保育園、幼稚園、学校に通う子ども、そしてその親にとって、先生はとても重要な存在です。私は以前、息子が通う保育園の先生の子どもへの対応に不安を感じたことがあります。そのときの不安解消のきっかけは、「お母さん同士の会話」と「先生との懇談会」でした。先生のキツイ言い方が気になり、不安に0歳児クラスから入園した息子は、今年が保育園3年目。各クラスに3、4人の担任がつき、進級ごとに大半の担任が入れ替わります。今まで担任になってくださった先生方は基本的にとてもいい先生でした。しかし、0歳児の入園時には甘やかされていた子どもも、成長とともにルールに従うことが必要になります。ルールを学ばせるための方針・方法は先生によって違うため、時に「それでいいのかな?」と不安に思うことも。私が特に気になったのが、ある先生の子どもへの注意の仕方でした。例えば、息子の園では、部屋の出入口を子どもが開閉することは禁止されていますが、送迎で私と一緒のときに息子が開けてしまったことがあります。それを見た先生が、「こら!開けたの誰?誰かな?ねえ、ドア開けていいんだっけ?ダメって言ったよね?ドアはお母さんが開けるんだよね。今開けたの誰?」と立て続けに言われたのです。息子が涙目になるのも気に留めずに責め立ててるような言い方が心に引っ掛かりました。その後、息子やほかの子どもを注意している場面に何度か遭遇するうちに、保育園児に対する態度としては厳しすぎるのではないか、これでは子どもが萎縮するに違いない、子どもの人格形成に支障をきたしたらどうしよう、と徐々に不安が大きくなっていきました。息子本人に日中の様子を聞こうとしても、3歳前ということもあり、まだ会話がおぼつかず、ましてや自分の気持ちを言葉で表現することまだできない時期。そんな状況で「○○先生ってコワイ?」と聞くことはネガティブな気持ちを植えつけてしまうと考え、詳しい話を聞くことはできませんでした。同級生のお母さんとの会話不安が増大した私は、先生に直接抗議するか、園長先生や事務の先生に相談しようと思い、そのために事前に情報収集をしようと考えました。そこで、同級生のお母さん数名にメールすることにしました。メールの内容はとても悩みましたが、実際に見たことと、私は威圧的に感じたということを、感情的な文章にならないように注意して書きました。正直なところ、私はみんなから「同じような状況を見たよ。あの先生キツすぎるよね」という返事を期待していました。そういう意見が集まれば「やっぱり問題のある先生なんだ!子どものためにみんなで抗議しよう!」と即座に続けて行動するつもりでした。あるお母さんから「うちの子も、いっぱい怒るからキライって言ってる」との返信を受けたことで、抗議行動への気持ちはヒートアップしていきました。しかし、あるお母さんの返信が私を冷静にしてくれました。「言い方はキツイけど、言ってる内容は間違ってない」自分ひとりで考えていても思い至らない意見にハッとさせられました。さらに他のお母さん、保育士さん、知人と話すなかで、その先生について・子どもの良いところもよく見てくれている・以前から厳しいが、毎年子ども達には人気があるなど、私が気づかなかったことや、・男の子はとにかく優しい先生が好きだけど、女の子は厳格な先生を好きな傾向がある・叱るところはきっちり叱らないとクラス全体が無法化するなどの一般論もとても勉強になりました。結果として、爆発寸前だった不安は大きく減少しました。先生との懇談会で知る、思いや人柄不安は減少したものの、キツイ言い方が先生個人の感情に起因するのではないかという不安が残っていた頃、先生と親が参加する懇談会がありました。懇談会では、その先生から・この時期に子ども達が学ぶべきこと・指導するうえでの考え方・実際の指導方法などが説明されました。話の内容だけでなく、その話し方も含めて、私にはとても心のこもったものに感じられました。その様子から、今まで目にしてきた場面も一時の感情で怒ったのではなく、教育の一環として叱っていたのだと感じました。冒頭のエピソードで、私は息子が一生懸命ドアを開けてくれて嬉しいと感じていました。しかし、ドアの開閉が禁止されているのは子どもの安全を確保するため。先生は、単に言いつけを守らなかったことを怒っているのではありませんでした。日頃の送迎のわずかな時間だけでは、先生の行動のごく一部を見ているに過ぎず、その背景にある考え方まで正確に理解することは難しいです。懇談会はそれを知る貴重な機会です。また、問題がある場合には直接話し合うこともできます。私は今後も可能な限り参加していこうと思いました。今回学んだこと私が当初抱えていた不安は、お母さん同士の会話と先生からの話によってほぼ解消されました。わが子に関わることは、どうしても主観的になります。だからこそ、より一層客観的、多角的に判断するよう努めるべきだということを再認識しました。今回は不安が杞憂に終わって幸いでしたが、そうではない場合もあると思います。そのときでも、できる限り冷静に周りの人や先生との対話を積み重ねて解決していこうと心に刻みました。<文・写真:ライターnekotaaya>
2019年09月29日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは! 2019年8月に女の子を出産し、初めての育児に日々奮闘中のかめこです。 第8話は、いざ初めての受診! 不安でいっぱいのなか、赤ちゃんの心拍を確認しに行ったときのお話です。 妊娠初期の話なんですが、妊娠検査薬で陽性反応があったけど、初回病院に行くときは不安でいっぱいでした……。 でも、エコーで実際にすごく小さいけど心拍が見えたときはそんな不安は吹き飛んでしまいました! なんだかすごく感動したのを覚えています! 著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2019年09月25日んぎまむさん、無痛分娩で出産の予定が、まさかの緊急帝王切開に! なんとか無事出産し、んぎぃちゃんの育児が始まりました。 退院すると、家で急に全責任が襲い掛かってどうしていいか焦り、不安になるという話は聞いていたものの、私は逆にすごくラクになった。 授乳時間がどんなにかかっても、退室時間を気にしなくていい。 入院中は、助産師さんから赤ちゃんを借りている感覚だった。言い方が良くないかもしれないけれど、「やっと自分のものになった」「自由に接していいのだ!」という開放的な気持ちになった。 好きなだけ抱っこしててもいいし、好きなだけ見ていられる。そんなゆったりとした時間を幸せに感じた。 著者:イラストレーター んぎまむ2017年1月18日生まれの女の子、「んぎぃちゃん」を子育て中。イラスト・漫画制作中心の在宅クリエイター。ベビーカレンダーでは、んぎぃちゃんを妊娠中から出産、育児まで怒涛のんぎまむライフを「んぎぃちゃんカレンダー」として連載中。
2019年09月23日筆者は3歳の長男、1歳の長女の育児中、第3子の妊娠判明でうれしい反面、さまざまな不安を感じました。出産が近付くにつれ、不安やイライラが募ることがありましたが、それを吹き飛ばしてくれるようなできごとがあったんです。 第3子の妊娠長女が生後8カ月になったころ、第3子の妊娠が判明しました。「子どもは3人欲しい」という希望があったので、とてもうれしいできごとでしたが、ちょっとした心配もありました。 当時3歳直前の長男はイヤイヤ期の真っただ中で、自分を見てほしいとアピールする日々。そして長女はハイハイとつかまり立ちをマスターし、目が離せない状況だったのです。 長男、長女と妊娠生活3人目の妊娠ということもあり、ある程度気持ちに余裕を持って妊娠生活をスタートさせた私でしたが、おなかのふくらみとともに、子どもたちとの関わり方に変化を感じるようになりました。 子どもの要望にうまく答えられず、ダダをこねる子どもに対して必要以上にイライラしたり、些細な家族からの指摘に対して大きな不安を感じてしまったり。そんなことが増え、気持ちの余裕がどこかへ行ってしまうことが増えていきました。 出産までのカウントダウンと子どもたちの成長産休に入ったころ、ふと子どもたちの様子を見ていると、長男の後ろから長女がおむつを持って走ってきました。長女が私のところまで来て長男を指さし、おむつを渡してきたのです。私が「おむつを替えるの?」と聞くと、長女は首を縦に振りました。そんな些細なできごとでしたが、子どもの成長に感激し、私は涙してしまいました。 それからというもの、私は積極的に子どもたちの成長を見つけられるようになり、出産への気持ちも前向きになっていきました。 さまざまな葛藤のなかで、新しい命の誕生まであとわずかとなったとき、こうした上の子たちの成長と出会う機会が増え、そのことをとてもうれしく感じられるようになりました。出産に向けて、よりいっそう育児を楽しむ気持ちになれたできごとでした。著者:簗田智花4歳の長男、2歳の長女、0歳の次男との育児ライフを楽しむ34歳の母。現在は、仕事と家事、育児に奮闘中。ドライブ、スポーツ、スポーツ観戦が趣味のアクティブママ。
2019年09月23日イチコの幼稚園で、先日お泊まり保育がありました!イベント好きなイチコですが、お泊まり保育は様子が違って…。■はじめてのお泊まり保育。娘の様子は…とにかく寝るときは「おかあさんがいないとダメ!」なイチコ。お泊まり保育も、どんなに私が盛り上げても「やだなぁ…」とテンション低め。まあ初めてのことやもんね。そうなるわな。お泊まり保育が近づくにつれ、先生が遊びの内容や特別な体験を紹介したり、お泊まり保育の班分けをしたりと盛り上げてくれると…。やっぱり私抜きで寝るのが不安なようです…。「先生いるよ」「友だちいるよ」と言っても、「疲れてすぐ寝ちゃうよ!」と言ってもダメ。毎晩寝る前にメソメソしてました。■お泊まり保育当日、不安げな娘だったのが…さて、そんなこんなでお泊まり保育当日。幼稚園に着いたら、私にべったりで離れないイチコ。泣いてはいませんが不安な表情。そこへ…。バスの登場とともに、うれしそうな表情に!友だちとも手をつなぎ、記念撮影もニッコニコでポーズもばっちり、意気揚々とバスに乗り込み出発しました。バス、すごい…!そして翌日。帰ってきたイチコはというと…。めちゃめちゃ楽しんだようです!そして肝心の寝るときは…とのこと。よかったよかった!宿泊先であったいろんな遊びも教えてくれて、作ったものも誇らしげに見せてくれて、心から楽しんでいた様子。ひと安心です。お泊まり保育、親と離れて一晩過ごした経験はイチコを大きくしてくれた…かどうかはわかりませんが、楽しい思い出になったことは間違いなし!そして私はイチコがいないことにしんみり…はせず、ちょっと…いや、かなり羽を伸ばしました。笑手がかかるのが2人と1人じゃ、こんなに違うのね!とはいえやっぱりイチコがいてのわが家なんですけどね。賑やかさもおもしさも全然違うし、二太郎もうれしそう!(しょっちゅうケンカするけど!)以上、イチコのお泊まり保育話でした〜!
