シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)が、ファッションショー映像の上映と音楽ライブを行うイベント「LIVE and MOVIE THEATRE PRODUCTS 2016-17AW feat TUCKER」を、2016年8月20日(土)大阪のクラブ「NOON」にて開催。2016-17秋冬コレクションの音楽を手がけたミュージシャンTUCKERのライブパフォーマンスや、コレクション映像「2016-17AW collection“UNNATURAL-月への身支度-”」を生演奏つき大画面で楽しめる特別な一夜となる。また当日は、限定オリジナルカクテルの用意や、シアタープロダクツの商品があたるミニ・ゲームを開催。さらに来場者スナップも予定しているため、ドレスアップして来場したい。なおTUCKERは、70年代のパンク/ヒップホップと即興性を掛け合わせ、ターンテーブルやギター、ベース等をたった1人で駆使するパフォーマー。観る者を圧倒するアクロバティックなステージが国内外で人気を博している。【詳細】LIVE and MOVIE THEATRE PRODUCTS 2016-17AW feat TUCKER開催日:2016年8月20日(土)時間:20:00 開場 / 20:30 開演場所:NOON+CAFE 住所:大阪市北区中崎西3-3-8 チケット価格:3,000円+1ドリンク(600円)【問い合わせ先】シアタープロダクツ オムニバスTEL:0664508224
2016年07月24日モデルデビューを飾ったマドンナの娘ローデス・レオン(19)は、母のファッションセンスに影響を受けているそうだ。ステラマッカートニーの最新の香水の新しいキャンペーンにも登場し、ローラという名称で活躍しているローデスは、長年、母の人目を引くようなファッションのセンスに影響を受けていると明かし「母にたくさん助けてもらってきているの。母はセンスがよくてとってもおしゃれだわ」と話した。ローデスからそんな称賛を受けているマドンナだが、元夫ガイ・リッチーとの息子ロッコ(15)については親権争いが決着したばかりだ。以前、ロッコがロンドンにいるガイの元で過ごすためにツアー中だったマドンナの元を去ったことをきっかけにマドンナとロッコの関係は悪化していた。その後、ロンドンでロッコと再会を果たしたマドンナは4人の子供全員を連れてチャリティ活動のためにアフリカを訪れ、現地の人々と子供4人と撮った写真を公開している。今回のアフリカ行きの前にはマドンナと親しい関係者が、マドンナがこの旅をきっかけに家族の修復をしようとしていたことを認めており「彼らにとって大事な夏になります。家族の関係を元に戻すためにみんなが求めていたチャンスなんですよ」「歩み寄りの一部で、ロッコが兄弟や姉妹に会う機会でもあります。子供たちはお互いにとても会いたがっていますからね」と話していた。(C)BANG Media International
2016年07月14日子ども服や子どもの姿が描かれた絵画・版画・写真などを通して、時代につれて変遷してきた子ども観の歴史を辿る「こどもとファッション小さい人たちへの眼差し」が、7月16日(土)~8月31日(水)まで東京都庭園美術館にて開催される。消耗が激しく、良い状態で保存されている資料が少ないとされる子ども服が多数展示される同展。30年以上かけて収集された18世紀から20世紀初頭にかけての子ども服の個人コレクションや、長野県須坂市の田中本家博物館から出品された明治以降の日本の洋装子ども服など、日本初公開も含む貴重なコレクションが披露される。子ども服のほかにも、同展では絵画やファッションプレート、絵本、写真など、160点余りの作品展示から子どもの装いの変遷を辿っていく。19世紀後半の子ども達のファッションに絶大な影響を与えたといわれるケイト・グリーナウェイや、さまざまなポーズや服装の子ども達をユーモラスに描いたルイ=モーリス・ブテ・ド・モンヴェル、日本の大正期から昭和初期の子ども向け雑誌、モダンな子どもの姿を描いた村山知義や武井武雄らの作品など、魅力的なイラストレーションが多数展示される。また会場では、「1920年代まで男の子もドレスを着る習慣があった」「18世紀まで赤ちゃんを包帯のような布でぐるぐる巻きにしていた」などといった、現在の常識から見ると不思議だと感じられるような事実が、展示を通して紹介される。その時代・その社会に求められた「こどもらしさ」を感じることで、新たなファッションの歴史に触れることができそうだ。「こどもとファッション小さい人たちへの眼差し」は、7月16日(土)~8月31日(水)まで東京都庭園美術館にて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年07月13日ニューヨークを拠点として、ヨーロッパやアメリカのファッション誌を中心に活躍する日本人フォトグラファー、TAKAYによる初作品集『TAKAY: ECHOS』(7,000円)の発売を記念した個展「TAKAY “ECHOS” EXHIBITION」が、7月9日から24日まで東京・渋谷のブックマーク(BOOKMARC)にて開催される。『TAKAY: ECHOS』は、TAKAYがロンドン在住時代に出会ったふたりのレスリング選手に対し、通常とは異なるアプローチで撮影した作品を収録した作品集。序盤に被写体に対し抽象的なアプローチをすることにより、見る者に“性”もしくは“踊”の一部のようなものを感じさせる。そこから徐々にふたりの身体全体を映し出すことで、一見淡々とした肉体の描写から、呼吸や汗、緊張感、そしてふたりの間の“何か”までを感じ取ることができる作品となっている。なお、7月8日にはTAKAY本人を迎えて、サイン会とレセプションパーティーが開催される予定だ。【イベント情報】「TAKAY “ECHOS” EXHIBITION」会場:ブックマーク住所:東京都渋谷区神宮前4-26-14地下1階ギャラリー会期:7月9日~24日時間:11:00~20:00
2016年07月08日ファッション誌『装苑』による「装苑 presents アクセサリー蚤の市」が、7月9日に東京・表参道のバツアート ギャラリー(BA-TSU ART GALLERY)にて開催される。当日は、華奢で女性らしいアクセサリーから、夏にぴったりのポップなカラーのアイテム、涼しげなガラスのアクセサリーなど、37ブランドによるバリエーション豊かなアイテムを展開。作り手と直接会話をしながらショッピングが楽しめる貴重な機会となっている。出展ブランドのラインアップは、Aaliyah、A few jewelry、annejewelry、bergamot_works、Betty Gabrielle、bico、BUBU SETTETE、chasochimi、Chic’、Dedorate me、doop、gargle、glass studio chiffon、grun、Hello haha、ichiya、indigo-silver WORKS、kaai、kakaano、LOMANY、LOVE・・・・・?、matoricaria、MINORIMURATA、nakamura coubou、N’s style bijou、peg by cosmo、Pisceans、purple.y、R ribbon、shisui、SIMCKY、tomomikokubu、tonchi、TORQUATA、ulab.、二ロス屋、ビーズショップ、j4。【イベント情報】「装苑 presents アクセサリー蚤の市」会場:バツアート ギャラリー住所:東京都渋谷区神宮前5-11-5会期:7月9日時間:11:30~19:30入場無料
2016年07月08日マック(M・A・C)が7月2日、ドーリーメイクをコンセプトにしたバービー人形のようなヴィヴィッドなカラーコレクション「ファッション パック」を限定発売する。「ファッション パック」コレクションは、フューシャピンク、バイオレット、エメラルド、ディーププラム、ミッドナイト、といった鮮やかな輝きを放つヴィヴィッドなカラーを豊富にそろえたカラーコレクション。アイシャドウ、ネイル、リップの3アイテムで展開される。9色で展開されるスモール アイシャドウ ×9(5,000円)は2種類用意。そのうち「シー イズ ア モデル」は、ペールフロストイエロー、ブライトイエローパール、ダーティゴールデンオリーブ、ソフトヌード、ダーティミッドトーンナチュラル、ディープクールブラウン、ダーティグレイ、チャコールブラウンパール、ブラウンティールパールの9色。「ランウェイ ワーシー」は、ソフトフロスティホワイト、ダーティピンク、ブラックベリー、ソフトウォームピンク、フロスティラズベリー、ブラックチェリー、フロストグレイモーブ、ミッドトーンバイオレット、ディープブラックプラムの9色となっている。リップスティック(2,900円)は、ブライトマットプラムカラーの「バイ スペシャル オーダー」、ブライトルーイッシュフューシャカラーの「エイム フォー ゴージャス」、ブライトパープルカラーの「スタイリスト ティップ」、ソフトピンクベージュカラーの「プレスト&レディ」の4色で展開。スタジオネイル ラッカー(1,800円)は、スプリンググリーン+マルチパールカラーの「スタイル マターズ」、ブライトブルーフューシャカラーの「ライク マイ ガウン?」の2色が用意された。
2016年07月02日AYABAMBIがレオナード・ウォン(LEONARD WONG)のファッションフィルムに登場。作品は2016-17秋冬シーズンのテーマ「ALCHEMY」をもとに、抑制の無い自然界の力がもたらす、永遠の命を象徴。冒頭から、白に統一された空間に立ち尽くす無表情な女性が映し出され、緊迫した雰囲気が醸し出される。まるでサイエンスフィクションのような迫真に迫った映像だ。フィルムでのコスチュームは全てレオナード・ウォンによるもの。彼女たちの独特なスタイルを持ったダンスやコスチュームが、近未来的なモノクロームの世界観を演出する。【作品情報】レオナード・ウォン ファッションフィルム・監督:BFV / INSIDE FLESH・ヴィジュアルディレクション:レオナード・ウォン・出演:Sylvia Lajbig、AYABAMBI【問い合わせ先】LEONARD WONG株式会社TEL:050-3389-0619
2016年06月30日毎シーズンのテーマを超えて、常に「オンナノコらしさ」が見え隠れするのが魅力のファッションブランド、アキコアオキ(AKIKO AOKI)。そのクリエーションはどんなところから来たのだろうか。彼女がアトリエを構える台東区デザイナーズヴィレッジでデザイナー青木明子に訊いた。1/2はこちらから。 ーーそして、「ここのがっこう」の後、セントマーチンにも進学されたんですね。カリキュラムはいかがでした?日本の学校とはまったく違いました。いい意味で個人プレーですし、言い換えると放置です。ーーほ、放置?!はい。授業は週2回のみです。しかも朝の2、3時間だけ。とにかく、その日までに自分でワークを進めて、プレゼンして作品見せてチュートリアルをする。ひたすらその繰り返しです。ーーなるほど。リサーチに時間をかけろっていうことなんでしょうか?リサーチもそうですし、シェイプや素材、デザインに関するあらゆる可能性をチュートリアルで探り「来週までにもっとディベロップしろ」と言われ、それを1週間とにかく必死に進めて持っていく。その間に細かくチェックを受けて「どうしろ、こうしろ」みたいなことは一切言われません。質問や相談をしたいと思っても、いないんですよ、先生は学校に(笑)。なので限られたチュートリアルに自分は何を聞きたいのかを必然的に明確にしていきますし、とにかく自分で押し進めるしかないです。でも、すごく鍛えられましたね。日本の学校だと、何でもすごく細かくケアするのが当たり前になっているので、自分でやるというよりも、先生の「こうしたら、ああしたら」という導きに「そうかも」という感じで乗っかっていくケースが多いように思います。ーーそれは大きな違いですね。本当に。しかも作品がよくないと、「そのゴミ、どけて」とふつうに言われます(笑)。全身全霊で向き合ったものを、です(笑)。クラスのみんなの前で言われるんです。ーーそれはヘコみますね。へコみます(笑)そして、それ以上に悔しいですよね。私がやりたいことと、向こうが言うことが、全く噛み合ないこともありました。そうなると、もう平行線です(笑)でも相手がなぜそう言っているのか、自分のデザインに対してどういった視点で言っているのか、そしてそれは自分にはなかった新しい価値観、可能性なのかもしれないと、考える癖がつきます。