが自分で歩いてくれて助かりました。しかし、またすぐにその場に立ち止まり泣きわめくようになったのです。■疲労困憊…ついに心が折れるひたすら泣きわめき続ける娘を、最初は無心で見ていました。真正面から受け止めると挫けてしまいそうだったので…。あまり深いことを考えないようにしていたはずなのですが、さすがに疲れてしまい…。娘の「ママきらい」の言葉に、とうとう心が折れてしまったのです。次回に続きます。
2021年04月18日私は2歳の男の子と0歳の女の子のママです。2人目(長女)の妊娠期間から始まった息子のイヤイヤ期……。ごはんを食べること、着替えをすること、何でも嫌がり困っていました。切迫早産で自宅安静の間は息子と外出できなくてわかりませんでしたが、2人目を出産後に息子が歩いてくれなくて急に立ち止まる、手を振りほどいてどこかへ行ってしまう、抱っこをせがまれることが多くなっていました。そんななかで見つけた解決策をお伝えします。 道路脇の白線などを電車の線路に見立てて歩く私が住んでいる場所は住宅街ですが、自宅付近に歩道のない道があります。息子がそこで急に手を振りほどいて道の中央へ行こうとすることがあり、本当に困っていました。そんなときに道路の白線を電車の線路に見立てて、「◯◯(知っている電車の名前)発車しまーす!」などの声かけをして、ガタンゴトン、カンカンカンなどと言いながら歩くと、電車が大好きな息子には効果があり、歩いてくれるように。その際、安全のため白線から離れて内側を歩くように注意しました。ただ、歩道がある場所だと息子が車道に近い場所を通りたがり、うまくいきませんでした。 あえて車の多い通りを歩く電車だけではなく、車も好きな息子。今度は車の多い道を選ぶことにしました。車の多い道へ入る前に必ず車道には絶対に出てはいけないこと、歩道を歩くことを約束してから、飛び出せないようガードレールのあるところで車道側を私が歩くようにしました。 そして、車の多い道へ移動。「あ! あれはなぁに?」と車がくるたびに息子に聞きながら歩くと、これも効果あり! 「赤いくるま!」「ダンプトラック!」など大きな声で楽しそうに答えながら歩いてくれるようになりました。 かばんに車や電車のおもちゃを入れておくどうしても立ち止まってしまい、「抱っこして!」と言われてしまったら……。休憩しても気持ちが変わらないとき、車や電車のおもちゃを渡し、手を繋いでいないほうの手で持ってもらい、空中で走らせるまねをしてもらいました。 そして「◯◯(電車や車の名前)気持ち良さそうに走っているね!」などの声かけをしながら歩くと、これも効果あり! お気に入りのおもちゃなのでしっかりと持っていてくれるため、途中で飽きることもありませんでした。 私が2人育児をしていて大変なことの1つが、外出です。娘を抱っこしていると、息子まで抱っこするのはひと苦労。手を振りほどいて走られたら追いかけるのもさらにひと苦労です。外出するときは、これからも息子が大好きな電車や車に頼っていきたいと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:八木さつき2歳男児、0歳女児の母。ケアマネージャーの資格を取得。妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆している。
2021年04月14日5歳と2歳の娘を育てています。長女とイヤイヤ期の次女の対応に疲れ、現在はうつ病のため病院に通っています。今回はうつの症状が一番強く出ていた10日間、どのように子どもたちと過ごしていたかをお話ししたいと思います。 うつ病の症状うつの症状に気が付いたのは2018年の9月ごろでした。何もしたくない、何も楽しくない、涙が自然とこぼれてくる……。はっきりとした原因はわかりませんが、長女の夏休みの間、イヤイヤ期の次女との争い(?)が絶えず、精神的にも体力的にも疲れてしまったのかなと思います。 幼稚園も始まったし、少しゆっくりすれば良くなるだろうと思っていましたが、つらさは増していくばかり。何もしたくなく、子どもたちと楽しい時間を過ごすこともできませんでした。 テレビを1日に6時間次女はアンパンマンやドラえもんのアニメを見ることが大好きです。でも見せすぎも良くないと思い、それまでは時間を決めて見せていました。 しかし、うつ病になってからは次女と遊んであげる気になれず、テレビばかり見せていました。外に出る気力もなかったので、公園遊びもあまり行けなくて毎日体力を持て余していたと思います。 夜ごはんはお惣菜中心ごはんを用意することもおっくうで、なんとか毎日食べさせているという状態でした。ご飯にお惣菜に、作れてもお味噌汁。イヤイヤ期で好き嫌いもある次女と食卓を囲むこともすごく嫌でした。 自分はまったく食欲がなく、ただただ食べさせなくてはという義務感だけで動いていました。夜ごはんの時間が一番つらかったです。 すぐ寝室にこもってしまう子どもたちはまだまだ甘えたい盛りで、なんでも私と一緒にしたいし、なんでも私と共有したい時期です。 そのため、本当に申し訳ないし、かわいそうだと思いつつ、2人の声をうるさいと感じてしまい、危険がないことを確認したうえで寝室にこもることが多かったです。長女は私が風邪で具合が悪いと思っていたのですが、すごく協力的で次女の面倒もよくみてくれました。 心療内科でもらった薬が効き始めるまで、このような状態は10日間ほど続きました。本当に自分が情けなくて、子どもときちんと接することができないことでさらに落ち込んでしまいました。