2019年09月16日1人目のときは、赤ちゃんが生まれてお世話が始まり、成長していくにつれて「これでいいのかな?」「他の子と違うような気が……」など不安を感じていました。そこで、身内や友だちから聞いたり、本やネットで調べたりしましたが、みんな言うことが違うので、ますますわからなくなって悩んでいました。 ところが、2人目の育児が始まり、1人目とのあまりの違いにむしろ不安がなくなったエピソードを紹介します。 顔立ちはそっくりの兄弟だけど1人目と8歳の年の差で2人目が生まれました。2人は同じ男の子、顔立ちもそっくりなのですが、キャラクターはびっくりするほど違っていました! 現在8歳の長男はあまり寝ない子で、1歳近くなるまで3時間おきに授乳が必要。授乳がなくなってからもお昼寝をしっかりしてしまうと夜12時近くまで寝られず、朝も6時前に起きていたので、私が眠くてしかたないという毎日でした。 次男が生まれたので、また寝られない日々が始まる覚悟をしていましたが、驚いたことに次男は寝る子でした。現在生後3カ月ですが、夜は10時ごろには寝付き、朝6時までぐっすり寝てくれます。私も寝られるし、家事もできます。衝撃的でした。 自己表現の仕方も違うそれだけでなく、2人は自己表現の仕方も異なっていました。長男はパッション爆発型で、赤ちゃんのころは自分の欲望のままに泣き、自分で動けるようになってからは駆け出すタイプ。男の子はこんなものかな、と思っていました。 が、次男は泣く前に「あうー」と声で呼び、こちらが動くまでじっと見ています。自分の要望が通るまでずっと見つめ、ある程度意思が明確な分、少し神経質なタイプ。長男が生後3カ月のころとはまったく違っていました。 それぞれの個性を受け止められるように何歳になっても子どもにはハラハラしっぱなしですが、長男と次男がまったく違う個性を持っていたことで、「他の子と比べてできていないのでは?」という心配をすることはなくなり、おおらかに受け止められるようになりました。 ギャングエイジに突入した長男の予想外の行動にも、少し余裕を持って対応することができるようになったかなと思います。 著者:今居知子8歳と3カ月の男児の母。教育関連会社で営業として勤める。現在育児休業中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月29日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。今回は高齢出産に関するご相談です。 Q.42歳で初めての出産になります42歳で初めての出産になります。現在通っている産婦人科は、いろいろと教えていただけないので不安です。出産は自然分娩になるのでしょうか? 帝王切開になるのでしょうか?自分は体力的に無痛分娩希望ですが、無痛分娩は危険なのでしょうか?また、高齢出産のため、田舎の小さな病院(50分ほどかかる)ではなく、大きな病院(1時間以上かかる)で出産したほうが良いのでしょうか? 在本祐子助産師からの回答高齢初産、たくさんの不安がありますよね。お気持ちお察し致しますよ。高齢妊娠・出産になると、産科的な合併症のリスクなどが上がります。これは医学的には致し方ないですが、なるべく安全に配慮して、妊娠生活や出産をおこなうことは十分可能です。まったくトラブルなく産む方もたくさんいらっしゃいますよ。まずは不安な点を整理してよく担当医師とお話ししてくださいね。ご家族や医師と相談した結果、転院も可能と思います。 ※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 高齢妊娠・出産って?高齢妊娠に関しては、日本産婦人科学会で「35歳以上の初産婦」を高「年」妊婦と定義づけています。高齢妊婦には経産婦さんは含まれていないんです。 以前は、30歳以上の初産婦と定義づけられていたのですが、女性の社会進出、晩婚化に伴って、30歳以上の出産が増えたことやWHOなどが「35歳以上」と定義づけていることもあり、日本でも「35歳以上」と変更になったんです。 高齢妊娠・出産のリスク30代半ばといえば、まだまだ元気!仕事をバリバリこなしている方も多いことでしょう。しかし、体のなかでは老化が始まっています。もちろん卵子もです。 そのため、自然流産や染色体異常のリスクが高くなります。それ以外にも、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病、おなかの中で赤ちゃんの発育が遅れたり、死産率が増加したりと、さまざまなリスクがあります。 ほかにも、体力的な面、自分の親も高齢で育児協力が期待できないなどのデメリットもあります。 リスクやデメリットだけじゃない!高齢出産というとリスクばかりが目立っている印象ですが、メリットだってあるんです。 高齢妊婦さんは、社会に出ていろいろな経験をしている分、思いもよらないことに対応できる力や、人脈、何より経済的な安定感を持っていると思います。子育ては、思い通りにいかないことも多いでしょうし、お金もかかります。そんなとき、これまでの経験を生かせるのではないでしょうか。 どんなに順調に経過しても、いつ何時、何が起こるかわからないのが、妊娠・出産です。リスクが少ないことに越したことはありませんが「リスクがある=ダメ」ということではありません。起こりうるリスクに対して知っておくことで、予防も対処もできるようになると思います。 高齢妊婦だからと不安を募らせるのではなく、安心して出産、育児ができるように準備をしていきましょう!※参考:ニュース(コラム)「【澤 穂希さんも仲間入り!高齢妊娠って?」【著者:助産師 REIKO】
2019年08月28日産後クライシスは時間が経てば治ると分かってはいるけど今がつらい。イライラや不安を少しでも和らげる方法があれば少しは気持ちが楽になるかも知れません。今回は産後クライシスの薬についてご説明していきます!目次 1 産後クライシスとは?2 病院に行くべき?3 イライラを抑えるサプリ3.1 ビタミンC3.2 プロテイン3.3 ビタミンB群3.4 ヘム鉄3.5 DHA3.6 ハーブティー4 薬やサプリを使わなくてもできる対処法4.1 血の道症5 まとめ産後クライシスとは?産後クライシスとは、産後から2〜3年後に夫婦仲が急激に悪くなってしまう現象のことで、2012年にNHKが提唱しました。出産後の妻は子供を育てる中で、やらなくてはならないことが一気に増えます。女性は、『子供を守らなければならない』という思いが強いです。子供のことが優先になってしまうため、夫の事は二の次。むしろ、子供の面倒を見てくれない夫にイライラしてしまうのです。子供が生まれる前は仲良しだった夫婦でも、子供が生まれた途端急激に夫婦仲が悪化、その後の夫婦関係にも悪影響を及ぼし、最悪の場合、離婚に至るケースもあるようです。病院に行くべき?産後クライシスになった時、病院には行ったほうが良いのでしょうか。イライラが全く収まらない場合や、あまりにもイライラがひどく、家族や物に当たってしまう状態の場合にはカウンセリングや病院に行くことをおすすめします。無料のカウンセリングもあるのでご自分に合った対応をしてみてください。心療内科や精神科のような病院で、授乳中でも飲める薬を処方してもらえるところもあるそうです。カウンセリングについて詳しくはこちらの記事をご覧ください!関連記事一人で抱え込まないで!産後クライシスのカウンセリング産後のイライラが溜まって日に日に夫婦の関係は悪くなって行くばかり…解決策が見つからない場合には専門家を訪ねてみるのも良いかもしれません。しかし、「カウンセリングって効果あるの?」「お金がかかりそう」「そもそもカウンセリングなんて行っ[…]イライラを抑えるサプリ産後のイライラを軽減させる栄養素をご紹介していきます!これらの栄養素を含んだサプリメントを摂取すると良いですね。●ビタミンCビタミンCは、ストレスによる影響を緩和するために必要なコルチゾールというホルモンを作るのに必要な栄養素です。コルチゾールはストレスでどんどん消費されてしまうので、毎日摂るように心がけましょう。その他にも、体のサビつきを抑える、疲労回復や免疫力を向上させる、肌のシミやシワを予防するなどの効果が期待できます。大量に摂ると下痢をすることがありますので、その場合は摂取量を減らしてください。●プロテインプロテインはうつや不安を和らげるセロトニンやGABAといった物質の原料になります。魚や肉、卵、大豆製品、乳製品などを食べていればプロテインは摂取できますが、多くの人は足りていないのが現実です。そんな人はプロテインを補助的に摂取してみてください。ストレス対策としてのプロテインは、糖質が入っておらず、プロテインスコアまたはアミノ酸スコアが100のものを選ぶと良いです。●ビタミンB群プロテインをセロトニンやGABAに変換するために必要なのがビタミンB群です。ビタミンB群はビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種のです。ストレス対策にはビタミンB6、葉酸、ナイアシンが重要です。また、ビタミンB群は細胞がエネルギーを作るときにも必要なので、足りなくなると疲労感にもつながります。エネルギーを作るためには複数の種類が必要なので、まとめて摂るのが効果的です。●ヘム鉄鉄は身体中に酸素を運ぶ赤血球という細胞の材料です。鉄が不足すると、動悸やめまい、肩こり、頭痛、イライラなど、まさにストレスによる症状とよく似た症状が現れます。また、鉄も細胞がエネルギーを作るために必要な栄養素なので、不足すると疲れやすくもなります。●DHADHAとは魚に多く含まれている油の一種で、神経細胞の膜の原料です。神経細胞の機能の維持に役立ちます。●ハーブティーハーブティーには心を落ち着かせる作用があります。イライラ解消に役立つカモミールよく眠れない時にオレンジピール元気が出ない時にシソハーブティーにはカフェインが含まれていないので、授乳中でも安心して飲むことができます。薬やサプリを使わなくてもできる対処法●血の道症皆さんは「血の道症」という言葉を知っていますか?「血の道症」とは東洋医学での呼び方で、月経時、更年期、産後などの女性に見られる頭痛、めまい、のぼせ、肩こり、疲労感、月経異常などの諸症状のことです。「血の道症」は東洋医学では、何か不調が起きるのはからだのバランスが崩れているからと考えます。からだのバランスを保っているのは「気」「血」「水」と呼ばれる3つの要素。この3つがバランスよく保たれていると健康でいられるという考えです。「気」とはからだと精神の活動に必要なエネルギーを指します。「元気」「気力」など言われるように、「気」は目には見えませんが、生命活動の源を指します。「血」とはその字の通り血液のことです。からだを巡ることで、栄養や老廃物を運びます。「水」は体液や分泌液のこと。血液以外のからだに必要な水分が、「血」と同様、からだに栄養を与えたり、不要なものを排出して、活動を支えます。妊娠・出産は、血を消費するため、出産直後は血が不足します。また、母乳も血液から作られるため、さらに血が不足します。血はからだに栄養素を送るだけでなく、精神を安定させる働きもあるため、血が不足するとイライラしたり不安を引き起こす原因になるのです。食事や生活リズムに気をつけることで「気」「血」「水」のバランスがよくなり、症状も緩和していきます。まとめいかがでしたでしょうか。今回は産後クライシスの薬についてご説明しました。イライラに効果がある栄養や、産後の女性に不足しがちな栄養を補うことでみなさんのイライラや不安が軽減するかもしれません。ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。●ライター/パピマミ編集部
