立ち会い出産は、生命が誕生する瞬間を家族と共有できる機会ですよね。わが家のパパは、出産当日まで立ち会うかどうか迷っていました。そんな夫にビックリさせられた、立ち会い出産時のエピソードをご紹介します。 立ち会い出産、そんなにいいものなんだ!私の周りにいるママたちのほとんどが、夫立ち会いのもと出産をしています。「夫がいることで安心して出産に臨めた」と話すママが多く、立ち会い出産をすることで夫に出産の大変さをわかってもらえたという声もありました。 私は、立ち会い出産を経験したことがなかったので、「そんなにいいものなんだ!」と驚きました。一方で、「立ち会い出産を後悔した人もいる」という話も聞いたことがあります。実際に経験しないとわからないことなのでしょうね。 立ち会い出産の感じ方は人それぞれ立ち会い出産はいいものなんだ。そんな周りの声を聞いた私は、2人目妊娠時に立ち会い出産をしようか迷いました。夫に「立ち会い出産をしたい?」と聞いてみたところ、「どちらでもない」との返答が……。 「妻が苦しむ姿を見るのがつらい」など、立ち会い出産を後悔した人の声を聞いて悩んでいると言っていました。人によって感じ方が異なるのでしょう。出産当日まで立ち会うか、夫は迷っていました。 立ち会い出産をすると思いきや……!?夫から出産に立ち会うか答えを聞かないまま、陣痛がやってきました。1人目出産時は私ひとりで頑張りましたが、2人目のときは腰をさすってくれるなど、夫のやさしさに触れることができてよかったです。 陣痛の間隔が短くなり、そろそろ出産というとき、夫はこのまま立ち会い出産をすると私は思っていました。ところが……! なんと途中で夫が脱走! 私はあ然としてしまいました。夫は今まで見たことのない状況に耐えられなくなったのでしょう。ただ、このときは、そんな夫の行動が恥ずかしくてたまりませんでした。 ここまで一緒にいてくれるなら最後までいてくれたらよかったのに……。予想外の行動にあ然としてしまいましたが、今では出産のおもしろエピソードとなりました。今振り返ると、夫なりにできる限りのサポートをしてくれたことに感謝しています。著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。 ◆関連動画出産ドキュメンタリー(通常分娩)
2019年04月14日友人や身近な人への出産祝い。どんなものを贈ろうか、選ぶのも楽しいですが悩むこともありますよね。喜ばれるもの、他の人とかぶらないものなどを選びたいですよね。喜ばれる出産祝いを選ぶポイントと押さえておきたいポイントを知っておきましょう。1. まずは金額相場を知るお祝いを贈る際、一番悩むのは金額といっても過言ではないでしょう。相手との関係性もあるのであくまで目安とはなりますが、大体の相場感覚は知っておきましょう。 (1) 親友、会社の上司、親戚は5,000~10,000円親友はいいとして、上司や滅多に会わない親戚などは欲しいものを聞くことが出来ず金額を決めるのが難しいところでしょう。以前出産祝いをもらったか、出産の報告を直接もらったか(SNSなどの投稿で知った等ではなく)などで金額を決めると良いでしょう。現金は負担になりやすいので、選ぶのが難しければカタログギフトもオススメです。 (2) 兄弟は10,000~30,000円兄弟なら欲しいものも聞きやすいですね。金額面よりも、欲しいと思うものをもらった方が喜ばれるでしょう。 (3) 友人やママ友は3,000~5,000円高価なものは負担になりやすいでしょう。ただ、グループで一緒に贈れば、高価なものを渡せて負担にも感じないのでオススメです。私は友人に、こども商品券というオモチャなどの購入に使える金券を頂きました。普通の商品券よりも出産祝いで頂いたという気分になりましたし、好きなものを買えるのが嬉しかったです。2. 失敗しない為の選ぶポイント (1) 洋服を贈る場合は半年後のサイズ・季節でベビー服は小さいほど可愛く見え、つい小さいサイズを選んでしまいがちですが、新生児用のものだと着る機会がほとんどなく終わってしまうかもしれません。大きいサイズで産まれた子の場合は一度も着ることがなく終わってしまったら、もらった側も申し訳なく思うかもしれません。一般的に新生児のサイズは50~60cmですので、60~70cmのものを選ぶと良いでしょう。さらに季節も半年後と考えます。夏に出産祝いを贈る場合は秋・冬ものがいいでしょう。 (2) 実用的なものを選ぶ日常的に使えるものはやはり喜ばれます。最近人気のものはオムツケーキです(布オムツ派の方もいるので事前に確認しておくといいですね)。オムツについてもサイズがありますので、少し大きめのものを選びましょう。スタイ(よだれかけ)も何枚あっても助かる品です。カラフルだったりデザインを楽しめたり、選ぶのも楽しいですよね。ユーモアのあるデザインなどはつけるだけで周りを和ませてくれます。 (3) 高価なものを贈る場合は事前に確認をベビーベッドなど高価なものは逆に相手に気を遣わせてしまいますし、既に購入していることもあります。高価なものを贈る場合は事前に必ず確認をしましょう。3. プロが薦める!2018年の人気お祝いアイテムベビー服のセレクトショップ店員が薦めるおすすめギフトをご紹介します。 (1) シャトンケープ(リーブルディマージュ)外出用の防寒着はあると便利です。ケープであればゆったりとはおれるので、次のシーズンにも使えますね。リーブルディマージュのケープは、外側がフリース・内側が綿になっていて肌を守りながら寒さを防いでくれます。猫の耳がついたフードも可愛らしいですね。 (2) バランサーセット(FUNFAM)出産祝いを選ぶ時は他の人とかぶったらどうしよう、と考えると思いますが、食器であればかぶっても困らないと思います。オシャレな食器がオススメです。こちらは竹を原料にしており「竹のようにすくすくと育って」という思いを込めることが出来ます。スプーンが上手に使えるよう、プレートの角度にもこだわって作られています。付属のフォークとスプーンには名前を入れることも可能です。 (3) フード付きバスタオル(ハートウェル)タオル類も、いくつあっても困らないものですね。素材がよく可愛らしいものなら出産祝いとして喜ばれます。ハートウェルのタオルは、今治産で丁寧に作られています。フード付きなので頭からすっぽりと身にまといながら、体の水分を吸収してくれます。表地はガーゼでさらりと、裏地はふわふわの無撚糸で優しい肌触りです。先日、社内で出産祝いを贈りました。オムツケーキにしたのですが、名入りタオルとウェットティッシュ用の蓋がセットになっていてとても喜んでいただけました。人気のオムツケーキですが、使ったら終わってしまうのも寂しいですよね。ちょっとしたセットすると高価にしなくても華やかになります。お子さんの誕生を祝う出産祝い、相手のことを考えて楽しく選びたいですね。
2018年12月01日こんにちは!1歳6カ月の息子に振り回され続ける、ねここあんなです!さて、今回はそんな我が子を出産するにあたっての「出産の立ち会い」について書きたいと思います。「出産は夫婦ふたりで乗り越えよう!」と、立ち会いをすることに!理想はやっぱり、私の頑張りを横で支えてくれる存在!と、思っていましたが…自分に余裕がなくなると、どうしても隣の夫に強く当たってしまうことがありました。今思えば、そういう捌け口になる存在がいてくれるだけでも救われていたのかもしれません。それでもそのときは、夫に対して「いる意味ない!」なんてひどいことを思ってしまいましたね…。いざ分娩室へ!そこで襲われる孤独感!まさか誘導してくれた助産師さんが、分娩室を離れるとは思いませんでした!!!私のお産にはまだ猶予があると判断されたため、分娩室から出て行ってしまったんです。それが初産の私にとって、どんなに不安で怖いことか…。「このまま産んでしまったら赤ちゃんが地面に落ちて、もしものことが起こるんじゃないか」とかまで考えてました。陣痛の間は痛くて耐えるのみなのですが、痛みが引いた時間にそういったことを考えてしまうんですよね。そのとき、夫は私の横でたわいもない会話をしてくれていたんです。私の抱く恐怖心を感じ取って、気を紛らわしてくれたんだと思います。そして出産!私の力を最大限に引き出してくれた!!助産師さんが熱意を持って指導してくれているというのに、私は痛みでそれどころではなくなっていました(笑)そこで夫は「何かしなくては!!」と出産に自ら参加してくれました!せめて助産師さんが言っている「おへそを見て!」を手助けすることはできると思ったようなんです。すぐ後ろでコーチのように声掛けしてくれ、「頑張るぞぉぉ~!!!」 と力がみなぎりました!そのおかげか、分娩室に入って1時間ぐらいで出産することができました。たまに夫が話してくれる出産の思い出私よりも夫のほうが出産のときのことを鮮明に覚えているので、たまに聞く思い出話が新鮮でした。今でも嬉しそうに幸せそうに話す夫を見ると、やはりあのとき感動を分かち合えて良かったなと思います。そしていつか息子にもその日のことを語ってくれるんだろうなと思うと、それも“立ち会いをしてもらえたからこその楽しみ”です。もし立ち会いをすることに決まったとしたら、産前に「夫にも頑張ってもらう時間」と認識してもらっても良いかもしれませんね。出産といえど、男の人にもできることはきっとあるはずです!●ライター/ねここあんな
2018年09月20日ママンの実家が遠方だったため、長男と次男が生まれた際は、翌日にママンのいる病院に駆けつけました。それもあって、正直妊娠8ヶ月から10ヶ月の妊婦を間近で見たのは3人目のアリッサが初めて。妊婦さんのお腹って8ヶ月ごろからが本番! 毎月どんどん大きく成長していくんですね(汗)。そしてエイリアンのようにお腹がうねうねよく動く。ひえー!!!!!お腹の上から触って、はっきり頭や足の位置が解った時は、改めて命の誕生を身近に感じた瞬間でした。そして、立ち会い出産が怖くて、改めて出産について勉強しました。結局、都内の病院の設備の関係で3人目のアリッサは帝王切開になり、陣痛を間近で見ることはできませんでしたが、術後生まれてすぐのアリッサと対面した時は、思わず声が詰まったのを覚えています。いつも側にいたのに、薄皮一枚で10ヶ月間会えなかった親子。アリッサは今ではわが家に欠かせない中心人物です。ようこそわが家へ、そしてこれからも末永く宜しく!