同時に、自分が表現したいことでどうしたら納得させられるかも模索します。一見、逆のように見える思考を同時進行でしていく感覚です。迷宮の中から一気に新しい道が開けたとき、先週までのゴミがawesomeに変わることがありました。自分の中で軸はぶらしていないし、反対され続けたことを通しているのに、awesomeになります。かっこよければ何でもOK。こっちからすれば、あんなに反対してたのにと一瞬思いますが、良いという判断が一瞬なのもうなずけますし、ファッションを本当にフラットに見ているからこそできる反応だと思いました。ーー世界中から進学しているんですよね?学部名はなんというのですか?自国、もしくは海外ででBA(学部)を卒業してる人、企業で1度、経験をつんでいるたちが進学できるGraduate Diplomaというコースです。MAとBAの間にあるコースで、セントマのBAを卒業した子たちはそこをスキップしてマスターにアプライできるのですが、ロンドンの美大以外を卒業した人がMAにアプライしたい場合は、ロンドンの美大のBAに行き直すか、もしくはGraduate Diplomaに1年通う必要があります。その後、マスターに進学してもいいですし、独立する人も多く、私も帰国しました。日本人は私を入れて2人だけでした。同級生はロンドンで自分のブランドを始めた子もいますし、メゾンに就職した子もいます。みんないい意味でライバルですし、今でもいい刺激になっています。ーー青木さんはロンドンに残ろうとは思わなかったんですか?まず、現実的に考えて、自分がブランドとしてやっていきたいと思ったベースが日本でした。そして2つ目はアジア人は基本的にビザを取得するのが難しいです。ビザを取得して自分のブランドをロンドンで立ち上げるというのはかなり厳しいのが現状ですね。ーーなるほど。でも、日本で、自分のブランドを立ち上げるという夢を実現された!すごくラッキーだと思います。思いをそのままやり続けることができていることを幸せだと思っています。AKIKO AOKI 16SS コレクションーーその強い意思はどこから授かったと思いますか?やはり一番大きかったのは、坂部さんや、山縣さんと出会ったことだと思います。彼らが独自のやり方で、東京で自分のブランドをどんどん推し進めていく姿を見て感銘を受けました。「そこにしか道がない」と思っていたファッションにおけるシステム自体も変えてしまっているので。私は、そういうことを2人の姿を通じて実感しているので、「ここからまた、次の手法を考えていかなきゃいけないんだな」と思います。ーー私見ですが、青木さんのコレクションには、いつもそういう堅い意思のようなものを秘めた女性像を感じます。改めて、ブランドのコンセプトのようなものを聞かせていただけますか?ブランドコンセプトとしては現実に潜むファンタジーを感覚で切りとり、ファッションを生きる行為そのものと捉えて、纏うひとの生き方や姿勢が感じられる衣服を提案しています。ファーストシーズンは自分自身の背景に1番強くあるイメージをテーマにしました。2シーズン目では、その時に気になる人間像をイメージソースにしました。これからは、より服そのものにフォーカスしたという意識があって、テーマを先に持ってくるよりも、衣服のデザインを先にしたいと思っています。テーマはぼんやりとはありつつも、逆にそのイメージを明確に言葉にできないまま進めてみてもいいのかな、と。そうして生まれたコレクションから人間像が見えてくるファッションを作りたいと思っています。AKIKO AOKI 15AW コレクションーーセントマーチンズで習ったスタイルに近い?そうかもしれません。1アイディアから、自分の感覚を通してどれだけ繊細に向かい合えるかという部分では近いかもしれません。今、思い返すと、入学していちばん最初に「ロンドンプロジェクト」というのがあって、「ロンドンの街の中からインスピレーションを得なさい」という課題がありました。いろんな所に行って、街中のシミとか床の模様とか、人でもいいんですけど、なんてことないモノの中から、自分が何に着目して、それをどうディベロップするかというアプローチが新鮮な気がしているんです。ーーおもしろいですね。本当に小さなディティールとかに着目して、そういうものからデザインしていく、次のコレクションはそんな感じになるのでしょうか?もっと服として「いいな」と思えるもの。具体的な人間像もそうですが、その服自体に時代観があったり、新しい人間像があるのがいいなと思っているんです。たぶん、日本人はもともと背景とか物語性とかが好きだし、国民的にも合っていると思うんですけど、最近はちょっとそういうストーリーがわかりやすく無くても、もっと深い領域で成り立つコミュニケーションもあるのかもしれないと思うのです。ーーなるほど。小説みたいに誰が読んでも同じルートになるよりも、SNSとかウェブとか、1個1個の細かいエピソードを受け取った人たちが勝手に選んでストーリーを編集していく時代なのかもしれませんね。"点"がいっぱいあるほうが、もともと人間が持っている本能的な部分との接点も多くなるっていうか。それぞれの感覚がもっと鋭敏になって、受け取る機会も増えるんじゃないかと思うんです。ーーSNSの時代といわれていますが、結局は、情報発信や拡散の戦術よりも、モノ自体に魅力があれば、人は勝手にそこに情報を取りに行く。本質的というか、そこに強さがあるかどうかだと。作品を作って撮影するという行為は誰でもできるの時代なので、そこを強調したビジュアルつくりは時代観的に少し古いのかなという気はしています。ーー確かに、みんなリアルへの欲求がすごく高まっていますね。ますます加速しているような気がします。ーー2年後には今使っているアトリエ(台東デザイナーズヴィレッジ)も卒業になりますが?本当にあっという間だなぁと実感中です。私も卒業したら独立した自分のアトリエを見つけたいと思っています。【イベント情報】<第1弾>The drama ~TOKYO制服~会期:5月25日から6月7日(会期終了)会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区<第2弾>The life ~TOKYO制服~会期:6月15日から21日(会期終了)会場:ジェイアール京都伊勢丹5F 特設会場<第3弾>The days ~TOKYO制服~会場:7月27日から8月2日会場:銀座三越3F ル プレイス プロモーションスペース
2016年06月29日毎シーズンのテーマを超えて、常に「オンナノコらしさ」が見え隠れするのが魅力のファッションブランド、アキコアオキ(AKIKO AOKI)。そのクリエーションはどんなところから来たのだろうか。彼女がアトリエを構える台東区デザイナーズヴィレッジでデザイナー青木明子に訊いた。ーー都心のど真ん中がご実家と伺っています。どんな子ども時代でしたか?私が小さかった頃は、お花屋さんや、近所の駐車場のガードマンの方に、毎日学校に行くときには「おはようございます」と挨拶するような感じでしたね。帰って来たときも挨拶してくれて、すごくフレンドリーで、近所の付き合いがまだ結構あったような気がします。マンションも少なかったですし、高層ビルもありませんでした。ひとりっこでしたので一人遊びが得意だった気がします。活発で、髪も短くて「僕、大丈夫?」なんてよく男の子に間違えられたりもしたようです(笑)。ーー意外ですね。1980年代後半というと、いわゆるバブル期ですね?そうですね、バブル、若干下降気味なときです。家の周りは場所柄、外国の方は多かったです。近所に教会があって、ハーフの子とかが来ていました。私自身も毎週、日曜学校に通っていました。聖劇やミサなどもあり、いろんな国籍の同い年くらいの子供や、その親御さんと話していました。日本語でですが(笑)ーーインターナショナルですね。幼稚園から高校までミッション系の学校に通っていたんですが、日曜学校に行っていたのもその影響はあると思います。ーー大学は女子美だから、ずーっと女子校?!そうなんです。ロンドンのセントマーチンズだけが唯一共学なんですけど、「やっと共学」と思ったら、男子がほぼゲイでした(笑)。「あれ?なんかエレガントだな、かわいいな」みたいな(笑)。ーー子どもの頃は男の子みたいだったということですが、どのへんから変わっていったんでしょう?今でも本質的にはそんなに変わった実感は実はありません。幼稚園の時はピンクという色が好きではありませんでした。周りの子たちは、みんなピンクや赤をチョイスしていた中、1人で青をチョイスする子でした。今でこそ、コレクションでいろいろな色は使いますが、根本の部分では温度感でいうとちょっと冷たい感じが好きです。AKIKO AOKI 16SS コレクションーーなるほど。そのどことなくクールな感じは青木さんのコレクションにいつも滲み出ていますね。いつ頃からファッションに目覚めたんでしょう?たぶん、ファッションを意識したのは「着ていく洋服を自分で選びたい」という自我が目覚め始めた幼稚園の頃からだと思います。ーー早いですね。学校がとても厳しくて、学校内での装いはかなり規制がありました。なので、私服で自分を表現する時間がたのしかったです。両親はそこまで「あれがダメ、これがダメ」ということはなかったのですが、校則を破って親が呼び出されるとなると子どもながらに、悪いなって思うじゃないですか。自分のせいで親が呼び出されて、親が学校からシリアスに怒られてしまうので(笑)。小さな子どもにとって、それはちょっと深刻でした。今となってはかわいい内容だと思うのですが(笑)。ーー学校に行ってる時は全部規定通りにしていた?そうですね。幼稚園では、ティッシュの種類まで決められていたんですよ(笑)普通のポケットティッシュの半分くらいの小さなティッシュがあったんです。バラの絵みたいのがデザインされてて。ーーあら、かわいいですね。かわいいですけど、ちっちゃくて、3枚ぐらいしか入っていなかったような(笑)。ーー少ない!それ、商品化してもいいかも?(笑)今でもあるのかな?今は校則はだいぶ緩くなっているみたいですが、当時は厳しかったです。それに、規則を破った格好で街中にいると通報する卒業生とかもいたので、朝礼で先生に「名乗り出なさい」と言われたり(笑)。今では、特殊な環境だったんだなと思いますけど、その当時はまだ幼くて他の世界もなかなか無いですし、それが全てでした。ーー常に見られていること前提という環境だったんですね。でも、学校の方針としては、「規律正しく」とか、「守りなさい」、「そこから生み出されるなんとかの精神性」とかがあるわけですものね。はい。「良心」とか「清く正しく美しく」という校訓でした。それが理由かはわかりませんが、同級生はかなり高い割合で、当時に自分がなりたかった職業について仕事をしています。お医者さんやテレビ局のAD、アナウンサーや芸能人まで、女子にしてはかなり独立している子が多いい気がします。ただ、美術系に進学する子は少なくて、学年で私を入れて3人だけでした。みんなが日本史や数学を机に向かって必死にやってる時間、私たちはイーゼルに向かってデッサンを必死にやっていました(笑)ーー美大を目指したきっかけはどんなことだったんですか? 小学生の時から絵を描くのが好きでしたし、実は、小さい頃から将来の夢は「ファッションデザイナー」だったんです。あとは哲学者、心理学者というのもありました。たぶん校則もそうですが、何かに押さえつけられている現実やあらゆる現象に対して「なぜ?」と思うことが多かったのかもしれません。「なんでそうなのかな?」と、「人ってどうしてこうなのかな?」を考えることが好きだったんです。進路を決める時に、ファッションをやりたい、でも、ファッションの専門学校のようにオブジェクトにフォーカスするタイプではないだろうなと考えました。それで、バックグラウンドやコンセプトがあるファッション表現ができる美大を探して女子美術大学に進学することに決めました。先輩にはデザイナーの宇津木エリさんや、野田凪さんなど、ファッションの要素があるクリエーターの方が多いと感じていました。ーー当時憧れていたデザイナーさんとか影響を受けた方はどなたですか?高校の時、ジョン・ガリアーノのDiorのコレクションを見て圧倒されました。美大に入りたての19歳の時は、六本木ミッドタウンの21_21 DESIGN SIGHTで山縣(良和)さんや坂部(三樹郎)さんの作品を見たのも影響を受けていると思います。ーー2007年にJFWの一環で企画された「ヨーロッパで出会った新人たち」展ですね。山縣さん坂部さんとの出会いはそちらですか?いえ、その少し前です。当時、女子美で教えていらっしゃった安達(市三)先生が運営している「コルクルーム」というファッションの私塾があるんですが、定期的にトークイベントをやっていました。留学したい気持ちが当時からあったので、安達先生に相談したところ、当時のイッセイミヤケの太田伸之さんのトークイベントがあり、海外で勉強してきた若いデザイナーたちも来るから来てみたら?と誘っていただきました。それに参加した時に、坂部さんも山縣さんもいらっしゃったのです。「ここのがっこう」もまだない時期で、writtenafterwardsの1stコレクションの前です。その時に「今度、僕たちこういうことをやるんだよね」というお話を聞き、writtenafterwardsのファーストコレクションの制作をお手伝いしたのがきっかけです。ーーなるほど。安達先生がキーパーソンだったんですね。はい。安達先生は、本当にいろいろ相談に乗ってくださって、学校以外の外の世界へのネットワークを広げてくださいました。今でも毎回コレクションを見に来てくださり、いろいろアドバイスも下さいます。【ファッションの“未来”たちに聞く】セントマーチンズで学んだゴミがawesomeに変わる瞬間--青木明子--2/2」に続く。
