「東京タラレバ娘」や4月スタートの「恋がヘタでも生きてます」など、出演ドラマが続く田中圭が、内藤剛志が主演を務める人気ミステリー「警視庁・捜査一課長」の第2弾に参戦。若手刑事として“捜査一課長”の内藤さんとコンビを組むことになった。本作は、2012年7月、「土曜ワイド劇場」からスタートし、2016年4月クールの「木曜ミステリー」枠で連続ドラマに、最終回2時間スペシャルでは12.3%の高視聴率を獲得するなど、大好評を博した人気ミステリードラマ。今回、新メンバーに田中さんを迎え、一段とパワーアップして1年ぶりに帰ってくる。物語の舞台は、警視庁の花形部署、捜査一課。400名超の精鋭刑事を統率する捜査一課長は、いわゆるキャリアが占めるほかの警察要職とは異なり、ヒラ刑事からはい上がってきた“叩き上げ”が務める特殊なポスト。都内で起きるすべての凶悪事件に臨場し、いくつもの捜査本部を同時に指揮しながら捜査方針を決め、重大な局面では自ら捜査に乗り出すなど、極めて重い責務を担っている。しかし、本作の主人公の一課長・大岩純一(内藤さん)は、決してスーパーマンなどではなく、苦悩の中、重責を乗り越え、部下を導いていく姿はまさに“等身大のヒーロー”であり、“理想の上司”。演じる内藤さんは、1980年の映画デビューから長い下積み時代を経て主演俳優に上り詰めた、一課長の生き様を地で行く“叩き上げ”の役者。“連ドラの鉄人”である内藤さんが、シーズン2でも“熱き魂を持つ男”に挑む。また、実力派人気俳優・田中さんが、大岩捜査一課長の側近中の側近である運転担当刑事・刑部公平(ぎょうぶ・こうへい)として新たに参加。指揮官として重圧と闘いながら決断を下していく大岩の葛藤を間近で感じることによって、刑事として、人間として大きく成長していく姿を追っていく。本作で田中さんと5度目の共演という内藤さんは、「“この人に勝ちたい!”…そう感じさせるぐらいのお芝居をする、素晴らしい俳優さん」とその印象を語り、「ライバルのつもりで挑みます!ガツガツ行きますよ!」と、笑顔で宣戦布告!? とはいえ、「刑部は大岩の世代からは理解しがたいところもある、“規格外”ともいうべきキャラクター。普通の上司と部下ではなく、“こんな関係性があってもいいな”と思わせるような、“いまだかつて誰も見たことがないようなコンビ像”を目指したいですね!」と抱負を語っている。一方の田中さんは「内藤さんのことが大好きなので、今回、がっつり絡むのがとても楽しみです。内藤さんの熱い想いに乗って、チームの輪に入って頑張りたい」と、撮影開始を心待ちにしている様子だ。「内藤さんとは心と心で通い合えること、どんな芝居でも受け止めてくれることがわかっているので、それがこのシーズンから参加する僕の“光”となっています」と明かす。また、「僕が演じる刑部は、一課長に憧れていて、ゆくゆくは自分が後を継ぎたいと考えている男。イマドキの若者という一面もあるかもしれませんが、自分なりに“楽しいヤツ”として役を形成していきたいと思っています。内藤さんと僕は世代も離れているし、演じるキャラクターもまったく異なりますが、“この2人だからこそできるコンビ”、“違うのになぜかまとまっている2人”になるのが、理想ですね」と、田中さんも内藤さんとのコンビに期待を寄せている。もちろん、これまでのシリーズを支えてきた “大福”のニックネームを持つ平井真琴(斉藤由貴)や、“見つけのヤマさん”こと小山田管理官(金田明夫)ら、個性的な面々も再び集結。彼らのセリフの応酬も、刑部の加入によってさらにパワーアップ!新たなチームワークを武器に、熱き人間ドラマが展開されていくという。シーズン2は、スリリングな事件展開はいうまでもなく、前作でも好評を博した“知って得する東京最新情報”や“東京の知られざる新名所”などをストーリーに織り込み、2020年の東京オリンピックに向けて急速な変化を遂げつつある“東京のいまの姿”を描いていく。さらに、妻・小春(床嶋佳子)や愛猫・ビビとの日常生活から大岩が事件のヒントを見つけ出していくお馴染みの展開もありつつ、クライマックスで大岩一課長が発する“捜査員への大号令”、刑事たちが総出で繰り広げる“東京一斉大捜査”など、本作らしい魅力も満載となりそうだ。「警視庁・捜査一課長」season2は4月、毎週木曜20時~テレビ朝日系にて放送開始。(text:cinemacafe.net)
2017年02月27日高梨臨が主演する4月期放送の新・プラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」。この度、日曜ドラマ「大貧乏」にて“元ヤンママ”役で出演中の内田理央が、本作に受付嬢役で参加することが分かった。本ドラマは、「プチコミック」(小学館)にて連載されていた藤原晶の同名コミック。“恋がヘタな主人公たちの不器用すぎる恋愛模様”を描くラブコメディで、恋愛ドラマならではの願望満載シーンに、人生設計やセックスにまつわる赤裸々なガールズトークを交えて、“女性の理想”と“本音”が入り乱れた大人が楽しめる作品。会社の経営トップに立つことを目指す一方、恋は最長2か月しか続いたことがなく、「恋より仕事」と突っ張って生きている新興スマホゲーム会社で働くキャリアウーマンの茅ヶ崎美沙役を高梨さんが演じるほか、キャストにはNY帰りの経営のプロ・雄島佳介役を田中圭、家事上手な清純派お嬢様の受付嬢・榎田千尋役を土村芳、美沙と同じ職場で働くライバルの橋本司役を淵上泰史が出演。そして今回新たに参加が決定したのは、雑誌「MORE」の専属モデルで、「逃げるは恥だが役に立つ」や映画&ドラマ化が決定している「トモダチゲーム」ではヒロインを務めるなど女優としても注目が集まる内田さん。本作で彼女が演じるのは、千尋の同僚で証券会社の受付嬢・桜井理佳子役だ。内田さんは、「色々な恋愛がどんどん進展していき、台本を読んでいて凄くドキドキしてしまいました。女の子の本音が盛り込まれていて、とてもリアル」と台本を読んだ感想を話し、役柄については「人の男を取りたくなってしまう桜井理佳子という小悪魔的な女の子。この子も恋愛が下手なんです」とコメント。また自身も恋愛下手と語る内田さんは、「かなり。内気すぎて…このドラマと一緒に私も勉強させていただきます!」と意気込んで見せた。新・プラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」は4月6日より毎週木曜23時59分~日本テレビ系にて放送開始。(cinemacafe.net)
2017年02月24日4月からスタートするプラチナイト木曜ドラマ「恋がヘタでも生きてます」主演・高梨臨の囲み取材が2月19日(日)、都内スタジオにて行われた。演じる役に自身を重ね合わせた高梨さんは、「私も、論破するタイプです(笑)。ダーッとしゃべって“こうじゃないの?”って言っちゃう。興味のないことはどうでもいいんですけど、曲げられないことがあると論破する!」と、男前な素顔をのぞかせていた。藤原晶による同名コミックをドラマ化した「恋がヘタでも生きてます」は、登場人物の全員が恋に不器用というラブコメディ。スマホゲーム会社でバリバリ働くキャリアウーマンの茅ヶ崎美沙(高梨さん)は、次期社長の座に就くことが決定。さらには、理想の男・雄島佳介(田中圭)とも出会い、積極的なアプローチを受けバラ色だと喜ぶ。しかし、舞い上がったのもつかの間、社長就任の夢は佳介によって奪われてしまう。高梨さんが演じる美沙は、仕事にプライドを持ち、自信もあり、恋愛に揺さぶられる時間はないと突っ走ってきた女性。「自分に近い部分はすごく感じたりする」と話した高梨さんは、「私も働いている人間として、常に自立はできる女性でいたいと思っています。ひとりでも生きていける力はほしいと思ってやっています」と、バリキャリの女性像に寄りそう。NY帰りのエリート男・佳介を演じる田中さんについて、「田中さんに出会うまでは王子様的なイメージがあったんですけど、実際お会いすると、とてもフラットな方。すごいギャップはありますね。田中さんはリアルに落としこもうとしているとおっしゃっているので、撮影が楽しみです」と表情をほころばせる。美沙が受ける強引なアプローチについては、「どうですかねえ?それだけ自信があったらいいんじゃないかなって(笑)。されてみないとわからないですね」としながらも、高梨さん自身がキュンとするような言動を聞けば、「いい焼肉屋で打ち合わせしてくれたらうれしいです!飯につられるタイプなので(笑)」と、おどけてみせた。「恋がヘタでも生きてます」は日本テレビ系列にて、4月6日23時59分より毎週木曜日放送。(cinamacafe.net)
2017年02月19日吉高由里子、榮倉奈々、大島優子の3人が大人になりきれないまま30代を迎えた“タラレバ女”を演じる「東京タラレバ娘」の第4話が2月8日(水)今夜オンエアされる。大島さん演じる小雪に訪れた“運命の恋”は“禁断の恋”だった!?「ママはテンパリスト」「かくかくしかじか」「海月姫」などの人気マンガ家、東村アキコによる累計290万部突破大ヒットコミックをドラマ化した本作。30歳で独身、売れない脚本家で彼氏もいない主人公・鎌田倫子を吉高さんが、その親友であるネイリストの山川香を榮倉さんが、居酒屋「呑んべえ」の看板娘・鳥居小雪を大島さんがそれぞれ演じる。また「このタラレバ女!」と言い放ち、憎まれながらもその後倫子と一夜を共にすることになる年下金髪イケメンモデル・KEYに坂口健太郎。かつて倫子に振られたものの、その後出世しいまやドラマのプロデューサーとして活躍する早坂哲朗に鈴木亮平。そして倫子のかつての後輩で倫子の想いをよそに早坂と付き合うAD・芝田マミに石川恋。香がかつて捨てた元カレで、その後バンドとして売れた涼に平岡祐太といったキャストが共演する。“タラレバ女”たちに冷たい態度を取るKEYだったが、泥酔した倫子を家まで送ったことがきっかけで2人は一夜を共にすることに。香も元カレの涼と再会し、涼にモデルの彼女がいることを知りながら一夜を共にする。さらに前回放送の第3話では小雪にも“ドストライク”のサラリーマン・丸井(田中圭)との出会いが訪れて、3人それぞれの恋が動き出した…はずだったが、今夜放送の第4話では3人が大ゲンカすることに。一夜を共にしたKEYに「あんたとは恋愛できない」と言われて落ち込む倫子は、バレンタインムード一色の街で本命チョコを選んでいる小雪と出会う。香も呼び出して話を聞くと小雪はサラリーマンの丸井と付き合うことになったと明かすが、なんと丸井は妻帯者。小雪が不倫の道に進んだことに倫子と香は言葉を失う。一方、香も涼に彼女がいることを知りながら“セカンド”のポジションにおさまったと告白。どのような形であれ恋愛が始まった2人に対し、仕事も恋もうまくいかない倫子は焦りを感じる。そんな中、商店街の抽選会で「高級温泉旅館ペア宿泊券」を引き当て、丸井と行くことにした小雪。珍しく浮かれモードの小雪に倫子は思わず八つ当たりをして、それが引き金となり3人はいままでにない大ゲンカをしてしまう…というのが第4話のストーリー。「東京タラレバ娘」第4話は2月8日(水)22時~放送。(笠緒)
