【持続可能な恋ですか? 第8話 感想】自分にとっての人生の優先順位とは?
と言われたくらいだ。
しかしそれでも明里は、林太郎を思う満たされない気持ちこそが恋と呼ぶべきものだと感じていた。
恋=会いたい、そばにいたいと思う、満たされない気持ち。
そして同時に『満たされた気持ちにもなる』のだ。
明里はこの辞書以上の意味をどう伝えるべきなのか悩んでいた。
林太郎はそれに「伝わりました」とだけ言い、一旦保留として立ち去ってしまい、お見合いは終了した。
そんな中、フランスから帰国した颯(磯村勇斗)は杏花へお土産を渡しに沢田家に帰ってきていた。
杏花がお土産を開けていると、突然、颯は杏花の左手を取り、跪く。
その左手にはめられたのは…まさかのスマホリングだった。
「これは婚約指輪でプロポーズの流れでしょ!?」と思いつつ、すぐスマホを無くす杏花のことを、颯は一番に考えて選んだのだ。
杏花に思いは届かないままの颯だが、「杏花が一番」と何の迷いもなく真っ直ぐ伝えてくれるところについ惹かれてしまう。
そんな颯は、「身寄りのない子供たちの学校を作ることが夢だ」と語る。
幼い頃、杏花の家で笑いの絶えない日々を過ごしたことを思ってのことだ。
颯は、杏花と出会ったことで、新しく世界が広がり、自分の夢を見つけることができたのである。