2016年06月29日TBSで7月6日より、旅(タビ)とファッション(フク)をテーマにしたおしゃれ女子向けの新番組『タビフク。』(毎週水曜25:53~26:23)がスタートすることが28日、わかった。番組では、プライベートでも仲の良いファッショナブルな女性タレント、モデル、歌手、女優など、20代女子たちが憧れる女性ゲスト2人が旅に出る。目的地は、沖縄本島、離島、京都、出雲、軽井沢・・・といった、近年、若い女性たちに人気上昇中の国内が中心となる。原則、1つの旅先を2週に分けて放送するスタイル。記念すべき第1回は、モデルで女優の石田ニコルとハーフモデルの佐原モニカが、サマーリゾート「沖縄」へ。続いて、モデルの紗栄子とシンガーソングライターのMINMIが、近年パワースポットとして大人気の「出雲」を訪れる。以降も、『JJ』専属モデルの筧美和子と大川藍が沖縄離島の竹富島&小浜島へ、モデルの佐藤ありさと泉里香が夏の京都を訪れるなど、憧れ女子たちがさまざまな場所を旅する。また、「タビフク・コンシェルジュ」として、モデルで女優の季葉が毎週番組のさまざまな情報を伝える。番組では、『王様のブランチ』を中心に活用されている、番組内で紹介したアイテムの情報を次々に手元のスマートフォンに表示してくれる番組連動アプリ「TBSぶぶたすアプリ」とも連動。旅先で女性ゲストたちが身に付けていたファッションアイテムが次々に表示され、Eコマースを通じて購入することもでき、2人の旅の詳細情報も紹介される。番組が訪れた場所へのオススメツアーに「ぶぶたすアプリ」から申し込むことも可能だ。また、番組は全編、映画撮影でも使用される4Kムービーカメラで撮影。現在の地上波では2Kフルハイビジョン画像での放送となるが、4Kカメラを使用することで旅の風景、女性たちをより美しく映し出す。さらに、番組全編を通してネクストブレイクが期待される"おしゃれ洋楽"が映像を彩り、メインテーマは第2のテイラー・スウィフトとの呼び声が高いヘイリー・スタインフェルドが務める。(C)TBS
2016年06月28日“夏まつり”をテーマに、ファッションを通して日本を元気にする「元気祭り with Kansai Yamamoto」が2016年6月29日(水)から7月5日(火)まで、伊勢丹新宿店で開催される。世界的に活躍するデザイナー・プロデューサーの山本寛斎とタッグを組んだ本イベント。期間中は、伊勢丹新宿店がまるごとお祭り会場へと姿を変える。■本館1階=ザ・ステージカンサイヤマモト(Kansai Yamamoto )の1点もののショーピースをはじめ、今回のために制作されたクチュールラインやカプセルコレクションが三越伊勢丹限定で登場。クチュールラインからは、スーベニア・ジャケットやTシャツ、そしてロンドンでファッションショーを開催した彼の代表的な作品がリバイバルされる。■本館2階=TOKYO解放区好きなデザインをプリンターでプリントできるTシャツを販売するほか、団扇といった夏祭りを盛り上げるアイテムを一堂に揃える。更に、写真家のレスリー・キーが昨年手がけた「日本元気プロジェクト2015」の作品が会場内に展示される。■本館3階=ウエストパーク/プロモーション国内外で活躍する日本人デザイナーたちが、山本寛斎をトリビュートした1点もののコレクションを発表。ドレスキャンプ(DRESSCAMP)の岩谷俊和、クリスチャン・ダダ(CHRISTIAN DADA)の森川マサノリ、プラスチックトーキョー(PLASTICTOKYO)の今崎契助などが参加する。他にも、7階で開催される日本酒イベント「ISETAN SAKE マルシェ」や屋上で行われる「ISETAN BONDANCE2016」、さらにデザイナーたちの豪華トークショーにも注目したい。なおイベントは、今後京都伊勢丹、銀座三越、日本橋三越本店にも巡廻する予定だ。【開催詳細】元気祭り with Kansai Yamamoto開催期間:2016年6月29日(水)〜7月5日(火)※本館2階=TOKYO解放区のみ7/12日(火)まで開催会場:伊勢丹新宿店 住所:東京都新宿区新宿3−14−1TEL:03-3352-1111■トークショー・山本寛斎 & 勅使河原茜日時:7月2日(土)14:00〜15:00場所:本館2階=TOKYO解放区・山本寛斎 & ドレスキャンプ 岩谷俊和日時:7月2日(土)16:00〜16:45場所:本館3階=ウエストパーク・山本寛斎 & 高橋靖子 & 鋤田正義日時:7月9日(土)14:00〜14:45場所:本館2階=TOKYO解放区※予定は変更になる可能性あり■巡廻予定・6月29日(水)〜7月5日(火) JR京都伊勢丹 3階=特設会場・7月20日(水)〜26日(火) 銀座三越 3階=グローバルメッセージ・8月3日(水)〜9日(火) 日本橋三越本店 本館2階=スペース#2
2016年06月27日日本のファッションの未来を担うであろう若き才能たちに迫る連載、「ファッションの“未来”に聞く」。第2回となる今回は、コトハヨコザワ(kotohayokozawa)のデザイナーである横澤琴葉に話を聞く。1/2はこちらーー高い評価を得ながら、すぐにブランドをスタートさせず、企業勤めを選んだのはなぜですか?実は、エスモードを卒業するときに、2つプランがありました。ひとつは自分のブランドを持つこと、もうひとつは大手企業のデザイナーになることでした。もし一企業のデザイナーとして働くとなれば、一人でも多くの人に届けることができる大きな会社がいいって思っていたので。就活は全然やってなかったんですけど、一社だけ受けたら、ありがたいことに入れていただけました。会社に入社して、忙しいながらも自分のクリエーションについても、具体的に考える時間ができました。それまでは、自分で服を作って、その服を誰かが買ってくれて、それが継続していくなんてことは壮大なことすぎて想像すらできませんでした。卒業制作でいろんな方に評価いただいて、そのままブランドをやらないのは惜しいなと思う自分も正直いました。そういうのもあって、働きながら「ここのがっこう」に通いました。ーーそして自分のブランドを立ち上げるわけですが、ほんとにトントン拍子で伊勢丹にラックが並ぶまでになってしまいました。「こんな服じゃ審査もできない」って学生の頃は言われていた私の服が伊勢丹に並ぶなんて、ほんとに大丈夫かなと心配でした。誰か偉い人に怒られちゃうんじゃないかな、とか(笑)。でもふたを開けてみたら、初日に追加注目をいただいて、「ああよかった~!」って。結局3回くらい追加注文をいただきました。今回の伊勢丹での企画には、2つのコレクションを用意しました。デビュー当時からやっているプリーツのコレクションは、一日20着くらい作ることもあります。実は一着に掛かる時間は30分~1時間くらい。このコレクションには正解がないんです。ここはもうちょっとゆったりさせたいなとか、ここはもっと丸みをつけたいなって、その都度調整しながら自由に作っています。もう一つは、今回のポップアップのテーマである「ユニフォーム」を自分なりに解釈して、働く女性のためのボディスーツを作りました。ジャケットをばさっとはおって、タイトスカートの中にボディスーツを着て出勤する、90年代初頭のワーキングウーマンをイメージしています。ブランドで言えば、当時のDKNYやカルバンクラインみたいなスタイル、いつもは自分と同世代、もしくはもう少し若い子たちに向けて作っているのですが、今回はブランドの別の面を見せたいなと。でも根本は一緒で、その子たちが憧れる「働く女性像」を見せたかったんです。こんな女性は素敵だな、なりたいなって思えるようなスタイルを提案しようと思いました。ーーモードの世界では「ジェンダーレス」という言葉がひとつのキーワードになっていますが、横澤さんの服からは、女性らしさ、女性であることの喜び、そしてさらには反発といったものを感じます高校生の頃は、いわゆるモードの世界に憧れを持っていました。構築的で均整の取れたシルエットの美しさ、それらの多くは男性デザイナーによるものでした。当時の私にとってそれは絶対的なもので、超えられない壁として存在していたのですが、フィービー・ファイロを筆頭に大手メゾンで活躍している女性デザイナーに強く影響を受けました。彼女たちが作る服は、"不安定さ"や"弱さ"が、そのまま服として表れていました。私にとってそれはすごく助けになりましたし、男性的な完璧さを求めなくてもいいんだって思えるようになりました。でも、男性的か女性的かに限った話ではないんです。テーマをしっかりと掲げたロジカルなモノ作りを良しとする風潮って少なからずあると思うんです。でも私はもっと気軽に、「できました!」みたいなクリエーションが増えていっていいと思うんです。「なんでこういう服作ったの?」って聞かれても、「その時作りたかったんです!」としか言えない。私もうまく説明できないのですが、そういう直感的な共感性を頼りにしていて、だからお客様と繋がれたときはとても嬉しいです。ーー先ほど、「一着につき30分」という話が出ましたが、まさに直感的なアプローチですよね?速いから良いというわけでは決してないです(笑)。高校の頃から、ある程度の服作りは経験してきてるのですが、一着の服を作るのには膨大な時間と手間が掛かるんです。例えばシャツの襟ひとつを作るにしても、多くの工程があります。しかもすごく難しいんですよ。全然形が出ないんですよ、シャツの襟(笑)。こんなに大変な工程を経て作られる服が、世の中にはそれこそ数限りなく存在してるわけじゃないですか。それってほんとにすごいことだし、当時は「怖い」って思ってました。なので、私の服作りの方法として「明日何着ようかな、こういうのが着たいな、じゃあ作ろうっと」みたいなスピード感が反映できれば良いなと思っています。そういう一瞬一瞬の気分の移り変わりをディテールや縫製に宿したいです。ーー次の秋冬のテーマについて、教えてください祖母の洋裁店に並んでいた服のイメージと今の自分が持っている服への気持ちをミックスして提案しました。やっぱり祖母と似ているんです、買ってくる布地がそっくりだったり。ーー胸にトグルのようなものがたくさんついたコートが印象に残りました。これはダッフルコートのトグルをイメージして?自分でもわからないです(笑)。工芸用の粘度をインターンの子と一緒にこねていたら、なんか取っ手みたいのが出来上がって、「いいね、コートに置いてみよう」って。で、置くならわーってたくさん置きたいよねって(笑)。解釈はお任せします。見た人、手に取った人が「なんだろ、おもしろいな」って感じさせてくれればいいなって思います。ーー今後の展開としてどのようなヴィジョンを持っていますか?まず、近いうちにと思っているのが、プリーツのコレクションのように一年を通して提供できる新たなコレクションを生み出すこと。新しい素材、新しい縫製で、またアイコニックなピースを作りたいです。そしてやっぱり、スピード感にこだわりたいです。一着20分くらいで作れないかなって。自分らしい作り方でいいんだっていうのは、これまでの活動で少なからず得た自信でもあります。人が持つ"不完全さ"や"弱さ"を、自分なりに表現できる素材だったり、その素材に合う縫製だったりを突き詰めて、もう一度服作りの基本の部分に立ち帰ろうと思います。着やすくて扱いやすいし、普段に着られるんだけど、パッと見たときに弱いなりの存在感を持っているような服を作りたいです。ーー最後に、遠い未来についてのヴィジョンをお聞かせください。単純ですが5年後、10年後はもっとたくさんの人に届いてればいいなって思います。服っていいな、ファッションっておもしろいなって思ってくれる人をもっともっと増やしたいんです。雑誌に載ってるから買います、マネキンに着せてあるから買います、だとやっぱりさみしいじゃないですか。