2019年08月23日わが家は私と夫、5歳の息子、1歳になったばかりの娘の4人家族。夫婦ともに働いていて、子どもは2人とも保育園に通っています。夫は平日はかなり忙しく、朝の保育園の送り以外はほとんど子どもと関わる時間はなし。当然、私の育児・家事のウエイトが大きい毎日です。そんなある日、夫が疲れきっている私を見かねて、「リフレッシュしておいで」と女友達との1泊2日の旅行に送り出してくれたのです。私的には、娘がまだ幼く、寝かしつけなどにも不安があったのですが、夫は「なんとかなるから」と。帰宅してから聞いた、パパの泣き笑いの2日間を紹介します。パパと子どもたちの普段の様子と私の心配5歳の息子はパパ大好きっ子。パパと一緒にいるだけでテンションが上がり、ご機嫌に。私が不在時は、妹大好きお兄ちゃんとして、パパを助けてくれるであろうことが予想されるので、心配なし。娘は以前、生後7か月頃でパパに初めて預けたときは、ギャン泣きして大変だったことがありましたが、今では数時間のお出かけでも、私がいなくなればパパとの時間を楽しんでいます。パパと一緒に数時間外出しても、家を出てから帰るまで一度も泣くことがないという状態です。また、お風呂もパパが2人の子どもを一緒に入れるところから、パジャマに着替えさせるまでの1セットは難なくやってくれるようになりました。ただ、娘は一度機嫌が悪くなると、ものすごい大きな声で泣きながら、ママ以外の近寄ってくるすべての人を拒否します。そうなったときにどうするのか…。そして、今回の旅での一番の不安がもうひとつ。それは授乳。いまだに夜寝る前や夜中の寝ぐずりの時などは授乳をしていたので、寝かしつけや寝ぐずりをどうやって乗り切るのかが気になっていました。「送り出すときの気持ち」を聞いてみるとまず、夫に私を送り出すと決めたときの気持ちを聞いてみました。「最近の息子に対するせっぱ詰まった様子を見ていて、『これはリフレッシュが必要だろう』と考えて。家のことや子どものこと、仕事から離れて出かけたらいいんじゃないかと思った。ちょうど友達からの誘いもあったから、『行った方がいいよ』と。ママ自身は不安も迷いもあったようで、旅行前にいろいろ心配をしてオタオタしていたけれど、こちらとしては1泊2日だし、下の子の寝かしつけをしたことがなかったので、その点は不安というか、想像がつかなくて。『最悪、何も食べなかったとしても水分はとれるから何とかなる』とあまり深く考えていなかった」とのこと。不安感よりも、「とにかく気持ちよく旅行に行かせよう」と考えていたそうです。旅の当日の過ごし方は?いよいよ旅の当日。夫の考えた作戦は、「ママが家から出かけて娘が残されるとギャン泣きするので、子どもたちと自分が出かけているうちに、ママに出かけてもらう」というもの。いつもは連れていかない息子のスイミングに一緒に行くと、娘は待合室でウキウキと遊び始めたそうです。その間に、私は出発。家に帰ったときはママはいない状態でしたが、そのことに娘は特に疑問は持たなかった様子。そのまま息子と遊んでいたそうです。夫が気を遣ったことは、機嫌が悪くならないように、いつもより家の中のルールをゆるくすること。たとえば、普段は食べないテーブルで食べてみたり、長い時間は見せていなかったテレビをつけたままにしてみたり。雨が降っていたこともあり、とにかくゆっくりゆったりと過ごしたようです。特に娘がニコニコしながら遊ぶモノには飽きるまで徹底してつきあったそう。ママ不在に気づいた娘がギャン泣き!どう乗りきった?さて、夜ご飯もおわり、お風呂も楽しく無事終了。そろそろ“寝かしつけ”という未知の時間が迫ってきたときには、さすがに一抹の不安を感じたとのこと。でも、『なるようにしかならないだろう』と自分に言い聞かせつつ、ママがやっているように、寝る部屋に「おやすみだよ〜」と連れて行き、ベッドの上に置いたら…その瞬間からギャン泣きがスタート。一気にすべてを察したかのように、泣きに泣いて約20分が経過したそうです。初めはなんとかしなきゃ!と、ママの見よう見まねでトントンしたりなどできることはがんばってみたという夫。しかし、娘から手を振り払われ、激しく頭をいやいやと振られ…。『もうパパにできることはないな…』と感じてからは、ただただ見守りに徹することに。真っ暗な部屋の中で触らず話しかけず、ベッドから落ちないように見守ること、1時間…。そのうち娘が泣きつかれウトウトしてきたときは、声を殺してガッツポーズ!娘には「お母ちゃんじゃなくてごめんね」と思いながらも、スヤスヤ寝ている姿を見てひと安心。その後も何度か寝ぼけて起きて泣いて、を繰り返したけれど、必殺“見守る作戦”で乗りきったそう。その後は、いつの間にか自分自身も寝落ちしていた、と笑っていました。ママなしの1泊2日過ごしてみて思ったことは?夫にこの1泊2日の感想を聞いてみると、まず「強がって全然大丈夫!と送り出したものの、どうなるのかなと多少なりの不安もあった。初めてひとりで、子どもとつきっきりの2日を過ごして、これを毎日続けているママは本当に大変だなと痛感した」とのこと。それから、「今回、娘には淋しい想いをさせてしまったけれど、案外、自分もできるじゃん!という小さな自信も芽生えた。この旅行以降、娘もだいぶ自分に慣れたなということが実感できるし、自分もこれまで以上に楽しく娘と向き合えるようになったと思う」と話してくれました。今回夫に話を聞いて、娘の夜の涙に申し訳なく思いつつも、3人にとって濃い時間を過ごしていたんだなとホッとひと安心。そして、息子が生まれて以来の本当に自分だけのための時間を過ごすことができた今回の旅行は、もちろんリフレッシュにもなりましたが、それ以上に今の時間のありがたさも感じました。日々、息子に怒ってばかりになってしまっていましたが、「こんなふうに、四六時中一緒にいてくれる時間はあとどのくらいなのかな」と考えて。大変な毎日なのは変わりないけれど、今この時間を大切にして、たくさん楽しいことを一緒にしたい!と思わせてくれました。そして最後に、夫が私の日々の大変さをちょっとでも感じてくれたことに「ニヤリ」としてしまったのでした(笑)。<文・写真:ライター水玉445>
2019年08月12日「子どもは3人欲しい」と結婚当初から夫と2人で話し合って決めていた家族計画でしたが、いざ3人目を授かることができたと思ったら、まさかの三つ子だったのです! 三つ子の妊娠判明で私が不安に思ったことや家族の反応、妊娠初期のできごとをお話しします。 エコーで確認すると3人分の心拍が! 私が3人目を妊娠したのは長男が3歳、次男が1歳のときでした。そろそろ赤ちゃんの心拍が確認できるかな? なんて期待を胸に抱きながら、内診台でエコーを見ていると見覚えのある袋が2つ? その中には心拍のように動いて見えるのが3つ?私が混乱していると、先生が「お母さん。赤ちゃん何人か見える?」と聞いてきました。先生と一緒に確認し、見事に3人の心拍を確認! パニックで笑うことしかできず、頭のなかは真っ白で少しの間その場から動けませんでした。 子どもが5人になったら……先生からは、今通っている病院で三つ子は産めないために転院が必要なことや、早い週数から管理入院になることなど、その他簡単にリスクの説明をしてもらって診察は終わりました。入院期間が長くなったときの長男・次男の生活や、入院・出産費用、子どもが5人になって経済的に問題がないのか、夫や他の家族はなんて言うのだろうか……と考えてしまいました。そもそも三つ子を妊娠した私はどうなっていくんだろうと、とても不安になったのを憶えています。 夫の「なんとかなるよ」に救われる健診後、すぐさま夫に電話をかけました。ひと通り説明し終わると、動揺して言葉を詰まらせながらも「なんとかなるよ。頑張ろうね」と夫は言ってくれました。そのおかげで、まだ見ぬ不安よりも新しい命が宿ってくれたことを素直に喜ぼうと、少し前を向けるようになりました。幸いにも他の家族も祝福してくれて、「いつでも手伝うからね」と背中を押してくれたのです。そしてなにより上の子たちがとても喜んでくれたことがうれしく、つらいつわりも乗り越えられました。 三つ子を授かるリスク転院先の病院で、夫も一緒に先生から「自然妊娠で三つ子を授かることは、宝くじの1等を当てるよりも難しいことだよ」と驚かれました。そしてこれから先、起こりうるリスクを詳しく教えてもらい、順調に過ごしても妊娠26週から管理入院になることや、三つ子の場合、子宮頚管縫縮術という子宮口が開いてこないようにする手術を、妊娠14週くらいまでに受けることをすすめているとのこと。私も、後日その手術を受けました。 妊娠初期はつわりもめまいもひどく、いつもと同じように上の子たち2人と遊んであげられず、甘えさせてあげられませんでした。それでも、他の家族の手をたくさん借りてなんとか乗り越えることができ、本当に感謝しています。 著者:大木りさ5歳と3歳の兄弟と1歳の三つ子をもつ5児の母。現在は自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。病院・産院によって処置・対応は異なります。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年08月10日口唇口蓋裂の長女くぴこを育てています。 くぴこが新生児のとき、「ミルクは10分で切り上げるように」と病院から指導され、ミルクの飲ませ方を変えてみたものの、今度はミルクを全然飲ませられないという壁にぶつかってしまい、悩みました。 時間を守ってだらだらと飲ませたくない。 でも時間を気にすると少ししか飲んでくれない。 これでは体重が一向に増えていかない。ミルクの飲ませ方についてどうしたらいいのかわからず、私はとても悩みました。 ミルクの飲ませ方ひとつでこんなに困るなんて…!!! 初めての育児、初めての赤ちゃん。 この子のためにちゃんとやらなきゃ!手術に備えてあげなきゃ! まだ産後1カ月も経っていないのでホルモンバランスの影響や、いろんなプレッシャーを感じていたのもあり、私はどんどん周りが見えなくなっていきました。 身近な夫の言葉も届かないほど自分で自分をますます追い込むばかりで情緒不安定になっていきました……。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 著者:イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!ブログ:「まぴくぴ日和」
2019年08月06日子どもが巻き込まれる事件や事故のニュースを目にするたびに、親御さんたちの不安は募るばかりなのではないでしょうか。子どもたちを取り巻く環境は、昔に比べてずいぶんと変わりました。さらにいうと、2、3年前の「安全の常識」が、今では「危険で警戒すべきもの」になってしまうほど、世の中はものすごいスピードで変化しています。では今、私たちは親として、責任ある大人として子どもたちをどう守ってあげればいいのでしょうか。成長するにつれて、子どもはひとりで行動することが増えていきます。そしていずれは、親の目の届かないところで自分の世界を築いていくのです。だからこそ、小さいうちから、「自分の身を守る術」や「危険を察知して回避する能力」をしっかりと身につけられるように導いてあげる必要があるのです。「自分は大切な存在」と認識することが第一歩幼いうちはどこへ行くにも手をつなぎ、目を離さずに見守っていたわが子も、小学生になったらひとり行動がぐんと増えます。頼もしい反面、危険な目に遭わないか心配でたまりませんよね。身近な危険から子どもを守るための活動に尽力している危機管理教育研究所代表の国崎信江さんは、「のびのび育てる(安全な環境で安心して過ごす)ことと、自由にさせる(危険に対して無防備である)ことは別のこと」といいます。安全な環境でのびのび育てるために大切なのは、子どもに過剰な恐怖心を植えつけないことと、子どもに身を守ることの意味を理解させる、ということ。よく「最近物騒な事件ばかりで心配。怖いから気をつけてね」と何気なく言っていませんか?しかし、それでは子どもの不安を煽るだけだといいます。大事なのは、子どもに「自分の存在がどれほど親にとって大切で、自分が危険な目に遭うことは親にとっても悲しいこと」と気づかせることです。たとえば、「あなたが誰かに傷つけられたり、すぐに探せないような場所に連れて行かれたりしたら、お父さんとお母さんは悲しくてたまらない」と、親の気持ちを伝えて抱きしめてあげるといいでしょう。すると子どもは、自分を守る意識が芽生えて、自分の身体を大切にするようになります。そのうえで、犯罪が起きやすい場所や人との接し方、また子ども同士で遊ぶときとひとりになるときにはどんなことに注意すればいいのか教えてあげましょう。親の見守りに加えて、具体的な対処法を教えることが大切です。具体的な声かけと確認すべきこと防犯の意識は、親子ともに常にもっておくべきです。神奈川県警察ホームページ内では「声をかけられる場所ごとの対応策」が、セコム株式会社が運営する『子どもの安全ブログ』では、「声をかけられる状況ごとの対応策」が数多く紹介されています。どうやら、昔と違い、不審者の手口はかなり変化しているようです。日頃から「こんなときはどうする?」と想定した会話をすることで、親も子どもも安心して過ごすことができるはず。いくつか会話例を挙げてみましょう。「学校からの帰り道、車に乗った知らない人が『お母さんが事故に遭った。一緒についてきて』って言ってきたらどうする?」「知らない人から『○○ちゃんだよね?』と自分の名前を呼ばれたらどうする?」「突然知らない大人から道を聞かれたらどうする?」このように、いつ遭遇してもおかしくない危険な出来事をシミュレーションしてみます。とっさのとき、子どもはつい大人の言うままに流されてしまいがちですが、それが危険であることを認識させなければなりません。「車から声をかけられたらすぐに逃げて。コンビニとかに入ってお店の人に助けを求めるようにしてね」「自分の名前が書かれているものを持ち歩くときは名前を隠すようにしようね。傘や水筒、カバンも見えないところに名前を書くようにしよう」「大人が子どもに道を尋ねることはないよ。本当に困っていそうだったら、近くにいる別の大人に聞いてもらってね」ほとんどのご家庭では、「困っている人には手を差し伸べよう」「誰にでもきちんと挨拶をしよう」と言い聞かせているかと思います。しかし、世の中には子どもを狙った犯罪が多いことも事実です。だからこそ、とっさのときに子ども自身が危険を察知して、自分の身を守れるように教えてあげなければならないのです。親子で確認!子どもがひとりで外出するときの注意点まず子どもに自覚させなければならないのは、「ひとりでいる子どもが狙われる」ということ。通学路や習い事の行き帰りの道は慣れているから安全だと思いがちですが、その油断が気の緩みにつながるので注意が必要です。セキュリティーサービスを提供するALSOKは、そのホームページの中で、「町に潜む危険な場所を、親子で確認し、話し合うことが大切」だと呼びかけています。見通しが悪い、人通りが少ない、密室になる、助けを呼んでも声が聞こえない、などの危険な場所を実際に確認しましょう。