私たち家族はオーストラリア在住です。2人目出産時、頼れる身内は夫だけという状況のなか、夫婦で育児ノイローゼのようになってしまいました。ここでは、2人目で育児経験があってもうまくいかないと実感したことや、精神的に不安定な状態になってから復活までの体験をお伝えします。オーストラリアでの出産を決意!2人目の妊娠判明後、オーストラリアでの出産を決意。理由は、長女のときは日本に戻って出産したため、夫が初めて長女に会ったのが生後3日目で、貴重な新生児期を一緒に過ごせたのはたったの1週間程でした。仕事があるので仕方のないことですが、私は夫と子どもを引き離してしまっていたことずっと後悔していたのです。日々変化する子どもの成長を夫にも見せたい!と思ってオーストラリアでの出産を決断しましたが、普段あまり娘のお世話をしていない夫と2歳イヤイヤ期真っ最中の娘を抱えての出産には正直なところ不安もありました。 ついに出産!そして…その後、妊娠38週3日の深夜に次女を出産しました。妊娠中の苦しさや、出産での疲労でくたくたでした。「これでやっと数日入院して休める」と思っていた矢先、看護師さんから「少し休んだら帰ってね」とひと言。これには驚愕しました。私は疲労困ぱいでしたし、長女と一緒に帰ったら絶対に休めないと思い、一泊だけでも入院したいと食い下がりましたが答えはNO。沐浴もまだで胎脂をつけたままの次女を連れ、出産から約8時間後に泣く泣く退院することになったのです。 空回る夫、疲れ果てた私。その結果…夫は張り切って家事・育児をしましたが、慣れない家事や2歳イヤイヤ期の娘のお世話は簡単ではなく、次第に夫の様子に異変が。表情には覇気がなく食事をしなくなり、靴を履かないだけで長女を怒鳴ったり、ぼーっとしたりしている時間も増えていき……。それを見た友人が冗談ぽく「育児ノイローゼじゃない?」とひと言。それだ!と心の中で叫びました。私のほうも夫のフォローにまわり、家事も育児も頑張った結果、心身を病み育児ノイローゼのような状態に……。めまい、食欲不振、倦怠感、突然出る涙、娘たちがかわいく思えないという事態にまでなってしまったのです。 一家の危機に救世主現れる!そして出産から2カ月後、わが家へ義母が手伝いにきてくれました。家の空気は一変! 明るくて子どもの面倒もよく見てくれる義母。バランスの良い食事を作ってくれて、家事もテキパキとおこなってくれて助かりました。私は十分に休息でき、仕事に復帰した夫も次第に育児ノイローゼのような症状が治ってよかったです。約3週間滞在してくれた義母と一緒に、私も娘たちを連れて日本に帰国しました。久しぶりの母国、実家、すぐに助けてくれる人たちがいる環境に安堵し、心から娘たちをかわいいと思える余裕が生まれました。 この経験で学んだことは、・誰でも育児ノイローゼのような状態になる・自分の力量を知り、対策する・育児や家事に完璧を求めない・産後は無理してでも休む以上4つです。まさか夫婦で精神的に不安定な状態になるとは思いませんでした。経験者でも育児を甘く見てはいけないと身をもって感じたのでした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子著者:藤原 にじ二児の姉妹の母。兵庫県出身、オーストラリア在住。自身の経験と感性をもとに執筆活動中。趣味はイラスト、漫画を描くこと。旅行も大好き!妄想の中でも旅行に行く。
2022年06月23日私の場合、出産から2カ月後に夫から誘われました。夫の気持ちもわかりましたが、「できればしたくない」という気持ちが私の本音。産後の夜の営みを嫌だと感じた理由や夫と話し合ったときのことなど、当時の私の体験をお話しします。夜の営みの再開は産後1カ月ごろから産後1カ月健診で子宮の戻り具合や会陰切開の傷の様子、悪露の状態をチェックしてもらいました。特に異常は見つからず「性生活を再開しても大丈夫」とのこと。ただ、正直「夜の営みなんてできない」と思いました。 しばらく夫から誘われないことを願いながら過ごしていましたが、産後2カ月ごろにとうとうその日はやってきました。 したくない理由妊娠中は夜の営みを控えていたこともあり、夫の気持ちもわかります。だからこそ断ることができませんでした。しかし、会陰切開をした傷が気になって仕方がありません。気分は乗らず、痛みや違和感ばかりでした。 さらに赤ちゃんがいる身でと思うと、なぜか罪悪感さえ感じてしまいました。夫に申し訳ないけれど、「今は夜の営みをしたくない」というのが正直な気持ちだったのです。 夫に正直な気持ちを伝えてみた体の面は問題なくても、お互いの気持ちが一致しないと再開は難しいと感じました。 「しばらく夜の営みを控えたい……」。私は夫に今の正直な気持ちを伝えることにしました。男性には想像しにくいことかもしれない。だから話し合わないとと思ったのです。幸いなことに、夫は私の気持ちを受け止めてくれました。 体のことや自分の気持ちを夫に伝えてよかったと思っています。夫婦関係を見つめ直す良いきっかけにもなりました。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2022年06月23日ベビーカレンダーで掲載中の育児マンガ「セクハラ義父」が、この度電子書籍マンガ化することに決まりました!出産直後のママが、義父の迷惑行為に悩む姿と、問題を解決していこうと行動に移し、前向きに立ち向かっていく姿に共感と応援の声が集まっています。 「セクハラ義父」が電子書籍マンガになるまで ベビーカレンダーでは、夫や義父、義母、ママ友などの人間関係に悩んでいることをテーマとした作品が読者から支持され、よく読まれています。それらが支持される最大の理由としては、「読者が共感できる」という点にあると考えています。特にここ数年間はコロナ禍が続いていることもあり、人と人との間に距離ができてしまいました。そのため気軽に人と会えなくなり、誰にも悩みを相談することができず、孤独を感じてしまう人が増えているようです。 ベビーカレンダーでは、出産の喜びや育児の楽しさを伝えるポジティブな記事はもちろんですが、ママ自身が夫や義両親などの人間関係や育児に悩んだり、苦しんだりする一見ネガティブだと捉えられてしまうような作品も配信しています。読者が共感できるようなテーマを題材とした作品を配信することで、「悩んでいるのは、自分だけじゃないんだ」ということを感じてもらったり、その人たちの解決法からヒントを得てもらえたら、という思いがあるからです。 また、育児や家事など日々忙しいママ達がサクッと気軽に読めるよう、ベビーカレンダーではマンガを多く取り扱っています。その結果、読者から多くの支持を獲得しています。今回の「セクハラ義父」の電子書籍マンガ化は、よりたくさんの人に読んでもらうことで、”世の中にはこういうことで悩んでいる人もいるんだ”ということを知ってもらい、「悩んでいるのは自分だけじゃない」ということを少しでも感じでいただくことで、皆さまのモヤモヤしている気持ちが楽になってもらえたら…という思いから、電子書籍マンガ化するに至りました。 ■書籍化、第1弾の「セクハラ義父」ってどんな作品? <あらすじ>産後、義実家に同居することになったなつみさんが主人公です。同居したてのころはやさしかった義父母ですが、次第に義父のある行動に悩まされることに。それはセクハラ行為でした。例えば、娘を抱っこしていて義父に受け渡すとき、さり気なく胸を触られたり、授乳の時間になり、部屋を移動して授乳をしていると、わざわざその部屋に入って覗こうとしてくるなど……。そして、次第にその行為はエスカレートしていって……!? ■「セクハラ義父」が読者に指示された理由はズバリ、「共感」と「応援」、さらに「スカッと!」 ★読者の”共感ポイント”はココ!義父のセクハラに悩むなつみさんが夫に相談しても全然向き合ってくれないなどのシーンには、共感する読者が続出!「何で自分の嫁を信じてあげずにいられるのか分からない」「この旦那がなつみさんに相談された時点で助けてればここまで酷いことにならなかったと思う」「なつみさんが本当に限界で相談してきたのに実際は何もせず、挙げ句の果てには更になつみさんに辛い思いをさせて泣かせて、旦那として男としてどうなの?」など、夫に対してかなり辛らつな意見が寄せられていました。 状況は違いますが、”ママなら一度は経験したことがあるのでは?”という共感を呼ぶ場面が話の中ではたくさん出てくるので、なつみさんの悩んでいる姿が自分と重なり、その結果、なつみさんに共感したり、彼女に寄り添うコメントが多かったのではないでしょうか。 ★読者の”応援したい!”と思ったポイントはココ!夫に義父の行動を相談するものの、親身に聞いてもらえなかったほか、次々と義父からセクハラを受けるなつみさん。さらに、義父がセクハラ行為をしていると知りながらも、うやむやにしようとする義母など、次から次へと悩みがつきないなつみさんに対して、コメント欄には「なつみさん頑張って!」と応援する声が書き込まれていました。 同じ女性という立場はもちろん、義実家で暮らしているにも関わらず、肩身の狭すぎる思いをしていたというなつみさんの悲しみや苦しみを想像できたママ達が、自然と応援したくなったのではないかと思います。 ★読者の”スカッとポイント”はココ!自分ひとりでは悩みを抱えきれなくなったなつみさんは、友人たちやお義姉さんに相談することに。すると、みんなが結束し、この問題を解決しようと動いていきます。そんな展開に日頃のモヤモヤがスカッとしたママたちも多く、クライマックスに向かうにつれ、コメント欄も連日盛り上がっていました。 なかでも正義感が強く、なつみさんの気持ちを最優先してくれるお義姉さんに対して「ほんと桜子さんの言う通り!」とお義姉さんを推すコメントも多く見られ、「お姉さんと結婚したい」というコメントが書き込まれるなど、まっとうでカッコイイお義姉さんが、読者からは人気を博していたようです。 ■人気マンガ家、Aiさんの作品はコレ!現在Aiさんの作品は7作品を掲載中!《全部無料》で読めます♪ ・セクハラ義父・あなたは貸せますか・分娩室乱入事件・セクハラ義父 お別れ編・セクハラ義父新たな出会い編・花嫁の条件・ヤバ過ぎる義父と絶縁した話 <▼その中でも、編集部の特におすすめ3作品はコレ!>1)「分娩室乱入事件」…義父の仰天&衝撃エピソード!妊娠が分かった美月さんは義父に妊娠を伝えることに。すると、喜んでくれたものの、次第に「出産するところを見てみたい!」と主張してくるように……。そして出産日当日、本当に分娩室に乱入してしまって……!?ほかにも、義父とのモヤモヤエピソードが多数! 2)「セクハラ義父 お別れ編」…セクハラ義父の続編セクハラ問題の一件で、義父と別居することになったなつみさん夫婦。しかし、なつみさんはある悩みを抱えていました。彼女を苦しめていた悩みとは一体……!? 3)「あなたは貸せますか」…ママ友とのトラブルマンガ娘の七五三のために着物を購入した綾子さん。ママ友から七五三の着物についてどうするのか問われた綾子さんは、購入したことを言ってしまいます。すると、図々しいママ友から「貸して」と連絡が。そこからトラブルに巻き込まれてしまうことに……! ▼<Aiさんのブログ>■商品総額約12万円!アマゾンギフト券がもらえるWイベントが開催中!ベビーカレンダーでは、現在「推しマンガグランプリ」と「いいねグランプリ」というWイベントを開催しています。「推しマンガグランプリ」は、ベビーカレンダーで配信したマンガの中からノミネート作品を選び、投票したい作品の『エントリーNo』を投票フォームから回答するだけ! 得票数1位になったグランプリにはAmazonギフト券3万円分をプレゼントするほか、上位入賞作品にも2万円分~3000円分のAmazonギフト券を贈呈。さらに、投票に参加してくれた方のなかから抽選で30名様に1000円分のAmazonギフト券が当たります! また、「いいねグランプリ」は、”参考になった!” ”共感した!” ”応援したい!”と思った記事に、「いいね」を押すだけ♪最も「いいね」をしてくださった方に、Amazonギフト券2万円分を贈呈するほか、上位の方には、1万円~1000円分のAmazonギフト券をプレゼント!Aiさんのマンガ(全7作品)も全部無料で読むことができます。マンガを読んで「面白い」と思ったら、ぜひこのお得な機会にイベントに参加してみてくださいね。 ■セクハラ義父、電子書籍マンガの配信情報2022年6月30日~「Renta!」にて先行配信開始!また、7月14日から、シーモア、まんが王国、めちゃコミなど、多数の電子ストアでも配信が決定! <主要ストア>ebookJapan、kindle、booklive、DMM、auブックパス <読み放題_主要ストア>Kindle Unlimited、シーモア 読み放題など
