息子のアオちゃんの日常を描く、つぐみ屋さんの育児マンガを紹介します。アオちゃんは熱が続いたため、保育園をお休みしていました。つぐみ屋さんはリモートワークをしながら看病することに……。1人では遊ばず、ママと同じように仕事がしたいというアオちゃん。パソコンのキーボードをおもちゃ代わりにもらって、大満足、と思いきや……!? 「おちごと、ほちい」 2歳になったアオちゃん。1週間熱が続いてしまい、最後はつぐみ屋さんがリモートワークで看病することになりました。 アオちゃんは、「おちごとほちい」と言いました。アオちゃんがそう言いながら指していたのはパソコンのキーボード。 そこでつぐみ屋さんは、駄々をこね始めたアオちゃんに、スペアのキーボードを渡しました。さらに絵本を開いて立てて、画面に見立てます。 するとママと同じような環境に、目をキラキラさせて喜ぶアオちゃん! ママとアオちゃんは並んでお仕事をしました。 カタカタカタカタ……。 アオちゃんはキーボードに夢中。 ……と思ったのもつかの間、ものの1分で自分のキーボードに飽きてしまい、ママのキーボードをバババと触りました。 それは現在進行形で仕事で使用しているキーボード。とても焦ったつぐみ屋さんなのでした。 ◇◇◇このときアオちゃんは2週間保育園に通えなかったそうです。つぐみ屋さんは、2歳児が家にいるリモートワークは不可能と悟ったそう。それにしてもアオちゃん、スペアのキーボードで大満足かと思いきや、やっぱりママが触っているものを触りたいのでしょうね。 著者:マンガ家・イラストレーター つぐみ屋2020年6月生まれ、食いしん坊アオちゃんのママです。
2022年10月23日妊婦健診で赤ちゃんのおしりに影が見つかったゆーとぴあさん。検査をすると、MRI画像には、赤ちゃんのおしりのあたりに「しっぽ」のようなものが。医師からは「仙尾部奇形腫(せんびぶきけいしゅ)」と伝えられ、その後、精密な検査などを経て、帝王切開で赤ちゃんを出産しました。 出産後、父と初対面帝王切開で無事、赤ちゃんを出産。しかし、看護師にすぐNICUに連れて行かれてしまい、肝心の赤ちゃんのおしりを見ることができず……。※マスクは、一部省略して描いています。 このとき、私は、 「結局おしりはどうなってたの?」と思うばかりでした。 出産後、赤ちゃんのおしりを見られなかったことが、ずっと気にかかっていたゆーとぴあさん。赤ちゃんのおしりを見たという夫さんに聞くと、夫さんの口から出たのは「ショックだった」「見るんじゃなかった」という言葉でした。 今後一緒に赤ちゃんを育てていく夫さんに、赤ちゃんの体のことを「見るものじゃない」と言われたら、これからわが子を育てる覚悟を持ったママにとっては、とてもつらいですよね。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修者:医師 三鷹レディースクリニック院長 天神尚子 先生日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。著者:マンガ家・イラストレーター ゆーとぴあ男の子2人を育てるママ。長男くんは仙尾部奇形腫、次男くんは発達障害児。事実を基にした子育てに関するエピソードをマンガ化し、Instagramに投稿しています。
2022年10月23日妊娠39週のある日、わこさんはひどい腰痛や発熱などの症状があり、救急車で病院に行くことに。そして、そのまま帝王切開で出産することになり、出産。その後「腎盂腎炎(じんうじんえん)からくる敗血性ショック」と診断され、わこさんはICUに入室しました。わこさんの体は、リハビリなどを経て徐々に良くなっていき、無事退院。そして出産後初めて、娘のキキちゃんを抱くことができました。 医師から娘の病状を聞き…毎日、娘がいるNICU(新生児集中治療室)に通いました。 娘は体重が軽かったこともあり、私の退院よりさらに1週間入院することに。コロナ禍でしたが、娘が入院しているNICUは、予約をすれば1時間の面会が可能でした。 また、私が入院しているときに、娘の脳のMRI検査をすると伝えられていたのですが、その結果が医師から伝えられました。 脳の重要な部分に損傷はなく、ひとまずは安心して大丈夫とのこと。 出産のときに心拍が低下し、呼吸も止まっていたらしいので、脳に障害が残ってしまうのではないかと不安でいっぱいでしたが、ひとまずその心配はなさそうだとわかってホッとしました。 ◇◇◇ 1日1時間、娘・キキちゃんの授乳やお世話をしに病院へ訪れていたわこさん。1時間という短い時間では「母になった実感がない」と感じていたわこさんでしたが、みなさんは「私、お母さんになったんだなぁ」と感じることができたのはどんなときでしたか? ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター わこ30代よわよわ主婦。2020年9月に娘を出産し、夫と3人暮らしです。妊娠出産のエピソードや日々の出来事をInstagramやブログに投稿しています。
2022年10月23日風邪症状で受診、そのまま入院となった娘さん。入院以来、食べ物どころか水も飲むことが許されていない状況が続き……。検査をしたところ結果は異常なしとのこと、しかし娘さんのの状態はほとんど変わらないままで……。MRIの結果が出たあと、医師の監視のもとハナに水を飲ませてみることになりました。コップで飲むわけではなく、スプーンで口にほんの少し入れるだけです。といっても、ハナにとっては約1週間ぶりに口に入る物。誤嚥の可能性もあるので多少緊張しました。 水の次に口にいれるものとは…? 水を飲み込んだハナに異常がないのを確認したときは、本当にホッとしました。次は食べ物をあげてみましょう、と先生が言ったときは、お粥か何かを食べさせるのかと思いましたが、まさかの「えびせん」でびっくり。長さのある物だと、誤嚥しそうになったときにひょいっと引き抜けるからいいんです、とのことでした。 「じゃあ、医療用の、塩のあまりついてない溶けやすくて長いタイプがあるのかな?」とさらに想像したのですが、先生から大分カジュアルな感じで「売店に売っているので買ってきてください」と言われ、またずっこけました。ふ、普通のやつなんだ……! そんなわけで、子どものころからおなじみのあのお菓子を買いに、病院の売店にササッと行ってきたのでした。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年10月22日第一子の娘が2歳のときでした。家中を走り回るおてんばな時期。私がキッチンで夕飯の片付けをしていたら、リビングから物凄い音がしました。すぐにリビングに行ってみたら……!? 私の衝撃エピソードを紹介します。 血を流した娘が…今から4年前、娘が2歳のころの話です。夫は仕事でまだ帰宅していない夜の7時過ぎくらいに、娘と2人で家にいたときに起こりました。私がキッチンで片付けをしていたら、リビングから大きな音がしました。 私は急いでリビングに行くと、娘が血を流して泣きながら立っていました。辺りを見渡すと、ガラスドアの下の部分が割れていました。 娘はつまずいて転んだときに運悪くガラスドアに激突したよう。娘の顔を見たらおでこから血が出ていたのですぐに止血。その後すぐに救急車を呼びました。 慌てて救急車を呼び…10分くらいで救急車が来るとのことだったので、荷物を準備して待っていました。その間、夫に着信だけ入れ、部屋はガラスが飛び散っていたので電気はつけたままにして家を出ました。 救急車が到着しましたが、近所で夜間にやっている小児科がなく……。しばらく救急車の中で娘を抱っこしながら待っている間、気が気ではありませんでした。おでこにタオルを当てていただけだったので、「血が止まらなかったら……」と考えていましたが、救急隊の方が「血は止まってますよ」と言ってくれたので、少しホッとしました。 それから、近くで応急手当をしてくれるという病院に向かい、娘を一度診てもらいました。そのころ、夫が帰宅したようで私の携帯電話に連絡が来て、事情を説明し病院まで車で来てもらいました。そこからやはり小児科で診てもらえる病院を先生と夫に調べてもらい、連絡を入れてから行くことになりました。 うっすら残ってしまった傷あと向かった病院でレントゲンなどいろいろ調べてもらい、異常はなしとのことでしたが、おでこを5針縫うことに。その後はしばらく、通院したりおでこにテープを貼って様子を見たりしていましたが、先生から「大丈夫。もし今後、傷あとを気になるようなら相談に……」との診断をもらい、通院も終了。 今、娘のおでこにはうっすらと傷あとがあります。娘がもう少し大きくなり、傷あとを気にするようになったときは、先生に相談しようと思います。 娘が生まれる前から危険な物などは置かないようにと配慮していたけれど、やはり油断できないと思いました。それからは、ガラス部分には段ボールを重ねてガードしています。娘に傷あとをつくってしまい、「しっかり見ていれば……」と今でも後悔しています。今は2人目もいるので、より注意するように心がけようと思います。 監修/助産師 REIKO 6歳、1歳の2児の母。最近は、小説などを書いて応募しています。いつか素敵な家に家族と住みたいので、ときどきバイトに励む主婦です。