今はしっかりと子どもたちとも向き合うことができています。不安で寂しい思いをさせてしまって本当に申し訳なかったと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年04月11日わが家では、ママである私の話す言葉の理解ができない新生児期から話しかけの1つとして、娘に1から10までお風呂で数えることを始めました。娘が2歳になった今でも続けていて、2歳になったころからひとりで数えられるようにもなりました。この習慣が話しかけの1つだけでなく、イヤイヤ期の育児やお友だちとの交流で大きく役に立つこととなったのです。どんな場面で役に立ったかをお話しします。 新生児期からの習慣新生児期は、ママである私の話す言葉は理解できないかもしれないと思っていましたが、とにかく娘に話しかけることを意識して生活していました。 言葉の発達に効果的という話も聞いたことがありましたが、それ以前に目もしっかり見えていない世界で音や声のない生活は私なら不安なので、「この子もそう感じるのでは」と思いなるべく娘に声かけをおこなう生活。お風呂のときも「10を数えたらあがろうね」。と声をかけて10まで数えてから沐浴を終えるようにしていました。 イヤイヤ期での活躍毎日お風呂で1から10まで数えるようにしていたからか、娘は1歳になるころには自分で数えることはできなくとも、数への理解はできるようになっていました。1歳7カ月ごろイヤイヤ期になっても、「10を数えたらおしまいね」という指示が理解できるおかげでうまく対処ができたのです。 お友だちと、遊具を取り合いにならないように、「10まで遊んで代わろうね」と具体的な指示をあらかじめ出しておくとさらに効果的でした。 自分で数えることで得られる効果2歳になった今、娘は自分で1から10まで数えられるようになりました。今までは私が介入しないとだめだったお友だちとの取り合いも、自分で10まで数えてから相手に「代わって」と伝えてみて、娘なりに解決する努力ができるようになりました。 「まだお風呂に入りたくない!」と娘に言われた日には、「10秒数えてみて、それまで遊んでいいよ」と伝えると、ママである私が数えるより自分で数えたほうが納得するようで、すんなりお風呂に入ってくれるようになったのです。 娘が生まれてから何気なく始めて2年続けてきた、お風呂を上がる前の10秒カウント。0歳では話しかけとして、1歳ではイヤイヤ期対策、2歳でもイヤイヤ期対策やお友だちとの交流にとても役立ちました。お風呂でできる簡単なことなので、続けてきてよかったと感じています。 監修/助産師REIKO著者:伊藤あいり2歳の女の子と0歳の男の子の母。現在は、美容関係の営業職として働きながら、子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年03月11日もうすぐ3歳になる息子。イヤイヤ期も夫婦で乗り切り、最近はお喋りも上手になってきていて楽しい日々を送っております。そんなわが家での「子どもを叱る基準」は、命にかかわること。道路を飛び出してしまう、危ないものを触ってしまう等々、本当にこれはしっかり聞いてもらわないといけないなということはきちんと叱るようにしています。叱らない育児の方がいいということをたまに聞いたりもしますが、わが家の場合はメリハリをつけないと聞いてくれないという事情も……。とは言え四六時中叱っているわけにもいかず。とにかく危ないことに関してはちょっと厳しく毎回伝えています。もう1つ私たちが叱るのは、「何度言っても聞かないとき」です。まだ小さいので1回でちゃんと理解するのは難しいかもしれません。でも何回伝えてもふざけてきかなかったりすることもあります。そこで、「わざと聞かないようにしているな」というときは叱るようにしています。それは、人や自分の発言に力があるということを理解してほしいからです。例えば、「おもちゃ投げるのやめてね」と言っても、全くやめる気配が無いときがあります。そういう時は、何度も「やめてね」と伝えます。「おもちゃが当たったら誰かが痛い思いするからやめてね」「おもちゃが壊れたらもう遊べなくなっちゃうからやめようね」等々、何故やめるかを説明しながら伝えますが、それでもふざけていてやめないときは叱ります。「やめて」と言われたら「やめる」。息子が「やめて」と言ったときも「やめる」というルールを作ると、ちゃんと言葉で伝えてくれる習慣がつくかなと期待しながらやっています。生活している中で、「どうせ言ってもしょうがないし」「自分の意見なんて通らないし」と考えてしまうのはとても寂しいことです。まだまだ大変なこともたくさんある年齢ですが、明るく元気に育ってくれることを第一に、私たち親が常に笑顔でいることを心掛けていきたいです。