2017年02月08日東村アキコによる累計290万部突破大ヒットコミックを吉高由里子主演、榮倉奈々、大島優子、坂口健太郎、鈴木亮平らを迎えドラマ化する「東京タラレバ娘」の第3話が2月1日(水)今夜放送。動き出した3人の恋の行方は…?吉高さん演じる本作の主人公、鎌田倫子は30歳、独身の売れない脚本家で彼氏もいない。倫子は親友でネイリストの山川香(榮倉さん)と、居酒屋「呑んべえ」の看板娘・鳥居小雪(大島さん)と3人で居酒屋で女子会ばかり繰り返す日々を送っていた。「キレイになっ“たら”もっといい男が現れる!」「好きになれ“れば”ケッコンできる!」と繰り返す3人は突然、金髪イケメン男子(年下)から「このタラレバ女!」と言い放たれ、厳しい現実に目覚める――。こうして始まった大人になりきれないまま30代に突入したヒロインたちの物語。倫子はかつて自分に告白した早坂(鈴木さん)をギャル系ADのマミに取られ、さらには自分に決まるものと思っていたドラマの仕事を若い女性脚本家に取られ…と恋も仕事も上手く行かない。そんな中で自分たちに「タラレバ女!」と言い放った人気モデルのKEY(坂口さん)と一夜を共にしてしまう。香もかつて捨てた元カレの涼(平岡祐太)と再会。バンドとして売れた涼に自宅に誘われ、涼にモデルの彼女がいることを知りながら一夜を共にすることになる。そして今夜放送の3話では小雪にも“運命の恋”が到来することに。KEYと一夜を共にしたもののKEYの本名も連絡先も、その本心もまったくわからないという事実に悶々とする倫子。倫子は何年も恋愛から遠ざかっていたために次の一手がわからなくなっていた。香は涼が彼女と同棲していることを知って一夜の関係を“なかったこと”にしようと決意する。一方、「傷つくくらいなら恋なんてしなくていい」と言い放っていたサバサバ娘の小雪の前にルックスはもちろん、喋り方から食べるときの表情まで全てが“ドストライク”のサラリーマン・丸井(田中圭)との出会いが。仕事だけでも前へ進もうと早坂に売り込みをかける倫子だが、早坂の会社で思いがけずKEYに会って、ずっと聞きたかった「私のことをどう思っているの?」という言葉が言えずまたまた落ち込んでしまう…というのが今回のストーリー。3人のそれぞれの恋が動き出す注目の「東京タラレバ娘」第3話は、2月1日(水)今夜22時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2017年02月01日本田望結が待望の初主演に挑むドラマスペシャル「探偵少女アリサの事件簿」。この度、本作で重要人物として出演する田中圭の、ずぶ濡れ姿が写し出された画像が到着した。絵画の贋作にまつわる殺人事件を鮮やかに解決した名探偵・綾羅木孝三郎(岩城滉一)。実は事件を解決に導いたのは、親譲りの推理力と洞察力を持つ孝三郎の娘・有紗(本田望結)の助言だった。今日も忙しく海外を飛び回る両親の代わりに面倒を見てくれる叔母の瑤子(大河内奈々子)とともに、絶海の孤島にある屋敷にやってきた有紗だったが、着いた日の夜から天候が悪化。外界との交通手段も通信も遮断される中、屋敷内で瑤子が転落死体となって発見される!人の出入りがない中での出来事だったため、犯人は宿泊客の中にいるのではないかとそれぞれが疑心暗鬼に。市議会議員の神木章介(田中圭)、弁護士の安東喜一郎(寺田農)、経営コンサルタントの岩中聡(高杉瑞穂)、元料理人の栗田達夫(神保悟志)、そして屋敷の家政婦・奥野智美(名取裕子)が犯人である可能性が出てくる…。そんな中、第2、第3の殺人が立て続けに起きる。第2の殺人は、「室内に不自然に置かれた海水に顔をつけられ溺死」。続いて、第3の殺人は、「小瓶に入った青酸カリを飲まされ、地中に埋められる」。被害者たちの不自然な姿を見た有紗は、これらの殺人が「不思議の国のアリス」になぞらえて実行されていることに気がつく。犯人の意図は何なのか?そして島に閉じ込められた人物の中に犯人はいるのか――?田中さんが演じるのは、市議会議員・神木章介を装って有紗に近づく謎の男・橘良太。物語冒頭では、その存在は謎に包まれたものとなっており、放送22時過ぎに彼の正体が判明してからストーリーが大きく急展開していくという。そんな、怪しさ満点で有紗に近づく橘だが、劇中では身体を張って有紗を助けるシーンも。雨に打たれてびしょ濡れになりながら、またあるときは川や海に飛び込みずぶ濡れになりながら、決死の形相で有紗を助ける。さらに、水に濡れたシャツの下に隠れた逞しい身体にも注目!美しい筋肉に包まれた身体で、有紗を抱き起こす謎の男演じる田中さん。そのたくましい男の優しさに浸りながらぜひドラマを楽しんでみて。「探偵少女アリサの事件簿」は1月28日(土)21時~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月27日ドラマスペシャル「探偵少女アリサの事件簿」のキャスト登壇イベントが1月15日(日)、都内にて開催され、主演の本田望結、共演の名取裕子と田中圭が出席。名取さんと田中さんが本田さんの印象を語った。同作は、「家政婦のミタ」など人気作に出演するほか、フィギュアスケート選手としても活躍する本田さんが、探偵の両親を持ち、小学生ながらも天才的な推理力と洞察力を発揮するお嬢様・綾羅木有紗を愛らしいルックスで演じる。物語の舞台は孤島の屋敷。休暇のために屋敷にやってきた有紗と叔母の綾羅木瑤子(大河内奈々子)だったが、その夜瑤子は屋敷内で死体となって発見される。嵐で交通も通信手段も遮断された中、犯人の候補となるのは屋敷に閉じ込められた宿泊客と家政婦。市議会議員、弁護士、経営コンサルタントといった何の共通点もない客たちが互いに疑心暗鬼に。そして、次の殺人が起こる。名取さんが家政婦として働く奥野智美を演じ、田中さんは便利屋を営む男性・橘良太役。ドラマ初主演となる本田さんは、「初めての主役をさせていただいて、ドキドキや嬉しい気持ちもあったのですが」といい、「名取さんも田中圭さんもすごく優しくて、毎日、毎日、勉強させてもらうことがありました。また、アクションシーンや、飛んだり跳ねたりのようなシーンもありました。そこもぜひご覧ください」と笑顔を弾けさせた。小学6年生の本田さんは、毎朝3km走り、学校へ行き、フィギュアスケートの練習をするという生活を送っているそう。また、イベント前日には「中学受験」をしたとのこと。本田さんは、「フィギュアスケートでも、学校でも、お芝居でも、ここからがスタートというような気持ちで新しくやりたいなと思います。『自分らしく』ということが今年の目標です。自分にしかできないことができたらいいなと思います。もちろん、誰でもできることができていないとダメという気持ちもありますが、自分にしかできないことをみなさんに教えていただいたので、それを生かして、自分にしかできないことに今年、挑戦できたらなと思います」と抱負を言葉にした。また、本田さんは、撮影の合間に名取さんに食事に連れて行ってもらい、「女優魂のお話をさせてもらいました」とエピソードを紹介した。名取さんは、本田さんがセリフを完璧に憶え、感情もテストの段階で本番同様に入っていたことを指摘。「まず集中力が違う」、「演技構成点、技術点ともに満点という感じです。完璧です」と本田さんを絶賛した。「スケーターとしてトレーニングもして、勉強もできるのです。それで、セリフも完璧なのです。だから、体を壊してしまうのではないかと、本当にそれは心配です。いいコンディションで、一番よく本番を乗り切ることが大事なことだよと気になったのですが」と心配したそうだが、「女優としても、スケーターとしても、世界を臨める人ってそういないでしょ。それを、両方持っているわけでしょ」と熱く語った。「少女から大人になっていく一瞬の揺らめきを作品の中に残すことができて、これからも、スケーターであり、女優であり、世界に進もうとする。世界の宝、日本の宝。ぜひ、がんばっていただきたいと思います」と惜しみないエールを贈った。また、名取さんは、自身が12歳だったころを「『お年玉いくらもらえるかな』とか、『何々を食べたい』とかしか考えていなかったです」と回顧。「こんなに自分のやることが決まって、ものすごい努力をしている12歳なんて、神がかっていますよね。神ってるよね。自分の12歳のころの何も考えていなかったことを思い出すとちょっと恥ずかしいですね(笑)」とも。田中さんは、本田さんとの共演を、「お芝居中に見せる大人の表情、普段から子どもっぽくもないのですが、たまに見せてくれる望結ちゃんの子どもらしさ、かわいらしさとかも、有紗を通していっぱい見ることができて、ドキドキしたり、癒されたり、心がすごく動く楽しい現場でした」とふり返った。この日のイベントは、スケートリンク内に設置された特設ステージで開催され、人生で一度もスケート靴を履いたことがないという田中さんが、スケートに挑戦する企画が行われた。インストラクター役の本田さんに手を引かれながら見事な滑りを披露した田中さんは、「天使に引かれているようでした。本当にかわいい」と本田さんの愛らしさにメロメロの様子だった。ドラマスペシャル「探偵少女アリサの事件簿」は1月28日より21時~テレビ朝日にて放送。(竹内みちまろ)