2022年10月22日何気なく利用していたSNSが原因で、まさかママ友からクレームがくるなんて思いもしませんでした。仲良くしていたママ友から責められるなんて……。考えが足りなかった私が悪いのか……。大人になって、こんなにも人に怒られることがあるなんて私は思いもしませんでした。一緒に遊んでいたときに娘が病気に娘が3歳のころ、ベビーサークルで出会ったAさんとよく遊んでいました。そのときは、某有名キャラクターが来るイベントへ、AさんとBさんと出かけました。キャラクターの踊りと音楽に合わせて体を動かす子どもたちを微笑ましく見ていると、娘の手に赤いブツブツが。よく見ると手や足に数個ブツブツがありました。 そのころ、手足口病が流行していたことから、もしかして娘は手足口病かもしれないと思った私。「ごめん、手足口病な気がするから先に帰るね」と言って私と娘は帰宅しました。その後、病院を受診すると、やはり娘は手足口病でした。 ママ友の子どもも手足口病に!?娘の手足口病は3日ほどで回復。ちょうどそのころAさんからAさんの娘さんの写真付きで「うちの娘も手にもブツブツがあるんだけど手足口病かな? どう思う?」という連絡が来ました。私は医者ではないし、写真を見て判断できるわけではありません。 しかし、タイミング的にうちの娘の病気がうつったと思って連絡をしてきたのかなと思いました。私は「ごめん、手足口病かわからないけれど、可能性は高そうだよね。病院へ行ったほうがいいと思うよ。ひどくならないといいけど」と返信をしました。 SNSを見てクレームの電話が来たその週末、私は元気になった娘と家族でお出かけをして、その様子をいつものようにSNSに投稿しました。すると、その日の夜に突然Aさんから着信が。 「自分の娘が病気をうつして私たちは出かけられない週末を過ごしているのに、どんな神経で出かけた様子をSNSにあげているの。信じられない」というすごい剣幕の連絡でした。あまりの剣幕に怖くなり、私は「ごめんね」としか言うことができずにその電話を切りました。 Aさんは交友関係が広く、お出かけすることも多いようで、SNSはいつもキラキラしていました。そのころ手足口病が流行っており、娘にブツブツが見られた時点で、もしかしてと思った私はすぐに帰宅しました。そして、手足口病が回復するまでどこにも出かけていません。もちろん、もし娘がうつしていたら申し訳ない気持ちなのですが、回復後のお出かけをSNSに投稿したことでこんなに責められるとは思いもしませんでした。 その後、Aさんは以前のように仲良くしてくれました。しかし、私はAさんが怖くなってしまいそのまま疎遠に……。今では、自分の家族はもちろん、周りに体調不良の人がいるときなどは、SNSへの投稿も控えるように気をつけています。いつも気軽に利用していたSNSですが、誰からでも見られることを再認識し、SNSの活用の仕方を見直す出来事となりました。著者:柚木 はるかワンオペ2歳差育児の幼少期を乗り切り、現在は小学生2児の母。作業療法士パートをしながら家でもできるモンテッソーリ教育を実施中。「遊び」「子育て」を中心に執筆活動もしています。
2022年10月20日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんがママたちに聞いてじぃじ・ばぁばのちょっと困った育児論について教えてくれました。時代も変化し、昔と今では育児方法が異なることも多々ありますよね。良かれと思ってやってくれているけれど……実は困っている祖父母の子育てエピソードあなたもありませんか……?育児をしている中で、祖父母のサポートはとても助かるものです。しかし、年々変化している育児でママ世代とお世話の方法が合わずに悩んでしまうこともあるかと思います。そこで今回は、祖父母がしてくれる赤ちゃんのお世話で困ってしまったことについてお話ししていきます。 アレルギーに関しての危機感が薄い!?今から50年前には日本では「アレルギー」は、ほとんどありませんでしたが、現在では3人に1人が何らかのアレルギーを持っているといわれています。今のママたちは、昔に比べると食物アレルギーに対しての意識が高いといえます。食物アレルギーがあることを祖父母に伝えていても、「気にしすぎだ」、「少しなら大丈夫」などと自己判断して与えてしまったというお話を聞くことがあります。 また、知らないうちに初めて食べるものを祖父母があげていたということもあるようです。 初めて食べた食材でもアレルギー症状が出なかったなど大事には至らなかったケースもありますが、赤ちゃんが初めて食べるものはもちろん、アレルギーがある場合はその原因食物について細かく祖父母に伝えると共に、どういうアレルギー症状がでるか、お菓子や食事をあげる場合には必ず確認してほしいことなど伝えましょう。 例えば、卵であれば目には見えなくても、お菓子やパン、料理のつなぎとして入っている場合があります。成分表を確認するようにお話ししておきましょう。義両親の場合、自分で伝えづらい場合にはパパに伝えてもらったり、アレルギーについての本やサイトの紹介をしておくのも良いかもしれません。 冬の寒い日は厚着をさせないと風邪をひく!?冬の寒い時期になると、風邪をひかないようにと厚着をさせすぎてしまう祖父母が多いようです。 また、服装をみて「そんな薄着をさせて……」と注意を受けることも多いようです。 乳児は体温調整機能が未熟で、末梢循環がうまくできずに、身体が温かくても手足が冷たくなっていることがあります。室内でも手袋や靴下で末梢を温めすぎると、体温調整機能が発達しづらいといわれています。また、米国立小児保健・ヒト発育研究所(NICHD)の調査によると、「着せ過ぎ」は放熱を妨げ、小児を高体温化(うつ熱)にし、SIDS(乳幼児突然死症候群)のリスクが上がるといわれています。 実際に厚着をしている赤ちゃんが背中にびっしょり汗をかいていたり、ほっぺが真っ赤になって体温が上がりすぎている場合もあります。 また、洋服の素材が薄手であっても保温性の高いものも出てきており、見た目より温かい場合もあります。 室内でも、空調機能の向上やマンションなど機密性が高い建物では冬場でも室内では薄着で過ごすことも多くなっています。室内では、特に睡眠中の赤ちゃんに、帽子、靴下、足付きロンパース、毛布などの「着せ過ぎ」は良くないことを伝えていきましょう。 まとめ頻繁に会う祖父母でなければ、特に言いづらいということもあるかと思います。孫をかわいがってくれるおじいちゃん・おばあちゃんには感謝を伝えつつ、わが子のために必要なことはちゃんと伝えられる関係性をつくっていきたいですね。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年10月20日「えっ? 何て言ったの?」と、4歳の息子が何度も聞き返すようになりました。最初はマスクをしているせいかなと思っていたのですが、自宅でテレビを観ていても聞いてくるように。さすがに違和感を覚えて耳鼻科に連れて行きました。すると、診ていただいた医師から出てきた言葉にびっくり……! え、息子がまさか……。衝撃の連続だった体験を紹介します。 「何て言ったの?」と繰り返す息子新型コロナウイルス感染症が流行し始め、世間がざわざわしていた2020年初頭。4歳10カ月になった息子と保育園帰りの自転車で会話をするのが私の楽しみでした。しかし、息子が「えっ? 何て言ったの?」と聞き直すことが増えた気がするようになりました。マスクをするようになって日が浅いので、そのせいで聞こえにくいのかな、というぐらいに考えていました。 ステイホームになってからはテレビ視聴時間が圧倒的に増え、テレビを見ていても「今、何て言ったの?」と何度も何度も確認する息子にさすがに違和感を覚えるようになりました。緊急事態宣言も出たため、病院へ行くのをためらっていたのですが、あまりに聞き直しの頻度が高いので耳鼻科に連れて行くことに。 「これは聞こえてないよ」最初に連れて行ったのは、近所でも長く親しまれているご高齢の先生のところ。診ていただいたら「これは聞こえてないよ」と言われて、びっくり。診断名は「滲出性中耳炎(しんしゅつせいちゅうじえん)」でした。鼓膜の内側に浸出液がたまっていて、鼓膜が振動できないために、聞こえが悪くなるとのこと。赤ちゃんのころに何度か急性中耳炎をしていたことや、アレルギー性鼻炎があることなどが原因でなってしまったようでした。 そこでの治療法は、鼻から空気を入れる「耳管通気療法」というものでした。先生曰く「週に3回は通院しなくてはならない。治るまでの期間はそれぞれだからわからないが、6年間通い続けている子もいる」とのこと。 あまりの労力に途方にくれましたが、このまま聞こえが悪くなってはいけないと、通院を決意。何とか時間をやりくりして通っていました。しかし、先生の治療に違和感があったこともあり、セカンドオピニオンとして近所にできた新しい耳鼻科に行ってみました。 するとここでも衝撃を受けることになるのです。 別の病院で提案されたのは…私はこのまま難聴になってしまうのか不安なことや、治療法が他にもあるのではないかという疑問を先生にぶつけたところ、「私は、鼓膜切開やチューブといった対症療法ではなく、滲出性中耳炎になった原因を探ってなくすアプローチをとります。対症療法ですと、原因が取り除かれないので繰り返すことがあります。だから、息子さんの難聴の原因である蓄膿を治さないと、耳も良くならないかと思います」と、この病院では対症療法ではなく、原因療法という方法をとることを丁寧に説明してくれました。 3カ月治療を続けた結果…!?結果、信頼を持てた後者の先生を頼りに、最初は週に3日、次第に週に1回程度の通院を3カ月程続けて完治することができました。今は、少しでも鼻水が溜まったりしたらすぐに通院することで、再発も防ぐことができています。 滲出性中耳炎から難治性の難聴になってしまうこともあると知り、不安が大きい中、信頼できる先生に出会えたことは幸いでした。また実際に週に3日の通院を続けることは非常に大変でしたが、6年かかるかもと思っていたので、3カ月程度で済んだことはありがたく感じました。 初めてセカンドオピニオンを受けたのですが、他の先生の治療法や考えを聞くことはすごく大切なことだと実感しました。そして今後も、少しでも聞こえに違和感があるときは、早めに耳鼻科に行くようにしたいと思います。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 関連記事:「え?わたしが!?」中耳炎かと思いきや、ストレスで突発性難聴に… #67 関連記事:鼻水をふき取るだけでは危険!?子どもが中耳炎に…。わが家で見直した鼻水対策【体験談】 10歳女児、7歳男児の2児の母。現在は会社員をしながら、恋愛や育児に関する記事を執筆中。「自分に甘く、子どもにも甘い」そんな自分を戒めながら日々生活しています。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター総合診療科部長 松井 潔 先生愛媛大学医学部卒業。神奈川県立こども医療センタージュニアレジデント、国立精神・神経センター小児神経科レジデント、神奈川県立こども医療センター周産期医療部・新生児科等を経て現在、同総合診療科部長。小児科専門医、小児神経専門医、新生児専門医。