2018年09月07日私は3回妊娠・出産を経験していますが、つわりは3回とも吐きづわりでキツかったですし、陣痛もどれも同じぐらい痛かったです。程度の差は少々ありますが、結局、3人とも同じぐらいつわりがしんどかったし、3人とも痛いものは痛かったです。2人目は楽~とか、3人目はベテラン~とか、そんなのはあんまり関係ないかなぁ~? と個人的には思っています。と、自身の出産を振り返るのはあちこちの媒体で既に執筆しているので、ネタ切れなこともあり、今回は、妻の出産に立ち会った側の夫に話を聞いてみました。■立ち会い出産は、夫から女として見られなくなる?うちの夫は、一応3人とも立ち会い希望でしたが、実質まともに立ち会えたのは長男の時のみでした。次男の時は病院の方針によりほとんど病室の外で待機していて、三男の時には長男の体調不良により車の中で待機していたので。よって、夫婦2人で力を合わせて産んだ! と思えるのは長男の時だけなのですが、妻にとっても初めての出産であるけれど、夫にとっても初めての出産なわけです。よく言いますよね? 「妻の出産に立ち会ったら、女として見られなくなる」とか。実際そのへんどうなのでしょうか? 私が、あまりの痛さにゴリラ化してるのを見てどう思いました? 女として見られなくなったとか、引いちゃったりしましたか?夫:「いや、そんなことは全然思わない。オレの周りでも奥さんの出産に立ち会って幻滅したとか、見方が変わったとか言う人は聞いたことがないけど、そんな奴ほんとにいるの?」よかった! 意外と世の旦那さんはまともなのかも? 妻側からしても一生懸命あなたとの子どもを産んでるのに、ドン引かないでほしいですよ!夫:「たしかに実際に経験するまではもっとテレビドラマのように静かに産めるもんだと思ってたから、陣痛でのたうち回る姿を目の当たりにして驚いたのはある。とにかく痛そうで…痛そう~~~としか思わなかった…」いや、それ、私が一番思ったわ。「こんなに痛いと思わなかった~~」って100回ぐらい叫んだもん。今までに経験したことのない、予想を上回る痛さ。それと同じように、夫側からしても予想を上回る痛そうな妻の姿を見てビックリしたってことですね。私、すっごくギャーギャーうるさかったと思うんだけど、そういう姿見てどう思った? 騒ぎすぎだろ! とか思わなかったですか?夫:「そりゃ人間1人生み出すんだからゴリラにもなるなって思った。普段からあんなんだったらさすがにちょっと困るけど、一世一代の出産なんだから、どんな姿になっても構わないと思う。逆に一生懸命産もうとしてる姿を見て、女として見られないとか、引くとかいうような男ってどうなの。そんな男、ロクでもないと思う。ちょっと話は違うかもしれないけれど、将来自分が介護が必要になって介護される側になった時に、妻にドン引きされたらどう感じるか、考えたらいい」え、めっちゃまともなこと言うやん。■立ち会い出産を控える男性へのアドバイスじゃぁ、今、もし、立ち会い出産を控えている旦那さんがいたとして、どういうアドバイスをしますか?夫:「よその旦那さんへのアドバイスというか…10年前の自分に対して今のオレが忠告するとしたら、とにかく、パッショナブルでいろ! と伝える」パ…パッショナブル!! どういうこと!!!夫:「とにかく情熱的に支えろってこと。性に合わないとか、そんな性格じゃないとか言ってる場合じゃない。自分の気持ちに素直でいることがすべてじゃない、ということをオレは出産で学んだ」どどど、どういうことですか。夫:「とにかく妻を献身的に支えるべしってこと。そういうことが苦手な性格であったとしても、キャラじゃないとか言ってないで一世一代の出産のときには情熱的に支えるべき。何故なら、出産時の恨みは一生遺恨を残すことになるから。少なくとも、オレのように、陣痛室で漫画読もうとしたり、麻雀ゲームをしてはならない」ほんと最悪だな(笑)なるほど。自分自身、産後9年経ってもいまだに妻から恨まれることを経験してるからこそのアドバイスですね。■出産予定日が近づいたら夫がすべきこととは夫:「あとは、出産予定日付近や、生まれる気配を感じたら、仕事は適当に流してとりあえず寝るべし」たしかに! 仕事を適当に流すのは出来る人とできない人がいるだろうけど、睡眠ってほんと大事。夫:「立ち会う側もめちゃくちゃ体力いるし、夜を徹することもザラにあるから、体力温存するべく、今日、陣痛始まるかも!? みたいな流れになったらもう仕事せずに寝るに限る」みんながみんな、そんなわけにもいかないでしょうけど、これは妊婦さんにも言えることですね。とにかく出産間近になったらゆったりと、出来るだけよく寝ておいたほうがいいと思います。もうひとつ聞きたかったのですが、やっぱりいざ生まれてみたら、「よし、この子のためにより一層仕事を頑張らなくちゃ!」的な意気込みは湧いてくるもんなのでしょうか?夫:「そういうのはたしかにある」そうなんだ!! あるんだ…!■産後の妻に夫がすべきことって?あとは何かアドバイスすることはありますか?夫:「産後、少なくとも1か月、長く見れば1年間は、とにかく奥さんのホルモンバランスが忙しいので、余計な一言を言わず、聞き役に徹するべし」いや、あなた、子育てするの10年早かったですかね。余計な一言言いまくって、さんっっっざん喧嘩しましたからね、私たち。今ならもっと平和に子育て出来たかもしれない…。そうですね。産後は特にとにかく自分でも持て余すほどの精神状態なので、些細な一言で涙が出て来たり、イライラしたりしがちです。聞き役に徹して、共感してねぎらってほしいです。数々の失敗や喧嘩を踏まえての今。もしも、時を戻せるなら二人とももっとうまくやれる気がしますね。夫は夫で反省や後悔があるように、私は私で「こうしておけばよかったなぁ~」って思うことももちろんあります。■3人の出産で後悔したこと4つ1. 1回ぐらい無痛分娩をやってみたかった2. 上の子達の夜中の預け先を確保しておけばよかった3. 動画を撮っておきたかった4. へその緒を切ってみたかったああ~~…動画撮っておきたかったなぁ~~…っていうのが今でも心残りではありますが、みんな元気に生まれてきてくれたので、オールオッケーってことで!これから出産を控えていらっしゃるご家族へ。ご夫婦ともども悔いのない出産を迎えられますように!がんばってくださ~~い!【お知らせ】第84話 「夏休み、子どもにイライラしない方法は? 夫に言われて気づいたこと」 の記事下アンケート「Q.子どもの夏休み時期にイライラすることは増えますか?」のアンケート結果はこちら↓≫ 「夏休み、イライラ増加するママが90%! リアル体験談でみえたストレス解消法」
2018年08月16日只今、第二子を妊娠中!第二子の出産に向けて、第一子の出産を振り返る日々です。出産は、様々なことを選択できる時代になりました。どこで産む?無痛分娩?自然分娩?計画分娩?選択することのひとつに、出産に家族が立ち会うかどうかも悩むところだと思います。夫や、兄姉のいる立会い出産って、どうなの?今回はわたしが第一子出産時に、夫立ち会いにして良かったこと・良くなかったことをレポートします。4時間半の出産劇、出産当日の流れ出産予定より5日早い夜中の2時に破水。パッと目が覚めたと思ったら破水していたので、夫を起こし助産院に電話。準備をして車で20分の程の助産院へ移動しました。この助産院では医療行為ができないため、24時間以内に陣痛が来なければ、提携している病院で出産とのこと。とりあえず陣痛がくるまで、自宅で待機をすることになりました。自宅に着くと、すぐに陣痛開始。夫におにぎりを作ってもらい、再び助産院へ向かうことに。その時、陣痛は10分おき位。破水から2時間くらいが経っていました。まさかのアレがない! 感動の瞬間が、ぼんやり…助産院に到着後は、ゆっくりと準備がはじまり、私は唸ったり一息ついたり。陣痛が来るのは早かったものの、うまくいきむことが出来ず、出産は難航。上半身にばかり力が入ってしまい、中々下半身に力が入らない…。体勢を5.6回くらい変えて、何度も挫折しそうになりながら、いきむこと3時間。急にいきむという感覚がわかり、掛け声に合わせ、いきむこと数回。もういいよー力抜いてー!と言われたときに、「ほんぎゃ〜」と、小さな泣き声が聞こえました。しかし!コンタクトも眼鏡もしていなかったため、出てきてくれた瞬間の映像もぼんやり。急いでメガネを探すも、胸の上で控えめにむにょむにょ動く娘。涙はなく、「こんにちはー」と声をかけた気が。時間にして4時間半程の出産劇で、時間にしては短いけれど、内容はハードなものとなりました。立ち会い出産でよかったこと&立ち会った夫の反応この出産劇の間、夫はただ黙って言うことを聞いてそばにいてくれました。感動のご対面も涙はなく、ニヤニヤ。へその緒を切るときは、「左利きなのにハサミが右利き用だったから中々切れなくて焦ったよー!」と呑気に一言。黙っていたことについては、「がんばれとかいろいろ言われるの嫌なタイプでしょ! 黙っていた方がいいと思って」とのこと。それを聞いて、あーやはりこの人は私のことをよく分かってくれているんだなぁと再確認できました。2人のベテラン助産師のほかに、研修生が2人いたのですが、彼女たちが良かれと思ってずっとかけてくれていた励ましの言葉は、正直私には苦痛なものでした。立ち会い出産を経験したパパさんからは、「こんな妻の姿は初めて見た」とか「こんなに大声出せるんだ!」などの驚きの声を聞きますが、うちはというと、「普段から力強いし、いつも大声で怒るから、いつもとそんなに変わらなかったよ!」とのとこ。夫にとって私の姿は、出産も日常となんら変わらない姿に映ったようです…!途中におにぎりを食べたりゼリーを食べたり水を飲んだり、あれ取ってこれ取ってこうしてああして!の欲求を、主人には気兼ねなくできたので、やはりそばにいてもらって良かった。お互いに、より信頼・理解が深まったと感じています。これから立ち会い出産を計画している夫婦は、何を持ってきて…あれをしてほしい…、などの最低限の要望や伝達事項のほかに、どんな風に声をかけてほしいか、どんな風にそばに寄り添っていてほしいか、をあらかじめ話し合っておくことができればいいと思います。立ち会って良くなかったこと…ある?そんなこんなでデメリットはさほど感じることのなかった私ですが、夫婦の関係性によってはデメリットが大きくなることもあると聞きます。はじめから立ち会わないことを選択した友人もいますし、立ち会って後悔したとの声も…。ママ側の一番の理由は「母ではなく、女としてみてほしい」とのこと。他には「イライラした」「集中できなかった」「まったく頼りにならなかった」など、今後の夫婦関係夫婦生活に響いてしまうかもしれない思いをすることがあるかもしれません。また、パパ側の意見で多いのが、「セックスレスになってしまった」というもの。パパにとっては感動的であるのと同時に衝撃的でもあります。受け取り方は人それぞれなので、一概に立ち会いが良い悪いとは言えないのではないかと思います。上の子の立ち会いはどうする?わたしとしては、次の子の出産には長女にも参加してほしいと思っています。出産予定日、長女は2歳と9か月。きちんと理解するにはまだ幼いかもしれませんが、今もおなかの子によく話しかけてたくさん遊んでくれています。「もうすぐ出てくる?」なんて聞いてきたり、長女なりに感じているようです。内気で場所見知り人見知りなところもあるので、どうなるかわかりませんが、主人長女の3人で我が子を迎え入れることが出来るように、準備をすすめていきたいです。一生に何度とない貴重な体験ができる出産、夫婦、家族、おなかの子とで、しっかりと話し合って決められるといいですね。
2017年11月18日こんにちは。ママライターのあしださきです。わたしは3人の子どもを出産しましたが、そのうち2回は夫に立ち会ってもらい、1回は1人でお産を経験しました。今から50年ほど前から日本でも広まったというこの“(家族の)立ち会い出産”というスタイルは、 近年ではすっかり一般的なものになったようですが、それ以前の日本ではお産といえば“自宅出産”が多かったそう。私の祖母がお産をした当時の話はたくさん聞きました。陣痛が始まると自宅に助産師さんがやってきて、お産の準備を家族や近所の人が手伝う。夫も上のお兄ちゃんやお姉ちゃんも一緒にお産を見守ったそうです。それが当たり前の風景だったころがあったのですね。自然な日常の延長に“お産”があった 、ということではないでしょうか。●現代日本の“出産事情”では現代はどうでしょうか。お産は“病院”や“助産院”などの施設でするものというのが一般的ですよね。病院というとやはり、「非日常」「ちょっと怖い」というイメージがわいてしまうのですが、皆さんはいかがでしょうか。その病院での出産において“立ち会い”を半ば義務のように強制されてしまう 現代のプレパパたちを、私個人的には非常に気の毒だと思ってしまうのです。今では、出産に夫が立ち会うのが普通で、それを「嫌だ」と拒否するなんて「イクメン失格!」みたいな風潮ですらあります。これは何なのでしょうか、面倒な世の中になったものです。実際、立ち会い出産をしている割合のデータはどうなっているのでしょうか。2013年3月に発行された『母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査』によりますと、帝王切開ではない経膣分娩で「出産に立ち会った人」について尋ねたところ、「夫」59%、「親」12%、「その他」5%、「誰もいない」36%となっていました。この結果は、2006年に行った同調査結果と比較して、立ち会い出産をおこなう人が増えているという傾向を表していました。●立ち会い出産のメリットとは?