2022年06月22日ブログやSNSに投稿されているAiさんが、フォロワーさんの体験談をマンガ化! 前作「分娩室乱入事件」の続編になります。主人公の美月さんが出産を終え、退院してからのお話です。出産日の当日、分娩室に乱入した義父に出産シーンを見られてしまった美月さん。タバコを吸っていて立ち会う瞬間に間に合わなかった夫に後日そのことを話すと、ケラケラと笑いながら「親父が変な目で見ているとでも言うのかよ」とひと言。その発言と夫の態度に美月さんはブチギレ! 退院するまで義父と夫を出入り禁止にしたのでした。(※コロナ前のお話です)毎朝訪ねてくる迷惑な義父の行動を夫に話しても、軽くあしらわられてしまいます。 すると、そそくさと「友だちと用事がある」と言って、どこかへ出かけてしまったのです。 そんな夫にイラつく美月さん。 しかしその直後、突然吐き気に襲われてしまうのでした……。 そんな次の日の朝。 義父は相変わらずマグロを持って訪ねて来て……!? 「おいしいマグロ持ってきたぞ!」朝になるとまた義父が… 体調が悪いことを伝えても反論してくる義父。 (しょうがない。一口だけ食べて今日は帰ってもらおう) 美月さんはそう思い、しぶしぶマグロを食べることに。 しかし、口に入れた瞬間、腕に赤い発疹がパーッと広がり、突然吐き気が……! 次の瞬間、そのまま嘔吐してしまって……!? さらにAiさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai2児の母でライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2022年06月22日4人のお子さんを出産後もテレビ出演のほか、SNSでも大人気の辻希美さんに、妊娠・出産・育児でのエピソードをインタビュー!辻希美さん(35歳)は、2007年に俳優の杉浦太陽さんと結婚。2007年に第1子となる女児・希空(のあ)さん、2010年に男児・青空(せいあ)さん、2013年に男児・昊空(そら)さん、2018年に男児・幸空(こあ)さんを出産。テレビ出演のほか、家事・育児などについて発信するSNSも大人気です。 今回はお子さん4人の妊娠・出産・子育てについて詳しくお話しをお聞きしました! 4人の妊娠・出産はそれぞれ違っていたそう。 4回の妊娠出産……大量出血で意識不明になったことも! 大変だったことで特に印象に残っているのは、第1子のときのこと。一人目を妊娠したのは19歳で、周りの友達が成人式に行ったり、遊んだりしているのに自分だけ育児をしていて……若くしての妊娠・出産だったこともあり「遊びに行けない」ということが気持ち的につらかったです。 でも体力的には、やっぱり若かったので、体のつらさはあまりなかったです。1人目は(上の子がいないから)つわり中は休むことができた分、今思うとラクだったのかなと思います。 つわりはそれぞれで、情緒不安定になることもあったし、食の好みも変わりました。 1人目妊娠中は、トマトや氷など、さっぱりしたものを食べたくなって、2人目か3人目のときには、枝豆をよく食べていました。4人目のときは、無性に辛いものが食べたくて、近所のうどん屋さんの一番辛いメニューを、多い時には週5で食べに行っていました(笑)! 妊娠中の体重は、1人目のときは6キロくらいしか増えなくて、2・3人目も10キロ以下。でも4人目は13キロ増えました! 10キロ以上増えると、産後に体重を戻すのが大変でした……! パパは全員、出産に立ち会うことができました。出産も4人それぞれ違っていて。 1人目の出産は、2日がかりで大変でした。陣痛の合間に寝て、ごはんも食べられなくて本当つらかった……! 2人目は、出産直後の出血が多くて、数時間意識がない状態が続きました。4人の中で一番出産も産後も大変でした。 3人目は、私の母と子どもたち、家族みんなで立ち会ってくれました。長女が水を飲ませてくれたり、腰をさすってくれたりしました。 1~3人目は個人病院、4人目は大きい大学病院で出産。上に子どもたちもいるので計画的に産みたかったのもあり、4人目にして初めて計画無痛分娩で出産しました。MAXの陣痛の痛みがない状態で生めたので、どうして最初からやらなかったのかな?と思ってしまうくらいやってよかったです! 出産してから、すべてが「子ども中心」へ出産して一番変わったのはやっぱり優先順位。考え方が自分中心から、すべて子ども中心に変わりました。結婚する前は自分が第一だったけど、出産してからは子どもが第一に。仕事も、子どもの生活スタイルを崩さない範囲でできるように抑えています。 私が子どものころ、私が風邪をひくと母が「代わってあげたい」とよく言っていたんですが、自分が親になってその気持ちがよくわかりました。 「子どもの成長とともに自分もできることが増えていく」子育てで一番楽しいことは、子どもと一緒に成長できること。一瞬一瞬は大変なんだけど、そのおかげで自身の成長を感じられる瞬間があります。私はもともと、りんごの皮も剥けないくらい何もできなかったんですけど、出産・育児をするなかで、できることがどんどん増えていくんです。子どもと一緒に、自分自身も育っていくことを感じられる瞬間がとても楽しいです。たとえば、食育(釣りに行って、さばき方を学んで、食べさせる)など、自分の成長とともに、子どもが喜んでいる姿を見られるときは嬉しいです。 親子でダウンしてしまったとき、頼れるのはママ友たち子育てで大変だなって思ったのは、やっぱり自分が体調を崩してしまったときですね。きょうだいが多いと、1人が体調を崩すと家族全員にうつってしまうこともあって、3カ月間家から出られないこともありました。 自分が元気だったら家事などもできるんですが、私がうつってしまうと、家事も子どもたちのお世話もままならなくなってしまうので大変ですね。 私も子どももインフルエンザにかかって40度の高熱が出たとき、最悪のタイミングで洗濯機が壊れてしまったことがあって。修理業者を呼ぶところまではできたんですけど、立ち会えなかったので、ママ友に立ち会いに来てもらったり。いろんな人と助け合いながらピンチを乗り切ってます。 子ども一人ひとりの個性を大事にする「比べない育児」子育てをするうえでルールは特にないんですが、気を付けているのは「きょうだいを比べないようにすること」。 お兄ちゃんだから、お姉ちゃんだからできるとは限らない。子どもの成長は、子どもによって違うということ意識するようにしています。 毎日「子どもがいてよかった!」 毎日、子どもたちがいて良かったって思ってます。 下の子ほど成長が早く感じて「大きくならないで~!」と思ってしまいます。子どもがいないと寂しすぎて、私が体を壊しちゃいそう(笑)。子どもがいるから自分のメンタルも体力も保てています。今はもう、子どもがいない生活が想像できないです。 最後に、ママたちへメッセージ育児をしていると、思わぬ壁にぶつかったり、子どもに対してイライラすることもあると思います。でも、子どもといられる時間は、意外と短いんですよね。小学校を卒業するくらいには、親より友達が優先になっちゃう。たくさんお喋りしてくれる時間も、くっつける時間も実はとっても短い。大変な時もあるけど、その時間も含めて大切にして、一緒に子育てを頑張っていきましょう! ◇◇◇ 辻さん、ありがとうございました! 結婚した当初はりんごの皮も剥けないところから日々努力して、今ではSNSでおいしそうな料理を発信している辻さん。子どもと一緒に成長している自分を楽しむ姿勢が素敵ですね♪profile:辻希美1987年6月17日生まれ東京都出身。2000年、モーニング娘。の第4期メンバーとしてデビュー。2004年に同グループを卒業してからはユニット活動を経て、ソロでバラエディー番組に出演。2007年に俳優の杉浦太陽さんと結婚。現在は、4児の母として育児の傍ら、TVやイベントに出演。アメブロ、インスタグラム、YouTubeで育児・家事などを発信中。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年06月22日出産という一大イベントを終え、子育てに奮闘する毎日。やっと子どもとの生活にも慣れてきて、少しずつ自分の睡眠時間を確保できるようになったのに、その時間を割いてまで夫婦生活なんて考えられない……。そんな、私の体験談をお話しします。 産後の体はボロボロ出産という大仕事を終えた体はボロボロでした。それなのに休む暇もなく、子育てに追われ、寝る時間も毎日バラバラ。やっと寝られると思ったら泣き出す赤ちゃんに振り回される毎日でした。 睡眠時間もまともに取れず、授乳の時間もまだ定まっていないと疲労はたまる一方……。産後の体は、当時の自分で思っている以上にボロボロだったと思います。 母親モードが強すぎて女になれない妊娠中もそうですが、産後もホルモンバランスが安定せず、精神的にも不安定な状態が続きました。授乳をしていると、パパに胸を触られることに抵抗があったり、子どもがいる空間での夫婦生活を受け入れられず、パパからの誘いを「寝てないから」「子どもがいるから」と断り続けて、気付いたらセックスレスになっていました。 女性として愛してほしいけれど、母親モードが強すぎて「そんな気になれない」と夫婦生活を断り続けた結果、なんと夫婦喧嘩に発展してしまいました。 産後のセックスレスを解消するには産後のセックスレスを解消し、夫婦喧嘩の原因をつくらないためには、セックスにこだわりすぎないことが大切かもしれません。 私の場合、お互いを理解し合えるように話し合い、日常生活のスキンシップを増やしてみたり、夫婦2人だけの時間をつくってみたりしました。すると、自然と夫婦生活を取り戻せるように。夫婦の時間を1時間でもつくることで、女性としての感覚を取り戻すことができました。 産後のセックスレスは夫婦仲さえも壊してしまう出来事ですが、誰にでも起こりうることだと実感。子ども中心の生活になりすぎず、パパとの時間も少しでも確保すること、それが家族としても夫婦としても円満に過ごしていける秘訣かなのかと思いました。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/ムチコ著者:木村えま二児の母。年子育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2022年06月21日わこさんはパニック障害を抱える妊婦さん。切迫早産で入院していましたが、無事、退院となり、実家で自由の身を満喫していました。今日は39週0日。突然激しい腰の痛みに2度も襲われたわこさんは、病院に相談し、救急外来に行くか迷います。「腰痛で救急外来なんて大げさ? コロナ感染のリスクも上げたくないし……」と悩みに悩んでいると、今度はまさかの過呼吸が……!? 判断を誤った? わこさんは動けないほど腰の痛みを感じました。しかし、おなかの痛みがなかったことや、救急外来へ行くのは大げさと感じたこと、新型コロナ感染のリスクを上げることに対するためらいがあったこと、車まで移動するのが大変だったことなどから、実家で過ごすことにしました。 しかし、今度は過呼吸が起こってしまいます。 「今までこんなに震えたことなかった気がする」 こんなふうに感じつつも、パニック障害を抱えるわこさんは、持病のパニック発作だろうと思い、異常が起きているサインだということに気が付きませんでした。 ◇◇◇ 救急外来というと重症度の高い人が行くところというイメージがありますよね。しかし、自分では何が起きているのか判断がつかないもの。迷ったり不安になったりしたときは病院に相談して判断を仰ぐのがよさそうです。迷っているうちに悪化する場合もあるので、早めの相談を心がけたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年06月21日三男の出産からあっという間に月日が流れ、気付くと1歳のお誕生日も見えてきました。三男は順調に成長し、できることも増えて愛くるしい盛り! でもひとつだけ、自分の想定外だったことがあります。それは、自分の今の体形のこと。産後数カ月のあのころの自分に伝えたい、いま私が後悔していることのお話です。妊婦だから仕方がないという言い訳で3回目となった妊婦生活。