また、『犯罪から子どもを守る』の著者である国崎信江氏は、仕方なく危険な場所を通らなければならないときの行動についても、親子で話し合っておくべき、と話しています。そこをどうしてもひとりで歩かなければならないときは、警戒して足早に一気に通り過ぎること、そしてあらかじめ子ども110番の家のような駆け込み場所を決めておくことも忘れないようにしましょう。友だち同士で遊ぶときは、帰る時間、遊ぶ場所、友だちの名前を伝えるのはもちろん、遊ぶ場所を移動するときにも親に連絡することを徹底しましょう。子どもが面倒がったとしても、「お母さんはあなたと離れているときも常に心配しているよ」というメッセージを伝え続けることが大事です。また、持っていることで安心しきってしまうのが「防犯ブザー」。自治体によっては小学校入学時に全児童に配布することもあるようです。使う機会が訪れないのが一番いいことですが、いざというときに最大限に効果を発揮できる使い方をしっかりと確認してから持たせるようにしましょう。まずチェックしたいのが、ちゃんと音が鳴るかどうか。気づいたら電池が切れていた!ということもあるので注意が必要です。国民生活センターによると、「最低でも1ヶ月に一度は家庭で保護者が作動確認を行ない、電池の点検と交換も定期的に行ないましょう」とのこと。子どもには、乱暴な扱いをして強い衝撃を与えてしまうと壊れてしまうことを言い聞かせましょう。また、万が一防犯ブザーを使う状況になったとき、鳴らしてから遠いところへポイっと投げるといいそうです。相手は音を止めようとしてブザーのところへ行くので、その間に逃げることができます。このように、「いざというときどうするか」を親子間でしっかりと話し合うことが、お互いの安心感や信頼感にもつながるのです。お留守番は短時間から慣らしていこう親の留守中に子どもが家の中で危険な目に遭うという事件もよく報道されています。そのため、「うちはまだまだお留守番はさせられないわ」と神経質になっている親御さんも多いのではないでしょうか。しかし、ある程度の年齢になったら、短い時間でもお留守番ができるように練習しておきたいもの。そのためには、「絶対に約束を守ること」を徹底させなければなりません。株式会社CHINTAIホームページには、いつもの留守番ルールにくわえて、「イレギュラーな事態を想定した特別ルールを決めておくべき」とあります。親子で決めたルールは、何度もシミュレーションをして安全確認を徹底しましょう。■ピンポンや電話には出ない「近所の人だったら?」「宅急便だったら?」「緊急の電話だったら?」という例外を設けたい気持ちにもなりますが、昨今の物騒な社会状況を鑑みて、基本的には対応しないように言い聞かせるべきです。外出先から子どもに連絡を取りたい場合や、子どもからどうしても親に連絡したい場合は、固定電話のナンバーディスプレイで親の携帯番号を確認できるようにしたり、子ども用の携帯電話を持たせたりして対応するようにしましょう。■家の中の危険を一緒に確認するつい見過ごしがちですが、家の中にも危険な箇所はあります。普段は親が注意して遠ざけているものや、子どもの目に入らないように気をつけているものなどはありませんか?包丁やカッターナイフ、ライターなど、絶対に触らないように言い聞かせましょう。また、念のためガスコンロのロックをかけておくと安心です。***いくら子どもの安全を守るためでも、親が四六時中ぴったりとくっついているわけにはいきません。子ども自身が自分の身を守るには、防犯の知識をつけること、そして『自分を大切に思うこと』が何よりも重要です。自分がどれほどかけがえのない存在か、また、自分に何かあったら大切な人たちが悲しんでしまう、と認識させましょう。(参考)危機管理教育研究所|家庭での指導|狙われにくい子どもにするためにウーマンエキサイト|小学1年生初めてのひとり行動…子どもの危機管理は大丈夫?独立行政法人 国民生活センター|防犯ブザーの電池切れや故障に注意!ーいざという時のために家庭で点検をーAll About|一人でお留守番は何歳から?安全対策やお留守番ルール子どもの安全ブログ|子どもを誘う悪質な「声かけ」にだまされないで!子どもの安全ブログ|もしかして不審者!?悪質な「声かけ」をどう見わけるか子どもの安全ブログ|再確認!「子供が出かけるときの約束」について神奈川県警察|子どもを犯罪から守るために危機管理教育研究所|家庭での指導CHINTAI情報局|子供だけで初めてのお留守番! 事前に考えておきたい留守番対策まとめ
2019年08月02日初めての出産、慣れない育児。さらにパパは夜勤のある仕事。ひとりで不安いっぱいだったママが、パパの言動で孤独やストレスを感じず育児をできるようになった体験談です。 アプリで育児記録を共有育児を長時間ひとりでするという孤独感を解消するのに役立ったのが、育児記録を共有できるアプリです。 夫は休憩中に、アプリで育児記録を確認。「昨夜はあまり寝られなかったんだね。今日帰ったら娘と散歩するから、その間ママはお昼寝して休んでね」「今日はうんちが多くて、おむつ替えが大変だったね」など、私に対する気づかいや、娘の様子をうかがう連絡をくれるようになりました。 夫は家にはいないけれど、私はひとりじゃないのだと思い、孤独感が解消されました。 休日は夫とともに育児休みの日は夫が積極的に育児をして娘と関わっています。はじめはうんちのおむつ替えが苦手だったり、何をするにも私に聞いてきたり、私ひとりで育児をするほうが要領よくできると思うこともありました。 しかし、今では夫は授乳以外の育児はすべてできると言っても過言ではありません。夫と娘だけで児童館へ出かけたり、夫婦で離乳食を作ったりもしています。夜勤の日の私の育児負担は大きいですが、休みの日に積極的に育児をしてくれるので負担が軽減されています。 実家に頼ることをすすめてくれた私は産後里帰りをせず、産後1カ月間、実母が夫の夜勤の日だけ泊まりで手伝いに来てくれていました。その期間が終わろうとしていたころ、夫が「今後もたまには僕が夜勤の日に実家に頼らせてもらえたらいいなぁ」と言ってきました。 いつまでも実家に頼っていてはいけない、私の実家ばかり頼ることを夫は快く思わないのではと思っていた私にとってうれしい言葉でした。この夫の言葉で、産後1カ月以降も育児でしんどい日は実家に帰省したり実母に助けに来てもらったり、実家に甘えやすくなり、ストレスなく育児を乗り切っています。 夫が夜勤のある仕事で、初めての育児。不安、孤独で押しつぶされそうなときもありました。しかし夫の気づかいや実家の助けもあり、「私はひとりじゃない」……そう思えたことで、夜勤中の育児も乗り切ることができました。 著者:谷 まゆみ京都府在住、0歳の娘の母。妊娠を機に退職し、現在は専業主婦。妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。 イラストレーター/まっふ
2019年07月28日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、助産師の高杉絵理さんからメッセージです。 愛おしいわが子に会えるのは楽しみだけど、陣痛は怖い……出産を経験したママたちから聞く話はどれも陣痛が痛かった、辛かったことばかり。未経験のことに対する不安やお産を経験しているからこそ不安になる気持ち、妊婦さんなら誰しも抱く気持ちです。出産が近づいてくると楽しみな気持ちより不安な気持ちが募ることもあります。 ここでは、わが子との共同作業であるお産を楽しめるように少しでも陣痛をラクに過ごせる方法をお話します。 陣痛は初産で平均12時間!初産婦の分娩時間は平均で12時間です。もちろんそれよりも短い方もいれば、30時間以上かかるほど長い方もいます。陣痛の始まりは誰にも予測できません。一般的には10分ごとの規則的な痛みのあるおなかの張りがくれば陣痛の開始とされています。 最初は生理痛くらいの痛みのある規則的なお腹の張りからはじまり、それが少しずつ強くなり、間隔も短くなってくると本当の陣痛になっていきます。そして、その1回1回の陣痛によって、赤ちゃんが少しずつ下に降りてきて、ホルモンが分泌されることにより子宮口が開いて、赤ちゃんが通ってくる産道も赤ちゃんが通りやすいように柔らかくなってきます。そうやって赤ちゃんもママの体も少しずつ準備されながら、お産は進んでいくのです。 陣痛をラクに過ごすための基本の過ごし方陣痛のときは少しでもリラックスして過ごすのが安産への近道です。自宅や病院で自分が一番楽な体勢や楽な環境で過ごせるといいですね。また、安心できるご主人や家族の存在があると不安も軽減できます。 ほかにも、不安を軽減させるために、好きな音楽やアロマをたくのもいいかもしれません。また、陣痛中、熟睡はできないかもしれませんが、少しウトウトするだけでも体が休まり、疲労度が変わってきますよ。 痛みが強いときはマッサージや指圧が効果的!痛みが強いときは次のような方法で痛みや不快感が軽減できます。 ①マッサージや指圧をしてもらうお産が進行してくると、腰痛やお尻が押される感じが出てきます。助産師さんに教えてもらいながら腰のマッサージをご家族にしてもらいましょう。陣痛がくるタイミングで呼吸法に合わせてマッサージしてもらったり、痛みの強い箇所をピンポイントに指圧してもらったりすると随分楽になります。 ②肛門を圧迫する赤ちゃんが降りてくると赤ちゃんが出てくる場所と肛門は近いのでお通じのような、お尻が押されて気持ち悪いような感覚になってきます。そのようなときは、助産師さんに圧迫の仕方を教えてもらいながら、手やテニスボールを使って肛門をご家族または助産師さんに圧迫してもらいましょう。 ③温める温めると痛みが和らぐこともあります。病院によっては温めるものを貸してくれる場合もありますが、自分でもカイロを持参すると役に立つかもしれません。 まとめ出産が近づいてくると、赤ちゃんに会えるのは楽しみだけど、お産を迎えるのが怖いという気持ちになるのはとてもよくわかります。事前にお産のイメージトレーニングをしておくといいですね。そして、いよいよお産が始まったら、こう思ってはいかがでしょうか。『ママが辛いときは赤ちゃんが頑張っているとき。どんなに辛くても必ず赤ちゃんと会える幸せな瞬間が待っている』と。1人じゃありません。この2人でのお産の時間も楽しめるといいなと思います。 監修者・著者:助産師 高杉絵理大分県の大学にて看護師・助産師・保健師の資格を取得後、総合周産期母子医療センターにて産科やNICUに勤務。結婚を機に上京してからは、もっと育児が楽しくなるようにママや赤ちゃんにいつも身近に寄りそっていたいとの思いより、地域での助産師活動を開始する。 現在は、世田谷区の行政や病院で働きながら、開業助産師として地域での講座やイベントを開催し子育て支援活動を幅広く行っている。また、ベビーカレンダーにおいても、妊娠・出産・育児を楽しめるように、ママたちが読みやすく分かりやすい記事を心がけ執筆中。
2019年07月27日妊娠中に下腹部痛を訴えるケースが多く、不安を感じる妊婦さんが多いといわれています。何が原因で、どのような症状を感じやすいのかを対処法と合わせてご紹介します。注意が必要な下腹部痛の特徴についても一緒にお話ししたいと思います。 妊娠中に起こる下腹部痛の原因多くの妊婦さんが妊娠中に経験する下腹部痛は、さまざまな原因が考えられるため、下腹部痛が起こるタイミングもさまざまですが、妊娠初期に下腹部痛を感じる人が多いといわれています。器質的疾患がない妊婦さんが妊娠初期に下腹部痛を感じやすい原因としては、次の3つがあげられます。 1.ホルモンバランスの乱れによる便秘や下痢女性の子宮では妊娠成立のために、子宮内膜を増殖させて受精卵を着床しやすくさせる働きのあるエストロゲンや、妊娠が継続しやすい環境に整える働きのあるプロゲステロンが持続的に分泌されるようになります。 また、妊娠が成立すると、胎盤からhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)やhPL(ヒト胎盤性ラクトゲン)も分泌されるようになり、ホルモンバランスが大きく変化します。ホルモンバランスが乱れると、腸の機能低下を引き起こすケースが多く、つわりによる食生活の乱れと重なって便秘や下痢を起こし、それにともなう症状として下腹部痛を感じやすい傾向があります。 2.子宮の成長非妊娠時の子宮は、鶏卵大程度の大きさです。しかし、妊娠すると、妊娠11週にはこぶし大程度になり、妊娠20週になるころには子どもの頭くらいの大きさに急成長するため、人によっては、子宮の大きさの変化による違和感や痛みを覚えることがあります。 3.靱帯のつれ妊娠をすると、赤ちゃんが産まれやすくなるように骨盤が広がります。子宮は、円靱帯(えんじんたい)で骨盤とつながっていますが、妊娠によって靱帯がゆるみ、骨盤が広がることで、体をひねったときに靱帯が引っ張られて下腹部に痛みを感じることがあります。 妊娠中の下腹部痛はどんな痛み?いつまで続く?妊娠中に起こる下腹部痛は、妊娠初期から起こりやすいといわれていますが、いつごろまで感じるものなのか、心配される方も少なくありません。妊娠中の下腹部の痛みの特徴とともに見ていきましょう。 【妊娠中に感じやすい3つの下腹部痛】下腹部痛の症状は、人によって感じ方が違いますが、痛みを表現すると、概ね次のような痛みを感じやすい傾向があります。