ウーマンエキサイト読者の皆さま、こんにちは!我が家の長女ムスメが、自分の部屋が欲しいと言い出しました。 以前から一応ムスメの部屋はあったのですが、次女の遊び部屋と兼用だったので、この機会にムスメの部屋を整えることになりました。学習机の設置はしなかったものの、一応ムスメの持ち物ばかりとなったお部屋が完成し、嬉しそうに過ごしています。 普段からムスメにベッタリな次女オコメはとても寂しそうでした。(その後勝手に入り込んで入り浸るようになるのでご心配なく)ムスメの成長の速さに驚きと嬉しさを感じる反面、まだまだパパにベッタリ甘えるムスメをみて、ほっとしてしまいました。とはいえ今年の春、小学校も3年目となるムスメ。思った以上に成長は早いものだなと覚悟しておかなければ…とちょっと切ない今日この頃です。
2023年01月28日こんにちは!おにぎり2525です。新年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。■ぬいぐるみ好きの8歳息子ぬいぐるみに話しかけたり、一緒に寝たがったり。これってうちの環境によるものなのかと不安になり…■ハムスターを飼い始めたら…!?(ちょっと自分がほしかったのもあり…笑)ぬいぐるみを可愛がるのは悪いことじゃないので、このまま見守りたいと思います!ママも自分の机にぬいぐるみ飾ってるしね!(笑)
2023年01月13日息子の偏食に気づかなかった未就園児の時期Upload By カタバミ小学1年生のまちゃは、自閉スペクトラム症と知的障害があり、偏食と睡眠障害もありますが、赤ちゃんのころは母乳もミルクもよく飲み、何も問題はないと思っていました。2歳上にいるお姉ちゃんのほうが母乳を飲むのが上手でなく苦労しました。まちゃは、離乳食になってからも柔らかく煮た野菜をよく食べていましたし、お姉ちゃん向けに出したミニトマトやきゅうりのぬか漬けも食べていました。言葉が出ないのが心配で2歳半で入れた預け合いのサークルでも、お弁当づくりにはそれほど苦労はしていませんでした。家ではカレー、納豆、シラス、お鍋のあとの雑炊などを好んで食べていましたし、食欲もあるので、心配していませんでした。あんこやチョコレートなどの甘味は比較的いつでもほしがるので食べ過ぎないように注意をしているくらいでした。就園したら偏食が加速?Upload By カタバミ食事に関して、家庭で困ることがなかったまちゃの偏食がはっきりと問題になったのは幼稚園の年少のときでした。幼稚園の最初の面談で先生から「麦茶と少しのご飯しか食べず、ごくまれにメインのおかずを少し食べる程度です」と報告されたのです。介助が必要な子どもを集めたグループで食べていたそうですが、隣の席の男の子もいつも全く食べずに器を全部よけてしまうそうで、まちゃも同じことをするので2人の間には給食が境界線のように並んでいることがよくあったのだそうです。ただ、まちゃはカレーのときだけは全く介助がいらずよく食べていると聞きました。同時期から、通っていた児童発達支援事業所に持たせるお弁当も残すことが増えました。今まで食べていたウィンナーもミートボールもハンバーグも食べなくなり、食べるものといえば、味つけが塩コショウで脂身のない肉だけ。それまでは食べていたコロコロの小さな丸いおにぎりも食べなくなり、残してくることが増えました。家では朝晩よく食べているから良いかと思っていましたが、長距離ドライブ中にコンビニに寄っても、外食しても、帰省しても、まちゃの食べる物で困りました。空腹でも食べないの?いよいよ偏食と向き合うことにUpload By カタバミ年中からは近所の児童発達支援事業所に週5で通うことにしました。そこでは給食が出ていましたが、まちゃは1ヶ月以上の間全くその給食に手をつけず、毎日廃棄する状況が続いていたので、私がつくったお弁当を持たせることになりました。これには、さすがに焦りました。まちゃは、ご飯よりもパンを食べるので栄養のある食パンを焼き、焼き芋は必ず食べるので毎日お弁当に入れました。サツマイモがあまり売っていない夏の間は焼き芋の代わりにトウモロコシを入れました。毎日同じお弁当でしたが「食べてくれれば…」と全く恥ずかしいとは思いませんでした。まちゃは家でも決まった物しか食べませんでしたが、外の世界ではさらに気難しくなりました。行動療法の本を読んで偏食が治る方法も試しました。まちゃは10分くらい大泣きで嫌がったあとで小指の先程の大きさの苦手な物を食べてくれましたが、毎回大泣きさせてまで続けることに私が疑問を感じてしまい2ヶ月ほどでやめました。年長からは給食が美味しいと評判の療育園に通いましたが、まちゃの連絡帳の今日食べた物の欄には「米3粒」や「お茶のみ」などとよく書かれていました。療育園に参観に行ったとき、まちゃ以外にも海老反りになって給食を激しく拒否するお子さんがいて、先生はその子を抱えて食べさせようとしていました。まちゃはその先生の前でいつも通り静かに全部拒否しているのを見て、私はあきらめる気持ちになりました。偏食は一進一退。それでも、大きく構えて感謝してUpload By カタバミまちゃは、小学1年生になり特別支援学級に通っていますが、なんと登校2日目で給食はほぼ完食して帰ってきました。生徒の数が少ないので、担任の先生は1人ひとりの様子をよく見て少しだけよそったり、小まめに声をかけてくれているおかげだと思います。それからこれは私の考えですが、まちゃは小学校の大きな建物や、大勢のお子さんたちと過ごすことで何か感じ取っているのではないかと思います。学校の給食は食べるようになっても、家でのまちゃの偏食は全く変わらず、毎日家族とは別のまちゃ専用のメニューです。でも今まで食べなかった豚汁は給食で大好物だと聞いたので家で出してみたら抵抗なく食べてくれるようになりました。まちゃの偏食について私が考えていることは、理屈で考えても仕方がないということと、食べてくれる物もあるのだから感謝しようということです。以前好んで食べていた物も急に食べなくなります。少し食べたら思い出すのではないかと無理に食べさせたら暴れて嫌がって吐き出しました。まちゃが見て嫌だと感じたらそれはもう無理なんだとあきらめることにして、大体必ず食べるメニュー(まちゃの場合は納豆、しらす)は冷凍庫に切らさないようにしています。何年か経ったとき、食べるメニューが増えていたらいいなと大きく構えることにしたらだいぶ楽になりましたし、一進一退ですが少しずつ食べる物は増えてきていると思います。執筆/カタバミ(監修:藤井先生より)1日3回ある食事、食べてくれないと心配になりますよね。「米3粒」という記録が、偏食の強さを物語っています。この偏食は発達外来でもよくある相談です。口腔内の触覚、味覚、嗅覚、咀嚼の音への聴覚などの感覚の過敏や、食事をとる環境が落ち着かないなどが関係していることがあります。ご自宅や、療育園や事業所などでさまざまな工夫をしても、食事が進まないときがあります。カタバミさんの表現では「あきらめる気持ちになった」とありますが、偏食はダメということから少し離れて、食べられるものがあることに感謝という視点で、大きく構えることができたのがよかったと思います。
2023年01月08日小学校入学後、次女がトイレに行けていないことに気づかなかった小学校入学後、私は次女が学校のトイレに行けていないことにしばらく気づけませんでした。保育園時代にはトイレに行けないことが問題になることはなかったので、油断していました…。当時、私たちは海外に住んでおり、子供たちは現地の日本人学校に通っていました。低学年のうちは送迎が必須だったため、私は次女を学校まで毎日送り迎えしていました。次女が学校から自宅に着いたとたんに焦ってトイレに行くことが多かったり、学校からの帰り道に「トイレに行きたいから」と早く帰りたがったりすることはあったのですが、まさか丸一日トイレに行っていないとは考えもしませんでした。ある日、学校帰りに迎えに行くとトイレに行きたがっていたので、学校のトイレに誘ったところ「ママついてきて…」という感じで、一人で行くことができませんでした。Upload By まりまりUpload By まりまりトイレに行けなくなった理由次女に、学校でトイレに行けない理由を聞いてみると「怖いから」ということでした。確かに、家のトイレでさえ一人で行けていなかったのに、学校のトイレなんて行けるわけない…。あとになって、私なりに次女が保育園ではトイレに行けていた理由を考えてみました。・保育園では、先生が時間でトイレの声掛けをしてみんなで行っていた・小さい園だったので、トイレが教室にとても近かったこれが、小学校に上がったとたんに、・自分で判断して休み時間トイレに行かなくてはならない・教室からトイレまでの距離があって行くのが大変Upload By まりまり次女の場合、ただでさえ不安が強いのに、これでは行けるわけがないよね…と納得でした。担任の先生に相談まず次女と話をしました。「トイレは怖くて行けない」ということだったので、休み時間にみんなのあとをついて行ったりすることを提案するものの、まずそういうことができない次女…。早速担任の先生に相談しました。Upload By まりまり保育園のときのトイレの状況や、次女の不安の強さをお話しして、休み時間にクラスメイトがトイレに行くタイミングを見計らって、先生のほうから次女に声を掛けていただけることになりました。長女にも協力してもらった長女にも理由を話して、少し協力してもらいました。長女と次女の教室が近かったので、休み時間にもし廊下などで出会うことがあったら声を掛けて欲しいとお願いしました。担任の先生と長女の協力の結果…担任の先生の声掛けと、長女の協力により、次女はなんとか学校のトイレに行けるようになりました!Upload By まりまりその後、時間の経過と共に、声掛けなしでも一人でトイレに行けるようになっています。次女に聞くと「トイレが怖い」というのは変わらないけれど、「慣れた」とのこと。声掛けによってトイレに行くタイミングがつかめたり、休み時間はトイレに人がいることが多いと身をもって分かったりしたことが大きかったようです。結局、私がいろいろ説明したりするよりも、怖くても自分自身で「大丈夫かも」という体験を積み重ねていくしかないんだな~と思った出来事でした。執筆/まりまり(監修:藤井先生より)「トイレが怖い」という気持ちを否定することなく、受け止めて、学校の先生や長女さんにも協力を仰いで、少しずつ慣れていったのですね。怖い気持ちはありながらも、少しずつできたという経験を積み重ねていったのは、とても良かったと思います。周囲と比べてできるはず、と説得するのではなく、気持ちを受け止めてもらったのも、安心感をうみ、少しずつやってみようという気持ちになったのだと思います。
2022年12月28日限局性学習症(学習障害/LD)の診断がおりている娘わが家の娘は小学6年生です。小学1年生のときに限局性学習症(学習障害/LD)の診断がおりました。娘は小さなころから周りの人や物に対して興味の薄い子どもでした。また、赤ちゃんのころは起きている時間はほぼ泣いていて私は常にヘトヘトでした。私が娘の発達に違和感を抱いたのは幼稚園年中のころでした。娘は本を読んでいると、段落を飛ばしてしまうことがよくありました。娘は本を読むことがあまり好きではなさそうだったので、私は早く読み終わるためにわざと段落を読み飛ばしているのかと思いました。娘に都度そのことを注意すると「文字が見えなくなる」と泣いて訴えるようになりました。私は「もしかしたらディスレクシア(読字障害)があるのかもしれない…」と思い幼稚園の先生に相談しましたが「気にしすぎですよ」と言われました。その後も多動だったり気になる部分はありましたが、年長になり就学児健診も特に引っかからなかったのでそのまま娘は地域の小学校の通常学級へと就学をしました。Upload By ユーザー体験談小学校でも相変わらず読み書きに苦労していて…しかし、娘の勉強の様子は相変わらず。不安に思った私は療育に通わせようとしましたが、地域の療育は通所受給者証がないと通えず、診断がおりていない娘は療育が受けられないと断られてしまいました。なんとかしようと、かかりつけの小児科で紹介状を書いてもらい、教育委員会で知能検査を受けました。結果をカウンセラーさんに説明をしてもらいましたが、語彙力は高いけれど、読む力がとても低かったとのことで「娘にはやはりディスレクシアがあるのだろう」と思いました。その結果を元に診断をしてもらい、なんとか受給者証を発行してもらい、療育に通うことができるようになりました。また、小学校では通級にも通い始めました。娘のディスレクシアの症状とは。私の対応方法小学1年生のころの娘は普段の会話は大人っぽいのに、読む力が低いために教科書をすらすらと読むことができませんでした。