お子さんが体調不良で野菜が食べられなかったことに気づかず、イヤイヤ期のせいだと思って無理やり食べさせようとしてしまったママ。何でもイヤイヤ期のせいだと決めつけてはいけないと反省したママの体験談です。 次女のイヤイヤ期は1歳9カ月ぐらいから始まりました。それまでは、上の子に比べておおらかで育てやすい子だと思っていたのですが、やりたくないことに対してはっきり「嫌、嫌い」というようになりました。イヤイヤ期は成長の証とわかっていながらも、毎日うんざりしていたときに、母として失敗してしまった出来事が……。何でもイヤイヤ期のせいにしていはいけないと反省したエピソードをお伝えします。 2歳目前に始まったイヤイヤ期次女は自由に歩きたいからと抱っこされるのを嫌がり、歯磨きも泣いて拒否、お風呂に行こうと誘っても「嫌、行かない」と逃げ回る日々。中でも苦手な野菜をまったく食べなくなってしまったのには困りましたし、栄養面でも心配でした。 野菜の中で食べるのはトマトとブロッコリーのみ。他の野菜は細かくしたりとろみをつけたり、食べるそぶりを見せたら褒めちぎったりと工夫しても完全拒否でした。 いつも以上に野菜を食べないイヤイヤ期に入り、思うように物事が進められず、私自身も疲れてイライラしていました。そんなとき、次女がまったく野菜を食べようとしない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べません。そんな姿をみて私は焦りを感じてしまいました。 健康のため、野菜も食べてほしいのにどうして食べないのか……。私は「もう! なんでお野菜食べないの? 食べないとおやつも他に好きなものもあげないからね!」と強い口調で言い、次女を睨みつけてしまいました。 実は体調が悪かった次女怒ってしまったその日のことです。次女が頻繁に口の中を手で触ろうとする姿に気がつきました。そして、口の中を見てみるといくつか口内炎ができていました。その上、今日は体もいつもより熱い。もしやと思い、熱を測ってみると38.1度。病院で診てもらうと「手足口病」の診断。そうなのです、娘がトマトを嫌がったのは手足口病になり、口の中に口内炎ができてしみたからだったのです。 まだじょうずにお喋りできない娘は、「口が痛いから食べられない」ということが伝えられなかったのです。それなのに私はイヤイヤ期特有のわがままかと思い、怒ってしまったのでした。 その夜、次女と一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、今日はお口が痛くてトマトが食べられなかったんだね。お母さん怒っちゃってごめんね」と謝りました。イヤイヤ期のわがままだと決めつけず、娘の様子をもっとちゃんと観察してあげていれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行ってあげられたかもしれません。まだ伝えたいことがうまく言葉で表現できないこの時期、なぜ「嫌!」と言っているかを考えてあげないといけないなと反省しました。 イラストレーター/あんこママ監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年09月29日レチナをつけて登園すると「どうしたの?」とお友だちからたくさん質問されることで、少しうんざりしていたくぴこちゃん。早速じぇにこさんは幼稚園の先生にも相談することに……。すると、園側もじぇにこさんの要望を快く聞いてくれて、少し様子をみることになったのですが……!?レチナをつけての幼稚園生活、その後…幼稚園でのレチナの生活に慣れず、レチナ(※1)をつけて登園することにへきえきしている娘。 娘の周囲のことや園での様子について密に連携を取れるようにと、さっそく幼稚園の先生にも伝えて相談しておきました。 ありがたいことに幼稚園側も快く受け入れてくれて、全教員で共有し、娘を見守り、必要があれば介入し、その都度連絡してくれると言ってもらえるということで、ひとまず様子を見ることに。 (※1)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具 その後しばらくは娘や園から問題などを聞くことはありませんでしたが、ある日娘を幼稚園に迎えに行った際、クラスのお友だちが私に話しかけてきました。 私は子どもたちの目線に合わせて、娘のレチナについて簡単に説明しました。 すると子どもたちは……? このことが直接のきっかけになったのかはわかりませんが、これ以降、マスクを外して過ごしていても、「レチナについて聞かれることがなくなった!」と、元気な様子で帰ってきてくれるようになりました。 幼稚園からも娘がお友だちと元気に仲良く遊んでいるとのことで、心配するような状況は起きることはありませんでした。幸いにも今回は深刻なことにはなりませんでしたが、年齢を重ねれば重ねるほど今回のようにはいかないかもしれません。 そのときに娘がひとりで抱え込まないように、親として寄り添ってあげられるように娘との関係の大切さを改めて実感した出来事でした。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年09月27日独身時代は、毎日のように外に飲みに行くのも気になりませんでした。子どもが生まれる前から外によく飲みに行く夫でしたが、まさか子どもが風邪をひいているときまで飲みに行くとは思っていなかったです。それには夫との考え方に違いがありました。 子どもより飲み会を優先する夫子どもが生後6カ月のころ突発性発疹になって高熱が続いており、ずっと泣いているし、嘔吐もしていました。私は子どもにずっとつきっきりでごはんも食べられなかったため、夫に仕事終わりに何かごはんを買ってきてほしいと連絡すると、返ってきた返事が「飲み会行ってきていい?」でした。 びっくりして何も言い返せませんでした。ごはんだけ欲しければ、デリバリーを利用すればいいと思っていたのでしょうか。結局何も買ってきてくれなかったため、ごはんも食べることができませんでした。 夫の周りの人も配慮なし?夫の友だちも同僚も小さな子どもがいる人が多いのですが、子どもが風邪をひいているなら早めに家に帰ってあげて、などと言う人はいなかったようです。母親が家にいるなら、看病は母親がすればいいと思っているのでしょうか。 まず、そんなに他人の家のことに関心を持っていないかもしれません。もし夫が子どもが風邪をひいていることを言ったとしても、他の人は他人の家の事情を気にしないかもしれません。実際私も働いていたときは、周りの家庭のことは気にしていなかったと思います。 話し合いしたけれど……その後、夫婦で話し合うことに……。夫の意見は、「大人が1人ついていれば看病はできる。だから飲みに行ってもいいと思う」でした。私は、「看病は体力を使うから2人いたら心強い」と伝えました。 話し合いは結論づけることができず、数日間、無言で過ごす日々。結局私が折れて、飲み会に行っていいことになりました。考えた結果、飲み会に行けずイヤイヤ家に帰ってくる夫を見ていてもストレスが溜まってしまうと思ったのです。過度な期待をせず、できる限りのことは私がしようと決めたら気持ちがラクになりました。 話し合い後から、子どもが体調を崩したときは私がひとりで看病していますが、ストレスなくできています。子どもが体調不良のときに夫が飲み会へ行くことはまだありますが、帰ってきてくれると期待していない分イライラすることもありません。結果的に両者がストレスなく過ごせるように話し合いをしてよかったと思います。 著者:たなか さき2歳女児の母。子育てしながら看護師として働く。子育てと医療系について執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年09月27日まめねこさんの小学生の長男くんの喉に、魚の骨が引っ掛かってしまったときのお話です。ある日、学校から1本の電話がかかってきました。出てみると、長男くんの担任の先生から「給食で魚の骨が喉に引っ掛かったようです。苦しそうなのでお迎えお願いできますか?」と言われました。まめねこさんは慌てて学校へ!先生曰く、学校では、ご飯の丸飲みも試したとのことなのですが……!? 学校からの1本の電話…… 長男くんの担任の先生から、給食で出たサバの骨が喉に引っ掛かって苦しそうだと連絡を受け、慌ててお迎えに行ったまめねこさん。学校ではご飯の丸飲みも試したと言われました。 