2017年01月15日テレビ朝日ドラマ制作部の若手が斬新な感性でプロデュースする、3夜連続放送「年の瀬 変愛ドラマ」。今夜30日(金)の第3夜では、かつてないカオス色で彩る「おっさんずラブ」が放送される。結婚したいのに全然モテない33歳の独身男・春田創一(田中圭)は、ある日見てはいけないものを見てしまう。上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)のスマホに隠し撮りされた、春田の写真の大量コレクション…。さらに、ビビる春田に黒澤はトイレで壁ドンし、「好きです」とまさかの愛の告白!怯えきった春田は、同居している後輩・長谷川幸也(落合モトキ)に相談するが、なんと長谷川が突如風呂場で壁ドン、「先輩が巨乳好きなのは知っています…でも、巨根じゃダメですか?」と迫ってきた!完全にパニくった春田は気になる同期・湊あすか(宮澤佐江)に協力を要請。男たちの愛を回避しようとするが――!?「年の瀬 変愛ドラマ」は、12月28日第1夜に安田顕主演の謝罪サスペンス「緊Q速報(仮)」、第2夜に山本舞香主演の「恋するJKゾンビ」、そして第3夜に田中圭主演のおっさん同士のパニック・ラブコメ「おっさんずラブ」が放送される。そんな冒険心があふれ出して止まらない超意欲作で、女子顔負けの乙女っぷりをガンガン押し出し、大胆な新境地を拓いているのが、女好きや、ダンディーなイメージのある吉田さんだ。台本を読んだ吉田さんは「ここまで思い切りがいいと逆に気持ちがいいな、と。男性のことが好きな役はあまりやったことがないこともあり、ヤル気になりました」とやる気十分。役作りにおいては、「見た目や仕草、しゃべり方でデフォルメしないようにしようと思いました。あまりデフォルメすると、リアリティーもなくなってしまうし、ふざけすぎな印象になってしまいますからね」と明かす。今回主演の田中さんにぐいぐい迫るという役柄の吉田さん。そんなシーンでは「迫られる圭くんも気持ち悪がっていると思いますが、自分でもひたすら気持ち悪いです(笑)。圭くんが嫌がっているのを見るのは、ちょっと楽しいですけどね」と暴露。また、最初は演じるうちにその気になってくるのかもと思ったそうだが、「圭くんが男っぽい人なので、全然ならないですね!これが女性っぽい人だったら、ちょっとどうなるか分かりませんでしたけど(笑)」とコメント。本作の撮影は本当に楽しかったようで、「何と言っても、圭くんがすごく素敵。こちらのお芝居を全部受けながら、ビビッドなお芝居をしてくれるんです。だから、自分も本気で迫らなきゃなと思うし、一緒に演じる喜びをひしひしと感じますね。この作品は単発ドラマで終わらせるのがもったいないくらい、めちゃくちゃ面白いです!連ドラにしたら、絶対いいと思うんだけどなぁ」と残念がる様子も見せていた。なお、本作には今年4月に「AKB48」グループを卒業した宮澤佐江も登場。グループ卒業後初のドラマ出演となる彼女が演じるのは、春田が気になっている同期の女性・湊あすか。なかなか見ることのできない“乙女なゲイ”吉田鋼太郎と共に、女優・宮澤佐江の活躍も見逃せない。<年の瀬 変愛ドラマ>第3夜「おっさんずラブ」は12月30日(金)深夜0時40分~テレビ朝日にて放送。(cinemacafe.net)
2016年12月30日俳優の田中圭が25日、東京・渋谷のSHIBUYA TSUTAYAで写真集『KNOWS』(発売中 2,500円税抜き 東京ニュース通信社刊)の発売記念イベントを行った。数々の映画やドラマ、舞台などに出演している人気俳優、田中圭の通算4冊目となる同写真集。約半年間にわたってカメラマンがプライベートに密着し、田中の素顔に迫った1冊となっている。田中は「すごい写真集ができたなって思いました。8~9割の写真がメイクと衣装なしで完全なプライベート。友だちが携帯で撮ったような写真がいっぱいあって、身内は楽しいけど誰が見たいんだろう? って正直に思いました」と素直な感想を述べるも「僕のありのまましかない本になったので、生涯最後の写真としてはいい写真集になったかなと思います」と作品の出来には自信。お気に入りの写真として親友の俳優・鈴之助との北海道旅行で撮影したカットをあげて「衣装さんもメイクさんもいない状態で野郎のツーショットが撮れました。どうみても狙っただろうと(笑)。全く同じ顔でポーズだったのが面白いなと思いましたね」とその理由を説明していた。また、写真集を出すことについて「恥ずかしいですね(笑)。何か役をまとってないと人前に出るのは恥ずかしいです。4冊も出しているんですよ! 一応俳優って写真集出さないじゃないですか。全然乗り気じゃなかったです」と本音を吐露。そんな彼に今年1年を振り返ってもらい、「1年が終わるのはあっという間ですね。今年もいい1年だったかなと思います」と充実した様子だった。
2016年12月26日NHKのBSプレミアムで2017年1月10日よりスタートするプレミアムよるドラマ『幕末グルメ ブシメシ!』(全8話 毎週火曜 23:15~23:44)の試写会が20日、東京・渋谷の同局で行われ、瀬戸康史、田中圭、三吉彩花、草刈正雄が出席した。瀬戸康史にとってNHKの連続ドラマ初主演となる同ドラマは、幕末の江戸を舞台に、殿(草刈正雄)の参勤交代で訪れた江戸で包丁片手に料理を振る舞うことになった高野藩衣紋方・酒田伴四郎(瀬戸)とその周囲の騒動を描いた1話完結の時代劇。原作は、土山しげるの漫画『勤番グルメ ブシメシ!』。主演の瀬戸は「今、日光で毎日マイナス3度の中、料理を作っています。とても寒いんですが、スタッフさんや出演者の皆さんが素敵な方ばかりで癒やされながらほんわかして撮影しています」と撮影は順調だという。瀬戸が演じる伴四郎の妻・すず役の三吉も「皆さんとご一緒して2週間ぐらいですが、現場の雰囲気がとても温かくてチームワークが素晴らしい現場です。寒さにも負けず撮影しています」と満足げで、夫役の瀬戸については「以前別のドラマでご一緒した時は、出演者の皆さんやマネージャーさんと一緒に瀬戸さんの抜けているところを探しました。今回も探していたんですが全くなくて、『この人何者なんだろう』と思いましたね。優しく温かく現場を包んでくれます」と好印象の様子だった。瀬戸を絶賛していた三吉だが、会見の途中に瀬戸の「僕は『グレーテルのかまど』(NHK Eテレ)でスイーツ作りをやっているので料理が上手いっていうところがありますね」という言葉尻をつかまえて「ご自身が『(料理が)できちゃうんだよよな俺は』と1回言って、現場で盛り上がると何回も繰り返して言う癖があるんです。その日も切り方の手先が良かったので『もうちょっと下手に雑にやった方がいいよ』と皆さんが言ってたら『俺できちゃうんだよね』と何回も言うんですよ」と明かして笑いを誘っていた。
2016年12月20日タレントのLiLiCoが、29日(24:20~25:20)に放送されるテレビ朝日系ドラマ『恋するJKゾンビ』にゾンビ役で出演する。このドラマは、山本舞香演じるゾンビ化してしまった女子高生・まりあが、見た目の悪さや臭いといった悩みを隠し持ちながら、絶体絶命の"恋のピンチ"を迎えるというストーリー。LiLiCoが演じるのは、まりあが通う高校の教師・杉田摩亜沙役で、ゾンビに襲われて自らもゾンビになってしまう。LiLiCoは「最初は先生役と聞いて、いつものように『私の完全ではない日本語力で大丈夫か?』と思いました」と不安に感じたそうだが、「『途中でゾンビになります』と聞いて、絶対やりたいと思った!」とノリノリ。スタッフに特殊メイクを「もっと強烈にして!」と指示したほどお気に入りだったようで、「最高でした! もう特殊メイクが楽しくてたまらなかった。舞香ちゃんとも写メったり、動画を撮ったりして、めっちゃ楽しかったです」とご満悦だった。同作は、テレ朝ドラマ制作部の若手スタッフが、変な恋愛ドラマ…"変愛ドラマ"をプロデュースするもので、3夜連続放送の中で、第2夜に登場。第1夜(28日24:20~25:20)は、安田顕演じる人気ラジオパーソナリティが、生放送中に突如現れた元不倫相手(祐真キキ)に公開謝罪を迫られる『緊Q速報(仮)』。第3夜(30日24:40~25:40)は、田中圭演じる33歳のモテないおっさんに、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司と、ルームメイトの若きイケメン巨根男子が告白してくるモテ期を描く『おっさんずラブ』が放送される。
2016年12月19日俳優の安田顕、女優の山本舞香、俳優の田中圭が、28日から放送されるテレビ朝日系の3夜連続深夜ドラマに主演することが10日、明らかになった。これは、テレ朝ドラマ制作部の若手スタッフが、変な恋愛ドラマ…"変愛ドラマ"をプロデュースするもの。第1夜(28日24:20~25:20)は、安田主演の『緊Q速報(仮)』。安田演じる人気ラジオパーソナリティが、生放送中に突如現れた元不倫相手(祐真キキ)に公開謝罪を迫られるというストーリーで、安田は「企画内容を聞いて『マジか!? 攻めてるなぁ!』と思いました」と印象を語っている。第2夜(29日24:20~25:20)は、山本主演の『恋するJKゾンビ』 。山本演じるゾンビ化してしまった女子高生・まりあが、見た目の悪さや臭いといった悩みを隠し持ちながら、絶体絶命の"恋のピンチ"を迎えるという内容で、山本は「腕の傷に始まって、全身ゾンビになるシーンまであるんですよ!」と特殊メイクを見どころに挙げた。ほかに、白洲迅、山本涼介、船越英一郎も出演する。そして第3夜(30日24:40~25:40)、田中主演の『おっさんずラブ』。田中演じる33歳のモテないおっさんに、ピュアすぎる乙女心を隠し持つおっさん上司と、ルームメイトの若きイケメン巨根男子が告白してくるモテ期を描くもので、田中は企画書を読んだ際の第一印象を「くっだらね~! 面白そうだな!」と話している。ほかに、吉田鋼太郎、落合モトキ、宮澤佐江が共演する。
2016年12月10日女優の本田望結が、テレビ朝日系スペシャルドラマ『探偵少女アリサの事件簿』(今冬放送)で、ドラマ初主演を務めることが6日、分かった。12歳での主演は、同局ゴールデンタイムのドラマ史上最年少となる。このドラマは、ミステリー作家・東川篤哉氏の同名小説『探偵少女アリサの事件簿』を初めて映像化。本田は、主人公の天才探偵少女・綾羅木有紗役を演じ、小さな孤島にある屋敷で起きた連続殺人事件の謎を解き明かしていく。本田は、天才探偵少女という役柄のため、難解な用語や長ゼリフと格闘。それでも、「原作の『探偵少女アリサの事件簿』がすごく好きで読んでいたので、有紗の役をやらせてもらうことになってすごく幸せでした!」と振り返り、「こんなふわふわのワンピースを着たことがなかったので楽しかったです」と衣装にも喜んだ。また、名取裕子が、屋敷の家政婦役として、ほぼ全編メイド服を着て出演。名取は「ゴスロリ風の衣装、どうですか? ちょっと怖いですよね(笑)。メイド喫茶ならぬ"冥土の土産喫茶"とでも申しましょうか…」と冗談を飛ばす。普段は事件を推理する側の役が多い中、今回は犯人候補の1人となることで、「今までにないようなキャラクターをやりたいと思っていたのですが、たまについ地が出てしまいました」と、新鮮な役柄に少々戸惑ったようだ。ほかにも、犯人候補役として、市議会議員に田中圭、弁護士に寺田農、経営コンサルタントに高杉瑞穂、元料理人に神保悟志というキャスト陣が脇を固める。田中は「お2人ともかわいらしい衣装ですよね」と目を細めながら、「ミステリーの醍醐味も味わえますし、いろいろなロケーションが楽しめる贅沢な作品になっていると思います」と見どころを語っている。