当時の娘の症状としては…・段落の消滅前後の段落が見えなくなってしまい、次にどこを読めばいいのか分からなくなってしまうようでした。手づくりの段落かくしを活用して毎日音読をしました。Upload By ユーザー体験談・1~10の数字の理解が難しいおはじきやおもちゃなどの視覚支援グッズを使い、何度も何度も親子で数の復唱を繰り返しました。・かくかくした文字が読めない、読みづらいカタカナやアルファベットが読みづらかったようです。伸ばし棒、小さい「っ」などの入れ方にも戸惑っていました。こちらもとにかく繰り返し音読、書きとりを行いました。・同じ記号(数字、文字、絵含む)が続くと読めない同じものが続くと混ざって見えてしまい、数が分からなかったり、文字は溶けて見えると言い、正しく読めませんでした。0の数も続くと数えられないですし、ペイズリー柄などは柄が溶けて、マーブル模様のように見えてしまうようでした。図工の時間などに、クラスのみんなで同じテーマで絵を描くと、テーマは同じでもそれぞれみんな個性が出て私には違う絵に見えますが、娘には全て同じ絵に見えてしまい、同じものがたくさん並んでいると、さらにクラスメートの複数の絵が全て溶けて見えてしまうと言っていました。Upload By ユーザー体験談学習の困りはたくさんあったけど…母の苦労と娘の努力そんな学習の困りがたくさんあった娘でしたが、毎日音読を繰り返し、数字も根気よく復唱、苦手な書きとりもなんとかコツコツと積み重ね、小学6年生の今ではカタカナと段落の読字困難については寛解し、読めるようになりました。文字が溶けるなどの現象も、点つなぎやぐるぐる迷路などのワークをやることでだんだんと良くなっていきました。娘がカタカナが読めるようになったときにはとても感動したことを覚えています。本当に読めるようになるのかという長く暗いトンネルの中、毎日私が繰り返し娘とやってきた努力は決して無駄ではなかったのです。Upload By ユーザー体験談また、聴覚優位なので、音読アプリや私が最初に一度読むのを聞くと、その後すらすらと音読できるようになることに気づきました。通級の先生にもこのような日々の気づきを共有して合理的配慮を実施することで娘も成長したのか、小学5年生のときに受けた全統一テストの国語では、配慮なしでも平均点より上を取ることもできました。娘は今、通常学級に在籍し、週1回通級に通っていますが、勉強に苦労している姿を見て私は「特別支援学級のほうがいいんじゃない?」と提案したことがありました。ですが娘には「通常学級に通いたい」という強い意思がありました。大変でも勉強や宿題はほかのクラスメートと同じようにやることを選んだ娘。私が今できることは娘のことを一番に考え、サポートをしてあげることだと思います。これからの中学への進学のこと、そして高校受験の際に受けられる合理的配慮などを調べて、娘が楽しく自分の人生を生きていけるように今後も支えてあげていきたいと思います。Upload By ユーザー体験談イラスト/吉田いらこエピソード参考/アトマキマキ(監修:鈴木先生より)一般的にIQでワーキングメモリーの低いお子さんは読むことが苦手で、処理能力の低いお子さんは書くことが苦手といわれています。読めないと書けないのでまずは平仮名・カタカナ・漢字の読む練習を徹底して教えます。集中が長く続かずに覚えられないお子さんにはADHDの不注意優勢型の並存をしている可能性があるためADHD治療をすすめることもあります。自閉スペクトラム症のあるお子さんはマイペースなため処理能力の低いことが多いです。特に同時処理が低い場合は板書を写すのに時間がかかるため最近ではタブレットで黒板の写真を撮っている子どもも珍しくありません。SLD(限局性学習症)は医療というよりも教育の問題の部分が多いです。特別支援学級などでトレーニングする必要がありますが、ほとんどの学校ではマニュアルがないのが現状のようです。
2022年12月21日幼児期から一人で家のトイレに行けなかった次女はもともと、トイレトレーニングを始めてからずっと「トイレついて来て~」と、全く一人でトイレに行けない状態が続いていました。このころは、自分自身も小さいころはトイレが怖かった思い出があるので「こんなもんかな」とそこまで気にしていませんでした。引っ越してからトイレに行けないだけでなく一人で過ごせなくなったただ、この「一人でトイレに行けない」問題が、次女が1年生のとき引っ越しをしたことで悪化しました。新しい家では、トイレはもとより、家族が同じ家の中にいても、一人で別の部屋にいることができなくなってしまいました。違う部屋に行きたいとき、トイレに行きたいとき、常に「一緒に来て~」と呼ばれるような感じです。Upload By まりまりこの状態が数ヶ月続き、あまりに頻繁に私を呼ぶので、もちろん私が対応しきれないこともありました。料理中などは呼ばれても手を放して対応できないし、トイレが長くかかるときはその間ずっとトイレの前で待っていなくてはならないし、日常生活を送るうえで困ることが増えてきていました。Upload By まりまりスクールカウンセラーに相談このころ、次女が「場面緘黙かもしれない」ということが分かり、スクールカウンセラーに相談することになりました。そのときに、家の中で一人でいられないことや、トイレに一人で行けないことについても相談しました。すると、「場面緘黙のある子どもは、もともと不安が強い。ただ、本来は安心していられるはずの家の中でも、ずっと不安を感じているのは大変なので、スモールステップで安心して自分でできるように対応すると良い」とアドバイスいただきました。不安の強い子どもは、一人になるとその不安ばかりに目が行ってしまってどんどん不安が大きくなってしまうとのこと。なので、不安に注目しないように、好きなものなど気を紛らわすものがあれば一人でいられることもあるとのお話でした。Upload By まりまりということで、次女はテレビに集中しているときや、本を読んでいるときなどは一人でいられることもあるので、本を持ってトイレに入ってみることから始めてみました!トイレに好きな本を持ち込んでみると…トイレが長くかかるときは、この「好きな本を持ちこむ」ことで、本の内容に集中して不安を感じにくくなるのか、一人でいられるようになりました!(ただトイレのドアは全開)Upload By まりまりしかし、トイレに入るときに人を呼ばないと行けないことには変わりないので、廊下や部屋の電気を全部つけっぱなしにしたり、あらゆるドアを開け放したり、声をかけ続けたり、いろいろ試しましたがなかなか一人で行けるようになりません。スクールカウンセラーさんにアドバイスいただいた、「姿を見せておく→ちょっと離れてみる→声だけにしてみる」という感じのスモールステップで、行きつ戻りつ根気よく続けていくことにしました。Upload By まりまり3年生になってやっと一人で行けるようになったそういう感じで、できたりできなかったりを繰り返して、やっと、3年生になってから、自宅のトイレに一人で行けるようになりました。あとになって、本人にトイレに行けるようになった理由を聞くと、「慣れたから!」とのことでした…!とにかく時間はかかるし、母としてはイライラしてしまうことも多かったけど、こうしてスモールステップでやっていくことが「自分でやれた!」という本人の自信の積み重ねになっていくんだろうな~と思った出来事でした。執筆/まりまり(監修:井上先生より)場面緘黙は、特定場面以外の発話の困難がクローズアップされがちですが、背景に高い不安があり、対人不安だけでなく、新しい場所や新しい活動について高い不安を感じる人もおられます。不安に対するアプローチは、まりまりさんが実践されたように、お子様にとって弱い不安場面から少しずつ慣らしていくことが原則です。また高い不安を紛らわすために、好きな活動をするというのは非常に大切で、この方法は他の場面でも応用ができると思います。もし可能であれば、今回のような成功体験の総括のような形で、お子様自身に対して上手くいったポイントや要因を整理してフィードバックしてあげるのも良いと思います。
2022年11月28日わが家には小学3年生の長女と、もうすぐ1歳になる次女がいます。長女はひとりっ子生活が長かったこともあり、次女を妊娠したことをなかなか受け入れることができませんでした。そんな長女の姿を心配していた私と、長女の心の成長をご紹介します。 待望の第2子、妊娠判明長女が小学2年生のとき、待望の妊娠が判明しました。うれしいのはもちろんですが、ひとりっ子生活の長かった長女がどんな反応をするのかが何よりも気になりました。夫にその話をすると、「そりゃうれしいんちゃう」と、のんきな言葉が返ってきました。一方私は、精神年齢が高くプチ反抗期な長女のことが心配でした。 そして私のつわりが始まったこともあり、妊娠2カ月のときに長女へ妊娠の話をすることに。すると、「ふ~ん」と気のない返事のあとにしくしく泣いたかと思うと、その声がだんだん大きくなり、「いやー!!ずっとママとパパと3人がいい!!」と泣きわめいてしまいました。想像以上に妊娠を嫌がる長女の姿に、私は先が思いやられました。 長女の受け入れ体制が整った日妊娠を長女に伝えてから、こちらからは妊娠や赤ちゃんを匂わせる話はしないよう気を付けました。長女は私の少し大きくなったおなかを見ても、「食べ過ぎやね」と言ってくるので、「そうやね」と返すこともありました。いつもなら私がつらそうにしていると「大丈夫?」と声をかけてくれますが、私がつわりでつらそうにしていても長女は気付かないふりをしていました。 しかし、妊娠7カ月を過ぎたころ。長女が「○○ちゃん(クラスメイト)って4人きょうだいなんやって~。私もきょうだいおるか聞かれたから、一応おるって言っといた」と少し照れたように言ったのです。もう私は大声で叫びたいくらいうれしかったのですが、冷静を装いながら「そうなんや~」と答えました。長女の心のなかでいろいろな気持ちを消化し、赤ちゃんを受け入れられるようになったんだな~と思った瞬間でした。 ついに出産!長女の反応は……?その後は長女から赤ちゃんの話をしてくるようになりました。おなかの赤ちゃんが妹だとわかり、「私の服を貸してあげる」「一緒にままごとをしてあげる」と言ってくれるなど。さらには名前を考え、おなかに話しかけてくれることもあり、次女が生まれてくるのをとても楽しみにしている様子でした。また、私の体がつらいときは、料理、洗濯、おつかいなどお手伝いをたくさんしてくれたので、大変助かりました。 そして無事に出産し、退院後初めて長女が次女と顔を合わせたとき。接し方がわからないのか、長女は次女に近づこうとしませんでした。ひとりっ子生活が長かった分無理もありません。こちらも自然に長女から動き出すのを待ちました。2時間ほど経ったとき、長女が何も言わずお気に入りのブランケットを次女にかけてあげていました。夫と顔を見合わせ、静かに喜びました。 今では長女が次女のお世話をよくしてくれるので、とても助けられています。これは歳の差育児ならではだと思います。ただ、歳の差があると、心のケアがとても重要だと感じました。わが家の場合は、長女を見守ることで、長女が自ら次女を受け入れられるようになってくれました。この1年で、長女の心は大きく成長したと感じました。 作画/山口がたこ監修/助産師 松田玲子著者:石井ゆうき8歳と0歳の女の子のママ。長女の反抗期に悩まされながらも、姉妹の戯れに日々癒され中。秘書として働いており、現在は育休中。1人目出産直後に夫が転職に失敗し、夫が転職に失敗したことを機に、お金にまつわることに興味を持ち、FP2級の資格を取得。家計管理・資産運用に生かしている。
2022年11月24日■テストで高得点を叩き出す娘と落書き三昧のダメ学生だった母当時は保育園で読み書きを教わることも無く、「授業中に絵を描く=悪いこと」という認識がありませんでした。そんな中クラスの笑い者になり、すごく傷ついた記憶があります。そんなこんなで、高校でも数学で赤点をとりまくる生徒に育ちました。それから、定年で退職した国語の先生ごめんなさい。ほっといてくださったので今こういう仕事できてます。ありがとうございました!!!■優等生化した娘、その秘密は記憶力にあり!?普段はずっとゴロゴロしながら動画を見ているだけのムギが、気がつけばすごく立派に育っていました…。アニメの英才教育で考える力が育まれてしまったのか、記憶力が良く真面目だからなのか?それとも、先生の教育が良いのか…?いずれにせよ、ムギが頑張っていることは事実です。立派に育ってくれて本当にありがたい…!!そして母に似なくてよかったーーー…!!!