まめねこさんはかかりつけの小児科へ行きました。しかし、受付で事情を伝えると、小児科では魚の骨が取れないため、耳鼻科を受診するようすすめられます。 そして耳鼻科へ受診すると、 「お母さん。何か、飲みこませましたか?」 と、鋭い表情をした医師に聞かれました。 「学校でご飯を飲み込んだと……」 と答えると、 「骨を余計押し込むから、絶対止めてください」 と強めに注意を受けました。 そして看護師さん2人に長男くんを抑えてもらいながら、「これで抜けるかな……」と言いながら、医師が骨を器具で取ってくれました。その間、おえっとなってしまったけれど、5分ほどで抜けたとのこと。 「よかったー」と、医師からも安堵の笑みがこぼれました。 抜いたとたんに元気になって、ペラペラとおしゃべりが止まらない長男くんなのでした。 ◇◇◇ めったにはないけれど、魚の骨が引っ掛かると痛いのと取りづらいのとで焦ってしまいますよね。まめねこさんの長男くん。無事に抜いてもらえてよかったです。もしも、魚の骨が引っ掛かってしまったときは、まめねこさんの経験を参考にしつつ、病院に相談してみてくださいね。 ※魚の骨が刺さって自然にとれないときは、耳鼻咽喉科に相談しましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2022年09月25日長男の1カ月健診が終わり、実家から自宅に戻ってほぼワンオペの生活がスタート。生後2カ月あたりに起きた出来事です。心配性の私はベビーセンサーを購入したのですが、それによって思いもよらないことが起きてしまいました……。後悔している衝撃の出来事 ※訂正:(誤)取ってしまう→(正)止まってしまう 子どもの安全を守るための機器を購入したはずなのに、それに気をとられた結果、子どもにけがをさせてしまったこの出来事。数年たちましたが、ふっと思い出すことがあります。そして今でも後悔しています。この失敗以降、床にはジョイントマットを敷き、ベッド以外に寝かせる際はマットの上に寝かせるようになりました。 ※寝返り前の赤ちゃんであっても、ソファなどから落下する可能性があります。大人用のベッドやソファなどで赤ちゃんを寝かせる場合には、大人が近くで見守り目を離さないようにしましょう。また、ベビーベッドの柵も、お世話していないとき以外はしっかり上げておく必要があります。安全対策をしっかりおこなって赤ちゃんが転落しないよう注意しましょう。※「#8000」は厚生労働省の「子ども医療電話相談事業」のこと。 監修/助産師 松田玲子著者:ぶりさしフルタイムで働きつつ7歳と5歳の男兄弟を育てるワーママです。今年の夏頃からSNSへ育児マンガの投稿を始めました。
2022年09月21日今回は、レチナをつけての幼稚園生活が始まったころのお話です。入院生活を終えると、幼稚園の年長さんに進級したくぴこちゃん。手術の効果をしっかり継続するため、レチナを鼻に装着して幼稚園に生活を送ることになったのですが、そこで問題が発生してしまい……!?周囲の反応に落ち込む娘入院生活を終えて、春休みも明けたころ、娘は幼稚園の年長さんに進級しました。 手術の効果をしっかり継続するため、レチナ(※1)を鼻に装着し、テープで止めてさらに落としてなくすのを少しでも防ぐため、できるだけマスクをつけて生活するように娘に言い聞かせます。 幼稚園にもその旨を了承してもらい、新しい生活が始まりました。 (※1)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具 幼稚園が始まってしばらくしたある日、娘が元気のない様子で帰ってきました。幼稚園が大好きで今まで元気のない様子で帰ってきたことが一度もなかったので、何があったのか事情を聞くと……? 幼稚園でお友だちからレチナについて聞かれるのが嫌だという娘。 幸いにもからかわれるというような雰囲気ではなく、「それ、どうしたの?」と何度も聞かれることにへきえきするようで、落ち込んでいるようでした。レチナにより今までとは幼稚園生活が少し違うというのは娘にとっては、大きな問題です。 レチナを付けて幼稚園に行くのが嫌だと言う娘ですが、レチナをつけなければ今回の手術の効果は得られません。 治療の継続と娘が安心して幼稚園で過ごすために何ができるかずっと考えて、まず娘の目線に立ってその気持ちを受け止めようと思いました。 娘がレチナをつけて登園するのが嫌だという気持ちは決して否定しないと、同意しながらも、「その思いを友だちに正直に言ってみてはどうか?」と提案してみました。娘にとっては思いがけない答えだったようで、私の言葉にビックリして目を大きくしていました。 手術の成果を維持するためにはレチナを取って生活することはできない。 しかし、どうしても目立ってしまい本人が嫌だと思う気持ちは否定しない。 「私も本当はつけたくないけれど、手術をしてくれた先生とのお約束だからつけている」自分の気持ちに嘘をつかないでその気持ちをそのまま、お友だちに伝えてみることで、周囲への理解が広がるかもしれない。また、娘から聞くお友だちの様子から、例えば、絆創膏やギプスをしているお友だちを心配するように「どうしたの?」と聞いてきたのかもしれない。 娘も私の帝王切開のおなかの傷を見るたびに「それどうしたの?」と聞くことがあり、「それはいじわるな気持ちで聞いてきたわけじゃないでしょ?」と。 「多分それと同じ気持ちで”どうしたのかな?”って気持ちで聞いているかもしれないよ?もし、それでも嫌な思いをしたり、悲しい気持ちになったらまたママに話してほしい」と伝えました。 退院時やその後の外来で、レチナについて先生から強く念押しされていたので、レチナをつけなければいけないというのは、娘も身に染みてわかっていたはずです。 しかし、治療は必要だけれどこの状況をどうしたらいいのか悩んで、私に伝えるかどうか葛藤し、落ち込んでいたようでした。 幼稚園での様子やレチナへの本当の気持ちなどを正直に言ってくれたことを改めて娘に感謝すると、話し終えたころには落ち込んだ様子も消え、笑顔を見せてくれました。今回、娘が私を信頼して正直に気持ちを話してくれたことがとてもうれしかったです。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年09月20日ある日、いつものように義実家に遊びに行ったとき、義母から衝撃的な告白をされました。それは到底笑って許せるものではなかったのですが、義母はことの重大さを認識していないような態度。今後の義母との付き合いが非常に不安になった体験談です。 ※生後1年未満の乳幼児は、乳児ボツリヌス症にかかるおそれがあるため、はちみつを与えてはいけません。義母から3年越しの衝撃告白義実家に私と2人の子どもで遊びに行ったとき、「おいしい食パンがあるよ!」と義母がおやつに出してくれました。2人ともいただこうとしましたが、ふと気づいて原材料を確認してみると、そこには「はちみつ」の文字が。4歳の娘はおいしくいただきましたが、そのとき生後9カ月だった息子はその食パンは遠慮しました。 それを見つめていた義母。「そうよねー。昔はそんなこと言わなかったけど、1歳になるまではちみつは食べられないものね」とニコニコ。そこからひと呼吸おいて、「実はね、まだ娘ちゃんが1歳になってないときに、はちみつ食べさせちゃったことがあったの」といきなり話し始めました。 「え?」まさかの事実に固まる私…義母の唐突な告白に理解が追いつかない私。「え? 娘って、この子のことですか? いつですか?」と確認しながら頭の中を必死に整理しようとした私。「そうそう、今さらなんだけどね。あげたお菓子に入ってたことがあって。すぐに気づいたんだけど申し訳なくて言えなくてねぇ」と心苦しそうな表情で私に言いました。 そして「まあでも、何もなかったんだからよかったよねぇ。結果オーライ」と締めくくりました。いきなりの衝撃告白に、私はすぐには言葉が出てきませんでした。 そのときに言ってよ! 夫も義母に激怒やっと状況を飲み込んだところで、「あの、今後もし同じようなことがあったら、ちゃんと伝えていただきたいので、お願いします」と言葉を絞り出しました。すると義母は「うんうん、そうだよねぇ」とわかっているのかいないのか……。 のんびりとした口調で返事をするので、「何かあってからでは遅いので」とくぎを刺すと「りょうかいりょうかーい」と手をひらひらと振り、この話は終わりになりました。帰宅後、夫にもこの事実を伝えると夫は激怒。