経膣分娩で、夫の立会いのもとで出産をした女性は、夫以外の人の立ち会いもしくは誰も立ち会わなかった場合と比較して「点滴処置の割合が少ない」や、「お産の痛みが和らぐ割合が高い」という産婦にとって非常に良い傾向が見られるということです。夫にお産の現場に立ち会い「支えてもらえる」という安心感 が、出産の痛みの緩和に役立ち、頑張れるということもあると思います。●立ち会い出産で「夫にして欲しかったこと」立ち会い出産の体験談としてよく聞かれることは、「夫にもっとこうして欲しかった」「こうしてくれていたら、もっと良いお産になっていたのに」という妻たちの後悔の声です。『立ち会い出産を希望していた夫。分娩室に入ると、ビデオカメラやデジカメで記録することばかりに夢中になって、私の苦しんでいる様子にはさらっと「頑張れー」みたいな心のこもっていない声援を送るのみだった。本当に腹が立った。記録うんぬんより私の方を気にかけてくれていたら嬉しかった のに』(20代/1歳の女の子のママ)●立ち会い出産で「夫にして欲しくなかったこと」『陣痛が丸1日続いて心身ともにヘトヘトになりながら、痛みと戦っていたとき。夫が「タバコ吸ってくるわ」と外に出ていく姿に殺意を覚えた。しかも廊下で電話している声が聞こえてきて、「まだまだかかりそうだってー。何か病院に居るだけで疲れるんだけど」とか話していた。それを聞いてもう二度と立会い出産はいいと思った。お産するこちらよりも“疲れた素ぶり”とか“時間が長くかかりすぎる不満を言う”ということだけはやめて欲しかった 』(30代/2児のママ)出産という、人生の大切な場面においての「タラレバ」なんて全く不毛な話だと思います。経験できる回数は限られていますし、命がけの大仕事。後悔しても次に頑張ればいいという問題ではないのですから。これは、まず立ち会い出産をするか否かという段階において、もっと夫婦で意見を出し合って解決しておくなり、相談しておくなりする必要があったのだと思います。●夫が本当に立会いを希望しているかどうか、は重要これもとてもよく聞かれる声なのですが、夫の側が「血を見るのが苦手」とか、「妻の苦しんでいる姿を見るのに耐えられそうもない」という明らかに立ち会うだけでご迷惑な存在になってしまうという自覚がある場合です。こうしたことが分かっているのであれば、ぜひそこはご本人の意思も尊重して差し上げるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。かといってじっと家で生まれるのを待っているなんて、というのであれば、できることは他にもあります。陣痛室では長い時間過ごすことになるので陣痛の合間の話し相手になってあげることはできますし、痛みを紛らわせるマッサージもできます。この「話し相手」「陣痛中のマッサージ」は、今回意見を伺った方々の「立ち会い出産で夫にやって欲しいこと」の上位2つにランキングされています。たとえお産の瞬間に居合わせなくても、心の支えになって一緒に戦ったという経験になります。病院側もそういうご主人には「有無を言わさず立ち会え!」みたいな強要はやめて、ご本人と産婦さんの意思に基づき、配慮してもいいのではないかと思います。「そこに居るなら、分娩室にも当然来なさいよ」的な圧力に押されて、渋々立ち会ってしまった、という声もかなりありましたから。とにかく、妊娠が分かってから出産までの期間に夫婦でよく話し合っておくというのが大事。お互い、出産に向けて情報を共有しどんな状態でお産が進行していくかもしっかりご主人にもお勉強してもらうことが必要です。『出産の後、胎盤が出るのを知らなかった夫。相当気持ちが悪かったと、今でもトラウマになっているそうだ。自分を女性として見てもらえなくなるかもと、ちょっと心配になった。夫にもお産の流れとか胎盤の知識を与えていれば良かった かも』(30代/5歳の男の子のママ)●立ち会うと決めたら、「当事者意識」を夫にも持ってもらおう妻の気持ちの代弁者として、私の体験を参考までにお話すると、「あなたと私の赤ちゃんだから、痛くても苦しくても頑張ろうとしているんだよ!」という気持ちはいつもありました。3回の出産では、2回立ち会ってもらうことができ、その場にいてくれる夫に対してそう思いました。4年前の次男の出産時は、連絡しても間に合わないほどの急展開でお産になり、1人で頑張りました。そのときも、夫と自分の子どもだから無事に産みたいという気持ちでした。今頑張っている目の前の妻は、痛みから早く解放されたいとか、逃げたいという気持ちより、「2人の赤ちゃんを産む」ことを頑張っているのだと思います。ですから、世の立ち会い出産をされる夫の皆さんにもぜひ自分のこととして受け止めて欲しい。そしてその気持ちをもって妻をサポートして欲しいのです。そういう「当事者意識」って実は何よりも大事ではないでしょうか?----------いかがでしたか?もっとこうしていたら、あのときこうしていれば……そんなふうに思うことは、お産の現場ではなくなってほしいものです。「夫にこうして欲しかった」や、「して欲しくなかった」というエピソードは本当に聞けば聞くほど出てきますが、それを並べていくだけでは解決にはつながりませんよね。このコラムが、これから出産を迎えるご夫婦の良き参考になることができますように。【参考リンク】・平成24年度分担研究報告書「母親が望む安全で満足な妊娠出産に関する全国調査ー科学的根拠に基づく快適で安全な妊娠出産のためのガイドラインの改訂ー」 | 厚生科学研究補助金政策科学総合研究事業(PDF)●ライター/あしださき(元モデル)●モデル/椎葉咲子(苺乃ちゃん、胡桃ちゃん)
2017年04月03日パパの立ち会い出産率が高くなってきている今日ですが、パパたちは自ら望んで立ち会ったのかしら?立ち会ったメリットを本人は感じているのかしら?妻として夫に聞きたかった本音を6人のパパに聞いてみました。そもそも、立ち会いは自発的に?「立ち会いをしない理由が見あたらない。妻が嫌がらない限り当然だと思っていた」と答えたのはゆうしさん(35歳)、2児の父。出産当日に単身赴任先の鹿児島県の離島、徳之島から飛行機→新幹線→電車で四国の徳島県に移動。間に合うかハラハラ、ドキドキの9時間…。病院に到着して30分で生まれたため、陣痛で苦しんだだろう妻には申し訳ないけれど、「あっという間だった」という印象。りどうさん(43歳)は、「特に決心することはなく普通に立ち会うものだと思っていました。強いて言えば“娘に早く会いたかったから”」。お腹の中にいる赤ちゃんと出会えた瞬間はただただ感動!だったそう。「パートナーと一緒に赤ちゃんを迎えたい!という願望が強くて…」と答えたのは、いぬっちさん(35歳)。予定日を過ぎたママは事前に入院、陣痛がきたとの連絡で病院に向かい、立ち会い。約12時間後に第1子が生まれました。前室だと思っていた場所が分娩室に早変わり、扉を閉められそのままの流れで立ち会ったのはTOROPICALさん(49歳)。「第1子は無痛分娩、しかし第2子は自然分娩だったので妻が不安かと思い、立ち会いを断るのもアレかな…と」、正直に答えてくれました。(笑)奥さんが助産師のacg17920さん(42歳)は、出産までの流れでなんとなく立ち会い。「今思えば、妻の現場での仕事の様子を知るよい機会になった」と、普通のパパとは少し違った視点からの感想。心に残ったシーンは?「産まれるまでまだ時間がかかるかも…と助産師さんに言われ、『○○ちゃーん!出ておいでー』と私がお腹に声をかけたとたんに、ググッと降りてきたんです」と、りどうさん。これには助産師さんも驚いたそう。妊娠中にずっと話しかけていたからかもしれない、というパパは現在も愛娘の育児を楽しんでいます。「はじめてわが子を抱いた妻の顔が忘れられない」と答えたのは、カメラマンのなだろうさん(48歳)。シンプルですが妻の一瞬の表情をとらえた、写真家さんらしい感想。同じく母となった妻の様子が印象に残っているのがいぬっちさん。小さな赤ちゃんが産まれるだろうという予想に反し、3908gの女児誕生!産んだ妻もびっくり!その後カンガルーケアで赤ちゃんを抱く妻が少しずつ落ち着き、赤ちゃんをやさしく包みこんでいたシーンが脳裏に焼きついているのだとか。産む立場の私たち母親は自分の姿を客観視できないので、こういうシーンを夫がしっかり見て心に刻んでくれていると、とてもうれしいですね。とにかく無力・・・でも父としての自覚が芽生える最初のスタート?「出産において父親は無力だと思い知りました。同時に出産を経て母親は強くなっていくんだなと」(ゆうしさん)「立ち会っていなければ、出産がどんなに大変なものかわからなかったと思う。家族の大切な瞬間を共有できてよかった」(なだろうさん)出産に立ち会うにあたり妊娠・出産について勉強をしたりどうさんは、「知れば知るほど“出産がどれだけすごいことか、命を育み産む女性がどれほどすごいのかを感じた」と言います。ほとんどが“親としての自覚が芽生えた”、“父親になる感覚のようなものが得られたかもしれない”と、立ち会ったことをプラスにとらえているようでした。最後に夫から妻へのメッセージ「こんな愛おしい生き物を生んでくれて、本当にありがとう」(りどうさん)「ありがとう。これからも共にがんばりましょう」(acg17920さん)日々の育児で妻を頼ることが多くなっていることを省みるゆうしさんは、「今後は家事も含めてもっと積極的に関わりたい」と。だから子どもだけでなく私の相手もよろしくお願いします、と最後にかわいいメッセージが付け加えられていました。ママたち、育児で忙しいとは思いますが、夫のことも構ってあげましょうね。(笑)「第2子男児の今後はいろいろと思いやられるけれど、生れ落ちた瞬間から知っているというのは、これからどこかで生きることがあるかもしれないね」(TROPICALさん)。子どもたちが生まれた瞬間から、大人になるまで育てていく責任が伴う親業。母親だけではなく、いざというときには父親の出番もやってくるのです。そんなときは頼りにしてます、父さん!“出産の振り返り”、なにかの機会に夫婦でやってみるのもよいかもしれません。互いに感謝の気持ちを思い出し、また気持ちを新たに生活するきっかけになるかも。さっそく私も夫に聞いてみようと思います。話を聞かせてくれたパパさん、ありがとうございました!<文・写真:フリーランス記者林未香>
2016年09月19日赤ちゃんを授かり、出産が迫ってくると、どんなふうに産もうか悩みますね。さまざまな出産スタイルが選べるようになってきている今日、ご主人に立ち会い出産をして欲しいと願うプレママさんたちも多いのではないでしょうか。2013年に刊行された厚生労働省によるデータでは、約6割の夫婦が「出産時、夫が立ち会った」と回答しています。このことからも立ち会い出産が世間に定着してきていることがうかがえるでしょう。しかし、男性側からはいまだに「できれば避けたい」という消極的な意見がチラホラ聞かれます。中には「立ち会いたくないけど、妻が怖くて本音が言えない」というプレパパさんも。今回は、そんな男性たちの本音をコッソリ聞いてみました。●(1)グロテスクなものを見るのが無理多くのプレパパさんから聞かれたのが、この声でした。『無理ですよ。グロいんでしょ?自分が怪我して出血してるのだって怖いんだもん。出産で出血してるのとか、生まれた赤ちゃんが血だらけなのとか見たら気絶する自信あります』(30代男性/妻は妊娠7か月)出産が始まると分娩室内には血液や羊水のニオイが立ち込めるもの。男性は女性のように出血に慣れていないため、嘔吐したり失神したりする人も実際よくいるようです 。●(2)妻を女として見られなくなりそうで怖い『うちの妻はいつもニコニコしている、かわいらしいタイプ。だからこそ立ち会いは絶対したくないんです。陣痛のときの絶叫とか、いきんでるときの顔とか、赤ちゃんが出てくる生々しい光景とか……そういうの見ちゃうと、もう妻を女として扱えなくなりそうでとても怖いんです 』(20代男性/妻は妊娠8か月)こちらの意見もよく聞かれました。温和で女らしい奥さんのイメージを、出産という生々しいできごとで壊したくない……そう願っている男性は多いようですね。●(3)自分がいたって、どうせ役に立てない『「年齢的に最後の出産になるだろうから、立ち会いして欲しい」と言われ、妊婦健診や母親学級などに同行しました。その結果分かったことがひとつ。妊娠や出産は女の仕事です。僕がいて役に立つことは何ひとつない。産科の待合室ひとつ取ったって、男はできることもなく、ただ立ってるだけでしょ?いても無意味、ジャマなだけですよね 』(40代男性/妻は妊娠8か月)なるほど、一緒に病院に通ってみたからこそ導かれた結論ですね。何か役に立ちたい、でも何もできない。その状況が“情けない”、“もどかしい”と男性には感じられてしまうのでしょうか。●(4)妻から暴言を吐かれた最後に紹介するのはこちら。既にいちど出産に立ち会ったものの、その経験が最悪だったと証言するプレパパさんです。『第一子の時に立ち会いましたが、もう二度としたくないですね。いろいろある中でも最大の理由が、陣痛時に妻から吐かれた暴言の数々です。「ボーッと見てんじゃねぇよ!役立たず!」だの、「触んな!腹触んなっつってんだろーがー!」だの。極めつけは「何だよハゲ!ハゲてる場合じゃないだろ! 」……こうなったらただの八つ当たりでしょ?妻は笑い話として扱ってきますが、僕は今だに傷ついてるんです……』(30代男性/妻は妊娠5か月)陣痛の真っ最中には、壮絶な痛みのあまり普段なら絶対に言わないようなことを叫んでしまうものです。傷つきやすい男性は、立ち会いを控えたほうがいいかもしれませんね。----------出産に立ち会いたくないプレパパさんたちの本音、いかがでしたか?ちなみに今回インタビューした男性たちは全員、「立ち会い出産することと、妻子を愛することは別」と語っていました。彼らはみな、出産の瞬間には一緒にいないけれど、頑張る妻や生まれてくる赤ちゃんのことは心の底から愛しているのです。立ち会い希望のプレママさんたちは、もしご主人からいい返事がなかったとしても、そのことを決して忘れないでくださいね。そしてじっくり、夫婦で自分たちなりの“出産のカタチ”について語り合ってみてはいかがでしょうか。●文/パピマミ編集部