2022年11月02日進級後初めての面談3年生に進級した1学期に、担任の先生との初めての面談がありました。2年生のときの担任の先生には、次女に場面緘黙の診断がついたことなどについてお話していましたが、新しい担任の先生は、場面緘黙については全く知りませんでした。なので、まずは場面緘黙について説明することにしました。Upload By まりまり私が次女の場面緘黙の症状についてお伝えしたとき、先生から以下のようなお話がありました。体育の授業の中でちょうど面談のあった日に体育の授業があり、マット運動をやったそうです。次女がなかなか取り組めずにいたらしいのですが、先生自身、次女の気持ちが分からず、どう声を掛けたら良いか迷ったとのことでした。Upload By まりまりあとで私が次女にこのときの次女自身の気持ちについて聞いたところ、「マット運動自体が嫌でやりたくない訳ではなくて、頑張って練習してできるようになりたい」という気持ちがあったそうです。でも、先生から見たときに、ほとんど話さず、表情の変化も乏しく、積極的に取り組むわけでもないので、次女がどう考えているか分からず、対応に困ってしまったのだそうです。次女がどう思っているか、先生も分からなかったここで初めて、「先生も次女の気持ちが分からなくて困っている」ということが分かりました。親として、次女自身の困り感には注意をしていましたが、同時に先生も次女が何を考えているか分からず、どう対応して良いか難しいと思っているんだということが見えてきました。学校生活の中では、場面緘黙の症状が前面に出てしまって、本来の次女自身を知る機会は少ないのかも…。Upload By まりまりでもこのとき先生が、次女自身について「理解したい」と思っていることが分かって、うれしい気持ちになりました。短い日記の交換Upload By まりまり次女の学年では、3・4年生の期間、全員が連絡ノートに日記を書くということを実施していました。ほんの数行に何でも書いて良くて、さらに書いても書かなくても良い、という緩いものでした。…が、次女は「何でも書いていい」と言われると、逆に何にも書けなくなってしまうので、最初は「学校であった楽しかった・うれしかったこと」にお題を設定して書き始めました。先生が次女自身の考えや気持ちを分かるようになったすると、日記を続けていく中で、Upload By まりまりと先生からお話がありました。日記の中身は「これがうれしかった」「これが大変だった」というような簡単なものでしたが、次女は日ごろから言葉だけでなく、感情が表情や行動にも出ない…というよりも出せないので、それだけでもコミュニケーションの手段としてとても役に立ってくれていたように思います。このやり取りから、先生が次女の「楽しい!」「やってみたい!」や「難しい」「嫌だ」という感情を拾って、クラスでの支援を工夫してくれていたように思い、親としてとてもうれしく、心強く感じたのでした。執筆/まりまり(監修:井上先生より)言葉ではなく、短い文章を書くという方法で先生とコミュニケーションが取れるようになったことは、とても良かったと思います。子どもさん自身が不安に思ったことやうれしかったことを先生が知ること、お子さんが先生の気持ちを知ることで、さりげない支援ややり取りが可能になると思いました。今の娘さんが当時を思い出してどんな感想を持つのか、ぜひ聞いてみてください。
2022年10月31日診断が出てから、3年生への進級このときはちょうどコロナ禍で、私たちの住んでいる地域では3~5月まで緊急事態宣言で学校もお休み。長女はこの期間、ストレスによると思われる蕁麻疹が出たりして通院していました。ただ、次女に限っては、この3ヶ月のお休みが良い影響を与えたようで、傍から見ていて、少し不安が減ったようで元気に過ごせていました。学校が始まって「ちゃんと学校に行けるのか…?」と心配していましたが、問題なく学校に行くことができました。3年生初めての保護者会で見たクラスの様子例年より遅くに開催された保護者会。そこで、先生がクラスの様子を映した動画を見せてくれました。コロナ禍で外出もできず、この年は雨も多かったので、休み時間に音楽を流して、ダンスタイムを設けて体を動かしてもらっているとのこと。やりたい子だけ参加してもらっているとのお話でした。このとき、まず思ったのが、次女がこの時間をどうやって過ごしているかということでした。Upload By まりまり教室から場所を移すことも、人よりハードルが高い次女…。カーテンの後ろにいたその動画で教室全体を映してくれていたのですが、よくよく観察していると、見たことのある服の子がカーテンの後ろに…。Upload By まりまり次女でした。一人でカーテンの後ろに隠れていました。正直、教室で一人でいる次女を見るのは、親としてつらいものがありました。分かっているものの、「あ~みんなの中にいてくれたらな~」などと思ってしまうのでした。なんでカーテンの後ろにいたか家に帰ってから、次女と動画について話してみました。次女からは「ダンス嫌だから、見えないようにカーテンの後ろに隠れてたの」とのこと。最初は一人の次女を見るのはつらい気持ちだったので、参加できない次女に対して、ついつい「みんなやってるんだから…」とか「見てるくらいできるでしょ」とか言いたくなってしまう母。でも、落ち着いて考えてみると、次女は「それでも何とか教室にいることができている」状態でした。苦手な状況に、「カーテンの後ろに隠れる」ことで、自分で対処しようとしている…?Upload By まりまりきっとこんな感じで、カーテンの後ろに隠れることを否定したら、それこそ教室に居場所がなくなってしまうのではないかと気づいたのでした。そこが次女の安心できる場所だったなので、なんとか工夫して教室にいる次女の行動を褒めてみることにしました。Upload By まりまりUpload By まりまりするとこんな答えが返ってきました。次女は、このときだけでなく、休み時間に教室が騒がしいときなどは、カーテンの後ろにいることが多いとのことでした。カーテンの後ろにいて、いろいろなことを想像していると怖くないんだと。Upload By まりまりカーテンの後ろは次女にとって大事な居場所で、必要な場所だったということが分かったのでした。むしろ、その対策を自分で考え出していて偉かったなと…。ついつい、「みんなと同じに…」とか思ってしまうこともある母。でも、次女と話したことで、このとき、自分の焦りから、教室で次女が安心していられる場所を奪うことにならなくて良かった…と思ったのでした。執筆/まりまり(監修:初川先生より)次女さんの工夫を「工夫」として受け止めることができたというエピソードをありがとうございます。みんなが踊って楽しんでいる中で、一人隠れて外を見ているわが子を見たら、親としてうろたえる思いがするのはある意味自然なことです。せっかく学校に行っているんだし、みんなと楽しく過ごしてほしいという思い、保護者会でその映像をほかの保護者も見ていて、わが子が一人でいるところを見られるのがちょっと恥ずかしく思う気持ちなどもあってもおかしくないと思います。帰宅後にその話をするにあたって、まりまりさんは自分の気持ち(焦り、不安、ちょっとした怒りなど)をちょっと横に置くことができ、次女さんの気持ちに思いを馳せたうえで、言葉をかけることができたのですね。子どもの行動には子どもなりの理由があり、それは往々にして、子どもなりにその環境に適応しようとした工夫の結果であることが多いです。逃げようとしている、さぼろうとしているということは、大人が想像するよりもずっと少ない印象があります。大人が自分の気持ちをちょっと横に置いておくことも、慣れるまでは覚悟と少しの忍耐が必要なこともありますが、しかし、こうして一度、(自分の思いを横に置くことで)お子さんなりの努力・工夫に出合えたといった経験などをすると、お子さんの思いをまずは「聞いてみる」ことがやりやすくなりますね。次女さんなりに、苦手な教室場面や、休み時間というフリーな状況への苦手さなどがある中で、自分の居場所を教室の中に作り出そうとしている姿を、まりまりさんの話の振り方によって知ることができ、よかったですね。
2022年09月30日特別支援教室を嫌がっていた、ASDのある長男ASDの特性がある、わが家の長男ミミ。1年生のころから特別支援教室に通っています。小学3年生になって2回目の特別支援教室を終えたころ、ミミと教室について話したことがあります。「特別支援教室楽しい?」「楽しいけど、(通常学級を)抜けた分のプリントが宿題になるからイヤだ」特に大きな問題はなく通えているようでしたが、通常学級の宿題が増えることが大変のようでした。以前から宿題が増えることを嫌がっていて、欠席した分のプリントは手つかずのままでした。Upload By taekoそんなに毎回嫌がるなら、試しに特別支援教室を休んでみようかな。そう考えた私は、ミミと相談した上で特別支援教室の先生に次回の授業を休むことを伝えました。すると先生はこうおっしゃっられたんです。「特別支援教室を休むという判断については、もちろん尊重させていただきます。ただ、できれば休まずに通わせて欲しいので、自分で特別支援教室を休みたいと担任の先生に言えたら、休んでも良いということにしましょうか」そう提案してくれました。加えて先のことを見通したルールも考えてくれました。「その次の週は登室することを約束して、続けていけるようにしましょう」そこで私は、通常学級の担任の先生には手紙を書き、ミミには「先生に特別支援教室を休みたいことを、何で休みたいのか理由も伝えてね。それができたら休んでいいよ、でも次の週は行こうね」と伝えました。Upload By taeko「休みたい」と伝えたミミ。そのとき、通常学級の先生は…先生に自分から伝えると約束をした次の日、帰宅後のミミと話しました。しかしどうやら、先生に休むことをちゃんと言わなかったようでした。理由を聞くと、「ママの手紙があるから言わなくてよいと思った」と。なるほどな、と思いました。こんなことなら手紙書かなければ良かった…。そこで再び、「直接ミミが言えるなら休んでも良いんだよ、明日言えなかったら休まずに行こうね」と、2人で約束をしました。ミミは「うん」とうなづいてくれました。Upload By taekoそして次の日の夕方。通常学級の先生に電話すると、特別支援教室の先生と連絡してくれていたようでした。ミミから行きたくない理由を聞き取ってくれて、ほかにも特別支援教室ではどんな活動をしているのかも聞いてくれていました。そこでミミは、最近の活動として、新しく入ってきた1年生のために歓迎会の招待状とクイズを用意したことを話したようでした。それを聞いた先生が、ミミにあることを伝えてくれたんです。「1年生は招待してくれた先輩のきみと、会うことを楽しみにしてくれているんじゃないかな?」ミミも一緒に居た方が良いのではと、促してくれました。それを聞いたミミはハッとした様子だったようで、特別支援教室に対しての前向きな気持ちが改めて湧いてきたようでした。その後も先生は、通常学級での授業をなるべくプリントが少ない授業にしてくれるなどの配慮をしてくれました。ミミも納得して、特別支援教室に行くことができました。Upload By taeko特別支援教室から帰宅したミミに、どうだったか聞きました。「楽しかったけど…」煮え切らない様子で、やっぱりちょっと休みたかったという気持ちが見えて、少し笑ってしまいました。それでも楽しかったというのは本当だということが伝わってきて、私はミミが登室できたことをいっぱい褒めました。そして後日談。特別支援教室の連携のノートには、こう書かれていました。「1年生がミミが作った招待状を持って来てくれてとても嬉しそうでした」きっとミミも、嬉しそうにしてくれる1年生を見て、嬉しかったはずです。そんな風に、とても丁寧に対応してくれる先生方のためにも、これからもミミのことを積極的に相談をしようと思いました。執筆/taekoUpload By taeko(監修:初川先生より)特別支援教室は楽しいけれど、特別支援教室に行くことで抜けてしまった授業のプリントが宿題になるのがつらい…ミミくんの葛藤が伝わってきますね。抜けた分のプリントもしっかりやりたい真面目さがあるのはとても良いことですが、そのぶん、負担感が増してしまうのですね。特別支援教室での取り組みの楽しさや充実よりも、「通常学級での宿題が増える」方に目が行くのも仕方のないことのように感じます。今回、担任の先生が特別支援教室での授業時間中の課題を工夫して減らしてくださったのはありがたいですね。さて、このエピソードのもう1つのテーマは「自分で申し出る」ということですね。子どもたちは保護者が「先生に言っておいてくれる」ことの恩恵を受ける経験を多くしてきていることと思います。ですが、いつまでも保護者がそこを肩代わりするわけにもいかないですし、自分の意思を伝えるということはとても大切なことです。今回のように、先生と保護者の間で話をしておき、そのうえでお子さんが先生に申し出るといった、「申し出る練習」のセッティングを整えておくこと、とてもよいと思います。練習は、はじめは不意にやるものではありません。練習するためのセッティングをして、大人が見守りながら、子どもが安心して練習すること。はじめは何事も緊張し不安もあるでしょうが、「大丈夫だった、うまくいった」という経験をすることでその行動が次につながります。だからこそ、ちょっと勇気の必要な新しいことをする際は、大人が話を通したうえで、、ハッピーエンドで終われる「練習」をできるとよいのです。
