女優・桐谷美玲が、4月期放送のフジテレビ系新木10ドラマ「人は見た目が100パーセント」にて主演を務めることが決定。本作では、“女子力ゼロの理系女子(リケジョ)”役に初挑戦する。ドラマの原作は、2014年から「BE・LOVE」(講談社)にて連載され、単行本は4巻が刊行されている大久保ヒロミの同名コミック。雑誌「VOCE」や「with」では、作中の主人公たちを表す「女子モドキ(JSM)」特集が組まれるなど多くの雑誌に取り上げられ、10~40代という幅広い層の女性から圧倒的な支持を得ている。今回主演を務める桐谷さんは、ドラマや映画はもちろん、舞台やニュースキャスターとして幅広く活躍。また、美容雑誌「VOCE」が選ぶ「2016年最も美しい顔」を受賞するなど、若い女性の憧れの的としてトップを走り続けている。そんな彼女が今回演じるのは、製紙会社に勤務する真面目で見た目はさえない理系女子の研究員・城之内純。彼女は、「自分に自信がない」「男性にモテたことがない」「ガールズトークが得意ではない」「メイクやおしゃれもほとんどしない」「イケメンや美女には目も合わせられない」「自分の容姿を褒められたことがない」という、とにかくないないづくし。研究に没頭し、「女子力」や「美」に背を向けた人生を歩んできたばかりに、おしゃれ偏差値が最底辺になってしまっていた…という役どころだ。しかし仕事の都合から、自分は「女子」ではなく「女子モドキ」なのかもしれないということに気がつき、研究室の同僚女子2人と一緒に3人で流行のメイク・ファッション・美容など「美の特別研究」を始め…と物語が展開していく。桐谷さんは「タイトルが『人は見た目が100パーセント』ということなんですが…、私は見た目に関していうと“清潔感”を大事にしたいなと思っています。みなさまぜひ応援よろしくお願い致します」と意気込み、原作者の大久保氏は「桐谷さんの白衣姿を想像するだけでワクワクします。原作はギャグメインですが、ドラマではきっと原作にはないストーリーも見られると思うので、純粋に一視聴者として、とても楽しみにしています!」と期待を語っている。木曜劇場「人は見た目が100パーセント」は4月期より毎週木曜日22時~フジテレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月25日テレビ東京では今年、ドラマ特別企画として吉村昭の不朽の名作「破獄」をドラマ化することが決定。主演にはテレビ東京ドラマ初出演となるビートたけしを迎えることも分かった。昭和17年。東京・小菅刑務所の看守部長・浦田進(ビートたけし)の耳に、秋田で無期懲役囚が脱獄したとの情報が入る。脱獄した無期懲役囚は、かつて小菅刑務所にいて、情に厚い浦田だけには従順だったが、青森刑務所でも脱獄した経歴を持つ危険人物、佐久間清太郎だった。ところが3か月後、佐久間は浦田の家に突然訪ねて来る。浦田に、人間扱いしない秋田の看守を訴えて欲しいと言う。しかし、隙をついて浦田は通報。囚われた佐久間は網走刑務所へ収監される。さらに、浦田も網走の看守長として転任することになる。こうして、浦田と佐久間の長い闘いが始まる…。「破獄」は、読売文学賞を受賞した吉村氏の同名小説。「夏目漱石の妻」の池端俊策が脚本を、『神様のカルテ』シリーズや「偽装の夫婦」の深川栄洋が監督を務め、今回30年ぶりにドラマ化される。本作は、脱獄阻止のエキスパートであり、監獄の守り神として絶対的自信を持つ看守部長・浦田進と、緻密な計画と大胆な行動力、そして無尽蔵の体力を武器に、犯罪史上未曾有の脱獄を繰り返した無期懲役囚との奇妙な共生関係を通して、「命とは何か」「生きるとは何か」「人と人 の絆とは何か」を描く、究極の脱獄&追跡エンターテインメント。そして今回、浦田進を演じるのは、芸人の顔を持つ一方、ヴェネツィア国際映画で『HANA-BI』が日本作品として40年ぶりとなる金獅子賞を受賞するなど、数々の映画賞を受賞しているビートたけしさん。浦田は、関東大震災時に刑務所の受刑者2千人余りを守るため忙殺され、大火に包まれた家に戻らず妻子が死亡。看守長としての務めを果たした反面、家族を見殺しにしてしまったという思いに苛まれている人物。ビートたけしさんは、「いつものように監督に言われた通り、精一杯演じるつもりでいますが、『破獄』という物語は、“生きる”という深いテーマ性がある作品なので、うまく演じきれるか少し緊張しています」と心境を明かすも、「クランクインして間もないですが、頑張っていきます」と意気込んだ。また田淵俊彦プロデューサーは、「いまこれを、映画ではなくテレビでやることの意義や意味は大きいと確信していた。全てが不確かで曖昧な時代に確固たる信念を持つことの大切さを訴えたかったからだ」と今回の制作経緯を語る。さらにこの大きなチャレンジを適えるためには、「全ての常識を取っ払ってしまうような絶大なパワーが必要」と考えたと話し、それがビートたけしさん起用に至ったとコメント。撮影はすでに開始されているそうで、「現場は未知なる挑戦への熱気に包まれている。視聴者はいままで全く見たことがない“ビートたけし像”を目の当たりにすることになるだろう」と期待煽るコメントを寄せている。「破獄」は2017年、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月24日1月8日(現地時間)に行われた第74回ゴールデン・グローブ賞授賞式。『ラ・ラ・ランド』が7冠を独占した映画の部だけでなく、テレビの部にも様々なドラマがありました。そこで、今回はテレビの部に関連した要注目ポイントをいくつかご紹介したいと思います。1.1月20日からアメリカ合衆国はジョフリーの国に?「ジョフリーが生きていたらどうなるかな?12日後にわかるね」。これは司会のジミー・ファロンが冒頭のトーク中に放った一言。1月8日の12日後と言えば、新大統領の就任日。この日は様々なトランプ・ジョークを飛ばしたジミーですが、彼の言う「ジョフリー」とは「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場する若き暴君のこと。幼稚で残忍なジョフリーに絡めたジョークは、「ゲーム・オブ・スローンズ」視聴者をニヤリと(あるいはゾッと)させるものでした。このジョークが「?」だった人は、ぜひ「ゲーム・オブ・スローンズ」を!「ああ、なるほど」と思えますから。2.ビリー・ボブ・ソーントン、2度目のスピーチは…?ドラマ部門男優賞は、「弁護士ビリー・マクブライド」のビリー・ボブ・ソーントンが受賞。彼の受賞は、2015年度の「FARGO/ファーゴ」に続き2度目。そのときの受賞スピーチは、「発言がトラブルを招く恐ろしさを僕は知っているから、“ありがとう!”とだけ言わせてもらいます」という短くスマートなものでした。気になる今回は、「『ベター・コール・ソール』のボブ・オデンカークに勝ったぞ!まいったか!…冗談です。ボブ、大好きです」というこれまた楽しいもの。「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」のラミ・マレックが有力視されていたドラマ部門男優賞ですが、ビリー・ボブの面白スピーチを聞きたい人も多かったゆえの結果?…冗談です。ビリー・ボブ、大好きです。3.ゴールデン・グローブ賞は「ナイト・マネジャー」がお好きリミテッドシリーズ/TVムービー部門の男優賞(トム・ヒドルストン)、全部門共通の助演男優賞(ヒュー・ローリー)、助演女優賞(オリビア・コールマン)を受賞した「ナイト・マネジャー」。『ラ・ラ・ランド』がゴールデン・グローブ賞に最も愛された映画なら、最も愛されたドラマは「ナイト・マネジャー」。ただし、少し残念だったのは、テレビの部に監督賞がないこと。トムもヒューも受賞スピーチで感謝した相手は、監督のスザンネ・ビアでした。実際、彼女は6エピソード全てを監督しましたから、監督としての彼女を評価する部門もあってほしいところ。大勢の映画監督たちがドラマの演出を手掛けるようになったいま、もし監督賞があったら、候補者の顔触れはゴールデン・グローブ賞らしく華やかなものになる気がします。4.何と言っても、「ザ・クラウン」!「ザ・クラウン」!ドラマ部門の作品賞と女優賞は、「ザ・クラウン」が受賞!新シリーズをいち早く評価しようとする姿勢のゴールデン・グローブ賞だけに、納得の結果です。ドラマ部門作品賞のほかの候補作も、「ゲーム・オブ・スローンズ」以外は全て新ドラマ。その中でも、「ザ・クラウン」のクオリティには目を見張るものがありました。女優賞の受賞スピーチでは、クレア・フォイ(ブロンドの髪だと、印象が激変!)が会場に来られなかった共演者マット・スミスにも感謝。本当に、来ればよかったのに…。エリザベス女王と夫フィリップの物語は、2人で紡いでいるからこその見応えでしたから。シーズン2も楽しみです。さて、私は職業柄“オススメ”を聞かれることも多いのですが、「観るべき新ドラマを知りたい」というときはゴールデン・グローブ賞のノミネーションを参考にするのも1つの手だと思います。しかも、いまやストリーミングサービスやBS・CS局のおかげで、日本上陸済みの候補作品が以前よりも格段に増えていますから。気になる作品の多くを観られる状況も、海外ドラマファンには嬉しいものですね。(text:Hikaru Watanabe)
2017年01月23日入山法子と志尊淳共演で贈るドラマ「きみはペット」。この度、2月の放送開始を前に、ドラマの特別番組が1月30日(月)に放送されることが決定。併せてドラマのエンディングテーマ「ラヴソング」のドラマver.MV映像も解禁された。「きみはペット」は、2000年~2005年に「Kiss」(講談社)にて連載され、累計発行部数420万部を記録した小川彌生の代表作。高学歴&容姿端麗のキャリアウーマン・スミレと、謎のペット志望のイケメン男子・モモとの奇妙な同居生活を描いたヒーリング・ラブコメディ。これまで、2003年に小雪と松本潤(嵐)共演でドラマ化され、韓国でも2011年にチャン・グンソク主演で映画化されている。そして今回、再びドラマ化。巌谷澄麗(スミレ)役にはモデル、女優と幅広く活動する入山さん、スミレに飼われることになる“モモ”こと合田武志役に、いま注目の若手俳優・志尊さんがW主演を務める。また、スタッフにはアジアで大ヒットを記録した「イタズラなKiss2~Love in TOKYO」「南くんの恋人~my little lover」の制作チームが再集結し、胸キュン要素はもちろん、今度はちょっぴり大人のピュアラブストーリーも盛り込まれている。いよいよ放送開始が来月に迫った本作だが、1月30日に放送が決定した特別番組では、キャストのインタビューやメイキング映像などが放送されるという。さらに放送を前に、ドラマのエンディングテーマを歌う加治ひとみの「ラヴソング」ドラマver.MV映像も解禁。映像では、楽曲に合わせて1話と2話から「おかえり」と志尊さん演じるモモの出迎えや、食事のシーンなど2人の胸キュン同居生活、また切ない恋を暗示するシーンが収録。ますますドラマへの期待が高まる映像となっている。「きみはペット」放送直前特別番組は1月30日(月)26時35分~フジテレビにて放送。「きみはペット」は2月6日より毎週月曜日26時35分~フジテレビにて放送。※2月5日よりFODにて20時~毎週2話ずつ先行配信(cinemacafe.net)