2022年10月19日今回は口腔外科の診察に行ったときのお話です。先生が「小学校に上がった後、手術が必要ですね」と言うと、くぴこちゃんの口からは「また手術するの?嫌だな……」と本音が飛び出してしまって……!?「また手術するの?」娘が本音を言い始めて…生まれてすぐから毎月のように通っていた口腔外科。 口唇手術、口蓋裂手術、修正手術と経て口腔外科に通う頻度も変わり、6歳になってからは診察も3カ月1回になりました。 矯正歯科で作られたフェイスマスクをつけるようになって1年。 上の顎も下の顎も同じくらいの位置になり、やや受け口気味だった歯並びが整ってきました。 この1年娘が慣れない矯正器具をしっかりつけて、改善に努めている姿勢を先生はとても褒めてくれました。 しかし……。 レントゲンでみると、娘の上顎左側の部分の骨の一部が欠損しているのが、ハッキリとわかり、小学校にあがったあとに骨移植の手術は避けられない。 レントゲンを元に説明する先生の言葉を聞いて、娘が思わず「手術はもう嫌だ」と落ち込みます。 すると先生は娘の目線に合わせてこう言いました。 先生は「半分は嫌で、半分が楽しみみたいな感じだから、それを聞くとワクワクしない?」と冗談めいて話すと、娘も「手術はワクワクしないよ!」と突っ込みを入れてさきほどの空気ががらりと和やかになり2人は談笑します。 娘の目線に合わせて説明する先生の様子からこれまで私たち保護者主体で動いてきたことが、当事者の娘も含めた治療へと進みだしたことを感じました。そして、先生は改めて私たち夫婦に目を向けてこう続けました。 口唇口蓋裂治療のために、今までも何度も乗り越えてきた手術。 次の手術は、より難しく、娘にとっても家族にとっても乗り越える課題が多く、そしてその後もまだまだ治療は続いていく……とのことでした。 今後自覚をもって治療に向かわなくてはならない娘に待ち構えている試練を親としてどう支え向き合うべきか、その不安と心配な気持ちはずっと拭えません。しかし「乗り越えることが多いかもしれないけど、前向きなこともある」という言葉には小さな希望を感じて、とても勇気づけられました。 2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年10月18日乳児湿疹が酷かった娘は生後1カ月から皮膚科に通い、しっかりと薬を塗り、毎日欠かさずに保湿をしていました。そのためか、生後6カ月ごろには「赤ちゃん、肌が白いね!」と言われることも。そんな娘の肌が、いつの間にか黄色くなっていてびっくり! その原因はママである私にありました……。肌が黄色い? 日焼けかな?最初に娘の肌が黄色く感じたのは生後11カ月のころでした。その時季は真夏。手を持ってあげるとヨチヨチと歩けるようになった娘はおでかけが大好きで、毎日2回は公園に行き、暇さえあれば街中に猫を探しにお散歩。 さらにお昼寝はベビーカーで散歩しながらでないとできなかったため、1日のほとんどを外で過ごしていました。なんとなく娘の肌が黄色い気はしたものの、毎日の長時間の外出から単純に日焼けしたのだと思っていたのです。 ママ友に言われたひと言で病院へ娘が1歳になったころ、いつも通り公園へ行くと、しばらく会っていなかったママ友がいました。私が「暑いね〜! 日焼け止め塗っても汗で流れて焼けちゃうよね!」と話すと、ママ友に「うちも焼けて真っ黒! ○○ちゃんは……黄色いね?」と言われ、ドキッ! やっぱり娘の肌は黄色いんだとようやく認識した私は、翌日かかりつけの小児科に娘を連れて行き、娘は尿検査をすることになりました。 肌が黄色くなった驚きの原因黄疸だったらどうしよう? 尿検査ってことは、腎臓の病気? もっと早くに病院に行けばよかった……と、とても後悔しました。そして、ドキドキしながら聞いた結果は……なんと、にんじんとかぼちゃの食べ過ぎだったのです! 生後9カ月ごろから離乳食で手づかみ食べを始めていた娘は、にんじんスティックとかぼちゃのお焼きが大好きでした。 娘が喜んで食べてくれるので、私は毎日のように娘に与えており、その結果、にんじんやかぼちゃに含まれるベータカロテンという野菜の色素が娘の肌を黄色くしたのでした。 娘の肌が黄色くなった原因がわかってから、にんじんとかぼちゃを食べる頻度を週に1回ほどに減らしました。その結果、約3カ月後には娘の肌は一般的な肌の色に。まさか私がにんじんとかぼちゃを食べさせすぎたことが原因で娘の肌が黄色くなったとは思わず、とても驚きました。野菜だからたくさん食べても大丈夫だと勘違いしていましたが、何事にも限度があることを学びました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:小谷 かずえ不妊治療を経て出産。現在3歳女児の母で元ウエディングプランナー。転勤族で九州在住し、ウエディング関係の記事や妊活に関する記事を執筆中。監修者:医師 神奈川県立こども医療センター 産婦人科 松井 潔 先生
2022年10月17日コロナ禍になる前、私は第1子となる息子を出産しました。初めての育児はわからないことばかりで、てんやわんやの日々。息子は寝つきが悪く、夜泣きも多かったため私は毎日寝不足でした。それでもかわいいわが子のために私は育児に奮闘していました。そんななか、ある日息子と私は体調を崩してしまって……。転職したばかりの夫は頼りにならない当時、わが家は私と夫と息子の3人家族。お互いの実家は遠方であったため頼れません。さらに夫は転職をしたばかりだったこともあり、新しい仕事や職場に慣れることに一生懸命で、なかなか積極的に育児に関わろうとしてくれませんでした。 また、夫は休日も私と息子をほったらかしにして遊びに行ってしまうことも多々ありました。そんな夫に対して私は、転職したばかりで大変なのかもしれないし、言い争いをして傷つくぐらいなら自分ひとりで育児も家事もやってしまったほうがいいと思うようになりました。 母子ともに体調不良! ワンオペ育児の限界……自らワンオペ育児を選んでしまった私ですが、ひとりではどうしようもない出来事が起きました。生後6カ月の息子がインフルエンザにかかり発熱、薬を飲んでも泣き止まないため、私は付きっ切りで看病しました。 しかし翌日には私も発熱、息子はまだ完治していません。ついに私は夫に「今日は仕事から早く帰って来てほしい」と伝えました。しかし、夫から「今日は毎週恒例の上司との飲み会があるから難しい」と信じられない返事をされました。 その飲み会は家族よりも大切なの?夫によると、この毎週恒例の飲み会によって次の赴任地が変わってくる、言わば出世に関わる大事な飲み会で、絶対に欠席はできないと言うのです。私は夫のその発言に呆れて物も言えませんでした。 この飲み会は先週もあったし、きっと来週もその次もあります。その飲み会と苦しんでいる家族、どちらが大切なのか、私は夫に問いました。夫はきちんと返事をしないまま出社をして飲み会に行き、深夜に帰宅。私は怒り心頭でしたが、私も息子も薬が効いて体調は回復傾向にあったのが幸いでした。 その後、私は飲み会を優先したにもかかわらず謝罪もない夫に怒りを爆発させましたが、夫は反省していない様子。そんな夫が変わったのは約1年半後、第2子である娘が生まれてからです。私ひとりではどうにもならないことがようやくわかったようでした。自らワンオペ育児を選んでしまった私にも否がありますが、今ではとても頼りになる夫も、この出来事だけはどうしても許すことができません。 著者:都 うめこ5歳男児と3歳女児のアクティブ転勤族ママ。趣味は公園巡りで、現在公園レポートを20本以上と育児に関する記事を執筆中。元銀行員でFP資格保有。
2022年10月16日風邪症状で受診、そのまま入院となった娘さん。入院以来、食べ物どころか水も飲むことが許されていない状況が続き……。再びハナの精密検査がおこなわれることになりました。「ロタウイルスが原因の脳症の場合、小脳にダメージを受けることが多い」と医師から説明を受けきたのですが…… 精密検査の結果は… MRIでの検査の結果は異常なし。小脳にもダメージがなかったと聞き、ホッとしました。しかしハナの状態はほとんど変わらないまま。「どうしたら良くなるんですか?」と聞くと、「見守るしかない」との回答。なんとかしてあげたい気持ちをグッと抑えて、そばにいることしかできませんでした。 検査結果を受けてか、ハナへの投薬が減らされ、数日ぶりに右手が自由になりました。これでお絵描きしたり、本のページを自分でめくったりと、できることが増えるかもなあと喜んだのですが、同時に右手の攻撃力もアップ。ずっとベッドにいて食事もできずイライラすることが増えた娘は、何かと私にだけ当たってくるようになりました。叩かれても強く叱るわけにもいかず、泣き喚く娘をなだめ続けるのは、なかなか大変でした……。 著者:マンガ家・イラストレーター 和田フミ江姉妹の母。趣味はゲームと旅行と美味しいものを食べること。
2022年10月16日肌の乾燥がひどく、生後間もなくから保湿剤を使っていた娘。保湿の効果で乾燥肌は落ち着いているように見えていました。しかし娘が生後3カ月のころに起きた事件をきっかけに、ある部位のひどい乾燥が明らかに……! 娘に痛い思いをさせてしまった私の失敗談です。乾燥肌は落ち着いている様子だけど…娘は乾燥肌で、肌が粉を吹いたりかゆくなったりしやすい体質。生後まもなくから小児科で保湿剤を処方されていました。私も乾燥肌なので、かゆいのが嫌な気持ちは痛いほどわかります。 毎晩毎朝、首の下やしわの中まで入念に保湿していました。その成果か娘の肌を観察しても目に見えて乾燥している様子はなく、「十分保湿できているんだな」とほっとしていました。 ある朝、娘の布団が血だらけに!娘が生後3カ月のある日の朝のこと、私が目を覚ますと、なんと娘の布団が血だらけに! 「けがをしたのかな」と慌てて確認すると、なぜか娘の耳たぶがぱっくり切れて、なんとも痛そうな状態だったのです。 このときは「娘の爪が引っ掛かって切れたのかな?」と思っていました。血は固まっていたものの、なかなか絆創膏を貼りづらい位置でしたし、傷が結構深かったので、念のため病院で診てもらうことにしました。 耳切れの原因は、なんと乾燥!病院の先生は傷を確認して、「あー、これは痛そうだね。原因は乾燥。お母さん、耳も保湿しなきゃだめだよ!」とおっしゃいました。これを聞いて「え! 耳まで保湿が必要なんですか!」と驚いた私! 自分のスキンケアでも耳までは保湿しないので、耳を保湿する必要があるなんて思いもしなかったのです。 それからは反省し、耳までしっかりと保湿するようになりました。しかし娘はかゆいのか、治りかけたかさぶたをかき壊してしまうこともしばしば。何度も爪や顔を血だらけにしてしまう娘の姿に、本当に胸が痛みました。とことん保湿を続けて1週間ほど経ったころ、ようやく耳の傷は良くなったのでした。 しっかりと娘に保湿をしているつもりでしたが、耳まで保湿が必要だとは盲点でした。知っていたら娘に痛い思いをさせずに済んだのに……。娘よ、あのときはごめんね。肌の状態チェックも振り返ってみると甘かったのだと思います。赤ちゃんは自分でかゆい、痛いと訴えられない分、大人が体の隅々までしっかりチェックしなければいけないなと反省した出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKO著者:榎本まいこ夫は転勤族で、見知らぬ土地にて甘えん坊な2歳娘を育てています。元幼稚園教諭。育児と保育の経験を活かしながら主に子育て・教育ジャンルで執筆中。趣味は古民家カフェめぐり。