すぐに義母に電話をかけていましたが、義母は私のときと同じ調子で答えていたそうです。 場合によっては命にかかわる事態だったかもしれません。当時、もし娘が体調を崩して、その原因がわからないままだったとしたら、適切な対処ができなかった可能性もあります。子どもたちのために、言いにくいことでもすぐに報告してほしいと、今後何度も義母に念押ししていかなければと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/キヨ著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年09月17日長男は食後でもないのに1日中ゲップを多発することがありました。普通の頻度ではなかったので、私は息子がわざとやっていると考えて叱ってしまいました。しかし、ネットを検索したり、小児科で相談したりするうちに、わざとではなく原因があるかもしれないということがわかってきました。 ゲップを多発する息子に対する私の対応息子のゲップが急に多くなったのは、年長のときでした。食後に限らず1日中、1時間に数回もゲップが出る状況で、私は息子がおもしろがってわざとしているのではないかと疑っていました。 食事中した場合には、私は息子に行儀が悪いことを伝えて注意。息子は「わざとではない」と主張しましたが、私はゲップをするとスッキリする感覚を覚えたのだろうと考え、「せめて食事中は我慢しなさい」と言い聞かせました。 わざとじゃなかった? ゲップ多発の原因ゲップの頻度が減らない日々が続く中、何気なくネットで検索すると、「呑気(どんき)症」という病気があることを知りました。ストレスなどから空気を飲み込んで、ゲップなどが症状として出る病気と書かれていました。 息子はこの病気なのかもしれないと考え、喘息の薬を小児科へもらいに行ったときに先生に相談。すると、「ストレスや緊張から空気をたくさん飲んでゲップをすることがあります。その場合は本人に注意することは逆効果です。気にさせないことが大事なので、注意をしないようにしてしばらく様子をみてください」と言われました。 対応を変えたあとの息子の変化とは?小児科の先生の説明を聞いて、これまで息子がわざとやっていると思って注意してしまったことを反省しました。その後は、ゲップが出たとしても何事もなかったかのように接しました。幼稚園の先生には小児科で言われたことを伝え、何にも言わずに見守ってほしいと依頼。先生もわざとやっていると思い込み、これまで注意してしまっていたとお詫びをいただきました。 いつになったら出なくなるのか最初は不安でしたが、2カ月経つと少なくなってきました。さらに2カ月後には普通の頻度になり、まったく気にならなくなりました。 息子のゲップに悩んでいた当時は弟が生まれたあとでした。息子からすると、それまでひとりっ子として育てられ、親の愛情を独占していた状況が一変したのでしょう。私があまりかまってあげられないことで、ストレスを感じていたのかもしれないと思いました。子どもは親が思っているより環境の変化を敏感に感じとるため、状況が変わったときこそ、気持ちに寄りそった対応が大切だと学んだ体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:福田ひろみ2男1女の母。3人の子どもはそれぞれ12歳、7歳、5歳で、性格は三者三様。頑固でワガママな真ん中っ子の対応に苦戦しつつ、夫は単身赴任中につき、ワンオペで子育てしている。
2022年09月15日朝まで寝られるようになり、まるくんの体調は快方に向かっていきました。よく眠れるようになるとグンと回復も早くなり……。まるくんが無事に完治し、ももひらさんが感じたこととは?眠れるようになると…? 全8回ご覧いただきありがとうございました!もう母になって6年になりますが、ありがたいことに2人とも大きな病気にかかったことがなかったので病気には本当に無知で、RSだとわかったときは「だから咳がひどかったのか、原因がわかってよかった〜」とほっとした気持ちがあったくらいでした。 本当に無事治ってくれてよかった……! 今はまったく元気にしていますが、未だについつい新生児のころみたいに「息してるかな……?」と確認してしまいます。 ◇◇◇ まるくん、完治して本当によかったです! まだまだ油断ならない新型コロナウイルスに加え、小さい子はRSウイルスの危険とも隣り合わせ。コロナ禍に子どもが体調を崩したとき、大人はどう動いたらいいのか?ももひらさんの体験談を通して、ご家族間の連携を考えたり、すぐに病院に連絡できるよう準備しておいたりと、いざというときのことを考えるきっかけにつながったらと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月15日本来なら入院が必要な状況になっていたまるくんですが、コロナ禍もあり入院は厳しいと言われてしまいます。引き続き自宅でまるくんの様子をうかがいながら看病することに。打倒RS!と燃えるももひらさんでしたが……?今回のももひらさんの体験談は、コロナ禍に子どもが体調を崩したとき、親や大人はどう動けばいいのかを考えるきっかけにつながったらとご紹介させていただいています。 ママも体調を崩すことに! ※痰がからんだときは絵のように背中をトントンとしてあげるとよいですが、けいれんを起こした際は体を揺さぶったり大きな声で呼んだりせず、衣服を緩め横向きに寝かせて状態を見てあげてください。そのうえで、かかりつけ医や#8000に電話をするなど、医療機関に相談してください。 ※今回の体験談の場合は、救急窓口に電話し、指示を仰いだうえでおこなっています。お子さんにけいれんなどの症状が見られた場合は、まずは医療機関に相談してください。 痰絡みの咳からの窒息。3日間で合計10回以上ありました。前回の病院への電話で窒息への対応や様子を話して指示をもらっていたものの、自分ひとりにこの子の命がかかっていると思うとものすごいプレッシャーと恐怖がありました。 私がかかった風邪はおそらくRSかな?ってところでひどくはなかったので病院には改めて行かなかったのですが、喉の痛みが強くてよくある季節の風邪~よりもつらかったような気がします(疲れも多分にあると思いますが)。 本当に疲れていて鏡を見るたび老けたな……と思っていました。 ◇◇◇ ももひらさんの看病の甲斐があり、朝までゆっくり寝られるようになったまるくん。快方に向かって、ホッとしました! ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月14日娘に風邪症状が出て病院に行くと急性脳症と判明。主治医から、後遺症が残る可能性が高いと告げられ絶望していた和田さんでしたが、旦那さんの言葉で、気持ちを立て直し前向きに娘に向き合うようになり……。入院以来、食べ物どころか水も飲むことが許されていなかったハナ。当たり前ですが、次第に空腹を訴えるようになってきて、そばにいる親としてもかなり切ない思いでした。 マジか!飲食禁止の3歳児が食べてしまったアレとは… ハナに気をつかって、付き添っている私たちも、ハナの前では何も飲んだり食べたりしないようにしていました。これがなかなか大変で、ハナが寝ている隙にちょっと水筒のお茶とかを飲んだり、ダッシュで食事可能なスペースに行ってお弁当をかきこんだり、なにかと気忙しい感じでした。 そうやってハナの前には飲食物を置かないようにしていたのにもかかわらず、まさか食べられる物(?)がベッドの上にあったとは〜! 完全に盲点でした。幸い大事になることはなくホッとしました。 それにしても、両手は点滴などを固定するために包帯でぐるぐる巻きにされていて、指はほとんど動かせなかったはずなのに、いったいどうやったのか……。今振り返ると、食へのすごい執念を感じます。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年09月13日今回は、入院から8日が経ち、退院の許可がおりたときのお話です。先生から「術後の経過も問題ないので退院しても大丈夫です」と言われ、喜ぶくぴこちゃんとじぇにこさん。しかし、もう一方でじぇにこさんの頭には不安がよぎっていました。さて、その不安とは……!?退院の許可がおり、娘の退院が決まったけれど…?入院から8日、先生から退院の許可がおりました。 退院の際に先生からは鼻の修正のためおこなった手術の効果を維持するため「退院後、レチナは1日中つけることを約束してほしい」と念を押されました。 