2017年01月23日松坂桃李主演で放送されたスペシャルドラマが好評を博した「視覚探偵 日暮旅人」が連続ドラマ化。1月22日(日)今夜から日本テレビ系でスタート。初回30分拡大。原作は山口幸三郎によるシリーズ累計75万部突破の人気作「探偵・日暮旅人シリーズ」。聴覚・嗅覚・味覚・触覚…五感のうち4つの感覚を喪った男・日暮旅人が、唯一残った研ぎ澄まされた視覚を駆使して物を、人を、そして愛を探すヒューマン・ミステリーだ。同作を原作に連続テレビ小説「梅ちゃん先生」や大河ドラマ「軍師官兵衛」で注目を集めると『日本のいちばん長い日』『劇場版 MOZU』など大作に相次いで出演、1月28日(土)には『キセキ ーあの日のソビトー』の公開も控えている松坂さんと、「SPEC」シリーズや『エイトレンジャー』、『天空の蜂』『RANMARU 神の舌を持つ男』などのヒットメーカー・堤幸彦監督がタッグを組んで実写化したスペシャルドラマが2015年11月に金曜ロードSHOW!枠で放送。大きな話題を呼んだのは記憶に新しい。そんな「日暮旅人」が今度は連続ドラマになって帰ってくる。旅人役の松坂さんをはじめ、旅人を取り巻く相棒の雪路雅彦役の濱田岳、血の繋がらない娘の灯衣役の住田萌乃、灯衣が通う保育園の保育士・山川陽子役の多部未華子、そして旅人の主治医役の北大路欣也、そのほか木南晴夏、住田萌乃、和田聰宏、上田竜也、シシド・カフカ、木野花らも出演。今回も堤監督が演出を手がけ旅人の主観を、最新のCG技術を駆使して表現する。脚本も前作に引き続き『愛を語れば変態ですか』で映画監督デビュ-も果たした演劇界出身の異才・福原充則が担当。SPドラマのキャスト・スタッフが再結集する。1話では旅人と雪路がインテリヤクザの組長・村山(桐山漣)から金庫破りの犯人を探して欲しいと頼まれる。一方灯衣の保育園の倉庫から陽子が幼い頃埋めたタイムカプセルの記録が出てきて、旅人は失明の危険を押し切ってタイムカプセル探しをはじめる。そして助っ人の亀吉(上田さん)が村山らとトラブルを起こし、陽子と旅人の娘・灯衣が巻き込まれ行方不明に。必死に陽子と灯衣を探す旅人。果たして2人は無事なのか。また旅人がカプセル探しに執着する理由は…?というストーリーが展開。「視覚探偵 日暮旅人」は1月22日(日)22時から日本テレビ系でスタート。初回30分拡大。(笠緒)
2017年01月22日全米で大ヒットを記録したマーベル・スタジオの新作『ドクター・ストレンジ』の日本公開が近づいている。ベネディクト・カンバーバッチ演じる天才外科医が手にした“魔術”が、例年以上の盛り上がりを見せる「2017年アメコミ映画イヤー」の幕開けを飾る。不慮の事故で“神の手”と称された両手の機能を奪われた天才外科医スティーブン・ストレンジが、過酷な修行を経て会得した魔術を武器に、世界の破滅をもくろむ闇の魔術師とバトルを繰り広げる。人知を超えたパワーを題材に、『ハリー・ポッター』や『スター・ウォーズ』に通ずる善悪の危ういバランス、良心の呵責や疑心暗鬼、闇への誘惑をめぐるストーリーが、『インセプション』超えのねじれた時空間ビジュアルでド派手に展開していく。『アイアンマン』の主人公トニー・スタークに負けず劣らず、傲慢で上から目線なストレンジのキャラ造形も、クセがすごい。日本でも人気が高いカンバーバッチが、栄光からの転落、そして復活と覚醒を果たす“新ヒーロー誕生”を華々しく表現した。対する闇の魔術師カエシリウス役に、北欧の至宝の異名をもち、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』でデス・スターの設計者を演じたマッツ・ミケルセン。こちらもハマっている。アメコミ映画が日本で苦戦する理由として、「なんだかんだで予備知識が必要でしょ?」という先入観があるが、一見して善悪が判断できるキャラの分かりやすさや、東洋的でファンタジックな世界観など、『ドクター・ストレンジ』には日本人にもなじみやすい要素が多い。「日本よ、これが映画だ。」の宣伝コピーで『アベンジャーズ』が上陸を果たして早5年。試行錯誤の末、徐々に広がりを見せる国内のアメコミ映画人気が、ついに爆発する予感だ。(text:Ryo Uchida)■関連作品:ドクター・ストレンジ 2017年1月27日より全国にて公開(C) 2016MARVEL
2017年01月22日女優・鈴木京香を主演に迎え、直木賞作家・大沢在昌のサスペンス小説「冬芽の人」をドラマ化することが決定。鈴木さんがテレビ東京ドラマで主演するのは、今回が初となる。元刑事の牧しずり(鈴木京香)は、かつての同僚・前田光介の墓前で彼の息子・仲本岬人(瀬戸康史)に出会う。前田は強盗殺人事件の捜査中に、しずりをかばって負った怪我がもとで亡くなった。以来、彼女は罪の意識から心を閉ざしている。父の死の経緯を知ろうと近づいてきた岬人から、事件に関わる意外な情報がもたらされた。しずりの脳裏にはある疑念が浮かぶ――あの事件は、実は仕組まれたものだったのではないか…?原作は、ハードボイルド小説「新宿鮫」などで知られる大沢氏の同名小説。今回ドラマ化にあたり、「永遠の0」や「八日目の蝉」の佐々木章光が監督を務め、大人気ドラマ「相棒」を手掛ける戸田山雅司が脚本を担当する。本作は、殺人事件の捜査中に同僚を死なせてしまい、刑事を辞めた主人公・牧しずりが、その同僚の息子・仲本岬人と出逢い、過去に隠された衝撃的な真実を追う、傷つき打ちのめされたヒロインが、守るべきもののために立ち上がり、人生を取り戻す姿をサスペンスフルに描く至高のエンターテインメントだ。主人公の元刑事・牧しずりを演じるのは、鈴木さん。そして、しずりと一緒に事件の真相を追うことになる仲本岬人役に、ドラマや舞台などでの活躍がめざましい瀬戸康史がキャスティング。今回の役について鈴木さんは「しずりにとって、刑事の仕事は天職だったのだと思います。彼女を演じる間、その一点が常に念頭にありました。その仕事を離れ、過去を隠して生きていくのはどんな思いだったのか。彼女の背負った重い十字架を一緒に担ぐ気持ちで過ごした1か月でした」と撮影をふり返る。また鈴木さんと瀬戸さんは今回が初共演。お互いの印象について鈴木さんは「瀬戸君はお会いする前と後ではだいぶ印象の変わった役者さんです。年齢以上にしっかりとした男らしい方で、事件を追う場面では役柄とは逆にだいぶ助けられました」と語り、「早春のシーンを撮影する日に、都内にも大雪が降ったんです。瀬戸君と2人、歯をカチカチさせながらテストを重ねました。本番では白い息が見えないよう息を止めたり工夫もしました。 いいシーンになっていると思います」と注目ポイントも明かす。一方の瀬戸さんは「しずりさんの哀愁を抱えたイメージとは違い、ものすごくチャーミングで、どちらかというと周りを癒すエネルギーのある方」と言い、「その影響もあり、僕も岬人の様にすぐに距離を縮めることができました」と語っている。原作者の大沢氏は、「この『冬芽の人』は、タフで男勝りの女性主人公が多い私の作品の中では異色です。過去に傷つき、ひっそりと生きる道を選んだ女性が、その過去と向きあうことで再生する姿を描きたいと考えました」と作品について語り、「やさしく涙もろく、しかし決断すれば、命がけで好きな人を守ろうとするヒロイン牧しずりを、鈴木京香さんがどのように演じて下さったのか。完成が楽しみでなりません」と放送が待ち遠しいとコメントした。ドラマ特別企画 大沢在昌サスペンス「冬芽の人」は春、テレビ東京系列にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年01月18日『ちはやふる』『君の名は。』に出演し歌手メジャーデビューも果たし、2016年は飛躍の年となった上白石萌音が、連続ドラマ初主演を務める「ホクサイと飯さえあれば」。この度、本作の中で超重要キャラといえる“ホクサイ”を超人気実力派声優の梶裕貴が演じることが明らかになった。今年から一人暮らしを始めた大学生の山田文子(通称:ブン)は、ウサギに似たしゃべるぬいぐるみ(?)ホクサイと一緒に暮らしている。人見知り&妄想癖もある彼女の1番のこだわりは、料理。どんなにお金がなくても、どんなに忙しくとも、ゴハンだけはきちんと作る…!野菜・タンパク質・炭水化物をバランスよく、しかし面倒なので基本的には一品で。ホクサイと共に東京・北千住の町でアイディア満載のD.I.Y.レシピで美味しいご馳走を作る。トラブルがあっても、ホクサイがいて美味しいご飯さえあれば毎日ハッピー!原作は、鈴木小波による北千住が舞台の同名伝説インドアご馳走マンガ。かつて掲載誌の休刊に伴い惜しまれつつ終了した「ホクサイと飯」の8年前の物語を描く。本作は、グルメドラマなのに“食べるシーン”が一切ないという異色のグルメドラマ。そんなドラマの主人公、“ブン”こと山田文子役を上白石さんが務めるほか、池田エライザ、前田公輝らが出演する。そして、「進撃の巨人」エレン・イェーガー役や「七つの大罪」メリオダス役、「ポケットモンスター XY」シトロン役など数々の人気アニメ作品の声を担当し、いまや声優界ではなくてはならない存在となっている梶さん。そんな彼が今回、新境地“ぬいぐるみ”の役に初挑戦。梶さんが演じる”ホクサイ”は、主人公・ブンと一緒に暮らすウサギに似た“喋る”ぬいぐるみ(?)のようなキャラクター。しかし、その正体は謎で、「~でござる」が口癖、くるくるお目目が特徴、時に厳しく、時にあたたかく軽快なトークでブンに突っ込みを入れる、彼女にとってはまさしく「ご飯」と「ホクサイ」がいれば何もいらないくらいの存在だ。「実写ドラマにここまで重要な役柄で関わらせていただくことはもちろん、それがぬいぐるみ役なことも初めて」と話す梶さん。以前より宝来忠昭監督作品が大好きであったという梶さんは、「お話しをいただいたときは本当にうれしかったです!新たなチャレンジの機会にとても興奮しました!」と喜びを語る。また実際に収録をしてみて梶さんは、「すでに撮影が終了している俳優さんたちの“間”に合わせて台詞を入れ込む作業が、技術的に難しかったです」と苦労もあったよう。ドラマの内容については「笑えて、泣けて、可愛くて…美味しそう!(笑)色々な魅力がたっぷり詰まった素敵な作品に仕上がっていると思います」とコメントした。ホクサイの声を聞いた上白石さんは、「梶さんの声でホクサイに命が宿り、ドラマがより生き生きと、カラフルになりました。そして、ブンがホクサイに助けられているように、わたしも梶さんの声にとても支えていただいています。いまにも動き出しそうな、パワフルで鋭くて温かいホクサイ!大好きになること間違いなしです!」とアピールした。「ホクサイと飯さえあれば」は1月22日(日)深夜0時50分~MBSにて(※初回・第2話は深夜1時5分~)、24日(火)深夜1時28分~TBSにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月17日荻窪、八幡山、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布…東京の環状八号線沿いにある6つの街を舞台に、6人の女性たちのリアルで切ない恋愛や人生を描くドラマ「感情8号線」。先日15日(日)に放送された第1話で、川栄李奈が久々に歌声を披露し、話題を呼んでいる。CS放送フジテレビTWO ドラマ・アニメで放送がスタートした「感情8号線」は、多くの女性から共感を得た畑野智美による連作小説をドラマ化。舞台となる環状八号線沿いの6つの街は、直線距離では近いのに電車だと乗り換えが必要で、ちょっぴり遠回りになる街。それぞれの街に暮らす、誰にも言えない想いを抱え、DV、不倫など、ままならない恋愛に揺れている女性たちを、本作ではリアルに映し出していく。毎回、主演女優が変わり、その恋愛模様と人生を描いていく本作。第1話(荻窪)では、朝ドラ「とと姉ちゃん」などで好演を見せた川栄さんが主演。その役どころは、劇団員をしながら荻窪の餃子屋で働く23歳のパートタイマー、真希。自分の恋心に気づきながらも思いを伝えられず、空まわりしてしまう恋心を繊細に演じた。近ごろ、女優としての確固たるポジションを築きつつある川栄さんらしく、オンエア後には「ちょっとした目の動きとかがいいんだよなぁ川栄」など、その演技を賞賛する声が集まったが、もう一方で彼女の“歌声”が話題に。川栄さんは、劇中とエンディングで「DREAMS COME TRUE」の神曲「何度でも」を歌い、久々となる歌声を披露。「川栄の『何度でも』の歌声、かわいかった」「歌神だわ。涙流してる」「普通に声好き 可愛かった」など、思いの込もった澄んだ歌声にも大きな反響が集まっている。次週オンエアの第2話では、八幡山を舞台に倉科カナが主演を務め、尾崎豊の「僕が僕であるために」を歌い上げる。以降、千歳船橋、二子玉川、上野毛、田園調布と環状八号線沿いの街を舞台に、それぞれ貫地谷しほり、真飛聖、小野ゆり子、堀田茜が主演。男性キャストにも、田中圭、三浦貴大、堀井新太、杉野遥亮、町田啓太、眞島秀和と各世代の注目男子が集結。ドラマは1話完結の短編シリーズだが、同じ環状八号線沿いに住む彼女たちは、今後物語のどこかでつながっていくオムニバス形式ともなっている。「感情8号線」は日曜23時30分~フジテレビTWO ドラマ・アニメにて放送中。(text:cinemacafe.net)