2016年08月23日こんにちは、齋藤惠です。多くの産婦人科や病院では、立ち会い出産を推奨する傾向にあるようですが、実際のところ、妊婦さんの中には旦那さんの立ち会いをためらう方もいらっしゃるようです。そこで今回は、“立ち会い出産はした方が良いのか”という疑問について、パパとママそれぞれの視点からあらためて考え直してみました。これからご出産される妊婦さんの参考になれば幸いです。●立ち会いをするカップルは53%バースコーディネーター・大葉ナナコ氏の著書によると、初めての子どもの出産にパートナーが立ち会いをするカップルは53%。実に半数以上のカップルが立ち会いをしている ことになります。ラマーズ法が日本に普及した90年代に、近代化以降初めて分娩室に男性が入って立ち会いを始めたそうなのですが、そのころはまだ妊婦の足元からお産のシーンを眺めるだけの“見学出産”のような状態だったそうです。しかし、そこから徐々に、旦那さんが汗を拭いてくれたり、抱きしめて体をさすってくれたりと、妻をリラックスさせる大切な役割を担ってくれるようになりました。この変化によって、立ち会い出産を希望するカップルが増えたのだと思われます。●パパとママであるより先に、男と女だから……一方で、お産のときに夫が分娩室の中にいると緊張してしまい、かえってリラックスの妨げとなってしまうという妊婦さんもいます。立ち会い出産が当たり前となった今でも、すべての妊婦さんが希望するわけではありません 。その理由については「理性を失った姿を見られるのが嫌だ」「出産を見られることで夫との関係性が変わってしまうことが怖い」など、女性としての自分を失いたくないという心情がうかがえます。ママであっても女性ですから、当然の気持ちですよね。また、旦那さんの側からしても、出産のシーンは大きな感動とともに、それなりにショッキングな映像を目にすることになります。『出産の際、奥さんがあまりにも痛そうで、男の自分からすれば「このまま死んでしまうんじゃないか……」と思うような光景だった。同じ思いをさせるのがかわいそうで、長い間「2人目が欲しい」と言い出せなかった』私の知り合いの男性からこんな話を聞くと、立ち会い出産は良いことばかりとは限らないようです。●立ち会いは絶対ではない! 夫婦で話し合って決めて女性なら誰でも、赤ちゃんが産まれる部位を見られることは、少なからず恥ずかしいものでしょう。出産に夫婦そろって臨むのはとても理想的なことですが、必ず立ち会うべきと決めてかからず、立ち会いをしないことに罪悪感を持たず、夫婦で話し合って2人の気持ちに従ってください。たとえ旦那さんが立ち会いたいと思っていても、仕事の都合などで間に合わないことが大いに想定されます。しかし、出産に立ち合えなかったからと言って、その後なにかが不利になるわけではありません。あくまでも自然な流れでお産に臨むことを第一に考えましょう 。【参考文献】・『体と心にやさしい ナチュラルなお産』大葉ナナコ・著●ライター/齋藤惠(金融コンシェルジュ)
2016年04月11日日本では産後は1週間ほど入院するのがスタンダード。でも、アメリカは出産の当日や翌日に退院するって本当? こんなにも違うアメリカの出産事情を紹介します。■アメリカには「里帰り出産」なんて言葉はない日本には「里帰り出産」という文化があります。母体を休めるために産後1ヶ月ほどは実家で過ごし、ゆっくりと体を休めることができるのは非常にありがたいことですよね。しかし、アメリカにはこうした「里帰り出産」の文化はありません。基本的には夫が一緒にサポートするのがスタンダードです。妻の産後に育児休暇を数週間取るパターンが多く、夫婦で協力して育児をします。日本はどうしても育児や家事は「お母さんの仕事」という風潮がありますが、アメリカでは育児は夫婦の共同プロジェクト。産後を支えるのは実家のお母さんではなく、パートナーなのです。■とにかく入院期間が短い!自然分娩の場合でも、日本は出産後1週間ほど入院するのが普通。帝王切開の場合はさらに長く、10日以上入院するのも珍しくありません。けれども、アメリカはそんなに甘くない! 出産してから退院までの期間が非常に短いのです。自然分娩だと翌日退院は当たり前。帝王切開でも入院は4日間ほどです。そんなにすぐに退院したら、「赤ちゃんの検診はどうするの?」と思いますよね。通わないといけないのです。産後すぐに退院させられても、その2日後、1週間後など、赤ちゃんを連れて検診に訪れなければいけません。日本では入院中、授乳指導や沐浴指導など、まるで学校のように赤ちゃんのお世話の方法を学ぶことができます。アメリカではすぐに退院して日常生活に戻るため、自分の力で頑張るしかありません。■今もアメリカでは無痛分娩が主流?よくアメリカでは無痛分娩が当たり前だと思われがちですが、自然分娩で出産する女性も多くいます。しかし、無痛分娩を選択する女性は日本に比べると格段に多く、アメリカでは珍しくない出産方法です。無痛分娩を選ぶ理由は、やはり出産時の痛みや体力の消耗を減らしたいから。また、アメリカでは、出産後にすぐに職場復帰をする女性も珍しくありません。そのため、自然分娩での体力消耗をなるべく避けるような傾向があります。世界一といわれるほど医療費が高額な国、アメリカでは、出産にも非常にお金がかかります。入院が長引けば何百万もの請求になることを考えると、産んだらすぐに退院となる理由もわかりますよね。無痛分娩によって体への負担を減らし、すぐに退院できるようにするのも、無痛分娩が多い理由のひとつと言えます。里帰り出産や産後1週間の入院ケアなど、アメリカでの出産に比べると、日本は恵まれていると言えるでしょう。アメリカの出産はタフでないと乗り切れないのです。(フレシュラスともみ<フォークラス>)
2016年04月10日出産予定日が近づいてくると、陣痛や出産に対する不安なことばかりが頭の中を巡ってしまいますよね。初めての出産は1人じゃ不安だから、パパに立ち会ってもらうことを予定している人も多いはず。ただ、気をつけておきたいのは、命の誕生を目の当たりにするというのは、とても神秘的で感動的ですが、その反面で驚きとショックを感じてしまうケースも少なくないということ。立ち会い出産でのエピソードをいくつか紹介していきましょう。■エピソード1 立ち会いが台無しになった編立ち会い出産を予定していたけれど、いざ陣痛が来て出産というときになると、パパがあまりの状況に圧倒されてしまい、結局立ち会えなかったというケースも珍しくないようです。いつもとはまったく違うママの様子にオドオドしてしまったり、出血しているところを見て、パパの具合が悪くなって倒れてしまったりすることもあるのだとか。実際、私がお世話になった助産師さんも「男性の方が血に対する免疫がないから、そういう状況に弱いの。新人の男性看護師でも、現場で嘔吐したり貧血を起こしたりすることがあるくらい」と言います。せっかくの立ち会い出産が台無しにならないように、パパには事前にどういう状況が予想されるかを伝えておいたほうが良さそうですね。■エピソード2 感動の涙編痛みやつらさを乗り越え、やっとの思いで誕生した我が子を見て涙するパパも少なくありません。新しい命が生まれることがどれだけ大変なのかを実感し、我が子を抱っこしたときに命の尊さ、愛おしさを感じ、どんどん感情があふれてしまうようです。手を握って励まし続けてくれたパパにも、感謝の気持ちを伝えてあげましょう。■エピソード3 的外れな言動編陣痛、出産の痛みは、女性でないとわからないもの。「鼻からスイカ」「ハンマーで打ち砕かれるよう」など、いろいろなたとえがありますが、実際にそれを経験してみないとわからないですよね。女性なら、「このあたりが痛いはず」「こうしてあげれば楽になる」などと機転を利かせて対応できますが、まったく未知の世界である男性にとっては何をどうすればいいのか、何をしてあげればいいのかがわからないようです。そのため、まったくの検討ハズレな言動をとってしまうことも…。痛みに耐え続けているママからしたら、その言動一つひとつがイライラの原因になってしまって「もう! あっちに行ってて!」なんてことになってしまうケースもあるでしょう。腰を押して痛みをやわららげようとしても、ずれた場所を押さえていたり、「頑張れよ」という声かけが逆にかんに障ったり…。いざ立ち会い出産となった際に、どんな状況でも対応できるように、いろいろな情報を集めておきましょう。また、パパには水分補給のサポートや、汗を拭いてほしいなど、具体的なお願いをしておくのもポイント。そのためにも、出産までにパパと話し合う時間を設けておきましょう。
2015年06月07日うちの家族、個性の塊です
夫婦・子育ていまむかし
めまぐるしいけど愛おしい、空回り母ちゃんの日々
イヤイヤ期真っ最中の娘を育てながら、正社員として働くりささんは、現在第2子を妊娠中。平日は働きながらワンオペ育児でヘトヘト……。そして、妊娠4カ月を迎え会社の上司に報告をしたところ、参加していたプロジェクトのメンバーからも外されてしまいました。さらに休日は義実家で家事を押し付けられ、まったく休む暇がありませんでした。自由気ままに過ごす夫が羨やましく思えて、つい夫に「入れ替わりたい」と非現実的なことを言った、その瞬間。なんと本当に入れ替わってしまい、夫はりささんとして過ごすことに。夫は覚悟を決めたものの、ひどいつわりに耐えながらの家事や育児は想像以上に大変。そんななか、りささんのママ友に声をかけらたことがきっかけで、夫は初めてママ友の集まりに参加することになって……。ママ友会は、子どもの教育についての話で盛り上がり始めました。しかし「保育園に預けるなんてありえない」「習い事をさせていないなんてかわいそう」と、まるで娘・ひまりのことを否定するような発言が飛び交い、夫は思わず「それって、個人的な感想ですよね?」と切り込んでしまいました。 そのまま、感情に任せてママ友に言い返してしまい……。やってしまった…! 娘は保育園に通っていて、習い事もしていないけれど、確実に成長している。親は仕事も育児も人一倍頑張っているのに、それのどこがかわいそうなのか?夫は自分がりささんと入れ替わっていることも忘れ、感情のままにママ友たちに話します。 さらに「習い事の数で立派になれるなら、みんなやってるわ!」「オムツがはずれた年齢は就職のときに聞かれるのか!?」1人のママ友に詰め寄るまでに……。子どもの声で我に返り、まわりがドン引きしているのに気付いた夫……。そこで初めて、自分がやらかしてしまったことに気付きました。 しかし、一緒に集まりに行こうと声をかけてくれたママ友から「驚いたけど、スッキリした」と言われたことで、すこし救われたような気持ちになりました。 嫌なことを言われても、その場限りだと我慢してやり過ごすこともできたはず。しかし、夫は、自分が入れ替わってみてりささんの頑張りを思い知ったからこそ、黙っていれなかったのかもしれないですね。育児や教育はそれぞれの家庭で異なるもの。またそれに正解はありません。りささんや夫がしてきたこと・感じたことに自信を持って、進んでいってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター しろいぬしろ 著者:原作者 中澤夕美恵
2024年05月03日藤井爽子(そうこ)はやさしい夫・拓也、3歳の娘・未来(みくる)と幸せな毎日を送っていた。ある日、爽子は家の掃除中に、娘と同じ「未来」という名前の女性に宛てた夫の手紙を発見。さらに身内の形見だと言って結婚指輪の代わりに身につけている指輪に「MIKURU」という刻印があることを知ってしまった。不信感を抱えたまま2人目の妊活を考え始めた爽子だが、娘が慕う保育園のカナエ先生の下の名前が未来(みくる)であることを知ってしまう。夫は昔、カナエ先生と付き合っていたのだった。そしてカナエ先生は、爽子の家族を奪おうと不穏な行動を始め……。 私とたっくんの赤ちゃんです家族の大切さを思い知った夫は、「カナエ先生とはもう会わない」と爽子に約束。カナエ先生にあてた手紙を破り捨て、ペアリングもゴミ箱へ。そしてカナエ先生の連絡先を消去してみせた。 爽子は簡単に夫を許せることはできない。しかしそれ以上に、「仕掛けてきているのはカナエ先生」だということにも気づき始めていた。 娘の未来(みくる)へ贈り物をしたり、義母に取り入って家に上がったり、家族の団らんに無断で侵入したりと、やはりカナエ先生は普通ではない。 爽子は昔カナエ先生に「藤井さんの家族、私にくれませんか?」と言われたことを思い出して、恐怖を感じるのだった。 後日、爽子がいない間にカナエ先生が家に来ていた。しかし、玄関から出てきたのは夫の友人・赤羽。爽子の夫が出てこないと悟ったカナエ先生は、「出直します」と言い、その場を去っていった。 そして、拓也から連絡をブロックされたと思ったカナエ先生は、爽子に連絡。ついに爽子はカナエ先生と対峙することに……。爽子な、夫が自分と娘の未来を選んだことを伝え、「私の家族は渡さない」と改めて宣言。 しかしカナエ先生は気にも留めない様子。それどころか「なんでそんな偉そうにできるんですか?」「出会う順番が違っていたら娘にあなたの名前つけたかなあ」など、煽ってくる始末。 そして極めつけに、夫との子どもだというエコー写真を爽子に突きつけた──。 ◇◇◇ 許せない気持ちはありつつも、夫との関係性はすこしずつ修復してきた爽子さん。しかしカナエ先生からは夫との子どもだというエコー写真を見せられたりと、まだまだ波乱は続きそうです……。ですがこれからは夫の拓也さんもしっかり爽子さんを支えてくれるはず。夫の友人や爽子さんの会社の先輩も味方でいてくれています。爽子さんには「自分はひとりではない」と感じてもらい、周りの人に頼りながら幸せな家庭を守っていってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター 樹ユウマ