2022年10月15日息子が3歳のとき、保育園から帰ってきて手を洗いに行った洗面所でまさかの事態に。日常に潜む恐怖に、震えました……。私の衝撃エピソードをご紹介します。息子のまわりが血だらけに……!これは息子が3歳のときのお話です。 保育園から帰ってきた息子は、いつものように手を洗いに洗面所へ行きました。私は1歳の娘の手を洗うため、キッチンへ。娘の手を洗い終えリビングにいると、何か物の倒れる激しい音と、息子の泣き声が! 急いで洗面所の扉を開けると、倒れた棚と落ちてきた物に埋もれながら泣いている息子の姿が! 息子のまわりは血だらけでした。私は驚きながら物をどかして息子をリビングへ連れていきました。倒れてきた棚の角で頭を切ってしまったらしく、息子は頭から出血していました。ティッシュで傷口をおさえつつ、息子の泣き声に驚いて泣き出してしまった娘もあやしながら、内心はパニック状態。「自分しか動ける人はいない!」と、必死に自分に言い聞かせました。 病院へ着くと……「救急車? #8000に相談? どうしよう!」と考えていると、幸いすぐに血が止まってきました。息子の意識もはっきりしていたので、とりあえず近所に住む母に連絡して急いで来てもらいました。血だらけの家を見た母が驚いて父も呼んでくれたので、娘を母にまかせて、私は父の運転で息子と病院へ向かいました。 病院に着くころには泣き止んで、いつも通りの様子の息子。傷も出血のわりに浅く、縫うほどでもないとのことで消毒してもらい帰宅しました。傷が浅かったので今、痕は残っていませんが、血だらけで座り込んでいた息子の姿は衝撃で全身が震えました。頭の傷は血が出るとは聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。 家の中を点検するきっかけに洗面所で使っていたのは天井に棒を突っ張らせてとめるタイプの棚でした。CMなどでもよくみるタイプのものだったので、まさかその棚が地震でもないのに突然倒れて子どもがケガをするなんて、想像もしていませんでした。 家は安心とどこかで思っていましたが、日常にこんな危険が潜んでいたことを知り、家の中を点検するきっかけになりました。家だから大丈夫と安心せず、本当に危険はないか確認することが大切なのだと思った出来事でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 4歳の息子、1歳の娘を育てる主婦。
2022年10月13日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが秋冬に流行しやすいノロウイルスについて教えてくれました。ノロウイルスは感染してからの対処法が重要です。間違った対処法をしてしまうと、家庭内感染など感染が広がってしまうことも……。ぜひ確認しておきましょう!秋や冬になると流行するものとして、ノロウイルスなどの胃腸炎があります。お子さんがかかったときに慌ててしまって、実はNG な対応をしている場合があるかもしれません。そこで今回は、ノロウイルスにかかったときの対処法についてお話ししていきます。 ノロウイルスとは?ノロウイルス感染症は、赤ちゃんだけではなく高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症です。1度かかっても免疫がつきにくいので、何度もかかることがあります。 冬に多く発生して、11月ごろから流行がはじまり12〜2月にピークを迎えますが、年間を通して発生することもあります。 原因ウイルスであるノロウイルスは、人の腸管内のみで増えますが、乾燥や熱にも強く長期に生存ができ、感染力が非常に強く、少量のウイルス(10〜100個)でも感染・発症します。 どんな症状?ノロウイルスは体内に入った後、主に「腹痛・下痢・吐き気・嘔吐」の症状を引き起こします。潜伏期間は12〜48時間です。赤ちゃんの場合は食品からというより、家族から感染したり、支援センターなどの公共施設の物品に触れたり空気感染することが考えられます。 ノロウイルスは吐き気が突然、強烈に起きるのが特徴で、勢いよく吐くことが多いです。 発症後、通常であれば1〜2日程度で症状は治まります。下痢は水様性で、重症例では1日に十数回も見られますが、通常は2〜3回で治まります。 その他の症状としては、発熱のほか、筋肉痛、頭痛などが見られますが、後遺症が残ることもなく、いずれも軽症です。赤ちゃんの場合、吐き気や腹痛を言葉で表現できないため不機嫌になったり泣き続けることがあります。 嘔吐したときは、感染予防対策に気をつけて赤ちゃんが勢いよく吐いて機嫌が悪い場合、他のウイルスの可能性もありますが、ノロウイルスの感染を疑って、念のため感染対策をするようにしましょう。下痢は嘔吐してから遅れて見られることが多く、対策が不十分だとお世話をするママや家族に家庭内感染してしまいます。早めに対応するようにしましょう。 ノロウイルスは、アルコール消毒剤や熱に強いのが特徴です。嘔吐物の処理をするときに感染予防としてアルコールで除菌される方もいると思います。しかしノロウイルスの場合、熱やアルコールに強いのが特徴のため、それだけではウイルスは除去できないので注意しましょう。 嘔吐物の処理を適切に行うことで、家庭内感染も防ぐことができます。嘔吐物の基本的な処理方法は下記の通りです。参考にしてみてください。 1. 処理は最小限の人数で、直接触らないように行う嘔吐するとウイルスを含んだ水滴が1~2m程度の範囲に飛散するので、処理をする人以外は近づかないようにしましょう。そして処理をする人は、使い捨ての手袋やマスク、エプロンなどを着用し、ペーパータオルを使ってできる限り嘔吐物に直接触れないようにします。使用したものは、袋にまとめて口をしっかり縛って破棄しましょう。処理後は、手袋をしていたとしても流水で石鹸を使ってしっかり手洗いをしましょう。 2. 嘔吐物をすばやく取り除くしっかり洗浄・消毒できずに取り残された嘔吐物は、乾燥すると空気中を漂ってしまいます。それを吸い込むことで感染が広がる恐れがあるため、嘔吐物周辺の壁や床などの広範囲をすばやく洗浄・消毒しましょう。 3. 感染している人と嘔吐物を処理した人の衣類を適切に洗う嘔吐物が飛び散った衣類は下洗いをした後、塩素系漂白剤を水で薄めた液で消毒し、十分にすすぎます。高温の乾燥機を使用するか、85℃以上のお湯に1分間以上浸すと殺菌効果が高まります。すぐに洗えないときは衣類をビニール袋に入れて密封し、周囲にウイルスが付着しないように気をつけましょう。 水分補給や食べ物はどうする?嘔吐や下痢で水分が失われるので、水分補給が必要です。しかし、水分をとりすぎてしまうことで、余計に嘔吐を誘発してしまい悪化してしまうことがあります。 胃腸炎のときの水分は、赤ちゃんにとっては母乳が適しています。混合栄養の場合も、分泌量に関わらず母乳をメインにあげるようにしましょう。育児用ミルクやそれ以外の水分補給は、様子をみながら少量ずつこまめにあげるようにします。飲めなかったり、飲んでもそれ以上に吐いてしまう場合は、点滴治療が必要になる場合もあるので受診するようにしましょう。 ノロウイルスには、治療薬がなく対処療法となります。ウイルスを体外に出すことが大切なので、下痢止めなどは使えません。症状が落ち着くまで、お世話をするママにとってはつらいかと思います。症状が安定してきて、本人が水分や食事を欲しがる場合でも、小さなお子さんは一気にとりすぎてしまうこともあるので、少量ずつからにするよう大人が調整してあげましょう。 まとめ赤ちゃんはいろいろなものを触ったり、口に入れてしまいます。感染を予防するのは難しいかもしれません。周りの大人からの感染を予防するためにも、家族みんなで手洗いをしっかりしていきましょう。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年10月13日息子が2歳のころ、保育園から足に歯形をつけて帰ってきました。お迎えのときに先生から状況説明と、謝罪の言葉をいただきましたが、わかってはいても親としては心苦しくなるもの。当時年長児の娘も遊んでいて、お友だちとぶつかったりすることが多かったです。保育園での子ども同士のケンカやケガについての体験談をお話しします。言葉がまだうまく話せないクラスのケンカ当時、4人きょうだいの下2人が保育園に通っていました。下の子が2歳のころなので、まだ言いたいことを言葉にすることができませんでした。周りの子も同じなので、オモチャや場所の取り合いをすると、どうしても手が出てしまいます。小さい子は特に噛みついてしまうことも。ある日、お迎えに行くと先生が「すみません」と状況説明をしてくれました。 申し訳なさそうに先生が謝罪まずは息子の足に歯形がついていること、ケンカが始まっていたことはわかっていて止めようとしたら、その前にお友だちに噛みつかれてしまったということでした。「すみません。間に合いませんでした……」と申し訳なさそうにする担任の先生と主任の先生。私は「子どものすることなので仕方がないです。たぶん大丈夫です。」と言い、帰りました。 くっきりとついた歯形。以前にはおでこをぶつけて青あざをつけて帰ってくることもありました。でも「誰がしたんですか?」とは聞かないし、先生もあえて名前は言いません。きっとうちの子も何かしらやってるかもしれないと思うと、お互いさまかな? と思うからです。 年長児クラスでのトラブル対応数日前には、当時年長児の娘がお友だちと鬼ごっこをしていて、顔同士をぶつけたと話がありました。