・針などでつつかれているようなチクチクした痛み・締め付けられるような痛み・おなかが引っ張られるような痛み 妊娠中に起こる下腹部痛は、妊娠初期にみられることが多く、痛みを感じてから1カ月ほどで痛みに慣れて気にならなくなるといわれています。ただ、子宮の成長にともなって子宮周辺の臓器や筋肉が圧迫されたり、刺激を受けたりするため、妊娠中期や後期になっても下腹部の不快感や痛みが続く人もいます。 下腹部痛の対処法妊娠中の下腹部痛の主な対処法としては、次の2つがあります。 ・体を冷やさないようにして安静にする妊娠すると胎児の血液も確保する必要があり、循環血液量がアップしますが、体が冷えていると血液循環がスムーズにおこなえません。体が冷えないように対策しながら安静にすることも大切です。 ・ストレスをため込まない人間の体は、自律神経系や内分泌系などの絶妙なバランスによって、心と体の健康を維持していると考えられています。しかし、妊娠中は、これまでのような生活ができず、制限されることも多くなってストレスを感じてしまう人が多い傾向があります。ストレスは、心と体のバランスを崩して、下腹部痛を招く可能性があるため、妊娠中でも楽しめる趣味などでうまくストレスを発散することも大事です。 注意が必要な下腹部痛とは妊娠中の下腹部痛には、注意が必要なケースがあります。それは、流産や早産、子宮や卵巣などの病気が関連した下腹部痛です。 流産や早産が関連した下腹部痛妊娠22週未満で妊娠が中断してしまう「流産」や、妊娠22週以降から37週未満の出産の「早産」の症状として下腹部痛が起こっている可能性があります。流産の場合、少量の性器出血を伴うことが多く、早産では、周期的な陣痛や分娩を一気に進行させる破水が起こりやすいです。また、切迫流産や切迫早産の場合、下腹部に触れたとき、子宮が固く収縮していることが多いため、下腹部痛以外に気になる症状がある場合は、かかりつけの病院へ連絡して、すぐに病院へ向かうようにしましょう。 子宮や卵巣などの病気が関連した下腹部痛妊娠中に下腹部痛を引き起こす可能性がある病気は、以下のようなものがあります。・子宮筋腫・子宮腺筋腫(子宮内膜症)・卵巣腫瘍・胃腸炎・膀胱炎・尿路結石安静にしていてもよくならないケースは、病気が原因の可能性が考えられるため、一度病院で診てもらうとよいでしょう。 まとめ下腹部痛を感じると不安に思う妊婦さんが多いですが、下腹部痛の原因や対処法、注意が必要な下腹部痛のポイントを押さえておけば、いざというときに冷静な判断ができ、不安から来るストレスの軽減も期待できます。ただ、知識を過信しすぎないことも大切です。下腹部痛以外にも気になる症状がある場合は、迷わずかかりつけの病院を受診するようにしましょう。 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。
2019年07月14日妊娠当初、おなかの子どもが双子だとわかったときは、驚き動揺してしまいました。双子育児の情報を育児書やネットで調べるものの、実際に多胎児を育てているママのリアルな声を聞いたことがなく、2人同時に育てることができるのだろうかと、とても不安な気持ちになったのです。そんななか、双子育児をしている先輩ママたちと出会い、アドバイスを聞くうちに不安な気持ちを払拭できた私の経験をお話しいたします。 妊婦健診で「双子ちゃんですね~」妊娠が判明してから2回目の妊婦健診。おなかの子どもは元気なのか……ドキドキしながらエコー検査を受けました。おなかの中の様子を見ていると、赤ちゃんの影が2つ!? これはもしかして……と思った次の瞬間、先生が「双子ちゃんですね~」とおっしゃったのです。 私は思わず処置室で「えーーー!?」と絶叫してしまいました。先生からの驚きの言葉に動揺したと同時に、2人をいっぺんに育てることができるのかと、とても不安な気持ちになりました。 会社の先輩からのアドバイス私は幸運なことに、会社に双子を育てている先輩がいました。双子妊娠が判明した直後に、先輩とランチの約束をして双子育児の話を聞くことにしました。率直に不安な気持ちを伝えたところ、とても良いアドバイスをいただけました。 「おっぱいも腕も、2つずつあるから大丈夫だよ!」私は先輩のその言葉を聞き、双子育児は大変だけど何とかなるんだ! と明るい気持ちになれたのです。 地域の双子サークルに参加妊娠後期に、地域の双子サークルへ参加する機会がありました。双子ならではの授乳の仕方などを、先輩ママたちの経験をふまえて教えていただきました。不安そうな私に対して、「双子だからと特別な準備をしなくても、何とかなるから大丈夫だよ。困ったことがあれば出産後ここに来て!」という、先輩ママたちからのアドバイス。 先輩ママたちの温かい言葉と、にこやかにに双子を育てている様子に元気をもらいました。双子育児のリアルな声を聞くことができる、とても良い機会だったと思います。 初めての妊娠というだけでも心配だったのに、おなかの子が双子だとわかったときは本当に驚きました。でも、双子育児の情報をネットなどで収集するだけでなく、多胎児ママのリアルな育児経験談を聞けたことで不安な気持ちが解消できてよかったと思います。著者:浅間ゆか双子女児の母。結婚を機に引越し、住宅購入、双子育児と慌ただしい日々を過ごす。自身の経験をもとに、出産・育児などを中心にライターとして活動中。
2019年07月08日私は、結婚2年目で妊活を始めました。2度の流産と不育症の可能性を考えながらの3度目の妊娠・出産までの経過をお話しします。 妊娠!けれど流産…結婚して2年目。そろそろ子どもが欲しいと思い、妊活を始めました。夫は楽観的で、すぐに授かると思っていた赤ちゃん。想像通り妊活を始めて3カ月後には妊娠することができました。妊娠検査薬を見て2人でとても喜び、すぐに産婦人科へ。妊娠5週目で赤ちゃんもしっかりと確認でき、その1週間後には心拍も確認できました。大喜びで両親に妊娠を伝えました。 しかし、その2週間後の妊娠8週目……小さな心拍の光は消えてしまっていました。エコーを見た瞬間にわかり、頭が真っ白に。医師から流産していること。赤ちゃんが自分から出て来なければ手術をしなければならないこと。初期の流産は赤ちゃん側の異常が多く育つことができない子だったんだよ、と伝えられました。 医師の前では気丈に振る舞い、車に戻ってから大泣きしました。 どうして自分が……とネットで検索する日々。ただ、初期の流産は割と多く……友人や職場の方も流産経験があると聞いていたことがあり、出て来なかった赤ちゃんを出す手術をしてしばらくすると落ち着くことができました。今回はただ運が悪かっただけ。妊娠できることがわかってよかったじゃない! そう思い前向きに妊活をしようと決めました。 2度目の流産…不育症の可能性手術をすると妊活を2カ月はお休みするように言われました。その間に夫婦2人のうちに! と旅行に行ったり、デートをしたりして気分転換でリフレッシュをしました。 2カ月が経過し、再び妊活を再開。 今度はそこから半年後に再び妊娠することができました。産婦人科に行ったのは妊娠6週目。再び小さな心拍が見えました。 ただ……とてもゆっくりで弱いチカチカ。医師も「心拍は見えたけど、できたばっかりなのかどうか……」という曖昧な感じで悪い予感がしました。 1週間後、悪い予感が当たってしまい再び小さな光は消えてしまっていました。2度目の流産。なぜ!? と思うと同時に悪い予感がしていたため、調べていたことがありました。 「不育症」。 妊娠はするものの流産や死産を繰り返すとその可能性があると言われています。 ただ理由がハッキリしない不育症も多いそうで、その場合は何度もトライするしかないそうです。医師からも不育症の可能性の話をされ、保険がきく範囲での血液検査をすることになりました。2度目の手術を受け、再びの休息期間に血液検査を受けました。 3度目の妊娠、そして出産!血液検査の結果、特に問題視されるようなものは出ませんでした。原因不明。 私としては何か原因があったほうが治療法がハッキリしていいなと思っていたのでガッカリ。 でも同時に私が原因で赤ちゃんの心臓が止まってしまった訳ではないのだと安堵もしました。 ただ、強いていうのであれば血液を固める抗リン脂質が基準内ではあるけど高めの数値だということ。そのため、血流が固まりやすく、胎盤の血流が悪くなったかもしれないのでバイアスピリンという薬を妊娠前から内服し、妊娠後も胎盤がしっかりできる時期まで飲み続けるという方法をすすめられ、試してみることになりました。 運良く薬を初めて一回で妊娠。 そしてバイアスピリンを妊娠33週まで毎日飲みつづけた結果、赤ちゃんも順調に育ってくれて妊娠38週で出産することができました。 諦めなくてよかった!私は運良くバイアスピリンが効いたのか、不運が2回重なっただけだったのか、3度目は無事に出産することができました。3度目の妊娠中は常に不安との戦いでした。初期はいつ心臓が止まってしまうか、中期は胎動がハッキリするまで、胎動がわかるとあった胎動がしばらくないと不安だったりしました。後期はおなかの張りが出てしまい、さらに張り止めの薬のお世話になるという、けっして順調とは言える妊娠生活ではありませんでした。 それでも無事に出産することができ、大切な息子ができました。 2度目の流産の後、実は妊活をお休みしようかと思いましたが、たまたま会った不妊治療を専門にしている女医さんに言われた言葉があります。「流産しても妊娠できたというだけで、不妊からするとすでに1ステップ進んでいるんですよ。諦めなければきっと出産できますよ!! 年齢が進むと卵子も老化するからつらいかもしれないけれどチャレンジしてください!」と。 この言葉を聞いて頑張れるところまでは頑張ろうと思いました。 もちろんつらかったら少しの時間リフレッシュも大事だと思いますが、私は期間を空けずにチャレンジし続けてよかったです。 著者:渡 美羽生後3カ月になる一児の母。 障害者施設でパートで働いており、現在は育休中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年06月30日初めての妊娠はうれしかったけれど、出産時の痛みの恐怖に襲われました。出産では会陰切開という処置があるかもしれないと知り、注射の痛みにすら耐えられない私は一気に不安に……。そこで私がおこなった会陰切開対策と、出産時に体験した会陰切開のお話をご紹介します。 妊娠の喜びと出産の恐怖が同時に…私にとって会陰切開という処置は、想像以上に日々のストレスとなりました。会陰を切開、または切開しなかったとしても裂けて痛みを伴う場合もあると知りました。そこで出産経験のある友人に相談したところ、「会陰マッサージをすると会陰切開をしなくて済む場合もある」と聞きました。 出産の際の痛みを少しでもなくせるならと、会陰マッサージを実践してみることにしたのです。 毎日頑張った会陰マッサージできるだけ会陰切開をしたくないという思いが強まった私は、妊娠8カ月に入ってから毎日お風呂でオリーブオイルを使ってマッサージを開始することに! バスチェアに座っておこなうとしづらかったので、バスタブに片足を上げてマッサージをするようにしました。マッサージする際には滑らないようにお風呂マットを敷き、上げた足の下には畳んだタオルを敷くことで滑り防止をしっかりおこないました。マッサージをすることにより痛みの不安が和らいだので、実践してよかったです。 いつの間にか終わっていた会陰切開会陰マッサージを続けて妊娠38週に入ったある日、ついに陣痛が来ました! 陣痛が10分間隔になったので病院へ行き、すぐに分娩室へ移動しました。いよいよ赤ちゃんが出てくるところで会陰が伸びておらず、結局会陰切開することに。陣痛の痛みと赤ちゃんに会いたい一心で、会陰切開の痛みは感じませんでした。切開した所を縫いましたが、その際も感触のみで痛みは感じなかったと思います。妊娠中の出産や会陰切開への恐怖は、経験していないから当然です。やはり「案ずるより産むが易し」なのかなぁと感じました。 妊娠中は出産に対して不安と恐怖に襲われましたが、その不安は周りの人へ相談するのが大切だと感じました。会陰切開することになりましたが、出産までに自分ができることをして、不安や恐怖を取り除いて出産に臨むということが重要だと思いました。著者:酒井美希子一児の母。フードコーディネーターの資格を取得し、食品メーカーの商品開発やマーケティングに従事。現在は出産を機に退職し、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月14日こんにちは。保育士の中田馨です。外出時に赤ちゃんが泣くと周りの目が気になり「とにかく早く泣き止ませなければ!!」と冷や汗をかき、必死になった経験はありませんか? 特に電車やバスなどになるとその気持ちはさらに高まります。レストランで、あまりに泣くからほとんど何も食べずに出てきてしまった、なんて経験をしたこともあるかもしれません。 今回は、赤ちゃんが外出時に泣くのではないかと不安なときにママができることを話します。 赤ちゃんが外で泣く理由家ではここまで激しく泣き続けることはめったにないのに、どうして外だとこんなにも泣くのか、その理由を見てみましょう。 ・慣れない場所で不安安心できる家以外の場所に行くことで、不安に感じる赤ちゃんもいます。見慣れない場所や知らない人の刺激を強く感じるのでしょうね。 ・知らない音が聞こえてくる外に出ると、さまざまな音が聞こえます。赤ちゃんが知らない音もたくさんあります。