そこで何を選ぶか、朝から何を着るか考えるのが楽しいのにって思っちゃう。ファッションに興味ない人からしたら本当に余計なお世話だと思うのですが…(笑)でも究極を言うと、まさにそこなんです。一度、伊勢丹でのポップアップに来てくださったお客さんを逃したことがあったんです。そのお客さんは服作りにも興味を持っていて、めちゃくちゃ話が盛り上がって、「あたしにもこれ作れますかね」って言われたんで、ぶっちゃけて「作れますよ。全然作れると思いますよ」って言って、お客さんを逃してしまったことがあって。でもそれで良いんです。後々、その子からは直接連絡があって、今度インターンとして迎えることが決まりました。普通に考えたら「この服あなたでも作れますよ」って薦めることってお客さんを逃しているので、マイナスに考える人もいるかもしれないんですけど、広い意味で、それこそファッションという大枠で考えると、底上げになっていると思うんです。技術的なことなんかすっ飛ばして、誰もが明日着たい服を、今日作ることができる。そんな価値観もアリだなって思ってもらえるようになっていけばいいですよね。ちょっと壮大すぎますかね(笑)アンディ・ウォーホルは「15分で誰しも有名になれる」という言葉を残している。彼女の即時性へのこだわりは、既存のファッションへのアンチテーゼというよりも、単純に「今着たいから作る」という、いたってシンプルなものだ。そこにはロジカルな服作りに縛られない、彼女特有の人間らしさを見ることができる。7月27日からは銀座三越でポップアップもスタートする。朝から服を選ぶのが楽しくなる、ファッションがもっと楽しくなる彼女の服を、ぜひ間近で見てもらいたい。【イベント情報】<第1弾>The drama ~TOKYO制服~会期:5月25日から6月7日(会期終了)会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区<第2弾>The life ~TOKYO制服~会期:6月15日から21日(会期終了)会場:ジェイアール京都伊勢丹5F 特設会場<第3弾>The days ~TOKYO制服~会場:7月27日から8月2日会場:銀座三越3F ル プレイス プロモーションスペース
2016年06月24日日本のファッションの未来を担うであろう若き才能たちに迫る連載、「ファッションの“未来”に聞く」。第2回となる今回は、コトハヨコザワ(kotohayokozawa)のデザイナーである横澤琴葉に話を聞く。2013年3月のエスモードジャポン東京校での卒業制作が話題となり、同年8月には京都の「gallery 110」にて個展を開催。卒業後、大手アパレル会社でのデザイナー活動を経て、2015年に自身の名を冠したブランドを立ち上げる。山縣良和、坂部三樹郎がプロデュースする若手デザイナーを集めたプロジェクト「東京ニューエイジ」にも抜擢。きまぐれで、不安定だけど、レディな美しさも垣間見えるガーリールックの提案で、着実にファンを増やし続けている。今回のインタビューは彼女のアトリエにて、裁断の跡が幾筋も残る机上にて行った。ーーファッションに興味を持ったのはいつ頃?実はとても早いんです。わたしが生まれる前ですが、祖母が洋裁店を営んでいて、家にはミシンをはじめとする洋裁に必要な道具が揃っていました。だから、布を切ったり、縫ったりは日常的な遊びでした。幼稚園の卒業アルバムには、ファッションデザイナーになりたいって書いたようです。高校もファッション文化科という、普通の授業と洋裁・和裁の授業が半々で受けられるところに通っていたのですが、小学校くらいからそこに入ろうって決めていました。小さいときから「コレ着なさい」って勝手に充てがわれると怒ってましたね。「わたしは自分で選ぶの!」って(笑)。自分でコーディネートした服を友達から褒められるとすごく嬉しかったです。そこで早くも人に認められることに対しての喜びは感じていました。当時からその日着る服を選ぶのにすごく時間を掛けていましたね。ーー朝から何を着ようか選ぶ時って、すごく楽しい時間である反面、面倒に思うこともありますよね?その日の気分、体調、気温や天候、その日の予定によって、選ぶ服って変わるじゃないですか。わたしにとってはそれが重要な要素の一つで、一日のはじまりに直面する試練というか。皆に平等に与えられる試練だと思っています。それをとても面倒に思う人もいれば、わたしなんかは「楽しい!」って思っちゃいます。でも大概失敗しちゃうんですよ(笑)。「あ、今日イケる」って意気揚々と飛び出していくんですけど、途中で「あれ、なんか違うな。あれ、全然よくないじゃん」ってなることが多々あります。服は上下ともまあ良いのに、「うわ、靴違うじゃん」みたいな(笑)、それで一日ブルーだったり。でも失敗してもいいんですよ。「へんてこな組み合わせだけど、今日はそのまま来てしまった、恥ずかし!」って思う感じが。ぐちゃぐちゃになっちゃう感じ。それがすごく人間臭くて、好きなんです。ーーエスモードの卒業製作も、普通の感覚からしてみれば“へんてこ”な感じだと思います(笑)。でも非常に高い評価を頂きましたね?実は、3年(エスモードの最終学年)になったときに、なんの予告もなしにデザインの先生が山縣良和さん(リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)デザイナー/「ここのがっこう」主宰)と坂部三樹郎さん(ミキオサカベ(MIKIO SAKABE)デザイナー/「ここのがっこう」講師)になったんです。初めての授業で彼らに「人間に着せることをまったく考えてない」、「どういう人に着てもらいたいのかちゃんと考えてるの」という指摘を受けました。それまでそんなこと1ミリも考えたことなくて。でも、いろいろと模索していく中で、あるとき古着のくたびれたTシャツにデニムのショートパンツを履いてたときに「ああ、こういうことなのかな」って気づく瞬間がありました。つまり、自分がいつも着ているものに近い素材、近いデザインで作ればより人に歩み寄った、生々しさが表現できるかもって思ったんです。それと平行してもう一つ、アイデンティティを掘り下げる作業も同時に進めていて、昔の写真を見返したりしてたのですが、その中の一つに家族写真があったんです。12、3年前の写真の中で、父が胸に「YAMAHA」って書かれていたスウェットを着ていて、すっごくダサくて(笑)。それにピチピチのケミカルウォッシュのジーパンを合わせてて、学校とかのイベントに来ていたんですよ。めちゃくちゃ恥ずかしくて。でも、もしかしたら今の感覚だとかわいいかもって思って、「あのスウェット、自分で着たいから送ってよ」って即実家に電話して。まあ、すでに捨てられちゃってたんですけどね。その頃ちょうどアイテムとしてスウェットも流行ってたし、自分でも着たいから作ってみました。そしたらあのスウェットがメインピースみたいになってしまって、結果としては良かったなと。あの卒業制作を経て、「自分が今着ているもの、着たいもの」をメインのデザインソースに据えるようになりました。【ファッションの“未来”たちに聞く】誰もが明日着たい服を、今日作れたらいい。デザイナー横澤琴葉--2/2に続く。
2016年06月24日ミニマルなライフスタイルがトレンドになっていますが、暮らしだけでなく、メイクアップやファッションも“引き算”を意識して。シャープで洗練されたあなたの立ち振る舞いで、一目置かれるような存在に。■牡羊座(3.21 - 4.20)仕事はテンポよくこなすことが成功のキー。一度手を緩めるとペースを回復するのに時間がかかります。ラウンやアニマル柄を着て勢いをキープして。恋はおしゃれなタイプに縁あり。スタッズ付きのベルトがラブのお守り。■牡牛座(4.21 - 5.21)頑固になり過ぎてチャンスを逃さないように注意。特に仕事は自分のペースにこだわり過ぎると損しそう。スニーカーが仕事の厄除けに。トラックパンツやスポーティなジャケットをモードに着こなして。金運のお守りはスカルモチーフです。■双子座(5.22 - 6.21)仕事は周囲の力を借りてスムーズに。転職も吉。婚活中ならエンブレム付きのアイテムを身につけて。ロックテイストのファッションで金運も好調。カップルの人は貴方自分の浮気心に気をつけて。ラッキーカラーはネイビー。■蟹座(6.22 - 7.22)勘が冴えるので金運は勝負に出てみては。くじや懸賞が吉。丸いフレームのアイウェアが勝負運を引き寄せます。仕事ではチームプレイを上手にこなし評価が高まりそう。オレンジやウェーブのパターンを身につけて。■獅子座(7.23 - 8.22)前からやりたかったことにチャレンジ。恋愛はカッコいい人とも縁があるけれど狙い目はチャーミングな彼。ラブ運UPには花火のモチーフを。ネイルサロンやヘッドスパが開運スポット。ラッキーカラーはイエロー。■乙女座(8.23 - 9.23)ダイエット、イメージチェンジのチャンス。休日は景色が美しいロケーションに出かけて。金運UPにはペイズリー柄を取り入れて。ピンクやフラワーモチーフでフェミニンに装うと吉。ただし喉を壊しやすいので健康管理はしっかりと。■天秤座(9.24 - 10.23)男女を問わず素敵な人脈に恵まれるでしょう。仕事はやりがいや目標がクリアに。転職活動もスムーズ。浪費する割には懐が温かいような不思議な金運。キャラクターのポップなスマホケースが恋のお守り。ストライプもラッキーです。■蠍座(10.24 - 11.22)恋は懐かしい場所に出会いあり。同窓会や地元の集まりには顔を出すようにして。レースのミュールが仕事運強化のお守り。結果ばかりを気にしているとモチベーションが下がるので大局を見て。ラッキーカラーはレッド。■射手座(11.23 - 12.21)ダイエットはお金をかけるほど失敗しがち。ライバルを設定して励むと成功するでしょう。金運UPにはバタフライモチーフを身につけて。恋はおっとりとした異性が運命の相手に。恋のお守りはPVCバッグ。金運は散財に注意。■山羊座(12.22 - 1.20)着こなしにパープルとアイボリーのコンビネーションを取り入れて。金運は紛失に注意。厄除けに丸い手鏡を。新しい環境に出会いがある恋愛運。婚活に煮詰まっている人はエージェントを変えたりイメチェンしたり変化を意識して。■水瓶座(1.21 - 2.19)チェック柄やキュートなサロペットなどガーリーなルックにチャレンジ。ビジネスシーンでは発想力を前面にアピールして。発言は積極的に。金運はバランス感覚が大切。結婚運のお守りはストローハットです。■魚座(2.20 - 3.20)デートはできるだけリッチな選択を。潜在的な魅力を発揮できそう。エンジェルのモチーフで彼を虜に。ボディラインに吸い付くような素材でセクシーに装って。ネオンピンクやダイヤ柄をミックスするとより魅力的に。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2016年06月20日安野モヨコの漫画『シュガシュガルーン』からファッションブランドが誕生。漫画『シュガシュガルーン』は、2003年から4年間『なかよし』で連載。連載終了後9年が経過しても、インテリア・ファッション・魔法アイテムなどによる、ファンタジーな世界観が女の子を虜にし、今もなお愛され続けている人気作だ。新ブランドでは、主人公の小さな魔女ショコラとバニラが、9年の時を経て大人になって帰ってきたというコンセプトのもと、身に着けるだけで何でもない毎日が輝くアイテムを提案する。第一弾は、ジュエリーブランド「ナチュラリジュエリ(NATURALI jewelry)」とのコラボレーションジュエリーを発売。ショコラとバニラをイメージした天然石のネックレスが店頭に並ぶ。なお、ビジュアルはモデルのヴィエンナと長瀬美希が参加。雑誌『Zipper』『LARME』でも活躍するフォトグラファー・須藤絢乃が撮り下ろした。【詳細】漫画『シュガシュガルーン』×ナチュラリジュエリ発売日:2016年6月15日(水) オンラインストアで発売※6月17日(金)~7月12日(火)までの間、ナチュラリジュエリ西武池袋本店、西武渋谷店、新宿ルミネ2の期間限定ショップで発売。・ショコラver(ピンクトルマリン) 9,950円+税・バニラver(アメトリン) 9,950円+税・エタニティ 9,950円+税
2016年06月18日「アンティークボタンの世界」展が、2016年6月17日(金)から7月15日(金)までの間、神戸ファッション美術館にて開催される。ボタンは、その時代の文化や技術が込められた小さな芸術作品のようなもの。本展では、加藤喜代美が集めた19世紀から20世紀半ばの西洋ボタンコレクションから、ガラス、シェル、セルロイド、メタル、木など様々な素材を用いた作品を紹介する。【イベント詳細】「アンティークボタンの世界」展開催期間:2016年6月17日(金)~7月15日(金)会場:神戸ファッション美術館 4Fギャラリー住所:神戸市東灘区向洋町中2-9-1開館時間:10:00~18:00休館日:月曜日電話番号:078-858-0050入場料:無料