長男・次男のときもそうでしたが、今回も妊娠初期のころはつわりがひどく、まったく食欲がありませんでした。しかし妊娠中期ころになると食べつわりに変わっていき、ストレス解消も加わって食欲が加速し、体重は増え続けました。 そのうち妊婦健診に行くたびに、体重の増加を医師から注意をされるように……。止められない体重増加に、「無事に出産したら、そのあとに痩せればいいや!」と開き直ってしまったのです。 臨月時点で20kg増!産後も体重は減らず…臨月の私の体重は、妊娠前の通常時の体重から20kgも増えていました。しかし、次男のときも同じくらい増えたものの、産後に授乳と運動で体重を戻せていたことから、それほど危機感を持っていませんでした。 さらに、生まれた三男は4kgもある大きなベビーだったので、これは体重の増加も仕方なかったわ~なんて、楽観視していたのです。産後すぐの体重は5kgくらいしか減っておらず、むくみもひどい私の体は妊娠中と大差ないサイズをキープし続けました。 あれれ?もうすぐ授乳生活も終わりだけどむくみがひいたら体重は減るはず、授乳が安定してきたら食べても痩せていくはず、骨盤が戻れば……。いろいろな可能性を信じて、体形は自然に戻るはずだと軽く考えていましたが、体重が減っていったのは最初の3カ月だけでした。それもそのはず、私は睡眠不足のストレス解消をアイスやお菓子に求めてしまったのです。 その結果、産後4カ月でなぜか体重はまた増え始めました。途中で危険を感じ、食生活や間食の見直しをして、さすがに体重増加は止められたものの、脂肪がしっかり蓄えられたワガママボディは、授乳くらいでは妊娠前の体形には戻れないところまで育ってしまっていたのです。 三男の1歳の誕生日も近くなりましたが、食欲のままに食べ蓄えたお肉は、授乳をしていてもなかなか落ちません。長男出産のときは半年、次男のときは1年かけて戻った体形。今回は年齢のせいもあるのか、これまでよりかなり体重が落ちにくいです。卒乳後は消費カロリーが減るため、より減量が大変になってしまいますが、これまでの食生活を反省しながら体形改善を頑張っていこうと思います。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。無理な産後ダイエットはおこなわず、必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:黒河レイ6歳4歳0歳の3兄弟の母。夫婦ともにフルタイムの会社員の仕事の他、育児や生活情報、映画に関する記事などの執筆活動も。現在は産後の体型を戻すことがもっぱらの課題。
2022年06月19日ブログやSNSに投稿されているAiさんが、フォロワーさんの体験談をマンガ化! 前作「分娩室乱入事件」の続編になります。主人公の美月さんが出産を終え、退院してからのお話です。出産日の当日、分娩室に乱入した義父に出産シーンを見られてしまった美月さん。タバコを吸っていて立ち会う瞬間に間に合わなかった夫に後日そのことを話すと、ケラケラと笑いながら「親父が変な目で見ているとでも言うのかよ」とひと言。その発言と夫の態度に美月さんはブチギレ! 退院するまで義父と夫を出入り禁止にしたのでした。(※コロナ前のお話です)あっという間に退院日を迎えた美月さんは、家に帰ることに。 すると、義父が美月さんと赤ちゃんの帰りを待ちわびていました。 「毎日遊びに来るからね」そう言った次の日――。 義父は朝6時に美月さんの家のチャイムを鳴らします。 そして、その日から半額のマグロを手土産に、毎朝訪問してくるようになった義父。 自分は決して食べず、美月さんが朝ごはんを食べるのを強要し、その様子を見ているのでした。 そろそろ限界を感じ始めてきた美月さんは、夫に不満を伝えるのですが……!? 毎朝訪問し、朝ごはんを食べるよう強要してくる義父にもう限界! 「もう限界!あなたから言って」 夫に強い口調で抗議するものの、軽くあしらわれてしまいます。 そんな夫に「今日はどこ行くのよ」と鋭い質問を投げるのですが、そそくさと靴を履くと、「今度家族サービスするよ」と言ってどこかへ出かけてしまったのです! (女の所にでも行ってるんじゃないの!?) 夫にムカついていると、突然吐き気が襲ってきて……!? さらにAiさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai2児の母でライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2022年06月18日上の子が3歳のときに双子を妊娠しました。双子出産の準備品のなかで、一番悩んだのがベビーカー。先輩の双子ママやSNSなどで調べて悩んだ末に、双子ママの中でも人気の高いエアーバギー「ココダブル」を購入しました。双子が生後10カ月になる今も使用しているエアーバギー「ココダブル」の気に入った点と、私なりに工夫している点をご紹介します。エアーバギー「ココダブル」との出合い出産準備品のなかで一番悩んだのがベビーカー。双子用のベビーカーには横並びのものや縦並びのもの、2台のベビーカーを連結できるものまでさまざまなタイプがあるからです。先輩の双子ママに聞いたり、各商品の利点をSNSで調べたりして、悩んだ末に目に止まったのが、エアーバギー「ココダブル」。 徒歩で長女の保育園の送迎をしている私は、片手で長女の手を引きながらもう片方の手でベビーカーを押す必要があるので、押し心地が軽いというレビューが多かった点が一番の決め手でした。約9万円で購入しました。 実際に使ってみた感想 「ココダブル」のお気に入りポイントのひとつが、横幅が71.5cmと双子用ベビーカーのなかでは横幅がコンパクトなこと。今の所、カフェや飲食店などを含め、どんなお店のドアも通ることができています。次に、前後左右の操作がスムーズで小回りが利くという点。 力を入れなくても前後左右のコントロールが簡単にできるので、双子を乗せた状態でも、長女の手をつなぎながらベビーカーを押すことができます。3つ目は付属品のレインカバーです。雨や雪の日だけでなく、極寒の日に使用すれば防寒になるので冬中重宝しました。 乗り心地良くするために工夫している点とても気に入っている「ココダブル」ですが、クッション性には優れていないので、新生児期に何も敷いていない状態での使用は少々不安でした。そのため、新生児期には赤ちゃん用の枕やちょうどよい厚さの布を敷いて、その上に寝かせるように。 枕を使用するだけでも、赤ちゃんの頭がグラグラせず固定することができました。また、リクライニングの調節が2段階しかできないのも少し残念。これもクッションなどで赤ちゃんが心地いい角度になるよう調節して使用しました。 私の場合、徒歩で長女の保育園の送り迎えをする必要があったため、ベビーカー本体の重さよりも押し心地やサイズを優先しました。荷物が多い日でも片手でラクに押せるのでとても重宝しています。週末家族で出かけるとき以外は、ベビーカーを持ち運ぶことはないので、私の暮らしに合った選択ができたかなと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 著者:山口まなみ3歳の娘と双子の男の子の母。韓国人の夫と家族5人で韓国に在住。海外での子育てやバイリンガル教育に奮闘する自身の体験談を執筆中。
2022年06月18日産院はいつまでに決めればいい?早い段階で分娩予約が必要か確認多くの産院では分娩を予約制にしています。これは妊婦さんや赤ちゃんに十分なケアを提供するためです。スタッフの人数やベッド数などにより施設ごとに対応できる分娩数が限られているので、妊娠が判明したらできるだけ早い段階で分娩予約が必要かを確認すると良いでしょう。妊婦さんの中には初診の段階で分娩したい産院を決めており、心拍が確認できる妊娠5週から8週頃までには分娩予約を済ませる人もいるようです。地域によっては、人気の産院はすぐに予約が埋まってしまうことがあるため、いくつか候補をあげておくと安心です。里帰り出産の場合里帰り出産の場合、分娩予約の際にその産院での受診を求められるケースもあります。分娩予約のために里帰りが必要になることも想定し、スケジュールに余裕をもって手続きを進めていきましょう。産院の種類個人病院個人病院には病床数が20床以上の病院と、病床数が19床以下の診療所(クリニック)があります。いずれも産婦人科をメインの診療科目としており、一般外来で産婦人科以外の感染症の疑いがある患者さんと一緒になる心配は少ないでしょう。個人病院は妊娠の判定から妊婦健診、出産までを継続して同じ医師・スタッフに対応してもらえるケースが多く、質問がしやすいという安心感があります。産院ごとに独自のサービスが充実しているのも特徴です。母親学級やマタニティヨガなどを開催している産院もありますよ。細やかな対応が期待できる反面、スタッフ数が限られている施設では急なお産対応のために外来がストップする場合もでてきます。ハイリスクな妊婦さんには対応できないこともあり、他院へ転院となるケースもあるでしょう。総合病院総合病院は病床数が20床以上ある一般病院で、産婦人科以外の診療科目も扱っています。科目を横断した連携がとりやすく、トラブルが起こったときもスムーズな対応が可能です。産科と小児科を備え都道府県から地域周産期母子医療センターに認定されている施設では、比較的高度な医療行為を担っている場合もあります。多胎妊娠、帝王切開、妊娠合併症などのリスクがある妊婦さんにも対応できるため、個人病院から総合病院へと転院となるケースもあるでしょう。総合病院は規模が大きくスタッフが充実していることから、無痛分娩や産後ケア入院を積極的に取り入れている施設が多いのが特徴です。周産期母子医療センター…母体・胎児集中治療管理室(M-FICU)を含む、産科病棟・新生児集中治療管理室(NICU)を備えた医療機関大学病院大学病院は医学部や歯学部を持つ大学に付設された病院で、高度な医療を提供できる施設です。総合周産期母子医療センターや地域周産期母子医療センターに認定されていることが多く、新生児集中治療管理室(NICU)での新生児医療を担うこともあります。研究機関としての側面があるため、健診などの際に学生や研修医の立ち合いを求められたり多くの医師がかかわったりすることもあるでしょう。ハイリスクの妊婦さんだけなくローリスクの妊婦さんも受け入れており、総合病院同様に無痛分娩や和痛分娩など多様なニーズに対応しているのも特徴です。助産院(助産所)助産院は助産師が開設した施設で、一度の入所者数は10人未満に限られています。助産師による細やかなケアが受けられ、アットホームな雰囲気の中、自分の希望にあった方法で分娩できるという利点があります。助産院では医療行為が行えないため、正常分娩であることが分娩の条件となります。会陰切開や緊急帝王切開などにも対応していません。多胎妊娠や妊娠経過に異常がある場合は、医師のいる病院での分娩が求められます。出産を行っている助産院は医師がいる病院と連携しています。気になる場合は、どこの病院と連携しているか確認しておくと良いでしょう。(※)オンライン助産院サービス「エミリオット助産院」は当記事の監修者、河井恵美先生が運営する助産院です。産院を選ぶポイントは?赤ちゃんを迎えるにあたりどのようなお産をしたいか、陣痛がはじまってから退院するまでをどう過ごしたいか、まずはママの理想を書き出してみましょう。産院選びは希望する出産を思い描くことから始まります。ママとパパが意見を出し合って、希望がかなえられる産院を探せると良いですね。産院までの距離、通いやすさ妊娠中は妊婦健診のため、定期的な通院が欠かせません。妊婦健診の標準的な回数は14回で、妊娠初期から23週まではおおよそ4週間に1回、24週から35週までが2週間に1回、36週以降では1週間に1回という受診頻度になります。大きなお腹で毎週通院することを考えると、ママにかかる負担ができるだけ少ないことが望ましいでしょう。陣痛がはじまってから分娩にいたるまで、平均で初産婦が13時間29分、経産婦では5時間16分の時間がかかります(※1)。特に初産の場合は陣痛がはじまってもただちに分娩にいたるケースはまれですが、妊娠中は切迫流産・早産、陣痛前の破水など予想外のことが起こる可能性があります。万が一に備え、交通手段がすぐに確保でき自宅から移動しやすい産院を選ぶと安心です。希望の分娩方法に対応しているか一般的な分娩方法としては、陣痛がはじまってから子宮口が開くまでは陣痛室で過ごし、子宮口が開大したら分娩室に移動して分娩台の上で出産するという流れが知られています。