2021年03月11日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツでハーフの息子を育てている主婦、ぱん田ぱん太です。日本もドイツも慌ただしい今日この頃ですが、皆さんはお元気ですか? わが家は母子共に元気で、そして今日もイヤイヤ期の息子の泣き声が響いています!わが家の一人息子、フリッツ君はもうすぐ3歳。最近まで「イヤイヤ期って話に聞いていたよりしんどくないな~」なんて思っていたら、ここに来て、激しく&頻度が多くなってきました。3歳直前くらいでイヤイヤ期のピークが始まる子もいるんだそう。さて、フリッツ君の今日のイヤイヤの理由はなんだと思いますか? それは……。そんなことで?はい、そんなことでイヤイヤスイッチが入るんです。イヤイヤ期の息子にはなるべく真摯に向き合いたいと思っています……が、ここで彼のイヤイヤに従って、せっかく替えたクッションカバーをはがしてしまうのも、どうなんでしょうか。「イヤイヤすれば、なんでも思いどおりになる」と思わせてしまうのも、教育上、良くないかもしれません。そんなわけで、今回は軽くなだめつつも、泣かせておくことに。ちなみに、前回の記事 「絶賛「イヤイヤ期」の息子。ママにもストレスの少ない対処法を発見!?【ドイツDE親バカ絵日記 Vol.32】」 にて、つられ笑いで強制的に笑わせちゃうという対処法を思いついたのでそれも試しましたが、今回はそれも効きませんでした。クッションカバーのファスナーを開けてほしいと要求してくるフリッツ君。笑顔で流してみると……。なぜか突然、クッションに思いっきり頭を突っ込みました。なになに!?顔を上げたと思ったら……まさか、「このクッションカバーは固いから、替えたほうがいい」とアピールしてる!?私がノーリアクション(笑いをこらえるのに必死で)だと、フリッツ君は引き続きクッションにもふもふと埋まりながら「かたーい!かたーい!」とアピールしてきます。チラチラとこっちの様子を伺いながらアピールしてくるので、もうたまりません(笑)。しかし、こちらも負けません。フリッツ君はこの後もしばらく泣いていましたが、最後には根負けし、泣き止んでクッションカバーを替えることを諦めてくれました。落ち着いた頃、改めて「このクッションカバー、固い?」と聞いてみると……。にこにこ笑顔で「やわらかい!」と言っていました(笑)。3歳間近のイヤイヤにもなると、泣き叫ぶだけじゃなくこんな工夫を加えてくるなんて……! 今後どんどん成長していくにつれ、巧みにわがままを言うようになるのかなと思うと、ちょっぴり楽しみです!
2021年03月01日魔の2歳児と呼ばれるイヤイヤ期。わが子も2歳を前に何でもイヤというイヤイヤ期が始まり、3歳まで続きました。私は1年以上の闘いのなかで、子どもも親も心が軽くなる、自分なりのイヤイヤ期の対処法を見つけたのでご紹介します。 ついにイヤイヤ期が始まった!子どもが生まれてから、育児中のママ友やネットの口コミなどで耳にしていたイヤイヤ期という存在。子どもがなんでもイヤと言って理由もなく駄々をこねるという、親にとって大変しんどいと言われる時期です。 わが子は2歳を前にその兆候が現れ始めました。最初はお友だちのまねをして、遊び場から帰るときに「イヤ」と言い始めたわが子。私は「ついにうちにもイヤイヤ期がきた!」と恐ろしく感じました。 2歳でイヤイヤ期のピークに最初はかわいらしいイヤイヤだったので、私にも余裕があり対処できていたのですが、2歳を過ぎたころから本当にすべてのものをイヤイヤと言うようになりました。朝の支度のときなど、私に余裕がないタイミングで始まるイヤイヤは本当に大変。 イヤイヤが始まるともう手が付けられなくなるほど泣くので、私はだんだんと子連れで外出することや人に会うのがおっくうになりました。子どもがイヤイヤを発しないように、わが子の機嫌をいつもうかがいながら育児をするのはしんどかったです。 心をラクにするイヤイヤ期対処法イヤイヤ期の子どもの対応に疲れていたとき、育児の本で「子どもに選択肢を与えてみる」という子育ての方法を知りました。子どもに「どっちにする?」と二択で選ばせるということです。これはイヤイヤ期の子どもにも使えるかな?と思い試してみたところ、いつもはイヤイヤが発動するお出かけ前の支度がスムーズになったのです。 子どもはうれしそうに着る服や靴を選んでくれました。自分で決められたという達成感と肯定感で安心したのでしょうか。私が着せたい物とは違ったけれど、イヤイヤが始まらず私も心がラクでした。 子どもに選択肢を与えて決定を委ねるという方法は、わが子のイヤイヤ期のかんしゃくの頻度を下げてくれました。この方法は、私の育児に対する姿勢を変える気づきにもなりました。子ども自身が自分で決めたことに責任をもつ練習にもなるので、何かをするときに子どもに「どうしたい?」「どっちがいい?」と声かけすることはこれからも続けていきたいと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/そら著者:三宅ちよこフリーランスとして働きながら一男一女を子育て中の母。ファイナンシャルプランナーの資格を持ち、株や不動産投資を副業としている。ライターとして主婦のためのお得な情報や子育てに関する体験談を執筆している。
2021年02月27日■前回のあらすじ私の辛い気持ちを話すと、保健師さんは「言葉が出るようになれば落ち着くかも」と言ってくれたのですが…■息子が2歳になる頃…夫の選択は私たちが生き抜くために必要なものでした。しかし、2人の大人がいても、2歳のこの時期はあまり記憶にないほどしんどかったです。むしろ、2人揃っているがゆえ、主張が強くなっていたように思います。次回へ続く 【同じテーマの連載はこちら】 我が子を触れない母の話 この連載の全話を見る >> 産後の話 この連載の全話を見る >> 親子を救う!?ピンクのパンダのオールOK! この連載の全話を見る >>