2017年01月17日「第9回WOWOWシナリオ大賞」受賞作「稲垣家の喪主」を、『ヒロイン失格』『トリガール』の英勉(はなぶさつとむ)監督が映像化することが決定。WOWOWドラマ史上最年少の金成祐里を主演に広末涼子、森山未來が脇を固め、“喪主”をテーマに描くホームコメディから特報映像が解禁となった。小学2年生の稲垣宙太(金成さん)は猛烈なあがり症。ある日、ジイジの葬儀のとき、喪主の挨拶で緊張のあまり、しどろもどろになる父親の姿を目の当たりにした宙太は悟る。「ぼくのあがり症は、遺伝だったんだ…」。自分が喪主となって挨拶をするのはまだ先の話、そう思っていた宙太だが、ある事実に気づく。宙太の家には元キャリアウーマンの伯母・杏子(広末さん)と、売れない漫画家の叔父・脩二(森山さん)が同居している。2人は、結婚どころか、そんな相手もおらず、作ろうともしない。このままだと、ぼくが杏子と脩二の喪主もやることになる!?事の重大さに焦った宙太は、杏子の見合い話が両親のもとに届いたのを千載一遇のチャンスと捉え、自分の誕生日会で2人を引き合わせようとする。さらに脩二には、結婚したはずの同級生の女性が目の前に現われる。果たして、宙太は杏子と脩二を結婚させ、将来、待ち受ける“喪主の挨拶”を回避できるのか――。毎年WOWOWが実施する「WOWOWシナリオ大賞」。424編から選ばれた第9回受賞作、小山ゴロの脚本「稲垣家の喪主」をドラマ化した本作は、あがり症で悩み、いまから喪主になることを心配する小学2年生の男の子を主人公に、彼を取り巻く伯母、叔父、両親、祖母らが織り成す群像劇。シリアスな良質社会派ドラマを輩出するWOWOWオリジナルドラマの中にあって、笑って泣ける異色のホームコメディとなっている。オーディションで主人公・稲垣宙太役に大抜擢された金成さんが、少し心配性で心優しい7歳の少年を見事に演じ切った。また、二世帯住宅で同居する元キャリアウーマンで人情が厚い“独身”の伯母役に広末さん、売れない漫画家で少年の心を持った“独身”の叔父役に森山さんら豪華俳優陣が集結。監督は、映画『ヒロイン失格』、2017年9月公開『トリガール!』など、涙あり、笑いありの心温まるコメディに定評のある英さんが務める。「うれしくて、撮影をするのが待ち遠しかったです!」と堂々としたコメントを寄せるのは、オーディションから大抜擢された金成さん。「広末さんは、杏子さんと(お父さんの)幸太郎さんが喧嘩しているときにスリッパ叩きをしているときが楽しかったです。森山さんはカードゲームの話をしてくれて、話が合った!」と、2人との共演の微笑ましい感想を語る。「(あがり症の)宙太が緊張している顔が面白いです。だけど、たまに緊張しない顔をするときもあって、それが面白いのでぜひ観ください!」と見どころを語っている。また、宙太の伯母・杏子役の広末さんは、「台本が固まってくるにつれて、(私が演じる)杏子がゴーイングマイウェイな感じがとても強くなったので、家族の関係性もクリアに見えてきて、面白いなと思いました」と自身のキャラクターに言及。見どころは、「主人公の宙太はもちろん、私が演じる杏子も弟の脩二もそれぞれがカッコ悪いところもあったり、悲しいこともあったりしますが、みんなが一生懸命に生きている」ところと語り、「宙太がパパにビールをつぐシーンで、大人たちが台詞の順番を間違えたときに、戸惑いながらビールをつぎに行くところがすごく可愛かったです!」と撮影のエピソードを明かしている。宙太の叔父・脩二役の森山さんは、「僕が演じる脩二は、職に就かず漫画を描いている人ですけど、売れているわけでもなく(出版社に)持ち込みをするわけでもない、コツコツと書き溜めているだけで、なあなあな感じで漫画を描いている人です。イメージとしては、自身のこだわりを持ち続けている人だけど、上から目線でもなく、卑下しているわけでもない、淡々と、なんとなく生きてきた人だなと思います」と役どころを説明。「本作のようなファミリードラマは最近見ないような気がします」と言い、「いろんな濃いキャラクターを持つ人たちが右往左往して、若干バタつきつつも、最終的に家族に落ち着いていく温かいドラマになっています」と見どころを語っている。「シナリオ大賞」で選考委員長を務めた映画監督の崔洋一は、「少々、小生意気で小心者の子どもが主人公であり、その家族が彩りと群像劇を構成するのだが、くすりとくる温かい笑いを評価したい」とコメント。受賞者の小山氏はドラマ化にあたり、二世帯住宅でともに暮らす両親と祖母、伯母、叔父といった宙太の家族に触れ、「この物語を宙太と同じ目線で見つめるとき、仕事も恋愛も残念な伯母と叔父は、ちょっと面倒で厄介な存在だったりします。でも、ぎこちない優しさを持った伯母といると心が温かくなって…純粋な叔父といると何か楽しくて…そんな気持ちにさせられます。この可愛い未来の喪主が、慌てたり、喜んだり、怒ったり、がっかりしたり…そんな姿を笑って、ちょっと泣いて、そんなふうに観ていただけたら嬉しく思います」と期待を込めている。極度のあがり症の宙太が、将来待ち受けるであろう“喪主”の挨拶という危機を回避するべく伯母と叔父を結婚させるため、子どもながらに奔走する姿を微笑ましく見守ることができそう。宙太を演じる金成さんの等身大の“可愛らしさ”にも注目だ。第9回WOWOWシナリオ大賞受賞作 ドラマW「稲垣家の喪主」は3月18日(土)22時~WOWOWプライムにて放送。(text:cinemacafe.net)
2017年01月17日小栗旬主演、月9ドラマ史上初の時代劇の劇場版として昨年1月に公開、大ヒットを記録した映画『信長協奏曲』が1月16日(月)今夜地上波初登場。今回は劇場版を再編集した豪華特別編での放送となる。原作は小学館「ゲッサン」にて人気連載中の石井あゆみによる同名コミック。「信長協奏曲」は小栗さんをはじめ、山田孝之、向井理、柴咲コウら豪華俳優陣を迎え2014年に連続ドラマが放送、「月9」ドラマとしては初めての時代劇だったことも話題を呼び、最高視聴率15.8%を記録する大ヒットとなった。今夜放送される映画版はその完結編となるもの。ドラマからよりスケールアップした激しい合戦シーンや歴史的な場面など見どころ満載で、「Mr.Children」の主題歌「足音 ~Be Strong」も話題となった。小栗さんが戦国時代にタイムスリップし、そこで同じ顔をした織田信長と出会ったことで信長として生きることになってしまう高校生・サブローと、信長として生きているサブローに嫉妬する“本物の信長”明智光秀。柴咲さんが信長の妻・帰蝶を、向井さんが家臣の恒興を、後の豊臣秀吉となる羽柴秀吉を山田さんがそれぞれ演じるほか、「Kis-My-Ft2」藤ヶ谷太輔や水原希子、古田新太、濱田岳、高嶋政宏ら豪華キャストが脇をかためる。戦国時代にタイムスリップ、信長として生きることになってしまったサブローは覚悟を決め戦のない世をつくろうと思い始めた。だが歴史音痴のサブローは史実を知らないまま歴史通りの道を歩み、ついに安土城を完成。その矢先、ふと手にした歴史の教科書で自分(=織田信長)がもうすぐ死ぬ運命にあることを知った。本物の信長である明智光秀は自ら信長の座を手放したにも関わらず、恒興をはじめとする家臣の信頼や妻・帰蝶の愛を勝ち得ているサブローに憎しみを抱くようになっていた。信長は運命にあらがい生き抜こうと決意。その思いの表れとして帰蝶との結婚式を企画する。場所は京都・本能寺。それを知った秀吉は光秀に本能寺で信長を討つことを提案する。激しくなっていく戦況のなかで信長は歴史を変え平和な国を築くことができるのか。本能寺で彼を待ち受けるものとは…という物語。映画『信長協奏曲』は1月16日(月)21:00~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2017年01月16日木村拓哉を主演に、竹内結子、浅野忠信ら豪華共演陣で話題を呼ぶドラマ「A LIFE~愛しき人~」。この度、これまで明かされていなかった本作の主題歌が、初回放送で解禁され、「B’z」の新曲「Still Alive」であることが分かった。本ドラマは、「愛しい人の命」「たったひとつの人生」を巡り、木村さん演じる職人外科医・沖田一光と彼を取り巻く医師・看護師たちが病院を舞台に繰り広げるヒューマンラブストーリー。主演の木村を始め、竹内さん、松山ケンイチ、木村文乃、菜々緒、及川光博、浅野さんと実力派豪華キャストが顔を揃える。そして、音源のみならず、タイトルもアーティストも公表されずにいた主題歌が、初回放送でついに解禁。結成30周年を目前に控え、現在、それぞれソロ活動中の松本孝弘と稲葉浩志が「B’z」として描き下ろした新曲「Still Alive」だ。「B’z」が、TBSドラマのために新曲を書き下ろすのは、2000年に放送された「Beautiful Life~ふたりでいた日々~」の主題歌「今夜月の見える丘に」以来17年ぶり。両ドラマともに主演は 木村さんという巡り合わせとなった。「B’z」は、「主題歌のお話をいただいてから制作を始め、ドラマスタッフの皆さんともディスカッションの機会を頂き、試行錯誤の末、納得のいく作品が完成しました」と自信をみせ、「真剣勝負で撮影されるこのドラマの彩りの一部になれれば」とコメントしている。また瀬戸口克陽プロデューサーは、「医師はどんなときも『向き合っている “LIFE”(=命、人生)を“ALIVE”させていくんだ』という強い意志を持っている、というこのドラマの“裏コンセプト”を表現して頂きたいとお願いした」と話し、「渾身の主題歌を作って下さり、作品に力強い息吹を与えて下さったことを、大変うれしく思っています」と感謝を述べた。「A LIFE~愛しき人~」は毎週日曜日21時~TBSにて放送。※1月22日放送の第2話は15分拡大(cinemacafe.net)