2016年06月17日ファッションが声を上げるなら今だ。そう言わんばかりに早稲田通りへと繰り出した50人の学生たち。彼らはみな、古着のアロハシャツとワンピースを着ていた。 おしゃれタウンとは程遠い早稲田の街がいつもより色づくのは、新歓シーズンと文化祭くらい。他の大学と比べ、どうもプライドを持って垢抜けることを拒み続けているようなこの大学で、ファッションの楽しさと自由を叫ぶのはある意味異端者なのかもしれない。しかし、ダサイと言われ続けた早稲田の学生たちは今、ファッションで早稲田を変えようとしている。アロハとワンピで馬場歩き 5月31日。学生たちは早稲田通りに面した一軒の古着屋に集合した。目的は「色とりどりの洋服で早稲田の街を明るくすること」ただ一つ。「ワセダと着替えよう」と題されたこのイベントは、古着屋 丸実商店とファッションフリーペーパー出版団体 ENJI、フラッシュモブサークルのフラッシュモ部によって企画された。男子はアロハシャツ×デニム、女子は古着のワンピースを身につけてみんなで登校するというイベント。参加者は事前にTwitterや口コミで募り、約50名が集まった。この日は特別に店内の商品を借りることができ、ずらりと並ぶ古着の中から男子はアロハシャツ、女子はワンピースを選び着替えていく。これが似合う、あれがいいなんて選びあう様子は、思わず顔がほころんでしまう微笑ましい光景だ。各々衣装を選び終えた後、行進開始までそわそわする男子をよそ目に女子はすかさずセルフィータイム。当日はプロのカメラマンによる本格的なムービー・スチール撮影も敢行された。どうやら6/24に大隈講堂で開催されるENJIのファッションショー用プロモーション動画を撮るためらしい。普段は接することのないプロのカメラマンに学生たちも初めは緊張気味。セルフィーは得意だけど撮られるのは少し苦手?撮影スケジュールと注意事項を聞いた後、丸実商店を出発し目指すは大隈講堂。鮮やかな「馬場歩き」が始まる。早稲田通りを下り大学へと向かういわゆる「馬場歩き」と言われるコースをカラフルな集団が練り歩いていく様は、この街では非日常。学生の行列に慣れている街の人たちも、突如現れたアロハとワンピの行進にはさすがに驚いたよう。撮影を続けながら馬場歩きをすること10分。ちょうど昼休みで南門通りに学生が溢れる中、視線を集めながら一行は大隈講堂に到着。普段することのない格好に初めは恥ずかしそうにしていたものの、講堂に着く頃にはすっかりカラフルな服が肌に馴染んでいるように見えた。アロハとワンピで大隈講堂が卒業式よりもご機嫌に彩られた光景は、ファッションで早稲田を変えた一つの例になるかもしれない。ファッションの力で街に活気を 「普通の古着屋にはなりたくない。」学生にも負けないハキハキとしたトーンで話すのは企画者の一人、丸実商店の店主・實方さん。じっさんという愛称で親しまれる彼は迷える早稲田生のおしゃれ相談窓口になっている。この日は自作のバンダナアロハシャツでワセジョたちをパパラッチ。「ドッキリの企画で、100人がいきなり追っかけてくるやつとかあるでしょ?あれを見て大勢の威力ってすごいと思った。そんな風に鮮やかなマネキンがたくさん歩いていたら視覚的に早稲田を変えられる。これ、面白いなと思ったんだよね。」「早稲田の街をPOPに変えよう」というじっさんの思いと学生達の情熱がリンクし、この企画が生まれた。ENJI とは誌面撮影や衣装提供で縁が深かったことから、共同企画の話はあっという間に進んで行ったそう。発案から実行まではたったの数週間。「ファッションデワセダヲカエル」をコンセプトに「早大生のファッションに対する意識の改革」と「早稲田のファッション街化」の実現を目指しているENJIは、早稲田の洋服店や美容院、飲食店などを取り上げ、学生だけの力で年3回のフリーペーパー発行とショーの運営を行っている。ファッション×早大生×地域興しの3本の軸は6年前の創刊からぶれていない。彼らが企てた “ファッションデモ” ではプラカードや拡声器は一切使わない。必要なのは「同じ方法の中でそれぞれ選択をして、一緒になってファッションを楽しもう!」というまっすぐな気持ちだけで、ファッションの明るさを街に伝播させるのには文字も声も必要なかった。おしゃれは一人でも楽しむことはできる。でも、選び合う楽しさ、近い温度感で同じ空間を共有する心地よさは一人では味わえない。自分達がファッションを楽しむ“環境づくり”まで全力で取り組むことが大事なのだと改めて気づかされたファッションデモだった。学生と街が一体になれば早稲田のファッション温度が上がる日は近いかもしれない。丸実商店Address東京都新宿区西早稲田2-16-17NKビル一階Tel080-4094-6211Open12:00-21:00(不定休)Facebook / TwitterText. Azu Satoh
2016年06月10日昨年、好評を博したPUMAとのスニーカーコラボレーション「ewohaku」に続き、「ewokiru」をテーマにアートを身にまとえるTシャツを発表したスポークン ワーズ プロジェクト(spoken words project)のデザイナー、飛田正浩。自ら染めやプリントまで手がける手作業の服作りを実践してきた彼に、亀戸にあるアトリエを訪れ、ファッションとの向き合い方を訊いた。■目指してきたのは「世の中にないもの」ーーこのところファッションの世界でも“手仕事”に注目が集まってきていますが、飛田さんはスポークン ワーズ プロジェクトで手作業の服作りを続けてらっしゃいますよね。はい。もう語るのも面倒になるくらい(笑)ずっと続けてきています。生地を作るにしろ、パターンを引くにしろ、専門のスペシャリストが世にはいて、洋服は作られている。だけど、そこには決まりごとも多々あって、時々「あれ?」と疑問にぶつかることがあるんです。培われてきたものは大切ですが、やっぱり既成概念を壊していかないと、新しいものは生まれてこない。だから、とらわれないために自分でやっているという面もあります。ただデメリットもありますよ。原画を描いて、自分で染色してプリントするとなると、作れる量は自ずと決まってくるし、そのルーティンワークがどこまで必要なのかという疑問も出てくる。だけど、僕の中では“ファッション×アート”が変わらないテーマで、常日頃から「世の中にないものを作りたい」と考えているんです。亀戸にあるspoken words projectのアトリエーーそのアプローチは立ち上げ当初から?紆余曲折ありました。美大(多摩美術大学染織デザイン科卒業)で学んだのですが、四浪して入ったクセに学校にはろくに行かず音楽ばかりやっていたひどい学生(笑)。卒業制作で初めて洋服を縫った時に、「あ、やりたかったのはこれだった」と気づくんです。そこから服作りは独学で模索。ただ“商品を作る”という考えが持てなかった。ずっと音楽を作ってきたから、“作品作りをしている”という感覚だったんですよね。当時は時代的にも、純粋に芸術をやっていこうとする人間が周りにも多かったから、“表現”を軸に生活をしていくことには抵抗ありませんでした。今思うと、非常に向こう見ずなんですけどね。でも、それじゃ服は売れない(笑)。いろんな葛藤を経験して、一時は染色やプリントも封印して、いわゆる量産をする“既製服”のアパレルビジネスもやってみました。ただ、無理に既製服を作ろうとすればするほど悪くなっていく。だから、もうこれで最後だと決意して、ワンピースたった1型に絞って、1点1点全て違う加工のコレクションを発表したんです。それが評価されて、エージェントがついてビジネスになった。ラックだとひとつの大きな塊に見えるものが、手に取るとそれぞれに違う、手作業の量産。自分でも「これだ」と確信できました。初めて“作品”と“商業”が融合できた瞬間だったんですよね。ーー封印を解くことで、逆に進むべき道が開けたんですね。アパレルの王道は歩んでこなかったから、無知ゆえの遠回りや苦労をさんざんしてきました。でも、それこそデザインについては浪人していた時期に一番勉強した気がするし、迷ってきたから見えたものもありますよね。今は“手作業のブランドである”ことは、むしろどうでもいいと思っているんです。PUMAとのプロジェクトを通じてより明確になってきたのですが、結局僕はアートをやりたいんですよね。となると、常に刺激的でなければいけないし、フレッシュであり続けなければいけない。ストーリーやコンセプトさえしっかりあれば、あとは服作りのやり方はどんなモノでもいいんです。染色やプリントという手法に執着するのではなく、ただ“作品”に向き合うことこそ大切だって。後半「アパレルビジネスの常識ではあり得ないことをする使命感 spoken words project デザイナー飛田正浩--2/2」に続く。
2016年06月07日親子デュオのファッションブランド・RYOTA MURAKAMIによる企画展「村上千明の絵画展」が、6月10日から19日まで東京・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYにて開催される。RYOTA MURAKAMIは、リトゥンアフターワーズにてアシスタントを経験した村上亮太と実の母親である村上千明による親子デュオのファッションブランド。デザインの制作に行き詰まった息子・村上良太の誘いにより、親子でのデザイン活動がはじまった。15SSコレクションより、RYOTA MURAKAMIとして活動をスタートしている。同展では、専業主婦でありながらファッションデザイナーとして活動する“おかんアーティスト”村上千明による新作絵画をはじめ、これまでに描かれたデザイン画や、RYOTA MURAKAMIのアーカイブ作品(服)などを展示。また、「オカン(村上千明)と電話」をすることができるスペースも設けられる。村上亮太の師であるリトゥンアフターワーズ代表の山縣良和は、村上千明の絵を初めて見たときの感想について、「村上亮太がまだ学生だった頃、自分らしさとは何かを必死にもがきながら探し求めていたときです。ある日彼は自分のルーツを探るべく、苦し紛れに、母が描いた絵を持ってきました。初めてそれらの絵を見たとき、とても感動したのを覚えています。純粋でユーモアがあり、可愛らしい。見ている私達の心もポジティブになります。そして、その瞬間から続く亮太とオカンの壮大なコラボレーションは、ファッション世界の中で忘れかけられていた優しさを、ひょっとしたら取り戻すきっかけをもたらしてくれるのではないでしょうか」と語っている。【イベント情報】「村上千明の絵画展」会場:TAV GALLERY住所:東京都杉並区阿佐谷北1-31-2会期:6月10日~19日時間:11:00~20:00休廊日:木曜日