2022年09月29日家庭での教科学習まずはわが家の学習について…なのですが「学習」と言ってもさまざまな「学習」があり、子どもは何をしても学びに繋がると私は考えているので、ここでは少し言い方を変えて「教科学習」についての話をしてみようかと思います。わが家は学校へ行かない選択をした当初から家庭での教科学習を続けています。子どもの心の状態によって教科学習を家庭で続けるかどうか、慎重な判断が必要なケースもあるかと思うのですが、むっくんの場合は教科学習を続けたいという本人の強い希望があったこと。また教科学習を続けることが本人の安心感に繋がると判断できたことから、毎日短時間ですがゆる~く母と一緒に学習を続けることに決めました。しかし親子での教科学習はただでさえ難しいものです。その上、むっくんにはもともと得意と苦手の大きな差、感情のコントロールの難しさ、完ぺき主義などのこだわりもあり、間違えるとキレる、難しいとキレる、苦手だとキレる。初めて習う事に対しては不安からキレる。私がイラっとすれば共鳴してキレる!これは本当のほんとうに難しい!!学習支援に関して私は素人なので、家庭教師など外部の力に頼りたいものの「先生」に対してよいイメージがないむっくんは外部の人を怖がって絶対に嫌だと拒否。仕方がないので私が頑張るのですが、当然うまくできず、何度もぶつかり、やめたくなることもありました、投げ出したこともあります。それでもむっくんは泣きながら、キレながら、おれは絶対勉強する!と頑張ろうとするのです。あるとき「おれがキレても暴れても、お母さんだけは諦めないで!」と言われ私も腹をくくりました。Upload By ウチノコ本気で教科学習と向き合ってみると、本人のWISCなどから見えてくる数値の凸凹、聴覚や視覚言語などの認知特性、同時処理や継次処理などの認知処理様式、情報の入出力方法の情報処理過程など、さまざまなことを考慮して行う必要があることが見えてきました。そういった視点を私が持てたことで、最近では教科や単元の得手不得手に合わせて教材を変えるなどの工夫ができるようになりました。さらにその日の調子で変わる取り組める分量の見極めや苦手な部分をカバーするさまざまな方法や道具。それらを考えて学習プログラムを組めるようになったことで、2年目にしてようやく学習ペースが安定しキレることも減ってきたように感じています。当初の教科学習の目的は「むっくんの心の安定」でしたが、元気になった今は「本人の特性を考慮した学習スタイルの確立」に変わりました。学びたい気持ちが強いのに、自分に合う方法が多数のあり方と違うことがむっくんの苦しさの一つだと私は感じています。だからむっくんに合う学習方法を見つけ出すこと。そしてむっくん自身が自分に合う学習方法を模索する力をつけること。それがとても大切なことのように思うのです。むっくんはそれさえ確立できれば一人で歩いていける子だから、その日まで私がそばで伴走を続けていけたらと考えています。Upload By ウチノコ家庭外との繋がり私たちの場合、学校へ行かない選択後も本が好きなむっくんの希望で図書の授業に私と一緒に参加する学校の部分利用をしていました。それなりに楽しく通っていましたが、一年経ったころからむっくんが「不登校を選んだ友達が欲しい」と言うようになり、フリースクールの利用を開始。そこではいろいろな経験ができるうえ私の付き添いも不要だったので、むっくんと少し離れる時間が欲しい私の気持ちも考慮して、完全不登校に切り替えてフリースクールを優先することに決めました。現在は週に1~2日楽しそうに通っています。あまりに楽しそうなので「もっと通う?」と聞くと「おれは毎日行くと疲れてしまって楽しいとこも楽しくなくなっちゃうから、今のペースがちょうどいい」と話してくれて。彼の想いを尊重しながらちょうどいいペースを模索しています。Upload By ウチノコまた、1度離れた学校ですが今年度の先生が熱心な方だったことから、現在は週に1度担任の先生とタブレット通話の時間を取って繋がりを保っています。むっくんが学校へ行きたいと言うことはありませんが、現在の先生との信頼関係が育っている様子が見られ親以外の大人との関係性が作られていくことをとてもうれしく感じています。さらに、オンラインで好きなことの習い事も始めました。怖がっていた外部の人から学ぶことになり私はハラハラしましたが、こちらも理解ある先生と繋がることができ、とても楽しそうに取り組んでいます。むっくんが不登校を選んだ最終的なきっかけが運動会の練習への不信感だったこともあり、むっくんは「先生」に対して良いイメージを持っていませんでした。それが今、さまざまな大人と関わる中で「先生」にもいろんな人がいること、いろんな教え方があり、いろんな学び方ができることを体験することができています。この経験は今後、彼の視野を広げることに繋がっていくようにも感じています。Upload By ウチノコ過去を振り返って現在、私たちはとても穏やかな日々を送っています。家庭という安全基地に身を置き、頑張れそうなときに自分のタイミングで外の世界と繋がるホームエデュケーションを選択したことで、これまでの私やむっくんの困り感やしんどさが噓のようになくなりました。むっくんに集団生活を強いていたころの困り感は、フィットしない環境に無理に適応させようとしたために起こった部分もあったのだと痛感しています。合わない場にどうやってフィットさせるかばかりではなく、何故フィットしない環境に身を置かねばならないのかという視点の転換も大切なことなのかもしれません。毎日楽しそうに生き生きと暮らすむっくんを見ていると、決まったカリキュラムで、年齢に合わせて一律に進めていくよりも、本人の成長を待ち、本人が進めると感じたタイミングで次のステップに進んでいく現在のスタイルの方がむっくんは幸せを感じられることがよく分かります。関わりに難しさのある子どもだからこそ、これからもたくさんの人の手を借り、たくさんの場所へ行き、彼のペースや気持ちを尊重しながら大切に関わっていこうと思っています。執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)ホームエデュケーションを組み立てるまでの試行錯誤、工夫、そして穏やかな生活に至ったプロセスのシェアをありがとうございます。家庭で教科学習を進めるのはなかなか難しいものです。保護者が教えると、お子さんも学習と日頃の仲良しな関係との切り替えも難しく、「分からないからやりたくない」となり、一生懸命教えてくれる保護者からすると「せっかく頑張って教えてるのに!」となり、もめてしまう話を相談場面でもよく聞きます。ウチノコさんがそうされたように、知能検査などで認知発達の特徴が分かっている場合にはそれを活かすのがまずは得策だと思います。検査を施行した心理士などに、検査結果を学習に活かす方法をぜひ聞いてみてください。図書の時間やフリースクールなど、むっくんの意見を聞きながら柔軟に体制を変化させたのも素敵ですね。そして担任の先生とのやりとりや、オンラインでの習い事など、当初では考えられなかったような展開も起きているようですね。人との出会いが何かを変えることがある、「好き」は苦手を超えることがある(興味のあるものなら「先生」に習うことも耐えられる)。これはむっくんだけではなく、いろいろなお子さんにも通じるところですね。さまざまな経験を通じて、むっくんが「いろいろな大人がいる」など世界が広がっていること、何よりだなと感じます。
2022年09月06日診断が出るまでの状況わが家の場合は、次女は学校でいくつか困っていることがありましたが、それが表面化することは少なく、担任の先生に理解を得ることが難しかったです。例えば、「じっとしていられない」「勉強に明らかな遅れがある」などであれば、先生からしても分かりやすいと思います。ただ、次女のような場面緘黙のある子の場合は、困っていることがあっても先生などには言えないため、分かりにくいです。(私自身も場面緘黙の本を読んで「こんなことに困っているのか」と学ぶこともありました…)本当は、本人が通常の日常生活を送るのに多大な努力を必要としているものの、なんとか過ごせてしまっているために「特に問題ありません」「見守りましょう」という感じになってしまうのかなと思っていました。Upload By まりまり診断が出て良かったか最初に児童精神科にかかったときに、学校での現状を先生に話しました。そのときに「今の学校って診断が無いと何も支援してくれないんですか?」と言われて、次女がこれまでに通ってきた2つの学校での対応の違いを思い出しました。Upload By まりまり次女は、小学2年生になるときに引っ越しと転校をしています。小学1年生のときの学校では、まだ診断はなかったのですが、「場面緘黙の疑い」ということで、担任の先生やスクールカウンセラーからの対応がありました。ただ、転校してからの学校では、次女自身の緘黙症状は同じ状況でしたが、「特に問題ありません」「見守りましょう」と学校での対応はありませんでした。なので、このとき診断が出たことで、やっと今の学校と、次女のことについて話し合えるスタートラインに立てたように感じました。Upload By まりまりわが家の場合は、今まで学校で次女のことを話した際に、場面緘黙については知らない先生が多かったので、疾患名から、分かりにくい困り感や次女の気持ちを分かってもらいやすくなったという点で、診断があったことが助けになりました。カウンセリングを続けて良かったか?Upload By まりまり診断が出てから、病院の臨床心理士さんによるカウンセリングも続けてきました。最初のころの次女は、カウンセリング室に入る、ということですらハードルが高かったようでした。カウンセリング室に入った瞬間に、サッと表情がなくなって、動きがぎこちなくなり、全く話さなくなってしまう次女を見るのはつらかったです。ただ、回数を重ねていくことで、カウンセリング室でも少しリラックスしていられるようになってきました。ジェスチャーで意思をはっきり伝えられるようになり、筆談もわりとスムーズにできるようになり(最初は字も小さくしか書けなかった)、相変わらず話せなくても、心理士さんとは以前より円滑にコミュニケーションがとれるようになりました。次女に、カウンセリングに行っていることに対してどうだったか聞いてみたところ、Upload By まりまりとのことでした。最初は嫌だったらしいですが、慣れてきてリラックスしていられるようになったという変化の実感はあるようでした!親として近くで見ていて、場面緘黙への配慮って必要なんだなーと思うと同時に、本人の力を伸ばす場や機会が欲しいよなーとも思っています。そういう意味で、次女にとっては、カウンセリングの場が良い挑戦の場になったのかなと思います。執筆/まりまり(監修:井上先生より)まりまりさんの体験にあるように、診断がなくても対応してくれる学校とそうでない学校があります。合理的配慮などの個別的な配慮が必要な場合には、診断とまではいかなくても、医師や専門機関の意見書などが有効な場合もあります。病院の臨床心理士によるカウンセリングは、場面緘黙のある子どもにとって最初はハードルが高かったかもしれません。場合によっては遊びや作業を取り入れたり、親御さんを同席したりすることが必要な場合もありますが、よく頑張られたと思います。学校の中で少しずつコミュニケーションできる大人や場面を増やしていくファーストステップになるのではないでしょうか。
2022年08月29日むっくんが不登校を選ぶまで――これまでの経緯私たちは小1の秋から不登校を選びました。不登校に踏み切るまでのお話は以前のコラムにまとめています。当時のむっくんは大人に気持ちを伝えることが難しく、私たちも本人の様子を観察することで気持ちを汲み取る必要がありましたが、最近では当時感じていたいろいろな気持ちを言葉にして教えてくれることが増えてきました。「学校はとてもうるさくて疲れること」「学習で理解できていることを何度もやらなければならないつらさ」「上級生にからかわれた嫌な思い出」「友達に対する先生の学習指導が納得いかなかったこと」「突然予定が変わる不安」「いろんなことをじっと待たなければいけない不快感」「自分の発言や行動を周囲の人たちがどう感じているのか分からないという不安」「ほかの生徒が叱られている様子を見たこと。次は同じように自分が怒られるのではないかと心配で仕方なくなること」「何故これをやるのか教えてもらえないこと。質問しても納得する答えがもらえないこと」「なにもかも、勝手に決められてしまうこと」そういうものすべてひっくるめて「学校は怖い」ということ。むっくんの当時の心境は?むっくんがぽつり、ぽつりと話す当時の思いからは、彼は私たちが思うよりずっと繊細に周囲の様子を見聞きし、感じ取り、彼なりに考え、彼なりの努力をしながら、小さな心を痛めていたことを改めて知らせてくれます。学校へ行かない理由は単純なものではなく、ちいさな綻びがたくさんたくさん積もった結果だということが感じ取れます。話を聞けば聞くほど「彼には学校というシステム自体が合わない。どれだけ配慮があろうとつらさを感じてしまうだろう。だから行かない選択が彼の心を守ることにつながるのだ」と潔く思えているのが現在の親としての正直な気持ちです。休校があった年の新1年生なので、むっくんが小学校へ通った時間は約2ヶ月半。本人は学校へ通っていたころを振り返り「少しだけ行ったから、学校がどんなところか知ることができた。行ったから、知れて。知ったから行かないって決めることができた。だから少しだけど行ってよかったんだよ」と話しています。Upload By ウチノコ不登校選択後の家庭での様子むっくんは不登校を選んだ当初、精神的に不安定で私から離れられない、外出を嫌がる、夜眠れない様子などが見られました。そのため初期のころはとにかく無理せずゆっくりと、心と体が休まるように過ごしました。むっくんの周囲の大人は、私や夫をはじめ祖父母に至るまで彼の不登校を肯定的に捉えているので、家庭や家族が安全基地として機能することができました。また、学校へ行きたくないと話してから不登校の決断までも早かったので、無理をさせた時間が短かったことも幸いしたのか、むっくんは半年程度でそれなりに元気を取り戻すことができました。元気を取り戻してくると「暇だな~、なんかすることない?」と活動を求めることが増えていきました。そのため、私たちは学校が担っていた役割を今後どう担保していくか、ということを考えるようになりました。学校へ行ってくれたら正直な話、私は楽に過ごせます。だけど、再び学校へ戻ることを求めると、むっくんはまた心を壊してしまうと感じていました。そこでここからはホームエデュケーション(家庭を拠点に、子どもを尊重しながら、社会の資源を生かして学ぶこと)を目指していくことに決めたのです。Upload By ウチノコ家庭での体験学習最初に家庭をベースに取り組んでいくことにしたのが【体験学習】になります。【体験学習】といっても、なにか特別なことをするわけではありません。本人がやりたがることができるように、環境を整えたり、一緒に活動したりするだけです。普段の過ごし方は以前まとめたコラムがあるので参照してみてください。もともとむっくんはとても好奇心旺盛な人なので、次から次へいろいろと手を出していろんなことを楽しんでいます。中途半端感は否めませんが、楽しそうにくるくる動くむっくんを見ていることはうれしくもあります。特に料理に関するスキルが良く伸びていて、最近では私にお昼ご飯をつくってくれたり、弟のおやつを手作りしてくれたり。毎日好きなことをして過ごすうちに、こんなことを知っているんだ、こんなことできるようになってたんだと驚かされることもあり、何をしても学習になり、いろいろなことをどんどん吸収して成長していくのだなぁと感じています。さらに最近では、公営施設が行う子ども向けのイベントや公開講座などにも参加できるようになり体験の幅も広がってきました。子ども向けの講座は探せばたくさんあるので、本人の「好き」を大切にいろんな体験を積むことはそう難しくないのだと感じています。Upload By ウチノコ執筆/ウチノコ(監修:初川先生より)むっくんにとって、学校というシステムが合わない。本人の語りや様子をふまえ、ウチノコさんがご決断されたこと、さまざまな考えが逡巡したことと思いますが、ご家族みなさんが今はむっくんの不登校という選択を肯定的に捉えていらっしゃるとのこと何よりです。不登校になった当初は精神的に不安定になるお子さんは多くみられます。まずは休養を取られたこと、とてもよかったと思います。「暇」と言い始めるのが元気が回復してきた証拠なのはその通りです。体験学習を中心に過ごしているのもいいですね。むっくんは公営施設での子ども向けイベントに参加できるのですね(それは何よりです!)。家庭の中だけでは経験しづらいこともあるので、そうした催しをうまく利用できるといいですね。また、学校というシステム(セッティング)には合わなかったということですが、学校教育は膨大な内容を提供してくれる装置である側面もあります。学校ではどんなことを扱っているのかという視点も、大人の側は持っておくのもよいと思います。自分の生きるこの世界にはさまざまなもの・こと・不思議があるのだということを、さまざまな観点・視点から提示し、その中でお子さんが興味関心を持つものを見つけられるといいなと思います。