2017年01月15日映画『アベンジャーズ』のスピンオフとして誕生した「エージェント・オブ・シールド」。日本にも大勢のファンを持つ本作から、国際平和維持組織シールド(S.H.I.E.L.D.)のエージェント、フィル・コールソンを演じるクラーク・グレッグが来日!昨年末に行ったインタビューの模様を、2017年最初のコラムとしてお届けします。現在、アメリカでシーズン4が放送中の「エージェント・オブ・シールド」は、『アベンジャーズ』の中で死んだと思われていたコールソンが主人公の物語。コールソン率いる特命チームが、世界を脅かす危機に立ち向かうため奔走します。シーズンが進むにつれ、コールソンとチームメンバーを取り巻く状況はより深刻に。「コールソンは完璧なリーダーではないし、失敗もする不完全な人間」とクラーク自らも語るように、決して順調とは言えない彼とチームの苦闘にこそ、このドラマの面白さが詰まっています。その苦闘は、人間らしい痛みを伴うもの。「“特殊能力を持っていなくても、人間味が特別な力になる”というテーマが、ドラマの人気を支えているのだと思う」とクラークも分析します。そんな人間味溢れるストーリーを練り上げているのは、12名から成るという精鋭脚本家チーム。「12人の脚本家たちが1つの頭脳を全員で共有しているようなもの。内容よりも、物語を練る過程そのものがSFっぽいよね」と笑うクラークですが、実は彼自身も脚本家であり、映画監督でもある身。脚本を手掛けた『ホワット・ライズ・ビニース』はロバート・ゼメキス監督によって映画となり、チャック・パラニュークの「チョーク!」を映画化した初監督作(脚本も兼任)は『セックス・クラブ』の邦題で日本上陸を果たしています。そのため、「エージェント・オブ・シールド」に監督や脚本家として参加することにも「魅力的なことだし、楽しいだろうね」と興味を示すものの、「12人が一体となって脚本を書き上げている姿を思うと、軽はずみに“参加したい!”なんて言えない」とのこと。そこで、もし自分が脚本家だったら…とこっそり空想してもらいました。「そういった話は共演者たちともよくするのだけど、そうだな…。ごく平凡なことをチームメンバー全員でやりたいね。みんなで夕食に出掛けるとか、つまらなくてシンプルなこと。でも、きっと僕らメンバーは、そんなシンプルなことすら実現できないんだ。何らかの事態が起きて、物事が複雑になっていくはず。それも人間っぽいよね」。やはりクラークが語る物語の鍵となるのは、「人間っぽさ」のよう。「もともとは俳優として劇団に所属していたけど、小さな劇団では演技以外のことも自分たちでしないといけない。その流れで、演出をしたり、脚本を書いたりするようになったんだ。そのときに思ったのは、監督も脚本も演技も、すべて作品の一部であるということ。ストーリーを伝えるという作業に変わりはないんだ」という彼が監督する映画にも、執筆する脚本にも、演じる役にも人間らしさが溢れています。「最初はトニー・スタークをいらつかせるスーツの男だった」コールソンが、いまやTVシリーズを牽引する存在になったのも「人間っぽさ」があるからではないでしょうか。生身の人間だからこそ、体にも心にも傷を負う。そんなコールソンを演じている上で、実は“役得”に思っていることが1つあるのだとか。「僕にはティーンエイジャーの娘がいて、家にいるときは娘と一緒にオンエアを観る。娘はコールソンが危険な状況に陥ると、ピタッと僕にくっついてきてくれるんだ。年頃の娘と父親にしては、珍しい光景だろう?こんなにも嬉しいことはないよ(笑)」。「エージェント・オブ・シールド シーズン3」 2月3日(金)よりブルーレイ/DVDリリース、一挙デジタル配信開始。「マーベル エージェント・オブ・シールド 3」全国無料のBSテレビ局 Dlife(ディーライフ)にて1月21(土)21:00スタート。(text:Hikaru Watanabe)
2017年01月14日阿部サダヲと深田恭子が夫婦役で共演し、中卒の父と偏差値41の娘が塾にも行かず二人三脚で最難関中学を目指した“奇跡の実話”をドラマ化する金曜ドラマ「下剋上受験」が1月13日(金)今夜から放送スタートする。中卒の父と偏差値41の娘が最難関中学を目指した実話を描いた桜井信一の同名原作を基に、ドラマでは小5の夏から中学受験に挑むまでの約1年半にわたる家族の奮闘が描かれる。『舞妓Haaaan!!!』で第31回日本アカデミー賞主演男優賞優秀賞受賞したほか、『なくもんか』やドラマ「マルモのおきて」で知られる阿部さんが、中卒という学歴の壁を持ち前のポジティブさと明るさで乗り越えてきた主人公の桜井信一を演じるほか、信一の妻の香夏子を『下妻物語』や『ヤッターマン』、『超高速!参勤交代』シリーズなどの深田恭子が演じる。また偏差値41から最難関中学を受験することになる娘の佳織には、オーディションで250人の中から選ばれた山田美紅羽。東大卒、大手ゼネコン2代目社長という対照的な経歴の信一の同級生・徳川直康には要潤、中学受験経験者で信一のアドバイザー的存在となる職場の後輩・楢崎哲也には風間俊介、信一の父親で中卒叩き上げ大工の桜井一夫には小林薫。そのほか若旦那、皆川猿時、岡田浩暉、川村陽介、小芝風花らが共演する。主題歌はTBSドラマ主題歌は今回初となる斉藤和義が担当。主題歌の「遺伝」はドラマの中でも色濃く表現される“親子間の愛情”をテーマに今回書き下ろしたといい楽曲にも注目が集まる。下町の古い集合住宅に暮らす桜井家は大黒柱の信一、妻の香夏子、小学5年生の一人娘・佳織の三人家族。桜井家は代々中卒。信一も中卒の香夏子と結婚し現在は不動産業の熱血営業マン。学歴とは無縁な桜井家に佳織が受験した「全日本統一小学生テスト」の結果が届くが、その結果は散々なもの。翌朝信一は上司から新入社員の楢崎哲也を紹介される。楢崎に対し先輩風を吹かせながら教育係を担当する信一だったがいきなり楢崎に高級物件の担当客を奪われる。楢崎が名門大学出身だったことが一因らしく学歴が与える将来への影響を感じた信一は、佳織に入塾テストを受けさせようと考えるが入塾テストの結果は最悪。勧められたのは一番下のクラスで、信一の思い描く高学歴な大学を目指すには佳織の学年や学力ではもう手遅れだと言われてしまう。その帰り道落胆する佳織の姿を見た信一は、佳織と二人三脚で中学受験を目指すことを決意する…というのが1話のストーリー。「下剋上受験」は1月13日(金)22時~TBS系で放送開始。初回15分拡大。(笠緒)
2017年01月13日キルステン・ダンストが先週末に婚約したといううわさが流れている。「New York Post」紙によると、お相手はTVシリーズ「FARGO/ファーゴ」シーズン2で彼女の夫を演じたジェシー・プレモンスだという。キルステンが4年間交際したギャレッド・ヘドランドと破局した直後の昨年5月頃から、ロサンゼルスでたびたびデートをしていて、9月に行われたエミー賞のアフターパーティでキスしているのも目撃されていた。ジェシーはキルステンより6歳下の28歳。10歳から子役としてキャリアをスタートさせ、映画やTVで活躍。近年は『ザ・マスター』や『ブリッジ・オブ・スパイ』、『ブラック・スキャンダル』、TVシリーズ「ブレイキング・バッド」にも出演している注目俳優だ。双方とも代理人は「New York Post」紙の問い合わせに回答していないが、ジェシーはキルステンの長編監督デビュー作『The Bell Jar』(原題)にも出演が決まっている。シルヴィア・プラスの原作をキルステンが共同脚色も手がけ、ダコタ・ファニングが主演する同作は現在プリプロダクション中。今後は公私ともに良きパートナーになるに違いない。(text:Yuki Tominaga)
2017年01月12日草なぎ剛主演による“復讐ドラマ”第2弾として藤木直人、安田顕、水原希子、山本美月らの共演で描く「嘘の戦争」が1月10日(火)今夜から放送スタート!初回は2時間スペシャルとなる。本作は草なぎさん主演で2015年に放送された「銭の戦争」に続くシリーズ第2弾。主演の草なぎさんをはじめ、脚本の後藤法子(「銭の戦争」「チーム・バチスタ」シリーズ)、監督の三宅喜重(「銭の戦争」「僕のヤバイ妻」)を始めとするスタッフが再集結する。母と弟を殺し、自ら無理心中した父。けれどそれは、仕組まれた殺人事件だった。その犯人の顔を見てしまった9歳の主人公・浩一は、警察に「犯人は父ではない、自分は真犯人の顔を見た」と繰り返し証言するが、信じてもらえない。それどころか、「嘘つき」と呼ばれ、親戚からも、奇異な目で見られることに。やがて彼は呼び名の通り、巧みな嘘つきに成長。海外に渡り、名前を変え偽の経歴を手に入れ、詐欺師になった彼は記憶の中の真犯人と再会。やがて彼は復讐することを誓い、日本に戻ってくる。事件当夜に起こった真実に迫る中で浮上する関係者たち。30年の時を経て、その事実を知った浩一は、詐欺師ならではの手法で、その事件関係者たちに罠を仕掛ける。さらに、スキャンダルを暴き、犯罪者としての顔も暴き、社会的に抹殺しようとする浩一、しかしそれを阻もうとする大企業の社長との間で熾烈な攻防戦が繰り広げられていく…という物語。草なぎさん演じる浩一と敵対するニシナコーポレーションの社長・二科隆役には、「私 結婚できないんじゃなくて、しないんです」や「THE LAST COP/ラストコップ」などで活躍し、草なぎさんとは「太閤記~サルと呼ばれた男~」以来2度目の共演となる藤木さん。そのほか、隆にとっては疎ましい存在となる兄の二科晃役に「重版出来!」や『俳優 亀岡拓次』『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』などの安田さんを迎え、浩一の相棒的存在となる女詐欺師の十倉ハルカ役には『進撃の巨人』シリーズや「信長協奏曲」『高台家の人々』などの水原さん。二科家の長女で隆と晃の妹である楓には、昨年「臨床犯罪学者・火村英生の推理」「HOPE~期待ゼロの新入社員~」や『貞子vs伽椰子』に出演、女優として躍進している山本さんらが共演する。さらに亡くなった浩一の父の友人で浩一が信頼を寄せる児童養護施設の経営者・三瓶守役で大杉漣、元引きこもりの詐欺師見習い・カズキ役で「Sexy Zone」菊池風磨、浩一の兄貴分で詐欺師仲間の百田ユウジ役にはマギー、会長の秘書・七尾伸二役で姜暢雄といったキャストも出演。復讐劇に禁断の三角関係…天才的詐欺師の痛快エンターテインメントに期待が高まる。「嘘の戦争」は1月10日(火)21時~関西テレビ・フジテレビ系にて放送。(笠緒)