2016年10月07日俳優の上川隆也が、出演する日本テレビ系スペシャルドラマ『ガードセンター24 広域警備指令室』(16日21:00~22:54)がアジア各国で放送されるのを受け、「とても光栄なこと」と感想を語った。このドラマは、東京中の安全と安心を守る警備会社のコントロールルーム「ガードセンター」が舞台。個性豊かな7人のチームが、さまざまな事件に立ち向かう、密室アクション作品で、アイドルグループ・Sexy Zoneの中島健人が、日テレゴールデンタイムのドラマ初主演を務める。今回は、同局が運営するアジア向け有料チャンネル「GEM」を通じ、カンボジア・香港・インドネシア・フィリピン・シンガポール・タイの6つの国と地域で、日本と同時放送。上川は「『これまでに無いことをやる』という作品に携わる機会を得られること自体、とても貴重な経験です」と喜びを語り、「『これが日本の、楽しめるドラマである』というようなところまで、持っていけたらいいですね」と、目標を話した。ほかにも、栗山千明、田中圭、ケンドーコバヤシ、堀内敬子、中村梅雀らが出演。稲熊洋介プロデューサーは「世界に向けるにふさわしいキャストがそろったと思っています」と自信を示している。
2016年09月07日主演・福士蒼汰&ヒロイン・土屋太鳳に“死神”鈴木亮平という、“朝ドラ”ブレイク俳優のフレッシュな顔合わせで話題を呼ぶ「お迎えデス。」。このほど、本作の2時間スペシャルとなる最終回ゲストに、観月ありさが登場することが分かった。田中メカの人気マンガを原作にした本作。ちょっと偏屈な理系男子・円(福士さん)と猪突猛進女子・幸(土屋さん)が、この世に思いを残した幽霊を成仏させるという不思議なアルバイトを通じて心を通わせていくというストーリーに、竜星涼、飯豊まりえら豪華なゲスト陣の登場も見どころとなっている。そして今回、6月18日(土)放送の最終回2時間スペシャルに、2013年の連続ドラマ「斉藤さん2」以来、3年ぶりの日テレドラマ登場となる観月さんが出演。演じるのは、円と幸がナベシマ(鈴木さん)から頼まれた、次の成仏対象者・真鍋律子役。律子は、仕事中の事故で亡くなったのだが、同僚の袴田弘(田中圭)と妹のように可愛がっていた村上あさみ(小林涼子)の幸せな姿を見るまではと成仏できないと、2人の仲をとりもつために円、幸とともに行動を起こす。しかし、そんな中、実は律子が殺されたのではないか…という疑惑が浮上!この事件を発端に、律子の死の真相のみならず、ナベシマの過去など、次々と思いもよらない真実が明らかになってゆく。日テレドラマでは「斎藤さん」シリーズなどでもおなじみの観月さん。収録現場に観月さんが現れると、顔見知りのスタッフから「久しぶり」「元気でしたか?」と声がかかり笑顔に。共演者となる主演の福士さん、ヒロインの土屋さんとも、初日から息ぴったり。ドラマも見ているそうで、「いつも可愛い、(ヒールの)高い靴なのね」と衣装について土屋さんと談笑する場面も見られた。今回、最終回のドラマ出演について、観月さんは「毎回見ているドラマなので、最終回にゲストに呼んでいただいてとても嬉しかったです。若い方々から刺激を受けて楽しく撮影に参加させていただいています」と嬉しそうにコメント。そして福士さんは「今まさに最終話を撮影しているのですが、まだまだ堤円として演じ足りないくらいです。これまでいろいろな幽霊さん達と出会った円が、幸とどのような展開になるのか楽しんでいただきたいです」と名残惜しそうに話し、さらに観月さんとの共演についても「初共演だったのですが、とてもフレンドリーで明るい方でした。まるで太陽のようなエネルギー・温かさ感じました」と話している。最終回のゲストにはそのほか、田中圭、小林涼子が登場。さらに、1話ゲストの伊東四朗、2話ゲストの加部亜門も最終回のあるシーンに登場するという。観月さん演じる律子の登場で、ついに明かされる秘密とは…?激動の最終回スペシャルを見逃さないで。「お迎えデス。」最終回2時間スペシャルは6月18日(土)21時15分~日本テレビにて放送。(text:cinemacafe.net)
2016年06月09日女優の観月ありさが、18日(21:15~)に放送される福士蒼汰主演の日本テレビ系ドラマ『お迎えデス。』の最終回2時間スペシャルにゲスト出演することが9日、明らかになった。観月が同局のドラマに出演するのは、3年ぶりとなる。同作は、感情表現が希薄な理系男子・円(福士)が、この世に思い出を残した幽霊を成仏させる特殊能力を使った不思議なアルバイトを通じて、猪突猛進タイプの女子・幸(土屋太鳳)と心を通わせていくというラブコメディ。最終回には、2013年の『斉藤さん2』以来の同局ドラマ出演となる観月のほか、田中圭と小林涼子も登場。観月が演じる、仕事中の事故で命を落とした真鍋律子は、同僚の袴田弘(田中)と、妹のようにかわいがっていた村上あさみ(小林)の幸せな姿を見るまでは成仏できないといい、2人の仲を取り持つため、円や幸と行動を起こす。しかしそんな中、「律子が実は殺されたのではないか」という疑惑が浮上。この殺人事件を発端に、思いもよらない過去が明らかになっていく。観月が収録現場に現れた際は、顔見知りのスタッフから「久しぶり」「元気でしたか?」などと声がかかり、笑顔で迎えられた。福士や土屋とは、初日と思えないほど息がぴったり。土屋の衣装を「いつもかわいい、(ヒールの)高い靴なのね」と褒める一幕もあった。今回の出演について、観月は「毎回見ているドラマなので、最終回にゲストに呼んでいただいてとてもうれしかった」と歓喜。「若い方々から刺激を受けて、楽しく撮影に参加させていただいています」と報告している。一方、福士は観月を「とてもフレンドリーで明るい方」と表現。「まるで太陽のようなエネルギー・温かさを感じました」と称賛する。また、最終回を前に、「まだまだ堤円として演じ足りない」と有り余るほどの意欲を見せながら、「これまでいろいろな幽霊さんたちと出会った円が、幸とどのような展開になるのか楽しんでいただきたい」と呼びかけた。そんな最終回では、1話ゲストの伊東四朗、2話ゲストの加部亜門も、あるシーンで登場。律子の死やナベシマ(鈴木亮平)の過去をめぐるストーリーが展開され、感動的な結末を迎えるという。
2016年06月09日俳優の田中圭が、きょう14日にスタートするフジテレビ系ドラマ『早子先生、結婚するって本当ですか?』(毎週木曜22:00~22:54 ※初回は15分拡大)に出演することが明らかになった。21日放送の第2話から登場する。このドラマは、実話を元にした4コマエッセイ漫画が原作。同作のために髪を30センチ以上切った、主演の松下奈緒演じる34歳の独身小学校教師・立木早子が、周囲に巻き込まれて結婚に向かって動き始め、傷つきながらも運命の人と出会うために奮闘していく姿を描く。田中が演じるのは、早子の同僚教師である久我山ミカ(貫地谷しほり)、成増梅子(佐藤仁美)、ミカの友人でOLの羽村舞(舞羽美海)が参加した合コン相手の佐賀俊介。正直者で不器用な、恋愛に関して少年のように純粋な役どころだ。台本を読んだ田中は「独特のテンポ感、セリフ、キャラクター。このそれぞれがどうやって形を作っていくのか、とても興味がありました」と感想。恋愛にウキウキして長ゼリフを言うシーンがあるそうで、「長ゼリフだけでも緊張するものですが、なんか、ウキウキしてるから、どうしようかなと。今からビビってます」と戦々恐々の心境を語っている。
2016年04月14日ももいろクローバーを辞めて丸5年、女優の道を邁進中の早見あかりさん。自身初となる舞台を前に、不安と期待入り混じる胸中を語ってくれました。***「このお仕事をしていると、初の悪役とか、初の何時枠ドラマとか、いろんな“初”を取り上げられます。でも、今回の“初舞台”に関しては、本当に本当の初。事務所に入ったばかりの中学生の頃みたいな気分」実感がこもる力強い口調。その早見あかりさんの記念すべき初舞台とは、白井晃さん演出の『夢の劇』だ。「舞台って自分とは無縁だと思っていたので、自分が出るとは考えたことがなかったんです。だから、なぜ今回、自分がやるって言っちゃったのかわからなくて。でも、気づけば、ももクロを辞めて丸5年で、今年21歳。ちょうど新しいことに踏み出す節目なんだなと思います」原作の戯曲は百年以上前のもので、書かれた当時は上演を目的としていなかったそう。神の娘・アグネスが地上に降り、さまざまなことを経験していく。時空の違う場面が繫ぎ合わされた不思議な手触りの作品だ。「難解と言われるホンですが、白井さんからすべてが夢だと思えば説明がつくと言っていただいて、スルッと理解できたんです。夢ってなんの脈絡もなく進んでいって、現実では知り合いじゃない友人同士が仲良くしていたりしますよね。どの場面でも、そこにいる人々はいかにも知り合いのように私が演じるアグネスに接するんですが、その理由を追求するよりも、自然にそこにいられたらいいのかな、と思っています」上演が決まった時、白井さんがアグネス役にと熱望したのが早見さん。「白井さんは、アグネスは幼い子供と同じで好奇心が強く、何でも思ったことは口にしてしまうようなところがある子じゃないかと思うと説明してくださったんです。その時、早見さんもそういうところがあると思うんだよね、とおっしゃられたんです。お会いしたのは、この作品が決まってからのはずなのに、何で私のこと知ってるんだろうって(笑)」大人っぽい見た目ゆえクールな印象を持たれがち。でも、「私をよく知る人からは、子供みたいだって言われる」そうで、「近寄りがたいのかと思ったら、じつは話しやすいっていうのは、いいほうのギャップだと思うので」とニッコリ。