しかし、分娩方法はほかにもさまざまな種類があるのです。最近増えてきているのが、麻酔を用いて計画的に出産する無痛分娩・和痛分娩です。座位分娩やフリースタイル分娩など、分娩台で出産する方法とは別の分娩スタイルも提供されています。ラマーズ法のほかに、ソフロロジー法の呼吸法を取り入れている産院もありますよ。特徴的な分娩方法は、すべての産院で取り入れているわけではありません。希望の分娩方法から産院を選択するのも良いでしょう。施設の環境旅行のとき泊まるホテルや旅館にこだわるように、産院の設備や環境も気にしておきたいポイントといえるでしょう。たとえば、産後に過ごす部屋が個室か大部屋か選べる場合、ゆっくりと過ごしたいママには個室がある産院がおすすめです。洗面台やトイレが室内にあると移動が楽ですね。個室であってもシャワーやトイレは共同という場合もあるので、事前に確認しておくと良いでしょう。パパやきょうだいが利用しやすい設備があったり、院内Wi-Fiが利用できたりすると便利ですよ。最新の設備を備えている施設では、空気清浄機を設置したり抗ウイルス対策が施されていたりと、安全面への配慮も期待できます。分娩・入院にかかる費用分娩・入院にかかる費用には入院料、室料、分娩料、新生児管理保育料、検査・薬剤料、処置・手当料、産科医療補償制度掛金があり、施設や分娩の状況によって費用が異なります。厚生労働省の集計によると、公立病院、私立病院、助産院を含む診療所のうち、出産費用がもっとも高いのは私立病院でした(※2)。健康保険や国民保険に加入している場合、原則として42万円の出産育児一時金が支給されます。しかし、出産費用の相場は平均で約52万円となっており、出産育児一時金で賄えない分は自己負担で支払う必要がでてきます。産院の公式サイトやパンフレットに掲載されている費用を確認しておきましょう。また、産院が出産育児一時金の直接支払制度に対応しているかも、事前に調べておきたいポイントです。直接支払制度に対応している産院では、退院時の請求額は実際の費用から出産育児一時金を差し引いた金額となり、支払い時に手元に用意すべき額を抑えられます。産院の方針産院での過ごし方には、その施設の出産や育児に対する考え方が反映されています。たとえば立ち会い出産は夫のみ可能な場合と上の子どもも可能な場合など、病院によって対応がわかれます。産後はママと赤ちゃんが一緒に過ごす母子同室が主流となっていますが、ママの身体を休めるために夜だけ母子別室とする産院もあります。母乳育児についての考え方も産院の方針が出やすいポイントです。ママやパパの考え方に合っているか、あらかじめ確認しておくと安心ですね。食事やサービスの内容体力を消耗した産後のママにとって、食事や産後のケアの内容は気になるところではないでしょうか。最近では一流のシェフが腕を振るったお祝い膳や、お部屋への軽食サービスを提供している産院が増えています。産後のフットケアマッサージやエステ、ヘッドスパも人気のサービスです。シャンプー・リンスやマッサージジェルなど、ホテルのようなアメニティーに力を入れている産院もありますよ。こうしたサービスは入院料として算出されるため、費用を抑えたい場合はサービスが控えめな産院を選ぶと良いでしょう。リスクへの対応万が一に備えたリスク対応がとれることも、産院選びのポイントとなるでしょう。高齢出産の場合や高血圧症などの持病があるママは、自分のリスクレベルを知っておくことが大切です。医師の人数や他院との連携状況、過去の実績は、その施設がリスクに対応できるかの目安となります。公表されている情報をもとに、安全性がしっかりと管理されているか確認しておきたいですね。先生やスタッフとの相性ママとお腹の赤ちゃんにとって一度しかない妊娠・出産期間を安心して過ごすためにも、相性の良い先生やスタッフのもとで出産に臨みたいですね。自分に合う人・合わない人は人それぞれですが、質問がしづらい、指導がわかりづらいなど信頼関係の構築に不安がある場合は、担当医の変更や転院の打診など早めの対策を検討しましょう。途中で転院するのはあり?通院してみると想像以上に負担が大きかったり、サポートしてくれる家族の都合に合わせたりと、里帰りや転勤以外でも転院が必要となるケースはでてきます。先生やスタッフとの相性が合わない場合も、転院を選択する理由となるでしょう。転院する場合は、転院先の分娩予約が可能かを確認し分娩予約を取ったうえで、通院中の産院で紹介状を書いてもらいます。診察時に伝えづらい場合は受付で伝えたり、電話で連絡したりする方法もあります。途中で転院する理由を聞かれた場合にあわてないよう、答えを用意しておくとスムーズです。産院選びのポイントを知って理想のお産を目指そうママと赤ちゃんが命がけで臨む妊娠・出産は、安心してお産ができる産院を選びたいですね。最近は産科自体が減少傾向にある反面、サービスや設備をグレードアップする施設が増えています。すべての希望を満たすことは難しいかもしれませんが、ママとパパの意見を出し合いながら、ポイントの優先順位をつけて理想のお産を目指しましょう。※この記事は2022年6月時点の情報をもとに作成しています。掲載した時点以降に情報が変更される場合がありますので、あらかじめご了承ください。
2022年06月17日第一子の出産時にトラブルがあり、満身創痍の産後を過ごしていた私。出産は命がけということを痛感して、赤ちゃんが生まれた喜びと同時に次の妊娠が怖いと言う気持ちすら芽生えてしまうほど……。しかし疲れ切った私を待ち受けていたのは、義母からの予想もしない言葉でした。産前から予兆はあった私の夫は2人兄弟の長男。義母は女の子を育てたことがなく、かわいらしいお洋服を着せたり一緒にお出かけしたりすることへの強い憧れがあったようです。 結婚後、息子が生まれる前は一緒に買い物をしたりお茶をしたり、料理を作るなど楽しい時間を過ごすことができていたので、私自身は義母との関係は良好だと思っていました。今考えると、私のことを娘のように扱ってくれてたのかな?と感じます。 孫は3人でも4人でも結婚して間もないうちから、義両親には孫を望まれていました。私と夫が自宅を新築することになったとき、子ども部屋の数を決めるにあたって義両親は「子どもは3人だって4人だっていい」と口にして夫から諌められていたのを覚えています。 息子を妊娠したとき、性別が男の子だと報告した際も「女の子となかなか巡り会えないねえ」と言っていたので、次は女の子を望まれるんだろうなというのは当時から察していました。妊娠、出産が現実のものとなったことで、義両親、特に義母から女の子を産むことを望まれているというプレッシャーが強くなっていたのかもしれません。 孫フィーバーからの女の子リクエスト息子を出産後は義母にとって初孫である息子を非常にかわいがってくれていて、その点は感謝しています。でも、私は息子を妊娠していたときに妊娠高血圧症候群を発症し、さらに出産の際大量の出血でとても苦しい思いをしたので、第二子の妊娠が怖くなってしまっていました。 しかし、出産直後に容赦なく「次は女の子だといいね」の言葉が。私にとっては、「女の子の孫が欲しいからもう一度頑張ってね」というメッセージに感じられたのです。 嫁は妊娠・出産の機械じゃない私と夫は結婚当初から子どもは2人欲しいねと話し合っていたのですが、息子の出産を経て夫は「君に何かあってはいけないから、子どもは1人でもいいね」と考えが変わりました。私自身は「もう1人欲しいけれど母体死亡は怖い」という気持ち。 それぞれの思いは義母に伝えていましたが、「産んだらなんとかなるから」「大丈夫かもしれないじゃない」と言うばかり。結局孫をかわいがりたい気持ちが一番で、出産によって嫁がどうなろうと気にならないのかなと感じられる態度でした。 義母は息子にとってはいいおばあちゃんでいてくれるので、絶縁や距離を取ることは考えていません。しかし、2人目が欲しいけれど自分が死んでしまうかもしれない、それが怖いという気持ちはどうしてもわかってもらえなかった失望感から、自分の本音を話せる間柄ではなくなってしまいました。今後は付かず離れずのちょうどいい距離感で付き合っていこうと思います。 著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年06月15日現在生後11カ月の息子はコロナ禍に生まれました。そして高校時代の友人が私と同じ時期に出産。最初は「ママ同士でいろいろ話せてうれしい!」と言い、定期的に子どもの成長を報告し合っていたのですが、あるときから友人のメッセージがそっけなくなってきて……。息子と同級生の赤ちゃんその友人とは定期的に会っていました。そして友人の第1子とわが家の第2子が同じタイミングで生まれることに。「生まれたら一緒に遊ばせようね!」と楽しみにしていました。 しかしコロナ禍ということもあり、わが家から少し遠いところに住む友人と赤ちゃんにはなかなか会えず。それでも「会えない分たくさん連絡すればいいじゃない!」と友人が言うので、私も友人も今まで以上に連絡をとるようになり、子どもの成長を送り合っていました。 メッセージがそっけない?最初こそ「昨日、初めて寝返りした」「泣かれ過ぎてつらい」など日々の子育てで、うれしかったことや愚痴を送り合っていました。私としては「友人は初めての子育てだし、この定期連絡で友人を支えられればいいな」という思いも。実際、友人から質問されることも多く、そのたびにわかる限りのことを答えていました。 しかし、あるときから急に友人からのメッセージがそっけなくなったように感じました。送られてくる写真もどんどん減っているように感じます。私はそんな変化が心配で「大丈夫?」「しんどいことある?」と折に触れて送っていたのですが……。 そんなつもりじゃなかった…私が心配しても「何でもないよ」と返していた友人。しかしある日、長文が届きました。その内容は「定期連絡をやめたい」「自分の子と比べてしまってつらい」「私は近くに頼れる人がいなくてつらい」「自慢されているみたいに感じる」とのこと。 友人にとっては私が送った「○○ができたよ」「○○みたいにしたらいいよ」などの内容がマウントをとられていると感じたようでした。これを受けて私は大反省。「そんなつもりはなかった。本当にごめん」と謝り、話し合った末、友人の気持ちがこちらに向くまで連絡のやりとりは一旦やめることになりました。 私は「産後はメンタルが不安定になるだろうから」と友人に気を使っているつもりでいました。けれど、昔から仲の良い友人ということもあって、配慮に欠けてしまったところがあったのかもしれません。気づかいの足りない言い方をしてしまったと反省し、今は友人の負担にならないよう連絡はしていません。 監修/助産師 松田玲子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年06月15日ブログやSNSに投稿されているAiさんが、フォロワーさんの体験談をマンガ化! 前作「分娩室乱入事件」の続編になります。主人公の美月さんが出産を終え、退院してからのお話です。出産日の当日、分娩室に乱入した義父に出産シーンを見られてしまった美月さん。タバコを吸っていて立ち会う瞬間に間に合わなかった夫に後日そのことを話すと、ケラケラと笑いながら「親父が変な目で見ているとでも言うのかよ」とひと言。その発言と夫の態度に美月さんはブチギレ! 退院するまで義父と夫を出入り禁止にしたのでした。(※コロナ前のお話です)あっという間に退院日を迎えた美月さんは、家に帰ることに。 すると、義父が美月さんと赤ちゃんの帰りを待ちわびていました。 「毎日遊びに来るからね」そう言った次の日から2日連続で現れた義父。 また、得意げにスーパーで半額で買ったマグロを持ってきたかと思うと、自分は食べず、また美月さんだけに食べさせようとしたのです! 色が悪い半額のマグロを食べたくない美月さんは義父と言い合っていると、タイミング良く赤ちゃんが泣き出しました。 (よかった。授乳するから帰ってもらえる!) そう思った美月さんですが、何と義父は授乳しているところを見せろと言ってきて……!? あり得ない! 義父の困った要望に困惑し… 「別にいいだろ。家族なんだから」 そう言い張る義父に怒った美月さんは「もう帰ってください!」断固拒否。 すると、義父も一歩も譲りません。 (もうここしか……) そう思い、向かった場所はなんとトイレ! 義父に振り回されることに段々と疲弊していく美月さん。 (情けなくて涙が出てきた……) 暖房もない冬のトイレで、泣きながら授乳を続けるのでした。 さらにAiさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai2児の母でライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2022年06月14日長男・次男を産むとき、遠く離れた土地から里帰り出産をした私。夫に立ち会ってもらう予定でしたが、どちらも間に合いませんでした。次男の出産のときは長男の面倒を両親に見てもらうため、母も立ち会えずひとりで産むことに。そんな出産中の、思い返すと笑える先生や助産師さんとのやりとりをご紹介します。※コロナ禍前の体験談です おなかにいる次男に願う毎日私が次男を妊娠した当時、私たち家族は両家の実家から飛行機を乗り継ぐ距離に住んでいました。上の子もまだ小さくて産前産後に不安を感じていた私は、長男のとき同様、迷いなく里帰り出産をすることに。 夫にも出産に立ち会ってほしかったため、夫の帰省用に出産予定日の5日前の飛行機を予約しました。陣痛が始まってから帰ろうとしても、予約が取れるかわからなかったからです。 長男の出産のときは、出産予定日よりも早く生まれて夫が立ち会えなかったため、「次男のときこそ立ち会ってもらいたい……」と思っていました。そのため、私は毎日おなかに向かって、「お父ちゃんが帰ってきているときに生まれてきてね」と話しかけていました。 願いは届かず、ひとりで出産へしかしそんな私の願いは届かず、夫が帰ってくる3日前の朝に陣痛が始まり、病院を受診するとそのまま入院となってしまいました。私の両親は仕事をしており、夜も長男のお世話をしてもらう必要があったため、私はひとりで出産することに。 陣痛が始まってから11時間後ぐらいに分娩台でいきみ始めましたが、出産につながるような強い陣痛が来ません。破水もしていなかったため、助産師さんが人工破膜をしました。それでもなお、次男の頭が子宮口のほうを向いておらずなかなか出てこなかったため、先生が手を突っ込んで向きを変えることに。 これが痛すぎて、私は「痛い痛い痛ーい!」と叫んでしまいました。しかし、そのあと一気に強い陣痛が来てくれたのです。 先生と助産師さんを疑ってかかるこの時点で陣痛が始まってから15時間ぐらい経過していました。私は長男の出産のときにも感じたことのない最強の陣痛に襲われながら、先生と助産師さんに「もうすぐですか!? もうすぐ生まれますか!?」と半泣きになりながら15回ぐらい聞いていました。 そして「もうすぐもうすぐ! 本当にもうすぐだよ!」と励ましてくれる先生たちに「マジですか!? マジでもうすぐですか!?」と疑ってかかる私。先生たちが「マジでもうすぐだよ! (笑)」と答えると、私は「本当にもうすぐ生まれるんだ」とやっとのことで悟り、「マジか! よっしゃー!」と叫びながら次男を出産しました。 こうして思い返してみると笑えるやりとりですが、そのときは必死でした。夫や母に立ち会ってもらえなかったことは残念ですが、2人にこのやりとりを見られていたら恥ずかしかったかもしれません。ちなみに私が必死で出産している間、夫は仕事の接待で優雅にお酒を飲んでいたということをあとから聞き、仕方ないとは思いつつも腹が立ったのは言うまでもありません。 監修/助産師REIKO著者:今岡めい6歳と4歳の超わんぱく兄弟を育てるママであり、フリーライター。「子育てで一番大切なのは母親が笑顔でいること」「幼児期最大の英才教育は遊びである」をモットーに掲げ、日々テキトー育児を繰り広げている。
2022年06月13日ブログやSNSに投稿されているAiさんが、フォロワーさんの体験談をマンガ化! 前作「分娩室乱入事件」の続編になります。主人公の美月さんが出産を終え、退院してからのお話です。出産日の当日、分娩室に乱入した義父に出産シーンを見られてしまった美月さん。タバコを吸っていて立ち会う瞬間に間に合わなかった夫に後日そのことを話すと、ケラケラと笑いながら「親父が変な目で見ているとでも言うのかよ」とひと言。その発言と夫の態度に美月さんはブチギレ! 退院するまで義父と夫を出入り禁止にしたのでした。(※コロナ前のお話です)あっという間に退院日を迎えた美月さんは、家に帰ることに。 すると、義父が美月さんと赤ちゃんの帰りを待ちわびていました。 「毎日遊びに来るからね」そう言った次の日から2日連続で現れた義父。 義父は朝6時に美月さんの家のチャイムを鳴らし、また得意げにスーパーで半額で買ったマグロを持ってきました。 美月さんに朝食の準備をさせ、自分も一緒に食べて行こうとするのですが、マグロの色が悪いのが分かると自分は食べず、美月さんに食べさせます。 朝食を食べ終わると、「明日も来るから」と言い残し、帰っていくのですが……!? 朝になると、またチャイムが鳴って… 翌日も鳴ったチャイム。 すると、また義父が半額のマグロを買ってきたのでした。 「さぁ食べなさい!今日は俺の分はいいからな」 そう言うと、「食べ終わるまでここで見てる」と言い張ります。 (自分が食べたくないやつを何で勧めてくるのよ) 心の中でそう叫ぶ美月さんですが、義父はなかなか折れません。 そんなとき、赤ちゃんの泣き声が……! (よかった。今から授乳をするから、帰ってもらう言い訳ができた) 安堵する美月さんですが、義父の口からはあり得ないひと言が飛び出します。 「どれ、見せてご覧なさい」 予想外の言葉に美月さんは驚き、一瞬言葉を失ってしまうのでした。 さらにAiさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai2児の母でライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2022年06月11日かわいいかわいいわが子が誕生し、幸せいっぱいの日々。楽しかった里帰り出産も産後1カ月半で終わり、自宅である義実家に帰った私が感じたのは、義母に対する強烈な「違和感」でした。許したいのに許せない。義母に対し突然「ガルガル期」が始まるとは、思いもよりませんでした。 里帰り出産中の実母のスタンス里帰り出産をした私は、退院してから慣れ親しんだ実家で、家族の助けを借りながら子どものことだけを考えて過ごせる、幸せな日々を送らせてもらいました。布団に寝かせると泣いてしまう息子をほぼ24時間毎日抱っこしていましたが、里帰りが終わったら離れてしまうのだからと、母に「抱っこする?」と聞いた私への返答は「抱っこさせてくれるの?」でした。 「大事な赤ちゃんを抱っこさせてもらえてうれしい。本当にありがとう」と言ってくれたその気持ちに、自分はこの子を他の人に触らせたくないんだという自覚とともに、それを言わずとも理解して寄り添ってくれていた母に「ありがたいなぁ」という気持ちがこみ上げ、とてもうれしく感じました。 里帰り終了、義実家で覚えた違和感幸せな里帰りも終わり、自宅に戻った私。わが家は義実家完全同居のため、義理の家族と一緒に過ごす日々が始まりました。最初は初孫の誕生を歓迎し、喜んでくれる義両親に幸せな気持ちでいっぱいになりましたが、義母の「抱っこしてあげようか?」このひと言で私のなかの友好的な気持ちが一気に瓦解していきました。 私の気持ちは「抱っこしてもらわなくてもいい。けれども抱っこしたいのを知っているから抱っこさせてあげてもいい」なのに、「私がお願いして抱っこしてもらう」ことに強烈な違和感を覚えたのです。せめて「抱っこさせて」と言ってくれれば、こちらの気持ちも違ったかもしれませんが、この言葉をきっかけに義母を敵視してしまう日々が始まりました。 加速する義母への嫌悪感の正体は……義母は無意識だったと思うのですが、ただでさえ他の人に子どもを触らせたくなかった当時の私は、「お世話を焼きたがっているのは義母自身なのに、“してあげる”というマウントをとられている」と感じてしまい、嫌悪感を抱きました。結果的に、家の中で義母となるべく距離をとるように。 もともと面倒見が良くやさしい義母と私の関係は良好でしたが、子どものことになると私は義母に対して壁を作るようになっていきました。 自分の心に素直に!私はイライラとともに、なんでこんなに嫌なんだろうと考え、たどり着いた答えが「ガルガル期」。ホルモンバランスの乱れによる警戒心の高まりでした。ホルモンバランスなんて自分ではどうにもできません。 私は夫に今まで感じてきたこと、それがどうしようもないことであることを相談しました。幸いにも夫は私の気持ちを理解してくれ、義母と息子が接触するときは基本夫が抱っこしたまま、そして私の嫌がる行為をしようとすると「まだお風呂入ってないじゃん」や「チューしたら虫歯になるから」と、息子だからこそきつく言って壁になってくれました。 息子が2歳になった今、私の「ガルガル期」はだいぶ収まりましたが、それでもおでかけのときに「ばあばにチューは?」と言われるとイライラします。幼稚園に通いだした今は「ほかのお友だちにしてしまったらダメだから」と言って自粛させている毎日です。 産後はホルモンのせいで気持ちのバランスがおかしくなり、出産前には何とも思わなかったいろいろなことが気になるようになってしまう場合があるそうです。わが子を守りたい気持ちが強くなるからこそ生まれてしまうその感情は、もうどうしようもできないので、自己嫌悪に陥らずに自分の気持ちを大切に、楽しい育児をしていきたいです。 著者:しま のりあ2歳男児の母。フリーランスとして音楽関係の仕事をしながら、家事・育児に積極的な夫とともに楽しく子育て中。夢はマイホームを購入して、完全同居の義実家から抜け出すこと。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと
2022年06月09日引っ越してきて1年、ご近所さんとはあいさつをするだけではなく、世間話も度々しながら仲良くするようにしていました。特にお隣に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんとは、私や夫だけではなく4歳の娘と2歳の息子も仲良くさせてもらっていました。しかし3人目を出産したとき、その方から驚きの出産祝いをいただいたのです。妊娠中も気づかってくれたご近所さんわが家は1年前に戸建てに引っ越しました。その数カ月後に妊娠がわかったのですが、何かあったときのためにご近所さんには妊娠していることを報告しておきました。また、毎日あいさつするだけではなく、子どもたちもお世話になるだろうと思ってよく話すようにしていました。親切で気遣ってくれる方が多く、とても助かります。 私が住んでいる場所はご年配の方が多く、家の前で子どもたちを遊ばせていると、わざわざ外に出て声をかけてくれたりします。面倒見のよいおじいちゃんやおばあちゃんが多く、うれしかったです。 私が臨月のときは「もうすぐ生まれるの?」「頑張ってね!」など声をかけてくれました。上の子どもたちもご近所さんにすぐに懐き、たまにお菓子をもらったりするようないい環境で暮らしています。 産後、帰宅した日にすぐに駆けつけてくれたやがて3人目を出産し退院すると、「赤ちゃんの声が聞こえたから」といってお隣に住んでいるおじいちゃん、おばあちゃんがきてくれました。「これからうるさくなってしまうかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします」と私が言うと、出産祝いをくださったのです。 それはお金だったのですが、なんと中身が1万円! 親族でもないのにこんな金額をもらうとは思っていなかったので驚きました。「お返しはいいからね!」と言われたものの、さすがにそのままにはできないと思って後日菓子折りを持って伺いました。 ちょっと気疲れした「お返し」半返しだと逆に気を遣われてしまうかなと思い、3,000円程度のお菓子を渡しました。「お返しはよかったのに!」と言われたものの、近所はご年配の方が多いので、私のことを話題に出されて変なことを言われても困る……という思いもあり、きちんとお返しをしました。 すると数日後、上の子どもたちにわざわざおもちゃを購入して持ってきてくれました。まさかそんな形でさらなるお返しをいただくと思っていなかったので、どうしよう……と対応に困ってしまいました。 さすがに何度もお互いにお返しをし合っているときりがないので、おもちゃをもらったときは「ありがとうございます」と子どもたちとお礼を言いに行って終わりにしました。こんな形で何度もご近所さんからお祝いをいただくとは思っていなかったので驚きました。本当にやさしい方ですしご近所付き合いは大切なので、今後も仲良くさせてもらおうと思っています。 監修/助産師 松田玲子著者:永田真結4歳の長女、2歳の長男、0歳の次女を持つ母。自身の妊娠、出産、育児に関する体験談を中心に記事を執筆している。