「ちゃんと見て走らないとぶつかったりして危ないからね!」と先生から注意されたあとにぶつかってしまい、2人とも気まずそうにしていたそうです。その後は、お互いを心配し仲直りしていたとのこと。先生はぶつけたところを冷やし、両方の親に状況を説明してくれました。名前も教えてくれたので、すぐに親同士でも謝ることができました。話のできる年長児には年長児なりの対応をしてくださるので、親もすぐに対応でき助かります。 保育園でのケンカは集団生活のなかで学んでいくものなので、子どもの成長にも必要なものだと思います。ただ、そのときの先生の対応によって、親の受け取り方が違ってくるのかもしれないなと思った出来事でした。私は子どもがケンカしても、人にケガだけはさせないでほしいと思っていますし、特に話せない時期のケンカは、保育園の先生も大変なのは重々承知しています。とはいえ、親としてはケガをなるべくしないようにと願うばかりです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年10月13日3回食に慣れた離乳食後期、献立のバリエーションを増やそうと新しいメニューに挑戦したら、初めて食物アレルギーを発症! 受診の流れと、医師から教わった食品の慣れさせ方について紹介します。順調に進んでいた離乳食当時生後9カ月だった息子は、食欲旺盛で好き嫌いや食べムラがなく、何でもよく食べる子でした。息子にいろいろな物を食べられるようになってほしい、献立のバリエーションを増やしたいと考えていた私は、レシピ本やベビーフードを参考に楽しく離乳食を進めることができていたと思います。 ただ、食物アレルギーを恐れていたので、初めての食材は平日の1回目の食事で与えると言うルールを設け、必ず守っていました。 卵は食べ慣れていたはずなのに…息子がアレルギーを発症した食材は、卵でした。しかし、卵は以前から食べていた食材。自治体の母親教室で習ったとおりに与え始め、徐々に他の食材と合わせたり、卵ボーロや赤ちゃん用クッキーなど加工品でもアレルギーが出たことはありませんでした。 しかし、その日はレンジで加熱して作るタイプの蒸しパンを朝ごはんに食べ、昼12時過ぎから虫刺されのような発疹が首を中心に出始めたのです。「これがアレルギーか?」とピンときた私は、すぐにかかりつけ小児科医の午後の診療の予約を取りました。 投薬治療とアレルギー検査朝に食べた蒸しパンのパッケージを持参し診察を受けると、「恐らくアレルゲンは卵だろうね、検査してみましょう」と言われ、その日は血液検査を受け、アレルギーの飲み薬を処方してもらい、帰宅しました。首から背中まで広範囲に出ていた発疹も翌朝にはきれいに消えており、ひと安心。 1週間後に検査結果を聞きに行くと、0〜6段階で示される食物アレルギーにおいて、息子は卵白にレベル3、卵黄にもレベル1の抗体がありました。発疹が出た日は前日までよりかなり気温が上がったことなど、さまざまな要因が重なったことが引き金になったのではないかと医師から言われました。 医師の指導のもと、ゆっくり再開その後は、医師の指導のもと、焦らずゆっくり卵を与えることを再スタートしました。医師には、「多くの子は年齢が上がるにつれて食べられる物が増えるので、あまり心配し過ぎないように。治そう治そうと考えなくて良い」とアドバイスを受けました。 離乳食で最も恐れていた食物アレルギーが出たとき、「病院が空いている時間でよかった」と強く思いました。正直、卵は食べ慣れていたので油断しており、これが病院の空いていない日曜や夜間だったらと思うと怖くなります。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/(c)chicchimama監修/助産師 REIKO著者:木下りん0歳男児の母。東京と長野を行き来する生活。お出かけ大好きな息子とのお散歩が日課。
2022年10月07日私には8歳と0歳の娘がいます。夫は、子育てにはどちらかと言えば協力的なほうです。おむつ替え、寝かしつけもしてくれますし、娘たちとよく遊んでくれます。娘たちもそんな夫に懐いており、パパが大好きです。私も「子煩悩だな~」と感心していたのですが、長女が生後11カ月のころ、夫にがっかりする出来事が起きました。私のなかではその出来事が大きく、夫への見方が変わってしまいました。 ※コロナ禍前の体験談です 協力的で子煩悩な夫だと思っていたころ長女が赤ちゃんのころの話です。夫は穏やかな性格で、休日は洗濯や皿洗いなどの家事、長女のおむつ替え、寝かしつけ、お散歩などよくお世話をしてくれていたので私は助かっていました。私の母や友人も、マメなパパでいいね、と褒めてくれることもしばしばでした。 そんな夫は、独身時代から毎週土曜日の夜に仲間内でフットサルをしており、結婚・出産後も続けていました。私は、フットサルをすること自体は夫の気分転換にもなるだろうし止めるつもりはなかったのですが、家族が一番ゆっくりできる土曜日なので、たまには家にいてほしいなと思うときもありました。 この状況でもフットサルに行くの!?ある日、生後11カ月の長女が初めて高熱を出したので小児科へ行くと「明日にでも熱が下がれば風邪、3日熱が下がらなければ突発性発疹だろう」と言われました。高熱を出すのが初めてだったこともあり、私も夫もとても心配でした。その日は金曜日で、翌日になっても熱は下がらず。朝から長女はぐったりしており、食欲もないようで、常に抱っこしていた私は、看病疲れが出てきていました。 そして夜になり、夫はいそいそとフットサルの用意を始めていました。そういえばフットサルの日です。でも長女の具合は悪く、つらそうです。私は思わず、「えっ! フットサルに行くの!?」と聞きました。すると夫は「うん、もうすぐ出るよ」と普段通り穏やかに答えた姿に、私はがくぜんとしてしまいました。 夫にはストレートに言わないと伝わらないそして私が、「子どもの体調が悪いときによく遊びに行こうと思えるね」と言うと、夫は「僕が行かないと(フットサルの)人数が足りないから」と言いました。会話がかみ合わない夫にイライラしながら、私の気持ちをストレートに伝えました。 「普段フットサルに行くことを止めるつもりはないけれど、子どもの体調が悪いときは行かないでほしい」「独身じゃないんだからたまには家族を優先してほしい」と。すると、夫はフットサルに行くのをやめましたが、少し不貞腐れていました。しかしながら一晩経つと、私の気持ちを汲んでくれたのか反省している様子でした。 私のなかでこの出来事は大きく、私と夫の意識の違いを痛感した日でした。私は常に娘たちのことを考えていますが、結局夫は自分の次が娘たちなんだなと感じました。それは8年経った今も変わりありません。あまりに気になるときは指摘しますが、娘たちはパパが大好きだし、何もしてくれていないわけではないので、折り合いをつけながら日々過ごしています。 著者:石井ゆうき8歳と0歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年10月06日4歳の娘が高熱を出して幼稚園を休んだとき、夫が「1歳の息子の世話もあって大変だろうし仕事を休むよ」と言ってくれました。その申し出に感動していたのですが、いざ蓋を開けてみると夫は子どものために休みをとったとは思えない行動ばかりで……。「大変でしょ?」休みをとってくれた夫ある日、4歳の娘が39度の高熱を出し、こども園を休むことになりました。娘がぐったりする一方、ハイハイ全盛期の1歳の息子は元気いっぱい。朝の時点で、姉が寝ていることなどお構いなしに音を出し、声を出し、おもちゃをひっくり返してやりたい放題です。「息子がいることで余計に大変だな……」と、大変な1日になることを覚悟していたそのとき、夫が「今日大変でしょ? 俺休みとるよ」と言ってくれました。願ってもない申し出に「本当!? お願い!」とすぐに返事。「助かる~」と夫の気づかいに感謝しました。 あれ…? 世話してくれないの?しかし、娘を病院に連れて行き、幼稚園に連絡を入れひと息つくと、夫がパソコンを開きながらこう言ったのです。「じゃあ、子ども見てほしいときは声かけて」と。「え、今何かするの?」と聞くと、「ちょっと仕事」とのこと。「仕事なら仕方ない。すぐに終わるのだろう」と思い、最初は私だけで子どもたちを見ていました。なんとなく「ちょっと仕事してすぐ戻ってきてくれるだろう」と思い、母を求める2人の世話をこなして待っていましたが、夫の仕事が終わる気配はありません。次第に「この人は何のために休んだのかな?」とイライラしてきました。 爆発! いい加減にして!気づけば夫が子どもの相手をすることなく、お昼の時間になりました。すると夫は「せっかくだしハンバーガーでも買ってこようか」と言い出しました。しかし娘は風邪でのどが痛い状態。「朝も伝えたけど、娘ちゃんはのどが痛いからハンバーガーは無理だよ」と言うと、「そっか……。じゃあ、俺たちだけで食べるか!」とニコニコ。 娘のことを考えていない夫の発言に、私もさすがにプチンとキレてしまい、「食べられない娘の前で私たちだけ食べるか! ていうか、私が子ども見てほしいと言ったときだけ世話するの? 見てわからない? 常にいっぱいいっぱいだわ!」と爆発してしまいました。夫は普段強く言わない私が語気を強めたことでかなり驚き、「やる! やります!」と大慌て。そこからはしっかりと子どもの世話の相手をし始めました。 普段は強く言い返さない私。けれど風邪で弱った娘を差し置いて自分のことを優先する夫がどうしても許せず、思わず爆発してしまいました。最初から言葉にしなかった私にも反省点はありますが、夫のあまりの鈍感さについ強い言葉を使ってしまった体験談でした。 著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2022年10月02日現在6歳になる息子が2歳のときのことです。息子は内服が極端に苦手で、いろいろと試しても克服できずにいました。ある日、生まれたときからお世話になっている小児科医にそのことを説明したのですが、まさかの返答。今までの努力や本当につらい状況を理解してもらえず、悲しくなってしまった体験談です。内服がとにかく苦手な息子味覚がとても敏感な息子。大人にはわからないような変化にも反応します。完熟を少し過ぎたバナナや加熱しすぎたお肉などは口にしません。好き嫌いが多いというより、苦手な味付けがあるようです。 一番大変なのは内服。