屈託のない話しっぷりにその片鱗が窺える。「怖くても、不安でも、楽しいと思っても、どっちにしろ初日にはお客様の前に立っているわけですし、最後は開き直ってやるしかないです」しかし、それでもやはり「怖い」。「基本的に自分は腹を括ったら強いタイプだと思っているんですけれど、いまだ括れていない。こんなことって、いままでにないんです。ただ先日、白井さんから、もしダメだったとしても『選んだのは白井さんなんだから、私は悪くないです』って言ってくれていいよ、と言っていただいてから随分楽になりました」アイドルを辞めて女優の道に専念して5年。いま大きな岐路に立つ。「稽古だけで1か月という期間ずっとひとつの作品のことを考え続けるって、これまでにはやったことのない経験です。飽き性の私がどうなっていくのか興味ありますよね」◇はやみ・あかり1995年生まれ、東京都出身。’11年までももいろクローバーで活躍。女優転身後のおもな出演作に、ドラマ『ラーメン大好き小泉さん』『ちかえもん』など。◇父である神インドラに送り出され、地上に降りたアグネス(早見)は、恋人を待ち続ける士官や楽屋番の女など、さまざまな人間たちと出会い、人間の世の無常を目にしてゆく。4 月12日(火)~30日(土)横浜・KATT神奈川芸術劇場<ホール内特設ステージ>原作/ヨハン・アウグスト・ストリンドベリ構成・演出・出演/白井晃台本・出演/長塚圭史振付・出演/森山開次出演/早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、山崎一ほか一般8500円U−24チケット(24歳以下)4250円(12日、13日はプレビュー公演、一般7500円、U−24チケット3750円)すべて税込みチケットかながわTEL:0570・015・415(10:00~18:00)www.yumenogeki.jp※ 『anan』2016年4月13日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・望月リサ
2016年04月07日経済の長期低迷、デフレ脱却もままならぬ中、かつての高度経済成長期の象徴ともいえる”団地”が、いま映画界でちょっとしたブームになっている。当時、地方から都市部へ移り住む人の流れに合わせて各地に次々と建設されたが、時代の移り変わりとともに、その一帯がどこか取り残されたかのような印象を受ける不思議な建物、“団地”。奇しくも、この春からそんな“団地”を舞台に、名監督や新進クリエイターたちが三者三様のアプローチで描いた映画が続々と公開される。■藤山直美×阪本順治監督『団地』…「うわさのコインロッカーや!」阪本順治監督の書き下ろし完全オリジナル脚本に、稀代のコメディエンヌ・藤山直美を再び主演に迎えて贈る会話劇<a href="">『団地』</a>。映画ファンが待ち望んだ新作でありながら、多くの観客の予想を遥かに上回る物語の企画の発端は、藤山さんのスケジュールがぽっかり空いたことから。撮影スケジュールの兼ね合いもあり、ワンシチュエーションものが良いということで、ふと監督の脳裏に“団地”を舞台にした本作のクライマックスシーンが浮かんだことからスタートした。さまざまな人生が交差する団地という“小宇宙”を舞台に、ごく平凡な夫婦の全然普通じゃない日常を、独特のオフビートな感覚で描きだす。藤山さんの新境地ともいえる、未知なる魅力を引き出した“妄想としゃべくりのハーモニー”には、岸部一徳、石橋蓮司、大楠道代、宅間孝行、さらに斎藤工など、クセとアクの強いキャスト陣も集結する。■単身高齢者を追うドキュメンタリー『桜の樹の下』…「故郷を離れ、流れついた」神奈川県・川崎市にある市営団地に暮らす単身高齢者たちを追ったドキュメンタリー。戦前から工業都市として発展した川崎は、高度経済成長期に多くの労働者を抱え、当時の公営団地は地方などから来る若き働き手の、そして現在では単身高齢者の受け皿となっている。孤独を感じつつも毎日を生き、そして自らの死とも向き合う高齢者たち。団地で暮らす4人の高齢者たちにカメラを向け、彼らの日常、思いを切りとった本作は、山形国際ドキュメンタリー映画祭2015の日本プログラムに正式出品され、大きな話題を呼んだ。監督を務めるのは、20代の女性監督・田中圭。■阿部寛×是枝裕和監督『海よりもまだ深く』…「パパはなりたいものになれた?」<a href="">『海街diary』</a><a href="">『そして父になる』</a>の是枝裕和監督が、<a href="">『歩いても 歩いても』</a><a href="">『奇跡』</a>に続いて阿部寛と3度目のタッグを組んだ『海よりもまだ深く』。阿部さん演じる主人公の良多はある台風の日、別れた妻(真木よう子)や1人息子と、母(樹木希林)の暮らす団地で一夜を過ごすことになる。本作の主な舞台としなったのは、是枝監督が9歳から28歳まで実際に暮らしていた東京都清瀬市の旭が丘団地。本作について是枝監督は、「登場人物は皆、“こんなはずじゃなかった”という思いを抱きながら、夢見た未来とは違ういまを生きている大人たち。映画の舞台である団地も建設された当時は思いもしなかったであろう、老人ばかりの現在を生きている。本作はそんな等身大の人々のいまに寄り添ったお話」とコメントを寄せている。コメディ、ドキュメンタリー、人間ドラマと異なったスタイルだが、それぞれの“団地”描写の中に込められた、その限られた空間にしか醸し出すことのできない日々の暮らし。まさに昭和の象徴であり、失われた家族や地域のカタチが色濃く残る“団地”。その個々の思い出や人間関係、時間と空間の“濃密さ”が、クリエイターたちを刺激し、惹きつけるのかもしれない。『団地』は6月4日(土)より有楽町スバル座・新宿シネマカリテほか全国にて公開。『桜の樹の下』はポレポレ東中野ほか全国にて順次公開。『海よりもまだ深く』は5月21日(土)丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月05日白井晃が演出、長塚圭史が台本、早見あかりが主演を務める『夢の劇-ドリーム・プレイ-』の公開稽古が行われた。同舞台は4月12日(火)に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場で開幕する。『夢の劇-ドリーム・プレイ-』チケット情報本作は、19世紀後半から20世紀初期に活躍し、日本では『令嬢ジュリー』『死の舞踏』などで知られるヨハン・アウグスト・ストリンドベリの作品。夜にみる夢の世界を戯曲化したとされ、唐突に場所が変わったり登場人物が入れ替わるなど、精神世界の迷宮のような混沌とした“夢”の世界が描かれている。物語は、神インドラの娘アグネスが人間界に降り立つところから始まる。人間たちと共に過ごす中で人間界の不条理を経験し、成長していくアグネスの姿を描く。そのアグネスを演じる早見は、本格的な舞台初出演。共演者には田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次、山崎一ら魅力的な面々が揃う。さらに、舞台『星の王子さま』やテレビ番組『からだであそぼ』などでもおなじみの森山開次が振り付けを担当。白井、長塚、森山は演者としても出演する。mama!milkの生駒祐子と清水恒輔、阿部海太郎、トウヤマタケオが演奏する音楽の中で始まった公開稽古。披露したのは、結婚生活を経験したインドラの娘(早見)が「こんなの嫌だ」と飛び出し、公平と平等と安息の港町に連れて行ってもらうはずが、病人だらけの町にたどり着いてしまうシーン。アグネスは誰もが悲しみを隠し意気消沈する世界を静かに見つめ、「お父様!人生は残酷!人間ってあわれだわ!」と叫ぶ。ダンスシーンでは、バレエ界でも活躍する高瀬瑶子のダンスや、圧倒的な存在感を放つポールダンスなど、森山ならではの独創的な世界に取り込まれる。また、森山らと共に早見もダンスを披露。軽やかに踊ってみせた。シーンの合間には小道具を触ったり、ダンスの確認をしたり、雑談をしたりとキャストはコミュニケーションを取りながらも、常に目線は舞台を向いていたのが印象的。江口がピアノの演奏を披露するシーンでは、アドリブで演奏を延ばされたのか、キャスト達が笑い合う場面も見られた。白井の言葉に耳を傾け、ときに笑顔を見せる早見。1月の制作発表で涙とともに吐露した不安は取り払われているようにも見え、本番への期待が高まる。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『夢の劇-ドリーム・プレイ-』は、4月12日(火)から30日(土)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて上演。その後、長野、兵庫を巡回。撮影・文:中川實穗
2016年04月04日<a href="">『図書館戦争』</a>シリーズ、「軍師官兵衛」など話題作に出演する田中圭。老若男女幅広い年齢層から支持を誇る彼の4年半ぶりとなる写真集「R」(3月28日発売)の発刊記念イベントが、4月2日(土)東京・SHIBUYA TSUTAYAにて行われ、大いに盛り上がりをみせた。今回の写真集「R」は、渋谷のスクランブル交差点や路地裏、ホテルの一室、寂れた廃墟ビル、青い空と白い砂のコントラストが美しい砂丘など、 様々なシチュエーションで撮影された作品。映像や舞台で決して見ることの出来ない、ときにせつなく、ときに妖艶に、 そして狂気をはらんだ、多彩な表情を収録。巻末には笑顔満載のメイキングカット、 現在の心境を語るロングインタビュー掲載と、ボリューム満点に仕上がっている。イベントに先駆け行われた取材では、田中さんは白いシャツと黒のパンツのシックかつカジュアルな自然体の服装で登場。詰め掛けた報道陣の質疑応答などに応じ、時にコミカルな受け答えや掛け合いで取材スペースを笑いに包むなど、“俳優”と“素”、双方の田中圭を存分に示した。タイトルの「R」について問われると、「深く考えなかったんですけど、今回お話を頂いたとき、色々なことから逃げ出したいと、思い浮かんだんです。逃げる・走るを英語にすると“Run”。この言葉がタイトルと思ったんですが、 深く考えず、頭文字の“R”にしようと(笑)」と語った。また前回の写真集との違いについては「写真集はセリフも役もないですし、 4年半前の前作とは俳優としてのプライドやこだわりのようなものを出したいと思い、俳優だからこそ出来る写真集を作りたかったので、いい意味で、軽くない写真集に仕上がっていると思います」とコメント。さらに写真集には、入浴シーンやシャワーシーンも収録されているということで、 感想を聞かれた田中さんは、「もう少し体を絞ればよかったです、修正を入れて欲しかった…」と報道陣の笑いを誘い、「様々な表情の素の俳優・田中圭が存分に詰め込まれているので、たくさんの方々に見て頂けたら、 すごくうれしいです。よろしくお願いします!」と、力強くアピールした。(cinemacafe.net)