2017年01月10日遠藤憲一、大杉漣、田口トモロヲ、寺島進、松重豊、光石研が本人役で登場するドラマ「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」。この度、役所広司、荒川良々、池松壮亮、山口紗弥加、滝藤賢一ら各話のゲスト出演者が決定した。海外の動画配信サイトから大型ドラマのオファーを受けた6人の名脇役たち。主演はあの大物俳優で監督も世界的な有名監督。しかし、監督から要望が…。それは「役作りで絆を深めるために、シェアハウスで3か月間の共同生活を送る」こと。おじさんだらけのテラスハウス状態に戸惑うが、家事の分担でもめたり、朝食の献立でをケンカになったりと、ささいないざこざはありつつも、和気あいあいとまるで中学生のよう。そんな微笑ましい6人だが、実は10年前のとある仕事が原因で、各々に対してしこりが残っていたのだ…。さらに、この大型ドラマプロジェクトにもとある秘密が。そんな中、主役が降板するかもしれないという噂がもたらされ、シェアハウスに激震が走る――。今回ゲストとして発表されたのは、本人役で登場する役所さん、荒川さん、山口さん、滝藤さんと、そして池松さん。第1話に登場する役所さんは、「この6人が出演して面白くないドラマを作ることの方が難しい。とても楽しみです」と期待を語る。また第2話では荒川さんと池松さんが登場。荒川さんは「尊敬する諸先輩方とご一緒に芝居できることを幸せに思います!」と喜びを露わに。さらに、滝藤さんと山口さんが第3話に出演。滝藤さんは「バイプレイヤーの、意地とプライドをかけて頑張ります!」と意気込み、また危うく光石さんに恋するところだったと話す山口さんは、「光石さんと2回キスするシーンがあったんですけど、終わったら唇が火照っていてヒリヒリするんです。これって恋をしたときの痛みなのかもしれない!っていう妄想をしてしまいました(笑)キスから始まる恋もあるかもしれませんね」と明かしていた。濱谷晃一プロデューサーは「このほかにも、6名のバイプレイヤーと共演したいという方が殺到しています。4話以降も信じがたい豪華キャストが出演予定なので、ぜひ、全話ご覧頂きたいです」とコメントしており、次なるキャストにもぜひ期待していたい。「バイプレイヤーズ~もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら~」は1月13日より毎週金曜日深夜0時12分~テレビ東京系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月06日いま大人気の2.5次元舞台の主役クラス俳優が勢揃いする、日本テレビ系新ドラマ「男水!」。この度、1月21日(土)からの放送を前に、第1話の劇中写真が公開された。原作は、白泉社・花とゆめ「花LaLaonline」で連載中の木内たつやの同名高校部活漫画。今回のドラマ化に続き、5月には舞台化も決定している。キャストには、主人公・榊秀平役の松田凌を始め、彼が率いる東ヶ丘高校には宮崎秋人(篠塚大樹役)、赤澤燈(小金井晴美役)、佐藤永典(滝結太役)、神永圭佑(原田ダニエル役)、そして臨時コーチ・川崎亮也を廣瀬智紀。対する強豪・龍峰高校には、2年生エースの藤川礼央役に安西慎太郎を迎え、小澤廉(平光希役)、黒羽麻璃央(仁科譽役)、池岡亮介(神宮一虎役)らが出演している。物語のプロローグとして、弱小・東ヶ丘高校と強豪・龍峰高校の現状が描かれる初回第1話。部員が足りず廃部直前の東ヶ丘高校には1年生2人が加わるものの、マイペースな面々にふり回される主人公・秀平。そんな東ヶ丘の面々は、帰宅途中、ランニング中の龍峰チームに遭遇。龍峰の新エース・礼央は、同じ中学だった秀平と大樹に嫌悪感を示す。競泳にかける男子高校生たちの熱いドラマが都大会に向け動きだす…。といった展開になっていくようだ。今回解禁された場面写真では、そんな彼らの鍛え抜かれた肉体が光るカットや、プールに飛び込むシーンなど早くも第1話に期待がかかる5枚となっている。なお、ドラマ上巻のBlu-ray&DVDが3月1日(水)に発売されることが決定している。「男水!」は1月21日より毎週土曜24時55分~日本テレビにて、24日より毎週火曜25時29分~読売テレビにて放送。(cinemacafe.net)
2017年01月06日赤塚不二夫による伝説的ギャグマンガを実写ドラマ化、昨年3月に放送されたスペシャルドラマ「天才バカボン」の第2弾となる特別ドラマ企画「天才バカボン2」が1月6日(金)今夜日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でオンエアされる。今回も前作に引き続きバカボンのパパ役をくりぃむしちゅー・上田晋也が演じるほか、バカボンのママ役には「ゲゲゲの女房」「早子先生、結婚するって本当ですか?」など数多くのドラマ、映画で知られる松下奈緒。バカボン役には本作のほか、昨年公開の『ONE PIECE FILM GOLD』で声優デビューも飾った「おかずクラブ」のオカリナ。ハジメちゃん役には早坂ひらら。レレレのおじさん役には「重版出来!」「THE LAST COP/ラストコップ」などの小日向文世、おまわりさんには昨年のNHK大河ドラマ「真田丸」、月9「カインとアベル」などでその演技力を見せ付けた高嶋政伸。さらにマツコ・デラックス、大野拓朗、寺島進、木下ほうか、中村俊介、山口紗弥加、マイケル富岡、北陽の虻川美穂子、フリーアナウンサーの川田裕美、船越英一郎らバラエティに富んだキャストが共演するほか、フィギュアスケーターの織田信成もゲストで登場しドラマデビューを飾る。今回の第2弾では年末年始のバカボン一家に巻き起こる3本のエピソードをオムニバス形式でお届け。笑いあり、涙ありのドラマに、今回は、「サスペンスタッチのストーリー」も新たに導入され秀逸な脚本に仕上がっているよう。また、自身もスポーツ番組のMCを務める上田さんが「フィギュアスケート」に初挑戦!天才子役・早坂さんは“英語の長いセリフ”に初挑戦する。また、第1弾ではストーリーに少ししか関わらなかったマツコさんが、第2弾では物語のキーマンに。さらに、ウナギイヌが3DフルCG」で実写化を果たすなど、見どころ満載だ。第1話「ハッピーメリーニューイヤーなのだ!」では、年越しそばに入れるネギを買いに出かけたパパとハジメちゃんが、赤塚神社名物の福男レースとおまわりさんの追跡劇が混ざった大混乱に巻き込まれる様を描く。第2話の「世にも素敵なハジメちゃん誕生秘話なのだ!」は元旦にバカボン家を訪れたママの同級生・栄子とその夫・タカシ。父親になることに不安を抱えるタカシにバカボンがハジメちゃんが生まれた当時のことを語りだすというストーリー。こちらは原作「天才児ハジメちゃんの誕生秘話」の世界観を忠実に再現しながらオリジナルストーリーに昇華させた1本となっており、注目のエピソードだ。第3話の「リンゴ殺人事件!いや、ミカン誘拐事件なのだ!!」は1月6日(つまり放送当日)のお話。「ミカン神経衰弱・世界大会」で優勝したちまち有名人になったハジメちゃんが黒ずくめの男に誘拐。バカボン家に身代金の要求電話が…しかし要求に全く応じないパパ。その後なぜかパパとママはフィギュアスケートの大会に出場しなければならなくなる。ハジメちゃんは無事に救出されるのか!?誰も予想できない結末をお見逃しなく。新春ならではの豪華キャストで送るスペシャルドラマ「天才バカボン2」は1月6日(金)21時~日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」でのオンエア。(笠緒)
2017年01月06日マーティン・スコセッシ監督が手がける映画化でも話題の「沈黙」の作家・遠藤周作による医療ミステリー小説を、田中麗奈主演でドラマ化する「真昼の悪魔」。本作に、昨年「せいせいするほど、愛してる」「潜入捜査アイドル・刑事ダンス」などで大きな注目を集めた中村蒼が出演することが分かった。遠藤周作が1980年に発表した同名小説を原作とする本作。見た目は女神のようで、技能も優秀な美人外科医・大河内葉子が、ひとたび悪のスイッチが入ると残虐な事件を巻き起こし“悪魔の姿”を見せる医療サスペンスドラマ。その美人外科医・大河内葉子を演じるのは、医師役が初挑戦という田中さん。命を救う職にありながら、あらゆる出来事に対して心が動かず、罪悪感もない心の闇を抱えつつ、悪を遂行するという役どころに挑む。そして、中村さんが演じるのは、その大河内葉子の不穏さにいち早く気づく、小説家志望の青年・難波聖人。物語を牽引するキーパーソンとなる。難波は、緊急入院した病院で担当医となった葉子に好意を持つが、やがて彼女に対して疑問を持ち始め、病院内で起きる奇怪な事件・トラブルに「葉子が関係しているのでは?」と思い、彼女の悪事を暴こうとしていく。中村さんは、そんな“悪魔”のような医師役を演じる田中さんに対し、「僕の中では田中麗奈さんのイメージは“悪”とは正反対なので、そんな方がどのように変貌を遂げるのかが楽しみです」と期待を膨らませてコメント。本作に起用されたことに対しては、「大変ありがたいです。遠藤周作さん原作の作品に出られること、素敵な役者の先輩方と共演できること、実際に作品に入るのが本当に楽しみです。台本を読んでみて、なぜか悪魔的な行為をする葉子に興味が湧いている自分がいて、何故こんなことをするのか、何がきっかけなのか。気がついたらそのことばかり考えていました。今まで僕が想像していた“悪”というもののイメージが変わったような気がしました」と、本作が描き出す人間の本質に早くも影響を受けている様子。さらに、「病院内で起こる様々な不可解な事件…何故そんなことをしてしまうのか…、全く考えられない感情ですが、意外とそれは純粋な気持ちや素朴な疑問から生まれるものなのかもしれません。視聴者の皆さんには、僕の演じる難波がそれを紐解いていくので、同じ目線になってこの作品を楽しんでもらえればと思います」とメッセージを贈る。また、制作の東海テレビ・遠山圭介プロデューサーは中村さんを起用した理由として、「中村蒼さんに演じていただく難波聖人は、一番視聴者の目線に近い存在です。どこにいてもおかしくない普通の青年が、虫垂炎がきっかけで入院した病院で、田中麗奈さん演じる悪魔の女医・大河内葉子に魅了され、翻弄され、そして次々と信じられないような展開に巻き込まれていきます。憧れから疑惑、そして絶望から憎悪へと、難波の葉子に対する気持ちは次々と変化し、揺れ動きます」と説明。「若いながらも経験豊富で、幅広く演じ分けられる技量を持つ中村さんは、そんな難波のイメージにぴったりだと思いました。毎回どんな表情を見せてくれるのか楽しみです。人生は少しのきっかけで、思いもよらぬ方向へ舵を切ることがあります。難波にとっては、それが悪魔である葉子との出会いでした。ぜひ視聴者の皆さんも、中村さん演じる難波の目線に立って、葉子と対峙する感覚でご覧いただき、楽しんでいただければと思います」と語り、期待を込めている。さらに、2016年4月~5月にかけて放送された、同枠のオトナの土ドラ第1弾「火の粉」に出演した伊武雅刀、大倉孝二など、ベテラン実力派俳優らが脇を固める。見る者も、虚ろな心を抱え、美しく魔性の雰囲気をまといながら非道な悪を遂行する大河内葉子に魅せられること間違いなしの本作。病院という身近に潜む恐怖に鳥肌が立つ土曜の夜となりそうだ。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2月4日(土)より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(text:cinemacafe.net)