粉を練って小さくしても、アイスに混ぜてもだめです。「うぇっ」となってしまい、ひどいときには吐いてしまいます。風邪で薬を処方されたときは何とか飲ませようと必死に努力しましたが、どれも失敗。風邪の症状に加えて内服の苦痛が強く、息子がかわいそうでした。 小児科医のひと言が……ある日発熱があり、かかりつけの小児科を受診。風邪とのことでした。「解熱剤は坐薬でいただけないでしょうか? 薬を飲むのがどうしても苦手で……吐いてしまうこともあるので」とお願いすると、「アイスに混ぜたりしていますか? 2歳で飲めないというのは問題ですよ。ちゃんと練習しないと。お母さんがしっかりしないと、もっと重い病気になったときにお子さんが苦労することになりますよ」と先生。 今までさまざまな努力をしてきたこと、どうしてもうまく飲めないことを説明しましたが、理解してもらえませんでした。 息子や私が悪い? できないものはできない結局、粉薬が処方されました。先生の言うことは理解できますが、薬が飲めないのは甘えだと言われたようで、とても悲しい気持ちになりました。風邪で熱があって食欲もないなか、どうしても薬を飲んでくれない息子に飲ませる大変さを少しでもわかってほしかったです。 泣いて嫌がる息子の口を無理やり開けて薬を入れても、「うぇっ」と出してしまいます。ひどいときには食べ物も吐いてしまい、むしろ体力を奪っているのではないかとすら思う状態。練習しろと言われてもその方法がわかりませんでした。ただ途方に暮れながら家路につきました。 その後も息子が4歳になるまで、内服はとにかく大変でした。効果的な方法が見つからず、風邪を引くたびにとてもつらい日々を過ごしました。何とか乗り越えられたのは、年に2回ほどしか風邪を引かなかったからです。4歳を過ぎると少しずつ飲めるようになり、6歳の今では問題なく飲めるようになりました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~5歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:更田未央子6歳と2歳の子を持つ母。看護師・保健師・養護教諭1種・FP3級の免許を取得。現在、高校生を対象とした学習塾の講師をしながら、FP2級を目指す。育児・教育・医療・金融・不動産について執筆中。
2022年10月02日第3子の妊娠中、おなかの子に先天性の疾患があることがわかり、帝王切開で出産することが決まりました。もともと里帰りではなく、産後は義母にきてもらう予定でしたが、今回は帝王切開なので入院が9日間。自然分娩のときと比べると4日ほど長いうえ、しかも産後は生まれた赤ちゃんの治療もありバタバタすることが予想されていました。義母や上の子たちが大変な思いをしないためにはどうしたらいいのか、私は悩んでいました。今までと違う入院中の生活上の子たちを産んだ病院は家から車で10分ほどの場所だったので義母や上の子たちは毎日お見舞いにきてくれていて、義母や上の子たちが困っていることを聞けたので都度対応できました。 しかし今回は家から車で1時間近くかかる場所、さらにこども病院なので感染症予防の観点から病棟への立ち入りが制限されており、上の子たちは病棟に入ることができません。つまり大人が2人以上いるときしかお見舞いにこられないので、夫が仕事の休みのときにしか義母と会うことができないのです。 義母の心配事入院中、義母が困っても即座に対応することは難しかったので、私は前もって義母に心配なことがないか電話で聞いてみました。いろいろと話し、伝えられることはその場で伝えましたが、義母は特に「子どもウケする献立作り」と「子どもが体調を崩したときの対応」に不安を持っているようです。 こういったことは非常に複雑で、電話で教えたところで、すべて記憶してもらうのは難しいもの。そこで私は「上の子たちの説明書」を作ることにしました。 上の子たちの説明書ノートを1冊用意し、上の子たちの普段の1日の流れから書き始めました。食事についてはあまり細かいことを書きすぎると義母が大変だと思ったので、「好きな物、嫌いな物」と「食べる量の目安」や「各自の食器」だけにしました。 体調不良時の対応については「病院に行く目安」や「かかりつけの病院」だけでなく、「常備薬や体温計、保険証等の場所」も書くようにしました。その他、「トイレの対応」や「DVDプレーヤーの使い方」など詳しく書いていき、それぞれ項目にインデックスをつけて、「上の子たちの説明書」の出来上がりです。 忙しい入院中に大活躍張り切りすぎたかなとも思いましたが、結論から言うと「上の子たちの説明書」は大活躍でした。産後すぐ、生まれた赤ちゃんは容体が急変して手術となり生死を危ぶむ状況が続いていたので、私はとても日常の困りごとに対応できる状態ではなかったのです。 何度か家族全員でお見舞いに来てくれましたが、病棟を離れられる時間は限られていましたし、上の子たちも場の雰囲気を察してか機嫌が悪く、とてもゆっくり相談にのることができる状態ではありませんでした。義母からも「あれのおかげで連絡が取れなくても不安がなかった」と絶賛されました。 今回のことで、子どもたちに関する情報を記録し、共有しておくことの大切さを思い知りました。今は特に子どもたちと離れる予定はないのですが、何か起こってからでは準備が間に合わないので、このとき作った「子どもたちの説明書」を常にアップデートしながら備えておこうと思います。 監修/助産師 松田玲子著者:岩崎はるか2女1男の母。両実家とも遠方のためワンオペ育児中。先天異常の影響で肺が片方しかない医療的ケア児を含む3人の子を育てた育児体験談のほか、大学院で農学を学んだ経験から食についても執筆。
2022年10月02日2022年4月からこども園に通いだした子どもたち。通う前は、感染症などのリスクがあると思い、人混みの多い場所を避けて生活していました。しかし集団生活が始まったからなのか、4月と5月中は風邪を引いては休みの繰り返し。子どもたちは鼻水が出ると、寝苦しくなり、夜中に起きて泣くようになってしまいました。寝不足になった私は、イライラして、どうにかしようと意地になってしまいました。今は意地になってしまって「ごめんね」と反省しています……。 こども園に通い、風邪を引く私には、3歳の息子と2歳の双子の娘たちがいます。2022年4月からこども園に通い始めましたが、息子の風邪が治ったと思ったら、次は娘が風邪を引くという繰り返しでした。 園に通う回数よりも休む回数が上回り、風邪を引くために通っているのかと思ってしまい、私は落ち込みました。子どもたちは風邪を引くと鼻水が詰まり、夜寝苦しそうにしていたのです。夜中に何度も起きては泣いての日々が続きました。 鼻水だけでもどうにかしたい鼻水を止める薬を飲み始めても、すぐには治りません。私は鼻水だけでもどうにかしたいと思い、手動の鼻水吸い器を購入。しかし、子どもたちは鼻水を吸いとろうとすると嫌がり、泣きわめきます。私は、夜中に何度も泣いて起きる子どもたちの対応をしていたため、寝不足に。だんだんイライラするようになりました。 鼻水を吸えば子どもたちが夜に泣いて起きることも少なくなり、少しでもラクになれると思っていた私は、吸いとることもできずイライラが増していきました。子どもたちの体を押さえつけて、無理やり鼻水を吸いました。 意地になってしまった結果そして、私は2週間ほど寝る前に、子どもたちの鼻水を吸い続けました。意地になってしまった結果、寝る前になると子どもたちは私の顔を見ては「今日も鼻水を吸うの? 」とおびえるようになってしまいました。 私は子どもたちのおびえる顔を見て、反省し、鼻水を吸うことをあきらめました。子どもたちには「嫌だったよね、ごめんね」と伝え、安心して眠ることができるように心がけようと思いました。 寝不足になってイライラしてしまった私。自分の睡眠時間を確保したくて意地になっていました。自分だけではなく、子どもたちもつらいということを理解しなくてはいけませんでした。今は、子どもたちも初めてのこども園で頑張っていることを理解し、風邪を引いてつらい気持ちなど、子どもたちの気持ちに寄り添えるような親になりたいと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 REIKO著者:北川さくら3歳の男の子、2歳の双子の女の子を子育て中のママ。保育士資格、幼稚園教諭免許を保有。自身の経験をもとに妊娠、出産、育児の体験談を執筆している。
2022年10月01日私は25歳のとき妊娠し、初産だったのでゆっくり子育てをしようと退職。当時夫はアフィリエイトで生計をたてていたのですが、私の退職を機に世帯収入は激減して生活が苦しくなってしまいました。息子を出産後、夫に「仕事をしてくれないか……俺も就職先探すから……」と言われ、フルタイムのパートとして勤務することに。生後6カ月の息子を保育園に入れて、息子に申し訳なく感じたときのことをお話しします。私は保育園完備の職場に務めることに私は夫と同時期に仕事先を探し始めました。ですが、IT企業関連希望の夫の就職活動は不採用が続き、私が先に働きに出ることに……。私は看護師免許をもっているので、保育園完備の就職先を見つけることができたのです。 面接で「1歳未満のお子さんは、12時と15時に授乳時間がある」と説明があり、仕事中に息子と会えるなら私も安心できると思い、就職することに決めました。 仕事中に保育園からお迎えの電話が!私が仕事を始めてから3日目ごろに、保育園から「熱が38度あるので迎えにきてください」と電話が……。私は早退し、息子を小児科へ。息子が熱を出すのはママになって初めての経験で、なんの病気になったのか心配でドキドキしながら診察を受けたのを今でも覚えています。 小児科の先生は「熱を出したのが初めてなら突発性発疹かもね」と、薬をもらい帰宅。 初の発熱は病気の嵐の序章だった!?息子にとって初めての発熱の原因は、小児科の先生が言われた通り突発性発疹でした。以来、息子は病気が治って登園しては2週間も経たないうちにまた発熱! ということを繰り返し、小児科に行っては「中耳炎かな、アデノウイルスかな……」と、子どもが罹りやすい病気に次々にかかっていったのです。 思えば、「今保育園で〇〇が流行っています」という病気は必ずもらって熱を出していたように思います。 ごめんね、こんなに負担をかけて……息子の繰り返す発熱は免疫細胞を活性化させて強くなることとわかっていても、看護師の私ですらつらいものがありました。母親からの免疫が低下すると言われている生後6カ月に保育園に週5日、8時間通わせて息子に負担をかけてしまい、私は申し訳ないという気持ちでいっぱいに……。 息子は発熱を繰り返すなか食欲だけは衰えず、赤い顔をしていても笑顔を見せてくれ、元気になっていく息子に生命力の強さを感じ、私も元気をもらえました。 息子を保育園に通わせてから半年間はまともに通園できず、夫と交代しながら看病をしていました。でも、1年を過ぎるころには熱を出すことは少なくなりました。免疫力がついてくれたんだと思い、強くなってくれた息子に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラスト/マメ美監修/助産師 松田玲子著者:古谷きょうこ2男1女の母。正看護師免許資格あり。育児休暇や隙間時間を利用し、ライターとして活動中。主に妊娠・育児や健康についてのジャンルを執筆している。