2016年04月04日映画『図書館戦争』をはじめ数多くの話題作品に出演し、その確かな演技力と爽やかな笑顔で多くの女性ファンを虜にする人気俳優・田中圭。この度、自身4年半ぶりとなる写真集「R」の発売が決定!ときにせつなく、ときに妖艶に…いまの田中さんの魅力を存分に詰め込んだ1冊に仕上がったという。2003年放送のドラマ「WATER BOYS」にて山田孝之演じる主人公の親友役で注目を集めた田中さん。それ以来数々のドラマに出演しており、最近では、NHK大河「軍師官兵衛」「残念な夫。」「びったれ!!!」「HEAT」「5→9~私に恋したお坊さん~」「家族ノカタチ」…と話題作に立て続けて出演し、その姿を見ないドラマクールはないほどの引っ張りだこ状態。さらに、大人気ドラマのスピンオフ映画『相棒シリーズX DAY』や、大人気小説を実写化した人気シリーズ『図書館戦争』では岡田さん演じる堂上教官の同期・小牧幹久役を熱演するなど、大人気シリーズ作品に出演。スクリーンでもその演技力と存在感を発揮している。今回、4年半ぶりとなる写真集「R」が完成。撮影は、渋谷のスクランブル交差点や路地裏、ホテルの一室、寂れた廃墟ビル、青い空と白い砂のコントラストが美しい砂丘など、様々なシチュエーションで敢行。切なげな表情から、妖艶な姿、狂気をはらんだ一瞬まで…普段の映像や舞台で決して見られない、田中さんの多彩な表情が収録される。また、巻末には笑顔満載のメイキングカットや、現在の心境を語るロングインタビューも掲載。いまの田中さんの魅力がギュッと詰まったファン必携の一冊となりそうだ。田中圭写真集「R」は3月28日(月)より発売。(text:cinemacafe.net)
2016年03月26日4月に上演される『夢の劇-ドリーム・プレイ-』の制作発表が行われ、早見あかり、田中圭、江口のりこ、玉置玲央、那須佐代子、森山開次、山崎一、長塚圭史、白井晃が登壇した。舞台『夢の劇-ドリーム・プレイ-』チケット情報本作は、19世紀後半から20世紀初期に活躍したスウェーデンの作家ヨハン・アウグスト・ストリンドベリの後期の作品。イプセンやアントン・チェーホフなどと共に「近代演劇の父」と呼ばれ、芥川龍之介をはじめとする同時代を生きた日本の作家たちにも強い影響を与えた人物だ。バラモン教の神インドラの娘アグネスが地表に降り立ち、人間たちと共に過ごす中で知る、人間界の不条理を描いた本作。夜にみる夢の世界を戯曲化したとされ、唐突に場所が変わったり、登場人物が入れ替わったりと、現実にはあり得ない転換が組み込まれている。日本での上演機会も極めて少ない作品だ。白井は、本作を選んだ理由を「私は100年前のこの作品に今どこかシンクロするものを感じておりまして。登場人物たちの心象や不安感というものがなにか(現代の)大きな産業や経済、社会の変化というものと同機しているような感じを抱いています。描かれている人物は決して幸福な人物ばかりではないのですが、その中で夢が覚めたときに一縷の光を見る、そんな希望のある作品として読めました」と語る。「森山開次さんの振り付けを含め、できるだけフィジカルな面を強調していきたい」(白井)という本作の台本は長塚が担当。長塚は、「人間のグロテスクな世界を旅していく中で、インドラの娘は田中圭さん演じる詩人を支えにします。世の中、絶望的な状況になったときに詩人とか劇作家とか俳優とか、真っ先に必要とされなくなるようなものだと思うんですが、彼女は彼に頼ろうとする。これは人間賛歌であり芸術賛歌だと思うんです」と解釈を述べた。主演でインドラの娘を演じる早見は、本格的な舞台は初出演。これまで舞台出演を「“怖い”という気持ちが前に出てきてしまって避けてきた」と語り、会見では涙が出るほどの緊張を見せた。そんな中で本作に挑戦する理由は「正直よくわからないです。でもわからないからこそ、なんか面白いなって自分でもワクワクしている部分もあります」と笑顔を見せた。そんな早見に長塚は「インドラの娘が、どこか荒唐無稽な汚れたような人間世界を白馬のように駈けていってくれたら」と希望を託す。KAAT神奈川芸術劇場プロデュース『夢の劇-ドリーム・プレイ-』は、4月12日(火)から30日(土)まで神奈川・KAAT神奈川芸術劇場にて上演。その後、長野、兵庫にて上演する。取材・文:中川實穗
2016年01月22日香取慎吾主演で贈る17日(日)より放送スタートするドラマ「家族ノカタチ」。この度、24日放送の2話から登場する謎のストーカー男役に俳優・田中圭が出演することが明らかとなった。本作は、香取さん演じる結婚しない39歳“こじらせ男子”の主人公・永里大介のもとに突然やってきた父親・陽三(西田敏行)と、大介と同じマンションの上の階に住む上野樹里演じる“結婚しない”ヒロイン熊谷葉菜子の元にこちらも入り浸る母親・律子(風吹ジュン)、特殊な事情を抱えた2組の親子を中心に、周囲の人々が互いに交差し、様々な想いを巡らせながら、それぞれの “家族ノカタチ”を作っていくというホームドラマ。そのほか、水原希子、荒川良々といった個性派キャストが脇を固めている。そして明日17日放送の第1話では、大介にとって待ちわびた日。長年の努力が結実し、遂に念願のマンションを購入したのだ。荷物の運搬作業中、空から1枚の女性用ガードルが降ってくる。見上げると、5階のベランダから覗き込む女性の影が。大介はすぐに彼女の部屋まで届けに行くが、乱暴にガードルをひったくられ、ドアが閉ざされる。これが大介と、商社OL32歳独身・葉菜子との出会いであった。さらに翌日仕事が終わると、1人黙々とトレーニング。メニューをこなし、帰りがけにはビアバーで大好きなビールを嗜むという、誰にも邪魔されない至福の時間だった。しかしそれも束の間。購入したばかりのマンションに帰ると、周囲は消防車で封鎖され、人だかりが。出火の原因は誰もいないはずの大介の部屋だという。そして消防士に囲まれて出てきた犯人は、何年も顔すら合わせていなかった大介の父親。突然田舎から出てきて、管理人から鍵を拝借し勝手に部屋に入り、火事と間違えられるような燻製作りを楽しんでいたのだ。よくよく話を聞けば、父親は知らぬ間に再婚した挙句、その相手に逃げられ、新しく出来てしまった13歳の義理の息子まで連れてきていた――。今回明らかとなったのは、第2話終盤から登場する上野さん演じる葉菜子に近づく“謎の男”役の田中さん。葉菜子を付け回す素振りを見せ、第3話では、ついに葉菜子の会社へも訪ねてくるストーカーぶりもみせる役どころだ。しかし、実はその正体は、葉菜子の元夫・高瀬和弥だった。高瀬は離婚後、海外赴任となり、久しぶりに日本に戻ってきた。未だ独身の彼は、葉菜子との離婚を後悔し、逃げる葉菜子の元に何度も訪れる。さらには葉菜子の母・律子を通して葉菜子に近づこうとする。高瀬は、大介と違い子どもが好きで家族を大事にする考えの持ち主で、仕事もでき容姿もさわやかで、結婚相手としては申し分ない人。律子もふたりの復縁を望んでいるほどだが、なぜか葉菜子は離婚の理由さえも周囲に話そうとしない…。出演が決定した田中さんは台本を読んで「自分なりに『こうしよう』と考えているものと、実際上がってきた本との差を楽しんでいます。なるべくどのようにでも出来るようにしたいです。(葉菜子に)すごく避けられているので、何やったんだろう?って(笑)。すごく楽しみです」とこれからの物語に期待を寄せていると語った。また同世代の結婚しない男について「結婚のよさも勧められるし、かといって結婚をしない1人きりのよさも分かるし。全ては“気分”と“タイミング”で良いと僕は思います」とコメント。2人はなぜ離婚したのか、復縁はあるのか、ドラマファンの間でひそかに話題となっていた葉菜子の元夫の発表で、またさらに注目を集めそう。「家族ノカタチ」は1月17日(日)21時~TBSにて放送開始(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2016年01月16日画家の田中千智の個展「田中千智展」が、16年1月29日から2月7日まで東京・渋谷にあるBunkamura1階のギャラリーにて開催される。田中千智は、国内外での多数の展覧会を行う他、小説の表紙や挿絵、舞台や映画のイメージビジュアルなどを手掛ける、近年目覚ましい活躍を見せる画家。果てのない夜や燐光の森、淡くゆらぐ雪の丘、置き去りにされた情景など、黒と白の鮮烈なコントラストによって独自の死生観が描き出された作品は、見る者にセンチメンタルな物語を想起させる。Bunkamuraで開催する2回目の個展となる同展では、未発表の新作を中心に多数の油彩原画を展示・販売。今最も注目される画家のうちのひとりである田中が持つ引力をたっぷりと体感出来る個展となっている。【イベント情報】「田中千智展」会場:Bunkamura Box Gallery住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1F メインロビーフロア会期:16年1月29日~2月7日時間:10:00~19:30(最終日は17:00まで)入場無料