2024年05月03日亮太さんは妻の麻耶さん、4歳の息子・和馬君の3人家族。亮太さんは、麻耶さんに対して不満があり、会社で寝泊まりして1週間になります。亮太さんが家を出ることになった理由とは……?何を伝えてもいつも屁理屈ばかりの麻耶さんに、亮太さんはいつしか「話し合うだけ無駄」と考えるように。しかも、麻耶さんは隠れて浮気ともとれるような電話のやり取りをしている様子……。ある日、和馬君を保育園に迎えに行って帰宅した麻耶さんは、イヤホンで浮気相手と電話を始めます。しかし電話に夢中の麻耶さんは、和馬君が家の中からいなくなったことに気付きません。そんな矢先、偶然にも体調不良で早退した亮太さんは、和馬君の姿が見えないことを麻耶さんに問いただします。どこにも和馬君がいない状況に、いよいよ2人が焦り始めたタイミングで、隣人の山田さんが「家の前でうろうろしていた」という和馬君を送り届けてくれました。そして、この事件がきっかけでとうとう本気の夫婦喧嘩が勃発! 殴ったり強い言葉で非難したり、和馬君の前で激しくやり合ってしまったのです。 自分の言い分が通らないことに腹を立てた麻耶さんは、つい感情的になり亮太さんの頬を殴ってしまいます。 それを見ていた和馬君は、麻耶さんに「ごめんなさい」するように促しますが……? もうどうしたら良いのかわからない… 子どもの前で夫婦喧嘩してしまったことに対し強い罪悪感を抱いた亮太さんは、一生懸命和馬君に謝ります。 しかし、和馬君の心には、大きな傷が残ってしまったようです。涙ながらに「仲良くしてほしい……!」と一生懸命訴えます。 和馬君の想いを聞いて、これからどうすべきかわからなくなってしまった亮太さん。 仲直りしたほうが良いとは思いつつも、自分から折れる必要性を感じないのでした。和馬君が望むように、本来は3人で仲良く暮らせるのが一番理想的な家族の形ですよね。 しかし、亮太さんが感じているように、夫婦関係はすでに破綻寸前……。 もうこれ以上麻耶さんとの結婚生活を続けることが、亮太さんにとっては精神的な苦痛になっているようです。子どもの気持ちを優先することは大切ですが、自分の気持ちを守ることも同じくらい大切なこと。 子どもや自分が笑顔でいるために、家族にとってどんな形を取るのが最善なのかをしっかりと話し合ってもらいたいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター くろねこ
2024年05月03日私は主婦なのですが、ときどき昔やっていた仕事の依頼を受けることがあります。好きな仕事と大好きな夫と猫ちゃん。とても満たされた毎日です。先日弟が結婚し、義理の妹ができました。最初はとてもフレンドリーだったのですが、ことあるごとに嫌みを言われるようになり……。マウントをとるのも好きなようで、彼女から連絡されるのがとても憂うつになっていました。偏見の激しい義妹ある日、突然連絡をしてきた義妹。何事かと思えば、私がボロアパートに入っていくのを見たと、なぜかうれしそうに報告してきました。義妹は「お義姉さんの大体の生活状況は理解した」と言い、私の主人の会社が名の知れたところでないとまで言い出しました。義妹は「うちみたいに裕福じゃなかったんだ」とニンマリしている様子。さらには「あんなボロアパートで飼われるなんて猫もかわいそうだ」と言い出す始末でした。 弟が決めた人だからこんな事は言いたくありませんが、まだ数回しか会っていない義理の家族に対しての言葉とは思えませんでした。義妹には「あまりそういう言動は取らないほうがいいのでは」とアドバイスしましたが、ちゃんと人を見て判断していますから大丈夫です、と……。 義妹は、私がボロ家に住んでいるという真実を隠すのも気に食わないと言います。正直なところ私は何も隠しておらず、勝手に義妹が勘違いして暴走しているだけなのですが。 義妹が私の家だと勘違いしているアパートですが、じつは仕事道具を置くために借りていた部屋。義妹にも画材置場と説明しても、まったく信じてくれませんでした。その上アーティスト気取りなんてやめろ、自分のお古の洋服をあげるから取りにこいなんて言われて、もうあ然とするばかりでした。私はいただきものは丁重にお断りし、義妹とはもう今後は付き合わないとはっきり伝えました。私に家政婦になれと!?数日後。あれだけ今後付き合わないと宣言したのにもかかわらず、義妹から連絡が。「今度うちに遊びにおいでよ」「貧乏パートの義姉に30階の景色を見せてあげる♡」「うちは50階なんで結構です」「は?」 私を家に招待してきた義妹。タワマンを私に自慢したく連絡してきたのだと思うのですが、実は私はそのタワマンよりも超高層のマンションに住んでいるのです。義妹には正直に話したのですが、それを彼女はまったく信じてくれず、スルーされました。 そして、今度は私に家政婦になれとまで言ってきて……。生活に苦労していることは秘密にするから、その代わりに彼女のうちの家事をするよう言われたのです。 私はあきれ返り、義妹の連絡を無視しました。手のひら返しにあ然…後日、私のことを弟から聞いた義妹は、真実を知って大慌て。私に連絡をしてきました。じつをいうと、ちょっとばかり有名だったんです、私。義妹の好きな芸能人とも知り合いだとわかったようで、猫なで声で紹介してほしいと言ってきて……。友だちにもすでに自慢したらしく、ツーショット写真がないと困るとまで言い出しました。 義妹は謝ったら私に許してもらえると思ったみたいですが、度重なる無礼を許せるはずはありません。その後、義妹は私とのやりとりを弟に言ったようなのですが、反対に相当しかられたそう。ふてくされた義妹は、私にいびられたとデマを世間に流し、私に名誉毀損で訴えられることになりました。弟とも離婚する方向になったそうです。 とんでもない人と家族になってしまいましたが、これは私も弟も反省するところです。私は信頼する弟が選んだ人だからと安心しきっていましたし、弟は人を見る目が養いきれていませんでした。いろいろと不快な思いはしましたが、早めに気づけて良かったと思うことにします。これからもマイペースに仕事を続け、夫と愛猫との生活をゆっくり楽しみたいです。 真実を話しても、一向に信じようとしなかった義妹。義妹の相手の一面でしか判断せず、見下すという行為は誰も幸せにしません。せっかく家族になったのならば、お互いが嫌な気持ちにならずに思いやりを持って接していきたいですが、みなさんが義家族と接する際に気をつけていることはありますか? 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月03日2児のママ・モグさんの夫・マロくんは、イケメンですがモラハラ気質を持っています。ある日の夕食後、パパは娘・ハナちゃんの熱に気が付きました。しかしパパは他人事。ゲームをする予定があると言って、病院への送迎も長男・タロくんの面倒を見ることも拒否! さらには、お酒とおつまみの買い出しまで頼んできたのです。体調不良の子どもを連れた夜間診療の帰り道、買い物などできるわけがありません。しかしパパはそんなことはお構いなし。買い物をしてこなかったモグさんを強引に外へ追い出し、これから買い物に行けと命令しました。 悲しいことに、買い物から戻ったモグさんへのお礼はありません。パパは無言で買ってきたものを取り上げたのですがーー。酔った夫が耳を疑う発言を… 何もかもが気に食わず、買ってきたお酒にまでケチをつけるパパ。買い直してくるよう命令しますが、モグさんが家事を名目に待たせておくと、眠りに落ちていました。 こうしてモグさんの大変な夜は、終わったのでした。 子育ては夫婦で協力しておこなうもの。病院へ付き添わないなら、きょうだい児をお風呂に入れて寝かしつけるのは保護者として当然ではないでしょうか。 娘の発熱に気付いたのはありがたいことですが、それ以降の行動は最悪だったパパ。ママを悪者にして責める姿勢を辞め、親としての自覚をもう少し持って責任ある行動をとってほしいですね。 著者:マンガ家・イラストレーター モグ
2024年05月03日義実家、実家ともに遠く、帰省も年に数回のわが家。ゴールデンウィークに義実家へ久しぶりに帰省することになり、5歳の息子と2歳の娘たちも楽しみにしていました。しかし、そのことを伝えると義母からまさかのひと言が……? 会いたくないって思われてる…?私たち家族と義母の関係性は良好で、年に数回の帰省をお互いいつも楽しみにしていました。今回も帰省予定の数日前に夫から義母にメールで連絡をしてもらうと、なんと「来ないでほしい」とひと言だけ返信が……。電話をかけてみましたが、義母は応じてくれません。いつもと違う様子のため、義母に何かあったのでは……!? と心配に。そこで私は夫と話し合い、思い切って会いに行きました。義実家のチャイムを鳴らすと、義母が出てきて、突然の訪問に驚いた様子。話を聞くと、「ここ数日風邪を引いていたから、うつしたら悪いと思って……」とのこと。電話をかけたときも、喉が痛くて出られなかったそうです。義母は「大きくなったねぇ」と上の子を見て笑顔に。下の子は、チャイルドシートで寝ていたので顔を見せただけでしたが、会いに行けてよかったなと思いました。その日はあらかじめ予約していたホテルに宿泊し、後日帰宅することに。 突然訪問した私たちをやさしく受け入れてくれた義母。しかし、義母にも義母の都合があるため、断られたのにもかかわらず押しかけたのはよくなかったと反省しました。今後は、電話に出てもらえなかった時点でメールをして理由を聞くなど、自分たちの気持ちだけで先走るのではなく、相手の発言の背景を考えて行動する必要があると感じた出来事です。 作画/ひのっしー著者:井島りほ
2024年05月03日長期出張中の夫を持つ私は、もうすぐ出産予定。しかし、近所に住む義姉は「心配だから」と言って、毎日のようにアポなしでわが家に押しかけてきます。そんなある日、私が里帰りする日にわが家の前に子どもたち5人を置き去りにしていったのです――。「わざわざ見に来てやってるんだからありがたく思ってね」と、毎日のようにアポなし訪問をしてくる義姉。つわりがひどい私ははっきりと迷惑だと伝えたのですが、義姉にはどこ吹く風。「家族なんだしこれぐらい普通でしょ?」とますます義姉の言動はエスカレートしていったのです。 ありがた迷惑「弟が長期出張中だし、心細いだろうと思って」と私を心配する素振りを見せつつ、毎日のようにわが家にアポなしでやってくる義姉。しかも、私の夫から合鍵を受け取っていたらしく、私の不在時にもわが家に上がりこんでいました。 出産する私のためにと両親が送ってくれた和牛や高級なお菓子を、無断で持っていく義姉。勝手に入って勝手に家のものを持っていくなんて、非常識にもほどがあります。 私がいくら抗議しても、義姉は聞く耳を持ってくれません。それどころか、「私ったら今朝ゴミをすっかり出し忘れちゃって!」「あなたのところは明日がゴミ回収日でしょ?家の前に置いておいたから代わりに出しておいてね」ととんでもないことを言い出したのです。 慌てて家の前を確認すると、大きなゴミ袋がいくつもありました。中身をよく見ると、まったく分別されていません。「分別されていないし、回収してもらえませんよ!」と言うと、義姉は「じゃあ袋から出して分別もしておいて」「近所に暇な妊婦がいるとすごく便利だわ~」と手をひらひら振りながら帰ってしまったのです。 理解のない夫義姉の横暴に限界を感じていた私は、義姉が帰った後すぐに夫に電話しました。 「どうしてお義姉さんに合鍵なんて渡したの!」「ここ最近毎日アポなしで来て、『やめてくれ』って頼んでるのに話を聞いてくれないのよ!」「冷蔵庫から食べ物も勝手に持って行っちゃうし……!」 私は義姉にされたことを並べ立てると、夫はふんっと鼻を鳴らしました。そして、「人の姉を盗っ人呼ばわりか?」「よくも旦那の姉にそんなことが言えたな、姉ちゃんは妊婦のお前を気遣って様子を見に来てくれてるんだぞ!」と私を叱ったのです。 「姉ちゃんから聞いたぞ、妊娠を言い訳に毎日寝てばかりなんだってな」「ずっとごろごろしていて部屋も汚いらしいし、そんなんで母親をやれると思ってるのか!」 ひどいつわりで苦しんでいるから横になっているだけなのに……。体調が良いときには家のことや産後の準備を進めて、さらに保育園の情報も集めているのに……と、悔しい気持ちでいっぱいになる私。 ぐっとくちびるを噛み締めたあと、私は「お義姉さんのアポなし訪問には耐えられないし、あなたはつわりの苦しさも理解してくれない」「こんなところで出産なんて絶対に無理です。私は実家に帰るからお義姉さんはもう来なくていいって伝えておいてください」とだけ告げて、私は電話を切りました。 置き去りにされた子どもたち3日後――。 私は夫に言った通り、里帰り出産をすることに。その日はかなり気温が高くなることが予想されており、私は午前中に家を発つつもりで準備を進めていました。 さぁいよいよ出発するぞ!というときに、義姉から連絡が。無視するわけにもいかないと思い、電話に出てみると――? 「あなたの家の前に子どもを5人置いておいたから!」