2022年06月06日普段は、時短勤務でデザイナーの仕事をしながら2人の男の子の育児をしているアザラシ子さん。今回ご紹介するのは、帝王切開後にミレーナを入れたアザラシ子さん自身の体験談をマンガ化したものです。今回ご紹介するのは、帝王切開後にミレーナを入れたアザラシ子さん自身の体験談をマンガ化したものです。帝王切開で出産すると、子宮の傷口にミレーナが入り込む可能性があったり、子宮口が狭くなっているため装着時に痛みを感じたりすることがあるそうですが、アザラシ子さんは「あること」をきっかけにミレーナ装着を決意……!?ミレーナ装着を決意! 2人の男の子を産み、アザラシ子さんを苦しめたのは「後陣痛」でした。つらい後陣痛を経験し、「もうこの痛みに耐えられない……」と思ったアザラシ子さんは、ミレーナ装着を決意! ミレーナについて調べるうちに、ミレーナを入れると「生理中の出血がほぼなくなる」ことや「5年間ミレーナを入れたままでも大丈夫で、ピルと比べてコスパもいい」などのメリットがあることがわかりました。 そこで、次男・まるくんの1カ月健診のタイミングで、お医者さんに「ミレーナを装着したい」と相談をしたアザラシ子さんでしたが、お医者さんからの説明を受けていると、少しだけ不安を感じてしまい……。決意が固まっていても、いざお話を聞くと少し心配になってしまうことってありますよね。 監修/助産師REIKO ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 著者:マンガ家・イラストレーター アザラシ子二児の母で、デザイナーをしている。育児エピソードをメインに描いており、ミレーナ(子宮内避妊器具)や美容皮膚科レポなどを更新中。
2022年06月06日初めての妊娠のとき、私が通っていたのは男性医師が個人で営む産婦人科。「家から近い」という理由でこの産婦人科を選びましたが、実際に通い始めてみると、この産婦人科医は「口が悪い」という噂で有名だったことが判明しました。最初は気さくな先生だと思っており、口が悪いという印象は抱きませんでした。しかし、それは出産のときに明らかになったのです……。 出産までの流れは予想外の展開陣痛が来たのは、出産予定日を超過して4日目のこと。ちょうど妊婦健診の日でもあり、陣痛が来たかな?と思いましたが、おなかの張りの間隔があいまいだったため、産院に着いてまず医師の診察を受けました。すると子宮口の開きは3cmほどでしたが、陣痛が微弱であったことと、高位破水をしていたという理由で陣痛促進剤を投与し、すぐさま出産という流れに。 もう少し余裕をもっての出産になるかと思っていたので、予想外の展開に焦りを隠せませんでした。徐々に強くなる陣痛に耐えられるのか、無事に出産できるのかと次々に不安が浮かびあがりました。 医師からの衝撃的なひと言陣痛促進剤を投与してから約2時間後、子宮口も全開大になり、いよいよ出産。しかしいざ「いきんで」と言われたときに、どのようにすればいいのかわからず、まったくじょうずにいきむことができませんでした。するとそれを見ていた医師が「へたくそ! そんなんじゃ生まれないぞ!」とひと言。 私はこの言葉を聞いて内心「へたくそって何!?」と思いましたが、医師はそのあとこう続けました。「わかるか? 今一番つらいのは赤ちゃんなんだぞ! ちゃんと呼吸してあげないと!」。 どうしてこんなにつらい思いをしながら怒られなきゃいけないのか、このときはまったく理解できませんでした。そんなふうに言われてもうまくはいきめず、やっとの思いで無事に出産することができました。 「ごめんね」と謝ってくれた助産師さん無事に出産できてよかったものの、「こんなにいきむのが下手だなんて」と自分が情けなくなってしまいました。それを察してか、私のお産を介助してくれた助産師さんが、ベッドで休んでいる私のもとへ来て「ごめんね。先生、へたくそなんて言うことないのにね。でも赤ちゃんが出てくるときって、お母さんがしっかり呼吸をしてあげないと、赤ちゃんが苦しくなっちゃうの。だからもし次に出産するようなことがあったら、落ち着いて呼吸を整えてあげることを意識してみてね」と言ってくれました。 陣痛の痛みに耐えられるかどうかなど、自分の心配しかしていなかった私。出産の瞬間、赤ちゃんも苦しくなるだなんて思いもしなかったので、助産師さんの言葉を聞いて出産は本当に命懸けなんだと気付かされました。 助産師さんのフォローがあったおかげで、「へたくそ!」という言葉はこの医師なりの愛であり、赤ちゃんへの想いだったのかなとも思いました。それから私は3人の出産をしてきましたが、「出産は赤ちゃんも苦しいんだ」ということを念頭に置きつつ、落ち着いて臨めました。今となってはあのきつい言葉にも、感謝の気持ちでいっぱいです。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:夏川さほ10歳、8歳、3歳、0歳の男女4人の母。ステップファミリー。元コンビニ店員だが、第4子出産を機に退職し、現在はフリーライターとして活動中。自身の子育て体験談や商品レビューなどを執筆中。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター こちょれーと 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年06月06日私には現在4歳になる娘がおり、慌ただしい日々を送っています。夫とだんだん夫婦生活をしなくなり、今ではまったくなくなってしまいました。私の気持ちによるところが多いとは思いますが、どうしてわが家が今のようになってしまったのかをお話しします。 娘が生まれてから慣れない育児でバタバタ娘が生まれ、初めての育児で生活が激変し、バタバタと毎日が過ぎていきました。育児休暇中、子どもの世話と家事を繰り返す日々。子育てに振り回される中で、仕事に打ち込み自分のやりたいようにしていたときを思い出し、自分の存在意義がわからなくなることも。 それなのに夫は娘が生まれる前と変わらず、飲み会や友だちと遊びに行きました。育児を手伝わないわけでもないけれど、私が言わないと動かない、いつも指示待ち状態だったのです。 指示待ち夫に対して気持ちが薄れ始め…初めての育児を悩みながらもなんとかやっていました。それなのに夫は私が言わなければ育児を手伝わず、休日は自分だけどこかに出かけてしまうなど残念なことばかり。 夫の子どもでもあるのに私ひとりで育児を頑張っていると思うと、だんだんと夫に対するイライラは募り、気持ちは薄れ……。こんな状態の私にお構いなく、夜になると夫婦生活を求めてくる夫。とてもそんな気にはなれず、やんわりと断っていました。 仕事復帰でさらに悪循環におちいることにそうして娘が1歳になるころ、私は仕事復帰。保育園の送り迎えに帰宅後の娘の世話で疲れ果て、気づけば娘と一緒に寝落ちる毎日。娘の病気で早退や休むこともあり、仕事と育児の両立をすることにいつも必死。 2人目について夫婦で相談するものの、とても毎日が目まぐるしくて私がそんな気になれません。もう少し夫が自分から子育てを手伝ってくれればと考えてしまうのです。夫婦生活はどんどん遠ざかり、現在に至っています。 初めての育児に仕事復帰が重なりバタバタ。そんな中、夫の生活はほとんど変わっていないうえに、あまりにも子育てを私任せにするので夫への気持ちがだんだんと薄れてしまいました。今でも2人目の出産を悩んでいますが、どうしても夫婦生活をする気になれず、このままひとりっ子でもいいかなと考えています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/大福著者:佐藤りさ4歳の女の子の母。病院看護師として働きながら隙間時間に自身の体験をもとにライターとしても活動中。主に育児、健康について執筆している。
2022年06月05日母乳育児からミルク育児に移行したママの体験談です。出産後、ママも赤ちゃんもいろいろなことが初めての状態。育児への自信をなくした時期を経てミルク育児で元気に育つ娘が、育児への自信をつけてくれたという話です。初の出産と育児をとても楽しみにしていた私。赤ちゃんを産むというのは大変ながらも、そのあとの子育て、特に母乳をあげることをとても楽しみにしていました。しかし、その楽しみは毎日涙を流す育児の始まりだったのです。じょうずに母乳をあげられなかった私。なかなかおっぱいを吸えない娘。周りの人からは、「なぜ母乳で育児ができないのか」と言われる毎日。母乳から育児用ミルクで育てることを決めた、私の育児体験談です。 母乳で子育てするものだと思っていた私の出産前の子育てイメージだと、出産後すぐに自然と胸が張り母乳が出て、赤ちゃんも本能で母乳を吸えるようになるものだと思っていました。しかし実際は、出産後すぐには私の胸が張ることはありませんでした。 2日後ぐらいにようやく胸が張り始め、母乳が作られているのを体で感じ、次は娘に吸ってもらうだけ! と思っていました。これも本能で赤ちゃんはできるものだと思っていた私は、母乳さえ出ればあとは大丈夫、“母乳で子育てができる”と期待していたのでした。 周りから押しつけられる理想の育児私は里帰り出産で、出産後2カ月ほど実家で過ごしていました。実家にいる祖母は3人の子どもを、母は私と兄を、義姉は甥っ子にあたるひとり息子をそれぞれ母乳で育てました。そのため、母や祖母は、母乳育児以外の子育てなんてありえない、という考えだったのです。 母乳は出ていたのですが、乳首が短く外側を向いていたため、舌に乳首が当たらず母乳をじょうずに吸えなかった娘。育児用ミルクにせざるを得ない状況に。搾乳をしていましたが、だんだんと母乳が出なくなってしまいました。そんななか、「なぜミルクなのか、母乳ではないなんてありえない」と母や祖母に言われ続けたのでした。 私の考えを変えたのは娘の存在街中で母親より少し上の世代の方に、母乳かミルクかを聞かれることがあります。「ミルクです」と答えるたびに母乳ではない私には劣等感が生まれ、もう母親失格なのではないかと思うように……。そんな私を変えたのは、生後半年を迎えたかけがえのない娘の存在でした。 育児用ミルクで育った娘は身長も体重の増え方も順調、風邪ひとつひかず病院にお世話になることもほぼなく、とても元気に育っています。そんな娘の姿を見ているうちにミルク育児でも私に自信が生まれてきました。 当時母乳育児にこだわっていた私ですが、育児用ミルクでも日々元気に育っていく娘の姿を見るうちに育児への自信もついてきました。母乳でも育児用ミルクでもそれぞれ良いところがたくさんありますが、一番はママとして私が無理のない子育てをすることが大切なのではないかと思っています。現在2歳の娘は今でも風邪もひかず元気に育っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/さくら著者:渡邉香澄0歳、2歳の年子姉妹のママ。ベビーマッサージセラピスト・幼児食インストラクター・上級幼児食インストラクターの資格を取得。ベビーマッサージ教室を運営中。ベビーマッサージセラピストをしつつライター業も兼業。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年05月30日歌手の鈴木亜美さんは現在、第3子を妊娠中です。出産後は、歌手活動のみならず、ママタレとしても多くのテレビ番組でも活躍する鈴木さんに妊娠・出産・育児でのエピソードをインタビュー。 芸能人・有名人ママのインタビュー連載がスタート!ママたちに人気の芸能人・有名人ママに、妊娠・出産・育児エピソードのリアルを教えてもらいました。 歌手の鈴木亜美さん(40歳)は、2016年に一般男性と結婚。2017年35歳で第1子長男、2020年38歳のときに第2子となる次男を出産。現在は第3子を妊娠中で、この夏出産予定です。 今回は妊娠中の体の変化や出産時のエピソード、出産後に変わった考え方などたっぷりお話しを伺いました。 妊娠中大変だったのは体の異変! 「長男の妊娠中は、初めてのことだらけでした。人生であんなに体重が増えたことも初めてだったので、妊娠8カ月ごろに、体重に耐えきれなくなったのか、膝が痛くなっちゃって。 