2016年01月06日●演じるときは「"自分"が知らないところに」小心者。ビビリ。あまり言われたくないこれらを意味する広島の方言"びったれ"がそのままタイトルになった映画『劇場版 びったれ!!!』が、11月28日から公開している。ドラマから映画化された人気シリーズでヒロイン・杉山を演じるのが、今年に入って『THE NEXT GENERATION パトレイバー -首都決戦-』、『HERO』、『レインツリーの国』といった話題作への出演が続く女優・森カンナ(27)。元極道であることを隠して司法書士として第2の人生を歩む伊武努(田中圭)を、アシスタントの杉山はその過去を知った後でも、ミスを見つけては容赦なく叱りつけるしっかり者だ。2009年の『仮面ライダーディケイド』(テレビ朝日系)のヒロインから本格的に女優業をスタートし、『ショムニ2013』(フジテレビ系)などで注目される存在に。"女優・森カンナ"の真の姿は杉山栄子にあるのでは――本作の試写でエンドロールが流れている時にふとそんなことが頭をよぎり、直接本人に会って確かめることにした。一視聴者として、無意識に抱いていた先入観。それが"心地良い勘違い"であることを、対面して知ることになる。――広島が舞台の作品ですが、今回の映画で初めて広島ロケを行ったそうですね。市内外、両方で撮影しました。街ではご飯がとにかくおいしくて。広島焼きのお店にあった、カキのバター焼きや鉄板焼きは最高でした。何よりも、ご当地で広島焼きを食べられるというのは幸せですね(笑)。機会があれば、プライベートでも行ってみたいです。――今回はドラマからの映画化でした。いつもの映画撮影との違いはどういったところにあるのでしょうか。みなさんとの距離感が違うので、現場の雰囲気も変わってきます。初めての現場で心がけているのは、あまり殻に閉じこもらないこと。話をすることで本番の時の緊張感が少しだけ和らいだりするので、少しは作品に影響するのかなとも思います。『びったれ!!!』のドラマ現場では(田中さん)が引っ張ってくれていたので、何か分からない時や困った時にはいろいろ聞くことができて、本当に助けてもらいました。――田中さん演じる伊武努の姉の娘・かりんを演じていたのが、岩崎未来ちゃん。森さんはご自身のインスタグラムにもツーショット写真を載せていましたが、現場では「ママ」と呼んでくれていたそうですね。そうなんです。お母さんの気持ちになりたいと思って、そう呼ぶようにお願いしました(笑)。ドラマの最初の時だったと思います。ちゃんと呼んでくれるんですよ。動画とかもたくさん撮って、「もう1回言って!」とお願いしてみたり(笑)。合間には一緒に遊んで、私にとっては"癒やし"のような存在でした。映画が完成した時に会いましたが、すっかり大人になっていて。そのあとに試写でも会ってさらに大人に……。子どもの成長には、びっくりしますね(笑)。――森さんが演じた杉山栄子は、司法書士・伊武をサポートする補助者という立場でしたが、軽率なミスを繰り返す伊武を叱りつけるシーンはこのシリーズでおなじみです。杉山の魅力はどのようなところだと思いますか。唯一、伊武にガミガミ言えることができるしっかり者。伊武の裏の顔がヤクザであることが分かっても、接し方が変わらないところとかは、人間の本質を見るタイプなんだと思います。何よりも司法書士としての伊武を尊敬していることもあって、どんなにガミガミ怒ってもそのあたりの態度が変わることはありませんでした。――怒り方に変化は?同じだと思います。同じミスが繰り返されると「また?」みたいなイラ立ちがあってヒートアップして、最後はあきれてしまいます(笑)。――ご自身と栄子を比較して似ていると思いますか。全然、似ていません。逆です(笑)。私は人を叱れるほど、しっかりした人間ではありません。怒られてばかりで(笑)。――ちょっと意外です。物事をストレートに言いそうなイメージでした。はっきりしたタイプだとは思いますが、どちらかというと「しっかりして」と心配されるタイプ。私は適当なところがあるので、杉山との大きな違いはそこだと思います。共通しているところは……あるかなぁ……たぶんないです(笑)。あえて挙げるとするなら、"子ども好き"なところとかでしょうか。――その様子だと、役柄を演じる時にあまり自分と比べることはないんですかね。そういう方もいるのかもしれませんが、私は演じるときには"自分"がどこか知らないところに行ってしまいます(笑)。よく聞かれる質問ではあるんですけど、いつも考え込んでしまって。演じることは自分とは全然別ものだと思っています。――困ってしまう質問でしたか(笑)。そうですね。考えてしまうので(笑)。――ついつい聞いてしまう質問です。プライベートの経験が役にも現れるという話もよく聞きますし、役とは違う"森カンナ"という女性を知るきっかけとしてはとても便利な入り口というか。それはなきにしもあらずな気もします。ただ、これまでやらせていただいた役は私がほとんど経験したことない人ばかりだったので(笑)。●女優になった意外なきっかけ――なるほど。本作では"びったれ"がキーワードになっています。広島の方言で「小心者」を意味するそうですが、森さんの"びったれ"な一面は?あまりないと思ってはいるんですけど……何歳になっても"お化け"とかは怖いです。そのあたりに関してのビビリっぷりはすごいと思います。富士急のお化け屋敷に大人数で入った時もすぐに出てきてしまったり。スタートしてすぐにいきなり耳元で不気味な音がして、「あっ、これはダメだ」と(笑)。――絶叫しましたか(笑)?いえ、「はい、出ます」みたいな感じです(笑)。結構な時間並んだのにすぐに出てしまうって、かなりの"びったれ"ですよね。――でも本当の"びったれ"はそういう状況で叫んでしまいそうですが。怖がりながらも森さんは冷静沈着(笑)。なんか怖いなぁと思っても、「はっ! はっ!」と声を出してみたり、手をたたいてみたり。そういうふうに音で蹴散らそうとしています(笑)。――これまでドッキリやサプライズなども含めて、声を出して驚いたことは? 森さんが森さんじゃなくなった瞬間というか。お化けとはまた違いますが、3~4年前ぐらいでしょうか。トンボが顔面に迫ってきて、その時は絶叫しました(笑)。一人で歩いていた時だったので、周りの人もびっくりして(笑)。普通、トンボって避けてくれませんか?――森さんもなぜ避けなかったんですか(笑)。避けてくれるんだろうなぁと。街中でかなりの取り乱し方でした(笑)。――お話していて明るい人柄が伝わってくるのですが、落ち込んだりすることは?人並みにあります(笑)。ただ、自分から相談することはなくて、どちらかというと相談されることの方が多いような気がします。人の考えを聞くことはありますけど、それで自分の意志を決めることはありません。悩みを克服する一番の方法は時間だと思いませんか?――同感です。妥協に近いですけど、それが結局解決につながったりしますよね。人間は忘れる機能が備わっています。私はあまり相談しませんが、それでもつらいときは人と話すことがやっぱり良いような気がします。――最近のご活躍ぶりから想像するに、とても多忙な日々を送っていらっしゃるような気がしているのですがいかがですか。友だちとご飯を食べに行く時間もたくさんありますし、ジムに行ったり自分の時間をちゃんといただいています。――もともとモデル活動をされていて、オーディションで演技をする機会が重なったことが、女優になるきっかけだったそうですね。最初は興味のなかった分野だったのでしょうか。それまで女優に興味はありませんでした。パリコレに出ていた田辺あゆみさんとか、むしろモデルさんの方に憧れていました。背があまり伸びなくてこれからどうしようかと思っている時に、オーディションで演技をする機会が増えて、そこに面白さを感じました。――それからどのあたりで演技の魅力、やりがいを感じるようになったのでしょうか。最近だと思います。現場が楽しいと思えるようになったのは本当に最近です。――2010年のドラマ『インディゴの夜』(フジテレビ系)では、性同一性障害のホスト役でした。難しい役だったと思いますが、番組サイトのインタビューでは「お芝居については勉強中の身ですが、正直演じることに対して"楽しみ"を感じたことはまだないんです」「私にとって撮影をしている現場は"戦場"。その中でお芝居技はひたすら難しいし、分からないことだらけです。自分の思うようなお芝居ができて、アイディアもどんどん出せるようになったら、『お芝居っておもしろい』と思うのかもしれないですね」とありました。現場は今も変わらず"戦場"ですか?当時の"戦場"とはまた違うと思いますが、短い時間の中で自分が出せるものを集中してやっていないと取り残されてしまいます。そんなお芝居を"楽しい"と思えることは5年前と同じように今もありませんが、そんな"戦場"の現場に行くのが"楽しみ"に感じられるようにはなりました。最近は女性らしい役が続いているので、そういう時は正反対の役柄への欲が出てきます。女性らしい役が続くと肌や髪のケア、爪にいつも以上に気を使ったりしますが、正反対というのは例えばそういう面で何にも気を使わなくていい部分が求められるというか。「ちょっと太ってください」みたいなお願いもされたいです(笑)。コメディとかすごく興味があって。どちらかというとそういうタイプなんです(笑)。■プロフィール森カンナ1988年6月22日生まれ。富山県出身。2008年に映画『うた魂♪』で女優デビュー。その後も『しあわせのパン』(12年)、『太陽の坐る場所』(14年)など映画やドラマ、CMに出演。2016年に公開予定の映画『僕だけがいない街』が控えている。(C)田島隆・高橋昌大(別冊ヤングチャンピオン)2013 / 2014「びったれ!!!」製作委員会