「明日まで面倒を見てあげてね!」 突拍子もない義姉の言葉に、私はしばらくぽかんとしてしまいました。窓からそっと外の様子をうかがうと、まだ小さな子どもたちがうちの前で遊んでいます。 「うちの子とそのお友だちよ!」「本当は今日からわが家でお泊まり会をする予定だったんだけど、私に急用ができちゃって」「だからあなたにお願いすることにしたの!」 あまりに自分勝手な義姉。私がこれから実家に帰るのだと言っても、「わざわざ里帰り出産なんて必要ないわ、近所に私がいるんだから!」と聞いてくれません。 「何十年も前に出産した母親より、頼りになるのは現役ママの私よね」「夫もいなくてさみしいだろうから、家に遊びに行ってあげたのに」「食材だって一人暮らしじゃ余って腐らせるだけでしょう?だから食べるのを手伝ってあげたのよ」 まだまだ義姉の言い分は止まりません。 「臨月だからって怠けてるんじゃないわよ!」「今日は子供5人連れてきたからご飯と風呂よろしくw」「ご自由にどうぞ」「アンタは私の奴隷よw」 「里帰りになんて絶対に行かせない」という義姉に、もはやため息しか出ません。私は玄関の鍵がかかっていることを確認し、電話を続けながら荷物を持って裏口から家を出ました。 「家には鍵をかけました」「今日も日中はかなり暑くなるそうですから、子どもたちが熱中症になる前に早めに迎えに来てあげてください」「私は予定通り実家に帰らせていただきます」 「子どもを置き去りにして出かけようっていうの!?」「私には急用があるし、子どもたちはあなたの家の敷地内にいるんだからあなたが責任を取って面倒を見るべきだわ!」となんとか私に言うことを聞かせようとしてくる義姉。これでは埒が明きません。 「それじゃあ、責任を取って警察に通報だけしておきますね」「子どもたちがわが家の前に放置されてると伝えておきます」 その後――。 私はその後すぐに警察に通報。子どもたちは警察に無事保護されました。そして義姉は警察をはじめ、ママ友たちからかなり怒られた、疎遠になったと私に八つ当たりしてきましたが、私の知ったことではありません。 義姉はお泊まり費用としてママ友たちからもらったお金を、自分の懐に入れていました。面倒な子どもの世話は私に押しつけ、もらったお金で買い物しようと企んでいたようです。義兄のところにも警察からの連絡が行き、夫婦仲は最悪なものになっているそう。 一方、無事に里帰りした私は離婚の決意を固めていました。義姉だけでも厄介なのに、そんな義姉から守ってくれない夫と一緒にこれから子育てしていくのは無理だと思ったからです。 夫は離婚をしぶっていたものの、義両親が私の味方をしてくれたこともあって、最終的には離婚届にサインをしてくれました。すべて私の満足する条件での離婚となったため、とくに不安はありません。 実家の両親がサポートをしてくれるというので、適度に甘えつつ、子育てを楽しめたらいいなと思っています。もちろん義両親にも時々顔を見せに行こうと思います。今はただ、おなかの中の子が元気に生まれてくることが楽しみです。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月03日母でありデザイナーであるたろすさんが、2021年生まれの娘・じーたんの育児体験をマンガ化!ママとパパはもちろんのこと、お互いの両親もじーたんのことを溺愛! 孫に愛情を注ぐおばあちゃんの存在は、育児の先輩として、たろすさんにとっても強い味方です。育児の先輩である、おばあちゃんの心強さは想像以上! たろすさんの義母とじーたんが遊んでいると、じーたんがプルプルと震えだして……? 2日ぶりに出たかな…!? うんちを予想した義母は、じーたんのおむつの中に指をズボッ……! うんちが指に触れないことを確認し、「してないねー!」とあっけらかんとする義母の姿に、たろすさんは圧倒されるのでした。 確認のためにおむつに指を突っ込むなんて、さすがは育児の先輩! たろすさんの「母は強し!」という言葉に首をぶんぶんと縦に振りたくなりますが、その圧倒的な強さは義母だけでなく、たろすさんの母も負けていないようで……? 搾乳して保存していたところ…? 「ほんのり甘いのね〜」——。 温度を確かめるついでに自分の娘の母乳を舐めてみたという母に、たろすさんは思わずドン引きしてしまうのでした。 純粋な興味だったのか、確実に温度を確かめるためだったのか……。たろすさんのお母さんが母乳を味見した理由は定かではありませんが、これは確かに衝撃的! ドン引きするたろすさんに共感しつつ、たろすさんの母も義母も、まさに母は強し! ですよね。 特に第1子の育児に関しては、何をするにも神経質になってしまいがち。育児の先輩であるおばあちゃんの、時に大胆な行動が初体験の連続である新米ママの敏感になった心をほぐしてくれるのではないでしょうか? 著者:マンガ家・イラストレーター たろす
2024年05月03日息子が生まれて間もないころ、家の近くを抱っこして散歩していると、年配の女性から「母乳で育てているの?」とよく聞かれました。いきなり失礼な…!私はあまり母乳の出がよくなかったので、「ミルクです」と答えると、「ああ~ミルクはよくないよ。私なんか4人子どもがいるけど全員に母乳で育てたわ。」と得意気に言われました。最初は黙って話を聞いていましたが、会うたびに何回も同じ話をされてムカつくやら悲しいやらで気持ちが沈みました。それ以降は、会ってもさらっと挨拶だけで通り過ぎるようにして、極力関わらないように心がけていました。 ◇◇◇ あまり会話をしなくなってからは、ストレスも少なくなったし、他人の言葉を気にする必要はないと思えるようになりました。もし自分が年をとっても、自分の育児を押し付けたりすることはしないようにしたいと感じました。 作画/まげよ著者:瀬上綾香30代、2歳の息子を育てる母。夫婦でカフェを経営しています。趣味はラジオを聴くことです。
2024年05月03日義母には結婚してからずっと振り回されてきました。ある日、娘の緒お宮参りで義母の心内発言にショックを受けてしまいました。義母はいつでも自分が話の中心にいたい様子で――!? 耳を疑う義母の言葉両家にとって初めての孫である娘が生まれた10年前、新生児期が終わり両家揃ってお宮参りをしようと、それぞれの両親へ声を掛けました。移動時間や授乳時間を考えて予定を組み連絡したのですが、義母からは「その後予定があるから、朝早くからが良い」と言われ……。 夫が娘優先にしたいと説明しなんとか納得してもらい、お宮参りを終えることができました。その後会食をしたのですが、食事後に「イマイチだったわね」と義母からハッキリ言われ耳を疑った私。そして晴れの日なのにそんなこと言うなんて……と、少し落ち込んでしまいました。 餃子でトラブル…娘が5歳になり、息子も生まれ3歳になっていたころのことです。義実家へ帰省中、義母の作る餃子がおいしいと聞き、ぜひ一緒に作りたい!と話していました。それを聞いた義母はすぐ行動して買い物を済ませ、すぐ作れるよう準備をしてくれました。 しかしその日は義両親や親戚と食事をしようと決めていた日で、餃子を作れるような時間がなかったのです。時間がなかったことに気がついた義母は「どうせ作りたくないんでしょ」と拗ねてしまい、結局親戚との食事会も1人キャンセルしてしまいました。なぜか義母は、私たちが作りたくないと、頭の中で勝手に変換してしまっていたのです。 翌朝に義母が作った餃子が出されて、「私が昨日1人で作った餃子です」と一言……。 夫が注意してくれたのでその後は何も言われませんでしたが、何とも後味の悪い朝でした。そんな中でも娘と息子は沢山食べ、「おばあちゃんおいしい!」と発言したことで雰囲気が良くなり、子どもたちには感謝です。 いつでも自分中心でないと納得しない義母、周りの意見はあまり聞こうとはしませんが、孫だけは別のようです。私たち夫婦も義両親と仲違いしたい訳ではないので、うまく付き合っていけたらいいなと思っています。 著者:高山ななみ
2024年05月03日大きな箱の中にいるのは…!?さっきまで一緒にいたはずのお姉ちゃんがいない!?一生懸命お姉ちゃんを探す姿に思わずキュン♡ お姉ちゃんはどこ? パパに「お姉ちゃんはどこ??」と聞かれた妹さん。お姉ちゃんのことを探します。 実は… お姉ちゃん、実はこの大きな箱の中に隠れています♪しかし、妹さんは気づいていないよう。 「どこにいるの〜?」 「さっきまで一緒にいたはずのお姉ちゃんがいない!」と、 お部屋の中を探し回る妹さんの姿、可愛すぎますね♡ 「あれ?」「どこ??」と、おしゃべりしながら一生懸命探していますよ♪ 目の前に大きな箱があるけれど…まだその中にお姉ちゃんがいるとは気づいていないようです。 もしかして…!?お部屋の中を探してみたけど、お姉ちゃんは見当たりません。(おねえちゃん、どこにいっちゃっつたのかなぁ…)と妹さん。 すると… ガタガタッ! !? 突然、箱が動き出しました(笑) 「お姉ちゃん、いたっ♡」 ようやくお姉ちゃんが隠れている場所を発見!嬉しそうに箱にそーっと近づいてみます♪ みーつけたっ! お姉ちゃんを見つけてとっても嬉しそうな妹さん♡ お姉ちゃんも箱の中から笑顔でひょこっ♪この様子はぜひ動画でもご覧くださいね。微笑ましいかくれんぼに、思わず癒されますよ♡ YouTube「rare cheese baby」(@rarecheesebaby)では他にも可愛い動画がたくさんアップされていますよ。さらに弟くんも増えてますます賑やかになった現在の家族の姿もぜひご覧くださいね。 Instagram(@rarecheesebaby)も更新しているので、そちらも要チェックですよ♪ バレそうでバレてない⁉かくれんぼを楽しむ仲良し姉妹|rare cheese baby画像提供・協力/rare cheese baby
2024年05月03日妊娠、出産、子育ての間で私のおっぱいは大きく変わりました。今回はそれぞれの段階での私のおっぱいの変化と、その中で私が気をつけていたこと、感じたことについてお話しします。 妊娠時期のおっぱいの変化妊娠前までⅭカップだった私のおっぱいは、妊娠5カ月ころから今まで見たことないくらいに大きくなりました。乳輪も大きくなり、色は黒っぽく変化。 どんどん変わるおっぱいにびっくりしましたが、パパが「これも赤ちゃんに母乳をあげるためだな!」と明るく言ってくれたので、気持ちがラクになり、「これもママの証だ!」と受け入れられました。この時期は妊娠線ができないようにお風呂上がりは毎日おっぱいにクリームを塗りました。 断乳後に垂れてしまったおっぱい出産後、おっぱいの出はよかったのですが、そのため赤ちゃんがおっぱいを飲む間隔があくとおっぱいがぱんぱんに張って、衣服が当たるだけでも痛かったのです。おっぱいが詰まらないように和食中心の食事を心がけ、衣服も締めつけが少ない物を着ました。※母乳分泌と食事には関連がないと言われています。 子どもが1歳のころに断乳をしたのですが、断乳したとたんにおっぱいがしぼんでしまって、インドのナンにレーズンがくっついているような状態に……。すっかり垂れてしまったおっぱいの変化にショックを受けました。 落ち込んでいた私に、パパからのひと言おっぱいの変化に落ち込んでいると、パパから「年を取ったら、おっぱい垂れる人いっぱいいるんじゃない? それは“ママ”としての勲章だよ!」と、力強い励ましの言葉が。その「勲章」という言葉で、落ち込んでいた気持ちが一気に吹き飛びました。 それからは、おっぱいをしっかり持ちあげてくれるブラジャーにしたり、猫背にならないよう胸を張って歩くことを心がけていくうちに、見た目のシルエットではおっぱいが垂れていることは気にならなくなってきました。 私の場合は出産や妊娠、子育ての期間でおっぱいが変化しましたが、もしかしたらちょうどおっぱいが垂れる時期と重なっていたのかも?と思ったりします。はじめは変化する自分のおっぱいに戸惑いを受けましたが、今ではこのおっぱいを「勲章」と思い、誇りに感じながら過ごしています。 著者:菅谷里奈1女、2男の母。現在第4子目妊娠中。ベビーマッサージインストラクター、ベビーヨガインストラクター、ベビーシッターの資格所得。子育て経験を活かしながら、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆中。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。著者・イラスト制作者:マンガ家・イラストレーター 漫画家 まっふ