2016年06月06日誰もが知るイギリス生まれのファッションデザイナー、ポール・スミスのクリエーションの源に迫る展覧会が4日、京都国立近代美術館ではじまった。彼の頭の中を覗いてみたかのようなデジタルインスタレーションも。展覧会レポート1/2はこちら。■ ポールの頭の中には何が映る?今回の展示では、映像インスタレーションも用意されている。ポールの脳内を表現したブースだ。ここでは数々のイメージがデジタルビジョンに次々と映し出され、テキスタイルの柄や色彩のインスピレーションになっただろう、ポールが目にとめた様々なシーンがまるでコラージュのように伝わってくる。ポールの頭の中をデジタルインスタレーションで表現■ ポールのオフィスとデザインスタジオをそっくり再現「本展覧会には、いわゆるファッションの展覧会のようにマネキンが並ぶような展示はない。もっと根源的なファッションがどうやって生まれてくるのかを、つまびらかに伝える展示になったと思う」と語るのは本展を企画したデザインミュージアム館長のデヤン・スジック。続けて「もし僕が18歳の学生だったら、刺激的なこの展示会場から1日出てこられないくらいわくわくすると思うよ」とにこやかにコメントするポール。デザインスタジオを再現したブース型紙からスワッチまで、そっくりそのまま再現したデザインスタジオからは「クリエーションがどんな環境の中から生まれるのか」をまっすぐに伝えたいという意図が汲み取れる。ここに展示されるパソコンには次々と映像が映し出され、テーブルに置かれたラジオからは音楽が流れてくる。まさに、このスタジオでスタッフとポールたちが動き出しそうな程にリアルに再現されたスタジオ。この雰囲気の中からポール・スミスのクリエーションが生まれてきたのだという思いに駆られるブースで、前述のデヤン館長もお気に入りのブースだという。■ 世界に広がるポールのクリエーション展覧会も終盤に近づいてくると、ポールの頭の中から紡ぎ出された具体的なシェイプを持った展示へと遷っていく。「一つとして同じ店舗はない」という、世界各都市のポール・スミスのショップの外観や内観、またショップデザインにおいて大事な役割を果たす、床材やモチーフなども合わせて展示されている。そして、最後のブースにはファッションデザイナーであるポール・スミスの手腕を余すことなく詰め込んだ洋服が展示される。かつて礼服を仕立てるテーラーで学んだポールが大切にする仕立ての技術が伝わるアイテムもあれば、ポールが大切にしている「シンプルな中に特別な何か」を添えるために考え出した裏地やステッチをポップにするというアイデアに触れられる洋服もある。最後のブースではじめて洋服が登場するそして、出口へ向かうと、壁に貼られた大きなポストイットに書かれた「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS(毎日が新しいはじまり)」というポールの言葉で閉じられた本展覧会。(ここで撮影した写真にハッシュタグをつけてSNSに投稿すると、会場内でプリントアウトしてくれるサービスも)「EVERY DAY IS A NEW BEGINNIGS」というポールからのメッセージこの展覧会を通じて感じたことは、ポールがいつだって、新しい何かに「HELLO」といえる眼差しを持ってクリエーションと向き合い続けているということだ。「いつも新しい目で世の中を見続けること」「何でもないことから、何かを見つける目を持つこと」-- この“目を凝らす”ことを長きに渡り繰り返してきたからこそ、ポール・スミスはポール・スミスであり続けるのだろう。世界70ヶ国で自身のブランドを展開しようと、名だたるブランドやクリエーターとのコラボレーションにおいても、いつも彼は自分の心に問いかけ、「YES」「NO」を判断できる眼差しを持ち続けていることを、この展覧会に集った2,800点余の作品を通じて教えてもらった。【展覧会情報】ポール・スミス展HELLO, MY NAME IS PAUL SMITH■ 京都会場会期:2016年6月4日から7月18日会場:京都国立近代美術館■ 東京会場会期:7月27日から8月23日会場:上野の森美術館■ 名古屋会場会期:9月11日から10月16日会場:松坂屋美術館
2016年06月05日©TRIPPING!近年ファッション分野での成長が目覚ましいタイ。週末にはいたるところでマーケットが開かれ、タイ人若手クリエイターや人気ショップのアイテムを求め、多くの人で賑わう。大型のショッピングモールやデパートでも、タイ人デザイナーだけを集めたデザイナーズエリアが存在するなど、ファッションシーンは年々盛り上がりを見せている。 日本でも、タイファッションの魅力を伝える「THAI SENSE.JP(タイセンス・ドット・ジェイピー)」が始動。6月16日からはタイ発人気デザイナーズブランドが東京・大阪各所に集合し、ポップアップストアを展開する。そこで今回は、参加ブランドの一つ「Leisure Project Store(レジャー プロジェクト ストア)」のデザイナー、ナッタポン・カノックワリーウォン氏にインタビューを実施した。 若手デザイナーが手掛けるメンズファッションブランドに注目!©TRIPPING!ロンドン芸術大学 セントラル・セント・マーチンズを卒業したデザイナー ナッタポン氏が手掛ける「Leisure Project Store」は、タイで最も勢いのある若手デザイナーズブランドの一つ。現在は、メンズファッションに特化し、シンプルでミニマルなシルエットがベースにありながらも、プリントやファブリックにエッジを効かせた、遊び心のあるカジュアルアイテムを提案している。タイ国内外から注目されるナッタポン氏が手掛けるブランドとは…… ——「Leisure Project Store」のブランドコンセプトを教えてください。“レジャー”という単語が示す意味の通り、余暇をイメージしてデザインをしています。僕は、自分のブランド以外にも、家族が経営するアパレル会社でマーケティングや店舗デザインに携わっています。ロンドンのセント・マーチンズでプロダクトデザインを専攻したので、ファッションデザインよりもこちらの方が本業だったんです。でも、もし自分に時間があれば、いつかは自分のブランドをやってみたいとずっと考えていて、2012年にTシャツのコレクションから始めました。自社の工場で生産できる分、スムーズにスタートできましたね。メンズウェアに特化したのは、僕自身が着たい服を作りたかったからですね。2016SS ©Leisure Project Store ——そこからどのように今のようなコレクションに変化していったのですか?Tシャツだけではブランドとしては弱いなと感じていたので、シャツやジャケットなども作り始めました。ですがブランドとしてはカジュアルウェアに焦点を当てています。シティっぽいけどリラックスできる、スマートカジュアルな服を作っていきたいです。©TRIPPING! ——Leisure Project Store(レジャー・プロジェクト・ストア)という名前の意味は?自分の自由時間でスタートしたブランドなので、僕にとって始めのうちは、服作りがまさに“Leisure Project”だったんです。だからそのままブランド名にしました。あとは、Tシャツやビーチウェアなどのいわゆる“レジャーファッション”は僕の普段の格好だからです。 ——なるほど。それでは今季のコレクションのテーマを教えてください。「ホームカミング」がテーマです。これまでに5つのコレクションを発表してきましたが、ブランドのアイデンティティを理解している人は少ないのではないかと感じることが多くありました。だから、ブランドのルーツをきちんと反映してコレクションを仕上げました。ブランドのキーとなるシルエットだったり、トレードマークのパッチワークのテクニックも取り入れました。ちょうど、今年は雑誌ELLEが主催するファッションウィークへの参加が決まったので、ブランドとして原点回帰するいい機会だと思ったんです。2016SS ©Leisure Project Store ——日本のファッションとタイのファッションで違いは感じますか?日本人は、ファッションのカテゴリーが多いというか、いろいろなスタイルがありますね。タイももちろん、テーラーや古着、ヒップホップなどの種類はありますが、私が思うに多くのタイ人は他の人と違うスタイルをすることに照れがある。例えば有名人と同じ格好を真似したりはするけど、新しいスタイルにはなかなか挑戦しない。だけど日本人はそれぞれが自身のスタイルを持っているように感じますね。きっとマーケットでもたくさんの種類の服があるんだろうなって思います。©TRIPPING! ——今回、日本でのポップアップストアが決定していますが、今の気持ちは?タイの若手のデザイナーにとって、とてもいい経験になると思っています。日本にはすでに多くのブランドがあり、我々のような海外の若手デザイナーが入っていくのは難しいと考えていました。ですので、こういった機会がいただけたのはとても嬉しいですね。タイ発ファッションブランドのPOP UP STORE「THAI SENSE. JP(タイセンス・ドット・ジェイピー)」 PROFILENATTAPON KANOKVALEEWONG / ナッタポン・カノックワリーウォン1988年、バンコク生まれ。プーケットのインターナショナルスクールを卒業後、高校時代よりロンドンへ留学。ロンドン芸術大学 セントラル・セントマーチンでプロダクトデザインを学び、卒業後、帰国。家族が営むアパレル会社のマーケティングやクリエイティブに携わりながら、2012年末に自身のブランド「Leisure Project Store」を立ち上げる。6月16日より、東京各所で開催されるTHAI SENSE.JP主催のポップアップストアに参加する。 Leisure Project Store・HP:・Facebook:・Instagram:
2016年06月03日東京を拠点に活躍するクリエイターをピックアップし、彼らクリエーションやそのルーツを掘り下げる連載「ファッションの“未来”たちに聞く」。第1回目となる今回は、5月25日から伊勢丹新宿店本館2階のコンセンプトショップ「TOKYO解放区」にてポップアップを行っている「ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」のデザイナー吉田圭佑を取り上げる。1/2はこちらから。ーーそれは既存のハイブランドに対する反骨精神の現れ?いや、それは違いますね。僕自身ハイブランドは大好きで、それこそエディ・スリマンやラフ・シモンズに憧れて、デザイナーになったと言える部分もあるんです。でも、ディオール オムがすごく流行っていたときに、僕は恥ずかしくて着ることができなかった。僕にはかっこよすぎて…。エディが作るカッコイイ服を、カッコイイモデルたちが着て、その世界には入り込めない自分がいて。ランウェイ上での完璧な世界との距離をすごく感じていました。そこを埋めるためにも僕のブランドでは彼らのようなモデルを使う必要があったし、単に“カッコイイ”だけではない、初めてランウェイに出る瞬間の“恥じらい”のようなものも含めて提示したかったんです。ーー”さらけ出す”って勇気がいることですよね。昔だと斜に構えた態度の裏返しだったりするんですが、今はストレートに正直に”さらけ出す”ってことがカッコイイというか、それを時代が求めているようにも感じます。僕はいじめられっこにもイケてる部分があると思っているんです。なんでいじめられるかっていうとどこか人と違うから。どこか極端だから。裏を返せば唯一無二な存在ですよね、それってどこか”最強”なのかもしれないなって思っています。ケイスケ ヨシダというブランドにもしかしたら影響を与えているかもしれない中学の同級生の子がいるんですけど、いわゆるガリ勉って感じの子で、全くイケてなかったんですよ。でも、中三くらいの時に、彼が突然金髪にして登校してきたんですよ。お洒落したいけど怒られるのが怖いという、僕らみたいなほんのり茶髪にしていた勢からするとそれは、なんかカッコよくて。その日、学年中の生徒が彼を見に来るんですよ。結局、彼は先生から怒られて、次の日は黒髪に戻るんですけど、その一日の彼はめちゃくちゃ注目を浴びていました。それって、すごくファッションで人が変わった瞬間みたいなものを見た気がしたんですよね。人がカッコよくなる瞬間って、感情の迷いを振り切って越えた瞬間にあるのかもしれませんね。3月に発表した16-17FWは、そんな彼が金髪にした瞬間みたいな感覚も入っていました。来シーズンはもっと踏み込んで、ここ2シーズンのテーマだった「背伸び」をすることによって隠してきた、心の中の柔らかい部分に向き合っていきたいですね。ブランドのステップとしては、客層を広げたいなと思っています。着る服としての共感(共有)の幅を広げることで、もっと多くのひとに見てもらいたいし着てもらいたい。一着一着のアイテムの精度の向上も意識していきたいです。いまはスタイリングでの表現の印象が強いですが、一着一着のアイテムに感情を落とし込んでいきたいです。KEISUKE YOSHIDA 16SS コレクションーー5月25日から開催中の伊勢丹新宿店のTOKYO解放区でのポップアップは”制服”がテーマになっていますが、“制服”にはどんな考えを持っていますか?これは哲学者の鷲田清一さんもおっしゃっていることなのですが、制服って「ファッションと出会うきっかけ」であると思っています。制服を着崩すということが、お洒落に出会う瞬間というか。制服の規則の中で、ネクタイの結び目を太くしたり、シャツのボタンを2個開けて着てみたり。僕は中高一貫だったので、中学生のときに買ってもらったジャケットを高校3年まで着ました。身長は30cmくらい伸びてる訳です。途中で買い替えればよかったんでしょうけど、丈も短くなって前も留まらなくなって、でも当時だと「やべぇ、これディオール オムじゃん」みたいな(笑)。制服には、大人の装いにはない、独特の若さがあると感じています。だからこそ僕は“制服”に魅せられてしまうんでしょうね。ーープレッシャーはありますか?またどのようなポップアップになりそうでしょうか。プレッシャーというよりも、もともとがメンズブランドなので、どうしようかなっていうのはありました。今回は、別注で新しくカプセルコレクションを作ったような感覚があります。そこに16SSの中から制服をイメージしたアイテムを混ぜて展開しています。