赤ちゃんが知らない人の声、車の音、電車の音など、なんだかわからない音が聞こえると不安に感じます。 ・ママのドキドキが伝わっている「電車で泣かないだろうか?」「人に迷惑をかけないかしら」など、ママの気持ちが伝わっていることもあります。ママがドキドキしているとその気持ちが赤ちゃんにも伝わります。 赤ちゃんが外で泣いたらどうする?・抱っこやおんぶをする赤ちゃんが泣いたときの定番ですね。抱っこやおんぶはママの体温などを感じることができるので安心することができます。 ・おもちゃや絵本で遊ぶ赤ちゃんのお気に入りのおもちゃや絵本を用意するのもいいですし、初めて見せるおもちゃや絵本を用意しても構いません。赤ちゃんが泣き出す前に、あらかじめ遊ばせていてもいいですね。 ・おっぱいやミルク、おやつを与えるおっぱいやミルク、おやつを食べて落ち着く方法もあります。ただ、おっぱい・ミルク・おやつの時間ではないのにこればかりに頼るのは良くありません。こちらは最終手段として考え、まずは、上記2つをチャレンジしてみましょう。 外出時に泣かないために普段からできること・外出に徐々に慣れさせるまずは、短い外出に慣れることからスタートです。知らない空間や音などを「知っている」ものにしていきましょう。これを何度もしているうちに、長い散歩もできるようになります。 ・赤ちゃんが落ち着く体勢を見つける赤ちゃんが好きな抱っこの体勢があります。泣いたときには赤ちゃんが一番落ち着く方法で抱っこしてあげましょう。ママの顔が見えなくて不安になっていることもあります。「ママはここにいるよ」と声をかけながら抱っこして安心させてあげましょう。 赤ちゃんとの外出は楽しい反面、ママが一人で外出するより準備もあり、「階段はどう上がろう」「おむつを替える場所はあるかな」など、考えることもたくさんあります。そんな中で、赤ちゃんが外でなかなか泣き止まないと、ママは本当につらくなってしまいます。 泣く原因や泣き止むきっかけは赤ちゃんによって様々です。ママと赤ちゃんに合う対処方法が見つかるといいですね。 著者:保育士 一般社団法人 離乳食インストラクター協会 代表理事 中田家庭保育所施設長 中田馨0~2歳対象の家庭保育所で低年齢児を20年以上保育する。息子が食べないことがきっかけで離乳食に興味を持ち、離乳食インストラクター協会を設立。現在は、保育士のやわらかい目線での離乳食の進め方、和の離乳食の作り方の講座で、ママから保育士、栄養士まで幅広く指導。離乳食インストラクターの養成をしている。「中田馨 和の離乳食レシピ blog」では3000以上の離乳食レシピを掲載中。
2019年06月07日私は22歳のときにパニック障害を発症しました。すでに長女を出産後だったのですが、きょうだいを作ってあげたいと思い、3年の不妊治療の末、待望の長男を妊娠。家族で大喜びしました。しかし、心配なのはパニック障害を抱えてのお産……。陣痛のさなかに発作が起きないか、不安でたまりませんでした。 発作に対する不安つわりの時期も乗り越え、妊娠5カ月からは大きなパニック発作も起きず、安定した妊娠生活を送っていました。 ところが妊娠後期に入ると、出産時に発作が起きないかと不安になるように……。第一子を出産時、陣痛の痛みに耐えて酸欠になったのを覚えていたので、過呼吸になったらと考えると、不安でいっぱいでした。出産が近づくにつれさらに不安感が増し、度々発作を起こすようになってしまいました。 医師との相談と事前のシミュレーションパニック障害を治療してもらっている主治医に相談し、あらかじめ出産時の対処法などを聞いておくことにしました。医師からは、陣痛が始まり発作が出てしまったら、“呼吸に意識を集中させること”、“頓服薬を飲むように”とのアドバイスをもらいました。 自宅で呼吸法を練習し、いざとなれば頓服薬を飲めると思うことで、不安感は減りました。また出産時のシミュレーションをすることで、安心感を持てるように努めました。 出産当日の陣痛出産の2週間ほど前から、度々前駆陣痛があり、いよいよ来た? と構える日々が何日も続きました。それが功を奏したのか、陣痛に対する心構えができました。 いざ陣痛が始まると、意外にも落ち着いている自分がいました。もしものために頓服薬を半錠飲みましたが、陣痛中に発作を起こすことはありませんでした。というのも、痛みでそれどころではなかったのが正直なところでした。結果的に発作も起きず、無事に第二子を出産することができたのでした。 パニック障害は不安障害の一種ということで、突然に激しい不安に見舞われ、息切れやめまいなどの 発作に襲われます。そして、不安になるとパニック発作を誘発してしまうことがあるそうです。私は陣痛やお産の流れを理解しておくことで、不安感を減らすことができました。安心感を増やしておくことで、落ち着いてお産に臨むことができました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩) 著者:ライター 木村なち三児の母。現在4人目を妊娠中。パニック障害を抱えながらの妊娠・出産・育児の経験に基づき、体験談を中心に執筆している。
2019年05月26日2年生から3年生に進級するとき、学習面での不安を抱える保護者の方がとても多いそうです。算数がぐっと難しくなる、理科・社会が教科に加わるなど、2年生までと比べて3年生からは高学年につながる学習のベースを作らなければならなりません。そのため「つまずき」を感じる子どもがぐんと増えるのです。ここでつまずくと、高学年になって取り戻すことが難しくなります。だからこそ、勉強に対する「劣等感の芽」は早めに摘んでおかなければなりません。今回は、2年生から3年生に進級したお子さんが学習面で陥りがちがな苦手ポイントや、家庭でできるフォローの方法などを詳しく見ていきましょう。3年生、学習面での不安はどんなこと?進研ゼミの保護者を対象にベネッセがアンケートを実施したところ、2年生から3年生に上がる際に学習面で準備しておいた方がいいことや、親が注意深く見ておくべきことについて、次のような回答が得られました、□3年生になると授業の進み方も早く、内容が難しくなる。家で軽く予習復習ができるといいと思う。□理科・社会という単元が増え、覚えることも多くて大変。その結果余裕がなくなり、得意だった漢字や計算を間違えるなど他の教科にも影響が出てきた。□6時間授業も増えてくる。忙しさで余裕がなくなる。3年生からは本格的に勉強との向き合い方を見直さなければならない様子がうかがえますね。授業数が増えて放課後の自由な時間が減ることで、忙しさから余裕がなくなる子どもたちが多くなるとのこと。子どもが不安を抱えているのなら、親は安心できる居場所を作ってあげなければなりません。家庭での学習はもちろん大切ですが、まずは生活習慣や平日の時間の使い方、休日の過ごし方について、3年生に進級したタイミングで見直すことをおすすめします。3年生の国語。学習のポイントは?学習指導要領によると、3年生からは「筋道を立てて考える力や感じたり想像する力を養い、考えをまとめる力や伝える力を養う」ことに注意しながら国語の学習を進めるとのこと。その一歩として、主語と述語の関係、修飾と被修飾との関係、指示する語句と接続する語句、段落の役割についての理解を深めることを目標としています。さらに、文章の構成力をつけるだけではなく正しい文法を学び、ことわざや慣用句を使った表現力を身につけることも求められるようになるのです。■覚える漢字は200字に「漢」「業」「筆」など何通りもの読み方がある漢字や、漢字の組み合わせによっては日常的に使わないような単語を覚えることも。普段からいろいろなジャンルの本を読んだり、テレビのニュースで映し出される字幕を意識させたりすると、子どもの記憶に残りやすくなります。■国語辞典を家庭でも活用しよう3年生からはいよいよ国語辞典を学習に取り入れます。できればもっと早いうちから辞書に親しんでおくといいですね。文章力養成コーチの松嶋有香先生は、こどもまなび☆ラボで連載中の『国語辞典の世界へようこそ』の中で、学校の授業以外でも辞書を活用することをすすめています。辞書を引くことで調べ学習の基本動作が身につきます。そして、わからないことをそのままにしない姿勢は他の教科でも役に立つだけではなく、「生きる力」を子どもに与えるのです。ぜひご家庭のリビングにも一冊国語辞典を置いておき、いつでも調べられる準備をしておきましょう。3年生の算数。学習のポイントは?よく聞くのは「3年生から算数につまずく子が増える」ということ。しかし、決して急に学習内容が難しくなるわけではありません。実は、2年生のうちにマスターしておくべき基礎ができていなかったために「つまずき」が生じてしまう子も多いのです。■3ケタ、4ケタの計算が子どもを混乱させるまず、多くの子どもが4ケタの足し算・引き算でつまずきます。たとえば「3007ー2258」といった繰り下がりが2回ある引き算で混乱してしまい、計算に時間がかかって次第に授業についていけなくなることも。さらに「307×57」のように、3ケタ×2ケタで0が入るかけ算でつまずく子もたくさんいます。教育評論家の親野智可等先生は「このような計算は算数の基礎。つまずくようであれば、できるだけ早い段階で修復できるようにしましょう」と注意を促しています。算数は「積み上げ」の教科です。テストの点数だけで判断せずに、毎日使っているノートをチェックして、ちゃんと理解できているか確認しましょう。■図形の学習は作図がネックになることも3年生からは三角定規やコンパスを使いますが、作図する作業が難しくて算数が苦手になる子も多いといいます。どうしても苦手なら、家でコンパスを使って模様を描いて遊ぶといいでしょう。できあがった模様に色を塗ってみると、楽しみながらコンパスの使い方に慣れることができますよ。■表とグラフを積極的に生活に取り入れる親野先生は、数値や項目などの複合的な情報を関連づけて読み取る勉強を苦手としている子どもが多いと指摘します。その理由として「普段の生活の中で馴れ親しむ機会のないまま、教科書で初めて表とグラフに出会うから」と述べています。確かに日常的に家庭の中でグラフなどに触れる機会は少ないですよね。では、日頃から表やグラフに馴れ親しむにはどうしたらいいのでしょうか。親野先生おすすめの方法をご紹介します。□カレンダーに毎日の天気を書き入れる。毎日コツコツ続けることで、立派なデータとして活用することができます。体重や気温などの数字を入れるのもいいですね。□親子でじゃんけんなどのゲームをしてその勝ち負けを表にする。タテ軸とヨコ軸の組み合わせで表を作ります。「2回目と4回目はぼくが勝った」というように、表から情報を読み取る訓練になりますよ。□表に慣れたらグラフの基本である棒グラフを作成してみる。夕食のおかずを棒グラフにするのも面白いですね。1ヶ月集計した結果、「一番多いメニューはカレーだね」「お魚のおかずが少なかった」など、驚きや発見が出てくるかもしれません。3年生の理科・社会。学習のポイントは?いよいよ始まる理科・社会。これから学び始める教科なので、できるだけ苦手意識を持たせないように、楽しく学ぶ姿勢を身につけるための工夫が必要です。■理科:疑問が芽生えたときがチャンス!3年生で学ぶ理科の内容は、「物質、エネルギー」「光と音の性質」「磁石の性質」「電気の通り道」「電気の通り道」などです。とくに子どもたちがつまずきやすいのは「物の形や体積と重さの関係」について。ですから「材料・体積が同じなら、物の形が変わっても重さは変わらない」「体積が同じでも重さが違う物がある」、この2点を理解できるかがポイントになります。家庭でできる簡単な方法として、空のペットボトルに砂を詰めて量り、今度は同じペットボトルに水を入れて量ってみましょう。「同じ大きさの入れ物に入れても、重さが違うよね」と親子で確認し合えば、理解を深めることにつながります。例えば、親子で散歩や買い物に出かけた際には、ただ漫然と歩くのではなく、目にする草花や虫、その日の気温や風の向きなど、様々なことに子どもの関心を向けさせてあげて下さい。日々の生活の中で子どもを意識的にリードしてあげることが大切なのです。(引用元:親力講座|小学3年生の勉強のポイントは?子どもはどこでつまずく?その対策とは?)理科の学習において効果的なのは、実際に体験すること。家の中や近所の道端にも、理科を好きになる要素はたくさん潜んでいます。■社会:身の回りの環境が学びにつながる3年生の社会の授業では、「身近な地域や市区町村の様子を大まかに理解する」ことを目的としています。理科と同じように、実際に見て、感じることでスムーズに理解できるようになるでしょう。たとえば、散歩のときや車や電車でお出かけしたときに「この畑では何が取れるんだろう?」「この川はどこからどこまで流れているんだろう?」などと意識づけしてあげたり、街角に設置されている看板に目を留めたりすることで、自分の住む街や身近な環境への興味が高まります。また、観察・調査した内容を白地図などにまとめる力も求められます。日頃から地図に慣れ親しんでおくために、リビングやお風呂に貼っておいてもいいですね。***3年生では1、2年生のときとは違って「勉強」への意識を高めていく必要があります。遊びの延長のように楽しみながら学ぶよりも、自分なりの学習姿勢をしっかりと固める時期に入っていきます。そのためにも、日常生活の中から学習につながるヒントを見つけて関連づけてあげるのも、親としてぜひやってあげたいことですね。(参考)Benesse 進研ゼミ保護者通信|新学期準備「コレ重要!」先輩保護者ランキング~低学年(小1ー3)編~文部科学省|小学校学習指導要領(平成29年告示)Study Hacker こどもまなび☆ラボ|ゆか先生の国語辞典の世界へようこそ|たった5歳の子どもにも国語辞典を与えるべき理由。“辞書を引く”ことの莫大なメリット親力講座|小学3年生の勉強のポイントは?子どもはどこでつまずく?その対策とは?親力講座|算数の表とグラフの勉強は生活の中で慣れ親しんでおくことが大切