2017年01月05日2017年最初の月9ドラマ「突然ですが、明日結婚します」(フジテレビ系)の囲み取材が都内のスタジオにて開催され、月9初主演となる女優で歌手の西内まりやと、俳優初挑戦となる人気ロックバンド「flumpool」のボーカル・山村隆太が意気込みを語った。同作は、女性向け月刊コミック誌「プチコミック」にて連載中の宮園いづみによる同題のマンガが原作。「専業主婦になりたい女」と「絶対に結婚したくない男」が出会い、結婚に関する価値観はまったく合わないもののお互いに引かれ合うというラブストーリー。西内さんが、人一番結婚願望を持ち、夢は結婚したら「専業主婦になること」という大手銀行のエリートOL・高梨あすかを演じ、山村さんは、「結婚は絶対にしたくない派」の人気イケメンアナウンサー・名波竜役。月9ドラマ初出演にして主演の大役を務めることになった西内さん。「月曜9時という枠だったり、月9という響きには小さいころから特別感がありました。私自身も演技をここ何年かやらせていただく中で、ひとつの目標であり、遠い存在であった枠でもありました」と月9への思いを言葉にした。「このお話を聞いたときには、やるからには自分にできることをしたい。そして、いい作品を作りたいという思いは今までのお仕事と変わりませんので、全力で向き合いたいと思ってお受けしました」と心境を語った。「見てくださる方にパワーや、元気や、結婚に対する思いなど、色々と感じていただけたらという思いで精進していきたいと思います」と目を輝かせた。西内さんの相手役を演じる山村さんは俳優初挑戦。山村さんは6月に高校時代から交際してきた一般女性と“14年愛”を実らせて結婚することを発表したが、オファーを受けた際の心境を尋ねられると、「お話をいただいたときに、俺、結婚したなと思いました(笑)」と軽やかに答え取材を盛り上げた。「普段はミュージシャンとしてバンドをやらせていただいていますが、表現の幅を増やしたいという思いがひとつありました。あとは、自分の人生の中で自分の歌を歌うことが仕事ですが、誰でも、ときどき生まれ変わりたいとか、違う自分になりたいと思うことがあると思います。役者というものはまったく違う人生を生きることができるのだと思います。役の人の価値観を知ることができるということは自分がミュージシャンとして経験できることの幅を超えていると思いました」と俳優業に対する思いを明かした。「月9という親が大喜びするだろう、まさに、“ドラマの武道館”みたいな場に初めて立たせていただくということで緊張しますけれど、自分自身、演じ切りたいなと思っています」と意気込みを力強く語った。そんな2人に、ミュージシャンと俳優の違いについての質問が飛ぶ一幕があった。山村さんは「似ている部分が多いなと思いました」と役者にチャレンジして感じたことを言葉にした。「言葉で伝えるという意味では一緒だと思います。テンポやスピード感、ゆっくり言葉を言うのか、速く言葉を言うのか、高く言うのか、低く言うのか、強く言うのか、弱く言いうのか、そういうところは同じだなと思うところがたくさんありました」とも。「(俳優業を)何もやったことがない僕を選んでくれましたので、この役を演じるうえでも、これまで培ってきたミュージシャンなりの表現や伝え方で名波という役を演じられたらいいなと思います」と俳優初挑戦に対する心境を明かした。歌手としても大活躍の西内さんは、「私は、逆に演技の方が先でした」とふり返った。役者は自分ではないキャラクターを演じる一方、「歌は自分自身であったり自分自身が伝えるメッセージであったりが主になってくる」とするも、「歌っているときも自分自身だけではなく、歌詞を通して、どう演じて伝えるかという点では、アーティストさんも絶対に演じているわけです」と、役者とミュージシャンの共通点を指摘。「山村さんは初めて演技をすると聞いたのですが、表現力は絶対的にあると思いますので、すごく楽しみです。自分を持ってらっしゃる方なので、そこが一番強いと思います」と共演を楽しみにしている様子。「いまは、歌われる方が演技をやったり、演技をする方が歌われたりすることはすごくナチュラルに受け入れてもらえる時代といえると思います」という西内さんは、自身も山村さんも役者とミュージシャンの両方に挑戦しているため、「私自身もすごくプレッシャーです」と本音を告白。そんな西内さんに、山村さんが「先輩、よろしくお願いします」と言葉をかけると、西内さんは驚いた様子で「こちらこそ!(山村さんの方が)先輩ですし」と姿勢を正し、山村さんに「新鮮さを楽しんで、新しい風を感じてもらえたら嬉しいです」とエールを送った。山村さんは、「『恋は盲目』という言葉はありますが、“結婚に盲目”というのは、すごく今の世の中的であるような気がしています」と脚本を読んだ感想を語った。西内さんが演じるあすかに対する印象は「感情に走るのではなく、結婚という言葉に対してまっすぐに走っている危うさのようなものをすごく感じています。それを、男としては守りたくなるし、その危うさを『大丈夫?』と気にかけてしまうような女性だと思います」。西内さんは、山村さんが演じる名波の魅力を「ずるいところ」と回答。「すごくわざとらしい言葉でもすっと入ってくるような不思議な魅力があるといいますか、引っ張られるといいますか、すごく男らしいなというイメージがあります」とも。取材の間も旧知のような間柄で言葉を交わしていた2人だが、西内さんがMCを担当する音楽番組に、山村さんがゲスト出演した経験があるそうだ。原作の感想が話題にあがると、西内さんは「これを本当に実写化してしまっていいのかなというシーンがありました。でも、きっとこれは女性がはまってしまうところだな」としみじみと言葉に。山村さんは「寝ぼけてキスをするとか」と同意。西内さんは「ありえな~い!」と原作ファンの表情ではしゃぐ一方、山村さんは「でも、ちょっと憧れます」と本音をポロリ。そんな2人の息の合った掛け合いが笑いを誘った。「突然ですが、明日結婚します」は2017年1月23日よりフジテレビ系にて放送。(竹内みちまろ)
2017年01月04日2017年に劇場公開される作品リストから、大作を中心に「これぞ観るべき!」と言える注目洋画をご紹介。相変わらずシリーズものが数多いので、日本での興行成否は未知数だが、2016年に比べるとはるかに粒ぞろいで、洋画復権を期待したくなるラインナップだ。<絶対観るべきマスト作>2017年最もヒットが期待されている実写洋画が、ディズニーの『美女と野獣』(4月21日公開)だ。ずば抜けた作品の知名度に加えて、主演を務めるエマ・ワトソンは日本でも高い人気を誇る存在。すでに公開されている予告編からは、ビル・コンドン監督(『ドリームガールズ』、『トワイライト・サーガブレイキング・ドーン』シリーズ)らしい上品で華麗な世界観が伝わってきて、ファンの期待を裏切らない出来ばえになる予感だ。いま最も新作が待たれる監督、クリストファー・ノーランの『ダンケルク(原題)』(9月公開)は、戦争映画の歴史を変えそうな重要作でやはりマスト。12月15日には、『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』が世界同時公開。まずはタイトル解禁を待ちたい。<長編アニメは、ディズニー VS イルミネーション>すでに全米で大ヒットを記録しているディズニー・アニメーションの新作『モアナと伝説の海』(3月10日公開)は、日本でもヒット確実の鉄板タイトル。実際、とても良い出来です!常に新しいヒロイン像を追求し続ける野心的な姿勢も評価したい。夏にはピクサーの新作『カーズ3』が公開予定。また、日本での公開時期は未定ながら、同じくピクサーは『COCO』という新作も待機中だ。メキシコの“死者の日”を題材に、『トイ・ストーリー3』のリー・アンクリッチ監督がメガホンをとっており、こちらはかなり期待できそう。ディズニー・アニメーション及びディズニー/ピクサーのライバルとして近年、存在感を増しているのが『ミニオンズ』を手がけるイルミネーション・スタジオ!昨年公開された『ペット』のヒットも記憶に新しいが、今年は『SING/シング』(3月17日公開)、『怪盗グルー』シリーズの最新作(夏公開)と2本の新作をリリースし、長編アニメシーンを盛り上げてくれそう。<量産されるアメコミ映画、何を観たらいい?>年明け早々に公開される『ドクター・ストレンジ』を皮切りに、2017年も量産体制に入ったアメコミヒーローが大暴れ!『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(5月12日公開)、『ローガン(原題)』(6月公開)、『ワンダーウーマン』(夏公開)、『スパイダーマンホームカミング』(8月11日公開)、『ジャスティス・リーグ』(冬公開)などなどタイトルを挙げるだけでも、ヒーローたちの多忙ぶりは明らか。世界の平和は、まだまだ遠いようです。一番楽しみなのは、『レゴバットマン ザ・ムービー』(4月1日公開)!!<終わらない続編祭り、でも2017年は豊作の予感>『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を除いて、日本ではほぼ散々な結果だった2016年の実写洋画のシリーズもの。そんな状況などお構いなしに、ハリウッドでは続編祭りが終わりを見せない。ただし、2017年は『ワイルド・スピード ICE BREAK』(4月28日公開)をはじめ、『トランスフォーマー/最後の騎士王』(夏公開)、『猿の惑星:大戦記(グレート・ウォー)』『キングスマン2』『ジョン・ウィック2』と豊作の予感がヒシヒシ!もちろん、夏休みの本命『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日公開)も期待せずにはいられない。<名だたるSF金字塔が続々復活>2016年、ここ日本でも『オデッセイ』がスマッシュヒットを記録し、健在ぶりをアピールしたリドリー・スコット監督。そんな希代の映像作家が70~80年代に手がけたSF金字塔が続々復活するのも、2017年のうれしい出来事だ。まずは、スコット監督が自らメガホンをとる『エイリアンコブナント(原題)』が9月に日本上陸。そして、ハリソン・フォードも出演しちゃう続編『ブレードランナー 2049』が11月に公開される!こちらはスコットが製作総指揮、『プリズナーズ』『ボーダーライン』『メッセージ』とわずか数年で傑作を連発中のドゥニ・ヴィルヌーブ監督という強力タッグで、期待が高まりまくる。SF金字塔といえば、ハリウッド実写版「攻殻機動隊」、その名もズバリ『ゴースト・イン・ザ・シェル』(4月7日公開)も忘れちゃいけないビッグタイトル。原作やアニメ版が偉大過ぎるゆえ、期待値もハードルも高いが、果たして?(text:Ryo Uchida)
2017年01月03日胸がキュンキュンし過ぎて「一度、お医者さんに診てもらっては?」と心配したくなる最近の日本映画界。『君の名は。』の大ヒットに沸いた2016年に続き、良いニュースがあるといいのですが…。既存のセオリーが崩壊したいま、映画ファンはどんな作品を観るべきなのか?<成功のカギは海外ロケ?ハズせない話題作>2017年、邦画界で最も注目を集めている大型実写企画が『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(8月4日公開)、そして『鋼の錬金術師』(12月公開)だ。ともに国内外で高い人気を誇るコミックが原作になっており、それぞれスペイン、イタリアで大規模なロケを敢行した点も共通している。独特な世界観の再現が不可欠なだけに、海外ロケがもたらす効果は、両作品にとって成否を分ける重要なカギとなるはずだ。また、『ジョジョ』であれば“スタンド”、『ハガレン』なら錬金術を駆使したバトルシーンも見どころになる。原作を尊重しつつ、斬新なアクション描写を生み出せるかが勝負である。キャスティングや脚色に対する賛否は、実写化ならではの悩ましい問題だが、それでもファンなら見逃せない、映画会社にとっては失敗できない、絶対に“ハズせない”話題作なのは間違いない。ヒットして、シリーズ化が軌道に乗ればいいけど…。<カリカリするだけ無駄?コミック実写化どう楽しむべきか>コミック実写化の話題が続きます。すべてのタイトルを挙げると、本当にキリがないけど、いまやヒット請負人の地位を確立した神木隆之介を主演に迎えて、二部作で映画化される『3月のライオン』(前編3月18日公開、後編4月22日公開)をはじめ、『銀魂』(夏公開)、『東京喰種トーキョーグール』(夏公開)、『亜人』(9月30日公開)は押さえておきたい作品だ。異色のプロモーションを展開しているのが『銀魂』で、主演の小栗旬が「実写化してどうもすいませんでした」と自虐的な謝罪動画を公開し、大反響を巻き起こしたばかり。でも、「実写化してどうもすいませんでした」って気持ち、あらゆるコミック実写化に携わる関係者の本音なのかも…。もはやカリカリするだけ無駄だし、2017年は映画を受け取る観客側の姿勢も問われそう。