自分の中で“夏休み”というテーマも設けました。中学生の頃の男子生徒を思い出して欲しいのですが、中一の頃はスラックスにナイキのスニーカーを合わせたり、バッグのショルダーを長くしてみたりして着崩すんですけど、高学年になると足元はローファーで、ボタンもネクタイもきっちりして真面目に着るようになるじゃないですか。今回はレディースなんですがそんな、かっちり着るような清楚な制服の着こなしのイメージ。でもどこかに夏の開放感を意識しながらデザインしています。レースやシルクを使ったワンピースなども並ぶ予定で、僕なりにいつものケイスケヨシダより少し大人な女性像を意識して作りました。今時点のケイスケヨシダの支持層より、もう少し上の世代の方にも手に取っていただけるように工夫したつもりです。ーー最後に5年後、10年後、この先のヴィジョンは?今は僕自身の手の届く範囲だけでのクリエーションなんです。つまり、僕自身が売場や展示会でお客さんと話すことによってメッセージやファッションが届くイメージです。今後は、それにプラスで僕のまったく手の届かない売場でも広がっていくようなデザインに発展させていきたいです。それに、今の僕のコレクションはいわゆる“モード”を前振りにした表現ですが、次は“モード”の中に落とし込んでいきたいなって。純粋なモードがやりたいなって思っています。僕が高校生の頃に憧れていた“モードの世界”に、改めて向き合ってみたいですね。人は装うことで自身の隙や弱さを覆い隠しているが、吉田はそこに揺さぶりを掛ける。それはあたかも本当に心を通わせた恋人だけにさらけ出せるような内面や感情のダイレクトな露出であり、私たちはそれを共有/共感してもらえた時に心から安らぎ、満たされたような心地になる。その心地を“纏うこと”で体験できるのが、吉田のコレクションであり、それは間違いなく今の”エモーショナルな時代”を映す鏡である。5月25日からはじまった伊勢丹新宿店TOKYO解放区でのポップアップ「The drama~TOKYO制服~」は、解き放たれたファッションというよりも、ファッションこそがあなたの本当の美しさを解放する、そんな服たちで彩られるはずだ。【イベント情報】The drama~TOKYO制服~<第1弾>会期:5月25日から6月7日会場:伊勢丹新宿店 本館2F=センターパーク/TOKYO解放区※5月28日14時~17時で「ミスiDによるThe dramaが始まる」を開催。講談社主催のオーディション『ミスiD』より、水野しず、門米ゆうか、弓ライカ、来夢が生けるマネキンとしてTOKYO解放区に登場<第2弾>会期:6月15日から21日会場:ジェイアール京都伊勢丹5F 特設会場<第3弾>会場:7月27日から8月2日会場:銀座三越3F ル プレイス プロモーションスペース
2016年05月27日ファッションの未来について考えるーー。捉えどころのない大きな命題だが、若き作り手こそが、その“未来”の一つであることに、疑いの余地はないだろう。この連載では、東京を拠点に活躍するクリエイターをピックアップし、彼らクリエーションやそのルーツを掘り下げたい。第1回目となる今回は、5月25日から伊勢丹新宿店本館2階のコンセンプトショップ「TOKYO解放区」にてポップアップを行っている「ケイスケ ヨシダ(KEISUKEYOSHIDA)」のデザイナー吉田圭佑を取り上げる。昨年の10月に行われた東京コレクションの公式スケジュール「東京ニューエイジ」にて発表された16SSコレクション(「ゲーマー風」ファーストルックがTwitterにて2000リツイート越え)が大いに反響を呼び、ダイアン・ペルネやパリの有名セレクトショップ「コレット」のバイヤーも吉田の手腕を高く評価する。現在25歳、日本のファッション界を担うであろう才能の一人だ。彼の母校である立教大学のキャンパス内で、話を聞いた。KEISUKE YOSHIDA 16SSコレクション ファーストルックーー四年制大学を出ていながら、ファッションに進んだのはなぜ?実は、小学校から立教なんです。立教生のなかではいわゆる立小上がりってやつで、内部生特有の劣等感のようなものもありました。高校生の時は、大学へ上がる内部試験をパスできるかどうかのギリギリのところで。ファッションには元々興味はあったんですけど、「あいつ大学あがれなくてファッション始めたんだ」と思われたらむかつくのもあって、頑張って勉強してなんとか進学しました。今思えば大学は行ってよかったですね。もし専門学校に通っていたら、学校ではどっぷりファッションという感じだと思うんですけど、普通の四大に行って、ファッションをがっつりできない“もやもや”みたいのがあったんですよね。そんな時に山縣良和さん(後述の中里周子らを輩出した「ここのがっこう」主宰。リトゥンアフターワーズ(writtenafterwards)デザイナー)に出会ったり、同じ大学に通っていた中里周子(ノリコナカザト(NORIKONAKAZATO)デザイナー。昨年末から今年の頭に掛けてTOKYO解放区にてポップアップを開催)さんたちと仲良くなって、いろいろと刺激をもらうことができました。ーー最初にファッションに興味を持ったのはいつ頃?中学生くらいですね。イケてるやつになりたくて(笑)。僕は男子校だったので、モテたいというよりもイケてるグループに入りたいっていうのがあって。ちょうど15歳くらいのときにオダギリジョーがファッションアイコンで、エディ・スリマンのディオール オムがあって、日本にはナンバーナインがあって、みたいな時代です。僕はオダギリジョーに憧れて、当時の彼の髪型である半分ロンゲ、半分坊主みたいにしたんですよ。そしたら、学校では変な目で見られるし、2chの学校の掲示板で叩かれたり、、、でも、実はその時の「イケてるやつになりたい」みたいな気持ちが、今のコレクションの根幹であり本質的な部分になっていると思います。ーーつまりコンプレックスがそのまま創作へのエネルギーとなっているということですか?ケイスケヨシダのデビューしてからの3シーズンは、それこそ「コンプレックスへの共感」がテーマでした。僕自身コンプレックス自体は、決してカッコ悪いものではないと思っているんですね。コンプレックスって、一般的には恥ずかしくてあまり触れて欲しくない部分だったりするんですけど、その中心にはピュアで柔らかい純情みたいなものがあって。それって、実はみんなが持っている感情で普遍的なものだと思うんです。ーー16SSのファーストルックはまさに「イケてるやつになりたい」って気持ちを強く感じました(笑)2シーズン目である16SSは、共感のもう一つ上のステップを狙っていました。実際に身につけてもらうことで、感情を共有してもらう。普通の男の子が「カッコよくなりたい、イケてるやつになりたい」って思う瞬間の、その気持ちとか態度自体がカッコいいんだよって言えるようなコレクションを考えました。Twitterで”炎上”したファーストルックに対して、ダサいって揶揄することは、やっぱり“イケてなかったときの自分”を知ってるからだと思うんです。だって、自分が中学生の時にはじめて自分で選んで買ったような服を思い出していただけると納得してもらえると思うんですけど、今の価値観では決してカッコいいものではなかったでしょう。でも、ファッションに無知な子が、その時にそれを、めちゃくちゃかっこいいと思った。そこにある本質的な部分はまったく“ダサい”わけではなくて、もしかしたら純粋にかっこいいものかもしれないし、むしろ人間的で普遍的な部分なのかもしれないと思います。ーーコレクションの“見せ方”についてはどのようにお考えですか?ここ2シーズン、ランウェイ形式で発表しているのですが、ランウェイで見せるという行為を意識しているところもあって。いわゆるコレクションウィークにおけるランウェイって、背が高くてルックスも整っている海外モデルが次々と出てくるっていうのが当たり前というイメージがありますよね。だけど、そのようなコンテクストの中で突然、謎の中学生のようなモデルがつかつか歩いてくるとやっぱり新鮮というか。カッコイイやつが出てきて当たり前のところに、普通の人たちが堂々と出ていっても大丈夫なんだ、っていうかそれもカッコよさの一つなんだって言いたかったんです。後編に続く。
2016年05月27日フリーアナウンサーの加藤綾子が、28日発売の小学館「Oggi」(オッジ)7月号で、女性ファッション誌に初登場することが27日、明らかになった。4月末でフジテレビを退社した加藤だが、小学館によると、フリー転身を決断した際に、ほぼ全ての女性ファッション誌からオファーが殺到したという。その中から加藤は、20代後半からの働く女性を応援するというコンセプトの「Oggi」を選択。自身が31歳になったばかりで読者と同世代であることに加え、仕事・ファション・等身大というキーワードから、「仕事もおしゃれも成長したい」という同誌のテーマに共感したという。今回の誌面では、局アナ時代には見せたことのない表情や、洗練されたファッションカットを収録。さらに、自身の仕事観について、インタビューに応じている。「Oggi」7月号は、28日発売(一部地域で異なる)。定価730円。
2016年05月27日流行は巡るといいますが、今年は90年代ファッションが再ブームの兆しなのだとか。「90年代って……顔面の黒い人たちが渋谷に集まって、パラパラとかいう民族舞踊を踊ってた時代でしょ……?」と、侮ることなかれ。チョベリグなアイテムにマジで恋する5秒前ですよ!■チョーカー昨年ごろから海外セレブの間でじわじわと人気を博していたチョーカーが、日本でも再ブームの兆しを見せています。映画「レオン」のマチルダをはじめ、ちょっぴりハードなキャラクターが着用している印象の強いチョーカーですが、今期は可愛らしくデザインされたものも沢山販売されているので、フェミニンなファッションにもマッチするのが嬉しいですよね。首輪のようなので相手の庇護欲をかき立て、またどこかアンニュイな雰囲気も出せるのでデートなどにもおすすめです。■グランジ・ファッション90年代前半に大流行した「グランジ・ファッション」。着古して擦り切れたチェックシャツやカーディガン、穴のあいたジーンズやスニーカーなどを好んで着用していたアメリカのロックミュージシャン、カート・コバーンのファッションがお手本なのだとか。ただ、21世紀の日本を生きる我々がそれをそのままマネしてしまったら「お金ないの?」状態に陥りかねません。そこでおすすめなのは、チェックアイテムやオーバーサイズのアウターを普段のコーデに取り入れること。ちょっぴりロック、かつ気だるげな雰囲気になると◎ですよ!■厚底シューズここ数年はナチュラルでゆるーいファッションがブームだったため、靴もスニーカーやフラットシューズが隆盛を極めましたよね。まるでニッポン国民の制服かのように、若者がこぞってニューバランスを履いた時期もありましたが、今年は趣向が変わり、厚底シューズが流行の兆しを見せ始めています。それこそコギャルの代名詞だった厚底ですが、2016年はカジュアルファッションやフェミニンファッションに合わせて、敢えてハズすのが旬!これからどんどん暑くなりますが、スニーカーやサンダルも厚底のものがカワイイのでチェックしてみてくださいね。ちょっぴりハードでギャルテイストなアイテムがズラリと並ぶ90年代ファッション。そのまま踏襲してしまうと野暮ったくなってしまう危険性もあるので、近年のトレンドアイテムとMiXするのがコツです。古着屋さんはもちろん、お母さんのタンスの肥やしもチェックしてみると案外可愛いアイテムがゲットできるかもしれません!ぜひ探してみてくださいね。
2016年05月27日浮世絵を通じて江戸の流行を知る展覧会「写楽と豊国 ~江戸の美と装い」が、6月18日から8月14日まで神戸ファッション美術館で開催される。江戸時代、贔屓の役者や評判娘を身近に眺めるブロマイドであった浮世絵。同展では、颯爽と姿を現し、忽然と姿を消した東洲斎写楽と、そのライバルで後に浮世絵界で最大の流派となる歌川派を拡大した歌川豊国を軸にした浮世絵を中心に140点を展示。浮世絵を通じて、当時の流行のしぐさや色鮮やかな着物、柄や模様などの繊細さなどを知り、江戸の賑わう空気を感じられる展覧会になっている。【イベント情報】「写楽と豊国 ~江戸の美と装い」会場:神戸ファッション美術館住所:兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-9-1会期:6月18日~8月14日時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)料金:一般500円、小中高生・65歳以上250円休館日:月曜日(7月18日は開館)、7月19日