2019年05月17日無事に出産して退院する当日、医師から「赤ちゃんの心音に雑音が聞こえる」と言われ、まったく予想していなかったできごとに戸惑いました。検査や経過観察をした結果は……? 幸せの絶頂から一気に不安へわが子が生まれて、母子ともに経過良好で順調な入院生活を送っていたのですが、いざ退院の日。最後の回診で医師から「赤ちゃんの心音に少し雑音が聞こえるから病院を紹介しますね」と言われました。 「心雑音てどういうこと? 心臓の病気? この子に何かあったら……」と不安に押しつぶされそうで頭が真っ白になりました。 現時点で考えられること紹介された病院で検査をしなくてはわからないと知りつつも、「どのようなことが考えられますか?」と質問をしました。すると医師は「理由はさまざまだけど、検査をしてなんともなかったってこともよくあることだよ」とおっしゃっていました。 検査をしないことには結果は分からないけど、私は少し希望を持てたことにほっとして、張り詰めていた糸が切れるように涙が溢れました。 心電図、超音波検査をした結果…退院して間もなく、紹介された病院で検査をしたところ「肺動脈弁狭窄症」と診断されました。肺動脈弁狭窄症とは肺動脈の弁が通常より狭く、血液を送るポンプの働きをする右心室に負担がかかるため、狭さの程度により運動制限や手術が必要になるとのことでした。 そして、血流の速さ、右心室に加わる圧負荷を数字で説明され、わが子の場合は軽症で運動制限もなく、定期的に検査をして経過をみましょうということになりました。 経過と現在の様子医師から「体が大きくなるにつれて弁が広がることもあります」と言われていたとおり、生後3カ月の健診で少し弁が広がる変化がありました。現在は年に1度検診を受けており、このまま悪くなることも良くなることもないと言われています。 「肺動脈弁狭窄症」は完治することはないため、病名はずっとついてしまうとのことでした。しかし、現在小学生になったわが子は運動会で毎年リレーの選手に選ばれる、そこそこのスポーツマンです。運動制限なしと言われても心配というのが本音ですが、その心配がわが子の邪魔になってしまわぬよう、大好きな運動を全力で応援していきたいと思っています。著者:高橋四葉四児の母。自然分娩二回、帝王切開二回を経験。現在子育てに奮闘しながら自身の体験をもとにした記事を執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年05月17日緊張してはじまった新学年、そしてその緊張がとけたであろうゴールデンウイーク。長い休みのあとに、登園・登校をしぶる子どもは多いのでは。そんな子どもの不安をとりのぞくために、食事でサポートできることはないか、国際食学協会の準食学士でナチュラルフードコーディネーターの早瀬可依子さんに話を聞きました。不安定な心やイライラの原因は食事にもあった?「世の中便利になり、いつでもどこでも何でも手軽に食べられるようになりましたが、簡単に食べられる加工食品には添加物がたくさん。添加物は摂りすぎると必要な栄養素を排出してしまうのですよ」と、話し始めた早瀬さん。「え、必要な栄養素を排出!?」と、スタートから食いついてしまった筆者。たとえばハムやソーセージ、練り物などに含まれる“リン酸塩”は、カルシウムを排出させ、トリプトファンというアミノ酸を減少させるそう。このトリプトファンは、私たちの神経伝達にとても重要なセロトニンという神経伝達物質を作るのに必要なもの。このセロトニンが不足すると精神的に不安定になったり、イライラしたり、睡眠障害を起こし朝起きれないという負のループに陥ることも。子どもだけでなく、大人のイライラや睡眠障害にも当てはまりそうです。トリプトファンを含む食物は?体内では作られず食物から摂取するしかないトリプトファン、一体どんな食物に含まれているのでしょうか?「トリプトファンはたんぱく質の多い食物に含まれます。肉やマグロやかつおなどの赤身の魚もですが、大豆製品、魚貝類。卵はアレルギーの心配がないのなら、とてもポイントが高いです」中でも早瀬さんオススメなのが、ひじきと高野豆腐。ひじきはトリプトファン以外にもマグネシウムとビタミンB6が豊富。高野豆腐は大豆製品の中でもトリプトファンの含有量が多いそう。どちらも乾物として売られているので、いつでも手に入り便利です。「でも高野豆腐は煮物以外の食べ方を知らないし。そもそも高野豆腐の煮物が苦手で…」という場合は、水で戻した高野豆腐をフードプロセッサーで崩し、ミンチの代わりに肉そぼろにしたり、ミートソースに入れるとよいようです(お店によっては粉状のものも売られています)。甘いもの=“砂糖”の摂り過ぎにも注意が必要加工品以外にも、注意すべきなのが“砂糖の摂り過ぎ”。砂糖を多く摂取すると太ってしまう…と心配されがちですが、実はそれ以外に注意すべきポイントが、“甘いもの中毒”なのです!砂糖など甘いものを食べると脳内に快楽物質ドーパミンが放出されます。それが常習になると、常に甘いものがほしい状態になり、またさらに甘いものを欲することに。人間は甘いものを食べると血糖値が上昇しますが、ジュースなどの液糖は吸収も早く、上昇も急激。このアップダウンの激しさで精神的にも不安定になるのだそう。「アメやラムネをなめさせていればおとなしいから」、「ジュースを与えれば落ち着くから…」と、その場しのぎで子どもに与えてきたおやつ、話を聞きながらすぐに見直すべき点だと思いました。早瀬さん曰く、甘いおやつの代わりにはアーモンドやクルミ、ブルーベリーがオススメ。おやつ用の小魚などを持ち歩くのもよいかもしれません。バランスよく、野菜も何でも摂り過ぎ、偏りはNG。バランスのよい食事が基本です。これらのほかに、オススメの野菜についても聞いてみました。かぶの葉は、イライラを押さえ安眠効果も得られるカルシウムが豊富。にんにくには脳内の活性化に関わるビタミンB1の吸収を高める働きがあり、また梅のクエン酸は血液をきれいにし、カルシウムの吸収を高めるそう。梅は小魚や海草と一緒に食べることでイライラ防止にもつながるようです。一番大切なのは、親子のコミュニケーションチャイルドケアの資格を持ち、ベビーマッサージの講師でもある早瀬さん、「食事以外にもできることはあります。お子さんにマッサージをしてあげると、心が落ち着きますよ」と、食事以外のケアについてもアドバイスをくれました。肌に触れるということは、新陳代謝を促進するだけでなく、自律神経を整え、精神を安定させるといいます。もちろん親子のコミュニケーションなので、話しかけ、語りかけ、笑顔も大切。これらが子どもの心を安定させます。子どもが少しイライラしているかな?不安定かな?と思うときには、話をしながら手や足をマッサージしてあげるとお互いの心が落ち着くかもしれません。最後に、「食事は誰が作ったかということもだけれど、誰と一緒に、どのように食べるのかも大切ですよね」と早瀬さん。1日1食だけでも“おいしく、楽しく”コミュニケーションをとりながら食事をしてほしいとのことでした。子どもたちが安定した園生活、学校生活を送れるよう、また家族が気持ちよく生活できるよう、日々の食事を見直していきたいと思います。取材協力:<文・写真:フリーランス記者林未香>
2019年05月06日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、妊婦健診でクラミジアが陽性と出た妊婦さんからのご相談です。 Q.妊婦健診の検査でクラミジアが陽性と出ました先日妊娠30週の妊婦健診にてクラミジアの検査をおこないました。今朝、検査の結果の連絡が来て、早急に治療をしなくてはいけませんと言われました。治療をすれば無事に出産できるのでしょうか。不安で仕方ありません。 宮川めぐみ助産師からの回答クラミジアの検査で陽性だったのですね。驚かれたと思います。治療をしっかりおこなえば、治りますよ。お産までには間に合うと思います。不安は尽きないかもしれないのですが、先生とお話をしていただき、治療を進めて見てくださいね。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 性器クラミジア感染症って?性器クラミジア感染症は、「クラミジア トラコマティス」という病原体が性行為によって感染するものです。クラミジアに感染しても、自覚症状があまりないことが特徴で、感染が拡大してしまうこと、感染に気付いたときには症状が進んでしまっていることなどがあります。 クラミジアはほかの性感染症と合併してしていることが多いので、ほかの性感染症の検査も同時におこなうことが必要です。 妊婦さんがクラミジアに感染するとどうなる?クラミジアに感染しても、症状があまりないため、妊婦健診のおりもの検査で、感染が分かる方もいらっしゃいます。クラミジアの感染により、ごく稀ではありますが、流産や早産になることも。 また、治療せずに、出産となった場合、産道を通過してくる際に赤ちゃんに感染してしまう可能性があります。そして、赤ちゃんがクラミジアに感染した場合、結膜炎や肺炎を発症する恐れがあります。クラミジアは性行為感染症です。クラミジアの感染がわかったら、自分だけでなくパートナーも一緒に治療が必要です。ともに抗菌剤を服用して治療します。生まれた赤ちゃんには結膜炎予防のために目薬を差し、その後、症状が出ないか注意深くみていきます。※参考:ニュース(医療)「【感染症File】クラミジアってどんな病気?妊婦&妊娠前の方も必読!」
2019年05月02日結婚して2年、なかなか子宝に恵まれず2年間不妊治療に通い続け、2度の化学流産を経験。不安と喜びの妊娠期間を過ごし、やっと会えた息子。 次の日、小児科の先生から告げられた言葉は、出産したばかりの私にはあまりにも衝撃的でした。 念願の妊娠、出産! だけど……結婚後、なかなか子宝に恵まれず、不妊治療に通い始め、タイミング法をおこなっていましたが、2度のつらい化学流産を経験しました。「神様があきらなさい」と言っている、と本気で思っていました。 半分あきらめながらも治療を続け、超音波検査で赤ちゃんの入った袋が見えたときの感動は、今でも忘れられません。2回化学流産したこともあり、妊娠中はちゃんと育ってくれるか不安でしたが、特に問題なく順調に経過し、あっという間に出産のときを迎えました。 初めてのことでもうろうとしながらも無事に出産。夫も立ち会ってくれ、私たちにとって忘れられないものとなりました。病室に戻り2人で喜んでいたのですが、呼吸が安定しないため、保育器で様子を見ることになり、私も夫も不安でしたがそれ以上に生まれてきてくれてやっと会えた喜びのほうが大きく、次の日からの母子同室を楽しみにしていました。 ところが、次の日の朝、医師から「午前中いっぱい様子を見て、大学病院に転院するか決めます」と言われ、祈るような気持ちで午前中を過ごしました。息子に何が起こっているのか? どういう状況なのかわからず不安でいっぱいでした。お昼前、小児科の先生から告げられた言葉は、私たち夫婦にとって衝撃的なものでした。 大学病院で検査?「呼吸が安定しません。専門の所で見たほうが安心なので、今から転院しましょう。 それと、染色体異常の可能性があります。検査をしたほうがいいでしょう」 言葉が出ませんでした。昨日まで、生まれてきてくれたこと、不安だけど楽しみな育児。「早く抱っこしたい」と夫と2人で話していたのがなんだか夢のようでした。 それから、1時間もしないうちに救急車が来て息子は大学病院へ。夫も手続きのため、追いかけるようにして大学病院に行ってしまい、産婦人科の病院で部屋にひとり。あまりの展開に状況が飲み込めず、泣くことしかできませんでした。 しばらくして戻ってきた夫とは、何を話していいかもわからず、2人ともお互いに心配かけまいと「大丈夫、きっと大丈夫」と声を掛け合うしかできませんでした。 それから退院まで、できる限り搾乳して昼から夕方まで息子のいる大学病院に会いに行き、産婦人科に戻って休むを繰り返していました。 おっぱいは張って痛いのに、息子は側におらず他の人の赤ちゃんの声で眠れない……。入院中、先生やスタッフの皆さんはとても良くしていただいたのですが、ひとりで産婦人科に入院していることがとてもつらかったです。 検査結果は……息子より一足先に私が産婦人科を退院し、3日後に大学病院を息子が退院することに。 息子の退院の時点では、検査結果は出ておらず後日結果を聞きに行くことになりました。 初めての育児、丸1日を息子と初めて過ごすことに不安もありましたが、何より息子を抱きしめることができて、うれしかったです。 慣れない育児に悪戦苦闘しながら、毎日はあっという間に過ぎていき、息子が生まれて1カ月後、大学病院に検査結果を聞きに行く日が来ました。 夫婦2人とも眠れぬ夜を過ごしたかと思います。 結果は「21トリソミー(ダウン症候群)」でした。 先生がいろいろ説明してくれたことがほとんど耳に入らず、帰りの車の中では、ただぼんやり外を眺めていました。 