<嵐メンバー主演作が続々公開、岡田准一&生田斗真も変わらぬ活躍>例年以上に、ジャニーズ事務所に所属する男性タレントの主演作が公開されるのも2017年の特徴。特に大野智主演の『忍びの国』(7月1日公開)を皮切りに、松本潤主演の『ナラタージュ』(10月公開)、二宮和也主演の『ラストレシピ~麒麟の舌の記憶~』(11月3日公開)と、「嵐」メンバーの主演作が続々公開され、ファンはうれしい悲鳴だ。すでに俳優として確固たるポジションを築いている「V6」の岡田准一は、『追憶』(5月6日公開)と『関ヶ原』(8月26日公開)に主演。同じく実力派俳優の生田斗真は『彼らが本気で編むときは、』(2月25日公開)、『先生!』(秋公開)で主演を務め、スクリーンで変わらぬ活躍を披露する。「KAT-TUN」の亀梨和也は『PとJK』(3月25日公開)、『美しい星』(5月公開)に出演。「Hey! Say! JUMP」の山田涼介は前述した『鋼の錬金術師』に加えて、東野圭吾原作の『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(秋公開)に主演する。2016年大晦日をもって解散した「SMAP」の元メンバー、木村拓哉が主演する『無限の住人』(4月29日公開)も注目すべき一作だ。<『君の名は。』に続け!アニメ映画は2017年も期待大>国内興収210億円を突破した『君の名は。』をはじめ、『聲の形』『この世界の片隅に』といった秀作が、正当な評価と予想を超える興行成績を獲得し、まさにアニメ映画豊作の1年だった2016年。この現象に続けとばかりに、2017年も期待作が目白押しだ。制作会社の解散を理由に、公開が延期になっていた伊藤計劃原作の『虐殺器官』が、満を持して2月に公開。『攻殻機動隊S.A.C.』『東のエデン』の神山健治監督によるオリジナル作『ひるね姫知らないワタシの物語』(3月18日公開)は、主演の高畑充希をはじめ、豪華な声優陣も注目を集めそう。また、“逃げ恥”で一躍全国区のブレイクを果たした星野源が、主人公の声を務める『夜は短し歩けよ乙女』(4月7日公開)、岩井俊二監督の同名傑作をアニメ化する『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』(8月18日公開)など、アニメに興味がない人にこそ観てほしい作品も。スタジオジブリ出身の米林宏昌監督(『借りぐらしのアリエッティ』『思い出のマーニー』)は、新スタジオ「株式会社スタジオポノック」から最新作『メアリと魔女の花』(夏公開)を発表する予定だ。“ポストジブリ”論争もいまは昔。個性あふれる作り手によるアニメ映画の数々が、スクリーンで躍動する。(text:Ryo Uchida)
2017年01月02日名作ドラマ「フルハウス」の続編が、現在Netflixで配信中!そのシーズン2の配信開始に合わせ、来日を果たしたキャストたち。主人公であるタナー家の長女DJ役のキャンディス・キャメロン・ブレ、次女ステフ役のジョディ・スウィーティン、DJの親友キミー役のアンドレア・バーバーに続き、今回はDJやステフの父ダニー役のボブ・サゲット、ダニーの親友ジョーイ役のデイブ・クーリエがインタビューに応じてくれました。「フルハウス」ではまだ幼い娘たちを懸命に育てていたダニー、そんな彼の良き協力者だったジョーイ。それだけに、いまや大人になった娘たちが子育てに奔走する「フラーハウス」に対しては感慨深いものがあるようです。「僕自身には20代の娘が3人いて、そのうちの1人にはボーイフレンドもいる。けれど、まだどの娘にも子どもはいないから、孫役の子たちに“おじいちゃん”と呼ばれるとぎょっとするよ(笑)。いつか僕もダニーのようになるのかな…。まあ、孫ができたときは、お小遣いをやって手なずけるつもりだけどね!」。(ボブ)「彼女たちを幼い頃から見てきたけど、3人とも本当に美しく立派な大人の女性に成長したと思う。『フラーハウス』に出てくる家族はちょっとばかり機能不全家族だと言えるけど、それでも見ていて気持ちのいいものだよ」。(デイブ)デイブの言葉通り、『フラーハウス』では複数の家族が少々いびつに入り乱れていて、「シーズン2は特に“みんなおいで!”って感じ」。大勢のキャストが集う撮影セットはボブいわく「宇宙船みたい」だそうで、「僕たちのドラマは『スター・トレック』のファミリー版だとも言えるね」とのことです。そんな中、ボブとデイブは撮影時も(大人なのに)じゃれ合っているようで、このインタビュー中にもその片鱗が。隙あらば互いの腕をペシペシとはたき合ったり、頬をムギュッとつまんでみたり、テーブルの上に置かれていた花瓶の花の実を投げ合ったり…。「僕たち心は10歳だから。教室にいるでしょ?こういう奴ら。大抵は退学させられちゃうんだけど」と自身も認めるコドモぶり…、ではなく仲良しぶりでした。実際、ダニーの義弟ジェシー役のジョン・ステイモスも含めた彼ら3人は、『フルハウス』を通して本物の友情を築き上げてきたそうです。「僕ら3人は兄弟みたいなもの。人生のあらゆることを共有してきた。結婚、子どもの誕生、離婚、家族との死別といった様々な出来事を、みんなで体験してきたんだ」(デイブ)。「ある晩、ジョンと僕が一緒にディナーをしていたことがあってね。ところで、ジョンは5時に夕食を取って、8時には寝るんだ。おばあちゃんみたいだよね。でも、だからあんなにお肌がスベスベなんだ(笑)。さておき、そのとき、デイブのお母さんがもう長くない状況になり、彼から電話がかかってきた。ジョンと僕はデイブの家に駆けつけ、裏庭で人生について語り明かしたよ。そういった互いに対する愛情は、脚本の台詞ではないところにもにじみ出ている。そういう番組なんだ、『フルハウス』は」(ボブ)。もちろん、その愛情は“娘たち”にも向けられていて、「ジョディは僕の長女と仲がいいし、キャンディスをサーカスやコンサートに連れて行ったこともある」とボブ。それだけに、シーズン2で彼女たちが織りなす恋愛模様にもパパの心は穏やかではないようです。「DJはマットとスティーブの板挟みになるだろう?彼らの三角関係を見るのは、本当に胸の痛むことなんだ。スティーブ役のスコット(・ウェインガー)と僕はよくダブルデートをした仲でね。僕が若い女の子ばかりを追いかけていた時期だったから、ちょうどよかったんだ(笑)。だから僕は個人的にスティーブが大好きなんだけど、マットもDJにとってはいい相手のようだし…。あとはステフの恋も気になるところだな。キミーと別れた夫のすったもんだからも目が離せないしね!」。(text:Hikaru Watanabe/photo:Takashi Tokita)
2016年12月31日ここ数年は、ファッション業界でも“エコ・リュクス”“エシカル”というワードが普通に登場しています。地球にやさしくて贅沢、倫理的といった言葉の意味するところでも分かる通り、いまや環境や次世代を意識しておしゃれすることは当たり前というわけです。この意識は、さまざまな業界でも広がっています。とはいえ、まだまだ努力が必要で…。とそんな中、シンプルで潔いライフスタイルで知られるフランスから小粋なドキュメンタリーが届きました。フランス人女優メラニー・ロランが、志を同じくする仲間と共に、今日、明日、そして未来までずっと幸せに暮らすためのヒントを探す『TOMORROWパーマネントライフを探して』です。発端は、メラニーがある日知った衝撃的な事実。いまのままの生活を続ければ、人類は遠くない未来に絶滅する恐れがあると「ネイチャー」誌に掲載された論文に書かれていたのです。それを彼女に伝えたのは、友人でジャーナリスト&活動家のシリル・ディオン。妊娠中にその論文を呼んだメラニーはあまりのショックに1日中泣き続けたとか。「こんなふうに絶望感を突きつけてきたシリルを恨んだほどよ。研究論文を読んで以来、ポジティヴな映画を目指すことこそが重要だと考えるようになった。それこそが必要とされているものだって。その思いが原動力になっていった。女優として抜けられない仕事もあったけれど、この映画にとことん打ち込めるよう、そのうちのいくつかをキャンセルしたくらいよ」。涙をぬぐい彼女が決意したのは、解決策を求めて、新しい暮らしを実践している人々を訪ねること。アメリカ、イギリス、ベルギー、インド、デンマーク、アイスランドそしてフランス。人々の取り組みは多岐に渡ります。地産地消、有機農業、代替エネルギーの利用、そして持続型農業である“パーマカルチャー”(パーマネント+アグリカルチャーを組み合わせた造語)、街中にエディブル・フラワーやハーブを植える“インクレディブル・エディブル(みんなの菜園)”運動。関係者たちと話をしながら、地球の未来を探っていきます。独自のアイディアと地域性を生かした新しい発想に、人間が持つイマジネーションとクリエイティビティでここまでライフスタイルは変わるのだと驚かされます。明確な章立て、時折差し挟まれるヴィジュアル・エイドもキュートでわかりやすくて、エコの知識がない人から、また高い関心を寄せる人まで、幅広く学べる演出も魅力です。居心地の良い既存のライフスタイルですが、これを続けることが不可能ならば、やはり別の選択肢を考えなければいけないのは当然のこと。人類はいつだって、知恵で困難や危機を乗り切ってきたのですから、きっとこの難題だって乗り越えられる。絶望的な論文にはじまりながらも、そんな希望を芽生えさせてくれるのが本作。自分が置かれているいまを知り、ここから繋がっている未来について考えるためにも、ぜひ観ていただきたい一作です。(text:June Makiguchi)
2016年12月31日東川篤哉の人気ミステリーを「嵐」の櫻井翔と北川景子を迎えて実写ドラマ化、その後映画化もされた人気作「謎解きはディナーのあとで」のスペシャルドラマが12月29日(木)本日再放送される。原作は2011年の年間ベストセラー第1位を記録した人気作。世界有数の大企業の令嬢である新人刑事・宝生麗子を北川さんが演じ、麗子が遭遇する難解な事件を櫻井さん演じる慇懃無礼な毒舌執事・影山が概要を聞いただけで見事に推理し、解決に導いていくというユニークな設定と、“お嬢様”麗子の推理力のなさを「お嬢様の目は節穴でございますか?」「お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」などという暴言スレスレの毒舌で指摘する毒舌執事・影山のツンデレキャラが話題となり、フジテレビ系で放送された連続ドラマは最高視聴率18.1%を記録。その後2013年に映画化され最終興収が32億円を突破する大ヒットとなったのは記憶に新しい。今回再放送されるのは2012年3月に放送されたスペシャルドラマ。世界的に有名な画家、松下慶山と見られる焼死体が発見されるという事件が発生し、焼失したアトリエでおそるおそる遺体を確認した麗子は美大を首席で卒業した際の記念リングを指に見つける。アトリエには静脈認証システムが設置されており、本人以外は出入りができないということを知った風祭警部(椎名桔平)は、駆けつけていたマスコミ関係者に向かい「これは密室殺人です!」と宣言。殺人ではないのでは?と麗子ら国立署の面々が風祭に詰めよっていると遺書まで発見される。関係者の事情聴取を終え麗子が自宅に戻ると影山が香港から戻ってきていた。麗子は景山に慶山が焼死体で発見された事件の話をする。影山は宝生家の美術品置き場にある慶山のコレクションを麗子に見せながら、完全なる密室での自殺という状況を疑うが、麗子に風祭も同様のことを言っていたと言われ、プライドをいたく傷つけられた影山は風祭と同レベルにされてはかなわないと、必ずや謎を解くので事件の詳細をと麗子に迫る…というのがスペシャルのストーリー。櫻井さん、北川さん、椎名さんのほか、野間口徹、中村靖日、岡本杏理、田中こなつ、國村隼、麻生祐未、高嶋政宏、池田鉄洋、佐野史郎、国仲涼子、加藤夏希、堀内敬子、ボビー・オロゴンらが出演。なお明日12月30日(金)14時55分からは2013年公開の本作の劇場版もオンエア。こちらはシンガポール行きの超豪華客船「プリンセス・レイコ号」に舞台を移し、何と乗客3,000人の中から真犯人を探し当てるという壮大なスケールで推理劇が展開。中村雅俊、桜庭ななみ、鹿賀丈史、宮沢りえ、竹中直人、要潤、生瀬勝久らが共演する。「謎解きはディナーのあとで」スペシャルの再放送は12月29日(木)14時55分~フジテレビ系で放送。(笠緒)