でも、膝を痛めたのをきっかけに、『体の準備をしないと出産を乗り切ることができないな』と思って、家の中でできる軽い運動や散歩などを始めて、出産に備えました」 2人とも自然分娩のスピード出産!「私は2人とも自然分娩。出産はやっぱり痛かったです。長男は6時間、次男は4時間とスピード出産の安産でした。 長男の出産のときは、陣痛より破水する直前にいきみを我慢するのがつらかった……! こんなにも我慢できないものだったなんて。先生に破水をしてもらってから10回くらいいきむと産まれたので、破水してからは早かったです。 人ってこんなにも踏ん張れるんだと驚きました。『頭が出てきたよ』と言われたときは感動して、早く出してあげたいと思いました。 次男のときは、長男のときよりも時間は短かったんですけど、長く感じました。陣痛がきてからの流れを知ってしまっているからこそ、先が長いことがわかっていて、長く感じたんだと思います。 次男の出産時も先生に破水をしてもらい、そこからは一瞬のように感じました。早く産みたいという気持ちが強くて、長男の出産時以上にいきみました。夫も立ち会ったんですが、恥ずかしいという気持ちもなく、思いっきり声を出しました」 産後は考え方が一変!おしゃれさより安全第一に。「ママになってから、ものの考え方や優先順位が一変! たとえば、ママになる前までは『おしゃれな部屋に住みたい』という気持ちが強くて、インテリアもおしゃれさ重視だったんですが、産後は角のない家具に変えました。 家の中にキャラクターものは置きたくないと思っていたのに、今ではたくさんあるし、ジャングルジムまであります(笑)! 子どもの成長や住環境を考えて、引越しも数回しています。 公園によく行くので、普段のファッションは汚れてもいい服、動きやすい服を選ぶようになりました。見た目よりも子どもが優先です。考え方ってこんなに変わるんだなと、自分でも驚いています。 仕事面ではママタレとしてテレビのお仕事を頂くことが増えました。今の働き方は自分に合っていると思うので、自分のペースで活動していこうと思ってます」 「おいしそう♡」子どもの素直な反応が嬉しい「子どもの反応って、素直ですよね。自分の中で『これは良い出来だぞ』という食事をおぼんにのせて子どもたちの元へ運んだときに『わ〜!おいしそう!』と歓声が上がると、『あ~頑張って良かった』って。うれしいなって思います。 逆に、手抜きをしたときは何も言ってくれないので、それも子どもたちの素直な反応だなって(笑)。 子どもたちはいろんなことがちゃんとわかっているし、小さくても立派な人間なんだなと、ささいなことに感動するようになりました」 食事を作るときに大変だなって思うのは、子ども2人の食の好みが違うところ。長男は麺類が大好きで、お肉や野菜を飲み込むのが苦手。次男はお肉・白米・野菜と、定食のようなシンプルな味付けのものが好き。2人の好きなもののバランスを取ることが難しくて、いつも献立に頭を悩ませています(笑)。 産後につらかった睡眠不足、もう何年も戦ってます「出産後に1番大変だったのはやっぱり睡眠不足。もともと良く寝るタイプだったんですが、今の平均睡眠時間は6時間くらい。 大事な仕事の前にはしっかり寝たいと思うんですけど、そういうときに限って子どもがお漏らししたり、自分ではどうしようもできないトラブルがよく起きるんですよね。 普段寝るのは21時くらいに布団に入って、子どもたちが寝付くのは22時くらい。同じタイミングで、私も一緒に寝ることが多いです。次男はまだミルクを飲んでいるので、夜中に2回くらい起きます。続けて寝られないことも大変ですね。 長男のときは睡眠不足の状態に体が慣れなくてつらかったんですけど、最近では体が慣れたのかつらいとは思わなくなりました。 ストンと寝たいときはジムに行って体を動かしたり、整体に行ったりして、体を良い状態に整えるようにしています」 子育てのマイルールは「子どもたちを平等に見ること」 「長男と次男ががしょっちゅう喧嘩するんですけど、そういう時ってつい上の子を叱りがち。でも、しっかり原因を見極めるように気をつけています。 どうしても次男がすぐに泣いて、いじめられたように見えてしまいがちなんですが、よく見ていると先に次男が叩いて、長男はやり返しただけということもあります。 ちゃんと子どもたちを見て、次男が悪いときには叱る。そうすると、子どもたちも見られているということがわかるようになってきます。嘘の言い訳をしたときも、しっかり叱るようにしています。 上の子だから、お兄ちゃんだから、という理由で叱らないようにちゃんと見て、兄弟を平等に子育てしていきたいなって思っています」 1年間の行事を通して、成長と喜びを感じられるように 「子どもがいて良かった」と思えることは、さまざまな年間行事を通して楽しみが増えたことかな。 ママになるまで、クリスマスなどのイベントは自分が楽しむものだったけど、今は子どもたちをとにかく楽しませたいという気持ちでイベントを楽しんでいます。準備とか、やることがたくさんあって、1年中ずっと忙しいんですよ。 クリスマスやハロウィンなど、毎年変化をつけられるように試行錯誤して飾り付けしたり、子どもと楽しんでいます。 最後に、ママたちへメッセージ「産後しばらくは、孤独を感じたり、パートナーに対して不満があったり、自分だけがつらいように思ってしまったり……いろんな悩みを抱えて自分自身を責めてしまうこともあるかもしれません。 でもそれは私も経験したし、みんなが通る道だと思います。その後に楽しいと思えることや、家族がたくさんいて良かったと思える時期が来ると思うので、『みんな一緒だよ!1人じゃないよ!』と伝えたいです。 子どもがいることはとても幸せなこと。子どもたちが大きくなった姿を想像しながら、みんなで一緒に子育てを頑張りましょう!」 ◇◇◇ 産後の情緒不安定や、きょうだいがいる場合に上の子を叱ってしまうのは、多くの方が経験しているのではないでしょうか。きょうだい平等を心がけて、鈴木さんがしっかり子育てに向き合っていることがインタビューでもとても伝わって来ました。鈴木さんありがとうございました!profile:鈴木亜美1982年2月9日生まれ神奈川県出身。オーディションバラエティ「ASAYAN」(テレビ東京) を経て、1998年に歌手デビュー。2009年からは本格的にDJ活動をはじめ、国内のみならず海外でも活躍。女優としても数々の映画やドラマに出演し、近年はママタレとして、「芸能界の激辛女王」としても、バラエティ番組でも人気を博す。2016年に結婚、2017年に第1子を出産、2020年に第2子を出産、現在は第3子を妊娠中(2022年5月現在)。 著者:ライター 廣瀬尚子二児の母。女性誌の編集を経て、フリーランスに。広告やアパレルブランドの撮影、雑誌やWEBマガジンの執筆などを手がける。
2022年05月28日私の義両親はいつもとても穏やかで、結婚以来、嫌な思いなどしたことがありませんでした。しかし第1子の出産時のことはいまだに忘れられません。わが子を守ろうとするあまり、周囲に攻撃的な気持ちを向けてしまう産後の「ガルガル期」だったのかな、とも思うのですが当時は本当に嫌でした。 今日もですか?毎日毎日来られても…陣痛が始まり入院したのは早朝でしたが、お昼前には義両親が産院に現れました。気を使うし、苦しんでいる姿を見せるのも嫌だったのでなんとか帰ってもらいましたが、夕方に無事子どもが生まれると、再び産院にやってきたのです。 孫の誕生に感激している姿にこのときはうれしく思ったのですが、まさか退院するその日まで連日義両親が病室に現れるとは思ってもみませんでした。「会いに行ってもいい?」と事前に連絡はくれるものの、「嫌です」とも言えず毎日義両親の顔を見て過ごしました。 まだいるのですか?ずっといられても…連日病室に現れる義両親。「毎日ごめんなさいね。ちょっとでも顔が見たくて」と申し訳なさそうにはするものの、一度子どもを抱くと離しません。私は退院後は実家に里帰りをする予定だったので、「じっくり子どもと触れ合えるのは今しかない」という思いも義両親にあったのだとは思います。 そうだとしても毎回毎回、面会時間いっぱいまで粘られるのは産後の体力的にもとてもきつく、途中から「面会時間が変更になった」と嘘をついて、短時間で済ませられるようにせざるを得ませんでした。 なんでこれ!?大量の差し入れに衝撃「母乳にはあんこが良いのよ」と義母が買ってきたのは、箱に入った大量のたい焼きでした。とてもひとりで食べきれる量ではありません。ましてや「食べ物の差し入れは保管に困るから遠慮したい」と伝えていたのに、まったく聞く耳を持っていない様子にがっかりしてしまいました。 さらに助産師さんからは「食べ過ぎないでね」と注意されたばかり。どうしたものかと途方にくれました。結局、その後に面会にきた夫にこっそり持って帰ってもらうほかありませんでした。 すべては義両親の孫を思う気持ちゆえの行動だとわかっています。それでも心身ともに疲れ切っていた出産直後の私には、泣きたくなるほど嫌なことばかりでした。子どもが大きくなった今では笑い話ですが、それでも思い出すとあのころのつらかった気持ちが少しだけ蘇ります。将来、子どもやそのパートナーが出産したときには、私も気をつけようと今から思っています。 作画/ぐら子著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2022年05月27日ブログやSNSに投稿されているAiさんが、フォロワーさんの体験談をマンガ化! 前作「分娩室乱入事件」の続編になります。主人公の美月さんが出産を終え、退院してからのお話です。出産日の当日、分娩室に乱入した義父に出産シーンを見られてしまった美月さん。タバコを吸っていて立ち会う瞬間に間に合わなかった夫に後日そのことを話すと、ケラケラと笑いながら「親父が変な目で見ているとでも言うのかよ」とひと言。その発言と夫の態度に美月さんはブチギレ! 退院するまで義父と夫を出入り禁止にしたのでした。(※コロナ前のお話です)あっという間に退院日を迎えた美月さんは、家に帰ることに。 すると、義父が美月さんと赤ちゃんの帰りを待ちわびていました。 「毎日遊びに来るからね」そう言った次の日――。 義父は朝6時に美月さんの家のチャイムを鳴らします。 そして得意げに「いい物を持ってきたから!」と言って取り出したのは、スーパーで半額で買ったマグロ。 義父の言う通り、ご飯とお味噌汁を準備し、朝ごはんを一緒に食べる流れになったのですが……? マグロの色を見ると、義父は顔をしかめて… マグロの刺身の色を確認した義父は、「色が悪いなぁ」とつぶやきます。 「まっ、多少傷んでても大丈夫だろ!」そう言うと、美月さんのお皿にマグロを移動し、自分は全然食べず……。 気持ち悪くなっている美月さんのことなどお構いなしに、満足そうな顔で「明日も来るから」と言うと、帰っていく義父。 (嘘でしょ? これが毎日続くの……?) 美月さんは絶望的な気持ちになってしまうのでした。 さらにAiさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai2児の母でライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2022年05月27日妊娠中、つわりで大変なときもそのつらさを理解し、サポートしてくれた夫。初めての出産に対する不安を抱えていたときも、寄り添ってくれました。「夫は妊娠出産の大変さを理解してくれている」。そう思っていたのですが……。 私たちのバースプラン赤ちゃんは2人揃って迎えてあげたいと決めており、立ち会い出産を希望。里帰りを終え、出産予定日よりも少し前に陣痛が始まりました。しかしお産は進まず、夫は一度仕事へ戻ることになりました。ようやく進み始めたものの、夫はまだ遠方で仕事中のため、すぐには駆け付けることができません。 本格的な痛みが伴う陣痛が始まってから6時間が経ったころ、「もし陣痛が耐えられそうにないなら、希望は叶わなくなるかもしれないけれど、破水を促せば子宮口が開きやすく、もっと出産をラクに進められるよ」と助産師さんに言われました。しかし、「赤ちゃんの状態が大丈夫なら、可能な限り夫の希望を叶えてあげたい」⋯⋯そう思いながら、その後も必死に痛みと闘っていました。 出産後、夫からまさかの発言助産師さんの助言を頂いてから3時間後、夫が無事到着。それと同時に破水を促し、すぐに子宮口全開大となり、無時出産となりました。なんとか立ち会い出産を叶えることができ、夫婦そろって涙を流しながら喜びました。夫の顔を見ながら、「陣痛は苦しかったけれど、頑張って本当によかった」心からそう感じていました。 しかし、幸せな時間が流れていたのも束の間! 落ち着いたころに、夫がびっくりな発言をしたのです。「割とスムーズでラクな出産になって本当によかったね」。⋯⋯開いた口が塞がらないとはまさにこのこと。「ラクな出産」。悪気はなかったにしろ、夫の発言に私はとてもモヤっとした気持ちになりました。そして悲しくもなりました。 夫に物申す!夫の言い分は…?夫は私が陣痛で苦しむ姿を一切見ることなく、病院に到着してすぐの出産だったため、スムーズでラクな出産に思えたようです。さらに出産については、自分にできることはないと思い、出産の流れについても事前に調べることもしなかったようでした。 そこで私は、「2人の夢を叶えるため助産師さんの助言後も陣痛に耐えたこと。本格的な陣痛がどれほどの痛みで、それに耐えることのつらさがいかなるものであったか。さらにラクな出産というものは、そもそもないのだ」ということを説明しました。夫はしっかり話を聞いて理解し、自身の発言を反省してくれていました。 このことから、私たちは産後のトラブルや育児に関して可能な限り、共有するようにしました。仕事が忙しいため、すべてを把握してもらうことは難しいですが、夫が理解しようと関心を向けてくれただけで私はうれしかったですし、心が救われました。慣れない育児は大変でしたが、夫の存在には救われました。それでも2人目の出産は、陣痛から付き添ってもらおうと心に決めています。 監修/助産師 松田玲子作画/キヨ著者:山下亜衣10歳と7歳のサッカー小僧の母。子どもたちを応援するため、アスリートフードマイスターを取得。転勤族で現在は地方での生活を満喫中。趣味はキャンプ。