2022年08月18日検査の結果、場面緘黙の診断が出たUpload By まりまり次女が小2のときに場面緘黙を疑い、児童精神科クリニックを受診しました。そこで発達検査を受けて、その結果と医師の総合的な判断から、次女の場合は、発達障害はたぶんなく、場面緘黙であるとの診断が出ました。診断が出たことで、今後の関わり方や支援に関してなんとなく道筋が見えたことで私としてはホッとしましたが、もちろん不安もありました。病院での場面緘黙の治療って何をするのか私として不安だったことのひとつとして、場面緘黙の治療って何をするのかということでした。Upload By まりまりネットや、場面緘黙についての本で調べたりはしてみました。そこで見たのは、行動療法や認知行動療法などが有効であるが、それらを実施している場所はとても限られていて少ないということでした。なので、とりあえず今のクリニックでできることをしていこうということがわが家の方針となりました。医師からのお話診断が出て、医師からお話がありました。不安や緊張で話せなくなるため、例えばあまりに不安が強く生活に支障のある場合は、不安を抑えるお薬や漢方を使うこともあるとのこと。ただ、次女の場合は、不安は強いものの、日常生活を送る上で大きな障害があるほどではなく、服薬は必要ないとのことでした。Upload By まりまりそのため、学校や家で安心して過ごせる環境をつくっていくことが大事とのお話がありました。それ以外では、臨床心理士によるカウンセリングができるとのことで、カウンセリングを行っていくことにしたのでした。臨床心理士と何をしていくのか(わが家の場合)Upload By まりまりわが家の次女の場合ですが、とにかくカウンセリングの場での緊張が高く心理士さんと次女がほとんどコミュニケーションを取れる状態ではありませんでした。なので、まずは、心理士さんとのカウンセリングの場に慣れること、ボディランゲージや筆談でなどで心理士さんとコミュニケーションを取れるようにするということを目標にカウンセリングを始めていくこととなったのでした。自分だけじゃない安心感Upload By まりまりわが家の場合はこんな感じで進んでいきました。児童精神科に行くまでは、学校では「問題ありません」と言われ続けて特に支援も得られず、次女への対応は母親である私中心という感じでした。なので、第3者の目が入るというだけでとても心が楽になった感じがしたのを覚えています。執筆/まりまり(監修:鈴木先生より)場面緘黙は神経発達症のある患者さんによくみられる症状です。家の中では普通に話せるのに、玄関を出た瞬間に話さなくなるのが典型例です。待合室では話しているが診察室に入ると喋らなくなるケースもあります。また、親と一緒では喋らないけど別々に入れると話せるときもあります。話さなくても頷いたり首を横に振ったりすることだけで意思表示する子どももいます。このような社会不安を取り除くために、SSRIという抗不安薬を投与したり、毎月外来でフォローしながら必要に応じて音楽療法を、そして心理カウンセリングでは箱庭療法や絵画療法なども当クリニックでは行っています。次女さん本人に合う治療法を見つけていくことが大切だと思います。
2022年07月25日Hondaの自動車大学校「ホンダテクニカルカレッジ関西」は「大阪狭山市教育委員会」と共同で、市内の小学校に通う小学3・4年生向けに持続可能な開発目標(SDGs)の意識向上を図るため、夏休みの特別授業『未来のクルマ“電気自動車”の仕組みを知る』を2022年8月8日(月)に開催します。大阪狭山市の小学校3・4年生への配布チラシ小学5年生の社会科授業で自動車産業を学ぶ前に、未来のクルマ“電気自動車”の仕組みを学び・体験することで、自動車の世界観を広げ、未来のクルマ社会を想像し、持続可能な開発目標(SDGs)に繋がることを理解してもらうことを目的に特別授業を実施します。また、小学校の授業では体験できないこと(ガソリン車・ハイブリッド車・電気自動車の乗り比べ、電気自動車の充電、電気自動車の電気を使い電気製品を動かす)にもチャレンジしてもらい、小学生と保護者の方も一緒に楽しみながらSDGsについて学べる特別授業になってます。未来のクルマ電気自動車の仕組みを知る表紙■開催概要授業内容: 未来のクルマ“電気自動車”の仕組みを知る~講義/乗り比べ体験/充電体験/電気自動車の電気で電気製品を動かしてみる~目的 : 地球温暖化の要因になっている二酸化炭素を走行中に排出しないクルマ“電気自動車”を理解することで、持続可能な未来社会を創り上げていくことを学ぶ。URL : 対象 : 大阪狭山市の小学校に通っている小学3・4年生※保護者同伴可開催場所: ホンダテクニカルカレッジ関西〒589-0012 大阪府大阪狭山市東くみの木2丁目1937番地1号TEL:072-366-9011開催日時: 2022年8月8日(月)午前の部10:00~11:45/午後の部14:00~15:45参加人数: 各部ともに上限15名参加特典: 特別授業の修了証、Hondaグッズのプレゼント<予約方法>大阪狭山市のHPより、2022年7月11日(月)~7月28日(木)まで予約受付 ※先着順 特別授業内容(SDGs)■学校法人ホンダ学園 ホンダテクニカルカレッジ関西創立年: 1976年校長 : 五月女 浩所在地: 〒589-0012 大阪府大阪狭山市東くみの木2丁目1937番地1号URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月05日ウーマンエキサイトをご覧のみなさまピンキーです。今年の春から小学生になった息子。ひとりで登校することに不安があるようで、まだひとりで学校には行けません。帰り道はお友だちがいるので、途中までは帰ってきます。もともと息子は慎重な性格ということもあり、1年生の間は送り迎えを覚悟しています。■通学路以外の道から帰りたがる子がいる息子と一緒に登下校していると、同じ1年生の子の様子がよく分かります。通学路はあらかじめ決まっているのですが、上にお兄ちゃんやお姉ちゃんがいる子のなかには、1年生でも別の道から帰りたがる子がいます。「こっちの方が近道」「こっちから帰ろう」と、声をかけてくれます。ただ、決められた通学路以外の道を通って事故にあった場合、保険がおりなかったり、途中まで保護者が迎えに来ているのに、行き違いになってしまうこともあります。息子にはそう説明して、ちゃんと通学路を通って帰ってくるように伝えたので、今のところ通学路を通っていますが、一緒に帰ってくるお友だちには「別の道から帰ろう」と、よく誘われているようです。大雨の日、着てきたレインコートをどうしたらいいのか分からず、立ち尽くしている1年生の子を見かけます。とくにランドセルを背負ったまま着ることができるタイプのレインコートは、着にくく脱ぎにくいようです。自分の子どもを送ったついでに、保護者が脱ぐのを手伝っていたり、子どもたち同士で手伝っていたり、ほほえましい姿も見かけます。 ■息子のお友だちがランドセルを背負ったまま遊びにきたけどけど…お友だちと一緒だと帰れるけれど、ひとりだと帰るのが不安、という子もいました。帰り道が同じ方向だったので、途中まで一緒に帰りましたが、無事、保護者の方に会うことができました。帰り道が同じ方向の保護者の方と話すことができて、心強かったです。息子と家に帰ってきて、庭で植物に水をあげていたときのこと。息子のお友達がランドセルを背負ったまま、庭にやってきました。息子もお友だちも一緒に遊びたがりますが、こちらとしてはヒヤヒヤします。まだ1年生。帰るのが遅いと保護者の方は心配しているだろう…と。保護者の連絡先を知っている子はまだ良いのですが、連絡先も分からない子の場合は困ってしまいます。こちらも心配になり途中まで送ったら、保護者の方が心配して探しにきていたこともありました。小学生になり、まだ数ヵ月。かわいい1年生の子たちをこれからも見守っていきたいと思います。
2022年06月26日小学校2年生での遠足次女は、場面緘黙ではありますが、好奇心旺盛な性格です。校外学習などは、不安はもちろんありつつも、楽しみにして参加していました。この2年生のときの遠足も楽しみにしていて、行きしぶりなどもなく送り出すことができました。帰宅後の次女の話遠足から帰ってきた日の夜。次女に遠足の話を聞くと、誰とも話せなかったことを教えてくれました。さらに、友達とはぐれてしまって不安な時間を過ごしたことも(先生が一人でいる次女を見つけて友達のところに連れて行ってくれました)。「話せない」ことで、つらい思いをしたようです。Upload By まりまり学校で話せないのは小学校1年生のときからだったのですが、改めて次女が自分からこういうことを聞いてくるのは初めてだったので、このときは少し驚きました。Upload By まりまり話せないことで大変な思いをして、そんな自分自身を責めている様子でした。もともと繊細な次女だったので、いつか話せないことで自分を責めてしまうんじゃないかと、なるべくポジティブな声掛けを心がけていたものの…。楽しみにしていた遠足で、自分が思ったようにできなかったことや、周りと自分を比べることで自信を失っているようでした。話せない理由「なんで話せないんだろう」という次女に、私は次女自身が「話せない理由」をどのように考えているのかを聞いてみました。最初は「自分で話さないって決めてるから」と言っていて、そういう風に自分自身の責任として感じていたのかと驚きました。でも、「話そうと思えば話せるの?」と聞くと、「話そうと思っても話せない」「すごく恥ずかしくなっちゃう」との答えが。Upload By まりまりUpload By まりまりさらに、「話そうとすると、喉の奥が詰まった感じがしちゃうんだよ」と話してくれました。本当は話したい、でも自信を失って諦めていたUpload By まりまりUpload By まりまり次女自身には、友達と話したり遊んだりしたいという気持ちがあるものの、学校で話せなくなって、それができない状況が1年以上経過していて、「絶対ムリ」という諦めに繋がっている感じでした。次女の諦めてしまっている気持ちを聞いて…友達とコミュニケーションを取りたい気持ちはあるけど、諦めかけてしまっているという状況が、緘黙症状の固定化を招いてしまうのではないかと私自身少し不安な気持ちになりました。さらに、親としては、「話せない」ことで次女に自信を失わないでほしいという気持ちでいました。このときは、児童精神科受診前。なので、こういう次女の発言も、児童精神科受診する要因となったのでした。執筆/まりまり(監修:井上先生より)娘さんが話せないことに対して親御さんも不安があると思います。ですが、場面緘黙のつらさや話せない原因を娘さんと一緒に話せるということは、娘さんの緘黙への背景理解が進み、とても良い関係が築けていると思います。話せる関係性があることがまりまりさんにとっても娘さんにとっても心強さに繋がるでしょう。場面緘黙は不安症の中にカテゴライズされており、対人不安が症状のベースになります。話すことができないだけではなく、お友達などと一緒に遊ぶことに困難があることも多いです。まずは話さずともお友達と一緒に遊んだり、場面を共有したりすることから始め、だんだんと慣れていくのが良いと思います。
2022年06月24日小学4年生の娘のクラスで、自主学習を競い合った様子。みんなの頑張りに驚いた話です!■皆どうやって勉強しているのケタが違う(リアルに)クラスで「1週間どんだけ自主学習をやっているか」っていう対抗戦があったんだって(チーム戦と個人戦)。みんなすごいがんばったらしくて、こまめも毎日一生懸命勉強してたんだよ。で、見事4位になったらしいんだけど、1~3位の人の勉強量がすごかった(笑)。どうやって勉強してるんだろうな(もちろん枚数だけが判断基準じゃないと思うけど、がんばったことには変わりないもんね)。とはいえ、こまめもすごくがんばったと思うので、いっぱい褒めてあげたいです。
