【持続可能な恋ですか? 第8話 感想】自分にとっての人生の優先順位とは?
「全部選んで進むのは、相当覚悟がないと。私には…できなかったから」
自分ができなかったからと生き方を押し付けることこそ間違っていることではあるが、ここで杏花を縛り付けることになる。
自分らしくいるためにお互い無理をしないというルールは、相手を無理させないように気遣わせるだけの足枷にしかならなかった。
「無理することを頑張る」なんていう、言葉がおかしいと笑えるような社会には、まだ遠いのだ。
その夜、杏花は電気もつけない部屋の中で晴太のことを考え、一人、涙を流していた。
「私が本当に見つけたい新たな自分って、何なんだろうって」
杏花は「晴太との恋を祝福してほしい、林太郎のことも祝福するから」と伝える。
林太郎は「どんな人との将来でも、新しい世界が広がるから祝福したい」と言ってくれていたからだ。
林太郎は「ああ」と言うだけだった。
電気もつけず、ただ一人で泣く杏花を見て、父として心から祝福はできなかった。
次回、沢田夫婦の秘密が明かされる?
そして杏花と晴太、林太郎と明里はそれぞれの関係がまた動き出す。
「結婚を前提にお付き合いしてくれませんか」と告白した杏花だったが、晴太からは「もう終わりにしましょう」