2016年05月26日伊勢丹新宿店本館1階ザ・ステージでは5月25日から、ファッション×アート×音楽のファクターでニューヨークのカルチャーにフィーチャーするポップアップ「CREATORS STUDIO FROM 90'S TO THE PRESENT」がスタートする。5月25日から31日まで、伊勢丹新宿本店本館及びメンズ館で開催される「ニューヨークウィーク」フェアの一環として開催されるこのポップアップでは、世界中から最先端のカルチャーが集まり混じり合う自由な街ニューヨークの魅力を、“ファッション”、“アート”、“音楽”と3つの切り口に紐解いていく。ニューヨークといえば90年代、ケイト・モス、クロエ・セヴェニーやソフィア・コッポラなど、今(当時の未来)を牽引するたくさんの人物が思い浮かぶ。会場空間は、そんなクリエーターたちのコミュニティーとなっていた共同スタジオをイメージし、ペンキで汚れた床、棚には画材道具が点在し、レコードやアート書籍がぎっしりと詰め込まれ、当時“クリエーションが進化する場”として賑わった雰囲気を表現する。そして気になるアイテムラインアップ。中でも目玉は、4月の来日も記憶に新しい、現在東京オペラシティ アートギャラリーで展覧会を開催している、ニューヨークの売れっ子フォトグラファー、ライアン・マッギンレー(Ryan McGinley)とのコラボレーションアイテムだ。アイテム選定からライアン自身とのやりとりを通じて生まれたという全6アイテムはいずれも数量限定で、背面にライアンの作品をプリントしたSMLサイズ合わせて30着限定のコーチジャケット(各3万6,000円)を始め、ポーチ(9,000円)、スカーフ(2万円)、ブランケット(2万6,000円)、バンダナ(3,000円)、ステッカー(1,000円)といった、ここでしか手に入らないアイテムが展開される。その他にも、ホンマタカシとのコラボレーションによるアイテム、家電収集家・松崎順一のコレクションの一部である1点ものヴィンテージラジカセ(6万4,800円 ※整備品)、原宿の古着屋ラボラトリー/ベルベルジン(R)がセレクトした古着Tシャツ、タワーレコードがセレクトしたレコード、カセット、CD、蔦屋書店がセレクトしたアート書籍などが登場する。ポップアップの開催期間は31日まで。東京オペラシティ アートギャラリーの「ライアン・マッギンレーBODY LOUD !」展は7月10日まで開催中。
2016年05月23日モデルのミランダ・カー(33)のファッションスタイルは祖母からの影響だそうだ。オンライン版ヴォーグでファッションミューズについて尋ねられたミランダは「言うとおかしいんだけど、私の祖母が私に多大な影響を与えたの。私が最初に気に入ったドレスは彼女のきれいなブルーのベロア素材のもので、それを着てよく家の中を歩き回っていたものよ。祖母は全て仕立ててもらっていたの。私たちは質素な家庭で育ったから、別に高いものを持っていたわけじゃないんだけど、祖母は常に上手に着こなしていたのよ。台所でケーキを焼いていてもおしゃれだったわ」「それで私も仕立てが良いような定番ながらもちょっとひねりが利いた、驚きを含むアイテムに投資するようになったの」と語った。そんなミランダが今ハマっているのは、柄モノのジャケットや皮ジャンだそうで、なくては生きられないアイテムは何かという質問に対して「ジャケットね。ジーンズにもドレスにも合わせられるでしょ。良い皮ジャンってすごく着回しが効くわ。それに素敵なジーンズね。あとは黒のジャケットもかしら」「今は柄のジャケットにハマっているの」と答えた。元夫オーランド・ブルームとの間に5歳の息子を持つ1児の母でもあるミランダは、状況によって着るものが異なると続けており、「ニューヨークでサイハイブーツを履けたのが恋しいわ。だってマリブだとすっかり場違いになってしまうんだもの。マリブにいる時はちょっと気を抜いたファッションにしないとね。でもパリやニューヨーク、ロンドンなんかではとにかく気合を入れるわ」「それがファッションの好きなところでもあるの。楽しみながら自分を表現する最高の方法でしょ」と語った。(C)BANG Media International
2016年05月23日興味のあることは実生活に積極的に取り入れること。コミニュティーを持てると更に開運。ワークショップや習いごと、講演会などのスポットにマメに足を運んでみましょう。■牡羊座(3.21 - 4.20)誰かのために動くと開運に。ビーズの刺しゅうが対人面を良好に。恋愛でもキューピット役を進んで引き受けると貴方の恋路にもポジティブな流れをもたらします。グリーンとレッドがラッキーカラーです。■牡牛座(4.21 - 5.21)宿命的な出会いが期待出来る時期なので婚活中の人は全力で臨んで。カップルは彼からプロポーズされる予感。フラワーモチーフが結婚運を強力サポート。デートはガーリーなワンピース、華やかなレッドをまとって。■双子座(5.22 - 6.21)計画的に使わないと散財してしまいそう。ブランドのロゴやシグネチャーが刻まれたアイテムが金運をリガバー。恋はモテキに突入。ラベンダーを着てたおやかに。おしゃれで感性の似た相手をマークすると進展あり。■蟹座(6.22 - 7.22)真面目なタイプに縁のある恋愛運。ハットが恋のパワーアイテム。背伸びせず自然体の魅力をアピールすると正解。金運はサイドビジネスにラッキーが潜んでいます。楽器のモチーフで人脈と人気を集めて。■獅子座(7.23 - 8.22)バカンス先での散財に注意。恋は遊び人に惹かれる暗示が。意中の相手とはアットホームな空気を演出すると進展。婚活中の人はフルーツモチーフを身につけて。レースや透け感を取り入れた着こなしで褒められます。■乙女座(8.23 - 9.23)恋はちょっと地味?と思うような相手をマークするのがコツ。いかにもモテそうな人を選ぶと遊ばれて終わる可能性が濃厚。出会い運強化にフリンジや切り放しのディテールの小物をプラス。カップルは妊娠の可能性も。■天秤座(9.24 - 10.23)臨時収入やくじ運に恵まれる予感。レザーのバングルが金運をさらにUP。恋愛では少しでも気になった相手にはメッセージを送るなどワンアクションすると進展。そこからは受け身でラリーすると流れがつかめます。■蠍座(10.24 - 11.22)心からリフレッシュできるとき。恋愛では年上や精神年齢の高い落ち着いた人が運命の相手になりそう。ハイテクなスニーカーやスポーティなサンダルが恋のお守りに。金運UPにはレオパード柄のアイテムをプラスして。■射手座(11.23 - 12.21)美容運が上昇中。シースルーやレーシーで透け感のあるソックスを履くと、もっとキレイに変身できるでしょう。恋は仕事を通じて素敵な人が現れる予感。リボンやノット、紐のディテールが出会いを呼び寄せます。■山羊座(12.22 - 1.20)恋は結婚への焦りを見せるとモテ度が下降する恐れあり。好きな相手ほどクールに振舞って。蝶やフラワーのモチーフが結婚運のお守り。密かに身につけて。ラッキーカラーは水色。フレアなシルエットが開運です。■水瓶座(1.21 - 2.19)徐々に運気が上向きに。金運と恋愛運が特に上昇中です。今まで頑張ってもなかなか進展しなかったことほど回り出すとき。恋のお守りはリップグロス。ナイトアウトが出会いの宝庫。ラッキーカラーはパールホワイト。■魚座(2.20 - 3.20)贅沢していないのに出費がかさみがち。財布の中を整頓すると改善されるでしょう。サンバイザーが金運の厄除けに。グレーと市松模様も吉です。外国人など異文化の人に好かれる恋愛運。ただしひと目ボレは痛い目に合うので避けて。【プロフィール/ムーン・リー】西洋占星術師。『numero』『mina』など数々の人気女性誌での連載やエッセイや書籍の執筆など実績多数。「怖いほど当たる!」鑑定士として話題を呼んでいる。当連載では12星座占いとファッションを融合させたハイブリッドな週間占いを提案。長年の鑑定や研究から導き出される開運のメッセージを届ける。
2016年05月23日日本の伝統衣装である「着物」。私たち日本人にとっては日本古来の美意識や文化を象徴する存在ですが、海外では少し異なる形で親しまれているのをご存知でしたか?それが、着物をカジュアルウェアに落とし込んだ「kimono(キモノ)」と呼ばれるアイテム。袖口が広く、ノーカラーのシルエットは着物を原型としながらも、さらりと着られる軽い素材感と帯で締めずに前を開けたまま羽織るスタイルが特徴です。Photo by ZOZOTOWN(Cher)ファッションにおいて着物風のデザインは昔から取り入れられてきましたが、数年前に再び大きな注目を集め、多くのカジュアルブランドが次々と商品を展開したことから大ヒット!リラックス感がありエキゾティックでおしゃれ、春夏に人気のBOHOシックなスタイルとも相性抜群、ボディラインを気にせずに着られるといった理由から、欧米では定番アイテムとして定着しています。海外発!「キモノ」ストリートスタイルPhoto by Pinterestそれでは実際に、キモノがどのように着られているのかをチェックしてみましょう!こちらはシンプルカジュアルな上下に、サマーコート風のキモノを組み合わせたコーディネート。クロップド丈のトップ×ハイライズジーンズにロング丈のキモノをスタイリングしたバランス感が秀逸です。フラワープリントのキモノも、ブラックがベースのタイプをチョイスしたことでシックな印象に。Photo by Pinterestこちらもまたシンプルなジーンズスタイルに、はっぴのようなキモノジャケットをふわりと羽織ったコーディネート。オーバーサイズ&ユニセックスな柄を選んだことで、こなれ感のあるハンサムな雰囲気に仕上がっています。このように、総柄のキモノを羽織る場合はインナーをシンプルに抑えることが着こなしのポイント!デニムとの相性がいいのは嬉しいですね。Photo by Pinterestボヘミアンでレトロな雰囲気をまとった「BOHOシック」なコーディネートにも、キモノがよく取り入れられています。スエードアイテムやフリンジ、コットンレース、カットオフデニム、自然モチーフのシルバーアクセサリーなどがこのスタイルをつくり出す要素ですが、エキゾティックでリラックス感のあるキモノはこれらのアイテムと相性ぴったり!特に春から夏にかけてのフェスシーズンには例年BOHOシックスタイルが注目を集めることもあり、この時季は透け感のあるライトな素材のキモノが大人気です。今季の最新キモノをチェック!ZARAやH&Mなどの手軽なファストファッションブランドからも、様々なアレンジが加えられたキモノが登場しています。今回はその中から今おすすめの4着をご紹介!ぜひお買い物の参考にしてみてくださいね。コーデの主役にしたい!カラフルなフラワープリントPhoto by ZARAこちらはサイドにカットを入れ、オリエンタルなフラワープリントが施されたキモノ。単体だと大胆に見えても、インナーをシンプルにすればハッと目を引くカラーと柄で華やかコーデをつくり出してくれる優秀アイテム。コーデの主役として大活躍してくれること間違いなしです!トレンドのレースでフェミニンなスタイルにPhoto by MANGOレースのトリミングが特徴的なキモノジャケット。たっぷりあしらわれた繊細なレースによって、ブラックの無地でもフェミニンな雰囲気。ワイドパンツなどによるリラックススタイルも女性らしくまとめてくれます。無地のタイプはインナーに色や柄を取り入れたりと、合わせるアイテムで遊べるところもポイント!ワントーン×刺繍でさり気ないエレガンスをPhoto by ZARAどこか和を感じさせるレッドブラウンのワントーンに、同じ色の糸で花柄の刺繍を施したこちらのタイプは、さりげなく目を引くエレガントさが魅力。落ち感・透け感のある素材や、足首までのレングスも今っぽく、サマーコートとしてがんがん着回せる一着です!パンツスタイルはもちろん、スカートやワンピースなどとも相性◎。ディテールが際立つ70’sなヒッピースタイルPhoto by H&Mシンプルでありながらも、袖口と裾の柄トリミング&フリンジがレトロなヒッピームード漂うこちらは、流行の70’sファッションとも相性抜群。柔らかく肌触りのいい素材とリラックスしたシルエットは、夏の音楽フェスやバカンスでも活躍してくれそう!海外ならではの様々なアレンジが加えられつつも、日本の着物がこうして新たなファッションアイテムとなって世界中で愛されているなんて、なんだか嬉しいことですよね。軽い素材感でサラリと気軽に羽織れるキモノは、室内での体温調節に悩まされがちな夏にもぴったり。一枚持っていて損はないアイテムですよ!
2016年05月17日兄の連れてきた婚約者は…
いきすぎた自然派ママがこわい
義父母がシンドイんです!