これまで幼稚園に通う日中の間はレチナをはずして過ごしていたので、春休み明けに年長さんになる幼稚園生活でどういうものになるか、一抹の不安がよぎります。 そしてもう1つ……。 今回の手術は今までに比べると大きなものではありません。 しかし本人が初めて自覚して受けた手術は、身に染みるほどショックだったのだと思います。 私にとっても赤ちゃんのときから怖い、痛いと訴えていた娘の思いが、はっきりと言葉となって強く伝わってくるものでした。最後の診察を待っている間に「もう手術はしたくない」と、今回の手術についてひと言つぶやく娘。 しかし本人の意思とは裏腹に次におこなう手術の予定は、ずっと前から決まっている……。 そのことをその場ですぐに告げることは、私にはできませんでした。 口唇口蓋裂の治療について、本人からはっきりと出た言葉により、まだ控えている手術や治療について言うのはやめて、まずは本人の思いを受け止めてこれからも寄り添ってあげようと思いました。 そして「とても怖かった」とつぶやく娘を見て、”今回乗り越えたものを無駄にしてはいけない”という思いのほうが強くなり、まずは先生との約束通りレチナの徹底を心がけること、これまで以上にしっかり口唇口蓋裂の治療に向き合うことを決めました。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年09月13日再度小児科を受診し、まるくんはRSウイルスと診断されました。その夜、寝ていたまるくんから「ヒュッ」という呼吸の音が。様子をうかがうと、窒息を起こしていました。息子の異変にももひらさんは……。今回のももひらさんの体験談は、コロナ禍に子どもが体調を崩したとき、親や大人はどう動けばいいのかを考えるきっかけにつながったらとご紹介させていただいています。 心配で眠るのが怖くなり… ※痰がからんだときは絵のように背中をトントンとしてあげるとよいですが、けいれんを起こした際は体を揺さぶったり大きな声で呼んだりせず、衣服を緩め横向きに寝かせて状態を見てあげてください。そのうえで、かかりつけ医や#8000に電話をするなど、医療機関に相談してください。 どうしようどうしよう焦りながら気になったのは熱性けいれんのこと。子どもは高熱時にけいれんを起こす場合があると言いますよね。 今回のまるの場合は口元がだらっとしていて顔に力が入っている様子がないこと、「ッカ」みたいな詰まった音がしていて、離乳食を詰まらせかかったときに似ていたので「痰かな? 背中を叩いてみてダメだったら救急車を呼ぼう」と叩いてみて、勘があたった形になったのですが、とっさの判断だったのでもし間違っていたらという怖さもありました。 ◇◇◇ 小児科医の松井先生によると、けいれんがすぐに止まる場合は、自宅で経過を見てから医療機関を受診するのもよいとのこと。とはいえ、いずれにしても、お子さんによって状況や症状は異なると思いますので、けいれんを起こした際には、まずはかかりつけ医や#8000に電話をするなど医療機関に相談をして判断を仰ぐようにしてくださいね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月13日子どものおちんちんの扱いに戸惑うママたちへ、包茎への対応方法について、「むきむき体操」をする、しないの判断について、3児ママ小児科医・保田典子先生に解説してもらいます。こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では8歳、6歳、4歳の子どもを子育て中の3児の母です。今回は男の子だけに当てはまるお話、「包茎」に関してです。 生後3・4カ月の健診で「むきむき体操」のことを教わり、「うちの子、むいたほうがいいの!?」と混乱してしまうママをちらほら見かけます。今回は、“うちの子に合った”対処法の見極め方をお話しできたらと思います。 おちんちんの構造おちんちん(ペニス)は、男の子の尿道が入っています。他は血管や神経があり、尿道を包み込むように海綿体といってスポンジ状のものが詰まっているイメージです。 普段ペニスはおなかに半分くらい埋もれています。勃起したときにペニスが大きくなりますが、そのためにペニスは通常包皮に余裕があり、子どもでは余裕のある包皮がペニスの先にかぶっています。包皮がペニスの先にかぶっている状態を「包茎」と言います。 子どもの包茎は、特に心配しなくて大丈夫です包茎は「真性包茎」と「仮性包茎」という2つの種類があります。真性包茎は、皮を剥こうとしても剥けない状態の包茎、仮性包茎は普段皮がかぶっているけれど、剥こうとすれば皮がむけてペニスの先が出る状態のものを言います。 生まれたばかりの男の子はほぼ100%包茎で、包茎じゃないほうが異常の可能性があります。幼児は約60%が包茎と言われており、皮をむいて亀頭を出せる割合は3~4歳で約半数。11~15歳では7割の子がおちんちんの皮をむいて亀頭を出せるようになり、思春期以降、包茎の頻度はさらに低下します。このことからもわかる通り、子どもの包茎は特に心配する必要はありません。 むきむき体操、必要のない子も健診などで、おちんちんの皮をむく「むきむき体操」を指導されることがあります。それをするべきか迷っているというママやパパが、時にいらっしゃいます。 しかし、むきむき体操は「真性包茎」を治すために考えられたものです。なので、仮性包茎の子にはまったく必要ありません。 むきむき体操をするか悩んでいるママのお子さんを見てみたところ、しっかり皮がむけるので、全然むきむき体操が必要なかった、ということもあります。仮性包茎か真性包茎かわからない場合は、健診などで受診した際に医師に相談してみましょう。 お子さんが真性包茎の場合は、無理ない範囲でむきむき体操をやってみてもいいかと思います。ただ、痛いという子もいますし、元気すぎてじっとしておらず、なかなかできないという子もいると思います。そういうお子さんには、無理にする必要はないと考えています。どうしても包茎が心配という場合は、小児科や小児外科、泌尿器科の先生に相談しながら、むきむき体操を実践してみましょう。 おちんちんの皮をむくタイミングは?むきむき体操をしなくても、男の子はおちんちんの皮をむくシーンがしばしばあります。例えばお風呂のとき。 むきむき体操ほどしっかり皮をむかなくていいですが、やさしく外側の皮を引っぱってあげて、なるべく皮の中がきれいになるように洗ってあげましょう。シャワーをあてる程度で、ゴシゴシする必要はありません。 また、トイレが自立してきたときに問題になるのが、おしっこがあちこちに飛ぶ問題。よくトイレを汚しちゃう子に対しては、お風呂のときと同様に無理ない範囲で、おしっこをするときに亀頭を出すと、狙ったところにおしっこが飛ぶようになりますよ。 包茎で悩むのは本人ではなくご両親包茎の処置に関しては、小児泌尿器科医によっても考え方がわかれるところで、むきむき体操をするか、果ては手術をするか、などする(48%)・しない(48%)で真っ二つに意見がわかれています(第10回小児泌尿器科学会アンケート調査にて)。つまり、してもしなくても、どっちでも大丈夫とも言えます。 私は、真性包茎が強いな、と思う子には無理ない範囲でむくことを試してみつつ、子どもが嫌がったらやめてしまうようにしています。子どもは包茎でも全然困っていないですし、特にそれで病気もしていませんしね! 心配な親御さんは健診のときにでも、相談してみましょう。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2022年09月12日現在1歳の次男は、生後2カ月のころから指しゃぶりをしていました。指しゃぶりをしていると落ち着くようで、寝かしつけをしなくても勝手に寝てくれるため、ラクができると喜んでいた私。しかし次男の歯が生え揃うと、しゃぶっていた指がどんどん痛々しく赤くなってしまったのです。指を悪化させないよう、また無理やりにならないよう指しゃぶりの頻度を抑えるのは、努力が必要でした。指しゃぶりのおかげで寝かしつけがラク!生後2カ月のころから、左手の人差し指と中指を頻繁にしゃぶっていた次男。どんなときでも指しゃぶりをしていれば落ち着くらしく、気付いたら指を吸いながら寝ているということが多かったです。 当時まだ1歳11カ月だった長男の世話もあり、バタバタと忙しく日々を送っていたため、寝かしつけのいらない次男をありがたく思っていた私。