2021年02月13日息子が2歳になる直前に、2人目となる娘が生まれました。当時の息子はイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なって、私は息子への対応にかなり手を焼いていました。そんななかで私が娘の出産、入院を経てやっと家に戻ると、さっそく2人育児の洗礼を受けることになったのです。 憧れていた2児ママになったけど…私は結婚をしたころから「1人目は男の子、2人目は女の子ができたらいいな」と思っていました。すると結婚して1年後には息子、その2年後には娘が生まれ……憧れていた2児のママに! そのため2人目となる娘が生まれたばかりのころは、2人育児の大変さよりも、楽しさやうれしさのほうが強かったです。 産後の入院中も「早く家に帰りたい」とばかり思っていました。 息子まで泣くの!?でも実際は新生児の世話とイヤイヤする2歳児の対応にあたふたしまくりで、毎日があっという間でした。 新生児のころの娘は昼夜関係なく3時間おきに泣いて起きていたので、私もそのたびに授乳をしていたのですが……。私が退院して帰宅したその日から、なんと息子まで娘と一緒に夜泣きを始めました。娘が泣いて起きるたびに、息子も一緒にわんわん泣くし、私が娘の授乳をしようとすると怒って大暴れ。 とりあえず私が2人を膝にのせて抱きかかえ、落ち着かせようとしてもダメでした。息子にはおもちゃで気を引こうとしたり、何か話しかけたりても泣き止みません。もう完全にお手上げ状態でした。 毎日のように私も泣いていた夜間授乳昼間に娘の授乳をするときは、息子と絵本を読んだりおもちゃで遊んだりしながらだったので、暴れることも泣くこともありませんでした。でも夜だと息子も本能のままに泣いているのか、何をしてもダメでした。 泣き続ける2人と一緒に、私も何度泣いたかわかりません……。ただとにかく息子を落ち着かせることと、娘の授乳を早く終わらせることで毎日必死。たまに子どもたちが大泣きしているときに夫が帰ってくることがあったので、そのときはすぐに息子の対応をお願いしていました。 当時は2人泣き続ける夜間授乳が永遠に続く気がして、本当にしんどかったです。出産直後は憧れの2児のママになることができた喜びが強く、まさか退院して家に帰ってから夜間授乳でこんな目に遭うとは思っていませんでした。でも時間が過ぎるにつれて、息子も夜中に起きることがなくなりました。大変でしたが、今では懐かしい思い出です。 監修/助産師REIKO著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2021年02月10日長野の生活にも慣れ、リズムが整ってきました。夏は夏で暑さにやられてましたが、冬の寒さは東京と比較にならないほど厳しく、心折れそうになっていましたが、初めての冬もなんとか乗り越えられそうです。壁を一つ乗り越えたと思ったら、また新しい壁に打ち当たる、これは子育てをする中で避けられない運命なのかもしれません。そして遂に我が家にもやってきました、あの魔の「イヤイヤ期」が。とうとうやってきた双子の「イヤイヤ期」同じくらいの月齢の子供を持つ友人からは経験談を聞いていたのですが、「うちはイヤイヤ期とは無縁だわ〜」とタカを括っておりました。しかし、2歳を迎えたあたりから息子がだんだんと気難しくなり、今では何をするにも「ヤダ!」「イヤ!」を連発するように。特に保育園に出発する前やおむつ替えの時にはイヤイヤがマックスに!!! パジャマから洋服に着替えるのも一苦労。根気強く説得してみたり、泣き真似して同情を買おうとしても、初めは効果があってもすぐにその作戦は効果がなくなり途方に暮れております。一方、娘はそんなイヤイヤ期の弟をほぼ無視し、マイウェイで毎日笑顔で保育園へ登園しています(なんとも心強い)。最近は某イギリス・キャラクターにどハマりし、毎日動画や絵本、オモチャでどっぷりその世界に浸っております。私自身、両親を「パパ・ママ」呼びだったので、特にこだわりなく「パパ・ママ」と双子にも呼ばせていたのですが、ある時から娘が私のことを「マミー!」と呼ぶように…。それに従い、夫も気がつけば「ダディー」に。家の中だけならいいのですが、外でダディー呼びはちょっと恥ずかしい(苦笑)コロナ禍、双子たちのあそび方以前まで大事なコレクションを双子にボロボロにされるのが怖くて、書斎に封印していたレコードコレクション。つい最近、ターンテーブルと共にリビングに移動させてみました。ずらりと並ぶレコードに興味津々の双子。ダンスするのが大好きな息子はレコードを引っ張り出してきて、かけて欲しいとリクエストするように。マイケル・ジャクソンの「スリラー」を見様見真似で一心不乱にダンスする姿も最高でしたが、レコードの音に合わせて、日々独自のダンスを編み出しております。それを見て娘も「私も私も~」とヘッドホンをつけて欲しいとおねだりしてくるようになり、お風呂上がりは家族でダンスパーティーが定番化しております。以前であれば東京に行ったり、ショートトリップを楽しんでいたのですが、このご時世なかなか難しいですよね。雪でぐちゃぐちゃになった公園で遊ぶのも辛いし、家遊びも限界で、週末がやってくるたびに頭を悩ませていたのですが、夫が室内遊びできる場所をリサーチしてくれたので、先日家族で佐久市にある「こども未来館」へ遊びに行きました。恐竜好きの双子は大きな恐竜の模型に大興奮!動物や宇宙、人体など体験型で学べる仕掛けが沢山あり、大人になった自分も楽しめるナイスな施設でした。天候に左右されず楽しめる室内施設は本当にありがたいものですね。まだまだ寒い冬は続きますが、これからも双子との週末を色々と工夫して楽しみたいなと思います!