2022年10月01日私が新米ママのころ、息子が初めて熱を出し小児科に連れて行くと、先生に細かく症状を聞かれました。熱でぐったりしている息子に動揺して、逆に先生へ質問してしまった私。すると、その質問に対して先生に怒られてしまいました……。その日から先生に対し、「怖い」という印象を持ってしまったのですが、何度か小児科へ通ううちに、その印象が変わっていったお話です。 生後7カ月、初めての発熱長男は、呼吸障害で生まれてすぐNICU(新生児集中治療室)に入院。3,572gとやや大きめで生まれていたので育児用ミルクも飲め、回復も早く、10日ほどで退院することができました。ただ、その後遺症は成長してみないとわからないということで、夫とともに経過を見守ることに。 予防接種は近くの小児科でよいということで、家の近くの小児科に通っていましたが、息子が生後7カ月で初めて発熱。仕事復帰のことを考え、病児保育のある小児科に行くことにしました。 淡々としていて怖い先生初めて訪れた小児科で私もどうしたらよいかわからず、熱で体温が高い息子を抱いて待っていると、診察室へ通されました。先生は笑顔もなく淡々と症状を聞かれ、私は動揺しながらも答えました。 体温が何時に何度と細かくメモはしていなかったので、覚えている範囲で答えていたのですが、焦ってしまって思わず「風邪ですか?」と逆に聞いてしまったのです。すると、「風邪かどうかは私が診断します! ちゃんと症状をメモしておいてください!」と怒られてしまいました。 実はやさしかった先生「次は〇日後に来てください」と、薬と発熱が時系列に記入できるメモ帳をもらい、帰ることに。数日後熱は下がり、体中に発疹が出てきたので、突発性発疹と診断されました。先生は、熱が出たら頭や脇の下を冷やすことや、水分を十分にとらせることなど教えてくれました。 そのとき、ふと先生の机の上を見ると、かわいいおもちゃが置かれていたのです。初診のときは、初めての発熱と病院で余裕がなく気づきませんでしたが、診察の回数を重ねると先生のやさしさを見ることができました。 今では子どもの病気のときに焦らず対応できるようになりましたが、初めてのときにあの先生に教えていただいたことで、発熱した時間や症状をきちんと伝えることが大事なのだとわかりました。体調がもう問題ないとわかったときに、「もう大丈夫ですよー」と、息子にキャラクターのついたペンを見せてくれる先生にほっこりしました。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。 イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ 監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2022年09月30日夏の旅行は、毎年子どもたちの行きたいところと決めているわが家。この年は、次男が大好きな水族館に行ったのですが……まさかの事態に! せっかくの旅行中に次男が想像もしなかったケガをしてしまった体験談をお話しします。(※コロナ禍前のお話です) 翌朝、まさかの事態に!「ママ、大変! ○○(次男)の足が!」。長男にそう言われて見てみると、なんと次男の足の親指の爪がありませんでした。昨日は元気に歩いていたのに何があったのかと聞いてみると、「自分でやった」とのこと。生爪を剥いだと聞いて、そういうものが苦手な私はもう血の気が引きました。 急いで近くのドラッグストアに行き、消毒と剥がれにくいばんそうこうを購入。出血はなく、ピンク色の肉が見えている状態の足の親指にばんそうこうを巻きました。本人が痛がらないので、病院へは行かず様子を見てみることに。それでも歩かせると出血したり痛みが出たりするのではと思い、前日とは打って変わって次男は常に抱っこで移動。いろいろ観光する予定でしたが、チェックイン時間すぐにホテルに入るしかありませんでした。 病院に行ってみると…旅行から帰り、小児科に行くと「サッカーをやっている子どもは、爪が剥がれやすくなってしまうことがよくあるんです」と言われました。次男はまだサッカーを始めてはいませんでしたが、長男と一緒にボールを蹴ったりしていました。ということは、旅行に行く前から前兆があったのでは……。私がもう少しきちんと次男の爪をチェックしておくべきだったと反省。せっかく楽しみにしていた旅行中にケガをさせてしまったこともショックでした。 その後、爪は無事元の状態に戻ったのですが、次男は爪を剥くのが癖になってしまったようで、テレビなどを見ながら剥いてしまうことも! 子どもの爪は伸びるのが早いので、伸びすぎる前に切ることと、足もすぐに大きくなるので靴に爪が当たらないよう靴のサイズも注意してみなければと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子イラストレーター/みいの ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 著者:田丸あかね現在、小学校1年生と幼稚園年中の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2022年09月30日助産師・国際ラクテーションコンサルタントの榎本さんが秋に乳幼児がかかりやすい病気の一つ、「RSウイルス」について教えてくれました。RSウイルスの症状や予防法など、ぜひ確認しておきましょう!秋は、昼夜の寒暖差が大きく大人も子どもも体調を崩しがちです。保育園や幼稚園では、さまざまな病気が流行する季節でもあります。そこで今回は、秋に流行する小児の病気、特に「RSウイルス」についてお話しします。 秋にかかりやすい病気とは?秋は気候の変わり目で、日々の天気や気温の変わりやすい時期です。9月に入ると、秋雨前線の影響で台風や大雨が増えてきますよね。また、秋晴れの日は昼間は暑くても朝や夜は冷え込むので、この時期に風邪をひきやすくなるなど、大人も子どもも体調を崩しやすくなります。 秋は特に、呼吸器の病気にかかりやすくなります。代表的なものは「マイコプラズマ肺炎」、「RSウイルス感染症」などで、秋や冬をピークにリスクが高まります。 また、気候の変化に反応して喘息をもっているお子さんの症状が強くなったり、下痢や嘔吐症状が特徴のノロウイルスに感染することもあります。 感染症は、支援センターなどの遊びの施設や保育園でうつったり、上のお子さんが保育園や幼稚園から家庭内に持ち込んだりすることが多いかと思います。 秋に流行しやすいRSウイルス感染症の症状とは?秋に多い呼吸器感染症として、RSウィルスによるものがあります。RSウイルスは飛沫感染や接触感染で、乳幼児は大人や兄弟などが家に持ち込んだウイルスで感染する「家庭内感染」が最も多い感染経路となります。 RSウイルスに感染すると4~6日間の潜伏期間を経たのち、鼻水、くしゃみ、せき、発熱などのかぜ症状が出ます。鼻水がたくさん出ることも特徴です。 RSウイルス感染症の症状の強さは乳幼児でも個人差が大きく、多くの場合は軽症で済み、1週間程度でよくなります。ただし、年齢が低いほど重症化しやすく、また初めて感染した場合に最も症状が重くなりやすい傾向にあります。 こんな症状は注意!鼻やのどなどの風邪症状が2~3日続いた後、以下のように呼吸状態が悪化してきた場合は、細気管支炎や肺炎などに進行して重症になっている可能性がありますのですぐにかかりつけの病院へ受診するようにしましょう。一般的には2歳未満、特に生後6ヶ月未満の乳児がかかりやすく入院に至るケースもあります。 ①「ゴホゴホ」という、たんが絡んだ重い咳が出たり、呼吸をする時に、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」「ゼロゼロ」「ゴロゴロ」と、気道が鳴る「喘鳴(ぜんめい)」がある。 ②呼吸が速く、浅い(正常な呼吸数の目安=新生児40~60回/分、乳児30~40回/分)。 ③息をする時、のど元や横隔膜のあたりがペコペコとへこむ「陥没呼吸」になっている。 ④鼻の穴を膨らませて、苦しそうに呼吸をしている。 ⑤母乳やミルクの飲みが悪く、水分が摂れない。 ⑥機嫌が悪く、泣きが続く。 ⑦ぐったりしている。 ⑧40℃以上の高熱がある。 家庭内感染を予防しよう大人や幼児はRSウイルスに感染しても鼻かぜ程度で済んでしまうことがあるため、感染に気づかないことがあります。そのため、風邪症状がある家族はRSウイルスの感染を疑い、重症化しやすい2歳未満の乳幼児にはなるべく接触しないようにしましょう。やむを得ず赤ちゃんのお世話をする場合は、手洗いやマスクをつけるなど感染症対策をしっかり行うようにしてください。 また、赤ちゃんが触ったりなめたりしやすいおもちゃ、コップ、手すり、イスやテーブル、ベビーカーなど身の回りの物をこまめにアルコール消毒することも大切です。さらに、赤ちゃん連れで外出する際はなるべく人混みを避けるようにしましょう。 まとめ保育園に通っていたり、兄弟がいるご家庭は、どうしてもRSウィルスなどの感染症の病気にかかりやすくなるかと思います。 呼吸器疾患は、かからないように感染予防に努めることは大切ですが、日々の体調管理に気を配り、免疫力を高めるように栄養や睡眠などの日常生活を整えることも大切かと思います。 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀
2022年09月29日お子さんが体調不良で野菜が食べられなかったことに気づかず、イヤイヤ期のせいだと思って無理やり食べさせようとしてしまったママ。何でもイヤイヤ期のせいだと決めつけてはいけないと反省したママの体験談です。 次女のイヤイヤ期は1歳9カ月ぐらいから始まりました。それまでは、上の子に比べておおらかで育てやすい子だと思っていたのですが、やりたくないことに対してはっきり「嫌、嫌い」というようになりました。イヤイヤ期は成長の証とわかっていながらも、毎日うんざりしていたときに、母として失敗してしまった出来事が……。何でもイヤイヤ期のせいにしていはいけないと反省したエピソードをお伝えします。 2歳目前に始まったイヤイヤ期次女は自由に歩きたいからと抱っこされるのを嫌がり、歯磨きも泣いて拒否、お風呂に行こうと誘っても「嫌、行かない」と逃げ回る日々。中でも苦手な野菜をまったく食べなくなってしまったのには困りましたし、栄養面でも心配でした。 野菜の中で食べるのはトマトとブロッコリーのみ。他の野菜は細かくしたりとろみをつけたり、食べるそぶりを見せたら褒めちぎったりと工夫しても完全拒否でした。 いつも以上に野菜を食べないイヤイヤ期に入り、思うように物事が進められず、私自身も疲れてイライラしていました。そんなとき、次女がまったく野菜を食べようとしない日が3日ほど続きました。いつもは食べるトマトも嫌がって食べません。そんな姿をみて私は焦りを感じてしまいました。 健康のため、野菜も食べてほしいのにどうして食べないのか……。私は「もう! なんでお野菜食べないの? 食べないとおやつも他に好きなものもあげないからね!」と強い口調で言い、次女を睨みつけてしまいました。 実は体調が悪かった次女怒ってしまったその日のことです。次女が頻繁に口の中を手で触ろうとする姿に気がつきました。そして、口の中を見てみるといくつか口内炎ができていました。その上、今日は体もいつもより熱い。もしやと思い、熱を測ってみると38.1度。病院で診てもらうと「手足口病」の診断。そうなのです、娘がトマトを嫌がったのは手足口病になり、口の中に口内炎ができてしみたからだったのです。 まだじょうずにお喋りできない娘は、「口が痛いから食べられない」ということが伝えられなかったのです。それなのに私はイヤイヤ期特有のわがままかと思い、怒ってしまったのでした。 その夜、次女と一緒に寝るときに「◯◯ちゃん、今日はお口が痛くてトマトが食べられなかったんだね。お母さん怒っちゃってごめんね」と謝りました。イヤイヤ期のわがままだと決めつけず、娘の様子をもっとちゃんと観察してあげていれば怒ることもなかったし、病院にも早く連れて行ってあげられたかもしれません。まだ伝えたいことがうまく言葉で表現できないこの時期、なぜ「嫌!」と言っているかを考えてあげないといけないなと反省しました。 イラストレーター/あんこママ監修/助産師 松田玲子著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2022年09月29日レチナをつけて登園すると「どうしたの?」とお友だちからたくさん質問されることで、少しうんざりしていたくぴこちゃん。早速じぇにこさんは幼稚園の先生にも相談することに……。すると、園側もじぇにこさんの要望を快く聞いてくれて、少し様子をみることになったのですが……!?レチナをつけての幼稚園生活、その後…幼稚園でのレチナの生活に慣れず、レチナ(※1)をつけて登園することにへきえきしている娘。 娘の周囲のことや園での様子について密に連携を取れるようにと、さっそく幼稚園の先生にも伝えて相談しておきました。 ありがたいことに幼稚園側も快く受け入れてくれて、全教員で共有し、娘を見守り、必要があれば介入し、その都度連絡してくれると言ってもらえるということで、ひとまず様子を見ることに。 (※1)レチナ:鼻の形を維持する目的で使用するシリコン製の装具 その後しばらくは娘や園から問題などを聞くことはありませんでしたが、ある日娘を幼稚園に迎えに行った際、クラスのお友だちが私に話しかけてきました。 私は子どもたちの目線に合わせて、娘のレチナについて簡単に説明しました。 すると子どもたちは……? このことが直接のきっかけになったのかはわかりませんが、これ以降、マスクを外して過ごしていても、「レチナについて聞かれることがなくなった!」と、元気な様子で帰ってきてくれるようになりました。 幼稚園からも娘がお友だちと元気に仲良く遊んでいるとのことで、心配するような状況は起きることはありませんでした。幸いにも今回は深刻なことにはなりませんでしたが、年齢を重ねれば重ねるほど今回のようにはいかないかもしれません。 そのときに娘がひとりで抱え込まないように、親として寄り添ってあげられるように娘との関係の大切さを改めて実感した出来事でした。2013年生まれの長女くぴこは「口唇口蓋裂」ちゃん! この記事が、口唇口蓋裂についての理解につながり、ひとりでも多くの親御さんの励みになりますように。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/助産師REIKO 著者:マンガ家・イラストレーター じぇにこ1986年生まれ愛知県在住。 2013年生まれの長女と2017年生まれの次女、二児の母。デザイン学校卒業後、社会人経験を経てお絵かき主婦へ。 口唇口蓋裂や夫婦のこと、日々の育児で翻弄される様子を絵日記ブログで公開中!
2022年09月27日独身時代は、毎日のように外に飲みに行くのも気になりませんでした。子どもが生まれる前から外によく飲みに行く夫でしたが、まさか子どもが風邪をひいているときまで飲みに行くとは思っていなかったです。それには夫との考え方に違いがありました。 子どもより飲み会を優先する夫子どもが生後6カ月のころ突発性発疹になって高熱が続いており、ずっと泣いているし、嘔吐もしていました。私は子どもにずっとつきっきりでごはんも食べられなかったため、夫に仕事終わりに何かごはんを買ってきてほしいと連絡すると、返ってきた返事が「飲み会行ってきていい?」でした。 びっくりして何も言い返せませんでした。ごはんだけ欲しければ、デリバリーを利用すればいいと思っていたのでしょうか。結局何も買ってきてくれなかったため、ごはんも食べることができませんでした。 夫の周りの人も配慮なし?夫の友だちも同僚も小さな子どもがいる人が多いのですが、子どもが風邪をひいているなら早めに家に帰ってあげて、などと言う人はいなかったようです。母親が家にいるなら、看病は母親がすればいいと思っているのでしょうか。 まず、そんなに他人の家のことに関心を持っていないかもしれません。もし夫が子どもが風邪をひいていることを言ったとしても、他の人は他人の家の事情を気にしないかもしれません。実際私も働いていたときは、周りの家庭のことは気にしていなかったと思います。 話し合いしたけれど……その後、夫婦で話し合うことに……。夫の意見は、「大人が1人ついていれば看病はできる。だから飲みに行ってもいいと思う」でした。私は、「看病は体力を使うから2人いたら心強い」と伝えました。 話し合いは結論づけることができず、数日間、無言で過ごす日々。結局私が折れて、飲み会に行っていいことになりました。考えた結果、飲み会に行けずイヤイヤ家に帰ってくる夫を見ていてもストレスが溜まってしまうと思ったのです。過度な期待をせず、できる限りのことは私がしようと決めたら気持ちがラクになりました。 話し合い後から、子どもが体調を崩したときは私がひとりで看病していますが、ストレスなくできています。子どもが体調不良のときに夫が飲み会へ行くことはまだありますが、帰ってきてくれると期待していない分イライラすることもありません。結果的に両者がストレスなく過ごせるように話し合いをしてよかったと思います。 著者:たなか さき2歳女児の母。子育てしながら看護師として働く。子育てと医療系について執筆している。イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター うちここ
2022年09月27日まめねこさんの小学生の長男くんの喉に、魚の骨が引っ掛かってしまったときのお話です。ある日、学校から1本の電話がかかってきました。出てみると、長男くんの担任の先生から「給食で魚の骨が喉に引っ掛かったようです。苦しそうなのでお迎えお願いできますか?」と言われました。まめねこさんは慌てて学校へ!先生曰く、学校では、ご飯の丸飲みも試したとのことなのですが……!? 学校からの1本の電話…… 長男くんの担任の先生から、給食で出たサバの骨が喉に引っ掛かって苦しそうだと連絡を受け、慌ててお迎えに行ったまめねこさん。学校ではご飯の丸飲みも試したと言われました。 まめねこさんはかかりつけの小児科へ行きました。しかし、受付で事情を伝えると、小児科では魚の骨が取れないため、耳鼻科を受診するようすすめられます。 そして耳鼻科へ受診すると、 「お母さん。何か、飲みこませましたか?」 と、鋭い表情をした医師に聞かれました。 「学校でご飯を飲み込んだと……」 と答えると、 「骨を余計押し込むから、絶対止めてください」 と強めに注意を受けました。 そして看護師さん2人に長男くんを抑えてもらいながら、「これで抜けるかな……」と言いながら、医師が骨を器具で取ってくれました。その間、おえっとなってしまったけれど、5分ほどで抜けたとのこと。 「よかったー」と、医師からも安堵の笑みがこぼれました。 抜いたとたんに元気になって、ペラペラとおしゃべりが止まらない長男くんなのでした。 ◇◇◇ めったにはないけれど、魚の骨が引っ掛かると痛いのと取りづらいのとで焦ってしまいますよね。まめねこさんの長男くん。無事に抜いてもらえてよかったです。もしも、魚の骨が引っ掛かってしまったときは、まめねこさんの経験を参考にしつつ、病院に相談してみてくださいね。 ※魚の骨が刺さって自然にとれないときは、耳鼻咽喉科に相談しましょう。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 松田玲子 著者:マンガ家・イラストレーター まめねこ
2022年09月25日うちはモフモフ暮らし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
やっぱり家が好き〜おっとぅんとみったんと私〜