長男も乳児のころは指しゃぶりをしていましたが成長と共に自然とやめたので、私は次男も大きくなればやめるだろうと考えていました。 ※生後2~4カ月ごろは、口の周りに乳首や指などをもっていくと反射的に探して吸い、生後5カ月ごろには目に入った物を何でも口に運ぶようになります。これは、物の形や味、性状などを覚えるための行為と考えられています。つかまり立ちを始めるようになると、指しゃぶりによって姿勢が安定しなくなるため、指しゃぶりの回数が自然に減る場合が多いです。そのため、この時期の指しゃぶりは無理にやめさせる必要はありません。指が真っ赤に!?慌てて病院へ1歳6カ月になり歯が生え揃っても、同じ指ばかりしゃぶる次男。私は1歳半健診で指しゃぶりについて保健師さんに相談しましたが、「無理にやめさせると悪影響になることも。2歳までは様子を見ましょう」と言われ、安心していました。 しかしあるとき、私は次男の指が真っ赤になっていることに気付きました。痛々しい様子に慌てて病院を受診すると、しゃぶりすぎが原因と言われたのです。先生からは、「傷から雑菌が入ると良くないので、なるべく指しゃぶりを控えましょう」と言われてしまいました。 指しゃぶりの頻度を減らすために…私は、指しゃぶりをしていると次男がおとなしいからと、しゃぶり過ぎを放置していたことを反省。次男が起きている間はなるべく指をしゃぶらせないようにし、寝ているときは病院でもらった薬を塗って絆創膏で傷を保護して、朝に剝がすようにしました。次男の場合、寝ている間に無意識に指しゃぶりをして絆創膏が剥がれてしまうということはありませんでした。 指しゃぶりを抑えるのがうまくいかず次男が泣くこともありましたが、私は根気よくお絵かきや積木遊びなど指先を使う遊びで気を引き、無理にやめさせるのではなく、自然と指しゃぶりに意識がいかないようにしました。すると徐々に次男の指しゃぶりの頻度は減り、2週間もすると指の傷も良くなっていったのです。 現在次男は1歳9カ月。まだ眠いときは指しゃぶりをすることもありますが、以前よりかなり頻度は減っています。指の傷も、すっかり良くなりました。指しゃぶりの頻度が減ったことで次男が情緒不安定になったということもありません。指しゃぶりを無理やりやめさせるのではなく、自然としなくなるよう導いたのがよかったのではないかと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:香川えりか3歳と1歳の2児の母。管理栄養士・登録販売者・調剤事務管理士の資格を取得。ドラッグストアで開催されるベビー相談会を担当し、多くのママさんに寄り添ってきた。
2022年09月12日病院では風邪と言われたものの、熱は下がらず、乾いた咳が止まらないまるくん。発症4日目で再度かかりつけの小児科を受診し、RSウイルスと診断されました。その夜、まるくんに異変が……。RSウイルスだと診断を受け よく気づけたな……というほど、小さな音でした。新生児のときに泣く前にハシュハシュ言うと目が覚めたんですが、あれのめちゃくちゃ短いバージョンと言えばいいでしょうか……。あのとき寝ていたら起きられたのか?と思うと今も怖くてドキドキします……。 ◇◇◇ 再度病院を受診し、RSウイルスと診断されたまるくん。その夜、「ヒュッ」という喉が鳴る音がして見てみると、真っ青な顔のまるくんが……! その後、まるくんは意識を取り戻して病院へ行くことになりますが、たしかに小さな変化に気づけなかったと思うと……怖いですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月12日息子が2歳になる直前に、娘が生まれました。そのころの私は、赤ちゃん返りをし始めていた息子に寂しい思いをさせないように、何をするにも息子優先にしていました。息子が2歳3カ月、娘は生後3カ月になるころ……2人とも体調を崩したと思ったら、なんとRSウイルス感染症と診断されたのです。まだ生後3カ月の娘まで苦しい思いをさせてしまってごめんね……と感じた私の体験談をお話しします。 なるべく息子のしたいことをさせたい娘の妊娠がわかったのは、息子が1歳3カ月のときです。おなかが大きくなってくるとともに、息子の赤ちゃん返りも始まりました。私は息子の要求にはなるべく応えてあげたかったので、無理をしない程度に抱っこをしたり、ごはんを食べさせたり、多少のわがままも聞き入れるようにしていました。 その後、娘が生まれてからも、夫に娘を任せて息子と2人で出かける時間を作るなどして、息子を優先に毎日を過ごしていたのですが……。 RSウイルスに感染! 娘は入院寸前と診断息子が2歳3カ月、娘が生後3カ月になったころ。2人とも体調を崩して熱が出ました。年が明けて1月のため病院は休日診療のみでしたが、心配だったので2人を急いで連れて行ったものの、風邪とのこと……。 それでも2、3日熱が下がらず鼻水が出て呼吸も荒いため、改めて小児科で診てもらったところ、2人ともRSウイルス感染症と診断されました。しかも娘はまだ生後3カ月のため、このままだと入院の可能性もあると……。苦しそうな2人の様子に私もつらくなりました。 息子ばかりになりすぎていたと反省その後子どもたちはもらった薬を飲みつつ、毎日小児科へ通って鼻水の吸引や体内の酸素濃度を測りました。1週間ほどで2人とも体調が良くなりましたが、1カ月は外出禁止と言われ、しばらく自宅で過ごすことに。 考えてみれば娘が生後1カ月過ぎたころから、息子が行きたいと言えば公園でも児童館でも連れて行っていました。まだ予防接種もせず、免疫もない娘をそんなに連れまわしてしまっていたことを深く反省……。 娘の妊娠がわかってからは、周りの友だちや実母にも「上の子を優先したほうがいいよ」とよく言われていました。私はその通りにしようと必死になりすぎてしまい、娘の様子をきちんと見られていなかったのかもしれません。それからは子どもたちも自分も無理をしすぎないことを一番に考え、育児するよう心がけています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの著者:小松潤子2歳男の子と0歳女の子の母。幼稚園教諭・保育士資格を保有し、4年間教育現場に携わる。現在は育児、美容の記事を中心に執筆中。
2022年09月12日私は小さいころから、体が丈夫でした。実母にとってはそれが誇らしかったようで、私が1年前に出産し育児を始めたころ、「あなたは風邪をひかなかったから、看病をしたことなんてない。手がかからず本当にいい子だった」とよく言うようになりました。私は、「子どもはよく風邪をひく」というイメージを持っていましたが、母の言葉で、思っているほど風邪をひかないのかもしれないと思い始めていたのですが……。 生後2カ月で風邪をひくなんて!娘が生後2カ月を過ぎたころ、鼻水をすするようになり咳もするようになりました。私には初めての育児だったので、とても焦りました。赤ちゃんは生後6カ月ごろまで母親の抗体を持っていると育児書で読んだことがあったので、生後2カ月で風邪をひかせてしまったことに罪悪感でいっぱいに。 娘が初めて風邪をひいて不安になり、最初に実母に相談をすることに。やはり実母も生後2カ月で風邪をひいたことに大変驚いた様子でした。 実母と義母からの心ない言葉たち実母から小児科に連れて行くようにアドバイスを受け受診したところ、風邪との診断を受けました。実母からは、「生後2カ月カなのに風邪なんてひくの?」と言われ悲しくなった私。 さらに翌日、孫が風邪をひいたことを義母に電話で伝えたと実母から聞かされました。実母と義母は、生後2カ月で風邪をひくのはおかしいと思ったようで、母乳育児をしていた私に対し「母乳が良くないから風邪を引いたのではないか」と言うのです。 風邪を引いたのは私の母乳のせい?後日、実母と義母から「母乳育児からミルク育児に変えたほうが良い」と言われ、すっかり母乳育児に自信をなくしてしまった私。市の育児相談を利用したところ「風邪をひいたのは母乳育児のせいではないですよ。おっぱいも出ているし赤ちゃんの体重も順調に増えています。自信を持って!」「また心配事があったら、いつでも相談してくださいね」という言葉をかけられ、私はとても勇気づけられました。 もともと母乳育児希望だった私。実母・義母という育児の大先輩2人に「母乳から育児用ミルクに変えたほうが良い」と言われたことで、母乳育児を続けて良いのだろうかと不安になっていましたが、頑張って続けることにしたのです。 その後、娘が風邪をひくことは多々ありましたが、現在2歳になった娘は元気に過ごしています。あのとき、実母たちからの圧に負けず母乳で育児をしたことに後悔はしていません。あの一件から、市の育児相談の職員さんには何度も相談にのってもらい、心強い存在でした。実母には母乳と風邪は関係がないと市の育児相談で言われたことを伝えると「そうなのね! よかったわ!」と言い、安心したようです。私は、自分で納得のいく育児をすることが一番だと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:神崎 ハナ2児の母。発達障がい児の育児に奮闘中。育児や健康に関する記事を執筆中のライター。教職員や福祉の資格を持つ。