2016年12月29日テレビ朝日ドラマ制作部の若手スタッフが斬新な感性で生み出す変な恋愛ドラマ、その名も“変愛ドラマ”が12月28日(水)今夜から3夜連続でスタート。第1夜の今夜は安田顕と祐真キキの共演で「緊Q不倫速報」をお届けする。『俳優 亀岡拓次』や『HK 変態仮面』などで知られる個性派俳優の安田さんが今回演じるのは、“不倫断罪人”として人気のラジオパーソナリティー・ジェイク小早川。世間では不倫反対、愛妻家というキャラで通っているジェイクだが裏ではADと不倫中。不倫に罪悪感もなければ相手に誠実さもないという二面性を持った人間だ。そんなジェイクを生放送中に追い詰めていくのが『HEROES REBORN/ヒーローズ・リボーン』のミコ・オオトモ役で鮮烈なデビューを飾った新鋭の国際派女優である祐真さんが演じる佐伯百合(さえきゆり)。百合は3年前、不倫相手だったジェイクにこっぴどく捨てられた過去を持ち、復讐のため恋愛セラピストとしてジェイクの生放送番組に出演する。自分に番組に過去の不倫相手がゲストでやって来たジェイクは激しく動揺。そんなジェイクに百合は涼しい顔でスマホを差し出す。そこには「あなたを地獄に落としに来たわ」という表示が。放送終了までに自分が犯した不倫の罪を生放送ですべて告白するか、不倫写真を週刊誌にばらまかれるか。今の人気者生活を捨てる勇気など毛頭ないジェイクであったが、非情にも刻々と進んでいく生放送。公開謝罪させようとする百合を相手に、罪深き男の決死の攻防戦が始まる――というストーリーが展開する。2人の他、現在のジェイクの不倫相手・舞島りんかに阿部純子。ジェイクの番組ディレクター・岸洋介に山本浩司。ジェイクと古いつきあいの放送作家・勝村トオルに津村知与支。ジェイクのマネージャー・氏家健に山本圭祐。番組のアシスタントプロデューサー・里田真紀に古畑星夏。番組のミキサー・田宮勇太に山本佳希といった面々が出演する。「変愛ドラマ」はこの後も、山本舞香、白洲迅、船越英一郎らの出演でゾンビ化した女子高生と大のゾンビ嫌いの同級生との恋を描く「恋するJKゾンビ」が12月29日(木)に、田中圭、吉田鋼太郎らの出演で“おっさん”たちのドキドキ恋愛を描く「おっさんずラブ」が12月30日(金)にそれぞれ放送される。こちらもお見逃しなく。変愛ドラマ「緊Q不倫速報」は12月28日(水)今夜深夜0時20分~テレビ朝日系で放送(一部地域を除く)。(笠緒)
2016年12月28日「スター・ウォーズ」シリーズのレイア姫役で知られる、米女優のキャリー・フィッシャーさんが12月27日に亡くなった。60歳だった。23日に心臓発作で緊急搬送され、一時は「容体は安定」と報じられていただけに、突然の訃報は世界中を悲しみに包んでいる。すでに多くの映画関係者やセレブリティが、SNSで追悼コメントを寄せているが、なかでもルーク・スカイウォーカー役で、フィッシャーさんと共演した俳優のマーク・ハミルが発した「no words.(言葉にできない)」というツイートに、すべての人々の思いが集約されている。故人を偲びながら、突然盟友がこの世を去った事実に、ハミル本人も打ちひしがれ、怒りやむなしささえ覚えている…。そんな心境が受け取れるし、同感せざるをえない。女優業に加えて、執筆業でも才能を発揮したフィッシャーさんだが、やはり「レイア姫を演じたスター」という印象が強烈過ぎて、ときに彼女の人生に暗い影を落としたこともあったはず。それでも2015年には、世界中で大ヒットを記録した『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』で32年ぶりにレイア姫を演じ、同シリーズにカムバック。同作でハン・ソロ役のハリソン・フォードとの共演に、往年のファンは胸を熱くした。現在公開中の『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のエンドクレジットにはフィッシャーさんへの謝意が刻まれており、映画を観たファンなら、その意味は承知済みだ。いまから約40年前、『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』に初登場したレイア姫。反乱同盟軍のリーダーとして、男たちと対等に渡り歩き、ピンチが迫れば、手にしたブラスターをぶっ放す勇姿は、SF映画における「戦うヒロイン」の原点である。フィッシャーさんの急死に関しては今後、より詳しい状況などが報じられるはずなので、これ以上の「報道まとめ」は控えたいが、米エンタメサイト「Variety」によると、2017年12月15日に全世界同時公開される『スター・ウォーズ/エピソード8(仮題)』の出演シーンは、生前すべて撮り終えていたのだとか。いまは世界中が恋したレイア姫の死を悼みつつ、最新作の完成を待つほかない。フィッシャーさんが次世代に託した“希望”とともに。(text:Ryo Uchida)
2016年12月28日ミラノと言えば、日本のイタリアンレストランで目にするミラノ風リゾットやミラノ風サラダなどの“ミラノ風”メニューだったり、全国各地にある映画館の名前にミラノが入っていたり、日々の生活のなかでよく見聞きしている名称です。そして旅におけるイタリアの都市ミラノと言えば、やはりオペラハウスの最高峰として君臨するスカラ座。今回ピックアップするのは、そのスカラ座の歴史をたどるドキュメンタリー『ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿』です。18世紀に誕生したスカラ座の240年の歴史をふり返りながら、2014/2015年シーズンの開幕公演「フィデリオ」の準備に追われる劇場スタッフの姿を通しながら、なぜスカラ座がオペラハウスの最高峰であるのか、なぜ特別であるのかを映し出していきます。あまりオペラに馴染みのない人にとっては、次から次へと登場するスカラ座に関わってきた人たちが歴史的に有名な人であっても知らない場合もあると思います。けれどパフォーマンス映像やアーカイヴ映像のなかには──たとえばマリア・カラスやルキノ・ヴィスコンティ、グレース・ケリー、イングリッド・バーグマンなど、映画でもお馴染みの人物も登場。知っている人物が数人いるだけでも興味が湧いてきます。「スカラ座はどういう場所か?」スカラ座で働く人やステージに立つ人たちにその質問すると「美しい場所」「特別な場所」「最高の場所」「大切な場所」「劇場自身が生きている」「私の故郷」…という答えが返ってくるように、102分のこのドキュメンタリーを観終わる頃には、もっとオペラについて知りたい、観てみたい、できることならスカラ座に行ってみたい!と心を奪われているはず。オペラ好きはもちろん、初心者にとってオペラの入口となる絶好の1本です。(text:Rie Shintani)(text:Rie Shintani)
2016年12月27日作家・遠藤周作の医療ミステリー小説「真昼の悪魔」が、来年2月放送のフジテレビ系オトナの土ドラ枠にてドラマ化されることが決定。主演には女優の田中麗奈を迎え、自身初の女性医師役に挑戦する。とある教会のミサで神父は言う。「悪魔は埃に似ています。誰も気づかぬうちに、目立たずそっと忍び込み、たまっていくのです。みなさんの心の中に…」。後方の席で神父の言葉を聞いている女性・大河内葉子(田中麗奈)。その美しくも無表情な顔からは、彼女の内面がまったくうかがい知れない。一方、作家志望のとある青年・難波聖人は、腹部に猛烈な痛みを覚え、大学の山岳部のOBで面識のあった医局長の吉田誠のいる関東近郊の病院に駆け込んだ。対応するのは、白衣の医師・葉子。虫垂炎だと診断し、てきぱきと指示を出す。手術は無事に成功し、入院することになった難波は、トイレで隠れて煙草を吸っていた清掃員の芳賀明善と出会い、すぐに意気投合。そして、美しく優秀な葉子が担当医になったことにも喜ぶが、しかしそれは大いなる絶望と破滅への入り口であった。病院内で奇怪な事件・トラブルが突如相次ぐ。病室の引き出しの奥に挟まっていた不可解なメモ、認知症の老婆に対する医療事故、少女が謎のアレルギーで死の淵に、見舞いのため泊まり込んでいた母親も階段から転落、そして偽のカルテにより病状が悪化していく患者…。果たして、これらは誰かの悪意の所業なのか、それとも――?さらに、葉子のプライベートもまたある意味奇怪なものであった。度々教会の神父のもとを訪ね、懺悔室で思いを吐露。俗物である御曹司・大塚光の猛アタックに応えるも、妖しくねじれていく関係。それは、葉子自身にしか解らない深い闇、葛藤、虚しさに、もがき苦しんでいく姿だった。患者、同僚、恋人、父親…複雑に絡み合う事件と人の心。人間の本質に巣くう「悪意」とはなんなのか。誰の心にも「悪魔」が埃のようにたまっていく可能性があるのではないか。そして物語は衝撃の結末へと転がり進んでいく…。原作は、1980年に発表された遠藤氏による同名医療ミステリー小説。本作は、オトナの土ドラ第1弾として放送されたユースケ・サンタマリアや優香らが出演する「火の粉」のスタッフたちが再集結し、現代を生きる人々の“深い闇”を描いていくという。田中さん演じるのは、優秀な美人外科医・葉子。社交的で明るく、患者への接し方も親切で評判もいいが、しかし幼い頃からあらゆる出来事に対して心が動かず、無感動かつ無道徳な裏の面を持つ。苦しんでいる人を見てかわいそうと思うことはなく、罪悪感もない。ターゲットとなる人物や事象が現れると、衝動的に“悪”のスイッチが入ってしまう…という役柄だ。原作を読んで「とても面白く、最後までスリルを味わいながら一気に読む事が出来ました」と話す田中さん。「悪とは何か?という事への探究心。彼女は人と違うのかもしれない。もしくは、誰しにもある心に素直なだけなのかもしれない…私も、大河内葉子に引き寄せられた一人としてこの役を演じたいと思いました」とコメント。また東海テレビのプロデューサーは、「『空虚な心に悪魔は憑りつく』という遠藤周作氏が放つメッセージは、まさにいまの時代を生きる私たちに向けられた警告だと考えています。無関心・無感動な心を抱えている人は年々増え続け、動機が理解できず、全く情状酌量の余地のないような不愉快な事件も次々と発生しています。現代を生きる人間は、誰もが心に悪魔をため込む危険性を抱えているのです。それゆえ、この小説をいまドラマ化することは非常に意義があることだと考えています」と本作の制作意図を語り、「真冬の土曜の夜、鳥肌が立ち、背筋が凍って眠れなくなるオトナのドラマをお届けします。ご期待ください!」とメッセージを寄せている。オトナの土ドラ「真昼の悪魔」は2017年2月4日より毎週土曜日23時40分~東海テレビ・フジテレビ系にて放送(全8回予定)。(cinemacafe.net)
2016年12月26日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!