2024年05月03日私の夫は若く見えることが自慢の年下夫。最近はことあるごとに私に向かって「老けた」と言います。職場の若い子たちに混ざるのも大好きで、平日は飲み会、土日はゴルフやBBQと、留守ばかり。子育ては私のワンオペで成り立っていました。それでもなんとかやってこられたのは、近くに住む義母のおかげ。いつも助けてくれるので頭がありません。家族なのにバイキン扱い!?ある週末、私と娘は同時に高熱を出してダウンしてしまいました。高齢の義母に移すわけにはいかないので、今回ばかりは頼れません。 さすがに夫が看病してくれると思っていましたが、夫は私と娘をバイキン扱い! その上「俺はホテルに泊まる!」と言い、荷物をまとめて出ていってしまいました。 取り残されたのは、高熱でフラフラの私と娘。病院に行く気力もなければ、病院が食べられるような食材もありません……。 「ごめんね…」義母の言葉で決意!熱はどんどん上がり、娘も苦しそう……。ひとりでは限界を感じ、意を決して義母に助けを求めました。 義母はわが家に着くなり、家事をテキパキとこなし、卵がゆや生姜湯を作ってくれました。そして、ひと通りの家事や看病を終えると、私にそっと1枚の紙を渡してきました。 よく見ると、それは離婚届。「こういうときに助けてくれないのは家族じゃないよね。ごめんね。もし2人が別れても、私はいつでも助けるよ!」 義母の言葉で私の覚悟が決まりました。 もう会えないよ!数日後、熱が下がり始めた私は、夫の声で目を覚ましました。どうやら夫が荷物を取りに帰ってきたよう。耳を澄ますと義母の声も聞こえます。 「もう2人には会えないよ。あんなに高熱の2人を残して、いなくなるから……」 その言葉を聞いて、夫は涙を流していました。義母の言う「もう会えない」のは離婚を決めたからでしたが、夫は妻と子が亡くなったと勘違いしているようです。 私はタイミングを見て夫の前に登場。「幽霊だ!」と驚いていましたが、義母の看病のおかげで元気になったこと、でも放置されていたら死んでいたかもしれないことを伝えました。ショックを受けた夫は…夫は相当ショックだったようで、泣いて謝っていました。 一度は離婚を決めましたが、今回のことは夫にとっていい薬。義母が味方してくれることもわかりました。念のため離婚届にはサインをもらい、いつでも出せるように保管しつつ、夫の変化を見ることにしたのでした。 子どもが小さいうちは、自分が体調を崩してしまうと本当に大変ですよね。そんなとき、他人事のように振る舞う夫にはガッカリです。 自分が体調を崩したときに、自分のおこないの愚かさがわかるのではないでしょうか。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月03日入園でトラブル発生!?園への行き渋り、園での活動に参加できない…園生活の困りごとを紹介発達ナビのQ&Aコーナーは、子育てに関する疑問や知りたいことなどを気軽に質問し相談し合える場所です。幼稚園や保育園での困りごとやお悩みも多く寄せられていますので、ここで一部をご紹介します。4歳児の暴言暴力の相談です。1歳半〜3歳過ぎまで癇癪が酷く療育に通ってます。癇癪は一時落ち着き、入園後は集団行動も問題なく、お友達もできて楽しく通っていました。3学期になり、家では怒りやすく行き渋りが酷くなり癇癪も再発しています。上手にできていた切り替えもできなくなりました。息子はASD 軽度知的障害で、普段は週4幼稚園、週1で市の療育園と民間療育に通っています。この生活が始まって約一年、息子の成長も多く感じましたが、同時に癇癪や他害自害も増え、このまま年中に進級して良いのか、療育園のみに変える方がよいのではと悩むようになりました。2歳7ヶ月の娘がいます。新生児期よりなかなか寝付けずとても育てにくさを感じています。言葉や身体の発達は遅れの指摘はないですが、むしろ流暢、喋りすぎる、こだわり、癇癪や衝動、多動などがあります。抱っこはツイストして解除、手繋ぎは座り込みや地面と同化してしまうタイプです(中略)基本的に朝車から降りて10m先の園玄関まで手を繋げません。帰りが特に手強く本当に困っており、玄関でさようならしてから車に乗るまで平均30分かかります。最大1時間かかったこともあります。ようやく車に乗ったあとはチャイルドシートに乗せるのに5〜10分泣き叫びプロレスのような状態です。登園渋り、癇癪、他害、集団行動が苦手……どうすれば?園生活の悩みやギモンに専門家が回答!幼稚園や保育園に行きたがらない、思い通りにならないと癇癪を起こす、お友達を叩いたり物を壊したりする、先生のお話を聞けないなど、園生活ではさまざまな困りごとが起こりがちです。特に、入園したばかりのお子さんにとっては、初めての集団生活に戸惑いや不安があることでしょう。ここでは園生活での悩みやギモンについて、鳥取大学大学院教授で発達障害を専門とする井上雅彦先生にご回答いただきました。Q:年少の男の子です。小さい時からこだわりが強い傾向がありました。幼稚園に入りましたが、毎朝登園時には激しく泣き、園に行きたがりません。こんな時は休ませてもよいのでしょうか?多少無理をしてでも行ったほうがいいのか、判断に悩んでいます。A:登園時に泣いたり拒否したりされると親御さんもつらくなるかと思います。登園させても子どもと離れられないこともあるかもしれません。まず園の中の環境が苦手なのか、あるいは親御さんと離れることが苦手なのかなど、その原因に目を向けていく必要があるかと思います。登園時の工夫としては、お気に入りのグッズを持っていく、園に行ったらすぐに好きな活動ができるようにしておくなどが考えられます。登園して好きな活動ができるようになると、登園時の抵抗は弱くなると思いますが、親と離れられる程度の好きな活動が見つからない場合、まずは親同伴で過ごすことから始め、少しずつ一人遊びや先生との遊びができるようにして徐々に離れていくなど、スモールステップで進めていくとよいでしょう。Upload By 発達ナビ編集部Q:活動の切り替えが苦手な年少の娘がいます。園でも思い通りにならないと泣いて癇癪を起こすので、先生から連日のように電話があり、精神的に参ってしまいました。このような時、どう対応すればよいのでしょうか?A:癇癪の原因にはさまざまなものが考えられます。何かしたいことができなかったり、好きなことをやめさせたりする場合、あるいは嫌な刺激があったり体調が悪い場合などに癇癪が起こりやすくなります。このケースでは、思い通りにならないという場面を具体的にし、環境を調整することで、その原因を取り除いたり、癇癪以外で意思を伝える方法を教えていくことが大切です。園の先生だけで対応できない場合は、巡回相談など外部の専門家を活用していくのも一つの手段ではないかと思います。Upload By 発達ナビ編集部Q:年中の男の子です。ことばが遅く、 気持ちを伝えることができないせいか、お友達を叩いたり、噛んでしまったりすることがあります。やってはいけないことだと家でも言い聞かせてはいますが、なかなか改善しません。すぐに手が出てしまう子どもへの対応方法はあるでしょうか。A:まず、トラブルが起こらないような環境調整を工夫していく必要があります。例えば、スケジュールやルールを視覚的に示したり、遊具の与え方を工夫するなどです。また、やってはいけないことだけではなく、気持ちを伝えるための手段を教えていくことが大切です。ことばが表出できるお子さんにはことばで、ことばは難しいが動作の模倣ができそうなお子さんには身振りやサインで表現できるように教えていきましょう。Upload By 発達ナビ編集部Q:保育園に通っている年少の男の子です。教室から出て行ってしまう、先生の話を聞けない、一斉指示が通らないといった指摘を受けました。家では特に困りごとがなかったので驚きましたが、集団行動が苦手な理由はどんなことが考えられるでしょうか?どうしたら集団行動ができるようになるのでしょうか?A:集団行動が苦手な理由は複数考えられます。例えば、自分の興味関心や好きなもの、マイルールや順番などに対するこだわりが強いことなどがあげられます。また、不注意(注意がそれやすく集中しにくい)や、多動性や衝動性といった特性が関係している場合もあります。ほかにも、指示が理解できていない可能性もあるかもしれません。さまざまな苦手な理由について園の先生と話し合い、集団活動に子どもの好きな活動を入れる・役割を与えるなど、あてはまる原因を探りそれに沿った工夫をすることで、活動参加がしやすくなると思います。Upload By 発達ナビ編集部もしかして発達障害?ASDやADHDなど、発達障害のある子どもの特徴「園での様子を見ると、ほかの子どもとわが子は何かが違うような気がする……」「もしかして、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)など、発達障害があるのではないか?」と考えている保護者の方もいらっしゃるかもしれません。まずは一つひとつの行動の原因に目を向け、子どもの視点に立って、苦手な環境や対応を工夫してみましょう。また、不適切な行動だけに目を向けるのではなく、できていることを認めたり褒めていくことで、行動全体が変わってくることもあります。園の先生や巡回相談の先生と話し合いながら、工夫に取り組んでいきましょう。それでも多くの困難が生じている場合、発達障害などの相談が可能な機関に相談に行かれることをお勧めします。発達障害の特性を以下に示します。ASD(自閉スペクトラム症)は、「社会的なコミュニケーションの困難さ」「限定された行動や興味、反復行動」といった特性が幼少期からみられ、日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。ASD(自閉スペクトラム症)の症状の表れ方には個人差がありますが、幼児期には以下のような行動がみられることがあります。・お気に入りのおもちゃをひたすら並べる・くるくるまわるものをずっと見ている・水遊びが大好きで始めるとやめられない・おもちゃなどを使う順番を待てない・決まったおもちゃで遊びたがる・道順が違うとパニックになる・活動の切り替えが難しい・マイルールや勝ち負けにこだわるなど※上記は一例ですADHD(注意欠如多動症)は、「不注意」「多動性」「衝動性」といった特性により、日常生活に困難を生じる発達障害の一つです。特性の表れ方には個人差がありますが、主に、多動・衝動性の傾向が強いタイプ、不注意の傾向が強いタイプ、多動・衝動性と不注意が混在しているタイプの3つに分けられます。ADHD(注意欠如多動症)の特性がはっきりしてくるのは早くても2歳頃からと言われていますが、幼児期には以下のような行動がみられることがあります。・物事に集中できず、忘れっぽい・落ち着きがなく、じっとしていられない・かんしゃくを起こすことが多い・ものを壊したり、乱暴な遊びを好むなど※上記は一例ですしかしながら、これらの行動は幼稚園や保育園に通う年頃の子どもにはよく見られるため、このような行動をとるからといって、必ずしも発達障害があると判断することはできません。ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)などの診断は医師によってなされます。お子さんの発達に不安があったり悩んだりしている場合、まずは発達相談などが可能な専門機関に相談されるとよいでしょう。発達障害のある子どもの園生活にまつわるエピソード発達ナビライターの方々や、読者の皆さんから寄せられた園生活にまつわるエピソードをご紹介します。皆さんがどのように園生活の困りごとや悩みを乗り越えていったのか、参考になる部分もあるのではないでしょうか?ぜひご覧ください。(コラム内の障害名表記について)コラム内では、現在一般的に使用される障害名・疾患名で表記をしていますが、2013年に公開された米国精神医学会が作成する、精神疾患・精神障害の分類マニュアルDSM-5などをもとに、日本小児神経学会などでは「障害」という表記ではなく、「~症」と表現されるようになりました。現在は下記の表現になっています。神経発達症発達障害の名称で呼ばれていましたが、現在は神経発達症と呼ばれるようになりました。知的障害(知的発達症)、ASD(自閉スペクトラム症)、ADHD(注意欠如多動症)、コミュニケーション症群、LD・SLD(限局性学習症)、チック症群、DCD(発達性協調運動症)、常同運動症が含まれます。※発達障害者支援法において、発達障害の定義の中に知的発達症(知的能力障害)は含まれないため、神経発達症のほうが発達障害よりも広い概念になります。知的発達症知的障害の名称で呼ばれていましたが、現在は知的発達症と呼ばれるようになりました。論理的思考、問題解決、計画、抽象的思考、判断、などの知的能力の困難性、そのことによる生活面の適応困難によって特徴づけられます。程度に応じて軽度、中等度、重度に分類されます。ASD(自閉スペクトラム症)自閉症、高機能自閉症、広汎性発達障害、アスペルガー(Asperger)症候群などのいろいろな名称で呼ばれていたものがまとめて表現されるようになりました。ASDはAutism Spectrum Disorderの略。ADHD(注意欠如多動症)注意欠陥・多動性障害の名称で呼ばれていましたが、現在はADHD、注意欠如多動症と呼ばれるようになりました。ADHDはAttention-Deficit Hyperactivity Disorderの略。ADHDはさらに、不注意優勢に存在するADHD、多動・衝動性優勢に存在するADHD、混合に存在するADHDと呼ばれるようになりました。今までの「ADHD~型」という表現はなくなりましたが、一部では現在も使われています。