2022年09月11日かかりつけの小児科では「風邪だろう」とのことで薬を出してもらいました。しかし、病院から帰ってきたあとから乾いた咳が出始めたまるくん。薬を飲んでもなかなか止まらなくて……。ママも疲れがピークに 発症してから3~4日目の様子です。高熱は変わらず続いていましたがこのころは目立ってひどい症状もなく、ただの風邪かなと思っていました。数日で治まると全力で看病していたし、なんならごはんとか家事もいつも以上に気をつかってやってしまい、私も眠さのピークにきていました。 ※あくまでも息子の場合の体験談です。病気の記録というより、この子はそうだったんだなぁ~と気楽にごらんください。 ◇◇◇ かかりつけの小児科は新型コロナウイルス感染症の影響で発熱外来に指定され、休診が多かったそう。まるくんの場合は、夜眠れていて水分もとれていたので様子をみることに。 通院できなかった間、ゼリーは食べられるようになったものの、痰も出て咳は止まらないまるくん。ももひらさんもまるくんが心配であまり眠れておらず、疲れがピークに達していました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月11日39度を超える高熱が出たももひらみーこさん宅の次男・まるくん。かかりつけの小児科へやってきて、いよいよ先生に診てもらうことに。診察の結果は……。病院から帰宅して息子は… かかりつけの小児科はけっこう地域の中で評判のいい病院で、私から見ても朝調子も良さそうだったし大丈夫と言われれば大丈夫なんだろうと……鵜呑みにしちゃいますよね……。 あとから説明があるのですが、この時点で先生はまるが2歳8カ月であることからRSは疑わなかったそうです。(もしそうでも軽症だろうと) ※あくまでも息子の場合の体験談です。病気の記録というより、この子はそうだったんだなぁ~と気楽にごらんください。 ◇◇◇ 「普通の風邪だろう」という先生の判断でお薬を出してもらい、後日また診てもらうことに。まるくんも帰り道では「ジュース飲む!」と元気そうな姿を見せていました。 しかし、帰宅すると玄関で足を止めてぽつんとその場に佇むまるくん。病院で疲れてしまったのかな? そう思っていたももひらさんでしたが、次第に乾いた咳が出るように。不安になってしまいますね……。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月10日早産で低出生体重児で生まれたわが子。4歳になってからも身長はなかなか伸びず、幼稚園でいじめられないかと私は心配していました。そしてある日、クラスの子に突き飛ばされる事件が起きました。しかし、その真相は私の想像とはまったく違っていたのです……。 体の小さいわが子息子は妊娠36週に生まれ、2,300g程度と少し小さめの低出生体重児でした。幼稚園に入園してからも、身長はあまり伸びず平均を下回っていたため、背の順ではいつも一番前。そのうえ大人しい性格なため、心配性な私は「お友だちとうまくやっていけるんだろうか? もしかしたらいじめられてしまうのでは……」と心配していました。 そして年中になってから半年ほど経ったころ、いつものように幼稚園へ息子を迎えに行くと、先生から「〇〇(息子)くんのことで少しお話があります」と告げられたのです。 ショッキングな報告息子を園庭で遊ばせている間に話を聞くと、先生は少し気まずそうに「今日、みんなで遊んでいるときにAくんが〇〇(息子)くんのことを突き飛ばし、足を怪我させてしまいました。申し訳ありません」と謝りました。えっ? と思い息子を見てみると、たしかに足に絆創膏が。 Aくんはクラスの中でも背が大きく、息子との体格差は歴然でした。私は「やはり背が小さく、大人しい性格の息子はいじめの対象になってしまうのか……」と思うと同時に、怪我をさせたAくんに少し憤りを感じていました。 驚きの真相が明らかにしかし、次に先生の口から出たのは「お母さんすみません、実は先に手を出したのは〇〇(息子)くんなんです……」という衝撃の事実でした。先生曰く、息子がAくんと車のおもちゃで競争して、だんだんヒートアップした息子がAくんを叩いたことが始まりだったとのこと。 勝手にAくんがいじめたと勘違いした私は、慌てて先生とAくんのママに謝罪をしました。帰宅後息子にも話を聞くと、競争に負けて悔しかった様子。でもいくら悔しくてもお友だちに手をあげるのはいけないよと言い聞かせると、息子も悪いことをしたんだと納得したようでした。 その後2人は仲直りをして、今では以前より仲良しになったみたいですと先生から聞きました。あのとき、Aくんはきっと息子が小さいからいじめたんだろう、と考えた自分をとても恥ずかしく思います。これからは私の先入観よりまず、きちんと事実確認をし、息子の意見を聞いてから行動しようと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO著者:森 千春1児の母。自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年09月09日イヤイヤ期といえどいつにも増してご機嫌ナナメだったももひらさん宅の次男・まるくん。熱を測ると38度を超えていました。さらに、熱はどんどん上がり39度台までに……。ももひらさんはまるくんと病院を受診しました。熱は39度台に。病院へ 2日目の朝、熱はあったものの機嫌もそこまで悪くなくごはんも食べられて、「鼻水も出てきたし普通の風邪かな?」とすっかり安心していました。病院に行くと少し泣いていましたが、病院が嫌だからかなぁ~くらいに。 それにしても体温測るやつも消毒も慣れすぎていて、泣いてても熱でも完璧でちょっと笑っちゃいました(笑)。隔離室長かったな~。 ※あくまでも息子の場合の体験談です。病気の記録というより、この子はそうだったんだなぁ~と気楽にごらんください。 ◇◇◇ 夜中は熱で寝付けなかったまるくんですが、朝方は落ち着き少し寝ることができたそう。寝られたことで少しスッキリしたのか、朝のまるくんは熱はあれどいつも通りの様子に見えました。 そして、長男・ぽんくんも保育園をお休みして一緒に病院へ行くことに。まるくんが熱を出したと聞いたときの「ぎゅーして治してあげる」という言葉。まるくんへの思いやりが感じられます。素敵なお兄ちゃんですね!まるくんも、かかりつけの病院で自分で検温、消毒を済ませていてとてもえらいですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月09日娘が水ぼうそうで、保育園を1週間休まなければならなかったときのこと。正規職員で休みづらい立場にあった私は、さまざまなつてを頼り、娘を預けて仕事へ。熱があってつらそうなのにママがそばにいてあげられなくて「ごめんね」と、頑張った娘に「ありがとう」と感じた体験談です。突然の発熱と発疹娘が1歳のある日、発熱で保育園から職場に連絡がきました。その日はすぐに帰宅し早く休ませたのですが、夜のうちに手足やおなか、背中に発疹が出てきてしまったのです。 次の日、仕事を休んで病院へ。水ぼうそうという診断でしたが、困ったことにすべての発疹が乾燥して感染の危険がなくなるまでは、保育園に登園できないとのこと。目安は1週間……。翌日からの仕事のことを思うと、途方に暮れてしまいました。 仕事が休めない! 義母を頼る毎日突然の早退と休暇で勤務体制に穴を空けてしまったので、さすがに翌日も休むわけにはいきませんでした。さらに、それ以降の日も正規職員の私が出勤しないと仕事が回らない状況でした。夫も激務の職場のため、簡単には休めず……。 そこで、近距離に住む義母に来てもらい、娘を看てもらうことに。