本当に自分の息子がそうなのだろうか? 何かの間違いでは? そんなことを延々と考えていたような気がします。 息子はもう3カ月を迎えました。 正直、今でも結果を完全に受け入れることができているかは自分にはわかりません。ですが、800〜1000人に1人の確率でしか生まれない「ダウン症候群」。そんな息子に選ばれた私は、息子が教えてくれること、息子からしか学べないことがきっとあり、私しかできないことがきっとあると思い、毎日の子育てに奮闘しています。 涙が出ることもあるけれど、「私が今悩んでも不安が息子に伝わるだけ。息子が思い悩んだときに一緒に悩んで考えよう」と思い前向きに育児に取り組んでいます。 著者:塩田 沙織現在、3カ月の息子の育児に奮闘中。育休前は、介護福祉士として病院勤務。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年04月28日「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、赤ちゃんの1カ月健診の結果に関するご相談です。 Q.1カ月健診の結果、大きな病院への紹介状を頂きました今日、1カ月健診があり、気になる所があると医師から言われ、大きい病院への紹介状を頂きました。内容は、・心雑音が少し聞こえる・股関節が硬い上記2点でした。 心雑音のほうは不安が消える事がなく、ひとりずっと考えてしまっています。また股関節のほうはM字を意識してと言われるもののなかなか難しく、おくるみをしているとM字にするのが難しいなとも思います。寝る際等はどのような体勢をとるのがよいのでしょうか。 在本祐子助産師からの回答1カ月健診で、大きな病院で小児科の先生の診察を受けるようにお話があったんですね。急なお話でしたか? とても不安でしたよね。誰もが赤ちゃんに異常があるのではと指摘を受ければとても不安になられますよ。お気持ちお察し致します。 心雑音に関しては、しっかりと診ていただきましょう。赤ちゃんの発育が問題なければ、まず発育に影響を及ぼすほどの大きな心臓トラブルはないように思います。ですが、専門の先生にお任せしましょうね。股関節は足回しをしっかりしながらおむつをしましょう。足も一緒に診てもらえるんですね。何より1カ月健診でしっかりと発見できたことは早い対応ができていると思いますよ。※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください 生後1カ月時の特徴・母子健康手帳に身長・体重の発育の目安として、厚生労働省が発表する発育曲線が記載されています。生後1カ月時の男児の身長は50.9~59.6cm、女児の身長は50.0~58.4cmです。男児の体重は3~5.17kg、女児の体重は2.9~4.84kgです。 成長には出生時の身長体重や個人差がありますが、発育の目安として参考にしましょう。生後1カ月では、出生体重から約1kg増えていれば、順調に成長しているといえるでしょう。そのほかにも以下のような特徴があります。 ●皮下脂肪がついて、少しふっくらとした体つきになります●口の周りの筋肉が発達しておっぱいの吸い方が上手になって飲む量が増えると、授乳間隔が開いてきます。授乳の間隔は個人差があり、母乳の場合は1~2時間おきに1日10~12回哺乳する赤ちゃんもいれば、3~4時間おきに1日7~8回の哺乳する赤ちゃんもいます●視力が発達して、はっきりした色のものであれば見えるようになります。20~30cmであれば見えるようになってきているため、ママやパパの顔を近づけるとじっと見るようになります●音や色を感知して目で物を追いかけるようになります●表情が少し豊かになります 赤ちゃんの1カ月健診は何をする?●赤ちゃんの全身状態のチェック通常は出産した病院で1カ月健診がおこなわれ、身体測定は身長、体重、胸囲、頭囲などを測定します。成長・発達のチェックは、心臓・黄疸・おなかの調子・股関節脱臼・大泉門などをチェック。男児の場合は睾丸に異常がないかもチェックします。引き起こし検査、原子反射(モロー反射で大きな音を立てると両手を広げて抱きつく動作)などの確認がおこなわれます。 ●問診育児に関する不安や疑問などに対して相談可能ですので、メモして準備するとよいでしょう。体重が増えない、授乳に30分以上かかる、授乳直後も泣く、睡眠が1時間も続かない、哺乳後に吐く、おむつかぶれがひどい、湿疹がひどい、うんちの回数が少ない、鼻水や咳がある、しゃっくりが出るなど、気になる症状は相談しましょう。※参考:基礎知識(ベビー)「赤ちゃんの1カ月健診とは?健診の内容や注意点」 ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!
2019年04月22日どうもこんにちは! のばらです。いよいよ慣らし保育も最終ステップ。おやつも食べた。給食も食べた。あとはお昼寝をしてくれれば…!!ドキドキの慣らし保育最終日!…うんまぁ実はね。以前から多少触るクセがあるんですよね。男の子あるあるかな? とさして気にしていなかったのですが、多くのお子様を相手にされている育児のプロ(先生)に心配されるレベルで、自分の股間をまさぐっていた息子。えぇと、しばらく様子を見つつも、まぁ今だけだよね…、ということで落ち着きまして。我が家の末っ子、無事慣らし保育終~了~っ!晴れて1日保育園を満喫できるようになった息子なのでした…!
2019年04月19日ベビーカレンダーをご覧のみなさん、こんにちは。2018年4月生まれの男の子を育てています、じゅのです。今回は、妊娠糖尿病になってしまったお話の第10話、最終話になります。ここまでお付き合いいただきまして本当にありがとうございます。 第1話で少し触れましたが、私は産後の心身が回復するまでに5カ月ほどかかってしまいました。出産時は42歳、高齢だから回復が遅いというのもあるかもしれませんが、妊娠糖尿病になったりしたストレスからパニック発作を起こしたことが響いていたのだと思います。 では、そこからどうやって回復していったのか……。出産直後は初めての育児でバタバタで、パニック発作のことを考える暇もないほどでした。それが1カ月ほど過ぎたころ、糖尿病の心配はなくなったものの、睡眠不足や慣れない育児の疲れやストレスが溜まってくると、また息苦しくなってしまったのです。思えば、妊娠がわかったときから高齢出産のさまざまなリスクに対する不安をずっと抱え続けていました。順調ですと言われても、どこか不安で常に神経質になっていました。 それに加えて妊娠糖尿病。赤ちゃんを無事に産むことを最優先にして血糖コントロールを頑張っていましたが、正直、逃げ出したくなるほどのストレスでした。そんな不安やストレスの積み重ねが、出産後に一気に噴出してしまったのかもしれません。夫が会社に行っているときにもしも自分が倒れてしまったら、この子はどうなるんだろう?考えるとよけいに不安で息苦しくなってきます。あ……、これはまずい……限界が来る前に助けを求めよう!ひとりで育児をすることに不安を覚えたので、しばらく実家に帰ることにしました。いきなり子どもを連れて帰省することになってしまったから、実家には迷惑をかけてしまうなぁ……と思って申し訳ない気持ちでいたのですが、孫と一緒に2カ月ほど過ごせたことを両親は楽しそうにしてくれていたので、私は勝手に「これは親孝行!」と思うことにしました。 母親に育児や食事のことをサポートしてもらいながら少しずつ回復。実家に帰省している間は両親や妹に子どもを見てもらったり、たまに来る兄夫婦にも遊んでもらったりしたおかげで、子どもはよく笑ってくれるようになりました。ああ~、あのときひとりで無理しないで人に頼ってよかった~! 住んでいるマンションに子どもと一緒に戻ってきたころは産後4カ月。睡眠時間がまとめて取れるようになってきて、私の身体はほとんど回復していましたが、精神的にはまだまだ不安がありました。 そして5カ月が過ぎたころ、育児に慣れてきて少しだけ精神的余裕が生まれてきました。子どもを寝かしつけてから絵を描くことを再開しました。もともと趣味で描いていたのですが、子どもが生まれたら忙しくてそれどころじゃないだろうと思ってやめてしまっていたんです。 自分の好きなことを少しでもできる時間が持てると、みるみるうちに精神的にも回復してきました。子どもの成長を見守りながら、自分の好きな絵を描くことで記録する。これが私の一番の楽しみです。 そういうことを続けていたら、パニック発作が起こらなくなってきました。長くかかりましたがようやく自分でも回復してきた実感を得ることができました。そして、このマンガコラム描かせていただいている今に至ります。 ここまでの体験記をお読みいただきまして、本当にありがとうございました!この記事がどなたかのお役に少しでも立てたなら幸いです! ✿❀ベビカレ春のマンガ祭り❀✿大好評のマンガ記事をいつもより増量し、毎日5本以上お届けする期間限定の“マンガ祭り”開催中! 人気のレギュラー連載6作品に加え、新たにゲスト連載10作品が登場します♪ 著者:イラストレーター じゅの2018年生まれの、自分と同じ誕生日の男の子の母。元グラフィックデザイナー。高齢出産、慢性腎臓病、妊娠糖尿病、そして出産間際にパニック発作を経験。インスタグラムにて育児絵日記・漫画を更新中。Instagram:@juno_0421
2019年04月17日こんにちは。双子の母、田仲ぱんだです。私が双子の妊娠を知ったのは、妊娠8週目、産婦人科に2回目の健診に行ったときのことでした。■まさかの双子! 妊娠のよろこびも吹っ飛ぶ理由とは医師に双子妊娠を告げられたときの反応はこんな感じ。看護師さんが「双子なんてすてき! よかったねぇ」という言葉を尻目に、ショックを受けまくっていました。「1人で2人の赤ちゃんを育てる!?」「費用も2倍!」「貯金ないよ!」とまぁ、お金や子育ての心配に関する不安が一瞬で押し寄せました。さらに…■双子妊娠はハイリスク!? 一気に突き落とされた医師の言葉医師からつげられる「双子に安定期はない」という言葉に「妊娠、うれしい」という気持ちから、一気に突き落とされました。■双子妊娠リスクを聞かされるたびに、心配が募り…この日の健診は母と一緒に来ていて、病院の外で待っていてくれた母が、出てきた私の沈痛な表情を見て思わずあらぬ想像をしてしまうぐらい、暗い顔をしていたようです。とまぁ、こんなふうに、双子妊娠をつげられたあとは、怒とうの不安が押し寄せて、よろこんでいる場合じゃなかったです。双子妊娠にはさまざまなリスクがあり、産婦人科に通うたびにそのことを言い渡されると、どんどんと心配な気持ちが募っていきます。双子の妊娠生活は、実際に出産が終わるまで、不安を抱え続けていました。次回は双子妊娠のときの「つわり」についてのエピソードをお届けします。※本記事はあくまで筆者の体験談です。筆者が医師から受けた説明は。妊娠についての症状を説明したり医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。
2019年04月15日次女は「口唇口蓋裂」という先天異常で生まれてきました。娘の将来を考えて不安にかられた私を救ってくれたのは、娘自身でした。今回は、そのときの体験をお伝えしたいと思います。 口唇口蓋裂で生まれた娘わが家の長女は、33時間にもおよぶ難産の末に生まれました。一方で、次女の出産にかかった時間は8時間ほど。長女のときと比べるとだいぶ楽な出産でした。 生まれてきた次女はすぐに大きな産声を上げましたが、出産に立ち会った先生たちは「あっ」と驚いた顔。「ちょっとお口が……」と言う先生たちの様子を見て、私は不安にかられました。抱っこをした娘の口にはテープが貼られていました。 娘のくちびると歯茎、上あごに隙間が産後、少し落ち着いてから、「あなたの娘さんは口唇口蓋裂です。でも、今はきれいに治りますよ」と医師に言われました。長女の出産時は命に関わる状態だったので、それに比べると不安は少なくもありましたが、どのような状態で生まれてきたのか、娘の口を何度も見て様子を確かめました。 娘のくちびると歯茎、上あごには隙間があったのですが、痛みはないようで安心しました。また、出生体重が3,300g以上だったからか、体つきはしっかりとしていました。 “娘の笑顔”が私を救ってくれた最初は不安が少なかったものの、全身麻酔をして手術を何度も受けねばならないことや歯科矯正が必要なこと、言語や耳に少なからず障害が出てくるということがわかり、娘の将来を考えた私は急に不安にかられました。 そんなときに私を救ってくれたのは、娘の笑顔でした。生まれて3日後に「にこっ」と笑顔を見せてくれたのです。最初は偶然かと思いましたが、何度もにっこり。「心配ないよ。私は大丈夫」と言ってくれているようで、私の不安は吹き飛びました。 娘は現在6歳。これまで2回の手術を無事に終え、元気に成長しています。治療はまだまだ続きますが、あのときの笑顔を思い出すたびに、娘と一緒に乗り越えていこう、そんな気持ちと勇気が湧いてきます。著者:石原みどり知的障害を持つ子どもと口唇口蓋裂を持つ子どもの母。波乱万丈で大変なこともあるが、子どもたちと幸せいっぱいに生活している。経験を踏まえ、子育てに関する情報を発信中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年04月13日育児に遅れと混乱が生じてる !!
ムスメちゃんとオコメちゃん
ドイツDE親バカ絵日記