2022年06月11日法政大学・関西大学・明治大学(以下、3大学)ではこのたび、3大学合同で、2年生向けのキャリア形成支援プログラム「CONNECT」を実施します。同プログラムは、3大学の学生や社会人とのオンラインのグループワークで「就職活動の先にある“働く”こと」や「他大学生の価値観」に触れ、卒業後のキャリアプランを主体的に選択する力を育成します。<本件のポイント>・法政、関西、明治の3大学連携による2年生向けキャリア形成支援プログラム・「就職活動の先にある“働く”こと」や「他大学生の“価値観”」に触れ、大学生活の過ごし方を考える・コロナ禍で大学生活や働くことに悩みを抱える学生に、貴重な出会いや繋がり、気付きの場を提供<プログラムの実施目的>近年の就職活動は、3年生の夏のインターンシップへの関心が高まった影響で、内々定獲得に至るまでの活動期間が事実上長期化しています。一方で学生は、コロナ禍の影響で、入学前に抱いていた大学生活へのイメージとのギャップや将来への不安を抱えながら大学生活を送っている現状があります。「CONNECT」は、連携協力協定(※1)を結ぶ3大学がこうした状況を共通の課題と捉え、2年生向けのキャリア形成支援プログラムとして共同して開発したものです。同プログラムの目的は、就職活動への早期の準備を促進することではありません。同プログラムで学んだことを授業やクラブ・サークル活動、アルバイト等の日常で実践することにより、参加学生が自身のキャリアプランを主体的に選択できるようになることを目的としています。また、コロナ禍で他大学の学生との交流の機会が形成しづらくなった中で、プログラムをきっかけとした大学間の垣根を超えた仲間づくりが視野の拡大や大学生活の充実につながることを期待しています。※1 法政大学・明治大学・関西大学の連携協力協定について3大学が連携協力して教育研究活動の一層の充実と質の向上を図り、学術の発展と有為な人材の育成に寄与することを目的に、2017年9月に締結されました。連携協力事項については、教育・研究のほか、産学連携、地域社会への貢献、学生の交流など多岐にわたっています。<プログラムの内容>6月18日(土)~8月6日(土)の期間にオンラインのグループワークを全3回行います。各回の参加人数は各大学から100名ずつ、計300名で、グループワークや参加学生同士のコミュニケーションにはOriginal Point株式会社(東京都千代田区)(※2)が提供する「ハタチのトビラ」(※3)を活用します。【スケジュール】(各回90分/全3回)<Day1>6月18日(土)13:30~15:00[テーマ]“自分っぽい”を考える(自己分析のノウハウを知る)/自己分析の方法論に触れ、ITツールを活用して自分っぽい軸や働き方について考える<Day2>7月9日(土)13:30~15:00[テーマ]“就活”を考える/企業の人事担当者からコロナ禍での就活のリアルを聞き、大学生活や就活について考える[ゲスト]ロート製薬株式会社 採用担当<Day3>8月6日(土)13:30~15:00[テーマ]“働く”を考える/興味が“働く”にどう繋がるかを考え、残りの大学生活の過ごし方や目標を設定する[ゲスト]コクヨ株式会社 ワークスタイル研究所 研究員【受講対象】学部2年生(特に以下に該当する学生)・コロナ禍で大学生活に不安がある ・将来やりたいことが漠然としている・大学生ならではの挑戦がしたい ・就活や“働く”に向けて準備したい・自分の軸を発見したい ・大学間を越えた友達の繋がりがほしい【受講人数】1コマ300名まで(各大学100名ずつ)【受講形態】オンライン【受講により期待される効果】〇日常の大学生活では繋がることが難しい、3大学の学生間の絆形成〇就職活動や働くことへの不安の解消※2 Original Point株式会社 ホームページ: キャリア開発3.0を掲げ、大学と企業向けに、時代に合わせた人材育成と適切なキャリア選択を後押しする仕組みづくりを行う。大学向けには、大学の理念に合わせて、初年次キャリア教育プログラムをカスタマイズ提供している。また、アメリカで定着している職業訓練の手法「ジョブシャドウイング」の“国内初”動画配信を含む、大学生の早期キャリア観育成を目的としたサービス「ハタチのトビラ」を展開する。※3 「ハタチのトビラ」( )3つの機能「ハタチのトビラ」3つの機能 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月09日2015年生まれの娘・うーちゃんのかわいさを世の中に広めるため、母・ぴく子さんが描く育児絵日記「むすめの時間」。6歳のうーちゃんは、まだまだ幼さもありつつ、ちょっぴりお姉さん気分のときもあるお年頃♡そんなうーちゃん、毎日新しいことの発見の連続です!右手なのに左うで…?「からだのふしぎ」に関する図鑑が大好きなうーちゃん。今日もガイコツのイラストの手足を動かして、なにやら遊んでいます。 遊んでいるうちに、ポロッと手が外れてしまったようですよ。ここでうーちゃん、大発見をするのです……! うーちゃんから見たら右手なのに、外れた腕のパーツには「左腕」って書いてあると気づいたうーちゃん。「どうして……? これ、みぎてなのに……?」しばらくじっと考えてから思いついた方法は、……ガイコツと同じポーズをしてみること!!ころんと横になり、ガイコツと見比べて左手だと実感したのでした♡ 「何でだろう?」「どうして?」と思ったことがあれば、それは成長のチャンス☆自分で納得するまで考えて、「あ! わかった!」というヒラメキは、達成感にもつながりますよ。 うーちゃんがじっと考える時間も、答えを導きだした時間も全部が宝物。答えの理由を教えずに、見守りつづけたぴく子さんも素敵です。 子どもたちの世界は、毎日驚きや発見の連続! 今日もきっと新しい経験や発見をしているはず。ぜひ、お子さんの「あ! わかった!」の瞬間を見つけてみてくださいね。 著者:マンガ家・イラストレーター ぴく子2015年生まれの娘を持つ母。おしゃべり大好き、性格は小心者で慎重派、テレビの怖いシーンは隠れながら観る娘・うーちゃんのかわいさを世の中に広げるため、インスタを中心に育児絵日記を更新中。
2022年05月29日買い物練習を始める次女は特に学校での緘黙症状が強いのですが、日常生活上でも困っている場面がいくつかありました。そのひとつが買い物で、一人で買い物がどうしてもできませんでした。というより、買い物の前段階で、「一人で店員さんの前に立つ」というのがまず緊張してしまって「買い物のやりとりをする」という状況までたどり着くことができない…。なので、次女と話しあって、買い物練習をしていくことにしたのでした!徐々に買い物の練習をしていった結果…買い物へ行くといつも私のうしろに隠れていた次女。まずは買い物のときに、次女に前に出てきてもらい、商品を次女から店員さんに渡してもらうようにしました。そのあとも次女から店員さんへとお金を渡してもらって…という感じで、レジでの買い物の場に慣れてもらうことにしました。(店員さんとの言葉でのやり取りは私が担当しました)それができるようになってきたら、今度は次女に支払いをしてもらうことに。次女の場合は、現金でのやり取りより緊張や負担が少ないと考えて、カード式の電子マネーでの支払いを選択。まずは家で、「電子マネーで!」と言う練習をしてみて、そのあと、一緒にレジまで行って次女に実際言ってもらう。そして私と一緒に、一人で買い物のやり取りをしてもらって、私が徐々に次女から距離を取っていって…。Upload By まりまりという感じで段階を踏み、できたりできなかったりを繰り返しながら、何とか一人で買い物ができるようになったのでした!(ここまで10ヶ月くらい…)4年生の夏、初めて自分から…小学校4年生の夏、お店でアイスを買うときのこと。Upload By まりまり次女が「自分でアイスの種類言ってみる!」と、初めて自分から挑戦の意志を提示してきたのでした!何でこのタイミングだったかは分かりませんが、そのころの次女は周りから見ていても、「最初のころに比べて、気負いなく一人での買い物ができるようになっている」と感じるようになっていました。そびえたつハードル、繰り返す練習ただ、選んだアイスが「スペシャルナッツげきうまチョコレート」という感じの長い名前…。自分で選んだものの「やっぱり無理」「長すぎて言えない」と自信を失う次女…。こういうときに、「完璧に名前を言わないといけない」と考えがちな次女なので、「大丈夫!指差しとチョコレートで伝わるよ!」と話して、長女と一緒に練習してから挑むことにしました。Upload By まりまりUpload By まりまりUpload By まりまりこんな感じで、いろいろと教えたりするのが好きな長女なので、文句言わずに手伝ってくれて、5~6回くらい練習してから本番に挑むことにしました。練習の結果…Upload By まりまり無事に言うことができたのでした…!初めて自分から挑戦した次女。挑戦の結果、良い成功体験となりました。そのあと、毎回自分で言えるようになった…と言うわけではなく、次女の調子によってできたりできなかったり、行きつ戻りつ。そんな感じを繰り返しながら、もはや年単位での買い物練習でしたが、小5の今では大きな緊張なく店員さんの前に立てるようになり、自分で簡単な買い物のやり取りができるようになっています。時間はかかりましたが、こうした成長を嬉しく思う母なのでした。執筆/まりまり(監修:井上先生より)まりまりさんが今回テーマとして挙げていらっしゃるように、場面緘黙のあるお子さんの場合、学校場面だけでなく地域生活のコミュニケーションの中でも困難を感じてしまうことがあると思います。基本的にはシミュレーション(事前練習)をして、自信をつけてあげてから本番に臨むのが良いのですが、シミュレ―ションでできたことが本番でも全てできるとは限りません。まりまりさんがお子さんにレジで練習させておられた「初めは手渡すだけの役」のように最初は発話を入れずに行うなど、スモールステップをより細かくして、成功体験を感じてもらうことが大事だと思います。
2022年05月25日いつもと違う環境を怖がるUpload By 吉田いらこゆいは一歳のころから保育園に通っていました。先生も手厚く優しく見てくださる保育園で、なんの問題もなく登園していました。でも年に一度だけ、ゆいが登園できなかったことがありました。それは夏まつりのときです。通っていた保育園では夏まつりを大々的に開催していました。縁日だけではなくフリーマーケットも同時開催され、地域の人や卒園生などが大勢参加する一大イベントです。私たち家族も浴衣を着て参加しようとしていたのですが、園の前まで来てゆいが入るのを嫌がりました。いつも通っている園の様子とは全く変わっていて、大きな音楽がなり、大勢の人でごった返していたからです。そのときは「人ごみにびっくりしたのかな」と深く考えず、ゆいに無理させないよう帰宅することにしました。これが年少、年中の二度ありました。遠足が怖いUpload By 吉田いらこそれから数年経ち、小学三年生の春の遠足のことです。当日の朝、玄関で靴を履いてから「怖い、行きたくない」と泣き出したことがありました。理由を聞いても「いやだ、いやだ」と繰り返すばかりです。そのときの私は、この子はわがままを言って学校行事をサボろうとしているのでは、そして私は母としてこれを許してはいけないのではと考えてしまいました。今思えば、あれは特性によるものだったのかと分かるのですが、そのことを理解していなかった当時は単なるわがままだと思ってしまい…反省しています…。なんとか登校させようとなだめているうちに登校時間を過ぎてしまい、担任の先生から電話がかかってきました。電話が来たことに焦ってしまい、さらに自身の出勤時間も迫っていたので、私は最低なことをしてしまいました。無理やりゆいを学校に行かせたのです。泣いているゆいの手を引いて学校に連れて行き、先生に引き渡しました。ゆいはあきらめてみんなと合流していましたが、今でも申し訳ない思いでいっぱいです。新しい学年になるのが不安Upload By 吉田いらこ小学五年生になる前の春休みのことです。夜ベッドに入ると、ゆいが「五年生の教室ってどこにあるの?」と不安そうな顔で言うのです。私は「始業式に先生に聞けばいいよ、きっとどの先生に聞いても教えてくれるよ」と答えたのですが納得してくれません。「ねえ母ちゃん、ネットで検索してよ」「学校の間取りをネットで調べてよ」と泣きそうな顔で言ってきました。学校のWebサイトに校舎の説明は掲載されていませんし、私も校舎の何階にどの教室があるかまでは知りません。ゆいはずっと「怖い、怖い」と言いながら眠りにつきました。今までもゆいのことを不安がるタイプの子だなとは思っていましたが、今回はちょっと度が過ぎているのでは、と感じました。そしてこのときは発達検査の予約待ちの時期だったので、やっぱりこの子には何かあるのかなとぼんやり考えていました。Upload By 吉田いらこ検査の結果を見てそのあと小学五年生でWISC-Ⅳを受け、ASDの傾向があるとの結果が出ました。ASDの特性に「いつもと違う状態になるとパニックになる、見通しが立たないと不安になる」というものがあると知って納得しました。ASDがあると分かったことでこれからはゆいの不安を減らして少しでも安心して生活できるように対応していけると考えています。執筆/吉田いらこ(監修:鈴木先生より)入学式や発表会などイベントに参加するときには昨年のVTRがあればそれを見せることで多少は流れや雰囲気がわかるのでスムーズに会場に入れることがあります。私たちも旅行のときなどにあらかじめ地元の地図や名産などを調べておくと予定が立てやすいのと一緒です。何事も予習が大事なのです。自閉スペクトラム症のあるお子さんたちは環境の変化に弱いのです。いつもと違う教室・洋服・順番など、環境が変わることで不安を感じることが多くあります。初めて行く場所の入り口で止まって固まってしまうのも不安があるからです。親御さんが先に入ることであとからお子さんがついて行き、入れたこともあります。スモールステップで慣らしていくことが重要です。
2022年05月19日こんにちは。8歳の双子と5歳の末っ子の三姉妹育児をしている田仲ぱんだです。4月に進級して3年生になった双子のお姉ちゃんたち。■双子のお姉ちゃんたちの宿題の様子を見たところ…!?2年生の時より宿題の量が多くて大変そうにしています。宿題の様子を見てみると…。どうやら、漢字をひとつ書くたびに休んでる〜〜〜〜〜!! ■毎日どちらかの娘が宿題を休み休みやっているそりゃあ疲れるし、漢字の練習は地道な作業なので、面倒なのはわかるけど、休み休みやっていたら書き終えるまで時間がかかりすぎちゃいます。娘には何度も「集中して早く終わらせたほうが、後で遊ぶ時間がたくさんあるよ」と伝えて、本人も理解はしているのですが、毎日どちらか片方の娘が必ず、10分ぐらいで終わるであろう宿題を1時間かけてやっています。集中力があるときは本当に一瞬で終わる内容の宿題なんですけど、どうしたら毎日集中力が保たれるんでしょうかね〜?