義母はとてもよく看病してくれて助かるのですが、まだ熱があって具合の悪そうな娘を置いて仕事に行くのは「ごめんね」と後ろ髪を引かれる思いでした。 最終手段は近所の人!!2日連続で看病に来てくれた義母でしたが、3日目は都合が悪く来れませんでした。しかし、私もその日こそ職場で大事な案件があり、午前中は休むことが難しかったのです。他の親族は頼れず、病児保育も登録しておらず……。 窮地に追い込まれましたが、ふと、日ごろから付き合いのある近所の人に頼れるかなと思いました。娘のことをかわいがってくれ、お宅にも遊びに行っていた関係だったので、無理を承知でお願いしてみたのです。すると、ありがたいことに快諾してくれ、ほっとひと安心でした。 ずっと一緒にいてあげられなくてごめんね娘は、近所の人に預ける日には、発疹が乾燥してきてあとわずかで完治の状態でした。朝、機嫌よく預けられたものの、仕事中「寂しがっていないかな」と心配でなりませんでした。 幸い、午前中で仕事を切り上げることができ、お昼には迎えに。娘は近所の人によくしてもらって元気に過ごせたようでしたが、「なかなか一緒にいてあげられなくてごめんね」と申し訳ない気持ちでいっぱいでした。 周りの手助けに恵まれ、娘を預かってもらって仕事を無事こなせたことは本当にありがたかったのですが、やっぱり具合の悪いときに、親がそばにいてあげられない時間が続いたことが心苦しかったです。それと同時に、日中ママがいないなかで義母や近所の人と落ち着いて過ごして、よく頑張ってくれたなと娘にも感謝でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO作画/やましたともこ 著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年09月09日娘が生後8カ月のころ、赤ちゃん用品店でおむつ替えをしていたときのことです。少し目を離してしまったすきに、娘がおむつ交換台から落ちてしまいました。私はそのときパニックになってしまったのですが、その後、どのように対応したかをお伝えします。赤ちゃん用品店のおむつ交換台から娘が落下あれは忘れられない年始の出来事です。生後8カ月の娘のおむつを替えようと、赤ちゃん用品店のおむつ替えスペースへ向かいました。おむつを替えようとしていると、当時2歳の息子がイヤイヤ期真っ盛りで、抱っこしてほしいとねだってきたのです。 息子は仰向けにひっくり返り、ジタバタと大暴れしていました。近くに夫がいたので、パパの所へ行きなさいと手で促していた2秒ぐらいの間に、ドサッという音がして娘がおむつ交換台から転落してしまい、私は一瞬で血の気が引く思いがしました。 パニックで頭の中が真っ白の状態…後追いする時期を迎えていた娘なので、私を追おうとしてそのまま転落したようです。私は叫んでしまい、パニックになってしまいました。娘は大声で泣いています。すぐさま娘を抱っこして、夫におむつ交換台から落ちてしまったことを説明しました。 しかし母としての責任を重く感じてしまった私は、動揺して手の震えが止まりません。近くの病院で診てもらおうとスマホで調べましたが、年末年始は空いているところがなく、時間が経てば経つほど不安は募るばかりでした。 夫が冷静に「小児救急電話相談」に電話オロオロして焦ってしまった私を気づかいながら、夫が万が一の事故やけがの際に相談できる「小児救急電話相談(#8000)」へ、冷静に電話をしてくれました。すると、「飲み物が飲めていて、吐いてしまうなど具合が悪い状態でなければ問題ないです」との回答でした。 娘は頭にはたんこぶができていましたが、ニコニコしながらお茶を飲んでいたので、大事に至らなくて済みました。その電話の回答を聞いた私はホッと胸をなでおろしましたが、あの出来事には今でも自責の念を感じています。 子どもはいつ・どこで・どんな事故に遭うかわからないので、今回の出来事があってからは、何かあったら必ず#8000に電話をすることを肝に銘じるようになりました。当時赤ちゃんだった娘は現在小学1年生になり、元気に過ごしています。娘本人はまったく覚えていないようですが、私の忘れられない大失敗として記憶に残っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。※おむつ交換台に赤ちゃんをのせる際は、必ず目を離さないようにしましょう。 監修/助産師REIKO著者:松野椎香今年小3長男、小1娘、年中次男を持つ3児の母。実家は両家共に遠方。次男は知的療育中。調理師免許。書道セラピスト。筆文字やピアノ弾き語りが趣味。心理カウンセラーの資格取得を目指して日々勉強中。
2022年09月08日子どもの体調不良はいつ起きるかわからないうえに、とっさの判断や処置を迫られることも多く、親にとってもつらく、しんどいものだと痛感してきました。しかしそのような親としての試練ともいうべきときに、本来であれば協力して乗り越えていくパートナーである夫に、心の底からイラついてしまったことがありました。今回は、私が体験した3つのイライラエピソードをご紹介します。 隣で爆睡する夫 仕事が忙しいアピール 元気のない子どもを見ていて自分が弱る夫はとても心やさしく、他人の痛みに敏感です。大事なわが子の元気がなかったり、目の前で苦しんだりしているときの動揺がとても激しいのです。もちろん母親である私も心中穏やかではいられませんが、冷静に落ち着いて判断・行動することを意識的にしているのに、夫はただただオロオロするだけ。 それだけならば微笑ましくもあるのですが、次第に「子どもが体調悪いから食欲ない」「自分も体調が悪くなってきた」と心身の不調を訴えてくることが多すぎます。 平日は仕事で家にいない夫と、家で子どもをみている私とでは子どもの体調不良に対する経験値が違うのは当たり前。そう頭ではわかっていても、やはり目の前で的外れな行動・言動をされるとついついイラついてしまいます。親として、家族として、お互いに成長していけるように支え合いながら頑張りたいと思っています。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ著者:川木みさ7歳差の1男1女を子育て中。英検1級、児童英語指導者TEYL取得。海外サイトの翻訳や子育て体験談の執筆活動中。
2022年09月08日2人の息子さんとの日常マンガをブログやInstagramに投稿されているももひらみーこさん。2歳8カ月になる次男のまるくんが発熱し、最初は風邪かと思っていたのですが……。コロナ禍の今、子どもが体調を崩したとき大人はどうしたらいいのか?を考えるきっかけにもなるももひらさんの体験談マンガをご紹介します。ご機嫌ナナメ。やっぱり…? 初日、夕方38度3分だった熱は数時間であっという間に39度5分に。眠れない夜になりました。このときは1~2日で治まると思っていたんですが……。 よくあることなのかも知れないんですが、長男のときにはなかったことで私自身いろいろと困ったのでどなたかに届けばうれしいです。 ※あくまでも息子の場合の体験談です。病気の記録というより、この子はそうだったんだなぁ~と気楽にごらんください。 ◇◇◇ イヤイヤ期といえど、いつにも増してご機嫌ナナメのまるくん。その様子に、「もしかして……」とまるくんの熱を測るとママの予感は的中。38度を超える熱を出していました。まるくん、熱で苦しくてご機嫌ナナメになっていたのですね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ももひらみーこ5歳、2歳の兄弟の母。子どもたちのくすっと笑える話や働く母の日常を育児漫画にしています。