2021年02月08日ウーマンエキサイトの皆さん、こんにちは!ドイツ在住でハーフのひとり息子を育てている主婦のぱん田ぱん太です!わが家のひとり息子、フリッツ君は今月で3歳になります。絶賛イヤイヤ期です。ママに小さなことを注意された、やりたいことをやらせてもらえない(YouTubeを観たがったときなど)、まだ遊びたいのにお片付けをしないといけない……。そういった、ある程度こちらにも原因が理解できる理由の場合、幼いフリッツ君にも分かるように話をするのですが……。おままごとのお皿から食べ物のおもちゃが落ちた、遊びたいおもちゃが見つからない(なぜか代わりに見つけて渡してあげても泣き止まない)、体温計で熱を測られたのが気に入らなかった……。そんな「ママにどうせーっちゅーのよ?」と言いたくなるような理由のときもあります。そんなときに考えられる対応としては……。これはフリッツ君の場合、ほぼ100%無意味なので、わが家ではやりません。子どもなりに「ママが気持ちを分かってくれた」ことに安心するのか、これで少し落ち着く場合もありますが、大抵の場合はあまり耳に入らないようです。これはわが家ではなかなか有効な手段です。まず、フリッツ君の好きな恐竜の本などを持って来て「本でも読もうか?」と聞いてみるのです。初めは大抵、拒否されますので、チラチラと見せつけながら「あ~この本面白いな~!」と私が読み始めてみると、向こうから寄って来てくれることもあります。ただし、釣られてくれないことも。イヤイヤ期は正しい成長過程の一環ですし、無理に抑え付ける必要はないと思っているのですが、全身で怒り泣いているフリッツ君を見ていると、なるべく早く笑顔にしてあげたいと親心に思います。そこで思いついたのが……これ。"つられ笑い"って皆さん経験したことありますか?ひょっとしてこの"つられ笑い"は、幼い子にも効くのでは? そう思い、フリッツ君のイヤイヤが来たときに……。実践してみました。全力で泣き叫ぶフリッツ君に対し、全力で笑いながら抱きついてみます。おや? フリッツ君の泣き声がだんだんと……?成功です! 笑ってくれました~!! ついでに私も、笑いが止まらなくなっていました。どんなシチュエーションでも毎回効くとは限らないのですが、この"つられ笑い"作戦は、私のお気に入りのイヤイヤ期対応のひとつとなりました。私自身が楽しくなりますし、他の対応よりも労力が少なく済みます。なにせ、笑うだけですから!もしもイヤイヤ期にうんざりしているママさんがいたら、ぜひ試してみてくださいね。万が一子どもに効かなくても……。ママさんの中のイヤイヤ・モヤモヤが消えるかもしれません!
2021年02月01日私は5歳と2歳の娘たちを育てています。5年間子育てをしていますが、イヤイヤ期に突入した下の子と上の子の対応が大変で、ここ数カ月ほどが一番育児がつらいと感じ、現在、うつ状態になってしまっています。どのような症状が出ているのか、症状を良くするために何をおこなっているのかをお話ししたいと思います。 つらくなった原因下の子が2歳になりイヤイヤ期に突入する前は、上の子のペースで物事を進められました。しかし下の子に自我が芽生えてきてからは、何をするにも姉妹で意見が衝突して、時間がかかるように。例えば、1人が階段で帰りたいと言えばもう1人はエレベーターが良いと言い、次はエレベーターのボタンをどちらが押すかでもめるなど⋯⋯その繰り返しなのです。 「なるべく2人の意思を尊重してあげないと」と思い、1回で済むことも順番にやらせたり、諭したり、なだめたりと頑張っていたのですが、争いが減ることはなく私の神経だけがすり減っていきました。 私の体の変化特につらかったのが幼稚園の夏休み期間中です。2カ月弱の間、姉妹が四六時中一緒にいることでいざこざは絶えず、私のストレスもマックス! 仲良く楽しく過ごしたいのに、怒ってばかり。そんな自分に嫌気がさし、母親としての自信も喪失。そして、夏休みが明けたころ体調に変化を感じるようになってしまいました。 とにかく体が重く、何もしたくないし、すぐ涙が出るのです。家族のためにも元気に普段通りにしなくては、と気持ちを奮い立たせても、何かがおかしく、子どもたちと一緒の空間にいることさえしんどかったです。 心療内科と育児相談へそんな状態が1カ月ほど続いたので私は心療内科に行く決心を……。初診では何がつらいのか、どのような症状かを10分ほど医師と話し、安定剤が2週間分処方されました。そして2回目の受診で、あまりよくなっていないことから抗不安剤が追加されることに。薬の力を借りるとともに、育児の悩みや不安も聞いてもらいたいと思い、地域の子育て相談にも行ってみました。相談にのってくださった子育て支援者さんは真摯に話を聞いてくださり、母として頑張りすぎないためのコツをいろいろと教えてくれました。普段人には言えないような深く、暗い話を支援者さんたちとすることで、私は自分の気持ちを整理することができ、ストレス発散ができました。 体調がおかしいなと感じてから2カ月ほど経ちました。まだ本調子ではありませんが、どん底のときに比べるとかなり良い状態です。もうしばらく医療と地域の子育て支援者さん、そして家族の力を借りて本来の自分を取り戻していきたいです。 