2015年12月08日俳優の田中圭が主演を務めた深夜ドラマ「びったれ!!!」が、『劇場版 びったれ!!!』としてスクリーンに進出!「お人好しなシングルファーザー」「切れ者の司法書士」「元極道」という3つの顔を持つ主人公・伊武努が、理不尽な目にあう弱者のために再び大活躍する。「伊武努という人物が魅力的なのは、まず主人公なのにめちゃくちゃ弱いところなんです。基本的に自信がないし、常に悩んでいる。極道だった過去を引きずっているし、葛藤と罪悪感も抱えているんです。でも亡くなった姉の娘という守るべき存在があり、何より人が大好き。ある種ヒーローではあるんですが、周りの人たちに助けられたり、教えられたりして生きる姿がとても好きですね。役者として3つの顔を演じるやりがいもありますよ」「カバチタレ!」「極悪がんぼ」で知られる田島隆が原作、高橋昌大が漫画を手がける人気シリーズを映像化。今年1月から全国10局でドラマ版が放送され、第8話で広島のチャンネル占有率が33.5%をマークした。「これほどじっくり同じキャラクターと向き合う機会は初めて。演技の枠を超えて、いかに説得力をもって、伊武努を生きることができるか。挑戦であると同時に、30歳を超えたいまの自分だからこそ表現できる“何か”を目指しました」。台本の段階から打ち合わせに参加し、「僕自身は脚本家ではありませんが、それでも役者の目から見た台本のイメージ…例えば、セリフの言い回しなど現場の皆さんと話し合う場を持たせてもらった。プロデュースとまではいかないですが、映画版では竹中直人さんや山本耕史パイセン(笑)に出演をお願いしたり。一生懸命演じるのは当然ですが、今回はそれ以上に作品全体を見渡し、いつも以上に学ぶことが多かったです」と強い思い入れを示す。だからこそ「これで終わりにしたくない」と、さらなる『びったれ!!!』ワールドの展開に誰よりも期待を寄せている。「ゴールデンとか深夜枠とか、そういうことは関係なく、現場には『面白いものを作りたい』と情熱を燃やす人たちがたくさんいる。今回、映画化できたことでヨチヨチ歩きながらも、一歩を踏み出した『びったれ!!!』をもっといいものにしようと、みんなが再び集まれれば、これ以上に幸せなことはないですね」と声を弾ませる。田中さんと言えば、「びったれ!!!」『劇場版 びったれ!!!』に加えて、シリーズ前作に続き人気キャラクター・小牧幹久を演じた『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』(有川浩原作)が好評を博したばかり。さらにフジテレビの月9ドラマ「5→9 ~私に恋したお坊さん~」(相原実貴原作)にも出演中だ。いまや“原作もの”の実写作品に出演するのは、売れっ子俳優の宿命ともいえるが、当の本人はどのように役作りと向き合っているのだろうか?「原作はシカトはしないです…、でも原作をなぞるつもりはない。本当にそれに尽きますね。もちろん、原作ファンの皆さんがたくさんいるのはわかるんですが、実写化するなら原作通りに演じる必要はないと思うんです。大切なのは単純なリアルさではなく、共感したり、ズシンとメッセージが届けられるリアリティ。実写化することで、フィクションがフィクションでなくなる瞬間を、僕ら俳優が演技を通して表現できればと思っています」。2000年にデビューし、気が付けば人生の半分以上を俳優という仕事に費やしてきた。映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍し、「びったれ!!!」という名刺代わりともいえる作品にも出会えた。そんな田中さんが、いま大切にしていることは?「僕らの仕事って根本に『好きでやっている』という気持ちが絶対あると思うんですよ。環境の変化によって、スケジュールがタイトになることも多々ありますが、その気持ちを忘れず、現場に立ちたいですね」。(photo / text:Ryo Uchida)■関連作品:劇場版 びったれ!!! 2015年11月28日より全国にて公開(C) 田島隆・高橋昌大(別冊ヤングチャンピオン)2013 / 2014「びったれ!!!」製作委員会
2015年11月26日優しいお父さんかと思えば、相手をやりこめる切れ者司法書士、直視できないほどの乱闘ヤクザ。くるくる変わる3つの顔を演じる俳優・田中圭さんの魅力に迫ります!* **ある時はお人好しで頼りない“シングルファーザー”、またある時は豊富な法律知識で庶民を守る切れ者の“司法書士”、その正体はなんと“元ヤクザ”…。田中圭さんが最新作『びったれ!!!』で演じたのは、そんな異なる3つの顔を持つ主人公・伊武努。「はじめて原作のコミックを読んだとき、伊武努というキャラクターに強く惹かれたのを覚えています。いまの自分がこの役をどう表現できるのか、それを確かめる意味でもぜひ挑戦させてもらいたい作品だと思いました」『びったれ!!!』は今年の1月から深夜ドラマとして放送され、異例の高視聴率を記録。オリジナルキャストに豪華俳優陣を加え、満を持しての映画化が決まった。「ドラマがあったおかげで、役の特徴やクセは自分の中で全部決まっていました。だから、映画では必要以上にキャラクターの個性を意識することもなくて。むしろ、父親としての伊武、司法書士としての伊武、そして元ヤクザとしての伊武、どの役をやっている時も、一人の“伊武努”を演じているんだ、という感覚を持つように意識していました」とはいえ、ひとたび“元極道”のスイッチが入ったあとの表情や身のこなしの変化は必見。法的な手段でも動じない悪徳な輩には、“脅威の裏の顔”で鉄槌を下す。「やっぱりヤクザモードの時がいちばん緊張しますね。なんていうか僕、まんじゅうみたいな顔してるから怖くないじゃないですか(笑)。“伝説の極道”という設定に自分自身が負けないように、強さに説得力を持たせたいと思って。そういう意味では、映画で格闘シーンを演じた相手役が同じ事務所の大親友・鈴之助くんだったのはよかった。お互いアドリブで思いっきり殴り合うことができました。もちろん、フリですけどね」◇『びったれ!!!』あらすじかつては暴力団組織の金バッジ、狂犬と恐れられた男・伊武努(田中圭)。いまは極道から足を洗い、司法書士となって亡き姉の娘・かりん(岩崎未来)を男手ひとつで育てている。ドラマ最終話で平和な生活を取り戻したかのように思えたものの、幼稚園のパパ友の不当解雇や、伊武の補助者・杉山(森カンナ)の実家が不正な取引で立ち退きを迫られるなど、またも伊武の元にトラブルが舞い込んで…。皆の未来を背負った伊武は、義理と人情を貫き、ピンチを切り抜けることができるのか!?◇たなか・けい1984 年7 月10日生まれ。東京都出身。出演映画『図書館戦争 THE LAST MISSION』が公開中。ドラマ『5→9~私に恋したお坊さん~』(フジテレビ系)、『ホイチョイドラマ 恋の時価総額』(スカパー!)にも出演する。◇『びったれ!!!』。原作は『カバチタレ!』『極悪がんぼ』などで有名な田島隆さんによる同名の司法書士漫画。映画化に際し、自身初のオリジナル脚本を共同執筆&全面監修した。11月7日(土)に広島で先行上映が開始。11月28日(土)より全国ロードショー。※『anan』2015年11月11日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・山本隆司ヘア&メイク・北村典雄取材、文・瀬尾麻美
2015年11月04日元極道の司法書士が活躍する人気漫画を映画化した『劇場版 びったれ!!!』の完成披露試写会が11月3日(火・祝)、都内で行われ、ドラマに続き主演を務める田中圭、子役の岩崎未来(みく)ちゃん、金田敬監督が舞台挨拶に立った。田中さんが「お人好しで頼りないシングルファーザー」「切れ者の司法書士」「元・極道」という3つの顔を持つ伊武努を演じ、理不尽な目にあう庶民を助けるべく奮闘する。タイトルは広島弁で、小心者の意味。今年1月から全国10局でドラマ版が放送され、第8話にて広島のチャンネル占有率が33.5%をマークした。今回の劇場版で、ついにオール広島ロケが実現し、田中さんも「すごくパワーをもらった」と感激しきり。「タイトなスケジュールだった」とグチもこぼしたが、すぐさま金田監督から「でも、毎晩飲みに行ってたよね」とツッコミが入るなど、和やかな雰囲気。「伊武は大好きな役なので、何年後かにまた演じたい」(田中さん)と強い思い入れを示した。亡き姉の子どもを演じる未来ちゃんは現在7歳。親代わりともいえる役柄の田中さんの第一印象は「ヤクザの格好をしていたから、怖かったけど、おしゃべりしたらカッコ良かった」と無垢なコメント。一方、田中さんは「未来のお絵かきや漢字を書く姿を見ながら『すごいねー』って褒めても、すぐカンナちゃん(共演する森カンナ)になついちゃって、一瞬さみしかった」と“父の顔”を見せていた。『劇場版 びったれ!!!』は11月7日(土)よりバルト11ほか広島にて先行上映、11月28日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月04日前作公開から約2年半の時を経て公開されたファン待望の続編『図書館戦争 THE LAST MISSION』。10月10日に公開がスタートしてから初週&2週目と動員ランキングでV2を達成、23日間で動員108万人を突破した本作から、動員100万人突破記念!コミック版弓きいろ先生の描き下ろしの“実写&コミカライズのコラボビジュアル”が公開された。原作は有川浩・著の大人気小説「図書館戦争」シリーズ。2008年にはコミカライズ化&アニメ化され多くのファンを魅了。さらに2013年には主演に岡田准一、榮倉奈々、そして田中圭、福士蒼汰、石坂浩二ら豪華キャスト陣を迎え実写映画化され、興収17.2億円と大ヒットを記録した。“実写化”に際しては相容れないファンも数多く存在するなか、「図書館戦争」に関してはキャスティング・アクションなど多方面で高い評価を獲得。本作には、アニメ版で手塚光を演じた人気声優・鈴木達央と同役・福士さんの共演が実現するなど、様々なメディアミックス展開を多くのファンが楽しんでいることが伺える。原作小説・コミカライズ・アニメと多種多様なファンから愛された映画「図書館戦争」。この度、動員100万人突破を記念して、新たなコラボ企画が実現。コミカライズの漫画を担当している弓きいろが、本作のティザービジュアルで展開していた堂上(岡田准一)・笠原(榮倉奈々)の写し画を特別に書き下ろし。こ画像は期間限定で映画公式HPより壁紙としてダウンロード配信されることも決定した。さらに、10月5日TBS系にて放送されたドラマスペシャル企画「図書館戦争 BOOK OF MEMORIES」で、ファンを悶絶させたカップル小牧幹久&中澤毬江を演じた田中さん&土屋太鳳が、11月7日(土)放送のTBS「王様のブランチ」の“買い物の達人”のコーナーに出演することが決定!ファンからも理想のカップルと名高い2人を演じた田中さんと土屋さんがウインドウショッピングデートに繰り出し、洋服、雑貨など様々なお店を巡るデート展開はファン必見の内容だ。多くのファンを胸キュンさせた「もう子どもに見えなくて困ってるよ」という名台詞は飛び出すのか…?放送を心待ちにしたい。『図書館戦争 THE LAST MISSION』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:図書館戦争 THE LAST MISSION 2015年10月10日より全国東宝系にて公開(C) 2015“Library Wars -LM-”Movie Project
2015年11月02日義父母がシンドイんです!
私の愛すべき家族
うちのダメ夫