2022年09月08日YouTube「かいくんチャンネル 51歳シングルファザー パパの1歳赤ちゃん子育てVlog」は、シングルファザーのパパとかい君との日常の様子をご覧いただけるチャンネルです。シングルファザーのパパの育児に奮闘する姿や、かい君への愛情の深さに、視聴者の方からは応援の声が多く寄せられていますよ。今回は、パパが50歳当時、0歳のかい君が発熱してしまった際の様子をご紹介します。突然の発熱でパパも大慌て……! 一体どうなるのでしょうか?目が覚めたかい君……なんだか体か熱い!? ある日の朝、目が覚めてかい君を抱っこしたパパ。なんだか、かい君の様子がいつもと違う……普段より体が熱いと感じ取ったパパ。かい君、元気がないのかな? 「おはよう」とでも言っているかのようなお顔。体は熱いけれどグズっていたり、えらそうな様子はあまりないのかな? 体温計でお熱を測ってみると…… すぐに体温計でかい君の体温を測ってみます。……結果は、38.5度。 やはりお熱がありますね。 初めての発熱でパパもプチパニック!かい君、初めての発熱。パパもどうしたらよいのか……と焦ります。病院に連れて行く? 様子をみる? ……パニックです! ひとまず、インターネットなどで情報収集。ぐったりしていないようであれば様子見でもOKということで、パパはかい君の様子を観察。 いつもより少し元気がないようにも見えるけれど、ミルクは飲んでいるようなので、ひとまず自宅で様子をみることに。 心配で夜も眠れないパパ自宅で様子見にしたものの、やはり心配になるパパ。おでこを冷やしたり、部屋の室温を微調整したりとできることは色々と行います。 熱は一旦ひいたものの、再び夕方から上がってきました。パパ、夜も心配で眠れません。子どもが発熱や体調不良になると、親はどうしても心配になってしまいますよね。 シングルファザーで1人での子育て。誰かに相談したいけれどできない……心配や不安が重なります。 翌朝のかい君の様子は……!? 次の日の朝。 かい君、すっかり熱も下がってご機嫌な様子です♪パパも一安心! 「パパが、かい君を守るよ!」と改めて思った1日になったパパ。かい君のとびきりの笑顔がパパの元気の源ですね! ※高熱時の夜間受診について:39度以上の高熱が出た場合は迷わず受診しましょう。熱以外にぐったりしているなど具合が悪そうな症状がみられる場合は救急車を呼びます。高熱のわりに元気であれば近くの夜間救急に連れていきましょう。 画像提供・協力/かいくんチャンネル 51歳シングルファザー パパの1歳赤ちゃん子育てVlog
2022年09月07日長男が3歳、次男が生後2カ月のときのこと。次男が突然38度の熱を出し小児科を受診すると、すぐさま入院することに。突然ママと離れることになった長男は、「大丈夫だよ!」と納得してくれたのですが……。生後2カ月の次男が発熱長男が3歳、次男が生後2カ月のときのこと。長男は幼稚園に通っており、よく風邪をもらってきては、熱を出していました。この日も長男は風邪をひいており、少し鼻水が出ていたので、次男にうつっては困ると思いお風呂を別々にしたり、部屋の中でもなるべく離れて過ごさせたりしていました。 ですが授乳中、次男の口の中がいつもより熱く感じた私は嫌な予感がし、すぐに検温をしました。すると予想通り、次男は38度の発熱。部屋が暑いのかもしれないと、室温や次男の衣服を調整し、再度検温したもののやはり38度に変わりはありませんでした。 次男が入院することに……この日はたまたま夫も仕事が休みで自宅にいたので、長男を夫に預け、私は次男とともにすぐさま小児科を受診しました。すぐに血液検査もしてもらいましたが、結果を見ても特に異常なし。 恐らく風邪でしょうと診断されましたが、まだ生後2カ月なので、このまま入院するように言われました。次男の体調はもちろん心配なので、入院するほうが安心だと感じる反面、急に離れることになった長男のことが私は心配で仕方ありませんでした。 突然、泣きわめく長男入院が決まってすぐ夫に連絡をし、長男にも電話で事情を話しました。すると長男は「大丈夫だよ! パパと待ってるよ」とすんなり納得してくれた様子。その後夫は長男とともに、次男と私の荷物を持って病院へ来てくれました。そのまま面会時間ギリギリまで一緒に過ごし、夫が長男を連れて家に帰ろうとしたときのこと。 私はエレベーターの前まで見送り、夫と長男はにこやかに手を振ってエレベーターに乗っていきました。ですが突然、エレベーターの中から長男の泣き声が。エレベーターはもう1階についており、私は5階にいたのですが、それでも聞こえてくるほどの声で長男は泣いていました。 寂しい思いをさせてごめんね長男の泣き声はどんどん遠くなっていったので、夫がなんとか連れて帰ってくれたのだなと私は部屋に戻りました。すると次は外から長男の泣き声が聞こえ、ふと窓から外を見ると、駐車場で「ママと離れたくない!」と泣き叫ぶ長男の姿が。 お兄ちゃんといってもまだ3歳、突然私と離れることになって寂しくないわけがないのに、私の前では我慢していた長男を想うと、本当に「ごめんね」という気持ちで私も涙が止まりませんでした。 その後、夫はなんとか長男をなだめて連れて帰ってくれました。帰宅してからは長男も覚悟を決めたようで、自らおにぎりを作ったり、普段家事をしない夫を助けたりと、とても頼もしい存在だったようです。次男は3日で無事に退院。長男には寂しい思いをさせましたが、成長した長男の姿を見ることができたことをうれしく感じた出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2022年09月06日今回は、情報交換を交わすことで安心感が生まれるとじぇにこさんが感じたときのお話です。今回の修正手術をおこなった際、じぇにこさんのほかに組の赤ちゃんを連れたご家族が利用していました。そんなある日、相部屋のお母さんから話しかけてきてくれたのですが……!?情報交換を交わすことで生まれる安心感今回の修正手術で利用した大部屋の病室。 私たち親子のほかに2組の赤ちゃんを連れたご家族が利用されていました。 術後元気になってからは娘の体調を見ながら、待合室やキッズルームで過ごすことが多かった私たちでしたが、ある日相部屋のお母さんから話しかけてきてくれました。 聞くと2日前に赤ちゃんが初めての口唇手術だったそうで、私たちも同じ口唇口蓋裂で入院していることを知ったお母さんは少し驚いていました。 口唇口蓋裂は人それぞれ治療の範囲や回数、内容も異なるのであくまで参考程度として娘にも確認しながら、私たちが見て経験してきた治療のことを話していきました。 一生懸命話を聞いているお母さんの姿も、かつて娘の口唇手術で不安だった自分と重なって他人ごとには感じられず、私たちの経験がもしかしたらお母さんの何かの助けや参考になるかもしれないと思い答えられる限り答えました。 また娘からも幼いながら会話に参加して、当事者ならではの病院についての率直な思いを話してくれました。 小さいながらも当事者本人から話を聞いたお母さんも、少し緊張がほどけているように見えて、ここでも娘の成長を強く感じました。 口唇口蓋裂は程度の違いや治療内容、各担当の先生や病院の方針など、個々に異なることがたいへん多く、一概に言い表すことは難しいです。 しかしこうした同じ疾患のお母さんたちとの交流は参考になることが多く、私たちもそのおかげで次の治療に対する心構えなどを持つことができました。 私たちの話がすべて直接的な協力にはならないかもしれませんが、同じ病院に通っている娘からの率直な意見はお母さんの安心に繋がったようで、私たちも穏やかな気持ちになりました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年09月06日とにかくいろんなものの感覚が合わなくて、すぐ癇癪を起こし制御不能に陥るほぺろうくん。そのパニックの理由を考えてみたら……?「ほぺろうの正体は宇宙人なんじゃ?」と妄想し考えてみることに。 「もしかして地球人の体をコントロールできていないのでは!?」だから 「やりたいことがうまくできなかっただけ」なのでは!? 考え方を変えてみたら… ほぺろうは一度癇癪を起こすと、制御不能!って感じで「自分でも何がなんだかわからない」という印象でした。 お母さんもなかなか痛い目にあわされてきましたが、制御不能だと想像すると「ほぺろうは苦労してるんだな……」っていう見方に変わってきました。 ◇◇ ◇ 大暴れする息子を見て、「つらい! 痛い! もう消えてしまいたい!」 以前はそんな絶望を抱いていたものの、こうして俯瞰で向き合えるようになり、「自分のコントロールができないんだな、大変だなぁ」と思えるようになったぼさ子さん。 捉え方が変わるだけでも、心のゆとりが違うようです。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター ぼさ子自閉症と中度知的障害を持つ、2015年生まれの息子を育児をしています。いまだに発語はありませんが、母目線でその成長記録を綴っています。
2022年09月06日めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
ヲタママだっていーじゃない!
ムスメちゃんとオコメちゃん