監修/助産師REIKO作画/はたこ著者:山本加奈子2児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月24日2歳の娘さんのイヤイヤをできるだけ減らせるように試行錯誤。室内遊びを工夫して、イヤイヤの軽減に成功した体験談です。 家で過ごす時間が長くなった!現在2歳の娘は絶賛イヤイヤ期なので、今まで以上に娘と一緒に外にお出かけしたり公園に遊びに行ったりと、できるだけ戸外で体を動かしてストレスを発散するようにしていました。しかしここ数カ月は新型コロナウイルスの影響もあり、今までのように簡単にお出かけすることができなくなっています。 家で過ごす時間が長くなったこともあり、娘のイヤイヤの声も少し増えたような……。娘のストレスをためたくない、イヤイヤをできるだけ少なくしてあげたいということで、室内でも戸外同様に体をいっぱい動かして遊べるような方法を見つけていくことにしました。 室内で思い切り体を動かそう!まず思いついたのは、ママの動きまねっこ遊び。名前の通り、ママの動きを子どもがまねる遊びです。この遊びの中で、運動量が高めのジャンプや走る動きを多めに取り入れるように意識して遊びました。私が娘のお手本になるので、もちろん私自身も飛んだり跳ねたり大忙し! でも何より娘が楽しそうに遊んでくれるので、私もまったく苦ではありませんでした。ママの動きまねっこ遊び以外にも夫にも協力してもらい、できるだけ室内でも体を動かせるように意識して娘と関わりを持つようにしました。 あれっ! イヤイヤが減った!室内でも思い切り体を動かすように意識し始めて2週間くらい経過したころ、娘の様子を見ていて「あれっ! 少しイヤイヤが減ったかも!」と感じるようになりました。夫や実母も「イヤイヤ少なくなった?」と私に伝えてくれたので、勘違いではないと確信。 室内で思い切り体を動かそうと意識して関わった甲斐があったんだなと感じています。やっぱりわが娘も新型コロナウイルスの影響で外遊びができず、少なからずストレスを感じていたのだなと改めて思いました。 わが家の場合、室内でも娘が思い切り体を動かせるようにすることで、ストレスを発散することができ、結果イヤイヤの軽減にもつながりました。大人が工夫すれば減らせるイヤイヤもあるのだなと改めて感じました。今後も室内での過ごし方を意識しながら、娘のイヤイヤを少しでも軽減させてあげられるようにしていきたいなと思います。 イラストレーター/ライコミ監修/助産師 REIKO著者:優木 のぞみ1児の母。元幼稚園教諭で子どもの成長を見守ることが大好き。障がい児保育も経験あり。現在はわが子との生活を楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆している。
2021年01月04日東京衛生病院の小児科医で、私生活では3児のママでもある保田典子先生のコラム。今回は、発達の視点からイヤイヤ期の乗り越え方についてです。「イヤイヤ」の正体、イヤイヤを起こさせないための工夫や、早く卒業するためにできることなどについてマンガでわかりやすくお伝えします!こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では3人の子どもを子育て中の母でもあります。わが家も例外なくイヤイヤ期が全員あり、1人目は1人目なりの、2人目は2人目なりの、末っ子は末っ子なりの大変さがありました。 今回は、発達の視点からイヤイヤ期の乗り越え方をお伝えしたいと思います。 “イヤイヤ期”の正体は…!?2-3歳のイヤイヤ期、思春期の反抗期、どちらもその正体は「自己決定したい年ごろのジレンマ」です。すべてにおいてお世話が必要で、親がいてくれれば幸せだった時期をすぎ、自分で考えて自分で決めたいけれど、まだうまく表現できない、まだうまく実行できない……そんな想いが子どもの中にうずまいています。そのことを親が理解してあげて、厄介なイヤイヤ期に付き合ってあげてください。 イヤイヤを起こさせない工夫3つ①子どもに選択肢を与えるイヤイヤの正体は「自己決定がしたい」なので、「イヤ!」を出さないために、子どもに「決定をしてもらう」という作戦があります。「靴を履いてお出かけしよう」だと「お出かけしない」になるので、「青と赤、どっちの靴を履く?」と聞いてみるのです。この声かけだと、お出かけをするかしないかはまったく会話に入らず、とりあえず履いたら出かけるとなり、お出かけしない、という選択肢をうやむやにできます。 ②見通しをきちんと伝えるスケジュールがよくわからないと誰でも不安です。まだ自我が目覚めたばかりの子どもだと、余計にさまざまなことが不安になります。また、目についたものにすぐ飛びついてしまったりします。今日のスケジュールをわかっている範囲で伝えてあげると落ちつくことがあります。そのとき、言葉で言うだけでなく、絵を使うと伝わりやすいです。お店に行ったときに「今日は、お菓子は買いません」と店に入る前に伝える、というのも見通しを伝えることです。 ③時間には余裕をもって!イヤイヤは突然発動します。子どものイヤイヤは早く対処しようとすればするほど泥沼になることが多いので、スケジュールは入れ過ぎず、時間に余裕をもって行動するようにしましょう。とはいえ、わが家は時間を持て余してしまうと大変だったりするので、「余裕と持て余すのをどちらも良い感じにする時間配分」をすごく気をつかって行動していました。 