2024年05月03日長男を出産し、初めての育児に戸惑いながらも育児書などで情報を集めながらなんとか慣れてきたころ、女性である自分では経験のない男の子の性器ケアの問題に出合いました。いろいろな情報があり、個人差もあるそう。夫に相談しても記憶にないからわからないという返答に、「どうしたらいいの?」と悩んでいた私の体験談をお話しします。 育児に奮闘するも1つの疑問が…わが家には男の子2人、女の子2人の4人の子どもがいます。今でこそ子育ての経験があるので次男、次女では余裕をもって子育てできていますが、長男を出産したときは、初めての育児でわからないことだらけ。情報を集めながら1つひとつ対応していました。 長男が寝ているときに育児雑誌を見ていると、男の子の性器ケアのことが目に入りました。お風呂に入れたときにきれいに洗ってはいたものの、それだけでは足りない場合があることがわかり、どういうタイミングでどうしたらいいのか疑問だらけに。夫に相談しましたが記憶にないと言われ、ますますわかりませんでした。 ※男の子の性器ケアは清潔に保つことが基本ですが、健診などで、おちんちんの皮をむく「むきむき体操」を指導されることがあります。「むきむき体操」が必要ない赤ちゃんもいるので、健診などで受診した際に医師に相談しましょう。 思いきって相談することに長男は生まれたときに先天性肺炎でNICUに入っていたこともあり、病院に定期健診に行っていました。幸い心配していた後遺症もなく、1歳で病院での定期健診を終えたのですが、健診の最後に「わからないことはありませんか?」と先生が聞いてくださったので思いきって性器ケアについて相談することに。 すると、「心配ならやっておきますね」と皮を下げて亀頭を出す処置をしてもらいました。成長とともに自然にという話や、むきむき体操をやったほうがいいなどいろいろな説はあると思いますが、私は小児科の先生に相談して不安な要素がなくなったので長男にとってもよかったのではと思います。 3歳で男の子あるある長男が3歳になったころ、「ちんちんが痛い」というので病院へ行きました。トイレトレーニングも終わり、パンツを自分ではけるようになっていたころ、自分でおちんちんを触って菌が入ったようで炎症を起こし、膿が溜まっていました。 病院で膿を出し、消毒してもらい、抗生物質を処方してもらうことに。本人は痛かったようで、それからは触って遊ぶことはしなくなりました。病院の先生からも「きれいに洗って、バイ菌のついた手ではさわらないようにね」と注意されました。 ママにとって男の子の性器ケアは、自分に経験がない分心配になります。お風呂できれいに洗っていれば成長とともに見守っていてもいいようですが、小さいうちにできることはやっておいてあげられればと思っていました。長男は1歳のタイミングでしたが、高校生になった今、特に問題ないようなので安心しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 イラストレーター/ライコミ著者:松田みさと長男と次男が15歳差の2男2女の母。仕事をしながら子育てに奮闘中。現在はライターとして、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年05月03日シングルマザーのハナさんが運営するYouTubeチャンネル「なないろfamily」。ハナさんは1LDKの家で、娘のメイちゃん(6歳)と独身アラフォーのお姉さんと、3人で暮らしています。普段は、3人で仲良く暮らす様子を配信している「なないろfamily」。今回はハナさんがシングルマザーになるまでの経緯についてご紹介します。 娘が2歳のときに離婚 ハナさんが離婚したのは、メイちゃんが2歳のとき。メイちゃんに、パパの記憶はないそうです。離婚後に、元旦那さんはうつ病で他界しました。 お金はすべて元夫が管理、厳しい倹約生活結婚前の元旦那さんは、穏やかで誠実。「真面目」という言葉がぴったりの人だったそう。金銭面も倹約家で、コツコツと貯金するタイプだったそうです。 対して、ハナさんはどちらかというとズボラで面倒くさがり。金銭面でも計画性のないタイプでした。 2人の夢は「マイホームを建てること」。結婚前から話し合いをして、ハナさんが浪費しないように通帳を元旦那さんに預けていました。結婚後、お金はすべて元旦那さんが管理し、厳しい倹約生活をしていたそうです。 妻が妊娠中、転職を繰り返す元夫結婚してから、約1年でメイちゃんを妊娠。幸せいっぱいと思った矢先、つわりで水すら飲めずに体重が減ってしまい、入院することになりました。ほぼ寝たきりの状態が続いたハナさんは、当時勤めていた会社を退社。 そんな中、元旦那さんが急に転職を繰り返すようになってしまったのです。ハナさんに、事前に相談はありませんでした。何度、相談して欲しいとお願いしても、同じことを繰り返す元旦那さん。 経済的にも不安を抱える中で、無事に出産。産後も体調が優れなかったハナさんは、しばらく育児に専念することになりました。 そんな中、また元旦那さんが突然会社を辞めてしまいます。 出産後、勝手に起業!?ある日、元旦那さんは「起業して店を始める。もう場所は借りている」と言い出しました。びっくりして固まるハナさん。当時のハナさんは、妊娠中からの体調不良に加えて、娘さんが早産&未熟児だったため、毎日NICUに通っていました。 娘さんが退院してからも、夜泣きや慣れない育児でノイローゼ気味に……。自分が1日を無事に過ごすのがやっとの状態で、夫のことは何も考えられない状況だったそう。 元夫がうつ病に……お店を始めた当初は、ハナさんもビラを配るなどできる範囲で手伝いました。その後、お店が繁盛しはじめ、ハナさんの体力も少しずつ回復。順調だと思った矢先、元旦那さんがうつ病を発症したのです。 元旦那さんは、自営業の重圧や先の見えない不安にかられて「なんで会社を辞めてしまったのだろう」と頭を抱え、悩むようになりました。情緒不安定になり、夜は眠れず、食欲は減り「何もかも怖い。消えてしまいたい」と、泣きながらつぶやくようになりました。 ハナさんは、嫌がる元旦那さんを無理やり病院へ連れて行くと、症状が重く、そのまま緊急入院となりました。 高額セミナーに生活費をつぎ込んでいたことが発覚元旦那さんの入院中に、ワンオペ育児、片道1時間かけてのお見舞い、お店を畳む準備をするハナさん。当時2歳になったメイちゃんと税理士事務所へ手続きに行くなど、毎日大変でした。 しんどい日々を送る中で、元旦那さんのパソコンのメールや書類、すべての通帳をチェックしていると、とんでもないものを発見! 元旦那さんは、ハナさんに内緒で高額な起業セミナーに通っていたことが発覚したのです! 総額で、車を1台買えるくらいの金額をつぎ込んでいました。 ジュース1本を自動販売機で買うことすらためらうような夫が、こんな高額セミナーに!? 衝撃事実を知り、冷や汗をかきながら、急いで解約。元旦那さんにお金の管理を完全に任せていたことを反省しつつ、趣味やささやかな娯楽まで我慢して、マイホームやメイちゃんのために貯めていたお金をこんなことに使ったの? と、怒りがわいてきました。 この一件で、元旦那さんに対する気持ちが、急激に冷めてしまったハナさん。しばらくして、元旦那さんは退院しましたが、退院後も体調が優れなかったため、お互い自分の実家で暮らすことに。 怒涛の店じまいもひと段落したため、ハナさんは就職活動を始めました。 義両親からの衝撃的な言葉 それから、程なくして元旦那さんの実家へ行き、離婚の話をしました。義父母は「息子を捨てるのか」と言わんばかりにハナさんを叱責したそう。ハナさんは「もう夫を信頼することはできない」と正直に話しました。 メイちゃんもまだ小さく手がかかる時期で、元旦那さんの面倒を見ながら、ハナさんがひとりで家計を支えていける状態ではありませんでした。 「養育費は元気になって働けるようになってから、少しずつ支払ってくれたら良い」と、伝えると、義父母はとんでもないことを言い出します。 「養育費なんて払う必要はない。ひとり親になれば手当も出るだろう。子どもは女の子なんだから大学に行く必要もない。そんなにお金もいらないはずだ」 信じがたい考えと言葉に衝撃を受けたハナさん。その後もいろいろ言われたものの、なんとか離婚が成立しました。 元夫が他界したと知り……ハナさんは、就職先とメイちゃんの保育園が決まり、実家で暮らしながら忙しい日々を過ごしていました。メイちゃんのことで元旦那さんに連絡をしましたが、連絡は繋がらず音信不通。 離婚してから半年以上たったころ、共通の知人から元旦那さんが1カ月前に亡くなったことを知ったハナさん。義父母からは、何の連絡もなかったそうです。 元夫の他界を知り、自分を責めて泣き明かしたハナさん。お姉さんに電話すると、すぐに駆けつけて抱きしめてくれました。 このころから、実家で両親と折り合いが悪くなったハナさんは、お姉さんに相談すると「うちにおいで。一緒にメイちゃんを育てよう」と言ってくれてたそう。そして、3人での生活が始りました。 今思うことハナさんは、いまだに「あのときこうすればよかった」という後悔があるそう。 「ただ、当時は自分なりに精いっぱい過ごしていました。自分の行動や選択が正しかったとは思いません。でも、どんなに悔やんでも過去は変えることができません。目の前のことに向き合って、少しずつ進んで行くしかないのかなと思います」と、語っています。 離婚、元夫の他界、義父母の理解しがたい対応……これまでたくさんつらいことがあったハナさんですが、素敵なお姉さんがいてくれてよかったですね。子育てを一緒にしてくれる人がいるだけで、すごくありがたいと思います。 この動画には、励ましのコメントや、同じような境遇の方から「勇気づけられました」とのコメントが多数寄せられていました。 ハナさん・お姉さん・メイちゃんの3人が出演するYouTubeチャンネル「なないろfamily」では、和やかな日常の動画がメインで投稿されています。こちらも合わせてチェックしてみてくださいね。 著者:ライター 廣瀬尚子
2024年05月03日私は30歳の専業主婦。大企業に勤める夫と暮らしていました。先日義父が亡くなり、義母と同居するようになってから、憂鬱な毎日がスタートして……。同居して判明した義母の正体真面目で大人しい人だと思っていた義母と同居すると、掃除も料理もしない人だと判明。これまでは義父に怒られるのが怖くて、きちんとした生活を送っていたよう。 しかも、私の部屋に勝手に入って、化粧品やバッグ、靴下までも勝手に使ってしまうことも。何度言っても言うことを聞いてくれません。 夫に相談しても「俺が注意すんの? 面倒くさいこと、苦手なんだよなぁ。嫁姑問題に俺を巻き込まないでくれる?」と話しをろくに聞かずに寝てしまう始末。その上、「お前はいいよな、毎日楽そうで! 俺なんか上司にペコペコする日々を送っているのに!」と仕事のストレスをぶつけてくるようになってきました。妻の我慢が限界にある日、買い物から帰って玄関をあけると、大事にしまっていた私のドレスを、義母が無理矢理着ようとしているではありませんか! 注意しても、義母はまったく反省する様子がありません。 我慢の限界に達した私は、「お義母さんともう同居したくない! お義母さんがうちから出て行かないなら、離婚して出ていく!」と夫に宣言。体裁を気にする夫は大慌て! 義母に毎月仕送りをする代わりに、同居を解消することになりました。 仕送りしているはずが、振り込まれていない!?数カ月後、夫が「母さんがお前から一度も仕送りされたことがないって泣きながら俺に電話してきたんだよ! どういうことだ!」と私に説教をしてきました。しかし、私は毎月きっちり振り込んでいます。 私は義母がお金を使い込んでいると予想し、探偵に身辺調査を依頼しました。すると驚くべき事実が発覚したのです。 義母の嘘が明るみに私は夫と義母の家に行き、「お義母さんはね、仕送りしたお金で、パチンコに行っているのよ。」と夫に真実を告げます。体裁ばかりを気にしてオロオロする夫に離婚届を突き付け、義母とも絶縁宣言をしました。 2人は泣きながら謝罪してきましたが、もう後の祭りです。親子だからって甘えすぎるのはダメ。家族だからこそ、時には相手の成長を願い、厳しく接することも重要ですね。 著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2024年05月03日マキノさんは長女が1歳9カ月のとき、めでたく第2子を妊娠。妊娠中でありながらも、平日はほぼワンオペ育児をおこない、毎日がつわりとの闘いでした。娘を育児しながらの生活の妊娠生活は想像以上に大変で、抱っこをせがまれればその都度応じていたマキノさん。しかし、ある日突然不正出血が……! 次の日に病院を受診すると異常はなかったものの、医師から「娘の抱っこは控えるように」と指摘されてしまいます。その言葉を真摯に受け止め、安静にした生活を送っていると次第に出血は治まったのでした。それから月日は流れ、妊娠7カ月を迎えます。そのころになると、マキノさんのおなかは大きくなっていました。おなかが出てきたせいで、娘の育児がしにくくなってしまったのを実家の母親に伝えると、「里帰り出産する時期を早めたらどうか」と提案されたマキノさん。 夫に相談すると里帰りを早めることに賛成してくれたため、当初の予定より少し早めの8月末ごろ、マキノさんは娘と一緒に帰省したのですが……? 実家最高と思っていたママ。しかし、1カ月が経つと… 最初のうちは「実家最高!!」と思っていたマキノさん。 しかし、時間が経つにつれ、「早く産んで家に帰りたい」と思うように……。 その理由は、家族がいることで娘の躾や自分の生活ペースを乱されてしまったからでした。 そして、家族それぞれも次第にストレスを感じ始めていったのです。 さらに、実家のお風呂は別棟にあったため、お風呂場は極寒! 出産予定日が11月というのを考えると、出産を終えたらすぐ帰るのが賢明だと判断するのでした。 ワンオペ育児を早めるのを覚悟で、「出産後はすぐ家に帰る」という選択したマキノさん。今までそれぞれのペースで生活をしていたわけなので、急にそれが変わってしまうというのは、お互いしんどいものがあったではないでしょうか。何を優先したいのかその順位は人それぞれだと思いますが、自分にとって精神的負担が少ない選択をしたいものですね。 著者:マンガ家・イラストレーター マキノ食べることが大好きな元気な姉弟、くうちゃん、へうくんの母親。真面目で優しいパパと、二人の子どもたちとの4人暮らしです。SNSで、日常の笑ったこと、泣いたこと、感じた事など、絵にしています。監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
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