2022年05月16日どうもこんにちはのばらです。新生活が始まって早いもので1ヵ月。皆さまいかがお過ごしでしょうか。小学6年、4年、年長となった我が家の3姉弟ですが、今回は次女カエの新生活エピソードを聞いてくれませんか?先日、学校の行事予定を見ながらの会話。またある時、長女と次女といっしょにクラスで決める係は何が良いか話していた時のこと。あんなに小さかった娘がもう4年生。小学校生活も折り返し地点なのね…なんて感慨深く思っておりましたが…中身そのまんま珍発言は健在でしたよ。(まだ折り返しちゃいけない気がする)何はともあれ新生活。今日も笑顔の「ただいま」が聞こえるのを母さん楽しみに待ってます。
2022年05月06日先生のお話から検査へ児童精神科を受診し、先生との問診で、今までの次女の経過と現状をお話しました。Upload By まりまりUpload By まりまりその経過と現状から、先生から「次女さんですが、今までのお話から、たぶん場面緘黙といって良いと思います」とのことでした。ただ、続けて「場面緘黙の裏に隠れて発達障害などが潜んでいる場合があるので、そういったものをはっきりさせてからですね」とのことで、いくつか検査を実施することになりました。もともと場面緘黙の本などで読んだりして、その可能性も考えていたので、検査に関しては私としては「ぜひやってほしい!」という気持ちでいました。そして、先生と相談の上、本人には田中ビネー知能検査Ⅴ、バウムテストを実施し、さらに保護者が答えるかたちのPARS-TRを実施することになりました。次女と検査についての話をするUpload By まりまり学校では、話す以外の日常生活はなんとかできていましたが、不慣れな環境では緊張しすぎると固まってしまうことがあります。なので、これから取り組む検査に関して、なるべく不安を軽減できるように事前に説明することにしました。検査の目的については、次女の得意なことと不得意なことを知って、これからの生活に役立てていくこととして説明。バウムテストに関しては、絵を描くことが得意で自信のある次女なので、たぶんなんとかなりそう。ただ、田中ビネー知能検査Ⅴはかなりハードルが高そう…。Upload By まりまりなので、田中ビネー知能検査Ⅴに関しては、ネットで事前に検査で使うグッズの画像を見せて、なんとなくどんなことをするか伝えたり、テストじゃないしできてもできなくても全く問題ないことを伝えたりして、少しでも安心して取り組めるように話をしました。が、次女の反応としては「どんなことやるの」「どんな質問があるの」「間違ったらどうするの」と不安そうな様子は拭えませんでした。まずはバウムテスト検査をする心理の先生と慣れるように、というのもあって、まずバウムテストを実施。これは、問題なくできました!先生からの絵に関しての質問にも、小さい声ですが何とか答えられました。この調子なら、田中ビネー知能検査Ⅴもいけるのでは…と少し期待感が。田中ビネー知能検査Ⅴついに田中ビネー知能検査Ⅴへ。まず、言語性の課題から始まったのですが、声を出すのはもちろん、どれかを選んだり、指差ししたりも、固まってしまって難しい状況でした…。心理の先生が、言葉のいらない道具を使った課題もやってくれたのですが、簡単なものでも全く手が出せませんでした…。Upload By まりまりUpload By まりまり結局、何もできずに検査は中止となったのでした。もしかしたらできるかも!と少し期待していましたが、慣れない先生に慣れない場所で試されるような検査。事前に説明したものの不安感は拭えず、まあ、できなくてもしょうがない…とそこは割り切ることにしました。結果…知能検査は全くできず、結果も出ませんでした。ただ、保護者が答えるかたちのPARS-TRを実施して、その他の総合的な判断から、次女の場合は、発達障害はたぶんなく、場面緘黙との診断となったのでした。こうして、場面緘黙の診断がおりて、正直、ホッとした気持ちが大きかったです。それまで、次女自身が困っていることが多くても、話せずコミュニケーションがとれないことで問題が表面化しないことがほとんどで、「問題なく過ごせています」と担任の先生に言われてしまっていました。なので、診断が出たことで、「支援が必要な子」ということを分かってもらいやすくなったのではないかと思いました。執筆/まりまり(監修:三木先生より)お子さんにとって、検査の場面は緊張しますよね。初対面の人の前で課題に取り組むことは、相当にハードルが高いことです。ご本人や親御さんが「失敗した」という気持ちにならないように我々専門家も気をつける一方で、「どこまでできたか」「どんな様子でできなかったか」という様子が見立ての参考になることも多いです。明らかに無理な検査を強いる必要はないですが、チャレンジしてみると良いこともあるかもしれません。
2022年04月25日私には、現在13歳の娘と3歳の息子がいます。年の差、10歳。10年間ママである私をずっと独り占めしてきた娘の赤ちゃん返り。弟の誕生で娘にどのような変化があったのか。妊娠中から、産後の様子までを詳しくお話しします。娘に妊娠を伝えたときの反応は?わが家はステップファミリーで、娘が8歳のときに今の夫と再婚しました。そして、娘が9歳のときに息子を妊娠。娘に妊娠を伝えると「私、サンタさんに弟が欲しいってお願いしてたの……本当にきてくれたんだ!」と大喜び。 ですが、それと同時に「やっぱりお姉ちゃんになりたくない。ママを取られたくない」と急に泣き出すようになったりと、少し情緒不安定になってしまい、「赤ちゃんが生まれても◯◯のこと大好きなのは変わりないよ」と、抱きしめながら娘に伝えていました。 いざ息子が誕生! 娘の様子は…そして息子が誕生し、娘も積極的に抱っこしたりと息子をとてもかわいがっていました。それでも、約10年間ママを独り占めしていた娘にとって、突然のライバルの誕生にとても複雑な気持ちだったと思います。「◯◯(息子)が泣いても抱っこしないで」と言ったり、ごはんを食べさせてほしいと甘えたりすることもありました。 その都度、娘の気持ちを受け止め、息子が泣いていても娘を優先して対応するようにし、1日に何度も娘を抱っこして「ママは○○(娘)のことが大好き」「ママは○○(娘)のこと愛してるよ」「○○(娘)は、今まで通りママにたくさん甘えていいんだよ。お姉ちゃんだからって無理しなくていいの。○○(娘)は○○なんだから」と伝えました。 月に一度は3人で「映画デー」小学4年生の子どもと赤ちゃんでは、もちろん赤ちゃんのほうが手がかかるので、娘がママやパパを独り占めできる時間を積極的に作るようにしました。夫が休みの日には私と娘で買い物に行ったり、カフェに行ったりしてじっくり娘と関わるようにしたのです。 その他にも、月に一度「映画デー」という日を設定し、夜に息子を寝かせたあとに私と夫、娘の3人でレンタルしてきたDVDを観て、映画館ごっこをする日を作りました。日によってはお菓子やジュースを買い、飲んだり食べたりしながら3人だけの時間を楽しみます。この「映画デー」は、頻度は2~3カ月に一度と頻度は少なくなりましたが、息子が生まれてから3年半経った今でも続いています。 娘の赤ちゃん返りは、安定したりまた不安定になったりしながら1年近くは続きました。正直、いつ終わるかわからない娘の赤ちゃん返りと息子の育児でヘトヘトになりましたが、大変な時期にこそ娘とじっくり向き合う時間を作ることで、今も良い関係を続けていけているのかな、と思います。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 監修/助産師 松田玲子著者:吉川 みきな13歳女の子と3歳男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2022年04月23日3、4年生からサッカーを始める子も多いチーム。サッカー初心者が最初に覚える技術や戦術は色々あるけど、オフザボールの動き、チームとしての連動を覚えてほしい。パスを出した選手、パスを受けた選手、近くにいる味方で連動して相手を交わしていく動きを教えたい。いわゆる「3人目の動き」を教えるいい方法はある?というご相談。今回もジェフユナイテッド市原・千葉の育成コーチや、京都サンガF.C.ホームタウンアカデミーダイレクターなどを歴任し、のべ60万人以上の子どもたちを指導してきた池上正さんが、子どもたちが頭の中で3人目の動きを理解できるようになるアプローチを教えます。(取材・文島沢優子)池上正さんの指導を動画で見る>>(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)<<狭いところでも「止める」「蹴る」ができるようになる方法を教えて<お父さんコーチからのご質問>池上さんこんにちは。学校の少年団で指導しています。指導しているのは中学年です。田舎だからか、小学3、4年からサッカーを始める子も珍しくなく、初心者が多いチームです。(未就学からスイミングに通っている子は多いのですが、少年団に入るのは3、4年生からというのが多いです)ご相談内容は、チームとしての連動、オフザボールの動きです。「3人目の動き」とでもいうのでしょうか。パスを出した選手(1人目)、パスを受けた選手(2人目)、それ以外の近くにいる味方選手(3人目以降)で連携しながら相手守備を突破する動きを教えたいのですが、良い方法はありますか。初心者も多いので、プレーの流れのイメージがつかめないのと、初心者ゆえトラップやコントロールが落ち着かないこともあり、動きが止まってしまいスムーズに連携できないのです。アドバイスいただけると幸いです。<池上さんのアドバイス>ご相談ありがとうございます。少年サッカーの試合を見ていると、ベンチから「サポート!」「周りが動いて」「もらう人いないよ」といった声が飛びますね。大人たちは懸命に声をからしてアドバイスしますが、それを受ける子どもたちがどの程度理解しているのか。この点を考えなくてはいけないと私も感じています。彼らに三人目の動きを理解してもらうには、まず頭の中で絵を描ける、イメージできるよう指導してください。■ゲームを一時的に止めて、頭で理解する時間を作るまず、ミニゲームなどの場面でフリーズさせて(プレーを一時的に止めて)話をします。「ボール持ってる子どもがいます。パスが欲しい子どもがいます。でも、二人の真ん中には相手ディフェンスがいます。その場合、どうしたらパスできますか?」仮に、子どもから「受ける側が右か左に動いて、味方が見えるところに行けばいい」といった意見が出るとします。私「でも、受ける側が動かなかったら?」子ども「ボールを持っている側が動けばいい」つまり双方がパスを通すために移動することを考えなくてはいけないことを、まず理解してもらいます。ここでトライアングル、つまり3人目の動きの説明ができます。ホワイトボードを使って、「相手のディフェンスは、A君とB君の間にいます」と3人の関係を説明し、「さて、どうしたらいいかな?」と発見させてもいいでしょう。■3人目の動きが出てこないのは「頭の中」の問題3人目の動きが出てこないのは、子どもたちの頭の中の問題です。ほかにも、例えば「シュートを打ちたいけれど、前にディフェンスがいてA君は打てない。じゃあ、どうしたら打てるかな?」と問いかけます。いろんな答えが出てくるでしょう。サッカーの点の取り方がそれぞれ違うように、いろいろな答えが出てきます。それを試してみよう、と言ってあげてください。頭の中の問題なので、初心者であっても、幼稚園からしていたとしても関係ありません。上述した程度のことであれば、子どもたちは理解できます。間にディフェンスいたら出せない。