イヤイヤになってしまったら… ①答えを求めないイヤイヤしているときに、「結局どうしたいの?」と言っても興奮している子どもには逆効果です。おもちゃを選んでもらうときなども、イヤイヤしちゃっているときに「買ってあげるよ、どっちがいいの?」と言っても火に油なことがあります。 イヤイヤ発動しちゃったときはとりあえず「そっか、こう思っていたんだね」と気持ちを代弁してあげて(その代弁した気持ちが正解である必要はありません)、ぎゅっと抱きしめてあげてみてください。(ちなみに、ギュッとされると大人でも気持ちが落ちつく効果があるそうですよ) ②待つイヤイヤ発動したら、とりあえず落ちつくまで待つしかありません。 ③時間がないときは力技で!待つ時間がないときは、子どもに根気よく付き合うことなく、泣く子どもを抱えて帰宅したり、とりあえずベビーカーに乗せて移動しちゃうこともありました。ギャン泣きのまま人の目に晒されることにはなりますが、実はそんなに長い時間は続かないことが多いです。 イヤイヤを早く卒業するためにイヤイヤの正体は「自己決定したい」「うまく表現できない」ということが主体なので、表現ができるようになってくると落ち着いてきます。つまり、言葉をうまく使いこなせるようになると減る傾向にあるのです。 イヤイヤになってしまったら①で書いたように、「〇〇〇なんだね」「○〇〇って思ってたんだね」と声をかけたり、「ママは○〇〇されると悲しくなっちゃう」などママやパパ自身も気持ちや、やりたいことを表現してもらうことで、どんな場合にどんな表現をすればいいかを学びます。言葉のキャッチボールも大切ですが、会話ではなくオウム返しになるような言葉もどんどんかけてあげましょう。絵カードなどを使って気持ちややりたいことを表現できるようになるのもいいですね。 生活の主導権は親が握ろう!子どものイヤイヤがひどいと、なんとか早く終わらせたくなってしまって、子どものワガママの言いなりになってしまうことがあります。例えば、お店でお菓子を買ってあげてしまったり、見せる気のないタブレットを見せてあげてしまったり。 でも、そうすることで解決するのはほんの一瞬です。子どもは「こうすれば親は〇〇〇をしてくれる」と学ぶとどんどん要求がエスカレートして、のちのち大変になってしまうことがあります。ワガママを聞いてあげるとき、絶対に聞かないときを親できちんと決めて、「生活のコントロールしているのは親」であることをわかってもらうことは大切です。こうすることで、お菓子や娯楽ではなく、“自分で自分のご機嫌をとる”ことを覚えることができます。 ただ、本当に困ったときなどはお菓子などを使ってもいいと思っています。これも、できればその日のスケジュールを決めたときに「ここでイヤイヤ発動したらお菓子を使う」など、親の中で事前に使うタイミングを決めておくのがおすすめです。イヤイヤ期は大変な時期ですが、過ぎてしまうとめちゃくちゃかわいい時期でもあります。子どものしょうもない言動をちょっとでも楽しみながら乗り越えましょう! 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2020年12月28日現在2歳の娘を育てています。娘はイヤイヤ期真っ只中。イヤイヤ期を心の成長だと前向きに捉え、日々娘のためにできることはないかと考えながら過ごしています。今回は、イヤイヤ期は気持ちの切り替えが本当に大切だと感じた私のエピソードについてお話しします! イヤイヤが少しずつ増えてきた娘が2歳になりたてのときには、それほどイヤイヤが気にならなかったのですが、日を増すごとに少しずつ娘の思いも強くなってきて、イヤイヤが増えてくるようになりました。 イヤイヤと娘が発言することは「心が成長してきた証だな!」とうれしくなるのですが、外で大きな声で騒いで周りの人を驚かせてしまうことが気がかりでした。お出かけすると、視覚的にもおもしろい物がたくさんあるので大興奮の娘。娘が寝てから、夫と出先でのイヤイヤ対策を考えることにしました。 おもちゃではなく大人の持ち物が◎外出時、娘の大好きなおもちゃを私のかばんの中にひそめておいて、いざイヤイヤが出たときに渡してみようと計画。結果は、娘にとって見慣れたおもちゃだったのであまり効果がありませんでした。次に私が思いついたのは、大人が普段持っているハンカチなどを渡してみること! すると不思議なことに、娘のイヤイヤがピタッと止まり、30分以上触ったり舐めたりして夢中で遊んでいました。ハンカチにかわいい動物の絵が描いてあったのも効果大。ハンカチを渡したことで娘の気持ちが切り替わり、笑顔が増えて楽しく過ごせていました。 夫の協力が効果絶大!私と娘と夫の3人で、買い出しに出かけているときのこと。娘がお菓子コーナーにいたのですが、移動しようと思い抱きかかえた途端、イヤイヤが発動しました。「そうだよね。まだ見たかったよね」と話しかけていたのですが、お菓子コーナーにいたい思いが強く、なかなか泣き止まない娘。 そんなときはひょっと夫が横から娘を抱きかかえると、すんなりイヤイヤがおさまりました! 同じ人ではイヤイヤがヒートアップしている場面でも、人が変わるだけで気持ちも大きく切り替わる場合があるのだなと実感しました。 改めて、娘が気持ちを切り替えられる方法を見つけていくことが大切だなと感じました。娘も気持ちを切り替えながらのほうが、過ごしやすいように思います。私の場合、夫がイヤイヤ期について一緒に考えてくれているので本当に心強いです。まだまだイヤイヤ期は続きますが、できる対策を考えながら前向きに過ごしていきたいです! ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO著者:優木 のぞみ1児の母。元幼稚園教諭で子どもの成長を見守ることが大好き。障がい児保育も経験あり。現在はわが子との生活を楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆している。