2022年05月25日ブログやSNSに投稿されているAiさんが、フォロワーさんの体験談をマンガ化! 前作「分娩室乱入事件」の続編になります。主人公の美月さんが出産を終え、退院してからのお話です。出産日の当日、分娩室に乱入した義父に出産シーンを見られてしまった美月さん。タバコを吸っていて立ち会う瞬間に間に合わなかった夫に後日そのことを話すと、ケラケラと笑いながら「親父が変な目で見ているとでも言うのかよ」とひと言。その発言と夫の態度に美月さんはブチギレ! 退院するまで義父と夫を出入り禁止にしたのでした。(※コロナ前のお話です)あっという間に退院日を迎えた美月さんは、里帰りはせず、家に帰ることに。 すると、義父が美月さんと赤ちゃんの帰りを待ちわびていました。 「毎日遊びに来るからね」 義父がそう言った次の日、朝6時に美月さんの家のチャイムを鳴らします。 そして、得意げに「いい物を持ってきたから!」と言って、取り出した物は……!? スーパーで買った半額商品に興奮する義父 朝6時に訪問してきたと思ったら、ズカズカと家に入り込む義父。 半額のマグロに興奮したのかと思ったら、「ご飯は炊いてあるかい?」「味噌汁は大根と油揚げでお願いできるかな?」と、朝食を美月さんの家で食べていくことをアピール。 (昨日の夜買ったおつとめ品のマグロって大丈夫かな?) マグロが生ものということもあり、美月さんは引っかかっていたのですが……? さらにAiさんのマンガは、このほかにもブログやInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね。著者:マンガ家・イラストレーター Ai2児の母でライブドアブログ公式ブロガー。インスタやブログで過去の体験談やフォロワーさんのエピソードを漫画にして紹介しています。
2022年05月25日わこさんは、持病にパニック発作を抱える妊婦さん。ある日、里帰り先の病院で切迫早産(早産の危険性がある状態)の診断を受け、突然入院することに。点滴の副作用やさまざまな制限などに苦しみましたが、妊娠37週になり、いよいよ点滴が外せることになりました。しかし、点滴を外して副作用から解放されたと喜んでいたところ、その数時間後におなかが張って痛くなってしまいます。「陣痛になるかもしれない」と言われ、焦るわこさん。「24時間耐えられたらひとまず大丈夫」と言われ、なんとか持ちこたえてた退院しよう、と心に決めますが―?長い長い運命の夜… 「今夜眠れたら、一晩持ちこたえたらなんとか退院できる!」 長い夜が始まりました。 痛みは耐えられるレベル。けれど、 「このまま張り返しが強くなれば今日生まれるかもしれない」 そう考えただけで心の準備ができていないわこさんはドキドキしてしまいました。 しかも、準備しておいた陣痛バッグは実家に置いたまま……。売店で必要な物を買いたいけれど、閉店しているので、とりあえず自動販売機で飲み物だけ2本ゲットしました。ほかに持っているものといえばタオルぐらい。 あまりに何も持っていないので、さらに心細く感じるわこさん。 「ますます緊張するし、寝れる訳ないよ!」 そう思っていたわこさんでしたが、あっけなく寝てしまうのでした。 ◇◇◇「陣痛バッグ」は出産の入院準備品をまとめたバッグのこと。「入院バッグ」などとも呼ばれるようです。助産師さん曰く、妊娠経過が順調であっても、突然入院する可能性は誰にでもあるので、妊娠30週~35週ごろに準備を済ませておくとよいそうです。緊急で入院することになっても慌てなくて済むよう、しっかり準備をしておきたいですね。 監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年05月23日第二子出産まであと少しのころの出来事です。上の子は生まれてくる子と年子になるので、まだまだ手がかかる時期でした。重たいおなかを何とか支えながら、上の子のお世話もする毎日。いよいよ出産予定日1週間と少しになったときに、上の子が体調を崩してしまいました……。上の子が突然の嘔吐日曜日の朝方のこと。里帰りをしていましたが、週末にはパパもきてくれていました。久々に3人で並んで寝ていると、上の子が突然泣き出して嘔吐。処理したあとに脱水症状にならないよう、少しずつ水を飲ませました。しかし数分後、飲んだ水をまた嘔吐。そのあとも何度か起きては嘔吐するの繰り返しでぐったり。たまたまきていた私の弟や祖母も嘔吐処理を手伝ってくれました。 日曜日だったこともあり救急病院へ行くと、嘔吐下痢症との診断でした。そのあと様子を見ながら水分補給をしたり薬を飲ませたりするうちに、ごはんも食べられるようになり、だんだんと元気になっていきました。 私まで嘔吐下痢症に!?その2日後、私が寝る前にすごく気持ち悪くなり、ごはんも食べられず夜中に嘔吐! 以前のつわりでの嘔吐よりも苦しく、下痢も続きました。朝起きると祖母もぐったりしている様子。おなかの痛みでトイレに駆け込んでいましたが、トイレに行ってもだんだん下痢は出なくなりました。 下痢は出ないけど痛い、けどトイレに座っても何も出ない。でも痛くて座っていないと耐えられないほどに。「あれ? なんだか定期的に痛いぞ……!?」。そうです、陣痛が始まったようなのです! でもそのときは、嘔吐下痢症で痛いのか陣痛なのかよくわかりませんでした。 苦しいながらにとりあえず産院に電話すると、嘔吐下痢症かもしれないのでまずは内科を受診するように言われました。それが7時ごろのことでした。 しかし、内科が開くのは9時から。電話のあとも定期的に痛くなり、陣痛かもしれないと不安になりました。もし陣痛なら2人目なのでお産が早く進むので、念のためもう一度産院に電話して病院へ行きました。 下痢しちゃうかも!?とパニックに家族も具合が悪く送ってもらうことができなかったので、タクシーで産院へ。タクシーの中でも痛みがひどく、着いたらすぐに陣痛室へ入りました。子宮口はすぐに5cmほどになり分娩室へ移動することに。 はじめは「嘔吐するかも!? 下痢しちゃうかも!?」と心配していましたが、だんだんそんな心配も忘れるくらいの痛みになり、そのまま9時前に生まれました。そのあと数日は胃に負担が少ない食事にしていただいたり、シャワーは隔離されたりするなど、たくさんの協力のもと無事退院できました。 この経験から、嘔吐下痢症など感染力の高いものはもっと気をつけて処理や消毒をしないといけないのだと思いました。(ちなみに、上の子の嘔吐処理をしたパパ、祖母、私の弟もすぐに感染しました)。 また、「陣痛かも?」と思ったらすぐに産院に電話し、どうすれば良いのか聞くこと。自分の直感を信じてみることも大事だなと感じました。陣痛はいつどこでくるかわからないもの。早めに入院準備をしたり、タクシーを登録したり、子どもの預け先を確保したりするなど、「いつでもこいや~!」と言えるくらい準備をしておけるといいなと思いました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO著者:なるママ。0歳、1歳の年子の育児中ママです。
2022年05月23日第1子となる女の子を出産したときのこと。出産するにあたって一番不安だったのは、なんといっても陣痛! 私は不安を紛らわすため、いろいろな人の体験談や動画を見まくっていました。しかし実際は、自分が想像した出産とはまるで違う驚きの結果になりました。陣痛への恐怖私は痛がりの怖がりで、妊娠がわかったときも、うれしさよりもまず先に「陣痛に耐えられなかったらどうしよう。ちゃんと産めるのかな?」という不安がありました。いろいろな人に話を聞いても、「大丈夫! 大丈夫! みんな産んでるし」ということでしたが、出産が近づくにつれて不安は増すばかりでした。 動画を見て予行練習出産1カ月前になり、実家でお世話になることに。ごはんの準備も洗濯もしなくてよかったので、暇で暇で仕方ありません。やることがなかった私がしていたことといえば、いろいろな人の出産体験談を見たり、出産の動画を観ること。それをすることで不安になる人もいるかと思いますが、私は気が紛れました。 私が見た動画では、出産の始まりはどの人もたいてい「飛び上がるような痛みで起きました」とか、「破水をしたので病院に走りました」というもの。なので、私自身も「あーきっと、陣痛や破水から始まるんだろうなぁ」と勝手に思っていました。また、動画や体験談から呼吸が大事だということも学び、出産までひたすら呼吸の練習もしていました。 おしるしが出た! けれど…妊娠39週目のある日。トイレに行ってみると、ショーツに血が付いていました。「あ! おしるしだ!」とすぐにわかりました。でも、おしるしではすぐに生まれないということも体験談を読んで知っていたので、「もうすぐ出産かなー」くらいしか思いませんでした。その日の診察でも、子宮口はまだ全然開いてきていないとのことだったので、普段通りに過ごしていました。 次の日になっても特に痛みはありません。ただ前日にあった、おしるしの量がどんどん増えているだけです。「まぁこんなもんかなー?」と思っていましたが、なかなか出血はおさまりません。少し心配になり母に相談すると、「それちょっと診てもらったほうがよくない?」とのこと。「まぁ母が言うなら……」と軽い気持ちで病院に行きました。 もう生まれる!?病院に行って診てもらうと、なんと子宮口6cm。先生からは「痛くなかったんですか?」と言われました。たしかに生理痛のような痛みはずっとありましたが、どの動画も体験談も、出産の始まりは飛び起きるような陣痛か破水です。そう信じて疑わなかった私は、まさかもうそんなにお産が進んでいるとは思いませんでした。 そのままどんどん子宮口が開き、いつのまにやら分娩台へ! 呼吸法の練習の成果を発揮することもなく、分娩台に上がったのでした。しかしここからが大変!「さぁ、いきんでもいいですよ!」先生にそう言われたものの、呼吸法ばかり練習していた私はいきみ方がわかりません。「どうやっていきめばいいんですかー!?」そう叫びながらも、なんとか無事出産したのでした。 出産を通して学んだのは、出産は一人ひとり違うということ。ひたすら動画を見たり体験談を読んだりして、「絶対に自分もこういう始まりで出産するんだ!」と思い込んでいましたが、実際はまったく違っていました。へたくそないきみ方でも無事に生まれてきてくれた娘に感謝です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:aky0920一児の母。小学校教員として働いているため子育てなんて楽勝!と思っていたが……。初めての育児にバタバタの日々!
2022年05月21日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