じゃあ、どうしたらいいか? それを発見できるようになることがまず重要です。その次に、冒頭のミニゲームのように実際に2人と間にディフェンスがいる状態で立たせてみて、どこに立つとパスできる?と考えさせます。子どもたちに、サッカーはボールをもっていないときに動かないといけないスポーツで、動きながらどうするか?を考えるスポーツだということを頭と体で覚えてもらいます。そうするために、ドイツは3対3のフニーニョを小さいときからやることをドイツ中に広めようとしています。そうすれば、3人目の動きが常に出てくるので、知らず知らずのうちに体得するのです。※フニーニョとは?ドイツが育成年代に導入しているフニーニョとはこんなルール>>■子ども自身で考えて選択したものは浸透する私が地元大阪で行っている1年生から6年生まで一緒に練習する「プレイパーク」でも、そのあたりを説明をします。池上「あそこにパスしたいんだけど、邪魔する人がいます」子ども「こっちに動けばいい」池上「ほかに方法はないかな?」子ども「(ボールを持っている)池上コーチが動けばいい」そのように、子ども自身が考えて選択したものは浸透します。「コーチの言う通りに動きなさい」と教え込まれていくものは「その子たちのもの」になりづらく、またそこから発展しません。そのことをぜひ心にとめて指導してください。■「3人目の動き」が分かってくる初心者向けにおすすめのメニュー練習メニューはネットや書籍でいくらでも学べるかと思いますが、初心者向けにひとつユニークなメニューを紹介しましょう。8人グループで行います。半径6メートルほどのサークルに8人が立ち、パス交換をします。AがBにパス。その際「C君!」と3人目の名前を呼びます。BからもらったCはDにパスをしながら「E君!」と呼ぶ。そうすると、蹴る子も3人目を誰にするかを意識しなくてはなりません。名前を呼ばれた子も意識します。中高校生にやらせてもいい練習です。3人目のもらい方がわかってくると、パスがどんどん続くようになります。そうなったら、「サッカーは何が一番の目的なの?」と尋ねます。子どもたちは「ゴール」だとわかっています。そこで「できるだけ早くそこにいけるにはどうしたらいいか?」を求めていくのです。フニーニョをやりながら、時折止めて解説すると理解が増すでしょう。■「うまくできない」が大事、最新のコーチング理論で分かったこと気をつけたいのは、その練習がうまくできるまでやってしまわないことです。コーチが「ほら、うまくできてないよ!」と指摘する声をよく聞きますが、何度も反復させてできるようになるまでやらせる必要はありません。うまくできていないことが実は大事です。なぜならば、最新のコーチング理論「運動学習理論」では、反復練習は初期段階では効果があるが、それを長く続けても効果はないということがわかっています。そうではなく、メニューをポンポン変えて複合的な動きをやっていくと技術の獲得が上がっていくというのです。そうすれば伸びるスピードは落ちません。これを「非線形理論」といいます。一からコツコツ積み上げていく「線形理論」はごく初期段階での考え方です。「今まではこうやってきた」という経験則ではなく、根拠のある指導方法を選択しましょう。いろんなことをやっていくことで目標に到達していくことを、ぜひ覚えておいてください。池上正さんの指導を動画で見る>>■成長のチャンスを子どもに自ら獲得させることが大事(写真は少年サッカーのイメージです。ご相談者様、ご相談内容とは関係ありません)また「トラップやコントロールが落ち着かないこともありスムーズに連携できない」といった旨が書かれています。しかし、子どもがパスをしようとしていたのなら「よく見えてたね」「いいところに動いていたね」とまずは認めましょう。次に「今トラップが大きくなっちゃったね。今のプレーが上手くいくには、どうしたらいいかな?」と問いかけてください。すると、ボールコントロールの練習を自ら始めるはずです。成長のチャンスを子どもに自ら獲得させることが大切です。池上正さんの指導を動画で見る>>池上正(いけがみ・ただし)「NPO法人I.K.O市原アカデミー」代表。大阪体育大学卒業後、大阪YMCAでサッカーを中心に幼児や小学生を指導。2002年、ジェフユナイテッド市原・千葉に育成普及部コーチとして加入。幼稚園、小学校などを巡回指導する「サッカーおとどけ隊」隊長として、千葉市・市原市を中心に年間190か所で延べ40万人の子どもたちを指導した。12年より16年シーズンまで、京都サンガF.C.で育成・普及部部長などを歴任。京都府内でも出前授業「つながり隊」を行い10万人を指導。ベストセラー『サッカーで子どもがぐんぐん伸びる11の魔法』(小学館)、『サッカーで子どもの力をひきだす池上さんのことば辞典』(監修/カンゼン)、『伸ばしたいなら離れなさいサッカーで考える子どもに育てる11の魔法』など多くの著書がある。
2022年04月22日東京都の特別支援教室の制度が変更に?ASDのあるミミは4月から小学3年生。1年生のころから東京都内の小学校の特別支援教室に通っています。その特別支援教室ですが、来年度から在籍できる期間が1年間に…?延長できれば、最長2年間通えるらしい…。年始に制度変更のお知らせが来てびっくり!在学中はずっと特別支援教室に通えると思っていたので少し不安になってきました。Upload By taeko特別支援教室の先生との面談で、新年度のことを聞きました。来年度からは、特別支援教室に在籍できるのは基本的に1年になり、面談などを経て1回延長ができ、最長2年間は通えるという制度に変わったそう。ミミは長くても小学校の4年生まで。6歳のころ通っていたクリニックの先生には「特別支援教室は通えるだけずっと行ったほうが良い」と言われていたので今回の制度変更で私はちょっと不安になりました。ガイドライン変更のチラシをよく読んでも分からないので、東京都に電話をしました。すると、最大2年通えたとして、その次はゼロベースで見直し、通常学級で支援員をつけてもらう、福祉につなげる(放課後等デイサービス)、特別支援学級なのかなど、総合的に判断するとのこと。せめて最長2年は特別支援教室にミミを通わせたいなと思ったので、ミミのASDの診断書を書いてくれた小児科医の先生の診察を予約をしました。予約は半年後。そこで特別支援教室を延長したほうが良いかどうか、意見を先生に伺いたいと思っています。Upload By taekoミミに特別支援教室を続けてほしいのは、年末年始ごろから急に通級に行くのを嫌がるようになった、ということもある。2年生前半は楽しそうに行っていたので、続けたらまた楽しく通えるのではないかと…。特別支援教室に通うこと、本人はどう思ってる?2年生の後半ぐらいから、特別支援教室の日が近づき、私が「明日、特別支援教室だね」と言うと、ミミは「ないよ」と言うようになった。それに前までは特別支援教室の翌日以降に、先生が活動内容を書いてくれる連絡ノートを持って帰って来ていたけれど、最近は持ってこない。声をかけても持ってこない。先生に連絡ノートを渡していないようで、臨時のファイルを持ってくることが何度もあった。特別支援教室のどんなところが嫌なのか聞くと、集団のとき、ほかの子にミミに対してうるさい、と言わわれたから、と言うミミ。私は「そっか、嫌なことを言われて悲しかったね」となだめました。ミミは声が大きくて、話が途切れないので言われたのかも…。別の日は「特別支援教室の日は疲れるから、学童休みたい」とミミが言ってきました。その日は学童は休ませました。Upload By taeko最近のミミの様子を考えたら、特別支援教室に無理に通わせなくても良いかも、と思うようになってきた。もし特別支援教室が延長出来なくても民間の放課後等デイサービスに通っているから(今のところ一対一で、本人も楽しんでいる)、心配する必要はないのかもしれないな、とも思っています。Upload By taeko執筆/taeko(監修:初川先生より)特別支援教室をめぐる母の思い、よく伝わってきました。東京都の方針転換については、東京都の考えも分からなくはないですし、また私個人としても思うところがあります。過渡期である今はまさにどう捉えてゆけばよいか難しいと感じているところです。そもそも、一律にこう、と決められるものなのかどうなのかも難しいなと感じています。さて、ただ、そうした方針転換によるショックもありつつも、ミミくんの特別支援教室を嫌がることに関してはそれはそれとして落ち着いていくつかの視点で見てみることが必要かなとは感じました。まず1つ目は、本人の成長という点。特別なところでクラスの子から離れて別の活動をすることについて、本人が成長することで違和感を持つ(「どうして自分だけ?」など)というのはよくあることです。行けば楽しく活動できるけれど、なんとなく漠然とセッティング自体を嫌だなと感じるようになると、特別支援教室での活動中の嫌なことがとても嫌に感じることもあると思います。そのあたり、ミミくんはどうでしょうか。2つ目は、特別支援教室での支援目標やそのための実際の活動が本人に合っているか(あるいは、本人と目標が共有されているか)、また毎回の活動後にその活動で何を学んだか身につけたのか、自分で体感として伝わっているか、そのあたりの点です。同じ時間にグループで指導を受けるお子さんとの課題のレベル感が合っているか、活動目標が本人にとってニーズや関心のあるところになっているか、そのあたりを見直す時期なのかもしれません。毎回の振り返りも、楽しかった、難しかったといったこと以上に、何を学んだ(学ぼうとした)のか、子が理解できる言葉で伝えてくださっているといいなぁと思います。そのあたり、特別支援教室の先生方はすでにされていると思いますが、成長の著しい時期でもあります。家庭での反応を伝えつつ、担当の先生と面談できるといいですね。そういう意味で、3つ目は、特別支援教室という場でできることがミミくんにとって学びの場として機能しているか、そのあたりを見直してみる。教室での学習の内容に興味関心の強いお子さんだと学年が上がると学習内容も難しくなる分、授業が楽しいと感じるタイプのお子さんもいます。もしそうだとしたら、ソーシャルスキルや感情コントロールについては放課後や休みの日にできるほうがいい可能性もあります。好きな授業を抜けてまで、苦手なグループワークをやりたくないといった気持ちもあるでしょうし、それは自然なことに思います(とはいえ、放課後や休日に苦手なことやトレーニングをやることの体力的・心理的負担をどう見積もるかもこれまた難しいところですね…)。特別支援教室を利用できるだけで保護者の方からしたら安心の1つになりますね。ただ、どんな良いものであったとしても、本人の成長発達や課題と合うかどうか、本人の困り感をターゲットとした活動が提供できているかなどによって、どう機能するかは変わってくるものでもあります。ぜひ今回のことをきっかけに関係する先生方といろいろお話してみていただければと思います。
2022年04月22日通学路で歩いている1年生と6年生の差がすごかった。改めて子どもの成長の速さを思うのでした。■あっという間にお姉さんに1年生と6年生の差6年生と大人の差どっちも(違う意味で)すごいんだうちの娘たち、家にいるときは「まだまだ子どもだな~」って思うんだけど(身長はあるけど)、学校で見かけると、しっかりお姉さんしてるなって思うんだよね(汗)。保育園年長さんのとき、年少さんや未満児さんの相手してくれてたのを思い出す……。あのときもうちの子大きくなったんだなって思ってたけど……。あれからもう6年も経ったなんてなぁ(涙)。
2022年04月16日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々