2020年12月19日現在4人の子どもを育てていますが、初めての子のイヤイヤ期は親子共々本当にしんどいものでした。なんでもイヤー!と言っていましたが、なかでもひどかった「着替え」「歯磨き」「おもちゃの貸し借り」についてのイヤイヤエピソードをお話しします。 児童館では謝ってばかり息子とは児童館に行くことも多かったのですが、大変だったのはおもちゃの貸し借り。自分が使っているときに「かーしーて」と言われても絶対に譲りません。使っている物ならまだしも、さっきまで使っていたけど今は使っていないおもちゃも、他の子が触った瞬間「あー! ダメー!」と大声で威嚇し、泣かせてしまうこともしばしば。 泣かせてしまった子や親御さんに謝るとたいていの場合は「大丈夫だよー!」と言ってくれましたが、冷たい目で見られているような、なんだか気まずさを感じたこともありました。 イヤイヤ期に意識したこと育児書を読んだり保育園の先生に聞いたりしながら、奮闘した毎日。何をやってもイヤー!と言われてしんどいこともありました。 しかし、「完璧を求めない、本人に選ばせる、嫌だったねと共感してあげてからこちらの要望を伝える」の3つを意識していくうちに、落としどころが見いだせるように。第2子以降のイヤイヤ期も大変ではあるけれど、第1子ほどつらくはないように思います。 とにかく大変な息子のイヤイヤ期でしたが、おもちゃを貸せなくても理解してくれたママ友や、「ママが大変よね」と寄り添ってくれた児童館の先生、一緒にラクになる方法を考えてくれた保育園の先生のやさしさは今でも忘れられません。これから周りにイヤイヤ期で困っている親子を見かけたらやさしく寄り添ってあげたいなと思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2020年12月11日イヤイヤ期が始まっていたことに気づかず、感情の起伏が激しくなるお子さんを怒ってばかりいたママ。同い年の子を持つ妹さんへ相談したことでイヤイヤ期を理解し、お子さんの接し方を学んだという体験談です。 1歳3カ月を過ぎた息子が、急に怒り出したり泣いたりする毎日に戸惑う私。「おとなしかった息子がなぜこんなに変わるの!?」。イヤイヤ期がこんなにも早く訪れるだなんて予想もしていなく、気づけば息子に怒ってばかりでした。怒ることに疲れ悩んだ私が妹に相談すると……。そんな私の体験談です。 あれ? なんでこんなに怒るの?1歳3カ月を過ぎるころ、今までおとなしくいつも穏やかに過ごしていた息子が「おむつを替えるとき、急に顔を真っ赤にして怒り出す」「食べたくない物を口に持っていくと低い声でう゛~と私をにらむ」「今まで機嫌よく遊んでいたのに急に怒って泣き出す」ようになったのです。 180度変わってしまった息子の態度に、私たち夫婦はびっくりして「え? なんなの? なんでこんなにすぐ怒るの?」と戸惑い始めました。 訳もわからず怒る毎日…息子がなんでこんなに感情の起伏が激しく、全身を使って怒っているのかまったくわかりませんでした。そこで「一個一個説明して注意していかないとわがままになる」と思った私は、おむつ替えを嫌がって足をバタバタするときは「○○! おむつが替えられないでしょ!」と足を押さえ、食べ物をポイッと捨てたときは「食べ物は捨てちゃダメ!」など気づけば毎日ずっと怒っていました。 しかし、だんだん怒っている自分が嫌になって、怒られたあとに機嫌がよくなって笑っている息子の顔をみると「怒ってばっかりでごめんね」と後悔するように。 自我の芽生えだったんだ!息子の感情の変化が日々強くなるにつれ、「どうやって対応したらいいんだろう」と悩むようになり、同い年の子どもを持つ妹に相談しました。すると「うちなんかもっと早くにイヤイヤ期に入ったよ! それは自我が出ている証拠。成長だから見守ってあげて」と。 イヤイヤ期は2歳くらいからだと勝手に思い込んでた私は、子どもの成長はそれぞれ個人差があることに気づき、息子に怒ってばかりの態度を改めて反省しました。 イヤイヤ期だと知った今では、危ないことをしたら注意しますが、何か嫌で怒って泣き叫んでいるときは静かに見守り、気を紛らせたり落ち着くまで泣かせてみたりなど対応しています。子どもの成長は本当に個人差があるので、息子のペースを見守りながら受け止めて、できるだけ怒らずに子育てしていけたらと思っています。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。
2020年11月20日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